GM:
3:状態変化がもう片方に反転、あるいは両者になる。既に両方が陥っているシチュエーションの場合は片方が解決、もう片方が深刻化する
ラウンド中達成値-2
朽葉壱季:あわわ
GM:はわわ。
GM:すでに深刻盲目一直線ですが、任意で他の感覚を失っても構いません。
真弓未結:もう変わっちゃうのw
GM:うまくシチュに活かしてください。
GM:変化したばっかりなので振り直すことになりました。深刻系の2と3を抜いてチョイス。
GM:choice[1,4,5,6]
DoubleCross : (CHOICE[1,4,5,6]) → 1
1:支部員など共通の知り合いに出くわす。GM・見学席等に知り合いのPCがいれば出演してもらうとよい
ラウンド中の使用技能を≪意志≫に変更する。
GM:出くわします。
朽葉壱季:流れ的にちょうどいいのでは
真弓未結:出くわすわ
GM:じゃあ出くわします。
GM:では、メインと補助どちらも意志となりました。判定やっていきましょう。
朽葉壱季:二人ともメインで振ってみます?
真弓未結:そうね~難易度一緒だし
真弓未結:意志でメイン振ります~
朽葉壱季:はあい こちら《砂の加護》使ってダイス6個増やします
GM:どぞどぞ~
真弓未結:3dx>=6
DoubleCross : (3DX10>=6) → 10[1,5,10]+8[8] → 18 → 成功
真弓未結:頑な
GM:そういう所ある。
朽葉壱季:9dx>=6
DoubleCross : (9DX10>=6) → 10[1,3,4,7,8,8,9,10,10]+3[1,3] → 13 → 成功
朽葉壱季:負けた!
真弓未結:まあ、頑張ったと思いますよ?
GM:シーン内でイチャつきな!
GM:現在の進行値は2/4ということで。
GM:シーン描写していきましょう
GM:真弓さんを襲った異常と、レネゲイドの気配。
GM:それを支部に連絡して待つこと数分。貴方達に事情を説明するために、近隣に居た関係者がやってきました。
咲良京一郎:「"ナルシサスの眼差し"」
咲良京一郎:「おそらくはそう呼ばれるレネゲイドアイテムの仕業だな」
咲良京一郎:金髪にスーツ姿。君たちには馴染みの深い男性が、憮然とした表情で出会い頭に言い放つ。
真弓未結:「……それは、えらく滑稽な呼称ですね?」
真弓未結:じ、とその男……の隣の空間を見る。
朽葉壱季:「……」こころなしかオドオドしている。
咲良京一郎:「真弓さんに合わせるなら、自己愛の花とでも呼ぶのが良いかもしれないね」
真弓未結:声で大体の向きを判断できるだけだ。
咲良京一郎:視線の先の空間に身体を移動する。
真弓未結:「結構。意味は解しますから」
咲良京一郎:「FHの……なんと言ったか。"遺産"を量産することを目的としたセルがあってね」
真弓未結:「自己愛の産物でこうなっていると見做されるなら、それが癪なだけです」
朽葉壱季:「"遺産"の量産?」
咲良京一郎:「………」一瞬返答に困って。
咲良京一郎:「あぁ。つまりは貴方の持つそれと一緒だよ、朽葉のご令嬢」
咲良京一郎:「"遺産"と呼ばれるレネゲイドアイテムは、使用者にその代償を要求する」
咲良京一郎:「ならば、"代償"を先に設定することで、アイテム本来の効力を数段上げる。そういったアプローチらしいが……」
真弓未結:「ふっ」
真弓未結:「ふふふっ……」
朽葉壱季:「わ、笑わないでくださいよ」
朽葉壱季:赤面している。
真弓未結:「朽葉のご令嬢……」
真弓未結:「朽葉のご令嬢って……」
咲良京一郎:「それがこの場合、"視力"というわけで…………………」
咲良京一郎:「……………………」
咲良京一郎:「なぁ」
咲良京一郎:「これ、人選ミスじゃないか?」
朽葉壱季:「そ、それは僕もずっと思ってますよ!」
咲良京一郎:はぁー、と息を吐く。
朽葉壱季:「何であなたがいらっしゃったんですか!よりによって…」
朽葉壱季:赤面して両手を覆っている。
咲良京一郎:「婚約解消と実働的なレネゲイドの攻撃手を失って、別の功績を上げる必要があったからだよ」
朽葉壱季:「ぐぅっ…」
咲良京一郎:「それがFHセル調査への協力であり、君たちの関係者として呼ばれたわけだが…」
真弓未結:「へえ。それはご災難ですね」
朽葉壱季:「うぅっ…」
咲良京一郎:「朽葉のご令嬢も………」
咲良京一郎:「……」
咲良京一郎:「慣れないな、コレ」
朽葉壱季:「僕はそういうあなたに慣れません」
真弓未結:「こういう男なんですよ」
咲良京一郎:「だろうね。真弓さんなんかさっきからひたすら笑いこらえてるし」
真弓未結:「失礼なことを言いますね」
真弓未結:「ちゃんと堂々と笑い飛ばしているじゃないですか」
真弓未結:「ふふふ……」
朽葉壱季:「まっ、まあ…僕のことは好きなように呼んでください」
咲良京一郎:「ほんとに意地が悪いよね」
咲良京一郎:「では、朽葉さん、と。」
朽葉壱季:はー、と、顔を手で仰ぐ。
真弓未結:「ああ、失礼。とにかく、これでは」
真弓未結:「私は、遺産に二重適合している状態にある、というわけですか」
朽葉壱季:「壱季でも構いませんが…」言いながら、視線を真弓さんに。
真弓未結:「 」口をパクパクさせる。声は発されない。
咲良京一郎:「そういうことだろうね」
真弓未結:「“掩八紘”の方が喪われたわけでもない、と」
咲良京一郎:「そういうことになる。遺産の二重適合、そもそもそれがコンセプトだったようだ」
咲良京一郎:ペラペラと資料をめくる。
朽葉壱季:「さらに"ナルシサスの眼差し"に適合し、代償を支払っている状態」
朽葉壱季:「二重適合?…まあ、理屈上は可能ですが」
朽葉壱季:「本体にかかる負担を度外視した計画ですね」
真弓未結:「例えば、負の感情が増大するような遺産と」
真弓未結:「感情が喪われていくような遺産の二重適合であれば」
真弓未結:「代償を踏み倒すことが出来るんでしょう。そういった算段とは思いますが」
咲良京一郎:「うん。コンセプトはそれで正しい。最も、遺産を再現するというところから難航していたらしいけどね」
咲良京一郎:「"ナルシサスの眼差し"の代償は視力。……そしてその能力は、限定的な未来予知とある」
真弓未結:「未来予知?」
咲良京一郎:「神話の引用かな。ナルシサスとテイレシアースか」
咲良京一郎:「適合したばかりでは十全に使いこなすことは難しいかもしれないが、今回の事態を解決するぐらいには役に立つだろう」
真弓未結:「未来どころか、何一つ見えませんがね」
真弓未結:「どこぞの御曹司の阿呆面もです。見えないとなると名残惜しいですね」
咲良京一郎:「それでも、逸話に則れば自分自身は見えるだろう。つまり対象の姿だけは……」
咲良京一郎:「……」
咲良京一郎:「今アホ面って言った?」
朽葉壱季:「……」二人の会話にこめかみを押さえている。
真弓未結:「あら。気のせいでは?」
咲良京一郎:「…………まぁ、いい。」
朽葉壱季:「ええと…それで」
真弓未結:「問題は解決策ですか。めしいたままでは何かと差し障ります」
咲良京一郎:「あぁ、すまないね」朽葉さんに目を向ける。
咲良京一郎:「壱季さんと真弓さん。二人が協力して"ナルシサスの眼差し"を探し出し、破壊する」
咲良京一郎:「場所は真弓さんが。攻撃能力は二人が有している。そう難しいことじゃないだろう」
咲良京一郎:「こちらも探索を協力するが、遺産の能力の片鱗を引き出せればそれが一番手っ取り早い」
朽葉壱季:「ええ…真弓さんの状況からして、"遺産"が無差別に適合者を探し回っていると考えられますし」
真弓未結:「そもそもです」
咲良京一郎:「なんだい」
朽葉壱季:「民間人に被害が及べば、無用な覚醒に至る可能性も…」「…はい」
真弓未結:「私をこのような目に遭わせたものであれば」
真弓未結:「私自身の手で落とし前をつけなくては気が済みません」
真弓未結:「舐められては癇に障りますから」
朽葉壱季:「………格好良いですよね」京一郎さんに。
咲良京一郎:「格好良すぎるから困るんだよ。気が抜けない」朽葉さんに。
朽葉壱季:「だいぶ抜けているように見えますが……」
真弓未結:「……ぷっ」
真弓未結:「ふふふ……」
咲良京一郎:「数年分の反動だからノーカウント。」
朽葉壱季:「な、なんで笑うんですか」
咲良京一郎:「僕はなんとなくわかる気がするが知らないふりをしておこう。なんで笑うんだい」
真弓未結:「だって……」
真弓未結:「壱季様にももう言われます?」
朽葉壱季:「?」
真弓未結:「よく今まで繕えましたね本当に……」
咲良京一郎:「……………………」眉間を揉む。
咲良京一郎:「気を抜きすぎたな………」
朽葉壱季:「えっ、あっ、その…」
朽葉壱季:「ぼ、僕としては、それくらいの方が話しやすいですから…」
咲良京一郎:「まさか壱季さんから気を使われるとはね…」
咲良京一郎:「ともかく。これ以上ここに居るとボロがでる……もとい」
咲良京一郎:「こちらでも調査は進めるが、真弓さんも遺産の力を引き出す時間が必要だろう」
咲良京一郎:「それまで壱季さんが手を引いて時間を潰すなり、エスコートしてやってくれ」
朽葉壱季:「いえ…」真弓さんを一瞥。「…彼女とともに、僕らも僕らで調査します」
咲良京一郎:「そうかい」ふぅ、と息を吐く。「お強くて何よりだよ。ほんとに」
朽葉壱季:「この状況でただ時間が過ぎるのを待つのも、性に合いませんから」肩をすくめるようにして笑う。
朽葉壱季:「お気遣いだけ、いただきますよ。ご連絡、お待ちしています」
咲良京一郎:「ともかく、こちらも何かあったら連絡する。」言って家紋の入った名刺のようなものを壱季さんに渡す。
咲良京一郎:「それじゃ、お互い頑張ろう」
咲良京一郎:心持ち早足で去っていく。
朽葉壱季:「…………」名刺を受け取る。
朽葉壱季:「………ふっ」
朽葉壱季:「ふふふふ」クスクス笑う。
真弓未結:「まあ」
真弓未結:「何がおかしいんです?」
朽葉壱季:「だって…。お互い頑張ろう、ですって」
朽葉壱季:「そんなこと言い合える関係になれるなんて、思ってもいませんでした」
真弓未結:「ああいう男なんですよ」
朽葉壱季:「それは、なんとも。視えていませんでした」
真弓未結:「あれがあんな不格好な背伸びをしていて、あなたがあんなに縮こまっている姿を見せられる立場になってみてくださいな」
真弓未結:「見るに堪えないでしょう?」
朽葉壱季:「………」
朽葉壱季:「……それはまあ」名刺を指先で弄る。「確かに」
真弓未結:「まあ、今となっては」
真弓未結:「見えること自体も恋しいですがね、いささか」
真弓未結:「早く終わらせて、壱季様の困惑の顔を愉しむといたしましょうか」
GM:ではラウンド2!
GM:セットアップ!ハプニングチャート!
GM:例によってまた深刻化などを除いて後半でチョイス。
GM:choice[4,5,6]
DoubleCross : (CHOICE[4,5,6]) → 4
GM:
4:二人で協力して作業に当たる。
進行判定の前に二人とも難易度5の≪意志≫判定を行い、成功した場合ラウンド中の判定ダイスを+5個する。
GM:共同作業しな!
朽葉壱季:よし!素振り
朽葉壱季:3dx>=5
DoubleCross : (3DX10>=5) → 6[5,6,6] → 6 → 成功
朽葉壱季:平均的意志!
真弓未結:素!
真弓未結:3dx>=5
DoubleCross : (3DX10>=5) → 7[2,3,7] → 7 → 成功
GM:優秀な意志たちで先生は嬉しい。
GM:メインは≪情報:UGN≫ ≪情報:噂話≫、補助判定は《意志》。難易度は6でそれぞれ宣言してどうぞね。
朽葉壱季:また負けた!
真弓未結:こいつ目閉じててもやれんのかよ
真弓未結:情報素振りします~
朽葉壱季:《砂の加護》とコネ使って情報:UGNで判定します~
真弓未結:9dx>=6
DoubleCross : (9DX10>=6) → 8[2,4,5,5,6,7,7,8,8] → 8 → 成功
朽葉壱季:12dx+1>=6
DoubleCross : (12DX10+1>=6) → 10[2,3,5,6,6,6,7,8,9,9,10,10]+4[2,4]+1 → 15 → 成功
朽葉壱季:やっ やった!
GM:良い社会性だ!
GM:というわけで進行度も完遂!ミドル達成です!
朽葉壱季:わ~いわ~い
GM:では、お二人で共同で目が見えない不便をサポートしたり喫茶店で休憩しながら30分立つと連絡が来るので
GM:それまでイチャイチャしててください
GM:咲良京一郎が去り、貴方達二人も調査を進めております。
GM:とはいえまだ遺産の気配、などを感じ取ることもなく。ひとまずは町中を散策ということになりました。
GM:散策してください。
朽葉壱季:目撃情報を元に、駅前の繁華街までやって来ました。
朽葉壱季:「…真弓さん、ストップ。赤信号です」
真弓未結:言われるがままに止まる。
朽葉壱季:そのまましばしの時間、並んで立つ。
朽葉壱季:信号が変わる。人々が行き交う。
朽葉壱季:「…青です。行きましょう」
真弓未結:「行きましょうと仰っしゃりましても」
真弓未結:「どちらへ?」
真弓未結:「このまま正面に歩めばよろしいので?」
朽葉壱季:「ああ、すみません。このまま真っ直ぐ進んでいただければ…」
朽葉壱季:「……」
真弓未結:そのまま歩き始める。おぼつかない足取り。
真弓未結:普段の堂々とした立ち居振る舞いとはまるで異なる。
朽葉壱季:「…真弓さん」
真弓未結:「はい?」振り向く。
朽葉壱季:「すみません、これじゃ歩きづらいですよね」
朽葉壱季:振り向いた彼女の手をするりと握る。
真弓未結:「自分がいかに視覚情報に頼っていたかを痛感していますが……」
真弓未結:「……おや」
朽葉壱季:「僕こそ、真弓さんなら大丈夫と頼りすぎているようで」
朽葉壱季:「ダメですね。今日は僕がエスコートしなくてはならないのに」
真弓未結:「そういえば、元々そのような約定でしたね」
真弓未結:手をきゅっと握り返して。
真弓未結:「情けないものではありますがね。侍従としては」
朽葉壱季:「ふふ」握られた感触に目尻が下がる。
朽葉壱季:「僕としては、すこし良い気分です」
朽葉壱季:言いながら彼女の手を引く。
朽葉壱季:「たくさん頼ってくれて構いませんからね」
朽葉壱季:「普段の逆です」
朽葉壱季:胸を張る。
真弓未結:「……」
真弓未結:はあ、と息を吐く。
真弓未結:「複雑ですね」
真弓未結:「我が身を恨めしく思うのもあり」
真弓未結:「主人の頼りがいを喜ばしいと思うのもあり」
真弓未結:「どう形容したものかと」
朽葉壱季:「僕としては…真弓さんを喜ばせたいですけどね」
真弓未結:「そうですね、では」
真弓未結:「これより先の腕前で、喜ぶといたしましょうか」
真弓未結:「期待させていただいてもよろしいので?」
朽葉壱季:「もちろんです」
朽葉壱季:「期待には応えますよ。あなたの主人ですから」
朽葉壱季:「……しかし、それにしても」
朽葉壱季:「一切、何も視えてらっしゃらないんですよね」
真弓未結:「ええ、全くもって」
朽葉壱季:「ふうん…」
真弓未結:目は見開いたまま、正面に焦点を合わせている。
真弓未結:「何か?」
朽葉壱季:「えっ、いえ、その」
朽葉壱季:目を逸らす。彼女には見えないが。
朽葉壱季:「何でもないです。今なら何をしてもバレないなあなどとは思っていません」
真弓未結:「……何をなさろうとお考えなんです?」
朽葉壱季:「えっ」
朽葉壱季:彼女を見やる。
真弓未結:「何か、腹案がお有りなのでは?」
朽葉壱季:「ま、まあ…そうですけど」
朽葉壱季:「怒るでしょう」
真弓未結:「まあ」
真弓未結:「怒られるようなことをお考えなんですか」
真弓未結:「ふうん……」
真弓未結:「何をなさろうと?」
朽葉壱季:「ふ、ふん。今の僕はなんでもできますからね」
朽葉壱季:「くすぐったりできますし」
真弓未結:「……へえ」
朽葉壱季:「ご飯が食べたいのなら、あーんってしますからね!」
朽葉壱季:「な、なんですかその声」
真弓未結:「いえ。後に返されるとはお思いにならないので?」
真弓未結:繋いでいない方の指をコキコキと鳴らす。
朽葉壱季:「だ、だからやってないんですってばー……」
朽葉壱季:「……でも、良い気分ですよ」
真弓未結:「私に辱めを与える算段をすることがですか?」
朽葉壱季:「違いますよ! いつも頼りっぱなしにしている真弓さんが、今は僕に頼ってくれるんです」
朽葉壱季:「独り占めです」
真弓未結:「何を言い出すかと思えば……」
真弓未結:「いいですか」
朽葉壱季:「はい」瞬き。
真弓未結:「私は、壱季様の従者ですよ」
真弓未結:「斯様な環境であらずとも」
真弓未結:「あなたの独り占めですとも」
朽葉壱季:「………」
朽葉壱季:「…足りなくなってしまいそうです」
真弓未結:「足りない?」
朽葉壱季:「はい。いつも独り占めと言われても、足りなくなってしまう」
朽葉壱季:「僕だって、真弓さんだけの僕でありたいです」
朽葉壱季:「……今は、そういう状況なので……」
真弓未結:「まあ、では」
真弓未結:「可愛い妹たちのことは、今は忘れてくださると?」
朽葉壱季:「……すごく悩ましい問いですが」
朽葉壱季:「今は、二人きりですから」
真弓未結:「ずるい言い方」
朽葉壱季:「むぅ」
真弓未結:すと、身を寄せる。
真弓未結:「これだけでは惑いますから」
真弓未結:「しかと、その身でお導きくださいね」
朽葉壱季:「……ええ。なんなりと」
GM:君達に、対象の新たな目撃情報が伝えられたのは、そんなタイミングだった。
GM:シーンを終了します。
GM:二人はロイスと購入が可能ですよ
朽葉壱季:こっち武器も防具もあるんだよな
朽葉壱季:真弓さん欲しいのある?
真弓未結:なんか武器がいっぱいほしいな……
真弓未結:購入機会足りないわこれw
真弓未結:とりあえず自前でスナイパーライフル。
朽葉壱季:そうじゃん!
GM:www
GM:実はミドル2回判定したから2回ずつ購入していいよ
真弓未結:やった~
GM:実はミドル2だったから。
真弓未結:手配師使います
朽葉壱季:良かった~
真弓未結:5dx+14>=19
DoubleCross : (5DX10+14>=19) → 9[2,6,8,9,9]+14 → 23 → 成功
真弓未結:一本!
真弓未結:もう一本買う~
真弓未結:5dx+14>=19
DoubleCross : (5DX10+14>=19) → 9[1,2,3,5,9]+14 → 23 → 成功
朽葉壱季:《砂の加護》使いながらスナイパーライフル調達を目指します
真弓未結:買えました
GM:安定してる
朽葉壱季:10dx+1>=19
DoubleCross : (10DX10+1>=19) → 10[3,6,6,8,8,8,9,9,10,10]+9[9,9]+1 → 20 → 成功
GM:すごいぞ
朽葉壱季:あっ買えた!
真弓未結:きつかったら他のでもいいよって思ったら
真弓未結:買えちゃってる すご……
朽葉壱季:もう一回いくわ
朽葉壱季:10dx+1>=19
DoubleCross : (10DX10+1>=19) → 9[1,3,4,5,5,7,7,8,9,9]+1 → 10 → 失敗
朽葉壱季:こっちはだめ~1本あげます
GM:「NPCカード【咲良京一郎】《妖精の手》シナリオ1回」渡しておきますね。
真弓未結:わーい
真弓未結:武器6本になりました
真弓未結:そんなことできるんだ
朽葉壱季:えっ今使う?
GM:いや、欲しいかなと思って…
朽葉壱季:欲しい
GM:じゃあどうぞ。
GM:使ってもいいよ
朽葉壱季:じゃあいま使ってみるね
朽葉壱季:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 3[3] → 3
朽葉壱季:13+1で14…
朽葉壱季:財産点4点注いでも1点足りない
GM:残念。
真弓未結:ちょっと気まずくなっただけじゃんッ
GM:そんな日もあります。
朽葉壱季:うぅ…
GM:ではシーン以上!
◆Climax◆
GM:クライマックス。登場侵蝕はなし。
GM:しのぶれ自然公園。
GM:広大な敷地と緑に囲まれたその公園には今は人払いが済まされています。
GM:木々を抜けた先。小さな池の側に、場違いな白い花が1輪、咲いておりました。
GM:それが貴方達が追うレネゲイドアイテム、"ナルシサスの眼差し"です。
”ナルシサスの眼差し":「………」
朽葉壱季:「正面に、確かに白い花が一輪咲いています」
真弓未結:「言った通りでしたか?」
真弓未結:「緑に囲まれた池の畔に白き花。こことは思いましたが」
”ナルシサスの眼差し":そして真弓さん。貴方には見えるでしょう。
真弓未結:「なにぶん、断片的でした故」
”ナルシサスの眼差し":黒に包まれた視界の中で、その白い花の姿だけは問題なく捉えることが出来ます。
”ナルシサスの眼差し":その花弁に包まれた中央の花柱の集まりが、瞳のようにぎょろりと貴方を向きます。
”ナルシサスの眼差し":「………わた」
”ナルシサスの眼差し":「わたわたわたわた」
”ナルシサスの眼差し":「わたし」
朽葉壱季:「!」
”ナルシサスの眼差し":レネゲイド由来のその草花が、覚えたての言葉を繰り返すように。
”ナルシサスの眼差し":人の言葉のような音を発した。
”ナルシサスの眼差し":ぐん、と。
”ナルシサスの眼差し":貴方達のレネゲイドに当てられて、その花の姿が変わる。
真弓未結:「……何が……」
”ナルシサスの眼差し":人の身長に追いつくように成長した蔓から、葉っぱを腕のように振り上げる
”ナルシサスの眼差し":「わ。た。し!」
GM:というわけで、クライマックス戦闘に移行します。
GM:難易度9の衝動判定と共に《ワンナイトフィーバー》。
GM:通常の上昇の代わりに、侵蝕率を100%へ上昇させることが出来ます。
GM:この効果を受けた場合、バックトラックで50%低下可能。
真弓未結:受けます!
朽葉壱季:《ワンナイトフィーバー》適用します!
真弓未結:真弓未結の侵蝕率を20(→ 20)増加 (80 → 100)
朽葉壱季:朽葉壱季の侵蝕率を20増加 (80 → 100)
GM:ではそのまま意志判定もどうぞ~
朽葉壱季:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 5[1,3,5] → 5 → 失敗
朽葉壱季:ギャッ
真弓未結:4dx+2>=9
DoubleCross : (4DX10+2>=9) → 6[1,3,4,6]+2 → 8 → 失敗
真弓未結:おっと……
朽葉壱季:意志よわよわ主従
GM:ここに来て意志が!ではお二人共暴走。
GM:エンゲージはPC一塊、その5m先にナルシサスの眼差し。
GM:GM:エンゲージはこう!
ナルシサスの眼差し[7]
5m
朽葉[9]真弓[13]
GM:セットアップ!
”ナルシサスの眼差し":こちらはなし。
朽葉壱季:こちらもありません!
真弓未結:なし
GM:では、ナルシサスの眼差しの行動値は7のため。
GM:イニシアチブ13。真弓さんの手番です
真弓未結:行きます!
真弓未結:マイナーでボルトアクションライフルの効果を使用
真弓未結:メジャー『白鬼』:《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》。
真弓未結:使用武器はボルトアクションライフル、スナイパーライフル*5。
真弓未結:9dx7+7
DoubleCross : (9DX7+7) → 10[1,1,3,5,7,7,8,9,10]+10[1,1,1,5,8]+3[3]+7 → 30
真弓未結:よきよき
朽葉壱季:良い調子!
”ナルシサスの眼差し":ガード!そしてオートで≪歪みの体≫+≪自動触手≫!
”ナルシサスの眼差し":ガード値+5して15点を返します。
GM:ダメージをどうぞ
真弓未結:真弓未結のHPを15(→ 15)減少 (23 → 8)
真弓未結:4d10+63 ガード装甲有効
DoubleCross : (4D10+63) → 21[10,1,7,3]+63 → 84
GM:つよない?
GM:殺意が。
朽葉壱季:ヤバッ
”ナルシサスの眼差し":まだ生きてる!
真弓未結:本当はあと2本持てるんだが……
朽葉壱季:HP高!
GM:演出をどうぞ!
真弓未結:「……まったく」アタッシュケースを持っている。
真弓未結:“協力者”との接触時に渡されたもの。
真弓未結:それを開く。
真弓未結:中には鉄の筒が数本。
真弓未結:「組み換えは厳しいか」自嘲げに呟いて。
真弓未結:「やりたくないんですけどね、これ」
真弓未結:「優雅じゃないので」
”ナルシサスの眼差し":「!」
”ナルシサスの眼差し":その筒に"目"を向ける。
真弓未結:そのアタッシュケースを半開きのまま、腰だめに構える。
真弓未結:鉄筒――砲身が数本、花の方を向いている。
”ナルシサスの眼差し":同時、近くの地面が割れて、2本の蔦がうねるように現れる。
真弓未結:「破ッ!」間髪入れずに、ガイン、ガイン、ガイン、と。
”ナルシサスの眼差し":ぱぐぁ、と開いた先端が、銃口のように向けられて。
真弓未結:継続的に撃ち照らしていく。
”ナルシサスの眼差し":呼応するように種の弾丸を打ち返す!
真弓未結:それが腕を掠めても、眉一つ動かさず。
真弓未結:「そちらはそれで終わりですか?」
真弓未結:淡々と打ち込み続ける。
”ナルシサスの眼差し":しかし本数の差を覆せず、次第に穴を穿たれて蔦は地面に落ちる。
”ナルシサスの眼差し":「………」
”ナルシサスの眼差し":本体の花弁も少し散るように、ジッとその動きを見ている。
”ナルシサスの眼差し":「わたし。」
”ナルシサスの眼差し":「わたしわたしわたし」
真弓未結:「こちらはまだ……おや」
”ナルシサスの眼差し":「わたし」「にも」「できる」
朽葉壱季:「視えていないとは思えないですね」一人ごちる。
”ナルシサスの眼差し":打倒した蔦を増やして4本。更に地面から割れて現れた。
真弓未結:アタッシュケースを手放す。
真弓未結:「いえ?視えておりますよ、今は」
真弓未結:「我が親愛なる主が、あれなるを打ち倒すお姿を」
真弓未結:「それを違えないでくださいね?」
GM:限定的な未来予知。真弓さんには直感出来るでしょう。
朽葉壱季:「…」虚を突かれた顔。
GM:時間を掛けすぎると目の前の植物は、すべての攻撃に対応するだろうということを。
真弓未結:真弓未結の侵蝕率を12(→ 12)増加 (100 → 112)
GM:イニシアチブ9。朽葉さんの手番です。
朽葉壱季:「……ええ」首元に手を突っ込み、紅いブローチを取り出した。
朽葉壱季:はーい
朽葉壱季:イニシアチブで《スピードクリエイト》!
朽葉壱季:このタイミングで《インフィニティウェポン》を使用し、武器を作成します。
朽葉壱季:そしてマイナーで5m戦闘移動。ナルシサスの眼差しのもとに移動します。
朽葉壱季:メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》、オートアクション《砂の加護》《砂塵霊》。
朽葉壱季:ナルシサスの眼差しに攻撃します。
朽葉壱季:17dx7+2
DoubleCross : (17DX7+2) → 10[2,2,3,3,4,4,5,5,5,7,7,8,9,9,10,10,10]+10[3,4,5,5,6,6,9,10]+10[2,9]+4[4]+2 → 36
朽葉壱季:まあまあ!
”ナルシサスの眼差し":ガード!≪歪みの体≫でガード+5!
真弓未結:いいね~
”ナルシサスの眼差し":ダメージをどうぞ!
朽葉壱季:おりゃ~~
朽葉壱季:4d10+6+7+30+24
DoubleCross : (4D10+6+7+30+24) → 30[6,6,8,10]+6+7+30+24 → 97
朽葉壱季:殺意
”ナルシサスの眼差し":?
真弓未結:たか……!?
”ナルシサスの眼差し":ば、ばかっ!
朽葉壱季:装甲値有効97点です
朽葉壱季:こ…これここで出ていい数字!?
”ナルシサスの眼差し":5点減らして消し炭になります。
”ナルシサスの眼差し":戦闘不能。復活なし。
朽葉壱季:わ…ワァ~~イ!
GM:戦闘終了。貴方達の勝利です。
GM:演出をどうぞ!
朽葉壱季:紅い薔薇を形どったブローチ───遺産『緋扇石』が華開く。
朽葉壱季:白い羽根のような外套に身を包み、白銀のレイピアを携えた騎士が顕現した。
”ナルシサスの眼差し":地から生えた根が、本体を守るように折り重なる。
朽葉壱季:「魅せましょう。勝利を!」
”ナルシサスの眼差し":銃弾に対応するため、緑の蕾のように防御を固めた姿。
朽葉壱季:駆け出し、防御を打ち砕くべく一閃を繰り出す。
”ナルシサスの眼差し":「!?」
”ナルシサスの眼差し":一点に集中する衝撃に、緑の護りが切り飛ばされる。
朽葉壱季:続いて、軽いステップを踏むように連続突撃。根を斬り払い、本体を抉り出す。
”ナルシサスの眼差し":薄くなった壁を重ねるより早く、白銀の剣閃は剪定を終わらせている。
”ナルシサスの眼差し":白い花弁を持つ花が、見上げるようにその姿を顕にした。
朽葉壱季:「摘み取らせていただきますよ」
”ナルシサスの眼差し":「わた、し……!」
”ナルシサスの眼差し":その花本体に身を守る力はない。
朽葉壱季:外套が翻り、根本から花を散らす最後の斬撃。
朽葉壱季:「あなたが───何を望んだのかは分かりませんが」
朽葉壱季:「あなたに奪われたものを、返してもらいます」
”ナルシサスの眼差し":ズバァ!と身を襲う衝撃に、花弁を散らして空を舞う。
”ナルシサスの眼差し":白の花弁を散らして、空中で。
”ナルシサスの眼差し":そのオレンジ色の瞳で、白の輝きを見た。
”ナルシサスの眼差し":「………あぁ」
”ナルシサスの眼差し":「うつ くし い」
”ナルシサスの眼差し":ピキリ、と。
”ナルシサスの眼差し":石の割れるような音ともに、砕け散る。
朽葉壱季:白い羽根のような外套と、散った白の花弁が混ざりあう。
朽葉壱季:「……それはどうも」溜息をつくように。
朽葉壱季:「真弓さん!」敵の打破を確認し、すぐに振り向いて駆け寄る。
真弓未結:「……ああ」
真弓未結:「その勇姿を見逃してしまったのが」
真弓未結:「最も口惜しいやもしれませんね」
GM:バックトラック!
GM:《ワンナイトフィーバー》の効果で確定帰還。省略します。
GM:お二人共おかえり~
朽葉壱季:やったやった~!
真弓未結:帰!
GM:お家に帰りな!
◆Ending◆
GM:エンディング。
GM:無事にレネゲイドアイテムを破壊し、真弓さんも自身の状態を把握するに、ナルシサスの眼差しとの契約も破棄されたことがわかるでしょう。
GM:しかしその影響が抜ける…つまり視力が回復するためには、今少し時間がかかるようです。
GM:そのため、現場の後始末は他の人員に任せ、
GM:貴方達はお家で安静にすることにしました。
GM:というわけで、くつろいでください。
朽葉壱季:おくつろぎます。
朽葉壱季:2Ldkの広い部屋。
朽葉壱季:広いリビングに真弓さんを通し、ソファに座ってもらっています。
真弓未結:「……」ソファに座ったまま、所在なさげにしている。
朽葉壱季:「いま、お茶を淹れています」実況しながら紅茶を淹れている。
朽葉壱季:「置いてあった茶葉を使っています。注いでいます、注ぎました」
真弓未結:すん、と鼻を動かす。
朽葉壱季:ティーカップを、一応真弓さんの方へ。
真弓未結:指先を所在なさげに漂わせて、カップに触れる。
朽葉壱季:「…一人で飲めます?」
真弓未結:「問題ありません」す、とカップを持ち上げて。
真弓未結:「これ以上の介護は無用で……」
真弓未結:「……」
真弓未結:カップを置く。
真弓未結:「いえ。そうですね」
朽葉壱季:「はい」
真弓未結:「一人で飲めないと言ったら、どうして下さるんですか?」
朽葉壱季:「それはもう」嬉しそうに目を細める。
朽葉壱季:「支えます」
真弓未結:「では、お任せしましょうか」
真弓未結:「なかなか機会もありませんからね」
朽葉壱季:「ふふふ、任されます」そそくさと真弓さんの横に座る。
朽葉壱季:そして、真弓さんの手を包むようにして、カップに触れさせる。
朽葉壱季:「持って」耳元で声。
真弓未結:言われるがままに持って。
朽葉壱季:そのまま、口元に運ばせて。
朽葉壱季:紅茶が唇に触れるくらい、少し傾けて。
真弓未結:「ん……」静かに嚥下する。
朽葉壱季:そのままカップを支えてやり、彼女の気が済むまで待つ。
朽葉壱季:「…………」
真弓未結:こくこくと、喉を鳴らして。
朽葉壱季:力が緩むのに合わせて、カップを口から離させる。
真弓未結:「少し風味が飛んでいますね」くつくつと笑う。
真弓未結:「もっと高い温度のまま淹れなくては」
朽葉壱季:「そ…そんなことを言われる気がしてました」
朽葉壱季:カップを引き取って、テーブルの上に起きながら目を逸らす。
真弓未結:「いえ。すべて十全にできてしまっては」
真弓未結:「仕え甲斐もありませんし?」
朽葉壱季:「真弓さんのために、あまり成長しないようにしないと」
朽葉壱季:隣に座ったまま、彼女の肩に自分の顔を乗せる。
真弓未結:「そう言っているわけではありませんとも」
朽葉壱季:「違いましたか?」
真弓未結:手を伸ばし、髪を梳く。
真弓未結:「主人の成長も、それはまた侍従の歓びですから」
真弓未結:「それを奪わないでくださいね」
朽葉壱季:「ぜんぶできてはつまらないと言うし、成長しろと言うし」梳かれてクスクス笑う。
朽葉壱季:「我儘な侍従」
真弓未結:「ええ。でも、応えてくださるのでしょう?」
真弓未結:「応えるから甘えるんですよ」
朽葉壱季:「えっ」
朽葉壱季:「甘えるんですか」
朽葉壱季:「それは…非常に嬉しいですが……」
真弓未結:「ええ。壱季様に甘えて、このような物言いをしているんですよ」
真弓未結:「真っ当な主従であれば、咎めだてされてもおかしくはありませんよ」
朽葉壱季:「そ、そうなんですか…? 僕はそんなことしませんが…」むず痒そうな顔。
朽葉壱季:「…どんどん甘えてください」
真弓未結:「そういうところですとも」視えてないのでそのまま梳きまくる。
朽葉壱季:「君の理想の主人になりますよ」
朽葉壱季:「わ、ふふ、くすぐったいです」
朽葉壱季:くすぐったそうに笑いながら特に離れもしない。
真弓未結:「ええ。期待しておりますとも」
朽葉壱季:「では、次に何かしてほしいことはありますか?」
朽葉壱季:「なんでもしますよ! 今日はこのまま泊まっていっていただいて構いませんし」
真弓未結:「まあ。あまり軽々に、そのように申すものではありませんよ」
朽葉壱季:「期待に応えたいのです」
真弓未結:「……それは、今日のみですか?」
朽葉壱季:「……僕が」
朽葉壱季:「真弓さんを独り占めしているのと同じです」
真弓未結:「ずるい」
朽葉壱季:「また言われた」
真弓未結:「……行きたいところがあるんです」
朽葉壱季:「行きたいところ?」
真弓未結:「卒業の折には、御学友と、卒業旅行に行かれるものでしょう」
真弓未結:「しかし、その身では、なかなか儘なりますまい」
朽葉壱季:「まあ…そうですね」性別を隠したままの旅行は難儀だろう。
朽葉壱季:エージェントとしての職責もあるし。
真弓未結:「ですので。時間ができたら」
真弓未結:「行きませんか。海の向こうへ、どこか」
真弓未結:「もちろん、向こうでは、私は使い物にならないでしょう」
真弓未結:「向こうの言葉はおろか、その国を示す言葉さえ、この舌は紡げませんが」
真弓未結:「憧れがないわけではありませんから」
朽葉壱季:「……もちろんです」
朽葉壱季:「僕は、君をどこにでも連れて行ってあげる」
朽葉壱季:「言葉は、僕にだけ通じればいいのです」
朽葉壱季:「そこで…ふふ。そしたら、本当に真弓さんを独り占めにできる」
真弓未結:「置いていかないで下さいね」
真弓未結:「壱季様の出来る、一番の悪戯は」
真弓未結:「くすぐることでも、食べさせることでもありませんよ」
真弓未結:「私をあの場に置いてしまうことです」
朽葉壱季:「…そんなことしません」
朽葉壱季:ムッとする。「悪戯じゃないですよ、それ…」
真弓未結:「分かっておりますとも」くつくつと笑う。
真弓未結:「そう聞いたことこそが」
真弓未結:「悪戯のようなものでしたか?」
朽葉壱季:「…意地悪姉……」
真弓未結:「ええ。とっても底意地が悪いんですよ、私は」
真弓未結:「それでもよいと仰ってくれたようですので」
真弓未結:「私らしく振る舞おうかと」
朽葉壱季:「ええ、僕もすっかり慣れましたしね」
朽葉壱季:「おかげさまで。こんなに気の抜けた顔をしています」
真弓未結:「ええ、本当に気の抜けた顔で……」その顔を見て。
真弓未結:見て?
朽葉壱季:「ん?」
真弓未結:「……」
朽葉壱季:「……」視線を彼女に向ける。
真弓未結:視線を合わせる。
朽葉壱季:「あっ」
真弓未結:「おや」
朽葉壱季:「戻っちゃいました?」
真弓未結:「ええ、戻ったようですが……」
真弓未結:「なにか含みがありますね?」
真弓未結:「人を辱める機会を逸したとお思いに?」
朽葉壱季:「あ…いや。その…それは…」
朽葉壱季:「ち、違いますよ。いえ、良かったのですが」
朽葉壱季:「その……」
朽葉壱季:「……戻ったら帰っちゃうかなって」
真弓未結:「……」
真弓未結:肩に寄りかかった顔をぐいと押しのけて。
朽葉壱季:「わっ」
真弓未結:そのまま自分の膝に寝かせる。
朽葉壱季:「えっ」
朽葉壱季:「こ…これは…………」
真弓未結:「今日は世話になりっぱなしでしたので」
真弓未結:「主人の我儘の一つくらい、聞き遂げましょうか」
真弓未結:「出来る侍従でしょう」顔を覗き込む。
朽葉壱季:「…それはもう」恥ずかしさに赤く染まった顔がある。
朽葉壱季:「理想の侍従で、主人は嬉しいです……」
朽葉壱季:「……でも」
朽葉壱季:「一つだけだと思わないでくださいよ」
真弓未結:「欲張りな人。どうぞ、何なりと」
真弓未結:「それが真弓未結の、務めですから」
GM:シーン終了。
GM:『一夜二人転 朽葉壱季と真弓未結の場合』
GM:全行程終了です。
GM:お疲れさまでした~
朽葉壱季:お疲れ様でした……
真弓未結:お疲れ様でした……!
『一夜二人転 朽葉壱季と真弓未結の場合』
END