『 Satisfy Own Goblet / 仰げよ、恩寵の杯よ 』(GM:馴染)


PC1:茄子原曜(なすはら・よう)( キャラシート )PL:めかぶ
PC2:遠矢塔利(とおや・とうり)( キャラシート )PL:缶詰
PC3:鷲尾瞳(わしお・ひとみ)( キャラシート )PL:ぺんさん
PC4:ノーヴェ( キャラシート )PL:クオンタム
本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.

メインログ雑談ログ

目次

Preplay

GM:それでは……開始に入る前に、PCの皆さんに自己紹介をしていただきましょう。
GM:順番はPC番号順です。まずは茄子原さん!
茄子原曜:はーい!
茄子原曜キャラシート
茄子原曜:茄子原曜(なすはら・よう)です!コードネームは《アンカア》。
茄子原曜:18歳で、普段は神城グループ系列企業にてボディーガードをしているUGNイリーガルの青年です。
茄子原曜:勤め先が軍事産業で、オーヴァード向けの武器も造っており、その製品のテストと営業を兼ねてよくUGNの任務に顔を出しています。
GM:若いのに立派ねえ
茄子原曜:なにせ美人社長の言いつけなんで~
茄子原曜:こんな感じの性格で、陽気で女好き。
茄子原曜:かなり惚れっぽいのですが、同時に付き合ってる彼女にもかなり一途にしているため、女の子にときめきながら彼女を思い出す、
茄子原曜:「いや~あなたの微笑みにときめいてしまいました、ウチの彼女も可愛くて…」みたいな、
茄子原曜:口説いてるのかノロケてるのか不明なのをよく口走っています。適当に雑にあしらってください。
GM:かなり高度な角度のノロケが来たな
茄子原曜:構成はサラマンダーキュマイラの完全防御型!
茄子原曜:セットアップで《不死身の炎》を起動しHPを大幅に増やしたあと、戦闘不能になってその効果が切れないよう
茄子原曜:手番のたびに回復し続ける…という、目指せ永久カバーリング機関構成です。
GM:削りつつ耐えつつするのは頑張るねえ
茄子原曜:本格セッションには初稼働なのでどこまで通用するか分かりませんが…頑張りたいと思います!
茄子原曜:以上です。よろしくお願いします!
GM:はーい。見せてもらおうか、自己回復型の性能と、鋭い角度のノロケを……
GM:ということで君のハンドアウトは……コイツだ!

PC1:茄子原 曜
シナリオロイス…神埼 翠子  推奨感情…誠意/食傷
君はUGNとの『オーヴァースマート』調査の共同任務に派遣されることになった。
……というのは建前で、本懐は依頼者である神埼 博の娘、神埼 翠子の護衛である。
翠子は将来の神城グループへの就職を見越した社会勉強として、UGNイリーガルとして活動中の女子大生だ。
そんな彼女が本格的な任務に関与すると聞き、父親は不安になって、君を同行させることにしたらしい。
勝手にも感じるが、愛する者を思う気持ちは君も分かる。君は翠子と共にUGNへ赴くこととなった。

GM:お嬢様な年上のお姉さんの護衛についてもらいます。
茄子原曜:年上のお姉さん!!!興奮してまいりました
GM:女好き……
GM:あ、ここに書きそこねてますけど、神埼も神城グループの人で……
GM:その縁で君ちょっと貸してよ ってなった感じですね
茄子原曜:なるなる そういうポジションの人というイメージだったのでまさしくです!
茄子原曜:頑張ってお守りしたいと思います
GM:良かった。翠子もお嬢様と言いつつ、このように社会勉強に出されるタイプなので……君の足を引っ張るようなことはないだろう。
GM:お頑張りください。よろしくお願いします!
茄子原曜:よろしくお願いします~!
GM
GM:次はPC2、遠矢さん! 自己紹介などをお願いします!
遠矢塔利:はい
遠矢塔利キャラシート
遠矢塔利:遠矢塔利(とおや・とうり)。どこにでも居る人里離れた洋館の管理人です。
遠矢塔利:神城の分家筋で、一族ぐるみでレネゲイドに関するアイテムなどを蒐集・保管しています。
GM:どこにでもいる存在感ではないんだよなぁ
遠矢塔利:もったいないお言葉です
遠矢塔利:保管に使う屋敷もまた一つのレネゲイドアイテムで、オルクスの能力に反応して内装を大きく変えます。
GM:これは管理人が必要ですわ。
遠矢塔利:普段は一人暮らしのため、他人と接する機会には素朴に人懐っこく振る舞おうと思います。
遠矢塔利:屋敷の管理や細々とした人付き合いの他、近くの町の診療所で看護師などもしてます。
遠矢塔利:レネゲイドとしては屋敷の中に多重に部屋を生成するオルクス能力。
遠矢塔利:戦闘の際は扉を生成し、中に保管されたアイテムを活用します
遠矢塔利:データ的には導きの華で達成値を増加し、光射す場所で更に達成値を増加します。
GM:支援の力を召喚するのか……!
遠矢塔利:サモナーです。よろしくお願いします。
遠矢塔利:あとはカバーや妖精の手で細々と役に立っていこうと思います。
GM:はーい。アナタも若いのに立派ねえ……
遠矢塔利:外で任務に参加する卓は初めてですが……頑張りたいと思います!
遠矢塔利:よろしくお願いします
GM:なるほど、外での任務も初めてになるのか! それは俄然楽しみだ。
GM:ではそんなあなたのハンドアウトはこちら!

PC2:遠矢 塔利
シナリオロイス…"恩寵の杯"  推奨感情…好奇心/脅威
君は神城グループ系列企業社長、新條 雅から依頼を受けた。レネゲイドアイテム"恩寵の杯"の回収である。
"恩寵の杯"はかつて神城グループの管理下にあり、しかし動乱の中で散逸したアイテムのひとつだ。
現在は、どのような過程によってかは分からないが、『オーヴァースマート』が所蔵しているとの情報がある。
『オーヴァースマート』に対して調査のメスを入れようとしているUGNと連携し、これを奪還するのが君の任務だ。

GM:神城グループ系列からの依頼です!
遠矢塔利:親会社だ!
遠矢塔利:アイテムがあると聞いては放っておけません
GM:この新條 雅という依頼人はそこそこレネゲイドに通じており、こういった依頼を回したり、UGNにわたりをつけたりもできるわけですね。
遠矢塔利:有能で何よりです
遠矢塔利:ともあれなんだかホーリーなグレイブの予感。蒐集欲が湧きますね
GM:アイテムの処遇とかについては、本編中でも説明入れるかもしれませんが、気にせず大丈夫!
遠矢塔利:理解!
GM:頼れるUGNと協力し、ミッションを達成してください。
遠矢塔利:巨大な組織がバックにいると安心感が違います。
遠矢塔利:出来る女なところを見せていきたい!宜しくお願いします!
GM:あ、あと折角なので、遠矢さんがナースしてる診療所を訪れる形でこの依頼とかできればな……と思っているので
GM:OPで描写とかお任せするかも。そんな気分でいただければと思います。
遠矢塔利:はい!
GM:ではよろしくお願いします!
GM
GM:次はPC3、鷲尾瞳さん! 自己紹介をお願いします。
鷲尾瞳キャラシート
鷲尾瞳:うおー
鷲尾瞳:UGNチルドレンの鷲尾瞳です。細身と銀色の髪が特徴的なUGNのチルドレン。
鷲尾瞳:元FHの実験体で、か細い少女の体からは想像できない高い身体能力とモルフェウス能力で錬成した怪物殺しの剣を使って戦います。
GM:華奢ね。
鷲尾瞳:チルドレンは出自や教育課程の関係で人格に問題が出やすいのですが、その中ではかなりまともな性格をしており
鷲尾瞳:秩序の担い手としての高い責任感と使命感を持った真面目な委員長気質のチルドレンです。
鷲尾瞳:反面、規律を重んじるあまり融通がきかず、他人と衝突することもしばしば……だったのですが
鷲尾瞳:一昔前にできた恋人の影響でその辺りはかなり柔らかくなったみたいです。今度は逆に甘くなりすぎたという噂もあるけどね。
GM:あらあら……
鷲尾瞳:今回は情報を引き出すための潜入・交友任務という、普段とは趣の異なる任務なので
鷲尾瞳:一層気を引き締めて取り掛かりたいと思います。一流チルドレンとしての能力を見せつけてやるぜ
鷲尾瞳:性能的には《インフィニティウェポン》で武器を作り、ピュアブリードでレベルを上げた《咎人の剣》を使って攻撃するシンプルなアタッカー
GM:見せてもらおうか 真面目堅物委員長~甘みを増すカレシを添えて~の力とやらを。
鷲尾瞳:カバーリングエフェクトを持っているので一応の防御性能もあるよ。高い〈白兵〉技能と合わせて優等生らしさがでているのではないでしょうか
GM:作り、斬り、守る! 真面目だねぇ
鷲尾瞳:遠矢さんなっすーとははじめましてだけど、仲良くしつつチームの真面目枠として皆を導いていきたいとおもいます。よろしくおねがいします!
GM:多分任務への従事経験という面で言えば、君たちが明確に先輩だろうからね。ぜひ導いちゃってください!
GM:という訳でそんな鷲尾さんへのハンドアウトはこちら!

PC3:鷲尾 瞳
シナリオロイス…井村 法樹  推奨感情…有為/隔意
不審なベンチャー企業『オーヴァースマート』の情報収集の一環として、君はある学習塾に通っていた。
そのクラスには『オーヴァースマート』社長井村 勝海の弟である井村 法樹が通っていたためだ。
社交的だが警戒心が強く、プライベートではあまり隙を見せない勝海の情報を得るのに、
勝海と兄弟仲が良い法樹への接近が有効と判断されたためだ。そしてそれは、君の対人能力を測る機会も兼ねている……
君は法樹からの情報収集を試みつつ、『オーヴァースマート』の調査に参加することになる。

鷲尾瞳:能力試験も兼ねているとはね
GM:なんか……ちょっと前にあった温泉調査の時と同じく、君の変化に上層も気付いていて、色々な可能性を模索しているんでしょうね。
GM:それを君が自覚しているかどうかはさておき……
鷲尾瞳:任せてください。UGNチルドレンは情報収集能力も一流だと証明して見せましょう。
GM:というわけで、今回は情報収集のための潜入・接触です。
GM:優等生な所を……期待しているぜ! よろしくお願いします!
GM
鷲尾瞳:ます!絶対成功させてみせるぞ
GM:では最後、PC4のノーヴェくん! 自己紹介お願いします!
ノーヴェキャラシート
ノーヴェ:はあい ノーヴェです
ノーヴェ:ガタイの良さと腕っぷしの強さ、そして男子小学生めいたメンタルを持ち合わせたUGNエージェントだよ。
ノーヴェ:元はFHの機械化兵だったものの、小賢しいFHのやり口に嫌気がさしてヌケニンになり、FHを殴る側に回りました。
GM:男子小学生めいている……
ノーヴェ:こそこそ裏で動き回るより目と目があった瞬間に殴りにいけるほうが楽しいしね
ノーヴェ:とにかく戦闘になるとやる気が上がるマジモンの小学生ですが、それはそれとして仕事はちゃんとやります。
ノーヴェ:いい仕事をした方がいい仕事を回して貰えるし、雑な仕事をして不意打ちとか食らって負けるのは嫌だし……あと
ノーヴェ:ちょっと前にできた彼女が優等生なので、雑な仕事をしてると一緒のしごと受けられなくなっちゃうかもしれないからね
GM:ウワーッ!
GM:このセッションノロケ75%!
ノーヴェ:シンドロームはブラックドッグ/ハヌマーンで、お決まりのエピック秘密兵器をポルターガイストするだけです。
ノーヴェ:今回は160点なのでバリクラもないし、100%未満だと明確に瞳ちゃんより火力が低い!
ノーヴェ:そこはなんとか……ハッタリと、ハッタリと、ロールでなんとかしていきたいです。よろしくおねがいします。
GM:ハッタリ66%! 頑張ってハターリしてください!
GM:そんなノーヴェくんのハンドアウトはこちら!

PC4:ノーヴェ
シナリオロイス…"ネットワーク"  推奨感情…有為/敵愾心
恵美市近郊にて、君は『泉』セルの壊滅作戦を成功させた。所詮は研究・調達セルであり、詮無いことである。
だが、その残党を狩り出したところ、多量の危険物資――βトランスが失われていることが発覚した。
それは『泉』セルメンバーですら想定していなかったことで、"ネットワーク"なる輸送能力オーヴァードの仕業だと彼らは主張する。
そして、その"ネットワーク"が他に目撃されたのは、ベンチャー企業『オーヴァースマート』であった。

GM:セルを壊滅させました。OPで。
ノーヴェ:しんでる!
ノーヴェ:書いてある通り、大半が非戦闘員だったんだろうなあ
ノーヴェ:βトランスってどんなのでしたっけ? そもそも公式にあるやつ?
GM:そうですね。一応君一人で臨んだわけではないですが、多少の抵抗をしてきた奴を殴り、逃げようとした奴を殴りしたら終わってました。
ノーヴェ:かわいそう
GM:えーとね
GM:たぶんパブリックエネミーあたりで公式データになったんだけど、名前自体は基本ルールブックのどっかで見た記憶がありますが
GM:侵蝕率を上げて強くなろう! オーヴァードになろう! っていう感じの薬だと思っておいてください。
ノーヴェ:ほんほん
ノーヴェ:αトランスの強化版みたいな感じなんですね。あっちはなんか覚醒させるだけ~って感じだったけど
ノーヴェ:こっちはムキムキ剤みたいなのも入ってるのかな……了解です
ノーヴェ:潰そう!オーヴァースマート!
GM:(やべっ、私がαトランスとβトランスを取り違えてるかも……)
GM:ちょっと休肝日(?)に調べて正しくしておきます! まあともかくそういう薬物を生産しているやつを殴ったら……
GM:薬物が消えていたので! それをやった奴を追っていこう! といった感じでございます。
ノーヴェ:OKOK!
GM:で、オーヴァースマートという連中がどうも怪しいので、それ調査してるメンツと合流して頑張ってね。
GM:彼女もいるよ。そういうわけだ。よろしくお願いします!
ノーヴェ:あっそうだ、オーヴァースマートって・・・こう、情報項目に抵触しない範囲でいいんですけど
GM:ふむふむ?
ノーヴェ:どんな会社なんですか? おもちゃとか作ってたりするのかな
GM:物流です!
ノーヴェ:物流ね!OK!
GM:まあ情報項目の中で明らかになっていきますが、お金持ちな人たちに
GM:いつでも新鮮で高価で普通では手に入らないものを届けるよ あるいは友達に送りませんか みたいなアプローチをかけてる感じだと思っておいてください。
トレーラー  事件の始まりは、あるFHセルの壊滅と、ある物資の喪失。
 二つの依頼。そして一つの決意。

 恵美市を拠点として活動するベンチャー企業『オーヴァースマート』。
 その活動の節々にレネゲイドウィルスの関与を感じさせるその集団には、
当初FHセル『泉』の関与が疑われていた。
 そしてその疑いは『泉』の干乾びによりひとまず晴らされた。

 だが、あるべき『泉』の残滴の喪失に、疑念が果てることはなく
 拡大に邁進する若者たちの影はあまりに色濃く、覚束ない。

 やがて空近き摩天楼の夜宴にて
 光り輝く恩寵が一面に降り注ぎ

「考えないのか? 未来に本当に必要なものを」
「ただ今を生きているだけだというなら、それは――」

 ――夜闇の深奥、激烈なるものが牙を剥く。



 ダブルクロス3rd Edition
『 Satisfy Own Goblet / 仰げよ、恩寵の杯よ 』
 ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。



GM:ということで、セッションを始めて……行きます! よろしくお願いします!
鷲尾瞳:うおー楽しみ!よろしくおねがいします!
遠矢塔利:よろしくお願いします!
茄子原曜:うおーやるぜ!よろしくお願いします!
ノーヴェ:わんわんわん!


◆Opening◆茄子原曜

GM:◆ Opening 01
GM:PC1、の茄子原 曜くんのオープニングです。侵蝕率を上げて登場してください。
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (30 → 31)
茄子原曜:なんて幸先が良いんだ
GM:落ち着き……



GM:とある神城グループ系列企業、会議室。
GM:窓の外には、青い空をバックにビルが林立する。オフィス街の高層ビルの一つである。
GM:君はその日、神埼 博という男に、君の直属の上司を介してその会議室に呼ばれていた。
GM:10人ほどが入るミーティングスペースだが、君を呼び出した彼以外に人はいない。
神埼 博:「お疲れ。かけてくれ」 会議室に入った君に、落ち着いた様子で彼が言う。
茄子原曜:「失礼しまーす」 オフィスカジュアル…というにはだいぶカジュアルな印象の、染めた髪に爽やかな色のセットアップ。
茄子原曜:良く言ってベンチャー企業の若手社員、しかしそれにしては顔立ちは若々しい。せいぜい大学生のバイト、といった印象。
茄子原曜:茄子原曜はそのような年齢と外見の若者である。会釈をし、ずんずん会議室に入る。
神埼 博:「うん」 そんな君に、落ち着いた笑みを向ける
神埼 博:「ここまで大丈夫だったかな。迷ったりはしなかった?」
茄子原曜:「あはは、大丈夫っすよ~。サイアク、GPSとかもあるんで」
茄子原曜:へらへら笑いながら、言われたとおり椅子にかける。
神埼 博:「なら良かった。あとほら、君みたいに明るい人はあまりいないから……呼び止められたりしなかったかと思ってね」
神埼 博:「私はもっとラフな格好で働きたいんだが、どうも皆、窮屈な格好をしたがってなあ」
茄子原曜:「あ~」
茄子原曜:「そういう意味なら、確かに。受付のお姉さんにちょっとギョッとされたかも」
神埼 博:黒髪ツーブロックに、ジャケットも黒、ネクタイもきっちりと締めた、いかにもビジネスマンという風体の男だ。年齢は50ほどということで貫禄はあるが、
神埼 博:君に向ける笑みは柔らかい。もちろんそれは、君に心底親しみを感じているから……というのではなく、いわゆる処世術的なものなのだろうが。
茄子原曜:言ってから、あっと思って取り繕う。「あ、いやまあ、それもよくある事なんで! 俺もじっさい、見た目こんなんですしね…」
神埼 博:「いやいや。若い子でも君くらい身軽そうな子はいないから。失礼をしたね」
GM:そんな世間話から始まり……やがて話題は、スムーズに君にもちかける依頼についてに移っていく。
GM:それもすぐに本題の説明に入るわけではない。事前に聞いていた内容の口頭確認、いくつかの書類の行き交わし、連絡先の交換。
GM:いかにも大企業らしいちゃんとしたやり取りを経て、君はその依頼を正式に受諾することとなった。
茄子原曜:(…思ってたより)
茄子原曜:(丁寧なやり口で来てんな~)、と、そんなことをいささか能天気に考えている。
神埼 博:「……そういう訳で。君にはうちの娘と一緒にUGNに赴いてもらう」
茄子原曜:「あ、はい。翠子お嬢様ですね」
神埼 博:「うん。まあ、公私混同も半ば入っているが……私にとっては重要なことだ」
神埼 博:「よろしく頼むよ。……そろそろ来るかな」
茄子原曜:「おえ?」
GM:そう言って彼が扉の方を見上げると、控えめなノックの音が鳴る。
神埼 博:「入れ」
茄子原曜:つられてそちらを向く。
神埼 翠子:扉を開けて入ってきたのは、黒いスーツに身を包んだ女性だ。少女、というには大人びているが、大人というにはまだ若い。
神埼 翠子:長い黒髪に、落ち着いた美貌。目は伏せりがちで、おとなしい印象である。
茄子原曜:(………え~~~~)
茄子原曜:(かわいい~~~~) 真顔を保っている。
神埼 博:「翠子」 彼が名を呼ぶと、翠子は頭を下げた。綺麗な礼だ
神埼 翠子:「神埼翠子と申します。この度はお父様のご依頼を受けていただき、ありがとうございます」
神埼 翠子:「未熟な身ではありますが、ご迷惑おかけしないよう努めますので、よろしくお願いします」
茄子原曜:「や!いえいえ」 (声キレ~~~)と思っている。
茄子原曜:「こちらこそ、よろしくお願いします。俺もまあ、こんなんですし、同世代ですし…」
茄子原曜:「良い感じに、気ィ張らず、くだけてやりましょ。精一杯お守りさせていただきますんで!」
神埼 翠子:「お気遣いありがとうございます。諸事、よろしくお願いいたします」
神埼 博:「うん……では面通しも済んだことだし」
GM:翠子が椅子に座る傍ら、依頼人はゆっくりと立ち上がる。
神埼 博:「今後の方針について話し合っておきなさい。私は次の予定があるので、失礼するよ」
茄子原曜:「あっ…今日はありがとうございました。引き続きよろしくお願いします」
神埼 翠子:「お疲れ様です、お父様」 恭しく頭を下げて見送る
茄子原曜:「今度うちの社長からもご挨拶させていただければ…」へりくだるような愛想笑いを向けながら見送る。
GM:そう言って、依頼人は緩やかな動作で会議室を出ていった。扉がゆっくりと閉まる。
神埼 翠子:「…………」
神埼 翠子:頭を下げていたままだった翠子がちらりと顔を上げ、呟く 「……外に声とか漏れない?」
茄子原曜:「おえ」
茄子原曜:「……、大丈夫じゃないすか?監視カメラとかもなさそうですし」 天井を見上げて言う。
神埼 翠子:「ん……」
神埼 翠子:僅かに頷くと、ゆっくりと息を吐く。目に見えて肩の力が抜けていく。
神埼 翠子:やがて顔を上げると、君に笑みを向けた。……第一印象よりはずいぶん明るい笑みだ。
茄子原曜:(!)
神埼 翠子:「つっかれたぁ……会社のお父さんほーんと厳しいんだもん」
茄子原曜:「あっ…、お~……」
神埼 翠子:「今どきお父様って、ないよね。他で聞いたことある? えーと……茄子原くん」
茄子原曜:(ヤバイ………)
茄子原曜:(かわいい!)
茄子原曜:「あ~、うちの社長が言うか言わないかくらいっすね」 真顔を保っている。
神埼 翠子:「えー、そうなんだ。でも確かにお年召した方がそういうことって言うのかなぁ……」
神埼 翠子:そう漏らしてから、君に向き直る 「改めて……神埼翠子です」
茄子原曜:「あ、こっちこそ。茄子原曜です」
神埼 翠子:「お父さんの前ではネコ被ってたけど、素はこんな感じ。二十歳でございます」
茄子原曜:「え~、こっちのがカワイイじゃないっすか。話しやすいし…」
神埼 翠子:「えーほんと? 茄子原くん口上手いんだから~」 楽しげに笑う
神埼 翠子:そう、浮かべる笑みは明るく、言葉も軽くなったが、だからといって若者じみすぎているということはない。
神埼 翠子:むしろ所作や表情の端々の上品さ、綺麗さが目につきやすくなるように君は感じるだろう。
茄子原曜:「ヤバイ……」 口に出た。
茄子原曜:「マジかわいいですね、翠子お嬢様」
神埼 翠子:「え……ちょっと、褒め殺しするじゃん」 くすりと笑って
神埼 翠子:「大学も女子のとこでさ男の子って慣れてないから。あんまり褒められると緊張するぞ」
茄子原曜:「え~」デレデレする。
茄子原曜:「そりゃ本当に箱入りお嬢様じゃないですか~、いいすね、守りたくなっちゃうって感じで…やっぱ男たるもの、女の子は守りたいですからね」
神埼 翠子:「箱入りお嬢様っていうか、はみ出しお嬢様って感じだけどね。こんなだし……」
神埼 翠子:「でも、きみがそう言ってくれるなら良かったな。守ってもらえるなら頼れます」
神埼 翠子:「大げさだとは思うけど、本格的なUGNのお仕事は初めてだし……」
茄子原曜:「……」へらっと笑う。
神埼 翠子:「なんか、ほんとは別のお仕事あったんでしょ? ゴメンね、引っ張ってきちゃって……」
神埼 翠子:言いつつ、ぴっと背を伸ばし 「言葉遣いはこんなになっちゃいましたが、さっき言ったことにウソはありません」
神埼 翠子:「ご迷惑はおかけしないよう努めます。何かあったら、なんでも言ってください」
神埼 翠子:「きみの言葉を信じます」
茄子原曜:「…こっちこそ、ウソはないですよ」
茄子原曜:「女の子は守りたいものっすからね。なんで俺は今、翠子お嬢様と一緒にいてお守りできるっつー、この任務が最優先っす」
神埼 翠子:「……ふふふ。護衛なんて、黒くていかついボディガードを想像してたけど」
神埼 翠子:「きみはなんだか爽やかで……王子様っぽい。王子様っぽい?」
茄子原曜:「マジすか!」
神埼 翠子:言ってから自分でびっくりし、頬を押さえる 「あはは、何言ってんだわたし……」
茄子原曜:「いやお嬢様こそ褒め上手なんですから。そういう言葉選びが上手くて思わず守りたくなっちゃうとこ、マジ美和を思い出すっつーか…」
神埼 翠子:「えっと、今のは別に、言葉以上の意味があったんじゃなくて、素直な感想っていうか……」
神埼 翠子:「……みわ?」
茄子原曜:「あ、今付き合ってる彼女なんですけどね!これがまたカワイイんですよ、お嬢様と話してたら初デートの時のこと思い出しちゃいました」
茄子原曜:「あんときも探り探り自己紹介とかしちゃって……」浸っている。止まらなくなり、えんえんと話し出す。
神埼 翠子:「……あ、へえー……」
神埼 翠子:笑みが少しばかり固くなっている 「彼女さんいらっしゃって……」
茄子原曜:「あ」我に返る。「ともかく、翠子お嬢様のことも精一杯お守りいたしますんで!」
茄子原曜:「よろしくお願いします。こっちこそ…ですけど、この《アンカア》に、なんでも言ってくださいね!」
神埼 翠子:「……はい」 僅かに固くなっていた表情は、すぐに柔らかくなる。頬は恥じるように赤く、眉は困ったように下がっていたが
神埼 翠子:さりとて、すぐに笑みは自然なものになった 「よろしくお願いしますね、茄子原くん」



GM:このシーンは以上になります。シナリオロイスを取得してください。
茄子原曜:はあい!
茄子原曜:シナリオロイスの神埼翠子さんに、誠意:〇/かわいい で取得しよう
GM:N感情がかわいい……なるほどね
茄子原曜:マキマさん助けて
GM:ではシーンを切ります!


◆Opening◆遠矢塔利

GM:◆ Opening 02
GM:PC2、遠矢さんのオープニングです。侵蝕率を上げて登場してください。
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (33 → 37)



遠矢塔利:こぢんまりとした診療所。
遠矢塔利:その中では診察を行う一階部分と、いくつかの病床が存在する二階部分に分けられて業務が行われている。
遠矢塔利:そこを訪れる患者は半数ほどがいつもの顔ぶれであり、医者の診断の合間にいくつかの世間話を行っていく。
遠矢塔利:そして、遠矢塔利の業務は主に二階部分で行われる。
遠矢塔利:まずは入院、あるいは様子見として休養を取る患者の様子を確認。
遠矢塔利:次いで小さな作業部屋で、保管されている薬剤や、これから訪れる患者のカルテを整理。
遠矢塔利:また、一階の医師の手元のコールが押された際にヘルプとして階段を往復する。
遠矢塔利:落ち着いた藤の色合いの看護師の制服に身を包みながら、ゆったりと、しかしよどみなく業務を行っていく。
遠矢塔利:「…………あら」
遠矢塔利:ふと、頭に載せた看護帽がズレる
遠矢塔利:姿勢が悪くなっていたかしら、と書類を記入していた手を止めて、数回の深呼吸をすることで小休止に意識を切り替えた。
遠矢塔利:「もうすぐ、次の患者さんの予約時間ですね」
遠矢塔利:トントン、と用意していたカルテを持って立ち上がる。
GM:そんな君の元に、医師からのコールがかかる。……ただし、それはいわゆる看護師業務の助けを求めて呼ばれた時とは、僅かに音が異なる。
GM:そしてその音の場合、君は一階の奥まった所にある、普段は使われない診療室に行くのが決まりである。
遠矢塔利:「………?」
遠矢塔利:呼び出し元を表すランプが、いつもと違う診療室を指していた。
遠矢塔利:「急患、でしょうか」
遠矢塔利:ポケットにいくつかペンを指したまま、呼び出された診療室に向かう。
遠矢塔利:一度、いつもの部屋に行きかけて、別の階段のほうが近いと思い出した。
遠矢塔利:「先生?お呼びでしょうか」
GM:……その診療室に、医師はいなかった。いや、そもそも医療器具らしい器具も置いていない。
遠矢塔利:大きくはないが澄んだ声音で問う。
GM:数少ない器具らしい器具は血圧の測定器であり、それも今、一人の男性がちょうど使っている所であった。
新條 雅:「おっと、おお……早いな。すみません、ちょっと測っておきたくなっちゃって」
GM:フウーン、という音を立てながら締め付けてくる血圧測定器に腕を捕まったまま、男は顔だけを向けて君に会釈する。
GM:痩せた、眼鏡の男性だ。40代後半頃だろうか? スーツは少しだけくたびれている。靴も磨かれてはいるが年季が入っており、いわゆる『足で稼ぐ』タイプだと見て取れるだろう。
遠矢塔利:内側に光を込めたような青い瞳が細められる。
遠矢塔利:「終わってからで大丈夫です。焦ると、正しく測れませんので」
新條 雅:「あっ、すみません。いやあハハ、お恥ずかしい……」
新條 雅:「なんだかやるたびに思うんですが、この血圧測定器というのはどうもこう、怖いですよね。このまま絞め上げられて、腕が鬱血しちゃうんじゃないかと想像してしまう」
新條 雅:「そう思いませんか、遠矢さん……いや」
新條 雅:「"インスタンスハウス"さん」
遠矢塔利:「…………実は、連続で使うと、うっ血もしてしまいますよ」一応質問に答えて。
遠矢塔利:居住まいを正す。
新條 雅:「そりゃ怖い……おっ、測られてますな」
新條 雅:「あっ、空気が抜けて……フーッ……血が流れる~」
遠矢塔利:「そちらのお名前でお呼びになるということは、お迷いの方では無いのですね」
新條 雅:「そういうことです。いえね、自分もあまり『そちら側』のことには詳しくないのですが」
遠矢塔利:静かに血圧を測定する相手に近寄る。しばらく使っていなかったので、結果用紙の残量を気にした。
新條 雅:「今日はきちんと、相応の案内と紹介を受けて、あなたに会いに来ました」
新條 雅:「ポケットに……よいしょ……」 左手を器用に曲げ、左胸ポケットの中の名刺を取り出す
遠矢塔利:「相応の案内と紹介を……まぁ、ご苦労さまです」
GM:そこに書いてある名前は、君も知っている神城グループ重役のものだ。裏側を見れば、簡素に"インスタンスハウス"宛、と書かれている。
新條 雅:「そういうことです。……あー、自由になった」 腕を抜いて、ジャケットを羽織り直し、君に体を向ける
遠矢塔利:「あら」ゆったりとした瞼がわずかに広められる。
遠矢塔利:「確認いたしました。確かに正規の案内のようですね」
遠矢塔利:何度かレネゲイド関連の話をした覚えがある。
遠矢塔利:「血圧、気になるのですか?」
新條 雅:「それは良かった。どうもこういうのは初めてでして……」 安堵の笑み
新條 雅:「この齢になると体の中で気にならないとこなんてありませんよ。人間ドックも受ける前は面倒ですが、一旦受けて、悪いとこがバーッと出ると」
新條 雅:「こりゃ毎日でも受けないと、いつの間にか死ぬ病気にかかってしまうんじゃないかと思ってしまう」
遠矢塔利:「そうなのですか?気にしすぎても、身体に影響が出てしまいそうですが……」
遠矢塔利:「……あぁ、いえ。それより先に、お仕事のお話でしょうか?」
新條 雅:「ですが、死んじまいたくはないですからね。自分にゃまだ、養わなきゃならん子どもが三人もいるもので」
新條 雅:話しながら、名刺を取り出す。『新條雅』という名前に、神城グループ系列企業の名前、そして社長という肩書。
遠矢塔利:「そうですね。残されるものが居るのならば、お気をつけてくださいね」受け取る
遠矢塔利:「あら……」相槌の息を漏らしつつ「新條雅様、ですか」
新條 雅:「ええ。で、依頼については……仔細は資料にまとめて来たんですが」
新條 雅:こちらも高級そうだが、よく使い込まれた鞄から茶封筒を差し出す 「まあ、これは後で見てもらうとしまして軽く説明しますと」
遠矢塔利:社長直々に、というのは珍しいが、無いわけでもない。
遠矢塔利:むしろ、レネゲイドに関する物品を扱うのに用心に越したことはない
遠矢塔利:「お願い致します」
新條 雅:「『オーヴァースマート』という会社がありましてね。若い連中の、勢いのある会社なんですが」 名前を聞いたことはないだろう
遠矢塔利:「『オーヴァースマート』ですか」相槌。言葉にして記憶する。
新條 雅:「どうもレネゲイド関連に手を出している様子……というか、まず間違いなく手を出しているとうちの情報部は見ています」
新條 雅:「で、そこから取り戻してもらいたいものがある」
遠矢塔利:「ふむ?取り戻す、ですか?」
新條 雅:「"恩寵の杯"」
遠矢塔利:音の響きを舌に乗せながら、記憶の中に心当たりを探る。おそらく初耳だ。
新條 雅:「……いわゆる、レネゲイドのアイテムというやつです。元々は神城グループが保有していたんですが、ゴタゴタでなくされてましてね」
新條 雅:「それがどういう経緯か、連中が保有している可能性が高い」
新條 雅:「……というのが、情報部の調べです」
遠矢塔利:「レネゲイドアイテムの流出ですか」
遠矢塔利:「元々保有していた物の管理ということでしたら、確度は高そうですね」
新條 雅:「ええ。で、幸い……UGN、で合っていましたっけね。彼らもまた、オーヴァースマートに対して調査を行うということでしたので」
新條 雅:「恵美市のUGN支部に向かって共に調査を行って、取り戻して欲しい。という依頼をしたいわけです」
遠矢塔利:「そうですね。UGNの皆様……あの方々は、レネゲイドに関しては本業ですから」
遠矢塔利:「そのままお任せしては、あちらの管理下に所有権が移ってしまう………ということですね」
新條 雅:「らしいですな。何とも現実離れしたことだと私などは思ってしまいますが……」
新條 雅:「ええ。ま、資料を見て貰えばわかりますが、アイテムの保有権周りでUGNとの摩擦が起こることはないようになっているので」
新條 雅:「遠矢さん。あなたにはUGNに赴いてもらって、今の説明をUGNにしてもらって、協働していただきたい」
新條 雅:「奪われたものを取り返すために、ね」
遠矢塔利:「かしこまりました。……現場で動く人員がいて、初めて権利を宣言出来ますから」
遠矢塔利:受け取った資料に目を通していく。
遠矢塔利:「おまかせください……私の一族は、お父様も、お祖父様も、そのようにしていました」
遠矢塔利:「私も、そのように為さいます」
新條 雅:「うん」 頷く。語り口調も表情も、ほとんど変わらない男であったが、君が承諾すると安堵の様子を浮かべた
新條 雅:「じゃ、よろしく頼みます。何かあったら、どんなことでもご連絡を」
遠矢塔利:じ、と目線を外さないのは、普段無機物と向き合うが故のクセ。
遠矢塔利:なので、その安堵も視界にはいる。
遠矢塔利:「はい。……あぁ、そうでした」
遠矢塔利:頷いたあと。
遠矢塔利:「よろしければ……受けていかれるでしょうか?」
遠矢塔利:「健康診断」
遠矢塔利:す、と待合室の方を手で示す
新條 雅:「わはは、お気遣いどうも」 笑う。笑うと確かに、商売人らしい気の強さが滲むようにも見えた
新條 雅:「ですが、結構。子ども3人分、稼がなきゃいけないのでね」
新條 雅:「遠矢さんの言う通り。死ぬのは怖いですが、怖がって硬直しちゃあ意味がない」
遠矢塔利:「そうでした」頷く。
新條 雅:「生きてる限り精一杯やるのが、生きてる者の喜びだと思ってるわけですわ。……それじゃあ、失礼」
遠矢塔利:「お仕事、がんばってください。本来の目的で来院が無いことを祈っております」
遠矢塔利:丁寧に頭を下げる。さきほど直した帽子が落ちることはない。
新條 雅:帽子をかぶっているでもないのに脱帽するような仕草をして会釈をし、彼は去っていった。元より病院に縁の薄い人物だったのだろうと君は思う。
遠矢塔利:廊下に反響する気配が無くなるまではそうしている。
遠矢塔利:しばらく後に頭を上げる。
遠矢塔利:受け取った資料を抱えながら、操作した機器のチェックを簡易に行い、戸締まりも確かめて。
遠矢塔利:「…………さて」
遠矢塔利:受け取った封筒を矯めつ眇めつ。
遠矢塔利:この後の来院予定と、病床の管理。刻んだスケジュールより先に優先するタスクを設定する。
遠矢塔利:パタパタと2階の作業室に戻る頃には計画の修正を終えて。
遠矢塔利:予定通りに取り掛かる。
遠矢塔利:「UGN様との、お仕事ですか」
遠矢塔利:"恩寵の杯"、その他事件に関係する言葉を声に乗せて記憶に刻んでいく。
遠矢塔利:同時に、その名前から想像できる、保管している物品に思考を飛ばしながら。
遠矢塔利:新たなレイアウトを考える
遠矢塔利:「うん」
遠矢塔利:「頑張りましょう」



GM:シーン描写は以上。シナリオロイスの取得をお願いします。
遠矢塔利:「"恩寵の杯" ○P好奇心/N自制」で取得します!
GM:ありがとうございます。ではシーンを切ります!


◆Opening◆鷲尾瞳

GM:◆ Opening 03
GM:瞳ちゃんのオープニングです。侵蝕率を上げて登場してください。
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (35 → 43)
鷲尾瞳:これがカウンターリモコンの力ってわけ



GM:夜。学習塾にて。
GM:講師が講義の終了を告げると、生徒たちは思うままに動き始める。伸びをするもの、賑やかに友人と話し始めるもの、講師への質問に向かうもの、静かにテキストとノートを見直すもの……
GM:君が見る限り、隣席の井村 法樹は最後のパターンに該当した。誰かと積極的に話すでもなく、軽く復習をした後、食事に入るタイプだ。
井村 法樹:「……」 固い表情でノートを見返している
鷲尾瞳:「法樹さん。この間の共通模試の結果はどうでしたか?」
井村 法樹:「えっ、ああ……」 彼は君を見る。いつも通り真面目で、だけどどこか困ったような表情で
井村 法樹:「予想通り。文系はまあ大丈夫だけど、理系の、理科。数学以外がね……」
井村 法樹:「鷲尾は?」
鷲尾瞳:「私も文系はそれなりに。ただ法樹さんとは反対に、理系は数学がどうにも安定しなくて」
井村 法樹:「はは、難しいよね。公式とかさ……覚えた上に、何使うかとか考えなきゃいけないの」
井村 法樹:「あ、そうだ鷲尾……最後の方ノート取れた? できれば写させてくれないかな。板書、消されちゃって」
鷲尾瞳:「勿論です。あの先生、時間間際になると早足になりますよね。私も最初に見た時はついていけず驚きました」
井村 法樹:「タイムスケジュールがなってないんだ。兄貴が言ってたよ。全体のことを考えてない、だらしないやつがそうなるって……」
鷲尾瞳:「お返しに、というわけではありませんが、後で模試の見返しを手伝ってもらってもいいですか?」
井村 法樹:……しばしば、法樹の口から出る『アニキ』。これこそが彼に、君が接触している理由である。
井村 法樹:「うん、もちろん。そういうの、一人でやるよりもいいもんな」
鷲尾瞳:「最後の大問、答案を見ても理解がしきれなくて。ありがとうございます」
井村 法樹:君からノートを借り受けると、どこか慎重な手付きでそれを扱い、中身を写していく。
井村 法樹:「……鷲尾、字、綺麗だな」 ぽつりと漏らす
鷲尾瞳:ノートは1ページが大きく2つに分けられていて、板書と、口頭の説明や自分の疑問点などを書き込む場所があるよ。
井村 法樹:「構成もちゃんとしてるし、すごいな……」
鷲尾瞳:「ありがとうございます。小さい頃からの努力の成果です」
井村 法樹:「この調子だと、次のクラス替えで上のクラスに行かれちゃうかな」 少し笑ってノートを返す 「ありがとう、鷲尾」
鷲尾瞳:「そんな寂しいことを言わないでください。法樹さんも一緒に上がればいいじゃありませんか」
井村 法樹:そう言われると、少しどぎまぎする 「寂しいって……うん、そりゃ俺もそうしたいけど」
鷲尾瞳:「何か不安な点があるのですか?先程行っていた理科分野のことなら、少しはお手伝いできるかもしれませんよ」
井村 法樹:「え、そ、そうだな……じゃあ俺も、模試の復習とか、一緒にやってもらえれば……」
井村 法樹:少し緊張したような面持ちだ
鷲尾瞳:モルフェウス能力の使用には物質に対する深い理解が必要になる。鷲尾の能力は戦闘に寄ってはいるが、常人よりは化学分野への理解は必然深くなるのだ。
鷲尾瞳:「勿論です。むしろ、私からお願いしようかと思っていました。先生から聞いたんです。法樹さんは意外と面倒見がいいところがあると」
井村 法樹:「うぇっ、そ、そう? ま、め、面倒見良いっていうか……ちょっと掃除を手伝ったらやたら褒められたりしたけど……」
井村 法樹:「別にそれは、面倒見が良いっつうか、人として普通みたいな……」 語尾に近づくにつれ早口に、小声になっていく
鷲尾瞳:「先程言っていたアニキ……兄弟の影響もあるのでしょうか。お兄様から気にかけられたように、自分も他の人に対して……というような」
井村 法樹:「あー……はは、そうかも。アニキはいつも言ってたよ。親切はしておけ、タダなんだから……って」
井村 法樹:言ってから慌てて 「あ、別にがめついアニキってわけじゃないんだ。ただ苦労してた頃もあったから……」
鷲尾瞳:「ふふ。そんなに慌てなくても分かっていますよ。理由はともあれ、私も同意見です」
井村 法樹:「うん……」 照れくさそうに頷きつつ、夕食を取り出す
井村 法樹:「模試の見返しは食事の後にしようか。食べ損なったら困るし」
鷲尾瞳:「そうしましょう。法樹さんも今日はお弁当ですか?」
鷲尾瞳:自分で作った小ぶりの二段重ねのお弁当を開けながら。
井村 法樹:「ん。まあ残り物と冷凍品だけど……」 今までの会話で、彼が弁当をちょくちょく自作して来ていることを君は聞いている
鷲尾瞳:「相変わらずご両親は忙しいんですね」冷静に会話を続けながら同時に、内心ではぐっとガッツポーズを取っている。
鷲尾瞳:数度の会話を得て、彼から自分だけでなく家族の話を聞ける割合も増えてきた。それだけ距離が近くなっている証拠だ。
井村 法樹:「はは、まあね……別に慣れてるしね。昔はアニキのぶんも作ってたりしてたし」
井村 法樹:「……鷲尾はからかったりしないもんな」 ぽつりと小声で漏らす
鷲尾瞳:「……からかう?何故ですか?」
鷲尾瞳:「こうして修学を続けながら、兄弟の食事まで作って、立派なことではないですか」
井村 法樹:「いや、だって俺みたいなのが、家族のぶんまで弁当作ってとかさ……キャラじゃないっていうか」
井村 法樹:「……」 手を組んで、なんとも気恥ずかしそうに俯く
鷲尾瞳:「そういうものなんですか?キャラと言うなら、例えば強面のヤクザのような方が作っている方がよほど意外性があるような気がします」
井村 法樹:「……はは、そうだよな。ヤクザの方がよっぽどだよな」
鷲尾瞳:「男子だからという理由なら、もう時代錯誤ですよ。今では男女関係なく家事をできたほうがいいに決まってます」
井村 法樹:普段よりもいくぶん明るく笑みを浮かべる 「うん、ホントそうだ……ありがと、鷲尾」
GM:と、話している所、君の携帯電話にメッセージの着信が届きます。
鷲尾瞳:「それに、私からするとキャラがどうこうより、栄養バランスのほうが……おっと、すみません。着信です」
鷲尾瞳:端末を開いてメッセージを確認します。UGNからだろうか
GM:そうですね。UGNから、『オーヴァースマート』への調査に関して進展があったことと、その関係で、塾の終了後にUGN支部へ立ち寄るようにという命令が記載されています。
GM:発信してきたのはUGN恵美支部。『オーヴァースマート』の調査を担当する小さな支部です。
鷲尾瞳:了解です。調査内容は到着してから聞かせてもらおう。
井村 法樹:法樹は君が携帯端末を見ている間にすでに夕食を始めていたが、確認を終えると目線を向けている。
井村 法樹:「何か……なんていうか、連絡だった?」
鷲尾瞳:「ん。なんでもありません。買い忘れたものがあったので、帰りに買い物に寄ってほしいと」
井村 法樹:「あ、そっか。ちょっと真面目な表情だった気がしたから……ごめん、聞いちゃって」
鷲尾瞳:「それで、話の続きですが……私としては栄養バランスの偏りのほうが気になります」
鷲尾瞳:「もう少し彩りを増やしたほうがバランスの取れた良い食事になりますよ。ほら」言いながら、紙皿に入ったサラダを法樹君のお弁当に移す
井村 法樹:「6つの基礎食品群……とかなんとかだっけ。野菜とか……え、お」
井村 法樹:どぎまぎする 「い、いの? 鷲尾の分じゃ……」
鷲尾瞳:代わりに肉団子を一つ貰っていくよ。
鷲尾瞳:「……あ。すみません。いつもの癖でつい。余計なお世話でしたか?」
井村 法樹:「いっいや! 良いよ全然! 俺もちょうど、その……気になってたんだ。野菜、ほら……緑のね」
井村 法樹:「緑の……」 いつもの癖、という部分までにはまったく気が回っていない。焦るような箸使いでサラダを口に運ぶ
鷲尾瞳:ノーヴェと二人で食事をする時は、配膳後にこうしておかずをやり取りするのが常なのだ。
鷲尾瞳:ノーヴェが鷲尾に押し付けてくる量は今の比ではないが。
井村 法樹:「……っそ、その、っェ……」
井村 法樹:「……その、今度、その……してみる? 弁当の、こっ交換ン、とか……」
井村 法樹:一部裏返った声。慌てて付け足す 「ほらその……模試! 模試の復習の交換……するみたいに!」
井村 法樹:「ある! 発見が!」
鷲尾瞳:「お弁当の交換ですか……。その発想はありませんでした。未経験ですが、友人同士だと普通なのでしょうか?」
井村 法樹:「え? どうだろ……女子同士だとやってるのたまに見るかな……俺もやったことないけど……」
井村 法樹:「や、やんないかな……ハハ……」 ものすごく背中から汗が流れている!
鷲尾瞳:「なるほど。仲がいい間柄なら行うこともあるんですね。ではお互い初体験ということで」
井村 法樹:「はっ初……」
鷲尾瞳:「交換は初めてなので緊張しますね。次の来校時でいいですか?」
井村 法樹:うんうん頷き 「わか、分かった、じゃあ次……次! 次でやろう、俺、献立考えるし……鷲尾が好きなもん作って入れるから」
鷲尾瞳:「……?はい。先ほども言った通り初めてですが……」
井村 法樹:「いや、初めてってことで緊張しちゃって……でも絶対おいしく作るからさ。サラダも入れるし……」
井村 法樹:何度も頷きながら 「うん、うん。楽しみだな……」
鷲尾瞳:「私も負けませんよ。同年代の男性に作るのは初めてですが、腕によりをかけますから」
鷲尾瞳:「……それにしても、こうしてお弁当を交換するような仲にまでなるとは」
鷲尾瞳:「こうして仲を深めていったら、いずれ法樹さんのご家族にも会えるのでしょうか」『オーヴァースマート』社長、井村勝海の事を思い浮かべ
井村 法樹:「かぇっ……家族……!?」
井村 法樹:食べかけていたご飯を吹き出しかけ、なんとかこらえ、ゴクンと飲み込み
井村 法樹:「家族って、え……家族……!?」
鷲尾瞳:「……いえ、なんでもありません。忘れてください」慌てて取り消す。勝海への接触より、彼との関係性を築くほうがまだ重要だ
井村 法樹:「えっ、うっ……うんっ……」 かたかた頷く
鷲尾瞳:「ほら、模試の見返しをお願いします。少し話しすぎました。休憩が終わってしまいますよ」
井村 法樹:「家族……家族に紹介って、そんな……鷲尾、まさか……」 ぶつぶつ小声で漏らしつつ
井村 法樹:「あ、お、おっ、うん! そうだな! 模試をな!」
井村 法樹:「見るよ。俺、絶対鷲尾の力になるから」
鷲尾瞳:「家族のことはいいですから。ありがとうございます。頼りにしてます、法樹さん」
GM:こうして、君と君の調査対象の時間は過ぎていく……



GM:シーン終了です。シナリオロイスを取得してください
鷲尾瞳:わいわい
鷲尾瞳:井村法樹/P:有為○/N:悔悟/ロイス これで
鷲尾瞳:なんか……もっと邪悪兄と同じく邪悪弟な悪辣タイプかと思っていたら
鷲尾瞳:すごい善良な人で驚いています。悔悟は自覚ないけどちょっと申し訳なく思ってるのかも
GM:潜入調査の定めよの……相手がどんなやつでもやり遂げるのだ、"マクガフィン"。
GM:それではシーンを切ります!


◆Opening◆ノーヴェ

GM:◆ Opening 04
GM:ノーヴェくんのオープニングです。侵蝕率を上げて登場してください。
ノーヴェ:ドンドコドン
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (37 → 41)



GM:『泉』セル拠点。
GM:そこは郊外のビルの地下駐車場からさらに地下に秘密裏に建造された研究所であった。
GM:白い床、白い壁、白い蛍光灯。そして様々な実験器具が整然と並び、窓のない病院のような様相を呈していた。君たちが襲撃をかけるまでは、の話であるが。
ノーヴェ:「まったく……」
GM:戦闘を経て現在、『泉』セルメンバーは拘束され、研究所は完全に制圧。あとは研究所内部の安全を確保し次第、後続の人員に引き継ぐだけなのだが……
ノーヴェ:「拍子抜けだな。いくら研究セルとはいえ、ここまで戦力に乏しいとは」
『泉』リーダー:「くそっ、暴力装置どもめ……」
『泉』リーダー:白衣を来た老年の男性だ 「こんなにも破壊を振りまきおって……学問を、真実の探究を何と思っている……!」
ノーヴェ:「真実を探究したいなら、対抗できるくらいの暴力装置を……」
ノーヴェ:「……ちゃんと用意しておけ。お前らみたくインドア派な奴らばっかじゃないんだからな、世の中は」
『泉』リーダー:「ぐううっ……こんなはずでは……」
GM:呻くリーダー。そんな風に話していると、開け放したままのドアがトントン、と叩かれる
ノーヴェ:常備しているボイスレコーダーを手のひらで弄んでます。米軍で採用されている、衝撃にも強いものだ。会話は全部録音している。
"F.F.F.":「ちょっといい」 大弓を携えた小柄な少女。君と共に襲撃にかかったUGNエージェントである
ノーヴェ:あらかわいい
ノーヴェ:FFFちゃんの本名とかは知ってますか?コードしか知らない?
GM:幸重育と言います。名前でよんでくれてもよいよ
ノーヴェ:「幸重か。どうした、なんか見つかったか」
"F.F.F." 幸重育:「見つかったというか、見つからないというか……」 手には資料を持っている
ノーヴェ:「こっちは見ての通り、リーダーをとっ捕まえたところだ。必要があれば何でも吐く」 こいつがな、と軽くリーダーの方を示す。
ノーヴェ:「あん?」
"F.F.F." 幸重育:「UGNの方で襲撃前に想定していた貯蔵物資と、この研究所に所蔵してる物資の数が合わなくて」
"F.F.F." 幸重育:「それだけなら良いんだけど、この研究所から取得したデータと合わせると、UGNの想定は間違っていない」
"F.F.F." 幸重育:「つまり物資が一部、なくなってるのよ。記録もなくごっそりと」
ノーヴェ:「事前のリストにあったものはあらかた見つかったよな。ブルーゲイルに増血剤に対オーヴァード弾」
ノーヴェ:「最重要物資だけどっかに隠したか? おい」 リーダーを軽く蹴ります。
ノーヴェ:「何を、どこに移送した」
"F.F.F." 幸重育:「生体用の伝達装置に、益体もない失敗作までちゃんとカウントしてる。でも……」
『泉』リーダー:「グェッ! ど、どういうことじゃ。知らんぞ私は!」
『泉』リーダー:蹴られ、軽く転がる 「物資を持ち出す暇などあるか! 駐車場の方からお前らが来たんじゃろうが!」
ノーヴェ:「と、先生はおっしゃってるぜ?」
"F.F.F." 幸重育:「……βトランス」
"F.F.F." 幸重育:「常人をオーヴァードに無理矢理覚醒させ、オーヴァードを強化する薬剤。この研究所で一番重要で効果な品物」
ノーヴェ:ぴくりと眉が動く。 「……ほう」
"F.F.F." 幸重育:「それだけがごっそりなくなってて、何も知らないって言葉を信じろっていうのは、ちょっと舐めてるんじゃないかな」
ノーヴェ:「FHの悲願だよな。あらゆる人類をオーヴァードに覚醒させ、UGNが秘匿しているあらゆる事実を表に出すってのは。おい爺さんよ」
ノーヴェ:「本当に、何も知らないのか?」
『泉』リーダー:「βトランスゥ!?」 驚愕している
『泉』リーダー:「そっ、それこそ勝手になくなるなぞありえん! 前の研究所で保管をおろそかにしてたら植物の根に襲われて大惨事になったからの!」
ノーヴェ:「うわ……」
『泉』リーダー:「あれは気密ボトルに入れて一番頑丈な奥の倉庫に入れておったんじゃ! この、この!」
ノーヴェ:「これ、本当に何も知らないタイプの反応じゃねえか」
『泉』リーダー:シャクトリムシみたいな動きで部屋から出ようとします
ノーヴェ:「面倒くせえなまったくもう。こういう時に鷲尾がいれば……いや、あいつも尋問は得意じゃねえか」 シャクトリムシの背中を踏みつける。
『泉』リーダー:「ギャヌン!」
"F.F.F." 幸重育:「……後で念を入れて確認する必要はあるけど、確かに嘘じゃなさそう」
"F.F.F." 幸重育:「つまり、誰かが勝手に……?」
ノーヴェ:「こいつはとりあえず取り調べに回すとしてだ。ああ」
ノーヴェ:「仮にこいつが本当に知らないなら、俺ら以外の誰かが移送したとしか思えねえ。しかもこのタイミングとなると」
ノーヴェ:「今回のガサ入れも読まれていた可能性がある」
『泉』リーダー:「……! なら覚えがある!」
『泉』リーダー:リーダーが声を上げる 「奴だ! "ネットワーク"……!」
ノーヴェ:「組織力か、諜報力か、裏切り者ダブルクロスか……んあ?」
ノーヴェ:「"ネットワーク"ぅ?」
ノーヴェ:「知ってるか」  幸重ちゃんを見る。
"F.F.F." 幸重育:首を横に振る
『泉』リーダー:「ちょっと前からうちに物資を運び込んでいたんじゃ! 元々物資を運び入れてた奴の代わりに! 気味の悪いやつじゃとは思ってたが……」
『泉』リーダー:「……《ディメンジョンゲート》使い! 奴なら可能じゃろう!」
ノーヴェ:「所属セルは? エージェントかチルドレンか、それともマーセナリーか?」
ノーヴェ:踏みつけてた足をどけ、よいしょとリーダーの表情が見えるあたりにしゃがみこみます。
『泉』リーダー:「知るか! わしゃ研究に忙しいんじゃ! 金を受け取って黙って仕事をしてれば文句は言わん!」
『泉』リーダー:「それなのに、あやつめ……ドロボウじゃと!?」
ノーヴェ:専門家でなくとも、表情からある程度の虚偽は読み取れる。目線を合わせることで多少の信頼効果も。
『泉』リーダー:「キーッ!」 顔を赤くしてプンスカしています
『泉』リーダー:演技しているようには見えない。というか、演技をするようであればこんな間抜けは踏まないだろうと考えても良い。
ノーヴェ:「だめだなこれは……これだから研究バカってのは嫌いなんだ。仙人より俗世離れしてやがる」
"F.F.F." 幸重育:「……それっぽいの見つけたかも」 と、スマホを見ていた幸重が言う
"F.F.F." 幸重育:彼女が君に見せた画面には、近日発見された不明オーヴァード関連のデータベースだ。
ノーヴェ:「おっ。どれどれ、見せて見せて」 歩いていって後ろから覗き込みます。背が高いのでそこらへんは容易だ。
"F.F.F." 幸重育:画面に写っているのは、黒髪の薄着で人間性の薄い表情の女性。あるいは少女。
ノーヴェ:画面をチェックしながら、念のために自分のスマホでもUGN専用のデータベースにアクセスし、同じ情報をチェックしている。
ノーヴェ:ネットワーク、って名前も載ってますか?
"F.F.F." 幸重育:「所属不明。"ネットワーク"という呼称は確認済み。長い期間、日本各地で姿が見られるが……」
GM:載ってる感じです。
"F.F.F." 幸重育:「昨今は恵美市付近、『オーヴァースマート』との関わりが見受けられる」
GM:『オーヴァースマート』の名前は……知ってても良いかも。瞳ちゃんが関連ミッション受けてるし
ノーヴェ:「オーヴァースマート……」
"F.F.F." 幸重育:「……恵美市はここから近いね。なんだってそんな所にいるかは知らないけど……」
ノーヴェ:「最近きな臭い噂が立ってるベンチャーだな。俺の知り合いも調査に行ってる」
"F.F.F." 幸重育:知ってる? とリーダーに見せると、そいつじゃ! とリーダーが騒ぎ始めたので、顔を床に押し付ける。
"F.F.F." 幸重育:ノーヴェくんの方を見て 「ふうん……詳しいんだ」
"F.F.F." 幸重育:「この調子だと、多分その"ネットワーク"を追いかけることにもなると思うよ」
"F.F.F." 幸重育:「私たち二人で、"ネットワーク"を追うか、この襲撃の後の始末をするかを分担する感じ。そっちやる?」
ノーヴェ:「そりゃよかった。βトランスがありませんでした、あとお願いします……じゃあエージェントとして情けない限りだからな」
ノーヴェ:「もちろんだ、ネットワークを追う。そっちのほうが荒事になりそうだ」
ノーヴェ:「お前が対人戦の手柄を立てたいなら、どっちがネットワークに行くか模擬戦で決めてもいいぜ」
ノーヴェ:にっと笑って右手をコキコキと鳴らす。
"F.F.F." 幸重育:「そうなると思った。……別に良いよ、あなたの方が多少事情に通じてるみたいだし」
"F.F.F." 幸重育:流し目で君を見る 「もちろん、やるならやるで負けるつもりはないけど……」
ノーヴェ:「おっ」
ノーヴェ:「いいねいいね! エージェントならそれくらいの自信がないとな!」
ノーヴェ:「今度ヒマなときがあったら模擬戦でもしようぜ。とりあえず今回はここで手分けだ」
ノーヴェ:心底楽しそうにそう言ってから、獰猛な笑みが消える。
"F.F.F." 幸重育:「盛り上がっちゃって。……そうね。とりあえずここは任せてもらっても良い」
"F.F.F." 幸重育:「気が向いたら奥の方にあった重めの機材だけ、持ち出しやすいように動かしてくれると助かるかな」
ノーヴェ:「お前もなんとなくそんな予感はしてるだろうが、この一件……おそらく、裏に別の組織が控えてる。"オーヴァースマート"なりなんなりがな」
"F.F.F." 幸重育:「ん。ベンチャー企業って話だけど……FHだったりするのかしら」
ノーヴェ:「油断はするなよ。ぜんぶ終わって後始末してるときが一番ケガの確率高いんだからな」
ノーヴェ:「どうだろうな? でも"ネットワーク"が関与してるなら、少なくとも裏側の事情は知ってるだろ」
ノーヴェ:「FHかギルドかそれ以外かと手を組んでな」
"F.F.F." 幸重育:片目を閉じて 「忠告ありがとう。あなたこそぜひ気をつけて」
"F.F.F." 幸重育:「泥棒の勢力のほどは分からないけど……ものの価値は知っているみたいだから」
ノーヴェ:「他にも金目のものは色々あった。にもかかわらず、βトランスだからな」
ノーヴェ:「UGNが一番嫌がることを知ってやがる。ムカつくぜ……面白くなってきた」
ノーヴェ:「一発殴るのが楽しみだ」 鷲尾とは違うタイプの真面目ちゃんだな~と考えつつ、奥の重そうな機材を運び始めます。
ノーヴェ:「そういえばさ」 機材を持ち上げ、部屋を出ていこうとしたところで足を止める。
ノーヴェ:「強えのかな? "ネットワーク"」
"F.F.F." 幸重育:椅子に座ってリーダーのコンピューターを検めていたが、その言葉にため息を吐く
ノーヴェ:「運び屋なら弱えのかな……でもある程度の腕前がないとここまでUGNの追跡を誤魔化せねえしなあ」
"F.F.F." 幸重育:「ぜひ確かめて、教えてちょうだい」
"F.F.F." 幸重育:「楽しみにしてるから」 そこまで楽しみにしていない顔
ノーヴェ:「なんだよ反応の薄いやつだな! もっと肉食え! グイグイいく女が最近はモテるんだぞ!」
"F.F.F." 幸重育:「知らないわよあなたの好みなんて。モテたいとも思わないし……」
ノーヴェ:「そうやってスカしてるとめちゃくちゃ楽しいバトルになっても呼んでやらねーぞ!」
ノーヴェ:とか言いながら機材を運んでいこうかな。
"F.F.F." 幸重育:「あなたみたいなバトルマニアと、私みたいな自負のある戦闘員は別なの! もう……」
『泉』リーダー:「わしは控えめな子の方が好きじゃっ、あぎゃ!」
『泉』リーダー:幸重に踏まれ、沈黙。
ノーヴェ:部屋を出る。100kg以上はあるであろう機材を軽々と運びながら廊下を歩く。
ノーヴェ:「βトランスか。強敵とやれれば楽しいが……やれなくても、これはこれで大事だな」
ノーヴェ:ノーヴェは戦闘員だ。戦闘が大好きだし、強敵と出会えればもっと嬉しい。だが、
ノーヴェ:戦闘員である以前にUGNエージェントだ。エージェントの仕事をきちんとこなせないやつには、ろくな案件が回ってこないだろう。
ノーヴェ:それはすなわち、戦闘機会の大きな損失。そして、"優秀なUGNチルドレンとの合同任務"のような機会の損失でもある。
ノーヴェ:「栄養バランスと同じだ。肉を美味しく食いたきゃ、身体を壊さないように野菜もちゃんと食う……」
ノーヴェ:「見てろよネットワーク。オーヴァースマート」
ノーヴェ:「お前らが何を企んでようが──」「必ずブン殴る」



GM:シーンを切ります。シナリオロイスを取得してください。
ノーヴェ:シナリオロイスはネットワーク!
ノーヴェ:-敵/"ネットワーク"/○興味/敵愾心/ロイス
GM:はい。ではシーン終了!
ノーヴェ:FFFちゃんがかわいいのでめちゃ取りたいけどさすがに我慢しよ。以上です


◆Middle01◆

GM:◆ Middle 01
GM:皆さんが顔を合わせる、合流シーンです。ひとまず全員侵蝕率を上げて登場してください
鷲尾瞳:わいわい
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (43 → 49)
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (31 → 41)
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (41 → 49)
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (37 → 43)
茄子原曜:ギャッてなったけどひとのべに比べれば全然ひくかった
ノーヴェ:高いよ~
遠矢塔利:全体的に高め



GM:UGN恵美支部。
GM:そこはバブル期に建てられたよくある2階建ての一軒家である。以前の恵美支部の自宅をそのまま支部にしたらしい。
GM:周辺の治安も悪くないため、人員も少なく、小さな支部であった。
GM:現在、前支部長は別地域に転勤し、家だけが支部として残っている。そこの主は、恵美市とは縁もゆかりもない男。
乙女坂支部長:「……」 名を乙女坂という。落ち着いた風体であるが、覇気のない中年男性だ
乙女坂支部長:リビングで新聞を読んでいたが、不意に時計を見上げる。
乙女坂支部長:「……そろそろ来る頃合いか」
ノーヴェ:落ち着いた雰囲気の一軒家とは正反対の男がソファに座ってます。買ってきたコーラを飲んでいる。
ノーヴェ:偉そうにふんぞり返って足を組んでいるので、こっちのほうが家の主なのでは?と思われそうなくらいだ。
ノーヴェ:「さっき言ってた応援か。UGNの方は心配いらないだろうが」
ノーヴェ:「神城ってのは大丈夫なのかね。ピンキリらしいじゃねえか、エージェントの質」
ノーヴェ:「アマチュアのお守りは御免だぞ」
乙女坂支部長:そんなノーヴェくんをちらりと見る 「はっきり言って分からんけど、向こうも半端な人は送り込まないだろ。それこそUGNに舐められる」
乙女坂支部長:「それより一応ねぇ、今から来るのは外部の人たちなんだから。ちゃんと身なり整えなさいよ」
乙女坂支部長:「ゲップとかもするんじゃないよ」
ノーヴェ:「たしかにな」 いちごポッキーをカリカリ齧っている。一本どう?と親切心でポッキーを差し出してます。
乙女坂支部長:受け取るってカリカリやり始める 「分かってるのかねぇ」
ノーヴェ:「わかってるよ。外部組織の方と初対面なんだから、礼儀、清潔感、そして挨拶だろ」
ノーヴェ:「昔の俺なら血まみれのコートのままで挨拶してただろうが」
ノーヴェ:「今日はちゃんときれいなコートだ。戦闘の翌日だぞ。俺の礼節を褒めてくれていいぜ」
乙女坂支部長:「うん。元気はなくてもいいから、常識的に」
乙女坂支部長:「仕事するノーヴェくんが今のノーヴェくんで安心してるよ、僕は……」
ノーヴェ:「ふふん。日進月歩で成長する男だからな、俺は」
ノーヴェ:「おたくこそ大丈夫なのかよ? 支部長のくせに覇気がないって言われないか?」
ノーヴェ:「ちゃんと元気よく挨拶しろよ」
乙女坂支部長:「とても余計なお世話よ。……ん」
GM:支部長がなにかに気付くと同時、ピンポンとチャイムが鳴ります。
GM:支部長の髪の毛がずいと伸びて、受話器のみのインターホンを絡め取り、手元に引き寄せる。
乙女坂支部長:「はい。……はい、神埼さんと、神城グループの皆さんね。お入りください」
ノーヴェ:「90秒ほど前からいたな」 《蝙蝠の耳》で事前察知している。
乙女坂支部長:そのまま同じように受話器を元の所に置く 「なら言いなさいよ」
ノーヴェ:「いいんだよ。あっちも忙しそうだったから」
ノーヴェ:「チャイムを鳴らす前に周囲のクリアリング、尾行チェック、内部の確認をしてる。いいやり口だ」
乙女坂支部長:「……ふむ。ボディガードでもいたりするのかな」
GM:話していると、ドアが開き、人の入ってくる音が聞こえる。ぱらぱらと足音は三人分
ノーヴェ:「ボディガード。……守る必要のあるやつをわざわざ連れてくるかね?」
乙女坂支部長:「さあ、それは……うん、噂話はここまでだ」
神埼 翠子:「失礼します」
ノーヴェ:ソファから立ち上がります。支部長と扉の間、いつでも射線を遮れるように立つ。
神埼 翠子:落ち着いた様子のスーツの女性が、そっと扉を開けて入ってくる。ノーヴェくんを見上げて少しびくりとして
神埼 翠子:「あっ……UGNイリーガル、"エメラルディア"、神埼翠子です! 失礼しますっ!」
神埼 翠子:もう一回頭を下げて、またちょっとノーヴェくんを見て、静かな足取りで入ってくる。
GM:その後から続く人影が二つ。
ノーヴェ:「おいなんだよ、ちらちらと」
遠矢塔利:影の一つは、襟付きのブラウスにロングスカートの女性。
神埼 翠子:「す、すみません。大きかったので……背が」 恐縮だ
ノーヴェ:「いたって真面目なUGNエージェントだぞ」 両手をひらひらさせながら、続く二人を見る。
遠矢塔利:「UGNの方々ですね」片手を胸に添え、スカートをつまむ。
遠矢塔利:「"インスタンスハウス"、遠矢塔利と申します」
遠矢塔利:軽い挨拶の後、最後に入ってきた男性に場所を譲る
茄子原曜:「あ、あざす」 ドアを閉めながらへらへら頭を軽く下げる。爽やかな色地のセットアップを着た、軽薄そうな雰囲気の青年。
ノーヴェ:「(……弱そうなのが出てきたな……)」 ちょっとだけしょんぼりする。
茄子原曜:「"アンカア"、茄子原曜です。よろしくお願いします~」
ノーヴェ:「エージェントのノーヴェだ。コードと本名は同じだから、ノーヴェでいい」
ノーヴェ:「専門分野は戦闘だ。そっちは?」
ノーヴェ:そう言って三人をぐるりと見る。
乙女坂支部長:「乙女坂支部長ですよ。神埼さんは知ってるけど。専門は根回し」
神埼 翠子:「あっ……私は戦闘ができ、ますがっ、そんなにすごくはないです。どちらかというと拘束で……レネゲイドコントロールのといいますか」
茄子原曜:「翠子お嬢様は、今回がはじめて本格的な任務への参加になるんすよ」
ノーヴェ:「ああ、だからこんなにソワソワしてんのか。……お嬢様?」
神埼 翠子:「ちょ、ちょっと茄子原くん、そこは別に説明しなくても……!」
ノーヴェ:「お嬢様が戦闘やるのか? 大丈夫なのかよ、ケガでもしたらおうちの人が怒鳴り込んでくるんじゃねえのか」
神埼 翠子:「なっ……そういう扱いは止めてください! イリーガルとして訓練は積みましたし、大丈夫です!」
神埼 翠子:「父は関係……なくはないですけど……覚悟してます! どんなことも!」
遠矢塔利:「私の専門は道具の管理になります」折りたたみの日傘をカバンにしまう際、古めかしい金の鍵束がチャリンと揺れる。
遠矢塔利:「神埼様と異なり直接的な戦闘は不得手となりますので、他の状況の対処になるかと」
鷲尾瞳:では自己紹介が始まった所で、遅れて一人少女が駆け込んでくるよ。「申し訳ありません。遅れました。塾の授業が長引いてしまって……」
ノーヴェ:「おっ!」
乙女坂支部長:「お。お疲れ鷲尾ちゃん」
ノーヴェ:「よう鷲尾! お前が最後だぞ」
茄子原曜:(あっなんかすげえかわいい子きた)真顔を保っている。
神埼 翠子:「わわっ、子ども……?」
遠矢塔利:「そちらも、UGNの方ですか?」
鷲尾瞳:直ぐに居住まいを正して「只今戻りました、乙女坂支部長。UGNチルドレン”マクガフィン”鷲尾瞳です」
ノーヴェ:「チルドレンだ」
茄子原曜:「髪が綺麗でかわいいっすね~」口に出た。
ノーヴェ:「めちゃくちゃ優秀だぞ。子供じゃないからな」
鷲尾瞳:「ノーヴェも来ていたんですね。ということは、『オーヴァースマート』に関する新情報というのは……」
神埼 翠子:「や、チルドレンって言ったって要は子どもじゃない……」 小声で呟く
鷲尾瞳:ノーヴェの任務内容は把握している。FH『泉』の研究施設を強襲していたはずだ。
乙女坂支部長:「あーはい、待った待った。順番順番」 瞳ちゃんを手で制しつつ
乙女坂支部長:「とりあえず立ち話もなんだし、座ってください。せーまいリビングだけどね」
遠矢塔利:「UGNの方は、見た目に寄らないようですよ」翠子さんにささやく。
遠矢塔利:「では、椅子をどうぞ」染み付いたホスト側としての仕草で空いてる椅子を勧める
鷲尾瞳:「すみません。気が逸っていたようです。それから、年齢の方はお気になさらず」
神埼 翠子:「んん、そうとは聞きますけど……」 遠矢さんに言われても釈然としない様子。乙女坂支部長に会釈しつつ、遠矢さんい勧められるまま椅子に座る
ノーヴェ:「そうなんだよ。鷲尾の髪は何か知らねえけどすげえサラサラでな……」 茄子原くんの言葉にうんうん頷いている。
茄子原曜:「塔利お嬢様、こっちが招かれてる側すよ~」
ノーヴェ:こっちは立ってます。十分に座ったし、そもそも全員座ると狭い。
鷲尾瞳:「訓練過程は既に終えていますので。任務も既にいくつも熟しています。こう見えてベテランなんです」
鷲尾瞳:少し自慢げに言いながら席につくよ
遠矢塔利:「…………あら。失礼しました」茄子原さんの指摘にん、と咳払い。
神埼 翠子:「……あっ、わたしも勝手に座っちゃった。あ、えっと……」 ちょっと手狭だな、という顔をしつつ、詰めて隣の椅子を遠矢さんへ
遠矢塔利:「鷲尾様も実力は確かなのですね……心強いです」
茄子原曜:「ちょっと天然なとこも、いいですよね~。こういうのも守りたさっていうかうちの美和も…」 浸りながら翠子お嬢様の斜め後ろを確保。
遠矢塔利:軽く会釈をして勧められた席に座る
鷲尾瞳:「んんっ」髪を褒められたことに対して顔を赤くしつつ。
ノーヴェ:「わかってんじゃねえか。実力と抜けてるとこの程よいギャップっつーか……いや、後にするか」
ノーヴェ:「乙女坂。メンバーはこれで全員か?」
鷲尾瞳:「世間話もいいですが、先に本題を片付けてからにしましょう」と言って支部長を促すよ
遠矢塔利:「もう、茄子原様。その話は後でお聞きしますので……ええと、全員でしょうか?」
乙女坂支部長:「ああ、その通り。じゃあ改めて……」
GM:君たちは座るなり立つなりし、手短に自己紹介を済ませる。名前と能力傾向くらいの、ごく簡単なものだ。
GM:そして、乙女坂の説明に移る。
乙女坂支部長:「今回君たちには、『オーヴァースマート』というベンチャー企業の調査に当たってもらうことになる」
ノーヴェ:「ボディガードね。人は見た目によらないな」 なよっとした茄子原くんを横目で見つつ。
茄子原曜:「よく言われますっす~」へらへら笑っている。
乙女坂支部長:「まあ、ベンチャー企業であって、危険なオーヴァード組織ではない……と、今は思われている。FHとか、SOGとか、そういうたぐいのね」
乙女坂支部長:「ただ、どうもやっていることがレネゲイドっぽく、前から微妙に怪しいと思っていて……」
ノーヴェ:「物流企業だよな。WEBサイトには当然ながら当たり障りのないことしか書かれてなかったが、なんかきな臭い噂でもあるのか」
乙女坂支部長:瞳ちゃんを差す 「そこの鷲尾くんに、以前から関係者と接触してもらっていたんだ」
遠矢塔利:「意図が無いとしても……不慮の事態は起きてしまいますからね」
遠矢塔利:「そうだったのですか」感心の目線。
茄子原曜:「潜入任務か~、UGNさんはすげえな~」
鷲尾瞳:「はい。『オーヴァースマート』社長、井村勝海の親族と接触しています。今の処企業に関連する話は聞き出せていませんが」
神埼 翠子:「……うーん」 瞳ちゃんが働いていたということを聞くと、またちょっと腑に落ちない表情になる
遠矢塔利:「はい、長期での活動となると……いえ、今はその話ではありませんね」茄子原さんへの相槌を切り上げる。
鷲尾瞳:「感触は悪くありません。この調子で接触を続けていれば、いずれ井村勝海の情報も引き出せるのではないかと」
遠矢塔利:「それは、それは……鷲尾様はとても優秀ですね」
乙女坂支部長:「ああ。『オーヴァースマート』の噂とか業務内容とかも怪しいんだが、一番怪しいのはノーヴェの最新情報」
茄子原曜:「ふんふん?」ちらりと翠子お嬢様を一瞥しつつ。
乙女坂支部長:「"ネットワーク"なるオーヴァードが『オーヴァースマート』の近辺で目撃されていて……その"ネットワーク"が、危険なレネゲイドの薬物を盗難した疑いがある」
ノーヴェ:「"ネットワーク"。大量のβトランスを持ってどっかに姿をくらませてる」 顔写真をテーブルに置く。
ノーヴェ:「強制的なオーヴァードへの覚醒と能力増強を促すαトランス──その強化版みたいなものだ。当然、ばらまかれたらとんでもないことになるな」
神埼 翠子:「……」 緊張の面持ち
茄子原曜:また翠子お嬢様を一瞥しつつ「ネットワークつうのは…そいつもFHなんすか?」
ノーヴェ:「の、はずだ。そうとうに用心深いのか、最低限の情報しかこっちは持ってない」
ノーヴェ:「神代は独自のデータベースを持ってるって聞く。あとで調べて貰えるならありがたいとこだ」
乙女坂支部長:「まあFHっぽいとは思ってるけど、とにかく情報は少ない。先入観はない方が良いかもねえ」
鷲尾瞳:「状況を見るに、βトランスが『オーヴァースマート』に持ち込まれた可能性は高く思えますが……」
遠矢塔利:「そうですね……存在を知ってしまえば、手に入れたい方々もいらっしゃるでしょうから……」
鷲尾瞳:「支部長の言う通りですね。今はまだ断定できません。様々な可能性を視野に入れておきましょう。」
茄子原曜:「あとで色々調べてみましょか~」翠子お嬢様にぼそぼそ言っている。
乙女坂支部長:「そうだね。もし予想通りだとしても、なんでそんなことをやり、どうしてそんなことを知ったのか、は明らかにしとかなきゃだ」
神埼 翠子:「そう、ですね……」 ゆっくりと頷く
乙女坂支部長:「と、ま、そういうわけで、今まで『オーヴァースマート』はそんなに悪いことはしてなかったけど、これはいよいよきな臭いぞ、ということで動員をかけたわけだ」
乙女坂支部長:「UGNとしては、鷲尾くん、ノーヴェ、そして神埼くん。で、神城の君たちは……」
乙女坂支部長:遠矢さん、茄子原さんを順に見る。
遠矢塔利:「まずは、私ですね」
遠矢塔利:「別口となりますが、『オーヴァースマート』の保有するアイテムの調査を請け負っております」
鷲尾瞳:「何か他に、特筆すべき情報が?」
遠矢塔利:こくり、とうなずき。
乙女坂支部長:「なんだっけ。なんか……はい?」 手元の資料を見ている
ノーヴェ:「調査先がちょうど一致したから協力しよう、って感じか。なるほどな」
遠矢塔利:「"恩寵の杯"。元々は神城の保有していたアイテムなのですが……現在はその『オーヴァースマート』が所有している、と聞き及びました」
ノーヴェ:「恩寵の杯。聞いたことないな。名前からして遺産か?」
遠矢塔利:「すみません、詳細は私も……本体と同時に、資料も散逸してしまったもので」
乙女坂支部長:「ただ、遺産には及ばない、レネゲイドアイテムらしいねぇ。なんか、そういうのを取り扱う専門の方なんだって?」
遠矢塔利:「はい。私の一族は代々そういった物品の管理を請け負っております」
遠矢塔利:「今回もその回収が目的ですが……そのためにUGNの方々との共同は、お互いの目的に合うと思います」
茄子原曜:「『オーヴァースマート』を調べたいのは一緒すもんね」
ノーヴェ:「いいね。下手にキレイなお題目を掲げられるより、利害の一致の方が信頼できる」
乙女坂支部長:「うん。神城から正式に、協力と、叶えばそのアイテムの奪還に、神城による管理の引き受けまで、ちゃんと申請は来てる」
ノーヴェ:「目的が同じなうちは身内でいられるからな」
鷲尾瞳:「元々神城の所有を認めていた物なら、UGNとしても協力を断る理由はありません」
乙女坂支部長:「しかし17歳でそんなお仕事とは、ご立派なもんだね……」
遠矢塔利:「えぇ。方針がまとまっている組織が相手ならば、こちらも懸念がございません」
乙女坂支部長:遠矢さんを見て 「……色々……」
茄子原曜:「わかるっす」深く頷く
遠矢塔利:「ありがとうございます。もったいなきお言葉です」軽く頭を下げ、三つ編みが揺れる
鷲尾瞳:「……?」
乙女坂支部長:「ふうむ……」
遠矢塔利:「先代に恥じぬよう、鋭意努力させて頂きますね」
神埼 翠子:じとっとした目を、支部長というより茄子原くんに向けている
遠矢塔利:「………?」
乙女坂支部長:「ん。どうぞよろしく」 頷き、資料に目を落として
遠矢塔利:頭を上げた後、散った視線に怪訝さを浮かべる。
ノーヴェ:「その胸、戦闘で邪魔にならねえのか?」 率直に聞いている。
乙女坂支部長:「で、さいゴハフッ」 咳き込む
ノーヴェ:「動きが遅いなら予め言っておけ。俺と鷲尾でカバーできるように動く」
茄子原曜:「ゴハッ」咳き込む
遠矢塔利:「あぁ」ピン、とした顔。
神埼 翠子:「んなっ、なな……」
鷲尾瞳:「ノーヴェ!デリカシーに欠けていますよ。女性に対して!」
ノーヴェ:「なんだよ! 有事にちゃんと動けるかどうかはすごい重要だろうが!」
遠矢塔利:「そうですね、ノーヴェ様。下着で補正はしていますが、身のこなしは専門職の方には劣ると思います」
遠矢塔利:「前衛はおまかせすることになるかと」
鷲尾瞳:「確かに気がかりだなとは思っていましたが……直接面と向かって言うことはないでしょう」
茄子原曜:「ほせ………」
茄子原曜:「…………」背景に宇宙が広がる
乙女坂支部長:「……」 メガネがずれている
鷲尾瞳:「遠矢さんもそこまであけひろげに言わなくていいんですよ」
ノーヴェ:「お手紙でも出して聞けってのかよ。了解だ」 ぶーたれながら遠矢さんの言葉に頷いてます。
遠矢塔利:コルセット的なシルエットを説明するように、両腕を腰に当ててパントマイムする。
神埼 翠子:「……ほらっ!」 ぐい、と茄子原くんの腿をつねる
遠矢塔利:「? そうですか……?ともあれ、よろしくおねがいします。ノーヴェ様。鷲尾様も」
茄子原曜:「ああんっ」
鷲尾瞳:「申し訳ありません。続きをお願いします、支部長」
神埼 翠子:「順番的に茄子原くんでしょっ! ……ですね、支部長さん!」
乙女坂支部長:「あっ、はい……そう、そうね。茄子原曜さん」
ノーヴェ:「茄子原は遠矢みたいな道具屋ってわけでもないんだよな」
乙女坂支部長:「君は、神埼くん、"エメラルディア"の同伴としてということだが……合っているのかな」
茄子原曜:「そうなんです、そうなんです」腿をさすりつつ
茄子原曜:「俺の依頼主は翠子お嬢様のお父様になりまして。お嬢様のお付きとして参りました」
茄子原曜:「え~…だから、ここで話せる情報は特にないっつうか…」
鷲尾瞳:「……同伴?なるほど、ボディーガードと言うことですね」
神埼 翠子:「……すみません。父がどうしてもということで……」 申し訳ないような恥ずかしいような顔
茄子原曜:「はい、翠子お嬢様はもちろんイリーガルとして前線に立つお覚悟はできてらっしゃいますから」
神埼 翠子:「はい。ご迷惑はかけないよう努めるつもりですから。UGNにも、彼にも」
鷲尾瞳:「安心してください。イリーガルはあくまで協力者、我々エージェント、チルドレンも万が一の時は彼女の安全を優先して動くつもりです」
茄子原曜:「頼れる…」瞳ちゃんにもときめきつつ「その上で、ですね」
ノーヴェ:「……」 無言で瞳ちゃんの肩をつかんでこっちに寄せてます。
茄子原曜:「俺はボディーガードとして、翠子お嬢様のそばを離れるつもりはありませんので」
茄子原曜:「よろしくお願いします…でいいんすかね? まあ、よろしくお願いします」
鷲尾瞳:「……?」何故今?と思いつつ素直に寄せられます
ノーヴェ:「単独の護衛っていうのは、想像以上に難易度が高い」
ノーヴェ:「へにゃへにゃしてるが凄腕なんだろ? 腕前に期待してるぜ」
遠矢塔利:……?とその様子を見ています。
ノーヴェ:「あと鷲尾はやらないからな」
茄子原曜:「いや~んでも攻撃能力は皆無なんどエッ」
神埼 翠子:「やらない、って……」
鷲尾瞳:「娘を任せるくらいですからね。信頼が伺えます」
遠矢塔利:「…………いま、そういう話だったのですか?」
茄子原曜:「え~…?どういう関係…?」好奇心に目を輝かせます。
ノーヴェ:「夫婦だ。最強のな」
鷲尾瞳:「ひけらかすつもりはないのですが、ノーヴェとは恋人同士の間柄です」
神埼 翠子:「ちょ……ちょっと茄子原くん! 一体何を」
神埼 翠子:「ふひえふ夫婦!?」
茄子原曜:「うひょ~~~っ」
遠矢塔利:「まぁ……」
鷲尾瞳:「ふ、夫婦ではまだありません。年齢と法律の問題がありますから」
ノーヴェ:「いや、最強は言い過ぎか? でも結婚式は最強だったからな……まあいい」
鷲尾瞳:「最強ではあります。そのつもりです」
神埼 翠子:「年齢と法律が……問題!?」
神埼 翠子:「式を……」 頭の上でリンゴーンと鐘が鳴っている
遠矢塔利:「なるほど……頼もしいですね」
鷲尾瞳:ノーヴェくんと腕を組みながら言う。
ノーヴェ:「知らないのかよ? 今年の春から結婚可能年齢は男女ともに18歳になったんだぜ」
乙女坂支部長:「……君ら、説明不足って言われない? 大丈夫?」
神埼 翠子:「そ、そうですけど……鷲尾さんはいまいくつ?」
ノーヴェ:「籍を入れたくても入れられないのは問題だろうが」
遠矢塔利:「……まぁ。鷲尾様も年上だったのですか」
鷲尾瞳:「私が18歳になるのは4年後です。逸る気持ちはわかりますが……」
神埼 翠子:「ですよね? じゃあノーヴェさんは?」
ノーヴェ:「ロールアウトから2年だ。機械化兵だからな」
ノーヴェ:「肉体年齢は20歳前後だから、まあ成人でいいだろ」
神埼 翠子:「2にゃ……」
神埼 翠子:処理しきれず、絶句している。
茄子原曜:「肉体年齢は20歳前後……」
茄子原曜:「14歳と……」
茄子原曜:背景に宇宙が広がる
遠矢塔利:「そういう事情もあるのですね……」
ノーヴェ:「それで、ここからどうすんだ?」
神埼 翠子:「ゆ、UGN、思ったより倍以上すごい……」
ノーヴェ:さらっと話を戻す。自分にとっては当たり前のことを説明しただけなので、特にここまでの流れを引きずっていない。
鷲尾瞳:「そ、そうです。私達の関係より、今後の方針です」
乙女坂支部長:「え、ノーヴェくんと鷲尾くんが細かく説明する以外で? うーん……」
乙女坂支部長:「……まあ、情報収集だね。見ての通り、ほら。うちの支部小さいから」
ノーヴェ:「説明はしただろ、完璧に!」
遠矢塔利:「そうですね。そちらは適時お聞きできるかと」
乙女坂支部長:「ごめんなさいね、ちょっと変わったので……仕事はちゃんとしてるから」
乙女坂支部長:「結局βトランスはどうなったのか、"ネットワーク"は、『オーヴァースマート』は……そういう所を掘って掘って」
乙女坂支部長:「ある程度線が見えたら、次の動きを考えよう」
ノーヴェ:「チーム分けはするか?」
ノーヴェ:「ある程度分散したほうが効率いい気もするが、新米イリーガルもいるし、所属組織も別々だ」
ノーヴェ:「とりあえず固まって、って言うなら異論はないぞ」
乙女坂支部長:「べつにひとまず普通にやるのでいいんじゃない? 必要だったら判断に任せようね」
茄子原曜:「調べてく中で"恩寵の杯"のことも見えたらいいすね~」
乙女坂支部長:「まあ、『オーヴァースマート』についてはこの機に一切合切ハッキリさせようって感じだから、多分分かるでしょ」
ノーヴェ:「……」 チーム分けする場合、前衛の俺と鷲尾は絶対に別チームになるんじゃない?と思い当たってます。
ノーヴェ:「そうだな。チームで動いたほうが絶対にいい。全員で動くぞ」
ノーヴェ:「分散する必要はなかったな。全く」
遠矢塔利:「……?」
遠矢塔利:不思議そうに僅かに首を傾げつつ。
乙女坂支部長:「まあ、上手く回せるならなんでもいいよ。任せるね」 書類に目を落とし
遠矢塔利:「そうですね。こちらもノウハウはありませんから……UGNの方の判断におまかせします」
乙女坂支部長:「じゃ、今夜は遅いから休んでもらって、明日から……始めてもらおうか」
茄子原曜:「本格始動すね~、翠子お嬢様」へらっと笑いかける。
神埼 翠子:「あっ……は、はい!」 ぐつぐつと考え込んでいたが、支部長がそう言うとちゃんと返事をする
茄子原曜:「神城の令嬢として、腕の見せ所っすよ!がんばりましょ」
神埼 翠子:「そうね。改めて、きみにも迷惑かけないよう……頑張るから」 と茄子原さんへ言いつつ
神埼 翠子:そのまま顔を寄せて、耳元で小声で問う
神埼 翠子:「……子どもに、機械兵に……」
神埼 翠子:「このUGNっていうのは、大丈夫だと思う……?」
茄子原曜:「………」
茄子原曜:きょとんとし、翠子お嬢様としばらく顔を見合わせる。
茄子原曜:「俺、UGNさんとはちょこちょこ一緒に仕事してますけども」
茄子原曜:「こんな感じが割と普通です」
茄子原曜:「大丈夫です!信用に足る組織ですよ!」
神埼 翠子:「……普通、かぁ……」
神埼 翠子:考え込むような、どこか遠い目をしていたが、最終的に翠子は頷く。
神埼 翠子:それが君の言葉を聞いてか、君の言葉に押されてかは分からないが……
茄子原曜:(大変だよな~)と思いつつ、ははは~、と笑っている。



GM:シーンを切ります。ロイス取得・調達可能です。
鷲尾瞳:今の処ロイスは大丈夫かな~もうちょっと見ていきたいかも
ノーヴェ:ロイスはまだ保留にしよ。購入はどうしようかな
茄子原曜:同じ気持ちのため保留にしよう
遠矢塔利:ロイスは色々会話したときのために保留~
鷲尾瞳:購入は社会が雑魚なので応急手当とかを買っておこうかな
茄子原曜:遠矢さんに すごいな:〇 という感情を抱いています
鷲尾瞳:2DX
DoubleCross : (2DX10) → 8[3,8] → 8

GM:すごいね
茄子原曜:こっちも応急手当を狙おう
茄子原曜:2dx+1>=8
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 3[3,3]+1 → 4 → 失敗

鷲尾瞳:買えました!翠子お嬢様が怪我をしても大丈夫だぞ
茄子原曜:だめだったぜ
ノーヴェ:応急手当かな。ボディアーマーはダイスが増えてから狙おう
ノーヴェ:1dx+1=>8
DoubleCross : (1DX10+1>=8) → 9[9]+1 → 10 → 成功

ノーヴェ:よしよし
茄子原曜:UGNさんたちは有能だな…
遠矢塔利:じゃあ私はボディアーマー狙いで
遠矢塔利:4dx>=12
DoubleCross : (4DX10>=12) → 9[6,7,8,9] → 9 → 失敗

遠矢塔利:だめでした。失敗失敗
遠矢塔利:以上です
GM:ではシーンを終了します。


◆Middle02◆

GM:◆ Middle 02
GM:情報収集判定を行うシーンです。シーンプレイヤーは茄子原くん。他のPCも登場可能。
GM:侵蝕率を挙げて登場してね。
ノーヴェ:ででで
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (49 → 57)
ノーヴェ:ぐえー
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (43 → 50)
遠矢塔利:ぎゃー
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (41 → 45)
茄子原曜:みんな!
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (49 → 50)
ノーヴェ:おやすみしたくないよ~
GM:というわけで……やっていただきましょう。情報収集判定を。
ノーヴェ:倒置法だ
鷲尾瞳:ピガーッ
GM:現在判定可能な項目はこちら! 判定成功により開示される項目について調査できるのは次シーンからなので
GM:このシーンでできるのはこれだけだ!

◆ 情報項目概覧
・『オーヴァースマート』について <情報:UGN><情報:噂話> 6
・井村兄弟について <情報:噂話> 5
・βトランスの盗難について <情報:UGN> 7
・"ネットワーク"について <情報:UGN><情報:裏社会> 8

鷲尾瞳:鷲尾瞳、判定シマス
ノーヴェ:どれにいこうかな~
茄子原曜:瞳ちゃんは井村兄弟をあたるのがよさそうですよね
茄子原曜:茄子原はオーヴァースマート調べたいな~
ノーヴェ:瞳ちゃん、UGN4もあるから割と情報強者なんだよね
鷲尾瞳:技能はUGNだけどシナリオ的には井村兄弟って感じが悩ましいですね
遠矢塔利:つよい
ノーヴェ:というかそもそも噂話持ってる人がいないんだな
茄子原曜:塔利お嬢様は社会4でお金持ちだからどこでもいけそう
鷲尾瞳:社会強強人間だ
遠矢塔利:ふふん
遠矢塔利:じゃあノーヴェくんがコネと技能あるしネットワークで、私が社会4のβトランスとかかなぁ。
ノーヴェ:瞳ちゃんが2dxで噂話5を倒せるか次第だね
ノーヴェ:瞳ちゃん井村兄弟いく? 技能的にUGN系にいく?
鷲尾瞳:私がβトランス行くので遠矢さんが兄弟かオーヴァースマートはどうでしょう
鷲尾瞳:ここは実利優先だぜ
ノーヴェ:チルドレン!
遠矢塔利:じゃあ兄弟行きます!ナッスースマートお願い!
茄子原曜:はーい
遠矢塔利:井村兄弟を情報噂話で素振り
遠矢塔利:4dx>=5
DoubleCross : (4DX10>=5) → 10[5,6,7,10]+6[6] → 16 → 成功

遠矢塔利:ご存知!
茄子原曜:すご………
茄子原曜:"何"で調べたんだ?
鷲尾瞳:というかUGN系列なら私がネットでノーヴェ君がβトランスのほうがいいか
ノーヴェ:じゃあネットワークかな。と思ったけどこれ一番強いから、ネットワークを瞳ちゃんに任せてもいい?
ノーヴェ:ワイトもそう思います
遠矢塔利:そのようですね
ノーヴェ:βトランス!
鷲尾瞳:同じことを考えていた!そうしましょう
茄子原曜:ではこちら『オーヴァースマート』について、〈情報:UGN〉でコネ使って調べます!
鷲尾瞳:ではネットワークについて
茄子原曜:4dx+1>=6
DoubleCross : (4DX10+1>=6) → 10[1,4,9,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

ノーヴェ:3dx+2=>7 コネ使ってUGN
DoubleCross : (3DX10+2>=7) → 9[4,9,9]+2 → 11 → 成功

鷲尾瞳:4DX+4>=8
DoubleCross : (4DX10+4>=8) → 10[2,5,7,10]+8[8]+4 → 22 → 成功

鷲尾瞳:全てまるっとお見通しだ
GM:情報お得意部隊かよ~
ノーヴェ:みんなつよくない?
茄子原曜:やった~って思ったけど瞳ちゃんの出目が上回った
遠矢塔利:めちゃ知りボンバー
鷲尾瞳:技能分で上回ったぜ
GM:では開いていきます。

・『オーヴァースマート』について
大学生、井村 勝海が起業したベンチャー企業。
選りすぐった高級商品を集めたギフト・ショッピングサイトと連携を行い、梱包、物流を一手に司り、
『大切な人のお手元まで、こだわりのハイグレードギフト』をモットーとしている。

商品のクオリティは高く、特に生菓子や生鮮品までも独自手法で配送するというのが売りだったが、
『異様に鮮度が高い』という情報を受けたUGNが初動捜査に当たったところ、
バロール能力によるものと思われる時間操作が商品に施されていることが明らかになった。
ただ、能力を物流に用いているだけという危険度の低さから、調査優先度は低めであり、鷲尾瞳を情報収集に当て、現在に至る。

出口戦略(経営成功した企業を大手へ売り払うこと)として、神城グループ改革派との接近が確認されている。
さらに、近く資金集めと大きな事業宣伝のため、業界人や資産家を呼んでのナイトパーティを企画しているようだ。

・井村兄弟について
井村 勝海、22歳。井村 法樹、16歳。
両親は離婚しており、一旦母親に引き取られたのち父親の元へ移ったという経緯がある。
家族、特に兄弟仲は良く、一人暮らし・起業を始めても頻繁に実家へ立ち寄る勝海は友人にからかわれることもあったようだ。
父親は井村倉庫という倉庫業をしており、企業向けの製品管理や近距離輸送業を行っている。
父親も勝海の起業に協力的で、一部倉庫を貸し出しているらしい。

ノーヴェ:大学生で起業してる……
遠矢塔利:お兄さん優秀だなぁ
GM:境遇から、ハングリー精神みたいなものがあったのかもね

・βトランスの盗難について
『泉』セルの証言によれば、UGN襲撃の数日前から、普段の運び屋ではなく"ネットワーク"というゲート使いが物資の輸送を行っていたらしい。
同時期からβトランスの残量が減っていることには気付いていたが、原因を特定する前にUGNの襲撃が起こった形。

紛失量はのべ3L。一口でもある程度効果を発揮することを考えると、相当の量であるといえる。
250ccボトル程度の大きさの密封容器に入っており、空気に触れると劣化が始まるため、注射器のような器具を使って慎重に取り扱う必要があるという。
劣化が始まってもレネゲイドウィルスの力が残っているのは確かなので、むやみに触れたりしてはいけない。
可能ならばUGNで確保するべきだが、場合によっては現場で容器を破壊し、後ほど清掃するという形でも仕方ないだろう。

・"ネットワーク"について
ここ数年日本各地で見かけられ、しかし所属の不明なオーヴァード。黒髪で陰気な、年中薄着の女性。
《ディメンジョンゲート》による転移能力を持つ。交戦記録は存在しない。そもそも組織、あるいは個人としての行動目的も不透明。
ただ各組織に物資輸送役として入り込み、情報や物資を盗むような真似を『たまに』行っていたという報告がある。
最近確認されたのは、恵美市付近。特に「オーヴァースマート」の存在するオフィス近くで、彼女と社員が接触していることが明らかになっている。

GM:◇ 次シーン以降、・『オーヴァースマート』について が開示されたことにより、・『オーヴァースマート』ナイトパーティーについて を調査することができます。
GM:◇ ・井村兄弟について ・βトランスの盗難について が開示されたことにより、次シーンはトリガーシーンとなります。
ノーヴェ:騎士パーティー!
茄子原曜:まあノーブル
鷲尾瞳:引き金が引かれたようだな
遠矢塔利:ノブノブ~
GM:それは織田信長じゃないかな
GM:それは織田信長じゃないかなとはなんだ



GM:喫茶『リブラ』。
GM:見上げるようなオフィスビルの近くにある緑化地帯。その懐に建つ喫茶店。
GM:季節に伴い移り変わる木々の情景が美しい、高級喫茶店である。
GM:席の大半はテラス席であり、有閑な婦人たちが雑談に花を咲かせているが
GM:内側には、ガラスで隔てられた個室のような座席もある。
神埼 翠子:「……子供の頃、母に連れられて父とたまにここで食事を取ってました」
神埼 翠子:「父、仕事が忙しくて、土日もなかなか帰ってこなかったので……当時はなんだか嫌だったけど」
神埼 翠子:「今思うと、時間作ってくれてたんだなあって思います。……あ、季節のハーブティーと果物のケーキが美味しいですよ」
ノーヴェ:「ケーキが美味いのはいいんだけどよ」
鷲尾瞳:居住まいを正して席に付いている。運ばれてきた紅茶を慎重に啜っています。
ノーヴェ:「飯が高すぎるだろ。なんでミートソーススパゲッティが1400円もするんだよ」
鷲尾瞳:「子供の頃から……なるほど……」
神埼 翠子:「あはは……そうだねえ」 君たちとも少し打ち解けたか、口調が砕けている
遠矢塔利:「……素敵な雰囲気のお店ですね」
ノーヴェ:オシャレな器とオシャレな量のスパゲッティを速攻で食い終わり、追加で頼んだやたら高いクロックムッシュを頬張ってます。
神埼 翠子:「でしょう。人はいるし、木漏れ日もこんなに揺れてるから、静か~っていう感じはしないんだけど」
鷲尾瞳:「ノーヴェ、もう少し礼儀正しく……。あまり目立つと視線を集めてしまうかも……」
神埼 翠子:「でも、音とかはうるさくないから……落ち着く、でも寂しくない。そういう感じ」
ノーヴェ:「わかってる。スパゲッティ頼んでるの俺くらいだしな……」
神埼 翠子:「一人でピアノを弾いている時みたいな……」 目を閉じて思いを馳せている
鷲尾瞳:ガラス越しにそわそわと店内を見回す。どこも上流階級の人間ばかりに見える
ノーヴェ:「なあ、最初から聞きたかったんだが」
ノーヴェ:「純粋培養のお嬢様がなんでイリーガルなんかやってる?」
鷲尾瞳:「確かに。それは私も気になっていました」
ノーヴェ:「もっと色々あるだろ。安全だったり、楽しかったり、やりがいがある仕事なんて」
神埼 翠子:「えっ……」 まばたきをして 「ええと……ありきたりな上に、ちょっと失礼な気もするんですけど」
鷲尾瞳:「いえ、純粋培養だとは思っていませんが。オーヴァードだからといって必ずしも前線に立つ必要はありませんし……」
ノーヴェ:「イリーガルなんて頼まれてもやりたくない!ってやつも多いんだぜ」 やたら高いコーヒーを飲んでいる。
神埼 翠子:「あっ、そのコーヒーはゆっくりかき混ぜてから香りを……」
神埼 翠子:「……」 咳払いし 「社会勉強、です。一言で言ってしまうと」
ノーヴェ:「?」 すでにカップの1/3が空だ。
鷲尾瞳:ノーヴェ君が言われているのを見て、自分のハーブティーをスプーンでかき混ぜ始める。
ノーヴェ:「社会勉強」
神埼 翠子:「私はオーヴァードで……この後、神城グループの系列企業、しかもレネゲイド関連の事業に関わるつもりです」
神埼 翠子:「そのために、色々なことを知っておきたい。……神城内部でも勉強はさせてもらったけど」
神埼 翠子:「UGNのことも知っておきたいと思って。だったら、イリーガルになるのが一番でしょう」
神埼 翠子:少し固い表情になる 「現場でオーヴァードが、どういう扱いをされているのか知るには……」
遠矢塔利:「あぁ……なるほど」厚焼き玉子のサンドイッチと、メロンソーダを頼んでいる。
遠矢塔利:「実際見てみなければわからないこと……たくさんございますからね」
茄子原曜:「実際どうすか? びっくりされたことも多いでしょう」
神埼 翠子:「そうなんです。情報を、頭で分かっていても……実際に目で見て、感じてみないと分からないこともある」
鷲尾瞳:「一理ありますね。何を作るにしても現場の声を知っておけば、より質の高い物を作れるでしょうし」
ノーヴェ:「背が高くて怖いエージェントも出てくるしな」
神埼 翠子:「びっくりしてますよ! ……本当に!」
茄子原曜:「はっはっは」おすすめされたとおり、季節のハーブティーと果物のケーキを頼んでいる。
神埼 翠子:「もう、それはやめてくださいノーヴェくん……それに、今のびっくりした話で言うと」
神埼 翠子:瞳ちゃんを見る 「小さくて可愛いチルドレンが出てきたことの方がびっくりで……」
鷲尾瞳:「乙女坂支部長は優しい方ですよ?無防備過ぎて逆に警戒したくなる気持ちはわからなくもないですが」ノーヴェ君のことだと思っていない。自分には優しいので
神埼 翠子:「個人的には、遠矢さんも年下カウントなんですけど……」
神埼 翠子:「遠矢さんくらいの子を年下扱いするのはなんだかおばさんっぽい気がするので……」 小声である
遠矢塔利:「あぁ……そうかもしれません。それは失念していました」ふふ、と薄く微笑む。
鷲尾瞳:「私ですか。ノーヴェ意外の方に可愛いと言われるのは珍しいので、少し照れますね」
ノーヴェ:「ふっ」 鷲尾は色々な支部で可愛いと評判なので、無言で勝ち誇った顔をしている。
ノーヴェ:「いいんじゃねえか。現場を知らない上層部ってのは総じて無茶な要求を出すし、現場の人間を使い捨てにする」
ノーヴェ:「気に入ったぜ! お前がしっかり社会見学できるようにサポートしてやる。安心しろ!」
神埼 翠子:「つ、使い捨てって……」 ノーヴェくんの態度より、その言葉に反応する 「あるんですか? そういうこと……鷲尾さんみたいな子にも」
鷲尾瞳:「ただ、もう少し心構えはしておいたほうがいいかもしれませんね」
遠矢塔利:「そうですね……道具の説明も、実態を理解できるのは、目で見た後ですから」
茄子原曜:「…」クリームや生地で何層にもなった果物のケーキをフォークで切りつつ、会話を聞いている。
鷲尾瞳:「UGNでは基本的に、そのようなことはありませんが……敵であるFHにも子供は居ます」
神埼 翠子:「子供が、敵に……」
鷲尾瞳:「私も元々はFHの実験体でした。そこで使い捨てにされた者も見ています」
神埼 翠子:「えっ……そ、そうなんですか! 実験体の……!」
鷲尾瞳:「今回遭遇するとは限りませんが、そうなったときでも動けるように心の準備はしておいてください」
神埼 翠子:「っは……」 息を吐いて、吸い 「はい……」 どうにか答える
茄子原曜:「……」そんな様子を伺いつつ「……実際、どうなんすかね」
遠矢塔利:サンドイッチを指で千切りながら、細かく口に運ぶ。
遠矢塔利:「どう……とは?」
茄子原曜:「今回の任務、そういう…子供がいそうな気配、ありました? ありそうなつったら…」
茄子原曜:「まあ、例の"ネットワーク"さんになるかと思うんすけど」
ノーヴェ:「今のところは、ない。"ネットワーク"も……まあ、子供ではないな」
鷲尾瞳:「はい。違った意味で刺激的な方ではあるようですが」
茄子原曜:「なんすかなんすか、まさかいっつもすげ~セクシーな格好してるんです~とか言わないでくださいよ」
ノーヴェ:「調べたのは鷲尾だったよな。なんか手がかりでも見つかったか?」
遠矢塔利:「刺激的……ですか?」
鷲尾瞳:と言ってノーヴェくんから貰った以外の、今回集めた”ネットワーク”さんの写真や情報を皆に共有しようかな
鷲尾瞳:写真にはどれも薄着の女性の姿が写っているよ。
GM:こんなやつです
茄子原曜:「どうわっ」凝視するよ。
ノーヴェ:「ずーっとこんな格好らしいな。破廉恥な女だぜ」
神埼 翠子:「茄子原くん……」 じっとりした目
鷲尾瞳:写真を見せながら、少々頬を赤らめている「見た目はともかく。運び屋としてはそれなりに名のしれた方のようです」
ノーヴェ:「現場ではゲートを使った痕跡があった。鷲尾、バロールで間違いないか?」
鷲尾瞳:「悪名の方もそれなりに。盗みを働くのは今回が初めてでは無いようです」
鷲尾瞳:「はい。《ディメンションゲート》を保有したバロールで間違いありません」
ノーヴェ:「OKだ。ゲートを使われる前に距離を詰めれば十分確保できそうだな」
鷲尾瞳:「ただそれ以外にエフェクトを使用したことはほぼ無いようです。戦闘を行った記録もなし」
ノーヴェ:すでに脳内で戦闘時の動きをシミュレートしはじめている。
茄子原曜:「にしても、目的が謎のまますね~」
鷲尾瞳:「実力を隠しているのかあるいは、といったところでしょう」
神埼 翠子:「ゲート、バロール……」 言葉の端々から学んだ内容を思い出している。とりあえず分からない内容はないようだ
遠矢塔利:「……まぁ」感心したように。「この短時間で突き止められたのですね」
ノーヴェ:「目的については、まあろくでもないことなのは確かだろうな」 βトランスに関する情報を共有します。
鷲尾瞳:写真の中には『オーヴァースマート』の社員と会話を行っている物も含まれている。かの企業との関係は間違いないようだ。
遠矢塔利:「βトランス、でしたね。レネゲイドの強化薬とお聞きしましたが」情報に目を通します。
ノーヴェ:「ああ。つながりからして、ほぼ確実にオーヴァースマートの関連施設に運び込まれていると見ていい」
ノーヴェ:「一般人はもちろん、オーヴァードであっても急激にレネゲイドが活性化する可能性もある。現場で容器を見かけても触るなよ」
遠矢塔利:「『取り扱いは厳重に』、ですね」役目柄、見慣れた言葉だ。
茄子原曜:「じゃあこれは、UGNさんにお任せしちゃった方がよさそうすねえ」
神埼 翠子:「わたし、そう言われると逆に緊張しちゃうんですよね。大丈夫かな……」
鷲尾瞳:「消えたβトランスの量は……3L。扱いによっては何十体ものジャームを生み出せる量ですね」
神埼 翠子:「UGNか、遠矢さんに」 こくこく頷く
茄子原曜:「そうすそうす。俺もついてますんで」翠子お嬢様に言っている。
ノーヴェ:「そうだ。UGNエージェントやチルドレンの退職理由トップが、"ジャーム化した同僚を倒して精神を病んだ"だからな」
遠矢塔利:ふふ。と翠子さんに了承の意を示す。
ノーヴェ:「こういう危険薬物はプロが扱うに限る」
鷲尾瞳:ノーヴェくんから共有された資料を確認しながら言うよ。
遠矢塔利:「一纏めならば目立ちそうですが……流石に、小分けで保管されてるのですね」
ノーヴェ:といいつつ自分も薬物の取り扱いはそんなに得意ではない。とにかく近づかないか、ぶっ壊して揮発させるかの二択だろう。
茄子原曜:「注射器…?で打ち込むんすね」
遠矢塔利:屋敷の『保管部屋』に放り込む手はあるが、揮発となると困るなぁ。と頭の片隅で算段する。
茄子原曜:資料に目を通しつつ。「そりゃ余計に、プロが扱わなきゃやばそうなやつを…」
遠矢塔利:「お薬の使用方法としては、常套のようですね……」
鷲尾瞳:「βトランスが持ち込まれた先……『オーヴァースマート』の様子はどうですか?」
ノーヴェ:「オーヴァースマートの方は……ごほん」
茄子原曜:「『オーヴァースマート』が扱えるとこだとは思えない…って認識になっちゃいますよね、翠子お嬢様」目を向ける。
ノーヴェ:「どうなんだ? こんな危険薬物に関わってんだから、それなりの知識がなきゃ困るが」
遠矢塔利:「若手の企業とお聞きしました。ノウハウの蓄積は難しそうですが……」ちら、と茄子原さんたちに目線を送る。
茄子原曜:「んん、なにぶん最初すから、俺から説明します?」
神埼 翠子:「そう思います。レネゲイドは使われていても、そんな細やかな知識まであるかどうかは……」
神埼 翠子:「いえ、大丈夫」 茄子原くんに首を振り、情報を共有する 「使っているのはバロール・シンドロームのエフェクトくらいみたいなようだし」
茄子原曜:軽く頷く。
神埼 翠子:「ただ、神城グループの改革派に近づいていたということだから……そういう知識がある可能性もゼロではないけど」
神埼 翠子:「ない寄りだと思います。……これで大丈夫? 茄子原くん」
鷲尾瞳:「会社に扱える技術がない、となると……あとは井村勝海個人に、何か伝手があると見るべきでしょうか」
遠矢塔利:「そちらについては、経営者の方について確認しております」鷲尾さんに頷き
茄子原曜:「はい、あ、強いて言うならあれじゃないすか。どうしよっかって言ってたやつ…」
茄子原曜:「ああ、まあ先に。塔利お嬢様からどうぞ」促します。
神埼 翠子:「……あっ、あれか。ええ、直接関係があるかは微妙だから……」
遠矢塔利:「あぁ、はい。いけませんね、大人数での会議には慣れていないもので」薄く笑みを返して。
神埼 翠子:「聞かせて、遠矢さん?」
ノーヴェ:「小さな情報でも後でちゃんと言えよ。意外なとこから真相に繋がったりするんだから」
茄子原曜:「優先順位ってのがあるじゃないすか。あとで言いますよ~」
遠矢塔利:「では、手短に……」
遠矢塔利:「経営者は井村勝海様、22歳。経歴としてはお若いですが、お父様が『井村倉庫』として倉庫業を営んでおります」
遠矢塔利:「私見ですが、近距離の輸送や企業向けの保管については、こちらのノウハウからの着想ではないでしょうか。家族仲も良いようですので……」
神埼 翠子:「倉庫業か……!」
ノーヴェ:「井村倉庫を継ぐ形ではなく、あくまで自分の会社を立ち上げたか。ノイマンあたりに覚醒してるって可能性もあるが……」
ノーヴェ:「そのへんは純粋に父親譲りの知識ってとこなんだろうな」
遠矢塔利:「はい。実例を見ていたため、起業の選択肢があったのではないかと……」
ノーヴェ:「井村勝海に怪しそうなとこは、今のとこ無しか」
遠矢塔利:頷く。
神埼 翠子:「立派ね。色々選択肢が最近はあるけど、それでもバイタリティがなきゃなかなかできないもの」
遠矢塔利:「ただ、レネゲイド絡みの繋がりとなると、新たに縁をつなぐ可能性もあります」
神埼 翠子:「あ……ノーヴェくんが言ったみたいに、ノイマン・シンドロームだったら少しは楽になるのかもしれないけど」
遠矢塔利:「お仕事として運び込まれた場合、保管するものは運び先が必要ですからね……」
ノーヴェ:律儀に『シンドローム』をつけるあたりが初々しいなあと思いながらちょっとだけ口元が緩んでいる。
鷲尾瞳:「そうですね……。弟の法樹さんは内向的でしたが、兄である井村勝海はかなり外交的な性格のようで」
ノーヴェ:「そういや鷲尾は弟と話してるんだったか。最悪そっちから掘り下げてもよさそうだな」
茄子原曜:「あ、ノーヴェくん。それですそれです。さっき言ってたやつ」
ノーヴェ:「お前らさっきからノーヴェくんて……いや、まあ、いいんだけどよ……さっき?」
鷲尾瞳:「何か彼についての情報が?」
ノーヴェ:「ああ、言おうとしてたやつか」
茄子原曜:「そうなんす!いや、あるんですよね。お兄さんと接触できそうな案件」翠子お嬢様にまた視線を向ける。
ノーヴェ:「なんだ? お誕生日パーティーでもするのか」
遠矢塔利:「まぁ」目線で会話の主導権を渡す。
神埼 翠子:「あ、はい」 頷く 「近々ですね、オーヴァースマートがナイトパーティを開くんだとかで」
神埼 翠子:「お誕生日ではなくて、資金集めと事業の宣伝ですね。業界人とか資産家……エンジェル投資家、って言って通じるかな。そういう人たちを呼ぶみたい」
茄子原曜:「ここに神城のお嬢様がお二人もいらっしゃることですし」翠子お嬢様と塔利お嬢様を示しつつ。
神埼 翠子:「つまり、私たちがこういうことをやります! 成功するからお金ください! って言うためのパーティなんですね」
ノーヴェ:「ナイト……パーティー……」 地下クラブのゴアトランスパーティーを思い浮かべ、絶対これじゃないなと首を振る。
鷲尾瞳:「エンジェル……?」背中に羽の生えた成金おじさんを頭に思い浮かべているよ
茄子原曜:「忍び込む口実としては充分じゃないすか? いかがですかね」
神埼 翠子:「はい。私の神城の名前を使えば接触はまずできそうです。遠矢さんも……」
ノーヴェ:「そういうのって、あれだろ。ドレスコード……とか、そういうのがあるんじゃねえのか。大丈夫か?」
神埼 翠子:「……なんて、まだ詳しくは調べなきゃ分かんないけどね」 ちょっと笑う
神埼 翠子:「あるんじゃないかな。別に普通にパーティに行く格好で大丈夫だと思うけど……」
遠矢塔利:「よろしければ、お貸しいたしますね。UGNの方ならそちらで用意できるかもしれませんが……」
茄子原曜:「UGNさんならその辺ガツッと訓練されてるんじゃないんすか?衣装とかマナーとか」
鷲尾瞳:「……」
遠矢塔利:「あぁ……どうなのでしょう?」
鷲尾瞳:ノーヴェと顔を見合わせる
ノーヴェ:「……」
遠矢塔利:「有事の際に備えた……ドレスだったり?」プレートの仕込まれたドレスを想像している。
茄子原曜:「あ~、なんか装備とか出てくるんすね~」 ロケットが発射されるタキシードを想像している。
神埼 翠子:「コルセットに防具の繊維を仕込むとか……」
ノーヴェ:「……おいどうすんだ鷲尾。流石にこういうパーティへの潜入はやったことねえぞ」
ノーヴェ:「チルドレンはこういう教育受けてたりするのか?」 小声
遠矢塔利:「実は、実際にございますよ。防刃コルセットですが……」翠子さんにこっそり。
鷲尾瞳:「いえ……流石にナイトパーティーへの潜入は……ですが皆さんも乗り気のようですし」
神埼 翠子:「へえ……遠矢さん物知りだなぁ……!」 感心している
鷲尾瞳:「ここはこれまでの訓練の応用と経験で乗り切るしかありません。大丈夫です」
ノーヴェ:「よし……! プロの腕前を見せてやろうじゃねえか。ヘマするなよ」
鷲尾瞳:「これまでも様々な任務を達成してきた我々なら、ナイトパーティーくらい……問題ありません!」
ノーヴェ:「……というわけだ!」 何がというわけだなのかさっぱりわからないが、自信満々に瞳ちゃんと一緒にみんなの方を向く。
ノーヴェ:「全く問題ない。プロだからな」
遠矢塔利:「さすがです」頷く。翠子さんと話してて相談は聞こえてない
神埼 翠子:(大丈夫かな……) 頷く
茄子原曜:「期待してるっす!」頷く。
鷲尾瞳:とは言ったものの、遠矢や翠子はともかく、自分とノーヴェはそもそも参加できるのだろうか?と疑問に思ってはいるよ
GM:では、そうやって話していると
神埼 翠子:「あ」 スマートフォンを見ていた神崎が声を漏らします
ノーヴェ:「んじゃ、そのナイトパーティーとやらの潜入準備を……んあ?」
茄子原曜:「どうしました?」にゅいっと顔を出す。
ノーヴェ:「どうした神埼」
神埼 翠子:「いえ、乙女坂支部長に情報を共有してたら……連絡が来まして」
GM:神埼が言うのと同時、君たちにも同様のメッセージが入るだろう。
鷲尾瞳:「支部長の方でもなにか掴んだのかもしれませんね」
鷲尾瞳:「我々の方にも連絡が」確認してみます
遠矢塔利:「あぁ。噂をすればこちらにも」
乙女坂支部長:『怪しい倉庫があるなら、見に行ってきな』
ノーヴェ:「いや端的すぎだろ」
乙女坂支部長:『用意はしとくから、現地集合』
茄子原曜:「おつかいみたいっすね」
GM:と言って、場所の情報が送られてきます。
ノーヴェ:これはパパが貸し出してる井村倉庫のやつですよね?
GM:そうですね。場所そのものは井村倉庫じゃないですが、近い。
GM:多分何らかの建前とか、車とか、服とか……そういうのを用意してくれるんだろうと想像がつけられます。
神埼 翠子:「これって……潜入?」
ノーヴェ:「だな。例の父親が貸してる倉庫だ」
ノーヴェ:「ナイトパーティーに潜入したら、おそらくそこにかかりきりになる。まず他のことを終わらせておくか……」
茄子原曜:「お嬢様、初潜入調査までできて、マジやばっすね~」
遠矢塔利:「はい。流石、お仕事が早い方々だと思います……行動がスムーズに行なえますね」
神埼 翠子:「き、緊張させること言わないで! ……大丈夫。演技は得意です」
神埼 翠子:「お父さんにバレないように遅くまで遊んだこともあるし……」
茄子原曜:「なんすかそれ、かわいい」翠子お嬢様の言葉に思わず笑っている。
ノーヴェ:「仕事の速さで言えば神城も大したもんだ。アマチュアが来るんじゃないかと最初は心配してたが」
遠矢塔利:「ふふ」こちらも釣られて微笑む。
鷲尾瞳:「それは演技力と関係あるのでしょうか?」
ノーヴェ:「この短時間でUGNと同じ密度の情報を集めてくるのは普通にすげえ。頼りにするぞ」
神埼 翠子:「あっ、もう……!」 茄子原くんと遠矢さんに不満げな目を向けつつ
遠矢塔利:「あら……褒められてしまいましたね」
神埼 翠子:「お父さんにバレないように嘘の報告するのは演技……じゃない? ……うん、ありがとうノーヴェくん」
ノーヴェ:「くん……」
神埼 翠子:「あなたたちの負担になることは……しませんから」
遠矢塔利:「はい、ノーヴェ様にもっと褒めていただくために」クス、と楽しそうに含ませて
遠矢塔利:「私達も、お仕事のできるところをお見せしましょう」
鷲尾瞳:「可愛い響きでいいと思いますよ、ノーヴェくんも」
ノーヴェ:「神崎はたくさん負担かけろ。新人はいくら失敗してもいいんだ」
ノーヴェ:「尻拭いはボディガードがするだろ」
ノーヴェ:「……かわいい響き……」 不快ではないが、くん呼ばわりされる経験が皆無なので純粋に困惑している。
茄子原曜:翠子お嬢様に向けていた視線をノーヴェくんに向ける。「うわ、言われちゃいましたね」
茄子原曜:「はいもう、それは俺の仕事なんで。任せてください~」へらへらと笑う。
神埼 翠子:「うう……それでもかけませんから! 負担!」
神埼 翠子:「こんな小さい子に……!」 最後はちょっと小声になる
茄子原曜:「あっはっは~」



GM:シーンを切ります。ロイス取得・購入判定可能です。
茄子原曜:どうしようかしら
ノーヴェ:すっごい迷うな~ 翠子ちゃんに取りたい気がする
ノーヴェ:取りたいけど残り3枠しかないぞ
鷲尾瞳:取っちゃおう!
茄子原曜:取ってくださいよ!
鷲尾瞳:応急手当を相変わらず取ろうかな~
鷲尾瞳:2DX
DoubleCross : (2DX10) → 10[1,10]+4[4] → 14

ノーヴェ:とろ~ 素直に社会勉強のため!って言ってるのがすごく好印象
鷲尾瞳:買えちゃっちゃ!2個めだぞ
茄子原曜:こちらロイホ(ロイス保留の略)で応急手当を狙います
茄子原曜:2dx+1>=8
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 9[8,9]+1 → 10 → 成功

鷲尾瞳:ロイスは迷うな~。でもまだ保留にし床
茄子原曜:買えたっちゃ!以上です
ノーヴェ:-新米イリーガル/神埼翠子/○庇護/隔意/ロイス
ノーヴェ:どうしよ。ボディアーマー……いや、1DXだと流石に無理だろう。
ノーヴェ:2つ目の応急手当を狙います。
ノーヴェ:1dx+1=>8
DoubleCross : (1DX10+1>=8) → 9[9]+1 → 10 → 成功

茄子原曜:高い出目だぜ
ノーヴェ:買えそう~
GM:怪我に備えまくり
ノーヴェ:ロイスも取って以上! 次はボディアーマー狙おう~
遠矢塔利:私もノーヴェくんにとろ。「ノーヴェ ○P連帯感/N興味」で。
遠矢塔利:ボディアーマー狙います
遠矢塔利:4dx>=12
DoubleCross : (4DX10>=12) → 7[3,3,4,7] → 7 → 失敗

遠矢塔利:ダメでした!終わり!
GM:難しいね 合うのはね
GM:ではシーン終了!


◆Interlude◆

GM:軽くPC同士で交流を深めてもらう場面です。侵蝕率の上昇は不要になります。



GM:乙女坂支部長が君たちに用意したのは、どこで調達したのか配送業者のトラックと着替え、そして荷物の引き渡し証であった。
GM:この格好をして、トラックに乗って、荷物の引き渡し証を持っていれば、井村倉庫の敷地内を見て回っても『迷った』ということで説明がつくだろう、ということである。
GM:可能なら何かそれらしい手がかりを見つけるように、ただし揉め事を起こさない前提、というのが乙女坂支部長の指令である。
GM:そんなわけで君たちは、更衣スペースで配送業者の制服(顔の見えないよう帽子つきだ)に着替えるのであった……

GM:女子更衣スペースである。
鷲尾瞳:「遠矢さん、先ほどはノーヴェが申し訳ありませんでした」
遠矢塔利:「え?……すみません、なにかございましたか?」
遠矢塔利:折りたたまれた制服を物珍しげに眺めていた
鷲尾瞳:「悪気があるわけが無いのですが、彼は一面では真面目すぎると言いますか、戦闘を第一に考えているといいますか……本気で心配はしているんです」
遠矢塔利:「そうですね……実直で素直な人だと思います」
鷲尾瞳:「ええ、その。胸のことで。……気を使ってあの反応だったのではなく」
鷲尾瞳:「本気で気にしていなかったんですね……?」
遠矢塔利:「あぁ……あぁ」ぽん、と両手を合わせる
遠矢塔利:「はい。……もしや気にしたほうが良かったでしょうか……」
遠矢塔利:「すみません、てっきりそういうものだと……」
遠矢塔利:困ったように頬に手を当てる。
鷲尾瞳:「良い悪いはわかりませんが、普通の方は少しは気にするのではないでしょうか」
鷲尾瞳:「私も急に胸のことを言われたら多少恥ずかしい気持ちになると思います」
遠矢塔利:「ふむ……」真剣な顔。
遠矢塔利:「次回は気をつけます」
鷲尾瞳:「……まあ、遠矢さんとは言及の方向性が逆のような気はしますが」そう言って下着の上から胸に手を当てて
遠矢塔利:「逆と言いますと……」
遠矢塔利:自然と、下着姿に目を向ける。
鷲尾瞳:「いえ、その、サイズが……」
遠矢塔利:「あぁ」
遠矢塔利:「ご安心ください、鷲尾様」
遠矢塔利:「まだ14歳であれば、成長期はまだこれからです。適切な食事と睡眠を取ることでホルモンが促され……」本で読んだような知識
鷲尾瞳:「な、何に安心するんですか。別に不安になってはいません。ノーヴェが好きになってくれたのは今の私ですから」
鷲尾瞳:「そう。それに遠矢さんの言う通りまだ成長期ですから。これ以上大きくならなかったらどうしよう、などと悩んでいたりは全くしません。杞憂です」
遠矢塔利:「まぁ。……コレは失礼しました」
遠矢塔利:「そうなのですね」コクコク。
鷲尾瞳:「……別に気にしているわけではありませんが、遠矢さん自身はなにか心がけを?」
遠矢塔利:「先程も挙げましたが、食事と睡眠……こちらは普段、家にこもりがちですので、特に意識しております」
遠矢塔利:「それに、私は小さな診療所で看護師を務めておりまして……人の体の管理でしたら、多少は得意なのです」
遠矢塔利:「お仕事ですので、自然と運動にもなりますね……」
遠矢塔利:キャミソールに似た、ウェストまで覆って固定するタイプの下着。制服を片手に抱えながら、指折り数える。
遠矢塔利:「実は、私も成長したのはここ数年ですので……」
遠矢塔利:「数年前までは、鷲尾様より背も低かったのです」
鷲尾瞳:「人の体の管理。自分の体なのに、なんだか他人事のように言うんですね」やはり少し変わっているなあ、と思いながら制服に着替えていく
鷲尾瞳:「本当ですか?私より小さい遠矢さん……想像しづらいですね」
遠矢塔利:「そうでしょうか?私、今も同年代の平均よりは低いようで……」
鷲尾瞳:「数年前まで子供のようだったのに、今は看護師として働いている……。小さい頃から遠矢さんを知っている方はさぞ感慨深いでしょうね。立派だと思います」
遠矢塔利:「あと、自分の体は………他人の体を管理するほうが多いので、染み付いてるのかもしれません」うん、と頷く。
遠矢塔利:「そうですか?」少し嬉しそうに笑う。「そうだといいですね」
鷲尾瞳:「まあ、背のことでもあるのですが……」遠矢さんを見ながら「制服、入りそうですか?」
遠矢塔利:「はい。どうでしょうか………」コルセット状の紐を調節し、ボタンのついた制服に着替えていく。
遠矢塔利:「ん。………留まりましたが、少し袖が長いですね」
鷲尾瞳:同性なのにドキドキ……いや、ハラハラしながら着替える様子を見ている
鷲尾瞳:「私も少し大きめですが、これくらいなら許容範囲でしょう」
遠矢塔利:「はい。私も折り返してしまえば……そうです」
遠矢塔利:「鷲尾様、後ろを失礼しますね」
鷲尾瞳:作業服に着替え帽子を深めに被れば、小柄なものの怪しまれない程度にはなるだろう
遠矢塔利:用意された衣服の中から細かいパーツを取り、背中側に回る。
鷲尾瞳:「?はい、何でしょう」素直に背を見せて
遠矢塔利:キュ、と余ったシャツが絞られた後、背中側でパチンと固定される。
遠矢塔利:サスペンダーのように、両側にパンチがついたタイプの補正器具。
遠矢塔利:「どうでしょう。一時的ですが、このほうが自然に合わせられると思いますが……」
鷲尾瞳:「おお……」腕を交互に上げ、自分の姿を確認し「なるほど。こういう物もあるんですね。勉強になります」
鷲尾瞳:チルドレンとして訓練を受けている分、こういった日常の知識には疎い。特に服飾は勉強中だ。
遠矢塔利:「本来は……袖をまくって止めたりする道具だそうです」
遠矢塔利:「私も使ったのは初めてですが……」
鷲尾瞳:「遠矢さんの分は私が止めましょう。……これでよし」今度は自分が遠矢さんの後ろに回り補正具を付けるよ
遠矢塔利:「ありがとうございます、鷲尾様」補正した体型のラインに沿って綺麗な形にシャツをまとう。
遠矢塔利:「…………ふふ」くすぐったそうに笑う。
鷲尾瞳:「何処からどう見ても作業員です。露見することはないと思いますが、気を引き締めていきましょう」
鷲尾瞳:「支部長が折角用意してくれた機会ですから、必ず情報を掴まなくては。……?」
遠矢塔利:「すみません。……普段、誰かと一緒にお着替えする機会はありませんから、ちょっと楽しくなってしまいました」
遠矢塔利:緩んだ頬を手のひらで撫でる。
遠矢塔利:「いけませんね、お仕事です」む。と意識して真面目な表情を作って答える。「気を引き締めました」
鷲尾瞳:「いえ、そういう事なら。我々を最後につなぎとめるのは絆です。緊張感を持った上で、親睦を深めるのは悪いことではありません」
鷲尾瞳:「気を引き締めつつ仲良くなりましょう。神埼さんや茄子原さんとも」
遠矢塔利:「……はい。もちろん、ノーヴェ様や鷲尾様ともですね」
遠矢塔利:「勉強になりました。覚えておきます。………お仕事も、きちんとこなさなければなりませんね」
鷲尾瞳:「はい。でもノーヴェは私の王子様ですからね。遠矢さんは取ろうなんて考えないとは思いますが、念の為に」
遠矢塔利:「…………まぁ」ぱちぱち、とわずかに瞬き。
鷲尾瞳:「な、なんですか。一応ですよ、一応」
鷲尾瞳:「遠矢さんは少し男性に無防備な所がある気がするので……念の為です」
遠矢塔利:「王子様とは、恋人で、お相手を好き………ということですよね」
遠矢塔利:「何があって、そこまでお好きになったのでしょう………?」
遠矢塔利:今までの声から少し変わって、興味をにじませている。
鷲尾瞳:「ん……それは勿論。この世で一番好きだから恋人になったんです。何があったかは……話したい気持ちも山々ですが」
鷲尾瞳:「とても長くなってしまうので……。私や私の世界を変えてくれた、とだけ。さあ、着替えも済んだことだし行きましょう」
鷲尾瞳:言いながら、頬を赤らめつつ促すように更衣室から出ていくよ
遠矢塔利:「時間ならたっぷり……あぁ、いえ。ありませんでした。今日はお家ではないので……」
遠矢塔利:少し残念そうにこぼしながら、最後に髪をまとめて帽子に入れる。
遠矢塔利:「あっ、鷲尾様、お待ち下さいな……」
遠矢塔利:ぱたぱた、と鷲尾さんに続いて更衣室を後にした

鷲尾瞳:ロイス取得します!遠矢塔利さんにP:幸福感○/N:疎外感/ロイスで
遠矢塔利:ロイス取ります!瞳ちゃんに「鷲尾瞳 ○P羨望/N隔意」で



GM:男子更衣スペースである。
茄子原曜:「ノーヴェくん、それサイズいくつなんすか?」
茄子原曜:ひょいっと手元を覗き込んでくる。「さすがでかいっすね」
ノーヴェ:「わからん。タグみたいなのどこについてんだこれ」
茄子原曜:「ついてますよ~、これ、襟元に…」自分の制服のそれを見せる。Mサイズ。
ノーヴェ:「多分3XLだろ。いつもそれくらいがちょうどだしな」
茄子原曜:「でっけえ~」けらけら笑う。
ノーヴェ:「お前Mサイズ入んのか……その身長で? ちゃんとメシ食ってるか?」
ノーヴェ:「Mって言ったら鷲尾のいっこ上だぞ。ほぼ女子中学生ってことじゃねえか」
茄子原曜:「うえ、これ、メンズとレディースで分かれてんじゃないんすか…?」しげしげと手に持った制服を見直す。
茄子原曜:「同じすか? ちっちゃいのとっちゃったかな」
茄子原曜:「てかですね」
ノーヴェ:雑に着替えてます。これまで着てた服をひょいひょい脱いではあっという間に業者服に着替えていく。
ノーヴェ:「さすがに男女は別だろうけどよ。なんだ」
茄子原曜:「ノーヴェくん、機械兵なんすか?」
茄子原曜:着てた服をきちんとハンガーにかけながら着替えている。まじまじとノーヴェくんを見つめつつ、そう聞きます。
ノーヴェ:「そうだ。もっとも素体はクローン培養された肉体だから、フルボーグってわけじゃないな」
ノーヴェ:「メシも食うし、風呂にも入るぜ」
ノーヴェ:「なんだよ急に? 機械化兵が珍しいのか」
茄子原曜:「そりゃ珍しいすよ~! 神城にはUGNほどオーヴァードはいませんし」
茄子原曜:「俺、普段は武器商売してる身なんで、めちゃくちゃ興味あります」
ノーヴェ:「あ? 武器商売?」
ノーヴェ:「本業はボディガードじゃねーのか?」
茄子原曜:「正確にはあれっすね」
茄子原曜:「武器商売してる会社の、ボディーガード」
ノーヴェ:「あーあー」
ノーヴェ:「自社製品のプレゼンとかで現場に行くことも多いから、その護衛……って感じか。なんか護衛慣れしてると思ったんだよな」
茄子原曜:「あ、さすが。話が早いっすね~」
茄子原曜:「あとやっぱ、オーヴァード相手に商売したいとなりゃ、UGNさんとは繋がり欲しいですからね」
ノーヴェ:「戦うのと商売するの、どっちが好きだ?」
茄子原曜:「え~」
ノーヴェ:「いやもっと突っ込んで言うか。戦いがある日々と平和な日々、どっちが好きだ?」
茄子原曜:「なかなか踏み込んだこと聞きますね~」 言葉とは裏腹に楽しそうに笑う。
茄子原曜:「そりゃ平和な日々しょ。平和なのに越したことねーすもん」
ノーヴェ:「でもよ。完全に平和だったら、ボディガードも出番なくなっちまうんじゃないか」
茄子原曜:「そうなんすよね~」
ノーヴェ:「俺はたまにそう思う。平和なのはいいけど、平和すぎるとそれはそれで仕事がなくなるよなーって」
茄子原曜:「…ノーヴェくんは」
茄子原曜:「UGN製の機械兵じゃないすよね。UGNさん、そもそも理念的に機械兵なんか作らんでしょうし」
ノーヴェ:腕を組み、ロッカーに背中を預ける。女子組の準備ができたら連絡が来るはずだ。
ノーヴェ:「そうだな。特に隠すつもりはねえけど、元FHだよ」
茄子原曜:荷物をロッカーに整然と入れて、ドアを閉める。バタンと金属の音がする。
茄子原曜:「踏み込み返しちゃいました」
茄子原曜:「じゃあ戦う日々が好きなんすか?」
ノーヴェ:「……どーなんだろうな? 強いやつと戦うのはたしかに面白いんだが……うーん」
ノーヴェ:「じゃあ四六時中戦ってたいかっていうと、それはもう闘争のジャームなわけじゃんか」
茄子原曜:「衝動まっしぐらっつー感じすね」笑う。
ノーヴェ:「戦うのは好きだけど、それだけじゃあ未来には限界がある。今はエージェントとして出世するのが一番って感じだな」
ノーヴェ:「ショボいエージェントにはショボい敵との戦いしか回ってこないんだ。神城だってそうだろ」
茄子原曜:「神城のがその辺シビアかもっすね。企業なんで、やっぱ」
茄子原曜:「まあ、しかし…」
茄子原曜:「平和なときでもできるような、エージェントの仕事を模索するのも大事かもですが…」
茄子原曜:「恋人と過ごすのだって大事でしょ~?」声色が軽くなる。
ノーヴェ:「ふ……」
ノーヴェ:「そーだ! さっきの質問、昔の俺なら"戦う日々が好き"で終わってたが」
ノーヴェ:「今は鷲尾がいるからな。鷲尾といっしょに仕事するのが今いちばん大事なことだ」
茄子原曜:「うひょ~、アツいすね~~」
ノーヴェ:「羨ましいだろ。俺と鷲尾は同じ戦闘エージェントだから、肩並べて戦えるんだぜ」
ノーヴェ:「茄子原のカノジョは一般人だからそういうことできねーだろ」
茄子原曜:「あ、そうなんですよ!美和もね~、かわいいんですけど、そもそも俺がこういう仕事してるっつうのも言えませんですしね~」
ノーヴェ:「……いや一般人でいいのか?」
ノーヴェ:「それ面倒くさくねえか? バレないよう常に気い張ってるってことだろ」
ノーヴェ:「急に仕事が入った時とか大丈夫なのかよ」
茄子原曜:「ん~、それはマジそうです。誤魔化すのギリギリだったな~って時も頻繁ですし、そういう時のふてくされた顔も可愛いんですけど」
茄子原曜:「でも、なんつうか」
茄子原曜:「俺そもそも、多分、戦うのが苦手なんすよね」
ノーヴェ:「ああ? ボディガードだろ!?」
茄子原曜:「能力訓練、防御特化でしちゃったんで、攻撃ぜんぜんできねっす。マジ守るだけ」
ノーヴェ:「たまにいるよなそういうオーヴァード。攻撃できなくてイライラするやつも多いって聞くけど」
茄子原曜:「UGNさん所属なら特にそうかもっすね」
茄子原曜:「俺は神城の人間で、守れればいいって感じで雇われてるし、それが仕事なんで。あんま気にしなくて大丈夫つうか」
茄子原曜:「あ、だから、こういう人間なんで、パンピの彼女のが相性良いよなつう話す!」
ノーヴェ:「オーヴァードには向き不向きがあるし、そんなに口出すつもりはねえけどよ。攻撃手段は一個くらい持ってたほうがいいぜ」
ノーヴェ:「ムカつくやつが出てきた時に殴れると気持ちいいだろ」
茄子原曜:「あっはっは!そりゃ最高」
ノーヴェ:「鷲尾はその点、俺に匹敵する剣士だしな。遠矢は……あいつもサポート系なんだっけ?」
ノーヴェ:「少なくとも殴りに行くタイプじゃねえよな、多分」
茄子原曜:「ですね、他の攻撃補助がもっぱら得意だってお聞きしてます」
ノーヴェ:「……遠矢あいつさ。最初に見た時からずーーーーっと気になってんだけどさあ」
ノーヴェ:「あの胸邪魔じゃねえのかな?」
茄子原曜:「………そりゃ……」
茄子原曜:「あれだけああじゃ…………」
茄子原曜:「常に意識せざるを得ないでしょうね」作画が整う
ノーヴェ:「だよな!? すっげえでかいもんな!」
ノーヴェ:言葉を濁すことがない!
ノーヴェ:「たぶんあいつ、俺がこれまで会った女の中でもトップクラスにでかいんだよな。歩くたびに揺れてクソ邪魔そうだし」
ノーヴェ:「あれ戦闘の時とかちゃんと走れるのかな。大丈夫かな」
ノーヴェ:「絶対邪魔だし、重いし、なんなら痛いと思うんだよな……」
茄子原曜:「そらもうあそこだけですげえ勢いの直下型地震がまきおこ……」
茄子原曜:「……なんか親みたいな目線っすね」
ノーヴェ:「実際心配だからな。あんなにデカいのはじめて見たし……」
茄子原曜:「あっ、そっち……?マジで…?」
茄子原曜:「えっ、ノーヴェくんそもそも…」
ノーヴェ:「そっちってなんだよ!」
茄子原曜:「ちっちゃい方がタイプ系…?」瞳ちゃんを思い浮かべている
ノーヴェ:「胸の大きさはどうでもいいぜ。好きになった奴は小さかったみたいだけどな」
ノーヴェ:「……でも鷲尾が大きくなったら困るな。絶対動き遅くなるもんな……」
ノーヴェ:歩くたびに揺れる遠矢の胸を思い出している。
茄子原曜:「ノーヴェくんが大きくさせちゃったりして~」 あはは、と笑いながら出口へ向かっていく。
ノーヴェ:「俺がどうやって大きくするんだよ。牛乳飲ませるのか?」 こちらも出口へ向かう。
茄子原曜:「あ~~……」得心顔
ノーヴェ:「あっ待った! 最後に一個!」
茄子原曜:「あ?なんすか?」ノブに手をかけ、きょとんとします。
ノーヴェ:「こういう話って女の前ではしないほうがいいんだよな?」
茄子原曜:「……今の話の内容、女性陣に漏らしたら」
ノーヴェ:「うん」
茄子原曜:「俺、即座に攻撃手段を獲得してノーヴェくんを殴りに行きますからね」
ノーヴェ:「おお……そっか」
ノーヴェ:「お前に攻撃させたいときは女たちに暴露するようにするな」 出ていきます。
茄子原曜:「おうちょっと!!」追いかけます。




ノーヴェ:なすくんにロイス取りたいけどどうせなら戦闘の後に取りたい! のでここは我慢しよ~
茄子原曜:こっちは取るぜ!
茄子原曜:ノーヴェくんにロイスを取得します。 ノーヴェ/好奇心:〇/隔意/ロイス
ノーヴェ:ノーヴェをめちゃくちゃカバーしてくれたら純愛で取ります
GM:あらあら
茄子原曜:まっ♡


◆Middle03◆

GM:◆ Middle 3
GM:トリガーシーンです。シーンプレイヤーは瞳ちゃん。他PC登場自由。
ノーヴェ:休むつもりはないけど、どんなシーンになるんでしょう
茄子原曜:でちゃうぜ
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (45 → 52)
鷲尾瞳:出ますよ~
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (50 → 58)
GM:運送業者を装って井村倉庫に入り、あわよくばオーヴァースマートの使っていそうな倉庫を見て情報を得ようというシーンになります。
ノーヴェ:それはやっぱり出ないと……
GM:判定が少し。あと帰り際にもイベントがある。
ノーヴェ:控えめでたのむ~~
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (57 → 59)
ノーヴェ:えらい
茄子原曜:控えめだ!
GM:イイネ!
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (50 → 53)
鷲尾瞳:ほっ



GM:かくて運送業者を装った君たちは、荷物の引き渡し証を警備員に見せることで難なく井村倉庫の敷地へと入ることができた。
GM:あとはオーヴァースマートの使用している倉庫で、何か見つけられるようであれば最善なのだが……というわけで
GM:軽く判定を行ってもらいましょう。判定は2段階あり、片方の判定をした人はもう片方の判定を行えません。
GM:第一の判定は……これ!
GM:・オーヴァースマートの倉庫がどこかを突き止める <交渉> 7
ノーヴェ:交渉だとぉ……
GM:警備員からそれとなく聞き出します。
鷲尾瞳:なるほど。まずオーヴァースマートの倉庫を探す所からなのね
茄子原曜:じょ…女性がいいんじゃない?どう?
鷲尾瞳:私は社会2なので……
遠矢塔利:4です!
ノーヴェ:ノーヴェは社会1だけど白兵が10あるので交渉できます
茄子原曜:かわいい
GM:暴力
遠矢塔利:かしこいね
遠矢塔利:じゃあ私が交渉しましょう
遠矢塔利:倉庫の話も調べたしねっ
茄子原曜:おねがいします!
GM:来な!
遠矢塔利:4dx+1>=7 交渉
DoubleCross : (4DX10+1>=7) → 7[1,2,4,7]+1 → 8 → 成功

遠矢塔利:ギリギリ
ノーヴェ:あぶあぶ
茄子原曜:でも成功!
鷲尾瞳:さすがお嬢様パワーだ
GM:うむっ。では問題なく聞き出せます。さすがに警備のおじさんとの会話シーンをねっとり描くのはあれなので、描写は割愛するね。
遠矢塔利:はぁい
茄子原曜:行間でねっとりとね
GM:遠矢さんの交渉により、オーヴァースマートの倉庫の場所と……彼らはすでにそこを引き払ってしまっていることが判明しました。
ノーヴェ:でもどんな感じに聞き出したのかは知りたい
ノーヴェ:色仕掛けしたのかな
GM:とはいえ、引き払っているからこそ大胆な捜索も可能! ということで、2段階目です。
GM:・オーヴァースマートの使用していた倉庫を探索する <知覚> 8
遠矢塔利:不思議なアイテムでなんとかしたのかも
ノーヴェ:さ……催眠スマホ……
GM:何か手がかりになるようなものを探す判定です。
ノーヴェ:だれいくー?
鷲尾瞳:なるほど。感覚4なので知覚は得意!
茄子原曜:じゃあお任せしたい!知覚ぜんぜんダメ
ノーヴェ:じゃあいきな!
鷲尾瞳:2段階だから残ってる人全員挑戦していいんじゃないかな?とりあえず瞳ちゃんは振ります!
ノーヴェ:それもそっか
鷲尾瞳:4DX+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[6,6,7,10]+10[10]+10[10]+8[8]+1 → 39

ノーヴェ:蝙蝠の耳でなんかボーナス……
GM:なにそれ
鷲尾瞳:すべてわかりました
茄子原曜:えっ
遠矢塔利:知覚感度30倍!
茄子原曜:C値下げてもないのに!
ノーヴェ:瞳ちゃんと達成値対決!とかそういう次元じゃなかった
遠矢塔利:全てがわかる すべてが見える
ノーヴェ:2dx=>8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 6[4,6] → 6 → 失敗

茄子原曜:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 7[7] → 7

鷲尾瞳:モルフェウス的にビビッと来るものがあったんじゃないかな
ノーヴェ:ノーヴェは全然ダメでした 蝙蝠の耳ボーナスとかあっても多分ダメかギリギリだっただろう
遠矢塔利:構造看破してる
茄子原曜:何にも気付くことができませんでした
GM:では男たちを後目に瞳ちゃんは使えそうなものを見つけました。確かに彼らは引き払ってしまっていましたが……残っているものもあったのです。
GM:それが……『安物のプリンター』! そこそこ使われた痕跡があります。こういうのは、プリンター側にデータが残っていることが多いので、調べれば何か分かるかもってわけですね。
GM:という訳で、次のシーンで /倉庫に残っていたプリンター
GM:について調査することができるようになりました。



GM:……その後君たちは、荷物の引き渡し証にあった通りの荷物を受け取りに、指定の倉庫の元へ向かう。
GM:これの受け取りをしなければ、後から不審がられてしまうからね。
GM:荷物そのものはダンボールに入った電子機器がいくらかといったところで、特段不審な所は見受けられない。
ノーヴェ:「軽いな。これなら一人で……」 持ち上げようとして、
ノーヴェ:「いや茄子原。そっち持ってくれ」
茄子原曜:「ん? おす」
ノーヴェ:なるべくパンピーを装うために二人で運びます。
茄子原曜:翠子お嬢様の傍にいたのが、そそくさと寄って来る。
神埼 翠子:「どうです? 手伝いいる?」 運転席で、荷物を積み込んでいる面々に声をかける
茄子原曜:(俺が持ってる意味皆無~~~~)ノーヴェくんだけで持てるので、こちらは手を添えているだけである。
ノーヴェ:「要らん要らん。茄子原も俺が持ってる意味ねえ~って思ってる、多分」
遠矢塔利:「……大丈夫みたいです。頼りになる方々ですね」
茄子原曜:「なんでわかんの?」
ノーヴェ:「お前顔に出やすいから……」
鷲尾瞳:「問題ありません。これくらいなら」そう言って遠矢さんと手分けをして、他の細かい電子機器を積んでいきます
茄子原曜:「そんな……」
ノーヴェ:一通り積み終えたらトラックに乗り込もうかな。普通のトラックは運転手・助手席以外は全部荷台だろうけど
神埼 翠子:「みたいですね。見つけるものも見つけられたし、後は帰るだけかあ」
遠矢塔利:細かな箱を一つずつ丁寧に運んでいく。
ノーヴェ:なんかいい感じに5人が乗れるスペースがあるんだろう、きっと
鷲尾瞳:「収穫もありましたし」プリンターのことだ。「ええ。あとは持ち帰るだけですね」
神埼 翠子:かぶっている帽子を直し 「なんか、潜入! って感じでちょっとワクワクしちゃいました。別に油断しているとかではなく……」
鷲尾瞳:トラック+軽バンとかなのかも
GM:あ、そうですね……なんかいい感じに乗れるスペースがありました。
遠矢塔利:「気をつけてくださいね。帰るまでが……といいますし」
遠矢塔利:その声も真剣に咎める声音ではない。むしろ、この言葉を言える状況が珍しく思っている。
ノーヴェ:「ワクワクするのはいいことだ。どんな物事も、努力家は楽しんでるやつに勝てないからな」
ノーヴェ:「いっぱいワクワクして社会勉強しとけよ。面倒事は俺らプロがやる」
神埼 翠子:「あ、ありがとうございます……なんだか優しいね、ノーヴェくん」
GM:そんなことを話していると不意に、風がひゅうと吹きます。
ノーヴェ:後部座席に乗り込んでアイスティーをがぶがぶ飲んでます。ペットボトルではなく、1Lの紙パックのやつ。
GM:秋の訪れを感じさせる風が、不意に吹き上がり……瞳ちゃんの帽子を飛ばしてしまう。
鷲尾瞳:「そうです。見た目で誤解されやすいですが、ノーヴェは優しくて真面目なんですよ」得意げに
遠矢塔利:「……王子様ですからね」うんうんと頷いている。
鷲尾瞳:「あっ……と。すみません。帽子が」慌てて帽子を取りに走る。
ノーヴェ:「最初に言ったろ? 気に入った、お前をしっかりサポートしてやるって」
遠矢塔利:「あっ、鷲尾様……」
GM:では、白い髪をなびかせ帽子を取りに走った先で……
茄子原曜:「大丈夫すか?」翠子お嬢様に続きながらそっちを見る。
井村 法樹:「……あれ?」
井村 法樹:ばたりと、知った顔に出くわす。 「鷲尾?」
鷲尾瞳:「……あ。法樹さん……?」帽子を胸元で持ったまま、見知った顔に驚いた様子で。
井村 法樹:「どうしたの、こんな所で……」 君の格好を見て
井村 法樹:「……もしかしてバイト、とか?」 おそるおそる尋ねる
鷲尾瞳:「あ、えっ……と。法樹さんこそ、何でここに?」
鷲尾瞳:「あ、そ、そうです。私は偶々バイトで……今日は派遣で、偶然ここに」
鷲尾瞳:ぐるぐると頭を巡らせて
井村 法樹:「ああ、実はここ、俺の父親の経営してて……つっても別に儲かってる訳じゃないんだけど」
井村 法樹:「それで、お使い頼まれちゃってさ……」
GM:と、君たちが話していると、さらに別の影が差します
鷲尾瞳:「えー……。あ、では、井村倉庫の社長さんは……。なるほど、法樹さんの」
:「……あれ。どうしたの法樹」
:瞳ちゃんを見る 「友達?」
鷲尾瞳:と、知っていた情報をまるで今知ったかのような、驚いた様子で繰り返すよ
井村 法樹:「あ、うん、兄ちゃん。塾でちょっと……」
鷲尾瞳:「始めまして。同じ塾でお世話になっている、鷲尾といいます」
:「そうなんだ、どうも……法樹が世話になってます」 と、法樹の頭を押さえつつ君に会釈する
鷲尾瞳:「貴方が、法樹さんが度々言っているお兄さんなんですね」
井村 勝海:「うん。井村勝海って言ってね。初めまして」
鷲尾瞳:「いえ、こちらこそ。法樹さんからお話は度々聞いています。自慢の兄だとか、近頃は普段よりさらに忙しそうにしているだとか、そういう話を」

GM:……さて、瞳ちゃんはともかく……残った他のメンバーには、選択肢がある。
GM:期せずして『オーヴァースマート』の井村勝海との接触機会が得られたのだ。ここで話をするのも一つの手だし……
ノーヴェ:むっ
GM:今後の接触を考え、様子見に徹するという手もある。これは完全に偶然の遭遇なので、特に手出しをしなければ二人は通り過ぎて行くだろう。
GM:さらに詳しく言うと、ここでは井村兄弟と話すか、神埼翠子と話すかを選択するシーンになります。瞳ちゃんには選択肢がなくて申し訳ないが……
ノーヴェ:は~なるほど
茄子原曜:なるほどなあ
遠矢塔利:ルート分岐なんすねぇ

ノーヴェ:「"なんか話すネタはないか。今の俺らは下っ端業者だ。変に出ていっても怪しまれる"」 乙女坂さんにメッセージ送ってます。
鷲尾瞳:横目で他のメンバーを見る。どうするべきか自分でも判断を迷っているのだ。井村兄弟には仕事仲間の目を気にしているように見えるだろう。
ノーヴェ:こういうのは得意そうなやつに頭を働かせるに限る。ネタがなかったらこの場で待機していたほうがいいだろう。
茄子原曜:そのなかで、ちらりと翠子お嬢様の様子を一瞥。
乙女坂支部長:『勝海の起業はそこそこ有名だから、そこから話広げることはできると思うよ』 迅速な返信
乙女坂支部長:『あと、なんか微妙になったら仕事があるって言って撤退できるんじゃない』
乙女坂支部長:『あっちもそんなに追求してこないでしょ』
神埼 翠子:「……こんな所で偶然会うなんてあるんだ……」
神埼 翠子:こちらは緊張した様子である。運転席から動くつもりはなさそうだ。
茄子原曜:それを見て、うんと頷く。ナイトパーティーの時にツテを使わせてもらうし、それで良いのだ。
ノーヴェ:「んーんー。カヴァーをでっち上げて……零細運送会社の社長とかそういうノリで……」
茄子原曜:「…そうすね。だいぶアドリブが求められる場面なんで、お嬢様はここいてください」
ノーヴェ:「……いや、俺の仕事じゃないな」
神埼 翠子:「あ……っ、うん。分かった、茄子原くん」
遠矢塔利:「そうですね………茄子原様、お願いできますか?」
茄子原曜:「大丈夫すよ、ここはプロの方々にうまいことしてもらって…」
茄子原曜:「あれ?」
ノーヴェ:「いけ茄子原! お前のコミュ力を発揮してこい」
茄子原曜:「俺すか!? いーすけど……」
遠矢塔利:「はい。最適な役割だと思います」
茄子原曜:「そうすよね……」
茄子原曜:(3XLサイズのいかちい男と、直下型地震の美女よりは……)
茄子原曜:(印象ないし絶対……)
ノーヴェ:「遠矢も俺も体格が特徴的すぎるからな。露出は減らしたほうがいいだろ、多分」
茄子原曜:「自覚あるし…」
茄子原曜:と言いつつ、ノーヴェくんから支部長のメッセージの内容も聞いて、へこへこと瞳ちゃんに近付いていきます。
遠矢塔利:「配送に女性が二人、というのも……印象づいてしまいますからね」
遠矢塔利:お願いします、と会釈して見送る。
井村 勝海:法樹は瞳ちゃんを気にかけていたが、勝海は早い内に茄子原くんに気付く。軽く会釈。
茄子原曜:「鷲尾さ~ん」
ノーヴェ:「(本当に邪魔そうだな……)」 遠矢さんを見ている。狭い車内だと余計にそう思う。
茄子原曜:先輩っぽいふるまいを意識。「どうかされました? も~、仕事中すよ~」
井村 法樹:「あっ……すみません! 仕事中に……!」 頭を下げる法樹
鷲尾瞳:「あ、申し訳ありません。茄子原さん。塾の友人と偶然会って」
井村 勝海:対して、こちらは笑ってどこか悠然としている 「申し訳ない。弟の友人だということで、呼び止めてしまって」
茄子原曜:「あ、そういう事情でしたか…。ええと」
井村 勝海:「俺が悪いんです。ご容赦を」
鷲尾瞳:「井村法樹さんと、勝海さんです。井村社長の息子の。ご存知ですか?」
茄子原曜:「いやいやそれは全然なんすけど!」井村さん(兄)に慌てる。
茄子原曜:「あ、社長の息子さんの! え、なんすか鷲尾さん、弟さんとご友人だったなんて聞いてないすよ~」
井村 勝海:「どうも。父が世話になってます。うちが成り立ってるのは、うちを選んでくださる皆さんのおかげです」
井村 勝海:そう言って、胸ポケットから淀みなくピンとした名刺を取り出し、君に差し出す。『オーヴァースマート CEO 井村勝海』
鷲尾瞳:「私も今知ったんです。そこまで珍しい名字でもありませんし、法樹さんの父親がここの社長だなんて」
茄子原曜:「わ、こりゃどうも…。すげっすね」瞳ちゃんにも名刺を見せる。
茄子原曜:「あ、じゃあ知らないでしょ。お兄さん、すごい評判なんですよ。会社を立ち上げたって」
井村 法樹:「まあ、社長って言っても地味な仕事だけど……兄さんに比べたら」 ぽつりと漏らす
鷲尾瞳:「『オーヴァースマート』……?お兄さんが起業しているとは聞いていましたが」
井村 勝海:その法樹の頭をたしなめるように押さえる勝海 「親父を悪く言うなよ、取引先の前で……ああいえ、俺も全然」
鷲尾瞳:「『オーヴァースマート』って……あの『オーヴァースマート』ですか?」
茄子原曜:「そうすよ、そうすよ! すげえ荷物丁寧に扱ってくれるって話題の」
井村 勝海:「まだまだ立ち上げたばかりのぺーぺーで、吹けば飛ぶというやつですね。毎日ハラハラしてます」
鷲尾瞳:驚いたふりをする。白々しく見えないか少し心配だ
井村 勝海:「ご存知でしたか」 素直に嬉しそうだ 「今はまだほとんど明らかになってない技術を使ってましてね」
井村 勝海:「でも、ソレを手に入れたのは本当に偶然みたいなもんだし……ソレでその仕事をしようと思いついたのも、親父の仕事あってこそですから」
茄子原曜:「え~っ、なんすかそれ~」 いつもの軽い声色で言う。
茄子原曜:「俺、そういう言い方されると気になっちゃうな~。ね~」瞳ちゃんに。
鷲尾瞳:「茄子原さん、多分企業秘密というやつですよ」
井村 勝海:「そうそう。そこはそれ、企業ヒミツってわけで」 軽くウィンクしてみせる
井村 勝海:「話の分かるお友達で助かるよ」
茄子原曜:「うわ~~~」(うわ~~)ウインクにあてられる。
鷲尾瞳:「忙しそうだ、と言っていた理由がわかりました。法樹さんはがんばりやさんのお兄さんを支えてたんですね」
井村 法樹:「兄さん……じゃなくて、アニキは、その辺俺にも教えてくれないから……」 どこか不満そう
井村 法樹:「いや、まあ……」 瞳ちゃんにそう言われると照れる 「アニキが頑張りやっていうか、俺が父さんやアニキに比べて普通過ぎるだけだから……」
井村 勝海:「まったくこいつは謙遜して。企業秘密もその内教えてやるよ」
井村 勝海:「……お前と俺が同じになれたらな」 ぽつりと、かすかな声で漏らす
茄子原曜:うお、と思い、瞳ちゃんを横目に見る。
鷲尾瞳:「親族にも秘密とは、徹底していますね……。私は普通も悪いことではないと思いますよ」
鷲尾瞳:「普通に善良に生きて、家族と笑いあえる。そういう日常がいちばん大切だと思います」
井村 勝海:「…………」 瞳ちゃんの言葉に対しては、笑みを浮かべるのみだ。敢えて否定的な言葉を発しないための沈黙、かもしれない
鷲尾瞳:「……それはそれとして企業秘密は気になるので、その時は私にも教えてもらえると」と、茄子原さんの目線を受けて冗談めかして付け加えるよ
井村 法樹:「鷲尾、なんかすごい、賢い感じだな。勉強もできるのに……」
鷲尾瞳:「勉強は法樹さんのほうが出来るじゃないですか」
井村 法樹:「いや、俺なんか全然……」 言いかけて
井村 勝海:「また謙遜だ。もっと堂々として、自分を強く見せろって」
井村 勝海:「そんなんじゃ彼女もできないぜ」
井村 法樹:「っ……」 その言葉を聞き、どぎまぎした様子で瞳ちゃんを見て
鷲尾瞳:「そうです。あまりお兄さんを引き合いに出さないほうがいいですよ。法樹さんは法樹さんでいい所があるんですから」
茄子原曜:「………」なにか考えるように勝海さんを見ている。
井村 勝海:その様子を楽しそうに見ると頷き、瞳ちゃんの方を向く 「君は本当に良い子だな。瞳ちゃん?」
井村 勝海:「俺の自慢の弟はどうしてもこんな奴だけど……仲良くしてくれてありがとう。これからもよろしくね」
鷲尾瞳:「『オーヴァースマート』の経営者は勝海さんかもしれませんが、私に勉強を教えてくれてるのは法樹さんなんですよ」
井村 勝海:「あなたも」 と、茄子原さんへ 「俺の弟の友達をどうかよろしく。呼び止めてしまってすみません」
茄子原曜:「あっいやどうも…こっちこそ話してもらっちゃって」ぱっと目が合い驚き、へこへこと頭を下げる。
井村 法樹:「……うん。ありがとな、鷲尾……」 赤くなって萎縮
茄子原曜:「お疲れっした。鷲尾さん、ほら、仕事しなきゃっす」
鷲尾瞳:「いえ、こちらこそ。友人はまだ少ないので、色々助けられています」法樹君の視線には気づいていないよ
井村 勝海:「……コイツも勉強以外にすんごい特技あるんですが、ちと見せられなくてね……」 含み笑い
鷲尾瞳:「はい。すみません、茄子原さん。思ったより話し込んでしまって」
井村 法樹:「に、兄さん……別にアレこそ大したもんじゃ……っ」
茄子原曜:「え、また、なんすかなんすか」
茄子原曜:踵を返そうとして思わず振り向く。
井村 法樹:「……どうもすみません」 改めて茄子原さんに頭を下げ 「いや、ホント大したもんじゃなくて……家族の内輪ネタっていうか……」
井村 勝海:「いや、アレはホントプロでやってけるって。早く大学入れな。バイト紹介してやっから……」
鷲尾瞳:「……気になりますね。もっと仲良くなってからでないと見せられませんか?」
井村 法樹:「な、仲良くなってからっていうか……鷲尾には早い、かな……」 もごもごとした口調
井村 勝海:「もしそん時までこいつの友達でいてくれたら、披露させますよ。なのでよろしく、瞳ちゃん」
鷲尾瞳:「余計気になりますね。ここが塾ならもっと厳しく問いただしたのですが……」
鷲尾瞳:「わかりました。いつか見せてくれるのを楽しみにしています」
茄子原曜:「………」一体何を…と想像し、まさか…と、背景に宇宙が広がっている
井村 勝海:とんとんと法樹の頭を叩いて 「じゃあ行くぞ、法樹。どうも失礼しました、お二人とも」
茄子原曜:「あっども、お疲れした~」
鷲尾瞳:「はい。勝海さん、貴重なお時間ありがとうございました。法樹さんもまた塾で」
井村 法樹:「つっ、ホント大したことない……じゃなくて、ええっと……」 自分の口から出る言葉と、すぐそこの兄の教えに板挟みになり、言葉に窮し
井村 法樹:「……どうも。鷲尾、また塾で……っ」 最後に頭を下げ、勝海に続き去っていった
茄子原曜:深めに被っていた帽子のつばを押さえ、会釈をします。
茄子原曜:「……ビビりましたね」瞳ちゃんを見る。
鷲尾瞳:二人が去ると、ほうと力を抜いて「……はい。まさかこんな所で直接出会うとは……。なんとか怪しまれずに乗り切れましたね。」
茄子原曜:「いやマジで~…。合わせてくれて感謝っす」
鷲尾瞳:「茄子原さんが来てくれて助かりました。私一人ではあれだけ聞き出すのは難しかったでしょう」
鷲尾瞳:「それにしても……あの口ぶりだとやはり井村勝海は例のものを手に入れているようですね」βトランスのことだ
茄子原曜:「とんでもないすよ~。俺、意外と演技できちゃうみたいっすね…」あっはっは、と笑いつつ。
茄子原曜:「…そう思った方が良いすかね。やっぱ。あの感じ…」
鷲尾瞳:「証拠はまだありませんが……このままだと法樹さんにも危険が及びかねません。急がなくては」
茄子原曜:「うす。ひとまず待機してもらってたあっちと合流しましょっか」
茄子原曜:「……いやしかし」
鷲尾瞳:「はい。回収した物から、何か証拠が出てくれば早いのですが……」
鷲尾瞳:「……?なんでしょう」
茄子原曜:「あのお兄さん、超モテそうすけど、彼女いるんすかね」
茄子原曜:「聞いときゃよかったす!ナイトパーティーの時に聞けますかね~」
茄子原曜:そう声色軽く言うと、トラックへと戻って行きます。
鷲尾瞳:「モテ……?」ピンときていない顔で付いていきます。



GM:車内。
ノーヴェ:「茄子原を行かせてよかった。あいつならまあ、うまくやるだろ」
GM:二人が兄弟と接触を図っている間のことである。
神埼 翠子:「そう、だね……茄子原くん、なんか人と仲良くなるの、得意そうだし」
ノーヴェ:「上手く行かなくても丸く納める。あいつの話術は多分そういう系だ。俺らはこのまま待機しとこう」
遠矢塔利:「そうですね。コミュニケーション能力が凄まじいと思います」
遠矢塔利:「鷲尾様は、こういった場合の交渉は得意なのでしょうか?」
ノーヴェ:「いや、あまり得意じゃない。っていうか交渉や演技自体がそれほど得意じゃない」
神埼 翠子:「え……そうなんだ」
ノーヴェ:「たまにいるだろ。めちゃくちゃ教科書通りにやって逆に不自然なやつ」
神埼 翠子:「なんか、なんでも叩き込まれてて万能~って訳じゃないんです?」
遠矢塔利:「ふむ……?」ピンときてない。
遠矢塔利:「教科書通りでは、不自然なのですか?」
ノーヴェ:「なわけねーだろ。14歳の中学生だぞ?」
ノーヴェ:「教科書が悪いわけじゃないが、どうしても自然な動きからは外れがちになる。驚き方がオーバーだったり、表情が硬かったりな」
ノーヴェ:「あいつが一番イキイキしてるのは剣を振って敵をブッた斬ってる時だよ、たぶん」
遠矢塔利:「あくまで基礎を納める形でしたか」
神埼 翠子:「……でも、なんていうかそれも……いびつじゃないですか」
神埼 翠子:「あんな小さな女の子が、働かされて、戦いの時が一番イキイキしてるなんて……」
ノーヴェ:「そ。神埼が律儀に『バロール・シンドローム』『ノイマン・シンドローム』って言ってたのと同じようにな」
神埼 翠子:「んなっ。確かに……ちょっと丁寧すぎてるかなとはいい加減思ってましたけどっ」
遠矢塔利:「なるほど」真面目に頷く。
ノーヴェ:「神埼。お前、ナチュラルにひどい事言ってるぞ」
神埼 翠子:「……ひどいこと?」
遠矢塔利:「…………」
ノーヴェ:「そりゃ、あいつは元々実験体だけどよ。チルドレンやめてイリーガル扱いにしてもらって、静かに暮らす制度だって用意はされてるんだ」
ノーヴェ:「あいつは自分でチルドレンの道を選んで、誰かの日常を守るために戦ってる」
神埼 翠子:「……あ……」 察し、気まずそうな顔になる
ノーヴェ:「働か"されて"るわけじゃないし、戦いでイキイキしてるのは何も悪くねえだろ」
神埼 翠子:「……でも……んん……」 口をへの字にして、もごもごと考え
遠矢塔利:「…………」少し考え事のように遠くを見ている。
神埼 翠子:「……遠矢さん的には、どうですか! ああいう、瞳ちゃんみたいな……っていうか」
神埼 翠子:「UGNチルドレンとか、そういうの! ……子どもじゃないですか!」
神埼 翠子:そう言う語調は、意外に強い。あるいは瞳ちゃんがいないからこそ、彼女にまつわる本音のようなものが噴き出しているのかもしれない
遠矢塔利:「……私は、神埼様の仰ることも最もだと思います」
神埼 翠子:「ですよねっ……!」
遠矢塔利:「あの年頃の身体の成長には、食事と睡眠と運動が必要ですが、過度な運動は逆に作用することもございますし……」
遠矢塔利:「…………ただ、その。私の目から見た意見ですが」
ノーヴェ:「ああ、それはまあ、そうだな。若いうちに筋トレしすぎて成長が阻害されるっていうのはよくある話だ」
遠矢塔利:コクコク、と頷く
遠矢塔利:「鷲尾様は、誰かと戦ってない今でも、活き活きとして居るように見えますし」
遠矢塔利:「この状況に不満を抱えては居ないように見えました」
遠矢塔利:チラ、とノーヴェさんを見る。
ノーヴェ:「イキイキしてるのは、俺がいるからだろうな」 さらっと言う。
遠矢塔利:(一番活き活きしていたのは、先程ノーヴェ様に言及した際なのですが……)
遠矢塔利:「そうですね」コクコク。
ノーヴェ:「実力の近いライバルがいると仕事にも私生活にもハリが出る! ってもんだ」
神埼 翠子:「の、ノロケっ……でも、それも……!」
遠矢塔利:「そうですね。……。そうですか……?」
神埼 翠子:「……」 何か言いかけ、すー、はー、と深呼吸する 「……すみません。また、多分、失礼を重ねそうになってました」
ノーヴェ:「なんだよ。言やあいいのに」
神埼 翠子:「いえ……失礼と分かってて失礼を口にする必要はないですから」 首を振り
ノーヴェ:「俺みたいなやつを好きになるのは普通の子供の生活を知らないからだ! とか言われても怒んないぜ」 喉を鳴らして笑う。
ノーヴェ:「どうだよ神埼? ちょっとは社会勉強になってるか?」
ノーヴェ:「"知らない文化に触れる"が勉強なら、この上ない勉強の場だろ。このチームは」
神埼 翠子:「……そうですね。刺激には……なってます」 ノーヴェくんがさっぱりした様子なので、こちらもあまり臆せず、わずかに笑って答える
神埼 翠子:「……でも、やっぱり私……オーヴァードだからって……自分で選んだからって、危険な目に遭う所に行かなければいけなくなるのは……」
神埼 翠子:「……たとえば、自分の子供がオーヴァードだったら、どうしようとか……考えます」
ノーヴェ:「神埼」
ノーヴェ:「もし子供の敵が出てきたら、戦えるか?」
神埼 翠子:「…………」 目を伏せる 「分かりません」
神埼 翠子:「でも、あなたたちの邪魔はしません……それが限界、だと思います」
ノーヴェ:「これは俺の意見だから、聞き入れる必要はないし……遠矢もなんか思うところがあったらツッコミ入れてくれていいんだが」
遠矢塔利:「はい」姿勢を正す。
ノーヴェ:「子供の敵がもし出てきたら、神崎はちゃんと戦ったほうがいい」
ノーヴェ:「社会勉強をしにきたんだろ。全力で社会勉強しろ」
神埼 翠子:「う、えっ……」
神埼 翠子:「……」 ぐっと唇を結ぶ。否定も肯定もしない
ノーヴェ:「現実を知らないと一生わかんないままだろ。否定するにしても、肯定するにしてもさ」
ノーヴェ:「なんでそいつが戦ってるのか。戦う以外の選択肢はないのか。真正面から戦って、そういうとこを全部理解したら、取れる道もまた変わってくるはずだ」
ノーヴェ:「それが勉強して賢くなるってことなんじゃねえかなって、俺は思うぞ」
ノーヴェ:「遠矢先生はどうだ?」
神埼 翠子:「あ……う、う……」 何か言おうとして、言葉にならない。口を開閉している
遠矢塔利:「……。……そう……そうですね、正直に申しますと」
遠矢塔利:「私も、勉強中の身ですので……神埼様の為になるような、教訓のような一言はないのですが……」
ノーヴェ:「うん」 遠矢さんと運転席の間に身を乗り出し、奥のコンビニ袋からメロンパンとコーラを取り出している。
遠矢塔利:「……相手のために、何かを行うならば」
遠矢塔利:「……まずは、その相手のことを直接見る。その点は、何においても、大事だと思っています」
遠矢塔利:「伝聞は、私見がまじりますので……」
神埼 翠子:「相手のためを思うなら、相手のことを直接、見る……」
遠矢塔利:「はい」
遠矢塔利:「14歳の子供と鷲尾様。2歳の子供とノーヴェ様が、それぞれ違うように……です」
遠矢塔利:「きっと、相手が違えば、こちらの必要な振る舞いも異なると……私は思います」
神埼 翠子:「……値じゃなくて、個人を、か……」 独り言のように漏らし
ノーヴェ:「そだな。俺もLINEで打ち合わせしてたクライアントから丁寧語の女だと勘違いされてたことがある」
神埼 翠子:目を閉じ、ハンドルによりかかる 「……うん。ありがとう、遠矢さん。……ノーヴェさんの言葉は、ちょっとなんていうか……辛かったんだけど」
ノーヴェ:「やっぱ伝聞とか、文字だけとかだと足りねーんだよ。直接見たほうがいい」
神埼 翠子:「遠矢さんの言葉を聞くと、なんか……そうだな、ってなる」
遠矢塔利:「………………」微笑んで。「それは、良かったです」
遠矢塔利:「………」
遠矢塔利:「……文章だと、丁寧語なのですか?」
神埼 翠子:「それ、すごく面白いじゃない、ノーヴェさん……」 ちょっと笑って
神埼 翠子:「つかみにしなよ。LINEじゃ女と間違えられます、ノーヴェです、って」
ノーヴェ:「料理が好きで丁寧語だと女に思われるらしいんだよな」
ノーヴェ:「なんのつかみだよ……パーティーで言っても怪訝な顔されるだけだぜ」
遠矢塔利:「そうなのですか……………?」
ノーヴェ:「まあいい。とにかく神埼、あんま考え過ぎんなよ」
神埼 翠子:「自己紹介とかするでしょ、知らない人に……それでね。ふふっ」
ノーヴェ:「あっこいつ、すっかり気が緩んでやがる」
神埼 翠子:ハンドルを握り直して、顔をあげる 「ありがとう。二人と話せて良かったです」
神埼 翠子:「打ち解けたって言ってよー」
遠矢塔利:「はい。すごいですねノーヴェ様。場の空気を変えてしまわれました」
ノーヴェ:「思ったことを言ってるだけだ。デリカシーがないと思ったら遠慮なく言えよ」
ノーヴェ:「さっきだって遠矢の……」
ノーヴェ:「いや。なんでもない」
神埼 翠子:「はい。女性の体つきについて言うのは絶対デリカシーがない」
遠矢塔利:「…………?」
神埼 翠子:指差す 「どんな理由でもです!」
遠矢塔利:「あぁ」納得。
ノーヴェ:「あれ以来言ってないだろ!」
ノーヴェ:※更衣室では言った
神埼 翠子:「最初に言ったら一番ダメでしょ!」
遠矢塔利:「……そうですね。先程も鷲尾様にご確認いただいたので」
ノーヴェ:「いやだって仕方ねえじゃん! こんなデカい胸の女はじめて見たんだから!」
遠矢塔利:「ご安心ください。大丈夫です」
神埼 翠子:「ご……ご確認!?」
神埼 翠子:「また言った! ノーヴェくん~!」
ノーヴェ:「動くの大変そうだしよ。いざってときにカバーできたほうがいいだろ!」
ノーヴェ:「ほら! なんか全然わからんけど鷲尾も"ご確認"してるし、いいんだって!」
神埼 翠子:「なに、わからんけどって! ……実際ご確認って何が……!?」
神埼 翠子:やいのやいの
GM:と話している内に、外に出ていた顔が戻ってくる。
茄子原曜:「何の話してんすか~」瞳ちゃんを連れて戻ってきます。
鷲尾瞳:「お待たせしました。……随分盛り上がっていますね」戻ってきました
遠矢塔利:言い合いになっているが、険悪ではないので緩く微笑んでいます。
ノーヴェ:「社会勉強とデリカシーの話をしてた」
ノーヴェ:「そっちは大丈夫だったか?」
神埼 翠子:「あっいえ! まあ……そういう感じ!」
茄子原曜:「ちょ…お嬢様に変な事吹き込まんでくださいよノーヴェくん!」
鷲尾瞳:「問題ありません。バッチリです。収穫もありました。」
ノーヴェ:「吹き込んでねーよ! 俺は仕事の時は真面目だっての!」
ノーヴェ:「収穫?」
神埼 翠子:「茄子原くんも、別にそんな子供じゃないんだから……!」
鷲尾瞳:「井村勝海が益々怪しくなったということです」
茄子原曜:「だって~」と言いつつ車に乗り込みましょう。翠子お嬢様の後ろを確保。
神埼 翠子:「……そういう感じなんだ。じゃあ、その辺は……帰りながら聞きましょうか」
茄子原曜:「あ、お嬢様」後ろから声をかける。
神埼 翠子:荷物はすでに積み終わった。エンジンバーに手をかける
神埼 翠子:「ん、何? 茄子原くん」
茄子原曜:「すんません、埃ついてる」首の後ろに手を伸ばす。
茄子原曜:ではここでですね
茄子原曜:Rハンドアウトの『使用』を宣言します。
ノーヴェ:「お前らも食えるうちに食っとけよ。そのためにコンビニでたくさん買い込んだんだから」 その後ろでみんなにアンパンを押し付けたりしてます。
ノーヴェ:Rハンドアウト!?!?
ノーヴェ:R……ハンドアウト!?
遠矢塔利:Rハンドアウト!?
鷲尾瞳:え!?なん!?
GM:はい、宣言されました。
神埼 翠子:「あ、ごめんなさい。ありがとね」
茄子原曜:では、効果を『使用』します。この『使用』には、Rハンドアウトの公開は伴いません。
鷲尾瞳:はえー
神埼 翠子:「さっきまでノーヴェくんと遠矢さんとごちゃごちゃしてたから……」
茄子原曜:「何やってんすか~も~」
GM:そういうことです。使用されたことだけチェックしておきます。
ノーヴェ:お前が黒幕だったのか
鷲尾瞳:イスカリオテ……か?
遠矢塔利:銀貨要る?
茄子原曜:はっはっは
茄子原曜:「こっちマジビビってたんですからね! あの兄弟から話聞きつつ…」
茄子原曜:と、いたって声色軽やかに話に興じていきます。



GM:シーンを切ります。ロイス取得可。調達はお出かけしていたのでなし!
遠矢塔利:ノヴェくんには取ってるので保留で以上!
茄子原曜:瞳ちゃんに取ろうかな~
鷲尾瞳:なっすーに取ろうかな~
鷲尾瞳:茄子原曜/P:好奇心○/N:隔意/ロイス
ノーヴェ:どうしよう~
鷲尾瞳:あとは兄にも取るか、悪だし
ノーヴェ:兄か弟、めちゃくちゃ取りたいんだよね
茄子原曜:鷲尾瞳/誠意:〇/脅威/ロイス こうかな~
ノーヴェ:でも話してないからここではいいや。
鷲尾瞳:でも悪に取ったらロイス欄埋まっちゃうんだよな……
茄子原曜:明らかに兄弟に迫られてたので脅威だなと思いました
鷲尾瞳:保留しておくか~
鷲尾瞳:神埼さんか悪の兄に取るか悩ましいぜ。悩んでおこう
鷲尾瞳:いじょです!
ノーヴェ:遠矢さんには取ろうかな
遠矢塔利:きゃ~
ノーヴェ:相手を直接見る論は現場主義で好き
遠矢塔利:カルテだけ見てるわけには行きませんからね
ノーヴェ:-/遠矢塔利/○好感/心配/ロイス
ノーヴェ:N心配は大きくて動きにくくないかな……戦闘大変じゃねえの……という心配です
GM:まだやってる!
遠矢塔利:あらゆる場面で心配してくれる
GM:OKです。ではシーンを切ります。


◆Middle04◆

GM:◆ Middle 4
GM:情報収集等のシーンです。シーンプレイヤーは遠矢さん。他PCも登場可能。
GM:侵蝕率を上げて登場してね。
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (53 → 56)
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (52 → 56)
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (59 → 64)
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (58 → 65)
ノーヴェ:5は許容範囲だ。えらい
鷲尾瞳:にかわにたかい



GM:現在の情報項目は以下の2つです。

◆ 情報項目概覧
・『オーヴァースマート』ナイトパーティーについて <情報:ビジネス> 8
・倉庫に残っていたプリンターの記録 <情報:ウェブ><情報:学問> 9<

ノーヴェ:ウェブ学問!?
GM:また、この結果によって新しく追加される情報項目があり……それについてはこのシーンでも判定可能なので
GM:じっくりやるのもよいかもね
茄子原曜:ワークスによくあるけど使う場面に恵まれない技能二大筆頭!
鷲尾瞳:学問とはな……
茄子原曜:なるほどだぜ
ノーヴェ:プリンターは遠矢ちゃんにやってもらうのがいいのかな能力値的に
遠矢塔利:その恵まれない技能をもっています。学問!
鷲尾瞳:ビジネスもウェブも学問もてんでダメなのでおまかせします
ノーヴェ:情報クソ雑魚マンなので、ビジネスにノーヴェが行くと失敗する可能性が高いと言われています
ノーヴェ:役に立たないUGN陣
遠矢塔利:つまり神城コンビですね
鷲尾瞳:一応ダイスボーナス付いてるからビジネス行くのがいいのかな
茄子原曜:瞳ちゃんのが芽があるかも
鷲尾瞳:ダイス3個で一応振れます
遠矢塔利:なるほど。えらい。
遠矢塔利:じゃあプリンターを調べます。情報学問で。
遠矢塔利:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 10[5,7,9,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

遠矢塔利:インテリジェンス
茄子原曜:さすがすぎ
茄子原曜:なっすーは2dxで財産2,瞳ちゃんは3dxで財産1のちがいなので
鷲尾瞳:でも私はちょっと追加情報も見たいので
GM:強いなー
鷲尾瞳:おまかせしたさありますね
遠矢塔利:UGNくると瞳ちゃんたちのほうが強いからね~
茄子原曜:じゃあ調べとくわよ!こっちのが調べやすさそうなとこもあるし
鷲尾瞳:しゃす!
茄子原曜:『オーヴァースマート』ナイトパーティーについて、素振りで判定します
茄子原曜:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 6[1,6] → 6 → 失敗

ノーヴェ:うわあ
ノーヴェ:台風のせいで……
茄子原曜:うーん 財産2入れちゃうか…
GM:台風が世……
遠矢塔利:ちょうどだね
鷲尾瞳:ナイトパーティーについて全力で調べる茄子原さんちょっと似合うな
茄子原曜:防具買うのに残したさもありましたが…まあ使えるときに使えるものを使った方がね
茄子原曜:財産2使って8にして成功させます~
ノーヴェ:ありがたやありがたや
遠矢塔利:たやや
GM:はい、ありがとうございます。では順次開いていきます。

・倉庫に残っていたプリンターの記録
暗号化は施されていたが、データ抽出は可能なようだ(この判定に成功したため、2シーン後に開示)。
また、印紙受けに残っていたトナーの染み付きから、最後に印刷された内容を一部復元できた。
復元された内容は以下。

■ 薬剤β投与記録
片野 延広 :成功
葛西 マキ :成功(
安倍 美樹彦
吹野 慎
西

最後に印刷された内容の一部だけが復元できたのみで、全容を知るにはデータ抽出を待つ必要がある。

ノーヴェ:少なくとも50音順ではないらしい
GM:めざとい

・『オーヴァースマート』ナイトパーティーについて
今後の事業計画の発表と宣伝、その資金集めのために開かれるパーティ。
恵美市より都心寄りの高層ビル上層にできたナイトプールを貸し切って行われる。
招待されるのは投資家や彼らの取引先の、しかも比較的若年層のメンバーがメインのようだ。
その他取引先候補も広めに募っているので、神城グループ関係者であれば問題なく中に入ることができるだろう。
ドレスコードも、プールが会場ということでフォーマルなスーツやドレスである必要はなく、動きやすく濡れても良い格好が推奨されている。
内側に水着を着れば泳いで楽しめるので大いに推奨、とも。招待客が若年層なのもそういった意図による所かもしれない。
神城グループ関係者の招待状は容易に手配できるが、UGN人員の招待状は別途調達する必要がある。

また、このパーティーに際しては物資の輸送をオーヴァースマートが手ずからに行う。
特にドリンクに関しては『参加者全員分特別なものを用意する』という通達があり、そのための保冷設備を確保しているらしい。

GM:以上の判定に成功したことにより、 「・UGN人員2人分の招待状」の判定が追加されます。
GM:また、全ての情報収集判定に成功したことにより、「・"恩寵の杯"について」の判定が追加されます。

◆ 情報項目概覧
・UGN人員2人分の招待状 <調達> 9
・"恩寵の杯"について <情報:UGN> 7

鷲尾瞳:我ら二人か
GM:招待状については、判定が成功すれば招待状が手に入ってUGN2名もパーティに入れるよ! っていう感じです。
ノーヴェ:調達9!?
GM:なので新情報とかではない! でも成功しないと次のシーンに進めない……そういうものです。
GM:ということで判定をどうぞ。
ノーヴェ:ノーヴェは財産残しておいたから、ノーヴェが調達いったほうが目がありそうかな。技能1あるし
茄子原曜:遠矢さんの妖精の手もありますからね
ノーヴェ:あっそうか
鷲尾瞳:カニ!私もUGNのほうが得意だ
遠矢塔利:援護できまする!
ノーヴェ:じゃあ調達いこ~ 招待状をコンビニでコピーしてきます。
ノーヴェ:2dx+1=>9
DoubleCross : (2DX10+1>=9) → 8[2,8]+1 → 9 → 成功

ノーヴェ:ヨシ!
遠矢塔利:自前だ えらい
GM:成功するな そんな方法で
茄子原曜:さすがだぜ
遠矢塔利:これが機械化兵のトナー
鷲尾瞳:ではUGNで判定するぞ~
ノーヴェ:近くにセブンイレブンが3軒もある立地でよかった
鷲尾瞳:5DX+4>=7 コネも使ってダイス沢山
DoubleCross : (5DX10+4>=7) → 10[2,3,3,7,10]+9[9]+4 → 23 → 成功

鷲尾瞳:めちゃ成功しました
遠矢塔利:物知り博士!
茄子原曜:瞳ちゃん今回すごくない?
GM:すごすぎ では招待状については、まあ良い感じに確保できたということで……
遠矢塔利:有能チルドレン
GM:"恩寵の杯"についての情報を開示します。
GM
ノーヴェ:23!?
鷲尾瞳:普通のダイスがすごい回る

・"恩寵の杯"について
ここまでオーヴァースマートに対して調査を深めても、"恩寵の杯"なるレネゲイドアイテムの存在は影も見当たらない。
何か根本的に情報が異なっている可能性を考慮する必要があるだろう。




GM:駅近くのビル中層。
GM:神城グループ系列社員専用の、申請すれば比較的自由に使用できるサテライトオフィスがある。
GM:そこであれば、ある程度セキュリティの担保されたPCやプリンター、その他通信機器が使い放題なのだ。
神埼 翠子:「……とは言っても、申請を出したのはわたしなんですから」
神埼 翠子:「変な使い方、しないでね。わたしが説明しなきゃいけなくなっちゃう」
遠矢塔利:「ありがとう存じます、神埼様。私だとこのようなツテは不得手ですので……」
神埼 翠子:「いいのよ、遠矢さん。あ、飲食も汚さなければ大丈夫だからね」
神埼 翠子:「機械からは離れますように」
ノーヴェ:「うっす。戻ったぞ」 ビジネスバッグ、それにマクドナルドの紙袋を抱えて帰ってくる。
遠矢塔利:「はい。心得ました」カエルの小銭入れがついたお菓子ボックスを興味深げに眺めている。
鷲尾瞳:「ありがとうございます。では早速、私は”恩寵の盃”についての調査を」
ノーヴェ:「飯も買ってきたからここに置いとくぞ。調査は終わったのか?」
茄子原曜:「いま報告するとこっすよ~」
遠矢塔利:「お疲れ様です、ノーヴェ様。……ソースの匂いですね」チラチラときにしつつ。
遠矢塔利:「では、鷲尾様からお願いします」
ノーヴェ:「好きなの食べていいぜ。あ、ピクルス増しビッグマックは俺のだから取るなよ」
鷲尾瞳:「情報部に依頼を出しておきました。もう結果が出ているはずです」と言ってPCから情報を受け取り
茄子原曜:「つかマックすか?もっとお嬢様方にふさわしいのにしましょうよ~」
ノーヴェ:「まあこれがマクドナルド?世界一美味しいですわ! ってお嬢様が喜ぶ可能性もあるだろうが」
鷲尾瞳:「……ただ、これは……。遠矢さんにとっては面白くない情報かもしれません」
ノーヴェ:ビッグマックを頬張りながらみんなの報告を聞く構えです。
遠矢塔利:「………私ですか?」
神埼 翠子:「そんなマンガじゃないんだから。あまり食べないから、ちょっとした珍味くらいかな」 ちょっとずつ食べている
鷲尾瞳:「あ、チーズバーガーとアイスティーは私のです」
ノーヴェ:「鷲尾はチキンナゲットも買ってきたから食べろよ。タンパク質不足になるぞ」 15ピースも買ってきている。
茄子原曜:「なんすかなんすか。恩寵の杯が、一目見ただけで呪われるアイテムだったみたいな?」
遠矢塔利:最初に取り出したナゲットをそのまま頂いている。
遠矢塔利:「杯という名付けは、多かれ少なかれなにかにあやかる事が多いですからね……」
鷲尾瞳:「……ええ、UGNの調査によると、"恩寵の盃”と呼ばれるレネゲイドアイテムの痕跡は一つも見当たらないと」
ノーヴェ:「遺産なりレネゲイドアイテムなりは、大なり小なりおどろおどろしい逸話がついてるもんだからな」
ノーヴェ:「……見当たらない?」
神埼 翠子:「一つも……」
遠矢塔利:「……一つも?」
茄子原曜:「ってことは……」
茄子原曜:「……? 無いんすか?」
ノーヴェ:「それはおかしいだろ。遠矢は系列企業の社長から直々に依頼を受けてるはずだ」
ノーヴェ:「全く存在しないアイテムとなれば、さすがに神城の誰かが違和感に気づく」
鷲尾瞳:「はい。ですから、その社長の持っている情報が間違っているのではないかと」
遠矢塔利:「……そうなりますね」
茄子原曜:「どういうことすか~?」きょとんとしながらナゲットの箱を開ける。当然中身は入っている。
ノーヴェ:全員で15ピースではなく、一人あたり15ピースのナゲットを買ってきてます(アホ)
茄子原曜:「てかナゲット多すぎじゃないすか?」
鷲尾瞳:「あるいは、遠矢さんに意図的に間違った情報を伝えたか……」
遠矢塔利:「その可能性もございますね……そもそも、名称が異なる。"恩寵の杯"は非公式な呼び名だった……など」
ノーヴェ:「ハンバーガーだけじゃ足りないだろ。奢りだから気にしなくていいぞ」
茄子原曜:「胃袋まで3XLすか…」
鷲尾瞳:「兎も角、恩寵の盃については『オーヴァースマート』ではなく情報源の方を探ったほうが良いと思います」
遠矢塔利:「……そうですね。出発点が違っては見当も付きません」
鷲尾瞳:「それからナゲットは私も多すぎると思います」ナゲットの箱を一つ取って「遠矢さん。半分に分けて食べましょう」
茄子原曜:「そしたら塔利お嬢様もだいぶ災難すね。関係ないのに巻き込まれちゃってんのかも」
遠矢塔利:「かしこまりました」確認とナゲットについて頷く。
神埼 翠子:「そういうこと……になるんですかね。でも、一体どんないきさつで……」
ノーヴェ:「単純に遠矢への嫌がらせだったりしてな。一休さんとかであるだろ、存在しない宝物を探してこいってやつ」
遠矢塔利:「えぇ……。ただ、レネゲイドに関しては神城も手探りなところはありますので……情報の行き違いなど……」
遠矢塔利:「嫌がらせ……そ、そんなことがあるのでしょうか……?」
ノーヴェ:「冗談だ。遠矢は恨みを買うような性格じゃないだろ」 バーベキューソースをつけたナゲットを三つまとめて口に放り込んでいる。
遠矢塔利:「そ、そうですよね……?」
遠矢塔利:そのまま食べていたナゲットを、瞳ちゃんが用意したマスタードにつけて小さくかじる。
遠矢塔利:「失礼。少し動揺しました……確認と言えば」ちら、とプリンタを見る。
ノーヴェ:「ナイトパーティーが始まると忙しくなるからな。社長に確認するなら早めにしとけよ」
ノーヴェ:「ん」
遠矢塔利:「プリンタに残されていたデータは、現在解析を行っていただいてます。多少時間が掛かるそうなので、しばらくお待ち下さい」
鷲尾瞳:「心当たりもなさそうですね。ううむ……」なにか可能性を考えていたが、出されたプリンタを見て視線を移すよ
鷲尾瞳:「ではこれは?」
茄子原曜:「いや~、道具の扱いの専門家とはお聞きしてましたが、まさかこういうデータ解析もお得意なんて」
遠矢塔利:「最後に印刷された用紙のインクです。少しかすれてしまいましたが……何かのリスト、のように見えます」
茄子原曜:「さすがっつうか…すばらしいですよね~」ナゲットとハンバーガーを几帳面に机に並べながら食べています。
ノーヴェ:「薬剤β投与記録か。まー分かりやすくて結構だな」
遠矢塔利:「恐縮です。……一応、これは説明を受ければどなたでも可能ですので、最近の機器はすごいですね」ちょっと脱線しかける。
鷲尾瞳:身を乗り出しリストを眺め、不吉な文字列に顔をしかめる「……薬剤β。既に実験を始めているようですね」
遠矢塔利:「……はい。人名と、結果。2行目にはおそらく補足が書かれていたと思いますが…」(のかすれた文字を指差し。
神埼 翠子:「片野延広、かつ……葛西マキ、安倍美樹彦、吹野慎……これは途中で切れてるのかな」
遠矢塔利:コクリと頷く「プリンタ内の復元ですので……全体の表示は、解析を待っていただくしかなさそうです」
神埼 翠子:「斜めにかすれて読めないんだ。もどかしいけど……いずれ分かるなら待つしかないか」
鷲尾瞳:「ここに書かれている氏名についても調べておきます。失踪者リストや学校名簿と照合すれば、なにか共通点がわかるかもしれません」
遠矢塔利:上から一人ずつ名前を読み、小さく言葉に乗せて刻んでいく。
遠矢塔利:「ありがとうございます、鷲尾様」
鷲尾瞳:スマートフォンで画像を取り込み、UGNに送っておきます
遠矢塔利:「……私からの報告は以上です。待ち時間となりますので、その間に他のことを進めておきたいですね」
遠矢塔利:「……そうだ。ナイトパーティについては、いかがでした?」
乙女坂支部長:程なく支部長から、調べとくよの返事が来るでしょう。
ノーヴェ:「パーティーの概要についてはナスがあたってたはずだが」
ノーヴェ:「招待状が必要ってことだけは事前にわかってたから、UGN分はこっちでさっき確保してきたぞ」
ノーヴェ:「神城陣営のぶんは自分たちで確保してくれ。大した仕事でもないだろ」
茄子原曜:「ああそれならもう…こっちも」
遠矢塔利:「すごい」ナゲットを形別に分類してバランスよく食べている。
ノーヴェ:と、『鷲尾瞳』『詩雲ノーヴェ』と書かれたチケットをひらひらさせます。
遠矢塔利:それを見て「ノーヴェ様、そのような姓だったのですね」
茄子原曜:ストローをくわえながらタブレットを操作。招待メールを表示。
遠矢塔利:「詩雲様でしたか」
鷲尾瞳:「流石の手際です。……ただ名字、勝手に使って大丈夫なんですか?」
茄子原曜:「翠子お嬢様のお名前使ったらばっちりでした。ご友人として塔利お嬢様も……」
ノーヴェ:「いや、知り合いの苗字を借りた。LINEで『借りるわ』って送ったし大丈夫だろ、多分」
神埼 翠子:「茄子原くんも仕事がしっかりしてるね。わたしが手回すまでもなかったか」
遠矢塔利:「すごいですね、茄子原様。神埼様も」
茄子原曜:「いや~、これはもうカンッペキにお嬢様方のお力お借りしてますんで~!」へらへらします。
鷲尾瞳:大丈夫じゃなさそうだな、と思いつつ口には出さないでおこう。
遠矢塔利:ノーヴェさんと茄子原さんが用意した招待状を見比べている。
神埼 翠子:「まあ、苗字がないと目立つもんね。……普段から使う苗字、決めておいたら? そういうのできないのかな」
ノーヴェ:「うーむ。どうせ将来的には鷲尾ノーヴェになるから、鷲尾でいこうかとも思ったんだが」
遠矢塔利:「まぁ」
ノーヴェ:「鷲尾とナスが話してた例のメガネが来るかもだろ? 変に家族設定が増えるとややこしいかなって」
神埼 翠子:「…………」 生暖かい目をしている
鷲尾瞳:「んんっ。」頬を赤らめて「まあ確かに……兄妹ということにしたら、恋人としては紹介できませんからね」
遠矢塔利:「そうですね……パーティともなれば、自己紹介も行うでしょうし……」
ノーヴェ:「そうなんだよ! あのメガネが"鷲尾と仲良くしてるあの人はお兄さんなんだ、じゃあボクにもワンチャンあるかな"とか勘違いしたらムカつくだろ」
ノーヴェ:「ということで、とりあえず詩雲ノーヴェだな。……それもこれもパーティの内容次第だが」
ノーヴェ:「兄妹でいくとめちゃくちゃ優遇されるシステムなら鷲尾ノーヴェにする」
鷲尾瞳:「そんな勘違いするでしょうか?仲がいいとは言え、年齢差もありますし……。ああいえ、塾では同年代ということになっていますが」
遠矢塔利:「そういえば、ドレスの用意も必要ですね……茄子原様、どのような内容なのでしょうか?」
神埼 翠子:「普通のパーティならそういうのはないから……入った時点でみんな同じゲストだからね」
ノーヴェ:「……」 お前は無防備に距離詰めすぎだから勘違いするやつ出るよ!って言いたいけど、なんかカッコ悪いのでぐっとこらえて黙ってます。
茄子原曜:「え~と、専門用語的なのは分かんないんすけど…まあ『オーヴァースマート』が人脈作りに開いてるパーティってとこすね」
茄子原曜:言いながらタブレットをまた操作。会場となるナイトプールのサイトが開く。
遠矢塔利:「? プールですね」
鷲尾瞳:「ドレスを用意するなら見繕う時間も必要ですね。余裕は思ったより無いかもしれません」
ノーヴェ:「プール……だな?」
神埼 翠子:「へええ……こんな所でやるの」
茄子原曜:「そうなんす。招待状にはいろいろ…経営発表とかムズカシーことも並べられてたと思うんですけど」
鷲尾瞳:「でも背景は夜ですよ。わざわざ夜プールに入るんですか?」
ノーヴェ:「ナイトプールってやつだろ。ほら、なんか水中がビカビカ光ってるし」
茄子原曜:「この会場でやるからして、若手経営者同士で交流しよう…つうのが一番の目的なんでしょうね」
神埼 翠子:「ナイトプールっていって、夜に入るプールですね。気温調整とかにも気を使ってる所が多いし、星が綺麗だったりで、独特の楽しさがあるの」
遠矢塔利:「コネクションの確立を目的としたパーティのようですね」
遠矢塔利:「神埼様はナイトプールの経験が?」
鷲尾瞳:ノーヴェと一緒にタブレットの画像を覗き込んで「……なるほど。たしかにこれはこれで趣がありますね」
神埼 翠子:「そうね。やり口としてはシリコンバレーとかそっちの方の資金集めパーティな感じ」
ノーヴェ:「パーティーなんだから、流石に水着一枚でうろつくってことはないだろうな。水着の上になんか羽織ったり、そもそも水着じゃない"濡れてもいい服装"にしたり……あたりか」
神埼 翠子:「一回だけね。友達と……その時も貸し切りだったから、あんまり一般的な体験じゃないと思うけど」
遠矢塔利:「なるほど」
ノーヴェ:「服装は? 俺がいま言った感じでいいのか?」
茄子原曜:「そんな感じでよろしくお願いします~」
茄子原曜:「セレブぶってください」
神埼 翠子:「ぶりますか、セレブ」
鷲尾瞳:「しかし、水着やそれに準ずる薄着でパーティーですか……」
茄子原曜:「ぶる必要ないでしょ~」笑う。
鷲尾瞳:「私の気にしすぎでしょうか?なんだか如何わしい雰囲気がします。セレブの方は皆こうなのですか?」
遠矢塔利:「セレブぶる……」
ノーヴェ:セレブ パーティー 水着 で検索してます。 「ナイトプール……ナイトプールねえ……」
神埼 翠子:「働いてるうちはぜんぜんノンセレブよ。……そうね、確かにちょっといかがわしい所はあるかもしれないけど……」
遠矢塔利:「衣類を着込まないのは……危険物を持ち込まない意図もあるのかもしれませんね」真剣な顔
ノーヴェ:「危険物ねえ。いかにも一般人の思考だ」
遠矢塔利:「?」
神埼 翠子:「資金集めパーティっていう名目があるなら、さすがにトラブルは起こさない……んじゃないかなあ。アメリカならともかく、ここは日本だし……」
ノーヴェ:「いや、主催側が一般人だって言いたいだけだ。オーヴァードは武器錬成もできるしな」
茄子原曜:「いや~分からんすよ」
鷲尾瞳:「アメリカではトラブルがあるんですね……」
遠矢塔利:「あぁ、なるほど。感心しました」道具主体のオーヴァードなので馴染みは薄い思考だった。
茄子原曜:「ああいや、皆さんの意見を否定したいわけじゃなくて…」
神埼 翠子:「アメリカは薬物が気軽に流通してるからねぇ」
遠矢塔利:「那須原様、なにか気になることでもございましたか?」
茄子原曜:「んとですね」また招待メールを画面に表示させ、ぐっと下げていく。「ここなんですけど」
ノーヴェ:「あっちに行くと"ドラッグやってる?"って聞かれるんだよな。普通にヤべえ国だよ」 コーラを飲みながら茄子原くんの方を見る。
鷲尾瞳:「……参加者全員に……特製ドリンク?」
茄子原曜:「『オーヴァースマートが参加者全員に特別なドリンクを用意する』って…」
茄子原曜:「そうです」瞳ちゃんに頷く。
ノーヴェ:「……この主催はバカなのか?」
ノーヴェ:「βトランスがなくなって、投与記録があって、それで特別なドリンクだと? 真っ黒じゃねえか」
茄子原曜:「会場に専用の保冷設備を確保してるって情報も裏取ってきたんで」
神埼 翠子:「まあ、そこが繋がってるのを知ってるのはわたしたちだけだし……」
ノーヴェ:「会場で出される飲み物には手をつけないほうがいいんだろうな。"特製ドリンク"以外にも何が入ってるかわからん」
鷲尾瞳:「……もしも彼らの思惑通り、参加者全員にβトランスが投与されたら」
鷲尾瞳:「会場だけでも何人ものジャーム化が引き起こされる可能性があります。なんとしても阻止しなければ」
茄子原曜:「楽しそうな集まりなんですけどね~。どうしても、仕事ですからねえ」
鷲尾瞳:「神埼さんたちの力を使って、このナイトパーティー自体を止める、という事は出来ないのでしょうか?」
茄子原曜:「あ、そっちすか」
茄子原曜:「いや~…」翠子お嬢様を一瞥する。「……開催は止めずに潜入した方が…」
茄子原曜:「いいんじゃないすかね?ほら、βトランスを確保するチャンスですよ!」
鷲尾瞳:「……確かに。現状βトランスの在り処がわからないのは事実。開催を止めたとしても危険は残ります」
遠矢塔利:「この機会を逃した場合、別の場所で使われてしまったら大変でございますね…」
鷲尾瞳:「それなら確かに、場所が確実にわかる時に抑えてしまったほうが良いかもしれませんね」
ノーヴェ:「同感だ。"ネットワーク"の関与もあるしな」
ノーヴェ:「滅多にしっぽを掴ませない女の手がかりをたまたま掴めたんだ。潰せるうちに潰したほうがいい」
遠矢塔利:「私もそう思います」頷く。
ノーヴェ:「ナイトパーティーに潜入したあとはどう動く?」
神埼 翠子:「……そう、ね。実際、結構な人が絡んでるから止めるのは難しいでしょうし」
神埼 翠子:「みんなの言う通りでもあると思います。ピンチはチャンス……」
茄子原曜:「そうすそうす」頷く。「ドリンク出させたらやばいんだから…」
茄子原曜:「それどうにかしなきゃすかね」
ノーヴェ:「となると、"特製ドリンク"を事前にチェックしてすり替えるか、あるいはサーバーを破壊する……あたりは必要になるか」
神埼 翠子:「あとは、その後のことかな。ドリンクを出すのを止めさせたとして、あっちがどう出てくるか……」
ノーヴェ:「逆上して襲いかかってきてくれればいいんだけどな。そういう相手じゃねーだろうなあ」
鷲尾瞳:「万が一向こうが武力行使に打って出た場合に備えて、参加者の避難準備もしておく必要がありますね」
鷲尾瞳:「ノーヴェの言う通り、その可能性は低いように思えますが」
神埼 翠子:「うん。……でもきっと、準備をしておいた方が良いと思う」 少し緊張したような口調で言って
神埼 翠子:ぱっと切り替える 「備えあれば患いなし! ということで……」
茄子原曜:「いや~、お嬢様の仰る通りっす! 何事も考えておくに損はないっつうか…」
茄子原曜:「考えておくに……」フムフムと頷く。「ナイトパーティーに潜入するなら、水着っすもんね~」
茄子原曜:「いやあノーヴェくん!楽しみっすね!」
ノーヴェ:「楽しみだ。鷲尾の水着はあんまり見たことないからな」
ノーヴェ:「あんまり……いや、全然? 一度くらいはあったか? ないな」
神埼 翠子:「茄子原くんはまた……」 苦笑して 「一応着るけど、上に軽めのサマードレスも着るから。見れないわよ、わたしのは」
神埼 翠子:「遠矢さんも瞳ちゃんも、それくらいがちょうど良いと思う。困ったら相談にのるから教えてね」
鷲尾瞳:「二人で海には行ったことがありませんからね。……まあ」温泉で、裸は見られたことがあるけれど、と言いかけて
遠矢塔利:「み、水着ですか……いかがしましょうね……あまり縁のあるものではありませんから……」
鷲尾瞳:またややこしくなりそうなので口をつぐむ。「いえ、なんでもありません。私も楽しみにしています」
遠矢塔利:「神埼様。頼りになります」
鷲尾瞳:「助かります。私も服飾についてはまだ勉強中ですので」
ノーヴェ:「鷲尾と俺はいい感じのカヴァーも考えておいたほうがいいのかもしれん。運送のバイト風情がいきなりセレブのパーティーに出てくるの、怪しすぎるし」
遠矢塔利:「私がお願いした解析にも時間がかかりそうですから……」
遠矢塔利:「早速、ナイトプールの準備に移ったほうが、良いかもしれませんね」
神埼 翠子:「んん……」 少し考え 「……困ったらわたしの名前出しても大丈夫かな。あんまり前提にされるとあれだけど、保険としてね」
神埼 翠子:「ん。じゃあ準備にかかりましょうか。また後でUGNの支部に集合ということで」



GM:解散後……
茄子原曜:翠子お嬢様が少し離れたので、ふいっと自分も動く。
茄子原曜:「塔利お嬢様~」
遠矢塔利:ウェットティッシュで指を拭っていた。
遠矢塔利:「? 茄子原様。どうかいたしました?」
茄子原曜:「これ見てみません?」カエルの小銭入れがついたお菓子ボックスのところに立っていて、手招きします。
遠矢塔利:「…………」ソワソワする。
遠矢塔利:落ち着いた足取りで近づきつつ。
遠矢塔利:「……こちらはお菓子ですよね?どうやら、販売の形態の一つに見えますが…」
茄子原曜:「あれじゃないすか、社員の休憩用にドーゾみたいな」
遠矢塔利:カエルの小銭入れを覗き込んで恐る恐るつつく。
茄子原曜:「俺も初めて見たっす!なんか買いましょうか」ポケットから小銭を取り出す。
遠矢塔利:「なるほど。このフロアから買い物に行くには遠いですものね……」
茄子原曜:「百円っす」差し出します。
遠矢塔利:「よ、良いのでしょうか。申し訳ございません、小銭は用意しておらず……」
遠矢塔利:控えめにつまんで受け取る。
茄子原曜:「だと思ったんです、うちの社長とかもそうなんで。あはは、これくらいなんでもないすよ~」
遠矢塔利:財布には、外出前に決まった金額を紙幣で入れている。
茄子原曜:「……ただちょっと…」その様子を見ながら。
遠矢塔利:「それは……ありがとうございます」ペコリ、と頭を下げる。
遠矢塔利:「はい……?」
茄子原曜:「お聞きしたいことがありまして」
茄子原曜:顔を近づける。ひそひそ話。「さっきの、倉庫に潜入してるとき」
茄子原曜:「トラックん中で翠子お嬢様とノーヴェくんと塔利お嬢様で三人きりだったじゃないすか」
遠矢塔利:「はい」こちらも顔を近づける。
遠矢塔利:「そうですね……交渉をお任せしてしまいしました」
茄子原曜:「あ、それは大丈夫す! あんときなんですけど…」
茄子原曜:「翠子お嬢様とノーヴェくん、何話してたのかなつうか…ぶっちゃけ、揉めてませんでした? 大丈夫す?」
遠矢塔利:「…………あぁ!」なるほど、と頷く。
遠矢塔利:「ええと、そうですね……多少の意見の行き違い、といいますか……揉めた、というほどでもないと思うのですが……」
茄子原曜:「ふむ」
遠矢塔利:「神埼様が、鷲尾様の年齢と……UGNの労働環境についてご心配なされまして」
茄子原曜:「ふむふむ」
遠矢塔利:「それについて、ノーヴェ様が、実際に仕事を行う側として、意見を返した形になります」
茄子原曜:「あ~……」
茄子原曜:納得。「翠子お嬢様、チルドレンそのものについてとか、気にしてた感じでしたからね。なるほどっす」
遠矢塔利:「はい」コクコク、と頷く
遠矢塔利:「それで、最終的にノーヴェ様が……その」
茄子原曜:「ん?」
遠矢塔利:「鷲尾様と同じような年齢の方と敵対した時の、覚悟をお問いに為りまして」
遠矢塔利:「神埼様としても、実際にチルドレンとして動いてる方を知れば、新たな意見もでるのではないか……と」
遠矢塔利:「大まかにはそのような流れになります……大丈夫でしたか?」
茄子原曜:「……なるほど」
茄子原曜:虚を突かれたような顔をする。「そいつは……なんというか」
茄子原曜:「あはは。すげえこと言いますね」
遠矢塔利:「そうですね……神埼様も、自分の子供がオーヴァードだったら、と心配しておりましたので……」
遠矢塔利:「お二方の言に実がある分、最終的には円満に落ち着いたのでは……ないかと……」
遠矢塔利:「私は思ってはいるのですが……」ちょっと自信がなくなってきた
茄子原曜:「…あ、だい、大丈夫ですよ!マジで深刻な感じになってたら、たぶん俺の方に相談ありますよ!」ワタワタと慌てます。
遠矢塔利:「そ、そうですよね」む、と表情を整え直す。
茄子原曜:「あはは…。でもあれすね」
遠矢塔利:「なんでしょう?」
茄子原曜:「そんな風に心配してくださる感じ、塔利お嬢様、翠子お嬢様のこともノーヴェくんのことも信頼寄せてくれてんですね」
遠矢塔利:「…………」きょとん、と目を丸くする。
遠矢塔利:「そう……そうなのでしょうか?そうですか?」
遠矢塔利:「あ……疑っているわけではありませんよ!それは、もちろん」
茄子原曜:「あ~、無自覚だ~」
遠矢塔利:「無自覚、無自覚ではありますが……無自覚ですね」認める
茄子原曜:「素直でかわいいっすね……」染み入る
遠矢塔利:「ありがとうございます………」自分の髪の毛を指で摘んで撫でる。
遠矢塔利:「ですが、そのように心配なさる茄子原様も良いお人ですね」
茄子原曜:「……どっすかね~」
遠矢塔利:「? 違うのでしょうか?」
茄子原曜:「塔利お嬢様って、やっぱり、門外不出のアイテムなんかもたくさんお持ちでしょう」答えず、急に話題を変える。
遠矢塔利:「え?……えぇ。そうですね。文字通りに門の中となりますので」
遠矢塔利:「あ、とはいえ、任務において無制限に持ち出せるという性質でもないのですが……!」頼りにされる前に答えておく。
茄子原曜:「あっはっは!違いますよ」
遠矢塔利:「そ、そうですか。失礼いたしました……早とちりを。」
茄子原曜:「ん~でも、持ち出せないし、誰かに言っちゃいけないこともあるよねっつー話です」
茄子原曜:「で、え~と、何が言いたいかというと~……」首の後ろをかく。
遠矢塔利:うんうん、と共感の頷きをしている。
遠矢塔利:「…………茄子原様」じ、と目を見る。
茄子原曜:「なんすか?」
遠矢塔利:「その、仮の話ですが。もし、他人に話せない事情や立場があり……それに困った状況になった場合」
遠矢塔利:「なにか、手助けが必要であれば、仰ってくださいね」
茄子原曜:「………あっはっは」
茄子原曜:困ったように笑う。「塔利お嬢様~……、俺が、何が言いたいかというとっすね」
遠矢塔利:「はい」
茄子原曜:「そんな風に、人を簡単に信用しちゃダメってことすよ」
茄子原曜:「そんなところも可愛いですけどね! いやマジ、美和もね~、俺がサプライズするとすぐ騙されちゃって…」と、あとはいつもの調子に戻ります。
遠矢塔利:「…………そうですか」
遠矢塔利:むぅ、と表情の薄い顔に、釈然としない空気をまとわせる。
遠矢塔利:「……そうですね。色々あるでしょうから……」
遠矢塔利:「では」
遠矢塔利:「これからはきちんと疑いますので」
遠矢塔利:「ご安心ください」
遠矢塔利:真面目な顔で言い切る。
茄子原曜:「……そういうこと、俺に宣言しちゃだめすよ~」
茄子原曜:「こっそりやってください。こっそり」
遠矢塔利:「はい……!」
遠矢塔利:「こっそりと、ですね……!」
遠矢塔利:秘密を共有するように頷いた。



GM:解散後……
ノーヴェ:「うーむ。どっちがいいかな」
ノーヴェ:「鷲尾ノーヴェ……いや詩雲ノーヴェ……」
鷲尾瞳:「名字のこと、そんなに悩んでいたんですか」
ノーヴェ:苗字が借りられれば誰でもよかったのだが、デリカシー皆無な"雨堂ノーヴェ"にしなかったのは成長の証と言えるだろう。
ノーヴェ:「当たり前だろ! 鷲尾ノーヴェだったら兄妹でも夫婦でもいけるんだぞ!」
ノーヴェ:「あのメガネ、なーんかお前にデレデレしてたからな。ここで一発鷲尾は俺のもんだって見せつけてやらねえと」
鷲尾瞳:解散の流れになると、自然とノーヴェの方に足が向いた。二人で会話をし始める。
鷲尾瞳:「ふ、夫婦はまだ無理ですよ。塾でも16歳ということになっているんですから」
ノーヴェ:「その塾の潜入も大丈夫か? あのメガネが勘違いするような会話してねーだろうな」
鷲尾瞳:「結婚していたら前提がおかしくなってしまいます。それに法樹さんはそんなデレデレは……」
ノーヴェ:「私にはあなたしかいませんとか、私のはじめてはあなたにあげたいんですとか」
鷲尾瞳:「デレデレしていましたか?私は普通の友人としての反応だと思っていましたが」
鷲尾瞳:「勘違いされるようなことはしていません。勉強を教え合ったり、お弁当を交換するくらいしかしていません。普通の友人関係です」
ノーヴェ:「そうか。ならだいじょう……弁当!?」
ノーヴェ:「弁当を交換だとお!?」
鷲尾瞳:「それに……向こうもそう簡単に気を許すような相手ではないと思いますよ」と真剣な眼差しでつぶやいてから
鷲尾瞳:「は、はい。交換していますが……なにか問題が?」
ノーヴェ:「いやお前……」 自炊派なのでお弁当関連の情報はよくチェックしている。お弁当交換と言えばよほど親しい同性の友人か、友達以上恋人未満の間柄でするようなものだと書かれていた気が……。
ノーヴェ:「お前さ。いや、いいけどよ……時々めちゃくちゃ無自覚に無防備になるからこえーんだよな」
鷲尾瞳:「仲が良ければ珍しい事ではないと聞いていたのですが……。確かに考えてみると」
鷲尾瞳:「もしも法樹さんが『オーヴァースマート』の手先だった場合を考えると、うかつに口にするのは危険だったかもしれませんね」
鷲尾瞳:「距離を詰めることばかり考えて、注意不足だったかもしれません」
ノーヴェ:「わかってるならいい。他の男がいるのにスカートでジャンプしたり、変なとこが抜けてるんだからな」
ノーヴェ:「そういうはしたないのは雨堂だけで十分だ」
ノーヴェ:「なあ。あのメガネ、いいヤツなのか?」
鷲尾瞳:「う……だ、大丈夫です。そういったことはよほどの緊急事態でなければしませんから」
鷲尾瞳:「法樹さんですか?はい。いい友人……だと思います」
鷲尾瞳:「多少気の弱く自分に自信がない所はありますが、かと言って腐ることなく努力を続けていますし」
ノーヴェ:「ふーむ」
ノーヴェ:「いやな。もしあいつが事件とは完全無関係の一般人だったら、お前の正体も明かさずに終わるわけだろ」
鷲尾瞳:「他人を見下すことも、優秀な家族を鼻にかけることもない。素直で善良な方だと思います」
ノーヴェ:「いきなり仲のいい友人が消えるってのは、まあ寂しいだろうなって思ってよ」
ノーヴェ:「お前の言う通りのいいヤツなら、余計にな」
鷲尾瞳:「え?……確かに。言われてみたらそうかも知れません」
鷲尾瞳:「ただ、ううん……どうでしょう。完全に無関係かどうかは……」
ノーヴェ:「なーんか無関係じゃねえ気はするよなあ。あの若社長も気に入らねえし」
ノーヴェ:「……いやだめだ! 仮に無関係だったとしても弁当交換は許せねえ!」
鷲尾瞳:「はい。兄である井村勝海のこともありますし。それから、これは他の方にはまだ話していないのですが……」
ノーヴェ:「俺だって鷲尾と弁当交換したことねえんだぞ! ナメやがって!」
ノーヴェ:「今度ぜったいに弁当交換するからな!」 ふーっと息を吐く。
鷲尾瞳:「私の手料理は家に来た時何時も食べてるじゃありませんか。私もノーヴェの家に行った時はごちそうになりますし」
ノーヴェ:「そういう問題じゃねえの。お前がはじめて経験することは俺が一緒にやることになってるんだよ」
ノーヴェ:「くそう弁当交換か……迂闊だったな、手料理食ってるからって油断してた……」
ノーヴェ:「まあいい。それで、まだ話してないことってなんだよ?」
鷲尾瞳:「う……」真正面からの好意に顔が火照るのを感じる「わ、わかりました。交換自体は望むところです。絶対にノーヴェより美味しいお弁当を作ってみせますので、覚悟しておいてください」
鷲尾瞳:「……はい、それで……井村法樹の事なのですが」
ノーヴェ:「絶対だからな! あのメガネがやったことは俺もやる! 忘れるなよ」
鷲尾瞳:「これは私の考えすぎかもしれませんが、井村法樹は私の正体に勘付き始めているのではないかと思うのです」
ノーヴェ:「おあ?」

鷲尾瞳:……という感じで
鷲尾瞳:RHOを公開してみたいんですがいいでしょうか
ノーヴェ:RHO!?
GM:フハハハ 確かに良いタイミングですね
鷲尾瞳:では貼っちゃうよ~
GM:どうぞ! とくと見よ。鷲尾瞳のリバースハンドアウト!

PC3:鷲尾 瞳
シナリオロイス…井村 法樹  推奨感情…親近感/脅威
君は井村 法樹への接触を通じ情報を得ようとしているように、井村 法樹が君から情報を得ようとしていることに気付いている。
なぜなら法樹は、やたらと君の私生活のことを知りたがったり、本を読むフリをして君の様子を伺ったりしているからだ。
君が法樹の方を見ると、ぴったりと目が合い、慌てて彼が目を逸らす、といったことも、一度や二度ではない。
彼は間違いなく、君を特別視し、君から情報を得ようとしている。

だが、彼も君の情報を得るためか、自分自身の情報についてはずいぶんと口が軽くなってきている。
連絡先も交換したし、その気になれば彼から重要な情報を聞き出すこともできるだろう。

Rハンドアウトを公開後、1シーンに1回、君は情報項目名に『井村』と入っている情報判定について、自動で成功することができる。
ただし、それには何らかの代償……重大な情報など……を要求される可能性が高いと君は思っている……

ノーヴェ:殺す!
ノーヴェ:のりピー……君はいいヤツだったよ 鷲尾に近づかなければな……
GM:情報を得ようとしているだけなのだが……?
鷲尾瞳:ということで、法樹君が特にこちらからの情報を引き出そうとしている……というような事をノーヴェくんに話しました

ノーヴェ:「……」
ノーヴェ:「……………………」 珍しく頭を抱えている。
鷲尾瞳:「今はお互いに腹を探り合っている状態……彼が本当に無関係で、好奇心から私の正体を辿っているのか」
ノーヴェ:「(いやこれ絶対に鷲尾に気が……いや、それともそういう恋愛ベタのクソ童貞を装ったFHエージェント……)」
鷲尾瞳:「あるいは、善良だと感じているのは演技によるもので、実際には『オーヴァースマート』の命令を受けて情報を引き出そうとしているのか」
ノーヴェ:「どっちかはまだ判断が難しいか」
鷲尾瞳:「はい。私にも判別が付いていません。どちらにせよ、私がUGNチルドレン……少なくとも普通の人間ではないことには勘付かれているように思えます」
鷲尾瞳:「兄である勝海との接触には偶然ながら成功しました。ここから、何処まで距離を詰めて行くべきか……。ノーヴェはどう対処するべきだと思いますか?」
ノーヴェ:「…………」
ノーヴェ:「そうだな」
ノーヴェ:「ケース1、井村法樹がFH関係者だった場合。お前に気を許してるのはチャンスだ。できるだけ泳がせて情報を抜き取るべきだろう」
ノーヴェ:「実際、オーヴァースマートはだいぶ黒いからな。社長の肉親である井村法樹が関係者って可能性は、低くはないと思う」
ノーヴェ:「問題はケース2。井村法樹がただの一般人だった場合なんだが……」
鷲尾瞳:「はい。ケース1の場合は私も同感です。ケース2の場合は?」
ノーヴェ:「いいか鷲尾。頼む! マジでお前は……自覚してくれ……!」
ノーヴェ:「あのな、お前はな、俺視点じゃなくてもめちゃくちゃかわいいんだよ!」
ノーヴェ:「かわいい女が距離詰めてきてお弁当交換だの一緒に勉強だのしたら、クソ童貞一般人高校生はみんな惚れるに決まってるだろ!」
鷲尾瞳:「……!?」
鷲尾瞳:ノーヴェが危惧している……法樹が自分に恋をしている、という考えには全く至っていない。UGNがまさか『恋仲になれ』というような司令を出してくるとは思っていないからだ。距離を詰める=友人になること、だと思いこんでしまっている。
鷲尾瞳:「かわ……可愛いのは……努力の結果ですしノーヴェの恋人ですから、認めますが……くそど……惚れ……!?」
ノーヴェ:「惚れる惚れる! ただでさえ先日の会話で距離が縮まってるんだ」
鷲尾瞳:「一緒に勉強もお弁当交換も友人同士の交流ではないのですか?友人同士の交流をしていたら惚れられるものなんですか……?」
ノーヴェ:「お弁当交換は友人の度合いを超えてんだよ! 気づけ!」
鷲尾瞳:「で、でもノーヴェだって、私が告白するまで全く私に惚れてなかったではありませんか。それまで何度も任務をこしていたのに!」
ノーヴェ:「ただでさえお前は胸元だのスカートだのが色々無防備で……ああもう……!」
ノーヴェ:「俺はそもそも誰に対しても恋愛感情がなかったの! お前がめちゃくちゃにいい女だから恋愛感情を身につけちゃったんだよ!」
鷲尾瞳:「何時も胸元やスカートを見ていたんですか……!?い、いえ。ノーヴェになら全くみられても構いませんが……」
ノーヴェ:「ちげえよ! 他の男が見ねえようにカバーしてたんだよ!」
ノーヴェ:「…………とにかく、井村法樹には気をつけろ。情報と引き換えにお前の重要情報を聞き出そうとしてくるかもだぞ」
ノーヴェ:「なんかあったらすぐ俺に言え。あとデートに誘われても告白されても押し倒されそうになっても俺を呼べ」
ノーヴェ:「即あのメガネを殴り殺しにいく。わかったな」
鷲尾瞳:「うう……そんなことはないと否定しようと思っていたのですが」
鷲尾瞳:「ノーヴェからいい女なんて褒められると……わ、わかりました。何かあったら必ず報告します」
ノーヴェ:「約束だぞ。絶対だぞ」
鷲尾瞳:「ですが殴り殺すのはやめてください……元々、任務とはいえ私から彼に接触したんですから。彼に罪はありません」
ノーヴェ:「わかったよ。半殺しにする」
ノーヴェ:「だからそっちも気をつけろよ。情報と引き換えに彼とデートしてきます……とか言い出したらお前、もう」
鷲尾瞳:「殴るのはダメだと言っているんです!もう……。ふふ」
ノーヴェ:「めちゃくちゃに拗ねるからな」
ノーヴェ:ぷいと顔をそむけて支部の方に歩いていきます。
鷲尾瞳:「分かっています。殴るのはダメですけど、ノーヴェがどれだけ私を大切に思っているかはこれ以上ないほど伝わっていますから」
鷲尾瞳:「ノーヴェ以外の誰とも、デートなんてするわけありません。……あ!待ってください!」
鷲尾瞳:「私が悪かったですから……貴方以外のものになんてなりませんから。待ってください~」駆け足でノーヴェくんを追いかけ、腕を絡めて支部に向かっていくよ



GM:シーンを切ります。ロイス取得・購入可!
ノーヴェ:購入はUGNボディアーマー。ガード値と合わせてワンチャン一発くらいは耐えられるはず
ノーヴェ:2dx+1=>12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 9[4,9]+1 → 10 → 失敗

ノーヴェ:おっ買える。財産2点使って購入します。
茄子原曜:塔利お嬢様にロイスを取ろう
鷲尾瞳:ぼでまかお~
鷲尾瞳:3DX
DoubleCross : (3DX10) → 10[2,2,10]+1[1] → 11

遠矢塔利:茄子原さんにロイス取ろう
鷲尾瞳:あ!財産1点使えば買える
茄子原曜:遠矢塔利/尽力:〇/不安/ロイス これで! ロイス全枠埋まったぜ
鷲尾瞳:購入しちゃおう。なけなしのお小遣いをボディアーマーに変えます
遠矢塔利:「茄子原曜 ○P尽力/N疑う」これで!
茄子原曜:尽力同士!
GM:N疑うの疑い慣れてない感な
遠矢塔利:信用していません。ダーティです。
茄子原曜:かわいい
鷲尾瞳:かわいい
遠矢塔利:なぜ……
茄子原曜:購入はボディーアーマー!
ノーヴェ:-/鷲尾瞳/○好意/脅威/ロイス 初期ロイスのこれをN表にしておきます。いや今もめちゃくちゃ好意なんだけど
ノーヴェ:こいつは俺が面倒見てやらないとまずい!という意味での脅威です
茄子原曜:瞳ちゃんには脅威 わかる
茄子原曜:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 5[2,5]+1 → 6 → 失敗

茄子原曜:だめ~
遠矢塔利:茄子原さんの防具を狙います
茄子原曜:お嬢様~!
遠矢塔利:4dx>=12
DoubleCross : (4DX10>=12) → 5[2,3,5,5] → 5 → 失敗

ノーヴェ:《アーマーブレイク》
茄子原曜:お嬢様~~!!
遠矢塔利:ふふん。
茄子原曜:かわいいのでオーケーです
遠矢塔利:財産注ぎ込む……にしてももっと出目高い時かな…w
遠矢塔利:以上にします。
茄子原曜:こっちも以上!
GM:ではシーンを切ります!


◆Middle05◆

GM:◆ Middle 5
GM:オーヴァースマートのナイトパーティ会場が開かれます。シーンプレイヤーは茄子原さん。他PCも登場可。
GM:侵蝕率を上げて登場してください。
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (56 → 63)
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (56 → 66)
遠矢塔利:ぎゃあ
茄子原曜:ああっ
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (64 → 66)
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (65 → 68)
ノーヴェ:よし!
GM:疑うことを覚えてしまったから……茄子原……!
鷲尾瞳:せふせふ
ノーヴェ:やっと侵蝕率が並んできたぞ!
茄子原曜:俺のせいで、遠矢さんが……?
遠矢塔利:なるほど…



GM:パーティ会場のナイトプールは、最近できたばかりの設備であった。
GM:この時期、夜ともなればさすがに肌寒くなるものの、プールサイドにいる限りはまったく寒さを感じない。
GM:夜空が見えるほど開放的な高層階なのにも関わらず、である。どうやら最新の空調によるところであるらしい。
ノーヴェ:周囲の人の服装はどんな感じですか? モロに水着!って人も中にはいるのかな
GM:すでに開場してから時間が経ち、開場は少なくない参加者で賑わっている。
鷲尾瞳:水着の人が多いと水着を着やすいから助かる
GM:そうですね、プールサイドで談笑したり、飲み物を飲んだりといった面々は、さすがにまだワンピースみたいなサマードレスの人が多い。もちろん水着の人も全然いるけど、3割くらいかな。
GM:男女比は女性の方が多く、プールで綺麗な女性が泳いでいたりもします。ただこの辺は盛り上げ役のサクラの線もあるだろう。
ノーヴェ:なんか羽織ってたとしても、さすがにプールに入る時は水着になるだろうしね
GM:プールサイドで水着でチェアに座り、グラスワイン片手に男女で色っぽく話している……みたいなところもなくはないが
GM:ちょっとパリピぶいてみても寝は日本人なので、そこまで大胆なことにはないと思ってください。
GM:という訳で、ノーヴェくんと茄子原さん、君たち二人は一足先に身支度を終え、入り口近くで他の3人を待っていた。
茄子原曜:「いや~~~、こういう時間が一番楽しいんすよね~~」
GM:爽やかな夏らしい格好の男女が行き交い、水着の女性も男性も目にする。プールの方ではDJが音楽をかけているぞ。
ノーヴェ:「待ってる時間って意味か? それとも道行く水着女を眺めてる時間か?」
茄子原曜:上は大きめのTシャツに、チェーンのアクセサリー。Tシャツの下には、膝丈の水着。
茄子原曜:「そらもう両方すね」
ノーヴェ:耐水素材の薄手パーカーにハーフパンツタイプのゆるい水着を着てます。シルバーのネックレスをつけたその姿は褐色肌も相まってサーファーのようだ。
茄子原曜:「彼女がどんな水着用意してくれたのか考えつつ~、道行く女の子も可愛いんで気分爆アガりつーか~」
茄子原曜:「てかノーヴェくん、道行く水着女眺めて楽しいつう気持ちはあるんすか?」
ノーヴェ:「下手にその辺の女をナンパしたりすんじゃねえぞ。どこにSPが潜んでるかわからないんだからな」
茄子原曜:「しねっすよ~、美和一筋なんで~」こっちは遊びに来た軽薄な大学生そのものである。
ノーヴェ:「いや、ない。元々俺は恋愛だのなんだのには全く興味がなかったしな」
茄子原曜:「ほほお」
ノーヴェ:「お前と同じだよ。鷲尾以外の女がどんな格好してようが、性的な意味ではどうでもいい」
ノーヴェ:「一緒に戦う奴の服装は気になるけどな……」
茄子原曜:「どうでもいいわけじゃ全然ないっすが……」
ノーヴェ:「むしろその辺の女よりお前の服装のほうが気になるよ。ちゃんとガードできんのか、そんな薄着で」
神埼 翠子:「……こういう場所って、結構賑やかでも知り合いの声は聞こえるものだから」
神埼 翠子:「浮ついた話はそこそこにね。お二人様?」
茄子原曜:「あらいやん……」わざとらしく身をよじる。
茄子原曜:「……あっ、翠子お嬢様!」
神埼 翠子:今まで同行していたスーツ姿の時とは、メイクからして違う。敢えて地味に押さえていたのかもしれない。
ノーヴェ:「浮ついてないぞ」 首を振る。 「神埼、そんな格好でいいのか? 全然水着っぽくないが?」
神埼 翠子:今は爽やかな緑のワンピースに、ぱっとするような明るい化粧をし、ほのかに爽やかな柑橘の香りが漂う。
神埼 翠子:「いいんです。一応下に水着は着てるけど、それこそドレスコードだから用意しただけで……」
茄子原曜:「充分に開放的でかわいらしいですよ~お綺麗です」デレデレする。
神埼 翠子:「……それに、わたしの髪、塩素弱くって」 長い黒髪に触れる 「プールなんか、ちょっと浸かるだけでもだめ。だからってキャップするわけにはいかないし」
ノーヴェ:「ああ。こういうプール、塩素バリバリだもんな」
神埼 翠子:「ありがと、茄子原さん」 落ち着いた様子。君の褒め言葉にも慣れたものである 「わたしもこれ、気に入ってるの」
茄子原曜:「いやも~、俺が全ての塩素からお守りいたしますよ~」
神埼 翠子:「そうそう。前プール行った時も大変だったし……茄子原さんにそういう能力があればよかったんだけどね」
神埼 翠子:「……できるの?」 真顔
茄子原曜:「え~と……水を蒸発させることならできますが……」
神埼 翠子:「わたしに空を泳ぐ能力があったらね」 くすりと笑う
茄子原曜:「あっはっは、言い過ぎました…」苦笑する。「しかし、残りの二人はまだかかりそうですかね?」
茄子原曜:「瞳ちゃんなんか、さっと着替えてきますみたいな雰囲気でしたけど、やっぱ女の子ですね~」
神埼 翠子:「わたしも人よりは着替え慣れしてるから……でも瞳ちゃんはそんなにかからないんじゃないかな」
茄子原曜:「ですってノーヴェくん」うりうり肘でつつく。
ノーヴェ:「いつまでかかってんだあの二人は。たかが水着に着替えるだけだぞ」
鷲尾瞳:「……お待たせしました。どうでしょう。少し浮ついていないか心配なのですが」噂をすれば水着姿に着替えた銀髪の少女が早足で近寄ってくる
ノーヴェ:「お」
神埼 翠子:「ほら。瞳ちゃん、こっちこっち」 手を振る
鷲尾瞳:翠子と違い、こちらはガッツリ水着姿だ。フリルのあしらわれたビキニタイプの水着に、腰には半透明の飾り布。髪色に合わせて全体的に明るい白で構成されている。

ノーヴェ:「おお……これは……」
鷲尾瞳:「着替えるだけでも気を使うんです。恋人に見せるなら、なるだけ可愛い姿がいいですから」
神埼 翠子:「ね? 可愛いわよねえ瞳ちゃん……妖精さんみたい」
茄子原曜:「いやほんとに、めっちゃ可愛いす!白が似合いますね~」
ノーヴェ:「いやすげえな。神埼の言う通りめちゃくちゃ可愛い」
神埼 翠子:「あらあら……」 微笑して、ノーヴェに譲るように一歩下がる
ノーヴェ:「可愛いけどこれ……いいのか? 露出が多すぎるだろ」
茄子原曜:「おやおや……」こっちも一歩下がります。
ノーヴェ:「温泉に行った時バスタオル一枚で戦わなきゃいけなかったときと大差ねーじゃねえか。肌色の面積が」
神埼 翠子:(温泉に行った時バスタオル一枚で戦わなきゃいけなかったとき……!?)
鷲尾瞳:「ぜ、全然違います!水着は見せるものですから……!大丈夫なんです」
鷲尾瞳:「このほうが場に馴染めますし……。それに私も何時までも子供ではありませんから」
茄子原曜:(バスタオル一枚で戦ったご経験がおありで………???)
ノーヴェ:「まあ、そうか。パーティーに溶け込むなら……」
鷲尾瞳:「大人の魅力を出すために頑張って……みたかったんです」
ノーヴェ:「…………」
ノーヴェ:この先の展開を想像する。この水着姿の鷲尾を、井村法樹も見る可能性があるんだよなあというところに思い至る。
ノーヴェ:無言で瞳ちゃんに予備のパーカーをかけます。自分のサイズなのでめちゃくちゃでかい。
鷲尾瞳:直ぐ側まで行って、ノーヴェの瞳を下から覗き込んで「……どうですか?私を見てドキドキしてますか?ノーヴェ」
ノーヴェ:「する。めちゃくちゃエロいと思う」
ノーヴェ:「だがこれを他のやつが……特にあのメガネが見るのは絶対許さん! 普段はこれ羽織ってろ!」
鷲尾瞳:「エロ……!そ、そこまで直接的に言わなくても……。い、いえ……そう思われるのが嫌なのではなく、嬉しいは嬉しいのですが……」
鷲尾瞳:「は、はい。羽織っておきます。……法樹さん、来ているでしょうか?」
ノーヴェ:「エロいもんはエロいんだ。お前の素肌を見るのは俺だけで十分なんだよ!」 ぷりぷり怒ってます。
ノーヴェ:「さあな。その辺を探せば見つかるかもしれんが……まあ、遠矢が出てきてからだろ」
茄子原曜:「いや~初々しくてカワイイ会話すね~」翠子お嬢様と後方で見守っています。
鷲尾瞳:「もし来ていたら、誤解を解くためにもしっかり説明しなくては。私はもうノーヴェの物なので、恋人にはなれないと」
神埼 翠子:「うん……ああして見てると、外見はともかく、普通の中学生カップルって感じ……」
神埼 翠子:ちょっと目を細めている
遠矢塔利:「すみません、時間が掛かってしまいました」
遠矢塔利:「なにかございましたか…?」
遠矢塔利:緩やかな足音で近づく。
茄子原曜:翠子お嬢様の様子もちらりと伺う。伺って、何か言おうとし。「…うお」

遠矢塔利:濃淡の紫カラー統一した、水着とドレスの衣装を合わせたコーデ。
遠矢塔利:濃い紫でフリルの付いたホルターネックビキニと、下半身はチュールレースのパレオ。
遠矢塔利:つば広のビーチハットを合わせ、悠然としたお嬢様スタイル。
遠矢塔利:水着の機能を有しつつ、プールサイドで寛ぐことを目的とした組み合わせだ
遠矢塔利:「あまり着慣れていないもので……おまたせしました」
茄子原曜:「おお…。おー……」
鷲尾瞳:「いえ、何も。私もつい先程付いたので。それにしても……」
ノーヴェ:「おお遠矢。来た……か……」
神埼 翠子:「うん、似合ってます、遠矢さん。コーデばっちり」
ノーヴェ:「(やっぱ胸、すげえ邪魔そうだな……)」
遠矢塔利:「ふふ、ありがとうございます、神埼様」仄かにはにかむ
鷲尾瞳:同性ながらその水着姿を見てごくりとつばを飲み込むよ
遠矢塔利:「茄子原様とノーヴェ様は……どうなさいました?」
遠矢塔利:不思議そうに首を傾げると、風を受けて帽子が揺れる
ノーヴェ:「(普段のあの服装はまだ抑えられてたのか。水着になったら余計にぼよんぼよんしてねえか……? 戦闘できるのかこれ……?)」
茄子原曜:「え~……」
ノーヴェ:眉をひそめ、怪訝そうな顔でしげしげと遠矢さんを見てます。
鷲尾瞳:「い、いえ。似合っている、と言いますか……予想以上の衝撃と言いますか……」
茄子原曜:「なんというか……。ありがとうございます」作画が整う
遠矢塔利:「えっ…?」
遠矢塔利:「はぁ……どう、いたしまして……?」
鷲尾瞳:ノーヴェの視線に気づき「……ノーヴェ。あまり見つめては失礼ですよ」
神埼 翠子:「男どもは……」 じっとりした目で茄子原さんを見つつ
鷲尾瞳:「見るなら私を見てください。目の前にいるんですから」
遠矢塔利:ノーヴェさんの視線にも緩やかに会釈。
遠矢塔利:「どうやら、浮いては居ないようですね……安心いたしました」
ノーヴェ:「わかってるよ! わかってるけどなんかこう……大丈夫なのかなって思ってよ……」
神埼 翠子:「あんまり気にしないで。……実際、とても似合ってるし素敵だから、みんな夢中になっちゃうかもね。この男ども以外も」
ノーヴェ:「(鷲尾はスレンダーでよかったな。デカかったら毎回心配しなきゃいけなくなるところだった……)」 注意されたので、口には出さない。
鷲尾瞳:そう言ってそれとなく腕を組み肩を縮めて、胸を寄せる。遠矢と比べると殆ど効果の程はないが……
神埼 翠子:「トラブルになりそうになったら呼んでね。わたしたちの誰でも良いから」
遠矢塔利:「? はい……そういたします。あまり、多くの方とお話するのは得意ではありませんから」
茄子原曜:「いやマジで美和の水着も思い出しちゃいましたよ。一回着てきてくれたことがあったんですよね、ホルターネックで…」背景で浸っています。
遠矢塔利:被りなれない帽子の位置を気にしている。
ノーヴェ:「鷲尾もだぞ。一番露出多いのお前なんだから」
ノーヴェ:「変な男が言い寄ってきたら俺を呼べ。3秒でプールに叩き込んでやる」
鷲尾瞳:「ろ、露出の事はもういいじゃありませんか。分かっています。ちゃんとノーヴェを呼ぶので、プールに叩き込むのはやめてください」
遠矢塔利:「いきなり水中には……いえ、水着なら平気なのでございましょうか……?」首をひねっている。
ノーヴェ:そう言いながら周囲を警戒してます。当たり前だがその辺のドリンク類には一切手を付けていない。
鷲尾瞳:「ノーヴェの姿を見たら大半の男性は穏便に事を運ぶでしょうから」
神埼 翠子:「せっかく潜入したのに騒ぎを起こして叩き出されないようにね。もう……」
茄子原曜:「あっはっは。んじゃ、いよいよ会場に潜入いってみますか~」
鷲尾瞳:「茄子原さんの彼女さん、美和さんも見てみたかったですね。危険がないと分かっていたら会えのですが。残念です」
茄子原曜:「え~!?したら後で写真見せますよ。マジかわいいんですよ~」
ノーヴェ:「さすがに一般人を連れてくるわけにはいかないからな、このパーティー」
鷲尾瞳:「はい。無事にこの会が終わったら是非」
ノーヴェ:「屋根もない高層階なのにこんなに暖かいなんてありえん。"最新の暖房設備"とか言ってたが、絶対にレネゲイド関連だぞ」
茄子原曜:「ん~、荷物の鮮度を保ってる技術を応用してんですかね」
鷲尾瞳:「どうでしょう。もしかしたら我々の知らないセレブ設備という可能性も……」
遠矢塔利:「そうですね……夜の利用が前提でしたら、空調を整備しててもおかしくはございませんが……」
ノーヴェ:「ただのセレブ設備だったらいいんだけどな。どうも怪しいんだよな……」
茄子原曜:「良いすね~、ノーヴェくん」その様子を見て声をかけます。「何事も疑ってかかんなきゃすもんね」
鷲尾瞳:「ええ。既に悪事を働いていることは確かですからね。飲料しかり、信用しきるのはかえって危険です」
遠矢塔利:「疑う……」背景でその言葉にコクコクと頷いてます。
ノーヴェ:「騙されてからじゃあ遅いケースも多いしな。用心するに越したことはない」
ノーヴェ:「無罪だったと分かれば、その時に評価を改めりゃあいいだけだ」
ノーヴェ:言いながら『ナイトプール 暖房』『ナイトプール 寒くない なぜ』などで検索してます。
茄子原曜:「そりゃごもっともな意見です…」視線を動かし、周辺の設備をチェックしている。
茄子原曜:その中で、(あ、この暖房設備はレネゲイドの力ではなく本当にセレブ設備でなんとかしているな)と気付いてしまったし、
茄子原曜:それと同時、ノーヴェくんもインターネットを介してそんな設備があることを知ったようであった。



GM:設備の中でも少々照明光の当たりづらい、影の下。
神埼 翠子:柵にもたれかかり、きらびやかな光を放つナイトプールを眺める、神埼翠子の姿があった。
茄子原曜:水面に反射した光が翠子お嬢様の輪郭まで照らしている。
茄子原曜:他のメンバーとは離れ、二人きり。
茄子原曜:「…いや普通に、綺麗すね~。プール」
神埼 翠子:「そうね。眺めてるだけでもこんなに綺麗なんだから」
神埼 翠子:「中に入って泳ぎたくなる気持ちもわかる」 実際、開始当初より多くの人がプールに入って泳いでいる
神埼 翠子:恐らくは当初着衣していたが、光につられて水着になった客もいるだろう。
茄子原曜:「…泳げないわけじゃないんですか?」
神埼 翠子:「水泳は小学校の義務教育。中途半端は父さんが許さないわよ」
茄子原曜:「厳しいご家庭ですね」苦笑する。「でも、それなら…余計に憧れちゃいそうですね」
茄子原曜:「泳げんのに、プールには入れないんでしょ?」
神埼 翠子:「まあね。でも……身につけた技術を使わないで生きることも、そんなに珍しくもないじゃない」
茄子原曜:「そすね~」お嬢様の隣、柵によりかかる。
神埼 翠子:「自分の能力を全部使わずに生きるのは、珍しくないでしょ。……オーヴァードだってそうでしょうし」
神埼 翠子:「……ただ、それで馬鹿にされたりするのは嫌ですけど」
茄子原曜:「あっはは…」
神埼 翠子:「……ここも、大して人がたくさんいるわけじゃないのに」
神埼 翠子:「視界に入る人はみんな、レネゲイドの力なんて知らない人たち。オーヴァードは少数で、隠れていなきゃいけなくて……」
神埼 翠子:「……少年兵みたいに扱われたり、実験台みたいに扱われたりすることすらある」
茄子原曜:「……」揺れる水面の向こう、ざわめく人々を見る。その中に、他のメンバーもいるだろう。
茄子原曜:「…マジかって感じすよね」
茄子原曜:「普通に生きてたらそりゃ知らないでしょうし。そんなこと。当然のように、そういう世界があるってこと…」
茄子原曜:「…初めてそういうの知った時は」
茄子原曜:「やっぱ許せなかったんすか?」
神埼 翠子:「……ええ。許せないというより……ショックだった」
神埼 翠子:「"神の落とし子"とか、"複製体"とか、聞いたことある? 神城グループの……一応、負の遺産みたいに扱われてる、実験成果だけど」
茄子原曜:「あ~……、まあ、仕事柄」
神埼 翠子:「……その記録を見て、実際に知った時、思った以上にショックだったな。いえ、何となくそういうことは匂わされていたんだけど……想像を超えてて」
神埼 翠子:「うん、話してたら分かったけど『許せなかった』っていうのは間違いだな。茄子原くん」
神埼 翠子:「わたしは今でも許せないよ」
茄子原曜:「ん?」
茄子原曜:「あ~……」
茄子原曜:「あっはっは…。すいません」苦笑し、水面に視線を戻る。
茄子原曜:「至って真っ当な倫理観すよ」
神埼 翠子:語るその横顔は水面が反射する光にきらきらと照らし出されている。言葉に反して、その表情は怒れるそれではない。苦悩するかのようなもの。
茄子原曜:「道徳の教科書みたいなことしか言えないんですけど…。命を弄ぶような行為はダメっすよね」
神埼 翠子:「でも現実に、実験台扱い、少年兵扱いはあって……」
神埼 翠子:「UGNは、今もそういうことを……」
神埼 翠子:「……してるんだと、思ってたんだけどね」 君の方を見て苦笑する
茄子原曜:「違いました?」こっちも笑って返す。
茄子原曜:「聞きましたよ~。そのへん、ノーヴェくんと熱いトークがあったって」
神埼 翠子:「え、聞いたの? 聞くなよ~。ノーヴェくんから?」
茄子原曜:「内緒です~。秘密の多い人間なので」
茄子原曜:適当っぽい言い方で返す。
神埼 翠子:「え~、もー」 くすくす笑って 「でも、そう。本当にね」
神埼 翠子:「社会勉強するなら、もっと踏み込んでしろって言われちゃった。で、否定できなかったな……」
茄子原曜:「……」
茄子原曜:「ちなみに、なんすけど…。一個聞いていっすか?」
神埼 翠子:「ん……何?」
茄子原曜:「ん~と…。俺も、UGNさんとはちょいちょい仕事してますけど…」
茄子原曜:「そもそもUGNさんの倫理観的に、人体実験みたいな…それこそ機械兵みたいなのは作らんって方針のはずなんす」
茄子原曜:「その割に、の、感じで…」翠子お嬢様を見る。
神埼 翠子:「うん、そうみたいね」
茄子原曜:「お嬢様のUGNへのイメージって、どこからできちゃったんす?」
神埼 翠子:「別に、UGNに対して大きく変なイメージを持ってるつもりはないよ」 かすかに笑う
茄子原曜:「うわ。失言でした」恐縮する。
神埼 翠子:「ううん……でも、UGNが、そう。そういう非道な真似をしないことはしってるけど……チルドレンっていって、子供のオーヴァードを使ってることが、ちょっと印象として強くはあったかも」
神埼 翠子:「で、そんなことになるのは……」
神埼 翠子:「……オーヴァードの数が少なくて、オーヴァードの立場を弱い所に封じ込めてるから、だとも思っていた」
茄子原曜:「……なるほど」
神埼 翠子:「……いえ、これも……」
神埼 翠子:「『思っている』かもね」
茄子原曜:「……」
茄子原曜:「他にあります? 『もしかして』だったやつ」
神埼 翠子:「……うーん、ある。あるけど……」
茄子原曜:「うす」
神埼 翠子:プールの方を見て目を細める 「今は駄目ね。……ちゃんと話すけど、今は駄目」
神埼 翠子:「ちょっとだけ待ってくれる? ……逃げやしないから。わたしが勉強不足だってこと、分かったから」
茄子原曜:「…はい。じゃ、立場わきまえずに言いますけど…」
茄子原曜:「さっき、塔利お嬢様に言われた言葉まんまなんすけど」
神埼 翠子:「へえ、遠矢さんが」
茄子原曜:「なんだったけな」視線を上げ、思い出す。「…『言えない事とかあって、でも困ったことがあったら』」
茄子原曜:「『なにか、手助けが必要であれば、仰ってくださいね』」
茄子原曜:「です。最後だけちゃんと思い出せました、あはは」
神埼 翠子:「へえ~……」 意外そうに目を丸くして 「遠矢さんが……いや、っていうか」
神埼 翠子:「茄子原さんが言われたの、それ? ……あるの? 言えないこと」
茄子原曜:「ありますよ。美和に内緒で可愛い女の子と二人きりになってるっす」
神埼 翠子:「あらあら」 微笑して 「秘密にしなきゃね」
茄子原曜:「マジっすよ、も~!内緒にしててくださいね…」へらへら笑う。
神埼 翠子:ふふ、と笑い、歩き出す 「……うん、でもそうね。言えないことがあって、困ったことがあって……手助けを求められなくても」
神埼 翠子:「……欺く気だけはないから。もしそうだったら、わざわざこうしてきみに話したりしない」
茄子原曜:「………」
神埼 翠子:振り返って、首を傾げる 「信じて? 王子様は疑うより信じるほうが似合うとわたしは思うから」
茄子原曜:何かを言いたげにしていたが、その言葉を聞いて表情を崩します。「……そう言われちゃ、弱いっすね~~」
神埼 翠子:「ふふ」 少し得意げ 「きみの弱点はお見通しだ」
茄子原曜:「仰る通りっす。それに俺は、翠子お嬢様のボディーガードですからね」
茄子原曜:揺れる髪に光が照るのを見る。信じますよ、と呟く。



◆ ナイトパーティー対策
・緊急時の避難路を確認する <知覚>8 失敗したら侵蝕率を+1d10して再挑戦
・『ドリンク』の場所や準備タイミングを確かめる <交渉>8 失敗したら侵蝕率を+1d10して再挑戦
・『ドリンク』の破壊・奪取(攻撃) <白兵>15 失敗したら2d10+10ダメージ(ガード・装甲有効)を受け再挑戦
・『ドリンク』の破壊・奪取(防御) <回避>9 失敗したら4d10+20ダメージ(ガード・装甲有効)を受ける(再挑戦不要)

鷲尾瞳:では緊急時の避難路を私がやりましょう
鷲尾瞳:感覚4の知覚が1,ダイスボーナスも付くのでお得
鷲尾瞳:5DX+1>=8
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 9[2,2,4,7,9]+1 → 10 → 成功

鷲尾瞳:セフセフ
遠矢塔利:えらい。
遠矢塔利:じゃあ場所やタイミングを私が。
茄子原曜:さすがだぜ
ノーヴェ:ドリンクの攻撃の方にいきましょう 素振りでも成功するかな……
遠矢塔利:5dx+1>=8 交渉
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 10[1,2,2,9,10]+3[3]+1 → 14 → 成功

茄子原曜:ばっちり!
遠矢塔利:ペラペーラ
GM:なんでも喋っちゃう
ノーヴェ:5dx+10=>15
DoubleCross : (5DX10+10>=15) → 9[2,2,7,8,9]+10 → 19 → 成功

ノーヴェ:よしよし
茄子原曜:固定値すごいもんな~
遠矢塔利:つよーい
茄子原曜:ではこちらドリンク(防御)の判定に挑戦します。
茄子原曜:6dx+1>=9 回避!
DoubleCross : (6DX10+1>=9) → 9[3,6,6,7,7,9]+1 → 10 → 成功

茄子原曜:あっやったぜ
GM:成功してるじゃねえか……!
遠矢塔利:すばやい!
茄子原曜:ドヤッ…!
鷲尾瞳:男性陣も流石だ!
GM:それでは君たちは……見事問題のドリンクの破壊に成功するので、
GM:特にその破壊の瞬間と……その裏で何があったかを描写していきましょう。
茄子原曜:おー!



GM:『特に丁寧な扱いを要するドリンク』について遠矢さんが聞き出した情報に基づき
GM:君たちはバックルームへと足を運んでいた。表のパーティはいっそうの盛り上がりを見せていて、スタッフは少ない。
GM:よしんばいた所で、堂々としていれば案外バレない……ということも、聞き出した情報のうちである。よほど奥まで入らなければ、スタッフとそうでない者の区別もパッとはつきづらいのだ。
茄子原曜:「塔利お嬢様、マジ聞き込み上手っすよね~…」ノーヴェくんの後ろをついていっている。
GM:今もまた、慌ただしい様子でタオルを持ったスタッフが 「すみません」 と声をかけながら君たちの横を抜けていく。
茄子原曜:「美貌もそうでしょうけど、あのピュアな雰囲気が思わず話したくさせちゃうんですかね…おっと」
茄子原曜:スタッフに場所をどける。
GM:会釈して小走りで表へ。
ノーヴェ:「空気が大物っぽいからな。お前と違って」
ノーヴェ:「VIPの気風ってやつなんだろう」
茄子原曜:「ウケる」ウケる。
ノーヴェ:言葉少なに奥へと進む。
茄子原曜:(マジメすね~)と、その調子を見て口を噤み、大股に追いかける。
GM:……ドリンクが運び込まれる、とされた部屋を前に、初めてSTAFF ONLYのテープが張られているのを見る。
GM:先は下に降りる階段となっていて、照明もついていない。薄暗い部屋だ。
ノーヴェ:照明のスイッチなんかはありますか?
GM:ないね。降りていくしかない。
ノーヴェ:「明かり無しでも俺はある程度動けるが」 《蝙蝠の耳》。音の反響である程度地形を把握する。
ノーヴェ:「暗いな。何があるかわからんから、すっ転ぶなよ」
茄子原曜:「いや~ん」 こっちはそこまで上等な能力は持ってない。
GM:では、君たちが階段を降りきると
ノーヴェ:「転んだ拍子に危険薬物のボトルを壊して中身をひっかぶりました、なんてことになったら緊急事態一直線だ」 降りていく。
機械音声:「――警告」
GM:と部屋の奥から声が聞こえてくる。ノイズ交じりの少女のような声。
茄子原曜:「そういうの、ちゃんと警告してくれるって信じて……」
機械音声:「これより先の進入は禁じられている。これより先には何もない。速やかに引き返しなさい」
ノーヴェ:「警告してくれているな」
ノーヴェ:「…………」
茄子原曜:「……ノーヴェくんからのを期待してたんすけど~」
茄子原曜:「なんつうか、あれすね」
茄子原曜:「これより先になんかあるって教えてもらってるみたいなもんすよね」
機械音声:「警告」
機械音声:まったく同じ調子の音声が繰り返される。無感情で抑揚のない声だ。
茄子原曜:「どうします?」 奥は暗くてよく見えていない。目を細める。
ノーヴェ:そのへんからくすねてきたショットグラスを投擲してもいいですか?
GM:いいよ
茄子原曜:やっちゃえ~!
ノーヴェ:「自動音声かな。肉入りって感じじゃないよな」
茄子原曜:「ですね」
ノーヴェ:「そうだったら非常に楽なんだけど、よ……!」 声の方向に投擲します。
GM:君の投げたグラスは、空中でバチリと弾け、割れ飛ぶ。電流のようなものが走り、撃ち落としたのだ。
GM:そしてその刹那、
ノーヴェ:「おっ」
機械音声:暗闇の中の電光に照らされ、女性の、しかし人間と言うにはどこか違和感のある姿が見てとれる。
茄子原曜:「うおあ……っ」
機械音声:「攻撃を確認」
機械音声:「……Nueveノーヴェ
ノーヴェ:「ずいぶんと」
機械音声:掠れるような声を漏らすと同時、その全身から電光が発せられる。もはや照明が不要なほどに暗かった部屋は明るい。
茄子原曜:「………」
ノーヴェ:「ロボットっぽくなったな。Windowsアップデートでもかけたか?」
茄子原曜:「あ、お知り合いすか?」
茄子原曜:きょとんとする。
ノーヴェ:「知り合いだ。強いぞ」
GM:そして、その光に照らされて彼女の立つ背後にも見えるだろう。業務用の冷蔵庫が並ぶ。その中には恐らく……
ノーヴェ:「そして間違いない。単独でここに配置されてるってことは……」
ノーヴェ:「後ろの冷蔵庫をブッ壊せば、仕事の第一段階はクリアだ」
機械化兵:君が言うと同時、機械化兵の彼女は距離を詰めてくる。武器の類はなく、全身の関節から電荷を発しながら迫ってくる。
茄子原曜:「そんな単純にいきます?」早口。
茄子原曜:「迫ってきてます迫ってきてます」
機械化兵:電撃と徒手空拳の組み合わせだ。ノーヴェに対してまず直線的な一撃。
ノーヴェ:「エラダ! お前のいいところは……」 スウェーで躱す。反撃はステップしながらのハイキック、そして連続した回し蹴り。
ノーヴェ:「それなりに感情豊かだったところだ。俺くらいにはな!」
茄子原曜:「あぶっ」しゃがみこんで戦闘から避難。
機械化兵:蹴りに合わせて裏拳を合わせ、流しつつ返す。合間に走る電撃がノーヴェの動きを牽制するだろう。
機械化兵:そして茄子原くんの逃走ももはや許さない。後ろに振り上げた足がいびつな音を立てて伸び、横薙ぎに茄子原くんを狩りにくる。
ノーヴェ:「おいそっちいったぞ!」
茄子原曜:「これ任せていいっすか…っだ」Tシャツの背中を突き破り、機械装甲が展開。
茄子原曜:外角骨格が、内部に炎を通す片翼だけを室内に広げる。
茄子原曜:「あぶねあぶねっ」 背中に機械装甲を生やし攻撃をカット。
機械化兵:「……」 目元を覆うグラスが光る。茄子原くんの外見を走査し、攻撃パターンを瞬時に検討しているのだ
茄子原曜:「誰?元カノ!?」
ノーヴェ:「オーヴァードの力は感情と欲望と絆の力だ。好きな女の前でカッコつけたいとかムカつくやつを殴りたいとか……」 その背後から踏み込む。
ノーヴェ:「ロボットになって俺に勝てるわけねーだろうが!」 強烈な掌打を叩き込みます。壁まで弾き飛ばす。
機械化兵:横に薙がれた脚が壁に突き立つと、それを短縮しながら茄子原くんに距離を詰め……ようとして
ノーヴェ:「元カノじゃねえ! 元同僚……っていうか妹……姉……? いとこ……?」
茄子原曜:「混み入ってそうすねえ!」
機械化兵:背後からの掌底を受ける。衝撃のまま体は吹き飛び、転がる。
機械化兵:「ッが……アッ……」 首の辺りから電流を走らせながら、軋むような声を上げ
ノーヴェ:「こいつは俺が抑える。はよ冷蔵庫壊せ茄子原!」
ノーヴェ:「…………あれ? お前壊せる?」
茄子原曜:「できないんですってえ!」
機械化兵:「Nueveノーヴェ……Nueveノーヴェ!」
ノーヴェ:「じゃあこいつが起き上がったら死ぬ気で抑えろ!」 全力で茄子原くんに丸投げして、冷蔵庫に突進。
茄子原曜:「ひーっ」
機械化兵:声を上げながら立ち上がる。四肢を帯電させながら、ノーヴェの背後へと迫る。
ノーヴェ:機械化兵のポテンシャルを解放。バチバチと手刀に雷撃をまとわせ、冷蔵庫を片っ端から斬り裂き、突き刺し、粉砕していく。
ノーヴェ:「茄子原ァ! この邪魔なのなんとかしろ!」
茄子原曜:「無理す!女の子だし!」
ノーヴェ:「こっちは破壊活動に忙しいんだよ! スカートめくりでもなんでもして動き止めろ!」
茄子原曜:「女の子だしって言ったじゃん!」
ノーヴェ:「じゃあ死ね!」 迫りくる機械化兵──エラダの攻撃を紙一重で回避し、胸ぐらをひっつかみ、
ノーヴェ:そのまま投げる。茄子原くんの方へ。
機械化兵:「ッグ……!」
ノーヴェ:あとは彼のほうでなんとかするだろう……そのわずかな時間で冷蔵庫の残りを破壊します。
茄子原曜:「ギャーーーッ」普通に悲鳴。
"エラダ":投げられる。機械化兵――"エラダ"の身体が、電流を発しながら茄子原くんの方へ。
GM:その調子でノーヴェは問題なく冷蔵庫を破壊しきります。警告音のようなものが鳴り、君の攻撃余波で割れた容器から漏れた内容物が中からこぼれたりしている。
茄子原曜:もう一枚、羽根を広げる。外角骨格には氷が噴射され──二枚の巨大な機械翼が赤青を噴射し、その勢いで室内の物品が破壊される。
GM:それは資料にあったβトランスで間違いなさそうだ。
茄子原曜:二枚を折り重ねるようにして防御。
"エラダ":「……!」 茄子原くんが防御の態勢を取れば、それに直撃しつつ、足がかりとして跳躍、改めて立ち直す
ノーヴェ:「ふう……偉いぞメカバード。女の子に攻撃できなくても、ちゃんと防御はしたな」
茄子原曜:「なんすかそのあだ名ださいの…」 恐々とエラダの様子を伺っている。
ノーヴェ:最後に残った冷蔵庫の残骸を横に蹴り倒す。 「お前のお陰で全部ブッ壊せた」
"エラダ":だが、その視線は冷蔵庫の方へと向いている。破壊を受けた冷蔵庫を走査し……
"エラダ":「……介入、確認。異常事態、発生」
"エラダ":「サイン発信。応答せよ、応答せよ……」
"エラダ":言いながら、そのまま部屋の出口、階段へ抜けていく。制止しなければそのまま離脱します。
茄子原曜:制止したくない!見守る。
GM:情けない奴……!
ノーヴェ:当然ながら追撃します。目撃者は消す!
ノーヴェ:跳躍し、相手の無防備な後頭部めがけて蹴りを叩き込もうとする。
"エラダ":ではそれを見越したかのように掌底を掲げて迎撃。さらに、今までより強力な電磁場が発生し、君を弾く。
"エラダ":おそらくリミッターをかけていたのだ。冷蔵庫群にダメージを与えないために。……その隙に今度こそ離脱します。
ノーヴェ:「ちッ」 吹き飛ばされます。天井に貫手を叩き込みその場に止まったが、そこまでだ。追撃はできない。
ノーヴェ:「逃げられたな。顔を覚えられたから」
ノーヴェ:「今度はお前も狙われるぞ。……よかったな!」
茄子原曜:「なっ……にが!良いんすか~~~~~」機械装甲を折り畳みつつ、嘆く。
ノーヴェ:「かわいい女の子のファンができた」 着地します。
茄子原曜:「あ~それは確かに嬉し……いや!かわいいと思ってないでしょ!言ってるだけでしょ」
ノーヴェ:「元々はもっと感情豊かで面白い女だったんだよ! 今はなんかターミネーターみたいになってるけど……」
ノーヴェ:「イメチェンしたのかな。なんだろうなあれ……」
ノーヴェ:「まあいいや」
茄子原曜:「いいんすか?」
ノーヴェ:「うん。安心しろ茄子原。これはYahoo天気予報くらい確実な情報なんだが」
茄子原曜:「はあ」ビリビリになったTシャツを脱いでいる。
ノーヴェ:「本気で戦えば俺が勝つ」 RHOを開示します。
GM:OKです! RHOを貼り付けちゃってください。

PC4:ノーヴェ
シナリオロイス…"エラダ"  推奨感情…懐旧/脅威
『泉』セルへの強襲のさなか、君は長身の女性型機械化兵と交戦した。
その変貌ぶりに最初はそうと分からなかったが、彼女は君と同時期にFHにより開発生産され、
君とも幾度か訓練を行ったことのあり――彼女のFHからの脱走によりついぞ決着をつけることのできなかった機械化兵"エラダ"だ。
しかしながら、君の足を止めて時間を稼ぎ退却した"エラダ"の姿は、『泉』セルを壊滅に至らしめても見当たらなかった。

君には二つの確信がある。
現在"エラダ"を擁する別勢力が、『泉』セルの背後にあること。
そして次に"エラダ"と交戦することがあれば、勝利するのは自分であること。

Rハンドアウトを公開後、1シナリオに1回、君が"エラダ"に攻撃を命中させた際、以下の効果を発揮できる。
その攻撃に対する『受ける(予定の)ダメージを-n点する』エフェクトの効果を無効化し、さらにバッドステータスの重圧を与える。
この重圧は通常の手段では回復できず、バッドステータスを回復するエフェクトの使用か、シーンの終了によってのみ回復できる。

ノーヴェ:「ふふふふ。あいつとガチでやりあえる日をもうずーーーっと待ってたんだ」
ノーヴェ:「待ってろよお~エラダ。お前を倒すのは他のやつじゃない。同世代の、機械化兵の、この俺だ……!」
茄子原曜:「たっのしそうすね~………」
ノーヴェ:「人生の秘訣は楽しむことだからな。いこうぜ!」
ノーヴェ:あまりモタモタしてると別の目撃者が増えるだろう。ウキウキしながら階段を登っていきます。
茄子原曜:「そのエラダさんはなんでここと協力を…」「あ!」
茄子原曜:「待ってくださいよ!おうちょっと!」
茄子原曜:破壊された冷蔵庫を残し、その後を追っていきます。
ノーヴェ:説明はあまりしない。というか、自分でも分かっていることが少なすぎるからだ。
ノーヴェ:いま茄子原がいいかけた『なぜここと協力を?』すら、よくわかっていない。
ノーヴェ:が、分かっていることもある。
ノーヴェ:「なんで協力してるのかは、正直俺もよくわからんのだが……一個だけ注意しろよ茄子原」
茄子原曜:「?」エラダが消えたことでまた暗くなった階段を、おっかなびっくり登っている。
茄子原曜:「なんでしょう」
ノーヴェ:「機械化兵はメンテナンスが必要だ。俺だってUGNで定期的に身体を見てもらってるし、カロリーを補うための食費ももらってる」
茄子原曜:「ほう…」
ノーヴェ:「つまり、いるんだ。エラダが──あと"ネットワーク"が所属する別勢力が、裏に」
ノーヴェ:「オーヴァードが二人だけなわけがない。多分、まだまだ出てくるぞ」
茄子原曜:「……、……なるほど」
ノーヴェ:「……怪しいやつがいたら教えろよ」
茄子原曜:「……ノーヴェくんは」
茄子原曜:「俺のこと信用してくれますね」
ノーヴェ:「チームメイトだからな。今のとこは」
茄子原曜:「はい。今のとこはで、大丈夫す」
ノーヴェ:「お前自身が実はダブルクロスで、怪しい奴にジョブチェンジしないことを祈ってる」
茄子原曜:「なんだかわからん、"恩寵の杯"のこともありますしね。了解っす。気を引き締めます」
ノーヴェ:「その防御ギミックはおもしろいからな」
茄子原曜:「マジすか!」顔をパッと輝かせます。
茄子原曜:「それならなんならあとでカタログお見せしますよ!当社最新兵器、オーダーカスタム初回割引キャンペーン中で……」営業トークが止まらなくなります。
ノーヴェ:「うるさいうるさいうるさい」
ノーヴェ:「ボッたくり飲食店の呼び込みかお前は」
ノーヴェ:「……いやでも最新兵器か。なんかいいのがあったらアリかもな……」
茄子原曜:「ひど!今なら名入り刻印サービスも受付中ですよ!」
ノーヴェ:"WASHIO"と刻印された大型機械刀みたいなのを想像してます。
ノーヴェ:「茄子原。最後に一個だけ聞かせろ」
茄子原曜:「さっそく戻ったらご紹介を…、あっはい」
ノーヴェ:「女の子相手ですよとかなんとかナメたことをほざいてたのは、まあ、攻撃手段がないからってことにしておくが」
ノーヴェ:「もしお前の知り合いの誰かがダブルクロスだったりしたら、戦えるのか?」
茄子原曜:「……」
茄子原曜:「平和な日々が好きですし、戦わないに越したことないすけど」
茄子原曜:「そこで逃げちゃ分かんないこともあるらしいじゃないですか」
ノーヴェ:「誰が言ったんだよそれ」
茄子原曜:「え、知らないんすか~?」
ノーヴェ:「いやいい、いい。それで?」
茄子原曜:「ん?」
ノーヴェ:「別に逃げても構わないだろ。知り合いなんだから」
茄子原曜:「そこはそうなんすか」苦笑する。
ノーヴェ:「もちろん俺だったら逃げない。でも、何もわからないまま終わるとしても、知り合いだから戦いたくねえな~っていうのは自然だろ」
茄子原曜:「そうですねえ…、…ん~」
茄子原曜:「まあ、戦うってことになるとしても、俺が誰かを殴る可能性は限りなく低いじゃないすか」
茄子原曜:「俺、専門は守ることですんで」
茄子原曜:「ですんで……、まあ、そうすね。知り合いに殴られる誰かを守れるならそれに越したことないすよね」
ノーヴェ:「……おお」
ノーヴェ:「誰かが代わりに殴ってくれるならまあいいかな、じゃないんだな。知り合いに殴られる誰かを守れるなら、か」
ノーヴェ:子供が出てきたら戦った方がいい。あの時そう言ったのは、彼女がUGNの所属だからだ。
ノーヴェ:新米だろうとイリーガルだろうと、日常を守る立場にいるのなら現実をちゃんと見るべきだと思った。
ノーヴェ:対して茄子原はUGNではない。もし見知った顔がダブルクロスだったら、逃げるというのも一つの選択肢である……と思っていた。
ノーヴェ:「思ったより男の子してるな。茄子原」
ノーヴェ:「いいじゃん。お前のことが好きになってきたぞ」
茄子原曜:「え、超嬉しい~」
茄子原曜:「俺もノーヴェくん好きですよ!話してて楽しいし」
ノーヴェ:「お前絶対に誰にでも好き好き言ってんだよなあ」
ノーヴェ:めんどくさい女子みたいなことをぼやきながら、今度こそ階段をのぼっていきます。
茄子原曜:「ひで~~」笑う。
茄子原曜:「俺だって、自分の仕事はちゃんとやりますんで~」 言いながら、おっかなびっくり階段をのぼりつつ追いかけていく。



GM:ノーヴェくんと茄子原さんがミッションをクリアした裏で……
GM:ナイトプールの片隅、人けの少ない所。
GM:先程まで人々から話を聞き出していた君は、そこでしばしの休憩を取っていた。
遠矢塔利:ベンチに座り、ん、ん。と喉の調子を確かめる。
遠矢塔利:この場は親交を目的としたパーティ。故に、初対面同士の顔つなぎも多く行われていた。
遠矢塔利:そうして形成された集団に質問を投げ込み、答えを聞いて緩やかに離脱する。
遠矢塔利:人の意識の寸断に入り込み、おぼろげな印象だけを残す振る舞いは、普段の生活で身についたものだ。
遠矢塔利:とは言え、普段は人付き合いの少ない身。目的は果たしたものの、酷使された喉を休めていた。
遠矢塔利:「……おふた方は、無事でございましょうか…」
遠矢塔利:キラキラと光を反射する水面を見つめ、波にあわせるように頭を揺らす。
神埼 翠子:ではそこに、翠子が歩み寄ってくる。君を探していたようだ
神埼 翠子:「お疲れさま、遠矢さん。……挨拶とかじゃなくて、本当にお疲れさましたんじゃない?」
遠矢塔利:「あっ……」
遠矢塔利:「いえ……いえ、そうでございますね」
遠矢塔利:「ほんの少し、たいへんでした」
遠矢塔利:咄嗟の否定をやんわりと引っ込める。
遠矢塔利:「普段、ここまでお話いたしませんから」
神埼 翠子:笑って、君のとなりに座る 「じゃあ、とってもお疲れさま。ノーヴェくんと茄子原くんなら上手くやってくれるよ」
遠矢塔利:「あっ」「……聞こえておりました?」
遠矢塔利:「独り言……」
神埼 翠子:「喉、辛かったら無理に声出さなくても良いからね。……飴とかなめる? のど飴じゃないけど……」
遠矢塔利:「いえ。調子はいいのです……普段動かさない部位に戸惑うといいますか……」
神埼 翠子:「ううん。でも、なんだか気遣わしい顔だったし、今心配するならそれかな、って」
遠矢塔利:「飴は頂きます」
神埼 翠子:「当たりだね」 飴を差し出す。フルーツの爽やかな口当たりのものだ
遠矢塔利:「…………」頬を手で触りつつ「すごい」
遠矢塔利:かろ、とその飴をいただいて口に含む。
神埼 翠子:「……遠矢さんのおいえのことは、少しだけ知っているんだけど」
遠矢塔利:「そうですね……薬品の保管ともなりますと、なにか備えが御座いますでしょうから……」
遠矢塔利:「はい」
神埼 翠子:「本当に、その……一人で、色々なものの管理とか保管とか、そういうのをしているの?」
遠矢塔利:「…………そうですね」
遠矢塔利:レース生地のパレオの内側から、古びた金の鍵束を取り出す
遠矢塔利:「当家は、一つの家がそのまま保管庫となっておりまして」
神埼 翠子:「常備……!」
遠矢塔利:「常に肌身離さず、です」得意げ。
遠矢塔利:「と言いましても、鍵だけでも開かず……私が使わなければ意味は無いのですが」
遠矢塔利:「先代の方々に続いて、私がその管理をしております」
神埼 翠子:「……」 手を組んで、鍵を見て 「……つらくない?」
神埼 翠子:「つらいっていうか……」
神埼 翠子:少し言葉を探す 「……もっと他のそういう、決まっていた以外の道が良かった、とか……思うことはないのかな」
神埼 翠子:「っていうと、なんかありきたりな聞き方だけど……」 困ったような笑み
遠矢塔利:「そうですね…………」
遠矢塔利:こちらも曖昧に微笑む。
遠矢塔利:「もっと……そう、それこそ、UGNで出会う方達のようであれば、別の生活を送っていたのかもしれません……」
遠矢塔利:「明るくお友達に囲まれた人気者のように……とは思います」
神埼 翠子:(今も人気者だけどね。遠矢さん見逃して、探してる男の人結構いたし……) 口にはしない
遠矢塔利:「ですが……そうですね。私は、しかたなく選んだつもりもなく………そうですね……」ポツポツと
神埼 翠子:「うん……」
遠矢塔利:「これも、親の背中を見て育つ……ということなのかもしれません」
神埼 翠子:「親の背中、か……」
遠矢塔利:「はい。今の私は当代の管理人と振る舞っておりますので……」
遠矢塔利:「見張る方が、いらっしゃるわけでもございませんからね」
神埼 翠子:「……自発的に、そうあろうと思ってやってるんだね」
遠矢塔利:「……はい」
神埼 翠子:「家によって、オーヴァードに生まれたことで決まったものだったとしても……自分で選んで、自分で続けてる、か」
遠矢塔利:「実は、以前に一度、管理人としての職を追われた事はあるのですが……」
遠矢塔利:「なんとか、取り戻させていただいた程度には……」
神埼 翠子:「……え! そんなことが……!」
神埼 翠子:「ははぁ……」 感心した様子
遠矢塔利:「はい。最低でも先々代、先々……某様のカムバックでございました」
神埼 翠子:「先々代、兼、当代なんだ」
神埼 翠子:「……なんか、複雑な歴史のお家騒動が起きたみたいじゃない」 笑う
遠矢塔利:「そうなのです……」ふぅー、と頬に手を当てる。
遠矢塔利:「あれは語るも………涙などは特に、ございませんが……」
神埼 翠子:「ないんかいー」 楽しげ
遠矢塔利:「……神埼様は」チラ、と横目で見る
遠矢塔利:「その、与えられた環境などに、なにか思うところがございますか?」
遠矢塔利:本人としてはさり気なく水を向ける。
神埼 翠子:「……うん。そう。わたしは……」
神埼 翠子:「子どもの頃は、もっと別の夢があって……でも、オーヴァードに覚醒したら、神城グループに入ることが、ほとんど父によって決められてしまって」
神埼 翠子:「それでね。この家に生まれたこと、あの父親の子供に生まれたこと、オーヴァードになってしまったこと……」
遠矢塔利:「………」言葉の合間に頷く
神埼 翠子:「その辺りが少し混ざってたんだと思う。望むとは別に、そうしなければいけなくなってしまうことについて」
神埼 翠子:「……瞳ちゃんのことで、ちょっと色々つっかかっちゃったのはそういうことだし」
神埼 翠子:「その瞳ちゃんと、ノーヴェくんを見て……遠矢さんや、茄子原さんの話も聞いて」
神埼 翠子:「整理はついてる。今は……というところかしら」
遠矢塔利:「……そうでしたか」
遠矢塔利:例えば。自分が屋敷の管理に憧れたとして。自分がオーヴァードではなく、鍵の役目を果たせなかったとしたら……ということかもしれない。
神埼 翠子:「だから、遠矢さんは立派だね、とも思ってる」
神埼 翠子:「私より若い……違う、若いじゃなくて……妹とか後輩くらいの歳なのに」 軽く頭を押さえつつ
神埼 翠子:「ゆったりしてるけど、でも自分ができてて、まっすぐしてて……」
遠矢塔利:フフ、と微笑む。「気になさらなくても……あぁ、いえ。そちらの問題でしたね」自己紹介時の年齢の話を思い出す。
神埼 翠子:「……立派な管理人さん。何でも任せちゃえそう! とわたしは思うのでした」
遠矢塔利:「ありがとうございます」目を細めて頭を下げる。
遠矢塔利:「ただ……そうですね。私は、自分の周りのことをやればよろしいですから」
遠矢塔利:「神埼様は、他のお方の事までお考えのようですし……」
遠矢塔利:「オーヴァードになるのは夢を諦めた先にあるもので……他の方も、そうなのではないかと懸念なさっておいでなのは」
遠矢塔利:「優しい方、だと私はおもいます」
神埼 翠子:「……」 眉尻が下がる。その言葉に感じ入っているようで
神埼 翠子:少しして 「もう、立派なひと」 ようやく茶化すように返す
遠矢塔利:「ふふ」手を口元において笑う。
遠矢塔利:「私は……そう、目の前のことに、のめり込んでしまいますので」
遠矢塔利:「そうして、他の方に目を向ける方がいらっしゃるのは、とても助かるのです」
遠矢塔利:「…………」
遠矢塔利:ん?と自分の言葉を反芻する。
遠矢塔利:「……違いますね……これでは一方的に負担を任せているような……」
遠矢塔利:「そういうつもりではないのですよ……?」
神埼 翠子:「えーっ」
神埼 翠子:くすくす笑う 「良かったと思うんですけど! 今ので!」
神埼 翠子:「真面目だなあ遠矢さん!」 きゅ、と軽く肩を抱く
遠矢塔利:「そうですか?……そうですか」
遠矢塔利:「では、良かったところで切れたということで……」
遠矢塔利:「わっ」きゅ、と縮こまって身を寄せる。
神埼 翠子:「だめですー。それともやり直すアイテムとかあるの?」
遠矢塔利:「そうですね……時間を戻す、という謂れのアイテムはございますが……」
遠矢塔利:「発動するのに、56億年掛かるという謂れでして……」
遠矢塔利:肩を寄せたまま、真剣な顔でアイテムの説明を始める。
神埼 翠子:「何それ……! ホントに? 冗談……!?」
遠矢塔利:「さあて……どうでしょう?」
遠矢塔利:と、はぐらかすように言ってみますが。
遠矢塔利:なにせ発動したことはないので、本当に知らないだけなのでした。
遠矢塔利:ただ、そうやって益体もなく話すのは。
遠矢塔利:先程までと違って、喉は気になりませんでした。



GM:一方その頃……
GM:来客の避難経路を確かめていた瞳ちゃんに、声がかけられます。
井村 法樹:「……あれっ……」
井村 法樹:「鷲尾……!?」
鷲尾瞳:パーティー会場の入口付近、携帯端末でビルの見取り図をみながら、避難経路を確認していました。
井村 法樹:彼は着せられたようなバーテンダー風の服を着て、バーカウンターの向こう側に立っている。
井村 法樹:厚ぼったい眼鏡はそのままだ。お陰でちょっと野暮ったい
鷲尾瞳:そこでばったり見知った顔に合う「……あ。法樹さんも来ていたんですね」
井村 法樹:「来てたっていうか、俺はアニキに連れられて……」
鷲尾瞳:そうではないかと思い、客の間を探したりもしていたのだが……「なるほど……スタッフ側で。お兄さんの手伝いですか?道理で見当たらないと……」
井村 法樹:答えながら、自分の格好を見る 「やばっ、ちょっと恥ずかしいな……」
井村 法樹:「うん、まあ、そんな感じ。鷲尾は……」
鷲尾瞳:「似合っていますよ。普段と違う雰囲気で……と」言ってから口を抑える。
井村 法樹:改めて、じっと君の顔を見る……振りをして、チラチラと首から下を見ている。
井村 法樹:「……きゃ、客なんだ……へえー……」
鷲尾瞳:こういった事を不用意に口に出すのは良くないと、先ほどノーヴェと話したばかりだ。
鷲尾瞳:「そうですね、その……友人に誘われて……といいますか……」
井村 法樹:「……?」 君の言葉は聞き取りきれなかったようだ 「そうなんだ……あ、じゃあ何か飲んでく?」
井村 法樹:「適当に作るよ。ノンアルコールで」
井村 法樹:言いつつ、カクテルシェイカーを手に種々のドリンクを入れ始める。その手付きは妙に手慣れている。
鷲尾瞳:もし本当に彼が好意を寄せているなら、誰と来ているか言うのは彼を傷つけることになるのではないか、と逡巡し、一度は言葉を濁し
鷲尾瞳:「ええと……はい。折角ですから一杯、いただきます」
鷲尾瞳:「もしかして、お兄さんが言っていた特技というのはこのことですか?」
井村 法樹:「ん。……父さん……オヤジが、結構酒好きで。俺が子どもの頃から」
井村 法樹:「で、いつだったかな、父の日に試しに作ってみたら、それが習慣みたいになっちゃって……」
井村 法樹:話しながらも、その手付きはまったく淀みない。シャカシャカと小気味よい音が鳴る
鷲尾瞳:「法樹さんは大したことない、とお兄さんに言っていましたが。すごいですね。立ち姿も様になっています。……あの」
鷲尾瞳:席についてから、そわそわと落ち着きなくあたりを見回していたが、意を決したように息を呑んで
井村 法樹:「ありがとう。……鷲尾にはこんなとこまで見られちゃったな……」 恥じるように言う
井村 法樹:「ん、何?」
鷲尾瞳:「その……実はここには……こ……」
GM:じゃあ、君がそれを言いかけると
片野 延広:「おーッ……!」
片野 延広:突然、知らぬ男が背後から陽気に声をかけてきます。
片野 延広:「何? 可愛いじゃんこの子! え、井村弟やるなぁ!」
鷲尾瞳:「わっ」ノーヴェのことを話そうとした声は、後ろからの大声でかき消されるよ
鷲尾瞳:「え、ええと。法樹さんの友人……ですか?」
井村 法樹:「か、片野さん……!」 慌てて、少し怯えるような声
片野 延広:「そーそー、友達友達。君は? なんての? すっごい可愛いね~」
片野 延広:「ほら井村弟、いつものアレ入れてよ」
井村 法樹:「ッ……は、はい……!」
鷲尾瞳:「片野さん……。……?私は鷲尾瞳と言います。井村法樹さんとは塾の同じクラスで……友人です」
井村 法樹:慌てた手付きで、今まで用意していたドリンクを流し、別のものを用意し始める。
鷲尾瞳:「片野さん……?」顔を傾げて「何処かで以前、お会いしましたか?何処かで名前を聞いたような……」
片野 延広:「へ~~。瞳ちゃんって言うんだ。かっわいいねー。肌とかすっごい白いじゃん。細いし。スポーツとかやってるの?」
片野 延広:「え、なにそれ……ナンパ? 嬉しいな。俺たち気が合うのかな?」 なめらかな動きで君の手を握り、軽薄な目が覗き込んでくる
鷲尾瞳:「えと、あの……はい。体力をつけるために、ジムでトレーニングを……わっ」
片野 延広:その手はいやに冷たい。
鷲尾瞳:突然の冷たい感触に驚いて手を引っ込めるよ
鷲尾瞳:「いえ、そんなつもりでは……申し訳ありません。勘違いさせるようなことを言って」
片野 延広:「え、シャイ~! ダブルで可愛いじゃんー!」
片野 延広:「勘違い? してないよ~。大丈夫大丈夫。伝・わっ・て・る、から」 バチンとウィンク
片野 延広:「……井村弟! まだ? ちょっと遅いんじゃない?」
鷲尾瞳:「ダブルで……?」シングルやトリプルの基準は何なのだろうと、場にそぐわない疑問が胸中に浮かんでくる
片野 延広:「兄貴の速さ見習えって~! 兄弟なんだから!」
井村 法樹:「っ……は、はい……!」
GM:法樹が慌てた手付きで、イエローのカクテルを差し出してくる。それを受け取ると、片野は礼も言わず軽くシッシと手を払う。
鷲尾瞳:突然の事にわずかに呆けていたが、その言葉にはむっと頬をふくらませる「兄弟だからって……勝海さんが法樹さんのようにここに立てるんですか?」
井村 法樹:「……」 彼は君に思わしげな目を見せていたが、何か諦めた様子でその場を去っていく
鷲尾瞳:「『オーヴァースマート』は確かに盛りあがってるようですが、なんでも勝海さんのほうが上という訳ではないでしょう」
鷲尾瞳:「法樹さんも、なにか言い返したら……あっ」
片野 延広:「あっそっか、友達なんだっけ? だから井村弟庇ってるの? 優しいな~瞳ちゃん!」
片野 延広:「可愛くて、スタイルも良くて、優しい! 完璧だよ~! 髪も肌もホント綺麗だしさー」
片野 延広:「いいのいいの、オレ、勝海と友達だから。井村弟は弟みたいなもんだし。それよりほら、見て見てこれ」
鷲尾瞳:「優しいからではありません。法樹さんが友人で、善良な方だからです」
鷲尾瞳:不機嫌な空気は隠さず、言われるがまま視線を移すよ
片野 延広:「善良って、言葉マジメ! 井村弟の友達になってるのがもう優しいみたいなもんじゃん?」
片野 延広:手にしているのは、法樹が作って彼に渡したイエローのカクテルだ。逆三角のカクテルグラスに、黄色い飲料が注がれ、その内側でシロップがもやのように漂っている。
鷲尾瞳:「……どういう意味ですか?言っておきますが、貴方のような人にどれだけ褒められても嬉しくもなんともありません」
片野 延広:「そんなこと言わないでよ~。オレ、ほんとに瞳ちゃんのこと好きになっちゃったんだから、傷つくな~」
鷲尾瞳:「その自慢気に見せてるカクテルだって、貴方ではなく法樹さんが……井村弟ではなく、法樹さんが作ったものではありませんか」
片野 延広:君の目の前で、モヤは紋様のような図を描き、更にドリンクの表面から、白い霧のようなものが溢れてくる。
片野 延広:「まーそうだね~。アイツこんなのばっか上手いからな。今回も配合カンペキ。ピペットでも使ってんのかな? オタクだよな~」
鷲尾瞳:「……もういいですか?気分が良くないので、そろそろ失礼します」
鷲尾瞳:そう言って席を立とうとする。
片野 延広:「ま、ま。そう言わないで……ど? なーんかふわふわして来ない? もっとちゃんと見て~?」
GM:立とうとしている、はずなのに、君はなぜか立ち上がることができない。脚にも、手にも力が入らない。
GM:だが全身が脱力している訳ではない。首だけはしっかりと上げられて、カクテルの中の渦から目が離せない。
鷲尾瞳:「……?あれ、なんで……」
片野 延広:「言ったじゃん~。オレ、好きになっちゃったんだよ、瞳ちゃんのこと」
鷲尾瞳:言われて、体が自由に動かないことに気づく。
片野 延広:「こんなパーティじゃキミみたいなコには会えないと思ってたから、素直に待機してようと思ってたんだけど」
片野 延広:ぐい、とカクテルを飲み干し、片野が君の二の腕を掴む 「我慢なんてできないよな。……ほら、立って」
鷲尾瞳:「う……」片野の表情を伺おうとするが、視線が渦に吸い寄せられて動かない。「これ、は……毒……?それとも、べふの……」
GM:君の意識、思考がだんだんぼんやりとしてくる。にも関わらず、体は彼の言う通りになめらかに動く。
鷲尾瞳:一口も飲んでいないはずなのに、酔っ払ったように呂律が回らなくなっていく。腕を捕まれ、言葉通り素直に立たされ
片野 延広:「毒なんかじゃないよ~人聞き悪い! オレはこんなに瞳ちゃんのこと好きなんだから、毒なんて入れるわけないじゃん!」
鷲尾瞳:その拍子に、机の影で操作していたスマートフォンが落ちる。
片野 延広:「ただちょっと、ゆっくり話すためにさ。色々してるだけ。すごいでしょ? オレ超能力者なんだ」
片野 延広:「ほーら、着いてきてね。いち、に、いち、に。上手上手。足も可愛いね~」
鷲尾瞳:起動されているメッセージアプリで、友人とバーであった旨の他に、催眠の影響で、中途半端になった文章が送信されている。
片野 延広:「可愛いよ~瞳ちゃん。好きだよ~。もうちょっと頑張って歩いてね。そしたらね、休める所あるから」
片野 延広:「そこでたくさん続きしようね~」
鷲尾瞳:「あ、う……ひ……あ、で……!」なんとか拒絶の言葉をはこうとするが、体は全く言うことを聞かない
鷲尾瞳:頬が勝手に動き媚びたような笑みを浮かべる。目元に涙だけが溜まっていき、それも流れるまでには至らない
片野 延広:「ほらいち、に、いちに。もうちょっとだよ~。オレ教員免許も持ってるからね~」
鷲尾瞳:「の……え……!たふ、け……!」
片野 延広:「可愛いー! もうホント好きだな! どんどん好きになっちゃう? 瞳ちゃんもそう?」
片野 延広:「頷いて?」
鷲尾瞳:「……~~~~っ!」ブルブルと震えて必死に抵抗する。それでもゆっくりと頭が傾いていく
鷲尾瞳:いや、震えているのは抵抗のためではない。恐怖のせいでもある。……UGNチルドレンとして戦ってきて、女性である以上ある程度覚悟は出来ているつもりだった。
鷲尾瞳:だがこうして、抵抗できない状態でむき出しの欲をぶつけられるのははじめてで……。それは想像していたよりも遥かに、身の毛のよだつような恐ろしい感覚を覚える。
鷲尾瞳:心の動きとは裏腹に、体はこくり、こくりと勝手にうなずいて好意を肯定し、段々と人気のない方へ進んでいく。
鷲尾瞳:(助けて……助けて、ノーヴェ……!)
鷲尾瞳:カタカタと体を震わせ、そう願うことしか出来ず、片野に連れられていきます。



GM:その頃、バックフロア近く。
GM:瞳ちゃんからの不審なメッセージを受け取ったノーヴェくんの元に、一人の少年が走ってくる。
GM:バーテンダーの格好をした、分厚いメガネの少年だ。
井村 法樹:「……あなた、オーヴァースマートの人じゃないですよね……!」
井村 法樹:切羽詰まった様子で声をかけてくる
ノーヴェ:「あ?」
ノーヴェ:「お前は……」
井村 法樹:「つよ……強いですか!?」
ノーヴェ:顔は覚えているのですぐ分かる。
井村 法樹:汗だくで必死の形相だ。パーティの会場には到底似つかわしくない
ノーヴェ:「なんだそりゃ。アンケートにしちゃ面白いな」
ノーヴェ:「強いぞ」
井村 法樹:「じゃあっその……すみません、助けてください!」 バッ、と頭を下げる
ノーヴェ:「好きな女にかっこいいところを見せるためなら、なおさら強…………ああ?」
ノーヴェ:「なんだよ急に。何があった?」
井村 法樹:「俺の友達が……メチャクチャ最悪の奴にその、連れ込まれて……!」
井村 法樹:「ヤバい奴なんですそいつ! でも強くって……アニキ、あ、社長以外のことは全然聞かないから……」
ノーヴェ:「……」
ノーヴェ:「(面倒なことになったな……まあ、こいつも観察対象だしちょうどいいか)」
井村 法樹:「なんとか……力ずくで……なんだそれって思われるかもしれませんけど……」
井村 法樹:また深く頭を下げる 「お願いします、助けて下さい! ……大事な友だちなんです! 俺の友達なんかには勿体ない、良い子で……!」
ノーヴェ:「仕方ねえな。助けてや……あ?」
ノーヴェ:「友達?」
ノーヴェ:「名前は?」
井村 法樹:「へ? は、はい……」
井村 法樹:「鷲尾……鷲尾、えっと、瞳って言って……」
ノーヴェ:ぴく、と反応する。ここに鷲尾なりなんなりがいれば、ノーヴェのスイッチが入ったのがわかるだろう。
ノーヴェ:「…………」
ノーヴェ:「…………いいぞ。助けてやるから案内しろ。そのかわり、二つ約束を守れ」
ノーヴェ:「一つ。助けてやったぶん、ちゃんと礼はしろ」
井村 法樹:「は、はい! お礼します! 何だってします!」
ノーヴェ:「二つ。慌てず、しっかり、現場まで案内しろ」
ノーヴェ:「三つ」
ノーヴェ:「鷲尾は俺のだからな」
井村 法樹:「は、はい! 慌てず……え!? 3つ!?」
ノーヴェ:「……オラ行くぞ! 走れ!」
井村 法樹:「わしっ……俺、え?」
ノーヴェ:「さっさとしろ! メガネぶち割るぞ!」
井村 法樹:「あっ、は、はい! こっちです! すぐですから!」
ノーヴェ:「走れ!!」
井村 法樹:「走りますーッ!!」



GM:休憩室。
GM:……とは名ばかりの連れ込み部屋であった。
GM:円形のベッドが置かれ、極彩色のライトで照らし出された部屋。外に音が漏れないよう音楽が流れている。恐ろしく場違いで穏やかなクラシック音楽。
鷲尾瞳:「ふ、うっ……」きつい香水の匂いに一瞬息をつまらせる。
片野 延広:「Amazing grace, how sweet the sound...♪」
GM:片野は音楽に合わせて口ずさみながら、君をベッドに放り倒す。
片野 延広:「ん~?」
鷲尾瞳:ただ歩いていただけなのに、部屋につく頃には息はすっかり荒くなっていた。作らされた笑み、口元の間からふっ、ふっ、と音を立てて息が漏れる。
片野 延広:「なに? 目元涙でぐしゃぐしゃじゃん。泣いてるの? 怖い? そんなはずないよね。オレ、キミのこと好きだもん」
鷲尾瞳:「うっ……!」ベッドに放られると、目元だけで片野を睨みつける。
鷲尾瞳:「こ、んな……」
片野 延広:「へ~?」
鷲尾瞳:「す、きな……相手に……こんな、強引に……」
片野 延広:「…………」
片野 延広:「あれー? いつもの感じならまだ全然フワフワなのに、そんな目しちゃうんだ?」
鷲尾瞳:ほとんど回らない口で反抗する「かっこ、わうい……です……」
片野 延広:「かっなしすぎるなー。あ、でも何だかふにゃふにゃ喋って抵抗する感じは可愛いね~」
片野 延広:「好きだよ~瞳ちゃん。ちょっと待ってね~」
片野 延広:言うと、片野はベッドの脇のチェストの前にかがみ込み、薬瓶と注射器を取り出す。
鷲尾瞳:「う、うう……!こんな、ことひても……あなたを、すいになる、ひとなんて……」
片野 延広:「これもね、オレの能力で作ったの。きもちよーくなる薬」
片野 延広:「すごいよー。これ撃っとくと何しても嬉しくなっちゃうんだから」
鷲尾瞳:「ひ、一人も、いません……!わたしも、ゆるさな……」
片野 延広:瞳ちゃんの脇に座ると、ビンに注射器を差し、中身を毒々しい色の液体で満たして行く
鷲尾瞳:強気に反抗していたが、注射針を見て顔をひきつらせる「……ひっ」
片野 延広:「かわいいねー瞳ちゃん。でもそんなことないよ。安心して」
片野 延広:「これ撃ったらオレのことだ~い好きになっちゃうから。瞳ちゃんは薬強いみたいだからー」
片野 延広:「3倍入れるね」 注射器いっぱいの薬液
鷲尾瞳:抵抗できない自分、無視される意志、無理矢理に撃たれる薬……。それが自分の過去、無力な実験体だった頃の記憶を想起させる
片野 延広:ぐ、と強い力で瞳ちゃんの腕を握る 「ああ~腕細っそ……好きだなー」
鷲尾瞳:「や、う、……や……あーーー……!やあ………!」
片野 延広:「ほら、腕細いからすぐ静脈見つかっちゃう。知ってる? 静脈」
片野 延広:慣れた手付きで注射器の針を突きつける
鷲尾瞳:「う……うー……!やあ……!たふけて……のーうぇ……のーうぇー……!」
片野 延広:「心臓、ドクドクしてるでしょ? ドクン、って心臓が鳴るたびに、静脈から血液が心臓に戻って、全身に行き渡るんだよねー」
片野 延広:「ほらオレ教員免許持ってるから説明上手いでしょ。心臓ドクドクしてるの分かる~?」
片野 延広:「これから、瞳ちゃんの心臓がドクン、ってなるたびにー、全身がオレのこと好きになっちゃうから~」
鷲尾瞳:「やあーーーーーー!」遂にぼろぼろと泣きながら、引き絞るような声を上げて



:でかい何かが飛び込んできた。
:最初に感じられるのはそれだけだろう。
:宙を舞うものがある。真っ先に粉砕された注射器の破片と、雑にそのへんに放り投げられた眼鏡の少年だ。
鷲尾瞳:「や……あっ……!?」
:数秒前までの、原始的な情欲と性欲に満ちたものとはまた別の──つまり、原始的な生存本能が警鐘を鳴らすような空気が室内に満ちる。雨堂あたりなら、これが本気の『殺気』だと分かるだろう。
片野 延広:「……!?」
鷲尾瞳:飛び込んできた人影を見て、濁りかけていた目に光が戻ってくる。
ノーヴェ:注射器を粉砕したノーヴェが、既に憤怒の表情すら見えないほどに上半身をひねり、拳をギチギチと引き絞っている。
ノーヴェ:「死」
片野 延広:「え」
ノーヴェ:「ィ────────」
片野 延広:「……」
ノーヴェ:「ね!!!」 躊躇せず、片野の顔面に拳を叩き込んだ。
片野 延広:「ガバッボッ!!?」
片野 延広:冗談のような速度と回転で吹き飛び、壁と天井の境目に激突し、落下。
ノーヴェ:相手がオーヴァードなのか一般人なのかもわからない。ギリギリセーブはしたが、一般人なら全治数ヶ月というところだろう。
ノーヴェ:エージェントとしての資格を剥奪されるかもしれないリスクを考慮してなお、全力で殴った。
ノーヴェ:「鷲尾!!」
ノーヴェ:「おい!」
ノーヴェ:ぐいっと引っ張り起こします。
井村 法樹:「うわっわっわっ……!?」 放り投げられた上に片野が殴り飛ばされ、腰が砕けておろおろしつつ、片野を抑え込んでいる
ノーヴェ:「だから言ったんだお前は無防備すぎるって! 露出も多すぎるから変な男がよってきてエロい事されるって!」 そこまでは言っていない。
鷲尾瞳:「は、はっ……はぁ……っ!」体はまだ自由に動かなかったが、それでもノーヴェの体に縋り付くように抱きつく
ノーヴェ:「変なことされてねーだろうな触られてねえだろうな写真とか撮られてねーだろうな! おいッ!」
ノーヴェ:「大丈夫か」
鷲尾瞳:「ノーヴェ……ノーヴェぇ……!うう、うう……!ありがとうございます、助けに来てくれて……」
ノーヴェ:細い身体を力いっぱい抱きしめながら、ベッドの乱れや鷲尾の匂いから、ひとまずは問題ないことに安堵する。
ノーヴェ:「よしよし」
鷲尾瞳:「大……」ずっ、と鼻をすすって「大丈夫です!わ、私はUGNチルドレンですから。かけらも怖がってなんていません」
ノーヴェ:「もー大丈夫だ。安心しろ」
鷲尾瞳:「ホントです。絶対大丈夫だと思ってました。変なこともまだされてません」
鷲尾瞳:「ほ、ほんとに、大丈夫ですから……。うっ、うう……」
ノーヴェ:綺麗な銀髪を梳くように瞳ちゃんの頭をなでてます。それから、いつの間にかパーカーが剥ぎ取られむき出しになった背中を擦ってやる。
ノーヴェ:「声色が大丈夫じゃねえだろ。怖かったなら怖かったですってちゃんと言え」
ノーヴェ:「怖くなかったか?」
鷲尾瞳:「ううううう~……!」そのままノーヴェの胸に顔をうずめて泣き始めます
鷲尾瞳:「ひくっ……。怖かった……です……。でも……ノーヴェが……」
鷲尾瞳:「ノーヴェが助けに来てくれると、思っていたので」
鷲尾瞳:「大丈夫なのも、ホントです。ほんとなんです」
鷲尾瞳:顔を上げて、作られたものとは違う、愛おししげな笑みを浮かべて
鷲尾瞳:「……ありがとうございます。王子様みたいで、かっこよかったです」
ノーヴェ:「みたい、じゃねえだろ」
ノーヴェ:「王子様なんだよ」 短くキスする。頬ではなく、外では滅多にしない唇へのキスだ。
ノーヴェ:そして、すぐに離れる。 「ほら立て。あいつにも礼を言え」 先刻、部屋に入ると同時に放り捨てたのりピーのことだ。
ノーヴェ:「……あと、構えろ」
ノーヴェ:「まだ生きてる」
鷲尾瞳:「ん……」目を閉じてそれを迎え入れて「……はい。私の王子様」
鷲尾瞳:うっとりと頬を緩めてから、いつもの表情に戻り立ち上がる。
井村 法樹:「……? …………???」 片野を抑え込むのに必死で、それを見てはいなかったが、交わされる言葉だけは聞こえていた。そして……
鷲尾瞳:「……んんっ。法樹さん。すみません。本当は先ほど、バーで話そうと思っていたのですが」
片野 延広:「……ッン、の野郎……!!」
GM:瞳ちゃんの言葉は、またも片野に遮られる。今度は怒声だ。
井村 法樹:「うわ……っ!?」 片野の膂力で投げ飛ばされ、ベッドへ着地
鷲尾瞳:「このパーティーには……」怒声を受けて、眉をひそめ「……全く。毎回間の悪い方ですね」
片野 延広:「舐めやがって……! お前ら分かってるのか!? いや分かってないな! 教えてやるよ!」
ノーヴェ:とすん、と法樹君の背中に手をあててキャッチする。
ノーヴェ:「お前の言ってた通りだな。最悪で、ガラが悪い」
ノーヴェ:「品がないし……あと最悪だ」
鷲尾瞳:「ええ、ようやく思い出しました。片野延広。βトランスを投与された被検体の一人ですね」
井村 法樹:「は、はあ……?」 こんなにポンポン投げられるのは初めてなので目を回している
片野 延広:「そうだッ! オレは……成功者で! 選ばれた男で!」
片野 延広:「超人オーヴァードなんだよォ――ッ!」
鷲尾瞳:「本当に最悪な方です。手に入れた力を、自分の欲望に任せ女性を傷つける為に使うとは」
ノーヴェ:「やるぞ鷲尾。わかってると思うが、ワーディングはするなよ。一発でバレる」
鷲尾瞳:「はい。先ほどは不意を打たれましたが、二度も術中には嵌りません」
ノーヴェ:「……こいつがお前になんて言ってたかは」
ノーヴェ:「途中からしか聞けなかったが、少しは把握してる」 駆けている最中も《蝙蝠の耳》で、少しずつ会話をキャッチしていた。
ノーヴェ:「教えてやれ鷲尾。お前が……」
ノーヴェ:「白くて細いだけでも、泣くだけでも、かわいいだけでもない……俺が惚れるくらい強い剣士だってところを」
ノーヴェ:「こいつに教えてやれ! ……いくぞ!」
鷲尾瞳:「はい!UGNチルドレン”マクガフィン”、行きます!」



GM:一方その頃……
GM:パーティの盛り上がりに反し、その中心にいた井村勝海が不審な気配を帯びているのを、茄子原さんと遠矢さん、君たち二人は感じ取っていた。
井村 勝海:難しげに眉をひそめ、電話で引っ切り無しに連絡をかけている。
神埼 翠子:「例の、βトランスっていう薬については、もう大丈夫なんだよね」 と茄子原さんに
神埼 翠子:「それが駄目になってることに気付いて、って感じなのかな」
茄子原曜:「そうす、そうす。さっきブッ壊してきたばかりで…」 そしてノーヴェくんと別れて破れたTシャツを替えてから、二人に合流したところ。
遠矢塔利:「なるほど……慌ただしい雰囲気でございますね」
遠矢塔利:光の薄い瞳で自然とあたりを見回しつつ。
茄子原曜:「あちらの計画通りになってりゃ、今頃俺ら全員薬を飲まされて阿鼻叫喚…だったでしょうからね」
神埼 翠子:「……ぞっとする」 片手で肩を抱く 「やっぱり、そんなやり方は……」
神埼 翠子:言いかけた翠子だったが、何かに気付いて目を凝らす。君たちも気付くかもしれない。
遠矢塔利:「……会場に知り合いが増えた頃が、最も断りづらい瞬間に思えますね……」
遠矢塔利:そちらに目を向ける
茄子原曜:頷こうとして、同じようにそちらに視線を向ける。
"ネットワーク":黒い服の痩せた女だ。きらびやかにナイトプールを行き交う人々の間、人ひとり分、沈んだ影のような様子で、ぽてぽてと井村勝海へ近付いていく。
"ネットワーク":君たちは見覚えがある。"ネットワーク"。《ディメンジョンゲート》の使い手で、輸送・盗難の仕手。
神埼 翠子:「……! あの子って確か……!」
遠矢塔利:「あ………」神埼さんの反応にうなずく
茄子原曜:「"ネットワーク"……」表情を引き締める。
神埼 翠子:「……っ、もしかして逃げようとして……茄子原さん!」
神埼 翠子:「ちょっとついてきて!」 言うなり、いきなり勝海の方へ、翠子が走り出す
茄子原曜:「…えっ、あっ…」
茄子原曜:「えっ」
茄子原曜:バッと塔利お嬢様を一瞬見る。
遠矢塔利:「βトランスを破壊したということは……敵対する相手が居ると気づいて、撤退を考えるかもしれません」指を顎に添えつつ呟く。一拍遅れて神埼さんの危惧に至る。
遠矢塔利:茄子原さんの目線を受ける「追いかけませんと…!」
茄子原曜:「そっ、そうなんすよね~~…!」 こちらも一拍遅れて頷き、慌てて翠子お嬢様を追いかけます。
"ネットワーク":果たして、"ネットワーク"は周囲に不審な目を向けられながらも、井村勝海の元にたどり着き、おもむろにゲートを開く。真っ黒で扁平な円形だ。
遠矢塔利:急ぐことに慣れていない仕草で、小走りにその後を追う。
井村 勝海:周囲のざわめきなど意にも介さず、勝海はゲートの方へ身を乗り出し……
神埼 翠子:その瞬間、翠子が声を上げる 「……井村さん!」
神埼 翠子:「やっぱりこのやり方は……性急すぎると思う! 世の中、多分そんなにシンプルな力関係じゃなくて……」
茄子原曜:「翠子お嬢様っ……」人混みをするするかき分けながら、視線はまっすぐ彼女の背中に向けられている。
神埼 翠子:「もっとちゃんと、いろんなことをわたしたちは知るべきなんだよ! だからもう、こんなのは止めて、もっと……!」
神埼 翠子:その口ぶりは、以前からの知人のようだ……というより、まさしくその通りなのだろう。
茄子原曜:「……」言葉は全て聞こえている。確信を得たように眉を寄せる。
井村 勝海:だが、対する井村勝海はわずかに首を振ると、翠子に向けて手を突き出す。その掌に、黒い球体が渦を巻く。
井村 勝海:ヴゥ ン と音を立て、放出。攻撃の魔眼が一直線に翠子に迫る。
遠矢塔利:「知己のお方……?」わずかに息を乱す。
茄子原曜:《ワーディング》を使用します。ナイトプールのざわめきが、その周辺だけ切り離されたように遠ざかる。
茄子原曜:そのまま、思いきり踏み込む。後ろから翠子お嬢様の肩を掴み、一緒に倒れ込むようにして魔眼から逃れる。
神埼 翠子:「きゃあっ!?」
茄子原曜:「あぶねーから…!」
井村 勝海:魔眼は君たちの上方を通過し、プールサイドへ直撃。派手な爆発を起こし、固い足元にクレーターが残る。
井村 勝海:「……なるほど」 その茄子原くんの顔を見て得心したように頷く 「君たちが『敵』か」
井村 勝海:「偶然など、そうそうありはしないか。法樹の友人だからといって、例外扱いするべきではなかったようだな」
茄子原曜:「……」起き上がりつつ、翠子お嬢様を庇うように前に出る。「はは。なんのことっすかね…」
茄子原曜:「…俺もあんたに聞いておきたいことがあったんですよ」
井村 勝海:「へえ?」
茄子原曜:「お兄さん。モテそうですけど、彼女いるんですか?」
井村 勝海:「おいおい。そんなことか? 俺は男はタイプじゃないんだが……」
井村 勝海:「……ここ数ヶ月は忙しくてね。新しく作る余裕はなかったな。その前はそれなりに清い付き合いの相手はいたんだが……」
茄子原曜:ちげえっつの、という苦虫を嚙み潰したような顔をしている。
神埼 翠子:「ちょ、ちょっと何聞いてるの茄子原さん!? そっちも答えてないで……!」
遠矢塔利:「……?」遅れて追いつき、数歩後ろから会話を見守る。
井村 勝海:「質問に答える、ということは、それだけでメリットが様々ある。今回の場合は」
井村 勝海:ゲートの中に片手を突っ込み、何かを引きずり出す 「時間稼ぎだ」
茄子原曜:「…っ!塔利お嬢様!構えてください!」翠子お嬢様を庇ったまま、遠矢さんに言います。
影をまとう人型:彼がゲートから引きずり出した何かは、ずるりと立ち上がると、頭、らしき部位から荒々しい息を吐く。
遠矢塔利:「っ、分かりました」視界の外で、答えるように鍵のこすれる音がする。
影をまとう人型:人型であはるが、全身が闇に沈んでいるようで、その輪郭さえも定かではない。ただいっそう暗い暗黒の眼窩らしきものが君たちを見ている。
茄子原曜:「んだか分かんないけど、絶対ろくなものじゃな……」言いかけて、それを見て思わず閉口する。
井村 勝海:「成功例だ。ただどうにも暴れたがって言うことを聞かないんでね……」
遠矢塔利:「……成功、例?」インクの掠れた文字の羅列を思い出す
遠矢塔利:「一体、これは……井村様、貴方は、何を……!」言葉がまとまらないまま、口に出る。
遠矢塔利:「『片野』と……『成功例』……」水に濡れていない肌に僅かに汗をかく
遠矢塔利:("葛西マキ"……?)
遠矢塔利:ゴクリ、と喉を鳴らす。
井村 勝海:「片野ともども、時間稼ぎになってもらう。……もし生き残っていたら、ゲストのお帰しもどうぞよろしく」
井村 勝海:「彼らも色々追求してきて大変そうだがね……」
井村 勝海:そう言い残すと、勝海は"ネットワーク"を伴いゲートの中へ消えていく。《瞬間退場》です。
遠矢塔利:「あっ……!」
茄子原曜:「っ……、塔利お嬢様……」
遠矢塔利:「っ、はい」無意識に一歩踏み出そうとして、踏みとどまる。
茄子原曜:前方の謎めいた人型と、後ろの翠子お嬢様を意識しながら探るように言う。「……戦うの…、この場合はシンプルに、"敵に一発食らわすこと"ですけど」
茄子原曜:「得意すか?」
遠矢塔利:「……実は、あの時ノーヴェ様に嘘をついていませんでした」
茄子原曜:「はい」
遠矢塔利:「苦手な分野でございます……!」
茄子原曜:「でっすよね……!」
茄子原曜:「俺もっす………!」
神埼 翠子:「……駄目か。やっぱ。井村さん……」 ワンピースの裾を手で払って
神埼 翠子:「ごめんなさい、茄子原さん……遠矢さん。……これ切り抜けたら、改めて説明させてね。黙ってたこと……わたしの知ってること」
遠矢塔利:「……そう、でございますね」
遠矢塔利:「お話できる時間が取れたら、是非」
茄子原曜:「…はい。俺はしっかり待ってますんで」
神埼 翠子:「うん。……で、その『敵に一発食らわすこと』が得意そうな二人は……」
遠矢塔利:閉じたゲートに向けていた目線を、あらためて黒い人影に移す。
遠矢塔利:「鷲尾様と、ノーヴェ様は……この場を離れているようでございます」
茄子原曜:「おかしいすよね。この《ワーディング》を感じ取れないわけないだろうに…」
神埼 翠子:言いつつ視界を巡らせた瞬間、下階、休憩室の方から、別の男が吹っ飛んでくる。
遠矢塔利:「……何事…!?」
片野 延広:「勝海!! おいヤベー奴いるんだけど!!」
片野 延広:「勝海!? どこいった!? なんだこれ!?」 ワーディングをよく分かっていないらしい
茄子原曜:「誰っ…!?」
遠矢塔利:「あの顔は、おそらく、井村様に親しい立場の……すみません、交渉の際は距離を置いていたので、詳しくは…!」
ノーヴェ:何人かの黒服……おそらくワーディング範囲の外にいたのだろう……が、階下から文字通り『飛んで』きます。既に失神しているのか、プールに投げ出される。
神埼 翠子:「見たことある。確か井村さんによくついていってた人だけど、オーヴァードになってたんだ……」
ノーヴェ:そしてそれを追うように、恐ろしいくらいに真顔の男がゆっくりと階段から現れる。
GM:ザバン! ザバン! 黒服が次々プールに落とされ、水柱と波が立つ。
ノーヴェ:「元締めはどこだ」
片野 延広:「ヒッ……」
茄子原曜:「なるほっ……、おあー………」
ノーヴェ:「俺の恋人に……妻に……っていうか鷲尾に……」
ノーヴェ:「戦うとメチャ強いマクガフィンに……よくも……」
ノーヴェ:「……………………殺す!!!」
片野 延広:「勝海! オイなんとかしてくれ! お前ならできんだろ!!」
片野 延広:「どこ行ったんだよ~……!!」
鷲尾瞳:その後ろから剣を片手に、駆け足でフロアに登ってきます。
鷲尾瞳:「ま、まだ妻ではありません。予定ではありますが」
鷲尾瞳:「”アンカア”、”インスタンスハウス”!その男は敵で、交戦中です。こちらは?」
茄子原曜:「……え~~……、井村勝海は逃げました。"ネットワーク"の能力で」
茄子原曜:「んで代わりに」前方の蠢く人型を指さす。「敵です」
ノーヴェ:「逃ィぃいげただとぉ!?」
ノーヴェ:「フーッ……! なるほど……前菜だな。いいだろう」
影をまとう人型:「ゴオォ……」 男の声で低くうなる
遠矢塔利:「井村様が逃走時に残して行かれ……"成功例"、と呼称しておりました」
茄子原曜:「ヒィ~~~~ッ………」ノーヴェくんにこっちがビビる。「超こわいんですけど………」
片野 延広:「逃げた!? は!? オレ置いて!?」
鷲尾瞳:「お、落ち着いてくださいノーヴェ。怒っているのは十分わかりましたから……」と、言葉では止めつつ何処か顔色は嬉しそうだ
ノーヴェ:「了解だ。そこで喚いてるメガネは片野延広。こいつもβトランスの成功例だ」
ノーヴェ:「成功例で……成功例で」
ノーヴェ:「薬物を使って鷲尾をトリップさせてベッドルームに連れ込んだクソカスゴミクソ野郎だ」
ノーヴェ:「必ず殺す」
片野 延広:「あいつ……使えねえ成功例の男の方か! くそっ、勝海よか頼りないけど仕方ねえか……」
ノーヴェ:「んああああ思い出しただけでムカついてきた! 頭とカカトがくっつくレベルで折りたたんでやる!」
茄子原曜:「んなっ……」
鷲尾瞳:「直接的かつ誤解を生みそうな言い方をしないでください!み、未遂です!未遂ですからね!」
遠矢塔利:「はぁ…………?」用語の殆どが理解が追いつかない
鷲尾瞳:「ちゃんとノーヴェが助け出してくれましたから!私はUGNチルドレンで訓練を受けていますし何の問題もありません」
茄子原曜:「塔利お嬢様は分かんなくて大丈夫す!分かんなくて大丈夫!」慌てる。
ノーヴェ:「この鷲尾が泣いてたんだぞ信じられるか! 女の敵、いや全部の敵だ!」
ノーヴェ:「茄子原ァ! お前の彼女が同じ目にあったらと想像してみろ!」
遠矢塔利:「は、はい」思考を打ち切る
遠矢塔利:(それより……"男の方"。複数体……?葛西マキ以外の、途切れていた他の名前のどれかでしょうか…)
茄子原曜:「それは……」「言われなくても……」
神埼 翠子:「……ゲスだなー……」 こっちは理解している。嫌悪感もあらわだ
鷲尾瞳:「や、やめてください。本当に、皆の前で……。うう……私のチルドレンとしてのイメージが……」
片野 延広:ノーヴェくんに向き直り 「うっぜえーな脳まで筋肉詰まってそうな彼氏ヅラゴリラ! 教えてやる! あれは薬で覚醒させた奴の中でも一番凶暴なやつだ……」
片野 延広:「さっきはちょっと油断したけど、アイツとオレなら負ける訳がねえ……超人オーヴァードなんだからな!」
鷲尾瞳:「ノーヴェは筋肉ゴリラではありません!ゴリラにだって勝てますが普段はエージェントとしてクレバーさもあるんです」
鷲尾瞳:「今は貴方のせいで怒り狂っているだけです。……私のイメージのためにも、片野が折りたたみ自転車になる前に井村勝海の行方を聞き出さなくては……3人共、手を貸してください!」
ノーヴェ:「じゃあーこいつをブチのめせば他は恐るるに足らないカスってわけだな……! 上等だ!」
ノーヴェ:鷲尾の言う通り、今にも飛びかかって片野を折りたたみ自転車にしそうだ。
ノーヴェ:というか折りたたみ自転車ならまだマシかもしれない。
茄子原曜:「……だ~~っ、は~~~っ」呑まれかかっていたが一旦冷静になる。「塔利お嬢様っ」
遠矢塔利:(あちらの片野様は、井村様とは友人の自認。あのリスト全員がこのパーティのように強制ではなく……自由意志のメンバーも存在したのですね)
遠矢塔利:「はいっ、茄子原様」
遠矢塔利:「『得意な二人』がいらっしゃいましたが……他に、懸念点はございますか?」
茄子原曜:「いえ…、そうすね。逆に、あちらさんは戦うの初心者な感じがするっす」
茄子原曜:「さっと済ませちゃいましょう!そばを離れないでくださいね。守れなくなっちゃうんで」
遠矢塔利:「かしこまりました」
遠矢塔利:「及ばざらず、さりとて、過ぎたりもせず」
遠矢塔利:「………プロのお仕事が、求められる場面ですね」



GM:◇ Round 1

[影を纏う人型(7)]
 |
 5m
 |
[鷲尾(9) ノーヴェ(6) 遠矢(6) 茄子原(3)]
 |
 5m
 |
[片野(5)]

GM:セットアッププロセスです。行動ある方はどうぞ。
ノーヴェ:なしなしワン~
遠矢塔利:なし~
鷲尾瞳:セットアップは何もないです!
茄子原曜:ありません~
片野 延広:《甘い芳香》。全員の行動値を-8します。
ノーヴェ:こいつ!!
遠矢塔利:そうやって行動の自由を奪ったのですか!?
鷲尾瞳:うわ催眠術だ!
遠矢塔利:0になります
影をまとう人型:こちらはなし。
茄子原曜:いや~~
鷲尾瞳:行動値1になっちゃうよい
ノーヴェ:0になっちゃうよ~
茄子原曜:0になっちゃった~

[影を纏う人型(7)]
 |
 5m
 |
[鷲尾(1) ノーヴェ(0) 遠矢(0) 茄子原(0)]
 |
 5m
 |
[片野(5)]

GM:ではイニシアチブプロセスを進めていきます。人型から。
影をまとう人型:マイナーで《一角鬼》+《陽炎の衣》。隠密状態になりつつ素手の性能を変更します。
ノーヴェ:ノーヴェは一閃があるから10m移動できるけど、瞳ちゃんは片野バフがついてると6mだからどっち殴るかはちょっと考える必要があるのかな
影をまとう人型:メジャーで《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》+《見えざる死神》+《獣の力》+《深き傷跡》。
影をまとう人型:ダメージが入ると次の攻撃の攻撃力が-12される攻撃です。一角鬼の効果で射程は5m。対象は~
影をまとう人型:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

影をまとう人型:遠矢さん! 狙いたくなっちゃうよな!
遠矢塔利:まぁ!
茄子原曜:おさわり禁止ですよ!
影をまとう人型:11dx7+5
DoubleCross : (11DX7+5) → 10[1,1,1,4,4,4,4,5,6,7,8]+10[5,8]+5[5]+5 → 30

鷲尾瞳:か弱い女性から狙うというわけか……
遠矢塔利:きゃー
遠矢塔利:避けてみましょう
遠矢塔利:2dx>=30
DoubleCross : (2DX10>=30) → 9[1,9] → 9 → 失敗

ノーヴェ:片野がロリコンだったからこっちは巨乳好きでバランスを取っているというわけね
遠矢塔利:ムリムリトーリ
影をまとう人型:ダメージ出しちゃうぞ~
茄子原曜:かばう?
遠矢塔利:攻撃減少、別に痛くないから大丈夫かも…カッコつけるチャンスならかばってくれても大丈夫です。
茄子原曜:さっき言った手前もあるしね 庇いましょう
影をまとう人型:ではダメージ
遠矢塔利:やった~
茄子原曜:《炎陣》でカバーリング!
影をまとう人型:4d10+6+18
DoubleCross : (4D10+6+18) → 27[8,8,6,5]+6+18 → 51

ノーヴェ:ダメージダイスつよ!
影をまとう人型:頑張るじゃん 装甲・ガード有効です
茄子原曜:《氷盾》とフォールンシールドの効果を使用します。
茄子原曜:ガード値28だから~
茄子原曜:23ダメージ受ける。HP8点で生存します~
遠矢塔利:かったい
GM:頑丈な奴!
茄子原曜:イェイイェイ
ノーヴェ:氷盾 それは最強エフェクト
鷲尾瞳:こおりたて
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を4(→ 4)増加 (63 → 67)

片野 延広:片野が手をかざすと、君たちは奇妙な身体のしびれのようなものを感じる。瞳ちゃんは先程も味わったものだ。
片野 延広:が、先程のそれよりも効果は低く、行動を縛られるほどのものではない。
影をまとう人型:「ゴオ……ォ……!」 そこへ、低く唸り声をあげる人型が、跳躍して上方から襲いかかってくる。身にまとう影は遅れて彼に伴う。
ノーヴェ:「オーヴァード相手への催眠、あるいは毒か。やっぱ触媒なしだとこの程度が限度みたいだな……!」
影をまとう人型:本体は、男性の人型のようであった。が、目は黒い闇に呑まれ、身体も異形化している。その鋭く伸びた腕が、遠矢さんを狙う!
遠矢塔利:「……、この感覚は、実際の電流?いえ、この感覚は……薬品のたぐいの影響でしょうか……?」
茄子原曜:「こうやって女の子ぐったりさせたとこ狙うっつーわけですか…!?」「そりゃ」
遠矢塔利:宣言した通り、咄嗟の白兵を行える身体能力はない。
遠矢塔利:ただ、ギュッと耐えようとする。
鷲尾瞳:「毒と催眠で動きを縛る能力のようです。気をつけてください、視線を合わせないように」
茄子原曜:だからすぐ傍に居た。先ほど展開した外角骨格を(また服が破けたら困るし)服の上から自動展開。
茄子原曜:武骨な機械羽根が肩甲骨の辺りから広がる。羽化したての蝉が背中にしがみついているようにも見える。
ノーヴェ:「らしいぜ。万が一にも、お嬢様がたが視線を合わせないように守れよ。ボディガード」
遠矢塔利:「────?」
遠矢塔利:そらした視線でもわかるほど、展開した機械羽根が脅威から自分を遮断する
茄子原曜:「男の風上にも置けねえすね。……了解です」
影をまとう人型:突き出した腕が外骨格へ衝突する。激しい金属音! 火花が散り、しかし攻撃そのものは遠矢さんまでには及ばない。
遠矢塔利:金属の向こう、厚い壁に阻まれる打撃音がトンネルを通るようにくぐもって響く。
遠矢塔利:「……ありがとうございます、茄子原様…!」ふ、と緊張に湿らせた息を吐く。
鷲尾瞳:「神城の独自兵装……!遠矢さんの防御は”アンカア”に任せてよさそうですね」
ノーヴェ:「今度は女の子相手でもないしな」 エラダ戦で女の子と戦えてなかったことを地味に気にしている。
茄子原曜:「そうすけど!」 フン、と威勢よく言い返す。

GM:イニシアチブ。片野が動きます。
ノーヴェ:行動値5の分際で2番手に動くとは……
片野 延広:マイナーで5m前進。君たちのエンゲージへ。
片野 延広:メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》+《痛みの水》+《灼熱の砦》+《氷神の悲しみ》+《ポイズンフォッグ》 対象は君たち全員。ダメージが入れば放心だ。
鷲尾瞳:なんだとぉ
遠矢塔利:朦朧とさせてきてる
片野 延広:10dx8+2
DoubleCross : (10DX8+2) → 10[1,1,2,3,3,3,6,8,10,10]+10[2,8,9]+10[4,9]+2[2]+2 → 34

片野 延広:ま……回るなあ!
鷲尾瞳:コンセントレイトなんて上等なもんを……素人が持ってるんじゃないよ!
茄子原曜:がんばっとる!
ノーヴェ:結構いい達成値じゃん! ドッジします。
片野 延広:Lv1だけどね(侵蝕率ボーナスでLv2になってる)
遠矢塔利:回避!
ノーヴェ:5dx+1=>34
DoubleCross : (5DX10+1>=34) → 9[3,6,6,9,9]+1 → 10 → 失敗

遠矢塔利:2dx>=34
DoubleCross : (2DX10>=34) → 9[5,9] → 9 → 失敗

ノーヴェ:あっしまった
鷲尾瞳:侵蝕100超えてるの危ないな~。一応ドッジしてみよう
ノーヴェ:ガードすればよかった!
ノーヴェ:レイジングブレイドの無駄に高いガード値が~~
鷲尾瞳:ガード値が実は結構ある
鷲尾瞳:7DX+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 10[1,2,2,4,5,9,10]+5[5]+1 → 16

遠矢塔利:忘れがちなブキのガード
GM:今からガードにしてもいいよ 無謀ドッジだったろうし
ノーヴェ:ガードガード!ガードします!
鷲尾瞳:くっ、クリティカルしたけど流石に足りない
ノーヴェ:俺のガード値は6もあるぞ!
茄子原曜:ガードします 《氷盾》とフォールンシールドの効果を使うぞ
鷲尾瞳:カバーはいいかな。HP残るかもしれないし。
片野 延広:ではダメージ
鷲尾瞳:あ、私がしないというだけで茄子原さんがしてくれる分にはおまかせします
茄子原曜:う~ん 今回カバーリングすると死んじゃいそうだからカバーリングなしで!
片野 延広:4d10+15
DoubleCross : (4D10+15) → 27[9,3,10,5]+15 → 42

鷲尾瞳:オイヨ!
片野 延広:ガード・装甲有効。ダメージで放心
茄子原曜:なんかがんばってるじゃん
ノーヴェ:ホッ
GM:あっ……違う
鷲尾瞳:灼熱の砦ってなんか移動してたらカスみたいなのじゃなかったっけ
ノーヴェ:ダメージダイス高くない?
GM:すみません、移動してるので灼熱の砦が入らないのでこれ、えーとマイナス9して
ノーヴェ:カスになった!
GM:そうそう。なので33点です
茄子原曜:ホッ
茄子原曜:ガード値28だから5点受けて HP3点で生存するよ!
ノーヴェ:よかった~ ガード値6と装甲8で14軽減。HP19で生存です。
鷲尾瞳:実はボディアーマーとかいうやつを先ほど買ったので8点軽減してちょうどHP8になります
GM:なんだこいつ!
ノーヴェ:放心は喰らいました
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を3(→ 3)増加 (68 → 71)
遠矢塔利:えらい。
遠矢塔利:そして私だけがリザレクト!
遠矢塔利:遠矢塔利のHPを1d10(→ 3)に変更 (24 → 3)
GM:全員生きてんじゃねーか! でもダメージ通ったら放心してね。ダイス-2だよ
鷲尾瞳:鷲尾瞳のHPを25(→ 25)減少 (33 → 8)
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を3(→ 3)増加 (66 → 69)
茄子原曜:へろへろ~
GM:全員ではなかった
鷲尾瞳:ダイスがもともと少ないから辛いな~
遠矢塔利:かよわい

ノーヴェ:実験体でギリギリのライン確保してるキャラ、減ると一気にキツくなりそうですね
片野 延広:「くそ、このままじゃ全然動き止めらんねえ……あれやるか」
片野 延広:「このくらいなら接近しても大丈夫だろ……!」 じりじり片野が近付いてくると、痺れのような感覚は熱っぽい痛みに代わり、君たちを苛み始める
片野 延広:体内に吸うと激しく発熱する薬品を散布しているのだ。ただしその間合いの見積もりは甘く、君たち全員を攻撃するつもりで動いた結果、余裕で攻撃圏内に入っている。
ノーヴェ:「……揮発性の毒か。もっと熟練した使い手だったらだいぶ厄介だったな」
ノーヴェ:「だがこの動き……素人に毛が生えたレベルなら、何の問題もねえ……!」
遠矢塔利:「……能力の出力向上…?いえ、これは……射程距離、でございます、か……?」
遠矢塔利:ん、と発熱の作用によって脂汗を浮かべ、使用された薬品を半ば癖のように分析していく。
鷲尾瞳:「……!ごほっ!ええ、出力は十分ですが、精密性に欠けています。訓練を受けていない証拠ですね……」
鷲尾瞳:「片野延広!こまま力を使い続ければ貴方自身も危険ですよ!」
片野 延広:「メチャクチャ好き勝手言うじゃん! じゃあずっとそこで我慢してろよ! ほんとは効いてんだろ!?」
片野 延広:「え~? 何が危険だよ。こんなサイコーの力持ってて使わない方が脳危険だろ」
鷲尾瞳:「ノーヴェのことではなく……もっと根本的な意味で!」恐らく片野は説明を受けていないであろう、侵蝕率のことだ
片野 延広:フラフラと笑っている 「これさあ、みんな幸せにできる力だと思ってんだよねオレ。分かるだろ瞳ちゃん~。そんなオモチャ持ってないでさあ!」
ノーヴェ:「俺の許可なく鷲尾に話しかけてんな! 殺すぞ!」
遠矢塔利:手の甲を口元につけて短い咳。呼吸を荒らさないように努める。
茄子原曜:「…だいぶ根本的にヤバイんじゃないすか? あの調子……」
鷲尾瞳:「暴走状態のようですね。もはや言葉では手遅れ。最初からそのつもりでしたがやるしかありません」
茄子原曜:「……塔利お嬢様、いけます?」
遠矢塔利:「……はい」けほ、と僅かに飴の余韻を口内に思い出す。
ノーヴェ:「(ジャーム化のことすら満足に説明を受けていない。完全な捨て駒か……クソムカつくな)」
遠矢塔利:「言葉での講習は、もっと時間を取らねばなりませんね……」

GM:ではイニシアチブを進めましょう。次は1の瞳ちゃんですが……
鷲尾瞳:遠矢お嬢様の様子を伺い、横目で頷く。待機します。
GM:ではイニシアチブ0のものたち! 順序良く動きたまえ
遠矢塔利:そして行動値0組の私が動きます!出席番号一番!
GM:(確かに五十音順で1番目だ……)
遠矢塔利:マイナーなし。メジャーでコンボ:【System.out.println(HouseKeePer.getItem());】《導きの華》《光射す場所》《天使の階梯》《要の陣形》
遠矢塔利:対象はPCの3人。茄子原さん、瞳ちゃん、ノーヴェさん
遠矢塔利:対象が次に行うメジャーアクションの達成値+21、C値-1です。
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を14(→ 14)増加 (69 → 83)
GM:怖……
茄子原曜:殴るか……この俺が…
鷲尾瞳:すげえ!達成値がもりもりだ
遠矢塔利:嘘です!天使の階梯は80%!
遠矢塔利:C値-1だけ削除して達成値据え置き!
GM:遠矢さんが……嘘を!!
GM:エッチだぜ……
茄子原曜:こら!片野!
鷲尾瞳:はーい
遠矢塔利:侵蝕も78で。
遠矢塔利:PC3人は達成値+21!
ノーヴェ:めっちゃあがった~わーい
茄子原曜:殴るぜ
GM:演出等は自由にやってね~
遠矢塔利:はぁーい

遠矢塔利:じゃらり、とくすんだ金の鍵束を取り出す。
遠矢塔利:ただの鍵だ。本当に屋敷の"鍵"足り得るのは、それを持つ自分。
遠矢塔利:だから、これは"鍵を開ける"というルーティーン。
遠矢塔利:"鍵を開けた場所は、屋敷の部屋である"──そう定義づけるための規定行動。
遠矢塔利:つ、と身につけるパレオをつまむ。
遠矢塔利:布同士の合わせ目。それを"屋敷の主人が『開く』"ことで、屋敷の扉は開かれる。
遠矢塔利:「『"驚異の部屋"を、ご覧に入れましょう』」
遠矢塔利:オレンジ色のアンティークな光に照らされた洋室。
遠矢塔利:その中央のテーブルに小瓶がある。
遠矢塔利:キラキラと光るそれは、中に薄紫の液体を半分ほど残して
遠矢塔利:かた、かた、かたん。
遠矢塔利:差しの甘い蓋が、カランと落ちる。
遠矢塔利:紫の液体は瞬時に揮発し、光の粒子を伴う煙となって、部屋からプールへと呼び込まれる。
遠矢塔利:花の香を伴う煙。それは相手の使うものと同じく、あなた達の身体に作用し───そして、数秒で消える。
遠矢塔利:「かつて、儚き栄光を追い求めた王」
遠矢塔利:「彼は集めた全ての財宝と栄華を掛けてこれを求め」
遠矢塔利:「ただ一瞬の一吸いを手に入れたと伝えられます」
遠矢塔利:一瞬の高揚感───そして、終わった後が全て『いつも通り』
遠矢塔利:体のしびれもなく、ただ『当たり前』の体の状況を取り戻している。
遠矢塔利:「……私に出来るのはこの程度ですが、皆様」
遠矢塔利:「いつも通りの働きを、期待いたします」
片野 延広:「な、なんだ……」 じりじり後じさる 「演出? セットか? こんなの用意してたのか、勝海!?」
ノーヴェ:「だからいねえって、もう」
茄子原曜:「は~…。何すか今の? 塔利お嬢様、すげえっすね…」目を丸くしている。
遠矢塔利:「先祖代々の秘法です……と、言う事でもないのですが」
遠矢塔利:「……まずは落ち着いていただきましょう」
遠矢塔利:「ソファが必要でしたら、用意できますので」
茄子原曜:「……どっちかっていうと」
茄子原曜:「治療用のベッドじゃないすかね」

GM:では残る0組! 来なさい!
ノーヴェ:茄子原パンチする?
茄子原曜:とりあえずノーヴェくんどうぞ!
茄子原曜:こっち待機します
ノーヴェ:茄子原くんが待機ってことは、のべ鷲尾ナスの順番かな? 動いちゃおうっと
遠矢塔利:そうだぜ!
茄子原曜:そうなると思います~どうぞどうぞ
ノーヴェ:片野さんが同じエンゲージだから殴らないとダメだな!
ノーヴェ:コンボ双竜脚。《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》。
ノーヴェ:えーとダイスが2個減って……
茄子原曜:達成値+21!
ノーヴェ:うわダイスすくなっ!
遠矢塔利:なのです!
ノーヴェ:6dx7+10-2+21 対象は片野さんです。
DoubleCross : (6DX7+29) → 10[4,4,6,7,7,10]+10[5,6,8]+10[8]+10[7]+1[1]+29 → 70

ノーヴェ:うわたか!
遠矢塔利:すご
茄子原曜:ちょっと待って
鷲尾瞳:高いw
GM:なんてひどいことを……
遠矢塔利:プロの力
茄子原曜:ダイス少ないけど少なくないよw
ノーヴェ:あっそうだ、さっきのガードの時点でウェポンケースからレイジングブレイドを装備してます。使うのもレイジングブレイド。
鷲尾瞳:瞳ちゃんよりダイスが多いぜ
片野 延広:ガードします 《蒼き悪魔》使用。こっちのダメージ処理はのちほどするので ダメージどうぞ
ノーヴェ:反撃もしてくるのこいつ!?
ノーヴェ:芸達者だな~ ダメージを出します。
ノーヴェ:シーン1回のレイジングブレイドの特殊効果も使っちゃお。ダメージダイスを+2d10。
ノーヴェ:8d10+20+12+2d10 装甲ガード有効
DoubleCross : (8D10+20+12+2D10) → 50[9,8,6,9,5,6,2,5]+20+12+15[6,9] → 97

ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を8(→ 8)増加 (66 → 74)
片野 延広:いや……
茄子原曜:これが彼氏の怒り
ノーヴェ:おら!あの世か病院に逝け!
片野 延広:死ぬよそれは!? 死にます! 一応生命増強盛っといたのになお死ぬわ……!
鷲尾瞳:固定値もダイス目もやばすぎる
GM:《蒼き悪魔》で12点減らしてね
遠矢塔利:治療用ベッドが必要な範囲でお願いします。
ノーヴェ:12点痛いな~。残り7点になりました
GM:生きてるのかよ ゴリラがよ
ノーヴェ:復活的なものはございますか?
片野 延広:ないです。ストレートに戦闘不能です。
ノーヴェ:ござらなかった
片野 延広:ミドルエネミーやよ。

ノーヴェ:「"じゃあずっとそこで我慢してろよ。ほんとは効いてんだろ"────いや正解だよ、片野延広」
ノーヴェ:数メートルの距離……もっとも、間にテーブルやらなにやらがあって、実際の距離はそれ以上だ……から、話しかける。
ノーヴェ:「この痺れと痛み。あと数分も耐えきれる自信がない」
ノーヴェ:「あの鷲尾に一杯食わせたあたりからうすうす気づいてはいたが、毒の使い手としてはそこそこやるみたいだな」
片野 延広:「っく……はあ……だろ? 抵抗すんな! 謝れ! 土下座だ土下座!」
片野 延広:応じながら、片野は自分の身体から一層強く毒を発していく。近づけばそれだけでダメージを受けるだろう。
ノーヴェ:「……そういうお前はどうなんだ?」
ノーヴェ:「お前は捨て駒にされたみたいだし、そもそも可哀想な実験体でもある」
ノーヴェ:「いま全力で土下座すれば、半殺しで許してやらないこともない。どうする?」
ノーヴェ:「10秒以内に決めてくれ」
片野 延広:「は……? はは……何言ってんだよ」 半笑い
片野 延広:「誰が捨てた? 誰が実験体だ!?」
片野 延広:「オレは成功した! 選ばれた! 超人オーヴァードなんだよ!!」
鷲尾瞳:「あの、急いだほうがいいと思います。恐らく今のノーヴェは10秒も待てないと思うので……」
片野 延広:「何でお前なんかに許されなきゃ――」
ノーヴェ:「そうか」 ノーヴェと片野の間に置かれたテーブルが、はるか頭上にあるドーム照明付近にまで弾け飛んだ。
片野 延広:「え」 つられて上を見る
ノーヴェ:弾け飛んだ瞬間にはもう、ノーヴェが片野の眼前にまで迫っている。
ノーヴェ:「じゃあ死ね」
ノーヴェ:拳を思い切り顔面に叩き込む。一般人向けにセーブした先刻のヌルい一撃ではない、本物のオーヴァードの一撃。
片野 延広:「ェ」
片野 延広:「ブェァッ!?」 直撃である。接近したことにより君も多少体内を焼かれるが
鷲尾瞳:「一応、説明しておきます。近づけばそれだけ濃度の上がる毒ガス、貴方は典型的なソラリス能力者で」
片野 延広:君が今放った一撃に比べれば誤差のようなものだろう。片野は顔面から殴り飛ばされ、玩具のように宙を飛び、壁に激突。
鷲尾瞳:「最初に遠矢さんが見せた光景はオルクスの領域による現実の拡張、貴方の目の前にいるノーヴェはブラックドックによる強化義体とハヌマーンの加速能力が組み合わさった……」
ノーヴェ:「……ふう……」 じゅくじゅくと右腕を毒で焼かれながら残心する。
ノーヴェ:他の機材、テーブル、高価な酒、イベントスケジュールが書かれたボード、その他諸々を吹き飛ばして壁にめりこませた片野を見、
ノーヴェ:全く興味ないように振り向く。 「おい。鷲尾」
鷲尾瞳:「近距離戦では最強クラスの能力者です。……と言っても理解は出来ないでしょうし、ノーヴェの攻撃ほうが私の説明よりずっと早かったようですが……」
ノーヴェ:「ぶっ殺したぞ」
ノーヴェ:「これで安心できたか?」
片野 延広:もちろん瞳ちゃんの言葉は届いていない。軽薄だった顔を見事に歪ませられ、気絶し、ピクピク痙攣している
鷲尾瞳:「……えと、その……」顔を赤くして「はい。ノーヴェが来てくれてからずっと。」
ノーヴェ:「よし、ならいい。お前に余計なトラウマが残ったなら死体蹴りしないといけなかったからな……」
ノーヴェ:「遠矢も助かった。ワンパンであのクソを始末できたのはお前のおかげだ」
ノーヴェ:「次も頼むぞ」 黒い影を見据え、構える。
鷲尾瞳:「トラウマではなく、ノーヴェとの思い出に成りましたから。死体蹴りではなく聴取を行いましょう。喋れるようなら」
遠矢塔利:「…………あ、えぇ。光栄でございます」
遠矢塔利:(一応、これ、激昂とかも鎮める効果の筈なんですが……)
遠矢塔利:本来は服用することで効果が長期的に持続する、多幸感を与える薬。しかし、口へ運ぶまでに揮発するため、『掴めないもの』の名を関している。
遠矢塔利:煙とすることで一時的な精神鎮静の作用と、レネゲイドとの親和性を見せるものだが。
遠矢塔利:(……落ち着けたそばから、感情が湧いて出たということでございますね…?)

GM:ではイニシアチブ進行を続けます。茄子原くんは待機だったっけ。
茄子原曜:待機です~
GM:ただ待機してもこれ、行動値低い順なので……結局茄子原くんのターンになる気がします。
GM:ということでどうぞ~
茄子原曜:あ~そっか
鷲尾瞳:すまにゃいねえ
茄子原曜:うーんどうしようかな まあ次ラウンドは行動値デバフなくなるしどうにかなるやろ…(楽観的)
茄子原曜:というわけで行動放棄するぜ
鷲尾瞳:女は殴らねえ!
茄子原曜:男だよ!
ノーヴェ:敵のところに移動全力移動しておく、というのもアリ……といえばアリだけど、守れるのが瞳ちゃんに限定されちゃうから一長一短だね
遠矢塔利:回復とか大丈夫?
茄子原曜:次ラウンドは行動値デバフなくなるしどうにかなるやろ…(楽観的)と思ったんですけど
茄子原曜:大丈夫かと聞かれると困っちゃうな
遠矢塔利:あ、そっか
遠矢塔利:瞳ちゃん2回殴るけど、回復しておけばキットが浮くかも…ぐらいか。侵蝕払うし大丈夫そう
鷲尾瞳:まかせんしゃい
茄子原曜:そうなのだそうなのだ 瞳ちゃんがどうにかしてくれるでしょう!なのでやっぱり行動放棄です
遠矢塔利:プロのお仕事!
GM:では待機していた瞳ちゃんです。行動どうぞ!
ノーヴェ:なんとかしろ鷲尾!
茄子原曜:ちょっとロール挟むだけしていい?
鷲尾瞳:お願いします!
GM:あ、挟んで挟んで!
茄子原曜:うい!

茄子原曜:「ははは、痛そう…」小さく零す。その片野という男がどれほど許されざる事をしたのかも察したし、ノーヴェくんが激烈に怒る理由も痛いほど分かる。
茄子原曜:常ならば自分も烈火の如く怒り狂い彼に加勢しようと思っただろう。…常ならば。
茄子原曜:それ以上に茄子原をどうしても冷静にさせる事柄があった。そのまま視線を前方の敵に向ける。

茄子原曜:というわけで瞳ちゃんどうぞ~
鷲尾瞳:はーい
鷲尾瞳:マイナーで《インフィニティウェポン》《スーパーランナー》、影を纏う人型にエンゲージ。侵蝕は4上昇
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を4(→ 4)増加 (68 → 72)
鷲尾瞳:メジャーで《咎人の剣》《コンセントレイト:モルフェウス》!侵蝕を6点あげつつ人型に攻撃します
影をまとう人型:こいつはイベイションです。16以上で命中だよ。
鷲尾瞳:5DX7+9+21 ダイスは減るけど達成値は増える!
DoubleCross : (5DX7+30) → 10[1,3,3,4,9]+1[1]+30 → 41

ノーヴェ:ダイスが悲惨だw
GM:固定値やばいな……
鷲尾瞳:危な~!支援があって助かった
遠矢塔利:出目やば
遠矢塔利:いえーい
鷲尾瞳:フリーズドライする?
GM:イベイションにより自動命中。支援がなければな……ダメージをだしな!
茄子原曜:しとくか~
遠矢塔利:しちゃえ~
茄子原曜:《凍てつく刃》。ダメージ+1D10+6してね
ノーヴェ:Ice man
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を3(→ 3)増加 (71 → 74)
鷲尾瞳:わ~い!アイスソード!カービィのコピー能力みたい。ダメージ出します!
鷲尾瞳:5d10+1d10+39+6 ガード装甲有効
DoubleCross : (5D10+1D10+39+6) → 29[5,4,6,5,9]+10[10]+39+6 → 84

鷲尾瞳:氷ブレードつええ!
茄子原曜:強いのじゃ
遠矢塔利:つよ!
ノーヴェ:つっよ!
影をまとう人型:アイスソード強! ……が、生きてます! 装甲込みでなんとか呼吸してる。
鷲尾瞳:でも二人がかりでもノーヴェくんには届かないか……!怒りのパワーが凄まじい
鷲尾瞳:しかも生きてる!
茄子原曜:なんだと!
ノーヴェ:怒りパワーが出目に反映されてよかった~
鷲尾瞳:「片野は片付きました、後は……」剣を構え、影の人型と対峙し「……神崎さん!しっかりと見ておいてください」
鷲尾瞳:「私はただの子供ではありません。訓練を受けた、列記としたUGNチルドレンであると言うことをお見せいたします」
神埼 翠子:「鷲尾さん……はいっ……!」
神埼 翠子:モルフェウス能力なのだろう。緑の決勝のようなもので壁を作り、一般人をガードしていたぞ。
鷲尾瞳:下段に構えつつ、影に向かってじりじりとにじり寄るように距離を詰め……間合いに入ったと思った瞬間には、既に懐へ飛び込んでいる。
影をまとう人型:応じるように鋭く長い異形の手を突き出してくる。だが、君の動きを捉えることはできない。
茄子原曜:広げた巨大な翼の外骨格に、持ち前の氷が迸る。翼の先から羽根のように氷の結晶を放ち、その異形の手を防壁のように弾く。
茄子原曜:「邪魔させませんよ…!」
鷲尾瞳:「ふぅっ……!」弾かれた異形の手の間、肩から体を入れ、突き飛ばすようにして体制を崩し「はああっ!」縮めた体をはね起こすように切り上げる。
影をまとう人型:「グオオ……!!」 斬撃を受ければ、傷から赤い血液が迸り、痛みの叫びを上げながらあとじさる
鷲尾瞳:斬撃の瞬間剣が白く輝き、その身にまとっていた影が大きく削り取られる。
ノーヴェ:「(……あの氷、上手く使えば自分でも攻撃できるんじゃねえの?)」 口には出さず、コンビネーション攻撃を見守りながら機会を伺う。
影をまとう人型:まとっている影は、エフェクトによるもの。実体を隠す幻影である。本体は斬れば裂ける!
神埼 翠子:「あれが、鷲尾さんの……!」
鷲尾瞳:相手が怪物であろうと切り伏せる、対象の防御を切り穿つ魔物殺しの剣。
鷲尾瞳:すぐさま間合いを取りつつ残心。「……!手応えはありました、ですがこれは……」
ノーヴェ:「そーだ! 見たか! これが俺が認めた剣士……"マクガフィン"の鷲尾瞳だ!」
神埼 翠子:「あ、はい! なんというか……」
神埼 翠子:「綺麗……!」
遠矢塔利:「はい、とても綺麗です……」
鷲尾瞳:既にジャーム化が進んでいるのか……ほとんど骨だけで繋がっているような、常人なら致命傷のはずの傷を受けても敵は動き続けている。
茄子原曜:「ぐっときちゃいましたよ!」
ノーヴェ:「ちょっと本調子じゃないみたいだが強……綺麗?」
影をまとう人型:しかし、人型も倒れはしない。唸り声を上げながら、なお殺意を滾らせているようにも見える。
ノーヴェ:「女どもは変な評価するな……」 茄子原を見て、「もっと変な評価のやつもいるし……」
鷲尾瞳:「そ、そうではなく!この耐久力は異常です。警戒してください。最も危険というのは嘘ではないようです……!」
ノーヴェ:「任せろ! さっさとブッ殺して片野の知ってること全部吐かせるぞ!」
ノーヴェ:瞳ちゃんの強さをみんなに見せられたので、なぜかノーヴェのほうが得意げになってます。上機嫌に拳を打ち付ける。

鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を6(→ 6)増加 (72 → 78)
鷲尾瞳:メジャーを上げたのでクリンナップに移って平気!



 ◇ ROUND 2
[影を纏う人型(7) 鷲尾(9)]
 |
 5m
 |
[ノーヴェ(6) 遠矢(6) 茄子原(3)]

GM:クリンナップで放心、《甘い芳香》の効果が回復します。そしてセットアップ!
GM:恐らく何もないと思うので進めます。瞳ちゃんの手番です。
茄子原曜:ないぜないぜ
ノーヴェ:イベイジョンならワンチャンコンセなしでもいけるのかな
鷲尾瞳:大丈夫!私の手番になるぞ~
GM:達成値増強は今はないぜ!
遠矢塔利:ないぜ!
鷲尾瞳:あ、確かに。元々技能が9点あるので
ノーヴェ:でもイベイジョン16か~
遠矢塔利:妖精もあるよ~
GM:確かにそれならワンチャン🐶あるか お任せします
鷲尾瞳:一応コンセで出目7、なしだと8を出さないとですね
GM:多分当たれば死ぬくらいのHPではあります
ノーヴェ:🐶
鷲尾瞳:迷う時間がもったいないのでコンセします!
GM:来な!
鷲尾瞳:マイナーなし、メジャーで《咎人の剣》《コンセントレイト:モルフェウス》!
鷲尾瞳:7DX7+9 真の力を見せつけるぞ
DoubleCross : (7DX7+9) → 10[2,5,6,9,9,9,10]+10[1,5,9,10]+3[1,3]+9 → 32

茄子原曜:充分充分!
影をまとう人型:イベイション16です。命中!
鷲尾瞳:いえ~いダメージ!
鷲尾瞳:4d10+39
DoubleCross : (4D10+39) → 20[5,6,3,6]+39 → 59

鷲尾瞳:ヘイキンテキ!
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を6(→ 6)増加 (78 → 84)
ノーヴェ:固定値はやっぱり強いな~
茄子原曜:強すぎるぜ
遠矢塔利:パワーだ
影をまとう人型:これは無理ですね。装甲で多少削っても耐えられるものではない。倒れます!
影をまとう人型:復活エフェクトもないので戦闘不能です。斬っちゃって!
鷲尾瞳:やったった!では演出しまーす

鷲尾瞳:既に深手を負っているにも関わらず、影の人型は止まらない。殺意のまま、猛獣のような動きで鷲尾へ襲いかかり……
遠矢塔利:「っ、鷲尾様……!」
影をまとう人型:飛びかかる。距離を詰めれば、異形の腕は突き出すのではなく横薙ぎに。
影をまとう人型:身体にまとわりつく影は攻撃の前後に自在に発生しているようだった。幻覚のためだろう……だが、君ならば見切れる。
ノーヴェ:「……やれ鷲尾! もう汚ぇ毒使いもいねえし、毒も揮発しきってるし、巻き込む一般人もいねえ!」
ノーヴェ:「ほんとのお前の動きを見せてやれ!」
鷲尾瞳:「了解です、ノーヴェ!」異形の腕が宙を切る。迎撃の構えは既に出来ていた。腕が振られる直前、襲いかかる影とすれ違うように一閃。
影をまとう人型:「ガッ……ぐ……」
影をまとう人型:「オォォォッッ……!!」 最後に一際大きく痛ましい咆哮を上げ、人影は倒れる。力尽きれば影も消え失せ
影をまとう人型:そこに倒れているのは、腕が異形と化した青年だ。見たところ、ジャームというほどではないそうだが、危険域のオーヴァードである。
鷲尾瞳:一撃目の斬撃と同じ場所へ、まるで殺陣でも見るかのように刃が吸い込まれ、人影は倒れる。
神埼 翠子:「うん……」 手を合わせている 「やっぱり綺麗だな……って」
神埼 翠子:「思うんですが……」 ちらっとノーヴェくんを見る
ノーヴェ:「まあ、綺麗ではある。……"強い"が最初に来ないのは俺的に若干不満ではあるけどよ」
茄子原曜:「見事でしたね~…」翼を折り畳めば、展開していた機構が再び服の下に収容されていく。
ノーヴェ:「使い手が綺麗だからだろうな」 平然と惚気を口にし、ゆっくり倒れた青年に歩み寄っていきます。
鷲尾瞳:倒れた人影に向かって「それ以上、無理に力を使おうとしないことです。貴方のためです。人間に戻れなくなりますよ」
茄子原曜:「うっあ~、頂いちゃいましたね~~」
神埼 翠子:「ひゃあ~」
遠矢塔利:「はい。無駄のない……目的のために研ぎ澄まされた動きと存じます」
影をまとう人型:返事はない。ただ苦しげな様子で気絶している。……片野共々、UGNで見る必要があるだろう。
鷲尾瞳:「んんっ……ノーヴェも……強くてかっこよかった……ですよ」
鷲尾瞳:近づいてきたノーヴェに小声でつぶやきながら、さり気なく背中側へ手を回し、動いたことで食い込んだ水着を直す。
遠矢塔利:「あとは……後始末や、お二人の治療ですね。……手続きをお願いできますか?」UGNの二人の方に。
鷲尾瞳:「私の為に頑張ってくれたのも、嬉しかったです。」もう一度咳払いをして「……彼は喋れなさそうですね。片野の方は……半々といったところでしょうか」
ノーヴェ:「鷲尾が珍しく怖がってるんだからな。本気出して当然だ。……ふむ」
ノーヴェ:「ひとまず、二人ともどっかに運んだほうがいいか。状況整理も必要だし、尋問もしたい」
ノーヴェ:「茄子原! タンカ出してくれ」
ノーヴェ:「機械の翼以外にも色々あるんだろ。変形マシーンが」 神城の科学力でなんでも出てくると思っている。
ノーヴェ:「遠矢でもいいぞ」 なんでも出てくると思っている。
鷲尾瞳:「”アンカア”と”インスタンスハウス”も助かりました。特に”インスタンスハウス”は、良くあの速さに反応できましたね。お見事です」
茄子原曜:「あっはい…え!?ひで! 俺、武器屋だけど便利屋じゃないんすよ~」
鷲尾瞳:「タンカの用意は……出来ないのですね。大丈夫です。避難経路を確認した際に、救命道具の場所も把握してあります」
茄子原曜:「ノーヴェくんこそ男二人くらいヒョイっと持ち上げられんでしょ~」
遠矢塔利:「そうでございますね………」
遠矢塔利:金色の鍵を撫でて。
遠矢塔利:「ベッドのシーツで宜しいですか?それと……あぁ。ビーチチェアが支えに使えそうですね…?」
ノーヴェ:「こいつは今すぐテラスから地上まで放り投げてやりたいがな」 片野の片足を掴み、ずりずり引きずってきた。
ノーヴェ:適当なもので拘束し、片野さんはそのへんのビーチチェアに雑に放り投げておきます。
鷲尾瞳:「……ふふ。我慢してくれてありがとうございます。流石エージェントです、ノーヴェ」その様子に思わず笑みをこぼして
ノーヴェ:「ふん」
ノーヴェ:「トラウマでお前の動きが鈍ったりでもしたら、本気でこいつを叩き殺すところだった」
ノーヴェ:「ちょっと怖かったぞ。安心した」
ノーヴェ:瞳ちゃんの頭を軽く撫で、もう一人の青年を運ぶのに取りかかる。
鷲尾瞳:「私はUGNチルドレンで、ノーヴェのライバルで、恋人ですので。かっこ悪いところばかり見せられません」
鷲尾瞳:「……んんっ」顔を真面目に戻しつつ「応急手当を済ませたら状況の整理をしましょう。ここで何があったのか、我々も詳しく知りたいところです」と茄子原、神埼に視線を向けて
茄子原曜:「あははは~」その視線を受ける。
遠矢塔利:パレオの内側、先程繋げたままの部屋からシーツを引っ張り出し、チェアに取り付けて即席の担架を用意している。
遠矢塔利:「……何にしても、まずは移動をしたほうが宜しいですね」
遠矢塔利:「落ち着ける場所に、向かいましょう」
茄子原曜:「そすね、え~と。翠子お嬢様からも、いろいろ話聞くことになると思うんで……」
神埼 翠子:「ええ。一からちゃんと説明します。ここで何があって……わたしと彼らに何が在るのか」
茄子原曜:「……はい」
神埼 翠子:気持ちは決まっている顔だ 「まずは来客者の対応等済ませましょう」
茄子原曜:「そっすね~……」そう言われて、ボコボコに破壊されたプールの壁面を見る。「どうすんだろあれ…」
神埼 翠子:「……ここ、新しくできた設備って聞いてたんだけどね……」 苦笑
ノーヴェ:「経費で落ちるから安心しろ。多分。おそらく」
ノーヴェ:「……"わたしと彼ら"、か」 翠子を一瞥し、気絶した二人を担いでいく。



GM:シーン終了。ロイス取得可能です
遠矢塔利:ロイス満タン!
茄子原曜:ロイス満タン!
GM:フルチャージマンたちよ……
茄子原曜:応急手当使ってもいいですか?
GM:あ~ 今使っちゃいましょうか 応急手当使って良いよ~
茄子原曜:わ~い ありがとうパパ
茄子原曜:2d10+3
DoubleCross : (2D10+3) → 2[1,1]+3 → 5

茄子原曜:………
GM:しけってる
茄子原曜:HP5 に回復しました
遠矢塔利:ファンブル…
ノーヴェ:とりあえず応急手当! 自分に使います。
ノーヴェ:7+2d10
DoubleCross : (7+2D10) → 7+10[5,5] → 17

鷲尾瞳:はぁはぁはぁはぁはぁ
ノーヴェ:17+2d10 もういっこ使おう。
DoubleCross : (17+2D10) → 17+19[10,9] → 36

ノーヴェ:全快!
GM:高級品だ……
GM:UGNは違うな
鷲尾瞳:応急手当は2個あるので……茄子原さん先に使いますか?
茄子原曜:使いたいです!
鷲尾瞳:どうぞどうぞ!
ノーヴェ:その辺にあった救急スプレーを使いました
茄子原曜:じゃあ1個もらおう
鷲尾瞳:グリーンハーブも生えてないかな
茄子原曜:2d10+5 今度こそ頑張れ!
DoubleCross : (2D10+5) → 4[1,3]+5 → 9

茄子原曜:…………
GM:使い慣れてないんやなぁ
茄子原曜:HP9 になりました
鷲尾瞳:ロイス……ノーヴェ君のロイスをSロイスに指定していいですか?
遠矢塔利:んまっ
GM:いいよ!
ノーヴェ:Sロイス!
茄子原曜:おやおや!
鷲尾瞳:既に好きだけどこのシーンでちょっと……ね……えへへ
ノーヴェ:ノーヴェもSロイスにしたいです。ちょっとこのシーンはあまりに色々ありすぎたので……
鷲尾瞳:応急手当もう一個あげるよ!
茄子原曜:えっご ごめんね…!遠慮なくもらっちゃうね
茄子原曜:2d10+9 三度目の正直!
DoubleCross : (2D10+9) → 11[9,2]+9 → 20

GM:慣れてきたな
鷲尾瞳:回復してきてよかった!
遠矢塔利:経験値溜まってきた
茄子原曜:よかった(迫真)
鷲尾瞳:私は以上!残り1このロイスは悩んでおきます
ノーヴェ:うーん 社長が万が一片野に指示して瞳ちゃんスマホしたなら殺意で取らざるをえないんですけど
ノーヴェ:ぶっちゃけそこらへんは片野さんの独断だろうな~って思ってます どうなんでしょうGM
GM:独断ですね 片野がちっちゃい美人系の女の子が好きなので手を出しただけです
鷲尾瞳:最低野郎情報が更新された
ノーヴェ:その教員免許捨てろ
ノーヴェ:じゃあ茄子原くんに取るかな~
ノーヴェ:-/茄子原曜/○感嘆/憤懣/ロイス
鷲尾瞳:教員免許もそのために……!?
茄子原曜:えっ感嘆!?
ノーヴェ:この憤懣は『凍てつく刃あるならエラダ戦で使えや!』という憤懣です
茄子原曜:ww はい
遠矢塔利:wwwww
ノーヴェ:感嘆は『エラダ戦でめちゃ役立たずだったのにやるじゃねえか!』というやつです
茄子原曜:ww ひどい
遠矢塔利:やるじゃねぇか!でもさっきもやれや!のロイスだ…w
ノーヴェ:これでロイスは七枠かな。購入はできないみたいなので、以上です。
GM:はーい それではシーンを切ります


◆Middle06◆

GM:◆Middle 6
GM:シーンプレイヤーは茄子原さん。他のPCも登場可能です。侵蝕率を上げて登場してください。
GM:最終ミドルシーンになります。
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (74 → 79)
鷲尾瞳:はーい!せっかくだから登場しようっと
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (74 → 83)
茄子原曜:ハァ…ハァ…
ノーヴェ:うわあ
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (78 → 87)
鷲尾瞳:あっ制服に戻っていた
遠矢塔利:ぎゃー
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (84 → 93)
鷲尾瞳:アワ~!
遠矢塔利:スリーナイン
茄子原曜:まだ水着!
鷲尾瞳:阿鼻叫喚
GM:みんな死んで行く
茄子原曜:ワンファイブ…
ノーヴェ:9が三つ……来るぞ遊馬!



GM:戦闘後。
GM:君たちの事前調査の甲斐あり、トラブルが発生した後も大きな混乱はなくゲストたちを外へ誘導することができていた。
GM:乙女坂支部長の手回しもあり、気絶した片野や影をまとう人型の暴走オーヴァードも適切に処置されることだろう。
GM:ただごたつきもあり、君たちはプールから出損ねて時間をしばしば持て余していた。
鷲尾瞳:「事後処理は乙女坂支部長が引き受けてくれました。直接井村勝海の能力を見た方たちも、記憶処理を施せば問題ないでしょう」
ノーヴェ:「まさか堂々とゲートで逃げていくとはな……」
ノーヴェ:「《ワーディング》を感知したときは、茄子原あたりが考えなしに展開したのかと思ったが」
茄子原曜:「ひで~」笑う。
ノーヴェ:「冗談だ。お前はそこまで馬鹿じゃない」
ノーヴェ:「適切な処置だった。俺たちも急いで上がってこれたしな」
茄子原曜:「え!そりゃ嬉しいな~。いやでも、そっちも災難でしたね」
遠矢塔利:「そちらも大変でございましたね…」
茄子原曜:「ね~」
ノーヴェ:『休憩室』で何があったのかは、聞かれない限り詳細には言わないつもりだ。鷲尾の気持ちもあるし、そもそも大まかには戦闘前に喋った。
ノーヴェ:「……心労で死ぬかと思った」
遠矢塔利:茄子原さんと控えめに頷く。
ノーヴェ:「いや本当に……」 珍しく心底疲れた顔でため息をついている。
ノーヴェ:「どうなることかと……」
遠矢塔利:先程体験した『薬』の効果を至近距離で喰らい、ノーヴェさんが助けた大まかな流れを聞いてる。
茄子原曜:「さっきはドタバタしてたんで流しちゃいましたけど…、いやもう、大事な彼女さんがそんな危機に陥ったら、気が気じゃないすよね~!」
神埼 翠子:「まさかそんなオーヴァードがいたなんて……お疲れさま、ノーヴェさん」
遠矢塔利:「お疲れならお水を……用意したいのですが、こちらのドリンクにはあまり手を付けない方が宜しいですね」
鷲尾瞳:「結果何も無かったので問題はありません。私を狙ったのは偶然のようでしたが……他の方が狙われていたらどうなっていたか」
神埼 翠子:ちょこんと君たちの輪の端に大人しく座っている。
茄子原曜:翠子お嬢様が喋ると、そちらに視線を向けて、茄子原もなんとなく静かになる。
ノーヴェ:「問題大有りだ! お前はもう、ほんとに……!」
ノーヴェ:「あの場に遠矢と茄子原がいたら一発で攻撃能力に目覚めただろうな……ふぅ」 息を吐き、仕事モードに必死に戻す。
遠矢塔利:「それほどまで……」
鷲尾瞳:「そういえば、茄子原さんから彼女さんの事を聞くのは久しぶりな気がしますね」
茄子原曜:「そりゃそうすよ!美和にそんなことがあったらと思うと…」
神埼 翠子:(ノーヴェさんもあんなに取り乱すんだな……)
茄子原曜:「あれ、そうすかね」
遠矢塔利:「前に美和様の名前をお聞きしたのは……水着に着替えた時、でしたか?」
遠矢塔利:「そういうと短いですが、ずいぶんと前に思えますね」
ノーヴェ:「…………改札直前でSUICA忘れたことに気づいた、みたいな顔をずっとしてたからな。戦闘で少しは気が紛れたか?」
鷲尾瞳:「はい。最初に支部で会った時にも、仕切りに口に出していたのに。なにか気がかりでもあったのですか?」
茄子原曜:「なんですかそれ~。どういう評価~…、いや、あ~~」
茄子原曜:誤魔化すように首の裏をかく。「いや……まあ、確かにちょっとテンパってましたね、さっき」
茄子原曜:「あっははは…。……いや、だって…ほら」
ノーヴェ:「なんだよ?」
茄子原曜:翠子お嬢様に視線を向ける。「………お嬢様がね。あの社長に一目散に走ってくんですもん」
鷲尾瞳:「……?」首を傾げながら茄子原さんの視線を追う
茄子原曜:「ずいぶん、訳ありって感じじゃないですか」
遠矢塔利:「……そうでしたね」
神埼 翠子:「うん。ごめんなさい、秘密にしていて……話しておくべきだったよね」
ノーヴェ:「そうだな。事情はちゃんと話してもらおうか」
ノーヴェ:「知り合いなのか?」
神埼 翠子:「なんというか、私もあんまり踏ん切りとかつききらなくて……多分今回が、最後のチャンスだっただろうから」
鷲尾瞳:「目的は社会勉強だけではなかった……ということでしょうか」
神埼 翠子:「えっと、そう。知り合いではあります。……順番に話させてもらっていい?」
茄子原曜:「はい、ゆっくりでいいすよ」
遠矢塔利:はい、と頷いて話を聞く姿勢になる。
鷲尾瞳:茄子原さんの言葉に頷こう。
ノーヴェ:「構わん。長くなりそうだな」 どかっとその辺の椅子に腰を降ろします。瞳ちゃんの腰に手を回し、強引に自分の横に座らせる。
神埼 翠子:そう言って、神崎はぽつぽつと、しかし迷いなく話し出す。
鷲尾瞳:「ひゃっ……」驚いた声を上げながらそのまま身を寄せて「すみません、続きを……」
神埼 翠子:オーヴァードになって神城グループのレネゲイド事業に関わることが決められた時、まず真っ先に過去の神城グループや、現在のFHでの人体実験、あるいはUGnでのチルドレン動員などについて学ぶことになったこと。
神埼 翠子:「思えば一番最初に、レネゲイドの危険な面を学んでおこうっていうことだったんだと思うんだけど……世間知らずのわたしにはちょっと刺激が強すぎて。あの頃、まだ高校生だったし」
神埼 翠子:「で。一時期オーヴァード至上義、みたいな人の集まりに関わるようになっちゃって……そこで知り合ったの」
茄子原曜:「いきなり身近で戦争が起きてるって聞かされてるみたいなもんすからね、そりゃ」
神埼 翠子:「井村さんと――彼ら」
神埼 翠子:「"ステイト・オブ・グレイス"」
神埼 翠子:「……知ってる?」 わずかに首を傾げる
鷲尾瞳:「SOG……。危険性という意味ではFH以上ですね」
GM:ステイト・オブ・グレイス。UGNやFHなどとは比べるらくもない、オーヴァード至上主義を掲げたテロ組織である。
遠矢塔利:「………ふむ…?」こちらはピンときていない。
ノーヴェ:「SOGか。まあ、オーヴァード至上主義ならそいつらが真っ先に上がるよな」
茄子原曜:「マジすか」顔をしかめる。「FHよりよっぽど過激でカルト的って聞いてますよ」
GM:稚拙な思想、稚拙な技術。それゆえの大胆で見境のない行動力は、瞳ちゃんの言う通り、時にFH以上に危険とされている。
ノーヴェ:「優生思想だよ。我々は選ばれし新人類であり、旧人類を支配する権利がある……みたいなやつらだ」 遠矢さんに。
ノーヴェ:「鷲尾や茄子原の言う通り、ある種FHよりタチが悪い」
遠矢塔利:「……なるほど。理解いたしました。ありがとうございます」
神埼 翠子:「そう。わたしもそれにはすぐ気付いて、まずいなってなって、すぐ距離取ったんだけど……」
茄子原曜:「関わらない方が身のためって社長に言われました。武器売っても、絶対に『きちんと使えない』からって…」
鷲尾瞳:「すぐに離れられたのは不幸中の幸いですね」
神埼 翠子:困ったように笑う 「……井村さん個人とは繋がりが残ってて。あの人もSOGに所属してたんだけど、過激な所には染まってなかったから」
ノーヴェ:「怒っているわけじゃないが、なぜ黙ってた?」
ノーヴェ:「井村勝海の名前は何度も出てたし、そもそも一度ニアミスしただろ。話すチャンスはあったと思うが」
神埼 翠子:「むしろSOGを内側から変えて見せるって言ってて、実際一時期、そこそこ良い所までは行ってたみたいだし……」
鷲尾瞳:「自分一人で止めるつもりだった……のですか?」
茄子原曜:「………」黙ってお嬢様に視線を向ける。
遠矢塔利:「内側から……でございますか」
神埼 翠子:「……一番大きかったのは、わたしの中にも迷いがあったこと」
茄子原曜:「迷い、すか」
神埼 翠子:「SOGの過激さは付き合っちゃいけないって分かったけど、それで最初に持ってた、神城やUGNに対する不信感が消えたわけではなかったから……」
神埼 翠子:「やっぱりそのやり方一番なんじゃないか、って。……まあ、結局その辺りは、みんなと話してる内に、ちゃんと自分の目で見なきゃな、って思えたんだけど」
神埼 翠子:「……でも、黙ってた本当の原因は、やっぱり井村さんに対する信用を捨てきれなかったことかな」
遠矢塔利:「なるほど、それで……」鷲尾さんや子どもたちの境遇に悩んでいた神崎さんの様子を思い出す。
ノーヴェ:「事前にその話を聞いてたら、UGNは有無を言わさず『井村勝海はSOG所属の要注意人物』として扱った可能性が高いな。確かに」
神埼 翠子:「うん、そう。さっきも言った通り……井村さんはこんな過激な作戦を実行に移すほどの人じゃなかった。……はずだったから」
鷲尾瞳:「つまり、SOGを変えようとしたものの」
鷲尾瞳:「変えられてしまったのは井村勝海のほうだ……と」
神埼 翠子:「調べを進める内に、何かの間違いだってことになるんじゃないかと……」
神埼 翠子:「……思ってたんだけど」 目を閉じる 「そうだったのかな……」
ノーヴェ:「それだけか?」
神埼 翠子:「……彼と親密だった頃」
ノーヴェ:「俺はてっきり、井村勝海と恋仲だった……あるいは今も……だから、妙な情があるのかと思っていた」
鷲尾瞳:「えっ」
遠矢塔利:「……まぁ」
鷲尾瞳:「そうだったんですか?」神埼産の方へ僅かに身を乗り出して
神埼 翠子:「あっ、いや……そういうのがないでもないけど」 少し頬を赤くして髪を引き 「あの人は多分誰のことも好きにはならないよ」
神埼 翠子:「わたしは相思相愛が良いので。……って、何言わせるかなノーヴェくん……!」
茄子原曜:「ないでもないんすね~……」小声でぼやく。「…勝海社長の、『ここしばらく彼女はいない』って発言もマジっぽかったですしね」
ノーヴェ:「お前が勝手に喋ったんだろ! ……真面目な話、恋愛感情から裏切ったり情報を流したり、っていう事例はよくあるからな」
鷲尾瞳:「なるほど……複雑な片思いだったんですね」
神埼 翠子:「……それは、あった」 ノーヴェくんの言葉に、すまなそうに反応する
神埼 翠子:「名簿を渡したことがあったの。多分……詳しい時期は分からないけど、井村さんが企業を起こそうってした時……」
鷲尾瞳:「名簿……?何の名簿ですか?」
神埼 翠子:「神城グループ改革派の中でも、特に成果を求めてた人たちの名簿。……もちろん社外秘のね。レネゲイド関連だから」
茄子原曜:「あ~、渡しちゃいましたか~……」
ノーヴェ:「……これだから恋愛脳は……」 眉間をおさえる。
遠矢塔利:「……なるほど。近年よく言われる、コンプライアンス……という…」おぼろげな知識で把握する。
神埼 翠子:「熱心に説得されたのと、まあ、さっき話したこともあって……今思うと、ああ、その時のためにキープされてて、まさに利用されたんだな……って感じだけどね」
ノーヴェ:「その名簿、何に利用されたか予想はつくか?」
神埼 翠子:恥じるように小さくなる 「……うん。だから、黙ってた理由は、さっき話した2つと、この1つが理由……かな」
茄子原曜:「心当たりあるんですね」眉を上げる。
神埼 翠子:「さあ……神城グループに売り込む時のあてか、場合によっては資金や技術を提供させる、とか……? そこまではあんまりです」
茄子原曜:「なるほど、なるほど……」
神埼 翠子:「こんなこと、父に知られたらどうなるか。会社に関しては厳しい人だから」
茄子原曜:「……お嬢様」
神埼 翠子:「まあ、結局こうして話すことになるなら、最初から話しておけ、っていうことなんですけど……」
神埼 翠子:「はい」 茄子原さんを見る
茄子原曜:「なんつうか~……んんん」言葉に迷う。「かなり言いづらいんですけど」
茄子原曜:「それなりにもう、バレてます。お父様に」
茄子原曜:「それで俺、雇われたんで」RHOを公開します。

PC1:茄子原 曜
シナリオロイス…神埼 翠子  推奨感情…尽力/猜疑心
君はUGNとの『オーヴァースマート』調査の共同任務に派遣されることになった。
……というのは建前で、本懐は依頼者である神埼 博の娘、神埼 翠子の護衛である。

…………というのも建前で、君が神埼 博に託された真の依頼は、神埼 翠子の動向調査だ。
翠子には『オーヴァースマート』との関与……神城グループやレネゲイドにまつわる情報流出が疑われている。
『オーヴァースマート』の動向によっては、神城グループや翠子の父親である博にも悪影響が及びかねない。
君は『オーヴァースマート』調査の中で翠子の動向と真意を探らなければならない。
特に、翠子が神城グループへの多大なる背信を行っている場合は、迅速に連絡をするよう言われている。
勘当・絶縁の対応を行うためだ。

君は神埼 翠子が登場しているシーンであればいつでも、このRハンドアウトの『使用』を宣言できる。この宣言に、Rハンドアウトの公開は伴わない。
Rハンドアウトを『使用』した場合、君は翠子に、翠子自身も知らないGPS発信機を仕掛けることができる。
『使用』後にRハンドアウトを公開した場合、以降君は翠子の居場所に関する情報判定に自動成功する。

神埼 翠子:「…………」 ぽかんとする 「……えっ……?」
ノーヴェ:はは~
茄子原曜:「俺の依頼主は、翠子お嬢様のお父様。……最初に会った時、言ってましたよね」
茄子原曜:「『なんか仕事があったんじゃないか』って……。その通りです」
神埼 翠子:「あ、え……」 完全に虚を突かれ、その事実を受け入れるのに時間がかかっている。鉄火場でもそれなりに余裕ある振る舞いをしていたとは思えない動揺具合だ
ノーヴェ:「……」 腕組みして話を聞いていたが、鷲尾に目配せして立ち上がる。
ノーヴェ:そっと翠子さんの側面に回り込んでます。さりげなく退路を断っている。
茄子原曜:「……まあでも」
茄子原曜:「俺も言いましたし、言われましたからね」
茄子原曜:「俺の仕事は翠子お嬢様のボディーガードで、俺の仕事は、お嬢様の尻拭いをすることっす」
鷲尾瞳:「大丈夫だと思いますよ、ノーヴェ」
茄子原曜:「悪気があってやったんじゃないって、少なくとも俺は分かってますし」
ノーヴェ:「……そうか?」 鷲尾の言葉に頷いて僅かに警戒を緩め、茄子原の言葉を聞いている。
茄子原曜:「だから、んん…。まあ、安心してください!しっかり守りきりますよ、あのお父様からも」
神埼 翠子:「そっ……か」 茄子原さんの言葉を聞いて、ようやく相槌を口にできる
神埼 翠子:「……父はなんだかんだ、わたしには甘いのかな、と思ってたけど、その認識が甘かったな」
神埼 翠子:「まさかある程度見抜かれてたなんて……」 言いつつ、茄子原さんの言葉に眉尻を下げて 「……ありがとう。でもほどほどにね」
神埼 翠子:「茄子原さんには茄子原さんの立場があって……これはわたしが起こした問題だから」
神埼 翠子:「もちろん、気持ちはすっごく嬉しいです」
ノーヴェ:「大丈夫かよ。一歩間違えれば、お前自身も裏切り者として神埼もろとも処分されかねんぞ」 茄子原くんに。
茄子原曜:「そんなこと言われちゃ、男としちゃ余計に守ってあげたくなっちゃいますよ~…」苦笑する。
ノーヴェ:「ただでさえここには神城の関係者もいるしな」 遠矢さんをちらりと見る。
ノーヴェ:「勝算あるのか?」
茄子原曜:「あっはは…」同じように塔利お嬢様を見る。
茄子原曜:「勝算は……」
遠矢塔利:視線に応えるように微笑む。
茄子原曜:「今のところ特にないですが……」
ノーヴェ:「こいつ…………」
鷲尾瞳:「正直ですね……」
茄子原曜:「え~!? でも男ならこういうとき見栄はりたくなるじゃないですか! 翠子お嬢様だって今は反省してんですよ!」
神埼 翠子:「あはは、ほんと、無理しないでね……わたしなら大丈夫だからさ、多分」
ノーヴェ:「なにが大丈夫だ! 大丈夫って言うヤツほど大丈夫じゃねーんだよ!」
鷲尾瞳:「我々に言われても。神城とはあくまで協力関係、神崎さんの処分は神城に任せるしかありません」
遠矢塔利:「でも、そうして胸を張る殿方がいらっしゃれば、側に居る方は安心出来ます……よね?」神埼さんに。
神埼 翠子:「……まあ、そうだね。これで茄子原さんに彼女がいなかったりしたら心まで頼っちゃったかもな」
茄子原曜:「え!?」ドキ~ン!とする。
神埼 翠子:苦笑して 「そうじゃないので、ほどほどに安心します。……頼るけど、ほんとに無理しないでね」
ノーヴェ:「おい。ときめいてんじゃねえ」
鷲尾瞳:「美和さんに言いつけてしまいますよ」
茄子原曜:「いやっ今のは仕方なくないですか!?言いつけちゃだめ…いや……」
神埼 翠子:「取りますか、匂わせ写真。遠矢さんも入ってもらって」
茄子原曜:「それでヤキモチ焼いてくれる美和も可愛くて見たいですね………」真剣に考え始める。
遠矢塔利:「ふふ」たまらず口元を緩ませる
ノーヴェ:「……この色ボケボディガードはちょっと見直したらすぐ駄目になるな……」
遠矢塔利:「匂わせ、ですか…?」
茄子原曜:「ふざけんなっつって部屋のもの次々に投げられちゃったりして…」
遠矢塔利:「それは……壊れないようにお気をつけくださいね」
鷲尾瞳:「元の調子が戻ってきたようで何よりです」
ノーヴェ:「……鷲尾の言う通り、これは神城の問題だ。茄子原、神崎、遠矢の間でコンセンサスが取れてるなら俺は口出ししない」
神埼 翠子:「そう。あのね、自分ひとりと見せかけて、写真の端に女の人の影とかネイルとか写ったりする写真で……」 饒舌になる
ノーヴェ:「だがそれはそれとして!」 色ボケしそうになった翠子さんに圧をかける。 「井村勝海の行方は追う必要がある。そうだな?」
遠矢塔利:ふん、ふん。と神埼さんの解説を聞いている。
神埼 翠子:「あっ はい」 萎縮する
遠矢塔利:「……えぇ、はい」
神埼 翠子:「……わたしから話さなきゃいけないことは以上です。今はもう、井村さんの方が正しいんじゃとか、そんなことは全然思っていないから」
鷲尾瞳:「なにか行く先に心当たりはありませんか?秘密の工場がありそうな場所とか……」
神埼 翠子:「彼を止めて、どうにかしたい」
神埼 翠子:「あ、それは多分わたし……分かると思う」
遠矢塔利:「そうなのですか?」
ノーヴェ:「マジかよ?」
茄子原曜:「ふむ」

GM:ということで、最後の情報収集判定に移りましょう。

◆ 情報項目概覧2
◇ ルール
・すべての判定に成功することで、クライマックスシーンへと進む。
・情報判定に成功することで、新たな項目が出現する場合がある。新たな項目は、シーン中に判定できる。
・一度判定に失敗するごとに、難易度が4低下する。
・一度判定に失敗したキャラクターも、侵蝕率を1d10上げれば再挑戦できる。
・失敗が4回発生すると、状況に良くない変化が発生する。

ノーヴェ:FS判定もどき!
鷲尾瞳:良くない変化……なんだろう
茄子原曜:ハッ まさか 水着のホックが…
鷲尾瞳:覚醒剤を使われる人が増えるのかもしれない
ノーヴェ:それはやばすぎ
遠矢塔利:よくないレベルの違いがすごい

◆ 情報項目2
・倉庫に残っていたプリンターから抽出したデータ 自動成功(前シーンで判定に成功したため)
・オーヴァースマートの逃走先について <情報:UGN> 20 → 自動成功(翠子が知っているため)
・"ネットワーク"について 2 <情報:UGN> 10<

GM:で、後の展開のため・オーヴァースマートの逃走先について を今開示します。
鷲尾瞳:やったった~
ノーヴェ:なるほど。ここで前のシーンとか翠子さんとの接し方によっては、更に判定が増えてたのか

・オーヴァースマートの逃走先について
井村倉庫にはハイセキュリティな地下倉庫が存在する。
社長の意向で最新技術の実証のために貸し出されていた密閉区画で、現在は特に使用されていない。
進入のためには特殊な手順が必要となる。進入方法は、緊急時のため社内でも限られた重役と家族にのみ知らされているようだ。

GM:これにより ・井村倉庫の地下倉庫への進入方法 <情報:ウェブ><情報:噂話> 25 が項目追加されます。
GM:なので、まとめると現在の情報判定項目は……

◆ 情報項目2
・"ネットワーク"について 2 <情報:UGN> 10
・井村倉庫の地下倉庫への進入方法 <情報:ウェブ><情報:噂話> 25

ノーヴェ:うわつよ



GM:以上です。これらに成功すれば、クライマックスフェイズへと進みます。
ノーヴェ:ねっちゃんについてはさっさと瞳ちゃんあたりが抜いて、残りは侵入方法に全力でいいかな? 失敗すればするほど低下するし
ノーヴェ:できればのべナス→遠矢で、財産8も含めて遠矢さんが抜いてくれるとうれC
鷲尾瞳:いや、もしかしたらこれは……私のRHOの効果を使うべき機会なのでは?

PC3:鷲尾 瞳
シナリオロイス…井村 法樹  推奨感情…親近感/脅威
君は井村 法樹への接触を通じ情報を得ようとしているように、井村 法樹が君から情報を得ようとしていることに気付いている。
なぜなら法樹は、やたらと君の私生活のことを知りたがったり、本を読むフリをして君の様子を伺ったりしているからだ。
君が法樹の方を見ると、ぴったりと目が合い、慌てて彼が目を逸らす、といったことも、一度や二度ではない。
彼は間違いなく、君を特別視し、君から情報を得ようとしている。

だが、彼も君の情報を得るためか、自分自身の情報についてはずいぶんと口が軽くなってきている。
連絡先も交換したし、その気になれば彼から重要な情報を聞き出すこともできるだろう。

Rハンドアウトを公開後、1シーンに1回、君は情報項目名に『井村』と入っている情報判定について、自動で成功することができる。
ただし、それには何らかの代償……重大な情報など……を要求される可能性が高いと君は思っている……

ノーヴェ:あっ!
茄子原曜:なるほどね!
GM:情報項目に『井村』が入ってるからね
GM:惚れた男子高校生 なんでもしゃべる
鷲尾瞳:サブにもう一回貼りました。でもこちらの情報も要求されるんだよな
遠矢塔利:大変 重要な情報が…
茄子原曜:『要求される可能性が高いと君は思っている……』ですからね
茄子原曜:断言はされてないよ!
ノーヴェ:まあ最終的にのりピーの精神は破壊できるから大丈夫だよ
茄子原曜:ご無体
遠矢塔利:こわいなぁ
鷲尾瞳:容赦がない
ノーヴェ:とりあえずネットワークにノーヴェがいきましょうか。このあと新規の情報が出てくるかもだし。
鷲尾瞳:確かに!
ノーヴェ:井村倉庫は瞳ちゃに任せた!
GM:うむ。挑んでミナシャイ
遠矢塔利:GOGO
鷲尾瞳:では私は井村倉庫に。代償が怖いけど、この状況で法樹君に話を聞かないわけはないしな……
ノーヴェ:《蝙蝠の耳》でなにかボーナスはつきませんか? 潜入調査時にネットワークちゃんに関連する情報を集めてた感じで……
鷲尾瞳:RHOの効果を使ってみます。
GM:うーん、ボーナスはつかなさそうですね
ノーヴェ:わーん コネ使ってUGNで振ります。ネットワークについて2。
ノーヴェ:5dx+2=>10
DoubleCross : (5DX10+2>=10) → 9[1,4,5,8,9]+2 → 11 → 成功

ノーヴェ:ヨシ!
鷲尾瞳:えらノーヴェ!
GM:ノーヴェくんは成功。瞳ちゃんもRHOの効果を使うなら自動成功です。
茄子原曜:優秀!
遠矢塔利:優秀~
GM:というわけで……全ての情報を順番に開いていくぞ!

・倉庫に残っていたプリンターから抽出したデータ
内容は単純な相対表。
恐らく詳細なファイルは別にあり、これはそこから必要なデータだけを抜粋したもののようである。

■ 薬剤β投与記録
片野 延広 :成功
葛西 マキ :成功(暴走)
安倍 美樹彦:成功(暴走)
吹野 慎太郎:失敗(処理済)
西村 勇気 :失敗(処理済)
東 洋子  :失敗(処理済)
・・・
・・


以降は失敗(処理済)のレコードが続いている。
このうち、片野 延広・安倍 美樹彦については、ナイトプールの交戦で確保された2名であることが判明している。

・"ネットワーク"について 2
今までの目撃情報と挙動、さらに神埼 翠子の情報により、ステイト・オブ・グレイスのオーヴァードであることがほぼ確定した。
さらには井村勝海がβトランスの防衛に配備していた機械化兵"エラダ"も、その様子からステイト・オブ・グレイスから提供されたもので間違いないだろう。
"エラダ"は恐らく従来あった自我をステイト・オブ・グレイスの手により損なったものと思われる。

ノーヴェ:もったいない!
GM:もったいないて
鷲尾瞳:SOG、許せねえ
茄子原曜:失敗しとる!

・井村倉庫の地下倉庫への進入方法
管理棟の警備員室にある隠し金庫に、地下倉庫に入るための仕掛け鍵がある。
ただし、隠し金庫を開いた時点で警備会社に連絡が入るという。

警備会社の動員は、事前に連絡しておけば乙女坂支部長が押さえてくれるだろう。




茄子原曜:「……にしても……」
茄子原曜:情報を得るためと立ち去った瞳ちゃんを見送った面々で、口を開く。
茄子原曜:「だいたい事件の全貌は掴めてきましたけど。"恩寵の杯"に関しては、やっぱ何にも出てこねっすね」
ノーヴェ:「最後に出た情報はなんだっけか? "前提の情報が全部間違ってます"だったか」
茄子原曜:「でした、でした」
遠矢塔利:「そうでございますね……私としては、収穫なし、となると報告に困るのですが…」
遠矢塔利:「はい。今までを含め、そのように呼称されるアイテムは存在しない、と」
茄子原曜:「んで、そも塔利お嬢様の依頼人の方が間違った情報つかまされてんじゃないのってなって」
茄子原曜:「んでもお嬢様は、ここまで来てくださってる訳ですけど」塔利お嬢様を見る。
ノーヴェ:「ふむ。ひとまずSOGを叩き潰して、それから改めて情報を洗い直したほうが良いのかもな。SOGへの対処は急ぎだし」
ノーヴェ:「乗りかかった船だし、俺と鷲尾で協力してやってもいい」
遠矢塔利:「ありがとうございます、ノーヴェ様」
遠矢塔利:視線を向けられるとそちらを向く。
茄子原曜:「それにしても、"恩寵の杯"がガセネタなら、塔利お嬢様がSOGの対処までされる必要、もしかしてなくないすか?」
遠矢塔利:「……」
遠矢塔利:「それは………それもそうでございますね……」
ノーヴェ:「……遠矢の支援能力は大きい。いくら俺と鷲尾が強くても、そこにヘタレボディガードとコンプラ違反お嬢様では戦力不足だ」
遠矢塔利:思わず応える。
ノーヴェ:「俺としては、できれば同行してもらいたいがな」
茄子原曜:ふむ、と2人に頷く。
ノーヴェ:「茄子原の言うことも最もだとは思う。離脱するか?」
茄子原曜:「てかさりげひどいすよ~」後ろでブーブーする。
茄子原曜:「さっきかっこよかったしょ~、俺~」
ノーヴェ:「なあにがカッコよかっただ! エラダが出てきた時"女の子相手っすよ~?"ってヘナヘナしてたの覚えてンだからな!」
遠矢塔利:「……い、いえ。続けさせてください」目の前の会話を気にせず少し考えた後、否定を口にする。
茄子原曜:「お」遠矢さんを見ます。
ノーヴェ:「いいのか?」
茄子原曜:「戦うの好きってタイプとも見えないすけど…」
遠矢塔利:「そうですね……」少し言葉をまとめるように目を回して。
遠矢塔利:「と言いますのは…………間違った情報だとしても、その先で、こうして事件が起こり、……ステイト・オブ・グレイスでしたか?」
遠矢塔利:「別の組織まで関わっているのならば……その……何か、他の手がかりがあるかもしれません」
遠矢塔利:珍しく、理由を考えながら喋っているように言葉を区切る。
茄子原曜:「ふうむ」いつもと違う探るような言い方を気に留めつつ、その様子を見ている。
遠矢塔利:「もし、後に何かの手がかりが判明した際」
ノーヴェ:「…………」 腕組みして話を聞く。遠矢の素振りに思うところはあるが、口を挟むことはない。
遠矢塔利:ちら、と茄子原さんを見て「仰る通り……私は戦闘が苦手ですので。単独で関われるとも思いません」
茄子原曜:「まあ、それもそうすねえ。後々で『やっぱ間違ってた情報が間違ってました~』なんてことになっても塔利お嬢様が困るでしょうし」
ノーヴェ:「二度手間になるなら、僅かな可能性も考慮して同行した方がいいか」
遠矢塔利:「はい。……それに」
茄子原曜:「あれすね、あれ。なんとかに煙は立たないっていう…」
茄子原曜:「それに?」
遠矢塔利:「以前、調査をお願いしてたコピー機の解析が届いたのですが」
遠矢塔利:く、と意を決するように。そちらが本題のように切り出す。
ノーヴェ:「ん」
ノーヴェ:「ああ。例の、途中までしか見れなかったやつか」
茄子原曜:「片野の名前載ってたやつすね。何か分かったんすか?」
遠矢塔利:「はい」取り出した端末の画面に、復元された文面を表示する。
遠矢塔利:「片野様と、安倍様。先ほど私達が戦ったのがこの二名で……」
ノーヴェ:「これだからな……」 処理済、の文字に顔を歪ませる。
遠矢塔利:「もう一人。成功の結果を得た方がいらっしゃいます。……葛西マキ様」
遠矢塔利:「暴走、というのがどこまでの状態かはわかりませんが、お二方を見るに、まだ取り返しがつくのならば…」
遠矢塔利:「見過ごしたくは、ございません」
茄子原曜:「……その言い方の感じ」
茄子原曜:「翠子お嬢様と似たような事情、抱えてらっしゃいます?」
遠矢塔利:「えっ」
遠矢塔利:「……………」
遠矢塔利:「……………………」
遠矢塔利:「そ、そんなことは……ございません……よ?」目をそらす
ノーヴェ:「同感だ。俺は正直、お前もなんか隠してるんじゃないかと思っている」 遠矢さんを見る。
ノーヴェ:「だがまあ……」
ノーヴェ:「本人がこう言ってんだから、そのうち話すんじゃねえの。多分」
ノーヴェ:「茄子原だってタイミング見計らってたしな」
遠矢塔利:「こほん。………そうですね。そう思うのならば、思っていただければ」
茄子原曜:「あっはっは、そっすね……」苦笑する。「それに俺、前に良い事聞いたんすよ」
遠矢塔利:「……?」
茄子原曜:「『言えないことあっても、困ってる時は、助けを求める』もんなんですって」
茄子原曜:「ね」遠矢さんを見ます。
遠矢塔利:「む…………」
遠矢塔利:「…………」
遠矢塔利:す、と姿勢を正して。
遠矢塔利:「……そうですね」
遠矢塔利:「私の、個人的な事情として」
遠矢塔利:「協力させていただき……いえ……」
遠矢塔利:「困ってしまいそうですので、助けていただけますか?」
ノーヴェ:「これだ。これだぞ、茄子原」
茄子原曜:「今やばかったっす」
遠矢塔利:「え?」
ノーヴェ:「お前ときたら、ずっとトイレにいきたそうな顔でモゾモゾしやがって。お前も素直にこう言えばよかったんだ」
茄子原曜:「かなりぐっときまし…、あっ何すか!?ひどすぎ!」
ノーヴェ:「事実だろうが」 ふんと鼻を鳴らす。
ノーヴェ:「あとまたときめいてんじゃねえ。言いつけるぞ」
遠矢塔利:「ふふ」目を細めるように笑う。
遠矢塔利:「というわけで……降りるつもりはございませんので。個人的に。」
遠矢塔利:「よろしくお願いいたします」
ノーヴェ:「……したたかなお嬢様だな。了解した、可能な範囲で助けよう」
茄子原曜:「俺もっす。全力でお守りしますよ」
遠矢塔利:「はい。とても心強く感じております」
茄子原曜:「しっかし、マジ良い言葉ですよね~、『困ってるときは助けてほしい』って」
茄子原曜:しみじみ頷く。「俺だってちゃんと言わなくちゃとは思ってたんすよ~。ノーヴェくんは言いづらいこととかなくて分かんないでしょうけど~」
ノーヴェ:「……」
ノーヴェ:「…………あるぞ」
茄子原曜:「え?」
ノーヴェ:「ちょうどいい。今のうちに一つ、お前らに聞いておきたいことがある」
遠矢塔利:「お仕事の話は、契約にからんでしまいますからね……」
遠矢塔利:「はい?」
茄子原曜:「あっあるんすか…?そりゃ悪かっ……、なんですそのマジな感じ」
ノーヴェ:「任務と半分くらいは関係ある話だ」
遠矢塔利:薄い表情のはにかみを、疑問に変える。
茄子原曜:「おお」 表情を引き締める。
遠矢塔利:「……ノーヴェ様にも、なにか事情が?」
ノーヴェ:「……」 小さくため息をつく。 「鷲尾が何されたかは、だいたい説明したな」
ノーヴェ:「あいつは大丈夫だ大丈夫だと言っているし、チルドレンの訓練も受けているし、俺もギリギリで助けに入ったし、まあ、この仕事中は本当に概ね大丈夫なんだろうが……」
ノーヴェ:「心のどこかに今回のことがトラウマとして残ったら、その」
ノーヴェ:「困る」
ノーヴェ:「困るんだが……こういう時、どうやって気遣ったり、どうやってケアすればいいのか……わからん……」
茄子原曜:「ノーヴェくん……」
ノーヴェ:「知っているなら対策を教えろ」 めちゃくちゃ尊大に言ってそっぽを向く。
遠矢塔利:「なるほど……………」
茄子原曜:その背中を撫でる。「つらかったすねえ」
ノーヴェ:「……お前に同情されるの、なんかすげえムカつく!」 ぺいっとその手を払い除ける。
ノーヴェ:「っていうか俺は別に辛くねえの! 鷲尾が辛いの!」
茄子原曜:「そう見守るしかない身ってやつすもんね~~、瞳ちゃんが辛いぶん、ノーヴェくんもつらいすよねえ、うんうん」全然気にしてない。
ノーヴェ:「こっ、この……!」 ぎりぎりと歯ぎしりしてます。
遠矢塔利:「そうですね……鷲尾様は無力化された状態で主導権を奪われたという話でしたから……」自分なりに理解をしている。
遠矢塔利:「……茄子原様は、なにか案はございますか?」
茄子原曜:「うおっ、俺すか?」
ノーヴェ:「……そうだ。精鋭チルドレンとしても、女としても辛い目に遭った。俺にできることがあるならなんとかしたい」
ノーヴェ:「本当は、同じ女の遠矢にだけ相談するつもりだったが……彼女彼女って言うからお前にも話したんだぞ。経験豊富そうだから」
茄子原曜:「経験豊っ……、やだな!普通す!」謎に照れる。
ノーヴェ:「照れてんな! 案はねえのか案は!」
遠矢塔利:「そうですね。恋人のいらっしゃる身の茄子原様なら、経験からのアドバイスが出来るのではないでしょうか?」
茄子原曜:「そうすねえ。ええっと……」
茄子原曜:「単純に、されたこと思い出したら怖くなっちゃいますよね」
遠矢塔利:うん、と話の合間に相槌を返す。
ノーヴェ:「……だな」
ノーヴェ:「……いや鷲尾は強いからその辺のフラッシュバックは大丈夫だろうが……だが時々……」 ぶつぶつ言っている。
茄子原曜:「俺も彼女がそういう気分じゃないのにチューしようとしたらビンタされたことありますしね!」
遠矢塔利:「はい………」「……」「そうなんですか?」
茄子原曜:「なんでもないっす」
ノーヴェ:「茄子原くん」
ノーヴェ:「真面目に案を出すか、この場で蹴り殺されるか選ぶか?」
遠矢塔利:「くん付……」
茄子原曜:「やめて!ニッコニコなのが逆に怖いので!」
茄子原曜:「え~~」咳払い。「ええと、そもそもっすけど、ノーヴェくんのこと怖がってたりはないんですよね?」
ノーヴェ:「それはない。断言する」
ノーヴェ:「怖がってたらさっき一緒にソファに座ったりしないだろうし。何より俺だからな」 意味不明
茄子原曜:「そうすよねえ~」 何故か納得
ノーヴェ:「客観的に、遠矢から見ても鷲尾が怖がってるようには見えなかっただろ?」
遠矢塔利:「なるほど」納得しているので納得
遠矢塔利:「そうですね。むしろ身を預けているような……」
ノーヴェ:「ということだ」 うんうんと頷く。
遠矢塔利:「それで……怖がっていなければ、どうなるのでしょう?」
茄子原曜:「そしたら、もう、やることは一つすよ! 怖い思い出を忘れさせるくらい、優しく甘やかしてあげるんすよ~!」
ノーヴェ:「上書きしてこい、ってことか」
茄子原曜:「そうすそうす。ノーヴェくんの思い出でいっぱいにしてあげましょ~、ぎゅっとして~……」
茄子原曜:それ以上具体的に言いかけて、遠矢さんがいるのでやめる。「みたいな~……感じで」
遠矢塔利:「ふむ……」
ノーヴェ:「……茄子原先生はこう仰ってるんだが。同じ女目線ではどうだ?」
遠矢塔利:「?」なにか文章が途中で切れたな、と思いつつ追求はしない。
遠矢塔利:「そうですね……」
ノーヴェ:「敵以上のパワーでゴリ押しするというのは、まあ、理にかなっていると思う。戦闘でもよくやる事だ」
ノーヴェ:「だが今回ばっかりは……こういうの初めてだから、わからん。お前の意見も聞いておきたい」
遠矢塔利:「……私は…………普段、屋敷では一人で過ごしているのですが」
遠矢塔利:「一人でいますと、ものを考えることが多くなりまして」
遠矢塔利:「そういった時は、些細な事に敏感になってしまったり、過剰に心が動いてしまうのだ……と、本に書いておりました」
遠矢塔利:「……なので、なにか、怖いものを克服したいのならば」
ノーヴェ:「……身体を動かさないと、そのぶんのエネルギーが思考にいきがちだからな。それもわかる」
遠矢塔利:「そばにいて差し上げるのが、宜しいかと思います」
ノーヴェ:「…………」
ノーヴェ:「つまりその……お前ら二人の意見を総合すると……」
茄子原曜:「うす!」
遠矢塔利:「はい」
ノーヴェ:「"なるべく傍にいて、めちゃくちゃ優しくしたり、甘やかしたりしろ"」
ノーヴェ:「ってこと……だな?」
茄子原曜:「うっひゃ~~~、最高じゃないすか。ねえ塔利お嬢様!」
ノーヴェ:「……なんだよ優しくするって……わからんが……?」 珍しく頭を抱えている。
遠矢塔利:「そうでございますね」頷く。
茄子原曜:「さっきもグイッとそばに寄せてたじゃないですか~」 ノーヴェくんに言っている。
ノーヴェ:「あれは"守ってやるから俺の傍にいろ"ってだけだよ!」
遠矢塔利:「それでよろしいのではないでしょうか?」
茄子原曜:「すげえかっこいいじゃないすか!」
ノーヴェ:「~~~……」 口をむにゃむにゃさせながら二人を見る。
遠矢塔利:「はい。怖いものから守ってくださるノーヴェ様がいらっしゃれば、鷲尾様も気になさることは無くなるのではないでしょうか……?」
ノーヴェ:「……そうか。無意識で正解踏んでたっていうなら……まあ、いいか……」
茄子原曜:「かわいい~」
ノーヴェ:「茄子原…………」 殺気を込めた目で睨みつけるが、アドバイスをくれた手前それ以上は何もできない。
遠矢塔利:「はい。いつも通りで良いと思います」
遠矢塔利:「それに、仰っていたではないですか」
ノーヴェ:「あ?」
遠矢塔利:「ノーヴェ様のそばに居た時、鷲尾様は怖がっていなかった、と」"何を"のニュアンスが異なっている。
遠矢塔利:「……てっきり、その確認をしているものかと」
ノーヴェ:「俺は思ったことをやってるだけだ。鷲尾が怖がってそうだから傍に置いたし、守りたいから隣に座らせただけでな」
ノーヴェ:「……ともかく、参考になった。俺ひとりじゃどうしていいか正直わからんかったからな」
ノーヴェ:「ありがとよ」 ぶっきらぼうに付け足す。
茄子原曜:「ふっふふ。お互い様です」目を細める。
遠矢塔利:「はい。お役に立てたのならばなによりでございます」す、と目を閉じて頷く。
ノーヴェ:「俺からは以上だ。意外に思うかもしれんが、俺は受けた恩はちゃんと返す」
ノーヴェ:「困ったことがあったら言え」
ノーヴェ:ぶっきらぼうだが、それなりに親しみを込めてそう言って、あとは瞳ちゃんの帰りを待ちます。
遠矢塔利:「………はい。ふふ」
遠矢塔利:「言葉、循環してしまいましたね」
遠矢塔利:楽しそうに呟く。
茄子原曜:「なんたって、良い言葉ですからね」そう言い、こっちも笑います。
茄子原曜:「…って言うのも、疑ってもいいすよ」悪戯っぽく付け足す。
遠矢塔利:「…………あ」少し驚いたように目を丸くして
遠矢塔利:「………もう」こほん、と咳払いをして表情を整える。
遠矢塔利:「なんだか、いじわるを言われた気分です」
遠矢塔利:そう言って微笑みを浮かべた。



GM:井村 法樹は時間が経っても、保護された来客と共にいた。トラブルに直接巻き込まれたため身体チェックが必要となり、そのための機器を待つため後回しにされていたのだ。
GM:そんなわけで、君の呼び出しにも応じることができるだろう。もちろんUGNも了承済みだ。
鷲尾瞳:では来客達の居る待合室にいき法樹くんを呼び出そう。
井村 法樹:「……鷲尾!」 彼は隅の方で大人しくしていたが、君の顔を見るとぱっと明るい表情になり、駆け寄ってくる
井村 法樹:「大丈夫? あの後何もなかったか? 怪我とかは?」
鷲尾瞳:「すみません、法樹さん。すこしお話を聞きたいのですが……家族のことで。今、問題ありませんか?」
井村 法樹:「あ……っと、大丈夫。……アニキのことかな」
鷲尾瞳:「私は大丈夫です。あの後の事についても説明したいので……一緒に来てください」
井村 法樹:表情が少し不安そうに陰るも、君に続く。
鷲尾瞳:「ここでは他の方の目もありますし」と周囲の客に会釈をしてから出ていくよ
鷲尾瞳:待合室から続く人気の少ない廊下へ法樹くんを連れ出して
鷲尾瞳:「……申し訳ありません。こういった会話は慣れていないので、単刀直入に言います」
井村 法樹:「鷲尾……」 少し今までと違う雰囲気を察し、何か訊きたげな空気だが、それでも頷く
鷲尾瞳:「我々は井村勝海の犯罪行為を止めるために、彼の行方を追っています。彼の居る井村倉庫の地下への入り方を、法樹さんは知っていると聞きました」
井村 法樹:「……」 虚を突かれたように、眼鏡の奥の目を丸くする。今まで話してきた中で、一番驚いているだろう
鷲尾瞳:「それを私に教えていただきたいのです。……突然このような事を言われて驚くのもわかります」
鷲尾瞳:「ただ……法樹さんも彼……井村勝海や、彼の友人、片野延広が常人とは違う力を持っていることには」
鷲尾瞳:「薄々勘付いていたのでは……と、思うのですが……どうでしょう」
井村 法樹:「常人とは違う力……」 少し考えて 「……めちゃくちゃ頭が良い、とかじゃ多分ないんだよな」
鷲尾瞳:「俗な言い方をすると超能力です」
井村 法樹:「超能力」 少し笑う 「アニキは高校ん時にいきなり頭が良くなったりしたし、片野さんもある時いきなり性格悪くなったりしたけど……それと関係ある感じ?」
鷲尾瞳:「片野延広はその力を使って私を意のままに操ろうとしてきました。井村勝海は詳しくはわかりませんが、時間の流れをある程度操れるようです」
GM:実際、彼の様子を見るに、法樹はその辺りには気付いていなかったように見える。だが、君を疑っている様子もない。
井村 法樹:「……正直、よく分かんないけど、鷲尾がそう言うなら、信じるよ。片野さんはそれで、悪いことをしてたしな」
井村 法樹:「……アニキもなのか?」
鷲尾瞳:「ありがとうございます。……はい。むしろ勝海さんが主犯であると我々は考えています」
井村 法樹:「アニキが……」
GM:その言葉に、法樹は黙り込む。片野がそうだと言われてもすんなり受け入れた。オーヴァードの能力についてもそうだ。
鷲尾瞳:「片野の他にも、彼は能力者を生み出す実験を行っていました。成功者は自分の手駒に、失敗した者は……」
鷲尾瞳:失敗したものがどうなったか、直接的には言葉を濁しつつ「……兎も角、これ以上犠牲者を出すわけにはいきません」
GM:だが、彼にとって自分の兄が犯罪者だという事実は……それらよりもはるかに重い。
鷲尾瞳:「そもそも、このレネゲイド能力には重大な副作用があります。井村勝海自身も力を使い続ければ危険です」
鷲尾瞳:「彼が理性を失い、完全な怪物になる前に止めなくてはなりません。……力をお貸しいただけませんか?」
井村 法樹:「……」 目を閉じたまま、困ったように笑う 「……俺は……アニキを信じたい。信じたいけど……」
井村 法樹:少しだけ目を開いて 「鷲尾のことも信じてる。……訊いて良いかな」
鷲尾瞳:「はい。私の答えられる事ならなんでも」
鷲尾瞳:法樹くんの目を見つめて何を聞かれるか待とう
井村 法樹:ふう、と息を吐き 「……あの男の人。俺が助けを求めて……鷲尾が連れ込まれたことに、めちゃくちゃ怒ってた人」
井村 法樹:「恋人?」
鷲尾瞳:申し訳無さから目を逸らし、再度目を合わせて「……はい。私の同僚で、恋人です。バーやあの場でも言おうと思っていたのですが」
鷲尾瞳:「事態が何度も動いたので。もっと早く伝えるつもりでした」
井村 法樹:「そうかあー……」 口元に笑みを浮かべて 「そっかあ~。あー……」
鷲尾瞳:「ここに来れたのもノーヴェのお陰なんです」彼がチケットを手に入れたから来れたのだ
井村 法樹:誤魔化すように笑いながら、何度か頷く 「で、多分……さっきから、鷲尾、『我々』って言ってるのは」
井村 法樹:「あの、ノーヴェって人のことだ。同僚っていうのは……そういう仕事、って感じ?」
鷲尾瞳:「はい。能力の絡んだ事件から、人々の日常を守る。そういった任務に携わっています。……その」
鷲尾瞳:「……これはノーヴェに法樹さんのことを話した時、指摘されたのですが……法樹さんは私に好意を抱いていたのですか?」
井村 法樹:「っ……」 浅く息を呑む。直後のため息は深い 「……まあ、ね……」
井村 法樹:「鷲尾、綺麗だし……俺なんかにもよく、話しかけてくれたし。俺みたいなのは、そういうのされると好きになっちゃうんだよ」
井村 法樹:「俺は勘違い野郎だったってわけだ。いや、こんなスネるような言い方もよくないんだろうけどさ……」
鷲尾瞳:「そうだったんですね……。こういった同年代との方との会話は殆ど初めてで、私も距離感が掴めず。申し訳ありません」
鷲尾瞳:「……ということはやはり、お弁当も普通は交換しないんですね?」
井村 法樹:「しないよ」 苦笑する 「同性の友達とか、料理部? とかならともかく、塾の異性の知り合いとはしない」
鷲尾瞳:「模試の結果を見せ合ったり……勉強を教え合ったりも普通はしないんですか?」
井村 法樹:「うーん……それはまあ、あるかもしれないけど……相手が男なら、もしかして……とは思うかも……」
鷲尾瞳:「なるほど。それはあるのですね。今後の参考にさせていただきます」
井村 法樹:「俺みたいなおとなしいやつほど勘違いしやすいよ、多分。……言っててめちゃくちゃ悲しくなってきたな……」
井村 法樹:少し自嘲するような笑みを浮かべつつ 「分かった。ありがとう。……ちゃんと話してくれて」
井村 法樹:「俺もちゃんと話すよ。……うちの地下倉庫だっけ?」
井村 法樹:「確かに、最後に逃げ込むならあそこしかないもんな……」 言いつつ、井村倉庫の地下室への入り方を説明します
鷲尾瞳:では、それを聞き終わった後
鷲尾瞳:「……恋仲に成れるというのは勘違いでしたが、法樹さんが大切な友人というのは私にとって本当です」
井村 法樹:「勘違い……」 また苦笑である
鷲尾瞳:「の、法樹さんから言ったんじゃないですか」
井村 法樹:「自分で言うのと改めて鷲尾から言われるのとは違うだろ……!」
井村 法樹:少し語気を荒く作りつつ、やれやれといった風に笑う 「まあいいか。それで?」
鷲尾瞳:んんっ、と咳払いをして「……だから少し頭にきているんです。貴方を井村勝海のついでのように語った片野のことも」
鷲尾瞳:「大切な弟と言いながら、貴方を当然のように下に見ている井村勝海のことも」
鷲尾瞳:「法樹さんはもっと自分に自信を持ってください。貴方は勤勉で善良で、意外とかっこいい趣味を持っている素敵な男性で」
鷲尾瞳:「これからも私の自慢の友人です。……ただ、女性を見る目は少し鍛えたほうがいいかもしれませんが」
鷲尾瞳:「綺麗と言われるのは嬉しいですが……私はまだ14歳ですよ」
井村 法樹:「えっ……14……中学生!?」
井村 法樹:おそるおそる 「……べ、勉強大丈夫だったのか、それ……?」
鷲尾瞳:「大変でした。ですから法樹さんに助けられたのも事実です」
井村 法樹:「……なんか」
井村 法樹:「そこまで俺のことすごく褒めてくれるし、助けられたのが事実でも」
井村 法樹:「好きなのはあいつなんだな……まあ、確かにすごいガッチリしてて頼れそうだったけど……」
井村 法樹:「俺も筋トレとかしようかな……」 遠い目である
鷲尾瞳:「……はい。すみません。ノーヴェはもっと素敵で、私の世界を変えてくれた人なので」
鷲尾瞳:「世界で一番好きなんです。……それでも法樹さんは、私と友人でいてくれますか?」
井村 法樹:「……それについては、鷲尾は良いのかな」
井村 法樹:「俺、勝手に鷲尾に片思いしてた陰キャなんだけど……気持ち悪かったりしない?」 様子を伺う
鷲尾瞳:「……ううん。言われてみれば。これですっぱり諦めてくれず、しつこく付きまとわれたりしたらそう思うかもしれませんが」
鷲尾瞳:「法樹さんはそういった事はしませんよね?なら、問題ありません」
井村 法樹:「まあ、しないね。誤解されるようなことしたらあのノーヴェって人にぶん殴られそうだしな……」 後半は小声
井村 法樹:「……うん。分かった。じゃあ、俺からもお願いしたい。俺と友達でいてくれるかな」
井村 法樹:少し笑う。どこか肩の荷が、不安がなくなったような、穏やかな笑みだ 「塾でさ。また話し相手になったりしてくれよ」
鷲尾瞳:「はい、勿論です。もし彼女が欲しいなら、高校生の女性も紹介できますよ」冗談ぽく言う
鷲尾瞳:それから、ふう、と息をついて「……実は話が聞けるかどうかより、こちらのほうが心配だったんです」
井村 法樹:「……俺が鷲尾のことを、その、絶交するかも、みたいな?」
鷲尾瞳:「はい。私の軽率さのせいで、友人をひとり失ってしまうのではないか……と」
鷲尾瞳:ここでロイス感情を変更したいです。調査対象/井村法樹/P:有為○/N:悔悟/ロイス この有意を友情に変更したいぜ
GM:OKです。ユウジョウしてください。
鷲尾瞳:ありがとうございます!
井村 法樹:「……どうだろうな。俺も普通はどうするかとか分かんないけど」
井村 法樹:「片思いが駄目になったからって、一緒に過ごした楽しさはなくならないし、これから過ごす楽しみを台無しにする必要もない……気はする」
井村 法樹:言って、少しおどけるように 「あ、弁当の交換はナシっぽいけど! ……模試の見せ合いと勉強会は?」
鷲尾瞳:「ありがとうございます。……うん。やはり法樹さんはもっと自分に自信を持っていいと思います」
鷲尾瞳:「模試の見せあいは勿論。勉強会は……ノーヴェが焼きもちを焼いてしまうかもしれないので、聞いてからにします」
井村 法樹:「はは、なんかそれはそれで面白いかもな……」 最初に比べて、ずいぶんリラックスした笑みだ
鷲尾瞳:「お弁当のことも大変だったんですよ。交換したと言ったら、ノーヴェが許せん!俺も交換する!って言いはじめて」
井村 法樹:「わっ、あの成りで料理もできるんだ。……肉ばっか食べてそうだけど……」
井村 法樹:楽しげに笑うが、ほどなく真面目な様相になる 「……アニキのこと」
井村 法樹:「俺には正直、その……超能力とか、全然わからないし。アニキが何をして、どうなるのかも分からないけど……」
井村 法樹:「……同じでさ。アニキと一緒に過ごした思い出はまあ……俺にとっては良い思い出で……いや、こんなだから俺が言っても仕方ないのかもしれないけど……」
鷲尾瞳:「法樹さん、自信ですよ自信」
井村 法樹:口ごもり、気まずそうに頭を掻いて 「……やっぱり、俺はアニキのことを悪い人だとは思えない。アニキを信じてる」
井村 法樹:「でも、鷲尾のことも信じてる。……自信を持って言えるよ。この2つは、どっちも間違いじゃない」
鷲尾瞳:「わかりました。なら私も法樹さんを信じます」
井村 法樹:「……ありがとう。後は鷲尾に任せる」
鷲尾瞳:「何が起こっているのか、なぜこのような事をしたのか、実際に勝海さんに聞いて確かめてきます」
鷲尾瞳:「はい。任せてください。私は日常を守るUGNチルドレンですから」
鷲尾瞳:背筋を正し、ぐっと拳を握り、法樹くんを安心させるように言ってその場を後にしようかな
井村 法樹:「……お願いします」 改まって、君の背に頭を下げ、見送る



GM:シーンを終了します。最後のロイス・調達可。応急手当キットも使い切りな!
茄子原曜:着ぐるみが欲しい!(ドン!)
ノーヴェ:このロイスのうち、茄子原くんのほうもP好感にしておきます。嫌そうな顔せずおなやみ相談乗ってくれたからね。
-/遠矢塔利/○好感/心配/ロイス
-/茄子原曜/○感嘆/憤懣/ロイス

茄子原曜:ノーヴェくん………!!
遠矢塔利:ロイスは満枠。ノーヴェ様茄子原様にもPで取っております。
遠矢塔利:茄子原さんのきぐるみチャレンジを見守ってから買い物しよう
茄子原曜:ノーヴェ/好奇心:〇/隔意/ロイス を ノーヴェ/親近感:〇/隔意/ロイス に変更しようかな。素直になやみ相談してくれたからね
GM:ユウジョウ……
鷲尾瞳:む!調達は応急手当かな~HP減ってるし
茄子原曜:では手配師を使用し戦闘用着ぐるみの獲得に挑みます
鷲尾瞳:4DX
DoubleCross : (4DX10) → 10[2,9,10,10]+4[4,4] → 14

茄子原曜:6dx+1>=14
DoubleCross : (6DX10+1>=14) → 9[1,1,2,6,8,9]+1 → 10 → 失敗

茄子原曜:クソ~ッ
鷲尾瞳:買えました。ノーヴェ君使う?
ノーヴェ:ヌッ
ノーヴェ:ノーヴェはもう全快してるから大丈夫!
ノーヴェ:ノーヴェの持ち物に応急残ってたな。消しとこう
茄子原曜:僕はあとHP11回復したいです…
鷲尾瞳:じゃあ自分で使お~。ロイスは井村勝海に取ります!P:好奇心○/N:猜疑心/ロイス で。
鷲尾瞳:あ!じゃあ茄子くんどうぞ!
茄子原曜:ごめんね…!もらいます!
茄子原曜:2d10+20 がんばれ~~~っ
DoubleCross : (2D10+20) → 9[2,7]+20 → 29

茄子原曜:やった~~!!
鷲尾瞳:いえーいHP大事!
遠矢塔利:じゃあ先に茄子原さんのきぐるみをチャレンジします。
ノーヴェ:今更ですけど、初期ロイスの【-敵/"ネットワーク"/○興味/敵愾心/ロイス】を、RHOの【シナリオロイス…"エラダ"】に変更しておきます。
遠矢塔利:6dx>=14
DoubleCross : (6DX10>=14) → 10[1,2,5,5,7,10]+4[4] → 14 → 成功

遠矢塔利:シュビーン
茄子原曜:女神じゃん!
遠矢塔利:茄子原さんにパス!ドッジ-1、行動-1、装甲12!
ノーヴェ:感情は執着/○食傷。色々と生まれが近いから好敵手として興味があったけど、ロボットになっちゃったからつまんね~な~の食傷です。
遠矢塔利:ふふふん
茄子原曜:ありがとうございます!着用!行動値2になりました。
遠矢塔利:ファッショナブル!
茄子原曜:こちらもRHOに合わせてロイスを変更しておこう
ノーヴェ:あっ購入だ。購入欲しい人いる?
ノーヴェ:いや、瞳ちゃんが全快してないのか。応急手当でいいかな
茄子原曜:いいよ~ 瞳ちゃんにあげてください
鷲尾瞳:あ!応急手当てがもらえるなら欲しいです
ノーヴェ:3dx+1=>8 応急おくれ~
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 8[3,5,8]+1 → 9 → 成功

茄子原曜:神埼翠子/誠意:〇/かわいい/ロイス ⇒ 神埼翠子/尽力:〇/脅威/ロイス にしとこう
ノーヴェ:かえたかえた 瞳ちゃんに応急をパスします。
鷲尾瞳:やったー!HPを回復するぞ
鷲尾瞳:2d10
DoubleCross : (2D10) → 18[8,10] → 18

鷲尾瞳:めちゃ元気になりました
GM:さすがノーヴェ印だ
鷲尾瞳:鷲尾瞳のHPを18(→ 18)増加 (8 → 26)
ノーヴェ:めちゃ回復しとる!
遠矢塔利:すごい
茄子原曜:いいな(本音)
鷲尾瞳:絆パワーで元気出ました。多分以上です!
GM:ではシーンを切ります。


◆Masterscene◆

井村 勝海:力に目覚めたその時は、気分が良かった。
井村 勝海:今まで一週間かけて身につけていた勉強の内容を、10秒で済ませられるようになった。 アルバイトをしながら大学受験をクリアすることだって、余裕だった。
井村 勝海:……それが俺だけのものではなく、オーヴァードと呼ばれる多くの者たちの持っている能力だと知った時、その失望はいかほどのものだったか。
井村 勝海:そして彼らがその能力を隠し、裏から世界を調整せんとしていると知った時、その怒りはいかほどのものだったか。

井村 勝海:だが。
井村 勝海:……だが、それすら本懐ではない。
井村 勝海:オーヴァードと非オーヴァードの世界は違い過ぎる。オーヴァードは非オーヴァードに比べて、あまりにも優れすぎている・・・・・・・
井村 勝海:世界の変化は止まらない。いずれオーヴァードは、あらゆる形で非オーヴァードを支配するだろうという確信があった。
井村 勝海:その時が来ると分かっている俺自身がオーヴァードであり、オーヴァードでない連中を支配する側になる。それはいい。
井村 勝海:……家族はどうなる?
井村 勝海:知らない振りをして、見捨てるのか? 勤勉で、愚直で、物静かな父と、そんな父に良く似た弟を――
井村 勝海:父から一度は俺たちを奪っておきながら、新たな人生なるもののために再び父に押し付けた母に――『よく似ている』と言われた自分が。

井村 勝海:(オーヴァードになってもらう)
井村 勝海:結論はそれだった。そのための足がかりとして、まずステイト・オブ・グレイスとつるみ始めたのも、悪い選択ではなかったはずだ。
井村 勝海:連中はオーヴァード至上主義者集団を標榜しながら、稚拙で無謀な実験を繰り返す野放図な馬鹿どもの集まりだ。
井村 勝海:そんな中で使えそうな実験成果を集めつつ、野放図な組織内で立場を固め、資金と権力を握る。容易いことだった。
井村 勝海:……誤算は、足抜けしてFHへ移る直前にステイト・オブ・グレイス首魁、アンドリュー・ウォンに目をつけられてしまったこと。
井村 勝海:ちぐはぐでまとまりのない組織の頂点、君臨する彼だけは本物の怪物で、カリスマで……
井村 勝海:自ら集めた部下すら、気付けば彼の狂気に染め上げられ、俺は完全に降り損ねていた。
井村 勝海:あるいは……あるいは、俺すらもか?



"ネットワーク":「『溢杯計画』の失敗に、ウォン様はひどく落胆だ」
井村 勝海:"ネットワーク"はアンドリュー・ウォンの狂信者だった。常、全く無口な彼女も、彼にまつわることにばかりは饒舌だ。
"ネットワーク":「無能な空杯どもに、慈悲深くも選ばれるチャンスを与えてやり……同時に不能の杯を破壊し尽くす計画」
"ネットワーク":「我らにとって重大な物資を損なっただけでなく、A級兵器・"エラダ"を貸し与えられておきながらUGNにみすみす背を向けるとは……」
井村 勝海:「あの場に固執する必要はなかったからな。できればここからも一旦退却したいんだが……」
"ネットワーク":「フンッ! 失敗したお前にそのような価値はない。成功で取り戻さない限りな」
井村 勝海:傍らには"ネットワーク"を介してのみ命令できる"エラダ"と、葛西 マキという女を元にした暴走オーヴァードのみ。
"ネットワーク":「奴らがこの地下倉庫に接近してきている。所在がバレているなら、恐らく開け方も知っているだろう」
"ネットワーク":「首級を挙げろ。それでよってのみ『溢杯計画』の失敗は贖われる」
井村 勝海:「UGNと神城グループのエージェントが4……いや、5人か。重いな。手伝ってもらえるのか?」
"ネットワーク":「莫迦を言え。私がキサマと命運を共にする謂れはない。目的を果たしたら連絡を……」
井村 勝海:"ネットワーク"の言葉が途切れ、鬼の形相でこちらを睨んでくる。含み笑い。
井村 勝海:「ディメンジョン・ゲートは散々見せてもらったから。俺の能力を応用すれば、脱出を封じ込めるくらいはな」
"ネットワーク":「キサマぁ……!」
井村 勝海:「せいぜい本気を出してくれ。俺も本気を出すんだから」

井村 勝海:椅子に腰掛けたまま、飲み慣れたミネラルウォーターを煽り飲む。虚しい味だ。法樹のカクテルが恋しい。
井村 勝海:(待っていてくれよ、法樹……親父)
井村 勝海:最後の味方は、俺を睨む痩せ女に、無感情な機械兵に、薄気味悪い暴走オーヴァード。
井村 勝海:苦笑してしまう。それでも、諦めるつもりはない。
井村 勝海:「さて、正念場だ」


◆Climax◆

GM:◆ Climax
GM:シーンプレイヤーは茄子原さん。全員登場してください。
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (93 → 94)
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (79 → 81)
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (83 → 89)
鷲尾瞳:健康的
茄子原曜:えらい
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (87 → 94)
遠矢塔利:ぐえー



GM:井村倉庫、地下。
GM:井村法樹から聞き出した手段で地下倉庫へと君たちは入っていく。少しくたびれた部分が目についた地上部とは違い、地下倉庫は比較的新しく、よく手入れがされているようだった。
茄子原曜:「すげえ今更の確認しますけど」
茄子原曜:大きくもなく小さすぎずもない声量で、ぽつんと言う。
ノーヴェ:「なんだ」
茄子原曜:「こういう時のお二人って、敵はこう…問答無用でとっ捕まえる的な方針すか?」
遠矢塔利:建物の手入れの差に目を向けていたが、UGNの二人の反応に目線を向ける。
鷲尾瞳:「相手が投降してくるなら危害は加えません」
茄子原曜:「ふん、ふん」
ノーヴェ:「そうだな。あと一歩で核のスイッチを押すとかなら迷わず始末にかかるが」
ノーヴェ:「あまり乱暴にすると、優等生のチルドレン様に怒られるからな。穏便に済むなら、そうする」
ノーヴェ:「とっ捕まえてほしいのか?」
茄子原曜:「いや~…」
鷲尾瞳:「ジャームではなく対話が可能なオーヴァードなら、保護するに越したことはありません。UGNの基本理念です」
茄子原曜:「あちらさんが、そりゃ…βトランスの実験とか、悪いことやってんのは分かるんですけどね」
茄子原曜:「だからって、じゃあシンプルブッ倒す、みたいなのがどうもできなくて」
神埼 翠子:「そうは言っても、じゃあ逃がす、っていうわけにはもちろんいかないでしょ?」
鷲尾瞳:「今回に限れば、私もただ倒して終わるつもりはありません」
ノーヴェ:「んなことしたら本当に神城への裏切り行為だしな」 神埼を見て。
鷲尾瞳:「法樹さんは我々を信用して情報を渡してくれました。ただ、彼の兄、井村勝海がただの悪党だとは思わないとも」
茄子原曜:「そりゃ~もちろんそうなんですけどね~…」 複雑そうな顔をしている。自分で何か『だからこうすべきだ』と言えるわけではないのだ。
神埼 翠子:両手を開いてノーヴェくんの視線を遮る
ノーヴェ:「ただの悪党だとは思わない、ねえ」
茄子原曜:「あちらさんなりの事情があるんすかねえ」
ノーヴェ:「神崎も同じような事言ってたが……」 単なる人たらしなのか、純粋にそういう信念のあるやつなのか。現時点では決めかねている。
鷲尾瞳:「まずは何故このような事をしたのか、対話を試みます。その上で大人しく保護されるならそれでよし」
鷲尾瞳:「ですが抵抗されたら我々も容赦しませんよ。少なくとも戦闘不能になってもらいます。」
茄子原曜:「いや~、さっすが瞳ちゃんは凛としてますね~!」
ノーヴェ:「最低でも、向こうには"エラダ"と"ネットワーク"がいる」
鷲尾瞳:「UGNチルドレンですから。茄子原さんも、頼りにしていますよ」
ノーヴェ:「まずは戦ってみて、それ次第だろう。捕まえるかどうか選ぶっていうのは、俺らに余力があればの話だ」
ノーヴェ:「……遠矢。お前もこの方向でいいか?」
ノーヴェ:「妙に口数が少ないが。気になることがあるなら言っておけ」
茄子原曜:「ぐう~~っ」ときめいている。「いいすね~…頼りにされるって…そうそう美和もこういうとき…(後略)」
神埼 翠子:「結局それでわたしたちが大怪我したら駄目だものね。わたしとか、遠矢さんみたいな、慣れてない人もいるわけだし……」
鷲尾瞳:「片思いだと言っていましたが、神崎さんはこの中で唯一井村勝海と直接の親交があります。」
遠矢塔利:「………そうですね。私も異論はありませんが、一つだけ」
神埼 翠子:「茄子原さん、すっかり元気になって……」 呆れている
鷲尾瞳:「説得できるとしたら彼女が鍵になると思います。茄子原さんには最後まで彼女を守ってもらわねば」
遠矢塔利:「鷲尾様と茄子原様の印象としては、井村様と直接会話されていかがでしたか?」
遠矢塔利:「その……曖昧になりますが、なにか事情を抱えておられるか、見た通りの所業を行う方か」
茄子原曜:「そりゃもう……」瞳ちゃんと顔を見合わせる。「ありゃ女泣かせてますよね!」
鷲尾瞳:「私は嫌いなタイプでしたが、一般的にはそのようです」
茄子原曜:「ああいう男はね~、かっこつけるのが上手いんすよね~、良いとことってくんすよ~」
遠矢塔利:「なるほど……でしたら、何かしらの交渉には気をつけたほうが良いかもしれませんね」
神埼 翠子:茄子原さんの評を聞きながら、なんとも言えない顔をしている
ノーヴェ:「交渉ってのは?」
ノーヴェ:「上手い言葉に騙されないようにしろ、ってことか。単純に」
遠矢塔利:「はい、いきなり戦いにくい事情などを開示されたりするかもしれませんので」
遠矢塔利:「心の準備をしておいたほうがよいかな……と」
鷲尾瞳:「なるほど。こちらの同情を誘おうとしてくるかもしれない、と」
茄子原曜:「ふんふん…」
ノーヴェ:「お前がどんな秘密を抱えているのか知らんが」 遠矢さんを見て。
神埼 翠子:(そういうことはしない、って言おうかとも思ったけど、説得力ないよね、わたしじゃ……) と思っている
ノーヴェ:「安心しろ。相手がどう出てこようと、まずはUGNが責任をもって相手を叩きのめす」
ノーヴェ:「ケアはしてやる。あまり心配せず、お前はお前の好きなようにやれ」
遠矢塔利:「…………はい」
ノーヴェ:そういって視線を戻す。先程悩みを聞いてもらったからか、普段のノーヴェよりも幾分声色が柔らかい。
遠矢塔利:「ありがとうございます……優しいですね、ノーヴェ様」
神埼 翠子:「良い男だねえ、ノーヴェくん」
茄子原曜:「ノーヴェくん、良い奴っすよね~」
ノーヴェ:「……なんなんだよお前らは! 揃いも揃って!」
鷲尾瞳:「そうです。外見で誤解されがちですが、ノーヴェはかっこよくて優しいんですよ」
ノーヴェ:「んぐ……」 鷲尾にまで言われると流石に黙る。
神埼 翠子:「ふふ……」 和んでいる
鷲尾瞳:「そして何よりとても強いです。だからこの先のことは安心して任せてください」
茄子原曜:「この先……」視線を前方に向ける。
遠矢塔利:「はい。頼りにさせて頂きます。…………そろそろ、人に使われている区画が近そうですね」
ノーヴェ:「……」 瞳ちゃんを見て、珍しく何か言おうか迷ったあと、「……」 前方に視線を戻す。
GM:打ちっぱなしのコンクリートの通路をここまで進んできた。最奥の部屋の扉は両開きで、既に開いている。君たちを招き入れるように。
鷲尾瞳:「?」視線に気づき首を傾げたが、すぐに自分も視線を前に戻す。
ノーヴェ:先頭をいきます。茄子原のような防御型でも回避に秀でているわけでもないが、攻撃を受けるのは戦闘エージェントの役目であると思っている。
GM:部屋の扉を押し開いても、相手から奇襲が仕掛けられたりすることはなかった。
茄子原曜:「お嬢様方二人は俺の後ろいてくださいね」
GM:室内には影が4つある。
"エラダ":手前の影のひとつは、白い長髪の直立した女性の影。機械化兵士"エラダ"。
ノーヴェ:「相変わらずつまんねえロボットのままか」 エラダを一瞥し、鼻を鳴らす。
血の蛇:もう一つ、手前の影。蛇のような形の異形だが、肥大化した頭部の中から、女性の低いうめき声と、粘るような血液が漏れてくる。
茄子原曜:「あれは…」
"ネットワーク":奥の影の一つは、痩せた女のそれ。暗闇の中でもぎらりと君たちを睨んでいる。”ネットワーク”。
茄子原曜:それ以上言わず、塔利お嬢様を一瞥。
鷲尾瞳:「蛇……?"エラダ”と”ネットワーク”の他には、確か成功例の……」
遠矢塔利:「…………」キュ、と表情をしかめる。「恐らく……暴走、の注釈ということでございましょう」
ノーヴェ:「つまり、あれがなんとかって女か。予想以上に"成功"してるな」
井村 勝海:そして、井村勝海。最奥の椅子に、足を組んで座っている。落ち着き払った微笑。
井村 勝海:「生憎……」
井村 勝海:「歓迎の乾杯を交わすほど、物資に余裕はないんだ。ほうほうの体で逃げ込んだような有様でね」
井村 勝海:「しかもどうやら、君たちを仕留めなければ、"上"は俺を許してくれないらしい」
茄子原曜:「余裕ない言うわりに、余裕ありそうな態度っすけど…」
茄子原曜:「……投降してくれりゃこっちは許すって話すよ?」
井村 勝海:「処世術だな。どんな時でも、他人に余裕のない様子を見せるべきじゃない。敵は侮り、味方は不安がる」
井村 勝海:「……UGNには、あるのか? 一般人を、オーヴァードへ覚醒させる安定した方法が」
ノーヴェ:「レネゲイドは未知数だ。だからこそ秘匿してる」
井村 勝海:視線は前衛のUGN2名に向けられている。
ノーヴェ:「そんな手段があれば、UGNエージェントやチルドレンの人手不足ももうちょいマシになってるだろうよ」
鷲尾瞳:「SOGにならあるとでも言うのですか?それは完全な妄想です」
井村 勝海:「ああ。『ない』な。現状、世界のどこにも……誰の手の中にも」
鷲尾瞳:「オーヴァードへの覚醒には必ずジャーム化のリスクが伴う。貴方がβトランスを用いて人体実験を行っていたことはわかっています」
井村 勝海:「その通りだ。……覚醒のための薬剤だと知って希望を抱いていたのに、参ったね」
鷲尾瞳:「その過程で、それは嫌ほど理解しているはず。……なら、今からでも遅くはありません」
井村 勝海:「まともな成功例は1人。暴走して、戦力にするくらいしかできないのが2人。それでもまだマシで……無用な犠牲を生み出す羽目になった」
ノーヴェ:「その"まともな成功例"については、ずいぶんと放置してたみたいだな」
ノーヴェ:「女を酔わせて部屋に連れ込むのを黙認するくらいには。お前の目指す理想社会ってのはそういう世界なのか?」
ノーヴェ:「SOGの掲げる、"オーヴァードは何をしてもいい"っていう世界が理想か?」
井村 勝海:「正直、あれは俺も扱いに困ってた。……俺の腰巾着だったはずが、いつの間にか別の奴の狂信者になっていてな」
井村 勝海:「俺は違う。……つもりだが、それもどうなのやら」
遠矢塔利:「……井村様にとって、一般の方を覚醒させることは、そんなに大事なのでございますか?」
ノーヴェ:「ああ……?」
鷲尾瞳:「井村勝海。後悔しているなら、今すぐ投降してください。貴方のしたことは許されることではありませんが、罪を償う事もできるはずです」
鷲尾瞳:「このまま我々と戦っても、貴方の言う、その誰かの思惑通りになるだけではないのですか?」
井村 勝海:「そうだ。俺の目的は結局そこだ。一般人を、安全に、確実にオーヴァードにする。……それだけが俺の目的だ」
遠矢塔利:「……膨大な犠牲を出してまで、続けたいことなのでしょうか?」
鷲尾瞳:「法樹さんは言っていましたよ。事情を知った後でも貴方を信じていると」
鷲尾瞳:「彼の兄として、正しい選択をお願いします。どうか」
井村 勝海:「UGN。神城グループ。レネゲイドの秘匿をお題目にその力を独占するやり方も、理解はできる。……だがその先で、非オーヴァードが負け組として扱われない保証がない……とは言わせないぞ」
ノーヴェ:「ほお……」
井村 勝海:「……法樹を体よく使っておいて、よくも偉そうにアイツの言葉を借りられるな、鷲尾とかいうの」
ノーヴェ:勝海の言葉にちょっと感心した顔をするが、次の言葉を聞いて不機嫌そうに口を閉じる。
井村 勝海:初めて表情に苛立ちが滲む 「秘密の任務はエンターテイメントだったか?」
鷲尾瞳:「そのつもりで近づいたのは否定できません。私も視野狭窄でした。ですが今は、彼を使ったと言うつもりはありません」
井村 勝海:「実験過程で出た膨大な犠牲も、所詮は非オーヴァードの…… ……いや」 口走った言葉を一旦区切り
鷲尾瞳:「UGNチルドレンとして、そして彼の友人として、あなたを止めるためにここに来たのです」
井村 勝海:「……目的のためなら支払える。傭兵が殺人を犯して家族を養うように」
ノーヴェ:「────それをお前は、一度でも弟に打ち明けたのかよ?」
ノーヴェ:「弟を大事にしてんのはいい。そのために手を汚すってのも好きな方だ。非オーヴァードが負け組として扱われるかもしれないっていう目線も、かなり俺好みだ」
ノーヴェ:「だがお前は結局、お前一人で考えて判断してるだけだろうが!」
ノーヴェ:「井村法樹とちゃんと話した鷲尾をボロカスに言ってんじゃねーぞ!」
井村 勝海:「……よく調整された綺麗事を並べ立てるじゃないか、UGNが……」 笑みの奥に、苛立ちと攻撃性が隠しきれない
鷲尾瞳:「……ありがとうございます。ノーヴェ。」なだめるような声色で言って「ただ、何を言っても彼の意見は変わらないようですね」
井村 勝海:「どうあれ、俺に投降という手はない。……非オーヴァードとオーヴァードの境界は埋まらない。その境界を埋めるつもりもない」
井村 勝海:「だが、家族のためだけの橋を作る。……それが俺の選択だ」
ノーヴェ:「意見が変わらなくて上等だ。俺の地雷を踏みやがった」 鷲尾の勇気を否定する、という最上級の地雷だ。
ノーヴェ:「後悔させてやる。選択とやらをな」
井村 勝海:「同じ高みに来てようやく、俺たちはもう一度、真実対等になれる……」
井村 勝海:「その邪魔はさせない。決して」
茄子原曜:「ふうむ」怒ってるというか疑問が残るような表情で眉を寄せる。
井村 勝海:「……お前たちもUGNに引っ張られてここまで来たんだろう? 神城の女はそこにいる……」
井村 勝海:蛇を指す 「それを連れ帰りたいだけなら、UGNが始末されるのを待った方が無用な傷を負わないですむぞ」
茄子原曜:「え?神城の女?」
鷲尾瞳:「……神城の女?」初めて聞く情報だ
ノーヴェ:「……おい」 遠矢さんを見る。
井村 勝海:「……ソレが目的じゃあないのか。ならどちらにしても変わらないな」
遠矢塔利:「…………」視線を受けて、ス、と常ながらの表情を整える。
遠矢塔利:「こちらの事情を汲んで頂けるのならば、明言を避けて頂くことこそありがたかったのですが…」
遠矢塔利:RHOの情報を開示します。

PC2:遠矢 塔利
シナリオロイス…葛西 マキ  推奨感情…尽力/不安
"恩寵の杯"という物品は存在しない。これは君が、神城の立場でこの一件に関与するためのフェイクである。
君に託された真の依頼は、葛西 マキの身柄の秘密裏の調査・確保である。

マキは、神城グループ系列企業の新入社員であったが、現在は姿を消している。
そしてその前後に、マキとベンチャー企業『オーヴァースマート』が関与している形跡があった。
レネゲイドウィルスに何らかの形で手を出している可能性が見込まれる集団だ。最悪のものを含む、様々な可能性を考慮しなければならない。

依頼人である新條 雅にとって、マキは死んだ親友の娘であった。
だが、親友の忘れ形見とはいえ他人である以上、神城エージェントを直接動かす訳にはいかない。
しかもマキはグループ内では改革派に所属しており、その立場を考えるなら、UGNにも過剰な貸しを作りたくない。
マキを無事に連れ戻し、なおかつ二人の社会的な立場を脅かさない―ー
双方の条件を満たす依頼先が、君だったというわけだ。

とはいえ、新條 雅の何よりもの望みは、マキが無事で帰還することだ。
そのためにUGNへ真の依頼について明かすことが必要であれば、それでも構わないと彼は言っている。


君は今回の任務に際し、レネゲイドアイテム『恐れ諭す灯』を君の在庫から持ち出した。形状や設定等は自由に決定して構わない。
『恐れ諭す灯』は扱いが難しく、君以外のPCが使用することはできない。
『恐れ諭す灯』はRハンドアウトを公開していない状態でも使用できる。
『恐れ諭す灯』には以下3つの使用効果がある。すべて「対象:単体」「射程:視界」であり、効果ごとに、それぞれ1シーンに1回ずつ使用することができる。
[効果1]
オーヴァードでない対象に対し、使用者が《ワーディング》を使用する直前、オートアクションで使用する。
その《ワーディング》の効果下にある限り、対象はダメージを受けない。
ただし、使用者が1度でも戦闘不能になると、その効果は解除される。

[効果2]
暴走しているオーヴァード(バッドステータスの暴走とは無関係。詳細はGMが決定する)が、
何らかの効果で戦闘不能から復帰した際にオートアクションで使用する。
対象に即座にメジャーアクションを行わせる。
そのメジャーアクションで、対象は難易度20の<意志>判定のみ行うことができる。
成功した場合、対象の暴走状態は一時的に収まり、戦闘不能となる。
[効果3]
ジャームが何らかの効果で戦闘不能から復帰した際にオートアクションで使用する。
対象はHPを1失う。この効果で戦闘不能となり、また戦闘不能から復帰しなかった場合、対象は苦痛なく死亡する。

ノーヴェ:効果2でめざましテレビしてもらうのが一番よさそう
ノーヴェ:いや、手っ取り早いのは蘇生復活直後の3だろうけど……
遠矢塔利:そうですね。2を狙っていきたい気持ちがあります

遠矢塔利:「……」ふ、と詰まっていた息を吐く。
遠矢塔利:「目的は、その通りです。私の受けた依頼は、"葛西マキ"様の身柄の確保」
遠矢塔利:「恩寵の杯とは、任務に協力するためのカヴァーでした。……一応、お手を取らせないようにする予定でしたが……」
遠矢塔利:バレてしまいましたね、と茄子原さんとノーヴェさんに軽く笑う。
遠矢塔利:「参加したけれど、空振りとなってしまう。ですが偶然神城グループの御令嬢を保護する……これで組織間としての折り合いをつける予定でしたが……」
ノーヴェ:「"恩寵の杯なんてものはありません"。 ──なるほどな」
茄子原曜:「どうりで情報が出てこなかったわけですね~」
茄子原曜:「何か手がかりがあるかもしれないからついてく、ってのも、言葉通りの意味合いで」
鷲尾瞳:「本当に無かったんですね」
鷲尾瞳:「というか……先ほども少し気になっていましたが。茄子原さんとノーヴェは遠矢さんに秘密があると知っていたんですか?」
ノーヴェ:「お前がいない間に何度か話したからな」
ノーヴェ:「あとこいつ、クソ下手だし……嘘つくの……」
茄子原曜:「塔利お嬢様、嘘がつけないっすからね~」
遠矢塔利:「嘘がつけないのではなく……お二人の察しがよすぎるのでは……きっとそうだと思いますが……」
遠矢塔利:「私は普段は、多少わかりにくいと……」
鷲尾瞳:「まあ……遠矢さんの嘘が上手くないのはどことなく伝わってきます」
遠矢塔利:「そんな…………」
井村 勝海:「……とことん秘密に塗れた連中だな! そんなことで良く俺を指弾できたもんだ」
遠矢塔利:こほん、と仕切り直す。
遠矢塔利:「………そうはおっしゃいますが、井村様。貴方様とて、身内に薬を盛る秘密を持つ身」
遠矢塔利:「井村様。貴方様の行動は、とても。とても、困ってしまうのです」
遠矢塔利:「貴方様が無価値と断じた犠牲の中に、価値を感じる方もいらっしゃる」
遠矢塔利:「そして、価値を収集するのは……私の御役目ですから」
井村 勝海:「神城の令嬢らしい道楽ぶりだ。俺は俺の価値だけを守れれば良い。……そうせずに済む道がないのだから」
遠矢塔利:「えぇ。なので、これは。善悪の問題ではないのでしょう」
遠矢塔利:「これは、何にどれほどの価値を見出すか……」
遠矢塔利:「蒐集家同士の、ただの競争オークションとなりましょう」
井村 勝海:「……だったらば、俺が俺の価値を買い勝ち取ってやる」
井村 勝海:「そのためだ。そのために俺の力は……この立場は……今日まで!」
井村 勝海:静かにワーディングを展開する。出力はさほどではない。鉄火場にしばしば付きまとう、レネゲイドが内側から励起するような感覚も伴わない。
井村 勝海:オーヴァードとしての出力は、あるいは君たちと同格かもしれない。だがその経験に関しては……言うに及ばないだろう。
井村 勝海:彼一人で見れば、だが。……ワーディングに、"エラダ"が身構え、血の蛇もまた悲鳴のような声を漏らす。
井村 勝海:「始めるぞ。俺はまだ、ここでは止まらない……!」



◆ ROUND 1
[井村勝海(7),"ネットワーク"(6)]
    |
    4m
    |
["エラダ"(5),血の蛇(8)]
    |
    6m
    |
[PCs]

GM:また、戦闘に伴い以下のNPCカードが使用可能です。

◆ NPCカード/神崎翠子・1
単体が受けるダメージを決定する直前にオートアクションで使用。受ける予定のダメージを-3Dする。1ラウンド1回。
◆ NPCカード/神崎翠子・2
単体が与えるダメージを決定する直前にオートアクションで使用。与える予定のダメージを+3Dする。1ラウンド1回。

茄子原曜:差し引き!
ノーヴェ:マクスウェルの悪魔だ
GM:どっちも毎ラウンド1回ずつ使えるからね よろしくね
遠矢塔利:了解!
茄子原曜:はーい!

GM:では戦闘を開始します。セットアップから!
茄子原曜:先生!
茄子原曜:衝動判定は?!
GM:ないです
茄子原曜:ないんだ
GM:強いオーヴァードじゃないので
茄子原曜:なるほどね……
鷲尾瞳:悲しい
遠矢塔利:なるほどなぁ
ノーヴェ:『レネゲイドが内側から励起するような感覚も伴わない』って言ってるしね
茄子原曜:じゃあなしです~
ノーヴェ:あれ?じゃあEロイスもない……?
ノーヴェ:とりあえずセットアップはなしです。
GM:ある、とは言っておきます。数は少ない!
井村 勝海:《虚無の城壁》 ガード値+12
ノーヴェ:ジャームないしジャーム化の危険のある奴はいるのか……!
"ネットワーク":《小さき魔眼》 攻撃ダメージ+12
血の蛇:こいつはなし
鷲尾瞳:まめ
遠矢塔利:なし。
"エラダ":《加速装置》+《ヴァジュラ》 行動値+12、攻撃力+9、暴走
ノーヴェ:あっ士騎くんだ
茄子原曜:なんてこというの
鷲尾瞳:早くなった

茄子原曜:「っ、来ますよ…!ノーヴェくん!特にあそこの元カノはなんとかしてくださいよ!」
茄子原曜:「そこはあんたの痴話喧嘩でしょ!」
茄子原曜:明らかに攻撃への準備をはじめたエラダを視界におさめながら言う。
"エラダ":薄暗い中、機械の四肢の節々から電荷が発せられる。白い髪が舞い上がる。
鷲尾瞳:「も……元カノ!?」
遠矢塔利:「だったのですか?」
ノーヴェ:「おい!」
鷲尾瞳:「ただの元同僚だと……いえ、たしかに女性型だとは聞いていませんでしたが……」
ノーヴェ:「まだ鷲尾になんにも説明してねえんだぞお前! ざけんな!」
ノーヴェ:「めちゃくちゃ誤解されるだろ!!」
茄子原曜:「なんすか!ガチでやりあえる日をずっと待ってたんだって言ってたの聞いてますからね俺は!」
神埼 翠子:「なんでここで火種撒くんだい茄子原さん……!」
茄子原曜:「男の(巻き込まれた)恨みの湿度ナメちゃだめっすよ~!」
ノーヴェ:「ああくそ……! 戦闘中は殴り合いだけに集中してえのに……このメンツは本当に調子が狂う……!」
"エラダ":「Nueveノーヴェ……Nue...veノー...ヴェ!」
鷲尾瞳:「ずっと待って……!?ノーヴェ、もしかして3人で話していたのも彼女の……?」
遠矢塔利:「…………その、心を落ち着ける煙ならまだ在庫が……」恐る恐る。
ノーヴェ:「ちげえーよ! エラダとは全く別の話だ!」
鷲尾瞳:「う……。貴女も!気安くノーヴェの名前を呼ばないでください!」
鷲尾瞳:「ノーヴェの恋人は私だけなんです!それに戦闘だって……絶対私のほうが強いですから。」
"エラダ":そんな君の言葉に応じるように……かは分からないが、ガキン、と腕を後ろに振り上げると、肩が外れ、異様な構えを取る。
鷲尾瞳:「貴方とやらなくたって満足させられていますもん!」剣を構えてエラダと向き合うよ
"エラダ":「Nueveノーヴェ……!」
茄子原曜:「え~~………、満足させられて~~!?」野次馬と化す。
GM:というわけでイニシアチブを進めていきましょう。
ノーヴェ:「NueveNueveうるっせえんだよエラダ! いいかよく聞け!」
ノーヴェ:「俺はなあ……! 鷲尾が何度も何度も井村法樹んとこ行って、なんか色々話して仲良くしてるのにめちゃくちゃソワソワしてんだ!」
ノーヴェ:「鷲尾の横にいていいのは俺だけなんだよ! 今の俺は心配でお前どころじゃねえの!」
ノーヴェ:「俺の気を引きたいなら、せめてそのロボット口調を捨てて元のお前に戻れ! ボケッ!」
"エラダ":「……!」
ノーヴェ:「(……茄子原は絶対あとで殺す)」 心のなかで毒づき、構える。

GM:加速装置で速くなった"エラダ"が動きます。
"エラダ":マイナーで《螺旋撃》 メジャーで《コンセントレイト:ブラックドッグ》+《クレイジードライブ》+《オールレンジ》+《爪剣》+《伸縮腕》
"エラダ":視界単体を対象なので……もちろんノーヴェくんだ! 食らえ!
"エラダ":11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[3,4,4,6,8,8,8,8,9,9,9]+10[2,2,2,3,4,8,10]+5[3,5]+4 → 29

ノーヴェ:あっ意外と低い
"エラダ":ドッジダイス-1、C値+1だぜ
ノーヴェ:低いけどどうしようもないな……ダメージダイスが凄く腐れば大丈夫かも。レイジングブレイドをウェポンケースから装備してガードします。
GM:ではダメージが出る
"エラダ":3d10+29
DoubleCross : (3D10+29) → 12[4,3,5]+29 → 41

GM:諸々有効
ノーヴェ:あっ腐り気味!
鷲尾瞳:あっ耐えそう!
茄子原曜:いけるのでは!
ノーヴェ:ガード値6のボディガード8。軽減して……HP3で生存!
ノーヴェ:まあライトニングリンクで死ぬんだが……
GM:救われたな……UGNボディアーマーに
ノーヴェ:ノーヴェのHPを3(→ 3)に変更 (30 → 3)
遠矢塔利:硬い!
鷲尾瞳:先にもう1回殴られてリザレクトすれば問題ないぜ
ノーヴェ:生き残った次の瞬間にライトニングリンクで死んだ信長公の姿は美しかった ワシは心底痺れたよ

"エラダ":ぐわんと伸びた手は、瞳ちゃんを打撃するような軌道を見せ……しかしある点で天井の段差をホールド。
"エラダ":そこを起点に宙を円軌道で滑るように跳び、君へ電撃を伴った蹴撃を食らわせる。
ノーヴェ:「おッ……!」 後ろに飛び退いて攻撃の勢いを殺す。対衝撃繊維で編まれたコートを最大限に犠牲にし、肉体へのダメージを減らした。
ノーヴェ:「……やッぱりな。ドリンク保管庫でやりあった時からずっと思っていた」
ノーヴェ:「お前は弱い。弱くなってるぞ、エラダ」
ノーヴェ:「前のお前はもっともっと強かった。貪欲に上を睨んで、力になるものは全て飲み干して、俺なんかさっさとぶちのめして更に上にいってやるって感じで……」
茄子原曜:「すげえ理解してんじゃん……」野次馬の感想である
ノーヴェ:「そういうとこが気に入ってたのによ! なんだそのザマは!」
鷲尾瞳:「……あっ!」ノーヴェなら受けきれるだろうと判断してカバーはしなかったが、一瞬遅れて後悔する
"エラダ":「……Nueveノーヴェ」 僅かに表情、頬が強ばる。歯を食いしばるかのような動きだ。しかしそれ以上の変化はない。
遠矢塔利:「とても語っておりますね……」
鷲尾瞳:「ダメ、ダメです!勝手に昔の世界に浸らないでください!」
神埼 翠子:「落ち着いて、瞳ちゃん……! 今の世界には瞳ちゃんだけだから!」
遠矢塔利:「そうです。今、何処に所在があるのかということはとても重要な価値ですから……」
茄子原曜:「いや~~っ、どうすかね~!気に入ってたって言ってましたよ!気に入ってたって!」
鷲尾瞳:「それよりさっきの……法樹さんがどうこうという話、とても気になるので……後でもっと詳しく聞かせてもらいますからね!」
神埼 翠子:「茄子原さん!」
ノーヴェ:「……だからなんなんだよお前らはァ!」

GM:イニシアチブを進めます。次は瞳ちゃんだ! どうするかな。
鷲尾瞳:こんなのもうエラダちゃんを殴るしかないよ~
鷲尾瞳:ということで色々相談してみましたが決まりました。エラダちゃんはダメージ軽減が怖いので”ネットワーク”さんを狙いましょう
GM:一応、後ろの方になるが……移動力どんくらいあったけ
鷲尾瞳:あっほんとだ!
鷲尾瞳:普通に突破できない気がしてきた。
GM:飛行移動なら割と抜けられる空気はあるが そうじゃないもんねスーパーランナー
鷲尾瞳:血の蛇さん攻撃するのも怖いな~
鷲尾瞳:すみません、言われた通り移動できなさそうなので待機します。お時間を取らせてごめんねえ
GM:いいってことよ 要素多いしね

鷲尾瞳:「うう……本当は”エラダ”を正面から切り伏せて、ノーヴェの妻は私です!と宣言したいところなのですが……」
鷲尾瞳:構えた剣をエラダではなく血の蛇へと向ける。
茄子原曜:「おお~~」はしゃぐ。
遠矢塔利:「……」一見真面目な表情で目と耳をそちらに集中している
ノーヴェ:「宣言しねーのかよ」
鷲尾瞳:「今は助けなければならない相手が居ますので!代わりにノーヴェ。彼女のことは任せますよ」
鷲尾瞳:「手の内を知っているのは事実のようですからね……。すぐに!一瞬で終わらせてくださいね!」
ノーヴェ:「なんだよもー! 期待させやがって!」
茄子原曜:「共同作業ってか~!?」野次馬である。
神埼 翠子:「茄子っ……茄子原!!」
ノーヴェ:「そんな簡単に約束できるか! 昔のあいつは鷲尾みたいなめちゃくちゃ丁寧な動きするやつだったんだぞ!」
遠矢塔利:「とうとう敬称が消えましたね…」
ノーヴェ:「いやだが今のあいつは……いや違う、そもそも俺が言いたいのはそういうことじゃなく、俺ばっか心配させられてて不公平だってことで……」
鷲尾瞳:「の、ノーヴェ!銀髪も同じで面影を感じていたとか……そういうのじゃないと信じて……信じてますからね!」
ノーヴェ:「……くそ。本当に調子が狂う……!」
鷲尾瞳:「うう、何時もなら絶対一撃で倒すと約束してくれるのに……やはり元カノに情が……?」
遠矢塔利:「……だ、大丈夫です鷲尾様。髪の分け目とか違いますし……」控えめにフォローする
ノーヴェ:「なんでもいいから戦闘に集中しろ! エラダは俺がちゃんとやるから!」
鷲尾瞳:「やっぱり遠矢さんは嘘が下手です。絶対似てると思っているじゃないですか……!」
遠矢塔利:「え……!?」

GM:というわけで、待機で……良いね!
鷲尾瞳:はい、待機します!
GM:ではイニシアチブを進めます。血の蛇が動く!
血の蛇:こいつはRC型だ。マイナーなし。メジャーで《無機なる四肢》+《紅の刃》+《血の宴》+《始祖の血統》+《殺戮領域》
ノーヴェ:うわ範囲攻撃だ
鷲尾瞳:殺戮領域、強そう
血の蛇:特殊効果はないが範囲ダメージ! 君たち全員を攻撃だ。判定するぞ~
ノーヴェ:名前がめちゃくちゃかっこいいと評判の殺戮領域
血の蛇:11dx+2
DoubleCross : (11DX10+2) → 10[4,7,7,7,8,8,8,10,10,10,10]+10[1,2,8,10]+2[2]+2 → 24

GM:良い線行ってる。リアクションしな!
茄子原曜:ガードするよ!
ノーヴェ:とりあえずドッジしよ。ワンチャン🐶あるかも
遠矢塔利:ドッジしてみよ
鷲尾瞳:ドッジしますぞ~
茄子原曜:《氷盾》とフォールンシールドの効果を使います。ガード値+28。
遠矢塔利:3dx>=24
DoubleCross : (3DX10>=24) → 7[2,6,7] → 7 → 失敗

ノーヴェ:6dx+1=>24
DoubleCross : (6DX10+1>=24) → 10[1,4,6,8,8,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗

茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を3(→ 3)増加 (81 → 84)
ノーヴェ:ワンチャン……
鷲尾瞳:8DX+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 10[1,3,4,5,7,9,10,10]+8[2,8]+1 → 19

鷲尾瞳:私もワンちゃんだったな
GM:今回はヘビチャンが頑張ったな カバーリングはどうするね!
茄子原曜:瞳ちゃんにしとこう
遠矢塔利:私は手番までの100超えてると支援飛ばせるかもだからね
鷲尾瞳:あっしてもらえるなら助かるかも!
茄子原曜:《炎陣》!瞳ちゃんをカバーリングします!
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を2(→ 2)増加 (84 → 86)
GM:ではダメージ
血の蛇:3d10+20
DoubleCross : (3D10+20) → 21[10,9,2]+20 → 41

血の蛇:ダイスが張り切った 諸々有効
ノーヴェ:さすがに耐えられないな~
鷲尾瞳:侵蝕が低いとリザレクトできるぞい
ノーヴェ:リザレクトします。まだ89%なのだ
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (89 → 96)
遠矢塔利:リザレクトします。
遠矢塔利:遠矢塔利のHPを1d10(→ 8)に変更 (3 → 8)
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を8(→ 8)増加 (94 → 102)
茄子原曜:範囲なので倍ダメージ、ガードと装甲引いて42ダメージ受けるので…
茄子原曜:倒れるね!リザレクトします。
茄子原曜:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を4(→ 4)増加 (86 → 90)
GM:んにゃ
GM:ガード装甲引いてから倍じゃなかったけ
ノーヴェ:seyade!!
茄子原曜:あっそうだっけ!
遠矢塔利:個人で受けるダメージを計算してからニ倍!
茄子原曜:失礼しました そしたら ガード装甲が40あるので
鷲尾瞳:そうなのだ
ノーヴェ:閃熱みたいなHPダメージ軽減系だけは最後なんだよね ややこしい
茄子原曜:2ダメージ受けてHP27になりました 生存!
遠矢塔利:かったい
GM:なんだこいつ(動揺)
茄子原曜:侵蝕率86のままで~す
鷲尾瞳:硬い!流石こおりたてだ
ノーヴェ:路面こおりたて注意

血の蛇:「おおお……ああ……アァァ……!!」
血の蛇:痛ましげな声を上げながら、肥大化した蛇の頭が開く。そこにあるのは、女性の苦悶する顔だ。
血の蛇:顔のそばから、牙のついた触手が血を伴って無数に伸び、君たちのいる地点へ次々に襲いくる!
遠矢塔利:「………!」
茄子原曜:「いいとこなんすから!」瞳ちゃんの前に滑りこむように動く。
茄子原曜:肩甲骨の部分に仕込んだ機械翼がばさりと開かれ、金属が触手を弾いていく。ガキン、ガキン、と音がなる。
ノーヴェ:「お嬢様じゃなくてそっち守んのかよ!?」
ノーヴェ:攻撃を喰らい、致命的なものだけを受け流しながらツッコミを入れている。遠矢をカバーしたいがその余裕はない。
茄子原曜:「やれる人が、殴りたい時にしっかり殴れる方が気持ちいいでしょ!」
神埼 翠子:こちらも緑の結晶で壁を作り、自分の身を守っている。
鷲尾瞳:「いいところでは別にありませんが……!助かりました。侵蝕の分は攻撃に回します!」
遠矢塔利:「うっ……!」牙をむく触手に、腕を掲げる。
遠矢塔利:肌に突き立てられる不快な感触と共に、カリ、とつま先で触手の表皮を僅かに削った。

GM:ではイニシアチブを進めます。井村勝海が動くぞ。
井村 勝海:マイナーなし。《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》+《虚構のナイフ》 シンプルな単体攻撃だ。対象は……
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 3

GM:瞳ちゃん! 撃つぞ撃つぞ~
ノーヴェ:虚構のナイフ、RCに乗るやつなんだ!
井村 勝海:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,3,3,5,5,5,8,9,9,10]+10[2,3,6,8]+10[7]+3[3]+4 → 37

GM:【精神】だからね。リアクションなどしな
鷲尾瞳:ノイマン入ってるのか!
鷲尾瞳:ドッジしよう。ガード値無いので
遠矢塔利:勉強も得意になったって言ったもんね
鷲尾瞳:8DX+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 10[3,4,7,8,9,10,10,10]+9[1,5,9]+1 → 20

鷲尾瞳:うわ~惜しい
茄子原曜:え~がんばってる
遠矢塔利:惜しい~
ノーヴェ:さっきからめちゃ惜しくない?
茄子原曜:引き続きするわよ 《炎陣》でカバーリング!
鷲尾瞳:え~っいいの~?
茄子原曜:いまのところ侵蝕率に余裕あるからダイジョブ!100%いきたいし
井村 勝海:deha
井村 勝海:ダメージ
鷲尾瞳:じゃあお願いしちゃお!
茄子原曜:《氷盾》とフォールンシールドの効果も使ったぞい
井村 勝海:4d10+22
DoubleCross : (4D10+22) → 32[6,10,8,8]+22 → 54

茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を5(→ 5)増加 (86 → 91)
GM:頑張るな……諸々有効
ノーヴェ:結構でかいな……
茄子原曜:40ダメージ弾いて14ダメージ受けます
ノーヴェ:というか4d10で32はめちゃ強い
ノーヴェ:いきてる!
茄子原曜:HP13で生存!
遠矢塔利:優秀だなぁ
遠矢塔利:茄子原さんもタフ
茄子原曜:そろそろつらいが頑張ってる
鷲尾瞳:やはり目の前で痴話喧嘩を見せられて怒りが……
井村 勝海:そして攻撃が命中したので即座に《チェイストリガー》を発動。同じエンゲージの"ネットワーク"の行動値を一時的に+15する。
茄子原曜:なんだと!
GM:イニシアチブを進め、"ネットワーク"の攻撃に入ります。演出はそっちとまとめてするね。
鷲尾瞳:へえ~!面白いなー
茄子原曜:は~い
ノーヴェ:でも茄子原くんはまだケアルガがあるからね
"ネットワーク":マイナーなし メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《インビジブルハンド》+《トランキリティ》+《流血の胞子》
"ネットワーク":これも範囲攻撃だ。君たち全員を対象とし、ダメージ、さらに命中で邪毒Lv4を付与する。
鷲尾瞳:うわ、悪じゃん
ノーヴェ:邪毒!?
鷲尾瞳:毒は嫌だな~
"ネットワーク":12dx7+1
DoubleCross : (12DX7+1) → 10[2,3,4,4,5,6,6,7,8,8,9,10]+10[6,6,8,9,10]+10[6,7,9]+10[9,9]+4[3,4]+1 → 45

茄子原曜:いやだ~
ノーヴェ:ライトニングリンクのHP消費があるから、邪毒食らうとめちゃくちゃキツい
茄子原曜:出目いいし!
GM:めっちゃ回るじゃん……リアクションしな!
ノーヴェ:高いし……
遠矢塔利:怖いよ~
遠矢塔利:回避します
鷲尾瞳:避けてみせる、UGNチルドレンの誇り
遠矢塔利:4dx>=45
DoubleCross : (4DX10>=45) → 9[2,6,7,9] → 9 → 失敗

鷲尾瞳:8DX+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 9[1,2,2,3,5,6,6,9]+1 → 10

鷲尾瞳:コンセントレイトには勝てねえ
茄子原曜:ガードします 《氷盾》とフォールンシールド!
ノーヴェ:うーんドッジするか
ノーヴェ:ガードしてダメージダイスが全部1ならノーダメにできそうだけど絶対なさそう
ノーヴェ:6dx+1=>45
DoubleCross : (6DX10+1>=45) → 9[1,3,6,6,8,9]+1 → 10 → 失敗

ノーヴェ:はいだめ!
茄子原曜:《炎陣》でノーヴェくんカバーリングするぞい
鷲尾瞳:どうしましょうね。流石に邪毒はダブルカバーで抑えたほうが良さそうな気がする
ノーヴェ:茄子原!!
遠矢塔利:ですねぇ。
茄子原曜:あっそしたら
茄子原曜:ひとのべカバーリングする?
ノーヴェ:ここはカバー役の二人におまかせするよ~
鷲尾瞳:ノーヴェ君は今私にカバーされたくないような気がする……!
ノーヴェ:ww
遠矢塔利:www
茄子原曜:なるほどね……
GM:意地っ張りの男子かよ
鷲尾瞳:ので、私が遠矢お嬢様を庇います。《砂の結界》でカバーしよう
GM:意地っ張りの男子ではあるか……
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を2(→ 2)増加 (94 → 96)
茄子原曜:じゃあやっぱりノーヴェくんをカバーリング!
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を5(→ 5)増加 (91 → 96)
GM:ではダメージを出します。
遠矢塔利:一応領域で私がカバーもできますが……瞳ちゃんの方が侵蝕低いしね
鷲尾瞳:ダメージお願いします~
鷲尾瞳:えっそうなの?
"ネットワーク":5d10+14
DoubleCross : (5D10+14) → 27[6,7,2,2,10]+14 → 41

"ネットワーク":やはり諸々有効。命中で邪毒Lv4を付与
ノーヴェ:よかった ガードしたら4回くらい死んでた
茄子原曜:差引2ダメージもらいHP11で生存、邪毒付与されました
鷲尾瞳:まあでも今回はまだリザレクトできるし私が受けたほうがいいだろう。食らいました
鷲尾瞳:全然耐えれないのでリザレクト!
鷲尾瞳:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10

遠矢塔利:ありがとう…!
鷲尾瞳:オットット塩味
鷲尾瞳:鷲尾瞳のHPを10(→ 10)に変更 (26 → 10)
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を10(→ 10)増加 (96 → 106)
鷲尾瞳:毒も受けました

井村 勝海:前に出した手から、色の薄い魔眼を放つ。わかりやすい直線軌道で、"エラダ"と血の蛇の合間を抜けて君たちの元へ。
井村 勝海:狙ったのは瞳ちゃんだ。受けるのは容易に見える。
茄子原曜:「させねえって…」 だからこそ、それを見逃すわけにもいかない。
鷲尾瞳:「任せます!」
井村 勝海:見立て通りだ。適切に受ければ、その魔眼は大したダメージも出さず、砕け散って辺りに散らばる。だが……
井村 勝海:「使え」 傍らの"ネットワーク"へ言い捨てると
"ネットワーク":「貴様が指図を……!」
"ネットワーク":不服げに漏らしつつも、"ネットワーク"が魔眼の断片を睨む。すると、その断片が中空で繋がり、即座に巨大なゲートと化す。
"ネットワーク":直後、君たちが感じたのは刺激臭だ。そしてやがて異常が目にも見える……毒ガスが噴出する!
ノーヴェ:「ゲートをそう使うのかよ! 頭いいな!」
茄子原曜:「共同作業じゃん!」翼が翻る。
遠矢塔利:「……これは、一体……!?」
遠矢塔利:咄嗟の事に一瞬判断が遅れる
井村 勝海:「チッ……!」
"ネットワーク":「チッ……!」 ほぼ同時に舌打ちする
遠矢塔利:「あちらの息も合っています……!」
茄子原曜:「意外と長続きしそう…」翼の先から噴射される赤い炎が毒ガスと衝突。
遠矢塔利:なんとか対応しようとする動きは、戦闘職に比べると明らかに鈍い。
鷲尾瞳:「くっ……!遠矢さん!」避けきれないが、反応は出来る。とっさに遠矢さんを突き飛ばしてガスの範囲から逃がすよ。
茄子原曜:こっちもノーヴェくんの前に障壁めいて翼を広げます。
ノーヴェ:「……いや茄子原……お前……」
茄子原曜:「なんすかっ」
遠矢塔利:「きゃっ……!」逆らうこと無くガスの圏外に。
ノーヴェ:「なんで神城のボディガードが迷わず俺の方来てんだよ!? 査定に響くぞ!」
茄子原曜:「ひで!ここは『ありがと~茄子原くん大好き』でしょ~!?」
GM:ゲートは程なく消え、ガスも茄子原くんの炎により燃焼され、自然に消えていく。ただ、捌き損ねた君たちの体内には毒が残留するだろう。
ノーヴェ:「アホ! 俺がそれ言ったらただひたすらに気持ち悪いだけだろうが!」
茄子原曜:「それはそうなんですけど! ここは頼れるUGNさんを守って、さっさとこの場をどうにかしてもらうのが」
茄子原曜:「一番手っ取り早く翠子お嬢様を危険にさらさずに済むでしょ!」
遠矢塔利:「鷲尾様、……ありがとう存じます……!」
神埼 翠子:「ゴホッゴホッ……大丈夫、わたしは多少自分の身、守れるから……!」
茄子原曜:「あ~~っ…絶対無理してるし~~…」こっちもそうやって大声で喋るから余計に毒ガスを吸い込む。
ノーヴェ:「……素人の寄せ集めだと思ってたが、やっぱそれなり以上にやるな」
ノーヴェ:「茄子原、キツいだろうが頑張れ。ここがチャンスだぞ」
ノーヴェ:「女にかっこいいところを見せるチャンスだ。俺は絶対にモノにするからな!」
ノーヴェ:「お前もモノにしろ!」
茄子原曜:「ゲホッ」「良いっすね。男たるものそういうのは大好きっす」
茄子原曜:「モノにしたりますよ!」
茄子原曜:「ノーヴェくんと違って、一番見せたい子はこの場にはいないですけど!」

GM:イニシアチブを進めましょう。遠矢さん! 行動をお願いします。
遠矢塔利:はーい
遠矢塔利:ではマイナーで移動、エラダと血の蛇にエンゲージします

◆ ROUND 1
[井村勝海(7),"ネットワーク"(6)]
    |
    4m
    |
["エラダ"(17),血の蛇(8),遠矢塔利(6)]
    |
    6m
    |
[鷲尾瞳(9),ノーヴェ(6),茄子原曜(2)]

遠矢塔利:メジャーでコンボ:【System.out.println(HouseKeePer.getItem());】《導きの華》《光射す場所》《天使の階梯》《要の陣形》
遠矢塔利:対象が次に行うメジャーアクションの達成値+25、C値-1。
遠矢塔利:対象はノーヴェくんと瞳ちゃん…そして血の蛇!
GM:敵に塩とはね……判定はいらなさそうかな
GM:侵蝕率を上げて演出をなさってね
遠矢塔利:自動成功です!
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を14(→ 14)増加 (102 → 116)

遠矢塔利:けほ、と僅かに吸い込みかけたガスを吐き出す。
遠矢塔利:敵の数は多く、こちらの攻め手は二人。
遠矢塔利:少ない経験からも優先すべき事柄を考える。
遠矢塔利:「………いえ」
遠矢塔利:じゃらり、とくすんだ金の鍵束を取り出す。
遠矢塔利:遠矢の能力は部屋の拡張。古びた鍵束で開いた扉は『屋敷の部屋』となる。
遠矢塔利:「………………『"驚異の部屋"を、ご覧に入れましょう』」
遠矢塔利:当主としての宣言を行い、足首までの長いスカートを僅かにたくし上げる。
遠矢塔利:内と外を隔てる区切りを『扉』と提示することで、その内側に部屋は現れる。
遠矢塔利:アンティークの部屋に設置された、その形状は幻灯機。
遠矢塔利:古めかしくカタ、カタと音を立てながら、存在しない映像を投射する
遠矢塔利:ぶん、ぶん、ぶぉん。
遠矢塔利:その場で戦う遠矢の味方……鷲尾やノーヴェの姿が、実態のない幻影として複製されていく。
遠矢塔利:目を凝らせば見分けがつく程度の幻影。
遠矢塔利:しかし、白兵を専門とするアタッカーにとっては、その一瞬の幻惑は値千金の隙となって目の前に現れることだろう。
遠矢塔利:「……私に出来るのはこの程度ですが」
遠矢塔利:「目を惑わす程度なら出来ます。皆様、よろしくお願い申し上げます」
井村 勝海:「見分けようと思えば見分けられるが……」 それを可能にするのはノイマンの演算力を俯瞰的に活用しているからと、彼自身も理解している
遠矢塔利:戦闘能力のない自分の存在に、思考のリソースを割いてもらう。
遠矢塔利:この場において必要なことだと判断し、存在を主張し続けている。
茄子原曜:そこに自分の姿が存在しないことは分かる。
茄子原曜:だが、目をこらし。「……ん?」 別の者が視界に入った気がして眉を寄せる。
ノーヴェ:「十分だ。前々から思っていたが」
ノーヴェ:「先程の戦いでも今回でも、いいサポートをよこすな。遠矢は」
ノーヴェ:「ずいぶんといい女だ。鷲尾がいなかったら危なかった」
茄子原曜:「いい奥さんになれるって意味すか?」
ノーヴェ:「そういうことだ」
茄子原曜:「うわ~~。罪深いすね~」
ノーヴェ:頷く。 「その分、前衛も働かんとな」
遠矢塔利:「ありがとう存じます」フフ、と笑う声すら、不思議と全方位から響いていた
神埼 翠子:「ノーヴェくん、またそういうことを……!」
鷲尾瞳:「状況に合わせて適切な支援を与えるのは……ノーヴェ!」

GM:ではイニシアチブを進めましょう。"ネットワーク"は行動済みです。ノーヴェくんと茄子原さんが同値!
茄子原曜:どうしましょ こっち先に動いてひとのべ連携する?
茄子原曜:先にエラダちゃんうお~ってしてくれてもいいぜ!
ノーヴェ:どうしましょうか
茄子原曜:ノーヴェくん先動いた方が さっきのロールに繋がって良い気がする!
ノーヴェ:じゃあエラダちゃんを殴りましょうか。
茄子原曜:がんばって!
ノーヴェ:といってもこれ、よりによって100%超えてないから
ノーヴェ:ポルターガイスト使えないんですよね
GM:まあそこはここで行動前後しても変わらないしね
茄子原曜:そうなのだ
遠矢塔利:なのだ
ノーヴェ:やむを得ん。じゃあノーヴェが行動します。
ノーヴェ:ポルター不要なので戦闘移動でエラダ・蛇のエンゲージに移動。
ノーヴェ:で、コンボ壊神衝。《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》。
"エラダ":暴走中ゆえリアクションはなし!
遠矢塔利:達成値+25、C値-1ですぜっ。
ノーヴェ:対象はエラダちゃんです。レイジングブレイドは装備済みなのでこれで殴る
ノーヴェ:9dx6+8+25
DoubleCross : (9DX6+33) → 10[1,2,2,3,4,4,4,6,8]+10[8,10]+5[3,5]+33 → 58

GM:固定値がエグい!
ノーヴェ:あと2足りなかったなー。リアクションをどうぞ
GM:暴走中なのでリアクションはできないのだ。命中です。
鷲尾瞳:暴走!
ノーヴェ:そうしたらどうしようかな。せっかくのRHOの相手だし一撃で沈んじゃうのも悲しいが
ノーヴェ:ポルター乗ってないし、やっぱり全力で行くか。レイジングブレイドの効果を発動。
茄子原曜:凍てつく刃いる?
遠矢塔利:あ、力の法則もありますよ
GM:こわい この人たち
GM:RHOの特殊効果も使用するなら宣言タイミングはここやで
ノーヴェ:どっちか貰えると嬉しいかも。もらうなら力の法則の方かな
鷲尾瞳:翠子パワーもあるよ!
茄子原曜:遠矢さんの力の法則のが強力だからそっちがいいね!どうぞどうぞ
ノーヴェ:あっ今なんだ。攻撃が命中したのを確認してから宣言しようかと思ってた
遠矢塔利:暴走中だから命中だぜ
ノーヴェ:命中してた
遠矢塔利:じゃあ私が。コンボ:【InstanceHouse room = new InstanceHouse();】《力の法則》ダメージ+6D10
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を4(→ 4)増加 (116 → 120)
ノーヴェ:命中が確定してたので、じゃあRHOのこの効果を宣言します。

Rハンドアウトを公開後、1シナリオに1回、君が"エラダ"に攻撃を命中させた際、以下の効果を発揮できる。
その攻撃に対する『受ける(予定の)ダメージを-n点する』エフェクトの効果を無効化し、さらにバッドステータスの重圧を与える。
この重圧は通常の手段では回復できず、バッドステータスを回復するエフェクトの使用か、シーンの終了によってのみ回復できる。

GM:OKです。君の拳は彼女の防護の隙間を違わず撃ち抜く。防御は不可能だ。
ノーヴェ:6d10+20+12+2d10+6d10 装甲ガードが有効です
DoubleCross : (6D10+20+12+2D10+6D10) → 34[9,1,5,7,3,9]+20+12+14[8,6]+38[10,3,4,3,10,8] → 118

茄子原曜:やばすぎ!
鷲尾瞳:情け無用組み手だ
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を8(→ 8)増加 (96 → 104)
ノーヴェ:これ、リザレクトってどっちのタイミングになるんだろう?
GM:ポルターないのに100超えるのか……!
ノーヴェ:ライトニングリンクでHP5失ってリザレクトしてからメジャー侵蝕アップ?
GM:今回は失ってリザレクトしてから侵蝕アップでいいよ
ノーヴェ:じゃあえーと、リザレクトして
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (104 → 111)
GM:実際の運用でどっちが正確かは分からんぜ
ノーヴェ:しました。リザレクト+攻撃侵蝕で最終的に111。
"エラダ":それを受けて"エラダ"は戦闘不能になります が
"エラダ":Eロイス《修羅の世界》を起動。与えられた重圧を回復し、さらにHPを1点まで回復します。
鷲尾瞳:うわっジャームじゃん
茄子原曜:ジャームだったよ!
鷲尾瞳:普通に悲しい
ノーヴェ:ジャームなのか……
遠矢塔利:うわわ。
GM:実際に何が起こったかは……演出で見ていこう!
茄子原曜:ヒェ~ッ

ノーヴェ:一歩、二歩、床を粉砕する勢いで踏み込む。
ノーヴェ:「エラダ! ……いい加減目ぇ覚ませ!」
ノーヴェ:踏み砕いた瓦礫がそのまま目眩ましになり、同時に攻撃手段だ。電磁反射で礫を牽制打代わりにぶつけながらエラダの懐へ潜り込み、腹部に強烈な拳を叩き込む。
ノーヴェ:「何度も言わせンな! 戦いってのは主義主張のぶつけあい、エゴとエゴのぶつけあいだ!」
ノーヴェ:「ロボットになったお前を殴ったところで────」
"エラダ":細やかな手捌きで飛礫に対していたが、本命までもは防ぎきれない。狙い通りに直撃する。
ノーヴェ:「ちっとも面白くはねえんだよ!」 身を沈める。水面蹴りで体勢を崩し、掌打で更に崩し、本命の拳。今度は顔面を殴り、バイザーごとふっとばした。
ノーヴェ:「昔のお前はどこ行ッた!!」
"エラダ":「……Nue、beノー、ヴェ
ノーヴェ:「優等生めいた口うるささも、俺の隙をつく技術も、パワーもない」
ノーヴェ:「そんなんで俺の元ライバルのつもりか!」
"エラダ":攻撃を受け転がり、壁に激突し……そうになった所で、身体を回転し、壁と床の境目で受け身を取る。
"エラダ":外れたゴーグルの下、目の色は薄い。だが君を見据えて。
"エラダ":「……ああ、ノーヴェ」
鷲尾瞳:「……!動きが変わった……?ノーヴェ、気をつけて!」
ノーヴェ:「……!」
"エラダ":「まだ私をそう言ってくれるんですね」
ノーヴェ:「たりめーだろうが! 俺とおまえの決着は未だについてねえ」
ノーヴェ:「だから嬉しかったんだぞ。お前が敵にいるって聞いた時……またお前と戦えるって」
"エラダ":「戦いにこの身を削るしかなかったあの頃、あそこにいたことを、わたしは疑問に感じてしまったけど」
ノーヴェ:「それが」「なんだそのザマは」
"エラダ":「……その通りです。私はあらゆることを失敗した。今となっては、あの頃が……」
"エラダ":「ノーヴェと性能を測り合っていた頃が一番愛しい」
"ネットワーク":「……馬鹿な。あれだけの攻撃を受けて、生命制御用のバイザーも外れて」
"ネットワーク":「生きているわけがないぞ」 後方で呟く
ノーヴェ:「…………」 その発言を《蝙蝠の耳》でキャッチしている。
ノーヴェ:「過去は戻らない。時間が戻ることもねえ。……おいエラダ」
ノーヴェ:「あと何分動く?」
"エラダ":バチリ、バチリと頭蓋近辺で紫電が走る。関節という関節から電荷が噴き出す
"エラダ":薄く笑う 「……1分」 「全てを燃やし尽くせば」
ノーヴェ:名残惜しそうに笑う。 「十分だ」
ノーヴェ:腰を沈め、静かに構える。総合格闘技にも似た、打・掴・極の全てに対応できる構え。
ノーヴェ:最近のノーヴェではあまり見ない──FH実験体時代によく見せていた、教科書に近い構え。
ノーヴェ:「あの頃に何度も言ったな。お前より、俺のほうが、ずっと強い」
ノーヴェ:「ケリをつけるぞ。……お前の全部を燃やし尽くして、来い!」
ノーヴェ:「全部受け止めて、叩き伏せてやるよ!」
"エラダ":低く這うような姿勢から、緩やかに上体だけを起こす。腕を捻り、拳を固める。関節から火が上がる。
"エラダ":「感謝を、します。……もっとも、私の方が優れているのは……」
"エラダ":「自明ですが。…………」 もはや君の名を呼ぶことはない
ノーヴェ:「大馬鹿女が」
遠矢塔利:「…………」幻影の中でぶつかり合う拳戟の側に、音もなく近づいている。
遠矢塔利:その手には、カタ、カタと古めかしい音を立てる幻灯機。
遠矢塔利:そのアイテムの名を『恐れ諭す灯』。
遠矢塔利:周りに投射される映像は、本人ならば見覚えがあるだろう『最高の動きが出来た瞬間』を再演している。
遠矢塔利:頂点だった過去を現在に投射する───成長しない『ジャーム』に対しては、多大な影響を与える逸品。
遠矢塔利:「…………今なら」
遠矢塔利:「そのまま、お眠りいただけますが───」
遠矢塔利:RHOより、『恐れ諭す灯』の効果3を、
鷲尾瞳:ふくれっ面でエラダとノーヴェのやりとりを横目で見ていたが
鷲尾瞳:はぁ、と呆れたようにため息を付いて「……”インスタンスハウス”……いえ、遠矢さん」
遠矢塔利:「………はい?」
遠矢塔利:そちらから声がかかるとは思わず、つい素の返答が出る
鷲尾瞳:「勝手なお願いですが、二人に、あのまま戦わせてあげてください。愛おしいとか、元ライバルとか、気になる言葉を交わしてはいますが」
鷲尾瞳:「やはりそれだけでは、語り足りないようですから」
遠矢塔利:「…………よろしいのですか?あの出力であれば、ノーヴェ様も被害が出る可能性がございますが」
遠矢塔利:聞きつつ、鷲尾さんの横顔から確信を読み取る。
鷲尾瞳:「相手が強いほうがノーヴェも楽しいでしょうから」
遠矢塔利:「……………」
遠矢塔利:数秒、その横顔を伺って。
遠矢塔利:「……鷲尾様が、よろしいのであれば」
遠矢塔利:「そのように」
遠矢塔利:カタ、と幻灯機が変わらず動き続け、映像にエラダは投射されない。
鷲尾瞳:「仕方ありません。……あの楽しそうなノーヴェに惚れたんですから」
鷲尾瞳:「止められませんよ。……きっと今回は、楽しいだけではないでしょうから。尚更です」
遠矢塔利:「……それは」
遠矢塔利:「仕方ございませんね」
遠矢塔利:『嘘をついていない』と見抜くのは得意なのです。
遠矢塔利:嘘をつくのは下手ではないので。
鷲尾瞳:ジャームが人に戻ることはない。正気を取り戻したように見えても、それは一時的なもので、絆には至らず交わした言葉はすぐに忘れ去られてしまう。
鷲尾瞳:それでも、ノーヴェはただ自分だけで満足して口を閉じ、壁を相手にするように敵を打ち倒したりはしない。
鷲尾瞳:「いい男でしょう、ノーヴェは」
遠矢塔利:「はい」
遠矢塔利:「鷲尾様が懸想なさるのも頷けます」
鷲尾瞳:「はい。将来は絶対いい夫になります。私も、彼に釣り合ういい女にならなくては」
遠矢塔利:「では……私たちは、別の対処を行うことに致しましょうか」

GM:イニシアチブ進行に戻りましょう。
"エラダ":"エラダ"はこのタイミングでアージエフェクト《魂焦がして》を使用。現HP・最大HPを+3Dします。
"エラダ":3d10
DoubleCross : (3D10) → 16[1,5,10] → 16

茄子原曜:ムムッ
遠矢塔利:タフ!
"エラダ":回復だぜ
GM:では改めて茄子原さんの手番! 行動をどうぞ。
茄子原曜:はい!
茄子原曜:まずマイナーで戦闘移動。ノーヴェくん・遠矢さん達のエンゲージにこちらも移動。
茄子原曜:メジャーで《鋼の肉体》を使用します。邪毒、そしてHPを5d10+5回復。
茄子原曜:5d10+5 がんばれッッ
DoubleCross : (5D10+5) → 22[3,7,4,5,3]+5 → 27

GM:うわっバステも回復するんだこれ……!
遠矢塔利:安定感がある!
GM:メジャー使うだけあるな……
茄子原曜:がんばった!HP27点回復、MAX31点に戻ります。
茄子原曜:そうなのだぞ
鷲尾瞳:バステ回復今めちゃ助かるやつ~
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を2(→ 2)増加 (96 → 98)
ノーヴェ:侵蝕2でこれは偉い
遠矢塔利:つよ~
茄子原曜:では演出!

茄子原曜:さてその一方。
茄子原曜:地下倉庫内に外角骨格で包んだ翼が広がっている。片方は焔が、片方には氷が迸り。
茄子原曜:戦闘の進展に伴い昂った己のレネゲイドをそのまま励起させ、出力を研ぎ澄ませれば、翼の先から絶えず羽根が舞い散るように赤青が噴出する。
茄子原曜:かっと全身が熱くなる。体内に炎を迸らせ、吸い込んだ毒ガスを残らず燃やし尽くして行く。
茄子原曜:この場の主導権を握る彼の気を逸らし、そして自分の状態を整えるため、いくらか時間稼ぎが必要だった。幸い、口ばかりはいくらでも動いた。
茄子原曜:「……さっきから思ってたんすけど」
茄子原曜:いささか能天気な声色でそう口火を切り、井村勝海を見る。「家族をオーヴァードにしなきゃだめなんすか?」
井村 勝海:「……何?」
井村 勝海:手の中で次なる攻撃のための魔眼を準備していた。時間稼ぎに『乗ってやる』つもりにも映る。
茄子原曜:「そんな頑張ってオーヴァードになってもらわなくたって、いくらでも一緒に生きていけると思いますけど」
井村 勝海:「だが、同じではない。別の視座と価値観の、別の生き物だ。良くも悪くもな……」
茄子原曜:「あ~」
井村 勝海:君のほど近く、絶え間なく血をこぼす蛇の異形にわずかに視線を振る
井村 勝海:「犬、猫を撫でくるように家族と接したいとは俺は思えない。お前はそういうのが平気なタチか?」
茄子原曜:「それすよ!」
茄子原曜:指をさす。「俺、付き合ってる女の子がいるんです。美和つって、カワイイんですよ。ちっちゃい雑誌で読者モデルしてて」
茄子原曜:「ヤキモチ焼くとかわいくて、ケンカが強くて、騙されやすくて、守ってあげたくなっちゃって」
井村 勝海:「…………」 騒ぐ犬を見るような目
茄子原曜:「で、オーヴァードじゃありません」
井村 勝海:「フン」
茄子原曜:「カワイイすよ。マジで好きだし、動物みたいだなとか、普通、他人に向かって思うわけないじゃないですか」
茄子原曜:「わかります? あんたはそう言ったんですよ」
茄子原曜:「家族に向かって、犬猫みたいだって。大切だなんだつったって、結局、本音はそこじゃないですか」
茄子原曜:「あんた、見下してるんでしょう。自分以外のやつ、特にオーヴァードじゃないやつは、全員」
井村 勝海:どこか侮るような目は、やがて苛立ちの滲むものへ 「……能力の差異がある。歴然たる差だ。お前とて神城の社員なら……」
井村 勝海:「分からないとは言わせない。レネゲイドウィルスのもたらす力の隔絶性」
井村 勝海:「いずれ、オーヴァードと非オーヴァードの存在の違いが明らかになった時……お前の恋人とやらが非オーヴァードとして『下』として扱われる時が来たとしても」
井村 勝海:「同じことが言えるのか?」
茄子原曜:「そんな時が来たら、……そうですね。言ってやりますよ」
茄子原曜:「大好きな彼女を全力で守れて、かっこいいとこ見せれて最高だって」
井村 勝海:「さぞ幸せなことだろうな! ……俺は!」
井村 勝海:「そんなことは望むものか。法樹にも、親父にも、ただ守ってもらうだけの奴になってほしくはない」
井村 勝海:「同じ視座を持つ同じものに……」 「……家族だからだ!」
井村 勝海:知れず、掌が震える。魔眼が濃淡激しく入り混じり、空気が渦を巻く。不安定になっている。
茄子原曜:「そんな簡単に、分かり合えないもんですね…!」
茄子原曜:頃合いだろう。頷く。「だったら、あんたらしい方法ってやつを見せてくださいよ…!」
茄子原曜:「いくらでも受けて立ちますよ。俺、けっこう頑丈なもんで!」
井村 勝海:「……悪事を働いたと踏み込んでくるUGNの犬の方が、まだマシだな」
井村 勝海:「お前は、不快だ……!!」

GM:ではイニシアチブ進行に戻りましょう。待機していた瞳ちゃん!
鷲尾瞳:はーい!ではヘビちゃんをきりますか
鷲尾瞳:《インフィニティウェポン》《スーパーランナー》で血の蛇に接敵、メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》で攻撃しましょう
遠矢塔利:達成値+25、C値-1です!
GM:来なさい。蛇はイベイション20!
鷲尾瞳:ありがたいタイミングの指摘!100超えているので強いぞ
鷲尾瞳:9DX6+9+25 判定
DoubleCross : (9DX6+34) → 10[1,3,4,4,6,9,9,10,10]+10[4,6,6,7,10]+10[1,3,3,9]+2[2]+34 → 66

鷲尾瞳:うおお達成値バフが強い!
GM:支援だけで抜かれている。命中です。なんてやつ……!
茄子原曜:やばい出目!
鷲尾瞳:ではダメージ。ここに氷の刃と神埼パワー貰っていいですか?
茄子原曜:もちろんだぜ
神埼 翠子:いいよ!
鷲尾瞳:わいわ~い
茄子原曜:まずこちら《凍てつく刃》!ダメージ+1D10+9!
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を3(→ 3)増加 (98 → 101)
神埼 翠子:◆ NPCカード/神崎翠子・2 単体が与えるダメージを決定する直前にオートアクションで使用。与える予定のダメージを+3Dする。1ラウンド1回。
鷲尾瞳:みんなの力が流れ込んでくるぜ!ダメージ出します
鷲尾瞳:7d10+1d10+3D10+9+44
DoubleCross : (7D10+1D10+3D10+9+44) → 43[4,1,8,7,8,9,6]+2[2]+23[4,9,10]+9+44 → 121

茄子原曜:すご~~っっ
鷲尾瞳:友情パワ!出目がすごい!
遠矢塔利:つよ~~
ノーヴェ:さっきのノーヴェより強い
GM:いやマジ……
血の蛇:《赤河の支配者》
血の蛇:1d10+6
DoubleCross : (1D10+6) → 4[4]+6 → 10

鷲尾瞳:遠矢バフも含めれば4人がかりだからね!
GM:できる抵抗はこれだけです。一発で戦闘不能になる!
血の蛇:その後《蘇生復活》でHP1にて復活します。
血の蛇:&《アナザーセルフ》で《蘇生復活》の使用回数を回復。
鷲尾瞳:悪あがき力が高い
遠矢塔利:では、そこでRHOの効果2を宣言しましょう

[効果2]
暴走しているオーヴァード(バッドステータスの暴走とは無関係。詳細はGMが決定する)が、
何らかの効果で戦闘不能から復帰した際にオートアクションで使用する。
対象に即座にメジャーアクションを行わせる。
そのメジャーアクションで、対象は難易度20の<意志>判定のみ行うことができる。
成功した場合、対象の暴走状態は一時的に収まり、戦闘不能となる。

血の蛇:意志判定とはな……私の意志は1しかないが?(薄弱)
遠矢塔利:意志判定をお願いします。
遠矢塔利:メジャーアクションの達成値+25、C値-1だぜ!
血の蛇:せ、成功させられる……!
血の蛇:5dx9+1+25=>20
DoubleCross : (5DX9+26>=20) → 10[3,7,7,8,9]+8[8]+26 → 44 → 成功

鷲尾瞳:これ失敗したらジャムっちゃうんだよね
茄子原曜:なんて猛烈な意志力
鷲尾瞳:スプーン曲げられそう
茄子原曜:しっかりクリティカルしてるし
遠矢塔利:強烈メンタリティ
血の蛇:回ってるし。効果2の効果で暴走状態が収束し、戦闘不能になりました。
ノーヴェ:支援なかったら10だった
遠矢塔利:危ない危ない
遠矢塔利:C値下げって良いものですね
血の蛇:本来使える《蘇生復活》も、暴走が収まったので使えません。倒れます。
茄子原曜:ワオワオ!
鷲尾瞳:やった!演出しよ~

鷲尾瞳:時間稼ぎの傍ら、遠矢さんに目で合図をし、血の蛇に向けて駆け出す。
遠矢塔利:鷲尾さんの前に、過去の幻影が現れている。
遠矢塔利:それは全て貴方の記憶にある中で、それぞれ最高の動きだと自覚できる場面達。
遠矢塔利:……そして、貴方にはわかる。
遠矢塔利:それを客観視することで、成長した『今』であれば、更に上の動きが可能であることを確信できている。
神埼 翠子:祈るように手を交差する。緑の結晶が、血の蛇に牙を突き立てるように貫き、固定する。
茄子原曜:さらにそれを後押しするように氷の羽根が飛び、血の蛇の腕を貫いて反撃を妨害する。
鷲尾瞳:再生される幻影はどれも記憶に残っている。最高の動きをした時、何時も隣にはノーヴェが居た。そして今も。
鷲尾瞳:「……はああっ!」確信通り、幻影たちを置き去りにする速さで斬撃が閃き、血の蛇を両断する。
血の蛇:「ギイィィイイ……!!!」 痛ましく濁った悲鳴を上げ、蛇の身は君の剣により見事切り裂かれる
鷲尾瞳:その手に作られた怪物剣は、中にいる女性を傷つけること無く、彼女を飲み込む怪物だけを切り裂くだろう。
血の蛇:だが、それだけで止まることはない。斬撃されたはずの蛇の異形は、ジリジリと編み上げられ、繋がっていく
血の蛇:「イイィ……痛い……嫌……もう嫌……!!」 その隙間から、痛ましい女性の声
鷲尾瞳:「……今です、遠矢さん!再生が終わる前に!」
遠矢塔利:「はい……!」
遠矢塔利:白く、最高の動きの剣士が辿った道をほうほうのていでなぞる
遠矢塔利:痛みに支配される女性の意識に、チカチカと幻灯機の光が強制的に割り込んでいく
遠矢塔利:「葛西様……!」
血の蛇:「イ……ィィ……ああ……」
遠矢塔利:全てを塗りつぶす痛みの奔流。しかし、人の意識に直接割り込むように映像が映し出される。
遠矢塔利:それは正常である頃の葛西マキ。
遠矢塔利:異形に包まれ、暴走する人間にとっての『全盛期』
遠矢塔利:どれだけ痛みと薬の影響の中でも、その体本来の『姿』が強制的に思い出されていく。
遠矢塔利:そして、レネゲイドとは精神によって操作される。
血の蛇:「あ、あ……」
血の蛇:「母さん……みんな……お父さん……」
遠矢塔利:如何な外部の影響を受けようと、本来備わった姿を思い出せば───自然とその形へと復元されていく。
血の蛇:果たしてその幻灯の中に何を見たか。それは彼女しか知る由はないが……結果は君の見込んだとおりだ。
葛西 マキ:蛇となり彼女を呑んでいた異形は血肉の塊となって崩れ落ち、後にはそれに汚れた女性の体だけが残る。
葛西 マキ:身体は殆ど動かないが、時折咳き込むような呼吸。生きている。
遠矢塔利:「………葛西様」
茄子原曜:(あれが……)一瞥する。勝海さんを警戒し、均衡状態を保っている。
鷲尾瞳:「どうにか間に合ったようですね」
遠矢塔利:その状態を確認して、ホッと息を吐く。病院に勤務する身であれば、生きているのと死にゆく境界線は間違えない。
ノーヴェ:「間に合っただけだ。戦闘に巻き込まれれば、今度こそただじゃ済まん」
遠矢塔利:「はい。……ご協力ありがとうございます、鷲尾様」
ノーヴェ:「なんとかできるんだろ? 全力で、最後までなんとかしろ」 遠矢さんに。
ノーヴェ:「やり遂げてこそのプロだ」
鷲尾瞳:「守られた余力がありますから」
遠矢塔利:「お任せください。実は伝えておりませんでしたが、私もそのために色々と準備をしておりました」
遠矢塔利:いそいそ、とその体を用意していた布幕で包みながら、庇うように距離を取る。
"ネットワーク":「おい、あれを盾として使うのが作戦とやらの要じゃなかったのか……!」
井村 勝海:(いちいち口に出すな、無能め……) 黙って茄子原くんを睨んでいる
鷲尾瞳:「遠矢さんの支援も助かりました。……こうして見ると少し恥ずかしいですが」
遠矢塔利:「その恥ずかしさこそは、成長の余地でございます……と、言うことらしいです」
鷲尾瞳:「そういう意味では……」自分の幻影は戦いの最中にも関わらず、どれも何処か楽しそうなのだ。誰かと同じように「……いえ、そういう事にしておきましょう」
遠矢塔利:……未だ映像は再現され続ける。あくまで過去の再演のため、いま着ている服とは違う姿もある。本人であればいつの姿かも鮮明だろう。

GM:ではクリンナップ! 邪毒に身体を蝕まれている方はダメージを受けてね。
遠矢塔利:邪毒なし!
茄子原曜:回復したぜ
鷲尾瞳:う~ん。長引くかもしれないし一度毒解除しておきますか
ノーヴェ:邪毒はなし。HP7で生きています
遠矢塔利:どのみちね。
鷲尾瞳:勝海さんのロイスを切って毒を解除しよう。まだ負けるわけにはいかんのでな



GM:オーケーです。それを経てセットアップに進みます。
井村 勝海:《虚無の城壁》 ガード値+12
"ネットワーク":《小さき魔眼》 攻撃ダメージ+12
鷲尾瞳:特に無いです
茄子原曜:《不死身の炎》を使用します。侵蝕率が1d10+1上がるけどHP81になります!戦闘不能になると効果が切れるぞ
茄子原曜:1d10+1
DoubleCross : (1D10+1) → 6[6]+1 → 7

茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を7(→ 7)増加 (101 → 108)
ノーヴェ:セットアップはなしです
GM:ヒエェ……なんだそのHP
鷲尾瞳:あ!侵蝕上げ忘れてたのであげます
茄子原曜:やってやるぜッ
遠矢塔利:めっちゃ強い。
遠矢塔利:セットアップなしです!
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を4(→ 4)増加 (106 → 110)
GM:上げて上げて~
鷲尾瞳:鷲尾瞳の侵蝕率を6(→ 6)増加 (110 → 116)
井村 勝海:「"ネットワーク"、"エラダ"に攻撃タイミングを抑えさせろ」 と言いますが……
"エラダ":聞く耳持たず。《加速装置》! 行動値+12
茄子原曜:かわいそう
鷲尾瞳:好き勝手じゃん
GM:というわけでクリンナップ進行をしていきます。まずは"エラダ"から。
GM:イニシアチブ進行ね
茄子原曜:フンフン
ノーヴェ:えっちゃんちゃ
鷲尾瞳:どどんぱ
"エラダ":マイナーで《螺旋撃》、メジャーで前ラウンドと同様の《コンセントレイト:ブラックドッグ》+《クレイジードライブ》+《オールレンジ》+《爪剣》……
"エラダ":これにさらに《炎の刃》+《紅蓮の衣》が加わります。攻撃力が増加し、ガードした相手に対して攻撃力+20!
ノーヴェ:食らったら絶対死にそう
茄子原曜:なに!
"エラダ":対象は当然ノーヴェです。行くぞ……
ノーヴェ:瞳ちゃんじゃないんだ!
ノーヴェ:イイデショウ
鷲尾瞳:さっきめちゃ戦うぞってロールしてたじゃなん!
"エラダ":あ、っと もう一個。判定直前に《呪われし者の印》。これ自体に意味はないですが……
"エラダ":同時に《流刑者の刻印》を使用し、HPを30回復します。これでHPは……47!
"エラダ":ということでノーヴェくんへ攻撃! 死にゃ!
ノーヴェ:ニャニャニャ
"エラダ":13dx7+4
DoubleCross : (13DX7+4) → 10[2,2,2,4,5,5,5,5,7,8,8,9,9]+10[3,4,4,8,9]+4[2,4]+4 → 28

ノーヴェ:あっ意外と低い
ノーヴェ:意外と低いが、ガードしたところで生き残れるとは思えん。ドッジします。
ノーヴェ:7dx+1=>28
DoubleCross : (7DX10+1>=28) → 9[3,5,6,6,6,8,9]+1 → 10 → 失敗

"エラダ":ではダメージ
"エラダ":3d10+12+17+8
DoubleCross : (3D10+12+17+8) → 16[6,6,4]+12+17+8 → 53

ノーヴェ:モモモモ
"エラダ":諸々有効です
ノーヴェ:さすがにがっつり戦闘不能です。そうだなあ
茄子原曜:まちな
茄子原曜:手助けは…欲しいかい!
ノーヴェ:色々感情が変化したし、翠子ちゃんのロイスを切ろうか……おや?
GM:何だとお……
ノーヴェ:ナントカなりそうかな
茄子原曜:具体的に言うとこっちには-5D10ダメージを減らせる氷雪の加護ちゃんがありますが
鷲尾瞳:なんとか出来ちゃうの~?
神埼 翠子:わたしもわたしも
茄子原曜:翠子ちゃんもいる!
遠矢塔利:頼れるのでは~?
ノーヴェ:氷雪、自分対象だからカバーしてから使うことになるけど間に合うのかな
遠矢塔利:ほんとだ
鷲尾瞳:あ、ほんとだ
茄子原曜:あ!ほんとじゃん
GM:ほんとだ 茄子原さんはダメです!
鷲尾瞳:ここは見のようだな
茄子原曜:あ~ん
神埼 翠子:茄子原さんはダメ!
遠矢塔利:よしよし
茄子原曜:二回ゆわなくても!
ノーヴェ:コンプラお嬢は-3d10だっけ
茄子原曜:そうだよ~
ノーヴェ:3d10だと流石に生き残れないな……w ここは大人しく受けましょう!
茄子原曜:男らしい!
ノーヴェ:翠子お嬢様のロイスを使って復活しようかな。色々感情が変わったし、もう庇護/隔意ではなさそう。
ノーヴェ:ノーヴェのHPを14(→ 14)に変更 (7 → 14)

"エラダ":ガキン、と肩が鳴り、関節が伸びる、同時に踏み込む。踏み込みと共に、電荷と炎。
ノーヴェ:「少しは……」
ノーヴェ:「(動きが戻ったか……!)」
"エラダ":全身の義肢に電荷、そして炎を纏い、防御と回避を封じながら、ほぼ・・直線に攻めてくる。"エラダ"の本来の戦法。
ノーヴェ:後半を言葉にする余裕はない。雷と炎に焼かれ、押され続ける。口元には小さな笑み。
ノーヴェ:本来ノーヴェが期待していた"エラダ"は、これだ。
"エラダ":先程までのように大きく側面から打撃するのではなく、正面突破をしながらも僅かに軸をずらし、防御も回避も撃ち貫く。それが"エラダ"だ。
ノーヴェ:残り60秒未満の命であろうとも、強い満足感がある。左腕を犠牲にしながら、なんとかギリギリでトドメの一撃を食い止め、至近距離で静止する。
ノーヴェ:「強いな」
ノーヴェ:「くくッ。そうだ。こうでなくちゃあ、意味がない……!」
"エラダ":重く燃える一撃が君のガードをこじ開け、必殺の第二撃が君の左腕を砕き、心臓に迫る。……表皮までほんの数ミリの距離。
"エラダ":「…………」
鷲尾瞳:「先ほどまでとはまるで別人です。ノーヴェが楽しみにしていたのも頷けますね……」
"エラダ":君の名を呼ぶことはない。君の名を呼ぶことはない。だが、口元には――かすかな笑み。
ノーヴェ:その一撃をもう片方の腕で止めている。遠矢の支援と、『好きな女の子の前で頑張る』というつまらない意地がなければ、おそらくここでやられていただろう。
ノーヴェ:「俺は……」
ノーヴェ:「鷲尾と一緒に、こういう、めちゃくちゃ強いお前をブッ倒したかった」
ノーヴェ:「あいつと一緒に戦うのは最高に楽しいし、あいつとならどんな強敵も倒せるからだ。最高に強くなって成長した俺を、お前に見せたかった」
ノーヴェ:「……だがよ。エラダ……」
ノーヴェ:エージェントだからこそ、それが叶わない時がある。己の欲望よりも戦況を優先しないといけないときがある。
ノーヴェ:好きな女が別の男と親しげに話していても、『鷲尾だから大丈夫だろ』と仏頂面を装わないといけないときがある。
ノーヴェ:「俺は」
ノーヴェ:「弱くなったのか?」
ノーヴェ:問いと同時に、エラダの腹部に渾身の蹴りを叩き込む。ギリギリのところで間合いをリセットした。
"エラダ":君の反撃も直撃はしない。わずかに軸をずらし、衝撃を殺しつつ、距離を取る。
ノーヴェ:「……」 右腕のみの構えを取り、エラダの言葉を待つ。
"エラダ":"エラダ"の応答はない。"エラダ"はもはや闘争衝動のジャームである。常であればともかく、その生命を燃焼して立っている彼女が、発話などという余技に体力を使うことはない。
ノーヴェ:「ふ。ふふッ」
"エラダ":ただ……彼女の全く油断なく、完成された構えと。周囲に照らし出される『かつての最善』の幻影が。
"エラダ":……今の君が、それらのどれよりもきっと強いという自認が。答えとしては十分なものとなるはずだ。
ノーヴェ:「わかッたよ。そうだよな。……ケンカの最中に何ボケてんだって話だよな」
ノーヴェ:「俺はもっと強くなる。FH時代の俺よりも──1分前の俺よりもだ」
ノーヴェ:「お前のそれが、過大評価でないと確信させるためにも」
ノーヴェ:「ここでお前は、ブッ殺してやる。……覚悟しろ!」
"エラダ":「フーッ……」 浅く長い呼吸。攻撃にも防御にも転じられるその初動が、君への返答である。

GM:イニシアチブを進めましょう。瞳ちゃんの手番! どうする?
鷲尾瞳:待機しましょう。エンゲージも塞がれているし
GM:すまないねえ では続けます。
鷲尾瞳:支援ももらいたいし、何より二人の戦いを見届けたい。
茄子原曜:かっこいい
井村 勝海:悪いがこっちはそんなことを言ってやらないぜ。マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》+《斥力の鎚》+《虚構のナイフ》
ノーヴェ:Ice man
鷲尾瞳:人の心だぞ!
井村 勝海:対象は茄子原くんだ。ダメージを受けたらエンゲージを外れ6m後退してもらう……!
茄子原曜:何ッッ
茄子原曜:ダメージを受けるわけにはいかねえ!
遠矢塔利:タンクがー!
井村 勝海:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,1,2,3,3,6,8,8,8,9]+10[3,5,5,8]+1[1]+4 → 25

茄子原曜:うおおー!!ガード! 《氷盾》とフォールンシールドの効果を使用してガード値+33!
井村 勝海:ダメージを出す!
井村 勝海:3d10+22
DoubleCross : (3D10+22) → 18[9,2,7]+22 → 40

井村 勝海:ググ……
茄子原曜:ぐおあー!!
遠矢塔利:神埼様ー!
鷲尾瞳:ちゃま~
茄子原曜:装甲無視だったっけ
GM:無視したいな 無視してもいい?
鷲尾瞳:まさかハイテク装備が!?
GM:有効です……
茄子原曜:しないで~
茄子原曜:着ぐるみを装備しているので装甲は12ある!
ノーヴェ:でもそれだと……
遠矢塔利:私が選びました!
茄子原曜:ガード装甲あわせて45!弾きます!
井村 勝海:オググ……嫌な奴!
遠矢塔利:power...
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を3(→ 3)増加 (108 → 111)

井村 勝海:掌の中に収束した魔眼を握り潰し、更に圧縮。茄子原くんを見る
茄子原曜:翼を広げ、構える。誰に向かって放たれても即座に守れるように。
井村 勝海:「……そちらの盾にも退いてもらおう」
茄子原曜:「!」
井村 勝海:「お前の意志を……阻みたくなった!」
井村 勝海:手を払うと同時、拳程度の魔眼が豪速で君に迫る。こと今回の場合において、大小は威力に影響を及ぼさない。
井村 勝海:速度がそれを表している。一点に重大な衝撃を与えることで、君へのダメージというより、君をその場から吹き飛ばすことを意識した攻撃のようだ。
茄子原曜:(食らったらマズイ感じの…!)翼を繭のように閉じつつ、炎と氷の両層をより激しく放つ。
茄子原曜:噴射された二層が風のように吹き荒れて魔眼の威力を鈍らせ、ダメージを軽減させる。
茄子原曜:「あんたの気合でやれるもんなら、やってみてくださいよ……!」
GM:魔眼の余波……重力波の余韻のようなものが君にわずかに負荷をかけるが、大したものではない。君の技術と、その翼であれば。
茄子原曜:ぐ、と重力がかかり地面に沈みこむような感覚とともに、じりじりと後退する……ものの、それで済んだ。
井村 勝海:「……」 やはり苛立ちの滲む眼が、攻撃的に君を睨む。震えるほどに拳を固め、次に備えているらしい。
茄子原曜:「戦い慣れしてないです? 俺もなんです」
茄子原曜:「話し合う方が得意なんですよ」
茄子原曜:声色軽く言う。「でも、まだやるでしょう。やりましょう」
鷲尾瞳:「得意じゃなくてもかっこいいですよ茄子原さん。彼女さんに見せられないのが残念です」
井村 勝海:「話をしたい。ジャラジャラと飾り立てて、中身のない奴がよく使う言葉だ」
井村 勝海:「必要がない。そんなものは。実績があれば……お前の翼を折ってやれれば……ッ」
遠矢塔利:「はい。この幻灯機も、任意の映像再生ができたらもう少し使い勝手もよろしいのですが」
茄子原曜:「え~あざす!そんなん初めて言われましたよ」
茄子原曜:「じゃあ、やってみてくださいよ!」勝海さんに言い返します。「俺はこうして、話し合う姿勢も崩さないですからね!」

GM:イニシアチブを進めましょう。遠矢さんの手番! どうします?
遠矢塔利:はーい!まずはマイナーなし
遠矢塔利:メジャーは節約してコンボ:【System.out.println(HouseKeePer.getItem());】《天使の階梯》
遠矢塔利:対象が次に行うメジャーアクションの達成値+4、C値-1
遠矢塔利:対象は瞳ちゃんです
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を5(→ 5)増加 (120 → 125)
GM:良いぞ! さらりとおやりな
鷲尾瞳:わーいわい

遠矢塔利:戦線を一歩引いて、確保した葛西さんの身体をチェックする。
遠矢塔利:担架代わりの布と、大小様々の瓶に薬液。この中に一匙ですべてを癒すような万能薬はない。
遠矢塔利:ソラリス能力者ですら無く、一般に出回る薬品や器具。
遠矢塔利:それでも、看護師として衰弱した人に必要な処置を淡々とこなしていく。
遠矢塔利:剣や槍を振るう戦士であれば全くもって問題外の行動であるが
遠矢塔利:遠矢の本質はアイテムユーザーであり、その傍らでカタカタと幻灯機は動き続ける。
遠矢塔利:傍らで行われる重力と風の攻防の余波はここまで届かない。盾となる彼がそうなるように守っている。
遠矢塔利:遠矢塔利の『前線』は、間違いなくここだった。
葛西 マキ:君の処置で、マキの負っていた傷は覆われていく。オーヴァードの力ではなく、人の力。人の手が、彼女を死から少しずつ遠ざけていることを、君は感じられるだろう。

GM:イニシアチブを進めます。"ネットワーク"の手番。
"ネットワーク":君らの……あれとかこれとか……知ったこっちゃないぜ! さっきとおなじ範囲攻撃をしてやらあな!
鷲尾瞳:やだやだ~
"ネットワーク":《コンセントレイト:バロール》+《インビジブルハンド》+《トランキリティ》+《流血の胞子》。対象は全員! 命中で邪毒Lv4!
ノーヴェ:定時退社できなかった怒りが飛んでくる
遠矢塔利:それなら仕方ないか…
"ネットワーク":12dx7+1 これが残業の痛み 怒り
DoubleCross : (12DX7+1) → 10[1,1,3,3,6,7,7,8,8,8,9,9]+10[1,1,2,3,6,8,10]+10[6,9]+2[2]+1 → 33

GM:リアクションなさい!
遠矢塔利:回避!
遠矢塔利:4dx>=33
DoubleCross : (4DX10>=33) → 8[3,5,7,8] → 8 → 失敗

ノーヴェ:いい出目だなあ~ さすがにガードは駄目だろう。
茄子原曜:うおお~~ッ いつものガード!《氷盾》とフォールンシールド起動!
ノーヴェ:7dx+1=>33
DoubleCross : (7DX10+1>=33) → 10[1,4,4,5,7,7,10]+10[10]+6[6]+1 → 27 → 失敗

茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を3(→ 3)増加 (111 → 114)
ノーヴェ:うわ
茄子原曜:え~っ
茄子原曜:妖精もらう?
鷲尾瞳:意外とガードで耐えられたりしないだろうか。どうだろう。
鷲尾瞳:ということでガードしてみよっかなと思ったけどカバーするからドッジのがいいや
遠矢塔利:ノーヴェくんに妖精行こうか
ノーヴェ:妖精もらうと31だから、1dxで2以上出れば避けられるかも
鷲尾瞳:9DX+1
DoubleCross : (9DX10+1) → 10[1,2,7,7,8,9,9,10,10]+9[8,9]+1 → 20

遠矢塔利:二人共頑張ってるな
茄子原曜:こっちにも惜しい子いた!
鷲尾瞳:う~んこちらも頑張ってはいるのだが
茄子原曜:ノーヴェくんには妖精をしてもらおうか
遠矢塔利:じゃあノーヴェくんにコンボ:【while (num<dice){loopcount++;}】《妖精の手》判定を10に変更。
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を4(→ 4)増加 (125 → 129)
GM:1出ろ(ちいかわ)
ノーヴェ:キラでろ
ノーヴェ:1dx+31
DoubleCross : (1DX10+31) → 9[9]+31 → 40

茄子原曜:おお~~!!
ノーヴェ:キラでた!
鷲尾瞳:避けた!
茄子原曜:すごいよノーヴェくん!
GM:ンン……(悲哀)
遠矢塔利:私はかばってくれると嬉しいな~
茄子原曜:こっちカバーリング入るね
茄子原曜:《炎陣》で遠矢さんをカバーリング!
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を2(→ 2)増加 (114 → 116)
遠矢塔利:ありがとう~!
GM:ではダメージを出します
"ネットワーク":4d10+14
DoubleCross : (4D10+14) → 21[4,2,7,8]+14 → 35

"ネットワーク":諸々有効 命中で邪毒Lv4
ノーヴェ:HP全快ならガードでも耐えられた値ではあったなあ
茄子原曜:装甲ガード45点で弾きます!フンフン! 邪毒だけもらいます
ノーヴェ:遠矢パワーでドッジしました。無傷!
茄子原曜:避けられれば邪毒食らわずに済むしね
鷲尾瞳:ノーヴェ君が避けたなら私はカバーなしで、普通に受けよう。
鷲尾瞳:HP最大なら耐えられたんだけど……。遠矢さんのロイスをタイタスにして復活しよう。
遠矢塔利:ミョンミョンミョン…
鷲尾瞳:鷲尾瞳のHPを16(→ 16)に変更 (10 → 16)

"ネットワーク":「くそっ、こんな所でやられて溜まるか……ウォン様……!」
鷲尾瞳:ここで勝たないと遠矢さんの友達(友達ではない)も守れないしね
"ネットワーク":再び君たちの前方を覆うようにゲートが開き、毒ガスが噴出する。
"ネットワーク":それはSOGが毒ガスを盗難し、使用し、手がつけられなくなり放棄された軍基地の地下に繋がっている。これは彼女にとって攻撃であると同時、貢献なのだ。
茄子原曜:全体の戦況を見渡して、即座に後方に駆けだす。もっとも命の危機に晒されており、もっとも守るべき者──葛西マキがいるところに。
ノーヴェ:「またこの毒ガスか……!」
鷲尾瞳:「……ごほっ!」攻撃範囲から逃れようとするが、それも困難だ。「……やっかいですね。無形の攻撃というのは」
遠矢塔利:「っ……!」試験管の口を抜いてゲート手前の地面に投げつける。
遠矢塔利:その中の粒子は無味無臭……しかし、一部の成分と反応して、色づいて凝固し、緩やかに塊を作って拡散を抑える。
遠矢塔利:気体に色を付け、拡散を緩める──気体を用いた実験に使われる凝固剤だ
茄子原曜:「任せましたよっ」 瞳ちゃんとノーヴェくんにそう言って、こちらは遠矢さんの前で炎を燃やし、ガスを燃焼させる。
遠矢塔利:「茄子原様……!」
茄子原曜:「こればっかりは、そちらのアイテムだけじゃ厳しそうだったんで…!」
遠矢塔利:「……はい、よろしくお願いします…!」
茄子原曜:「うっす!」
ノーヴェ:偶然、遠矢が作り出したセーフゾーンに転がり込んで難を逃れる。鷲尾を呼び込む余裕はない。
ノーヴェ:「くそッ」 調子が上がりきっていない気がする。自分の中途半端さに歯ぎしりしながら、攻撃の機会を待つ。
茄子原曜:「何してんすか、ノーヴェくん!サッと終わらせてくださいよ!」
ノーヴェ:「うるせえな! やってんだよ、くそッ……!」

GM:ではイニシアチブを進めましょう。ノーヴェくん! 君の手番だ。
ノーヴェ:互いに手の内を知り尽くした上での至近白兵戦。決定打に欠けるのは間違いない。
ノーヴェ:加えてノーヴェの調子が上がりきっていない。……自分でもわかる、様々な理由からだろう。
ノーヴェ:エラダと自分の関係を鷲尾に説明していない。鷲尾が井村法樹とどんな話をしたのかも詳しく聞けていない。
ノーヴェ:心底情けない話だ。こんな雑念が混ざったばかりに、戦闘がウリの自分がこのザマとは。
鷲尾瞳:「そうですよ、ノーヴェ。もし私に気を使っているなら杞憂で……いえ。たしかにノーヴェとエラダの関係性は気になっていますが」
鷲尾瞳:「それ以上に、全力で戦う貴方が、相手がジャームでもいつもの調子で話しかけて、楽しそうに戦う貴方が好きなんです」
鷲尾瞳:「ノーヴェにライバルが沢山いても、お姫様は私だけだとわかっていますから」
鷲尾瞳:「そのお姫様に、かっこいいところを見せてください!」
ノーヴェ:「…………」
ノーヴェ:「鷲尾、答えろ!」
ノーヴェ:「俺は強いか!?」 立ち上がる。
ノーヴェ:「"ノーヴェ"は、お前と並び立てるだけのエージェントになれてるな!?」
ノーヴェ:「俺は! お前が好きな俺でいられてるな!?」
鷲尾瞳:「勿論です!ノーヴェは世界一強くて、世界一かっこよくて」
鷲尾瞳:「私が世界一大好きな最高のエージェントで、私の自慢の恋人……いえ」
鷲尾瞳:「自慢の夫です!」
ノーヴェ:「くッ。ははッ……ははははッ!!」

ノーヴェ:マイナーでポルターガイスト!
ノーヴェ:これ以上ないくらい最強になりました。攻撃力が+20。
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を4(→ 4)増加 (111 → 115)

ノーヴェ:「なら、いい!」 《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》。
ノーヴェ:「聞いたなエラダ……今の俺は」
鷲尾瞳:最後は少し赤くなりながら、拳を握ってノーヴェ君の背中を見守る。
ノーヴェ:「これ以上ないくらい、最強だぞッッ!」
ノーヴェ:11dx7+8
DoubleCross : (11DX7+8) → 10[1,1,1,3,5,6,7,7,7,10,10]+10[2,3,3,6,10]+6[6]+8 → 34

"エラダ":暴走中。リアクション不能です。
茄子原曜:ではここで《凍てつく刃》! ダメージ+1D10+9してね
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を3(→ 3)増加 (116 → 119)
ノーヴェ:アイスパンチ!
ノーヴェ:4d10+20+20+1d10+9 装甲ガードが有効です
DoubleCross : (4D10+20+20+1D10+9) → 23[5,10,6,2]+20+20+9[9]+9 → 81

鷲尾瞳:強~
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を8(→ 8)増加 (115 → 123)
茄子原曜:すごく良い出目なのでは!?
遠矢塔利:すげぇパワー!
ノーヴェ:1d10がちゃんと仕事してる
"エラダ":教えてやろう……さっきは重圧を食らっていてできなかったが。これが"エラダ"の真骨頂。
ノーヴェ:えっ!?
茄子原曜:おお!?
"エラダ":《氷雪の守護》。ダメージを軽減します。
茄子原曜:あっ!
ノーヴェ:いかん 翠子ちゃんも乗せるべきだったか
"エラダ":4d10
DoubleCross : (4D10) → 27[5,4,10,8] → 27

"エラダ":C(81-27)
DoubleCross : c(81-27) → 54

鷲尾瞳:サラマンダーパワーだ
ノーヴェ:げ~
ノーヴェ:装甲が8あると生き残る気がする
"エラダ":UGNなら……あったんだけどね!
鷲尾瞳:謎の装甲8点……あるのか
"エラダ":SOGにそんな上等なモンはない。倒れます。戦闘不能です。
茄子原曜:SOGだったばかりに!
茄子原曜:やった~~!!
ノーヴェ:機械化兵なのに装甲ないのか……w
遠矢塔利:すごーい!
ノーヴェ:それだけ機動力特化だったのかな
GM:そういうこと!

ノーヴェ:なんの憂いもなくなった顔で、楽しそうにスタートを切る。
ノーヴェ:雷電と炎を受け流すことすら、もはやほとんどしない。知っているからだ。
ノーヴェ:こいつの弱点は──一点突破による、防御機構すら撃ち抜くほどの、強力な一撃。
ノーヴェ:「俺は"ノーヴェ"だ! 好きな女に応援されてる限り……」
ノーヴェ:「いつだってそこが!」
ノーヴェ:「俺の最高到達点だッ!」
ノーヴェ:「死ィ、ねェ!」 半身を焼かれながらも、思い切りエラダを殴りつけた。
"エラダ"Heladaエラダとは。
"エラダ":Nueveと同じ言語で、『霜』を意味する。変形と電荷、炎を軸に……溜め込んだ『低温』による防御すら可能とする。それが機能。
"エラダ":ついぞかつてのノーヴェにも見せなかった奥の手の防御である。それが今噴出する。ノーヴェの一撃を阻まんと、中空に氷の盾が形成され――
茄子原曜:赤い焔の羽根が、数枚、舞い降りて、その盾に触れる。表面を滑るように触れて表面を溶かし、盾の形成を阻害する。少し罅を入れられれば良かった。
"エラダ":――拳を止めることは叶わぬ。迷いなく振り抜かれた一撃は、わずかに崩れた氷の盾を容赦なく粉砕し、粉砕し、粉砕し……
"エラダ":直撃。"エラダ"は最後まで受けようとし、しかし及ばなかった。吹き飛ばされ、体勢を整え立ち続けようとし……失敗。転げ倒れる。
"エラダ":それでもなお立ち上がろうとして、大腿の関節が火花を吹き、脱力した。色素の薄い眼がノーヴェを見る。
"エラダ":「……ああ――」
ノーヴェ:着地。片手には崩壊した壁面から抜き取った鉄パイプを、一振りの剣のように構えている。
"エラダ":わずかな笑み 「――楽しかった」
ノーヴェ:分厚い氷を、本来はこれで叩き割るつもりだったが……どこかのおせっかいのお陰で節約できた。礼を言ってやってもいいかもしれない。
"エラダ":そして、それきりだ。瞳は光を失い、"エラダ"は完全に停止する。
ノーヴェ:「…………」
鷲尾瞳:「……ノーヴェ。大丈夫ですか?」
ノーヴェ:「……大丈夫だ。いつだったかの事件でも言っただろ」
ノーヴェ:「"俺は俺だ"。自分らしくいるやつが、俺は一番好きだ」
ノーヴェ:「こいつもきっと……最後に、自分らしく死ねただろうよ」
ノーヴェ:「楽しかったぜ。……じゃあな」
鷲尾瞳:「……はい。最後は楽しそうで、彼女もかっこよかったです」
ノーヴェ:「…………」 珍しく、微かに不安が入り混じったような顔で色々話そうとするが
鷲尾瞳:「ノーヴェのお陰ですよ。……私も彼女とお話してみたかったです」
ノーヴェ:「話はあとだ。まだ残ってる。……やるぞ」
ノーヴェ:「井村法樹のぶんまで、説得するんだろ? できる限りやってみろ」
ノーヴェ:「この俺が面倒見てやる!」

GM:イニシアチブを進めます。茄子原くん! なんか……無傷じゃないですかね君!
茄子原曜:あっほんとだ
茄子原曜:えへへ……
遠矢塔利:頼りになるな~
茄子原曜:どうしよ 素手だから攻撃しても自分が痛いだけだしな…
GM:盾は殴りにも使えるんじゃ
GM:あとまあ、邪毒は入ってるンデ……
茄子原曜:あっそうだったネ
鷲尾瞳:毒を回復するかどうかか
茄子原曜:回復します!
茄子原曜:マイナーなし、メジャーは《鋼の肉体》で邪毒を回復!
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を2(→ 2)増加 (119 → 121)
ノーヴェ:アンデルセン神父並みに自己回復する
茄子原曜:勝海ニキにちょっと話しかけよう
GM:嫌な奴……!

茄子原曜:「……盾に続いて矛もいなくなっちゃいましたよ」
茄子原曜:「俺が嫌いでムカついてもいいんですけど、それは全然」
茄子原曜:「UGNさんは、オーヴァードと人間を共存しようってずっとやってる……。そういうの、どうしても許せないです?」
井村 勝海:「つまらない言葉だが、偽善だろう……そんなのは」
井村 勝海:「結局それはUGNが『そうしてやってる』だけだ。さも偉そうに、上から流し込まれる形の共存」
井村 勝海:「だからこそ不可能だ。そんなものは早晩暴かれて無為に帰す」
井村 勝海:「……そう思わないのか? お前こそ」
茄子原曜:「ん~~」
茄子原曜:「組織全体のことはわかんないです。俺がいるのは末端の末端、現場仕事ばっかり」
茄子原曜:「でも、そこで見てきた、出会ってきた人に関しては……、そうですね」
茄子原曜:「潜入だからって仲良くなった男の子のこと、本気で心配して、これからも友達になってたいって、マジで言ってる…」
茄子原曜:「そういう感じの。『そうしてやってる』で済ますには、あまりにも不器用ですげえお節介な人ばっかりでしたよ」
井村 勝海:「そんな連中ばかりだったら、UGNなんてのは俺が目覚める前に潰れていただろうな……」
井村 勝海:「……いっそそうであれば良かった。そうじゃないから、俺はこうしてるんだ」
井村 勝海:「その二人が倒れたからと、勝った気になっているんじゃあないぞ……!」
茄子原曜:「それだって先入観じゃないすか~。ちゃんと話してみましょうよ~」
茄子原曜:「そうですね、まだこんなものじゃないっつうの」
茄子原曜:「見せてくださいよ。やれるんでしょう!」

GM:イニシアチブを進めます。待機していた……瞳ちゃん!
鷲尾瞳:はーい。エラダちゃんが倒れたし、ネットワークさんを倒しに行こうかな
鷲尾瞳:マイナーで戦闘移動、”ネットワーク”にエンゲージ。メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》でネットワークに攻撃しよう
鷲尾瞳:C-1だけ貰っているはず。いきます
GM:殺されるぅ
鷲尾瞳:9DX6+9
DoubleCross : (9DX6+9) → 10[2,3,4,4,5,5,6,9,9]+10[4,9,10]+10[9,10]+4[4,4]+9 → 43

鷲尾瞳:いい感じ!
遠矢塔利:C-1と達成値+4です
鷲尾瞳:+4だった!達成値47です。
"ネットワーク":こいつは《イベイション》8です。貧弱女だ……ダメージをどうぞ!
鷲尾瞳:神埼さん、パワーをメテオに!
神埼 翠子:いいですかも!
神埼 翠子:◆ NPCカード/神崎翠子・2 単体が与えるダメージを決定する直前にオートアクションで使用。与える予定のダメージを+3Dする。1ラウンド1回。
鷲尾瞳:かもかわいい
遠矢塔利:柔らかい
鷲尾瞳:遠矢さんも法則する?
遠矢塔利:しておこうか。ラウンド最終だしね
遠矢塔利:コンボ:【InstanceHouse room = new InstanceHouse();】《力の法則》ダメージ+7D10です
鷲尾瞳:やった~!皆に助けられて存在しています
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を4(→ 4)増加 (129 → 133)
茄子原曜:やっちまってくれ~
"ネットワーク":わ、私に何の恨みが……
鷲尾瞳:5d10+3D10+7d10+44
DoubleCross : (5D10+3D10+7D10+44) → 27[2,6,7,4,8]+11[3,4,4]+47[10,5,8,5,3,9,7]+44 → 129

"ネットワーク":人殺し!
鷲尾瞳:ガード、装甲有効です
茄子原曜:本気すぎ
鷲尾瞳:お前もオーヴァードだろ!
"ネットワーク":見た目通りのクソザコ体力です。耐えられる訳がない……戦闘不能です。復活もありません。
鷲尾瞳:では軽く演出。

鷲尾瞳:井村勝海を説得するにも、ここにはまだSOGのエージェントがいる。まずは先にそちらを狙うことに決めた。
神埼 翠子:緑の結晶が君を追い越し、"ネットワーク"に降り注ぐ。その意識と防御をそちら側に反らさせる。
鷲尾瞳:「前衛が倒れて、すぐに退かなかったのはーーー」
鷲尾瞳:”ネットワーク”からすれば、目にも止まらない速さだっただろう。実験によって強化された肉体で直様間合いを詰め、一瞬のうちに切り捨てる。
"ネットワーク":「がふっ……」
"ネットワーク":君たちの与り知らぬところだが、元より支援・輸送要員であるところを、井村勝海に陥れられる形で戦闘に巻き込まれていたのだ。まともな防御などできやしない。
鷲尾瞳:「……貴方のミスですね。即座に退却するべきでした」残心するが、”ネットワーク”が立ち上がることはない。「奥の手を警戒していましたが、それも無いようです」
遠矢塔利:唯一、ゲートから漏れ出るガスですら、辺りに巻かれた凝固剤によって阻害されている。
ノーヴェ:「所詮は支援要員だ。本調子の鷲尾に勝てるわけがねえ」
井村 勝海:「まったく、一撃くらいは……やれやれ」
井村 勝海:仕方がない、といった様子で首を振る
茄子原曜:「(戦力外扱いって感じすね……)」勝海さんを見ながら思う。
鷲尾瞳:「貴女にはいくつも聞きたいことがありますがそれは後ほど」剣を向け直し「残りは井村勝海、貴方だけです。」

GM:では……クリンナップ! 邪毒を受けてる人は生命を蝕まれてね。
茄子原曜:蝕まれない!
遠矢塔利:無傷!
ノーヴェ:奇跡的に妖精ドッジしたので、大丈夫です
鷲尾瞳:12点ダメージ!
鷲尾瞳:余ってるなら折角だし神埼・パワー使っておこうか
鷲尾瞳:HP16あるから即死はしないけど
ノーヴェ:使いな使いな~
ノーヴェ:ラウンド1回やよ
遠矢塔利:つかいなー
茄子原曜:余ってるから使っちゃおう~
神埼 翠子:そう、わたしの能力、表記ゆえにそういう使い方もできるんだよね……
神埼 翠子:◆ NPCカード/神崎翠子・1 単体が受けるダメージを決定する直前にオートアクションで使用。受ける予定のダメージを-3Dする。1ラウンド1回。
鷲尾瞳:じゃあ貰っちゃお~!12-3d10!
神埼 翠子:これがわたしのチカラ……!?
鷲尾瞳:12-3D10
DoubleCross : (12-3D10) → 12-24[7,7,10] → -12

鷲尾瞳:全然きかね~
茄子原曜:すご~~
遠矢塔利:出目良



◆ ROUND 3
[井村勝海(7),鷲尾瞳(9)]
    |
    4m
    |
[ノーヴェ(6),遠矢塔利(6),茄子原曜(2)]

GM:ではセットアッププロセスからです。まあみんなないだろうが、こっちにはあるのじゃ!
遠矢塔利:なにー
井村 勝海:《虚無の城壁》 ガード値+12! 最後まで諦めはしないぞ。
茄子原曜:がんばれ~
茄子原曜:こちらないです!
遠矢塔利:ないのだ
ノーヴェ:セットアップはないでーす
鷲尾瞳:わたしもなし!
GM:イニシアチブを進めていきましょう。何もなければ瞳ちゃんだぞ
遠矢塔利:割り込みます!
遠矢塔利:コンボ:【来訪】《触媒》選択したキャラクターはメインプロセスを行う。行動済でも行え、行動済にならない。
遠矢塔利:ノーヴェくんに行動して頂きます
ノーヴェ:モ!
GM:とんでもないもん隠していやがった
鷲尾瞳:触媒シンプルに強いよな~
ノーヴェ:多分まだ一回くらい復活したり無効化したりはあるんじゃないかなあと思うけど
遠矢塔利:手番が増えてえらい
ノーヴェ:GMがいいなら、社長を説得したい人は軽く説得したほうがいいんじゃないかなって気もする
GM:か、勝った気でいやがる……打ってみろよ……!
鷲尾瞳:あ、じゃあ軽く最後に確認してみようかな
GM:それはそれとして声をかけたいなら全然問題ないぜ。セットアップ演出扱いにします。
ノーヴェ:あっそうそう、そうね。触媒演出もあるだろうから
ノーヴェ:セットアップ演出だとすごくよい気がする

鷲尾瞳:「井村勝海。SOGからの監視はこれでなくなりましたが……それでもまだ続けますか?」
井村 勝海:「続けなかったら見逃してくれるのかな? そうじゃないだろう?」
茄子原曜:「………」視線の先にいる井村勝海を見ている。装甲に包まれた大振りの翼がわずかにはためく。
井村 勝海:「…………」 言って、ふ、と笑いを漏らす 「なんてな」
井村 勝海:「たとえそうだとしても、今は君らに背を向けて逃げるより、少しでも傷を刻みたい気分だ」
井村 勝海:「これは俺のオーヴァードの衝動なのか。人間としての反骨心なのか。どちらだと思う?」
鷲尾瞳:「勿論罰を受けてもらうつもりですし……貴方は法樹さんの家族です。無駄な戦いで傷つけたくはありませんでしたが」
鷲尾瞳:「そういうことなら仕方ありません。どちらにしても引く気は無いのは変わらないでしょう。頭を冷やした後改めて話を伺います」
井村 勝海:「どちらにしても冷静ではない扱いだな」 フ、と細く息を吐き 「……こここそ本当の正念場か」
茄子原曜:「ムカつくやつが出てきた時に殴れると気持ちいいんすかね、やっぱ」
ノーヴェ:「気持ちいいぞ」
茄子原曜:「おあ」
ノーヴェ:「片野みたいな、人の彼女に卑劣なことしたカスをボコボコにするときとかな」
ノーヴェ:「お前はここまで井村勝海と話してもなお、殴る気持ちは湧いてこないのか」
茄子原曜:「え~……んん~……………」あんまり湧いてなさそうな顔。
茄子原曜:「したい人にお譲りしたい気持ちで常にいっぱいですけど…、何か策はあるんすか?」
ノーヴェ:「……一応ある。俺なりの説得手段がな」 小声。
ノーヴェ:「その上で駄目なら、殴るだけだ」
茄子原曜:「お…」こちらも僅かに目を丸くする。「……大丈夫すよ、ノーヴェくん」
茄子原曜:「こっちにゃ良い女がふたりもついてくれてんですから」
遠矢塔利:「……ええと、私のことでございますか?」
遠矢塔利:おずおず、とした様子で会話に混ざる。
ノーヴェ:「おい、ハブってやるなよ。いくらコンプラ違反の甘ちゃん女でも可哀想だろ」 翠子が省かれていると決めつけている。
茄子原曜:「あっいや、そこまでは言ってねっすけど~…」
神埼 翠子:「男性は失礼な人しかいないみたいね……!」
鷲尾瞳:「私は助けられていますからね、神崎さん」神埼さんらしいのでフォローしておきます
ノーヴェ:説得プランはある。ただ、ノーヴェは──防御も回避もあまり得意ではない。
遠矢塔利:会話の合間に手当を終えて、使い捨ての手袋を外している。
ノーヴェ:この張り詰めた空気を若干でも緩和し、井村勝海と話すチャンスがなければ────説得より先に、まず殴り倒すしかないだろう。
神埼 翠子:「……」 年齢的に瞳ちゃんじゃないかなあ でも今のわたしはメイクも働きもそんなに目立ってないしなあ と思っている
遠矢塔利:「井村様の能力は射程も長く、当たると吹き飛ばされるようです……ので」
遠矢塔利:その手には摘むようにチョークが握られている。
遠矢塔利:「一度だけなら、ノーヴェ様を運べます……お願いできますか?」
ノーヴェ:「……」
ノーヴェ:説得が得意なのは俺より鷲尾だろう。井村法樹との件もある。あるいは、先程から仲良く話している茄子原、過去の因縁がある翠子。
ノーヴェ:候補はいくらでもいるが……。
ノーヴェ:「頼む」
ノーヴェ:「いい女に釣り合うようにするためには、新しい技術を身につける必要があるみたいでな」
ノーヴェ:「説得スキルを磨くいい機会だ」
ノーヴェ:「……それにこの説得は、たぶん、俺にしかできないんでな」
遠矢塔利:「はい」薄く微笑む
遠矢塔利:「お姫様からのご依頼ですので……王子様の格好の良いところを、お見せくださいね」
鷲尾瞳:ノーヴェが戦いをやめるよう説得するのは珍しいので、ソワソワしながら見守っています。
遠矢塔利:ス、と前触れなくしゃがみ込んで、チョークを走らせる。
遠矢塔利:長方形の四角と、楕円の丸。地面に即席の扉が描かれていく。
遠矢塔利:じゃらり、と束ねる鍵束の中で、ひときわ古い金色の鍵。
遠矢塔利:白く描かれた鍵穴に合わせればスゥ、と解けるように沈み込む
遠矢塔利:カチリ。
遠矢塔利:平面の扉の鍵が開いて、その先に。
遠矢塔利:上下が入れ替わったような景色とともに────井村勝海の背後、その足元に、同じように平面の扉が出現する。
ノーヴェ:「井村勝海」 扉に身を投げ、
ノーヴェ:次の瞬間、井村勝海の背後に立っている。 「チェックだ」
井村 勝海:「……」 忌々しげに背後、君の方へ片目だけを向ける。もう片目は前方の誰か。手には魔眼。
ノーヴェ:「この距離ならば、どうやっても俺のほうが早い。そのモテそうな顔面を叩き割る事もな」
ノーヴェ:「だがその前に……お前に聞きたい」
ノーヴェ:構えは崩さない。少しでも井村勝海が攻撃に移れば、言葉の途中であろうと迷わず反撃するだろう。
井村 勝海:「……」 抵抗は見せない。応じるつもりだ。それこそ、時間稼ぎの意図もあるかもしれないが……
ノーヴェ:「鷲尾の身体を狙ったのは、お前の命令じゃない。完全に片野のカスの独断だ。それくらいは俺にも分かる」
ノーヴェ:「じゃあ、お前はどうだ? ……一般人を襲い」
ノーヴェ:「殺したことはあるか?」
井村 勝海:「ない」
井村 勝海:「が、止めようとすれば止められるSOGのテロや実験を見過ごしたことは数えられないほどあるし」
井村 勝海:「薬剤投与実験も結局は俺の指示だ」
井村 勝海:「……殴って気持ちよくなりたくなってきたか?」
ノーヴェ:「どうなんだろうな」 自分でも、さっさと殴り飛ばさない理由は明確にわかってはいない。
ノーヴェ:ただ、こいつを単なる悪党として殴り殺せば、鷲尾が懸命に絆を繋いだ井村法樹は悲しむだろう。
ノーヴェ:それは鷲尾のやってきたこと全ての否定に等しいし──俺が神埼に言った言葉の否定でもある。
ノーヴェ:相手を知らなければ、何もはじまらない。
ノーヴェ:「……もし」
ノーヴェ:「八方塞がりで、どうしようかって思ってんのなら」
ノーヴェ:「UGNに入ったらどうだ。お前」
井村 勝海:「はッ……」 失笑じみた吐息
ノーヴェ:「無論ここまでの犯罪歴は消えない。これまでお前が犯してきた数々の暴挙を考えれば……お前の大嫌いなUGNの監視下の元で、当分は惨めな境遇に陥るだろう」
ノーヴェ:「それでも、新しい道は選べる。ここでブチのめされて何もかも終わるよりはな」
ノーヴェ:「中を見て、それでも本当にマジに救えねえ組織だと思ったら、中から変えるなり離反するなりすりゃいいだろ」
ノーヴェ:「そういう勇気は、お前にあんのか?」
茄子原曜:お~、と、口笛でも吹きそうな顔でノーヴェくんを見やる。
井村 勝海:「理由が二つある」
井村 勝海:「ステイト・オブ・グレイスに入る前の俺なら、その甘言には乗ったのかもしれないが」
井村 勝海:「今の俺は、組織なるものを通じて人が捻じ曲げられることを理解している」
ノーヴェ:「ふ」
ノーヴェ:「違いないな。俺もUGNに入ってずいぶん変えられた」
井村 勝海:……本人は認めないが、それは恐怖だ。自らが変質させられるかもしれないという恐ろしさ。
ノーヴェ:「これ以上自分を捻じ曲げられるのは、御免被るか」
井村 勝海:「…………」 肯定も否定もしない。認めれば腑抜けのようで、否定すれば虚勢になる。どちらもプライドが許さないのだ
井村 勝海:「第二に……」
ノーヴェ:「……」
井村 勝海:「……そんな計算も何も超えて、今の俺は、俺がどこまでやれるかを試したい」
井村 勝海:「この高揚に嘘はつけない」 それは闘争衝動と名付けられるものだ 「……脳が疼く。今を逃したらもう試せる気がしない」
井村 勝海:「とっとと来い。……3人ぽっち倒したくらいで勝った気になるな」
井村 勝海:「俺はまだ立ってるんだよ」
ノーヴェ:「おう。交渉決裂だな」
ノーヴェ:「──嫌いじゃねーぞ。お前みたいなのは」 《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》。

ノーヴェ:11dx7+8
DoubleCross : (11DX7+8) → 10[1,3,4,6,6,6,7,8,9,9,10]+6[1,5,5,6,6]+8 → 24

ノーヴェ:うわしょぼっ!
茄子原曜:あるある
ノーヴェ:片野みたいなカスじゃないから怒りエネルギーを使い果たしている
鷲尾瞳:こういう時にダイス目を10にして振り足せるようなエフェクトがあればな~
ノーヴェ:妖精的なものを……頂戴できたりはしますか……?
遠矢塔利:大変だ。妖精とかも有るぜ
遠矢塔利:コンボ:【while (num<dice){loopcount++;}】《妖精の手》判定を10に変更。
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を4(→ 4)増加 (133 → 137)
茄子原曜:とおりえもん!
ノーヴェ:ムンムン!
遠矢塔利:テテテテーン
ノーヴェ:1dx7+28
DoubleCross : (1DX7+28) → 1[1]+28 → 0 (ファンブル)

ノーヴェ:ムン……!!
茄子原曜:せつない!
ノーヴェ:いや、なんかおかしい?
GM:いや……
ノーヴェ:いや合ってるな
GM:おかしくない
遠矢塔利:フリ直しでなってるので合計で29かな
茄子原曜:合ってるね
遠矢塔利:仕様上ファンブルだと0表示になっちゃうやつね
ノーヴェ:29!
井村 勝海:ガードします。《戦士の知恵》。更に、《魔人の盾》。1シーンに1度限りガード値を+40する。
ノーヴェ:うわつよ!!
鷲尾瞳:すげえガードするじゃん
茄子原曜:むむむむ
遠矢塔利:つよ!
鷲尾瞳:せっかくだから全力パンチしよう
ノーヴェ:オート支援全部のせするよりは、適度にバラけたほうがいいかな
茄子原曜:やれることはやっていこう!《凍てつく刃》。ダメージ+1D10+9してね
茄子原曜:茄子原曜の侵蝕率を3(→ 3)増加 (121 → 124)
ノーヴェ:凍てつく刃はもらった!
鷲尾瞳:力の法則と翠子パワーも貰っていいんじゃないかな~
茄子原曜:貰っていいと思う~~
鷲尾瞳:魔神の盾はシーン1回らしいし
神埼 翠子:そわっ
遠矢塔利:シーン1だしね。
ノーヴェ:じゃあもらおうかな
遠矢塔利:よし、翠子さんもパワーをメテオに
鷲尾瞳:倒しきれなくても次はガード値低いと思えばね
遠矢塔利:コンボ:【InstanceHouse room = new InstanceHouse();】《力の法則》ダメージ+7D10
遠矢塔利:遠矢塔利の侵蝕率を4(→ 4)増加 (137 → 141)
神埼 翠子:いいよぉ
神埼 翠子:◆ NPCカード/神崎翠子・2 単体が与えるダメージを決定する直前にオートアクションで使用。与える予定のダメージを+3Dする。1ラウンド1回。
ノーヴェ:というかさっきのエラダちゃんへの攻撃、ライトニングリンクのダメージ入れてませんでした。今回はちゃんと+16します
茄子原曜:いや~良い女が3人もいるな~
遠矢塔利:合計で11d10+9というわけ
遠矢塔利:頑張れ~
ノーヴェ:じゃあダメージを出します。装甲ガードは有効。
ノーヴェ:3d10+20+20+16+1d10+9+3d10+7d10
DoubleCross : (3D10+20+20+16+1D10+9+3D10+7D10) → 27[9,10,8]+20+20+16+7[7]+9+18[9,1,8]+32[2,2,5,9,1,6,7] → 149

茄子原曜:ヤ…………ヤバッ
遠矢塔利:パワー!
井村 勝海:ガード値は計66です。装甲は5
茄子原曜:ボコスカ高い出目でとる!
鷲尾瞳:魔神の盾が霞むぜ
井村 勝海:HPは57。耐えられる訳がないんだよな!
茄子原曜:やった~~!!
遠矢塔利:それでも高いな!
ノーヴェ:ガード値66、めちゃ強いな
井村 勝海:倒れます。復活エフェクトなし。戦闘不能です。
茄子原曜:おお

ノーヴェ:一度間合いを取るようなことははしない。会話していた時からずっと、互いの呼吸すら丸わかりなほどの近距離だ。
ノーヴェ:そして、『至近距離の相手への即時攻撃』というのは──"マクガフィン"との組手で嫌というほどにやっている。
神埼 翠子:(……前の井村さんだったら、今の提案、本当に乗ってたんだろうな)
神埼 翠子:(気に食わなければ、荒らして出ていけば良い。SOG相手にそうしようとしたみたいに……)
神埼 翠子:緑の結晶が花吹雪のように降りしきる。防御の力を拡散させるためのものだ。
茄子原曜:赤青の羽根がそこに加わる。再び、何かの罅を入れられるように。
遠矢塔利:井村勝海という人間のことは、殆ど知らない。
遠矢塔利:直接話したのは他の方に任せていたし、葛西様を助けるために、思考はそちらに割いていた。
遠矢塔利:きっと直接言を交わした人に比べれば、自分にとっては『実験を首謀した相手』でしか無い……の、かもしれない
遠矢塔利:(こういうときに)
遠矢塔利:(『殴りたい気持ち』とやらに、なるのでしょうか)
遠矢塔利:先程目の前で交わされた会話を思い出しながら。
遠矢塔利:自分にはまだわからない気持ちだな、と思う。
遠矢塔利:なので、与えるのはエフェクトでも、アイテムの効果でもなく。
遠矢塔利:声を投げる。
遠矢塔利:「…………井村様」
井村 勝海:「……」 その手を中心に渦を巻く魔眼は、相変わらず色が薄い。だが……妙な存在感がある。
井村 勝海:視線はノーヴェから外れず、君に向くことはない。だが、耳というよりは目よりもよほど、閉じることが難しいものだ。
遠矢塔利:嵩む侵蝕と緊張は、ふらふらと思考を奪い、適切なアイテムの選択に霞が掛かっている。
遠矢塔利:「先程の、UGNへの所属のお話。…………もし心変わりがございましたら」
遠矢塔利:「共同研究の申し出は、いつでもお待ちしていますよ」
遠矢塔利:それだけを伝えて。
遠矢塔利:すでに、やれることを託した『王子様』に任せることにする。
ノーヴェ:ひときわ大きな緑の結晶が落下し、
ノーヴェ:赤青の羽根が視界の外で花開き、
ノーヴェ:鈴の音のように透き通った声が聞こえた瞬間に、ノーヴェの腕も動く。
ノーヴェ:ただまっすぐに。正規訓練を受けていないバロールでは認識すら不可能な速度で、井村勝海の心臓部めがけて鋭い貫手が飛び、
ノーヴェ:──直前で貫手は拳に変わり、井村勝海の胸板を正確に打ち砕いた。
井村 勝海:井村が目を見開き、手の中の魔眼を突き出す。球形の力場の盾。
井村 勝海:それは君の打撃を探知し、即座に収束して局地的な盾と化した。その堅さは確かに感じられただろう。
井村 勝海:ただ、君はそれよりも剛かった。その貫手は違わず心臓を打っている。
井村 勝海:「…………ッ」
ノーヴェ:「……お前も男なら知っておけ。井村勝海」
ノーヴェ:「好きな女の前の王子様は……」
ノーヴェ:「無敵だ」
井村 勝海:「……くそ……」
井村 勝海:「お前みたいなアホじゃなく……」
井村 勝海:「……殴って、やりたかったん、だが……」
井村 勝海:最後、僅かに目を茄子原さんに向けて、そのまま崩れ落ちます。戦闘不能だ。
茄子原曜:「……俺っすか」きょとんとする。
鷲尾瞳:拳を撃ち抜くのを見て満足気に微笑む
ノーヴェ:くるりと背を向けます。ガラにない説得までしたが、戦闘エージェントの仕事はこれで終わりだ。
ノーヴェ:後は適任者がやるだろう。瞳ちゃんの近くまで歩いていって、成り行きを見守ります。
鷲尾瞳:「いい説得でした。かっこよかったですよ、ノーヴェ」
ノーヴェ:「…………」
ノーヴェ:「……少しは」
ノーヴェ:「お前に釣り合う男でいたいと、今回は特に思ったからな」

茄子原曜:「あっもう、王子様は~…」適任者である。井村勝海に駆け寄って、拘束を試みる。
ノーヴェ:「ふん」 鼻を鳴らしてそっぽを向く。
井村 勝海:抵抗はない。が、息はある。当然常人なら死んでいる傷でも生きているのは、オーヴァードだからだ。
茄子原曜:「気分は? 最悪?」死ぬことはないだろうと判断し、そこそこ雑に取り扱っている。
井村 勝海:「……死んでくれ……」 僅かに笑いながら茄子原さんに返す
茄子原曜:「あっはは」軽く笑う。「でもほら、分かったでしょ。いかにお節介な人たちばっかりかっていうのは」
茄子原曜:「あんたは、結局……」
茄子原曜:「悪いことするの、好きなんですか?」
井村 勝海:「……良いだの、悪いだの、それが好きかだの」
井村 勝海:「お前の言葉は、百、馬鹿馬鹿しい」
茄子原曜:「ひで~~」
井村 勝海:「考えて……動いただけだ。他は、その結果と評価。それだけ、だろ」
茄子原曜:「経営者っぽいコメントですねえ」
井村 勝海:「……フン……」
井村 勝海:「お前こそ……考えないのか? 未来に、本当に必要なものを」
井村 勝海:「ただ今を生きているだけだというなら、それは――」
井村 勝海:言いかけ、ゴホ、ゴホッ と咳き込む。喋るのを急いたせいだ。
茄子原曜:「あ~、あ~」
茄子原曜:「あんたは難しいことまで考えるのが得意ですけど、でもむしろ、難しいこと言う方が簡単だとも思うんですよね」
茄子原曜:ふいっと場にいるメンバーを見る。ノーヴェくんと瞳ちゃんが何事かを話していた。
茄子原曜:「あなたが大切だとか好き……だから、こうなりたいとか、こうしてみたとか」
茄子原曜:「それだけの話なんでしょうにね」
井村 勝海:「…………」 僅かに口を開き、彷徨うように何かを言いかけた後
茄子原曜:「俺はいっさい難しいこと考えてないっす!今生きるので充分楽しいんで!」
茄子原曜:その曖昧な表情に、声色軽く言う。
井村 勝海:「……馬鹿馬鹿しい……」 唇に浮かんだ言葉は、君に向けられるではなく、自嘲的なもの
井村 勝海:(本当に……本当に、ただ今を生きているだけだというなら)
井村 勝海:(それで『充分』なら、それは――)
井村 勝海:「――羨ましい」
井村 勝海:ぽつりと言って、皮肉げに唇を歪める 「その浅はかさが、な」
茄子原曜:「……彼女と一緒にいるときに」
茄子原曜:「あんたみたいなこと思いついちゃう人間じゃなくて良かったです」苦笑する。
茄子原曜:「どうも。少なくとも、これであんたとSOGの関係は一度切れますから……」
茄子原曜:「また会えて、仲良くする気があったら、仲良くしましょう」
井村 勝海:返事はない。だが、君の言葉は届いただろう。
井村 勝海:そして、今、この場ではそこまでだ。



GM:◆ Backtrack
GM:帰還の時間よ~~~~!!
ノーヴェ:《機関の声》
鷲尾瞳:わ~い
茄子原曜:うおお~~!
遠矢塔利:ポッポー
GM:Eロイスは、"エラダ"の《修羅の世界》に加え
GM:君たちが遅れたり血の蛇をボコボコにしていた場合に追加発生していたEロイス《絶対拒絶》《闇の呼び声》も計算しましょう。
GM:よって3つ! 減らしたきゃ減らしな!
鷲尾瞳:怖~
ノーヴェ:エラダよ~
茄子原曜:うおおお 減らします 血の蛇こわいよ~~
遠矢塔利:こわー
ノーヴェ:楽しそうに死にやがってよ~
茄子原曜:124-3d10
DoubleCross : (124-3D10) → 124-18[7,7,4] → 106

遠矢塔利:141-3d10
DoubleCross : (141-3D10) → 141-13[4,8,1] → 128

鷲尾瞳:減らしましょう。残りロイスは4つで期待値的には平気だけど一応ね
茄子原曜:残りロイス6つ。1倍振ります
GM:あとはロイスのぶんを減らすなりなんなりよ
ノーヴェ:最後の攻撃の侵食あげてなかった。まず8あげて、そこから減らします。
茄子原曜:106-6d10
DoubleCross : (106-6D10) → 106-50[6,10,10,8,10,6] → 56

茄子原曜:ちょっと戻りすぎちゃった
鷲尾瞳:116-3d10
DoubleCross : (116-3D10) → 116-13[5,6,2] → 103

GM:彼女持ちはそこが強い
鷲尾瞳:先程言った通りロイスは4つ!振りますね
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を8(→ 8)増加 (123 → 131)
鷲尾瞳:103-4d10
DoubleCross : (103-4D10) → 103-18[1,3,6,8] → 85

ノーヴェ:131-3d10
DoubleCross : (131-3D10) → 131-13[2,8,3] → 118

鷲尾瞳:いい感じ!5点生存しました
茄子原曜:4点帰還です!
遠矢塔利:出目怖いなー。ロイス6個の128、倍で振ります
遠矢塔利:128-12d10
DoubleCross : (128-12D10) → 128-62[9,4,1,6,9,9,4,3,7,2,2,6] → 66

GM:ヨカッタ
ノーヴェ:ロイスの残りは5個! 1倍でいけるかな。
遠矢塔利:3店!
ノーヴェ:いや118で1倍って微妙な気もしてきた
茄子原曜:ダイス目に自信があれば…というところ
遠矢塔利:支援型はセッション中に振るダイスが少ないから、出目の流れが読めないんだよな(真顔)
茄子原曜:2倍のが安全かも
ノーヴェ:118-10d10 にばいマンにしておきます
DoubleCross : (118-10D10) → 118-61[8,5,9,1,3,7,4,9,8,7] → 57

ノーヴェ:3店!
茄子原曜:安定安全!
GM:というわけで皆さん無事のお帰りでした。おかえり~~
ノーヴェ:ただいまあ お腹すいたよ~
茄子原曜:ただいま~~!!
鷲尾瞳:お肉食べようお肉
遠矢塔利:じゅうじゅう


◆Ending◆合同

GM:UGN恵美市支部。
GM:民家を改装したこの支部では、リビングで話をするのが通例である。
GM:最初にここを訪れた時のようにそこに集合している君たちを、乙女坂支部長が順番に見た。
乙女坂支部長:「改めて、ご苦労さま。君らのおかげで被害はかなり抑えられた計算だね」
乙女坂支部長:「僕が裏からあれこれ手を回した甲斐もあった。はー疲れた……」 伸びをしている
鷲尾瞳:「乙女坂支部長が裏方の仕事を一手に引き受けてくれたお陰で、我々も動きやすかったです。ありがとうございます」
ノーヴェ:「特にナイトプール周りな」
鷲尾瞳:「UGNチルドレン”マクガフィン”、無事帰還しました」姿勢を正し敬礼。
茄子原曜:「いつも返信は爆速でしたもんね。おつかれさまでしたす~」
乙女坂支部長:「根回ししかできないからね、僕。おかえり、少年少女」
ノーヴェ:「一般人が大量にいたから、サポートがなかったらまずかった」 施設も大量に破壊した。
茄子原曜:「"アンカア"です!一応イリーガル!」瞳ちゃんにならう。
遠矢塔利:「そうですね。組織に寄る人手の使い方はとても参考になりました」
神埼 翠子:(20歳だし少女はキツいけど、自分で申し出るのもあれだし黙っとこ……)
遠矢塔利:「"インスタンスハウス"、外部協力です」倣う。
ノーヴェ:「……俺はやらないからな。無事に帰還したのは見りゃわかるだろ」
鷲尾瞳:「あの場に居た方達がどうなったのかも聞きたいところですね。特に井村法樹さんの処遇はどうなるのでしょう」
神埼 翠子:「UGNイリーガル、"エメラルディア"で……えっ」 ノーヴェくんを見る
遠矢塔利:「必須ではないのですか……」
ノーヴェ:「あーいい、いい。お前はそのままクソ真面目でいておけ」 神埼に手を振る。
ノーヴェ:「遠矢もだ」
遠矢塔利:はい、と頷く
神埼 翠子:腑に落ちない顔をしている
乙女坂支部長:「うん、まあ君が気にするのも分かる……ていうのはだね」
茄子原曜:「俺はスルーすか~」気にする様子もない。
鷲尾瞳:「協力を要請するに際し、粗方オーヴァードやレネゲイドに関する説明はしてしまいましたが、身内がオーヴァードという事もありますし……」
乙女坂支部長:「そうそう。鷲尾さん、だいぶ喋ったね。彼自身は穏健だし落ち着いてるし、あの後誰かれ構わず喋ったりはしていないけど……」
鷲尾瞳:暗に記憶処理は避けてほしいと匂わせながら「……はい。秘密にしたまま情報を引き出せるとは思えなかったので」
乙女坂支部長:「記憶処置も選択肢に入る。……一方で、彼の兄は犯罪オーヴァードだし、記憶を消すとなると、その辺りの整合性もつけなきぇいけないわけよ」
鷲尾瞳:「いえ。それも理由は半分。もう半分は彼に誠実に接したかったからです」
ノーヴェ:「…………」
乙女坂支部長:「……誠実なのは良いことだが、今回の判断においてはそれは良く働かないな」 言いつつ、表情は少し嬉しそうだ
遠矢塔利:「……オーヴァードに関する記憶を処置いたしますと、お兄様の起こした犯罪についての整合性も必要となるのでございますね」
ノーヴェ:僅かに不機嫌そうに眉根を寄せ、腕組みして話を聞いている。
遠矢塔利:「では、UGN様では今回の場合、どのように対処いたしますか?」
鷲尾瞳:「潜入任務への適性は低いと判断されても仕方ありませんね……。しかし後悔はしていません」
茄子原曜:怒ってる口調じゃないなあ、と思いながら、事態を見守っている。
乙女坂支部長:「しかも悪いのが、彼のパーソナリティにお兄さんのことは結構深く食い込んでいる……というのが鷲尾さんの報告であり、我々の見解でもある」
乙女坂支部長:腕を組む 「こういうのを消すのはあんまりよくない。……さて、そういうことで、最終的な決定をしよう」
鷲尾瞳:「……はい。聞かせてください」
ノーヴェ:「少なくとも、完全放置はまずいだろう。さりとてずっと監視をつけとくわけにもいくまい」
ノーヴェ:「そこらへんを踏まえた案があるのか?」
乙女坂支部長:「いんやぁ。これは僕が決められることじゃないでしょ。鷲尾さん」
乙女坂支部長:「決めるのは君だ」
乙女坂支部長:「秘密を守るために、彼の記憶を調整するか。秘密の危機の可能性を踏まえても、彼の記憶を維持するか」
乙女坂支部長:「決めなさい」
茄子原曜:「あら~」
茄子原曜:「瞳ちゃんが法樹くんの行く末を……」瞳ちゃんを心配するような口調で言いながら、ノーヴェくんを見ている。
ノーヴェ:「……」
ノーヴェ:「…………」 なんともいえない表情になり、鷲尾の発言を見守っている。
ノーヴェ:いや、若干口を尖らせて不満げだ。なんと言うかは大体予想がついているからだ。
遠矢塔利:「…………」目線をさまよわせて見守っている。
鷲尾瞳:「私に任せていただけるなら……」
鷲尾瞳:「当然、彼の記憶は維持したままにしておきます。きちんと話せば、彼は秘密を守ってくれますよ」
鷲尾瞳:「それに私の友人でもありますから。……記憶を消したあと、私も話を合わせきる自信がありません」
乙女坂支部長:「じゃあそうしよう」 大したことでもないように言う 「しばらくは君が監視を継続して、定期的に報告上げてね」
茄子原曜:「あら~、瞳ちゃんが監視を継続して定期的に報告を…」
遠矢塔利:「…………対応が早いですね?」
ノーヴェ:「おい」
ノーヴェ:「これはエージェントとしての……しごくまっとうな提案だが」
鷲尾瞳:「了解しました。……ノーヴェ?」
乙女坂支部長:「いやー、記憶を細かく操作するのを調整するより、チルドレンに監視を任せた方がそりゃ仕事としては楽だし……ん?」
ノーヴェ:「監視を継続といっても、鷲尾一人では負担がかかりすぎる。時には自宅近くや、自宅内に踏み込む可能性すらあるだろう」
ノーヴェ:「それをこいつ一人に任せるのは、駄目だ。報告書でもあげたが、こいつは若干ツメが甘いし無防備だし異性との接し方が下手すぎる」
ノーヴェ:「よって、監視には俺も加わる」
ノーヴェ:「これは確定事項だ。いいな」
乙女坂支部長:「ふぅーん」
遠矢塔利:「まぁ……」
茄子原曜:「あっはっは」
鷲尾瞳:「そ、そこまで言わなくても……!確かに不用意に距離を近づけたのは認めますが、今回で私も学習しました」
乙女坂支部長:「君は潜入任務への身体的な適性の課題から、評価面でそういう気を配る必要はあんまりないんだが……」 首をひねる
鷲尾瞳:「今後は適切な距離を見極めて接します。ただ、そうですね……」
鷲尾瞳:「……支部長、特に問題がなければ、私からもノーヴェの加入を希望します」
茄子原曜:「おおぉ~」既に野次馬モードである
乙女坂支部長:「問題はないよ。理由はある?」
鷲尾瞳:「はい。将来的にはノーヴェと同じ学校に通いたいので、その予行練習として」
乙女坂支部長:「…………」
乙女坂支部長:遠矢さんと茄子原さんの方に顔を向ける 「もしかして任務中もこういうノリだった? こいつら」
鷲尾瞳:「ノーヴェにも学生としての振る舞いを学んでもらわなくては」
茄子原曜:「アッツアツでしたよね」遠矢さんを見ます。
遠矢塔利:「……………」ちら、と茄子原さんを見ます
ノーヴェ:「…………」 何かいいたいのを必死に我慢しながら、腕組みをしてタンタンと床をつま先で叩いている。
遠矢塔利:「そうですね。仲睦まじいお二人だと存じます」
茄子原曜:「いや俺、良いよな~って心底思っちゃいましたよ!好きとか大事だとはやっぱ口に出してかないとなって…」
乙女坂支部長:「すいませんね、うちの若いのが……『今後の共同任務を見越した経験を積むため』ということで了解しました」
ノーヴェ:「……とにかく!!」
茄子原曜:フムフムと頷いている。
茄子原曜:「うお」
ノーヴェ:「絶対にこいつを、よその男と二人きりにはさせない。それが監視対象だろうととっ捕まえた元SOG幹部だろうと神城の敏腕ボディガードだろうとだ!」
遠矢塔利:「私見ですが、ノーヴェ様につきましても、恐らく心配しているのは鷲尾様の単独行動ではないかと……」フォローをしようとする。
鷲尾瞳:「す、好きでも大事でもありますが、今回は他にも理由がありますよ!ノーヴェを学校に通わせようというのは、以前から提案しようと思っていたんです」
茄子原曜:「え~、褒められた~~」デレデレする。
ノーヴェ:「《リヴァイアサン》が駄目だって言っても監視に同行するからな!」
遠矢塔利:「まぁ……」
茄子原曜:「敏腕ボディーガードだって言ってもらえましたよ~~」遠矢さんに報告する。
乙女坂支部長:「大声で言わなくても聞こえてるよ~……」 片耳を押さえている
遠矢塔利:「ふふ。茄子原様が護衛としてとても頼りになる方だと存じ上げておりますよ、私も」
鷲尾瞳:「元々機械化兵は出自やメンテナンスなど、日常から遠ざかる機会が多い。ノーヴェも例外ではありません」
茄子原曜:「うひゃあ~、役得すぎますよ~そんなん言ってもらえるの~~」
茄子原曜:「……ちなみに聞きたいんすけど」これは瞳ちゃんに。
茄子原曜:「同じ学校て、えっと…中学校すか?」
鷲尾瞳:「その分、何処かで人と多く接して絆を育む必要があるはずです。戦闘や訓練ばかりでなく、普通の日常の体験をもっと積めば」
茄子原曜:「ノーヴェくんが?」
鷲尾瞳:「ノーヴェに万が一の事が起こるリスクもへらせるはずです」
鷲尾瞳:「……」ノーヴェの身長を見上げて「中学生は厳しいと思うので……高校入学を期に提案しようかと」
ノーヴェ:「……中学は無理だろ。教師か、あるいは高校以降だろうな」
乙女坂支部長:「うん、いいよいいよ。ノーヴェくん、学校入ったら部活やってね。書道部とか。めちゃくちゃ面白そう」
鷲尾瞳:「だから予行練習です」
鷲尾瞳:「ちょうど塾では、私も高校生ということになっていますから」
茄子原曜:「教師……!? 瞳ちゃんが生徒で…ノーヴェくんが教師で……それは……」ぐっときている。「良いすね~……」
ノーヴェ:「くそ……俺の身体がもう少し小さけりゃあ、中学に潜入して鷲尾に色目を使うクソ童貞どもを全員ブッ殺せるってのに……」 ぶつぶつ言っている。
遠矢塔利:「そうなんですか……?」学生向けの情報に疎い。
乙女坂支部長:「何の教師やるのよ。ケンカ?」
鷲尾瞳:「色目を使ってくる相手なんていませんよ。まだ中学生なんですから」
茄子原曜:「カツアゲとかじゃないすか?」
遠矢塔利:「それは……学校の科目なのでございますか……?」
乙女坂支部長:「あ、遠矢さん。僕と彼(茄子原さん)の言ってることは冗談だからね」 令嬢を気遣っている
鷲尾瞳:「……」スーツにメガネを掛けた教師ノーヴェを想像して、それも似合うだろうなと思っている
ノーヴェ:「体育、国語。それから化学あたりだろうな」 仕事上、危険薬物の取り扱い免許や知識はある。
遠矢塔利:「…………なるほど。冗談」
ノーヴェ:「……今の鷲尾の発言でわかっただろ。"中学生なのに色目を使ってくる相手なんていない"とか言ってる時点で無防備ガバガバだ」
茄子原曜:「化学室に連れ込むんすね~!? きゃ~~」 野次馬である。
乙女坂支部長:「うーん、世間知らずにもいろんなタイプがいるな……」 ぼやき
茄子原曜:「瞳ちゃん、男子中学生なんて色目しか使ってないですからね」
ノーヴェ:「……そうだぞ! 茄子原はクソアホだしナメたことばっか言ってるが今回ばかりはこいつが正しい!」
ノーヴェ:「男子中学生を信用するな! ……男子高校生もだ。いいな!」
茄子原曜:「ひどすぎ~~」
鷲尾瞳:「中学生はまだ子供ですよ?そういうのは高校生になってからでは?」
ノーヴェ:「……………………」 頭を抱えている。
乙女坂支部長:「そうそう。男子はみんなダメ。遠矢さんも気をつけてね」
茄子原曜:「こりゃノーヴェくんの苦労も思いやられますね……」
遠矢塔利:「…………差し出がましい口を挟みますと、鷲尾様も中学生で恋をなさっているのでは…?」
鷲尾瞳:「支部長までそう言うなら……」と言いつつまだ納得していない様子
遠矢塔利:「私もでしたか……」
乙女坂支部長:「あ 鋭い」
鷲尾瞳:「私にとってノーヴェは特別ですから。でも、そう考えると確かに……あり得るのかもしれませんね。認識を改めます」
茄子原曜:「あっはっは。あの兄貴は女関係の苦労は一切してなさそうでしたけどね~」
茄子原曜:「どうなんすか、今は。おとなしくしてます?」
遠矢塔利:うんうん。と瞳ちゃんと認識が共有できたことに頷く。
鷲尾瞳:「それより、そう。井村勝海です。暴走も落ち着いたなら、少しは話を聞くようになったのでしょうか」
乙女坂支部長:「あー、お兄さんね」 手元の手帳をめくる 「井村勝海。禁錮中。暴れたりはしてないし、情報提供にも応じるけど」
ノーヴェ:「応じる、けど?」 一連のやり取りで疲弊したのか、珍しく疲れ切った声で言う。
乙女坂支部長:「まー態度は悪いね。やっぱUGNを根深く敵視してるみたいよ」
茄子原曜:「想像つくすね」
乙女坂支部長:「あの……プールで捕まった片野っていうオーヴァードとは真逆だ。態度は良いけどなんにも知らないし、奉仕活動も人目のないとこでサボったりしてて」
茄子原曜:「あ~あ~」
乙女坂支部長:「どっちも先は長いだろうね。どっかで改善すればいいけど……」
ノーヴェ:「片野にもし脱走や裏切りの兆候が見えたら教えてくれ。俺が殺す」
ノーヴェ:特に荒っぽい口調ではなく、サラリと本気の殺意を見せている。
遠矢塔利:「少なくとも、私達と対峙した際の振る舞いは素のままだったようですね……」
乙女坂支部長:「収容場所は僕も知らないから、頑張って探すとこから始めてね」
茄子原曜:「あ、そだあの。支部長に聞いておきたかったんですけど」
鷲尾瞳:「大丈夫です。ノーヴェや茄子原さんの言葉がいつか必ず届くはずですから」
乙女坂支部長:「なにかな、茄子原さん」
茄子原曜:「翠子お嬢様が漏らしちゃった例の神城の名簿。あれ、ヤバいことになってませんかね」
茄子原曜:「拘束したっきり勝海さんに聞き漏らしちゃってて…」
遠矢塔利:「………」目線だけで会話を気にする
乙女坂支部長:「あ~。先に結論を言っておくと『分からない』だね。そりゃ追跡しようと思えばできるけど、まあウチUGN的にはそんな優先度高いもんじゃないし……」
茄子原曜:「あ~、そんなもんすよね~~」
茄子原曜:は~、と溜息をつくようにしながら両手で顔をはさむ。
乙女坂支部長:「名簿関連で悪いこと起こってませんか、って神城グループに聞いた所で、まあ……素直な回答があるかはねえ」
乙女坂支部長:ただでさえ改革派である。UGNの質問への返答をそのまま飲み込むのはあまり賢いとはいえない
ノーヴェ:「それでも、ある程度の予測はつく」
遠矢塔利:「……自社内の問題となれば、まずは内輪での解決になりそうですね……」
茄子原曜:「ある訳ないっすよね~~…、全員お偉方ですから、面子もあるでしょうし~」
ノーヴェ:「"神城グループ改革派の中でも、特に成果を求めてた人たち"。──βトランスのような過激な薬に手を出す奴もいるだろう」
ノーヴェ:「第ニ、第三の井村勝海みたいなやつが出てくる可能性はそれなりにある、ってことだ」
乙女坂支部長:「ああ、ただまあ……その井村勝海の方は」
鷲尾瞳:「なにか名簿に関する情報が?」
乙女坂支部長:「その名簿については、むやみに外に流したりはしていないとは言っていた。もともと『オーヴァースマート』の運営のために欲しかった情報みたいだし……」
乙女坂支部長:「……彼、SOGのこともまあまあバカにしてるから。流した所で使えないだろってさ」
茄子原曜:「言いそ~」
ノーヴェ:「……そんだけかね」 翠子への多少の情があったんじゃないか。そう一瞬思ったが、口には出さない。
乙女坂支部長:「ということで、『分からない』が、推測はできる。良いふうにも、悪いふうにも」
鷲尾瞳:後半の言葉には苦笑して「彼の言葉が本当なら、今後悪用されることはなさそうですね」
神埼 翠子:「……すみません。お気遣いと……お手間を取らせて」 申し訳無さそうにする
茄子原曜:「俺としては良い方に解釈させて…もらってますよ。あっはっは。こないだガッツリ翠子お嬢様のお父様に報告会したんです」
遠矢塔利:神埼さんの隣で、励ますように背中に手を添える。
乙女坂支部長:「あー。なんかそういう話あったんだっけ。どうだった?」
茄子原曜:「俺はやっぱ翠子お嬢様の味方させてもらってますからね!悪気はなかった、ってところが伝わるよう頑張ったんですけど…」
神埼 翠子:かすかに笑って、遠矢さんに会釈 「……父には、企業人としてたくさんの人に対する責任がありますから。厳しかったですね、やっぱり」
茄子原曜:「井村勝海…ひいてはSOGへの漏洩の事実があったのもその通りですからねえ」
茄子原曜:「軟着陸できそうなんですよね?」翠子お嬢様を見ます。
遠矢塔利:「はい……別件で同道に相成った神城の者として、私も微力ながら口添え致しましたが……」同じく目線。
神埼 翠子:「ええ。色々変わることにはなりそうだけど……少なくとも、グループ入りはなくなりそう。今住んでる所からも追い出されるかも」
神埼 翠子:「なんと、将来が突然真っ白になっていっています。……まあでも、そんなに大変ではないかな」
鷲尾瞳:「それは……大変では?」
ノーヴェ:「仕事も住む場所もなくなるのにか?」
ノーヴェ:ほぼ同時に聞いた瞳ちゃんの言葉に頷きながら。
神埼 翠子:笑う。強がりや虚勢ではない 「仕事はまあ、UGNのお仕事もあるし、そもそも貯金はそこそこありますから」
鷲尾瞳:「大人ですね……」
神埼 翠子:「とりあえず大学の近くのお部屋借りて、その近くのUGNに挨拶して……」
ノーヴェ:「あー、はいはい。神城とかイリーガルとか以前に、生粋のお嬢様だったなそういえば……」
茄子原曜:「そこそこっつう貯金額、俺ら庶民が想像の及ぶ額じゃないすからね」ひそひそ言っている。
神埼 翠子:「という感じです。……まあ、なんとかなるでしょう」
茄子原曜:「なんとかなりそうなお顔で、何よりです」
神埼 翠子:「でも、そんな風にしてられるのは、取りなしてくれたおかげだと思うから……ありがとね、遠矢さん、茄子原さん」
遠矢塔利:「はい……大変でございましたら、いつでもお頼りくださいね?」
遠矢塔利:「屋根と、……お部屋ぐらいでしたら。いくらでも用意がございますから」
茄子原曜:「俺はそれが仕事ですから~」
神埼 翠子:「……噂の遠矢屋敷に下宿させていただくのは結構魅力的かも……」 真面目に検討する顔である
ノーヴェ:「……そうだ乙女坂。これは正直お前にもわかっていないと思うから、期待はしてないんだが」
遠矢塔利:「先日、新たな客間も整えまして……」使用用途はなかった部屋のプレゼンを静かに始めている
乙女坂支部長:「そっちの方も荒事にはなってなくて良かった……はいはい、何かな」
ノーヴェ:「エラダはどうして自我を奪われてた?」
ノーヴェ:「FH所属だったあいつがいつの間にかSOGの手先になってたのも解せない」
乙女坂支部長:まばたきして 「失礼なヤツだな君……なーんでそれを調べないと思うの」
乙女坂支部長:「いや、ノーヴェくんは割と前から失礼か……」
ノーヴェ:「……全体を見れば、エラダは『たかが機械化兵一人』だからな。スルーしてもおかしくはなかっただろ」
鷲尾瞳:「ということは、何かわかっているんですね?」
乙女坂支部長:「それもそっか。ま、今回は情報源も多かったし、君の知り合いってことで調べてはおいたよ」
乙女坂支部長:「なんて言っても、井村勝海と"ネットワーク"……あ、彼女も生きてたんだけどね。その辺から聞き出した話の裏を取っただけだけども」
茄子原曜:「あっ、生きてたんすね。何よりで」
乙女坂支部長:曰く、彼女は戦闘ばかりに鎬を削る自分の境遇に疑問を感じ、FHを脱走したのだという。
乙女坂支部長:あるいは、戦う以外の何らかの未来の可能性を手にしたくなったのかもしれない。
乙女坂支部長:……もっとも、FHの追撃を逃れるためSOGに身を潜めても、少しも馴染むことができず……
乙女坂支部長:元の生活を取り戻すべくSOGを脱走しようとした所、その裏切りを看過しなかったアンドリューの手回しにより捕縛され
乙女坂支部長:激しい実験と調整の末に、アンドリューを親衛する兵士となり、井村勝海の監視役兼"ネットワーク"の護衛として使われ、現在に至っていたとのことだ。
ノーヴェ:「…………馬鹿なヤツだ。やっぱり」
乙女坂支部長:「……SOGとFHの繋がりとか分かれば良いな~と思ったんだけど、その辺の移動は全部"エラダ"自身の意志だったみたいね」
ノーヴェ:「俺みたくUGNに来てりゃあ良かったものをよ」 本気の嘲りではない。
ノーヴェ:FHを抜け、たまたまUGNとのコンタクトに成功し、実績を打ち立て、戦闘エージェントに登用される──それがどれだけ運の良いことか、ノーヴェは自覚している。
ノーヴェ:「でもそうか。あいつ自身の意志か」
ノーヴェ:「なら、いい」
ノーヴェ:「自分で選んだんだからな。……乙女坂」
乙女坂支部長:「うん?」
ノーヴェ:「調べてくれて、助かった。……礼を言っておく」
ノーヴェ:鼻を鳴らし、乱暴にソファに腰掛ける。
乙女坂支部長:「もののついでだよ」 手帳に視線を落とす
茄子原曜:「……」瞳ちゃんにそのまま視線を移す。
鷲尾瞳:「……」困ったような悲しいような笑みを浮かべてノーヴェの事を見ているよ
茄子原曜:「……いや~、しかし」
茄子原曜:「マジメな話ばっかだと肩凝っちゃいますよね。お二人、またすぐにお仕事なんです?」これはUGN組に。
茄子原曜:「働きづめだと顔が辛気くさくなっちゃいますって!ふたりで休み合わせたりしたらいいじゃないすか~」
ノーヴェ:「休むったってお前な。UGNは事後処理が大変なの」
茄子原曜:「え~!?」
神埼 翠子:(茄子原さんが言うまでもなくちょくちょくしてそうだけど……)
ノーヴェ:「こないだのナイトプールだって一般人立入禁止状態で、ちょくちょく足を運ばにゃならんし……」
鷲尾瞳:「侵蝕率の問題もありますから。暫くは戦闘からは離れる予定です」
茄子原曜:「こないだそういうの自分の仕事じゃないって言ってませんでした~?」
遠矢塔利:「そうでございますね……プールについても、ノーヴェ様や鷲尾様は仕事に奔走しておりましたからね」
鷲尾瞳:「休みが取れるかどうかは……」ノーヴェの言う通り事後処理もあるから微妙だ
茄子原曜:「したくないでしょ本当は。そういうキャラじゃないでしょ~」
乙女坂支部長:「うん。戦闘からは離れてもらうけど、後始末はやってもらうよ。人手不足だし、説明する人が多いのは面倒だし……」
ノーヴェ:「……ナイトプール……」 鷲尾と行けば監視という名目で遊べるのでは?と思っている。
乙女坂支部長:「書類の片付けとか向いてないんだから。プールの修繕手伝いとその後の確認くらいはきっちりやってもらわなきゃ」
鷲尾瞳:「と、言うことです。いつまた事件が起こるともわかりませんからね。休暇が取れるのは先になりそうです」
茄子原曜:「あっはっは、ですって」
ノーヴェ:「……そうだな。本格的な修繕は業者がやるだろうから、破損箇所のチェックやその他の確認だけなら、俺と鷲尾だけでも十分だ」
茄子原曜:「あそこ、ほんとは割と新しいとこなんじゃなかったすっけ?確認に時間かかりそうですね」
ノーヴェ:「そう。そうだ。珍しく良い事言うな茄子原」
ノーヴェ:「三日はかかる。UGNは人手不足だから、仕方ないが俺と鷲尾だけで行こう」
乙女坂支部長:「…………」
ノーヴェ:「俺と鷲尾だけで行く」 断言する。
遠矢塔利:「そうですね。扱われたものが液体なだけに、水辺に関わるのは………」と、言葉を切って。
遠矢塔利:「……鷲尾様、鷲尾様」コソコソ、と耳打ちする
茄子原曜:「あっはっは」ウケる。
鷲尾瞳:「ええと……。三日は難しいかもしれませんが、ノーヴェがそう言うなら……」照れながら
鷲尾瞳:「……なんでしょう、遠矢さん」
茄子原曜:「い~な~、ここ最近忙しかったんで、俺しばらく美和と会えてないんですよ~」その間にノロケています。
遠矢塔利:声を潜めて
遠矢塔利:「今回の件で、必要に駆られたとは言え、鷲尾様が単独で動いて被害に巻き込まれたことをノーヴェ様はいたく気にかけておられましたので……」
遠矢塔利:「……今度は、鷲尾様から気にかけて差し上げるとよろしいかと存じます」
乙女坂支部長:「そんなこと言ったら僕も全然よ。まあ今どきはカメラで顔見れるからマシだけどね」
遠矢塔利:「ノーヴェ様も、口では気丈に仰いつつも、内心では気にしているのではないかと思いますので……」
遠矢塔利:と。
茄子原曜:「え?奥さんいるの!?」
遠矢塔利:キミなら恐らくすでに気づいていることを、さも大事そうに真剣に言う。
乙女坂支部長:「飼い猫だよ」
茄子原曜:「なんだ猫か……」
鷲尾瞳:「……はい。ありがとうございます。その辺りのことも……二人の時に話せれば、と」
ノーヴェ:「……」 遠矢が耳打ちしている内容には気づいていない。ただ、
遠矢塔利:それは任務中には潜めていた、友人を心配するような顔だった。
ノーヴェ:井村法樹との親密さや、片野に襲われた件。それら二つがノーヴェを過保護にしているのは間違いない。
鷲尾瞳:「……支部長は空振りでしたが、遠矢さんにもそういう経験が?」
乙女坂支部長:「なんだとは何よ。見せてあげないよ? うちの子たち。アメショとスコティッシュフォールドとマンチカンとラグドールと……」
鷲尾瞳:こういった気遣いが出来るのは、やはり遠矢さん自身経験者だからでは……と思っているよ
茄子原曜:「えっ多頭飼いなんすか!?見たすぎ~!」
遠矢塔利:「む………いえ………む……」
遠矢塔利:「あいにく出会いが少ないもので……えぇ、親密になった経験等はないのでございますが……」
遠矢塔利:「すみません、恐らく、その辺りの機微は鷲尾様の方がお詳しいですね……?」
遠矢塔利:言葉にしている内に、なんだか差し出がましいことを言ったのでは?と多少気まずげな雰囲気をまとう
鷲尾瞳:「意外ですね……。遠矢さんなら機会さえあれば絶対に引く手数多だと思うのですが」
遠矢塔利:「そんな……もったいないお言葉でございます」
鷲尾瞳:「勿体なくありませんよ。ノーヴェも褒めていましたし、茄子原さんも支部長もそう言うと思います。ね」
遠矢塔利:「む、む……!」
鷲尾瞳:男性陣に同意を求めるように視線を移すよ
遠矢塔利:「気を使ったつもりだったのですが……こちらが嬉しくされてしまいましたね……」
ノーヴェ:「ん?」
茄子原曜:「なんすか?」支部長のスマホを見せてもらうのに夢中であった。
ノーヴェ:「ああ。遠矢はいい女だぞ。鷲尾ほどじゃないが」
乙女坂支部長:「ほらあとこのショットがまた……」 気付いていない
ノーヴェ:「芯が強いし、頭も回る。変な男にだけはひっかかるなよ」
ノーヴェ:「……変な男には本当に気をつけろよ!」 念を押す。
茄子原曜:「え~~ちっさ~~~やば~~」引き込まれる
遠矢塔利:「き、気をつけます」気圧される
遠矢塔利:「……いつか、学校に潜入することがあれば」
神埼 翠子:「ちょ、ちょっと茄子原さん……私にも……!」 ひょこひょこしている
遠矢塔利:「意見を聞かせていただいた方が良さそうですね……」独り言のようにつぶやく
ノーヴェ:「てめえらはいつまで猫見てんだよ!」
茄子原曜:「だって可愛くて……ええと何の話でしたっけ」
鷲尾瞳:「遠矢さんも魅力的な女性ですよね、という話です」
鷲尾瞳:鷲尾ほどじゃないが、というノーヴェの言葉を受けて何処か嬉しそうだ。
茄子原曜:「あ、そりゃもう仰るとおりですよ!大変に魅力的です。上品で楚々として近寄りがたいようで可愛らしく…」
遠矢塔利:「…、………」手を揃えた姿勢で粛々と言葉を受け止めている
ノーヴェ:「…………」
ノーヴェ:「…………で、本音は?」
茄子原曜:「え? いや、瞳ちゃんだってもちろんお綺麗ですし、翠子お嬢様だってはつらつとして素敵ですし……」
茄子原曜:「そういったところを見ていると…」
茄子原曜:「うちの美和を思い出すんですよね~~~」


◆Ending◆茄子原曜&遠矢塔利

GM:事件が終息して後日。
GM:茄子原、遠矢、神埼の三名は、予定を合わせてショッピングに出ていた。
GM:買い物は、神埼の新生活に伴う必要な品の買い出し、という名目はありつつも、実際のところ彼女はそこまで何かを求めて探し回る様子はなく
GM:本格的に到来する秋に備えた衣服だとか、小物だとか、そういったものばかりを、遠矢を連れて見て回っていた。茄子原は賑やかな荷物持ち扱いである。
GM:後報告の後報告ということで、顔を合わせてそこそこ楽しい時間を過ごせれば、彼女は満足なようであった。
GM
GM:ある程度見て回った所で、休息の名目でデパートの中の喫茶店に入り、あれこれと注文して席に着く。
神埼 翠子:「色々と見て回れたね」
神埼 翠子:満足げな様子の翠子は、ジーンズにはっとするような桜色のロングTシャツという、動きやすくカジュアルな出で立ちだ。
神埼 翠子:「なんかこういう感じで見て回るの、久しぶりで楽しかったー」
遠矢塔利:「はい。世間の流行というものは目まぐるしく……」
遠矢塔利:こちらは薄い色の襟付きブラウスにシックなロングスカート。普段とあまり変わらない組み合わせだ
茄子原曜:「そりゃ何よりっす」 へらへら笑う。さらっとした素材のシャツにゆるめのパンツ。いつも以上にそこら辺の若者感っぽい雰囲気。
神埼 翠子:「荷物持ち~、って、あんまり良い扱いじゃないかなあと思ってたけど」
茄子原曜:「俺もおふたりがたくさん試着してくれたので、いや~、眼福でしたっす」
遠矢塔利:喫茶店にショーウィンドウにある食品サンプルにも目移りし、ブルーハワイのソーダを注文している。
遠矢塔利:「お出かけ着などは、あまり着る機会もないのですけれどね」
神埼 翠子:「実際にいてくれると、何か買う時に持ち帰ること考えなくて良いから、そういう時は良いんだね。ここは家まで届けてくれるサービスとかないだろうし……」
神埼 翠子:「勿体ない! 遠矢さん綺麗なんだし、色々着てでかけたりしなきゃ」
茄子原曜:「ただでさえ女性は荷物多いと大変ですからね~。俺はおふたりとご一緒できて役得、ウィンウィンです」
神埼 翠子:「お務め的に難しいかもしれないけど……」
遠矢塔利:「普段は空いた時間に屋敷の管理などをしているものでして…」
遠矢塔利:「それに、必要なものは定期的に届けていただいてますから」
遠矢塔利:「こうしてお買い物に来るのは、久しぶりでございます」
茄子原曜:(いまさらだから特にツッコまねっすけど)
遠矢塔利:神埼さんに比べれば慎ましい範囲で購入している。
茄子原曜:(ふたりとも出る発言がいちいちお嬢様なんだよな~)
遠矢塔利:「……ですが、衣服は実際に合わせないと心地がわかりませんので、こういった買い物も楽しいですね」
茄子原曜:ストローで自家製レモネードを飲みつつ思っている。
神埼 翠子:「遠矢さんも言ってたけど、流行りものもね」
神埼 翠子:「喋るロボットみたいな小物、随分あったよね。一人暮らしで寂しいとかなったりすると、ああいうのが助かるのかな……?」
茄子原曜:「塔利お嬢様のお屋敷には、そういうのあるんです?」
遠矢塔利:「すごかったですね……」
遠矢塔利:「んん……そうですね。自立して動く、という意味であればいくつか保管しておりますが」
遠矢塔利:「機械式のものはあまり……」
神埼 翠子:「あるんだ、自立して動くもの……かわいいのとかある?」
茄子原曜:「自立して動くのはあるんすね~」
遠矢塔利:「そうですね。いつの間にか配置の変わっている人形など……」
遠矢塔利:「和洋問わず、定番でございますので」
茄子原曜:「……いやいや、怖い話じゃないですか!やめてくださいよ!」
神埼 翠子:「ああ……ビスクドールみたいな」 感心している
茄子原曜:「あっ感心しちゃう!?」
神埼 翠子:「お祖母様の家にもあったな。髪型変えさせてもらったりしたよ」
遠矢塔利:「はい、そういった形の」
神埼 翠子:「それの、本物バージョン。本当に動いたり、髪伸びたりするんだ。へえー」 興味津々だ
遠矢塔利:「そうですね。定期的に手入れを行うのも管理の一貫ですので」
茄子原曜:「あれ~……?怖い話すよね~……?」
遠矢塔利:「ふふ、そういった時に所有者から譲っていただいて保管するのも、遠矢のお役目だったということです」
神埼 翠子:「いいな。楽しいな、遠矢さんのお屋敷……怖かったり大変なこともあったりするんだろうけど」
神埼 翠子:「わたしもなれたりしないかな。お手伝いさんみたいな感じで……」
茄子原曜:「どうしたんすか翠子お嬢様、お手伝いさんなんて、弱気ですよ」
茄子原曜:「お嬢様なら、私もアイテムを扱う人間になりたい~、くらい仰るところじゃないすか?」
神埼 翠子:「いきなりなれるなんて思ってはいませんもの。勉強させてもらわなきゃ」
遠矢塔利:「良い心がけですね……いえ、下剋上を狙われております…?」
遠矢塔利:「どうでしょうね……?幾度か、人手を雇った痕跡も無いではないのです」
神埼 翠子:「将来の予定、空いちゃったでしょ。で、どうしようかなって考えると、なんでもかんでもまず勉強しなきゃなって最近は思うの。元々勉強が必要なのは分かってるけど……いっそうね」
茄子原曜:「いやいや、でも塔利お嬢様、お気をつけた方が良いですよ」
茄子原曜:「翠子お嬢様が家事されてるところ想像つかないですもん」
神埼 翠子:「下剋上しましょうか。遠矢さんみたいに鍵を使って……あの綺麗でかっこいいのを……」 スカートが長い想定であれこれと身振りしている
茄子原曜:「生卵はレンチンしちゃだめですよとか、そのレベルから教えることになりますからね」
神埼 翠子:「なっ……! そ、そんなことは……」
神埼 翠子:「……し、しちゃだめなことは確かに知りませんけど」 生卵をレンチンしていけないのは初耳だったらしい 「していいことは分かりますから!」
茄子原曜:(だめそう……)だめそうだなという顔
遠矢塔利:「生卵を温めることも、そうそうありませんので……?」
遠矢塔利:「便利ですよね、電子レンジ……」
茄子原曜:「あれ、意外と庶民派な…」
遠矢塔利:「配送してもらう食品の中には、電子レンジが前提のものもありますので」
茄子原曜:「あ~、なるほど」納得。「…しかし実際、翠子お嬢様、これから大変じゃないすか?」
神埼 翠子:「色々あるのよね、あれも。実家では昔から頼んでるのがあるけど……」
神埼 翠子:「ん……もちろん、そうです。大変よ」
遠矢塔利:「結局、住む場所は決まったのでしたっけ……そうでなくとも、お家から離れるのは大変そうですね」
神埼 翠子:「目の前の生活のことも、たぶん分からないことだらけだし、将来のことも……何もかも変わってしまったから」
神埼 翠子:「住む所はね。お友達に紹介してもらった所が良さそうだったから」 少し笑い  「でも、家から離れるのは本当にそう」
神埼 翠子:「人生で初めての状態だもの。家族から何も言われないって……」
茄子原曜:「それは……」
遠矢塔利:「あぁ………」
遠矢塔利:「そうですね。その気持ちは少しわかります」
神埼 翠子:「遠矢さんも……そうだった?」
遠矢塔利:「えぇ。……私の場合は、住む場所も家族からの紹介となりますけれど」
遠矢塔利:「"鍵"として選ばれた私がいなければ、屋敷の間取りも変わってしまいますので……留守をお願いするお手伝いさんを雇うのも大変みたいです」
神埼 翠子:「あぁ、オーヴァード家系ゆえの話だ……」
茄子原曜:「はあ、そりゃ下手に人を招くわけにもいかないでしょうからねえ」
遠矢塔利:くるくる、とソーダを回す
遠矢塔利:「えぇ。若くして家督を譲られたようなものですね」
遠矢塔利:「茄子原様は、どうでしたか?……親のいうことの比率といいますか」
遠矢塔利:「どうやって進路をお選びになったか、といいますか…」
遠矢塔利:神埼さんの現況の参考にしよう…という思惑が感じ取れる問いかけ。
茄子原曜:「あ、俺すか? いいのかな。おふたりに比べりゃド庶民ですけど」
茄子原曜:「俺もま~、正直、親が神城の系列に勤めてるもんで、今もその流れではあるんですよね」
遠矢塔利:「そうだったのですか?」
神埼 翠子:「そこはわたしとおんなじじゃない」
茄子原曜:「そうなんすよね~」苦笑する。「でも、なんかを強制されたワケじゃなくて…」
遠矢塔利:「ふむ、ふむ」
茄子原曜:「んん~、まあ結局、俺がオーヴァードの能力をなんかしら活かしたくて…つうのが一番大きいですかね」
茄子原曜:「別にフッツーの会社員とか大学生とかやってても、俺は許されましたけど」
遠矢塔利:「なるほど……」
遠矢塔利:「ご自分でお決めになられたのですね」
茄子原曜:「それこそ、UGNエージェントでも良かったんでしょうけどね」
茄子原曜:「それは怖いからやめました」あはは~と笑いながら言う。
神埼 翠子:「でも、それで良いめぐり合わせがあったのね」
遠矢塔利:「……ふふ」
神埼 翠子:「そう思うとわたしもなんだか元気出てくる。自分の能力と……気持ちと向き合って」
神埼 翠子:「見つけられたらいいわ。あなたみたいな適職をね」
茄子原曜:「そう言っていただけると、ボディーガード冥利に尽きますね」照れたように笑う。
遠矢塔利:「そうですね……神埼様も、またお悩みがあればお聞かせくださいね。相談もお買い物も、お付き合い致しますので」
神埼 翠子:「ありがとう。遠矢さんもね。わたしには何でも話してくれて良いから」 親しげに身を寄せる
茄子原曜:「え~、待ってちょっと、俺は~?」
遠矢塔利:「はい、神埼様」預けられた重さに同じぐらいを返す。
神埼 翠子:「茄子原さんは……まあ、職業人としてはやや良い所があると思いますけれど」
神埼 翠子:「ねえ?」 遠矢さんを見る
遠矢塔利:「……?………あ、」一瞬首を傾げたあと、遅れて気付く
遠矢塔利:「そうですね。もちろん、茄子原様も頼りにしておりますが……」
遠矢塔利:「プライベートにお邪魔しても、恋人の方に悪いですから」
遠矢塔利:ふふ、と今回の件で学んだ気の回し方を実践する。
茄子原曜:「………」
神埼 翠子:うんうん頷く
茄子原曜:静かにレモネードのグラスをテーブルに置く。「……それなんですけど」
茄子原曜:「………した」ぼそりと言う。
遠矢塔利:「?」優雅な仕草でブルーハワイのグラスを置く
神埼 翠子:「え?」
遠矢塔利:「……なんとおっしゃいました?」
茄子原曜:「別れました………………」ものすごく沈んだ声色で言います。
茄子原曜:「つい……最近……」
遠矢塔利:「………」
神埼 翠子:「ワオ……」
遠矢塔利:「それは………」
茄子原曜:「ううう~~~っ!聞いてくださいよ~!美和のやつ許せないんですよ~~!!」
遠矢塔利:神埼さんと不安そうに目線を合わせる。
遠矢塔利:「は、はい、はい。お聞きいたしましょう」
神埼 翠子:「えー……は、はい。聞く聞く」 こくこく頷き
茄子原曜:「あいつ……あいつ……任務終わって、久しぶりに会ったと思ったら、なんて言ったと思います…!?」
遠矢塔利:「さぁ……何と言われたのですか……?」
神埼 翠子:「なになに? どんなこと言われたの?」
茄子原曜:「『カップル配信を始めたい』って言うんですよ! 『一緒に配信者になってくれ』って!」
茄子原曜:ワッと両手で顔を覆う。「そんなんオッケーって言えるわけないじゃないですか、こんな仕事してんだから!」
神埼 翠子:「ああー……」 神妙な表情
遠矢塔利:「…………な、なるほど」
遠矢塔利:「ただでさえ秘匿する技術ですし……」
遠矢塔利:井村兄弟と倉庫で接したときやナイトプールで率先して交流を図っていたことを思い出す
遠矢塔利:「目立ってしまいますからね……」
神埼 翠子:(でも許せないってんじゃないんじゃないかなあ……?) 疑問は抱いているが、とりあえず表には出さないようにしておく
遠矢塔利:ネットの配信者にピンキリ存在することは把握していない。webイコール全世界だ
茄子原曜:「だから、俺、断ったら…『ビジネスカップル配信より真のカップル配信を届ける方がこれからのネット社会に響くはず』とか言い出して…」
茄子原曜:「それができないなら別れるしかないって……もうアッサリ!アッサリですよ!」
遠矢塔利:「真のカップル…………」いい言葉だなぁとは思います。
神埼 翠子:「茄子原さん、負けたんだ……真のカップル配信に……」
茄子原曜:「『曜ちゃん、私を成長させてくれてありがとう』とか言って、そのまま俺のアパート出て行ったんですよ~~」
遠矢塔利:「カップルではなかったと、判断されてしまったので……」
遠矢塔利:「……茄子原様は、誰かの背中を押すのが上手ですからね」
遠矢塔利:「成長していかれたのですか……」
神埼 翠子:「まあ、今回の件でわたしも成長させてもらったといえばもらったし……」
遠矢塔利:「……棲家を出るエピソードとしては、神埼様。こちらは参考に……?」
神埼 翠子:「成長させるのがうまいんだね、茄子原さん」
神埼 翠子:「え……全然……」
遠矢塔利:「………………」
神埼 翠子:慈悲なく首を振る
茄子原曜:「うう~~~!!美和~~~!!」おいおいと泣き崩れる
遠矢塔利:どうしよう、と店内を見回す。
神埼 翠子:「もー、泣かないでよ! 今どき女子だってそんな泣き方しませんから!」
遠矢塔利:「あ、あの、えぇ、茄子原様」メニューを開く。「なにか甘いものでもお食べになりますか?」
茄子原曜:「翠子お嬢様……慰めてくれるんですか……?」
茄子原曜:「塔利お嬢様も………?」
遠矢塔利:「ほら、こちらの」二名以上、カップルの皆様に。というメニューを見て「………」無言でページをめくる
茄子原曜:「まさか俺のことが……?」
神埼 翠子:嫌な予感がしたので顔を上げかけた茄子原さんの頭をぞんざいに押さえつける 「目立つからやめろってこと!」
茄子原曜:「うぎゃーっ!」
茄子原曜:「うう……ですよね………」
神埼 翠子:頭を押さえたまま 「ほら、遠矢さん何か注文して! 好きなの全部でいいから」
神埼 翠子:「こういうのは、食べさせて黙らせるの……!」
遠矢塔利:「あ、あわわわ……」
遠矢塔利:「あ、は、はい。……すみません、こちらのチョコレートパフェと……かき氷と……え?はい…ではそちらも……」
遠矢塔利:店員のトークに勧められるままに注文を伝える。
遠矢塔利:頼んだ品物が運ばれてくるまで、慰め(?)の言葉は続くことになった。


◆Ending◆鷲尾瞳&ノーヴェ

GM:ナイトプールである。
GM:数日前、「オーヴァースマート」のパーティのために貸し切られた折は、DJがMIXを流し続け、照明も言ってみれば派手に調整されていたが
GM:今君たちが点検に入ったその場所は、落ち着いた照明と静かな水流音で満ちた、最新設備のプールである。
設備担当:「大きな破損と、設備周りの機能の確認は済みました」 数人の整備チームを従えた、生真面目そうな男性が君たちに言う
設備担当:「あとはオーヴァードとしての観点から、レネゲイド関連で安全性が確認されているか」
設備担当:「調査をお願いします。こればかりは我々のようなUGN協力の一般会社ではどうにもなりませんので……」
ノーヴェ:「了解した。電気系統でまた別の会社が検査に入るって聞いてるが、それは今日か?」
ノーヴェ:「俺らが最後になるなら、戸締まりの問題もある」
設備担当:「いえ、別日です。本日はお二人の点検が最後になりますね」 手元のボードを見ながら答える
設備担当:「照明、戸締まり等はお願いします。設備は説明した通りですので……分からなければ管理室の資料をご確認ください」
鷲尾瞳:「はい、任せてください。後は我々UGNが責任を持って確認しますので。皆さんもありがとうございました」
設備担当:「一応我々は事務所に控えていますが、何事もなければ定時で帰らせていただきますので。緊急時は事務所ではなく携帯の方に」
設備担当:「それでは失礼します。よろしくお願いします」
ノーヴェ:「地下にあるビル管理室だな。わかった」
鷲尾瞳:「はい。お疲れさまでした」男性とその背後のチームメンバーに礼をして見送ろう
ノーヴェ:「何かあったら連絡する」 頷き、その姿を見送る。
設備担当:頭を下げて、整備チームはその場を後にする。
ノーヴェ:「ふう……」
鷲尾瞳:「どうしたんですか?ノーヴェがため息なんて珍しいですよ」
ノーヴェ:「夕方には終わるだろうと思ってたが、スケジュール通りだな」
ノーヴェ:「いや……」
ノーヴェ:「……」
ノーヴェ:「……おい鷲尾。水着は持ってきたか?」
鷲尾瞳:「はい。思ったより時間が出来ましたね。レネゲイド関連の調査と言っても、彼らの作業の合間に殆ど見回りは済ませてしまいましたし……」
ノーヴェ:「ちょっと話がある。軽く泳いでからでどうだ」 二人乗れそうなでっかい浮き輪ボートを指し示す。
鷲尾瞳:「……まあ、持ってきたと言いますか。一応、点検で入ることもあるかもしれないと思いまして」
ノーヴェ:「そうか」
ノーヴェ:「水着に嫌な思い出はないのか?」
ノーヴェ:「というか、この場所は大丈夫なのか? 今更だが……」
鷲尾瞳:「確かに怖い思いはしましたが、ノーヴェに褒めてもらった水着ですから」
鷲尾瞳:「あの連れ込まれた部屋でくつろげ、と言われたら勿論断りますよ。でもそれ以外の場所に特に抵抗感はありません」
ノーヴェ:「……」
鷲尾瞳:そう言いながらスカートのホックを外し、着ていた制服を脱ぎ始める。
ノーヴェ:「うわ」
ノーヴェ:「お前! 下に水着着てきたのか!?」
鷲尾瞳:下つけているのは下着ではなく、以前見た水着姿だ
ノーヴェ:「っていうか水着着てるからっていきなり男の前で脱ぎだすな! びっくりするし心配になるだろ!」
鷲尾瞳:「そ、それは……ノーヴェだって、乙女坂支部長に話す時、入る気満々だったじゃないですか」
ノーヴェ:「そ……それはまあ、そうだけどよ……」
鷲尾瞳:「きっとそうなるのだろうと思って予め準備してきただけです」
ノーヴェ:自分も当然水着を着てきている。その辺にコートやインナーをばさっと放り投げ、ハーフパンツの水着と薄い耐水シャツの姿になる。
ノーヴェ:「……ちょっと、いいか。泳ぐ前に」
鷲尾瞳:「服だって、他の男の人の前ではこんな事しませんよ……。はい。泳ぐ前に?」
ノーヴェ:「ああ。話がある」 瞳ちゃんの手を掴んで、近くのベンチに連れていきます。腰を下ろす。
ノーヴェ:「泳いでからでもいいかなと思ったが、なるべく早く話したい」
鷲尾瞳:大人しく連れて行かれます。並んで座ると改めて体格差を感じる。
ノーヴェ:「……」 座ってからも瞳ちゃんの手をずっと握っている。
鷲尾瞳:「構いません。私もノーヴェと話したいことがあったので」
ノーヴェ:「そうなのか。お前から話してもいいぞ」
鷲尾瞳:「そうですか?なら先に。」こほん、と声を整えてから
鷲尾瞳:「ごめんなさい、ノーヴェ。心配をかけて。遠矢さんから聞いたんです。今回の件で色々ノーヴェが気にかけていたと」
ノーヴェ:「ぬ」
ノーヴェ:「遠矢が? ……あっ、あのこそこそ耳打ちしてた時か!」
鷲尾瞳:「はい。その時です。実際に危ない目に合う前からノーヴェは心配をしてくれていましたし」
鷲尾瞳:「それに、法樹さんとのことでも色々気をもんでいたのではないかと」
ノーヴェ:「……そーだよ。くそ、カッコ悪いけど、誰もいねえからこの際言うけどな」
鷲尾瞳:「私も、新しい任務を任されたからと、成功させることにばかり目が行ってしまって。ノーヴェの気持ちを考えるのが足りなかった気がします」
ノーヴェ:「井村法樹は、俺にはないものをいっぱい持ってる。俺は塾で鷲尾と仲良くすることも、弁当交換も、模試の見せあいもできねえ」
ノーヴェ:「鷲尾は無防備だし、井村法樹とはすげえ仲良いし……言葉にできないけど、すげえモヤモヤした」
ノーヴェ:「記憶を消さないのも仲良くするのも、全部任務だから当然なのによ。冷静にそう考えられねえんだよ! エージェントのくせに……!」
ノーヴェ:「鷲尾がどっかに行っちまったらどうしよう、ばっか気にしてよ。ダサすぎる……」 瞳ちゃんの手は握ったままだ。
鷲尾瞳:「いえ、それを言うなら私もです。ノーヴェが雨堂さんや鬼瓦さん、他の女性と仲良くしていた時、ずっとモヤモヤしていましたし……」
ノーヴェ:「……あったなそういえば……」 当時のノーヴェ基準だと"仲良くした"という認識ですらなかった。
ノーヴェ:だが今よく考えると、今回の鷲尾-法樹と同じくらいか、あるいはもっと鷲尾をモヤモヤさせたんじゃないだろうか。と、今更気がつく。
鷲尾瞳:「ノーヴェの時にやきもきしたのに、自分がいざ誰かと関わると成ると、すっかり抜け落ちてしまっていたと言いますか……」
ノーヴェ:「本当だよ。なんだよ弁当交換ってお前」
鷲尾瞳:「私がノーヴェのことを世界で一番好きなのが当たり前になり過ぎていて……。つい平気だろうと思ってしまったんです」
鷲尾瞳:「お、お弁当交換に関しては……私も被害者です!普通の友人同士でも行うものだとばかり……」
ノーヴェ:「弁当交換は恋人同士かそれに近い間柄でやるもんだよ! ……今日は俺が弁当作ってきてるからな。後でちゃんと食べて、感想言ってもらう」
ノーヴェ:「……井村法樹の記憶を消さない、ってお前が言った時も複雑だったんだ」
ノーヴェ:「俺が信じた鷲尾なら、軽々しくあいつの記憶を消すなんて言わない。だから嬉しかったけどよ」
ノーヴェ:「これからもあいつと仲良くしたり、あいつの家に行ったりするのかもしれないって思うと、なんか……んんっ」
ノーヴェ:ずっと瞳ちゃんの手を握ってます。ちょっとだけ握る手に力が入り、すぐ戻る。
鷲尾瞳:「ノーヴェより仲良くなってしまったらと、不安なんですね」
ノーヴェ:「ああそうだよ。……べつに井村法樹のことだけじゃない」
鷲尾瞳:ノーヴェの手から伝わってくる感触を、じっと確かめて
ノーヴェ:「なあ鷲尾。この仕事をやってて、怖いって思ったことあるか?」
鷲尾瞳:「私なんてしょっちゅうです。もしも、自分のせいで共に任務にあたっている誰かが死んでしまったら」
鷲尾瞳:「自分の失敗で、街の誰かが傷ついてしまったら……どれも怖いです。今回の事件だって恐ろしい目に合いましたし」
ノーヴェ:「……ああ。それは、そうだな」 少しだけ手を離し、わしゃっと瞳ちゃんの銀髪を撫でる。そしてまた手を握る。
鷲尾瞳:「ん……」撫でられて、心地よさそうな声を声を出し「何より、少し前までは」
鷲尾瞳:「……ノーヴェが他の誰かを好きになっちゃうんじゃないかって。凄く不安で、凄く怖かったです」ノーヴェの方により掛かるように頭を傾けて
ノーヴェ:「…………そういう気持ちだけどよ。俺は正直これまで、まっっったく分からなかった」
ノーヴェ:「任務の同行者が酷い目にあっても、こういう仕事やってんだから仕方ねえだろって割り切れるし」
ノーヴェ:「どんなヤバい敵と遭遇しても、楽しいと思っても、怖いと思ったことはない……なかったんだよ。一回も」
鷲尾瞳:「そんな気がしてました。ノーヴェが何かに怖がるところなんて、一度も見たことありませんでしたから」
ノーヴェ:「……」「でも、今回、初めてなんだよ」
ノーヴェ:「井村法樹の件があって、片野のクソ野郎の一件もあって」
鷲尾瞳:「敵がどんなに強くても、いつも楽しそうに笑って……自信たっぷりで。そういう所もかっこいいなって思っていました」
ノーヴェ:「生まれて始めて、UGNの任務が怖いと思った」 ぎゅう、と少し強く瞳ちゃんの手を握る。
ノーヴェ:「……なあ鷲尾。今の俺はかっこ悪いか」
鷲尾瞳:「……」寄りかかったまま、ノーヴェの顔を見上げる。
ノーヴェ:「情けないとか、ダサいとか、私の好きになったノーヴェじゃないとか思うか」
ノーヴェ:「俺は……弱くなったのか?」
ノーヴェ:本当は戦闘前にこれを聞いておきたかった。鷲尾の返事がどんなものであっても、その後の戦闘に全力投球できただろうから。
鷲尾瞳:「ううん。今だってノーヴェはかっこよくて、私の大好きなノーヴェのままです」
ノーヴェ:「…………ほんとかよ。慰めで言ってるんじゃねえだろうな」
鷲尾瞳:「ほんとです。……ねえノーヴェ。怖いと思ったのは、弱くなったからではありませんノーヴェが強くなったからだと思います」
鷲尾瞳:「ノーヴェにも、自分よりも大切で、失いたくないものが出来て……」
ノーヴェ:「そうなのか?」 ずっと瞳ちゃんを見ていなかったが、ようやくそっちを見る。
鷲尾瞳:「私達の持っている力が、絆の力なら、それって一番強い絆で、一番強い力になると思いませんか?」
鷲尾瞳:「少なくとも、私はそうです。……ノーヴェの事が大切で、他の誰の所にも行ってほしくなくて」
鷲尾瞳:「そのために、ノーヴェの恋人に相応しい自分になろうって。そう思って強くなれたんです」
鷲尾瞳:「ノーヴェの目から見て、私は弱いですか?」優しげなほほ笑みを浮かべて、ノーヴェ君の目を見つめる
ノーヴェ:「弱いわけねーだろ!」
ノーヴェ:瞳ちゃんの両肩に手を置く。「お前はいつだって最高の剣士だし、最高にいい女だ!」
鷲尾瞳:「ひゃっ」
ノーヴェ:「井村法樹との話だって……普通のヤツなら、利用してたやつに正体がバレた状態で交渉になんて、怖くて行けねえ!」
ノーヴェ:「片野との戦いだってそうだ。あれだけひどい目にあったら、トラウマで戦えなくてもおかしくないのに」
ノーヴェ:「お前はきっちり、いつもどおりの動きを見せた。弱いわけがねえだろ!」
ノーヴェ:「お前がどんなに心配してモヤモヤしてようが、"マクガフィン"は最強のチルドレンだ!」
鷲尾瞳:「え、ええと、あの。ノーヴェ。今のは自分が弱いのではないかと、不安になったわけではなく……あう、そ、そうして改めて言葉にされるのは嬉しいのですが……」
ノーヴェ:「あ……ああ。おう……」
ノーヴェ:そろそろと手を降ろし、前を向き、また瞳ちゃんの手を握っている。
ノーヴェ:「つまり……その」
鷲尾瞳:「わ、私はっ。ノーヴェだってそうだと言いたいんです。どんな心配をしてても」
ノーヴェ:「……鷲尾がいなくなるのが怖いとか、どこにも行かせたくないとか」
ノーヴェ:「今回みたいな危ない目にあわせたくないとか、他の男じゃなく俺が傍にいたいとか……」
ノーヴェ:「そういうモヤモヤがあっても、俺が弱いってことにはならないんだな。俺が、鷲尾の強さを信じてるように」
ノーヴェ:「それが絆ってことなのか」
鷲尾瞳:「そういうことです!」
ノーヴェ:「そうか……」
鷲尾瞳:「どんな心配をしてても、ノーヴェが弱くなったりなんてしません。今回だって。私が片野に襲われた後でも、私を戦士として見てくれました」
鷲尾瞳:「隣に立たせてくれました。傍にいたいと思っていたのに、法樹さんと話に行く私を止めたりしませんでした」
鷲尾瞳:「怖くなっても、それに負けない勇気をノーヴェは持ってます。怖さを知らないことより」
鷲尾瞳:「それに打ち勝てるほうが、ずっとずっと強いに決まってます」
鷲尾瞳:「ノーヴェは最強に強くてかっこよくて、それでいて私を大切に思ってくれている」
鷲尾瞳:「最高の恋人です。……だから、怖がってもいいんです」手を離し、横からノーヴェの事を抱きしめて「……ね?」
ノーヴェ:「…………」
ノーヴェ:ろ、ロイス……
ノーヴェ:【-RE/鷲尾瞳/好意○/脅威/Sロイス】 これをP純愛○に変更しておきます。
鷲尾瞳:ヒエ~
ノーヴェ:「やっぱお前はすげえな……」
鷲尾瞳:純愛!
ノーヴェ:「俺が今更になって、ようやくたどり着いたところに、俺よりももっと早くに到達してたんだもんな」
鷲尾瞳:「そんな事ありません。ノーヴェのほうがすごいです。……だって、怖がってばかりで、不安で押しつぶされそうだった私に」
鷲尾瞳:「勇気を持つきっかけをくれたのが、ノーヴェなんですから」
ノーヴェ:「…………おい鷲尾!」 身体を翻して、力いっぱい瞳ちゃんを抱きしめる。 「よく聞け!」
鷲尾瞳:「……きゃっ」抱き返されて赤くなり「は、はい。聞きます」
鷲尾瞳:「聞かせてください、ノーヴェ」
ノーヴェ:「俺は鷲尾が好きだ!」
ノーヴェ:「これまで散々、俺が認めた女だの最強の相棒だの好きだの妻だの言ってきたが……今回の言葉は、これまでとはちょっと違うぞ!」
ノーヴェ:「好き、じゃねえ! "愛"だからな、これは!」
ノーヴェ:「んでもって……絶対、絶対に、一生、お前が"こいつを選んでよかった"って思えるくらいに……」
ノーヴェ:「最強で強くてかっこいいノーヴェでいるからな!」
ノーヴェ:「絶対だぞ! ……俺のこの言葉、絶対忘れんなよ!」
鷲尾瞳:「……!そ、そんなの」
ノーヴェ:ちょっと痛いくらいに力をこめて、瞳ちゃんをぎゅっと抱きしめている。
鷲尾瞳:「そんな事、ノーヴェから言われたら……絶対……記憶処理をされても、生まれ変わっても、忘れられるわけないじゃないですか……」
鷲尾瞳:ぎゅっ、と負けないくらい強く抱きしめ返して
鷲尾瞳:「私も。ノーヴェが愛してよかったと思える鷲尾瞳でいます。絶対、一生です」
鷲尾瞳:「……愛してます。ノーヴェ。出会った時から、今までも、これからも、ずっと」
ノーヴェ:「……。ああ」
ノーヴェ:すくっと立ち上がります。
ノーヴェ:「泳ごうぜ。まだお前がそのかっこで泳いでるとこ、全然見てない」
ノーヴェ:「というかやっぱりその水着、露出が多すぎるだろ。そんなんだから片野みたいな変なのに襲われるんだぞ」
鷲尾瞳:「そ、それは……だって、ノーヴェの恋人ですから。これくらい、大人な水着じゃないと釣り合わないかなと……」
ノーヴェ:「そ、それで男に襲われてたら逆効果だろ!」
ノーヴェ:「あんなにぐしゃぐしゃに泣いてるお前見るの初めてだったから、もーあんときゃめちゃくちゃ怖くて心配で……鷲尾のメンタルケアのために茄子原と遠矢に相談までしてよ……」
ノーヴェ:「はあ……あいつら、他言してねえだろうな……」
鷲尾瞳:「襲われたのは水着のせいじゃありません。襲ってきた片野の方です!……え?」
鷲尾瞳:「お二人に私の相談を?てっきり私に隠れてエラダさんの事について話していたのかと……」
ノーヴェ:「ちっげーよ! 万が一お前の心に傷が残ったらどうすりゃいいんだ、なんかいい手はないかって聞いてたんだよ!」
鷲尾瞳:「残ってません!ノーヴェのかっこいい記憶で上書きされてますから。残ってませんが……なにかいい手はあったんですか?」
ノーヴェ:「…………」
鷲尾瞳:「い、言えないような内容なんですか……?」
ノーヴェ:「お……お前のそばにずっといて、なるべく優しくして甘やかしてやれって……あいつらが……」
ノーヴェ:「……俺のことは後でいいだろ! お前こそ井村法樹と何話してたんだよ!」
ノーヴェ:「お前のことだ。これからもお友だちだから、また勉強会とかお泊まり会とかしましょうねとか言ったんだろ!」
鷲尾瞳:「い、言ってません!これからも友達でいてください、とは言いましたが……。お勉強会だって、ノーヴェがやきもちを焼くかもしれないからと返答保留にしてあります」
鷲尾瞳:「お泊り会はそもそも俎上に出ていません。私だって異性の家で簡単に寝泊まりはしませんから」
ノーヴェ:「そ、そうか」
ノーヴェ:「そうだな。流石にな……いやお前マジで無防備だから時々……」
ノーヴェ:「だから、その……えー」
ノーヴェ:「このプール、今日は貸し切りだ。監視カメラも落ちてる」
ノーヴェ:「せっかく茄子原たちからアドバイス受けたしよ。今日はするぞ、とことん」
鷲尾瞳:「……!」
ノーヴェ:「今日はお前のそばにずーっといて、とことん優しくして甘やかして、ずっと手ぇ握ってるからな!」
ノーヴェ:「お前の心の中から、嫌な思い出が全部なくなるまでだ!」
鷲尾瞳:「は、はい……。ノーヴェはいつも優しいと思うのですが……普段以上に、ということですよね……」
ノーヴェ:「そーだ。妻のメンタルケアを行うのは、夫として当然だからな」
鷲尾瞳:「その、とても嬉しいです。嬉しいのですが……」……今更ながら、薄着でずっと肌に触れ合っている状況が気になってくる
鷲尾瞳:「……いえ!なんでもありません」恥ずかしさを振り切って「とても嬉しい、ので。お願いします!ずっと一緒に、とことん優しく」
鷲尾瞳:「私の心の中が、ノーヴェで一杯になるまで。お願いします」
ノーヴェ:「おうよ。お前がもう嫌だって言っても離さねえからな!」
ノーヴェ:手を掴んで、ぐいぐいとプールの方に引っ張っていきます。
ノーヴェ:プールに入る直前で、その足がぴたりと止まる。
ノーヴェ:「……鷲尾」
鷲尾瞳:「あれ?ノーヴェ……入らないんですか?」
鷲尾瞳:「?」
ノーヴェ:「……」
ノーヴェ:「…………俺」
ノーヴェ:「お前を好きになって、本当によかった」
ノーヴェ:「ありがとな」
ノーヴェ:照れた顔を見られないように、自分だけ先にプールに飛び込みます。
鷲尾瞳:「きゃっ……!も、もう。優しくするって言ったばかりなのに」
鷲尾瞳:「私にだって言い返させてください!私だってノーヴェのこと……」
鷲尾瞳:泳ぐ前から真っ赤になった顔で、ノーヴェくんを追ってプールに入る。




ダブルクロス3rd Edition
『 Satisfy Own Goblet / 仰げよ、恩寵の杯よ 』
       - Fin 



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