『抜山蓋世トロピアウォーズ』(GM:アスハル)


PC1:有場純一郎(ありば・じゅんいちろう)( キャラシート )PL:缶詰
PC2:茅嶋伊鈴(かやしま・いすず)( キャラシート )PL:優水
PC3:兼光結(かねみつ・ゆい)( キャラシート )PL:今日日
PC4:星野まいる(ほしの・まいる)( キャラシート )PL:冥王星
本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.

メインログ雑談ログ

目次

Preplay

GM:地球温暖化が進み……日本の熱帯化が進む昨今。
GM:台風もガンガンくる9月は、もはや夏と言っても過言ではないでしょう。
GM:というわけで、水着卓2022、初めていきたいと思います。
GM:とりあえず、簡単にPCの自己紹介から初めて行きましょうか
GM:まずは、PC1の有場さん キャラシート
有場純一郎:はーい
有場純一郎:有場純一郎(ありば・じゅんいちろう)。UGNに協力する大学生です。
有場純一郎:銀髪緑眼、ロシア人の母と日本人の父、3人の姉を持つロシアンハーフ。
有場純一郎:異能がかった不幸体質の持ち主で、普段は大学に通う傍ら、人助けやボランティアをしたり事件に巻き込まれていきます。
有場純一郎:姉達からは世間一般の姉弟のように人を人とも思わぬ扱いを受けており、女性に対する礼節を叩き込まれました。
有場純一郎:そのため女子に対しては慇懃に接しますが、相手から優しくされることに耐性はありません。
有場純一郎:能力としては自分の影から発生する銀色の狼を半自動的に使役し、不幸から身を守ってくれます。
有場純一郎:不幸から以外は気分屋です
GM:姉からは?
有場純一郎:無理です
GM:つらい
有場純一郎:宿主以外に、困ってる人のところに飛んでいく事もできます。
有場純一郎:あとは古めかしい年代物のリボルバーなどを扱えます。ハーフなので。
有場純一郎:データ的には傍らに立つ影:蒼き悪魔でカバーと反撃を行い、ダメージ起点のウロボロスエフェクトで色々します。
有場純一郎:今回は施設の視察だと聞いております。
有場純一郎:頑張ろうと思います。
GM:頑張ってください。きっと女性陣にも紳士に接してくれることでしょう。
GM:それでは、PC1、2が合同ハンドアウトとなっているので、続いてPC2。
GM:茅嶋伊鈴さん、自己紹介をお願いします。 キャラシート
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴(かやしま・いすず)、18歳。
茅嶋伊鈴:普段はフェミニンな執事服を着て「謎の美少年」を名乗っている不審者です。
茅嶋伊鈴:UGNエージェントが本職。
GM:カヴァーが強い
茅嶋伊鈴:そこそこの経験を積んでいますが、任務の際に家族諸共に殺されており、
茅嶋伊鈴:その際、屍人として復活。なので、18歳は享年という噂もあります。
GM:かわいそう
茅嶋伊鈴:五感がほとんどないので色々感じてるフリをするのが上手く、
茅嶋伊鈴:割とレネゲイド関連の事件で刺激を得るのを求めてたりする模様。
茅嶋伊鈴:データ的には屍人と強靭骨格を生かすためのビルド。
茅嶋伊鈴:行動値さえあれば最初っからガード12が素手でいけるのですが
茅嶋伊鈴:遅いので、素で受けることが多いです。
茅嶋伊鈴:それでもそこそこ固いんじゃないかな……
GM:素手変更、これだからよ…
GM:まあ屍人が強いしね
茅嶋伊鈴:そんな感じで。任務と聞いてはいますがちょっと浮かれています。
茅嶋伊鈴:なので服もそれ用にしてきました。水着も着てるよ!
茅嶋伊鈴:以上、よろしくお願いします。
GM:はあい、よろしくお願いします!
GM:ではお二人のハンドアウトはこちら!

PC1:有場純一郎  PC2:茅嶋伊鈴
シナリオロイス:《ヴィゾフニル》水無川枝垂  推奨 尽力/不安
 貴方は、東京郊外にオープンした最新のリゾート施設『保島トロピアマリンパーク』に来ている。
 全ての施設を自由に回れるフリーチケットも持っている。
 表向きは客として楽しむために。だが、その実はUGNの任務である。
 この施設は、オーヴァード能力を使って不当に建設されたのだという。
 監査役である水無川枝垂と共に、施設に問題が発生していないか調査・把握することが、今回の貴方たちの仕事だ。

GM:そういうわけです。
有場純一郎:そういうわけなのですね
茅嶋伊鈴:よーし楽しむぞー!(浮き輪)
茅嶋伊鈴:はい。任務ですね。
GM:大規模レジャー施設を作るために……オーヴァードの力が使われた!
GM:これはとても危険なことです。いつどこのプールが砂に戻るかも分からないわけですから。
有場純一郎:個人の異能で経費削減出来るからヨシ!
有場純一郎:大変だ。いつ砂は砂にされるかわからない
茅嶋伊鈴:怖い!
水無川枝垂:そのため、現場確認が必要ということです。よろしくお願いしますね。
有場純一郎:うわっ水無川さんの顔がいい
水無川枝垂:おっと色かぶり
有場純一郎:よろしくお願いします
茅嶋伊鈴:よろしくお願いします!顔がいい…
GM:まあ……そうは言っても楽しんでくれれば良い! 何せ夏なのでね。
有場純一郎:はーい
茅嶋伊鈴:たのしむぞー
GM:では、続いてPC3です。兼光さんどうぞ キャラシート
兼光結:岳舎町所属のUGNチルドレン、"アイディアリスト"こと兼光結(かねみつ・ゆい)です。
兼光結:幼少期から在籍する筋金入りのチルドレンで、歴に見合った自負とプライドの持ち主です。
兼光結:物言いも結構ビシビシ言いますが、面倒見は良いタイプ。そういうバランスを目指します。
GM:そういうポニーテールしてますね
兼光結:能力はごく限定的な現実改変および確率と身体操作。一言で言えば"理想の自分になる"能力。
兼光結:自分を"理想の自分"と定義することで、自分が起こす/自分に起こる事象の全てを理想の状態へと誘導します。
GM:なんかすごいかっこいい……
兼光結:武器も本来は実用段階にない試作蛇腹剣をその能力で強引に使ってます。この程度は扱えて当然なので。
兼光結:プライドに見合った実力の持ち主になれるよう頑張っていきます。よろしくお願いします。
GM:お願いします!
GM:また合同ハンドアウトなので、それではPC4、星野まいるさんどうぞ! キャラシート
星野まいる:はーい!
星野まいる:星野まいる。15歳。刀匠の娘かつ女子高生イリーガルです。
星野まいる:人一倍不安や恐怖を感じやすく、よく怯えています。
星野まいる:が、人懐っこくもあります。安心できそうな人であればすぐ懐くかも。
星野まいる:厳しい父のもとで育てられましたが、父のことも嫌いではないです。なんだかんだ能力とかにも理解を示してくれるので。
星野まいる:能力は異業腕と体内での製鉄・加工です。鉄の鎌のような腕をたくさん出して攻撃します!
GM:刀鍛冶の娘、かなり珍しい背景ね
GM:格好いい~
星野まいる:データ的には素手変更からの伸縮腕とかで白兵視界で殴ります!
星野まいる:そんな感じ!よろしくお願いします!
GM:わあいGM視界白兵だいすき。お願いします!
GM:それではお二人のハンドアウトはこちら。

PC3:兼光結 PC4:星野まいる
シナリオロイス:保島トロピアマリンパーク
 貴方は、東京郊外にオープンした最新のリゾート施設『保島トロピアマリンパーク』に来ている。全ての施設を自由に回れるフリーチケットも持っている。
 表向きは客として楽しむために。だが、その実はUGNの任務である。
 この施設は、オーヴァード能力を使って不当に建設されたのだという。
 あなたがたは、能力または環境面で人工物に近しいオーヴァードとして、施設の調査役に任命された。他の人員と協力し、現状を確かめよう。

星野まいる:フリーチケット!
GM:お客のフリをして楽しみながら、建物を見ていこう!
GM:あくまで強度を見ていくためだから! ウォータースライダーとかに乗るのもね!
GM:そういう感じです。
星野まいる:あくまでね!楽しむぞー
兼光結:任務は必ずこなします お任せください
トロピー:楽しんでいくトロピ~
兼光結:な、何!?
GM:マスコットキャラのトロピーです。
星野まいる:マスコットかぁ
GM:それでは、自己紹介終わり! トレーラー出します
トレーラー ――ミッションの概要を説明します。

ミッション・オブジェクティブは、『保島トロピアマリンパーク』での監査任務です。

作戦エリアは、保島市に今年度よりオープンした、複合型レジャー施設です。
"都心から30分で、本物の南国リゾートへ!"というキャッチフレーズのとおり、植物園さながらの植栽景観と、その間を流れるプールが最大の特徴となっています。
それだけならば何もこちらとは関係のない施設でしたが、
調査によって、UGN協賛企業の手により、建設時にオーヴァード能力者の濫用があったことが確認されました。
既に対象企業への処罰および、作業オーヴァード員の保護については完了しています。

ただし、オーヴァード能力によって建造された施設の安全性について、今だ正確なデータはありません。
既にオープンから3ヶ月が経っており、一般的な建造基準は全て厳重なまでにクリアされています。
ですが、いくつか奇妙な噂が流れているのも確認されています。

我々としても、対象施設の封印は本位ではありません。
皆様の任務は、客に紛れての対象施設の監査。
何らかのレネゲイド影響が出ていた場合、それらの対処・報告となります。

ミッションの概要は以上です。

昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
変貌した世界の人々に、少しでも変わらぬ未来を。
UGNの理想を、あなたがたが支えて下さることを期待します。

ダブルクロス The 3rd Edition 『抜山蓋世トロピアウォーズ』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。
GM:では、よろしくお願いします~!
有場純一郎:よろしくお願いします!
兼光結:よろしくお願いします!
星野まいる:よろしくお願いします~!
茅嶋伊鈴:よろしくお願いします〜!
GM:それでは


◆Opening◆ブリーフィング

GM:合同OP、全員登場です。侵蝕率を振って下さい
星野まいる:星野まいるの侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (34 → 38)
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (34 → 39)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (37 → 46)
兼光結:兼光結の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (35 → 38)



GM:【保島市郊外 ホテル会議室】
GM:とある郊外のホテル。窓の外は、見ているだけでも暑くなるような真夏の日差し。
GM:町自体はさほど騒がしくはない。小さな会議室に、貴方たち四人は任務の説明のために呼ばれていた。
羽鳥エミル:「全員、揃ったようだな」 ホワイトボードを前に、日差しを避けて立つ男。
GM:<UGN裏方エージェント:《ラッドデイリー》羽鳥エミル>
星野まいる:「は、はい」若干びくつきながら答える。
有場純一郎:「はい、問題ありません」
茅嶋伊鈴:「はい。恙なく」
有場純一郎:端末をしまいながら応える。
有場純一郎:ポケットの中の若葉が潰れる音が幽かに。(さっき、木に登った猫を捕まえたときのか)
茅嶋伊鈴:ベストにフリルのついたパーカーを着た中性的な少女。
茅嶋伊鈴:ズボンはマニッシュなもので、首にはリボンが巻かれている。
兼光結:「見ない顔ばかりだけど、まずは自己紹介から?それとも任務の概要から?」
羽鳥エミル:「時間通りで有難いかぎりだ……」目元を揉む。
羽鳥エミル:「先に任務の説明をしよう」
羽鳥エミル:「全員、手元にフリーパスはあるな」
羽鳥エミル:机の席の前に、手首に巻くタイプのチケットパスが置かれている。
有場純一郎:「えぇ。……楽しそうな施設ですね」
茅嶋伊鈴:「はい、いただいておりますとも」
星野まいる:「あります」
羽鳥エミル:「保島トロピアマリンパーク。ここの窓からも、うっすら見えるが……」
羽鳥エミル:窓のブラインドを広げる。
茅嶋伊鈴:青と白の瞳がそちらを見る。
有場純一郎:白く飛ぶような陽光。窓外に目を向ける。
羽鳥エミル:遠目に、高さのある色鮮やかな施設。
羽鳥エミル:「プール系のレジャー施設だ。君たちの今回の任務は」
星野まいる:ブラインドが広がったことで少しまぶしそうにしつつも、窓の外をみる。
羽鳥エミル:「ひらたくいうなら、あの施設を一日、隅から隅まで遊び尽くしてくること、となる」
有場純一郎:「なるほど」一度頷く
有場純一郎:「……なるほど?」
星野まいる:「遊ぶだけ……ですか?」
兼光結:「……何?偵察任務の比喩表現?」
茅嶋伊鈴:「遊び尽くす、ということは、隅から隅まで観察せよ、ということでしょうか」
羽鳥エミル:「いや、FHの隠れ蓑だとか、敵地というわけじゃない」
有場純一郎:「FHの息が掛かっている疑いでも……という訳では無さそうですね」
羽鳥エミル:「敵と言うよりは、そうだな、阿呆な味方というか……」
羽鳥エミル:「あそこのスポンサーの一つが、UGNの協賛する企業でな」
羽鳥エミル:「つまり。あそこの売り上げは巡り巡ってこちらの活動資金にも繋がる」
茅嶋伊鈴:「……売り上げがピンチなのですか?」
兼光結:「ならこちらが自腹を切るような真似しないでしょ。内部で循環するだけだもの」
羽鳥エミル:「売上げは好調らしい。だが、UGNに協賛しているということは、当然そこはオーヴァードを知っているんだ」
有場純一郎:「そうなりますね。場所によっては、支部にもレジャー施設があると聞きますし。その一貫でしょうか」
有場純一郎:「あぁ、失礼。それで、オーヴァードを知っているとどういう事情が?」
羽鳥エミル:「建設の際に、資金をケチってオーヴァードを濫用した記録が明らかになった」
茅嶋伊鈴:「それは、また」
有場純一郎:「はい?」
羽鳥エミル:「モルフェウス能力者だ。……何が問題か、思いつく者ー」
羽鳥エミル:ひらひらと手を挙げてみせる。
有場純一郎:一拍置くように女性陣に目を向ける。
羽鳥エミル:明らかに疲れている様子だ。目元に隈がうっすら浮いている。
茅嶋伊鈴:考え込む仕草。
兼光結:「高校でもあるまいし。挙手制なんてまどろこっしい真似する必要ないでしょ」
兼光結:羽鳥の顔を見やりつつ軽く溜息。
茅嶋伊鈴:「……やはり、不安定さでしょうか。能力に依存しているならば……一時的なものなら兎も角……」
有場純一郎:「では、自分も。……モルフェウス能力で作成した建材ということですよね」
有場純一郎:「建材にレネゲイド反応が残留するかと」
星野まいる:「つまり……他者へのレネゲイドの影響等、ですかね」周りを見つつ、おずおずと意見を口にする
有場純一郎:コクリ、と言葉を引き継いでくれた星野さんに頷く
兼光結:「能力者が誰かという点も問題になりうるわね。当人の練度や思考に施設の安全性が依存するもの」
羽鳥エミル:「君たちの思いつく通りだ。他にも、従業員のジャーム化危険だとか、産業価格の崩壊だとかあるが……」
羽鳥エミル:「そういうことを分かってない、理解の浅い企業が、雑に、そういうことをする……」
羽鳥エミル:「幸い、こちらで担当者の処罰や従業員の回収など、裏の手回しは終わっている」
星野まいる:「なるほど……」”阿呆な味方"という言葉に納得がいく。
有場純一郎:「書類上の問題ではないとするならば……」
羽鳥エミル:「残るは現地視察というわけだ」
兼光結:「つまり、安全性を確認して来いってことね」
羽鳥エミル:「売上げは好調だ。UGNの資金源の一つにもなる。施設自体の閉鎖は避けたい」
羽鳥エミル:兼光さんに頷く。
羽鳥エミル:「チェッカー用の機材は渡す。あるいは君たち自身の技能があるならそれで確認も頼む」
茅嶋伊鈴:「機材、助かります。私はそういったものには疎いので」
有場純一郎:「危険が起こる直前ならわかりますが、事前のチェックとなると知識の問題ですからね」
羽鳥エミル:「作業の責任者として、同じくUGN協賛企業の水無川空輸が担当する」
羽鳥エミル:「現地の指示は彼女に従ってくれ」
茅嶋伊鈴:「水無川………」
有場純一郎:「あぁ、たしかに彼女なら上手く指揮を取ってくださりそうですね」
茅嶋伊鈴:「ああ。枝垂、ですか。久しぶりだな……」
星野まいる:「あ、指示してくれる人がいるんですね……」統率をとってもらったほうが安心するため
兼光結:「了解。知り合いが居るなら連携も取りやすくなるでしょうし」
羽鳥エミル:「面識があるものもいるか。なら話が早い」
羽鳥エミル:「本来なら、俺も行くところだが……」
羽鳥エミル:「……後処理がある。アホどもの言い訳の文書をまとめねば」
有場純一郎:「お疲れ様です」苦笑。
茅嶋伊鈴:「お疲れ様です。私たちは、私たちにできることをして参りますので」
兼光結:「後方には後方の仕事があるってことでしょう。こちらも仕事はするわ」
羽鳥エミル:「そうしてくれると助かる」
羽鳥エミル:「ああ、それと……」
星野まいる:「それと……?」
羽鳥エミル:「レジャー用の服装は用意してきているか。任務通知には載せたハズだが」
茅嶋伊鈴:「ああ。はい」
有場純一郎:「呼び出された際は疑問でしたが、一応持参しております」
星野まいる:「用意してあります。着衣で溺れるのは怖いので……」
兼光結:「一応。そういう事情なら先に知らせておいてほしかったけど」
茅嶋伊鈴:「すぐに着替えられるようにしてありますとも」
羽鳥エミル:「身内の不始末だ。なるべく文書に残したくなかったんだ」
羽鳥エミル:「遠方から悪いが、理解してくれ、アイディアリスト」
羽鳥エミル:「必要ならこのホテルの一階でも買い切りの品はあるそうだ」
兼光結:「ま、下手に残して他に真似をされても困るわね。理解はしたわ」
羽鳥エミル:そうしていると、エミルの端末が鳴る。やや表情を歪めつつ。「それでは、これより任務開始とする」
羽鳥エミル:「……君たちが、何事もなく、ただ夏のレジャーを楽しむだけで終わることを祈る」
有場純一郎:「ありがとうございます。そちらもお気をつけて」
羽鳥エミル:そう言って、メールを返しながら。足早に部屋を去っていく。
有場純一郎:部屋を去っていくのを見届けた後、「では、我々は前線仕事のチームですね」
有場純一郎:「まずは、自己紹介を。僕は有場純一郎、《アリバイ・トリック》です」
有場純一郎:黒手袋の手を胸に当てて礼をする
星野まいる:「星野まいる、”オロチノムラマサ”です。よろしくお願いします」
星野まいる:軽く頭を下げて名乗る。
兼光結:「"アイディアリスト"、兼光結。岳舎町所属のチルドレンよ」
兼光結:簡潔に述べて目線で茅嶋さんへ振る。
茅嶋伊鈴:「”シュテルケ”。臨都所属の……エージェントです」
茅嶋伊鈴:恭しく礼をひとつ。
有場純一郎:皆を見回して頷く
有場純一郎:「”オロチノムラマサ”、"アイディアリスト"、”シュテルケ”……いえ、今回は任務の性質上、コードではなく名字の方が良さそうですね」
有場純一郎:「差し迫った危険ではありませんが、気を引き締めて楽しみましょう」
有場純一郎:(ちょうど男女比も半々……更衣室などを考えると、バランスもいいしね)
茅嶋伊鈴:「頼りになりそうな方達で助かります。助けるだけではなく、助けられるのもまた、重要ですからね」
GM:簡単な自己紹介を済ませ、貴方たちは部屋をあとにした。



GM:OP終了。ロイスのみ可能です
茅嶋伊鈴:シナリオロイスは……会ってから取りたいな。枠だけ取って。
有場純一郎:シナリオロイスもあってから水無川さんに取ろう。以上です。
茅嶋伊鈴:もうちょっと話してみるか。以上で。
兼光結:シナリオロイスはパークに〇尽力/呆れで取って、PCへのは一度保留。
兼光結:以上です。
星野まいる:ロイスは保留!
GM:OK!


◆Middle01◆

GM:ミドル1 全員登場
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (46 → 53)
星野まいる:星野まいるの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (38 → 46)
兼光結:兼光結の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (38 → 45)
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (39 → 40)



:『おとーさーん! はやくはやくー!』
:『こらこら、走ると転ぶぞ』
:『おかーさーん! 次あっちー!』『ねー、トロピーと写真とれるんだって!』『スライダー! スライダー行きたい!』『綺麗なところねえ~』
GM:太陽は天頂に近い。日差しは強く、プール日和。
GM:トロピアマリンパークは、家族連れから友人まで、幅広い客層を呼び込んでいる。
GM:入口からフリーパスで入り、更衣室で別れたあなたたちは。
GM:休憩場所として設置された簡易コテージの一つで、待ち合わせるということになった。
GM:現在、先んじて来ているのは、有場純一郎。そして、正確にはもう一人……一匹がいる。
遠犬:『暑い…………』 真っ黒な犬が一匹、コテージの床でぺったりしている。
有場純一郎:男子の水着など、そうこだわるものでもない。
有場純一郎:一見半ズボンに見えるメンズブランドの膝丈の水着に、ポケットの付いた耐水の上着を直に羽織る形。
有場純一郎:裾を広げて影を作るようにして、その犬の側に立っている。
遠犬:胴体には『水難救助犬 試験導入中』の胴巻きがある。
遠犬:施設にもよるがトロピアは基本的にはペット不可だ。
有場純一郎:「大変そうですね、遠犬さん」
遠犬:「サラマンダーシンドロームでもあれば良かった」
有場純一郎:キョロキョロ、と待ち合わせを装って(事実だが)、自然と話しかけている。
遠犬:「久しぶりだな、有場」
有場純一郎:「気温を操れるのは魅力的ですね……」
有場純一郎:「えぇ、はい。久しぶりです。その後お変わりありませんか?」
遠犬:「ぼちぼちだな。今回はエミルの手伝いだ」
有場純一郎:「さすが、顔が広い」
遠犬:「裏方仲間なだけだよ」
有場純一郎:「僕としては、顔見知りが居て助かります」
遠犬:ガリガリとどこからか調達したカップ氷を噛んでいる。
有場純一郎:「裏方と言うなら、今回は景さんや園寺くんは来て無さそうですね」
有場純一郎:以前同じ任務に携わった人達の名前を出しつつ、自販機で氷を調達する
遠犬:「まあな。園寺はデータ仕事だろうし……景はこんな阿呆な任務には出ないだろう」
有場純一郎:「そうですね。羽目を外す姿、あまり想像できません」
有場純一郎:「まぁ……阿呆と言いませんが、たまには気を抜いて参加できる任務もあればいいですよね。二人共真面目そうですし」
遠犬:「チルドレン全体の課題だな……さて」
有場純一郎:「今回も、僕としては別の意味で気を張りそうですが……っと、そろそろ着替えも済んだ頃でしょうか」
有場純一郎:防水の腕時計をちらりと見る。普段姉が身支度に掛ける平均時間を針が指した
星野まいる:「お待たせしました」星野が現れる。
星野まいる:サンバイザーを被り、スポーティなパンツスタイルの紺色の水着を着用している。
星野まいる:日差しが怖く、少しでも動きやすくしないと溺れてしまうかもしれないのでこのような格好になっている。
星野まいる:早く着替えてきたのも、未知の場所に対する恐怖を少しでも早く和らげるため。
有場純一郎:「───星野さん。いえ、全然待っておりませんよ」
有場純一郎:「どうぞ、パラソルの下に。えぇ……動きやすそうな水着ですね」
星野まいる:「ありがとうございます」パラソルの下に入る。
有場純一郎:表情を微笑みに変えて、真っ先に水着への言及ではなく……と用意していたような流れで続ける。
有場純一郎:(おとなしめに見えたけど、少し予想外だったな……あ、でも学校指定とかはああいった系統になっているんだったか)
有場純一郎:「よくお似合いだと思います」
星野まいる:「イメージにそぐわないかも知れませんが、動きやすさは重要なので……」
遠犬:「と、我らが紳士が仰せだ。こちらもよろしく頼む」 足下から黒い犬が流暢に話しかける。
有場純一郎:「そうですね、水の中は勝手が違いますし……」
星野まいる:「わっ」ちょっと肩をびくっと震わせる。
有場純一郎:「あ、こちらは遠犬さん、彼もエージェントです」
星野まいる:「あ、そうなんですね」ほっと胸をなでおろす。
有場純一郎:「園内の探索ですからね。僕たちより自然に調査出来る場所もあるでしょう」
遠犬:「遠犬だ。普段は伝令などをしてるが……まあ今回は動物枠と思ってくれ」
遠犬:さすがにだらけている姿はよくないと思ったのか、すっとお座りの態勢になる。
有場純一郎:おや、と表情を変え、戻す。レディの前で態度を改めるのは自然なことだから。
星野まいる:「なるほど……」自分も異形腕があるため、この手の不思議な存在でも、すっと飲み込んで理解する
有場純一郎:「兼光さんはまだ着替えていらっしゃいましたか?」
星野まいる:「あ、そろそろではないかと……」
兼光結:丁度そのやり取りがされたタイミングで更衣室の方から歩いて来る。
有場純一郎:「あぁ」とその気配に目を向ける
兼光結:上は紺のボタニカル柄で下は黒の二分丈のビキニ。上には黒のラッシュガードも羽織っている。
兼光結:機能的ではあるが野暮ということは無く、スタイルの良さもあってかスマートに見える。
兼光結:足元が華奢なロープサンダルであることも含め、十分泳げながらも遊びに来たことが分かる格好だ。
兼光結:「待たせて悪いわね。ちょっと荷物をまとめるのに時間がかかって」 肩からかけたプールバッグを一度置きつつ二人へ話しかける。
星野まいる:「あ、いえ」手を振って気にしてない様子を出す。
有場純一郎:「いえ、いえ。準備も諸々あるでしょうから。あぁ、こちらの担当分は運んでおきました」
星野まいる:「かっこいいですね」素直な感想を口にする
有場純一郎:それぞれのバッグを集めて、テーブルの椅子を引く。
有場純一郎:「はい。とてもかっこよいかと。兼光さんが着こなしているとわかりますね」
兼光結:「ありがとう。持参したのはこっちだけだから間に合わせだけど」 賛辞に照れるでもなく、ラッシュガードを摘まみながら返す。
遠犬:(さらりと褒めてさらりと受けるなこいつら……)
遠犬:「君は、確か岳舎町のチルドレンか」
兼光結:「流石に上下ラッシュガードだと遊びに来たにしては浮くから。格好がつく程度にまとまって良かったわ」
有場純一郎:軽く会釈をする。ここでもう一段踏み込むかどうかは、相手に寄る。
有場純一郎:「こちらは遠犬さん。動物の姿で行動するエージェントです」
遠犬:「伝令役の遠犬だ。今回は補佐だが、よろしく」
兼光結:「兼光結。アンタの認識通り岳舎町のチルドレンよ。よろしく」
遠犬:(あの町も色々と剣呑な噂があるが、今回は関係ないか)
有場純一郎:「レジャーを楽しむ格好だと、一般の方から絡まれるかもしれませんし」
有場純一郎:「そういう意味だとお二人共、泳ぎに専念してもおかしくない装いにまとめてらっしゃいますね」
兼光結:「仮にも任務中に、一般人相手に時間割きたくないもの。当然よ」
星野まいる:「あ、そういう考え方が」特にナンパされ慣れてないのでそういう発想がない
遠犬:「そこは、有場が甲斐性を見せてガードするんだろう」
有場純一郎:「えぇ。そうなった時の備えが僕たちです。存分に使ってください」
遠犬:肩を竦めるような仕草。すこし揶揄うような声色も含む。
兼光結:「ま、星野辺りは特にそうした方が良さそうね」
有場純一郎:その揶揄自体も戯れとして受け取る。
星野まいる:「頼りにさせてもらいます」
有場純一郎:「えぇ。出来るだけ単独行動は避けて僕か……っと」
有場純一郎:こちらに近づいてくる気配を感じる。
水無川枝垂:「それと、皆様。水分補給にもご注意ください」
水無川枝垂:声は背後。コテージの机の前に、するりと入り込んでいる少女がいる。
水無川枝垂:そこに、大きめの荷物を下ろしながら。
有場純一郎:「あれ………」想定していた場所と違う方面から声が聞こえて振り返る。
水無川枝垂:「皆様、遅くなり申し訳ありません。本日の監査の名義人となっております、水無川空輸代表の枝垂と申します」
有場純一郎:「っ、と」
有場純一郎:少々面食らう。
遠犬:「いつの間に」
水無川枝垂:「先に、回る予定地の確認をしておりました」
水無川枝垂:普段着と印象の変わらない、墨色の水着。
兼光結:「なるほど。地理を把握してる人間が居る方がやりやすいし助かるわ」
有場純一郎:「失礼しました。ご無沙汰しております、水無川さん。本日はよろしくお願いします」
水無川枝垂:セパレートだが、チューブトップのビキニから伸びる細い帯が、締めるようにウエストを交差して、下に回っている。
水無川枝垂:身体の薄さを覆い隠すような、露わにするようなクロスライン
有場純一郎:記憶にある意匠を残しつつ、水辺に合わされた水着からは日常と非日常の重なりを感じる。
水無川枝垂:「有場さま、お久しぶりです。遠犬さまと……兼光さまと、星野さまでよろしかったですか」
星野まいる:「はい。星野です。よろしくお願いします」
兼光結:「ええ、よろしく。あともう一人、茅嶋がまだ着替えてる最中よ」
水無川枝垂:鞄から揃えて取り出すのは、一見は水質検査の道具のような、レネゲイドチェッカー。
水無川枝垂:「本日はよろしくお願いします。先も伝えましたが、長期の活動になりますので」
水無川枝垂:「水分補給などに気を付けて。楽しんで頂けたらと思います」
有場純一郎:「はい、お手数をおかけします、水無川さん。その姿も素敵ですね」
有場純一郎:「貴方も楽しめるように尽力いたします」
有場純一郎:会釈程度に頭を下げる。
水無川枝垂:「まあ、有場さま」ストレートな褒め言葉に小さく笑う。「ぞうも、有難うございます。貴方も、とても魅力的ですよ」
有場純一郎:「ありがとうございます。ただ、以前もお伝えした通り」
有場純一郎:「あんまりおだてられると、調子に乗ってしまいますのでお手柔らかに」
有場純一郎:少し眉を下げて苦笑する。
水無川枝垂:「ふふふ。……そういえば、茅嶋さまも来られていると聞きました」
有場純一郎:「はい、これであと一人です。情報共有は集まってからとして……」
有場純一郎:「茅嶋くんも既に着替えてるでしょうし、そろそろかな?」
有場純一郎:更衣室には居なかったけど、と腕時計を見る。
茅嶋伊鈴:「お待たせいたしました」声がして、一拍。
茅嶋伊鈴:上と下に分かれた黒色の上質な布地に、それぞれ白のフリルがついたシンプルかつガーリーなビキニ。
茅嶋伊鈴:胸の中央には普段つけているネクタイと同じ色のリボンをあしらっている。
茅嶋伊鈴:普段あまり見て取ることのない、女性らしい体のラインが表れていた。
水無川枝垂:「ご無沙汰しております、伊鈴さま」
茅嶋伊鈴:「はい。お久しぶりです、枝垂。またお会いできて嬉しい」
水無川枝垂:にっこりと、心なし普段より笑みを深めている。
水無川枝垂:「素敵な水着ですね。ご自分でお選びに?」
茅嶋伊鈴:「はい。オーダーメイドというやつですね。普段と変わらない心持ちで着られるものを、と」
有場純一郎:「─────」「?」
有場純一郎:時計から目を上げて、確認する。
遠犬:「また綺麗どころが揃ったな」
有場純一郎:《イージーフェイカー:帝王の時間》
有場純一郎:─────しかし、緊迫した状態では使用できない。
遠犬:「責任重大だぞ、有場。……有場?」
星野まいる:「有場さん……?」
有場純一郎:「あ、ええと……」
茅嶋伊鈴:「…?どうかしましたか、純一郎」
有場純一郎:「そ、そうですね。遠犬さんの言う通りです」
兼光結:「……まさか、茅嶋の事気づいてなかったとか?」
有場純一郎:「いえ、なんでもありません。ありませんよ、茅嶋く……さん」
有場純一郎:「…………」
兼光結:先程茅嶋君と呼んだのをバッチリ聞いていた。
茅嶋伊鈴:くす、と口元に笑みを浮かべる。
有場純一郎:額に汗が流れる。
有場純一郎:「…………申し訳ございません!」頭を下げる。
茅嶋伊鈴:「ふふ。いいんですよ、顔を上げてください」
茅嶋伊鈴:「なにせ私も普段は謎の美少年で通していますから」
茅嶋伊鈴:「無理からぬことです」
有場純一郎:「……はい、失礼しました」
水無川枝垂:「見事に通されたわけですね、ふふ」
有場純一郎:「てっきり、男女バランスを整えた人選なのかと」
有場純一郎:「ぐっ……」知り合いに見られたことで羞恥の感情が沸く
遠犬:「エミルにそこまでの余裕は無かったろうな」
有場純一郎:「確かに……」
有場純一郎:目にクマを作っていた姿を思い出す
有場純一郎:「……失礼しました。茅嶋さん。しかし、その水着のデザインもお似合いですね」
有場純一郎:「見間違えていたとは自分が信じられません」
有場純一郎:コホン、と少しバツが悪そうに言う。
茅嶋伊鈴:「ふふ。ありがとうございます。頑張って考えた甲斐がありました」
茅嶋伊鈴:「今日は少しだけ、謎の美少女でいますから」
茅嶋伊鈴:「よろしくお願いしますね?純一郎」
茅嶋伊鈴:首を軽く傾げて上目遣い。
有場純一郎:「んん……!はい、よろしくお願いします」
有場純一郎:「この気温に日差しもありますから、女性に無理をさせるわけには行きません」
有場純一郎:「どうぞ皆さんも、お気軽にお使い下さい」
有場純一郎:と、慣れた仕草で皆に言うが、どこか平静を装うための照れ隠しが混ざっていた。
水無川枝垂:「では、皆様、コテージの中へ。チェッカーおよびチェックポイントについて、簡単に説明をさせていただきます」
水無川枝垂:「皆様に後余裕があれば、歓談なども是非に」
水無川枝垂:と、屋根の下へと案内する。



GM:シーン終了! 調達とロイスが可能です。
茅嶋伊鈴:ロイス取ります
茅嶋伊鈴:友人/水無川枝垂/また会えて嬉しい:○/劣等感/ロイス
有場純一郎:「水無川枝垂 ○P信用/N羞恥」「茅嶋伊鈴 ○P驚愕/N陳謝」 この2つ取っておきましょう。
茅嶋伊鈴:同行者/有場純一郎/興味:○/キャラ被ってないか心配/ロイス
茅嶋伊鈴:ロイスはこれで…
星野まいる:有場純一郎/○紳士的/不安/ロイス で取得。
茅嶋伊鈴:調達どうするかな
兼光結:こっちはロイス一回保留かな 調達はアームドスーツ狙いで
茅嶋伊鈴:やっぱ定番のボディーアーマーでしょう
兼光結:能力訓練:社会使って判定します 器物使いの効果も乗せて
有場純一郎:火力のためにボルトアクションライフルを狙います
星野まいる:保島トロピアマリンパーク/○尽力/未知なので不安/ロイス も取得!
兼光結:5dx+1>=15
DoubleCross : (5DX10+1>=15) → 7[2,2,5,5,7]+1 → 8 → 失敗

有場純一郎:2dx+4>=15
DoubleCross : (2DX10+4>=15) → 10[8,10]+10[10]+9[9]+4 → 33 → 成功

有場純一郎:!?
兼光結:無理 以上
兼光結:出目ヤバ
星野まいる:UGNボデマねらいまーす
星野まいる:すご
有場純一郎:ツインライフルになりました
茅嶋伊鈴:やばい
有場純一郎:アンチマいけたな
茅嶋伊鈴:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 8[6,8]+1 → 9 → 失敗

星野まいる:2dx+2>=12
DoubleCross : (2DX10+2>=12) → 10[9,10]+8[8]+2 → 20 → 成功

GM:すご
茅嶋伊鈴:財産全ツッパほどでもないや。失敗!
星野まいる:やったー!装備します


◆Middle02◆

GM:では本日の再開していきましょう 水着セッション第2回!
GM:ミドル2です。シーンプレイヤーは有場くん。他は自由!
GM:出る人は侵蝕率を振って下さい
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (40 → 43)
兼光結:兼光結の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (45 → 49)
星野まいる:星野まいるの侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (46 → 56)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (53 → 57)



情報収集
【トロピアマリンパークについて】情報:噂話 難易度6
【使われたレネゲイド技術について】情報:UGN 難易度7
【トロピアマリンパークの噂について】情報:噂話orUGN 難易度9
【特殊調達判定:本日限定浮き輪(戦闘用着ぐるみ相当)】調達 難易度7

有場純一郎:かわいい調達がある
GM:特殊調達判定は読んで字のごとく、通常の調達判定とは別個に行なえ、調達難易度も低くなっているお得項目です。
GM:ただし情報は出てこないので、余ったら手を出して下さい。
有場純一郎:はい。
茅嶋伊鈴:浮き輪〜
兼光結:なるほど
星野まいる:ふむ
有場純一郎:全員社会2だし、技能別でよさそう。星野さんに噂の9行ってもらうのが良さげ
星野まいる:そうかも
茅嶋伊鈴:UGN固定値2あってコネあるので4個
有場純一郎:一応調達は僕が4あるので、UGN2の茅嶋さんが技術、噂話素振りでトロピアを兼光さんでどうでしょ。
兼光結:器物使い使うので3個増えて5個になるし多分行けます
有場純一郎:えらい
茅嶋伊鈴:じゃあ技術行きましょう
有場純一郎:僕は開けられなかったところか調達に備えます
茅嶋伊鈴:それでは情報:UGNで使われたレネゲイド技術について、行きます
茅嶋伊鈴:コネ起動。
星野まいる:【トロピアマリンパークの噂について】噂話でコネ:噂好きの友人使って振ります!
茅嶋伊鈴:4dx+2>=7
DoubleCross : (4DX10+2>=7) → 4[3,3,4,4]+2 → 6 → 失敗

兼光結:トロピアマリンパークについてを能力訓練と器物使いの効果使って振ります
茅嶋伊鈴:お前・・・!
星野まいる:4dx+4>=9
DoubleCross : (4DX10+4>=9) → 10[1,5,10,10]+10[6,10]+3[3]+4 → 27 → 成功

茅嶋伊鈴:財産1使います…
星野まいる:めっちゃわかった
茅嶋伊鈴:あっすごい
有場純一郎:噂好き。
兼光結:5dx+1>=6
DoubleCross : (5DX10+1>=6) → 8[2,4,5,5,8]+1 → 9 → 成功

茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の財産を1(→ 1)減少 (3 → 2)
有場純一郎:皆さんベリーグッドですね。僕は浮き輪買ってみます
有場純一郎:2dx+4>=7
DoubleCross : (2DX10+4>=7) → 10[10,10]+10[5,10]+4[4]+4 → 28 → 成功

有場純一郎:さっきから調達が本気
兼光結:買い物上手すぎる
茅嶋伊鈴:やばすぎる
GM:有場くん絶好調ですね
GM:そんなに水着美女にいいとこ見せたいんですか
茅嶋伊鈴:おまけしてもらったのかな
有場純一郎:見せたくない男子がいるんですか?
茅嶋伊鈴:イケメンすぎる
GM:こ、こいつ
GM:では情報項目を出していきますね~
有場純一郎:ふふ…

【トロピアマリンパークについて】
 郊外の保島市にオープンした、複合型プールレジャー施設。
 "本物の南国リゾートの再現"が売り文句で、プール系アトラクションと同規模の植栽面積が特徴。一部の学者がみたら驚くような希少な木々もあるらしい。
 マスコットキャラのトロピーとは記念撮影も可能。数がやたら多く、五分歩けば一体は出くわす。

GM:その2

【使われたレネゲイド技術について】
 エミルが選定した園内のいくつかの箇所でレネゲイドチェッカーを使い、RV残留率を調べていく必要がある。
 事前調査では、モルフェウス影響建築は、基本的に施設の細部や末端部に集中しており、重要施設には使われていない……はずとのことである。
 作業にあたった数名のオーヴァードは、会社への忠誠心からか未だに作業中のことについて語りたがらないらしい。

GM:その3

【トロピアマリンパークの噂について】
 豊富な植物群による見通しの悪さや、評判の大きさに比例して、いくつかの怪しげな噂も流れている。
 曰く「パークの面積がだんだん広がっている」「水中に見たこともない生き物が居た」「トロピーが増殖しているのを見た」「開発途中で責任者が行方不明になっている」など。
 もちろん、悪ふざけやUGNの隠蔽工作も含まれていると思われる。

有場純一郎:妙に力はいった施設だなぁ。
有場純一郎:あ、先程の浮き輪を茅嶋さんにパスしておきます
茅嶋伊鈴:いただいて、着ます。行動値は2に。
GM:はあい。
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴のイニシアチブを2(→ 2)に変更 (3 → 2)
有場純一郎:行動-1、装甲+12、ドッジ-1の浮き輪です
GM:浮き輪っていうか、あれですね。フロート
GM:あのシャチ型とかがよくあるやる
兼光結:ああー
有場純一郎:あーね
茅嶋伊鈴:ああ、乗れるやつ…
有場純一郎:装甲かったい
GM:丈夫だから……。では、ロールに入っていきましょう。



GM:.
GM:.
GM:――――――――――――ごぽ、ごぽん。
GM:空の雲まで見えるような、澄んだ水。
GM:パーク内にある、プール施設の一つ。どこかにあるプロペラで僅かに流れがついている。
GM:底は、無骨なタイルではなく、柔らかな砂が敷き詰められている。
水無川枝垂:「…………」 水中にて。ハンドサインで、方向を示す。
茅嶋伊鈴:頷き、ハンドサインに応えて、その方向に向かう。
水無川枝垂:壁際に沿って。片手には、サイリウムにも似た細長い棒を持っている。
水無川枝垂:うっすら青く光っている。青く光る間は、残留RVは危険域にないということだ。
水無川枝垂:危険域のレネゲイドを感知した場合、赤く光る。そういう説明が行なわれた。
茅嶋伊鈴:(今のところ、特に問題はなし、ですか)
茅嶋伊鈴:肺が動かないため、泡を吐き出すこともない。
茅嶋伊鈴:時々は水面に上がり、ただ息を止めているだけに見せている。
有場純一郎:4つの青い光を視界に収めつつ、広がる範囲の一番外側に位置する。
有場純一郎:流れる水に合わせて、他の客が紛れないように気を配るポジション。
星野まいる:(危険域じゃなくてよかった……)作業のたびに安堵する様子を見せている。
兼光結:茅嶋と理屈は違うが、こちらも望めば息継ぎ無しで長時間潜水可能。
兼光結:そのため率先して深部や入り組んだ地点の調査を行っている。
有場純一郎:水無川さんの先導に従って、時折カバーしきれない箇所を最後尾で青く照らしながら進んでいく
水無川枝垂:皆の様子を確認しつつ、先導を続ける。長い三つ編みが背後に流れる。
水無川枝垂:やがて、緩やかに一周する。壁を撫でる光は青いまま、異常なし。
水無川枝垂:背後を振り向いて、上を指さす。
水無川枝垂:ここの調査は終了です。上がりましょう。
有場純一郎:了解の意を示す。
茅嶋伊鈴:こちらも了解のサインを出す。
兼光結:一つ頷いて浮上の体勢に移る。
星野まいる:大きく頷いて、上がろうとする。
GM:ざぱあ、と水が大きく波立つ。5人の姿が、水面に出る。
水無川枝垂:「っふう……」
茅嶋伊鈴:「………ふー………」わざとらしくない程度に、大きく息を吐く。
遠犬:「おっと、お帰り。異常はないか」 プールサイドから遠犬が声をかける。
有場純一郎:額に張り付く髪を手で後ろに回す。「このエリアは問題ないようです」
兼光結:「流石にプール内は気を配ってあるのかもしれないわね。事故が起きたら一番シャレにならないもの」
有場純一郎:「えぇ。施設としても目玉ですし、能力の力を借りるより前に施工していそうです」
兼光結:プールサイドへ上がりながら、括った髪を緩く絞り水滴を落とす。
有場純一郎:プールサイドに登り、登ってくる女性たちに手を貸す。
茅嶋伊鈴:「その辺りは流石に弁えてらしたということですか」
茅嶋伊鈴:「ありがとうございます、純一郎」
有場純一郎:「いえ。当然のことですから」
有場純一郎:「この分だと能力に頼るとしても、メインの場所ではないかもしれませんね」
水無川枝垂:「皆様、こちらへ」 木陰の休憩スペースを指差す。
星野まいる:「そうですね……その可能性はありそうです」
水無川枝垂:「調査が続きましたし、少し休憩としましょう。聞いた話もあるでしょうから」
兼光結:「そうね。一度情報を共有しましょうか」
茅嶋伊鈴:「はい。それが宜しいかと」
遠犬:クーラーバッグを咥えて持ってくる。
有場純一郎:「えぇ、水無川さん。皆さんも先に座っていてください、なにか飲み物買ってきます」
有場純一郎:「っと、流石遠犬さん」
遠犬:「いや、これで尽きた。補充たのむ」
茅嶋伊鈴:「あ、私の分はお構いなく」
有場純一郎:「了解です、では適当に」女性陣にペットボトルを配ったあと、空のクーラーを抱えて売店でいくつか購入して戻ってくる。
水無川枝垂:「有難うございます、有場さま、遠犬さま」
兼光結:「ありがとう」 受け取ったスポーツドリンクを一口煽って。
茅嶋伊鈴:「頼りになる男性陣で助かりますね」
星野まいる:ペットボトルのキャップを開けて飲み、一息つく。
有場純一郎:「恐縮です」プラカップに氷とミネラルウォーターを入れて遠犬の分も用意。
有場純一郎:「水の中だと、水分の不足を見落としやすいですから」
星野まいる:「はい、助かります。有場さんはすごく手慣れている感があって安心できます」
茅嶋伊鈴:「ええ、本当に。私も見習わなくては」
有場純一郎:「そこは普段、鍛えられているもので」困ったように笑う。
兼光結:「そこが鍛えられる普段ってどんなのよ」
有場純一郎:「人並みに……ほら、人は理想の姿を追い求めるものですから」
水無川枝垂:「伊鈴様は、見習わなくては、になるのですね」
水無川枝垂:「伊鈴様らしいですが」含むように笑い、ミネラルウォーターを飲む。
茅嶋伊鈴:「ふふ、少し面映いですね、枝垂に言われると」
有場純一郎:身内の知り合いとして『普段』を知っている水無川さんが言及しなかった事に謝辞を心に秘めておく。
水無川枝垂:有場さんに微笑みを一瞬向けつつ。「それでは、皆さま。この施設について、どのように思われますか?」
有場純一郎:その微笑みに込められた意味を少し考えつつ。「施設としては、かなり力の入ったレジャー施設に見えます」
有場純一郎:口火を切り、他の女性陣の意見を待つ
兼光結:「その力の入り具合の一環か知らないけど、随分珍しい花があったわね」
有場純一郎:「確かに自然も多いですよね。花、お詳しいので?」
兼光結:「詳しいって程ではないけど。見た限り、本州じゃ自生してないものもかなり植えてあったから」
兼光結:丁度手近の木を指して 「アレとか、確か日本じゃ沖縄にしか分布してないアダンの木じゃないかしら」
有場純一郎:「あぁ。たしか、パンフレットの売り文句にもありましたね」
茅嶋伊鈴:「本来であれば生育できない植物も含まれているわけですね」
水無川枝垂:「どこまでが企業努力で、どこまでが流出技術か」
水無川枝垂:「悩ましいところではありますね」
有場純一郎:「施設の維持を前提であれば、気温と湿度は調整出来ますからね。植物園のように」
有場純一郎:「屋外で、となると多少難易度は上がるでしょうが…」
遠犬:「当の作業オーヴァード員達から詳しく話が聞けなくてな」
有場純一郎:「ほう?」
遠犬:「使われていそうな箇所の推測は立てて、こうして虱潰しってわけだ」
茅嶋伊鈴:「細部に使われてるかもしれない、という話でしたね」
水無川枝垂:「ええ。企業への忠誠心……使う側からすれば有用ですが。こうして相手に回すと手が掛かります」
茅嶋伊鈴:「先ほども推測された通り、重要な施設には使われていないだろう、とのことでした」
兼光結:「使う側の視点がある辺り流石、というべきかしら」
有場純一郎:「誰かに忠誠を誓ってる人にアプローチするのは手間が掛かりますからね…」
星野まいる:「話が聞ければ一番手っ取り早いですけど、そうもいかないというわけですね」
茅嶋伊鈴:「別の方向からアプローチする必要があるかもしれませんね」
水無川枝垂:「従ってもらわなければ、経営はできませんから」と答えつつ。「星野さまは如何ですか。」
水無川枝垂:「先程、駆け抜けてきた同年代の方に、囲まれていたように記憶していますが」
星野まいる:「あ、そうですね」
有場純一郎:ナンパよけも任務だが、悪質な声掛けでなければ出しゃばる必要もないと対処を任せていた。
遠犬:「友達と勘違いした高校生の集団が、しばらく話して、勘違いと去っていってたな」
星野まいる:「はい……少し困惑しましたが。勘違いとわかって良かったです」
星野まいる:「あ、そのときなにか噂話について語っていましたね」
有場純一郎:「私服と水着ではイメージ変わりますからね」
有場純一郎:「おや、どのような?」
星野まいる:「トロピーが増殖しているとか、開発途中で責任者がいなくなっているとか……そういう怪しい類の噂です」
茅嶋伊鈴:「ふふっ」トロピーが増殖している、でウケた。
有場純一郎:「トロピーというと、あのマスコットですか。確かに多いですね」反対のプールサイドでチェキしている。
兼光結:「……確かに行く先々で見かけはしたけど」 ウケてる茅嶋の横で呆れ顔。
トロピー:(トットロ~! 本日はご来場ありがトロピ~!)
トロピー:そういう声がプールサイドの反対側から聞こえてくる。
トロピー:手足が生えて二足歩行する巨大パイナップルのぬいぐるみだ。
茅嶋伊鈴:「今まさにあちらにいらっしゃいますね」
有場純一郎:「あぁ……先程の話にもありましたが、植えられた植物であまり見通しが効きませんからね」
有場純一郎:「ああして園内を見回っているのかもしれません」
星野まいる:「あ、なるほど。職員の見回りも兼ねていることもあるかもしれない、と」
星野まいる:「お客さん多いですものね」
有場純一郎:「はい。増殖というのも、そのための増員を目撃した可能性もありますね」
水無川枝垂:「愛嬌があって、よいデザインかと」
茅嶋伊鈴:「…と、すると今まさに何か問題が発生しているかもしれない、と」
兼光結:「あり得るわね。そもそも、建物全体にレネゲイドが絡んでるとなると何が起きてもおかしくないもの」
トロピー:「トットロ~! 水に入る前は準備運動するトロ~!」
有場純一郎:「ピークに合わせた増員か、問題かはわかりませんが……そうですね。何かあると想定したほうが、いざという時の対処は出来ます」
有場純一郎:「開発途中の責任者の失踪……については初耳ですね。水無川さんはなにかご存知で?」
水無川枝垂:「いえ。それは初めてです」
水無川枝垂:「オーヴァード作業員については、流石にそこは名簿に残っていましたので」
水無川枝垂:「エミルさま達の調査の時点で、間違いなく全員を保護しています」
茅嶋伊鈴:「噂は噂、なのでしょうか」
遠犬:「その『保護』自体が失踪と勘違いされた可能性もあるかもな」
有場純一郎:「あぁ」
茅嶋伊鈴:「なるほど」
有場純一郎:「作業に携わった『責任者』たちですね、たしかに」
星野まいる:「ありそうですね」
水無川枝垂:「今の時点では断言はできませんね。心に留めておきましょう」
有場純一郎:「えぇ。もしそうならば、あの高校生たちの情報収集力も中々ですね」冗談の声音で口にする。
兼光結:「その子達の噂、他に気になるような話は無かった?」
星野まいる:「パークの面積が広がっている、とか水中に見たことのない生き物がいた、あたりですかね」
茅嶋伊鈴:「なにかどっちも『ありそう』と言いますか…」
星野まいる:「レネゲイドを絡めると、ありえなくはなさそうなのが怖いところですね……」
遠犬:「茅嶋の言うとおりだ。お化け屋敷でも併設されてるのか、ここは……?」
有場純一郎:「噂と言うか、仲間内のゴシップに近いですね」
有場純一郎:──水中で人魚と見紛えた、とかではなく?などという軽口は相手を選ぶな。とミネラルウォーターを口に含んで飲み込む。
兼光結:「企業側やUGNが流した隠蔽工作の線もありそうね。どっちも確認が取りづらい噂だもの」
兼光結:「客側が個人で検証するには手間がかかるし、仮にそれを実証したところで真に受けるヤツは少ない」
有場純一郎:「程よく大げさで、真面目に検証しないラインの噂ですね」
兼光結:「そういうこと。問題は、アタシたちがそれを真面目に検証しないといけない立場ってところだけど」
水無川枝垂:「ひとまずは、こちらの作業を続けてください」 チェッカーを示す。
水無川枝垂:「気を抜けとは言えませんが、張り詰めすぎると、周りからも不審に見られてしまいます」
有場純一郎:「えぇ。僕たちの行動が、新たな噂になるわけにも行きません」
茅嶋伊鈴:「ですね。真面目に構えすぎる必要はないと思います」
茅嶋伊鈴:「今の私たちは客でもあるわけですから」
星野まいる:「遊ぶのが任務内容、みたいな話されましたものね」薄く微笑む。
茅嶋伊鈴:「多少力を抜いてもカバーできる人員は揃っていますし」
有場純一郎:クーラーボックスに用意されていた、ラムネ状の塩分タブレットを皆に配る。
有場純一郎:「せっかくのロケーションです。僕たちも施設を満喫し、その結果として解決を目指しましょう」
兼光結:「……任務とプライベートははっきり分けたいんだけど。今回に関しては仕方ないか」
兼光結:「出来る範囲で楽しむことにするわ」
茅嶋伊鈴:「オンオフがかっちりしているんですね。羨ましいです」
茅嶋伊鈴:「…はい。一緒に楽しんでいきましょう、ね?」



GM:シーン終了! 調達とロイス可能です。
有場純一郎:ロイスは一旦保留かな
星野まいる:茅嶋伊鈴/○連帯感/劣等感/ロイス
兼光結/○連帯感/劣等感/ロイス で取得!

茅嶋伊鈴:ロイスはまだ一歩かな
兼光結:ロイスは有場君に〇連帯感/不信感で 気配りされすぎてなんだコイツと思ってる
有場純一郎:そんな…
茅嶋伊鈴:www
有場純一郎:気配りを自覚させてしまうとは……
有場純一郎:自分用のきぐるみ狙っておこ
有場純一郎:2dx+4>=14
DoubleCross : (2DX10+4>=14) → 7[3,7]+4 → 11 → 失敗

茅嶋伊鈴:応急手当てを一応買っておきます
有場純一郎:財産入れてもダメだ。以上です
茅嶋伊鈴:2dx+1>=8
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 6[1,6]+1 → 7 → 失敗

兼光結:ならこっちでも着ぐるみ狙ってみよう
茅嶋伊鈴:なんで…?
兼光結:GMに質問なんですけど、能力訓練って1シーン1回という制限がありまして
兼光結:この場合、情報収集に使ったシーンの終わりの購入判定には使えないって解釈になりますか?
GM:そうですね、情報と調達は同じシーン内って扱いです
兼光結:はーい じゃあ素振りしよ
兼光結:2dx>=14
DoubleCross : (2DX10>=14) → 10[9,10]+9[9] → 19 → 成功

GM:基本的に調達はシーン内でいつでもしていいのをラストに回しているだけという解釈
GM:いらないじゃん
有場純一郎:wwww
有場純一郎:購入が上手いなぁ
兼光結:買えたわ 有場君にパス
有場純一郎:あっ、ありがとうございます。
星野まいる:どうしようかな、ブルゲチャレンジ
有場純一郎:装備。ぷかぷか浮く
星野まいる:2dx+2>=20
DoubleCross : (2DX10+2>=20) → 4[2,4]+2 → 6 → 失敗

星野まいる:だめでーす
GM:はあい、では終了


◆Middle03◆

GM:ミドル3。シーンプレイヤーは有場さんですが全員登場推奨。
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (43 → 48)
星野まいる:星野まいるの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (56 → 65)
兼光結:兼光結の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (49 → 57)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (57 → 67)
茅嶋伊鈴:なんで?
GM:めちゃくちゃ良い空気吸ってる奴が一人居る……
GM:では



スタッフ:「トロピアスライダー、最後尾はこちらでーす!」
トロピー:「トットロ~! 順番を守って一列に並ぶトロよ~~~!」
GM:敷地の広さから、混雑している場所は入口くらいだったトロピアマリンパーク。
GM:だが、ここだけはその限りではない。園内最大の施設の一つ、プールレジャーの最重要施設と言っても過言ではない
GM:大型ウォータースライダー。
GM:使用するボート。レール。当然そこにも、モルフェウスの手が入っていないかを確認する必要がある。
GM:貴方たちは順番を守って正しく並んでいた。
有場純一郎:「流石、目玉のアトラクションですね。ここまで行列が出来るとは」
有場純一郎:「皆さん、足元気をつけてくださいね」
茅嶋伊鈴:「そうですね。ウォータースライダーと言えば行列ですから」
水無川枝垂:「高低差は国内1、2位を争うとのことで」
星野まいる:「そんなになんですね……」楽しみそうでもあり、緊張してそうでもある。
有場純一郎:「そこまでとは……皆さんはプールやウォータースライダーには、良く行かれるのですか?」
水無川枝垂:「私は、仕事柄高所には慣れていますが」
茅嶋伊鈴:「小さい頃には、よく」
茅嶋伊鈴:「数年前からは足が遠のいていますね」
水無川枝垂:「むき出しでそこから駆ける経験はあまりありませんね」
兼光結:「特別よく行くって程ではないけど、多少は」
有場純一郎:「仕事柄というと、空輸でしたね。確かにヘリや飛行機とは違うでしょうね…」
星野まいる:「あまりないですね。行かないというわけではないですけど」
兼光結:「そういうのが好きなヤツの付き添いや、潜入先の学校での付き合いでってとこかしら」
茅嶋伊鈴:「結はあまり率先しては行かれないのですね」
有場純一郎:「確かに、ふと思い立って行く場所でもありませんか」
兼光結:「まあね。それに、こういう場所って面倒なヤツ多いから」
兼光結:「せっかくの休日なら、水を差されない過ごし方をしたいでしょ」
星野まいる:「やっぱり美人さんだから絡まれることが多いのでしょうか」
有場純一郎:「道理ですね。普段はどのような過ごし方を?」
スタッフ:「次の方お願いしまーす!」
有場純一郎:「……おっと、花を咲かせるのは後のほうが良さそうですね」
星野まいる:「はい、順番ですね」
チャラそうな客:「おい、見ろよあそこ。すげえ美人ばっかり」
有場純一郎:「えぇ。行きましょう」
有場純一郎:「……慣れてない施設ですから、上に登って不安を感じたら無理はしないでくださいね」
チャラそうな客:「うわ、ホントだすげえ。なんだ、あんなのに囲まれてる太え男は……!」
茅嶋伊鈴:「大丈夫ですよ」
茅嶋伊鈴:「私が守りますので。何かあっても、ね」
チャラそうな客:「くそっ、なんであんな銀髪長身の引き締まった身体の紳士然とした男に、あんな美少女たちが……!」
チャラそうな客:「妥当だわ」「せやな」「見送るしかねえ」「せやな」
有場純一郎:「おっと」眉を愉快そうに動かす。
有場純一郎:「出遅れてしまいました。僭越ながら、僕も助力いたしましょう」
有場純一郎:不測の事態に備えつつ、階段を最後尾で登っていく。
星野まいる:「ありがたいです。でも、皆さんと一緒なら安心できる気がします」
兼光結:「今更高所程度で怯えるほどやわな神経してないわよ」
兼光結:二人の芝居がかった物言いに呆れたように返しつつ上へ。
スタッフ:「では、しっかり……うわっ美人と美青年……しっかり取っ手に掴まってくださいね!」
スタッフ:「途中で立ち上がったり、身を乗り出したりしないでください!」
スタッフ:「それではいきますよー! 3、2、1……」
茅嶋伊鈴:しっかりと捕まり、他の三人を目に映す。
有場純一郎:大人数乗りの丸いボートに足を折りたたむ。
星野まいる:ボートに慎重に乗り込む。
有場純一郎:「コレなら全員行けそうですね。大丈夫ですか?」
水無川枝垂:「5人乗りで丁度よかったですね」
有場純一郎:乗り込むまで不意に動かないように、片腕をコースに突っ張る
兼光結:「問題ないわ。星野は?」 一番高所が苦手そうだったので。
星野まいる:「あ、大丈夫です。いけます」
水無川枝垂:チェッカーの紐を手首にくくりつける。
茅嶋伊鈴:「皆、問題なさそうですね」
水無川枝垂:その状態で、少し身を伏せるように外周上の取ってを掴んで安定態勢。
茅嶋伊鈴:「暫しの激流、楽しむと致しましょうか」
有場純一郎:「はい。では、行きましょうか」片腕で取手を保持しながら、もう片方を自由に動かせるように緩く取手に添える
スタッフ:「それでは準備OKですね!」
有場純一郎:お願いします、と合図。
スタッフ:「いぃ~ってらっしゃーい!」 ボートを押し込む。
GM:パイプ内を流れる流水に、ボートが乗る。
GM:最初の数秒は緩やかだったが……一つ目の下り坂を越えると共に、大きく加速する!
GM:曲がりくねった道を、ボートがぐらぐらと左右にぶれながら流れていく。
有場純一郎:「っと、急だな……」一番の重心として、左右にウェイトを掛けていく
星野まいる:「ひゃっ」加速にびっくりしつつも、楽しんではいる様子
茅嶋伊鈴:「───…」他の四人から意識は外さずに。それでも、滅多に得られない『感覚』を楽しむ。
水無川枝垂:「これは……っ、想像より……」 跳ねた水飛沫に片目を閉じる。
有場純一郎:「これは、結構、早いですね…っ」
有場純一郎:カーブの度、外側に位置する女性陣側の腕をフリーに。肌には触れないように維持する。
兼光結:特に声を挙げずレールの先を見据えている。こういう時に声を挙げるのはキャラではないので。
有場純一郎:曲がる際に油断するとはみ出した頭がぶつかりそうになるが、肩を先に当てることでガードする。
有場純一郎:バシャンッ 水量が多い場所を通った際に跳ね上げた水が顔を直撃。
水無川枝垂:「あら」
水無川枝垂:「やられ、ましたねっ」
有場純一郎:「えぇ……皆さんと一緒なのを、水に羨まれたみたいですね」
有場純一郎:ポタポタと雫を垂らした。
GM:では、そのように、はしゃいでいた頃。
:『あははー、すごーい!』並列しているコースを滑る客の反応も聞こえていた。
GM:それが、ふっと。途切れるように消える。

GM:知覚判定を行なって下さい。目標値は8。ただし、有場さんと兼光さんは+3の補正がつきます。
有場純一郎:わーい 知覚
茅嶋伊鈴:感覚は……鈍い!
茅嶋伊鈴:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 8[5,8] → 8 → 成功

有場純一郎:3dx+1+3>=8
DoubleCross : (3DX10+4>=8) → 9[2,4,9]+4 → 13 → 成功

茅嶋伊鈴:でも気づいた
星野まいる:2dx+1>=8
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 8[2,8]+1 → 9 → 成功

兼光結:謎の補正は貰ったけど、感覚低いんだよな……
有場純一郎:女性陣みんな一緒だからな…
兼光結:1dx+3>=8
DoubleCross : (1DX10+3>=8) → 10[10]+7[7]+3 → 20 → 成功

有場純一郎:?
兼光結:めっちゃ気付いたわ
GM:???
有場純一郎:クールに周りを伺ってる
茅嶋伊鈴:つよ…

GM:では。周りの声が途切れ。さらに、……流れ落ちる回転と加速が、強くなる。
GM:レールの上が閉じる。ボートは、不自然な挙動で、錐揉み回転気味に流れ始める。
GM:星野さんと茅嶋さんは気付く。
水無川枝垂:水無川の持つチェッカーの色が、緑色に光っている。
水無川枝垂:あらかじめ説明されている。赤以外の輝きは、『モルフェウス以外のレネゲイド影響下にある』ことのサインだ。
星野まいる:「……!」
茅嶋伊鈴:「みなさん、……どうか、体勢を整える準備を」
水無川枝垂:「……っ?」 激しくなった水流に、ボートにしがみついている。
GM:更に、有場さんと茅嶋さんは気付くだろう。
GM:オルクスのエフェクト《猫の道》。レールの空間が僅かにねじ曲げられている。
兼光結:「……嵌められたわね」
有場純一郎:「えぇ。モルフェウスの作成……いえ、オルクスの領域干渉ですか」
有場純一郎:感覚に覚えがある。正しくは、影の中に潜む『相棒』が気付く。
有場純一郎:何かの『危機』を嗅ぎ分ける信号だ。
有場純一郎:「皆さん、振り落とされないように。離れると危険です」
水無川枝垂:「有場さま、兼光さまっ」
水無川枝垂:「どうすればよろしいですか」
兼光結:「有場の言ったように、まずはこれから離れないこと」
兼光結:「どこに繋がって何が居ても良いよう覚悟を決めて、武器を構えておくこと。後は」
兼光結:言いながら、自分もこっそり持ち込んだプールバッグを手元に寄せて。
兼光結:「舌噛まないよう大人しくしてなさい!」
有場純一郎:はは、とその頼もしさに笑みをこぼして。
有場純一郎:「えぇ、僕と兼光さんの方でまず対処を。それと……」
有場純一郎:「この後、何かあったら僕の後ろに」
有場純一郎:「一手は凌ぎます」
茅嶋伊鈴:「それでしたら。私も壁になれますので」
茅嶋伊鈴:「存分にお使いください」
星野まいる:「……!」こくり、と頷き、覚悟を決める。
GM:兼光さんが叫ぶのとほぼ同時。ぐあ、と浮遊感と共に、ボートがレールから飛び出す。
GM:眼下は、今だ特徴的な木々……「トロピアマリンパーク」の敷地のどこかのプールだ。
GM:だが、本来のスライダー出口とは確実に異なる場所だ。待機しているはずの遠犬もおらず……

GM:では、ここで【回避】判定を行なってください。
GM:達成値の低い人から順にもみくちゃの下の方になります。
茅嶋伊鈴:6dx+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 8[2,3,4,5,8,8]+1 → 9 ※着ぐるみ入れると8でした

有場純一郎:きぐるみの重さが仇に!
星野まいる:6dx+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 9[2,3,3,6,8,9]+1 → 10

茅嶋伊鈴:ううっ低め
兼光結:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[1,2,4,7,10]+5[5]+1 → 16

有場純一郎:1dx-1
DoubleCross : (1DX10-1) → 1[1]-1 → 0 (ファンブル)

有場純一郎:ふふ
茅嶋伊鈴:あっ有場くーーーん!!
星野まいる:有場くんー!
兼光結:有場くんーーー!
水無川枝垂:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 4[1,4] → 4

有場純一郎:計算通りです。
GM:有場くーーーーーーん!
GM:では。

GM:ボートがひっくり返る。
GM:水面に投げ出される。
GM:ザッ……………………バーーーン!
兼光結:人に言った側なので当然身構えていた。バッグを片手に体勢を整えながらボートから飛び出す。
星野まいる:「わっ」そのまま投げ出される。落ちても問題ない体勢になることには成功する
茅嶋伊鈴:その次に投げ出される。先の二人を見て大丈夫か確認し、出来るだけ邪魔にならないことを意識する。
水無川枝垂:アクロバットは明確に不得意分野だ。態勢を整えるのは諦め、衝撃に備え、口を閉じて目を瞑る。
有場純一郎:こちらも吹き飛ばされ、体勢を整えようとして。
有場純一郎:《猫の道》《仕組まれた幸運》。『行くべき場所に到達する』。不運にも、そう決定づける能力が無自覚に発動する。
有場純一郎:ボートの取手に手を取られる形で動きが阻害され、「………なるほど」そういうことね。
有場純一郎:そのまま、着地を諦めている水無川さんのクッションとなる位置に移動する。
GM:有場さんは最初に浅瀬に落ち、円形に水飛沫が上がる。
GM:そして、続いて、水無川、茅嶋、星野の三名が、その上に落ちてくる。
水無川枝垂:広げられた腕の上に、折り重なるように落ちる。
有場純一郎:「っ」着地の衝撃を背中で受け止めて、「大丈───、怪我──、っ──」連続で飛沫。
水無川枝垂:「…………っ?」砂や水ではない、思ったより柔らかい感触に、目を開く。
有場純一郎:すっぽりと包むマットレスのように、水無川さんの下敷きになっている
有場純一郎:衝撃で飛ばさないよう、緩く抱きとめる形。
茅嶋伊鈴:その少し脇に、やや遅れて。
茅嶋伊鈴:茅嶋が落ちてくる。両腕を広げ、庇うようにして。
星野まいる:「あっ」かばわれるのを理解して、申し訳無さそうにしながらも落ちてくる。
茅嶋伊鈴:「よっ……と」
茅嶋伊鈴:大丈夫ですか、と声をかけつつ、軽く背を撫でる。
星野まいる:「助かりました……」
兼光結:その更に横。まるでちょっとした段差から飛び降りただけとでもいうように着地。
兼光結:持っていたバッグも置いた後で横に目をやって。
兼光結:「……逆にどうしたらそうなるの?」 積み重なってる四人に。
有場純一郎:他の三人も無事に着地したことに安堵の息を漏らす。
水無川枝垂:「し……失礼いたしました、有場さま」
有場純一郎:「いやあ、お恥ずかしい……と、すみません水無川さん」
水無川枝垂:「大変申し訳ありません、お手を……お身を煩わせました」
有場純一郎:水の冷たさと別の温度を腕の中に感じる。
有場純一郎:「いえ、水無川さんに怪我をさせるわけにも行きませんから」
有場純一郎:「すみません、もう少しスマートにできれば……と、失礼」
有場純一郎:抱き寄せる形だった手を緩める
水無川枝垂:「お恥ずかしい限りで……はい」
茅嶋伊鈴:「あまりかっこよくは出来ませんでしたが……身を張れたので及第点に行くといいな、と……」
有場純一郎:身長差を良いことに、なんとか表情を取り繕う。
茅嶋伊鈴:結の言葉に照れ臭そうに笑いつつ。
水無川枝垂:「これではお姉様がたに何を言われるか、分かったものではありませんね」
星野まいる:「いえ、かっこよかったです」
茅嶋伊鈴:「ふふ。良かった」
水無川枝垂:慌てて、しかし焦りを見せない程度の速度で身を起こす。ずれた水着の袖口を直す。
水無川枝垂:「……皆様、肉体派であられましたね……」
有場純一郎:「……」きゅ、と口を引き結んで「姉さんたちに説明する時は……フォローしてくれると嬉しいですね」
有場純一郎:こちらも、砂を払うというていでその仕草から目をそらす。
有場純一郎:「えぇ。あの状況で怪我がなくて何より」
兼光結:「で、全員落ち着いた?」
兼光結:「それなら早く現状の把握に移りたいところだけど」
茅嶋伊鈴:「ええ、問題なく」
有場純一郎:ぱたぱた、と身を冷ますように羽織ったシャツの裾で風を送る。
水無川枝垂:「はい。お任せください」
有場純一郎:「そうですね。情報をまとめましょう」
水無川枝垂:失態を取り戻すようにすっと立ち上がり、チェッカーを取り出す。
茅嶋伊鈴:「チェッカーが反応していましたね、枝垂」
星野まいる:「緑色だった模様ですが」
水無川枝垂:「はい、確かに。ただし、今はもう光は消えていますね」
有場純一郎:気にしてない様子にこちらも密かに胸をなでおろす。
水無川枝垂:「緑色はオルクスエフェクトです」
有場純一郎:兼光さんに視線を合わせて頷く。
水無川枝垂:「物品に対するモルフェウスのチェック機能のみ前提にしていましたが……」
水無川枝垂:「それを崩す必要がありそうです」
兼光結:有場君の視線にこちらも頷いて。
兼光結:「あのスライダーを滑り降りている最中、オルクスの因子で空間が捻じ曲げられてたのは確認したわ」
兼光結:「残留レネゲイドでどうこうって範囲を超えてるし、もし前もってこんな事象が起きてるなら報告が上がってるはず」
兼光結:「恐らく……というよりほぼ確実に。アタシ達を狙い撃ちでここに放り込んだやつが居るわ」
星野まいる:「そうなりますね……」
茅嶋伊鈴:「敵対的な他者がいる、ということですね」
水無川枝垂:「……パークの敷地内であるのは確かなようです」
水無川枝垂:チェッカーは、現在は光っていない。ここがエフェクトで作成された異空間だとか、地球の裏側ということはない。
有場純一郎:「あくまで、別の場所に出口を移された形ですね」
GM:周囲は、プールこそトロピアの作りを残しているものの。
GM:それよりもずっと、林の割合が多い。マングローブめいた景色が広がっている。
水無川枝垂:「……パーク奥地に、植栽エリアがあったはずです」
水無川枝垂:「星野さまが聞かれた、『パークの敷地が増えている』という噂も、このあたりが由来だったかと」
有場純一郎:「なるほど。植物で位置の把握も困難ですからね」
茅嶋伊鈴:「さてはて。では、噂の真相とやらにお目にかかれるのでしょうか」
有場純一郎:「どうでしょう。ですが、元よりすべて調査する予定です」
星野まいる:「動くにもはぐれたり迷ったりしないように気をつけつつの行動になりますけど、」
星野まいる:「動いてみないことには、ってところですかね」
兼光結:「逸れる、迷うもそうだけど、明確に敵対者が居る以上いつ仕掛けてきてもおかしくないわ」
兼光結:「しかもオルクス能力者の根城で、植物も生えてる。全員いつでも戦えるよう構えておくべきね」
有場純一郎:「えぇ。やることの優先順位が明確になった形ですね」
有場純一郎:「ここからは少々、気を引き締めていきましょう」
茅嶋伊鈴:「はい。問題ありませんとも」
茅嶋伊鈴:「……これでも。いつでも気は張っておりますので」



GM:シーン終了! 調達とロイスが可能です。
星野まいる:ロイスは満杯!
茅嶋伊鈴:取ります!
星野まいる:調達はまたブルゲチャレンジにしようかな……
有場純一郎:「兼光結 ○P感服/N連想」「星野まいる ○P連帯感/N心配」で2枠取得!
茅嶋伊鈴:同行者/兼光結/尊敬/不安:○/ロイス
星野まいる:3dx+2>=20
DoubleCross : (3DX10+2>=20) → 8[1,3,8]+2 → 10 → 失敗

星野まいる:失敗~
兼光結:ロイスは茅嶋さんに〇連帯感/疑問で取って以上
兼光結:購入はアームドスーツチャレンジ
兼光結:このシーンでは使ってないから能力訓練も使おう
茅嶋伊鈴:同行者/星野まいる/庇護:○/不安/ロイス
兼光結:5dx+1>=12
DoubleCross : (5DX10+1>=12) → 8[3,4,4,7,8]+1 → 9 → 失敗

有場純一郎:他の人の失敗したのいこう
兼光結:ダメ!以上
有場純一郎:じゃあアームスーツで
有場純一郎:2dx+4>=12
DoubleCross : (2DX10+4>=12) → 4[1,4]+4 → 8 → 失敗

有場純一郎:揺り戻し来てるな
有場純一郎:以上で!
茅嶋伊鈴:ブルーゲイルチャレンジします。
茅嶋伊鈴:3dx+1>=20
DoubleCross : (3DX10+1>=20) → 7[3,5,7]+1 → 8 → 失敗

茅嶋伊鈴:全然ダメ!以上です。


◆Masterscene◆

GM:.
GM:.
???:「――――来たかァ。石頭共」
GM:真夏の日差しも、そこには届かない。
GM:青く輝く空。白く流れる雲。見上げればそこにあるはずの全てを、ブラインドで遮断する。
GM:四方を、密林に囲まれた、無機質な建物。
GM:デスクトップパソコンを前に、薄着の人影がひとつ。
GM:周りの机に積まれているのは、栄養ドリンクに、冷却シート。
???:「トロピアはまだ完成していない……ああF●CK、納期、納期、納期!」
???:「納期に間に合わない……! くだらない監査なんて相手にしてる暇はないんですよォ……!」
???:ままならぬ衝動に、わきわきと両手を握り込み。
???:「トロピカるほど、ユートピアァ! 以てこれをトロピアと呼ぶ。――そうでしたよねェ、弊社ァ…………!」
GM:高々と叫ぶ言葉に。
GM:背後で蠢く、赤子ほどのサイズの無数の影が、賛同するように蠢いた。


◆Middle04◆

GM:ミドル4
GM:シーンプレイヤーは有場さん。他自由! 登場侵蝕どうぞ。
兼光結:兼光結の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (57 → 59)
星野まいる:星野まいるの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (65 → 66)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (67 → 76)
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (48 → 53)
GM:では。まずは情報収集判定になります。

【現在位置について】 情報:噂話orUGN 難易度8
【オルクスエフェクトの使用者について】 情報:UGN 難易度8
【特殊調達判定:パーク限定ブルーハワイ(ブルーゲイル)】調達 12
【特殊調達判定:羽鳥家の日焼け止め軟膏(応急手当×2)】調達 8

茅嶋伊鈴:現在位置についてやろうかな
星野まいる:あ、
星野まいる:私コネが噂話のほうしかないので
有場純一郎:噂話は星野さんが4だからそっちの方がいいと思う~
茅嶋伊鈴:あっそうなのか
茅嶋伊鈴:じゃあエフェクトの使用者について〜
星野まいる:ありがとうございます
星野まいる:現在位置について調べます。コネ:噂好きの友人使用!
星野まいる:5dx+4>=8
DoubleCross : (5DX10+4>=8) → 10[4,8,9,9,10]+7[7]+4 → 21 → 成功

星野まいる:とてもよくわかった
兼光結:噂通すぎる
茅嶋伊鈴:すごい
有場純一郎:すべての噂を持ってる
GM:噂話マスターなのか?
茅嶋伊鈴:じゃあエフェクトについて、UGNでコネ起動!
茅嶋伊鈴:5dx+2>=8
DoubleCross : (5DX10+2>=8) → 8[1,1,2,8,8]+2 → 10 → 成功

茅嶋伊鈴:まあまあわかりました
有場純一郎:おぉー。順調。
有場純一郎:じゃあブルーハワイを買いに行ってきます
茅嶋伊鈴:気遣いができる…
有場純一郎:2dx+4>=12
DoubleCross : (2DX10+4>=12) → 7[1,7]+4 → 11 → 失敗

有場純一郎:財産1出しておこう
兼光結:こっちは日焼け止め軟膏を買います 能力訓練+器物使い使用
兼光結:5dx+1>=8
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 10[1,1,8,9,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

有場純一郎:有場純一郎の財産を1(→ 1)減少 (2 → 1)
兼光結:めっちゃ買えた
茅嶋伊鈴:おおー
有場純一郎:いっぱいかえてる
星野まいる:やったー
茅嶋伊鈴:わいわい
GM:お見事! では
GM:情報を公開!

【現在位置について】
 トロピアマリンパーク最奥の未開発地区。
 中央を流れる整備途中のプールと、その左右に並ぶ南国植物が目立つエリア。
 開発当初はジャングルクルーズのように、ここをボートで下っていくアトラクションが建造される予定だった。
 だが資金上の難が判明し、計画途中で頓挫したため、現在は封鎖されている。売店も自販機のみだ

【オルクスエフェクトの使用者について】
 UGNは開発に従事したオーヴァード社員の全員を把握している。その中にオルクスやバロールの所持者はいなかった。
 ただし、それは作業開始時点でオーヴァードだった社員のみである。
 作業中に新たに覚醒した社員がいたとしても、それを把握することはできない。
 → 【開発主任について】が解放。次シーンで調査可能。




GM:.
GM:.
GM:流れるプールと、その周囲に生えた南国植物。
GM:だが、植物周りは雑草も多く、プールの流れもさほど滑らかではない。
GM:かろうじて、自動販売の売店と、看板マップがあった。拉致された形だが、今すぐ緊急事態というわけではないことは分かる。
水無川枝垂:「遠犬さまと連絡が取れました。やはり、近隣地ですね」
茅嶋伊鈴:「ひとまず、すぐの危険はなさそうで良かった。体勢を整えられますからね」
星野まいる:「外部との連絡手段が絶たれたわけではないのはほっとしました」
有場純一郎:「あくまで場所を移動しただけ…のようですね」
兼光結:「だとすれば、ここに放り込みたかった理由があるか、ここ以外に来られたくない場所があるかの二択かしら」
兼光結:「そうでなければ自分から尻尾を出すような真似はしないでしょうし」
有場純一郎:「そうですね……周りに人気もありませんし。立入が禁止されている区画、でしょうか」
有場純一郎:「飲み物も調達できますし、あのマップで現在地の辺りも付くでしょうか」
有場純一郎:周辺を見回している。
有場純一郎:自販機に硬貨を入れると反応がある。適当な飲み物を購入しておく。
星野まいる:「封鎖されたプールもあるようですが、建築途中で頓挫したのでしょうか……」
水無川枝垂:「長期の開発計画ですので、ありえる話ですね」
星野まいる:「そうですよね、これだけ大規模となれば……」
茅嶋伊鈴:「……これだけ末端ともなると、スタッフにも把握できていない可能性はありますね」
兼光結:「他に比べて明らかに荒れてるものね。ここまで手が回ってない線は大いにあると思う」
水無川枝垂:「ただ、プールの水流や、自販機が生きているのは妙ですが……」
茅嶋伊鈴:「そうですね……動かされている……」
有場純一郎:「とはいえ、動かさなければ寂れますからね」
有場純一郎:「プールの後からなにか設備を追加する予定だったのかもしれません」
兼光結:「もっと単純な話の可能性もあるんじゃないの?」
有場純一郎:「と、言いますと?」
兼光結:「現在進行形で動かしている誰かがここに居るかもしれない、って話」
茅嶋伊鈴:「……ありえますね」
茅嶋伊鈴:「思い返していたのですが、開発従事者のリスト」
茅嶋伊鈴:「オルクスの所持者はいませんでしたが…考えてみると、作業開始時点でのリストだったんですよ」
水無川枝垂:「それは……つまり」
茅嶋伊鈴:「作業中に覚醒した社員については、ノータッチです。確率としては……ないとは言えませんよね?」
有場純一郎:「……我々の当初の懸念もそこでしたね」
有場純一郎:「レネゲイドの関与した建物からの影響……社員なら、関わる時間も影響も増えます」
水無川枝垂:「我々をここに導いたオルクス能力者は……」 言いかけた、そのときだった。
GM:水際にいた貴方たちの、周囲。森の中から、影がのぞく。
トロピー:「トットロ~」
トロピー:樹木の間に隠れるように、全く隠れられずに覗いている。
茅嶋伊鈴:「トロピーじゃないですか」
星野まいる:「トロピーですね」
有場純一郎:「む」闖入者と女性陣との間に壁を作るように一歩前に出る。
トロピー:「トロ~」「トロッロ」「お客様トロ~」
トロピー:「でも、まだここはオープン前トロ~」「そうトロ~。主任が頑張ってるトロ~」
トロピー:ひょこ。ひょこ。ひょい。ひょこ。
有場純一郎:「失礼、迷い込んでしまったようで……主任?」
GM:樹木の合間から。自販機の裏から。次々と姿を現わす。
茅嶋伊鈴:反対方向を、守るように立つ。
GM:十数体は居るだろうか。
有場純一郎:「この区画の管理者がいらっしゃるので………」話しつつ増殖するそれらを見る。
茅嶋伊鈴:「確かに増殖していたようですね」
兼光結:「噂も馬鹿にしたものじゃないというべきか、事実が馬鹿らし過ぎるというべきか」
トロピー:「出口はあちらトロ~。ごゆっくりお帰りするトロよ」
有場純一郎:「見間違いと言ったのは謝罪しないといけませんね……」知らない学生たちに。
トロピー:「でも」「その前に」「これだけ約束してほしいトロ~」
兼光結:「判断に悩むところね」 皮肉を言いながらバッグのファスナーを開く。
トロピー:「『監査結果は問題なし』。そう報告してくれると約束するなら」
トロピー:「出口まで案内するトロよ~」
茅嶋伊鈴:「どう見ても有り有りでは?」
星野まいる:「それは……」
有場純一郎:「察しの悪い僕でも、わかるように説明をしてくれていますね」
茅嶋伊鈴:「ご覧の通り、というやつですね」
トロピー:「僕たちは何も悪いことしてないトロ~」「一日24時間、労働しているだけトロ~」
トロピー:「これなら何の問題もないトロよ~」
茅嶋伊鈴:「休憩を取ることをお勧めしますよ。過剰労働は事故の元です」
水無川枝垂:「――皆様!」 鋭い声を挙げ、背後に向けて身を捻る。
水無川枝垂:指先に挟んだ赤い飛刀を振り抜いて、藪から接近していた一体の表面を切り裂いている。
兼光結:「不意を打とうとする程度の知恵はある訳ね」
トロピー:その中身は、綿と骨組で出来た着ぐるみ……ではない。
茅嶋伊鈴:「ありがとうございます、枝垂。これだけ数がいると……流石に手一杯にならざるを得ません」
トロピー:本物のパイナップルめいた繊維質の身体が、真っ二つに割られて、消滅していく。
茅嶋伊鈴:その様子を眉を顰めて見る。
水無川枝垂:「従者です」
有場純一郎:「……レネゲイドで編まれた兵士でしたか」
星野まいる:「問題なし、とはとても言えませんね」
トロピー:「トロ~。ナンバー63が消滅したトロ~」「引き継ぎは出来てるトロ?」「ないけど問題ないトロ」
有場純一郎:「となると、文字通りの増殖ですね。術者本体は別の場所で使役してる可能性も高い」
兼光結:「なら、これ以上問答に付き合う理由もないわね。畳みましょう」
トロピー:イージーエフェクト《裸の王様》。それ自体に戦闘能力はない。
トロピー:「トットロ~。見過ごしてくれる気は無いみたいトロ~」
トロピー:「だったら仕方ないトロ~」「主任の言う通り、ちょっとご理解いただくトロよ~」
トロピー:ふ、ふ、ふ。その姿が消えていく。
水無川枝垂:「逃がしませんよ」 まきびし状の飛刀を投げつける。
茅嶋伊鈴:「そうですね。一先ずあちらの方におわかりいただくとして」「然る後に主任にお話を聞きに行くとしましょうか」
トロピー:「トロロ~~~」 ざしゅ、と突き刺さるが、倒すには足りない。傷が再生していく。「やるトロよ~、トロピーの汗と涙の結晶」
トロピー:「【トロピア・プラント】!」そのまま、最後の一体が消える。《瞬間退場》

GM:では、ここで、知覚判定をお願いします。
有場純一郎:3dx+1 知覚
DoubleCross : (3DX10+1) → 7[1,7,7]+1 → 8

茅嶋伊鈴:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 9[9,9] → 9

星野まいる:2dx+1 知覚
DoubleCross : (2DX10+1) → 10[1,10]+9[9]+1 → 20

兼光結:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 10[10]+10[10]+3[3] → 23

茅嶋伊鈴:sugoi
星野まいる:やば
兼光結:コイツマジで出目良いな
有場純一郎:やっば
GM:???
茅嶋伊鈴:ダイス少ない順に回ってない?
有場純一郎:兼光さんが有能であれと神が言ってる
有場純一郎:まいるちゃんもやばいな
有場純一郎:やっぱり女性は強いんですよね
GM:では、下位二名の有場さんと、茅嶋さん。
GM:この二名が対象になります。
有場純一郎:なんと
茅嶋伊鈴:ヒーン

トロピア・プラント:《甘い芳香》。および《マグネットムーヴ》。
トロピア・プラント:プールの中心部の浮島。
トロピア・プラント:その水中から、長い蔓が伸び、あなたたちを襲う!
有場純一郎:「どうやら、数で押してくるつもりは……っ!?」
有場純一郎:「下がって!」
茅嶋伊鈴:「!」
茅嶋伊鈴:気付くのは他の女性陣より遅い。ただ、前に出ていたことが功を奏した。
茅嶋伊鈴:少なくとも、この攻撃に関しては・・・・・・・・・
有場純一郎:そう声をかける時には、他の人は行動を始めている。ので、前に出てその蔓の進路を妨害する。
トロピア・プラント:前に出た二名の腕や身体に絡み、引きずりあげる。
茅嶋伊鈴:「っ……!引き離される…」
トロピア・プラント:それは確かに南国の植物であったのだろう……最初は! だが、何らかのレネゲイド作用に当てられ、強力な活動性能を手に入れている!
有場純一郎:「これは……まずいですね」
有場純一郎:巨大な動物の腕を思わせる膂力で引きずられる。
水無川枝垂:「有場さま、伊鈴さま!」
茅嶋伊鈴:細い腰や脚に巻きつかれて、引き摺り込まれる。
有場純一郎:「こちらはなんとかします!追撃に備えてください!」
有場純一郎:ぐ、と息を詰まらせつつ叫ぶ。

GM:それでは簡易ミドル戦闘に移行します。
GM:捕まった二名は、行動値-6。また、エンゲージが植栽側でのスタートになります。

トロピアプラント 有場、茅嶋

5m

星野、兼光

茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴のイニシアチブを0(→ 0)に変更 (2 → 0)
有場純一郎:行動値2。
トロピア・プラント:トロピアプラントはメジャー行動を行いませんが、特殊能力を持ちます。
トロピア・プラント:『振り回し』戦闘開始時のセットアップ、シーン全員に3d10ダメージ。
トロピア・プラント:『締め付け』クリンナッププロセスごとにシーン全員に2d10ダメージ。
トロピア・プラント:これらは攻撃として扱う。カバーリング可能、リアクション時のエフェクト等も使用可能。
トロピア・プラント:合計ダメージが60を越えると撃破となります。頑張ってね。
トロピア・プラント:以上。
有場純一郎:はぁーい
茅嶋伊鈴:了解!
兼光結:全て理解しました
星野まいる:理解!
GM:ではセットアップ。まず全体ダメージから。
トロピア・プラント:3d10
DoubleCross : (3D10) → 10[2,6,2] → 10

トロピア・プラント:?
茅嶋伊鈴:まあまあ控えめかな?
トロピア・プラント:強制ダメージ。通常攻撃なので装甲有効です。
茅嶋伊鈴:じゃあ着ぐるみだけで弾けるな…
星野まいる:装甲8引いて、HP29で生存!
有場純一郎:こちらも。
兼光結:オートでスネークブレード取り出してガード。器物使いの効果で8まで上がるので2点受けて29です。
有場純一郎:リアクション時にコンボ:【おはよう、相棒】《蒼き悪魔》ガード時、3点反撃
トロピア・プラント:うわっ硬い
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を3(→ 3)増加 (53 → 56)
茅嶋伊鈴:なおガードしています
トロピア・プラント:3点うけます。
有場純一郎:HPダメージが入った場合、コンボ:【私がいないところで私が結婚していた】《喰らわれし贄》シーン中攻撃力+9。
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を1(→ 1)増加 (56 → 57)
トロピア・プラント:では他のセットアップはないと思うので演出に入ります。
有場純一郎:あ、コンボ:【七度寸法を合わせて一度裁断せよ】《原初の黄:活性の霧》ラウンド中攻撃力+9。ドッジ-2D。これを自分に。
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を3(→ 3)増加 (57 → 60)
トロピア・プラント:あっ有場さんがあったね
トロピア・プラント:申し訳ない!
有場純一郎:以上です!

トロピア・プラント:「ザワザワザワ…………!」 奇妙な南国植物が、でたらめに蔦を振り回す!
トロピア・プラント:ばらまかれた鞭のような一撃が水面を、プールサイドを舐めていく。
茅嶋伊鈴:「くっ……」「枝垂!結!まいる!大丈夫ですか!」
茅嶋伊鈴:自らにダメージはない。
茅嶋伊鈴:傷はつかず、付いたとしてもその先から再生している。
星野まいる:「少し負傷しましたが、まだ余裕があります」
水無川枝垂:「こちらは問題ありません。伊鈴さまはご自身のことを」
茅嶋伊鈴:「ふふ。私が大丈夫なことはこの中では貴女が一番ご存知なのでは?」
兼光結:「問題ないわ」 いつの間にか取り出した剣を自身の前で構えつつ答える。
有場純一郎:水中に叩きつけられた後、高く持ち上がる。
水無川枝垂:「ええ、それは。ですが、心配はさせてくださいませ」襲い来る枝を弾きつつ、トロピーが消えた後を調査している。
茅嶋伊鈴:「その気持ち、とても嬉しいです。ありがたく」
有場純一郎:蔦の表面を青と銀の炎が走る。「……水辺だと痛痒にもならなさそうですね」
有場純一郎:ふむ、と雫を落としながら、銀の毛並みの狼が再び影に溶け込む。

GM:ではイニシアチブ。
GM:行動値3……3組
GM:最速が3。間違いありません。行動値最速が3です!
兼光結:相談の結果、こちらから動きます
GM:兼光さんと星野さん。
GM:では兼光さんどうぞ
兼光結:まずはマイナーから。カムトゥルー:縮地Lv4→バックスタブLv3。
兼光結:→シーンの任意の場所に移動、離脱可、1シナリオ4回、白兵攻撃力+15、侵蝕値+2。
兼光結:この効果でトロピアプラントと同じエンゲージに移動します。
トロピア・プラント:きませい
兼光結:そしてメジャー。リアライズ:オールレンジLv1+コンセントレイト(エグザイル)Lv3。
兼光結:→判定D+1、判定のC値-3。トロピアプラントに攻撃。器物使いの効果も載せます。
兼光結:10dx7+1
DoubleCross : (10DX7+1) → 10[1,4,4,4,6,7,8,8,9,10]+10[1,4,5,7,8]+10[5,10]+10[10]+3[3]+1 → 44

トロピア・プラント:ガード。
兼光結:5d10+8+15
DoubleCross : (5D10+8+15) → 30[5,9,3,8,5]+8+15 → 53

兼光結:マジで出目ずっと良いな……
有場純一郎:有能チルドレン
トロピア・プラント:マジでなんなの。
トロピア・プラント:《電磁反応装甲》ダメージ-20。
トロピア・プラント:一枚しかない! 演出どうぞ。
有場純一郎:コイツッ、植物のくせにっ
トロピア・プラント:マグネットムーヴ持ってるし……

兼光結:兼光が構えた愛刀は、ずっと持ち歩いていたプールバッグに忍ばせていたものだ。
兼光結:しかし、プールバッグの全長は明らかにその刃渡りよりも短い。幅と高さは余るほどだが、普通であれば入りようがない。
兼光結:そう、普通・・であれば。
兼光結:じゃら。金属と金属が――鎖が擦れるような音が鳴る。次の瞬間。
兼光結:蔦が纏めて縛り上げられ、その中でも脆いものの幾つかが斬り千切られる。
トロピア・プラント:ひゅんひゅんひゅん。蔦を切り飛ばされながら、自ら懐に飛び込んできた獲物を狙って、更に量を増やした蔦が走る。
兼光結:「遅い」 もう一度金属音を鳴らし、自らを狙った蔦の悉くを蹴散らす。
兼光結:蛇腹剣。普通であれば、ただ斬ることさえ非現実的な机上の空論の産物。
兼光結:それでも、兼光結が握れば。それは間合いと精度と自在性を兼ね備えた柔軟な兵器へ化ける。
兼光結:彼女がそうあれかしと自身と愛刀に課すが故に。
トロピア・プラント:ざらざらざら。
トロピア・プラント:秋の落葉のごとくに、蔦が微塵に切り裂かれ、水中に没していく。
トロピア・プラント:先端の一欠片すら兼光結に届かない。

GM:ではイニシアチブ。星野さんどうぞ!
星野まいる:はーい!
星野まいる:マイナーで《白熱》、素手のデータを変更。攻撃力+5。ガード値4
星野まいる:メジャーで《伸縮腕》《貪欲なる拳》《コンセントレイト:エグザイル》トロピアプラントに攻撃!
GM:どうぞ!
星野まいる:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,2,2,4,4,5,6,6,10,10]+10[9,10]+6[4,6]+4 → 30

トロピア・プラント:ガード。
星野まいる:4d10+5
DoubleCross : (4D10+5) → 11[2,1,3,5]+5 → 16

星野まいる:ひっく
トロピア・プラント:あるある
トロピア・プラント:本当にあるからね……とはいえ生存!
トロピア・プラント:演出どうぞ。

星野まいる:背中から、鋼鉄の腕が複数生えてくる。
星野まいる:体内で製鉄し、加工した異形の腕。先端は鎌のようになっており、鋭い孤を描いている。
星野まいる:その腕を伸ばし、相手の蔦よりもしなやかに、鋭く、そして鋭利に切り刻む!
トロピア・プラント:ばりばりばりばり! 幹が激しく削られる。振り回されていた幹の動きが明らかに鈍くなる。

GM:ではイニシアチブ!
GM:有場さんどうぞ
有場純一郎:はーい
有場純一郎:マイナーでボルト……はエンゲージ同じだから出来ないや。ショットガンスラッグで攻撃します
有場純一郎:メジャーコンボ:【憑灯】《C:ウロボロス》《原初の赤:瞬速の刃》
有場純一郎:8dx7+1
DoubleCross : (8DX7+1) → 10[1,6,8,8,9,9,10,10]+10[2,5,7,7,8,10]+10[2,3,7,10]+10[8,8]+10[8,9]+2[1,2]+1 → 53

兼光結:出目つよ
有場純一郎:回ったねぇ
茅嶋伊鈴:回すじゃん
GM:ひどくない?
トロピア・プラント:ガード!
有場純一郎:女性に手を出したので…
有場純一郎:6d10+5+9+9
DoubleCross : (6D10+5+9+9) → 40[9,4,10,4,8,5]+5+9+9 → 63

有場純一郎:装甲有効です
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を6(→ 6)増加 (60 → 66)
トロピア・プラント:もう一本切り倒せるドン!
トロピア・プラント:だが、こいつのガード値は『緑の鞭』と同等!
トロピア・プラント:ガード値1。何も出来ず撃墜です。演出どうぞ!

有場純一郎:幹へのダメージにより、振り回される速度が遅くなる。
有場純一郎:拘束を解かれた左手で影に触れる。
有場純一郎:とぷん、と水のように黒く波打ち、雫を落として一丁のリボルバーを取り出す。
有場純一郎:「ぶっ」息を吹き入れて銃身の水を吹き飛ばし、回転弾倉をセット。
有場純一郎:ガンガンガン──ガオン。狙いがブレるより早く連射。
有場純一郎:連続した銃声の最初の音が重なり、6発の弾丸が刃によって傷つけられた傷跡に正確に叩き込まれた
トロピア・プラント:「………………!」 それまでだった。
トロピア・プラント:かろうじて再生しようとしていた傷口に、容赦のない追撃が叩き込まれる。
トロピア・プラント:ギリギリギリギリ……と傾ぎ、傾ぎ、傾ぎ。
トロピア・プラント:半ば枯れ落ちながら大樹がプールの中に沈む。
トロピア・プラント:間欠泉のような水飛沫が吹き上がり、周囲に降り注いだ。

GM:戦闘終了です。

茅嶋伊鈴:力を失った蔓からひょい、と降りてくる。
茅嶋伊鈴:「助かりました」
茅嶋伊鈴:「全く、面目ない」
星野まいる:「無事でしたかね……?」
茅嶋伊鈴:「無傷ですよ。ほら」
有場純一郎:撃ちきったリボルバーを再装填する。
茅嶋伊鈴:肌にはその通り、傷一つない。
有場純一郎:「僕もダメージは残っていません。狙いが複数人だったお陰でしょうか」
有場純一郎:「一人だと手間取っていたと思います」
星野まいる:「よかったです」
茅嶋伊鈴:「はい。ありがとうございます」微笑む。
有場純一郎:「お二人の行動が早くて助かりました。お礼を言わせてください」星野さんと兼光さんに軽く会釈。
兼光結:「礼を言われることじゃないわよ。当然の仕事だもの」
兼光結:「それと今回は軽微で済んだからまだ必要ないでしょうけど、今後怪我した奴は申告しなさい。出発前に羽鳥から支給された傷薬が有るから」
星野まいる:「あ、用意が良い……」
兼光結:剣と同じくプールバッグの中に仕込んでおいた。
水無川枝垂:「流石は羽鳥家の方。準備がよろしい」
水無川枝垂:「とはいえ、こういう事態までは想定していらっしゃらなかったでしょうが」
水無川枝垂:水面に残る蔦を拾い上げる。
有場純一郎:「経験が長いと、想定してないことすら想定内、なのでしょうね」
有場純一郎:「その蔦、手がかりだと思いますけど……何かわかりますか?」
水無川枝垂:「いえ。単に……と言ってはなんですが。通常のR変異植物です」
水無川枝垂:「証拠品にはなりますが。……伊鈴さま、有場さま、絡まれた所にお怪我はありませんでしたか?」
水無川枝垂:こうしている残骸でも、かなり硬度がある。
有場純一郎:「こちらは、なんとも。経皮系の毒も警戒していましたが、特に無さそうですね」
有場純一郎:「もう少しガッチリ掴まれていたら危なかったですが、なんとか色々挟みこめました」
茅嶋伊鈴:「ええ、私は大丈夫ですが……毒性があったかどうかは」
有場純一郎:蔦の緩衝にした無骨な腕時計の具合を確かめている。
茅嶋伊鈴:「まあこの程度なら問題ないでしょう」
水無川枝垂:「強靭なのですね……。少し羨ましく思います」
茅嶋伊鈴:「それはもう。ね?」
水無川枝垂:二人を見上げて笑う。
有場純一郎:「そうでなければ、御婦人をお守りできませんので」舞台役者のように大仰に振る舞う。
有場純一郎:「ともあれ、遅効性の可能性もありますから、任務が終わったら検査はしてみます」
水無川枝垂:「そうされてください。……では、私も担当者として、尽力しなければなりませんね」



GM:ではシーン終了。ロイスと購入可能!
有場純一郎:ロイスは満枠!
茅嶋伊鈴:ロイス満枠です!
兼光結:ロイスは星野さんに〇連帯感/心配で取得。
星野まいる:ロイスは満杯!
茅嶋伊鈴:購入どうしよう
茅嶋伊鈴:照準器とか強化素材、誰か必要そうならって感じかなあ
有場純一郎:ホローポイント弾とか買っておこうかな…ボルアクだと必要ないけど、マイナーで+3出来る射撃アイテム。
茅嶋伊鈴:まあこれまで何も買えてないんだけど……
有場純一郎:あっ、さっき取得したブルーゲイルことブルーハワイを茅嶋さんにパスしておきます。
茅嶋伊鈴:パスされます!
有場純一郎:そして自分用にホロポ。
有場純一郎:3dx+4>=10
DoubleCross : (3DX10+4>=10) → 7[5,6,7]+4 → 11 → 成功

有場純一郎:買えた。チャッチャッ
兼光結:こっちはアームドスーツワンチャン狙おう
兼光結:3dx>=12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 7[1,5,7] → 7 → 失敗

星野まいる:購入どうしようかなぁ
兼光結:無理ー 以上!
茅嶋伊鈴:強化素材
星野まいる:アームスーツ狙ってみようかな
星野まいる:3dx+2>=12
DoubleCross : (3DX10+2>=12) → 10[7,7,10]+3[3]+2 → 15 → 成功

星野まいる:やった!
星野まいる:兼光さんにお渡しします~
茅嶋伊鈴:3dx+1>=15
DoubleCross : (3DX10+1>=15) → 10[4,10,10]+3[1,3]+1 → 14 → 失敗

兼光結:わ、ありがたく!
茅嶋伊鈴:財産1で購入。
茅嶋伊鈴:兼光さん、よろしければどうぞ〜
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の財産を1(→ 1)減少 (2 → 1)
兼光結:め、めちゃくちゃ貰ってる……いただいてスネークブレードに使用!
兼光結:ありがとうございます
有場純一郎:主力のチルドレンが強化されていく
GM:勇者に全ての力を!
GM:ではシーン終了です。


◆Middle05◆

GM:続いてクライマックス前。最後の情報収集!
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (66 → 71)
茅嶋伊鈴:様子見しようかな
兼光結:兼光結の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (65 → 75)
星野まいる:星野まいるの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (76 → 83)
GM:OK! 情報は二つだけ。

【開発主任について】情報:UGNorウェブ 8
【開発主任の居場所】情報:UGNor噂話 7

有場純一郎:居場所を星野さん、主任を僕が行きましょうか。兼光さんはフォローお願いします
星野まいる:はーい
兼光結:了解です
有場純一郎:開発主任について、UGNでコネ使用して+2。
星野まいる:では開発主任の居場所を技能噂話で、コネ:噂好きの友人を使用します!
有場純一郎:5dx+2>=8
DoubleCross : (5DX10+2>=8) → 7[2,4,5,6,7]+2 → 9 → 成功

星野まいる:6dx+4>=8
DoubleCross : (6DX10+4>=8) → 8[1,3,5,5,6,8]+4 → 12 → 成功

有場純一郎:さっすがぁ
兼光結:危なげない
GM:では情報公開!

【開発主任について】
 情報収集の結果、開発主任の土岐祥子という人物が候補に上がった。
 入社当初から激しいブラック労働に晒されながら、それに耐えきり成り上がってしまった女傑である。
 極めて優秀で、非オーヴァードでありながらオーヴァード社員を指揮していたようだ。
 エミルがようやく聞き取ることが出来た、彼女を恐れていたオーヴァード社員達からのコメントは以下の通り。
「ウワアアア! 土岐主任が覚醒しちまった! もう世界は終わりだ!」
「オレ達全員、過労死リザレクトしながら働かされるんだァ!」
「トロピカるほどユートピア! トロピカるほどユートピア!」

【開発主任の居場所】
 水無川がトロピーのうち一体に、飛刀に見せかけて自らの従者を打ち込み、移動経路を追わせた。
 どうやら、立入禁止エリアの更に奥に、彼女と従者が泊まり込みしている事務所があるらしい。土岐はそこで作業を続けているようだ。
 彼女を確保するならばそこだろう。ただし、油断はすべきではない。
 トロピーの残骸を解析したところ、土岐主任の従者でありながら、園内でのみ成立する独自のEXレネゲイドとしても活性化しつつある兆候が見られた。

有場純一郎:恐ろしい社会だ
GM:では



GM:.
GM:.
GM:トロピアマリンパーク中央部 食事処
GM:先の戦いの後、あなた方はごく普通に園内に戻ってくることが出来た。
GM:客もスタッフの様子も変わらない。ただ唯一、
GM:園内にあれほどいたトロピーの数が減っている……ごく常識的な数しか目に入らない。
GM:ときおり、子供の悪戯で中身が露わになることもあり……彼らのような通常の着ぐるみスタッフに混じり、従者が活動していたのだろう。
水無川枝垂:「まず結論を」 園内のパンフレット地図を広げる。
水無川枝垂:「トロピーたちは現在、ここ」 園外ギリギリの境界を示す。地図上では、戯画化された森しかない。「この地点に集合しているようです」
有場純一郎:「森……と言うより、先程のように立入禁止区画の場所ですね」風よけにパンフの隅を固定していく。
有場純一郎:「追ってこなくなったのは僕達を撃退した、と相手が認識しているからでしょう」
星野まいる:「熱心に追われないのは良かったですね……」
有場純一郎:「訓練をされたオーヴァードではないようですし……ある意味では傑物のようですが」
有場純一郎:タブレットの方にエミルさんから送られたデータを表示する。報告書から隠しきれない従業員の悲鳴を感じる
遠犬:「よう、お疲れ」とっとっと歩いてくる。「その分なら見たらしいな。エミルの取り調べ動画」
兼光結:「訓練無しの独学でこれだけの真似が出来るのは逸材よね。使い方は勿体ないけど」
有場純一郎:「お疲れ様です、遠犬さん」
有場純一郎:「えぇ。オーヴァードを指揮下におけるその……」傍若無人さ、とは言葉を濁す
有場純一郎:「肉体ではなく、精神をここまで追い込むとは……」変な感心が言葉ににじむ。
兼光結:「そこは当人と言うより環境もあるでしょう。アタシが言いたいのは単純に能力の話」
有場純一郎:「はい。直接戦ったのはお二人ですしね……分析の結果はどうでした?」
兼光結:休憩中を装うカモフラージュという名目で買ったチョコレートサンデーを一口掬って。
有場純一郎:皆が適当につまめるよう、ポテトの器に楊枝をさしてテーブルにおいておく。
星野まいる:軽く礼をいって、ポテトを少しつまむ。
水無川枝垂:「遠隔操作、同時並行操作には習熟が必要なはずです」
水無川枝垂:「或いは、『この園内の活動』限定の自由さなのかもしれませんが」
水無川枝垂:「本体が熟知しているとしても、中々に希有な人材であるという点については」
水無川枝垂:「兼光さまと同意見です」
有場純一郎:「なるほど……」
星野まいる:「なるほど。その能力に対して使い方がもったいないということですね……」
有場純一郎:「トロピアマリンパークにおいては、マスコットであるトロピーを無数に使役できる、と」
有場純一郎:「先程ならばともかく、戦闘力が伴うと厄介ですね」
兼光結:「自分の土俵では強いと考えればオルクスらしいとも言えるけど。やってることがこれじゃあね」
兼光結:「例の蔦も彼女の因子が全く無関係とは言い切れないし。多数を相手にする覚悟はしておくべきね」
有場純一郎:「えぇ。数の力はどんなときでも強力です」
有場純一郎:「そのためにも、出発する前に英気を養っておきましょう」
有場純一郎:「こちら、園限定のドリンクだそうです。よかったら」
有場純一郎:カラフルなソーダのグラスを女性たちの前に。
星野まいる:「トロピカルな感じの色ですね」ありがたく受け取る
兼光結:「……有難くはあるけど。アンタ、本当にどういう普段を送ってるの?」
兼光結:「大学生の傍ら執事のバイトでもしてるとか?」
水無川枝垂:「有場さまは、そうですね。ふふ」
有場純一郎:「えぇと……普通ですよ?」と、水無川さんが姉の知り合いであると思い出し、気づかれないように嘆息する
水無川枝垂:意味深に仄めかす。「ここだけ、ナイトプールに来たかのようです」
有場純一郎:「そのようにリラックスしていただけるとありがたいですね」
有場純一郎:「ただ、そうですね。優秀な姉がいるもので、付いていくために努力の必要がある……というわけです」
有場純一郎:嘘はつかず、表面的な部分だけ返答する
有場純一郎:「そういう兼光さんこそ、中々振る舞いが洒脱に見えますよ?」
兼光結:「……ああ、なるほど」 潜入先の高校などで聞き及んだ姉弟という関係のパワーバランスを思い浮かべ納得する。
水無川枝垂:「有場さまの三名のお姉様は、それはもう辣腕のオーヴァードであらせられまして」
有場純一郎:「ご納得いただけましたか」姉弟とはそういうものだ。
水無川枝垂:「私も何度か、お世話になっております」
星野まいる:「三人も優秀なお姉さんがいらっしゃるんですね……すごいです」
兼光結:「なんとなくは。アタシのこれは、単にそういう性分なだけ」
有場純一郎:「性分、ですか?」
兼光結:「それがどんな場面であれ、格好がつく振る舞いをした方がアタシ自身の気分が良いの」
有場純一郎:「なるほど……」「格好いいですね」
星野まいる:「かっこいいです」
兼光結:「そうあるように振る舞ってるもの。そうでなきゃ困るわ」
兼光結:くすりと不敵に笑って。
有場純一郎:おぉ、とすこし素の表情になる。(姉さんに近い人種だ)
水無川枝垂:「星野さまは、ご兄弟などは?」
星野まいる:「あ、一人っ子です」
水無川枝垂:「刀鍛冶のお父様がいると聞いております」
星野まいる:「はい。厳格な父ですが、いい父親だとも思っています」
遠犬:「仲が良いのはいいことだ。ただの傾向だが、刀はレネゲイドが宿ることも多いからな」
有場純一郎:「えぇ。厳しいからと言って、それが常に嫌う理由とはなりませんからね」
有場純一郎:「しかし、刀鍛冶ですか。道理で刀を扱う兼光さんとの呼吸もあっていた……と言うのは、こじつけですかね?」
星野まいる:「どうでしょう……?でも」
星野まいる:「兼光さんは頼りにしているというか、安心できるので」
星野まいる:「そういう意味では連携しやすいかも……しれないです」
有場純一郎:ふふ、と兼光さんを見る。
有場純一郎:「行動が実っていますね」
兼光結:「……素直ね」 わざと半分呆れたように呟いて。
兼光結:「この後も連携の機会が控えてるし、そう思われてるならやりやすい。頼られてあげるわ」
星野まいる:「はい。頼りにします」真面目な表情で言う。
水無川枝垂:「では、現地に向かいましょうか」
水無川枝垂:「私は伊鈴さまを呼んでまいります」
有場純一郎:「はい、こちらも準備しておきます」食べ終わった器などをまとめる。
有場純一郎:「さて、今回は頼りになる女性が居るようですし」
有場純一郎:「情けないところを見せないように、頑張りませんとね」



GM:シーン終了。ロイスのみ可能
星野まいる:ロイスは満枠なので、特になし!
有場純一郎:こちらも満枠!以上!
兼光結:こちらも満杯!以上で
GM:では終了!


◆Climax◆

GM:それではクライマックスフェイズです。全員登場!
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (71 → 78)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (76 → 83)
星野まいる:星野まいるの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (83 → 88)
兼光結:兼光結の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (75 → 85)



GM:保島トロピアマリンパーク最奥地  目玉アトラクション『トロピアリフター』予定地(元)
GM:水無川の案内のもと、正規ルートから外れ、舗装されていない道に踏み込んだ先。
GM:そこには、中途半端に寂れた作りかけの施設と事務所が並列していた。
GM:周囲には植え立ての南国植物の苗が生い茂り。
GM:数十体のトロピーが、壁に埋まるような姿勢で待機している。
水無川枝垂:「こちらです」
有場純一郎:「斬新な壁画のようですね……あぁ、ありがとうございます」
星野まいる:「トロピーが多いですね……」
茅嶋伊鈴:「案内、助かりました。……ここに主任とやらがいらっしゃるわけですね」
GM:がらがらがらと、立て付けの悪い事務所の扉が開く。
土岐祥子:「…………あーァ……?」
土岐祥子:「何だァ。あんたらは……立ち入り禁止の看板が……順路外の看板が見えなかったかァ……?」
有場純一郎:「突然の訪問、失礼いたします」
有場純一郎:「土岐祥子さんでお間違い無いですか?」
土岐祥子:「間違いありませんよォ……ああ、名刺、名刺……」
土岐祥子:ズボンのバックポケットから名刺入れを取り出す。「……切れてら」
土岐祥子:「そういうあんたらは……聞いてるよ。ユニバーサル……なんだったか」
土岐祥子:「ユニバーサル……スタジオ……」
兼光結:「ユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワーク」
土岐祥子:「ああ、それだ、それ」
土岐祥子:「聞いてるよ……この”技術”を独占管理してやがる、クソ企業」
土岐祥子:「随分な話じゃあないのよ……なァ」
土岐祥子:「これを使う前提だったなら、最初っから資金計画も何も全部解決だ」
土岐祥子:「アタシの苦労が、ようやく報われるわけだよ」
有場純一郎:「確かに、我らUGNが技術の管理を行っている点はあるでしょう」
有場純一郎:「ですが、個人差のある未解明の技術を無差別に振るう事に危惧を抱くことも、ご理解頂きたい」
有場純一郎:「どうでしょう?もし技術に興味がお有りなら、私達と共に研究を行ってみては?」
有場純一郎:「優秀な技術者は歓迎されますよ」
土岐祥子:「……で、そっちのお飾り社長みたいになれって?」
水無川枝垂:「……、……」
有場純一郎:おや、と指された水無川さんに目を向ける。(その辺りの知識はあるのか)
土岐祥子:「監査役だろ、それくらい聞いてる。ウチの忠実な作業員からね……」
土岐祥子:「耳障りの良い奴の言葉聞いて! 尻尾振って、何が出来るってんだ! ああ!」
土岐祥子:「……ぢょーど良い。良い計画立たなくって苛々してたんだ」
水無川枝垂:「土岐主任。私をどう認識していても構いませんが……それ以上は御社の扱いが」
有場純一郎:「水無川さんのことをご存知ならば、話は早い」
有場純一郎:「彼女は優秀なエージェントで、大切な協力者です」
有場純一郎:「お互い、一度落ち着いて卓に付けば、誤解を解けると思いますが───」
土岐祥子:「トロピィィィイイイイ――~~!」
トロピー:「ピー。ピッピピー」「トロ~」「お仕事トロ?」「休憩終わりトロピ~」
茅嶋伊鈴:「どうやら。交渉の時間は終わりのようですね」
水無川枝垂:「有場さま。星野さま。茅嶋さま。兼光さま」
水無川枝垂:レネゲイドチェッカーを向けている。先と同じ緑色。
水無川枝垂:「その……やや確信し辛いと思われるでしょうが」
水無川枝垂:「彼女はジャームではありません。単に精神的にその……」
水無川枝垂:「働き過ぎた結果、やや危ない状態になっている、一般の方と思われます」
茅嶋伊鈴:「ええ、大丈夫」
星野まいる:「はい、大丈夫です」
茅嶋伊鈴:「ジャームでない方も沢山見てきましたから」自分を含め。
有場純一郎:「………なるほど。必要なのはカウンセリングの方でしたか」頷く。
兼光結:「了解。最低限の手加減はするわ」
水無川枝垂:「有難うございます」
水無川枝垂:土岐も水無川も、UGN協賛企業の一員という点では同じだ。やや肩見が狭い。
茅嶋伊鈴:「あまり思い詰めないでくださいね、枝垂」
土岐祥子:「ゴチャゴチャと……机の上で会議だけ繰り返して、現場で図面一つ引けない、煉瓦一つ詰めないのは知ってるんだよ……!」
土岐祥子:何らかのトラウマが励起!
土岐祥子:「トロピー! こいつらをぶっ飛ばせ!」
土岐祥子:「アタシはアタシのラストリゾートを完成させるんだ!」
土岐祥子:「トロピカるほど、ユートピアァ!!」
トロピー:「トロピカるほど、ユートピア!」
GM:一斉にトロピーたちがレネゲイドを放つ。
GM:地の利、環境、園内という領域で、遥かに強化された力。
GM:それは貴方たちの「たとえ組織所属でも、ここまではなりたくないな……」という衝動を励起する。

GM:衝動判定です。目標値は9。
茅嶋伊鈴:3dx+3>=9 思い出の一品使用。
DoubleCross : (3DX10+3>=9) → 5[1,2,5]+3 → 8 → 失敗

星野まいる:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[5,9,10]+6[6] → 16 → 成功

茅嶋伊鈴:マジかよ……
有場純一郎:6dx+4>=9 思い出の一品
DoubleCross : (6DX10+4>=9) → 6[2,2,3,5,6,6]+4 → 10 → 成功

兼光結:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 7[3,6,7] → 7 → 失敗

兼光結:あっ揺り戻しが来てる
有場純一郎:皆の揺り戻しが
兼光結:兼光結の侵蝕率を2d10(→ 14)増加 (85 → 99)
星野まいる:星野まいるの侵蝕率を2d10(→ 11)増加 (88 → 99)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を2d10(→ 6)増加 (83 → 89)
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を2d10(→ 9)増加 (78 → 87)
GM:それでは、泣いても笑ってもこれで最後。クライマックス戦闘、初めていきます~。
GM:ちょっとエネミー演出を先にしますね

トロピー:「トットロ」「トットロ」「トットロピッピ」
トロピー:壁から押し出されるように稼働したトロピーが……
トロピー:「トロピかるほど」「ユートピア」「トロピ」「かる」「ほど」「ユート」「ピ」「ピ」……
トロピー:一つに集まり、合体していく……!!
トロピー:カッ! と不自然な光が輝き
トロピー:ーーー現れたのは、全長10mにも及ぼうかという
トロピー:巨大トロピーだ!
トロピー:『トットロ゛……ピィイ゛~~~~』
《ラストリゾート》土岐祥子:ぽかん、と一瞬それを見上げていたが。「……はは、ははは!」
《ラストリゾート》土岐祥子:「そんなことも出来たのか! そうだな! もっと見せろ! お前の全てを……シン・トロピー!」
シン・トロピー:『シントロッピ~~~』
シン・トロピー:高々と声を挙げる……!
GM:エンゲージは以下の通り。

シントロピー・土岐祥子

10m

PCたち

GM:また、シントロピーはもとは土岐の従者ですが
GM:情報項目での内容通り、半ばプールに紐付いたEXレネゲイド化しており、別データとなっております。
GM:それではセットアップどうぞ。エネミー二名は何もありません。
星野まいる:こちらはなし!
有場純一郎:コンボ:【七度寸法を合わせて一度裁断せよ】《原初の黄:活性の霧》ラウンド中攻撃力+9。ドッジ-2D。
有場純一郎:対象は自分!
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を3(→ 3)増加 (87 → 90)
茅嶋伊鈴:なしでお願いします!
兼光結:こちらも無しです
GM:ではイニシアチブ開始! まずはトロピー……ですが
《ラストリゾート》土岐祥子:《加速する刻》
茅嶋伊鈴:そっちがきたか
《ラストリゾート》土岐祥子:行動権を得ます。
有場純一郎:素早い
《ラストリゾート》土岐祥子:マイナーなし。
《ラストリゾート》土岐祥子:《導きの華》《鮮血の網》《血の宴》
《ラストリゾート》土岐祥子:自分とシントロピーの次回の攻撃達成値+10。さらに硬直を付与。
GM:演出いきますね。

《ラストリゾート》土岐祥子:「遅い……! こんなんじゃあ、追いつけない」
《ラストリゾート》土岐祥子:「もっと出来るだろう? 絞り出せトロピー」
《ラストリゾート》土岐祥子:周囲にざわざわと、パイナップル畑が発生する……!
《ラストリゾート》土岐祥子:それはパイナップル王国から人々を歓迎するためにやってきたトロピーの力をかち上げる。
《ラストリゾート》土岐祥子:「見せてやれ! 今の、お前の力を!」
《ラストリゾート》土岐祥子:「トロピーの現在ゲンザイを!」

GM:それではイニシアチブ。
GM:トロピーの行動になります。
シン・トロピー:《赤き猟銃》《破壊の血》HP5+2点失い、射撃武器を生成。
シン・トロピー:《赤き弾》《血の宴》《フィジカルエンハンス》《マルチターゲット》
シン・トロピー:pcエンゲージに攻撃します。
シン・トロピー:7dx9+18
DoubleCross : (7DX9+18) → 10[1,3,4,5,8,9,10]+8[1,8]+18 → 36

有場純一郎:ガードします。コンボ:【おはよう、相棒】《蒼き悪魔》ガード時、3点反撃。
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を3(→ 3)増加 (90 → 93)
シン・トロピー:リアクションせよ!
星野まいる:ドッジ!
有場純一郎:コンボ:【"私がいないところで私が結婚していた"】《喰らわれし贄》シーン中攻撃力+9。
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を1(→ 1)増加 (93 → 94)
星野まいる:7dx+1>=36
DoubleCross : (7DX10+1>=36) → 9[1,2,5,6,6,8,9]+1 → 10 → 失敗

星野まいる:だめでーす
茅嶋伊鈴:むむ…
茅嶋伊鈴:ロイス切っておきます。暴走を解除。まいるちゃんのロイスを昇華。
兼光結:暴走だしカバーするとロイス切ることになるしこっちはこのまま受けます
茅嶋伊鈴:で、ガードしますが…
シン・トロピー:ではダメージいくわね
茅嶋伊鈴:カバーはまだ良さそうかな
シン・トロピー:4d10+29
DoubleCross : (4D10+29) → 16[4,2,5,5]+29 → 45

茅嶋伊鈴:2d10
DoubleCross : (2D10) → 17[10,7] → 17

茅嶋伊鈴:c(45-18-17)
DoubleCross : c(45-18-17) → 10

有場純一郎:装甲で減らしても33ダメージ。リザレクトします
有場純一郎:有場純一郎のHPを1d10(→ 4)に変更 (25 → 4)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴のHPを10(→ 10)減少 (31 → 21)
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を4(→ 4)増加 (94 → 98)
茅嶋伊鈴:10食らって生存。
GM:硬った!
星野まいる:装甲使っても死!リザレクトします!
兼光結:ガード出来たら生きてたな……リザします
兼光結:兼光結の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (99 → 106)
兼光結:兼光結のHPを7(→ 7)に変更 (29 → 7)
星野まいる:星野まいるの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (99 → 101)
星野まいる:HP2で復活!
GM:では演出入ります。

シン・トロピー:『トットロピッピ~~~!』 上司の圧に、その席から立つことすら許されない。
シン・トロピー:だが、両手は動く。タイピングするように、両手を並行斜め下、貴方たちに向けて上げ……!
シン・トロピー:その指が、無数の小さな……といっても通常サイズのトロピー達に代わり!
シン・トロピー:『トットロ~! デスマーチトロ~~~!』撃ち出される!
シン・トロピー:ごうごうごうごう!
シン・トロピー:ライフル弾めいた回転をしながら大質量の攻撃が、貴方たちに向かって襲い来る!
有場純一郎:「銃、というか、ロケットランチャーですね…!」
茅嶋伊鈴:目の前がちかちかする。このまますべてを放り出したい衝動。
有場純一郎:回避する素振りも見せず、本来外れるはずの機動のトロピーすら乱反射して突撃してくる。
茅嶋伊鈴:その衝動を、耐える。まだここではない。
星野まいる:「うぁ!?」避けようとするが、その異様な光景ゆえか、恐怖が一瞬勝ってしまい足が絡まる。
茅嶋伊鈴:「まったく、あの頓狂……こほん、愛らしいマスコットを」
茅嶋伊鈴:そのまま被弾!痛みはない。
有場純一郎:「この質量、何度も食らう訳には行きませんね」
星野まいる:一体がちょうど頭部に激突!倒れ、起き上がる。
茅嶋伊鈴:「……よくもこう、おぞましくできたものです」
有場純一郎:打撃に寄る鈍痛。じわじわと再生していくのを感じる。
兼光結:他と同じく飽和攻撃の中に巻き込まれるも、爆風を一閃が裂く。
兼光結:「……ムカつくわね。やってることも物言いも」
星野まいる:「恐ろしいですね……」ふーっ、と息を吐き、体勢を整える。
兼光結:苛立ちも露わに土岐を睨みつけている。身体は問題なく再生した。
シン・トロピー:攻撃時にHP5消費。身を削っているのだ。
有場純一郎:「まだ戦闘には慣れていないようですが、質量でカバーされています」
有場純一郎:「文字通りの身を削った仕事ですが……自滅を狙うには母数が多いですね」
有場純一郎:「どうにか反撃していきましょう」
茅嶋伊鈴:頷く。
GM:ではイニシアチブ。の前に、すみませんNPCカードの存在を忘れていました。

《NPCカード:水無川枝垂》
 メジャーアクションの判定のC値を-1、ダイスを+2する。シーン1回。

GM:あります。そういえば。
有場純一郎:頼れる水無川さんだ
星野まいる:頼れる~
茅嶋伊鈴:つよい〜
兼光結:つよつよだ
GM:エンジェルヴォイスですね アドヴァイスではない
GM:では改めてイニシアチブ! 有場さん!
有場純一郎:はい!
有場純一郎:マイナーでボルトアクションライフル。命中+5。
有場純一郎:メジャーでコンボ:【憑灯】《C:ウロボロス》《原初の赤:瞬速の刃》。シントロピーに射撃。
有場純一郎:そのまま水無川さんのNPCカードも使わせて頂きましょうか
GM:どうぞ!
有場純一郎:では判定!
有場純一郎:12dx6+1+5
DoubleCross : (12DX6+6) → 10[1,2,2,2,2,2,2,5,6,6,8,10]+5[3,4,4,5]+6 → 21

有場純一郎:あらぁ
有場純一郎:ミドルで飛ばしすぎた。リアクションどうぞ。
シン・トロピー:ガード!
有場純一郎:ダメージ!
有場純一郎:3d10+5+9+9 装甲有効
DoubleCross : (3D10+5+9+9) → 15[2,10,3]+5+9+9 → 38

有場純一郎:諸々有効38点
シン・トロピー:まだ元気だ!演出どうぞ!

有場純一郎:水着姿には不釣り合いな、年代物のリボルバーを取り出す。
有場純一郎:「巨体だと崩すのは難しいですが、小型の集合にもなるなら繋ぎ目が……あるのかな?」
水無川枝垂:「足と胴体の継ぎ目部分をお狙いください」
有場純一郎:ふむ、と見上げる。特に自分の目では目安は見当たらないが。
有場純一郎:「! 水無川さん。ありがとうございます」
水無川枝垂:チキチキ、と。青い水晶の欠片が有場さんの視界に映り込む。
水無川枝垂:FPSの主観画面のように、狙うべき場所を指し示す。
有場純一郎:視界に映される環境データ。遠近感を狂わせる巨体に、ガイドが引かれる。
有場純一郎:「では、」
有場純一郎:呼吸を吸って、吐く。体と腕が固定される。
有場純一郎:ガガガガガオン
有場純一郎:最初の1音が連なる連射。
有場純一郎:6発の弾丸が3発ずつ、両足の付け根に吸い込まれる。
有場純一郎:視界のマーカーに示された点に着弾「さて……どうなるかな?」
シン・トロピー:『トットロ~~~』『ピィ~~~~』『疲労が膝に来たロピ~~~』
有場純一郎:(悲鳴が世知辛いな……)
シン・トロピー:果肉が弾け、ガタガタと身体が崩れるが、逆方向にガタガタと崩れ、再生して持ち直す。
有場純一郎:「疲れたら、そのまま横になってくださっても結構ですよ。ええと……シントロピー?」
シン・トロピー:『問題ないピ! 24時間戦えるトロ~』
有場純一郎:「やめたほうが良いと思いますが……」
シン・トロピー:ぐおんと房が揺れて会釈する。
有場純一郎:「24時間連続稼働は、心に来ますよ」
有場純一郎:共感を示しながらチャッ、と改めてリロードする。
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を6(→ 6)増加 (98 → 104)

GM:では再度イニシアチブ。
GM:土岐の本来の手番だ。
《ラストリゾート》土岐祥子:マイナーなし。
《ラストリゾート》土岐祥子:メジャー。《破砕の顎》《鮮血の網》。
《ラストリゾート》土岐祥子:PCエンゲージに攻撃。命中時点で硬直が入ります。
《ラストリゾート》土岐祥子:7dx+10
DoubleCross : (7DX10+10) → 10[1,2,2,3,4,6,10]+5[5]+10 → 25

茅嶋伊鈴:カバーいりますか!
茅嶋伊鈴:こちらはガード!
星野まいる:とりあえずドッジ!
星野まいる:8dx+1>=25
DoubleCross : (8DX10+1>=25) → 8[2,2,3,5,6,7,7,8]+1 → 9 → 失敗

星野まいる:ダメー
有場純一郎:うーん。悪魔はないので回避してみよう。
有場純一郎:2dx-1>=25
DoubleCross : (2DX10-1>=25) → 10[5,10]+2[2]-1 → 11 → 失敗

有場純一郎:ちょ、ちょっと頑張ってる
兼光結:暴走で当たるけど今後の侵蝕はそんなに上がらない方なので他の人庇ってあげて
有場純一郎:これから攻撃ある星野さんかな
兼光結:あ、いやアレか これ硬直だけか
GM:ダメージもありますよ
GM:破砕の顎あるから
有場純一郎:ほんとだ
茅嶋伊鈴:OKAY
星野まいる:あ、じゃあカバーもらえると嬉しいかも
茅嶋伊鈴:じゃあ《崩れずの群れ》
茅嶋伊鈴:まいるちゃんをカバー!
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を2(→ 2)増加 (89 → 91)
有場純一郎:あ
茅嶋伊鈴:お
有場純一郎:どうせ100ならこっちも兼光さんカバーしておくか
有場純一郎:次移動するし
星野まいる:なるほどね
兼光結:助かります
有場純一郎:《領域の盾》兼光さんをカバー。
有場純一郎:有場純一郎の侵蝕率を4(→ 4)増加 (104 → 108)
シン・トロピー:では《勝機の一斉》。ダメージ+4d10。
有場純一郎:コイツ!
茅嶋伊鈴:うげーっ
GM:毎回防がれてたまるかーっ!
《ラストリゾート》土岐祥子:4+3d10+4d10
DoubleCross : (4+3D10+4D10) → 4+10[1,5,4]+15[3,2,8,2] → 29

茅嶋伊鈴:うん…?
兼光結:出目が……
茅嶋伊鈴:29-18で9を2倍にして18…
有場純一郎:疲れてるようですね
有場純一郎:12減らしての17を2倍。兼光さんのロイス昇華でHP11で復活します。
茅嶋伊鈴:18-2d10
DoubleCross : (18-2D10) → 18-11[6,5] → 7

有場純一郎:有場純一郎のHPを7(→ 7)増加 (4 → 11)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴のHPを7(→ 7)減少 (21 → 14)
茅嶋伊鈴:えっと・・・・・・・
有場純一郎:生きてる
茅嶋伊鈴:HP14で生存です……
星野まいる:強い
GM:硬い!!
GM:こ、こいつ!
兼光結:めちゃくちゃ耐える
有場純一郎:優秀だなぁ
茅嶋伊鈴:まだ骨の剣があるんだよな
GM:そうはいっても強靭骨格ないやろ~~と思ったのに!
GM:普通に屍人が硬い!
茅嶋伊鈴:強靭骨格は常時!
GM:あっそうか 素手があるかぎり足され続けるのか
茅嶋伊鈴:そうなのよ
GM:完全に勘違いしてた ともあれ演出!

《ラストリゾート》土岐祥子:「さあ……育て! 育て!」
《ラストリゾート》土岐祥子:足下に、無数のパイナップルが生まれ始める。
《ラストリゾート》土岐祥子:この能力で希少南国植物苗を量産していたのだ……
シン・トロピー:『おっきく育つ、トロッピィ~~~』
シン・トロピー:トロピーのかけ声と共に!
シン・トロピー:それは巨大な南国藪と化して、下から貴方たちを突き上げ、絡め取る!
有場純一郎:くん、と視線が引かれる。危機を意識より先に身体が感じる
有場純一郎:「っ、視線を上げておいての足元ですか!」
茅嶋伊鈴:「まいるっ!!」
茅嶋伊鈴:身体を解く。絡め取ろうとする植物から逃れ、
茅嶋伊鈴:星野まいるへの攻撃を代わりに受ける。
星野まいる:「あっ、茅嶋さん……!」
茅嶋伊鈴:「大丈夫ですよ」ウインク。
星野まいる:「ありがとうございます……!」
茅嶋伊鈴:あとは攻撃に身を任せるのみだ。それだけで充分だった。
有場純一郎:「兼光さん、こちらに」ステップするように後退。兼光さんの腕を取る。
有場純一郎:突き上げる藪に対して足を壁としながら、先行する個体に弾丸を叩き込んで牽制する。
シン・トロピー:庇った相手に、容赦なく硬質な枝葉が衝突する。
シン・トロピー:並みのオーヴァードならば十分に刺し穿ち吹き飛ばせる威力だ。
茅嶋伊鈴:ほんの少しの赤が傷口に滲む。それを意に解することもなく。
茅嶋伊鈴:「痛みには足りませんね。もう少し感じさせていただけると……嬉しいのですが」
兼光結:「……腕を引く必要あった?」 動き自体には従って、トロピーから距離を取りつつ。
有場純一郎:「……失礼、咄嗟でしたので」ウィンドブレーカー越しの腕を離す。
有場純一郎:「ご不快でしたか?」
兼光結:「気遣いには感謝するわ。ただし、指示だけで良いって覚えておいて」
兼光結:「取られた程度で狂う腕じゃないけど、両方自由な方がやりやすくはあるもの」
有場純一郎:「あぁ」そういえば、とウォータースライダーでの身のこなし、そして刀の扱いを思い出す。
有場純一郎:「思慮が足りませんでしたね。ありがとうございます」
有場純一郎:羽織ったシャツで打撃面を覆いながら、笑みではなく、感心を伴う顔で応える。
有場純一郎:まだまだ最善に遠いようだ。

GM:ではイニシアチブ。
GM:星野さんどうぞ。
星野まいる:はーい!
星野まいる:マイナーで《白熱》、素手のデータを変更。攻撃力+6。ガード値4
星野まいる:メジャーで《死神の手》《伸縮腕》《貪欲なる拳》《コンセントレイト:エグザイル》 対象はシントロピー!
シン・トロピー:こいッピ!
星野まいる:13dx7+4
DoubleCross : (13DX7+4) → 10[1,2,2,2,2,4,4,5,5,5,6,8,10]+10[6,9]+10[8]+10[7]+6[6]+4 → 50

星野まいる:わお
兼光結:つよっ
茅嶋伊鈴:すごっ
シン・トロピー:??
有場純一郎:優秀美少女
シン・トロピー:ガ……ガード……。
星野まいる:ダメージ!
星野まいる:6d10+22
DoubleCross : (6D10+22) → 28[3,2,7,10,5,1]+22 → 50

茅嶋伊鈴:ぴったりだ
星野まいる:装甲有効です
有場純一郎:ゾロ目
シン・トロピー:こ、この……!
シン・トロピー:《電磁反応装甲》×2!
有場純一郎:パイナップル発電してる
シン・トロピー:ダメージを減らします。これがバイオ発電だ!
シン・トロピー:演出どうぞ!

星野まいる:──すぅーっと浅く息を吐き、呼吸を整える。
星野まいる:味方に場を整えてもらったことを強く感じている。そして、想起する。
星野まいる:まいるにとっての原風景────父の背と炎。鉄を打つ甲高い音。肌が焼けそうな程の熱気。金属の匂い。
星野まいる:「──アメノマヒトツノカミ。キュクロープス。蚩尤。ヴィシュヴァカルマン」
星野まいる:製鉄・加工完了。背中から8本の鋼鉄の刃を備えた腕が伸びる。
星野まいる:唱えていたのは、鍛冶司る神々の名。一つ目、獣身、多腕──すべて異形であったという。
星野まいる:同じく異形を持つ刀匠の娘が、そうした神々を心の拠り所にしているのは、想像に難くない
星野まいる:「いきますっ!」異形腕が伸び、覆うように八方向から迫り、シントロピーを綺麗な切り口のカットフルーツにしようとする!
シン・トロピー:『ト、トロロ~~~~~! カンヅメはいやトロ~~~~っ!』本能的に
シン・トロピー:切り刻まれて皿に盛られる幻覚を見るほどの恐怖!
シン・トロピー:頭部の葉部分が無闇に伸張!
シン・トロピー:斬撃に対する身代わりとなって、なますに切り刻まれる!
シン・トロピー:残されたのは、葉がなくなった巨大パイナップルの姿!『これではメロンと区別がつかないトロピ~!』
星野まいる:「……防御機能も備えてるのはなかなかに怖いですね」
《ラストリゾート》土岐祥子:「次から次へと……! 怯むなシントロピー!」

GM:ではイニシアチブ。伊鈴さんどうぞ。
星野まいる:星野まいるの侵蝕率を14(→ 14)増加 (101 → 115)
茅嶋伊鈴:はーい!
茅嶋伊鈴:マイナー。
茅嶋伊鈴:▼異界侵蝕:《骨の剣》素手データ変更
茅嶋伊鈴:攻撃16、命中-1、ガード12
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を3(→ 3)増加 (91 → 94)
茅嶋伊鈴:メジャー。
茅嶋伊鈴:▼痛覚愛撫:《コンセントレイト:エグザイル》+《伸縮腕》
シン・トロピー:ガード!
茅嶋伊鈴:シントロピーに攻撃!
茅嶋伊鈴:6dx8
DoubleCross : (6DX8) → 10[1,7,7,8,9,10]+10[4,6,10]+5[5] → 25

茅嶋伊鈴:お、そこそこ
茅嶋伊鈴:ダメージ出します
シン・トロピー:タイミング間違えた ガードです
茅嶋伊鈴:3d10+16
DoubleCross : (3D10+16) → 9[4,2,3]+16 → 25

茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を4(→ 4)増加 (94 → 98)
シン・トロピー:それなら全然耐える。全然耐えるが……
シン・トロピー:全然ではないが。そして
シン・トロピー:《復讐の領域》!
茅嶋伊鈴:ひー
シン・トロピー:受けたダメージを返す!一度は殺させて貰う!
GM:演出どうぞ
茅嶋伊鈴:屍人で減らせそうなので減らしてみます
茅嶋伊鈴:25-2d10
DoubleCross : (25-2D10) → 25-9[3,6] → 16

茅嶋伊鈴:ギリギリ足りない!リザレクトします。
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (98 → 105)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴のHPを7(→ 7)に変更 (14 → 7)
GM:ギリギリだった……
GM:演出どうぞ!
茅嶋伊鈴:はい!

茅嶋伊鈴:息を吸って、吐く。別に今更ではある。ただ。
茅嶋伊鈴:この場にはどうしても似つかわしくないような、そんな躊躇い。
茅嶋伊鈴:しかし、それはそれだ。
茅嶋伊鈴:「では、失礼いたします」その言葉と同時。彼女の右腕が膨れ上がっていく。
茅嶋伊鈴:じゅぷじゅぷと水が混じる音を立て、内臓のような、見たことのない生物のような異形へと成り果てる。
茅嶋伊鈴:「私に痛みはありません。ですから───」
茅嶋伊鈴:「貴方に痛みがなくとも。それを分けることは、できるんですよ。さあ」
《ラストリゾート》土岐祥子:「なっ……!?」 おぞましい姿に、息を呑む。
茅嶋伊鈴:その腕が伸び、巨大なマスコットを侵食していく。
シン・トロピー:『ピ……ピロ…………』
シン・トロピー:編み目状の表面を抉るように、侵蝕されていく。
茅嶋伊鈴:それは、無機物にすら与えることのできる痛覚だ。
《ラストリゾート》土岐祥子:「こ、こんな化け物まで……っ」
茅嶋伊鈴:「これで少しは……止まって、いただけるでしょうか?」平時と変わらぬ笑顔で、言う。
《ラストリゾート》土岐祥子:「……は、はぁっ、はっハっ!」
《ラストリゾート》土岐祥子:「何が……化け物だよォ! そんなもの、とっくにアタシらは飲み込まれてるんだよ!」
《ラストリゾート》土岐祥子:「アタシもお前も! 資本主義経済という巨大な化け物からは逃れられない!!」
《ラストリゾート》土岐祥子:「シントロピー! 思い知らせてやれ!」
茅嶋伊鈴:「おや」肩を竦める。
シン・トロピー:『トロ……ットロピィイ……!』
シン・トロピー:神経を介して、逆流してくるそれは。
シン・トロピー:猛烈な疲労感だ。数十体のトロピーが酷使され、働き続けたもの。
シン・トロピー:無機物ゆえに無視していた、意識を削るような疲労感が、その出口を求めて茅嶋伊鈴に殺到する。
茅嶋伊鈴:「つっ……」肉体に作用するものは、防ぎ切れる。だが。
茅嶋伊鈴:精神に作用するそれには、(幾らかはカットできるものの)脆い。
茅嶋伊鈴:「は……ふ、ふふふ」
茅嶋伊鈴:「なるほど、これは……いやにも、なるでしょうねえ」
茅嶋伊鈴:肩で息をするが。その顔は薄らとした笑みを浮かべたままだ。

GM:ではイニシアチブ。兼光さん!
兼光結:マイナーで移動+カムトゥルー:縮地Lv4→バックスタブLv3。現在のエンゲージから5m前に移動。
兼光結:と、その前にスネークブレードの効果起動。射程を15mに伸ばしておきます。
GM:OK
兼光結:それからメジャー。リアライズ:オールレンジLv2+コンセントレイト(エグザイル)Lv4。
兼光結:→判定D+2、判定のC値-3、侵蝕値+4。
兼光結:対象はトロピーで。
兼光結:12dx7+1
DoubleCross : (12DX7+1) → 10[2,3,3,5,6,6,7,7,8,8,9,10]+10[4,5,5,7,8,10]+10[3,9,10]+3[2,3]+1 → 34

シン・トロピー:ガード!
兼光結:4d10+12+15
DoubleCross : (4D10+12+15) → 19[5,4,4,6]+12+15 → 46

シン・トロピー:最後の『電磁反応装甲』! ……でも耐えられない!
シン・トロピー:撃破されます。復活エフェクトもなし。
シン・トロピー:ちょっと動きはあるけど、演出どうぞ。

兼光結:「悉く物言いが気にくわないのよね」
シン・トロピー:『トロピ?』
兼光結:「アタシ達の働きを利益とかいう自分の物差しで測るのも、自分も従者を使って現場の確認が疎かなのを棚に上げてるのも」
《ラストリゾート》土岐祥子:「何だってぇ……?」
兼光結:「その視野の狭さで自分の首を絞めてるくせに、自分が一番苦労してるって面してるのも気にくわない」
兼光結:「尻尾を振れなんて言わないわ。ただ、野良犬が吠えて迷惑をかけるなら保健所の出番というだけ」
《ラストリゾート》土岐祥子:「UGNだかなんだか知らないけど、小娘が……!」
《ラストリゾート》土岐祥子:「トロピー! 叩き潰して限定ジュースにしちゃえ!」
シン・トロピー:『トロロ~~~っ!』
シン・トロピー:巨大な両手で掴みかかろうとする。
兼光結:巨大な両手が兼光を掴む。否、傍からは掴んだように見えた。
兼光結:しかし気づけば、トロピーの腕が。頭の葉が。その全身が。
兼光結:綺麗に寸断さればらばらと崩れ落ちていく。
シン・トロピー:『トロ』  『ピピ』
シン・トロピー:『トロ……?』
シン・トロピー:足下からだるま落としのように寸刻みにされ。
シン・トロピー:繊維質が伸び、かろうじてそれでも形を保とうとする。
兼光結:銀色に煌めいた刃が、最後の繊維を両断し。
兼光結:「アンタの仕事はここで終わりよ。黙って寝てなさい」
シン・トロピー:『トロピカるほど……ユートピ、ピキ~~~』
シン・トロピー:バラバラに崩れ始める。
《ラストリゾート》土岐祥子:「ト……トロピー! 何してる!」
《ラストリゾート》土岐祥子:「お前はまだ働くんだよ……アタシと共に!」
《ラストリゾート》土岐祥子:「その身体なら夜間パレードだって可能だ! 無限の可能性がお前にはある……!」
シン・トロピー:『トロ……トロロ……ピ……』
シン・トロピー:『土岐主任……今まで……ありがトロピ……』
シン・トロピー:『トロピーは……主任と……主任と働けて……働かされて……働かされて……』
シン・トロピー:『主任』
《ラストリゾート》土岐祥子:「トロピー……まだ……!」
シン・トロピー:『有難アザッピ。トロピー、会社もう辞めるトロ』

シン・トロピー:オートアクションで《ありえざる存在:自爆装置》。
シン・トロピー:至近範囲に6d10ダメージ。
シン・トロピー:6d10
DoubleCross : (6D10) → 33[9,5,6,5,5,3] → 33

《ラストリゾート》土岐祥子:ブラムストーカー/オルクス。HPは24。
《ラストリゾート》土岐祥子:倒れます。

シン・トロピー:カッ       !!!!
シン・トロピー:ちゅどーーーーーーーーーーーーーん!!
シン・トロピー:残骸が弾け飛ぶ!
《ラストリゾート》土岐祥子:「ギャアアアアアアーーーーーーーッ!!!!!」
シン・トロピー:レネゲイドで形作られた、布と骨組と果肉と汁と汗と涙となんかその辺のものが弾け飛び、周りのものを吹き飛ばす。
《ラストリゾート》土岐祥子:高く、高く吹き飛ばされ……「ゲフッ!」
《ラストリゾート》土岐祥子:パイナップル畑に頭から突っ込んで、動かなくなった。
シン・トロピー:汗と果肉となんかその辺のものは兼光さんの寸前まで落ちてきて。
シン・トロピー:『ありが…………トロピ…………』 そんな言葉と共に、レネゲイドの粒子となって消滅していく。
GM:クライマックス戦闘終了です
有場純一郎:「……………」諸々の汁がキラキラと散っていくのを見て。
有場純一郎:「……ええと、兼光さんもお怪我は?」
茅嶋伊鈴:「………トロピー………」眩しそうに目を細める。
兼光結:「……無いわ」 頭痛を抑えるように眉間に指を添えつつ。
水無川枝垂:「…………」
水無川枝垂:「……か、悲しい戦いでしたね」
茅嶋伊鈴:「彼もまた犠牲者だったというわけですか……」
星野まいる:「労働は過剰にすると恐ろしい結末をもたらすものなのですね……」呆気にとられつつ、つぶやく
茅嶋伊鈴:首を横に振る。
有場純一郎:「そうですか……そうですか」
茅嶋伊鈴:しゅるしゅると、腕は元のか細いものに戻っていく。
有場純一郎:「何事も、過剰はいけませんね。えぇ」
有場純一郎:「僕達もまた、限度を超えると取り戻しがつかない存在ですから……」
有場純一郎:「彼の姿を反面教師に……」「………」
有場純一郎:「難しいな……」
有場純一郎:独り言のようにつぶやく
兼光結:「無理に良い話にしなくていいわよ。それよりとっとと上司の方を確保しましょう」
有場純一郎:「はい。ご尤もです」
茅嶋伊鈴:「真面目ですね、純一郎は」
兼光結:「衣食住と睡眠を与えれば、多少はマシになるでしょう。きっと」
兼光結:口ではそう言っているが、あまりそうなると信じているようには聞こえない。
有場純一郎:「素人の方ですし、戦闘を行うよりは結果的には良かった形ですね」
有場純一郎:「アフターフォローは専門の方に期待しましょう」
有場純一郎:「ともあれ……お疲れ様でした、皆さん」
茅嶋伊鈴:「はい。お疲れ様でした」
水無川枝垂:「お疲れ様でした。それでは撤収いたしましょう」



GM:それではバックトラック。
GM:Eロイスは《ありえざる存在:電磁反応装甲》《ありえざる存在:自爆装置》。
GM:二つあります。振りたい人は振って。
茅嶋伊鈴:2つもあった。一応ロイス5あるし
茅嶋伊鈴:今回は振りません
星野まいる:一応振るか~
兼光結:最後の手番で6上がったので112だけどロイスで十分そうなので振りません
GM:巨大化したときに完全に独立してジャーム化したみたいです
星野まいる:115-2d10
DoubleCross : (115-2D10) → 115-8[7,1] → 107

茅嶋伊鈴:5d10
DoubleCross : (5D10) → 20[5,7,2,1,5] → 20

兼光結:112-6d10
DoubleCross : (112-6D10) → 112-38[5,4,9,5,7,8] → 74

有場純一郎:振らないです
茅嶋伊鈴:7を1に。14引いて
有場純一郎:108-5d10
DoubleCross : (108-5D10) → 108-23[7,3,7,3,3] → 85

有場純一郎:5点!
茅嶋伊鈴:c(105-14)
DoubleCross : c(105-14) → 91

茅嶋伊鈴:91で帰還です。
茅嶋伊鈴:5点〜
星野まいる:107-7d10 1倍振り
DoubleCross : (107-7D10) → 107-30[2,8,5,4,7,2,2] → 77

星野まいる:5点!
GM:伊鈴さん結構怖いよ
兼光結:こっちも5点
茅嶋伊鈴:高い耐久と引き換えなのだ
GM:では、いつもの5点+シナリオ5点で 10点+侵蝕率点をもらってくださいな
茅嶋伊鈴:15点!いただきます
星野まいる:15点~いただきます
兼光結:こちらも15!
GM:では60わる3でGMは20点いただきます。
GM:どうもありがとうございました!


◆Ending◆合同

GM:【保島トロピアマリンパーク隣接ホテル 一階 バイキング】
GM:……あれから。
GM:土岐を連行した後、貴方たちは改めて施設のチェックを終え、それ以外の問題がないことを確認した。
GM:土岐のいたジャングルクルーズ施設だけは影響が大きかったが、そこだけ封鎖すれば
GM:今後の施設の運営については問題ないだろう。ひとまず、貴方たちの仕事は終わったのだった。
水無川枝垂:「皆様、この度はまことに有難うございました」
水無川枝垂:「細やかながら夕食会をご用意できましたので、ごゆっくりお楽しみくださいませ」
有場純一郎:「ありがとうございます、水無川さん」
星野まいる:「ありがとうございます」
羽鳥エミル:「……ご苦労だったな」
有場純一郎:(サーブは……バイキング形式なら、各自が行うほうが良いか)
茅嶋伊鈴:「ありがとうございます、枝垂」
茅嶋伊鈴:「エミルも……お疲れ様でした」
有場純一郎:「羽鳥さんもお疲れ様です。取り調べなど大変でしたでしょう」
羽鳥エミル:端のソファで、温めたタオルを顔に乗せて倒れている。
兼光結:「ありがとう。……苦労はしなかったけど、気疲れは妙にしたわね」 水無川に礼を言った後、羽鳥に向けて。
羽鳥エミル:「想定外だったが……」
羽鳥エミル:「構わん。このくらいの想定外なら……想定内だ……」
有場純一郎:「見習いたい心がけですねぇ」
遠犬:「起こさないでやってくれ。死ぬほど疲れてる」 その隣で冗談めかしている犬。
有場純一郎:「今回に限っては真に迫った冗談になりますね」
有場純一郎:くつくつと笑みを含む。
星野まいる:「そうですね……」くすっとわらいながらつぶやく。
兼光結:「死ぬほど疲れた果てがアレだとすると冗談にもならないけどね」
茅嶋伊鈴:「時々生存確認はしておきましょうか」くすくすと笑いながら
兼光結:「別段上司でもない身で言うことじゃないけど、アンタも多少は休んだ方が身のためよ」
羽鳥エミル:「助言は……受け取っておく……」
有場純一郎:「一応、負担にならなそうなもの置いておきますね」空いた皿に軽くつまめるものを置いてエミルくんの側に。
羽鳥エミル:「とはいえ……こちらは裏方だからな」
羽鳥エミル:「前線の君らよりは、表向きの疲労くらいならば払うとも」
羽鳥エミル:身を起こし、クラッカーをつまむ。
星野まいる:「でも有り難いことです、バックアップの存在がいることは」言いながら、限定パイナップルジュースをストローで口に含む。
星野まいる:手前の皿には、ほうれん草とベーコンの炒めものがある。戦闘時に製鉄を体内で行う分、鉄分には気をつけている。
有場純一郎:「そうですね。お陰で前に集中できます」
茅嶋伊鈴:あまり食事に手をつけていない。時々飲み物を嚥下する程度だ。
有場純一郎:サーモンのマリネをつまむ「あぁ、これは中々」
遠犬:「星野、あの戦いの後にパイナップルジュース飲めるの、なかなかやるな……」
兼光結:「肝が小さいのか据わってるのか……」 白身魚のムニエルにサラダを添えている。バランスを気にする方なので。
星野まいる:「飲めるものと思ってしまえば、恐怖も少しは薄れるかと思ったので……」
有場純一郎:「なるほど、克服する方に行くんですね」
茅嶋伊鈴:「ふふ、強いですね。憧れます」まいるちゃんに。
有場純一郎:このメンツだとどうやら肉類は消費が滞るらしい、とローストビーフも皿に載せておく。
星野まいる:「あ、強いというわけでは……」もじもじとして照れている様子。
有場純一郎:「いえ。苦手をなくすための努力を自分から出来るのはすごいことですよ」
茅嶋伊鈴:そうそう、と乗っかる。
有場純一郎:「では、星野さん。飲み物のおかわりは必要ですか?」中身の少なくなったグラスを見て、パイナップルジュースのピッチャーを構える。
兼光結:「怯えたままで縮こまるよりよっぽど良い姿勢じゃない。謙遜もし過ぎると毒よ」
水無川枝垂:「もう、有場さま、ご自由になさっていいのですよ」
星野まいる:「あ、そうですよ。少し気を楽にしてもよいのではないでしょうか……」言いつつも、おかわりは受け取る
有場純一郎:「おっと。いけない、過労を注意されてしまいました」注ぎつつ。
有場純一郎:「どうにもクセになっていまして」
水無川枝垂:「お姉様が見ているわけではないのですから」 小さなカップグラタンを取っている。
茅嶋伊鈴:「相当厳しいお姉様方なのですね」
茅嶋伊鈴:水をちびちびと飲んでいる。
水無川枝垂:ローストビーフに、ポテトサラダを。そこそこの量が乗っている。
有場純一郎:「そうですね。自分にも、他人にも」
有場純一郎:「3人の要望に応えていたら、ついこうなってしまって」
茅嶋伊鈴:「ふふ。貴方の所作は実に見ていて心地よいものですが」
茅嶋伊鈴:「背伸びしすぎると、転んでしまいますよ?気をつけてくださいね」
有場純一郎:「ご忠告、痛み入ります」
兼光結:「世話を焼かれることが肌に合わない人間も居る訳だし。癖にまでなると難しいでしょうけど、相手は選んだ方が良いわよ」
有場純一郎:「そうですね。自立している相手に手を貸すのは見くびることになりかねません。……エスコートは押し付けるものではありませんしね」
有場純一郎:「……と言っても、慣れていないので気を抜くと甘えすぎてしまいそうです」
有場純一郎:「その時はどうかご容赦を」
有場純一郎:苦笑する。
茅嶋伊鈴:「甘えすぎるぐらいでいいんですよ。少しずつ探っていけばいいんですから」
茅嶋伊鈴:ね?と他の皆に視線を振る。
星野まいる:「そうですね、私のさきほどの克服方法も」
星野まいる:「怯えすぎていたから身につけたようなものですから」
星野まいる:こくこくと頷く
遠犬:「有場も、極端な環境で生き残ってしまった例だよな」
遠犬:しみじみと。
星野まいる:「そうですね……」
有場純一郎:「えっ……」
有場純一郎:巨大なトロピーの姿を思い浮かべ、同意する星野さんと遠犬と交互に見る
星野まいる:「巨大なトロピーにはならないでくださいね?」
有場純一郎:「そこまで……?」
兼光結:「あそこまで極端では無くても、ありふれた例ではないわよ」
兼光結:「自覚がないヤツが一番ハマりやすい。覚えておいた方が良いわ」
水無川枝垂:「正しく進めば有場さまになり、過てば土岐祥子のようになる……」
茅嶋伊鈴:「ほんの少しの掛け違えだったり……するものですからね」
水無川枝垂:「有場さまとトロピーは、同じコインの表と裏ということですね」
茅嶋伊鈴:コップを持ち上げて、水面を横から眺めている。
有場純一郎:「……!?」
水無川枝垂:「ふふ」からかうような声音である。
有場純一郎:気づけば女性陣からの姿勢が生暖かい。(同情されている……!?)
有場純一郎:「……あ」からかわれたのだ、と気づいた。
水無川枝垂:「伊鈴様、こちらは如何ですか」
水無川枝垂:紅茶の香りが漂うババロア。香りと喉で楽しむもの。
茅嶋伊鈴:「ああ……ありがとうございます、枝垂」
茅嶋伊鈴:鈍った感覚の中でも、その香りは感じ取れた。
茅嶋伊鈴:「いただきますね」
茅嶋伊鈴:スプーンでひと匙ずつ、ゆっくりと嚥下する。喉に意識を集中して、逃さないように。
羽鳥エミル:「数日、部屋は取ってある」
羽鳥エミル:「興味があるなら、トロピアのアトラクションを素直に味わっていってもいいだろう。次の予定がなければだが」
茅嶋伊鈴:端末を見る。まだ、不穏な動きは察知できない。
茅嶋伊鈴:「……そうですね。少しは羽を伸ばさせていただきましょうか」
星野まいる:「浮き輪でプールに浮いたりしてみます」
有場純一郎:「…………」なんとなく、先程のやり取りに言いたいことが無いでもない、が。
有場純一郎:「……そうですね、貸出で大型の浮き輪もありました」
有場純一郎:「気を抜いて楽しむのも良いでしょうね」
兼光結:「……まあ、施設自体は充実してたし。せっかくならオフで体験して帰るのも良いか」
星野まいる:「働きすぎず、休むのが大事……ですからね」
兼光結:「一番気を抜くべきは有場ってことで満場一致したはずだけど?」
有場純一郎:「うーん……この会話、どうやっても勝てなさそうです」
有場純一郎:軽く両手を上げる
有場純一郎:「では、今回は必要無さそうですし、気を抜かせてもらいます……あ、」
有場純一郎:一人ずつ顔を見回して
有場純一郎:「……女性の前で気を抜いたことは、ナイショにしておいてくださいね?」人差し指を口の前に立てる
水無川枝垂:頬に手を当てて、一息。
水無川枝垂:「これはもう……矯正は難しいのでは」
茅嶋伊鈴:「ふふ。よく、わかってしまうのが悔しいところですね」
兼光結:「処置なしね」 水無川に同意して肩をすくめてみせる。
星野まいる:「そうみたいですね……」
星野まいる:おかわりをもらったパイナップルジュースをまたストローで飲む。
星野まいる:労働のあとに飲むジュースは、格別においしい……気がした。


◆Ending◆星野まいるの場合

星野まいる:お昼前後、賑わうプール。
星野まいる:浮き輪を片手に、きょろきょろとあたりを見回している少女が一人。
星野まいる:プールに入る気配は見せず、人を探している様子。
星野まいる:ただ、人とはぐれたというような焦りは見られず、もしかしたら居るかもな、と人を探している様子
有場純一郎:人混みの中で、背後からあなたに向かってくる足音がある。
有場純一郎:「どうかしましたか、星野さん?」
星野まいる:「あ」後ろから声をかけられ、振り向く。
星野まいる:「有場さん」
有場純一郎:「どうも」
星野まいる:「こんにちは」
有場純一郎:軽く会釈。片手にはドリンクが一つ。売店の方で買ってきた直後の装い。
有場純一郎:「なにかお探しのようでしたが」
星野まいる:「……えと」
星野まいる:控えめに指で有場くんを指す。
星野まいる:「有場さんを探していました」
有場純一郎:つま先を見つめる「僕を?」
星野まいる:「昨日言いそびれたな、と思ったことがありまして」
星野まいる:「もし偶然見つかったら良いな、という感じではあったのですけど」
有場純一郎:「なるほど、そうでしたか」
有場純一郎:「広いですしね。見つかってよかった」
星野まいる:「はい。その……今も私が人探しをしている風なので声かけてきたのですよね」
星野まいる:「それについてです」
星野まいる:「その、気遣いのできる素晴らしさと、してくれた感謝についてのお話です」
有場純一郎:「感謝……?」
星野まいる:「ん……その反応、本当に自然な動作で感謝される程のことでもないといった感じですね」
星野まいる:「今回の任務」
有場純一郎:興味深げに聞いている。
星野まいる:「終始気遣ってくれている感じで嬉しかったんです。もちろん、私だけでなく周りの皆さんにもそうでしょうけど」
有場純一郎:「そう、ですね」「ちょっとやりすぎだと注意されましたけど」苦笑い。
星野まいる:「あんまり慣れてないことなので、ちょっと困惑することもありましたけど」
星野まいる:「それが有場さんのあり方、自然な優しさなのだと気づき」
星野まいる:「それを私にも振る舞ってくれるようなのが嬉しかったです」
星野まいる:「だから、お礼を。ありがとうございます」
有場純一郎:「ん……」少しむずがゆそうに「こちらこそ、ありがとうございます」
有場純一郎:「確かに僕にとっては、当たり前のことをしているに過ぎませんが」
有場純一郎:「嬉しいものですね。自分のしたことを肯定されるのは」
有場純一郎:柔らかく笑う。
星野まいる:「良かったです。お礼をちゃんと受け取ってもらえて」
星野まいる:「もしこれで過剰な謙遜をするようでしたら」
星野まいる:「ちょっと怒らなければいけないところでした」
有場純一郎:「む、それは危ない」
有場純一郎:「女性を怒らせると怖いですからね……」
星野まいる:「よくご存知のようで」
有場純一郎:「それはもう。叩き込まれています」
有場純一郎:「それに、僕がこう育ったのは、姉達の薫陶の賜ですので」
有場純一郎:「振る舞いを褒められるのは家族を褒められるようで、気分が良いです」
星野まいる:「お礼の言葉まで丁寧……」感心している。
星野まいる:「あ、そうそう」
有場純一郎:「はい?」
星野まいる:「最終的にいいたいことなんですけれど」
星野まいる:「食事会では休むよういいましたけれど」
星野まいる:「その親切さ、丁寧さをやめろといっているのではなく」
星野まいる:「むしろ私は、有場さんにはそのまま突き進んでいってほしいな」
星野まいる:「そう思うわけです」
有場純一郎:「………」ぱち、とちょっと意外そうに。
有場純一郎:「ありがとうございます」
有場純一郎:「さっき、褒めていただきましたけども」
有場純一郎:「星野さんも、中々他人に優しいお人ですね」
星野まいる:「わ。そうなんですかね?」
有場純一郎:「そうですとも。僕が保証しましょう」
星野まいる:「なら、きっとそうなのでしょう」
星野まいる:「他人に優しい人……」自身への評価を噛みしめるようにつぶやいて。
星野まいる:「じゃあ、他人に優しい人なのでちょっとおせっかいを」
有場純一郎:「なんでしょう?」
星野まいる:「万が一、万が一ですよ?もし、優しくいることに疲れてしまったら」
星野まいる:「そのときはちゃんと他人を頼ってほしいです」
星野まいる:「お姉さん方でも、他の大人でも、なんなら私だって構いません」
星野まいる:「失礼ながら、人に頼るという点でもしかしたら不器用かもしれないな、と想いまして」
有場純一郎:「む…………」
有場純一郎:なんとなく最後の評価に反論を考えて
有場純一郎:「それは……いえ、はい。そうですね」諦める。
有場純一郎:「一人で頑張りすぎると大変、というのが今回の事件でしたからね」
有場純一郎:「そうします……困ったときは、頼らせて頂いても?」
星野まいる:「はい、大丈夫です」
星野まいる:「こう見えて刀匠の娘です」
星野まいる:「鍛え直す方法は、よく知っていますから」
有場純一郎:「おっと……」
有場純一郎:「星野さんも厳格なお父様に育てられたのでしたね。親近感が湧きます」
星野まいる:「はい、そういう点では似ていますね」
有場純一郎:「はい、似た者同士ということで、困った時に頼らせて頂きましょう」
有場純一郎:す、と小指を差し出し「日本での約束は、こっちでしたっけ」
星野まいる:「あ、そうです」今更ながら相手がハーフであることを思い出す
有場純一郎:「あぁ、よかった。たまに混ざるんですよね」
星野まいる:小指をこちらも出す。
有場純一郎:緩く絡めて、数回振る。
有場純一郎:「指切った、と」
有場純一郎:「ちなみに、今からいうのは他人への優しさと言うより、似た者同士のおせっかいなんですけど」
星野まいる:「はい」
有場純一郎:「星野さんのような女子が男子に優しくすると、距離感を勘違いさせてしまうことが有るので」
有場純一郎:「お気をつけて」真面目な顔。
星野まいる:「それは……うーん」少し考え込んで。
星野まいる:「鏡を見て言ったほうがいいと思います」


◆Ending◆兼光結の場合

GM:保島マリンパークホテル 一階 待合スペース
GM:朝の日差しが窓から差し込んでいる。出かける客は大半が既に外出済み。
GM:ランチの時間ともずれており、人はまばらだ。
兼光結:スペースに置かれたソファの一つに腰掛け、スマホを眺めている。
兼光結:人の気配を感じると視線を挙げてスペースの入り口を見る辺り、人を待っているのだろうと推測が出来る。
有場純一郎:いくつかの人の気配。そして、また一人入り口に人の姿が立つ。
有場純一郎:ただ、淀みなく歩く他の客とは違って、一瞬あなたの方を伺った気配があった。
兼光結:やっと来たか、と一つ溜息をつきながら視線を上げて。
有場純一郎:「あ」ぱち、と視線が合う。
兼光結:「……」 予想と違う人物を前に出かけた言葉を飲み込む。
有場純一郎:「どうも、お邪魔してしまいましたか?」
有場純一郎:そのまま立ち去るのも何かと思い、軽く言葉を振る。
有場純一郎:手にはマリンパークのロゴの入った袋。何かしらのお土産を吟味した後のよう。
兼光結:「いいえ。むしろ今もう少し暇になるのが確定したところ」
有場純一郎:「おや、それは……」
有場純一郎:一瞬、言葉を探す間
有場純一郎:「でしたら、話し相手は必要ですか?」
兼光結:「……そうね。スマホも見飽きたところだし」
兼光結:「アンタに急ぎの用が無くて気が向くようなら」 そう言って自分の隣のソファを手で示す。
有場純一郎:「えぇ、ひとまず必要なものは……失礼します」
有場純一郎:示された隣のソファに座る。
有場純一郎:「兼光さんも、この後はプールのご予定で?」
兼光結:「そうね。知り合いに声をかけたら空いてるヤツが居たから」
兼光結:「今は到着待ち。そろそろの筈なんだけど、なかなか来なくて暇を持て余してたのよ」
有場純一郎:「なるほど、そのタイミングで僕が現れたのですね」
有場純一郎:「まだ午前ですからね。確かに外から来るには早い時間帯ですか」
有場純一郎:プールでも使っていた腕時計に目を落とす。
有場純一郎:「せっかくのプール、皆で楽しまないともったいないですね」
兼光結:「まあね。一人で遊ぶっていう場所でも、ガラでもないし」
兼光結:「そっちは?見るからにお土産屋帰りって格好だけど」
有場純一郎:「はい、家族に買っていこうかと。プール施設だけあってスキンケア用品とか多くて」
有場純一郎:「僕もせっかくなので他の人を誘ってみたのですが、連絡がつかなかったり、圏外だったんです」
兼光結:「連絡がつかないも大概だけど圏外って……大丈夫なの、ソレ?」
有場純一郎:「えぇ、まぁ……大学の人ですが、活動的な方なので」
有場純一郎:「こうしてる間にプールどころか海外でもおかしくないかと」
有場純一郎:「他にもエージェントの方は私用の電源は切ったりしてますからね」
兼光結:「まあそれは覚えもある話だけど」 そう言いながらちらりとお土産の袋を見て。
兼光結:「スキンケア用品ってことは、それも姉たちへの貢ぎ物?」
有場純一郎:「貢ぎ物って」苦笑い。「大部分はそうです。あとは母の分も、一応」
兼光結:「ふーん……」 自分から聞いた割には生返事のようなものを一つ返して。
兼光結:「気になってたんだけど。アンタのそれって、姉に言われたからやってるだけなの?」
有場純一郎:「え?」
有場純一郎:それとは?という顔
兼光結:「全部よ。普段の振る舞いとか気遣いとかそういう買い物とか」
兼光結:「別にやってることが悪いとは言わないし、むしろ良いに分類されるでしょうけど……」
兼光結:「姉に言われたからそうしないといけないと思ってるのか、アンタ自身が多少なりとも望んでやってるのか。どっち?」
有場純一郎:「んー……難しい質問ですね」
有場純一郎:「言われたから、もそうですが。じゃあ全て言いなりというわけでも……わけでも……」
有場純一郎:「すこし、例え話を挟んでも良いですか?」
兼光結:口を挟まず、目で続きを促す。
有場純一郎:「兼光さんも、観光に行った際にはお土産などを買うと思いますが、それって別に強制ではありませんよね」
有場純一郎:「かと言って、知り合い全てに配れるわけでもなく。そこにはある程度濃淡があると思います」
有場純一郎:「僕にとってはこういった振る舞いもそれに似ていて……うん、少し表現が難しいですが」
有場純一郎:「誰でもやってることを、ちょっと多めにやってる。それぐらいの話だと思ってます」
有場純一郎:「なので質問の答えは、僕自身の意志でやっていること。そこに少しだけ、厳しい得点が付く。だと思っています」
兼光結:「……なるほど。納得しておくわ」
有場純一郎:「ありがとうございます」
兼光結:「義務感や消極的な理由でやっているなら、もういくつか口を挟もうかと思ったけど。そうも真っ直ぐ言い切るなら不要な世話でしょう」
有場純一郎:「…………」微笑む。その物言いに、少し既視感が湧く。
有場純一郎:「兼光さんは面倒見が良い人ですね」
兼光結:「別に。どちらかというと、アンタが一言言いたくなる人間って言った方が正しいわよ」
兼光結:「身に覚えもあるんじゃないの?」 ふっと悪戯っぽく笑って見せる。
有場純一郎:「無い、とは言えませんねぇ……」
有場純一郎:「でも。その一言をお伝えくださるのも、中々稀有な素質だと思っておりますので」
有場純一郎:「僕としては、感謝をお伝えしようと思います」
兼光結:「ならそこは受け取っておくわ」
有場純一郎:「はい」「………ふふ」
有場純一郎:思わず、といった風に笑いを含む
兼光結:「……何?」
有場純一郎:「いえ、失礼しました。なんとなく……知り合いを思い出してしまったもので、つい」姉、と特定することは避ける。
有場純一郎:「貴重なご意見、感謝します。次にお会いするときは、もう少し改善した姿をお見せ出来るかと思います」
兼光結:「ここからどう改善するのか、楽しみなような見たくないような……」
兼光結:そう呆れ顔で零したところで、手元で遊ばせていたスマホが鳴る。
有場純一郎:「あぁ、時間のようですね」着信音を聞いてあたりをつける
兼光結:届いたメッセージに目を通し席を立つ。 「こっちじゃなくてパークの入り口に着いたって」
兼光結:「来させるのも二度手間だし、こっちが行くことにするわ」
有場純一郎:「はい、お疲れ様です。楽しんできてくださいね」
兼光結:「そっちもね」 ひらりと手を振りながらそれだけ言って、スペースを出ていく。
有場純一郎:こちらも軽く手を振ってその背中を見送る
兼光結:「……全く。アレでまだ満足してないとか」
兼光結:「最後には読心か予知にでも目覚めるんじゃないかしら」
兼光結:誰に聞かせる訳でもない独り言は、夏めいた風に攫われていった。


◆Ending◆茅嶋伊鈴の場合

GM:保島マリンパークホテル 中庭 プールサイド
GM:それは高級ホテルの常として、存在こそするものの。
GM:隣にトロピアマリンパークがある以上、ほとんど客が利用することはない。
GM:けれど、マリンパークでは出来ないことも存在する。たとえば、夜間の利用などだ。
GM:明るい照明と、人気のないプールサイド。
GM:この日は珍しく、使用者がいた。
茅嶋伊鈴:フォームの整ったクロールで泳いでいる。一往復。二往復。
茅嶋伊鈴:しばらく泳いだところで、背泳ぎをしたりと、思うままにナイトプールを満喫している。
茅嶋伊鈴:思い立ったように潜水をして水面に出たところで、ガラス窓ごしの影に気づく。
有場純一郎:視線を感じてか、人影が振り向く。
有場純一郎:タオルを手にして、中庭に続く透明なガラス扉を開ける
有場純一郎:「すみません、お邪魔するつもりはなかったのですが」
茅嶋伊鈴:軽く手を振って出迎える。
茅嶋伊鈴:「邪魔だなんてとんでもありませんよ。ちょうどこちらも上がろうかなと思っていたところですし」
茅嶋伊鈴:「ひとりだと、どうにも少し。味気なくて」
有場純一郎:「では、ちょうどよかったみたいですね。あぁ、よかったらタオルをどうぞ」
茅嶋伊鈴:「では遠慮なく」それを受け取って、身体を拭く。
茅嶋伊鈴:「しかし純一郎は本当に気遣いの人ですねえ」
茅嶋伊鈴:「私はどうも……あまりそういうのが向いてないようで。今回はだいぶ甘えてしまったように思います」
有場純一郎:「いえ、いえ」
有場純一郎:「その分、こちらが出来ないことはお任せしましたから」
有場純一郎:「それに、今回は少し空回りしてしまったようですからね。まだまだです」
茅嶋伊鈴:「相手によっては、ええ。私もしばしば」
有場純一郎:「おや、茅嶋さんもですか?」
茅嶋伊鈴:「はい。少し格好をつけ過ぎてしまって」
茅嶋伊鈴:「ですが、ツッコミを入れられるくらいで良いのかな、とも思っています」
茅嶋伊鈴:「その方が……ええ。ペルソナで接することができますからね」
有場純一郎:「ふむ?」
有場純一郎:「ペルソナですか。見せたい自分を意識する、という意味ですかね?」
茅嶋伊鈴:「そうですね。いわば外向きの自分です」
茅嶋伊鈴:「内面というやつは……なんというか」少し空白があって。「恥ずかしいですからね」
有場純一郎:「あぁ……」
有場純一郎:「そういうことなら、少しわかる気がしますね」
有場純一郎:「それに……差し出がましい口を聞いてしまいますが」
有場純一郎:「自分の内面全てをさらけ出すのは、よっぽど親しい間柄でも……むしろ、親しい方が難しい事かもしれませんね」
茅嶋伊鈴:「……ええ。はい。親しい方が難しい、というのは……ほんとうに」
茅嶋伊鈴:「袖すり合うも他生の縁、ぐらいがちょうどいいのかな、とは」
有場純一郎:「えぇ。理性で行動できればその距離感が良いのかもしれません」
有場純一郎:「人間、誰しも親しい相手には良く思われたいですからね」
有場純一郎:「まぁ。『もっと』、と付くと更に難しくなるわけですが」
有場純一郎:肩をすくめる。
茅嶋伊鈴:「…やはり、純一郎も難しく感じることが多いですか」
有場純一郎:「えぇ。簡単に思える人のほうが居ないんじゃないでしょうか?」
茅嶋伊鈴:「全くですね」困ったように笑う。
茅嶋伊鈴:「……まあ。それでも、どうにも。隠せないものって、ありませんか」
有場純一郎:「内面の話ですか?そうですね」
有場純一郎:「隠そうと意識する時点で、出てきてしまいますからね」
茅嶋伊鈴:「純一郎の、その……普段の所作や振る舞いは、外に見せるべく作られたものかもしれませんが」
茅嶋伊鈴:手を閉じたり開いたりして。
茅嶋伊鈴:「『自然に』そうしてしまっている部分もあったように思います。それは内面の一つですし」
有場純一郎:「そうですね……適正、あるいはその『自然』さがなければ、早くにやめていたと思います」
有場純一郎:それで?と目で促す
茅嶋伊鈴:「…意識してないだけで繋がってるのかもしれないな、と思うのです」
茅嶋伊鈴:「だから、少し……切欠があれば裏返ることもある」
茅嶋伊鈴:自らの腕を軽く撫でて。
茅嶋伊鈴:「……すみません、どうにも取り留めのないことを。少し話を聞いて欲しかったようですね」
有場純一郎:「いえ、お役に立てたのならば」
有場純一郎:「言葉にする内にはっきりすることもありますからね」
茅嶋伊鈴:「…………」薄い微笑みを浮かべる。
有場純一郎:「ただ、そうですね。一度揚げ足を取らせて頂いても?」
茅嶋伊鈴:「はい。どうぞ?」
有場純一郎:「茅嶋さんは、内面を見られることをお気にしているようですが」
有場純一郎:「どんなに外面を取り繕っても、想定した評価が貰えるとは限らない。という点が一つ」
有場純一郎:「もう一つは、仮に裏返ったとしても、それに『想定通り』の評価を他人が下してくれるとは限らない、という点です」
茅嶋伊鈴:ぱちぱちと瞬きをする。
有場純一郎:指を立てる。
有場純一郎:「なので、まぁ。裏返ったときが不安ならば、普段から少し見せてみても良いのでは無いでしょうか?」
有場純一郎:「人付き合いは多少変わってしまうかもしれませんが……それで評価を変えない人ならば、裏返ったとしても耐性は付くでしょう」
有場純一郎:「……………といっても」
有場純一郎:「それが出来れば、苦労はしない。という話ですがね」
茅嶋伊鈴:「ふふ。ふふふ」
茅嶋伊鈴:「そうですね。まあ、やっぱり恥ずかしいは恥ずかしいものですが」
茅嶋伊鈴:「悪くはないと思いますよ。ありがとうございます」
有場純一郎:「どういたしまして」
茅嶋伊鈴:「……では、少しだけ」
茅嶋伊鈴:握手を求めるように手を差し出す。
茅嶋伊鈴:《自動体温》を解除。
有場純一郎:その手を取る。
茅嶋伊鈴:泳いでいたせいもあるだろう。だが、それでも。
茅嶋伊鈴:人の体温はその奥にほんのりと感じられるものだ。
茅嶋伊鈴:それが、一切存在しない。
茅嶋伊鈴:「……別に、珍しいことでも、ないのですけどね」
有場純一郎:おや、と眉を動かす。
有場純一郎:手の形をした無機物のような冷たさ。
茅嶋伊鈴:「秘密?というほどのことでもありませんが。多分、内面に関わる一つの要素でしょうか」
茅嶋伊鈴:「……私は、そういうモノです」
茅嶋伊鈴:「………なので、ええ。必要以上に格好つけてしまうのかもしれないですね」
有場純一郎:「なるほど」
有場純一郎:おそらく十全には事情を理解出来ていない。想定したものと一致している保証もないが、その誤差を修正する必要もない
有場純一郎:「では……そうですね」
有場純一郎:「その格好つけは、貴方がしなければならないからやっていることですか?」
有場純一郎:「それとも、そうしたいから?」
有場純一郎:まるで最近自分が言われたようなことを問いかける。
茅嶋伊鈴:「………」少し考える。
茅嶋伊鈴:「元々は、誰に言われたわけでもなく、だけど必要に駆られて、でした」
茅嶋伊鈴:「今は、好きでやっていると思います」
有場純一郎:「では、」
有場純一郎:「僕が何かを付け足す必要は無さそうですね」
有場純一郎:同じ答えを持っているであろうから。
有場純一郎:「なので、そうですね。僕が伝えられることと言えば……」
有場純一郎:「外面以外を見せるのは少し怖いですが」
有場純一郎:「意外と、受け入れてもらえる人たちに心当たりはありますよ」
有場純一郎:と、今回一緒に任務を行った人たちを思い返す。
有場純一郎:おそらく伝わってるだろう。とも考えつつ。
茅嶋伊鈴:「はい。……はい」
茅嶋伊鈴:「ありがとうございます、純一郎」
茅嶋伊鈴:そして、少しあたりを見回し。
茅嶋伊鈴:「……そろそろ寒くなってきましたか?戻りましょう」





◆Ending◆バス停

GM:【バス停 保島東下駅】
GM:短くも、印象的だった時間が終わり。
GM:マリンパークからの帰路。バスで最寄り駅まで30分。
GM:利用者は素直に少ない。レジャー周りの開発も及ばず、最低限の囲いがある程度。
GM:時刻は夕暮れ。真昼よりは明確に温度は下がるが、まだ少しだけ蒸し暑い。
有場純一郎:バス停のベンチに腰掛けて、傍らにバッグを置く。
有場純一郎:次の時刻表を確認後、手持ち無沙汰に駐車場から出ていく車を眺める。
有場純一郎:任務を終え、人目はなく、静かな空間。
有場純一郎:ベンチに腰を下ろした瞬間から、じわじわと忍び寄る緩やかな感覚がある。
有場純一郎:「………くぁ」
有場純一郎:と、小さなあくびとともに、瞼が徐々に降りてきていた。
有場純一郎:(今回は少し………)
有場純一郎:(はしゃぎすぎたか)
有場純一郎:寸断されそうな意識を紡ぎながら、そんな事を考えていた
:「次の便まで、まだ掛かりそうですか?」
:不意に、そんな声が横合いからかかった。
有場純一郎:「…………え?あぁ」それが、自分に掛けられた声だとわかって意識を引き戻す。
有場純一郎:「そうですね、もう少し先で………」
有場純一郎:腕時計を確認しながら、声をかけた人物に振り向く
水無川枝垂:「有難うございます。ではこちらで待ちましょうか」
水無川枝垂:小さなショルダーバッグ一つ。隣に座る。
水無川枝垂:「こちらへは、ご旅行で? それともお仕事?」 悪戯っぽく微笑んで聞く。
有場純一郎:座った状態で、普段より近い位置に頭がある。
有場純一郎:「えぇと、」仕事、というのは説明に困るので「旅行……で……」
有場純一郎:なんだか似ているなぁ、と緩やかな回転の頭で思いつつ。
有場純一郎:徐々に把握していく。
有場純一郎:「…………」
有場純一郎:「え?」
水無川枝垂:「お早うございます、有場さま」
有場純一郎:「おはようございます……?」
水無川枝垂:見上げる角度。夕焼けが横から差している。
有場純一郎:夕焼けの照らす顔に、普段より暖かな血色を見る
有場純一郎:「水無川さん……?あれ、どうしてここに……?」
有場純一郎:「というか、」無意識に口元を隠しつつ「……寝てました?僕」
水無川枝垂:「いえ。ですが、お疲れでしょう?」
有場純一郎:「そ────」否定の言葉が詰まる「う、かもしれません」
水無川枝垂:「大変動いていらっしゃいましたから」
水無川枝垂:水無川は空輸業の企業取締役であり、基本的に移動は空路だ。
水無川枝垂:だが、常にそうするわけではない。「私は、幸い次の業務まで間が空いたので」
有場純一郎:故に、他の人がそれぞれの帰路についた後。同道する人間は居ないものだと思っていた。
水無川枝垂:「趣味なんです。他者の……他社の輸送経路を使うことは」
水無川枝垂:「場合によっては、学びにもなりますから」
有場純一郎:「ふむ」
有場純一郎:「仕事、ではなく、趣味なんですね」
有場純一郎:「じゃあ、今はオフですか」
水無川枝垂:「そうともいえますね」
水無川枝垂:大きな荷物は、先に社に送っていますし、と。
有場純一郎:「あぁ」女性の荷物にしては、量が少ないと思っていた。
有場純一郎:「それなら良かった。流石にお仕事をしてる人の横で寝落ちしていたのは気まずいですからね」
有場純一郎:「普段のお休みも色んな所行かれるんですか?」
水無川枝垂:「どちらかといえば、空いた時間に、滑り込むように入れています」
水無川枝垂:「ごゆるりと寝入ってしまって構わないですよ」
水無川枝垂:「有場さまの寝顔を見られる機会など、余人にあるものでもないでしょう?」
有場純一郎:「む………」
有場純一郎:「見てて楽しいものとは思えませんが……」
有場純一郎:照れ隠しのように声を落ち着かせる。
水無川枝垂:「さて、諸説あるのではないでしょうか」
水無川枝垂:「改めまして、この度は有難うございました」
有場純一郎:「いえ……いえ。どういたしまして。こちらこそお世話になりました」
有場純一郎:「それに、今回は水無川さんも責任者として一緒にした立場でしょう」
水無川枝垂:「そうでしたね。以前の……プリンキパリアの一件から、これで二度目」
有場純一郎:「あのときも大変でしたね……プールで再会することになるとは思ってませんでしたが」
水無川枝垂:「そうでしたね。ふふ、麗しい女性の皆様に囲まれて」
水無川枝垂:「たいへん羨ましい立ち位置でしたね」
有場純一郎:「むむむ……やっぱり傍から見るとそう見えるんでしょうか?」
有場純一郎:「こちらは結構大変……あ、いえ、不満とかではないですよ?麗しい部分を否定もしません」
水無川枝垂:「傍からの視点では。……ですが、あれだけ二心無く動けるのは、有場さまの長所でしょう?」
水無川枝垂:す、と滑らかに身を捻る。
有場純一郎:「…………ありがとうございます」ちょっとだけ歯切れ悪く笑って。
有場純一郎:「水無川さん?」その仕草に少し首を傾げる。
水無川枝垂:半ば膝の上に乗り出す形で、有場さんの身体に身を寄せる。
有場純一郎:「わ、」
有場純一郎:夕焼けの気温と体温の違いがわかる。
水無川枝垂:「……なんてことはないでしょう?」
水無川枝垂:「あれだけ真摯に、受け止めてくださったのですから」
水無川枝垂:ボートから落ちたときと比べれば、密着している場所はほとんどない。
有場純一郎:「……………んん」
有場純一郎:あの時は折り重なるように体重を預けられていた。咄嗟のことで、肌を傷つけないことを優先として。
有場純一郎:膝に掛けられた重みと、わずかに触れる肌。その何倍もの状態だった。
水無川枝垂:「有場さま」身を寄せた胸元から、囁くように。
有場純一郎:「んぐ……」その声にすら温度が有るようにくすぐられる。
水無川枝垂:……声の温度が、不意に冷える。
水無川枝垂:「……今回の、特に土岐主任の一件が決定的で。ここの建設業者はしばらくの間、別の協賛企業の預かりとなるのです」
有場純一郎:「………?」
水無川枝垂:「その候補としては、当然……監査を行なった企業。慣例として、そこが上位につくことになる」
有場純一郎:わずかに浮かんでいた汗が疑問と引き換えに引く。
有場純一郎:「と、いいますと……今回監査を行ったのは」その責任者は。
水無川枝垂:「有場さま。……オーヴァード社員を全て把握し、保護しておきながら」
有場純一郎:胸元に身を寄せる艶やかな黒髪に目を落とす。
水無川枝垂:呼ばれた有場たちとは違い。調査段階から、彼女とエミル、遠犬たちはここにいた。
水無川枝垂:「それを指導していた責任主任の行方不明を見落とすなんて。……そんなこと、あるかしら?」
有場純一郎:「……………」
水無川枝垂:自然な疑問の表情。いつもの、できすぎた微笑とは違う。
水無川枝垂:すい、と小さく身を戻す。
水無川枝垂:「――――冗談です」
有場純一郎:「冗談?」
有場純一郎:オウムのように言葉を返す
水無川枝垂:「エミル様は、ここに来た時点で働き通しでしたから。監査項目も、基本的にはオーヴァード、レネゲイドだけをピックアップしますし」
水無川枝垂:「ふふ。ふふふっ」
有場純一郎:「………………なるほど、冗談か」
有場純一郎:「じゃあ、そうだね。一つ関係ない話をしていい?」
水無川枝垂:「はい。他愛もない……あら、どうぞ?」
有場純一郎:「さっきの、麗しい女性に囲まれている状況の話だけど」
有場純一郎:「正直、緊張していた」
水無川枝垂:「そうだったのですか」
有場純一郎:「うん。皆素敵な人だし、知り合いの水無川さんも居るし。それに……なんと言うか」
有場純一郎:「仕事で女の子に囲まれて、鼻を伸ばすのは」
有場純一郎:「かっこ悪い、と思ったわけだね」
有場純一郎:「できれば、かっこいい振る舞いをしたい。だから、そう振る舞おうと必死だった」
有場純一郎:「二心がなく見えていたとしたら、多分そのおかげだ」
水無川枝垂:「……、……まあ」
水無川枝垂:「けれど、演じているだけでも、周りに気付かれなければ、それが真実になりますよ」
有場純一郎:「うん、そうだね───そうなれればいいと思ってる」
有場純一郎:「ただ、今は僕は仕事も終えて、君も趣味でここに居る」
有場純一郎:「つまりオフだ。だから、正直に話すんだけど────さっきのはとてもドキドキした」
有場純一郎:「……水無川さん、僕は要領が悪いから、冗談で言ったことを本気で受け取る癖があるんだが」
有場純一郎:「もし君が、なにか事情があって、あるいは必要にかられて悪い振る舞いをした時に」
有場純一郎:「『叱られたい』だなんて甘える相手が欲しいなら、力になれれば良いなと思ってるよ」
水無川枝垂:「…………」
水無川枝垂:帰ってきた言葉に、少しだけ、目を丸くした。
水無川枝垂:「……ふふっ」
水無川枝垂:「ふふふっ、あは、あはは……」
水無川枝垂:目を伏せて、胸を抑えて笑う。
有場純一郎:「…………すまない、少し自分語りをしました」
有場純一郎:敬語に戻した口調は、普段に比べれば取り繕っていることがわかりやすい、照れ隠しの響き。
水無川枝垂:「ああ、……いえ、本当に」
水無川枝垂:「なんとも、罪深いですね、有場さまの姉君は」
水無川枝垂:ひとしきり笑って、目尻の涙を拭った。
有場純一郎:「な、何故でしょう?」
水無川枝垂:「協賛企業は、レネゲイドの生み出す利益を扱う集団です」
水無川枝垂:「必要以上に気を許さないようにと、そうお伝えするつもりでした」
有場純一郎:「む……」
水無川枝垂:「ええ、私のその意見は変わっておりません」
有場純一郎:「そうは言われましてもねぇ……」
水無川枝垂:「参考程度に。どうも、私程度の忠告では、大して響かないことがよく分かりました」
有場純一郎:「いえ、はい。忠告はありがたく受け取っておきます」
有場純一郎:「つまり、美女には気をつけろと」
有場純一郎:「……参考にさせていただきます」
水無川枝垂:「形容はさておき、ええ。私のような、外面ばかりの手合いには特に」
水無川枝垂:「受け止めてばかりでなく、必要に応じてのし掛かって抑え込む程度の覚悟を」
有場純一郎:「覚えておきましょう」
有場純一郎:「そう望まれるなら、いずれ」
有場純一郎:「身につけておくことにします」
有場純一郎:今までそうしたように、と笑いかける。
水無川枝垂:今までそうしたように。と小さく言葉を繰り返す。
水無川枝垂:「楽しみです。……ですが、私が告げたことは、どうか秘密にしてくださいね」
水無川枝垂:お姉さま方に始末されたくはありません。そう言って。
水無川枝垂:小さく指を立てて、片目を閉じた。




【ダブルクロス The 3rd Edition   抜山蓋世トロピアウォーズ   END】



GM:「抜山蓋世トロピアウォーズ」これにて全工程終了となります。
GM:どうもお付き合いありがとうございました。
【目次へ戻る】