『義なる僕は彼女らの不義を負う』(GM:DT)


PC1:解良イノリ(けら・いのり)( キャラシート )PL:嗣子
PC2:マギカ・ウィッチクラフト( キャラシート )PL:缶詰
PC3:嵐城真紅(ランジョー・シンク)( キャラシート )PL:ぽぽ
PC4:獏ウタタ(ばく・うたた)( キャラシート )PL:ひなた
本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.

メインログ雑談ログ

目次

Preplay

GM:Dx3rd nova『義なる僕は彼女らの不義を負う』 始めていきます
GM:本セッションは主に下記プレイエイドに準拠します。
GM:プレイエイド『オーヴァード・ノヴァ』完全版 
GMメサイア学園風紀委員会:“トランぺッター” 
GM:【プリプレイ】
GM:自己紹介から始めていきましょう。まずはPC1のイノリさんお願いします。
解良イノリキャラシート
解良イノリ:はーい!
解良イノリ:解良イノリ(けら・-)。メサイア高等部三年生19歳の生徒です。
GM:最年長組だ
解良イノリ:背丈などといい風体は殆ど小学校高学年くらいに見えますが、一応ノヴァリスに来た最初期の生徒の一人です。NPC達に比してあまりに貧相だけども…
GM:ちっちゃいね
解良イノリ:そうだけれども……
解良イノリ:あと小さいだけじゃなくて、メサイアの風紀委員会”トランぺッター”、その委員長を務めていたりします。
GM:ヒエ~ッ!あの“トランペッター”の!?
解良イノリ:大体おまわりさんの上の人で、いつも現場行ったり書類仕事したり渉外したりしてます。卒業も近いので、最近は引継ぎもひと段落させたのでまだ自由めになったとか
GM:そんな……これから忙しくなる気配があるのに
解良イノリ:そんなに怖がらないで欲しいなあ 規則違反とか麻薬とかしてなければ市民の味方だよ
解良イノリ:卒業したときの生徒がどうなるか分からないので必死になってやったらしいです まあ又忙しくなる(確定)んですが…
GM:この依存症のある薬品であるスペリオルをキメないと……
解良イノリ:皆欲しくなるやつ!
解良イノリ:ともあれ。まあそういう組織の人間なので、メサイアでは珍しく規範意識や遵法意識の高い人間です
解良イノリ:まあ頭を抱えることが多いポジション。抱えてられるウチが華とも言います。
解良イノリ:データ的には、シンプルな高速範囲近接RCアタッカー。
解良イノリ:一応掛かってるエフェクトを解除する奴も持ってますが、ほぼそれしかできないです。防御面とかは本当にカス。
GM:マスターエージェントの邪悪エフェクト!
解良イノリ:マスターのエンブレムが欲しいよ~~!
解良イノリ:はい。ともあれ、今回pc二回目、かつての同僚が相手ということで。地位に相応しく在れるよう頑張りたいと思います!
GM:はーい よろしくお願いします!
GM:そんな委員長のハンドアウトはこちらです

PC1 解良イノリ用ハンドアウト
シナリオロイス:"ベレシート"三潴タタル 推奨感情:懐旧/隔意
君にはかつて同じ主を仰ぎ、道を共にした少女がいた。
"ベレシート"三潴タタル。政変にて袂を分かち、今はその名を、凶悪指名手配犯として知られる少女。
学区内で同時多発的に起きている小競り合いの鎮圧に駆られる中、彼女から、久しぶりの連絡があった。
「お前の騎士は敗れたぞ」と。この挑発を捨て置く訳にはいかないだろう。

GM:かつての同胞が敵みたいです こんな感じ(立ち絵)のやつです
解良イノリ:銀髪美少女だし胸元がすごいことなってる!
GM:入り切らなくて……
解良イノリ:ゆるせないぜ しょっ引かねば
解良イノリ:サイズ合わせなさい!
GM:頑張って風紀を守ってね よろしくお願いします
解良イノリ:まもるぞ~ よろしくお願いいたします~
GM:次はPC2!マギカさんお願いします
マギカ・ウィッチクラフトキャラシート
マギカ・ウィッチクラフト:はーい
GM:銀髪美少女だ
マギカ・ウィッチクラフト:も、もったいなきお言葉…
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフト、メサイア学園2年の17歳です。
マギカ・ウィッチクラフト:イギリスの片田舎から上京し、このノヴァリスにやってきました。
GM:ここは京だったんだ
マギカ・ウィッチクラフト:ノヴァ・京都!
マギカ・ウィッチクラフト:出身は魔女の集落。そのため世間に疎く、Wi-Fiもありません。
GM:閉鎖的だし御所の塀もどうせボロボロだろうし 京都かも
GM:Wi-Fiがない……?人間の住むところじゃない
マギカ・ウィッチクラフト:勉学も集会所で受けていたので、学校生活に憧れてノヴァリスに来ました。
マギカ・ウィッチクラフト:故郷に錦を飾ります。
GM:ギャザリングするところで受けてたんだ
マギカ・ウィッチクラフト:Wi-Fiも飾ります。
マギカ・ウィッチクラフト:そうなのです
GM:持ってて嬉しいコレクションじゃないよWi-Fiは
マギカ・ウィッチクラフト:そのために身内以外との交流経験が薄いのですが、初っ端からキングダム学区の政治に長けた人に囲まれて挫折しました。
マギカ・ウィッチクラフト:今では革命のゴタゴタなどでメサイアにスカウトされ、権力のある生徒会の一員です。まるで漫画みたい!
GM:政治渦巻くコミュ世界に折れてる
マギカ・ウィッチクラフト:お茶会のマナー…?手土産…?
GM:ま……まさかあの“グレート・バビロン”の!?
マギカ・ウィッチクラフト:そう、生徒会長の支持率が999%を超える(大本営発表)あの…!
GM:多重投票しないで
マギカ・ウィッチクラフト:……?
マギカ・ウィッチクラフト:得意なのは召喚魔術。契約に関した魔術に一家言あり、日々の書類雑務などをこなしています。
GM:なーんだ 非戦闘型のザコオーヴァードか~
GM:ビビって損したな~
マギカ・ウィッチクラフト:契約を重んじるのでただの約束でも破られるとは思っておらず、お友達にお金を貸したりもします。きっと友情で帰ってくるから…!
GM:返す返す 本当
マギカ・ウィッチクラフト:は、半年ぐらい溜まってますから、ちょっとずつでいいですからね…
マギカ・ウィッチクラフト:趣味はプログラミングとドローンの開発。一人で出来るので。
マギカ・ウィッチクラフト:小型のドローンをAI制御して頑張ります。
GM:ウィザードだ
マギカ・ウィッチクラフト:そ、そうなんですよ。これだけは得意なんです。
マギカ・ウィッチクラフト:データ的には力の法則、領域の盾、妖精の手など他人を助けるエフェクトがいっぱい。
マギカ・ウィッチクラフト:今まで助ける他人と一緒に行動した事はあんまりないです
GM:グスタだ
マギカ・ウィッチクラフト:ドローンに仕込んだ魔法陣で召喚魔術を使ったりでこのノヴァリスを生き抜いていこうと思います。よろしくお願いします。
マギカ・ウィッチクラフト:いくら払えばお友だちって出来るんですか…?
GM:お金でなんでも解決できると思わないで
マギカ・ウィッチクラフト:ひっ、これが村と外の文化の違い…!
GM:よろしくおねがいします~ そんな副会長のハンドアウトはこちらです

PC2 マギカ・ウィッチクラフト用ハンドアウト
シナリオロイス:ラエル・T・アイヴィ 推奨感情:連帯感/猜疑心
君が私用か公用か、町中を出歩いていると、突如襲撃を受ける。
それらはチンピラと言うより組織的なものに感じたが、それらを迎撃しようとした折、
ラエル・T・アイヴィなる女が介入し、君を助け出した。彼女が言うには、
彼女ら――“シカリオイ”から君は狙われているという。

GM:襲われ、ラエルという少女(立ち絵)に助けられるようです
マギカ・ウィッチクラフト:組織的な襲撃は罪が重くなりますよ…!?
マギカ・ウィッチクラフト:あ、明るい感じの女の子ですっ
GM:えへへ なかよくしようね~
マギカ・ウィッチクラフト:きっと友達も居るに違いありません。お近づきになれば私も流れで友達カウントになるのでは…!?
マギカ・ウィッチクラフト:あ、はいっ。よろしくおねがいします…
GM:直接友だちになろうとして
GM:とにかく狙われてるからなんとかしようね よろしくおねがいします~
マギカ・ウィッチクラフト:がんばります
GM:お次はPC3の真紅さんお願いします!
嵐城 真紅キャラシート
嵐城 真紅:嵐城 真紅。メサイア高等部1年生16歳。
GM:メサイアのバーゲンセールだ
嵐城 真紅:トランぺッターの四騎士の一人でーす
GM:あのトランペッターの四騎士だって……!?
嵐城 真紅:担当色は赫
嵐城 真紅:レッドライダーだよー
嵐城 真紅:イノリ委員長の忠実な部下
GM:戦争じゃんッ
嵐城 真紅:お巡りさんとしては不良警官の部類なので喧嘩っ早いです
嵐城 真紅:戦争じゃ
GM:ワルじゃん 権力の横暴だ!
嵐城 真紅:軽微な犯罪は見逃しがちなのでチンピラからも人気があるぞ
嵐城 真紅:でも基本姿勢は正義なのでデカい悪は見逃さない
GM:よかった~
嵐城 真紅:基本的にヤンキーガールですがサポートAIのせいで語尾は「ですわ」になる
嵐城 真紅:クソったれサポートAIアイーダのせいですわー
GM:どうしてそんなAIを……
嵐城 真紅:強いから…
GM:トップ駆け上がりそうだもんな その口調……
嵐城 真紅:ww
嵐城 真紅:能力的にはダメージを与えつつ相手を拘束してジリジリと締め付ける感じ
GM:陰湿!
嵐城 真紅:でも…遅くはないはずなのに今回のメンツが高速アタッカーなので微妙にかみ合わない
GM:2人に抜かれてる……
嵐城 真紅:行動値9で中速範囲アタッカーの悲しさ
嵐城 真紅:それでもボスのご期待に応えるべく頑張りますわッ
GM:期待に答えてね~
嵐城 真紅:ワンワン!
GM:そんなレッドライダーのハンドアウトがこちらです

PC3 嵐城真紅用ハンドアウト
シナリオロイス:“ベミドバル” 推奨感情:有為/敵愾心
風紀委員を率いて校区内を警邏する君は、分隊壊滅の報告を受ける。
報告にあったところに向かうと、そこには荒れ狂う嵐のような女があった。
“ベミドバル”と名乗った女は異常なまでの力を発揮し、君は撤退を強いられる。
あるいは必要かもしれない。君の上司の力が。

GM:“ベミドバル”なる女(立ち絵)と対峙することになります とてもつよい
嵐城 真紅:ば、バカなッ!そんなのウソですわーッ!
嵐城 真紅:ぼすけて~!
嵐城 真紅:エッチな服着やがりますわね
GM:決して走らず急いで歩いてきてくれるはず
GM:人のこと言えるか???
嵐城 真紅:私は胸は隠しておりますので~
GM:ともかく組織の力で逆襲してね よろしくおねがいします~
嵐城 真紅:了解ですわ
GM:最後はPC4です ウタタさん!おねがいします
獏ウタタキャラシート
GM:格好やば!!!
獏ウタタ:獏ウタタ(ばく-)。崑崙山中等専門学校1年生にして"五星君"の"火"になります。
GM:あ……あの崑崙山の“五星君”だと!?
獏ウタタ:私を崑崙の一般的な蛮族と同じに思われたくないですからぁ。
獏ウタタ:見てくれをスタイリッシュにしないと~
GM:スタイリッシュというかセクシーというか……
獏ウタタ:振る舞いとしては、常に柔らかな笑顔を浮かべて甘ったるい敬語が特徴的。
獏ウタタ:崑崙生にしては丁寧で善良な印象とは裏腹に、毒舌家で思慮深い面もあったりします。
獏ウタタ:崑崙山学区最奥に根付く神霊樹の枝と自身の血で再構築した赤刃の倭刀を得物とし、
GM:崑崙生にしては丁寧で善良、全然安心できない
獏ウタタ:様々な剣術流派を織り交ぜた独特な太刀筋と、全てを見透かす天性の観察眼で頑張って闘います。
獏ウタタ:感覚全振りなので学区内ではアイツ五星君の中で一番倒しやすそうとか言われてる
GM:五星君の中でも一番の小者……
GM:あいつを倒せばアタシだって五星君入り間違いなしよッ!
獏ウタタ:普段は他学区を渡り歩いて、ショッピングやお洒落なカフェ巡りをしたり
獏ウタタ:傭兵稼業と挑戦者狩りで武の研鑽と小金稼ぎに努めてます。
GM:ないからね 元の学区にそんなものは……
獏ウタタ:病院の代わりにHPが回復する泉があるらしいです
GM:代わりにならねーんだよそれは
獏ウタタ:私は拒否して応急手当使った
獏ウタタ:データはサングイン奏者感覚白兵、あと業師でわざわざ鏡の盾を取りに行きました。
GM:テクニカルだ
獏ウタタ:こんなかんじ よろしくお願いします~~
GM:よろしくおねがいします!メサイアの連中をボコボコにしましょう
獏ウタタ:そんなぁ、私は蛮族じゃないんですけどぉ……
GM:そんな非蛮族・五星君のハンドアウトがこちらになります

PC4 獏ウタタ用ハンドアウト
シナリオロイス:エルザ・ド・タピ 推奨感情:尽力/不安
君はメサイア学区にて評判の仕立て屋“ロ・リアット”にて買い物を行っていた。
なんでも、そこの店主である縫製師のエルザ・ド・タピが、オーダーメイドで一式仕立ててくれるというのだ。
しかし、君がそこを訪ねている時、突如として店は戦闘に巻き込まれ、その最中、彼女は負傷してしまう。
誰ともつかぬ連中が暴力の横暴を恣にするなど許されない。その落とし前をつける必要がある。

GM:メサイアでショッピングです 仕立て屋であるエルザ・ド・タピ(立ち絵)のお店が評判のよう
獏ウタタ:おっかいもの おっかいもの
GM:まあ……襲われるんですが……
獏ウタタ:悲しいなぁ どこにでも蛮族は現れるものなのですねぇ~
獏ウタタ:日々を優雅に過ごす私のQOLを台無しにするのは許しませんよぉ
GM:そうですよ 落とし前つけましょうね
獏ウタタ:わいわい
GM:よろしくおねがいします!
獏ウタタ:よろしゃす!
GM:ではトレーラーを貼るので、うおおやるぞ!という気持ちをみんなで出しましょう
トレーラー 革命は成就した。
かくして戒律の主は斃れ、真理は開かれた。
新たな支配者を迎え繁栄を謳歌する学校は、しかして別の影を落とす。
誰ぞ解さぬ歪んだこの救世主を、嘆く栄冠めいよが舌を舐めずる。

学区内各地での襲撃事件。それに端を発する反動勢力の革命宣言。
その鎮圧のために、“苦難の道”攻略作戦が発令される。

敵の首魁は指名手配犯“ベレシート”。メサイアのかつての特記戦力。
そして今は、油を注がれる者へと、赫然たる火を焚べる者である。

ダブルクロス the 3rd edition Overed Nova『義なる僕は彼女らの不義を負う』
ダブルクロス、それは──危難に輝く二つの星冠ほし
GM:うおおやるぞ! よろしくおねがいします~
マギカ・ウィッチクラフト:うおお!よろしくおねがいします!
獏ウタタ:うおーっ よろしくお願いします!!
解良イノリ:うおおお よろしいお願い申し上げます。
嵐城 真紅:よろしくお願いします


◆Opening◆嵐城真紅

GM:登場をお願いします。
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (32 → 37)



GM:【メサイア学区 繁華街エリア】
GM:猥雑な街並みの多い学区の中でも、お世辞にも治安がいいとは言い難いエリア。
GM:そこは当然、治安維持を旨とする風紀委員会“トランペッター”の巡邏対象となっていた。
メサイアモブ生徒A:「や……ヤバいよ!」
メサイアモブ生徒B:「ヤバいって何が」
メサイアモブ生徒A:「来たよ……あいつらが来たんだ!」
メサイアモブ生徒A:「“トランペッター”が!」
メサイアモブ生徒B:「嘘!?こないだ来たばっかじゃん……!」
メサイアモブ生徒B:「これ早く片付けなきゃ……!」
嵐城 真紅:「何を…」
嵐城 真紅:派手な赤い色の髪の女が覗き込む。
嵐城 真紅:「片づけるってーんですの?」
メサイアモブ生徒B:「わっ」
メサイアモブ生徒A:「わあああ!?」
嵐城 真紅:改造制服で露出は多いパンクロック風の衣装にサングラス
嵐城 真紅:「整理整頓は大事ですわねえ~ェ」
メサイアモブ生徒B:ドサドサとダンボールの山が崩れかけるのを抑えて。「い、いやあ……」
メサイアモブ生徒B:「ちょっと大掃除を……」
メサイアモブ生徒A:「そうです、そう!」
嵐城 真紅:「掃除ィ?」
嵐城 真紅:ひょいと指の先から赤い糸を発射し段ボールを絡めとる。
メサイアモブ生徒B:「あっ」
嵐城 真紅:「手伝って差し上げましょうかしらァ」
メサイアモブ生徒A:顔を見合わせてこくんと頷く。
メサイアモブ生徒C:「掃除するのは……風紀の犬どもだよッ……!」拳銃を構えて、別の女が物陰から飛び出てくる。
嵐城 真紅:「良いですわねェ~ッ」
メサイアモブ生徒A:それに乗じて、ナイフを構えて飛びかかる。
メサイアモブ生徒B:更にそれに乗じて、ダンボールを抱えて逃げ出そうとする。
嵐城 真紅:「そういう、根性嫌いじゃねェですわッ」
嵐城 真紅:楽器を奏でるように両手を動かす
嵐城 真紅:無数の赤い糸が周囲に張り巡らされ
嵐城 真紅:モブ生徒を縛り上げる
メサイアモブ生徒A:「ぐ」
メサイアモブ生徒B:「え」
メサイアモブ生徒C:「っ」
嵐城 真紅:硬直&邪毒
メサイアモブ生徒A:「うぷっ……」
メサイアモブ生徒B:「な……何を……」
嵐城 真紅:指に嵌めたリングには極小の針が仕込んであり
嵐城 真紅:自分の血を適度に抽出できる
メサイアモブ生徒C:「お……思い出したッ!こいつは……」
嵐城 真紅:それで作り上げた糸は強くしなやかで
メサイアモブ生徒C:「四騎士・・・だッ!“トランペッター”の“四騎士”……!」
嵐城 真紅:風紀に反する無法者を捕縛するのに最適であった。
嵐城 真紅:「ストレンジストラグル、この界隈でシノギをするなら忘れてんじゃねェですわよ」
メサイアモブ生徒A:「ひええ……」
メサイアモブ生徒B:「ブツだけはどうか……」
嵐城 真紅:「ブツ?」
GM:ダンボールは脇に転がっている。その中身が溢れてこぼれた。
GM:それはちょっと際どい写真集だ。外の世界のものだろうか?
嵐城 真紅:拾ってペラペラとページをめくる。
嵐城 真紅:「ふーん」
GM:中身を開くと、君でも知るようなノヴァリスの有名人の幾人かの顔がある。
GM:合成して差し替えたものだろう。
嵐城 真紅:ニヤニヤと笑う。
メサイアモブ生徒B:「あああ……」
嵐城 真紅:「本人に見せたら面白そうですわね」
メサイアモブ生徒A:「ヒエッ!?そ、それだけは……!」
メサイアモブ生徒A:「勝手に楽しんでるだけなんですう~!」
嵐城 真紅:「まあ需要はありそーってのはわかりますわ~」
嵐城 真紅:「でもこの量はどー考えても販売目的でございませんこと?」
メサイアモブ生徒B:「だって需要が……」
嵐城 真紅:「3冊だけ残して差し上げます。個人観賞用に」
メサイアモブ生徒B:「!」
メサイアモブ生徒A:「あっ、ありがとうございます……!」
メサイアモブ生徒C:「私は別に興味ないしッ!」
メサイアモブ生徒A:「バカ!貰っておくのよ!」
メサイアモブ生徒B:「はは~っ」平伏している。
嵐城 真紅:「それと、今までの売り上げを申告して反省文と共に提出する事」
メサイアモブ生徒A:「はいっ!」
嵐城 真紅:「じゃ、そう言う事でよろしくお願いいたしますわ」
GM:こうして君のいつもの警邏はつつがなく済んだ……と思われたが。
トランペッターモブ生徒:《隊長!応援を!》君の通信機に連絡が入る。別方面に向かった分隊からだ。
トランペッターモブ生徒:《こいつ……私達じゃ抑えきれません!》
嵐城 真紅:「あ゛あ゛?何ですって?」
嵐城 真紅:と言いつつ走り出している。
嵐城 真紅:通信機の位置情報を確認し最短距離をとる。
トランペッターモブ生徒:《くそ~……ああっ!》ドシュッ、と音が鳴ったかと思うと、通信機の位置情報の方向。
嵐城 真紅:「ヤベェ相手ならすぐに退けっていつも言っていますわよねェッ」
トランペッターモブ生徒:天に弧を描く光が見える。十字冠のセーフティによる転送の軌跡。
嵐城 真紅:「もしもし?おい、返事をなさって!」
嵐城 真紅:「クソったれですわッ!」
嵐城 真紅:「全滅?一般風紀委員とはいえ、私の子飼いがそう簡単に負けるわけねぇんですわよッ」
嵐城 真紅:あと10秒で現着。
嵐城 真紅:周囲を確認し状況を把握しながら。
嵐城 真紅:そいつを目視した。
“ベミドバル”:倒れている風紀委員の頭を踏みつけにしている女。

“ベミドバル”:ぐい、と踏み砕くようにすると、その生徒は転送光に包まれる。
嵐城 真紅:「テメェ~ッ!何をしてやがるんですのォ~ッ!?」
“ベミドバル”:「アンタが親玉?」
嵐城 真紅:「だったら何だってェんですの?」
“ベミドバル”:「だったらよかった」
“ベミドバル”:「弱いやつばかりいじめるの、心が痛む」
嵐城 真紅:「相手の格を見て態度を変えるような人間の品性は大したことありませんわねェ~ッ」
“ベミドバル”:「品性とかどうでもいい。やるの?逃げるの?」
嵐城 真紅:「これだから…戦闘狂だか何だか知りませんが、クズの意見は聞いていませんわよ」
嵐城 真紅:「トランぺッターの行動理念に基づき風紀執行妨害で逮捕いたしますわッ」
嵐城 真紅:赤い糸が舞う
“ベミドバル”:「……ガオンッ!」
“ベミドバル”:大きく口を開け、息を吐く。
嵐城 真紅:「下らねぇ話はあとでたっぷり聞いて差し上げますわッ」
“ベミドバル”:それが凄まじい衝撃波となり、舞う糸を吹き流して襲いかかる。
嵐城 真紅:「なッ!?」
“ベミドバル”:避ける余裕はあるだろう。だが。
“ベミドバル”:君の後ろには、まだ倒れたままの君の部下が残っている。
嵐城 真紅:嵐城 真紅は自分の能力にそれなりの自信を持っている。
嵐城 真紅:それをすべて防御に回せば。
嵐城 真紅:「こ、この!」
“ベミドバル”:その防御に巡らせた糸が、蒸発していく。
“ベミドバル”:それは灼熱の熱風だ。液体を昇華させるほどの。
嵐城 真紅:「こ…ん…な!」
嵐城 真紅:「ボス…こいつは」
嵐城 真紅:「ヤベェ相手です…わ」
“ベミドバル”:「スウウ……」口の端から蒸気が噴き上がっている。
嵐城 真紅:「…カハッ」
嵐城 真紅:そのまま膝をつく
“ベミドバル”:「……名乗りの前に仕掛けるなんて」
“ベミドバル”:「それじゃあどれだけの首級か分からないじゃない」
“ベミドバル”:「“ベミドバル”。こっちは名乗ったよ」
“ベミドバル”:「そっちも名乗って」
嵐城 真紅:「…なの」
嵐城 真紅:倒れながら
嵐城 真紅:「りってェのは」
嵐城 真紅:「礼儀ある相手にする」
“ベミドバル”:ただの一撃で、異常なまでの出力。
“ベミドバル”:相当な火力の持ち主なのか。あるいは――
嵐城 真紅:「本当は…」
嵐城 真紅:「でも、ここで名乗ならけりゃァ」
嵐城 真紅:「ボスの不名誉になりますわね」
“ベミドバル”:「ボス。……そう」
嵐城 真紅:「トランぺッター四騎士の赫。ストレンジストら…グル」
嵐城 真紅:「嵐城 真紅」
嵐城 真紅:「残念ですわね…親玉は別に居まして…よ」
嵐城 真紅:そのまま倒れます。
“ベミドバル”:「“ストレンジストラグル”。トランペッター四騎士の赫」
“ベミドバル”:「嵐城真紅」反芻するように言って。
“ベミドバル”:「これが、“敵”の幹部」
“ベミドバル”:「少しは楽しめた」浅く裂傷が刻まれた、自らの頬を撫でた。
GM:トランぺッター四騎士敗北の報。
GM:それがその首魁へと流れるには、少しの時間を要した。
GM:そして、それは始まりに過ぎなかった。



GM:シーン終了です。シナリオロイスは“ベミドバル” 推奨感情は有為/敵愾心です。
嵐城 真紅:“ベミドバル”/有為/ぜってー泣かしますわ~ッ〇
嵐城 真紅:以上で
GM:りょ!


◆Opening◆獏ウタタ

GM:登場をお願いします。
獏ウタタ:36+1d10
DoubleCross : (36+1D10) → 36+5[5] → 41




GM:【メサイア学区 商業エリア】
GM:繁華街からは離れた、比較的高級志向の店舗の立ち並ぶエリア。
GM:服飾関連の店が多く立ち並ぶその一角の中に、仕立て屋“ロ・リアット”は店を構えていた。

エルザ・ド・タピ:「ケーソク終わり。服着ていいよ」尺を手にとって巻き取る。
獏ウタタ:「はぁい、ありがとうございますぅ~」
エルザ・ド・タピ:エルザ・ド・タピ。ロ・リアットの店主にして、この店で仕立てられる、
エルザ・ド・タピ:オーダーメイドの衣服ほぼすべての作成を1から担っているという。
獏ウタタ:小さく一息ついて、肌面積を広げた魔改造お洒落黒チャイナ服を着ていく。
獏ウタタ:「……私、オーダーメイドって初めてなんですけどぉ」
エルザ・ド・タピ:「えっじゃあそれ逆に市販なの……?」
エルザ・ド・タピ:「どの学区で売ってたのそれ」
獏ウタタ:「確かに市販の服ですけど、自分でちょちょいっとお洒落に直したんですぅ」
獏ウタタ:くるりと一回転。緑髪のふんわりとしたボブカットの右側から、腰まで垂れ下がった三つ編みが揺れる。
エルザ・ド・タピ:「あっ~成程自作かあ」
エルザ・ド・タピ:「カワイーじゃん。それも似合ってる」
獏ウタタ:「ありがとうございますぅ!個人的にもいい出来だと思うんですけど、」
エルザ・ド・タピ:「てかスタイルいいし肌キレーだしどんなのに仕上げても似合いそうではあるな」
獏ウタタ:「たまに周りから肌出し過ぎって言われちゃうんですよねぇ」
獏ウタタ:「ふふ。さっすがぁ、仕立て屋さんはお世辞も上手いですぅ」
エルザ・ド・タピ:「肌出して何がいけないんだかね」
エルザ・ド・タピ:「出せるほど自信あるならガンガンチャームポイントにするべきだと思うな~」
獏ウタタ:「全くですよねぇ」うんうん、と心なしかにんまりと頷いて。
獏ウタタ:「……とは言っても。自分で改造するのにも限界があるし、既成品だと妥協点もそれなりにあるしで」
獏ウタタ:「ココの噂を聞いて尋ねてみたってワケなんですぅ。期待しちゃってもいいですかぁ?」
エルザ・ド・タピ:「勿論。ウチは気に入って貰えなかったらクレジット貰わないからね」
エルザ・ド・タピ:「貰いそびれたことないけど」
獏ウタタ:「ひゃあ、強気で頼もしいですぅ」若干間延びした甘ったるい敬語。
エルザ・ド・タピ:「いっそ甘め寄りもアリかな……ちょっと色々組み立ててみるね」
獏ウタタ:「宜しくお願いしますねぇ」
マウラ・デレッダ:「エルザ~」とてとてと一人の少女が店内にやってくる。
マウラ・デレッダ:大きく腹部の捲れ上がった制服を着た少女。

獏ウタタ:服を着終え、最後にポーチを手に取ろうとしたところで。その姿が目に入り
獏ウタタ:「(うわ、めちゃダイタンな丈ですぅ)」
エルザ・ド・タピ:「……エーギョー中」
マウラ・デレッダ:「あっホントだ。お気になさらず~」
獏ウタタ:にこやかな笑みで返す。善良な客というのは、印象に残りにくい立ち振る舞いをするものだ。
エルザ・ド・タピ:「てか何……何しに来たの」
マウラ・デレッダ:「遊びに……嘘嘘嘘追い出さないで」
マウラ・デレッダ:「警戒してって話」
マウラ・デレッダ:「最近学区内で色々物騒でさ~」
マウラ・デレッダ:「いつも物騒なのはそうなんだけど……」
マウラ・デレッダ:「結構色々襲撃されててさ。ここも気をつけなよって」
マウラ・デレッダ:「あっお客さんも気をつけてくださいね!」
マウラ・デレッダ:「何かあったら風紀委員にご連絡ください!」
獏ウタタ:「はぁい、気を付けますぅ~」
獏ウタタ:「(風紀委員。ああ、この学区にはそういう治安維持組織があったっけなぁ)」
マウラ・デレッダ:「生徒会はダメですよ!風紀委員に連絡してくださいね」
獏ウタタ:「……え、あ。そういう感じなんですねぇ」
マウラ・デレッダ:「汚職の巣窟です」
エルザ・ド・タピ:「ヘンケンでしょ……」
獏ウタタ:「わぁ怖い。肝に銘じておきますねぇ、風紀委員さん」
獏ウタタ:恐らく頼ることはないだろうと確信しているが、善良な客は以下略。
GM:ここで知覚で判定してください。
GM:難易度は6です。
獏ウタタ:6dx+1>=6
DoubleCross : (6DX10+1>=6) → 7[1,3,3,5,6,7]+1 → 8 → 成功

獏ウタタ:セーフ
GM:さすが
GM:では、君は店の外にかすかな音を聞く。
GM:ヒュルヒュルとした風切り音。
獏ウタタ:「…………」
GM:それは店に向かって近づいている。
獏ウタタ:特に気に留める様な仕草も見せず。ただ、店の壁の端へ数歩だけ身を寄せる。
GM:それが“着弾”。爆発。
獏ウタタ:炸裂する直前でポーチから、刃のない刀柄を瞬時に取り出し。
獏ウタタ:押し寄せる爆風が身に及ぶ前に、一薙ぎで往なす。
GM:天井が破砕され、爆炎と瓦礫が降り注ぐ。だが、君の元にそれが及ぶことはない。
GM:まるで後から塗り替えたかのように、君の周囲だけは綺麗な形のまま。
獏ウタタ:「……うっわ」
獏ウタタ:「やんごとない威力だと察しはしましたけど、まさかこれほどとは思いませんでしたぁ」
マウラ・デレッダ:「エルザ!大丈夫!?」
エルザ・ド・タピ:「痛っつ……」
獏ウタタ:「(お、風紀委員って結構堅いんですねぇ)」くるくると柄を弄びながら、声の主を見やる。
エルザ・ド・タピ:「あ~……ヤバいかも」だらりと腕が弛緩している。
エルザ・ド・タピ:「石片巻き込んで《リザレクト》したっぽい」
マウラ・デレッダ:「え~!?」
獏ウタタ:「……だ、大丈夫ですかぁ?」何食わぬ顔で、二人に近づいて。
マウラ・デレッダ:「あっお客さんも大丈夫ですか!?」
獏ウタタ:「はい、私はたまたま位置が良かったみたいですけどぉ……」
エルザ・ド・タピ:「良かった……ウチの店でケガしたとかされたら悲しいもんな」
獏ウタタ:「それより。仕立て屋さんの方が大丈夫でしょうかぁ」
エルザ・ド・タピ:「ん~……ちょっとしばらくは仕立てるの無理っぽいなこれ」
獏ウタタ:「……っと」
エルザ・ド・タピ:「上がんないわ」
獏ウタタ:「そう、ですかぁ。残念ですぅ」
獏ウタタ:「…………」
エルザ・ド・タピ:「ごめんね~。治ったら優先でやるからさ」
エルザ・ド・タピ:「出来たら送るよ。住所どこ?」
獏ウタタ:「崑崙山」
エルザ・ド・タピ:「えっ」
マウラ・デレッダ:「えっ」
マウラ・デレッダ:「あの!?」
獏ウタタ:「崑崙山学区の学生寮宛てに送っといてくださいなぁ。そうすれば、寮母さんが仕分けしてくれるんでぇ」
獏ウタタ:「もっとも、私は至極個人的な理由により滅多に帰らないんですけど」
エルザ・ド・タピ:「あっうん分かった。届くのかなちゃんと……」
獏ウタタ:「それよりもぉ」
エルザ・ド・タピ:「うん?」
獏ウタタ:「このお店って、誰かから恨みを買ったりとかしてるんですかぁ?」
エルザ・ド・タピ:「いや~……あんま覚えないけどなあ」
獏ウタタ:「よほど明確な敵意がないと、このレベルの弾丸は飛んでこないんじゃないかなぁと思って」
エルザ・ド・タピ:「クレームされたこともないし……」
マウラ・デレッダ:「あ……」
マウラ・デレッダ:「私か……?」
獏ウタタ:「?」
マウラ・デレッダ:「あっえーっと。私個人がと言うか」
マウラ・デレッダ:「今メサイアで役員狙った襲撃が結構あってね」
マウラ・デレッダ:「その一環だったら……」
GM:今度はドアが吹き飛ぶ。
獏ウタタ:「あらら。確かに風紀委員ともなれば、アテに枚挙に暇がないかもしれませんねぇ」
獏ウタタ:「……っ!」
襲撃犯A:「まだ立ってるやつが居ますね。どうしますか」
襲撃犯A:携行式の砲を構えた生徒が上官らしき相手に確認している。
コキ・サトウ:軍服のような風体の少女が歩み出て。「決まってるじゃないですか」

コキ・サトウ:「全員排除してください」
獏ウタタ:「(風紀委員さん。あの方達に見覚えはありますぅ?)」こそっと。
マウラ・デレッダ:「(知らない……誰?)」
マウラ・デレッダ:「あなた達一体何者ですか!」
獏ウタタ:「(あ、生徒会との軋轢とかじゃないんですねぇ)」
コキ・サトウ:「名乗る必要あります?」
コキ・サトウ:「そういうのが好きなのも居ますけど……理解しがたいですよね」
コキ・サトウ:「や、お喋りはいいか。構え。撃て」
襲撃犯A:大砲を構えて。
マウラ・デレッダ:「あっお客さん戦えたりします……!?」
獏ウタタ:「ちょいちょいちょーい」
マウラ・デレッダ:「私後衛バックスなんですけど……!」
獏ウタタ:「崑崙山の生徒に闘えますかってぇ、なめてるんですかぁ?」
マウラ・デレッダ:「えっ本当に100%戦闘民族しか居ないの!?」
獏ウタタ:ゆらりと、二人を庇う様に立つ。
獏ウタタ:「そこの貴女?」敵の上長らしい女生徒へ向けて。
コキ・サトウ:無視して発射を指示する。
襲撃犯A:先ほどと同じ砲弾が飛び来る。
獏ウタタ:「名乗りは大切ですよ?少なくとも、立ち合いの場では――」
獏ウタタ:けたましい金属音。射線が、不意に72度傾き。
獏ウタタ:「倒せる相手かどうか、見定めることもできるのですから」
獏ウタタ:遥か天空で、外殻が燃え尽き爆発四散する。
襲撃犯A:「な……!」
コキ・サトウ:「……」少女の姿が、先程よりも後ろに下がっている。
獏ウタタ:「そう、こうやるんですよぉ?」
獏ウタタ:あるべき刃もなく、元来の機能を一切持ち合わせていない倭刀の柄を、正眼へ構える。
獏ウタタ:「崑崙山中等専門学校1年。"五星君"の"火"、獏ウタタ」
獏ウタタ:「その気があるなら、いらっしゃいな?」
コキ・サトウ:君の所作を見て、たちどころに距離を離している。
マウラ・デレッダ:「ご……」
マウラ・デレッダ:「“五星君”!?マジのマジですか!?」
獏ウタタ:「ホントですよぉ」
襲撃犯A:「な……そんなのが相手なんて聞いてない!」
獏ウタタ:「名乗りで自分を偽るなんて、三流以下ですからねぇ」
襲撃犯A:慌てて逃げ出そうとして。
コキ・サトウ:「うーん。やりたくないですね」
コキ・サトウ:手をかざすと、逃げ出そうとしていた襲撃生徒が、再び反転する。
襲撃犯A:「な……なんで……身体が!?」
獏ウタタ:「あら」
襲撃犯A:「うわああっ……!」遮二無二と言った様子で、猛烈な勢いで突撃してくる。
獏ウタタ:「銃手が特攻なんて、下策もいい所ですぅ」
獏ウタタ:すれ違うように、一歩前へ。めきり。微かに骨がきしむ音。
獏ウタタ:目にも止まらぬ柄の殴打が、彼女の首筋後ろへと叩き込まれる。
襲撃犯A:「ガッ……!」
襲撃犯A:がくりと倒れ込んで、そのまま動かない。
獏ウタタ:「部下にこのような真似をさせる輩は、得てして」
獏ウタタ:「逃げ遂せるか、はたまた不意撃ちを狙うかの二択なのですが……」
GM:君の言の通りだ。それを為した少女は、すでに姿を消している。
マウラ・デレッダ:「あいつ逃げた!」
獏ウタタ:「……ふむぅ。これだから、果し合いの本質も理解しない蛮族は」
獏ウタタ:ため息をつきながら、ポーチに柄を仕舞い込む。
マウラ・デレッダ:「(果たし合いに意義を見出しまくるほうが蛮族感ありありだと思うんだけどなあ)」
獏ウタタ:「あら、何か言いたそうですねぇ?」にっこり。
マウラ・デレッダ:「ヒュッ」
マウラ・デレッダ:「なんでもないでーす……」
獏ウタタ:「さて、風紀委員さん?」
獏ウタタ:「あの輩を追い掛けましょうか」
マウラ・デレッダ:「はい。はい」
マウラ・デレッダ:「はい!?」
獏ウタタ:「私、傭兵としては中々……というか、ノヴァリスでも一等お高いんですけどぉ」
マウラ・デレッダ:「ですよね……」
獏ウタタ:「今回は事情も事情ですし」仕立て屋さんの方をちらっと見て。
マウラ・デレッダ:「普通戦争でも仕掛けるときくらいにしか雇わないでしょ……」
獏ウタタ:「特別にロハで助太刀しちゃおっかなぁと思うんですけどぉ」
獏ウタタ:「いかがですぅ?」
マウラ・デレッダ:「えっ本当ですか……!」
マウラ・デレッダ:「お願いします!」
エルザ・ド・タピ:「マウラ、そんな軽々しく……」
マウラ・デレッダ:「だってあいつらエルザを怪我させたんだよ!?」
マウラ・デレッダ:「許せない!」
獏ウタタ:「ええ。仕立て屋さんの腕なんて、命よりも大切なものじゃないですか」
マウラ・デレッダ:「あっえっと……風紀委員としても見過ごせない!」
獏ウタタ:「結果的に私のオーダメイド依頼も遅延しちゃいましたし、けっこーとさかにきてますぅ」
エルザ・ド・タピ:「そこまで怒ってもらえるのは嬉しいけど……」
エルザ・ド・タピ:「あいつらノシても私の治りが早くなるわけじゃないんだしさ。ムリしないでね2人とも」
獏ウタタ:「ふふ……大丈夫ですぅ。個人的な憂さ晴らしなのでぇ」
マウラ・デレッダ:「はい!行きましょう、ウタタちゃ……さん!」
獏ウタタ:「ウタタちゃんでいいですよぉ」
マウラ・デレッダ:「ウタタちゃん!」
獏ウタタ:「はぁい!」屈託のない笑顔のまま、瓦礫を軽やかに踏み越え歩き始める。
GM:あるいはそれは、極めて個人的な義理に過ぎなかったのかもしれない。
GM:だが、その行動こそが、この先に描かれたものを、大きく燃え広がらせる結果となるのである。



GM:シーン終了です。ロイス取得が可能。
獏ウタタ:エルザ・ド・タピ/○有意/オーダメイド服、楽しみですぅ
獏ウタタ:以上!
GM:OK!


◆Opening◆マギカ・ウィッチクラフト

GM:登場をお願いします。
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (34 → 40)
GM:みんな平均的だな~
マギカ・ウィッチクラフト:ドキドキ



GM:【メサイア学区 ジェラート専門店ジェラテリア『PK』】
GM:商業区。高級志向の服飾エリアからまた少し離れて、リーズナブルな飲食店の多く立ち並ぶ区画。
GM:その中の一区画に、人気のジェラテリアがあった。
GM:コーンが自家製proprioであることを売りにしており、サクサクと香ばしい。
GM:並ぶ君にもその香りが漂うほどだ。
マギカ・ウィッチクラフト:「す、すごい……こんなに人気なんだ……」
マギカ・ウィッチクラフト:本来は場所だけ確認するつもりだったのが、店頭を覗いていると割り込みと思われてしまいそうで、列の最後に並んでしまった。
マギカ・ウィッチクラフト:「口コミ評価も高いし、この値段なら一回ぐらい誘っても迷惑じゃないよね…!」
GM:ショーケースには様々なフレーバーが並んでいる。
マギカ・ウィッチクラフト:控えめに顔を出して確認し、周りがだいたいグループな事に気づいて首を引っ込める。
マギカ・ウィッチクラフト:「どれが美味しいんだろう……?"パルマコス"、記録しておいてね」
マギカ・ウィッチクラフト:音声に反応して、プロペラの付いたスマホケースが飛行し、フレーバーを撮影する。
マギカ・ウィッチクラフト:ケースに飾られた"パルマコス"と名付けられたヤギのぬいぐるみがゆらゆら揺れている。
先住市民の店主:「あ~ごめんねお嬢さん」店主がそれを見て声をかける。
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、は、はいっ!」
マギカ・ウィッチクラフト:裏返った声。
先住市民の店主:「店の中では浮き物・・・禁止なんだ。それしまってもらえるかな」
マギカ・ウィッチクラフト:「えっ、あっ、す、すみませんっ!」
先住市民の店主:「他のお客さんの頭に落っこちてトラブルになったことがあってね~。ごめんね」
マギカ・ウィッチクラフト:バジ、とプロペラごとスマホケースを掴む。
マギカ・ウィッチクラフト:「ひゅっ、い、いえ、すみませんっ!次から気をつけますのでどうか……!」
マギカ・ウィッチクラフト:ペコペコとししおどしのように頭を下げる
先住市民の店主:「いや、そんなに強く言ったつもりはないんだけど……」
マギカ・ウィッチクラフト:「いえ!ル、ルールを破ったら叱責されるのは当然のことです、から!どうか出禁だけは!」
先住市民の店主:「しないって……あ、お嬢さんの番だよ」
先住市民の店主:「何にするかい?2種類選んでね」
マギカ・ウィッチクラフト:「はいっ!……はい?あっ、はいっ」自分の位置で列が止まっているのを見て慌ててスライドする。
マギカ・ウィッチクラフト:(どうしよう……バニラでいいのかな。でも普通すぎると思われちゃうかも。ナッツとかのもあるし……)
マギカ・ウィッチクラフト:(ミント、チョコ、ナッツ、ストロベリー……どうしよう、選べない……!)
マギカ・ウィッチクラフト:「"パルマコス"、人気の味ってどれ……?」スマートフォンにヒソヒソと話しかけると、画面に2種類のフレーバーが表示される。
マギカ・ウィッチクラフト:「……ピ、ピスタチオ?とチョコナッツでおねがいします」
先住市民の店主:「はいよっ。カップかコーンどっちにするかい?」
マギカ・ウィッチクラフト:「えっ、あっ、」
マギカ・ウィッチクラフト:「ええとカプ……コーン、でお願いします」
マギカ・ウィッチクラフト:(コーンなら器も食べられるから、お得なはず……)
先住市民の店主:「生クリームpannaは?」
マギカ・ウィッチクラフト:「はえっ。な、生クリームがどうしたんですか」
先住市民の店主:「上に乗せられるよ。どうする?」
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、とっ、お、お願いします」
マギカ・ウィッチクラフト:反射で応える。
先住市民の店主:「よしきた。ちょっと待ってな」
GM:そう言うと店主はテキパキと作り始めている。
マギカ・ウィッチクラフト:一区切りついたのでほっと安堵する。
マギカ・ウィッチクラフト:(こんなオシャレなお店でちゃんと注文できた……!私、すごい。やればできる子)
先住市民の店主:「はいよピスタチオチョコナッツコーンの生クリーム乗せ!」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、ありがとうございますっ」
GM:君がそれを受け取った時。
GM:店内にふよふよとドローンが飛んでいる。
マギカ・ウィッチクラフト:コーンの上に芸術的に盛られた二色のクリームと、角を立てるように載せられた生クリーム。
マギカ・ウィッチクラフト:これを目の前にしたら、自然と会話も弾むに違いない
先住市民の店主:「……ちょっと、うちは浮き物禁止だよ」
先住市民の店主:「どのお客さん?それしまって……」
マギカ・ウィッチクラフト:(わ、私じゃないよね…?)
マギカ・ウィッチクラフト:とっさにスマホケースの位置を確認する
GM:もちろん君のではない。ふよふよと浮遊するドローンには、黒く長い筒がくくりつけられている。
GM:銃だ。
マギカ・ウィッチクラフト:「ん……凄い。あんなの括り付けてるのに姿勢が安定してて………」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………」
マギカ・ウィッチクラフト:「銃?」
GM:それらが火を吹き、君へと火線を浴びかける!
マギカ・ウィッチクラフト:「ひええええええええーーーー!?」
先住市民の店主:「うわああ!?」
GM:店内は我先にと逃げ惑う生徒たちでごった返す。
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、………あっ、ダメですっ、皆さん、落ち着いて…!」
襲撃犯A:「目標を発見」それを縫うように、店内に銃を持った生徒が乗り込んでくる。
マギカ・ウィッチクラフト:静止の声はか細くかき消される。
マギカ・ウィッチクラフト:「何事、です、か……!?」
襲撃犯B:「いたぞ。あれが“ギャザリング”か」
マギカ・ウィッチクラフト:「えっ、わ、私ですか……!?」
GM:それらは突入した後、周囲の机を盾にするようにして君へと銃を向けている。
マギカ・ウィッチクラフト:「や、。やっぱりさっきドローンを飛ばしたのがダメ、だったんでしょうか!?もう、通報済みでしたか…!?」
GM:さらにはその真横をつくようにドローンが旋回し、君を十字砲火で狙おうとしている。
マギカ・ウィッチクラフト:「す、すみません。そんなつもりじゃなかったんです、無かったんですけど…!」
GM:発射された弾丸が君の近くを掠める。
マギカ・ウィッチクラフト:ドローン型のスマホケースを盾のように恐る恐る構えている。
マギカ・ウィッチクラフト:「ヒィッ!?」
GM:べしゃり。
GM:君の持っていたジェラートが吹き飛んで染みになった。
マギカ・ウィッチクラフト:はらり、と白い髪が何本か宙を舞い。
マギカ・ウィッチクラフト:「あ………」
マギカ・ウィッチクラフト:ジェラートとクリームは吹き飛び、コーンは衝撃で手から弾かれている。
マギカ・ウィッチクラフト:「な、な、何するんですか……!?」
襲撃犯A:「武装の除去を確認」
マギカ・ウィッチクラフト:「たっ、食べ物を粗末にしちゃいけないって、学校じゃ習わないんですか…!?」
襲撃犯B:「いやあれアイスじゃないか……?」
襲撃犯A:「アイスだな……アイスかも……」
襲撃犯A:「……補給の阻止に成功」
先住市民の店主:「ひえええ……!外でやってくれよ!」
マギカ・ウィッチクラフト:「こ、このジェラート1つで一日分の食費賄えるん、です、よ……!?」
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、は、はい!ここだとお店に迷惑、ですよね!?」
マギカ・ウィッチクラフト:「あの、み、みなさん!」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、外で話し合いませんか!?できれば、書面で……」
襲撃犯A:「そんなの知ったことじゃないぜ!」
襲撃犯B:「大人しくしてな!出てくると撃てなくて邪魔なんだからな!」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そんな。どうしよう"パルマコス"……」画面に『どの人格風の答えをお望みですか?』と選択肢が表示される。「選んでる場合じゃないのに……」
ラエル・T・アイヴィ:「外に行くのは賛成!」襲撃犯の一人を蹴飛ばして吹き飛ばす影がある。

マギカ・ウィッチクラフト:「な、なんですかっ!?」
襲撃犯B:「ぐわっ!?」
ラエル・T・アイヴィ:「通りすがりの正義の味方!」2つ角の生えた、制服姿の少女。
マギカ・ウィッチクラフト:「な、仲間割れしてるんですか!?私も、迷惑をかけるのはいけないと思います…!」
マギカ・ウィッチクラフト:「正義の味方さん……?」
ラエル・T・アイヴィ:片手には銃を持ち、もう片手にはストロベリー味のジェラート。
ラエル・T・アイヴィ:ぺろりと平らげる。
マギカ・ウィッチクラフト:「サマになってる………」
ラエル・T・アイヴィ:「キミ、マギカ・ウィッチクラフトだよね?」
マギカ・ウィッチクラフト:「は、はい、マギカですっ。こんにちは」
マギカ・ウィッチクラフト:「ええと、あなたはどちら様……?あ、正義の味方さんとは、お聞きしました」
ラエル・T・アイヴィ:「こんにちは!僕はラエル・T。ラエル・T・アイヴィ」
襲撃犯A:「な……何故」
襲撃犯A:「何故お前が邪魔をする!」
マギカ・ウィッチクラフト:「ぼ、僕っ子さん……!あ、いえ、すみません。ラエルさん、です、ね」
マギカ・ウィッチクラフト:「あの、凄い、怒られてますけど……?」
ラエル・T・アイヴィ:「あ~まあ怒られるよ。うん」
ラエル・T・アイヴィ:「へへ。君ら誰のチームだっけ」
マギカ・ウィッチクラフト:「そうなんですか?すみません、きっと私のせいですね……」
マギカ・ウィッチクラフト:「私の話がもっと上手なら、今頃あの人達も一緒にアイスを食べていたかもしれません……」
ロロ・スウィーティー:「わたし」
ロロ・スウィーティー:さらに一人の少女が歩み出てくる。
ロロ・スウィーティー:ふわりと広がるドレスのような衣服をまとう、青髪の女。

ラエル・T・アイヴィ:「あ~……」
マギカ・ウィッチクラフト:「とても腿が出ているのに凄く着こなしてます…!?」
ラエル・T・アイヴィ:「ぶっ飛ばしてごめんね!それから……これからもぶっ飛ばすけどごめんね!」
マギカ・ウィッチクラフト:(これが都会のファッションなんですね……!)
マギカ・ウィッチクラフト:「ぶ、ぶっ飛ばしちゃうんですか!?」
ラエル・T・アイヴィ:「うん。だってキミを狙ってるんだよ、カノジョたちは」
ロロ・スウィーティー:「そう。狙う……」
マギカ・ウィッチクラフト:「そういう話、でした、けど……」
ロロ・スウィーティー:「……」
マギカ・ウィッチクラフト:「ど、どうして私なんかを…!?暴力に対する罰は最大15年ですよ…!?」
マギカ・ウィッチクラフト:「割に合わないと思いませんか……?」
ロロ・スウィーティー:「そうなの?」
ラエル・T・アイヴィ:「ここじゃ聞かないなあ」
マギカ・ウィッチクラフト:「これが都会とのカルチャーギャップ……」
ロロ・スウィーティー:「……」
ロロ・スウィーティー:「……」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………」
ラエル・T・アイヴィ:「てかさっきから何話したそうにしてるのさ」
ロロ・スウィーティー:「コードネーム」
ロロ・スウィーティー:「忘れた。新しいの……」
マギカ・ウィッチクラフト:(わ、私から話題を振るべきなんでしょうか。頑張れマギカ。やればできる子)
マギカ・ウィッチクラフト:「忘れちゃったんですか……任命書などは?」
ロロ・スウィーティー:「口で言われた」
マギカ・ウィッチクラフト:「それは………困りますね」
ロロ・スウィーティー:「あっ前のは分かる。ロード……」
ラエル・T・アイヴィ:「“デバリーム”。キミのコード」
ロロ・スウィーティー:「あっ」
ロロ・スウィーティー:「それ」
マギカ・ウィッチクラフト:「"デバリーム"さん、って、言うんですね」
ロロ・スウィーティー:「うん」
マギカ・ウィッチクラフト:「よ、よかったですね!ラエルさんが覚えていて、くれて!」
ロロ・スウィーティー:「“デバリーム”は、倒すの」
ロロ・スウィーティー:君を指さして。「……」
ロロ・スウィーティー:「……」
マギカ・ウィッチクラフト:「………………」
ラエル・T・アイヴィ:「相手の名前も忘れた?」
ロロ・スウィーティー:「うん」
マギカ・ウィッチクラフト:「"ギャザリング"、マギカ・ウィッチクラフト、です」
ロロ・スウィーティー:「"ギャザリング"のマギカ・ウィッチクラフトを倒すの」
マギカ・ウィッチクラフト:「倒すって……倒すってことですか!?」
ラエル・T・アイヴィ:「倒すって……倒すってこと」
ロロ・スウィーティー:「うん」
マギカ・ウィッチクラフト:「言葉の誤謬でもなかった……」
マギカ・ウィッチクラフト:「あの、あの、もしかしたら何か、誤解があると思うんです、けど」
ラエル・T・アイヴィ:「まあでも、僕はそれをさせない方!」いつの間にか他の襲撃犯をのしている。
襲撃犯A:「いつの間に……」のされている。
マギカ・ウィッチクラフト:「お互い話し合えばきっと落とし所が……」
マギカ・ウィッチクラフト:「ラエルさん!?何してるんですか!?」
ラエル・T・アイヴィ:「だからさ、この子たちはキミを倒しに来てるんだって」
ラエル・T・アイヴィ:「そりゃ転送機能はあるけどさ。分かってるはずでしょ」
ラエル・T・アイヴィ:「キミがそのへんで襲われてやられました~、は意味が出ちゃうこと」
マギカ・ウィッチクラフト:「うぅ…………」
ラエル・T・アイヴィ:「“グレート・バビロン”の副会長なんだから」
ラエル・T・アイヴィ:「ってことでさ……」手を差し出す。「逃げちゃおうよ!」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………ええと、なるほど」
マギカ・ウィッチクラフト:「私個人じゃなくて、肩書の方に、意味がある状況、なんですね?」
ラエル・T・アイヴィ:「それって切り離せるの?」
ラエル・T・アイヴィ:「全部ひっくるめてキミじゃないのかな」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうかもしれませんが」
マギカ・ウィッチクラフト:「もし、私の側に原因があったら、それは考えなきゃいけないことです、から」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………あと、表にあまり出ないので、周知されているとは思いません、でした」
マギカ・ウィッチクラフト:「"パルマコス”、あの、お願い」
マギカ・ウィッチクラフト:音声で認識すると同時に、プロペラの音が増える。
マギカ・ウィッチクラフト:薄いカード型のドローンが、マギカを中心に浮遊を始める。
マギカ・ウィッチクラフト:「つ、つまり、その。身を守る事はしなきゃいけない状況、ですよね?」
ラエル・T・アイヴィ:「うん。あの子はいいから。取り巻き抑えたらパッと逃げよう」
ロロ・スウィーティー:「ラエルは……みんなを裏切るの」
ロロ・スウィーティー:「裏切りはよくない」
ラエル・T・アイヴィ:「ごめんね!最初からこうするつもりだったんだ」
マギカ・ウィッチクラフト:「ひ、人を、う、裏切るのは良くないですけど」
マギカ・ウィッチクラフト:「その分、私は感謝します、から」
マギカ・ウィッチクラフト:「後で事情聞かせてください……」
ラエル・T・アイヴィ:「ふふ。オッケー!」
ラエル・T・アイヴィ:長尺の銃をくるくると手遊び、彼女の後ろの取り巻きを射抜いていく。
ラエル・T・アイヴィ:「右お願い!」
マギカ・ウィッチクラフト:「は、はい!」
マギカ・ウィッチクラフト:携行性に特化したドローンのプロペラがわずかに発光する。
マギカ・ウィッチクラフト:不自然に指先ほどの火が召喚され、取り巻き達の間を舐めるように蛇行する。
マギカ・ウィッチクラフト:火は触れた人間の体温と意識を奪い、人に触れるほどに火が大きくなっていく。
マギカ・ウィッチクラフト:「す、すみません、外傷は残しませんから…!」
マギカ・ウィッチクラフト:「あとちょっと悪夢とか見るかもしれませんが…!」
ロロ・スウィーティー:「えっ」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そういうのが好きな悪魔なんです。最近プログラムの簡略化に成功してこのサイズでも問題なく動くようになって……!」
ラエル・T・アイヴィ:「急に早口になった……」
マギカ・ウィッチクラフト:「その分持続時間は短いんですけど、こうして複数用意しておけば………」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………」
マギカ・ウィッチクラフト:「すみません……」
マギカ・ウィッチクラフト:我に返るよ
ラエル・T・アイヴィ:「あっごめんね!いいと思うよそういうの!」
ラエル・T・アイヴィ:「好きなんだな~ってのは伝わった!」
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、ありがとうございます」
ロロ・スウィーティー:「うん」
マギカ・ウィッチクラフト:「えへへ、こ、コレだけは得意なんです。昔からやってました、から!」
マギカ・ウィッチクラフト:照れている
ラエル・T・アイヴィ:「とにかくお手柄!今のうちに行こう!」
ラエル・T・アイヴィ:君に手を伸ばす。
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、」反射的に手を取る「あっ、あっ……」
ラエル・T・アイヴィ:ギュッと握ってグイグイと引っ張る。
ロロ・スウィーティー:キョロキョロとする。周りの取り巻きはすっかり倒れてしまっている。
マギカ・ウィッチクラフト:「あ~~~~」
ロロ・スウィーティー:君たちを追うこともなく茫洋と見ている。
マギカ・ウィッチクラフト:ドローンが追随するように引っ張られる
ラエル・T・アイヴィ:そのまま店から離れながら。「……あいつらはさ」手は引いたまま。「いや」
ラエル・T・アイヴィ:「あいつらっていうか。元・僕たちか」
マギカ・ウィッチクラフト:「………………あ、はい」手を気にしながら。
マギカ・ウィッチクラフト:召喚陣に設定した時間を過ぎたドローンの姿は消えている。
ラエル・T・アイヴィ:「僕たち……“シカリオイ”は、キミを狙うことが計画の目的だったんだ」
マギカ・ウィッチクラフト:「"シカリオイ"、っていうのは、ラエルさんたちのグループの名前、ですか?」
ラエル・T・アイヴィ:「うん。僕は“シカリオイ”の“ワイクラー”」
ラエル・T・アイヴィ:「組織の裏切り者ダブルクロスってとこ。キミが助かってよかった」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、ありがとうございます」
マギカ・ウィッチクラフト:「それで、その。どうして私は狙われてるん、ですか?」
マギカ・ウィッチクラフト:「ラエルさんも、人を裏切ってまで助けてくれるなんて……」
ラエル・T・アイヴィ:「これ言っちゃっていいのかな……怒らないで聞いてね」
ラエル・T・アイヴィ:「“グレート・バビロン”の幹部の中で、キミがいっとう弱そうだったから」
マギカ・ウィッチクラフト:(狙われる心当たりは………無いとはいえないよね。キングダムから転校してきたのだって、ドサクサに紛れてだし……)
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、そういうことだったんですね」
ラエル・T・アイヴィ:「メサイアを転覆させたいんだよ。そうなるとキミから狙うのも分かる話でしょ?」
マギカ・ウィッチクラフト:「はい、それなら分かります!アトラ会長やリャンさんを狙うのは大変そうですし」
マギカ・ウィッチクラフト:「私を狙うのも合理的です!」
マギカ・ウィッチクラフト:なるほど!と疑問が解消されて「……………」
マギカ・ウィッチクラフト:「……メサイアを転覆させる、ですか!?」
ラエル・T・アイヴィ:「うん」
ラエル・T・アイヴィ:「“シカリオイ”って、テロリスト集団だから」
マギカ・ウィッチクラフト:「なっ、テッ、テロですか」
ラエル・T・アイヴィ:「現に今がそうだったじゃん」
ラエル・T・アイヴィ:「今頃、こういうのを各地でやってるはず」
マギカ・ウィッチクラフト:「そうですけど……」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そんな事したら、トランペッターのみなさんが黙ってないと思うんですけど」
ラエル・T・アイヴィ:「……“トランペッター”のとこ行かない?」
ラエル・T・アイヴィ:「そうすれば分かるよ」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………」
マギカ・ウィッチクラフト:(私も、親しいわけじゃないけど……)
マギカ・ウィッチクラフト:("トランペッター"の人と一緒に仕事する機会ってあんまりないんだよね)
マギカ・ウィッチクラフト:(生徒会ともそんなに密接じゃないって聞いたし!あ、でも、タイプが違うなら仲良くなれる人も居るかも?……えへへ)
ラエル・T・アイヴィ:「マギカ?大丈夫?」
ラエル・T・アイヴィ:「やっぱり“トランペッター”には頼りたくないかな」
マギカ・ウィッチクラフト:「え、あ!はい、なんでもないよ!?」
マギカ・ウィッチクラフト:「だ、大丈夫。行こう。行きます」
マギカ・ウィッチクラフト:「い、今こそ、不仲説のある組織同士の架け橋に、なります!」
ラエル・T・アイヴィ:「おお……すごい決意」
マギカ・ウィッチクラフト:「が、頑張る」
マギカ・ウィッチクラフト:(……去年だって、革命があって大変だったのに)
マギカ・ウィッチクラフト:(テロまで起こるだなんて……)
マギカ・ウィッチクラフト:「………村の外って、こんなに忙しいんだな」



GM:シーン終了です。
GM:シナリオロイスはラエル・T・アイヴィ 推奨感情は連帯感/猜疑心です
マギカ・ウィッチクラフト:「ラエル・T・アイヴィ ○P連帯感/N裏切りは後で補填したほうが良いですよ…?」で取得
マギカ・ウィッチクラフト:以上です
GM:そうかも……


◆Opening◆解良イノリ

GM:登場をお願いします。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (32 → 40)
解良イノリ:む…高いな



GM:【かつてのメサイア学区】
GM:それはまだ、この校区を治める賢人が、健在の頃。
GM:解良イノリが、今と変わらず、だがその有り様は些か異なる形で、“トランぺッター”にあった頃。
GM:君は学区内での暴動の報を受け、現場に駆けつけていた。
解良イノリ:影が蠢き、水面から上がるように。黒い小柄な、幼くさえ見える少女が顕れる。
解良イノリ:《影絵芝居》《闇夜の烏》。影使いとしての力で、いつものように動き回っている。
GM:だが、暴動があったと言われる場所は、静かだ。静かすぎる。
解良イノリ:「…誤報か別の所に出たかな」そう言いながら、周囲を警戒している。
三潴タタル:「……遅かったな」君の後ろから声がかかる。
三潴タタル:白く長身の少女。天から降り立ったかのように立っている。

三潴タタル:「もう終わらせてしまった」
解良イノリ:「…その声、タタル?」ゆっくりと振り向く。警戒はまだ解けていない。
解良イノリ:フットワークが軽い方であり、治安担当者である自分を邪魔に思うものも多い。偽装からの奇襲はまだあり得たからだ--その姿を見るまでは。
三潴タタル:「ああ。そうさ、イノリ」
三潴タタル:「“ベレシート”。三潴タタルだ」
解良イノリ:「…仕事を減らしてくれたのはありがたいけど…あなたが出る程だった?」その白を目にして、少し溜息。
三潴タタル:「“敬愛する委員長閣下”が出るほどでもないだろうに」
解良イノリ:「私はそれが仕事よ。フットワークが軽くて、潰しが効くから」
三潴タタル:その手には白く輝く剣が握られている。彼女が能力で作り出したものだと、君は知っている。
三潴タタル:「お前が来ると思ったからこうしたんだ」
解良イノリ:広がった黒い影が巻き戻る。「…何か話したい事でもあった?別に言ってくれれば会いに行くのに…」
三潴タタル:「会いに行って話したでは困る話だ……建屋ではしたくない」
解良イノリ:「そう。あなたが言うなら、そうなんでしょうね…。分かった。このままここで?」
三潴タタル:剣がハラハラと掻き消える。「……例の“紫薔薇アムネシア”の話。どう思う」
解良イノリ:「ん……」一つ息を吐く。
解良イノリ:少し思案するような表情。
解良イノリ:「まあ、正直。理事会側が下手を打って、それに対して不満が出るのは当然。其れの担い手、旗手が彼女になってる」
解良イノリ:「彼女自身については……」言葉を区切って。
解良イノリ:「まあ、あんなに慕われる魅力がある、というのは羨ましいわ」表情と声音を一切変えないことを意識して言い切った。
三潴タタル:「……くく」噛み殺すように笑う。
三潴タタル:「気にしていたのか」
解良イノリ:「気にするわ。私個人のことなら別にどうでもいいけど、」
解良イノリ:「うちトランぺッターの子達に迷惑をかけるのは本意じゃない」
三潴タタル:「お前が板挟みになっていることなんて、誰の目にも明らかだろう」
三潴タタル:「そんなお前を見ている連中が、お前を慕ってないわけではないよ」
解良イノリ:「それが皆分かるなら、私の評判だってもう少しマシだって信じたいところ。……そうね」
解良イノリ:「…私には、勿体ないくらい」
三潴タタル:「……私が聞きたいのは、イノリの人気の程とその自覚についてではないんだがな」
解良イノリ:「その話題を突っ込んだのはそっちでしょ、タタル」
解良イノリ:「…まあ、まぜっかえすのはここまでにして」
三潴タタル:「二つ。一つは、成功すると思うか?」
三潴タタル:「最低でも、七つの学区はすべて連帯する必要がある」
解良イノリ:「そうね…」
解良イノリ:「…あなたの言う通り、そうした学区間の連帯の問題。そもそもの戦力の問題」
解良イノリ:「そして、理事会側が持つジョーカーにどう対処するのか、という問題」
解良イノリ:「最低でも、この三つを解決しない限り、まあ成功しないでしょう」
三潴タタル:「……もう一つ」
三潴タタル:「こちらのほうが大事だ。……これに乗るのか?」
解良イノリ:「……………」
三潴タタル:「確かに、今の理事会の体制は世辞にも正しいとは言えん」
三潴タタル:「新しい政治体制が望まれているとは思う」
解良イノリ:「……ええ」脳裏には様々なことが過っていた。
解良イノリ:準備工作で接触した誰かが裏切ったのか?自分が何処かでミスをしたか。それとも理事会側の把握していない監視網?
解良イノリ:そして、そのどれかか、どれでもないとしても……
解良イノリ:目の前の相手に、誤魔化すようなことは通じないのだ、という事だけははっきりしている。
解良イノリ:「……少なくとも、第二次紛争の戦後処理と……現在の、”外”のセルからの干渉を受け入れての、内紛。これを許した時点で、もう彼らに統治者たる資格はない」
三潴タタル:「……クーデターでいいのか。それを追い落とす手段が」
解良イノリ:「革命が正しい、とは言わない。フランスの熱月テルミドールを例に挙げなくても、それがより大きい損害を出すことはよくある事よ」
解良イノリ:「なら、ねえ。タタル」
三潴タタル:「そうして生まれたものに、統治者たる資格は……うん?」
解良イノリ:「理事会のどこかの誰かとか、聞いたこともない奴との争いで、腕を無くした子がいたわ」
解良イノリ:「うちの子でも、脚を無くした子がいる。能力の変異を受けて、辛いリハビリをしてる子も」
解良イノリ:「………そんな目に遭う子を、今後も一杯出し続けることを容認する事が、手続きの正しさより大事なのかしら?」
解良イノリ:「勿論、横紙破りをした責任は、誰かが取らないといけない。……そしてそうした責任を取るなら、一番都合のいい奴がいるでしょ?」
三潴タタル:「お前……」
解良イノリ:「反乱とか、今まで叩き潰したのも。抗議をした子を捕まえたのも。全部、私が責任者よ」
解良イノリ:「責任者は、責任を取るためにいる。………ふふ、師の教えにもあったわね」
三潴タタル:「もう一度言うぞ」
三潴タタル:「イノリ。お前は慕われている」
解良イノリ:「そうなんでしょうね。ありがたいことに」
三潴タタル:「私だってそうだよ」
三潴タタル:「それでもやるの?」
解良イノリ:「……私が、風紀委員会を立ち上げようとしたのは」
解良イノリ:「抗いようのないことの理不尽に、茫然とするしかない子の助けになるため」
三潴タタル:「……ああ」
解良イノリ:「私、FHチルドレンだから。欲望ねがいを勝手に叶えに行くのよ」
解良イノリ:「……迷惑をかけてしまうのは、本当に申し訳ないのだけど、ね?」
三潴タタル:「……イノリ」
三潴タタル:「お前の欲望ねがいは分かった。イノリらしいとも思う」
三潴タタル:「それを邪魔するつもりもない。ただ……」
解良イノリ:真っ直ぐにタタルの目を見上げている。
三潴タタル:「……私は一緒には立てない」
解良イノリ:「そっか」
解良イノリ:「正直…残念だし、引留めたさはあるけど。うん」笑って。
三潴タタル:「武力によって産まれる新支配を肯定できない」
解良イノリ:「それはそうだ」苦笑する。
三潴タタル:「力があれば何をしても許される。そうなるような気がしてしまう」
三潴タタル:「FHとしてはある種正しいのかもしれないが……」
解良イノリ:「タタルは正しいよ」
解良イノリ:「力があったら何でもしていいなんて、それことそこらの獣どころか、単細胞生物以下だからね」
三潴タタル:「またイノリ節が出たな」苦笑して。
解良イノリ:「簡単な生物学をちょっと学べば普通に分かることを言ってるだけなんだけどね…」
解良イノリ:「こほん。さておき」
解良イノリ:「……私のことも、止めたいならいつでもいいよ?今でもいい。いや、負けそうだから今は出来ればやめて欲しいけど……」
三潴タタル:「それで勝ったら、私は」
三潴タタル:「自分の意見を自分で翻してしまうことになる」
解良イノリ:「……思い切り反逆の意志をぶち上げたやつがいるんだから予防拘禁として行けそうだけど……ま、私は助かるなあ」
三潴タタル:「力が強ければ正しい、が嫌だと言ったろう」笑って。
三潴タタル:「……前に名前の話をしたのを覚えているか?」
三潴タタル:「イノリは日本語で祈り、らしいと。タタルは祟る、だと」
解良イノリ:「ああ…」少し笑って。
解良イノリ:「あったね。…私のは、決めたやつだからだけど…」
三潴タタル:「お前は佳い未来を祈るといい。私は悪しき未来を祟ることにする」
解良イノリ:「……あなたもさ、佳い未来の中で楽しく過ごせたりしてほしい、って私は思うよ」
三潴タタル:「……ああ。そう出来るといいと思う」
三潴タタル:「……話しすぎたな。そろそろ戻らないと怪しまれるか」
解良イノリ:「ずっと悪いことばかり見てると、疲れるから。…友達とか作って、色んなとこ行ったりしなよ」
三潴タタル:「私達二人で、どんな敵と戦っていたんだと訝しがられてしまう」
三潴タタル:「……友達については」
三潴タタル:「イノリに言われたくない」
解良イノリ:「もうそんな時間か…まあ、逃げられたり色々面倒なことがあったりした、ってことに…………」
解良イノリ:「………私は別にいいんだ。平気だし」
解良イノリ:「人の事ばっか言ってる人の方が、自分の事見落とすんだって…!」
三潴タタル:「……???」
三潴タタル:「高度な諧謔だよな……?」
解良イノリ:「心理学の論文で読んだんだけど???」
GM:そうして、君たちは帰路に就いた。
GM:彼女が轡を並べたのは、それが最後だった。
GM:革命の刻、彼女は“トランペッター”を出奔。
GM:それより先は、彼女は指名手配犯としてその名を知られることになる。



GM:【メサイア学区】
GM:君は学区内での暴動の報を受け、現場に駆けつけていた。
GM:現在、各所で同時多発的にテロルが起こっている。君とて動ける戦力の一だ。
解良イノリ:影が伸び、その中に溶けて動く。地形に依らず、障害に妨げられずに駆けることが出来る力は、とにかくこうしたときに便利だ。
解良イノリ:ざばりと水面から上がるように、影中より姿が顕れ。黒の髪と、その背に付いた影が翻る。
襲撃犯A:「えっ……あれってまさか!?」
解良イノリ:「--勧告する」寂びたような声だった。
解良イノリ:「諸君らの行為は学園法に多重に違反する行為であり、速やかな投降をするように。この勧告に従った場合、罪状に対し緩和が認められる場合がある」
襲撃犯B:「嘘でしょ……“マスターオーダー”だよね……!?」
解良イノリ:「そして」
解良イノリ:「この勧告に従わない場合、メサイア学園校則第29条に基づき、諸君らを鎮圧する。……よろしいか」
襲撃犯A:「だって……どうする?」
襲撃犯B:「どうするって……決まってるでしょ」
襲撃犯A&B:「「時間を稼ぐ!」」
GM:君の勧告に従わず、襲撃者たちは銃撃を開始する。
解良イノリ:「…残念だ」腕を振るう動きに合わせて。
解良イノリ:足下で、真円を描いていた少女の影から、影の高波が噴出した。
解良イノリ:威力もまた、実物と等しい。押し流し、叩き伏せる。
襲撃犯A&B:「「ぐわっ!?」」
GM:その一撃で十分だった。暴徒は瞬く間に鎮圧される。
トランペッターモブ生徒:「すごい……さすがです、委員長!」
解良イノリ:直撃した影が、変形して一時的な枷を付ける。
解良イノリ:「…ん。いや、君たちが位置を教えてくれて、周辺の避難なども行ってくれたからだよ」
解良イノリ:「私がしたのは、ただの火器の代わりくらいでしかない。…悪いけれど、彼女たちの拘束や移送はお願いできる?」
トランペッターモブ生徒:「はいっ!お任せください……!」
GM:そうやって指示を飛ばす君のもとに、通信がある。
解良イノリ:「うん。ありがとう」そう言って、残りの救援に行くべき現場を選定すべく端末を見たのと同時だった。
三潴タタル:〈……皆は元気か?〉
GM:最初の一言はそれだけだった。
解良イノリ:「……タタル?」目を見開いて。
三潴タタル:〈ああ。そうさ、イノリ〉
三潴タタル:〈“ベレシート”。三潴タタルだ〉
解良イノリ:「……あなた、」その後に何を続けようとしたのか。
解良イノリ:今どこにいるのか。あなたこそずっと連絡もしないで。…そして、
解良イノリ:「……こうして、掛けるってことは……”今”がそうなのかしら」
三潴タタル:〈……駄目だな。一瞬、懐かしくなってしまった〉
解良イノリ:抜けない疲労や、久しい声にどこか気が抜けたのか。ふとそう零して。
解良イノリ:「…こっちもね。らしくない事を言った」溜息。「それで…何を話しに掛けてきたの?」
三潴タタル:〈“マスターオーダー”――“トランペッター”の首魁よ〉
三潴タタル:〈これは宣戦である。その証として、お前の騎士は敗れたぞ〉
解良イノリ:「……なるほど?」一瞬目を閉じ、
三潴タタル:〈我等はこれよりも続くつもりだ。復仇したくばその手立てを講じるがよい〉
解良イノリ:混乱する面もあった。どの子が落ちたのか。いつも頼ってばかりだから。  そしてそれを、何処か遠くから見つめる自分が返事をする。
解良イノリ:「なるほど、なるほどね。ええ、”トランぺッター”か、メサイア学区そのものか…どちらであれ」
解良イノリ:「今、あなたは敵なのね」
三潴タタル:〈いや〉
三潴タタル:〈お前が私の敵だ〉
解良イノリ:「……ああ、」一瞬気が抜けたような声。
解良イノリ:「…”そっち”か。分かった。--”パレーシア”は、為すべきことをする」
解良イノリ:「それでいいでしょう、”べレシート”?」
解良イノリ:淡々とした声だった。
三潴タタル:〈ああ。為すべきことをしろ〉
三潴タタル:〈これまでもそうしてきたように〉
解良イノリ:寒々しく、冷徹で、冷酷な。ボタンを押した機械が、その内部のからくりを回すような声だった。
解良イノリ:彼女が、紛争のときに、革命の時に、恐れられた時の声。
解良イノリ:「ええ」
解良イノリ:「いつものように、そうするわ」
GM:その答えを聞くと、かすかに、向こうで笑ったような声が漏れた気がした。
GM:しかしてそれを聞き咎める間もなく、通信が切れる。
解良イノリ:周囲を見渡す。通信が切れた方とは別の端末を取り出し、ブラインドで操作をしていく。
解良イノリ:幾つも確かめ、為さねばならないことがあった。其れも出来る限り早く。
解良イノリ:彼女の発言に合った事柄の確認。騎士と言えば”四騎士”の子達だから、彼女たちの安否確認。他にトランぺッター各部署の損害や被害の報告。
解良イノリ:そして、先もしていたように己が行くべき救援の場所の選定。
解良イノリ:今ここでも、さっき移送を頼んだ子達が私を見ている。
解良イノリ:”風紀委員長パレーシア”が健在であり、彼女たちが為すべきことを明確に示し続けなければならない。
解良イノリ:今も傷ついている誰かの所へ、己の腕が届くなら伸ばさねばならない。
解良イノリ:助けは来るし、事態は好転するのだと示し続けなければならない--
解良イノリ:それでも、
解良イノリ:先の通信を受けた端末を握る手の力が抜けるのには、もう数秒ほど必要そうだった。



GM:シーン終了。シナリオロイスは"ベレシート"三潴タタル 推奨感情は懐旧/隔意です。
解良イノリ:はい………
解良イノリ:"ベレシート"三潴タタル 喜び/義務感〇 で。
解良イノリ:声を聴けたの嬉しかったな~
GM:イノリ……


◆Middle01◆

GM:全員登場お願いします。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (40 → 41)
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (40 → 46)
獏ウタタ:41+1d10
DoubleCross : (41+1D10) → 41+1[1] → 42

嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (37→ 38)
マギカ・ウィッチクラフト:み、皆落ち着いてる
GM:みんなといれば落ち着くからね
マギカ・ウィッチクラフト:ひっ 文化の違い



GM:【メサイア学区 風紀委員会本棟】
GM:赤レンガ風の外壁が特徴の、周囲を睥睨するようなビルディング。
GM:風紀委員会“トランぺッター”の本拠。その1Fの応接室。
GM:事件を受けた相談と招集。君たちはこの場に一同に会している。
マウラ・デレッダ:「直々のおでましとは……」
マウラ・デレッダ:「これやっぱりかなりデカい事件な感じですかね」
マウラ・デレッダ:「あっお水どうぞ」全員分のをささっと用意している。
解良イノリ:「ありがとう、マウラ。…”シカリオイ”と接触した内で、今集められるメンバーも、これで揃ったかな」
マギカ・ウィッチクラフト:(煉瓦造りだとイギリスの家みたいだけど、こっちのほうが新しくて過ごしやすいな……)外見を思い返していた。
マギカ・ウィッチクラフト:「ありがとうございますっ」お水を受け取る。
獏ウタタ:「はぁい、どうもぉ~」机の角側の席でにこにこしながら堂々と座っている。
嵐城 真紅:「あ、あの…」
嵐城 真紅:解良イノリの方をチラチラ見ている
解良イノリ:「ウィッチクラフト副会長と、”火”の星君の方まで、巻き込んでしまいましたね…、ん。どうしたの、真紅」最後の方は柔らかい口調で。
獏ウタタ:「ああ、私はお構いなく。個人的に輩にイラっと来たからここに居るだけなのでぇ」
マギカ・ウィッチクラフト:「恐縮です、こちらも何が何やら、で…?」
マギカ・ウィッチクラフト:成り行きを見守る
嵐城 真紅:「め」
嵐城 真紅:「面目次第もねェーですわッ」
マウラ・デレッダ:「ヒエッ……」
解良イノリ:「ああ……、大丈夫だよ。オーヴァードの能力は、どうしても相性があるし…戦闘で、ましてや倒れてた子を庇ったのもあったんでしょう?」
嵐城 真紅:「トランぺッターの名に泥を塗るような失態、申し開き様がねェでございますッ」
解良イノリ:苦笑して。「そう気にしすぎないで、って言っても難しいよね」
解良イノリ:「じゃあ、そうだな」
嵐城 真紅:「し、しかし一般風紀委員の指揮を任された四騎士がこれではボスの名誉にも関わっちまいますわ」
解良イノリ:「…わたしなんかより、君たち自身の方が大事なんだけど……うーん、そうだ」
解良イノリ:「次に相対したとき、あなたに与えた騎士の名が。決して虚名でないと証立てなさい」
嵐城 真紅:「ボ、ボス~」
獏ウタタ:「……見た目と語尾が一致してなくないですかぁ?」ウタタは訝しんだ。
マギカ・ウィッチクラフト:「実はき、キングダムの出身、とか…?」会話をしようとする。
解良イノリ:「どうあれ、最後に為すべき事を為せたものこそ、私達の思う勝者よ。……あなたは、決してその名に負けないひとだと私は信じています」
嵐城 真紅:「は、はい!ストレンジストラグルの名に懸けて!」
ラエル・T・アイヴィ:「お~かっこよ」
解良イノリ:「うん」
解良イノリ:そう笑って言ってから、マギカさんたちに振りむく。
解良イノリ:「組織内のことで放置して申し訳ありません。」
獏ウタタ:「そうねぇ。敗北は勝利でしか濯ぐことはできませんからぁ」
獏ウタタ:「今ウジウジ言い訳するより、次相手を完膚なきまでに叩き潰すことを考えましょう」
獏ウタタ:「むしろ、私は生徒会と風紀委員は軋轢があるってあの子から伺ってたので」
獏ウタタ:「こうやって一堂に介していいんだなぁって思ってますぅ」
マギカ・ウィッチクラフト:「ど、どうなんでしょうね」
マウラ・デレッダ:「あっそうですよ!いいんですか!?」
マウラ・デレッダ:「“グレート・バビロン”なんて呼び込んで!」
マギカ・ウィッチクラフト:「ひぇっ」矛先が向いた
嵐城 真紅:「そうだそうですわ~ッ」
マウラ・デレッダ:「なんか……搾取とかされますよ!」
ラエル・T・アイヴィ:「マギカも嫌われてるねえ」
マギカ・ウィッチクラフト:「し、しません。搾取なんて。きちんと適切な手続きを行いますっ」
獏ウタタ:「確かにぱっと見、しなそう」
マウラ・デレッダ:「すごいちっちゃい文字で大事なこと書いてるんだ」
マウラ・デレッダ:「一度サインしたら一生奴隷労働させられる……」
嵐城 真紅:「悪辣の元凶ですわ~ッ」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そういうのは……」言葉を濁してしまう。会計と会長のことを思い出したのだ。
獏ウタタ:「そっかぁ。じゃあ、人は見た目に寄らないってことなんだねぇ」
解良イノリ:「……マウラ、世間でどう言われていても、”グレート・バビロン”がメサイア学区の統治政府で、」
解良イノリ:「”トランぺッター”は、その下部組織です。……指令系統を疎かにしないこと」
マウラ・デレッダ:「えっじゃあこの子がいいんちょに命令するんですか?」
獏ウタタ:「でも、今は一応敵対者が同じ輩なんですよねぇ?」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうですね、治安維持は風紀委員のお仕事ですけど……」
マギカ・ウィッチクラフト:「現状私まで狙われてますから……」
嵐城 真紅:「うっ…」
解良イノリ:「それに、そう。今回は、私達の不手際ともいえる状況ですからね」
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ」(嫌味みたいになってしまったのでは……!?)背景に影を背負う
嵐城 真紅:(影ですわ!悪ですわ!)
獏ウタタ:「ふぅん……まぁいいや。で」
獏ウタタ:「輩の正体ってもう分かってるんですかぁ?」
解良イノリ:「……勿論、あまり治安維持の現状はご存知ないようなので、どう動くかはきちんと助言させてもらうつもり。…ああ、そうですね」
解良イノリ:「ある程度は分かってきはいるけど…どうせなら、詳しい子に説明してもらうのがいいかな」
ラエル・T・アイヴィ:「輩の元一派でーす」ひらひらと手を振る。
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうですね。私もちょっとだけ事情は聞きましたから」
獏ウタタ:「えっ。敵じゃん」
ラエル・T・アイヴィ:「元だって。元」
マギカ・ウィッチクラフト:「て、敵ですけど、敵じゃありませんっ。ラエルさんは、助けてくれましたっ」
マギカ・ウィッチクラフト:「ので、その、信じてもよろしいかと……」
獏ウタタ:「そうなんだ。じゃあ、スパイの可能性とかはないんですかぁ?」
ラエル・T・アイヴィ:「それが絶対ないって証明するすべはないけど……」
ラエル・T・アイヴィ:「知ってる限りの話はするからさ。それで判断してよ」
マギカ・ウィッチクラフト:「スパイ……」その発想はなかった、と表情で語る。
獏ウタタ:「私としては、最終的に輩と相対できればそれでいいですけどぉ」
嵐城 真紅:「取り合えず手持ち情報分の利益だせるっつーなら、その分は利用できるって事ですわねッ」
解良イノリ:「助かります。…では、まず最初に、お話を伺いましょう」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうですね、お話を聞いてみると、良いと思います」

GM:情報収集が可能です。一項目だけ。
GM:・“シカリオイ”〈情報:ノヴァリス/FH〉7
マギカ・ウィッチクラフト:では判定行きます。
マギカ・ウィッチクラフト:コネ:学園通の友人を取得していますが
マギカ・ウィッチクラフト:友人を上手く頼れないので使用せずに素振りします。
GM:そんな……
マギカ・ウィッチクラフト:居るんです コネはあるんです 本当です
マギカ・ウィッチクラフト:情報FHで判定。
マギカ・ウィッチクラフト:8dx+2>=7
DoubleCross : (8DX10+2>=7) → 9[1,1,3,4,4,7,8,9]+2 → 11 → 成功

GM:つよ
GM:コミュ力も高いんだろうな~
GM:開示します。

・“シカリオイ”
 メサイア学区各地にて連続的に奇襲テロを起こしている集団。
 狙いは人であるようで、“トランペッター”および“グレート・バビロン”人員を集中的に狙っているようだ。
 各地に神出鬼没とも思える部隊展開で現れては消えている。
 所属はデイジー軌道学院の生徒ということになっているが、当該学校はすでに統廃合されており存在しない。
 統率された動きをする彼女らの中心となっているのは、以下の5人の生徒である。
・“ベレシート”(三潴タタル)
・“シェモース”
・“ワイクラー”(ラエル・T・アイヴィ)
・“ベミドバル”
・“デバリーム”

マギカ・ウィッチクラフト:幹部達!
GM:本格的な情報収集は次シーンからとなります。
マギカ・ウィッチクラフト:はーい

ラエル・T・アイヴィ:「……まあ、というわけでさ。僕も幹部っていうか」
ラエル・T・アイヴィ:「そんな感じだったんだよね」
獏ウタタ:「そしたら、残りの4人を潰す流れになるんですかねぇ」
マギカ・ウィッチクラフト:「無くなった学校の、生徒さんなんですね」
マギカ・ウィッチクラフト:「たしかに、問答無用でしたけど……いえ、多少の問答はしてましたね」
ラエル・T・アイヴィ:「いや……あながちそういうわけじゃないんだよね」
解良イノリ:「創世記、出エジプト、レビ記、民数記、申命記か」小声で。
解良イノリ:「…他は知らないけど、”べレシート”は違うはず」
獏ウタタ:「仕立て屋さんへの砲撃は問答無用でしたからぁ」
獏ウタタ:「相手方にも容赦なく刎ねられる覚悟があるってことでいいんですよきっと」
マウラ・デレッダ:「刎ね……」
マギカ・ウィッチクラフト:「わ、私の知らない覚悟の話ですね……」
解良イノリ:「…一応、メサイア学区内の犯罪だから、メサイア学区の規則には従って欲しいのだけど…まあ、無理に言える事でもないか」
獏ウタタ:「事故って怖いですよねぇ」
マギカ・ウィッチクラフト:「今言うってことは故意じゃありませんか……?」
マウラ・デレッダ:「比喩だよね……?」
嵐城 真紅:「事故だからOKではねーと思いますわ」
獏ウタタ:「……冗談のつもりだったんですけど」
マウラ・デレッダ:「マジかと思ってた……」
獏ウタタ:「やっぱり、崑崙山ってだけで容赦なく蛮族扱いされるの悲し過ぎますねぇ……」小さくため息。
マギカ・ウィッチクラフト:「冗談だったんですね……」
解良イノリ:「別文化圏同士の相互理解は難しい、ということだね」
マギカ・ウィッチクラフト:「崑崙山って言うと、たしか、戦闘で鍛えてる学校ですもんね……」人付き合い少なそうで良いな、と思った記憶が蘇る。蓋をする。
獏ウタタ:「ええ。ええ。ひとまずは風紀委員長殿の裁量に従いますとも」
解良イノリ:「ありがとう、獏さん。あなたの好意に感謝する」
獏ウタタ:「私は崑崙の中でも一番の常識人ですからねぇ」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうなんですね。頼りになります」
ラエル・T・アイヴィ:「全員言ってそう」
獏ウタタ:「そうですかぁ?まず会話できない蛮族が大多数だと思いますよぉ」
嵐城 真紅:「最低ラインがそれって他はどんだけなんですの?」
獏ウタタ:「……獣?」
マギカ・ウィッチクラフト:「同じ学生なのに……?」
マギカ・ウィッチクラフト:「……」自分で言ってダメージを受ける
嵐城 真紅:「動物園の動物だってもっとマシですわよ?」
獏ウタタ:「いやぁ、運が良かったですねぇ、巻き込んだ五星君が私で。他の人ならもーっと酷いことになってましたよ?」
マギカ・ウィッチクラフト:(動物園ってノヴァリスにあるんですね……)後で場所を確認しておこう。
マギカ・ウィッチクラフト:「例えば、どうなるんですか…?」
ラエル・T・アイヴィ:「聞かないほうがいいんじゃないかな……」
マギカ・ウィッチクラフト:「ヒッ」
獏ウタタ:「えーっ、聞きたいんですかぁ?」
マウラ・デレッダ:「やめ!この話やめましょう!」
マギカ・ウィッチクラフト:「い、いえいえいえいえ!今は、事件の話、です、よね!」
マウラ・デレッダ:「ウタタちゃんでよかったなあ~!」
マギカ・ウィッチクラフト:「はい!そういうことで!」
獏ウタタ:「例えばぁ、メサイアで見かけた生徒を右から順番に倒せばいつの間にか……あっはい」
解良イノリ:「……まずは初手、幸運に恵まれたという訳だ。今後も幸運が離れないようにしていきたいね」溜息を押し殺す。
マギカ・ウィッチクラフト:(怖いこといってる)
解良イノリ:(もしそう言う事をした場合、真面目に真っ当な戦闘はしてやらない…と、告知した方が効果があるかもしれないな…)
マウラ・デレッダ:「まずはその幹部のデータを丸裸にしちゃおう!って感じですかね?」
マウラ・デレッダ:「私情報部ですからね。その辺はお任せください!」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうですね。ええと、私が会ったのは“デバリーム”さんでした…風紀委員さんの話と合わせても、素性がわからない人も、まだいますね」
マギカ・ウィッチクラフト:「おぉ……すごいですね」情報部ということは人と話して情報を仕入れるのだ。……人と話して!
獏ウタタ:「後衛だって自信気だったものねぇ」
解良イノリ:「助かるよ。…そうだね、相手の目的もまだはっきりしていない。調査を始めて行こうか」
嵐城 真紅:「了解ですわ、ボス」
マギカ・ウィッチクラフト:「は、はい。それでお願いします、風紀委員長」



GM:シーン終了です。ロイスの取得・購入が可能。
獏ウタタ:ロイスは保留
解良イノリ:まず真紅さんにとろ  嵐城 真紅 〇期待/不安 で。不安は心配よりなやつ。
マギカ・ウィッチクラフト:もうちょっと会話してからにしようかな。保留です
嵐城 真紅:解良イノリ/尊敬できるボスですわ~〇/期待に沿えないのは不安ですわ~
解良イノリ:購入はスペリオルがいいのかな それとも武器とかなんか必要なものある人がいるかしら
解良イノリ:うれしいやつ!
マギカ・ウィッチクラフト:会話できるのか? ウタタさんに取っておこう。 「獏ウタタ P興味/○N恐怖」
マギカ・ウィッチクラフト:とりあえずスペリオルかな~ その後防具なり嵐城さん向けに行動値が上がるドリンクなど
獏ウタタ:加護使ってスペリオル狙うのは流石に違う気がするなぁ
GM:それはそう
獏ウタタ:素チャレでいっか
マギカ・ウィッチクラフト:素振りでスペリオルミックスを狙います
解良イノリ:じゃあスペリオル・チャレンジ。ラッキーメダルホワイト起動。
獏ウタタ:1dx+3>=15
DoubleCross : (1DX10+3>=15) → 1[1]+3 → 0 (ファンブル) → 失敗

マギカ・ウィッチクラフト:8dx+1>=15
DoubleCross : (8DX10+1>=15) → 10[2,5,5,6,8,9,10,10]+7[4,7]+1 → 18 → 成功

獏ウタタ:悲しいなぁ
マギカ・ウィッチクラフト:買えた。
解良イノリ:1dx+3+1>=15
DoubleCross : (1DX10+4>=15) → 8[8]+4 → 12 → 失敗

GM:その野草はスペリオルミックスじゃないですよ
解良イノリ:うーん、残念。
マギカ・ウィッチクラフト:自分が一番多いので飲んでおきます。キュッ
GM:友達とシェアしないんだ
マギカ・ウィッチクラフト:あっ、フローズンリリーがあります。ありますよ委員長
獏ウタタ:流石に野草は食べませんが……
マギカ・ウィッチクラフト:財産点3が!
解良イノリ:3点なら買っちゃうかな いただけますか?
マギカ・ウィッチクラフト:は、はい。これ今月の分です
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの財産を3(→ 3)減少 (14 → 11)
GM:賄賂の瞬間じゃん
マギカ・ウィッチクラフト:イノリさんの購入を成功に。
GM:汚職組織ですよこいつらやっぱ!
解良イノリ:ありがとうございます。そしてpt内で一番侵蝕上がりそうなのは、カバー持ちのウタタさんかな?
嵐城 真紅:行動値3あげても
解良イノリ:予算措置を貰っただけだから……
嵐城 真紅:特に意味がないんだよな
GM:ブルゲ+5じゃない?
獏ウタタ:他の人カバー持ってないのか
マギカ・ウィッチクラフト:5だよー
嵐城 真紅:5か
嵐城 真紅:じゃあブルーゲイルだな
マギカ・ウィッチクラフト:私は領域の盾で他の人同士がカバーするのを手助けもできます
嵐城 真紅:チャレンジ
獏ウタタ:ほんとだ
解良イノリ:マギカさんが領域は持ってるけど、マギカさんはスペリオルもう使ったからね
嵐城 真紅:メダルとアイーダの力を借りて
マギカ・ウィッチクラフト:持ってます イエイ
獏ウタタ:そしたら頂きましょうかねぇ
解良イノリ:じゃあどうぞ~渡します。 私の購入は終わり!
獏ウタタ:わぁいありがとうございますぅ~
嵐城 真紅:4dx+2>=20
DoubleCross : (4DX10+2>=20) → 10[3,6,7,10]+7[7]+2 → 19 → 失敗

マギカ・ウィッチクラフト:すご
GM:やば
嵐城 真紅:買えちゃうじゃん
獏ウタタ:やったぜ
嵐城 真紅:財産を1使って買います
マギカ・ウィッチクラフト:やる気満々ちゃん
解良イノリ:すごい
マギカ・ウィッチクラフト:購入以上です
嵐城 真紅:以上で


◆Middle02◆

GM:情報収集シーンです。登場は自由です
解良イノリ:出ます~
獏ウタタ:42+1d10-1 出ます
DoubleCross : (42+1D10-1) → 42+6[6]-1 → 47

解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (41 → 45)
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を1d10-1(→ 3)増加 (46 → 49)
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (38 → 43)



【済】“シカリオイ”〈情報:ノヴァリス/FH〉7
 ├★“シカリオイ”の拠点〈情報:ノヴァリス/FH〉9
 ├・“ベレシート”三潴タタル 〈情報:ノヴァリス/FH/裏社会〉11
 ├・“シェモース”〈情報:FH/裏社会〉11
 ├・“ワイクラー”ラエル・T・アイヴィ〈情報:ノヴァリス/FH〉8
 ├・“ベミドバル”〈情報:ノヴァリス/噂話/裏社会〉13
 └・“デバリーム”〈情報:ノヴァリス/噂話〉11
・マウラ・デレッダ〈情報:ノヴァリス/FH〉7
・エルザ・ド・タピ〈情報:ノヴァリス/噂話〉7

GM:いっぱいありますが必須は★の1個だけです。
GM:また、2つほど補足があります。
GM:1.ロイスを結んでいる対象を調査する場合、達成値が+3されます。
GM:2.情報収集に成功した場合、もう一度情報収集が可能です。
GM:これは何度でも起きます。失敗しない限りは全部開けられます
獏ウタタ:そしたら判定上手い人にまず開けるだけ開けて貰った方がいいのかなぁ
マギカ・ウィッチクラフト:かなー。じゃあ私が予習しますか
獏ウタタ:おねげぇします
マギカ・ウィッチクラフト:はーい。
解良イノリ:あっはーい
マギカ・ウィッチクラフト:じゃあまずはロイスを結んでるラエルさんの情報を抜きます。
マギカ・ウィッチクラフト:情報FHでコネはなし
マギカ・ウィッチクラフト:8dx+2+3>=8
DoubleCross : (8DX10+5>=8) → 10[1,3,4,6,6,7,8,10]+9[9]+5 → 24 → 成功

マギカ・ウィッチクラフト:すべて閲覧した
解良イノリ:回っとる
マギカ・ウィッチクラフト:成功したので続けていきます。必須の本拠地などを。
マギカ・ウィッチクラフト:“シカリオイ”の拠点〈情報:ノヴァリス/FH〉9 に対してFHで判定。コネはなし
マギカ・ウィッチクラフト:8dx+2>=9
DoubleCross : (8DX10+2>=9) → 10[5,5,5,6,8,9,9,10]+7[7]+2 → 19 → 成功

マギカ・ウィッチクラフト:ぐるぐるまわる
GM:こいつ全部開けるつもりか……?
マギカ・ウィッチクラフト:私今役に立ってる…!
解良イノリ:回すなあ
マギカ・ウィッチクラフト:FH技能のやつ洗っていくか。マウラ・デレッダ〈情報:ノヴァリス/FH〉7 行きます
GM:す……すいません
マギカ・ウィッチクラフト:はい
GM:これちょっとナーフさせてください
獏ウタタ:www
マギカ・ウィッチクラフト:くっ パッチが当たった
マギカ・ウィッチクラフト:良いですよw
嵐城 真紅:さすがに
マギカ・ウィッチクラフト:人の情報を集めすぎて疲れたので帰ります
GM:連続判定なしにさせてください
GM:えっと要は
解良イノリ:はい…w
GM:まずみんな一周判定→成功者はみんな二周目判定できる→さらに成功者は三周目……みたいな
マギカ・ウィッチクラフト:DXの判定のようにってことね
GM:失敗者は脱落するラウンド制みたいなイメージですね
マギカ・ウィッチクラフト:オッケース!
解良イノリ:了解です~
GM:マギカちゃんはその2手番目まで終わったことにさせてください。
マギカ・ウィッチクラフト:はーい!
マギカ・ウィッチクラフト:他の人の2回判定まで待ちの姿勢です
獏ウタタ:はぁい その場合、ラウンド1回のエフェクトはどういう扱いになります?
GM:ということで他の方々どうぞ~
GM:毎回再使用していいですよ 侵蝕が許せば……
獏ウタタ:おけまる
マギカ・ウィッチクラフト:一廻りしてラウンド1なのだ
マギカ・ウィッチクラフト:みんな頑張れ~
獏ウタタ:そしたらロイス相手をまず開けますか
獏ウタタ:>・エルザ・ド・タピ〈情報:ノヴァリス/噂話〉7
解良イノリ:了解いたしました。ですね。
解良イノリ:私は“ベレシート”三潴タタルを情報ノヴァリスで。学園通の友人+ラッキーメダルホワイト+学園の腕章を起動。
獏ウタタ:3dx+3>=7 コネ付きノヴァ
DoubleCross : (3DX10+3>=7) → 7[2,2,7]+3 → 10 → 成功

獏ウタタ:はぁい
解良イノリ:3dx+4+3>=11
DoubleCross : (3DX10+7>=11) → 3[3,3,3]+7 → 10 → 失敗

GM:イノリ……!
解良イノリ:嘘でしょ 一点ある財産使います
マギカ・ウィッチクラフト:委員長…!
マギカ・ウィッチクラフト:このための財産点がきっかり。
解良イノリ:財産点1→0に。
獏ウタタ:そしたらロイス相手をまず開けますか
獏ウタタ:>・エルザ・ド・タピ〈情報:ノヴァリス/噂話〉7
解良イノリ:了解いたしました。ですね。
解良イノリ:私は“ベレシート”三潴タタルを情報ノヴァリスで。学園通の友人+ラッキーメダルホワイト+学園の腕章を起動。
獏ウタタ:3dx+3>=7 コネ付きノヴァ
DoubleCross : (3DX10+3>=7) → 7[2,2,7]+3 → 10 → 成功

獏ウタタ:はぁい 固定値あるから+3で13だった
解良イノリ:3dx+4+3>=11
DoubleCross : (3DX10+7>=11) → 3[3,3,3]+7 → 10 → 失敗

GM:イノリ……!
解良イノリ:嘘でしょ 一点ある財産使います
マギカ・ウィッチクラフト:委員長…!
マギカ・ウィッチクラフト:このための財産点がきっかり。
解良イノリ:財産点1→0に。
嵐城 真紅:“ベミドバル”〈情報:ノヴァリス/噂話/裏社会〉13
嵐城 真紅:メダルとアイーダ型より ロイスで+3
嵐城 真紅:4dx+5>=13
DoubleCross : (4DX10+5>=13) → 8[3,6,7,8]+5 → 13 → 成功

嵐城 真紅:丁度
GM:キッカリだ
マギカ・ウィッチクラフト:無駄がない
GM:調子いいな じゃあみんな二周目行けます

・“シェモース”〈情報:FH/裏社会〉11
・“デバリーム”〈情報:ノヴァリス/噂話〉11
・マウラ・デレッダ〈情報:ノヴァリス/FH〉7

GM:これが残っているようです
マギカ・ウィッチクラフト:私は2回目の判定も済みだ。頑張れ~
マギカ・ウィッチクラフト:わかりやすい
解良イノリ:一番の情報弱者が私かこれ でも強い人が成功しやすい方が良い…?
獏ウタタ:どうしよっかな じゃあデバリームかなぁ
嵐城 真紅:じゃあダメ元で“シェモース”いこうかな
獏ウタタ:3dx+3>=11 コネ付きノヴァ
DoubleCross : (3DX10+3>=11) → 9[4,9,9]+3 → 12 → 成功

GM:つよ
マギカ・ウィッチクラフト:強い
嵐城 真紅:情報FHだしね
獏ウタタ:やったぜ
解良イノリ:あ、ではマウラさんに。さっきのアイテム三セット使います。情報ノヴァリスで。
嵐城 真紅:4dx+2>=11
DoubleCross : (4DX10+2>=11) → 8[1,3,4,8]+2 → 10 → 失敗

GM:惜しい
解良イノリ:3dx+4>=7
DoubleCross : (3DX10+4>=7) → 6[3,6,6]+4 → 10 → 成功

嵐城 真紅:財産使えば開くけど ここはまかせようかな
マギカ・ウィッチクラフト:FHなら私行けるから財産温存で良いかも!
GM:じゃあシェモースだけ残り、3人が挑戦権を持っています
獏ウタタ:がんばぇ~~
マギカ・ウィッチクラフト:振りまーす。FHで素振り
マギカ・ウィッチクラフト:8dx+2>=11
DoubleCross : (8DX10+2>=11) → 9[1,1,2,3,4,4,7,9]+2 → 11 → 成功

GM:ギリだ
マギカ・ウィッチクラフト:調子に乗りすぎた
解良イノリ:つよい
マギカ・ウィッチクラフト:さっきまでが。
獏ウタタ:でもこれで全開示だぜ
GM:ともかく全部開きます 項目多いのでゆっくり読んでね
マギカ・ウィッチクラフト:はーい

★“シカリオイ”の拠点
 彼女らは廃線になった地下鉄路を利用して進出してきている。
 そのつながる先は“苦難の道ヴィア・ドロローサ”と呼ばれる、建設中放棄された区画。
 内部の捜索を行ったことはあるが、これまでに何人もの行方不明者が出ているという。
 そこが“シカリオイ”の本拠地であるだろう。
 各所の入り口を風紀委員会によって封鎖し、あなた達本隊が少数精鋭での強行突入を行える。

・“ベレシート”三潴みずまタタル
旧メサイア学園“トランペッター”の執行部のエース。
“マスターオーダー”討伐の折に出奔。武力による政権転覆に反対したためと言われる。
それより先は“シカリオイ”を結成し、その首魁として振る舞う。
特記戦力にも数えられた無比のモルフェウス能力者であり、攻防一体の強力な白剣を生成し戦う。
推定衝動:解放 撤退ライン:なし

GM:撤退ラインについてはあとのシーンでわかります

・“シェモース”
コキ・サトウ。旧コードネームは“リゲルL”。
今回の事件では“ロ・リアット”を襲撃した。
元はキュナリオン憲兵学校の“首輪付きカラード”――革命の折にも最後まで理事会に与した一派。
堕天兵装ディアボリック・ウェポン”という、危険な侵蝕増強兵装を保持するソラリス能力者と推測されている。
推定衝動:嫌悪 撤退ライン:最大HPの50%/25%

・“ワイクラー”ラエル・T・アイヴィ
メサイア学園一般生徒。元のコードネームは“レント”。
“シカリオイ”の幹部の一人として招かれていたが、最初から苛烈化阻止のために身をおいていたのだという。
銃の扱いに優れるエンジェルハィロゥ能力者であり、的確な射撃支援を行う。
NPCカード「ラエル・T・アイヴィ」を使用可能。

NPCカード「ラエル・T・アイヴィ」
ダメージロール直前に使用。ダメージを+2d10。ラウンド1回。

・“ベミドバル”
ラス・ヴィダス商業学校連盟のノヴァリス・ファイト闘士として登録がある。
登録名は“ラヨローナ”ファナ・ミア・クルツ・クルツ。
さらなる強者との戦いを求め“シカリオイ”に身を投じたと思われる。
ハヌマーン/サラマンダーと推定され、口から強烈な熱波を照射するが、その出力は常軌を逸していた。
推定衝動:闘争 撤退ライン:最大HPの50%/25%

・“デバリーム”
ロロ・スウィーティー。マギカ・ウィッチクラフトを襲撃した部隊の指揮官をしていた少女。
革命時にキングダム連合学院から出奔した諸王であり、“髑髏王ロード・ビヘッド”の名を持っていた。
自らは攻撃することないブラム・ストーカー能力者。
代わりに、攻撃を集めては回避する、前線の囮要員である。
推定衝動:自傷 撤退ライン:最大HPの99%/80%

・マウラ・デレッダ
コードネーム“フラミニカ”。風紀委員会“トランペッター”情報部。
時間圧縮による高速演算戦術サポートを行う。代償として使用した“知恵熱”が発生する。
服装は実用と交際相手の趣味を兼ねているらしい。
NPCカード「マウラ・デレッダ」を使用可能。

NPCカード「マウラ・デレッダ」
対象のメジャーアクション直前に使用、C値を-1、ダイスを+5個。シナリオ1回

・エルザ・ド・タピ
仕立て屋“ロ・リアット”の店主。襲撃により負傷している。
モルフェウス能力者ではないが、それと見紛うほどのセンスを誇るという。
恨みを買ったような思い当たる点はなく、マウラを狙った攻撃に巻き込まれたと思っていたが、
風紀委員を個別で狙い撃つのは、それこそ四騎士クラスの相手に限られているはずだ。
NPCカード「マウラ・デレッダ」の回数制限をシーン1回に変更する。

GM:情報は以上です。



GM:以降のシーン進行について説明します。
GM:情報共有を行ったあと、“苦難の道”への突入シーンとなります。
GM:“苦難の道”突入以降は、以下のように進行していきます。
GM:フェーズ1(ミドル戦闘)→インターバル1(会話シーン)→フェーズ2(ミドル戦闘)→インターバル2(会話シーン)→フェーズ3(クライマックス戦闘)
GM:“シカリオイ”幹部メンバーはフェーズ1,2で登場した場合、
GM:規定の撤退ラインを満たしたラウンドの終了時に撤退し、次のフェーズに再登場します。
GM:追撃をして逃さないか、あえてそのまま行ってもらうか考えながら戦うといいでしょう。



GM:再び、応接室にて。
GM:名目上の、そして事実、対策本部がここに置かれ、君たちは状況の整理を行っていた。
マウラ・デレッダ:椅子に仰向けてぐてっとしている。
マウラ・デレッダ:「一生分仕事したかも……」
解良イノリ:「…うん、よし。設営はこんなものでしょう。マウラ、お疲れ様」ホワイトボードや長机の上にいくつも置かれたパソコン。
マギカ・ウィッチクラフト:「お、お疲れ様ですっ」
獏ウタタ:「お疲れさまでしたぁ」ぱちぱちと小さく拍手。
獏ウタタ:「やっぱり他の学区はいいですねぇ。ちゃんと文明の利器にあやかれて」
嵐城 真紅:「頑張っておられますわねェ」
嵐城 真紅:「文明ねェーんですの?」
マウラ・デレッダ:「スマホも……?」
解良イノリ:「ウィッチクラフト副会長に、獏さんも手伝ってくれてありがとう」
マギカ・ウィッチクラフト:「ネットも繋がりますしね……」
嵐城 真紅:「どうやって生活をしてやがるんですの?」
獏ウタタ:「ないですぅ……だから、常識人の私はいつも他学区を渡り歩いてるんですよ」
マウラ・デレッダ:「それでメサイアに……」
嵐城 真紅:「はいはい!私も椅子運びましたわーッ」
解良イノリ:「…星室庁もありますし、せめての電波局や基本的な病院機能位援助の手立てが……」そう言いかけて、頭を振る。
獏ウタタ:「三大学区はド定番、他学区でも女子向けのQOLが充実できる設備が整ってれば文句はありません」
獏ウタタ:「その手立てが罷り通るなら苦労はしませんよぉ」机に肘をつく。
マギカ・ウィッチクラフト:「やっぱり、土地ならではの習慣とかあるんでしょうね……」
解良イノリ:「……10年やってればそうもなるか…というのは、さておいて」
解良イノリ:「真紅も色々ありがとう。……丁度ひと段落したし、ここら辺で一旦お互い共有しておきましょうか」
獏ウタタ:「はぁい」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、はい」
マギカ・ウィッチクラフト:「私も、力仕事は、あまり役に立てませんけど、上がってきた報告をまとめておきました」
マギカ・ウィッチクラフト:ピ、と箱状のドローンがホワイトボードに地図を映写する
マギカ・ウィッチクラフト:ジェラテリアを含め、襲撃地点とその後の逃走ルートの目撃証言の分布。
マギカ・ウィッチクラフト:「ええと、その、地下鉄の通路を利用してるみたいですね」
解良イノリ:「これは…なるほど。随分機動が良いと思ったけど」
マギカ・ウィッチクラフト:「はい、監視カメラの映像も精査したので、拠点はこのあたりだと、思います」
マギカ・ウィッチクラフト:学区の地図を拡大し、手の込んだ演出で対象の拠点に丸枠が浮かび上がる
獏ウタタ:「なるほどぉ。構造がそのまま交通の利便性に繋がってますからねぇ」
嵐城 真紅:「ふぅん、都市構造をうまく利用されちまったんですのね」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうですね。あとは、大人数で乗り込んじゃうと、まとめて攻撃されそうです…」
マギカ・ウィッチクラフト:「地下ですから……」
解良イノリ:「地下は、カタコンベもある空間があるから、どうしても管理がしきれないのよね」
マギカ・ウィッチクラフト:チラ、とイノリさんを見る。例えば彼女が防衛を行うのであれば、大人数相手はただの的だろう
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうですね。管轄も違いますし……先日も、キングダムの騎士団が乗り込んでひと悶着が…」
獏ウタタ:「大変ねぇ。そしたらどうするんですかぁ?」
マギカ・ウィッチクラフト:「い、いえ。それは別問題でした」
解良イノリ:「…まあ、しょうがない。元から、外への警戒だけじゃなく、便乗犯や騒ぎの乗じての犯罪警戒で、更に厳しいから…封鎖線を張るくらいが限界か」
解良イノリ:キングダムのことに触れたマギカさんの事を一瞬注視して。
マギカ・ウィッチクラフト:(生徒会だと、この時点で生徒会長が乗り込みを決める頃だなぁ)感心している。
解良イノリ:「数で押せないなら、当然少数精鋭での突入…をするしかないでしょうね」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうなると思います」
解良イノリ:「本来なら、そう言う精鋭クラスも出払ってるんだけど……」そう言って、マギカさんと獏さんを見る。
マギカ・ウィッチクラフト:「ラエルさんも、元々所属していたなら内部に詳しいですから………」
マギカ・ウィッチクラフト:「……?」視線を受けて首を傾げる。
獏ウタタ:「あは、期待されてるのかしら?」
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、そ、そういうことですか!?」
解良イノリ:「そうなるね。五つの星、そのうち一つの手を借りるなんて、それこそ望外だし」
解良イノリ:「ウィッチクラフト副会長も、結構使える方ですね?…勿論、これは強制できるような事ではありません」
獏ウタタ:「私はいいですよぉ。最初からそのつもりで来てますからぁ」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、そう、ですね、むしろ、私が言うべきかもしれません、ね。生徒会ですし」
マギカ・ウィッチクラフト:「私も、大丈夫です。ちゃんと戦えますっ」
解良イノリ:「…ありがとうございます。出来る限りの返礼を致しますので」ぺこりと深く頭を下げる。
獏ウタタ:「あとは少数精鋭にも賛成ですぅ。敵方の勢力を鑑みた限りでは」
獏ウタタ:「"そういう"勝負になるかと思いますので」
マギカ・ウィッチクラフト:こちらこそ、と頭を下げ返す。
解良イノリ:「……そうですね。幹部も、皆そう言う精鋭らしいのはよくよく」
解良イノリ:「……幹部の情報に入りましょうか。まずは一人目、リーダーの”べレシート”」
マギカ・ウィッチクラフト:スマートフォンを操作すると、各々が集めた資料をスキャンした情報が映写される。
解良イノリ:「彼女のことは良く知っています。…八月革命以前の、当委員会執行部のエースでしたから」
嵐城 真紅:「身内って事っスの?」
解良イノリ:淡々と読み上げるように。配っていた資料を示して。
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうなんですか?私、その頃はまだ、メサイアには疎かったんですが……」見る。
解良イノリ:「ええ。…まあ、私が師…”マスターオーダー”を打倒しに行くとき、武力による政権転覆は認められない…という事で仲が割れてしまいまして」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、それなのに、今はテロリズムに……?」
解良イノリ:「その後は、この”シカリオイ”の結成をしたりしていたようですね。…まあ、何か合ったのか、それとも…」
解良イノリ:そこで一度言葉を区切って。
マウラ・デレッダ:「やってること逆になってますよねえ」
ラエル・T・アイヴィ:「……」
解良イノリ:「そこは、それこそ本人かメンバーに聞くしかない、と言った所ですね」淡々とした口調のまま。
獏ウタタ:「ええ、動機なんて捕まえた後に吐かせればいいことですぅ」
解良イノリ:「能力としては、モルフェウス。剣を使います--それも、攻撃も防御もどちらも出来る、本当に強力なタイプ」
マギカ・ウィッチクラフト:「強い人なんですね……」
獏ウタタ:「……あら。剣ですかぁ」
解良イノリ:「隙が少ないし、十字冠の侵蝕率制約が解除できない環境下だと本当に噛み合っていましたから。…特記戦力とされるだけの腕はあります」
獏ウタタ:「なるほど、なるほど。倭刀使いとしては、是非ともお手並み拝見したいところですぅ」
マギカ・ウィッチクラフト:「今のでやる気が上がるんですか……」びっくり。
解良イノリ:「…ええ。”火”の剣の業、存分に」
解良イノリ:「彼女はこれくらいです。次は…」
マギカ・ウィッチクラフト:「ええと……あ、ウタタさんが襲撃された時の映像を調べました」
マギカ・ウィッチクラフト:動画の荒い映像に爆発の瞬間が写っている。
マギカ・ウィッチクラフト:「この人は、“シェモース”。名前はコキ・サトウさん、らしいです」
マウラ・デレッダ:「エルザ……」映像を見てぎり、と拳を握っている。
獏ウタタ:「ひっどいですよねぇ。仕立て屋さんの店舗を一瞬で瓦礫の山に変えちゃって」
解良イノリ:「…ロケット弾か擲弾かな。随分訓練されてるように見える」
マギカ・ウィッチクラフト:「は、はい。元々は傭兵をやってて。"堕天兵装"ってすごい武器を使うソラリス能力者……です」
マギカ・ウィッチクラフト:「爆発も、その一貫だと思います」
獏ウタタ:「そっかぁ。部下を雑に扱ってたから、そう大したことない印象を受けましたけどぉ」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、それこそ、一人で良いと思っているのかもしれませんね……」
マギカ・ウィッチクラフト:「一騎当千、っていうんでしたっけ……?」
嵐城 真紅:「それでもさぁ、火力がたけぇって事は十分に意味ありますわよ」
獏ウタタ:「ふぅん。とにかく了解ですけどぉ、そいつはちょっとだけキツめに凹っときましょう」
解良イノリ:「銃器とか、歩き方とかの操法が軍隊風だし…それに”堕天兵装”か」キュナリオンの関係者だろうか。
獏ウタタ:「仕立て屋さんの仇だもんで。ね?」マウラちゃんに。
マウラ・デレッダ:「はい!」
マギカ・ウィッチクラフト:「そうですね、あと、火力と言えば……」
マウラ・デレッダ:「ボッコボコのボコにしちゃってください」
マギカ・ウィッチクラフト:嵐城さんも見覚えのある“ベミドバル”の映像に切り替わる。
嵐城 真紅:「ウワーッ!?」
マギカ・ウィッチクラフト:「!?」ビクッ
嵐城 真紅:「いきなり出すのやめてもらえません?」
マギカ・ウィッチクラフト:「えっ、す、すいません…!?」
嵐城 真紅:「負けシーンですのよ」
獏ウタタ:「映像にビックリする声にビックリさせられてる」
マギカ・ウィッチクラフト:「そういうつもりでは……!」
解良イノリ:「…幹部格の情報共有なんだから、出るでしょ、もう。ごめんなさい、ウィッチクラフト副会長」
マギカ・ウィッチクラフト:わたわたと端末を操作し、適度な編集によって用意されていた映像に切り替わる
嵐城 真紅:「そ、そりゃそうなんでございますけど」
マギカ・ウィッチクラフト:「い、いえ。ホウレンソウ、ホウレンソウですよね、イノリ風紀委員長」
嵐城 真紅:「とはいえ、調べはつけましてございましてよ」
解良イノリ:軽くマギカさんへ会釈してから、聞く姿勢。
マギカ・ウィッチクラフト:ブーン、と映像ドローンが移動し、嵐城さんのPCとリンクして資料を投射する。
嵐城 真紅:「ラス・ヴィダス商業学校連盟のノヴァリス・ファイト闘士に経歴ヒット」
嵐城 真紅:「”ラヨローナ”…って泣き女でしたかしら」
解良イノリ:ぴくん、と眉が上がる。(…やっぱり、戦闘を興行であれ、プロで行うなら上澄みはやはり強いな)銀の獅子たる少女を思い出しながら。
マギカ・ウィッチクラフト:「たしか、メキシコの方ですね……」
嵐城 真紅:「ま、とにかく”ラヨローナ”というファイターで名前はファナ・ミア・クルツ・クルツ」
マウラ・デレッダ:「あの……でもね、シンクちゃんの調べてくれた内容から、試合ちょっと見てみたんだけど」
マウラ・デレッダ:「ちょっと変っていうか……」
マギカ・ウィッチクラフト:「変ですか…?」
嵐城 真紅:「変とは?」
マウラ・デレッダ:「戦闘スタイルは一緒なんだけど、今回の映像と比べると……」
マウラ・デレッダ:「出力が低く見えるっていうか。いや、すごい高くはあるんだけど」
マウラ・デレッダ:「今回が特に高すぎる感じに見えるの」
マウラ・デレッダ:「試合では手を抜いてたってことなのかな……?」
嵐城 真紅:「実力を以前は隠していたのか…それとも今はさらに強化されたか…ですか?」
獏ウタタ:「強化、ねぇ……強いに越したことはないですけれど」
嵐城 真紅:「強敵との戦いを求めているって感じですのでウタタさんとは話が合うかもしれませんわね」
嵐城 真紅:「弱者に振るう技は持たないってーのか、より強い相手の為に腕を磨いたか」
獏ウタタ:「求めてないですよぉ。ただ、どーせなら強い方が退屈しないじゃないですかぁ」
嵐城 真紅:「まあ相対した時も」
嵐城 真紅:「親玉がどうとか言ってましたので」
嵐城 真紅:「強い相手と戦いたいってのはマジっぽいですわ」
マギカ・ウィッチクラフト:「とんでもない話ですね……」
嵐城 真紅:「悔しいですが、あの熱火力は普通ではありませんわ」
嵐城 真紅:「負けた私が言うのもなんですが気を付けたほうが良いですわね」
マギカ・ウィッチクラフト:「はい……今回は場の問題もあります、から」
解良イノリ:「…そうね。ちょっとした防具とかを準備したくらいじゃ、まず防げないでしょう。上手く被害を集中させるか…そういう手管が必要そうだ」
獏ウタタ:「……はぁい。了解ですぅ」
マギカ・ウィッチクラフト:搭載されたAIによって要・対策!とリアルタイムで編集されていく。
マギカ・ウィッチクラフト:「ええと、これで……“ベレシート”、“ワイクラー”、“ベミドバル”、“シェモース”……」
マギカ・ウィッチクラフト:「あとは、“デバリーム”ですね……私を襲ってきた人です」
マギカ・ウィッチクラフト:「火力とは真逆で、攻撃をいなすスタイルらしいんですが……その、前身はキングダムの元諸王……だそうです」
解良イノリ:「……あそこから?となると、革命時にか。一番混乱したのはやっぱり、その時期だし…」
マギカ・ウィッチクラフト:「………………」似たような経歴なので気まずげにしている。王ではないけど。
獏ウタタ:「ええ。"髑髏王"という名の諸王だったそうですぅ」
マギカ・ウィッチクラフト:「なんだか物騒ですね、字面が……」
嵐城 真紅:「諸王はハッタリも大事ですものね」
獏ウタタ:「とある五星君の蛮族がキングダムに乗り込んで協定結ばされたらしくって、ちょっとだけコネがあるんですけどぉ」
解良イノリ:(本当に色々してるなあ)
マギカ・ウィッチクラフト:「の、乗り込んだって。ほんとにコネなんでしょうか……?」
獏ウタタ:「"定時制"と呼ばれる、人外の貴種や古代種といった妖しのオーヴァードが在籍する常夜の学び舎出身だそうですぅ」
マウラ・デレッダ:「それは因縁って言うと思いますけど……」
獏ウタタ:「違いますぅ!乗り込んだのは私じゃなくてアルルちゃ……"水"の蛮族ですからぁ!」
マギカ・ウィッチクラフト:「へぇ~……」(そんなのあったんだ……)疎い。
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、はい、そうなんですね」
解良イノリ:「プラスマイナスどうであれ、顔が繋いであるかどうかは違うものだからね。…最近、色々とあってきちんと傘下に収めた、のは聞いていたけど」
獏ウタタ:「で、マギカちゃんの言う通り攻撃をいなすというか……収束する、デコイに特化した能力なんですってぇ」
獏ウタタ:「気を付けましょうねぇ。以上ですぅ」
マギカ・ウィッチクラフト:「執着しちゃうと泥沼になりそうです」
マギカ・ウィッチクラフト:カタカタ、と補足された情報をまとめていく。
解良イノリ:「…集団戦でいると本当に面倒なタイプだ。落とせるなら早めにしたいね」
マギカ・ウィッチクラフト:「はい。ええと……これで、お相手の情報は以上、ですね」リストとして整理。ラエルちゃんは別枠にしておく。
マギカ・ウィッチクラフト:「私とウタタさんは突入として……風紀委員側の選出は、風紀委員長。お願いしても、いいですか?」
解良イノリ:「うん、わかった。とはいっても、もうここにいるメンバーになるんだけれどね」人手に余裕はない。
解良イノリ:「私と真紅が突入のメイン、後は現地の支援、オペレートとしてマウラに入って貰おうかと思ってる」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうなりますよね」
マウラ・デレッダ:「もうひと仕事かあ~」伸びをする。
解良イノリ:「実際、情報支援とか…後、他にも”色々”やれる子だよ。頼りになるから」色々と危ない服装は目を閉じる。
嵐城 真紅:「他の連中も手一杯でございますし」
マギカ・ウィッチクラフト:(あやうい……)伸びを見て思う
獏ウタタ:「万事了解ですぅ」
マギカ・ウィッチクラフト:「は、はい。よろしくお願いします」
ラエル・T・アイヴィ:「僕も手伝えるよ。あいつらのこと止めたいのは本当だから」
ラエル・T・アイヴィ:「距離取って援護するほうが得意だけど……」
獏ウタタ:「(しかし……突拍子のない強化かぁ)」ふと、以前イヴリース教導連盟との闘争に発展した一件を想起して。
解良イノリ:「…そう。じゃあ、アイヴィさん、あなたも手伝って頂く。…感謝を」
獏ウタタ:「(あの"首輪"、結局どういう経緯で流通したのかは不明だったのですが)」
マギカ・ウィッチクラフト:「ええと、では、メンバーも確定したので……」
獏ウタタ:「(……まさか、アレではないですよね。アレでは)」少しだけ表情を曇らせて。
嵐城 真紅:「テロである以上メサイアの守りはこれ以上減らせない、つまりトランぺッターの全戦力は投入できねーですから」
ラエル・T・アイヴィ:「任せて!友達のためだもんね」
マギカ・ウィッチクラフト:「号令などを……イノリ風紀委員長、お願いしますね」
マギカ・ウィッチクラフト:生徒会の会議の癖でそう振る
解良イノリ:「…?ああ、そうか。そうだね」
マギカ・ウィッチクラフト:(しまった、生徒会長だといつもそうだから……!)
解良イノリ:「では、諸君。我々は今回メサイア学区に於いて暴力事件を引き起こす”シカリオイ”の鎮圧に赴く」
解良イノリ:「異なる組織、異なる所属。違和感を覚えるものもいるだろうが、皆事件を解決し、静穏を回復したいという思いは同じだ」
解良イノリ:「互いにむしろ、差異は。そうした違いさえ乗り越えて、協力をしてくれている得難い相手を引き立てるものとなるだろう」
解良イノリ:「…皆の努力と、奮闘、そして信条に恥じること無いように。無事に戻って、やりたい事の続きをしよう」
解良イノリ:「総員出撃。--”苦難の道ヴィア・ドロローサ”を踏破する」



GM:シーン終了。ロイス取得と購入が可能です。
解良イノリ:ロイスが残り二つなんだよな……保留…で!
獏ウタタ:ロイスはまだ保留にしとこ
マギカ・ウィッチクラフト:この後も色々ありそうだし保留で!
嵐城 真紅:ロイスは保留で
解良イノリ:購入欲しいものあるかなあ スペリオルもありっちゃありだけど 普通に戦闘準備の方がよさそうね
嵐城 真紅:ブルーゲイルで
獏ウタタ:じゃあボディマと
マギカ・ウィッチクラフト:購入は~ じゃあ買えそうな私が風紀委員用のスペリオルミックスチャレンジします
解良イノリ:応急とか医療トランクもありだよね~
マギカ・ウィッチクラフト:8dx+2>=15
DoubleCross : (8DX10+2>=15) → 8[1,3,3,3,3,4,8,8]+2 → 10 → 失敗

マギカ・ウィッチクラフト:アオミドロって呼んでください。失敗。
獏ウタタ:1dx+3>=12
DoubleCross : (1DX10+3>=12) → 8[8]+3 → 11 → 失敗

解良イノリ:ww いやチャレンジしてくれて嬉しかったよ!
嵐城 真紅:4dx+2>=20
DoubleCross : (4DX10+2>=20) → 8[1,6,6,8]+2 → 10 → 失敗

獏ウタタ:けっこう頑張った。財産点1追加して購入。以上
解良イノリ:応急かボデマか うーんそうだなあ ボデマ狙っておきますか。
解良イノリ:ラッキーメダルホワイト使用。
解良イノリ:1dx+4>=12
DoubleCross : (1DX10+4>=12) → 7[7]+4 → 11 → 失敗

解良イノリ:1足りねえ…以上。
マギカ・ウィッチクラフト:おっ、1なら私が出しましょう
解良イノリ:あ、マギカさん着る?着るなら出してもらうのがいいかも
マギカ・ウィッチクラフト:あーどうしよ。シューターズジャケット狙うほうが良いかも
解良イノリ:オート多いから装甲厚めにした方がいいかな?って思ったやつでした
マギカ・ウィッチクラフト:確かに。
マギカ・ウィッチクラフト:そういう意味なら戦闘入りそうだし貰っておこ!イノリちゃんにフローズンリリーで1点払います
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの財産を1(→ 1)減少 (11 → 10)
解良イノリ:はーい ではお金もらって仕入れた防具を渡します
マギカ・ウィッチクラフト:貰います。プレゼントしてもらったので神棚飾らなきゃ…以上です
解良イノリ:着て
マギカ・ウィッチクラフト:着ました


◆Middle03◆

GM:突入シーンだよ~ 全員登場お願いします
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (45 → 46)
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を1d10-1(→ 1)増加 (49 → 50)
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (43 → 50)
獏ウタタ:47+1d10-1
DoubleCross : (47+1D10-1) → 47+8[8]-1 → 54

GM:明暗分かれつつあるな……



GM:メサイア学園発~外縁辺境地区へと伸びる、地下隧道。
GM:“苦難の道”の入り口となる開口部には、何人かの警備がある。
GM:その中には、あるいは顔を合わせたことのあるものの姿も。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「……」退屈そうに腕を組んでいる。
マウラ・デレッダ:〈早速居ますね……〉通信音声。詰所からの情報支援を役割としている。
解良イノリ:「”べミドバル”を確認。……うん、隠密で抜ける…のは、やっぱり無理そうだね」
獏ウタタ:「ああ、アレが口から火を噴くプロレスラーみたいな奴……」
ラエル・T・アイヴィ:「僕が裏切ったって情報は伝わってるだろうからね……向こうも警戒済みかあ」
マギカ・ウィッチクラフト:《不可視の領域》。ドローンによる迷彩を施しているが、「……これ以上近づけば、気づかれそう」
嵐城 真紅:「通路が狭いって事はよォ~逃げ場もないってことですわねェ~」
マギカ・ウィッチクラフト:チラ、と嵐城さんの様子をうかがう。
マギカ・ウィッチクラフト:「こっそり抜けれても、奥で戦うと、挟み撃ちになっちゃいますね……」
嵐城 真紅:「ここで戦うって事は相手に侵入を知らせるようなものですけれど」
嵐城 真紅:「致し方なしっつー事ですか?」
マウラ・デレッダ:〈可能な限り奥に逃したくないですね……〉
解良イノリ:ふふ、と少し笑って。
マウラ・デレッダ:〈火力を集中して一気に倒すのが良さそうです〉
解良イノリ:「そうだね。我にそうした戦闘を避ける手段が無く、敵は集結していない。なら、各個撃破の機会だ」
解良イノリ:「やれるかな?」
ラエル・T・アイヴィ:「おっけ~」
獏ウタタ:「いいんじゃないですかぁ」
マギカ・ウィッチクラフト:「や、れますっ」
嵐城 真紅:「多数で囲んでボコる事に躊躇いがなけりゃー構いませんわ」
解良イノリ:「良し。じゃあ、やろう」にやりと笑う。
ラエル・T・アイヴィ:「じゃ、遠慮なく……」彼女らが飛ばしているドローンの一つに照準を合わせる。
ラエル・T・アイヴィ:「撃ち抜いたら前線展開しちゃって!」
ラエル・T・アイヴィ:ビシュ、と細い光線が宙を舞い、ドローンをあやまたず射抜いた。
“シカリオイ”戦闘員:「なんだ……!?襲撃か……!?」
マギカ・ウィッチクラフト:大判の分厚い魔導書を取り出す。同時に、迷彩を張るドローンが臨戦態勢に入り、こちらの姿があらわになる。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「……来たんだ」
嵐城 真紅:「お望み通りにボスを含めて連れて着て差し上げましたわ」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「……それもいいけど。それより」
獏ウタタ:「やっぱり口調と見てくれが噛み合ってないんですよねぇ……」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「あれだけ負けて、またやってきた」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「アンタの方にも興味ある」
解良イノリ:「はは、いいじゃない。其れも真紅の一部だよ」
“シカリオイ”戦闘員:「襲撃だ!襲撃!」
“シカリオイ”戦闘員:「風紀委員のやつら、向こうから仕掛けてきた!」

嵐城 真紅:「フフッ!確かにただやられるのも性にあわねーですわ」
嵐城 真紅:「一発やられちまったら一発は返させてもらいましてよ」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「いいよ。来なよ」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「“ストレンジストラグル”嵐城真紅」
嵐城 真紅:「闘士的にはリベンジマッチって感じですわね」
嵐城 真紅:「どっちでお呼びすりゃーよろしくて?」
嵐城 真紅:「”ラヨローナ”?それとも”べミドバル”?」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「そっちも知ってるんだ。どっちも私だけど……」周囲を見渡して。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「今は“荒野にてベミドバル”」
マウラ・デレッダ:〈――来ます!戦闘員多数と、“ベミドバル”!〉

GM:戦闘を開始します。

イノリ[14]マギカ[6]
シンク[9]ウタタ[13]

    5m

戦闘員(土塁)[5]
戦闘員(発破)[8]
ファナ[5]

    5m

戦闘員(穿孔)[11]

GM:配置はこう。戦闘終了条件はMAPから敵が居なくなることです。
マギカ・ウィッチクラフト:工事してる奴らおるな
GM:リマインド事項があります。
GM:“ベミドバル”は、HPが50%以下になると、そうなったラウンドの終了時に《瞬間退場》します。
GM:その場合、次のフェーズで再登場します。
GM:HPが50%以下になった際にはアナウンスします。
GM:NPCカードが2つ使用可能です。

NPCカード「ラエル・T・アイヴィ」
ダメージロール直前に使用。ダメージを+2d10。ラウンド1回

NPCカード「マウラ・デレッダ」
対象のメジャーアクション直前に使用、C値を-1、ダイスを+5個。シーン1回

GM:有効に活用してください。
GM:また、あなた達ノヴァリスの生徒は、
GM:侵蝕率が100%を超えた状態で戦闘不能になると、十字冠の戒律により強制的にシーンから退場となることにもご留意ください。
マギカ・ウィッチクラフト:バシュッ 覚えました
GM:なにかご質問はありますか?
獏ウタタ:大体ルールは分かったぜ
嵐城 真紅:大丈夫です
マギカ・ウィッチクラフト:理解のり
解良イノリ:大体わかりました~いけます
GM:OK!
GM:ではフェーズ1、1ラウンド目のセットアップ。
“シカリオイ”戦闘員:戦闘員はどれもなし。
嵐城 真紅:ナイヨー
獏ウタタ:サングイン付き《鮮血の奏者》
解良イノリ:自身にPS”Mt.19:17”《原初の黄:活性の霧》。ラウンド中攻撃力+12、ドッジダイスー2d。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を3(→ 3)増加 (46 → 49)
獏ウタタ:HP2消費/ラウンド中攻撃力+21、侵蝕58で以上
マギカ・ウィッチクラフト:なしでーす
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:《ヴァイタルアップ》Lv3《魂焦がして》Lv5《先陣の火》Lv5。
嵐城 真紅:ウワー
解良イノリ:うわっ
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:HPを超大増強し、行動値を+25。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:5d10
DoubleCross : (5D10) → 33[4,9,8,8,4] → 33

GM:演出あればどうぞ~
獏ウタタ:私は大丈夫
解良イノリ:自分の手番でまとめて行きます!
GM:OK エネミーだけちょっとやります

ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「コオオオ……」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:彼女が呼気を吸い込むと、周囲に冷風が吹き荒れる。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:周囲の熱を奪い去り、自らの体内に蓄えている。それも、とてつもない熱量を。
マウラ・デレッダ:〈……やっぱり、そうだ〉
マギカ・ウィッチクラフト:「と、トンデモなく寒いです…!」
マウラ・デレッダ:〈分かりました!“ベミドバル”の出力の由来!〉
嵐城 真紅:「真夏の炎天下でなら友達に喜ばれますわねェッ」
マギカ・ウィッチクラフト:「な、なんですかっ?」
マギカ・ウィッチクラフト:「その由来とは…!?」
嵐城 真紅:「トランぺッター専属のエアコン係になら喜んで迎え入れますわよ」
マウラ・デレッダ:〈……“侵蝕率”です!〉
獏ウタタ:「…………」
マウラ・デレッダ:〈普通なら即ジャーム化するほどの侵蝕を、際限なく負荷を掛けて……〉
マウラ・デレッダ:〈200……いや300%……?〉
解良イノリ:「…まさか。確かにシンプルだし、十字冠でかなり無茶は効くけど…、二重冠がもし、発動したら…!」なんて無茶を。
マギカ・ウィッチクラフト:「んなっ……!?」
獏ウタタ:「なるほど。なるほど。はぁ……」苦虫を噛み潰した様な表情で。
ラエル・T・アイヴィ:「じゃあ、やったんだ、タタルは……」
ラエル・T・アイヴィ:「やめなって言ったのに……」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、それをさせないための十字冠の制約を、グリッチしたんですか……!」
獏ウタタ:「まーたコレを相手にしないといけないんですねぇ」ポーチより刃のない柄を出して、構える。
嵐城 真紅:「そんなにヤベーんですの?」
嵐城 真紅:「ちょおっと熱いくらいじゃなく?」
獏ウタタ:「聞いてみればいいんじゃないですかぁ?侵蝕を不当に跳ね上げる絡繰が、何なのか」
マウラ・デレッダ:〈恐らく、単純出力で言えば1.5倍~2倍くらいにはなってるはずです〉
マウラ・デレッダ:〈気をつけて!〉
マギカ・ウィッチクラフト:「き、気をつけてどうにかなるかなぁ…!?」
GM:イニシアチブ。行動値30の“ベミドバル”の手番からです。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:マイナー《バトルビート》Lv6《影走り》Lv4
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:PC4人のエンゲージへ。
マギカ・ウィッチクラフト:welcome
解良イノリ:ぎゃーっ

イノリ[14]マギカ[6]
シンク[9]ウタタ[13]
  ファナ[30]

    5m

 戦闘員(土塁)[5]
 戦闘員(発破)[8]

    5m

 戦闘員(穿孔)[11]

嵐城 真紅:くるなー
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:メジャー《コンセントレイト:ハヌマーン》Lv6《振動球》Lv23《真空波動球》Lv4《災厄の炎》Lv4《エネルギーマイスター》Lv6
嵐城 真紅:濃縮体じゃん
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:エンゲージに装甲無視の範囲攻撃。ガードした場合HP-18点ロストを発生させる。
解良イノリ:振動球のレベル何それコワ……
マギカ・ウィッチクラフト:すげぇコンセントレイトしてんね
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:しています 濃縮を
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:13dx6+4
DoubleCross : (13DX6+4) → 10[1,1,1,2,2,3,3,3,8,8,8,9,10]+10[3,6,9,9,10]+10[1,1,7,8]+10[1,6]+3[3]+4 → 47

獏ウタタ:でけ~
マギカ・ウィッチクラフト:ぴえん。
獏ウタタ:1dx+1>=47 ドッジ
DoubleCross : (1DX10+1>=47) → 8[8]+1 → 9 → 失敗

マギカ・ウィッチクラフト:1dx+1>=47 ドッジ
DoubleCross : (1DX10+1>=47) → 1[1]+1 → 0 (ファンブル) → 失敗

解良イノリ:高いよ~ ガード用のなにもないしドッジしようとするけど破壊者と活性ペナでダイスゼロ個なので失敗します…
マギカ・ウィッチクラフト:ぴえん
嵐城 真紅:ドッジ
嵐城 真紅:1dx>=47
DoubleCross : (1DX10>=47) → 6[6] → 6 → 失敗

GM:カバーとかはあるかい
獏ウタタ:私が一番侵蝕高いじゃん 私はしないかな
解良イノリ:ウタタさんが一番高いしカバーした方がいいかな?まだリザ圏内だし大丈夫かしら
マギカ・ウィッチクラフト:領域すると横並び感はある
マギカ・ウィッチクラフト:まだDBないしそのまま受けるか
獏ウタタ:そうですねぇ、まだ大丈夫だと思う
解良イノリ:了解 なら無しで行きましょうか
マギカ・ウィッチクラフト:イノリちゃんも低いほど良いし
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:5d10+35 装甲無視
DoubleCross : (5D10+35) → 30[9,2,5,4,10]+35 → 65

マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトのHPを1d10(→ 6)に変更 (24 → 6)
獏ウタタ:無理ですぅリザレクト
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を6(→ 6)増加 (50 → 56)
獏ウタタ:58+1d10
DoubleCross : (58+1D10) → 58+6[6] → 64

解良イノリ:死ぬわね リザレクト。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (49 → 52)
獏ウタタ:HP6で以上
嵐城 真紅:リザレクト
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (50 → 58)

ファナ・ミア・クルツ・クルツ:君たちの誰が攻撃態勢を取るよりも早く。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「……ガオンッ!」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:大きく口を開け、熱風を吐く。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:灼熱の熱風は、狙い済ませた一撃ではなく、周囲に急速に熱を“戻す”。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:爆発的な対流の勢いが、君たちを衝撃力に飲み込む。
解良イノリ:「…、づぁっ…!」それは痛みというより逆に寒気に近い感覚がした。いくらかを、移動のために纏おうとしていた影に受け持たせて、なお。
マギカ・ウィッチクラフト:「うぅっ!?」ジリジリと高熱に晒されたドローンの挙動が狂い、撃ち落とされていく。
マギカ・ウィッチクラフト:急激な乾燥と寒気で敏感になった肌感覚に、熱と衝撃が容赦なく突き刺さる
解良イノリ:「…、確かに、強くはなれるん、でしょう…!でも、」歯を噛み締める。「…この街で、ジャーム化なんて…死者を、もう一度出すなんて…!それに近づく、ようなことを…!」
獏ウタタ:「――――っ、ちぃ」熱の濁流に遍く身を焦がし、直ちに全身の火傷を修復していく。
嵐城 真紅:「ゲホッ…カハッ…ハァ~、嫌になりますわねェ~」消し炭から肉体を何とか再生して立ち上がる
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「スウウ……」口の端から蒸気が噴き上がっている。
嵐城 真紅:「マジでエンタメ感ねェーでございますわッ」
嵐城 真紅:「闘士に向いてねェーんじゃなくて?」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「ファイトを見るような連中は、戦いが見たいんじゃないから」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「人が折れるところを見たいの。あいつら、歪んでる」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「私は、それには向いてた」
嵐城 真紅:「客の質が悪かったつーことですわね」
嵐城 真紅:「塩試合を喜ぶなんて人生の損ですわよ」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「そうならないためには」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「そっちが努力するべきじゃないの?」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「来なよ。まだ立つなら」
嵐城 真紅:「もちろん、真の闘争ってヤツを味合わせてさしあげましてよ」

GM:行動値14 イノリさんの手番。
解良イノリ:はい。マイナーは無し。メジャー、NS”Isa41:1”《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:災厄の焔》。
解良イノリ:対象はべミドバル!
解良イノリ:判定何もなければいきます。
GM:どうぞ!
解良イノリ:8dx7+4
DoubleCross : (8DX7+4) → 10[1,2,3,4,5,6,7,9]+10[5,9]+1[1]+4 → 25

解良イノリ:しょっぱい…!
解良イノリ:リアクションどうぞ~~
マギカ・ウィッチクラフト:妖精とかもあるよぉ まだ大丈夫かな
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:《イベイジョン》達成値は20。
解良イノリ:一応20は…あぶねえ!
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:ダメージをどうぞ。
マギカ・ウィッチクラフト:こわっ
解良イノリ:3d10+12+21+1d10
DoubleCross : (3D10+12+21+1D10) → 12[1,10,1]+12+21+1[1] → 46

解良イノリ:出目ひどすぎる
GM:すごい出目
解良イノリ:1で過ぎだろこれ!!
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:そのダメージではまだ平気です HPをいっぱい盛ったので
解良イノリ:46点装甲等有効ダメージです…
マギカ・ウィッチクラフト:揺り戻しっていうか登場侵蝕から続く出目!
解良イノリ:だよね!!
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:50%にも到達していません。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を7(→ 7)増加 (52 → 59)
GM:演出をどうぞ!

解良イノリ:目を閉じる。一秒にも満たぬそれだけで、身体の痛みを無視して動く。それができる。
解良イノリ:「”なぜよい事についてわたしに尋ねるのか。よいかたはただひとりだけである”Why ask me about what is good?” Jesus replied. “There is only One who is good.
解良イノリ:ぽつりと零した言葉に従うように、影が少女の身を浸し。
解良イノリ:「”もし命に入りたいと思うなら、いましめを守りなさい”But to answer your question -- if you want to receive eternal life, keep the commandments
解良イノリ:たん、とステップの音。
解良イノリ:”べミドバル”のすぐ横。本来離れていた距離を詰める動作もなく。
解良イノリ:無手を、緩く握ったまま振り抜いたように見えた。
解良イノリ:僅かな明かりが、その手に掛けた影を照らし。本来十数センチほど離れていた間合いのまま、幾重に裂線が走る。
解良イノリ:「……、思ったより入らないか」逆手に握られた手の内に、影の小さな刃がある。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「……!?」
解良イノリ:そしてまた僅か手を開けば、その影は淡く溶け消え、わずか指を動かせば順手にナイフを握るように。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:だくだくと熱が漏出している。彼女自身が、炉心のごとくエネルギーを蓄え続けている。
解良イノリ:それは、とある武術の用いる武器を影で再現したものだ。
解良イノリ:剃刀術。簡単に刃を柄に収め、開き、その動きさえ流用する。慣れない者からすれば、見たとしても攻撃が何処から来るか分からない。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「何をしたの。今……」
解良イノリ:「……普段横着をし過ぎたツケだな。アトラに見られたら笑われる出来だ」
解良イノリ:「すこしため込んでるようだからな。少し剃っただけだ」暗殺者が用いるような、せせこましい技術に過ぎない。
解良イノリ:「…大分タフだぞ。全力で行った方がいい」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「アンタが親玉?頭を張るだけはある」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「だけど、そんなんじゃまだ倒れてやらない」

GM:行動値13。ウタタちゃんの手番。
獏ウタタ:はーい
獏ウタタ:マイナーなし。メジャー《C:エン》《光の舞踏》+《砂の加護》
獏ウタタ:対象べミドバル
獏ウタタ:10dx7
DoubleCross : (10DX7) → 10[1,2,2,3,5,5,5,5,7,7]+10[6,8]+10[7]+10[9]+2[2] → 42

獏ウタタ:よしよし
GM:回してくるな……
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:《イベイジョン》達成値20 命中。
GM:ダメージをどうぞ。
獏ウタタ:5d10+41
DoubleCross : (5D10+41) → 28[1,5,7,7,8]+41 → 69

GM:マジ?
獏ウタタ:装甲有効、69点
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:そのダメージでも倒れません……が、
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:50%を切りました。このラウンド終了時に撤退を試みます。
獏ウタタ:なるほどね。侵蝕71で以上ですわぁ
GM:演出どうぞ!

獏ウタタ:解良イノリの先手とほぼ同時、既にウタタの姿はそこになく。
獏ウタタ:”べミドバル”の背後。音を置き去りに、大地から跳ね上がる様に距離を詰めて。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:遅れてそれに気づく。だがその遅れは致命的。
獏ウタタ:両腕の打開と共に、逆回転で両の掌から迸る螺旋。
獏ウタタ:一方は敵を捉え。一方は彼女が吹き荒らした熱の対流、未だ渦巻く残滓を掴み。
獏ウタタ:十字勁────縮めた肉体が上下左右に開く時に働く力に、乗せて。同時に放たれる。
獏ウタタ:「────ッシ!」
獏ウタタ:震。刀柄の鎺を押し当てられた彼女の背中へ、地すら揺るがしかねぬ衝撃を叩き込む。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「ぐあっ……!」
獏ウタタ:「……風紀委員長殿には申し訳ないのですがぁ」
獏ウタタ:「私はちょっとばかし、態度悪くいかせてもらいますねぇ」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:常人であれば、たやすく昏倒せしめるほどの一撃。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:だが、それを受けてなお、立ち上がる。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:被弾部からは尋常ならざる量の蒸気が噴出している。
獏ウタタ:「…………」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「……“邯鄲星”。やりあってみたかったけど……」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「……流石に、相当使うね」
獏ウタタ:「その力、まるで貴女のモノの様に宣っておりますけどもぉ」
獏ウタタ:「……いえ、これは"私の"立ち合いじゃないですからね。お好きなように」
獏ウタタ:追撃を喰らわぬ様、すぐさま離脱。
解良イノリ:「…なに、君は本来私の指揮下にない。自由にやってくれ」その業を見た。(それにしても…)
解良イノリ:(本職の前で拙いものを晒してしまったな…)

GM:シカリオイ戦闘員(穿孔)の手番です。
GM:Choice[イノリ,マギカ,シンク,ウタタ]
DoubleCross : (choice[イノリ,マギカ,シンク,ウタタ]) → イノリ

“シカリオイ”戦闘員:《ペネトレイト》Lv1《レインフォース》Lv4《急所狙い》Lv4《スキルフォーカス(射撃)》LV4
“シカリオイ”戦闘員:6dx+12
DoubleCross : (6DX10+12) → 10[3,5,7,8,10,10]+8[7,8]+12 → 30

GM:がんばった
解良イノリ:いやきっつい 回避ダイスが無いので……!あっても無理だわコレ!!
解良イノリ:ドッジ選択しますがダイスゼロの為当たります ダメージどうぞ!
“シカリオイ”戦闘員:4d10+21 装甲無視
DoubleCross : (4D10+21) → 21[5,3,5,8]+21 → 42

解良イノリ:出目良いなあ!!リザレクト。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (59 → 62)
解良イノリ:hp同じままです…
GM:演出するほどでもないな そのまま次の手番へ。
GM:行動値9 真紅さんの手番です。
嵐城 真紅:はい
嵐城 真紅:マイナーなし
嵐城 真紅:メジャーで《コンセントレイト》《紅の刃》《蝕む赤》
嵐城 真紅:マウラさんのカードを使用します
マウラ・デレッダ:はーい!真紅ちゃんやっちゃえ!
嵐城 真紅:対象は”べミドバル”
マウラ・デレッダ:C値-1ダイス+5個だよ!
嵐城 真紅:13dx6+6
DoubleCross : (13DX6+6) → 10[1,2,5,5,6,6,7,8,8,8,8,10,10]+10[3,5,6,6,8,8,9,10,10]+10[2,3,4,4,5,7,7]+10[5,10]+1[1]+6 → 47

マギカ・ウィッチクラフト:つよ
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:イベイジョンは20 勿論当たります
マギカ・ウィッチクラフト:ラエルちゃんも使っちゃえー
GM:ダメージどうぞ!
嵐城 真紅:支援パワーのおかげ
嵐城 真紅:ラエルさんのカードも使用
ラエル・T・アイヴィ:OK!ダメージを+2d10してね
嵐城 真紅:5d10+2d10+21
DoubleCross : (5D10+2D10+21) → 24[9,3,9,1,2]+10[8,2]+21 → 55

ファナ・ミア・クルツ・クルツ:そのダメージは……
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:耐えられません。HP0。
嵐城 真紅:ヤッター
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:復活なし。十字冠の制約により戦場から排除されます。
嵐城 真紅:邪毒もあったけどOK
GM:演出どうぞ!
GM:あっ侵蝕も上げといてね
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を5(→ 5)増加 (58 → 63)

嵐城 真紅:「かなりフラついてるみてーでございますがァ」
嵐城 真紅:「まだ血の気はおありですわねェ」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「この程度で倒れるようには出来てないから」
マウラ・デレッダ:〈真紅ちゃん。向こうはああ言ってますけど……〉
マウラ・デレッダ:〈細かい所作に後退の意志を感じます〉
マウラ・デレッダ:〈逃げ道を読むように仕掛けちゃって!〉
嵐城 真紅:(そー言うのをできなくするのが)
嵐城 真紅:(エンタメってヤツですわ)
嵐城 真紅:ヒュンと赤い糸が二人を囲むように四方に展開する。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「……!これ……」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「何のつもり?」
嵐城 真紅:「元々、私は一体多数の制圧戦が専門ですのでェ」
嵐城 真紅:「タイマンってのは得意じゃねェんですわ」
嵐城 真紅:「でも、そう。でも」
嵐城 真紅:「何のつもりか…真の闘争ってェのに得意も不得意もねェって話ですわッ!」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「……」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:拳を構える。
嵐城 真紅:「一対一、さっきはこちらが受けでしたが」
嵐城 真紅:「今度は受けてもらいますわ、即席ですが」
嵐城 真紅:「リングという名の荒野にて」
嵐城 真紅:一気に間を詰める。
嵐城 真紅:「”奇妙な闘争ストレンジストラグル”を!」
嵐城 真紅:真紅が腕を振るうと無数の赤い糸が舞い”べミドバル”を絡めとる。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「……!」絡め取られた腕を持ち上げて、君ごと引きずり近づけようとする。
嵐城 真紅:「パワー勝負ッ!でもそこにテクニックも混ぜれれば!」
嵐城 真紅:脚から放たれる糸が相手の足に絡みつきバランスを崩す。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:踏みしめた足が取られた瞬間、その腕の引っ張りも緩む。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:倒れそうになりながら、口を大きく開ける。そこに呼気が吸い込まれていき、吐出を――
嵐城 真紅:そのままタックルし首と関節をキメる。
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:「ぐうっ!?」
嵐城 真紅:「息が苦しいならッ、ギブアップでも構いませんわよ」
嵐城 真紅:「ですがァ」
嵐城 真紅:「せっかくなので派手に受けてくださいませ」
嵐城 真紅:関節を決めたままジャンプ
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:拘束を解かんともがくが、糸が絡まり叶わない。
嵐城 真紅:リングロープの反動で更に高く飛び
嵐城 真紅:「”愛という名の毒poison appelé amour”」
嵐城 真紅:そのまま背中と後頭部を地面にたたきつける。
嵐城 真紅:呼吸と各部の関節で絶大なダメージを与えるフィニッシュホールド。
嵐城 真紅:「フゥ~」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:強かに打ち据えられたその少女は、ガクリと倒れ伏して。
嵐城 真紅:「フゥ~」
嵐城 真紅:「イエーイですわ」
ファナ・ミア・クルツ・クルツ:その体が燐光に包まれ、バシュッ!っと何処かへと飛んでいった。
嵐城 真紅:と指を一本立てる。
嵐城 真紅:「これで一勝一敗ですが」
嵐城 真紅:と後ろを見る
嵐城 真紅:「かなり支援をしていただいていたようですので」
ラエル・T・アイヴィ:「あ、バレたか」
嵐城 真紅:「勝ちとはなかなか言えませんわね」
ラエル・T・アイヴィ:「野暮だとは思ったんだけどね」
マギカ・ウィッチクラフト:無意識に拍手をしつつ。
マギカ・ウィッチクラフト:(私の知ってるオーヴァードの戦いと違うな……)
マウラ・デレッダ:〈“ベミドバル”の離脱を確認!やったね、真紅ちゃん!〉
嵐城 真紅:「本番であんな大技キメられませんって」
嵐城 真紅:「っとウワッ」
解良イノリ:「そうは言っても、流石だったわ。真紅の戦いは、華がある」ふっと柔らかく微笑んで。
嵐城 真紅:まだ残った敵の銃口がこちらに向いている
マウラ・デレッダ:〈あれだけの侵蝕率なら……再起には相当の時間を要するはず〉
嵐城 真紅:「ボスの褒め!」
マウラ・デレッダ:〈しばらくは悪さも出来ないよね〉
嵐城 真紅:「最高ですがまだ敵は残ってますので後でしっかり褒めてほしいですわ~」
獏ウタタ:「そうですねぇ。後は掃除までしっかり終わらせましょうかぁ」
解良イノリ:「っと、そうね。詰めもしっかりしていきましょうか」
マギカ・ウィッチクラフト:「は、はいっ」
“シカリオイ”戦闘員:「まだだ!私達の役目を忘れるな!」
“シカリオイ”戦闘員:「必ずここをしのいで見せる……!」

GM:シカリオイ(発破)の手番です。
“シカリオイ”戦闘員:マイナーでPDWの効果を使用。攻撃対象を範囲(選択)に。
マギカ・ウィッチクラフト:発破ってそういうことですの
嵐城 真紅:マジ爆破
“シカリオイ”戦闘員:メジャー《急所狙い》Lv4《スキルフォーカス(射撃)》Lv4《コントロールソート》Lv1
嵐城 真紅:良い武器使ってるなあ
“シカリオイ”戦闘員:PC4人を攻撃します。
マギカ・ウィッチクラフト:ぎえーっ
“シカリオイ”戦闘員:9dx+8
DoubleCross : (9DX10+8) → 10[2,2,3,4,5,7,8,9,10]+9[9]+8 → 27

GM:がんばりまくり
獏ウタタ:回しちゃったかぁ
嵐城 真紅:高いよ~
解良イノリ:回すなあ!ドッジするけどダイスゼロの為あたる~
マギカ・ウィッチクラフト:1dx+1>=27
DoubleCross : (1DX10+1>=27) → 1[1]+1 → 0 (ファンブル) → 失敗

マギカ・ウィッチクラフト:ふふ
嵐城 真紅:2dx+1>=27
DoubleCross : (2DX10+1>=27) → 10[10,10]+6[6,6]+1 → 17 → 失敗

獏ウタタ:2dx+1>=27 ドッジ
DoubleCross : (2DX10+1>=27) → 6[4,6]+1 → 7 → 失敗

嵐城 真紅:頑張ったよ
マギカ・ウィッチクラフト:えらい
嵐城 真紅:くそ~w
GM:出しちゃおうかな ダメージを……
マギカ・ウィッチクラフト:差が開いてきたし、ウタタちゃん庇っておきます?
獏ウタタ:ありがてぇ おねげぇしますだ……
マギカ・ウィッチクラフト:【ノーマルスキル:流動するマモン】《領域の盾》カバーリングを行う。マギカがウタタちゃんを庇います。
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を4(→ 4)増加 (56 → 60)
GM:小癪な……!焼き払います
“シカリオイ”戦闘員:3d10+17 諸々有効
DoubleCross : (3D10+17) → 15[3,3,9]+17 → 32

マギカ・ウィッチクラフト:2倍の64点ですわ~~!
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトのHPを1d10(→ 7)に変更 (6 → 7)
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を7(→ 7)増加 (60 → 67)
嵐城 真紅:リザレクト
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (63 → 65)
解良イノリ:リザレクト。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (62 → 72)
解良イノリ:ぐえ、此処で反動来たな…
GM:マギカ・攻撃演出に混ぜ込もうかなこれは
GM:ということでマギカちゃんの手番にいきましょう。
マギカ・ウィッチクラフト:あっ、じゃあ行きます!
マギカ・ウィッチクラフト:マイナーでストライクチップ起動。
マギカ・ウィッチクラフト:【EXスキル:汝自身を燃え上がらせよ】《C:オルクス》《ディストーション》で射撃攻撃。
マギカ・ウィッチクラフト:対象は私より遅い土塁の戦闘員!
マギカ・ウィッチクラフト:NPCカードはカンバンなのでそのまま判定
マギカ・ウィッチクラフト:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,1,1,1,2,2,2,4,5,8,10]+10[9,9]+10[2,7]+1[1]+4 → 35

マギカ・ウィッチクラフト:リアクションあそばせ!
“シカリオイ”戦闘員:ガードします。こいつは防御型なので盾があるぞ
GM:ダメージをどうぞ!
マギカ・ウィッチクラフト:4d10+7 諸々有効
DoubleCross : (4D10+7) → 14[7,5,1,1]+7 → 21

マギカ・ウィッチクラフト:出目がこっすいですわ~
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を4(→ 4)増加 (67 → 71)
“シカリオイ”戦闘員:クリスタルシールドでガード値12 謎の防具で装甲8
“シカリオイ”戦闘員:1点だけ喰らいますわ~!
マギカ・ウィッチクラフト:たっけぇ。
嵐城 真紅:カチカチだ
GM:演出どうぞ~

マギカ・ウィッチクラフト:「し、指揮官は撤退したのにまだ士気が高い……!」
マギカ・ウィッチクラフト:大判の魔導書を腕で抱えて開く。インクの染みた羊皮紙の中程をくり抜いて、タブレットが埋め込まれている。
マギカ・ウィッチクラフト:「……"パルマコス"、コード起動。お願いね」
マギカ・ウィッチクラフト:音声を認識し、端末に仕込まれたAIがドローンに司令を飛ばす。
マギカ・ウィッチクラフト:周囲を飛ぶドローンに攻撃能力はない。
マギカ・ウィッチクラフト:プロペラ飛行と、備え付けの映写機能。それが規律を持って発光し、幾何学的な陣を描く。
マギカ・ウィッチクラフト:マギカを中心とした円形と、前方に三角の編隊飛行。明滅するプロペラの光が即席の魔法陣となる。
マギカ・ウィッチクラフト:「…………ええと、こういうときは」
“シカリオイ”戦闘員:「今だ!発破!」
“シカリオイ”戦闘員:ポチッとボタンを押す。
“シカリオイ”戦闘員:爆薬の仕掛けられた天井が破砕し、瓦礫が君たちのもとに降り注ぐ。
解良イノリ:「準備が良いな…!」影でいくつか受けたものの、幾許か身体に当たる。
マギカ・ウィッチクラフト:「えっ、わっ!」驚きつつ、指に挟んだコインをドローンの中心に投げ入れる。
マギカ・ウィッチクラフト:瓦礫に押しつぶされ、幾つかのドローンが破損。
マギカ・ウィッチクラフト:──瓦礫が巻き上げた土埃が、蛇にまたがる人の姿を取る
マギカ・ウィッチクラフト:ピシ、ピシシシシシ。
マギカ・ウィッチクラフト:爆破の影響が広がる。発破を仕掛けた戦闘員達の頭上も同じく崩れ、瓦礫が降り注ぐ。
マギカ・ウィッチクラフト:『災難の拡大』。誰かがそう願ったように。
“シカリオイ”戦闘員:「えっちょっと!?」
“シカリオイ”戦闘員:「計算はかんぺき〜だったはずなのに……!」
マギカ・ウィッチクラフト:「ウウッ……」額から血を流して結果を見る。「さ、災害の拡大と、譲渡。誰かが被る被害を、他に移す、効果があります……」
獏ウタタ:「(何これ。召喚魔術、ってやつですかぁ?)」蛇の麓に居たためか、瓦礫の雨で致命には至らず。
マギカ・ウィッチクラフト:自分への被害は防げていないどころか、増している。
マギカ・ウィッチクラフト:「だ、誰の分を押し付けるのかは、ランダムになるんですけどね……」
マギカ・ウィッチクラフト:『最もその被害に合わない者』として選ばれたウタタの周りに、被害は全く届いていない。
獏ウタタ:「はえぇ……ありがとうございますぅ」五星君は運も強いらしい。
“シカリオイ”戦闘員:「やりやがったな……」盾を掲げてその被害を防いでいる。
マギカ・ウィッチクラフト:「い、いえ。も、もっとスマートに行うはずが……私の理想的な魔女ならばもっと……」
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、効いてないんですか……!?」
マギカ・ウィッチクラフト:ポタポタと額の傷をリザレクトしながら愕然。
マギカ・ウィッチクラフト:「私はこんなに大変なのに…!?ずるくないですか!?」
“シカリオイ”戦闘員:「いや……それは知らないけど……」
GM:“シカリオイ”戦闘員(土塁)の手番へ。
“シカリオイ”戦闘員:《急所狙い》Lv4《スキルフォーカス(射撃)》Lv4
GM:choice[マギカ,シンク,ウタタ]
DoubleCross : (choice[マギカ,シンク,ウタタ]) → マギカ

GM:変なことしてきたしな 狙お
“シカリオイ”戦闘員:4dx+8
DoubleCross : (4DX10+8) → 7[2,3,6,7]+8 → 15

マギカ・ウィッチクラフト:話し合いましょうよ
マギカ・ウィッチクラフト:回避
マギカ・ウィッチクラフト:2dx+1>=15
DoubleCross : (2DX10+1>=15) → 6[6,6]+1 → 7 → 失敗

マギカ・ウィッチクラフト:エーン!
“シカリオイ”戦闘員:死ね~~~
“シカリオイ”戦闘員:2d10+13 諸々有効
DoubleCross : (2D10+13) → 7[6,1]+13 → 20

マギカ・ウィッチクラフト:やだ~~まだ彼氏もできてないのに~~
“シカリオイ”戦闘員:あきらめろ あと3年は……
マギカ・ウィッチクラフト:8点軽減して12点食らって死にます。
マギカ・ウィッチクラフト:貧弱ですので
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトのHPを1d10(→ 2)に変更 (7 → 2)
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を2(→ 2)増加 (71 → 73)
マギカ・ウィッチクラフト:あと3年って学生終わっちゃいますよ
GM:ここも演出は省略でいいか。なにもないはずのクリンナップ処理を追えて次のラウンドへ。

イノリ[14]マギカ[6]
シンク[9]ウタタ[13]

    5m

 戦闘員(土塁)[5]
 戦闘員(発破)[8]

    5m

 戦闘員(穿孔)[11]




GM:2ラウンド目セットアップ。
“シカリオイ”戦闘員:こちらはなにもありません。
嵐城 真紅:ナイヨー
マギカ・ウィッチクラフト:ナイヨ!
解良イノリ:悩んだけど、此処で火力足りなくて…よりずっといいか。PS”Mt.19:17”《原初の黄:活性の霧》。ラウンド中攻撃力+12、ドッジダイスー2d自身に。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を3(→ 3)増加 (72 → 75)
マギカ・ウィッチクラフト:カバーもあるからね
獏ウタタ:《鮮血の奏者》HP2消費/ラウンド中攻撃力+21 侵食75

GM:イニシアチブ。イノリさんの手番から。
解良イノリ:マイナー。まず5m先の発破、土塁たちがいるエンゲージへ。

  マギカ[6]
シンク[9]ウタタ[13]

    5m

  イノリ[14]
 戦闘員(土塁)[5]
 戦闘員(発破)[8]

    5m

 戦闘員(穿孔)[11]

解良イノリ:メジャー。NS”Isa41:1”《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:災厄の焔》にてエネミー二体へ攻撃するよ!
GM:来な!
解良イノリ:9dx7+4 判定!
DoubleCross : (9DX7+4) → 10[1,1,1,4,4,5,5,7,10]+4[3,4]+4 → 18

解良イノリ:本当なんかダイス悪いなあ…!
“シカリオイ”戦闘員:土塁はガード。
“シカリオイ”戦闘員:発破は《イベイジョン》達成値8で命中。
マギカ・ウィッチクラフト:ラウンド変わったしラエルちゃんも使っちゃいな
解良イノリ:ラエルさんの効果貰うね
“シカリオイ”戦闘員:土塁が《軍神の守り》Lv1(献身の盾)。
マギカ・ウィッチクラフト:こいつっ
“シカリオイ”戦闘員:発破をカバーします。
解良イノリ:ぐええ…
解良イノリ:ここでこっちも倒しきれないのが一番イヤだな やるか
マギカ・ウィッチクラフト:そうね 防御たかそう
解良イノリ:ダメージロール!
ラエル・T・アイヴィ:オッケー!まかせて!
解良イノリ:2d10+21+1d10+12+2d10
DoubleCross : (2D10+21+1D10+12+2D10) → 9[5,4]+21+2[2]+12+4[1,3] → 48

解良イノリ:いや……本当ダイス低すぎない!?
マギカ・ウィッチクラフト:判定だったら見たくない出目!
“シカリオイ”戦闘員:ガード装甲で20点軽減
“シカリオイ”戦闘員:28点の2倍で56点。
“シカリオイ”戦闘員:全然耐えられないです 土塁は戦闘不能!
解良イノリ:あ、危ない……
“シカリオイ”戦闘員:発破はかばわれたので無事です
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を7(→ 7)増加 (75 → 82)
GM:演出どうぞ~

解良イノリ:すう、と吸い、吐く。…我ながら、どこかズレがある。早目に上手く調律できればいいのだけど。
解良イノリ:踏込み、その足が影に沈み。
解良イノリ:敵前の影が波打ち、
解良イノリ:そちらと90度左方の影が槍衾を作り出す。
“シカリオイ”戦闘員:「な……!」
“シカリオイ”戦闘員:対応の間もなく、それに穿たれては倒れ、離脱していく。
解良イノリ:槍衾となった影と挟むように、逆手に影刃を携えた少女が倒しきれなかった相手を削る。
解良イノリ:「……ギリギリだけど、やれることはやったか」
マウラ・デレッダ:〈さすがいいんちょ!ガンガン押しちゃいましょ!〉
マギカ・ウィッチクラフト:「わっ、凄い……あの守りを一瞬で」
マギカ・ウィッチクラフト:(局所的な召喚……じゃなくて、影だっけ。感覚は使い魔に近いのかな……?)

解良イノリ:「援護のお陰だよ。…後は宜しく!」
GM:ウタタちゃんの手番どうぞ!
獏ウタタ:はぁい
獏ウタタ:マイナーで5m前進して発破ちゃんに接敵。

 マギカ[6]シンク[9]

    5m

イノリ[14]ウタタ[13]
 戦闘員(発破)[8]

    5m

 戦闘員(穿孔)[11]

獏ウタタ:メジャー《C:エン》《光の舞踏》+《砂の加護》対象発破ちゃん
GM:ミャオ~
獏ウタタ:11dx7
DoubleCross : (11DX7) → 10[2,2,2,4,4,4,5,9,10,10,10]+10[2,3,8,9]+10[8,10]+10[6,10]+4[4] → 44

獏ウタタ:OK
“シカリオイ”戦闘員:《イベイジョン》8しかないです 虚弱なので
GM:ダメージどうぞ!
獏ウタタ:5d10+41
DoubleCross : (5D10+41) → 24[3,10,2,7,2]+41 → 65

マギカ・ウィッチクラフト:崑崙山つよ
獏ウタタ:装甲有効、65点。侵蝕82
“シカリオイ”戦闘員:全然無理でーす 耐久全然ないので
獏ウタタ:やったぜ
GM:発破も倒れます ちゅどん
GM:演出どうぞ~

獏ウタタ:「ふぅむ。戦闘員の子達も思ったより気合入ってるんですねぇ」
獏ウタタ:「分かりましたぁ。私もそれなりにお相手してあげましょう」
獏ウタタ:握っていた刀柄を軽く上に放り投げ。
“シカリオイ”戦闘員:「何のつもりだ!?」上に投げた柄を追って銃を構える。
獏ウタタ:そのまま重力に倣って、ウタタの傍に落ちてくる。が。
獏ウタタ:「っと!」
獏ウタタ:鈍い衝撃音。戦闘員の脳天に襲い掛かったのは突風────否、飛来する超高速の刀柄。
“シカリオイ”戦闘員:「がっ……ああっ!?」
獏ウタタ:要は、刃のない刀柄を弾丸めいて蹴り飛ばした。
獏ウタタ:一拍遅れて大気を裂く音が地下鉄中に反響し、その威力を物語っていた。
“シカリオイ”戦闘員:「こ……こいつ……イカれてる!」
獏ウタタ:「よし。あと一人っ」

GM:残った戦闘員が反撃するよ~
GM:choice[ウタタ,シンク]
DoubleCross : (choice[ウタタ,シンク]) → ウタタ

GM:潰す!
“シカリオイ”戦闘員:《ペネトレイト》Lv1《レインフォース》Lv4《急所狙い》Lv4《スキルフォーカス(射撃)》LV4
“シカリオイ”戦闘員:6dx+12
DoubleCross : (6DX10+12) → 10[5,7,7,9,10,10]+8[4,8]+12 → 30

GM:こいついつも頑張るな……
獏ウタタ:うむぅドッジ
獏ウタタ:3dx+1>=30
DoubleCross : (3DX10+1>=30) → 10[5,8,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗

獏ウタタ:ちょっと頑張った
“シカリオイ”戦闘員:4d10+21 装甲無視
DoubleCross : (4D10+21) → 24[7,2,8,7]+21 → 45

獏ウタタ:リザレクト
獏ウタタ:82+1d10
DoubleCross : (82+1D10) → 82+7[7] → 89

獏ウタタ:うげ~ HP7で以上
GM:では演出省略して真紅さんの手番行きましょう
嵐城 真紅:はーい
嵐城 真紅:メジャーで《コンセントレイト》《紅の刃》《蝕む赤》
嵐城 真紅:これで攻撃します
嵐城 真紅:9dx7+6
DoubleCross : (9DX7+6) → 10[1,3,4,5,5,6,6,7,7]+10[3,7]+2[2]+6 → 28

嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を5(→ 5)増加 (65 → 70)
“シカリオイ”戦闘員:こいつもイベイジョンは8 ダメージどうぞ~
嵐城 真紅:当たれば邪毒2 非ダメージ+2dもあるぞ
“シカリオイ”戦闘員:ヤダ~~~
嵐城 真紅:3d10+21
DoubleCross : (3D10+21) → 11[4,5,2]+21 → 32

“シカリオイ”戦闘員:ふ……毒など効かぬ
“シカリオイ”戦闘員:そのダメージで……倒れるから……
マギカ・ウィッチクラフト:死をもって毒を制すというわけね
GM:フェーズ1、敵全滅です。戦闘終了。
獏ウタタ:やったぜ
GM:演出どうぞ~

嵐城 真紅:「いちおー聞くんですけれどォ~、降伏したしませんかァ?」
“シカリオイ”戦闘員:「し……しないとも!」ちょっと揺れている。
“シカリオイ”戦闘員:「同志たちはまだ頑張ってるんだ」
嵐城 真紅:ふらふら指を振っている。
嵐城 真紅:「んじゃ、まー。終わりですわね」
嵐城 真紅:しゅるりと天井から赤い糸が垂れてきて
嵐城 真紅:戦闘員に絡みつく。
“シカリオイ”戦闘員:「あびゃっ」
嵐城 真紅:「はい、せーの。よいしょですわ」
嵐城 真紅:手元の糸を引くと天井を伝っていた糸が戦闘員を絡めとって宙吊りにする。
嵐城 真紅:「拘束と制圧が専門ですのでェ」
嵐城 真紅:「早く逃げるか降伏するべきでしたわね」
“シカリオイ”戦闘員:そのままかくんと気絶する。
“シカリオイ”戦闘員:どうやらそこまで侵蝕が進んでいないらしく、その場にぷらぷらと吊り下がったまま。
嵐城 真紅:「ボス~終わりましたわよ~」
解良イノリ:「うん、しっかり落ちてるね。流石だ」
マギカ・ウィッチクラフト:「い、一見、生贄の準備中に見えますね、これ」
解良イノリ:「こういうきっちりするのは、どうしても適性もそうだけど、センスがないとこうはいかない。…助かったよ、真紅」
獏ウタタ:「生贄だなんて物騒ですぅ」
マギカ・ウィッチクラフト:「はい、さすがの制圧力、です」
獏ウタタ:蹴り飛ばした柄を拾い上げ、ポーチに仕舞い込む。
嵐城 真紅:「ボスの褒めは心の栄養ですわ~」
ラエル・T・アイヴィ:「よし、じゃあ先に進もうか」
ラエル・T・アイヴィ:「この先に駅があるんだ。勿論使われてないけどね」
ラエル・T・アイヴィ:「そこのリソースを使って、状況を整えながら行こうよ」
解良イノリ:「了解。…よし、封鎖線の子達にも連絡はしておいた。皆、行けるかい」端末を弄って。
マギカ・ウィッチクラフト:「大丈夫、です」戦闘で破損した自他のドローンから、無事な部品抜き出し終える。
獏ウタタ:「はーい。大丈夫ですぅ」
嵐城 真紅:「行けますわ」
解良イノリ:「よし。行こう」



GM:フェーズ突破のリワードが二つあります。
GM:“指名手配クレジット”:このシーンの購入判定は、調達ダイスを振った後に購入アイテムを決定できる。
GM:“スペリオル濃縮アンプル”:侵蝕値を最大20まで、好きな人数に振り分けて低下させられる。
GM:4人で5ずつ下げてもいいし 1人に20ツッパしてもいいです
獏ウタタ:スペリオルミックスを直接打ち込むのかなぁ
GM:ロイス取得や購入処理が可能です。
マギカ・ウィッチクラフト:80超えたイノリちゃんウタタちゃんで分けるのが良いかな
解良イノリ:ありがとうございます もらえるならすごくうれしい
獏ウタタ:わぁい頂きませう
解良イノリ:どう振り分けましょうか ウタタさん75まで下げて、残り6貰ってこっち76くらいが等しいかな
獏ウタタ:あっありがたい。そんな感じで行きましょう
獏ウタタ:侵蝕75に
解良イノリ:じゃあそれでいきましょう!ウタタさん14、イノリ6で合計20!
GM:ではウタタさんが14点低下、イノリさんが6点低下となります。
解良イノリ:侵蝕76へ。
マギカ・ウィッチクラフト:わーい。
GM:購入ダイスも振っちゃいな~ 振ってから何買うか決められるから
マギカ・ウィッチクラフト:じゃあ購入用に先に判定だけします。
獏ウタタ:振っちゃおう
解良イノリ:わあい ラッキーメダルホワイトくん使って振ります
マギカ・ウィッチクラフト:9dx+2
DoubleCross : (9DX10+2) → 10[1,2,3,5,5,6,9,10,10]+9[1,9]+2 → 21

嵐城 真紅:ウオー振る
獏ウタタ:3dx+3
DoubleCross : (3DX10+3) → 10[8,9,10]+2[2]+3 → 15

GM:いい出目出してる
マギカ・ウィッチクラフト:極端だなぁ
解良イノリ:2dx+3+1
DoubleCross : (2DX10+4) → 9[5,9]+4 → 13

獏ウタタ:意外と高いとこ行ったなぁ
嵐城 真紅:メダルアイーダパワー
嵐城 真紅:5dx+2
DoubleCross : (5DX10+2) → 7[2,4,5,6,7]+2 → 9

GM:バリエーション豊かな出目だ
マギカ・ウィッチクラフト:スペミはウタタちゃんとイノリちゃんに2点財産出せば買えそうだし、嵐城さんのブルゲ2個め確保しようかな
GM:当然ここに自分の財産やフローズン財産を投じても大丈夫です
嵐城 真紅:ブルーゲイルは嬉しい
マギカ・ウィッチクラフト:じゃあマギカ分はブルゲ!嵐城さんにパス
嵐城 真紅:ヤッター
解良イノリ:スペリオルは後シーンが普通に4つくらいだから
GM:あっ交流シーンは侵蝕0のつもりでした
解良イノリ:あっそうとは ありがとうございます
GM:なので登場ダイスはあと2シーン分かな……?
マギカ・ウィッチクラフト:あー じゃあ防具とか医療系の方がいいか
獏ウタタ:そしたらスペミは微妙かもしれんね
解良イノリ:ならスペリオルより装備品とかのがよさそうねー
マギカ・ウィッチクラフト:あとは強化素材とか?
嵐城 真紅:応急手当なら買える
マギカ・ウィッチクラフト:かっちゃお
解良イノリ:ハードコートとかは 行動値ダウンがきついしね
嵐城 真紅:防具 HP全快なら意味あるくらいだけどね
解良イノリ:結構モブくらいの子もダメージ通してくるからなあw
獏ウタタ:ドッジにワンチャン懸けた方がいい結果になるかもしれない
獏ウタタ:じゃあ強化素材にして丸太の攻撃力+1しちゃおっかな
解良イノリ:してって~
マギカ・ウィッチクラフト:そうなさりな~
解良イノリ:私がどうしたものかな 13だと結構びみょい
獏ウタタ:よっしゃ では以上です
嵐城 真紅:応急手当
嵐城 真紅:誰か使います?
解良イノリ:UGNボディアーマーを買って…自前装備でいいかな?
マギカ・ウィッチクラフト:かな?
獏ウタタ:HP1なら欲しかったけど私は大丈夫かなぁ
解良イノリ:では自分に装備ー。
マギカ・ウィッチクラフト:イノリちゃんが装甲でたので応急でHP確保すると良いかも
マギカ・ウィッチクラフト:私はカバーしそうだし。
解良イノリ:あ、貰えるならでは頂いてもよいすか
嵐城 真紅:ぼすかて(ボス使って)
解良イノリ:ありがとうございます…使います
解良イノリ:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 7[1,6]+10 → 17

獏ウタタ:あ、ロイスは会話の時で大丈夫ですぅ
解良イノリ:本当にダイス振るわないなあ今回!w hp17です
マギカ・ウィッチクラフト:出目が落ち着いてるなぁw
解良イノリ:ロイスもそうですね 保留で。以上!
マギカ・ウィッチクラフト:ロイスもこっちは大丈夫かな。諸々処理以上です。


◆Intermission◆

GM:交流シーンとなります。登場侵蝕は不要。

GM:”苦難の道”に突入して、線路沿いにしばらく歩くと、たしかに駅ホームのような構造物があった。
GM:あくまで建設中といった様相で、実用できる訳では無いが、ある程度のインフラが整っている。
GM:あるいは、ここの潜伏者が休息拠点として利用しても居たのだろうか?
GM:君たちは一旦、ここで小休息にあたっていた。



ラエル・T・アイヴィ:「結構色々転がしたままじゃん」倉庫から装備を持ち出してきて机に転がす。
ラエル・T・アイヴィ:「たぶんまだ使えるのもあると思う」
獏ウタタ:「こんな中途半端な建設で終わっててもウチより整った環境なの辛すぎですぅ」
マギカ・ウィッチクラフト:「い、色々保管してたんですね」
マギカ・ウィッチクラフト:転がされたものを並べて、整理している風を装う。
獏ウタタ:「さっき足蹴にしちゃったし、柄に傷入っちゃいましたぁ。ヤスリとかありますぅ?」
マギカ・ウィッチクラフト:「……………」チラ、とウタタさんの顔を伺う
獏ウタタ:人差し指で器用に回転させている。柄回し。
マギカ・ウィッチクラフト:(か、会議とかの話題がないと、どういう話題を振れば……?)
マギカ・ウィッチクラフト:そわそわ。
獏ウタタ:「……何ですかぁ?」
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、いえっ」
ラエル・T・アイヴィ:「ヤスリあるかなあ」ゴソゴソ探す。
ラエル・T・アイヴィ:「マギカ、どしたの?」
獏ウタタ:「ああ、さっきはありがとうございましたぁ。ランダムとはいえ庇って頂いたことに変わりないですし」
マギカ・ウィッチクラフト:「えーと、えーと……」
マギカ・ウィッチクラフト:手帳サイズの会話マニュアルをめくる。
マギカ・ウィッチクラフト:「い、いえいえ、どういたしましてっ」
マギカ・ウィッチクラフト:「た、大したことないですよぉ」表情が緩む
獏ウタタ:「あの蛇は召喚魔術?か何かでしょうかぁ。ウチには一切縁のない体系の能力だから聞きかじりでしかないんですけどぉ」
獏ウタタ:「……何読んでるんですかぁ、それ」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうですね。うちのお母さん達がそういうのが得意で…」
ラエル・T・アイヴィ:「あ。僕も気になってたそれ」
ラエル・T・アイヴィ:「魔導書とか?」
マギカ・ウィッチクラフト:「えっ」ビク、と反射的に本を隠そうし、タイトルが君の視界をよぎる。
マギカ・ウィッチクラフト:『初心者向け 友達100人の作り方』
獏ウタタ:「えぇ……」
獏ウタタ:「そういうの、会話する前に一通り頭に叩き込んでから活用するタイプの啓蒙書だと思うんですけど」
ラエル・T・アイヴィ:「『初心者向け 友達100人の作り方』……」
マギカ・ウィッチクラフト:「本番だと……不安で……」
マギカ・ウィッチクラフト:「グェッ」倒れる
獏ウタタ:「ふぅん。友達いないんですねぇ」
マギカ・ウィッチクラフト:「ギャアッ」
ラエル・T・アイヴィ:「い、居るよ!居るって!」
ラエル・T・アイヴィ:「ほら、僕はマギカの友達だよ!元気だして」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………そ、そんなことは……なくもなくもなく…」
獏ウタタ:「西洋魔術の類はむしろキングダムのお株だと思ってたんですけど、メサイアの頭の一つ下なんですよね」
マギカ・ウィッチクラフト:「ラ、ラエルさん。顔が、顔が近…!」(なんかいい匂いがする)
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、そうですね、私、元々はキングダムの出身なので……」
ラエル・T・アイヴィ:「大丈夫?もしかしてさっきケガとかしてる?」顔を覗き込みながら。
ラエル・T・アイヴィ:「え、そうなの?」
マギカ・ウィッチクラフト:(うわああああ手柔らかっ。女子高生みたい)
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、そう、です。スカウトと言うか、革命のゴタゴタでこちらに」
獏ウタタ:「へぇ」
マギカ・ウィッチクラフト:「キングダムだと、ちょっと馴染めなくて……」
獏ウタタ:「メサイアだと馴染めたんですかぁ?」
ラエル・T・アイヴィ:「えっでもマギカ、お嬢様~って感じじゃん」
マギカ・ウィッチクラフト:「な、馴染めてはないかもしれません、ね」
ラエル・T・アイヴィ:「キングダムの上流ぽさあるけど……駄目だったの?」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうですか?えへへ」
マギカ・ウィッチクラフト:「ええと……お茶会とかは、誘ってもらえたんですけど」
マギカ・ウィッチクラフト:「ああいった場所でなんてお話したら良いかわからなくて……」
マギカ・ウィッチクラフト:「笑ってもらおうとモノボケを考えていったら気を使われてしまって…」
獏ウタタ:「マジでぼっちタイプなんですねぇ」
マギカ・ウィッチクラフト:「ぐふっ」喀血。
獏ウタタ:「で、メサイアに居ても結局友達が作れなくてそういう本を読んでいると」
マギカ・ウィッチクラフト:「そうなります…………ね?」表紙を下にして机に本を置く。
獏ウタタ:「……正直、私はだいぶ口が悪い方なんですけど」
ラエル・T・アイヴィ:「そうだね」
獏ウタタ:「掛ける言葉もないって事実に直面したのは初めてですぅ」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………!……!!」液状。
獏ウタタ:「溶けてる……」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、それで、もっと楽しい人間になろうと思ってるんですけど」でろでろ
ラエル・T・アイヴィ:「ああっ溶けてる」拾い集めて人型にしようとしている。
マギカ・ウィッチクラフト:「ウタタさんとかは、どうやって、その、お友達を作っているのかなと」
マギカ・ウィッチクラフト:「崑崙山から離れて、こちらで過ごしてるとの話だったので…」
マギカ・ウィッチクラフト:人としての形を取り戻し始める。
獏ウタタ:「えー。友達……別に、あんまり意識したりせずに」
獏ウタタ:「気が合ったりお洒落スポットやファッションの会話が気兼ねなく出来る子なら、」
獏ウタタ:「どの学区にもちょいちょい居るんで困ったりはしてないですねぇ。たまにこっそり泊めて貰うし」
マギカ・ウィッチクラフト:「おしゃれスポット……ファッション……!お泊り……!?」
マギカ・ウィッチクラフト:脳内に黄色とピンクのパステルに染まったパジャマのウタタさんを想像する
獏ウタタ:「ショコランのケーキ屋の子とか、居座るだけで映えるケーキ振舞ってくれるんでめちゃ有難いですぅ」
マギカ・ウィッチクラフト:「映え…!?」
マギカ・ウィッチクラフト:「す、すごいですね。そんなに手広く……」
獏ウタタ:「見ますう?ほら、モンブランの五段重ね」スマートフォンの画面を向ける。デカ盛りモンブラン。
ラエル・T・アイヴィ:「というかなんかテキトーに話してたらいつの間にか仲良くなるよね」
マギカ・ウィッチクラフト:「結婚式のケーキみたいになってる……」
ラエル・T・アイヴィ:「お~」
マギカ・ウィッチクラフト:(よ、陽の理論だ!)
マギカ・ウィッチクラフト:「こ、コレ食べ切れるんですか?」
ラエル・T・アイヴィ:「カロリーのジャームじゃんこんなの」
獏ウタタ:「そうですねぇ。最初は皆、崑崙山の生徒って言ったら引かれるけど」
獏ウタタ:「確か5人くらいで分けあいっこした気がしますう」
マギカ・ウィッチクラフト:スマートフォンを覗き込もうとして、生身の肩に触れてしまう。(体温高……)
獏ウタタ:「根が常識人なんで、自分の好きな事聞いたり語ったりしたら自然と仲良くなってるもんですぅ」
獏ウタタ:「…………」
マギカ・ウィッチクラフト:「5人……」そんなに集まるの親族の集会ぐらいなのでは
獏ウタタ:「別に、本人がコンテンツになる必要はないですよぉ」
マギカ・ウィッチクラフト:「え?」
獏ウタタ:「楽しくなかったら付き合うのがしんどい、ではなく」
獏ウタタ:「気兼ねなく、楽しく付き合えないことがしんどいんですぅ」
マギカ・ウィッチクラフト:「楽しく…………ですか」
獏ウタタ:「貴女が勝手に緊張してたら、こっちまで緊張しちゃうじゃないですか」
マギカ・ウィッチクラフト:「あう……」目線がさまよう
ラエル・T・アイヴィ:「たしかに……」
ラエル・T・アイヴィ:「まずは慣れな気はするね」
マギカ・ウィッチクラフト:「で、でも、他の人に楽しんでもらうって、分かんなくて……」
マギカ・ウィッチクラフト:「な、慣れですか」
ラエル・T・アイヴィ:「友達と一緒にいることが、なんでもなくフツーのことだって思えばいいんだよ」
獏ウタタ:「そうですねぇ……そんな浮き物引っ提げて戦闘してるんだから、端末くらい持ってますよね?」
マギカ・ウィッチクラフト:「なんでもなく、フツー……この状況が………」
マギカ・ウィッチクラフト:(こんな女子高生らしい綺麗な子に囲まれてる状況が普通……!?)
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、はい」
マギカ・ウィッチクラフト:スマートフォンを取り出す。
獏ウタタ:「連絡先渡すんで、暇な時あったら教えてください」
マギカ・ウィッチクラフト:「ヒュッ」喉の音。
マギカ・ウィッチクラフト:「連絡先交換ってことですか……!」
マギカ・ウィッチクラフト:「ハッ」気づき「普通、普通……!」
獏ウタタ:「ティーパーティは別にキングダムの特権じゃないんで。メサイアでもお嬢様趣味の子は一杯居ますよ?」
獏ウタタ:「あ、生徒会だから忙しいか。でも365日仕事してるわけじゃないですよね」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうなんですか?お菓子屋さんもいっぱい見ますよね……」スイーツマップは自作してる
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、そうですね……きゅ、休日は大体暇です」平日も予定はない。
獏ウタタ:「じゃあいいじゃないですかぁ。ほら、こーかん、こーかん」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、はい。お呼びいただければ、いつでも……」予習してた動作で交換を終える。
獏ウタタ:「交換だけ妙に手馴れてるんですねぇ……」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………」登録された連絡先をじんわりと眺める。
獏ウタタ:「あ、あとメサイアに来た時泊めてくださいなぁ」
獏ウタタ:「ていうか今日泊めて」
ラエル・T・アイヴィ:「今日」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、はい、端末は仕事用とドローン監視用の2つ……」
マギカ・ウィッチクラフト:「えっ!?」
ラエル・T・アイヴィ:「あ、それ僕も遊びにいっていい?」
マギカ・ウィッチクラフト:「えっえっ!?」
ラエル・T・アイヴィ:「“シカリオイ”入る時にアパート引き払っちゃったんだよね」
獏ウタタ:「生徒会副会長なら、さぞや上品なお家にお住まいなんでしょうねぇ……」
獏ウタタ:「あ、ラエルちゃんも来る?連絡先交換しときましょ~」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、あう、あうあう」そんなことはない。普通に紹介してもらった集合住宅だ。(提案されたものをそのまま呑んだ)
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、掃除はしています、ので」
マギカ・ウィッチクラフト:「だ、大丈夫です。たぶん」
マギカ・ウィッチクラフト:交換してる二人を見ながら。
ラエル・T・アイヴィ:「あっしよしよ~」
ラエル・T・アイヴィ:さらっとなんでもないようにしている。
マギカ・ウィッチクラフト:(手元も見ずに…!)
獏ウタタ:「わいわい」交換。
マギカ・ウィッチクラフト:「その……」
マギカ・ウィッチクラフト:「わ、私も」
マギカ・ウィッチクラフト:「ふ、服を見に行く時とかに?………お誘い、しようと思います」
獏ウタタ:「……あら」きょとんとして。
マギカ・ウィッチクラフト:「ウタタさんの服も、都会だとそういうのがおしゃれなんです、よね?」
マギカ・ウィッチクラフト:「……さっきは、それを聞こうと思って、ました」一番最初に視線を送っていた理由を今更明かす
獏ウタタ:「そうね。素材がいいもの。そんなピシっとした制服だけじゃなくて色々お洒落した方がいいですよぉ」
獏ウタタ:「私の?うーん、私は良いと思ってるけど結構肌出し過ぎ~って言われるんですよぉ」
獏ウタタ:「そんなこと言ったら、布切れみたいな服着てる五星君の"水"は何なんだって話なのにぃ」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうなんですね。キングダムでも、着込んでる人と薄着の人が極端で……」
ラエル・T・アイヴィ:「トランペッターでもああだったしね」
マギカ・ウィッチクラフト:「凄いですよね……」きちんと制服を着こなしてる方が少ない。オーヴァードって大変だなぁ。
マギカ・ウィッチクラフト:「……えと、その、それでは」
マギカ・ウィッチクラフト:目線はずっと交換した連絡先を見つめて。
マギカ・ウィッチクラフト:「楽しみにしてます、ね?」
ラエル・T・アイヴィ:「かわい~。それだよそれ」
獏ウタタ:「……なんか、感情がちょっと重い気がするけど」
獏ウタタ:「ええ。その為にも気掛かりなことはさっさと片付けないとねぇ」



マウラ・デレッダ:〈敵性反応はありません。しばらくはひと息つけると思います~〉
解良イノリ:「ありがとう、マウラ。…結構攻撃も受けちゃったし、休めるのはありがたいわ」
解良イノリ:周りから見て、死角になりやすい地点--本来売店でも入れる予定地だったのだろうか--で、一息つく。
嵐城 真紅:「中途半端な戦力だと返り討ちにあってたかもしれねェでしたものね」
解良イノリ:「そうね。本当、ウィッチクラフト副会長と獏さんが居てよかった。…真紅も、真向からやっていたでしょう?大丈夫?」
解良イノリ:そう言いながら、制服を脱ぎ、焼けた皮膚に簡単な応急処置をしていく。
嵐城 真紅:「いやー、良いとこ貰っただけって感じだったですわ」
嵐城 真紅:「流石は五星君ですわねェ」
解良イノリ:「アレをそう言えるのは、中々居ないわよ」苦笑気味に。ブレザーを椅子に掛けて、包帯を歯で抑え結ぶ。
嵐城 真紅:「あんなのが五人も居るってのはマジでヤバいですわ」
解良イノリ:「確かに、本当に強かったし、上手かったわね。崑崙の方法論は、都市としては認めがたいけど、強力なOVを作る上では立派な手法なのよね…」
嵐城 真紅:「それにバビロンも思ったよりやりやがりますわねェ」
解良イノリ:消毒液をふんだんに傷口に掛けながら、速さ優先の雑な手当だ。
嵐城 真紅:「暗躍する無法者ってだけじゃーなさそうですわ」
解良イノリ:「ああ、そうよね。アトラが急にキングダムからヘッドハントだ!とか言った時は正気かコイツって思ったけど…」
解良イノリ:「あれで周りに置く人間を見る目はあるというか、そういう天運はあるのよね、あいつ…」
解良イノリ:「……やっぱり、”グレート・バビロン”は、あまり好きじゃない子の方が多いわよねえ」私も結構そうだ。というか私的にだけ見るなら嫌いよりである。
嵐城 真紅:「こっちが治安維持してんのを良い事にやってやがりますからタチ悪いですわ」
マウラ・デレッダ:〈まあ私もあんま好きじゃないですね……〉
解良イノリ:「まあ本当そこはそうなんだけど。アイツの後始末何回やらされたことか……」
嵐城 真紅:「ボス~、もうちょいトランぺッターの権威を増やしませんこと?」
解良イノリ:「それをやったらウチのこと嫌いな生徒と真っ向ぶつかっちゃうからなあ…」
解良イノリ:「…一応、禊として私が辞任してればもう少しマシだったかなあ、とは思うんだけど…」
嵐城 真紅:「ええ~?トランぺッターの事嫌いな奴らってぶっちゃけ後ろ暗い連中ばっかですわ」
マウラ・デレッダ:〈そうですよ~、私たちはいい行いをしてるんですもん〉
嵐城 真紅:「そんなことしたらトランぺッター自体が瓦解しちまいますわッ」
解良イノリ:「あはは」革命時にそうするプランを立ててた、とは中々言えない。
解良イノリ:「…まあ。嫌い、というか。上から抑えられるのが、基本皆いやじゃない、メサイアの生徒」
解良イノリ:「…勿論、私達がしていることは絶対必要なんだけど。個人としてただお店とかやるとき、色々手間ばっかかけて…とか、まあそう思う子も結構いるからね」
嵐城 真紅:「まあ、実力主義のキングダムやら面倒くさいルールのあるジェネシスよりは気楽とは思いますけれど」
嵐城 真紅:「だからと言って無法ってのはちげェのですわ」
解良イノリ:「本当にそこはそうで、上手くバランスが取れればって思ってるんだけど…」
解良イノリ:「…私の代じゃ、ちょっと無理そうになっちゃったなあ。ごめんね、色々問題残したままで…」
マウラ・デレッダ:〈そんなこれから辞めるみたいな……〉
解良イノリ:「私もう高等部三年生だよ!」
嵐城 真紅:「大丈夫ですよォ~。ボスが居てこその四騎士でありトランぺッターですわ」
解良イノリ:「本当、そう言ってくれるのは嬉しい。…もったいない位」
嵐城 真紅:「まだ十分に時間ありますわ~」
解良イノリ:ふ、と眉尻を下げて笑う。
解良イノリ:「そう言ってる内に、気付くともう時間が無くなってるんだよ。先輩からの忠告だぞ」
解良イノリ:「…出来る限り、私が出来ることはやっていくつもりだけど、それでも」
解良イノリ:時間がない。それに、”ノヴァリスにおける卒業”が、一体どのような現象を起こすのか、誰も知らない。
解良イノリ:「私が高等部出た後も、真紅は二年居るんだから。どうやって行くか、どう言う事をしたいか、一杯考えておきなよ?」
嵐城 真紅:「ええ~?コノエもハカリもタツキ居ますしもうちょっと居てくれてもいいんですわよ~」
解良イノリ:そのまま”外”に出るのか?それともノドスのように行方不明になるのか。十字冠が解かれたとき、”十字冠を破壊する兵器”を用いたようになるのか?
解良イノリ:(……解き明かすには、時間が足りない。シオンが、あの時死んでなかったら。それに対策する機関とかも横断的に作れたかもしれないけど…)
嵐城 真紅:「ボスが居なくなるとアイツらも困りますわよ~絶対に」
解良イノリ:「慕ってくれるのは嬉しいけど、これは本当時間の問題だからなあ」
解良イノリ:「…まあ、居るうちに一杯頼ってよ?本当、邪見になんてぜったいしないから」
嵐城 真紅:「じゃあ、もうほんとに卒業祝いにグレートバビロンぶっ壊すくらいの勢いで行きませんかァ」
解良イノリ:「い、一応あの子達は代表選挙で選ばれた学区代表だから……」
嵐城 真紅:「ボスが命令すれば私たちはいつでも行けますわ~」
嵐城 真紅:「ちぇ~」
解良イノリ:「そこの秩序を壊しちゃうわけにはいかないよ。……まあ、でも」
マウラ・デレッダ:〈でも支持率900%ですよ……?〉
マウラ・デレッダ:〈普通に粉飾では……〉
解良イノリ:「本当に、気に入らないしどうにかしたいなら…そういうことしてもいいし、そう言う事やりたいって言う子、応援してあげて」
解良イノリ:「いや本当そこは毎回突っ込んでるんだけどね。査察するの立ち上げるか…」
解良イノリ:「……いや本当どうにかしないとなんだよな…!!」
嵐城 真紅:「査察…」
解良イノリ:「”トランぺッター”の引継ぎの段取りは見えたし、そこら辺やらないといけないのか……??」
嵐城 真紅:「四騎士って査察向きのヤツがいねぇのでは」
解良イノリ:「こういうの、ちゃんとみんなの…学区の生徒全員の意志がどうなのか見えるようにして、くみ取れるようにしてあげないと……」
マウラ・デレッダ:〈引き継ぎって……誰がやるんですか?〉
解良イノリ:「……ま、まあ。戦闘能力とかそこら辺重視で集めたから…」
解良イノリ:「今のとこ、行政官やってもらってるユウとか各部署の部長クラスには話してるけど…」
マウラ・デレッダ:〈でも……執行部のトップはやっぱり強くあってほしくないですか?〉
マウラ・デレッダ:〈四騎士の誰かとか……?〉
解良イノリ:「管理能力とかも、こう。真紅は特に人の色々な面をくみ取るのが上手いから、後は簡単な書類能力さえつけば出来るし…」
解良イノリ:「………」全然その意見は想定してなかったという顔。
マウラ・デレッダ:〈だって舐められますよ暴力がないと〉
解良イノリ:「……えっ居る?戦闘能力……?四騎士の皆とか一杯頼れる子、が………」
解良イノリ:「……そっかあ……!」
嵐城 真紅:「雨宮?」
マウラ・デレッダ:〈自分は持ってる側だから気づかなかったんだ……〉
解良イノリ:「ユウも普通に十分戦えるし強い方なんだけど、基本管理部門ばっかやって貰ってたからなあ…!」
解良イノリ:「あ、そう。雨宮ユウ。本当色々助けて貰ってばかりで…」
嵐城 真紅:「うーん、でもどっちにしても武力によっちゃいますわねェ」
嵐城 真紅:「な、の、でェ」
解良イノリ:「……うう…どうしてもOVの力は大事だけどさあ…!トップってそういうのより管理能力とかそっちの方が大事なのに……!」
嵐城 真紅:「当分はボスに頑張ってもらわないとダメっすわね」
解良イノリ:「嘘でしょ……」
嵐城 真紅:「へへへ~」とうれしそうに笑う
嵐城 真紅:残り時間が少ない事は理解している。
マウラ・デレッダ:〈いいんちょはみんなのいいんちょですからね!〉
嵐城 真紅:でも、それでも。
嵐城 真紅:嵐城真紅にとっての風紀委員長は解良イノリだけなのだ。



GM:シーン終了。ロイスの取得のみ可能です。
獏ウタタ:マギカ・ウィッチクラフト/○友情/ぼっち
マギカ・ウィッチクラフト:ウタタちゃんのロイスを「○P嬉しい/N肌面積はやっぱそうなんだ」に変えてP表にします
獏ウタタ:以上
マギカ・ウィッチクラフト:ぼっち
マギカ・ウィッチクラフト:以上です
GM:肌面積w
解良イノリ:真紅さんには取ってるので保留! ポジネガ反転も迷いましたが普通に期待しているので…そのまま!
マギカ・ウィッチクラフト:都会だと流行ってるのかと思ったけど他の人から見ても出してるんだ…
嵐城 真紅:ボスのロイスは取得済みなので
嵐城 真紅:そのままで


◆Middle04◆

GM:フェーズ2だよ~ みんな出てね
獏ウタタ:75+1d10-1
DoubleCross : (75+1D10-1) → 75+9[9]-1 → 83

嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (70 → 71)
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を1d10-1(→ 3)増加 (73 → 76)
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (76 → 81)
獏ウタタ:だいぶ厳しいな
解良イノリ:9はきつい
マギカ・ウィッチクラフト:やばい



GM:小休息を経て、君たちは再び廃線を道なりにゆく。
GM:そこには再び部隊が張っており、君たちの見知った顔もあった。
ロロ・スウィーティー:「……あっ」
ロロ・スウィーティー:「来たよ~」
マギカ・ウィッチクラフト:「こ、こんにちは、"デバリーム"さん」反射的に挨拶
マウラ・デレッダ:〈向こうもこちらを捕捉してるみたいです……!流石にこの閉鎖空間では奇襲は難しいですね〉
ロロ・スウィーティー:「こんにちは」ぺこりと礼。
マギカ・ウィッチクラフト:「音は消せませんしね……」
解良イノリ:「こっちがされなかっただけ十分だよ。入口でも侵入の事実はバレてるだろうしね…」
マギカ・ウィッチクラフト:「ええと……アイス屋さんのときは、どうも」
獏ウタタ:「ですねぇ。押して罷り通るのに何の支障もありませんし」
ロロ・スウィーティー:「あの時は……ごめんなさい」
ロロ・スウィーティー:「倒せなくて……」
ロロ・スウィーティー:「今度はコキもいるから大丈夫」
マギカ・ウィッチクラフト:「え、いえいえ………こちらこそ……?」
マギカ・ウィッチクラフト:「じゃ、じゃあありませんよ。倒してくれとか望んでませんから」
マギカ・ウィッチクラフト:「私だって、負けるつもりは、ありませんので……」小休止でちょっとテンション上がっている。
コキ・サトウ:「まあでも、来てくれてると楽でいいですよね」
コキ・サトウ:「見つけ出すのも楽じゃないですし」
マギカ・ウィッチクラフト:「そちらのコキさんは、“シェモース”の方ですね……ウタタさん、本人で間違いありませんか?」
獏ウタタ:「……おや、お久しぶりですねぇ。部下を捨て駒に尻尾巻いて逃げ遂せた兵隊さん」
コキ・サトウ:「逃したからって口汚く罵るのはよくないですよ」
獏ウタタ:「ご心配なく。逃してなくとも罵るから大丈夫ですぅ」
コキ・サトウ:「さすが、育ちだけはありますね」
マギカ・ウィッチクラフト:普段は聞き慣れない攻撃性を含む会話にソワソワしている。
嵐城 真紅:楽しそうに聞いている。
獏ウタタ:「ええ、他の蛮族ではこんな安い挑発ですら出来ないでしょうねぇ」
解良イノリ:無表情のまま戦場の把握に努めている。
コキ・サトウ:「まあ、何もかも捨てて薄汚い行いに手を染めたのは……」
コキ・サトウ:「もう一人そちらにいるみたいですけど」
コキ・サトウ:「ねえ、裏切り者さん」
ラエル・T・アイヴィ:「……」
ロロ・スウィーティー:「ラエル、裏切りはよくないよ」
ロロ・スウィーティー:「帰ってこよう」
ラエル・T・アイヴィ:「……それはしない。僕がタタルを止めなきゃいけない」
ロロ・スウィーティー:「そう」
コキ・サトウ:「まあ、そうですね。“ベレシート”はこの奥にいますよ?」
コキ・サトウ:「貴女が来ると信じて待っています。“パレーシア”」
解良イノリ:「………そうか」
コキ・サトウ:「ただ、私達がそれをさせたいかは別の話ですからね」
コキ・サトウ:「ここで絶えてもらって一向に構いませんよ」
解良イノリ:「……好きにするといい。私は、為すべきことをする。それを阻めると思うなら」
解良イノリ:硬い無表情と、同じ程硬い声で。
解良イノリ:「どんなものでも使えばいい。…必要と思うだけ。後でどれだけのことをしたか教えてやるから」
マウラ・デレッダ:〈敵は“デバリーム”、“シェモース”!他戦闘員多数!〉
マウラ・デレッダ:〈来ます!〉

GM:戦闘を開始します。

マギカ[6]シンク[9]
イノリ[14]ウタタ[13]

    5m

 戦闘員(土塁)[11]
 戦闘員(発破)[8]
“デバリーム”[11]

    5m

 戦闘員(穿孔)[11]
“シェモース”[6]

GM:配置はこう。継続してNPCカードの使用が可能です。
解良イノリ:たすかる…!
GM:また、“デバリーム”は残HP99%、“シェモース”は残HP50%になったラウンド終了時に撤退し、フェーズ3に再登場します。
GM:1ラウンド目開始。セットアップから。
コキ・サトウ:《ヴァイタルアップ》Lv3。HPを増強。
ロロ・スウィーティー:なし
“シカリオイ”戦闘員:なし
解良イノリ:PS”Mt.19:17”《原初の黄:活性の霧》。ラウンド中攻撃力+12、ドッジダイスー2dを自身に。
マギカ・ウィッチクラフト:なし
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を3(→ 3)増加 (81 → 84)
獏ウタタ:《鮮血の奏者》HP2消費/ラウンド中攻撃力+21/侵蝕87 以上
嵐城 真紅:ブルーゲイルを使用します
嵐城 真紅:嵐城真紅の行動値を14(→ 14)に変更 (9 → 14)
GM:OK!

嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を5(→ 5)増加 (71 → 76)
GM:ではイニシアチブは行動値14 イノリさんか真紅さんです
解良イノリ:先に真紅さんお願いいたします…!
嵐城 真紅:マイナーなし
嵐城 真紅:メジャーで《コンセントレイト》《紅の刃》《蝕む赤》《鮮血の網》
嵐城 真紅:対象は”デバリーム”のエンゲージ
ロロ・スウィーティー:《犠牲の血》Lv6。自分を含む範囲攻撃の対象を自分のみに変更。さらに装甲値を+10。
嵐城 真紅:チクショー
GM:判定をどうぞ。
嵐城 真紅:9dx7+6
DoubleCross : (9DX7+6) → 10[1,1,2,3,3,6,6,6,8]+5[5]+6 → 21

嵐城 真紅:ひっく
ロロ・スウィーティー:ドッジ。《リフレックス:ブラム=ストーカー》Lv6《血霧の盾》Lv6《アクロバット》Lv6。
嵐城 真紅:ウワー
ロロ・スウィーティー:《アクロバット》は遺産継承者:白猿の額冠で取得しています。
嵐城 真紅:めちゃめちゃ避けるヤツじゃん
ロロ・スウィーティー:16dx6+1
DoubleCross : (16DX6+1) → 10[1,1,1,1,2,3,3,3,4,4,5,6,7,7,9,10]+10[2,4,6,7,8]+10[1,1,8]+10[6]+10[9]+1[1]+1 → 52

ロロ・スウィーティー:回避。
マギカ・ウィッチクラフト:コ、コイツッ
嵐城 真紅:悲しい~
ロロ・スウィーティー:HPを5消費。これで撤退条件を満たしました。
ロロ・スウィーティー:ラウンド終了時に撤退します。
マギカ・ウィッチクラフト:そういうこと…
嵐城 真紅:コイツ~
GM:侵蝕を上げて演出どうぞ~
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を7(→ 7)増加 (76 → 83)

嵐城 真紅:「トランぺッター高らかに響け!戦の先駆け音色を奏でるのは我らッ!先手必勝ですわ~ッ!」
嵐城 真紅:首元にアンプルを一本ぶち込み目を輝かせる。
嵐城 真紅:「大人しく捕縛されるとよろしいですわよッ!」
嵐城 真紅:両腕を振るうと無数の赤い糸が網となって前線の敵を包み込む。
ロロ・スウィーティー:その網の数は、いつもより心なしか多く――否。
ロロ・スウィーティー:同様の紐帯が周囲に張り巡らされ、それの行く手を阻んでいる。
嵐城 真紅:「制圧完りょ…?これはッ!?」
ロロ・スウィーティー:唯一攻撃を通せるのは、その中心たる繰り手一人のみへだろう。
嵐城 真紅:「やりますわね!」
ロロ・スウィーティー:「死を告げるのは私」
ロロ・スウィーティー:「喇叭吹きじゃない……」
嵐城 真紅:「ですがァ~!糸を操るテメェーをどうにかすりゃ~よろしいだけですわねッ!」
嵐城 真紅:まだ動く糸を束ねて一気にねじ込む。
ロロ・スウィーティー:ひらり、ひらりと。それを舞うように躱す。ふわふわと踊るように。
嵐城 真紅:「こいつッ」
ロロ・スウィーティー:「私を見ないで」
嵐城 真紅:「私を見ないでっていう人間が着る服じゃねェーですわよッ!まずちゃんとしたパンツルックにしてから言いなさいませッ!」
ロロ・スウィーティー:「踊りづらい……」
嵐城 真紅:「ボス!申し訳ねェーですわ!」
嵐城 真紅:「追撃を!」
マギカ・ウィッチクラフト:「で、“デバリーム”さんの身の守りは、"王"の立場に選出されるほどの実力ですから……」
マギカ・ウィッチクラフト:「も、もしかしたら、対策がなければ厳しい相手かもしれません……!」
解良イノリ:「…真紅でも厳しいか。分かった--」

GM:イノリさんの手番へ。
解良イノリ:マイナーで前進。デバリームたちのエンゲージへ。
解良イノリ:メジャー。NS”Isa41:1”《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:災厄の焔》にて、土塁と発破さんだけを攻撃します。
GM:小癪な……じゃあ何も妨害できないぜ
GM:判定どうぞ
解良イノリ:9dx7+4 そりゃ…そうするだろ!
DoubleCross : (9DX7+4) → 10[1,3,3,3,4,6,7,9,9]+10[1,6,8]+5[5]+4 → 29

“シカリオイ”戦闘員:土塁はクリスタルシールドでガード
解良イノリ:出目結構アレだな…!まあギリギリ
“シカリオイ”戦闘員:発破はイベイジョン達成値8で命中なので……
“シカリオイ”戦闘員:土塁が《軍神の守り》でカバーします。
解良イノリ:なるほどね…!ダメージロール行きます。
解良イノリ:3d10+21+1d10+12
DoubleCross : (3D10+21+1D10+12) → 11[1,3,7]+21+5[5]+12 → 49

解良イノリ:……前の戦闘よりはマシ!
“シカリオイ”戦闘員:ガード装甲で20点軽減して29 その2倍の58
“シカリオイ”戦闘員:まったく絶えきれません。土塁は戦闘不能。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を7(→ 7)増加 (84 → 91)
GM:演出を!

解良イノリ:先の発言から既に動き始めている。
解良イノリ:網に代わるように、広く影が伸び--
解良イノリ:”デバリーム”の前で、避けるように割れる。
ロロ・スウィーティー:「……」
解良イノリ:ざぶ、と後方にて合流した影が丁度円台のように開けて流れ。
解良イノリ:「--悪いが、先に数を減らす」影の水に引き込むように。
解良イノリ:”シカリオイ”の部隊員たちのただなかで、その声が響いた時には、既に掌中の刃が振るわれた後だ。
“シカリオイ”戦闘員:「な……攻撃された!?」“デバリーム”の護りを当てにしており、全く対処が遅れる。
“シカリオイ”戦闘員:「どこから……!?」
解良イノリ:派手な影の波とその動きは、それ自体も火力を出した事例がある。故に眼を惹くに足る。
ロロ・スウィーティー:ぐりんと首が回転するように後ろを向く。「……すごいね。あなた」
ロロ・スウィーティー:「止められなかった」
解良イノリ:そして波自体が足を取る。水中、岸部の戦闘は、どうしてもスペックが落ちる。それは人間なら当然の構造だ。
解良イノリ:なら、後はそこでナイフを振るだけ。
解良イノリ:「…こう言う潜入は得意なんだ。思ったより、」
解良イノリ:「錆び付いてなかったな」

GM:ウタタちゃんの手番へ。
獏ウタタ:はーい
獏ウタタ:マイナーで5m進んで接敵
獏ウタタ:《C:エン》《光の舞踏》対象発破ちゃん
“シカリオイ”戦闘員:やだ~
獏ウタタ:8dx7
DoubleCross : (8DX7) → 10[1,1,2,3,3,4,6,9]+4[4] → 14

“シカリオイ”戦闘員:イベイジョン8なのでそれでも当たるんですよね……
“シカリオイ”戦闘員:ダメージどうぞ!
獏ウタタ:安心して加護を温存できるというわけですぅ
獏ウタタ:2d10+41
DoubleCross : (2D10+41) → 13[9,4]+41 → 54

獏ウタタ:54点、諸々有効
“シカリオイ”戦闘員:勿論その威力は絶えきれません 爆発四散します
獏ウタタ:侵蝕91で以上
ロロ・スウィーティー:まもれなかった……

マギカ[6]シンク[14]

    5m

イノリ[14]ウタタ[13]
“デバリーム”[11]

    5m

 戦闘員(穿孔)[11]
“シェモース”[6]

GM:演出どうぞ!

獏ウタタ:影浸しになった大地。片方の大盾に護られたはずの戦闘員が、既に倒れている。
獏ウタタ:「流石はメサイアを相手取ろうとするテロリスト。この子達も、相当に訓練されているようですねぇ」
獏ウタタ:「だから、幹部クラスの貴女方と違って咄嗟の対応が全て画一になる」
獏ウタタ:影を操り大立ち回りを成した、解良イノリの背後から既に忍び寄り。結果を予測し零れるであろう方を始末した。
“シカリオイ”戦闘員:「か……」すでに地に転がされている。
獏ウタタ:「お陰でちょーっと力を温存出来ました。ありがとうございますぅ♡」
ロロ・スウィーティー:「あ」
ロロ・スウィーティー:「どうしよう……」
解良イノリ:「…やれやれ。本当、本職には敵わないね」
獏ウタタ:ゆらり、と立ち上がり。刃のない刀柄を構える。

GM:行動値11。“デバリーム”が動きます。
ロロ・スウィーティー:《解放の雷》Lv6を、“シカリオイ”戦闘員(穿孔)へ。
ロロ・スウィーティー:次のメジャーアクションのC値-1,攻撃力+12。
“シカリオイ”戦闘員:そのシカリオイ戦闘員の手番。
“シカリオイ”戦闘員:《ペネトレイト》Lv1《レインフォース》Lv4《急所狙い》Lv4《スキルフォーカス(射撃)》LV4
GM:choice[イノリ,マギカ,シンク,ウタタ]
DoubleCross : (choice[イノリ,マギカ,シンク,ウタタ]) → イノリ

解良イノリ:ぎええ
“シカリオイ”戦闘員:風紀委員長をぶっ倒してやるぞ 仲間の敵だ
“シカリオイ”戦闘員:6dx9+12
DoubleCross : (6DX9+12) → 8[4,4,6,7,7,8]+12 → 20

“シカリオイ”戦闘員:C値意味なかった……
解良イノリ:ドッジが…活性と破壊者デメリットでダイスがたりない 当たります…
“シカリオイ”戦闘員:3d10+21+12 装甲無視
DoubleCross : (3D10+21+12) → 22[10,6,6]+21+12 → 55

“シカリオイ”戦闘員:これが支援パワーだ
解良イノリ:出目分けて欲しいが?? リザレクト
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (91 → 94)
解良イノリ:危ない…

ロロ・スウィーティー:パチパチとその手が弾ける。それを掲げて、周囲に撒くようにする。
“シカリオイ”戦闘員:びちゃり、と血がかかる。
ロロ・スウィーティー:「かかっちゃった」
ロロ・スウィーティー:「じゃあ、次はあなたが……」
“シカリオイ”戦闘員:「うおおお……!」銃を乱射する。これまでの統一的な動きではない。
“シカリオイ”戦闘員:必死の形相。倒しきらなければ殺されるとでも言うような勢い。
解良イノリ:(彼女はブラム=ストーカーだったな…!)溢れさせた影が、主の元へ巻き戻る動きに合わせ、幾重か遮蔽にする。
“シカリオイ”戦闘員:それらの遮二無二な乱射が、その影の間隙を捉える。
“シカリオイ”戦闘員:「はあ、はあ……!」
解良イノリ:「、づっ…!」影は己の一部に等しい。そのフィードバックで回避しきれない。
ロロ・スウィーティー:「うん。死は移った」
解良イノリ:「……左腕が逝ったか。まあ、右で振ればいい…!」脂汗が一滴。
マギカ・ウィッチクラフト:「血液を介した、概念の譲渡とか……?ブラム・ストーカーは、呪術的なものに近しいこと、多いですよね…」ブツブツとつぶやいている。
嵐城 真紅:「ボス!」
解良イノリ:「大丈夫!まだ、転送までは余裕がある!」

GM:イニシアチブ6。PC優先でマギカさんの手番。
マギカ・ウィッチクラフト:はぁい
マギカ・ウィッチクラフト:マイナーでストライクチップ起動
マギカ・ウィッチクラフト:メジャー【EXスキル:汝自身を燃え上がらせよ】《C:オルクス》《ディストーション》
マギカ・ウィッチクラフト:穿孔の戦闘員に射撃攻撃します
“シカリオイ”戦闘員:来な!
マギカ・ウィッチクラフト:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,1,2,2,4,6,6,7,8,9,10]+10[3,4,7,10]+10[1,10]+10[7]+1[1]+4 → 45

マギカ・ウィッチクラフト:死にな!
“シカリオイ”戦闘員:《イベイジョン》 達成値8
“シカリオイ”戦闘員:ダメージを!
マギカ・ウィッチクラフト:NPCのラエルちゃんのカードを使います。ダメージ2d10
ラエル・T・アイヴィ:まかせて!
マギカ・ウィッチクラフト:5d10+7+2d10 諸々有効
DoubleCross : (5D10+7+2D10) → 34[9,5,8,6,6]+7+8[2,6] → 49

マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を4(→ 4)増加 (76 → 80)
マギカ・ウィッチクラフト:うりゃー
“シカリオイ”戦闘員:全く耐えられません!戦闘員は全滅。
GM:演出どうぞ!

マギカ・ウィッチクラフト:既にドローンは展開している。自身を囲む円形と、前方に三角の陣を敷く。
マギカ・ウィッチクラフト:小さなポーチから取り出した、古びた硬貨を三角に投げ入れる。
マギカ・ウィッチクラフト:仕込まれたライトが励起し、内と外を異界として区切り、存在し得ない存在を呼び出す。
マギカ・ウィッチクラフト:「じゅ、銃で撃たれるのは厄介ですから」
マギカ・ウィッチクラフト:「まずは、そっちです、ね」
マギカ・ウィッチクラフト:「────『境界の線をまたぐもの。我が姿を見るものは誰として皆無、足音は無音なり』」
マギカ・ウィッチクラフト:宙に描かれたドローンから霧が発生する。
マギカ・ウィッチクラフト:それは瞬く間に辺りを包み、銃を持つ戦闘員達すらお互いの姿を視認できないほど濃く。
マギカ・ウィッチクラフト:不和と不安がするりと心に忍び込む
マギカ・ウィッチクラフト:「ラ、ラエルさん」
ラエル・T・アイヴィ:「うん、何!」
マギカ・ウィッチクラフト:「撃って」
マギカ・ウィッチクラフト:霧の中に人の姿が見える。それは自分たちが"敵"と認識する相手。
ラエル・T・アイヴィ:「おっけ!友達の頼みとあらば!」
マギカ・ウィッチクラフト:「うん、ちょっとで大丈夫だから」
マギカ・ウィッチクラフト:影を纏う絶無の剣。血を繰る殺戮糸。崑崙で磨かれた絶技の刀。
マギカ・ウィッチクラフト:その向こうから、銃弾が襲いかかる。
マギカ・ウィッチクラフト:幻影に向けて反撃するほどに、お互いに撃ち合い。
マギカ・ウィッチクラフト:銃声が止まる頃に霧が晴れる
ラエル・T・アイヴィ:「お……おお?」
ラエル・T・アイヴィ:「指示通り撃ってみたけど……」
マギカ・ウィッチクラフト:「う、うん、いい感じでした」
マギカ・ウィッチクラフト:「急所まで狙わなかったら、多分、重症にはならないと思いますけど」
マギカ・ウィッチクラフト:「しばらくは動けない、かと」
ラエル・T・アイヴィ:「さっすが!マギカは天才マジシャンだね」
ラエル・T・アイヴィ:ハイタッチの手を伸ばす。
マギカ・ウィッチクラフト:「え、あ」
マギカ・ウィッチクラフト:「Magicには、かわりないですね、はいっ」
マギカ・ウィッチクラフト:「い、いぇーっ」
マギカ・ウィッチクラフト:声が裏返り、手を合わせた。

GM:“シェモース”の手番。
コキ・サトウ:マイナーなし、メジャー《ナーヴジャック》Lv4《導きの華》Lv8
コキ・サトウ:これを自分に。
コキ・サトウ:9DX+4
DoubleCross : (9DX10+4) → 8[2,2,2,3,3,4,6,7,8]+4 → 12

コキ・サトウ:リアクションせず。次のメジャーアクションの達成値を+16して即座にメジャーアクション。
GM:choice[マギカ,シンク,ウタタ]
DoubleCross : (choice[マギカ,シンク,ウタタ]) → マギカ

マギカ・ウィッチクラフト:ギェー
コキ・サトウ:マギカさんを対象に、メジャー《ナーヴジャック》Lv4《導きの華》Lv8《堕ちる絶望》Lv4。
マギカ・ウィッチクラフト:ウワー!洗脳アプリ!
コキ・サトウ:意志と対決し、成功した場合達成値+16でメジャーアクションを行わせるとともに難易度12の衝動判定。
コキ・サトウ:9DX+20
DoubleCross : (9DX10+20) → 8[3,5,5,5,6,6,7,7,8]+20 → 28

マギカ・ウィッチクラフト:意志判定します。思い出の一品で+1
マギカ・ウィッチクラフト:7dx+2>=28
DoubleCross : (7DX10+2>=28) → 8[1,2,3,5,5,7,8]+2 → 10 → 失敗

マギカ・ウィッチクラフト:えーん!
コキ・サトウ:じゃあまず衝動判定をしてもらおうかな
コキ・サトウ:難易度は12。
マギカ・ウィッチクラフト:7dx+1>=12
DoubleCross : (7DX10+1>=12) → 10[2,6,7,8,8,9,10]+10[10]+5[5]+1 → 26 → 成功

マギカ・ウィッチクラフト:さっき出せや!
GM:さっき出ればよかったのに……
マギカ・ウィッチクラフト:くそぉ 誰かに命令してもらうの楽だなぁ…!
コキ・サトウ:じゃあ達成値を+16して……
GM:choice[シンク,ウタタ]
DoubleCross : (choice[シンク,ウタタ]) → シンク

嵐城 真紅:ウワーッ
コキ・サトウ:真紅さんを回数制限エフェクト抜きでメジャーで全力攻撃してください。
嵐城 真紅:乱心!グレートバビロン乱心!
マギカ・ウィッチクラフト:うぅ。ごめんね。私のせいではないです。
マウラ・デレッダ:やっぱ信用置けないよあいつら!
マギカ・ウィッチクラフト:【EXスキル:汝自身を燃え上がらせよ】《C:オルクス》《ディストーション》
マギカ・ウィッチクラフト:マイナーは使わないのでストライクチップ分減って
マギカ・ウィッチクラフト:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[2,3,3,4,5,5,6,7,8,9]+10[1,8,9]+10[5,9]+5[5]+4 → 39

マギカ・ウィッチクラフト:リアクションどうぞ
嵐城 真紅:回れー
嵐城 真紅:2dx+1>=39
DoubleCross : (2DX10+1>=39) → 10[3,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗

マギカ・ウィッチクラフト:あっ 16されてるので55です。体が勝手に
コキ・サトウ:導きの華分ものせてね~
嵐城 真紅:回った
嵐城 真紅:55
マギカ・ウィッチクラフト:ダメージ行きます
嵐城 真紅:回れって言ったら回るダイスちゃんに免じて許してやらー
マギカ・ウィッチクラフト:やさしい…
マギカ・ウィッチクラフト:6d10+7 装甲有効
DoubleCross : (6D10+7) → 20[2,3,1,3,4,7]+7 → 27

マギカ・ウィッチクラフト:出目の差ァ
嵐城 真紅:HP全快ならなー
嵐城 真紅:リザレクト
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (83 → 91)
コキ・サトウ:手加減してるんじゃねえ!
マギカ・ウィッチクラフト:アドリブ苦手なんですよぉ~~
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を4(→ 4)増加 (80 → 84)

コキ・サトウ:「味方が残ってたほうが良かったんですけどね……まあ仕方がないか」
コキ・サトウ:拳銃を取り出す。それを突きつける……自らの腹部へ・・・・・・
コキ・サトウ:発砲。「ぐっ……!」
マギカ・ウィッチクラフト:(た、確か。ウタタさんの報告だと、能力は見せてなかったはず……)
マギカ・ウィッチクラフト:「えっ!?」
マギカ・ウィッチクラフト:「な、何やってるんです、か!?」
コキ・サトウ:ビキビキと、彼女の眼の周りに血管が浮き上がる。
コキ・サトウ:「こうでもしないとちゃんと動けないですからね……!」
コキ・サトウ:そのまま、その拳銃を抜き打ち。マギカ・ウィッチクラフトを撃ち抜く。
マギカ・ウィッチクラフト:「戦場向いてないと思います……!」
コキ・サトウ:それに込められているのは火薬ではない。
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、ぎゃあっ!?」会話に気を取られてそれを食らう。
コキ・サトウ:彼女を媒介にした、高濃度の侵蝕惑乱兵器。
コキ・サトウ:強烈な衝動侵蝕をもたらし、それだけではない。
コキ・サトウ:苛烈な攻撃衝動。近くの者を。誰でもいい、破壊してしまいたくなる。
マギカ・ウィッチクラフト:香の入り混じった古い魔女の居室を訪れた時のように、濃厚な『異質』の気配に吐き気を覚える。
マギカ・ウィッチクラフト:(────あ。まずい)
嵐城 真紅:「ちょっと!おい、大丈夫でございます?」
マギカ・ウィッチクラフト:濃厚なレネゲイドの本流。それは魔法陣の内と外の違いを更に染めていく。
マギカ・ウィッチクラフト:イギリスの僻地。魔女のみが隠れ暮らす異質な土地に流れるそれと、同じ気配
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、」
マギカ・ウィッチクラフト:「だ、だめ」
ラエル・T・アイヴィ:「マギカ!?」
マギカ・ウィッチクラフト:心配して近寄る嵐城さんにそう応えることで、『魔法陣』の向こうに居たものが相手を知覚した。
マギカ・ウィッチクラフト:ぽた、と鼻血が落ちる。
マギカ・ウィッチクラフト:「近寄っちゃ、だめ、です!」
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を2d10(→ 7)増加 (84 → 91)
マギカ・ウィッチクラフト:魔法陣の内側から無数の蛇が召喚され、嵐城さんに飛びかかる
嵐城 真紅:「ちッ!これだからッ!」
嵐城 真紅:赤い糸でそれらを切り落とそうとする…が。
嵐城 真紅:「クソったれですわ!」
嵐城 真紅:「ボスの許可なしに喧嘩は売れませんわね!」
嵐城 真紅:「グレートバビロン!」
マギカ・ウィッチクラフト:無数の蛇が集まって綱のごとく総体となる。
マギカ・ウィッチクラフト:切り落とされた先から補充され、牙を突き立て、焼け付くような痛みを与えた
マギカ・ウィッチクラフト:「すみません、すみません…!」
嵐城 真紅:切り落とす行為自体をそれ以上しない。
マギカ・ウィッチクラフト:常人であれば致死量の毒を埋め込んだ蛇は、契約を終えて嘘のように消失する。
嵐城 真紅:相手に怪我を負わせるのは、メサイアの政治バランス上良くない事くらいは理解しているからだ。
獏ウタタ:「───なるほど。あの時、手下を特攻させたのはそういう能力だったんですねぇ」
マギカ・ウィッチクラフト:害意から身を守る呪い返しの暴発。故に、『敵対しない』選択をしたことで追撃が終わる。
嵐城 真紅:「マッジで最悪ですわ!」
嵐城 真紅:死の状態から無理やり蘇生する。
嵐城 真紅:「こういう状況でなけりゃー絶好の機会ですのに」
マギカ・ウィッチクラフト:「すみません嵐城さん、すみません、この償いは、かならず……!!」
マギカ・ウィッチクラフト:鼻血を流しながら頭を下げ続ける
コキ・サトウ:「月の猟犬は昂り続けてその力を増す」
コキ・サトウ:「であれば、それを効率的に動かす役割の者も必要でしょう?」
コキ・サトウ:「私はそちら側です」
獏ウタタ:「性格わるぅい。知ってましたけどぉ」
嵐城 真紅:「トランぺッターはグレートバビロンの施しは受けねェーんですわよ」
嵐城 真紅:「さっさとアイツを倒す算段なり魔術なりを考えてくださいませッ」
マギカ・ウィッチクラフト:「うぅ……火種が、火種が…!」
マギカ・ウィッチクラフト:「は、はいぃっ!」
マギカ・ウィッチクラフト:ハンカチで血を拭いながら立ち上がる
嵐城 真紅:「バビロン副会長がトランぺッターのトップを暗殺とかになったら目も当てられねーんで」
マギカ・ウィッチクラフト:「(ヒュッ)」青ざめる。
マギカ・ウィッチクラフト:「に、人間を意のままに操るとか、許せません……!」
マギカ・ウィッチクラフト:「私だって………そういうことするのは、とんでもない代償がいるんですから…!」
獏ウタタ:「(許せないの理由、それでいいんですかぁ……?)」
ラエル・T・アイヴィ:(やれはするんだ……)
嵐城 真紅:「ってっことは対策くらいは立てられるんですわよね」
嵐城 真紅:「ああいうのは良くわからないんでお任せしますわ!」
マギカ・ウィッチクラフト:「ほ、保護ぐらいなら……!必ずとはいえませんが…!」
マギカ・ウィッチクラフト:「おそらくレネゲイドを介した外部からの命令入力に近いので、ええと……」
マギカ・ウィッチクラフト:「要は、精神力です…!」
解良イノリ:「……似たものを見たことがある」
解良イノリ:ずっと沈黙していた口を開く。
マギカ・ウィッチクラフト:「……イノリ風紀委員長も?」
解良イノリ:「…本気でやっていたわけだ、キュナリオンは。衝動を伝播させ、レネゲイドを励起させる…」
解良イノリ:「--ジャームが起こす特異現象。その再現品だね?」
マウラ・デレッダ:〈じゃあまさか、“シカリオイ”の幹部メンバーは……〉
マウラ・デレッダ:〈事前にあれを受けておいて、侵蝕率を極限まで高めてあるってことですか?〉
解良イノリ:「勿論、それそのものではないけど…神経系への介入も混ぜてる。本当に…!」無表情のまま、深い苛立ちが籠った声。

GM:クリンナップ。
ロロ・スウィーティー:撤退します。《瞬間退場》。
ロロ・スウィーティー:周囲を見渡す。「守る相手……いなくなった」
ロロ・スウィーティー:「タタルを守るね」ふわふわと漂うように、前線を抜け出す。
コキ・サトウ:「ええ。ここは任せてください」
マウラ・デレッダ:〈“デバリーム”離脱します!“シェモース”に攻撃を集中してください!〉



GM:2ラウンド目。セットアップ。
コキ・サトウ:なし
嵐城 真紅:ナイヨー
解良イノリ:PS”Mt.19:17”《原初の黄:活性の霧》。ラウンド中攻撃力+12、ドッジダイスー2dを自身に…!
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を3(→ 3)増加 (94 → 97)
マギカ・ウィッチクラフト:なしー
獏ウタタ:《鮮血の奏者》HP2消費/ラウンド中攻撃力+21/侵蝕95 以上

 マギカ[6]シンク[9]

    5m

イノリ[14]ウタタ[13]

    5m

 “シェモース”[6]

GM:イニシアチブ14 イノリさんの手番。
解良イノリ:はい。マイナーで前進、シェモースへ接敵。
解良イノリ:メジャー。NS”Isa41:1”《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:災厄の焔》にて攻撃します。解除するバフもないし…
解良イノリ:妨害とかはあればどうぞ!
コキ・サトウ:妨害はないぜ 判定どうぞ~
解良イノリ:9dx7+4
DoubleCross : (9DX7+4) → 10[3,4,6,7,8,9,9,9,10]+10[4,6,7,8,9,9]+10[2,7,8,8]+6[2,5,6]+4 → 40

解良イノリ:調子が乗り始めてきたな リアクションどうぞ
コキ・サトウ:《イベイジョン》 達成値16。
コキ・サトウ:ダメージどうぞ。
解良イノリ:5d10+21+1d10+12
DoubleCross : (5D10+21+1D10+12) → 22[3,1,1,10,7]+21+9[9]+12 → 64

マギカ・ウィッチクラフト:強い
解良イノリ:1多くない!? 64点装甲有効ダメージです。
GM:1に愛されてる……
解良イノリ:登場と衝動の侵蝕上昇ダイスだけで出てくれ
コキ・サトウ:HP50%を切りました 撤退ラインに到達。
解良イノリ:よし、半分は割った…!
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を7(→ 7)増加 (97 → 104)
GM:演出を!

解良イノリ:苛立ちはある。キュナリオンにあんなものを持たせたかつての理事会にもそうだし、
解良イノリ:タタルは何を考えているのか、あの彼女がこんなことを推進したのか。どうしても結び付かない。
解良イノリ:「…少し、手荒くなるよ」影が足下で真円を描いた。圧力を掛け、かつ円状に回転させたこと。
解良イノリ:…勿論、そんなことを想っても、目の前の事実は変わらない。己のバイアスと、想像力の不足、情報の不足による錯覚に過ぎないとわかっている。
解良イノリ:影が服の下、身体を這った。
解良イノリ:たんっ、
解良イノリ:銃声に似た音。それと共に”シェモース”の銃を握る手の側にいる。
コキ・サトウ:「……!」
解良イノリ:首へ目掛けて振るわれる右の手の影のナイフ。
解良イノリ:それが、まるでそうなるのが自然なように、ゆらりと。
解良イノリ:「--左脇腹。右脇窪。右肺葉」
コキ・サトウ:「……!」膝をかち上げる。
解良イノリ:言葉の通りの場所が、いつの間にか裂けている。
コキ・サトウ:そのまま上体を崩して、転がり離れる。
コキ・サトウ:「がっ……!はっ……!」
解良イノリ:折れていたはずの左腕が、その通りに奔っていた。
解良イノリ:「次はどこがいい。……あまり、気が長くないと評判なんだ」
解良イノリ:身体を這った影が、その通りに身体を動かしている。
解良イノリ:「早めに決めてくれ」
コキ・サトウ:「凶暴ですね、貴女……!」

GM:ウタタさんの手番。
獏ウタタ:はぁい
獏ウタタ:マイナーで5m進んで接敵
獏ウタタ:《C:エン》《光の舞踏》+《砂の加護》対象シェモース
コキ・サトウ:妨害ありません 判定どうぞ!
獏ウタタ:判定前にNPCカード「マウラ・デレッダ」を使用します。
獏ウタタ:対象のメジャーアクション直前に使用、C値を-1、ダイスを+5個。
マウラ・デレッダ:おっけ~ やっちゃえウタタちゃん!
獏ウタタ:いっきますよぉ~~
獏ウタタ:(11+5)dx6
DoubleCross : (16DX6) → 10[1,2,2,3,3,4,5,5,6,6,6,7,7,8,9,9]+10[2,2,3,4,4,6,8,8]+10[5,8,9]+10[5,6]+4[4] → 44

獏ウタタ:まぁ……ヨシ!
コキ・サトウ:《イベイジョン》の達成値16で命中 ダメージを!
獏ウタタ:5d10+41+1 さっき強化素材忘れてた
DoubleCross : (5D10+41+1) → 31[8,7,7,5,4]+41+1 → 73

獏ウタタ:諸々有効、73点
獏ウタタ:侵蝕102
マギカ・ウィッチクラフト:高~
コキ・サトウ:耐えられません HP0!
獏ウタタ:やったぜ
マギカ・ウィッチクラフト:さすがぁ~
嵐城 真紅:ヤッター
コキ・サトウ:十字冠の戒律により離脱。
GM:演出どうぞ!

獏ウタタ:「……あらあら、メサイア学園風紀委員会"トランぺッター"の長ともあろうものが」
獏ウタタ:「テロリスト相手にイライラするなんて、お可愛らしいですぅ」
解良イノリ:じろりと一瞬だけねめつけて、すぐ戻す。…少しバツが悪そうにも見えたかもしれない。
コキ・サトウ:「……」寝転がりうずくまる少女の身体が、徐々に癒えている。
コキ・サトウ:ソラリスシンドロームによる、急速な身体機序の回復。
獏ウタタ:視線も意に介さず、そのままシェモースの元へ無防備に近寄り。
嵐城 真紅:「ボスに喧嘩売ってんのかコラァですわッ!」と後ろからやじる
獏ウタタ:「なるほど、放っておいたら回復して長期戦になりそうですねぇ」
獏ウタタ:「売ってないですよぉ。私は買い専ですからぁ」
マギカ・ウィッチクラフト:「えぇっ。大変じゃないですか……同じぐらいの毒で相殺する、とか……?」
コキ・サトウ:勿論、身体に掛かる侵蝕負荷は異常なものだろう。
コキ・サトウ:「フウッ、フゥ……!」
獏ウタタ:「いえ。そうですねぇ……手っ取り早く心を折りましょうか」
マウラ・デレッダ:〈心……?〉
マギカ・ウィッチクラフト:「心を折るとは……?」
獏ウタタ:屈みこみ、にやつきながら"シェモース"の顔を覗き込む。
獏ウタタ:「その銃で撃った相手を、意のままに操るんですよねぇ?」
獏ウタタ:「それ、私には効きませんよ」
コキ・サトウ:「……」
獏ウタタ:「試してみますかぁ?」
コキ・サトウ:銃を取り出し、躊躇なく君に構える。
コキ・サトウ:「ブラフにしては芸がない」
獏ウタタ:刀柄を構えもしない。ただ、面白そうに眺めているだけ。
獏ウタタ:「貴女に残された道はたった二つ」
獏ウタタ:「敗北を認めるか、ありもしない勝機に挑んでみるか」
獏ウタタ:立ち上がり、その場でふらふらと子供の様に回ってみせて。
コキ・サトウ:「その高慢。そのまま後悔させますよ」
コキ・サトウ:引き金を引く。薬剤入りのアンプルが君へ打ち出される。
コキ・サトウ:それは中空で散弾のように分裂し殺到した。
コキ・サトウ:(たとえ銃弾を摘み取るだけの技量があろうとも)
コキ・サトウ:(これは受けきれまい)
獏ウタタ:対峙する一連の運足の中で、素肌の指先がアスファルトを掻く。
獏ウタタ:大気に隙間すらなく突き進むは数多の散弾。その様を目前に控えてもなお、
獏ウタタ:五星君の少女は、口元に笑みを浮かべたまま。
獏ウタタ:────ぱしゃり。
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、危な───っ」
獏ウタタ:始まりは、泡沫。湖の精が人の形を忘れたかのように。
獏ウタタ:清き波。あるいは流体の炎が。理外の機動によって、ウタタの身体を包み込む様に幻惑させ。
獏ウタタ:全ての弾丸を透過・・。"シェモース"の眼前で、散らばった人の姿を再び結びつける。
コキ・サトウ:「な……」
マギカ・ウィッチクラフト:「い………?」
獏ウタタ:「────うーん」
コキ・サトウ:二発。三発。繰り返して弾丸を放つ。
コキ・サトウ:だが、それらが彼女に届くことはない。
獏ウタタ:何度繰り返しても同じこと。
獏ウタタ:捉える直前でウタタの身体は打ち水の如く散逸し。再び人の形となって顕現する。
獏ウタタ:「やっぱ難しいですねこれ」
獏ウタタ:「ホントなら、散弾の威力を乗せて敵方に跳ね返せるんですけどぉ」
獏ウタタ:「見様見真似では、流れに身を任せるのが精いっぱいみたい」
マギカ・ウィッチクラフト:(ど、どれだけ強力な薬品や道具でも、『見てから避けられる』)
マギカ・ウィッチクラフト:「心を折るって……そういう……」
獏ウタタ:三度目の銃撃を容易く避け、軽快に地を踏む。"シェモース"の目と鼻の先まで顔を寄せて。
獏ウタタ:「……三回?その程度でいいんですかぁ?」
コキ・サトウ:「……っ」
獏ウタタ:「当たらなければ、どうということはないのです」
コキ・サトウ:銃を握るのと反対の手。銃弾を握り込んで、君を殴りつけようとする。
獏ウタタ:「付き合いましょう。貴女の気が済むまで、或いは弾薬が尽きるまで」
獏ウタタ:殴りつけたはずの五星君は居らず。瞬きする間に、君の背後へ立っている。
獏ウタタ:「あはぁ。ようやく女の子らしい表情になりましたねぇ」
コキ・サトウ:「こいつ、こいつ……!」
コキ・サトウ:歯をむき出しにして君を睨みつけている。
コキ・サトウ:「バカにして……!」
獏ウタタ:「自分の思い通りにならない気分はどうですぅ?イラっと来ましたか?」
コキ・サトウ:「ううう……!」
獏ウタタ:「到底立ち向かえない様な強者を前に逃げ去ろうとして」
獏ウタタ:「しかし、上長により身体を操られて捨て駒として特攻させられた子も」
獏ウタタ:「きっとそーいう気持ちだったと思いますよぉ」
コキ・サトウ:「タタル!……タタル!」
コキ・サトウ:「こいつらを……!こいつを!」
コキ・サトウ:「倒してよ、タタル……!」ここには居ない上長の名前を呼ぶ。
獏ウタタ:「……マウラちゃん。このくらいでいいですかぁ?」
マウラ・デレッダ:〈まだダメです!〉
獏ウタタ:「えっ」
マウラ・デレッダ:〈エルザに謝ってない!〉
獏ウタタ:「ですって」
コキ・サトウ:「……」
コキ・サトウ:「やるべきと思ったことをしただけ……」
獏ウタタ:「謝ってください。そうしたら、一発で転送させてあげましょう」
マウラ・デレッダ:〈タタルちゃん!〉
マウラ・デレッダ:〈もっと思い知らせて!〉
獏ウタタ:「ええっ……こわ……」
ラエル・T・アイヴィ:「“五星君”を圧倒してる……」
マギカ・ウィッチクラフト:「お、押しの強さって大事なんですね……」
獏ウタタ:「えーっと、じゃあ……そうですねぇ。この場で謝らなかったら関節を足先から一つずつ外していきましょうかぁ」
獏ウタタ:「《リザレクト》したくてもできない、泣きながら懇願するような痛みをお約束しましょう」
コキ・サトウ:「そんな脅し効きません……」
獏ウタタ:「その可愛いお顔が涙でぐずぐずになる、そんな公開処刑を控えても……」
獏ウタタ:「…………」片手で頭を抱えてる。
解良イノリ:「……義務も、正義も、それを信じて行った事を免罪はしないよ」ぽつりと。
マギカ・ウィッチクラフト:(十字冠下のオーヴァードへの拷問が手慣れてる……)
解良イノリ:「…さっきは、イラついたまま脅しつけてすまなかった」
獏ウタタ:「……よくよく考えれば、テロリストの処分は貴方の領域かもしれませんねぇ」
解良イノリ:「…はぁ。まあ、後始末も無茶ぶりも慣れてるから、良いけども…」
獏ウタタ:「どうしますぅ。やっぱぁ、関節ドミノしますぅ?」
解良イノリ:「いい。コキ・サトウ。きみが持つ正しさは、誰かを傷付けることを容認するかもしれない」
解良イノリ:「…それでも、痛みは避けるべきもののはずだ。関係がない人間に、そうしたものを与えたとしたら…」
解良イノリ:「それは悪い事だろう。…別に、敵対した私とかに謝れ、という訳じゃない。きみがしたことに巻き込んだ、罪のない誰かのために」
解良イノリ:「きみの善意を、正しさを僅かでいいから、分けて上げてくれないか」
コキ・サトウ:「……狙ったのは」
コキ・サトウ:「“邯鄲星”だったんです。そのつもりで……」
コキ・サトウ:「巻き込んだ人には」
コキ・サトウ:「……遺憾の意を示します」
マウラ・デレッダ:〈言葉が違う〉
獏ウタタ:「(ひえっ)」
コキ・サトウ:「……すみませんでした……」
解良イノリ:「……うん。マウラ、どうだい」
マギカ・ウィッチクラフト:(怖い…)
マウラ・デレッダ:〈うーん、やっぱり一本は行きませんか?〉
解良イノリ:「彼女は、彼女が出来る範囲で善意と、誠実さを示した」
コキ・サトウ:「ヒッ……」
解良イノリ:「これ以上は、止めた方がいいと思うよ。…それに、エルザ女史だって。あまり痛めつけることを楽しむ人ではないだろう?」
マウラ・デレッダ:〈冗談です。てかエルザは気にしてないって言うし……〉
マウラ・デレッダ:〈私だって、ここには“トランペッター”として参加してますから〉
マウラ・デレッダ:〈現場の処置におまかせします!〉
解良イノリ:「そうかい。…なら、此処らで終わりにしておこう」そう笑って。
マギカ・ウィッチクラフト:「……"トランペッター"が私刑を是としなくて良かった、です」ほ、と息をつく
解良イノリ:「私はそれを止めたくてやってるつもりだよ。…中々難しいけどね」
獏ウタタ:「はぁい、お疲れさまでしたぁ」冷や汗を拭って、ようやくポーチに刀柄を仕舞う。
マギカ・ウィッチクラフト:「良いことだと思います……お疲れ様でした」
マギカ・ウィッチクラフト:「これで先に、進めそうです、ね」



GM:シーン終了。

“指名手配クレジット”:このシーンの購入判定は、調達ダイスを振った後に購入アイテムを決定できる。
“スペリオル濃縮アンプル”:侵蝕値を最大20まで、好きな人数に振り分けて低下させられる。

解良イノリ:たすかります あ、あとなんですが ミドル中侵蝕率100超えた場合の十字冠処理先にしても良いですか…?
GM:あっはーい 大丈夫です
GM:100超えてる人はやっちゃいな
獏ウタタ:やったぜ
マギカ・ウィッチクラフト:がんばれー -[10+1D10]だぜ
獏ウタタ:102-10-1d10
DoubleCross : (102-10-1D10) → 102-10-10[10] → 82

GM:すご
獏ウタタ:だいぶ減った
マギカ・ウィッチクラフト:最大減った
解良イノリ:ありがとうございます~ -10+1d10するぞ
解良イノリ:104-(10+1d10)
DoubleCross : (104-(10+1D10)) → 104-(10+2[2]) → 92

解良イノリ:こういう時にまで低くなくていいんだけども!!
解良イノリ:あッ回線ズレ とはいえこっち低いなあ…w
解良イノリ:じゃあ20の振り分けどうしましょうか
マギカ・ウィッチクラフト:イノマギ嵐が91付近だし、7,7,6でいいんじゃないかしら
解良イノリ:大体85くらいに等しくなる感じですね 大丈夫ならこれかなあ
嵐城 真紅:ですね
マギカ・ウィッチクラフト:私の攻撃侵蝕4だから6分配貰っとこ。
マギカ・ウィッチクラフト:風紀委員さんは7上げる
嵐城 真紅:貰うー
解良イノリ:ありがとうございます~ で、92→85かな。
マギカ・ウィッチクラフト:91→85
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を-7(→ -7)増加 (91 → 84)
マギカ・ウィッチクラフト:購入もそのまま振ります
獏ウタタ:こちらも振るか
嵐城 真紅:ブルーゲイルはいくつあってもよい
マギカ・ウィッチクラフト:10dx+1
DoubleCross : (10DX10+1) → 10[1,2,6,6,7,7,7,8,10,10]+9[5,9]+1 → 20

マギカ・ウィッチクラフト:受け取りな ブルーゲイルを
獏ウタタ:3dx+3
DoubleCross : (3DX10+3) → 5[1,1,5]+3 → 8

嵐城 真紅:6dx+2
DoubleCross : (6DX10+2) → 9[2,4,5,6,6,9]+2 → 11

嵐城 真紅:ヤッター ブルーゲイルだァ
獏ウタタ:応急手当買ってHPを3以上にしておくか
GM:クスリ漬けになってる
解良イノリ:3dx+4 ラッキーメダルホワイト起動して。
DoubleCross : (3DX10+4) → 6[1,5,6]+4 → 10

嵐城 真紅:ヤク中の言動
獏ウタタ:3+2d10
DoubleCross : (3+2D10) → 3+14[9,5] → 17

GM:最後の機会だから財産もあるだけツッパしちゃって大丈夫よ~
マギカ・ウィッチクラフト:生徒会印のブルーゲイルだよぉ~
獏ウタタ:それでも応急手当かなぁ HP17まで回復して以上
マギカ・ウィッチクラフト:イノリちゃんに10点ぐらい入れれば20点の範囲でなんでも買えるね
マギカ・ウィッチクラフト:嵐城さんが11だった。
解良イノリ:んー、どうしましょうか。ブルゲをもう一枚握るか、メイド服とかまで買いに行くか
マギカ・ウィッチクラフト:メイド服でいいんじゃないかしら。いま2個あるし
嵐城 真紅:なんだと?やっぱり生徒会がヤクをさばいていたのか~
解良イノリ:ブルゲは戦闘用のやつだし……
嵐城 真紅:財産いれられるよ
嵐城 真紅:ちょっとだけね
マギカ・ウィッチクラフト:10点リリーできるよぉ
マギカ・ウィッチクラフト:メイド服が20か
解良イノリ:んー、真紅さんに全部財産淹れて貰えば、残りの財産で13までの一個買えるね 何かある?
解良イノリ:フラググレネードとかグレネードランチャーにギリギリ届く
マギカ・ウィッチクラフト:ふむふむ 私がコインの代わりにグレネードで範囲攻撃するとかぐらいかなぁ
嵐城 真紅:どうする買い物
解良イノリ:ラエルさんのカードが撥ねるの見込んで、範囲火力握っておく…っていうのも悪くないし 普通に応急とかもありっちゃアリ
マギカ・ウィッチクラフト:嵐城さんはフラググレネード買っておいて損はないか、二人で応急買って防具あるイノリちゃんのHP上げておくのも良いかもね
マギカ・ウィッチクラフト:先に動いて侵蝕かさみそうだし
解良イノリ:まあグレネードは範囲であって 範囲選択じゃないから
解良イノリ:今迄通り相手が2エンゲージじゃないと巻き込んじゃうんだけど…w
マギカ・ウィッチクラフト:ICか。ホントだ。応急手当で良いんじゃないかな…w使うとしても私最後だし
解良イノリ:じゃあメイド服+応急かな…?
マギカ・ウィッチクラフト:あとはイノリちゃんに10点入れてメイド服だ
マギカ・ウィッチクラフト:それでいいと思います!
解良イノリ:ボデマ余るので防具枠空いてる人もらってもろて
マギカ・ウィッチクラフト:フローズンリリーで10点。
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの財産を10(→ 10)減少 (10 → 0)
嵐城 真紅:じゃあボデマもらいつつ応急にしよ
マギカ・ウィッチクラフト:開いてるのは嵐城さんかな。
マギカ・ウィッチクラフト:そうだった。
嵐城 真紅:応急誰か使う?
解良イノリ:ありがとうございます~ UGNボディアーマーを外し、メイド服をウェポンケースに入れておきます。
嵐城 真紅:居なさそうなら自分で使うか
マギカ・ウィッチクラフト:私とウタタさんはカバーとかしそうだし、そのまま嵐城さんでいいかも
マギカ・ウィッチクラフト:良いと思う~
解良イノリ:ですね
嵐城 真紅:2d10
DoubleCross : (2D10) → 6[3,3] → 6

嵐城 真紅:あまりよい手当ではなかった
嵐城 真紅:HP14
嵐城 真紅:以上で
解良イノリ:処理終わり!
マギカ・ウィッチクラフト:完了!
獏ウタタ:あ、ロイス今とっとこ
獏ウタタ:解良イノリ/○連帯感/お可愛らしいこと
獏ウタタ:これで以上


◆Intermission02◆

GM:さらに歩を進めていくと、より無骨な工事中の足場が目立つエリアにさしかかる。
GM:そんな中にも、ビニールシートを張って、簡易的なテントのようになっている区画があった。
GM:人の姿はもうないが、生活していた形跡はある。
GM:少しばかり羽を休めることはできるだろう。



解良イノリ:「…ふう。ああ、そうだ。ここまで連れ込んでしまったけれど、身体の方は大丈夫ですか?」線が細そうに見える、銀髪の少女に。
マギカ・ウィッチクラフト:「えっ、あっ」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、ありがとうございます。大丈夫、です」
マギカ・ウィッチクラフト:「ええと、休日とかは、結構、外に出てますので……」
ラエル・T・アイヴィ:「あんまりバトル大好き~て感じでもないもんね」
ラエル・T・アイヴィ:「外出とは大違いだと思うけど……」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、そ、そうですね……戦闘の方でしたか」
解良イノリ:「……問題があったり、何か違和感があったら早めに言ってくださいね?」
マギカ・ウィッチクラフト:「は、はい、ありがとうございます」
マギカ・ウィッチクラフト:「イノリ風紀委員長も……」チラ、と小柄な自分より頭一つ小さい体を見る
マギカ・ウィッチクラフト:「大丈夫、ですか?疲れてません?」
解良イノリ:手慣れた風に周辺の確認や、準備を熟している。…体躯は、大体10歳程度の少女ほどに見える。
解良イノリ:「……私ですか?」目を少し丸くして。
マギカ・ウィッチクラフト:座ろうと思ったが、相手が見回っているのでぼんやり立っている。
解良イノリ:「ああ、大丈夫ですよ。慣れています。徹夜を続けて、とかそういう訳でもないですし…」
解良イノリ:「…ああ、座って。ただ簡単な確認とか、テントを改めただけですから」
マギカ・ウィッチクラフト:「慣れるのもどうなんでしょうね……?」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、はい、どうも……」ぺたん、と促されるままに座る。
マギカ・ウィッチクラフト:座高だと流石に見上げる形。
マギカ・ウィッチクラフト:「でも、その……戦うときも、たくさん動かれるでしょう?」
マギカ・ウィッチクラフト:「スタミナで言えば、大変なのでは」
解良イノリ:「この街に来てからでも、10年続けて居ますからね。……」続く言葉に。
解良イノリ:「ふふ。…ああ、いや。何がおかしいという訳でもないんですが」
マギカ・ウィッチクラフト:「は、はぁ…?」
マギカ・ウィッチクラフト:軽く首を傾げる
解良イノリ:「そうやって、普通に心配されるのも、久しぶりに聴いたな、と」くすくす笑っている。
ラエル・T・アイヴィ:「居ないんですか?心配してくれる人」
マギカ・ウィッチクラフト:(あ、笑った……)ほあー、と少女のように笑う顔を見てる
解良イノリ:「一応そこら辺気にしてくれる人もいないわけじゃないけど…」
解良イノリ:「まあ、風紀委員会は忙しいし。それ以外となると、本当に久しぶりだね」
解良イノリ:なにせ、恐怖の風紀委員長サマですからね、と冗談でも言うように。
マギカ・ウィッチクラフト:「そんなにですか?確かに、ご活躍は聞いてます、けど……」
マギカ・ウィッチクラフト:「イノリ風紀委員長も冗談、言うんですね」びっくり。
解良イノリ:「メサイアの子は、大体上から物言われることが嫌いな子が多いですから」
解良イノリ:「…冗談くらい言いますよ、私だって!精々19の小娘ですし」
マギカ・ウィッチクラフト:「……あっ、ふふ」ムキになる様子についほころんで
ラエル・T・アイヴィ:「別に大人でも冗談は言うと思うけどなあ」
マギカ・ウィッチクラフト:「そうでしたね、すみません」
マギカ・ウィッチクラフト:「人によっては、上からの言葉と同時に剣も飛んできますからね」
解良イノリ:「……アトラの奴がイヤになったり、横暴なことをしたらいつでもウチに連絡していいですからね?」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、その、はい。会長には良くしていただいて……」
マギカ・ウィッチクラフト:「……あっ、名前で読んでるんですね、会長のこと」
解良イノリ:「アイツがねえ……」
マギカ・ウィッチクラフト:「親しそう……」
マギカ・ウィッチクラフト:ほあー。
ラエル・T・アイヴィ:「マーギカ」
マギカ・ウィッチクラフト:「えっ、はい。マギカです」
解良イノリ:「あ、まあ。”八月革命”で、結局私は支配権を握るつもりが無かったですからね…」苦笑して。その時のドタバタを思い起こす。
ラエル・T・アイヴィ:「そうじゃなくて……名前で呼ぶの憧れてるんでしょ?」
ラエル・T・アイヴィ:「ほらほら」
解良イノリ:「……?」
マギカ・ウィッチクラフト:「ヒュッ!?」
マギカ・ウィッチクラフト:「で、ですが、あちらも役職呼びですし……?」
マギカ・ウィッチクラフト:「そう急速に距離を詰めたら心の準備が……」
ラエル・T・アイヴィ:「僕はマギカって呼んでるよ~?」
解良イノリ:「……呼び方を変えて欲しいなら、何時でも変えますよ?仕事としてその方が失礼がないだろう、という事でしているので…」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうですね……?」
マギカ・ウィッチクラフト:「な、なるほど。お仕事、大事」
マギカ・ウィッチクラフト:「で、では、今は休息中ですし、その」
マギカ・ウィッチクラフト:「……お願いしても?」
解良イノリ:少し苦笑するように笑って。
解良イノリ:「ええ、あなたがよろしければ。マギカさん?」
マギカ・ウィッチクラフト:「ほぉ………」
マギカ・ウィッチクラフト:「は、はい。よろしいです、よろしくお願いします」
解良イノリ:「……大丈夫かなあこの子……」
マギカ・ウィッチクラフト:「イノリ……さん」
解良イノリ:「うん、よろしくね」
マギカ・ウィッチクラフト:「だ、大丈夫ですよ。大丈夫でないところがありません」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、それで、ですね」
解良イノリ:「そう言う事じゃあないんだけど…まあ、良いか。うん?」
マギカ・ウィッチクラフト:「疲れている、と思ったのは、その」
マギカ・ウィッチクラフト:「“ベレシート”………三潴タタルさん」
マギカ・ウィッチクラフト:「これから戦いに行く人と、顔見知り、なんですよね?」
マギカ・ウィッチクラフト:「大丈夫なのかな……って、おもいました」
解良イノリ:「ああ。……そうだね。革命前までは、現場だと特に頼りにさせてもらってた子だよ」
解良イノリ:「その上で、しっかりしてたし…革命に参加できない、っていうのも。本当にちゃんとあの子なりに考えがあってのことだった」
解良イノリ:一度言葉を区切る。
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうなんですね。私はお会いしたことないですけど……」
マギカ・ウィッチクラフト:「考え、っていうのは?」
マギカ・ウィッチクラフト:「前に聞いたのは、武力での革命は反対してる……って話でした、よね」
解良イノリ:「”クーデタ―は正しくないし、それで生まれたものに統治者の資格は無い”、ってね」
解良イノリ:「全く以てその通りだから、全然そこは反論できなかったんだ」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………」
マギカ・ウィッチクラフト:「過程を大事にする人、だったんですね」
解良イノリ:「…まあ、それでウチからも抜ける、ってことになって。それでもタタルなら、何処の学校でもやってけるだろう、って思ってたんだよね」
解良イノリ:「どうかな…あの子は”力があれば何をしても許される。そうなるような気がしてしまう”なんて言ってたけど」
マギカ・ウィッチクラフト:「なる、ほど……」
解良イノリ:「そういう暴力で、色んなものが壊されるのが、それが許されてしまうのがイヤだったんだろうな、って思う」
解良イノリ:「……まあ、そんな奴だったから。まさか今回の子達みたいなことを見過ごすなんて思ってもなくてね」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、それはそうでしょうね……」
解良イノリ:「…もっと早めに聞くべきだったんだけど。それで納得するしかないことを聞いてしまったら…」
マギカ・ウィッチクラフト:「……聞いてしまったら?」
解良イノリ:「…どうだろうね。まあ、やる事は変わらないけど」
解良イノリ:「そんなことを聞いても、やれることが変えられないままだ、って言う事に直面するのが、怖かったのかも」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………ううん」
マギカ・ウィッチクラフト:「イノリさん…………ちょっと頑固そう、ですよね」
解良イノリ:「よく言われるけど…」苦笑気味。
マギカ・ウィッチクラフト:「わ、悪口ではないですよ?」
解良イノリ:「あはは、大丈夫。分かってるよ」
マギカ・ウィッチクラフト:「えっと……あ、そ、そうだ。座ってください」ペシペシとシートを叩く。相手を立たせたままだった
解良イノリ:「うん?ああ、失礼するよ」す、とその横に膝を立てて座る。
解良イノリ:それでも、君の座高とそう変わらないくらいの高さだ。
マギカ・ウィッチクラフト:(仕草がワイルド……!というか……お人形さんみたいに華奢……)
解良イノリ:「低いと話しづらいでしょ」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうですね。普段見上げる側なので、新鮮です」
マギカ・ウィッチクラフト:「えと、ですね」
マギカ・ウィッチクラフト:「もし、“ベレシート”と戦って、色々言われたとして、ですよ」
マギカ・ウィッチクラフト:「それでもし……なにかあって、イノリさんがいなくなっちゃう、みたいになるのは……」
マギカ・ウィッチクラフト:「さ、寂しい?残念?と思います、ので」
マギカ・ウィッチクラフト:「やり方が変わらなくても、いてくれたら良いなぁ、と、思います」
マギカ・ウィッチクラフト:「上に立つ素質があるとかは、正直わかんないですし……それを言ったら私なんて副会長ですし……」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………」
解良イノリ:「……ふふっ」
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、私だけじゃなく、風紀委員のみなさんも、そう思うんじゃないかなぁ、とかはい」
マギカ・ウィッチクラフト:「……あう」
解良イノリ:「ああ、ごめん。変な事のつもりじゃなくて……」
マギカ・ウィッチクラフト:「い、いえ、こちらこそ変なことを言いまして……」
解良イノリ:「そう言って貰えるの、嬉しいからね。ありがとう」
マギカ・ウィッチクラフト:「はい、いえっ!どういたしまして……?」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、それに、革命とかしたらまた新しい人と仲良くしなきゃですからねっ」
解良イノリ:「それがきみにとって大変なことかな」くすりと笑って。
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうですっ」
解良イノリ:「…そっか、それは大変だ。そうだね」
マギカ・ウィッチクラフト:「はいっ。また1からなら、仲良くなったイノリさんとそのままのほうが、良いですしっ」
マギカ・ウィッチクラフト:「休日にお洋服見たり、ケーキ食べに行ったり、色々、プランも練ってるんですから」
マギカ・ウィッチクラフト:「こ、困ったら頼ってくださいねっ。役職では一応、上司、ですのでっ」
マギカ・ウィッチクラフト:早口で言い切る。
解良イノリ:「ふふ。なるほど、なるほど…」
解良イノリ:「後輩のお誘いに乗らないのは、先輩として良くないな。…分かった。いつかのお誘い、楽しみにしているよ」
解良イノリ:「ありがとう、マギカさん」
マギカ・ウィッチクラフト:「は、はいっ。どういたしましてっ………!」
マギカ・ウィッチクラフト:(自然な流れで……行ける!)
マギカ・ウィッチクラフト:そこだけ用意していた俊敏な動作で。
マギカ・ウィッチクラフト:「れ、連絡先も」
マギカ・ウィッチクラフト:「交換しておきましょうっ」
解良イノリ:その誘いに、黒の少女はしょうがないな、という顏で。私用の端末で君に応えた。



嵐城 真紅:カロリーをメイトする的なモノを齧っている。
獏ウタタ:「今の所は上手くいってるってことで良いんですかねぇ」
嵐城 真紅:「まあ、相手の戦力に対してこちらは脱落者なしですから」
獏ウタタ:先ほどの駅構内で拝借したヤスリを使って刀柄の傷を修復している。
獏ウタタ:「ふぅん」
嵐城 真紅:「良い方じゃねェーのでは?」
嵐城 真紅:「さっきの避けるヤツが居座ってたら誰かやられてたかもしれねェーですし」
マウラ・デレッダ:〈いい感じですよ~!封鎖している方もちゃんと抑え込めていますし〉
獏ウタタ:「人数で見れば、私もそうだとは思ってますぅ。ですけどぉ……」
マウラ・デレッダ:〈情報的には次あたりが最奥部だと思います〉
獏ウタタ:「……おっけーですぅ。サクサク終わらせちゃって帰りましょうかぁ」
嵐城 真紅:「お気楽ですわねェ~」
獏ウタタ:「そう見えますかぁ?これでも色々考えてるんですよぉ」
獏ウタタ:「貴女の口調と見た目が一致しないのは何でだろうなぁとか」
獏ウタタ:「敵方幹部の侵蝕上昇の手立てについて、とか」
嵐城 真紅:「ああ、これ気になるんですの?」
獏ウタタ:「逆に気にならない人いるんですかぁ?」
獏ウタタ:「マギカちゃんみたいな如何にもお嬢様ぼっちな見た目ならいいと思うんですけど」
マウラ・デレッダ:〈そりゃ気になるでしょ……〉
嵐城 真紅:「正直言ってアンタら二人の服の方が私は気になるんですけれども」
嵐城 真紅:「まあ、理由は簡単ですわね」
獏ウタタ:「……肌の露出具合は大して変わらなくないですかぁ?(マウラちゃんは除く)」
嵐城 真紅:「オーヴァードのサポート用AIありますわよね」
獏ウタタ:「ああ、聞いたことありますぅ」
嵐城 真紅:「精神強化手術よりは安全でかつ拡張性も高いんでわりと入れてる生徒が居ますでしょう?」
マウラ・デレッダ:〈手術なしで手術した並みの効用が出る部分もあるって言いますもんね〉
嵐城 真紅:「まあ、それでも高価だからさァ、ちゃんと才能があるオーヴァードに優先的にインストールされるわけで」
嵐城 真紅:「私みたいな凡庸なヤツの所には中古とか訳あり品とかしか回ってこねェーのですわ」
嵐城 真紅:「これ、普通はサポートAIの人格はニュートラルなんですけど」
嵐城 真紅:「どこのアホが考えたのか上流階級潜入用サポートシステムとかが組み込んでありましてねェ」
嵐城 真紅:「口調を強制してくるっていうね、有様ですわ」
獏ウタタ:「……あ~」合点が言ったような表情で。
嵐城 真紅:「それも開発を途中で投げ出した未完成品ですので」
マウラ・デレッダ:〈そうだったんですねえ〉
獏ウタタ:「じゃあ、最後に取って付けた様なお嬢様語尾は強制的なモノだったんですねぇ」
嵐城 真紅:「ぜんぜん潜入には向かねェ~んですわ」
獏ウタタ:「バリ違和感ですぅ」
マウラ・デレッダ:〈それは……〉言葉を濁す
獏ウタタ:「いっそ、AIに合わせて全部お嬢様口調に変えた方がいいんじゃないですかぁ」
嵐城 真紅:「全部を変える機能があったとして、基本的になマナーとかまでやらないとダメですわよね」
嵐城 真紅:「自分でやるのもメンドーですし」
獏ウタタ:「いや、そこまで厳密に従わなくてもいいですけどぉ……」
嵐城 真紅:「他の機能は正規品と同等でついでに能力濃縮処理もセット販売だったのでまあ文句はありませんわよ」
獏ウタタ:「私なら10分も掛からず嫌になって外しちゃいそうですぅ」
獏ウタタ:「我慢強いんですねぇ」
嵐城 真紅:「ん-、そもそも外れねーから」
嵐城 真紅:「こうなってるんですわ」
獏ウタタ:「不便過ぎますぅ」
嵐城 真紅:「良いじゃないですか、多少ヘンでもよろしいのでわ?」
獏ウタタ:「貴女が良ければ、それは文句はないですけどぉ……」
嵐城 真紅:「この学園で変じゃねぇ生徒を探す方が大変でございません?」
獏ウタタ:「それは……そうかもしれませんねぇ」うんうん、と小さく頷いて。
嵐城 真紅:「つーか、アンタも相当変ですわよ」
マウラ・デレッダ:〈確かに相当変ですよね〉
獏ウタタ:「えっ」
嵐城 真紅:「何なんだよ崑崙、マジで学校として機能してますの?」
嵐城 真紅:「治安とか存在してるんですの?」
獏ウタタ:「…………」
獏ウタタ:「してるかしてないかで言えば、してませんねぇ」両手を上げて。
嵐城 真紅:「それを気にしてねェの、私から言えば『我慢強い』し『不便すぎる』って思いますわよ」
獏ウタタ:「個々人が勝手気ままに武の道を突き進み、練度と強弱だけで上級生がどちらになるか決まるし」
獏ウタタ:「治安維持は勝手にやれ、私達五星君だって別に生徒会活動一切してないですからねぇ」
獏ウタタ:「ていうか、お洒落なカフェも!服屋も!病院ですらないんですよぉ!!」
獏ウタタ:ずいっと、身を乗り出して詰め寄る。
嵐城 真紅:「マウラァ~、アンタそれ耐えられます?住む気あります?」
獏ウタタ:「何ですか!?飲むとHPが回復する泉って!!他の学区の子がドン引きしてましたよ!!」
マウラ・デレッダ:〈絶対無理です……〉
嵐城 真紅:「ですわよねェ~」
マウラ・デレッダ:〈てかwi-fiもないんでしょ……〉
獏ウタタ:「ないです」
マウラ・デレッダ:〈することないですよ 情報部もうそれ〉
獏ウタタ:「だから、私は滅多に帰らないし色々な学区を渡り歩いてるんですぅ」
嵐城 真紅:「何食べてるんですの?霞?」
獏ウタタ:「遠い昔の記憶過ぎて覚えてません。野草とか木の実とかじゃないですかぁ?」
嵐城 真紅:「なるほど、あの中では常識人ってのはまんざら嘘じゃねェわけですわね」
獏ウタタ:「ええ。今回の事件もオーダメイドの仕立て屋さんを訪れていた時に巻き込まれたし」
嵐城 真紅:「食べます?新作のべリベリー味」
獏ウタタ:「頂きますぅ」
嵐城 真紅:カロリーをメイトする的なモノを渡す
嵐城 真紅:「文明って大事ですわよねェ」
獏ウタタ:「崑崙山にはない女性のQOLを向上させる店舗に通うのが趣味になってるって訳ですぅ」もっきゅもっきゅと頂きます。
獏ウタタ:「…………」
獏ウタタ:「ですよねぇ。私もそう、今の崑崙山はダメだと思ってて」
嵐城 真紅:「アンタがトップになって崑崙を変えるとかそういうのはありですの?」
マウラ・デレッダ:〈てか崑崙山のトップって誰なんですか?〉
獏ウタタ:「五星君」
マウラ・デレッダ:〈生徒会長は?〉
獏ウタタ:「いない」
マウラ・デレッダ:〈いないんだ……〉
嵐城 真紅:「五人の上下関係はないんですの?」
獏ウタタ:「ないですねぇ。周囲への被害が甚大になるから闘うのはご法度とか言われてますし」
嵐城 真紅:「それ、なんか武力至上なのに矛盾って感じですわねェ」
嵐城 真紅:「ま、何かするってェなら。今回のお礼替わりに手伝っても良いですわよ」
獏ウタタ:「ん~~、そうですねぇ」口に人差し指を宛てて。
嵐城 真紅:「今回のコレを乗り越えられたらですけれど」
獏ウタタ:「私も何もしてない訳ではなくて、それなりに話の分かる蛮族の子を非蛮族にするよう働きかけてるんですけど」
嵐城 真紅:「思いつきました、大量のスイーツを崑崙にぶち込みましょう」
獏ウタタ:「五星君の"土"と、あとは私の下級生に筋さえ通ってれば壺も買ってくれそうな子とかがいてそろそろ口説けそうで……」
獏ウタタ:「スイーツ」
嵐城 真紅:「甘味は正義ですわよ」
嵐城 真紅:「文化ってヤツを教えて差し上げるんですわ」
獏ウタタ:「やってみますかぁ。財力的に学区へ甘味処を誘致できるかどうか分からないですけどぉ」
獏ウタタ:「……提案したからには、当然協力してくれるんですよね?」
嵐城 真紅:「グレートバビロンに貸しがつくれるでしょう?」
嵐城 真紅:悪い笑顔
嵐城 真紅:「何せ副会長様が直々にお出ましなんですから」
獏ウタタ:「うふふ。見かけに違わず、中々のワルですねぇ」
獏ウタタ:にっこりと笑って、最後の一かけらを口の中に放り込む。
嵐城 真紅:「悪い金を善業に使うってェだけですわよ」
嵐城 真紅:「犯罪で稼いだ金は慈善に消えてもらいましょう」
嵐城 真紅:「さて、腹ごなしも済みましたし」
嵐城 真紅:「行きますわよ」
獏ウタタ:「ええ」



GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ。
マギカ・ウィッチクラフト:イノリちゃんにとろ~
解良イノリ:マギカさんに取ろうか。
獏ウタタ:嵐城真紅/○連帯感/グレートバビロンならさぞやお金を持っているでしょうねぇ
解良イノリ:マギカ・ウィッチクラフト 〇好意/心配 で。
嵐城 真紅:獏ウタタ/面白れェー女枠ですわ~〇/崑崙ヤバいですわ~
マギカ・ウィッチクラフト:「解良イノリ ○P幸福感/N心配(風紀委員のすべての書類に確認印があるのは普通に)」
解良イノリ:……?普通では…?
嵐城 真紅:マギカ・ウィッチクラフト/思ったよりやりますわねェ~〇/グレートバビロンですわ~
マギカ・ウィッチクラフト:現場に出るのとは分業してください……
解良イノリ:獏さんにもとっておこ。
マギカ・ウィッチクラフト:グレートバビロンがそのままNに…!
嵐城 真紅:トランぺッター的にはグレートバビロンはNですわ
解良イノリ:獏ウタタ 〇感服/厭気  ちょっとサドッ気というかそう言うとこ強いね…?
解良イノリ:以上かな。
マギカ・ウィッチクラフト:N…Neutralかな…?
マギカ・ウィッチクラフト:以上です


◆Climax◆

GM:フェーズ3です。全員登場どうぞ。
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (84 → 88)
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (85 → 93)
獏ウタタ:82+1d10-1
DoubleCross : (82+1D10-1) → 82+7[7]-1 → 88

マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を1d10-1(→ 3)増加 (85 → 88)
マギカ・ウィッチクラフト:のほほん



GM:【“苦難の道” 最深部】
GM:だんだんと薄暗くなっていき、赤光が仄かに光る構内。
GM:開けた空間に出る。柱がむき出しに立ち並び、線路が途切れた空間。
GM:そこにはやはり戦闘員たちが構え、そして。
ロロ・スウィーティー:先程交戦した少女が傍らに控え。その隣。
三潴タタル:直剣を立てるようにして、その少女は君たちを待ち構えていた。
三潴タタル:「……よく来た。“トランペッター”諸君」
マギカ・ウィッチクラフト:「“デバリーム”と、………確認は必要なさそうですけど、あの人が?」顔見知りの風紀委員長に目配せ。
三潴タタル:「“グレートバビロン”の“ギャザリング”。“五星君”の“邯鄲星”」
獏ウタタ:「とうとう、テロリストの首魁がご登場ですねぇ」
解良イノリ:「……」瞳が過去を思ってか、僅かに揺れて。「ええ。あの子が”べレシート”…三潴タタル」
三潴タタル:「我々としても、地上の無用な破壊は積極的に望むものではない」
三潴タタル:「お前たちが直接こちらに赴いたことを、まずは感謝する」
解良イノリ:「…攻め込んだことを感謝されたのは、あまりない経験ね」
嵐城 真紅:「さんざんテロっといてよォ、今更善人ぶってもダメですわ」
三潴タタル:「善人?何を馬鹿なことを」
三潴タタル:「我々“シカリオイ”は悪逆のテロリストだ」
獏ウタタ:「自覚があったら良いって訳じゃないと思いますけどぉ……」
マギカ・ウィッチクラフト:「ま、真面目さはイノリさんと似てる人だなぁ…」
解良イノリ:眉根を下げてタタルの言葉を聞いている。
マギカ・ウィッチクラフト:「わ、悪い自覚があるのに、なんでテロなんかするん、ですか?」
三潴タタル:「要求があるからだ、マギカ・ウィッチクラフト。お前たちに」
マギカ・ウィッチクラフト:「暴力とか嫌い、なんですよね……?」
マギカ・ウィッチクラフト:「要求……です、か」
三潴タタル:「我々の要求は、現在のメサイア学園生徒会“グレート・バビロン”の即時退陣」
三潴タタル:「これが容れられぬ場合は、暴力による転覆を企図した行動を起こす」
解良イノリ:「……タタル、あなた……」何処か信じがたいものを見たような声。
マギカ・ウィッチクラフト:「きょ、極端すぎますよっ」
獏ウタタ:「ですって。じゃあ退陣するんですかぁ?」マギカちゃんを横目で見て。
マギカ・ウィッチクラフト:「わ、私の一存では……そう言われて、はいそうですか、なんてなりません、し」
マギカ・ウィッチクラフト:「そもそもっ、退陣したとして、あなた達が新しい生徒会に、なるんですか?」
三潴タタル:「違う」
マギカ・ウィッチクラフト:「それでしたら、きちんと、正式な手続きの選挙が……」
マギカ・ウィッチクラフト:「えっ?」
三潴タタル:「新生徒会長は……」剣の切っ先を向ける。
解良イノリ:「…まさか、あなた」
三潴タタル:「“マスターオーダー”解良イノリだ」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………ふぁ?」
獏ウタタ:「わぁお」
嵐城 真紅:「…」
解良イノリ:「……本気で、言ってるの?」思った以上に、零れた声は掠れたものだった。
三潴タタル:「暴力革命によって生み出された政権が、この学区に格差を生み続けている」
三潴タタル:「自由と。実力主義と言えば聞こえはいいが……その実、それは」
三潴タタル:「落伍者を数多生むものだ。才無き者は食いつぶされる」
解良イノリ:「メサイアでの革命主犯は私よ!…その後の選挙と承認で、あの子達が…!」
解良イノリ:「その理屈なら、先に私が排除されなきゃならないでしょう!?」今日初めて、彼女は酷く声を荒げてそう告げる。
三潴タタル:「メサイアを揺るがす、凶悪な犯罪組織“シカリオイ”」
三潴タタル:「かの“グレート・バビロン”副会長を襲撃する凶行に及び、その実力は」
三潴タタル:「風紀委員の四騎士ばかりか、かの名高い“五星君”の一角をも制圧する」
三潴タタル:「それを単身討ち取った英雄」
三潴タタル:「箔としては問題ないだろう?」
解良イノリ:「な」絶句。
解良イノリ:「な、何を…」
マギカ・ウィッチクラフト:「………イノリ風紀委員長に、箔付けするってことですか?」
三潴タタル:「お前の革命は間違っていたと思うよ、イノリ」
解良イノリ:「何を言っているの。そ、そんなバカげた…!」
獏ウタタ:「はえぇ……随分と熱烈なプッシュをするんですねぇ」
三潴タタル:「お前がなるべきだった。最初から」
マギカ・ウィッチクラフト:「アトラ会長より、"上に立つに相応しいカリスマ"を、って……」
嵐城 真紅:「…」
解良イノリ:「…、そんな……、そんなはずない」
解良イノリ:酷く狼狽えたように。
解良イノリ:「わたしは……、確かに、失敗した。もっとうまくやれるはずだった。それは、そうだよ」
解良イノリ:「でも……私が上に立つのは、違うでしょう……?」
三潴タタル:「ならばなぜ、お前はここにいる」
解良イノリ:「う」
三潴タタル:「”トランペッター”の首魁として、どうして今ここにある!」
解良イノリ:混乱が酷かった。本当はもっと誰もが納得する、そんな英雄が--あの紫の薔薇がいたはずで。
解良イノリ:覇者ではあっても、アトラ・アーリーバードは英雄ではなかった。埋める者が、認める者が必要だった。
解良イノリ:--そのどれもが言い訳か、繰り言にすぎない。
解良イノリ:「わ、私は」
解良イノリ:止めてしまえばよかったのだ、と。あの日からずっと声がする。
解良イノリ:それは、セルの講師の声であり、捜査の手法を習った警官の声であり、私が尊敬する親であった人であり、
解良イノリ:あの日に殺した、今でも敬意を抱き続けることを止められない、師の声で。
解良イノリ:解良イノリに、■■■■・■■=■■■もう使わない名前に、正しさを示し続けた人たちの声である。
解良イノリ:「………じゃあ、放って置けば良かったっていうの!?」
解良イノリ:「あの日、私の考えも、理事会のそれも、みんながみんな滅茶苦茶になったときに!」
解良イノリ:「私が…!私がやったのに!全部放り投げて…!」
解良イノリ:頭を覆う。ずっとずっと抱え続けたことだった。私が居なくなって、それで全部上手く行くなら。
解良イノリ:そうすることが出来るなら、どんなに良かっただろう。
解良イノリ:「貴方が、私を、私だけを殺しに来るならそれでもよかった。地位を譲れっていうなら、何時だってそうしたのに!」
三潴タタル:「そんな資格はない。私が出来るのは……」
三潴タタル:「お前の敵となることだけだ。解良イノリ!」
解良イノリ:「なんで……なんでそうなの!?いいじゃない、あなたが言った事を、そのまま反転すればいい!」
解良イノリ:「”マスターオーダー”の弟子でありながら、その恩義も忘れ、卑劣に裏切った解良イノリわたしを倒して、それでよかったでしょう!?」
解良イノリ:「…このノヴァリスで、メサイアで。望んで殺人を犯した、計画殺人犯を…!」
嵐城 真紅:「うるせェですわッ!」
嵐城 真紅:「確かに、ボスがトップになりゃー良いと思いますわよッ」
嵐城 真紅:「ですが、違ェーってんですわよ」
三潴タタル:「違うだと……?」
嵐城 真紅:「うちのボスはなッ!そういう顔しちゃダメなんですわよ!」
解良イノリ:「ぅ……」罪びとの様に、跪くような姿勢から。僅かに頭をあげる。
嵐城 真紅:「テメェはボスに自分のなんか!よくわかんねェーけど!そういう何か!そういうの!勝手に!」
嵐城 真紅:「反映して思い描くのは勝手だですけど!ボスを自由にしようだなんて!トランぺッターメンバーが許さねェーですわ!」
解良イノリ:「……真紅……」
嵐城 真紅:「ボスは!自分で!悩んでるかなんて私らはわかんねェーけど!自分で考えて行動するから!格好いいんですわ!」
嵐城 真紅:「テメェーとは同担断固拒否!これはトランぺッター構成員を代表して!私が宣言しますわ!」
嵐城 真紅:「ボスはボスの考えで動くんだバーカ!」
三潴タタル:「元より、私は“トランペッター”を辞した身だ」
三潴タタル:「そこに席を置く者と、同調できるとは思っていない」
嵐城 真紅:「じゃあ喧嘩ですわねェッ!」
解良イノリ:「……もう、大分…自分でも、分かってない感じじゃない…」涙声で、己の騎士が、そう在ってくれる彼女の声が聴こえた。
嵐城 真紅:「ボ、ボス~ッ」
マギカ・ウィッチクラフト:ふらり、と白い髪が前に出る。自分より小柄な体を背中に隠すように。
マギカ・ウィッチクラフト:「あの、ですね。“ベレシート”」
三潴タタル:「“ギャザリング”。悪いが君を討たせてもらおう」
三潴タタル:「君が弱いからではない」
三潴タタル:「一際良識があるとみたからだ」
マギカ・ウィッチクラフト:「……良識、ですか」ぐ、とその言葉を聞いて、彷徨わせた視線を固定する。
マギカ・ウィッチクラフト:「なら、1つ、言いますけど」
マギカ・ウィッチクラフト:「イノリさんの仕事増やすの、やめてあげてください」
マギカ・ウィッチクラフト:「……こないだなんか、風紀委員会への提出が遅れて午前1時を回った書類が帰ってきたの、6分後だったんですよ」
マギカ・ウィッチクラフト:「他人と友だちになるだけでも、とっても、とっても大変なのに」
三潴タタル:「……」
三潴タタル:「……待て」
三潴タタル:「未だにそんななのか」
マギカ・ウィッチクラフト:「未だにそんなですよ」
三潴タタル:「どういうことだ……」
マギカ・ウィッチクラフト:「まだ良い方です」
マギカ・ウィッチクラフト:「なのに、人を導くとか。責任を負うとか。……どうしてそんなこと、期待するんですか」
マギカ・ウィッチクラフト:「これ以上、というか、今のままでも」
マギカ・ウィッチクラフト:「イノリさんに『何かをしろ』って期待するの」
マギカ・ウィッチクラフト:「疲れて死んじゃいます、よ」
マギカ・ウィッチクラフト:「………イノリさんが、『なんでここにいるか』、って言ってましたけど」
マギカ・ウィッチクラフト:「あなたが、仕事を増やしたから、です!」
マギカ・ウィッチクラフト:「なんで…………なんでっ」
マギカ・ウィッチクラフト:「『私たちがやるから休め』ぐらい、いわないんです、か!言える人、だったんでしょ!」
マギカ・ウィッチクラフト:「そうでもしないと、イノリさん」
マギカ・ウィッチクラフト:「絶対休まないタイプの人ですよ……!」
三潴タタル:「私には、もうそんな事を言う資格はない……」
マギカ・ウィッチクラフト:言っている内に言葉に熱が籠もる。
マギカ・ウィッチクラフト:「資格ですか……大好きなんですね、その言葉」
マギカ・ウィッチクラフト:「友達で居ることに、資格がいるのなら………資格があれば友達が増えるなら……!」
マギカ・ウィッチクラフト:「私がほしいぐらいですよ……!」
マギカ・ウィッチクラフト:「そんなに資格がお好きなら、肩書らしく……"グレート・バビロン"副会長として」
マギカ・ウィッチクラフト:「貴方の稟議を、却下して差し上げます…!」
三潴タタル:「……お前たちとは、なお相容れぬことは初めから分かっていた」
三潴タタル:「仰ぐ必要もない。感じない。大淫婦どもの掲げる旗は!」
解良イノリ:彼女たちの言葉を、声を聴いていた。
解良イノリ:うずくまって折るようにしていた、ちいさな身体。その地面に付いた手が、ゆっくりと一本ずつ、握り締められていく。
解良イノリ:「……正直、本当に」まだどこか涙で擦れたような声音。
解良イノリ:「あなたが…あなたたちが、暴力じゃなくて…言葉と、議論と、メサイアの意志を纏めて来たのなら」
解良イノリ:「本当に、そうだったなら」ゆっくりと、腕が押し上げる。
解良イノリ:「私は、その言葉を聞いていたと思う。…さっき言った事も、全部ぶちまけた後で、それでもというなら」
解良イノリ:脚が持ち上がり、地面を捕らえる。
解良イノリ:「…なんでそうしなかったの。あなたが言ったんじゃない」
解良イノリ:「暴力なんかで、資格も、正当性も生まれないって。……だから、あなたからの言葉なら、何でも聞こうって思ってたの」
解良イノリ:「私が取りこぼした、そんな大事なものを…」
解良イノリ:膝が伸びていく。
三潴タタル:「私は、私の正当性を主張するつもりはない」
解良イノリ:「ちゃんと持ってくれているだろうからって」
三潴タタル:「私のこれは間違っている」
三潴タタル:「それを正す者こそが正しい」
解良イノリ:「……正しい道が分かるなら、なんで」
解良イノリ:「なんで、そちらを歩まないの?…”正義は人を救い出して、死を免れさせる”。そうしないと死んでしまうものがあるって、あなたは知っているのに」
三潴タタル:「お前以上に」
三潴タタル:「私には寄る辺が、これしか無かった」
解良イノリ:「……そう。馬鹿」もう、折れた身体は真っ直ぐに。
解良イノリ:「話せるじゃない。人を集めたじゃない。それが出来てるのに…!」瞳の光は、揺らぎつつもその明るさが陰る事もない。
獏ウタタ:「……えーっと、イノリちゃん」
獏ウタタ:「結局、テロリストの要求は通せないからここで制圧するってことでいいんですよねぇ?」
解良イノリ:「………まあ、あなたは完璧に被害者で巻き込まれただけだものね。うん、それでいいし、寧ろ変な事情を勝手に聴かせてごめんなさい」
解良イノリ:「後泣いてたのは忘れてくれると一個人として大変嬉しいわ」
獏ウタタ:「ええ。風紀委員会ってすごいブラック企業だなぁとか、テロリストの貴女って滅茶苦茶イノリちゃんを推すなぁとか思ってたけど」
獏ウタタ:「エルザちゃんを巻き込んだことへの憂さ晴らし、首魁である三潴タタルを討たないことには完遂にはならないしねぇ」
マウラ・デレッダ:〈そうですね。命令したのはそうなんですし……〉
獏ウタタ:「それに、個人的にどーしても気に入らないことが一つ」
三潴タタル:「……何か?」
獏ウタタ:「『メサイアを揺るがす、凶悪な犯罪組織“シカリオイ”』」
獏ウタタ:「『かの“グレート・バビロン”副会長を襲撃する凶行に及び、その実力は』」
獏ウタタ:「『風紀委員の四騎士ばかりか、────かの名高い“五星君”の一角をも制圧する』」
獏ウタタ:「これ、どういうことですかぁ?」
三潴タタル:「どうと言われても。そのつもりでこれより動くという意味だが」
獏ウタタ:「高々、メサイア生徒会の転覆を狙うテロリスト風情が」
獏ウタタ:「メサイア風紀委員の委員長程度・・・・・へ箔を付ける為だけに、“五星君”を倒せると思ったってことですよねぇ」
三潴タタル:「……!」
解良イノリ:「……私人としては好きにしてって思うけど、公人としては一応聞かなかったことにしておくわね」
獏ウタタ:「私が五星君の中で最も御しやすいと崑崙で言われてるみたいですからねぇ」
獏ウタタ:「恐らく、その前評判と他学区への露出が比較的多い私を狙って計画に加えたんでしょうけども」
獏ウタタ:「……嘗められたものですねぇ」
三潴タタル:「後者はその通りだが。御しやすいと踏んでお前を選んだわけではない」
三潴タタル:「お前が“五星君”で最強だとでも言うのなら、その方が都合がいいくらいだ」
獏ウタタ:――――――ごう、と。
獏ウタタ:彼女の手に握られていた神霊樹の枝が一瞬にして火に包まれ、すぐさま霧散。
獏ウタタ:代わりに血色に染まった抜き身の刃が現出し、握っていた刀柄へと嵌められている。
獏ウタタ:親指の腹を噛み千切り、枝の葉に血で拵えた紅を施すことで完成する、モルフェウス/ブラム発症による血液と灰塵の強制融和。
獏ウタタ:こうして鍛えた鉄血の倭刀こそ、獏ウタタの得物。
三潴タタル:「お前たちは五行の属性を司るんだったな」
三潴タタル:「では、“それに上手く当てはめられる”程度の最強なのだろう?」
獏ウタタ:「……ええ。その認識には間違いありませんけどぉ」笑みが消える。
獏ウタタ:「枠に収まった程度だと高を括り、そもそも崑崙山の頂がどれだけ高いのかを知らぬ愚か者」
獏ウタタ:「そういう輩には、必ず"指導"することにしているんですぅ」
獏ウタタ:左手で刃を掴み、右手を振り被る形で持ち上げる構えを取る。臨戦態勢。
獏ウタタ:「崑崙山五星君」
獏ウタタ:「"邯鄲星"。──獏ウタタ」
獏ウタタ:「我が絶招、勿体なくもその目に収めてあげましょうか」
三潴タタル:「“ベレシートはじめに”。三潴タタル」
三潴タタル:「私の目に焼き付けるには、鱗を傷つける必要があると知れ」
ラエル・T・アイヴィ:「……タタル、もう止めようよ」
ラエル・T・アイヴィ:「イノリだって、ああ言ってた」
ラエル・T・アイヴィ:「僕は君の友達として、君を止めたい」
三潴タタル:「……ラエル」
三潴タタル:「お前なら、そうすると思っていた」
三潴タタル:「私の計画を聞いたら、私とともに歩みはすまいと」
三潴タタル:「そればかりか、それを止めるために、彼女を――マギカ・ウィッチクラフトを守ると」
三潴タタル:「お前は優しいからな。私にも良くしてくれるほどに」
ラエル・T・アイヴィ:「だったら……!」
三潴タタル:「だから……済まない。ラエル」
三潴タタル:「お前なら、彼女と必ず友となれると思っていた」
三潴タタル:「そうすれば、彼女をここまで連れてきてくれると」
三潴タタル:「だから見逃した。そして、ここで、お前は」
三潴タタル:「私の味方をするよ。“神は呼ばれたワイクラー”」
三潴タタル:三潴タタルはユニークアイテム「蒙昧の首輪」を使用します。
GM:これはアカデミアステージにおける叡智の仮面に相当。
GM:対象はラエル・T・アイヴィ。対象に仮面をつけ、意のままに操る。
ラエル・T・アイヴィ:「うっ……!何……!?」
ラエル・T・アイヴィ:「うああああっ……!」
解良イノリ:「タタル、あなたね……!」
マギカ・ウィッチクラフト:「ラ、ラエル、さん!?」
ラエル・T・アイヴィ:「……」彼女の首には。禍々しい首輪がある。
獏ウタタ:「……それ、そんな効果まであったんですかぁ?」
嵐城 真紅:「最悪ですわ」
GM:"堕剣の楔片ダモクレス・ウェッジ”といわれる、キュナリオン……ひいては理事会の悪徳兵器の残滓。
ラエル・T・アイヴィ:「……」その瞳から光が抜けたようになり。
ラエル・T・アイヴィ:君たちへと銃口を向ける。
解良イノリ:「いくら何でもやり過ぎよ!……そこまでする!?」…類似例なら、大体ああいうのは術者か装置の破壊が必要だ。
三潴タタル:「やり過ぎているのは」
三潴タタル:「始めたときからだよ」
獏ウタタ:「アダムカドモンの遺産……”堕剣の欠片”」
獏ウタタ:「他者の衝動と同化することで、一時的にジャームと同質の力を得る。でしたか?」
獏ウタタ:「私、それ嫌いなんですよねぇ」
三潴タタル:「……詳しいな。では、誰と同調しているかも教えよう」
三潴タタル:「私だ」
GM:それはつまり、首輪の力のみで、ジャームの力を得ているのではない。
GM:純粋に、現在の三潴タタルの侵蝕率が、極限まで過大であることを意味している。
獏ウタタ:「人を容易く力に溺れさせて、戦士を獣へと貶める」
獏ウタタ:「今までの幹部の子にも、同じものを付けさせていたんでしょう?」
ロロ・スウィーティー:「うん」
ロロ・スウィーティー:「私もある」
獏ウタタ:「そう。じゃあ、壊します」
獏ウタタ:「そんな物があったって、何一つ得るものはないと。その証左をご覧に入れましょう」
解良イノリ:「……そう言う事。ああ、もう…」十字冠戒律はまだ機能しているだろうか。間に合うだろうか?
マギカ・ウィッチクラフト:「はい……あんな力、十字冠の戒律を前提にしても、やりすぎです」
マギカ・ウィッチクラフト:「過ぎた力に頼る魔女の破滅は、枚挙に暇がありません」
解良イノリ:「趣味の悪い道具も、話も。もう沢山…!タタル、あの時は見送ったけれど」
解良イノリ:「もう、そんなことは止めよ。あなたには、数えきれないくらい、話があるから!どうしようと聞いてもらうわ!」
嵐城 真紅:「じゃあとりあえず全員逮捕ってェことでいいですわよねッ」
解良イノリ:「ええ、総員--」
解良イノリ:「”シカリオイ”を、確保する!抵抗したら張っ倒せ!私が許可する!」
解良イノリ:「戦闘を開始せよ!」
GM:その言葉と同時。
GM:君たちの十字冠が、いっとう強く、燐光に輝く。
GM:坑道内にある君たちに、それを知る由はなかったが。
GM:セイクリッドピラーの頂点から、四方に伸びる十字の光があった。



GM:クライマックス戦闘を開始します。
GM:神聖二重冠の効果が使用可能。
神聖二重冠ダブルクロス クライマックスフェイズ中に限り、あなたが持つ【十字冠】をアップグレードし、効果を以下のように書き換える。
あなたは、シナリオ中に一回のみ、以下の効果の中からどれか一つを選んでオートアクションで使用できる。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【判定ダイスへの侵蝕率ボーナス】の値を3倍にする。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【エフェクトLVへの侵蝕率ボーナス】の値を2倍にする。これによってエフェクトの使用回数は増えない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させ、あなたのHPを+[上昇分×3]点回復する。この時、HP上限を超えることはできない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。
・この戦闘のバックトラックでは、あなたが昇華したタイタスを1個、ロイスとして再取得できる。ただし、この効果は昇華前にSロイスに指定したロイスしか対象にできない。
・この戦闘のバックトラックでは、最終侵蝕値によって得られる経験点を3倍にする。

マギカ[6]シンク[9]
イノリ[14]ウタタ[13]

    5m

“デバリーム”[11]
“ベレシート”[8]
 戦闘員(土塁)[5]
 戦闘員(発破)[8]

    5m

“ワイクラー”[14]
 戦闘員(穿孔)[11]

GM:MAPはこう。戦闘終了条件は“ベレシート”の撃破。
GM:NPCカードは、マウラ・デレッダのもののみが使用可能です。
GM:NPCカード「マウラ・デレッダ」
対象のメジャーアクション直前に使用、C値を-1、ダイスを+5個。シーン1回

GM:衝動判定が発生。難易度は9です。
マギカ・ウィッチクラフト:7dx+2>=9 思い出の一品
DoubleCross : (7DX10+2>=9) → 10[2,6,7,8,9,10,10]+6[1,6]+2 → 18 → 成功

マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を2d10(→ 17)増加 (88 → 105)
解良イノリ:7dx+2>=9
DoubleCross : (7DX10+2>=9) → 7[3,4,4,4,6,6,7]+2 → 9 → 成功

マギカ・ウィッチクラフト:ギャッ
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を2d10(→ 13)増加 (93 → 106)
解良イノリ:ここは高くない方が嬉しかったなあ!
獏ウタタ:3dx+2>=9
DoubleCross : (3DX10+2>=9) → 8[7,7,8]+2 → 10 → 成功

獏ウタタ:88+2d10
DoubleCross : (88+2D10) → 88+19[9,10] → 107

嵐城 真紅:10dx+1>=9
DoubleCross : (10DX10+1>=9) → 10[2,2,4,5,6,8,8,8,9,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

獏ウタタ:わぁお
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を2D10(→ 8)増加 (88 → 96)
GM:みんな2d10たかすぎ 真紅さんだけじゃん!
嵐城 真紅:まあブルーゲイルで100超えちゃうけどね
マギカ・ウィッチクラフト:ここまで低燃費だったのにね
解良イノリ:こっちだって低く在ってほしかった…!
GM:セットアップ。
ロロ・スウィーティー:なし
“シカリオイ”戦闘員:なし
マギカ・ウィッチクラフト:なし
獏ウタタ:《鮮血の奏者》HP3消費/ラウンド中攻撃力+24/侵蝕111 以上
解良イノリ:PS”Mt.19:17”《原初の黄:活性の霧》。ラウンド中攻撃力+15、ドッジダイスー2dを自身に。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を3(→ 3)増加 (106 → 109)
嵐城 真紅:ブルーゲイル
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を5(→ 5)増加 (96 → 101)
嵐城 真紅:嵐城真紅の行動値を14(→ 14)に変更 (9 → 14)
ラエル・T・アイヴィ:《ヴァイタルアップ》Lv3《オーバーアクセル》Lv6
ラエル・T・アイヴィ:HPを増加し、行動値を+12。暴走。
三潴タタル:オートでユニークアイテム「怠惰の首輪」を使用。
三潴タタル:アカデミアステージの節制の仮面に相当するアイテムです。
三潴タタル:自分の衝動以外のEロイスを擬似取得。Eロイス『虚実崩壊』を取得。
三潴タタル:これの効果とみなし、さらにEロイス1つと、ステージ外Dロイス1つを擬似取得します。
三潴タタル:セットアップでDロイスを使用。
三潴タタル:Dロイス『魔街の王』。デモンズシティステージのDロイス。
三潴タタル:指定したエフェクトのLVを+3。《真名の主》を指定。
三潴タタル:さらにEロイス『唯我独尊』。改めてセットアップエフェクトを使用します。
三潴タタル:《ヴァイタルアップ》Lv3《剣の王城》Lv3。
三潴タタル:HPを増加、日本刀を3つ生成、シーン中モルフェウスエフェクトによる攻撃力+6。

GM:解良イノリは知っている。
GM:三潴タタルが、果たして。
GM:人にだけ負荷を押し付けて、自分は安穏としていられる人間だろうか?
GM:彼女であれば、むしろ、率先して――
解良イノリ:そう、自ら担って、負担して、そうやって。そのようにする人間なのだと。
解良イノリ:確かに私は知っている。
三潴タタル:その首にも、彼女らと同じような首輪がある。
解良イノリ:「本当に、あなたって…!」できれば外れていて欲しい、そう願わずにいられない予感がした。
三潴タタル:「正しい者の望みは喜びをもたらし、悪い者の望みは滅びるThe hope of the righteous brings joy, but the expectation of the wicked will perish.
三潴タタル:その言葉とともに、赤く発光する剣型の楔が、彼女の十字冠へと突き刺さる。
三潴タタル:「ぐうっ……!」
三潴タタル:「あああああっ……!」
三潴タタル:「――そしてand
三潴タタル:「愚か者と言う者は、ゲヘナの火に投げ込まれるであろうand whoever shall say, 'You fool!' shall be in danger of the fire of Gehenna.
三潴タタル:彼女の手元に、白い直剣が生み出される。そしてそれも赤く染まる。
三潴タタル:おぞましきほどの律動。それは果たして、ただの高侵蝕が生み出したものであろうか?
三潴タタル:まるでそれ自体が、意志もて君たちを食い荒らさんとする魔のような。
三潴タタル:「フゥゥ……!」
三潴タタル:「……お前に報いるには」
三潴タタル:「これで十分か?それとも不足かな」
解良イノリ:「……無茶無理無謀、何個重ねたら気が済むの、本当に…!」その言葉に、何処か恐れと戦慄が混ざっていないとは、自分でも信じられなかった。
解良イノリ:「ばかね。私に報いたいなんて言うなら……」
解良イノリ:「簡単よ。…普通に、どこの学校でもいいから、友達と楽しくやってればよかったのよ」
解良イノリ:「十分以上に貰ってきたのに。私はずっと、そう言ってきたでしょう?」
解良イノリ:「…良いわ、あなたが報いたいというなら、付き合ってあげる」
解良イノリ:影が、細く小さなそのからだを這い上る。白抜けた肌を黒が侵し、
解良イノリ:なのに。寧ろその黒こそが、彼女の肌をより映えさせる。



GM:イニシアチブの前に、今回実施可能な特殊アクションについて説明します。
GM:火線誘導:オートアクション。“ワイクラー”の攻撃対象を自分に変更する。
GM:“ワイクラー”は現在、破壊の変異暴走状態です。
GM:誘導を行われた場合、そのエンゲージ全員を攻撃します。
GM:あらためてイニシアチブ。
三潴タタル:《加速する刻》を使用します。
三潴タタル:マイナー《真名の主》Lv10
三潴タタル:生成した日本刀の一つのガード値を強化。
三潴タタル:10d10
DoubleCross : (10D10) → 55[8,3,1,2,8,9,9,7,2,6] → 55

解良イノリ:バカの数字過ぎるだろ!!!
嵐城 真紅:ウワー
三潴タタル:ガード値58の剣になりました。
マギカ・ウィッチクラフト:馬鹿野郎!
獏ウタタ:すごぉい
三潴タタル:メジャー《コンセントレイト:モルフェウス》Lv6《カスタマイズ》Lv6《シャドーテンタクルス》Lv4《ギガノトランス》Lv4
三潴タタル:PC全員を攻撃。
三潴タタル:16dx7+4
DoubleCross : (16DX7+4) → 10[1,3,3,3,3,3,4,4,4,6,6,9,9,9,10,10]+10[3,6,7,10,10]+10[1,7,10]+10[6,8]+10[9]+5[5]+4 → 59

嵐城 真紅:ゲェー
マギカ・ウィッチクラフト:とんでもないハリキリガール
嵐城 真紅:どうしようもねぇ
マギカ・ウィッチクラフト:4dx+1>=59 ドッジ
DoubleCross : (4DX10+1>=59) → 10[1,3,5,10]+5[5]+1 → 16 → 失敗

解良イノリ:回すなあちくしょう!ドッジしてもダイスがペナルティで振れない民の為、ガードします
マギカ・ウィッチクラフト:がんばったのに
嵐城 真紅:ドッジ
嵐城 真紅:4dx+1>=59
DoubleCross : (4DX10+1>=59) → 9[4,7,8,9]+1 → 10 → 失敗

獏ウタタ:4dx+1>=59 ドッジ
DoubleCross : (4DX10+1>=59) → 9[1,8,8,9]+1 → 10 → 失敗

獏ウタタ:カバーするかなぁ……
マギカ・ウィッチクラフト:私も誰かかばおう
マギカ・ウィッチクラフト:風紀委員さん達をそれぞれカバーしますか
獏ウタタ:はーい
マギカ・ウィッチクラフト:【ノーマルスキル:流動するマモン】《領域の盾》カバーリングを行わせる。イノリちゃんカバーします。
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を4(→ 4)増加 (105 → 109)
解良イノリ:ありがと~~
獏ウタタ:《砂の結界》侵蝕113でシンクちゃんをカバー
嵐城 真紅:助かりますわ~
三潴タタル:6d10+14 諸々有効
DoubleCross : (6D10+14) → 37[7,5,9,6,4,6]+14 → 51

マギカ・ウィッチクラフト:8点軽減しての43を2倍食らって86点で死ぬ~~
マギカ・ウィッチクラフト:「“ベレシート”三潴タタル P興味/○N憤慨やるかたない」でロイスを取得して昇華。HP11で復活します
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトのHPを9(→ 9)増加 (2 → 11)
獏ウタタ:《鏡の盾》侵蝕121
獏ウタタ:装甲差し引いてダメージ94点返します
三潴タタル:《不壊の城壁》Lv6。ダメージを60点軽減。
三潴タタル:34点のダメージに抑えます。
獏ウタタ:いいもん持ってんねぇ!
マギカ・ウィッチクラフト:攻撃防御ともに隙がないねぇ!
嵐城 真紅:カチカチの要塞だなあ
解良イノリ:かたすぎ
獏ウタタ:オーケーです。自分以外の五星君のロイス切って蘇生
獏ウタタ:HP11になって以上

三潴タタル:「地上に平和をもたらすために、私がきたと思うなDon't think that I came to send peace on the earth
三潴タタル:赫剣を佩き、異常に低い姿勢で突撃する。
解良イノリ:来る、と思った時には。防御というより、身に影をより溢れさせんとして、
マギカ・ウィッチクラフト:「イ、イノリさん、私の後ろにっ」だ、ともつれそうな足で割り込む。
マギカ・ウィッチクラフト:動きは視認出来てないが、仕掛けてくると感じた瞬間に動いた。
解良イノリ:「マギカさん!?」
マギカ・ウィッチクラフト:ドローンを重ねて壁を作る。発光する光が守護の陣を敷いて盾の強度を上げる。
マギカ・ウィッチクラフト:「“ベレシート”の戦い方を一番知ってるのは、イノリさん、ですっ」
マギカ・ウィッチクラフト:「わ、私」
マギカ・ウィッチクラフト:「"必要なもの"とかの判断は、早い、ので!」
解良イノリ:「、」その言葉に言いたいことは沢山あった。でも、それより。
解良イノリ:「--気を強く持ちなさい!」まず、目の前の刃の威力を、かつてのものであれ知っていたから。
三潴タタル:極端な前傾姿勢から、脚を払うような更に低い斬撃。
三潴タタル:通常の干戈の交錯を拒否する、合理と徹底の猛撃。
三潴タタル:「平和ではなく、つるぎを投げ込むためにきたのであるI didn't come to send peace, but a sword
三潴タタル:それは満足な威力の出る斬り方ではない。だが。
三潴タタル:剣自体に必殺の力があるのであれば、当て易ければそれで済む。
嵐城 真紅:「な、なんですの!?これはッ!」まったく動きに対応できない
マギカ・ウィッチクラフト:ドローン内の機構が絡まるように剣の太刀筋を減衰させるが、それでも。
マギカ・ウィッチクラフト:マギカの体を下から突き上げるように剣閃が走る。
マギカ・ウィッチクラフト:「はっ、──────!!!???!!!??」
マギカ・ウィッチクラフト:受けたアドバイスごと、思考と目の前が一気にチカチカと白く染まる。
マギカ・ウィッチクラフト:「い、(痛ァ~~~~っ)!!!!」
マギカ・ウィッチクラフト:悲鳴の代わりに空気が擦れる音だけが喉から出た
マギカ・ウィッチクラフト:「で、でも、……守り、ました!」意識をつなげるために己を鼓舞している。
解良イノリ:「……あなたも無茶するわね…!」
獏ウタタ:「───剣術の否定ですねぇ。威力を刃だけで担保するなんて」
獏ウタタ:「私達だけなんて勿体ない、ご自身でも受けてみては?」
嵐城 真紅:「マジでヤベェーのに何で皆さんそんなに余裕があるんですの?」
獏ウタタ:赫剣の閃撃により、腹部から逆袈裟に掛けて奔った切創。それをぺろり、と掬って一舐めし。
獏ウタタ:「何でかって?」
獏ウタタ:火を宿して重なり合う方勝紋を塗り潰す炎駒、紅色の鳥冠。
獏ウタタ:「立ち合いを楽しまねば、相手に失礼だからでしょうに!」
獏ウタタ:それが、ひときわ強い光を、解き放った。
獏ウタタ:──五星君は、それぞれが自らの宿星に即した絶招を持つ。
獏ウタタ:"邯鄲星"の背負う五星は『火』。
獏ウタタ:それは五行において、火を宿す星──転じて、撓やかな体躯に熱を灯す朱雀の鼓翼。
獏ウタタ:大きな傷を負い、苦痛に歪む筈の口元が大きくつり上がって。
獏ウタタ:刀身に左手を添え、帯刀するかの如く左の腰元へ寄せ。『異常に低い姿勢で突撃する。』
獏ウタタ:『極端な前傾姿勢から、脚を払うような更に低い斬撃。』
獏ウタタ:『通常の干戈の交錯を拒否する、合理と徹底の猛撃。』
獏ウタタ:だが、獏ウタタの柔らな機動から再現された斬撃は、
獏ウタタ:ただ切れ味が鋭いだけの倭刀に、"剣技"のみで赫剣へ比肩する威力を灯した。
獏ウタタ
                      、なり。                                            
                         敵の頭へ切り込む                                     
                             二タ足踏み込み                                  
                                るを付け込み                                
                                    引き去                               
                                     敵、跡                              
                                     にける。                             
                                      け抜き付                            
                                        胸部へ掛                          
                                         の下より                         
 。                                        敵の右脇                        
り                                         踏み込み、                       
むな                                       、右足を                         
へ切り込                                    掛けし時                          
 にて頭上                                  に切り                            
  巻き、足は其侭                             。不意                             
    、其の太刀を左へ                         に切り                              
       ら敵の右鬢へ抜き付け                   。不意                               
          とせし時、左足を左へ開きなが           り来り                                
               、刀の柄に手を掛け抜かん      前よ                                   
                   敵、右の方に並び行く途中【敵】左の方に並び行く途中、敵                        
                              、後     、左の方に並び行く途中、刀の柄に                 
                            ろより            手を掛け抜かんとせし時、左              
                           来り。                  の足を後ろへ引きながら敵          
                         切り掛                         の横腹へ抜き付ける。       
                       けんとす                             其の太刀を左へ巻き     
                       る時、踏                                、足は其侭にて頭   
                      み出せし                                       上へ切  
                      右足を直                                         り込 
                     ちに後ろ                                           むな
                    へ廻し、踏                                            り
                     ちに後ろ                                           。 
                     へ廻し、踏                                            
                      み込みなが                                           
                       ら敵の右                                           
                        脇の下より                                         
                          胸部へ掛け                                       
                            抜き付ける                                     
                             。敵、驚                                     
                              きへ引く                                    
                               を付け込                                   
                                  み二タ足                                
                                     踏み込                              
                                       み、敵                            
                                         の頭上                          
                                           へ切り込む。                     
                                               敵、後ろへ臥                 
                                                  るを、又一ト足踏み           
                                                        込み上段に取        
                                                              り囲む。

獏ウタタ:「浅山一傳流"前腰"」
獏ウタタ:「神道無念流"夢想返し"」
獏ウタタ:「田宮流"廻り掛け"」
獏ウタタ:「鏡心明智流"右の敵"」
獏ウタタ:「二対の閃、重ねること十字ダブルクロス。以って立身流"四方"への応じ手とす」
獏ウタタ:四方より寸分違わず、同時に叩き込む抜刀術の神髄。
獏ウタタ:「絶招──『熒惑守心』」
獏ウタタ:ここに、不可避不阻止の秘剣が成就した。
三潴タタル:「私は、あなたのわざが、私の神のみまえに完全であるとは見ていないI have found no works of yours perfected before my God
三潴タタル:四方より襲い来る抜刀を、尋常に避けることは能わず。
三潴タタル:さりとて十を描く絶刀を、通塗の技にて受けることも叶わず。
三潴タタル:それを自らのつるぎをくるりと回し、交錯させる。
三潴タタル:無論、それが威力においてその絶技に互す訳では無いが、
三潴タタル:弾かれた刀身の背が、三潴タタル自身を四度と打ち据え、奇怪の挙動を描く。
三潴タタル:その刃が届く前に、自らを“斬った”。
三潴タタル:「があっ、はあっ……!」
獏ウタタ:「────だーから、嫌いなんですよぉその首輪。果し合いを何だと思ってるんですかぁ」
三潴タタル:彼女の威力をしとど受けた衝撃は、背といえど甚大な損傷ではあるが。
獏ウタタ:「ご自慢の剣で自身が斬られてもなお耐久できる出力ってことですよねぇ?」
三潴タタル:「消せぬ火を防ぐには、自ら先んじて火を点ける他あるまい」
獏ウタタ:「けほっ……分かりましたよぉ」吐血を無理やり拭い去って。それでも、口元を歪ませ不敵に笑う。
獏ウタタ:「いいハンデです。受けて立ちましょう」
三潴タタル:「最早お前に、一欠片の灯心もくれてはやらん」
三潴タタル:「その絶招──二度目はないと知れ」

GM:イニシアチブ26。“ワイクラー”の手番。
ラエル・T・アイヴィ:マイナー《終末の炎》Lv6。HPを30消費し攻撃力を+30。
ラエル・T・アイヴィ:メジャー《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》Lv6《光の手》Lv4《焦熱の弾丸》Lv4《ブレイズセル》Lv6
ラエル・T・アイヴィ:PCのエンゲージ全員を攻撃します。
ラエル・T・アイヴィ:13dx7+2
DoubleCross : (13DX7+2) → 10[1,2,2,3,4,5,6,6,6,7,8,9,10]+10[1,3,5,7]+10[8]+6[6]+2 → 38

マギカ・ウィッチクラフト:4dx+1>=38 ドッジ
DoubleCross : (4DX10+1>=38) → 10[4,5,8,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗

解良イノリ:ひええ… またもドッジダイスが足りねえのでガードします…
マギカ・ウィッチクラフト:一回は回るんだよな
嵐城 真紅:4dx+1>=38
DoubleCross : (4DX10+1>=38) → 10[7,7,8,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗

獏ウタタ:3dx+1>=38 ドッジ
DoubleCross : (3DX10+1>=38) → 8[5,5,8]+1 → 9 → 失敗

マギカ・ウィッチクラフト:領域の盾で守ってもらおうかな
解良イノリ:侵蝕率的には真紅さんが一番低い?一番高いのが鏡の盾で120超えたウタタさんかな
嵐城 真紅:イイヨー
マギカ・ウィッチクラフト:かな。ウタタさんもカバーあるから、2人守るかウタタさんを保護するかだね
マギカ・ウィッチクラフト:でもこの後バラけそうだからウタタさんをカバーしてもらおう
嵐城 真紅:イエアー
マギカ・ウィッチクラフト:【ノーマルスキル:流動するマモン】《領域の盾》カバーリングを行わせる。
マギカ・ウィッチクラフト:嵐城さんがウタタさんをカバーお願いします
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を4(→ 4)増加 (109 → 113)
獏ウタタ:ありがてぇですわ~
嵐城 真紅:OK
マギカ・ウィッチクラフト:うおおお ダメージお願いします
ラエル・T・アイヴィ:4d10+36 諸々有効
DoubleCross : (4D10+36) → 17[5,2,5,5]+36 → 53

マギカ・ウィッチクラフト:死!初期ロイスの『憧れの学園生活』を昇華して立ち上がります。
嵐城 真紅:8点引いて倍
解良イノリ:メイド服着ても無理だな!ウタタさんのロイス切って復活。hp12.
嵐城 真紅:90ダメ
嵐城 真紅:消し飛びますね
嵐城 真紅:”べミドバル”のロイスをタイタス昇華して復活します

ラエル・T・アイヴィ:「ぐ、ううう……!あああっ!」首輪の付いた少女が、苦悶の声を上げる。
ラエル・T・アイヴィ:「駄目だ、駄目だ駄目だ駄目だ……!みんな!」
ラエル・T・アイヴィ:「逃げて!お願いだからっ!」
ラエル・T・アイヴィ:そう言いながら、身体はすでに銃を君たちへと向けて。
ラエル・T・アイヴィ:その銃口から、熱線が投じられる。
ラエル・T・アイヴィ:それはこれまでの、精密に射抜くような細線ではなく。
ラエル・T・アイヴィ:荒れ狂う奔流のような、巨大な死熱。
解良イノリ:「これは……、」伏せる程度なら出来ようが、そのくらいで防げない。(…準備を放るわけにもいかないな)そのまま影で最低限、自身の肉体だけ保護し、受ける。
マギカ・ウィッチクラフト:「……っ、来ます!」
マギカ・ウィッチクラフト:今までの道中で戦い方を見ている。ドローンが隊列を組み直し、描いた陣に蛇に跨る人の影が映し出される。
マギカ・ウィッチクラフト:災害の拡大と、譲渡。誰かが被る被害を、他に移す効果を持つ。
マギカ・ウィッチクラフト:故にその対象に選ばれた人間は、向かってくる『災害』をクリアに認識できる。
マギカ・ウィッチクラフト:「……ら、嵐城、さん!」
マギカ・ウィッチクラフト:合図のように呼びかけたあと、ジュ、と熱線に飲み込まれる。
嵐城 真紅:「我らは騎士!トランぺッターは人を守る盾!無辜の生徒を悪意から守る鎧!やってやりますわッ!」
嵐城 真紅:赤い糸を無数に展開し熱戦の軌道を少しだけそらす。
嵐城 真紅:人一人分くらいの隙間を。
嵐城 真紅:その代償として自分の方にはそれた熱戦が余分に押し寄せる。
獏ウタタ:「っ────と、私も無辜の生徒にカウントしてくれるんですねぇ」
獏ウタタ:糸で歪んだ熱線のその隙間に位置取り、身を焦がさずに済んだ。
嵐城 真紅:炭化した肉体を無理やり再生する。
嵐城 真紅:「たまたまですわ」
獏ウタタ:「はいはいどうもですぅ。それよりぃ、私にだけ戦わせるつもりですかぁ?」
嵐城 真紅:「でも、たまたまそこに居た誰かを守るのに理由は必要ないんですわよ」
獏ウタタ:「……殊勝なことで」小さく微笑む。それは、立ち合いに臨むそれとは異なり柔さを含んで。

GM:行動値14組の手番です。
解良イノリ:うーん 一件確認したいのですがよいですか?散滅のことなんですけれども
GM:はーい
解良イノリ:散滅が、真名の主のバフを解除できるかという事なのですが……
GM:可能です。作成した武器自体を消去する事はできませんが。
解良イノリ:あっありがとうございます!
嵐城 真紅:マイナーで5mほど後退してエンゲージを切ります
嵐城 真紅:メジャーで《コンセントレイト》《紅の刃》《鮮血の網》《蝕む赤》
嵐城 真紅:敵後方エンゲージ”ワイクラー”と”穿孔”を攻撃します
GM:どうぞ!
嵐城 真紅:11dx7+6
DoubleCross : (11DX7+6) → 10[3,3,4,5,6,8,8,9,9,9,10]+10[3,5,6,7,8,9]+6[4,4,6]+6 → 32

“シカリオイ”戦闘員:《イベイジョン》達成値8
ラエル・T・アイヴィ:暴走中ですが破壊の変異暴走なのでリアクション自体は可能。
ラエル・T・アイヴィ:《イベイジョン》。達成値は18です。
GM:あっ
GM:すいません ちょっと巻き戻させてください~
マギカ・ウィッチクラフト:キュルキュル
嵐城 真紅:ほい
ラエル・T・アイヴィ:宣言を忘れていましたが、
ラエル・T・アイヴィ:《ミラーパレス》Lv3を保有しています。暴走中、自分を狙う攻撃のダイスを-6個。
GM:これを踏まえて行動を変えてもらっても構いません。
マギカ・ウィッチクラフト:やば 笑
嵐城 真紅:もぎー
マギカ・ウィッチクラフト:マウラちゃんのNPCカードもあるから使い所かも
解良イノリ:あと最悪二重冠効果切って強引にブチ当てに行ってもいいと思う!
マギカ・ウィッチクラフト:それもあった!
マギカ・ウィッチクラフト:妖精と力の法則もあるぜ
嵐城 真紅:マウラちゃんで振りなおしていきましょうか
マギカ・ウィッチクラフト:良いと思う!
嵐城 真紅:NPCカード使います
マウラ・デレッダ:おっけ~!やっちゃえ真紅ちゃん!
嵐城 真紅:トータルでダイスが1個減ってC値が1下がる
嵐城 真紅:10dx6+6
DoubleCross : (10DX6+6) → 10[3,7,7,7,8,8,9,9,9,9]+10[5,5,5,6,7,7,9,9,10]+10[1,2,3,4,8,9]+4[2,4]+6 → 40

嵐城 真紅:ウオー!
マギカ・ウィッチクラフト:高まってる
マウラ・デレッダ:やった!いい感じ!
解良イノリ:流石!
GM:先程言った通り、どちらも《イベイジョン》で命中です。
GM:ダメージをどうぞ。
マギカ・ウィッチクラフト:《力の法則》。ダメージ+7D10しておきます。
GM:ギャ~~~
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を4(→ 4)増加 (113 → 117)
嵐城 真紅:5d10+7d10+23
DoubleCross : (5D10+7D10+23) → 15[5,1,2,4,3]+45[1,9,7,7,10,8,3]+23 → 83

嵐城 真紅:えー つよ
GM:マジ???
マギカ・ウィッチクラフト:パワー
解良イノリ:つっよ……
獏ウタタ:やりおる
“シカリオイ”戦闘員:とても耐えられません 穿孔は吹き飛びます
嵐城 真紅:邪毒3!更にラウンド非ダメージ+2Dがつくよ
嵐城 真紅:硬直もおまけだ
ラエル・T・アイヴィ:“ワイクラー”は生存ですがかなりギリギリ
ラエル・T・アイヴィ:ヤダ~~~
GM:侵蝕を上げて演出どうぞ~
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を7(→ 7)増加 (101 → 108)

嵐城 真紅:戦場を俯瞰する。
嵐城 真紅:誰を守り誰を倒すべきか。
嵐城 真紅:トランぺッターは治安維持組織であって暴力組織ではない。
嵐城 真紅:そう教わったし、そう行動する姿を見てきた。
マギカ・ウィッチクラフト:再生途中の焼かれた皮膚でタブレットを操作する。
マギカ・ウィッチクラフト:嵐城さんの周りをドローンが取り囲み、空中に映像を投影する。
マギカ・ウィッチクラフト:それは魔術ではなく技術。自分が見て分析し、計算した戦場の情報。
マギカ・ウィッチクラフト:嵐城さんの視界を補助するように、リアルタイムの情報が映し出されていく。
マギカ・ウィッチクラフト:「コレぐらい、しか、出来ませんけど……」
マギカ・ウィッチクラフト:「おねがい、しますっ」
嵐城 真紅:「プライバシー保護の観点からは推奨できませんわ」
嵐城 真紅:「でも、今は助かりますわ」
嵐城 真紅:指に嵌めたリングに仕込まれた針が真紅の血液を抽出する。
嵐城 真紅:細く、しかし強靭な糸が。
嵐城 真紅:ドローンのデータをもとに的確に戦場に張り巡らされていく。
マウラ・デレッダ:そこにさらにどんどんと情報が追加されていく。
マウラ・デレッダ:〈こっちとも合わせれば更に無敵ですから!〉
マウラ・デレッダ:〈やっちゃってください!トランペッターの力見せちゃって!〉
嵐城 真紅:そういう過多な情報を処理できる頭脳はない。
嵐城 真紅:ないが、それを補うのがこのサポートAIであり嵐城真紅自身の直観だ。
嵐城 真紅:そして得た結論。
嵐城 真紅:最優先に為すべき事。
嵐城 真紅:「ラエルさんを制圧し、その後保護します」
嵐城 真紅:「”死が二人を分かつまで”Jusqu'à ce que la mort vous sépare
嵐城 真紅:美しいレースの様に織り込まれた糸の波が
嵐城 真紅:後方で苦しむ少女を絡めとる。
ラエル・T・アイヴィ:彼女の周囲には、揮発した熱が蒸気となって、
ラエル・T・アイヴィ:その姿を惑わし覆うようにしていたが。
ラエル・T・アイヴィ:彼女らの分析の前では、その欺瞞も意味をなさなかった。
ラエル・T・アイヴィ:「うっ……!?」
嵐城 真紅:「少し苦しいでかもしれねェーですがッ!我慢してくださいましッ!」
嵐城 真紅:口元を塞ぎ呼吸を阻害する。
嵐城 真紅:「このまま落としますわッ!」
ラエル・T・アイヴィ:「んぐっ……!」
ラエル・T・アイヴィ:もがき苦しむが、抜け出すことが出来ない。
嵐城 真紅:「ちょっと時間がかかりそうですわ!」
嵐城 真紅:「他まで手が回りませんのでお任せいたしますわよ!」

GM:イノリさんの手番。
解良イノリ:マイナー。べレシートたちのエンゲージへ移動します。

  シンク[14]

    5m

 マギカ[6]ウタタ[13]

    5m

  イノリ[14]
 “デバリーム”[11]
 “ベレシート”[8]
 戦闘員(土塁)[5]
 戦闘員(発破)[8]

    5m

“ワイクラー”[26]

解良イノリ:メジャー。EX”Rev.1:7"《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:災厄の焔》《散滅の腕》。デバリームさん以外のエネミーを対象に選択。
解良イノリ:妨害等ありますか?
GM:ありません。判定どうぞ。
解良イノリ:では、判定前にウェポンケースからアルティメイド服を装備。行動値-3,11へ。
解良イノリ:11dx7+4+3
DoubleCross : (11DX7+7) → 10[1,2,3,4,5,6,7,9,9,9,10]+10[1,3,4,6,8]+6[6]+7 → 33

解良イノリ:ギリギリ30は超えたか…
“シカリオイ”戦闘員:発破はイベイジョン8で失敗
“シカリオイ”戦闘員:土塁はガード。
三潴タタル:ガードしますが……
“シカリオイ”戦闘員:《軍神の守り》Lv1で土塁が“ベレシート”をカバーリング。
GM:ダメージをどうぞ。
解良イノリ:あ、そして命中時。散滅の腕の効果が起動。命中時、常時・エネミー以外のエフェクトの効果を全て終了します。
“シカリオイ”戦闘員:ないぜ そんな上等なものはこいつらには……
解良イノリ:くっ……
マギカ・ウィッチクラフト:自分の力で努力しやがって…
解良イノリ:ダメージロール。
解良イノリ:4d10+24+1d10+15 装甲等有効。
DoubleCross : (4D10+24+1D10+15) → 16[4,7,4,1]+24+5[5]+15 → 60

“シカリオイ”戦闘員:発破は全然耐えられません。
解良イノリ:やっぱり低めだよ~
“シカリオイ”戦闘員:土塁は20点軽減して40の2倍で80点ダメージ。倒れます。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を12(→ 12)増加 (109 → 121)
解良イノリ:了解。散滅の残数は残り1回です。
解良イノリ:演出参ります。
GM:どうぞ!

解良イノリ:瞳を閉じていた。影は、もうすでに地に映らず、全て己の身体にある。
解良イノリ:「…ありがとう、真紅。マギカさん、マウラ。じゃあ」
解良イノリ:「行きましょうか」
解良イノリ:集束し、身体を書き換え、影自体が深みを増し。”パレーシア”の身体に満ち満ちたそれが。
解良イノリ:一歩踏み込み、/目指す先が影の海に沈み。
解良イノリ:二歩踏む前に、既にその海の中にある。
解良イノリ:影、とは何であろうか。
解良イノリ:それは光が対象に当たった際に残すものである。実体など有るはずがないものだ。
解良イノリ:--本当にそうだろうか?
解良イノリ:少女の手にある影の刃に、ぽつぽつと星が映る。
解良イノリ:黒というよりそれは深い藍色のようにも、深海のそれにも、宇宙の空の幕の様にも見えた。

解良イノリ:僅かに感じ取る。自分が影使いだからこそ見えるもの。

解良イノリ:「--見なさい。この方が、雲に乗っておいでになります Behold, he cometh with clouds; and every eye shall see him
解良イノリ:何かが海の底で、振るわれた音がする。
解良イノリ:…見たことが無ければ、想定した訓練をし、そして指揮官が見えて居なければ。
解良イノリ:それは確かに、届いたはずの刃だった。
三潴タタル:「……」その出がかりをつぶさに見ていた。
三潴タタル:最初からそうすべきと指示していたかのように、戦闘員たちが待ち構えるように展開している。
三潴タタル:無論、それに後れを取るわけではないと分かってはいるが。
三潴タタル:その影法師は、“ベレシート”までは届かない。
解良イノリ:「……躱されちゃったわね。真面目に結構、深くまで潜ったのだけど…」影の海はまるで夜が明けたように、もうそこにない。
解良イノリ:「…通して起きたかったんだけどな…」深い藍色の刃もどこかに消えている。エフェクトによる超常効果を破棄する、その刃も。
三潴タタル:「……お互い、手口はわかっているだろうに」剣身を撫でるように。
解良イノリ:「そうなんだけど、格好つけたかったの」指を玩んで。「…後輩の前だしね?」

GM:ウタタさんの手番へ。
獏ウタタ:はあい
獏ウタタ:マイナーで5m進んで接敵。

  シンク[14]

    5m

 マギカ[6]
    5m

イノリ[11]ウタタ[13]
“デバリーム”[11]
“ベレシート”[8]

    5m

“ワイクラー”[14]

獏ウタタ:メジャー《C:エン》《光の舞踏》+《砂の加護》対象“ベレシート”
獏ウタタ:13dx7
DoubleCross : (13DX7) → 10[1,1,2,2,2,2,3,3,3,5,7,7,9]+10[2,9,10]+5[2,5] → 25

三潴タタル:ガード。
獏ウタタ:一回素面で殴ってみましょうかぁ
マギカ・ウィッチクラフト:ですわねぇ。支援もラウンド分は使っちゃったしね
獏ウタタ:3d10+44+1
DoubleCross : (3D10+44+1) → 12[1,5,6]+44+1 → 57

三潴タタル:ガード値は58です。無傷。
獏ウタタ:悲しいなぁ。侵蝕128
GM:演出どうぞ!

獏ウタタ:影の刃に倒れ伏した戦闘員、三潴タタルの視界と解良イノリが踏み込んだ間合い。
獏ウタタ:絹糸の様にか細い死角を縫って、10数mをコンマ零々秒にも満たぬ速さで三潴タタルの元へ迫り。
獏ウタタ:左手で刃を掴み、右手を振り被る形で持ち上げる構え。
獏ウタタ:ぴぃん、と弾く様に刃を左手から離し。唐竹割の要領で、刃閃を叩き込む。
三潴タタル:「ここは届かぬと踏んでいるのであれば、そちらへの備えに注力できる」
三潴タタル:「あなたの冠がだれにも奪われないように、自分の持っているものを堅く守っていなさいHold firmly that which you have, so that no one takes your crown
三潴タタル:叩き込まれた斬線に沿うように、スライディングの要領で滑り込む。
三潴タタル:仰向け姿勢のまま、股を割くことを狙うように切り裂きにかかる。
獏ウタタ:「っ、と」残心と手首のスナップだけで倭刀を逆手に切り替え、眼下の返し刀を弾く。
三潴タタル:その勢いのまま地を滑り、反対側に抜けてそのまま体勢を立て直した。
三潴タタル:打ち合うたびに、痛烈な跳ね返りの手応えがある。強靭無比な刀の強度。
獏ウタタ:自身の体躯を空高く跳ねて勢いを抱き留め、そのまま距離を取って着地。
獏ウタタ:「悲しいですぅ。ホントに打たせないつもりですねぇ」
三潴タタル:「無防備に受けるのがお前の望むところなのか?」
獏ウタタ:「そうは言ってませんよぉ。ただ、今の一太刀なんて素で斬られたところで」
獏ウタタ:「別に大したことないんじゃないですかぁ?」
獏ウタタ:とんとん、と自身の首元を人差し指で叩いて。
三潴タタル:「……」それには答えない。
三潴タタル:尋常の《リザレクト》が行える状態であればそうだ。だが。
獏ウタタ:「外付けの出力に身を任せて、本来生徒誰もが備える権利をかなぐり捨てて」
獏ウタタ:「一振りで万物を断つほどに甚大なアドバンテージを得られて尚、剣同士で打ち合い戦わされてるこっちの身にもなってください」
獏ウタタ:「獣なら獣らしく。感情に浸ってないで堂々と薙ぎ払えばいいじゃないですかぁ」
三潴タタル:「獣であることを厭うのか。人であるのを厭うのか」
三潴タタル:「一体どちらなのだ、お前は」
獏ウタタ:「私は見紛うことなく人ですからぁ」
獏ウタタ:「人らしく、人と戦いたいんです」
獏ウタタ:「……一体、昔の貴女はどんな剣士だったんでしょうねぇ」
三潴タタル:「昔の私など、もう居はしないさ」解良イノリを見て。「もうどこにも居ない」
獏ウタタ:「そう。では」
獏ウタタ:「貴女がまた剣士に戻れたら、とても喜ばしいことですよねぇ」

GM:“デバリーム”の手番。
ロロ・スウィーティー:《ヴァイタルボルト》Lv4《解放の雷》Lv6。
ロロ・スウィーティー:対象は“ベレシート”と“ワイクラー”。
ロロ・スウィーティー:次のメジャーアクションのC値-1、攻撃力+12、HP20回復。
ロロ・スウィーティー:血の雨が降り注いでいる。
ロロ・スウィーティー:「……あなたたちは、いずれ斃れる」
ロロ・スウィーティー:「でも、今じゃない」
ロロ・スウィーティー:それは死の呪いだ。いずれ来たる死。だがすぐではない。
ロロ・スウィーティー:それは短時間であれば、生存の呪いへと転じる。
三潴タタル:「……」それを受けて、拳を握っては離す。
三潴タタル:「……十分だ」

GM:“ベレシート”の手番。
三潴タタル:マイナーなし、メジャー《コンセントレイト:モルフェウス》Lv6《カスタマイズ》Lv6《シャドーテンタクルス》Lv4
GM:choice[イノリ,マギカ,シンク,ウタタ]
DoubleCross : (choice[イノリ,マギカ,シンク,ウタタ]) → シンク

三潴タタル:嵐城真紅を攻撃。
三潴タタル:16dx6+4
DoubleCross : (16DX6+4) → 10[1,2,2,2,2,3,4,5,5,6,6,7,7,8,10,10]+10[1,2,6,8,8,9,10]+10[2,3,5,9,10]+10[5,6]+5[5]+4 → 49

嵐城 真紅:にゃーッ
解良イノリ:し、真紅ーっ!
嵐城 真紅:ドッジ
マギカ・ウィッチクラフト:しっかりいたせー!
嵐城 真紅:4dx+1>=49
DoubleCross : (4DX10+1>=49) → 10[3,6,9,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗

三潴タタル:5d10+26 装甲有効
DoubleCross : (5D10+26) → 23[2,7,7,1,6]+26 → 49

嵐城 真紅:ぼぎゃー
嵐城 真紅:容赦なくグレートバビロンのロイスを切って復活だ
マギカ・ウィッチクラフト:ココニイルヨ…
嵐城 真紅:マギカさんのロイスは別に持ってるからw
マギカ・ウィッチクラフト:えへへ

三潴タタル:「そろそろ“ワイクラー”を離してもらえるか、“赤の騎士”!」
三潴タタル:抜けた勢いのまま、後陣を脅かすように吶喊する。
嵐城 真紅:「それはこっちのセリフですわッ!」
嵐城 真紅:「あんな首輪をつけねェーと人を繋ぎ止めらんねェーんでしたらッ」
嵐城 真紅:動くことはできない、今は手を緩められない。
嵐城 真紅:「テメェのやるこたァ全部無駄ですわッ!」
三潴タタル:体勢を低くして滑り込むように突撃し、交錯の直前。
三潴タタル:下に意識を割かせた状態で、その場で大きく飛び上がる。
嵐城 真紅:「んなッ!?」
嵐城 真紅:相手が消えたように見えた。
三潴タタル:すれ違うようにして、顔を狙って切り裂く。
嵐城 真紅:「がッ!?」
三潴タタル:「私のやることが無駄になるかどうかは……」
三潴タタル:「お前たちがここを凌げるかどうかだ、“トランペッター”!」
三潴タタル:「高らかに吹き上げるのであれば力を示せ!」
嵐城 真紅:頭部から流血する。
嵐城 真紅:血が目に入るが、それでも。
嵐城 真紅:「示すべき力はッ!色々…あるんですのよッ!」
嵐城 真紅:糸を掴む手は離さない。
三潴タタル:「……そうか」それを眺める。だがそれ以上の追撃はしない。
三潴タタル:それが不可能であることを知っている。それを許す彼女の長ではあるまい。
三潴タタル:身を翻して、そこから離れた。

GM:イニシアチブ6。マギカさんの手番。
マギカ・ウィッチクラフト:マイナーでストライクチップ起動
マギカ・ウィッチクラフト:メジャー【EXスキル:汝自身を燃え上がらせよ】《C:オルクス》《ディストーション》
マギカ・ウィッチクラフト:ワイクラーに射撃攻撃します
ラエル・T・アイヴィ:《ミラーパレス》Lv3があります。彼女を狙うダイスは-6個されます。
マギカ・ウィッチクラフト:ウオオオ
GM:判定どうぞ!
マギカ・ウィッチクラフト:7dx7+4
DoubleCross : (7DX7+4) → 10[1,4,4,5,6,6,9]+10[9]+5[5]+4 → 29

GM:結構振れるな……
マギカ・ウィッチクラフト:ダイス数は多いもので・・・
ラエル・T・アイヴィ:《イベイジョン》達成値18。命中。
ラエル・T・アイヴィ:ダメージどうぞ。『コンビネーター』の効果も受けています。
マギカ・ウィッチクラフト:はい!加えて【神聖二重冠】の効果も追加します
GM:なにっ
マギカ・ウィッチクラフト:・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。
マギカ・ウィッチクラフト:こちらの効果を選択!5点上昇して攻撃力+10します!
GM:OK!
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を5(→ 5)増加 (117 → 122)
マギカ・ウィッチクラフト:ダメージ!
マギカ・ウィッチクラフト:3d10+7+10+2d10 諸々有効
DoubleCross : (3D10+7+10+2D10) → 26[9,7,10]+7+10+13[3,10] → 56

マギカ・ウィッチクラフト:56点!
マギカ・ウィッチクラフト:出目高いな
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を4(→ 4)増加 (122 → 126)
ラエル・T・アイヴィ:残りHPは33。戦闘不能になります。復活もなし。
マギカ・ウィッチクラフト:やったー!
ラエル・T・アイヴィ:『蒙昧の首輪』の効果も解除されます。
GM:演出どうぞ!

マギカ・ウィッチクラフト:は、は、は、と乾いた喉で呼吸を整える。
マギカ・ウィッチクラフト:強化された“ワイクラー”の火線によって焼かれた全身が熱く、外気に触れるのが痛い。
マギカ・ウィッチクラフト:「………」
マギカ・ウィッチクラフト:“シェモース”、“ベレシート”、“ベミドバル”、“デバリーム”。
マギカ・ウィッチクラフト:敵対した彼女たちは最初から「こう」だった。負荷を上げて、超常的な力を振り回していた。
マギカ・ウィッチクラフト:だから、“ワイクラー”による攻撃を受けて初めて理解する。
マギカ・ウィッチクラフト:(いつもの力と、あの首輪を付けた後の、差)
マギカ・ウィッチクラフト:この出力を得るために、どこまでの無理をしているのか。
マギカ・ウィッチクラフト:「“ベレシート”…………貴方達の、この、無茶な負荷を、十字冠の戒律の利用を前提として────いえ、いえ……」
マギカ・ウィッチクラフト:「例え十字冠が無くても、必要とあれば、その負荷を受けそう、ですね」
三潴タタル:「必要であれば必要なことをするのは」
三潴タタル:「誰しも同じだろう」
マギカ・ウィッチクラフト:じ、と前髪の奥から、“ベレシート”と“ワイクラー”の首輪を見て呟く。
マギカ・ウィッチクラフト:「…………そうかもしれません」
マギカ・ウィッチクラフト:「でも、」
マギカ・ウィッチクラフト:「十字冠の戒律だって、絶対じゃ、ないんです」
マギカ・ウィッチクラフト:「人の作ったものだから、バグだって、不具合だって、あるはず、です……」
マギカ・ウィッチクラフト:「なのに……なのに、こんなことしてたら」
マギカ・ウィッチクラフト:「帰って、こられなく、なっちゃいますよ」
マギカ・ウィッチクラフト:ふつふつと。
三潴タタル:「……絶対だよ。絶対なんだ」
マギカ・ウィッチクラフト:腹が立っていた。
三潴タタル:「絶対でなければ、もっと早く終わって……終わらせられていた」
マギカ・ウィッチクラフト:(『自分が率先してやっているから』、『自分はどうなっても、残したものがあれば』)
マギカ・ウィッチクラフト:「…………自分が犠牲になればなんて、そういう理屈、嫌い、です」
マギカ・ウィッチクラフト:「『自分がどう思われてるか』気にしなくてもいい人が、言ってるみたいで……!」
マギカ・ウィッチクラフト:コインを投げ入れた魔法陣が励起する。
マギカ・ウィッチクラフト:絵の具をこぼしたような白い蛇がどろりと形を成す。
マギカ・ウィッチクラフト:「『我は手を出さぬもの。そそのかす言葉によって、無垢なる楽園に新たな色をもたらそう』」
マギカ・ウィッチクラフト:得意とするのは悪魔召喚。理論と誓約に基づいて行われる、主従契約の術式。
マギカ・ウィッチクラフト:故に、生徒をノヴァリスの戒律に縛る最大の契約術式。────『十字冠』の研究だって続けている。
マギカ・ウィッチクラフト:効果、再現性。そして、無効化の方法。
マギカ・ウィッチクラフト:今は届かぬ技術だとしても
マギカ・ウィッチクラフト:「ぎ、技術には普遍性があります」
マギカ・ウィッチクラフト:「ただでさえ、こんな負荷を中継する、その、首輪」
マギカ・ウィッチクラフト:「イレギュラーには、弱い、ハズ、です」
マギカ・ウィッチクラフト:召喚された白い蛇が地を這う
マギカ・ウィッチクラフト:“ベレシート”を狙わず、蛇行して“ワイクラー”へ。
マギカ・ウィッチクラフト:「け、権能は"不義"、もたらすものは、繋がりの破棄。簡単に言いますと……」
マギカ・ウィッチクラフト:「契約の無効化、です」
マギカ・ウィッチクラフト:厚みを持たない絵の蛇が首輪に飛びかかる。
三潴タタル:迎撃の横薙ぎが空を切る。自らの首輪を防がんとした軌道。
マギカ・ウィッチクラフト:触れた瞬間から、“ワイクラー”に流れ込む"侵蝕"のパスを乱していく。
ラエル・T・アイヴィ:「……!」赤の糸で未だ拘束されたまま。それを避けることは出来ない。
マギカ・ウィッチクラフト:首輪と一体化するように染み込んで、その機能に致命的なバグを生じさせる。
マギカ・ウィッチクラフト:「こ、こういうことは得意なん、です!」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そもそも!」
ラエル・T・アイヴィ:「う……ううっ……!」
マギカ・ウィッチクラフト:「全員が普段以上の力出して、やっと、とか」
マギカ・ウィッチクラフト:「冗長性が足りなくて、美しくないんです、よ!!」
マギカ・ウィッチクラフト:「貴方達も、あとついでに"トランペッター"の実態もですが……!さ、査察、査察しますからね…!」
マギカ・ウィッチクラフト:涙目で吠えながらラエルの首輪を解除していく。
ラエル・T・アイヴィ:からん、と。その首輪が地に落ちる。
ラエル・T・アイヴィ:「あ……えっ?」
ラエル・T・アイヴィ:「マギカ……」
ラエル・T・アイヴィ:「キミがやったの?」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうです。ラエル、さん」
マギカ・ウィッチクラフト:「こういうのは、得意なので……」
三潴タタル:「……馬鹿な」
三潴タタル:「馬鹿なっ……!?」初めて声を荒らげ、動揺の色をにじませる。
解良イノリ:「……流石」笑う。「そうじゃなきゃ、上に仰いでるこっちの立場が無いからね」
マギカ・ウィッチクラフト:「ふ、不思議なことなんて、無いです」
マギカ・ウィッチクラフト:丸まりそうな背中をぐ、と伸ばす
マギカ・ウィッチクラフト:「わ、私は、いつか、十字冠だって」
マギカ・ウィッチクラフト:「解析してみてます、から!」
ラエル・T・アイヴィ:「マギカ……すごいよ、キミは!」

GM:1ラウンド目終了。



シンク[9]

    5m
    
マギカ[6]

    5m

イノリ[11]ウタタ[13]
 “デバリーム”[11]
 “ベレシート”[8]

GM:セットアップ。
GM:エネミーはありません。
解良イノリ:PS”Mt.19:17”《原初の黄:活性の霧》。ラウンド中攻撃力+15、ドッジダイスー2d。此方を自分に。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を3(→ 3)増加 (121 → 124)
獏ウタタ:《鮮血の奏者》HP3消費/ラウンド中攻撃力+24/侵蝕132 以上
嵐城 真紅:ブルーゲイル最後の一個を使いますわ~
マギカ・ウィッチクラフト:なしです
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を5(→ 5)増加 (108 → 113)
嵐城 真紅:嵐城真紅の行動値を14(→ 14)に変更 (9 → 14)
GM:NPCカードが使用可能になりました。
GM:「ラエル・T・アイヴィ」
ダメージロール直前に使用。ダメージを+3d10。ラウンド1回

マギカ・ウィッチクラフト:やったー!
解良イノリ:強化されてる!あ、メモ更新しました
マギカ・ウィッチクラフト:ありがとうございます!

GM:イニシアチブ。真紅さんの手番から。
解良イノリ:あ、このイニシアチブに、メイド服を脱ぎ捨てて行動値を14にします。
GM:OK!
GM:では同値。好きな方から動きな~
解良イノリ:デバリームさん殴るのはもうきびしすぎなので、こっちから言ってもいいです?
嵐城 真紅:どうぞですわ~
マギカ・ウィッチクラフト:いけー
解良イノリ:ありがとうございます。では私から。
解良イノリ:マイナーなし。メジャー。EX”Rev.1:7"《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:災厄の焔》《散滅の腕》。べレシートを対象に。
解良イノリ:判定行きます!
GM:判定どうぞ!
解良イノリ:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,1,2,3,3,3,4,4,5,7,9]+10[6,7]+10[9]+1[1]+4 → 35

解良イノリ:安定はしたな…
三潴タタル:ガードするわけには行かないんだよな…… ドッジ。
三潴タタル:10DX+1>=35
DoubleCross : (10DX10+1>=35) → 10[1,1,1,1,3,4,6,6,6,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗

三潴タタル:まあ駄目よな。命中。
解良イノリ:危なかった。ではダメージロール前に、神聖二重冠の効果を発動。
解良イノリ:・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。
解良イノリ:此方の効果を選択し、侵蝕を4点上昇。攻撃力を+8します。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を4(→ 4)増加 (124 → 128)
解良イノリ:あ、後忘れてた。命中時、エネミーエフェクトなどを覗いたエフェクト効果を終了します!
解良イノリ:4d10+24+1d10+15+8 装甲等有効。
DoubleCross : (4D10+24+1D10+15+8) → 15[1,3,5,6]+24+3[3]+15+8 → 65

解良イノリ:本当ダメージダイスひどいなあ!
マギカ・ウィッチクラフト:メインで宣言してなかった!《力の法則》。ダメージ+7D10させてください!
三潴タタル:OK。《真名の主》Lv10および、《剣の王城》Lv3の攻撃力増強が解除されます。
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を4(→ 4)増加 (126 → 130)
解良イノリ:こっちも確認せず申し訳ない~ ありがとうございます
GM:じゃあ振りたしな!
解良イノリ:ありがとう!いきます
解良イノリ:7d10+65
DoubleCross : (7D10+65) → 38[10,7,7,3,3,4,4]+65 → 103

GM:ぐえええ
解良イノリ:マギカさんの出目パワーを貰えたわね
マギカ・ウィッチクラフト:良い
三潴タタル:大きくHPを削られます。かなりきついが生存。
マギカ・ウィッチクラフト:タフだなぁ!
解良イノリ:む。とはいえ仕事はできた。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を12(→ 12)増加 (128 → 140)
解良イノリ:演出へ。

解良イノリ:解良イノリの能力は、多様な影の形態変化を多く用いる。
解良イノリ:だがそれは、あくまで最も”やりやすい”介入形態がそれである、ということだ。
解良イノリ:行使されたエフェクトの影響を排除し、影の中に潜航し、ひいては物質の時間軸--これはレネゲイドを帯びないもののみだが--への干渉。
解良イノリ:多様に過ぎるが、ではその本質とは何か。

解良イノリ:「…”神聖二重冠ダブルクロス”、か」
解良イノリ:私の頭の上にある事が、ひどくおかしく想える。
解良イノリ:それは、あの一人だけが持っているのが当然だと、それが自然だと思っていたから。
解良イノリ:「…まあいい。勝手に使った文句を言いたいなら、」
解良イノリ:「化けて出てから言えよ、シオン」

解良イノリ:影は、全て光がものに投射された際に生まれる。
解良イノリ:なら、こう言えるのではないだろうか。
解良イノリ:”影があるという事は、光があるということ”。
解良イノリ:視座が切り替わる。

解良イノリ:ホログラフィック原理、と呼ばれる宇宙論がある。
解良イノリ:その理論に於いてこの三次元空間、実体宇宙は、その境界表面に"刻まれた"情報に同型なホログラムである、という。
解良イノリ:つまり、この現実世界にあるモノ・コトのすべては、どこか遠くにある二次元平面に書き込まれたデータの投影--影ににすぎないのだと。

解良イノリ:星が香り/空の感触/土の構成する粒の一つ一つの音/燃える刃の味が感じられる。
解良イノリ:そして、
解良イノリ:奥の奥の奥、そのまた見えないくらい遠くの深淵に、”世界の原板”の存在と輪郭を感じた。

解良イノリ:解良イノリでは、それから多くを読むことも、ましてや操ることも出来ない。
解良イノリ:矮小なるヒトの身に、それは過ぎた権能だ。
解良イノリ:ただ、彼女はそこからわずかに垣間見ることと、その”原板”からの間に、ちょっと触れることが出来る--
解良イノリ:(”エフェクト影響がない場合の周辺環境情報”を取得。ミラーリング実行)
解良イノリ:影が深い深い藍色を帯びる。星が浮かぶ。
解良イノリ:それは、ソラからの色彩。

解良イノリ:現行世界、”影”たる現実からはそう見えた。
解良イノリ:「”信仰とは願っていることを確認し”Now faith is the assurance of things hoped for、」
解良イノリ:上空から見れば、黒い線が幾重か描かれたように観測できたかもしれない。
解良イノリ:「”まだ見ていないことを確信すること”the conviction of things not seen
解良イノリ:解良イノリの本領は、戦闘者ではない。
解良イノリ:支配者でもない。彼女は王にも覇者にもなれない。
解良イノリ:それは、見えざるものを測り、見えざるものを断つ。
解良イノリ:人が生きる上では、ただ一人なら全く必要のないものである。
解良イノリ:”法”の剣。その担い手。
マギカ・ウィッチクラフト:既に『存在した』レネゲイドの影響が強制的に書き換えられるのを見る
マギカ・ウィッチクラフト:「わ、わ……!イノリさんも陣を……?」私のアイデンティティ、と絶望しかけて
マギカ・ウィッチクラフト:「いえ、結界とか……もっと、禊に近い術式……?」
マギカ・ウィッチクラフト:その光景に少し目を奪われる
三潴タタル:彼女の天頂に、神聖なる栄光が輝くことはない。
三潴タタル:代わりに冠上にあるのは、いつ切れるとも知れぬ意図いとに括られた剣。
三潴タタル:それが欠け、軋み、歪む。
解良イノリ:「……切り切れないか。本当に、自分の未熟を感じるよ」
解良イノリ:先程の、”蛇”の魔術によって支配の糸が酷く揺らいでいた。そこを捕らえることが出来たからこその一撃だった。
三潴タタル:「……解良イノリ、それが……」
三潴タタル:「それがお前の得たものか。それを得たというのであれば、尚更だろう!」
解良イノリ:笑う。
解良イノリ:「これは、皆が貰ったんだよ」
三潴タタル:「公明正大で、何よりも弱者の味方であらんとする人物が」
三潴タタル:「それが見えていながら……!救世主メサイアに何故立たない!」
解良イノリ:「天から送られた神の子は」
三潴タタル:紅く染まっていた剣は、今やその色を半ば失っている。
解良イノリ:「実際に王になることは無かったよ。…ましてや、私程度じゃあ務められない」
解良イノリ:「……それにね、タタル。私は、信じているんだ」
三潴タタル:半ばだ。すでに返り血に染まっている。「……何を」
解良イノリ:困ったように眉尻を下げて。
解良イノリ:「私が…私達がしたことを見て、聞いて、下の子たちががんばってる」
解良イノリ:「…きっと、きみや私が頑張りすぎなくても、どうにかしてくれるんだ、って。信じてる」
解良イノリ:嵐城真紅の、気高さを見た。
解良イノリ:己がしたことが、伝えてきたことが、確かに受け継いでもらえているのを見た。
解良イノリ:マギカ・ウィッチクラフトの信条を見た。
解良イノリ:誰もが疑い、信じながら、どこかで絶対なものだと思い続けている十字冠を、解き明かしてみせるのだと、そう努めるところを。
解良イノリ:「……神は誠実である。あなたたちが耐えられない試錬に出会わせることはないばかりかGod is faithful, and he will not let you be tempted beyond your ability,、」
解良イノリ:「それに耐えられるように逃れるための道も備えてくれる but with the temptation he will also provide the way of escape, that you may be able to endure it.
解良イノリ:「…私は、私が見たものを信じる。出来れば、あなたにもそう在ってほしい、と思う」
三潴タタル:「……出来ない。出来るものか。私は……」
三潴タタル:「お前を信じられなかった」
解良イノリ:「そっか。……うん」謝ることはしなかった。それは言うべきでないと思ったから。
解良イノリ:「じゃあ、悪いけど。後は…後輩さん達に、任せてしまおう」
三潴タタル:「……お前でないものなら尚更だ。どうにかできるものか」
三潴タタル:「出来てなるものか!」

GM:真紅さんの手番。
嵐城 真紅:はーい
嵐城 真紅:メジャーで《コンセントレイト》《紅の刃》《蝕む赤》
嵐城 真紅:”べレシート”三潴タタルを攻撃します
GM:判定どうぞ。
嵐城 真紅:11dx7+6
DoubleCross : (11DX7+6) → 10[1,2,3,5,5,6,7,8,8,9,10]+10[1,1,1,9,10]+10[4,9]+6[6]+6 → 42

嵐城 真紅:お、良い出目
マギカ・ウィッチクラフト:やる~
三潴タタル:ガード。もうほとんどボロボロの剣だが……
嵐城 真紅:ラエルちゃんのNPCカードを使います
ラエル・T・アイヴィ:OK!やってやろう!
嵐城 真紅:ダメージ出します
GM:どうぞ!
嵐城 真紅:5d10+3d10+23
DoubleCross : (5D10+3D10+23) → 31[4,10,9,2,6]+13[10,2,1]+23 → 67

嵐城 真紅:邪毒LV3 ラウンド非ダメージ+2D10もセットだ
三潴タタル:ガード値3引いて64ダメージ。
三潴タタル:HP0となりますが……
三潴タタル:《魂の錬成》Lv6。HP60で復活。
GM:諸々のデバフは受け取ります。侵蝕あげて演出を!
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を5(→ 5)増加 (113 → 118)

嵐城 真紅:誰もが。
嵐城 真紅:その幻想的な姿に。
嵐城 真紅:解良イノリという少女に目を奪われた。
嵐城 真紅:ただ一人を除いて。
嵐城 真紅:何故なら、嵐城真紅にとって。
嵐城 真紅:トランぺッターのボス、解良イノリは。
嵐城 真紅:普段から輝いていてスゲェーヤツなのだから。
嵐城 真紅:一直線に走る。
嵐城 真紅:目の前に赤い糸を組み合わせた布を展開しその上に飛び乗る。
嵐城 真紅:「ボスを信じねェーヤツがッ!」
嵐城 真紅:布をトランポリンの様に使い反動で高く飛ぶ。
嵐城 真紅:「解良イノリを理解したようにくっちゃべってんじゃァねェーですわッ!」
嵐城 真紅:天井ギリギリまで飛び体を回転させる。
嵐城 真紅:「”運命の赤い糸”Le fil rouge du destinッ!!」
三潴タタル:それを見る。埒外の戦闘機動をもって、それを迎撃せんと。
嵐城 真紅:「上を見ましたわねェッ!!」
嵐城 真紅:嵐城の血で作られた赤い糸は。
嵐城 真紅:既にこの戦場の張り巡らされている。
嵐城 真紅:マウラ・デレッタを拘束していた糸は既に解かれている。
嵐城 真紅:その糸が足元から三潴タタルに絡みつく。
三潴タタル:それに気づいてから、強引に刀もてそれを切り裂かんとするが。
三潴タタル:レネゲイドの込められたその血を、ただのつるぎは断つことも叶わない。
三潴タタル:「チッ……!」
嵐城 真紅:上空から糸を束ねた塊を回転の勢いで頭に振り下ろす。
嵐城 真紅:「さっきのお返しですわよッ!」
嵐城 真紅:自分がやられた事の逆だ。
嵐城 真紅:敵の視界を上下に振る事で鋭い一撃を決める。
三潴タタル:「ぐあっ……!」
嵐城 真紅:そのまま着地。
嵐城 真紅:「はッ!」
嵐城 真紅:「ボスしか見てねェーからそういう事になるんですわッ!」
三潴タタル:全身が軋むような歪み音を上げ、その体がひび割れていく。
三潴タタル:頭上の剣は、最早その原型を全くとどめていない。
嵐城 真紅:「空ばかり見て足元を疎かにしてやがるアンタにはちょーど良いんじゃございません事?」
嵐城 真紅:「そんなんじゃあ小石に躓いて転んで怪我しちゃいますわよ」
嵐城 真紅:ビシっと指を立てるポーズ。
三潴タタル:地に膝をつく。「……“荒野ベミドバル”を踏み越えた者というわけか」
三潴タタル:その体が転送光に包まれかけて。「だが……まだだっ!」
嵐城 真紅:「荒野を通り過ぎるだけはつまらないですわ」
嵐城 真紅:「荒野でキャンプしてみるのも良いもんですわよ」
嵐城 真紅:「少し足を止めて休むことをおススメいたしますが」
嵐城 真紅:「そういう説得とか難しい事は私には向いてないのでお譲りいたしますわ~」
三潴タタル:「――あるじはじぶんたちのちいをまもろうとはせずそのおるべきところをすてさったみつかいたちをAngelsWhoDidn'tKeepTheirFirstDomainButDesertedTheirOwnDwellingPlace
三潴タタル:「――おおいなるひのさばきのためにとわにしばりつけたままくらやみのなかにとじこめておかれたHeHasKeptInEverlastingBondsUnderDarknessForTheJudgmentOfTheGreatDay
嵐城 真紅:「ゲッ」
嵐城 真紅:「何かヤバそうですわ」
三潴タタル:どこか辿々しく呟く。全身に生じた罅の間から、鋼が。刃が染み出し、その体を継ぐようにする。
三潴タタル:《リザレクト》ではない。強引な錬成能力の自己対象化による駆動強制。
解良イノリ:「…又無茶を…」心配げな声。
マギカ・ウィッチクラフト:「に、肉体を、別の物質で置換してます。そんな方法が……!?」
三潴タタル:「……まだ、歩みを止める訳にはいかない」

GM:ウタタさんの手番へ。
獏ウタタ:はぁい
獏ウタタ:マイナーなし
獏ウタタ:メジャー《C:エン》《光の舞踏》+《砂の加護》対象三潴タタル
GM:妨害ありません。判定どうぞ。
獏ウタタ:14dx7
DoubleCross : (14DX7) → 10[1,1,1,1,2,3,3,4,5,5,6,6,6,8]+2[2] → 12

獏ウタタ:マジかぁ……
三潴タタル:フ……!どうやら運が回ってきたようだな……!
マギカ・ウィッチクラフト:それはどうかな!
マギカ・ウィッチクラフト:【サブスキル:雄舌の蛇】《妖精の手》出目を10に変更する。
マギカ・ウィッチクラフト:マギカ・ウィッチクラフトの侵蝕率を4(→ 4)増加 (130 → 134)
三潴タタル:何……!?
獏ウタタ:やったぁ ありがとう友達
マギカ・ウィッチクラフト:残りあと2回です
獏ウタタ:1dx7+20
DoubleCross : (1DX7+20) → 2[2]+20 → 22

三潴タタル:だがまだ行けうるライン……!ドッジします。
三潴タタル:10DX+1 ドッジ
DoubleCross : (10DX10+1) → 10[1,1,3,4,5,8,9,9,10,10]+7[3,7]+1 → 18

マギカ・ウィッチクラフト:あぶな
三潴タタル:チッ……!
獏ウタタ:怖すぎぃ
GM:ダメージをどうぞ。
嵐城 真紅:ギリギリ
獏ウタタ:神聖二重冠の効果を使用
獏ウタタ:侵蝕6上昇させて12点追加。後はコンビネーターも載せます。
獏ウタタ:3d10+2d10+41+1+12
DoubleCross : (3D10+2D10+41+1+12) → 16[4,8,4]+6[1,5]+41+1+12 → 76

マギカ・ウィッチクラフト:強いぞ~
獏ウタタ:76点、諸々有効。
三潴タタル:HPは60。装甲なし。
三潴タタル:その攻撃でHP0に。これ以上復活はありません。
マギカ・ウィッチクラフト:やったー!
獏ウタタ:やったぜ。侵蝕145
GM:演出を!

獏ウタタ:「――――もう、往生際が悪いですよぉ」
獏ウタタ:地下鉄構内には流れるはずのない、一陣の風。
獏ウタタ:音もなく。気配もなく。起こりも、締めもなく。
獏ウタタ:だが。三潴タタルの右上腕に奔った罅を覆う刃が、ぱきり、と音を立てて弾ける。
三潴タタル:「……!」
獏ウタタ:「いいですか。剣士というのものは、斬られたら倒れるし」
獏ウタタ:再び、疾走する旋風。左腿部の刃が粉々に砕け散る。
獏ウタタ:「剣を奪われたら、負けを認めるものです」
三潴タタル:「何故だ、対応は……!」
獏ウタタ:三度、砕けた刃が吹き上がる様に空へ舞い上がり。腹部の刃が根元から折れて。
三潴タタル:「出来ていたはずだ、それが何故!」
三潴タタル:「ぐうっ……!」
獏ウタタ:「……自分の能力に最適化し過ぎてるんですよ」
獏ウタタ:「剣だけで威力を担保し、自身は刃を当てる動きに特化する。ええ、とても合理的です」
獏ウタタ:「ですが、それは貴女の体調が十全であることが必要条件」
三潴タタル:口の端から血が流れる。
三潴タタル:「……毒。いつの間に……」
獏ウタタ:「私は、あんまり納得いってないですけどね」
獏ウタタ:「イノリちゃんによって剣を奪われ。シンクちゃんによって体躯の自由を奪われた」
獏ウタタ:「その奥の手も最早、悪あがきですよぉ」
マギカ・ウィッチクラフト:チリ、と三潴タタルの首筋に小さく、咬み傷の痛みが走る。
マギカ・ウィッチクラフト:───“ワイクラー”の首輪とのパスを断ち切られた、かすかなフィードバック。
マギカ・ウィッチクラフト:レネゲイドの高出力を纏う身にはダメージにもならない蛇の牙。
マギカ・ウィッチクラフト:それを感じるほど、既に『弱っていた』
三潴タタル:その痛みに、脚を竦ませ、一歩下がろうとして。
三潴タタル:足が満足に動いていない。彼女の錬成の中に、自らのものではない血が混じっている。
三潴タタル:そのまま仰向けに倒れた。
獏ウタタ:「……あー、ちょっと待ってください。最後に一仕事」
獏ウタタ:倒れ伏せた彼女の傍に近寄り、自身の刀を右上段に振りかぶって。
獏ウタタ:──────斬。
獏ウタタ:彼女の首に付けられた首輪が、布切れめいて真っ二つに切断される。
GM:『怠惰の首輪』は破壊され、その効力を失う。
獏ウタタ:「コイツが絡むと、いっつも貧乏くじ引かされるしイライラきてたんですけどぉ」
獏ウタタ:「これでちょっと気が晴れました」
獏ウタタ:切っ先で拾い上げて軽く投げ飛ばし、八つ当たり気味に中空でバラバラに裂く。
三潴タタル:「……頂きは」それを成した少女を見上げ。
三潴タタル:「見えずか」
獏ウタタ:「イノリちゃーん。この後どうしますぅ?」
解良イノリ:「ええ、そうね。あとはこっちで拘束したりとかはやっていくから…」
獏ウタタ:「はいはい。じゃああとはお任せ~~」
獏ウタタ:ひらひら手を振って、最早微塵も興味がないかのようにその場から離れていく。
解良イノリ:「後で報酬とかお礼は渡すわね」
解良イノリ:そう言って、星の君たる少女から目を放し。倒れる少女に歩み寄って、膝をつく。
三潴タタル:「イノリ……」
解良イノリ:「見えないものを、それでも地道に歩いて求め続けるのが、私達のやり方でしょ」
解良イノリ:「ズルしようとしたからよ。罰則とかつけるから、きっちり反省すること」
三潴タタル:「……頼みがある」
解良イノリ:「なに?」
三潴タタル:「私に付いてきたものを、保護して欲しい」
解良イノリ:「分かった。他には?」
三潴タタル:「それだけでいい。彼女らの殆どは、ヒューマンマーケットで買い叩かれていたメサイア生だ」
GM:借金で立ち行かなくなり、労働債権を発行されたものの買い手がつかずにいる生徒たちの身売り市場。
GM:革命後に影を落とす、メサイアの闇の一つ。
解良イノリ:「ああ……」知っている。本当はあまり好きでもないし、悪影響があると思っているが、中々閉じることも出来ていない。
三潴タタル:「有用なものがあれば、“トランペッター”で抱えてやってくれ」
三潴タタル:「集団戦術は一通り教えたつもりだ。それから……」
三潴タタル:「工兵としての才あるものも多い。役には立つはずだ」
解良イノリ:「うん。…本当強かったし、凄かったわね」
解良イノリ:「ちゃんと罰則とかは受けてもらうけど、それが終ったなら」
解良イノリ:「その後は、もう清い身よ。…その子達が求めるなら、私は門戸を開きましょう」
解良イノリ:「法っていうのは」
解良イノリ:「そういう、抱え難いものを抱えて、間違えたとしても……」
解良イノリ:「罰を与えて、それで終わりにし、赦すためにあるんだから」
解良イノリ:勿論、別のことをしたいならその道を応援するわ、と付け加えて。
三潴タタル:「……My righteous servant will justify many by the knowledge of himself; and he will bear their iniquities.」
三潴タタル:「……また負わせたな」
解良イノリ:ふわりと笑って。
解良イノリ:「”恐れてはならない。あなたは恥じることがない。あわてふためいてはならないDon't be afraid; for you shall not be ashamed: neither be confounded;
解良イノリ:「”あなたは若い時の恥を忘れ、寡婦であった時のはずかしめを、再び思い出すことがないfor you shall not be disappointed: for you shall forget the shame of your youth”」
解良イノリ:「赦すことは難しいけれど、出来ない事ではない」
解良イノリ:「そして、誰かを傷付けることよりも、ずっとよりあなたを豊かにする。……つまり、これも私の為よ」
三潴タタル:「……そうか」目を閉じる。それきり眠るように、意識を横たえた。
解良イノリ:「おやすみなさい、タタル。……」
解良イノリ:「おつかれさま、そして…」一度言葉を区切って。
解良イノリ:「おかえり」



GM:バックトラック。
GM:の前に、フェーズ突破リワードがあります。
GM:“スペリオル濃縮アンプル”:侵蝕値を最大20まで、好きな人数に振り分けて低下させられる。
解良イノリ:ありがたい 侵蝕率と昇華数(マギカさんが2)から見ると、ウタタさんとマギカさん優先が良さそうだね
マギカ・ウィッチクラフト:ですね 実は2個。
マギカ・ウィッチクラフト:また776ぐらいで分けます?
解良イノリ:もうちょいそっち多めでもいいよ!
解良イノリ:884くらいでもいいと思います 負担大きかったし
マギカ・ウィッチクラフト:はーい。じゃあウタタちゃんと8分けます
獏ウタタ:頂きまぁす 137
解良イノリ:真紅さんは本当に安定していて本当助かる  此方も貰って136に。
マギカ・ウィッチクラフト:126
マギカ・ウィッチクラフト:真紅さんめっちゃ暴れた印象あるのに118なんだ 安定してる
GM:OK。それを踏まえて……
嵐城 真紅:侵蝕は低いからね
GM:Eロイスは以下のとおりです。

■Eロイス
“ベレシート”(怠惰の首輪)
Eロイス/虚実崩壊
Eロイス/唯我独尊
“シェモース”(怠惰の首輪)
Eロイス/苦痛のこだま
“ベミドバル”(怠惰の首輪)
Eロイス/怨念の一打

マギカ・ウィッチクラフト:多い!
GM:計4個。“シェモース”“ベミドバル”は行使はしませんでしたが、フェーズ3まで生き残るとこれがセットされていました。
解良イノリ:ゲエエーッ そんなヤバいもん持ってたのか君ら!!
マギカ・ウィッチクラフト:コワ~~
GM:その分も差し上げます。
解良イノリ:5個!振ります!
獏ウタタ:わぁい 振ります
GM:4つ!
解良イノリ:ミスった!失礼
解良イノリ:136-4d10
DoubleCross : (136-4D10) → 136-31[10,8,3,10] → 105

獏ウタタ:137-4d10
DoubleCross : (137-4D10) → 137-22[4,9,1,8] → 115

マギカ・ウィッチクラフト:126-4d10
DoubleCross : (126-4D10) → 126-28[9,9,9,1] → 98

マギカ・ウィッチクラフト:出目たっか
解良イノリ:あの いや 嬉しいけど 嬉しいけどさあ!! 今急に高くなるね!?
マギカ・ウィッチクラフト:休むことに全力じゃんイノリちゃん!
GM:ちょいちょい高いやつおるな
嵐城 真紅:Eロ
マギカ・ウィッチクラフト:体は正直だぞ!
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を5D10(→ 36)減少 (118 → 82)
嵐城 真紅:1倍
マギカ・ウィッチクラフト:風紀委員たけぇ
マギカ・ウィッチクラフト:安心して1倍振り。残り4ロイス
嵐城 真紅:嵐城真紅の侵蝕率を4D10(→ 15)減少 (82 → 67)
マギカ・ウィッチクラフト:98-4d10
DoubleCross : (98-4D10) → 98-20[5,2,4,9] → 78

マギカ・ウィッチクラフト:5点~
解良イノリ:一倍。
解良イノリ:105-5d10
DoubleCross : (105-5D10) → 105-38[7,10,9,6,6] → 67

解良イノリ:こっちも高くてクッソ笑う
獏ウタタ:115-10d10 2倍
DoubleCross : (115-10D10) → 115-57[6,1,1,9,5,8,9,4,8,6] → 58

獏ウタタ:3点
解良イノリ:4点です…
GM:シナリオ8点 Eロイス4点 指名手配撃破リワードが4点

“ベレシート”三潴タタル
Dロイス/魔街の王
“デバリーム”ロロ・スウィーティー
Dロイス/遺産継承者:白猿の額冠

GM:Dロイスは上記2点。
GM:ここにいつもの5点を加えて23点。
GM:それに更に侵蝕分を加えたのが経験点になります。何点になりましたか?
解良イノリ:マギカさん5点、イノリと真紅さんが4点、ウタタさんが3点
マギカ・ウィッチクラフト:28点!
解良イノリ:マギカさん28、風紀組27、ウタタさん26かな
GM:そのようね
獏ウタタ:ですぅ
解良イノリ:合計÷3+1して、GMが37点かな
GM:C((27+28+27+26)/3)
DoubleCross : c((27+28+27+26)/3) → 36

GM:そのようです
GM:もっておいき~
解良イノリ:わあいいただきます~
マギカ・ウィッチクラフト:新しいパーツ買っちゃお~
獏ウタタ:頂きまぁす もぐもぐ
嵐城 真紅:イエイイエイ


◆Masterscene◆

GM:“ベレシート”率いる“シカリオイ”は本拠強襲により壊滅。
GM:その“ベレシート”は捕縛。幹部のうち“ワイクラー”は離反、“シェモース”も捕縛。
GM:“ベミドバル”は十字冠による離脱後、捜索が行われているが、発見に至らなかったとて、侵蝕を鑑みるに、再起には長らくかかることだろう。
GM:そして。
GM:誰もいなくなった地下廃坑に、一人の少女の姿があった。
ロロ・スウィーティー:「……」
GM:最後の戦いの折、人知れずその姿を消していた“シカリオイ”最後の幹部。“デバリーム”。
ロロ・スウィーティー:首元に手を当てる。
ロロ・スウィーティー:手に持った何かを棄てる。それは締まったまま・・・・・・の首輪だ。
ロロ・スウィーティー:その手は次に、自らの頭を掴み。
ロロ・スウィーティー:その首が胴と分かたれた。
ロロ・スウィーティー:首が胴体に抱えられる。
GM:“髑髏王ロード・ビヘッド”は、元々定時制の異形の怪物である。
GM首無しガン・ケンの形質を備えた妖異。
ロロ・スウィーティー:「……ねえ、ボディ」生首が呟く。
ロロ・スウィーティー:「これでよかったの?」
ロロ・スウィーティー:十字冠を備えるのは、その首の側である。
???:「はい。“デバリーム”。これでいいです」
???:その胴。首の切断面から“何か”が吹き出す存在が、首に応える。
???:「“ベレシート”は素晴らしかった。この首輪の助けがあったとは言え……」
???:「まさか本当に、“魔王”と繋がってしまうとは」
???:「レネゲイドが既知である世界。おぞましき災禍を経た、脱出不可能の街」
???:「“魔街”と呼ぶに差し支えない存在ですから、“それ”はあって然るべきなんですけど」
???:「なかなか呼び込むには苦労しましたよ。とはいえ、このアプローチではあの程度が限界でもありますか」
ロロ・スウィーティー:「ボディの話はよくわからない」
???:「それは仕方のないことですよ、マイロード」
???:「あなたの思考領域の大半は、私がお借りしているんですから」
???:「その頭は、“ことばデバリーム”を述べるだけの飾りです」
ロロ・スウィーティー:「そうなの?そうなんだ」
ロロ・スウィーティー:「わからないけど、わかった」
ロロ・スウィーティー:「ボディの言う通りにする。次はどうしよう」
???:「そうですね、“デバリーム”」再びその首を持ち上げて。
???:「それは私が考えますよ」
ロロ・スウィーティー:首輪を踏みつけにして、その場を後にした。
GM:“デバリーム”の行方は、事件の後、杳として知れない。


◆Ending◆獏ウタタ

GM:【メサイア学区 商業エリア 仕立て屋“ロ・リアット”】
GM:襲撃事件は収束したが、その傷跡が完全に癒えたわけではない。
GM:砲撃を受けたその店の外観は、今もビニールシートが貼られている。
“トランペッター”新人:風紀委員の腕章をつけた少女が、その壁を直している姿が目に入る。
獏ウタタ:「あのモブみたいな顔の子、地下鉄で見たことありますねぇ」
GM:営業中の看板の下には、「新規の受注は停止しております」との但書がある。
獏ウタタ:「ていうか、風紀委員が建造物の修繕するの……?専門の業者とかじゃなくて?」
獏ウタタ:「私の想像よりも中々根深いブラック企業なのかもしれないですねぇ……」
獏ウタタ:などと、生暖かい横目で作業を見守りつつ入店する。
獏ウタタ:「こんにちはぁ。いらっしゃいますかぁ?」
GM:そこには店主のみならず、先客の姿がある。
マウラ・デレッダ:「ねえエルザ~いいじゃん~」
マウラ・デレッダ:「お客なんて来ないって~ね~」
エルザ・ド・タピ:「営業中だから。えーぎょー中」
獏ウタタ:「…………」
エルザ・ド・タピ:「あっ」
エルザ・ド・タピ:「……いらっしゃいませ……?」
獏ウタタ:「失礼しましたぁ」踵を返す。
エルザ・ド・タピ:「ちょ、ちょっと待って!」
マウラ・デレッダ:「あっウタタちゃん?」
マウラ・デレッダ:「やほ~」
獏ウタタ:「……ああ、はぁい。元気そうで何よりですぅ」
獏ウタタ:「エルザちゃんの敵討ちに躍起になってたのはそういう背景があったんですねぇ」
マウラ・デレッダ:「トランペッターとしてもちゃんとマジメにやってたもん~」
エルザ・ド・タピ:この間は上がらなかったはずの手を振る。「マウラから聞いたよ」
エルザ・ド・タピ:「彼女らをやっつけたんだってね」
獏ウタタ:「そうですねぇ、憂さ晴らしは無事に完遂しておきましたよぉ」
獏ウタタ:「どこぞの首輪のせいで別個のフラストレーションが溜まった気もしますけどぉ」
エルザ・ド・タピ:「外の子も謝りに来たよ。自分に直させてくれって」
エルザ・ド・タピ:「首輪?」
マウラ・デレッダ:「あっ」しー、とする。
獏ウタタ:「ああ……えーっと、ケルベロスみたいなのに襲われたりして大変だったんですよぉ」
エルザ・ド・タピ:「ケルベロス……それは大変だったね」
獏ウタタ:「全くですぅ。剣士の仕事は人斬りだってことをちゃんと意識しておいてほしいです」
獏ウタタ:「エルザちゃんも、必要な時は首輪をつけておかないとだめですよぉ」
エルザ・ド・タピ:「怪物退治だと剣士の仕事じゃなくて英雄の仕事になっちゃうもんなあ」
エルザ・ド・タピ:「首輪?デザインとして?」
獏ウタタ:「言葉の綾ですぅ」
エルザ・ド・タピ:「とにかく、ありがとうね。それから……」
エルザ・ド・タピ:「無事そうでよかった」
獏ウタタ:「というわけで、これ以上テロリストから襲われることもないでしょうし……うん?」
獏ウタタ:「そりゃまぁ。この程度で無事じゃなかったら役職返上しなくちゃですしぃ」
エルザ・ド・タピ:「それでもだよ。ケガ痕が残って私の服を胸張って着れないってなったらヤダしね」
獏ウタタ:「だから、思う存分いちゃいちゃしてていいですよぉ」
エルザ・ド・タピ:「えっやっだから……!」
獏ウタタ:「違うんですかぁ?」
エルザ・ド・タピ:「してないってば!」
獏ウタタ:「ふぅん。別に隠さなくてもいいんですけどねぇ」
マウラ・デレッダ:「ねえ?」
獏ウタタ:「その制服ってオーダーメイドですかぁ?」
マウラ・デレッダ:「これ?うん」
獏ウタタ:「……ああ、じゃあやっぱりそういう趣味なんですねぇ」
エルザ・ド・タピ:「いや、仕事とプライベートは分けてるから……!」
エルザ・ド・タピ:「じゃなくて!違う違う違う!」
マウラ・デレッダ:「可愛い服でしょ」
獏ウタタ:「ノーコメントにしておきますぅ」
エルザ・ド・タピ:「ごほんっ!……とにかくさ。まだ細かい作業は出来ないけど……」手を握っては開く。
獏ウタタ:「万全の状態になるまで保留で大丈夫ですよぉ」
エルザ・ド・タピ:「治ったらちゃんと、とっておきに仕立てるから」
エルザ・ド・タピ:「そこは期待しててよ」
獏ウタタ:「ええ。とても期待しておりますともぉ」
マウラ・デレッダ:「ウタタちゃん、ありがとね!」
マウラ・デレッダ:「またこっち遊びに来てよ~」
獏ウタタ:「ええ。これから六壬学園辺りにでも行こうかなぁと思ってるので」
獏ウタタ:「またメサイアに来たらお邪魔しに来ますねぇ」
マウラ・デレッダ:「それまでに治安は良くしとくから!」
マウラ・デレッダ:「私達のいいんちょが!」
獏ウタタ:「他力本願ぇ」
獏ウタタ:「できれば、獣みたいなのを重点的に掃除しておいてくれると嬉しいですぅ」
獏ウタタ:「したらば今日はご挨拶に来ただけなので、そろそろお暇しましょうかねぇ」
エルザ・ド・タピ:「うん、また……いや」
エルザ・ド・タピ:「服がよかったらまた来てよ」
獏ウタタ:「はぁい、良かったら是非また」
獏ウタタ:ひらひらと手を振りながら、半壊状態の店舗を後にする。
獏ウタタ:「…………」
獏ウタタ:「("堕剣の楔片"。現在は元キュナリオンの理事会派閥の生徒がいくつか隠し持っているということでしたが)」
獏ウタタ:「(また何かの拍子で担がれた時、出てこられたらガン萎えしちゃいますねぇ)」
獏ウタタ:「(あーあ、誰かが都合よくお掃除してくれませんかねぇ。そしたら)」
獏ウタタ:「(スカッとした気分で楽しく喧嘩売られたり売られたりできるんですけどぉ)」
獏ウタタ:そう遠くない未来。また獏ウタタの前に"堕剣の楔片"を付けた敵が、嫌がらせかって程に立ちはだかったりするのだが。
獏ウタタ:そんなこともつゆ知らず、近場のクレープ屋でストロベリーミックスを買い食いしなから極東学区への旅路に出るのだった。


◆Ending◆マギカ・ウィッチクラフト

GM:【メサイア学区 保健室】
GM:いかなオーヴァードとはいえ、治療・療養が必要な事態に遭うことはままある。
GM:軽微な負傷、病気、精神の疾患……それから、ノヴァリス特有の事例。
GM:十字冠制約による転送後の、侵蝕回復待機措置。
GM:ラエル・T・アイヴィも、その措置を受け、ここで療養する一人だ。
GM:無理矢理に引き上げられた侵蝕率を、徐々に回復していくために。
GM:その病室の前。
GM:お見舞いに訪ねた少女の姿があった……のだが。
マギカ・ウィッチクラフト:置物のように固まっている。
マギカ・ウィッチクラフト:否、置物とは少し違う。
マギカ・ウィッチクラフト:目線を扉と周りにさまよわせ、気合を入れたかと思うと一歩引き
マギカ・ウィッチクラフト:病院につきものの怪談のように不審な挙動を重ねている。
マギカ・ウィッチクラフト:(お、お見舞いって)
マギカ・ウィッチクラフト:(どんなテンションで行けばいいんだろう。明るく?……入院なのに?)
マギカ・ウィッチクラフト:(でも暗い感じで行ったら気が滅入るかもだし……)
マギカ・ウィッチクラフト:(そもそも御見舞って重い?でも連絡先貰ったし、と、友達、だし?)
保健委員A:「あの~……どうされました……?」
保健委員A:「自分の部屋わからなくなっちゃいましたか?」
マギカ・ウィッチクラフト:「ひゅっ!」
マギカ・ウィッチクラフト:「い、いえいえ、いえ。わ、私は入院して無い、です」
マギカ・ウィッチクラフト:お見舞いに持ってきた果物のバスケットが揺れて、病室の扉にガン!とぶつかる
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ……!」
ラエル・T・アイヴィ:「?どうぞ~」
マギカ・ウィッチクラフト:「は、はい!失礼、します!」
マギカ・ウィッチクラフト:保健委員の人に2度頭を下げ、面接のように扉を開ける。
マギカ・ウィッチクラフト:「マ、マギカ・ウィッチクラフトです!よろしくお願いします!」
ラエル・T・アイヴィ:「マギカ!」
ラエル・T・アイヴィ:「来てくれたんだ!嬉しいな~」病院着の少女が立ち上がってとてとてと寄ってきて。
マギカ・ウィッチクラフト:「ラ、ラエルさん」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、歩いて大丈夫なんですか?」
マギカ・ウィッチクラフト:ほ、と安堵の息を漏らしてちょこちょこと近づく。
ラエル・T・アイヴィ:ぎゅーっとハグする。「そっちは元気してた?」
ラエル・T・アイヴィ:「大丈夫大丈夫、保健委員はまだダメっていうけど関係ないよ」
マギカ・ウィッチクラフト:「はわわわわ」(はわわわ)
マギカ・ウィッチクラフト:(せ、石鹸の匂い)
マギカ・ウィッチクラフト:「だ、だめですよ。いうことは聞きましょう」
マギカ・ウィッチクラフト:ハグられたまま小さい歩幅でベッドに行こうとする。
マギカ・ウィッチクラフト:「こちらは元気です……負傷も普通のレネゲイドによるものですし」
ラエル・T・アイヴィ:「え~」渋々ベッドに戻されて。
ラエル・T・アイヴィ:「でもマギカが来てくれて嬉しいな~。暇で暇でさあ」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうなんですね」
マギカ・ウィッチクラフト:「病院、見るものも多そうです、けど」
ラエル・T・アイヴィ:「だって友達とお出かけもできないんだよ~……見るものって?」
マギカ・ウィッチクラフト:侵蝕率を計測しているであろう機器の痕跡などを落ち着かないように見てる。
マギカ・ウィッチクラフト:「病院で使われてる、新しい機械、とか。普段見ないですよね」
ラエル・T・アイヴィ:「あ~。確かに」
ラエル・T・アイヴィ:「これとかすごいよね。何のボタンだろこれ」
ラエル・T・アイヴィ:触ってみようとしている。
マギカ・ウィッチクラフト:「ふ、普段見るのより精密なんですかね……?」
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、だ、だめですよ、勝手に触ったら……」
マギカ・ウィッチクラフト:慌てて掴もうとしてなにかのボタンを押す
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ」
マギカ・ウィッチクラフト:体温計のように前回の設定が呼び出され、計測した数値が改めて表示されている。
マギカ・ウィッチクラフト:「……まだ高いですね」
ラエル・T・アイヴィ:「……うん。あいつらどれだけ無理してたんだよって感じ」
ラエル・T・アイヴィ:「僕は急に上げられたけどさ。アイツらは多分、高いままずっと過ごしてたんだと思う」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………そうですね。こんな負荷で普通に受け答え出来るぐらい、慣れてるみたいでした」
マギカ・ウィッチクラフト:「案外、あの頑固さも、侵蝕率の高さのせいだったのかも知れません」
ラエル・T・アイヴィ:「うん。だからこそ、過激なこともできちゃうんだろうね」
ラエル・T・アイヴィ:「僕もさ。首輪つけてた時……」
マギカ・ウィッチクラフト:「……はい」
ラエル・T・アイヴィ:「なんか、本当に気持ち悪くって。でもどこかふわふわして」
ラエル・T・アイヴィ:「それで……なんか、なんでも壊したくなっちゃって」
ラエル・T・アイヴィ:「キミに助けてもらったら、それが一気に冷めた感じで……」
ラエル・T・アイヴィ:「怖かった。あれがジャームの気持ちなのかな……」
マギカ・ウィッチクラフト:「……かもしれません」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………高めすぎたレネゲイドは、内に秘めた衝動を一気に掻き立てます」
ラエル・T・アイヴィ:「……うん」手が震えている。
マギカ・ウィッチクラフト:「こうやって会話できるのに、どこかの線を超えた時、自分の衝動を優先してしまう、なんて」
マギカ・ウィッチクラフト:「怖いですよね」
マギカ・ウィッチクラフト:震えてる手にそっと自分の手を重ねる。
マギカ・ウィッチクラフト:「ラエルさんが無事で、良かった、です」
ラエル・T・アイヴィ:「……みんなを傷つけちゃった」
ラエル・T・アイヴィ:「正義の味方!なんて言って。キミを守れるかなって思ったのに」
ラエル・T・アイヴィ:「逆に守られちゃったよ僕……」
マギカ・ウィッチクラフト:「だ、大丈夫、です」
マギカ・ウィッチクラフト:「最初のときは、守ってもらいました、し」
マギカ・ウィッチクラフト:「その、」
マギカ・ウィッチクラフト:「約束とか、ルールとか、破ったら罰則があるのは」
マギカ・ウィッチクラフト:「失敗しても、ちゃんと償えば、許してもらえる……ってこと、ですから」
ラエル・T・アイヴィ:「……みんなを裏切っちゃった」
ラエル・T・アイヴィ:「よくないことをしようとしてるから、止めなきゃって思ったけど」
ラエル・T・アイヴィ:「裏切られたってガッカリしたんだよね。“シカリオイ”のみんなは」
ラエル・T・アイヴィ:「許してもらえるのかな……どう償えるかな」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………そう、ですね」
マギカ・ウィッチクラフト:「どうしたら許して貰えるかとか……他の人のことはわかんないですけど……」
マギカ・ウィッチクラフト:「今までやってたことを、続けるしか、無いんじゃないでしょうか……?」
マギカ・ウィッチクラフト:「私みたいに、困ってる人助けてくれたり、とか」
マギカ・ウィッチクラフト:「ちゃんと続けていけば、その」
マギカ・ウィッチクラフト:「『なんで私のときだけ邪魔したの』とは、言われないと、思います」
ラエル・T・アイヴィ:「そっか。そうだよね……」
ラエル・T・アイヴィ:「うん。続ける。僕、続けてみるよ」
ラエル・T・アイヴィ:「マギカみたいにすごい力があるわけじゃないけど……」
ラエル・T・アイヴィ:「それでも、僕にもやれることはあるはずだもんね」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………はい」ほ、と緊張が解ける。
マギカ・ウィッチクラフト:「わ、私もまだ修行中、ですけどね」まんざらでもない。
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、で、でも」
マギカ・ウィッチクラフト:「一人だけで続けちゃ、だめですよ。ちゃんと、気の合う皆と………協力して……」協力……?という顔
マギカ・ウィッチクラフト:「…………"トランペッター"さん達とか、“ベレシート”みたいに無理しないでくださいね」
マギカ・ウィッチクラフト:「ラエルさんのこと、応援しますので」
ラエル・T・アイヴィ:「そっか。じゃあマギカに協力すればいいんだ!」
マギカ・ウィッチクラフト:「え?」
ラエル・T・アイヴィ:「マギカだってさ。いろんな大変にしてる人を助けたい~って思ってやってるんでしょ?」
マギカ・ウィッチクラフト:「………そ、そうですね」
ラエル・T・アイヴィ:「友達だから気も合うし!」
ラエル・T・アイヴィ:「協力するにはいいんじゃないかな?」
マギカ・ウィッチクラフト:「うっ あっ」
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、」
マギカ・ウィッチクラフト:「そうなのかも、しれません、ね」
マギカ・ウィッチクラフト:頬が緩んでいる。
マギカ・ウィッチクラフト:「じゃ、じゃあ、してもらおっかな、なんて……」
ラエル・T・アイヴィ:「いやった~!」
ラエル・T・アイヴィ:またぎゅーっとする。
マギカ・ウィッチクラフト:「うあっ…………!?」
マギカ・ウィッチクラフト:両腕をさまよわせる。私もしたほうがいいのか…!?
ラエル・T・アイヴィ:「あっねえねえマギカ、今日泊まってってよ~!」
ラエル・T・アイヴィ:「独りでも暇なんだよ~、おしゃべりしようよ~」
マギカ・ウィッチクラフト:(うう、体温が高い……さっきまで寝てたのかな……綺麗な人は汗をかいても……)
マギカ・ウィッチクラフト:「と、泊まり?おしゃべり……!?」
ラエル・T・アイヴィ:「マギカんち行くってのしばらくムリそうだしさ~、ダメ?」
マギカ・ウィッチクラフト:「え、えぇと」
マギカ・ウィッチクラフト:「ほ、保険委員の人が、許してくれるならー……」
マギカ・ウィッチクラフト:玉虫色の発言
保健委員A:「ベッドなら空いてるしいいですよ?」隣でシーツを直していた保健委員が見もせずに応える。
保健委員A:「そういう子結構いますしねえ」
マギカ・ウィッチクラフト:「ウェッ」居た。先程声をかけてくれた人だ
マギカ・ウィッチクラフト:(ず、ずっと聞かれていた……!?)
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうなんですねー……」
マギカ・ウィッチクラフト:「じゃあ、止まらせて、もらお、カナー」
ラエル・T・アイヴィ:「やった~!」
マギカ・ウィッチクラフト:「わ、わぁーい……」両手をギクシャクと動かす。
マギカ・ウィッチクラフト:保健委員がテキパキとベッドメイクを行い、着替えまで用意している。
マギカ・ウィッチクラフト:一旦帰って着替えを……という言い訳すら塞がれて、どうやらフラストレーションが溜まったラエルさんの会話に付き合うことになる。
マギカ・ウィッチクラフト:(だ、大丈夫。こんなときのために話題はストックしてる。気まずい沈黙にはならないはず…!)
マギカ・ウィッチクラフト:分厚い事典のような魔導書をギュッと握り、ベッドの感覚を確かめるように腰を下ろす。
マギカ・ウィッチクラフト:───窓から差し込む逆光を背負って、ラエルさんが楽しそうに笑う。
マギカ・ウィッチクラフト:それを見て、自分にしては珍しく良かったな、と安堵する。
マギカ・ウィッチクラフト:その頭上に輝く十字冠を見ながら。
マギカ・ウィッチクラフト:あの地下通路で出会った人達も、笑顔を失ってなければいいな、と思った。


◆Ending◆嵐城真紅

GM:【メサイア学区 風紀委員会本棟】
GM:そのビルの中。“トランペッター”の業務をひととき終えて。
GM:君たちに、しばしの休息の時が訪れていた。
GM:まだ事後処理は残っているが、オーヴァードを連続して稼働させる訳にはいかないためだ。
解良イノリ:「お疲れ様、真紅。本当に助かったわ」
解良イノリ:委員長室に付随した応接室。他の仕事部屋と比べ、大きいソファやしっかりした絨毯等調度品もしっかりしたものだ。
嵐城 真紅:大きなソファにうつ伏せに寝転んで足をバタバタさせている。
解良イノリ:本体の委員長の執務室より大きいので、執行部の子等に空いているときは解放している部屋でもある。
解良イノリ:「真紅は、コーヒーかお茶、どれがいいかしら」
解良イノリ:真紅の様子に苦笑しつつ、まずは労わるのが先、と飲み物を用意しようとしている。
嵐城 真紅:「ボスが入れてくれるならなんでもですわ~」
解良イノリ:「もう、そういうのが困るんだけどな……じゃあ、ミルクティーにしましょう。胃にもやさしいし」
解良イノリ:手慣れた様子で、丁寧に淹れていく。
解良イノリ:ことん、と座った…というか、横になったソファーの前のテーブルに。
嵐城 真紅:普段はコーラとかを飲んでいるが。
嵐城 真紅:イノリとのティータイムは別である。
嵐城 真紅:「ヒマですわー!ヒマですわー!」
解良イノリ:「前、此処で飲んでた子が、美味しい茶葉があったって持ってきてくれた奴よ。クッキーも合わせて」
解良イノリ:「はいはい」笑ってこちらも横のソファーに腰かけて。
嵐城 真紅:風紀委員のメンバーは多い。
解良イノリ:「お待たせしました。…まあ、簡単なものだけど。楽しんでちょうだい」お茶請けのお菓子も広げている。
嵐城 真紅:幹部クラスでもそれなりの数が居る為、委員長は多忙である。
嵐城 真紅:ひょいと体を起こしてお菓子を口に入れる。
嵐城 真紅:なので嵐城真紅が解良イノリと二人きりになる機会は滅多にないといえる。
解良イノリ:「クリムゾンの砂糖と、アップルシードの小麦粉が入ったって焼いてくれたの。結構評判良かったのよ」笑って、丁寧な所作で一口。
嵐城 真紅:「?」
嵐城 真紅:明確に頭上に?マークが浮かんだ様な表情を浮かべた。
嵐城 真紅:「クリムゾンの?赤い砂糖?リンゴの種が小麦粉?」
嵐城 真紅:「甘くて美味しいですわ」
解良イノリ:「…ノヴァリスで食べ物作ってる学区よ、もう」
解良イノリ:「イスズが…前新しく入ったオペレータの子が焼いてくれたの」
嵐城 真紅:「ああ、農業学校がありましたわね」
解良イノリ:美味しかったら、後で会ったとき伝えて上げて、と笑って言う。
嵐城 真紅:二人きりの時は委員長に甘えたいのだ。
解良イノリ:「そう。やっぱり、専門の所の方がノウハウとかがあって、質がいいからね」
嵐城 真紅:相対的に知力と記憶力もリラックスしている分グダグダになっている。
解良イノリ:「こういう時は本当、子供っぽくなるんだから」しょうがないなあ、という風に苦笑。
嵐城 真紅:「ボスが淹れてくれた紅茶も香りがよくて…えっと芳醇な…えと…いい香りですわ!」
解良イノリ:「いいのよ、こんなの。美味しく飲んでもらうのが、一番嬉しいから」
解良イノリ:それで、興味が出たら調べてみたり、お店を廻ってみればいいしね、と。
嵐城 真紅:ボスと一緒に行けたらいいな、と思いつつ。
嵐城 真紅:他のトランぺッターのメンバーの顔も思い浮かべる。
解良イノリ:「今回は本当にがんばってくれたもの。大体のことなら、やってあげる」ふふ、とちいさく少女じみた笑い声を零して。
嵐城 真紅:「…ボスは」
嵐城 真紅:「無理してないんですの?」
解良イノリ:「……無理?無理か……」
解良イノリ:「してるように見えるのかな…やっぱり。私はまだまだいけるぞ~、って思ってるんだけど…」
嵐城 真紅:「してるようには見えないですわ」
解良イノリ:よく言われることがある。…いや、確かにとにかく自分でやれることはやらなきゃ、ってなってしまいがちだ。特に、この一年は。
嵐城 真紅:「でも、それに私たちが気付いてねーだけかもって思ったりはするんですの」
解良イノリ:「そっか。うん……」ミルクティーを一口。
解良イノリ:「本当、そうやって心配して貰えたりするの、嬉しいなあって思うんだ。それで、色々エネルギーを貰えてる」
嵐城 真紅:「でもですわ」
嵐城 真紅:「私、ボスの淹れてくれる紅茶は大好きで。私なんて上手く淹れらんねーですけれど」
解良イノリ:カップをソーサーに置いて、彼女の言葉を待つ。
嵐城 真紅:「私が淹れた紅茶を飲んでもらいたいって思ったりもするんですのよ」
解良イノリ:「……あ、ついつい…いつもしてあげたいって、そうなっちゃって…そうだね」
嵐城 真紅:「たぶん、皆そうですわ~」
解良イノリ:「…そうかな?」
嵐城 真紅:「タツキもコノエもハカリも雨宮も」
嵐城 真紅:「一人じゃ、ボスには及ばねえですけど」
解良イノリ:「うん」
嵐城 真紅:「皆で頑張ればボスの、なんか、代わり?みたいな事はできるかもって」
嵐城 真紅:「そしたら、ちょっとはボスも楽できるんじゃねーかなって思いますわ」
解良イノリ:「……うん」少し、恥じ入るような…、それと、嬉しさが混ざった声。
嵐城 真紅:「他の皆は私より賢いですしね」
解良イノリ:「…本当、ダメだなあ…いや、卑下するとか、そういうのじゃなくて。ええとね…」言葉を選ぶように何処かたどたどしく。
解良イノリ:「ありがとう。…そうだね、本当、皆の事を信じてるなら…私からばかり、っていうのは、違うよね」
解良イノリ:「…タタルにも、あんなこと言ったしな。私だって、ちゃんと言った事は守らないと、だ」
解良イノリ:「…ちょっとずつ…いや、もっとだな。これから、皆にちゃんと一杯頼るようにする」
嵐城 真紅:「ボスは真面目ですわ」
解良イノリ:「…そうかなあ?こうやって、ひとつひとつ確かめ確かめ、ってやらないと、怖くなっちゃうんだ」
嵐城 真紅:「人に頼るのもちゃんとするんですもの」
解良イノリ:「……ふふっ」頬を小さく掻く。
嵐城 真紅:「へへへ」
嵐城 真紅:お菓子をモグモグ頬張る。
嵐城 真紅:「ボス、息抜きの話なんですけれど」
嵐城 真紅:「ボスはハンバーガーはお好きですかしら」
解良イノリ:「うん?ああ…」そう言えば、随分食べてない気がする。
解良イノリ:「そうだね。随分長い事食べてないけど、好きな方かな?」ステイツの出だからね、とちょっと笑って付け加える。
嵐城 真紅:「サイドストリートにアメリカンダイナーがオープンしたんですわ」
嵐城 真紅:「今度ご一緒いたしませんか?」
解良イノリ:「あそこに?ピザ屋とかパスタがずいぶん強いのに、中々豪儀な店だな…」
解良イノリ:そこまで言ってから、自分が誘われていることに今更気付いて。
解良イノリ:「……ふふ。喜んでご一緒させてもらおうかな」
嵐城 真紅:「皆も呼びましょう!賑やかなパーティもたまにはよろしいんですのよ!」
解良イノリ:「あはは、悪くないね。空いてる子に声掛けてみよう」
嵐城 真紅:そんな委員長の笑顔を眺めて。
嵐城 真紅:嵐城真紅はソファに転がった。
嵐城 真紅:楽しい笑顔を見るのはとても楽しみだ。
嵐城 真紅:でも、今はもう少し。
嵐城 真紅:この時間は自分だけの委員長に甘えていたい。
嵐城 真紅:「ヒマですわー!早くお仕事に行きたいですわー!」
嵐城 真紅:そうやって委員長の反応を見るのは。
嵐城 真紅:事件解決の最高のご褒美である。


◆Ending◆解良イノリ

GM:【風紀委員管轄 拘留施設】
GM:風紀委員会によって逮捕された生徒が、一時的に拘束される場所。
GM:その中の一室。ベッドの上、一人の少女が横たわっている。
三潴タタル:「……」眠っているわけではない。
三潴タタル:重度の侵蝕過多による制約で、身動きも取れずにそこで回復を待っている。
三潴タタル:拘束さえろくに無い。そもそも動けるはずもないと判断されている。
解良イノリ:かしゅ、と小さく圧縮空気が抜ける音が何度か鳴った。
解良イノリ:何重かに、エアロックのように分けられた扉を一つ一つ開けて、入室者がある証。
解良イノリ:そうして、前の扉が閉じ切った後、最後にその部屋に繋がる扉が開いた。
解良イノリ:「…こんにちは、タタル。体調はどう?」
三潴タタル:「……イノリ」そう呟いてから、目線を上げる。
三潴タタル:「……最悪だよ。これほど身体がままならなくなるとは」
解良イノリ:「言ったでしょ。ズルをすると反動があるのよ」どこか冗談めかしたように。
三潴タタル:「……どうやらそのようだな」その頬には、紅葉の跡がある。
解良イノリ:「……本当、二重冠による戒律無効とか、そうしたものが変に働いてなくてよかった……うん?」
解良イノリ:「どうしたの、それ」
三潴タタル:「お前の部下に張られた。丈の合わない服の」
解良イノリ:そう言いながら、部屋をてきぱきと片付け、いくつかの袋を置いている。
三潴タタル:「“一発で許してやる”と言われた。今回のことで恨みを買ったんだろうな」
解良イノリ:「ああ…マウラね。貴方たちが巻き込んだ中で、怪我と店を壊された子がいたの」
解良イノリ:「…服飾職人で、手も異物を巻き込んだ再生をしてた。そりゃ、親しい人がそうなったら怒るわね」
三潴タタル:「それは……」
三潴タタル:「むしろ、逆に一発程度で済むのか」
解良イノリ:「”シカリオイ”で、うちに入った子たちが、修復を手伝ってるわ」
三潴タタル:「……そうか」
解良イノリ:「お礼を言っておきなさい。…あと、実際に手を出した子に結構派手めに仕返ししてたからね、あの子…」
解良イノリ:注意しようかちょっと悩んだ。
三潴タタル:「役には立てているか……?元気でやっているのか」
解良イノリ:「真面目な子が多くて、助かってる。実際、土木系の技能がある子は、本当ありがたいからね」
解良イノリ:「入らなかった子も、上手く別の道を見つけられるまで、ちゃんと面倒見てるから」
三潴タタル:「……ああ」
解良イノリ:「だから、安心していい。…まあ、一人見つかってない子はいるっちゃいるけど…」
三潴タタル:「……お前が辞めなくてよかったと今は思う」
解良イノリ:「私はあまり良くないわよ、全く」
解良イノリ:そう愚痴りながら、口調は笑ったままだ。
三潴タタル:「……」バツの悪そうに首を逸らす。
解良イノリ:「冗談よ。…下手で悪かったわね」
三潴タタル:「……お前が言うと冗談に聞こえない……」
解良イノリ:「そんなに限界に見えたの………?」
解良イノリ:こほん、と咳払い。
三潴タタル:「見えないよ。見せないだろう」
解良イノリ:「そんなに分かり辛いのかな……まあ、我ながら、色々溜まってるものはあったのは分かってるけど」
解良イノリ:「…まあ、どうしてもね。私が責任を持つというか、感じることは多かったから」
解良イノリ:「本当、自分でも正直結構…キてたんだな、っていうのは今回で分かったわ」
三潴タタル:「……その引き金を引いた私が言えた義理では全くないが」
三潴タタル:「これまで全く思っていなかったのか……?」
解良イノリ:「変に考えると無限ループに入って落ち込むから…」
三潴タタル:「お前マジか……」
解良イノリ:「しょうがないでしょ。あの時もっとうまく行ったら、ってどうしても考えるわよ」
解良イノリ:「あの時が、ノヴァリスが…せめて、連邦制の緩い統制でも、一つに纏まれる最後のチャンスだった」
三潴タタル:「……」
解良イノリ:「それさえできていれば、治安も、十字冠のことも、…ノドスのことも、全国的な対策を打てた」
三潴タタル:「……共に行っていれば」
三潴タタル:「あの”花弁を散らせたもの”への、わずかばかりの盾程度にはなれたのではと思うことはある」
解良イノリ:「そうね」
解良イノリ:「あなたが居たら、って思ったときは一杯あったわ。あの革命の時に」
解良イノリ:「でも……同じくらい、あなたが居なくてよかった、とも思った」
解良イノリ:「裏切りと殺しなんて、巻き込むものじゃないもの」
三潴タタル:「巻き込まれたかったよ」
三潴タタル:「結局前者は独りでもやってしまった」
解良イノリ:「…そっか。でも、私は巻き込みたくなかったのよ」
解良イノリ:「あなたの白い剣を、命と死体で飾りたくは無かったから。……戻れるところに、居て欲しかったからね」
三潴タタル:「……」
解良イノリ:「今回のも、帰ってこれたんだから。私は、寧ろ安心さえしてる」
三潴タタル:「剣を用いる前に」
三潴タタル:「言葉を尽くすべきだったんだろうな……」
解良イノリ:「それはそうね……でも」
解良イノリ:「私もあなたも、ヘタクソだもの。しょうがないわ」
三潴タタル:「友人もいないからな」
解良イノリ:「ええ、全く。どうやってけばいいのかしらね、本当?」
三潴タタル:「得意なものに学ぶしか無いんだろうな……」
解良イノリ:「剣を振ったり、書類の書き方とかばっかり上手くなっちゃったしね、私達」
三潴タタル:「お前は珈琲を入れるのも上手かったろう」
解良イノリ:「ああ…最初、夜も起きないといけないから、それで。インスタントだって、あの時は高かったし」
解良イノリ:「じゃあ、作ってるとこに行って、安く譲ってもらった豆を、見様見真似で淹れて…って。最初はみんな逃げるんだもの」
解良イノリ:「私一人で飲むしかないんだから、そりゃ上手くなるわ」
解良イノリ:そう言うと、持ち込んでいたポットを出して。
解良イノリ:「飲んでみる?今日淹れてみたやつ」
三潴タタル:「……言い出せなかったことがあるんだが」
三潴タタル:「苦いのは苦手なんだ。甘く出来ないか」
解良イノリ:「ん、なに」取り出した紙コップにもう注いでいる。「ああ……まだ苦手なの?ブラック」
三潴タタル:「まだって……言った覚えはないぞ」
解良イノリ:「私がコーヒーと紅茶どっちがいい、って言ったら絶対紅茶選ぶし、それも砂糖一杯入れるじゃないの」
三潴タタル:「……」
解良イノリ:「流石に気付くわよ。…まあ、ちゃんときっちり甘い砂糖とミルクは用意してあるから、ちょっと待ちなさい」
解良イノリ:そう言うと、砂糖を多めに入れて、ミルクのポーションを入れる。
解良イノリ:黒い、香しい香りのそれが、茶色に変わって。香りも何処か柔らかいものに。
解良イノリ:「はい、どうぞ。追加欲しかったら用意はあるから」
三潴タタル:「……ああ」
三潴タタル:「……ああ」香りを嗅ぎ、表情をわずかに和らげる。
解良イノリ:頬杖を突いてその様子を見ている。ずっと昔、少女たちがまだまだ手探りで、なんとかしていた時のような。
解良イノリ:「……ふふ」
解良イノリ:その様子を見て、何処か安心したように微笑む。
解良イノリ:彼女が、戻ってきてくれたことに。
解良イノリ:昔のように、気の置けない会話が出来たことに。
解良イノリ:…そして、私も。そうしたことで、楽しさを覚えていられることに。
解良イノリ:問題は、一杯あるのだろう。
解良イノリ:正しさは、きっともっと容赦もなくあるべきだと指し示すのだろう。
解良イノリ:それでも。
解良イノリ:「… Come to me, all who labor and are heavy laden, and I will give you rest.」
解良イノリ:「”楽しい心は良い薬である。押し潰された魂は骨を枯らしてしまう”A joyful heart is good medicine, but a crushed spirit dries up the bones.
解良イノリ:…まあ、私にかの神の子の真似事なんて無理だけれど、
解良イノリ:義なる人とは、正しくある人のことでなく、
解良イノリ:善くある人のこと。
解良イノリ:…せめて、そう在ろうと努めることくらい、手放さないでいたいのだ。




『義なる僕は彼女らの不義を負う』 終



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