『碧い鳥は虹の彼方で鐘を鳴らす』
GM:めかぶ
PC1:君臣アイ(
キャラシート
)PL:缶詰
PC2:羽鳥七海(
キャラシート
)PL:アスハル
PC3:丸藤透子(
キャラシート
)PL:米ット
PC4:尾道もなみ(
キャラシート
)PL:自動
メインログ|雑談ログ
目次
◆Prologue◆
GM:──────それはおよそ、1年前のこと。
GM:当時、キミが住む街では謎の連続暴行事件が起こっており、
GM:「宝物を探す鬼が人を襲っている」とまことしやかに囁かれていました。
GM:その事件が、遺産を探し求めるジャーム"極月翠鬼"の仕業であること、
GM:"極月翠鬼"を倒すため、一人の少女が街に潜入していたことを、
GM:キミは、まだ知りません。
GM:キミが通う高校の、とある放課後。
GM:陸上部が練習を行う校庭は、今日も女子生徒の歓声で包まれていました。
女子生徒:「キャ~~ッ!アイ様~!」「王子~!」「こっち向いて~!」
女子生徒:彼女達の熱い視線は、ただ一人の男子生徒に注がれている。
陸上部員:「おいおい、君臣。今日もスゲーぞ」陸上部の一人がキミに話しかける。
君臣アイ:「ん?」足回りのウォームアップを続けている。
君臣アイ:「……やっぱ目立つか、この髪」
君臣アイ:つい、と数本つまんだ蜂蜜色の髪の毛が、光にあたって暖かな光を返す。
陸上部員:「いや…そうじゃねえけど…」
陸上部員:「お前、まさか…マジか?」
君臣アイ:「今、冗談の要素があったか?」
君臣アイ:「先生にも一回染めろと言われたが……地毛だと証明できたからな」
君臣アイ:「あんまり悪目立ちするのも良くないが…」
君臣アイ:入念のストレッチの後、わずかに浮いた汗を拭う。
君臣アイ:日々の練習で少し色あせた体操着の裾が少し揺れる。
陸上部員:「マジか……」唖然としている。
陸上部員:「いや…分かったよ。とりあえず、外周行ってこいよ」ポン、とキミの背中を叩きます。
陸上部員:「ちょっとくらい、女子達にサービスしてやれって」
君臣アイ:「見てもつまらんだろ、地味だぞ」
君臣アイ:「ハードル飛びのほうがまだ盛り上がるんじゃないか。」
君臣アイ:言いつつ靴の具合を確かめる。
君臣アイ:「よし、合図頼む」ポケットからストップウォッチを取り出し、ボタンに指を添える。
陸上部員:「お前のその顔なら何やっても絵になんだとよ…」言いながら。
陸上部員:「オッケ、よーい」
陸上部員:「ドン!」
君臣アイ:「顔貌でタイムが縮まるなら、」
君臣アイ:「苦労はない」という発言は走り出しながら。
君臣アイ:1歩目で地面を踏みながら2歩目で加速。
君臣アイ:3歩目でスピードを安定に乗せる。
君臣アイ:両足を踏み出すのではなく交互に回転させるのを意識して、周囲の景色を後ろへ流す
君臣アイ:外周に至るコースに居る女子部員達がこちらに気づいて道を開け、その合間を通る。
君臣アイ:静かな動きから動作を始めて、身体が熱を持つ。一定のリズムで取り込む呼吸に冷たさを感じる。
君臣アイ:音と景色が流れて、呼吸と思考が一定に。
君臣アイ:走りながら加速の密室の中を泳ぐような、そんな世界を感じていた。
君臣アイ:(………ペースが変わったか?前の身体測定は……いつだったか)
君臣アイ:体を動かしながら、思考はゆったりと。
君臣アイ:慣れ親しんだ歩幅の変化などが少し、よぎった。
GM:君の雄姿に、キミを見守る女生徒たち───ファンクラブ「プリンス・アイ」(略称:プリアイ)の面々が色めき立つ!
白鳥院カレン:「アイ様…今日も麗しいですわ……」
綾小路ツバキ:「流れる汗さえも真珠のよう…」
白鳥院カレン:「ツバキ!あの騒がしい女達はどうにかなりませんの!」
綾小路ツバキ:「ええ、おまかせくださいカレン様!」
白鳥院カレン:「アイ様の部活動を邪魔してはなりませんわ!おしゃべり禁止!おさわり禁止!」
綾小路ツバキ:「プリアイはアイ様にバレ厳禁!」
綾小路ツバキ:(この女が一番うるさいんですけれど…)
白鳥院カレン:「その通りですの!オーッホッホホッホ!」
綾小路ツバキ:「あなたたち!静粛にっ!」
綾小路ツバキ:(このバカ女…こんな女にアイ様がなびくわけないわ!!)
君臣アイ:日常生活から、ウォームアップを通して走るために足の感覚をアジャストしていく。
君臣アイ:呼吸と鼓動、足音にだけ耳を傾けて、一定のペースを身体に覚え込ませる。
君臣アイ:見慣れた学校外周から距離を概算。自分のペースがいつもどおりかどうかを無自覚にチェック。
君臣アイ:学校内から敷地外。グラウンドからアスファルト、土の地面などを経由して大回りに一周。
君臣アイ:出た正門とは別の方向から敷地内に戻り、校舎に沿って歩を進めていく
君臣アイ:(残り距離は……そろそろ上げるか)
君臣アイ:グラウンドまでもう少し。ペースメイクではなく、今度はスパートを掛けていく。
君臣アイ:折れ曲がった校舎に沿うカーブに対し位置取りをしながら、速度を上げて。
君臣アイ:最後の角を───
???:寸前、角から、一人の少女が歩み出てくる。
君臣アイ:「なっ……!」
君臣アイ:ラスト一瞬。気を抜いた。
君臣アイ:「危なっ…!」
君臣アイ:トップスピードに乗ったまま、その少女の方に。
???:「え。きゃっ!?」
君臣アイ:「!」寸前、無理やり身体を振って衝突コースを避ける。
???:紙一重で、衝突は避ける。だが、その勢いのまま尻もちをついて、
???:抱えていた、コース取りに使う小さな三角コーンの束が、地面に転がった。
君臣アイ:「っ、」
君臣アイ:その代わり。
君臣アイ:倒れそうになる女子生徒を、咄嗟に。
君臣アイ:地面との間に腕を差し込むようにして抱きとめる。
君臣アイ:「………っと、すみません。怪我はありませんか?」
君臣アイ:ガラガラと地面に崩れるコーンの音を聞きながら、抱きとめた少女に声をかける。
???:「あ、……いいえ、すみませんっ」
???:抱えられているのに気付いて、慌てた様子で立ち上がる。「お怪我はありませんか?」
???:全く同じ言葉を返す。茶髪のボブカット。穏やかそうな目をした、見慣れない少女だ。
???:少なくとも、陸上部の備品を扱う生徒の中には、見覚えはない。
君臣アイ:バ、と離れられた際に、身じろぎの風圧がいやに涼しい……
君臣アイ:(いや、そうか……)走るときには収まっていた汗は、足止まると同時に玉となって流れていた。
君臣アイ:その少女に目を向けて、膝をつく構えから立ち上がりながら。
君臣アイ:「ええ、僕は大丈夫です。……すみません。」
君臣アイ:呼びかけようとして、相手の名前を探りながら。
君臣アイ:「申し訳ない、お名前を伺っても?」
君臣アイ:陸上部の人員なら記憶しているはずだが、素直に訪ねた。
???:「ああ。そうですね、すみません」
???:ぱっぱっとスカートを払い、首を僅かに傾げて微笑む。
羽鳥七海:「羽鳥です。羽鳥七海。少し、お手伝いをさせて頂いてました」
君臣アイ:「羽鳥さん、か」
君臣アイ:その姿を認めながら、まつげに透明な雫がにじむ。
君臣アイ:立ち止まったことで冷やされた身体の汗だ。
君臣アイ:「っと、すまない。こんな格好で。走っていたもので」
君臣アイ:ぐい、と体操着を持ち上げて拭う。
羽鳥七海:「ごめんなさい、部員さんの邪魔をしてしまって」
君臣アイ:「手伝ってくれていたんですね」
君臣アイ:地面に散らばったコーンを拾い集める。
君臣アイ:「邪魔だなんてとんでもない。こっちこそ邪魔をしてしまった」
羽鳥七海:「あっ、大丈夫ですよ、選手の方でしょう?」
羽鳥七海:「友達がマネージャーで。その手伝いをしていただけなので」
羽鳥七海:「ええと……君臣さん?」
君臣アイ:「あぁ。選手と言っても、兼マネージャーだけどね。競技の方は向いてないから…」
君臣アイ:「ん。そうか。名乗ってませんでしたね」
君臣アイ:「合ってますよ。君臣です。君臣アイ。……やっぱ目立つか、これ」
君臣アイ:しっとりと束なった金色の前髪を少しつまむ。
羽鳥七海:「髪の色というより……いえ、一因では、あるかもしれませんね」
羽鳥七海:途中で何か覚ったように言い分を変える。
君臣アイ:「やっぱりか。……まぁ、気を使わなくても大丈夫ですよ」
君臣アイ:中腰でカラーコーンを拾い集め、最後の一個。
君臣アイ:かがんだその姿勢の体操着の襟から、キラリと。
君臣アイ:銀色に反射するチェーンと、それに通された指輪がこぼれ落ちる。
羽鳥七海:「そういう、……」
君臣アイ:「……っと、あぶな」
君臣アイ:ネックレスとして付けているそれを反射的に手で受け止めた。
羽鳥七海:「君臣さん、それは……?」
君臣アイ:「ん、あぁ」
君臣アイ:襟元にしまい直そうとしたそれを改めて、手のひらに乗せる。
君臣アイ:「……えーと、家族の形見でね。遺言で肌身離さず持ってるように、って言われててね。」
羽鳥七海:やや身を乗り出して、じっと見つめている。
君臣アイ:キラリ、と日の光に金属が反射する。銀の指輪に、青のような緑のような、不思議の色合いの宝石が嵌っている。
君臣アイ:「ほんとは装飾品は校則違反なんだが……内緒にしてくれると嬉しい」
君臣アイ:しー、と人差し指を唇に立てる。
羽鳥七海:「…………あ」
羽鳥七海:近づきすぎていたことを自覚する。
君臣アイ:汗の臭いが届いてはいけない、と一歩下がる。
羽鳥七海:焦ったように一歩離れて。「すみません、不躾でした。とても綺麗で」
羽鳥七海:「内緒、ですね。分かりました」
羽鳥七海:「命に替えても口外しないようにいたします」
羽鳥七海:気合を入れるように、両手をぐっと握る。
君臣アイ:「いいよ。僕は気にしてないから……」汗の臭いを気にするのはそちらだろうし、とは言わず。
君臣アイ:「そこまで気合を入れられると……いや、」
君臣アイ:「うん、その意気で頼む」
羽鳥七海:「ですから、君臣さんも」
羽鳥七海:「それを、なるべく人に見せないよう、お気をつけて」
君臣アイ:「はは……耳が痛い」
君臣アイ:襟元からその指輪を体操着の内側に。
羽鳥七海:「本当に、です」そう告げる。どこか、別の意図からの忠告があるような。
君臣アイ:「ありがとう。次からはもっと気をつけるよ」
君臣アイ:一見、付けていることが分からなくなったそれを、服の上から抑えて。
君臣アイ:「大事なものだからね」
羽鳥七海:「あっ、いけない。……それでは、友達を待たせていますから」
君臣アイ:「あぁ、ありがとう。手伝いも助かります。」
君臣アイ:「タイムは……もう測る意味はないなクールダウンがてら一旦戻るよ」
羽鳥七海:「いえいえ。それでは失礼します、君臣さん」
君臣アイ:「あぁ。忠告もありがとう」
君臣アイ:「羽鳥さんも、気をつけて」
羽鳥七海:にっこり人当たり良く笑って、倉庫の方へ。生徒たちの波に混ざり、あっというまに馴染んで見えなくなる。
GM:それから数日後。
GM:キミは、白鳥院カレンと綾小路ツバキの二人とともに、帰り道を歩いていました。
白鳥院カレン:「まさか…アイさ…うふん。君臣くんと一緒に帰れるなんて嬉しいですわ!」
綾小路ツバキ:「光栄でございます」(この隙に好感度を上げてやるわ)
白鳥院カレン:「このところ、危ない事件も起こってるからとお父さまも心配なさってますの」
白鳥院カレン:「ですから、今日はカレン、とっても安心!」
綾小路ツバキ:「ええ、わたくしも聞きましたわ…」
綾小路ツバキ:「カレン様を守ってさしあげてくださいましね」
綾小路ツバキ:(ここでわたくしの印象も爆アゲですわ~!!)
君臣アイ:「こちらも助かったよ、白鳥院さん、綾小路さん。」
君臣アイ:「今日は細々とした後片付けが多くてね。手伝ってくれて捗った」
君臣アイ:「その代わりと言っては釣り合わないかもしれないが……うん」
君臣アイ:「危ないときの壁ぐらいはさせてもらうよ。男子だからね」
白鳥院カレン:「ああっ…笑顔…」ふらり
綾小路ツバキ:「ああカレン様~!」(さっさと退場しろ!)
君臣アイ:「………言ってる側から体調でも悪いんですか?」
綾小路ツバキ:「ああ…なんてすばらしい殿方…」
白鳥院カレン:「ああっいえ…お気になさらないでくださいまし…」
白鳥院カレン:「ホホ…持病の貧血ですの…ホホホホ」
綾小路ツバキ:「おいたわしや…」
君臣アイ:「そうか……それなのに手伝ってくれてありがとう」
君臣アイ:「辛かったら言ってくれ。肩を貸すぐらいは出来るから」
綾小路ツバキ:(肩を貸すですって…!!何があっても起きていなさいカレン!!)
白鳥院カレン:「うっ……」胸を押さえながら。「それにしても、今日はあと羽鳥…という方はいらっしゃいませんでしたわね」
君臣アイ:「羽鳥さんか。マネージャーの誰かの友人らしいですからね」
白鳥院カレン:「ふうん……マネージャアーの友人…………」
君臣アイ:「正式な部員ではないですし、今日は先に帰ってるのかもしれませんね」
綾小路ツバキ:「今度会ったらわたくしたちも声をかけておきますわ」
綾小路ツバキ:「アイ様がご心配されるほどのことではございません、ええ?」
君臣アイ:「うん。男子の僕より、女子同士のほうがいいかもしれません。」
君臣アイ:「もし見かけたら……」
君臣アイ:「……あぁ、いえ。これは自分で言ったほうが良いですね。感謝だけ伝えておいてください」
君臣アイ:(怪我をさせそうになったことと、あの後変なひねり方をしてないかは自分で聞いたほうが良いだろうな…)
白鳥院カレン:「君臣くん…ッ? 一体、今の間は………?」
GM:さて、そんなところで。
GM:キミは、ふと違和感に気が付きます。
GM:3人で歩く住宅街から、気付けば、人の気配が絶えている。
君臣アイ:「………ん?」
君臣アイ:チリチリと首の後に針が刺さるような。
君臣アイ:本番の大会前に、どれだけ準備してもつきまとう後ろ髪を引くような。
君臣アイ:漠然とした何かが、不安という形を持って手ぐすねを引く。
君臣アイ:(………………今日は、二人が手伝ってくれたこともあって、少し早い)
君臣アイ:(だが、こんなに静かだったっけ…?)
GM:そして、目線の先。一人の少年が、道の真ん中に、ぽつんと立っている。
極月翠鬼:「…………………」
君臣アイ:つい、と海色の瞳が自然とその少年に引き寄せられる。
極月翠鬼:体中に絆創膏と包帯を巻き付けた、中学生くらいの年頃の少年。
君臣アイ:「………」運動部だ。怪我をすることもある
君臣アイ:特に陸上部などはどこでも走るため、グラウンドを共有の球技が飛んでくることだって、ある。
極月翠鬼:「こんにちは、おにいさん」キミを見て、キミにそう言う。
君臣アイ:「……あぁ、こんにちは」少し硬い声で返す。
白鳥院カレン:「なんですの、あの子…?」後ろで囁いている。
綾小路ツバキ:「不審者…でも子供ですわよね…」
君臣アイ:「初めまして……かな?」
君臣アイ:「何か僕に用かな?」
極月翠鬼:「うん。はじめましてだよ」にぱっと笑う。
極月翠鬼:「おにいさんに、ようじだよ」
極月翠鬼:「ぼくのなまえは『極月翠鬼』」
極月翠鬼:「おにいさんのたからものを、もらいにきたよ」
君臣アイ:「ふむ」自覚的に一歩前に───他の二人を背中側に置く。
君臣アイ:「宝物か。……あぁ、もしかして家の方の関係者だったりしますか?」
君臣アイ:「と言っても、蔵の中身とかはほとんど、相続するのも僕ではないですが……」
君臣アイ:昔から、見知らぬ顔や遠い親戚が出入りすることはあった。
君臣アイ:すわ、その類の人かと推測し……
君臣アイ:(ただ、家じゃなくて僕個人に来るというのが、妙だな)
君臣アイ:思考の端に、先程白鳥院さんの言った「危ない事件」を思い浮かべる。
極月翠鬼:「たからものは、きらきらしてる、ほうせきだよ」
君臣アイ:「へぇ」
君臣アイ:着替えた白の学生服の下。ネックレスとして身につけている指輪を思い浮かべる。
極月翠鬼:「おにいさんがもってるでしょ」
極月翠鬼:「ちょうだい」
極月翠鬼:「ちょうだい」「ちょうだい」一定のペースで言う。
君臣アイ:「あいにく学生でしてね。貴方に渡せるほどお金持ちというわけでもなし……それに」
君臣アイ:その状態に不気味なものを感じつつ。
君臣アイ:「貴方に渡す理由がないでしょう」
極月翠鬼:「くれないの? なんだ」
君臣アイ:関係者ではなく、不審者、と想定して。
極月翠鬼:「なら」
君臣アイ:他の二人が逃げ出せるように、前に……
極月翠鬼:「おにいさんを、こわして、もらうんだ」そう言うと。
極月翠鬼:がくん、と、首が後ろに曲がる。
極月翠鬼:蓋をめくったように、綺麗に首が後ろに倒れて、切断面から漆黒の蒸気がもうもうと溢れだす。
極月翠鬼:それは蜘蛛だ。蒸気がどんどんと具現化し、八本の鋭利な爪が明らかになる。
君臣アイ:「な、」生物を外れた不気味な動きに目を見張る。
君臣アイ:「何──────?」
白鳥院カレン:「い……いやぁぁぁ!」
綾小路ツバキ:「……」卒倒。
君臣アイ:「ッ、二人共!」その叫び声に、空白になった思考を注ぎ込む。
君臣アイ:「逃げっ……!」
極月翠鬼:『ちょうだい』カサカサと動く鋭利な爪が、キミの身体を串刺しにしようと迫りくる。
GM:ジャームの凶悪な刺殺攻撃が、キミに迫る!
羽鳥七海:――ガァン! その鋭い爪撃が、真横からの謎の衝撃によって、大きく逸れる。
極月翠鬼:『!』大きく弾かれ、動揺する。
君臣アイ:「ろ、おぉ…!?」
君臣アイ:咄嗟のことに、叫び声が混ざる。
羽鳥七海:「間に会った……!」
羽鳥七海:道の向こうから、塀を飛び越えて、少女が着地する。
君臣アイ:人気の無さ、見覚えのない少年────そして
君臣アイ:ふわりと舞い降りた、見覚えのある少女。
羽鳥七海:「君臣さん! ご無事ですか!」 振り返りはせず、その横顔は真剣そのもの。
君臣アイ:朱に燃える夕日に照らされたその髪は細く光を反射して、まばゆく映る。
羽鳥七海:「《極月翠鬼》……! やはり、狙いはそれですか……!」
君臣アイ:状況を忘れて、その少女の横顔に目を奪われながら「あ……」
君臣アイ:「ぶ、無事だ……羽鳥さん。……羽鳥さん、だよな…?」
君臣アイ:確認というよりは、見たものをそのまま読み上げるような動揺の声音。
羽鳥七海:「はい。……説明は後で行います。そこから逃げ、いえ」
羽鳥七海:「動かないで下さい!」
極月翠鬼:『じゃまをしないで』八本の脚による爪撃が、嵐のようにキミ達を襲う!
君臣アイ:「わ、」反射と、混乱の中でその命令を聞いて「か、った…」
君臣アイ:(なんだ……!?どうなっている……!?どういう状況だコレは!?)
君臣アイ:視界の隅に二人の少女を認める。気絶をしているが、怪我はない……眼の前の少女が守っているからだ。
羽鳥七海:「キュマイラですか。私と同じタイプのようですが、いささか……」
羽鳥七海:校則通りの、丈の長いスカート。自然な茶髪に、アクセサリーの一つもない地味な姿。
羽鳥七海:瞬く間に学校に馴染み、さして話題にもならなかった転校生。
羽鳥七海:――再び。嵐のような爪撃が、四方に逸らされる。
羽鳥七海:否。既にその脚のいくつかは、真逆に折られ、体液が流れ出している。
君臣アイ:小型の嵐と化した少年がこちらに─────そしてその自分との間に、自分より小柄な少女の、背中。
君臣アイ:何をしたかはわからない。ただ、相手が勝手にバランスを崩しでもしたような。
君臣アイ:例えば剣道部とか、わかりやすい武器を持っているでもない少女の姿は、傷一つなく綺麗なままだった。
羽鳥七海:「力任せですね」 スカートの端を摘まむ。
羽鳥七海:引き上げられる。……プリーツの合間に密かに入った深いスリットから、スカートが広げられ、
羽鳥七海:少女の足が晒され、……そこには、何もない。
君臣アイ:「なっ、……えっ?」
君臣アイ:場違いにも非日常の中で、あるいはもっと非日常な動作が繰り広げられて。
君臣アイ:そこにある光景は、異常だった。
羽鳥七海:足があるはずの場所には、幽霊めいて虚空だけがあり、
羽鳥七海:次の瞬間、そこから迸った、無数の何かが、蜘蛛足以上の速度で、敵の身体を貫く!
極月翠鬼:『………っ! ぐううう……っ!』蜘蛛は水色の体液を撒き散らす!
君臣アイ:「な………!」息を呑む「何だ…!?」
君臣アイ:おそらくはそう言いたいのは、今まさに串刺しの穿孔を増やす、少年の方ではないか。
君臣アイ:そう思いながら驚愕の声が漏れた。
羽鳥七海:君臣くんは、凝視すれば僅かに理解出来るかもしれない。
羽鳥七海:透明な、何か、巨大な武器…否。生物だ。ほんの僅か、体液を浴びたそれは、昆虫の顔をしていた。
羽鳥七海:恐るべき不可視の怪物が、羽鳥のスカートの裡から顔をのぞかせ、少年を貫いている。
君臣アイ:その昆虫と、目があった────気がした。
羽鳥七海:「こちら《エスメラルダ》。ターゲットと交戦――」 手元の端末に、何事か話しかけている。
極月翠鬼:『いたい、いたい、いたい』
極月翠鬼:『ひとを』『ひとをたべなくちゃ───』
極月翠鬼:その巨大な蜘蛛が、蒸気となり霧散し、
極月翠鬼:次の瞬間には、君臣くんと二人の少女の真上に姿を現す。
君臣アイ:夕暮れ、住宅街、少年、蜘蛛、危機、覚悟、──そして、少女
君臣アイ:積もり積もった非日常の連鎖の中で、日常と繋がっていたはずの少女の変貌で、止めを刺された。
君臣アイ:あるのは情報に埋め尽くされ、漂白に整地された思考。
極月翠鬼:『ひとを、たべなくちゃ』八本の爪が全方向に広がり、キミ達に影を落とす。
羽鳥七海:「っ! 上……!」
極月翠鬼:八本の爪がが捩じれるようにうねり、巨大な尖爪となって降り落ちる!
君臣アイ:陸上の合図を待つような、1点にのみ純化された思考で、目の前の事態に対応した。
羽鳥七海:「!? 君臣さ――」
君臣アイ:一手で発走、二手で加速、三手で。
君臣アイ:─────『危ないときの壁ぐらいはさせてもらうよ。男子だからね』
君臣アイ:二人の間に体をねじ込むように。
君臣アイ:その八爪をことごとく受ける。
羽鳥七海:「…………え」
GM:巨大な爪は、キミの全身を容赦なく貫く!
君臣アイ:一つ、二つ、意識と痛覚を保っていたのは三つまで。
君臣アイ:金の髪と碧の瞳と白の服と。
君臣アイ:すべての色と思考を赤く染めた。
君臣アイ:「が、ふ………!?」
羽鳥七海:ぱしゃり。弾けた鮮血が、顔に掛かる。
羽鳥七海:「な――え、あ――」
君臣アイ:口と傷から溢れた血が背中まで貫通し、ぐしゃりとその場に崩れ落ちる。
極月翠鬼:『ち。ちだ』嬉しそうな声。『おいしい』
羽鳥七海:「君臣さんっ!!」
君臣アイ:「(羽───鳥────さん)」
君臣アイ:ぱくぱく、と音は既になく、唇だけ動いて。
羽鳥七海:「あ、ああ――なん、で――!」
羽鳥七海:慌てて駆け寄る。
君臣アイ:駆け寄る少女が見える。倒れた二人が見える。
羽鳥七海:受け切れない、と思った。背後には倒れる生徒二人と、君臣さんがいて。
羽鳥七海:凌ぎ切れない、それでも自分が盾になるしか、と。
君臣アイ:「(二人、を──────)」
君臣アイ:頼みます、という前に
君臣アイ:君臣アイの命は、地面に潰れて消えた
極月翠鬼:『おいしい。おいしいな。あはははは』『あははっははは』
羽鳥七海:その判断に、この少年が、先んじた。オーヴァードですらない、ただの人間が。
羽鳥七海:「そんな……っ」
羽鳥七海:駆け寄って、血が溢れて。どうしようもない致命傷。
羽鳥七海:ぐるぐると、心の内側が動揺一色になる。それでも、身体だけは、馴染ませた戦闘回路だけは。
極月翠鬼:『あはは……じゃあ、つぎ』漆黒の爪に、濡れた赤い血がぬらぬらと光る。
羽鳥七海:動かさなければ。戦わなければ。羽鳥ならばそれができる。「ああ、ああ……!」 腕の中で、命が消えていく。
極月翠鬼:『きみね』八爪が、猛然と羽鳥さんを襲う!
羽鳥七海:「――――っ!」 これ以上傷つけさせてはならないと。
羽鳥七海:少年の遺体を抱えて、馬鹿みたいに、無防備な背中を晒して――
GM:夕焼けが照らす住宅街。怪物が、少女の身体を蹂躙しようと迫る。
君臣アイ:「(あぁ───────)」
君臣アイ:ごぶり、と血液が流れながら、それを見た。
君臣アイ:「(しまったな、これはしまった─────)」
君臣アイ:倒れた身体を抱き上げる、少女を見る。
君臣アイ:泣いているようにも見えるが、目は霞む。
君臣アイ:ただ、悲しそうな顔をしているのは分かる。
君臣アイ:そんな顔を、させるつもりではなかったのだが。
君臣アイ:(いや、どうだか)
君臣アイ:つもりはないが、考えもなかった。
君臣アイ:降って湧いた非日常に一瞬、その少女なら大丈夫ではないかと。
君臣アイ:自分が盾となればその間に、冷静に対処するのではないか、などと。
君臣アイ:そんなことを欠片も思わなかったと、果たして言えるのか。
君臣アイ:初めに出会った時に、その少女が普通の少女だと思ったのは、自分だと言うのに。
君臣アイ:何を分かったような顔で託してしまったのかと────
君臣アイ:(困ったな)
君臣アイ:(誰かを悲しませると………誰かに泣かれると、困ってしまう)
君臣アイ:そんな顔をさせるつもりでは、なかったのに。
君臣アイ:ぴくり、と。
君臣アイ:気づけば、命の抜けた手が。少女の頬に添えられていた。
君臣アイ:核となる心臓を確かに貫かれたはずの手が、動いていた。
君臣アイ:つめたい指先が、燃えるような日に照らされる頬に触れて。
羽鳥七海:「…………?」
君臣アイ:どくん。
君臣アイ:どくん、どくん、どくん。
羽鳥七海:来るだろう痛みに、ぎゅっと強張らせていた顔が。
羽鳥七海:その優しい感触に、驚き、緩む。
君臣アイ:潰れたはずの鼓動が震える。
君臣アイ:貫かれ大穴の空いた服の向こうから。
君臣アイ:赤く染まった白の下から。
君臣アイ:青と緑の入り交じる風のような光がふわりと、存在を主張する。
君臣アイ:────一番近くにいる貴方はそれを知っている。
君臣アイ:少年が持つ指輪の宝石の光。それがまばゆく輝いて。
君臣アイ:どくん、どくんどくん。
君臣アイ:鼓動と血が巡り、穴が埋められていく。
羽鳥七海:「まさか……」
君臣アイ:────貴方はそれを知っている。
羽鳥七海:「覚醒……!?」
君臣アイ:日常を縁に、非日常を歩むもの。
君臣アイ:その扉の向こうから溢れ出す光だ。
君臣アイ:「……………そんな顔をしないでほしい、羽鳥さん」
君臣アイ:その顔の向こうに迫りくる爪が見えて。
君臣アイ:「僕は、」
君臣アイ:一瞬。
君臣アイ:腕の中に居た少年の顔を、貴方は下から見上げている。
羽鳥七海:へたりこんで、呆けたように見上げる。
君臣アイ:ガ、ガ、ガガガキィィィン!
極月翠鬼:『──────!』
君臣アイ:その背後で、爪音が地面をうがった。
君臣アイ:少年と少女と、倒れた二人は既に別の場所。
君臣アイ:「────僕は、笑顔を見るほうが好きだ」
君臣アイ:そう、口元を緩ませて
君臣アイ:きらり、と。
君臣アイ:へたり込んだ貴方の目の前に。銀と青の入り混じったような、不思議な色合いの靴が見える。
君臣アイ:それは貴方が確認した指輪によく似た色だった。
君臣アイ:「………怪我は、ありませんか?羽鳥さん」
羽鳥七海:「え……あ」
羽鳥七海:あまりに完成された姿。覚醒直後のオーヴァードではまずありえない、洗練されたレネゲイド。
羽鳥七海:何より、彼自身の姿に、わずかに見蕩れる。
極月翠鬼:『それだ』『それがたからもの』身を翻す。
羽鳥七海:頬を染め、手を差し出しかけて――ぎりぎりのところで、我に返る。
極月翠鬼:『ちょうだい』再度の爪突が、キミ達を狙う!
羽鳥七海:「駄目です! 君臣さん、《極月翠鬼》は、その力を狙って……!」
君臣アイ:「あぁ、なるほど」
君臣アイ:差し出しかけた手を、取る。
君臣アイ:「羽鳥さんは詳しいのですね、この力に」
君臣アイ:その体に手を回してかばうように。
極月翠鬼:『ちょうだいちょうだいちょうだい』八爪が嵐のように放たれる。
羽鳥七海:「ひゃあっ!?」
君臣アイ:「───だったら、」
君臣アイ:横抱きに抱き上げる。
君臣アイ:「教えて下さい、この力のことを」
君臣アイ:瞬間。
君臣アイ:レネゲイドを拡散させるような──《ワーディング》。それに似た感覚が走る。
君臣アイ:二人の周りだけを包むような微小な力。しかし。
君臣アイ:その外にいる者たちの動きが鈍化────否、二人だけが加速して。
君臣アイ:嵐のように放たれた爪が、スローモーションに。
極月翠鬼:『ちょうだ─────』
君臣アイ:「僕を導いてくれますか、羽鳥さん」
君臣アイ:あまりにも悠長に、そう問いかける。
羽鳥七海:「――――!」
羽鳥七海:スローモーションになる視界。だが、空間ごと歪めるような、暴力的なものではない。
羽鳥七海:バロールではない。ハヌマーン。オルクス。その類。ならば、コツとしては……
羽鳥七海:「”広げて”ください」
羽鳥七海:「視界を。感覚を。手の届く範囲。どれでもいいです、『いつもより拡がるもの』を知覚して」
羽鳥七海:「『操れて当たり前』だと、そう思えるものを見つけてください」
君臣アイ:「広げて、手を伸ばして。いつもより遠くへ、当たり前に」
君臣アイ:言われた言葉を染み込ませるように繰り返して。
羽鳥七海:「目的は、あの少年を制圧すること。あの彼女たちを含めた、自分達を守ること」
羽鳥七海:この時間も、いつまで続くか分からない。少しだけ、不安げに。 「……できますか?」
君臣アイ:「───」
君臣アイ:腕の中の少女の不安げな顔に、
君臣アイ:試合前の皆を励ますときと同じように、笑顔で。
君臣アイ:「任せてください」
君臣アイ:カツンコツン、と歩き出して。
君臣アイ:ふわり、と腕の中の貴方は風を感じた
君臣アイ:身を回し、片足を離すように。
君臣アイ:「確かなもの。当然にあるもの。遠くまで伸びるもの」
君臣アイ:「それはすべて、この足で踏みしめてきましたから」
君臣アイ:銀の靴が空を泳ぐ。
君臣アイ:その足元にあるのは確かな
君臣アイ:"地面"
君臣アイ:コツン。
君臣アイ:緩やかに回る足が、襲いくる爪に、足裏を当てた。
君臣アイ:"地面"を踏みしめるように。
君臣アイ:「………ずっと、やってきたことです」
君臣アイ:そうつぶやくと同時に。
君臣アイ:拡散していたレネゲイドが急激に薄まる。
君臣アイ:同時にそれは二人の加速の時間が現実へと引き戻されて
君臣アイ:結果。
君臣アイ:1秒ですら長い間に行われた行動はすべての速度を取り戻して
君臣アイ:高速の回し蹴りの衝撃が、極月を襲った
極月翠鬼:『────ッッッ!!』空間のすべてがそこに集約するような衝撃を食らい、吹っ飛ぶ。
極月翠鬼:『ああ……ががっっ』地面を削るように転がり、塀に衝突して霧散する。
GM:キミのその一撃で、"極月翠鬼"は戦闘不能になる。
羽鳥七海:「っ……!」 余波に、僅かに身を庇う。
君臣アイ:衝撃の波。ぶわりと生じた風が蜂蜜色の髪を撫でつけて、その結果を青の瞳が見据える。
君臣アイ:腕の中の少女に伝わる波は驚くほど少ない。
羽鳥七海:(地面。足跡。歩幅。「足の届く先」を拡張した……?)
羽鳥七海:作用はいまのところ単純だが、ただの肉体強化の類ではない。ましてや、極月翠鬼が求めていた「遺産」なら。
君臣アイ:「…………………さて、羽鳥さん」
羽鳥七海:「はい。君臣さん」
君臣アイ:既に、銀色の靴は足にはなく、少年の胸元に銀色の指輪が戻っている。
君臣アイ:少年はそれにも気づかないようにあたりを見回して。
君臣アイ:削れた地面。穿たれた孔。染み込んだ血の跡。
君臣アイ:「…………どうしましょうか、この状況」
君臣アイ:真剣に問う表情は。
君臣アイ:少し困っているのではないかと、君には分かった。
羽鳥七海:「……ああ」
羽鳥七海:思考に沈んでいた顔を、くすりと、綻ばせる。
羽鳥七海:「仕方ないですね。……私の同僚が、じきに片づけに来てくれます」
羽鳥七海:「それまで、少し話しましょう」
羽鳥七海:「君が」
羽鳥七海:「『踏み込んだ』、この世界のことを」
Double cross The 3rd Edition
『碧い鳥は虹の彼方で鐘を鳴らす』
プリプレイ
GM:では改めて、セッションを開始していきます。
GM:まずは自己紹介から!PC順にやっていきましょう。
GM:キャラシを貼って、簡単なプロフィールを教えてね。
GM:まずはPC1の君臣アイくんから!
君臣アイ:はーいっ
君臣アイ:キャラシート
君臣アイ:「コードは《アルカ・バレーノ》。君臣アイです。以後、お見知りおきを。」
君臣アイ:「見ての通り新人ですので。ご指導ご鞭撻、よろしくおねがいします。」
君臣アイ:君臣アイ(きみおみ・─)、高校3年生のUGNエージェントです。
GM:アイ様…今日も麗しくあらせられますわ…
君臣アイ:ふふ、ありがとう
君臣アイ:実家はレネゲイドの呼称が定着する前からの古い魔術師の家系……でしたが、数世代前に当主が発狂(ジャーム化)し、討伐。
君臣アイ:その際に情報が失伝・散逸し今では普通の一般家庭で育ちました。
君臣アイ:学校では陸上部。選手として活動する傍ら、他人の観察に適性を感じており、マネージャーも兼任しております。
君臣アイ:高校2年の時に、親から受け継いだ遺品を狙った事件に巻き込まれ、覚醒。
君臣アイ:その際に後輩として潜入していた羽鳥さんに助けられつつ、オーヴァードとして覚醒しました。
GM:1年前の事件だぜ
君臣アイ:あの夕焼けの日はオリジン、ということですね…
君臣アイ:その後、レネゲイドの説明を受け、制御するためにUGNに所属し、現在は新米エージェントとして活動しております
君臣アイ:金色の髪と碧眼、そして1年でだいぶ伸びた身長で学校では悪目立ちをしておりますが、地毛なのでお見逃しを。
GM:悪目立ちっていうか…
GM:高身長で顔が良いだけでしょッ
君臣アイ:ふふ。友人はそうやって気を使ってくれるよ。
君臣アイ:いい友達を持ったものです
君臣アイ:性能はノイマンとオルクス。遺産の指輪から「加速」の加護を受けて、速度を生かした蹴撃を行います。
君臣アイ:シーンに雨粒の矢をばらまいたり、後は領域の盾でカバーリング。妖精の手もあります。
君臣アイ:そんな感じで新米エージェント。年下の先輩の背中を目指して頑張らせてもらいます。
君臣アイ:よろしくね。
GM:アイ様ならどんな相手でも打ち倒せますわ~!ファイトですのよ~!
GM:では、そんなキミのハンドアウトはこちら
PC1:君臣アイ
シナリオロイス:PC2 推奨感情:尽力/不安
キミはUGNエージェント(もしくはUGNに協力的な立場)だ。
外交のため日本を訪れているオルランド王国第一王女・パトリシアの身柄がFHに狙われていると情報が入り、
霧谷雄吾による指揮の下、UGN日本支部による護衛チームが結成されることになった。
その中心になるのがキミの同僚もしくは後輩もしくは先輩(※任意の関係性を選んでね)であるPC2だ。
なんと王女とPC2の顔立ちがそっくりだったので、なりすまし捜査を行うことになったのだ。
同じく護衛チームに任命されたキミも、PC2の護衛として、王女のSPになりすますことになった。
キミはどうにか任務を全うし、王女及びPC2を護衛しなければならない。
GM:というわけでプリンセス羽鳥を守ってください
君臣アイ:プリンセス、羽鳥……!
君臣アイ:たしかに可憐な人ですからね。尽力させていただきます。
君臣アイ:盾の面積が広くなると思えば、この体も捨てたものではございません。
GM:アイ様…なんて均整の取れた美しいスタイルなの…
GM:羽鳥さんとの1年ぶりの再会です がんばってね~
君臣アイ:ふふ、そう思うとつい顔がほころんでしまう。まずいな。
君臣アイ:頑張らせていただきます。うぉー
GM:あの羽鳥って女…アイ様のなんなのよお!
GM:ではよろしくお願いします。次の方いきましょう!
GM:PC2の羽鳥七海さん、よろしくお願いします。
羽鳥七海:はぁい
羽鳥七海:キャラシート
羽鳥七海:羽鳥・あんたアイ様のなんなのよ!・七海です。
GM:おもしれー女
羽鳥七海:17歳の高校生。学年は場合による。
羽鳥七海:というのも、その正体はUGNに一族で従うあんまり強くない平エージェントの家系、羽鳥家のひとり。
GM:あんまり強くないんだ…!?
羽鳥七海:平エージェントの家系なので……。ただ、その中では優秀な方です。
羽鳥七海:人当たり良く、小奇麗だがあまり目立たない外見で、あちこちの学校に潜入しては調査・討伐任務等をこなしています。
GM:あまり目立たないワケあるかッ
羽鳥七海:普通にしてれば目立たないんですよ!
羽鳥七海:任務で接触する相手が太陽のような学園の王子だったりすると反射でよく輝くこともあるらしい
羽鳥七海:能力はキュマイラ/エグザイル/エンジェルハイロゥで、足を巨大な不可視ナナフシに変えての隠密蹴撃。
GM:みんな大好きナナフシスカート
羽鳥七海:委員長系Dロイスこと器物使いにバディムーヴを加え、攻撃・支援・妨害・調査をほどよくこなせる優良エージェントとなっております
GM:優秀優良!
羽鳥七海:君臣くんとは一年前、覚醒枠に説明するエージェントお姉さんの役を果たしていましたが
羽鳥七海:年上だったと知ったのは、任務を終えて学校を離れてからだったとかなんとか。
GM:なるほどね ずっと「君臣さん」って呼んでましたしね
羽鳥七海:今回再会するにあたり、ついつい年下に接するやり方をしてしまうかもしれない……
GM:して
羽鳥七海:そんな平エージェントです。頑張りますね
GM:はーい!よろしくお願いします!
GM:では、そんな優秀・平凡しがない・エージェントである羽鳥さんの次の任務はこちら
PC2:羽鳥七海
シナリオロイス:「虹の軌跡」 推奨感情:庇護/不信感
キミはUGNエージェントだ。
ある日、日常生活を送っていたキミに、UGN日本支部支部長・霧谷雄吾から直々に指令が下る。
それは、オルランド王国第一王女・パトリシアになりすまし、彼女の身柄を狙うFHを捕らえよというものだった。
キミは王女・パトリシアにそっくりなので、彼女に扮するのにピッタリの人材なのだという。
すごい偶然もあるものだね。
そういうわけで影武者を務めることになったキミに、王女は王家に伝わる秘宝「虹の軌跡」を託す。
その秘宝は、かつて国で起こった争いを治め人々に平和をもたらしたという謂れがあるものだが、
公務の際はいつも身に着けているため、キミに預かっていてほしいのだという。
キミは本物の王女としてふるまいながら、賊を捕まえる決意を固めるのだった。
GM:以上です よろしくお願いします
羽鳥七海:ええーっ
羽鳥七海:王女の……影武者!? 私が……
GM:キミしかできない仕事だ。分かるね…
羽鳥七海:めちゃくちゃな大役に足が震えています 12本中8本くらい
GM:ちなみに秘宝の「虹の軌跡」はネックレスになってます
GM:ドレスと一緒にみにつけてね
羽鳥七海:ドレス……
羽鳥七海:やります……頑張ります……
GM:慣れないドレスしぐさ、楽しみです
GM:ではそんな感じで!
GM:次に行ってみよう!PC3の丸藤透子ちゃん、よろしくおねがいしまーす
丸藤透子:はい!
丸藤透子:キャラシート
丸藤透子:丸藤透子(がんどう・とうこ)。UGNエージェントの女子高生です。
GM:ガンドーちゃん!
丸藤透子:実家の丸藤家は古くから特殊体質の女傑を輩出してきた家系で、今は田舎の大地主といった感じのお家です。
GM:一族が……続く!
丸藤透子:先代の丸藤千代おばあさまもUGNイリーガルとしてUGNに協力的でしたが、透子は色々あってエージェントになったわけですね。
GM:おばあさまに育てられたんですね
丸藤透子:表向きの家柄的にも一応お嬢様のはずなんですが、本人にはあまりその自覚はないらしい。
丸藤透子:シンドロームはキュマイラとノイマンのクロスブリードで、Dロイスは何気にレアな「秘密兵器:レジェンドアーマー」
GM:レジェンドアーマー、たしかにレア
丸藤透子:先祖代々、丸藤の血を引く女性にのみ伝わるEXレネゲイド「丸藤の鎧」に適合しています。キュマイラ因子はミノムシ。
丸藤透子:丸藤の鎧は周囲の環境や装着者に合わせて成長・進化する性質を持っており、
丸藤透子:一度記憶した形態には自在に変化させられる……はずなのですが、
丸藤透子:透子はまだ鎧に段階的に認められてる最中のため、おばあさま程は使いこなせていない様子。
GM:修行中なのね
丸藤透子:普段はブレスレット状にしてみたり、小手だけ付けてみたり、服の下に鎧帷子として仕込んでみたり、色々。
丸藤透子:そんな感じです!護衛チームのみんなで仲良く任務にあたりたいです!以上!
GM:はーい!皆で仲良くなってね~!
GM:そんな女性専用アーマー持ち透子ちゃんのハンドアウトはこちら
PC3:丸藤透子
シナリオロイス:王女パトリシア 推奨感情:庇護/恐怖
キミはUGN日本支部に所属しているUGNエージェント、もしくはUGN支部長だ。
王女・パトリシアの護衛チームに選ばれたキミは、PC2が王女に扮している間、
本物の王女の護衛を行うことになった。
清楚な佇まいと落ち着いた言動で国民からの人気も高い王女・パトリシアだが、
プライベートでは非常に明るく好奇心旺盛な性格で、公務から解放された彼女は、
日本の街を知りたいと言って街に繰り出してしまう。
キミは少女らしく振舞おうとする彼女に、しかたなく付き合うことにするのだった。
GM:という訳で、キミには王女(本物)の護衛にあたってもらいます
丸藤透子:おお……緊張するなあ。
GM:実は日本の若者文化などが知りたい様子
GM:年頃の女の子同士、交流を深めていってくれたら嬉しいです~
丸藤透子:まあ、この優良エージェントである丸藤透子さまにかかれば護衛任務の1つや2つ……えっ、お忍びで出掛ける気マンマン?
丸藤透子:そう……で、でもそういう状況にもしっかりと対応するのがデキるエージェントだし?余裕だし?
GM:まあ…透子様はとても頼りになるエージェントなんですね
GM:あっちなみに透子ちゃんのご両親って、ご存命でしたっけ?
丸藤透子:ふふふ……任せなさい!
丸藤透子:あ、存命です。普通に実家にいる!
GM:あ、はーい!ありがとうございます
GM:両親健在は良い事
丸藤透子:おばあさまから直接鎧を引き継いだのは、単純に男の子しかいなかったからですね。
GM:ははあ、なるほどなあ
GM:丸藤の血を継ぐ女性しか受け継げないものだったんですね
丸藤透子:ママは丸藤の血を引いてないのだ
GM:なるほど 完全に理解しました
GM:では、改めてよろしくお願いします!
丸藤透子:はい!
GM:では最後、尾道もなみさん、よろしくお願いしま~す
尾道もなみ:キャラシート
尾道もなみ:尾道もなみです。28歳。所属は警察庁刑事局労務担当課(通称:R課)。レネゲイド関係の刑事事件を秘密裏に処理する課です。
GM:唯一の大人枠
尾道もなみ:小柄で童顔の気安いおねーさん。声はしゃがれた変な声です。美少女アニメにたまにいるおばあちゃんみたいな……
尾道もなみ:ああいう感じを心でアテレコしてください。
GM:マスコット枠みたいな声の人!
GM:いるいる
尾道もなみ:今回、最年長であり唯一の社会人ですので、仕事をこなしつついい感じに大人出来ればいいなと思ってます
尾道もなみ:と思ったけど周りがきらびやかすぎて内心おののいていなくもない。
GM:顔が良くて育ちの良い奴らばっか!
尾道もなみ:能力としてはただただ解析と処理に特化しているのみですが、未解決事件のRBと契約しているため、大量の警察が所持する過去データを照覧できます。
尾道もなみ:また、R事件で押収した武器の使用許可も得ているため、それらで戦闘能力のカバーをしています。
尾道もなみ:データ的にはピュアノイマンのコントロールソートにレッドテンペスト!
GM:強ェじゃん!
尾道もなみ:零距離射撃もあるから近くでもいける。あと警察のエンブレムが何個かあります。
尾道もなみ:初稼働なのでどう動くかわかりませんががんばります~
GM:はーい 気負わずのびのびとやってみましょう~
GM:では、そんな小柄童顔婦人警官のもなみさんのハンドアウトはこちら
PC4:尾道もなみ
シナリオロイス:怪盗ジャック・ローズ 推奨感情:好奇心/脅威
キミは日本を股にかけて活躍する、業界では名の知られたオーヴァードだ。
怪盗ジャック・ローズは、必ず予告状を出して盗みに及ぶという、古典的な犯行で知られる怪盗だが、
キミは彼の犯行現場にしばしば邂逅しており、腐れ縁のような関係を築いているのだった。
とある夜の街で、キミは怪盗ジャック・ローズと遭遇する
彼の今度の狙いは、日本を訪れているオルランド王国王女・パトリシアが持つ秘宝「虹の軌跡」のだという。
その秘宝には何か秘められた力があるとジャック・ローズは興味津々な様子だ。
しばらくして、キミの元に、霧谷雄吾から王女・パトリシアの護衛チームに加入しないかと打診がくる。
キミは怪盗ジャック・ローズを今度こそ捕まえるため、チームへ加入することにしたのだった。
GM:王女を狙って怪盗が出てくるみたいです
尾道もなみ:おのれ~怪盗ジャック・ローズめ~!
GM:銭形警部!
尾道もなみ:怪盗あるところに警察ありです
尾道もなみ:キミはどっちを応援するかな?
GM:怪盗かな
尾道もなみ:警察でしょ
尾道もなみ:ちょっとばかし美形でキザだからって負けませんよ!
GM:美形でキザを生かして口説き倒していきたいと思います
GM:では、そんな感じで!よろしくね!
尾道もなみ:よろしくね~
GM:
GM:では最後にトレーラーをみんなで確認して、セッションが始まるぞうお~という気分になっていきます
■トレーラー
東欧にある小国・オルランド。
世界的に希少な鉱物が唯一発掘されることで知られ、
豊かな富と自然、そして歴史ある景観を持つ王政国家。
そんなオルランド王国の第一王女が来日した折、FHに身柄を狙われていることが判明。
UGN日本支部による護衛チームが結成される中、
王女にそっくりのUGNエージェントがいることが発覚して──!?
王家に伝わる秘宝、そして摩天楼を駆ける怪盗まで登場し、事態は更に加速していく!
幸せの青い鳥を探す少女は、虹の彼方を目指して異国を進む。
そして真実を掴むとき、革命の鐘の音が鳴った。
ダブルクロス The 3rd Edition 『碧い鳥は虹の彼方で鐘を鳴らす』
ダブルクロス───それは裏切りを意味する言葉。
GM:うお~やるぞ!よろしくお願いしまーす!
君臣アイ:よろしくおねがいします!
尾道もなみ:うおーー
尾道もなみ:おねがいします
◆Opening01◆羽鳥七海
GM:では、OPから。
GM:最初は羽鳥さんのOPから。
GM:このシーンはキミが霧谷雄吾から今回の任務について説明を受けるシーンです
GM:応接室でお話して、『あ、あたし~?!』ってなったらシーンエンドです
羽鳥七海:意図が分かりやす過ぎる
羽鳥七海:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 2[2]+33 → 35
GM:UGN日本支部。応接室。
GM:キミの前に、芳醇な香りの漂う紅茶のティーカップが置かれる。
霧谷雄吾:「…そんなに緊張した顔をしないで」ティーカップを置いた男が、キミに柔和に微笑む。
GM:霧谷雄吾。UGN日本支部・支部長。
羽鳥七海:「は。いえ」
羽鳥七海:両手を合わせて膝の上に。隙のない姿勢で、ソファに浅く座っている。
羽鳥七海:「いただきます」
霧谷雄吾:「ええ、どうぞ」
霧谷雄吾:「わざわざお呼び立てしてしまってすみません。通信でのやり取りを避けたかったのです」
羽鳥七海:すす、と紅茶を口につける。落ちつく味だ。「そんな。我々は日本支部長の言うのなら、どこへでも参ります」
霧谷雄吾:「皆、そう言ってくれる」君を見て目尻を下げる。柔らかい雰囲気の男だ。
霧谷雄吾:「さて、今回の任務について説明する前に───」
霧谷雄吾:「羽鳥さん。あなたは、オルランド王国という国をご存知ですか?」
GM:知っていても知らなくても大丈夫です。
羽鳥七海:「いえ、名前程度です」
羽鳥七海:「トルコのあたりでしたか」
霧谷雄吾:「おや、詳しいですね。その通り、ヨーロッパにある、小国です」
霧谷雄吾:「治安も良い、穏やかな国で…。現在、その国の王女が、日本に来日しているのですよ」
羽鳥七海:「王女さまが。それは重要なことですね」
羽鳥七海:「その方が、UGNと関係が?」
霧谷雄吾:「ええ。…正確には、彼女が来日した直後に起こった事件が」
霧谷雄吾:「政府要人との会食中だったそうです。その場にいた人々が、突如血相を変えて、王女を襲った」
羽鳥七海:「!」
羽鳥七海:「それは、無事だったのですか?」
霧谷雄吾:「ええ。被害がないわけではなかったそうですが…大事には至らなかったとのこと」
霧谷雄吾:「暴れ出した人々も、すぐに取り押さえました」
霧谷雄吾:「そして、彼らは…暴れている最中のことを、全く覚えていなかったそうなのです」
羽鳥七海:「それは、確かにこちらの領分ですね」
羽鳥七海:ソラリスやオルクス。でなくても、抵抗力の無い一般人を操る力は数多い。
霧谷雄吾:「そう。オーヴァードが関わっていることは明白です」嘆息するように言う。
羽鳥七海:「王女様が心配ですね……」
羽鳥七海:「ただでさえ異邦の地では、大変でしょう」
羽鳥七海:「それで、こちらの声が掛かったのなら……護衛、あるいは調査ということでしょうか?」
霧谷雄吾:「ええ、現在、オルランド王国で活動していたFHが日本に渡ったとの情報が入っています」
霧谷雄吾:「ですから、彼らが首謀者である可能性が高い…まだ証拠を掴めていないのですが」
霧谷雄吾:「そこで、あなたには王女様の護衛にあたってもらいます」
霧谷雄吾:「………」言葉を切り、キミを真剣な顔で見つめる。
羽鳥七海:「そういうことでしたら。《エスメラルダ》、承ります」
羽鳥七海:ごく当然に頷き、「……は。何か?」
霧谷雄吾:「……羽鳥さん。いえ、《エスメラルダ》」
霧谷雄吾:「ところでこちらをご覧ください」いそいそとタブレット端末を取り出す。
GM:霧谷雄吾はキミにとある動画を見せる。
GM:それはオルランド王国・王女が来日した際のニュース映像のようだ。
パトリシア王女:豪奢なドレスをまとった可憐な少女がにこやかな笑みを浮かべている。
パトリシア王女:その少女はどことなくキミに似た顔立ちをしている。
羽鳥七海:「あ、ありがとうございます。この方が……」
羽鳥七海:「綺麗な方ですね。落ちついていて、人に好かれるような……」
霧谷雄吾:「…………」
霧谷雄吾:「そして、あなたに似ています」
羽鳥七海:「…………」
羽鳥七海:「――またまた。日本支部長、そんな」
羽鳥七海:軽く笑って。「ご冗談がお上手なんですから。そんな、せいぜい髪型くらいで」
霧谷雄吾:「似ています」
霧谷雄吾:「同じドレスを着て…化粧などしていただければ…間違いなく」
羽鳥七海:「そんな、まさか…………」
霧谷雄吾:「君ならば、完璧に王女としてふるまえるでしょう」
羽鳥七海:「えっ」
羽鳥七海:おもむろに端末を操作し、自分のプロフィールを呼び出す。
羽鳥七海:「見て下さいよ、私が王女様なんて……」 横に並べる。
パトリシア王女:キミの写真の横に王女の映像が並ぶ。
羽鳥七海:羽鳥七海は冷静沈着なエージェントである。
羽鳥七海:普段の自意識に関してはともかく、こうして否定のために並べてみると…………
羽鳥七海:「…………よ」
羽鳥七海:「王女様をよく知らない相手なら、ごまかすことも、可能では、あるかも、しれません……」
霧谷雄吾:「では、改めて───あなたに任務を命じます、《エスメラルダ》」
霧谷雄吾:きらりと目が光る。
羽鳥七海:「はい」
霧谷雄吾:「オルランド王国第一王女・パトリシア様の影武者としてふるまい」
霧谷雄吾:「周囲を騙し」
霧谷雄吾:「そして───彼女を狙うFHを見つけるのです!」
羽鳥七海:「……それが、人々の日常を守る為なら」
羽鳥七海:「お任せ下さい! 《エスメラルダ》、全力をもってあたります! はい!」
羽鳥七海:ちょっと自棄っぽい笑顔で頷いた。
GM:こうして、キミの新たな任務が幕を開けたのだった───!
GM:シーン終了です。シナリオロイスは王女の持つ秘宝なのですが
GM:まだ登場してないので、ここでは取得しなくてもいいし、取得しておいてもいいよ
羽鳥七海:じゃあ保留で。王女さまに取ろうかな
羽鳥七海:護衛対象/パトリシア王女/綺麗:○/似て……似てる……?/ロイス
霧谷雄吾:似ています
羽鳥七海:似てないです!
GM:はーい、ありがとうございます!ではこのシーンは以上!
◆Opening02◆君臣アイ
GM:次は君臣くんのOPだよ
GM:キミも今回の任務を承諾するシーンです。
君臣アイ:任務!
GM:キミが訓練をしていると、王国の関係者に「フン…良い目をしている…」ってされて
GM:スカウトされるというシーンになっています
君臣アイ:おもしれースカウト…
GM:場所は支部の訓練室みたいなところで
GM:簡単に訓練描写を挟んだりしましょう よろしくね~
君臣アイ:はーいっ
GM:では侵蝕率を上げてね!
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (40 → 46)
君臣アイ:力が湧いてくる!
GM:あの子を守る…力が……
GM:キミが所属するUGN支部───その訓練室。
GM:訓練機器や模擬戦闘用のシミュレーターが揃っている。
GM:キミはそこで、一人トレーニングを行っていました。
君臣アイ:陸上のウォーミングジャージ似たトレーニングウェア姿。
君臣アイ:長い足を折りたたむように手で引き寄せ、片足立ちに柔軟を行う。
君臣アイ:鍛えられた体幹で一本足の状態を維持し、静かに目を伏せている。
君臣アイ:呼吸とシンとした空気。機械の駆動音。そして、
君臣アイ:ヒュッ、という僅かな風切り音
君臣アイ:「──シッ!」
君臣アイ:僅かな呼気のあと、曲げた片足が矢のように放たれる
君臣アイ:各方位から飛んできたトレーニング用の投擲武器を、弧の動きで蹴り落とした。
GM:それをいつから見ていたのか、気付けば二人の男がキミの背後にいる。
リッカルド伯爵:「…これは素晴らしい」茶髪のスーツ姿の男が、キミに話しかける。
君臣アイ:「恐縮です。」
君臣アイ:わずかに額に汗を浮かべながら、軽く会釈を返す
君臣アイ:(次の訓練の人……ではなさそうだな)
リッカルド伯爵:「きみ。ここにいる彼と、手合わせをしていただいても?」
リッカルド伯爵:横にいる男を手で指し示す。
君臣アイ:「……? 手合わせ、ですか」
君臣アイ:そちらの方に目を向ける。
執事:「……」眼鏡でより大柄の、どことなく執事っぽい雰囲気を醸し出す男だ。
執事:「良いでしょうか」キミに会釈をするようにして、キミの前に立つ。
君臣アイ:その様子を見定める。(……護衛の方、かな)
君臣アイ:家の都合などで何度か、似たような空気を感じた事がある。
君臣アイ:「そちらがお望みであれば、こちらに否はありません」
君臣アイ:軽く会釈を返す。
リッカルド伯爵:「では、決まりだ」
執事:「では」徒手を構える。
君臣アイ:「お手柔らかにお願いいたします」スッ、と片足を軽く引く。
執事:「………ハッ!」数秒の後、大きく足を踏み出して正拳を放つ。
君臣アイ:この一年、エージェントとして徒手空拳の戦闘訓練も積んできた。故にその初動に対応する。
君臣アイ:下げた足を軸足として予備動作なしの後退。その間合いを一瞬崩す。
執事:「───ッ」秒刻みの攻防の中、間合いを崩されて確かに動揺した気配がキミに伝わる。
君臣アイ:曲げた膝をタメとして、間合いを誤り伸び切った腕を下から蹴り上げる
君臣アイ:膝頭の打撃。そして。
君臣アイ:動揺したその喉元につま先を突きつけた。
GM:パァン、と、破裂したような音が場に響き、そして沈黙した。
君臣アイ:「……一本。でよろしいですか?」
執事:「……………」
リッカルド伯爵:「ええ、これは見事だ」感心したような笑みを浮かべて拍手する。
リッカルド伯爵:「ありがとう。きみも、もう下がっていい」
君臣アイ:「ありがとうございました」
君臣アイ:足を下げ、慣わしとして礼。
執事:「……ありがとうございました」丁寧なお辞儀。
君臣アイ:「……それで、ええと。あなた方は一体、どちら様で?」
君臣アイ:本来なら手合わせ前に聴くような質問を投げる。
リッカルド伯爵:「ええ…我々は、東欧にあるオルランド王国から来た者で」
リッカルド伯爵:「現在、あなた方UGNと協力し、我々の王女の護衛チームを編成しているところなのです」
君臣アイ:「オルランド王国の方、ですか」地理の授業を反芻するが、そこまで詳しくない。
君臣アイ:「UGNが関わるとなれば、レネゲイドに関することのようですね。……それで」
君臣アイ:「今の手合わせもそれに関係しているのですか?」
リッカルド伯爵:「ええ。彼も王家を守る一員として、それなりに訓練を受けているのですが、きみはいとも簡単に追い詰めた」
リッカルド伯爵:「素晴らしい。ぜひとも、チームに加わっていただけないでしょうか」
君臣アイ:「僕が、ですか?」少し目を丸く
リッカルド伯爵:「そうです。きみの実力を見込んでのことです」
リッカルド伯爵:「そして、もうひとつ…理由が」
君臣アイ:「……ふむ。そちらの理由も聞かせてください」
君臣アイ:「返答はその後にまとめさせていただきます」
リッカルド伯爵:「今回、我々は、王女を確実に護衛するために、王女の影武者を用意することにしたのです」
君臣アイ:「影武者、ですか」
リッカルド伯爵:「その影武者に選ばれた女性…羽鳥・七海というエージェントを、きみは存じているでしょう」
君臣アイ:「!」その名前にピクリと眉を動かす。
君臣アイ:「……えぇ、存じてます。羽鳥さんですね」
君臣アイ:「僕にとっても恩人ですし、聡明な方です。……その、彼女が、影武者に?」
君臣アイ:1年前、鮮烈に記憶に残っているその姿を思い浮かべる。
リッカルド伯爵:「ええ、顔立ちがとても似ているので…。しかし、彼女もそんな大役を務めるのは不安でしょう」
リッカルド伯爵:「メンバーの中に、ミス・羽鳥と知り合いの方がいた方が、彼女も安心してサポートを受けられるのではないかと…」
君臣アイ:「そう、でしょう、ね」どうだろう。案外涼しくこなすのだろうか。
君臣アイ:「それで僕、というわけですか」
リッカルド伯爵:「ええ。きみは、実力も折り紙付きです。申し分ないでしょう」
君臣アイ:(ふむ……どうして経歴の浅い僕を、と思ったけれど。2つ目の理由が主というわけかな)
君臣アイ:真面目な表情の内で少し思いを巡らせる。
君臣アイ:細いまつげが擦れあう程度に、わずかに目を細めて。
君臣アイ:「……えぇ、理由については納得しました」
君臣アイ:「なので、こちらからも一つだけ。」
リッカルド伯爵:「何でしょう?」
君臣アイ:「実力に関して評価いただけたのはありがたいことです。」
君臣アイ:「ですが、僕がそちらの彼に勝てたのは、彼が真面目に鍛錬を行い、型をきっちりと身に着けていたからです」
執事:「……」キミに視線を向ける。
君臣アイ:「その型を見て、知り、対応できた。経験の浅い僕が勝てたと言うならそれが理由でしょう」
君臣アイ:「………そのような僕でよろしければ、こちらから護衛任務への参加。お願いしたいところです。」
君臣アイ:「それでも、よろしいですか?」
君臣アイ:わずかに熱意をのぞかせて、伯爵へと問いかける。
リッカルド伯爵:「……ふふ、謙遜される方だ」
執事:「…大変、恐れ入ります」会釈する。
リッカルド伯爵:「ええ、こちらこそ、ぜひお願いしたい」
リッカルド伯爵:「…名乗り忘れていました。私はオルランド王国王女の側近を務める、リッカルドと申します」
リッカルド伯爵:きみに握手を求める。
君臣アイ:「謙遜などと。……僕は、堅実に何かを積み上げる方を尊敬しているだけですので。」
君臣アイ:その握手に応える。
君臣アイ:「よろしくおねがいします、リッカルドさん」
君臣アイ:「《アルカ・バレーノ》、君臣アイです。微力ながら、全力で取り組ませていただきます。」
リッカルド伯爵:「君臣アイくん。君の力を、我々に貸していただきたい」
リッカルド伯爵:握手を交わす。
リッカルド伯爵:「詳しいことは、メンバーが決定次第伝えるけれど…」
リッカルド伯爵:「…現時点で、何か質問はありますか?」
君臣アイ:「そうですね……」
君臣アイ:今後の連絡、準備。それらはおいおい考えるとして。
君臣アイ:「羽鳥さんを影武者に、とのことでしたが」
君臣アイ:「王女様はそんなに似ておられるのですか?」
リッカルド伯爵:「ふふ」笑う。「ご覧になりますか?」
リッカルド伯爵:携帯端末を取り出し、キミに動画を見せる。
君臣アイ:「……見れるのであれば。」
君臣アイ:覗き込む。
GM:それはオルランド王国・王女が来日した際のニュース映像のようだ。
パトリシア王女:豪奢なドレスをまとった可憐な少女がにこやかな笑みを浮かべている。
君臣アイ:「………ほぉ」無自覚に声が出る。
君臣アイ:片手で口元を覆うように。
君臣アイ:「確かに……なるほど。」
君臣アイ:納得したようにうなずく。
リッカルド伯爵:「そうでしょう」笑う。
リッカルド伯爵:「では改めて、よろしくお願いいたします」
君臣アイ:「えぇ。何か決まりましたら報告をお待ちしております。」
君臣アイ:「そちらもお気をつけて、リッカルドさん」
君臣アイ:「僕はもう少し、こちらで訓練を続けますので。」
リッカルド伯爵:「それは…。頑張って」微笑んで、キミと別れる。
君臣アイ:「はい」その背中を見送って。
君臣アイ:「…………」
君臣アイ:シン、とした沈黙が横たわる。
君臣アイ:「………ちょっと危なかったな」
君臣アイ:咄嗟に口をふさいだが。
君臣アイ:王女様の映像を見て、記憶の中の羽鳥さんを思い浮かべて。
君臣アイ:似ている。確かに似ているけど。
君臣アイ:「………記憶を、美化しすぎてるかもしれない。」
君臣アイ:「気をつけなければ」
君臣アイ:パンパン、と両頬を張って。
君臣アイ:咄嗟に出そうになった言葉を飲み込む。
君臣アイ:────見間違えるほどですか?なんて。
君臣アイ:口にしてたら、どうなってたか。
GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスの羽鳥さんにロイス取ってもいいし、会ってからとってもいいよ
君臣アイ:じゃあ出会ってからにします。
GM:は~い
◆Opening03◆丸藤透子
GM:じゃあ次のOPは丸藤さんだよ~
丸藤透子:はあい
丸藤透子:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 10[10]+37 → 47
GM:ああっ
丸藤透子:あばばば
GM:任務を受けることになったので、王女とお話します
GM:このシーンは王女と仲良くなるのが目的のシーンなので
GM:二人でキャッキャ~ってしたらいい感じのところでシーンエンドになりますね
丸藤透子:はーい
GM:キミ達が住むとある市、その港。
GM:オルランド王国の一行が来日のため乗船してきた豪華客船は、そこに停船していました。
GM:その客室のひとつに、キミは案内されています。
GM:オルランド王国第一王女・パトリシア王女の護衛任務のため、顔合わせをすることになったからです。
パトリシア王女:「はじめまして、トウコ・ガンドー様」ドレス姿の王女がキミに微笑みかける。
パトリシア王女:「本日から、しばらくご迷惑をおかけいたしますが…よろしくお願いいたします」
丸藤透子:(うわー……綺麗な人……) 高校の制服姿でその前に立っている。
パトリシア王女:「…トウコ様?」首を傾げる。
丸藤透子:「い、いえ。ご迷惑だなんて。こちらこそよろしくお願いします。パトリシア殿下。」
メイド達:「……」室内にはキミ達のほかにメイドっぽいメイドもいる。
パトリシア王女:「殿下、だなんて…」困ったように微笑む。
パトリシア王女:「……ねえ、あなた達。わたくしとトウコ様、ふたりで話してもいいかしら」
パトリシア王女:「少し下がっていていただける?」
メイド達:「はい」「はあい」大人しく部屋を出ていく。
丸藤透子:「殿下にはこちらの船で待機していただくことになります。その間の……えっ、ふたりで?」
丸藤透子:護衛チームで決めていた手順を説明しようとしたところで、急な提案に驚く……間もなくメイドたちに出ていかれてしまう。
GM:部屋はキミ達二人きりになる。
丸藤透子:「あの、ええっと……?」
丸藤透子:何か重要な話でもあるのだろうか。身構える。
パトリシア王女:「……護衛の手順は、リッカルドから聞いておりますわ」
パトリシア王女:「影武者の方が務められている間、わたくしは……」
パトリシア王女:「待機しているだけなんて、嫌です!」
丸藤透子:「は、はい。」
パトリシア王女:「公務から離れて自由になるなんて、めったにないチャンスなんですから!」
丸藤透子:「た、大変なんですね。王女様も。」
丸藤透子:「っていうか、その……」
丸藤透子:「だ、だいぶ印象が……キャラが違いません?」
パトリシア王女:「わたくしもわたくしなりに、国民の前では王女たらんとしてますの」
パトリシア王女:「でも本当は……」キミを見る。「…こんな性分で。だめかしら?」
丸藤透子:「ええー……そんな聞き方されたらダメじゃないよって言うしかないじゃん……。」
パトリシア王女:「うふふふ」ころころと笑う。
丸藤透子:「……いや、良いと思いますよ。普通の女の子らしくって。」
パトリシア王女:「そう言ってくださると、とても嬉しいわ! わたくし、あなたとお友達になりたかったの」
丸藤透子:「えー!光栄です!殿下、とっても綺麗で素敵な人ですし。」
パトリシア王女:「まあ…ありがとうございます。でも、殿下なんてよして」
パトリシア王女:「パトリシアって、お友達のように呼んでいただきたいの」
丸藤透子:「えへへ……良いのかな……よろしくねパトリシア。」
パトリシア王女:「ええ!」嬉しそうだ。「こちらこそよろしくお願いします、トウコ」
丸藤透子:「じゃあパトリシア。たまの自由時間だけど、どう過ごします?」
丸藤透子:「UGNにも言えばある程度のものなら持ってきてもらえるはずですよ。」
パトリシア王女:「そうね……」
パトリシア王女:「やっぱり、ここで過ごすしかないのかしら…本音を言えば、外に出たいのだけど…」
丸藤透子:「……う。外。外かあ……。アリなのかな。ちょっと確認を……。」
パトリシア王女:「だ、だめ…。確認なんてしたら、だめだと言われてしまうわ!」
パトリシア王女:キミの腕にすがる。「ねえトウコ、お願い、私をお外に連れていって」
丸藤透子:「むう。まあ、私の任務はパトリシアの護衛であって、この船から出すなとは言われてないんだよね……。」
パトリシア王女:「まあ!」目がきらきらと光る。
丸藤透子:「はあ。仕方ない。プランBってやつ?になったことにしますから。」
丸藤透子:「ただし、無茶な行動はしないこと!それでいいですか?」
パトリシア王女:「もちろんです。トウコの言う事をちゃんと聞きますわ」にこにこしている。
丸藤透子:「……よし。じゃあ改めて、」
丸藤透子:「どこに行きたい?パトリシア。」
パトリシア王女:「はい! 日本の街並みを歩いて…お友達と、遊んでみたいのです」
パトリシア王女:「トウコ、連れて行ってくださる?」
丸藤透子:「はいはい。仕方ないな。私に全て任せなさい。」
丸藤透子:「……あ、名前。そのままじゃマズいかな。」
パトリシア王女:「名前…ですか?」
丸藤透子:「あー、その。偽名とか使った方が良いのかなって思っただけ。決まったのが無いかリッカルドさんにでも聞いとくよ。」
パトリシア王女:「あ、それでしたら」
パトリシア王女:「家族からは、パティと呼ばれておりますわ」
パトリシア王女:「もっと分かりづらい名前の方が良いでしょうか…? それならばリッカルドに…」
丸藤透子:「いやそれで十分だよ。通じる人には通じた方がいいしね。」
丸藤透子:「パティ、よろしく。……えへへ。照れるなこういうの。」
パトリシア王女:「ふふ。トウコ、たくさんわたくしの名前を呼んでね」
GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスのパトリシア王女にロイスを取得してね
丸藤透子:はあい
丸藤透子:-護衛対象・友達/パティ/庇護:〇/動揺/ロイス
GM:動揺している
丸藤透子:すごく綺麗な子だから……
GM:トウコったら!
GM:ありがとうございます!ではこれで以上だよ~
◆Opening04◆尾道もなみ
GM:ではPC4のもなみんのOPだよ
尾道もなみ:はあい
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (30 → 40)
尾道もなみ:あたしも爆アゲじゃん
GM:怪盗が口説きまくるのかな
尾道もなみ:キャッ
GM:OP、ジャックロールが王女の秘宝の話するのを聞いてフーンってしてると護衛チーム入りの話が飛んでくるという流れで
GM:ジャックロール?ローズ
尾道もなみ:まきまき
羽鳥七海:ジャックロール、美味しい層
GM:ジャックローズの犯行があった日に、遠くで待機してるもなみちゃん…ってシチュエーションが良いかな~って思ってたんですけど
GM:どうですかね?夜のバーですれ違うとかのがいい?
尾道もなみ:じゃあ待機しようかな?
GM:じゃあそれでやっていこう~
GM:日本の警察組織にも、オーヴァードについて極秘に取り扱う部署はいくつか存在する。
GM:公安警察特殊犯罪調査室。
GM:そして、警察庁刑事局労務担当課───通称R課。キミが所属しているのはそっちだ。
GM:とある夜。美術館の周りをパトカーが囲み、サイレンが鳴り響く。
GM:怪盗ジャックローズの犯行予告を受けて、キミ達R課にも出動命令がかかっていた。
GM:少し離れたビルの屋上で、キミは一人、美術館を遠目に見ている。
尾道もなみ:「うー……さっむ」夜風が冷たい。
尾道もなみ:適当に買ったホットコーヒーの缶で手を温めつつ、様子を見ている。
GM:今回、怪盗の対策をメインで行っているのは公安警察の方だ。
GM:キミ達R課はいざというときの出動要員である。
尾道もなみ:(だいたい人命にかかわるようなのはUGNが先にやっちゃってるから)
尾道もなみ:(あたしたちにはこういう…逆に漫画みたいな案件が…)
GM:そんな風に過ごしていると、ビルの欄干に、ふわりと降り立つ影がある。
尾道もなみ:「!?」ばっと振り返る。
ジャックローズ:「何してるんだい、お嬢さん」
尾道もなみ:「ヒィッ」
尾道もなみ:「……え、もう盗んだ感じ?これ」
GM:怪盗ジャックローズ。予告状を出して犯行を行うことで知られる、漫画のような古典的怪盗オーヴァード。
尾道もなみ:「ぜんぜん見えなかったんですけど…あと多分あたしあんたより年上だからね……」
ジャックローズ:「ふうん? じゃあレディ」
ジャックローズ:言いながら、ポケットから宝石を取り出して見せる。
尾道もなみ:「ヒー」こういう物言いに慣れてないので奇声しか出せない。
尾道もなみ:「うわ」
ジャックローズ:「この通り。君がいなかったから、つまらなかったよ」
尾道もなみ:「あは~…それでわざわざ会いに来てくれたってワケかい」
ジャックローズ:「そうさ、会いに来た」
尾道もなみ:「ふうん、んで、このレディに」
尾道もなみ:「あんたはなにかステキな情報でも持ってきてくれたんじゃあなくって?」
ジャックローズ:「フフ!」片手で宝石を弄ぶ。
尾道もなみ:同僚を呼んでいないのは、個人的な利益のためといってもいい。この怪盗の持ってくる情報は有益で、その盗みより価値があると、思っている。
尾道もなみ:もちろん、持ってこないこともあるが。
ジャックローズ:「遠い異国から、はるばる姫君が来てくださっているのはご存知?」
尾道もなみ:「オルランドだっけ……いろいろ事件があったらしいとは聞いたけど」
尾道もなみ:「またUGNに渡ってるから詳しくはないんだよねえ」
ジャックローズ:「おや、じゃあ首を突っ込んでよ、警部殿」
尾道もなみ:「ただ働きかい?」笑う。
ジャックローズ:「それはあなた次第だ」
ジャックローズ:「…オルランド王国の王女・パトリシア。彼女が持っているのは国に代々伝わる秘宝『虹の軌跡』」
ジャックローズ:「それが、次の僕の標的」
尾道もなみ:「へえ」
尾道もなみ:「どういうワケで、わざわざ教えてくださるのだか聞いても?」
ジャックローズ:「君と追いかけっこするのが好きなんだ。それだけ」
尾道もなみ:面食らう。
尾道もなみ:「ハェ~……」
ジャックローズ:「フフ」目を細める「野暮なことを言わせようとしないでよ」
尾道もなみ:「いやあのね、照れるから」
尾道もなみ:「慣れてないんだってば、こういうのさあ」焦ったのを隠すように苦笑いする。
尾道もなみ:「あたしはあんたと追いかけっこがしたいわけじゃないんだけどね」
ジャックローズ:「そう?」トンッと屋上に降りる。
ジャックローズ:そのまま距離を詰めて腰を抱く。
ジャックローズ:「じゃあ、何がしたいの?」
尾道もなみ:「ンガッ!?」
尾道もなみ:「いやなに!?」
ジャックローズ:「アハハ」
尾道もなみ:「アハハじゃねえ~!」
ジャックローズ:「でもだめだよ。まだまだ僕に付き合って、尾道さん」
尾道もなみ:もがきながらじたばた逃げる。「はー……」
尾道もなみ:「付き合うけどさあ、まったくもう」
尾道もなみ:「追いかけるくらいしてあげるから、それホントさあ…」しゃがむ。
尾道もなみ:「まあ、あんたについていくともっと大きい事件に当たることが多いから」
尾道もなみ:「正直全然やぶさかじゃ~ないさ」
ジャックローズ:「仕事熱心な君が好きだよ」目を細める。
尾道もなみ:癖毛を雑にかきあげる。「だからそういうのよ」
尾道もなみ:「乙女の純情をもてあそぶでないですよ、ジャックローズ」
尾道もなみ:乙女って自分で言うか~と思いつつ見上げる。漫画のような怪盗の姿。
ジャックローズ:「君の心を僕に惹きつけていたいんだ」ニヤリと笑って。
ジャックローズ:マントの下から、薔薇の蔦で編まれた羽根がバサリと広がる。
尾道もなみ:「はいはい、少なくとも事件の間はね」
尾道もなみ:「虜にでもなんでもなってあげますよ、っと」立ち上がる。
ジャックローズ:「良いね、その目が好き。…それじゃあ、警部殿!」
ジャックローズ:「再びお会いできる日を楽しみにしていますよ」
ジャックローズ:トンッっと飛び上がり、軽薄な笑みを浮かべてビルの屋上から落ちていく。
ジャックローズ:下を覗き込めば、羽根を広げた怪盗が夜の街を駆けていくのが見えるだろう。
尾道もなみ:下は見ない。どうせうまく逃げるのだろう。公安警察の処理は大変だろうな~、なんて考える。
尾道もなみ:「仕事熱心ならあんたを見逃さないんじゃないかな~…」
尾道もなみ:「虹の軌跡。ねえ」
尾道もなみ:「あいつのことだし、追っていきゃなんか当たりそうではあるか」
尾道もなみ:ほああ、と欠伸をする。
尾道もなみ:「とりあえず捜索はあっちがやるだろうし、カレーでも食べに行くか……」
GM:───パトリシア王女の護衛任務がキミに下ったのは、それから数日後のことだった。
GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスの怪盗ジャックローズにロイスを取ってね~
尾道もなみ:怪盗ジャックローズ 〇有為/警戒
尾道もなみ:こ これで!
GM:フ~ン 有為ね……
GM:了解です ありがとうございます~
尾道もなみ:有為なので
GM:純愛とかでもいいよ
尾道もなみ:させてね~♡
GM:まかせて
GM:OP
GM:OPは以上!
GM:これからミドルフェイズに入っていくぜ!
羽鳥七海:はぁい
尾道もなみ:はーい!
丸藤透子:いえーい
君臣アイ:いえーい
◆Middle01◆
GM:ではミドル1シーン目から。アイくんと羽鳥さんの合流シーンです。
GM:シーンプレイヤーはアイくん。
GM:二人だけ登場可能。二人は侵蝕率を上げて登場してね
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (46 → 51)
羽鳥七海:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 3[3]+35 → 38
GM:このシーンは、二人の再開と、羽鳥さんのハンドアウトにあった「秘宝を託される」ところを描写するシーンです。
GM:君臣くんが待機していると、王女……のように見えるドレスアップした羽鳥さんがやってくる…みたいな
君臣アイ:なるほどですね
GM:シチュエーションを考えていたんですが、いかがでしょう
君臣アイ:こちらは大丈夫です
羽鳥七海:OK
羽鳥七海:です。秘宝はその後に託される感じですかね
羽鳥七海:君臣くんが待っていることは
羽鳥七海:こっちは知っていた方が良いかな? どっちがいい?
GM:GMはどっちでも良いですよ!羽鳥さんがやりたい方に合わせられます
羽鳥七海:じゃあそこが初対面が良いかな
君臣アイ:了解です
羽鳥七海:知らなかったていで話しかけたい
君臣アイ:びっくりします。
GM:じゃあお互い知らない感じでいきましょうか
GM:メンバーの顔合わせってだけ聞いてた感じで
君臣アイ:はーいっ
GM:じゃあやっていくね~
GM:某日。君臣くんは、王女および羽鳥さんとの顔合わせのため、豪華客船の一室に招かれていました。
リッカルド伯爵:「すみません、君臣くん。二人はこれから来るそうですので」
リッカルド伯爵:「しばらく待っていましょう」君に微笑む。
君臣アイ:「いえ、お気になさらず。僕も先に着きすぎたようですし」
君臣アイ:同じく柔和な微笑みを返す。
君臣アイ:手には今回の任務に関する資料があり、そちらに改めて目を通していた所だった。
GM:この段階で、キミは先日あった王女への暴行事件などを把握していて構いません。
GM:渡された資料も、そのことが記載されているのでしょう。
君臣アイ:「王女様への直接の暴行とは……大変な事件ですね」
君臣アイ:その資料に目を通して確認するように呟く。
君臣アイ:そして、添付された写真。映像の粗い画質ではなく、鮮明に撮られた王女の姿。
君臣アイ:(…………羽鳥さんは、この人の影武者になるんだったか…)
君臣アイ:1年。思い返すほどにまだ色褪せないその記憶の中の相手につい、思考が引っ張られる。
君臣アイ:それを引き戻したのは───
???:「あ、あの。これ、本当におかしくありませんか?」
???:扉の向こうから、少し慌てたような――彼女を知るものからすれば珍しい声が聞こえてくる。
君臣アイ:音に反応してつい、と。目線を扉の方へ向ける。
???:「それに、護衛との顔合わせですよね、今着なくてもいいのでは――」
???:「うう、そ、そういうことなら……」
???:「失礼します」 そう言って、きぃ、と扉が開く。
羽鳥七海:「――、――」 かつん、かつん。
羽鳥七海:ヒールの音。薄桃色のドレスに、普段よりも頬に色づく化粧、艶のある髪。
リッカルド伯爵:「これは、これは」目を細める。
君臣アイ:「─────、」その姿を、目にする。
君臣アイ:資料の写真とは異なるドレスだが、確かに。手元の資料で見ていた女性がそこに居た。
君臣アイ:記憶の中の"彼女"より、少し大人びて。所作に気品を感じるような。
君臣アイ:(………確かに、羽鳥さんに似ている─────?)
羽鳥七海:「……お、初に、お目に掛かります」 つい、と慣れ切った、しかし用途の違うカーテシー。
羽鳥七海:「この度、パトリシア王女の代わり身の役を仰せつかりました」
羽鳥七海:「UGN所属、《エスメラルダ》、羽鳥七海と申、し、ます…………」
君臣アイ:ほう、と感嘆の息を一瞬、漏らして。
君臣アイ:「……………え、ええと、お初にお目にかかります!」慌てて、用意したセリフを。
君臣アイ:「この度、王女殿下の護衛を仰せつかった内の一人、君臣、アイと……?」
君臣アイ:途中で、相手の自己紹介がようやく。脳に染み込んだ。
君臣アイ:「…………羽鳥、さん?」
君臣アイ:たらり、と。頬を汗が伝った。
君臣アイ:「ええと、パトリシア王女殿下…ではなく?羽鳥さんご本人?」
羽鳥七海:「うう……」
パトリシア王女:「ふふふ」ちょこんと頭を覗かせるようにして、部屋に入ってくる。
パトリシア王女:「どう? そっくりでしょう。七海と、わたくし」
君臣アイ:「わっ!?」
君臣アイ:続く衝撃に動揺。
羽鳥七海:「王女さまぁ。やっぱり護衛の方が驚かれているじゃないですか!」
パトリシア王女:「だって、驚かせたかったんだもの」くすくすと笑っている。
君臣アイ:「と、ということは。貴方が……本物のパトリシア王女殿下、ということですか?」
君臣アイ:実際に目の前で同じ顔が、二人。一度浮かんだ汗を拭えずにいた。
君臣アイ:(違いは見分けられる、ような、気がする?いや…?でも…?)混乱
君臣アイ:一年前の記憶となら見分けられる。しかし、目の前の二人は服装で見分けなければ瓜二つだった。
パトリシア王女:「ええ、そうですわ。初めまして、君臣様」優雅なカーテシー。羽鳥さんとは似ているが異なる所作。
リッカルド伯爵:「王女様。初対面の方に悪戯とはいただけませんね」
羽鳥七海:「ううう……知り合いに見られたら何て言われることか」
リッカルド伯爵:「知り合いなのでは?」
羽鳥七海:「はい?」
君臣アイ:「……ええと、僕はそのつもりですが」先程からの羽鳥さん(先に入室された方)の発言は一応耳に届いてる。
パトリシア王女:「ええ、だから選ばれたんでしょう? 七海の護衛として…君臣様が」
羽鳥七海:「え。そちらの方も……え」
羽鳥七海:今更のように、護衛を名乗った男性の姿を見上げる。
君臣アイ:「羽鳥さん。お久しぶりです。1年……ですか。」
君臣アイ:「君臣アイです。今回は護衛を仰せつかりました」
君臣アイ:高校3年。1年の間に20cmほど伸びた身長。
君臣アイ:その見上げる動きに目線を合わせるように、頭一つ分高い所から声をかける。
君臣アイ:表情には気まずげなものが浮かびそうなのを、必死に堪える
羽鳥七海:「…………えええええ!?」
君臣アイ:「……ええと、覚えておいででは、無いでしょうか?」
君臣アイ:(1年前だものな。羽鳥さんも忙しいお方だし)
君臣アイ:少し、もの悲しげな雰囲気。
羽鳥七海:「君臣さ……え? 君臣さんですか!? どうしてこちらに!?」
パトリシア王女:「あらあら」
リッカルド伯爵:「おやおや」
君臣アイ:「よかった、覚えておいでですか」ちょっとホッ。
羽鳥七海:両手で顔を隠し、身を捻ろうとするが
羽鳥七海:ヒールで足元がおぼつかない。ふらつく。
君臣アイ:「あっ、」咄嗟に踏み出し、手をのばす。
君臣アイ:倒れる身体、フリルで不明なシルエットを下げて、腰回りを抱くように。
君臣アイ:ふらついた身体を優しく抱きとめる。
羽鳥七海:「あうっ」
君臣アイ:「……危ない。お怪我はありませんか?」
君臣アイ:天井を背景に、碧の瞳が覗き込む。
羽鳥七海:「……は、はひ…………」
パトリシア王女:「まあ、素敵!君臣様、本当の王子様みたい」
君臣アイ:「あはは……本当のプリンセスに頂くには過分な評価です」同じ顔から発せられる称賛に、少し面映ゆく。
羽鳥七海:「……。信頼、できるエージェントが、護衛につくと……」
羽鳥七海:「聞いて、いましたが……」
君臣アイ:「はい。僕です。……僕たち、ですが」
君臣アイ:「1年。それなりに修練を積んだつもりです。……信頼、していただけますか?」
羽鳥七海:吸い込まれるような青色の目。出会ったばかりのあの頃よりも、更に自身に満ちて、澄んでいる。
羽鳥七海:「……お久しぶりです。君臣さん。……大きくなりましたね」
君臣アイ:「えぇ、お久しぶりです。羽鳥さん。どうやら、成長期だったようです」
羽鳥七海:ふい、と手を君臣さんの頭に伸ばしかけて、引っ込める。
羽鳥七海:もう、覚醒したばかりの新人ではない。
君臣アイ:「?」動作に少しの疑問。
君臣アイ:代わりに、倒れかけていた羽鳥さんの身体を抱き起こして、まっすぐと立ってもらう。
羽鳥七海:すい、とバランスを取りなおして、腕から離れる。「失礼いたしました」
羽鳥七海:「ちょっと、その、慣れなくて……」
羽鳥七海:頭一つ差がある。大きい。本当に……
羽鳥七海:「いや伸びすぎでは? いくらなんでも!」
君臣アイ:「ふふ、大丈夫ですよ。いざとなったらお助けするために、僕はここに居ますので。」
君臣アイ:「身長はまぁ、元から伸びてる途中ではあったんですが…」と頭を気にする。
リッカルド伯爵:「…王女、先にこちらの話を済ませてしまいましょうか?」
パトリシア王女:「あら、うふふ。そうね。お邪魔虫になってしまうものね」
羽鳥七海:「あっいえ、その!」
君臣アイ:「と、すみません。話を脱線させてしまいました。」
羽鳥七海:「申し訳ありません! ……そちらの、ネックレスの件ですよね?」
君臣アイ:背筋を伸ばし、微笑ましげにこちらを見やる王女様に顔を向ける。
君臣アイ:「ネックレス、ですか?」
パトリシア王女:「ええ。さきほど、少しだけ七海にはお話したんですけれど…」
パトリシア王女:「今回、私の影武者である貴女に、このネックレスを預けたいの」
パトリシア王女:言いながら、自らのデコルテに輝く宝石を指し示す。パールで繋がった先に、深い碧色に輝く宝石が揺れる。
羽鳥七海:「これは……」
リッカルド伯爵:「これは、我がオルランド王国に伝わる秘宝。『虹の軌跡』と呼ばれている宝石です」
リッカルド伯爵:「我が国では、王位を継ぐ者だけが、身に着けることを許されています」
君臣アイ:「『虹の軌跡』……」先程まで読んでいた資料に合った名前だと、記憶を反芻する。
羽鳥七海:「そのようなものを、私が預かってもよろしいのでしょうか」
羽鳥七海:「本人の偽装ということなら、レプリカや、模造品でも構いません」
パトリシア王女:「…実は」少し困った顔。
君臣アイ:「実は……?」真剣な顔
パトリシア王女:「暗殺事件とは別に、この宝石を狙っている怪盗がいるとの情報がありまして…」
リッカルド伯爵:「怪盗ジャックローズと…日本では名の知られたオーヴァードらしいのですが、ご存知ですか?」
羽鳥七海:「……有名な名前です」 ちょっと呆れ顔になる。
羽鳥七海:「邪悪とまでは言いませんが、反体制的な……なおかつ、実力は折り紙つきです」
君臣アイ:「そうですね。僕も幾度か名前は。最近も、どこかの美術館絡みで名前を聞いた覚えがあります」
羽鳥七海:「直接対峙したことはありまえせんが。あの怪盗が……それはまた何とも……」
羽鳥七海:「つまり、戦力のある私が持っていた方が良いと言う御判断ですね」
リッカルド伯爵:「そうです。オーヴァード相手となれば、下手な偽物を用意するより、同じオーヴァードに本物を預けていたほうが安心だと」
リッカルド伯爵:「我々は判断しました」
君臣アイ:「なるほど。本物を持っている方が危うい、という判断ですね」
君臣アイ:受け取るかどうか、ベテランである羽鳥さんの判断を目で仰ぐ。
羽鳥七海:「承知いたしました。何としても守り抜きます」
パトリシア王女:「まあ…。ありがとう、七海!」
パトリシア王女:「この宝石には、謂れがあるのです」目を伏せる。
羽鳥七海:「謂れ、というと」
パトリシア王女:「昔、国にいた勇者が、この宝石を使って、国の争いを鎮めたというのです」
パトリシア王女:「だからきっと、戦う貴女のお守りになると思うのです」
羽鳥七海:宝石を使って、という文言に少し首を傾げる。
羽鳥七海:だが、それはそれとして。「……そのような、大切な秘宝をお預かりするのですね……」
君臣アイ:(治世の証……みたいなものか?三国志だと玉璽だっけ…)
君臣アイ:「とても、頼りになる逸話ですね」
羽鳥七海:「分かりました。この命に代えましても守り抜きます……!」
羽鳥七海:決意顔。
パトリシア王女:「ぜひ、よろしくお願いいたします」
君臣アイ:「えぇ。僕も全身全霊をとしてお守りいたします」
リッカルド伯爵:「私からも。お二人とも、よろしくお願いいたします」
羽鳥七海:宝石を受け取る。
パトリシア王女:「ふふ」微笑む「素敵ね、七海」
羽鳥七海:「王女様こそ。お守りならば尚更、それを手放す御身を大事に」
羽鳥七海:「ありがとうございます。謹んで拝領いたします」
パトリシア王女:「…ええ。貴女に、幸あらんことを」
GM:王女は、キミに優しく微笑んだ。
GM:シーン終了。
GM:二人はこのタイミングで、シナリオロイスへの感情取得をお願いします。
GM:君臣くんは羽鳥さん、羽鳥さんは秘宝『虹の軌跡』が対象です
君臣アイ:ロイス!「"先輩" 羽鳥七海 ○P尽力/N羞恥」OPであんなに大口を叩いたのに…!でも会えて嬉しい。
君臣アイ:以上です
羽鳥七海:宝物/虹の軌跡/守護:○/疑念/ロイス
GM:はーい ではこのシーンはこれで以上!
◆Middle02◆
GM:次のシーン。丸藤さんと尾道さんの合流シーンです。
丸藤透子:エイ!エイ!
GM:シーンプレイヤーは丸藤さん。二人は侵蝕率を上げて登場してね
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (40 → 42)
丸藤透子:47+1d10
DoubleCross : (47+1D10) → 47+9[9] → 56
丸藤透子:高くない?
GM:ガンガン上がる
GM:このシーンなんですけど、透子ちゃんともなみちゃんと王女でデートしてもらおうかと
尾道もなみ:あたしもいいんですか?
尾道もなみ:わあい
GM:折を見てジャックローズがやってきてワ~ッってなります
尾道もなみ:やったあ
丸藤透子:了解ですー
GM:場所はPLと相談しようかと思ってたんですけど、どうしましょうね
GM:秘密相談のうえ、決定したぜ!やっていくぜ
GM:豪華客船が停船している港の近くには、人々が行き交う大きなショッピングモールが広がっている。
GM:その片隅にあるテラスカフェにキミたちは来ていました。
GM:あたたかな陽光が白いテーブルを照らす。穏やかな昼下がり。
尾道もなみ:「んじゃ、あたしホットコーヒーで…さっきお昼食べちゃったんで」
尾道もなみ:「ふたりは気にせず食べていいですからねえ。なんが有名なんだったっけな…」
パトリシア王女:「目移りしてしまいますね」私服姿。
尾道もなみ:偽装もかねて私服姿。ざっくりしたニットにジーンズ。学生に見える。
丸藤透子:「私は甘いもの食べたいな!ここ、確か前にテレビで特集してたんだよねー。」
丸藤透子:こちらも2人に合わせて私服姿だ。
尾道もなみ:「だったね。ワッフル、パンケーキ、フルーツサンド…ほうほう」
パトリシア王女:「甘いものは、とても好きです」ニコニコしている。「おすすめを教えてください」
丸藤透子:「せっかくだから和のスイーツとかどうかな。」 テーブルの上に置いてパティに見えるようにしたメニューをパラパラめくっている。
尾道もなみ:「あ、いいね。抹茶系あったっけ」
丸藤透子:「白玉ぜんざいに抹茶付けられるって!」
尾道もなみ:「いいじゃん。どうですパティ?」
パトリシア王女:「まあ、まあ」ニコニコ。「では、それにしましょう」
GM:オーダーすると、すぐに白玉ぜんざい抹茶セットとホットコーヒーが運ばれてくる。
尾道もなみ:砂糖ミルクを入れずにズズズーと飲む。
尾道もなみ:「おお、美味しそう」
丸藤透子:「やった!いっただっきまーす!」
丸藤透子:自分もパティと同じものを注文している。
パトリシア王女:「まあ、チョコレートかと思ったら、違うのですね」
パトリシア王女:スプーンを口に運ぶ。「美味しいです」
尾道もなみ:「ああ、餡子…豆だね。チョコも豆か…」
丸藤透子:「美味しいねえ。」
丸藤透子:もぐもぐとペース早めに食べている。
パトリシア王女:「美味しいです!」
パトリシア王女:「今日はもなみにも付き合っていただけて、嬉しかったです」
尾道もなみ:「なはー、あたしはまあ…護衛向きじゃあないしね」
丸藤透子:「外出の話も結構あっさり通って良かったよね。」
丸藤透子:「ま、私がそれだけ信頼されてるってことよ。」
尾道もなみ:「護衛チームに選ばれてんだからね」笑う。
尾道もなみ:「宝石の護衛の子もだけど、みんな十代でしょ。すごいねえ」
パトリシア王女:「リッカルドにまた嫌味を言われるのではないかと怖かったです…」
丸藤透子:「えー、嫌味とか言うんだ。あの人。」
尾道もなみ:「へえー、あの優男、嫌味とか言うんだねえ」
丸藤透子:「さっきの君臣さんと……パティたちのやり取りとかもさ、結構ノリノリだったのに。」
尾道もなみ:「ふんふん、あたしはそれ見てないけど…君臣って子は宝石の方の護衛の子か」
パトリシア王女:「まあ、トウコ。見てらしたのですか?」
尾道もなみ:「へえー。なんか楽しそうじゃん」
丸藤透子:「まあ、出てけなかったけどねぇ。」
丸藤透子:「美男美女で空気がすごかったんだもん。」
尾道もなみ:「マジか……写真見てないんだけど、そんな世界観なの?!」
パトリシア王女:「トウコも美しいですわ」
パトリシア王女:顔を覗き込むように言う。
丸藤透子:「えーっ、そうかな。」
丸藤透子:パティの近い顔に、少し顔を赤くする。
丸藤透子:「ドレスとかもさ、私には着れるイメージができないわー。」
丸藤透子:照れ隠しのように顔を逸らしながら。
丸藤透子:「もなみさんはどうです?ドレスとか着るの?」
尾道もなみ:「えー…友達の結婚式で……くらいかね」
尾道もなみ:「それも最近行けてないからぜんぜん着てないわ」
丸藤透子:「そうそう着ないよねえ。」
丸藤透子:「私も実家にいるときは振袖とかなら着たことあるけど……」
パトリシア王女:「フリソデ?」
尾道もなみ:「へえーー、和風のおうちなんだ」
尾道もなみ:「いいね。振袖とか成人式でしか着てないけど、かわいいし」
丸藤透子:「うん。あっ、後で船に戻ったら見せよっか? へへ。そういう能力なんだよね、私。」
丸藤透子:手首に付けたブレスレットを見せる。
パトリシア王女:「まあ、見せていただけるのですか? ぜひお願いしたいですわ」
尾道もなみ:「すごいな……振袖ってのは、めでたいときのキモノみたいなのだね」
パトリシア王女:「日本の伝統的な礼服ですか…それは素敵」
GM:そんな風にキミたちが話していると。
ジャックローズ:《ワーディング》。カフェテラスに、もうもうと煙幕が巻き起こります。
丸藤透子:「……うげ。マジで?」
パトリシア王女:「っ……」ふらりと意識を失う。
尾道もなみ:「っ!?」手元の鞄を取る。「透子ちゃん、パティをお願い」
丸藤透子:倒れそうになるパティをガシっと抱き留める。
GM:パトリシア王女はキミに抱き留められる。
ジャックローズ:舞い降りるように現れる。バサリとマントが広がる。
ジャックローズ:「───やあ、御機嫌よう。レディ達」
尾道もなみ:「おや、お久しぶりだな」
丸藤透子:「あっ!お前は……!」
ジャックローズ:「初めまして。怪盗ジャックローズと申します。お見知りおきを」
ジャックローズ:芝居がかったお辞儀。
丸藤透子:「うわー。実物初めて見た。本当にオーヴァードなんだ……。」
丸藤透子:「てか、イケメンじゃん。」
尾道もなみ:「顔はいいよねぇ~」
丸藤透子:「ってことは、性格が悪いんだ。」
ジャックローズ:「まあ、なにせ盗人ですからね」肩をすくめる。「良いとは言えません」
丸藤透子:そう軽口を叩きながら、袖の端に見えていたブレスレットを光らせる。
丸藤透子:光ったブレスレットは次の瞬間には消えている。
尾道もなみ:「なはは、開き直るんだから」古びたピストルを構え、横目に透子ちゃんを見やる。
ジャックローズ:「怖い顔をしないで…と言いたいところですけどね。王女様を守っていれば、それも無理か」
丸藤透子:「当然だけどバレてるかー。で?王女様に用でもあった?」
尾道もなみ:「サボってるとこは見せられんからねえ」
ジャックローズ:「そんなに大切そうに守ってらっしゃるんだもの」透子ちゃんの胸にいる少女に視線を向ける。
尾道もなみ:(ふうん、これは宝石のありかはまだ知らないのか……?)
丸藤透子:「あはは。大切そうにしてるのは友達だからなんだけどねぇ。」
ジャックローズ:「今日はただの挨拶に来ただけです。そこの警部殿に」言いながら、くるりと手を回すと薔薇が現れる。
尾道もなみ:「あたしかよ…」
ジャックローズ:「ええ、『虹の軌跡』を頂く日付を伝えようかと」
ジャックローズ:「数日後、王女様があの豪華客船で盛大なパーティを開くそうですから」
ジャックローズ:「そこで、『虹の軌跡』を頂きに参ります。観客が多い方が楽しいですからね」
ジャックローズ:そう言って、スッと距離を詰めると薔薇を尾道さんに渡す。
尾道もなみ:「……あんたらしい話だ」奪うように受け取る。
尾道もなみ:「あんたが人に危害を与えないのは知ってるし、追いかけっこも付き合うけど」
尾道もなみ:「パーティ、無事に終わらせたくなってきちゃったんだよねえ」
尾道もなみ:「透子ちゃんのドレス姿も見れるかもしれないし?」
丸藤透子:「ぐえっ。」
丸藤透子:「……思わず変な声が出ちゃった。あ、私のことはいいから話を続けて?」
ジャックローズ:「僕も君のドレス姿は見たいなあ」
尾道もなみ:「おいしいごはんもあるらしいしね」
尾道もなみ:「さっさと終わらせて、あたしたちに素敵なパーティでも贈ってほしいところ」
丸藤透子:「……」 パティを抱きかかえたまま、2人のやり取りを見守っている。
ジャックローズ:「フフフ! 残念だけど、僕の仕事は奪うばかりで」
ジャックローズ:「贈るとすれば、いつも通りの台詞になるでしょう。『捕まえてみて』」
ジャックローズ:「では、またパーティでお会いしましょう。フフフ!」《瞬間退場》。
ジャックローズ:ニヤニヤと笑うと、その身体が蔓のように解けてそのまま消え去ってしまう。
尾道もなみ:「……薔薇は貰ったけどねえ」手元の花を見て苦笑。
丸藤透子:「……ふう。この場は何とかなった……。」
尾道もなみ:「窃盗犯だけど殺人犯じゃあないから、そこは安心して」
尾道もなみ:「あと、ま、言った日付から外すこともない」
パトリシア王女:「………うう……」緩慢に意識を取り戻す。
丸藤透子:「あ、気が付いた。」 ジャラジャラジャラと音を立てて、パティの服の下から鎖を引き抜いて自分の服の中に戻す。
丸藤透子:鎖が服の中に全て戻ると、手首にブレスレットが再び現れる。
尾道もなみ:「おお、すごいな」それを見る。
パトリシア王女:「きゃっ」気付いたら抱きかかえられているので驚く。
パトリシア王女:「……? わ、わたくしに何か……?」
パトリシア王女:「……」きょろきょろと二人の顔を見る。
丸藤透子:「いや、なんか盗まれそうな気がしたから……?」 なぜかもなみさんに言い訳っぽく話す。
尾道もなみ:「キザが移った?」にやっと笑う。
丸藤透子:「ええー……それは嫌だなあ……」
丸藤透子:「あと、大変なことに気付いたんだけどさ。」
パトリシア王女:「?」
尾道もなみ:「どしたどした」
丸藤透子:「この流れだと……やっぱ着なきゃダメだよね。」
丸藤透子:「パーティドレス。」
パトリシア王女:「まあ!」嬉しそうに顔をほころばせた。
尾道もなみ:「……え、逆に着ない気だったの?」吹き出す。
丸藤透子:「な、何とかなるかなって……。」
パトリシア王女:「着てくださいまし!」
GM:シーンを終了します。
GM:二人はロイス取得が可能です。購入判定は次回からね
丸藤透子:はあい
丸藤透子:ジャックローズはまだ良く分からないので、もなみさんに取ろう
尾道もなみ:透子ちゃんに 〇連帯感(がんばっていこう)/隔意(盗まれる?)
尾道もなみ:これで
丸藤透子:-仲間/尾道もなみ/連帯感:〇/隔意/ロイス
尾道もなみ:ナカーマ
丸藤透子:あっ、感情被ってるw
尾道もなみ:おそろい
GM:同じじゃん!
丸藤透子:以上で!
GM:はーい!ではこのシーンは以上だよ~
尾道もなみ:ですです!
◆Middle03◆
GM:次のシーン!全員合流シーンだよ~
GM:シーンプレイヤーは羽鳥さん。全員登場してね
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (51 → 54)
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (42 → 47)
丸藤透子:56+1d10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+10[10] → 66
GM:とっ透子
丸藤透子:今回の登場ダイスは何かおかしい
羽鳥七海:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 3[3]+38 → 41
GM:羽鳥さんとの差が歴然
羽鳥七海:なんだこれ
GM:このシーンは四人で自己紹介などしてこれから頑張ろうね~ってするシーンです
GM:さっきのシーンで、王女の宝石についてちょっと説明を削っちゃったんで、
GM:そこだけ王女から説明させていただけると助かります
君臣アイ:了解です!
丸藤透子:はあい
羽鳥七海:はい!
GM:場所は客船のラウンジにしましょう
GM:ではそんな感じでやっていくね~
尾道もなみ:わあい!
GM:豪華客船のラウンジにキミ達は集合していました。
パトリシア王女:「今回護衛をお願いする皆様が全員揃うのは、これが初めてですから」
パトリシア王女:「改めてご挨拶させていただきます。パトリシアと申します」お辞儀。
パトリシア王女:「これからしばらく、皆様のお力をお借りいたしますわ。どうぞよろしくお願いいたします」」
丸藤透子:(王女様モードだとやっぱりキャラが違うよねぇ) まじまじと見ている。
君臣アイ:「よろしくおねがいします。王女殿下」
羽鳥七海:「こちらこそ、全力で警護させていただきます」
羽鳥七海:「《エスメラルダ》羽鳥七海です。今回、王女様の影武者役、という形になります」
羽鳥七海:「丸藤さん、尾道さんは初めましてですね。お願いします」
尾道もなみ:「たしかにえらい似てますね」
丸藤透子:「似てる似てる。」
羽鳥七海:「いえ、その……」
丸藤透子:「っと、よろしくお願いします。羽鳥さん。」
丸藤透子:「で、私は《バンカー》の丸藤透子です。パティ……パトリシア殿下の護衛が主かな。」
君臣アイ:「《アルカ・バレーノ》君臣アイ。今回は影武者に扮する羽鳥さんの護衛を務めます」
君臣アイ:戸惑っている言葉を引き継ぎつつ挨拶。
尾道もなみ:「おお、こっちは王子様っぽい」
パトリシア王女:「そうなんです、君臣様、王子様みたいなんです」
丸藤透子:「イケメンだよねー。」
尾道もなみ:「本物のお姫様が言うならマジだぁ」
君臣アイ:「本物の王女様の前で言われてしまうと、流石に評価が重いですね…」
パトリシア王女:君臣くんの反応にくすくす笑う。
君臣アイ:からかわれるのを感じて、殊更姿勢を正す。
羽鳥七海:「学校でもそういった立ち位置でしたね、君臣さんは」
君臣アイ:「ははは、羽鳥さんまで……どうかいじめるのは勘弁してやってください。みなさん」
尾道もなみ:「そらモテまくるでしょ」
丸藤透子:「ファンクラブとかありそうー。」
パトリシア王女:「ふふふ。ねえ、もなみも挨拶なさって」
羽鳥七海:「尾道さんは、警察の方ということですけれど」
君臣アイ:「あぁそうだ。僕のことよりそちらのご挨拶を。」
尾道もなみ:「はいはい、あたしはUGNじゃなくて警察庁からですね。R課っていうんだけど」
尾道もなみ:「要はオーヴァードをうまく使ってR関係の事件を片付ける感じだね。ほぼ事後処理にはなるけども」
尾道もなみ:「公安とはスタンス違いみたいな感じで。ま、要は警察とだけ覚えててくれたら」
尾道もなみ:「尾道もなみです。コードは《インシネレイトCC》…あんま使わないから恥ずかしいけど」
君臣アイ:「警察のお方でしたか。今回は怪盗も動いてるとの話ですし、頼らせていただきますね。尾道さん。」
尾道もなみ:(まあ泳がせたのあたしなんだけど…)「はいよ~」
パトリシア王女:「先日も、怪盗の方が現れたのですよね」目を伏せる。
君臣アイ:「もう、ですか。……手が早い方のようですね」
丸藤透子:「街中でいきなりね。大胆だよねえ。」
君臣アイ:「なにか被害はありましたか?」
尾道もなみ:「とくには。犯行予告だけはぶちかまされたね」
丸藤透子:「あいつ、いつもあんな感じなの?」 もなみさんに。
尾道もなみ:「うん。いっつもああ。あの世界観」
羽鳥七海:「彼の目的が、《虹の軌跡》なのですよね」
丸藤透子:「うわー、相手するの疲れそう……」 話が次に進んだので反応は呟くだけに留めておく。
尾道もなみ:「そう。それをパーティの被に派手に盗みたいんだとさ」
羽鳥七海:「狙う理由などは思い当たりますか?」
尾道もなみ:「やー、理由も何も…《怪盗だから》とか言いそうだけどね。ただ、あいつが来るときってのは」
尾道もなみ:「たまたまかは知らんけど、裏に別の事件がある、ことがそこそこある」
尾道もなみ:「あたしが参加した理由はそっちも大きいってわけ」
丸藤透子:「裏の事件、明らかにあるもんね。」
君臣アイ:「なるほど。今回は王女殿下の狙われた事件……あるいは、他の可能性もありますね」
君臣アイ:「先程の話では、謂れと伝統のあるものだと聞きましたし。」
尾道もなみ:「そうなんだ?」
パトリシア王女:「そうなのです」頷く。
君臣アイ:「えぇ、勇者がそれを使って争いを鎮めた…といった感じの。ですよね?」王女に振る
パトリシア王女:「ええ。古いおとぎ話だという者もいるんですけれど」君臣くんの視線に微笑む。
パトリシア王女:「国に争いが起こったとき、勇者がこの宝石から生まれる『虹の橋』を歩いて」
パトリシア王女:「争いを鎮め、平和をもたらしたと…そう伝えられているのです」
GM:王女のデコルテには、羽鳥さんから一度返却してもらった『虹の軌跡』が輝く。
羽鳥七海:「虹の橋……ですか」
羽鳥七海:「ロマンチックですけど、それだけだと何とも分かりませんね」
君臣アイ:「そうですね。逸話なのか、あるいは特別な能力があるのか……」
丸藤透子:「実際にそういう力を持ってる可能性も確かにあるんだよね。」
丸藤透子:パティが付けている『虹の軌跡』をまじまじと見ている。
パトリシア王女:「まあ、伝説が事実だと思ってくださる?」
羽鳥七海:「あっ、すみません、つい」
尾道もなみ:「レネゲイドだっておとぎ話並みに変な世界だからねえ」
パトリシア王女:「いえ、とても嬉しいです。わたくしも、事実だと思っているの」
君臣アイ:「王女殿下も、ですか?」
君臣アイ:虹の軌跡に目をやり……自然と目に入るその顔立ちに、ふいと目線をそらす。慣れない。
パトリシア王女:「おとぎ話だと笑う者もいるものですから」困ったように笑う。
羽鳥七海:「特殊な力を持つ宝石や、それを使うオーヴァードは、決して少なくはないですから」
尾道もなみ:「いい話なら、本当だって信じるほうがいいよねえ。占いみたいなもんで」
尾道もなみ:「信じるっていうか、そうだったらいいとあたしも思うよ」
君臣アイ:「そうですね。夢のある話のほうが、楽しそうです」
丸藤透子:「私も信じてる方かな。」
丸藤透子:「ご先祖様から代々伝わってるおとぎ話みたいな家宝ってことなら、私のもそうだしね。」
丸藤透子:指先に引っ掛けた小さいアクセサリーを見せる。鎧の形をしたアクセサリーだ。
尾道もなみ:「ああ、それもなんだ」
尾道もなみ:「皆もそうなの?」
君臣アイ:「我が家も古い家ですからね。似たようなお話や物品について、よく耳にします」
君臣アイ:無意識に胸元に手。その下になにかあると知っている人なら少し目に付く程度のクセ。
羽鳥七海:「宝石を扱うオーヴァード、という点では私もそうです」
羽鳥七海:「古くから引き継がれたもの、というわけではないですけどね」
尾道もなみ:「ふうん。アーティファクト…とか、いろいろあるんだっけね。そのへん疎いんだけど。見るの楽しみだな」
丸藤透子:「皆も、ってことは……もなみさんもかな。」
丸藤透子:「ちなみに私のはこういうやつね。」 鎧状のアクセサリーを宙に放ると消えて、腕にブレスレットが現れる。
パトリシア王女:「まあ」目を丸くして見ている。
丸藤透子:そのブレスレットがすぐに消えると、小手が装着される。
丸藤透子:「丸藤の鎧って言うんだ。」 装着された小手を見せる。
丸藤透子:また小手が消えて、宙に現れた鎧状のアクセサリーをキャッチ。
君臣アイ:「なるほど。」感心の目で見ている。
尾道もなみ:「ホェ―…」
尾道もなみ:「かっこいい」
尾道もなみ:「あたしのはそういう見た目のじゃないんだけど…外付けの……寄生型RBとかいうやつで、バックアップしてる感じ」
尾道もなみ:「仕事だから、それも銃もあたし個人のじゃないけどね。そういう意味ではそれと同じ」宝石を指さす。
羽鳥七海:スカートのプリーツに手を挿し込んで、内側でかちりと金属音。
羽鳥七海:「そう、私も先にお伝えしておきたいんですが」
羽鳥七海:掌サイズの、翠色の宝石を取りだす。
羽鳥七海:琥珀、蜜めいた質感。中には気泡と、小さな虫の一部が固められている。
尾道もなみ:「おおー」
君臣アイ:「おぉ。」
丸藤透子:「おお。琥珀?だっけ。」
尾道もなみ:「虫入り琥珀か」
君臣アイ:「このような形だったのですね」以前はそこまで気を配る余裕はなかった
羽鳥七海:「私は身体を……特に脚部を変形させるキュマイラです。この化石の子は、因子のブースターみたいなもので」
羽鳥七海:「それで、もちろん非常時に力を使うのは仕方ないんですが……影武者をやっている時は、ちょっと」
羽鳥七海:「全力を出すと、間違いなく……その、ドレスが無事では済まないので……」
丸藤透子:「?」
君臣アイ:「…………」1年前の記憶。足が透明となったのはそういう理屈だったか。
尾道もなみ:「……あ、裾が?」
羽鳥七海:「足からものすごい長くて透明な棘が出る、というイメージをお願いします」
パトリシア王女:「あら…」小首をかしげる。「ドレスは、どうなっても構わないけれど」
羽鳥七海:「私が構いますので! あのドレス、それはもちろん、王女様が使うのとほぼ同じなので……」
君臣アイ:「王族の方と同じ衣服ですか……」考えたくないな、と心中を察する
尾道もなみ:王女のドレスを凝視する。高そう。めっちゃ高そう。
丸藤透子:「ああー……。パティのドレス、高そうだもんね……。」
羽鳥七海:「だいたい」 指を机に這わせる。0。0。0。0。
羽鳥七海:ゼロを山ほど書いて、最後に1。
君臣アイ:「…………」うわっ。
尾道もなみ:「ヒェッ」
丸藤透子:「あ、待って。それ見たくない。知らないでいたかったんだけど。」
君臣アイ:「えー……ひとまず、破かなくてすむなら、それに越したことはないでしょう」
君臣アイ:「羽鳥さんに戦っていただくのは最後の手段として。……最後の手段として。」強調。冷や汗。
君臣アイ:「そこまで被害が行かないように、羽鳥さんと王女殿下を守るのが、僕たちの役目になりそうですね」
羽鳥七海:「君臣さん、こういうのも心苦しいのですが……」
君臣アイ:「はい、なんですか?」
羽鳥七海:「どうか、絶対に、絶対に、守ってくださいね」
羽鳥七海:真に迫る表情である。
君臣アイ:「……………」むん、と。その表情を真正面から受けて、どういう感情か、口元を一文字に引き結んで。
君臣アイ:「お任せください、羽鳥さん」
君臣アイ:すい、と。役者のように半ば大仰に。軽くお辞儀。
君臣アイ:「僕はそのために、ここに居ますので」
パトリシア王女:「まあ! ほら、ね。王子様みたいでしょう」
尾道もなみ:「なるほどねぇ~」透子ちゃんにだけ、こっそり。「こら入りにくいわ」冗談めかして。
丸藤透子:「でしょ!」
羽鳥七海:「……え。あ! いや……!」
羽鳥七海:「その、そういう意味ではなくて……ドレス! ドレスと秘宝を! ですので!」
君臣アイ:「………あ。」
君臣アイ:「え、えぇ。もちろん。そちらの話ですよね。はい」
君臣アイ:「任せてください、羽鳥さん」
羽鳥七海:「はい! よろしくお願いします!」
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスの取得・感情変更と、購入判定ができるよ~
丸藤透子:購入判定か~
尾道もなみ:ロイスは‥‥ここでは保留にしとこうかな?
君臣アイ:ロイスは~、もうちょっと話してからにしようかな。
羽鳥七海:後輩/君臣アイ/歓喜:○/羞恥/ロイス
君臣アイ:歓喜っ。
GM:歓喜ですって
君臣アイ:ですってね…?
尾道もなみ:あらまあ
羽鳥七海:立派になった姿が見られて嬉しいです
羽鳥七海:それだけですから!
君臣アイ:期待に応えられるようにがんばりますね
丸藤透子:多機能ヘルメット。目標値15。
丸藤透子:3dx10+4>=15
DoubleCross : (3DX10+4>=15) → 8[4,4,8]+4 → 12 → 失敗
丸藤透子:駄目!
GM:あっ残念
GM:バディをムーブすることができれば…
君臣アイ:優秀なチルドレンがいれば…
尾道もなみ:そんなひとが…??
羽鳥七海:ほほう
丸藤透子:達成値が3足りないのだ
羽鳥七海:達成値が3足りないだと~~そんな時のバディムーヴ~
君臣アイ:さっすが羽鳥さんは頼りになるな~!
羽鳥七海:前振り省略! 《バディムーヴ》!
尾道もなみ:テレレテッテテーン
GM:透子ちゃんは購入できるよ~
丸藤透子:やったー!多機能ヘルメットを装備します!
丸藤透子:装甲が1増えて、知覚ダイスが1個増えました。
GM:はーい
君臣アイ:購入は戦闘用きぐるみ。防御を固めます。
君臣アイ:3dx+1>=14 戦闘用きぐるみ
DoubleCross : (3DX10+1>=14) → 5[2,2,5]+1 → 6 → 失敗
君臣アイ:ガションガション。失敗で以上です
GM:こりゃダメだ~
尾道もなみ:じゃああたしがきぐるみ狙おっかな
尾道もなみ:【警察手帳】社会判定達成値+1で
尾道もなみ:2DX+2+0@10>=14
DoubleCross : (2DX10+2>=14) → 9[4,9]+2 → 11 → 失敗
GM:残念!
尾道もなみ:金はあるけどまあいいかな。着ぐるみアイくんピンナップは次回に。
GM:悔しいですわーッ
君臣アイ:はは、需要はないと思いますが。
羽鳥七海:私は私でアームドスーツ狙います
羽鳥七海:器物使いの十八番! 能力訓練:社会と融合 ダイス+3
羽鳥七海:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[1,2,5,6,10]+7[7]+1 → 18
GM:おお、すごい
君臣アイ:おはこ!
尾道もなみ:社会性
羽鳥七海:いきなり買えた
君臣アイ:他のサポートもして買い物上手の羽鳥さん
丸藤透子:ロイスは保留にしとこうかな~
丸藤透子:私は以上で。
君臣アイ:皆処理は以上の予感ね。
羽鳥七海:以上です
GM:はーい。では全員以上わね
GM:このシーンは以上!
◆Middle04◆
GM:では次のシーン。情報収集シーンです。
GM:シーンプレイヤーは尾道さん。
GM:他に登場したい人は登場してね
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (47 → 54)
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (54 → 60)
丸藤透子:そろそろ登場ダイスも落ち着くでしょ~
丸藤透子:66+1d10
DoubleCross : (66+1D10) → 66+6[6] → 72
丸藤透子:なるほどね
羽鳥七海:羽鳥七海の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (41 → 45)
GM:透子…
GM:羽鳥さんとの差がエグい
GM:では、先に情報収集項目を出しますね。
GM:現在調べられる項目はこちら
・王女の暗殺未遂事件について 〈情報:UGN、警察〉難易度6
・パトリシア王女について 〈情報:UGN、警察、裏社会〉難易度8
・虹の軌跡について 〈情報:噂話、UGN〉難易度7
・ジャックローズについて 〈情報:UGN、警察、裏社会〉難易度9
尾道もなみ:警察ある
尾道もなみ:わあい
GM:好きなの選んで調べてね~
尾道もなみ:じゃああたしジャックかなあ
丸藤透子:迷うな~。私が虹の軌跡行きましょうか。
君臣アイ:いざとなったらバディム貰うためにパトリシア王女行っておこうかな~
君臣アイ:ではパトリシア王女に情報UGN。コネ幹部で+2。
君臣アイ:6dx+1>=8 パトリシア王女
DoubleCross : (6DX10+1>=8) → 10[1,3,4,6,9,10]+2[2]+1 → 13 → 成功
尾道もなみ:エンブレム【科学捜査研究所】情報:警察に判定ダイス+2
尾道もなみ:【警察手帳】社会判定達成値+1
尾道もなみ:情報警察でジャックいくわ
尾道もなみ:4DX+4+0@10 情報(警察)
DoubleCross : (4DX10+4) → 9[1,4,8,9]+4 → 13
GM:二人とも成功わね
丸藤透子:情報UGNで虹の軌跡!コネ使用。
丸藤透子:5dx10+2>=7
DoubleCross : (5DX10+2>=7) → 10[4,5,8,9,10]+3[3]+2 → 15 → 成功
丸藤透子:めっちゃわかる
GM:えーすごい!めちゃくちゃ知ってる
羽鳥七海:5dx+2
DoubleCross : (5DX10+2) → 10[1,3,3,8,10]+10[10]+4[4]+2 → 26
尾道もなみ:??
GM:www
羽鳥七海:???
丸藤透子:あわわわエリート
尾道もなみ:全知
羽鳥七海:聞き込みしてたら王女だと思われてめちゃくちゃ教えて貰っちゃった
GM:そりゃこの達成値出るわ
君臣アイ:有能ですわ
君臣アイ:王女探偵羽鳥さん
GM:みんな優秀でうれしいです
GM:では、順番に情報を開示していくね
・王女の暗殺未遂事件について 〈情報:UGN、警察〉難易度6
パトリシア王女の来日直後に起こった事件。
政府要人との会食中、会場にいた人々が突如暴徒と化し、王女を狙い襲い掛かった。
会場にいた人々はレネゲイド能力で暴力感情を植え付けられたとみられ、当時のことは覚えていないという。
事件については報道規制が敷かれ、世間には公表されておらず、パトリシア王女は
予定通り外交スケジュールをこなすことになっている。
なお、オルランド王国で活動しているFHセル「ブルーシア」の仕業だと考えられているが、
その証拠は見つかっていない。
GM:⇒FHセル「ブルーシア」について 〈情報:UGN、裏社会〉難易度12 が追加されます。
GM:次!
尾道もなみ:ほおお
・パトリシア王女について 〈情報:UGN、警察、裏社会〉難易度8
オルランド王国・国王の娘で、次期王位継承者である18歳の少女。
愛らしい外見と理知的なふるまいから、国民からの人気が高い。
現在は外交のため、豪華客船にて日本を訪れている。
長い間子宝に恵まれなかった国王夫妻の念願の第一子であり、成人となる20歳の誕生日に、
戴冠式を行うことが決定している。
なお、パトリシア王女の側近であるリッカルド伯爵は国王の側室の子であり、王女とは義母兄妹にあたる。
オルランド王国では、側室の子が王位継承権を持つことはできないため、リッカルド伯爵の存在は国民に伏せられているようだ。
・虹の軌跡について 〈情報:噂話、UGN〉難易度7
オルランド王家に伝わる秘宝。
かつて、オルランド王国にいた勇者が、この宝石から生まれる『虹の橋』を歩いて
国の争いを鎮め、平和をもたらしたという伝説がある。
先の王女暗殺未遂事件でネックレスの一部が破損し、修理したばかりである。
事件当時について、王女はショックから気を失ってしまい、覚えていないという
・ジャックローズについて 〈情報:UGN、警察、裏社会〉難易度9
ノイマン/エグザイルのオーヴァード怪盗。
誰にでも変装し、どこにでも潜入することができる。
必ず予告状を出して犯行に及ぶことで知られ、怪盗としての名は一般市民にも知られている。
現在、パトリシア王女の持つ秘宝「虹の軌跡」を盗むと予告しており、
オルランド王国の豪華客船にて開催される外交パーティの際に犯行に及ぶつもりのようだ。
ジャックローズの犯行を阻止したいならば、パーティで王女の影武者が完璧に振舞うことで
周囲の油断を誘いながら、ジャックローズを待ち伏せる必要がある。
GM:
丸藤透子:なるほどなあ
GM:ということで、情報収集項目は以上!
尾道もなみ:ふむふむ
GM:また、ジャックローズの情報収集項目を突破したので、次からのシーンの進行について先に説明します。
GM:次のシーンから、ジャックローズが犯行予告を行った、外交パーティのシーンになります。
丸藤透子:おお、パーティ……
GM:前半戦と後半戦の2シーンに分かれており、まず前半戦で王女の影武者としてどれほど完璧に振る舞えるか判定します。
GM:後半戦でジャックローズが盗みを行うので、キミたちに阻止してもらいますが、前半戦の結果により、その難易度が変動します。
GM:前半戦は、もちろん羽鳥さん以外の方にも出番があるので、皆で協力して頑張ってね!
君臣アイ:がんばる!
羽鳥七海:ひえーっ
尾道もなみ:おもしろそう!
丸藤透子:羽鳥さんがんばって!支援する!
GM:というわけで、このシーンでは以上の情報収集結果について共有する描写を行いましょう
羽鳥七海:そんな……支援を受けられるなんて初めて……ほろり
君臣アイ:ほら、涙を拭いて。ハンカチをどうぞ。
羽鳥七海:うう……このハンカチ、陽炎みたいな色ね……(隠密)
GM:イチャついてる!
GM:港が見下ろせる、街の高台に位置する海浜公園。
GM:王女が来日の挨拶を行うことになっているその場所に、キミ達は下見のため訪れていました。
GM:王女は客船に居て、王家の護衛メンバー達に警護されている。
GM:今なら、のびのびと四人で情報共有を行えるでしょう。
尾道もなみ:イージーエフェクト【シークレットトーク】。
尾道もなみ:話やすいように遮断しとこ
羽鳥七海:「見晴らしのいい場所ですね……」
羽鳥七海:外からは、ごく普通の一行だと見られるように。
君臣アイ:「えぇ。この後のルートの下見も出来そうですね。」
君臣アイ:「飲みもの買ってきました。皆さんもどうぞ」ドーム型の蓋のプラスチック容器を指に挟んで、3人に渡す。
羽鳥七海:「助かります」 微笑んで受け取る。
尾道もなみ:「おお気が利くぅ」受け取る。
尾道もなみ:声の指向性を調整しつつ、ズルルーとすする。
丸藤透子:「えっ、ありがとう……!行動が早い。」
君臣アイ:「ありがとうございます。行動の速さが取り柄なもので」
丸藤透子:「一応王女様の護衛なんだし、それとなく私たちにやらせちゃっていいのに。」
丸藤透子:そう言いつつ受け取って飲む。
君臣アイ:「王女様のご友人に対して、護衛が大きな顔をするわけにも行かないでしょう?」
丸藤透子:「ああー、まあそれもそうか。」
尾道もなみ:「お代は請求しときなねえ」
君臣アイ:「後で覚えていたら請求させてもらいますよ」
丸藤透子:「で、さ。」
丸藤透子:「何で王家の人抜きの視察にしたわけ?」
君臣アイ:「それは……」一瞬言いよどむ。
君臣アイ:「それも踏まえて、こちらで調べた情報を説明致しますね」
君臣アイ:それぞれの端末に情報を送信。
尾道もなみ:職場用の端末で見る。
君臣アイ:「パトリシア王女殿下。現在18歳で、オルランド王国の次期王位継承者です」
君臣アイ:「戴冠式は20歳の誕生日。まぁおおよそ二年後ですか。……それとは別に。」
君臣アイ:「王女殿下の側近のリッカルドさん。彼も、国王の血を引く方。のようです」
君臣アイ:「側室の子、らしいですけどね。これは王国の方々にも伏せられているようで」
羽鳥七海:「どことなく、雰囲気が似てらっしゃるとは思っていましたが……」
尾道もなみ:「あーね」
君臣アイ:「……我々だけで視察に出た理由は、察していただけました?」
丸藤透子:「ああー。まあ、そうね。」
羽鳥七海:「王族ですから、そういうお話も当然あるのでしょうが……」
君臣アイ:「王位継承権はないようですが、要らぬ混乱を招く情報ではありますからね」
君臣アイ:「それに、レネゲイドの関連の話も共有するには、気を使うかもしれないので」
君臣アイ:「先日の襲撃事件についても……ですよね、羽鳥さん?」
羽鳥七海:「ええ、そうですね。こちらも簡単に」
羽鳥七海:「襲撃……というより、暗殺未遂事件について」 《シークレットトーク》に波長を合わせて。
羽鳥七海:「スタッフに聞き取りをしたのですが、何故かものすごく詳細に教えて頂けました」
尾道もなみ:「姫様だと思われたかね」笑う。
羽鳥七海:「……ああ。どうりで……」
羽鳥七海:「当日の料理の仕込みの件まで話されたので何かと思いました」
君臣アイ:「はは……料理については、後で王女様に報告しなければ、ですね」
尾道もなみ:「愛されてるんだなあ、王女様」
丸藤透子:「ふふっ。そりゃそうだ。パティ本人はそのこと覚えてないわけだしね。」
丸藤透子:テラスカフェでパトリシア王女が、ジャックローズのワーディングで気絶していたのを思い出す。
羽鳥七海:「そうですね。襲撃者にさせられた方たちも当時の記憶はなく」
羽鳥七海:「現時点での容疑者最有力候補は、本国で活動しているとされるFHセル《ブルーシア》だと言われています」
羽鳥七海:「ただ、犯行声明などがあるわけでもなく、まだ本当に容疑の段階です」
羽鳥七海:「そんなところですね」
君臣アイ:「ふむ……となると、そちらの場を固めるのも今後の方針にはなりそうですね」
君臣アイ:片手で端的にメモを取る
丸藤透子:「なるほどねえ。動機があるオーヴァード集団ってなると、そう多くはいないわけね。」
丸藤透子:「私の方で分かったことはあんまりないかな。虹の軌跡について調べたんだけど。」
尾道もなみ:「すごいじゃん…」
丸藤透子:「襲撃事件の時にネックレス部分は修理したみたい。」
羽鳥七海:「ああ、そんな話も、スタッフの方がしていました」
君臣アイ:「破損、ですか。……宝石ですからね。そういうこともありますか」
丸藤透子:「宝石の能力?っぽい方はねぇ。伝説のことくらいしか出てこなかったよ。」
丸藤透子:「何か力があるなら丸藤の鎧でちょちょっとコピーしてみようかとも思ったんだけど、全然うまくいかなくって。」
君臣アイ:「聞いた逸話によっては特別な物品か、とも思いましたが。……大切なものには代わりありませんからね」
丸藤透子:「うまくいかないのが私の力不足なのか、本当にただの宝石なのかはよく分かりません。」
丸藤透子:ブレスレットの色を虹の軌跡と同じものに変えて見せる。
丸藤透子:少し、不満そうな顔。
尾道もなみ:「そんなこともできんだ」
羽鳥七海:「多機能なんですね……」 興味深そうに。
尾道もなみ:「ありー、どうしたん?」
丸藤透子:「あ、いやいや気にしないで!あんまり力になれなかったもんだからさ。」 もなみさんに。
君臣アイ:(国宝にあたら干渉してしまうのも……どうなんだろう。とは言わないほうが良い発言だな)
君臣アイ:「……となると、目に見えた能力はないか、あるいは条件があるか……逸話は別にして、宝石としてはただの宝石なのか、と言ったところですね」
尾道もなみ:「いや、めっちゃ調べてくれてんじゃん。UGNの調査網、あたしのほうにはぜんぜん入らないし…」
羽鳥七海:「UGNの研究室に回すわけにもいきませんからね」
君臣アイ:「そうですね。そこまで乱用するわけにも。」
君臣アイ:「わざわざ盗むと予告してる怪盗となれば、もっと詳しく下調べしてるのかもしれませんが…」
尾道もなみ:「……あー、ジャックローズね」
君臣アイ:「そう、そのジャックローズさん。」
君臣アイ:「警察の……というより、尾道さんからみて、どういう方です?」
尾道もなみ:「どうって?」
君臣アイ:「例えば、手口の傾向などのアテがあれば知っておきたいですね」
尾道もなみ:「有名どころの情報まんまだねー。予告状を出してなんにでもなりすまし、どこにでも現れる!」
尾道もなみ:「ノイマンとエグザイルだったかな。そのへんの力の応用だろう。薔薇のツタみたいな形で生成してくる」
尾道もなみ:「…今回は、すくなくとも七海ちゃんが化けてるのは知らなそうだったね」
君臣アイ:「本当にニュース通り、というか怪盗のイメージ通り、と言った感じですね」
羽鳥七海:「なんというか……相手にし辛いタイプですね」
羽鳥七海:どことなく苦手そう。
尾道もなみ:「予告してるだけまあマシじゃないかねえ」
丸藤透子:「あと、顔はかなりのイケメンだったよねえ。」
丸藤透子:「あ、でもその顔も変装かもしれないのか。」
君臣アイ:「よっぽど自分に自信がなければ、薔薇なんてモチーフも使いづらそうですからね」イメージ。
羽鳥七海:「尾道さんは長く彼を追ってらっしゃるんですよね?」
尾道もなみ:「まあ…追ってるというか…腐れ縁みたいなもんよ」
尾道もなみ:「ま、そっから言うなら、まちがいなくパーティに狙って対策しとくべきってことか」
尾道もなみ:「そのキーは七海ちゃんだね」猫のようににゃっと笑う。
丸藤透子:「幸いというか、パティがワーディングで気を失うところも確認されちゃったもんね。」
丸藤透子:こちらも羽鳥さんにニッと笑いかける。
羽鳥七海:「え? ……ああ、なるほど」
羽鳥七海:「そういえば、護衛の存在は知っていても、影武者の存在は知られていなかったんですね」
君臣アイ:「そうですね。羽鳥さんが変装で入れ替わってることを知らないなら……盗む瞬間に隙が出来てもおかしくはない」
尾道もなみ:「そうそう。変装の名人をなりすましで騙すのって」
尾道もなみ:「なーんか気分いいよねえ」
羽鳥七海:「変装や偽装系エフェクトを使っている訳でもありませんからね……」
君臣アイ:「レネゲイドで再現出来る分、その反応がなければ相手も油断する……かもしれませんね」
尾道もなみ:「うまいこと影武者やってもらいながらあいつを待ち伏せとくのが無難だろ~ねえ」
羽鳥七海:「分かりました。こちらも偽装と不意打ちには一家言あります」
尾道もなみ:「おお、頼れるぅ」
君臣アイ:「はは……とはいっても、当日の羽鳥さんは"王女殿下"ですから。」
君臣アイ:「僕たち護衛が羽鳥さんに指一本も振れさせずに取り押さえるのが、理想ではありますね」
丸藤透子:「そういうつもりで動いてた方が騙せる確率も上がるしね!」
羽鳥七海:「彼が襲撃犯と繋がっている可能性はないんですよね?」 と尾道さんに
尾道もなみ:「FHセルのほうもうまいこと騙せたらお得だし」
尾道もなみ:「あたしの知っている限りでは」
尾道もなみ:「他者を襲撃するような真似はない、というのだけは言えるかな」
尾道もなみ:「あいつが利用されている、みたいな可能性も含めたり、例外を数えることはもちろんできるから」
尾道もなみ:「明言はできない、ってのが警察の玉虫色のおことばだねえ~」
丸藤透子:「おお……敵対する者同士の信頼だ……」
羽鳥七海:「いえ、信用させていただきます」
君臣アイ:「ブラックボックスよりはよっぽどありがたいお言葉ですね」
尾道もなみ:「なは…それはそれでフクザツだ」
羽鳥七海:「怪盗なんてやっている以上、美学や手法に拘りがあるタイプなのは間違いありません」
羽鳥七海:「捕縛よりは、撃退、ないし隙を見せず撤退させる、という方面で良さそうですね」
丸藤透子:「でも、前にテレビの特集で言われてたイメージと同じなのは安心したなあ。」
尾道もなみ:「捕縛してもいいよ~。あたしが昇進できるかも」
君臣アイ:「それは大事ですね」
君臣アイ:「ともあれ、こちらの勝利条件は王女殿下の無事と、虹の軌跡を渡さないこと。」
君臣アイ:「怪盗にそのつもりはなくとも、予告状を出す以上、FHがそれに呼応することも容易とも言えますから」
君臣アイ:「ひとまず、そのFHセル。ブルーシアについて調べることも、今後の課題と考えましょうか」
君臣アイ:「………こんなところで、他になにかありました?」
君臣アイ:言って、3人の意見を伺うように見回す。
羽鳥七海:「いえ。まとめて下さってありがとうございます」
尾道もなみ:「取りまとめうまいねえ~君」
尾道もなみ:「新人にしては貫禄がすごい」
丸藤透子:「んー。完璧じゃない?」
丸藤透子:「君臣さんってさ、何でもソツなくこなしそうだよね。」
羽鳥七海:「すっかり立派なエージェントになられて、お姉さんはたいへん感動していますね……」
羽鳥七海:しみじみ
君臣アイ:「恐縮です。きっと、手を引いてくださった相手が良かったのかと。」
君臣アイ:評価に対して礼を返して。
君臣アイ:「それに何でもこなすだなんて、過分な評価ですよ。これでもいっぱいいっぱいですから」
君臣アイ:「皆さんのお力をお貸しください。よろしくおねがいしますね」
丸藤透子:「そっかそっか。あんまり気負いすぎも良くないぞー。」
丸藤透子:「羽鳥さんが先輩風を吹かせてるけど、エージェントとしては私だって先輩だもんね。」
尾道もなみ:「そうだねえ、あたしはじゃあ人生の先輩でいくかあ」
羽鳥七海:「ふふ。頼りになる先輩がいっぱいですね、君臣さん」
君臣アイ:「そうですね……新人としては、皆さんに追いつくために気を抜いてられません」やれやれ、とわざとらしく肩をすくめて。
君臣アイ:「ご指導ご鞭撻、よろしくおねがいしますね?……羽鳥"先輩"」
GM:シーンを終了します。
GM:ロイス諸々、購入判定ができるよ
GM:特にないかい!
君臣アイ:ロイス。「刑事さん 尾道もなみ ○P連帯感/N庇護」「先輩 丸藤透子 ○P連帯感/N緊張」でそれぞれ。
羽鳥七海:ロイスはない。何故かもう6個あるので……
尾道もなみ:アイくんに 感嘆/疑念(こんな完璧な男いるか?)
尾道もなみ:これで
尾道もなみ:あ、感嘆のPでね
丸藤透子:疑念w
君臣アイ:疑念。
尾道もなみ:いや信じられず
丸藤透子:強化素材購入だけ……
丸藤透子:3dx+4>=15
DoubleCross : (3DX10+4>=15) → 9[2,4,9]+4 → 13 → 失敗
丸藤透子:くっ、2足りない
君臣アイ:優秀なチルドレンの先輩がっ
尾道もなみ:巧妙な不足
羽鳥七海:バーッディッディッディ
丸藤透子:やったー!バディムーブの起動音だーっ!
君臣アイ:あっ!この笑い声は!
羽鳥七海:まあまあバディムーヴどうぞ
羽鳥七海:+3!
GM:達成値+3わね
丸藤透子:やった!丸藤の鎧の盾が丸藤の鎧の盾+1になった。
君臣アイ:戦闘用きぐるみを狙います。
君臣アイ:4dx+1>=14
DoubleCross : (4DX10+1>=14) → 10[1,1,10,10]+6[3,6]+1 → 17 → 成功
君臣アイ:買えました。もこもこ。
羽鳥七海:能力訓練を使ってしまっているので調達素振り
羽鳥七海:応急手当。
羽鳥七海:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 9[2,9] → 9
羽鳥七海:こいつダイス走るな……。
羽鳥七海:買いました
尾道もなみ:ああ、手当でいいかあたしも
尾道もなみ:2DX+1+0@10 調達
DoubleCross : (2DX10+1) → 1[1,1]+1 → 0 (ファンブル)
尾道もなみ:?
尾道もなみ:マジか
尾道もなみ:はい。
GM:あらら
丸藤透子:あ、言い忘れたけどクリスタルシールドの攻撃力ではなくガード値を+1しますです。
GM:あ、了解です!ガード役ファイトよ!
GM:ではこのシーンはこれで以上!
◆Middle05◆
GM:イントロデュース!
GM:侵蝕率1d3で登場することで、任意の相手と自由に会話を楽しむことができます。
羽鳥七海:クオンタム・ガーフィールド博士の提唱した侵蝕率相対性理論だ
GM:イエス・ガーフィールド!
君臣アイ:日常に根ざした理論だ
羽鳥七海:こちらは羽鳥君臣で挑戦します。
君臣アイ:致します。
GM:ダイスを振って登場してくれ~
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を1d3(→ 1)増加 (60 → 61)
羽鳥七海:1d3+45
DoubleCross : (1D3+45) → 3[3]+45 → 48
GM:キミ達は引き続き、王女の通るコースを下見しています。
GM:丸藤さんと尾道さんは王女と合流するため場を去った。二人きりだ。
羽鳥七海:「……とはいえ」
羽鳥七海:「このあたりは、王女に扮した私が通るルートですから」
羽鳥七海:「下見しても、大勢に影響はないかもですね」
君臣アイ:「どうだろう。そうかもしれませんが…」
君臣アイ:「羽鳥さん本人が歩くなら、把握しておいて損はない……かもしれませんね?」
君臣アイ:「あるいは、予行練習かもしれませんね。ある意味では。」
羽鳥七海:「予行演習?」
君臣アイ:「いえ、その。」「ヒールで歩くのは慣れないでしょうし」
君臣アイ:ドレス姿を思い出している。
君臣アイ:「一度コースを確認しておけば、対処もできるかな、と」
羽鳥七海:「そうですね」
羽鳥七海:「じゃあ、ゆっくり……ヒールを履いた私くらいのペースで、動いてみましょうか」
君臣アイ:「では、そのように。」
君臣アイ:隣を歩く速度を緩める。意識して少し貯めるように。
羽鳥七海:「でも、本当に驚きました」
君臣アイ:「驚き? なににですか?」
羽鳥七海:「君臣さんがいらっしゃったことですよ。もう、一年前でしょうか」
君臣アイ:「あぁ。」夕焼けの記憶を思い返す。
羽鳥七海:「あれから、どうされていたんですか?」
羽鳥七海:歩幅を、心なし大きめにしていた。彼に合わせるために。
羽鳥七海:けれど、今は合わせてくれる彼に合わせて、普段通りの歩幅に戻す。
君臣アイ:「そうですね。UGNで説明を受けて……オーヴァードや基礎的な部分までは羽鳥さんも同行されていましたね」
君臣アイ:普段は鍛錬がてら早足に歩幅を取る足が、ゆったりと動く。
羽鳥七海:「説明と、ジャームの後処理が終わるまでですね」
君臣アイ:「はい。その後は羽鳥さんも別件に移ったので、最寄りの支部の方に引き継いで頂いて。」
君臣アイ:「それからはUGNのエージェント職に志願して、学業とは二足のわらじです」
羽鳥七海:「あの賑やかなお二人は、まだ一緒にいらっしゃるんですか?」
君臣アイ:「白鳥院さんと綾小路さんですか?えぇ。いらっしゃいますよ。陸上の部活の際にも偶然出会うことも多くて」
君臣アイ:「こちらに遠慮なく接してくださる方々ですから、ありがたい限りです」
君臣アイ:言いつつ、その悪目立ちする金髪の前髪を指でつまむ。
羽鳥七海:「そうですね。お二人は、ええと……」
羽鳥七海:「君臣さんのことを応援してらっしゃる方々ですからね」
君臣アイ:「そういう風な言われ方をすると照れてしまいますね」はは、と口元を緩める。
君臣アイ:「羽鳥さんも、学校に居た頃はお二人とは仲が良かったようですね」
羽鳥七海:「仲は……あはは。そうですね」
羽鳥七海:「たくさん話しかけてもらいました」
羽鳥七海:目をやや遠くへ。
羽鳥七海:壁ドン。校舎裏。体育館倉庫。屋上。陸上部倉庫。
君臣アイ:目線が遠くになってるように見えるが、まぁ身長差の関係で目線をそのまま外すと自然とそうなるんだろう。
君臣アイ:「はは、面倒見の良い方々ですからね」別の部活だというのに、たまに作業を手伝ってくれる。優しい人達だ。
羽鳥七海:「君臣さんだからだと思いますが……」
君臣アイ:「………やっぱり、そう思います?」ちょっと顔を引き締める。
羽鳥七海:「はい? ええ、それはそうですが」
君臣アイ:「いえ。薄々気づいては居たのですが……」顎に手。
君臣アイ:「あの二人以外にはどうにも、遠巻きに置かれている気がして…」
君臣アイ:「なんというか、同情。を、されているのではないかと。薄っすら感じ取っていたのですが…」
羽鳥七海:「はい?」
君臣アイ:「羽鳥さんもそう感じるのなら、気の所為ではないのか…?」ぶつぶつ。
君臣アイ:「あ、いえ失礼。プライベートのことで思考が。」
羽鳥七海:「その……ううん……」
羽鳥七海:口元に手を当てる。
羽鳥七海:「君臣さん。たとえばですが」
君臣アイ:「はい」居住まいを正す。
羽鳥七海:「今、私が突然、とてつもなく凄まじい実力派エージェントになったとします」
君臣アイ:「? 羽鳥さんは元から……あ、いえ。続けてください」
羽鳥七海:「この事件を指先ひとつで解決し、ふわーっと怪盗をつかまえふわーっと王女を助けて」
羽鳥七海:「ふわーっテロリストを捕え、もちろん外見も、輝く髪を揺らし歩くだけで空から光が降り注ぐような女神のようなものになったとして」
羽鳥七海:「これまでと同じように、気安く話せます?」
君臣アイ:「うーん。」
君臣アイ:想像する。
君臣アイ:資料で見た怪盗を退け、王女様を抱きかかえ、襲いくる脅威を打ち破り。
君臣アイ:そしてキラキラと煌く髪をなびかせる、羽鳥さんの姿。
君臣アイ:(───ん。)
君臣アイ:想像の光景は、いつの間にか客船ではなく。いつかの夕焼けの路地に舞台を映していて、
君臣アイ:(ということは)
君臣アイ:「気安く、では、無いかもしれませんが」
君臣アイ:「羽鳥さんとこれまでと同じように話す。というのなら、僕にとっては同じことだと思いますね」
君臣アイ:おかしげに、ふふと笑う。
羽鳥七海:「…………」
羽鳥七海:「……え。あの」 なんとなく頬が熱くなる。
羽鳥七海:「いえ、その。それは嬉しいんですけど……そういうお話じゃなくてですね!」
君臣アイ:「実力派のエージェントで、問題を一瞬で解決して。」
君臣アイ:「そして、キラキラと夕日に髪を輝かせる、とっても綺麗な人」
君臣アイ:「それって、僕が出会った時の羽鳥さんそのままじゃないですか」
羽鳥七海:「そ」
羽鳥七海:「あぇ、っと」
羽鳥七海:「………………!」
君臣アイ:思い出し笑いをするように、まつげが触れるように目が柔らかく細められる。
君臣アイ:「どうしました?」
羽鳥七海:真正面からその微笑を見てしまう。
羽鳥七海:本物の王女からして、『王子のようだ』と言われる、その顔を。
君臣アイ:常に考え事をしているような目つきは、笑うと存外柔らかく。
君臣アイ:少年のような印象を与える。
羽鳥七海:(……ちょ、っと)
羽鳥七海:(きつい。きついです。……エージェントと新人。エージェントと新人。覚醒したばかりの、導くべき相手……)
羽鳥七海:…………今はそうではない。真正面から、綺麗だ、と。
羽鳥七海:顔を背ける。
羽鳥七海:「……君臣さんは」
君臣アイ:背けられたが、特に気にしない。
君臣アイ:頭一つ分違う身長で目線を合わせ続けるのは、存外負担になると知っている。
君臣アイ:「はい?」
羽鳥七海:「そ、早急に、その口調を改めた方がいいと思います……!」
羽鳥七海:「そういう、お世辞でも、人を綺麗だと貴方が言うのは、勘違いする方が出ても仕方ないですからね!」
君臣アイ:「いえ、お世辞、と言うつもりは無かったんですが……」
羽鳥七海:「ちょっ、ちょっとまってください」
羽鳥七海:任務だ、任務だと言い聞かせて。
羽鳥七海:相手はかつて覚醒を見守った後輩であるという目線で、なんとか維持していたが。
羽鳥七海:「…………」ちらりと見上げる。
君臣アイ:目を見返す。青と緑の混じった空色の瞳が貴方を見返して。
羽鳥七海:王子と見紛われる美青年に、護衛をしてもらって。今も二人きりで。
羽鳥七海:意識すると、際限なく意識してしまう。この状況の稀少さに。
羽鳥七海:「(任務、任務、任務……! 人の命がかかってるんですよ……)」
君臣アイ:「と、まぁ。そうですね。経験豊富な羽鳥さんから頂いたアドバイス、参考にさせて頂きます」ふ、と口元を緩める。
君臣アイ:「綺麗という相手は、今度からちゃんと、選ぶことにしますね」
君臣アイ:内緒話をするように人差し指を唇に立てて。
君臣アイ:冗談めかしていう。
羽鳥七海:「そう、してください……! 人の命が掛かっているので……!」
羽鳥七海:近くの街路樹に身を寄せて振り返り、ちょっと涙目気味になって、
羽鳥七海:かろうじて、そう叫んだ。
GM:侵蝕率1d3で登場することで、任意の相手と自由に会話を楽しむことができます。
GM:丸藤さんと尾道さんは登場してね。
尾道もなみ:1d3
DoubleCross : (1D3) → 1
丸藤透子:72+1d3
DoubleCross : (72+1D3) → 72+3[3] → 75
丸藤透子:的確に最大値を引いてきやがる
GM:オッパイが大きいからって
丸藤透子:普通くらいだよ~
尾道もなみ:でかいだろ
GM:巨乳コンビ
GM:キミ達は君臣・羽鳥の二人と別れ、豪華客船に戻り王女と合流しました。
パトリシア王女:「まあ、お待ちしていましたわ」嬉しそうにキミ達を迎える。
尾道もなみ:「忙しくなかった~?」
パトリシア王女:「いつものように過ごしてるだけですから」
丸藤透子:「ここからは私が護衛する時間だからねー。羽鳥さんもそろそろ戻ってくるはずだし、外にも行けるよ。」
尾道もなみ:「そうだねえ。このへんならショッピングモールもなんでもあるし…折角だし楽しんでよぉ」
パトリシア王女:「嬉しいです!」微笑む。「お二人も、やはり休日はお買い物をしてらっしゃるのですか?」
尾道もなみ:「いや…あたしはほぼ通販でしか買ってない……」
丸藤透子:「ええー、もったいない。」
尾道もなみ:「外出るの面倒くさくて…休みはずっと寝てる…」
パトリシア王女:「日頃、お忙しいのですね」
尾道もなみ:「んまー忙しいの好きだからね……暇な時の趣味があんまない」
尾道もなみ:「いや、あたしはいい、透子ちゃんのショッピングの話して」
丸藤透子:「私は逆かなあ。まだ学生ってことで自分のお金もあんまり使わせてもらえないから、見るだけ見に行ってる。」
尾道もなみ:「ウィンドウショッピングかあ」
パトリシア王女:「トウコは、家族と仲がよろしいのですね」
丸藤透子:「そうだよー。お小遣いも使い道を申告すればくれるんだ。」
丸藤透子:「いや、うん、パティにこれ言っても虚しいだけだな……?」
パトリシア王女:「まあ、そんな。わたくしだってお父さまとお母さまにお願いをすることもあります」
丸藤透子:「うーん、じゃあ同じかあ。同じ……?」
尾道もなみ:「へえ、どういうお願いするの?」
尾道もなみ:「想像つかんよねえ」
パトリシア王女:「庭に桜の木を植えてみたいとか…国の少年合唱団の発表会についていきたいとか…」
丸藤透子:「あ、本当に同じ感じだった。」
パトリシア王女:「鹿狩りについていきたいとお願いしたときは止められました」
尾道もなみ:「なっはは!そらそうだ」
丸藤透子:「うげー、狩り。狩りか……。」
パトリシア王女:「もしかしたら才能があるかもしれないですのに…」頬をぷくぷくする。
丸藤透子:「私はむしろ狩り、やらされてたんだよねえ……。」 遠い目
丸藤透子:「丸藤家の次期当主の務めがどうこうってさ。おばあさまが昔っから厳しくって。」
尾道もなみ:「ヒェー、すごい」
パトリシア王女:「そうでしたの」瞬き。「戦うことを定められているのですね」
丸藤透子:「戦うというか、守るというか……まあそんな感じ。おかげでだいぶ鍛えられたしいいんだけどね。」
丸藤透子:「でもパティだって王女様なら色々させられてるんじゃない?勉強とか、稽古的なやつ。」
パトリシア王女:「ええ…。いずれ王となる者の務めですから」
パトリシア王女:「…と言いつつ、時にすべてを忘れたくなることもあって」ぺろりと舌を覗かせる。
丸藤透子:「あはは。そうだったね。それはもう知ってる。」
パトリシア王女:「ふふ。トウコともなみが許して下さる限り、普通の女の子のように遊んでしまおうと思っていたんですけれど」
尾道もなみ:「それもいいよねえ」
丸藤透子:「普通の女の子のようにっていうか、普通の女の子だよ。」
尾道もなみ:目を見張る。UGNの子が言うと思っていなかったので。
パトリシア王女:「でも……」言いかけて、トウコを見る。
パトリシア王女:「わたくし、トウコを見ていたら、自分が恥ずかしくなってきたところだったのよ」
丸藤透子:「え、何。もなみさん。そんな顔して……えっ、私を見てたら?」
丸藤透子:もなみさんに抗議しようとしたところで、パティの言葉で視線を戻す
パトリシア王女:「ええ、だって。貴女がそんなに立派に務めを果たしているのに」
パトリシア王女:「わたくしときたら、七海に務めを任せて遊ぼうとしていたのよ」
パトリシア王女:「だから、王家らしくふるまわねばと、思い直したところだったのに、貴女ときたら…」
丸藤透子:「お、おお……そう来たか。うーん。それは難しいところだよね。」
丸藤透子:「うむむ……」 唸っている。
パトリシア王女:「まあ、もなみ。トウコがわたくしを惑わすわ」
尾道もなみ:「惑わすって」吹き出す。「あたしは」
尾道もなみ:「べっつに人に任せたっていいと思うけどねえ」
パトリシア王女:「七海に任せてもいい?」もなみさんに首を傾げる。
尾道もなみ:「……どこまで人に任せていいとか。自分の気休めとか。そういうのを探り探りわかっていけばさ」
尾道もなみ:「パティも疲れないでしょ。んで、誰かが疲れてたら代わってあげりゃいい」
丸藤透子:「おおー。大人の考え方だ。」
尾道もなみ:「……大人っつーか、UGNと距離あるからかもねえ」
尾道もなみ:「うちは未成年とかいるわけじゃないし…少年院とか、まあ、そういうのも関わったりするわけで」
丸藤透子:「ええー?もなみさんから見たUGNってどう見えてる……あ、そっか。未成年。」
尾道もなみ:「パティや透子ちゃんみたいな子と一緒に仕事するほうが珍しいわけだから」
尾道もなみ:「あ、舐めてるわけじゃあないからね、これ」
尾道もなみ:「…なんつうか、遊んだっていいじゃんって個人的に思うだけ」
パトリシア王女:「もなみは、様々な人の歩みをご存知なのですね」
パトリシア王女:「警官として、多くの方と出会ってらっしゃるから…」ふむふむと頷く。
丸藤透子:「あはは。私の場合、そう言われちゃうと無限に遊んじゃうので……。」
丸藤透子:照れくさそうに頭を掻いている。
パトリシア王女:「まあ、ようやくトウコからも、年頃の女の子らしい一言が聞けましたわ」
丸藤透子:「ええー。こっちの方が自分のメインで、務めがどうこうって部分はちょっとした背伸びのつもりなんだけどな。」
丸藤透子:「パティと一緒だよ。多分。」
尾道もなみ:「ならよかったかなあ」珍しく、穏やかな微笑みのような顔で。
パトリシア王女:「ふふふ。では、お互い背伸びをしている者同士…」
パトリシア王女:「もなみのアドバイスに従って、今日は普通の女の子として、遊びに行きましょう!」
丸藤透子:「うんうん。あ、でもさでもさ!一個だけ!」
パトリシア王女:「きゃっ。なんでしょう?」
丸藤透子:「私からもパティにお願いがあるんだった!今度のパーティなんだけど、その、さ、パーティって、パーティじゃん?」
パトリシア王女:「ええ…」瞬き。
尾道もなみ:「だね」きょとん。
丸藤透子:「その、作法というか、マナーというか、だ、だいぶ……だいぶね、」
丸藤透子:「自信がないからチェックしてもらいたい……。」
丸藤透子:「色々あって丸藤家の名前使って出ることになったし、何か粗相でもあったらおばあさまにバレて説教コースなのです……。」
パトリシア王女:「…あら」微笑む。「では、せっかくですし」
パトリシア王女:「わたくしの知っていることをお友達に教える、という体験を、させていただきますね」
◆Middle06◆
GM:次のシーン。
GM:外交パーティ・前半戦のシーンです。
GM:シーンプレイヤーは羽鳥さん。
GM:全員登場推奨。侵蝕率を上げてシーンに登場してね
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (55 → 59)
羽鳥七海:羽鳥七海の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (48 → 52)
羽鳥七海:やる気が感じられねえ!!!
羽鳥七海:侵蝕上げろ! 良い空気吸ってんじゃねえ!
君臣アイ:ウケますね
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (61 → 67)
丸藤透子:75+1d10
DoubleCross : (75+1D10) → 75+9[9] → 84
丸藤透子:???
GM:と……透子
羽鳥七海:私が護るからね……
尾道もなみ:透子ちゃん?
丸藤透子:護る側なんですが!?
GM:夜空に星が瞬く。
GM:そして海上にも、星の光を集めたように輝く船が一隻───オルランド王国の豪華客船。
GM:その夜、船では、政府要人や関係者を招いた盛大な外交パーティが行われていました。
GM:キミは、これからパトリシア王女としてパーティに登場するために、準備しているところです。
GM:化粧室には、キミのほかに女性陣が集まっている。
羽鳥七海:「んっ……」 コルセットの感触に、小さく息を吐く。
羽鳥七海:「すいませんこれ、背中の紐、大丈夫ですか?」
羽鳥七海:両手を広げて、なんとか背中側を見ようとするが、身体が回らない。
丸藤透子:「おおー。お姫様だ……。」 着替えを手伝ってもらっている羽鳥さんを遠巻きに見ている。
丸藤透子:こちらは既に着替え終えている。
丸藤透子:白地にピンクのぼかしが入った振袖、足元は足袋と草履。背中には丸藤家の家紋が入っている。

尾道もなみ:「腰キッツそ~」透子ちゃんのとなりでボヘーとしている。
尾道もなみ:仕事帰りのため、まだ普段の格好。
メイド達:「大丈夫ですよ」「これでばっちりですう」王女のメイド達が着替えを手伝っている。
羽鳥七海:「これがほぼ普段着なんですから、王女様さすがですね……」
パトリシア王女:「わたくしは、もう慣れてしまいました」苦笑。
パトリシア王女:こちらはロイヤルブルーのワンピースという私服姿。
尾道もなみ:「てかヒールがまた大変じゃない?」
尾道もなみ:「走るときとか…」
羽鳥七海:「数回程度ではとても慣れませんね……」
羽鳥七海:「走らざるをえない展開になったら、もう諦めます」
パトリシア王女:「トウコのフリソデも見れて嬉しいです」ニコニコしている。
羽鳥七海:「とても綺麗な振袖ですね。それも丸藤の家のものなんですか?」
丸藤透子:「えへへ……似合うかな。」
丸藤透子:「丸藤の家のっていうか……」 シュルシュルと音を立てると、
丸藤透子:身に着けていた振袖は無骨なフルプレートアーマーに変わる。
尾道もなみ:「うおお」
羽鳥七海:「!」 わー、と口を丸く空けて。
羽鳥七海:「すごいですね……! なるほど、これで護衛も万全にこなせると」
丸藤透子:「まあ、そうね。実用も兼ねて。」
丸藤透子:ガシャガシャと音を立てて振袖に戻る。
羽鳥七海:(……振袖がガシャガシャするの、合成映像みたい)
パトリシア王女:「パーティの間は、『虹の軌跡』を護ることを最優先してほしいの」
パトリシア王女:「だから、トウコも七海についていてね」
丸藤透子:「了解。ジャックローズが相手なら総力戦じゃないとだしね。」
羽鳥七海:「そうですね。私も……君臣さんも」
羽鳥七海:名前を出してから、はあ、と小さく熱っぽい息を吐く。
丸藤透子:「あれ。なんかあったの?」
尾道もなみ:「おやおや~?」
尾道もなみ:「ずいぶん可愛い顔するじゃない」
羽鳥七海:「う、いや、いやその……」
羽鳥七海:「本当に、ごめんなさい。とても、とても今更な話をするんですけど……」
羽鳥七海:「……君臣さんに、護衛としてエスコートしてもらうの……」
羽鳥七海:「………………心臓がもたなさそうで……」
尾道もなみ:一瞬沈黙。
丸藤透子:「あ、ああ、うん。そうね。羽鳥さんにもそういう感覚あったんだ。」
尾道もなみ:「いやマジだよねえ。自覚あったんだなって」
羽鳥七海:「なんだと思ってたんですか!?」
羽鳥七海:「そいうか、え、まってくださいなんですかその温かい視線は!」
羽鳥七海:「ありますよ! ただ、これは任務ですし、そもそも彼が私を気にしてくれてるのも、オーヴァード覚醒時に一緒に居ただけの縁であってですね……」
羽鳥七海:ろくろを回し始める。
尾道もなみ:「や………だってなんか会った時から…ねえ?」
丸藤透子:「すごい近い距離で絶対に絶対に守ってくださいとか、年上なのに頭を撫でようとしたりとか……」
丸藤透子:「ね。」
羽鳥七海:丸藤さんの指摘に 「え? ……あ」
羽鳥七海:「…………そうでした……!」
尾道もなみ:「七海ちゃんもこう」
尾道もなみ:「男を勘違いさせる女だよねえ」
羽鳥七海:「忘れてました。初見の時の関係が。いや分かってたんです。任務後にプロフ見てて。いやでも」
羽鳥七海:顔を覆う。「もう駄目です。恥ずかしすぎます。任務が終わったら旅に出ます。探さないでください。次の仕事が入ったら呼んでください。」
尾道もなみ:「呼べばくるんかい~」手を引きはがす。
丸藤透子:「ええー。そこまで思い詰めなくてもいいでしょ。君臣さんも君臣さんだしさー。」
羽鳥七海:「違いますから! 羽鳥家は由緒正しい平エージェント一家なんです!」
羽鳥七海:「かくなるうえは君臣さんをカボチャと思うしか……」
尾道もなみ:「なは~。実際どうなんだろねえ」
羽鳥七海:「と、もうしますと……?」
尾道もなみ:「アイくんもわりとこう、あれはあれで、やぶさかじゃないのかな~というあれ」むふーと笑う。
尾道もなみ:「どう思いますかい皆様がた」
丸藤透子:「えっ、何?なんでもなみさん、燃料を投下してるの……?」 わざとらしくパティに耳打ちする。
パトリシア王女:トウコの耳打ちに瞬きする。
羽鳥七海:「えぁ」 表情が一瞬、緩みかけて。「……いえ、最初に会った時から、君臣さんは誰にでもああいう感じですよ」
丸藤透子:「……っと、羽鳥さんが冷静だった。」
羽鳥七海:「燃えませんし。燃えませんもん。燃えないですから……」
尾道もなみ:「まあそれもそうかあ」
羽鳥七海:「あいとかこいとかそういうのじゃないです。」
尾道もなみ:「そういう意味じゃ、誰にでも優しい人って損だよねえ。本気が分かんないもん」
羽鳥七海:「アイ……」
尾道もなみ:にたにた笑っている。
羽鳥七海:「尾道さん楽しんでおられますね??」
尾道もなみ:「やー。ごめんごめん。なんかみんな真面目で優秀なんだもん」
尾道もなみ:「そういうの見たいじゃん?」
羽鳥七海:「見たいじゃん、でこっちの心をかきみださないでくださいっ」
パトリシア王女:「七海……」羽鳥さんの前に出る。
パトリシア王女:「わたくしは次期国王として、すべての国民に手を差し伸べる義務があります」
羽鳥七海:「は、はいっ」
羽鳥七海:背筋を正す。
パトリシア王女:「しかし、それでも、特別に想いをかける者というのは在るのです」
羽鳥七海:「はいっ?」
パトリシア王女:「君臣様に、聞いてみてはいかがかしら」真面目な顔。
丸藤透子:「んん……?」
羽鳥七海:「はいっ!?」
パトリシア王女:「君臣様にとって、七海は特別優しくしてしまう相手なのかどうか」
羽鳥七海:「と……くべつ」
羽鳥七海:「聞くって、そんな、ですけど……」
羽鳥七海:ああ、しかし、考えてみれば。そんな関係性ひとつ。目の前の王女様は、自由にできない立場にあるのだろう。
羽鳥七海:だからこそ、「…………」
羽鳥七海:「そ、その。」
羽鳥七海:「パーティでの偽装や、事件が終わってからでも、よろしいでありましょうか……」
パトリシア王女:「ええ、もちろんです!」嬉しそうに微笑む。
羽鳥七海:「場合によっては、羽鳥家にあるまじき恥を晒すことになりかねないので……」
羽鳥七海:嬉しそうな王女に、安心と、一抹の罪悪感を感じつつ。
羽鳥七海:(……あれ。これ逃げ道なくなりました?)
GM:羽鳥さんはもちろん、尾道さんも着替えを済ませ、女性陣は他の面々と合流します。
GM:パーティ会場にはまだ入っていません。関係者用の控室。
尾道もなみ:「うおー、コンタクトがごろごろする」
尾道もなみ:髪をアップにし、眼鏡はコンタクトに。ミントグリーンが鮮やかな、パフスリーブのドレス姿。

丸藤透子:「うわーっ!もなみさん可愛いー!」
羽鳥七海:「わあ。大人っぽくて素敵です……!」
尾道もなみ:「ありがとねえー」照れ照れ。
君臣アイ:「失礼。遅れました。少し着るのに手間取って……」
君臣アイ:いつもの学生服ではなく、ネイビーに纏めたタキシード。ワイシャツにカーディガン、青のジャケットにはハンカチーフを差している

君臣アイ:「あぁ、皆さんもお揃いで。とても素敵ですね」
君臣アイ:慣れないネクタイの締め付けを調整する。
羽鳥七海:「あ、君臣さん……」 振り向いて、そのまま息を呑む。
丸藤透子:「……!」 何か反応をしようとしていたが、羽鳥さんの様子を見て口をおさえ、我慢している。
君臣アイ:「普段は詰め襟なので、こういうフォーマルな格好は慣れませんね……どうしました?羽鳥さん」
羽鳥七海:「え? あ、いえ、はい?」
羽鳥七海:今まで彼の姿をどこか他人事のように見ていた。
羽鳥七海:大変お似合いですよ、と。普段なら何気なく出てくる言葉が、詰まって出て来ない。
君臣アイ:(うーむ)言葉に詰まるその反応を見て、ちょっと自分の格好を確認しつつ。
羽鳥七海:「……よ、良いですね!」
君臣アイ:「えあ。あ、はい、ありがとうございます。羽鳥さんもよくお似合いで…」
君臣アイ:一瞬、ホッとしたのを隠しつつ応対。
丸藤透子:「ねー。実は王室の人だったりしない?」 羽鳥さんのコメントが出たのを確認してからこちらもコメント。
君臣アイ:「はは、王室だったらここには居なかったかもしれませんね。丸藤さんも振り袖、お似合いですよ。」
丸藤透子:「へへ。どうもどうも。イケメンにそう言ってもらえるの、悪くないねえ。」
尾道もなみ:「さすがに似合うね~」のほほん。
君臣アイ:「尾道さんも、なんというか……素敵ですね。大人っぽいです」
尾道もなみ:「大人だからねえ。そう見えてくれるのレアだから嬉しいよ」
君臣アイ:「あ、失礼、尾道さん。普段が幼いというつもりはなかったのですが。やはり大人ってすごいですね……」
羽鳥七海:指で手のひらに、(き・み・お・み・さ・ん・は・み・ん・な・に・や・さ・し・い)と書いて飲み込んでいる。
リッカルド伯爵:「さて、そろそろ時間です」腕時計に目を落としつつ。
君臣アイ:「あ、はい。おまたせしましてすみません、リッカルドさん」襟元のボタンを調整する。
尾道もなみ:「うわー」
羽鳥七海:「はい」 平静を取り戻しつつ、背筋を正す。
リッカルド伯爵:「まず最初に、報道プレスとの記者会見が予定されています」
リッカルド伯爵:「政治的な事柄であれば、先ほどお渡ししたメモを参考にお答えいただければと思うのですが…」
羽鳥七海:「基本的な想定問答は、およそ頭に入れています」
羽鳥七海:他にも食の好み程度の私的な事柄は、王女さまにも確認を取っている。あとで齟齬が出ないように。
丸藤透子:「おお、さすがだ。」
リッカルド伯爵:「プライベートな事柄に質問が及んだ場合、アドリブで対応していただく必要がありますので」
リッカルド伯爵:「どなたかおひとり、サポートとして同席をお願いしてもよろしいでしょうか?」
リッカルド伯爵:羽鳥さん以外の三人に視線を向ける。
君臣アイ:「アドリブですか……」
GM:というわけでですね
GM:これから、羽鳥さんがどんな場面でも完璧に王女として振る舞えるか、3回に分けて判定してもらいます。
GM:判定は、羽鳥さんと、羽鳥さん以外の3人のうちひとりだけが挑戦でき、
GM:二人の出目の合計を達成値として扱います。
尾道もなみ:ふむ!
GM:また、羽鳥さん以外の3人が判定に挑戦できるのは、計3回ある判定のうち、一つだけです。
君臣アイ:ふむむ!
尾道もなみ:ということは
尾道もなみ:純繰りに交代でってことかな?
GM:そういうことですね!
GM:もし失敗した場合、後半戦の難易度が上がるほか、
GM:王女らしい振る舞いができなかった精神的ショックとして、PC全員に1d10のダメージを受けてもらいます。
君臣アイ:恐ろしい
羽鳥七海:www?
丸藤透子:精神的ショックってすごい
君臣アイ:言葉の刃でも仕込んでる?
尾道もなみ:かなしい
GM:皆の疑惑の目線が突き刺さります
羽鳥七海:一昔前のギャグでフキダシが突き刺さる演出だ
羽鳥七海:交渉攻撃だ
GM:というわけで、最初の判定内容は
・記者会見 〈交渉〉〈情報:パトリシア王女〉難易度15
GM:こちら。頑張ってね!
羽鳥七海:あ、一つ質問です
GM:はあい
丸藤透子:くっ、肉体能力値で記者会見はできなかったか…惜しい
羽鳥七海:ペア相手への《バディムーヴ》はどういう回数設定になりますか?
羽鳥七海:ラウンド1回だからどれか1回?
GM:そうですね どれか1回までにしましょうか
羽鳥七海:はいさ
尾道もなみ:んじゃあここはあたしがいきます。
尾道もなみ:おとななので。
GM:はーい!このタイミングで判定しちゃいましょう
GM:・記者会見 〈交渉〉〈情報:パトリシア王女〉難易度15
羽鳥七海:先に判定しますね バディする可能性があるから
尾道もなみ:わあい
羽鳥七海:能力訓練:社会 を使用して器物使いで融合 情報:パトリシア王女 で振ります
羽鳥七海:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 9[1,1,5,7,9]+1 → 10
羽鳥七海:よし
尾道もなみ:いきなり強い!
GM:しかしあと5足りないぜ
尾道もなみ:じゃああたしで
尾道もなみ:【警察手帳】社会判定達成値+1
尾道もなみ:【情報収集チーム】 情報達成値+1
尾道もなみ:このふたつをつかいます
GM:はーい
尾道もなみ:2DX+2+0@10
DoubleCross : (2DX10+2) → 10[4,10]+5[5]+2 → 17
尾道もなみ:?
GM:えっすごいじゃん
GM:合計達成値27!
GM:キミ達は完璧なリサーチからくるよどみない回答にて、記者陣に対し、完璧に王女としてふるまうことに成功します。
尾道もなみ:ささやき警官
GM:マイクに入らないように気をつけてね
尾道もなみ:そのためのシークレットトーク
GM:では、キミ達はリッカルド伯爵に案内され、記者会見の席につく。
GM:席に座った瞬間、記者陣によるフラッシュの光が次々と浴びせられる。
羽鳥七海:「…………」 潜入任務は多いが、ここまで目立つ役割を演じたことはない。
尾道もなみ:【シークレットトーク】。羽鳥さんにだけ聞こえる声で。
尾道もなみ:「なんかあったら手伝うから、最悪黙ってニコニコしてよう」
羽鳥七海:(頼りにしています) なんとか、笑みだけは崩さないように。
記者:「……ではそろそろ、プライべートについても質問させてください」
記者:「甘党とお聞きしていますが、日本のスイーツで印象的だったものはありますか?」
羽鳥七海:「まあ。わたくしのことですか?」 口元に手を当てて。
記者:「ええ、パトリシア王女はスイーツを好まれると聞いたものですから」眼鏡をかけた記者が頷く。
尾道もなみ:「白玉ぜんざいだったかな…あと抹茶」【写真記憶】。
尾道もなみ:「あたしたちと遊んだとき食べたの」
尾道もなみ:空間から切り離されたように囁く。
尾道もなみ:「餡子をチョコレートと間違えてた」くすりと笑う。
羽鳥七海:「お恥ずかしいです。……日本特有のスイーツを、いくらか堪能させて頂きました」
羽鳥七海:「マッチャ味や餡子、白玉。どれも初めて味わうものばかりで……」
羽鳥七海:「餡子は、初めはチョコレートかと思い口に入れたのですが、全く違っていて」
羽鳥七海:「ですが、とても美味でした。メニューそのものも多くて……日本は素敵なところだと感じました」
記者:「ありがとうございます」記者はキミの詳細な回答に納得したようだ。
記者:「では、次に。別の方…」
記者:「はい」若い女性記者が指名される。
記者:「国王夫妻は非常に仲睦まじくあらせられるそうですが、これから王女様にパートナーができた場合…」
記者:「その方とはどのような生活を送りたいでしょうか?」
羽鳥七海:「!」
羽鳥七海:「あら。まあまあ……」手を口に当てて、驚いたように。
羽鳥七海:(こういう質問、来るとは思っていましたが……!) ひそひそ
尾道もなみ:(はあい~)
羽鳥七海:(ちなみに、そういう話題ってありましたか?)
尾道もなみ:(……ないよ?)
羽鳥七海:(ですよね!)
尾道もなみ:(そういうのを答えた記録はない)
尾道もなみ:(だから、好きに答えても)
尾道もなみ:(バレることもないよねえ)声が笑っている。
羽鳥七海:むしろこの場合、王女様の考えを中途半端に真似る方が、失礼にあたるだろう。
羽鳥七海:「……皆さん知っての通り、わたくしは王女という身分です」
羽鳥七海:「一族みな、まず公への奉仕があります」
記者:真剣な表情でキミの話に耳を傾け、メモを取っている。
羽鳥七海:「しかるべき態度、能力、わたくしの立場への理解。それらを兼ね備えた方がおられれば」
羽鳥七海:「わたくしは喜んでその方を受け入れます。わたくしはまだ未熟ですから、夫婦らしい生活は二の次になるかもしれません」
羽鳥七海:「……けれど」
羽鳥七海:やや硬い表情を崩し、片目を閉じて微笑む。
羽鳥七海:「そういうことをまるで忘れてしまうくらいに、甘やかで、愛に溢れた魅力的な王子様との逢瀬を」
羽鳥七海:「夢見ることが、ないことはないです。貴女と同じ、一人の女性として」
記者:「………!」キミの表情に惹きつけられたように目を見開く。
記者:「王女様、ありがとうございます」キミの誠実な返答に共感し、魅入られたようだ。
羽鳥七海:「ふふ、お恥ずかしい。どうか今のはオフレコでお願いします」
羽鳥七海:冗談めかして言いつつ。
記者:「まあ、王女様ったら…」つられたように微笑む。
GM:会場は温かい空気に包まれる。
GM:記者達はキミをすっかり王女だと信じこみ、記者会見はつつがなく終了した。
GM:パーフェクトコミュニケーション!
尾道もなみ:ワーイ
羽鳥七海:ワーイ
リッカルド伯爵:「お疲れ様でした。では、パーティに参りましょう」
リッカルド伯爵:キミ達を先導する。
羽鳥七海:貞淑に礼をして、踵を返す。
羽鳥七海:今更のように心臓が早鐘を打っている。
尾道もなみ:小さい歩幅でついていく。
尾道もなみ:【シークレットトーク】のまま。「よかったよお。らしかった」誰らしいとは言わない。
羽鳥七海:「そ、そうでしたかね……うう、……」
羽鳥七海:「これ、あとのことかんがえたくないです……」
羽鳥七海:耳まで熱い。何故だろう。……深く考えてはならないことだけは分かる……!
尾道もなみ:「なはー、まだ続くけどね~」
尾道もなみ:「終わったら白玉ぜんざいでも食べに行こう、お姫様」
羽鳥七海:「そうですね。山脈のような甘味で誤魔化そ……」
羽鳥七海:後半はちょっと自分に言い聞かせるみたいになっている。
尾道もなみ:あたたかい目で見ながら歩いていく。
尾道もなみ:「透子ちゃん、アイくんも素敵な騎士様をやってくれるはずさ」
GM:そうしてキミ達はパーティ会場へ入る。
GM:豪華客船の大広間が豪奢に飾り付けられ、オーケストラが会話の邪魔にならない柔らかな音楽を奏でる。
GM:テーブルには美しい料理も並べられ、出席者である政府要人やその関係者達が歓談にいそしんでいる。
リッカルド伯爵:「パトリシア王女…参加者に話しかけられると思いますが」
リッカルド伯爵:「簡単で結構ですので、対応をお願いいたします。軽い話をしていただければ構いませんので」
羽鳥七海:「私のアドリブに過度な期待を寄せてはおられませんか……?!」
リッカルド伯爵:「先ほどの記者会見で、素晴らしいアドリブ力を発揮されていたじゃないですか」
GM:というわけで
GM:次の判定!
羽鳥七海:はい!
・社交術 〈意志〉〈知識:上流階級〉 難易度17
丸藤透子:私の出番だね~
丸藤透子:殿下、お先にどうぞ。
羽鳥七海:コネ:玉野椿の効果でダイス+2。いきます!
羽鳥七海:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 9[2,6,9]+1 → 10
君臣アイ:羽鳥さんさっきから優秀
GM:あと7!
羽鳥七海:これが羽鳥家の気合だよ!
丸藤透子:じゃあ私は普通に意志判定で。ダメだったらバディムしてね。
丸藤透子:5dx+4
DoubleCross : (5DX10+4) → 8[1,4,7,7,8]+4 → 12
丸藤透子:気合入ってるよ~
GM:サポートが手厚い!
羽鳥七海:頼りになる~~~
尾道もなみ:さすが透子ちゃん
GM:達成値22!
GM:ではキミ達はたとえ知り合いに近い人がいたとしても
GM:今の私は王女であるという強い意志を見せつけることで、周囲を騙しきることができる。
GM:ではそんな描写を行っていきましょう。
リッカルド伯爵:「ああ…早速一人、女性が近づいてきますよ」
GM:キミ達の元に、一人の少女が近づいてくる。
白鳥院カレン:「初めましてパトリシア王女様…。お話しさせていただいてもよろしいでしょうか?」
羽鳥七海:「!?」
白鳥院カレン:「わたくし白鳥院カレンと申します。貿易会社を営むお父さまが、オルランド王国と懇意にさせていただいておりますの」
羽鳥七海:「カレンさ……」
白鳥院カレン:「ですからぜひ………」
白鳥院カレン:「………?」金髪縦ロールの少女は、キミの顔をまじまじと見る。
白鳥院カレン:「…貴女……? おかしいですわ…どうしてだか”匂い”ますわ……」
白鳥院カレン:「あの時アイ様と近づいて話していた”匂い”が………」不審そうにキミを見ている。「何故……?」
丸藤透子:「あら。」 羽鳥さんが答える前に、後ろから声をかけます。
丸藤透子:「お久しぶりですね。白鳥院カレン様。」
白鳥院カレン:「……?」後ろを振り向く。「あら!」
白鳥院カレン:「丸藤様。ご無沙汰しておりますわ」丁寧なお辞儀をする。
丸藤透子:「こういう場は久しぶりなので……緊張していたんですけど、知り合いがいて助かりました。」
丸藤透子:堂々とした佇まいで白鳥院さんに話しかける。
羽鳥七海:「……!?」 「!」 「……!」
羽鳥七海:張り付けた笑みを維持しつつ二人の間の視線を彷徨わせる。
白鳥院カレン:「あらごめんなさい王女様、わたくし達お父さまの仕事を通じた知り合いでして」
羽鳥七海:「そ、そう。お二人は面識がおありになるのね」
丸藤透子:「はい。前々から親しくさせていただいていまして。ね?」 白鳥院さんに笑いかける。
羽鳥七海:「トーコも、わたくしの、日本では数少ない友人ですの」
羽鳥七海:「よければ、貴女とも御友人になれたら嬉しいですわ」
白鳥院カレン:「まあ、王女様!ぜひともお友達になりましょう!」
白鳥院カレン:「嫌ですわ、わたくしったら。ヘンな勘違いをしそうになってしまいました」
丸藤透子:「ふふ。挨拶が遅れました、パトリシア殿下。そのドレス、とても素敵です。」
羽鳥七海:「トーコも素敵よ。フリソデというのですわよね」
白鳥院カレン:「王女様の振舞いからして、あの女とは別物ですし…なぜ勘違いを…?」
白鳥院カレン:キミと丸藤さんのやり取りを見て、すっかりキミを王女だと信じたようだ。
羽鳥七海:「もしかしてお疲れなのではないかしら?」
羽鳥七海:「あんな女がここにいるわけがありませんもの。ご無理はされないようにね」
白鳥院カレン:「ええ、そうね…。少し休もうかしら」
白鳥院カレン:「わたくし、これで失礼いたします。お話できて嬉しかったですわ!オーッホッホッホッ!」
白鳥院カレン:高笑いしながら会場の外に向かっていく。
羽鳥七海:「おーっほっほっほ……」
丸藤透子:(ふいー、危ない危ない……)
羽鳥七海:(……すみません、助かり……)
羽鳥七海:(…………帰っていいですかね)
丸藤透子:「それでは殿下。私もこれで失礼致します。」
丸藤透子:「お忙しそうですし、また後で『声をかけさせて』いただきますね。」 ニコッ。
丸藤透子:(やばかったらまたヘルプしますからね!)
羽鳥七海:(支部に帰って事務処理とかしてたい……)
羽鳥七海:(保護したFHの実験体の子をリハビリ施設に送る書類の手続きとかしたい……)
羽鳥七海:「ええ、トーコ。また暇があったらお話しいたしましょうね」
GM:その後もキミは出席者から声をかけられたが、丸藤さんのサポートもあり、
GM:堂々たる態度でパーティの主役としてふるまうことができた。
GM:パーフェクトコミュニケーション!
羽鳥七海:いえーい
GM:そしてパーティは終盤にさしかかり、余興が始まる。
GM:出席者たちによる社交ダンスだ。
GM:パーティの主役である王女様と踊ろうと、男性陣がキミの元にやってくる。
出席者達:「王女様、私と踊りませんか?」「ここはぜひ私が」「いや僕と!」
GM:下手な人物と踊るとボロが出る。ここは知り合いと踊った方がいいだろう。
GM:というわけで最後の判定!
・舞踏会 〈白兵〉〈芸術:ダンス〉難易度20
羽鳥七海:そんなちょうど良い知り合いいるかな~~
GM:一人で踊っても良いですよ
君臣アイ:白兵芸術!まぁどっちも1との噂。
羽鳥七海:《陽炎の衣》《異形の歩み》が火を拭くぜ
君臣アイ:では先に僕が挑戦してみますね。芸術ダンスで。
君臣アイ:2dx>=20 芸術ダンス
DoubleCross : (2DX10>=20) → 2[2,2] → 2 → 失敗
君臣アイ:ははは。
君臣アイ:嘘でしょ?
GM:かわいい
君臣アイ:洋風の作法は習ってなくて…
GM:何かエフェクト使います?
君臣アイ:どうしよう。見栄張って妖精するかな…?
羽鳥七海:バディバディしますね
羽鳥七海:もう~放っとけないんですから~
君臣アイ:うぅ……ありがとうございますっ
羽鳥七海:《バディムーヴ》
君臣アイ:5点になりましたっ
GM:えらいよ~
GM:じゃああと15点だよお
羽鳥七海:ではこちら。《陽炎の衣》 侵蝕52→55
羽鳥七海:具体的に何をするのかというと、ちょっとシークレットブーツで上げ底します
GM:なるほどね
君臣アイ:身長差が33cm。
羽鳥七海:ちょっとうまいこと獣化して靴底を上げる。
羽鳥七海:で、イレトレの効果でダイス+2。素手で《白兵》判定します。
羽鳥七海:7dx+4
DoubleCross : (7DX10+4) → 10[2,2,2,3,4,8,10]+6[6]+4 → 20
君臣アイ:つ、つよっ
GM:wwwぴったり
GM:完璧じゃん!
君臣アイ:一人で成功してる!
羽鳥七海:先輩の面目躍如です
尾道もなみ:ダンサー
君臣アイ:めちゃくちゃリードしてもらってる
GM:ではキミは、君臣くんと完璧なダンスを踊り、王女としてパーティに華を添えることができる!
出席者達:「王女様、私と踊りませんか?」男性陣がキミに手を差し伸べてくる。
羽鳥七海:「ああ、その、ええっと……」
羽鳥七海:(どうしましょう。近づかれたら流石に……それにパトリシア王女と踊ったとなると)
羽鳥七海:(以降の人間関係に大きく関わってしまうでしょうし……かといって断るのも……)
君臣アイ:「────王女殿下。」運動部として鍛えられた、静かな発声。
君臣アイ:落ち着いた声音が、不思議と透き通るように響く。
君臣アイ:「よろしければ、僕と踊っていただけませんか?」
君臣アイ:男性陣をすり抜けるように貴方の前に手を差し出す。
羽鳥七海:「…………!」
羽鳥七海:地位と気品ある人々の集まるこの場でも、なお目立つ、長身と外見。
羽鳥七海:「……あなたは?」
君臣アイ:「君臣。」口元をゆるく曲げて。「君臣アイと申します。お見知りおきを。」
羽鳥七海:「……君臣様」
羽鳥七海:静かに、青年の手を取る。「では。一曲、お願いできるかしら」
君臣アイ:その手をうやうやしく、包むように。「光栄です。ぜひ」
丸藤透子:「ほっ……君臣さんが間に合ったみたい。」 会場の端でもなみさんと合流している。
尾道もなみ:「しっかし……きらきらしい…」
尾道もなみ:パーティーの軽食を食べつつ、お酒を羨まし気にチラ見している。
GM:オーケストラが華やかなワルツを奏で始める。
GM:シャンデリアが大広間を照らす。人々が音楽に合わせて優雅に舞う。
羽鳥七海:二人の視線の先で静かに、リズムに合わせステップを踏み始める。
君臣アイ:周りの位置を気にしながら、手を引いて。そのステップに合わせていく。
君臣アイ:1,2,3と内心で数を数えながら。
君臣アイ:「…………」その動きが段々とぎこちなくなっていく。
羽鳥七海:その顔を見上げる。至近距離、というのは少し遠い。
羽鳥七海:(……ん)
君臣アイ:じ、と見上げられているが、そちらに意識が向いていない。
君臣アイ:動きに引っかかりを覚えるようになり、側にいる君には、わずかに焦りのような、そんな表情が浮かんでるのが分かるだろう。
君臣アイ:(えーと……今どこだ)足元を気にしている。
君臣アイ:「…………」さまよった目線がようやく、見上げる羽鳥さんとパチリと会う
君臣アイ:触れ合っている手からはじんわりと体温が上がり、緊張と焦りのようなものを感じ取れる。
羽鳥七海:慣れているものだと思った。だが、よく考えれば、陸上とダンスは別物だ。
羽鳥七海:曲のテンポは、もうすぐ早まる。
羽鳥七海:(……もうっ)
羽鳥七海:小さく笑みを零す。苦手だと、経験がないと分かってながら、手を差し出したのだろう。彼は。
君臣アイ:「………ええとですね、はと…いえ、殿下。その……」呼び方に迷うような逡巡。
君臣アイ:曲のテンポが早まるタイミング、だということはわかる。どうやってリカバリするか、それが組み立てられない。
羽鳥七海:小さく足を踏んだ拍子に、僅かに視線が上がる。
羽鳥七海:ぐ、とその背が伸びて、視点が近づいた。
羽鳥七海:傍目からは分からない程度に。靴と一体化して、靴裏から異脚を伸ばす。
君臣アイ:「!っ、?」
君臣アイ:自然。身長差と焦りから俯きかけていた背筋が、反射で伸びる。
羽鳥七海:(はい。足元じゃなく、相手を見て)
羽鳥七海:ぐ、と身を寄せて。君臣さんの手が、羽鳥の腰の真後ろに回るように。
君臣アイ:(うっ)言葉ではなく目線で、そう促される。
君臣アイ:足元を気にして離れていた距離が縮まる。……腕の中に覆うように、彼女の姿がある。
君臣アイ:(……ありがとうございます)
君臣アイ:半ば抱きしめるような形で、羽鳥さんの動き出しに合わせ、自然とステップが一体化する。
羽鳥七海:(1、2、……3。1、2、……3。)
羽鳥七海:二人の動きが、テンポに追いつく。(あとは)
羽鳥七海:(私を、支えるように)
君臣アイ:声を出さずとも仕草で。触れた身体から伝わる動作で。曖昧だったステップを確かに。
羽鳥七海:ときおり、意図的に姿勢を崩せば。それを支える君臣さんが、フォローとリードを行っていくように見える。
君臣アイ:促され、遠慮気味に回していた腕をギュッと抱きしめて。
羽鳥七海:ダンスは専門ではないが、単純な身体操作には一日の長がある。
君臣アイ:倒れる身体を支えるように、徒歩の形を確かめるように、足の動きが自然をステップをふむ。
羽鳥七海:(そう。良いですよ)
君臣アイ:そうすると、次のステップは頭の中ではなく。自然と「そうなる」ことを、身体が理解して。
君臣アイ:(………は、はは)
君臣アイ:確かに手の中にある上達──そう導かれた実感に自然と。笑みが漏れた。
羽鳥七海:曲に合わせて。手を繋いだまま大きく離れ、反動のように身を寄せる。
羽鳥七海:彼が楽しんでいることが伝わってきて、それがひどく嬉しくて。
羽鳥七海:王女としてのつつしみある微笑ではなく。
羽鳥七海:胸の熱を伝えるような、心からの笑みを浮かべて、見つめあった。
君臣アイ:知らない動き。しかしその先を確かに導かれ、最善の身体の使い方を知っていく。
君臣アイ:慣れたと思ったら次へ。試すように、少し意地悪をされているような。
君臣アイ:決められた型ではなく、羽鳥さんが表現してくる身体の動きに、こちらがついていくように。
君臣アイ:無言のうちに何度も会話を交わして。
君臣アイ:「………ふふっ」
君臣アイ:楽しい、と無邪気に。
君臣アイ:自然と浮かび上がった笑顔で、見つめ合った。
GM:いつの間にか、キミ達のダンスは周囲の人々の視線を集めていた。
GM:それにキミ達が気付いたかどうかはともかく。
GM:パーフェクトコミュニケーション!
丸藤透子:「おおー」 周りが拍手を始めたのに合わせて拍手している。
尾道もなみ:ノンアルコールワインを飲んでいて手が空いていない。おおーという気持ち。
丸藤透子:「ちょっとヒヤっとしたけど、その後は完璧じゃん。」
尾道もなみ:ぷはーと飲み干す。「ああいうのどこで習うんだ…」
尾道もなみ:「透子ちゃんも踊れるのこれ?」
丸藤透子:「えっ、いやー。社交ダンスは実は履修していなくて……。」
丸藤透子:「振袖で出れば誤魔化せますしね。えへへ。」
丸藤透子:「ともかく、これで最後の難関はクリアですね。」
尾道もなみ:「だね~。あとは…」
尾道もなみ:窓の外、宝石のような夜景をじっと見る。
尾道もなみ:「どう出るんだか」
GM:拍手が沸き起こっている。シャンデリアの温かな光が、優しく人々を照らす。
GM:パーティの盛り上がりは、至極穏やかに、最高潮を迎えようとしている。
GM:───そして、薔薇の花弁が舞った。
GM:シーンを終了します。
GM:ロイス諸々と購入判定が可能だよ!
丸藤透子:羽鳥さんに取ろうね
尾道もなみ:私も最後のロイスを羽鳥さんに
君臣アイ:すでにあるのでロイス変わらずっ。羽鳥さんへのNは羞恥。かっこ悪いところを見せてしまった。
尾道もなみ:七海ちゃん 〇庇護/愉悦(からかうと楽しい)
君臣アイ:ゆえつ
丸藤透子:-仲間/羽鳥七海/感服:〇/無自覚!/ロイス
尾道もなみ:無自覚w
GM:そうだぞ
羽鳥七海:別に無自覚じゃないですよ!
GM:へえ…?
羽鳥七海:やってるときは気付かないだけです! 後で反省はします!
君臣アイ:(無自覚なのでは…?)
丸藤透子:無自覚じゃん
丸藤透子:応急手当でも調達しとこうかな
丸藤透子:4dx+4>=8
DoubleCross : (4DX10+4>=8) → 10[1,3,5,10]+5[5]+4 → 19 → 成功
丸藤透子:おけおけ。持っておく。
羽鳥七海:ブルーゲイル狙うかー
羽鳥七海:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 8[5,8] → 8
尾道もなみ:んー。あたしもブルゲかな。
君臣アイ:購入はリアクティブシールドでも狙ってみようかな
君臣アイ:4dx+1>=18
DoubleCross : (4DX10+1>=18) → 10[4,9,10,10]+6[2,6]+1 → 17 → 失敗
君臣アイ:おぉ……あと1足りない。
GM:財産払います?
羽鳥七海:ほほう……
君臣アイ:そんな時の頼れる先輩が…?
羽鳥七海:いや、財産あるならそっちを優先しよう
君臣アイ:はーい。財産を入れます。
君臣アイ:君臣アイの財産Pを1減少 (5 → 4)
羽鳥七海:もなみんのブルゲを手伝いたいので
GM:ほいほい
尾道もなみ:警察手帳また使ってっと
君臣アイ:お買い物ぐらいはこなしませんとね。
尾道もなみ:2DX+1+0@10
DoubleCross : (2DX10+1) → 9[5,9]+1 → 10
羽鳥七海:これはむり
尾道もなみ:そういやまだダイスボーナスないわ
GM:残念でしたわ
君臣アイ:格差よ
尾道もなみ:酒を飲んでしまったのかも
羽鳥七海:ロイスもまだラスト1個とっとく。以上です
君臣アイ:以上以上。
GM:仕事中ですよ!
GM:はーい ではこのシーンはこれで以上!
◆Middle07◆
GM:次のシーン!ミドル戦闘の予感だよ
丸藤透子:ならば出る出る!
丸藤透子:84+1d10
DoubleCross : (84+1D10) → 84+1[1] → 85
羽鳥七海:羽鳥七海の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (55 → 62)
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (67 → 72)
GM:シーンプレイヤーは…まあいいや 全員出て~
羽鳥七海:丸藤ちゃん! 良かった~
丸藤透子:ふっ……やっと素直になったなダイス……
君臣アイ:落ち着いてきている
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (59 → 68)
GM:というわけで前シーンからそのまま地続きにやっていこうかと思いまして
GM:君臣羽鳥ダンスしてると何か薔薇の花びらが…?って人々がざわついて
GM:君臣羽鳥に演出攻撃が飛ぶのでうまいことあれそれしてください
羽鳥七海:バラの花びら、普通に飛びそうだからな……
羽鳥七海:君臣くんのために散るまであるでしょ
君臣アイ:演出だと思ったら本物が・・・
GM:効果エフェクトじゃないよ!
羽鳥七海:じゃあ私が反撃しようとするもドレスの為に躊躇うので
羽鳥七海:君臣くんが華麗に庇って防いでくれる感じでお願いします
尾道もなみ:つよ
羽鳥七海:欲望を隠さないスタイルでいく
君臣アイ:そんな感じで行かせて頂きます
君臣アイ:全身全霊をかけます
GM:イェイイェイ
丸藤透子:さすが王女羽鳥さん
GM:薔薇の花弁が舞う。
GM:オーケストラの演奏が響く大広間に、ひらひらと、薔薇の花弁が舞い散る。
GM:出席者達は、それに気付くも、これも余興の一部だろうかと囁き合うばかりで、
GM:だから、それが何を意味するのか真に理解している者は、キミたちしかいなかった。
丸藤透子:「……」 もなみさんとアイコンタクトを取る。
尾道もなみ:透子ちゃんに頷く。
羽鳥七海:「……!」 緩いリズムの中で、荒くなった呼吸を静めていた。
君臣アイ:「────っ!」ほのかな気の緩み。リズムの余韻が残る心に、冷たくその存在が入り込む。
羽鳥七海:(君臣さんの周りに薔薇が散って見えます。ああ、わたし、ついに幻覚まで見はじめ……)
君臣アイ:「この花びらは…っ?」
羽鳥七海:「……じゃない! これはっ」
君臣アイ:触れるほど近くにいる羽鳥さんのドレスに装飾された花びら……ではなく。
君臣アイ:色合いが異なる薔薇の花弁がどこからか舞い降りていた。
君臣アイ:「……羽鳥さんっ」小声。
GM:───その時。
GM:君臣さんと羽鳥さんと狙い、シャンデリアから薔薇の矢が投擲される!
羽鳥七海:「!」 それに気付く。反撃しようと、足を意識するが――
羽鳥七海:着付けの中で、王女の侍従から聞いたドレスのおねだんが脳裏を走る! 「――っ」 対応が、僅かに遅れる!
君臣アイ:だからその動きは、羽鳥さんの動きを見てからではなく。
君臣アイ:ダンスステップを自らリードするように半回転。羽鳥さんと矢の間に体を滑り込ませ、
君臣アイ:─────『どうか、絶対に、絶対に、守ってくださいね』
君臣アイ:最初から意識していたように。
君臣アイ:「………シッ!」
君臣アイ:細く息を吐いて、円の動きで
君臣アイ:振り上げた足のカカトを薔薇に合わせて打ち落とす
羽鳥七海:「君臣さんっ!」
君臣アイ:「羽鳥さん、後ろへっ!」
君臣アイ:タン、タタン、と着地の後。腰に回した手で促すように、羽鳥さんを背に隠す。
GM:薔薇の矢が床に刺さる───事態に気付いた出席者達から悲鳴が上がる!
出席者達:「あそこ…!シャンデリアに!」
GM:シャンデリアの上には、黒いマントがたなびく男の姿がある。
羽鳥七海:「どなたですか!」
ジャックローズ:「ハハハ、格好良いじゃないか」不適に笑う。
ジャックローズ:「怪盗ジャックローズ。王女様の『虹の軌跡』を頂きに参りました」
君臣アイ:「ジャックローズ……!」その姿を瞳に収める
出席者達:「怪盗…!」動揺の声、悲鳴が上がる。「演出じゃないの?!」「おい、警備員はいないのか!」
君臣アイ:「王女殿下とのダンスを邪魔してくれるとは、随分と無粋なお方ではありませんか?ジャックローズさん」
君臣アイ:背後の"王女様"を守るように一歩、堂々と前に出る。
ジャックローズ:「もっと面白い演目で、王女様に楽しんで頂こうと思いまして…」
ジャックローズ:「騎士様にはご退場願いましょう!」懐から更に薔薇を数本。投擲する。
君臣アイ:「……!」(この数は流石に…!)
君臣アイ:一閃出来ない軌道で放たれる薔薇の矢。せめて羽鳥さんへの被害を防ごうと──!
丸藤透子:君臣さんの目の前に、小さい人影が入り込み、
丸藤透子:「だらぁあっ!」 巨大な盾を叩きつけて全ての矢を叩き落とす!
丸藤透子:盾を持つのは可憐な振袖……ではなく、
丸藤透子:全身をフルプレートアーマーで覆った謎の騎士。
丸藤透子:顔も全てアーマーの兜で覆われていて見えないが、君臣さんたちには見覚えのある鎧だ。
GM:会場がキミ達の様子にざわめく!
羽鳥七海:(これが……透子さんの家に伝わる『丸藤の鎧』……!)
君臣アイ:「っ! 助かりますっ」浮かんだ冷や汗を拭う
尾道もなみ:どこからともなく(腿のホルスターから)抜いた拳銃で数発。残った薔薇を撃って弱める。
尾道もなみ:「ありがと、透子ちゃん~。カッコいいぜ~」
丸藤透子:「どもども。出遅れちゃった分はこれでチャラってことで。」
君臣アイ:「ありがとうございます、二人共」
羽鳥七海:「皆さま! こちらは危険です!」
羽鳥七海:声を張り上げる。「わたくしなら問題ありません! 誘導に従って避難を!」
リッカルド伯爵:「ええ、皆さま!こちらから避難ください!急いで!」王女に合わせて、出席者達に声をかける。
出席者達:「これは…余興じゃないの?」「王女様…」出席者達は王女の強い誘導により、会場から離れていく。
ジャックローズ:「せっかくの観客たちが」シャンデリアから飛び降りる。
尾道もなみ:R課に連絡して避難した人々の安全保護を依頼。
尾道もなみ:「こちら尾道です~。対ジャックの件事前連絡通りで~」
丸藤透子:「ふうっ……。」 会場から一般人が消えたのを確認する。
丸藤透子:「ありがとね。こっちこそ助かったよ、パティ。」 兜が消えて現れた素顔で、後ろを振り返る。
羽鳥七海:「いいえ、トーコ。有難う」
丸藤透子:「それじゃ君臣さん。あとは手はず通りね。」
君臣アイ:「えぇ。丸藤さん。……そして、"王女殿下"」
君臣アイ:「御身は必ず僕たちがお守り致します。……ですので」
君臣アイ:「ご心配なく。」
丸藤透子:君臣さんにウィンクをして、
丸藤透子:《ワーディング》を静かに展開する。
羽鳥七海:ワーディングがいきわたったのを確認して、「あ……」
羽鳥七海:その場で、くず折れるように倒れる。
君臣アイ:丸藤さんのウィンクに頷いて、既に羽鳥さんの側に。
君臣アイ:いきなり力を失った身体を緩やかに支え、座るような姿勢でもたれかからせる。
羽鳥七海:(……、……)抱きとめられた瞬間、ぴくん、と一瞬反応するが、そのまま全体重を預ける。
君臣アイ:眠るような羽鳥さんの顔を少しだけ目に収めた後、ジャックローズに向かって対峙する。
ジャックローズ:「王女様を護る騎士が三人…というわけですか」キミ達を見やる。
尾道もなみ:いつもどおりの狸のような笑顔で銃を構えている。
尾道もなみ:「追いかけっこは本気じゃなくちゃ」
尾道もなみ:「あんただって満足してくれないだろ?」
ジャックローズ:「ふふ」口をほころばす。「ええ、その通りですよ。全力で来てくれないと、僕だって楽しくない……」
ジャックローズ:「では、皆さま。今宵の演目を楽しみましょうか」パチンと指を鳴らす。
ジャックローズ:「ショータイムだ」
GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:エネミーはジャックローズ。
GM:本来ならジャックローズの従者が3体追加される予定でしたが、先のシーンで王女の影武者として3回の判定に成功したので
GM:ボーナスとして従者は登場しません。
羽鳥七海:やったぜ!
GM:また、敵との距離は5m。キミ達は同エンゲージにいます。
GM:そんな感じ!
GM:ではセットアップ!
ジャックローズ:こちらはありません。
丸藤透子:なし!使わずやってやる!
君臣アイ:なし!
尾道もなみ:ない~
羽鳥七海:なし!
羽鳥七海:いや気絶している訳ですけどね……ワーディングで……
丸藤透子:パティは安心して寝ててね~
尾道もなみ:そうよ
君臣アイ:そうですよ
GM:はーい
GM:ではイニシアチブ!
GM:行動値8の尾道さんの手番からですが
ジャックローズ:《加速する刻》を使用します。
尾道もなみ:がっ?
ジャックローズ:このイニシアチブプロセスでメインプロセスを行います。
尾道もなみ:なんだとー!?
丸藤透子:うええ
君臣アイ:ひぇーっ
ジャックローズ:マイナー。《骨の剣》で武器作成。
ジャックローズ:メジャー。《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》《死神の手》《ジャイアントグロウズ》。
ジャックローズ:PC全員に範囲攻撃を行います。
ジャックローズ:11dx+4@7
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,3,4,5,6,7,8,9,10,10,10]+10[2,3,6,6,7,9]+10[6,9]+10[7]+4[4]+4 → 48
ジャックローズ:おえっやたら回っちゃった
尾道もなみ:ジャックローズ!
尾道もなみ:こら逮捕できんわ
ジャックローズ:リアクションしてみたまえ!
丸藤透子:ふええ
君臣アイ:ガードしておきます。
羽鳥七海:気絶している非オーヴァードの王女がリアクションできるとでも……?
羽鳥七海:ドッジ
尾道もなみ:??
羽鳥七海:6dx+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 7[3,5,6,6,7,7]+1 → 8
尾道もなみ:こいつ、気絶しながら…?
丸藤透子:気絶してたらそんなもんだよね~
羽鳥七海:ちょっと寝がえりを打っただけなので……
君臣アイ:身体に刻み込まれたリズムということね
尾道もなみ:あたしもドッジ
尾道もなみ:2DX+0+0@10 回避
DoubleCross : (2DX10) → 5[2,5] → 5
尾道もなみ:気絶してたのかも
丸藤透子:《軍神の守り》でハトリシア王女をカバーリングしますね
丸藤透子:で、ガード。
丸藤透子:《イージスの盾》も使っちゃうか。あとプロテクトアーマーの効果も起動。
GM:ではダメージを出します
ジャックローズ:5d10+28+2d10
DoubleCross : (5D10+28+2D10) → 23[5,9,1,5,3]+28+12[2,10] → 63
ジャックローズ:ガード・装甲値ともに有効。63点です
丸藤透子:高い……!
君臣アイ:なんとか削っても駄目ですね。リザレクトです。
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (72 → 78)
君臣アイ:君臣アイのHPを20減少 (26 → 6)
尾道もなみ:当然死ぬ…リザレクトよ!
尾道もなみ:尾道もなみのHPを1d10(→ 10)に変更 (28 → 10)
丸藤透子:装甲16、ガード値が20+4d10
丸藤透子:16+20+4d10
DoubleCross : (16+20+4D10) → 16+20+24[4,9,2,9] → 60
丸藤透子:60点軽減……!
丸藤透子:HP29→23
君臣アイ:かったい
GM:かった
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を10増加 (68 → 78)
丸藤透子:侵食85→90
GM:では演出いきます!
ジャックローズ:高らかに言うとともに、両腕が鞭のようにしなる薔薇の蔓に変化、分裂。
ジャックローズ:キミ達の身体を貫こうとする!
尾道もなみ:「透子ちゃん、王女様はよろしくねぇ」
君臣アイ:「頼みます、丸藤さん!」
君臣アイ:体の前で両腕を交差させ、蔓に対して真正面から受ける。
君臣アイ:変幻自在の蔓の根本に体当たりのように受けて、丸藤さんへ向かう軌道を制限。彼女が見切りやすくする。
君臣アイ:(ッ、重……!?)
君臣アイ:予想外の打撃の重さに一瞬、意識が飛びそうになりながら吹き飛ばされる。
尾道もなみ:しゃがんで当たる範囲を少しでも狭くしながら食らう。
尾道もなみ:もちろんさらに小さいので吹き飛ばされる。
丸藤透子:「了解!うおおおおっ!!」 床に寝かされた羽鳥さんの前に立ち、体で薔薇の蔓を止める。
丸藤透子:他に殺到する蔓を右手の盾で止め、残った左腕でも蔓を抱えている。
丸藤透子:「ぐっ……ああああ!どりゃあっ!!!」
丸藤透子:「はあっ……はあっ……!どうよ!見たか!」
羽鳥七海:(……、……) 床に寝かされたまま動かない。
ジャックローズ:「おや…これで吹っ飛ばないなんて」
ジャックローズ:「すごいな。頑丈な子だ」
君臣アイ:「ははっ……」全力の踏ん張りも意に介さない蔓を真正面から受けるのを見て。
君臣アイ:「お見事。」
尾道もなみ:「見てたよぉ~」立ち上がりながら笑う。
GM:次は行動値8の尾道さんです。
尾道もなみ:わあい
尾道もなみ:マイナーは《オリジン:レジェンド》。精神達成値を底上げしときます
尾道もなみ:同エンだから、メジャーはコンボ「Cremated/Closed」《コンセ》《コントロールソート》《零距離射撃》かな
GM:いや、別エンゲージですよ~
GM:
ジャック[5]
(5m)
尾道[8],丸藤[5],君臣[5],羽鳥[1]
尾道もなみ:あ、別か!
君臣アイ:伸縮腕は君臣くんと同じで視界攻撃!
GM:いまこう さっきは射程:視界攻撃!
尾道もなみ:すいません同じだと思ってた
尾道もなみ:じゃあ零距離ないな
GM:ですね 大丈夫よ~
尾道もなみ:ではメジャーはコンボ「Curate/Cremate」《コンセ》《コントロールソート》
尾道もなみ:こちらで!
GM:はーい!命中判定どうぞ
尾道もなみ:7dx+14@7
DoubleCross : (7DX7+14) → 10[1,2,3,5,6,9,10]+10[3,10]+4[4]+14 → 38
尾道もなみ:こっち!
丸藤透子:ひええ
GM:スゲ~上がるじゃん!
君臣アイ:強い!
尾道もなみ:逮捕だー!
羽鳥七海:《バディムーヴ》。達成値+3
羽鳥七海:41にしてくれ!
君臣アイ:女性陣のコンビネーションアタック!
尾道もなみ:手厚い キュン…
ジャックローズ:11dx>=38 ドッジ
DoubleCross : (11DX10>=38) → 10[1,2,3,4,5,5,6,7,7,8,10]+4[4] → 14 → 失敗
GM:ドッジ失敗!
GM:ダメージをどうぞ
丸藤透子:ダメージの前に丸藤の鎧の鎖(フォールンサラマンダー相当)を使用します。
丸藤透子:ダメージ+2d10ね!
尾道もなみ:7d10+22
DoubleCross : (7D10+22) → 39[3,2,4,8,8,8,6]+22 → 61
尾道もなみ:か?
ジャックローズ:ギャー
ジャックローズ:だいぶ痛いけどまだ生きてる!
GM:演出をどうぞ!
尾道もなみ:「……あたしはあたしの仕事をしないとだねえ」
尾道もなみ:『押収物件No.0437を使用します。これは刑事局からの許可を一時的に得たものです』事務的な文句を諳んじる。《そういう》仕事であると示すために。
尾道もなみ:握りしめた指から指紋認証と整体確認。
尾道もなみ:脳内に染みこむ情報が濃く烈しく広がり、一気に雪崩れ込む。
尾道もなみ:それをひたすらに演算し、選択し、拾い上げる。
尾道もなみ:目に見える異能はない。だが、これ一つきりの優越で、尾道もなみにはこれだけの権限が与えられている。
ジャックローズ:「痛いんだよな、あれ」シルクハットの下の瞳がキミに向けられる。
尾道もなみ:「痛いよ。まあ、でもそんだけしないと」
尾道もなみ:「あんたは懲りちゃくれないからねえ」
尾道もなみ:押収物件No.0437。小型ピストルの形状。内部構造に物理法則を無視した空間が広がっており、砲と言っていい機構が収められている。そこに弾丸を差し込めば、軽量で小型の外見に似合わぬ威力の実現される、そういう代物だ。
丸藤透子:ジャックローズが何かリアクションを取ろうとしたところに、
ジャックローズ:「うん。だから逃げよ…」鞭状にしていた蔓をシャンデリアに引掛け、上空に逃げようとする。
丸藤透子:「うおりゃーっ!!」
丸藤透子:ジャックローズの体が下へ引っ張られる!
ジャックローズ:「…ってうわあっ!?」
丸藤透子:いつの間にかジャックローズの衣装にきらびやかな帯が巻き付き、
丸藤透子:その先が衣装と融合している。
丸藤透子:その帯の先を両手で握っている。
尾道もなみ:「ナイス!」
尾道もなみ:それに合わせて照準を。
ジャックローズ:「やばっ」視線が錯綜。
尾道もなみ:『1997年2月12日 D市』『2002年9月4日 N市』『』『』類似データ検証終了。
尾道もなみ:「くらえ~」ゆるい掛け声とともに、狙いすました引鉄をひとつ!
ジャックローズ:銃弾が瞳を狙い飛び、「いっ!」
ジャックローズ:…腕を無理やり交差させて庇う。
ジャックローズ:肩口を撃たれ、服が裂けた。半笑いを浮かべる。
尾道もなみ:「ドレスの裾やぶけたお返しね」
ジャックローズ:「……ああ、言い忘れてた。すごく綺麗だよ」
ジャックローズ:「…だから許してくれない?」
尾道もなみ:むにゃむにゃした顔を浮かべる。「そこまで安く見られるのはねぇ~。なので」
尾道もなみ:「次はよいこのみなさんにお願いしようとおもいます」
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を6(→ 6)増加 (78 → 84)
GM:次は行動値5の丸藤・君臣・ジャックの三人。
GM:PC優先なので君臣くんか丸藤さんかどちらかですね
丸藤透子:待機しまーす
君臣アイ:つまり僕だ。
GM:では君臣くんの手番!
君臣アイ:はーい。
君臣アイ:マイナーなし、メジャーでコンボ:【On Your Mark】《砂の刃》《虚構のナイフ》《確定予測》
君臣アイ:対象はジャックローズ。この判定へのリアクションのC値+2
君臣アイ:5dx+6
DoubleCross : (5DX10+6) → 10[2,2,5,9,10]+6[6]+6 → 22
君臣アイ:回った。リアクションどうぞ。
ジャックローズ:実質ドッジ不可め…!ガードします。
ジャックローズ:ダメージをどうぞ!
君臣アイ:ではダメージ
君臣アイ:3d10+12 ガード値-5
DoubleCross : (3D10+12) → 23[7,10,6]+12 → 35
君臣アイ:ガード-5の35点。装甲有効です。
ジャックローズ:ギャッ ガード値-5が地味に痛い
ジャックローズ:まだ何とか生きてる!
君臣アイ:おのれ~
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を9(→ 9)増加 (78 → 87)
GM:演出をどうぞ!
君臣アイ:では
君臣アイ:先程の交錯で破れた上着を脱ぎ捨てる。
君臣アイ:血糊の付いたシャツに結んだネクタイを緩め、パチリとボタンを外した
君臣アイ:その襟元からキラリ、と銀色の輝きが外気に触れる。
君臣アイ:それは青と緑の不可思議に輝く宝石をはめた指輪。
君臣アイ:銀色のチェーンをなぞるようにそれを指で摘んで
君臣アイ:「『僕を導け』」
君臣アイ:その宝石をそっと唇に触れさせる
君臣アイ:「『アンツーカー』」
君臣アイ:発光。一瞬の後に。
君臣アイ:指輪が形を変え、脛までを覆う、翼のシルエットを持つ銀の脚絆となる
ジャックローズ:「これまた…商売敵っぽいのが来たな」気配を感じて構える。
君臣アイ:カツカツ、と。ガラスめいた半透明の靴のつま先で確かめるように絨毯を削って
君臣アイ:「安心して欲しい。ジャンルが別だ」
ジャックローズ:「へえ?」
君臣アイ:「僕は貴方のようにきらびやかには出来ないから、」
君臣アイ:フッ、と姿が消える。加速の権能。
君臣アイ:銀化ガラスの靴が青と緑の軌跡を残して、かろうじて頭上に動く。
君臣アイ:「悪いが、まっすぐだ」
君臣アイ:シャンデリアの光を背景に。
君臣アイ:光を乱反射する一筋の矢となって、青色の一閃
君臣アイ:ジャックローズの腹部に、加速したつま先を叩きつける。
ジャックローズ:「…ッ」激突する寸前、マントの裾を翻して自らの身体を覆う。
君臣アイ:加速の開放───瞬間。圧縮された加速の衝撃が襲う、が。
ジャックローズ:(───速……ッ)衝突した部分から薔薇の蔓に変化させてしのごうとするが、勢いに追いつけず喰らう。
ジャックローズ:刹那の交差があり、後方に吹っ飛ぶようにして距離を取る。
君臣アイ:(対応してくるのか…!?)
君臣アイ:加速から現実に戻った思考で、その衝撃に目を見張り──そのまま、蹴りの反動を利用して距離を取る。
君臣アイ:キィンッ、とガラスの鳴る高音。首から下に冷えた汗をかきながら。
ジャックローズ:「……でも、やはり敵だな。苦手なんだ。あなたみたいな人は」
君臣アイ:「その点については気が合いそうだ」
君臣アイ:「僕も、何でも出来る貴方みたいな人が苦手ですよ」
君臣アイ:速さで遅れを取るとは、と。苦笑を浮かべた。
ジャックローズ:「ふふ」痺れた手をぷらぷら振る。「褒められるとは思わなかったけどね…」
GM:では、君臣くんの手番が終了。
GM:丸藤さんは待機なので、再び行動値5のジャックローズの手番!
ジャックローズ:マイナーで5m戦闘移動。PC達のエンゲージに入ります。
丸藤透子:ひええこっちきた
君臣アイ:ひぇぇ顔が近い
ジャックローズ:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》《死神の手》。
ジャックローズ:羽鳥さんに攻撃します。
ジャックローズ:11dx+4@7
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,3,3,4,4,5,5,8,9,9,10]+10[3,3,6,7]+2[2]+4 → 26
ジャックローズ:あっダイスが死んだ
GM:リアクションどうぞ!
丸藤透子:かわせ!
羽鳥七海:うーん
羽鳥七海:混沌なる者の槍と融合して、ガードだ! 装甲値10とガード9!
丸藤透子:ひええ硬い
丸藤透子:カバーリングはせず見守ろう。
君臣アイ:かたいぜ!
ジャックローズ:じゃあ《フェイタルヒット》。ダメージダイスを増やします
ジャックローズ:7d10+28 そしてダメージ!
DoubleCross : (7D10+28) → 46[8,6,8,10,3,2,9]+28 → 74
羽鳥七海:こらー!!
ジャックローズ:装甲値ガード値有効74ダメージです
羽鳥七海:19減らして……55ダメージ!
羽鳥七海:死にます! リザレクト!
君臣アイ:プリンセスーー!!
羽鳥七海:羽鳥七海の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (62 → 67)
ジャックローズ:ワッハッハ
尾道もなみ:姫が?!
尾道もなみ:もうおしまいだ…
尾道もなみ:クビだ…
羽鳥七海:なんてざまだ
丸藤透子:待て!今姫様が……リザレクトしたような……?
尾道もなみ:まさか…
君臣アイ:君たち……現実から目をそらしては…
GM:では演出します。
ジャックローズ:「…なんでもできる所をご覧にいれましょうか!」
ジャックローズ:姿勢を起こせば、瞬間移動するように、一足飛びにキミ達の元に現れる。
ジャックローズ:戦いの最中でも、横たわるように眠り続ける、少女の元へ。
君臣アイ:「何っ…!?」
丸藤透子:「げっ、やばっ。」
尾道もなみ:「……っ」
ジャックローズ:「さて」背中から薔薇の蔓で編まれた翼が生え、広がる。
ジャックローズ:腰をかがめて少女に視線を合わせるようにして、その頬に触れた。
ジャックローズ:「予告通り、『虹の軌跡』を頂きましょうか」
君臣アイ:「─────っ!」『羽鳥さん』と『王女殿下』。呼ぶ名前を一瞬、迷った。
GM:次は行動値1の羽鳥さんの手番です。
羽鳥七海:はい! マイナーで《陽炎の衣》。
羽鳥七海:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》《見えざる死神》
羽鳥七海:ダイスは素で5、侵蝕で1,イレトレで+2
羽鳥七海:混沌なる者の槍で+3、それと器物使いで+3
羽鳥七海:ジャックローズに攻撃じゃい!
ジャックローズ:きやがれ!
羽鳥七海:14dx8+2
DoubleCross : (14DX8+2) → 10[3,3,4,4,4,4,5,6,6,6,8,8,10,10]+10[2,3,3,9]+6[6]+2 → 28
羽鳥七海:まあこんなもんだよな……。
ジャックローズ:ドッジ!
ジャックローズ:11dx>=28
DoubleCross : (11DX10>=28) → 8[1,1,2,5,5,5,7,7,8,8,8] → 8 → 失敗
ジャックローズ:ギャーッ
羽鳥七海:ダメージ!
GM:こい!
羽鳥七海:3d10+26
DoubleCross : (3D10+26) → 26[10,6,10]+26 → 52
羽鳥七海:気合入ってるわあ
ジャックローズ:ダメージダイスは回ってる!
ジャックローズ:残りHPは11!
ジャックローズ:倒れます。
GM:ジャックローズは戦闘不能!戦闘終了になります。
GM:演出どうぞ!
尾道もなみ:やったー!
羽鳥七海:羽鳥七海の侵蝕率を9(→ 9)増加 (67 → 76)
羽鳥七海:では、頬に触れんとするてのひらを、寸前でつかむ。
ジャックローズ:「……!」
羽鳥七海:「残念ですが。わたくし、女の寝込みを襲う殿方は好みではありません――なんて」
羽鳥七海:「冗談はここまでにして。捉えましたよ、神出鬼没の怪盗、《ジャック・ローズ》!」
ジャックローズ:「っ…《ワーディング》の中でその調子、ってことは……」
ジャックローズ:「王女様じゃない…っ」
ジャックローズ:冷や汗をかくようにして手を引こうとするが、もちろん羽鳥さんに掴まれている。
羽鳥七海:言うが早いか、片足を大きく蹴りあげる。
ジャックローズ:「あ痛!」
羽鳥七海:「さて、と」
羽鳥七海:ばさり。次の瞬間、ジャックローズの視界が、翻ったスカートによって塞がれる。
ジャックローズ:「───っ」
君臣アイ:「は、羽鳥さん…!?」その行動に動揺の声。
君臣アイ:発覚する前の一瞬、先に明かす愚行を止めるために制した名前を、ようやく呼ぶ。
丸藤透子:「うおお。大胆。」
尾道もなみ:「なは~」
羽鳥七海:パニエに満ちた裏側には、ガーターストッキングとヒールで彩られた、姫君の素足があるはずが……それがない。
羽鳥七海:スカートの端を片手で掴んでまとめて、背後に引き上げたまま、低空に浮かぶ。
ジャックローズ:「驚きました。魔法かい?」
羽鳥七海:「いいえ。そういう、古き良き幻想の怪盗の時間も、もう終わりです。――ようこそ、ここは鐘の中」
羽鳥七海:両足があるべき場所から、陽炎のような、透明な異形が姿を現し――
ジャックローズ:「────そこには怪物が待つ訳か!」
羽鳥七海:「怪物の声を聞きなさい!」 ――恐るべき透明な奇虫が、無数の異脚と口吻で、斜め下の怪盗に突き掛かる!
ジャックローズ:同時、広げていた蔦の羽根が反転し、幾重もの矢へ変わる。斜め上の怪物を向かい打つ!
GM:奇虫と薔薇が交差し、二人の身体を貫き合う!
羽鳥七海:「くっ、ああ……っ!」 貫かれ、切り裂かれて布と血が飛沫く。
ジャックローズ:「……一言言わせてもらうとするなら」たたらを踏む。
ジャックローズ:「怪物というには、ずいぶん美しいですよ」
羽鳥七海:だが、両脚を虫全体に変異させる羽鳥の異形変異は、羽鳥本人がどれだけ痛めつけられても、攻撃動作に支障はない。
羽鳥七海:「……それはどうも。貴方も、よくお似合いですよ」
羽鳥七海:衝突によって、透明化が解けていく。羽鳥の両脚が変異した、翠緑色の巨大ナナフシが姿を現し、
羽鳥七海:二匹十二の異脚が今度こそ、ジャックローズの四肢を捉え、床へと叩きつける。
ジャックローズ:「今、褒められてもな……っ」呟きは、衝撃に呑まれて消える。
ジャックローズ:「………!」床に叩きつけられ、動かなくなる。戦闘不能。
尾道もなみ:がしゃん、と手錠を取り出す(こういうときのために用意してて良かった)。
丸藤透子:「ほえぇ……あれが羽鳥さんの能力。さっすがだわ。」
君臣アイ:「そう、ですね」動揺をなんとか押し殺して。
君臣アイ:「僕も、直接見えたのは初めてです」
尾道もなみ:「おとぎ話は悪党がつかまってめでたしかねえ」
尾道もなみ:「三人ともすごかったよ」
丸藤透子:「これでジャックローズに関しては一件落着だねぇ。カッコよかったよ、君臣さん。」
丸藤透子:無骨な小手のままバンバンと君臣さんの背中を叩いている。
尾道もなみ:「いたそう」
君臣アイ:「ゲホッ、痛い、痛いですよ。カドがっ」
羽鳥七海:「もなみさん、今の内に拘束を!」
君臣アイ:「っと、お願いします、尾道さん」
尾道もなみ:「はあい。お仕事終了、長い縁もおしまいか…っと」
ジャックローズ:「…そんなに焦らなくてもどうせ動けないですよ」手錠をされた両手をぷらぷらと見せる。
尾道もなみ:「そっから動くような奴だから警戒してんじゃん」
丸藤透子:「ふーん。じゃあ更に拘束しとく?」
羽鳥七海:「警戒しすぎて損はなし、です」
君臣アイ:「そうですね。先程の動きも考えると、警戒しすぎて損と言うことは……」
ジャックローズ:「過激な拘束であればレディにお願いします」
君臣アイ:「………」加速の分野で負けてちょっと複雑。
羽鳥七海:左右のアクリオプテラ・ファラックス(巨大ナナフシ)がキシキシと声を出して威嚇する。
尾道もなみ:「アイくんやったれ、拘束」
君臣アイ:「了解」しゅるり、と手近な拘束具としてネクタイを外す。
尾道もなみ:「背の高いイケメンに拘束されなさい」
ジャックローズ:「うわあ、一番嫌です」
君臣アイ:「安心してくれ」
君臣アイ:「小学校の標語は『人の嫌がることを進んでやりましょう』、でしたよ」
君臣アイ:足を拘束しようと近づく
ジャックローズ:「それそういう意味じゃありませんって!」
ジャックローズ:「怖いなあ、どっちにしても、もう『虹の軌跡』は狙いませんよ」
ジャックローズ:「…とはいえ」「…僕を捕まえてもめでたしめでたしにはなりませんよ」
君臣アイ:「既に狙えない、の間違いでは……いえ、そうではないですね」
尾道もなみ:「……襲撃のことかな」誰のとはいわない。
尾道もなみ:(まあ、そうだよな。こいつの関わる事件はたいていそうだ)
尾道もなみ:(だからこそ、あたしは来たんだから)
羽鳥七海:「何か知っているなら素直に喋った方が良いかと」
丸藤透子:「何か有用な情報持ってたりしないの? めでたしめでたしになるようなさ。」
君臣アイ:「どうですか、ジャックローズ。捕まった後の自供は犯人の華、と聞きますが」
君臣アイ:「全部話してみては?」
ジャックローズ:「さて。本物の悪党がどこにいるか」
ジャックローズ:「王女の周辺を調べてみては、とだけ」
丸藤透子:「お、やっぱ何か知ってるんじゃん。ナイス。」
GM:次のシーンから、
・リッカルド伯爵と側近達について 〈情報:UGN、警察、裏社会〉難易度13
GM:が調査可能になります。
ジャックローズ:イージーエフェクト《鍵いらずの歩み》を使用。体を折りたたんで手錠の拘束を抜け出します。
丸藤透子:「って、あっ!」
羽鳥七海:「!」
羽鳥七海:左右ナナフシの口吻が、再びジャックローズの胴体を狙う。
君臣アイ:「っ、この……!」
君臣アイ:咄嗟に掴もうとした手が空を切る
尾道もなみ:「……知ってた!」知ってたけど悔しい!
尾道もなみ:「情報もっと置いてけ~!」
ジャックローズ:同時にイージーエフェクト《異形の歩み》を使用。肉体を変化させて、床の隙間から逃げ出します。
ジャックローズ:「ハハハ、またお会いしましょう!」
君臣アイ:「ほんとになんでもやってきますね…!」
羽鳥七海:「くっ! この……!」
羽鳥七海:「ドレスの弁償しなさいーっ!」
尾道もなみ:「あっマジじゃん!それはしろー!」
GM:薔薇の蔦がしゅるんと床の隙間に入り込んで消える。
GM:キミ達が騒然としていると、同時に会場のドアが開きます。
丸藤透子:「ううーん……もなみさんの予想してた通りではあるけどさ……」
丸藤透子:悔しそうな顔で床の隙間を見つめている。
君臣アイ:とろり、と指先から血の玉が流れ、傷口が治る。
君臣アイ:薔薇の蔓に一瞬触れた、それだけの名残だ。
パトリシア王女:「皆さま!」パトリシア王女が会場に走ってくる。
メイド達:すぐにメイド達も追いついて入ってくる。
丸藤透子:「あ、パティ。良かった。無事だった?」
丸藤透子:「こっちも無事だよ~。ほら。」 羽鳥さんの胸のネックレスを示す。
羽鳥七海:「王女様!? どうしてこちらに……あっ」
羽鳥七海:蔦の残骸をカシカシ食べていたナナフシを慌てて仕舞い、地面に降りる。
君臣アイ:「王女殿下! ……すみません、相手は取り逃がしてしまいました。」
パトリシア王女:「いえ…。『虹の軌跡』をお守りいただき、ありがとうございました」
パトリシア王女:首を横に振る。「傷も負わせてしまい…申し訳ございません。なんと感謝していいやら」
羽鳥七海:「いえ、それがこちらの任務ですので。そちらも、大事はありませんでしたか」
パトリシア王女:「ええ。こちらは無事です。パーティも、中止の措置をいたしました」
パトリシア王女:「まずは、傷の治療を…ただ、あの」申し訳なさそうに。
尾道もなみ:「そっかあ。残念だな……うん?」
丸藤透子:「?」
パトリシア王女:「怪盗が、もう来ないのであれば…『虹の軌跡』は、わたくしにご返却をしていただいてよろしいでしょうか」
パトリシア王女:「急かしてしまうようで、申し訳ないのですが」
丸藤透子:「ああ、そりゃそうだ。」
尾道もなみ:「こっちが所持してて損害云々なるとダルいしねえ」
君臣アイ:「ふむ。……荒事の可能性がありますし、既に狙う相手が居ないのであればその方が良い……でしょうか?」羽鳥さんに目線。
君臣アイ:「一度、それで傷付けてしまっているようですし、王女殿下が所持された方が安全かもしれませんね」
羽鳥七海:「もちろん構いませんが……先日の襲撃事件と、怪盗は、どうやら別の案件のようです」
羽鳥七海:「私の影武者と、護衛は引き続き続けるということでも構わないでしょうか」
パトリシア王女:「まあ…」目を伏せる。「まだ事件は終わっていないのね。こちらこそ、これからも護衛をお願いしたいわ」
羽鳥七海:「そうです。どうか、気を緩めないよう」
羽鳥七海:といって、首元に手を回してネックレスを外す。
丸藤透子:「よろしくね。パーティも乗り切ったし、次はまた護衛と並行して調査かな。」
尾道もなみ:「パティの身の回りの安全は、まだ保証しかねるからね」
パトリシア王女:「ええ」頷いて、羽鳥さんからネックレスを受け取る。
パトリシア王女:「そうですわね。…『虹の軌跡』だけは、そう、もしものことが起こってはと焦る者も多かったものですから」
尾道もなみ:「あなたには元気に、もちろん楽しい思い出も持って帰ってもらわなきゃ」
パトリシア王女:「ふふ」もなみに微笑む。「そう言ってくださると、嬉しいわ」
丸藤透子:「パティの話ももう少し聞きたいよねぇ。」
丸藤透子:鎧がガシャガシャと音を立てて振袖に戻る。
羽鳥七海:「当然の懸念かと。こちらは当初の予定通り、模造品でも着けておきます」
君臣アイ:「そうですね。……えぇ、まぁ、女性陣の会話に僕が混ざるのはお邪魔かもしれませんが。」
君臣アイ:「王女殿下には無事平穏に過ごしていただき、警護が杞憂であった、などと。」
君臣アイ:「そんな、笑い話をお土産にしていただきましょう」
パトリシア王女:「はい」微笑む。
GM:シーン終了。
GM:戦闘があってバタバタしていたので、このシーンはロイスのあれこれだけ出来る感じです
丸藤透子:君臣さんの戦いっぷりを見たので取ろうかどうか迷ってるけど、この後落ち着いて話したりできるかもだしな……
羽鳥七海:丸藤さんに取ろうかな
丸藤透子:保留で。
尾道もなみ:ジャックローズ P有為/○Nこんにゃろ~ に変更で!
丸藤透子:かわいいw
君臣アイ:丸藤さんともなみちゃんのP感情を連帯感から信頼に変えておきます。頼れるっ
君臣アイ:以上で。
尾道もなみ:くやしみです
羽鳥七海:同僚/丸藤透子/親近感:●/対抗心/ロイス
GM:みんな以上かな
GM:ではこれでシーンは以上!
◆Middle08◆
GM:次のシーン!情報収集シーンです。
GM:シーンプレイヤーは尾道さん。出る人は侵蝕率を上げて登場してね
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (87 → 93)
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (84 → 90)
丸藤透子:出よ出よ。もう侵食も落ち着いてきたしね。
羽鳥七海:羽鳥七海の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (76 → 85)
丸藤透子:1d10+90
DoubleCross : (1D10+90) → 3[3]+90 → 93
羽鳥七海:追いついてきた
君臣アイ:きたわね
GM:皆良い感じになってきてますわね
GM:では先に、いま調べられる情報収集項目を出しますね
・FHセル「ブルーシア」について 〈情報:UGN、裏社会〉難易度12
・リッカルド伯爵と側近達について 〈情報:UGN、警察、裏社会〉難易度13
GM:この2つ! 調査してみてね~
尾道もなみ:あたし伯爵やりたいわ~
丸藤透子:さすが警察
羽鳥七海:じゃあ私がブルーシアやろうかな
羽鳥七海:二人は追加情報とバディ待ちしてほしい
君臣アイ:了解っ
丸藤透子:はいな
尾道もなみ:【警察手帳】【科学捜査研究所】【情報収集チーム】ぜんぶつかっちゃお
尾道もなみ:情報警察で リッカルド伯爵と側近達について。
尾道もなみ:6DX+5+0@10
DoubleCross : (6DX10+5) → 8[1,4,5,6,6,8]+5 → 13
羽鳥七海:UGNで、能力訓練:社会+器物使い、コネ:玉野椿を使います
羽鳥七海:9dx+2
DoubleCross : (9DX10+2) → 10[1,2,3,6,7,7,7,10,10]+3[1,3]+2 → 15
丸藤透子:強い
尾道もなみ:どっちも成功だ
GM:どっちもすごい
君臣アイ:おつよい
羽鳥七海:ホハーッ
GM:ではお二人とも成功!情報を開示していきます
君臣アイ:流石です羽鳥さん、尾道さん。
尾道もなみ:これが警察の力っ
・FHセル「ブルーシア」について 〈情報:UGN、裏社会〉難易度12
オルランド王国で活動する大規模なFHセル。
ジャームに関する研究で知られ、Eロイス《ファイトクラブ》を発動する装置の開発に至った。
装置を取り付けられた人物は、ジャーム化した別人格を有するようになる。
現在、パトリシア王女の所有する「虹の軌跡」のネックレスの一部が装置に変えられており、
装置が起動すると、パトリシア王女はジャーム化した別人格に成り代わり、ジャームとしての能力を使用するようになる。
装置は、別人物のオーヴァードが持つエフェクト《ブレインジャック》により発動するようだ。
王女の暗殺未遂事件は、この装置の効果をテストするために引き起こされたものである。
現在、王女が着けているネックレスには、より強力な装置が仕掛けられており、
次にジャーム人格が目覚めた場合、容易に装置を解除することはできなくなる。
GM:情報は以上!
GM:次!
・リッカルド伯爵と側近達について 〈情報:UGN、警察、裏社会〉難易度13
リッカルド伯爵はオーヴァードであり、王権を握るため、FHセル「ブルーシア」と通じている。
今回、パトリシア王女の外交に同行している側近達は、すべて「ブルーシア」構成員である。
伯爵は、パトリシア王女に疑似的にジャーム化させる装置を取り付け、Eロイス《潜伏憎悪》や
Eロイス《地獄の季節》といった、人々に憎悪感情や暴力衝動を植え付ける能力を獲得させた。
そして、王女のジャーム人格を目覚めさせ、意のままに操ることで国の実権を握ろうとしている。
伯爵の目論見が成功すれば、王国は混乱に陥り、FHセルの勢力下に置かれてしまうだろう。
GM:情報は以上!
GM:追加情報項目はありません。
GM:今回の項目をすべて開示したことで、次シーンがクライマックス前のトリガーシーンになります。
尾道もなみ:たいへん
丸藤透子:ぐええ
君臣アイ:ギェア
GM:というわけで、今回はこの情報を共有する描写を行っていくよ!
GM:場所がどこがいいとかありますか?
丸藤透子:ど、どうしよう…
GM:秘密会議によりUGN支部になりました
GM:港から離れ、キミ達が所属するUGN支部。
GM:そこでキミ達は調査した情報について共有をしていました。
GM:パーティから一夜明け、穏やかな日差しが窓から差し込んでいる。
尾道もなみ:いつものスーツに眼鏡姿。
丸藤透子:「私たちだけでこっちで集合になったってことは、」 学生服に戻っている。腕にはブレスレット。
丸藤透子:「パティの、その……家族についての話かな。やっぱり。」
尾道もなみ:「そうだねえ~」
尾道もなみ:「まず結論からいうと、この事件の黒幕はリッカルド伯爵だ」
尾道もなみ:とくに書類などはもたず、淡々と報告する。
君臣アイ:「……伯爵が、ですか」
君臣アイ:タキシードから学生服姿。その報告少し驚きを浮かべる。
丸藤透子:「えっ、黒幕!?」
尾道もなみ:「うちの調べによると、彼はオーヴァードで、本人も周囲も《ブルーシア》…前に話題に出たFHセルだね、の関係者だということだ」
丸藤透子:「うわー……FHの一員か。マジかー……。」
羽鳥七海:「船ではできない話です」
羽鳥七海:こちらも、ドレスは返し、学生服姿
尾道もなみ:「そうそう。正直あっちの手の連中だらけだからねえ」
君臣アイ:「確かに、王女殿下の側近が黒幕となれば、船の中の誰に息が掛かっているかはわかりませんからね。」
君臣アイ:考え事をするように顎に添えた手の人差し指が、トントンと頬を叩いている。
尾道もなみ:「親族だからこその、王権争いが目的ではないかって話だね。王女様を操って国を掌握する」
尾道もなみ:「ああ、その手段についてがちょうど調べが足りてなくてね。UGNのほうがよさそうだと思ってたんだ」
羽鳥七海:「ブルーシアの研究は、普通の人間に、ジャームの力と人格を外的に付与するものだそうです」
尾道もなみ:「七海ちゃん、なんかわかったみたいだね」
君臣アイ:「ジャームの力を、ですか。それは、オーヴァードでなくとも…ということですよね。」
羽鳥七海:「はい。改めて、襲撃事件の被害者の調査をお願いしたところ」
羽鳥七海:「彼ら自身に直接ではなく、王女……宝石を基点にして、エフェクトの作動があったと」
尾道もなみ:「…ん、そっちか」
丸藤透子:「うん。話が見えてきた……。」
君臣アイ:「王女殿下を襲った方々ですね」
君臣アイ:症例別に引き起こされるレネゲイドの作用。人心の操作もその一つだったはずだ、と脳内で思い返す。
尾道もなみ:「つまりパティを操って、そのパティによって、って順番ってことか」
羽鳥七海:「そうなります。王女を中心にして、攻撃衝動や暴力衝動を励起する」
羽鳥七海:「宝石自身は、加工は出来ないでしょうから、修復されたというネックレスの方ですね」
丸藤透子:「ううっ、宝石の方しか気にしてなかった。そっちか……。」
丸藤透子:苦い顔をしている。
君臣アイ:「なるほど……"虹の軌跡"が特別と思っておりましたが、そうではなかった、と」
君臣アイ:「盲点でしたね…」ぐ、と少し唇を噛みしめる。
尾道もなみ:「だからこそネックレスに仕込んだんだろう」
尾道もなみ:「木を隠すならなんとやらだねえ」
羽鳥七海:「襲撃事件はただの試行です。また、宝石自体がオートで王女を操るのではなく、操り手が外部に存在するはずという情報でしたが」
羽鳥七海:「……尾道さんの情報を合わせれば、十中八九、伯爵かその部下でしょうね」
尾道もなみ:「だろうね」
君臣アイ:「王女殿下の身柄はそのままに傀儡とすることで、裏から実権を握るために暗躍している…ということですか」
丸藤透子:「……。」 考え込んでいる。
尾道もなみ:「一番安全だよね。責任は負わせつつ好きに動けるわけだ」
羽鳥七海:「集団操作の能力をもった王女を操れば、いくらでも、どんな悪辣な手段でもできる」
羽鳥七海:「絶対に許してはなりません。……ただ、迂闊に動けばこちらが悪者になりかねない」
君臣アイ:「そうですね。……王女殿下も含めて口を合わせられてしまっては、社会的な立場は段違いです」
丸藤透子:「……外付けのジャーム人格ってさ、」
丸藤透子:「確か……原因になるジャーム人格だけ何とかすれば元の人格だけ残ったって前例がたくさんあったよね。」
羽鳥七海:「ネックレスの機能を発揮させなければ、即座の危険は去ります」
羽鳥七海:「どうにか、一度こちらで預かれないか」
尾道もなみ:「それこそ前みたいに事件の危険なんかがあるとか」
羽鳥七海:「そうですね……『襲撃時に、怪盗がネックレスに細工をした可能性がある、安全の為に一度調べ直させてもらえないか』など」
尾道もなみ:「……いいね。せっかくだし、あのキザ野郎を利用してやるのもいい」
羽鳥七海:「ええ、彼の名声を使わせて貰いましょう」
丸藤透子:「ジャックローズがネックレスに細工をしたって匂わせてた、くらい強気で言っても良さそうだよね。」
君臣アイ:「えぇ。幸い怪盗本人もまだ捕まっていません。……いえ、取り逃がしたのは口惜しい思いですが」
君臣アイ:「有名な怪盗なのですから、1度の不可能を可能にしていただくのも、悪くないでしょう」
羽鳥七海:「そういうのを怪我の功名にするのが、良いエージェントというものです」
羽鳥七海:ちょっと得意げに。
尾道もなみ:にこにこしている。
尾道もなみ:「良いエージェントでうれしいよ」
君臣アイ:「勉強になります、先輩」
君臣アイ:得意げな顔を見て、少し緊張を緩ませる。
羽鳥七海:「では、船に戻りましょう。伯爵が動き出す前に、ネックレスを抑えます」
丸藤透子:「……。」 みんなが最後の準備に離れた後、一人で部屋に残っていた。
丸藤透子:ぼーっと窓の外を見て、何かを考え込んでいるように見える。
羽鳥七海:「丸藤さん?」
丸藤透子:「うぇっ。」 ビクッ
羽鳥七海:「あっ、すいません。どうかされたのかと思って……」
羽鳥七海:何らかの調査資料を抱えている。
丸藤透子:「あ、羽鳥さん。いや、私はもう準備万端だからさ。何か手伝う?」
丸藤透子:調査資料をひょいと半分取る。
羽鳥七海:「いえ、大丈夫です。最後の見直しをしていたところだったので」
羽鳥七海:「FHセルによる国の乗っ取りなんて……前例がないわけではありませんが……」
丸藤透子:「おお。優秀。」
丸藤透子:「……」
羽鳥七海:「性分なんです。どれだけ備えてもたりませんから」
羽鳥七海:「丸藤さん?」
羽鳥七海:下から覗き込むように。
丸藤透子:「あ、ああ。いやごめんごめん。」
羽鳥七海:「王女様が、心配ですか?」
丸藤透子:「……めっちゃ心配。」
羽鳥七海:「直接の護衛は、丸藤さんに任せきりでしたね」
丸藤透子:「まあね。おかげでだいぶ仲良くなったよ。」
羽鳥七海:「良かったです。私は影武者の為のすり合わせで手一杯で、交流という感じではなかったので」
羽鳥七海:「どんなお方に見えましたか。彼女は」
丸藤透子:「ふふ。羽鳥さんのぶんまで仲良くなっておいたから安心してね。」
丸藤透子:「どんな、って言われるとね。普通だよ。いつか王様になろうと頑張ってる、普通の女の子。」
丸藤透子:「……その、だからさ、」
羽鳥七海:「いいなあ」 仲好くなったと聞いて、肩を竦めて。
丸藤透子:「パティの安全だとか、人格だとかさ、そういうのはUGNのエージェントとして当然心配してるんだけど。」
羽鳥七海:「はい」
丸藤透子:「リッカルドのことをパティがどう思ってたのかって、考えちゃってた。」
羽鳥七海:「……、……」
丸藤透子:「家族って特別じゃん?」
羽鳥七海:「……はい」
羽鳥七海:異母といえど兄妹。交流も、決して少なくはないだろう。
丸藤透子:「だから、友達として心配なんだ。」
丸藤透子:「どうしたもんかねぇ、なんて考えたりしていたわけなのです。」
羽鳥七海:「……そう、ですね」
羽鳥七海:「今回のことが片付いたとしても……彼女の味方は、大きく減ってしまう」
丸藤透子:「味方って……まあ、家族も味方ではあるか。」 苦笑する。
丸藤透子:「羽鳥さん。」
羽鳥七海:「どうすればいいのかと言われると……ううん」
丸藤透子:「羽鳥さんは、好き?自分の家族。」
羽鳥七海:「はい。あまり、エージェントになってからは、皆ちりぢりになっていて、滅多に会えませんけど」
羽鳥七海:「誇れる、家族です」
羽鳥七海:「丸藤さんは、確かおばあさまから引き継いだのでしたか」
丸藤透子:「そうそう、そうだよ。ふふ。羽鳥さんとは話が合いそうだなぁ。」
羽鳥七海:「確かに、ちょっと似ていますね」
羽鳥七海:ふふ、と笑い合う。
丸藤透子:「似てる似てる。」 笑う
羽鳥七海:「……そのまま、心配してあげてくださいね」
羽鳥七海:「我々に、王女の心境は慮ることしかできませんが」
丸藤透子:「……うん。」
丸藤透子:「護衛としては頑張ればいいだけでも、友達としては心配するしかできないんだよね。」
羽鳥七海:「立場とは関係なく、自分の為に深く考え込んでくれる人がいるということは、ほんの少しでも、彼女の助けになるはずです」
丸藤透子:「ありがとう。ちょっと気持ちは軽くなったよ。」
丸藤透子:「あ、欲を言うなら羽鳥さんもパティの味方になってくれると私は嬉しいなー。」
羽鳥七海:「もちろんです」
羽鳥七海:「普段使っている化粧品の話なんかもしたいですし……」
丸藤透子:「君臣さんとうまく行ったかとか、そういう報告もしてあげてねー。ひひひ。」
羽鳥七海:「って、君臣さんは関係ないですよねっ」
丸藤透子:「ええー?そう?家族は特別な相手だって話でしょ?じゃあだいたい合って……」 そのまま話し続ける。
羽鳥七海:「だいたい合ってません!」
GM:その頃、君臣さんと尾道さんは準備のため部屋を離れていました。
君臣アイ:「………」
君臣アイ:医務室で治療を受けたあと、休憩室のベンチに座り、黒表紙のリングノート広げている。
尾道もなみ:「怪我だいじょーぶだった?」ひょいっとカフェオレの缶を手渡す。
尾道もなみ:自分はブラックコーヒーの缶を持っている。
君臣アイ:「うぉっ」
君臣アイ:カフェオレを受け取る。
君臣アイ:「尾道さん。えぇ、僕は特に、後に残るような怪我はありませんでした」
君臣アイ:「そちらは大丈夫でした?」
尾道もなみ:してやったりという顔。「そうかい、よかった」
尾道もなみ:「あたしは大丈夫だよぉー」
君臣アイ:咄嗟に出た声を聞かれてちょっとムズムズとした顔。
尾道もなみ:「はっは、そう照れなさんなって」
君臣アイ:「照れてはいませんが」意識して抑えた声。
君臣アイ:「そちらも怪我が無いならよかったです。……しかしすごいですね、オーヴァードは」
君臣アイ:「分かっていたつもりでしたが、怪我の治りや、見た目からは想像できないほどの膂力など。」
君臣アイ:カシュッ、とプルタブを明けてカフェオレを飲む。
君臣アイ:膝の上のノートに掛からないようにちょっと遠ざけ。
尾道もなみ:「すごいよねえ。うちも戦闘のプロじゃないから」
尾道もなみ:「エージェントと仕事するとビビるよ。しかもみんな若いし」
君臣アイ:「そうなんですか?ジャックローズを追ってるというから、意外です。」
君臣アイ:「年齢については僕も、同年代が多めでびっくりしましたね。大人の中に紛れると思ってましたから。」
尾道もなみ:「…あれはまあ、そんなに危険な部類じゃないからね。重要度は低めってか、泳がせてもいいくらいの物件だよ」
尾道もなみ:「事件そのものの解決は、やっぱUGNのが専門だから早いし、人材も多いしねえ」
君臣アイ:「ふむ。……まぁ、確かに危害を積極的に加えないなら、そうなのかもしれませんね」
尾道もなみ:「アイくんは最近なんだっけ」
君臣アイ:「えぇ。覚醒したのは1年ほど前で。……コレを狙われた時に、羽鳥さんに助けていただきました。」
君臣アイ:チャリ、と首にかけてあるチェーンを指で示す。
尾道もなみ:「ああ、そういう馴れ初めなんだ」
君臣アイ:「? まぁ、初対面と言うならそうですね」
尾道もなみ:「一年でそこまで熟達したの、すごいね」
君臣アイ:「レネゲイドの扱いですか? コレについては文字通り下駄を履かせてもらってる状態ですが…」指輪の鎖をつまむ。
尾道もなみ:「なんか、これ別にぜんぜん深い意味はないんだけど」
君臣アイ:「はい、なんですか?」
尾道もなみ:「いや、去年までフツーに生きてて、オーヴァードになったからってUGNで頑張ろうと思って、そうやって力の使い方も覚えてってのは」
尾道もなみ:「どういうモチベーションなの?」コーヒーをズズーとすする。
君臣アイ:「モチベションですか」
君臣アイ:コツコツ、とカフェオレのスチールを爪で弾く。
尾道もなみ:「ん~……なんかほら、仕事としてこれやろうってのとは」
尾道もなみ:「違うのかな~って思ってさあ。前から疑問に思ってたんだよね」
君臣アイ:「あぁ。」「……そうか、そうですね」
君臣アイ:「ええと、そうだな。尾道さんは警察ですから、悪いこと……法を犯す人とはよく会うんですよね?」
尾道もなみ:「めちゃめちゃ会うねえ」
君臣アイ:「今回で言うと、リッカルド伯爵ですか。そういう人に共感とか。することってありました?」
君臣アイ:「方法はともかく、動機とか、そういう面で。」
尾道もなみ:「んー……共感、というか、理屈や理由を理解はできる」
尾道もなみ:「共感は、そうだなあ、できる人もそりゃあいるけど、あんまりしないようにしてきたかな」
尾道もなみ:「毎度毎度そうなってちゃあもたないからね、自分が」
君臣アイ:「……なるほど、それもそうか。…そうですね。」
尾道もなみ:「それに、共感できるからってあたしの物差しだけで動くのは」
尾道もなみ:「……じゃあ、できたらいいのかよってなっちゃうかな、っていうのもあるかなあ」
尾道もなみ:「アイくんは、どうなの」
君臣アイ:その言葉を聞いて、カフェオレを口に含む。少し思案の間。
君臣アイ:「……僕の指輪。遺産と言いましたが、UGNで分類されるコードは『欲望の姫君』と言いまして」
君臣アイ:「力を得る代償に、所有者が得るデメリットは、何かを集め続けること。らしいです」
尾道もなみ:「へえ」遺産にはあまり詳しくない。
君臣アイ:「例えばこれが宝石とかだったら。自分のお金で買えない分は、あのジャックローズのように、怪盗……とまでは言わなくても」
君臣アイ:「犯罪に手を染めていたのかな。と思うこともあります」
君臣アイ:(……あぁ、だから)あの怪盗と対峙した時、ふと湧いた思いもあったのか。と自分の中だけで納得する。
尾道もなみ:「……アイくんは何を集めてんの?」
君臣アイ:「僕の場合は、『他者からの評価』」
君臣アイ:「……つまりは、誰かに褒められたい。ということらしいです」
君臣アイ:眉根を寄せて苦笑する。
尾道もなみ:「ああ、なるほど……」
尾道もなみ:この子のやけに整った振る舞いの理由に、それは少なからずあるのかもしれない。
君臣アイ:不思議に光を反射する宝石の指輪を眺めて。
君臣アイ:「でも、ですね」
尾道もなみ:「うん」
尾道もなみ:眠たげないつもの目つきで見ている。
君臣アイ:「UGNとして動くのは、それだけじゃないんです」
君臣アイ:「確かに僕は、遺産のデメリットでそう思ってるのかもしれませんけど。」
君臣アイ:「オーヴァードになる前から、他人にアドバイスをしたりするのは好きでしたから」
君臣アイ:「だから、なんて言うのかな…」
君臣アイ:その目つきを気にしない素振りで、言葉を探して
君臣アイ:「うん。だから、みんなの笑顔を見るのが好きなんだと思います。僕は。」
尾道もなみ:「……うん」
君臣アイ:誰かを助けて、感謝される時の笑顔が、好きだから。
君臣アイ:だから、慣れないことをしてみようと思った。
尾道もなみ:「例えばさ、誰かに褒められたいって思う時に」
尾道もなみ:「いろんな行動が取れるよね。その結果をもってしか、警察は結局、判断できない」
君臣アイ:「はい。」
尾道もなみ:「宝石が欲しくて奪う人、お金持ちになる人、宝石屋さんになる人」
尾道もなみ:「あたしはその理由を考証できる立場じゃない」
君臣アイ:静かに耳を傾ける。
尾道もなみ:「あたしは、だからきみがいつもそのように振舞ってる」
尾道もなみ:「その結果、きみがやってきたであろうことで、きみを評価する」
尾道もなみ:「まあ……だから、なんつーか」
君臣アイ:「はい。」
尾道もなみ:「きみは優秀なエージェントだってこと、それがあたしにとってとても有難いってこと」
尾道もなみ:「それを受け取って、ぜひきみのコレクションに加えてほしいな」
君臣アイ:「……えぇ。尾道さん。」
君臣アイ:「貴方のように、しっかりとした大人から褒めてもらうは格別に嬉しいですし、光栄です。」
君臣アイ:パタリ、とノートを閉じる。走り書きで書かれた今回の事と、これからの課題と、諸々の記載を保存して。
君臣アイ:「だから、見ていてくださいね。まだまだ未熟ですが。」
君臣アイ:「あの怪盗をいつも見ている尾道さんだってビックリさせちゃうぐらい、活躍しますから」
君臣アイ:に、と笑顔を返した。
尾道もなみ:「……あいつほどビックリはやめてほしいんだけど」
尾道もなみ:「もちろん、活躍には期待してるよ」
尾道もなみ:ゆるく笑う。
GM:シーンを終了します。
GM:ロイス・購入判定が可能です。
羽鳥七海:ブルーゲイル!
羽鳥七海:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 10[4,5,5,10]+9[9] → 19
羽鳥七海:財産1点使って買います
羽鳥七海:いや買えるんかい 君臣さんにどうぞ
尾道もなみ:アイくん 〇賞賛/脅威(ビックリはいいよ) これに変更!
君臣アイ:買えてる。ありがとうございます。所持っ。
丸藤透子:応急手当使いますね
丸藤透子:23+2d10
DoubleCross : (23+2D10) → 23+11[5,6] → 34
羽鳥七海:私も応急手当あるな
丸藤透子:全快!HP29に
羽鳥七海:私かアイくんならどっちがいい?
君臣アイ:「尾道もなみ ○P信頼/N庇護」から「○P尊敬/N謝罪」に変更。大人だ~、っていうのと今までちょっと年下みたいな印象持っててゴメンね、の内緒の気分。
尾道もなみ:購入…ボデマでも買うか
羽鳥七海:あ、いや
尾道もなみ:いいよ~
羽鳥七海:もなみさんか。レッテンあるし
丸藤透子:ロイスは羽鳥さんにもパティにも取ってるのであと1枠空けたままに。
君臣アイ:恐らくもなみちゃんがよいわね
尾道もなみ:ん、なんかくれるの
GM:応急手当くれるって
羽鳥七海:応急手当
尾道もなみ:あっやったあ
尾道もなみ:たべる
羽鳥七海:どうぞ~
GM:チンしてね
尾道もなみ:10+2d10
DoubleCross : (10+2D10) → 10+8[3,5] → 18
君臣アイ:購入どうしよう。念の為私も応急狙っておこ
丸藤透子:何調達するか決まってないや
君臣アイ:5dx+1>=8 応急手当。
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 10[3,4,7,9,10]+3[3]+1 → 14 → 成功
君臣アイ:くるくる。もなみちゃん、新しい回復よ~
尾道もなみ:やったああ
君臣アイ:反動に備えな!
尾道もなみ:18+2d10
DoubleCross : (18+2D10) → 18+8[6,2] → 26
尾道もなみ:爆食い
GM:たくさんお食べ
君臣アイ:丸藤さん決まってないなら、私も回復してたらワンチャンガードで生き残るかな、ぐらい?
丸藤透子:はーい。
君臣アイ:おねがーい
丸藤透子:4dx10+4>=8
DoubleCross : (4DX10+4>=8) → 9[2,6,8,9]+4 → 13 → 成功
丸藤透子:どうぞどうぞ
尾道もなみ:ボデマにしとこうかな
君臣アイ:ありがとうありがとう。回復
君臣アイ:6+2d10
DoubleCross : (6+2D10) → 6+12[10,2] → 18
君臣アイ:君臣アイのHPを12増加 (6 → 18)
尾道もなみ:【警察手帳】社会判定達成値+1して
尾道もなみ:4DX+2+0@10>=12
DoubleCross : (4DX10+2>=12) → 8[3,4,6,8]+2 → 10 → 失敗
尾道もなみ:財産2払って買おう
GM:では買えます
尾道もなみ:厚着した
GM:もこもこ
君臣アイ:もこなみ
GM:全員以上かしらん
君臣アイ:以上のもよう!
GM:では、このシーンはこれで以上!
羽鳥七海:以上~
GM:次はマスターシーンです。
◆Masterscine◆
GM:時刻は遡る。
GM:パーティが終わった後の、真夜中の出来事。
GM:豪華客船の一室。パトリシア王女は私服姿のまま、ベッド脇の椅子に腰かけていた。
パトリシア王女:テーブルの上で光る碧い『虹の軌跡』を、神妙な顔で見つめている。
パトリシア王女:やがてノックの音がして、顔を上げる。
パトリシア王女:「入って」
侍女:「失礼します」入ってきたのは、王女の侍女の一人だ。三つ編みが揺れる。
パトリシア王女:「…こんな時間に、二人だけで秘密の話があるなんて、いったい何事でしょう?」
侍女:「ええ、王女」侍女は王女にひざまずく。「貴女の身に危険が迫っている」
侍女:「信じられないかもしれませんが…敵はリッカルド伯爵。彼は貴女を怪物に変えようとしているのです」
侍女:「詳しい話は後で。今はとにかく、ここから逃げ出さないといけない」
侍女:昼間ののほほんとした雰囲気は無い。真剣な目つきで王女を見上げる。
パトリシア王女:「………」目の前の侍女を見つめる。「あなた、誰?」
侍女:「王女様の味方ですよ」微笑み、手を差し出す。「一緒に来て」
パトリシア王女:「………」「……分かりました。あなたを信頼します」
パトリシア王女:王女は手を伸ばし、差し出された手を取ろうとする。
???:「───そこまでだ」同時に、声がかかる。
GM:扉が強引に開かれる。リッカルド伯爵を中心に、武装した侍従だった者達が次々と入ってくる。
パトリシア王女:「! リッカルド……? 皆さま……」
侍女:「そこの賊。王女から離れて」侍女だった女が、巨大な剣を構える。
執事:「騙されたな、リッカルド」執事だった男が、吐き捨てるように言って、拳を構える。
リッカルド伯爵:「やれやれ。いつから彼女に成り代わっていたのです…怪盗ジャックローズ」
侍女:「さあて」微笑む。「本物の彼女は、いまごろ本国のUGNに厄介になっていると思いますけどね」
GM:侍女が立ち上がるとぐるりと蔦が解けて絡まり、その姿はシルクハットを変わった怪盗に変わる。
ジャックローズ:「さて御機嫌よう。あなた方が、品性に欠ける装置を造ったことは分かっているのです」
ジャックローズ:「この僕が、『虹の軌跡』と…そして、王女様を。あなた方の悪意が及ばぬところまで、連れ出しましょう」
リッカルド伯爵:「へえ」
リッカルド伯爵:「どこから情報が漏れたからは知りませんが…装置の形状はご存知なかったようで」
リッカルド伯爵:「よほど宝石に夢中だったのでしょうか?ハハ。残念ですが、何もかも、もう遅いのですよ!」
リッカルド伯爵:パトリシア王女に対し、《ブレインジャック》を使用。『虹の軌跡』を装着させる。
リッカルド伯爵:同時に《ブレインジャック》を『虹の軌跡』に対し使用。
GM:装置が起動し、パトリシア王女はEロイス《ファイトクラブ》発動状態になります。
GM:パトリシア王女がネックレスを装着すると、宝石から虹色の光が溢れだす。
パトリシア王女:「王とは、すべての人を従えるもの」「憎しみと怒りを踏み越え、虹の橋を歩くもの」
パトリシア王女:「わたくしは」暗い瞳で怪盗を見る。「わたくしは、貴方の憎しみだけを信じます」
パトリシア王女:Eロイス《潜伏憎悪》を発動します。
パトリシア王女:ジャックローズに、バッドステータスの憎悪を付与する。憎悪の対象はパトリシア王女。
ジャックローズ:「……! リッカルド……!」王女への暴力衝動に精神を揺さぶられ、胸を抑える。
リッカルド伯爵:「ハハハ!さあ、そんなに王女に執心なのであれば、盗むがいい。間違って殺さないように気をつけて!」
リッカルド伯爵:「そうなれば、お前は宝欲しさに王女を殺した醜い強盗犯としてニュースを飾るでしょう…ハハ。まあ、もっとも」
リッカルド伯爵:手を掲げる。
リッカルド伯爵:室内にいる武装した者達が、一斉に武器を怪盗に差し向ける。
リッカルド伯爵:「その前に、我々が貴方を殺します」
ジャックローズ:「……!」
GM:王女の私室に薔薇の花弁が散る。
GM:しばらくして、海上に派手な水音が響いた。
リッカルド伯爵:「死んだか」見下ろす。「これで良い。国に帰れば、私が王だ」
リッカルド伯爵:【Dロイス:工作員】を使用。今シーンで起こった、パトリシア王女の疑似ジャーム化とジャックローズの襲撃を隠蔽します。
GM:シーン終了。
◆Middle09◆
GM:次のシーン。シーンプレイヤーは丸藤さん。全員登場推奨です。
丸藤透子:出ます!
GM:登場する人は侵蝕率を上げてね
羽鳥七海:羽鳥七海の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (85 → 90)
丸藤透子:93+1d10
DoubleCross : (93+1D10) → 93+3[3] → 96
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (93 → 100)
君臣アイ:ほほほ。
GM:君臣くん!
君臣アイ:ジミーに5-7で登場が安定しているわ。
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (90 → 96)
GM:どうにか王女のネックレスを渡してもらおうと豪華客船を訪れたキミ達は、しかし、
GM:リッカルド伯爵に強く断られ、船に入ることもままなりません。
リッカルド伯爵:「我々の判断では、今後のスケジュールにおいて影武者は必要ないと結論づけました」
リッカルド伯爵:「パトリシア王女が先走ってしまい申し訳ありません。しかし、改めてそう決定しましたので」
リッカルド伯爵:「後はオルランド王国で対応いたします。日本のUGNの皆様の手を煩わせることもありません」
羽鳥七海:「そんな急な話を……!」
リッカルド伯爵:「ええ、急な話で。申し訳ございません」有無を言わせぬ口調。
尾道もなみ:「一応こちらにもこちらの予定があるんですがねえ」(あー、これは…)
丸藤透子:「……。」 羽鳥さんともなみさんに任せて後ろで見守っている。
羽鳥七海:「件のネックレスに、怪盗が細工した可能性があります。王女に合わせて下さりませんか?」
羽鳥七海:「その上で、必要がなければ我々も任務を終えます!」食い下がるように。
リッカルド伯爵:「その必要はありません。パトリシア王女も、あなた方と会うことは望んでいないようだ」
リッカルド伯爵:「もしや王女に、何か失礼な言動をされたのではありませんか?」
羽鳥七海:「そのような……待って下さい、伯爵!」
尾道もなみ:「事情については改めてUGNにご連絡いただかないと、こちらも大人数ですので」
尾道もなみ:「お話が行き届かずに動いてしまうものもいるかもしれません」
尾道もなみ:「そちらについては承知していただきたいですねえ~」
君臣アイ:羽鳥さんと尾道さんの交渉の後ろで、その反応を見ている。
執事:「………」伯爵の後ろで、キミ達に視線を送る。
侍女:「………」王女の侍女も、一人後ろについている。合わせてキミ達に視線を送る。
羽鳥七海:「…………」
尾道もなみ:「……」
リッカルド伯爵:「それは困りますね。かしこまりました。急ぎ、正式に連絡させていただきます」
尾道もなみ:(正式に連絡できる?じゃあ、パティは……)
尾道もなみ:「なにかあればいつでもご連絡ください」
丸藤透子:(そうなったかー……)
羽鳥七海:「……仕方ありません」
羽鳥七海:「了解いたしました。それまでは待機、という形で近辺におりますので」
羽鳥七海:「万が一のことがありましたら、お呼び付けください。速やかに、駆け付けます」
羽鳥七海:使用人たちと、伯爵を順に見て。
リッカルド伯爵:「ハハハ。気持ちはありがたいですが、我々はすぐに帰国しますので。これ以上関わることもないでしょう」
リッカルド伯爵:「怪盗騒ぎがありましたしね。予定を切り上げようかと…」
丸藤透子:「あ、あの!」 声をかける。
リッカルド伯爵:「…何か?」
丸藤透子:「たぶん、私がパトリシア殿下に失礼をしてしまって……申し訳ありません。」
丸藤透子:「それで気分を害されたんだと思います。その、謝って済むことではありませんけど……。」
丸藤透子:「羽鳥さんも、すいません。」
羽鳥七海:「そんなこと……」
丸藤透子:それだけ言って、一足先にスタスタとその場を立ち去り始めます。
リッカルド伯爵:「一国の王女に何を仰ったかは知りませんが、日本のUGNエージェントというのも、ずいぶん」
君臣アイ:「リッカルドさん」言葉を制すように。
丸藤透子:リッカルド伯爵の言葉でピタリと足を止める。
リッカルド伯爵:「ああ、これは失礼」にこやかにしている。「いいでしょう、王女に伝えておきますよ」
リッカルド伯爵:「では、私もこれで」
君臣アイ:「えぇ……僕は、今回の任務で貴方からオファーを頂き、嬉しく思っていました。」
君臣アイ:「縁が合ったら、またあいましょう」
リッカルド伯爵:「…私も、貴方に参加していただいてよかったと思っていますよ」そう言うと踵を返し、侍従達とともに去っていきます。
君臣アイ:「……」その背中を見送り
君臣アイ:「……行きましょうか、皆さん」
羽鳥七海:「そうですね」
尾道もなみ:「だね」
丸藤透子:「うう……。」 呻きながら、君臣さんに連れられてその場を去る。
GM:そのまま歩いていけば、客船から距離も離れる。
丸藤透子:じゃあ、ある程度離れたところで呻くのをピタっとやめる。
君臣アイ:船を確認しつつ、特に尾行なども無いことをおおまかに確認する。
羽鳥七海:周囲を確認しつつ、道の端に寄る。
丸藤透子:「……けっ。なーにが日本のUGNエージェントも、よ。」
尾道もなみ:「イキイキしてたねえ~」
君臣アイ:「あの強硬な態度。どうやら、リッカルドさんもだいぶ事態を進めたらしいですね」
羽鳥七海:「出遅れました……」
尾道もなみ:「いやー、パティの現状はどうもまずそうだね」
君臣アイ:「尾道さんに羽鳥さん。丸藤さんも、お疲れさまでした。」
君臣アイ:「上手くフォローできずにすみません」
君臣アイ:眉根を寄せて、少々悔しげな表情。
羽鳥七海:「あれじゃフォローの問題ではありません」
尾道もなみ:「言えてる」
GM:現在、船の状況はリッカルド伯爵のDロイス【工作員】により隠蔽されており、
GM:真実を掴むためには【精神】で難易度30の判定に成功する必要があります。
羽鳥七海:「皆さんよく抑えて頂きました。お疲れ様です」
羽鳥七海:妖精とバディで13は確保できるが、流石に厳しいな
君臣アイ:「それでも、皆さんが言われ放題なのをみているだけでは……いえ、これは僕の気分の問題ですね」ふぅ、と息を吐く。
君臣アイ:そんな時のオリジンもなみん
丸藤透子:「あはは。君臣さんありがと。気持ちだけでも。」
羽鳥七海:「大丈夫ですよ、ありがとうございます」
羽鳥七海:うつむいている君臣さんの頭を軽く撫でる。
丸藤透子:「うーん。こっちがどこまで知ってるかとか関係なく、このまま作戦を強行しちゃって問題ないって判断だよね、あれ。」
尾道もなみ:「だろうね。それで通せるってことだろう」
丸藤透子:「一応気付いてないていにはしたけどさー。」
GM:この判定に挑戦してもよいですし、もしくは〈知覚〉で難易度11の判定に挑戦して成功すれば、ジャックローズの気配に気付くことができます。
GM:この〈知覚〉判定は、ジャックローズが残した薔薇を追うものになっており、
GM:もしこれまでのシナリオで彼から薔薇をもらったPCが場に居れば、その人は難易度が-3されます。
羽鳥七海:薔薇を。
丸藤透子:そんな人いるかなあ
尾道もなみ:なんと!
君臣アイ:まさかそんな人が。
羽鳥七海:シナリオの中で薔薇を貰うことないでしょ~
尾道もなみ:おやおや~
尾道もなみ:そういえばあたし…
GM:まさか……?
尾道もなみ:貰っていましたわ!
君臣アイ:もな子…!
GM:なんですって!
尾道もなみ:貰っててよかったぜ
尾道もなみ:じゃああたしが判定しよう
尾道もなみ:3DX+1+0@10>=8
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 10[4,5,10]+7[7]+1 → 18 → 成功
君臣アイ:めちゃくちゃ気付く。
GM:す……スッゲ~~ッ
尾道もなみ:ふふ…これがエリートだ!
君臣アイ:さすがの大人だ
GM:では、そんな風に話しているキミは、ふと砂浜に一輪の薔薇が流れついていることに気付く。
尾道もなみ:「……」
GM:イージーエフェクト【写真記憶】を持っているキミは、特にそれが、先日もらった薔薇と全く同じであることに容易に気付く。
尾道もなみ:(これは)
尾道もなみ:(逃げた後も、船で何か…)
GM:薔薇が流れていた先を見ると、一見分かりづらく隠れているものの、洞窟があるようだ。
君臣アイ:そちらには目がいっていない。会話の内容でどうすればよかったかの反省を、頭の中で繰り広げている。
君臣アイ:「?……ええとあの、羽鳥さん…?」髪の毛をくすぐる指の感覚に戸惑ったりしている。
尾道もなみ:「みんな」
君臣アイ:「えっ、あ、はい。なんですか、尾道さん」
羽鳥七海:「え。あっ、またっ……」と手をひっこめつつ。「はっはい!」
丸藤透子:「ん?何かひらめいた?」
尾道もなみ:萎れた薔薇を拾い上げて。「話せそうで、事情に精通してて、まあ生きてるかはわかんないけど」
尾道もなみ:「そういうヤツがひとりだけいるよね。そいつを拾ってもいい?」
丸藤透子:「お、おおぉ……!」
丸藤透子:「名案!」
君臣アイ:「薔薇……?」その拾い上げたものを見て「あ、なるほど」
羽鳥七海:「えっ……えええ」
羽鳥七海:「……交渉はお任せしても?」
丸藤透子:「ていうかよく気付きましたね……!? これ、ゴミじゃん。」
尾道もなみ:「……まあ、それくらいはやるよ」見ながら。(言われてみりゃゴミだな)
君臣アイ:「そうですね……」無自覚に、触れられていた髪を弄りながら。
君臣アイ:「もとより、名前には働いてもらうつもりでしたから」
君臣アイ:「ご本人にも登場願いましょうか」
君臣アイ:「……場所はわかりますか?尾道さん」
尾道もなみ:「んー、まあ捜査時のアテでやってみよう」
GM:少しぬめる、ごつごつとした岩肌を歩いていけば、光が差し込む最奥に辿り着く。
GM:エメラルドグリーンの光が差し込み、小さな湖ができているほとりに、びしょ濡れの黒ずくめの人間がいた。
ジャックローズ:「…………はぁ………」よろよろと身体を起こし、頭をブンブンと振る。水しぶきが飛ぶ。
ジャックローズ:「あいたたた。あー、失敗したな…」ぐっしょりと濡れたマントを引きずる。目でシルクハットを探す。
尾道もなみ:そのシルクハットをひょいっと拾う。
尾道もなみ:「おうおう、濡れネズミだねえ」
ジャックローズ:「わっ」何もない頭を抑える。
尾道もなみ:ぽいっと投げて寄越す。
ジャックローズ:「見世物ではありませんが…ああどうも」受け取り、被りなおす(先端がぐしゃっとする)。
ジャックローズ:「いやあ、いつもよりずいぶん短い別れのひとときでしたね」
尾道もなみ:「会いに来てやったんだよ、あたしから」笑う。
尾道もなみ:「喜んでほしいねえ」
ジャックローズ:「喜びますよ」笑い返す。「熱烈なお誘いは大歓迎だ」
ジャックローズ:「とはいえ、本当はもっと格好良く再会するつもりだったんですけど…」
尾道もなみ:「んじゃー増員してお誘いするか」
ジャックローズ:「増員?」
尾道もなみ:「みんな~」
尾道もなみ:手を振る。
尾道もなみ:「生きてたよ」
君臣アイ:「はーい。」同じ調子で返事を返して「っと。お二人共、足元滑らないようにお気をつけて」
君臣アイ:足元を確認しながら洞窟内に足音を反響させる。
羽鳥七海:「ご無沙汰しています」
羽鳥七海:やや憮然とした表情で。
丸藤透子:「ぬめぬめしてるよねえ。」 遅れて出てくる。
ジャックローズ:「これは皆さまお揃いで……」
君臣アイ:「また会いましたね、ジャックローズさん。……水に濡れてもサマになる人ですね」
君臣アイ:「どうぞ。タオルです」白いタオルを差し出す。
ジャックローズ:「あ、ありがとうございます……」「………??」普通に優しくされて困惑している。
羽鳥七海:「彼、陸上部なので……」
丸藤透子:「あ、マネージャーっぽい。」
君臣アイ:「え、普通の善意の範疇では…?」怪盗にお礼を言われたことと周りの反応でちょっと困惑。
ジャックローズ:「なるほど…」タオルで顔を拭く。「とりあえず、捕まえてこないということは」
ジャックローズ:「船で何が起きているか知ったということでしょうか?」
羽鳥七海:「逆に聞きますけど、ジャックローズさん、先に何かしました?」
尾道もなみ:「そうだね。そんで追い返されて今さ」
丸藤透子:「なんでずぶ濡れになった怪盗がここにいるのか以外はだいたいねー。」
ジャックローズ:「僕は連中の一人になりすまして、王女様を救い出そうとしていたのですが。あえなく追い払われてこのざまです」
君臣アイ:「王女様を盗む怪盗とはまた、キザな役回りを狙いましたね」
君臣アイ:ふぅ、とため息。
羽鳥七海:「~~、--」 頭に手を当てる。
ジャックローズ:「連中の目的はご存知かとは思いますが…すでに王女様をジャームにする装置を起動しています」
丸藤透子:「……それだけならまだ間に合うはず。だよね?」
君臣アイ:「……やはり、ですか。」
君臣アイ:「そうなると、向こうとしてはあとは国に帰るだけで勝利条件を満たせるわけですね」
丸藤透子:「そこなんだよね。」
ジャックローズ:「そういうことです」二人に頷く。
羽鳥七海:「ネックレスの奪取、あるいは破壊。……ただ、あの船の人々ほとんどが敵と考えると……」
君臣アイ:「真正面からの突入は難しいですね。……社会的にも、戦力的にも」
丸藤透子:「それこそ、パティを盗んじゃえれば一番話は早かったわけだ。」
羽鳥七海:「いやいや、それはそれで大問題になりますから」
ジャックローズ:「一刻も早く救出を急いだ方がいいと思いますが、船内には武装メンバーが大勢。容易にはいかないでしょう」
尾道もなみ:「……あんたさあ」ジャックローズに。
ジャックローズ:「何です?」尾道さんに。
尾道もなみ:「一人でやらなくてよかったんじゃないの?」
ジャックローズ:「ハハハ」
尾道もなみ:「ハハハじゃねぇ~」
ジャックローズ:「まあ…でも僕は本当に、『虹の軌跡』が欲しかったんですよ」
ジャックローズ:「失敗しちゃいましたけど」へらへら笑う。「それで情報を探っていたら、ブルーシアの動向に気付いたというだけで」
丸藤透子:「はー。なるほどね。さすがに見過ごせなくなったのかな。」 横から口を出す。
羽鳥七海:「……駄目です尾道さん、よっぽどのことがない限り、彼のような方はスタイルを変えません」
ジャックローズ:「正義の味方を気取るような者でもないというだけです」マントを絞っている。
尾道もなみ:「まあ、そうなんだろうけどねえ……はあ~」
君臣アイ:「その美学は立派だと思いますけどね…」反対側を絞るのを手伝ってる
ジャックローズ:「あっありがとうございます……」「………??」
羽鳥七海:「『根は善良だけど自由人の強者』、羽鳥家の天敵の一つです……」
君臣アイ:絞った後にシワを伸ばすタオルドライ。「なかなか数が多そうな天敵で…」
丸藤透子:「まあでも実際、パティの味方になる人がいてくれて助かったよ。」
君臣アイ:「まぁ、そうですね。事態が早まったとは言え、見方を変えればその乱入はイレギュラーです」
ジャックローズ:「奴らも焦っているでしょう。隙はあるかと」
君臣アイ:「そんなわけで、どうでしょう?ジャックローズ。慣れない交渉などをしてみますけど。」
君臣アイ:「その隙をつくために、僕達に協力するつもりはありませんか?」
ジャックローズ:「………」水分が絞れたマントが翻る。君臣くんを見つめる。
君臣アイ:金色の瞳を青く見返す。
ジャックローズ:「僕、言ったでしょう。貴方が苦手だと」
ジャックローズ:「理由を話してませんでしたね」
君臣アイ:「言われましたね。理由がお聞きできるなら、どうぞ」
ジャックローズ:「ええ。あなたみたいな実直でお人好しそうな人は、どうも」
ジャックローズ:「好感を抱いてしまうので、苦手なんです」
GM:NPCカードを入手できます。
GM:
NPCカード:ジャックローズ
『怪盗の下働き』
効果:Eロイス《地獄の季節》を無効化する。
尾道もなみ:「なっはっは!」
尾道もなみ:「誉め言葉だねえ、アイくん」
羽鳥七海:「もっと苦手意識もたせてやってくださいな君臣さん」
君臣アイ:「……………」あっけにとられた顔。
君臣アイ:さてどんな罵詈雑言が、と身構えていた気合が空回りする。
ジャックローズ:「良いでしょう」肩をすくめる。「本調子とはいきませんが、場を整えるくらいの働きはしますよ」
丸藤透子:「やったっ!助かる!」
君臣アイ:「あ、あー、うん、助かります。」
丸藤透子:「頼りにしてるよー!怪盗ジャックローズ!」
丸藤透子:「あ、様とか付けた方がいい?」
尾道もなみ:「いらんいらん」
ジャックローズ:「僕に返事させてくださいよ」
君臣アイ:「……じゃあ、まぁ。ついでに、こっちも貴方の苦手なところ話しておきましょうか」はぁ、とため息。
ジャックローズ:「おや」シルクハットをかぶり直している。
君臣アイ:「貴方のそういう、自信に満ち溢れて、何でもできそうで、」
君臣アイ:「味方となるととても頼りになりそうなところ。」
君臣アイ:「僕にとってはとっても羨ましいですよ、ジャックローズさん」
君臣アイ:がさがさ、と。タオルを入れていたコンビニ袋を漁って、2つ缶を取り出す。
君臣アイ:ホットのカフェオレとコーヒー。
君臣アイ:「まずは、身体を暖めてくださいな。……どっちが好みです?」差し出す。
ジャックローズ:「……」それに返事する前に、彼を見上げる。
ジャックローズ:「あなたもたいがい、なんでもできそうですし頼りになりそうですけれど」
君臣アイ:「なりそう。じゃなくてなる、と言われたいのが最近の悩みですね」身長の関係で少しだけ目線が高い。
ジャックローズ:「フフ!この盗人からアドバイスさせていただくなら」
ジャックローズ:「そういう風に振舞っていけば、評価は勝手についてくるんですよ」
ジャックローズ:「ホットのカフェオレをください。ブラックコーヒーが飲めないので」そう言って受け取る。
君臣アイ:「…………それは意外な。」うぇ、と若干眉を動かす。
君臣アイ:カフェオレを渡しながら
君臣アイ:「ブラックコーヒーを飲める振る舞いを見せてくれるものかと思ってました」
ジャックローズ:「格好つけたいところでだけ格好つけてるのです」笑う。
君臣アイ:「…………参考になりますよ、まったく」苦笑。
君臣アイ:「後で時間があったら、詳しい手法でもご教授願いたいものです」
君臣アイ:(どうしようかなコレ)手元に残ったブラックコーヒーを手持ち無沙汰に弄る。
尾道もなみ:「ねー、それあたし貰っていいー?」
君臣アイ:「……っと、尾道さん。よろしければどうぞ。」薄く笑みに顔を変えて、これ幸いとブラックコーヒーを渡す。
ジャックローズ:「ええ、構いません。レディにいかに優しくするかなんて、詳しいですよ」
尾道もなみ:「優しいっつーかキザなんだよ…」ぼやきつつプルタブを開けて飲み始める。
君臣アイ:「…………」一瞬、反応を押し止める。
君臣アイ:「参考になりそうですね。僕では実践出来なさそうですが。」
君臣アイ:がっつかない程度にそう、興味を示すことに成功した。
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスと購入判定が可能です。これで最後だよ!
尾道もなみ:ロイスはそのままでいいかな!
羽鳥七海:強化素材でも狙おうかな
羽鳥七海:能力訓練社会融合。
羽鳥七海:7dx+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 10[1,2,4,7,10,10,10]+8[2,6,8]+1 → 19
羽鳥七海:お前めっちゃ買うな……。
GM:すご…
羽鳥七海:強化素材、丸藤さん居る?
丸藤透子:強化素材、既に私は適用してます!
羽鳥七海:そうだった
羽鳥七海:じゃあ自分の武器に
羽鳥七海:混沌なる者の槍+1
丸藤透子:うむむ……君臣さんに取ったら埋まってしまうので、苦渋の決断
丸藤透子:ロイス保留しておこう
尾道もなみ:欲しいもんあったら買うよ~
君臣アイ:ロイス!後1枠か~。ジャックローズ様とどうするかな…
君臣アイ:取っちゃえ。「怪盗 ジャックローズ ○P有意/N羨望」。完璧イケメンがよ。
尾道もなみ:はいはい
GM:やったわね
君臣アイ:もなみちゃんの2回めのマイナー用のホローポイント弾でも狙うか、羽鳥さんのHP回復させる為のキットかなー。
尾道もなみ:ねんのためにブルゲ狙おうかなあ
君臣アイ:狙っちゃえ狙っちゃえ
尾道もなみ:4DX+1+0@10>=20
DoubleCross : (4DX10+1>=20) → 10[2,3,9,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗
尾道もなみ:しっぱいだぜ
丸藤透子:じゃあ私もブルーゲイル
丸藤透子:4dx10+4>=20
DoubleCross : (4DX10+4>=20) → 9[1,4,8,9]+4 → 13 → 失敗
丸藤透子:おそろ!
君臣アイ:じゃあさっきの通りもなみちゃんのホローポイント弾とか狙う。
君臣アイ:6dx+1>=10
DoubleCross : (6DX10+1>=10) → 8[2,3,7,7,8,8]+1 → 9 → 失敗
羽鳥七海:財産とバディあってもむりか
羽鳥七海:君臣サンニバディムーヴ
君臣アイ:わーいっ。カタコトに。
君臣アイ:じゃあもなみさんにパス。「マイナーで使用。射撃の武器に寄る攻撃力+3」の使い捨てアイテムです。
尾道もなみ:わあい。二回目に使うぜ
君臣アイ:いい感じに2R以降にしてあげてください。
君臣アイ:以上!
GM:かしこまり!
GM:では、このシーンは以上!
◆Climax◆
GM:クライマックス!
GM:全員登場をお願いします。
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (100 → 109)
羽鳥七海:羽鳥七海の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (90 → 100)
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (96 → 101)
丸藤透子:96+1d10
DoubleCross : (96+1D10) → 96+10[10] → 106
丸藤透子:こ、こいつここに来て
GM:まあ並んでるし大丈夫じゃないかな…?
君臣アイ:みんなやる気。
羽鳥七海:元気。
尾道もなみ:もなみ
GM:オルランド王国の一行を乗せた豪華客船は、その夜、港を離れ、祖国への帰路についていました。
執事:「無事に計画も完遂できましたね。あの怪盗が現れた時は、面倒なことになったと思いましたが」
リッカルド伯爵:「ええ。外交パーティで、王女に力を使わせることができなかったのは痛かったですが」
リッカルド伯爵:「まあ、我々の勢力で固めたこの地で、予定通り、彼女を私の人形にすることができました」
パトリシア王女:傍にいて、ぼんやりと海上を眺めている。ネックレスが淡く光っている。
リッカルド伯爵:「UGNが何を言ってこようとも、証拠を見つけることもできやしない。全て私の思い通りに…」
GM:───そこに。
GM:バァン。バァン。 星が瞬く夜空に、花火が打ちあがる。
リッカルド伯爵:「……花火?」
執事:「何か催事があるとは聞いていませんでしたが。どこかのホテルの余興でしょうか」
リッカルド伯爵:「我々の門出を祝ってくれているんじゃないか?」冷ややかに笑う。
パトリシア王女:「…………」瞳に、花火の光が映る。虹色に輝く。
???:笛のように高く、空に打ち上がる花火の光。
???:その光に照らされる影がある。
???:それは赤く、青く、黄色く。空を彩る花火に色彩を変えて。
君臣アイ:白く穢れのない学生服に身を包んだ少年の姿。
君臣アイ:その腕の中に、見上げる姫と同じ相貌を持つ少女を抱きかかえて。
君臣アイ:脛から下を脚絆のように覆う靴、その足元に、虹色の光がある。
君臣アイ:それは、そこにあるのが当たり前のもの。
君臣アイ:それは、踏みしめ届き、前へと進ませるもの。
君臣アイ:それは、そこに当たり前にあり、海の上にも、船の上にも存在するもの。
君臣アイ:空気中に存在する微細な塵、あるいは細かな羽、あるいは小さな火種。
君臣アイ:それら全てを『地面』と定義して、青色の瞳が眼下を睥睨する。
リッカルド伯爵:「! お前は……」
君臣アイ:「約束しておりましたね、リッカルドさん」
君臣アイ:「『縁が合ったらお会いしましょう』、と」
君臣アイ:カツン。なにもない空中に足音が響く。
君臣アイ:そこにあったなにかが地面と定義され、淡く青に赤に緑色に、七色に輝く。
羽鳥七海:抱えられた少女は、花火の光の中、僅かに頬を染めながら
羽鳥七海:両脚を隠したまま、眼下を見ろしている。
パトリシア王女:「………虹の橋」
君臣アイ:足の届く場所。そのすべてを自らの領域と変えながら。
君臣アイ:虹色が王女の元へと降りてくる。
羽鳥七海:「リッカルド伯爵。いえ、FHセル《ブルーシア》」
羽鳥七海:「貴方の狙いは既に暴かれています。王女を離し、捕縛されなさい!」
リッカルド伯爵:「ハハハ…。たった二人だけで何ができると言うのです」
執事:「撃て!」両手をあげて、背後にいた部下に指示する。
君臣アイ:その号令に目線だけを動かす。
君臣アイ:穏やかな歩みの間に、全ての銃口はこちらをまっすぐ狙っていて──
羽鳥七海:目線を受け。抱えられたまま、スカート側面のスリットがばさりと翻る。
GM:武装した部下たちが一斉に銃を構え、引き金を引こうとし───
羽鳥七海:怪物の口めいて裂けたスカートの奥から、
羽鳥七海:虹色の光を受けた不可視の異形の巨大虫が姿を現し、銃撃を、銃口を弾き飛ばす。
君臣アイ:「───流石です、羽鳥さん」
君臣アイ:腕の中の羽鳥さんの狙いが逸れないように、微塵も動かず。
君臣アイ:こうなるのが当然のように振る舞う。
羽鳥七海:「――き、君臣さっ、ん。このまま、下ろしてくださって、大丈夫……です」
君臣アイ:「えぇ、はい、失礼しました」
君臣アイ:若干の名残惜しさを感じながら、羽鳥さんを緩やかに下ろす。
執事:「”鉄葉”!」
侍女:「ハッ!」低い姿勢から地を這うようにして、巨大な剣を構えた女が殺到する。
羽鳥七海:「失礼なんて、そんな――っと!」
羽鳥七海:両脚が変じた、二匹十二脚のナナフシが、看板に異脚を突き刺す。
羽鳥七海:「君臣さん! 前を!」
侍女:足を踏みしめ、下から斬り上げようとする。
君臣アイ:「リッカルドさん」羽鳥さんを降ろした姿。無防備な姿勢で。「二人だけで出来ることをお見せしました…が」
君臣アイ:「UGNをナメてはいけない」
尾道もなみ:それを遥か真上から、狙いすましたような侍女の腕への射撃。
侍女:「…!」直前、腕を反射的にはらう。その場所に銃弾が着弾。
侍女:瞬時に距離をとる。
丸藤透子:銃弾の飛んできた方を見ると、長い鎖が上空から垂れている。
尾道もなみ:「警察もいるよ~」
GM:羽音を立てて、警察ヘリが夜空を飛び去って行く。
君臣アイ:「お見事。ベストタイミングです。尾道さん、丸藤さん」
リッカルド伯爵:「チ……小癪な」
丸藤透子:鎖の先に繋がれ、もなみさんを抱えている。
丸藤透子:ジャラジャラと音を立てながらそのまま着地。
尾道もなみ:ひょこっと抱えられ、銃を構えたまま降りる。
丸藤透子:「ふうっ……2人とも陽動お疲れさん。」
尾道もなみ:「こっちも国の権力なんでねえ」
尾道もなみ:「そうそう見過ごしちゃおけないのさ」
丸藤透子:「ヘリから降りるなんて初めてだったから、肝が冷えた……。」
尾道もなみ:「刑事ドラマ見たいでしょ」
丸藤透子:2本の鎖がジャラジャラと音を立てながら短くなり、制服の下へ消えていく。
尾道もなみ:「着地もありがとね、透子ちゃん。陽動班も助かった」
羽鳥七海:「ありがとうございます、丸藤さん、尾道さん」
君臣アイ:「いえいえ。陽動に役立つなら、この目立つ髪も捨てたものではないな、と思えたところです」
リッカルド伯爵:「…フフ。しかし、我々の只中に飛び込んでくるとは、あなた方もずいぶん豪胆なものだ」
リッカルド伯爵:「何を掴んだのだとしても。ここであなた方を消せば問題ない」
リッカルド伯爵:「王女は、すでにこちらのものなんですから」
羽鳥七海:「逆でしょう? あなたがここでことを起こした理由……」
パトリシア王女:「…………」暗い瞳でキミ達を見る。
羽鳥七海:「完全なあなたの手勢は、今、全て。この船に乗る程度の人数しかいない」
丸藤透子:「……パティ。」 右腕に小手が現れる。
羽鳥七海:「逃げ場のないこの海上で、あなた達を一網打尽にすることこそが」
羽鳥七海:「王女様を救う、もっとも確実な手段です」
羽鳥七海:羽鳥の言葉に合わせ、その足元の二頭の怪物の頭が、キシキシと周囲を威嚇する。
尾道もなみ:両腕に抱えた銃は普段は使わないもの。周囲を見渡し、空間を把握する。
丸藤透子:「……ねえ、リッカルドさん。ひとつだけ、教えてくれないかな。」
リッカルド伯爵:「何です?」冷ややかな笑みが浮かんでいる。
丸藤透子:「そのネックレスで、人々を操る力が付くっていうのは調べが付いてるんだ。」
丸藤透子:小手を付けていない方の手でパティのネックレスを指す。
丸藤透子:「……じゃあさ。あんたが付けても良かったんじゃないの。」
リッカルド伯爵:「ハハハ、そんなことをしたら、ジャームになってしまうじゃないですか」
リッカルド伯爵:「何で自ら、理性のない怪物にならないといけないんです?」
丸藤透子:怒りのこもった視線をリッカルドに飛ばす。
丸藤透子:「あ、そ。もういいわ。」 右手の小手がガシャガシャと音を立てて変形。
丸藤透子:小手の先に、銀色の巨大な盾が握られる。
リッカルド伯爵:「短絡的、直情的、品の無い言動」
リッカルド伯爵:「これだから───日本のUGNエージェントは」「扱いやすくて、助かりますよ」
パトリシア王女:「…………」ネックレスが淡い光を放ち続ける。
執事:侍従達が、伯爵の傍で武器を構える。
丸藤透子:「こんのっ……!」
羽鳥七海:「……。」 静かに、視線の温度を下げる。
尾道もなみ:「……これあたしを逆に高評価してくれてたりする?」笑う。
君臣アイ:「そうかも知れませんね、尾道さん」クス、と笑って。
君臣アイ:「それに、リッカルドさん。僕はそれなりに、他人の罵倒の気配に敏感でして」
君臣アイ:「その台詞、あの船の前で一度、言うのを止めていただいたのは」
君臣アイ:カツカツ、と看板をつま先で蹴る
君臣アイ:「─────あの場所で貴方を蹴ると、国際問題でしたから」
君臣アイ:「理性的でしょう?」
リッカルド伯爵:「ああ、そうですか…ハハハ!貴方は特に扱いやすくて助かりました」
リッカルド伯爵:「こちらがおだてたまま、護衛を務めていただいて」
リッカルド伯爵:「新人のエージェントが頑張ってくださったおかげで、計画を順調に進ませることができましたよ───ええ、本当に!」
リッカルド伯爵:「感謝しています。君臣さん」
GM:敵が一斉にレネゲイドを蜂起させ、キミ達のレネゲイドすらも喚起させる!
GM:衝動判定だ!
GM:難易度は9です。
羽鳥七海:6dx+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 9[2,2,3,4,8,9]+1 → 10
丸藤透子:6dx10+4>=9
DoubleCross : (6DX10+4>=9) → 6[2,3,4,4,5,6]+4 → 10 → 成功
丸藤透子:ふ、ふう。危ない。
君臣アイ:思い出の一品使用
君臣アイ:7dx+5>=9
DoubleCross : (7DX10+5>=9) → 10[2,5,6,6,7,9,10]+1[1]+5 → 16 → 成功
尾道もなみ:9DX+0+0@10>=9
DoubleCross : (9DX10>=9) → 8[2,3,5,6,6,6,8,8,8] → 8 → 失敗
尾道もなみ:マジか
GM:ありゃ
羽鳥七海:《バディムーヴ》
羽鳥七海:もなもなを援護
尾道もなみ:羽取さん……!
君臣アイ:さっすが羽鳥さん!
尾道もなみ:成功だ!
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を2d10(→ 8)増加 (109 → 117)
丸藤透子:106+2d10
DoubleCross : (106+2D10) → 106+18[8,10] → 124
丸藤透子:あわわわ
羽鳥七海:羽鳥七海の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (100 → 110)
羽鳥七海:羽鳥七海の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (110 → 118)
羽鳥七海:ギャー
君臣アイ:羽鳥さーん!
君臣アイ:丸藤さーん!
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を2d10(→ 11)増加 (101 → 112)
丸藤透子:わ、私が守るからね
GM:アワワワワ…
羽鳥七海:守ってくれ……
尾道もなみ:およよ…
羽鳥七海:いやいうて丸藤さんのが侵蝕高いじゃねーか
君臣アイ:でもメジャー侵蝕はないからね
GM:クライマックス戦闘を開始します。
GM:エネミーはリッカルド伯爵・執事"レオン"・侍女"鉄葉"の三人。
GM:敵との距離は10m。
GM:敵が1つのエンゲージに、キミ達が1つのエンゲージにいます。
GM:また、この戦闘では、パトリシア王女がEロイス《地獄の季節》を使用しており、
GM:このシーン終了時までに王女のネックレスを外さないと、王女は完全にジャーム化してしまいます。
GM:王女のネックレスは通常の手法では外すことができず、外し方を調査する必要があります。
GM:そこでキミ達には、メインプロセス時に、通常のアクションとは別に
・装置を外す方法について 〈情報:UGN、警察〉〈RC〉 難易度13
GM:こちらの情報判定を行っていただきます。
GM:これを開示すると色々分かります!
羽鳥七海:攻撃とは別個に行えるのね
君臣アイ:なのだね
GM:攻撃とは別個に行えますぜ
尾道もなみ:おお!
丸藤透子:なるほど
尾道もなみ:たすかる!
GM:説明は以上です。何か質問はありますか?
尾道もなみ:いまはないかな?わかんなくなったら聞きます!
GM:はーい
GM:ではさっそく戦闘に入っていきましょう!
GM:セットアップ!
羽鳥七海:ヒャァーッ! ありません!
リッカルド伯爵:なし。
丸藤透子:《戦術》を使用します。侵蝕124→130
尾道もなみ:なし
君臣アイ:ブルーゲイルを使用。行動値を10に。
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を5増加 (117 → 122)
侍女"鉄葉":なし。
丸藤透子:味方全員のメジャーダイスを5個増加。
執事"レオン":自身に《活性の霧》を使用。攻撃力が上がり、ドッジのダイスが減る。
丸藤透子:「リッカルド!」 銀色の小手が光る。制服に手をかけてそれを引き裂くと、下から鎖帷子が現れ、
丸藤透子:鎖帷子はさらに銀色のフルプレートアーマーに変化する。
丸藤透子:そのままリッカルドを睨みつけ……
丸藤透子:……睨みつけようとしたところで、パティが目に入る。
パトリシア王女:「……トウコ」ぼうっと立っている。
丸藤透子:「……ああ。」 声に落ち着きが戻る。目を細めてパティを見つめる。
丸藤透子:「違う。違う。あんたのことなんてどうでもいいんだった。」 リッカルドに言い放つ。
丸藤透子:「私は、パティの護衛で、友達だから、」
丸藤透子:「パティを守る。いずれ王となるパティをね。」
丸藤透子:その言葉と共に、鎧が明滅する。
丸藤透子:「……えっ?今!?」
丸藤透子:ガシャン!ガシャガシャン!
リッカルド伯爵:「ハ……守るも何も、パトリシアは既にこちらのものですが」
リッカルド伯爵:「………?」
丸藤透子:明滅した鎧は構えていた盾と共に音を立てて変形。
丸藤透子:光が収まると、意匠が変わっている。
丸藤透子:『虹の軌跡』と同じ、深い深い碧色を中心とした、宝石のように輝く鎧に。
羽鳥七海:「丸藤さんの鎧が……それはっ?」
丸藤透子:「お、おおー……。」
尾道もなみ:「おお…!!」
君臣アイ:「変形……!」
丸藤透子:「みんな!」
丸藤透子:頭に入ってきた、新しい鎧の使い方をすぐに実践する。ただ、味方を奮い立たせるために、叫ぶ。
丸藤透子:「絶対助けよう!」
尾道もなみ:目を細める。「もちろん!」
羽鳥七海:「は、はいっ!」
君臣アイ:「………ええ!」
君臣アイ:「ありがとうございます、丸藤さん」
君臣アイ:ふ、と熱を持つ息を吐く。洋上の風が静かに昂ぶる体温を冷やし、頭に登った血が下る。
君臣アイ:「やはり僕は未熟者だ。えぇ」
君臣アイ:(そうだ。扱いやすいということを証明してどうする。大事なのはそこじゃない)
君臣アイ:大事なのは。侮られたことを。侮辱を。見返すことではなく。
君臣アイ:「王女殿下を救い出す。それが僕達の、勝利条件です」
君臣アイ:足元。銀化ガラスの半透明の靴が光を受けて、七色の乱反射を強く返した。
GM:イニシアチブプロセス。
パトリシア王女:このタイミングでEロイス《地獄の季節》を使用し、 シーン状に暴徒を登場させます。
パトリシア王女:シーンに登場するキャラクター全員に、2d10のダメージ。
尾道もなみ:では、そこにNPCカードの怪盗ジャックローズを。
尾道もなみ:『怪盗の下働き』効果:Eロイス《地獄の季節》を無効化する。
尾道もなみ:ジャック様~やっちまってくだせえ…へへ…
ジャックローズ:はーい
君臣アイ:頼みましたよ
ジャックローズ:では、このEロイスは無効化されます。
GM:簡単に描写しよう
パトリシア王女:「っ…うあああ!」
パトリシア王女:王女の胸のネックレスから、虹色の光がいっそう強く放たれる。
パトリシア王女:暴力を喚起し、憎しみに心を満たすレネゲイドの波動が客船を覆う。
GM:その波動にあてられた、『ブルーシア』の武装メンバーが、船内からキミ達に向かって殺到する。
尾道もなみ:「……」
羽鳥七海:「くっ……パトリシア王女様……っ!」
丸藤透子:「……っ!」 歯を噛みしめながら意匠が変わった盾を構える。
君臣アイ:「これは……参りますね…!」
尾道もなみ:どこか一点を強く見据える。「そろそろお仕事、お願いするよ」
尾道もなみ:確信に満ちた声。「ねえ、世紀の大怪盗様。あんたなら」
尾道もなみ:「みんなの憎悪を盗むくらい、わけないだろ?」
武装メンバー:「おいお前ら!行け!やっちまえ…」怒声が轟く。その中で、一人のメンバーが踵を返す。
武装メンバー?:そいつは周囲に居たメンバー達を次々と昏倒させ、腕を無数の蔦に変化させては捕縛していく!
武装メンバー:「グアッ!?」「なぜ…お前は……」「ギャアア!」
武装メンバー?:「…………」パチン、と指を鳴らす。
ジャックローズ:「ええ。主役の邪魔はご法度ですから」その姿が怪盗に様変わりし、再び闇に溶けた。
:では、行動値15のリッカルド伯爵の手番から。
リッカルド伯爵:マイナーなし。
リッカルド伯爵:メジャーで《導きの華》《要の陣形》《アドヴァイス》。対象は自分と執事と侍女の三人。
リッカルド伯爵:次のメジャーアクションの達成値+10、C値-1、判定のダイスを+2個。
リッカルド伯爵:また、メジャーアクション終了とともに、イニシアチブプロセスで《分割思考》を使用。
リッカルド伯爵:未行動になり、行動値-10。
リッカルド伯爵:「小賢しい真似を…」舌打ちする。「…まあ、いい。"レオン"と"鉄葉"が居れば十分です」
リッカルド伯爵:「この計画が成功すれば、国は私と『ブルーシア』のものだ」二人に視線を送ると同時、二人に微かな光が宿る。レネゲイド因子を同化させ、対象を強化させる。
執事"レオン":「…ええ」頷き、キミ達を見る。
丸藤透子:「間違いね。王様になるのはあなたじゃない。」 碧色の鎧と盾が、味方の心を落ち着かせるように淡く光る。
GM:そのまま手番は行動値11の"レオン"になります。
執事"レオン":マイナーで《毒の刃》。攻撃力が上がります。
執事"レオン":メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》《アドレナリン》《腐食の指先》、また《タブレット》《多重生成》。
執事"レオン":攻撃を射程、対象を四人に変更してPC全員に攻撃します。
執事"レオン":命中したらシーン中、キミ達の装甲値は-10される!
執事"レオン":12dx6+1
DoubleCross : (12DX6+1) → 10[1,1,2,5,5,6,7,8,8,9,9,10]+10[1,1,1,8,9,9,10]+10[3,7,8,10]+10[3,5,8]+10[9]+5[5]+1 → 56
GM:うわっ なんだかすごい回っちゃった 達成値56です
羽鳥七海:さついたかない?
君臣アイ:えげつな
尾道もなみ:あば
丸藤透子:ふええみんな避けて
GM:えへへ
羽鳥七海:ドッジ!
君臣アイ:ドッジッジ
尾道もなみ:どっじ
羽鳥七海:8dx-2
DoubleCross : (8DX10-2) → 10[1,2,5,7,8,9,10,10]+2[1,2]-2 → 10
尾道もなみ:4DX+0+0@10
DoubleCross : (4DX10) → 6[3,4,6,6] → 6
君臣アイ:やっぱガードで。
丸藤透子:最初からガード選択。
丸藤透子:で、《軍神の守り》で羽鳥さんをカバーリングします。
丸藤透子:ガード時に《イージスの盾》とプロテクトアーマーの効果も使用。
羽鳥七海:透子さま~
君臣アイ:コンボ:【澪標、タラリアを履く】《領域の盾》。もなみさん、カバーリングをお願いします…!
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を4(→ 4)増加 (122 → 126)
尾道もなみ:はあーい じゃあアイくんをお守りいたしますね
執事"レオン":ではダメージ。
執事"レオン":6d10+23
DoubleCross : (6D10+23) → 46[7,10,10,6,5,8]+23 → 69
丸藤透子:ひええ高いよう
執事"レオン":ガード装甲有効69点ダメージです
尾道もなみ:たけえのよ
丸藤透子:ガード値出します
羽鳥七海:ダメージダイス目高い
丸藤透子:17+3+1d10+4d10
DoubleCross : (17+3+1D10+4D10) → 17+3+7[7]+33[9,10,5,9] → 60
羽鳥七海:こいつかなりできる執事だぞ
丸藤透子:おお
君臣アイ:めちゃめちゃ軽減するねぇ。
丸藤透子:装甲値16、ガード値60で
尾道もなみ:イケメンを守りイケメンに刺された
丸藤透子:ノーダメ!
君臣アイ:できるエージェント!
丸藤透子:侵蝕124→129 装甲16→6
尾道もなみ:私は死ぬのでアイくんへのロイスをタイタスにしてふっかつしよう
君臣アイ:尾道さん…!
尾道もなみ:HP11で復活
尾道もなみ:いいってことよ…!
GM:では、命中したPCは、次の攻撃からシーン中装甲値-10が適用されます。
GM:使用武器『バラキエル』の効果で、【肉体】分HPが回復しますが、HP満タンなので特に意味はないです。
羽鳥七海:ぶじです
GM:ぶじでかわいいねえ
GM:では演出!
執事"レオン":背中に仕込んだ長剣を引き抜く。白刃が星光を受けて輝く。
執事"レオン":「……君臣アイ」君臣くんを見る。
執事"レオン":「この間は名乗ることもしませんでした。改めて、FHセル『ブルーシア』、"レオン"」
君臣アイ:「来ますか…!」
執事"レオン":「ええ。いざ尋常に」
執事"レオン":君臣くんを狙い、刀を構えて突進しようとし───十分に油断を誘ったところで、
君臣アイ:見定めて、足による一閃での迎撃を狙い、少し姿勢をかがめる。
執事"レオン":その長刀がぐにゃりと歪み、等間隔上にワイヤーで繋がれた刃の鞭に変化する。
君臣アイ:「なっ……!」
執事"レオン":節々に分かれた刀身がしなやかな鞭となって、君臣くんはおろかきみ達全員に襲いかかる。
君臣アイ:そのリーチ、狙いはこちらだけではなく、他も含めた……と、気付く思考に身体は追いつかない。
尾道もなみ:高速の思考処理。あいにく、肉体はそれに見合う速度と強度を持たないが。
尾道もなみ:一番近くにいたアイくんが屈んだ前に躍り出て、刀の流れを浴びる。
執事"レオン":舞い踊るような刃がキミ達の全身を弄ぶように斬り刻む。
尾道もなみ:「っぐ………」
君臣アイ:「っ、尾道さん!」
君臣アイ:守られた側が、悲鳴のように声を上げる。
執事"レオン":「ははは! どこまでも愚かな男です」嘲笑う。「愚直に誘いに乗るとは!」
丸藤透子:刃の鞭が更に奥にいる2人に向かった直後。
丸藤透子:ガキン!
丸藤透子:大きな金属音と共に刃の動きが止まる。
丸藤透子:「んぐぐぐ……!」 盾と小手の間で不格好に刃を挟んで止めている。
羽鳥七海:「丸藤さん!」
丸藤透子:「び、ビビった……当たるまで全然分からなかったし……」
丸藤透子:「羽鳥さん!無事!?」
丸藤透子:刃を離し、盾を構えなおす。
羽鳥七海:目の前に来た刃も、まとめて受け止めてもらっていた。「ありがとうございます……!」
羽鳥七海:「当然ですが、真っ当な兵士ではありませんね……!」
執事"レオン":「ちっ」腕を引くと、ワイヤーで繋がった白刃が再び長剣の形状に戻る。
執事"レオン":「まっとうですよ。オーヴァードを殺すことに特化したオーヴァードであるだけです」
丸藤透子:「おうおう!そんな攻撃じゃ殺されないぞ!何発でも撃ってこい!」
GM:次は行動値10の君臣くんの手番です。
君臣アイ:はーい。
君臣アイ:マイナーなし。メジャーでコンボ:【僕を導け、アンツーカー】《砂の刃》《雨粒の矢》《虚構のナイフ》《クリスタライズ》《確定予測》
君臣アイ:対象は執事、侍女、伯爵。
君臣アイ:10dx+6
DoubleCross : (10DX10+6) → 10[1,2,3,6,6,7,7,9,10,10]+4[1,4]+6 → 20
君臣アイ:リアクションC値+2です。リアクションどうぞ
リッカルド伯爵:ガード。
侍女"鉄葉":《軍神の守り》で伯爵をカバーリング。
執事"レオン":ガード。
君臣アイ:命中時に《フェイタルヒット》ダメージ+4D
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を4(→ 4)増加 (126 → 130)
君臣アイ:3d10+28+4+4d10 ガード値-5、装甲無視
DoubleCross : (3D10+28+4+4D10) → 10[5,3,2]+28+4+35[10,10,7,8] → 77
君臣アイ:装甲無視の77点。ガード値は-5で算出です
GM:ちょっとまってね
執事"レオン":ヤバいけど生存!
侍女"鉄葉":一度戦闘不能になります。
侍女"鉄葉":《魔獣の証》で復活します。
リッカルド伯爵:無傷!
GM:そんな感じです!演出どうぞ!
君臣アイ:おのれ!
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を16(→ 16)増加 (130 → 146)
君臣アイ:「っ────!」
君臣アイ:目の前に流れる血に歯噛みする
君臣アイ:(僕は、)
君臣アイ:小柄な体から鮮血、目の前を赤く
君臣アイ:(僕は、何をやっている…!)
君臣アイ:愚直に相手のいうことに付き合った結果がコレだ、と。
君臣アイ:戦闘時の高速に研ぎ澄まされていく思考が後悔を押し流す。
君臣アイ:1年。追いつくために積み上げてきたものはようやく形になる張り子で。
君臣アイ:敵の言葉に容易く踊らされている。
君臣アイ:だからこの結果は自分のミスだ。
君臣アイ:初速の躓き。動作の遅れ。展開の速度。
君臣アイ:自らの招いた結果を覆せ、と思考が命令を下す。
君臣アイ:早く。
君臣アイ:速く、疾く、早く。
君臣アイ:そのための足は与えられたのだから、と。
君臣アイ:(─────わかってる!)
君臣アイ:目の前で吹き出す鮮血。
君臣アイ:その高度が最高を迎え、地面へ向かう。
君臣アイ:その瞬間。
君臣アイ:
君臣アイ:──────すべての世界が置き去りになる
君臣アイ:
君臣アイ:発されたのは光。
君臣アイ:まずは青く。それは銀化ガラスの乱反射によって色を変える。
君臣アイ:青、緑、黄、赤、混ざり合って七色に。
君臣アイ:金と青と白で構成された青年は一瞬世界から姿を変えて、色の混在する不確定へと置き去りにする。
君臣アイ:秒という単位では遅すぎる世界。
君臣アイ:音は鈍り光は止まり。ただ少年だけがそこにいる。
君臣アイ:一歩。また一歩。最速を置き去りにする最速をゆっくりと踏みしめて。
君臣アイ:トン、と"レオン"の胸板に静かに足が置かれる。
君臣アイ:
君臣アイ:──────瞬間、世界の認識が追いつく。
君臣アイ:
君臣アイ:世界は金と青と白を取り戻し
君臣アイ:七色はその急停止についてくることが出来ない。結果。
君臣アイ:認識されない加速の中で行われた突撃は、七色の衝撃となって世界に具現する
執事"レオン":「……ッ!」
君臣アイ:「僕のコードネームは、『アルカ・バレーノ』、君臣アイ。」
執事"レオン":気付くのとその衝撃に全身が呑まれるのと、それは同時に訪れる。
君臣アイ:眼前に居る少年が静かに呟く
君臣アイ:「その意味は」
君臣アイ:「『虹』、『方舟』。そして」
君臣アイ:「『落雷』だ」
君臣アイ:────虹色の衝撃が、身体を貫いた
GM:虹色の衝撃が、『ブルーシア』の面々を中心として、甲板を円状に破壊する!
侍女"鉄葉":「このッ……」研ぎ澄まされた感覚で、それを本能的に察知。伯爵の前に飛び出し、全身で受ける。
君臣アイ:「流石、プロだ」距離を取りながらその侍女の動きを称える。
執事"レオン":「ただの青二才かと思えば」粉砕された身体を再生しながら笑う。「案外、やるようだ」
君臣アイ:「僕の加速は、効果が出るまで時間が掛かる。それに反応できるなんて」
君臣アイ:怪盗の技術も思い浮かべ。
君臣アイ:「その実力、鍛錬……尊敬に値するよ。僕もまだまだだ」
丸藤透子:「うおお……君臣さん、やるじゃん。」 君臣さんの後ろでビリビリと盾に伝わってきた振動を感じている。
君臣アイ:「丸藤さんも、ありがとう」キン、と踵を打ち鳴らす。
君臣アイ:「だいぶやりやすかった。いつもより。」
尾道もなみ:「火ィ点けちゃったかもなあ、あたし」笑う。血は固まり、傷は再生されていく。
丸藤透子:「ふふ。気負いすぎは良くないのだよ、後輩くん。」
羽鳥七海:「これはまた、鍛えられましたね……」
羽鳥七海:かつてとは、比べ物にならない。
君臣アイ:「えぇ、まぁ。」
君臣アイ:「追いつくために必死でしたから」
GM:あと君臣くんは情報収集も出来るよ~
・装置を外す方法について 〈情報:UGN、警察〉〈RC〉 難易度13
君臣アイ:ではでは。情報UGNにコネ幹部を起動しまして。
君臣アイ:8dx+1>=13
DoubleCross : (8DX10+1>=13) → 10[1,2,2,2,2,10,10,10]+9[3,6,9]+1 → 20 → 成功
君臣アイ:見抜いた。
GM:すご~い
GM:では開示しますね
君臣アイ:シャキーン
・装置を外す方法について 〈情報:UGN、警察〉〈RC〉 難易度13
現在、パトリシア王女と『虹の軌跡』のネックレスは融合しており、通常の方法では外すことができない。
ただし、もし場にDロイス《器物使い》を所有するオーヴァードがいれば、ネックレスと一体化することで、王女からネックレスを外すことができる。
しかしその場合、ネックレスの装置に宿るEロイス《ファイトクラブ》の力が、今度はネックレスを外した《器物使い》所有者に及ぶ。
《器物使い》所有者がネックレスを外した後に、周囲の者が〈意志〉で判定を行い、全員が成功しなければ、《器物使い》所有者はネックレスに取り付かれ、ジャーム化してしまうだろう。
GM:データ的にはですね
GM:羽鳥さんは、〈RC〉で難易度15の判定に成功してもらいます。失敗すると1d10のダメージ。成功するまで何回でも挑戦可能です。
GM:その判定が成功した後、他のPCに〈意志〉で難易度12の判定に挑戦してもらいます。失敗すると、羽鳥さんに対しEロイス《衝動侵蝕》が発動します。
GM:この他のPCの判定も、成功するまで何回でも挑戦可能です。
GM:これら判定は、クライマックス戦闘終了後に行います。
GM:また、この情報収集に成功したことで、次ラウンドからパトリシア王女のEロイス《地獄の季節》は発動しなくなります。
羽鳥七海:まずは目の前のクズどもをぶっ潰せというわけね
GM:集中しないとネックレス外すのも難しいからね
君臣アイ:後顧の憂いをぶっ飛ばすしか無い
GM:まあ、敵に負けるとこの判定にも挑戦できなくなりますがねぇ!ハッハッハ!
君臣アイ:「…………」前髪を指に絡める。考え事の癖。
君臣アイ:周囲、君臣アイのレネゲイドの影響を受けた空間が虹色をわずかに残しながら、その「領域」の情報を把握する。
君臣アイ:戦闘中。加速する時間の中で観察する余裕を持った、副産物。
君臣アイ:「羽鳥さん、尾道さん、丸藤さん」
君臣アイ:事前のブリーフィングで提案され、間近でネックレスの現物を見たことによる確信と共に。
君臣アイ:「……例の方法。行けるみたいです。だから」
君臣アイ:「まずはこの状況を片付けましょう」
丸藤透子:「お。もう分かったの!」
羽鳥七海:「……! 了解ですっ」
尾道もなみ:「助かるよ」
丸藤透子:「うっし。そんじゃ気合入れてこっか!」
尾道もなみ:「そのためにもこの場を切り抜けて行こう」
執事"レオン":「…何か勘付いたようだ」
侍女"鉄葉":「何をするつもりでも、動く前に潰します」大剣の柄を握る。「まずはあの女から」
丸藤透子:「あっはっは!あなたたちの悪事もここまでって話!」 挑発的に笑う。
侍女"鉄葉":「減らず口を…」
GM:次は行動値9の鉄葉の手番です。
侍女"鉄葉":マイナーで10m戦闘移動します。PC達のエンゲージに接敵。
侍女"鉄葉":メジャーアクションで《コンセントレイト:キュマイラ》《獣の力》《鮮血の一撃》《生命吸収》。
侍女"鉄葉":対象は羽鳥さん!
羽鳥七海:アイエエエ
君臣アイ:キャアア
丸藤透子:避けて~
侍女"鉄葉":命中判定の直前に、使用武器トツカの効果を適用。ダメージ+【肉体】。
侍女"鉄葉":そして命中判定!
侍女"鉄葉":13dx7-2
DoubleCross : (13DX7-2) → 10[1,1,2,2,2,3,4,5,6,7,8,9,10]+10[4,6,6,9]+4[4]-2 → 22
侍女"鉄葉":あっ
羽鳥七海:ダイス大丈夫?
GM:支援の反映するのまた忘れてた
GM:ふ…振り直して良い?
羽鳥七海:どうぞどうぞ
丸藤透子:もちろんだぜ!
GM:ありがとう~
君臣アイ:ノブリス・オブリージュさ!
侍女"鉄葉":というわけでやりなおします
侍女"鉄葉":15dx6-2+10
DoubleCross : (15DX6+8) → 10[1,3,3,3,5,6,6,7,7,7,8,8,9,10,10]+10[1,2,3,5,6,7,7,9,10,10]+10[4,6,7,8,8,10]+10[1,2,3,4,10]+10[8]+10[8]+10[9]+10[10]+10[8]+3[3]+8 → 101
侍女"鉄葉":??
君臣アイ:おいおい(笑)
尾道もなみ:www
羽鳥七海:その……
丸藤透子:www
羽鳥七海:私、何か恨まれるようなことしました……?
君臣アイ:ドレスの件かな…
侍女"鉄葉":プリアイ所属者だったのかなこの女
GM:リアクションを…
君臣アイ:僕のせいだったとはね
GM:お願いします…
羽鳥七海:あ、はいドッジで
羽鳥七海:8dx-2
DoubleCross : (8DX10-2) → 10[2,5,6,6,7,8,8,10]+5[5]-2 → 13
丸藤透子:《軍神の守り》、そして《イージスの盾》。侵蝕129→134
侍女"鉄葉":じゃあダメージ出しますね
侍女"鉄葉":11d10+28+2d10
DoubleCross : (11D10+28+2D10) → 75[10,1,9,6,6,9,7,6,8,4,9]+28+16[7,9] → 119
侍女"鉄葉":119点ダメージ、ガード装甲有効です
丸藤透子:ぐええ高い
丸藤透子:一応イージスの盾とかの分振ろう
丸藤透子:17+1d10+4d10
DoubleCross : (17+1D10+4D10) → 17+1[1]+36[9,10,10,7] → 54
丸藤透子:ガード値54、装甲値6で60点軽減したけど59ダメージ!
丸藤透子:倒れます。君臣さんへのロイスを取得してタイタス昇華、HP13で復活。
侍女"鉄葉":そこに、《生命吸収》の効果で、さらにHP12点を失ってもらう!
侍女"鉄葉":ふふふ!この追撃にひとたまりもないだろう!
丸藤透子:あっぶな!?HP13→1
羽鳥七海:ひえーっ
侍女"鉄葉":1!
羽鳥七海:ありがとうございます透子さま……
君臣アイ:タフ!
君臣アイ:さすが丸藤さん…
羽鳥七海:羽鳥では塵も残らなかった
侍女"鉄葉":また、《生命吸収》の効果でHP12点回復します。
GM:では演出いきます~
侍女"鉄葉":「ずいぶん自信家揃いのようだけど」
侍女"鉄葉":「そこの偽王女様も、そうなのかしら。ずいぶん楽しそうに振舞っていたようだけど」
羽鳥七海:「……?」
侍女"鉄葉":「スカートの裾を踏まなければ、避けられるんじゃない」
侍女"鉄葉":大剣を担ぎ上げるようにして突進。間合いに入ったと同時に地面を踏みしめ、
侍女"鉄葉":自らの身体を支点に、自身よりも重い巨大な剣を羽鳥さんめがけて振り下ろす。
丸藤透子:「うおおおおお!!」
丸藤透子:侍女の突進が始まる前。その時点で既に位置取りを終えている。
丸藤透子:侍女と羽鳥さんの間を結ぶ線上。
侍女"鉄葉":「さっきから、邪魔……!」
丸藤透子:ガン! 盾で剣を受け止める。が……!
丸藤透子:「んぎぎぎ……じゃ、邪魔するのがお仕事なもん……で……」
丸藤透子:徐々に競り負ける。盾で受け流すのは諦め、鎧に食い込む剣を両腕で少しでも押し返す。
侍女"鉄葉":「そう。───なら、その仕事を果たせるかしらッ!」巨大な剣を容易く扱う怪力でもって、両腕を断ち切らんとする。
丸藤透子:「ぐあああーっ!!」
羽鳥七海:「丸藤さんっ!」
羽鳥七海:丸藤さんの背を、異脚が掴んで引っ張って引き寄せる。
丸藤透子:最後の力で押し返すが、鎧を割られる。
丸藤透子:「がっ……は、羽鳥さん。ナイス判断……!」
羽鳥七海:「すみませんっ。……随分と、嫌われてしまったようですね……」
侍女"鉄葉":「本物の王女様みたいに、おとなしくしてくれたら考えるけど」
丸藤透子:「はあっ……はあっ……ちょ、ちょっと休……ん、」 羽鳥さんに体重を一瞬預けるが、
羽鳥七海:「主に向けて、大人しくジャーム化装置で傀儡になれ、と」 丸藤さんを抱えながら。
羽鳥七海:「随分なメイドもいたものです」
丸藤透子:「……パティ。」
丸藤透子:「んぎぎぎ!休んでる場合じゃない!」
丸藤透子:立ち上がる。砕け散った碧い欠片が再び集まり、盾や鎧も再生する。
侍女"鉄葉":「そうかしら。従者だって、主君を選んでいいのよ」
侍女"鉄葉":「だったら、傀儡で居てくれた方がいいでしょう。顔だけは可愛いようだし」
侍女"鉄葉":感情の読めない表情で、そう言って目を細める。
君臣アイ:「それに性格も良いですよ、羽鳥さんは。」
君臣アイ:「知り合いからも評判は上々なので。」
羽鳥七海:「背後から撃たないで貰えませんか!」
尾道もなみ:「それに。本物の王女様も」
尾道もなみ:「そんなにおとなしくはなかったよ」にやりと笑う。
丸藤透子:「……ふふっ。確かに。」
丸藤透子:「いよっし!気合入った!まだいける!」
GM:このまま次は行動値8の尾道さんの手番になります。
尾道もなみ:
尾道もなみ:よし、ではマイナーで《オリジン:レジェンド》
尾道もなみ:メジャーはコンボ「Curate/Cremate」《コンセ》《コントロールソート》。対象は執事のレオンくんに。
尾道もなみ:戦術をもらっていたので
尾道もなみ:14dx+16@7
DoubleCross : (14DX7+16) → 10[1,1,2,4,5,5,6,7,8,8,8,10,10,10]+10[1,7,7,8,8,8,9]+10[1,4,7,8,8,9]+10[1,6,7,10]+3[1,3]+16 → 59
尾道もなみ:こうかっ
君臣アイ:つっよ。
執事"レオン":つよっ
君臣アイ:羽鳥さんもダメ押ししとく?
羽鳥七海:お、言い出目ですね
丸藤透子:あ、ちょうど良さそうですね
尾道もなみ:こんなときの
羽鳥七海:《バディムーヴ》!
羽鳥七海:達成値を+3してくださいな
尾道もなみ:いぇーい
尾道もなみ:では達成は62だ。ダメージ出していいですかあ
君臣アイ:リアクショーン
GM:リアクションさせて!
尾道もなみ:そうだった。
尾道もなみ:もう勝った気でいた。
GM:かわいそうでしょ!敵が!
羽鳥七海:やれやれ~
執事"レオン":クソ~ッ10が6回連続で出ろ
執事"レオン":ドッジします
執事"レオン":6dx+2>=62
DoubleCross : (6DX10+2>=62) → 6[1,1,3,3,4,6]+2 → 8 → 失敗
執事"レオン":出ないよ!
GM:ではダメージどうぞ~
丸藤透子:丸藤の鎧の鎖(フォールンサラマンダー相当)をダメージロールの直前に使用します。
丸藤透子:お前のダメージ+2d10な!
尾道もなみ:わあい
尾道もなみ:10d10+22
DoubleCross : (10D10+22) → 53[8,6,5,4,1,7,10,7,2,3]+22 → 75
リッカルド伯爵:《ひらめきの盾》を使用します。ダメージを軽減する。
尾道もなみ:なんだと??
執事"レオン":ひらめきの盾で軽減されるダメージは-10で固定、残りHPは23
執事"レオン":どう頑張ってもダメ!
執事"レオン":一度戦闘不能になります。
尾道もなみ:一度…
執事"レオン":そのまま《アクアウィターエ》で復活。
羽鳥七海:なるほど
尾道もなみ:ソラリス…
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を6増加 (112 → 118)
羽鳥七海:こいつら割としつこいな
尾道もなみ:プロだもんな
尾道もなみ:あ、忘れないうちに反動うけないと
尾道もなみ:11-1D10
DoubleCross : (11-1D10) → 11-4[4] → 7
尾道もなみ:おし、終了
GM:はーい では演出どうぞ!
尾道もなみ:構えていた銃に指紋認証を通す。
尾道もなみ:『押収物件No.0768。解除』
尾道もなみ:そしてそれは、切り開かれるように広がり、組み立てられ。本来の姿を取り戻す。
尾道もなみ:もなみの体格ではほとんど背負わされているように見える、超大型のライフル。
尾道もなみ:もとはどこぞの軍の試験品だったものを、様々な組織に渡るたびに手を加えられてきた一品だ。
尾道もなみ:警察が押収した時点では、それはステイト・オブ・グレイスが所持しており──オーヴァードにしか扱えぬ武器として、独自の進化を遂げさせられていた。
尾道もなみ:照準。スコープに映りこむは先ほど傷をもらった執事姿の男。
尾道もなみ:「もらった分は返さないとだからねえ」
丸藤透子:もなみさんが銃を構えるのに少し遅れて、鎖が擦れる音が鳴り響く。
丸藤透子:2本の鎖が這うように動き、執事の足元を狙っている。鎖の先は透子の構える盾に繋がっている。
執事"レオン":「小癪な真似を…ッ」足を引こうとするが、鎖が絡みついて動きを阻害する。
尾道もなみ:(それに、こんだけ仕事してもらってんだから。あたしも負けてらんないよねえ)
尾道もなみ:男の戦闘データに類似した案件が、幾重にも脳裏に塗り込められる。
尾道もなみ:『1984年6月27日 N市』『2006年9月4日 S市』『1883年12月23日 Z市』『1995年4月18日 D市』『』『』『』『』『』『』類似データ検証、終了。
尾道もなみ:(今日のこの事件だって、このデータのひとつになる)
尾道もなみ:(だけど、その出来事を、誰かの声を、これは記録してはくれない)
尾道もなみ:そして、それでいいのだろう。無数の思いを抱えていられるほど、人は強くもないし。
尾道もなみ:なにより、今日のこの。脳の酷使に赤く霞むほどの視界に差す、碧は、虹は、あくまでも。尾道もなみが見たもので。
尾道もなみ:それをどこかに収集させるのも、分けてやるのも。どうにも、惜しく思えてしまう。
尾道もなみ:引鉄を引く。色とりどりの光が背中を押す。
尾道もなみ:ドガッッッ—――体が跳ね返されるほどの威力が、男の体を抉る!
執事"レオン":鉛玉は七色の光を切り裂き、男の頭蓋を的確に抉る!
執事"レオン":「ッグ……あああ!」そしてそれは体内で破裂、男のレネゲイドを喰らうように駆け抜ける。
執事"レオン":「……まったく…ずいぶん良い銃を扱っているようだ」目から血を流すようにして、再生を保つ。
執事"レオン":「日本の警察組織が持つには勿体ない」
尾道もなみ:「皮肉か~?降参してから言われたかったねえ」
執事"レオン":「いいえ」ズレた眼鏡をかけ直す。「あなた方を殺すと、改めて決めただけですよ」
GM:では次は行動値5の丸藤さんの手番!
丸藤透子:侍女に白兵攻撃します
丸藤透子:7dx10-1
DoubleCross : (7DX10-1) → 9[2,3,6,6,7,9,9]-1 → 8
侍女"鉄葉":はーい
侍女"鉄葉":ドッジします
侍女"鉄葉":11dx+2>=8
DoubleCross : (11DX10+2>=8) → 10[2,2,2,3,3,5,6,8,9,10,10]+8[4,8]+2 → 20 → 成功
侍女"鉄葉":??
君臣アイ:強い。
侍女"鉄葉":避けちゃいました!
羽鳥七海:こいつら粒ぞろいだな
丸藤透子:それはそれで高くない!?
GM:なにか演出しますか…?
丸藤透子:はい!
GM:演出どうぞ~
丸藤透子:「さっき自信家とか言ってくれたけどさ、当然じゃん。」 もなみさんの狙撃の間、盾から伸びる鎖を鳴らしながら、メイドに話しかける。
侍女"鉄葉":「…」視線を向ける
丸藤透子:「この丸藤透子さまにかかればね、あんたたちなんて敵じゃないのよ。」
侍女"鉄葉":「そうですか」
丸藤透子:話ながらじりじりと動いて盾で殴る隙を伺うが、適切に距離を取られてしまう。
丸藤透子:(あーくそっ。ワンチャンあるかもって思ったけど流石に無理か。)
侍女"鉄葉":「ええ、守ることしか脳のないあなたには、敵などいないでしょう」
侍女"鉄葉":「攻撃など、できないのですから」
丸藤透子:「へ、へえ。どうかな。この盾からすんごいビームとか出るかもって警戒したりしない?だめ?」
侍女"鉄葉":「…やってみたら?」ステップを踏むようにして、するりと間合いから離れている。
丸藤透子:以上です!
GM:次は行動値1の羽鳥さんの手番だよっ
羽鳥七海:ん
羽鳥七海:リッカルド伯爵、行動値-10なら
羽鳥七海:5じゃない?
GM:あっ
GM:えへへ
尾道もなみ:行動しなくてもいいのよ
GM:じゃあ伯爵の行動ね~
君臣アイ:うっかりやさんっ。
リッカルド伯爵:マイナーはなし。
羽鳥七海:ドジっ子伯爵~
リッカルド伯爵:メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》。
リッカルド伯爵:対象は君臣くん。
君臣アイ:きおった。
リッカルド伯爵:12dx6+4+10
DoubleCross : (12DX6+14) → 10[1,2,2,2,2,4,4,5,6,7,9,10]+10[3,5,8,10]+10[2,8]+4[4]+14 → 48
尾道もなみ:やりおる
リッカルド伯爵:まあまあ回った リアクションどうぞ~
君臣アイ:ん~。ガードしましょう。
君臣アイ:助けて丸藤さん…!
丸藤透子:《軍神の守り》!《イージスの盾》!
リッカルド伯爵:あっごめんなさい言い忘れ 装甲無視です
リッカルド伯爵:丸藤ガードでOKですね
丸藤透子:あい!
リッカルド伯爵:ではダメージ!
リッカルド伯爵:5d10+8 装甲無視
DoubleCross : (5D10+8) → 31[9,5,10,3,4]+8 → 39
丸藤透子:17+1d10+4d10 ガード値
DoubleCross : (17+1D10+4D10) → 17+9[9]+32[10,3,10,9] → 58
リッカルド伯爵:ウワ~ッ
丸藤透子:やったー!
君臣アイ:ガッチガチ
丸藤透子:侵蝕134→139
GM:では演出!
リッカルド伯爵:「どいつもこいつも…。UGNの正義だかなんだか知りませんが、しつこい奴らですね…」
リッカルド伯爵:「日本のエージェントに、我がオルランドなど関係ないだろうに…!」
リッカルド伯爵:繰り広げられる会話の最中、拳銃を構える。自らの放った因子が拳銃に宿り、オーヴァードを破壊する力を産み出す。
君臣アイ:「釣れないことを言うじゃないか、リッカルドさん…!」
君臣アイ:ダン、と意識して踏み出す足、目線、動き。
君臣アイ:咄嗟の狙いを付けられる『迂闊な動き』
君臣アイ:「この事件に僕を関わらせてくれたのは、貴方だろうに!」
君臣アイ:銃口をまっすぐに見る。数秒後の破壊を予見して、冷や汗混じりに歯を食いしばった。
丸藤透子:リッカルドと君臣さんが言葉を交わし始めたのに気付き、侍女から目線を切って走り出す。
リッカルド伯爵:「だったら、そのまま僕のために死ぬがいい!」それに吸い寄せられるように。
リッカルド伯爵:照準を彼の眉間に狙い、引き金を引いた。
丸藤透子:「おっ!」
君臣アイ:避けない。動かない。それでは相手の狙いがブレる。
丸藤透子:「りゃあ!」 2人の間に入り、弾丸を盾で殴る!
君臣アイ:真っ直ぐな射線さえ固定すれば、(……言うのは簡単だけ、ど!)
丸藤透子:「っし!ジャストタイミング!」
君臣アイ:割り込んだその背中にわずかに安堵を覚える。
君臣アイ:「流石です、丸藤さん!」
丸藤透子:「君臣さん、ナイス!」
リッカルド伯爵:「クソッ…!」怒りが漏れる。「何をしている!早くあの女を殺せ!」
君臣アイ:背筋の冷えを実感する。危なかった。ギリギリだった。その感覚を今更思い出して、
君臣アイ:(暗躍専門かと思ったら、実践もなかなかどうして)
君臣アイ:「優秀な人ばっかだな…!」
リッカルド伯爵:「クソ…計画は思い通りにいっているんだ…!王女を王国に連れ帰るだけだというのに…!」
リッカルド伯爵:「何故、僕の邪魔をする…!」
丸藤透子:鼻で笑う
丸藤透子:「オルランド王国のFHセルってのもずいぶん……おっと。」
丸藤透子:「これ以上はやめておこうかなっと。」
君臣アイ:「えぇ、丸藤さん。敬意を払うべきでしょう。」
君臣アイ:「……それ言っちゃうと、僕の立つ瀬がなくなります」ふっ、と短い息とともに。
リッカルド伯爵:「早くあいつらを殺せ…!」苛々と叫ぶ。「僕が王になる邪魔をする、あいつらを…」
GM:さっきはごめんね~、次は行動値1の羽鳥さんの手番だよ!
羽鳥七海:OK!
羽鳥七海:マイナーで《陽炎の衣》、メジャーで《コンセ:エグ》《見えざる死神》《伸縮腕》
羽鳥七海:レオン・ザ・バトラーに攻撃だ
執事"レオン":む!
羽鳥七海:22dx7+2
DoubleCross : (22DX7+2) → 10[1,2,3,3,3,3,4,4,4,5,5,6,7,7,7,7,8,8,10,10,10,10]+10[2,2,3,5,6,6,6,7,9,10]+10[4,7,9]+2[1,2]+2 → 34
羽鳥七海:ふつ~
執事"レオン":うーん
君臣アイ:どんなときでも安定した実力を出す羽鳥さん、さすがです。
執事"レオン":6dx+2>=34 ドッジ!
DoubleCross : (6DX10+2>=34) → 10[1,3,4,7,9,10]+4[4]+2 → 16 → 失敗
執事"レオン":ダメ!
君臣アイ:さっきから一回は回すね君たち
GM:ダメージどうぞ~
羽鳥七海:4d10+29
DoubleCross : (4D10+29) → 25[3,2,10,10]+29 → 54
羽鳥七海:装甲ガード有効
執事"レオン":あっ!有効!
執事"レオン":ならギリギリ生き残ります
羽鳥七海:マジかこいつ!!
執事"レオン":やった~
君臣アイ:レオン・ザ・バトラー…!
尾道もなみ:こいつ…!
GM:えへへ 侵蝕率上げて演出してね~
羽鳥七海:侵蝕118→127
羽鳥七海:では、すぐ傍の鉄葉さんに。
羽鳥七海:「丸藤さんが防御しかできない、と。本気でそう思うのなら、それが貴女の限界ですよ、メイドさん」
侍女"鉄葉":「……は?」
丸藤透子:「え?」 防御しかできないけど?という顔で振り返っている。
羽鳥七海:ぐん、とその華奢な身体が、空に高く昇る。
羽鳥七海:「攻撃が最大の防御であると言われるように。護り堅き壁は、それだけで攻め手の隙をつくる」
羽鳥七海:棘の生えた棍棒にも似た六脚。禍々しき翠緑のナナフシが、月光の下で姿を晒す。
侍女"鉄葉":「まさか…っ」丸藤さんに阻害され、羽鳥さんの動きを止めることができない。
羽鳥七海:「――そうやって気を逸らした相手は、いつだって」 正面から鉄葉を見据えて、
羽鳥七海:「私達の”餌”です」
羽鳥七海:――ぎょ んっ!
羽鳥七海:そして、恐るべき陽炎の怪物は、咄嗟に構えた使用人の少女から見て、真横に走った。
侍女"鉄葉":「"レオン"!」叫ぶ。
羽鳥七海:羽鳥の視線も、言動も、体幹のあらゆる動きは、全てブラフ。
羽鳥七海:人体部分とは全く関係なく、その両脚を変異させたナナフシが独自に獲物を捉え、姿を消し、照準する。
羽鳥七海:次の瞬間には、消えていたもう片足のナナフシが姿を現し、執事を引き裂いている。
執事"レオン":変幻自在の剣でそれを受けようと刃を振るうが、それすらも陽炎の怪物には通用しない。
執事"レオン":「なるほど…!」スーツが引き裂かれる。
丸藤透子:「……うっわ。えげつなっ。」 攻撃が来ると思い咄嗟に羽鳥さんと侍女の間から身を引いていたが、盾を構えなおす。
執事"レオン":ナナフシに身体を穿たれてそのまま血を吐き、ぐたりと甲板に伏す。
羽鳥七海:「……いえ。仕留め切れませんでした」 変異ナナフシから感覚を逆算する。
羽鳥七海:「それじゃ大人しく、傀儡のように立っていましょうか」
リッカルド伯爵:「そうだ…これで終わってたまるか」「まだ、僕らの国造りは始まってすらいない」
リッカルド伯爵:「寝ている場合か。起きろ、"レオン"」
執事"レオン":「……」緩慢に起き上がる。「そのまま、私達の傀儡になっていてほしいものですね」
羽鳥七海:「私が止まろうと、私の両脚がその陰謀を食い破りますよ」
羽鳥七海:変異した両脚が戻って行き、羽鳥が看板のしとやかに立つ。
執事"レオン":「ならば、その脚を折るまで」眼鏡をかけ直す。
羽鳥七海:「何本まで折れるか見物です」 スカートの端を摘まむ。再度の臨戦態勢。
GM:では、これでイニシアチブプロセスは以上!
GM:クリンナップ…は特にないはず!
羽鳥七海:なし
丸藤透子:ないよー
尾道もなみ:ない!
リッカルド伯爵:敵も
君臣アイ:はーい。ブルーゲイルが切れて行動値5になります。
執事"レオン":ない
侍女"鉄葉":です!
羽鳥七海:なし
GM:ではこれで1ラウンド目が終了。
GM:2ラウンド目!
GM:セットアップ!
執事"レオン":自身に《活性の霧》を使用。攻撃力が上がり、ドッジのダイスが減る。
リッカルド伯爵:なし。
侍女"鉄葉":なし。
羽鳥七海:なし
尾道もなみ:なし
丸藤透子:はあい。《戦術》。みんなのダイスを+5。侵蝕139→145。演出はちょっとやりますね。
君臣アイ:なし
GM:はーい、演出どうぞですよ
丸藤透子:「……。」 リッカルドと執事さんのやり取りを黙って聞いていた。
丸藤透子:「……うっし!とにかくさ!」 どこか焦るように、話題を切り替えてみんなに話しかける。
丸藤透子:「こいつらなんてちゃっちゃと片付けて、早いとこパティを……」 と、言いかけたところで、
丸藤透子:鎧や盾が放っていた碧い光が消える。
パトリシア王女:「…………」戦闘を見守るように、濁った瞳でキミ達を見ている。
尾道もなみ:「……透子ちゃん?」
丸藤透子:「うぇっ!?な、何で今……!?」 ガチャガチャと音を立て、銀色の通常の鎧に戻ってしまう。
丸藤透子:「……。」
丸藤透子:……思い当たる節は、ある。
丸藤透子:丸藤の鎧は、使い手の力量や……心の成長に合わせて成長する。何度も聞かされてきたし、体験してきた。
丸藤透子:逆に言えば、鎧からの評価が下がれば元に戻ってもおかしくはない。例えば慢心、尻込み、迷い……
丸藤透子:「……迷い、かぁ。」
丸藤透子:「ごめんみんな!あのさ!」 銀色に戻った盾を構えなおしながら、仲間のみんなに。
尾道もなみ:「うん、なあに」
丸藤透子:「……ちょっと弱音吐いても、いい?」
君臣アイ:「……弱音、ですか?」
君臣アイ:警戒を崩さないまま目と、耳を向ける。
丸藤透子:「うん。」 リッカルドたちに動きがないか警戒しながら、言葉を続ける。
羽鳥七海:「丸藤さん……!?」
羽鳥七海:不可視のナナフシを耐えずゆらめかせながら、隙を狙っている。「……どうぞ」
丸藤透子:「友達の家庭の事情ってやつにさ、首突っ込むのをビビッてんだけど。手が止まらないか、とかね。」
丸藤透子:「でも、このまま何も知らないでパティを助けても、」
丸藤透子:「……私、胸張ってパティの友達でいられる自信ないかも。」
丸藤透子:……会話から、何となく感じてはいた。リッカルドたちにも、負けられない理由はあるのだと。
パトリシア王女:「…トウコ」呟く。
羽鳥七海:「家庭の、事情……」
羽鳥七海:薄っすら覚えていた違和感が、透子の言葉で形を為す。
君臣アイ:「だいぶ大規模ですが……家庭の事情には、代わりありませんか」
丸藤透子:ただ、聞こえないフリをしていた。聞いてしまえば、手が止まってしまうかもしれないから。
丸藤透子:「かわりないよ。言ったでしょ。いつか王様になろうと頑張ってる、普通の女の子だって。」
羽鳥七海:リッカルドたちの身辺は確かだ。FHエージェントが、護衛のフリをして紛れこんでいたのではなく。
羽鳥七海:正真正銘の、一国の王家が、FHに同調し走っている。
羽鳥七海:その意味を問え、と言っているのか。丸藤さんの……彼女の家が受け継ぐ鎧は。
羽鳥七海:(この絶対不利の状況下で! なんて、スパルタな……!)
丸藤透子:吐き出して楽になったのか、こわばっていた声も戻っている。
丸藤透子:「……ごめん、弱音は以上です。」 ガシャン。
丸藤透子:ガシャン、ガシャン。鎧に再び、碧い宝石が散りばめられていく。
丸藤透子:再び、見る者の心を落ち着かせるような光を放ち始める。
尾道もなみ:「……心を揺るがさないように、気持ちを引っ張られないように、それがいいと。思ってたけど」
尾道もなみ:「それを看過したまま終わるほうが、……そう。君たちのそういうの、考えられてなかったな」
尾道もなみ:「たぶんあたしも、とっとと終わらせてあげるほうがいいって思ってた」そのほうが、彼女たちが傷つかなくて済むと。
尾道もなみ:だが、それはきっと他ならぬ彼女たちを甘く見すぎていた。ともに戦う相手だというのに。
尾道もなみ:「うん。聞かせてくれてありがとう」
君臣アイ:「………なるほど」やり取りを聞いて、ほう、と。感心するような声音で。
丸藤透子:「うん。いいのいいの。私は吐き出したら楽になったからさ。迷惑はかけるね。」
丸藤透子:苦笑する。
君臣アイ:「そういうのもアリか。いや、アリなんですね。そういうの」
君臣アイ:「ジャームとは相互理解は不能。……と、教えられてついつい。ただ、敵対する相手が全てジャームというでもなし。」
君臣アイ:(そもそも本人がそう言っていたな。ジャームなんて化け物になってたまるか、と)
君臣アイ:「なんだろうな。うん、その視点。勉強になりましたよ、丸藤さん」
GM:では、セットアップは以上!
GM:イニシアチブ!
GM:まずは行動値15のリッカルド伯爵の手番からです。
リッカルド伯爵:マイナーなし。
リッカルド伯爵:メジャー。《導きの華》《要の陣形》《アドヴァイス》。対象は伯爵・レオン・鉄葉の三人。
リッカルド伯爵:次のメジャーアクションの達成値+10、C値-1、判定のダイスを+2個。
リッカルド伯爵:演出!
リッカルド伯爵:「……何をコソコソ相談していたのかは知りませんが」再び因子が放たれ、部下2人に宿る。
リッカルド伯爵:「長年の計画がようやく叶えられようとしているんだ。………私の。私の邪魔をする者は誰であろうと消えてもらう」
丸藤透子:「……。」 口を開くが、言葉が出てこない。
丸藤透子:みんなに打ち明けても、まだ聞くのをためらっている。あくまで「ためらっている」ということを自覚しただけだ。
君臣アイ:「………」レネゲイドの拡散と、二人への強化を感じる。
君臣アイ:「なぁ、リッカルドさん。」
君臣アイ:だから、そのためらいを以て。"先輩"に示された道を走り出すのは自分だ。
リッカルド伯爵:「何です?」
丸藤透子:君臣さんが話し始めて、ホッとしたようにそちらを見る。
君臣アイ:「貴方はなんで、王様になりたいんですか?」
リッカルド伯爵:「………は?」
リッカルド伯爵:「はあ? 何を……いまさら…こんなところで」
丸藤透子:固唾をのんで見守る
君臣アイ:「最初は、FHが絡んでいるから。そういう計画か何かなのだと思った。でもそれだけじゃ違うんじゃないかと、感じた。」
君臣アイ:「そこの二人」レオンと鉄葉を差して「そこの二人は、貴方の部下だ」
執事"レオン":「………」差されて目を細める。
君臣アイ:「FHがまるっと入れ替わったわけでも無いだろう。そしてこの船にのる、王女の側近を固める人たち。それも貴方の部下だ」
君臣アイ:「貴方は、『僕ら』と言ったよな。貴方とその部下。協力しての国造りだ。」
君臣アイ:「貴方が主導し、それに賛同した人たちの計画だ。……なら」
君臣アイ:「貴方の動機。貴方が王になりたいと思う理由は、なんですか?」
リッカルド伯爵:「ハッ!ハハハ………!ハハハハハハ!」目を見開いて笑う。
丸藤透子:「……っ!」 反射的に身構える。
君臣アイ:「……」その笑いを真正面から見据える。答えを待つように。
リッカルド伯爵:「ああ、そうです。長い年月をかけて、私は私の味方をつくり、そしてブルーシアの人間を王宮に入れた」
リッカルド伯爵:「理由? あそこのパトリシアが次に王になる理由と同じですよ?」
丸藤透子:「……そ、そうだよ!なんでパティじゃダメなの!?」
丸藤透子:次に来る返答が分かっているように、苦々しい顔で聞く。
リッカルド伯爵:「貴女に同じ言葉をそのまま返しましょうか」
リッカルド伯爵:「なぜ私じゃ駄目だったのです?」
リッカルド伯爵:「同じ王の血を引き、彼女より先に生まれたこの私が!」
リッカルド伯爵:「なぜ、母親の身分を理由に王になれない!」
丸藤透子:「……っ。」 そして、答えられない。予想はできていた。だから、迷ってもいた。
リッカルド伯爵:「才能も功績も見ることもせず。何故です? 何故!」
丸藤透子:「う。それは……。」 言い淀む。
リッカルド伯爵:「…答えられないのなら」一転して落ち着いた声色に戻る。「ここから立ち去れ」
丸藤透子:「で、でも!パティを犠牲にするなんてダメだよ!嫌だ!」
丸藤透子:「私はパティの友達になったんだから、パティを助ける!」
丸藤透子:それしか言い返せない。悔しそうにリッカルドをにらみつける。
君臣アイ:「………それが、それが貴方の理由か。リッカルドさん。」
君臣アイ:「僕にはきっと、貴方が王になれなかった理由に納得を与えることは出来ないでしょうね。」
君臣アイ:目を伏せる。
君臣アイ:「正直、同情しています。僕は、生まれに問題が合ったわけでもないし。才能をいたずらに潰されたわけでもない。」
リッカルド伯爵:「…自慢ですか?」
君臣アイ:「いえ。正しく言うなら自虐ですかね。僕は今の扱いが不当だと思えるほど、自分のことを評価していません」
君臣アイ:「きっと。……そう、例えば。そちらの国に生まれて、先に貴方の事情を知っていたら。僕は貴方に協力していたんじゃあないか。とすらおもいます」
君臣アイ:「だけど。」スゥ、と息を吸い込む。顔を上げる。
君臣アイ:「貴方が王になれなかった理由には、同情する」
君臣アイ:「だけど、"今"の貴方を王にする理由は、微塵もない」
君臣アイ:「貴方は王女を傷付け。一人の人を傀儡にし。そして、国民すら操ろうとしている」
君臣アイ:「どんな思いがあれ。どんな理由があれ。貴方が取る手段が外道となるなら」
君臣アイ:「僕は、『貴方の行動、その結果で貴方を評価する』」
リッカルド伯爵:「私を王にする理由を、あなたが決める道理などない!」
君臣アイ:「あるさ!」
リッカルド伯爵:「それを決めるのは、この私だ!」
君臣アイ:「ならば、僕の任務は王女の護衛!貴方が任じた、貴方が話を持ちかけた!」
君臣アイ:「日本のUGNは頑固者だ。……軽々に道をどいてもらえると、思うな!」
GM:次は行動値11のレオンの手番です。
執事"レオン": マイナーで《毒の刃》を使用。メインプロセスの攻撃力が上がります。
執事"レオン":メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》《アドレナリン》《腐食の指先》を使用してバラキエルで攻撃。
執事"レオン":対象は君臣くん!
君臣アイ:ぎゃー
執事"レオン":14dx6+1+10
DoubleCross : (14DX6+11) → 10[2,3,4,5,5,5,6,7,8,8,10,10,10,10]+10[1,5,6,7,7,7,7,10]+10[4,5,5,7,7,10]+10[5,8,9]+10[5,6]+10[7]+10[7]+1[1]+11 → 82
君臣アイ:ば、ばかっ!
丸藤透子:また回してる
君臣アイ:ドッジしてみます
執事"レオン":命中したらシーン中、対象の装甲値-10です えへへ
君臣アイ:4dx>=82
DoubleCross : (4DX10>=82) → 8[2,5,7,8] → 8 → 失敗
丸藤透子:《軍神の守り》!《イージスの盾》!そしてプロテクトアーマーの効果使用!
君臣アイ:くっ、10倍たりない
執事"レオン":ではダメージいきますよっ
丸藤透子:来いや!
執事"レオン":9d10+23
DoubleCross : (9D10+23) → 29[1,5,1,4,3,3,6,3,3]+23 → 52
丸藤透子:ガード値出します!
丸藤透子:17+3+1d10+4d10
DoubleCross : (17+3+1D10+4D10) → 17+3+2[2]+19[4,1,9,5] → 41
執事"レオン":透子ちゃんは先の攻撃で装甲値-10だからねっ
丸藤透子:くっ……振るわない!装甲値6を足しても47点軽減で5ダメージ。
執事"レオン":だから固いってばよ!
丸藤透子:鉄葉さんの《生命吸収》でHPが1まで減らされていたので倒れます……!
執事"レオン":フフン!こっちはバラキエルの効果で、【肉体】分HPが回復します。
丸藤透子:もなみさんのロイスをタイタス昇華!HP13で復活!
GM:では、演出いくよっ!
丸藤透子:執事さんの攻撃が始まる前。バン、と君臣さんの背中を強く叩く。盾を構えて君臣さんの前に出る。
執事"レオン":「ならば、無理やりにでもその道をどいてもらう!」
君臣アイ:「っ……!」(熱くなりすぎた…!)
執事"レオン":瞬時、長剣が分裂。ワイヤー状に繋がった縄の刃が、矢のように射出される。
君臣アイ:逸りすぎた気持ちは、その狙いに対処できない!
丸藤透子:「サンキュ。君臣さん。」
君臣アイ:「、丸藤さん!」
丸藤透子:「来いやぁぁぁ!」
丸藤透子:分裂した刃を鎧で受け止める!
リッカルド伯爵:「何度も同じ手を食らう我らだと思わないでいただきたい!」
丸藤透子:「うああああっ!!」 盾で大部分を逸らすが、鎧は裂け、体から血が噴き出す!
執事"レオン":手を返し、刃の鞭の軌道を無理やり跳ねさせ、鎧の脆い部分を狙う。
丸藤透子:膝を付く。体の力が抜ける。
丸藤透子:が、体に刺さった刃の鞭が抜かれる前に、
丸藤透子:それを掴む!
君臣アイ:「丸藤さん……無理はっ!?」膝をつく様子に動揺
丸藤透子:「こんの……くらい!うおおおっ!!!」
丸藤透子:君臣さんへは攻撃を通さない。
丸藤透子:侵蝕145→150
君臣アイ:目の前の背中まで延々と距離があるかのごとく、一切の攻撃はこちらに届かない。
執事"レオン":「…仲間が大事ですか? 馬鹿な真似を」
君臣アイ:「……まったく!」(なんて遠い背中ですか、先輩!)
GM:次は行動値9の鉄葉の手番!
侍女"鉄葉":choice[君,羽,尾,丸]
DoubleCross : (CHOICE[君,羽,尾,丸]) → 尾
侍女"鉄葉":マイナーなし。
侍女"鉄葉":メジャーアクションで《コンセントレイト:キュマイラ》《獣の力》《鮮血の一撃》《生命吸収》。
侍女"鉄葉":トツカで尾道さんに攻撃!1点でもダメージをを与えた場合、対象は更に12点のHPを失うぞ!
尾道もなみ:ひっ
侍女"鉄葉":15dx6-2+10
DoubleCross : (15DX6+8) → 10[1,1,2,3,3,3,3,5,5,6,6,6,7,8,10]+10[2,4,5,5,9,10]+10[8,10]+10[1,6]+1[1]+8 → 49
侍女"鉄葉":達成値49!あんまり伸びなかった気がする 気のせい
尾道もなみ:ど、どっじです のびてるが?
尾道もなみ:4DX+0+0@10 回避
DoubleCross : (4DX10) → 8[1,4,8,8] → 8
侍女"鉄葉":やったー
尾道もなみ:はい、尾道喰らいます
侍女"鉄葉":では尾道へのダメージです
侍女"鉄葉":5d10+28+2d10
DoubleCross : (5D10+28+2D10) → 30[1,4,10,6,9]+28+12[3,9] → 70
侍女"鉄葉":装甲値有効!
尾道もなみ:はい、尾道しにます……
尾道もなみ:透子ちゃんのロイスをタイタスにします!復活
侍女"鉄葉":《生命吸収》で更に12点ダメージです。また、自分は12点HP回復。
侍女"鉄葉":隙を許さぬ二段構え
尾道もなみ:11点復活のはずなので二度死ぬ
尾道もなみ:ので七海ちゃんのロイスをタイタスにします!
尾道もなみ:ボロボロ!
侍女"鉄葉":えへへ
GM:では演出!
侍女"鉄葉":「警察さん。あなたはUGNじゃないけど」
侍女"鉄葉":「彼のように私たちの邪魔をするの?」
侍女"鉄葉":「彼のように青臭い心構えをお持ちなのかしら」
尾道もなみ:目を細める。「だからこそ、だろ」
侍女"鉄葉":「だからこそ? 仕事だから?」
尾道もなみ:「ひとつはそうだね。もうひとつは」
尾道もなみ:「あたしみたいなのは。どうも、もう迷うより先にやってしまう癖ばっかついてるけど」
尾道もなみ:「でも、だれかの心を考えたいと、迷いたいという子たちの、そのための時間は作ってあげられる」
侍女"鉄葉":「時間」
尾道もなみ:「……あんたは。伯爵のために時間を作ってあげたいんじゃないの?」
侍女"鉄葉":「ええ、そうよ。私も伯爵に仕える者。それが命令だし」
侍女"鉄葉":大剣が振りかざされる。
侍女"鉄葉":「こうして、あなたの隙を作っている…!」巨大な剣が、小柄な尾道さんの身を引き裂く。
尾道もなみ:軌道を演算するが、体が間に合わない。
尾道もなみ:「っが、は、」再生をなんとか追いつかせようとする。
侍女"鉄葉":「心を考えたい、なんて」
侍女"鉄葉":「ずいぶん下らないことに手を貸すのね」
GM:このまま、次は行動値8の尾道さんの手番わよ~
尾道もなみ:はあーい
尾道もなみ:マイナーでホローポイント弾を装填。
尾道もなみ:コンボ「Cremated/Closed」《コンセ》《コントロールソート》《零距離射撃》
尾道もなみ:対象は鉄葉ちゃん~
侍女"鉄葉":キャ~
尾道もなみ:16dx+16@7
DoubleCross : (16DX7+16) → 10[1,2,2,3,4,5,5,6,8,8,8,8,10,10,10,10]+10[1,2,3,3,4,6,7,10]+10[8,9]+10[1,7]+6[6]+16 → 62
尾道もなみ:オシ いいんじゃない?
侍女"鉄葉":ギャ~!
侍女"鉄葉":うーん ドッジするわよ
侍女"鉄葉":11dx+2>=62
DoubleCross : (11DX10+2>=62) → 10[1,2,2,2,3,3,4,5,5,6,10]+8[8]+2 → 20 → 失敗
侍女"鉄葉":ギャ~
GM:ダメージどうぞ!
尾道もなみ:8d10+25
DoubleCross : (8D10+25) → 41[4,6,6,7,8,4,5,1]+25 → 66
尾道もなみ:弾もたしてこうなるはず
尾道もなみ:尾道もなみの侵蝕率を6増加 (118 → 124)
侍女"鉄葉":うーんと
侍女"鉄葉":マジでヤバイが…ちょっとだけ残った!
尾道もなみ:うっそ
侍女"鉄葉":持ってて良かった生命吸収
君臣アイ:めちゃくちゃタフ
尾道もなみ:くーっ アイ様まかせたぞ…
羽鳥七海:というかこいつら装甲かなりあるね?
GM:肉体派です
GM:では、演出どうぞ~
尾道もなみ:11-1D10
DoubleCross : (11-1D10) → 11-7[7] → 4
尾道もなみ:反動もうけとこ
GM:反動もうけててえらい
尾道もなみ:「だって、あたし、警察だもん」肉体の再生が最低限賄われたと把握する。
尾道もなみ:「下らないって切り捨てちゃ、捜査はできない、し」
侍女"鉄葉":尾道さんに更なる追撃を狙う。地面を踏みしめ、振り子のように薙ぎ払った大剣を返す。
尾道もなみ:近接は対応できないと見ているのなら、今しかない。
尾道もなみ:『押収物件No.0768。凍結段階Aに』
尾道もなみ:ライフルが折りたたまれてゆく。近接用の小型への形態変化。
侍女"鉄葉":「!」重い剣を操っている故、即座の防御態勢に移れない。
尾道もなみ:瞬時、類似データをスキップ、格闘用の基本データにアクセス先を変更。とりあえず照準さえ合えばいい。
尾道もなみ:あとは威力でカバーするしかない。
侍女"鉄葉":「なッ──────」それもまた、刹那の攻防。眼鏡に銃口が映り、虹色に乱反射した。
尾道もなみ:引鉄を引く。当たる、終わりではないが。そういう予測。
尾道もなみ:(あとは)
侍女"鉄葉":「─────!」のけぞるようにして、吹っ飛ぶ!
尾道もなみ:「残した可能性が、どう生きるかわかんないって。これから証明してくれる、はずだからね」
侍女"鉄葉":「……ッ、何を……」倒れたまま、呻くようにして漏らす。
尾道もなみ:反動ダメージがずん、と脳を抉るように痛む。
侍女"鉄葉":まだ終わりではない。しかし。
尾道もなみ:「そうでしょ、ね?」みんなに笑いかける。
GM:次は行動値5の丸藤さんか君臣くんの手番だよ~
丸藤透子:君臣さん、先にどうぞ
君臣アイ:では僕から~
GM:では君臣くんの手番!
君臣アイ:マイナーなし、メジャーでコンボ:【On Your Mark】《砂の刃》《雨粒の矢》《虚構のナイフ》《クリスタライズ》《確定予測》
君臣アイ:対象は鉄葉さんレオンさん伯爵の3人全員!
GM:でた!
君臣アイ:リアクションのC値+2して判定!
君臣アイ:8dx+6
DoubleCross : (8DX10+6) → 8[1,1,1,2,3,5,7,8]+6 → 14
GM:ム~ッ
GM:ではここで…やってみるか…
丸藤透子:あ、戦術でダイス+5!
GM:何!
君臣アイ:あ、ごめん!
君臣アイ:追加!
君臣アイ:5dx+6
DoubleCross : (5DX10+6) → 10[3,6,8,8,10]+6[6]+6 → 22
尾道もなみ:やったぜ!
君臣アイ:うむ。
君臣アイ:リアクションC+2です。
GM:達成値22ですね
君臣アイ:です。
リッカルド伯爵:ではここで《束縛の領域》!
丸藤透子:ぐええ!
リッカルド伯爵:この達成値22を目標値に〈交渉〉で判定を行います。
リッカルド伯爵:成功した場合、君臣くんの攻撃は失敗となる!
リッカルド伯爵:いくぞ~!
リッカルド伯爵:9dx+4>=22
DoubleCross : (9DX10+4>=22) → 8[1,1,2,2,3,3,3,6,8]+4 → 12 → 失敗
リッカルド伯爵:ギャー!ダメ!
君臣アイ:ははは!コンセもない判定ではねぇ!
リッカルド伯爵:普通に回んねえ!
君臣アイ:だよね。
GM:そういうことあるよね
GM:じゃあ君臣くんの攻撃は普通に成功!
リッカルド伯爵:なのでガード。
執事"レオン":ガード。
侍女"鉄葉":侍女ガード!
丸藤透子:フォールンサラマンダーの効果を使用します。
GM:まー!
君臣アイ:《フェイタルヒット》ダメージ+4D
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を4(→ 4)増加 (146 → 150)
GM:ではダメージどうぞ!
君臣アイ:3d10+28+4+4d10+2d10 ガード値-5、装甲無視
DoubleCross : (3D10+28+4+4D10+2D10) → 9[3,4,2]+28+4+27[9,6,2,10]+3[1,2] → 71
GM:ま~!
君臣アイ:装甲無視71点!ガードは-5!
侍女"鉄葉":ダメダメ!侍女戦闘不能!
執事"レオン":執事戦闘不能!
リッカルド伯爵:《ひらめきの盾》。ダメージ-10!
羽鳥七海:《デビルストリング》。
リッカルド伯爵:ギャー!
羽鳥七海:すいません修正!
羽鳥七海:ひらめきの盾は80%制限エフェクトなので打ち消せません
リッカルド伯爵:は~い
リッカルド伯爵:良かった~!
リッカルド伯爵:なので…超~~~~~~~ギリギリ
リッカルド伯爵:生き残ります
君臣アイ:主従ともにしぶといなぁ!
リッカルド伯爵:ヤッタ~
尾道もなみ:ひらめきんぐ…
丸藤透子:ふええ
GM:では演出をどうぞ!
丸藤透子:先にフォールンサラマンダーの演出を少し。
丸藤透子:「はあっ……はあっ……」 盾に体重を預け、君臣さんの前に立っている。
丸藤透子:「君臣さん。さっきの言葉、さ、」
丸藤透子:「ありがとね。行動と結果、か。」
君臣アイ:「えぇ。……頼れる大人の受け売りでして。」チラ、ともなみさんに目をやる。
丸藤透子:ジャララララ!鎧から2本の鎖が延びる。
丸藤透子:碧い装飾が施された2本の鎖は君臣さんの手元へ。
君臣アイ:「これは?」それを受け取る。
丸藤透子:『虹の軌跡』と同じ。見る者を安心させるような、勇気づけるような。不思議な色合い。
丸藤透子:「お守りだよ。戦う勇者のね。」
君臣アイ:「……なるほど」
丸藤透子:「私も、今のあいつを王様にしちゃいけないと思った。だから、」
丸藤透子:「やっちゃえ。」
丸藤透子:笑う。
君臣アイ:「えぇ」ふ、と口元を緩めて。
君臣アイ:「アンカータスキということなら、ありがたく託されましょう」
君臣アイ:クシャ、と湿り気を帯びた髪の毛を、両手で後ろになでつける。
君臣アイ:姿勢を低く足を引いて。銀化ガラスの靴が虹色を淡く帯びる。
君臣アイ:「位置に、ついて。ようい」
君臣アイ:ドン、と。発砲に似た衝撃音と共に加速。
君臣アイ:一瞬後にリッカルド伯爵の前に。
リッカルド伯爵:「ッ!」
リッカルド伯爵:自らに付与する因子を盾状に撹拌。翠色のシールドが貼られる。
君臣アイ:「僕は、僕らはハードルです。リッカルドさん。」
君臣アイ:虹色を帯びた一矢として、体ごとそのシールドにぶち当たる。
リッカルド伯爵:手をかざす。シールドが軋みを上げ、同時に衝撃波が周囲を呑み込む!
リッカルド伯爵:「ハードルなど、全て越えてみせる…!」
君臣アイ:衝突と同時に衝撃波。加速が停止────しかし、その走りを止めない。
君臣アイ:「あぁ、そうしてみると良い…!だけど、僕達は1度で終わりじゃないぞ!」
君臣アイ:たらり、と頭突きをするように突っ込んだ衝撃で、額からたらりと一筋の血が流れる。
君臣アイ:「貴方が躓いた時が、僕らの勝利だ…!」
執事"レオン":「ぐあっ…!」余波が周囲を襲い、既に満身創痍だった男が倒れる。
執事"レオン":「リッカルド伯爵…!」
侍女"鉄葉":「うあっ…!」侍女も背後から余波を浴び、膝から崩れ落ちる。
リッカルド伯爵:「くそっ……!」それを視界に入れ。同時、シールドが崩れた。
君臣アイ:割れる翠色の破片の中、金と白と青が笑う。
君臣アイ:「さぁ、次が来ますよ、リッカルドさん」
リッカルド伯爵:「………」虹色の光が甲板を覆った後。土煙の中で、どうにか立ち尽くしている。
リッカルド伯爵:「たかが、日本の学生如きにッ……!」
リッカルド伯爵:「この私が躓くなど…ッ、ありえない…!」
君臣アイ:「確かに僕らは学生です、が。」
君臣アイ:フラフラと、昂揚するレネゲイドの作用を感じながら。
君臣アイ:「日本のUGNエージェントを、ナメないで頂きたい…!」
君臣アイ:君臣アイの侵蝕率を16(→ 16)増加 (150 → 166)
GM:次は行動値5の丸藤さんの手番です。
丸藤透子:マイナーで戦闘移動しますね。リッカルドのエンゲージへ。
丸藤透子:メジャーで白兵攻撃。
丸藤透子:7dx10-1 命中判定!
DoubleCross : (7DX10-1) → 10[1,2,3,3,5,7,10]+1[1]-1 → 10
丸藤透子:びみょ
羽鳥七海:バディムーヴ
羽鳥七海:+3して
丸藤透子:13になった!
リッカルド伯爵:ドッジ、がんばります!
リッカルド伯爵:6dx+2>=13
DoubleCross : (6DX10+2>=13) → 7[2,2,3,5,5,7]+2 → 9 → 失敗
リッカルド伯爵:ギャー!失敗!
丸藤透子:ダメージ!
丸藤透子:2d10
DoubleCross : (2D10) → 10[6,4] → 10
丸藤透子:あっ、10
リッカルド伯爵:なるほどね
リッカルド伯爵:《ひらめきの盾》を使います!これで最後!
丸藤透子:ゼロダメージ!なんて硬さだ!
リッカルド伯爵:ちょうどダメージすべて軽減!伯爵ガード成功です
丸藤透子:演出いきます。
羽鳥七海:往生際が悪いぞ!
GM:演出どうぞ~!
丸藤透子:「リッカルド……さん。」 ガチャガチャと鎧を鳴らしながら近付く。
リッカルド伯爵:傷ついた身体を抑えながら声の方を見る。
丸藤透子:「ごめんなさい。あなたたちなんて敵じゃない、なんて言って。」
リッカルド伯爵:「……敵でしょう」
丸藤透子:「うん。」
リッカルド伯爵:「私の障害。私の計画の邪魔をする者だ」
丸藤透子:「そうだね。ちゃんと見ないとダメだった。私の自己満足かもだけどさ。」
丸藤透子:「……私は、あなたよりもパティの方が王様にふさわしいと思います。」 盾を振りかぶる。
丸藤透子:「だからっ……!はああっ!」 振りかぶった盾を打ち下ろす!
リッカルド伯爵:因子を腕に直接宿し、翠色の光が放たれる。
丸藤透子:「ぐっ……!ああもう……!」 光を押し返そうと全身に力を込める、が……!
リッカルド伯爵:「………」しかし、それはこちらの領域を突破することはできない。
丸藤透子:「ああくそっ、ちょっ、倒れなさいよっ!」
丸藤透子:「ふんぐぐぐ……」 ガキン、最後には盾ごと弾かれる。
丸藤透子:「はあっ……はあっ……。」
丸藤透子:息が上がっている。それ以上動けない。
リッカルド伯爵:「あんな女より、私の方が、よほど国の未来を憂いていると思いますけどね」
リッカルド伯爵:「自らの地位にかまけて、遊ぶことばかり考えているまったく能天気な女ですよ。腹が立つ」
丸藤透子:「も、もうそんな……はあっ、はあっ……言葉には……惑わされないし。」
リッカルド伯爵:「どうでしょうか? あの女が貴女を惑わしているのでは?」
リッカルド伯爵:「媚を売ることだけは、ずいぶんお得意のようですから」
リッカルド伯爵:「都合の良いことばかり言って、あなたに取り入ったのかもしれませんよ」
丸藤透子:「いやあ、友達だもん……惑わされるくらい、へーきへーき。」
リッカルド伯爵:「…は?」
丸藤透子:「友達だってだけじゃ、まだ迷ってたと思うけどね。」 後ろにいる仲間を振り返る。
リッカルド伯爵:「馬鹿ですか?」
丸藤透子:「馬鹿かなあ。馬鹿かもね。」
丸藤透子:「でもさ、あなたにパティの国の王様にはなって欲しくないよ。やっぱり。」
丸藤透子:「あーもう動けない!限界!降参してくんない?」
リッカルド伯爵:「…時間稼ぎのつもりかは知りませんが」拳銃を丸藤さんに向ける。
リッカルド伯爵:「する訳ないでしょう。あなたから殺します」
GM:次は行動値1の羽鳥さんの手番だよ!
羽鳥七海:はあい
羽鳥七海:マイナーで《陽炎の衣》。メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》《見えざる死神》
羽鳥七海:虹の軌跡へのロイスをタイタス昇華して、判定のC値-1。判定します
GM:ギャー!
GM:どうぞ!
羽鳥七海:22dx6+2
DoubleCross : (22DX6+2) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,5,6,7,7,7,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,2,2,3,6,6,7,8,8,10]+10[4,7,8,9,10,10]+5[1,1,2,5,5]+2 → 37
羽鳥七海:笑う
リッカルド伯爵:た…たった37!
リッカルド伯爵:回避の固定値2の私にかかればこんな数字
リッカルド伯爵:ドッジしてくれるわー!
羽鳥七海:固定値ならば互角というわけね……
リッカルド伯爵:6dx+2>=37
DoubleCross : (6DX10+2>=37) → 10[1,2,3,5,7,10]+7[7]+2 → 19 → 失敗
リッカルド伯爵:ギィーーッ
君臣アイ:怖いんだよキミらの回避
羽鳥七海:ちょっと追いつこうとしてんじゃねえよ!
リッカルド伯爵:エヘン
GM:では、ダメージどうぞ!
羽鳥七海:4d10+29
DoubleCross : (4D10+29) → 23[6,9,1,7]+29 → 52
リッカルド伯爵:グアーッ
リッカルド伯爵:残りHP………2!
リッカルド伯爵:どうしようもない!戦闘不能です!
羽鳥七海:やったぜ
君臣アイ:流石です羽鳥さん!
羽鳥七海:それを流石と言っていいのか……?
羽鳥七海:では演出。
GM:侵蝕率もあとで上げてね!
羽鳥七海:侵蝕118→127
丸藤透子:「殺されるのは困るな。こっからパティを助けなきゃだし。」 盾を構えている。
羽鳥七海:「そうはさせません」 きぃん、と拳銃が弾かれる。
リッカルド伯爵:「!」
羽鳥七海:月光を背負って、輪郭だけをざわめかせる異形の虫たちの上で、
羽鳥七海:王女と同じ顔の女が、伯爵を見下ろしている。
リッカルド伯爵:動揺した顔が、あなたの瞳に映る。
羽鳥七海:「……あなたが、最初から抱いていた疑問に、一つだけ答えるなら」
羽鳥七海:「『どうして異国の一時の繋がりしかない我々が、王女に味方するのか』」
リッカルド伯爵:「………UGNだからとでも?」
羽鳥七海:「ええ。その通り。……貴方が組んだ相手がFHであり、利用せんとしたのがジャームだから」
羽鳥七海:「あなたが自国の中で、自分だけでクーデターを起こせば。単純に、王女を暗殺しようとすれば」
羽鳥七海:「我々は王女と会うこともなく、貴方の敵として出てくることも、当然なかった」
羽鳥七海:「ですが。……伯爵。貴方はそうしなかった。いや、出来なかったのでしょう」
リッカルド伯爵:「………」
羽鳥七海:国民に人気のある王女。単に殺して成り変わることはできず。正体を大っぴらにできない伯爵は、手勢を集めるにも限界がある。
羽鳥七海:「一国の王族、それもオーヴァードである貴方が、ジャームやFHの危険性を知らないとは言わせません」
羽鳥七海:「パトリシア王女の人望に対して、そういう手段を選ばざるをえなかった、その時点で」
羽鳥七海:「貴方の計画には失陥があった」
羽鳥七海:「……媚を売るのだけは得意だと、貴方は心底、彼女を嫌っているのでしょうけど」
羽鳥七海:「彼女の、その人徳こそが、貴方の計画が破られた原因です」
丸藤透子:振り返り、羽鳥さんと目を合わせる。笑う。
羽鳥七海:丸藤さんに答えて、微かに微笑む。
リッカルド伯爵:「ふざけるな……まだ私の計画は、終わっていない、まだ…」
羽鳥七海:高所から、周囲を俯瞰する。他の構成員の多くは、既に怪盗の手によって散り散りにさせられている。
羽鳥七海:「自らこそが王に相応しいと思うのなら」
羽鳥七海:「もう一度、貴方の人望に問います。その器を示し、降伏して頂けませんか」
リッカルド伯爵:「……………」
リッカルド伯爵:王女に似た顔立ちのその少女を眺める。
羽鳥七海:その言葉と共に、二対のナナフシが姿を現す。……鋭い口吻と異脚が、伯爵とはまるで違った方向に走り。
羽鳥七海:……先の攻撃の余波で倒れる、執事とメイドのすぐ傍に、覆い被さる位置で止まった。
リッカルド伯爵:「─────……」
羽鳥七海:王の資格など分からない。彼自身にも、確かな人望がある。
羽鳥七海:でなければ、この二人がここまで忠実に、強靭につき従いはしない。
羽鳥七海:「私は、王女ではありません。UGNエージェント、《エスメラルダ》です」
羽鳥七海:「どうぞ、誇りある判断を。リッカルド伯爵」
リッカルド伯爵:「……」客船を見回し、息を吐く。「………彼らがジャームとして理性を失っているのか、まだ理性を留めているオーヴァードなのか、私には分かりません」
リッカルド伯爵:「彼らの命は救えるものでもないのかもしれません。…それがFHであり、ジャームだ。私は彼らと共に在った」
羽鳥七海:「……。…………」
リッカルド伯爵:「………ああ」「人の上に立つというのは、なんとも厄介なものです」
リッカルド伯爵:「そんな者達にも、情をかけるようになってしまう」
リッカルド伯爵:あなたに向かって両手を上げる。
リッカルド伯爵:「降伏しましょう。…私の誇りのために」
羽鳥七海:「…………賢明な判断、感謝します」
羽鳥七海:十数秒、その場で停止した後に。すう、とナナフシが消え、羽鳥がふわりと着地する。
リッカルド伯爵:「……パトリシアのことは、大嫌いですよ」
羽鳥七海:「それでも」
羽鳥七海:「どうか彼女と、話をしてください。その感情も何もかも含めて」
羽鳥七海:「あなたは彼女の、たった一人の兄上なのですから」
リッカルド伯爵:「………」目を伏せる。「まったく」
羽鳥七海:険しかった表情を、少しだけ緩める。
丸藤透子:「……。」 パティの、羽鳥さんへの言葉を思い出す。
丸藤透子:――わたくしは次期国王として、すべての国民に手を差し伸べる義務があります
丸藤透子:――しかし、それでも、特別に想いをかける者というのは在るのです
丸藤透子:「だよね。家族って、特別だもん。」 ふう、と大きく息を吐く。
丸藤透子:そして、いまだにネックレスに支配されているパティの方を見る。
パトリシア王女:「…………」
パトリシア王女:今だ、華奢なデコルテの上で、虹色の光は瞬き続けている。
GM:クライマックス戦闘終了です。
◆Climax2◆
GM:クライマックスシーン2。
GM:全員登場。侵蝕率上昇は不要です。
ジャックローズ:薔薇の蔦が張り巡らされ、FHセル『ブルーシア』の面々が怪盗によって取り押さえられている。
GM:敵が襲ってくる心配はない。キミ達はパトリシア王女の救出に専念することができます。
GM:パトリシア王女を救出するには、Dロイス《器物使い》を持っている羽鳥さんが、〈RC〉で難易度15の判定に挑戦する必要があります。
GM:また、その判定が成功した後、他のPCに〈意志〉で難易度12の判定に挑戦してもらいます。
GM:失敗すると、羽鳥さんに対しEロイス《衝動侵蝕》が発動します。
羽鳥七海:衝動侵蝕が発生するのは
羽鳥七海:RC判定も?
GM:RC判定で失敗したら1d10のダメージです。そこは《衝動侵蝕》は襲ってきません
羽鳥七海:了解
羽鳥七海:じゃあ、挑戦しようかな
GM:はい、では〈RC〉で難易度15ですね
羽鳥七海:「パトリシア王女……今、お助けしますね」 と、正面に立つ。
パトリシア王女:「首飾りはわたくしのものよ」
パトリシア王女:「助けはいらないわ。わたくしは、ひとりで生きるもの」
羽鳥七海:「そうはいきません。貴女を、助けたいと思う人は大勢いますから」
羽鳥七海:4dx+2
DoubleCross : (4DX10+2) → 10[6,7,8,10]+6[6]+2 → 18
GM:おお!余裕の成功!
君臣アイ:すごい!
羽鳥七海:こいつ気合入ってんな……
丸藤透子:やったー!
尾道もなみ:さすがっ
GM:ではキミは自らのDロイス《器物使い》の力を生かし、ネックレスに同化することで、それを外すことができます。
丸藤透子:「……。」 ふーっ、と大きく息を吐きながら羽鳥さんの背中を見守っている。
羽鳥七海:「…………」 そうっと、両手を首飾りへと伸ばす。
羽鳥七海:ネックレス自体に、ジャーム化への意志の方向性のようなものがある。
尾道もなみ:カチ、カチと銃のグリップを弄りながら見ている。
パトリシア王女:「他者など…、憎しみを振りかざすだけの存在…」
羽鳥七海:器物から力と意志を引き出し、同調する。いつもやっていることだ。
君臣アイ:「……」背中側、表情が誰にも見えない位置で、心配そうにそれを見る。
パトリシア王女:虹色の光が明滅するように、ネックレスから放たれている。
羽鳥七海:ネックレスの光に、指で触れる。その指先が、溶けるようにネックレスと一体化。
羽鳥七海:「…………っ!」
羽鳥七海:「……、融合、しました……っ」
羽鳥七海:「外して、いきます……っ」
パトリシア王女:人の意志を無理やり反転させ、願いを絶望に、喜びを憎しみに変える装置の力。
羽鳥七海:高温が、より熱伝導性の高い金属へと伝播するように。羽鳥の体は、そういうものをより柔軟に受け入れるよう。
丸藤透子:「おおお……!」
パトリシア王女:人を怪物に変える力が、ネックレスを外したあなたに流れ込む。
羽鳥七海:「……、は、あ……っ!?」 がくがく、と膝が震える。だからこそ、ジャーム化の意志が、より強く伝わってしまう。
パトリシア王女:しかし、だからこそあなたに分かることもある。
羽鳥七海:王女の首元に手を掛けたまま、膝をついてしまう。
パトリシア王女:「七海、わたくしとともにきて」(七海、だめよ)
パトリシア王女:反転した王女の意志が、正確に伝わる。
羽鳥七海:「……、……っ」
羽鳥七海:「パトリシア、王、女……」
パトリシア王女:「そのままつかんでいて」(早く放して)
羽鳥七海:「……い、え。放すのは、貴女、です、……よ」
羽鳥七海:冷や汗を浮かべて、気丈に笑いかける。
羽鳥七海:「皆、さんっ」
羽鳥七海:その姿勢のまま、見守ってくれている三人に話しかける。
羽鳥七海:「彼女に、呼びかけて下さい……! 王女に!」
尾道もなみ:「うん」静かに、そうあるように答える。
羽鳥七海:「彼女の意志が、歪める力に、打ち克てるように……!」
丸藤透子:「うん!まかせて!」
君臣アイ:「はい。わかりました」緊張する面持ちで。
GM:では、他のPCの皆さんにも、〈意志〉で難易度12の判定に挑戦してもらいます。
GM:行動値順に処理していきましょう
GM:まずは尾道さんから!一人ずつやっていくよ
尾道もなみ:いぇい
尾道もなみ:じゃあやりますねえ
GM:どうぞ~
尾道もなみ:9DX+0+0@10>=12
DoubleCross : (9DX10>=12) → 10[1,3,3,4,4,5,6,6,10]+5[5] → 15 → 成功
尾道もなみ:やったー!!
GM:うわっ、危なげない
君臣アイ:意思が強い!
羽鳥七海:というか
羽鳥七海:レジェンド掛かったままでしょ
丸藤透子:強い…!
尾道もなみ:あ、そうだ忘れてた
君臣アイ:素で強かった
尾道もなみ:まあどのみちおのみちおーけーです
GM:成功したしねえ
GM:合計達成値をみるやつじゃないし…
GM:じゃあ、演出は最後にまとめてやることにして
GM:次は丸藤さんにしましょうか
GM:PC番号逆順!
GM:君臣くんは最後ね
君臣アイ:はーい
丸藤透子:まかされ!
羽鳥七海:やっておしまい!
丸藤透子:7dx10+4>=12
DoubleCross : (7DX10+4>=12) → 10[1,3,3,5,8,10,10]+10[7,10]+8[8]+4 → 32 → 成功
丸藤透子:……???
尾道もなみ:???
尾道もなみ:意志が強すぎる
羽鳥七海:王女様大好きじゃん
GM:すご
GM:すご…………
丸藤透子:おらー!余裕の成功!
尾道もなみ:鎧もニッコリでしょこれ
君臣アイ:命中判定みたいな値でてる。
GM:では最後!君臣くん!
丸藤透子:今回のセッションで一番高い達成値なんですが
君臣アイ:はーい。思い出の一品で意志+1しましての。
君臣アイ:9dx+5>=12
DoubleCross : (9DX10+5>=12) → 9[1,3,3,5,5,7,8,8,9]+5 → 14 → 成功
君臣アイ:怖いな。
GM:やるじゃん!
羽鳥七海:ヒューッ
君臣アイ:メンタル!
尾道もなみ:へへー!
丸藤透子:へへへ
君臣アイ:ふふーん
GM:では、尾道さん・丸藤さん・君臣くんの三人は、無事に王女と羽鳥さんのジャーム化を防ぐことができます。
尾道もなみ:やったー!
パトリシア王女:「……っ」顔をしかめる。「わたくしは…」
丸藤透子:「パティ!」
パトリシア王女:「このまま、でも……!」
丸藤透子:「パティッ!!」
パトリシア王女:「……っ!」
丸藤透子:「つべこべ言ってないで帰って来てよ!」
丸藤透子:「パティの話だって、まだまだ全然聞き足りないんだから!」
尾道もなみ:「結局、白玉ぜんざい以外まだ食べられてないよねえ」
尾道もなみ:「七海ちゃんやアイくんともまだ遊べてないんじゃない?」
パトリシア王女:「そんな思い出、など」
パトリシア王女:「それは…それは。あの時、あなた達と出かけたことは」
パトリシア王女:「とても」目を伏せる。「とても楽しい思い出です」
君臣アイ:「……そうですよ。パトリシア王女殿下。」
君臣アイ:「尾道さんと丸藤さん。お二人と仲良くなって、楽しく遊んで」
君臣アイ:「護衛の僕や、影武者の羽鳥さんは。まだ仕事の最中で、貴方と個人的に親密になれる機会を逃してるんですから。」
君臣アイ:「せっかく、異国の友人ができるチャンスなんです」
君臣アイ:「仲間はずれは、よしてくださいよ」
君臣アイ:同じく。レネゲイドの高ぶりで、本能のままに衝動を喚起されるのを感じながら。
君臣アイ:強がるように笑いかける。
尾道もなみ:「ほら、アイくんが拗ねちゃうだろ」
丸藤透子:「ふふっ……仲間外れって。」
丸藤透子:「……ねえ、パティ。」
丸藤透子:「私は、パティとまだまだ話したいことがいっぱいあってさ、」
パトリシア王女:「………トウコ」
丸藤透子:「スイーツのことだってそうだし、背伸びしてるもの同士の話ももっとしたかったなって思うし、」
丸藤透子:「……私が家族と仲が良いって言われたときに、」
丸藤透子:「パティはどうなのって聞かずに話題を避けちゃってさ。それも謝ったりとか、したいよ。」
パトリシア王女:「…謝るだなんて」
丸藤透子:「お願い。一人にならないで。」
丸藤透子:涙声で、言葉を絞り出す。
パトリシア王女:「…ええ」磁力が反発するように、ネックレスが、王女から少しずつ外れていく。
パトリシア王女:「ひとりは、恐ろしいものです」
パトリシア王女:「わたくしも、あなた方と、心からの話がしたい」
パトリシア王女:「あなた方が虹の橋を渡ってきてくれることを」
パトリシア王女:「信じていました」
GM:ネックレスが外れる。つまりそれは、同時に羽鳥さんに、その力が襲うことを意味する。
丸藤透子:「……ありがとうパティ。大丈夫だよ、信じて。」
丸藤透子:パティから羽鳥さんに視線を移す。
尾道もなみ:一瞬目をぎゅっと閉じて開ける。「頼んだ」
羽鳥七海:「――、……っ」
羽鳥七海:火花を散らしながらネックレスが外れる。だが、その歪んだ意志は、未だに新たな宿主を探していることを理解する。
羽鳥七海:たとえば海に放り捨てたとしても、触れた生命を無差別にジャームにしかねないような。
羽鳥七海:「……なら。これしか」
羽鳥七海:「ないですね」 自らの首に、掛け直す。
羽鳥七海:羽鳥自身の力で、その機能そのものを取り込み、破壊する。
君臣アイ:「…………」その掛け直す動作を、せめて心配を顔に出さないように見る。
羽鳥七海:所詮は非オーヴァードを操る為のアイテム。不可能なことではない……「……ぐっ……!」
羽鳥七海:胸元のネックレスを、上から両手で抑えつける。
羽鳥七海:火花が散り、レネゲイドがぶつかりあう。
羽鳥七海:大丈夫。出力負けはしていない。……苦しく、熱く、焼けるようだけど。
羽鳥七海:それを外面からは見させないように。軽くうつむく。
君臣アイ:「羽鳥さん」
君臣アイ:その、外から見れば少し落ち着いたような羽鳥さんに近づいて。
君臣アイ:「返事はしなくて大丈夫です。」
君臣アイ:その胸元。ネックレスを抑える手の甲に柔らかく触れる。
君臣アイ:海の上だと言うのに、熱く、熱を持つような体温を感じて。
羽鳥七海:「…………ぇ、…………」
君臣アイ:「僕のすることは余計なことかもしれません。そして、こんなことしか出来ませんが。」
君臣アイ:ゆるり、とその重ねた両手の間に、自然と指を滑り込ませて。
君臣アイ:羽鳥さんの片手を包むように握る。
羽鳥七海:ひどく苦しい熱が、重ねた手を介して、移ってゆく。「……き、……ぃ」 君臣さん。出そうとした声は掠れていて。
君臣アイ:「僕は側に居ますから。」
君臣アイ:その手のひらに、丸く、硬質な銀の輪の冷たい感触
羽鳥七海:「……だ、め……」 駄目です、と言おうとして。
君臣アイ:遺産と呼ばれるレネゲイドを帯びたアイテム。その靴は指輪に姿を戻している。
君臣アイ:無論、それは適合者ではない羽鳥さんには、ただの指輪でしか無いが。
君臣アイ:「駄目ですよ、羽鳥さん」ふ、と柔らかく、指先から伝えるように。
君臣アイ:「1年間。頑張ってきたんですから、僕」
君臣アイ:「せっかく再会できたのに突き放されたら、悲しくなってしまいます」
君臣アイ:「だから、側に居させてください。応援させてください」
君臣アイ:「頑張ってる貴方のことを。」
君臣アイ:熱を持つ手を、柔らかく包んで、暖かく伝えるように。
君臣アイ:キュ、と。その手のひらと指輪の感触で少しだけ存在を主張した。
羽鳥七海:「……、ぁ…………」
羽鳥七海:温かい。優しい。包まれるような。穏やかな声。
羽鳥七海:銀の指輪の感触が、ひどく心強くて。
羽鳥七海:「……ふ、ふ」
羽鳥七海:零すように、笑い声を漏らして。
羽鳥七海:「おいつかれちゃった、な」
羽鳥七海:すぐ傍の君臣さんを見上げて、そう笑いかけて。
羽鳥七海:パキリと。ネックレスが宝石を残して割れ散って。
羽鳥七海:それと同時に、くたりと脱力して、縋りつくようにもたれかかった。
羽鳥七海:そのまま眠るように、気を失う。
君臣アイ:予期していたように、両腕で身体を抱える。
君臣アイ:気を失った彼女の顔を間近に見て。
君臣アイ:額に浮いた汗に張り付いた髪の毛を、柔らかく横に避ける。
君臣アイ:「お疲れ様、羽鳥さん。」
君臣アイ:先輩で、綺麗で、優秀で。
君臣アイ:頼りがいのある人と思っていた相手の、油断するような柔らかな寝顔を見て。
君臣アイ:その眠りを妨げないように小さく、顔を近づけて。
君臣アイ:静かに呟く。
君臣アイ:「かっこよかったよ。」
君臣アイ:「よく、頑張ったね。」
君臣アイ:その声が届くか届かないか。甲板の風の音に、巻かれて消えた。
GM:───こうして。
GM:虹色の光が駆ける夜は、終わりを告げた。
GM:バックトラック!
GM:今回のEロイスはこちら
《潜伏憎悪》*2、《地獄の季節》*2
《ファイトクラブ》*2
《衝動侵蝕》
GM:合計7個!振りたい人は振ってね
GM:その後、タイタス化してないロイスの数だけダイスを振って侵蝕率を下げてね
尾道もなみ:もちろん振るぜ
君臣アイ:ふらいでか!
君臣アイ:166-7d10 Eロイス
DoubleCross : (166-7D10) → 166-37[5,3,7,3,7,5,7] → 129
君臣アイ:残りロイス6!倍振りします
君臣アイ:129-12d10
DoubleCross : (129-12D10) → 129-71[9,5,7,6,2,6,9,4,6,7,4,6] → 58
君臣アイ:3点!
丸藤透子:振ります!
丸藤透子:150-7d10
DoubleCross : (150-7D10) → 150-36[8,2,8,3,9,5,1] → 114
丸藤透子:残りロイス4個なのでここは安全を取って倍振り。
丸藤透子:114-8d10
DoubleCross : (114-8D10) → 114-61[8,7,6,9,6,8,8,9] → 53
丸藤透子:めっちゃ下がった!
丸藤透子:2倍振り帰還です
羽鳥七海:ふるー
羽鳥七海:127-7d10
DoubleCross : (127-7D10) → 127-36[9,1,6,3,7,4,6] → 91
羽鳥七海:残りロイス5個。1倍ふり
羽鳥七海:91-5d10
DoubleCross : (91-5D10) → 91-24[2,9,3,6,4] → 67
羽鳥七海:きかんでーす 5点
尾道もなみ:124-7d10
DoubleCross : (124-7D10) → 124-48[9,1,8,8,10,8,4] → 76
尾道もなみ:残りロイス3で素振り
尾道もなみ:76-3d10
DoubleCross : (76-3D10) → 76-28[10,8,10] → 48
尾道もなみ:3点 めっちゃさがった
丸藤透子:3点!
GM:羽鳥さん5点、他3点
GM:はーい!皆さまおかえりなさ~い
尾道もなみ:ただいまー!
GM:経験点配布はセッションの全行程終了後に行いましょう。
君臣アイ:ただいま~!
君臣アイ:はーい
尾道もなみ:わーい
羽鳥七海:はーい
尾道もなみ:わいわい
◆Ending◆合同
GM:エンディングに入ります。
GM:まずは合同エンディングから。
GM:こうして、オルランド王国を巡る事件は収束しました。
GM:リッカルド伯爵を筆頭とし、彼に協力していたFHセル『ブルーシア』のメンバーも拘束。
GM:先にオルランド王国に送られ、法的措置を受けることになるでしょう。
GM:客船も使用できなくなり、オルランド王国の要人が改めて迎えに来るまでの間、
GM:キミ達は王女とともに、とあるホテルでささやかな打ち上げを行うことにしたのでした。
GM:キミ達だけで貸切ったレストラン。大皿に盛りつけられた料理が並ぶビュッフェスタイルで、
GM:テーブルマナーを気にすることもなく、フランクに食事を楽しむことができる。
パトリシア王女:「ですので」微笑む。「皆さま、本日は気軽に召し上がっていてください」
パトリシア王女:私服姿でキミ達を見回す。
尾道もなみ:「は~い」もうウェルカムドリンクを手にしている。
尾道もなみ:「では皆さんお疲れさまでした」普通の飲み会みたいになっている。
尾道もなみ:(カンパーイでいいんだっけなこれ…)
丸藤透子:「貸し切りってすごいよねえ。」
パトリシア王女:「事件の直後ですから…」
羽鳥七海:「王女。その後、お身体に不調はございませんか?」
パトリシア王女:「ええ。検査の結果も問題ないと」
パトリシア王女:「改めて…今回は、本当にありがとう」
尾道もなみ:「いやあ、よかったよ。パティも帰ってからまた少し、たいへんだと思うけど」
丸藤透子:「体の方はここまで順調ならもう大丈夫そうだよね。良かった良かった。」
丸藤透子:料理を取って戻ってくる。
羽鳥七海:「安心しました」
君臣アイ:「そうですね。あわや、というかほとんどクーデターのような感じでしたから…」
君臣アイ:「ですが本当に、王女殿下の身が無事でよかったです。」
尾道もなみ:小分けに盛ったものをむしゃむしゃ食べている。
パトリシア王女:「ええ…。どうお礼を尽くしたらいいかも分からないけど…」
パトリシア王女:「でも、今日は、皆さんとたくさんのお話をしに来ましたから」
パトリシア王女:「まずは、わたくしも料理をいただきます」
尾道もなみ:「ふたりも食べな~」
君臣アイ:「せっかく、形式に拘らない場として用意していただきましたからね」
君臣アイ:「堅苦しいお話はあとに回しても良いでしょう、きっと」
君臣アイ:1種類につき一つづつ順に取っている。
羽鳥七海:肉や野菜、炭水化物をバランスよく取っている。
羽鳥七海:「デザート……ふむ……」
君臣アイ:「テーブルマナーがある場所だったらきっと、僕は話に集中できませんでしたしね」
君臣アイ:気に入ったものをリピート。
パトリシア王女:「わたくしはお寿司が食べたいです」言いながら、日本食のコーナーに進んでいる。
君臣アイ:「よろしければお箸とお醤油をどうぞ」日本食に進む王女にお皿を差し出す。
パトリシア王女:「まあ、ありがとう」受け取りながら。
尾道もなみ:さりげなくシャンパンを飲んでいる。今日は他に仕事がないので許されると信じている。
丸藤透子:「んー……そういや君臣さん、パーティ会場では結構危なっかしかったもんね。」
君臣アイ:「あー……それは、はい。」
パトリシア王女:「あら、そうなの?」
羽鳥七海:「ああ……そうでしたね」
君臣アイ:「護衛任務を請け負って、ある程度は突貫で詰め込みましたが、流石にボロがでますね」
丸藤透子:「へへへー。ダンスは超良かったけどね。」
尾道もなみ:「あ、ダンスのやつね。さすがにそこまで会得してなくて安心したよ」
君臣アイ:「学校での選択授業でもあるのですが…そっちは取っていない科目だったので。」
尾道もなみ:「七海ちゃんはけっこう慣れてたねー。お仕事のあれ?」
羽鳥七海:「そうですね。あとは、UGNの身体訓練でもたまにありますから」
君臣アイ:「そうだったんですか……お陰で助かりました。ありがとうございます。」
尾道もなみ:「そうなんだ……すごいな…」両方に対して。
羽鳥七海:「私の能力、戦闘の時にけっこう振り回されるでしょう?」
丸藤透子:「ああー。言われてみれば。」
君臣アイ:「ナナフシ、でしたっけ。確かにバランスが重要そうですよね」
君臣アイ:宙に浮く姿を思い出す。
尾道もなみ:「体幹ヤバそう」
君臣アイ:「陸上でも、身長が伸びてバランスを崩す人も居ますからね」しみじみ。
尾道もなみ:「そらそんだけ伸びりゃあね…ちょっと分けてほしいわ」
羽鳥七海:「でも、こういうのにも使えて助かりました」
羽鳥七海:「君臣さんの貴重なたどたどしい姿も見れましたし」
君臣アイ:「うっ……」
君臣アイ:気まずげ。
パトリシア王女:「羨ましい。わたくし、控室で息を潜めていましたから」
パトリシア王女:「見たいと言ったら見せてくださる?」
パトリシア王女:君臣さんと羽鳥さんに言う。
君臣アイ:「えっ」
羽鳥七海:「えっ」
丸藤透子:「ぷふっ。」
尾道もなみ:「なは~」
丸藤透子:「いいねパティ。ナイスアイディア。」
君臣アイ:「こ、ここでですかっ?」貸し切りのレストラン。それなりの広さはあるように見える。
羽鳥七海:「お見せするようなものでは。いえ、それなら、それこそ王女様と君臣さんが……」
羽鳥七海:踊ればいいのでは、と言いかけて言葉が止まる。
尾道もなみ:「えー?」七海ちゃんをにやにや見ている。
君臣アイ:「ええっ…?」
羽鳥七海:「え、いや。その。君臣さんも、ええっと、戦いの負担が、まだあるでしょうから!」
羽鳥七海:(王女様と君臣さんが踊る姿、想像したら)
羽鳥七海:(もやっと…………)
君臣アイ:(……王女様の足を踏んだら流石に無礼講では済まないよな?)
パトリシア王女:「あら」二人の様子を見る。
羽鳥七海:「尾道さん経由で監視カメラの映像など……あ、あれ確か怪盗に壊されてたんでしたっけ……」
尾道もなみ:「どうだったかねえ~」確認する気なし。
君臣アイ:「えぇーっと……そう、それに、食べてすぐ運動すると大変かも、など。」
パトリシア王女:「そうね、ふふふ。今は食事を楽しむ時間ですものね」
丸藤透子:「ふふふっ。そうだったねー。」
君臣アイ:「そうです、そうですね」ホッ、と息をついて。
君臣アイ:「……あ、いえ決して、王女殿下とのダンスが嫌というわけではありませんので。」失礼だったかな、と更にフォロー。
丸藤透子:「おお、真面目……。」
パトリシア王女:「まあ。お誘いありがとう、王子様」
君臣アイ:「ははは……王女殿下に言われてしまうと、冗談に聞こえず恐縮です。」
君臣アイ:(な、なんだかこの方向性は僕がイジられる気がするな……何か別の話題を…)
羽鳥七海:「王子……」 という言葉で思い出す。「そういえば、すみません王女様」
羽鳥七海:「リッカルド伯爵、および彼の一門の処遇は、どのようになられたのでしょうか」
パトリシア王女:「…ええ」
丸藤透子:「……もう決まったの?」
パトリシア王女:「先に本国に送られましたから、現在も協議しているところです」
君臣アイ:「協議、ですか」
尾道もなみ:他国のことは完全に所轄外のため、黙って聞いている。
パトリシア王女:「王…お父様の周りにも様々な者がおります」
パトリシア王女:「王国に反逆した罪は、死により裁かれるべきだと言い張る者も。けれど」
パトリシア王女:「けれど。わたくしは、それだけは避けねばならないとお父様に伝えました」
丸藤透子:それを聞いて緩んだ口元を隠すように、グラスに口を付ける。
君臣アイ:「! 王女殿下…」ふ、とこわばった表情を緩める。
尾道もなみ:「……あたし、この件をみんなとやれてよかったなって思うよ」
尾道もなみ:「どうも押し流されて、向こう側に立つことをたまに忘れそうになるからね。そうじゃないって思い出させてくれたような気がする」
尾道もなみ:(それだけでも、悔しいけどあの怪盗には、また悪くない結果を出されてしまったな)
パトリシア王女:「まあ、もなみ」
丸藤透子:「……もなみさん。ありがとね。」
丸藤透子:「羽鳥さんも、君臣さんも。」
丸藤透子:「あの時、私が弱音吐いたの、聞いてくれて。」
羽鳥七海:「いえ、そんな……」
羽鳥七海:「私も。つい盲目になってしまうことばかりだったので」
君臣アイ:「えぇ。気にしないでください。むしろ僕がお礼を言いたいぐらいですから」
羽鳥七海:「透子さんの視点に、助けられました。……どうか、王女様にとって、望ましい結果になりますよう」
羽鳥七海:「そう願っております」
パトリシア王女:「ええ、…リッカルドが過ちを犯したことは、償わなければならないでしょう」
パトリシア王女:「けれど、わたくしは、それでも彼を迎えに行きたいのです」
パトリシア王女:「少なくとも、2年後には。彼に首輪をかけてでも、彼が国を造れる立場になれるよう、わたくしは最善を尽くすつもりです」
尾道もなみ:「首輪をかけてね」吹き出す。
君臣アイ:「く、首輪ですか」一瞬単語の選択に驚く。
丸藤透子:「うんうん。パティがそうしたいなら、みんな協力してくれるよ。」
パトリシア王女:「お返しです」
パトリシア王女:悪戯っぽく笑う。
君臣アイ:「あぁ、ネックレスの……?」
羽鳥七海:「そ、それは……」笑っていいのか何なのか曖昧な表情をする。
尾道もなみ:「そうだねえ。いろんな視点を出し合って、いい国にしてってほしいな」
君臣アイ:「……そうですね。今回、リッカルドさんは、誤った手段を取ったかもしれませんけれど。」
君臣アイ:「最後にした判断は、きっと間違いじゃなかったと思います。」
丸藤透子:「……うん。行動と、その結果で評価する。だよね。」
君臣アイ:「……えぇ。間違ったことをしたことも、これから償えて、許されるようになればいいな、と僕も思います」
尾道もなみ:(どっかで聞いたような…)ホヤホヤ、
パトリシア王女:「償い、許される環境を造る」
パトリシア王女:「それが、きっと」穏やかに微笑む。「わたくしの王としての務めになります」
丸藤透子:「……」 パティの横顔を見つめている。
尾道もなみ:「罰するよりも、難しいことだけど。きっとパティならできるよ」
羽鳥七海:「有事の際は、いつでもご相談ください」
君臣アイ:「えぇ。王女殿下。……せっかく、こうして友人になったのです」
君臣アイ:「困ったときもそうでないときも、相談に乗るぐらいの特権は戴きたいものですね」
君臣アイ:ふ、と笑う。
パトリシア王女:「まあ、とても頼もしいですわ」目尻を下げる。
丸藤透子:「ああー!ずるい!私も私も!」
丸藤透子:冗談めかして抗議する。
君臣アイ:「ふふ、失礼しました丸藤さん。こういうアピールは早いもの勝ちだと思ったもので」
パトリシア王女:「でも、今回の事件で良い事もあったのよ? 国に台頭するセルが壊滅したわけですし」
君臣アイ:「あぁ。リッカルドさんの計画に合わせて船に乗っていた人たちですね」
丸藤透子:「あ、そうだ。ブルーシアの構成員って他もみんな捕まったわけ?」
君臣アイ:「執事のレオンさんに、侍従の鉄葉さんに……ジャックローズさんが変装したという方もいましたね」
パトリシア王女:「ああ、そうなのです」
パトリシア王女:「あの怪盗の方が、侍女だった者を一足先にオルランドのUGNに送っていたので」
パトリシア王女:「そこから情報が漏れたこともあり、船に乗っていた構成員以外の者も順次拘束されているようです」
丸藤透子:「へえ。オルランドのUGNに。なんで日本からわざわざ送ったんだろ。」
君臣アイ:「侍女ですか…あぁ、みつあみの。」
君臣アイ:「そうですね。僕達と戦ったあとで潜入もするとは、行動が早いというか、なんというか」
羽鳥七海:「ああ二人目がいなかったのが何故かと思っていましたが」
尾道もなみ:「……?」
君臣アイ:「……どうしました?尾道さん」
パトリシア王女:「ああ、いえ」瞬き。
尾道もなみ:「え、いや、みつあみの子だよね?」
パトリシア王女:「ええ、三つ編みがトレードマークでした。わたくしも出国時から、すっかり騙されていて」
丸藤透子:「ん?」
尾道もなみ:「出国時から……」
丸藤透子:「んんんんん……?」
尾道もなみ:「あんの野郎……!」
君臣アイ:「出国時……となると」
パトリシア王女:「まさか、オルランドで成り代わって、今回の同行班に混ざっていたとは…」
パトリシア王女:「まったく気づきませんでした…」ほう、と溜息をつく。
羽鳥七海:「?」
丸藤透子:「こっちで入れ替わったんじゃないの!?」
君臣アイ:「あぁ……最初から入れ替わっていたのですね」
君臣アイ:「確かに、事前に虹の軌跡について調べていたなら、そっちの国に居たと考えるのが自然ですか」
羽鳥七海:「……!」
丸藤透子:「え、だってさ。羽鳥さんが影武者だったってことを知らなさそうな感じの……」
君臣アイ:「………って、皆さん。どうしたんですか?」
君臣アイ:なんだか女性陣の顔が険しい。
尾道もなみ:「ぜんぶ分かってたのかよ~~!?」薔薇を受け取った時の会話を持ち前の記憶力で思い出している。
丸藤透子:「で、その、さ。羽鳥さんのドレスだって……その……」 羽鳥さんを見る。
羽鳥七海:「尾道さん」
尾道もなみ:「うん?!」
羽鳥七海:「今度彼の事件に出くわしたら私を呼んでください」
羽鳥七海:「女の敵です! 女の」
尾道もなみ:【写真記憶】。七海ちゃんがドレスに着替えたとき。
君臣アイ:「…………」(あれ?穏やかな顔なのになんか迫力があるぞ)
丸藤透子:「こわ。」
君臣アイ:「え、ええと」
尾道もなみ:「……頼れる味方が増えちゃったねえ」
君臣アイ:「なんで皆、そんなにジャックローズさんを目の敵にして…?」
羽鳥七海:「どんな顔して私のコルセット締めてたんですか! あの方は!」
君臣アイ:「………………?」
君臣アイ:「コルセット。」
君臣アイ:「というと………ドレスの?」
羽鳥七海:「君臣さんは想像禁止です!!」
君臣アイ:「え、」
君臣アイ:言われて。
君臣アイ:ドレス。ジャックローズ。出国時、メイド、コルセット。
君臣アイ:羽鳥さんの、着「はっ」 打ち切る!
君臣アイ:「か、考えてません!全然っ、そんな!」
羽鳥七海:「………………………………」 じとー
羽鳥七海:はい。
君臣アイ:「………………………」粘り気のある視線に目に見えない圧を感じ、汗が流れる。
パトリシア王女:「トウコ、もなみ」
尾道もなみ:「はぁーい」
丸藤透子:「へっ?私?」
丸藤透子:2人のやり取りを見て放心していた。
パトリシア王女:「ちなみになんですけれど」ひそひそ。
パトリシア王女:「七海は君臣様に聞けたのかしら?」
パトリシア王女:「"君臣様にとって、七海は特別優しくしてしまう相手なのかどうか"……」
丸藤透子:「……あ、忘れてた。いやー……でもさ。」
尾道もなみ:「……なんかもう、聞くまでもなくない?」
パトリシア王女:「まあ!」笑いが零れる。
丸藤透子:「お腹一杯だよねえ。」
尾道もなみ:「そうそう。こっちが照れちゃう」ステーキをもぐもぐ食べながら。
丸藤透子:「たぶん羽鳥さんも忘れてるんじゃないかなあ。」
丸藤透子:苦笑している。
尾道もなみ:「ぜったい忘れてるねぇ~」
パトリシア王女:「まあ、まあ。やっぱりダンスを踊ってもらおうかしら」
君臣アイ:(…………なんだろう、この状況は)
君臣アイ:正面。羽鳥さんの見上げるようなジトっとした目線に圧を感じて。
君臣アイ:側面。目をそらした先に3人がヒソヒソと何かを話しているのが見えて。
君臣アイ:いたたまれなくなってまた正面。羽鳥さんに恐る恐る目を向けて。
君臣アイ:その位置と構図がなんだか、ダンスの時の記憶を想起させて。
君臣アイ:ドレスの羽鳥さんと先程の話が繋がりそうになり、また思考を逃して。
君臣アイ:(…………な、なんでこんな状況に!?)
君臣アイ:何故と言えば、話の発端はつまり。
君臣アイ:「…………お、」
君臣アイ:心に湧き上がる、八つ当たりのような感情を静かに絞り出す。
君臣アイ:「おのれ、ジャックローズ……!」
君臣アイ:………「怪盗 ジャックローズ ○P有意/N羨望」→「怪盗 ジャックローズ ○P貴方のせいということでお願いします/N羨望」にロイスを変更します
GM:───とある街、とあるホテルのレストランから響く声。
GM:穏やかな日差しの注ぐ日常の風景のどこかで、一羽の烏がくしゃみをした。
GM:シーン終了。
◆Ending◆丸藤透子
GM:透子ちゃんのED。
GM:パトリシア王女との別れのシーンになります。
GM:雲一つない晴れた空の下。とある日の朝のこと。
GM:港が見下ろせる、街の高台に位置する海浜公園。
GM:王女に呼ばれ、キミはそこに来ていました。人気はない。厳重な警備を行うため、すでに人払いが済んでいる。
丸藤透子:「おお、静かだ……。」 私服で高台から海を見下ろす。
パトリシア王女:「トウコ」手を振るようにして、小走りにキミの元にやってくる。
パトリシア王女:今日も私服姿だ。公務を終え、これからオルランド王国に帰国することになっている。
丸藤透子:「パティ。お待ちしていましたよっと。」
パトリシア王女:「ありがとうございます」微笑む。
パトリシア王女:「最後に、またトウコとゆっくりお話しがしたかったの」
丸藤透子:「へへへ。照れる……。」
丸藤透子:「時間取ってもらえてよかったよ。」 また海を眺める。
パトリシア王女:「…ええ」青い海を眺める。「いつか、オルランドにもいらしてね」
丸藤透子:「ふふ。それはもちろん。夏休み使って行っちゃおうかなー。」
丸藤透子:「あ、でも行くならパティにも会いたいし、UGN経由でうんたらかんたらか。」
パトリシア王女:「とびきりのボディーガードが来ると、伝えますわ」トウコの横顔を眺める。
パトリシア王女:「虹色の輝く鎧を持ったボディーガードと…ふふ」
丸藤透子:「そりゃいい。今度は私が……って。」
パトリシア王女:「ふふ」
パトリシア王女:「ふふふ」
丸藤透子:「流石に聞いてるか。鎧のこと。」
丸藤透子:チャリ、と音を立てて鎧の形をしたアクセサリを取り出す。
パトリシア王女:「ええ…聞きました。そういう鎧をまとって、あなたが戦っていたと」
パトリシア王女:嬉しそうにアクセサリを見ます。
パトリシア王女:「それが、すごく嬉しいの」
丸藤透子:アクセサリ自体は銀色の、以前見たものと同じ見た目のものだ。
丸藤透子:「すごかったんだよ。」 笑う。
丸藤透子:「ああいや、元はといえば『虹の軌跡』を丸藤の鎧で勝手に真似というか、コピーというか……させてもらったんだけど。」
丸藤透子:笑いながら、ちょっとバツが悪そうに頬を掻く。
パトリシア王女:「コピー?」
丸藤透子:「……ふふ。ちょっと離れてて。」 アクセサリを宙に放ると消え、
パトリシア王女:言われたまま、素直に後ろに下がる。
丸藤透子:ブレスレットに変わる。
丸藤透子:ブレスレットは虹の軌跡と同じ、碧色をしている。
丸藤透子:「これがね、鎧でも力を出せてさ、」 腕を軽く振ると、さらにブレスレットが消え、
丸藤透子:「すごい綺麗で宝石みたいな……」 私服の上から鎧が装着される……が、
丸藤透子:「見た目……の……あれ?」 以前にも見せた、銀色の鎧だ。
パトリシア王女:「………?」微笑んだまま首を傾げる。
丸藤透子:「ん?あれ?」 銀色の鎧は黒く重量感のある鎧に変わる。
丸藤透子:「あ、これは出るのか。」
パトリシア王女:「まあ、重そう」
パトリシア王女:「よく平気でいられるわね」
丸藤透子:「んー。見せたいのはこれじゃないんだけど……。」
パトリシア王女:「虹色の鎧は、いつでも出せるものではないの?」
丸藤透子:雷の意匠が入った鎧、大量の鎖が巻き付いた鎧、鎖帷子、武者鎧、獅子舞。
丸藤透子:色々と変えてみているが、首を傾げ続けている。
パトリシア王女:「まあ、まあ」「すごい」「まあ!」これはこれで楽しんでいる。
丸藤透子:「うーん。で、出ない。出ないやつか。」 諦めてブレスレットに戻す。ブレスレットは虹の軌跡と同じ色になっている。
パトリシア王女:「すごい!どれも美しいわ。日本の伝統衣装も見られて嬉しい」
パトリシア王女:「でも、出なくなってしまったのね」
丸藤透子:「うん。パティを助けようとしたら、出せるようになったんだ。」
丸藤透子:ブレスレットを空にかざす。
パトリシア王女:「まあ」視線がついと寄せられる。
GM:碧いブレスレットが日の光を浴びて、虹色に反射する。
丸藤透子:「……で、これも聞いたかもしれないけど、」
丸藤透子:「リッカルドと戦ってる最中にも、一度勝手に元に戻ったんだよね。」
パトリシア王女:「それは…初めて聞きました」
パトリシア王女:「どうして?」
丸藤透子:「リッカルドの話を聞くのが怖くてさ、話なんて聞かずに、とにかく倒しちゃおうだなんて言ったら、急に。」
パトリシア王女:「………」
丸藤透子:「丸藤の鎧は使い手の成長に合わせて成長するもので。」
丸藤透子:「その成長ってのは、どっちかというと心の成長の方が大きいんだっておばあ様が言ってた。」
パトリシア王女:「心の成長?」
丸藤透子:「今までも、土壇場でしか出せてない鎧はたくさんあったんだけど……そっか、これもか。」
丸藤透子:「うん。慢心とか迷いとかを感じ取るんだってさ。」
パトリシア王女:「…あなたの話からすると」考えるように、いつもよりゆっくりと言葉を紡ぐ。
パトリシア王女:「わたくしを救うだけでなく、敵であるリッカルドに寄り添うよう、鎧は伝えたかったのかしら」
パトリシア王女:「…でも、きっと、それは」
パトリシア王女:「トウコが、彼に寄り添いたいと考えていたから、鎧がその迷いを感じ取ってくれたのね」
パトリシア王女:「わたくしは、そう思います。トウコは優しいから」
丸藤透子:「どっちも、かな。」 照れくさそうに笑う。
丸藤透子:「あの虹の軌跡みたいな鎧が、」
丸藤透子:「昔話の勇者が使ってた虹の軌跡の力をコピーしてたなら……敵にも寄り添える人じゃないと相応しくないのかもだよね。」
丸藤透子:ブレスレットの碧色を見つめる。
パトリシア王女:「………」
丸藤透子:「で、この鎧は鎧でさ」 ブレスレットを付けた腕を振ると、鎧型のアクセサリに戻る。
丸藤透子:「すっっっごく、」
丸藤透子:「過保護なんだよね。なんとなくだけど。」
パトリシア王女:「まあ」顔をほころばす。
パトリシア王女:「あなたの家に受け継がれている鎧だものね」
パトリシア王女:「愛されて育ったあなたは、鎧にまで愛されているのね」
丸藤透子:「そうなんだけどさー。私が尻込みとかするとさ、すぐ一番硬いやつに戻っちゃうの。」 ふくれっ面。
パトリシア王女:「硬いやつ…」
丸藤透子:「みんなを助ける力とか、力を分ける能力とか、そういうの使ってる余裕ないでしょって言われてるみたいでさ。」
パトリシア王女:「ふふ。あなたを守ろうとしてしまうのね」
丸藤透子:「心配されてるとしても……ちょっとムカつく。」
パトリシア王女:「きっと、同じくらい、期待されているのよ」
丸藤透子:「それはそうなんだけどねえ。」 冗談めかして、不満そうな顔をする。
パトリシア王女:「…」それを眩しそうに見る。「…わたくし、帰国したら、リッカルドと話をするわ」
丸藤透子:「……パティはさ、」
パトリシア王女:「ええ」
丸藤透子:「リッカルドのことは……どこまで知ってたの。」
パトリシア王女:「……彼との血縁については」
パトリシア王女:「誰かからはっきりと伝えられたことはありません。口止めされてたのだと思います」
パトリシア王女:「けれどね、分かってしまうのよ。そういうものって」
丸藤透子:「ああー、そういうものかあ。」
パトリシア王女:「なんとなく、だけどね。そうなのだろうと、思っていました」
丸藤透子:「リッカルドは、パティのことを……その、」 少し言い淀む。
パトリシア王女:「なぁに?」明るい声色。
丸藤透子:「……大嫌いだって言ってた。」
パトリシア王女:「まあ!」ころころと笑う。
丸藤透子:「わ、嬉しそう。」 つられて笑う。
パトリシア王女:「ふふ…。わたくしを操った者が、わたくしを嫌いじゃない方がおかしいわ。それに」
パトリシア王女:「そんなこと、初めて言われました」
丸藤透子:「……良かった。」
パトリシア王女:「そう?」
丸藤透子:「あー……あれ?確かに。なんで良かった、なんて言ったんだろ。」
パトリシア王女:「泣くと思われてたのかしら」
丸藤透子:「うーん。あ、分かった。」
丸藤透子:「だってパティさ、リッカルドの話するとき、すごくいい顔だったから。」
パトリシア王女:「何?」楽しそうに言う。
丸藤透子:「特別なんでしょ。」
パトリシア王女:「……」瞬き。「………そうかもしれません」
パトリシア王女:珍しく、照れたようにはにかむ。
丸藤透子:「そうだよ。」 照れた顔を見て、笑う。
パトリシア王女:「……話をしてきます。少し、どきどきとしますが」
パトリシア王女:「何か助言をくださる?」
丸藤透子:「たくさん、話をして欲しいな。仲が良いとか悪いとか関係ないよ。」
丸藤透子:即答する。
パトリシア王女:「…まあ」笑う。「ええ。心のままに、憎しみも喜びも」
パトリシア王女:「伝え合ってきますわ」
GM:そんな風にしていると、王国の関係者らしき者が近づいてくる。
GM:そろそろ出発の時間なのだろう。
パトリシア王女:「……もう時間だわ。ありがとう、トウコ。話せて良かった」
丸藤透子:「うわ。もう時間か。」
パトリシア王女:「ふふ」くすっと笑う。「同じことを言ってしまいました」
丸藤透子:「あはは。次に会うときはまた聞かせて欲しいな。」
丸藤透子:「パティがどれだけ成長できたか。それに、」
丸藤透子:「家族と……仲が良いのかどうか、もね。」
丸藤透子:鞄に付けられた鎧型のアクセサリが明滅し、
丸藤透子:深い深い碧色の鎧に変わっている。
丸藤透子:それには気付かず、パティに満面の笑みを見せる。
パトリシア王女:「ええ!次は、虹の下で会いましょう!」楽しそうに手を振り、去っていく。
GM:碧い空の下。それは、少女達の未来が始まる朝だった。
GM:シーン終了。
◆Ending◆尾道もなみ
尾道もなみ:マンションの一室。閉めたカーテンの隙間から、朝と昼の間(やや昼)の陽光が差し込む。
尾道もなみ:ベッドの上、充電しっぱなしのスマホと眼鏡が転がっているのを、一瞬腕で払いそうになり、気づく。
尾道もなみ:「……ん、んんーーー」
尾道もなみ:「んーーー」
尾道もなみ:そろそろこれは、朝ではなさそうだ。のそのそと布団から這い出る。
GM:なんだかお腹が空く、良い匂いがしている。
尾道もなみ:ペラペラのTシャツにスウェット姿、ぼさぼさ頭で。「ん……?」
尾道もなみ:ぼへー……
GM:それはキッチンから漂う。じゅうじゅうと何か焼くような香ばしい音も。
尾道もなみ:「……」「……は???」
尾道もなみ:飛び起きる。「誰?誰?お母さん?職場の誰か?」
尾道もなみ:(不審者!?)
尾道もなみ:キッチンに慌てて裸足で向かう。
GM:柔らかな日差しの差し込む室内。良い匂い。
GM:キミは見る。
GM:キッチンで、小柄なメイド服を着た少女がフライパンを動かしている。
侍女:「……あ」振り向く。三つ編みがトレードマークの侍女。
侍女:「おそようですねえ」ぺこり。お辞儀。「おはようございます、お嬢様」
尾道もなみ:「だ、」だれ、という前に持ち前の記憶力で思い出す。
尾道もなみ:「あのときの、って、いや、いや」
尾道もなみ:「………」
尾道もなみ:「なんでわざわざその変装で来たの……」
侍女:間違いなく、あの客船に乗っていた、王女に仕えていた侍女の一人。キミ達と戦っていない方。
侍女:「まぁまぁ、お座りください」
尾道もなみ:「いや座るけども……家教えてないよね?不法侵入だからねぇ」
尾道もなみ:通販の箱をどけ、座る。いちおうテーブルと椅子があるが数か月ぶりに使った気がする。
ジャックローズ:「泥棒のたしなみです」声はメイドのものだが、言い方が怪盗のそれに変わる。
尾道もなみ:「てかなんで朝ごはんを……」ぐーとお腹が鳴る。
ジャックローズ:キッチンで調理していたらしい食事を手際よく並べはじめる。
尾道もなみ:いろいろ思考していたが、(うわおいしそうだな…)が全てに勝つ。
ジャックローズ:白米、味噌汁、卵焼き、お浸し……旅館の朝食のようなメニューだ。
ジャックローズ:最後に焼いた鮭を置いて、緑茶を注ぐ。
尾道もなみ:「おお……」
ジャックローズ:「召し上がれ」にこにこと微笑む。可愛らしい少女の顔をしている。
尾道もなみ:「いただきます」素直に手をあわせ、たべはじめる。味噌汁から。
尾道もなみ:「……おいしい」唸るように言う。
ジャックローズ:「良かった。気に入ってくれるかどうか、緊張していましたので」
尾道もなみ:次々と手を付け食べている。「どれもおいしい……」
尾道もなみ:「え、てか、ねえ、なぜ」
ジャックローズ:「はい」
尾道もなみ:「なぜ朝ごはんを…?」
ジャックローズ:「喜んでくれるかと思って」
尾道もなみ:「はい、喜んでるけどぉ…」鮭を飲み込んで。
ジャックローズ:「うふふ」にこにこしている。「あまり無粋なことは言いたくないんですけどね」
ジャックローズ:「今回、ご迷惑をおかけしたので。見逃してもらいましたし」
尾道もなみ:「……まあ、今回の事件は、うちの課に関係する範囲ではなかったけど」
尾道もなみ:「それはあたしの選択であって、あたしの責任だと思うけどねえ。でもおいしいです」お浸し。
尾道もなみ:「なに、迷惑かけたら家事やってくれるの…もうそういうバイトであたしに雇われてほしい…」卵焼き。
ジャックローズ:「僕、高いですよ」
尾道もなみ:「だろうね。さすがに宝石レベルは出せんわ」
ジャックローズ:「虹の軌跡、欲しかったなー」
尾道もなみ:お茶。なんかお茶もうまく淹れてるのかおいしい。
尾道もなみ:「それさあ、訊こうと思ってたんだけど」
ジャックローズ:キッチンで勝手に使った調理器具の片付けも始めている。
ジャックローズ:「なんでしょう」
尾道もなみ:「今回のあんたの意図はどこまでだったのかなあってね」
尾道もなみ:「王女様の救出だって、あんたはわざわざ危険を冒してまでやるつもりだったわけでしょー。そのへんの経緯と理由を」
ジャックローズ:「うーん、失敗談を話すのはカッコ悪いので、あまりしたくないのですが」
尾道もなみ:「食後のデザートにいただきたいところだねえ」
ジャックローズ:「尾道さんのご注文であれば、しかたない」
ジャックローズ:「僕は虹の軌跡を追ってオルランド王国に行き、そこでブルーシアの動向を知りました」
ジャックローズ:「彼らとリッカルドが手を組み、何かをしようとしている…」
ジャックローズ:「…虹の軌跡って、意味ありげな曰くがあったでしょう。だから、虹の軌跡に何かを仕込んだのだろうと予想したんですよね」
尾道もなみ:「ああ、あたしもそっちに気を取られてたね。あれはうまくやられた」
ジャックローズ:「そうなんです。まさかネックレスの方に仕込みがあったとは…」やれやれと肩をすくめる。
ジャックローズ:「…外交パーティの時は、どっちでも良かった」
ジャックローズ:「僕が盗めても、あなた方がそれを阻止できても。どっちでも」
ジャックローズ:「盗めたならそれはそれで話は終わりだと思っていたし、阻止されたら、それはそれ」
ジャックローズ:「警戒が緩んだタイミングを狙って、王女を連れ出せばハッピーエンドです」
尾道もなみ:「だからあの時点ではあたしたちに情報を絞ったわけね」
ジャックローズ:「あの場は彼らの拠点でもありますし」
ジャックローズ:「まあ、警戒するに越したことはないかなぁと」
尾道もなみ:「ネックレスの仕込みは、見るまで気づかなかったわけか。まあ、あれはしゃーないねえ」
ジャックローズ:「普段、R案件を追いかけすぎているのが、今回はむしろ邪魔をしましたね」
ジャックローズ:「…だから、まあ」
ジャックローズ:「あれは痛かったなぁ。一人でやらなくても良かったんじゃないのって…」
尾道もなみ:「そんなこと言ったっけねえ。ああ、言ったか…だってそりゃあ」
尾道もなみ:「あたしからすれば、そうだよ。一人で仕事することない身としてはね」
ジャックローズ:「羨ましい。僕とも一緒に仕事しません?」
尾道もなみ:「そりゃあこっちのセリフだっつの」
尾道もなみ:「……ま、あんたの濡れネズミでしくった姿を見るのは悪くなかったねえ」
ジャックローズ:「やだなあ、しばらくいじめられそう」
ジャックローズ:「早く、もっと格好良いとこ見せて忘れさせなくっちゃ」
尾道もなみ:「なはー、可愛げがあるほうがウケるんじゃないの。アイくんだってダンスでうろたえてたのが高評価だったし」
ジャックローズ:「僕はそういう評価は求めていないんですけど…」
ジャックローズ:「ダンスがしたいなら」いつの間にか近くに寄ってきて、テーブルに手をついて微笑む。
ジャックローズ:「いつでもエスコートしますよ?」
尾道もなみ:「……」こいつ自分の今のサイズ感わかってんのかな?と言わないよう留める。
尾道もなみ:「……現場でいつも踊らされてるからね」
尾道もなみ:「あんたには」デコピンしてみる。
ジャックローズ:「あいた」デコピンされる。
尾道もなみ:「おわ、皮膚じゃん。どうなってんだこの変装」
尾道もなみ:「これがエグザイルシンドローム……?」
ジャックローズ:「攻撃してからそんなところで驚くのやめてくれます…?」
ジャックローズ:「企業秘密ですが…」
ジャックローズ:額を擦って、トコトコとベランダの方へ歩く。
尾道もなみ:「前から気になってたし…」
ジャックローズ:「でも、なんだかんだ言って、楽しんでるでしょ」
ジャックローズ:「僕と踊るの」
ジャックローズ:ベランダに続くドアを開け、入り込む風にカーテンをなびかせる。
尾道もなみ:「そうかもね、って言ったところで」最後のお茶をすする。日差しがまぶしい。
尾道もなみ:「ダンスを切り上げるのはあんたの自由なんだから、フェアじゃあないでしょ」
ジャックローズ:「………ははは!」
尾道もなみ:笑う。「いずれはあたしの手で踊ってもらわないとね」
ジャックローズ:「そうそう。その目」欄干に腰かける。「その目が好き」
ジャックローズ:「じゃあ、君がこの舞踏会を終わりにする日まで」
GM:逆光を浴びて、少女の姿が変化する。シルクハットを被った気取った青年の姿。
ジャックローズ:「僕に飽きさせないでいてね」
ジャックローズ:背中から落ちるようにして、マンションのベランダから落下する。
尾道もなみ:「……答えを聞いてからいけよな~」しばしそちらを見て、立ち上がる。
尾道もなみ:窓を閉める。陽気が心地いい。
尾道もなみ:(少なくとも、あたしがこの仕事に飽きるのはとうぶん先だろうね)
尾道もなみ:伸びをする。欠伸が出る。
尾道もなみ:「……お腹いっぱいだし、もういっちょ寝るかあ」
GM:シーン終了。
◆Ending◆君臣アイ&羽鳥七海
GM:次は君臣くんと羽鳥さんのEDです。
羽鳥七海:王女に関する事件の、後処理を終えて、少し経ったころ。
羽鳥七海:「……一年ぶりでも、覚えているものですね」
羽鳥七海:古めかしい旧家の門の前に立つ。表札には『君臣』と。
羽鳥七海:「……」インターホンに指を伸ばして、少し止まり。
羽鳥七海:「…………」 おちつかない仕草で、手鏡を取り出して、髪を手櫛で何度かとかす。
羽鳥七海:「……はっ」 はっとなる。ふるふると軽く頭を振って、
羽鳥七海:インターホンを押す。
君臣アイ:『はい』インターホンのマイクから、ノイズ混じりの声。
羽鳥七海:「あっ」 「は、羽鳥と申しますです。君臣アイさんは御在宅でしょうか」
君臣アイ:『……あ、羽鳥さんですか。ようこそ。本人です。今出ますね』
君臣アイ:プツ、と通話の切れる音の後。しばらくして門の向こうから人の気配がする。
君臣アイ:カコカコと独特な靴音の後、門の錠が外れる音。
羽鳥七海:「……、……」
羽鳥七海:何をやっているんだと軽く自己嫌悪している。
君臣アイ:古めかしい音とともに門が開かれる。
羽鳥七海:「あ、……こんにちわ」
君臣アイ:「こんにちは、羽鳥さん。ようこそいらっしゃってくださいました。」
君臣アイ:金の髪に青の瞳。普段の制服ではなく、深い緑色の和服姿で貴方を出迎える。
羽鳥七海:「――――、……」
君臣アイ:髪の毛は心なししっとりと塗れている。
君臣アイ:「すみません、先程まで陸上の練習もしていたもので。あ、上がってください」
羽鳥七海:「……。」 軽く言葉を失っている。
君臣アイ:「………羽鳥さん?」その様子に少し顔を覗き込む。
羽鳥七海:「あ、はい! おじゃまします……っ」
君臣アイ:「あぁ、はい。どうぞ。」
羽鳥七海:「いえ、ごめんなさい。服、そうなんですね……」
君臣アイ:門の内に招き入れ、古めかしい錠を掛けた後に敷地に招く。
君臣アイ:「これですか?」袂を少し弄る。
羽鳥七海:今回、彼の家を訪れたのは、勿論……UGNの案件である。
君臣アイ:「ははは、こういう家なもので、幼い頃から。実はこっちのほうが楽な感じなんです」
羽鳥七海:「そ、そうなんですね。少し意外でしたけど、しっくりくるから不思議ですね」
羽鳥七海:勿論。当然。お仕事である。
君臣アイ:「そう言ってもらえると嬉しいです」はは、と湯上がりで血色の良い頬を緩ませる。
羽鳥七海:「そう。任務、任務……」 自分に言い聞かせるように。小声で
君臣アイ:「お茶の一つもお出ししたほうが……と思いますけど、先に要件を済ませてしまいましょうか」
君臣アイ:「蔵ですよね、こちらです」
羽鳥七海:「お構いなくです! はい……!」
羽鳥七海:きっかけは、今回の事件だ。
羽鳥七海:かつて君臣アイが覚醒した時、主に調査したのは、彼の持つ形見の宝石だけだった。
羽鳥七海:その性質はおおよそ明かされ、アイ自身、既に使いこなしている。
羽鳥七海:だが、今回の核が『虹の軌跡』ではなくネックレスにあったように……その保管状況、倉庫、周辺物品までの調査は行わなかった。
羽鳥七海:ほとんど危険はないと思われるが、念には念を入れ、今回改めてその確認を行うという話になったのである。
君臣アイ:「あれから、遺産以外の他の物品は手が回ってませんからね。今回の件もありましたし」
君臣アイ:敷地の一角、瓦屋根の古めかしい蔵の錠を回して、内部に光を入れる。
君臣アイ:「僕もエージェントの仕事とかありますし。一人ではどうにも手が回らなくて。」
君臣アイ:「だから今回は手伝って頂けて助かります」
君臣アイ:光に照らされた埃に少しむせながら、窓を開けてまずは換気。大小様々に雑多な器具の数々が収められている。
羽鳥七海:「いえ。とはいえ、君臣さんがオーヴァードになってこの一年、何もなかったわけですから」
羽鳥七海:「よっぽど問題はないかと思います。だから二人での確認なわけですし」
羽鳥七海:用意してきたマスクと手袋をつける。
君臣アイ:「おぉ、準備が良い…」マスクと手袋に感心。こちらも置いてあった軍手をつける。
君臣アイ:「ほんとは僕一人で進めても良いんですが……いかんせん、知識が薄いもので」
君臣アイ:「頼らせて頂きます。羽鳥さん」
羽鳥七海:「R物品はともかく、単純な貴重品はあると思いますから……」
羽鳥七海:「お構いなく。普段はむしろ、こういう裏方仕事の方が多いくらいですから」
君臣アイ:中身の虫干しを兼ねるということで、すでに外にはブルーシートなども敷いている。
君臣アイ:「そうなんですか?」
君臣アイ:「戦闘員なのかと、てっきり。……ああいえ、1年前も聞きましたっけ…?」
君臣アイ:首をひねりながら、手頃なものから目録をつけて整理を始めている。
羽鳥七海:「どうだったでしょう。羽鳥家は、そういう家系なんです」
羽鳥七海:「私は珍しく、戦闘寄りの力を得ていますけど。こういう方が性にあってますから」
君臣アイ:「そういう家系?」確か、言葉の端々では聞いてたが、詳しく聞いたことなかったな。と。
君臣アイ:「なるほど……羽鳥さんの家の人達も、UGN関連というか、オーヴァードの方々なんですね」
羽鳥七海:「郎党揃って平エージェントの家系です」
君臣アイ:「それは凄い」
羽鳥七海:「もとは、UGN発足時にその母体になった企業の一つ……の下請けの下請けをたまたまやってた家系なんですけど」
羽鳥七海:「揃ってそこそこのレネゲイド適性があったようで。今はあちこち散らばって活動しています」
君臣アイ:「そうだったんですね……」
君臣アイ:「そのあちこち散らばっての活動の一つが1年前で、僕のときだったと。」
君臣アイ:「しかしまぁ、そうなると親戚で集まるのも大変そう……いや、むしろ仕事で集まるんですかね?」
羽鳥七海:「そうですね。この一年も、似たようなことの繰り返しです」
羽鳥七海:「すれ違ったら情報交換くらいですかね。数が多いだけで、こうやって本家みたいなものがあるわけでもないので」
羽鳥七海:「だから、今回の任務は本当に肝が冷えました……」
羽鳥七海:「転校生ならともかく、流石に一国の王女の影武者は、二度はできません」
君臣アイ:「あぁ………それは、確かに」苦笑しつつ、どこかの国の民芸品の収まった箱などを運ぶ。
羽鳥七海:運んでは、並べられた物品を、一つ一つ見聞していく。器物使いの力と、いくつかのレネゲイドチェッカー。
君臣アイ:「なかなか、無い経験でしょうね。……となると」
君臣アイ:「ドレス姿の羽鳥さんを見れたのは運が良かったみたいですね、僕」
羽鳥七海:「っ……」
羽鳥七海:「もう。別に、見て得のあるものでもないですからねっ」
羽鳥七海:「君臣さんは、この一年どうでしたか」
羽鳥七海:「エージェント業はもちろんですけど……受験生でしょう?」
君臣アイ:「得はしたと思いますよ。大変お綺麗でしたし」
君臣アイ:「と、そうですね。勉学に部活、それにエージェントですから」
君臣アイ:「いろいろ考えて大学には行くつもりです。……そのために、勉学を優先させて頂いたこともありますが」
羽鳥七海:大変お綺麗でしたし。
羽鳥七海:目を逸らす。
君臣アイ:「なかなか要領が良くないもので。うん、身体を動かしている方が楽なのも考えものですね」
君臣アイ:照れたように頬をかく。エージェントとして大変そうな羽鳥さんの前で言うのは若干恥ずかしい。
羽鳥七海:「そうですね。選択肢を増やすのは大切なことです」
羽鳥七海:「オーヴァードが皆UGNや関連組織に所属しなければいけないわけでもありませんから」
羽鳥七海:「頑張ってください。応援していますよ。君臣先輩」
君臣アイ:「むっ……」
君臣アイ:1年前の出会いと、その後のエージェントとしての活動。
君臣アイ:その中で、目の前の少女は『年下』だということをたまに忘れがちになる。
君臣アイ:「……羽鳥さんに言われると、ムズムズしますね、それ」
君臣アイ:「後輩が優秀だと、こう。つい見栄を張りたくなる性分なもので」
君臣アイ:先輩、の慣れない響きにどうにも口周りが早くなる。
羽鳥七海:「そうですね。私も割と、……感覚変わりますね」
羽鳥七海:自分で言っておいて。目の前の相手が、不安定な覚醒直後のオーヴァードではなく。
羽鳥七海:エージェントになった、
羽鳥七海:…………「と、とにかくさっさと終わらせちゃいましょう」
君臣アイ:「そ、そうですね」
羽鳥七海:少し早口で、奥の方にある葛箱の山に手を伸ばす。
君臣アイ:照れたように荷物を動かして、振り向いた時。
羽鳥七海:ばき
君臣アイ:ある種の既視感。それは例えば、目の前の少女と初めてであった時のような。
君臣アイ:あのときは確か、カラーコーン。
羽鳥七海:「?」
羽鳥七海:老朽化。何かの拍子か、重量の変化か。直接触れていない、上の棚から異音。
君臣アイ:身長の差、あるいは頭上の死角で、崩れそうになっている箱をこちらが気付く
君臣アイ:その荷物がこぼれ落ちる前に。
君臣アイ:「───羽鳥っ!」
羽鳥七海:気付いて見上げたそのときには、高く積まれた葛箱ごと、大きな荷物が落ちてきて--
君臣アイ:タンッ、と踏み切った足でその体をかっさらい、落下点から転ぶように退避させる。
羽鳥七海:「きゃっ!」
君臣アイ:一瞬後、足を風圧が掠めるように雪崩の音がして。
羽鳥七海:背中から、倒れ込む。遅れて、雪崩の音。
君臣アイ:ドン、と身体の側面に重力の圧を感じる。
羽鳥七海:自分に覆い被さった身体に、重たい物が何度か打ちつけられる音が。
羽鳥七海:「アイさんっ!?」
君臣アイ:軽いものから四角いものから、千差万別に背中を殴打。それが収まる頃……
君臣アイ:「痛っ……く、ない。訓練に比べれば。うん。」
君臣アイ:つむっていた目を薄く開く。
羽鳥七海:「ご、……っごめんなさ、……」
君臣アイ:押し倒すような体制で、こちらを見上げている羽鳥さんの姿。
君臣アイ:「怪我は。」
羽鳥七海:フラッシュバックする、一年前の情景。
君臣アイ:「怪我はありませんか?」
羽鳥七海:「い、いえ。大丈夫で……」
君臣アイ:言う途中で、そういえば一年前も同じ言葉だった、と思い出す。
君臣アイ:「………ふふ」つい、笑ってしまう。
羽鳥七海:ぎゅ、と肩を掴む。目元が僅かに潤む。
君臣アイ:「……? 羽鳥さん?やっぱり、どこか痛い所が?」
羽鳥七海:「ちが、ちがいますっ」
羽鳥七海:「ごめんなさい、……思い出してて。最初から、助けてもらってばかり、で」
羽鳥七海:あの時の少年が、今やエージェントしても頼れる年上の青年になった。
羽鳥七海:そうじゃない。とんだ思い違いだ。最初の、出会いの時から、自分は彼を守れず、彼に助けられていたのに。
君臣アイ:「あぁ。」
君臣アイ:「僕も、同じことを考えていました。出会ったときのこと。」
君臣アイ:「最も、あのときは僕の過失でしたが」
君臣アイ:「………あ、いや、今回もかな……」蔵の持ち主はこっちなわけだし。
羽鳥七海:ごく至近距離で、夕陽を背負う青年の、蒼い瞳を見返す。
羽鳥七海:「そんなこと……ないとは、言いませんけど」
君臣アイ:「あはは、手厳しい」
羽鳥七海:「君臣さん、なんでもできるのに、いつも身を呈して、私を助けるんですから」
羽鳥七海:ダンスの時もそう。賞賛を求める遺産を持ちながら、自分の出来ないことに限って、それを厭わず助けようとしてくれる。
羽鳥七海:「……勘違いさせても、私、知りませんからね」
羽鳥七海:「誰にでも、君臣さんは優しいくて、格好良いんですから」
君臣アイ:「…………そう見えます?」
君臣アイ:きょとん、と。ついこぼれてしまったように、純粋に不思議そうな顔で。
羽鳥七海:「……え」
君臣アイ:「過分な評価を頂けて、すごく嬉しいですけど。せっかくなので一つ、訂正しておきます」
君臣アイ:ふふ、と笑って。
羽鳥七海:その笑顔一つで、鼓動が跳ねる。どくん、どくんと。
君臣アイ:「なんでもできるだなんて、そんなことありませんよ。僕には出来ないことだらけです」
君臣アイ:「知ってますか。遺産なんてなくたって、僕は昔からすっごく褒められたがりで」
君臣アイ:「だから出来ないことを出来るように、頑張りました。だから、」
君臣アイ:いまのいざこざで、少し汚れてしまった羽鳥さんの頬の汚れを拭う。
君臣アイ:「………頑張ってる人がどれだけ凄いか。身を以て知ってるんです」
羽鳥七海:「っ、~~」 触れられて、目を瞑ってしまう
羽鳥七海:「君臣さ、ぁ」
君臣アイ:「羽鳥さん」
羽鳥七海:「そう……そう、です。よね。いえその、あなたの努力を、かろんじるつもりはなくて」
羽鳥七海:「もちろんがんばってきたことはわかるんです、あの、その、その、その」
君臣アイ:「僕はなんでもは出来ないし。だから、頑張ってる人が、それがどんなに凄いことかを知ってるから」
羽鳥七海:声が響く。顔が近い。
君臣アイ:「優しくするのも、カッコつけてみたいのも。もちろん、身を挺してしまうのも」
君臣アイ:「頑張る人のためだから、やりたいんです。褒めてあげたいんです」
君臣アイ:例えば。任務の転入先で、友人の不要な手伝いをしてしまうような。
君臣アイ:休みの日に、こんな後輩の作業を手伝って奔走してくれるような。
君臣アイ:そんな頑張り屋さんのために。
君臣アイ:「だから、誰でもっていうのは勘違いですよ。羽鳥さん。」
羽鳥七海:「ぇ、ぁ、ぅ……」 よくわからない言葉を漏らしている。
君臣アイ:「そりゃ、最初は出会い頭の善意だったかもしれないですけど。」
君臣アイ:「僕が貴方に何かをしたいと思うのは」
君臣アイ:汚れを拭うために近づけた手で、緩やかに指を髪に通す。
君臣アイ:頭を撫でるように。
羽鳥七海:「…………!」
羽鳥七海:「だ、だめですっ」
君臣アイ:「……君がいつも頑張ってるから。それを褒めてあげたいってだけだよ。羽鳥」
羽鳥七海:必死に顔を傾けて、横を向く。髪が崩れて、真っ赤な耳が露わになる。
君臣アイ:その時だけ、年上が年下を褒めるように。
羽鳥七海:「うあ」
羽鳥七海:「わか、わかりましたっ、わかりましたからぁ」
君臣アイ:「……って、おわっ。」「……流石に調子乗りすぎましたかね。すみません」
羽鳥七海:「そんな、きゅうに、褒められたらっ」
羽鳥七海:「ふだん、意識しあいでいるのに……わたしこんな、ぼろぼろの、だめになっちゃいますから」
羽鳥七海:「だめになります、………… に、なっちゃいますから……」
君臣アイ:「えーっと……うん、はい」
羽鳥七海:顔を覆う。
羽鳥七海:「きみおみさんは……その、どりょくとか、がんばりを、やめろとは言わないんですけど……」
君臣アイ:「はい。」かしこまる。
羽鳥七海:「おんなのこの、みみもとでしゃべるのは、ぜったいきんししてください……」
羽鳥七海:ふにゃふにゃと身を起こす。
君臣アイ:「………え?」戸惑い「あ、えーっと。はい、善処します。」
君臣アイ:「というかこの姿勢で長々と話すものじゃないですね。背中とか服、大丈夫ですか?」
君臣アイ:ゆるゆると助け起こす。
羽鳥七海:「あなたにとって、本当に大事な女性ができたときだけにしてください」
君臣アイ:「大切な女性、ですか」
羽鳥七海:へろへろと立ち上がり、倉の壁際に。
羽鳥七海:「はあ……心臓に悪い……リザレクトしそう……」
君臣アイ:「そうですね。僕にとっての大切な女性が出来た時に……」
君臣アイ:こちらも立ち上がりつつ、着ていた服の乱れを直す。
君臣アイ:背中側はわからないが、後で確認すればよいだろう。
君臣アイ:「………………………今更、なんですけど」
君臣アイ:「羽鳥さんにはいらっしゃるんですか?」
君臣アイ:「その、大切な相手。など」
羽鳥七海:「いませんけどっ」
羽鳥七海:(今まさにいそうになっているんですけども……)
君臣アイ:「そうですか」
君臣アイ:「……………そうですか。」
羽鳥七海:「その深い理解は一体なんですかっ」
君臣アイ:「いえ、特に深い意味は。特に、ほんと。」
羽鳥七海:「………………、」
羽鳥七海:ふっと思い浮かんだ考えを、慌てて消す。
君臣アイ:「まぁ、言っていただいたとおり、わざわざ耳元とか、そんな距離で話すのは大切な相手にだけ……ですよね。わかってます」
君臣アイ:裾の汚れなどをパンパンと落とす。
君臣アイ:「だから、」
君臣アイ:ス、と顔を近づけて
羽鳥七海:「わかってくれたならよろしいです、はい」
君臣アイ:「許してくださいね?」ささやく。
羽鳥七海:「…………、~~~~~~~っ」
羽鳥七海:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
羽鳥七海:「………………はぃ…………」
羽鳥七海:緩む口角を必死に抑えつけながら。
羽鳥七海:振り向いて、小さく、ほんとうに小さな声で。
羽鳥七海:「……許します。私も」 通り過ぎざまアイさんの耳元に小さく返す。
羽鳥七海:それだけが、本当に精一杯だった。
GM:シーン終了。
羽鳥七海:ありがとうございました 死んだ
君臣アイ:ありがとうございました。 よかった
◆Masterscine◆
GM:東欧にある小国・オルランド王国。
GM:世界的に希少な鉱物が唯一発掘されることで知られ、
GM:豊かな富と自然、そして歴史ある景観を持つ王政国家。
パトリシア王女:「まあ、ご覧になって、ここ」
パトリシア王女:椅子に座り、日本への外交に関する記事が載った新聞を掲げている。
パトリシア王女:「『甘やかで、愛に溢れたロマンスを夢見ることもあると王女は語り』…──まあまあ」
パトリシア王女:「ずいぶん情熱的なのね、七海ったら」頬を染める。
パトリシア王女:「二人が、聞くまでもないと仰ってた理由が分かりました。でも、あれからどうなったのかしら?」
GM:その様子に、目の前に座る男が呆れたような視線を向ける。
リッカルド伯爵:「そんなことを話に来たわけでもないでしょうに」
パトリシア王女:「あら」悪戯っぽく笑う。「いえ、そんなことがあるのです」
パトリシア王女:「色々な話をしに来たの。ねえ、思いつくまま、あなたの本音も、わたくしの本音も教え合いましょう」
パトリシア王女:「国の在るべき姿の話でも、好きな食べ物の話、映画の話…なんでも、どれからでも良いのです」
リッカルド伯爵:「………」
パトリシア王女:「わたくしが嫌いでも良いのです。どこが嫌いかを仰っていただくだけでも………」
リッカルド伯爵:「…パトリシア王女」
パトリシア王女:「………はい」
リッカルド伯爵:「……」溜息をつく。「質問をひとつ」
リッカルド伯爵:「『虹の軌跡』には、逸話があるでしょう。勇者が使えば、国の争いを鎮める虹の橋を生み出すことができるんだと」
リッカルド伯爵:「…あの宝石からはレネゲイドは感知されていません。歴史的・科学的見地から言っても、そんなバカげた童話の実証はほぼ不可能と結論が出ています」
リッカルド伯爵:「それでも、あなたはその話を信じると言うのです?」
パトリシア王女:「ええ」即答する。
パトリシア王女:「わたくしはあの日、船まで届く虹の橋を見ました。わたくしを好いてくださった方が、あなたを信じ、あなたまで救ってくれた」
パトリシア王女:「それを奇跡と言わずして、何と言いましょう」
パトリシア王女:「この宝石は確かに、人の絆が運命を変える瞬間を見届けていたのです」
パトリシア王女:「だから、わたくしは、宝石にまつわる逸話も全て真実であると、信じますわ」
リッカルド伯爵:「……………」
パトリシア王女:「あなたはどう?リッカルド」
リッカルド伯爵:「………ばかばかしいことに」
リッカルド伯爵:「私もですよ」
ダブルクロス The 3rd Edition
『碧い鳥は虹の彼方で鐘を鳴らす』
Happy End.
◆After◆
GM:経験点を配布します。
GM:まずはDロイス/Eロイス
GM:
【虹の軌跡】Eロイス《潜伏憎悪》*2、《地獄の季節》*2、
《ファイトクラブ》*2、《衝動侵蝕》
GM:【リッカルド伯爵】Dロイス《工作員》
GM:【執事"レオン"】Dロイス《不死者》
GM:【侍女"鉄葉"】Dロイス《強化兵》
GM:
GM:計10点
GM:
GM:・セッションに最後まで参加した
GM:1点
GM:・シナリオの目的を達成した
GM:羽鳥さんだから8点!
・最終侵蝕率 君臣くん 5点
羽鳥さん 3点
丸藤くん 3点
尾道さん 3点
GM:・よいロールをした
GM:・他のプレイヤーを助けような発言や行動を行った
GM:・セッションの進行を助けた
GM:・場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った
GM:各1点につき計4点
GM:
GM:合計は~~~?
【合計】
君臣くん 28点
羽鳥さん 26点
丸藤くん 26点
尾道さん 26点
GM={(28+26+26+26)÷3}+1=36点
GM:こちら!みんな大切にしてチンして食べてね
丸藤透子:やったー!
尾道もなみ:宝箱に仕舞いましょう
君臣アイ:わ~い。大切にします
羽鳥七海:左右アクリオプテラファラックスも美味い美味いと言っています
GM:良かった~
GM:では、「ダブルクロス The 3rd Edition 『碧い鳥は虹の彼方で鐘を鳴らす』」
GM:全行程終了です!
GM:お疲れ様でした~!
君臣アイ:お疲れさまでした~!
尾道もなみ:みんなありがとー!(ステージ)
丸藤透子:お疲れ様でした!
羽鳥七海:ありがとうございました~!