『クノッソスは海を往く』(GM:しんごろ)
PC1:君臣ユウ(
キャラシート
)PL:缶詰
PC2:真堂光磨(
キャラシート
)PL:Exst
PC3:虹咲奏(
キャラシート
)PL:優水
PC4:速水やどり(
キャラシート
)PL:紅井寿甘
本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.
メインログ|雑談ログ
目次
Preplay
トレーラー
豪華客船で行われるEXレネゲイドのオークション
そこでは、時に世界の命運を左右しかねない希少品が取引されるのだという
であるなら、数多のオーヴァードたちが集うのは、その予感を嗅ぎつけてのことか
監視のため乗船していたUGNは、万が一に備え応援を呼び寄せたが──
一瞬にして迷宮へと組み替えられる船
暗躍するオーヴァードたち
脱出への活路は、果たして──
Double Cross The 3rd Edition 『クノッソスは海を往く』
ダブルクロス──それは、裏切りを意味する言葉
GM:それではPCの自己紹介に移りましょう。ユウくん、光磨くん、虹咲支部長、やどりちゃんの順で!
GM:まずこちらでシートを貼っていきます
GM:
GM:"雪崩れる虹"君臣ユウ
GM:キャラシート
GM:ユウくん、お願いします!
君臣ユウ:はーい
君臣ユウ:「コードは《雪崩れる虹》。君臣ユウ………ええと。気軽に、ユウくん、とでも呼んでくれ。」
君臣ユウ:君臣ユウ(きみおみ・─)、チルドレンとして第9支部に所属する中学生。
君臣ユウ:実家はレネゲイドアイテムを扱う古い魔術師の家系、……でしたが、数世代前に当主が発狂(ジャーム化)し、討伐。
君臣ユウ:その際に情報が失伝・散逸し、今では普通の一般家庭で育ちました。
君臣ユウ:オーヴァードに覚醒後は実家の蔵や虫食いの資料で勉強し、UGNにチルドレンとして在籍しています。
君臣ユウ:第9支部に所属し、今では年下ながら組織を円満に回せる支部長や副支部長の社交性には憧れつつ、新米として頑張ってます
君臣ユウ:新米?新米かなぁ…もう何年も経った気がする
君臣ユウ:人付き合いを円満にする話術が苦手なのと未熟さから、女性に対してちょっとドギマギしちゃうお年頃。副支部長のイタズラとか心臓に悪いです。
君臣ユウ:シンドロームはエグザイル/ブラックドック。
君臣ユウ:自分の体を変形させるのは苦手な代わりに、触れたものを変形させるのが得意
君臣ユウ:触れた空間を捻じ曲げて自分に攻撃を集めてカバーしたり、距離を捻じ曲げて遠くの敵に拳を当てる徒手空拳スタイルです。
君臣ユウ:最新の情報で例えると呪術のうすらび。
君臣ユウ:データ的には骨の銃で火力を確保し、エフェクト無しの固定値射撃を行います。
君臣ユウ:ダイスは回らないので固定値を盛りました。イベイジョンぐらいは抜いていきたい。
君臣ユウ:FH環境では使えない最強エンブレム、「バディムーヴ」も取得しています!
君臣ユウ:イージーエフェクトは異形の歩みとセキュリティカット。色んなところを歩いたり電子機器をエイッてできる!
君臣ユウ:今回は護衛ということで防御型ユニットとして頑張ります!ウオー
君臣ユウ:よろしくおねがいします
GM:ありがとうございます!第9支部の若き盾……頼もしいぜ……!
GM:HOは2人のPCで共通なので、自己紹介を続けていきましょう
GM:
GM:"烈破剣"真堂 光磨
GM:キャラシート
GM:光磨くん、お願いします!
真堂光磨:はい
真堂光磨:「十二支部、“烈破剣(パイライト)”真堂光磨」
真堂光磨:「慣れることはきっとないけど。それが必要であるなら──振るうことは躊躇わない」
真堂光磨:N市UGN第十二支部所属。賢者の石の破片から産まれたRBであり、同支部長・真堂啓介の弟子。
真堂光磨:十二歳ごろの子供の形を取っており、人形めいた整った顔つきの少年。丁寧ですが冷たいとも取られかねない淡々とした様子を見せますが、よく知る人からは相応に生意気と評判。
真堂光磨:未だ世間知らずの部分はありますが。社会を学び一人の人間として在ること、そして生まれた自分を形作ってくれた街と人を守るため刃を握り、振るっています。
真堂光磨:今回はなんだか別の場所で落ち着かないかもしれない。でもこれも経験かな
真堂光磨:シンドロームはモルフェウス/ウロボロス。構成は《シャドーテンタクルス》ベースの遠距離白兵型。
真堂光磨:武器は編み上げた影鉄の長剣と、影の触手を利用した立体機動に組み合わせた真堂の兵法。
真堂光磨:影による刀身の延長を含めた抜刀術、複数同時攻撃などカウンターの師匠に対してゴリ押しの攻撃型です。
真堂光磨:祈りの造花を噛ませた《咎人の剣》スタイルで、基本的には純アタッカー。あまり使わないせいかお財布は厚い(ギャランティプラス)のでそこで少し頑張れるかもしれません。
真堂光磨:イージーは《まだらの紐》と《ウォーキングクローゼット》。後者はともかく前者は調査にも使いやすいか
真堂光磨:久しぶりだけど、どうかよろしくお願いします
GM:ありがとうございます!こちらは12支部の剣……しっかり働いてくるんだよ……(誰目線)
GM:ではお二人のハンドアウトはこちら!
キミたちは船上オークションに参加する第9支部副支部長の護衛として、豪華客船ポセイドン号に乗船している
カタログを手に下見会へと繰り出したキミたちだったが、そこには大勢のオーヴァードたちが集っていた
そして、彼ら彼女らの視線の先には、遺産にも匹敵する濃度のレネゲイドを帯びた品
3人では手に余ると判断したキミたちは、応援の派遣を求めることを決めたのだった
シナリオロイス:春日雪(N市第9支部副支部長)
春日 雪:ドーモ、シナリオロイスです
真堂光磨:よろしくね、雪ちゃん
君臣ユウ:ユキチャン!
君臣ユウ:よろしくね~
春日 雪:うふふっ……
GM:というわけで3人で先行潜入してもらいます。よろしくね!
GM:
GM:では続いて支部長組!
GM:"プロフェット・エイト"虹咲 奏
GM:キャラシート
GM:虹咲支部長、お願いします!
虹咲奏:はい!
虹咲奏:「N市、第一支部長を務めている。虹咲奏」
虹咲奏:「緊張しているな。ハーブティーとコーヒー、どちらがいい?」
虹咲奏:というわけでお馴染み、というか最近めちゃくちゃ動いてる虹咲支部長です。
虹咲奏:設定は主に大N市から継続で、傲慢な父の犠牲者、みたいな感じです。クソ実家!
虹咲奏:起源種を埋め込まれた実験で最愛の妻を自ら喰い殺している過去と、
虹咲奏:食事をする際は飢餓衝動に抗えず獣のようになってしまうので人前で食事を取らない、という現在があり
虹咲奏:そういう……ヘキです!
虹咲奏:現在はお茶を趣味にしつつ穏やかに時には厳しく、支部長を粛々と続けています。
虹咲奏:データ的にはショウタイムでソフトトーントをかけて自分にタゲを向かせ(範囲含む)
虹咲奏:竜鱗で攻撃を弾いちゃおうって構成です。ダイスデバフを盛ることでダメージ減少もやる。
虹咲奏:そこに起源種が乗ることでヤバいってわけよ
虹咲奏:イージーは盛り盛りで七色の直感、真昼の星、猟犬の鼻で人より早く知覚する、そのことからプロフェットの名を得ています。
虹咲奏:そんな感じかな!よろしくお願いします。
虹咲奏:チルドレンでも対等に接するがモットーです。
GM:こういう大人がいると子供は助かるのだなあ……そして安定の硬さ……!
GM:では続いて支部長組のもう一人へ!
GM:
GM:"リトル・ライト・ブルー"速水 やどり
GM:キャラシート
GM:というわけでやどりちゃん、どうぞ!
速水やどり:はい。
速水やどり:「当然です。外見こそ子供でも、支部長ですから」
速水やどり:"リトル・ライト・ブルー"速水やどり(はやみ・やどり)。
速水やどり:とあるUGN支部の支部長。11歳、小学5年生。
速水やどり:140cm足らずのちっちゃな双肩におっきな責任を背負って頑張ってます。
速水やどり:本人に戦闘力は一切ないのですが、
速水やどり:聴くと意識が冴えわたる不思議な声援で皆をサポートします。
速水やどり:性能はピュアノイマンでみんなにメジャー支援を撒くだけ。
速水やどり:性格はカタいと言っていいほど真面目ですが、ノリが悪いというわけではないようです。
速水やどり:趣味と特技は紅茶を入れること。好物はいちごを筆頭とした甘いもの。
速水やどり:今回はなにやら支部長同士の縁が深まりそう。
速水やどり:以上、どうかよろしくお願いします!!
GM:守りの鬼に続いて支援の鬼……!そう、今回はW支部長体制!
GM:ではそんな支部長お二人のハンドアウトはこちら!
豪華客船ポセイドン号で行われる船上オークション、そこへ潜入している第9支部副支部長から応援の求めがあった
当初の護衛の手配に関与したという第12支部長が応援人員として声をかけたのが、キミたち2人だった
場所が場所だけに、大っぴらに得物を持ち歩く者を送るわけにはいかない、その理屈はまあ分からないでもない
最上級機密に該当する品である可能性を鑑み、支部長級のオーヴァードを送り込むことにも、一理はある
だが、乗船するにあたってのカヴァーが親子連れというのは、何かの冗談だろうか
シナリオロイス:真堂啓介(N市第12支部支部長)
真堂 啓介:というわけで3人目の支部長です(?)
虹咲奏:啓介……
速水やどり:真堂さん……!
GM:そんなわけで二人には、父娘を装ってクルーズに参加してもらう……ぜ!
虹咲奏:……仕方あるまい
速水やどり:……親子かぁ……はい、頑張ります
GM:では改めて、この四人で遊んでいきましょう!よろしくおねがいします!
虹咲奏:よろしくおねがいします!
君臣ユウ:よろしくおねがいしまーす
真堂光磨:よろしくお願いします
速水やどり:よろしくお願いします!
◆Opening◆
GM:シーンPC:君臣ユウ、真堂光磨(他PCの登場不可)
GM:
GM:登場侵蝕をお願いします
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を1D10(→ 10)増加(42 → 52)
君臣ユウ:ぎゃぁ
GM:飛ばしてんねえ!!
真堂光磨:真堂光磨の侵蝕を1D10(→ 3)増加(38 → 41)
君臣ユウ:バク上げ戦隊!
GM:
GM:──さて、華時はまず、時をやや遡る
GM:それは国内某所、とある大きな港へと向かうリムジンの車内でのこと──
GM:
春日 雪:「まずは──動員に応えていただいてありがとうございます、ユウくん、光磨くん」
春日 雪:「特に光磨くんは、支部の枠を超えてのことなのに。ふふ、真堂支部長に相談した甲斐がありました」
GM:キミたちの対面、微笑みながらそう口にするのは、キミたちをここに呼び出した──呼び出して車に乗せた、が正しいが──張本人
君臣ユウ:「うん。俺は呼ばれたなら異存はない。気にしなくていいよ。……君は他の支部の人だっけ?」
真堂光磨:「雪ちゃんからの頼みなら断れないし。色々と助けてもらったこと、まだ返し切れてないから」元々自分がUGNに関わった切っ掛けは第九の支部長も巻き込んだ話で
真堂光磨:そこからワガママを通して12の末席に名を連ねることとなったわけだが……
真堂光磨:「──はじめまして。十二支部の真堂光磨です」問いかけに顔を向けて応える
君臣ユウ:「こちらは第九支部の君臣ユウだ。よろしく」
春日 雪:「ユウくんも、名前だけなら見覚えがあると思いますよ。と言っても、あの頃は光磨くんではありませんでしたが」
春日 雪:「ねえ、"パイライト"くん?」
君臣ユウ:「ユウくんとでも呼んでくれ。こっちはどう呼べば良い?」白手袋の手を差し出す。
GM:呼びかけた名は今のコードネームであり、かつての"名前"だ。第9支部の報告書や活動記録にも、その名は記されている
君臣ユウ:「"パイライト"。あぁ……」
真堂光磨:「そう呼ぶのも雪ちゃんくらいだね、やどりちゃんはどうかわからないけど」
君臣ユウ:「確かに。支部の資料で見た気がするな」
真堂光磨:「真面目なんだ、ユウお兄さんは」
真堂光磨:「ウチだと資料を見るより整理する方が先になるから、どうしても」
真堂光磨:「それと、呼び方は自由で大丈夫。……大体は光磨、と呼ばれてるからそっちがよければ」
真堂光磨:名字だけだとややこしい、というのはある
君臣ユウ:「お兄さん……」座高を比べつつ。ちょっと相手のほうが高い。(たしか、レネゲイドビーイングの出自だったか?)
君臣ユウ:(見た目だけでは判断してはいけないということだな)
君臣ユウ:「じゃあ、光磨くんで。」
君臣ユウ:「第九は、雪ちゃん……副支部長と支部長が内政派だからね。そのお陰かな」
君臣ユウ:「十二支部は武闘派と聞いている。期待してるよ」
真堂光磨:「よろしくお願いします」座った状態ではあるが、礼。その後に差し出された手を取り握手を交わす
君臣ユウ:ギュッ。
君臣ユウ:「というわけで、副支部長。動員の理由というのは?」
春日 雪:「ええ、では……まずはこれを見てください」
GM:手元のリモコンを操作すると、車内のモニターに光が灯る。映し出されるのは、大洋を進む大型客船の空撮映像だ
春日 雪:「ポセイドン号。主に太平洋を周遊するクルーズ船で……まあ、豪華客船と呼んでいい規模の船ですね」
君臣ユウ:「映画とかに出てくるやつだな」
君臣ユウ:「パーティとかするやつだ」スパイ物の作品を最近見た。
真堂光磨:わぁ。旅行の広告でしか見たことない存在にちょっと眼を大きくする
春日 雪:「パーティ、というのは当たらずとも遠からずですね。この船で行われているのは──」
春日 雪:「オークション、です。しかも取り扱うのは通常の品ではなく、レネゲイドに関連する物品に限られています」
君臣ユウ:「レネゲイドアイテムのオークション……?」
真堂光磨:「雪ちゃんがわざわざ出る必要があるのなら」
真堂光磨:「それだけ重要か、それだけの理由が必要な話ってことかな」
春日 雪:「ええ……といっても、どちらかと言えば用心のため、という話ではあります」
春日 雪:「元々、こういった類の催しには、各組織が人を潜り込ませているものです。UGNに限らず、ですが」
君臣ユウ:「レネゲイドに関するアイテムとか、ただでさえ取り扱いが難しいものな」
君臣ユウ:「なにか有った時に後手に回るのは困るか。」
真堂光磨:口をつぐんでいる。倉庫をひっくり返して出てきた品がいま左眼に嵌まってるとは言えない
GM:ええ、と頷く副支部長は、やや複雑そうな微笑みを浮かべている
君臣ユウ:無意識に手袋に包んだ手を開閉している。『蔵の中から出てきたレネゲイドアイテム』。
春日 雪:「……まあ、当番のようなものです。元々、私はその類のものの扱いには慣れていますから」
春日 雪:「……それにまあ、ええ。ここにいる3人とも、ね?」
GM:くすりと笑いながら、羽織った外套の裾をきゅっと握りしめる
君臣ユウ:「……なるほど」ちら、と外套を見つつ。
君臣ユウ:「この様子だと、光磨くんもレネゲイドアイテムに関連がある感じか。そういう選定基準?」
真堂光磨:三人、という言葉に隣の少年を見る。雪ちゃんが信用……いや信頼を置く上に、そういう人だということ
真堂光磨:「関連というなら、確かに。色々と」
春日 雪:「いえ、そうなったのは結果的に、です。場所柄、堂々と武器を持ち歩くわけにはいかないでしょう?」
春日 雪:「ですので、護衛として、第9支部からは武器を持たず、そして守りに長けたユウくんを。そして──」
君臣ユウ:「……それはそうだな」言われてみれば、と考えるように目線を泳がせる。
春日 雪:「第12支部──真堂支部長にお願いしたんです。条件に合う中で、あなたが最も信頼するエージェントをお借りしたい、と」
君臣ユウ:「それは、心強いな」支部長肝いりとは。
真堂光磨:「……」顎に手を当て思案するような素振り
真堂光磨:「責任、重たいね」
真堂光磨:「師匠はそういうこと、直接はあまり言わないし」
君臣ユウ:「でも、」チラ、とその顔を横目で見る。
君臣ユウ:「こういうとき、期待されると嬉しいよな。」
春日 雪:「ふふ、ではユウくんには、私からの期待を倍掛けでかけさせてもらいましょうか」
君臣ユウ:「え、う、おう」ハッとする。
君臣ユウ:「……別に催促したわけじゃないからね?」
真堂光磨:二人のやり取りに視線をそれぞれ向け。思考
君臣ユウ:言い訳するように目を逸らす。
真堂光磨:「信用……じゃないな。信頼してるんだ、ユウお兄さんのこと」
春日 雪:「ええ、愛していますとも」
GM:──何やら言葉通りではない、というか言葉以上のニュアンスがあったように聞こえたのは気のせいだろうか
君臣ユウ:「…………」むず痒げな顔
真堂光磨:「そっか」──あの頃の自分であれば気付かず。そして今の自分でも理解しきれるものではないが
君臣ユウ:ノーコメント。防御力は高いのだ。
真堂光磨:その意図をわずか知れるようになったのは進んできた在り方のお陰か
真堂光磨:「重たい?」
君臣ユウ:「いや」
君臣ユウ:「重さに関わらず、抱えたいとは思っている」
真堂光磨:「うん」なるほど
真堂光磨:「ぼくも似たような形をしている」だから上手くやれる、そう思いたい
真堂光磨:「──改めてよろしく、ユウお兄さん」
君臣ユウ:「あぁ、光磨くん」
君臣ユウ:「俺達、仲良くなれそうだ」
GM:──少年たちが視線と言葉を交わしながらも、車は港へと進んでゆく──
GM:──その後。潜入用として船のスタッフ制服が支給されたり(曰く「船の中で色々動くなら、その方が便利でしょう?」)
GM:どのようなルートとコネを駆使したものか、一等船室に居を構えた副支部長の専属スタッフとして慣れない業務に精を出したり
GM:その中でも、(実際便利だった)スタッフとしての立場を活かして情報収集をしたりで、船上での数日が過ぎ──
GM:──客船ポセイドン号、メインホール
GM:今宵、ここで行われるのは下見会。場に合わせて着飾った副支部長がキミたちに言うには──
春日 雪:「出展される品を直に見る数少ない機会です。落札を狙う者が、ここに顔を出さないはずがありません」
春日 雪:「ですので──ああ、やっぱり。ふたりとも、視線を向けずに周りを確認してください」
GM:──周囲に広く意識を向ければ、キミたちが船内で集めた情報通り──FHやギルド、ステイト・オブ・グレイス、果ては宇宙友愛協会まで──様々な組織のオーヴァードがここにいるのが分かるだろう
君臣ユウ:「───」背筋をぴんと伸ばし、シャツにベスト姿の乗務員服に身を包んでいる。
君臣ユウ:ベストには所属部署──お客さんに接する白──を表す色でラインがあしらわれている。
君臣ユウ:(なるほど……)
君臣ユウ:観葉植物やグラスの反射越しにそれらを確かめて、同じく光磨にも合図する。
GM:まあ、その中でも目立つ者はといえば──
春日 恭二:「…………」
GM:キミたちに気付いた素振りもなく、しかめっ面で品々を見て回る白スーツの男なのだが
真堂光磨:同じ装いのまま、視線は一点に。生憎と“見ていないのに見えている”ほどの業は備えていないが
真堂光磨:足元から伸びている影の幾つかが分岐し、他の影と混ざり合い。周囲を観察する
君臣ユウ:「……居るなぁ。堂々と」2人にだけ聞こえる声量で話す。
真堂光磨:「こういうところにいてもおかしくない人ではあるけど」
春日 雪:「ええ。幸い、こちらには気付いていないようですが……ひとまず、心配は無用でしょう」
春日 雪:「ここは無闇に暴れていい場所ではない。そのことは、ここにいる全員がよく分かっているはずですから」
GM:その言葉通り、ホールに漂う空気は剣呑なものだが、一触即発、というものではない
真堂光磨:「テキ屋さんの集まりの時みたい」例えが緩いが集っている人の顔はそんなものではなかった思い出がよみがえる
君臣ユウ:「? ああ、十二支部は神社だっけ。お祭りとかあるよな」
君臣ユウ:「ともあれ、問題が起きるまではお互い知らないフリ、というわけね」
春日 雪:「はい。……とはいえ、ここまでの面々が揃っているのは想定外ですが……」
GM:ひとまず静観、そう仮の結論を下しかけた時
GM:光磨くんが伸ばした影の感覚器、そこに"引っかかる"ものがある
GM:EXレネゲイド以上に濃い、レネゲイドの気配。それはある意味、キミに(そしてここにいる3人に)は慣れたものであって
GM:──つまり、遺産級のレネゲイドアイテム
真堂光磨:眼が細く鋭く。現れたものへ、意識が向けられる。突発的な脅威に体が危機感から対応する自動的な反応
真堂光磨:「二人とも。何かある」
春日 雪:「……光磨くん、方向は分かりますか?分かるなら案内と──ユウくんはカタログとの照合をお願いします」
君臣ユウ:「了解。」
真堂光磨:頷き、手で雪ちゃんに動きを促す。傍目スタッフがVIPを目当てのものへ案内するように
真堂光磨:「こちらに」
GM:ええ、と副支部長が頷くのを合図に、キミたちは会場の人込みをすり抜けながら進む
君臣ユウ:賓客の側に侍り、淀みない仕草でカタログと照合していく。
君臣ユウ:目的のものに辿り着く前に目立たぬよう、自然と誘導するように。
GM:──そうしてキミたちが辿り着いたのは、ひとつのショーケース
GM:両隣に立つ警備員──当然のように、彼らからも強いレネゲイドの気配がする──に守られるように、中に安置されているのは古びた壺
GM:カタログ、そしてケースにつけられたキャプションには、こう記されていた
春日 雪:「……クノッソスの壺。クレタ島からの出土品」
春日 雪:「本物なら、考古学的にも価値のある品ですが……ここに陳列されているということは、つまり」
春日 雪:「未知のEXレネゲイド、あるいはそれ以上の品、ということです」
君臣ユウ:「クレタ島というと、ギリシャの辺りだっけか」
君臣ユウ:「神話に関わりのある品……だったりするかもね」
春日 雪:「文字通りの「遺産」、ということもあり得ます。……どのようなものかは、カタログや見た目では分かりませんが……」
君臣ユウ:「うん。それこそ、刀とか剣とかなら分かりやすいんだけどね。壺か……」
君臣ユウ:「取り出す、保管する、あるいは溢れ出す。形状からはなんとでも言えるな」
真堂光磨:「しまいには壺から何かを撃ちだしてくるような場合もあるし……」
真堂光磨:「間違いなく危険ではあるけど、判断はまだ付けられないか」
春日 雪:「ええ。……本番まではまだ日がありますね。ふむ……」
春日 雪:「……念には念を、です。万が一のことがあれば、私たち3人で収拾をつけるのは難しいかもしれません」
春日 雪:「ユウくんと光磨くんの力を疑うわけではありません。私一人の無事であれば、2人でお釣りがくる程でしょう」
春日 雪:「ですが──ここは応援を呼ぶべきだと思います。それも、何かあった時に、意思決定と事態の収拾を任せられる人を」
君臣ユウ:「うん、バランスの問題だな。俺と光磨くん、それぞれ攻守は揃ってるとは思うけど……」
君臣ユウ:「事態が広がった時の意思決定が雪ちゃんだけだと、とっさの時の行動に困る、か」
君臣ユウ:「光磨くんもそれでいいか?」
真堂光磨:「うん。ここはいつものあの町でもない」
真堂光磨:「誰かが都合よく助けてくれるわけでもないからね。……ただ」
真堂光磨:「頼れる人として一人、察しはつくけど。それだけで済むかな」
春日 雪:「はい。……人選は、そうですね。こちらからもお願いしますが──」
春日 雪:「あの人にお任せしましょう。光磨くんについてそうしてもらったように」
GM:かくして、洋上に呼び寄せられることになるのは──
GM:シーンエンド、ロイスの取得のみ可能です
君臣ユウ:シナリオロイスの雪副支部長には不思議と既に取得していたので
君臣ユウ:光磨くんに取ります
君臣ユウ:「真堂光磨 ◯P信用/N遠慮」
真堂光磨:ユウお兄さんにまず取得を
真堂光磨:「〇尊敬/不安」で
君臣ユウ:いえい
GM:あーい、では改めてシーンエンド!
◆Opening◆
GM:シーンPC:虹咲奏、速水やどり(他PCの登場不可)
GM:
GM:登場侵蝕をお願いします
速水やどり:速水やどりの侵蝕を1D10(→ 1)増加(35 → 36)
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を1D10(→ 2)増加(33 → 35)
GM:登場侵蝕が上手い……
GM:──N市、駅近郊の図書館、その地下
GM:市内のUGN関係者にとっては「第一支部」と呼ばれるそこに、主を訪ねる来訪者たちがいた
GM:そのうち一人は──
真堂 啓介:「すまんな、突然訪ねて。これは土産だ、趣味ではないかもしれんが」
虹咲奏:「お前が突然でなかった時の方が珍しいと思うよ」
GM:その言葉を聞いて、風呂敷に包まれた円筒──神社近くの茶屋で取り扱っている、上等な煎茶──を卓上に差し出しながら、男は笑う
虹咲奏:「ああ、助かる。緑茶はどうにも不勉強でな。確実に良いものを出してもらえるのはありがたいものだ」
真堂 啓介:「紅茶に関しては、お前という専門家がいるからなあ。それに──」
真堂 啓介:「君も茶に関しては一家言あるのだろう、速水くん?」
GM:そうして、もう一人の訪問者──この男が、第一支部に集うよう連絡した少女へと声を投げる
虹咲奏:「専門家を名乗るには烏滸がましいさ」
速水やどり:「えぇ。私のものも、趣味の範疇ですので……」
速水やどり:「先日のお茶会でも使った茶葉を、私からも」
速水やどり:小奇麗に包装されたセイロンティーのそれを差し出す。
虹咲奏:「リタイア後は飲料専門の喫茶店でも開くか」
虹咲奏:そんな軽口を叩きつつ、丁寧に受け取る。
真堂 啓介:「ああ、それは良い。うちの部下たちに酒を取り上げられたらお邪魔しよう。……とまあ、では早速、奏の手前を拝見──といきたいところだが」
真堂 啓介:「すまん、今日の用件は贈答品の交換ではない」
速水やどり:「支部長3人集まって、親交を深めるだけだとは思っていませんでしたが」
速水やどり:「それなりに急を要するようですね。続けてください」
虹咲奏:頷いて、先を促す。
真堂 啓介:「ああ。先日、速水くんのところの副支部長──春日くんに頼まれて、護衛の人員を手配したのは聞いていると思う」
虹咲奏:「例のオークション船の件だな」
真堂 啓介:「俺としては、いい機会だから船旅を楽しんでこい、と送り出したんだが……ああ、そういえば」
真堂 啓介:「光磨が世話になった。その礼もいつかせねばと思っていたんだが」
GM:虹咲さんに、少し砕けた笑みを向ける
虹咲奏:「ああ、神城の……何」
虹咲奏:「成すべきことをしただけだ」
真堂 啓介:「速水くんもな。件の任務の報告の時、あいつは少し楽しそうだった。まあ、本人も気付いていないくらいの僅かな違いだが」
速水やどり:「いえ。……こちらこそ、私のお友達をありがとうございます、というお礼をまだ……それより、本題に戻りましょうか」
速水やどり:「それらは全て片付いた後で、ということで」
真堂 啓介:「ああ、すまん。……まあ、名前を出したから分かってもらえるとは思うが、第12から護衛として送り出したのは光磨だ」
真堂 啓介:「もう一人は、第9の君臣くんだったな。……その3人から、要請がひとつあった」
虹咲奏:「ああ、なるほど……そういえば、速水のところからも人員を出していたな」
虹咲奏:「君臣か。”トレイター”の件以来だが」
速水やどり:「よほどのことがない限り安心だと思っていましたが……まさか、『よほど』ですか」
真堂 啓介:「ああ、『よほど』だ。正しくは、それへの備えというところだが──」
GM:曰く──遺産級アイテムの可能性があるEXレネゲイドが出品されており、そのためか、各組織から多数のオーヴァードが乗船している
GM:万一の事態に備え、現場指揮、意思決定に長けた、かつ無手でも十全の能力を発揮できる者を応援として派遣してほしい──
真堂 啓介:「……とまあ、助けを求められているわけだ」
真堂 啓介:「多数のオーヴァード、の例としてこの男というのも、まあいつもの事といえばそうだが」
GM:苦笑いと共に卓上に差し出されるのは、隠し撮りらしき写真をプリントアウトしたもの。写っているのは、白スーツに髪はオールバック、そして眼鏡をかけた男
虹咲奏:「”ディアボロス”か。なるほど、手を焼く相手だ」
虹咲奏:「このレベルのオーヴァードが各組織から集まっている状況に遺産級アイテム」
虹咲奏:「何もなければそれで済む、が」
速水やどり:「何かあったとしたら、後に与える影響もまた凄まじいですね」
速水やどり:「応援要請自体は適切な判断だと思います」
真堂 啓介:「ああ。……でまあ、2人を集めてこの話をしている時点で、察してもらっているかもしれんが」
真堂 啓介:「奏。速水くん。きみたちに、この船──春日くんたちの所へ向かってほしい」
速水やどり:「……」頭の中で算盤を弾く。
速水やどり:戦力としては、やや防御・支援に偏っている気がしないでもないが……無手に見せかけて送る戦力、状況の収拾に特化するのであれば。
速水やどり:それになにより、我々にはあの真堂啓介が信を置いた「剣」が居る。
速水やどり:「お引き受けしましょう。もともと第九の副支部長の要請です」
虹咲奏:「元より」
虹咲奏:「力は貸す。緑茶相当の働きはできるだろう」
真堂 啓介:「助かるよ。茶の礼ということなら、これからは週一で届けねばならんかもしれんが」
真堂 啓介:「乗船の手配は春日くんの方でしたそうだ。ただ……」
真堂 啓介:「……実のところ、先にきみたちに打診するつもりだと春日くんには伝えてある。チケットの手配の都合もあるからな」
真堂 啓介:「で……丁度、ねじ込めそうな枠があった、んだが……」
GM:この男には珍しく、曖昧な──やや言い辛そうな口ぶりである
虹咲奏:「?どうした啓介」
速水やどり:「珍しいですね」竹を割ったような、そう言い表すのが相応しい人だと思っていたが。
真堂 啓介:「……見てもらった方が早いか。春日くんが手配したチケットが、これだ」
GM:ぱさりと卓上に置かれる、2枚のチケット。そこには偽造防止のためか、凝った書体で乗客の氏名が印字されている
GM:1枚の名義は、虹咲奏。そしてもう1枚には、こうあった
GM:虹咲やどり、と
真堂 啓介:「つまりまあ、なんだ。きみたちはあの船にいる間は」
真堂 啓介:「親子、ということになる」
虹咲奏:「………………」
虹咲奏:ものすごく複雑そうな表情を浮かべている。
速水やどり:「…………」
速水やどり:とても難しそうな表情を浮かべている。
GM:無論、支部長だからといって、他の支部長の過去、経歴全てを把握しているわけではない。だが──
真堂 啓介:「春日くんも、決してふざけてやっているわけではないが。無論、断ってもらっても構わない」
GM:それでも、これまでの関りの中で察すること、見えてくるものは互いにある
速水やどり:頭の中でもう一度算盤を弾く。
速水やどり:令嬢とそれに付随するスタッフ……というのは、当の雪ちゃんが先に使っているカヴァーだ。
速水やどり:そもそもこの年齢の差があると、捻じ込めるものは限られるわけで。
速水やどり:親子……というのが、いちばんしっくりはくる。なにより、既に発行された旅券を偽造し直すのは現実的とは言えはしないだろう。
速水やどり:「……個人的には、断るのは非合理的だと思いますが……どうでしょう」
速水やどり:虹咲支部長に、最後の確認を求める。
虹咲奏:「……感情的抵抗がないとは言えないが」
虹咲奏:「些細なことだな。今回の件に比して承服しかねるほどのことではない」
虹咲奏:「演技に自信はないが、やりおおせてみよう」
速水やどり:「こちらは……演技に自信はあるんですけど、どうでしょう。肝心な時に大人には通じないんですよね……」
速水やどり:「ですが。この任務の間は、やりおおせてみせましょう」
真堂 啓介:「すまん、苦労をかける。……なあに、何か起こると決まったわけでもない」
真堂 啓介:「しばしの休暇と思って、船旅を楽しんでくれ。ああ、無論──経費は第12が持つとも」
GM:努めて──普段そうしているように──朗らかに笑う
虹咲奏:「……私に演技はあまり通じないがな」
虹咲奏:「お前でも心労はあるだろう。少しゆっくりして行け」
虹咲奏:「『楽しんで』来よう」
速水やどり:「こちらも。『楽しんで』来ようと思います」
速水やどり:「……折角ゆっくりしていくのでしたら、開けてしまいましょうか」煎茶の筒に手を伸ばし。
速水やどり:「道具、お借りしてもよろしいでしょうか……」ちょっと迷ってから、
速水やどり:「『お父様』?」
速水やどり:そう言った。
GM:シーンエンド、ロイス取得のみ可能です
虹咲奏:同僚/真堂啓介/信頼:○/食傷/ロイス
虹咲奏:こうかな!
速水やどり:真堂啓介/○誠意/劣等感、虹咲奏/○感服/不安
速水やどり:以上にて!
GM:では改めてシーンエンド!
◆Middle01◆
GM:■ミドル1
GM:全員登場
GM:
GM:登場侵蝕をお願いします
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を1D10(→ 4)増加(52 → 56)
速水やどり:速水やどりの侵蝕を1D10(→ 2)増加(36 → 38)
真堂光磨:真堂光磨の侵蝕を1D10(→ 4)増加(41 → 45)
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を1D10(→ 10)増加(35 → 45)
GM:ダイスが暴れている
GM:──ポセイドン号甲板、ヘリポート
GM:普段、あまり使われることのない(あるとすれば急病人が出た時等だが)ここに、いま、一台のヘリがゆっくりと降下してきている
GM:そして、それを迎えるのは──
春日 雪:「いいですか、ユウくん、光磨くん。これからここに、私が招待したお客様が来ます」
春日 雪:「それは、私の『友人』とその『お父様』……と、いうことになっています」
君臣ユウ:「潜入のカヴァーとしての親子、いうことだな」
真堂光磨:「ヘリで来る以上視線は集めそうだ」
真堂光磨:「台本でもいるかな」
春日 雪:「ふふ、大丈夫ですよ。きっとふたりとも、見知った顔でしょうから」
春日 雪:「まあ……クルーズの途中でねじ込むには、多少強引なカヴァーも必要だった。そんなところ、です」
GM:普段なら、こういった時は悪戯心を隠しもしないものだが。今回はどこか、申し訳なさそうな気配が見て取れる
君臣ユウ:「船に乗り遅れて、一緒に来る間柄……というと、同じ身内というのは自然だな」
君臣ユウ:「……ところで、体調でも悪いのか?」
君臣ユウ:珍しげにその表情を見る。
春日 雪:「いえ……ただ、そうですね」
春日 雪:「今回は強引に過ぎた、それをちょっと反省している。そんなところです」
GM:視線はゆっくりと着陸したヘリ、その扉へと向けられている
君臣ユウ:「雪ちゃんが、反省するほど……?」
君臣ユウ:ゴクリ、と喉を鳴らして同じくヘリを見る
春日 雪:「普段の私をどんな風に思っているんですか、ユウくんは」
GM:じとり、とした赤い瞳でユウくんを見て(楽しげに小さく笑ってはいたが)から
春日 雪:「ともあれ……普段通りに接していただければ大丈夫、です。きっとお二人とも、あまり気を遣ってくれるな、と言うタイプですから」
春日 雪:「光磨くんも、いいですね?」
真堂光磨:「ああ、うん。わかった」
真堂光磨:二人の応酬、見慣れたそれと異なる様子の友人の顔を興味深げに見ていた。多少遅れて反応する
春日 雪:「ふふ、よろしい。では──お出迎え、です」
GM:視線の先、ゆっくりとヘリの扉が開いて──
虹咲奏:普段とはまた違った装い。濃色のチェスターコートを着た長髪の男が姿を見せる。
虹咲奏:数歩、進み出ると半分ほど振り返り、手を伸ばす。
虹咲奏:「足元に気をつけてな」
速水やどり:「ありがとうございます、お父様」
速水やどり:その手を取り、おずおずと言った風にヘリから甲板へと足を降ろしていく。
虹咲奏:「……今は、そのように呼ばずとも良い場面だと思うのだが」ほんの少し戸惑う様に。
速水やどり:「……お出迎え、本当に内の人だけでしたか」
速水やどり:改めて、甲板の様子を見渡して。
速水やどり:海風に翻るのは、普段の私服よりかは幾分かフォーマルなドレス姿。青色を基調としているのは変わらないが。
春日 雪:「ようこそ、お二人とも。今回は、私の私的な招待……ということになっていますので、このような形で」
虹咲奏:「お前とは初対面だったか。今回は、世話になる。春日……でいいか?」
真堂光磨:「ようこそ、ポセイドンへ」習った通りの挨拶。訪れた二人へ歓待の礼を向け
君臣ユウ:(『友人』とその『父親』って、この二人が……?)内心がそのまま顔に出ていたが、雪ちゃんの言葉で我に返る。
君臣ユウ:「歓迎いたします。」こちらも揃ったように挨拶。
春日 雪:「ええ、それで構いません。……場合によっては少しややこしいことになりますが、まあ、直接同席していないなら大丈夫でしょう」
春日 雪:「よろしくお願いしますね、"虹咲のおじさま"?」
虹咲奏:「………ああ、そうか。同姓の者もいたな。気をつけよう」
春日 雪:"友人の父親"へ、そう呼びかける
虹咲奏:「こそばゆいな」
真堂光磨:「……先日はお世話になりました、虹咲支部長」
虹咲奏:「光磨。それはこちらこそだ」
真堂光磨:「今回もよろしくお願いします」
君臣ユウ:「こちらも、お久しぶりです。支部長……と、あー。」ちらり、とやどりちゃんを見る。
真堂光磨:「やどりちゃんも。……見知った顔だから少し安心はしたけど」
虹咲奏:「ああ。よろしくたのむ。……そして」
君臣ユウ:「呼び方は"虹咲”さん……で、良いんですよね?」カヴァーの分も含めつつ。
虹咲奏:「君臣。お前とも久々だな」
君臣ユウ:「はい。その説はお世話になりました。」
速水やどり:「えぇ。この船に居る間は、”虹咲やどり”ですので」ちょっとだけ、おかしそうに笑ってユウくんに応える。
虹咲奏:「ああ。ここではそう呼んでくれ。基本、支部長で呼ばれることの方が少ないが」
君臣ユウ:(前回は役職名で呼んでいたからな……)
君臣ユウ:「はい。虹咲さん、やどりちゃん。警護は任せてくれ」
速水やどり:「光麿さんも、今回もよろしくお願いします。頼りにしていますね?」
虹咲奏:「お前たちも、危機に陥った時はいつでも頼れ」
真堂光磨:「うん、信頼には応えるよ」やどりちゃんへ。このやり取りも懐かしささえある
君臣ユウ:「えぇ。こうして来て頂いたことが既に、頼っている形になりますね」苦笑。同年代に向けるものより自然と、年相応のもの。
君臣ユウ:「やどりちゃんも無理しないようにな。今回は前衛も多い。……良いことだ」
春日 雪:「前に立って頂くことがない、というのが一番ですが……万一の備え、ということです」
虹咲奏:「レネゲイドの暴走の危険性は皆、承知していることだろう」
真堂光磨:「あまり言いたくはないけど、こういう時の雪ちゃんの予想はよく当たるから」
虹咲奏:「未然に防ぐのが一番だが、何か起きた時は」
虹咲奏:「被害を最小限で抑える。そのための盾だ」
真堂光磨:「胸をお借りします。……虹咲さん」支部長、と言いかけて訂正する。直すのには中々慣れない
真堂光磨:嘘、というには少し違うが苦手は変わらない。カヴァーや方便を使えないかつてとは変わったが
君臣ユウ:「同感です。今回は護衛ですからね」
君臣ユウ:呼び方を変えることに戸惑いはない。生真面目な性格だからこそ、『そうせよ』への順応は早い。
君臣ユウ:「2人なら判断能力もピカ一だ。俺達は自分の仕事に集中しよう、光磨くん」
真堂光磨:「うん。推挙された以上、下手なことも出来ないから」
虹咲奏:「……では、そろそろ中に入るか」
虹咲奏:「私は平気だが……体を冷やすからな」
速水やどり:「ふふ。ありがとうございます」
速水やどり:「それでは、船員のお二人にお部屋まで案内してもらいましょうか」
春日 雪:「ええ。真堂さんから……ああ、これもややこしいですね。ある程度の事情は聞いておられるとは思いますが」
虹咲奏:「はしゃぎすぎないようにな。やどり」
春日 雪:「続きは部屋でお茶でも飲みながら、といきましょう。……ユウくん、光磨くん。やどりちゃんとおじさまのご案内をお願いしますね?」
速水やどり:かけられた声には、《完全演技》による笑みで応えて。
君臣ユウ:「えぇ。……それではお二人共。お部屋までご案内いたします」
真堂光磨:「こちらへ。足元にお気を付けください」
真堂光磨:テンプレートめいた言葉ではあったが。金色の髪を海風に揺らし、白布に包まれた手先の仕草は。多少の粗を無視する程度には見目に優れる
GM:そうして船内に消える5人を見送るように、ヘリはゆっくりと船を離れて──
GM:シーンエンド、ロイスの取得のみ可能です
虹咲奏:娘?!/速水やどり/信頼:○/戸惑い/ロイス
君臣ユウ:やどりちゃんに取っておこう
君臣ユウ:「速水やどり ◯P信頼/N心配」
真堂光磨:まずは古馴染ということでやどりちゃんに
真堂光磨:「〇安心/責任」で
速水やどり:今回は一旦ロイス保留で!
GM:イエッサ!では改めてシーンエンド!
◆Middle02◆
GM:■ミドル2
GM:シーンPC:虹咲奏(他のPCの登場可能)
GM:
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を1D10(→ 5)増加(35 → 40)
GM:情報収集シーンとなります、出る方は登場侵蝕をお願いします
真堂光磨:出ます
真堂光磨:真堂光磨の侵蝕を1D10(→ 10)増加(45 → 55)
虹咲奏:ん?
虹咲奏:なんか変だな
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を1D10(→ 10)増加(56 → 66)
君臣ユウ:ンミミィ
速水やどり:速水やどりの侵蝕を1D10(→ 5)増加(38 → 43)
虹咲奏:さっき45だったのが下がってる 直そう
虹咲奏:50です
GM:おっとなるほど そして暴れるダイス……
GM:──ポセイドン号一等船室──
GM:虹咲"親子"に用意されていたのは、春日雪が居を構える部屋の隣、同じく一等船室だった
GM:となれば当然、それなりの品は室内に備えてあるものだ。例えば、上等な茶器と茶葉など
GM:無論、第1支部、第9支部での品揃えには及ぶべくもないが──
虹咲奏:「中々の品揃えだな」
虹咲奏:「……白茶もある」
春日 雪:「ええ、お二人を迎えるのですから、そこは無理を言って船の方で揃えていただきました」
真堂光磨:「白?」支部では概ね緑茶(一部コーヒー)という環境のため、聞き慣れない色に疑問が出た
真堂光磨:「緑茶か紅茶以外にもあるんだ、色の名前がついたお茶」
君臣ユウ:「たしか、中国の方だったかな?」
君臣ユウ:「前にお店で見たことがある……ような気がする」
虹咲奏:「中国茶の一種だ。発酵方法が違う」
君臣ユウ:「あってた」
速水やどり:「よくご存じですね。……実際見てもらったほうがわかりやすいかもしれませんが。白、というのを」
虹咲奏:「少し待て。茶器を温めよう。湯の方は……用意されているな。よし」
春日 雪:「では……おじさまのお点前を拝見、といきましょうか。ふふ、実はちょっと期待してました」
虹咲奏:お湯を注ぎ、温まった頃に捨てる。そんな手順をこなす姿は心なしか楽しそうだ。
君臣ユウ:「以前の任務で、虹咲さんから店を教えてもらってな」
君臣ユウ:「専門店だったから……なんか、すごかった。種類とか」
虹咲奏:「湯を入れてと……これで3分ほど待つ」
虹咲奏:「それは嬉しいな。勧めた店に足を運んでもらえるというのは」
虹咲奏:「なんとも……面映い」
君臣ユウ:「えぇ。いくつか第九のお土産にしました。」
虹咲奏:透明の茶器の中には色素の薄い茶葉が舞う。
君臣ユウ:お茶の用意をしてる間に、茶菓子を用意している。流石に洋菓子。
虹咲奏:薄らと色づいた液体が、急須になみなみとたたえられ。
春日 雪:「なるほど……私たちの所で色々なお茶を楽しめるようになったのも、おじさまとユウくんのおかげだった、ということですね」
虹咲奏:「そろそろ頃合いだ」
虹咲奏:「お前たちのところの楽しみが増えたのならば、よかった」
虹咲奏:そう言いながら茶を注ぎ、配っていく。
虹咲奏:「ああ、私にお茶請けはいらない。お前たちで食べてくれ」
春日 雪:「……はい。では、冷めないうちに頂きましょうか」
速水やどり:「いただきます」
真堂光磨:「いただきます」
君臣ユウ:(……そっか、礼服汚すとまずいか?)ふむ。と得心。
君臣ユウ:「いただきます」
真堂光磨:一口。唇を濡らす程度でも、普段の茶葉と異なる品物であるとわかる。最も
真堂光磨:「おいしいです。……慣れてないので、月並みな感想になりますが」
君臣ユウ:「うん。スッキリしてる」
速水やどり:「ふふ。百の言葉を巡らせるのもよいものですが……素朴な一言を貰うほうが、思いが伝わることもあるものです」
虹咲奏:茶器を傾け、一口。一呼吸。
速水やどり:一応は、自分ももてなす側の立場からの言葉。
虹咲奏:「ああ、やはり白茶は香りが良いな」
真堂光磨:「十二だと夏の麦茶か緑茶が大半なので」
春日 雪:「ええ……とても優しいお茶、です。ふふ、誰かにお茶を淹れてもらうのも、やはり良いですね」
虹咲奏:「言葉だけで表せないものが多くあることを私たちは知っている。それを覚えれば良い」
君臣ユウ:「美味しいです。ほんとに」じ、と興味深げにお茶に目を落としている。
君臣ユウ:たった今見た淹れ方を覚えようと、脳内で反芻中。
真堂光磨:「家事は覚えてもお茶の入れ方は別のものなので、新鮮です」
真堂光磨:「第九の時もやどりちゃんから色々と飲ませてもらったけれど。自分でやってもああはならない」
速水やどり:「手順、マニュアル化してお渡ししましょうか……という話ではないですものね」
虹咲奏:「何。私も初めはマニュアル片手に四苦八苦したものさ」
虹咲奏:「……妻とああでもないこうでもない、とね」
君臣ユウ:「マニュアル通りにやっても、不思議と味が変わりますからね……」覚えている途中なため、実感を込めて頷く。
速水やどり:(妻。奥さん、か……)
速水やどり:支部長とて、他全ての人員の個人情報を把握しているわけではない。
速水やどり:とはいえ、共同任務にあたる相手のパーソナルの確認程度はする。
速水やどり:故人、と記されていた方との思い出は、もはや察する他ないものだが。
速水やどり:「……きっと、良い思い出なのでしょうね」
虹咲奏:「……ああ」
速水やどり:そこに、今回まがりなりにも『子』として割り込んでいることに、すこしの居心地のわるさもよぎらせながら。
虹咲奏:人間性の要と言っても良い。
虹咲奏:「やどり。気に病むな」
虹咲奏:「………案外。悪くはない」
速水やどり:「なら、よいのですが」
速水やどり:白茶を含む。後味の甘さが、かけられた言葉に重なって思えた。
真堂光磨:OVはその性質上、他の繋がりを求めるが婚姻という形に至る人は少ない。多くはUGN・FHを筆頭に組織へ取り込まれ、必然戦いの渦中に身を置く
真堂光磨:目の前の人が思う記憶を察するには、未だ経験は足りず。だが言葉の色を読み取り、二人に交わされる空気は心地よい
真堂光磨:「……そうやって振り返られるのは。憧れるな」
君臣ユウ:(……こういう時)
君臣ユウ:(きっと、俺には感じ取れない機微や気回しに気付けるからこそ、この子は『支部長』なんだろうな)
君臣ユウ:やどりちゃんの振る舞いを見ながら、ズズ、と白茶で唇を湿らせる(美味しい。)
君臣ユウ:「さて……こうやって合流できたことだし。雪ちゃん」
君臣ユウ:「これからの方針を決めたほうが良いと思うが、どうだろう?」
GM:その言葉に、ええ、と応えて。名残惜しそうに、白茶の最後の一口を口にしてから
春日 雪:「今日までに、ユウくんと光磨くんである程度の調査はしてもらっています」
春日 雪:「お二人には、その見聞……まずは別視点からの再確認をお願いしたいんです」
虹咲奏:「共有された情報の我々の視点からの検証か」
速水やどり:「えぇ、分かりました」
春日 雪:「では、こちらを──」
GM:そう言いながら卓上に置かれるのは、タブレットPCや書類、はたまた船の見取り図等々──
GM:といったあたりで、情報項目を提示します
GM:以上4項目、このシーンでは追加で出る項目はありません
虹咲奏:おお
君臣ユウ:うおううおう
君臣ユウ:社会はコネ含め4振れる
虹咲奏:3振れる
真堂光磨:3と財産点は多めなのでどこでも当たれる
速水やどり:4dに固定値が4と財産点いっぱい
君臣ユウ:戦術あるなら虹咲さんは警備体制がよさげかな
虹咲奏:あっほんとだ珍しい
君臣ユウ:警備に戦術 自然だ!
虹咲奏:やってみようかな ダイスふたつだけど
GM:ふふっ、財産点とかバディムとかと相談しつつやるといいんだぜ
君臣ユウ:僕はバディムがあるので
GM:失敗して項目が残ったら、そうですね。侵蝕を+1d3で再挑戦可、としましょうか
君臣ユウ:8を光磨くんとやどりちゃんにお願いしよう
虹咲奏:おお
虹咲奏:じゃあ警備態勢を戦術でやりまあす!
虹咲奏:滅多にない機会なので
真堂光磨:押忍
君臣ユウ:いけーっ
速水やどり:やったれ~!
虹咲奏:2dx+2>=8
DoubleCross : (2DX10+2>=8) → 7[3,7]+2 → 9 → 成功
虹咲奏:や、やったっ
君臣ユウ:やったー!
GM:ナイスゥ!
GM:項目は全て判定が終わってから出していきましょう
真堂光磨:じゃあ壺に関してで
君臣ユウ:GOGO
真堂光磨:情報UGNでコネ使って
真堂光磨:3dx+3>=8
DoubleCross : (3DX10+3>=8) → 7[1,6,7]+3 → 10 → 成功
速水やどり:では他組織の動向についてを
速水やどり:情報:UGNでコネも使って。
速水やどり:4dx+4>=8
DoubleCross : (4DX10+4>=8) → 10[2,5,8,10]+10[10]+5[5]+4 → 29 → 成功
GM:!?
速水やどり:すごいまわった。
君臣ユウ:sugo
君臣ユウ:全てを把握している
君臣ユウ:じゃあポセイドン号について。
君臣ユウ:UGN幹部使用してUGNで。幹部いっぱいいる
君臣ユウ:4dx+2>=7
DoubleCross : (4DX10+2>=7) → 9[3,7,8,9]+2 → 11 → 成功
GM:3人おった
GM:OK、では問題なく成功したところで、開示!
■ポセイドン号について(情報:噂話、UGN 目標値7)
普段は通常の客船として運行しており、クルーズツアーにも用いられている
ただし不定期に、レネゲイド関連アイテムの船上オークションが行われており、その際は乗客はオーヴァードもしくはレネゲイドの存在を認知する者に限られる
原則、船への武器持ち込みは禁じられており、一応は船内の安全は保障されているようである
■クノッソスの壺について(情報:UGN または 知識:レネゲイド 目標値8)
かつてクレタ島のクノッソス遺跡から発掘された、という触れ込みの骨董品
20数年前の大拡散よりもはるか昔から、ラビリンスの底で永い間、古のレネゲイドに触れていたとされる
それが事実なら、この品は迷宮という概念に染まった、遺産級のEXレネゲイドである可能性がある
■他組織の動向について(情報:UGN 目標値8)
乗船が確認されたのはFH、ステイト・オブ・グレイス、ギルド、宇宙友愛協会等の組織や、フリーランスのオーヴァードたち
"ディアボロス"ら武闘派の姿も見えるが、今のところは皆大人しくしている模様
武器の持ち込みができないから、ということもあるが、互いに牽制し合っている結果とも言える
■オークションの警備体制について(情報:UGN または 知識:戦術 目標値8)
当然ながら、警備員をはじめとするスタッフもほとんどがオーヴァードである
警備としては過剰とも思えるが、人数や配置を見るに、「外(乗客や船外からの加害)」よりも「内」へ備えているように感じられる
つまり、運営側もEXレネゲイドの暴走を警戒しているようだ
春日 雪:「ではまず……基礎のおさらい、ですね。ユウくんには、この船について調べてもらっていました」
君臣ユウ:「うん。だいたいまとまったと思う」おっかなびっくり端末を操作する。
君臣ユウ:「ポセイドン号。つまりこの船だけど、普段は一般的な客船として運行してるね」
君臣ユウ:「なのでこの船自体がレネゲイド関係……って訳ではなさそう。あくまで外の目が届かない治外法権ってやつ」
君臣ユウ:「今回みたいにレネゲイドに関わる時は、専用のスタッフや警備が用意されてるみたいだ」
春日 雪:「現に、今航行している海域も公海……少なくとも、国家による干渉は難しい場所、ということになります」
君臣ユウ:「うん。だから船側も対処には全力だね。武器は没収。荒事厳禁。」
君臣ユウ:「そんな場所だからこそ、普段持ち運びも難しいアイテムが集まってくる……らしい」
君臣ユウ:ふう、とこっそりと息をつく。(こういう発表は緊張するな)
虹咲奏:「なるほど。それで我々に白羽の矢が立ったわけだな」
春日 雪:「はい、よくできました。花マルです」
君臣ユウ:「ありがとう、雪ちゃん」ほ、と笑う。
君臣ユウ:「そのとおりです。オーヴァードはその身一つが武器になるとはいえ……」
君臣ユウ:「『武器』の形状をしてるものは、更に一段上がりますからね。剣とか弓とか」
君臣ユウ:「皆オーヴァードに関するなら、お互い素手みたいなもの……ってことかな」
君臣ユウ:「オークションに出品する品も、いくつか実際に見てきました。……光磨くん、頼んだ」
春日 雪:「ええ、続けてお願いできますか?」
真堂光磨:言葉に頷いて目録を取り出してテーブルの上に開く。真偽はともかく、神話に多く名を残すような品々が記載されており
真堂光磨:めくられたページにはひとつの古びた壺と題
真堂光磨:「クノックスの壺。三人で状況の確認をしていた際、一際気配を強く感じられたのがこれになります」
虹咲奏:「クレタ島の……クノッソスか」
真堂光磨:「主催側の説明をかいつまむと、ウイルスの大拡散前から存在した品で。……更に、遺跡となっていた迷宮の中に安置されていたそうです」
真堂光磨:「EXレネゲイドの多くは周囲の環境に強く影響される。人斬りの刀は血を吸い求めて、使い手の願いを受けた盾は不壊となる」
真堂光磨:「三人で色々と話したのですが。もしかすると、これもまた置かれていた場所の影響を受けているかもしれません」
君臣ユウ:「遺跡、迷宮の奥の宝。しかも神話級」
君臣ユウ:「いざというときのことを考えて、応援を呼んだわけです」
速水やどり:「正しい判断だと我々も思っています」
真堂光磨:「アリアドネが必要な事態にはならないに越したことはないけれどね」
春日 雪:「糸の紡ぎ手なら、心当たりはありますけれど……ええ、本当に。何も起こらないのが一番です」
真堂光磨:図書館通いで手に取った本の記憶から一編を思い出して
春日 雪:「……そうなんですが、流石にこうも多くの勢力から人が集まっているとは思わなかった、というのが正直なところです」
君臣ユウ:(緒環さんの糸ならここまで繋がっててもおかしくないけど……っと。集中集中)
君臣ユウ:「少し歩くだけで、レネゲイド関連の心得がある人たちがうじゃうじゃしているものな」
真堂光磨:「見慣れた顔まであったから」
速水やどり:「聞くまでもない有名人から、伝聞の範囲で正体を推測した人まで……一応、リストを共有しておきますね」
速水やどり:ことり、とタブレット端末を卓上に置いて、スクロール。
君臣ユウ:「助かる。流石にこっちだけで照合するのは限界があったから」
虹咲奏:「宇宙友愛協会……」
速水やどり:「たぶんこれは、『知らずに肉薄している』ケースだと思いますが」宇宙友愛協会に関して。
虹咲奏:「厄介なものだな」
速水やどり:「あれは組織としての実態は存在しなく、趣味という情報で繋がっているものですので……」
君臣ユウ:「なるほど……」
速水やどり:「どこかの誰かが『変わったオークション』としてこちら側を知らずに招かれていたら、それが協会員だった、というのはあることですので」
速水やどり:「もしも周りが『レネゲイド星人』だらけだと知ったら、喜ぶのか、卒倒するのか……」
速水やどり:「話がズレましたね」
虹咲奏:「ああ、すまない。続けてくれ」
速水やどり:「ステイトオブグレイス、FH、フリーランス、特徴的な面子についてはリストの通り」
速水やどり:「戦力としては……やはり、無手でも問題ない能力者。もしくは、武器を隠して持ち込むか、その場で生み出せる能力者」
速水やどり:「面子としては偏っていますが、"ディアボロス"を筆頭にそれぞれ腕で鳴らした者ばかり」
速水やどり:「そして、その『縛り』はこちらにも課せられていますので……」
速水やどり:「現状は静観、というより睨みあいの形ですが、何で爆発するかわかりません」
君臣ユウ:「オーヴァードのカルトグループに、組織に所属してない人達か……」
速水やどり:「できる限りの備えと心構えは十分にしておきましょうね」
君臣ユウ:「FHみたいに組織行動をしない人達も、普段よりちょっと怖いな」
虹咲奏:「火薬庫の様なものだな」
春日 雪:「何かのきっかけで火が付けば……ドカン、ですか……」
虹咲奏:「そして、運営側もそれは重々承知の様だな」
君臣ユウ:「と、いいますと?」
虹咲奏:「警備員、スタッフ、ともにほとんどがオーヴァードだ」
速水やどり:「はい。『客』側のお話を私からはしましたが、『運営』の方もお願いします」
虹咲奏:「人数、配置に関しては予めもらったデータと照合した上で、『匂い』を視た」
虹咲奏:「……外部……乗客や船外に対処するにはオーバーパワーとも見れる。だが」
虹咲奏:「配置は明らかに『内部』に向けてられている。すなわち」
虹咲奏:「EXレネゲイドへの警戒だ」
虹咲奏:「正確には、双方踏まえて、だろうが」
君臣ユウ:「イザという時は、この船自体を檻にするってことですね」
春日 雪:「……となると、最も警戒されているのはやはり……?」
GM:視線は、光磨くんが開いたカタログへ
真堂光磨:「信憑性は高いわけだ」
虹咲奏:「………ミノスの牡牛が現れねば良いがな」
春日 雪:「……下見会は既に終わり、後はオークション本番を待つのみ、という状況です」
君臣ユウ:(ミノスの牡牛。迷宮の奥に封じられた、半牛半人の怪物、だったか)UGN所属直後に読み込んだおぼろげな神話知識。
春日 雪:「本番は明日夜。……私たちも、そこを最も警戒すべき、なのでしょうね」
真堂光磨:「……心配はあるけれど」
真堂光磨:「不安にはならないね。この集まりなら」
虹咲奏:「ふ」
虹咲奏:「そうだな」
春日 雪:「ええ。最強の盾が2人に、最強の矛が1人」
春日 雪:「そして、最高の導き手がいるんですもの。ね?」
速水やどり:「全く、調子がいいんですから」
速水やどり:「……ですが、ええ。期待には応えて見せましょうとも」
真堂光磨:「最強の名前を背負うには超える壁が高すぎるけど……」頬を掻く
真堂光磨:「超える気概は持ってるから、それでなんとか。ね」示されたユウお兄さんを横目に
君臣ユウ:「……そうだな」
君臣ユウ:「導いてくれる人がいるし、後ろを任せられる人もいる」
君臣ユウ:「あとは、全力を出せばいいだけだ」
君臣ユウ:「気負わず行こう。いつも通りにね」
君臣ユウ:「そうすれば多分、一番カッコつけられるよ」
GM:シーンエンド、ロイス取得と調達が可能です
GM:武器持ち込み禁止だけど、特に調達に制限は……ない!
君臣ユウ:やったー
虹咲奏:ロイスは保留、購入はとりあえず応急手当て
君臣ユウ:虹咲支部長(父)に取ろう
虹咲奏:1dx+1>=8
DoubleCross : (1DX10+1>=8) → 1[1]+1 → 0 (ファンブル) → 失敗
虹咲奏:ぐすん
君臣ユウ:「虹咲奏 ◯P信頼/N恐縮」
虹咲奏:父は悲しい
真堂光磨:調達で応急キット買いましょう
真堂光磨:1dx>=8
DoubleCross : (1DX10>=8) → 7[7] → 7 → 失敗
君臣ユウ:虹咲支部長(父) 虹咲支部長(娘)
真堂光磨:ギリだし1点使って買っちゃうか
君臣ユウ:光磨くんにバディムーヴを飛ばします。
真堂光磨:ありがとうお兄さん
虹咲奏:バディム!
君臣ユウ:着ぐるみが高くなっちゃったのでボディアーマー狙い!
君臣ユウ:2dx+4>=12
DoubleCross : (2DX10+4>=12) → 9[4,9]+4 → 13 → 成功
君臣ユウ:ガッチャ!
虹咲奏:おおー
真堂光磨:ナイス
速水やどり:ロイスいったん保留の、これはボデマ狙いかな
真堂光磨:ロイスはちょっと保留で
速水やどり:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 7[1,7]+1 → 8 → 失敗
速水やどり:う~む 失敗でいいか
速水やどり:以上!!
GM:オッケィ!
◆Middle03◆
GM:■ミドル3
GM:シーンPC:君臣ユウ(他PCも全員登場)
GM:
GM:登場侵蝕をお願いします
真堂光磨:真堂光磨の侵蝕を1D10(→ 1)増加(55 → 56)
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を1D10(→ 6)増加(66 → 72)
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を1D10(→ 9)増加(35 → 44)
速水やどり:速水やどりの侵蝕を1D10(→ 4)増加(43 → 47)
虹咲奏:また初期値に…!
GM:一体何がどうして……!?
虹咲奏:59!
虹咲奏:リモコン見直してみます
GM:はーい、まあ最悪、1d10振って手入力もいける……!
GM:──ポセイドン号メインホール、オークション会場──
GM:下見会と同じく、着飾った乗客の面々が集うここに、キミたちもまた潜り込んでいる
GM:各々には、万が一に備え、イヤーカフ型の無線機も配布されているが。今のところ、それが必要な状況ではない
春日 雪:「さて。私たちがここにいる目的は、主に監視……レネゲイドにまつわるアイテムが、どの組織の手に渡るのか、それを確かめることです」
春日 雪:「ですので、基本的にオークションに参加する必要はない……の、ですが」
GM:くすり、と少女は薄く笑って
春日 雪:「折角ですし、興味を引くものがあれば手を挙げてもらって構いません。支部の予算は動かせませんが、私のポケットマネーからも少しお出ししましょう」
真堂光磨:「オークションか……なんだか大きな数字が飛ぶ話しか聞いたことないな」
速水やどり:「やっぱり予算は出ないんですね。……というか、その予算もしも回ってきたら承認するか決めるのは私になるんですけど」
君臣ユウ:「不用意に手を動かすと値上げの仕草になるから、挙動に気をつけよう、とかね」
君臣ユウ:「チルドレンの支給金、茶葉とかお茶菓子ぐらいにしか使ってないからな……」
真堂光磨:「まぁやどりちゃんに迷惑をかけるようなことはないよ」
速水やどり:「仮に個人所有になるとしても、一応登録の旨を一筆書いていただく必要があるかもしれないので、ご留意を」
真堂光磨:「仕事で一応お給料はもらってるけど、全然出ていかないから」
虹咲奏:「言うべきことはやどりが言ってくれたな」
真堂光磨:最も口座にある金額の大半は「将来のため」と言われて動かせない
君臣ユウ:「まぁ……身の丈にあった買い物をしよう、ということか」
虹咲奏:「あまりに危険なアイテムだった場合、こちらでの回収もあるから気をつけておけ」
速水やどり:「なんというか、私が言えた義理ではないですけど……少しは趣味とか、そういう使い道もですね?」
君臣ユウ:「わかりました」頷く。目利きはこの人達に任せれば問題ないだろう。
春日 雪:「あら、やどりちゃんがそう言うなら、今年の水着は去年より一層凝ったデザインにしましょうか」
君臣ユウ:(確かに、仕事以外の買い物をしてるイメージはない人達だな……)
速水やどり:「……布地にお金使ってください……」
速水やどり:持ち込んでプレゼンされることはもう止めようがないのであきらめている。
君臣ユウ:「布……?」
虹咲奏:「……?」
虹咲奏:「水着ならば安全性には気を遣うようにな」
虹咲奏:「濡れると脆性が増す。人体はな」
春日 雪:「ふふ、大丈夫ですよおじさま。水着は、泳ぐためだけのものではありませんから」
真堂光磨:「ほどほどにね」
君臣ユウ:「???」
春日 雪:「……まあ、ともあれ。品はそれこそ玉石混合、やどりちゃんとおじさまの確認さえ済めば、そのまま持ってもらってもいいでしょう」
春日 雪:「珍しいことに、この場は側近即決即引き渡し、という形式のようですし」
君臣ユウ:「そうだな。戦闘に使える……ってことは無いだろうけど」
君臣ユウ:「ただレネゲイドを帯びただけの普通の物品もあるみたいだ」
GM:その言葉通り、オークションは前哨戦とも言うべき、とりとめもないアイテムが壇上に上げられ、そして引き落とされ、譲渡されてゆく
君臣ユウ:「今までの出品も本、何かの鈴、アクセサリー。」
君臣ユウ:「近くでオーヴァードが活動していたか、そういう環境に安置されていた物って感じかな」
GM:ユウくんが確認した通りの品の他にも、次々と品が紹介されて──
GM:といったあたりで、シーン中ですが調達判定が可能です
GM:また、この調達に限り、財産点1点あたり達成値を+2して構いません
君臣ユウ:2倍!
GM:手に入るのはなんかそれっぽいアイテムの相当品(薬物系なら、レネゲイドを活性化させるなんらかのアイテム)という感じになります
虹咲奏:お金の価値が高い!
真堂光磨:ほうほう
速水やどり:大体把握!
君臣ユウ:ふむふむ!
速水やどり:じゃあ競り落としに挑戦しましょう、この……やたらお高くなってしまった「戦闘用きぐるみ」(購入難度34)を……!
GM:ほんとお高い
君臣ユウ:高級感…
真堂光磨:折角ということで《砂の加護》で+4Dします
速水やどり:ではダイス6個から。
真堂光磨:真堂光磨の侵蝕を3増加(56 → 59)
速水やどり:6dx+1>=34
DoubleCross : (6DX10+1>=34) → 10[1,4,4,5,6,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗
速水やどり:では、財産タイム。
速水やどり:21足りないので、スペシャルルールで財産11点突っ込んで成功させます。
速水やどり:速水やどりの財産点を11減少(15 → 4)
君臣ユウ:おかねもち!
虹咲奏:すごいぜ!
真堂光磨:長者
速水やどり:そのままお父様へ。たぶんなんか騎士っぽいガントレットとかの相当品ってことで
GM:カッコイイ……
虹咲奏:あっありがとう
虹咲奏:だいじにしよう…
虹咲奏:装備装備
虹咲奏:虹咲奏のイニシアチブを7に変更(8 → 7)
君臣ユウ:俺は……財産7あるけど、大人しくホローポイント弾補充しておこうかな。
君臣ユウ:なぜならダイスが2個しかないからね
君臣ユウ:2dx+4>=10
DoubleCross : (2DX10+4>=10) → 5[1,5]+4 → 9 → 失敗
君臣ユウ:財産を1使います。せいっ
君臣ユウ:君臣ユウの財産点を01減少(7 → 6)
君臣ユウ:0埋めしちゃった。
君臣ユウ:挙動はおかしくないのでセーフ
GM:ヨシ!(指さし)
真堂光磨:ではUGNボディーアーマーを
真堂光磨:1dx>=12
DoubleCross : (1DX10>=12) → 7[7] → 7 → 失敗
真堂光磨:3点使って+6して購入。ユウお兄さんにどうぞ
君臣ユウ:あっ、ボディアーマーはもう持ってる!
速水やどり:あっじゃあ欲しい! ボデマ!
君臣ユウ:やどりちゃん!パス!
真堂光磨:勘違いしてた。じゃあ需要があった方に
速水やどり:キャッチ!
虹咲奏:それじゃあ高性能治療キットを
虹咲奏:1dx+1>=9
DoubleCross : (1DX10+1>=9) → 3[3]+1 → 4 → 失敗
君臣ユウ:お金入れるならバディムーヴしとこう
虹咲奏:あ、じゃあもらおう
君臣ユウ:せやっ +3!
虹咲奏:やったー!これで財産1で+2!
虹咲奏:虹咲奏の財産点を1減少(3 → 2)
GM:では調達ターン終了!
春日 雪:「……はい、結構です。どれも危険なものではない……持ち帰っても大丈夫なものだと思います」
GM:簡易的ではあるが、各々が落札したアイテムの鑑定を終え、最終的な判断をする二人──やどりちゃんと虹咲さん、ふたりの支部長──に頷いて見せる
虹咲奏:ふうっ、と大きく息を吐く。それはアイテムの鑑定によるもの───というよりも───
虹咲奏:「ああやって手を挙げるのは極力やりたくはないものだ」
虹咲奏:オークションに参加した緊張によるものだったようだ。
速水やどり:「私も、慣れた場というものではありませんが……確かに、手指の動き一つで驚くような金銭が動くのは。正直、怖いですね」
君臣ユウ:「雪ちゃんもありがとう」乗務員姿で参加するのは不自然なため、代理で購入してもらった。
真堂光磨:「いい経験にはなったかも」
君臣ユウ:「普段の買い物より金額が大きいものな……ここにいると感覚が狂いそうだ」
君臣ユウ:言いつつ、購入したキューブ型のパズルを片手で弄っている。
君臣ユウ:見る角度によって面の色が変わる……それだけの不思議なパズルだ。
春日 雪:「ふふ、どういたしまして。光磨くんも、いずれはお金を動かす側に立つかもしれませんから、慣れておいて損はないと思いますよ?」
真堂光磨:「いつのことかな……師匠に口座を解放されるのはしばらく先だろうけど」
真堂光磨:「そういえば、やどりちゃんは何を選んだの」
真堂光磨:一応体面はスタッフなので常に場を見られたわけではない
速水やどり:「こちら……ですね」少々重たげに運んでいたアタッシェケースを開ける。
速水やどり:中に入っているのは、やや古びた手甲だ。騎士甲冑の一部、らしい。
君臣ユウ:「……鎧の手?」
速水やどり:「お父様、手を」虹咲支部長に促す。
虹咲奏:「随分の年代物だな……うん?」
虹咲奏:腕を上げる。
速水やどり:脳内にあるマニュアルを参照するかのようにして留め具を外し、虹咲さんの腕へと手甲を装着する。
速水やどり:「……思った通り、ぴったりですね」
虹咲奏:「……これは」
速水やどり:「武器・防具の持ち込みは制限されていますが、中で購入した物品については話が別」
虹咲奏:体内の獣───始祖鳥のレネゲイドとカチリと噛み合う様な感覚。
速水やどり:「有事の際への備えですね。……『娘』からの贈り物がこんな色気のないもので申し訳ありませんが」
春日 雪:「部位としては篭手のみですが……身を守る、という要素に染まったレネゲイドが残存しているようです」
春日 雪:「いわば、着用者に合わせて形を変える見えない鎧……といったところでしょうか」
虹咲奏:「……色気がないなどと。お前はお前のためのものを選んでも良かったと言うのに」
君臣ユウ:「『これ』みたいなものか」と手を動かす。遺産の『布』で織り上げた手袋をアピール。
虹咲奏:「だが……ああ、助かる。ありがとう、やどり」
速水やどり:「どういたしまして」
春日 雪:「光磨くんの"眼"にも通じるものがありますね。この篭手がユウくんたちのそれに辿り着くには、あと何百年かは必要でしょうけれど」
真堂光磨:「将来性に期待かな」
虹咲奏:「ああ、これはまだ遺産レベルには達していない。だからこそ落札できたのだろうが」
虹咲奏:「私が使うには丁度いい」
真堂光磨:「それじゃあ、相手のことを考え続けるやどりちゃんにはこれを」
真堂光磨:彼女が落札したケースに対して。掌で収まる程度の小さな箱を差し出す
速水やどり:「これは……」手に取って、開く。
真堂光磨:細工の施された金属板が収まっている。形状からどこか栞のようにも見える
真堂光磨:「お守りの類で、支部……虹咲さんが付けてるものほどじゃないけれど、瞬間的に持ち主を守る品物だって」
真堂光磨:「このメンバーで、そこまで気にするものではないけれど……友達としての贈り物に」
君臣ユウ:「お守りか。案外、そういうのが一番疎かにできないよな」
真堂光磨:「それに。万が一があると、ぼくも“お兄さん”に顔向けが出来ない」
虹咲奏:「……ありがとう、光磨。啓介も良い弟子を持った」
速水やどり:「……ありがとうございます。大切にしますね」
君臣ユウ:「…………」カチャカチャ。
君臣ユウ:「……ハッ。」
君臣ユウ:「俺だけ自分用のものを買っている……?」
君臣ユウ:色が一面揃った。
虹咲奏:「いや、いやいや」
虹咲奏:「それを言うなら私もだな」
君臣ユウ:「あ、そうなんですか?」
虹咲奏:「ああ」小さなフレグランス。
虹咲奏:「香りにレネゲイド活性効果があるらしいが」
虹咲奏:「……懐かしい香りがするのでな」
君臣ユウ:「なるほど、香水。ソラリスのオーヴァード辺りが関わったのかもしれませんね」
君臣ユウ:しげしげ。
春日 雪:「ふふ、ではやどりちゃんにプレゼントを用意してくれた光磨くんには、このお仕事が終わったら、別の船のクルーズチケットをお送りしましょうか」
春日 雪:「ああ、もちろんペアチケットですよ?」
真堂光磨:「それはやる気が出るかな」大人しく変化に乏しい口元が少し緩む
真堂光磨:「変わらず人を動かすのは得意だね、雪ちゃん」
春日 雪:「人をやる気にさせることにかけては、13人の支部長の中でも随一な人が上司ですから、私もこれくらいはね?」
春日 雪:ちらり、と"父娘"を横目で見てから
春日 雪:「それと……ユウくん?ちょっと"それ"を貸してもらえますか?」
GM:ユウくんの手の中のルービックキューブに視線を落とす
君臣ユウ:「うん?良いよ」
君臣ユウ:渡す。青の面だけが揃っている。
春日 雪:「はい、ありがとうございます。では──」
GM:唯一揃った青の面、そこに薄く紅いグロスが引かれた唇を添えて──
君臣ユウ:「雪ちゃんはパズルとか得意なの──お?」
春日 雪:「……はい。名目上は私が落札したわけですから。ユウくんへの贈り物、です」
春日 雪:「ちょっとしたおまじないつきでお得、ですよ?」
GM:ほんの僅かに熱を宿したルービックキューブを渡す
君臣ユウ:「お、あ、うん」
君臣ユウ:一度掴みそこねて、二度目で受け取る。
君臣ユウ:青の面に薄く残るグロスの色。角度を変えたことで、赤面するように赤く色が変わる。
君臣ユウ:(………く、崩せなくなったな)
真堂光磨:「遊べなくなったね、お兄さん」
君臣ユウ:「う。」
君臣ユウ:「えーと、……どうせ一面しか揃えられないからな。問題はない。うん」
虹咲奏:ふ、と口元が緩んでいる。
君臣ユウ:早口に言い切って、揃った面以外をカチャカチャと無意味に回す
春日 雪:「あら、それなら。全面揃ったら6倍ですね」
君臣ユウ:「!?」
速水やどり:「……"ズル"したくなったら、こっそり渡してくださいね」
速水やどり:ざっと見た瞬間に、あと何回回せば6面揃うかまで分かっている。
君臣ユウ:「な、なにがさ」動揺
君臣ユウ:「いや、まぁ、ギリギリまで頑張っては見るけどね」
君臣ユウ:「……力を借りたら多分、バレると思うし。」
君臣ユウ:ひそひそ。
速水やどり:「ふふ、頑張ってくださいね。きっと、そういうところが好ましいと思われてますので」
君臣ユウ:「好ま。……いや、わかった。頑張る」
君臣ユウ:むむ。と面に触れないように、繊細にシミュレートをし始める。
GM:そんな少年の苦悩(?)を横目に、オークションは進んでいく
GM:いくつかのアイテムが落札され、その中には正直、うさん臭いもの──外宇宙から飛来したというレネゲイドが付着した隕石は、宇宙友愛協会のメンバーが落札した──もあったが
虹咲奏:《七色の直感》《猟犬の鼻》改めて、感覚を研ぎ澄ませ、オークションに臨む。
GM:──いずれも、安全とは言わずとも、保有組織を把握するだけで十分。そんな品々ばかりだった
GM:いよいよ壇上に上がった、その壺を覗いては
GM:直に"見た"虹咲さんには分かるだろう。それが前口上通りの、古代ギリシャに由来する、古いレネゲイドを帯びた品であることが
真堂光磨:「遂に本命か」
君臣ユウ:「そうみたいですね…………」緊張感が高まり、既にキューブは丁重に保管した。
虹咲奏:「……確かにあれは本物の様だ」
君臣ユウ:「皆、ピリピリしています」
虹咲奏:「警備が功を奏すといいが」
速水やどり:「ですね。……一応、お互い離れないように」
GM:入札が開始されると、みるみるうちに価格は吊り上がってゆく
GM:キミたちの手持ち資金はおろか、それぞれの支部の年間予算すらもあっという間に超過して──
春日 雪:「……みんな、手が止まりましたね。現在の最高額入札者は──」
GM:番号札を掲げているのは、名は分からぬまでも、所属組織は判明している男。ギルドの下部組織に属する者だ
春日 雪:「……品の正体が何であれ、オークション後の監視は強化すべきでしょうか」
虹咲奏:「ああ……その手の任務が得意なイリーガルをつけよう」
君臣ユウ:「有名な人物、というわけじゃないよね。」
君臣ユウ:「それでもお金を出せるのは、組織が本気か、この一件になりふりかまってない、って辺りかな……?」
君臣ユウ:オークションの行く末を見守る視線に乗じて、落札しようとする人達の顔を覚える。
速水やどり:「ギルドは商売人ですからね。あるいは、『もっと別のところ』がロンダリングしているだけ、という可能性もあります」
真堂光磨:「あとは……あっちの人達はR案件と問わず。“鼻が利く”人がたまにいるから、それも」
虹咲奏:「一番避けたいパターンだな」
君臣ユウ:「本人がいいと思ったものは、利では手放さないものな」
君臣ユウ:ううむ、と眉間にシワを寄せる。
春日 雪:「はい。とはいえ今回は、おじさまの手配で十分に──」
GM:対応できそうです。恐らくはそうなのだろう、と皆が感じた結論が出かけた時──
春日 恭二:「へくちっ」
GM:くしゃみひとつ、その勢いで手を挙げた(ように見えた)男がいた
GM:──無論、このタイミングでの挙手は「現在の値段に更に上乗せ」を意味する
君臣ユウ:「ん?」
春日 恭二:「……いや、いやいやいや」
GM:おそらく、そんな金はない、だの今のは間違いだ、だのと言いたかったのだろうが──会場のどよめきが、それを許さない
春日 雪:「……悪運に恵まれた方ではあるんですが、何もこんなところで……」
虹咲奏:「まずいな」
GM:一応は"親戚筋"にあたる男に、呆れと哀れみがないまぜになった複雑な視線
真堂光磨:「一番避けたい方ではなく、一番嫌な方に流れができてきた」
君臣ユウ:「"ディアボロス"……まさか、FHが本気で手に入れようとしてくるのか……!」気付いてない。
速水やどり:「……さて。支払い能力が無ければいいんですけど……困ったことに」
速水やどり:「このオーヴァードの世界において、ある程度以上の『信用』があるとなると」
速水やどり:「最悪、このまま……」
GM:──あれよあれよと、熱狂に押されるように。白スーツの男は壇上に上がって(あるいは上げられて)ゆく
GM:キミたち以外の皆も気付いている。この男が、幾度敗れても決して死なない、不死身の悪魔であることに
虹咲奏:「『有名人』であることは───」
虹咲奏:「『信用』を担保する」
虹咲奏:だが、FHに渡る、それ以上の嫌な予感。
GM:予感をよそに、とんとん拍子で話は進んでゆく。いわば、彼自身がこれ以上ない「担保」であるゆえに
春日 恭二:「ぐぬぬ……ええい、いいのだな!?後払いで構わんというのなら私は乗るぞ!?」
虹咲奏:嫌な予感に突き動かされるままに、そっとやどりの手を取る。
速水やどり:その手の意味を、深くは考えなかった。こちらはまだ予兆を感じ取ることなく、思考に嵌っていたからだ。
君臣ユウ:「しかし、どうしようか。このままだと落札しちゃうぞ、多分」
速水やどり:ただ、差し出された手を、半ば無意識で掴んだ。すこし冷えた鉄の感触がした。
君臣ユウ:「会場が俺でも分かるぐらいの乗り気だ」
真堂光磨:「最悪、場所を選んでの物理行使も視野に入るよ」
君臣ユウ:「有名人、そんでもって名前を出せばだいたい知ってるってのは……強いな」
君臣ユウ:チラ、と見れば先程まで頑張っていたギルドの人間も撤退の姿勢だ。
君臣ユウ:「仕方ない。その可能性も見ておいたほうが……」
春日 雪:「──ええ、今はひとまず静観を──」
君臣ユウ:荒事に備え、無自覚に手袋を嵌め直す。
GM:──もしEXレネゲイドの感情が"見える"者がいるなら、壺から発せられたものに気付くだろう
GM:それは、ディアボロスが間近に存在することへの驚きと、防衛反応
虹咲奏:「───皆、備えろ。衝撃に類する何かが来る」
虹咲奏:「離れるな」
GM:セレモニーめいて書類に署名した春日恭二が、半ばやけっぱちに壺へと手を伸ばす。そして虹咲さんが警告を発したのとほぼ同時
GM:──がきん、と。何かが組み変わるような音がして
GM:一瞬の揺れと衝撃、そして暗闇がキミたちを包む
君臣ユウ:「!」反応して一歩前──雪ちゃんを遮る位置──に動いたのは、警告と日頃からの訓練による反射だ。
GM:ホールに満ちる悲鳴も、"ディアボロス"のものらしき叫びもすぐに消え失せて
春日 雪:「──ありがとう、ユウくん。私は大丈夫です。……みなさん、いますか?」
GM:感じられるのは、キミたち5人のお互いの気配のみ
真堂光磨:「……幸い、揃ってはいるみたいだ」
君臣ユウ:「……うん。こっちも無事」
虹咲奏:「……ああ。私からも視える」
速水やどり:「なんとか」手甲の指部分を握り締めている。
春日 雪:「よかった。……すみません、灯りを持っている方はお願いします。私も端末を……」
GM:レネゲイドを知覚する視線も、光なしに風景までは見えないであろう。そして各々が灯した光に照らされたのは──
春日 雪:「……船の廊下?いえ、これは──」
GM:最初に漏れた言葉通り、一見してそこは今まで乗っていた船の廊下には違いなかった
GM:しかし、船室へのものらしき扉は不規則な間隔で設けられ、少し先では不自然に廊下が曲がり、先は見通せない
君臣ユウ:「単純に場所を移動するゲート、ってわけじゃあ、なさそうだね」
GM:背後も同じようなもの。壁の案内版も、矢印やピクトグラムが不可解に歪んでいる
虹咲奏:「クノッソスの壺。やはりか」
春日 雪:「……謂れ通りのものだった、ということですか」
春日 雪:「つまり、ここは……船の中に作られた、あるいは船が変化した迷宮、ということですね?」
虹咲奏:「現状から察するに、そうである可能性が高い」
君臣ユウ:「となると、じっとしてても解決はしなさそうだね」
君臣ユウ:「一時的な緊急避難とか、そういう感じじゃなさそうだし」
君臣ユウ:コンコン、と船の壁を叩いて確認している
速水やどり:「そうですね。今回、『起点』が明らかなのが良し悪しです」
君臣ユウ:「事前に覚えた船の経路も役に立つかどうか怪しいな……」
速水やどり:「『壺』に辿り着けば、おそらく解除の手段が見つかるでしょう。ただし……」
速水やどり:「それは、他の全乗員にも言えます」
速水やどり:「誰かが解除してくれるまで待つ、のも手の一つではありますが」
速水やどり:「その場合、当然。『誰の手に渡ったか』は分からなくなりますね」
君臣ユウ:「本末転倒ってわけだ」
真堂光磨:「ぼく達が乗り込んだ意味がなくなるのはね」
真堂光磨:「クルーズして脱出ゲームをやる思い出を作ってきました、なんて報告書には書けない」
春日 雪:「……では、UGNとしての方針は──」
春日 雪:「事態の解決に向け、この船を進む。それでよいですか?」
虹咲奏:「それも、できる限り速やかに───ということになるな」
君臣ユウ:「こっちも異論はありません」
君臣ユウ:「俺達は、『世界の盾』だもの」
君臣ユウ:「皆を守るなら、一番前にいかなきゃな」
真堂光磨:「良い回答をしてくれたお兄さんの決意を、汚すわけにはいかないね」
虹咲奏:「ああ、頼もしい限りだ。私が前線を引く日も遠くない」
速水やどり:「頼もしい限りなのは同意ですが。それはそれで寂しいですね」
速水やどり:「ともかく、行きましょうか」
GM:シーンエンド、ロイス取得のみ可能で!(買い物はさっきしたからね)
虹咲奏:ユウくんにとろ
速水やどり:君臣ユウ/○誠意/不安 でロイス取得して、以上!
真堂光磨:ここは保留して以上
君臣ユウ:わーい
君臣ユウ:PC達には取ったし、残り1枠空けて以上!
虹咲奏:部下/君臣ユウ/親近感:○/不安/ロイス
虹咲奏:以上!
GM:目線が支部長というより父親のそれになっている……!
GM:では改めてシーンエンド!
◆Middle04◆
GM:■ミドル4
GM:シーンPC:真堂光磨(他PC全員登場)
GM:
GM:登場侵蝕をお願いします
速水やどり:速水やどりの侵蝕を1D10(→ 8)増加(47 → 55)
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を1D10(→ 1)増加(59 → 60)
真堂光磨:真堂光磨の侵蝕を1D10(→ 5)増加(59 → 64)
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を1D10(→ 10)増加(72 → 82)
君臣ユウ:3回目!
GM:!?
君臣ユウ:昂るぞ…
虹咲奏:高すぎ!
君臣ユウ:DB……+2!
GM:ハヤイ
GM:ユウくんの懸念通り、事前に調べた船の造りも(全く、というわけではないが)頼りにはならなかった
GM:それでもなんとか「こちら」と判断できる方へと進めているのは、まず第一に、予言の如き知覚力を持つ男がいたことと、そして
GM:影を己の指先として操る少年が、その触覚を先へ先へと伸ばして先導していたからでもあった
真堂光磨:視覚を除いた不意打ちに関しては感覚に優れた虹咲支部長が抑えてくれている
真堂光磨:代わりに足元の影を伸ばし、進む先を探る。曲がり角の向こうに突如として何かが浮かぶ想像をしてしまうが、
真堂光磨:「斬って済むならいいんだけど」物騒な一言が口に出るのは支部の空気に染まったせいか
虹咲奏:「親UGNの者と出会う可能性もなくはないからな……」
虹咲奏:「……次はあちらの扉だな。付着した粒子が視える」
虹咲奏:パンくずの印のような、かすかに残された痕跡から進む先を判断している。
真堂光磨:「はい」影を伸ばす。物理的な厚みを持たないためにわずかな隙間さえあれば滑り込むが
真堂光磨:「……こんな場所だと、扉に見えて扉じゃない時もあるから厄介」
真堂光磨:先を見ようとしても“見えない”場合があり。その場合は“武力行使”で破ることになる
春日 雪:「幸い、物理法則が歪んでいるようなことはなさそうですが……」
春日 雪:「ゴールが見えないのは辛い、ですね」
真堂光磨:「うん。やどりちゃんの方は平気?」それなりに移動してきたが
虹咲奏:「疲れたら背負うこともできるからな」
速水やどり:「疲れてない、とは言いませんが。まだ大丈夫です。戦闘要員の負担になるのは避けたいですからね」
君臣ユウ:「こういう知覚型はあんまり得意じゃないからな。俺はイザというときのために備えとくよ」
春日 雪:「ええ、その時は頼りに──」
GM:にこり、と微笑みかけた表情が。張り詰めたものに戻る
虹咲奏:「どうやら」
虹咲奏:「……いざと言う時が来る様だな」
春日 雪:「はい。……今、何か聞こえたような──」
GM:耳を澄ませてみれば聞こえるだろう。廊下のはるか向こうからこちらに近寄ってくる、大勢の足音と──
春日 恭二:「ぬおおおおおおおおお!?」
GM:その先頭、何かを引き連れるように、というか追われるように走る白スーツの男の叫び声が
GM:男の背後には、半魚人じみた二足歩行の獣の姿。レネゲイドを知覚する者でなくとも気配で感じられる。あれは、EXジャームの群れだ
君臣ユウ:「あれは、"ディアボロス"!まさか、ジャームを引き連れてきたのか……!?」
真堂光磨:「あのまま引っ張ってもらいたいけど──」
真堂光磨:「逃げ場はないか」
春日 恭二:「おおおおおおおお!?」
GM:その期待を知ってか知らずか、"ディアボロス"はキミたちが立つ場所よりも少し先、曲がり角を急ターン
GM:おそらくは、迫るジャームの群れを惑わそうとしたのだろうが──ほとんどのジャームは同じく曲がり角をターンし、男を追ってゆく
ジャーム:「……!」
GM:ただし、2体ばかり、キミたちの存在に気付いたものを除いて──だが
虹咲奏:「戦闘用意」
虹咲奏:「二体だけで助かったと言うべきか。それでも、ジャームはジャームだ」
君臣ユウ:「えぇ。油断していい相手ではありませんね」
春日 雪:「……指揮はお任せします、おじさま。やどりちゃんはおじさまの補佐に」
君臣ユウ:一瞬だけ、ぽかんとした表情を引き締める。
虹咲奏:目が金色に輝き、口が竜のそれに変わる。そして、鮮やかな翼が広がる。
速水やどり:「戦闘配置了解、いつでも」
真堂光磨:「──期待された役目を果たす時だ」
真堂光磨:スラックスのポケットから剣を模したキーホルダーが取り出される
真堂光磨:「いつもとは違うけど。これくらいはやってみろ、か」
GM:
GM:ではミドル戦闘!配置はPCで1かたまり、そこから10m離れてジャームが2体(ひとつのエンゲージ)です
GM:廊下が狭いとかそういうのはひとまず考えなくてOK!
虹咲奏:やったあ
君臣ユウ:さすが豪華客船だ
GM:ではさっそくセットアップから!とはいえあるとしたら虹咲さんのみかしら
GM:ジャーム側はありません
虹咲奏:そのとおり、《ショウタイム》をやるぜ
虹咲奏:Aの方にかけます
虹咲奏:ラウンド間、対象が虹咲さんを対象に含まない攻撃を行う場合判定ダイス-[LV+1]個
GM:ダブルクロスにレジストという概念は…ない!
虹咲奏:今はレベル上がってないから6個ですね。
君臣ユウ:セットアップなし!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を4増加(60 → 64)
GM:了解デース<6個ペナ
GM:ではこれ以外にないと思うので、行動値順に!
GM:まずはやどりちゃんから!
速水やどり:はーい
速水やどり:マイナー……変にエンゲージ分ける必要も無さそうかな
速水やどり:そのままメジャー。
速水やどり:《弱点看破》Lv5+《アドヴァイス》Lv7+《戦場の魔術師》Lv2
速水やどり:対象:3体、射程:視界の支援。
速水やどり:自分以外の3人に。虹咲さんにも一応ね。
速水やどり:ラウンド中攻撃力+20、次のメジャーアクションのダイス+7個、C値-1(下限6)。
GM:つっよ
速水やどり:速水やどりの侵蝕を11増加(55 → 66)
速水やどり:行動以上!
GM:押忍!
GM:
GM:では続いてジャーム2体が…動く!
GM:まずはA、虹咲さんの《ショウタイム》を受けた方から
GM:マイナー:《破壊の爪/ハンティングスタイル》 素手のデータを変更しつつ戦闘移動、PCたちのエンゲージへ
GM:メジャー:《C:キュマイラ/獣の力/形なき剣/要の陣形》 攻撃力:19の白兵攻撃、対象:3体、ドッジのダイス-2個
GM:対象は虹咲さん、やどりちゃん、光磨くん!
GM:7dx7+3
DoubleCross : (7DX7+3) → 10[2,4,5,5,7,7,7]+10[6,10,10]+6[1,6]+3 → 29
GM:なんか頑張った
虹咲奏:ふんふん
君臣ユウ:やりおる
虹咲奏:ここはどっちかカバーに入りますね
速水やどり:こっちは大丈夫そうかな
虹咲奏:行動放棄ちょっと勿体無い感もあるが
真堂光磨:ドッジは振れても二個だがトライはしようか
速水やどり:ドッジダイスis0個なのでこっちは素手ガードで
真堂光磨:2dx+1>=29
DoubleCross : (2DX10+1>=29) → 9[5,9]+1 → 10 → 失敗
真堂光磨:無理~
君臣ユウ:頑張れ皆ぁ~
虹咲奏:カバー行きます?
真堂光磨:では頂けると
虹咲奏:はーい、では光磨くんを行動放棄カバー、で、自分のリアクション
虹咲奏:《竜鱗》 装甲+30
君臣ユウ:つよい
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を3増加(64 → 67)
真堂光磨:硬
虹咲奏:着ぐるみ合わせて42
GM:硬……!
GM:ではダメージ!
GM:3d10+19
DoubleCross : (3D10+19) → 18[4,10,4]+19 → 37
GM:うっせやろ弾かれた
君臣ユウ:こっちもたっかいな!
虹咲奏:わっはっは
君臣ユウ:防具の分で綺麗に弾いてる
速水やどり:で、こっちは29食らって……2足りないな。
GM:惜しい……
速水やどり:《リザレクト》!
速水やどり:速水やどりの侵蝕を1D10(→ 6)増加(66 → 72)
速水やどり:速水やどりのHPを6に変更(28 → 6)
GM:では続いてジャームB、デバフくらってない方!
GM:データはAと同じなので、マイナーも同じく《破壊の爪/ハンティングスタイル》
GM:メジャーも《C:キュマイラ/獣の力/形なき剣/要の陣形》で、3体にドッジ-2個で白兵攻撃
GM:元気な人を狙うルーチン!なので虹咲さん、ユウくん、光磨くん!
GM:7dx7+3
DoubleCross : (7DX7+3) → 10[1,5,6,6,8,9,10]+10[1,7,8]+10[1,7]+5[5]+3 → 38
虹咲奏:まわしてきた
速水やどり:頑張るね君たち
君臣ユウ:元気だなぁ!
真堂光磨:頑張るな…
GM:やたら頑張るな君?
君臣ユウ:ガード値無いので一応回避。
真堂光磨:再びこっちも努力してドッジ
虹咲奏:あっ
虹咲奏:あー
真堂光磨:2dx+1>=38
DoubleCross : (2DX10+1>=38) → 8[7,8]+1 → 9 → 失敗
GM:あ、差し込みいいですよ
虹咲奏:いえ、もう判定出ちゃったので
GM:ダイス数が変わったら振り直すぜ
真堂光磨:おっと
虹咲奏:いいのかいGM!
GM:いいぜ!
君臣ユウ:いっけー!
虹咲奏:《ビーストロア》《魔獣の咆哮》
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を5増加(67 → 72)
虹咲奏:えっと、ダイスデバフが
GM:重ねてきた!?
虹咲奏:-10です
GM:グワーッ
GM:となると、1個は振れるけど絶対クリティカルしない、か
虹咲奏:クライマックスには間違いなく回復するからな
君臣ユウ:つよい
GM:1d10+3
DoubleCross : (1D10+3) → 5[5]+3 → 8
GM:それでもまあ頑張ったよB……
GM:なので達成値は8!先にリアクションダイス振った人は、振り直してもさっきの出目を採用してもいいです
真堂光磨:ではさっきの目を使って9で避けます。助かった…
君臣ユウ:さっき白兵ダイス7個だったけど0にはならないんだっけ?
GM:0でも最低1つは振れるはず
君臣ユウ:理解!避けるぜ
君臣ユウ:4dx+1>=8
DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 8[3,6,7,8]+1 → 9 → 成功
君臣ユウ:シュババ
GM:仲いいな君ら
GM:あっ、虹咲さんもリアクションお願いします!
虹咲奏:そうだった!
虹咲奏:こっちは避けるより受けたほうが早いので
虹咲奏:《竜鱗》 装甲+30
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を3増加(72 → 75)
虹咲奏:で!
GM:ふふ、ダメージで10出しても弾かれるが、まあ一応振る!
GM:1d10+19
DoubleCross : (1D10+19) → 3[3]+19 → 22
GM:カッキーン
GM:
GM:では続いてアタッカーのうち、光磨くんのターン!
真堂光磨:了解
真堂光磨:マイナー、“黒金”《インフィニティウェポン》。武器作成して侵蝕率3
真堂光磨:真堂光磨の侵蝕を3増加(64 → 67)
真堂光磨:メジャー“裏霞”《C:ウロボロス》《シャドーテンタクルス》、オートで《砂の加護》 侵蝕率6
真堂光磨:やどりちゃんの援護で+7DのC-1。なんぞ
真堂光磨:あ、対象はAで攻撃です。判定!
GM:押忍、こちらから割り込みはないのでドーゾ!
真堂光磨:15dx6+9
DoubleCross : (15DX6+9) → 10[1,3,3,4,4,6,6,7,8,8,9,9,9,10,10]+10[3,4,5,5,5,6,6,8,9,9]+10[1,2,7,9,10]+10[4,5,8]+1[1]+9 → 50
GM:?????????
君臣ユウ:キアイソード
GM:ジャームAは素手ガード!
真堂光磨:やどりChang.
真堂光磨:ダメージ。これも+20か…
真堂光磨:6d10+16+20
DoubleCross : (6D10+16+20) → 32[1,9,1,10,4,7]+16+20 → 68
真堂光磨:諸々有効で68
真堂光磨:真堂光磨の侵蝕を6増加(67 → 73)
GM:装甲などというものは…ない!67点もらって戦闘不能!
君臣ユウ:つよい
GM:では続いて、虹咲さんは行動放棄カバー済みなので、ユウくんの手番!
真堂光磨:後はお願いしますお兄さん
君臣ユウ:はーい!
君臣ユウ:マイナーで《骨の銃》+《死招きの爪》 攻撃力26、射程20mの武器を作成。
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を6増加(82 → 88)
君臣ユウ:メジャーで【世界湾曲-ミリ秒】
君臣ユウ:エフェクトなしの射撃をジャームBに
君臣ユウ:(5+7)dx9+20
DoubleCross : (12DX9+20) → 10[2,2,3,4,4,5,5,5,6,6,9,9]+3[2,3]+20 → 33
君臣ユウ:リアクションどうぞ!
GM:Bも素手ガード!
GM:ダメージを…どうぞ!
君臣ユウ:4d10+26+2d10+20
DoubleCross : (4D10+26+2D10+20) → 31[10,6,9,6]+26+18[8,10]+20 → 95
真堂光磨:ゴツイ
君臣ユウ:諸々有効の95点!
君臣ユウ:95点!?
虹咲奏:95点?!
GM:!?!?!?!?!?
君臣ユウ:侵蝕上昇はありません。エフェクト使ってないからね!
虹咲奏:出目タッカイ
GM:94点もらって……吹き飛ぶ!
君臣ユウ:6振って49、かなり殺意
君臣ユウ:ヤッター!
GM:ジャーム2体、撃破!PCの勝利……いや蹂躙だよこれ!!
GM:船の廊下とはいえ、規模が規模。腕を振るうに不自由はない
GM:が、それは相手も同じこと。似たような姿のジャームが2体、キミたちを見据えながら、みしりと脚に力を込めて──
速水やどり:(……向こうの方が動き出しは早いか)一瞬でその様子を目に収め。
速水やどり:「受けてから返しで倒します。まずは防御を固めて!」凛とした声が戦場に響く。
速水やどり:次の一手を見据えるのに、頭が研ぎ澄まされるのを感じるだろう。
虹咲奏:「光磨、私の背後に。一方には目眩しを効かせた」
虹咲奏:「来るぞ」
ジャーム:「ギシャアッ!!」
GM:虹咲さんの言葉に違わず、片方は激昂して見えざる光を放った男へ、もう片方はそれに煽られてか形振り構わずといった勢いで
君臣ユウ:「了解。皆も気をつけて」手を広げる独特の姿勢で襲撃に備える。
GM:両の腕と尻尾、1体あたり3つの打撃。合計6度、獣の剛力が襲う!
真堂光磨:言葉通り、虹咲支部長の後ろ。身を固め機会を待つ
君臣ユウ:「(虹咲支部長を中心に同時に攻撃……慣れてるな!)」
虹咲奏:がき、がきん。柔らかく見える翼はしかし容赦なく力の乗った攻撃を捌いていく。
君臣ユウ:「ハッ!」勢いのままに振られる尾に手を添えて、空振りに変えさせる
虹咲奏:「残り4、3手……」
虹咲奏:「やどり、耐えろ!!」
速水やどり:「く……!」自分のところに来る分までは対処できなかったが……問題ない。大きな外傷も付与効果もなく、再生の範囲内。
速水やどり:「こちらは気にせず! 次の攻めで確実に落とせるよう!」
君臣ユウ:「……っ!」速水やどりの声で研ぎ澄まされた思考は、一時的に彼女の思惑を理解できるほどの冴えを与える。
君臣ユウ:「光磨くん、行けるな!?」
真堂光磨:「十分に」
GM:先手を取ったジャームは、攻撃後の隙を晒している。あるいはそれは、攻めの合間に一瞬、キミたちの中にいるひとりの獣と相対したためか
真堂光磨:暗闇には不似合いの鮮やかな羽根から抜け出るよう、一歩。
虹咲奏:翼のカーテンが開かれる。
真堂光磨:手中のキーホルダー──片眼が薄く輝いて=瞬きひとつ/影が得物を編む
真堂光磨:「馳走する」
真堂光磨:風切音。形の崩れた変異抜刀──攻撃の腕が顔を掠めると同時
真堂光磨:黒の刃の居合が一人に届く
真堂光磨:もう一人には見向きもしない。意識を向けずとも、問題ないから
君臣ユウ:「おぉ……」その一刀を視界に収める。
君臣ユウ:(特殊な刀、いや、技術かな?)
君臣ユウ:戦いの中、澄み切った思考の片隅で観察に向ける。
君臣ユウ:あまりにも悠長な一瞬の後、ジャームに触れた掌を掲げた。
君臣ユウ:「君には既に『触れている』」
君臣ユウ:自分に向かってきたジャームの尾。手袋の触れた箇所。
君臣ユウ:「既に」
君臣ユウ:「俺の手の中だ」
君臣ユウ:グ、と拳を握った
君臣ユウ:振りかぶることもない。ただ当てただけの箇所が捻れる
君臣ユウ:触れた一点から渦を巻くように、ジャームの体が形を失った。
GM:斬撃、歪曲。行使された力の方向は全く逆だが、もたらされる結果は同じだ
GM:少年たちの鮮やかな一撃を受け、2体のジャームは活動を停止する
GM:そして──両断された、あるいは捻じれた残骸は──
GM:じわりと、影が溶けてゆくようにゆっくりと消失してゆく
君臣ユウ:「溶けた……?」
虹咲奏:「戦闘終了だな……消失、ふむ」
虹咲奏:変異を解く。
虹咲奏:「やどり、どう見る?」
速水やどり:「そうですね。遺産級のEXレネゲイドであれば、その膨大な出力によって」
速水やどり:「レネゲイドウィルスの塊……レネゲイドビーイング未満のソレを作成することができるかもしれません」
速水やどり:「消失、あるいは還元、再分解……カタチを保てなくなるほどの衝撃を加えれば、倒すことはできる、ということですね」
君臣ユウ:「あの壺の効果ってことか」
君臣ユウ:「そういう意味では、ブラム=ストーカーの従者ってやつに近いのかもしれないね」
虹咲奏:「なるほど。こう言った考察は得手ではないから助かる」
真堂光磨:「そうなると、会うたびに細かく相手をするより大元を早く叩かないと無駄骨だね」
速水やどり:「はい、的確な意見です」
速水やどり:「これだけの出力を振り回せる相手の、無数にある末端を全て相手どるのは不可能でしょう」
速水やどり:「なんとか探索して、本体を叩きたいですね」
虹咲奏:「先ほど春日恭二を追っていた大群も、白血球のような防衛反応なのかもな」
春日 雪:「となると……このまま闇雲に進むのもよくない、ですね。なら──」
春日 雪:「落札者に話を聞いてみますか?幸い、あちらも」
春日 雪:「……落ち着きつつあるようですし」
君臣ユウ:「落札者というと………」
君臣ユウ:先程の大群が向かっていった方を見る
GM:視線の先にあるのは、つい今しがた春日恭二が曲がっていった角。そちらから、なにがしかが殴り合うような音が微かに聞こえて──消える
真堂光磨:「どちらが残ったと思う?」
速水やどり:「それは良くない問いですね」
速水やどり:「……結果が分かり切っているものですから。伊達に不死身と呼ばれているわけではないでしょう、あの方も」
真堂光磨:「それもそうだ」
君臣ユウ:「今まで相対したUGNが、今のジャームより下とは思えないしね」
君臣ユウ:「名前が知られて尚生き延びてるエージェントだ。気を引き締めていこう」
君臣ユウ:「……なんて、言うまでもなかったか」
速水やどり:(にしても。こちらが4人がかりで2匹を倒す間に、単独であの大群を、ですか)
速水やどり:(やはり……脅威ですね。"ディアボロス"は)
GM:シーンエンド、ロイスの取得のみ可能です
君臣ユウ:ロイス1枠空けて保留!以上!
虹咲奏:ロイスは保留で……治療キットの使用は可能ですかね?
虹咲奏:やどりちゃんにあげたい
速水やどり:真堂光麿/○信頼/悔悟で最後の1枠!
GM:あいあい、どうぞ!<治療キット
虹咲奏:じゃあやどりちゃんにPASS!3d10回復よ
真堂光磨:虹咲支部長に結びます。「〇敬意/距離感」で
GM:使い捨てじゃないので何度でも使えるドン!
君臣ユウ:やったー!
君臣ユウ:手厚い組織のサポート
速水やどり:ではこっちで振って回復させてもらおう
速水やどり:3d10
DoubleCross : (3D10) → 7[1,3,3] → 7
速水やどり:うそでしょ
速水やどり:まぁ回復は回復!
速水やどり:速水やどりのHPを7増加(6 → 13)
君臣ユウ:出目…
虹咲奏:ほんとだ使い捨てじゃないんだこれ
GM:以上かな、では改めてシーンエンド!
◆Middle05◆
GM:■ミドル5
GM:シーンPC:速水やどり(他PC全員登場)
GM:
GM:登場侵蝕をお願いします
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を1D10(→ 2)増加(75 → 77)
虹咲奏:落ち着いてきたな
速水やどり:速水やどりの侵蝕を1D10(→ 8)増加(72 → 80)
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を1D10(→ 9)増加(88 → 97)
君臣ユウ:ンミミィ
君臣ユウ:登場侵蝕バク上がり太郎
GM:うっそやん
虹咲奏:なぜ…?
真堂光磨:真堂光磨の侵蝕を1D10(→ 3)増加(73 → 76)
GM:レネゲイドの気配を追うまでもなく、"ディアボロス"の行き先を辿るのは容易かった。角を曲がるのを目撃していた、というのはもちろんだが──
GM:途中から点々と血痕が、そしてキミたちが倒したものと同じように、斃れ消滅したジャームの名残らしき染みが廊下に続いている
GM:そして、何度か角を曲がった後、壁に背中を預けるようにして、廊下にどっかりと座り込む白スーツの男がいた
春日 恭二:「……ふん、遅かったじゃあないか。生憎、獲物はもう残っておらんぞ」
虹咲奏:「流石の実力だな、春日恭二」
速水やどり:「お見事、と称賛しておきますが……まぁ。生憎、キルスコアを稼ぐゲームではなさそうなので」
君臣ユウ:(連戦はそれだけで消耗するのに、会話する余裕はあるのか。流石だな)
春日 恭二:「"プロフェット"。"リトル・ライト・ブルー"。それに……神社の子供と、そして」
GM:ちらりと視線が向くのは、もう一人の金髪の少年と、そして
春日 雪:「(にっこり)」
GM:その横で微笑む、同じ姓を持つ少女
君臣ユウ:「む」戦闘態勢こそ取らないものの、警戒した顔。
春日 恭二:「……ご苦労なことだ。こんな船まで引っ張り回されて」
GM:喉を鳴らすように笑おうとしたのか、唇を歪め、そして小さくせき込んで血交じりの唾を吐き捨てる
虹咲奏:「それはお互い様だ。寧ろお前の方が苦労を背負ってる様に見えるがな」
虹咲奏:《七色の直感》。おそらく相手は疲労しているだろう。その中で、遺産への感情はどうか、
虹咲奏:読み取ろうとしている。
春日 恭二:「なるほど、仕事熱心なことだ。……で、この騒ぎも収拾をつけるつもりなのだろう、貴様らは」
GM:声に、そして気配に滲むのは、食傷と後悔
GM:つまり──船がこうなったのは、この男の本意ではないのだということ
虹咲奏:「当然だ。それに」
虹咲奏:「お前もこの騒ぎが収まることを望んでいるのではないか?」
春日 恭二:「どうだかな。これ幸いにと、価値のある品をまとめて持ち逃げするかもしれんぞ、俺は」
春日 恭二:「貴様ほどの立場なら知っているだろう。俺たちは──いや、俺は今、FHではなかなか微妙な立場でな。成果はあるに越したことはない」
GM:冗談めかして、今度はなんとかニヤリと笑みを浮かべることに成功する
真堂光磨:「そうする人はそういうことは言わないと思う」
真堂光磨:「貴方は善人でもないし悪人だけど、悪党ではないはず」
春日 恭二:「……くそ、飾りのない言葉というのは使いどころを考えろと習わなかったのか貴様は」
速水やどり:「なんだかロマンチストめいた発言ですね」くすりと微笑む。
真堂光磨:「ぼくまだ幼児なのでよくわかりません」しれっと
真堂光磨:「嘘と方便を使い分けるのに抵抗を覚えなくなるまで、まだだいぶ先だ」
君臣ユウ:(なんというか)
君臣ユウ:(雪ちゃんの親族にしては……素直な人だな。)
君臣ユウ:「春日恭二。貴方もわざわざ、ここで敵対するつもりはないんだろう?」
君臣ユウ:「このままじゃ成果を上げる前にジリ貧だ」
速水やどり:「そうですね。不死身の悪魔の最後が、洋上で閉じ込められて行方知れず、では」
速水やどり:「いささか格好がつかないのでは?」
春日 恭二:「今更見栄を気にしていられるものか。だが──ああ」
春日 恭二:「貴様らが奔走すると言うのなら、そこに横槍を入れる道理もない」
速水やどり:「もうひとこえ、ですね」
虹咲奏:「………やどり」
速水やどり:「生憎私も子供ですが、方便を使い分ける時の抵抗を置いてきてしまったので」
速水やどり:ぱちり、と虹咲支部長……そして、雪ちゃんに目配せ。
君臣ユウ:(こういう振る舞いの時のやどりちゃんは、楽しんでるやつだな……)
速水やどり:「私たちはこの混乱を収めます。しかし、混乱を収めるのは大前提であり、肝要なのはその後で……」
速水やどり:「例えば」
速水やどり:「協力者の一人が、いつの間にかいなくなっていても……気が付かないかもしれませんし」
速水やどり:「もしかしたら」
速水やどり:「姿を消した落札者に追手が向く前に、オークションを再開して元の形に収まるよう尽力するかもしれません」
速水やどり:「……どうです?」
君臣ユウ:「…………(落札金額の踏み倒しに協力するって言ってるよな?)」表情は保つ
速水やどり:「(踏み倒し、というか、まぁ……掟破りの入札キャンセル、ですが。この局面では、似たようなものでしょう)」
春日 恭二:「ぐ、むむ……」
GM:唸り声は取引への悩みか、あるいは、遥か年下の子供がここまで智恵と策を巡らすことへの感嘆か
君臣ユウ:得心がいったように頷く。持ち逃げはダメだが、クーリングオフは合法の手段だ。
春日 恭二:「……いいだろう。なら、こちらももうひと働きしてやろう」
春日 恭二:「気付いているだろうが……あのジャームどもは兵隊だ。大本を叩かねばどうにもならん」
虹咲奏:(……これだから、幼さなど理由にならない)やどりちゃんを見て目を細める。
春日 恭二:「そしてどうやら、奴らは持ち主をあの壺のところへ連れて行こうとしているらしい」
君臣ユウ:「排除しようとしたんじゃなくて、連行するつもりだったのか」
春日 恭二:「……実のところ、貴様ら以外にも何人か乗客とすれ違ったが。逸れてそちらへ行くことはあれど、大部分は俺を追いかけ続けていた」
春日 恭二:「つまり、わかるな?俺とあの壺は、どうやら繋がっているらしい。ひとまず全滅はさせたが、また兵隊を送り込んでくることだろう」
虹咲奏:「お前を連れて行かせて、それを追う」
君臣ユウ:「そこに本体があるってわけだ」
速水やどり:(……そこまで分かっていながら、なぜ自分で遺産のもとに行かなかったのか……?)
速水やどり:(まぁ。遺産と言えば、大体『代償』がセットですからね。無防備に本契約をさせられるのを避けたとか、推測はできます)
速水やどり:「分かりました。では、『釣り』と洒落込みましょうか。釣り船というには大きすぎる船ですが」
真堂光磨:「疑似餌も豪華、かな」
春日 恭二:「まさかUGN、しかもこのような子供が人を餌扱いするとは。教育か、あるいは友人が悪いんじゃあないのか」
虹咲奏:「ルアーが使い物にならなくなるようなことにはしない。まあ、無用の心配だろうが」
虹咲奏:「………」
速水やどり:「言われてますね。雪ちゃんも、私も」
虹咲奏:「子供を子供と侮っていないだけだ」
真堂光磨:「友達は悪くないよ。育ちは……どうだろう」
君臣ユウ:「ちなみに、何に例えられたいんだ?本人の希望としては。」
春日 雪:「影響を与え合っている、という意味なら否定はしませんが……」
春日 恭二:「……貴様も貴様で遠慮がないな。まあ、その娘と並んでいてはそうもなるか」
春日 恭二:「まあ、餌でも囮でも好きに言うがいい。……ついでだ、兵隊はこっちでなんとかしてやる」
君臣ユウ:「助かる。ありがとう」
君臣ユウ:言葉の裏には幾ばくか敬意はある。事情はあれど、知り合いの親族なわけで。
君臣ユウ:(あの数を相手取るのは骨だしな……)
君臣ユウ:"春日"恭二。その姓を持つ相手を初めて間近に見て、多少の好奇心をにじませている。
君臣ユウ:「UGNでも手を焼く戦い方、勉強させてもらおう」
虹咲奏:「お互いに僥倖な出会いであったと思えることを願おう」
虹咲奏:「───何」
虹咲奏:「お前は随分とましな人間だよ、春日恭二」
春日 恭二:「──貴様に"人間"と呼ばれるとはな、"プロフェット"」
GM:いざ鉄火場となれば、獣じみた姿となる。そのことを揶揄している──ようにも聞こえる
虹咲奏:「ああ」
虹咲奏:「───人間だ」
GM:シーンエンド、ロイス取得と買い物が可能です 買い物はここがラスト!
GM:(なんか道中で調達したとかそんな感じ)
君臣ユウ:ディアボロスに取っておきます
虹咲奏:んー、春日さんにとりましょうか 恭二のほう
君臣ユウ:「春日恭二 P敬意/◯N警戒」
速水やどり:ロイスは既にMAXなので……なし!
虹咲奏:敵対組織/春日恭二/感服:○/皮肉/ロイス
真堂光磨:ディアボロスにロイス取得。「有為/〇敵愾心」、まぁご友人を悪く言われた分で
速水やどり:高性能治療キットをPTでもういっこ調達狙います
速水やどり:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 10[1,10,10,10]+9[1,6,9]+1 → 20 → 成功
君臣ユウ:すご
速水やどり:なんかすごいの買えた 即使います
GM:めちゃ・いいのが買えた
速水やどり:3d10
DoubleCross : (3D10) → 16[6,8,2] → 16
速水やどり:全回復!
君臣ユウ:防具とかは揃ってるので、ワンチャン重ね着のリアクティブコートでも狙ってみるか
速水やどり:速水やどりのHPを28に変更(13 → 28)
虹咲奏:こっちもリアクティブアーマーの方を
君臣ユウ:アーマーだった。
虹咲奏:1dx+1>=24
DoubleCross : (1DX10+1>=24) → 3[3]+1 → 4 → 失敗
君臣ユウ:コートは高いやつだ。
君臣ユウ:アーマー狙い
虹咲奏:ワンもない
君臣ユウ:3dx+4>=24
DoubleCross : (3DX10+4>=24) → 5[2,3,5]+4 → 9 → 失敗
君臣ユウ:ナッチャン
君臣ユウ:以上です
真堂光磨:ではリアクティブアーマー
虹咲奏:以上です
真堂光磨:2dx>=24
DoubleCross : (2DX10>=24) → 5[4,5] → 5 → 失敗
真堂光磨:バディ貰ってもいいですかね
君臣ユウ:バディムーブ!
GM:最強エンブレム!
君臣ユウ:届くのかな
真堂光磨:ダメだ勘違いしてた……
真堂光磨:失礼しました終了です
君臣ユウ:2倍はオークションのときだけってわけ
君臣ユウ:こちらも以上~
GM:あーい、じゃあ以上かな……!
GM:改めてシーンエンド!
◆Climax◆
GM:■クライマックス
GM:全員登場
GM:
GM:登場侵蝕をお願いします
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を1D10(→ 1)増加(97 → 98)
君臣ユウ:スン
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を1D10(→ 8)増加(77 → 85)
GM:落ち着きが出た
速水やどり:速水やどりの侵蝕を1D10(→ 2)増加(80 → 82)
真堂光磨:真堂光磨の侵蝕を1D10(→ 2)増加(76 → 78)
君臣ユウ:戦いで落ち着く性質
GM:──ポセイドン号、迷宮と化した廊下
GM:駆け抜けていくのは、聊かどころではなく奇妙な集団だった
春日 恭二:「釣り餌になってやるとは言ったが!もっとスマートなやり方もあっただろう貴様らああああああ!?」
GM:その叫びは、自分を抱え上げて運ぶジャームの集団に向けてか、それとも
GM:彼らを少し離れて追跡する、UGNのオーヴァードたちに向けてのものか
真堂光磨:「何をしても文句を言いそうだし……」息を切らすことなく追跡しながら溢す
君臣ユウ:「あんまり、普段の任務で見ない絵面だな」
虹咲奏:「イメージとだいぶ違ったが……結果的にはこれでいいのか」
速水やどり:「迅速では……ありますからね……!」やや息を切らしつつ、それでも同年代の中では体力はあるほう。懸命に追いかけている。
虹咲奏:「……やどり、背負うか?」
君臣ユウ:「走るの無理しないようにね。雪ちゃんも。」
春日 雪:「はい、今のところなんとか……戦いの前にユウくんたちを疲労させるわけにも、いきませんし」
春日 雪:「おんぶはまたの機会に、です」
速水やどり:「ですが、見失うのが一番よくないのでっ……もう少し続くようでしたら……お願いします……!」
君臣ユウ:「わかった。いや、そうそう機会があるものでもないと思うけど。」
君臣ユウ:「船の構造なら、そこまで広がってるとは思わないが……」
真堂光磨:「元々が大きい分、どうなってるか判断がつかないな」
真堂光磨:「相応の距離は移動してるはずだけど──」
春日 雪:「こういう場合、あり得るのは……安全な場所、例えば倉庫に引きこもるか──」
春日 雪:「……元の場所から動いていないか、です」
君臣ユウ:「元の場所というと、オークションの会場か」
虹咲奏:「ああ、その可能性が大きいだろうな」
GM:走り続けるうち、廊下の調度は見覚えがあるものが混ざってゆく
GM:ロビーからホールへと続く廊下のそれだ
速水やどり:「近そうですね……息が持ちそうで、なによりっ」
GM:そしてジャームの群れが、廊下突き当りの、これも見覚えのある両開きの扉に突撃して──
春日 恭二:「ぬわーーーーッ!?」
君臣ユウ:「強引に行った!」
GM:破城槌よろしく、"ディアボロス"を前方に突き出して扉を突破!
虹咲奏:「………!」
真堂光磨:「ここまでされると少し同情する」
虹咲奏:「あいつでなければ相当ダメージがいっているはずだ」
虹咲奏:「幸か不幸か、だな……」
君臣ユウ:「コメントがドライ……!」
春日 雪:「ですが、おかげで……おかげで?道は開けました、ジャームの群れに塞がれる前に私たちも……!」
虹咲奏:少女たちの様子を見つつ、ホールへと走る!
君臣ユウ:「よし、突入だ!」
真堂光磨:「前に出る」
君臣ユウ:「あぁ、行くぞ」
君臣ユウ:2人で歩幅を合わせて真っ先に突入する。
GM:突入したホールに、人の姿はない。キミたちと同じように、船のあちこちに散らされてしまったのだろう
GM:今ここにいるのは、突入したキミたち5人と、ジャームたちに文字通り担ぎ上げられた春日恭二、そして
GM:壇上、祭壇に在るかのように鎮座する、古びた──しかし活性化したからか、隠しようのない濃密なレネゲイドの気配を纏った壺が、ひとつ
虹咲奏:「姿を変えている、ということはないようだが。何を仕掛けてくるかまだわからん」
虹咲奏:「各自、警戒を」そう言いながら翼を広げる。
春日 恭二:「……無理矢理に何かしようということはないらしいが、こうなれば触れてみなければ分からんな……」
春日 恭二:「どうせロクなことにはならんだろうが、始末は貴様らに任せるぞ!」
虹咲奏:「請け合った!」
GM:ええいままよ、とばかりにジャームの群れから飛び降りて、男は壺へと跳躍し──やけっぱちな言葉とは逆に、ゆっくりと壺の表面に触れる
GM:その瞬間は静かなもので。或いは、全ては杞憂か、そう感じられたころ──
GM:壺の中。小さな空間には収まりきらないような、濃密なレネゲイドの気配が見えて──
春日 恭二:「……うおッ!?」
GM:どろりとした中身が、間欠泉のように噴出する。ぼたり、ぼたりと地面に落ちて積み重なるそれが取った姿は──
黒い塊:──今まさに、壺に触れた男のそれに──全てが黒色の粘液で出来ていること以外は──服装まで瓜二つだった
君臣ユウ:「黒い……"ディアボロス"!?」
春日 恭二:「……俺は何も知らんぞ!?」
虹咲奏:「所有者のレネゲイドを模したのか……?」
君臣ユウ:「実力まで同じだとすると、厄介そうだな……!」
春日 恭二:「くっ……任せるとは言ったが、このようなものを前に何もせずにおれるものか……!」
虹咲奏:「……あれも恐らくジャームだと推測するが……」
GM:約定は約定、衝動は衝動、とばかりに。目の前の己と同じ黒塊に、腕を異形化して殴りかかる、が
GM:そこへジャームの群れが殺到し、"ディアボロス"を押し流してゆく
春日 恭二:「ぐわーっ!?」
君臣ユウ:「一息で!?」
真堂光磨:「数が多すぎる。……バラバラにさせてたリソースが全部ここに集まってると考えればこうもなるか」
虹咲奏:「魚拓を取ったら用無しか」
虹咲奏:「……不死身の二つ名、信じるぞ。でなければ約定違反だ……寝覚めが悪い」
春日 雪:「……私がフォローに回ります。親戚のおじさまでもありますし、何より──虹咲のおじさまたちがUGNとして交わした約束を、違えるわけいはいきませんから」
春日 雪:「やどりちゃん、指揮をお任せします」
君臣ユウ:「ん、雪ちゃんも気をつけて」
君臣ユウ:「イザという時は助けに行くから」
春日 雪:「ええ。──ユウくん。光磨くん。虹咲支部長」
春日 雪:「やどりちゃんを、お願いします」
虹咲奏:「任せておけ」
GM:ここからは本来の役目、とばかりに。普段通りの役職で呼びかけ、少女は駆け出す
真堂光磨:「雪ちゃんもね」走り出すその背に言葉を送り
真堂光磨:「ここからが本番。十二の看板を任された以上は」
真堂光磨:「──正しくその力を見せつけなきゃならない」
虹咲奏:「……速水」
速水やどり:「はい」
虹咲奏:「また、後で茶会をしよう」
虹咲奏:「そのためにも。お前の力を貸してくれ」
速水やどり:「……はいっ!」
速水やどり:「対象をディアボロスシャドウと仮称。鎮圧に移ります」
速水やどり:「――戦闘、開始っ!」
GM:その号令に応えるかのように、影で編まれた"ディアボロス"が、そして"ディアボロス"本人に向かった群れからはぐれた僅かなジャームが
GM:これまでより更に濃密なレネゲイドを、ホールに拡げてゆく──
GM:衝動判定、目標9!
虹咲奏:ハァハァ たのむぞ
君臣ユウ:3dx+5>=9 思い出の一品
DoubleCross : (3DX10+5>=9) → 8[3,6,8]+5 → 13 → 成功
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を2D10(→ 14)増加(98 → 112)
虹咲奏:2dx+1>=9
DoubleCross : (2DX10+1>=9) → 6[1,6]+1 → 7 → 失敗
GM:支部長!?
虹咲奏:アーッ
君臣ユウ:バディムーッヴ!
虹咲奏:神!!!!!
速水やどり:8dx>=9
DoubleCross : (8DX10>=9) → 10[1,2,2,3,5,8,9,10]+5[5] → 15 → 成功
GM:ナイス!(ここはまだ戦闘ラウンドとは数えません)
君臣ユウ:これが第九の力だぁ!
虹咲奏:ノー暴走です
君臣ユウ:やったー
速水やどり:速水やどりの侵蝕を2D10(→ 10)増加(82 → 92)
真堂光磨:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 8[2,4,8,8]+1 → 9 → 成功
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を2D10(→ 10)増加(85 → 95)
真堂光磨:真堂光磨の侵蝕を2D10(→ 14)増加(78 → 92)
GM:それでは戦闘開始!
GM:■ラウンド1
GM:セットアップ!
GM:エネミー側はありません
真堂光磨:なしです
君臣ユウ:セットアップなし!
虹咲奏:《ショウタイム》をDシャドウに
GM:ぬわーッ
虹咲奏:ダイスデバフは現在7。
速水やどり:セットアップなし!
虹咲奏:侵蝕率が100行ったらもう一個増えるぞ
GM:フエテル!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を4増加(95 → 99)
GM:ではデバフをいただいて、ここからはイニシアチブ通りの進行!
GM:
GM:エネミーによる割り込みはありません、なのでやどりちゃんから!
速水やどり:はーい!
速水やどり:マイナー……5m後方に移動してエンゲージ切っておきます。
速水やどり:で、メジャー。
速水やどり:《弱点看破》Lv5+《アドヴァイス》Lv7+《戦場の魔術師》Lv2
速水やどり:対象:3体、射程:視界の支援。
速水やどり:対象は自分以外のPC3人。
速水やどり:このメジャー直後に侵蝕が100超えてレベルが上がるので、
速水やどり:ラウンド中攻撃力+23、次のメジャーアクションのダイス+8個、C値-1(下限6)。
速水やどり:速水やどりの侵蝕を11増加(92 → 103)
速水やどり:以上です!
GM:オーライ、つよいぜ……
GM:
GM:では続いて、割り込みなければエネミー側が動きます!
速水やどり:ちょっと待ってね
速水やどり:割り込みます。
GM:OK、どうぞ!
速水やどり:Dロイス《触媒》。誰か一人を行動権消費せずに即座に行動させるので、
速水やどり:君臣さん、お願いできますか?
君臣ユウ:マカセテ
君臣ユウ:動きます!
君臣ユウ:手番マイナー。《骨の銃》+《死招きの爪》 攻撃力33、射程20mの武器を作成。
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を6増加(112 → 118)
君臣ユウ:獣Aにエフェクトなしで射撃攻撃を行います。
GM:どうぞ…!
君臣ユウ:(6+8)dx9+20
DoubleCross : (14DX9+20) → 10[1,1,1,2,2,2,2,4,4,7,7,8,9,10]+10[8,10]+6[6]+20 → 46
君臣ユウ:おぉ……
君臣ユウ:これが力……
虹咲奏:すご
GM:Cr9なのに……!?
GM:獣ジャームは《イベイジョン》で回避達成値14で固定、当たり!
君臣ユウ:ダメージ!
君臣ユウ:5d10+33+2d10+23 諸々有効
DoubleCross : (5D10+33+2D10+23) → 24[1,6,4,9,4]+33+14[6,8]+23 → 94
君臣ユウ:94点!
虹咲奏:ヒューッ
真堂光磨:ごっついのう
君臣ユウ:力じゃ
GM:獣A、オーバーキル……!
君臣ユウ:そして侵蝕上昇はありません。
GM:ずるい
君臣ユウ:ワハハ
君臣ユウ:手番以上!
GM:押忍、ではこちらだ!
GM:
GM:まずはディアボロス・シャドウから
GM:マイナー:《完全獣化/剛身獣化/破壊の爪/ハンティングスタイル》素手データ変更、肉体判定ダイス+4個、攻撃力+6、装甲値+9
GM:PCたちのエンゲージに移動します
虹咲奏:うおおう
GM:メジャー:《C:キュマイラ/獣の力/オールレンジ/ジャイアントグロウス》 対象:範囲、攻撃力:24+2D10の白兵攻撃
GM:なお判定ダイスは16個です
虹咲奏:では
虹咲奏:《ミスディレクション》
虹咲奏:こっち使います。対象を単体で選びなおしな!
GM:ぐわーッ!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を5増加(99 → 104)
GM:じゃあここは、攪乱されたということでランダムにいきましょう
GM:1d4 立ち絵の並び順(ユウくん、光磨くん、虹咲さん、やどりちゃん
DoubleCross : (1D4) → 3
GM:マジか
虹咲奏:ショウタイムもあるからどのみちね
君臣ユウ:やりおる
虹咲奏:ウフフ
真堂光磨:流石
GM:ぐむむ……ともあれ更なる割り込みなければ、虹咲さんへの単体アタック!ショウタイムのダイスペナは受けないぜ!
虹咲奏:よろしい、きなさい
GM:あーい、では……!
GM:16dx7+4
DoubleCross : (16DX7+4) → 10[2,3,3,5,5,6,6,7,7,7,7,8,9,9,10,10]+10[2,4,5,5,6,8,9,10,10]+10[3,3,5,9]+1[1]+4 → 35
虹咲奏:《竜鱗》 装甲+50
君臣ユウ:ヤバ
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を3増加(104 → 107)
GM:硬ッ
GM:ではダメージ!
GM:4d10+24+2d10
DoubleCross : (4D10+24+2D10) → 24[6,4,10,4]+24+13[10,3] → 61
GM:ハァハァなんとか上回っ……
虹咲奏:50に着ぐるみの装甲値12
虹咲奏:これだけで弾ける!
GM:防具もあった……!
GM:これが起源種の力……
GM:では続いて、残ったジャームの行動!
GM:マイナー:《破壊の爪/ハンティングスタイル》 素手データ変更しつつ戦闘移動、PC前衛へ
GM:メジャー:《C:キュマイラ/獣の力/形なき剣》 攻撃力:19の白兵攻撃、ドッジのダイス-2個
GM:対象は……これもランダムにいきましょう
GM:1d3 並びは先と同じ
DoubleCross : (1D3) → 2
GM:光磨くん!
虹咲奏:《魔獣の咆哮》判定ダイス-7個
GM:なお判定ダイスは7個です
虹咲奏:撃っとこ
GM:ギャーッ
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を2増加(107 → 109)
君臣ユウ:獣ー!
GM:0個になるので……判定失敗!
真堂光磨:抑え込んでる…
君臣ユウ:頼れすぎる
GM:OK、ではエネミーは完封されて……
GM:
GM:光磨くん!
真堂光磨:押忍
真堂光磨:マイナー、“黒金”《インフィニティウェポン》で武器作成
真堂光磨:真堂光磨の侵蝕を3増加(92 → 95)
真堂光磨:メジャー“修羅/迅雷”《C:ウロボロス》《シャドーテンタクルス》《咎人の剣》、オートで《砂の加護》
真堂光磨:対象は飛び込んできた黒春日恭二だ!
GM:そう……来るよなあ!割り込みなし、どうぞ!
真堂光磨:16dx6+9
DoubleCross : (16DX6+9) → 10[1,1,2,2,2,4,5,5,6,7,7,8,8,9,9,9]+10[2,2,2,4,5,6,6,8]+10[1,1,8]+10[10]+10[6]+3[3]+9 → 62
真堂光磨:62で
D・シャドウ:こちらのリアクションは、素手ガードに《影の守り手》!
D・シャドウ:ガード値10、装甲値9になります
真堂光磨:ならばその守りごと
真堂光磨:7d10+36+23
DoubleCross : (7D10+36+23) → 44[10,8,7,6,2,8,3]+36+23 → 103
君臣ユウ:ヤバ
真堂光磨:固定値
真堂光磨:諸々有効で103
真堂光磨:真堂光磨の侵蝕を11増加(95 → 106)
GM:つっよ……ならこちらも札を!
真堂光磨:なんだとぉ
GM:《不死なる獣》:被ダメージを6D10点軽減、1回/1シナリオ
GM:103-19-6d10
DoubleCross : (103-19-6D10) → 103-19-27[8,1,6,3,6,3] → 57
GM:それでも57通った!
君臣ユウ:何でも出来るなこの人
真堂光磨:しかし半分近く落とすとは
真堂光磨:元の分が強いせいか
君臣ユウ:装甲ガードが普通に強い
君臣ユウ:不思議ともっと硬い人をさっき見たが…
GM:でももうだいぶボロボロ!
GM:というわけで続いて
GM:
GM:虹咲支部長とユウくんが同値ですね、順番は任意で!
虹咲奏:ユウくん先行きます?
君臣ユウ:ですねぇ。獣をうちもらしたら後はお願いします
虹咲奏:はーい!
虹咲奏:お願いします
君臣ユウ:防御専門の虹咲支部長が後詰を…?不思議だ
君臣ユウ:では手番!
君臣ユウ:武器作成したのでマイナーはなし!
君臣ユウ:メジャーで獣Bに射撃!
君臣ユウ:やどりちゃんのダイスバフは1回のみなので素のほうで、と
君臣ユウ:6dx+20
DoubleCross : (6DX10+20) → 10[1,5,7,7,9,10]+9[9]+20 → 39
君臣ユウ:オラーッ
GM:イベイジョン14を抜いたので……当たり!ダメージどうぞ!
君臣ユウ:ダメージバフはラウンド継続!いくぞ!
君臣ユウ:4d10+33+2d10+23 諸々有効
DoubleCross : (4D10+33+2D10+23) → 7[3,2,1,1]+33+12[5,7]+23 → 75
君臣ユウ:出目ェ!
GM:固定値がえぐいのよ
GM:獣B、爆散!
虹咲奏:やったー
君臣ユウ:やったー!
君臣ユウ:侵蝕上昇はもちろんナシ
君臣ユウ:以上だ!
GM:エフェクト使ってないからね……
GM:では続いて、虹咲支部長!ドーゾ!
虹咲奏:はーい!
虹咲奏:マイナーなし、メジャーで素手パンチ!影春日しかいないので彼に!
虹咲奏:11dx9
DoubleCross : (11DX9) → 10[1,1,2,2,4,4,5,5,6,9,9]+6[5,6] → 16
君臣ユウ:一応。《バディムーヴ》+3で19!
虹咲奏:ありがとう!
GM:D・シャドウはもちろんガード……あっ
GM:残念なおしらせ:《影の守り手》、エフェクトなしの攻撃だと使えない
君臣ユウ:ふはは
虹咲奏:う、ウロボロス
真堂光磨:そんな機会あるんだ
GM:なので……ガード値1の素手ガード……!
虹咲奏:そんなことがあるとはね。ではダメージ!
君臣ユウ:俺と支部長の攻撃は素通しってわけ
虹咲奏:2d10+23-5
DoubleCross : (2D10+23-5) → 19[9,10]+23-5 → 37
虹咲奏:結構すご…いや出目すごいな?!
君臣ユウ:すご!?
君臣ユウ:ほぼ最大値
GM:それでも、それでも装甲とガード値で合計10点差し引ける……27点!
GM:累計84点、だいぶギリギリ!
GM:ではこれで全員行動終了かな……!
GM:
GM:クリンナップは誰もないと思うので、次ラウンドへ!
GM:
GM:■ラウンド2
GM:セットアップ、エネミーは引き続きなし!
虹咲奏:《ショウタイム》やっときます!
君臣ユウ:セットアップなし!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を4増加(109 → 113)
真堂光磨:なし
速水やどり:なし!
GM:押忍!では、イニシアチブ割り込み(触媒)はもうないので、順番通りに!
GM:
GM:D・シャドウはマイナーなし、メジャーで先と同じく《C:キュマイラ/獣の力/オールレンジ/ジャイアントグロウス》で範囲攻撃!
速水やどり:やどっ
君臣ユウ:先生、やどりちゃんがまだです
GM:あっそうだった失礼!
速水やどり:すばやいのだ
君臣ユウ:すばやきおとめ
虹咲奏:やどやど
GM:さすが精神6+灰色の脳細胞……
GM:改めてやどりchang!
速水やどり:hai!
速水やどり:マイナーなしの、メジャー。
速水やどり:《弱点看破》Lv6+《アドヴァイス》Lv8+《戦場の魔術師》Lv3
速水やどり:対象:3体、射程:視界の支援。
速水やどり:ラウンド中攻撃力+23、次のメジャーアクションのダイス+8個、C値-1(下限6)。
速水やどり:他PC全員に。
速水やどり:速水やどりの侵蝕を11増加(103 → 114)
速水やどり:以上!
GM:オーライ!
GM:
GM:そして今度こそエネミー側!(ログ編で《ミスディレクション》宣言までをここに移動
虹咲奏:《ミスディレクション》
虹咲奏:(宣言編集しちゃったので)
GM:押忍、では前衛3人のうち……
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を5増加(113 → 118)
GM:1d3(ユウくん、光磨くん、虹咲さん)
GM:1d3
DoubleCross : (1D3) → 2
君臣ユウ:光磨!
虹咲奏:matina
虹咲奏:まだあるぜ…
君臣ユウ:虹咲さん…!?
GM:なん……だと……
真堂光磨:ここから割り込める保険が
虹咲奏:《ビーストロア》《魔獣の咆哮》
虹咲奏:8+5+7で
虹咲奏:20のダイスデバフ!
君臣ユウ:やば
GM:判定ダイスは……16個!
GM:グワーッ自動失敗!!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕を5増加(118 → 123)
真堂光磨:ここまでとは
君臣ユウ:ジャームが失敗することあるんだ
速水やどり:とんでもなさ
GM:《ショウタイム》が地味に効いている
GM:ではエネミー側の行動、終了!
GM:
GM:イニシアチブ順に、光磨くん!
真堂光磨:ウオオ行きます
真堂光磨:マイナーなし
真堂光磨:メジャー“修羅/迅雷”《C:ウロボロス》《シャドーテンタクルス》《咎人の剣》、オートで《砂の加護》 侵蝕率11
真堂光磨:残ったDシャドウへ攻撃!
真堂光磨:19dx6+9
DoubleCross : (19DX6+9) → 10[1,2,2,2,4,4,4,6,6,7,7,7,7,8,8,8,9,9,10]+10[2,3,4,4,5,5,6,7,7,7,7,8]+10[1,3,4,5,6,7]+3[3,3]+9 → 42
君臣ユウ:やりおる
GM:この攻撃なら効く……《影の守り手》込みで素手ガード!
君臣ユウ:エフェクトの有無を毎回確認してるDシャドウ氏…!
真堂光磨:やどりちゃんの援護を受ければこれでも!
真堂光磨:5d10+41+23
DoubleCross : (5D10+41+23) → 19[2,8,1,6,2]+41+23 → 83
GM:デッッッッ
君臣ユウ:力じゃ
GM:ガードと装甲で19点軽減して、64点!戦闘不能に至るダメージ!
GM:なので《蘇生復活》!
真堂光磨:お兄さんに繋げ
君臣ユウ:しぶとさ!
GM:というわけで、ユウくん&虹咲支部長の順番!
虹咲奏:ユウくんお願いします!
君臣ユウ:ヨイショ!
君臣ユウ:では手番!
君臣ユウ:マイナーなし、メジャーでエフェクトなしの射撃をDシャドウに!
君臣ユウ:(6+8)dx9+20
DoubleCross : (14DX9+20) → 10[1,1,2,3,4,4,5,6,7,8,8,8,8,10]+10[9]+2[2]+20 → 42
君臣ユウ:回る回る
GM:そして悲しき素手ガード……
GM:ダメージどうぞ!
君臣ユウ:5d10+33+2d10+23 諸々有効
DoubleCross : (5D10+33+2D10+23) → 30[1,9,3,9,8]+33+8[2,6]+23 → 94
GM:でかいでかい
君臣ユウ:やるき
GM:ガードと装甲で10点減らして、84点!再びの戦闘不能、そして復活エフェクトなし!
君臣ユウ:やったー!
GM:PC陣営の……勝利!
虹咲奏:やったー!
君臣ユウ:うおおー!
真堂光磨:やりました
速水やどり:やった!
GM:影で編まれた獣たちは、油断なく床を踏み締めてキミたちの様子を伺っている
GM:誰かが僅かでも動きを見せれば、先んじて飛び掛かろうという魂胆だろう。反射的な動きならば、人より獣に利があるのは道理だ
GM:だが──人には、知恵と戦術がある
速水やどり:ぐっと体を沈み込ませ、いかにも飛びかかるぞという溜めを作る。
速水やどり:……向こうの反応の良さは、既に一度通路で見ている。
速水やどり:この予備動作だけで、飛び込んでくる自分を叩けるように構えてくるだろう。
速水やどり:……だから、それが隙になる。
速水やどり:跳ぶ。ただ、前にではなく、後ろにだ。
速水やどり:そのまま空中で声を張る。
速水やどり:「君臣さん、先手を! 他は『羽』に紛れてから反撃!!」
君臣ユウ:「了解!」返答は『前』からくる
君臣ユウ:《異形の歩み》。速水やどりが動くのと同時、動く素振りを見せないまま地面を滑るように進む。
君臣ユウ:あらゆるものを足場とする歩みは、その動作を気づかせない。
君臣ユウ:気づけば獣の前。純白の手袋が視界に広がる。
君臣ユウ:「大人しく、していろ!」
君臣ユウ:触れたものを捻じる異能。掴まれた頭が渦のように変形する音が、戦闘開始の合図となった。
GM:少女の動作を隙と見たか、想定通りに跳躍の素振りを見せたジャームは──発声器官ごと頭部を失い、体は泥のような影へと還元される
GM:しかし、いざ戦が始まれば、速さにおいても人のカタチから逸脱したものに分がある
GM:残る2体──獣と黒い悪魔が、異形の爪を振り上げ、前に立つ3人へと躍りかかる!
GM:影のディアボロスの腕は長く、歪だ。無造作に薙ぎ払うだけでも、3人に纏めて深手を負わせることが敵うだろう
虹咲奏:だが。その動きは迷う様に止まるだろう。
虹咲奏:色彩鮮やかな翼の反射する光が、相手を認識する領域を狂わせる。
虹咲奏:結果として、それぞれの攻撃はばらばらに収束し───
虹咲奏:「GRRRRR!!」
虹咲奏:力を、失う。
GM:幻惑と咆哮で、獣は獲物を見失い、その爪はむなしく空を切る
GM:だがしかし、悪魔はそれでも。咆哮の主へと、払うのではなく抉り貫くように腕を突き出す!
虹咲奏:「……」手前へと突き出される様に交差された翼。
虹咲奏:それを、貫くことができない。
虹咲奏:「本物の”ディアボロス”ならばこの翼を貫いただろうが」
虹咲奏:「……お前には無理のようだな」
GM:その時、初めて
D・シャドウ:「……!」
GM:黒一色、表情などないはずの顔に、驚愕の色が見えた
真堂光磨:──それを見逃すような教えもまた、己は受けてはいない
真堂光磨:仕草:最少+距離:最短+速度:最速
真堂光磨:影走る。一呼吸──抜刀ひとつの斬撃は音もなく。しかして号令による高揚が切っ先の速度を高めたのは懐かしさと、気合
真堂光磨:居合の胴薙ぎが目標と空間を断つように走る
GM:鋭利、という二文字を具現化したような一閃。だが──それがレネゲイドの力に依るものであるならば、それを"食らう"ものがある
GM:断ち斬る、という意志そのものを、黒い影が盾のように掲げた腕が──そこに満ちた、ウロボロスシンドロームのレネゲイドが受け止める!
真堂光磨:凌がれた──引き戻した刃を見れば、形成した影刃が喰われ抉られ
真堂光磨:「なるほど。ぼくには不向きの相手か──」
真堂光磨:なら。刃を納め再構築、
真堂光磨:「次は通す。それと」
真堂光磨:「ぼく一人で終わりじゃないからね」
君臣ユウ:「あぁ」まず応えた声は背後。
君臣ユウ:ドサリと重いものが落ちる音。
君臣ユウ:「そして、そちらはもう一人だ。」
君臣ユウ:攻防の間に影が従えていた獣は捻れ、行動の自由を奪われている。
君臣ユウ:その体は一様に、渦のように捻れて止まっていた。
君臣ユウ:「お前の性能が"ディアボロス"を模しているのならば」
君臣ユウ:「悪いが、こちらも手加減はしない」
GM:その言葉を認識していたのかは分からない。あるいはそれは、本能に従っただけの足掻きだったかもしれない
GM:だが事実として、最後に残った悪魔はまだ、キミたち全員を斃しうる力を残している
GM:傷付き、だらりと垂れ下がった腕が膨れ上がり。振り上げたそれを再び──
虹咲奏:───その腕が振り下ろされることはない。
虹咲奏:鉤爪がその腕を抑え込んでいる。
虹咲奏:「………っ」普段であれば、これだけの力は出せないものだが
虹咲奏:(速水の声が効いている。此の儘威圧とともに完全に抑え込む!)
虹咲奏:「今だ、決めろ」
GM:化物ならざるオーヴァードが、ジャームと拮抗する。本来あり得ぬ光景だが──それを現実にする力が、キミたちの中にはあった
速水やどり:「好機です! 対象が完全に沈黙するまで、油断ないようにトドメを!」
速水やどり:あの生命力までも模倣していることを想定し、指示を飛ばす。
真堂光磨:「わかった。役目を果たすよ」
真堂光磨:鞘から抜き放つ一振りに、もう傷は見えない。正眼に構えた切っ先の向こうを見据える
真堂光磨:踏み込む──足裏より影の手/足裏を弾き、低空を跳ぶように加速
真堂光磨:師のように一刀の業には未だ届かない。それを事実として──妥協で終わらせることは許されない
真堂光磨:重心変更、伸長。大太刀と化し遠心力を絡め、制動と共に。虹咲支部長が抑える隙間を縫い切っ先を届かせ
真堂光磨:「“修羅”」大刀戦技の一撃を以てレネゲイドの防御を上から貫き、断つ
GM:盾として掲げた腕も、その先にある首も、透過するかのようにするりと刃は抜ける
GM:手応えはあった。まさに、命を断ち斬った感触が。だが──
GM:断たれた首は落ちることなく、かろうじて、絡み合う細い影がヒトの形を保たせている
GM:──そして、何も読み取れない黒い表情に、まだ戦意は消えてはいない
真堂光磨:「トドメ!」役目は果たした、後は
君臣ユウ:「──あぁ」
君臣ユウ:(やっぱり、違うな)
君臣ユウ:(やどりちゃんの後押しがあると……)
君臣ユウ:(よく、『見える』)
君臣ユウ:指を開いた五指を影に突き立てる。
君臣ユウ:黒の影の中に汚れない純白の色が落ちた。
君臣ユウ:人形を形成する不定形の影。しかし、その再生には波がある。
君臣ユウ:「つまり」
君臣ユウ:「ここが、お前の核だ」
君臣ユウ:観察と分析。ブーストされた思考が見抜いた『一点』を握りつぶす。
君臣ユウ:影は周囲の景色ごと渦を巻き、捻れて……
君臣ユウ:人の形を失っていく。
君臣ユウ:ぷちん、と糸のちぎれるような音が響いた。
GM:──キミたちの戦いが結末を迎えるのと、ほぼ同時。周囲で──というより、とある一点で響いていた物音も収まってゆく
GM:獣の群れは全て影へと融け、そして──
GM:赤いドレスの少女と、それを守るように立つ──切り裂かれ、血に塗れ、少女のそれとほぼおそろいの色になってはいたが──白スーツ姿の男
春日 恭二:「……やった、か……?」
GM:キミたちに向けられたその視線は、普段のそれよりは幾分か険しさが失せていた
虹咲奏:「あちらも、終わったようだ」
虹咲奏:人の姿に戻り、仲間たちを振り返る。
虹咲奏:「速水。ここはお前が締めるのがふさわしいだろう」
速水やどり:「……では、僭越ながら」
速水やどり:「――状況終了。お疲れさまでした」
GM:■バックトラック
GM:今回、Eロイスはありません
GM:ロイスも削れてないと思うので、振る個数の宣言、枠が空いてたら追加取得もOK!
虹咲奏:ロイスは全残りですが倍振りで行きます
虹咲奏:123-12d10
DoubleCross : (123-12D10) → 123-59[8,7,3,2,6,6,4,7,5,2,3,6] → 64
君臣ユウ:ロイスは6個。現在は118で通常振りします!
真堂光磨:106でロイス6の素振り!
君臣ユウ:118-6d10
DoubleCross : (118-6D10) → 118-30[7,2,6,8,3,4] → 88
真堂光磨:106-6d10
DoubleCross : (106-6D10) → 106-23[3,4,6,1,6,3] → 83
速水やどり:残ロイス6個、最終侵蝕114から等倍振りで。
速水やどり:114-6d10
DoubleCross : (114-6D10) → 114-38[8,7,2,2,10,9] → 76
速水やどり:5点!
GM:OK!ではいつもの5点に、シナリオ目的達成の5点を合わせて、10点+侵蝕分!
虹咲奏:3点!
虹咲奏:13だ
GM:虹咲さん13点、やどりちゃん光磨くんユウくん15点!
君臣ユウ:もらい!
◆Ending◆
GM:──船での出来事から数日後、N市某所、UGN第9支部──
GM:あの後、"ディアボロス"は(ある意味予定通り)いつの間にか姿を消し、件の壺はレネゲイドの力を失った、ただの骨董品となり果てた
GM:無論、こまごまとした後始末はあったのだが──それは支部長たちとスタッフの尽力により、問題なく完了している
GM:デブリーフィングも既に終わり、このチームで集う必要も、もうない──のだが
GM:第9支部ではもう一つ、作戦後に大事な集まりがあった
春日 雪:「……はい、準備できましたよやどりちゃん。今日のお茶は、虹咲支部長のご提供です」
GM:ティールーム、と呼ぶには少し語弊のある、会議スペースに少し手を加えた程度の空間
GM:そこに、キミたちは再び集まっていた。その目的は戦いへの備えでも、後始末でもない
速水やどり:「ありがとうございます。お茶菓子の量は……このくらいで良さそうですね」
速水やどり:人数に比するとやや少なめに思えるが、これでいいのだ。今日のゲストがゲストなのだから。
虹咲奏:「今日は新しいフレーバーティーにしてみた。カフェインが少なめのものだ。口に合うといいのだが」
君臣ユウ:「フレーバーティー……は、前に林檎のやつを飲んだっけ」半ば独り言として呟いている。
君臣ユウ:瞳は新しいものに対して釘付け。
真堂光磨:「楽しみにしてたけど。いい匂い」
君臣ユウ:「面白いよな。バニラとか、お菓子みたいな香りもあるって聞くし」
真堂光磨:元々が無機物だ。嗅覚、味覚に対する好奇心は生まれから強い
君臣ユウ:支部長たちが総出で準備をしている状況。萎縮したほうが良いんだろうか。とソワソワ。
真堂光磨:「昔、疑問に思ってバニラエッセンスだけ舐めたことがあるけど。全然おいしくなくてガッカリしたな」
虹咲奏:「チョコレートにバニラや、メープルや、様々なものがあるな」
虹咲奏:「気になったら店に足を運んでみるといい。最近は通販もやっているようだしな」
春日 雪:「ふふ、分かります。甘い匂いなのに味は……あれですから」
君臣ユウ:「あぁ、茶色いやつ」瓶が。
速水やどり:「それでも、香り付けとして使うときちんと引き立てるものになるのだから不思議ですよね」
速水やどり:卓の上には、当のそれを使ったクッキーも並べられている。
君臣ユウ:「不思議だよな。意識すると、普段の料理もいろいろな香りがあるんだなーって思う」
虹咲奏:クッキーには意識を向けないようにしている。
虹咲奏:あの手のものは一瞬で貪り、平らげてしまう。繊細な味が解らなくなって久しい。
君臣ユウ:「ともあれ、いただきます」話している内に用意されたカップを持ち上げる。
速水やどり:「どうぞ。私もいただきます」
春日 雪:「はい。ティーカップで乾杯、というものでもありませんが……」
春日 雪:「別に、格式ばったお茶会というわけでもありません。どうぞお寛ぎください。……もちろん、やどりちゃんもですよ?」
虹咲奏:「ああ。今日は楽しんでくれ」
真堂光磨:「いただきます」
君臣ユウ:「うん。お茶会の席では平等、って社会の教科書に書いてあった」茶道の話。
君臣ユウ:熱い紅茶に何度か息で冷まし、口に含む。
君臣ユウ:「不思議とフルーツの味がする……ような気がする」フレーバー。
虹咲奏:「抹茶の点て方を学ぶのもいいかもしれないな…」
虹咲奏:「香りだけでも全く違うものだろう」
真堂光磨:クッキーを一口、紅茶を含む。砂糖を含んだ生地が湯の熱と混ざってか果物とバニラの甘い香りとが混ざって
真堂光磨:「ここにいた時はまだ碌に味もわからなかったけど」
真堂光磨:「それでもよく相手をしてくれたよね、二人とも」
春日 雪:「ふふ、新しい味を試す度に目を丸くするんですもの。いいお客様でした、光磨くんは」
速水やどり:「えぇ。伝えようと頑張る、そういう気持ちを思い出させてもらったというか……そんな意味でもありがたかったですね」
速水やどり:「ホスピタリティの再確認や再定義……というと、大仰ですが」
君臣ユウ:「そういう意味では、俺にとっては光磨くんも先輩になるのかもしれないな」
君臣ユウ:言いながらクッキーもつまんでいる。「美味しい。」
虹咲奏:「良い支部だな、速水」
真堂光磨:「将来と思っていたことが近づいてるのかな、お兄さんにそういわれると」
虹咲奏:ゆっくりとお茶を飲みながら。
速水やどり:「恐縮です。ですが……えぇ。自慢の支部ですよ」
速水やどり:「他のどこと比べたって、負ける気はありませんとも」
虹咲奏:「それは大変だ。我が支部も精進しなくては」
速水やどり:「……虹咲支部長」
虹咲奏:「うん?」
速水やどり:「あの任務の時に……『悪い気はしない』と仰っていましたよね」偽の親子の間柄について、だ。
虹咲奏:「ああ。悪くなかった。……もう少し長くても良かったと思う程度にはな」
速水やどり:「……少々、恥ずかしい自分語りにもなるのですが……」
速水やどり:「あくまで己の正義という尺度に沿って、ですが。私は『良い人間』であろうと心がけてはいます」
速水やどり:「それはそれとして……『親からみた良い子』からは、離れているのか、どうなのか、わからなくなるんですよね」
速水やどり:手にしたフレーバーティーの水面に目線を落とす。その水面はわずかに震えている。
虹咲奏:「『良い人間』、『良い子』……か」
虹咲奏:「私は『良い人間』でも『良い子』でもなかったが」
虹咲奏:「……お前は十分、『良い子』だったよ、やどり」
速水やどり:「……ありがとうございます、お父様」
速水やどり:「尊敬する人に褒められること。嬉しいものですね……」
虹咲奏:「………親子を演じると決まった時」
虹咲奏:「私も、不安だった。まともな親を見たことがなかったからな」
虹咲奏:「父親なる存在は私にとって唾……良いものでは決してなかった」
虹咲奏:「それでも、悪くないと、そう思えたのは」
虹咲奏:「ひとえにお前が良い娘であったからだろうと思う」
速水やどり:「……いつか」
速水やどり:「私の自信がもっと持てたら……あるいは、世界が変わる時が来たら」
速水やどり:「子として、親と向き合おうとは思っていましたが……ひとつ、針が進むきっかけになりました」
速水やどり:「重ねて、お礼を。ありがとうございました」
虹咲奏:「私こそだ。ありがとう、速水」
速水やどり:その言葉を、しばし噛み締めた後に。
速水やどり:「……いけませんね。ホストが空気を重苦しくしては。どうぞ、気を取り直してお楽しみください」
速水やどり:ティーカップの中の水面は、もう凪いでいる。
真堂光磨:「大事な話は嫌なことじゃあないよ」
真堂光磨:「それをぼく達が聞けた、ということも。聞かせてもいいと思ってくれたことも幸いだと」
真堂光磨:「そう考えてもいいかな、って」
虹咲奏:目を細めて微笑む。
君臣ユウ:「そうだね。俺も同意見だ」
君臣ユウ:「正直に言うと、二人の気にしてることを分かるとかは、到底言えないんだけど……」
君臣ユウ:カップにおかわりを貰う。湯気を立てる琥珀色の液体に、ミルクポットの中身を加える。
君臣ユウ:鮮やかな芳香がマイルドに包まれて溶けて、渦を巻く。
君臣ユウ:「それでも」
君臣ユウ:「2人にとって良いことなら、やってよかったんだと思う」
君臣ユウ:「……気にすることが少ないほうが美味しいしね。紅茶も」
GM:──いつかまた、ただ茶を楽しむためだけに集まる日を夢見ながら、ティーパーティーは続いてゆく──
GM:
GM:──それから少し時間は流れ。オフィス街から駅前、図書館へと向かう道中
GM:虹咲奏の携帯端末に、着信があった。液晶に表示される名は──
虹咲奏:その名を見て、少し道の脇に寄り、受信ボタンを押す。
真堂 啓介:『すまん、今話しても構わんかね。第9からの帰りと見たが』
GM:聞こえる声は、表示に違わぬもの
虹咲奏:「ああ、構わない」
虹咲奏:「何か忘れ物でもあったか?」
真堂 啓介:『まあ、忘れ物といえばそうかもしれん。物ではなく、伝え忘れ、と言った方が正しいが……』
虹咲奏:「ふむ」
真堂 啓介:『──奏。神城の件に続き、今回も──』
真堂 啓介:『光磨が世話になった、とな』
真堂 啓介:『普段は、他所にはまあ……師弟、ということで通しているが。お前との間でなら、光磨のことはこう呼ぶべきだと思い至ってな』
虹咲奏:「……姓を同じくしているからな。そう言うことなのだろうと、察してはいたが」
虹咲奏:「そうか」
真堂 啓介:『まあ、明かしたところで何が変わる、というわけでもない。稽古を傍から見たら殺し合いと、そう言われることもある』
虹咲奏:「ふ。親子で殺し合いも珍しくない世界だろう」
虹咲奏:「それが、信頼で結ばれていることも」
真堂 啓介:『……そうだな。そして、こうも思う』
真堂 啓介:『未来に繋ぐというのは、何も血を残すことだけではない、と』
虹咲奏:「…………」
虹咲奏:恐らく自分は、血を残すことはないだろう。
虹咲奏:そうするには自分は業を背負いすぎたし、何より共に血を導いてくれるものがこの世にいない。
虹咲奏:「では、何があると、お前は思っている?」
真堂 啓介:『意志。魂。思い。夢。呼び方は人それぞれだろうが──』
真堂 啓介:『ほんの一時でもいい。誰かと共に、同じ明日を描けたのなら──』
真堂 啓介:『そこから生まれたものは、ああ、きっと。誰かが受け継ぐとも』
虹咲奏:「……ならば、そのために私は皆を守るのだろうな」
真堂 啓介:『ああ。そのために俺は、皆を阻むモノを斬るのだろう』
虹咲奏:「ぶつかり合う日が来ないことを祈るよ」
虹咲奏:(私が、心の芯まで獸になる日が来ないことを)
真堂 啓介:『なに、言っただろう。同じ明日を描けたら、と』
真堂 啓介:『──これからも光磨を、そして部下を、子供たちを頼む』
虹咲奏:「もう少しお前も保護者面をしていいんだぞ」
虹咲奏:「……ああ、だが」
虹咲奏:「悪くない」
GM:──顔を合わさぬまま言葉を交わす男たち。その表情はどこか、子供たちから見た「父親」に通じるものがあって
真堂 啓介:『と、すまんな。戻ったら仕事もあるだろうに、時間を取らせた』
虹咲奏:「はは……今は仕事より空腹だな」
虹咲奏:「食事を食ったら仕事に戻るさ。その間の憩いぐらいは───」
虹咲奏:「人間に残された自由だろう」
真堂 啓介:『違いない。……暇が出来たら、一度うちに遊びに来るといい』
真堂 啓介:『七原厳選の茶と、両手で持ちきれないほどの土産を用意しておこう』
真堂 啓介:『きっと、光磨も喜ぶ』
虹咲奏:「ふ。それは楽しみだ」
虹咲奏:「光磨にもよろしく伝えてくれ」
虹咲奏:「ではな」
GM:ああ、では、と声が返って。端末からは繰り返す電子音だけが流れる
虹咲奏:端末をポケットに仕舞い、図書館への道をまた歩き始める。
虹咲奏:くぅくぅと鳴る腹も、未だ鼻腔に残る香りも。
虹咲奏:自分の存在を認識させる標だ。
虹咲奏:(ああ、私はまだ歩けるよ、響子)
虹咲奏:(だから、糸はお前に預けておこう)
虹咲奏:コートをはためかせ、男は夕闇の街に消えていった。
『クノッソスは海を往く』 終
GM:これにて全行程終了となります!お疲れ様でした……!
君臣ユウ:お疲れ様でした!
虹咲奏:お疲れ様でした!
真堂光磨:お疲れさまでした!
速水やどり:お疲れさまでした~!