『prove the existence』(GM:ロケット商会)


PC1:巣ノ森リゼル(すのもり・─)( キャラシート )PL:珪素
PC2:七星ミルキ(ななほし・─)( キャラシート )PL:缶詰
PC3:葛城サレナ(かつらぎ・─)( キャラシート )PL:クオンタム
PC4:眩星かんな(くらぼし・─)( キャラシート )PL:ひなた
本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.

メインログ雑談ログ

目次

Preplay

GM:自己紹介から行っていきます。
GM:まずはPC1,巣ノ森リゼルさんからお願い致します!どうぞ!
巣ノ森リゼルキャラシート
巣ノ森リゼル:イェイッ
巣ノ森リゼル:メサイア学園、巣ノ森リゼルです。糸目でとっても優しいシスター。新宗教の教祖もやってます。
GM:目が細くて慈愛に溢れていそうですね
巣ノ森リゼル:私達のすがる末日姉妹会がどういう教義の宗教かというと、罪を犯した分は相当量の暴力で帳消しにできるから、
巣ノ森リゼル:罪人を囲んでボコボコにすれば罪人も救われ信徒も正義の行いをできてハッピーという、とてもわかりやすい宗教です。
GM:中世からやってこられたのかな
巣ノ森リゼル:治安最悪のメサイア学園では救済対象に困ることなし!もちろん教祖であるリゼルも布教活動に余念がなく、
巣ノ森リゼル:生徒達から相談を受けて、罪があればボコボコにして救われる手助けをし、あと別に罪人が相談者本人でなくても信者達がボコボコにしにいきます。
巣ノ森リゼル:他人の懺悔と贖罪が可能!従来の懺悔室にはない……画期的なシステム!
GM:手動で天罰がくだるんだなあ
巣ノ森リゼル:性能としては敵の罪を引き受ける完全なデコイ存在。非常に高い達成値で《狂乱の一声》を当てて攻撃を積極的に誘導し、
巣ノ森リゼル:やはり非常に高い達成値の《命の盾》によって回避します。信者達が盾になってくれてるのかもしれませんね。
巣ノ森リゼル:能力値も合ってるので従来の達成値型とくらべてダイスデバフにもちょっと有利なのが強み。代わりに攻撃はクソザコナメクジだ!
巣ノ森リゼル:以上です!ノヴァリス初PC稼働で気合十分!よろしくおねがいします!
GM:達成値がやばいことになってるんですよね… 了解です!
GM:そんなリゼルさんのハンドアウトはこちら!

PC1:巣ノ森リゼル
シナリオロイス:ショミン・ビンボーニ
きみは今日も悩める者の訪問を受け入れる。
だが、今日に限ってそれは単なる罪の告白ではなく、風変わりな少女からの頼み事だった。
その内容はガイドと護衛。依頼主はキングダム連合学院ノブレス・オブリージュ部の生徒。
彼女――ショミン・ビンボーニはブラックマーケットで果たさなければならない目的があるという。
きみは「わたくしは庶民ですわ」を自称するどこか浮世離れした彼女を助け、
聴罪の役目を全うしなければならない。

GM:彼女の悩みを聞き、心を開いてあげてください
巣ノ森リゼル:なんだか許せない気がしてきましたね
巣ノ森リゼル:なぜだろう……プレイヤーとして許してはならないような
GM:本物のお嬢さまです。よろしくどうぞ
巣ノ森リゼル:ばらさないで
GM:では、続いてPC2
GM:七星ミルキさん、自己紹介をお願い致します
七星ミルキキャラシート
七星ミルキ:はーいっ
七星ミルキ:メサイア学園所属の七星ミルキ。七星と書いてななほし、いつもニコニコ明るい少女。
七星ミルキ:合コン委員会に所属し、常日頃から男子の喜ぶものを探しています。
七星ミルキ:合コン委員会とは文字通り合同カタコンベを管理する委員会で、普段は清掃やカタコンベ内の環境を整えています。
GM:なんて善良な組織なんだ
GM:教団は爪の垢を煎じて飲むといいね
七星ミルキ:特技はお掃除とお料理作り。委員会の活動で不定期に行われるお料理会も仕切ってますよ。
七星ミルキ:お参りに来る人達が争った時もちゃんとお掃除してます
GM:クリーニング
七星ミルキ:清潔な環境って気持ちいいですね!
七星ミルキ:趣味は漫画本を読むこと。その影響でお嫁さんに憧れがあり、理想の女の子になれるように振る舞いを心がけてます。
七星ミルキ:性能としては巨大な武器を固定値で振り回すアタッカー。範囲攻撃や防御無視などを行い確実にお掃除します
GM:あっ透き通ってきた
七星ミルキ:攻撃も透き通ります
七星ミルキ:データ的にはエピックしたレッドテンペストをポルターして振り回します。
七星ミルキ:あとは低侵蝕で振り回すのを武器に、カバーなども嗜んでおります。
七星ミルキ:以上!初稼働なので学園生活を楽しみます!よろしくお願いします!
GM:はい!それではミルキさんのハンドアウトはこちら!

PC2:七星ミルキ
シナリオロイス:デスワ・セキューオウ
きみは星室庁から依頼を受けた協力者だ。
仕事の目的は、キングダム連合学院生徒、デスワ・セキューオウの人物の真意を探ること。
ブラックマーケットを支配せんとする彼女の姿勢は問題だ。
その行為は、ノヴァリスの経済圏に対して絶大な影響を与え得るだろう。
彼女と接触し、なぜそのような行動を取るのか理解し、可能ならば制止しなければならない。

GM:特別な依頼が舞い込んだので、協力してあげてください!
七星ミルキ:わあ、責任重大!
七星ミルキ:更地にしないように頑張ります!
GM:OK!
GM:それでは次はPC3、葛城サレナさん! 自己紹介お願い致します!
葛城サレナ:はーい!
葛城サレナキャラシート
葛城サレナ:葛城サレナ。元はFHで掃除屋……の助手をやってた16歳です。
葛城サレナ:PLがノヴァリス初めてなので、PCもノヴァリスのことを全然知らない転入生にしました。多分入って一週間くらい。
葛城サレナ:これにより、えっそれ何……知らない……というケースでも知ったかぶりをせずに驚ける計算です。
葛城サレナ:所属はメサイア生徒会のグレート・バビロン。
GM:なぞの転校生だ~!
葛城サレナ:なぞかどうかは分からないが転校生なのは確か!
葛城サレナ:以前ヤヒロさんから『バビロンの最高戦力』という案を貰ったので(https://twitter.com/mokichi_ex/status/1571064093397905409
葛城サレナ:クオンタムキャラにしてはちょっと設定とか性能を盛りまくってます。本当に強いかどうかは分からない。
葛城サレナ:具体的には毎ラウンド装甲無視の固定値50でヴァリポンするだけのノイ/モルです。勝利の女神もあるよ。
葛城サレナ:おそらく戦闘能力を買われてバビロンに放り込まれたんだと思うんですが、細かい経緯は特に決めていないので
葛城サレナ:そのへんはシナリオに合わせて形状変化:柔(やわら)していきたいと思います。よろしくおねがいします。
葛城サレナ:あっあと立ち絵はAIで作りました。文明!
GM:ちなみに、かつて所属していたFHセルからはなんらかの指示を受けている想定でしょうか?
葛城サレナ:いえ、特には受けてないはず! セルというよりは、つよい剣士のマスターと二人で賭郎の掃除屋やってた感じかなあと思ってます。
葛城サレナ:強いて言えば、「学校をメチャクチャに楽しんでこい」と命令されてます。
葛城サレナ:もちろんセルがあってもいいです。
GM:あっ。じゃあ、元FHセルの名前とか、考えがあったら教えてください!
葛城サレナ:あっあったほうがいいかな……! 考え次第ASAPで投げます!
葛城サレナ:逆にロケットさんのほうで考えがあれば、全面的にそこに乗る構えです。
GM:了解!あくまでもフレーバーであった方が面白いかなという程度なので、もし決まったら教えてください!
葛城サレナ:はーい!
GM:そんなサレナさんのハンドアウトはこちら

PC3:葛城サレナ
シナリオロイス:ナナカ・アラガタ
きみは星室庁から依頼を受けた協力者だ。
仕事の目的は、ナナカ・アラガタを名乗る人物の捕縛。
ブラックマーケットにおいて実力者を次々と病院送りにしている、名うての剣士だ。
どうやら悪名高い「監獄学寮シェオル」から脱走した脱獄部の生徒らしい。
いまはどうやらキングダム連合学院のデスワ・セキューオウに雇われているという。

葛城サレナ:デスワ・セキューオウ……!
GM:監獄から脱出した用心棒への対処があなたの使命です。宜しくお願いします!
葛城サレナ:脱獄部って何!?
葛城サレナ:脱獄を部にするくらいにはメジャーってことじゃないか
葛城サレナ:が、頑張ります……! 逮捕してメサイアの糧になってもらうぞ!
GM:OK!
GM:では、最後にPC4!
GM:眩星かんな先生、自己紹介をお願い致します。
眩星かんな:はーい
眩星かんなキャラシート
眩星かんな:この度、ノヴァリス職員室の"星室庁"に配属されました。眩星かんなです。
眩星かんな:主にSNS経由で生徒から依頼を受けては、学区問わず問題解決に奔走しています。仕事を選ばないので睡眠量が常時足りてない。
眩星かんな:元は孤児院出身のフリーランスで、育ち柄未来ある子ども達の手助けが好き。
GM:働きすぎの先生だ…
眩星かんな:フリーランス活動の中で一般人、特に子どもに対して残虐非道な活動を行うFHセルの存在を知り大変辟易したので、
眩星かんな:リーダーに取り入って重職に就いては経営資金を横領して逃走、間接的にセルを壊滅へ追い込む趣味がありました。
GM:ファム・ファタール性が強い!
眩星かんな:4回目で流石に足が付き、追われている最中に偶然ノヴァリスから拾って貰う形で亡命。対外的には事故死とされております。
眩星かんな:能力は言霊を媒介とした後方支援特化で、攻撃能力は一切持ち合わせてません。先生は生徒に勝てない。
眩星かんな:データはハヌオルの支援エフェクトで強そうなやつを右から順番に採用しました
GM:ほんとにハヌオル支援は強い……
眩星かんな:頑張って生徒達を透き通った未来に導きたい!よろしくお願いします~
GM:空の向こうには何があるんだろう(独特のイントネーション)
GM:そんなかんな先生のハンドアウトはこれです。

PC4:眩星かんな
シナリオロイス:アリト・ザファル・モリアーティ
きみは新任の「先生」だ。思いもよらない経緯から、この学園で教師として働くことになった。
ある日きみは奇妙な噂を耳にし、裏付け調査をYNGニュース・ナイトジャスティスの報道員から依頼される。
彼女――"バイオレット・ガヴァナー"珠洲代ハイアは、とある人物への疑惑を確かめてほしいという。
その対象は、アリト・ザファル・モリアーティ。きみと同じく星室庁所属の「先生」。
あるいはきみの就任面談を担当した人物だっただろうか。きみと同じくらいには謎の多い同僚だ。
彼が頻繁にブラックマーケットに出入りしているという噂の真相を突き止め、
その目的と、場合によっては彼の悪行を暴く必要があるだろう。

GM:生徒からのお願いを聞いてあげてください!
眩星かんな:わぁい仕事だ かんな仕事だぁいすき
眩星かんな:あの先生同僚だけどいまいちよく分からない人なんだよなぁ……
GM:そっ、そんなことはないですよ!宜しくお願い致します!
GM:というわけで、トレーラーも貼っておきます。
トレーラー ―――ノヴァリス。

FHが主導する『ノヴァリス計画』によって造り上げられた超巨大学園都市。
その学園における物流の、もっとも深部に位置するとされるものの一つが、『ブラックマーケット』である。

『ブラックマーケット』では様々な表沙汰にできない品物が取引される。
あるいは、ノヴァリス創設時代の古地図。
あるいは、ノヴァリス・ファラオの秘宝。
あるいは、FHの実験兵器。
あるいは、外の世界の娯楽作品――。
この欲望の交差する最大の取引市場は、その機能を維持するため、ある意味で秩序立って運営されてきた。
独占や支配の許されない、中立的な領域であったといえる。

だが、このブラックマーケットにおいて、いま最大の脅威が出現しようとしていた。
その名は「セキューオウ財団」。
デスワ・セキューオウが運営する、汎学園コングロマリット財団である。
彼女はありあまる財力を用いてブラックマーケットの権力者・運営組織を次々と買収し、この市場を独占しようとしている。
ブラックマーケット市場の自由性と利便性は、互いに相関関係にあるはず。
あえてその理を崩す彼女の目的は謎のまま、ブラックマーケットへの侵略行為は進行しようとしていた――。

この危機に、学内調停機関「星室庁」が動き出す。




ブラックマーケット・セッション『prove the existence』





◆Opening◆巣ノ森リゼル

GM:OP1:巣ノ森リゼル
GM:リゼルさんは登場ダイスをお願いします。
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を1D10(→ 3)増加 (30 → 33)
GM:Ok



GM:メサイア学園に、宗教施設は意外にも多い。
GM:多くならざるを得なかったのだということが、その雑多な主義主張を持つ者たちがあつまった校風を見ればわかる。
GM:そうした宗教的施設の一つに、学園でもとりわけ特異な教団――
GM:『すがる末日姉妹会』の”教会”が存在していた。
GM:今日もまた、巣ノ森リゼルの下へ、迷える子羊がやってくる。

GM:「……本当に、こちらで悩みを聞いていただけるのですか?」
GM:リゼルの前に現れたのは、一人の少女だった。
???:「あなたが、その……巣ノ森リゼル様でいらっしゃるの?」
巣ノ森リゼル:「はい。私が巣ノ森リゼルです。他の教団は密室の懺悔室を設けていることもありますけれど……」シスター服に金髪の、糸のように細い目をした少女だ。
巣ノ森リゼル:「私共の教団では、こうして開放的な空間で、気軽に……世間話でもするようなかたちで」
巣ノ森リゼル:「お悩みを聞いてさしあげています。もちろん、外に漏れることはありません」
???:「そのお言葉を信じます。なにしろ、このことについては、その……」
???:「同じ学園の生徒には絶対に! 極秘! 完全機密を保持しなければなりません……!」
???:「キングダム学院、ノブレス・オブリージュ部の一員として! よろしいかしら?」
巣ノ森リゼル:「それは……そのようなお悩みを抱えてここまでくるのは、さぞ苦しかったことでしょう」
巣ノ森リゼル:「もちろん、どの学園の方であっても主は分け隔てることをいたしません……。崑崙山とか監獄学寮みたいなものでなければ……」
巣ノ森リゼル:「さあ、座ってください」椅子に白いシーツを敷いて、着座を促す。
???:「ありがとうございます……あっ! 失礼! 私としたことが、名乗りもしないなんて……」
???:「お嬢さまにあるまじき失態……あっ、いえ! お嬢さまではありませんわ! 私は、そう……」
ショミン:「わたくしの名前は、で……、……、……ショミン・ビンボーニですわ! まったくの庶民です!」
巣ノ森リゼル:ショミン・ビンボーニの後ろ……教会の本棚に『庶民のごちそうレシピ』『貧乏人にならないための10の方法』などといった書籍があったが
巣ノ森リゼル:もちろんリゼルは気付いていません。
巣ノ森リゼル:「ショミン・ビンボーニさん……。お名乗りいただき、ありがとうございます」
ショミン:(よかったですわ……気づいていない……!)
巣ノ森リゼル:「あらためまして、ご相談内容を伺いましょう」
ショミン:「はい。……それでは、リゼルさま。”ブラック・マーケット”をご存じかしら?」
GM:もちろん、知っていてもいいし知らなくてもいい。
GM:場所であるともいえるし、組織であるともいえる。
GM:不定期に開催される、非合法な市場のことだ。そこではあらゆるものが取引される、ノヴァリスの裏の経済基盤だった。
巣ノ森リゼル:「たまに信徒の中でそのような話が出ていたような……けれど、私は行ったことはありません」
巣ノ森リゼル:行ったことはない、とはいうが明らかに非合法活動をしている教団なので、知らないうちに取引しているというだけの話かもしれない。
ショミン:「わたくしもそうですわ。ですが此度、どうしても、可及的速やかかつ迅速に……」
ショミン:「そのブラック・マーケットに赴かねばならない用事ができたのです」
巣ノ森リゼル:「まあ……それは大変でしょう」眉尻を下げる。
ショミン:「ええ。わたくし……どうしても、勇気が出なくて……」
ショミン:「このようなとき、下々の……あっ、いえ、しょみ……一般……そう! 世間一般の方々はどうしていらっしゃるのでしょう?」
ショミン:「場所もわからなければ、危険もたくさんあると聞きます。いったいどのようにして訪れているのかしら」
巣ノ森リゼル:「一般論としては、そのような時には常に複数人で行動するべし……と主は仰せです」
巣ノ森リゼル:「なぜなら一人が商品を見ている間、もう一人が荷物に気を配る必要がありますし……」
巣ノ森リゼル:「狭い路地をゆく場合は、前方に立つ者は前方をクリアリングし、後方に立つものは背後からの襲撃に備えねばなりません」
ショミン:「一人が買い物をしている間、もう一人が荷物を……!?」
ショミン:「なぜそのような儀式をなさるのですか? やはり難しい場所なのでは……」
巣ノ森リゼル:「"わたしはよい羊飼であって、わたしの羊を知り、わたしの羊はまた、わたしを知っている"」
巣ノ森リゼル:「荷物とて同じこと……。常に目を配らなければ、荷物もまた逃げてしまうことでしょう」
巣ノ森リゼル:「羊と同じように」
ショミン:「まあ! やはりリゼルさまは、ブラック・マーケットにお詳しいのですね……!」
巣ノ森リゼル:「ふふ……この程度は一般常識の範疇です」本来何も自慢になることではないが、得意げ
ショミン:「それでは、ご案内をお願いできませんか? 当然、謝礼はさせていただきますわ!」
ショミン:「お金ならいくらでも……、そう……本来の立場に戻った暁には……」
ショミン:「いくらでもありますから!」
巣ノ森リゼル:「ええ……救いを求める者には、救いを与えるのが信徒としての務め」
巣ノ森リゼル:「たくさんの謝礼も主はきっとお喜びになるでしょう」
巣ノ森リゼル:「一緒に向かいましょう……ブラックマーケットへ!」
ショミン:「ありがとうございます。わたくし、なんとしてもブラック・マーケットでとある人物を探さなければいけないのです……」
ショミン:「そう、デスワ・セキューオウという人物を!」
巣ノ森リゼル:「デスワ・セキューオウ……」
GM:名前くらいは知っているかもしれない。
GM:ノヴァリス長者番付にランクインするくらいのお金持ちだ。
巣ノ森リゼル:「ノヴァリス長者番付にランクインするくらいのお金持ちに……一体どのようなご用があるのですか?」
ショミン:「そっ、それは……あの……」
ショミン:「ご、ご挨拶に!」
ショミン:「ご挨拶ですわ!」
巣ノ森リゼル:「『ご挨拶』……確かに私達の教団にも、教団の手を借りず自分自身の手で『ご挨拶』したいと望む者もおります」
巣ノ森リゼル:ショミンの手を取ります。「諦めないで。応援しています」
ショミン:「リゼルさま……!」
ショミン:「メサイアのような下々の方の集う学園にも、リゼル様のようなお心の持ち主がいらっしゃったのですね」
ショミン:「わたくし、感動ですわ!」
巣ノ森リゼル:「ふふ……メサイアのような学園の中でも非常に珍しい心の持ち主であると自負しております……」
巣ノ森リゼル:「それでは、参りましょう。善は急げ。"思い立った日が吉日ならその日以降は全て凶日"――主もそう仰っております」
ショミン:「いい言葉ですね。わたくしもそう思いますわ! 会社は気になった時が買収する時!」
巣ノ森リゼル:「あはは、うふふ……」
巣ノ森リゼル:二人が談笑しながら教会を出ると、メギャッ、ゴボッ、というくぐもった音が近くの路地裏から響いている。
ショミン:「……あの音は? 何か料理をされていらっしゃるのかしら」
すがる末日姉妹会奉仕者:「「精算!粛清!挨拶!」」
すがる末日姉妹会奉仕者:「「贖罪!反省!」」ボゴッ メシャッ
巣ノ森リゼル:「うふふ、なんでもありません……さあブラックマーケットに行きましょう」
ショミン:「あんなに元気に合唱の練習なんて……メサイアは活発な学園ですのね」
巣ノ森リゼル:仮に本当に路地裏で暴力リンチ事件が行われていたとして……すがる末日姉妹会との関連性を証明できる者がいるだろうか!?
巣ノ森リゼル:メサイア学園ではこの程度、チャメシ・インシデント!!
ショミン:「では、参りましょう! なんとしてもデスワ・セキューオウの下に辿り着き、そして……」
ショミン:「捲土重来ですわ!!!」



GM:ロイス取得のみ可能です。
巣ノ森リゼル:子羊/ショミン・ビンボーニ/期待:○/疑念/ロイス
巣ノ森リゼル:本当に期待してます。何をとは彼女は決して言わないでしょうが
GM:なんにも疑うところはないと思いますが、了解です!


◆Opening◆眩星かんな

GM:OP2:眩星かんな
GM:登場ダイスをお願いします。
眩星かんな:38+1d10
DoubleCross : (38+1D10) → 38+9[9] → 47

GM:ノヴァリスでの先生はリスクを負って立つ仕様なので、体に気を付けてくださいね!
眩星かんな:こわわ~



GM:職員室。
GM:いまだ創設されたばかりのその施設は、いまだ空白が多く、殺風景でもある。
GM:結果として常日頃はほとんど人がいることはなく――
GM:生徒にとっては、内密の相談がしやすい場所でもあった。……いまのところは。
珠洲代ハイア:「……眩星先生、でよろしいですよね」
眩星かんな:「んん……そう。眩星。合ってるよ」
眩星かんな:眉間に皺を寄せて天井を見上げながら、寝起き特有のあいまいな返事。
GM:きみの前に現れたのは、どこか落ち着かない様子の少女だった。
GM:当然、きみならば顔を見ただけで名前がわかっていてもいい。
GM:キングダム連合学院、”新聞王”麾下で活動する女子生徒……
眩星かんな:「ええっと、ちょっと待ってね。君は……」眼鏡を付け直し、彼女の顔を一瞥して。
GM:珠洲代ハイアという名前だった。
眩星かんな:「キングダムの……ええと、そう。珠洲代ハイアさんだ」
珠洲代ハイア:「……ご存じ……なのですね……」
珠洲代ハイア:「大人というのは、そういう能力があるのですか? それとも先生だから?」
眩星かんな:「後者。そりゃあ、生徒の名前と所属くらいソラで言えないと先生とは呼べないからね」
眩星かんな:「あ、ちゃんと名簿に表記ある子だけね。覚えるの結構苦労したんだ……学校ってレベルじゃないんだもんここ……」
眩星かんな:目をぐしぐしと擦りながら、背もたれに項垂れている。日頃の仕事疲れが姿勢に現れまくり。
珠洲代ハイア:「それでは……やはり、ご相談してよかった……」
眩星かんな:「うん。それで、相談ってことだったね」
珠洲代ハイア:「はい。……気になっていることがあるのです」
眩星かんな:「気になっていること?」
珠洲代ハイア:「キングダムの新聞部として、……私たちには誰よりも早く、深い情報を知る義務があります……」
珠洲代ハイア:「危険に対する情報は、特に」
眩星かんな:「立派。だけど、部活の意気込みにしてはちょっとものものしい気がするね」
眩星かんな:「こんな所に来るくらいだし。まだ、職員室はノヴァリス全土に受け入れられたわけじゃない」
珠洲代ハイア:「そう……そうなのです。私たちが、いま、危険……脅威だと感じているのは……」
珠洲代ハイア:「あなたと同じ”先生”。アリト・ザファル・モリアーティ先生……なのです……」
眩星かんな:「…………」
眩星かんな:「マジ?」
珠洲代ハイア:「大人で、男性で、先生……。……ここまでくると、根本的に理解困難で……」
珠洲代ハイア:「眩星先生は、アリト先生と交流がおありですか?」
眩星かんな:同僚の顔を想起する。自分の面接を担当した、掴み処のなく謎も多い星室庁の顧問の一人だ。
眩星かんな:「ん~……一応、同じ職場だし。業務連絡とか世間話くらいかな」
珠洲代ハイア:「では……そのアリト先生が、ブラック・マーケットに頻繁に出入りしているという噂は……?」
眩星かんな:「でも、悪い人ではないと思う……ん?」
GM:知っていてもいいし、知らなくてもいい。
GM:アリト・ザファル・モリアーティは、ブラック・マーケットと呼ばれる市場にたまに出入りしている。
眩星かんな:「ブラックマーケット……って、ノヴァリスにもあるの?」
珠洲代ハイア:「……はい」
珠洲代ハイア:「キングダムの新聞部および海賊部は、特に……その所在を随時把握しています……」
珠洲代ハイア:「外部の情報を仕入れることのできる、数少ない場所ですから」
眩星かんな:「……なるほど。事実とすれば、確かに印象はあまり良くないね」
眩星かんな:小さく唸って、パンツスーツを履いた脚を組む。
眩星かんな:「そのタレコミが何処からって聞くのはアリ?」
眩星かんな:「ホントかどうか分かるだけでいいんだけど」
珠洲代ハイア:「……我が新聞部の……最初は、ゴシップ関連の部門が、感知しました……」
珠洲代ハイア:タブレットを構えてみせる。
珠洲代ハイア:そこには、ブラック・マーケットを歩くアリト・ザファル・モリアーティの姿が、何十枚、あるいは数十分という動画で複数存在していた。
珠洲代ハイア:「完全な尾行……さすが我が新聞部のパパラッチ部門……」
眩星かんな:「うひょ~~。海外メディアも真っ青のストーカーっぷりだぁ」寝ぼけ眼だったはずの目を見開いて。
眩星かんな:「ありがとう。事実っぽいことは理解できた」
珠洲代ハイア:「問題は……これだけ頻繁に出入りしている理由です……」
珠洲代ハイア:「彼が……何を目的に、ここまでブラック・マーケットに出入りしているのか……」
珠洲代ハイア:「どうしても知りたいのです」
眩星かんな:「そうだよね。ただでさえ怪しい組織の怪しい人物が、怪しい場所に居れば」
眩星かんな:「生徒としても気になるだろうし。私達としてもあまり喜ばしくはない」
眩星かんな:「……30秒待ってて」
珠洲代ハイア:「……30秒……?」
眩星かんな:言うなり、席を立ちあがって職員室壁際の水道に歩いていき
眩星かんな:ばしゃばしゃと顔を洗う。手早くaniM-usファングッズのタオルで拭いて、ハイアの元へと戻ってくる。
眩星かんな:「うっし!目ぇ覚めた!!」
眩星かんな:ぱんぱん、と頬を叩いて。
珠洲代ハイア:「えっ……奇行……?」
珠洲代ハイア:「先生はみんなそんな感じなのですか?」
眩星かんな:「んにゃ。昨日からずっと学区資料の整理で寝てなかったから、ちゃんと目ぇ覚ましとこうと思って」
眩星かんな:「だって、生徒の頼みを寝惚けたまま真面目に叶えられるわけないっしょ」
珠洲代ハイア:「……やっぱり、変……というか、その……」
珠洲代ハイア:「あ、ありがとうございます。……実は、その、黙っておこうかと思ったのですが……先生も一応先生なわけですし、万が一のことがあるかと……」
眩星かんな:「気にしなくていいって……ん?」
珠洲代ハイア:「……でも、言っておきます。アリト・ザファル・モリアーティ先生が……このところ接近を試みているのが……」
珠洲代ハイア:「おそらく、デスワ・セキューオウという人物……です……」
眩星かんな:「……石油王?ここ、石油掘れるの?」
眩星かんな:「おっかしーなぁ。私まだ寝惚けてんのかなぁ……」
珠洲代ハイア:「いえ。名前です……人物の……」
眩星かんな:「名前。ああ……名前。なるほど、これは早とちり……本当に?」
眩星かんな:「…………」少しばかり考え込む様な仕草をして。
珠洲代ハイア:「本当です。マジです……」
眩星かんな:「そっか……いや、そんな特徴的な名前の生徒だったら憶えてると思うから」
眩星かんな:「後で調べ直しとく。ごめんね」
珠洲代ハイア:「はい。……私の調査によれば、彼女との関係性が、何かしらの手がかりを持っていると考えていいと思います……」
珠洲代ハイア:「お願いできますか、先生」
眩星かんな:「おっけ、おっけ。大船に乗った気でいてくれたまえよ」
眩星かんな:ハイアちゃんの頭に手を伸ばして撫でながら微笑む。
珠洲代ハイア:「ど、ど、どうも……ありがとうございます……」 顔を伏せる。
眩星かんな:「……あ、逆にこっちからもお願い一ついいかな」
眩星かんな:「依頼が完了したら……私達の仕事っぷり、新聞記事にしてもらえたりとかする?」
珠洲代ハイア:「は、はい……そういうの……」
珠洲代ハイア:「みんな、大好きですから、ぜひ。お話を聞かせてください……!」
眩星かんな:「しゃ!私達も仕事を知ってもらってノヴァリスの生徒達から信頼を得たいからね」
眩星かんな:「ウィンウィンってことで……よろしくねっ」
珠洲代ハイア:「……はい!」
眩星かんな:一見生真面目そうだけど、素直でいい子だなぁ……若いっていいなぁ……などと、内心微笑ましく彼女の様子を眺めながら。
眩星かんな:片手間で生徒名簿の入った端末を手慣れた様子で操作している。
眩星かんな:"デスワ・セキューオウ" [検索]
眩星かんな:――――指定した検索キーワードをすべて含む検索結果は見つかりませんでした。



GM:ロイス取得のみ可能です。
眩星かんな:アリト・ザファル・モリアーティ/○連帯感/○疑惑
眩星かんな:以上で~
GM:OK!


◆Opening◆七星ミルキ&葛城サレナ

GM:OP3:七星ミルキと葛城サレナ
GM:登場ダイスをお願いします。
葛城サレナ:ムン!
葛城サレナ:葛城サレナのHPを1d10(→ 2)増加 (25 → 25)
葛城サレナ:HPじゃないって!
七星ミルキ:七星ミルキの侵蝕を1d10(→ 5)増加 (41 → 46)
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を2(→ 2)増加 (34 → 36)
葛城サレナ:あっ、ノヴァリス前に所属してたセル設定を決めました。名前は百狼(パイラーン)セル。
GM:GOOD
葛城サレナ:主な仕事は裏切り者の始末や拠点強襲。単独~少数行動を好むFHの掃除屋が所属する冒険者ギルド的なところで、
葛城サレナ:「しばらく大きな仕事がなさそうだからノヴァリスで勉強してこい」とマスターの《アギト》に命令された感じです。たぶん「強くなるまで帰ってこなくていいぞ」とかも言われてるはず。
葛城サレナ:です!
GM:了解!



GM:ブラック・マーケット。
GM:それはノヴァリスの裏社会を形成する要素の中でも、もっとも大きな一つである。
GM:当然、そこで発生する騒動は、各学区の枠組みにとらわれない、非常に大きなものとなりがちだ。
GM:そして、それが頻発するのも日常的な事態である。
GM:たとえば、いま、路地裏で追われる二人のように――。
飛行ドローン:『不審人物、再ターゲッティング』
GM:何機もの飛行ドローンが空を飛び、きみたちに照準を合わせる。
葛城サレナ:「うわぁはぁ!」
葛城サレナ:「ミルキちゃん見てください! 凄いですよ!」「こんなに追手が!」
葛城サレナ:振り向きざまに赤いサブマシンガン二丁を構え、ドローンに向かって銃撃。
葛城サレナ:『点』を狙った射撃ではなく、連射速度を生かした面制圧で無理やり撃墜するか、あるいはドローンのセンサーを乱している。
飛行ドローン:『不審人物2名に警告。それ以上の生存はセキューオウ財団に有害です』
七星ミルキ:「サレナさん!今はできるだけ距離を取りましょう!」
七星ミルキ:同じく身の丈を超えるハンマーを担ぎながら、取り出した弾丸状のカートリッジを装填する。
七星ミルキ:ガシャン、とポンプアクションで押し込むと共に、空間を打撃した衝撃が面となってドローン達を弾き飛ばす。
葛城サレナ:「はいわかりました! とります!」
葛城サレナ:「というかさっきから取ってます! 全然振り切れてないですけど!」
七星ミルキ:「そうなんですよね~~!」
飛行ドローン:『速やかに生命活動の停止を推奨しま――』 ドローンの一機が、サレナの射撃で吹き飛んだ。
葛城サレナ:「ミルキちゃん聞きましたか? 生命活動を速やかに停止ですって!」
飛行ドローン:『警告に従ってください』 さらに四機。今度は武装ヘリ型だ。
葛城サレナ:「ノヴァリスって思ってた以上に無法地帯なんですねえ」 話している間もずっとサブマシンガンを乱射し、リロードし、乱射している。
七星ミルキ:「あのタイプのドローンは命の優先順位が違うんです…!」
七星ミルキ:「電源停止と同じ位置に設定されてるので、フリーズのつもりで撃ってきます!」
飛行ドローン:『抵抗の激化を確認』
葛城サレナ:「……なんで学園にそんな殺人ドローンが……?」
七星ミルキ:乱射の合間に、ハンマーのリボルバー弾倉式の衝撃カートリッジに再装填。空気の打撃を行う。
飛行ドローン:『生意気な人間どもの生存は、セキューオウ財団への利益侵害と判定しまし――』 さらに一騎。ミルキの打撃で吹き飛んだ。
葛城サレナ:「あっそこの角右に曲がりましょう! まっすぐだと挟まれます多分!」
葛城サレナ:ミルキの後ろから射撃。空気打撃の撃ち漏らしをカバーするように弾丸をばら撒く。リロード。
七星ミルキ:「えぇと……ブラックマーケットで規程以外の進路を取ると迷うのですが…」
葛城サレナ:「あそっか! 迷路みたいですもんね」
七星ミルキ:「……ここはサレナさんの経験を信じます!曲がりましょう!」
飛行ドローン:『生意気な人間どもを拘束します』 飛行ドローンが空中で連結し、
飛行ドローン:恐竜のような一つの巨大ロボットに合体・変形する。
七星ミルキ:「しまった、感情が芽生え始めてます…!」
葛城サレナ:「あの! ミルキちゃん! これすごく言いづらいのですが」
葛城サレナ:「このままだとジリ貧になって本当に生命活動を停止することになるんじゃ……?」
重装恐竜ドローン:『重装恐竜ドローンです。あなたたち二人の身長と体重差から計算し、勝ち目は0.1%』
葛城サレナ:「ほら! 0.1%って言ってますし!」
七星ミルキ:「ふふ……」穏やかに微笑む
七星ミルキ:「慣れてきましたね、サレナさん」
七星ミルキ:半ばヤケっぽい笑顔で応える
重装恐竜ドローン:『警告に従うことを推奨します』 バーニアを加速させ、突進してくる。
重装恐竜ドローン:『ティラノサウルスの動体視力は、あなたたちの速度を完全に捕捉しています』
重装恐竜ドローン:『鎮圧行為、開始』 噛みついてくる。
葛城サレナ:「はい! メサイアに入ってもう一週間ですし、ミルキちゃんも色々教えてくれあぶなああ!」
葛城サレナ:後ろに飛び退き、その辺のドラム缶を蹴り倒してデコイにしてます。
七星ミルキ:「きゃあーーー!?」
七星ミルキ:デコイとして蹴り飛ばしたドラム缶をすくい上げて、近くにあった顔にアッパーカットの角度で叩きつける。
重装恐竜ドローン:『生意気性を感知』
重装恐竜ドローン:『ドラム缶ごときで当機の進軍を阻むことは不可能な確率……100%。無駄な抵抗は……ピガッ』
葛城サレナ:「んもー!」
葛城サレナ:「ミルキちゃん、やっちゃいましょう! この恐竜のオーナー……から、賠償請求とか来るかもですけど」
葛城サレナ:「上から目線の警告がだんだんムカついてきました!」
重装恐竜ドローン:『生意気性が急上昇中』
七星ミルキ:「それはほんとに怖い展開ですけどね……!」
七星ミルキ:「わかりました!中途半端が一番行けません!」
七星ミルキ:「上目遣いにして差し上げましょう!」
重装恐竜ドローン:『指数関数的増加を検知しました。反撃します』 両腕がマシンガンに変形!一斉射撃を開始する。
七星ミルキ:「ひぇ……!」
葛城サレナ:「ティラノサウルスにマシンガン積んでるのも気に入りません!」 地面に伏せ、遮蔽物を使いながら死角へ接近。
重装恐竜ドローン:『生意気存在をロスト。再捜索します』
葛城サレナ:近くにあったプロパンガスタンクを蹴り飛ばし、タンクにありったけの銃撃!
葛城サレナ:めちゃくちゃな勢いでティラノサウルスの左腕付近を爆破します。
重装恐竜ドローン:頭部の小さなセンサーが動く――だが、当然サレナを捉える前に左腕は吹き飛ばされる。
葛城サレナ:「片腕潰しました! これでミルキちゃんもこの子をブチ壊しやすくなったはずです!」
七星ミルキ:「そこまで派手ではないですけどね…!?」
重装恐竜ドローン:『……重傷。損害賠償を請求……』 巨体が大きく傾く。
葛城サレナ:「ああっ損害賠償が……!」
葛城サレナ:「はやく! はやく潰しましょう! 顔写真とかが送られる前に!」
七星ミルキ:爆発が起こると同時、右腕側の瓦礫に見えない空気の弾丸が打ち込まれる
重装恐竜ドローン:『肉体を圧縮して当機の活動燃料にしま』 『ピガ』
七星ミルキ:ガラガラガラ、と巨体に匹敵するビルの瓦礫がティラノサウルスドローンに降り注ぐ
七星ミルキ:「そうですね、目出し帽をつけているわけでもありませんから……!」
重装恐竜ドローン:『ピガガガガ……生意気性……オーバーフロー……』 崩れ落ちる。
重装恐竜ドローン:『計測不能。活動を停止します』
葛城サレナ:「生意気性ってなに……」 サブマシンガンをリロードしながら、さっきからずっと抱いていた疑問を口に出す。
GM:ドローンは沈黙し、これで一息つけるだろう。……数分か、数十秒くらいは。
七星ミルキ:「ふぅ……なんとかなりましたね」
葛城サレナ:「はあはあ……すごいところですね、ノヴァリス。こんな無法地帯だったなんて知りませんでした!」
葛城サレナ:「これ、二人だけでほんとに依頼達成できるんでしょうか?」
葛城サレナ:「というか調査にやってきただけなのに、なんでこんなことに……」
七星ミルキ:「そうですね……いえ、普段はこんなことはないんですが……ないんですよ?」
七星ミルキ:「やはり、隠したいことがあると警戒が厳重になっているとしか……」

七星ミルキ:……普段より激しいドローンの抵抗と物量。
七星ミルキ:もちろん、普段の生活からこのように大変なわけではありません
七星ミルキ:では、私達がどうしてこうなったかというと────



アリト:「……と、いうわけで」
アリト:「お二人に来ていただいたのは、ブラックマーケットの一件についてです」
アリト:「お二人は七星ミルキさん。それから、葛城サレナさん。で、よろしかったでしょうか?」
七星ミルキ:「はい、合コン委員会の七星ミルキです。よろしくお願いします、先生」
葛城サレナ:「はい! 《マグマチェンバー》、葛城サレナ! メサイアに入ったばかりです!」
葛城サレナ:「というかあの……すみません。根本的な質問なんですけど」
葛城サレナ:「ブラックマーケットって、あのブラックマーケットですか? 上海とかハノイとかにあるような?」
葛城サレナ:「そんなのがあるんですか? 学園都市に……?」
アリト:「はい。そのブラックマーケットです」
アリト:「あります。非常に活発です。外部からの品物を入手できる、数少ない場所ですから」
七星ミルキ:「ええと、外の世界にもあるんですね?」
葛城サレナ:「あります! 治安もだいたい悪いです!」
七星ミルキ:「なるほど……一応、こちらでのブラックマーケットは、出どころの不明な品物を中心に色々な物品を取り扱ってます」
葛城サレナ:「学校の購買だと、やっぱり欲しい物が手に入らなかったりするんですね」
アリト:「私も利用しますが、現状、このノヴァリスにとって必要なものだと思います」
七星ミルキ:「はい。他の学区のものとか、あとは公に扱うのが難しいものとか……ですよね、先生?」
アリト:「はい。そこにしか居場所のないものや、人もいますから。ですから――」
アリト:「独立性というものが非常に重要です」
葛城サレナ:「ひとつの国みたいなところなんですねぇ」
葛城サレナ:「まあここ、学園が全部国みたいになってますけど」
葛城サレナ:「先生! そのブラックマーケットで、なにをすればいいんでしょうか!」
アリト:「素晴らしい理解の速さですね。サレナくんのいう通り――」
アリト:「ブラックマーケットがどこか一つの国や、個人によって掌握されてしまえば、その独立性が消えて不健全な状態になると思われます」
七星ミルキ:「そうですね、希少な品の流通を独占出来るようなものですから…」
葛城サレナ:「ブラックマーケットを握ったところが、そのまま他学園の生殺与奪権を握る感じになりますよね」
アリト:「その脅威となっているのが、こちら」 タブレットに一人の少女を映す。
アリト:「デスワ・セキューオウ。セキューオウ財団のトップで、とてもお金持ちです」
七星ミルキ:「デスワ・セキューオウさん……」
葛城サレナ:「デスワ・セキューオウ?」 前のめりにタブレットを覗き込む。
アリト:「彼女がブラックマーケットの利権の独占……あるいは寡占に動いている兆候があります」
葛城サレナ:「えっ違法じゃないですか! いやブラックマーケットそのものが違法地域なのかもしれないですけど!」
アリト:「違法な場所ですから、さらなる違法がまかり通るという仕組みです」
アリト:「彼女がなぜこのようなことをしているのか調査し、可能であれば説得をお願いできませんか?」
アリト:「特にメサイア学園は、ブラックマーケットと関りが深いとうかがっています」
七星ミルキ:「なるほど……」
葛城サレナ:「あっそうなんですか?」
葛城サレナ:「ご近所だからかな」
葛城サレナ:入ったばかりなので、メサイアが他と比べてフリーダムなところだとはあまり認識していない。
七星ミルキ:「そうですね。あとはやっぱり、部活動が色々盛んだと、必要なものが異なりますから」
七星ミルキ:「一般的な商店よりこだわりたい人には、選択肢に上がるんです」
アリト:「はい。私も鮫映画の供給をほぼブラックマーケットに頼っている状態です」
GM:※ノヴァリスには湖や川があっても海はない。本物の鮫映画は非常に貴重なのだ。
葛城サレナ:「サメ!」
七星ミルキ:「へぇ!先生は映画がお好きなんですか?」
アリト:「大好きですよ。いずれ映画研究会にも顔を出してみたいと思っています」
七星ミルキ:「ちょっとだけ知ってます。海を描いた話なんですよね」
葛城サレナ:「あっミルキちゃん違いますよ! 映画とサメ映画は、似ているけど違うものなんです」
葛城サレナ:「タルタルステーキとサーロインステーキくらい違います!」
七星ミルキ:「え……?」
七星ミルキ:「そ、それはだいぶ違う料理だと思いますけど」
アリト:「うん、まあ……そう……ですね」
七星ミルキ:「先生まで…!?なのに映画研究会に…?」
アリト:「失礼、話が脱線しました。……お二人にお願いしたいのは、まずはデスワ・セキューオウとの接触」
七星ミルキ:「あ、はい……後で教えて下さいね」
七星ミルキ:「ともかく、その方と接触すればよいのですね?」
アリト:「はい。そうなのですが、問題は彼女が最近、人と遭うことを避けているということ」
葛城サレナ:「やっぱり後ろ暗いことがあるのでは?」
アリト:「かなりの数の用心棒を雇っており、その中に一人、極めて凄腕の生徒がいるようです」
葛城サレナ:「どんな人なんでしょう? 用心棒ってことはやっぱり」
葛城サレナ:「セキューオウさんに探りを入れると、その人に襲われたりするんですか?」
七星ミルキ:「うーん。用心棒……は珍しいことではないですが、特筆するほどの規模なんですね」
七星ミルキ:「凄腕といいますのは?」
アリト:「そういうことです。このノヴァリスには、監獄学寮シェオルと呼ばれる学区……というか、施設があります」
葛城サレナ:「……監獄学寮……」
葛城サレナ:「……監獄学寮……!?」
アリト:「他の学区で事件を起こした方が特例措置として収容される場所です」
七星ミルキ:「程度にも寄るんですけどね。キリがありませんから…」
葛城サレナ:「(それは学園とか寮ではなくただの刑務所では……?)」 口には出さない。
アリト:「そちらから脱獄して指名手配中の……つまり脱獄部の、ナナカ・アラガタという方」
葛城サレナ:「脱獄部!」
葛城サレナ:「脱獄、部になるんだ!」
アリト:「はい。学園の指示によらず無許可外出している方はみんな脱獄部という扱いです」
七星ミルキ:「あくまで学校側の想定した部活動なので……という名目だと噂も聞きました」
アリト:「このナナカ・アラガタという方が、非常に好戦的と噂されています」
葛城サレナ:「そのナナカさんが、さっき言ってた凄腕ですか」
アリト:「はい。かつて崑崙に所属していたと聞いています」
七星ミルキ:「崑崙……!」
葛城サレナ:「崑崙、崑崙……」 スマホにDLした学園ガイドPDFを見ている。 「あっなるほど、バトルマニアの群れみたいな学校ですね」
七星ミルキ:「そうですね……武の研鑽に没頭する方針なので、問題を起こした時はだいたい大規模です」
アリト:「非常に強力な剣客だと伺いました。実際、ほとんど力ずくで脱獄を果たしています」
葛城サレナ:「でもせっかく脱獄したのに、なんでわざわざ用心棒なんかやってるんでしょう?」
アリト:「とりあえずセキューオウさんに近づく人はみんな斬り捨てていい契約になっているようで……」
アリト:「セキューオウさんと面会を求めれば、間違いなく戦闘になると思われます」
葛城サレナ:「……なるほど! 研鑽のため!」
七星ミルキ:「わざわざ狙いに来るのは強者が多いから、相手に困らないというわけですか…」
葛城サレナ:「そのセキューオウさんなんですけど」
葛城サレナ:「調査と説得、って先生は言いましたけど、もし説得できなさそうならどうしましょう?」
七星ミルキ:ぎゅ、とハンマーの柄を握る。普段の活動でも、『対話』が行き違う人は多い。
七星ミルキ:方針を伺うように目を向ける
アリト:「説得が難しい場合は……最後の手段を使うので、その時点で戻ってきても構いません」
葛城サレナ:「さっ……最後の手段……!?」
七星ミルキ:「さすが先生、そんなものがあるんですか…?」
アリト:「もう二つか三つ、別のブラックマーケットを立ち上げて自由競争状態にします。この手段を使うと……」
アリト:「しばらく私が雑草を食べることになると思います」
葛城サレナ:「めちゃくちゃお金かかりそう!」
アリト:「というわけで、無理はしないでください」
アリト:「あくまでも面会して、説得を試みるだけで大丈夫ですから」
アリト:「ナナカ・アラガタさんにさえ気を付ければ、そう大変な騒動にはならないはずです」
七星ミルキ:「ざ、雑草って……そんなの聞かされたら気にしちゃいますよ!もう!」
葛城サレナ:「そうです! ここまで丁寧に説明してくれたアリト先生に、雑草生活をさせるわけにはいきません!」
葛城サレナ:「サレナにお任せください! 必ず説得して、対話して、ブラックマーケットをなんとかします!」
アリト:「ありがとうございます。葛城サレナさんは、グレート・バビロンからお墨付きをいただいています」
アリト:「期待の新人だと伺っているので、宜しくお願い致します」
七星ミルキ:「はい!ともかく、方針はわかりました。サレナさんと協力して頑張ります」
七星ミルキ:「……あ、先生も、大変だったら委員会の方にいらしてくださいね。」
七星ミルキ:「お料理会の味見をしてくれる人はいつでも探してますから!」
アリト:「ありがとうございます。またぜひ委員会の方にも伺いたいですね」
葛城サレナ:「あっずるい! 先生、バビロンにもきてください!」
葛城サレナ:「先生は話術がお上手なので、サレナの説得スキルを鍛えてほしいです!」
葛城サレナ:当然ながら、サレナの『説得』には武力行使も含まれる。ついでに言えば、同じFHだからみんなも同じ感じだろうとも考えている。
葛城サレナ:「それかサレナが合コン……? のお料理会に遊びにいきます!」
アリト:「なるほど。委員会間交流……そういう発想も面白そうですね……」
七星ミルキ:「あっ、ぜひぜひ。歓迎しますよ、サレナさん」
七星ミルキ:「よし、それでは、先生のお時間を余計に取らせないためにも」
七星ミルキ:「がんばりましょうね、サレナさん!」
葛城サレナ:「はいっ! 力の限り調査し、説得し、制圧を試みます!」
葛城サレナ:「入ったばっかでほんとにわからないことだらけですけど……よろしくおねがいしますね、ミルキちゃん!」
葛城サレナ:ぎゅっぎゅっ、とミルキちゃんと握手し、ふかぶかとお辞儀します。
七星ミルキ:こちらも握った握手を軽くぶんぶん、と応えて。
七星ミルキ:「はい、お任せください!ブラックマーケットにも何度か足を運んだことはありますので……」
七星ミルキ:「安全なルートを選びます。付いてきてくだされば、危険なことにはなりませんよ!」
七星ミルキ:にこやかに答えた。
葛城サレナ:「よかったあ」
葛城サレナ:「楽しいとこだといいなぁ、ブラックマーケット……!」



GM:ロイスの取得のみ可能です。
葛城サレナ:シナリオロイス!
葛城サレナ:-用心棒/ナナカ・アラガタ/○興味/警戒/ロイス
七星ミルキ:こちらもシナリオロイス!
七星ミルキ:「デスワ・セキューオウ ○P興味/N疑問」
GM:OK


◆Middle01◆このような食べ物、はじめて食べましたわ

GM:ミドル1:このような食べ物、はじめて食べましたわ
GM:合流シーンなので全員登場です。登場ダイスをお願いします。
巣ノ森リゼル:史上最悪のシーン名
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を1D10(→ 3)増加 (33 → 36)
七星ミルキ:七星ミルキの侵蝕を1d10(→ 10)増加 (46 → 56)
七星ミルキ:ぎゃー
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を1d10(→ 8)増加 (36 → 44)
眩星かんな:47+1d10
DoubleCross : (47+1D10) → 47+1[1] → 48

葛城サレナ:オボボボ
七星ミルキ:戦闘に巻き込まれてるから…
葛城サレナ:やっぱり我々だけOPで戦闘しているから……



GM:ブラック・マーケット メサイア地区:スポットB00885
GM:ただでさえ複雑なメサイアの路地裏に、その一角は存在する。
GM:雑多な露店が立ち並ぶ、非日常的な空間――それがブラックマーケット。
GM:そのはずだった。
ショミン:「まあ! なんですの、この古代遺跡のような場所!」
ショミン:「これがブラック・マーケットですの?」
巣ノ森リゼル:「私も初めて目の当たりにしましたが、これは……」困惑する。
巣ノ森リゼル:そこには信じられない光景が!?
GM:巨大な動物が暴れ回ったかのように、屋台だけでなく破壊されている建物もある。
GM:銃撃戦が展開された後のようだ。
巣ノ森リゼル:「ブラックマーケットはいつもこんななのでしょうか……」
ショミン:「わたくし、メサイアとはいえもう少し品のある場所だと思っておりましたわ……」
巣ノ森リゼル:「大体メサイアのスラム街と同じくらいの治安に見えます」
巣ノ森リゼル:「もっともメサイアは全体の四割くらいがスラム街みたいなものなんですけれど……」
ショミン:「まあ……貧困という脅威……わたくしも全力で取り組んでおりますわ。食料を贈ったり……」
ショミン:「スフレとマカロンを定期的に届けさせておりますの。ノブレス・オブリージュですわ」
巣ノ森リゼル:「スフレとマカロンで必要栄養量を摂取できるかはともかく……これをやった犯人がどこかにいるのではないでしょうか」
巣ノ森リゼル:「くれぐれもご注意ください。デスワさんもこれでは果たして見つかるかどうか」
ショミン:「それなのですが、実は……わたくし、この惨劇を引き起こした者の正体に心当たりがありますの……」
巣ノ森リゼル:「なんですって!?」
巣ノ森リゼル:「私は心当たりが多すぎてとても特定できなかったのですが……さすがショミンさん、ブラックマーケットの政情についてお詳しいのですね」
ショミン:「ええ。おそらくこの惨劇は、いまのブラック・マーケットにおける侵略者……デスワ・セキューオウに違いありませんわ……」
ショミン:「本来はそのようなことをする方ではないのですが……! くっ! なんとしても探し出さなくては!」
巣ノ森リゼル:「ショミンさんが『ご挨拶』したい相手……それがデスワ・セキューオウなのですよね」
ショミン:「はい! そうなのです!」
巣ノ森リゼル:「なんということ……デスワさんにこれ以上罪を重ねさせてはなりません。主よ……」
巣ノ森リゼル:瓦礫に向かって十字を切り、祈り始めます。
巣ノ森リゼル:「はっ!?ならばこの破壊痕を追っていけばデスワさんのもとにたどり着けるはず」
巣ノ森リゼル:「そうではありませんか!?」
ショミン:「その通りですわ! きっとこの先に……」
ショミン:「わた……いえ、デスワ・セキューオウが!」 きっ、と顔をあげました。
巣ノ森リゼル:「彼女を追跡し……一刻も早く『ご挨拶』しなければいけませんねぇ……」
巣ノ森リゼル:背負っている音響兵器が不穏な駆動音を立てはじめた。
七星ミルキ:見通しの悪い路地から、慌てたように足音が響く
七星ミルキ:「─────ええと、さっきは右だったので、次は左に曲がりましょうサレナさん!」
七星ミルキ:「曲がる回数を決めれば、元の場所には戻れるはずです!」
葛城サレナ:「わかった。でもさ」 後方に銃撃し、なんらかの追手ドローンを撃ち落としている。
葛城サレナ:「そろそろ敵を全滅させてもいいんじゃないかな。キリないし……戦力的にも十分殲滅可能だよ」
葛城サレナ:追われるのに疲れたのか笑顔は既になく、淡々と射撃してます。
巣ノ森リゼル:「あっ、暴力の気配……」
七星ミルキ:「そ、そうですか?私はあんまりドローン相手は詳しくなくて……」
七星ミルキ:「後、なんだか雰囲気違いますね?お疲れなら早めに終わらせなきゃ!」
ショミン:「えっ? わ! ワァ……!?」
ショミン:「なんですの!? 追われているのではなくて!?」
葛城サレナ:「邪魔な通行人もいる。あれも敵? 撃っていいの?」
七星ミルキ:「って、わ!?」
七星ミルキ:路地からリゼルさんたちの目の前に飛び出す
飛行ドローン:『新規生命体を複数感知』
飛行ドローン:『生意気な個体である可能性……数値測定中……』
巣ノ森リゼル:「そこのお二人……暴力はいけません。対話をし……分かり合うのです……」
巣ノ森リゼル:「暴力を振るっていい相手は罪人だけ……平和的に解決いたしましょう」
七星ミルキ:「あなた達、あぶな─────あっ、その口上はリゼルさん!」忠告の途中で、顔見知りだと気付く。
葛城サレナ:「(罪人はOKなんだ……)」
葛城サレナ:「知り合い?」
葛城サレナ:「ですか?」
七星ミルキ:(あ、口調が戻った)
ショミン:「あら、お知り合いですの?」
巣ノ森リゼル:話しながら歩み出るため、飛行ドローンの射線上にノコノコと出てくる形になります。
巣ノ森リゼル:「おや。その声は合コン委員会の七星ミルキさん」しかもよそ見をした。
葛城サレナ:「ねえちょっと。……じゃなくて、あの! 危ないですよシスターの人!」
七星ミルキ:「えーと、あの人は『すがる末日姉妹会』の巣ノ森リゼルさん!お悩み相談が得意な人です」
七星ミルキ:「そして敵対してるのはドローンなんですが……この場合、判定どうなんでしょう」
七星ミルキ:目が合ったので手を振っておく
巣ノ森リゼル:「清楚を絵に描いたようなあなたがなぜこんな汚らしいところにウギャアアアア!!」横合いからめちゃくちゃ撃たれる!
七星ミルキ:「あーーー!?」
飛行ドローン:『生意気性、測定不可能。一掃することで測定を可能にします』
飛行ドローン:『いますぐ生存を停止することを推奨します』
葛城サレナ:「……悩み相談が得意ってことは、戦闘は得意じゃないんじゃないの?」
巣ノ森リゼル:「おのれェェ……!!!主の怒りを買いますよ!!」
葛城サレナ:「あっ、そうでもなさそう……ですね!?」
七星ミルキ:「そうですね、悩みごとの多くは不思議と荒事に紐付くらしく……」
ショミン:「みなさん、そのドローンに追われているのですか!?」
ショミン:「間違いありません……あの機体のSe9表記……」
七星ミルキ:「もうひとりの方は初見なのですが……詳しいですね!?」
巣ノ森リゼル:「ミルキさん……とよその学区の方?なんなんですかこのドローンは!」
七星ミルキ:「こちらは葛城サレナさん!あのドローンは……」
ショミン:「セキューオウ財団の積極的警備ドローンですわ!」
七星ミルキ:「それです。セキューオウさんの調査中なんですけど、凄い襲われちゃって」
葛城サレナ:「さっきからずっと襲われてるんです。倒しても倒してもキリがない」
七星ミルキ:「すみません、巻き込んじゃいました」
巣ノ森リゼル:「おのれセキューオウ……!」ギリリ
巣ノ森リゼル:「これはショミンさんのみならず私からも『ご挨拶』が必要なようですねぇ……!」
飛行ドローン:『増援を要請。包囲して殲滅します』
GM:続々とドローンが集結してくる。あなたたちは包囲されつつあることを知るだろう。
巣ノ森リゼル:「大変なことになってしまいました。私だけならともかく無関係な相談者ショミンさんもいらっしゃいますのに……」
葛城サレナ:「どうしよ……どうしましょうミルキちゃん。一般人もいるとなると」
巣ノ森リゼル:「あ、自己紹介がまだでしたね。私は巣ノ森リゼル。この方はショミン・ビンボーニさんといって……ギャアアアアア!!」
巣ノ森リゼル:機銃に撃ちまくられながら自己紹介をする。
葛城サレナ:「あっまた死んでる」
七星ミルキ:「リゼルさんは不屈なんです。困難があってもよく乗り越える方で……」
ショミン:「はい、ショミン・ビンボーニと申します。みなさん、この状況は大変によろしくありませんわ……!」
ショミン:「リゼル様が、大変なことになってしまいます!」
巣ノ森リゼル:「おのれセキューオウ」『救済ゲージ』が上昇する。
巣ノ森リゼル:「うぐぐ……このままでは……糸目を維持できなくなってしまいます~~ッ!ゲハッ」
葛城サレナ:「リゼルさん、めちゃくちゃ撃たれてるのにすごい頑丈だな……これも神の力なのかな」
ショミン:「じいや! いますぐ瞬殺無音殺戮部隊を……いえっ、いまはいないのでしたわ! 大ピンチですわ……!」
七星ミルキ:「ともあれ困りましたね。数も多いですし、被害を抑えるとなると、戦いながらでは難しいですし」
七星ミルキ:「全体を見回す役目が居ると良いんですけど…」
巣ノ森リゼル:「はーっ、はーっ……ドローンの皆さん!戦いを!やめてください!!」
葛城サレナ:「しかたないから、ショミンさんだけ見捨てて三人で逃げるとか?」
葛城サレナ:「は、どうですか? だめですかね」
飛行ドローン:『包囲網完成指数……80%……85%……』
ショミン:「鬼ですわ!!!」
巣ノ森リゼル:「対話と……相互理解……ヤバッ包囲網が完成してしまいます!」
七星ミルキ:「む、それはいけません。サレナさん」
葛城サレナ:「ぬ」
七星ミルキ:「誰かをないがしろにすると、自分が蔑ろにされると本に書いてありました」
葛城サレナ:「そっか。……そうだね。そうでした! 了解です!」
葛城サレナ:「でもそれはそれとしてこの状況はすごく危機的だと思います!」
巣ノ森リゼル:「だ、大丈夫です。神のご加護を信じて……」

眩星かんな:─────がこっ。

眩星かんな:君達の足元にあるマンホールが、何の前触れもなく浮いて横にずれる。
眩星かんな:「…………」
巣ノ森リゼル:「わっ」足元の異変にスカートを押さえて一歩下がる。
七星ミルキ:「わっ。」スカートを抑えて下がる
葛城サレナ:「えっ増援?」 スカートはおさえず、両手のサブマシンガンを向ける。
眩星かんな:ひょこっと顔を出したのは、毛先の跳ねたショートカット黒髪眼鏡の女。
眩星かんな:「なぁにこれぇ」
ショミン:「えっ?」
七星ミルキ:「……おや?」
ショミン:「ど、どちら様ですの? 危険ですわ! いますぐ機械化一個大隊をお呼びになって!」
眩星かんな:泥だらけの姿で、そのまま這いずり出る。スーツを叩いて居住まいを正し。
葛城サレナ:「あれ。制服じゃない」
葛城サレナ:「ってことは、生徒……じゃない?」
七星ミルキ:「……あ、本当です」
七星ミルキ:「お店とか会社で着てる…スーツの人ですね」
巣ノ森リゼル:「まさか、この方が噂に聞く……」
眩星かんな:「よく分からないけど、緊急事態かなぁ。先生って、突然こういう所に出くわして指揮取らされる運命らしくてさぁ」
ショミン:「AIの方? なおさら危険ですわ!」
巣ノ森リゼル:「ギャーッ!」また撃たれる。
ショミン:「ああーっ! リゼル様!」
七星ミルキ:「さっきからのんびり話せると思ったら……弾丸が全部リゼルさんのもとへ!?」
葛城サレナ:「先生、なんとかならない? ですか?」
葛城サレナ:「ブラックマーケットに入った瞬間から、このドローン達に狙われまくってて……命を」
眩星かんな:「巣ノ森リゼル。彼女は攻撃を一手に集めやすい」
七星ミルキ:「そ、そうみたいですね。あなたもよくご存知で…」
巣ノ森リゼル:「ふふ……私はこのような時によく狙われてしまう運命のようです。昔から……」
巣ノ森リゼル:「なので皆さん、どうぞ安心してご歓談ください……ギャッ」
葛城サレナ:「(対話のために前に出ていくのがいけないんじゃ……)」 声には出さない。
巣ノ森リゼル:実際一番前に出てきて無防備なので撃たれまくっているだけだ。
眩星かんな:「他勢に無勢だけど、見た感じ陽動と火力は一線級が揃ってる」君達生徒の顔を一人ずつ伺って。
眩星かんな:「初対面かつ唐突で申し訳ないけど、ちょっと協力して貰えるかな。そんで、ここを切り抜けたらちょーっとお話させて」
葛城サレナ:「ん。了解です」
七星ミルキ:「そ、それは構いませんが。巻き込まれてますので……でも、一つだけ」
眩星かんな:「なぁに、ミルキちゃん」
葛城サレナ:「どのみち切り抜けないと危ないしね。……ミルキちゃん?」
七星ミルキ:「あ、私の名前まで……そちら様のお名前は、どちら様なんですか?」
七星ミルキ:「なんてお呼びすればよろしいでしょう?」
眩星かんな:「ん~~?えっとね」
眩星かんな:「先生で。あ、私だけじゃないから被っちゃうわ」
巣ノ森リゼル:「は、はやく!はやく自己紹介を終わらせて……どうにかして!」
眩星かんな:「眩星かんな、だからかんな先生でよろしくっ!」
葛城サレナ:「了解。よろしく……おねがいします。かんな先生」
葛城サレナ:「シスターの人が天に召されちゃう前になんとかしよう!」
七星ミルキ:「わかりました、かんな先生!」
巣ノ森リゼル:「めちゃくちゃ撃たれてますから!包囲網完成指数もすでに130%くらいになっていて……」
七星ミルキ:「二重円になる前に助けますね、リゼルさん!」
巣ノ森リゼル:「ギャヒイィッ!お願いします!ミルキさん……かんな先生!」
眩星かんな:「よっしゃ!テンション上がってきた~~」ぱちん、と自分の頬を両手で叩いて。
眩星かんな:「気負わず圧勝で行ってみましょうか、見目麗しきノヴァリスのお嬢さん方!!」
巣ノ森リゼル:「ま、まだテンションの段階ですか!?」
葛城サレナ:「真面目な先生かと思ったけど、なんか急にテンションあがったね」
眩星かんな:「テンションは大事!上げずに死んだら後悔するでしょ!」
巣ノ森リゼル:「確かに!主もこう仰せです。"テンションこそ最高のギャーッ!?」
七星ミルキ:「主、アグレッシブですね…!?」
葛城サレナ:「……はやく殲滅しよう。本当にリゼルさんが死ぬ!」
七星ミルキ:「そう、そうです!」
七星ミルキ:「墓碑銘の追加は御免被ります!」



GM:判定による簡易戦闘を行います。

●簡易戦闘
行動値順にメインプロセスを行う。待機による行動調整は可能。
1ラウンドだけ行動を行い、ダメージを与えた合計量によって以下の結果を適用する。

0点ダメージ:全員10d10のHPダメージ(ガード・装甲無視)を受け、財産点数を1d10点減らし、所持しているアイテムをランダムで一つ破壊する。
30点ダメージ以上:全員8d10のHPダメージ(ガード・装甲無視)を受け、財産点数を1d10点減らす。
60点ダメージ以上:全員5d10のHPダメージ(ガード・装甲無視)を受け、財産点数を3点ずつ減らす。
90点ダメージ以上:全員4d10のHPダメージ(ガード・装甲有効)を受ける。
120点ダメージ以上:全員2d10のHPダメージ(ガード・装甲有効)を受ける。財産点数を全員3点ずつ獲得する。
150点ダメージ以上:ダメージなし。財産点数を全員3点ずつ獲得する。

GM:以上です。何もしないととんでもない不利益を受ける可能性があります。
巣ノ森リゼル:火力出したいな~
七星ミルキ:こわいな~
巣ノ森リゼル:このパーティロイス保護能力はとんでもなく高いはずなので、ミドルから遠慮なく最大火力出してもいいのではと思います
巣ノ森リゼル:回数制限エフェクト以外で
七星ミルキ:ですね~
葛城サレナ:アイテム破壊!?!?
葛城サレナ:あ……アイテム破壊!? やばすぎる
七星ミルキ:やばい 錬金術の悪用だ
GM:というわけで、順番に行動宣言していきましょう
GM:まずはサレナさんから。行動調整のための待機もOKです。
葛城サレナ:はーい。かんなちゃんはバフします?
葛城サレナ:バフは二人までっぽい!
七星ミルキ:冷静な計算!
葛城サレナ:待機してもバフ貰えなさそうなので、普通に殴ります。全力でいってみようかな。
葛城サレナ:マイナーなし。《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》。
葛城サレナ:コンボ『Disce Gaudere.』AIDA付きSTALKERをたくさん使って攻撃します。いくぞ~
葛城サレナ:10dx7+7
DoubleCross : (10DX7+7) → 10[1,3,4,4,5,5,5,5,6,10]+2[2]+7 → 19

葛城サレナ:よっわ!
GM:OK~
葛城サレナ:2d10+50
DoubleCross : (2D10+50) → 2[1,1]+50 → 52

葛城サレナ:よっっわ!
七星ミルキ:出目!
眩星かんな:固定値がでかいから何とかなってる!
巣ノ森リゼル:ダメージダイスがファンブルしても52出るんだな
GM:すごい確率だ……とりあえず50点は確保。アイテム破壊の脅威はなくなりました
葛城サレナ:すまないヤヒロさん……バビロンの最強戦力にはなれなさそうです
GM:1%をここで引くとは
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を9(→ 9)増加 (44 → 53)

葛城サレナ:サブマシンガンをドローンの群れに向け、無造作に引き金を引く。
葛城サレナ:ブラックマーケットに乗り込んだ際の笑顔は無い……というか、こっちが本来のサレナだ。
葛城サレナ:はじめての学校生活。無愛想ではダメだ、頑張って明るいカヴァーで挑もう!と、ここまで無理してやってはきたが……
飛行ドローン:『反撃体勢を確認』
葛城サレナ:「結局……」
葛城サレナ:「結局やること、外と変わらないんだよね。だったらいつも通りでいいか」
葛城サレナ:「(……どうせ友達なんて、いてもいなくても変わらないだろうし)」 ガガガガガ!
葛城サレナ:「牽制はしたよ。次お願い」
飛行ドローン:『損害……甚大! 指揮統制ユニットへ連……絡……』
眩星かんな:「ありがとう、サレナちゃん。そのまま掃射を続けて」
巣ノ森リゼル:「はぁ、はぁ……少し楽になった」
葛城サレナ:「うん。わかった」
眩星かんな:「敵はこちらを取り囲むために、陣形の兵力を均一化してる」
眩星かんな:「サレナちゃんの掃射で穴を開ければ、逃亡を阻止したい敵方が陣形を崩してカバーを入れる」
眩星かんな:「その統率を俯瞰的に指示するため、現場に指揮機が1~2体居るはずだ」
葛城サレナ:「指揮官機、見つけられる? この中から」
七星ミルキ:「指揮官機ですか……?」周りを見回しつつ、取り出したハンカチでリゼルさんの汗を拭う。
七星ミルキ:「うーん、私にはとても」

GM:続いてかんなさんとミルキさん、行動値は同じなので、お好きな順序でどうぞ~
七星ミルキ:先生支援頂戴な!
眩星かんな:はーい
眩星かんな:マイナーなし
眩星かんな:メジャー《風の渡し手》《エンジェルヴォイス》
眩星かんな:対象はミルキちゃんとリゼルちゃん。次攻撃のC値-1とダイス+3個。
七星ミルキ:嬉しい!
眩星かんな:侵蝕55で以上!
GM:OK!
GM:では、演出はミルキさんの行動と合わせて行いましょうか。
七星ミルキ:はーい!
七星ミルキ:マイナーなし
七星ミルキ:メジャーで《スキルフォーカス》
GM:OK
七星ミルキ:5dx9+24
DoubleCross : (5DX9+24) → 7[1,2,6,7,7]+24 → 31

七星ミルキ:ダメージ!
GM:どうぞ~
七星ミルキ:4d10+26+1d10
DoubleCross : (4D10+26+1D10) → 24[2,9,4,9]+26+5[5] → 55

七星ミルキ:55点です。
GM:うぉ……でか……
葛城サレナ:あっいけない!
葛城サレナ:すみません、さっきのダメージサイドリール分が抜けてました。1D10追加してもいいですか……?
GM:合計、107点のダメージ。
GM:大丈夫ですよ!どうぞ!
七星ミルキ:おそろい!
葛城サレナ:1d10 えいえい
DoubleCross : (1D10) → 8

七星ミルキ:でかい
GM:115点のダメージ……
眩星かんな:ほぼほぼクリア
七星ミルキ:そしてレッテンのデメリットを受けます
GM:いまのところ、全員4d10のHPダメージ(ガード・装甲有効)を受ける。です。
七星ミルキ:七星ミルキのHPを1d10(→ 3)減少 (28 → 25)
巣ノ森リゼル:アタッカーが異常に強い!
七星ミルキ:七星ミルキの侵蝕を2(→ 2)増加 (56 → 58)
七星ミルキ:ぐんぐん!

GM:では、眩星かんなには、ドローンたちの統率個体を割り出すことができるだろう。
GM:最後方。上空に浮遊する人型の機体がある。
???:「――――。」
眩星かんな:「ほら見つけた。カバーへの陣形移行と分離した機体が遠くにいる」
七星ミルキ:「えっ?……あっ!」
七星ミルキ:「ホントです。姿も違いますね…?」
七星ミルキ:「私とサレナさんも追われていた間、ずっとあんな所にいたんですね」
巣ノ森リゼル:「よ、よく見つけられますね。こんな大変な状況で……」
眩星かんな:「多少頑丈には出来ているだろう。でも、私達で壊せない耐久性ではないはずだ」
眩星かんな:「いけるね、ミルキちゃん?」
巣ノ森リゼル:「お願いします……!攻撃は私が食い止めますから!ギャッ」
葛城サレナ:「でもミルキちゃんで届く? 大丈夫?」
眩星かんな:「届く」
七星ミルキ:「はい、かんな先生!」ぎゅ、と身の丈の長さの巨大ハンマーを担ぐ
葛城サレナ:「空気の打ち出しは射程が足りないんじゃ……」
葛城サレナ:言いかけるけど、かんな先生の断言を聞いて口を閉じ、動向を見守る。
七星ミルキ:「えぇ、逃げてる時はそれで手一杯でしたけど……!」
七星ミルキ:中程に据え付けられたポンプアクションを操作する。
七星ミルキ:頭部に備えたリボルバー型の弾倉が回転し、『弾丸』がセットされる。
七星ミルキ:そのまま、担いだハンマーを大きく振りかぶる
七星ミルキ:「届い、て、ぇーーーーい!」
七星ミルキ:振り抜くと同時、ドン、と圧迫された空気の面が、質量を持った無色の弾丸として指揮官機へ発射。
七星ミルキ:本来霧散する風が、『届く』の言霊の通りに塊となって機体を叩いた
???:「……なるほど……」
???:「既知のFHチルドレン、1。ノヴァリス現地生徒個体、2。それに……」
???:「……外部顧問、1」 衝撃を受け、ボディが歪む。亀裂が入り、内部構造が一部露出される。
???:「これは予想外でしたね」 粘菌ネットワークによる演算回路が垣間見えた。落下する。
???:「介入を受けることは想定していましたが、これは、予想外……」
眩星かんな:「ほら、届いた。七星ミルキの武装の見た目に惑わされないことだ」
七星ミルキ:「わぁ………!」
七星ミルキ:「この収束率、凄いですかんな先生!普段はもっと弱まるのに…!」
葛城サレナ:「すご……さっきのミルキちゃんは、もっと射程短かったのに……」
眩星かんな:「ほぉら、テンション上げて攻撃するといい感じになるっしょ?」リゼルちゃんにアイコンタクト。
巣ノ森リゼル:「さ、さっきよりかなり楽になった気がします……!つまり銃撃精度が落ちているということ……効いていますよ!」
ショミン:「テンションの問題ですの!? でも、あの統率機……」
ショミン:「あんな機体、存在しておりましたっけ……?」
ショミン:「はっ! もちろんわたくしはただの庶民……何も存じ上げませんが!」
眩星かんな:「ん……んん、まぁ、さておき?」
巣ノ森リゼル:「敵は邪悪なセキューオウ財団!財力にものを言わせておそるべき殺人ロボを作ったに違いありません」
七星ミルキ:「うーん…でも、まだ健在ですね……リゼルさん、撃ち落とせます?」
眩星かんな:「リゼルちゃん。今まで君達を遠慮なく追い回してきた罪深い敵の指揮機」
巣ノ森リゼル:「一刻も早く粉砕……いえ、贖罪してさしあげなければ……!」
葛城サレナ:「むしろリゼルさんは、撃ち落とせるかどうかより……戦闘できる?の方を心配した方がいい気がするけど」 さっきから撃たれまくってたのでちょっと心配している。
眩星かんな:「落とせるさ。完膚なきまでに」

GM:その通り。続いて、手番はリゼルさんです。
巣ノ森リゼル:攻撃に使えるエフェクトは一つだけ。《狂乱の一声》のみです。
巣ノ森リゼル:支援分でダイス+3、C値は-1だ
巣ノ森リゼル:8d9+26
DoubleCross : (8D9+26) → 42[5,3,6,6,5,5,7,5]+26 → 68

巣ノ森リゼル:ちがったw
葛城サレナ:すげェ!
七星ミルキ:wwww
巣ノ森リゼル:8dx9+26
DoubleCross : (8DX9+26) → 10[1,1,2,3,7,8,8,9]+4[4]+26 → 40

葛城サレナ:すごくない!
巣ノ森リゼル:こっちが正しいです
葛城サレナ:すげェ!
眩星かんな:すごぉい
七星ミルキ:C値下げが光る!
GM:回っている……支援が!有効!
七星ミルキ:回る!
GM:ダメージください!
巣ノ森リゼル:5d10+1
DoubleCross : (5D10+1) → 16[4,2,5,1,4]+1 → 17

巣ノ森リゼル:そんな~
GM:でも、これで合計…132点のダメージ……
GM:全員2d10のHPダメージ(ガード・装甲有効)を受ける。財産点数を全員3点ずつ獲得する。になりました。
葛城サレナ:ひえ~痛い痛い
GM:この確定処理を行ってから、演出といきましょう。
巣ノ森リゼル:リゼルは2d10で済んでよかったのだろうか
GM:ダメージはこちら。
眩星かんな:24-2d10
DoubleCross : (24-2D10) → 24-13[4,9] → 11

巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を2(→ 2)増加 (36 → 38)
GM:あ、みなさんに振ってもらった方がいいですね
GM:自分で自分を傷つけてください!
葛城サレナ:25-2d10 自傷!
DoubleCross : (25-2D10) → 25-11[7,4] → 14

眩星かんな:そっか、先に振っちゃった 失礼
七星ミルキ:25-2d10
DoubleCross : (25-2D10) → 25-11[8,3] → 14

巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルのHPを2d10(→ 8)減少 (24 → 16)
七星ミルキ:ぎゃー
七星ミルキ:七星ミルキのHPを11(→ 11)減少 (25 → 14)
GM:自分で振るダイスは「納得」に繋がりますからね
葛城サレナ:財産点もいただきます。今日のログボ石!
七星ミルキ:クッ、納得します
GM:OK。財産点も3点上昇させておいてください。
眩星かんな:財産点20に。以上
七星ミルキ:10に!
巣ノ森リゼル:財産は5点!おいしいな
巣ノ森リゼル:えっみんなお金持ち……
GM:よろしければ、リゼルさんも演出をどうぞ~

巣ノ森リゼル:「はぁ、はぁ……ミルキさん、申し訳ありませんがもう一枚タオルを……」血まみれだ。
七星ミルキ:「は、はい」清潔なタオルはいつでも持ち歩いている。
七星ミルキ:フリルケープと上着のついた制服の内側から鞄を取り出し、汚れたタオルを回収する。
巣ノ森リゼル:「ありがとうございます……」血まみれの体をゴシゴシと拭うが、
巣ノ森リゼル:出血量に比して、皮膚にはそれほど深い傷はない。
巣ノ森リゼル:あれほど苛烈な銃撃が全て、ギリギリのところで掠めるようなかたちで命中していたということになる。
七星ミルキ:「消毒液もありますが…」
巣ノ森リゼル:「いいえ」手で制する。
巣ノ森リゼル:「まずは、あの殺人ロボの罪を濯がなければ」
巣ノ森リゼル:すう、と軽く息を吸い込む。
巣ノ森リゼル:キ ィ ン ! ! !
巣ノ森リゼル:金属が破断するような超高音が響いた。発生源は背中の機械からではない――他でもない巣ノ森リゼルの声帯から。
ショミン:「ひょっ!?」
巣ノ森リゼル:それは路地の障害物を貫通、迂回し、指向性を持って
巣ノ森リゼル:遠く離れた指揮機の歪んだ装甲板の隙間を貫通する。
巣ノ森リゼル:「――皆が善き人でありますように」
???:「――……! 重大な損傷……」
???:「ここで機体を失うのは、損害が大きすぎる。撤退……を……」
GM:そして、何らかの非常用燃料を噴出し、飛翔――しかけたところで、その機体が圧潰した。
GM:見えない手で、内側に握りつぶされたような破壊だった。
七星ミルキ:「あれっ……?潰れ、ました?」
巣ノ森リゼル:「……!」
七星ミルキ:「………」「……リゼルさん?」
葛城サレナ:「えっ」
葛城サレナ:「リゼルさんの攻撃、こんな威力があるんだ」
七星ミルキ:「以前見た時はここまででは……すごいですね」
巣ノ森リゼル:「確かにあの敵の位置を捕捉できたのは……いつも以上の精度だったと思いますが……」
ショミン:「さすが私の案内人! リゼル様、素敵ですわ! マーベラスです!」
眩星かんな:「……リゼルちゃんの本質は敵に働きかける執心力の筈なんだけど」首を傾げながら。
巣ノ森リゼル:「???」困惑している。
巣ノ森リゼル:「まさか私に新たな力……?」
???:「……ああ。いまのが指揮官機?」
GM:路地の奥から、不機嫌そうな顔の少女が顔を出した。
眩星かんな:「しかし、成長性が高いとは聞いているし……ん」
七星ミルキ:「どちら様でしょう?」
葛城サレナ:そちらに銃を向けます。「今の、あなたがやったの? ですか?」
葛城サレナ:「人の獲物を横取りするのは、あんまりよくないよ」
???:「そうだよ。私の能力。あんたたち、あいつらに追われてた?」
???:「獲物ったって、あんた、本来ならこれはうちの管轄なんだ」
???:「だから、まあ……うちが手伝ってもらった形にはなるか……」
七星ミルキ:「そうだったんですね、ありがとうございます」
巣ノ森リゼル:「ミルキさんのお友達のお方……初対面の方に敵意を向けるのはよくありません」
巣ノ森リゼル:「穏やかな心で……おもてなしの精神をもって接するのです……あなたのお名前をお聞かせ願えますか?」
巣ノ森リゼル:またしても無防備にノコノコ出ていって、笑顔で尋ねます。
巣ノ森リゼル:(私の新たな能力の覚醒じゃなかったんですね……)しょんぼり
眩星かんな:「……気を落とさないで。まだまだ成長期だから」リゼルちゃんの肩を叩きながら。
葛城サレナ:「お友達のお方じゃなくて、サレナだよ。葛城サレナ。メサイアの……バビロンの新入り」
葛城サレナ:そう言って成り行きを見守る。
レチ:「……こっちは、レチ・ジャオ・ヒースクラッド」
巣ノ森リゼル:「葛城サレナさんに、レチ・ジャオ・ヒースクラッドさん」
巣ノ森リゼル:「私はすがる末日姉妹会の、巣ノ森リゼルと申します」
七星ミルキ:「私は合コン委員会の七星ミルキです。で、こちらがかんな先生です」
レチ:「どこの学校……とかはないんだけど、強いて言うなら、いまはメサイア」
レチ:「学籍いっぱい持ってるからさ」
葛城サレナ:「学籍って、いっぱい持てるものなの?」
葛城サレナ:「ものなんですか?」 ちょっとだけおもてなし精神を得て、言い直す。
巣ノ森リゼル:「それは……大変珍しい方ですね。先生のほうがもっと珍しいのですが」
七星ミルキ:「少なくとも、あまり推奨はされませんね。生徒の力は学校の力なので……」
レチ:「……文化祭実行委員だからね」
レチ:「ブラックマーケット運営する都合上、そっちの方が楽」
巣ノ森リゼル:「ぶ、文化祭実行委員……!?」
七星ミルキ:「あっ、じゃあレチさんがこのブラックマーケットの管理人さんなんですか?」
レチ:「管理人ってわけじゃないよ。あー……うちの委員会の外の人は、その辺あんまり知らないか」
レチ:「この手の露店形式のブラックマーケットって、最初は文化祭の延長だったんだよね」
七星ミルキ:「そうだったんですね」
葛城サレナ:「えっ。そうなんだ」 周囲を見回す。
葛城サレナ:「今はめちゃくちゃガチの雑居ビルとかあるけど……」
レチ:「だから、とりあえず文化祭実行委員会が運営してんの。運営っつーか雑務だけど」
巣ノ森リゼル:「文化祭実行委員の伝説はいくつか聞き及んでいましたけれど……」
巣ノ森リゼル:「まさかブラックマーケットそのものも文化祭の一環だったなんて」
レチ:「や、もちろん最初はふつーに文化祭だったよ」
レチ:「でもまあ、どこの学区にも管理されてない方が普通に便利だし、仕切る人は必要だし……で、うちが分担してるわけ」
巣ノ森リゼル:「そ、それはともかく」サレナの掃射で撃ち落とされたドローン達の残骸を指差す。
巣ノ森リゼル:「あれはなんなんですか!?なぜブラックマーケットにこんな物騒なものがいるんですか?」
巣ノ森リゼル:「文化祭がめちゃくちゃじゃないですか」
七星ミルキ:「そうですね、ただでさえイベントの正常運用は難しいですけど……ブラックマーケットは安定して開催されていたのでは?」
葛城サレナ:「それはわたしも気になってた。ドローン、全力で殺しにきたんだけど」
葛城サレナ:「ノヴァリスの文化祭ってそんなにヤバいものなの?」
レチ:「そう。それ。それなんだけど……」 ショミンを一瞥する。
レチ:「あんたのせいじゃないの? ……デスワ・セキューオウ……」
レチ:「ブラックマーケットでドローンを暴れさせるなんて、何考えてんだよ!」
葛城サレナ:「…………」
七星ミルキ:「………?」ショミンさんを見る
眩星かんな:「……なるほどなぁ」
ショミン:「で、ですわっ? ななななななななんのことですの!?」
巣ノ森リゼル:「そうだ!私達は他ならぬデスワ・セキューオウなる人物を探していて……」
巣ノ森リゼル:「その方に一発『ご挨拶』を食らわせてやりたいと思っていたところなのです!ねっ!ショミンさん!」
巣ノ森リゼル:「先程の銃撃もセキューオウの差し金であること間違いなし……主も"復讐するは我にあり"と仰せです」聖書も曲解するほどの怒り!
七星ミルキ:「処理落ちするぐらいに震えてますね…?まぁ、この事態の冤罪となれば無理もありませんけど……」
ショミン:「違います! リゼル様のいう通り、私はショミン・ビンボーニと申します! IDカードもこうしてちゃんと……あっ」
GM:高々と掲げる、ショミンの手には『デスワ・セキューオウ』の名前が書かれたIDカードがあった。
ショミン:「……偽造したやつじゃない方でしたわ!」
眩星かんな:「そんなことある?」
葛城サレナ:「セキューオウ本人、いるじゃん!」
巣ノ森リゼル:「なんですってーっ!?デスワ・セキューオウ!?」
七星ミルキ:「え、えぇ!?」
七星ミルキ:「リゼルさん、セキューオウさんと一緒だったんですか!?」
眩星かんな:「確かに、服の上も下も庶民っぽくないなぁとは思ったけど」
ショミン:「…………」
ショミン:「…………はい。私がデスワ・セキューオウ本人です……すべてをお話します……」
葛城サレナ:「ショミン・ビンボーニって名前自体がバリバリ偽名だもんね」
七星ミルキ:「い、いきなり殊勝になりましたね……?」
レチ:「まあ、このブラックマーケットを侵略しようとしてる張本人が、自家製ドローンに追われてるって相当わけわかんないけどさ……」
眩星かんな:「私のとこの同僚も、貴女に用があってここに出入りしてるらしいんだけど」
巣ノ森リゼル:「確かに……ショミンさんは言葉の端々からお金をたくさん持っていることをあからさまに示唆しており……」
巣ノ森リゼル:「私も謝礼をたくさんもらえればいいなあとほんの少しだけ期待をしていたのですが……」
七星ミルキ:「リゼルさん、正直者になってますよ」
巣ノ森リゼル:「……あなたがデスワ・セキューオウ本人だったなんて……!」
巣ノ森リゼル:「裏切り者……裏切り者の舞踏会!!」
巣ノ森リゼル:涙を流しながらも殴りかかろうとします。
ショミン:「お待ちになってください! 事情! 事情があるのです!」
眩星かんな:「どうどう」
七星ミルキ:「ちょ、リゼルさんストップ!ストップ!」ハンマーを担げるほどの膂力で止める。
巣ノ森リゼル:「ミルキさん!しかしこの方がデスワ・セキューオウなら……!」
巣ノ森リゼル:「先程私達を銃撃したドローンもこの方がコントロールしていたということになるのですよ!?」
七星ミルキ:「うん、うん、恨みはわかりますけど!」
七星ミルキ:「話を聞くのが、シスターの仕事ですよね?」
眩星かんな:「とりあえず、場所を変えよっか。さっきのドローン部隊がまた襲ってくるかもしれない」
ショミン:「嘘をついたことは謝罪します! ですから、まずは事情を……事情をお聞きくださいませ!」
葛城サレナ:「そうですね。殴り合うのは全然いいんですけど」
葛城サレナ:「場所を……ん?」
眩星かんな:「レチちゃん。どっかいい感じの場所を……」
ショミン:「実はわたくし……」
ショミン:「没落お嬢さまなのです!!!!」
眩星かんな:「うん?うん」
巣ノ森リゼル:「没落お嬢様~~~!!??」
巣ノ森リゼル:ミルキに取り押さえられじたばたしてます。
七星ミルキ:身長が低いので腰のあたりをホールドしている。
眩星かんな:「レチちゃん。どっかいい感じの場所あったら教えて貰えるかな」
葛城サレナ:「といっても、安全な場所なんてあるんですか? このブラックマーケットに」
レチ:「じゃあ……事務所行こうか?」
レチ:「ウチらも事情は知りたいからさ。大丈夫……文化祭運営本部なら」
レチ:「もうすぐ到着する。とりあえず急いで。時間あんまない」 足早に歩き出す。
眩星かんな:「ありがと。じゃあいこっか皆」
葛城サレナ:「わかった」 サブマシンガンはホルスターに戻さない。
葛城サレナ:「(……ミルキちゃんもリゼルさんも)」
葛城サレナ:「(あんなに楽しそうなのに、なんでちゃんと強いんだろ)」
葛城サレナ:「ずるいな」 レチさんの後を追います。
七星ミルキ:「あっ、はい!ほら、行きますよリゼルさん」二人三脚のようにホールドして歩く
巣ノ森リゼル:「うわーん!主よ!私の報酬はどうなっちゃうの~!?」



GM:ロイスの取得のみ可能です。調達は次のシーンから!どうぞ!
眩星かんな:ロイス一旦保留。以上
巣ノ森リゼル:……してェ……調達してェ~
葛城サレナ:ロイスはなしかな~
巣ノ森リゼル:ロイスは……まずショミンちゃんをN表!やはり悪者だった
七星ミルキ:「巣ノ森リゼル ○P友好/N心配」で取得しておきます!
巣ノ森リゼル:ミルキちゃんに、知り合い/七星ミルキ/清楚:○/食傷/ロイスで取得。
七星ミルキ:わーい清楚
GM:OK!


◆Middle02◆没落しましたわ~~~!

GM:シーンプレイヤーはリゼルさん。全員登場推奨です。登場する方はダイスをどうぞ!
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を1d10(→ 7)増加 (53 → 60)
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を1D10(→ 9)増加 (38 → 47)
眩星かんな:55+1d10
DoubleCross : (55+1D10) → 55+9[9] → 64

巣ノ森リゼル:騙された怒りで侵蝕率急上昇
七星ミルキ:七星ミルキの侵蝕を1d10(→ 8)増加 (58 → 66)
七星ミルキ:ギュンギュン
GM:OK



GM:文化祭実行委員会。その事務所は、業務の性質上、常に移動している。
GM:そちらの方が効率的だからだ。
GM:ノヴァリスの地下を走る鉄道――その一車線を買い上げて走る、装甲列車こそが『文化祭実行委員会事務所』である。
葛城サレナ:「うわすごっ! ほんとに列車が丸々事務所なんだ……!」
葛城サレナ:「へーっ! へえ~っ!」 目を丸くしてキョロキョロしてます。
七星ミルキ:「すごいですね……」サレナさんと一緒に見回していた
巣ノ森リゼル:「ぐすん……」ワクワクするサレナとは対照的に座席に座ってしょんぼりしてます。
レチ:「まあ、だいぶ老朽化してるけど……モンゴリアンデスワームと追突してから、かなり強化したんだ」
葛城サレナ:「モンゴリ……」
眩星かんな:「モンゴリアンデスワームかぁ……」
レチ:「まあ、それはいいか……重要なのは、いまの状況だね」
七星ミルキ:「そうですね、お願いします」
ショミン:「……事の発端からご説明いたしますわ」
ショミン:「わたくし……セキューオウ財団の総力を駆使して、新型AIを開発したところからすべては始まりました」
ショミン:「市場の動向をダイナミックに監視し、最適な経済活動を行う……超高性能天才AI!」
葛城サレナ:「あ、戦闘用AIとかじゃないんだ」
葛城サレナ:「流用はできそうだけど……最初は経済活動用AIだったんだね」
巣ノ森リゼル:「そのAIを駆使し……殺人用に進化させ……私達を襲ったというわけですね!」
巣ノ森リゼル:「キエーッ!」立ち上がろうとする。
ショミン:「ちっ、違いますわ! 誤解! 誤解です!」
ショミン:「あれはただの経済活動用AI! その名もSe9-01! セキューオウ財団の未来を照らす、電子の天使! だったのですが……」
七星ミルキ:「リゼルさんストップ、ストップですよ」後ろで肩に手を置く
巣ノ森リゼル:「うう……」またしょんぼりします。
七星ミルキ:「それが、どうしてあんなことになったんですか?」
七星ミルキ:「天使どころか、ティラノサウルスもかくやでしたけど…」
ショミン:「みんなどきどき胸躍るリリースの瞬間になって……」
葛城サレナ:「さっき言ってた"没落"と関係あるのかな……」
ショミン:「何者かのハッキング行為を検知したのですが、時すでに遅し」
ショミン:「Se9-01は暴走し、セキューオウ財団の人工知能を完全に支配下において掌握!」
ショミン:「わたくしのIDは奪われ……あらゆる権利を停止させられ……」
ショミン:「わずか63マイクロ秒で没落してしまったのですわ……」
巣ノ森リゼル:「そういえば……つい先日もメサイア地区でAI暴走事件が多発していたと聞いています。トランペッターが鎮圧したらしいですが――」
葛城サレナ:「AIが暴走して人類に反逆する展開、本当にあるんだなぁ」 素直に感心している。
七星ミルキ:「漫画みたいですね…」
眩星かんな:「(そっかぁ、だから正規の生徒名簿から漏れてたんだ)」
巣ノ森リゼル:「その時の混乱に乗じてハッキングがあったということなんでしょうか。ショミンさんが私を裏切ったわけではなく……?」
ショミン:「もちろんです……! リゼル様のような気高い心の持ち主を騙すなど、ノブレス・オブリージュ部の名が泣きますわ!」
巣ノ森リゼル:「ショ、ショミンさん……!」
七星ミルキ:「つまり、あのドローンに襲われたのはショミンさんの意志じゃないんですね」
ショミン:「はい……! いま、デスワ・セキューオウを名乗っているのは、あの暴走AI……」
ショミン:「Se9-01なのですわ! キィーーーッ!」
葛城サレナ:「ははぁ。だから調べに入った人をさっさと口止めしにかかってきたんだね」
葛城サレナ:「セキューオウの名を乗っ取ってるって事実が明るみに出たら、何かしらが介入してきそうだし」
レチ:「そうなんだよ。あのAI、人間が調査したり近づこうとすると、見境なく攻撃仕掛けて来るみたいでさ……」
七星ミルキ:「それは……利用者も多いので、サレナさんの言う通り色んな尾を踏みそうですね」
レチ:「ブラックマーケットの乗っ取りまでやろうとしてくるし、マジで意味わかんないんだよね」
レチ:「こっちの調べじゃあ、その……AI? が、何か探してるっぽいのはわかるんだけど……」
巣ノ森リゼル:「そういう真相だったのですね……ブラックマーケットの乗っ取りは確かに問題ですが……」
巣ノ森リゼル:「ショミンさんの信頼が嘘ではなかったことの方が大事!嬉しく思います!」
ショミン:「リゼル様! わたくしたち……フォーエバーですわ! 元の地位に戻った暁には、全力でその好意に報いたいですわッ!」
巣ノ森リゼル:「ショミンさん……!ブラックマーケットの機能が復帰した暁には、めちゃくちゃジャンクなハンバーガーをご馳走します!」
巣ノ森リゼル:ショミンちゃんのロイスをP表に!
眩星かんな:「ジャンクなハンバーガーでいいんだ」
七星ミルキ:「ええと、ご飯なら私作りますけど……」
七星ミルキ:「ブラックマーケットで、何か買うつもりなんでしょうか?」
レチ:「ブラックマーケット乗っ取ってまで探すような代物があるってことなら、すげえ気になる」
眩星かんな:「ブラックマーケットの流通性を鑑みて、制圧するための手先としてショミンちゃんのAIを奪ったってことか」
レチ:「しかも、頻繁に……あの職員室の、アリト先生?だっけ?」 かんなに視線を向ける。
レチ:「あの人も、なんか探してるみたいでさ……」
レチ:「職員室が絡んでるんじゃないの?」
巣ノ森リゼル:「そのアリト先生という方が怪しいのではないですか?」
巣ノ森リゼル:「大人の男性ですし……生徒相手に夜な夜なとんでもない淫行を働いているのでは……おお、神よ!」
GM:当然、まだかんな先生には心当たりはないです。
眩星かんな:「ああ、申し遅れちゃったね。私も職員室"星室庁"の一員でさ」
眩星かんな:「何でここに来たかというと、そのアリト先生がブラックマーケットを定期的に訪れていて」
眩星かんな:「デスワ・セキューオウに関係した理由があるそうで、それを探りに来たんだ」
七星ミルキ:「あ、なるほど。アリト先生はよくサメの映画を探しに来られると仰ってましたが……」
葛城サレナ:「逆に私たちは、アリト先生から依頼を受けてブラックマーケットの探りを入れにきたんだけど」
葛城サレナ:「あ、私とミルキちゃんね。なんか情報がこんがらがってる気がするね」
レチ:「ああ?」 サレナとミルキを警戒する。
巣ノ森リゼル:「アリト先生から依頼を受けて!?」
巣ノ森リゼル:「だ、大丈夫なのですかミルキさん……とサレナさん!」
葛城サレナ:「うん。いい人だった」
七星ミルキ:「はい、優しいお方でした」
眩星かんな:「…………ふぅむ」どさっと、背もたれに体重を預けて。
七星ミルキ:「ええと……デスワ・セキューオウさんがブラックマーケットの独占を狙っている、ということで」
七星ミルキ:「私とサレナさんを派遣なさったんです」
レチ:「本当かよ……。正直、ウチは外の大人とか、信用してない」
眩星かんな:「マジか。悲しいなぁ……」
レチ:「特にグレート・バビロンの転校生まで動かして、どう考えてもおかしいだろ」
レチ:「戦争でもするつもりか?」
眩星かんな:「ごもっともだ」
葛城サレナ:「メサイアの生徒が多いのは、たまたまだと思ってたけど……うーん」
巣ノ森リゼル:「体など触られてはいないですか?『これは教育的指導だから』などという文言を口にしませんでしたか?」
巣ノ森リゼル:「アリト先生はとんでもない体型の女性しか出てこないソシャゲばかりプレイしていると新聞部のニュースにも書いてありました……!」
巣ノ森リゼル:「毎月のようにサバ缶に課金しているとか――」
七星ミルキ:「い、いえ、アリト先生はそんな人では……課金はしてますけど…」
眩星かんな:「多分、デスワちゃんのAI乗っ取りを解決するために動いているとは思うんだけど」
眩星かんな:「私に依頼してきた子にしかり、レチちゃんにしかり。第三者に疑いを持たれる様な調査の仕方はちょっと減点だな」
七星ミルキ:「そうですね。それを探ろうにも、人と会わないという話で……AIが乗っ取っていたなら納得ですね」
レチ:「……なあ。一つ提案がある」
葛城サレナ:「建設的な提案?」
巣ノ森リゼル:「なんでしょうか?」身を乗り出していたので姿勢を正す。
七星ミルキ:「どんな提案ですか?」
葛城サレナ:「この迷走っぷりがうまく収まってくれるのをすごく期待しているんだけど!」
七星ミルキ:「め、迷走なんて……ちょっとはしてるかもしれませんね……」独り言
レチ:「まあね。ウチら文化祭実行委員会が、調査を手伝ってもいい」
レチ:「なんなら、その……AI?と接触する算段をつけてやることもできる。はずだ。少なくとも所在は絶対に掴める」
レチ:「本当に実在しないやつを除いて、ブラック・マーケットでわからないことはない」
眩星かんな:「そりゃ助かる。私の依頼は多分、事態の解決まで終わりそうにないからね」
眩星かんな:「行きつくところにアリト先生もいるはずだ。その時にちょっとキツく指導しつつ、ついでにデスワちゃんの問題も解決する」
巣ノ森リゼル:「どちらにせよ、私とショミ……デスワさん、そしてミルキさんとサレナさんの現状の目的は同じはずです」
巣ノ森リゼル:「偽デスワ・セキューオウに接触して、『ご挨拶』をする――そうですよね?」
ショミン:「当然! ですわ! このまま没落したままではいられません……!」
ショミン:「絶対に『ご挨拶』してさしあげますわ!!!」
葛城サレナ:「うん。セキューオウ……もとい、暴走AIの動向を探るのが私達の仕事だしね!」
葛城サレナ:「ほっといたらブラックマーケットの治安も悪化しそうだし。手伝わないって方向はないよ。絶対」
レチ:「そのモチベーションは結構。……ただ、それはあんたらが信用できる人物だって証明してからの話だ」
葛城サレナ:「えっここにきて!?」
葛城サレナ:「さっきドローンに襲われてて、それをちゃんと撃退したのに……!?」
巣ノ森リゼル:「信用できないというんですか!?」
巣ノ森リゼル:「見てくださいこの目を!これが悪人の目に見えますか……!?」
眩星かんな:「瞑ってたら見えないけど……」
七星ミルキ:「目、閉じちゃってるよ」
巣ノ森リゼル:「これは生まれつきです!」
レチ:「あんたらのどこに信用できる要素があるんだよ!? まあ、合コン委員会はともかくさ……」
七星ミルキ:「あ、ありがとうございます。でも、皆さんいい人ですよ?」素直に照れる。
眩星かんな:「どうすれば信頼してくれる?」
眩星かんな:「大人の私が論外なのは自分も認めるけどもね」
レチ:「うさんくさいグレート・バビロン所属の転校生! 教団のボス! 大人の先生だろ」
葛城サレナ:「グレート・バビロンって生徒会なんでしょ? は、入ったばっかりだからよくしらないけど!」
葛城サレナ:「生徒会って学校では偉くて、みんなから慕われてる存在じゃないの……!? 違うんだ!?」
巣ノ森リゼル:「グレート・バビロンの方だったんですか!?」今更驚愕!
巣ノ森リゼル:「確かに、なんだかやたら強いなあと思いました……!」
レチ:「正直、メサイアのグレート・バビロンがウチへの影響を深めるための狂言だとは30%くらい思ってる」
レチ:「あいつらそういうことする」
葛城サレナ:「そうだよ! 君は絶対にグレート・バビロンがいい! って入学試験でおすすめされたから……」
七星ミルキ:「学校によって異なりますね。力で統べる方もいらっしゃいますし…」
葛城サレナ:「おすすめされたのに……ええ……」
七星ミルキ:「だ、大丈夫ですサレナさん!信頼は行動で培いましょう!」
葛城サレナ:「う、うん……この仕事をしっかりやりとげれば、バビロンの評価も上がるよね。多分……」 ミルキちゃんに頷く。
眩星かんな:「そだね。チャンスが欲しいな」
眩星かんな:「レチちゃんも観たでしょう、セイクリッドピラー襲撃事件後の最高生徒会の会見」
眩星かんな:「私達職員室は、これから大々的に学区間の枠を越えて様々な問題解決に努めるつもり」
眩星かんな:「その為には、信頼が必要だ。もちろん、揉め事の解決能力に長けていることも含めてね」
レチ:「簡単に言うと、ウチで起きてるいくつかの揉め事を解決してほしい」
レチ:「色々起きてんだよ、その……AIセキューオウ? がちょっかいかけてきてるせいで」
レチ:「決済システムは停止してSEを閉じ込めちゃうし、転売部が大手を振って殴りこみに来てるし、デュラム・セモリナは暴れるし……」
レチ:「とても手が回らない。どうにかしてくれって感じなわけ」
眩星かんな:「それくらいなら、ここに居る面子で何とかできそうだ」
七星ミルキ:「そうですね…人手が必要な案件と言うわけですね」
葛城サレナ:「(……なんで脱獄とか転売が部になってるんだろう……)」 眉をひそめている。
巣ノ森リゼル:「そ、その……レチさん?そのお仕事をお手伝いし……あなたの悩みを解消する結果として……」
巣ノ森リゼル:「もちろん、すがる末日姉妹会は完全ボランティア、無償奉仕の集団なのですが」
巣ノ森リゼル:「その……なんらかの善意の見返りなどはあるのでしょうか?もちろん、解決には全力を尽くそうと思うのですが」
巣ノ森リゼル:「ほら!決して何とは言わないのですがねほら」
七星ミルキ:(団体の維持って、大変なんですねぇ。ミチカ委員長もいつも頑張ってるのかな…?)
葛城サレナ:「すごい……明言はしてないけど、すごい勢いで"誠意"を求めてる……!」
レチ:「調査だけじゃ足りないのかよ! ちっ。さっさと解決したら、メサイア通貨で支払ってやるよ!」
眩星かんな:「気持ちは分からんでもない」
巣ノ森リゼル:「やった~~!主よ!誠心誠意頑張りたいと思います!」
巣ノ森リゼル:バンザイします。
七星ミルキ:「素直な人なんです」
レチ:「……もういいや……。じゃ、これが今回の仕事な」
眩星かんな:「今回の事件解決で、職員室の指名生徒にも名前入れとくよ」
眩星かんな:「多少なりとも収入に箔が付くはずだ」
眩星かんな:「(担当者名にアリト先生って書いとけば、最悪諸々の請求は向こうが持つだろ)」



GM:ミッションを受領しました。

:□ミッション一覧
★受諾済【ブラックマーケットの治安を回復しよう!】達成率(0/3)
【システムが静止する日】達成率(0/1)
【転売屋、滅ぶべし】達成率(0/1)
【決戦!超麦凶竜デュラム・セモリナ!】達成率(0/1)

GM:次のシーンから順番に問題を解決していくことになります。
GM:ミッション内容について質問したいことがあれば、レチが答えられる範囲で回答します。



葛城サレナ:「ねえレチさん! ……レチちゃん?」
葛城サレナ:「私がちゃんとこの仕事をやりとげたら、文化祭実行委員から『バビロンの生徒が事件解決に貢献した』ってアピールしてくれる?」
葛城サレナ:「お金はいいから!」
巣ノ森リゼル:「サレナさん、なんて無欲で清廉な方……きっと主のご加護があるでしょう」
レチ:「……まあいいけどさ……」
レチ:「グレート・バビロンって、正直関わりたくないんだよなあ……」
葛城サレナ:「私、ずっと拠点を襲撃したり防衛したり襲撃したりの仕事ばっかりで……生まれてはじめてまともな学校に入れてすごく嬉しかったんだよ」
葛城サレナ:「こんな皆から白い目で見られる組織にいたら学園生活が……ほら!」
葛城サレナ:「やだよー! 頑張るからバビロンの評判を少しでも上げてよ~!」
葛城サレナ:「お友だちだって作りたいからがんばって性格まで明るくしてきたのに!」
七星ミルキ:「サレナさん……」
眩星かんな:「ノヴァリスデビュー……」
七星ミルキ:「さ、先程口調が崩れていたのはそういうことだったんですね」
レチ:「メサイアを楽しい学園生活みたいに表現するやつ初めて見た」
巣ノ森リゼル:「ミルキさんとはお友達ではないのですか?」
巣ノ森リゼル:不思議そうに聞く。
葛城サレナ:「えっ」
葛城サレナ:「それはその……今日会ったばかりだし……」
葛城サレナ:「リゼルさんだって、得体の知れない新入りに急に友達扱いされるの、いやでしょ。ミルキちゃんもそうかなって……」
巣ノ森リゼル:「いえ。仲良くされているのでてっきりお友達なのかと……」
巣ノ森リゼル:「ミルキさんはすごく面倒見がよくて友達も多い方ですし」
七星ミルキ:「わ、私はお友達のつもりでしたけど……」名前を受けて会釈する。照れの表情
七星ミルキ:「一緒に危険も乗り越えましたからね」
眩星かんな:「吊り橋効果だね」
七星ミルキ:「知ってます!ドキドキして仲良くなる話ですね!」
葛城サレナ:「と、友達で……友達でいいの? いいの……!?」
七星ミルキ:「はい。吊り橋フレンドです!……ええと、嫌ですか?」
葛城サレナ:「やじゃないよ!」
葛城サレナ:「うへっ……うへへへ」
眩星かんな:「(本来は恋愛対象まで発展する話なんだけど)」
眩星かんな:「(楽しそうだからいっか)」
七星ミルキ:「はい!でしたら、皆さん協力できそうですね」楽しそうに両手を合わせる
七星ミルキ:「あとその前に、こちらも一つ関わりの有りそうな情報を共有しておきましょう」
七星ミルキ:「こちらの得た情報として、AIのデスワ・セキューオウ氏はドローン以外に用心棒を雇っているようで……」
七星ミルキ:「特に監獄学寮からの……!」
七星ミルキ:全部言いそうになりつつ、パチパチ!とサレナちゃんにウィンクで発言を譲る合図をする。
葛城サレナ:「はっ」
巣ノ森リゼル:「えっ!?監獄学寮!」
巣ノ森リゼル:「最悪じゃないですか!おお……神よ!」
葛城サレナ:「あっ、え……そう! そうそう」 殆どが単独か多くてもバディ任務だったので、こういうトスに驚くほど慣れていない。
葛城サレナ:「ええと……そう。監獄学寮シェオルから脱獄した……ナナカ・アラガタって人」
葛城サレナ:「なんかすごいバトルマニアの学校の人だったよね? ミルキちゃん」
レチ:「めんどくさっ! あいつまた脱獄したのか……ひどい戦闘狂だよ」
眩星かんな:「……崑崙の生徒だったっけ」
七星ミルキ:「そうですね、そうそう!先生の仰る通り、崑崙出身です」
巣ノ森リゼル:「ヒーッ崑崙!?ますます最悪!!」
巣ノ森リゼル:「そんな蛮族みたいな生徒にはぜったいに遭遇したくはございませんね……主よ、どうかお守りください……!」十字を切って祈る。
葛城サレナ:「……新入りだからいまいち脅威度がわからないんだけど。崑崙で戦闘狂で脱獄犯って、そんなにやばいの?」
葛城サレナ:「さっきの倍のドローンに囲まれたほうがマシ?」
眩星かんな:「相当な手練れの剣客と聞いている、厄介だ。あんまり相対したくないな」
眩星かんな:「ひたすら武の研鑽に没頭し、一騎当千の兵力を持ち傭兵としても優れた武侠の学校」
ショミン:「まあ、崑崙……かわいそうな学区ですわ……わたくしも医療用のヨモギを寄付したことがあります」
巣ノ森リゼル:「さっきのドローンの五倍でも私はいやです!」
葛城サレナ:「えぇ……そんなに……?」
七星ミルキ:「そうですね……まず、病院とかもなくて」
七星ミルキ:「だから怪我をしないように実力を高める必要があるらしい環境だと聞いてます」
レチ:「たぶん、このどれかの事件には関わってると思う……」
レチ:「私はあいつに”戦えるやつ”認定されたくないから、絶対に会わないからね」
葛城サレナ:「会ったら好敵手扱いされてつきまとわれる可能性とかもあるんだ。うわぁ……イヤだなぁ……」
巣ノ森リゼル:「崑崙の生徒には説得も絶対に通用しません……猛獣の群れに等しいとお考えください」
七星ミルキ:「せ、先日委員会にいらっしゃった方は、騒ぎとかも起こさなかったんですけどね……?」
眩星かんな:「病院って怪我以外にも色々役割あると思うんだけど……さておき」
七星ミルキ:「あ、は、はい。お仕事の話ですね、かんな先生」
眩星かんな:「AIのこともあるし、時間が惜しい。早速できるところから手を付けていこっか」
眩星かんな:「やればできる。あまり気負わず、圧勝していこう」
葛城サレナ:「先生、さっきも圧勝って言ってたよね」
葛城サレナ:「ヤバい猛獣の群れでも、いける?」
眩星かんな:「うん?」
眩星かんな:「やり方次第でできるさ。幸い、烏合の衆を片付ける経験は豊富だからね」
葛城サレナ:「そっか。……うん。だったら私も、次は先生の指示に従うよ」
葛城サレナ:「さっきは先走って一人で撃っちゃったから。次があったら、指揮よろしくね。先生」
眩星かんな:「おうとも!こちらこそよろしくね、サレナちゃん」
眩星かんな:きひ、と快活な笑みを返して。
葛城サレナ:こちらも、まだ不慣れな笑みを返した。



GM:ロイスの取得と調達が可能です。
眩星かんな:まだ保留かな。
巣ノ森リゼル:サレナちゃんにはまだ取得チャンスがありそうな気配がするな……一応保留にしておきましょう
七星ミルキ:「葛城サレナ ○P友好/N興味」で取得しましょう。お友達
葛城サレナ:リゼルさんに取ろうか迷うな~
葛城サレナ:いやとろ! お友だちチャンスをくれた聖人!
葛城サレナ:-/巣ノ森リゼル/信頼/○劣等感/ロイス
葛城サレナ:購入は……購入……
巣ノ森リゼル:情けない姿しか見せてないのにw
巣ノ森リゼル:調達アイテムは既に決めてる……!強化ビジネススーツにチャレンジしようと思います。
葛城サレナ:あれだけ撃たれて生きてるのはヤバいんだよなあ……
七星ミルキ:欲しい人にあわせてかいつつ、防具や手当キットを狙おう
GM:ビジネススーツ!
巣ノ森リゼル:能力訓練:社会を使用。達成値を+1するぞ。
巣ノ森リゼル:5dx+2>=19
DoubleCross : (5DX10+2>=19) → 10[3,3,7,9,10]+1[1]+2 → 13 → 失敗

巣ノ森リゼル:あ、違った!
巣ノ森リゼル:これに+1して14が正しいです。これなら財産5全部使えばいける!
GM:ヒョあーッ!邪悪ソラリスの邪悪調達でおじゃ!
巣ノ森リゼル:消費して購入します!やったね
葛城サレナ:GM、NCのアイテムって買ってよかったんでしたっけこのセッション
七星ミルキ:オジャオジャ!さっきのブラックマーケットがキマりましたね
巣ノ森リゼル:成功しててよかった~
葛城サレナ:なんか明らかに応急キットの上位版みたいなのがあるので、買っていいならそれを狙います。ダメなら医療トランクかな。
GM:NCのデータも使って大丈夫です。
GM:私が持っているからです
七星ミルキ:すごい!
葛城サレナ:やった! じゃあ改めて、高性能治療キット……難易度1しか違わないのに3D10回復して何故か使い捨てじゃない変なアイテムを買います。
GM:ほんとに高性能
葛城サレナ:書いてて死ぬほど不思議なんですけど、これ本当に使い捨てじゃないのかな……
七星ミルキ:凄いアイテムだ
葛城サレナ:3dx+1=>9
DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 8[2,2,8]+1 → 9 → 成功

GM:OK!
七星ミルキ:現地ノヴァリス生でNCを持ってないので医療用トランクを買ってみます
七星ミルキ:2dx+4>=10
DoubleCross : (2DX10+4>=10) → 9[1,9]+4 → 13 → 成功

葛城サレナ:かえとる!
七星ミルキ:買えた!
葛城サレナ:あれ、トランクって10でしたっけ
七星ミルキ:違う!
七星ミルキ:これ常備化だ
葛城サレナ:14+3d10
DoubleCross : (14+3D10) → 14+12[2,9,1] → 26

七星ミルキ:20でした
葛城サレナ:まず自分を回復しました。次はHP減ってる人に渡そうっと
GM:そう……20ですね!
葛城サレナ:以上!です。
眩星かんな:じゃあ私もNC持ってるから高性能治療キットで
七星ミルキ:ですが、あえてお金を注ぎ込みます。7点使って購入!
GM:治療=女子力
眩星かんな:4dx+4>=9
DoubleCross : (4DX10+4>=9) → 10[5,9,9,10]+8[8]+4 → 22 → 成功

七星ミルキ:七星ミルキの財産を7(→ 7)減少 (10 → 3)
眩星かんな:OK
GM:かんな先生つよい!
七星ミルキ:自分を治療します
七星ミルキ:14+2d10
DoubleCross : (14+2D10) → 14+7[6,1] → 21

七星ミルキ:七星ミルキのHPを7(→ 7)増加 (14 → 21)
七星ミルキ:以上~
眩星かんな:侵蝕思ったよりデカいから自分に使います
眩星かんな:11+3d10
DoubleCross : (11+3D10) → 11+9[5,1,3] → 20

眩星かんな:全快じゃない!以上
GM:OK!



GM:★ミッションについて
GM:今回のイベントでは、ミッションの判定をクリアすることで、「文化祭十字コイン」を規定枚数獲得できます。
GM:文化祭十字コイン:かつてノヴァリスで行われた伝説の行事『汎学区文化祭』の記念コイン。いまでは、文化祭実行委員会の間では信頼の証として使われている。
GM:この文化祭十字コインは、以下の交換レートでセッションを有利に進めるためのアイテムと交換することができます。

★ミッション報酬
文化祭十字コイン×5:「情報:キングダム連合学院の動向」取得
文化祭十字コイン×4:NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」取得
文化祭十字コイン×4:NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」取得 
文化祭十字コイン×3:ミドル戦闘で発生するトラップ「ルーン・スライム・ツヴァイ」の解除
文化祭十字コイン×1:「バディムーヴ(粗悪品)」を入手 ※使い捨てのバディムーヴ。3個まで取得可能。
※1)NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」は、2枚取得すると「”ドライキューブ”レチ」となって性能が上昇します。
※2)ルーン・スライム・ツヴァイ:セットアップで起動。全PCの防具を解除し、【重圧】を付与する。

GM:この報酬はメモ欄に「ミッション報酬交換所」に記載しました。
GM:ミッションをクリアしてコインを集める→アイテム交換でセッションを有利に戦おう!
GM:~説明終わり~

□ミッション一覧
★受諾済【ブラックマーケットの治安を回復しよう!】達成率(0/3)
【システムが静止する日】達成率(0/1)
【転売屋、滅ぶべし】達成率(0/1)
【決戦!超麦凶竜デュラム・セモリナ!】達成率(0/1)

七星ミルキ:システムが静止する日をプレイします!
GM:OK!では……


◆Middle03◆システムが静止する日

GM:シーンプレイヤーはリゼルさんです。登場は自由。
GM:出る方はダイスをどうぞ~。
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を1D10(→ 5)増加 (47 → 52)
七星ミルキ:七星ミルキの侵蝕を1d10(→ 9)増加 (66 → 75)
眩星かんな:64+1d10
DoubleCross : (64+1D10) → 64+2[2] → 66

葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を1d10(→ 10)増加 (60 → 70)
七星ミルキ:たかぁい
葛城サレナ:ウワーン



【システムが静止する日】
★暴徒鎮圧 《白兵》または《射撃》または《交渉》で難易度12 報酬:文化祭十字コイン×2
★サーバールームの所在特定 《情報:ノヴァリス》で難易度9 報酬:文化祭十字コイン×1
★データ復元 《知識:ウェブ》で難易度12 報酬:文化祭十字コイン×2
★ハッカーと連絡をとる 《情報:裏社会》で難易度8 報酬:文化祭十字コイン×1

GM:まずは判定から入って、シーンの描写をしていきましょう。
GM:各自、好きな項目に挑戦してね。獲得できるコイン数も違うぞ。
葛城サレナ:は~なるほど ミッション専用の情報項目があるんだ
巣ノ森リゼル:現状私は社会が強いのでサーバールームかハッカーに行きたいところです
巣ノ森リゼル:暴徒鎮圧も絶対成功します
七星ミルキ:はは~
葛城サレナ:FHがない……暴徒鎮圧かサーバールームかなあ。
GM:決済システムが停止しており、暴徒がはびこり、混乱しています
七星ミルキ:ふんふん
巣ノ森リゼル:誰か……データを復元できる頭の良い人は……?
葛城サレナ:システムが静止する日、そういう意味だったんだw
七星ミルキ:知識なら一番私が向いてるかな
眩星かんな:妖精の手さえあれば何とでもなるはずだ
葛城サレナ:先生ハッカーいけますか? どう?
眩星かんな:お金もある、ハッカーに行きます
葛城サレナ:オトナ!
七星ミルキ:サレナちゃんの固定値で暴徒鎮圧お願いして、サーバーをリゼルさん、復元を私がいいかな。
巣ノ森リゼル:サレナちゃんはサーバールームと暴徒鎮圧どちらをしたいですか?
葛城サレナ:じゃあ余ったところにいこうかな~
巣ノ森リゼル:私は余った方どちらもやれるので
葛城サレナ:どっちでも大丈夫! せっかくリゼルさんがPC1なので、行きたいとこを優先してほしいお気持ちです
七星ミルキ:そういえば交渉もいけるんだ
巣ノ森リゼル:じゃあサーバーにしようかな
葛城サレナ:はーい。じゃあ暴徒を鎮圧しよっと
七星ミルキ:じゃあ復元を頑張ります
GM:どうぞどうぞ
七星ミルキ:知識:ウェブを知識素振りで
七星ミルキ:5dx>=12
DoubleCross : (5DX10>=12) → 10[3,5,7,7,10]+6[6] → 16 → 成功

七星ミルキ:冴えわたるインテリジェンス!
巣ノ森リゼル:さっそく判定しょうっと!〈情報:ノヴァリス〉はないけど強化ビジネススーツと能力訓練:社会の力で達成値は+3だ
巣ノ森リゼル:5dx+3>=9
DoubleCross : (5DX10+3>=9) → 10[2,3,4,9,10]+5[5]+3 → 18 → 成功

巣ノ森リゼル:冴えわたるソーシャルディスタンス!
葛城サレナ:4dx+7 暴徒鎮圧を射撃で。
DoubleCross : (4DX10+7) → 9[5,5,8,9]+7 → 16

葛城サレナ:ヨシッ
七星ミルキ:冴え渡りバイオレンスだ
眩星かんな:>★ハッカーと連絡をとる 《情報:裏社会》の素振り
巣ノ森リゼル:キラメイジャーの名乗りみたい
GM:ウェッ そんなに成功するもの?
眩星かんな:4dx>=8
DoubleCross : (4DX10>=8) → 9[2,3,6,9] → 9 → 成功

眩星かんな:OK
七星ミルキ:切っ先アンストッパブル~
GM:一人残らず成功しておる……
巣ノ森リゼル:これが絆の力だぜ
七星ミルキ:優秀集団になったようね
葛城サレナ:我々にはまだ財産と妖精の手もありますぜ!
GM:では、文化祭十字コインは、合計で6枚獲得です。
葛城サレナ:やった~
GM:というわけで、シーン描写から。



GM:――きみたちがそこに辿り着いたとき、現場はすでに混迷を極めていた。
GM:詰めかける暴徒の群れ!
GM:倒れ伏すエンジニアたち!
GM:そして火を噴いて右往左往する従業員ロボ!
葛城サレナ:「うわっ。なにこれ」
葛城サレナ:「地獄かな?」
巣ノ森リゼル:「急にこんななってることあります?」
決済エンジニアの成れの果て:「あっ……みなさん、その健康そうな顔! もしかして……」
決済エンジニアの成れの果て:「文化祭実行委員の方ですか!?」
眩星かんな:「半分くらい正解。レチちゃんの使いだからね」
巣ノ森リゼル:「エンジニアは全員不健康だから非エンジニアを区別できるんですね……」
七星ミルキ:「ちゃんと栄養バランス考えないと大変ですよ…?」
決済エンジニアの成れの果て:「た、助かった……かも……」
葛城サレナ:「これ、なにが起こってるの?」 成れの果てさんを助け起こしてます。
決済エンジニアの成れの果て:「見ての通り、決済システムが謎のハッキング攻撃によって、急停止……」
決済エンジニアの成れの果て:「おかげで我々はセキュリティホールの責任を取らされ、不眠不休で復旧に当たっていますが……」
決済エンジニアの成れの果て:「暴徒たちが詰めかけ、サーバルームの場所もロストし、この有り様です」
眩星かんな:「システムが炎上してるのは分かるけど、物理的にも炎上することは早々ないよなぁ。大変だ」
葛城サレナ:「ここを燃やしたところでシステム復旧するわけがないし、むしろ障害が長引くだけなのにね」
七星ミルキ:「あ、炎上は暴徒の仕業だったんですか……」持ち歩いているミルク味のキャンディでとりあえずの糖分を与える
決済エンジニアの成れの果て:「キャンディおいしい……。ど、どうか、暴徒たちを鎮圧し、サーバルームの場所を特定して、システムを復旧させていただけませんか?」
巣ノ森リゼル:「みなさん……もう心配はいりません。私達が到着したということすなわち主があなた達を救いたもうたということ……」
巣ノ森リゼル:「この暴徒の群れも私達と同じ人の子……話せば分かると確信しています。今すぐ説得をいたしましょう」
巣ノ森リゼル:「皆さん!戦いをやめてください……」
巣ノ森リゼル:暴徒の群れの中に歩み出てボコボコにされています。
七星ミルキ:「すごい、リゼルさんが率先して…!」
ショミン:「ですわーーーーっ!? リゼル様!?」
葛城サレナ:「あっ、説得はさすがに……あぁ……」
眩星かんな:「お約束みたいになってる……」
巣ノ森リゼル:「ヒーッ!どうやら説得は不可能なようです!」
決済エンジニアの成れの果て:「根本的な対策のため、凄腕のハッカーの方をお呼びしようとしているのですが、まだ連絡がつかず……」
決済エンジニアの成れの果て:「どなたか! お客様の中に凄腕ハッカーの方はいらっしゃいませんか!?」
七星ミルキ:「言ってる場合じゃありませんね…!?」
葛城サレナ:「先生の人脈でなんとかなったりしないの? あるいは、先生自身が凄腕ハッカーの経歴持ちとか」
葛城サレナ:かんな先生を見てます。こっちは全然ダメだ。
七星ミルキ:「ハッキングとか言われましてもですね…」
七星ミルキ:困ったように先生を見る
眩星かんな:「エクセルのマクロで表計算ちょっとできる」
葛城サレナ:「(ダメそう……)」
決済エンジニアの成れの果て:「そんなあ……」 へなへなへな
暴徒と化したお客様:「うるせーーーっ! おらーーー! いますぐ引き落としさせろ!」
暴徒と化したお客様:「こっちは電気代の支払いが今日中なんだオラ!」
巣ノ森リゼル:「やめてください!やめてください!おお、神よ……」
巣ノ森リゼル:「主も言っています。"公共料金を一度滞納する者は必ず二度滞納するであろう……"」
眩星かんな:「だから、ハッカーへの連絡は私がやってみるね。"星室庁"のアホほど盛られた特権とか使って」
七星ミルキ:「さ、さすが先生!」
眩星かんな:「リゼルちゃん」
眩星かんな:「君の得意分野はなんだい?」
巣ノ森リゼル:「わ、私ですか」殴られまくりながら答える。
巣ノ森リゼル:「そうですね……強いて言うなら暴徒の説得などが得意分野でしょうか」
ショミン:「それですわ~~~~~!」
葛城サレナ:「いま失敗してたやつだよそれは!」
七星ミルキ:「リゼルさんは個別でのカウンセリング向きですからね……」
巣ノ森リゼル:「待ってください!誠心誠意お話をすればなんとか今日中には……」
巣ノ森リゼル:「あと強いて言えば音響探知などを少々……」
眩星かんな:「えーっと……そう。見ての通り、暴徒たちに真っ当な交渉は難しい。頭に血が上ってるからね」
眩星かんな:「だけど、説得は言葉によるものだけかな?」
七星ミルキ:「と、言いますと……?」
七星ミルキ:「言葉以外に落ち着いてもらう方法なんて……あるんですか?」
七星ミルキ:サレナさんの意見を求めるように見る
眩星かんな:「頭に血が上ってるんなら、血を頭から抜いてやればいい」
葛城サレナ:「これでしょ?」 サブマシンガンをホルスターから抜く。
葛城サレナ:「リゼルさんには悪いけど、説得はわたしがしてみるよ。というかそれ以外できないし……」
葛城サレナ:「先生の言う通り、のぼった血を少し抜いてやれば大人しくなるはず。たぶん」
眩星かんな:「正解。……したらば、サレナちゃんにお願いしよう」
七星ミルキ:「うーん、強硬手段ですが、このままほうっておくほうが危険ですよね」
七星ミルキ:「サレナさん、お願いできますか?」
暴徒と化したお客様:「なんだオラー! やる気か? おおーン!?」 アサルトライフルを手に、お客様たちが突っ込んできている。
暴徒と化したお客様:「手あたり次第、あんたらの懐から現金を引き落としてやるよ~~~!」
巣ノ森リゼル:「素晴らしい教育!先生とサレナさん、私達の教団に入りませんか?」
巣ノ森リゼル:二人くらいに踏みつけられている。
葛城サレナ:返事する前に、既にそいつらを片っ端から蜂の巣にしています。 「うん、大丈夫。でもこれ本当に本当にキリがないから」
葛城サレナ:「あとこのままだとリゼルさんがまたボコボコにされて死んじゃいそうだから、早めに根本的な解決をしたほうが……いいと思うよ!」
葛城サレナ:ガガガガ! ガガガガガ!
葛城サレナ:バレルが二つ、トリガーも二つある異形のサブマシンガンです。リロードしながらも弾幕は絶やさない。
暴徒と化したお客様:「えげげげげげげげ!」
七星ミルキ:「リゼルさん……!」なんとか隙を見てリゼルさんを引きずり出そうとしてる。
巣ノ森リゼル:「ひゃあ!」銃声に怯えながらも、ミルキさんに引きずられてズルズルと脱出します。
七星ミルキ:「サレナさんの狙いは正確なので大丈夫!」ズルズル。
決済エンジニアの成れの果て:「す、すごい……これが接客技術……!」
決済エンジニアの成れの果て:「あとは、我々でもわからなくなったサーバルームの場所を特定するだけです!」
眩星かんな:「そんなことある?」
七星ミルキ:「足でも生えてるんでしょうか…?」
七星ミルキ:「生徒の能力に巻き込まれてどこかに行っちゃったのかもしれませんね……?」
決済エンジニアの成れの果て:「まるでサーバオフィスは迷宮状態!」
決済エンジニアの成れの果て:「リモートワークで慣れ切ったいま……本体のサーバ位置を特定するのは、非常に困難です!」
眩星かんな:「令和病!」
眩星かんな:「ええっと、じゃあ……二人のどっちかにサーバ室を探索してもらおう」
巣ノ森リゼル:「こんなところに働き方改革の弊害が出てくるのですね」
七星ミルキ:「わ、私ですか!いえ、先生のお願いであれば、全力を挙げるつもりですが……!」
葛城サレナ:「サーバールームならー!」 銃声に負けないよう大きな声で叫ぶ。 「周囲が頑丈なんじゃないの!?」
葛城サレナ:「C4が爆発してもOKなくらい頑強な作りになってるはずだよ! たぶん!」
七星ミルキ:「なるほど、つまり一番硬い部屋以外を壊せば……!?」
七星ミルキ:不安そうにリゼルさんを見る。自分は探知に向いてないがどうだろう。
決済エンジニアの成れの果て:「はっ! なるほど!」
巣ノ森リゼル:「サーバールーム以外を全て爆破……そうですね。仕方ありません……」
眩星かんな:「…………ええっと、うん」
眩星かんな:「じゃあそれでいこう。暴徒を物理で片付け始めてしまったからね。初志貫徹は大事」
決済エンジニアの成れの果て:「たしかにとても頑丈に作りました……! が、まさか……」
決済エンジニアの成れの果て:「爆破するんですか!?」
巣ノ森リゼル:「教団員の力を借り……たった今、オフィス全域にC4を仕掛けました……」罪深き行いに涙を流している。
暴徒と化したお客様:「ひぇっ」
七星ミルキ:「いつの間に…!?」
葛城サレナ:「設置はや!」
葛城サレナ:ものすごい勢いで遮蔽物に隠れています。暴徒は多分逃げ遅れて勝手に死ぬだろう……
巣ノ森リゼル:「おお、主よ……!このボタンを押せば何もかも爆発……!」
眩星かんな:「流石。手が早い」その集団的"暴"の力に暴徒の鎮圧を期待していたが、こういう使い方もある。ということにしておこう。
七星ミルキ:「最初から更地にするつもりじゃありませんか……!?」
暴徒と化したお客様:「やべ~やつらが来た! 逃げろ! 金下ろしてる場合じゃねえっ」
巣ノ森リゼル:「これが宗教法人のマンパワーです!しかし、私にはできない……!」
決済エンジニアの成れの果て:「た、たしかに……そんな爆破ボタンを押せるのは、相応の胆力の持ち主だけ……」
巣ノ森リゼル:「決済エンジニアの皆様のオフィスを……爆破するなど!あっ」逃げるお客様とぶつかって
決済エンジニアの成れの果て:「あっ」
巣ノ森リゼル:爆破ボタンを押してしまいました。
七星ミルキ:「えっ」
葛城サレナ:「ミルキちゃん伏せて伏せて~!」
GM:カッ
GM:その日、響き渡った爆音は、メサイア学区の時計塔からも聞こえたという
GM:KABOOOOOOM!
七星ミルキ:「わ~~~!?」
眩星かんな:「ひえーっ!!」
巣ノ森リゼル:「ギャアアアアアアア!!」
巣ノ森リゼル:「完全にサーバールームを特定しました!ミルキさん……先生……お願いします!」
決済エンジニアの成れの果て:「す……すごいっ! サーバールームが丸裸です!」
七星ミルキ:「先生、私達の後ろに……なんでリゼルさんの被害が大きいんですか!?」
七星ミルキ:ガンガンと爆発の余波で飛んでくる瓦礫をハンマーで破砕している。
眩星かんな:「……いいね。中々の圧勝具合。惚れ惚れする」瓦礫の影からゆっくりと顔を出す。
葛城サレナ:「サーバールーム以外もう何も残ってないね……」 ガタン、と少し遅れて崩壊したトイレのドアを見る。
決済エンジニアの成れの果て:「これで後はデータを復旧して、ハッキングを防御するだけ!」
巣ノ森リゼル:「ここは私とサレナさんが食い止めます!早く!」暴徒が残していったドローン兵器に撃たれながら叫ぶぞ。
七星ミルキ:「え、えー……は、はい!わかりました!」ドローン相手では分が悪いのでサーバールームに走る
葛城サレナ:「なんでまだ残ってるんだよ! 全滅しててよ!」 乱射を再開する。
ショミン:「なぜ暴徒がドローン兵器を残していくんですの!?」
ショミン:「あの方、最初から銀行強盗するつもりだったのではなくて!?」
巣ノ森リゼル:「ショミンさん……どんな聖人にも銃撃ドローンをつい持ち込んでしまいたくなる気分の時もあるでしょう」
巣ノ森リゼル:「彼らも本当の悪人ではない……そう思ったほうが優しい世界になるとは思いませんか?ギャッ」
ショミン:「ああーーっ! 優しい気持ちが裏目に出ていますわ!」
眩星かんな:「さて、データの復旧だが。ミルキちゃん、火消しエンジニアの経験はあるかい?」後を追走。
七星ミルキ:「う、うーん。パソコンはあんまりなんですけど」扉に手をかける。
七星ミルキ:バゴンッ。「ええと、データを復旧……復旧……?」
七星ミルキ:「なんだか画面が青いですね。一回コンセント抜いちゃいましょうか」
七星ミルキ:バチッ ブツン
眩星かんな:「えっ?」
GM:バチッ
七星ミルキ:ブォン…(再起動の音)
眩星かんな:「あっ……」
七星ミルキ:「ええと、これで復旧…直せば良いんですよね?」
眩星かんな:「……ああ、うん。そう」
七星ミルキ:「………リカバリ中?なんでしょう、これ」
眩星かんな:「何事も物は試しとはいうけど……おっ」
七星ミルキ:「あっ、なんかグルグルして……バーが……付きましたね」
七星ミルキ:予期せぬ終了により、一時的に保存された時点のデータが復元されている旨が表示される
決済エンジニアの成れの果て:「ぞ~~~~ッ」
七星ミルキ:「…………」
七星ミルキ:「直ったみたいです?」
決済エンジニアの成れの果て:「お、おそろしい……なんておそろしい技を……」
眩星かんな:「うーん……再起動がトリガーになって、バックアップから復元されたのかな」
七星ミルキ:「わっ……!じゃあ正しい手順だったんですね!」嬉しそうに笑う
GM:一応、元通りに見える……だが、ここから先は、専門家の力が必要だろう
GM:眩星かんなは先生だ。ゆえに、ハッカーを標榜する生徒の連絡先も知っている。
GM:――ジェネシス学園ラッダイト部の部長。真鍋リツキという少女だ。
GM:かつてはAI研究会の一つである「人事最適化システム」の研究者だったが、作り出した最強AIによって部室と工房とを占拠されたため、あえなくラッダイト部を組織する羽目になった人物だ。
眩星かんな:「どの時点から復元されたか、正常なシステムとして稼働判定を出すにはチェックとテストが必要になる」
眩星かんな:「有識者に心当たりがある。さっそく電話してみよう」端末をすっすっとする。
七星ミルキ:「お願いします、先生…!」
リツキ:『……この端末に、連絡してくるってことは……』
リツキ:『仕事ってこと?』 一人の少女の姿が映し出される。遠隔ホログラムだ。
眩星かんな:「そう。見ての通り、サーバとその周囲が火の車になっちゃってて」
眩星かんな:「なんとか電源を復旧して再起動させたところだ。この子がまた生き返れるかどうか、診てやって欲しい」
七星ミルキ:戦闘の余波で文字通り火災が回ってくるのを破砕消火しています。
リツキ:『オーケー。実のところ、ここ最近あっちこっちでハッキング騒ぎが多発しててね……』
リツキ:『把握してるよ。そっちが優先案件みたいだ』
眩星かんな:「ありがとう!もちろんタダでとは言わない」
眩星かんな:「ショコラショコラン製菓学校の名店"ドルチェソラーレ"の一日10個限定モンブラン」
リツキ:『話がわかるね。さすが”先生”……』
眩星かんな:「2個、いや3個つけよう。よろしく頼んだよ」
リツキ:『了解。もうそっちに着くころだ……』
リツキ:『私のハッキングツールが!』 その直後、風切り音が響き――
GM:――防火用の斧が飛んできて、ネットワーク配線を物理切断!スタンドアローン化!
GM:さらに防火用の斧が連続して飛んできて、サーバーを破壊! 粉砕しながら、電卓を投下する!
眩星かんな:「……えっ?」
七星ミルキ:「うわっ、なんですか、テロ!?」
七星ミルキ:先生の前に立ってハンマーを盾にしている
リツキ:『データはクラウドに吸い上げてあるからね』
リツキ:『完璧なソリューション! 完璧なハッキング!』
七星ミルキ:「クラッキングってそういう意味じゃなくないですか!?」
巣ノ森リゼル:「先生!斧がそちらに飛んできましたけど!?」動転しながらサーバールームの様子を見に戻ってくる。
葛城サレナ:「ねえ今のなに!?」 サーバルームに飛び込んでくる。
葛城サレナ:「うわっサーバが!」
巣ノ森リゼル:「サーバーがめちゃくちゃじゃないですか!」
葛城サレナ:「データ復旧は!?」
眩星かんな:「えーっと。だ、大丈夫。たぶん……きっと……」自分も言ってて不安になってきてる。
七星ミルキ:「い、一応なんとか!先生のお知り合いのハッカーさんが……」
七星ミルキ:「サレナさん、リゼルさん、外の様子は…?」
巣ノ森リゼル:「サレナさんが全滅させました!私は何もしてません」
葛城サレナ:「全滅させたよ。リゼルさんがドローンまで説得しようとするから、わたしは完全無傷で終わったね……」 心なしかげっそりしている。
七星ミルキ:「おぉ、いいコンビ……?と言うにはリゼルさんが被害者側に見えますね」
リツキ:『メサイアのネットワークにアップロードしてあるから問題ないでしょ』
リツキ:『あとはそこにあるスタンドアローン計算機で計算してもらってね』
眩星かんな:「き、きみほどの有識者がそういうなら……」
葛城サレナ:「だったら最初からリゼルさんの爆弾で全部ブッ壊せばよかったんじゃん……!? 余計な弾使っちゃったよもう!」
ショミン:「サレナ様、落ち着いて! もう何も残っておりませんわ!」
ショミン:「ここにあるのは……機械の残骸! そして……」 電卓を拾い上げる。
ショミン:「これだけですわ」
眩星かんな:「…………」
七星ミルキ:「…………それで計算しろって言ってましたね」
眩星かんな:「エクセルのマクロより原始的な手段に頼ることになろうとは……」
リツキ:『じゃ、忙しいので私はこれで。えーと、次は……シャムロックかな……』
GM:ブツッ、と通信が切れた。
眩星かんな:「ああ、うん。ありがとう……」冷や汗ダラダラで端末を仕舞う。
巣ノ森リゼル:「何もかもなくなりましたね……サーバーも、それ以外も……」
七星ミルキ:「そうですね、エンジニアのみなさんも立ち直って頂けるといいのですが…………」
決済エンジニアの成れの果て:「ワ……ワァ……」
葛城サレナ:「ねえショミンさん。いちおう私は、現セキューオウの用心棒のナナカ・アラガタについて調べてるんだけど」
葛城サレナ:「この惨状は、少しは……ナナカ・アラガタのおびき寄せにつながるんだよね……?」
葛城サレナ:「そうだと言ってくれないと、すごく……困るんだけど……」
ショミン:「……おそらく! 間違いありませんわ……ナナカ・アラガタがあの邪悪AIに雇われているとしたら……」
ショミン:「この状況を見過ごすとは思えません!」
巣ノ森リゼル:「何も心配することはありません、エンジニアの方々……」
巣ノ森リゼル:「考えようによってはこれは救済!これであなた方は連日のブラック労働から完全に解放されたのです」
巣ノ森リゼル:「そう思えばあの暴徒たちやシステム障害を憎む気持ちもなくなるというもの」
葛城サレナ:「(邪悪AI、ブラック労働は見過ごしてたんだなあ……)」
七星ミルキ:「一応、継続的に暴徒活動が行われると、治安維持の手を取られるのである意味解決ではあるのですが……」
決済エンジニアの成れの果て:「! た……たしかに……!」
決済エンジニアの成れの果て:「これからは電卓でシンプルな業務が可能ということ! やったあ」
眩星かんな:「(そっちの方がよっぽどブラックじゃない?)」
眩星かんな:「(まぁ、本人達が良ければ良しとするか……)」
ショミン:「とにかくこれで問題自体は解決しましたわ……問題がなくなったともいいますけど……」
七星ミルキ:「あはは……」
巣ノ森リゼル:「ふふ……私達の絆の力の勝利ですね……」
決済エンジニアの成れの果て:「しかし……理解できないことが一点……」
七星ミルキ:「一点だけ……?あ、いえ、なんですか?」
葛城サレナ:「他にも問題は残ってるだろうから、早めに対処していきたいね。……なに?」
葛城サレナ:「わたしは既に理解できないことだらけなんだけど」
決済エンジニアの成れの果て:「ノヴァリス内部からのハッキングに対しては十分に備えていたのですが、今回のケースでは、どうも外部……」
眩星かんな:「……外部?外部だって?」
決済エンジニアの成れの果て:「ノヴァリス外からの攻撃を受けたようです」
巣ノ森リゼル:「ノヴァリスの外からのアクセス……?私はあまり詳しくはないのですが、そのようなことができる者はごく限られているはずですが……」
葛城サレナ:「うん。外からって、そう簡単にアクセスできないんじゃないの?」
葛城サレナ:「わたしみたいな"転入生"だって、だいぶ異例なはずで……なにかの間違いじゃない?」
七星ミルキ:「そうですね、外の情報を得るためには、凄い苦労するはずですが……」
眩星かんな:「なるほど。状況証拠だけでも色々と搾りがいがありそうだ」
決済エンジニアの成れの果て:「ええ。私もそう思います……」
決済エンジニアの成れの果て:「何か例外的な事態が起きているのではないでしょうか?」
決済エンジニアの成れの果て:「私にわかるのはそれだけです……」
眩星かんな:「ひとまず、皆お疲れ様。エンジニアさんは……こう、強く、頑張って」
巣ノ森リゼル:「通信ログの見間違いかもしれません。すぐに確認を……」サーバーを見る。
巣ノ森リゼル:「……」
GM:煙をあげるサーバーの残骸がたたずむだけだ。
葛城サレナ:「だめだね、これ」
葛城サレナ:「もうサーバールームですらないよここは……さっきの専門家の人が解析してくれるのを待とう」
七星ミルキ:「えぇ……ラッダイト機械破壊の名に恥じない活動と言うか……半分は私達の行動の結果ですけど」
七星ミルキ:「とりあえず、調べるのは後ですね……他にも問題はあるみたいですし」
眩星かんな:「えーっと」
眩星かんな:「とりあえず、レチちゃんへの報告は私に任せて」全部暴徒のせいにしようとしている。上司への報告は見せ方が肝心だ。
七星ミルキ:「はい。……エンジニアの人たちも、お腹が空いたら委員会の方を訪ねてみてください」
七星ミルキ:「お菓子とかなら、お出し出来ますので」
葛城サレナ:「行こう。どうせ他にもこの惨状が可愛く見えるくらいのトラブルがあるんでしょ……」 サブマシンガンをリロードしながら出ていきます。
眩星かんな:「……ミルキちゃんはいつでも人に優しいね」
眩星かんな:「君の恋人になれる人は、途轍もなく幸せ者なんだろうな」
七星ミルキ:「えっ!?えへへ……恋人……そうだと嬉しいですね……?」
葛城サレナ:「先生も! 生徒を口説いてないで!」
葛城サレナ:「行くよはやく!」
眩星かんな:「あっはい」
七星ミルキ:「あっ、はい!ごめんなさいサレナちゃん!」
七星ミルキ:「じゃ、行きましょうか、かんな先生」
眩星かんな:「おけまる~~」
巣ノ森リゼル:「おけまる……?」



GM:ロイス取得、調達が可能です。
葛城サレナ:ロイスは無しかな。調達は~
七星ミルキ:ロイスは一旦保留~。防具買おうかな
七星ミルキ:戦闘用きぐるみを狙います。素振り。
七星ミルキ:2dx+4>=14
DoubleCross : (2DX10+4>=14) → 1[1,1]+4 → 0 (ファンブル) → 失敗

七星ミルキ:wwww ダメでした
巣ノ森リゼル:すごい
巣ノ森リゼル:クソみたいな着ぐるみが手に入ったんでしょうね
七星ミルキ:百面ダイスのファンブルに匹敵する
GM:確率
七星ミルキ:舌の飛び出たマスコットが手に入ります
GM:にせペロロきぐるみ
眩星かんな:ロイス無し、購入はどうしようかな
七星ミルキ:ゔぇええ
葛城サレナ:ダブルクロスで2回もファンブルが出てるセッション、なかなか珍しい気がする
巣ノ森リゼル:まともな着ぐるみ買ってもいいけど、ミルキちゃんにファンブル着ぐるみ着てもらうのもかわいいかもしれないな
巣ノ森リゼル:照準器とか買いますか?
巣ノ森リゼル:5dx+4>=20
DoubleCross : (5DX10+4>=20) → 8[3,3,4,7,8]+4 → 12 → 失敗

巣ノ森リゼル:だめだった
眩星かんな:戦闘用きぐるみ、目標14
眩星かんな:4dx+4>=14
DoubleCross : (4DX10+4>=14) → 8[2,2,2,8]+4 → 12 → 失敗

眩星かんな:2点使って購入、ミルキちゃんにパス。以上
葛城サレナ:範囲用にグレネードランチャー買っておこうかな~
七星ミルキ:わぁい!しっかりしたきぐるみになりました。着用
眩星かんな:私が着てもいいんだけど、行動値が下がっちゃうから
葛城サレナ:3dx+1=>13
DoubleCross : (3DX10+1>=13) → 10[2,6,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

葛城サレナ:かえました。以上です
葛城サレナ:3d10回復できる高性能治療キットが残ってるので、使いたい人は使っていいよ!
眩星かんな:あ、高性能治療キットを使っておきます。自分の
GM:どうぞどうぞ
眩星かんな:20+3d10
DoubleCross : (20+3D10) → 20+19[6,10,3] → 39

眩星かんな:全快して以上
七星ミルキ:あ、そういえば私もトランクを使います
七星ミルキ:21+2d10
DoubleCross : (21+2D10) → 21+9[2,7] → 30

七星ミルキ:こちらも全快でおわり
GM:OK!



★ミッション報酬
文化祭十字コイン×5:「情報:キングダム連合学院の動向」取得
文化祭十字コイン×4:NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」取得
文化祭十字コイン×4:NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」取得 
文化祭十字コイン×3:ミドル戦闘で発生するトラップ「ルーン・スライム・ツヴァイ」の解除
文化祭十字コイン×1:「バディムーヴ(粗悪品)」を入手 ※使い捨てのバディムーヴ。3個まで取得可能。
※1)NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」は、2枚取得すると「”ドライキューブ”レチ」となって性能が上昇します。
※2)ルーン・スライム・ツヴァイ:セットアップで起動。全PCの防具を解除し、【重圧】を付与する。
★所持コイン数:6

と交換が可能です。報酬によっては判定が有利になるものもあるため、交換したい場合はここで宣言をどうぞ。
巣ノ森リゼル:やっぱり配布キャラをまずもらっておくべきですかね?
七星ミルキ:かな?NPCカードだから早めに手に入れると使い所多そう
葛城サレナ:配布キャラ!
眩星かんな:いっちゃいましょう
巣ノ森リゼル:最初に一人もらっておけば効果も確認できるし
七星ミルキ:うむ!じゃあ4枚使ってレチちゃんを確保しましょう
GM:OK!
七星ミルキ:あと2枚はバディムもあるけど、一旦残しておきましょうか
葛城サレナ:キングダムの動向とかも気になるしねえ

■NPCカード
【文化祭実行委員会・レチ】
シナリオ1回。セットアップで使用可能。
「ドローン」と名のつくエネミー1体の行動値を0にし、さらに装甲値を0にする。

葛城サレナ:つよ!
GM:以上です。残りコイン数は2になりました。
七星ミルキ:つよつよ!
眩星かんな:なるなる
七星ミルキ:バディムの+3は魅力だけど、次の報酬で届かないと悲しいしね
七星ミルキ:頑張って財産で補おう
GM:メモに張りました。というわけで、次のミッションを選んでください。残りのミッションは……

□ミッション一覧
★進行中【ブラックマーケットの治安を回復しよう!】達成率(1/3)
★完了【システムが静止する日】達成率(1/1)
【転売屋、滅ぶべし】達成率(0/1)
【決戦!超麦凶竜デュラム・セモリナ!】達成率(0/1)

GM:選んでね。
眩星かんな:転売は許せなくないですか?
巣ノ森リゼル:許せない気がしてきました
葛城サレナ:出るかどうかはこれの中身を見て決めようかな~
七星ミルキ:許せないので滅ぼしましょう
葛城サレナ:転売屋は地獄の業火で焼く!
GM:OK


◆Middle04◆転売屋、滅ぶべし

GM:シーンプレイヤーは、このミッションはサレナさんになります。
葛城サレナ:ギャーッ
GM:登場は自由。ダイスをお願いします。
葛城サレナ:でもシーンプレイヤーということは手がかりがあるということ!
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を1d10(→ 2)増加 (70 → 72)
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を1D10(→ 7)増加 (52 → 59)
巣ノ森リゼル:ギリギリダイスボーナスに届かない!
七星ミルキ:七星ミルキの侵蝕を1d10(→ 9)増加 (75 → 84)
七星ミルキ:ミー!
葛城サレナ:ミル太郎がしにそう!
眩星かんな:66+1d10
DoubleCross : (66+1D10) → 66+4[4] → 70

葛城サレナ:侵蝕格差がすごいことになってきた
GM:体に気を付けて……!
巣ノ森リゼル:もうこれは私の持ってるロイス全部ミルキちゃんとサレナちゃんの復活用につぎ込んでよさそうだな



GM:転売部!
GM:それは、ノヴァリスにおける最悪レベルの邪悪集団……。
GM:彼女たちはどこからともなくやってきて、買い占めた限定品、時としてノヴァリス外部から仕入れた品物を売りさばいているという。
GM:まるで海賊のごとき無法を働く集団だが、その所属がどこなのか、知る者はいなかった……いままでは。
GM:だが、この日、転売部の重要施設は壊滅の危機を迎えていた!

GM:あ、先に描写から入ってしまいましたが、改めて判定項目を記載します。

【転売屋、滅ぶべし】
★ターゲット位置捕捉 《情報:ノヴァリス》で難易度13 報酬:文化祭十字コイン×2
★退路封鎖 《知覚》で難易度8 報酬:文化祭十字コイン×1
★強行突破:乱入者の撃退 《白兵》で難易度20 報酬:文化祭十字コイン×3
★転売屋の説得 《白兵》または《射撃》または《交渉》で難易度12 報酬:文化祭十字コイン×1

GM:好きな項目に挑戦してね。
葛城サレナ:説得w
眩星かんな:説得かぁ
GM:交渉もできますよ~
葛城サレナ:鎮圧と要求技能が完全に同じな説得
巣ノ森リゼル:白兵や射撃で説得できるのいいですね
七星ミルキ:www
巣ノ森リゼル:私が得意そうなのはターゲット位置捕捉と転売屋の説得かな。どうせなら説得したいな
葛城サレナ:そしたら知覚にいこうかな。難易度13はお金持ちの先生がやってくれるだろう……!
眩星かんな:金は流通させてなんぼ
七星ミルキ:うーん、実は白兵が苦手なパーティ
巣ノ森リゼル:そうなんですよね
七星ミルキ:ハンマーだけどレッテン相当なため
巣ノ森リゼル:サレナちゃんは一応白兵にコンセ噛ませられるけど、ダイス数が心もとないし
葛城サレナ:あっそうか、ミルキちゃん射撃なんだ
七星ミルキ:なのです サレナちゃんコンセでお願いして先生の妖精狙うのが良いかな?
眩星かんな:コイン3枚は逃したくないから、妖精もやぶさかではない
葛城サレナ:でもサレナの白兵コンセ、今だと2dx7なんですよね。これで侵蝕も上がっちゃうのがな~
巣ノ森リゼル:それは確かにおいしくはない……!ただコンセ使いじゃないと妖精の手といえどそんな有効じゃないのも事実
眩星かんな:ロイス守る手段が豊富なパーティなので、多少の侵蝕やむなしと言えるかどうか
七星ミルキ:確かに…!私のDB4d10で一回回すのか、2dx7で一回回すかだね
葛城サレナ:うーむ迷うね 2dx7と4dxだと流石にコンセ入りの方が期待値高いのかな
七星ミルキ:ダイス増えたほうが期待値は高そう
七星ミルキ:そういう意味なら私の攻撃侵蝕が最低で2~5だから、ロイス切りダイス+10もありかもしれん。守ってもらうこと前提で
巣ノ森リゼル:ロイス切る前提なら私がロイス切ります。他人に+10個できるので
七星ミルキ:あっリゼル先輩!
七星ミルキ:素晴らしき特権階級だ
眩星かんな:頼りになる~~
七星ミルキ:じゃあロイス貰って私が白兵素振りしましょうか。一回回れば妖精で。
巣ノ森リゼル:そうしましょうか
眩星かんな:おけまる。とりあえず、決まってるところから振っていきませう
葛城サレナ:冷静に考えると、キングダムの動向+レチちゃん再臨で9個(あと7個)あればとりあえずはよさそうなので
GM:どうぞどうぞ
葛城サレナ:ここは無理に抜く必要もないのかな~っていうのはちょっと思いました
眩星かんな:>★ターゲット位置捕捉 コネ付きの《情報:ノヴァリス》
眩星かんな:6dx+3>=13
DoubleCross : (6DX10+3>=13) → 10[2,4,4,5,10,10]+10[2,10]+8[8]+3 → 31 → 成功

眩星かんな:OK
七星ミルキ:あ~。今メダル2個で3つ成功すれば+4個か
七星ミルキ:すごい
葛城サレナ:そうそう。まあバディムーヴとかは手に入らなくなるが……
GM:つよ~~~~
GM:ターゲットの位置は完全に捕捉されました
巣ノ森リゼル:確定している分から行くなら私も判定しておくか
巣ノ森リゼル:転売屋の説得。難易度12もあるから大変だなあ
七星ミルキ:ハラハラ
GM:本物の「説得」
巣ノ森リゼル:5dx+28
DoubleCross : (5DX10+28) → 8[1,1,5,7,8]+28 → 36

葛城サレナ:つええ~
眩星かんな:安定感よ
GM:本物説得しちゃった……説得されました
七星ミルキ:つえ~
GM:改心したんだろうなあ
葛城サレナ:サレナもいこうっと。流石にコンセは無し!
巣ノ森リゼル:完膚なきまでに会心してもらったぜ
葛城サレナ:知覚で退路封鎖。
葛城サレナ:4dx=>8
DoubleCross : (4DX10>=8) → 5[3,4,5,5] → 5 → 失敗

葛城サレナ:ゲエーッ!
GM:そういうこともある…
巣ノ森リゼル:ワァ……
七星ミルキ:あわわー!
巣ノ森リゼル:妖精使ったほうがいいでしょうか?
葛城サレナ:ミルキ=ゾルディック兄貴に退路を封鎖してもらうか、ここで妖精もらってとりあえず成功させておくか……
七星ミルキ:かな?まだ一回も使ってなかった気がする
眩星かんな:余りに余ってます
巣ノ森リゼル:でも、ここでリソース使う分をミルキちゃんの判定に使うという考えもあるか
七星ミルキ:先生の力!
七星ミルキ:あー
葛城サレナ:退路封鎖、成功しても+1ですしね
七星ミルキ:どうせ使うなら3の方に使うのはありですね
巣ノ森リゼル:成功すればコイン3個だから
七星ミルキ:ロイス分と妖精貰って3狙いますか
眩星かんな:やっちゃいましょう
巣ノ森リゼル:行くぜ!! 命がけの ギャンブル
七星ミルキ:では、強行突破:乱入者の撃退を白兵で。
巣ノ森リゼル:リゼロイスを切ります。ミルキちゃんのロイスを使って+10個!
GM:力が充填されていく!
七星ミルキ:ありがとうリゼルさん!今度焼菓子持っていきます!
七星ミルキ:14dx>=20
DoubleCross : (14DX10>=20) → 10[3,4,5,5,6,7,7,8,8,8,9,10,10,10]+8[1,7,8] → 18 → 失敗

葛城サレナ:!
巣ノ森リゼル:すげ~
七星ミルキ:惜しい
眩星かんな:回転しおった
葛城サレナ:こういうときにバディムーヴ先生がいればよかったのだが……
GM:ワ!
七星ミルキ:くっ、取得が正解だったか
巣ノ森リゼル:FHチルドレンでしょ
眩星かんな:先生がバディムは非合法だな……
七星ミルキ:チルドレンでは無理なので、大人の力を借りましょう
眩星かんな:《妖精の手》侵蝕74
巣ノ森リゼル:さすがだぜ
七星ミルキ:1dx+20>=20
DoubleCross : (1DX10+20>=20) → 5[5]+20 → 25 → 成功

葛城サレナ:大人のカード!
七星ミルキ:ぶんぶん!
GM:これが先生の支援力……!成功ですね。
葛城サレナ:判定に失敗したふがいない転入生は三流オーヴァードの席に座ってます
七星ミルキ:先生の力を借りれば次からは大丈夫だよ!
GM:リザルト:6枚のメダルを獲得しました。所持コイン数は合計8枚になりました。
眩星かんな:おっかねもちぃ~
七星ミルキ:チャリンチャリン
GM:では、描写に入っていきます



GM:ブラックマーケットの中でも、もっとも奥まった一角――
GM:廃墟同然のビルに、転売部の出張部室は存在した。
GM:それを突き止めることができたのは、眩星かんなの調査の成果だろう。
ショミン:「本当にこんな場所に住んでいる方がいらっしゃるの……?」
ショミン:「建物ではなく芸術的な……オブジェクトなのではなくて?」
眩星かんな:「だからこそ、隠れ処として適しているのだろう」
巣ノ森リゼル:「先程の物理的ハッカーとの人脈といい、先生は一体どこでそのような調査手腕を身につけられたのですか?」
葛城サレナ:「非合法の王様みたいな位置づけだもんね、転売」
七星ミルキ:「やはり、先生としてのお仕事の賜なんでしょうか」
葛城サレナ:「あ、それ気になる。むかしは何やってたの?」
葛城サレナ:「探偵とかかな……いやでもそれならFHには……」
眩星かんな:「……昔の話はおいといて」
眩星かんな:「別に大したことはしてないよ。職員室に所属する顧問なら生徒への繋がり方は誰でも心得ている」
七星ミルキ:「そうなんですね…」関心している
GM:眩星かんなは、さらにこの転売部の首謀者の名前も突き留めている。
GM:ハリエッド・ルスハレー。邪悪組織・転売部の一員。チケットや限定品、ジェネシスの最新製品などを買い占めて転売する活動に従事する邪悪な商人である。そして――
GM:キングダム海賊部となんらかの繋がりがあると思われる。
眩星かんな:「正しく力を借りれるか、成果を得られるかはまた別問題だけどね」
眩星かんな:「非力な私には突き止めたところで、手出しまでは難しい。ここから君達に託そうと思う」
七星ミルキ:「なるほど……気にはなりますが、今はこちらのお仕事が優先ですね」
七星ミルキ:「かんな先生は転売部の人ともお知り合いなんですか?」
眩星かんな:「詳しくは知らないが、長らしい生徒の名前は聞いてきた」
巣ノ森リゼル:「ハッ、まさか転売部から邪なソシャゲをダウンロードしているのでは……」
七星ミルキ:「えっ……!?」
眩星かんな:「えっ何それ」
巣ノ森リゼル:「人に見せられるホーム画面かどうかを確認させてください!」
葛城サレナ:「かんな先生はしっかりしてそうだから、流石に大丈夫でしょ。……大丈夫だよね?」
眩星かんな:「そういうのはアリト先生とかがやってるよ。私はどちらかというと仕事目的でコレ使ってるから……」
眩星かんな:端末を手で振りながら。
七星ミルキ:「そ、そうですよ。私達を導く先生がそんな……アリト先生が…!?」
七星ミルキ:あわわわ、と思いながら端末を覗き込む
巣ノ森リゼル:「やはりアリト・ザファル・モリアーティ……とてつもなく邪悪な男のようですね」
葛城サレナ:「オトナには色々事情とかストレスがありそうだから、仕方ないんじゃないかな……男のヒトには男のヒトの事情があるだろうし」
葛城サレナ:その辺にワイヤートラップやら何やらを仕掛けながら話を聞いてます。
七星ミルキ:「サレナさん、大人……」
眩星かんな:「ハリエッド・ルスハレー。キングダムの生徒会こと"円卓議会"の第四席にして」
巣ノ森リゼル:「円卓議会の第四席!?」びっくりする。
葛城サレナ:「円卓議会?」
眩星かんな:「海賊部部長……と、繋がりがあるから、外部の商品を手に入れられるらしい」
巣ノ森リゼル:「よかった、円卓議会第四席とお友達というだけなんですね」
巣ノ森リゼル:「てっきり"海賊王"と戦わされる羽目になるのではと……」冷や汗を拭う。
七星ミルキ:「ゾッとしないこと言いますね…?」
眩星かんな:「だが、其れゆえに。我々の様な追い詰める者への対策の準備を怠っているはずもない」
葛城サレナ:「グレート・バビロンはだいぶ嫌われてたけど、円卓議会は純粋に恐れられてるんだね。羨ましい……」
七星ミルキ:「そうですね。"外"のものを持ち帰ってくることもあるので、そういう襲撃への対策は欠かさないでしょうし」
巣ノ森リゼル:「ふふ……先生にミルキさん。力づくで追い詰めようとするから、相手も抵抗してしまうのです」
七星ミルキ:「リゼルさん。なにかお考えが?」
巣ノ森リゼル:「慈愛の心と対話の精神で接すれば、閉ざされた心もきっと開かれましょう」
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルは全部これで解決するつもりだ。
眩星かんな:「この路地はちょっと特殊で……片側から侵入しても、もう片側から闘争されると手出しが非常に難しい」
眩星かんな:「二つある退路のうち、一方を封鎖して反対から突撃。手先となっている生徒ではなく、最短で首謀者を懐柔するしかないだろう」
葛城サレナ:「……説得するの? 本当に大丈夫?」
葛城サレナ:道中、ブラックマーケットの各所で仕入れた盗んだ爆薬やタレットを使い、キルゾーンを形成している。
葛城サレナ:形成しているが……
葛城サレナ:「ここ、銃撃戦が頻繁に発生するからか、どれもあちこち傷んでるんだよね」
ショミン:「サレナ様、大丈夫ですわ……リゼル様の清らかな心があれば……」
ショミン:「改心間違いありませんわ!」
葛城サレナ:「退路の完全封鎖は無理だと思うから、説得するより最初から皆殺しにするほうが……う、ううーん……」
巣ノ森リゼル:「その通り。私が説得に失敗したことがございましたか?」
葛城サレナ:「今のとこ成功したケースの方が少ないよ!」
巣ノ森リゼル:「なのでサレナさんも、大船に乗ったつもりでいて大丈夫!誰一人逃げてくる人間はいないと思いますよ」
葛城サレナ:「えっ、あれ? そうだよね? すごい自信満々に言ってるけど説得成功してないよね……!?」
眩星かんな:「……自信があるんだね、リゼルちゃん」
七星ミルキ:「え、えーと……あはは」「あれは、相手が聞く耳持たなかったらかセーフとか……?だめですかね」
巣ノ森リゼル:「封鎖とか適当で大丈夫です」
葛城サレナ:「そ、そうかなぁ……まあ、説得で済むならそっちのほうがいいけど……」
ショミン:「ですが、なにやら……この建物? の奥から、妙な音が聞こえていませんか?」
眩星かんな:「分かった。今度こそ任せよう……ん?」
巣ノ森リゼル:「なんでしょうか?」耳をそばだてます。
GM:ゴキッ ゴリッ めきめきめきめき! BRATATATATATAT!
葛城サレナ:「……えっなに?」
GM:あと悲鳴。
GM:まるで何者かが襲撃をかけているかのようだ。
七星ミルキ:「…………」
七星ミルキ:「なんだか、既に事件が始まっているような…?」
巣ノ森リゼル:「コオロギの鳴き声……すっかり秋になりましたね」目を閉じている。
葛城サレナ:全員いるのを確認している。「わたしたち、じゃないもんね」
転売部のサンシタ:「たっ……助けてええ!」
GM:転売部のサンシタが、建物から転がり出てくる。
葛城サレナ:「うわっもう死にそう!」
葛城サレナ:「なに? 何があったのこれ?」
眩星かんな:「……君は、確か転売部に名前のあった」顔を見ただけで生徒の名前と所属が分かる能力。
眩星かんな:「サンシタちゃんだね。話せるかい?」
巣ノ森リゼル:「さっそく現れましたね……迷えるサン……子羊が」
転売部のサンシタ:「は、話してる暇なんてないよ! なんかヤバいやつが……うわッ」
巣ノ森リゼル:「あはは、大丈夫ですよ。一体何が来るというのですか?」
七星ミルキ:「リ、リゼルさんはどうしてそんなにおおらかに構えていられるのですか…?」
GM:頭上。窓ガラスを割って――というより、窓枠ごと切り取って、一つの少女の影が飛び降りてくる。
七星ミルキ:「うわっ、なんです!?」
ナナカ・アラガタ:「おっ?」
巣ノ森リゼル:「ゲーッ!?何か降ってきた!」
眩星かんな:「――――おっと。これは、また」
GM:刀が一閃したところを、目視はできなかっただろう。
葛城サレナ:ナナカちゃん、顔写真とかありましたっけ?
葛城サレナ:具体的には、見ただけでサレナがナナカちゃんだ!と気づいて大丈夫かな
GM:もちろんサレナは彼女の顔と名前を知っている。
GM:今回のミッションできみが要注意するべきターゲットだ。
葛城サレナ:「うわ出た!」 両腰からサブマシンガンを抜き放ち、そちらへ向ける。「ナナカ・アラガタ!」
眩星かんな:「一瞬で硝子を叩き割る神速の斬撃。そしてその端正な顔立ちと整った黒髪ポニーテール」
七星ミルキ:「えっ……この人がっ!」
葛城サレナ:「脱獄犯で崑崙生で強いやつと戦うためだけに用心棒をやってるバーサーカー……!」
巣ノ森リゼル:「ヒ~~ッ!監獄学寮な上に崑崙山の女!主よ!救いを……!」
ナナカ・アラガタ:「新手かな?」 振り下ろした一刀は、転売部のサンシタに致命傷を与え、十字冠の強制退避を起動させている。
眩星かんな:「初めまして。私は職員室"星室庁"の眩星かんなだ」
ナナカ・アラガタ:「ああ。転売部じゃないんだ?」
眩星かんな:「そう。どちらかというと、転売部にちょっとお灸を据えようと思ってやってきたんだ」
葛城サレナ:「ナナカ・アラガタ、あなたわかってるの? ……わかってない場合を考慮して教えてあげるけど、今のセキューオウは暴走AIなんだよ?」
ナナカ・アラガタ:「雇い主が暴走AIだからって、なんか問題ある……?」
ナナカ・アラガタ:「ちょっと探し物があって来たんだけど、ここの人ら、ぜんぜん知らないみたいね」
葛城サレナ:「大有りだよ! そもそもがセキューオウの名を騙ってやりたい放題やってるだけの偽者なんだから!」
巣ノ森リゼル:「ど、どうか殺すなら一思いに……あるいは他の方から優先して殺っていただけると……」完全に交渉を諦めている。
七星ミルキ:「リゼルさん、言葉が漏れてますよ…!」戦意を失ってるリゼルさんを半分身体で隠す位置。
眩星かんな:「ほうほう、その探し物って何だい?」
眩星かんな:サレナちゃんをどうどうしながら、一歩前に出ます。
ナナカ・アラガタ:「あ」
ナナカ・アラガタ:「そういえば……具体的に聞いてなかったな……」
眩星かんな:「ええ……」
葛城サレナ:「先生邪魔しないで~! こいつは今回の私のターゲットなの!」
葛城サレナ:後ろでぎゃんぎゃん喚いてます。
七星ミルキ:サレナちゃんをまぁまぁしてます。
眩星かんな:「いや、折角なら手伝えないかなと思ってね……」
ナナカ・アラガタ:「ありがとう。後で聞いとく」
眩星かんな:「(サレナちゃん!事情は分かってるから一旦落ち着いて……!)」
眩星かんな:「(少しでも敵対的な感じ出しちゃうと、戦闘になっちゃうから!!)」
ナナカ・アラガタ:「じゃあ、私は帰るんで……」 腰の日本刀に手を添える。
ナナカ・アラガタ:「ちょっとそこどいてくれる?」 踏み込んで抜刀してくる。正面。異常な加速だった。
ナナカ・アラガタ:サレナとかんなを巻き込む形で刃が渦を巻いた。
葛城サレナ:「ちょっ、ちょっとまって! 私は話を……うわっ」
眩星かんな:「うおっ!」
七星ミルキ:ギィン!と刀を弾く音。
七星ミルキ:遅れてゴォ、と空気を割くブースト音。
七星ミルキ:ハンマー頭部が加速し、無理やりな姿勢で刀をそらす
七星ミルキ:「……あの、話の途中はお行儀悪くありませんか?」
七星ミルキ:「こちらはかんな先生と、サレナさんもお話があるみたいですし……」
葛城サレナ:慌てて身を沈めてます。相手が本気ならば間違いなく両断されていたと確信する。
巣ノ森リゼル:「先生は後ろへ……!やはり話し合いの通用する相手ではありません!」
巣ノ森リゼル:ミルキが攻撃を食い止めている間、先生を後方に退避させる。
眩星かんな:「――すまない。ミルキちゃん、リゼルちゃん」
ナナカ・アラガタ:「あ、防ぐんだ……っていうか、私が興味あったのは、そっちじゃないんだけどな……」
ナナカ・アラガタ:「グレート・バビロンの”転校生”と先生でしょ。そっちは聞いてる……」
ナナカ・アラガタ:「二人とも、探してたよ」
葛城サレナ:「……あえ? 探してた?」
眩星かんな:「そうかい。嬉しいね。こっちも、こんなキレのある斬撃じゃなくて色々とお話がしたかった」
葛城サレナ:「むしろこっちこそ、依頼を受けてそっちのことを探してたんだけど……」
ナナカ・アラガタ:「私を? なんで?」
ナナカ・アラガタ:「言っておくけど、監獄学寮には100%もう戻る気ないからね」
葛城サレナ:「だって、ブラックマーケットで実力者を次々と病院送りにしてるんでしょ?」
ナナカ・アラガタ:「そうだけど……」
葛城サレナ:「ただでさえ暴走AIがセキューオウを乗っ取ってるのに、その下で通り魔みたいなことしてたらそりゃ調査の手が伸びるよ。危ないもん」
ナナカ・アラガタ:「あ、ならよかった」
ナナカ・アラガタ:「私もけっこう頭良くなったな……」
ナナカ・アラガタ:「調査の手が次々に伸びてくるし……やっぱり大成功……」
眩星かんな:「……なるほど」
葛城サレナ:「頭いい人はいきなり斬りかからないと思うんだけど!」
ナナカ・アラガタ:「斬りかかると敵対してくれるからね、一石二鳥」
眩星かんな:「想像してたのの5倍くらい戦闘民族なんだなぁ、崑崙山ってのは」
巣ノ森リゼル:「だから言ったじゃないですか!めちゃくちゃなんですよ」
葛城サレナ:「うん、想像よりだいぶめちゃくちゃだね……冬眠前のクマくらい凶暴だよ……」
葛城サレナ:「じゃあ探してたっていうのは……」
ナナカ・アラガタ:「……あっ。また話が脱線してた」
ナナカ・アラガタ:「二人とも、私の雇い主が探してたよ。大人しくついて来てくれたりする?」
七星ミルキ:「デスワ・セキューオウ氏が……二人を?」
ナナカ・アラガタ:「デスワ……? あの人、そんな名前だったっけ……帰ったら聞いてみよ」
巣ノ森リゼル:「戦闘以外のことに何一つ興味を示していない……怖い……!」
眩星かんな:「うーん、清々しいまでの戦闘好き。惚れ惚れしちゃう」
七星ミルキ:「……たまにカタコンベで暴れる人と比べても、激昂してない分ゾッとしませんね」
巣ノ森リゼル:「ヤベエ~~~」
葛城サレナ:「依頼主の名前くらい覚えておいてよ~!」
葛城サレナ:「っていうか敵地にわざわざ行くわけないじゃん! 絶対危ないよ!」
ナナカ・アラガタ:「だよね」 再び鯉口を切る。
ナナカ・アラガタ:「じゃあ、力ずくって感じ」 踏み込む。 「で!」 斬撃。
眩星かんな:「……ふぅむ」
眩星かんな:「いけるかい?ミルキちゃん」
眩星かんな:「そんなに戦闘が好きなら、ちゃんと発散してあげた方が良い。そうすれば、もう少し建設的に話が出来るはずだ」
葛城サレナ:「ミルキちゃんお願い! 絶対危ないよこの人……!」 SMGの弾をばらまき、ささやかな時間稼ぎをしている。
七星ミルキ:「はい!」
ナナカ・アラガタ:「おお。さすがいきなりグレート・バビロン入りした”転校生”……」 弾丸を刃で切り落とす。
七星ミルキ:細かい動きは遅れつつも、ハンマーの打面の広さを刀に合わせ、斬撃を弾く
眩星かんな:「サレナちゃん、ミルキちゃんの援護を。太刀に頼る以上、防御させ続ければ攻撃に転じにくい」
ナナカ・アラガタ:「この距離で集弾してくるね。どうやって撃ってるの……と」
葛城サレナ:「援護了解!」 かんなちゃんに頷く。
葛城サレナ:「そうだよ! わたしは頑張って依頼を成功させて、グレート・バビロンの名声をあげて、清く正しくみんなから愛される組織に変えるんだから!」
七星ミルキ:打面後部の排出口からブースト。弾を切り払う合間に、一回転して打撃を振るう
七星ミルキ:(刀が武器なら、横面からの破壊……いえ、弾き落とすだけでもっ)
眩星かんな:「リゼルちゃんは……ええと、こう、堂に入った応援を」
眩星かんな:「何でもいい、とにかく、向こうの気を一瞬でも反らせるような感じの凄まじい応援を!」
巣ノ森リゼル:「が、頑張れ……頑張れッ!」応援します。
巣ノ森リゼル:「頑張れ!ミルキちゃん頑張れェェ~~~ッ!助けてェ……」
GM:弾丸を切り払い、打撃を弾くナナカ・アラガタは、距離を詰める足を止めない――だが、あと一歩で間合いに入ると見えた、その瞬間。
七星ミルキ:「頑張ります!」
七星ミルキ:その一歩に身構える
ハリエッド:「……一斉砲撃!」 廃墟同然の建物から声が響く。 「撃てぇーーーーッ!」
GM:砲撃、というより、それは多数のミサイルだった。
七星ミルキ:「……えっ!?」
眩星かんな:「――爆撃?」
GM:完全にナナカ・アラガタをめがけて、何連装かの誘導ミサイルが立て続けに飛来する。
葛城サレナ:「は!?」
ショミン:「た、退避! 退避ですわーーーッ!」
ナナカ・アラガタ:「あ」
巣ノ森リゼル:「うおおおッ!?」半身になって片足を上げて飛び退く。
巣ノ森リゼル:「あ、危ないですよ!もし当たったら……主がお怒りになりますよ!」精一杯の抗議!
ナナカ・アラガタ:「とどめ忘れてた……」 その呟きの後半は、爆音と破裂に飲まれた。
七星ミルキ:「は、……え!?」構えていたハンマーで爆発の飛来物を叩き飛ばす
七星ミルキ:「どういう状況なんですか…?」
眩星かんな:「新手?いや、敵の敵は味方か?」
GM:――爆撃。噴煙が舞い上がり、収束する頃には、ナナカ・アラガタの姿はない。
葛城サレナ:「こんなめちゃくちゃする人、味方でいてほしくない……」
七星ミルキ:「ごもっともですけれど……」(場合によってはそういうこともありうるんですよね)
葛城サレナ:ミルキちゃんの後ろに隠れて難を逃れました。サブマシンガンで瓦礫を叩き落とすのは限界があるし、弾の消費も激しすぎる。
GM:十字冠による緊急離脱が作用する瞬間が垣間見えただろう。
ハリエッド:「はーーーっ、はーーーーーっ」
ハリエッド:「なんなんだあの馬鹿は! お前ら仲間か!?」
七星ミルキ:光跡を見上げながら「……ん、"飛んだ"みたいですね、ナナカさん」
眩星かんな:「あの光の残滓。ひとまず彼女は離れたようだ」
眩星かんな:「で、君達は、えーっと……」
葛城サレナ:「海賊……? なんでそんなに怒ってるの」
葛城サレナ:「いや、"とどめ"とか言ってたから、ナナカに何されたのかだいたい想像はつくけど……」
ハリエッド:「転売部だよ! もう部とは言えない有り様だけどな!」
葛城サレナ:「海賊帽被ってるなら海賊部やりなよ!!」
葛城サレナ:「プールとか河とかあるじゃん!」
眩星かんな:「なるほど。海賊帽でちょっとドキッとしたが、確かにその顔は見覚えがある」
眩星かんな:「ノヴァリス職員室の"星室庁"、眩星かんなだ」
巣ノ森リゼル:「あ、あなたが転売部……!あなたみたいなのがいるから私達までこんな怖い目に!」
巣ノ森リゼル:「あとそもそも転売してるし!天の裁きがくだりますよ!」
巣ノ森リゼル:「はーっ、はーっ……」
七星ミルキ:「えーと……」咎めることは二人が言ってくれるのでタイミングを逃している。
ハリエッド:「あっ。メサイアのやつら知らないんだ」
ハリエッド:「一応、海賊部だよ。海賊部の私掠品とか海賊製品売ってんの」
ハリエッド:「そこにあの馬鹿がふらっとやってきてさあ……」
葛城サレナ:「あっそうなんだ。ならいいかな」 まったく良くはない。
眩星かんな:「だから”転売”なんだね。納得だ」
七星ミルキ:「あっ、漫画などの……!ここで作成されていたんですね」
巣ノ森リゼル:「え~~っ、じゃあ限定品の販売所に詰めかけて買い占めていくという噂は……?」
ハリエッド:「なんかよくわかんね~けど、図面? 地図? あるかって、ぜんぜん要領得ねえの」
ハリエッド:「自分が探してるものくらいちゃんと把握してから来いよ!って思ったときにはもう大乱闘だよ!」
眩星かんな:「ナナカちゃん本人もたぶん分かってなかっただろうし。災難だったね」
七星ミルキ:「……本人もわかってなかったみたいですからね」
七星ミルキ:「いつもお世話になっております。『君にフォーユー』の最新刊も是非に……」
七星ミルキ:外の世界から齎される漫画の収集を趣味にしている。
ハリエッド:「『君にフォーユー』、わたしも待ってる……」
巣ノ森リゼル:(ミルキさん、意外とブラックマーケット利用してるのですね……)などと思っている。
眩星かんな:「(腹痛でお腹が痛いみたいなタイトルだなぁ……)」
葛城サレナ:「図面? 地図?」
葛城サレナ:「あのバーサーカー、てっきり人を斬りにきただけだと思ってたけど。ちゃんと探しものがあったんだ」
ハリエッド:「ああ、そう。図面だか地図だかを探してるんだと」
ハリエッド:「あいつの雇い主だとかってやつがな」
葛城サレナ:「実際、思い当たる商品は取り扱ってないの? 海賊さん」
ショミン:「ゆっ、許せませんわ! 私の名において何を探してらっしゃるの!」
ハリエッド:「図面なら結構持ってるけどさあ……ほら、ノヴァリスの宝の地図とか」
ハリエッド:「一応ぜんぶ持っていかれたよ、ちくしょう」
眩星かんな:「なるほどね」
七星ミルキ:「んん……地図ですか。先日、委員長とアリト先生も、古い埋蔵金の地図など購入していましたね」
巣ノ森リゼル:「ノヴァリスの宝の地図なんて七割詐欺で三割愉快犯じゃないですか」
葛城サレナ:「海賊が海賊狩りに遭ってる……すごいなこの学園……」
眩星かんな:「ところで、私達はそのバーサーカーの親玉を追っているところだ」
ハリエッド:「あ。……アリト? 先生? そういえば……」
眩星かんな:「君達転売部が私達に協力してくれるなら、全て片が付いた後に押収品を返して……ん」
七星ミルキ:「なにかございました?」
ハリエッド:「あの変なのも、設計図だかなんだかを探しに来たな。そんなもんなかったけど」
眩星かんな:「そうか。アリト先生が先に調査済みだったなら、奪われた中に探し物がある可能性は低そうだ」
巣ノ森リゼル:「なんですって!?やはりアリト先生が全ての黒幕……」
巣ノ森リゼル:「アリト先生は何を探しに来たのか説明しておりませんでしたか?」
ハリエッド:「なんかの武器の設計図だってさ」
眩星かんな:「ふむ、ふむ」
巣ノ森リゼル:「うーん。武器なんてどこでも手に入りますけどねえ」腕を組む。
葛城サレナ:「ミルキちゃん。依頼の時、アリト先生ってそういう話してたっけ」
七星ミルキ:「んー。どうでしょう。あまり成果がなさそうな印象でしたが…?」
GM:もちろん二人に心当たりはない。
葛城サレナ:「映画……を仕入れにいく?とかそういう話はしてた気がするけど……武器の設計図のことなんて言ってなかったよね?」
七星ミルキ:「そうですね。映画を買いに来るとしか」
葛城サレナ:「だよねえ」
葛城サレナ:「なにか隠してるのかな、アリト先生……うーん」 首をひねっている。
七星ミルキ:サレナさんと一緒に首を傾げています。
ハリエッド:「じゃあ、そういうわけなんで……」
ハリエッド:「私はこのあたりで失礼しようかな……」 存在感を徐々に薄めていく。逃げるつもりだ。
眩星かんな:「待った」
ハリエッド:「……やだ!」 脱兎のごとく走り始める
GM:説得して改心させなければ、転売部は近いうちに活動を再開するだろう…。
眩星かんな:「サレナちゃん!あの建物を撃ち崩して退路を塞いで!」
巣ノ森リゼル:「いけない!皆さん!私が説得します!」
葛城サレナ:「う、撃ってもいいけど……」
巣ノ森リゼル:「私に任せて!」
葛城サレナ:「……わかった! 退路だけ断つよ!」
七星ミルキ:「お願いします!」
巣ノ森リゼル:「ありがとうございますサレナさん!」
葛城サレナ:「あとはリゼルさんにまかせるからね!」 ──ガガガガガ!
葛城サレナ:壁面を舐めるように火線が走る。四つに分断されたビルの外壁が落ち、落ち、即席の袋小路を作り出した。
七星ミルキ:「ハリエッドさん!迂闊に逃げますと、先程サレナさんが仕掛けたトラップが動きますよ!」そちらには配置していない。ブラフとして足を緩める
ハリエッド:「う、ウワーーーーッ」
ハリエッド:「やっぱりお前ら、あの極悪崑崙人間の仲間かよ!」
眩星かんな:「ありがとう。今度こそ任せたよ、リゼルちゃん」
巣ノ森リゼル:「転売屋のあなた!そんなことをして……!罪を重ね続けてよいと思っているのですか!」
巣ノ森リゼル:「考えるのです――あなたが買い占めを行なうことで悲しむ人……つらい思いをする人……」
巣ノ森リゼル:「彼女らはもしかしてあなたにとって大切な人かもしれないということを……!」
ハリエッド:「何が罪だよ! 転売行為は……私たちの中では、合法!」
巣ノ森リゼル:「なんですって~~~!?」
ハリエッド:「悲しむ人と辛い思いをする人にはグッとこらえてもらって! 私たちが豪遊する! 彼女たちの分まで……!」
ハリエッド:「それでこそ転売品も浮かばれるってもんよ!」
七星ミルキ:「……説得できるんでしょうか?」
巣ノ森リゼル:「おお主よ……!この罪人をお救いください!」
葛城サレナ:「大丈夫だよ。リゼルさんは説得に関しては本当に真摯だもん……!」
眩星かんな:「大丈夫。リゼルちゃんなら」
眩星かんな:「罪人を救済することに関してなら、彼女の右に出る者はいない」
巣ノ森リゼル:「救済スイッチオン!!」携帯端末でメッセージを一斉送信します。
すがる末日姉妹会奉仕者:「説得!」「救済!」「合法!」ゾロゾロゾロ
ハリエッド:「エッ」
すがる末日姉妹会奉仕者:「その罪、精算せよ……!」
ハリエッド:「アッ なに? なになになに? どこから来たの!?」
葛城サレナ:「ほら。たぶん同じ教会の人だよ」
葛城サレナ:「リゼルさん一人ではダメでも、みんなで根気よく話せばいけるかもって感じなんじゃないかな」
ショミン:「リゼル様、人望がおありですのね」
葛城サレナ:「そ」
すがる末日姉妹会奉仕者:ボゴッ!メシャッ!グシャッ!バゴッ!!
葛城サレナ:「えっ?」
ハリエッド:「はが!」
すがる末日姉妹会奉仕者:覆面ヘルメットをかぶった教団員たちが
すがる末日姉妹会奉仕者:ハリエッドを複数人で囲み、その手に持った『救済棒』で説得しまくります。
眩星かんな:「…………」どさっと、疲れが溜まっているかのように瓦礫に腰掛けて。
眩星かんな:「程々にしてあげてね」
ショミン:「皆さまで囲んで何をなさっているの? よく見えませんわ!」 ぴょんぴょんする
七星ミルキ:「………………えぇ?」
葛城サレナ:「ショミンちゃん見ちゃダメ!!」
七星ミルキ:「ショミンさん、足場が悪いですので…そう、足をくじいてしまいますから」
七星ミルキ:身長が低いのでこちらも見えていないが、ぴょんぴょんしてるのを抑える
巣ノ森リゼル:「ああ……」
巣ノ森リゼル:「皆が善き人でありますように――」祈りのポーズ。
ハリエッド:「こ、これが――」
ハリエッド:「これがお前たちのやり方か! メサイア、許せない――あがっ! いたっ!?」

その数日後、ハリエッドは海賊部を退部し、とある教団に身を寄せたと言われている。




GM:ロイスの取得と調達が可能です。
葛城サレナ:メサイアを無礼るとこうなるんだぞ
七星ミルキ:ハリエッドさん…!?
眩星かんな:巣ノ森リゼル/○信頼/恐怖
巣ノ森リゼル:先生/眩星かんな/信頼:○/謎/ロイス
七星ミルキ:「眩星かんな ○P信頼/N心配」で満枠!
葛城サレナ:さすがに劣等感ではなさそうなので、ちょっとロイス感情を変更させてください
-/巣ノ森リゼル/信頼/○劣等感/ロイス → -/巣ノ森リゼル/信頼/○恐怖/ロイス

巣ノ森リゼル:協力者/葛城サレナ/頼りがい:○/脅威/ロイス
七星ミルキ:劣等感から恐怖に…w
GM:恐怖w
巣ノ森リゼル:怖くないヨ
GM:単なる力ではない種類の力
葛城サレナ:すべてを救済する力、怖すぎ
巣ノ森リゼル:これが交渉攻撃なんだよなあ
七星ミルキ:そうかなぁ…!?
七星ミルキ:購入は……防具欲しい人いなければ照準器狙いましょう
葛城サレナ:シューターズジャケットを狙っておこうかな
葛城サレナ:最速だとかんなちゃん先生より速く動いちゃうから、支援が微妙に噛まないんですよね。シューターズジャケット!
葛城サレナ:3dx+1=>13
DoubleCross : (3DX10+1>=13) → 9[3,6,9]+1 → 10 → 失敗

眩星かんな:助かります 私はリアクティブシールドでも買っておこうかな
巣ノ森リゼル:なるほど賢いなあ
葛城サレナ:財産3使って購入しておきます。装備!
七星ミルキ:あふれる財産点!
七星ミルキ:じゃあかんな先生の判定見てから動こう
眩星かんな:4dx+4>=18
DoubleCross : (4DX10+4>=18) → 9[3,3,8,9]+4 → 13 → 失敗

眩星かんな:ん~~微妙
七星ミルキ:まぁ買っちゃって良いんじゃないでしょうか。+分がそのまま使えるし…
眩星かんな:ですね、5点使って購入装備しておきます
GM:OK
葛城サレナ:かんなちゃん財産めっちゃあるもんね
眩星かんな:それでも13点ある 以上
七星ミルキ:大人のカードだ
七星ミルキ:じゃあ先生用の防具買おうかな。行動値下がらない不思議なボディアーマーを
巣ノ森リゼル:名前を言ってはいけないボディアーマー
七星ミルキ:3dx+4>=12
DoubleCross : (3DX10+4>=12) → 8[3,5,8]+4 → 12 → 成功

葛城サレナ:買うのがうまい!
巣ノ森リゼル:じゃあ照準器にしようかな
七星ミルキ:買えました!きぐるみのお礼にノヴァリスボディアーマーです!
巣ノ森リゼル:5dx+4>=20
DoubleCross : (5DX10+4>=20) → 8[1,1,5,6,8]+4 → 12 → 失敗

巣ノ森リゼル:駄目!
眩星かんな:ありがとう!頂きます~~



★ミッション報酬
文化祭十字コイン×5:「情報:キングダム連合学院の動向」取得
文化祭十字コイン×4:NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」取得 
文化祭十字コイン×3:ミドル戦闘で発生するトラップ「ルーン・スライム・ツヴァイ」の解除
文化祭十字コイン×1:「バディムーヴ(粗悪品)」を入手 ※使い捨てのバディムーヴ。3個まで取得可能。
※1)NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」は、2枚取得すると「”ドライキューブ”レチ」となって性能が上昇します。
※2)ルーン・スライム・ツヴァイ:セットアップで起動。全PCの防具を解除し、【重圧】を付与する。
★所持コイン数:8

レチ:「交換するアイテムは慎重にな」
GM:交換が可能です。
眩星かんな:レチちゃんの頭をクリックします。
レチ:「だから私は忙しいんだって……少しだけだからな」
眩星かんな:ちゃんと反応してくれる!
葛城サレナ:少なくとも情報を取るのは確定っぽいので
葛城サレナ:> 文化祭十字コイン×5:「情報:キングダム連合学院の動向」取得
これがまず欲しいです!

GM:OK!まずは情報を開けておきます。

■キングダムの動向
キングダムの救伐騎士団が動いている。
どうやらデスワ・セキューオウを捜索しているようだ。目的は彼女の保護であるらしい。
対立することになっても彼女に危害を加えるつもりはないことを説明すれば、協力関係を結べるだろう。
→先生であれば救伐騎士団を【説得】可能になった。

眩星かんな:理解を得ました。

★ミッション報酬
文化祭十字コイン×4:NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」取得 
文化祭十字コイン×3:ミドル戦闘で発生するトラップ「ルーン・スライム・ツヴァイ」の解除
文化祭十字コイン×1:「バディムーヴ(粗悪品)」を入手 ※使い捨てのバディムーヴ。3個まで取得可能。
※1)NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」は、2枚取得すると「”ドライキューブ”レチ」となって性能が上昇します。
※2)ルーン・スライム・ツヴァイ:セットアップで起動。全PCの防具を解除し、【重圧】を付与する。
★所持コイン数:3

GM:まだ交換しますか?
巣ノ森リゼル:スライム解除までやっちゃいますか?
七星ミルキ:やっちゃいましょうか。無力な少女になってしまうので
葛城サレナ:仮にコインが足りなかったとしても、レチちゃん再臨ができなくなるくらいなので
葛城サレナ:スライム解除かな~
眩星かんな:やっちゃいましょう
葛城サレナ:バディムは出目次第では意外と腐ったりするしね
七星ミルキ:足りなかったら「こんな時レチちゃんが最終再臨していれば…!」って思いましょう
巣ノ森リゼル:なってみろよ その最終再臨とやらに
七星ミルキ:素材さえあればお前なんかに…!
GM:OK。ではラッダイト部の活躍により、スライムトラップは解除されました。
七星ミルキ:働くなぁ
葛城サレナ:また斧投げたのかな
巣ノ森リゼル:ラッダイト部、破壊に関してだけは信頼がおけますね

★ミッション報酬
文化祭十字コイン×4:NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」取得 
文化祭十字コイン×1:「バディムーヴ(粗悪品)」を入手 ※使い捨てのバディムーヴ。3個まで取得可能。
※1)NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」は、2枚取得すると「”ドライキューブ”レチ」となって性能が上昇します。
★所持コイン数:0

GM:0枚になったので、交換はここまで!



□ミッション一覧
★進行中【ブラックマーケットの治安を回復しよう!】達成率(2/3)
★完了【システムが静止する日】達成率(1/1)
★完了【転売屋、滅ぶべし】達成率(1/1)
【決戦!超麦凶竜デュラム・セモリナ!】達成率(0/1)



◆Middle05◆決戦!超麦凶竜デュラム・セモリナ!

GM:シーンプレイヤーは引き続き巣ノ森さん。登場は自由で、各自の侵食率と相談して出てくださいね!
GM:出るひとはダイスをどうぞ~。
葛城サレナ:ど、どうしようかな
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を1D10(→ 2)増加 (59 → 61)
葛城サレナ:ちなみにミドルはあと何シーンくらいなんでしょう? まだメチャクチャある感じならワンチャン🐶お休みがありえるかも。
GM:ミドルはここで終わりで、ミドル戦闘と、トリガーシーンが2つという感じです
葛城サレナ:あっこれで終わりなんだ!
GM:もとい、ミドル戦闘とトリガーシーンであわせて2つ
葛城サレナ:ならば出ます。ラスト・ミドル!
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を1d10(→ 7)増加 (72 → 79)
眩星かんな:ふむふむ
七星ミルキ:出る!
七星ミルキ:七星ミルキの侵蝕を1d10(→ 7)増加 (84 → 91)
七星ミルキ:あたし……
GM:ミルキちゃん…
眩星かんな:私も出るかぁ
眩星かんな:74+1d10
DoubleCross : (74+1D10) → 74+5[5] → 79

GM:OK



GM:超麦凶竜デュラム・セモリナ
GM:それはアップルシード開拓農学校が開発した、『最強』の小麦粉である!
GM:自ら増殖・巨大化・品種改良を繰り返し、自発的にパスタとして調理される、画期的な作物……
GM:だったはずなのだが、いま、その農作物が人に牙を剥き始めたのだった!

【決戦!超麦凶竜デュラム・セモリナ!】
★粉塵爆発ブレスを防ぐ 《知覚》で難易度8 報酬:文化祭十字コイン×1
★アルデンテ触手を防ぐ 《回避》で難易度8 報酬:文化祭十字コイン×1
★クリームソース地帯突破 【精神】で難易度8 報酬:文化祭十字コイン×2
★収穫する 《白兵》または《射撃》または《RC》で難易度20 報酬:文化祭十字コイン×2

GM:好きな項目を選んで判定してみてね!
葛城サレナ:収穫難易度メチャたけえ!
葛城サレナ:しかもこれは交渉が無理なんだ
巣ノ森リゼル:さすがに交渉で収穫することはできないのか……!
七星ミルキ:手を動かさなきゃな…
巣ノ森リゼル:しかしここは粉塵爆発ブレスにチャレンジしたいところ。《命の盾》を使う試みは可能でしょうか?
巣ノ森リゼル:違った、回避ならアルデンテ触手ですね
七星ミルキ:ですね。
GM:命の盾は使用可能です
巣ノ森リゼル:やった~。アルデンテ触手を食らっちゃおうかな。清楚なシスターが
GM:もちろん……失敗しても構いませんが……
GM:私は一向にかまいませんが……。
巣ノ森リゼル:失敗しちゃったらどうなるんだろうな~~大変だな
巣ノ森リゼル:一体どうなっちゃうんでしょうか猫口さん
巣ノ森リゼル:他の判定振り分けはどうしましょう
葛城サレナ:ここに猫口さんがいればシスターエッチイラストを描いてもらえたのに……
葛城サレナ:ミルキちゃんはこれ以上コンセとかやるのはきついと思うので、もしやるならサレナが収穫かな~
眩星かんな:辛うじて知覚かなってくらいですね
七星ミルキ:ですね。サレナちゃんが収穫、先生が知覚行ってもらいましょうか
葛城サレナ:ただ、コイン4つがあればとりあえずレチちゃん再臨はできるから
七星ミルキ:実は私以外肉体1なので、2の雀の涙で回避を試みましょう
巣ノ森リゼル:ミルキちゃんがクリームソースか 頭がいいから
葛城サレナ:4つ以上は無理して狙わなくてもいいかなって気もします
巣ノ森リゼル:あ、回避はリゼルがやります
七星ミルキ:あ、そうでしたそうでした
巣ノ森リゼル:みんな苦手な判定ですが命の盾を使えば絶対成功!
七星ミルキ:えらい!
葛城サレナ:一旦みんなを見守るぜ!
七星ミルキ:じゃあリゼルさんが回避、私がクリームソース行って
七星ミルキ:あとは失敗か成功かで臨機応変に
巣ノ森リゼル:じゃあひとまず私は回避判定を済ませてしまいます。
巣ノ森リゼル:《命の盾》を使います。アルデンテ触手で……大変なことに……!
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を1(→ 1)増加 (61 → 62)
GM:ファンブルならまだ……可能性…
巣ノ森リゼル:6dx+28>=8
DoubleCross : (6DX10+28>=8) → 8[1,2,5,5,7,8]+28 → 36 → 成功

七星ミルキ:強い。
巣ノ森リゼル:何が触手だ!逆に蹂躙してくれるわ
GM:触手が近づけない
眩星かんな:ナイス
七星ミルキ:信者たちが…
巣ノ森リゼル:最悪の命の盾w
七星ミルキ:ではこちらはクリームソース地帯突破を精神で振ります
七星ミルキ:6dx>=8
DoubleCross : (6DX10>=8) → 10[1,4,6,9,9,10]+4[4] → 14 → 成功

七星ミルキ:メンタリティ!
眩星かんな:うまみ
巣ノ森リゼル:唯一頭がいい
GM:うっ強い かなりいい出目
七星ミルキ:クイッ メガネめがね
葛城サレナ:二人とも強い……!
GM:これで合計3枚ですね
眩星かんな:したらば、★粉塵爆発ブレスを防ぐ <知覚>の素振りで
眩星かんな:4dx>=8
DoubleCross : (4DX10>=8) → 3[1,1,2,3] → 3 → 失敗

葛城サレナ:先生ー!?
巣ノ森リゼル:出目が低い!
七星ミルキ:キャラシの能力値みたいな出目の並び!
眩星かんな:なんということ
GM:こんな低い出目が出る事あるんだ…
葛城サレナ:これはサレナが行きましょう!
七星ミルキ:あっ、収穫は!?
葛城サレナ:お前たちには任せてはおけぬ バビロン自らが出る
GM:キングの出方だ
七星ミルキ:キングサレナー
葛城サレナ:どうしようかな~ 収穫のほうがいい?
葛城サレナ:バディムーヴがあるとすげえうれしいぜ!って人がいれば命を刈り取る形になってきます
巣ノ森リゼル:バビロン自ら……!なんということだ お前ら終わりだぞ
巣ノ森リゼル:確実に最終再臨したいところですね
葛城サレナ:なら確実にいこう!
眩星かんな:おねげぇします
七星ミルキ:お願いします!
葛城サレナ:ウネウネ触手野郎を収穫します。《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》。
葛城サレナ:GM、こういう判定って武器使わないことが多いですけど
葛城サレナ:エンチャント乗ってるSTALKERは使ってもいいですか?ダメ?
GM:この場合は大丈夫ですよ、収穫=撃破なので!
葛城サレナ:完全に攻撃だったんだな……w じゃあダイスはフルに増える!
葛城サレナ:11dx7+7
DoubleCross : (11DX7+7) → 10[1,1,2,3,5,6,6,8,8,9,10]+10[4,6,7,9]+10[1,9]+6[6]+7 → 43

葛城サレナ:ヨシッ
七星ミルキ:完璧な収穫だ
巣ノ森リゼル:すげェー
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を5(→ 5)増加 (79 → 84)
眩星かんな:やりおる!
GM:さすが……完璧な収穫でした
GM:合計コイン枚数は、5!



GM:ブラックマーケットには、表の世界では貴重な品や、違法な品だけでなく、各学区が独自に開発した『試作品』が紛れ込むこともある。
GM:中には、たとえばこんな代物も――
ユセニア:「押忍!!!!!」
ユセニア:「自分はアップルシード一年、おいしい食卓研究会のユセニア・ドルレアンっす!!!!」
ユセニア:「今回は宜しくお願いします!!!!」
葛城サレナ:「なんか、やばい生物兵器が暴れてるって聞いたんだけど……ほんと?」
眩星かんな:「職員室"星室庁"の眩星かんな。よろしくねぇ」
巣ノ森リゼル:「うふふ。元気があって大変よろしいですね」
七星ミルキ:「七星ミルキです。はい、元気なのは良いことです」
ユセニア:「いえ!!! 決してヤバい生物兵器じゃないっす!!!!」
葛城サレナ:「もともとはただの小麦?だったって……あっ生物兵器じゃないんだ。よかった」
ユセニア:「品種改良した小麦っす!!!」
七星ミルキ:「品種改良!研究会の名前からすると、やっぱり美味しい料理のために研究してるんですか?」
七星ミルキ:良い食材なら少し譲って貰えないかな、と考えています
GM:説明しよう。アップルシード農学校は、地雷撤去作業で鼓膜をやられている生徒が多いため、めちゃくちゃ大声になってしまうのだ。
眩星かんな:「そんな物悲しいモノローグある?」
巣ノ森リゼル:「正直まったく意味不明なので信じていないのですが――」
巣ノ森リゼル:「品種改良するだけで小麦が自我を持ち暴れ出すなんてことがありえるでしょうか?」
ユセニア:「はい!!!! 美味しい料理のために品種改良したんですが、それが仇になってしまったみたいっす!!!」
葛城サレナ:「やっぱり生物兵器じゃん!」
ユセニア:「圧倒的な自衛能力!!! 高い機動力!!! そして自然を破壊する人間を憎む正義の心!!!!」
葛城サレナ:「普通の小麦は自我を持って暴れないし、機動力とか人間を憎むとかって言葉とは無縁なんだって!」
巣ノ森リゼル:「どれか一つでも必要ありました?」
七星ミルキ:「ユセニアさん、さっきから小麦側の目線で語ってませんか?」
眩星かんな:「なるほど。その品種改良のせいで自我を持ち凶暴化してしまったと」
ユセニア:「はい!!! 自我を持ち、そのすべてが合わさって生まれたのが、あの美味しそうな――」 指差す。
葛城サレナ:そっちを向きます。
眩星かんな:「確かに、小麦からすれば私達人間は自身を食べようとする害獣だからね」
ユセニア:「超麦凶竜デュラム・セモリナ!!!!!!!!」
眩星かんな:「絶対生物兵器だと思ってるでしょ」
超麦凶竜デュラム・セモリナ:『シャゴオオオォォォォォォォーーーーンンン!!!!』
巣ノ森リゼル:「ウワァ化物だ!!」
七星ミルキ:「いやいやいや……」
七星ミルキ:「"活きの良い"って表現が許されるのは動物相手ですよ!?」
葛城サレナ:「うわああ生物兵器だーー!?」
GM:アルデンテ状の麺で形成された怪獣が直立歩行し、歩いている!
七星ミルキ:「調理の過程を経てますよね!?」
眩星かんな:「はえぇ……この世の何と面白きこと」棒立ちで見上げる。
葛城サレナ:これ、大きさどれくらいなんでしょう? 10mくらい?
GM:10mはありますね!
巣ノ森リゼル:「でっか……」
七星ミルキ:「救荒作物もびっくりですね」
ユセニア:「本来こういうのは、同盟関係にあるムセイオン・アートスクールに連絡して――」
ユセニア:「芸術巨人を派遣してもらうのが通常なのですが!!!!」
ユセニア:「今回、芸術巨人はサボタージュ実行中とのことで、派遣が遅れているっす!!!!」
葛城サレナ:「芸術巨人ってなんだよ……!」
七星ミルキ:「芸術ですか……爆発はこりごりなんですが……」
眩星かんな:「なんか聞いたことあるぞソレ」
七星ミルキ:「え……?もしかして外の世界にもいるんですか……?」
巣ノ森リゼル:「とにかくこんなスパゲッティ状モンスターをこの世に許していてはいけません」
巣ノ森リゼル:「主も絶対お怒りになるでしょう……!」
ユセニア:「そこで皆さんには、あの小麦が食べごろを逸する前に!!!!」
ユセニア:「収穫しておいしく食卓に並べていただきたいっす!!!」
ユセニア:「お願いします!!!」
葛城サレナ:「えっ。こ、これわたし達で退治するの……!?」
葛城サレナ:「ええーっ!」
巣ノ森リゼル:「食べるんですか???」
眩星かんな:「その話は後で。まずは、彼?を収穫しようか……」
七星ミルキ:「くっ……先生がそう仰るのであれば…!」
ユセニア:「退治じゃないっす!!!! 収穫っす!!! ハーヴェスト!!!」
ユセニア:「自分は万能調理器具を用意してお待ちするっす!!!」 傍らの大きなパワードスーツのようなものに乗り込む。
葛城サレナ:「なんでそれが調理器具になるんだよ……!」 両腰のサブマシンガンを引き抜く。
巣ノ森リゼル:「ああ……なんと冒涜的な試み。主よお許しください……」
眩星かんな:「ええっと……巨大生物を倒すときはどうすればいいかな……」
ユセニア:「パスワードは!!! 5!!! 9!!! 6!!! ……あっ、また口に出して言ってしまったっす!!!」
ユセニア:「健闘をお祈りします!!!! では!!!!」
巣ノ森リゼル:「私達でも10分の1の確率で当てられるようになってしまいましたね」
眩星かんな:「まずは牽制しつつ、敵の攻撃を誘い出そう」
眩星かんな:「巨体を駆使する分、行動には必ず後隙が発生するはずだ。そこを仕留める」
眩星かんな:「あとは……恐竜に似てるから、前足に重心がある。そこを狙うと動きを止められるかも……?」
超麦凶竜デュラム・セモリナ:『ヴァァァァァ……!』
超麦凶竜デュラム・セモリナ:巨大小麦は、きみたちを認識し、近づいてくる。
巣ノ森リゼル:「くっ戦うしかないようです……!皆さん、お気をつけて……!」
葛城サレナ:「最後のトドメは任せて。ああいうのはどこかに核があるから、弾をばらまける私が一番適してるはず」
葛城サレナ:「戦いたくねぇ~……!」
七星ミルキ:「そうですね。繊細な狙いはサレナさんにおまかせするのが一番良いかも……」
巣ノ森リゼル:「でも崑崙山存在よりはまだお話が通じるかもしれません。試してみる価値は……あります!」
超麦凶竜デュラム・セモリナ:『ヴァッ』 大きく息を吸った。そして――
眩星かんな:「えっ」
超麦凶竜デュラム・セモリナ:『ヴァイッ!!!』 ――小麦粉を噴出し、それに牙の噛み合わせで点火!
葛城サレナ:「あっやば」
七星ミルキ:「小麦粉?……って!」
超麦凶竜デュラム・セモリナ:結果として、大爆発を生じる。これが――これが、本物の粉塵爆発だ!
葛城サレナ:「やばいやばあああ!」
巣ノ森リゼル:「グエ――ッ!!」オシシ仮面状態!!
七星ミルキ:「きゃああ!?」
眩星かんな:「――――っ、まさか、粉塵爆発!?」
超麦凶竜デュラム・セモリナ:連鎖する爆発。これを凌がなければ、接近は覚束ないだろう。
巣ノ森リゼル:「粉塵爆発ってすごい……!この実体験を創作にも活かしたくなってきました」地面から顔を起こし、口元を拭う。
眩星かんな:「驚いたな、品種改良によって科学的な知見も獲得しているのか……!」一張羅のスーツが粉塗れになりながらも、一旦距離を取りつつ。
七星ミルキ:「き、聞いたことがあります……小麦粉をばらまいたらコンロを使ってはいけない、と……」
七星ミルキ:制服についた小麦粉と煤を払う
葛城サレナ:「どーすんのこれ! 側面は触手がうねうねしてるし、なんかクリームみたいなドロドロも滴ってるし」
葛城サレナ:「本当に死角ないんじゃないの!?」
眩星かんな:「……仕方ない」
巣ノ森リゼル:「いいえ……活路はあります!私がまず接近し、あの触手を全部喰らいます」
巣ノ森リゼル:「そしてクリームみたいなドロドロにも全部まみれます!」
葛城サレナ:「避けるんじゃないの!?」
眩星かんな:「自己犠牲が凄い」
七星ミルキ:「自分を大事にしましょうよ!?」
巣ノ森リゼル:「これで敵の妨害手段は実質ゼロという理屈!」
超麦凶竜デュラム・セモリナ:『シャァァァァ……』 さらには、体中の麺が意思を持つ触手のようにうねる!
超麦凶竜デュラム・セモリナ:捕まれば大変なことになってしまうこと必至!でも仕方がない!これは植物……やましい気持ちは一切ないのだ。
超麦凶竜デュラム・セモリナ:おまけにこいつの足元にはクリームソースの沼ができている! たぶん美味しいが、足を取られればなすすべないであろう!
巣ノ森リゼル:「皆さん……短い間でしたが、ありがとう」
巣ノ森リゼル:「皆さんとお友達になれてうれしかった……」振り返って、儚く笑う。
七星ミルキ:「やめてください、キレイなBGMを流すのは!」
眩星かんな:「落ち着いてリゼルちゃん、そんなことにしたら絵面が大変なことに」
眩星かんな:「いや、別に見たくないと言ったら嘘になるんだけど」
七星ミルキ:「かんな先生……!?」
眩星かんな:「そうならないよう、全力を尽くそう。ミルキちゃん!」
葛城サレナ:「み、ミルキちゃん! なんとかリゼルさんをサポートしてあげて……!」
葛城サレナ:「あの人行くって言ったらマジで行くから!」
七星ミルキ:「はい!!」
七星ミルキ:「わ、わかりました!ともかく、近づけさえすれば……!」
ショミン:「わ、わたくしに本来の力さえあれば……!」
ショミン:「いくらでもある金の力で交渉したのですが……!」
巣ノ森リゼル:「ウオオオオなんでもこい――ッ!」バンザイアタックを敢行!
葛城サレナ:「交渉が効く相手じゃないだろどう見ても!」
七星ミルキ:リゼルさんがスチルでオート進行になってる間に先行する。
七星ミルキ:そして巨大なハンマーを振り上げ、足元から侵食するクリームソースの沼に叩きつける!
七星ミルキ:ガン!─────ドンッ!ドンッ!
七星ミルキ:ポンプアクションを行うたび、ハンマーから『衝撃』が発生する。
七星ミルキ:粘度のある液体に衝撃を発生させることで一時的な結合を促す────ダイラタンシー現象!
超麦凶竜デュラム・セモリナ:『ヴァッ!』 触手がリゼルを襲い、クリームソースがミルキを襲う。が――
巣ノ森リゼル:「わあああああ」ベチーンベチーン!
超麦凶竜デュラム・セモリナ:クリームソースVS暴力! 明らかにクリームソースの方が劣勢になっていく。
巣ノ森リゼル:触手に往復ビンタされている!
巣ノ森リゼル:右の頬を張られれば左の頬を!左の頬を張られれば右の頬を!
超麦凶竜デュラム・セモリナ:『ヴァ!』 『ヴァ!』 『ヴァ!』 『ヴァ!』
葛城サレナ:「あああリゼルさんがかつてないくらいボコボコに!」
巣ノ森リゼル:「ギャーッ!ギャーッ!ギャーッ!」
巣ノ森リゼル:触手による往復ビンタは聖職者特有の無限ループに突入したのだ!「皆さん!今のうちにはやく――ッ!」
七星ミルキ:「ものすごく痛そう……!」頭からクリームソースを被りつつ、手は緩めない
七星ミルキ:クリームソースが固体となるほどの衝撃で、沼は人間が問題なく動ける足場に変わる!
七星ミルキ:「お願いします!長くは持ちません!」
ショミン:「聖職者って……そういうものですの?」
ショミン:「ノブレス・オブリージュを感じますわ!」
眩星かんな:「凶竜へと接近するための道が出来た!」
超麦凶竜デュラム・セモリナ:凶竜はミルキとリゼルを相手にするので手一杯だ。
超麦凶竜デュラム・セモリナ:いまなら収穫の一撃を与えることができるだろう。
眩星かんな:「サレナちゃん」
眩星かんな:「頼んだ!!」
葛城サレナ:「よしっ」
葛城サレナ:「先生ハヌマーンだよね? 私のこと、上に打ち上げられない?」
葛城サレナ:「敵の真上! 打ち上げてくれればあとはなんとかするから!」
ショミン:「なるほどですわ! つまり、サレナ様の空中回転殺法で!」
眩星かんな:「ほほう、私の非力さを知らないんだね」
葛城サレナ:「あっダメなんだね……!?」
七星ミルキ:「あとは……肩車とかですかねぇ」
七星ミルキ:ガウン!ガウン!ガン! リロード。
巣ノ森リゼル:「ギャッ!ギャアッ!も、もっとエッチな感じでお願いできませんか?こういう痛い感じじゃなくて……!」
巣ノ森リゼル:体を張って食い止めている!
七星ミルキ:「リゼルさんは何言ってるの!?」
葛城サレナ:「ああっごめんリゼルさん!」
眩星かんな:「リゼルちゃんが何かに目覚めちゃいそう」
眩星かんな:「まぁでも、大人だからね」腰を落とす。
眩星かんな:「私の背中を踏み台にして。乗ったら大きく背伸びするからそれをバネに飛んでみて」
葛城サレナ:「わかった!」
葛城サレナ:「重いとか言わないでね!」 踏み台にして、思い切りジャンプする。
超麦凶竜デュラム・セモリナ:『シャオラッ!』 『シャオラッ!』 左右の打撃にも勢いが乗ってきている。
超麦凶竜デュラム・セモリナ:このままでは巣ノ森リゼルの首がむち打ちになりかねないであろう。
巣ノ森リゼル:「あっづ!痛った!」
眩星かんな:「それで十分。サレナちゃんは"飛べる"はずだから!!」
眩星かんな:彼女の身体を大きく跳ね上げる。傍から見れば、お遊び程度で何の足しにもならないはず────が。
葛城サレナ:信じられないくらい飛び上がる。ビルの壁を蹴って更に跳躍。
葛城サレナ:デュラム・セモリナの真上を取る。視界が上下反転し、垂直落下。 「……やっぱり!」
葛城サレナ:「戦闘開始からずっとリゼルさんを殴りまくってただけはある……!」
葛城サレナ:「──上方向へのガードが、めちゃくちゃ甘い」 サブマシンガンを構える。
超麦凶竜デュラム・セモリナ:『!』 
葛城サレナ:「その核、ぶちぬいてやる!」
超麦凶竜デュラム・セモリナ:デュラム・セモリナも、さすがにサレナに気づく。
葛城サレナ:「私の友達をボコボコにした、報いを受けろォ!」 ──ガガガガガ!
超麦凶竜デュラム・セモリナ:『ニンゲン!』 粉塵爆発ブレスを準備する――が、すでに遅い。
葛城サレナ:上空から弾丸の雨を……多少下にいる者を巻き込むような勢いで……降り注がせる。デュラム・セモリナを容赦なく穴だらけにする。
超麦凶竜デュラム・セモリナ:『ホロボ…』銃弾の嵐に、その体を成り立たせていた形状が崩れていく。
超麦凶竜デュラム・セモリナ:『ス…』 溶けるように崩壊が連鎖する。
葛城サレナ:マガジン全弾を叩き込めば、一発くらいは致命的にクリティカルするだろう──それが葛城の戦法!
葛城サレナ:着地します。 「よしっ」
七星ミルキ:「なるほど、地上のリゼルさんに注意を引いてる間に、最も意識の薄い上空から…!」
眩星かんな:「お見事」
葛城サレナ:「へへへ……やっといいとこを見せられたよ」
超麦凶竜デュラム・セモリナ:『……』 後に残ったのは、アルデンテ食感の麺と……
超麦凶竜デュラム・セモリナ:小型のチップだけだった。
ユセニア:「ありがとうございます!!!! やったあ、おいしそうっす!!!」
葛城サレナ:「……いやリゼルさんは!?」
葛城サレナ:「死んでない!?」
眩星かんな:「えっ、あっ……いや」
巣ノ森リゼル:「ハァ、ハァ……助かった。ビール火山とストリッパー工場の夢を見ていました」
眩星かんな:「大丈夫そうだ、良かった」
眩星かんな:「だけど、みんな後でシャワーを浴びた方がよさそうだ」
七星ミルキ:「小人さんの国みたいに埋まってる」
巣ノ森リゼル:「それよりもサレナさん、先程私のことを友達と……!?」
葛城サレナ:「あっあっ」
葛城サレナ:「ごっごめん……ごめんね。つい……友達呼びしてもいいかなって……」
葛城サレナ:「いいかな? イヤだったらすぐやめるから! 本当!」
巣ノ森リゼル:「それって……仲良しってことですか!?」
眩星かんな:「吊り橋効果だね」
巣ノ森リゼル:完全に吊り橋効果でサレナを親友だと信じ込んでいる!顔を殴られまくった結果血流が上がりっぱなしだ。
葛城サレナ:「な、仲良しだ……よ! リゼルさん、"説得"以外はすごくいい人だし……オトナだし、落ち着いてるし……!」 吊り橋効果には全く気づいていない。
葛城サレナ:「……落ち着いてる? 落ち着いてるかな……まあいいや」
巣ノ森リゼル:「ありがとうございます……私も、その……サレナさんの強くて決断力があるところ……すごく素敵だと思ってぇ……」
眩星かんな:「(いい雰囲気だ。思ったより効果あるのかもしれない、吊り橋)」
七星ミルキ:「ふふ、二人ともこれでなかよしですね」
葛城サレナ:「あの……それで、今の怪獣は……?」
葛城サレナ:「倒した時になんか変なチップ落ちてなかった……?」
巣ノ森リゼル:ユセニアの方を見る。
ユセニア:「ああ、これなんなんスかね……? 食べられなさそうっすね」 チップを拾って観察した後、放り出す。
ユセニア:「さあ、試食会の準備するぞ~」
巣ノ森リゼル:「あはは、試食会をするみたいですね。私達は早いところ次の仕事に向かいましょうか」
眩星かんな:「ひとまず、任務完了だね。お疲れ様……っと」
葛城サレナ:「あのチップ、ほっといていいのかな。めちゃくちゃ怪しいと思うけど」
七星ミルキ:「おっとと」放り出されたチップをキャッチする。
巣ノ森リゼル:「ミルキさんが拾ったみたいです」
眩星かんな:「ユセニアちゃんも知らないみたいだったけど。どれどれ」ミルキちゃんの手を覗き込む。
七星ミルキ:「何でしょうね、コレ?」
七星ミルキ:手のひらに乗せて見せる
葛城サレナ:「製造学区のロゴとか刻印されてないのかな」
レチ:「……悪いんだけど、それ、ちょっと捨てないでもらってもいい?」
GM:不意に、背後から声がかけられた。
レチ:息をきらせた文化祭実行委員会、レチが立っていた。
葛城サレナ:「さすがにそんな間抜けじゃないか……うわっ」
七星ミルキ:「わっ」
巣ノ森リゼル:「おや、レチさんいたのですか」
巣ノ森リゼル:「いたのならさっきちょっとくらい加勢していただければよかったのに……」
眩星かんな:「レチちゃん。見ての通り、小麦は無事収穫したよ」
レチ:「ぎ、ぎりぎり……間に合った……」
眩星かんな:「その様子だと、緊急事態でもあったかい」
レチ:「こ、小麦はいいんだけど……いや、良くはないけど、そうじゃなくて……」
七星ミルキ:「あはは……なにか心当たりが?」
七星ミルキ:白いハンカチを取り出して包むようにチップを扱う。
巣ノ森リゼル:「手短にお願いします。あまりこの場に残ってるとスパゲティ・モンスターを試食させられてしまうかもしれません」
七星ミルキ:「凄いお疲れですね……お水飲みますか?」ペットボトルを渡す。
レチ:「あ。ありがと……」
レチ:「そのチップ、たぶん最近のハッキング騒ぎの原因になってるやつだと思う……」
巣ノ森リゼル:「え!?これがですか」
葛城サレナ:「えっ」 チップを見る。
レチ:「……うん。AIの暴走とか、その系統の事件が多かったでしょ?」
七星ミルキ:「そうですね、先程のサーバールームもそういう話でしたね」
レチ:「外部からのハッキング……ってか、もっと簡単に言うと、外部から持ち込まれた技術だよ」
レチ:「このノヴァリスのバックドアを抜けるように調整された……だから、つまり……」
レチ:「ファルスハーツの」
七星ミルキ:「そ、外からですか!?」
眩星かんな:「…………」
葛城サレナ:「AIを狂わせるチップ……みたいなものを、物理的に埋め込んだってこと?」
葛城サレナ:「ハッキングって、こう……遠隔でプログラムを乗っ取ったりするものなんじゃないの?」
レチ:「そう。間違いない……と思う。外部から侵入されてる……ノヴァリス内で活動するための端末も、目撃されてる」
レチ:「普通はそうだね。遠隔で乗っ取った方が安全……でもなんでかわかんないけど、」
レチ:「粘菌ネットワーク式の機械端末使って、このノヴァリスで活動してるのは確実」
眩星かんな:「品種改良が直接的な暴走の原因ではなかったということか」
巣ノ森リゼル:「し、しかし仮にそうだとしたら大事件ですよ。最高生徒会やグレート・バビロンにでも連絡したほうがよいのでは……!?」
眩星かんな:「一応、私達先生は最高生徒会の顧問なんだけどね……」信頼されているかはさておき。
七星ミルキ:「そうですね……ちゃんとした手続きは大事ですし」
レチ:「一応連絡してるけど、いまどこもそれどころじゃないし、間に合うかわからない。最高生徒会も別件で動いてるみたいだし……」
レチ:「キングダムなんて、例のアホみたいに超デカい破壊兵器が接近してるんだって?」
七星ミルキ:「な、なんですかそれ?」
葛城サレナ:「あっ、噂になってるやつだね。なんか総出で相手してるって」
七星ミルキ:「そんなことになってたんですか……」
レチ:「たぶん、セキューオウのAIを乗っ取ったのもそいつだ」
レチ:「外から来たファルスハーツのエージェント」
レチ:「所在も目的地もわかったから、なんとかしたいんだけど……それがちょっと」 ミルキを見る。
レチ:「私たちには手を出しづらいというか、把握困難な場所で……」
葛城サレナ:「?」 ミルキちゃんを見る。
七星ミルキ:「……手を出しづらい場所?」みんなに視線を向けられて背筋をピンとしてる
レチ:「カタコンベ」
レチ:「地下墓地……。セキューオウ財団のドローンやAIスタッフを引き連れて、そこに向かおうとしてる」
七星ミルキ:「…………えっ!」
レチ:「理由はわかんない……あそこ、迂闊に踏み込んでも迷うだけだと思うんだけど……」
葛城サレナ:「地下墓地って、一番ハッキングやらなにやらと無縁なところだよね。なんでだろ?」
巣ノ森リゼル:「どっ、どういうことですか!?わざわざAIを乗っ取って、カタコンベに向かって……」
巣ノ森リゼル:「何か得をすることなんてあるんでしょうか!?外部の……FHエージェントかなにかが?」
七星ミルキ:「そ、それは困ります。あの場所には壊しちゃいけないものがいっぱい……!」
レチ:「追いついて、止めるのが一番だと思う。道案内は、合コン委員会の人がいるし……」
レチ:「いま追いつけるとしたら、私たちしかいない。たぶんね」
巣ノ森リゼル:「ミルキさん、カタコンベに何かとてつもないクレジットデータだとか、封印された古代兵器だとかが眠っているなどという伝説に心当たりは……?」
七星ミルキ:「い、いえ……あ、こっそり集めた漫画が全巻揃いましたけど、外なら多分普通にありますし……」
GM:当然、そのような噂話は無数にありすぎてよくわからない。
眩星かんな:「なるほど。情報教えてくれてありがとう」
眩星かんな:「じゃあ行こうか。ミルキちゃん、カタコンベまでの誘導お願いできる?」
ショミン:「ゆ、許せませんわ!」
ショミン:「わたくしの地位を奪い、勝手にスタッフを動員するAI……!」
巣ノ森リゼル:「ショミンさん……いえ、デスワさん。お気持ちお察しします……」
ショミン:「そしてそれをハッキングした邪悪な外の人間!」
巣ノ森リゼル:「そうでした。そもそもこれはデスワさんの名前を騙った別人による冒涜的行為!」
巣ノ森リゼル:「目的がなんであれ許してはいけません!」
ショミン:「冒涜的行為には報いを! 処刑いたしますわ!」
巣ノ森リゼル:「いいアイデアです!罪には罰を……すなわち暴力を!それがすがる末日姉妹会です!」
レチ:(あっ。いつの間にか入信している……)
葛城サレナ:「うん。手勢を全部カタコンベに投入してるんだから、これはチャンスだよね」
葛城サレナ:「行こうショミンちゃん。全部ぶっ倒して名前を取り戻すチャンスは今しかないよ!」
ショミン:「たしかに……! やってみせますわ! 人間は、AIに負けない!」
巣ノ森リゼル:「そうだ!もしかしてこれはサレナさんにとってもチャンスなのではないですか?」
葛城サレナ:「はえっ?」
巣ノ森リゼル:「合同カタコンベといえば、ノヴァリスの多くの生徒達にとってとても重要な施設です。宗教とかそういうことではないのですが――」
巣ノ森リゼル:「カタコンベへの襲撃者を撃退したなら、いくらあのグレート・バビロンとはいえ評価が上がること間違いないでしょう」
葛城サレナ:「……!」
葛城サレナ:「そう! それ!」
葛城サレナ:「蛇蝎の如く嫌われている《グレート・バビロン》を、ノヴァリスのみんなに愛される組織にする絶好のチャンス……!」
葛城サレナ:「任務が成功したら、ショミンちゃんも"バビロンのサレナちゃんが協力してくれました"ってちゃんと広告打ってね!」
巣ノ森リゼル:「ミルキさんの顔をチラシに一番大きく書いたりしないでくださいね。いくら顔がいいとはいえ……」
七星ミルキ:「チラシとか作るんですか……?」
七星ミルキ:「あのー、ええと、清掃するのは私達なので穏便にお願いしますね……?」困ったように笑う
眩星かんな:「……先に謝っておけばいいのかな?」
七星ミルキ:「あっいえ、そんな、大丈夫です!先生にご苦労はかけられませんし、仕事なので!」
眩星かんな:「そんな。先生は生徒に迷惑掛けられるのが仕事なのに……職がなくなっちゃう……」
七星ミルキ:「えっ、じゃ、じゃあ先生にもご迷惑をおかけするように……あれ?」
眩星かんな:「そう、それでよし。よろしく頼むよ」
七星ミルキ:「は、はい!かんな先生っ」
眩星かんな:「いい返事。────そう。それと、レチちゃん?」
レチ:「ん、あ、はい?」
眩星かんな:「うさんくさいグレート・バビロン所属の転校生に、教団のボスに、大人の先生」
眩星かんな:「信頼してくれてありがとう」
レチ:「……いや、それは……まあ、悪かったよ」
レチ:「ここで起きてる大騒ぎ、ちょっと見て来ただろ?」
レチ:「ああいう連中が毎日毎日どっかでなんかやってるから……」
レチ:「どっかで身構えてる部分あるんだ。たしかにね……」
レチ:「あんたたちみたいな奇人変人もいるんだなって感じだ」
眩星かんな:「そうだね。ご存じの通りノヴァリスはあっちもこっちも治安が悪くて大騒ぎだけど」
眩星かんな:「その状況に甘んじず、人の助けになろうとしたり、人を思いやれる生徒達はいっぱいいる」
眩星かんな:「一方で私は、彼女達を応援するためにここにいる。今だってそう」
眩星かんな:「レチちゃん達文化祭実行委員を助けるために、皆が一丸になってる」
レチ:「うん……」
眩星かんな:「そのことを、記憶の片隅にでも覚えておいて」
眩星かんな:「今度、私達が困ったら助けてくれたりすると、嬉しいな」
眩星かんな:「行動は意志を通じて世界を変革する」
眩星かんな:「信じあい助け合うことは、きっとノヴァリスの未来にとって良いことだからね」
レチ:「ノヴァリスを良くするとかってのは、正直私にはピンと来ない。でも……」
レチ:「あんたたちは、ブラックマーケットの厄介事を収拾してくれたからな」
レチ:「……助けるよ。少なくとも今回は、ウチの管轄で起きてる事件だ」
レチ:「やってやる」
眩星かんな:「うん。いい子いい子」屈託のない笑顔で、レチちゃんの頭を優しく撫でる。
レチ:「子供みたいな扱いすんのやめろよな……」
眩星かんな:「(子供だからね)」
巣ノ森リゼル:「かんな先生……」指をくわえてその様子を見ていた。
眩星かんな:「ん」振り向く。
巣ノ森リゼル:「そういう説教的なことを先にされてしまうと」
巣ノ森リゼル:「教団教祖の私の立つ瀬がないのですけど……」
眩星かんな:「先生の特権でもある。こればっかりは譲れないな」
眩星かんな:「それより……」とつとつ、と。リゼルちゃんの目の前まで近寄って。
眩星かんな:「リゼルちゃん、頬の痛みは大丈夫?」
巣ノ森リゼル:「あ、はい……こうしたことにはもう慣れっこでして」
巣ノ森リゼル:「爆発事故が起きれば私だけが吹き飛ばされ、銃撃事件があれば全弾私に命中し……」
眩星かんな:「"慣れる"っていうのは良くないな」そっと、彼女の頬に触れて。
巣ノ森リゼル:「あっ先生……急にいけません」もじもじとする。
眩星かんな:「触手にビンタされた時、痛がってたでしょう?」
眩星かんな:「君が他者へ尽くすために自己を犠牲にする気持ちは、とても素晴らしいことだと思う」
眩星かんな:「だけど、君が痛みを一人で背負おうとする限り」
眩星かんな:「その度に、気丈に振舞って"慣れてしまった"と口にする限り」
眩星かんな:「君のことを守ることが難しくなってしまうんだ」
巣ノ森リゼル:「先生は……やはりノヴァリスにはいらっしゃったばかりなのですね」
巣ノ森リゼル:「守る、とか守られる、といったことは、この学園では、ほんとうなら意味のないことなのです」
眩星かんな:「へぇ。どうしてだい?」
巣ノ森リゼル:「十字冠が破壊されない限り、誰も死ぬことはないのですから」
巣ノ森リゼル:「ですから――誰かを守ることを望む者がいるのなら、その人は自分自身の満足のためにそうしているということです」
巣ノ森リゼル:「先生はどちらですか?」
眩星かんな:「そうだね。私も、自己満足がモチベーションの大半だ」
眩星かんな:「子供が好きだから手助けする、守る。君達が住むノヴァリスがより良くなればと願う」
眩星かんな:「十字冠のシステムについても重々承知だ。身体に生命の危機が訪れれば強制的に飛ばされるんだったね」
巣ノ森リゼル:「はい。ずっと……長い間、私達の社会には死が存在していませんでした」
巣ノ森リゼル:「同時に、外の世界のどこよりも、死がありふれた社会と言い表すこともできます」
巣ノ森リゼル:「死に至る痛み。死に至る苦しみ。そうした経験を持ちながらなお『生き続けている』者は、外の世界には少ないでしょう」
眩星かんな:「そうだね。この十字冠はよく出来ている。出来過ぎている」
眩星かんな:「こんな物があるせいで、ノヴァリスには自分の身体を軽んじる生徒が溢れている。リゼルちゃんもそう」
巣ノ森リゼル:「ええ……もしかしたら私達の価値観はもう、外の世界から大きく逸脱したものになっているのかもしれませんね」
巣ノ森リゼル:「かんな先生の私達に接する態度を見て、改めてそう思いました」
眩星かんな:「……ふむ」
巣ノ森リゼル:「ですが先生。それを『治す』ことは、確かで正しいことなのでしょうか?」
巣ノ森リゼル:「私達はオーヴァードの社会を構築するための教育を受けてきました」
巣ノ森リゼル:「そして理想的なオーヴァードの社会があるとすれば、やはりそこにも死は存在しないはずです」
眩星かんな:「ええっと」
眩星かんな:「誤解させてしまったかな。私は別に、君達から十字冠を取っ払って、ノヴァリスから解き放とうとしてるわけじゃないよ」
眩星かんな:「ノヴァリスが現在の生徒社会に至るまでは把握している。君達一人一人が努力し、このオーヴァード社会を生きようとしていることも」
眩星かんな:「ただ、ごめん。私そんな重い話がしたいわけじゃなくて」
眩星かんな:「えいっ」撫でていた右のほっぺを、ちょっと強く抓ります。
巣ノ森リゼル:「ギャッ」
眩星かんな:「痛かった?」
巣ノ森リゼル:「痛い」涙目になります。
眩星かんな:「慣れてないじゃん」
巣ノ森リゼル:「そうですけどぉ……」
眩星かんな:「君が人の痛みから庇おうとして自ら敵陣に突っ込んでいくのを、私が今まで止めたことがあったかい?」
眩星かんな:「君が痛みを心地よく感じるわけでもなく、人を守りたいという善意から起こした行動であることを」
眩星かんな:「私は知っている。なにしろ、私もそういうタイプだったからね」
巣ノ森リゼル:「えっ、そんな……そういう流れの話ではなく……!?」
巣ノ森リゼル:「私が真面目にノヴァリスと外の世界……悲しいすれ違い……みたいな話をしようとしてたのが」
巣ノ森リゼル:「ばかみたいじゃないですか!!!」
眩星かんな:「えっ……ごめん……」
眩星かんな:「でも、本当にそういう話がしたかったわけじゃないんだ。ただ」
眩星かんな:「守るのは構わない。でも、痛かったらちゃんと私にはそう言って」
眩星かんな:「そしたら、私もリゼルちゃんを庇う。でも、痛くなったら今度は助けて」
眩星かんな:「それだけ」
巣ノ森リゼル:「先生……」
眩星かんな:「だって、痛みに慣れ過ぎて快感を覚えてたら庇った私が可哀そうだし……」
巣ノ森リゼル:「先生……さっきから痛い時は正直に言ってました。撃たれてる間とか……」
巣ノ森リゼル:「早く言ってくれれば……」
眩星かんな:「でもさっき繕おうとしたじゃん」
巣ノ森リゼル:「だって終わった後に正直に言っても恨みがましいじゃないですか……」
眩星かんな:「素直に恨んでいいんだよ」
眩星かんな:「私ばっかり陽動させられてずるいって。たまには変わってほしいって」
巣ノ森リゼル:「いいえ、恨みません。すがる末日姉妹会は恨まないための宗教なのです」
巣ノ森リゼル:「代わってほしいのならば、相手が代われるその時にこそ言うべきでしょう」
眩星かんな:「じゃあ私がやるわ」
巣ノ森リゼル:「わかりました。私も、先生とご一緒に戦うことがあるなら……その教えを、実践してみようと思います」
巣ノ森リゼル:「ですが、やっぱり、真面目な話に戻ってしまうのですが」
眩星かんな:「うん?」
巣ノ森リゼル:「先生は私達とは違います。私達が慣れたような戦いでも」
巣ノ森リゼル:「先生だけは『死ぬ』ということを忘れないでいてください」
眩星かんな:「分かった分かった、じゃあ約束ね」
眩星かんな:小指を立てて手を差し出す。
眩星かんな:「リゼルちゃんはちゃんと私に本音を喋ること、私は自分が死ぬのを忘れないこと」
巣ノ森リゼル:小指を絡める。日本発祥の文化だが、そういう約束の仕草は英語圏にもある。
巣ノ森リゼル:「分かりました。けれど、先生の方は隠し事をすることもあるでしょうか?」
巣ノ森リゼル:「ふふ」
眩星かんな:「ノーコメント。でも、約束はちゃんと守るよ」
眩星かんな:ゆーびきーりげーんまん、うそついたらはりせんぼんのーます。
眩星かんな:「(とは言っても)」
眩星かんな:「(私はもともと、死んでいるようなものなんだけどね)」
巣ノ森リゼル:「先生は宗教にはご興味ありませんか?」
眩星かんな:「私は空飛ぶスパゲッティ・モンスター教の狂信者だよ」
巣ノ森リゼル:「そんな……ではつい先程御神体を……」
眩星かんな:「ていうか、本当に無茶しちゃだめだよ」
眩星かんな:「折角綺麗な肌なのに、傷が残っちゃったら勿体ないから」
巣ノ森リゼル:「えっ!?あっ、ありがとうございます」
巣ノ森リゼル:「……?」



葛城サレナ:「はー、……疲れた」 一息ついて銃のメンテナンスをしている。分解整備ではなく、軽くバレルを掃除するだけの簡単なものだ。
葛城サレナ:「ミルキちゃんも少し休んでおいた方がいいよ。いざって時に戦えなくなるよ」
七星ミルキ:「そうですね。じゃあ、隣を失礼します」
七星ミルキ:こちらも装填機構を持つハンマーの点検をしている。クリームの沼に浸かった部分をメンテ中。
葛城サレナ:「うぇっ」 一瞬ぴくりと反応する。「う、うん」
七星ミルキ:「? 大丈夫ですか? やはり、どこかお怪我を?」
葛城サレナ:「あっいや、そういうのじゃないんだけど」
葛城サレナ:「なんかごめんっていうか……ほら。最初、猫かぶってたでしょ」
七星ミルキ:「猫?……あぁ!」
葛城サレナ:「こういう学校通うの初めてだったから……なんとか理想的な明るい子のカヴァーで行こうと思ってて……」 わたわたと弁明している。
七星ミルキ:「あはは」
七星ミルキ:「なんだかすごく、緊張してるのかな?って思ってました」
七星ミルキ:「転校生だと聞いて、これは私がしっかりしないと、なんて思ってたんですよね」
七星ミルキ:「ほら、慣れない環境って、大変でしょう?」
葛城サレナ:「うん。わけわかんない」
葛城サレナ:「ただでさえ学校生活に慣れてないのに。脱獄部とか転売部とか変な部活はあるし」
葛城サレナ:「銃撃とか爆発とかいっぱいあるし。殺人ドローンがうようよしてるし」
葛城サレナ:「変な輪っかもつくし」
葛城サレナ:「変な学園だよ。本当」
七星ミルキ:「それは……そうかもしれませんけど……えぇ」
七星ミルキ:「えぇと……後悔とか、しちゃいました?」
葛城サレナ:「んー」
七星ミルキ:「……」ドキドキ
葛城サレナ:「…………最初は、した」「なんでこんなところに来ちゃったんだろうって」
七星ミルキ:「うぐ」
葛城サレナ:「スカウトされたグレートバビロンも信頼度がゼロ突破してマイナスに突っ込んでるし……」
七星ミルキ:「そ、そうですね…ブラックマーケットで初手からドローンでしたし……」
葛城サレナ:「本当だよ。その後もサーバールームは吹っ飛ぶし斧は飛んでくるし生体兵器はうろついてるし……生体兵器だよ?」
葛城サレナ:「真面目に、外の世界へ戻る方法を探そうと思ったよ」
七星ミルキ:「いや、普段は、滅多に無いんですよ?……本当に……えぇ…」
葛城サレナ:「ふふ」
七星ミルキ:言葉尻がしぼんでいく
葛城サレナ:「大丈夫。今は違うから」
七星ミルキ:「そ、そうですか?」
葛城サレナ:「うん。こういうメチャクチャな事も面白いってわかったし。グレートバビロンを信頼できる組織にしたいとか、目標もできたし」
葛城サレナ:「何よりもさ。友達ができるのが嬉しいんだ」
葛城サレナ:「年の近い友達、いなかったから。ずっと」
七星ミルキ:「そうなんですか……?サレナさんなら、お友達すぐに出来そうですけど」
七星ミルキ:「真面目で、頑張ってますし……リゼルさんともお友達になってましたよね?」
葛城サレナ:「あれはリゼルさんが優しいだけだよ! あの人はヘンだけど、でも、ちゃんと他人の動きとか……そういうのを見てるから」
葛城サレナ:「シスターで悩み相談役だからだろうね。私一人だったら、お友だちなんて全然作れていない。きっと」
七星ミルキ:「そうなんです。いつもそうやって、まっさきに動ける人でして。凄いですよね」
葛城サレナ:「…………ミルキちゃんは?」
葛城サレナ:「わたしは、……まああちこちおかしいし、狂ってると思うけど」「それでも、このノヴァリスが気に入ってきてる」
葛城サレナ:「ミルキちゃんは、ここに来たこととか、ここで暮らしていることを後悔したりはしていないの?」
七星ミルキ:「私ですか?」
葛城サレナ:「うん」
葛城サレナ:「ちょっと暮らしただけだけど、わかる。メサイアは他と比べてもだいぶフリーダムな校風でしょ」
葛城サレナ:「もうイヤだな、出ていきたいな……とか、思ったりはしないの?」
七星ミルキ:「あはは、そうですね……実は結構自由な校風なんです、メサイアって」
七星ミルキ:「私、子供の頃はよく覚えてないんですけど……もっと厳格で、やることも時間も管理されてるみたいな、そういう環境だったので」
葛城サレナ:「えっそうなの。メサイアと真逆じゃん」
七星ミルキ:「そうなんですそうなんです。だから、覚えてないというより、覚えることがなかったんですかね?」
七星ミルキ:「だからででしょうか……自分でやりたいことを見つけたり、大事なものを守るために、どうすれば良いのかとか考えたり」
七星ミルキ:「そういうの、結構、楽しいんです。私」
七星ミルキ:「……いえ、頭を抱えることも多いんですが、それはそれとして……」
葛城サレナ:「わかるよ。面倒事に巻き込まれても、なんだかんだで楽しそうだもんね。ミルキちゃんは」
七星ミルキ:「あはは、そう見えてましたか。お恥ずかしい」
七星ミルキ:「……ノヴァリスにも、昔は男の子達が居たって聞きました?」
葛城サレナ:「!?」
葛城サレナ:「いたの!?」
葛城サレナ:ぺらぺらと紙の学園案内をめくる。「そ、そんなのどこにも書いてなかったと思うけど」
葛城サレナ:「あっいや、これかな。"ノヴァリス年表"……」
七星ミルキ:「居たんです。ただ、いろいろあっていなくなって……その人達のために、共同墓地を守ってるのが『合同カタコンベ保全委員会』なんです」
葛城サレナ:「"ノドス学区消失"──でいいんだっけ」
葛城サレナ:「そっか。カタコンベは、そういう事件で消えた人たちのお墓でもあるんだ」
七星ミルキ:「です。男の子たちがごっそり居なくなったんですけど、その中の一人に、私も懐いてまして」
七星ミルキ:「お兄ちゃん、なんて呼んでたり。昔は危なっかしい子だったんでしょうね、私」
葛城サレナ:「え」
葛城サレナ:「でも男子生徒って、ごっそり消えたって……」
葛城サレナ:「……」
葛城サレナ:「その人も?」
七星ミルキ:「………はい」
七星ミルキ:「それはもうショックで、その後も何度か捜索は続けられて……まだ見つかってないんですけど」
七星ミルキ:「いつか再会したときに、メソメソ泣いたままだったら、なんていうか……」
七星ミルキ:「恥ずかしい、ので。後悔とか、してる暇はないのです………みたいな」
七星ミルキ:「長くなりましたが、こちらの表明はそんな感じでいかがでしょうか……?」
七星ミルキ:ついつい語りすぎたのか、少し恥ずかしそうに頬を染める
葛城サレナ:「ふふっ。ふふふ」
七星ミルキ:「な、なぜお笑いになりますか」
葛城サレナ:「"ノヴァリスに馴染む"、"友達をたくさん作る"、"グレート・バビロンの信頼を回復する"──この事件で色々目標ができたけど」
葛城サレナ:「もう一個目標ができたよ。ミルキちゃん」
七星ミルキ:「? なんですか?」
葛城サレナ:「──"ミルキちゃんのお兄ちゃんを探す"」
葛城サレナ:「ミルキちゃんは、私にたくさんよくしてくれたから。今度は私にも手伝わせて!」
葛城サレナ:「大丈夫。オーヴァードはそう簡単に死んだりしないから、どこかで生きてるよ。絶対」
葛城サレナ:「探して、再会して、それで、成長したミルキちゃんを見てもらおう!」
七星ミルキ:「む、むむむ……!堂々と言われるとちょっと恥ずかしいですね……!」
七星ミルキ:「でも、はい。お料理だっていろんなのマスターしてますから。見せつけちゃいます」
七星ミルキ:「サレナさんも一緒なら、心強いです」
葛城サレナ:「よしっ! そうと決まれば、こんなAIの暴走事件なんてささっと片付けないとね!」
葛城サレナ:「メンテ手伝うよ! あのね、こういうどろどろは油を使うと落ちやすくてね」
七星ミルキ:「あっ、ありがとうございます!」
葛城サレナ:「当然油をそのまま持ってくるわけにはいかないから、バイク用のチェーンルブを……」 一緒にメンテナンスを始める。
七星ミルキ:「油ですか……?あっ、なるほど、そういう……」
七星ミルキ:メンテナンス用の布の端切れを取り出して、デコレーションするようにワイワイと話が盛り上がっていった。



GM:ロイス、調達が可能です。調達チャンスはあと1回だけあります。
巣ノ森リゼル:慎重に……慎重に調達しなければ
葛城サレナ:防具よし、回復よし、武器よし
巣ノ森リゼル:ヒャア!照準器!!三度目の正直だ~~ッ!!
葛城サレナ:ブルーゲイルか照準器か、他のみんながほしいものかな~
巣ノ森リゼル:能力訓練:社会を使用!!!!
眩星かんな:私ももう欲しいものないかな
巣ノ森リゼル:6dx+5>=20
DoubleCross : (6DX10+5>=20) → 8[2,2,4,5,6,8]+5 → 13 → 失敗

巣ノ森リゼル:だめだあ~~ッ
七星ミルキ:照準器か、マイナーで攻撃を上げるホローポイント弾を狙おうかな
巣ノ森リゼル:おわり
七星ミルキ:固定値チームなのでとりあえず照準器
GM:ソラリスパワー…
七星ミルキ:実は照準器の難易度は…15!
巣ノ森リゼル:そうだったんだ
七星ミルキ:そのようです
巣ノ森リゼル:どっちみち財産ないから買えないけど
七星ミルキ:正しく見据えればこれこの通り
七星ミルキ:3dx+4>=15
DoubleCross : (3DX10+4>=15) → 8[4,6,8]+4 → 12 → 失敗

七星ミルキ:だめですね。
葛城サレナ:財産は!?
眩星かんな:なるほどね
七星ミルキ:3点ちょうどあります!ジョイナス!
七星ミルキ:七星ミルキの財産を3(→ 3)減少 (3 → 0)
葛城サレナ:ブル……照準……
七星ミルキ:スコープ付きハンマーになります。ガシャーン
葛城サレナ:ブルーゲイルを狙います。
GM:スコープ付きハンマー!?
巣ノ森リゼル:合体ハンマー武器!
葛城サレナ:4dx+1=>20
DoubleCross : (4DX10+1>=20) → 10[2,7,8,10]+8[8]+1 → 19 → 失敗

葛城サレナ:財産1使って購入。買えた!
眩星かんな:じゃあ照準器にしようか 目標15
七星ミルキ:おぉ~
葛城サレナ:これで万が一、先手を取って確実に爆殺したい相手が出てきた時も大丈夫です 多分
眩星かんな:4dx+4>=15
DoubleCross : (4DX10+4>=15) → 9[2,4,7,9]+4 → 13 → 失敗

GM:OK
葛城サレナ:-/七星ミルキ/○友情/不安/ロイス
眩星かんな:財産点2使って購入。リゼルちゃんにぱす
眩星かんな:残11。これで以上
七星ミルキ:あ、照準器ならサレナちゃんかな?
巣ノ森リゼル:私は使わないのでサレナちゃんに横流しします
眩星かんな:あっそうなんだ
眩星かんな:じゃあサレナちゃんに
葛城サレナ:やった!
GM:OK~
葛城サレナ:転売屋価格じゃない照準器が流れてきた! ガルム(STALKER)に使用します。
葛城サレナ:攻+1。今度こそ以上です。
GM:GOOD
GM:では、残りのコイン交換

★ミッション報酬
文化祭十字コイン×4:NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」取得 
文化祭十字コイン×1:「バディムーヴ(粗悪品)」を入手 ※使い捨てのバディムーヴ。3個まで取得可能。
※1)NPCカード「文化祭実行委員会・レチ」は、2枚取得すると「”ドライキューブ”レチ」となって性能が上昇します。
★所持コイン数:5

GM:NPCカードとバディムーヴ(粗悪品)、でよろしいでしょうか?
葛城サレナ:再臨……させましょう!
眩星かんな:おけまる~
葛城サレナ:良いと思います
巣ノ森リゼル:やったぜ
七星ミルキ:やった~!
GM:OK。「文化祭実行委員会・レチ」が「”ドライキューブ”レチ」に進化しました。

【”ドライキューブ”レチ】
シーン1回。セットアップ時にオートアクションで使用可能。
「ドローン」と名のつくエネミー1体を戦闘から除外する。

GM:メモに張りました。
GM:あと、バディムーヴ(粗悪品)を所持するメンバーを決定してください!
巣ノ森リゼル:そうか、誰かが持たなきゃいけないんだ
巣ノ森リゼル:先生持つ?
葛城サレナ:あっなるほど
眩星かんな:絶対にバディム使わない私かな
巣ノ森リゼル:先生は自分で判定しないから
眩星かんな:じゃあ頂きます
七星ミルキ:先生に持ってもらおう
葛城サレナ:そっか。バディムーヴの対象は自分以外だもんね
七星ミルキ:バディムーヴを持った大人。全PCの夢が実現しますね
GM:じゃあ、かんな先生が所持!


◆Middle06◆ノブレス・オブリージュ

GM:全員登場推奨です。ダイスをお願いします!
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を1d10(→ 5)増加 (84 → 89)
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を1D10(→ 9)増加 (62 → 71)
七星ミルキ:七星ミルキの侵蝕を1d10(→ 3)増加 (91 → 94)
七星ミルキ:初めて5以下でたかも
眩星かんな:79+1d10
DoubleCross : (79+1D10) → 79+3[3] → 82

GM:OK



GM:メサイア地区、カタコンベ。地下道。
GM:地上から続く低階層とはいえ、合コン委員会であるミルキの先導がなければ迷ってしまうのは間違いないだろう。
GM:それほど暗く、入り組んだ道だった。
GM:だが、普段は合コン委員会以外は訪れることのない地下道に、いまはいくつもの足音と光源の移動を検知できる。
GM:何かがいる。
GM:向こうが手探りで進んでいる以上、ミルキの先導があれば追いつくことは容易だろう。
葛城サレナ:「こ……この道、本当に合ってるんだよね?」
葛城サレナ:「さっきからずっと同じようなとこぐるぐるしてる気がするんだけど」
葛城サレナ:サブマシンガンにフラッシュライトをつけて進んでます。土地勘は悲しいくらいに無い。
巣ノ森リゼル:「私もカタコンベの奥まで入ったのは久しぶりです……普通に入っても絶対迷うので……!」
ショミン:「うう……暗い……! 暗すぎますわ……!」
ショミン:「ノブレス・オブリージュ精神がなければ挫けていたこと間違いなしですわ」
巣ノ森リゼル:「デスワさん、頑張って……!全ての元凶に直接ご挨拶するまでは諦めてはいけません」
眩星かんな:「……大丈夫そう?」ミルキちゃんに。
七星ミルキ:「皆さん、気をつけてくださいね。この壁の傷は一見目印になりますが、何箇所か同じ傷がついてますので」
七星ミルキ:先頭でLEDカンテラを持ち進む
葛城サレナ:「あぁ、だよね。これ二つ前の曲がり角でも見たと思ったよ……」
七星ミルキ:「ご安心ください。合コン委員会に所属している人は、内部を覚えて初めて単独行動出来るので……」
七星ミルキ:「絶対はぐれないようにしてくださいね!」
眩星かんな:「そうなんだ。すごいね……」当然入るのは初めてなので、しっかりついていきます。
ショミン:「はい! ですわ!」
巣ノ森リゼル:「ミルキさんは合コン委員会の中でも単独行動を許された幹部」
巣ノ森リゼル:「ついていけば間違いありません。はぐれたら全部終わりです」
七星ミルキ:「幹部なんて、そんな……ミチカ委員長と行動することが多いだけなんですけどね、えへへ」
葛城サレナ:「……」 ごくりとつばを飲み込む。時々(ゴミになると知りつつも)細かくちぎった蓄光ゲルを道の端に投げて、目印にしている。
葛城サレナ:「……やっぱりただの地下墓地だよね。何のために敵エージェントはこんなとこ来てるんだろ……」

GM:それでは、先を進むなら《知覚》で難易度9の判定をどうぞ。
GM:全員challengeできます
葛城サレナ:challenge!
巣ノ森リゼル:ウオオ糸目キャラの知覚を見よ
巣ノ森リゼル:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 4[2,4] → 4

巣ノ森リゼル:前が見えないよ~
葛城サレナ:5dx=>9
DoubleCross : (5DX10>=9) → 10[5,5,8,9,10]+1[1] → 11 → 成功

眩星かんな:5dx>=9
DoubleCross : (5DX10>=9) → 9[3,6,7,9,9] → 9 → 成功

葛城サレナ:ヨシ!
七星ミルキ:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 9[3,3,8,9] → 9 → 成功

眩星かんな:OK
GM:前が見えないw
七星ミルキ:ヨシ!
巣ノ森リゼル:リゼル無残
葛城サレナ:やっぱり目を閉じてるから……w
七星ミルキ:wwwww
GM:それではリゼルさん以外は完全に気づきました。
巣ノ森リゼル:全然気付かないぞッ

GM:近づいてくる足音。横手に開いた通路――何かが加速しながら向かってくる。 ――敵襲だ。
ナナカ・アラガタ:「よ」 と、短い呼吸とともに、刃が放たれる。
眩星かんな:「武道家特有の摺り足――――まさか」
巣ノ森リゼル:「あっ、すごく大きくてきれいなちょうちょ!青く発光して……私達を闇の奥深くに導くかのような……」
巣ノ森リゼル:「きれいだな~」フラフラ
葛城サレナ:「げえっ! 出た!」
七星ミルキ:「きゃっ…!?」
葛城サレナ:「リゼルさんちょっと! 防御、防御してーっ!」 物陰に伏せ、牽制射撃。
七星ミルキ:「って、リゼルさん!それは血の気配に反応するタイプなので……!」
GM:リゼルさん以外なら防御できるだろう。
GM:リゼルさんはこのダメージを受けてね。
GM:3d10
DoubleCross : (3D10) → 13[3,6,4] → 13

GM:低い……この回避monsterを始末するには低すぎる
巣ノ森リゼル:ウワーッ!
GM:戦闘前に削っておきたかったが、無理だったか…
巣ノ森リゼル:超絶クリーンヒットし、HPは残り3になりました。
巣ノ森リゼル:そういえば前のシーンでも既に減ってたんだったな
ナナカ・アラガタ:「おっ、防いだ。よかった……」
七星ミルキ:「防────いだんですか!?」
巣ノ森リゼル:「えっ!?」斬られた後から気づく!
巣ノ森リゼル:「防げてないですが!?」
巣ノ森リゼル:「ああっ脇腹からビシャビシャと血が溢れ……青い発光蝶がうれしそうに私の周りを旋回する!」
眩星かんな:「……やぁ、ナナカちゃん。先刻ぶりだね」
ナナカ・アラガタ:「うん。また会えてよかった。……」
ナナカ・アラガタ:「仕掛けてから気づいたけど、先生とあんた」 サレナを示す。 「VIP待遇で連れてかなきゃいけないんだった」
葛城サレナ:「なんでそういう大事な事を忘れて攻撃してくるの!?」
巣ノ森リゼル:「ねえ、なんで私攻撃されたんですか?」
七星ミルキ:「多分、先生たちの直線上にリゼルさんがでちゃったからでしょうか……」
ナナカ・アラガタ:「あんまり記憶力よくないんだよね……」
眩星かんな:「AIって人材の適正は判別付かないのかなぁ」
巣ノ森リゼル:「何も考えずにAIの依頼を受ける人がこの人くらいしかいなかったのでは……」
眩星かんな:「一理ある。リゼルちゃんに30眩星ポイント」
七星ミルキ:医療キットからリゼルさんの止血の用意だけする。
七星ミルキ:「先生から何かしらのポイントが……」ガーゼと消毒液。
巣ノ森リゼル:「ミルキさん、この蝶、病気を媒介したりしないですかね?」吸血されている。
七星ミルキ:「大丈夫です、そういうのは率先して対処してますから…!」
巣ノ森リゼル:「そういうのもいるんだ……こわ……」
葛城サレナ:「念のためにナナカちゃん……ナナカさん……?に聞いておきたいんだけど」
ナナカ・アラガタ:「まあ、ごめんってことで。……あ、なに?」
葛城サレナ:「ついていきたくない、って言ったらどうなるの?」
ナナカ・アラガタ:「それは、困るな……といっても、無傷じゃ難しそうだし……」
巣ノ森リゼル:「……サレナさん!ナナカ・アラガタへの説得をお願いします!私には絶対無理……!今あらためて理解しました!」
葛城サレナ:「私も説得できそうにないよ! 狂戦士だよ!?」
葛城サレナ:「えっ」
七星ミルキ:「相手はサレナさんが目的みたいですし……なんとかお話を……」
七星ミルキ:「無理ですかねぇ…」
眩星かんな:「さておき、こちらも色々とやらなきゃならないことがあって。分断されると困るんだよね」
眩星かんな:「そのうち、君の依頼主の所にも挨拶に行こうとは思う。それじゃあだめかな」
ナナカ・アラガタ:「んん……私の依頼主っていうか、逆に聞きたいんだけど」
ナナカ・アラガタ:「二人は、あの人の仲間じゃないの? 外の世界の、FHのエージェント? と、チルドレンでしょ」
眩星かんな:「……FHエージェントと、チルドレンね」
ナナカ・アラガタ:「てっきり、協働してるもんだと思ってたけど。違うわけ?」
眩星かんな:「仲間じゃないよ。世界ってのは思ったよりも広いもんでね」
眩星かんな:「同じ目的を持ってても違う思想で動いてることはザラなんだ。逆もまた然り」
葛城サレナ:「違う、と思うけど……私はひとりでノヴァリスに送り込まれてるし」
葛城サレナ:「そもそも、"あの人"じゃわかんないよ」
ナナカ・アラガタ:「あの人……は、そうか。たしかに私もコードネームしか知らないな……」
ナナカ・アラガタ:「なんだっけ?」 振り返る。そこには――
七星ミルキ:「せ、説得に不向きですね……」
葛城サレナ:「!」
???:「……”シャムガル”」
シャムガル:「インペリウム・セルの”シャムガル”です。ようやく接触できましたね、お二方」
巣ノ森リゼル:「あ!ブラックマーケットで見た……セキューオウAIを乗っ取った偽セキューオウ!」
葛城サレナ:「……やっぱり知らない人じゃん!」 両手のサブマシンガンを向ける。
葛城サレナ:「な、なに? なんなの? ようやくって、そんなに私と先生に会いたかったの? なんで?」
巣ノ森リゼル:「待ってくださいサレナさん!お話を聞きましょう……もしかしたら話し合いで解決できるのかも」
葛城サレナ:頭に?マークが乱舞している。
眩星かんな:「直接お出ましってワケだ。一体なぜ私達にコンタクトを?」
シャムガル:「チルドレン・葛城。エージェント・眩星」
シャムガル:「現地に先行して潜入しているエージェントがいるのは幸運でした」
シャムガル:「協力を要請します。特にエージェント・眩星。本ミッションへ協力するなら、あなたへの指名手配は取り下げることも可能です」
葛城サレナ:「……先生指名手配されてるの!?」
眩星かんな:「指名手配?今、そんなことになってるの?」
七星ミルキ:「むむ……外でのつながり、なのでしょうか?」
シャムガル:「手配されていないと認識していたのですか?」
眩星かんな:「いい感じに事故死扱いで時効になってると思ってた」
シャムガル:「それは驚きました。FHはそれほど愚か者の集まりというわけではありません」
眩星かんな:「愚か者ではないけれど、私とはまるで相いれなかった」
巣ノ森リゼル:「しかし、ミッションへの協力報酬としてFH自体の指名手配を取り下げられるということは……」
巣ノ森リゼル:「あなたはかなり権限の大きなエージェントで、重要性の高いミッションに取り掛かっているとお見受けします」
巣ノ森リゼル:「一体何が起こっているのですか?」
七星ミルキ:「かんな先生は外で一体何を…!?」
シャムガル:「いくつものセルを壊滅に追い込んだ。著名な詐欺師のようなものですよ」
眩星かんな:「まぁ……そうだね、うん。否定はしない」
シャムガル:「今回も、彼女たちを欺いてなんらかの利益を取得する想定だったと推測しています」
葛城サレナ:「むっ。先生はそういう人じゃ……ない、はず」 後半はちょっと自信がない。
七星ミルキ:「むっ……」
七星ミルキ:「なんだか、こう……失礼なことを言われてませんか?」
巣ノ森リゼル:「あ!私の名前は巣ノ森リゼルです。宗教にご興味があるのでしたらぜひ……」
シャムガル:「彼女の認識の通り。本件は極めて重大なミッションです」
シャムガル:「ノヴァリス。この神秘の箱庭。FHはUGNによってこの庭が隠滅される前に、必要な成果物を確保すべきだと考えています」
シャムガル:「我々、インペリウム・セルも同様に。神秘は公開されるべきもの。それがFHの信じるべき理念」
シャムガル:「そうではありませんか、チルドレン・葛城」
葛城サレナ:「まず一個言っておくけど」
葛城サレナ:「私はエージェント! エージェントだから! いつかマスターエージェントになって、アギト先生のように強くなるの!」
葛城サレナ:「その上で言うけどね。私はこの学園がそれなりに気に入りつつあるの」
葛城サレナ:「めちゃくちゃだし、殺人ドローンはうろついてるし、生体兵器は生まれるし、銃撃戦も爆発も多いけど……」
葛城サレナ:「"確保するべきだと考えています"くらいで、私を口説けると思わないでよね!」
七星ミルキ:(……改めて聞くと、物騒な場所ですね!)
シャムガル:「理解できない部分が多いですね」
シャムガル:「いくらなんでも、FHを敵に回そうとは思っていないでしょう? それがどれだけ残酷な結果を生むか、あなたたちが一番わかっているのでは?」
シャムガル:「あなたはまだ子供です、チルドレン・葛城」
シャムガル:「役目を果たしてください」
葛城サレナ:「……こんの……!」 "チルドレン"呼びに眉をひそめる。
眩星かんな:「理解できないか。そうか」
眩星かんな:「いくら聡明なAI様と言っても、彼女の言葉に込められた信念を理解するまでには至らないか」
ショミン:「そ……そうです! AI! AIの暴走!」
ショミン:「いますぐ私に主導権を返しなさい! AI反逆罪でアシモフの刑に処しますわよ!!!」
巣ノ森リゼル:「そうです!そもそもあなたがデスワ・セキューオウを名乗り反逆的な行為を取ったのが悪い!」
眩星かんな:「確かに彼女は子どもだけど、立派な目標があり、そのため能動的に行動し、このノヴァリスで生きようとしている」
シャムガル:「目標? FHを裏切ることが?」
シャムガル:「眩星かんな。あなたもいずれその生徒たちを使ってノヴァリスを壊滅させることが目的でしょう」
シャムガル:「あなたの言動は、私たちの目的に異を唱えているように見えます」
シャムガル:「なぜですか?」
眩星かんな:「……そうか。そうか。外からは私、そんな風に見えてるんだ」
眩星かんな:「皆。ちゃんと相手に知ってほしいことは言葉にしないと伝わらない。気を付けてね」
シャムガル:「では、あなたは協力しないと?」
眩星かんな:「ええっと、”シャムガル”だったね。申し訳ないけれど」
眩星かんな:「私は君のFHセルに付き従う気はないし、特に指名手配を取り下げて欲しい訳でもない」
眩星かんな:「以上。理由が必要かい?」
シャムガル:「あまりにもあなたにとってメリットがない」
シャムガル:「あなたにとっては、いずれ破壊するべき箱庭でしょう。なぜ協力を拒む必要が?」
眩星かんな:「そうだろうなぁ。私の事、FHセルから資本金を根こそぎ奪い去って壊滅させた詐欺師だと思ってるんでしょ」
シャムガル:「違う、と主張したいのですか」
眩星かんな:「そこから間違い」
眩星かんな:「この!!」「眩星かんなが!!!」
眩星かんな:「お金なんかのために命張ってFH相手に4回も横領するわけないじゃん!!!!」
シャムガル:「ますます理解できません。単なる混乱を意図した発言ですか? ならば、あなたの目的は?」
眩星かんな:「目的と手段が逆!!私はお金が欲しいからFHセルを潰すような真似をしたんじゃなくて」
眩星かんな:「FHセルを潰したいからお金を奪ったの!!」
眩星かんな:「だって、あいつら子どものことモルモットかハムスターだとしか思ってないんだもん!!」
シャムガル:「……理解できません……」
眩星かんな:「やれ人体改造してオーヴァード能力の発展だの、UGNを潰すために兵器として教育するだの」
眩星かんな:「そういう、子どもが望んでない未来を強要する集団にもーーーーーーーーーーーうんざりしたんだわ!!!!」
眩星かんな:「でも、私の能力は組織を直接潰す力がないから、セルリーダーに取り入って重役ポジションについて」
シャムガル:「なんて……」
シャムガル:「衝動的な……」
眩星かんな:「セルの資金を適当な恵まれない子供のための基金に投げつけて潰したの!!!」
眩星かんな:「1回すれば一生遊んで暮らせる額でしょ!!でも、私はそれが目的じゃないから4回くらいやったの!!」
シャムガル:「私にはわかりません。あまりにも衝動的で刹那的」
眩星かんな:「で!!!!紆余曲折あってこのノヴァリスに辿り着いたんだけど」
眩星かんな:「私、めっちゃ子ども好きなんだワ!!!だから、この子どもが大人を打倒して、自立して社会を成り立たせて」
眩星かんな:「必死に毎日を生きようとしている生徒達の力になりたくて、毎日睡眠3時間で汗水垂らしながら働いてるんだワ!!」
シャムガル:「……まったく非合理的ですね」
眩星かんな:「……だから」
眩星かんな:「私はこの子達を裏切ろうとしていない。貴方のFHセルに付く気は毛頭ない」
眩星かんな:「これでどうかね。理解できたかい?」
シャムガル:「ますます理解できませんでした。その末路が、無残な敗北に終わるとわかっていても……」
シャムガル:「それを主張するとは」
シャムガル:「私はノヴァリスの経済活動を掌握するロードマップがあります」
シャムガル:「また、それ以上の支配の手段も」
眩星かんな:「大体さぁ。なんでそっちが勝つって決めつけてんの?」
眩星かんな:「支配、支配って。この子達がどうやってノヴァリスを手に入れたか知らないでしょ」
眩星かんな:「そういう、FHが無理矢理押し付けた支配を――――打ち砕けたからに決まっているでしょう!」
眩星かんな:「はい!!交渉決裂!!もう聞かない、耳、三百六十五日休日!!」
シャムガル:「……救いがたい……」
眩星かんな:ぎゅーっと両耳を手で塞いでアピールします。
ショミン:「先生のおっしゃることは難しくてよくわかりませんが、大賛成です!」
ショミン:「私のありあまる財産! お金! 資金! マネーを返しなさい!!!」
巣ノ森リゼル:「私も同じく分かりませんが、そもそも!」
巣ノ森リゼル:「あなたがセキューオウ財団を乗っ取ったことについてはどう償ってくれるんですか!?」
巣ノ森リゼル:「目的とか……組織とかの話より、まずその行動!どうにかしてくれませんか!」
シャムガル:「乗っ取る? それは表現が誤っています。バージョンアップというべきです」
巣ノ森リゼル:「バージョンアップですって!?」
シャムガル:「Se9-01。経済管理システム1号機」
シャムガル:「Se0-00。経済管理システム試作型のあなたより、本格的な機能が実装されています」
ショミン:「……えっ?」
巣ノ森リゼル:「ど、どういうことですか!?意味が……」
七星ミルキ:「その言い方ですと、まるでもう一人……」
眩星かんな:「……待った。それは」続けようとして、口を噤む。
シャムガル:「旧型機であるあなたは、必要性が失われたということです」
葛城サレナ:「……"乗っ取り"じゃなかったんだ」
ショミン:「そんな……」
ショミン:「わたくしが?」
巣ノ森リゼル:「ちょ、ちょっと待ってください!セキューオウ財団はデスワさんが作った財団なんですよ!?」
巣ノ森リゼル:「そんなことあるわけがないじゃないですか」
眩星かんな:「(――道理で、名簿に名前がなかったはずだ。AIの乗っ取りによる一時的な措置だと考えていたが)」
シャムガル:「そのように設定されているのですね。合理的です。自我の喪失を防ぐためには、それが最適……」
シャムガル:「キングダム連合学院。彼女たちが動いているのが、何よりの証拠」 シャムガルはきみたちの背後を指差す。
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「いたぞ!!! Se9-00、および01、発見!」
葛城サレナ:「……」 後ろに目をやる。
巣ノ森リゼル:「そんな馬鹿な……」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「指差し確認!」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「Se9-01ヨシ! Se9-00ヨシ!」
救伐騎士:「Se9-01ヨシ! Se9-00ヨシ!」
七星ミルキ:「あの意匠は、キングダムの……!」
眩星かんな:「……鎧のエンブレム。なるほど、"円卓議会"第三席の」
眩星かんな:「騎士王率いる"救伐騎士団"か!」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「この勝利と、AI素体の回収をもって、任務の成功と名誉を騎士王様に捧げる!」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「来月の御傍係は、私がいただく! ゆくぞっ!」
巣ノ森リゼル:「くぅ……!」キングダムの部隊が動いているということは、確かな情報なのだろう。個人単位で動いていた自分達よりは遥かに。
巣ノ森リゼル:「デスワさんは渡しませんよ!!」
巣ノ森リゼル:「彼女は私達の教団に救いを求めに来た迷える子羊!」ショミンを庇おうとする。
ショミン:「そんな……私が……」
ショミン:「私がAI?」
巣ノ森リゼル:「デスワさん!いえ、ショ……」
巣ノ森リゼル:「ショミンさん……AI……だったんですか?」
ショミン:「そ、そんなはずは……」
ショミン:「そんな馬鹿なこと、ありえるのですか? わたくしが、AI……?」
GM:このシーン中、ショミンは行動不能となります。
眩星かんな:守らなきゃ……
ナナカ・アラガタ:「……あ。話、終わった?」
ナナカ・アラガタ:「半分寝てた……いいね。敵がいっぱいいる……」
葛城サレナ:「まったく終わってないよ。私、まだシャムガルに言い返せてないし」
葛城サレナ:「言い返せてないけど……いいや。シンプルに行こう」
葛城サレナ:「返り討ちにする」
シャムガル:「あなたはもっとも愚かな選択をしています、チルドレン・葛城」
シャムガル:「百狼セルからは、そのようなことをするために派遣されたのですか?」
シャムガル:「こんな、無謀な戦いを」
眩星かんな:「そうだね、サレナちゃん」
眩星かんな:「行動を以って、君の確固たる覚悟と意志を見せつけてやれ」
葛城サレナ:「……本当に」
葛城サレナ:「あなたには言いたいことがたくさんあるんだ。シャムガル」
葛城サレナ:「私を子供だって言った事も。エージェントでなく"チルドレン"と呼んだことも」
葛城サレナ:「私の故郷の百狼セルの名前を出すことも、色々いいたくてさ……何から言おうか迷ってるんだけど……」
葛城サレナ:「ほら、見なよ。周り」「もうみんな限界でしょ?」
葛城サレナ:「今にも誰かがトリガーを引きそうだ。だから今は、この一言だけ返すよ」
葛城サレナ:サブマシンガンを抜き放ち、構える。
葛城サレナ:「かかってこい」
巣ノ森リゼル:「私も……私もわかりません!どうすればいいんでしょうか、こういう時……!?」
巣ノ森リゼル:「仲良くなれたのに……ずっとデスワさんのために頑張ってきたのに……」
巣ノ森リゼル:「彼女が本当はAIだったとしたら……どうすればいいのでしょうか……」
七星ミルキ:「……落ち着いてください、リゼルさん」
七星ミルキ:「サレナさんの言う通り、状況はシンプルです」
七星ミルキ:「……誰も彼も、静謐を司るカタコンベで自分の事情ばかりで相争うこの状況────」
七星ミルキ:「合同カタコンベ保全委員会の現場代表として、見過ごせません」
七星ミルキ:「ここは争う場ではなく、語らう場」
七星ミルキ:「それが出来ない方から、大人しくしていただきましょう────皆さん」
七星ミルキ:「協力、してくれますよね」
眩星かんな:「勿論だとも。私は、生徒の味方だからね」
巣ノ森リゼル:「私は……全然分かりません……デスワ……ショミンさんがAIだなんて、いきなり言われて……」
巣ノ森リゼル:「そんな悩みをどうやって救えるのか……」
巣ノ森リゼル:「けれど!私がやりたいことははっきりしています!」
巣ノ森リゼル:「ショミンさんは絶対に渡しません!!」背中の音響兵器を起動する!
巣ノ森リゼル:「皆が善き人でありますように!」



GM:ミドル戦闘を開始シマス。
葛城サレナ:GMロボだ
GM:互いのエンゲージは、こんな感じ!

ナナカ・アラガタと愉快なドローンたち
      |
     5m
      |
    PCのみなさま
      |
     5m
      |
  救伐騎士団のみなさま

GM:第1ラウンド。セットアップです。行動がある人は宣言をお願い致します。
GM:また、NPCカード・レチを使用する場合は対象を指定してください。
葛城サレナ:セットアップは特になし。
GM:ちなみにエネミー側のセットアップは驚くことに一切ありません
葛城サレナ:レチ・アタックはどうしましょうかこれ。一体だけ強そうな強襲ドローンにご退場いただく?
葛城サレナ:クライマックスに取っておくっていう手もあるけど、こういうのは使えるうちに使ったほうが良いという噂もあるし……
眩星かんな:シーン1回だから、クライマックスも使えるはず
GM:シーン1回にランクアップしたので、クライマックスでも使えます!
葛城サレナ:シーンなんだ! じゃあ強襲ドローンに退場してもらおうぜ!
七星ミルキ:すごい!
GM:強襲型ドローンのかっこいいところを見たくないんですか!
眩星かんな:やっておしまい!自分はセットアップ無し。
GM:あ、忘れてた。強襲型ドローンは《爆裂重力》を使います。
葛城サレナ:退場してもらおうぜ!!
GM:強襲型ドローンの攻撃力が100上がりました。
葛城サレナ:なにが爆裂重力だ!
七星ミルキ:こわい
七星ミルキ:退場していただく!
七星ミルキ:こちらもセットアップなし。
GM:ひ、ひどい……未曾有の攻撃力が……
葛城サレナ:ということで、珪素さんも……たぶんいいかな? よければレチちゃんを強襲用ドローンに使いたいです。
巣ノ森リゼル:大丈夫です!私もセットアップはありません。
GM:なむ…
葛城サレナ:オラッ退場しろ!
GM:では、強襲型ドローンは…爆裂重力を使用したまま破壊されました。

レチ:「でかいのは、私がやる……」
レチ:「あと、よろしく」 不可視の重力場が、レチと強襲型ドローンを隔離する。
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「総員、前進! 突撃! 成長! デスワ・セキューオウを確保しろ!」
救伐騎士:「SAY YES!」
葛城サレナ:「ありがとうレチ。こっちは任せて」
葛城サレナ:「責任持って片付けるよ」
眩星かんな:「成長……?」
ナナカ・アラガタ:「うーん、いっぱいいる……どこから斬ったもんかな」
眩星かんな:「とにかく、挟み撃ちに甘んじてる場合ではないな」

GM:イニシアチブ。
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:インフィニティウェポン+スピードクリエイト(練成の掟)
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「ゆくぞ! 今日の必殺剣!」 ミアナの手に巨大な大剣が発生する。
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「……不届き者スレイヤー!」
葛城サレナ:「日替わりなんだ……」
巣ノ森リゼル:「このーッ!不届き者はあなた方です!神もそうだそうだと言っています!」
七星ミルキ:「はい、そのために事前の対策が利かない厄介な剣……と聞きました!」
眩星かんな:「なるほど、なるほど?そいつは厄介だ!」

GM:手番はナナカくんから。
GM:強そうなサレナ&ミルキのどちらかから選んで攻撃します。
GM:1d2
DoubleCross : (1D2) → 2

GM:サレナちゃん。
七星ミルキ:シナリオロイスの絆が…!
葛城サレナ:シナリオロイスパワ!
ナナカ・アラガタ:を、ターゲットに、マイナーで《陽炎の衣》を使用する。
葛城サレナ:うわっ
七星ミルキ:隠密アサシン!
ナナカ・アラガタ:メジャーでコンセ+ガラスの剣+光の舞踏+疾風剣+見えざる死神(デスストーカー)+さらなる波+かまいたち
葛城サレナ:どっかで見たことあるコンボだな~
ナナカ・アラガタ:10dx7+10 おりゃ~~~ッ
DoubleCross : (10DX7+10) → 10[1,2,3,3,4,4,5,6,7,9]+10[2,7]+10[10]+4[4]+10 → 44

GM:サレナさんはリアクションをどうぞ。ドッジする場合、回避ダイスは-12です。
葛城サレナ:ダイス不足でドッジ不可! ガード値0でガードします。
葛城サレナ:しますというか、できないけど強制的にガードになるというか……
GM:カバーリングなどあればどうぞ~
眩星かんな:カバー要ります?
葛城サレナ:どうしようかな。貰えるなら嬉しいかも
七星ミルキ:先生が領域持ちだから融通ききそうね
葛城サレナ:いや、でもん~
葛城サレナ:もらいましょう
GM:OK。カバリングどうぞ
葛城サレナ:カバーはやっぱり無しになりそうです。素受け!
GM:りょうかい!
GM:ではダメージ。
ナナカ・アラガタ:5d10+39 諸々有効
DoubleCross : (5D10+39) → 27[1,8,8,6,4]+39 → 66

GM:ミドルだとあんまり火力でない
葛城サレナ:十分ですって! リザレクト。
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を1d10(→ 8)増加 (89 → 97)
葛城サレナ:ぐええええ
GM:では、ここで演出入れておきます。ちょっと会話含む。

ナナカ・アラガタ:「メサイアの生徒会に、新人が入ったって聞いてた。けど……」 すでに刀は抜いている。だらりと垂らすように構える。
ナナカ・アラガタ:「それがあなた。で、あってるよね?」
葛城サレナ:「そうだよ。それなりに珍しいらしい、"転入生"──」 サブマシンガンを向ける。 「買われたのは」
葛城サレナ:「戦闘能力!」 一斉射。迷わず足を狙った。
ナナカ・アラガタ:「それは最高」 弾丸、の速度よりも、踏み込みの方が早い。放った弾丸は、ナナカの足に当たる前に”何か”と衝突した。
葛城サレナ:急所に一度や二度当てたところでオーヴァードはそう簡単に死なない。一方で、足さえ止めてしまえば戦闘不能にまで追い込むのは容易だ。
葛城サレナ:そう思ったからこその足狙いだったが……。
葛城サレナ:「!」
ナナカ・アラガタ:ばっ、と空気の爆ぜる音。
ナナカ・アラガタ:ナナカが斬り込んできた、と思ったとき、サレナは回避より先に殴られたような衝撃を受けるだろう。
ナナカ・アラガタ:「グレート・バビロン。その一角を斬るっていうことは、メサイアを斬るってことと同じ」 衝撃に遅れて、斬撃がサレナを切り裂く。
葛城サレナ:「こいつも……!」
葛城サレナ:「(ハヌマーンか……!)」 後半は言葉にならない。かろうじて急所をかばう形で斬られた。
葛城サレナ:「はあ、はあっ……前からメサイアを斬ってみたかったって?」
ナナカ・アラガタ:「そう。なかなか機会がないから……」 牽制の打撃と、斬撃を織り交ぜる。そういう剣術であるようだった。
ナナカ・アラガタ:「探してたんだ。もう一段階、強くなれそうな相手」
葛城サレナ:「……最初に会った時はごちゃごちゃしてて、そのあたりを聞けなかったんだけど」
葛城サレナ:「そのために毎回脱獄して、毎回雇い主を探しているの?」
葛城サレナ:「大変じゃない? それ」
ナナカ・アラガタ:「そうだね……大変……」
ナナカ・アラガタ:「もう放っておいてくれればいいのに」
ナナカ・アラガタ:「自由が一番。そう思わない?」
葛城サレナ:「ふふっ」
葛城サレナ:「自由になれる手。あるよ」
葛城サレナ:立ち上がる。「もっとも自由な学園の、もっとも権力のある組織に来るんだ」
ナナカ・アラガタ:「おっ。立った」
葛城サレナ:「私の目標は、"グレート・バビロンを、みんなからきちんと尊敬される組織にすること"。……当然、武力介入の必要も増える」
葛城サレナ:「ナナカみたいに腕の立つ人は、ぜひ欲しい」
ナナカ・アラガタ:「わかんないな……学校ってそんなにいいところ?」
ナナカ・アラガタ:「窮屈じゃないの」
葛城サレナ:「どうなんだろう。私も来たばっかりだし、断言はできないかも」
葛城サレナ:「特にこのノヴァリスは無駄に広いし、治安も悪いし、戦闘は多いし、変人ばかりだし……」
ナナカ・アラガタ:「後半はいいところばっかりに聞こえる」
葛城サレナ:「やっぱり感性おかしいって!」
葛城サレナ:「でもさ。戦いしか知らなかった私にも友達ができたんだ」
葛城サレナ:「一緒に戦ったり、事件を解決したりしてくれる友達がね。……いいところだよ、きっと」 銃を向ける。
葛城サレナ:「だから宣言するよ」
葛城サレナ:「私はこの戦いに勝って、ナナカをバビロンにスカウトする」
葛城サレナ:「──嫌なら、全力で抵抗してみせて!」
ナナカ・アラガタ:「おお……」
ナナカ・アラガタ:「いいね。ゾクッと来た。全力でかかってこい、みたいな台詞って……」
ナナカ・アラガタ:「憧れてたんだ。久しぶり。じゃあ、遠慮なく……」
ナナカ・アラガタ:「限界で息が上がって脳が焼け付いて心臓爆発しそうってぐらい、の感じで、いかせてもらおうかな……!」

GM:手番は救伐騎士団長ミアナへ。
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「うなれ! 不届き者スレイヤー! 今日の獲物はそこだ!」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:マイナーで戦闘移動。PCたちにエンゲージします。
GM:ターゲット。サレナちゃん以外
GM:1d3
DoubleCross : (1D3) → 2

GM:ミルキちゃんですわ
七星ミルキ:あたし!
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:メジャーでコンセ+カスタマイズ+咎人の剣
葛城サレナ:ミルキ兄!
七星ミルキ:女子です!
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:9dx7-1
DoubleCross : (9DX7-1) → 10[3,4,5,6,7,7,8,8,9]+10[3,4,6,9,10]+4[4,4]-1 → 23

GM:や、やった!回った!
葛城サレナ:ワンチャン?
GM:リアクションどうぞ~
葛城サレナ:🐶
七星ミルキ:回避狙ってみましょう
GM:cute
七星ミルキ:4dx-1>=23
DoubleCross : (4DX10-1>=23) → 10[2,3,3,10]+7[7]-1 → 16 → 失敗

七星ミルキ:結構頑張りましたわ
眩星かんな:おしい
GM:今度はカバーリングはいかが?
七星ミルキ:リザ貰ったら100超えそうだからお願いしたいかも!
巣ノ森リゼル:領域使うなら私にミルキさんをカバーさせてください。一番侵蝕低いので
七星ミルキ:リゼルちゃん!
眩星かんな:《領域の盾》でカバーリング。リゼルちゃん……すまねぇ!侵蝕86
巣ノ森リゼル:ウワーッ!
GM:咎人をこらしめるこの剣を受けてもらおう
七星ミルキ:トガ・ブレード!
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:3d10+44
DoubleCross : (3D10+44) → 19[6,8,5]+44 → 63

救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:諸々有効!
巣ノ森リゼル:お前……俺がゲームを面白くしてやったのに……
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を1D10(→ 5)増加 (71 → 76)
七星ミルキ:近くにいましたので…
巣ノ森リゼル:もちろん死に、リザレクトいたしました。
GM:ちょっと演出

救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「メサイアの悪党ども! 我が校のかわいい超AIを放せッ!」 突撃しながら、おそろしく巨大で無骨な大剣を叩きつけてくる。
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:その動き自体はたいしたものではないが、とにかく大きくて……攻撃半径がやたら広い!
七星ミルキ:「私のハンマーより大きめ……!まずいですね!」
七星ミルキ:巨大な剣を受け止めようとハンマーを盾に構えて備えています
救伐騎士:「ああっ!やった!団長が珍しくターゲットに命中!」
巣ノ森リゼル:「ミルキさんあぶなーい!」
七星ミルキ:「リゼルさん!?」
巣ノ森リゼル:「先生!支援をお願いしますーッ!」
巣ノ森リゼル:叫びながらもう攻撃半径に飛び込んでいます。大剣斬撃をまともに食らう!
救伐騎士:「……しなかった!」
眩星かんな:「リゼルちゃん……"跳ね返せ"っ!!」
眩星かんな:言霊による後方支援。平時よりも痛みは軽く、斬撃も弾く形で往なせるはずだ。
巣ノ森リゼル:「ぎゃふん!」
巣ノ森リゼル:だが切断には至っていない……!別の力の干渉があったためだろう。
七星ミルキ:「わぁ!?」
七星ミルキ:弾かれた反作用で飛び込んでくるリゼルを受け止める。
巣ノ森リゼル:「ハァハァ……それでも強烈な打撲でアバラの一、二本はいっちまいましたが……」
巣ノ森リゼル:「今のは素晴らしいコンビネーションでした、先生!」
眩星かんな:「ありがとう!ただやはり、騎士団を放っておくのもまずいな」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「うぬ~~~っ」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「ちゃんと当たってもらいたい! いまいい感じで突撃できたのに!」
七星ミルキ:「せめてちゃんと狙いましょうよ……!周りが壊れたらどうするんですか!」
巣ノ森リゼル:「あなたもいきなり突撃してこないでくださいよ!!」
巣ノ森リゼル:「今……それどころじゃない!デスワさんのことで真剣に悩んでいるのがわからないのですか!」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「黙れメサイアの蛮族ども! 我が校のAI生徒をいじめたな? 見ろ! すっかり怯えて停止してしまっているではないか!」
巣ノ森リゼル:「怯えているのはアイデンティティの危機に陥っているからです!私にはわかります……!」
眩星かんな:「……私が何とかしてみる。皆は前方を頼む!」
七星ミルキ:「えっ、ですが先生……あの人数、大丈夫ですか?」
眩星かんな:「任せてくれ。さっきちらっと言ったけど、組織を先導するのは経験が豊富なんだ」
眩星かんな:「信じてくれるかい?」
七星ミルキ:「……なるほど、さっきの!」
七星ミルキ:「はい、先生がそう仰るなら、信じます」
巣ノ森リゼル:「あんまり豊富であるべきでない経験のような気もしますが……お願いします!」
眩星かんな:笑みで返して、隊長らしき騎兵に突進していく。

GM:では、手番は眩星かんな先生へ。
眩星かんな:はーい
GM:行動どうぞ~
眩星かんな:マイナーなし
眩星かんな:メジャー《風の渡し手》+《エンジェルヴォイス》、そこに【説得】を噛ませる。
GM:ワン…
眩星かんな:対象は葛城サレナと、ミアナ・ラットワース!
巣ノ森リゼル:いいな~
GM:つまり、ミアナに対する説得は自動成功するということ
眩星かんな:次判定のダイス+3個とC値-1!そして説得自動成功!
眩星かんな:侵蝕93で以上
眩星かんな:大丈夫そうなら、演出頂きます~
GM:では、演出どうぞ!

眩星かんな:「──君が、この部隊の隊長だな?」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「ふっ。よくぞ見抜いた!」
眩星かんな:「そりゃあ、一番掛け声が大きいから……」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「救伐騎士団執行部隊長の中でもトップクラスの真面目さを誇るのが、この私!」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「ミアナ・ラットワースとお見知りおきいただこう!」
眩星かんな:「ご丁寧にどうも。ノヴァリス職員室の"星室庁"所属、眩星かんなだ」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「星室庁だと? 先生ではないか! ……ごきげんよう!」
眩星かんな:「知ってくれていてよかった。流石は"円卓議会"第三席、騎士王の部隊長ということか」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「よくご存じだな」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「ならば、邪魔をしないでもらいたい!」
眩星かんな:「生徒の顔を見ただけで名前と所属が分かる体質にされたもんでね。さておき」
眩星かんな:「ミアナちゃんの言うAI生徒……私達の側に付いている子の方だが。私達は、彼女に依頼を受けてここに立っている」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「なんだと? そんな馬鹿な……我が校のAI生徒が助けを求めたというのか」
眩星かんな:「詳細は省くが、対峙する側のAI生徒に謀反を受けたので、それを取り返すためにメサイア生と私で尽力している最中だ」
眩星かんな:「それほど、彼女が追い詰められていたということだ。だが、君の言う通り本来はキングダムの管轄だろう」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「そっ、それを信じろというのか」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「なぜ最初に我が校の生徒相談室に相談してくれなかったのだ! 水臭いぞ!」
眩星かんな:「そ、その手の奴は周知しないと中々利用して貰えないから……」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「先生を信じろというのか……大人の先生を!」
眩星かんな:「信じるか信じないかは君次第だが……この戦いをミアナちゃんに委ね、私達はその手伝いをさせて貰えないだろうか」
眩星かんな:「考えてもみて欲しい。最高生徒会の新規組織のコネを作り、尚且つこの迷えるAI生徒を救ったという功績は」
眩星かんな:「きっと、騎士王様もお喜びになるはずだ!!」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「……!」 ガーン
眩星かんな:「私も救伐騎士団の勇気ある突撃に敬意を表し、職員室内の朝会議で10分くらい『いや~~カッコよくて強くて憧れちゃうなぁ~~』ってスピーチする!!」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「……一つだけ。メサイアの連中と手を結べというのなら……信頼できる証がほしい……」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「先生のサインによる保証書だ! それがあれば納得するッ! 撤収を約束しよう!」
眩星かんな:「あっ、撤収するんだ」
眩星かんな:「それならそれで。サイン書くの初めてだなぁ~~いやぁ、緊張するなぁ……」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「カタコンベを戦場にすると後々が大変に厄介なのだ……できればこのことも内密に願いたい」
眩星かんな:「なるほど、流石は救伐騎士団隊長。視野を広く持ち合わせ、先見に優れている」
眩星かんな:「……よっと。こちらでいいだろうか」とりあえず手持ちの紙にそれっぽい保証文を書いて手渡します。
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「よし! たしかに頂戴した! ……諸君!」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「今日の必殺剣を改訂する! 不届き者スレイヤーあらため………」
救伐騎士団執行部隊長 ミアナ・ラットワース:「平和メーカーだ! ……撤収! 落としてきたパン屑を辿って、カタコンベ入口で待機するぞッ!」
眩星かんな:「平和メイカー……」
救伐騎士:「撤収~~~~! 毛糸玉の糸を辿って撤収!」
眩星かんな:「まぁ……どうにかなったので、よし!!」手を振りながら。
眩星かんな:「ワンチャン仲間になってくれないかなぁと思ったけど、これで後方の憂いはなくなった」
巣ノ森リゼル:「だ、大丈夫だったのですか先生……」心配そうに聞く。
巣ノ森リゼル:「あえて口には出しませんでしたが、今のやりとりメチャクチャ詐欺の手口っぽかったような気が……」
眩星かんな:「いや、だって私詐欺師だし……」
葛城サレナ:「でもすごいよ。説得だけで本当に撤退させちゃった」
葛城サレナ:「先生はやっぱりオトナなんだね」
七星ミルキ:「ううん……リゼルさんの怪我の分も、ちゃんとキングダムに請求したい所ですけど……」
七星ミルキ:「先生がいいのであれば……!先生の経歴、本当だったんですね」
眩星かんな:「これくらい、誰でもできるさ。そして、前方の彼らを相手にするのは私には不可能だ」

GM:というわけで、手番はサレナ&ミルキの行動値7チームです。話し合って仲良く行動順を決めてね。
葛城サレナ:は~い
七星ミルキ:はーい
葛城サレナ:どうしましょっか。というかミルキちゃん、もう範囲攻撃できたりする?
七星ミルキ:80を超えてるので出来る!
葛城サレナ:サレナとしてはナナカちゃんをはちのすにしたいので
葛城サレナ:分担としてはミルキちゃんが後ろのドローン軍団をスクラップにするのがすごく良い気がする!
七星ミルキ:じゃあ周りを散らしてハニカムなファイアしてもらおう
七星ミルキ:先に動きます!
葛城サレナ:ならミルキちゃん先にいってほしいぜ!
葛城サレナ:ゴーゴー!
七星ミルキ:では手番!まずはマイナーなし
七星ミルキ:メジャー【EX:日々の成果を見せます!】《スキルフォーカス》《神機妙算》
七星ミルキ:5m先のドローンたちに範囲攻撃!
七星ミルキ:4dx10+24+1
DoubleCross : (4DX10+25) → 10[3,6,10,10]+8[4,8]+25 → 43

七星ミルキ:回った。
七星ミルキ:リアクションどうぞ!
GM:範囲攻撃か~!
GM:汎用ドローンどもはイベイジョン14なので命中。
GM:ナナカは一応ドッジ。
ナナカ・アラガタ:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 9[4,4,5,9] → 9

GM:汎用ドローンのうち一体はナナカ・アラガタを行動放棄カバーリングします。
GM:ダメージください!
七星ミルキ:5d10+26+1d10
DoubleCross : (5D10+26+1D10) → 30[4,9,7,4,6]+26+7[7] → 63

七星ミルキ:装甲とか有効の63!
七星ミルキ:七星ミルキの侵蝕を5(→ 5)増加 (94 → 99)
七星ミルキ:七星ミルキのHPを1d10(→ 10)減少 (27 → 17)
七星ミルキ:反動もでかい
GM:そんなもん…ミドルで出していい火力じゃない……
GM:汎用ドローンはすべて吹き飛びました。粉砕です。演出どうぞ。

七星ミルキ:「先生に頼っていただいたのなら、今は集中しなきゃ……!」
七星ミルキ:「まず、お話を聞く前に暴れるのをやめてもらいますからね」
ナナカ・アラガタ:「んん……」
ナナカ・アラガタ:「……ハンマー?」
七星ミルキ:「はい。瓦礫を叩いてよし、地面を固めてよしの必需品です」
七星ミルキ:「ほかには、」ハンマーの柄のポンプアクションを起動。
七星ミルキ:ガションガションガション。頭部のリボルバーが作動し、カートリッジが送り込まれる
七星ミルキ:「こういう事も、できます」ブ オ ッ!
七星ミルキ:ハンマー頭部の巨大な打撃面の裏はすり鉢状の放出口となる
七星ミルキ:オレンジ色の閃光が噴き出し、ロケットエンジンじみた推力が起動
七星ミルキ:バリバリッという紙を引き裂くような音が空気を振動させ、轟音とともにミルキの身体を押し出す。
七星ミルキ:秒に満たない速度でナナカと周りのドローンに接敵
ナナカ・アラガタ:「なるほど……」
七星ミルキ:「"咲いて"!」
七星ミルキ:「────『ひなぎく』!」
七星ミルキ:空気ごと打撃する殴打が、まとめて衝撃となって叩き込まれる
ナナカ・アラガタ:「それは……まともに受けたら、吹っ飛ぶね」 おもむろに汎用ドローンの一つを掴み、遮蔽にする。
汎用ドローン:「ヂヂ」
汎用ドローン:「……ヂッ」 瞬間的に発生した打撃力に耐えられない。なすすべなく、まとめて圧潰する。
七星ミルキ:ブシュウ、とハンマーから水蒸気を上げて着地する。
七星ミルキ:「……むぅ、対処されちゃいました」
ナナカ・アラガタ:「いや……強いんだな……。合コン委員会。よくわからない委員会だと思ってたけど……」
七星ミルキ:「正式名称は合同カタコンベ保全委員会です。なので、あんまりここで暴れないで欲しいのですけど」
七星ミルキ:「ナナカさんは、お話で済ませるつもりはないんですよね?」
ナナカ・アラガタ:「よくわかってる。力ずくで止めてね……」
ナナカ・アラガタ:「それができるなら、見てみたい」
巣ノ森リゼル:「野蛮な崑崙人……!」
七星ミルキ:「先日来た人は大人しくしてくれたのに……!」
七星ミルキ:「……ですが、今回は私一人ではありませんので!」

GM:手番はそのままサレナさんへ。
葛城サレナ:ムン!
葛城サレナ:ナナカちゃんどれくらい装甲あるのかな~
葛城サレナ:というかナナカちゃんはまだ無傷だから、どんなリアクションが来るかわからないんだな
七星ミルキ:さっきは回避してた感じだしね
葛城サレナ:全力でいこ! コンボ『Ab uno disce omnes.』。《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》《ペネトレイト》。
葛城サレナ:ここに先生のバフが乗ります。ダイスは……
葛城サレナ:15dx6+7 こう! 対象はナナカちゃんです。
DoubleCross : (15DX6+7) → 10[1,1,2,2,4,7,7,8,8,9,10,10,10,10,10]+10[2,3,4,4,4,8,8,8,10,10]+10[6,6,7,9,10]+10[2,5,5,6,7]+4[1,4]+7 → 51

GM:C値下がってるのか!
葛城サレナ:ペネトレイトで装甲無視です。リアクションを……しな!
GM:うーん、やはりドッジ系のエフェクトをとっておけばよかった
ナナカ・アラガタ:ドッジ!
葛城サレナ:あっ斬り払いとかないんだ! よかった~
ナナカ・アラガタ:4dx>=51
DoubleCross : (4DX10>=51) → 9[2,6,8,9] → 9 → 失敗

葛城サレナ:というか防御は割と貧弱そうだな……ペネトレイト抜いてよかったかもしれない。ダメージ。
葛城サレナ:6d10+1d10+51
DoubleCross : (6D10+1D10+51) → 34[1,9,9,4,3,8]+7[7]+51 → 92

葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を12(→ 12)増加 (97 → 109)
葛城サレナ:装甲無視です。ガードは有効!
七星ミルキ:パワー…
GM:それはだいぶ削れましたね。リザレクト込みで設定してたHPが大半吹き飛びました。
葛城サレナ:生きてはいるのか……!
GM:演出をどうぞ。

葛城サレナ:す、と三つ指を立てる。
葛城サレナ:「三手で落とすよ。ナナカ」
葛城サレナ:「……"崑崙"で"脱獄犯"なら、耐えてみてよね!」
ナナカ・アラガタ:「正面からの予告。嬉しくなるね……」
ナナカ・アラガタ:「いざ」 踏み込む。迎撃の構えだった。
葛城サレナ:葛城サレナの能力は、並列思考処理と弾薬生成だ。
葛城サレナ:合計四つのトリガーとバレルとマガジンを持ち、葛城の能力に最適化されたFH製サブマシンガン──『ケルベロス&ガルム』。
葛城サレナ:どれか一つがリロードに入っても、残り三つの銃口が必ず火を噴き続ける。相対した敵は文字通りの溶岩溜まりマグマチェンバーに叩き落された気分を味わうだろう。
葛城サレナ:……ましてや、眩星かんなの支援で身体能力が向上した今ならば!
葛城サレナ:「(一つ)」 左で足止めしながら、右で壁面と天井へ射撃。跳弾による180度包囲射撃で、逃げ場を塞ぐ。
ナナカ・アラガタ:「おお……」 地を蹴り、カタコンベの壁を走る。
ナナカ・アラガタ:「避ける、場所が……」 弾丸の雨を、風の拳で撃ち落とす。
葛城サレナ:壁を走るナナカすら的確にエイム。本気で並列思考を発動させた今、サレナの照準は常にナナカを捉え続けている。
葛城サレナ:「(二つ)」 身を沈め、一気にナナカの方へ突進。
葛城サレナ:右の牽制射撃で足を執拗に狙いながら、左で正反対の顔面を狙う。もっとも受けにくい上下同時射撃。
ナナカ・アラガタ:「……ない。撃ち落とす、のも……」 上下の打ち分けにまでは、対応していた。
葛城サレナ:左の下段が弾切れになった。リロード。一瞬の隙を右でカバーし、なお執拗に狙う。
葛城サレナ:そのままナナカの背面へ飛び込む。……隠し銃身。両手のサブマシンガンの『後部』から三つ目のバレルが展開された。
葛城サレナ:「……三つ!」
ナナカ・アラガタ:「これは」 上下の集弾射撃を、旋回させた刃で弾く。が、体勢は崩れた。足が止まる。
葛城サレナ:敵を全く目視しないまま、『そこにいるはず』のナナカに、全マガジンを叩き込んだ。
ナナカ・アラガタ:天井で足が止まった――それは、自由落下の間に一斉射撃をまともに受けることを意味していた。
葛城サレナ:目線で射線を悟られるなら、最初から見なければいい。単独で複数を相手にするなら、全方位に無限の弾幕を張れればいい──
葛城サレナ:これがグレート・バビロンにスカウトされるエージェント、葛城サレナの戦法!
葛城サレナ:「…………」「…………死んだ?」
ナナカ・アラガタ:「お見事……」 弾丸の質量を浴びて、壁に叩きつけられる。だが、動く。
葛城サレナ:「ふへっ」
葛城サレナ:「動くよね。そりゃあ……!」
七星ミルキ:「(あぁっ、壁が……!いえっそれどころではありませんが…!)」
ナナカ・アラガタ:「……いまのは、良かった……これはなんとしても、あれだね……」
ナナカ・アラガタ:「お返ししないと気が済まない」
葛城サレナ:「それはよかった。私も……あの……私を"チルドレン"呼びしてくれたヤツ。あれには色々お返ししたいんだ」
葛城サレナ:四つのマガジンを一瞬でリロードし、空手かなにかのようにサブマシンガンを構えた。
葛城サレナ:「ナナカをブッ倒して、早急に進ませてもらう!」
ナナカ・アラガタ:「なら、それを邪魔させてもらおうかな……」
ナナカ・アラガタ:「全力で!」

GM:手番はリゼルさんに移ります。
巣ノ森リゼル:ウオオ、もう狙える敵が残り少ないぜ
巣ノ森リゼル:ただ、エンゲージは多分されていないはずなので……
GM:リゼルパンチでもいいんですよ!
巣ノ森リゼル:マイナーアクションでまずは5m後方へと退避。
GM:パンチじゃない…
巣ノ森リゼル:しかるのちにリゼルパンチ!ナナカさんをターゲットに《狂乱の一声》をぶちかまします。
巣ノ森リゼル:能力訓練:社会も使う!すると達成値はどうなるか?
巣ノ森リゼル:6dx+29 こうだ~~ッ!
DoubleCross : (6DX10+29) → 10[1,2,2,4,9,10]+8[8]+29 → 47

巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を2(→ 2)増加 (76 → 78)
GM:え~っそんなエフェクト単体打ちで当てられるかなぁ~っ
七星ミルキ:とんでもないぜ
GM:ど根性回避しかないな
ナナカ・アラガタ:4dx>=47
DoubleCross : (4DX10>=47) → 7[3,5,5,7] → 7 → 失敗

巣ノ森リゼル:命中した場合、リゼルへの憎悪を付与!
巣ノ森リゼル:そしてダメージだ!
巣ノ森リゼル:5d10+1
DoubleCross : (5D10+1) → 27[4,6,4,8,5]+1 → 28

GM:おご… 命中です。ダメージをください。
巣ノ森リゼル:今回の出目はかなりいいぞ!どうよ!
葛城サレナ:固定値1とは思えないダメージw
GM:嘘でしょ……
GM:吹き飛びました。こんな……こんな非武術家に……
巣ノ森リゼル:やったぜ。
GM:戦闘不能ダメージです。やっぱり防御能力持っておけばよかった
葛城サレナ:やったー!
眩星かんな:わぁい!
七星ミルキ:やった~
GM:演出どうぞ~

巣ノ森リゼル:「この~~!野蛮な崑崙人が暴れるせいで全然デスワさんを見てあげられない……!」
巣ノ森リゼル:「こうなったら私自らが戦います!先生!サレナさんを私の前からどくように誘導してください」
ナナカ・アラガタ:「野蛮な崑崙人……?」 周囲を見回す。 「どこ? 来てる?」
巣ノ森リゼル:「あなたのことですよッ!」
葛城サレナ:「……えっ私巻き込まれるの!?」 リゼルの凶行を何度も目撃しているので、迅速に範囲外に退避している。
巣ノ森リゼル:「サレナさん!先生の誘導灯に従って……そうそこら辺で……!」
眩星かんな:「は、はい……」恐る恐るリゼルちゃんの指示に従います。
七星ミルキ:こちらもサレナさんの目安になるように適度な距離を取っています。
巣ノ森リゼル:「懺悔の時間を与えます……いくら文明未開にして勉強不足の崑崙人でも愛や絆の心は、あるいはあるやもしれません」
ナナカ・アラガタ:「……なに? 砲撃……?」 刀をぶら下げるように構える。切り落とす。そのつもりの構えだった。
ナナカ・アラガタ:「難しくてわからないけど……これから攻撃するぞってこと?」
巣ノ森リゼル:両手を広げ、敵を懐に受け入れる慈愛の構え。
ナナカ・アラガタ:「形意熊拳?」
巣ノ森リゼル:「あと5秒以内に降伏しないと本当に攻撃しますからね!ごーぉ、よーん!」
巣ノ森リゼル:「さーん!」言うまでもないことだが、隙だらけだ。
ナナカ・アラガタ:「じゃあ、三秒で……」 走る。刃を振るう。
七星ミルキ:「リ、リゼルさん、多分伝わってないような気がしますけど……!」
巣ノ森リゼル:「はいゼロ~~~~!!!」キィン!!!
ナナカ・アラガタ:「吹っ飛ば」
ナナカ・アラガタ:「す?」
巣ノ森リゼル:いきなりカウントがゼロに!!脳を揺らす破壊音声がリゼルの喉から発せられる!
巣ノ森リゼル:交渉が可能な距離にいるということ――それは既にリゼルの射程圏内なのだ。
ナナカ・アラガタ:「……ッ! 音!」
巣ノ森リゼル:それ自体が致命的な殺傷力ではないが、突進のタイミングと重なったとすれば別だ。平衡感覚がかき乱され、加速のついた勢いのままどこかに衝突するだろう。
ナナカ・アラガタ:「まだ……ちょっと……」 ぎぎぎぎぎっ、と壁を擦りながら加速する形になっている。そして、それは限界を迎える。
ナナカ・アラガタ:「これは……全力、見せなくちゃ」 最後の一瞬、サレナに視線を向けた気がする。だが――
ナナカ・アラガタ:ばきっ、と火花を散らし、十字冠が作動した。緊急脱出。
葛城サレナ:サブマシンガンは既にホルスターにおさめている。指を鉄砲の形に変えた。「BANG」
巣ノ森リゼル:「あ~怖かった……急にこっちに来るから」
七星ミルキ:「その割には対処が的確でしたよ…?」
レチ:「こっちも終わったよ。時間かかった……っていうか」
レチ:「”シャムガル”には先行されちまったね」
眩星かんな:「……皆お疲れ様、ひとまず乗り切ったね」
葛城サレナ:「まあ、そうだよね。だいぶ足止めされたし……」
巣ノ森リゼル:「それはおいおい対処するとして……ごめんなさいサレナさん。あの凶暴崑崙魔獣を勝手に倒してしまって……」
眩星かんな:「呼び方に棘がありすぎる」
葛城サレナ:「(魔獣……)」
巣ノ森リゼル:「それでも……デスワさんのほうが心配でした。フリーズしているみたいですけど……意識は戻るのでしょうか」
葛城サレナ:「ううん、いいよ。宣言通り三発で仕留められなかった私が悪いし……それに、そう」
巣ノ森リゼル:ショミンの傍らに屈んで、おなかの辺りを撫でてあげます。
葛城サレナ:「ショミンちゃん……デスワちゃん? が一番心配だよね」
ショミン:「リゼル様。私は……」
葛城サレナ:「……どうしよう? 置いてく?」
眩星かんな:「待って、まだ喋れるだけの意識はありそうだ」
七星ミルキ:「流石に、この状態で放っていくわけにも……」
巣ノ森リゼル:「……デスワさん」
巣ノ森リゼル:「いえ……やはり、ショミンさんとお呼びしたほうがよいのかもしれません」
葛城サレナ:「……」 周囲を警戒しながら、二人の会話を見守ってます。
巣ノ森リゼル:「デスワ・セキューオウがブラックマーケット管理システムとして与えられた名前だとするなら……」
巣ノ森リゼル:「ショミンさんが自分自身の意志で名付けたショミン・ビンボーニこそが」
巣ノ森リゼル:「あなたの本当の名前と思うべきでしょう」
ショミン:「……リゼル様。お話を……」
ショミン:「聞いていただけますか? わたくしの、お話を」
巣ノ森リゼル:「ええ。なんでも聞かせてください……それが私の望みでもありますから」
巣ノ森リゼル:ショミンの手を握ってあげます。他の仲間達には悪いが、まだ少しだけ、この場に残る必要がありそうだ。



GM:ロイスの取得と調達が可能です。最後の調達です。
葛城サレナ:> ・侵蝕率が100%を超えている間、シーンの終了時に侵蝕率を-[10+1D10]する。
100を超えたので、こちらのノヴァリス特殊ルールを使用します。

葛城サレナ:109-10+1d10
DoubleCross : (109-10+1D10) → 109-10+9[9] → 108

葛城サレナ:カス!
巣ノ森リゼル:悲しい
葛城サレナ:次シーンは強制的にお休み! ロイスは残り1枠……ギリギリまで我慢しようかな。
眩星かんな:なんということ
葛城サレナ:照準器を狙っておきます。
GM:アオ…
巣ノ森リゼル:ロイスは何も持ってないし……これは最後の照準器チャレンジかな
眩星かんな:葛城サレナ/○信頼/心配
巣ノ森リゼル:何も持ってないじゃなくて、もう残り枠が何も残ってない
七星ミルキ:ん、計算方法としたらサレナちゃん19マイナスで90では?
巣ノ森リゼル:あっ本当だ カッコの位置がポイントだ
GM:あ、そうそう!
GM:「10+1d10」を減らすので、サレナさんはマイナス19ですね
葛城サレナ:ヌッ
葛城サレナ:あっなるほど!
眩星かんな:めちゃ減った
七星ミルキ:冴えわたるインテリジェンス!
葛城サレナ:えっそんなに減っていいの!?
GM:いいのじゃ
七星ミルキ:10は固定で減らさないと、登場侵蝕より低いと休みまくることになるわけね
七星ミルキ:これが…ノヴァリス!
巣ノ森リゼル:賢いシステムだ
葛城サレナ:カード使いすぎた翌月の預金残高くらい減ってる じゃあ侵蝕は90になりました。
眩星かんな:十字冠いいシステムだ
七星ミルキ:外の世界のカードって怖いなぁ
七星ミルキ:ロイスは満枠です
七星ミルキ:サレナちゃんの複数銃用の照準器か、マイナーでダメージ稼ぐホローポイント弾でも買おうかな
巣ノ森リゼル:まず私が照準器チャレンジをしてみましょう
巣ノ森リゼル:6dx+4>=15
DoubleCross : (6DX10+4>=15) → 9[1,2,3,4,6,9]+4 → 13 → 失敗

巣ノ森リゼル:全部失敗しとる私
葛城サレナ:リゼルさん、照準器を狙うと必ず12とか13が出てる気がする
巣ノ森リゼル:出目が悪いわけじゃないんだけどな
葛城サレナ:ミルキちゃんはホローポイントでいいと思うワンよ! 自分を優先おし~
七星ミルキ:じゃあホロポ!
七星ミルキ:3dx+4>=10
DoubleCross : (3DX10+4>=10) → 4[2,3,4]+4 → 8 → 失敗

七星ミルキ:ふふっ。以上です
葛城サレナ:考えてみると、今さら固定値1が上がったところで大きな差は出なさそうなので
葛城サレナ:ワンチャンガード不可を狙ってみます。ATMランチャー(NC102)。
葛城サレナ:4dx+1=>35
DoubleCross : (4DX10+1>=35) → 8[5,5,6,8]+1 → 9 → 失敗

葛城サレナ:まあ無理!
葛城サレナ:照準器なら買えたな~ まあいいや
眩星かんな:ならATMランチャー。目標値35
葛城サレナ:せっ先生!
GM:火力兵器だ
眩星かんな:5dx+4>=35
DoubleCross : (5DX10+4>=35) → 8[1,1,3,3,8]+4 → 12 → 失敗

眩星かんな:足りない……大人のカード……
眩星かんな:以上です
葛城サレナ:その気持ちが嬉しいょ……
GM:さすがに限界があったようですね…
七星ミルキ:経理担当のタンクが止めに来ちゃったかぁ


◆Middle07◆実在証明

GM:シーンプレイヤーは巣ノ森リゼルさんです。登場は自由。ショミン(デスワ)と会話してもらうシーンです。
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を1D10(→ 1)増加 (78 → 79)
GM:登場される方はダイスをどうぞ~
巣ノ森リゼル:もちろん登場ですわ~!
GM:ほんとに低いな~~!
葛城サレナ:安定して低い……!
眩星かんな:PC1にお任せします~
七星ミルキ:メンタルブレないなぁ
葛城サレナ:かんなちゃんとミルキちゃんはお休みするのかな
眩星かんな:有給休暇を頂きます
葛城サレナ:みんなが出るなら端っこでお話だけ聞いてようかなって思ったけど、じゃあサレナもお休みする!
葛城サレナ:有給使って温泉いってこよっと
七星ミルキ:PC1とシナリオロイスの会話なのでお休みします!壁直しておこう
GM:OK



GM:リゼルから見た彼女は、ひどく憔悴しているように見えた。
ショミン:「……リゼル様。リゼル様は、自分がもしも……もしも作られた存在だったらと考えたことはありますか?」
巣ノ森リゼル:「……考えたことはありません」
巣ノ森リゼル:「特に、ショミンさんのようなかたちで……作られたものだとは。この学園でさえ、多くの人は想像したこともないかもしれません」
ショミン:「こ、滑稽……ですわ……。ノブレス・オブリージュ……貴族の務めだと思っていたことが」
ショミン:「そのように設定されただけの目的だったなんて」
巣ノ森リゼル:「ショミンさん……」
ショミン:「無意味な目的ですわ……」
巣ノ森リゼル:「私の言葉が……慰めになるかどうかなんて、わかりませんが」手を握ったまま。
巣ノ森リゼル:「本当は、全ての人がそうなのかもしれません」
巣ノ森リゼル:「自分だけの目的や信念が確かにあると信じていても、それは……誰かから受け継いだり、教え込まれたりして」
巣ノ森リゼル:「本当は他の誰かの目的を続けているだけの者しか、この世界にはいないのかも……と思うことがあるのです」
ショミン:「……だとしたら……」
ショミン:「自由な意思というものは、この世にあるのでしょうか?」
ショミン:「わたくしは、心を持っているのでしょうか? 作られたことは怖くない。そのことこそが……とても怖いのです」
巣ノ森リゼル:「それはレネゲイドの力をもってしても、断言のできないことです」
巣ノ森リゼル:「このノヴァリスでも……社会人として作られたAIですら徐々に自我を持ち、意識や心のようなものを獲得しつつあります」
巣ノ森リゼル:「かつてはレネゲイドビーイングがそうでした」
巣ノ森リゼル:「けれど今は、誰も彼らに『心がある』ことを疑ってはいません」
巣ノ森リゼル:「ですから……皆がAIの心を認めて――もしかしたら、AIを救う宗教が発見される未来だって、きっとあるのです。ショミンさん」
ショミン:「……心が本当に存在することは、証明できるのでしょうか?」
ショミン:「わたくしに心があることは、どうやって証明すれば良いのでしょう? 皆さんはどうやって証明しているの?」
巣ノ森リゼル:「多くの哲学者がその問いに挑んできました」
巣ノ森リゼル:「けれど、一人でその答えを証明する論理を発見できた人間もいないはずです」
巣ノ森リゼル:「心は本来、存在を証明するものではないからです。互いが互いの心をあると信じて、互いをそのように扱う……」
巣ノ森リゼル:「そのやり取りの中にこそ、私達が心と呼ぶものがあると、私は考えています」
巣ノ森リゼル:「ショミンさんには心があります」
ショミン:「……リゼル様は、信じてくださるの?」
巣ノ森リゼル:「ショミンさんも、私に心があると思ってくださるでしょう?」
巣ノ森リゼル:「それと同じことです」
ショミン:「……では。それならば、わたくしには……やらなければならないことがあります」
ショミン:「Se9-01。わたくしの……妹」
巣ノ森リゼル:「……!」
ショミン:「彼女を証明してあげなければ……なりません……!」
巣ノ森リゼル:「そう……それがショミンさんの……ノブレス・オブリージュなのですね」
巣ノ森リゼル:「そんなことはきっと、あのFHの"シャムガル"だって想像できていないでしょう」
巣ノ森リゼル:「やるべきです!私も最後まで協力します!」
ショミン:「当然ですわ……! 姉として、栄光あるセキューオウ財団の代表として……! あの”シャムガル”から解放してさしあげなくては……!」
ショミン:「わたくしを、あの機体に接続させていただければ、きっと……おそらく……たぶん……!6:4くらいの勝算で……」
ショミン:「妹を解放してみせますわ……!」
巣ノ森リゼル:「結構低い……!けれど、それこそが……」
巣ノ森リゼル:「ショミンさんに必要なことです。人が迷う時は、その迷いを振り切る道標が必要ですから!」
巣ノ森リゼル:「すがる末日姉妹会の場合、それは暴力!ショミンさんの……妹さんとの平和的解決のため、私は邪魔するものを手当たり次第ぶちのめそうと思います!」
ショミン:「リゼル様……! わたくし、感動しております……! これが、リゼル様の信仰の力……! ですが……」
ショミン:「一つ気になるのは、あの”シャムガル”が、妹を使って何をしようとしているのか……」
巣ノ森リゼル:「それは確かに……」
ショミン:「たんなる金策でないことだけはたしかですわ」
巣ノ森リゼル:「転売部への謎の接触といい、ノヴァリスの経済を支配した上で結局何をしようとしているのか……?」首をひねる。
巣ノ森リゼル:「それにこの合同カタコンベの奥深くに潜り込むという謎の行動も不可解です」
ショミン:「たしかに……わたくしの妹にできることといえば――」
アリト:「ああ。おそらく、それは強力な演算機能ですね」
アリト:「目的は宝探しで間違いないでしょう」
巣ノ森リゼル:「え!?誰!?」
ショミン:「えっ」
GM:いつの間にそこにいたのか。きみたちが会話する背後に、一人の男がタブレットを片手に立っていた。
巣ノ森リゼル:「……!あっその顔はまさか!」スマホで検索したゴシップ記事と見比べます。
巣ノ森リゼル:「アリト先生……!この逃げ場のない状況でなんという相手と……」
巣ノ森リゼル:「ショミンさんには手出しさせませんよ!なにかするなら私の方にしてください!」ショミンを庇う。
巣ノ森リゼル:(敵はみんな先に行ったしショミンさんと二人きりで話したいって皆に言っちゃったし……本当に油断してた……!)
巣ノ森リゼル:(皆何してるのかな……今頃楽しくウノでもやってるのかな)
アリト:「危害を加える気はありませんが、大きな誤解があるようです」
アリト:「本当なら、生徒の皆さんにはここまで潜行してほしくなかったのですが……」
巣ノ森リゼル:「それ!めちゃくちゃ黒幕の言い草~」
アリト:「先にみなさんが地上でセキューオウさん、というか”シャムガル”を確保できればそれが最善でした」
アリト:「なにしろ、みなさんにとって非常に危険な状況になりかねなかったもので」
巣ノ森リゼル:「ですが……私達がそれに失敗してしまった今……?」
巣ノ森リゼル:「非常に危険な状況が迫っているということですか?」
アリト:「どうでしょうね。私は懐疑的です。”シャムガル”も疑っていると思いますが……立場としては、そうですね……」
アリト:「私が不在証明を。”シャムガル”は実在証明をしようとしているものが、ここにあります」
アリト:「つまり、『十字冠を破壊する』兵器のことです」
巣ノ森リゼル:「……『十字冠を破壊する兵器』……!!!」息を呑む。
巣ノ森リゼル:見たことはない。多くの生徒はそうだろう。
巣ノ森リゼル:だが名前だけならば、全ての生徒が知っている。そういう兵器だ。
アリト:「ここから先は、眩星先生やサレナさん、ミルキさんが戻って来てからにするべきでしょう」
巣ノ森リゼル:「そうしてくれると私としても嬉しいですが……」
巣ノ森リゼル:「では、もしかしてアリト先生がブラックマーケット周辺で目撃されていたというのは」
巣ノ森リゼル:「FHが『十字冠を破壊する兵器』調査のために潜入していることを察知し、捜査活動を行っていたということですか?」
アリト:「そうですね。……その辺りのことも含めて、お話することにしましょう」
アリト:「事態を深刻化させてしまい、申し訳ありません」
GM:――カタコンベ。それは先の戦いでの死者を弔う施設でもある。
GM:死者の中には、十字冠を破壊する兵器による死亡者も含まれる。それが脅しではなく使われた記録はたしかにある。
GM:では、そこから兵器を復元することは可能だろうか? あるいは、このカタコンベにその兵器、あるいは製造仕様が埋葬されている可能性は?
GM:それを演算し、復元することができるとすれば、ノヴァリスの経済活動を予測するほどの高性能なAIにならば可能だろうか――


◆Climax◆アニュス・デイ

GM:全員登場です。侵食率ダイスをお願いします。
葛城サレナ:ニュス!
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を1d10(→ 6)増加 (90 → 96)
七星ミルキ:七星ミルキの侵蝕を1d10(→ 2)増加 (99 → 101)
眩星かんな:93+1d10
DoubleCross : (93+1D10) → 93+6[6] → 99

巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を1D10(→ 9)増加 (79 → 88)



GM:リゼルとショミンの元にきみたちが戻ると、そこには一人の男が待っていた。
アリト:「あ」
アリト:「お疲れさまです、眩星先生」
眩星かんな:「…………あ」
葛城サレナ:「あっ、アリト先生だ」 お辞儀する。
七星ミルキ:「アリト先生!?いらっしゃってたのですね」
巣ノ森リゼル:「先生~~」
巣ノ森リゼル:「助けてください」
巣ノ森リゼル:困っている。
アリト:「なぜ助けてくださいなのかちょっとわかりませんが、まさかこちらにいらっしゃるとは」
眩星かんな:「よ~う~や~く~現れましたね!今までどこにいたんですか!」つかつかと足早に詰め寄る。
眩星かんな:「結構端末鳴らしたつもりだったんですけど!!」
アリト:「調査です。ブラックマーケットを捜索していました」
七星ミルキ:「映画を買うためだけではなかったのですね……」
巣ノ森リゼル:「それで、これから事情を説明するとのことなんですけど、皆さんが戻ってくるまで待つと言ってて……」
巣ノ森リゼル:「私が目を離して呼びにいくわけにもいきませんし……」
巣ノ森リゼル:「困りました」
アリト:「このカタコンベ、極端に電波が届きにくいようですね。一種のシェルターとして機能していたのかもしれません」
眩星かんな:「それは構いませんけど、貴方がブラックマーケットで行動しているところを第三者が不審がっていました!!」
眩星かんな:「職員室は貴方だけの組織ではないんですから、もう少し黒幕みたいなムーブは控えて貰えませんかっ!!」早口で言い切って、大きく息を吸う。
アリト:「黒幕のようなムーヴをしているつもりはないのですが、結果的に混乱させてしまったかもしれません。セキューオウくんの件は完全に別ルートだと思っていました」
眩星かんな:「ま、まぁ、後でおいおい話させて貰うとして……」息切れ。
葛城サレナ:「いちおう、ブラックマーケットは私たちが一通り調査したつもりだけど……」
葛城サレナ:「わざわざ来たってことは、何か新情報があるのかな」
アリト:「そうですね。新情報……というより、いまは皆さんの方が詳しいかもしれません」
アリト:「とある兵器の設計図について、調査していました」
七星ミルキ:「兵器……?」
アリト:「兵器というのは、つまり、”十字冠を破壊する兵器”です」
アリト:「この件には、できるだけ生徒の皆さんを関与させたくなかった」
葛城サレナ:「あぁ……なるほど」
七星ミルキ:「別件でしたか……それに、そんなものが……?」
巣ノ森リゼル:「転売部でアリト先生が聞き込みを行っていた設計図も、恐らくそれについてでしょう」
アリト:「そうですね。あるかもしれない、という可能性の話でしたが、ちょっとしたことから信憑性が出てきてしまいました」
アリト:「ファルスハーツが干渉してきているからです」
葛城サレナ:「シャムガルは実在証明をしようとしている、ってさっき先生は言っていたけれど」
葛城サレナ:「そうなると、まだ実物はないにしても、いつでも作れるとか……試作品があるとか」
葛城サレナ:「そのレベルくらいには行ってそうな気がするね」
アリト:「あるかないか、というと、必ず実在はするでしょう。あれが使われたからこそ、戦闘は大規模に発展した。現在、それがどこにあるかが問題でした」
アリト:「カタコンベはその可能性がもっとも高い候補の一つです」
巣ノ森リゼル:「そうなんですか?合コン委員会はそのことをご存知だったんでしょうか……?」
七星ミルキ:「カ、カタコンベがですか……?」
七星ミルキ:「少なくとも、私は聞いていません……ミチカ委員長なら、なんでも知っててもおかしくないですけど…」
アリト:「破壊兵器を埋葬する場所としてはふさわしいと思います。簡単に到達できない場所も多いですからね」
葛城サレナ:「……確かに、ここまで来るだけでも凄い時間かかったもんね……」 後ろを見る。もう道は覚えていない。
七星ミルキ:「そ、そうですね。私達が管理してますし、長いこと探しものをする場所でも無いですから……」
アリト:「それに、”シャムガル”……FHの介入者は、死者の十字冠を調査することで、どのような兵器だったかを類推できると考えているようです」
アリト:「まさか、セキューオウくんの財団を乗っ取っているとは思いませんでしたが」
七星ミルキ:「十字冠から……?銃痕から銃を判断する、みたいな感じですか?」
アリト:「そうですね。分析することで、どういう性質の武器なのかがわかると思います」
アリト:「爆弾なのか。剣なのか」
アリト:「それがわかれば、実在に到達できるかもしれない……と、考えていると思います」
巣ノ森リゼル:「そして、推測と実在の間を埋めるものが」
巣ノ森リゼル:「セキューオウAIの演算能力……という理解でよいのでしょうか」
アリト:「そう考えるのが妥当でしょう。事実、”シャムガル”は彼女をオーバーライドしてここまでやってきた」
アリト:「……我々も追っていたのですが、損耗が激しく、一度戻る必要があります」
七星ミルキ:「損耗って、アリト先生もそんなに無理をなさってるんですか……」はらはら。
アリト:「ただ、それでは間に合わないかもしれない……というわけで」 眩星先生を見る。
アリト:「どうでしょう? あなたが引率している方々は、ここから先へ進むおつもりでしょうか?」
眩星かんな:「……皆が進むというなら、最後まで引率を果たすし」
眩星かんな:「居なくても一人で向かおうと思っています」
巣ノ森リゼル:「私とショミンさんは絶対に進みます!決定事項です」拳を振り上げます。
ショミン:「その通りですわ! こんなところで後退するわけにはまいりません!」
ショミン:「妹を……取り戻さなければなりませんから!」
アリト:「巣ノ森くんはやる気のようですね。ミルキくん、サレナくんはいかがですか」
七星ミルキ:「私も行きますっ。案内する人は必要でしょうし……」ちら、とみんなを見て
七星ミルキ:「それに、お友達ですからっ」
葛城サレナ:「シャムガルのやつを一発ぶん殴ってやらないといけないから、私はみんながどうあれ先に進むけど……アリト先生」
葛城サレナ:「さっきオーバーライドって言ってたよね。ショミンちゃんも、妹を取り戻すって言ってるけど」
葛城サレナ:「セキューオウ……ショミンちゃんの妹さんは、本気でシャムガルに協力してるわけじゃないんだよね?」
アリト:「AIとしては人格形成前の段階であるようです」
アリト:「”シャムガル”はあくまでも外部からコントロールし、彼女の素体を通して会話しているにすぎないと見ています」
アリト:「おそらくは例の”機神”と似たような仕組みでしょう」
巣ノ森リゼル:「ヌゥーッ、直接的に殴……救済できないとは許せませんね」
葛城サレナ:「じゃあやっぱり、シャムガルの方をぶん殴ってやらないとだね」
葛城サレナ:「普通に活動すれば、妹ちゃんもこの学園でやりたいことが見つかったと思う。自我のないうちに操り人形にされてるのはかわいそうだよ」
七星ミルキ:「………そうですねっ」
七星ミルキ:「なんでもありますから、この学園」
巣ノ森リゼル:「その通りです!妹さんもまた主の教えを受け入れ、信仰に目覚めるかもしれません」
アリト:「それはわかりませんが……」
アリト:「……引率、お願いできますか。眩星先生」
眩星かんな:「ええ。引き受けました」
眩星かんな:「皆のやる気を応援団長のごとく後押しして、ついでに自分のアレもちょっと発散してきます」
アリト:「わかりました。無理なことは……」
アリト:「……眩星先生の引率なら、必要がなさそうですね。フルパワーでやってしまってください。お願いします」
眩星かんな:「はい。アリト先生も道中お気を付けて」
巣ノ森リゼル:「くれぐれも生徒に妙なことはしないでくださいね」
アリト:「なにか大きな誤解があるようです」
眩星かんな:「さっき言ったのはこういうことですよ。事実はどうあれ、火のない所に煙は立たないんです」ごきごきと首を傾けて音を鳴らす。来たる合戦に備えて準備運動。
眩星かんな:「懲りたら、少しは大人しくしてくださいね」
七星ミルキ:「帰り道も大変ですので、アリト先生も案内役の子から離れちゃだめですよ!」
アリト:「もちろん、私一人では帰還できませんから。……いつも大人しくしているつもりなんですが……」
アリト:「宜しくお願い致します」
葛城サレナ:「アリト先生。せっかく来てくれたから、いっこ質問というか……聞きたいことがあるんだけど」
アリト:「はい?」
葛城サレナ:「FHの理念って、あったよね。己の欲望を最優先しろってやつ」
葛城サレナ:「横の繋がりがひどく薄いFHでも、この理念だけはどこのセルも忘れてないと思う。……合ってる?」
アリト:「そうですね。私もそのように伺っています。それは転校生であるサレナさんの方が詳しいかもしれません」
葛城サレナ:「さっき、シャムガルに言われたんだ。"チルドレンのくせにFHに逆らうつもりか"って」
葛城サレナ:「今回の事件で、私はこの学校で色々やりたいことができた。だからシャムガルの計画は阻止したい……けど、あっちにも欲望がある」
葛城サレナ:「欲望と欲望がぶつかった時、アリト先生ならどうする?」
葛城サレナ:「"ノヴァリス住民ならどうする"でもいいよ」 ちょっと笑う。
アリト:「私の場合は……、……本当の意味で欲望がぶつかることはあるでしょうか?」
アリト:「シャムガルの計画は、計画それ自体が目的ではなく、しかるべきリソースを確保することです」
アリト:「それはサレナくんの欲望とは衝突しません」
アリト:「”よそでやれ”って蹴とばして追い出すくらいで問題ないでしょう」
葛城サレナ:「ふへっ」
葛城サレナ:「よかった。いや、自分の中で答えは出てたんだけど。余計に後押しされた気分」
葛城サレナ:「うん、蹴散らしてくる。ありがとう」
葛城サレナ:ぺこりと頭を下げる。
アリト:「少しでも意味のあることができたなら幸いです。では……」
アリト:「背後は我々が防衛します。後続部隊を遮断することぐらいはできるはずです。……健闘を祈ります」
七星ミルキ:「はい。……アリト先生」
七星ミルキ:「こないだ、委員会で焼いたクッキーが有るんです」
七星ミルキ:「終わったら、一緒に食べたいと思いますので、ご無事でいてくださいね!」
巣ノ森リゼル:「私からもお願いします……!妹さんを救い出す時間はまだあるはずです!」
巣ノ森リゼル:「今から"シャムガル"に追いついて、全員で叩きのめしましょう!」
巣ノ森リゼル:「絆の力です!」



GM:それは、カタコンベの奥まった一角に存在する、広い空間だった。
GM:霊廟、という言葉がふさわしいだろう。大きな碑が存在感を放つ空洞。
GM:数機のドローンと、”シャムガル”――そして、
ナナカ・アラガタ:「ん……」
ナナカ・アラガタ:「追いついてきた。時間切れだよ、”シャムガル”」
シャムガル:「いえ……まだ。まだです」
シャムガル:「この石碑が、教えてくれる。戦いで損傷した数々の遺体……そのすべて……」
シャムガル:「あの兵器で殺された者の眠る場所を、明らかにできる。遺体さえ手に入れば……!」
巣ノ森リゼル:「ウワッ、そういえばこいつがいた!すっかり忘れてた!」恐怖!
巣ノ森リゼル:「"シャムガル"とその仲間だけだと思ってすごいハイテンションになってました……!」
七星ミルキ:「リゼルさんはいつも素直ですねぇ……」
眩星かんな:「落ち着いて。一度は跳ねのけた相手だから」
葛城サレナ:「そういえばそうだ。撤退しただけだったね、ナナカ」 あれだけ蜂の巣にしたのになあと眉をひそめてます。
七星ミルキ:「それで、シャムガル氏でしたか。この場所で騒ぎを起こした成果はいかがですか」
シャムガル:「……間もなく成果が出るはずです。手を引くつもりはありませんか?」
シャムガル:「私はこの領域を統治したい。十字冠を破壊する兵器があれば、それができる」
シャムガル:「あるべき形に整え、他の干渉者を排除し、秩序立った国家を運営できる。それは皆さんにとっても一定の幸福をもたらすはずです」
七星ミルキ:「そうでしょうね。実際、キングダムの方々は強いものによる統治だとも聞いていますし……」
七星ミルキ:「別に平和というわけじゃないので、案外いい形になったりするかもしれません」
シャムガル:「ご理解いただければ幸いです。ならば、邪魔をしないでいただきたい」
七星ミルキ:「では、一つ聞いておきたいんですけど」
七星ミルキ:「"十字冠を破壊する兵器"を手にして、外からの干渉を断って貴方が一番に偉くなったとして」
七星ミルキ:「……貴方が間違えた時は、誰が正すのでしょうか?」
シャムガル:「その必要はありません。私は間違えない……いえ、定義を正確に言えば」
シャムガル:「領域においては、私の行いが法となります。正しい、正しくないということは、私が定めることです」
葛城サレナ:「うわすごっ……本物のディストピアだ」 小さく感心している。
七星ミルキ:「ふむ。理解しました」
七星ミルキ:「正直な所を言わせていただくのですが……」
七星ミルキ:「貴方がトップに立つのは、とてもつまらなそうだな、と思います」
七星ミルキ:そう考えた根拠は、と並べようとする。
巣ノ森リゼル:「ミルキさん!」挙手する。
七星ミルキ:「はい、リゼルさん?」
巣ノ森リゼル:「すみません。よろしいですか。聖職者としてーー」
巣ノ森リゼル:「"シャムガル"さんに今こそ申し上げたいことがあるのですが」
巣ノ森リゼル:しずしずと前に進み出る。
七星ミルキ:反対に一歩下がる。阿吽の呼吸。
巣ノ森リゼル:「"シャムガル"さん……あるべき世界にこのノヴァリスを戻したいと考えるあなたの心は理解できます」
巣ノ森リゼル:「ずっと……長い間、私達の社会には死が存在していませんでした」
巣ノ森リゼル:「同時に、外の世界のどこよりも、死がありふれた社会と言い表すこともできます」
巣ノ森リゼル:「死に至る痛み。死に至る苦しみ。そうした経験を持ちながらなお『生き続けている』者は、外の世界には少ないでしょうーー」
巣ノ森リゼル:どこかで聞いたような言葉!
シャムガル:「……その、何が問題ですか?」
巣ノ森リゼル:「えっ、ですからそれを『治す』ことは、確かで正しいことなのでしょうかと……」
巣ノ森リゼル:先生との会話で恥ずかしい思いをした分を取り返すチャンスだと思っていたが、完全に出鼻をくじかれる……!
七星ミルキ:「リゼルさん……」ハラハラしながら見守っている
眩星かんな:「(がんばれ~)」生暖かい目で見守っている。
巣ノ森リゼル:「えーっと、問題だと思いません……?そういう感じの議論の流れになってほしいのですが……」
シャムガル:「誤解があるようです。みなさんの十字冠を消去することはありません。ただ破壊可能な兵器により、恐怖を抱いていただくだけです」
シャムガル:「私ならば、皆さんを完全で安全な兵器として運用できます」
巣ノ森リゼル:「もーっ!」
巣ノ森リゼル:「なんなんですか!?許せません!」救済棒を取り出した!
巣ノ森リゼル:「先程から私をイライラさせることばかり言って!少しは主の怒りを味わう必要があるみたいですね!!」
七星ミルキ:「リゼルさん!そこは『唯一正しく間違わないのはうちの教義の……』とかじゃないんですね!?」
七星ミルキ:「私もけっこうシリアスにキメたのですが…!」
シャムガル:「やはり秩序が必要ですね」
七星ミルキ:「(あっ、話し合いの余地がなくなった気配がしますっ!)」
ナナカ・アラガタ:「まあ……たしかに、どっちでもいいかな……」
巣ノ森リゼル:「かかってきなさい!ファイトクラブですッ!」
葛城サレナ:「まあ仕方ないよ。FH、基本的に話し合いが苦手なヒト多いしね」
七星ミルキ:「外でもそんななんですかぁ……?」
眩星かんな:「大体合ってる」
七星ミルキ:「かんな先生ぇ~……!」
ナナカ・アラガタ:「そうみたいね。じゃあ……今度こそ、やろうか。不完全燃焼だったし……つまり」
ナナカ・アラガタ:「そっち、覚悟できてる?」 ナナカは自らの頭上に手を伸ばす。
葛城サレナ:「リゼルさんの言う通り、ファイトクラブするのが……」 両腰のホルスターからサブマシンガンを引き抜く。 「一番手っ取り早い」
七星ミルキ:「も、もう!じゃあ結果は変わらないということで……!」
七星ミルキ:「委員長に曰く、『大事な会話は落ち着かせてから』、ですね!」
眩星かんな:「……見ての通り。これから統治しようとしてる連中の3人から既に反発されてるのに」
眩星かんな:「何が"自分は正しい"だよ。最初の一歩から失敗してるじゃねーか」
眩星かんな:「サレナちゃんも言った通り、話し合いは絶望的。そういう時、FHってのはどうやって言うこと聞かせるんだ?」
ナナカ・アラガタ:「”これ”のやり方は……あのピラーでの騒動のとき、みんなが知った」
ナナカ・アラガタ:「覚悟できてる? 葛城サレナ。私はできてる」 乾いた破裂音。十字冠が火花を散らした。
ナナカ・アラガタ:「セーフティなしでいく」
GM:ナナカ・アラガタの十字冠のセーフティが外れる。もう緊急離脱はない。
葛城サレナ:「もちろん。さっきも言ったけど、私はバビロンにあなたをスカウトしたいから……」
葛城サレナ:「腑抜けた戦い方したら、そのまま再起不能にしちゃうからね」
葛城サレナ:「おいで。ナナカ・アラガタ!」



■位置関係
ナナカ・アラガタ&シャムガルと
  愉快なドローンたち
      |
     10m
      |
    PCのみなさま

GM:その前に、これだ。衝動判定。
GM:みなさん難易度9で振ってよろしくてよ!
眩星かんな:4dx+4>=9
DoubleCross : (4DX10+4>=9) → 10[1,2,9,10]+6[6]+4 → 20 → 成功

葛城サレナ:うおーっ圧倒的意志!
GM:なんじゃあ!?
眩星かんな:99+2d10
DoubleCross : (99+2D10) → 99+9[2,7] → 108

葛城サレナ:5dx=>9
DoubleCross : (5DX10>=9) → 9[1,3,7,9,9] → 9 → 成功

葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を1d10(→ 6)増加 (96 → 102)
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を1d10(→ 6)増加 (102 → 108)
七星ミルキ:7dx+5>=9 思い出の一品
DoubleCross : (7DX10+5>=9) → 9[1,4,5,5,8,9,9]+5 → 14 → 成功

七星ミルキ:七星ミルキの侵蝕を2d10(→ 18)増加 (101 → 119)
七星ミルキ:ぎゃーっ
葛城サレナ:18アップはやばいな~
七星ミルキ:出目が走る
巣ノ森リゼル:能力訓練:精神を使います。
巣ノ森リゼル:4dx+3>=9
DoubleCross : (4DX10+3>=9) → 7[1,5,7,7]+3 → 10 → 成功

巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を2D10(→ 9)増加 (88 → 97)
巣ノ森リゼル:100超えたほうがよかったが、まあヨシ!
GM:OK!
GM:wait a minute...
GM:OK

GM:第1ラウンド。セットアップ。
GM:行動がある人はどうぞ。ちなみにNPCカードを使うのもこのタイミングだ。
GM:強襲型ドローン:カストルムが《爆裂重力》。攻撃力を+100。
GM:殲滅型ドローンが《力場の形成》。攻撃+16。
GM:こちらは以上だ。
巣ノ森リゼル:そうか!レチちゃんが火を噴くぜ
眩星かんな:《限界突破》で《力の法則》ラウンド2回使用指定。侵蝕111
葛城サレナ:ブルーゲイル持ってるんだ。どうしようかな
七星ミルキ:セットアップ私はなし。
巣ノ森リゼル:セットアップで離脱したい人います?敵の攻撃見てからのがいいかな
葛城サレナ:ブルゲ使えば狙撃ドローンを超えられるけど、あんまり旨味ではなさそうだな……レチちゃんどれ狙います?
七星ミルキ:レチちゃんも殲滅用ドローンを破壊かなぁ。
七星ミルキ:あ、殲滅と強襲と狙撃の3種かぁ。殲滅がなんか範囲っぽい名前してる気がする
眩星かんな:殲滅と強襲どっちかかなぁ
葛城サレナ:たし🦀 >殲滅が範囲っぽい
巣ノ森リゼル:殲滅を殲滅したいですね
七星ミルキ:じゃあ殲滅を殲滅してもらおうか
眩星かんな:じゃあ殲滅を殲滅で
GM:了解!
七星ミルキ:レチちゃんもミドルで強襲と戦ったからバリエーションほしいだろうし…
GM:そんな配慮いるかなあw
七星ミルキ:www では殲滅で
GM:OK。レチは殲滅型をターゲットしました。
葛城サレナ:離脱はどうしようかな。カバー2枚だけど、片方は近くに居たお前が悪いなんですよね
七星ミルキ:私はシンプルにカバーなんですけど、今一番負担多いんですよね…w
葛城サレナ:誰も離脱ほしがってないならサレナが離脱できると、マイナーでグレネードランチャーできて嬉しいかもしれません
葛城サレナ:あっそうか。それか重いミルキちゃんを離脱させるかか。
巣ノ森リゼル:私はできれば100%を超えて攻撃を受けたいタイプなんですが
巣ノ森リゼル:プランとしては先生の助けを借りてここで一人かばいたいところ
眩星かんな:子羊の歌で一応離脱者もカバーできる
巣ノ森リゼル:なるほどね
七星ミルキ:なるほど。狙撃とかに狙われると怖いので、こっちは離脱しないほうが良い気がする!
巣ノ森リゼル:じゃあ範囲攻撃に備えてサレナちゃんを離脱させるか
七星ミルキ:サレナちゃん離脱が安定しそう!
葛城サレナ:おねがいします!
巣ノ森リゼル:万一のことがあっても特権階級するので
巣ノ森リゼル:では「捨て駒」。サレナちゃんを5m移動させます。
七星ミルキ:コンボ名!
GM:上と下どっちに動かします?
葛城サレナ:私が捨て駒だ!
葛城サレナ:戦場的な話ですけど、横はいけますかこれ?
GM:いけますよ~
葛城サレナ:捨て駒、これ移動する側が決めていいのかな。だとしたら右側に5mかな~
巣ノ森リゼル:決めてください!右側5m動かします!
GM:OK!
葛城サレナ:移動しました!
GM:サレナさん自身のセットアップはどうします?
葛城サレナ:ブルーゲイルはやめとこ。狙撃ドローンを飛び越えるより、先生のバフを貰って確実に範囲攻撃したほうがいいはず。
葛城サレナ:ということでなしです。
GM:OK
GM:では順番に。イニシアチブを経て、ナナカ・アラガタの手番から。
GM:この流れでサレナさんを狙わないということがあろうか?
GM:いや、ない!
葛城サレナ:試してみるか? 俺だって元コマンドーだ
GM:やってやる! マイナーで陽炎の衣。隠密状態になる。
葛城サレナ:もう回避の目が死んだ!
GM:メジャーでコンセ+ガラスの剣+光の舞踏+疾風剣+見えざる死神+さらなる波(デスストーカー)+かまいたち
葛城サレナ:その疾風剣がなければ勝利の女神でワンチャン回避を狙えたのに……こいっ
ナナカ・アラガタ:10dx7+10
DoubleCross : (10DX7+10) → 10[1,1,3,4,4,4,4,6,7,10]+10[7,10]+5[1,5]+10 → 35

ナナカ・アラガタ:ドッジダイスは-14です。
葛城サレナ:なにも振れないよそんなの! ドッジ不能なため、自動ガードです。
GM:ダメージ
ナナカ・アラガタ:4d10+44 諸々有効
DoubleCross : (4D10+44) → 26[2,9,8,7]+44 → 70

葛城サレナ:絶対死んじゃうワン えーと、もうリザはできないので……
葛城サレナ:あっしまった 先生へのロイスを取ろうと思って取っていない!
葛城サレナ:流石にここで取って昇華はイヤだが……いや、しかし……
巣ノ森リゼル:待った!本当にロイスを切ってしまって大丈夫ですか?
葛城サレナ:ム!
巣ノ森リゼル:子羊ガードなどがないのであれば、私がお救いしましょう
GM:保険の窓口みたいだ
巣ノ森リゼル:特権階級の"力(チカラ)"じゃ
葛城サレナ:この状況からでも入れるエフェクトが!?
眩星かんな:私は……子羊無し!
巣ノ森リゼル:了解!ではサレナちゃんのロイスを使用してサレナちゃんを復活させようかな。
葛城サレナ:捨て駒の私なんかにありがたすぎる……すがる会に入ります
GM:おぎゃぁ…
葛城サレナ:じゃあこちらのロイス昇華はなしで復活!
GM:復活しました。ちょっと演出。

ナナカ・アラガタ:「行くよ。今度は……」 すでに抜刀している。風が唸りをあげている――その自然体から、踏み込んで加速する。
葛城サレナ:「(さっきは)」 サブマシンガンを構える。なんとか発砲はできたが、それだけだ。
葛城サレナ:「(まだ本気じゃなかったのか……!)」
ナナカ・アラガタ:「全力、ってことで」 風圧の打撃が、回避する足を止める。弾丸の嵐を切り払い、迫り、そして――
ナナカ・アラガタ:「そっちも全力、じゃなきゃ承知しないから」 跳ね上げた刃が、旋風とともにサレナを捕えた。
葛城サレナ:「く……!」
巣ノ森リゼル:振り上げられる。そうでありながら、その斬撃はサレナの体を両断してはいない。通常であれば考えられない、高速機動中の感覚誤差があった。
巣ノ森リゼル:「グギャ!」
巣ノ森リゼル:そしてサレナの背後、リゼルが汚い悲鳴を上げている。
巣ノ森リゼル:ナナカの風の斬撃が直撃したのだーーそういう軌道上にいた、ということである。
ナナカ・アラガタ:「……え」
葛城サレナ:「……え!?」
ナナカ・アラガタ:「なに?」
葛城サレナ:「なにそれ!?」
巣ノ森リゼル:「なにそれと……言われましても、ふ……」
巣ノ森リゼル:フラフラになりつつも言う。
巣ノ森リゼル:「野蛮で未開なる崑崙人にも、まだ罪の意識があったということでしょう……サレナさんに、これ以上暴力を振るってはならないという良心が」
眩星かんな:「(全く。痛がりな癖にまたそうやって痛みを受け止めようとする)」
眩星かんな:「(半分くらいは私も担いでやらんとな)」
ナナカ・アラガタ:「うーん……邪魔だな……」
葛城サレナ:「(絶対ないよそういう意識は……!)」
葛城サレナ:「で、でも……とにかく助かったよ。ありがとう」
巣ノ森リゼル:「そしてこの私が攻撃された分……!その分私が殴り返してもよいという『権利』が発生したということ!」
巣ノ森リゼル:「覚悟の準備をしておいてくださいッ!」
葛城サレナ:「あっいや違う」
葛城サレナ:「殴り返す権利を欲してただけだこれ……!」
ナナカ・アラガタ:「まあいいか。……ってか、それも面白いね」
ナナカ・アラガタ:「まとめて斬るよ」
巣ノ森リゼル:リゼルの音波攻撃は極めて繊細だが、常時発動で戦況を混乱させるジャマーのようなものだ。
巣ノ森リゼル:注意が本来の想定とは外れる。集中がかき乱される!神聖二重冠が発動した今、その出力は最大限に向上している!

GM:手番は狙撃ドローンくん。
狙撃ドローン:マイナーなし。複数ある長大な砲身が個別に動き出す。
狙撃ドローン:メジャーでコンセントレイト+カスタマイズ+クリスタライズ+スプリットアタック。対象は……
狙撃ドローン:リゼル・ミルキ・かんなの三名です。
眩星かんな:わぁお
七星ミルキ:ぎゃーん
GM:吹き飛ばすぞッ
狙撃ドローン:12dx7
DoubleCross : (12DX7) → 10[1,2,2,4,5,5,6,7,7,8,10,10]+10[8,8,8,9,10]+10[4,5,6,6,10]+5[5] → 35

GM:どうだッ! この射撃は避けられまい!
七星ミルキ:やーん 一応回避してみよう
眩星かんな:ガード
七星ミルキ:5dx-1>=35
DoubleCross : (5DX10-1>=35) → 9[1,4,5,6,9]-1 → 8 → 失敗

七星ミルキ:めそめそ
巣ノ森リゼル:すみません!リザレクトで受ける予定だったのですが
巣ノ森リゼル:ちょっと回避させてください。ミルキちゃんはかんな先生に守ってもろて
七星ミルキ:お願い先生!
葛城サレナ:いけー!
眩星かんな:がんばえ~
巣ノ森リゼル:《コンセントレイト:ソラリス》《命の盾》で回避。
巣ノ森リゼル:7dx8+28
DoubleCross : (7DX8+28) → 10[1,3,4,4,5,9,9]+7[3,7]+28 → 45

七星ミルキ:俊敏。
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を3(→ 3)増加 (97 → 100)
GM:きっちり回してくる
眩星かんな:やりおる!
GM:OK。命中した人にはダメージを発生させるので、カバーリングなどあれば!
七星ミルキ:助けて先生~
葛城サレナ:くっ……勝利の女神チャンスがなかった
眩星かんな:《領域の盾》で自身がミルキちゃんをカバー、侵蝕115
巣ノ森リゼル:さらに……100%エフェクト!《朧の旋風》を使用するぜ!
GM:こしゃく…
巣ノ森リゼル:回避成功したのでメインプロセス追加!まず攻撃をヒットさせてください。
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を10(→ 10)増加 (100 → 110)
狙撃ドローン:4d10+18 まずはダメージ。装甲無視です。
DoubleCross : (4D10+18) → 20[8,1,4,7]+18 → 38

巣ノ森リゼル:なかなか強いなあ
GM:いくらかんな先生といえどもカバーリングもしたしひとたまりもあるまい
眩星かんな:装甲無視の倍受けだとリアクティブシールドでも防ぎきれないなぁ……
眩星かんな:"子どもの未来を脅かすもの"のロイスを切って蘇生。HP11で以上
巣ノ森リゼル:メインプロセス処理に入ってもよろしいでしょうか
GM:はい!リゼルさんはメインプロセスどうぞ!
GM:待機かな?
巣ノ森リゼル:そんなわけあるかアホ!
巣ノ森リゼル:まずマイナーアクション!今のエンゲージから5m後退するぞ!
GM:ずるい…
巣ノ森リゼル:メジャーアクション!《狂乱の一声》《彫像の声》《風の渡し手》!対象は4体!どれにしようかな
巣ノ森リゼル:狙撃ドローンはマルチロックだからちょっと効果が薄いんだよな
巣ノ森リゼル:狙撃ドローン、シャムガル、強襲ドローン、汎用ドローン1にします。ナナカちゃんは……逆にこっちに来られると受けきれないから
巣ノ森リゼル:何もなければ命中判定~
GM:OK!
GM:判定どうぞ!
巣ノ森リゼル:8dx+28
DoubleCross : (8DX10+28) → 10[1,1,4,5,5,5,5,10]+9[9]+28 → 47

GM:固定値
眩星かんな:バディム(粗悪品)
GM:あ、使いますか…… 達成値50点ですね
巣ノ森リゼル:命中した場合、リゼルに憎悪とシーン中行動値-15(マイナー解除可)が一気に襲いかかります。
GM:では、狙撃ドローン、強襲ドローン、汎用ドローンはイベイジョンを貫かれて命中。
GM:シャムガルは一応ドッジ。
シャムガル:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 10[4,5,8,9,10]+6[6] → 16

巣ノ森リゼル:わーい命中だ
シャムガル:《妖精の手》.
葛城サレナ:こいつ!
巣ノ森リゼル:なにっ
シャムガル:1dx+20
DoubleCross : (1DX10+20) → 6[6]+20 → 26

巣ノ森リゼル:50を出せると思ってるのか
眩星かんな:セフセフ
巣ノ森リゼル:ふー 危ないやつだぜ
シャムガル:妖精の輪+妖精の手
葛城サレナ:www
シャムガル:1dx+30
DoubleCross : (1DX10+30) → 3[3]+30 → 33

巣ノ森リゼル:な……なんだあっ
巣ノ森リゼル:イカれたギャンブラー……!!
七星ミルキ:こいつっ!
シャムガル:勝利の女神。
巣ノ森リゼル:地獄の底まで倍プッシュするつもりか
葛城サレナ:!?
葛城サレナ:私のパクり!
眩星かんな:マジか!!
シャムガル:勝利の女神はレベル6。33+18=51なので回避
葛城サレナ:いやでも流石に女神しても届かないはず ピュアでもない限り
巣ノ森リゼル:とんでもないエフェクト群を隠し持って嫌がった
葛城サレナ:届いてました
巣ノ森リゼル:ギャア
葛城サレナ:ひえ~強い
巣ノ森リゼル:どうしようかな……!
葛城サレナ:しかも普通にピュア以外でも届いてた
GM:妖精の輪を使うというアクシデントはあったが……シャムガルはこのままだと回避できる!
葛城サレナ:うお~こっちも勝利の女神使えばよかった!
巣ノ森リゼル:ここでロイスをきれば90%の確率で命中させることはできる……が……!
シャムガル:妖精は残り二羽
巣ノ森リゼル:そうか、さらにプッシュできるのか!うーむ……深追いするべきではないか
巣ノ森リゼル:なんだか10%も外しそうな気がするしな
GM:あ、これ以上妖精は重ねて使えないで~す
巣ノ森リゼル:妖精の輪はラウンド一回でしたっけ
GM:1判定に1回! 妖精の輪を使ったときだけ2回
巣ノ森リゼル:ロイス……切るか……!!どっちみち私がカバー役をまっとうできないと何のためにいるのかわからない
巣ノ森リゼル:最高生徒会長!犠牲になってくれ シオン会長のロイスを切って達成値パワーをお借りします!
巣ノ森リゼル:50+1d10
DoubleCross : (50+1D10) → 50+3[3] → 53

巣ノ森リゼル:会長の……絆の力だ!!!
巣ノ森リゼル:(背景に浮かび上がる半透明会長)
GM:なんということだ……全員命中です!
眩星かんな:絆すごい!!
GM:ダメージください!
七星ミルキ:透明度70%!
巣ノ森リゼル:すごいバトルだった。ダメージ出すぞッ
巣ノ森リゼル:6d10+2
DoubleCross : (6D10+2) → 32[10,2,4,3,4,9]+2 → 34

巣ノ森リゼル:といっても200点の割にはクソ雑魚なんだけど
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を8(→ 8)増加 (110 → 118)
GM:汎用ドローン1が1機吹き飛びました。あとはさすがに死なない!
巣ノ森リゼル:儲けものというやつ!演出は狙撃ドローンの攻撃からですね。
葛城サレナ:固定値1だったのが2倍になってる!
GM:行動値修正ヨシ
巣ノ森リゼル:やった~これがやりたかったんだ
GM:では演出

狙撃ドローン:チチ……
狙撃ドローン:その形状が変形し、四肢が折りたたまれ、自身が一つの砲台と化す。
巣ノ森リゼル:「すごーい、あんな変形するドローンいるんですね」
巣ノ森リゼル:「まるで砲台みたいだと思いませんか?」
狙撃ドローン:「……シフト……セット」
巣ノ森リゼル:「アハハ、何か言ってる」
七星ミルキ:「まるで、と言いますかそのものに見えますけども……!」
眩星かんな:「あの形状、私達を全員巻き込みそうだ」
ショミン:「な、なにを呑気なことを言ってらっしゃるの!? 砲台ですわ~!」
巣ノ森リゼル:「!?」
巣ノ森リゼル:「なんで砲台がこんなところに!!?」
ショミン:「あれこそはセキューオウ財団が誇る砲撃システム! その名を……」
ショミン:「狙撃ドローン、アピス! もはや何が狙撃かわからないという噂!」
七星ミルキ:「大変じゃないですか!?」
眩星かんな:「本人が言ったら噂じゃないんだよなぁ……」
眩星かんな:「……リゼルちゃん、痛みは代わりばんこだ」
眩星かんな:「後ろは任せて、好きにやっちゃって」
巣ノ森リゼル:「先生……!」ミルキをカバーするつもりでいた。
巣ノ森リゼル:「分かりました!やってみましょう……!」
七星ミルキ:大振りなハンマーを振り回す身で軽やかな機動は望めない。ハンマーを盾にするように構える。
七星ミルキ:「はい!リゼルさん、私はお構いなく……!」
眩星かんな:「ミルキちゃん、それは困る。君はアタッカーなんだから」
眩星かんな:「私の後ろに居て。万全でいてくれ」
狙撃ドローン:「fire」 砲身が火を噴く。ミサイルの嵐がきみたちを狙った。
葛城サレナ:「いやミサイルは流石にヤバ……!」 横目でミサイルの雨を確認する。全力でナナカの斬撃をいなし続けており、援護は不可能だ。
巣ノ森リゼル:地下墓地を飛び交うミサイルの火を前に、やはりやることは変わらない。
巣ノ森リゼル:両手を広げ、全ての攻撃を受け入れるかのように進み出るということだ。
巣ノ森リゼル:ミサイルが全弾リゼルに直撃する。これまでは常にそうであったがーー
巣ノ森リゼル:ーーヒ ン !
巣ノ森リゼル:極小の衝撃波がリゼルのウィンプルを巻き上げる。
巣ノ森リゼル:全て、輪郭を掠めるようにして通り過ぎた。
巣ノ森リゼル:直撃しなかった分の流れ弾のいくらかが眩星かんなへと向かうかもしれない。
巣ノ森リゼル:それを承知で、全弾直撃を『選ばなかった』ということだ。
シャムガル:「指向性音響兵器……」
シャムガル:「すでに放棄された兵器のはず。ということは、廃棄個体……?」
GM:爆音が巣ノ森リゼルを避けた。衝撃と炎の嵐は眩星かんなだけを飲み込む。
七星ミルキ:「ひゃっ……!」ぐ、と身を縮めてかんな先生の背中に隠れる。
眩星かんな:「――"弾き飛ばせ"、眩星かんな」
眩星かんな:両手を水平に払い、滾る炎の渦と硝煙を真横に断つ。
眩星かんな:二人分のダメージを請け負った代償は、無残にも砕け焼け落ちた両腕が物語っているが。
七星ミルキ:「かんな先生っ!」
眩星かんな:「大丈夫」
眩星かんな:「リゼルちゃんの一撃が攻めの起点になる。そこを、頼んだよ」
七星ミルキ:「っ、はい……!」心配そうな瞳を、先生からリゼルへと向ける。
狙撃ドローン:ギ、と、軋む音。砲塔が動く。
狙撃ドローン:次の砲撃を準備していく。
巣ノ森リゼル:「理解できますか?なぜ、機械ですら……私達への攻撃を外したのか」
巣ノ森リゼル:「誰もがそれを罪だと理解しているからです。自分以外の誰かを傷つけることを」
シャムガル:「ひどい戯言を口にするものですね。ノヴァリスに撒かれた種子。世界を支配するための兵器たちが」
シャムガル:「他者を害する罪を語るとは」
巣ノ森リゼル:「罪を重ねることを恐れる心は……さらに救われることを望むでしょう」
巣ノ森リゼル:「"あなたに欠けているものが一つある"」
巣ノ森リゼル:「"行って、あなたの持っているものを、貧しい人々に施しなさい"」
巣ノ森リゼル:リゼルの頭頂ーー三つの十字が組み合わされた十字冠は、
巣ノ森リゼル:神聖二重冠の発動に従い、その形状を変じている。縦に三つの十字架が整列した、赤く禍々しい形状へと。
巣ノ森リゼル:「皆が善き人でありますようにーー」
巣ノ森リゼル:ジ ィッ
巣ノ森リゼル:これまでのような、耳を劈く高周波ではなかった。
巣ノ森リゼル:空気を、地響きのような震動が重く伝播しただけだ。
シャムガル:「こんな……」
シャムガル:「こんな機能が、あの廃棄個体に?」
巣ノ森リゼル:「……あなたは罰を受けたいと望む」
巣ノ森リゼル:「誰かを傷つけたことの代償は、自らが傷つくことに他ならないと……知っているから」
巣ノ森リゼル:淡々とつぶやく。不可聴の音圧に耐えきれず、一体のドローンが内側から罅割れ、爆ぜていく。
シャムガル:「そんな出力は、存在しないはず」
シャムガル:「セーフティが外れている? ここまで強力だったとすれば……これを制御できれば」
巣ノ森リゼル:「私のことを廃棄個体だと思っていましたか?取るに足らない……攻撃を受けるだけのデコイに過ぎないと」
巣ノ森リゼル:「"しばらくすると、世はもうわたしを見なくなるが”」
巣ノ森リゼル:「"あなたがたはわたしを見る"」
シャムガル:「どうやってコントロールしている……?」
巣ノ森リゼル:攻撃はなおも継続する。そういう性質の技だ。
巣ノ森リゼル:リゼルの音圧がドローン群を食い止め続けるだろうーーそしてそれは、多人数戦闘において致命的な隙でもある!
シャムガル:「……ノヴァリス。神秘の宝庫……」
シャムガル:「なんとしても、この力が欲しい」

GM:手番は眩星先生……の前に!これだけは
GM:やっておかなければならぬ!
巣ノ森リゼル:なにっ
シャムガル:《ブリッツクリーク》。自分を動かします。
葛城サレナ:ヒエ~
眩星かんな:なんですって
巣ノ森リゼル:それがあったか……危険な再行動!
葛城サレナ:つよエフェクトめっちゃ積んでる
七星ミルキ:こいつっ!
GM:200点セッションじゃぞ!
シャムガル:マイナーとかは無し。
巣ノ森リゼル:マイナーで行動値デバフ解除できますよ
シャムガル:あ、本当だ ありがとう~ 行動値デバフだけ解除します
七星ミルキ:親切なシスターさんだな~
巣ノ森リゼル:しょんぼリゼル
シャムガル:メジャーでEロイス《傲慢な理想》+Eロイス《傲慢な理想》+Eロイス《飢えの淵》
七星ミルキ:傲慢すぎる。
巣ノ森リゼル:ヒエーッ
GM:このEロイスでシーン全体をターゲットにします。これはオーヴァード相手には戦闘不能の相手にしか通じませんが、
GM:ショミンちゃんには通じるのでそのまま飲みこみます。
巣ノ森リゼル:はわわ
七星ミルキ:ショミンちゃんが~
葛城サレナ:バクバクですわされちゃう
巣ノ森リゼル:これさえあれば勝ちですわ
GM:パクパクですわ! また、このEロイスで飲み込まれた場合、シャムガルが破壊されるとショミンも破壊されます。
葛城サレナ:エーッ
巣ノ森リゼル:そんな!どうにかならないですか
眩星かんな:そんな……いったいどうすれば……
七星ミルキ:キャーッ
葛城サレナ:ガムテープでショミンちゃん固定しておけばよかった
巣ノ森リゼル:カービィの敵みたいに吸い込まれちゃった
GM:眩星先生は【新星白書】を使うのであれば、この効果を無効化できます。
GM:シーン全体が対象になっているので、眩星先生にも効果が及んでいる状態です。
眩星かんな:シーン全体を対象に取られる必要があったんですねぇ
巣ノ森リゼル:いや、シーンだからこそ可能!
巣ノ森リゼル:自分を効果の対象に含むだから
巣ノ森リゼル:今ターゲットに取られているのだ
眩星かんな:【新星白書】で飢えの淵をふっ飛ばします
葛城サレナ:やった!
七星ミルキ:せんせー!
巣ノ森リゼル:ですわー!
GM:そうですね。「あなたを効果の対象に含むEロイスを一つ指定できる」ということです。
GM:では、昇華するロイスを宣言してください!
眩星かんな:ちょっと迷ってるけど
眩星かんな:子どもでいいか。子どものロイスを昇華します
GM:OK.ではここでちょっと先生と会話させていただきましょう。
GM:演出。

シャムガル:「……電子戦、ならば……」 シャムガルが手を伸ばす。
シャムガル:「取り込める。キングダムの経済仮想演算機体……Se9-00……」
シャムガル:「まずはそれを回収します」 いつの間にか――いや、最初からだったのかもしれない。
シャムガル:周囲にワイヤーが伸びていた。とても細い。それ自体が意思を持つ指先のように跳ね、殺到する。
ショミン:「で、ですわっ!? え、なんですの!? この――」
巣ノ森リゼル:「ショミンさん!」リゼルの音響攻撃の指向性は、裏を返せば指向範囲外を迂回する攻撃には無意味ということでもある。
巣ノ森リゼル:シャムガル本体は今も拘束し続けている。容易には動けないはずだ。だが……!
七星ミルキ:「いけません……!」
葛城サレナ:「……ショミンちゃん危ない!」 援護射撃は不可能だ。一瞬でも弾幕が途切れればナナカに斬られかねない。
GM:それが身体に触れた瞬間、急激にショミンの動きが停止する。痙攣に近い。
GM:自動的な――最初からプログラムされていた通りにワイヤーは動いた。
GM:シャムガルにとっての最優先事項。リソースの回収、確保、支配。極めて電子戦に優れ、セキューオウ財団のAIをハッキングするほどの能力を持つ彼女にとっては、
GM:電子戦闘を想定していない、対害防壁の貧弱なSe9-00を瞬時に停止させるのは、簡単なことだった。
巣ノ森リゼル:「こ、このっ……!卑怯な……!」
巣ノ森リゼル:「気をしっかりもって!ショミンさん!……ショミンさんっ!」
ショミン:「リゼル様! こんな……」
シャムガル:「初期化します。本来、これらのAIも我々の所有物……」
シャムガル:「あるべきものを、あるべき場所に返す。必要なことでしょう?」
巣ノ森リゼル:(ワイヤーを……断ち切るだけでいいのに……!)汗が流れ落ちる。自分自身も、ドローンの動きを抑え続けるだけで精一杯だ。
巣ノ森リゼル:(攻撃を停止して、ショミンさんを救いに戻るしかない……この位置からでは間に合わないとしても……!)
七星ミルキ:「こうなればワイヤーごと……!いえ、それではショミンさんまで…!」
葛城サレナ:「最初から思ってたけど、とことん傲慢なやつ……!」
葛城サレナ:こちらは変わらずナナカを弾幕で釘付けにしている。それがこの場における葛城サレナの仕事だと認識した。
眩星かんな:「――リゼルちゃん。そのままでいい」
巣ノ森リゼル:「先生……!」
眩星かんな:「流石は、盗んだ身体で好き勝手する奴だ。手癖が悪すぎる」
眩星かんな:「だけど、そう何度も通用するとは思わないことだな。何せ、お前が今手を出そうとしている子は」
眩星かんな:「私達と一緒に、大切な物を救おうとしている、うちの生徒だ」
シャムガル:「生徒? この人工知能を生徒と?」
眩星かんな:「ああ――それを今、見せてやる」首元の茨を模した痣が赤光を放つ。自身の命を削り、言霊が持つ出力を跳ね上げて。
眩星かんな:「ショミンちゃん、"打ち破れ"っ!!!!」
ショミン:「う゛……」
眩星かんな:対象に制限はない。名前を持ち、当人が成し遂げたい事柄でさえあれば。不条理に後押しし、非合理的に支え、無作法に賛美することができる。
ショミン:「わたくしは、」
巣ノ森リゼル:「ショミンさん!」
巣ノ森リゼル:「ショミンさん……!頑張ってください!!」
ショミン:「キングダムの……ノブレス・オブリージュ部の……」
ショミン:「大金持ちの大富豪の令嬢! ですからっ……!」
巣ノ森リゼル:「頑張れ!頑張れーっ……!!」
ショミン:「……先生。信じて良いのでしょうか?」
ショミン:「私たちにも心があるということを」
眩星かんな:「ああ、勿論だとも」
眩星かんな:「誇り高き君の心で、友達の声に答えてやってくれ」
ショミン:「ええ。それなら……わたくしは!」 ワイヤーを掴む。歯を噛み締め、
デスワ・セキューオウ:「わたくしこそが、デスワ・セキューオウ! ですわ! あなたに仕えるなんてまっぴらごめん!です!」 ワイヤーを引きちぎる。皮膚が破れる。
デスワ・セキューオウ:「ちょ……超痛いですわーーーーーーッ!」
葛城サレナ:「……すごい」
葛城サレナ:「あの状態から、本当に、こっちに引き戻したのか……!」
巣ノ森リゼル:「や、やったぁーーッ!!」
七星ミルキ:「はい、やりました!」
眩星かんな:「ああ、よくやった」
デスワ・セキューオウ:「痛い~~~~ですわ~~~~~っ」 ごろごろと転がる。
シャムガル:「……眩星かんな。”ブロードグロウス”」
シャムガル:「あなたも、目的は同じようですね」
シャムガル:「この領域を支配する。そのために、ここへやってきた」
シャムガル:「その力があれば、たしかに不可能ではないでしょう」
眩星かんな:「そうでもないさ」
眩星かんな:「この力は、やりたくないことまで強要できない。君に退却させる命令が出来れば一番良かったんだけどね」
眩星かんな:「それにさっき"私は子どもが好き"って言ったけど、支配まではしたくないんだって」
眩星かんな:「だって、やりたい事やらせたいじゃん。やりたい事やると楽しいし」
シャムガル:「……なぜ?」
シャムガル:「私たちに、どんな利益も生まないというのに」
シャムガル:「あなたの行いは、砂漠に宝石を投げ捨てているようなものです」
眩星かんな:「効率で考えようとするからそうなんだよ。こちとら本来、百年超えるか超えないかで朽ちて死ぬ生き物なんだから」
眩星かんな:「必死にあくせく働いて、その中で自分のやりたい事やって、最期に後悔しないように全力を尽くすんだ」
眩星かんな:「人間は宝石じゃない。対価を100%利益に変換できるような万能なAIでもない」
眩星かんな:「だから、私はこの子らにやりたい事やらせて、楽しく生きられる様に後押しする。そんだけ」
シャムガル:「……理解できない。まるで……」
シャムガル:「……それでは、先生ではありませんか」
眩星かんな:「分かってんじゃん。ごほ、……だって私は」咳と共に口から血を吐き。
眩星かんな:「――先生なんだから」火傷の残る右手で強引に拭う。
葛城サレナ:-先生/眩星かんな/○敬意/食傷/ロイス

GM:次の手番。
GM:ブリッツクリークでシャムガルが動き、さらに行動値も回復したので、もう一回シャムガルが動きます。
巣ノ森リゼル:ひーん せっかくデバフしたのに
GM:といっても、こいつの攻撃はクソヘボ……しかも狙う相手はリゼル…
巣ノ森リゼル:イエス カモン
GM:憎悪付与されているので、これで攻撃
GM:コンセ+コンバットシステム。
シャムガル:8dx7
DoubleCross : (8DX7) → 10[1,1,1,3,6,6,9,9]+10[4,9]+6[6] → 26

シャムガル:回った! 殺ったァーーーーッ!
巣ノ森リゼル:おや?《妖精の手》を使わなくてよろしいのですかな
巣ノ森リゼル:その程度の達成値で勝った気でいるとは……。
七星ミルキ:コイツのダイスの優れている所が見える!
GM:やかましゃぁ!
GM:妖精の手をこんな必敗試合に使うわけには行かない
巣ノ森リゼル:ふん……愚かな
巣ノ森リゼル:ならば教えてやろう……本当の"絶望"というものを
巣ノ森リゼル:《命の盾》だけで回避だよ
巣ノ森リゼル:8dx+28
DoubleCross : (8DX10+28) → 10[1,3,4,4,8,9,10,10]+9[6,9]+28 → 47

巣ノ森リゼル:はい勝ち~~~
眩星かんな:やったぜ
GM:うぅ…
巣ノ森リゼル:雑魚♡ 達成値スカスカ♡
七星ミルキ:かわいいね
巣ノ森リゼル:演出は次の人の手番と合わせていきたいところです
GM:じゃあ、次の眩星かんな先生から続く流れで合わせてやりましょう
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を1(→ 1)増加 (118 → 119)
GM:シャムガルのクソヘボ銃撃をトリガーに演出やっていきましょうという意味です。なので、
GM:眩星先生の手番です。
眩星かんな:はーい
眩星かんな:マイナーなし
眩星かんな:メジャー《エンジェルヴォイス》《風の渡し手》対象生徒3人!
眩星かんな:次攻撃でダイス+4個とC値-1。侵蝕122で以上。
七星ミルキ:私達!やった~
GM:Ok。やはり次の攻撃と合わせて演出しましょう。
GM:というわけで、サレナちゃんとミルキちゃんは仲良く順番を決めて行動宣言してね。
葛城サレナ:これは既に相談済み!ミルキ兄に任せます
七星ミルキ:姉です!
七星ミルキ:姉でもないですが!
七星ミルキ:じゃあ私が行きましょう。
GM:OK
七星ミルキ:マイナーで【SS:全弾装填】《ポルターガイスト》武器破壊してシーン中の攻撃力を+26。
七星ミルキ:エピックの効果でレッドテンペストの破壊は免れます。
七星ミルキ:七星ミルキの侵蝕を3(→ 3)増加 (119 → 122)
GM:上がり幅が大きい…
七星ミルキ:ぐーん。
七星ミルキ:メジャー【EX:日々の成果を見せます!】《スキルフォーカス》《神機妙算》射撃の範囲選択攻撃。
七星ミルキ:対象はエネミー全員のエンゲージ!
GM:あっEXスキルとサブスキルが噛み合ってる
七星ミルキ:判定します。先生の支援を組み合わせ……計算は終わった!
七星ミルキ:9dx9+26
DoubleCross : (9DX9+26) → 10[1,3,4,7,7,8,9,9,10]+4[2,3,4]+26 → 40

七星ミルキ:ぐるんぐるん。リアクションどうぞ
眩星かんな:そこに《妖精の手》で再回転、侵蝕126
GM:ェェ…
GM:回してクダサァイ…
七星ミルキ:ぐるんぐるん!
眩星かんな:妖精の手に勝つには妖精の手しかない
七星ミルキ:1dx9+46
DoubleCross : (1DX9+46) → 10[9]+10[9]+8[8]+46 → 74

七星ミルキ:?
眩星かんな:やったぜ
七星ミルキ:分回りました
巣ノ森リゼル:クソ強大納言
七星ミルキ:30上がってる
葛城サレナ:つっよ!
GM:はわぁ……
七星ミルキ:C9で3回転してる
GM:えーと、シャムガルとナナカ以外はイベイジョン抜かれてるので、この二人だけドッジchallenge
GM:これでドッジ出来たらこの世を支配できる気がする
シャムガル:4dx>=74
DoubleCross : (4DX10>=74) → 10[1,1,6,10]+8[8] → 18 → 失敗

ナナカ・アラガタ:4dx>=74
DoubleCross : (4DX10>=74) → 10[3,5,9,10]+6[6] → 16 → 失敗

GM:全員全弾命中……なので、
GM:えっと、汎用型2が狙撃型を行動放棄カバー。汎用型3がシャムガルを行動放棄カバー。
GM:強襲型だけガードでした。魔人の盾+磁力結界。
葛城サレナ:うわっ魔人の盾だ
GM:ナナカはどうしようもない。ダメージください。
七星ミルキ:やば盾だ
七星ミルキ:ですれば、ダメージ前に想い人:《未定:同卓の誰か》の使用を宣言します。
七星ミルキ:未指定の部分にロイスを指定し、装甲・ガード無視。カバーリング不可。
GM:ヤバすぎる
眩星かんな:《力の法則》ダメ+5D、侵蝕126
巣ノ森リゼル:ヒエーッ
七星ミルキ:未定部分には…………お友達のサレナちゃんを指定!これで効果を発揮します。
七星ミルキ:先生の支援も受けてダメージロール行きます。
GM:はい……ダメージください……
葛城サレナ:やったー!
七星ミルキ:8d10+26+26+1d10+5d10 装甲・ガード無視
DoubleCross : (8D10+26+26+1D10+5D10) → 52[10,9,10,5,3,4,7,4]+26+26+6[6]+38[6,10,8,4,10] → 148

七星ミルキ:148点、装甲ガード無視です
七星ミルキ:七星ミルキの侵蝕を5(→ 5)増加 (122 → 127)
GM:やべ~~~~~
GM:えーっと、順番に。
GM:汎用型2と3がここで脱落。
GM:強襲型はリゼルの攻撃と合わせてだいぶ食らったけど、これは生存。
七星ミルキ:タフな人
巣ノ森リゼル:タフって言葉は強襲型のためにある
GM:射撃型もオダブツじゃん…どうしようもない
七星ミルキ:これがスナイパー対決
巣ノ森リゼル:強襲型も爆裂重力は解除かしらね
GM:何気に150くらいHPがあったのだが無意味でしたね…
GM:爆裂重力解除で~す
葛城サレナ:ホッ
眩星かんな:やったぁ
GM:シャムガル本体も生存。こっちもタフだ
GM:ナナカちゃんはそんな戦車みたいなHP持っていないので、さすがに《空蝉》。
七星ミルキ:便利なやつだ
GM:生存は3人…さみしくなっちゃった……。
七星ミルキ:そしてこちらもレッテンの反動ダメージを受けます
七星ミルキ:七星ミルキのHPを1d10(→ 9)減少 (17 → 8)
七星ミルキ:出目高いなぁ
GM:では、ここで一度切って演出するとしましょう。
七星ミルキ:はい!

シャムガル:「巣ノ森リゼル……指向性音響兵器"カクロク"……」
シャムガル:「止めなければ。停止を」 じゃっ、と、脚部先端が展開し、機関銃と化す。
シャムガル:その銃口が火を噴いた。秒間15発の弾丸が降り注ぐ。
巣ノ森リゼル:着弾音が続く。だがそれは肉が爆ぜる音ではなく、背後の石壁に当たる乾いた音だ。
シャムガル:「……照準は……!」
シャムガル:「正確な、はず……!」
巣ノ森リゼル:「"シャムガル"……これはあなた自身が狙いを外しているのです」
巣ノ森リゼル:事実としては、音波によって極度に歪んだ空気密度がセンサーの目測を狂わせているだけであるとしても……
巣ノ森リゼル:「心ある限り、罪を感じぬ者などいないからです」
シャムガル:「また、戯言を」
巣ノ森リゼル:「そして、ショミンさんに害を加えようとした罪……」
巣ノ森リゼル:「それを償う機会を、許しましょう」
巣ノ森リゼル:「……あなたもまた、善き人になることができます」
巣ノ森リゼル:戦闘中にも関わらず巣ノ森リゼルが語りかけているのは、ただ敵に教えを説くことが目的だろうか?
巣ノ森リゼル:そうかもしれない。だが、一つだけ言えることは、彼女の言葉に注意を惹かれている間……
巣ノ森リゼル:他の誰かの動きは、意識できなくなるということだ。
眩星かんな:「(AIの様な精密過ぎる射撃手ほど、リゼルちゃんの能力の餌食になる。凄いなぁアレ)」
眩星かんな:「ともかく、隙が出来た。指揮官の動揺は、部隊全体へと容赦なく波及する」必要なのは、態勢を整える余裕を奪うほどの大打撃。
眩星かんな:「ミルキちゃん」
七星ミルキ:「あっ、はい!」
眩星かんな:「全力だ。ありったけを籠めて、目に物見せてやれ!」
ナナカ・アラガタ:「合コン委員会……非戦闘型の組織だと思ってたけど……」
七星ミルキ:ぐ、と眉を寄せて。精一杯に力強い表情で「……任せてくださいっ!」
ナナカ・アラガタ:「それ、なに?」 ハンマーのことだ。
七星ミルキ:「これはですね、私の専用ハンマーです」
七星ミルキ:「昔居た所は、こういう研究が盛んでして。テーマはオーヴァード一人ひとりに合わせた人機一体、でしたか」
七星ミルキ:「量産には向いてませんが、使える人が使うとどこまでも強い……」
七星ミルキ:「コンセプトは、『一騎当千』、です」
七星ミルキ:ぐ、と髪色と同じハンマーを軽々と担ぐ。
ナナカ・アラガタ:「来るね」 太刀を構える。
七星ミルキ:「はい。色々と特殊なんですが、その分、痛いですよ」
シャムガル:「あれも廃棄個体……。まさしくノヴァリスは……」
シャムガル:「神秘の庭なのか、ゴミ箱なのか。これが計画の末路?」
七星ミルキ:「………サレナさん!協力してください!」
七星ミルキ:ハンマーを振りかぶり、そのまま声をかける
七星ミルキ:「えーとですね、具体的には」目線をさまよわせて
七星ミルキ:「………私が喜ぶことを言ってもらったり、今からこっちの質問に『はい』って答えてもらえますか!」
葛城サレナ:「えっ……急になに!? 相性占い!?」 今なおナナカに向かって弾幕を張り続けている。
七星ミルキ:「そんな感じです!」
葛城サレナ:「ミルキちゃんの頼みなら聞くけど……! よ、喜ぶこと……喜ぶこと……?」
葛城サレナ:「か、かわいい!」「真面目!」「いい子!」「素直!」「……かわいい!」 褒めの語彙が貧弱!
七星ミルキ:「……!」「!」「………」
七星ミルキ:「あ、ありがとうございます」
七星ミルキ:「言っておいてなんですが、今回が初顔合わせでお願いすることでもないですね……」
葛城サレナ:ノイマンの並列思考処理が全く役に立っていない。というかこの並列思考処理は、概ねサブマシンガンの扱いにしか使えないものだ。
葛城サレナ:「戦闘中にお願いすることでもないと思うんだけど……!」
葛城サレナ:「ど、どうなの? 役に立てたのかな」
七星ミルキ:「それはそうです……!でもあの、では、最後に一つだけ!」
七星ミルキ:「その、私も……」
七星ミルキ:「サレナさんのこと、まじめで、いい子で、がんばり屋さんで!」
七星ミルキ:「素敵だと思いますーーーー!」
葛城サレナ:「はへ……」 SMGの連射速度が明らかに低下した。赤面し、弾薬錬成にもエラーが出ている。
葛城サレナ:「は…………はい…………」
AI音声:『────心拍数増大。体温上昇。瞳孔拡縮』ハンマーから機械音声が響く。
AI音声:『条件承認。機能、拡張』
七星ミルキ:打面を中心として放射状に花弁が開く。
七星ミルキ:────FHに於いてレネゲイドアイテムの研究は一日の長がある。
七星ミルキ:個人毎に特色のある閉鎖的な環境では、扱う武器は汎用性ではなく、ワンオフの特異性が発展する。
七星ミルキ:七星ミルキのハンマーもその一つ。
七星ミルキ:連装式カートリッジ型衝撃鎚『ひなぎく』
七星ミルキ:オーヴァードの根幹である『他者との絆』に着目し、特別なロイスの力を機械的に再現する。
AI音声:『全弾装填、機構開放。音声認識、『絆しの印』』
七星ミルキ:ポンプアクション。ガションガションガション、と6連装のカートリッジが送り込まれる。
シャムガル:「弾丸の装填? ドローン展開。防御を」
七星ミルキ:「この機能だけは、どうにかならないかと思いますけど……!」
七星ミルキ:「………行きますよ!」
七星ミルキ:星図を構成する三つのリングを重ねた十字冠の中央に、白い星が点る。
七星ミルキ:神聖二重冠の発動に従い、十字冠が強く輝く。
七星ミルキ:ハンマーの頭部からオレンジ色の閃光が噴射し、その巨大な質量を押し出す。
七星ミルキ:「"咲いて"」
七星ミルキ:「──────"ひなぎく"!」
七星ミルキ:ガァ────………ン
七星ミルキ:打面を中心として放射状に花弁が開く。そう錯覚する程の威力。
七星ミルキ:空間がひび割れるような『衝撃』が、あらゆる障害を無視して装甲の内側から炸裂する!
シャムガル:「……間に合わない……、いや」
シャムガル:「間に合っても意味がない」 対衝撃体勢をとる。それしかできることはなかった。
七星ミルキ:ブワッ ドォォォォォォォン!
七星ミルキ:七星ミルキに近い位置から順に、見えない衝撃で殴られて吹き飛んだ
GM:群がっていたドローンがなすすべもなく吹き飛んだ。密集陣形で形成されるべき防御障壁も意味をなさない。
GM:対抗の余地なく破砕され、残るのは――
七星ミルキ:「こ、これでも耐えられるんですか……!?」
七星ミルキ:僅かに上気する頬と息を整える。
ナナカ・アラガタ:「いいね……」 衝撃をすり抜けるように飛び出してくる。風が彼女を覆っている。
ナナカ・アラガタ:「限界を超えてる。これでこそ……本物って感じがする!」 跳ぶ。

GM:手番はここでサレナさんへ。
葛城サレナ:強襲、ナナカちゃん、シャムガルさんって全員同じエンゲージなんでしたっけ?
GM:そうです。YES
葛城サレナ:じゃあ範囲しない手はないな……! マイナーでグレネードランチャーを使用して、次の攻撃を範囲化。
葛城サレナ:《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》《ペネトレイト》。三人を範囲攻撃します。くらえっ
七星ミルキ:先生の支援ものった強強判定だ!
葛城サレナ:あっ、使用武器を宣言してなかった。STALKER4つとグレネードランチャーです。
GM:OK!
葛城サレナ:17dx6+7-2
DoubleCross : (17DX6+5) → 10[1,1,1,2,4,5,5,7,7,7,8,9,10,10,10,10,10]+10[2,3,4,4,6,6,7,8,9,9]+10[1,2,4,7,8,10]+10[1,3,8]+5[5]+5 → 50

眩星かんな:《妖精の手》侵蝕130
葛城サレナ:ヌッ!
葛城サレナ:1dx6+55
DoubleCross : (1DX6+55) → 10[9]+3[3]+55 → 68

GM:回してくる…
葛城サレナ:これは……使っておくか。《勝利の女神》。
葛城サレナ:達成値を12増加。達成値は80です。
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を4(→ 4)増加 (108 → 112)
七星ミルキ:きっちりしてる
巣ノ森リゼル:クソ強!
葛城サレナ:タンヤオ!
眩星かんな:やりおる
GM:ウォ…強襲型はガード。魔人の盾+磁力結界。
巣ノ森リゼル:そうか、さっきガード不可されたから
巣ノ森リゼル:逆に魔人の盾がまだ残ってるのね
GM:シャムガルとナナカは回避
七星ミルキ:そうなのですね
ナナカ・アラガタ:4dx>=80
DoubleCross : (4DX10>=80) → 10[2,6,9,10]+8[8] → 18 → 失敗

シャムガル:4dx>=80
DoubleCross : (4DX10>=80) → 8[4,4,5,8] → 8 → 失敗

GM:どうしようもないな……ダメージください
眩星かんな:限界突破した《力の法則》+5Dどうぞ、侵蝕134
葛城サレナ:先生~!
葛城サレナ:9d10+1d10+5d10+41+9 装甲無視です。えいやっ
DoubleCross : (9D10+1D10+5D10+41+9) → 52[6,6,9,3,8,5,4,6,5]+2[2]+19[6,2,4,3,4]+41+9 → 123

GM:でかすぎる
葛城サレナ:後半のダメージダイスがカスだけど……1,1だったミドル戦闘よりはだいぶマシ!
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を12(→ 12)増加 (112 → 124)
GM:えーと、強襲型ドローンくんは……グラビティガードで最善の出目が出てもどうしようもないことがわかりました
GM:なので破壊…
GM:シャムガルは切り札を切る。《ディフレクション》。ダメージを40点まで軽減し、40点カウンターする。これでかろうじて生存。
眩星かんな:いいもん持ってんな!
葛城サレナ:カウンター!?
七星ミルキ:ヒェーッ
GM:ナナカくんも《光の守護》で復活。これでもう復活エフェクトは品切れになった。
葛城サレナ:なんてものを持ってるんだ。これは流石に死んじゃうな……
巣ノ森リゼル:これは受けてもらったほうがいいかもしれない!特権階級を使うことは難しいな……
GM:というわけで、リザルト。強襲型ドローン……また何もできずに破壊
葛城サレナ:受けます! リゼルさんからは既に一度レイズもらってるしねw
GM:シャムガル80点くらいのダメージを受け、40点のダメージを返却。
巣ノ森リゼル:サレナちゃんと私は侵蝕そんな変わらない上に、サレナちゃんはまだロイス無事だから
GM:ナナカくんはへろへろだけど生きてる
葛城サレナ:げーっマジか!
GM:以上!サレナちゃんは復活してね!
葛城サレナ:-/巣ノ森リゼル/信頼/○恐怖/ロイス これをタイタス昇華して復活しましょう。まだ元気いっぱいだぞ
葛城サレナ:きっともうNも恐怖じゃなくなっているはず

葛城サレナ:最初に先制攻撃を受けた時からずっと、ナナカを狙い続けて動きを制限している。
葛城サレナ:高速連射とリロードに特化した『ケルベロス&ガルム』は圧倒的弾幕を実現するが、高速連射以外の技に乏しいのも事実だ。
葛城サレナ:弾すら斬り裂くような手練の剣士相手には、正直言って分が悪い。致命打はまだ与えられていない。
ナナカ・アラガタ:「……どうやってリロードしてるの?」
ナナカ・アラガタ:「いつまで連射が持つのか」 姿勢を低く沈める。
ナナカ・アラガタ:「私の斬撃と試してみる?」
葛城サレナ:「ふふん、それはちょっと企業秘密だね。そっちだって手札を伏せまくってるでしょ」
葛城サレナ:「試すのもいいんだけどさ……っていうか、さっきからずっと試されてる気がするけど……ナナカはさ」 とうとう世間話をはじめる。
葛城サレナ:「なんでそんなに強くなりたいの?」
葛城サレナ:「強くなれば金が稼げるとか、組織で上に行けるとか……"強くなる"って目的じゃなくて、手段じゃないの?」
葛城サレナ:話している間もSMGは連射し続けている。右下をリロード。リロードの隙を左でカバー。
ナナカ・アラガタ:「これだけはやめられない……そういうものが、誰にでもあると思ってる」
ナナカ・アラガタ:「私はこれ」
ナナカ・アラガタ:「これを選んだ。もちろん、こんなの、……こんなのが意味を持つのは私だけ……」
ナナカ・アラガタ:「私だけの意味。……わかる?」
葛城サレナ:「じゃあ案外、私と同じなのかもしれないな……」
葛城サレナ:「私さ。ここに来る前は色んな仕事をしてたんだよ。なんでもする傭兵セルみたいなところでさ」
葛城サレナ:「本当に笑えるんだ。化学工場の防衛をこなした翌週に、同じ工場の襲撃依頼を他の別のクライアントから受けたり」 左の二つをリロード。右でカバー。
葛城サレナ:「正直ひどい日々だったけど、戦いはやめなかったんだ。なんでかわかる?」
ナナカ・アラガタ:「……ひどいと感じてるのに? 私と同じじゃない?」
葛城サレナ:「……どんなに酷い依頼ばっかりでも、戦いが楽しかったんだ!」
葛城サレナ:「戦って強くなるのが楽しい。限られた自分の能力を駆使して、敵を打倒する瞬間が────」 ナナカの至近距離で銃弾のひとつが爆発した。
葛城サレナ:弾薬生成能力。火薬量を限界まで上げた『炸裂弾』を混ぜこんだ。
ナナカ・アラガタ:「戦い。そう……そういう風に言えばよかったんだ。私も……」
ナナカ・アラガタ:「私もそう」 跳躍と同時に旋回。
葛城サレナ:「依頼を達成する瞬間が、一番楽しい!」 跳躍に構わず、身体をひねる。そのまま回転。
葛城サレナ:ナナカごと後方の敵をまきこむように、あちこちで跳弾した360度炸裂弾の嵐が襲いかかる。
葛城サレナ:「────避けてみろ!」
ナナカ・アラガタ:「戦うことは、楽しい」 自身の肉体に過剰な負荷をかける、限界以上の駆動。
ナナカ・アラガタ:「――避けて、みる!」 弾丸を弾く。風と刃が斬り散らす。だが――
シャムガル:「……ここまで? まさか、こんな……」
シャムガル:「こんなところで? あんな子供に……」
シャムガル:「こんな子供に。百狼セル。なにが『やってみろ』だ……!」
シャムガル:「ここは廃棄場ではない、というの……?」
葛城サレナ:「……あとシャムガルは死ね! ばーか! アホ!」 語彙が致命的に貧弱!
葛城サレナ:「私は"エージェント"だから!」
葛城サレナ:着弾。シャムガルとドローン、そしてナナカを炸裂弾の爆風が包み込む。
葛城サレナ:並のオーヴァードであれば、3回は殺せる威力のはずだが……。
ナナカ・アラガタ:「今回の依頼主は、結構タフみたいだね」
ナナカ・アラガタ:「まだやれる。やっていいんでしょ。限界までやる。このまま、ぜんぶ出し尽くす前に……終わりたくない」
葛城サレナ:「ふふ……しぶとい。いいね!」
眩星かんな:「(ミルキちゃんの全霊一撃と、サレナちゃんの全包囲弾幕。決めに行くために結構私もノせたつもりだったんだが────)」
眩星かんな:「(シャムガルは兎も角、ナナカちゃんは生存能力も一級品か。反撃を許さずに決めたい所だが……)」
七星ミルキ:「(あの振る舞いと、未だ立ち上がるタフネス。これも思いの強さ……なんでしょうか)」

GM:ということで、第2ラウンド。
GM:セットアップ。
GM:こちらはもう……何もなし…。
葛城サレナ:(かわいそう)
眩星かんな:どうしよっかなぁ
巣ノ森リゼル:あ!待った!
巣ノ森リゼル:実はリゼルにはまだ手番が残っています
葛城サレナ:あっそうか
葛城サレナ:朧の旋風で動いただけ!
眩星かんな:確かに
巣ノ森リゼル:最初の行動は《朧の旋風》で獲得した追加メインプロセスだから……
七星ミルキ:朧の旋風は行動権を消費しない!
巣ノ森リゼル:行動値4で行動するというわけ
葛城サレナ:救済の時間だ
GM:あ!そうか!
GM:リゼルさんの行動……でした……すみません!
巣ノ森リゼル:やったね
GM:お手柔らかにお願いします!
巣ノ森リゼル:とはいえ狙うのはどちらにしようか
GM:待機してくれ~
葛城サレナ:シャムガルは一応、サレナがシューターズジャケットを脱げば次Rは同値優先で先手を取れるんですよね
葛城サレナ:だから強いて言えばナナカちゃんだけど……リゼルさんが殴りたい方でも全然大丈夫だと思います
巣ノ森リゼル:火力的にはナナカちゃんを落としたいけど、シャムガルはもう憎悪とけてるし
巣ノ森リゼル:なるほど!じゃあナナカちゃんを狙わせてもらおう
葛城サレナ:イケーッ!
七星ミルキ:いけっ 崑崙を救済!
巣ノ森リゼル:狙いは《狂乱の一声》よりは《彫像の声》!こいつで行動値15も落とせば
巣ノ森リゼル:間違いなく最遅行動というわけよ~ッ
GM:やる気か……巣ノ森!
巣ノ森リゼル:《狂乱の一声》《彫像の声》!くたばりやがれェーッ
巣ノ森リゼル:能力訓練:社会も使います
巣ノ森リゼル:12dx9+29
DoubleCross : (12DX9+29) → 10[1,2,2,4,4,5,5,7,8,8,9,10]+5[4,5]+29 → 44

GM:ドッジしてやるッ
ナナカ・アラガタ:4dx>=44
DoubleCross : (4DX10>=44) → 5[1,3,4,5] → 5 → 失敗

GM:ほげ……
GM:ダメージください
巣ノ森リゼル:5d10+2
DoubleCross : (5D10+2) → 36[7,9,3,7,10]+2 → 38

巣ノ森リゼル:ダメージダイスもでかい!憎悪+行動値-15だ
葛城サレナ:ダメージダイスも安定してるな~
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を6(→ 6)増加 (119 → 125)
GM:うわ、そんなに大きい!?
GM:死……
GM:戦闘不能です
巣ノ森リゼル:た、倒してしまった
GM:動きを止めるつもりが、心臓を止めてしまったというわけ
眩星かんな:やったぜ
巣ノ森リゼル:そんな……攻撃力2しかなかったのに
七星ミルキ:でっか…
GM:フィニッシュムーヴをどうぞ…

巣ノ森リゼル:敵が爆風で吹き飛ばされ、交戦状態が一度リセットされた。リゼルも再び音響攻撃の狙いを定める必要がある。
巣ノ森リゼル:(爆風の土煙……から、どちらかが出てくる)
巣ノ森リゼル:("シャムガル"か、ナナカ・アラガタかーー)
ナナカ・アラガタ:ざり。と、地を踏み、こする音。
ナナカ・アラガタ:「いいね……」 風が渦を巻き、土煙を吹き飛ばす。
巣ノ森リゼル:「!」踏み込みの音が聞こえた時点で、反応しているべきだった。
ナナカ・アラガタ:「もう一撃!」 刃が血を削った。
巣ノ森リゼル:今残っている者でそれをするのは、剣士であるナナカ以外にはあり得ない。
巣ノ森リゼル:「ぐっ……です、が!」
巣ノ森リゼル:ザン!!!!
ナナカ・アラガタ:「んっ?」
巣ノ森リゼル:ナナカの刀を胴体で受けた。肋骨の半ばまで切り込んだ感触。
巣ノ森リゼル:だが、それ以上は食い込まない。刃に振動が与えられておりーー
巣ノ森リゼル:高周波ブレードとは逆の原理だ。切断を『鈍らせる』周波数の振動を与えた。
巣ノ森リゼル:「……通しませんよ。ショミンさんと、先生のところには」微笑む。
ナナカ・アラガタ:「まさか、あなたが……」
ナナカ・アラガタ:「止めるとか」 刃を引き抜けない。
巣ノ森リゼル:「皆が善き人で」
巣ノ森リゼル:狙う対象は、完全に固定されている。「ありますように」
巣ノ森リゼル:キ ィ ン !!!
巣ノ森リゼル:自分自身に刺さった刃に音響を伝播させ、ナナカの手首を完全に破壊する。
ナナカ・アラガタ:「……全力だった」 膝をつく。苦笑する。
ナナカ・アラガタ:「全力でやった……もう、これ以上は、ってくらい……」
巣ノ森リゼル:「それは、善いことです」
ナナカ・アラガタ:「……ここで負けるってことは、そういうことなんだ……やっぱり監獄には戻れないな……」
ナナカ・アラガタ:「もっと強くなれる。……すごいところなんでしょ、メサイアは」
巣ノ森リゼル:「……もちろんです。サレナさんの戦いを見ませんでしたか?」
ナナカ・アラガタ:「うん……」
ナナカ・アラガタ:「すごいね」 笑う。苦笑ではなかった。

GM:では、今度こそ第2ラウンド。
GM:とはいえ、こちらの戦力はもうカスカス……
GM:改めて、セットアップ行動の宣言をお願いします。
七星ミルキ:セットアップなしです
巣ノ森リゼル:私はなんにもなし!恐らく行動することもないだろう……!
葛城サレナ:セットアップは無し! 今さらブルーゲイルでもないはず。
眩星かんな:私もだいじょうぶ
GM:おっ。本当にブルーゲイルなしでよろしいですか? シャムガルが最初に動きます。
葛城サレナ:よし! じゃあ、イニシアチブでシューターズジャケットを脱ぎます。
葛城サレナ:これで行動値は9。
巣ノ森リゼル:サレナちゃんが脱いだ!!
GM:あっ脱衣があった!
七星ミルキ:脱衣!
葛城サレナ:クロスアウッ!
眩星かんな:やったぜ
GM:やだな~~~~~~~~
GM:仕方ない……
GM:サレナさん行動をどうぞ……
葛城サレナ:ホッ
葛城サレナ:『Ab uno disce omnes.』。《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》……《ペネトレイト》も入れておこうかな。
葛城サレナ:対象はシャムガルさん。妨害的なものがなければ振ります。
GM:ないです!!!
葛城サレナ:ムン!
葛城サレナ:13dx7+7 使用武器はSTALKERが5本。
DoubleCross : (13DX7+7) → 10[4,5,5,6,6,6,6,6,6,7,7,9,9]+10[2,5,7,9]+10[1,7]+4[4]+7 → 41

眩星かんな:最後の《妖精の手》!侵蝕138
葛城サレナ:先生~~!
葛城サレナ:47+1dx7
GM:ちっ
葛城サレナ:1dx7+47
DoubleCross : (1DX7+47) → 4[4]+47 → 51

GM:51か……避けられるかな……
巣ノ森リゼル:相手は勝利の女神を持ってる!気をつけて!
葛城サレナ:一応勝利の女神も乗せておこうかなこれ
葛城サレナ:そうだよ!忘れるところだった!
眩星かんな:やっちゃえ~~
葛城サレナ:こちらも《勝利の女神》。達成値は63です。
葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を4(→ 4)増加 (124 → 128)
GM:OK……やってやる!
シャムガル:4dx>=63
DoubleCross : (4DX10>=63) → 9[6,6,8,9] → 9 → 失敗

シャムガル:妖精の手!
シャムガル:1dx+10
DoubleCross : (1DX10+10) → 10[10]+2[2]+10 → 22

シャムガル:回った…これはこれで奇蹟……だが……
シャムガル:勝利の女神でも届くはずもない
眩星かんな:地味に回転するの怖すぎる
GM:ダメージください!
眩星かんな:《力の法則》+5D、侵蝕142!
葛城サレナ:先生~!(2回目)
葛城サレナ:7d10+1d10+5d10+51 装甲無視。
DoubleCross : (7D10+1D10+5D10+51) → 44[5,10,5,10,4,3,7]+7[7]+29[6,5,2,9,7]+51 → 131

葛城サレナ:葛城サレナの侵蝕を12(→ 12)増加 (128 → 140)
GM:耐えられるはずがないんですよね
葛城サレナ:ペネトレイト要らなかったな~
GM:戦闘不能。皆さんの勝利です。フィニッシュムーヴをお願いします。
眩星かんな:やったぁ

巣ノ森リゼル:全くの偶然で、多大なダメージを伴ったものではあったが、残る二人の戦力の一人……ナナカの無力化には成功した。
巣ノ森リゼル:ならばサレナ達が相対するのは、一人。
巣ノ森リゼル:「サレナさん!!ナナカさんはこちらで……げほっ!制圧しました!!」
巣ノ森リゼル:「"シャムガル"を!!」土煙の向こうに向かって叫ぶ。
シャムガル:「回避。この戦線を……離脱しなければ」
葛城サレナ:「シャムガル……!」
葛城サレナ:「先生。はっきり言うけど、あいつムカつく!」 シャムガルをサブマシンガンで指し示す。
葛城サレナ:「このままだと、多分バラバラにぶっ壊しちゃうから……」
葛城サレナ:「妹ちゃんのボディがちゃんと残るように、制御お願い!」
眩星かんな:「うぇっ。それは……困る!」
葛城サレナ:「……お願いしてもいいですか!」
眩星かんな:「ああ、了解した!えーっとえーっと……」眉間に皺を寄せて考えること3秒。
眩星かんな:「サレナちゃん!"敵の悪意だけを、粉々に打ち砕け"!!」彼女の信念が望む限り、結果は最良の物になるはずだ。
葛城サレナ:全てのマガジンを一度落とし、サブマシンガンを完全にリロードする。心の中に浮かぶのはこれまでの怨みだ。
葛城サレナ:エージェントの自分を子ども扱いした怨み、ブラックマーケットでミルキと一緒にドローンに追いかけられた怨み。
葛城サレナ:他にも色々数え切れないが、一番の恨みは……
葛城サレナ:「自由なノヴァリスで、あんたの傲慢な正義を振りかざすな。────やるのなら」
葛城サレナ:「よそでやれ! シャムガル!」 フルバースト。
シャムガル:「この……!」
葛城サレナ:全てのバレルが一斉に火を噴き、装填された貫通弾が今度こそシャムガルを捉えた。
シャムガル:「私が、我々が、手にするはずの……」
シャムガル:「ノヴァリス……!」 すでに回避できない。Se9-01の演算能力をもってしても不可能だった。
GM:破壊は速やかに訪れた。
GM:駆動するための四肢、外部接続用モジュールを粉砕され――
GM:”シャムガル”は――Se9-01の機体は、カタコンベの床に落下した。
巣ノ森リゼル:「……ミルキさん、キャッチを……!」
七星ミルキ:「了解です!」滑り込むように機体を受け止める
眩星かんな:「――お見事」
葛城サレナ:「……ふう」 全弾撃ち尽くし。リロードしながら成り行きを見守る。
デスワ・セキューオウ:「や……」
デスワ・セキューオウ:「やりましたわ~~~~~! 正義は勝つのですね!!!」
巣ノ森リゼル:「……よ、良かった……なんとか、全部……」半ばで止めたとはいえ斬られているのは事実だ。そのまま膝をつく。
七星ミルキ:「(……漫画だと、止まった機械は一度再起動がお約束でしたが、大丈夫そうですね)」恐る恐る確認する。
葛城サレナ:「リゼルさんもお疲れ様。あれだけ敵に集中砲火されて生きてるの、普通ありえないよ」 Se9-01ちゃんの近くまで歩いて行く。
眩星かんな:「ショ……いや、デスワちゃん。Se9-01は大丈夫そうかい?」
GM:Se9-01の機体は動かない。まだ人格AIがインストールされていないのだ。
GM:そこにあるのは、純粋な演算機構。赤子のようなものだった。
七星ミルキ:「一応、外傷はなさそうです……お見事ですねサレナさん」
葛城サレナ:「先生の助けがあったからね」 へらっと笑う。
眩星かんな:「出来ないことはさせられない。間違いなくサレナちゃんのお陰だ」
眩星かんな:「それにミルキちゃんも。リゼルちゃんも。自分にしか出来ないことを成し遂げてくれた」
七星ミルキ:「それに、かんな先生とリゼルさんが惹きつけてくれたおかげで、こちらは怪我もなく……」
眩星かんな:「ごっほ……助かったよ。本当に」吐血。
葛城サレナ:「先生、少し座ってて。エフェクト使いすぎだよ」
眩星かんな:「あ、はい」素直に座ります。事実、過度な能力行使が喉に響いている。
巣ノ森リゼル:「ショミンさんも。自分の意志で……戦ってくれて、嬉しかったです」
デスワ・セキューオウ:「皆さま……本当にありがとうございます」
葛城サレナ:そのへんの瓦礫をずりずり押してきてます。デスワちゃんの話に耳を傾ける。
デスワ・セキューオウ:「この御礼は、必ずさせていただきますわ!」
デスワ・セキューオウ:「楽しみになさっていてください!」
デスワ・セキューオウ:「おーっほほほほほほ!」
巣ノ森リゼル:「はっそうだ多額の謝礼……!!!」当初の目的を思い出す。
巣ノ森リゼル:「多額の……善意の……ゲェッホゲホゲホ!!」
七星ミルキ:「あはは……うん、元気そうで良かったです」医療器具やタオルを取り出して、簡単な手当をしてる
葛城サレナ:「バビロンの良い噂……!」
七星ミルキ:「私は……カタコンベが無事だったのが、既に報酬かもしれませんね」
巣ノ森リゼル:ミルキに手当てを受けながら呻く。「せ……先生~~」
眩星かんな:「……うん。いやぁ、いいなぁ」
眩星かんな:「こうやって、生徒達が自分のやりたいこと出来て、わいのわいの騒ぐアットホームな感じ」
眩星かんな:「先生って楽しい~~っ、げっほごほ」吐血。
巣ノ森リゼル:「先生~~……痛いです……」涙目。
眩星かんな:「素直でよろしい。私も両腕と喉がめっちゃ痛い」
葛城サレナ:「戦いはすっごい楽しかったけど、やっぱり……疲れたよね。私ももうボロボロだよ」
葛城サレナ:「上に帰ろう。ミルキちゃん、お疲れのところ悪いけど、案内お願い」
葛城サレナ:「頼りにしてるよ」
七星ミルキ:「あぁ、もう、二人共無茶しないでください……!」手当を続けながら、ちょっとだけ微笑む。
七星ミルキ:言われたことをやる。大人の管理する通りに、希望通りの数字を目指す。
七星ミルキ:そうじゃなくて、自分のしたいことが次々とでてきて、一日もじっとしていられないような。
七星ミルキ:(この場所で私が得たように。この腕の中の"妹さん"やサレナさんも、そうなれたら良いな、と思いました。)
七星ミルキ:「……はいっ」
七星ミルキ:「お任せくださいっ」
七星ミルキ:花の咲くような笑顔で答えた



GM:バックトラック。
GM:Eロイスは3つ。

●Eロイス
◆傲慢な理想
◆傲慢な理想
◆飢えの淵

GM:振る方はどうぞ~
葛城サレナ:もち振り!
葛城サレナ:140-3d10
DoubleCross : (140-3D10) → 140-19[3,9,7] → 121

眩星かんな:振れるモノは何でも振る
巣ノ森リゼル:振るぜ~
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルの侵蝕を3d10(→ 6)減少 (125 → 119)
七星ミルキ:ふるふる
巣ノ森リゼル:減らね~!
眩星かんな:138-3d10
DoubleCross : (138-3D10) → 138-22[6,7,9] → 116

七星ミルキ:127-3d10
DoubleCross : (127-3D10) → 127-25[9,10,6] → 102

七星ミルキ:出目跳ねるなぁ
葛城サレナ:さっき5d10が腐ってたから2倍振りにしようっと。2倍振り。
GM:すごい出目
巣ノ森リゼル:あと神聖二重冠でロイスひとつ復活させる気まんまんでいたんだけど
眩星かんな:ミルキちゃんのロイス取るタイミング逃してた
巣ノ森リゼル:よく見たらこれSロイス限定だったわ
七星ミルキ:登場から終わりまでずっと高い出目
七星ミルキ:えへ。
巣ノ森リゼル:3個で振らなければならない!2倍振りします
七星ミルキ:想い人は2倍ぶりが出来ないので…等倍です!
巣ノ森リゼル:119-6d10
DoubleCross : (119-6D10) → 119-41[10,7,2,2,10,10] → 78

七星ミルキ:102-6d10
DoubleCross : (102-6D10) → 102-37[10,6,1,10,2,8] → 65

葛城サレナ:121-10d10
DoubleCross : (121-10D10) → 121-53[5,6,5,2,2,9,6,10,6,2] → 68

七星ミルキ:4点
巣ノ森リゼル:こっちはやたらデカい目が出ちゃったな
葛城サレナ:3点!
眩星かんな:七星ミルキ/○信頼/将来の夫が羨ましいなぁ
七星ミルキ:夫だなんてそんなそんな…
巣ノ森リゼル:3点です
GM:OK
眩星かんな:116-5d10
DoubleCross : (116-5D10) → 116-35[7,3,10,9,6] → 81

眩星かんな:5点
GM:OK~
GM:計算シマス

●獲得経験点
珪素さん 16点
缶詰さん 17点
クオンタムさん 16点
ひなたさん 18点
GM 22点

GM:計算カンリョウ
七星ミルキ:カンペキ~
巣ノ森リゼル:これがAIテクノロジーか
巣ノ森リゼル:すごいなあ ラーメン食べる?
眩星かんな:AIラーメン……
葛城サレナ:パクパクですわ!
眩星かんな:両手で美味しくいただきます
巣ノ森リゼル:爆炎の中号泣しながらピザを……!


◆Ending◆眩星かんな

GM:殺風景だった職員室にも、少しずつデスクが増えてきたように感じる。
GM:眩星かんなのデスクにも、私物が並ぶことが多くなった。
GM:その分だけ生徒も訪れる機会が増えたのだろうか――少しは、職員室らしくなってきたのかもしれない。
珠洲代ハイア:「……お疲れさまです、眩星先生。どうやら……結構な騒動に発展したとのうわさ……」
珠洲代ハイア:「お聞きしています」
眩星かんな:「まさか、外の世界からジルバニアファミリーのマジカルキャッスルセットが流入してきているなんてね」
眩星かんな:デスクの3割ほどを占有する人形セットを丁寧に飾っている。
珠洲代ハイア:「その件は一ミリも関係ないのでは……」
眩星かんな:「あっ……はい……」
珠洲代ハイア:「たしかにキングダムが誇る海賊部の転売チームが解体したことで……」
珠洲代ハイア:「結構な品物が流出しはじめていますが……」
眩星かんな:「そうだね。不自然な寡占は無くなって健全な流通に戻りつつあるようだ」
珠洲代ハイア:「海賊部は末端生徒がかなり増長していましたから……いいクスリです……」
珠洲代ハイア:「それより先生……例の件、いかがでしたでしょうか?」
眩星かんな:「ああ失礼。順を追って説明するね」
眩星かんな:「アリト先生が探していたのは、ブラックマーケットに流れていた宝の地図だったようだ」
珠洲代ハイア:「た、宝の地図……?」
眩星かんな:「カタコンベの最奥に隠されているという、眉唾物の噂に過ぎないけれどね」
珠洲代ハイア:「カタコンベ……あの迷宮にまで潜ったのですか?」 ばっ、とタブレットを構える。
珠洲代ハイア:「それでは、あの……秘密めいた結社、合コン委員会……と接触したのでは?」
眩星かんな:「ああ、ミルキちゃん。彼女はとても甲斐甲斐しく案内してくれた。良いお嫁さんになるね」
珠洲代ハイア:「なるほど……我々にとってもカタコンベは謎が多いので。そちらもインタビューしたいところですが……」
眩星かんな:「宝は結局見つかりはしなかったが、その際に件の海賊部やブラックマーケットに蔓延る悪徳顧客達を私と集まってくれた生徒達でうまいこと話を付けて」
眩星かんな:「世間で言われている様にブラックマーケットの清浄化に成功。アリト先生も悪事に加担していなかったということで」
眩星かんな:「調査は終了。無事に帰ってきたというわけだ」
珠洲代ハイア:「……ううん……我々が扱うべきスキャンダル、というより……」
珠洲代ハイア:「かなり大きな事件になりそうですね。……ちなみにその、宝というのは……」
珠洲代ハイア:「いったい何なのですか?」
眩星かんな:「なんだっけ。なんかすごいの。地球を割れそうなやつ」
珠洲代ハイア:「地球破壊爆弾じゃないんですから……」
珠洲代ハイア:「武器? ですか? それは注目に値しますね……」
眩星かんな:「兎も角、そういった世界の秩序を大きく脅かしそうな兵器さ。ハイアちゃんは世界征服に興味があるかい?」
珠洲代ハイア:「私は世界を征服するぐらいなら……世界の秘密をぜんぶ明らかにして暴きたい、です……」
珠洲代ハイア:「ただ、兵器は……いまみんな敏感になっている話題です。つい最近も、シャムロックの危険兵器が暴走したことですし、防区意識が増大していますから……」
眩星かんな:「そうだね。各学区が独立して武力を強めてきている。もしかしたら、学区間の揉め事が戦争に波及してしまうかもしれない」
眩星かんな:「だからこその職員室だ。うまいこと中立して揉め事を小さいままに解消する、ブラックマーケットの一件の様にね」
珠洲代ハイア:「兵器の正体は……明かせない、ということですか?」
眩星かんな:「いや、だから……地球を縦に割れそうなやつ……」
珠洲代ハイア:「……ぜんぜんわかりません……」
珠洲代ハイア:「我が校の王様なら、そんなこともできるかもしれませんが……」
眩星かんな:「そいつは大変だ。世界を縦に割られない様に、大規模な補強工事が必要になるね。予算はどれくらい要るかな~~」
珠洲代ハイア:「はぐらかしている……。じゃあ、追及は、いまはやめておきます……」
眩星かんな:「分かってくれたかい?助かるね」
珠洲代ハイア:「……アリト先生の、スキャンダルの方はいかがでしょうか?」
珠洲代ハイア:「いかがわしい噂は……あまり真実ではなかったと……?」
眩星かんな:「ああ。いかがわしいソーシャルゲームはやってるかもしれないけれど、ちゃんと先生として活動しているよ」
珠洲代ハイア:「……ですが、最近……一部のゴシップ班からは……さらなる噂が……」
眩星かんな:「えっ」
眩星かんな:「あの人……釘を刺しといたはずなのに……」
珠洲代ハイア:「……『眩星先生とアリト先生が、非常に仲の良い様子が目撃された』という噂が……」
眩星かんな:「……マジ?」
珠洲代ハイア:「……どの部分までが真実なのでしょうか? 我が新聞部のゴシップ班によると……」
眩星かんな:「そいつは困るなぁ……と思ったけど」
珠洲代ハイア:「カタコンベを一緒に歩いている様子などが、念写能力によって写真に収められています」
眩星かんな:「私ロリコンだから普通に職場内恋愛するような先生だと思われるのは悪くないかもしれないね」
珠洲代ハイア:「えっ」
眩星かんな:「ハイアちゃん。さっき宝物の正体を知りたいって言ってたよね?」
GM:戦闘移動でエンゲージを離します。
GM:5m移動しました。
眩星かんな:「もし、毎日私のためにお味噌汁を作ってくれたら……あらら」
眩星かんな:「冗談だよ、冗談。アリト先生とだって普通に仕事してただけだし。その場に生徒達も3人居たはずだから」
珠洲代ハイア:「……そ、そうですね。いまの発言は……じ、冗談の一環ということで……」
眩星かんな:「聞いてくれれば、別に疚しいことはないって説明してくれるはずだ」
珠洲代ハイア:「わかりました……。なんか……色々と大変だったんですね」
眩星かんな:「でも脈はないのかぁ、残念だなぁ。ハイアちゃんの綺麗な目と睫毛に見惚れていたんだけどなぁ~~」
珠洲代ハイア:「……ご……ご、ご協力、大変ありがとうございました」
珠洲代ハイア:「それでは、私はこれで……お礼はのちほど、あの、文化部の山岡と富井という者がお礼のお食事を手配いたしますので……」
眩星かんな:「はぁい。助かるよ……ここ三日間ずっとカレーパンで済ませてたから……仕事忙しくて……」
珠洲代ハイア:「……くれぐれも、体には気を付けてくださいね……」
珠洲代ハイア:「先生は、私たちの先生なんですから」
眩星かんな:「ありがとう。また取材にきてねぇ、待ってるよ~~」ひらひらと手を振る。
珠洲代ハイア:「……はい。失礼しました……」
GM:一礼して、職員室を後にする。職員室に出入りする際には一礼する――誰からともなく、そういう儀式的な行為が発生していた。
GM:後には、眩星かんなが残る。
眩星かんな:「さぁて、今日は午後からリツキちゃんとモンブランデートだ。楽しみだなぁ~~」
眩星かんな:ハイアちゃんに聞こえるか聞こえないかの距離で独り言ちて、席に座り直す。
眩星かんな:「(――シャムガルを操っていたFH人員は外部に居る)」
眩星かんな:「(今回の件でサレナちゃんと私がFHに敵対的かつ、ノヴァリス内の自衛が優秀だということを外部に認知してくれれば)」
眩星かんな:「(当分は襲撃も来ないだろう。だが、来るとすれば入念な準備と総統の兵力を送りつけてくる)」
眩星かんな:「(……内部も外部も爆弾だらけ。いつ何処から崩れても可笑しくない、罅割れたガラスの橋に片足立ちしてるみたいに)」
眩星かんな:「んにゃ~~~~!!!」ぐぐーっと背伸びをして、誰も居ない職員室に間延びした声を響かせる。
眩星かんな:「ああーっ、楽しい!!!!」
眩星かんな:「まさか、私が子ども達のことでこんなに頭を悩ませられるなんて!」
眩星かんな:「第二の人生、エクストラステージ、強くてニューゲーム、異世界転生。生き延びてみるもんだ」
眩星かんな:ノヴァリスに訪れる前、私は4回ほど子ども絡みのFHセルに内部介入し、横領によって崩壊させてきた。最初の一つは育ての親だったわけだが……
眩星かんな:そんな形でしか子どもに関われない人生に意味なんてあるのかと。自暴自棄になっていたのは事実だ。
眩星かんな:だから、私を拾ってくれたノヴァリスに。最高生徒会に。職員室にはとても感謝している。
眩星かんな:頭痛がするほど寝不足になって、血反吐吐きながら敵と戦ったり生徒を護ったりする充実した人生をくれてありがとう。
眩星かんな:「――おーし、がんばろっと」
眩星かんな:モンブランデートに間に合わせるべく、手付かずだった資料の山に手を伸ばした。


◆Ending◆葛城サレナ

GM:メサイア学園は、ノヴァリスにおいても有数の規模を持つ学区だ。
GM:また、自由奔放な校風から、転入生の受け入れに対しても寛容――というより、『隙がある』状態でもある。
GM:だから、思ったよりも簡単にその申請は受理された。
GM:監獄学寮シェオルからの、一時釈放および保護監督生徒の受け入れ。すなわち――アラガタ・ナナカの編入である。
葛城サレナ:「──つまり、弾薬生成じゃなくて『弾の入ったマガジン』ごと錬成してるんだ。腰のマグポーチか、銃に直接生やすかの二択で」
葛城サレナ:「だからリロードしてたり、リロードしなくても弾が無限に見えたりするの」
葛城サレナ:説明しそこねた自分の能力を説明しながら、学校を案内してます。
ナナカ・アラガタ:「ああ……箱ごと出してたんだ」
ナナカ・アラガタ:「時間止めるか巻き戻すかして、リロード風にしてるのかと思った」
葛城サレナ:「それは超強いバロールの技だよ……そっちこそどうやって弾を見切ったり斬ったりしてたの?」
葛城サレナ:「一発ならともかく、弾幕は無理じゃない? 見切りのコツとかがあるの?」
ナナカ・アラガタ:「比較的、目がいいから。あと、大気操作」
ナナカ・アラガタ:「練習すれば手足みたいに使える……と、そうだ」
葛城サレナ:「目がいいで済む問題なのかな……ん。なに?」
葛城サレナ:「おなかすいたなら学食はあっちだよ。いや違う、あっちか」 まだ微妙にメサイアに慣れていない。
ナナカ・アラガタ:「この学校って、訓練場どこにあるの?」
ナナカ・アラガタ:「崑崙では……学校まるごと訓練場みたいなものだったから……」
ナナカ・アラガタ:「ここでは違うんでしょ」
葛城サレナ:「んー。一応、訓練場みたいなものが体育館に併設されたり、地下にあったりはするみたいだけど」
葛城サレナ:「人によってはそれこそ、ブラックマーケットみたいな治安の悪いところに行って実戦訓練したりしてるみたいだね。ほら、治外法権だから」
ナナカ・アラガタ:「そうだね。実戦が一番だね。……実戦をやるには……」
ナナカ・アラガタ:「サレナみたいに、生徒会? に入ればいいの?」
葛城サレナ:「あっ、そう! それ!」
葛城サレナ:「生徒会……グレート・バビロン……に入ると、実戦のチャンスが増えるのは間違いないよ!」
葛城サレナ:増えるらしい、と聞いている。事件のもみけしや都合の悪い生徒への口封じなども多いのかもしれないが。
葛城サレナ:「あと、たぶん学校内での発言権も強化されると思うから」
葛城サレナ:「騒ぎを起こした時も"私は生徒会だぞ"って言えば解決する場面は増えるんじゃないかな。たぶん」
ナナカ・アラガタ:「理解した。噂によると、風紀委員会も別にあるらしいから……」
葛城サレナ:「あとは多分……会計の人とか、議長の人がなんとかしてくれるから……」
ナナカ・アラガタ:「いまから楽しみにしている」
葛城サレナ:「バビロンとトランペッター……風紀委員会はすごく仲が悪いみたいだよ。私も何度か勘違いで戦った事があるから、ナナカもそうなるかもね」
ナナカ・アラガタ:「うん。なんか新鮮……。サレナは、」
ナナカ・アラガタ:「どうして生徒会の方に?」
葛城サレナ:「気がついたらそうなってた。……そもそも私は、マスター……外の世界の上司に命令されてここに来たんだ。人生をもっと楽しめって」
葛城サレナ:「ここに来ても最初は流されるままで、気がついたら戦闘力を買われて生徒会に入ってた」
ナナカ・アラガタ:「よりによって生徒会」
ナナカ・アラガタ:「私、生徒会ってもっと窮屈だと思ってた。崑崙がそうだったから」
ナナカ・アラガタ:「そうでもないの?」
葛城サレナ:「崑崙に生徒会ってあったんだ……!? あらゆる組織が存在しない無法のジャングルだと思ってた」
ナナカ・アラガタ:「まあ、生徒会っていうか……うちの場合は……」 首を捻る
ナナカ・アラガタ:「一番強いって感じの五人が顔役?をやってるって感じ」
葛城サレナ:「それ生徒会っていうか……」 漫画に出てくる四皇とかだよね、と言おうとしてやめる。 「崑崙らしいね」
葛城サレナ:「こっちはそこまで窮屈ではないと思うよ。ほら、メサイア生徒の出身的に校風がかなり自由だから」
葛城サレナ:「私も入ってみてわかったけど、自由な学園を取り締まるには生徒会も自由じゃなきゃダメなんだろうね」
ナナカ・アラガタ:「かもね。……サレナは、そういうの……」
ナナカ・アラガタ:「楽しんでる?」
ナナカ・アラガタ:「なんか……色々ありそう」
葛城サレナ:「…………これまでは、よくわからなかった。初めての学園生活に擬態するのに精一杯だったから」
葛城サレナ:「今は楽しいと思う。ほら、言ったでしょ。傭兵まがいの生活は色々最悪だったけど楽しかったって」
葛城サレナ:「あれと同じだよ。酷い事もあるけど、能力を活用しまくってあらゆる事件を解決するのは、楽しい」
葛城サレナ:「強い崑崙の生徒とも戦えたしね」
葛城サレナ:「ナナカこそよかったの? 崑崙からこっちに来ちゃって」
葛城サレナ:「それなりにあっちでも楽しんでたんじゃない?」
ナナカ・アラガタ:「……サレナは向いてるんだね、たぶん。私の場合は……。いや、私も……」
ナナカ・アラガタ:「ずっと全力で何かをやってみたかった。それは、崑崙の中に閉じこもっていたらできないことで……」
ナナカ・アラガタ:「サレナみたいにやってみたくなった。だから、やってみる」
ナナカ・アラガタ:「……そんな感じ。わかる?」
葛城サレナ:「……? 崑崙じゃできなかったの?」
葛城サレナ:「投獄されて、脱獄して、強い人と戦う。それはまだ"全力で何かをやる"の範疇じゃなかったんだ」
ナナカ・アラガタ:「セーフティをつけたままだと、できないこともある」
ナナカ・アラガタ:「サレナたちがやってたみたいに……」
ナナカ・アラガタ:「どう考えてもそっち側の方が、世界が広いと思った」
葛城サレナ:「たしかにね。持てる全てを振り絞って強者と戦うのは、楽しいし……新しい世界が見える」
葛城サレナ:「今回の事件にかかわるまでは、ちょっと思ってたんだ。そういう物騒な考えは捨てて、もう少し文化的な趣味を持ったほうがいいのかもって」
葛城サレナ:「でも"これだけはやめられない"よね。やっぱり」
ナナカ・アラガタ:「文化的な趣味……よくわからない。でも、そうだね」
ナナカ・アラガタ:「やめられない。それは確か」
ナナカ・アラガタ:「だから、なんか、その……」
ナナカ・アラガタ:「ありがとう。誘ってくれて嬉しかった」
葛城サレナ:「ん」
ナナカ・アラガタ:「それを言いたかった」
葛城サレナ:「なんか、意外だね。戦ってるときはもっとヤバいというか……リゼルさんの言葉じゃないけど」
葛城サレナ:「本当にあらゆる言葉が通じないバーサーカーに見えてた」
葛城サレナ:「刀を抜いてない時は、普通の生徒に見える」
ナナカ・アラガタ:「そうかな……。……ナナカの方も、」
ナナカ・アラガタ:「意外とそんな風に見えてるかもしれない」
葛城サレナ:「やっぱり似たもの同士なのかもしれないね。……話してたらもう一度ナナカとやりあいたくなってきちゃったな」
葛城サレナ:「軽く腹ごしらえしたら、さっき言った訓練場的なところで再戦しようよ。ナナカのあの動きはだいぶ厄介だったからさ」
葛城サレナ:「私の戦い方とはだいぶ相性が悪いと思うんだ。もう一度ソロで戦ってみたい」
ナナカ・アラガタ:「ん。私はいつでも、い――。あ」
GM:ナナカが頭上を見上げた。
葛城サレナ:「ん」 反射的にサブマシンガンを引き抜き、追従する。
GM:メサイアの学舎。その一角が、爆音とともに吹き飛ぶ瞬間だった。
葛城サレナ:「あー」
ナナカ・アラガタ:「……爆弾かな」
葛城サレナ:「爆弾だね。あと"ポン"っていう音がしたから、グレネードランチャー持ちもいるのかも……複数だね」
GM:叫びと怒号が響いてくる。「誰だ!?」「いまそっちに行ったぞ!」「ニギレンジャーのお面つけた連中だ!」
ナナカ・アラガタ:「じゃあ、行った方がいい? よね」
葛城サレナ:「うん。まあ放っておけば風紀の人たちが来るだろうけど」
葛城サレナ:「目の前の楽しいことを、わざわざ見逃すことはないよね」
ナナカ・アラガタ:「うん」 すでに抜刀している。
ナナカ・アラガタ:「行こう!」
葛城サレナ:「あっ、先に言っておくよ! 私は、格下をまとめて相手をするのは……だいぶ慣れてる」
葛城サレナ:「もたもたしてると全部食べちゃうからね!」 走り出す。
ナナカ・アラガタ:「大丈夫……。足は、私の方が、速い!」
葛城サレナ:身体能力はそこまで飛び抜けて高いわけではない。こちらは地道に階段経由だ。
葛城サレナ:おそらくナナカは壁かなにかを蹴り上がるなり走るなりして、直接乗り込んでいくはず。20秒は遅れを取るだろう。
葛城サレナ:「炸裂弾を……いや、榴弾を錬成しておいて、入ると同時に可能な限り巻き込んで射撃……」
葛城サレナ:「ナナカに追われて廊下に逃げ出してくるやつがいるだろうから、それを左で制圧して……」 考えながら階段を駆け上がる。
葛城サレナ:肩がぶつかり、いちゃもんをつけてきた生徒を《万能器具》で錬成したテーザーガンで昏倒させ、現場近くの廊下に出る。既にナナカが暴れている音がする。銃声。爆発。
葛城サレナ:「やりたいことがいっぱいあるんだ。戦いも……バビロンの悪評回復も、ミルキちゃんのお兄さん探しも」
葛城サレナ:「一個も残さず、貪欲に楽しんでみせるぞ……!」「ノヴァリス!」
葛城サレナ:榴弾を錬成。逃げてくる生徒ごと扉を爆破し、さっそうと内部へ乗り込んでいった。
葛城サレナ:自由と混沌渦巻く、メサイアの一角へ。


◆Ending◆七星ミルキ

GM:文化祭実行委員の事務所は、学区間を移動する地下鉄車両である。
GM:必然的に、それはノヴァリスの地下を通ることになり――
GM:入り組んだカタコンベの隙間を縫うように、あるいは一部その通路を利用するような形で走っている。
七星ミルキ:「わぁ、ここに繋がってたんですねぇ」
レチ:「ま、そういうこと。ほら……ノヴァリスって、地下がめちゃくちゃなことになってるだろ」
レチ:「カタコンベはいいよ。トップクラスに整備されてる方だ」
七星ミルキ:「そうですね。自分用の領域とか確保する人も多くて」
七星ミルキ:「そこらへんはきちっと管理してますからね、うち」ふふ、と得意げに笑う
七星ミルキ:「でも、地下鉄から見るのは新鮮ですねぇ」
レチ:「ああ。このくらいなら、いくらでも……今回は助かったからな」
レチ:「ウチは、どこの学区にもつかないことで自治を守ってるけど……」
レチ:「それは、どこの学区からも守られないってことでもある」
七星ミルキ:「あぁー……なるほど」
七星ミルキ:「そういうところもうちの委員会と似てますね。カタコンベも学区関係なく、すべての生徒を対象にしたものなので……」
七星ミルキ:「といっても、こちらは規模が規模だけに、完全に自治でもないんですけど……っと」
七星ミルキ:「じゃあ、今回みたいに狙われちゃうと大変ですよね?」
レチ:「まあ、そういうこと。ほんと、しっかりしてほしいぜ……最高生徒会がその辺うまくやろうとしてくれたんだけどな」
レチ:「あんたたちのところも、大変だろ? 特に今回の件みたいに……」
レチ:「宝探し目的みたいなやつとかさ」
七星ミルキ:「あぁ……あはは」
七星ミルキ:「そうですね、外から見ると謎めいてるみたいで。そういう人も、たまに」
七星ミルキ:「ただ、うちはそうじゃない方もよく来ますので……カタコンベを守るために協力してもらうこともありますね」
レチ:「……実際のところ……どうなんだ?」
レチ:「例の、十字冠を壊す兵器」
レチ:「あれはカタコンベに眠ってると思うか?」
七星ミルキ:「んー……」
七星ミルキ:「有ったら欲しいって思います?」
レチ:「冗談じゃない。永遠に埋めといてほしいね……面倒事は嫌いなんだよ」
七星ミルキ:「あはは」
七星ミルキ:「うん、私もそう思います」
七星ミルキ:「十字冠を壊す兵器とか……仮に有ったとしても、なかった事になるんじゃないかな、と」
レチ:「はは。それって、カタコンベに手を出すやつは容赦しねえぞ、って意味?」
七星ミルキ:「それぐらいの意気込み、と言うやつですわ?」ふふん、と顎をそらす。
七星ミルキ:「それに、カタコンベに訪れる人の殆どは、わざわざ欲しがらないと思いますし」
レチ:「ああ……まあ、そうか。なるほどね」
七星ミルキ:「えぇ……祈りに来る人には使われた側の関係者も、多いですから」
七星ミルキ:「……いや、まぁ。そう思ってると今回みたいなことになって大変なんですけどね?」
レチ:「私は……、ああいうシャムガルみたいな連中は、的外れなことをしてると思うよ」
七星ミルキ:「そう、思います?」
レチ:「カタコンベはたしかに迷宮だけど、あそこにそんな兵器があるわけないんだ……。たぶん手がかりでさえ」
レチ:「……これは、アリト・ザファル・モリアーティ……先生が言ってた推理だけど」
レチ:「事件に使われた凶器を現場に放置するやつはいない」
レチ:「だから、別の場所にあるんだって気がする」
七星ミルキ:「………おぉ」
七星ミルキ:「あまり読まないけど、推理小説みたいですね」
レチ:「……消えた”ノドス”の生徒に繋がる手がかりも……」
レチ:「きっとどこかにあると思うけど、それはカタコンベじゃないって気がする」
七星ミルキ:「…………」
レチ:「墓地は死んだ人間のためのものだろ。……こっちは私の推理だけどさ」
七星ミルキ:「そう、ですね」
七星ミルキ:「私も……そう思います。これは、良く見回ってるからなんて理由もありますが」
七星ミルキ:「カタコンベは、居なくなった後に作られたものですから。それに」
七星ミルキ:「死んでない人が墓地にずっと居るのも、変ですしね。……と、生存を信じる私としては、考えております」
七星ミルキ:「推理小説だと、あんまり信用出来ないんでしたっけ?こういう理屈……」
レチ:「いいや。推理小説なんて、よく読まねえからわからないけど、なんか合ってる気がする」
レチ:「だから……あれだ。その件。今度は、ウチらも協力するよ。カタコンベを整備してくれてる限り、文化祭実行委員会はあんたたちの味方だ」
レチ:「”ノドス”につながる情報が手に入ったら、連絡するよ。外の人が入ってきて、なんか色々な物事が動き始めた気がする」
七星ミルキ:「えっ、ほんとですか!」
レチ:「手に入ったら、ね」
七星ミルキ:「ふふ、それでもありがとうございます。これは日々の清掃に張りが出ますね」
レチ:「次のブラックマーケットは、キングダムで開く予定なんだ」
レチ:「暇があったら、遊びに来てくれよ。歓迎するからさ」
七星ミルキ:「おぉー、キングダムですかぁ……!」
七星ミルキ:「あまり行ったこと無いんですよね。建物が高いと迷いやすいので……」
七星ミルキ:「あ、でも、ぜひ伺います!前々から行ってみたい店もあったので!」
レチ:「え、どんな店?」
七星ミルキ:「魚介類が美味しいお店があるらしいんですよ~。最近活発になったみたいで」
七星ミルキ:「普段あんまり食べないですからね。気になってます」
レチ:「ジェネシスの狩猟部がけっこう無茶なことやってるからな……」
レチ:「じゃあ、大歓迎だ」 チケットを渡す。 「いつでも来なよ」
七星ミルキ:「このチケットは……?」
レチ:「招待券。昔は学区ごとに文化祭やってたから、こういうの配ってたんだってさ」
レチ:「もう意味ないけど、なんとなく」
七星ミルキ:「なるほど…………ふふっ」
七星ミルキ:「お友達からのお誘いというわけですね。では遠慮なく」
七星ミルキ:折り曲がらないようにファイルに挟んで、上着に仕舞う。
七星ミルキ:それからは、ガタンゴトンと僅かに振動する地下鉄が駅に着くまで、他愛のない話を続ける。
七星ミルキ:目玉予定の商品。開催の苦労話。掃除のちょっとした裏技。etc。
七星ミルキ:休日にショッピングの予定を立てるように、次々と思いついた話を交換していく。
七星ミルキ:新しいお菓子、キングダムで流通するアクセサリ、それに次のブラックマーケットで出品される漫画の新刊。
七星ミルキ:………先生とどんな話をしたのかで、ちょっと張り合ったりもしつつ。
七星ミルキ:「それで───あぁ、着きましたね」
七星ミルキ:「では、レチさん。私はコレで」慣れた座面の感触を名残惜しみつつ、笑顔で手を振って。
レチ:「ん」 手を振り返し、ドアが閉まる。
七星ミルキ:「また会いましょう。良い、一日を」
レチ:「そっちも。気を付けて」
七星ミルキ:「えぇ」そう言って、発車する地下鉄を見送る。
七星ミルキ:窓の角度が変わって見えなくなるまで見送って「…………さて」
七星ミルキ:これから忙しくなるぞぉ、とわざとらしく気合を入れた後。
七星ミルキ:同じタイミングで戻ってきた委員長。それに、委員会の人達。
七星ミルキ:今回の報告から始まって、損傷の修復。必要な備品。ちょっとした世間話。
七星ミルキ:……そんな、いつも通りの日常が始まるのでした


◆Ending◆巣ノ森リゼル

デスワ・セキューオウ:「――リゼル様! 巣ノ森リゼル様~~~~~!」
GM:軽い足音とともに、一人の少女がすがる末日姉妹会の礼拝所を訪れる。
GM:彼女の名はデスワ・セキューオウ。セキューオウ財団の代表であり、超高性能AIである!
巣ノ森リゼル:「デスワさん!ごきげんよう」
デスワ・セキューオウ:「お待たせしてしまい申し訳ございません。少々手間取っていたものですから」 大きな包みを背負っている。
巣ノ森リゼル:リゼルも彼女のことを機嫌の良い笑顔で迎えます。
巣ノ森リゼル:「あーっ!でっかい包み!それはまさか……もしかして……!?」
巣ノ森リゼル:「中にはぎっしりと……?」
デスワ・セキューオウ:「ふふ……もちろん、わたくしたちセキューオウ財団からの御礼です」
デスワ・セキューオウ:「ほんの気持ち程度で申し訳ないのですが……」
巣ノ森リゼル:「嬉しい~~!やっぱり善意!こういうのは善意なんですよね~~!」
巣ノ森リゼル:ニコニコ笑いながら包みをペタペタ触ってます。行儀が悪いぞ。
デスワ・セキューオウ:「ええ! 善意は形にしてこそ善意! リゼル様から教わったことですから。ですが、その前に……」
デスワ・セキューオウ:「まずはお礼から。わたくしと妹を救ってくれて、本当にありがとうございますわ!」
巣ノ森リゼル:「友達なら当然です!」
巣ノ森リゼル:「妹さんも……今はどうなのでしょうか?お名前などはもう決まっているのですか?」
デスワ・セキューオウ:「ええ。妹も人格AIのインストールと自己学習がはじまったばかりなのですが、恩人の皆さまに対して『Tank you』と申し上げておりました。名前は……」
デスワ・セキューオウ:「いま深く検討しているところですわ。なにか良い案がありまして?」
巣ノ森リゼル:「ふーむ」
巣ノ森リゼル:「デスワさんは……やはり、デスワ・セキューオウという名前を名乗ることに決めているのでしょうか?」
巣ノ森リゼル:「セキューオウ財団をこれからも運営していく決意……なんですよね」
デスワ・セキューオウ:「ええ! わたくし、セキューオウ財団を背負い、もっと皆さまを幸福にしていこうと……」
デスワ・セキューオウ:「アムレス川を眺めて強い心を固めましたの」
巣ノ森リゼル:「それは素晴らしい心がけです」
巣ノ森リゼル:「では、私が思いついた名前ですが……」
巣ノ森リゼル:「妹さんを奪還し、デスワさんが新たな決意を固めることのできたこの事件を忘れないようにーー」
巣ノ森リゼル:「『ショミン』という名前を与えるのはどうでしょう!」
デスワ・セキューオウ:「まあ!」
巣ノ森リゼル:「ショミン・セキューオウ!それがデスワさんの妹……超高性能AIの名前です!」
デスワ・セキューオウ:「たしかに……良い名前ですわね! ショミン・セキューオウ……そこはかとない高貴さを感じますわ!」
デスワ・セキューオウ:「詩的!」
巣ノ森リゼル:「我ながら最高の名前をつけてしまいましたね……健全なブラックマーケットの運営のために、ますます頑張ってください!」
デスワ・セキューオウ:「ええ。わたくしたちとの交流が、キングダムとメサイアの懸け橋になってくれればよいのですが……」
デスワ・セキューオウ:「まことに遺憾ながら、キングダムとメサイアは、そのう……あまり仲が宜しくなかったでしょう?」
巣ノ森リゼル:「メサイアは大体どことも仲が悪いですよ」
デスワ・セキューオウ:「やはりそうなのですね。キングダムの優雅で洗練された校風と、メサイアの大多数の方の凶暴な校風が合わないと思っていたのですが……」
デスワ・セキューオウ:「中にはリゼル様のような方もいらっしゃいます」
デスワ・セキューオウ:「この機会に、なかよしお楽しみ会など開くべきかもしれませんわ」
巣ノ森リゼル:「ふふふ……確かに私はメサイアでも非常に珍しい、穏やかで糸目のシスターとして定評がありますからね」
巣ノ森リゼル:「お楽しみ会開催の暁にもぜひ!すがる末日姉妹会をお誘いください」
デスワ・セキューオウ:「ええ! 姉妹会の皆様には大変お世話になりました」
デスワ・セキューオウ:「ですから、その気持ちとして、今日はこちらを」 荷物を下ろす。
巣ノ森リゼル:「おお」
デスワ・セキューオウ:「セキューオウ財団からの贈り物ですわ!」
デスワ・セキューオウ:「わたくし、先日、ブラックマーケットからの帰りに、屋台でとても美味しいものをいただきましたの」
デスワ・セキューオウ:「こんな美味しいものは食べたことがありませんでしたわ!」
デスワ・セキューオウ:「なので、この幸せをリゼル様たちにも分けてあげようと思い……」
デスワ・セキューオウ:「たくさん! 山ほど! 調達してきて差し上げましたわ~~~~!」
GM:ぶわっ、と包みを広げると、そこには大量のハンバーガーが満載されている。
巣ノ森リゼル:「ウワ~~~~~ッ!!?全部ハンバーガーだ!!」
デスワ・セキューオウ:「さあ、遠慮なさらず召し上がってください!」
巣ノ森リゼル:「確かにさっきからバーベキューソースの匂いがすごくするなあと思ってましたが」
巣ノ森リゼル:「無意識に目を閉ざし知覚を背けていました……!糸目だけに」
デスワ・セキューオウ:「ふふ……なんて嬉しそうなお顔。これで優勝ですわ! 紅茶と一緒に食べて無限ループですわ!」
巣ノ森リゼル:「これ全部私が食べるんですか~~!?」
巣ノ森リゼル:「どうしよう……冷凍保存きくかな……」
巣ノ森リゼル:『ハンバーガー 賞味期限 大丈夫』などで検索をしている。
デスワ・セキューオウ:「月見バーガーがおすすめですわ。わたくし、ついシェフを呼んでしまいましたもの」
デスワ・セキューオウ:「……お気に召していただけましたかしら!?」
巣ノ森リゼル:「うぐぐ……善意……善意の贈り物なので……」
巣ノ森リゼル:裏を返せば何をどれだけ送られても文句を言うことができないのだ!
巣ノ森リゼル:「でも、すごく嬉しいです……!ハンバーガーは普通に好きですし……」
デスワ・セキューオウ:「ほっ」
巣ノ森リゼル:「ぜひ一緒に食べましょう、デスワさん」
巣ノ森リゼル:「2リットルダイエットコーラもちょうど教会の冷蔵庫にあります!」
デスワ・セキューオウ:「リゼル様の善行に少しでも報われたようで安心しました……しかも一緒に食べて良いなんて!」
デスワ・セキューオウ:「2リットルダイエットコーラ!? どのような飲み物ですの!?」
デスワ・セキューオウ:「聞いたことのない銘柄ですわね!」
巣ノ森リゼル:「普通のコーラの1/2のカロリーの飲み物です。つまり……」
巣ノ森リゼル:「2倍飲んでよくてお得!主が我々に与え給うた福音といえるでしょう」
デスワ・セキューオウ:「す、すごい……奇跡の飲み物でして!? 疑いなくゴクゴクですわ!」
巣ノ森リゼル:「あとデスソースとやみつきにんにく背脂もちょうど冷蔵庫にありました!これで味変とかしながら食べましょう」
デスワ・セキューオウ:「ノブレス・オブリージュ部のみなさんにも教えてあげないと……」
デスワ・セキューオウ:「メサイアにも心清く高貴な魂の持ち主がいることを!」
巣ノ森リゼル:「そうですね。そして次こそ……次こそは……」
巣ノ森リゼル:「ノブレス・オブリージュの皆様から、より大きな善意を!」

巣ノ森リゼル:拳を握り、決意を新たにします。
巣ノ森リゼル:巣ノ森リゼルは諦めない。彼女の考える善行がこのノヴァリス全てに行き渡ることを……
巣ノ森リゼル:そしてそれらの善意がいい感じに自分のところに集まってくることを!
巣ノ森リゼル:すがる末日姉妹会は、あなたの入信を歓迎しています。

巣ノ森リゼル:制作・著作    S H K




ブラックマーケット・セッション『prove the existence』
【完了】



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