『土曜零時に待ち人は来ない』(GM:めかぶ)
PC1:三木燕真(
キャラシート
)PL:DT
PC2:支倉芹香(
キャラシート
)PL:缶詰
PC3:三木鴇生(
キャラシート
)PL:自動
本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.
メインログ|雑談ログ
目次
Preplay
GM:ズズン・・・
GM:では、セッションを開始していきましょう。
GM:まずは自己紹介から。
GM:キャラシを貼ってから、お名前とか所属とかプロフィールを教えてね。
GM:まずはPC1の三木燕真くんからお願いします!
三木燕真:はい。
三木燕真:キャラシート
三木燕真:三木燕真(みき・えんま)。
GM:キャー、ミッキー!
三木燕真:鳥の名前が入った決闘者の剣使いのイニシアチブ行動ピュアブリード白兵剣士の方と覚えてください
GM:わかりました
三木燕真:UGNの遺物探索局の局長を父に持つエリートで、自身もUGN所属のエージェント。
三木燕真:ただし、レネゲイド適性は劣悪の落ちこぼれでした。
三木燕真:過去のある事件で幼馴染を殺害して“倖(しあわせ)のエリネド”という遺産を継承したことにより、人並みの能力を手に入れました。
GM:切ない…
三木燕真:経緯からか人間不信の面が根強く、馴れ合い嫌いで単独任務を好みます。
三木燕真:ただし能力形質は他人との連携でこそ真価を発揮するもの。
三木燕真:性能は《超振動閃》特化のピュアハヌマーン。真っ先に叩き込んで後続の打点を稼ぎます。
三木燕真:一応自分で《ライトスピード》もあるので自己完結も出来はします。
三木燕真:孤高なので絶対に負けません よろしくおねがいします!
GM:不敗宣言だそうです 頑張って欲しい
GM:よろしくお願いします! では、今回の燕真くんのハンドアウトを確認していきましょう。
・PC1 三木燕真
シナリオロイス:三条辰砂(さんじょう・しんしゃ) 推奨感情:親近感/不安
キミは親友から遺産を受け継いだ過去を持つUGNエージェントだ。
キミと同期のUGNチルドレン・三条辰砂は、ポニーテールとクールな目つきがトレードマークの女子高生で、キミの古い友人であり、キミが遺産を継いだ詳細な経緯を知る者の一人でもある。
とある日、久しぶりの再会を果たした彼女は、恋愛相談という名目でキミの恋愛事情を聞き出そうとしてくる。キミがそれにどう答えるにせよ──後日、キミは彼女が戦闘任務の末に消息不明となったという知らせを聞くことになる。
キミの胸中に関わらず、キミはとあるレネゲイドアイテムの捜索任務に任ぜられる。奇しくもそれは、三条辰砂が参加していた戦闘任務と関連があるようだ。キミはその任務を受けることにした。
三条辰砂:三条辰砂はキミと古い付き合いのUGNチルドレンです。
三木燕真:こんな美人と……
GM:自己紹介の時にもお話しがあった
GM:亡くなった幼馴染とも繋がりがあったイメージです
三木燕真:理解ぜ
GM:その辺の話も今回やっていいよという許しを得ているので、過去回想などやっていきましょうね!
三木燕真:どうなることやらだぜ
GM:がんばってやっていきましょう
三木燕真:よろしくおねがいします 絶対に負けません
GM:不敗宣言だそうです がんばって!
GM:よろしくお願いしまーす
GM:では、続いてPC2の支倉芹香さん!自己紹介をお願いします。
支倉芹香:はーい
支倉芹香:キャラシート
支倉芹香:支倉芹香(はせくら・せりか)、UGNの《アモリス》です
支倉芹香:怜悧な目元と冷たさを思わせる外見と、相反して振る舞いにはどこか儚さが宿る女の子です
支倉芹香:病弱なので、外出の予定がない時はだいたい病室にいます。
支倉芹香:というのも古代種の形質を持っているため、他人よりレネゲイドの存在に頼った生き方をしてます
支倉芹香:一人では虚弱ですが、レネゲイドの活動が濃い場所やオーヴァードと一緒だと体力を補填できます
支倉芹香:プライベートでは大学生、アルバイトで家庭教師をしながら、UGNでも座学を教える教官のような役目。
支倉芹香:なお、普段は《日常の代行者》で分身を作り出し大学などを代返してます。便利。
GM:こんなせんせいがいてたまるかよ
GM:生徒はどうしたらいいってんだ
支倉芹香:ちゃんと勉強に集中しましょ~
支倉芹香:能力は汗を媒介にして他人を活性化させたり活力を分けてもらう感じ
支倉芹香:サキュバスっていうんだって
GM:オイオイオイオ~~イ
GM:古代種ってすごいなあ
支倉芹香:昔はいっぱい居たんだよ~
GM:そうなんだ~
支倉芹香:UGNにはお母さんになってる人もいるんだって~
GM:へ~!サキュバスママなんて特盛だなあ~!
支倉芹香:個性の塊~!
支倉芹香:性能的には紅のベーゼでHPを確保してコンダクトで他の人に動いてもらい、それをシーン攻撃に変換したりします。
支倉芹香:手助けは任せて。がんばります
GM:手番では基本的に射撃攻撃する予定なのかな?
支倉芹香:あ、そうですそうです
GM:ほんほん! 了解です
支倉芹香:銃とかを買って攻撃します。場合によっては自分でシーン攻撃をしたり 臨機応変!
GM:柔軟性を見せられるわけね
支倉芹香:ストレッチは欠かしません
GM:他に紹介しておきたいことはあるかな?
支倉芹香:大丈夫!あっ、三木くんとは家庭教師やってます!よろしくね!
GM:最後に爆弾投げてきたな よろしくお願いしますね!
GM:では支倉さんのハンドアウトも確認していきましょう。
・PC2 支倉芹香
シナリオロイス:月浦青葉(つきうら・あおば) 推奨感情:遺志/隔意
キミは普段、大学で教育課程を履修しているUGNエージェントだ。
月浦青葉は、キミがバディを組んでいるUGNチルドレンだ。ツンと澄ました外見に反して人懐っこく寂しがりな性格の男子高校生である彼は、能力を過剰に使いすぎるきらいがあり、キミはメンターを兼ねてその面倒を見ているのだった。
月浦青葉はキミに心を開いており、キミに「この任務が終わっても、できれば自分を一番大切な人にしてほしい」と無邪気な様子で頼んでくる。キミがどう答えたにせよ、任務の終了とともにキミ達のバディは解消され──後日、キミは彼が戦闘任務の末に消息不明となったという知らせを聞くことになる。
そんな中、キミはとあるレネゲイドアイテムの捜索任務に任ぜられる。奇しくもそれは、月浦青葉が参加していた戦闘任務と関連があるようだ。キミはその任務を受けることにした。
月浦青葉:OPで月浦青葉というUGNチルドレンの男子高校生と男子を組んでもらいます。こんな感じ
支倉芹香:ツンと澄ました外見に反して人懐っこく寂しがりな性格の男子高校生の月浦くん…!
月浦青葉:子犬のように懐いてくるので良い感じにあしらってください
支倉芹香:年頃を感じますね。わかりました。
支倉芹香:アプローチが激しいのね。よしよし
支倉芹香:がんばってあしらいます!
GM:可愛がられちまうな…
GM:お姉さん力、期待してます!よろしくどうぞ!
支倉芹香:よろしく~!
GM:では最後に、PC3の三木鴇生さん、自己紹介をお願いします。
三木鴇生:はーい!
三木鴇生:キャラシート
三木鴇生:みき・ときお。コードは「安宅(あたか)」。
GM:キャー、ミッキー!
三木鴇生:PC1の三木さんと同姓ですが赤の他人。
三木鴇生:鳥の名前が入った決闘者の剣使いのイニシアチブ行動ピュアブリード白兵剣士の方と覚えてくださいね!
GM:さっきも聞いたな…
三木鴇生:軽薄な物腰、長い黒髪に剣呑な目つき、伊達眼鏡の青年。普段は本部エージェントの息子のお世話係をしています。
三木鴇生:詳しくは(『あやまちの船に揺られて』)
三木鴇生:出身は神城の末端組織、本来は隠密狙撃のエキスパートを生み出したい産物でしたが、そこの愛人に育てられ、不出来な産物ながらげんきにここまできたよ。
GM:実はフラスコのベイビーなのだね
三木鴇生:みたい!
三木鴇生:身体は軽め、気持ちは重め。
三木鴇生:シンドロームはエンジェルハイロウのピュアブリード。肉体を細かく量子化を繰り返しつつ、高速での斬撃を放つことができます。
GM:反比例
三木鴇生:感覚白兵を《幻影の騎士団》《インターセプト》でより速く強く。100%超えると《マスヴィジョン》もつくよ。
GM:固定値が怖いんだよな…
三木鴇生:イニシアチブ行動も持ち味…もちあ…なんか今回みんなそうですが
三木鴇生:まあがんばります!よろしくね
GM:あらゆる意味で属性の偏りがすごいんですよね今回 よろしくお願いします!
GM:ではでは鴇生さんのハンドアウトも確認していくよっ。
・PC3 三木鴇生
シナリオロイス:洲本紫津子(すもと・しづこ) 推奨感情:懐旧/不快感
キミは神城グループにて製造された過去を持つUGNイリーガルだ。
キミは現在、レネゲイドアイテムの捜索を任されている。それはとある屋敷で所有されているからくり時計で、UGNが密かに監視していたのだが、先日、何者かによって盗まれてしまったのだという。
調査のために、からくり時計を所有していた屋敷を訪れたキミは、屋敷に住む洲本紫津子という蠱惑的な風貌の女性(ハイネックを着用します)から話を聞くことになる。なんでも本来の主人はほとんど家に帰らず、普段は愛人である彼女が一人で屋敷に居るのだそうだ。
洲本紫津子ははぐらかすような物言いばかりし、からくり時計が盗まれた際のことも、どこか含みのある言い方でキミの追及を避けてしまう。
キミは彼女のそんな様子に、どこか興味を惹かれるのだった。
三木鴇生:おっ奥ゆかしい衣装 たすかるぜ
洲本紫津子:UGNからの依頼を受け、洲本という妙に色っぽい女に事情聴衆してもらいます
三木鴇生:美人
GM:これが俺の…限界蠱惑的バトルだ!
三木鴇生:がんばるしかない!
GM:高めていきましょう 湿度
三木鴇生:まかせて
GM:期待してるぜ よろしくお願いします!
三木鴇生:よろしくおねがいしまーす!
GM:では、自己紹介が終わったので、最後にみんなでトレーラーを確認して「うおおやるぜ」という気持ちになり、セッションを開始していきましょう。
トレーラー
そこの窓から外を覗いても、くちなしの花で覆われてしまって、何にも見えなくて。
彼が来るのかいつまで経っても分からないのが、好きだった。
友との再会は、忌まわしい過去を呼び覚ます。
…作戦失敗に終わった戦闘任務。UGN・FHともに多くの死傷者が生まれたその日、
とある屋敷から、所持者の不幸を祓うと噂されるからくり時計が盗み出された。
居なくなった友は何も遺さず、何かを知る女はただ笑う。
どんな悲劇が起ころうとも、時計の針は廻り続ける。
ダブルクロス The 3rd Edition『土曜零時に待ち人は来ない』
ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。
三木鴇生:うおおやるぜ!!
三木燕真:うおおやるぜ
支倉芹香:やりますよー
GM:うおおその意気です!よろしくお願いします!
GM:まずはマスターシーンから。
◆Masterscene◆
GM:桜並木に囲まれた湖のほとり。雨が降っていた。
GM:二人きりで援軍も呼べない状態で、ずっと怪物と闘っていた。
GM:この湖で死んだ女の成れの果てだった。苦戦を強いられた。
GM:女の怪物が倒れている。雨粒に散らされた桜の花びらが、水面に浮かぶ。
GM:キミはともに戦っていた少年を見ていた。
マリ:「燕真」 彼もキミの名前を呼んだ。
GM:檸檬色の瞳の、どこか達観した雰囲気を漂わす少年だった。
マリ:「どうやら、ぼくは能力を使いすぎた」
マリ:「わかるんだ。もう戻れないって」
GM:少年は嵌めていた指輪を外す。ずっと優しく笑っていた。
マリ:「エリネドの加護をきみに継がせる」
マリ:「その力をもって、ぼくというジャームを殺してくれ」
◆Opening 三木燕真◆
GM:OP1。燕真くんのOPです。
GM:燕真くんは侵蝕率を上げて登場してね。
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (35 → 43)
GM:ではこのシーンはハンドアウトにある通り、久しぶりに古い知り合いの三条辰砂に再会して
GM:恋バナを持ちかけられたり、できそうだったら過去を匂わしてもいいよねという交流を図るシーンになっております
GM:これもハンドアウトにあるので言っちゃいますけど、OP以降三条が失踪しちゃうので
GM:がんばってOPで交流しまくっておきましょう
三木燕真:そんな……
三木燕真:みんないなくなるじゃんッ
GM:かなしい
GM:そんな感じでやっていくね!最初に情景を描写しますね
GM:春。少しずつ暖かくなり、どこか柔らかな空気が街を包む季節。
GM:キミは駅前にあるコーヒーチェーン店に来ていました。
GM:窓からは、淡く咲き始めた桜並木がよく見える。
GM:古い付き合いのUGNチルドレンから久しぶりに連絡が来て、ここで再会する運びとなったのだった。
GM:テーブルの正面に、キミと同じ年のUGNチルドレン…三条辰砂が腰かけています。
三条辰砂:「なんだかむずがゆい」
三木燕真:「……何が?」口をつけていたコーヒーを離して。
GM:三条は、紅梅色の瞳の、黒髪をポニーテールにしたクールな印象の女子高生です。
三条辰砂:「誘っておいてなんだけどさ」同じサイズのコーヒーを両手で握っている。
三条辰砂:「わざわざこうやって二人きりで、顔を突き合わせるなんて」
三条辰砂:「むずがゆくない?」
三木燕真:「いや?分からないけど」
三木燕真:「何が言いたいんだか」再び口をつける。
三条辰砂:「…余裕そう」顔を覗き込む。
三条辰砂:「なんかあった?」
三木燕真:「余裕?……ああ」
三木燕真:「辰砂と居た頃に比べればな。あの頃は……」
三木燕真:「無かった。余裕が、まったく」
三木燕真:「あの時よりはマシ。今は」
三条辰砂:「……」ちらりと、キミの右手の中指に視線を寄せる。
三木燕真:「……」その視線を感じ、少し顔をしかめる。
三木燕真:その右手には、鈍く光る指輪がある。
三条辰砂:「…まあ。燕真に余裕が出ているなら」
三条辰砂:「いいことだよ。成長、成長」
三木燕真:「……子供扱いして……」
三条辰砂:「ふふ」くすっと笑う。
三条辰砂:「それに…今日は。そんなシリアスな話をするつもりではなくて」
三条辰砂:「いや、シリアスといえば、シリアスなんだけれど…」
三木燕真:「何だよ」
三条辰砂:「………」言いあぐねている。「………燕真」
三条辰砂:「彼女できた?」
三木燕真:「出来てない」
三条辰砂:「好きな人は?」
三木燕真:「……居ない」
三条辰砂:「間!」
三条辰砂:紅梅色の瞳で、じっと顔を見つめてくる。
三木燕真:「呆れただけだ。まさか、それを聞きにわざわざ?」
三木燕真:「暇なのか」
三条辰砂:「……幼馴染と久しぶりに親交を深めたいと思うのは、青少年としては至極健全な心理じゃない…?」
三条辰砂:じぃっとキミを見つめている。「いるでしょ。ね。誰かいるでしょ」
三木燕真:「……そういうのは考えてないから」
三条辰砂:「そういうのは考えてない?」わざわざ繰り返す。
三条辰砂:「なに、もしかして。積極的にいけない相手ってことかな」
三木燕真:「……」不機嫌そうに見て。
三木燕真:「……そういうのは。考えたくない」
三木燕真:「大事な人とか、そういうのは……要らない」
三条辰砂:「……おやまあ」
三条辰砂:すっと、白く細い手をキミの額に。人差し指で、つんとおでこを叩く。
三木燕真:「というか、人にそういうのを聞くってことは自分は……何だよ」
三条辰砂:「またそんなこと言っちゃって、と思って」
三木燕真:「……辰砂は」その手を握って押し返して。
三木燕真:「どうなんだ」
三条辰砂:押し返されて。悪戯っぽく微かに口元で笑ったまま、キミを見つめ返す。
三木燕真:「……何」
三木燕真:「当てろってか」
三条辰砂:「……そうだな。試してみようかな」
三条辰砂:「当ててごらん」
三木燕真:「……辰砂なら事欠かないだろ。居る」
三条辰砂:「あは」笑う。「及第点、かな」
三条辰砂:「なんていうか……その」
三木燕真:「……何」
三条辰砂:「年下の子でさ」
三条辰砂:「かわいくて…」目を逸らす。「……子供っぽい子で」
三条辰砂:「…馬鹿にしないでほしいんだけど、その…」
三条辰砂:「気付いたら」
三木燕真:「……」幽かにだけ笑う。「そうか……うん?」
三条辰砂:「説教っていうか意地悪っていうか…そういう感じになってて」
三条辰砂:「私、怒りっぽい人だと思われてそうっていうか、いや小学生かよ、みたいな…」
三木燕真:「……俺は」
三条辰砂:「ん?」落ち着かない様子で、結んだポニーテールの先をくるくると弄っている。
三木燕真:「俺はそう思ってない。だから」
三木燕真:「長く関わってれば、自然と、分かるだろ」
三木燕真:「辰砂がどういうやつかは」
三条辰砂:「……んふふ」ふっと笑う。
三条辰砂:「そう? そっか」
三条辰砂:「良いこと言うじゃない、燕真」
三木燕真:「珍しく、みたいな言い方やめてくれ」
三条辰砂:「あはは。そうだね。私がよく知ってる頃の燕真とは、違うんだもの」
三木燕真:「……同じだよ」
三木燕真:「別に、何も変わっちゃいない」
三木燕真:「変えられちゃいない」
三条辰砂:「……」
三条辰砂:「大事な人って」
三条辰砂:「気付いたら、できているものなんじゃないかな」
三木燕真:「……」自分の手の指輪に撫でるように触れる。
三条辰砂:「気付いたら、恋に落ちてるみたいに」
三条辰砂:「んふ」自分で言ってから噴き出す。
三木燕真:「そんなだったのか」
三条辰砂:「最初は…普通に、ほっとけないな、って思ってて」
三条辰砂:「それで…そのまま。目が離せなくなって」
三条辰砂:「隣にいたいなって」
三条辰砂:「……そういうの、ない?」
三木燕真:「……」
三木燕真:「……したいなら、そうしたほうがいい」
三条辰砂:「逸らしたな」くつくつと笑う。「うん。そうするよ」
三木燕真:「逸らしてない」仏頂面で。「そうしろ」
三条辰砂:「うん」笑っている。「今度、ちょっとハードそうな任務があるから…」
三条辰砂:「一緒にね。まあ、がんばってくる」
三木燕真:「そう。無理はするなよ」
三条辰砂:「私はそうしたいと思ってるんだけどね…」
三木燕真:「するな」
三条辰砂:「……」
三条辰砂:「……そんな泣きそうな顔しないでよ」
三木燕真:「してない」
三条辰砂:「あはっ」
三木燕真:「……」息を吐いて。
三木燕真:「……もし。何かあった時」
三条辰砂:「ん」
三木燕真:「誰かに言っときたいことがあれば、そいつに言伝ててやる」
三木燕真:「あれば言っておいてもいい」
三条辰砂:「……んー」
三条辰砂:「…何かあった時なんて考えない…絶対帰る…まで言えたら、どんなにかっこいいか…」溜息をつくように言う。
三条辰砂:「…そうだね」
三条辰砂:「燕真から、あの子に言っておいてもらおうかな」
三木燕真:「……ああ」
三条辰砂:「ひとつはね。最近よく話してくるお姉さんのこと、実はめちゃくちゃ妬いてたって言うのと」
三条辰砂:「ふたつめは、私が叱ってる時に泣きそうになってる顔、正直かわいいって思ってたって」
三条辰砂:「言っておいて」
三木燕真:「……ああ」茶化すでもなく、ただ頷く。
三木燕真:「言わない日を祈っておく」
三条辰砂:「あはは…」ちょっと茶化したことに自分で照れて、照れ笑いを浮かべる。
三条辰砂:「うん…私も」
三条辰砂:「一番言いたい事は、直接あの子に言えるようにするよ」
三木燕真:「そうしろ」
GM:とある春の日。
GM:そのようにして、キミ達は久しぶりの再会を果たした。
GM:そして、それからしばらくして。
GM:閉鎖された美術館で大規模な火災が起こったというニュースが世間を賑わす。
GM:UGNエージェントであるキミは、それがUGNによるカヴァーであるとすぐに分かる。
GM:火災事故の真相は、すぐに把握できる。
GM:UGNとFHの激しい抗争が起こったこと。三条辰砂もその任務に参加していたこと。そして、その末、彼女が消息不明になったこと。
三木燕真:そのニュースを聞いても、さほどの驚きはなかった。
三木燕真:きっと自分に会って、あそこまで話したのは、ある程度の予期があったのだろうと。
三木燕真:三条辰砂自身が、帰れぬかもしれないという危惧を抱いていたのだろうと。
三木燕真:分かっていたことだ。予測の範疇の事象だ。
三木燕真:だが。任務を告げているであろう通信端末を、なかなか取る気になれなかった。
三木燕真:そういう気分ではなかった。
GM:キミの胸中に関わらず。キミは、とあるレネゲイドアイテムの捜索任務に任ぜられた。
GM:春の日だった。
GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスの三条辰砂にロイスを取得してね!
三木燕真:-旧友/三条辰砂/誠意/憤懣:○/ロイス
三木燕真:これで~
GM:おおお~~
GM:はあい!ありがとうございます~
◆Opening 支倉芹香◆
GM:続いてOP2。支倉さんのOPです。
GM:支倉さんは侵蝕率を上げて登場してね!
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (38 → 47)
支倉芹香:ぎゃん
GM:ありゃりゃ
GM:ではこのシーンはですね、シナリオロイスの月浦青葉との交流を主目的に
GM:月浦とモブ敵を撃破したりなどしてるうちに仲が深まった様子を描写したいシーンです。
支倉芹香:了解をしました
GM:シチュエーションは、燕真くんのOPのちょい前か同じ時期あたりで
GM:夜の山道を二人で歩いている想定でございやす
支倉芹香:山登り!はーい
GM:よろしくお願いします!
GM:春の夜。山奥にある廃線路をキミは歩いている。
GM:キミは、現在バディを組んでいる月浦青葉とともに、この山を荒らす怪異をついに追い詰めたところです。
GM:線路の先に、真っ暗な廃トンネルが見える。怪異の正体は、そこに潜んでいることがわかっています。
月浦青葉:「ね、先生」 隣を歩く少年がキミの顔を覗き込んでくる。
GM:瑠璃色の瞳をした、つんとした顔立ちの高校生で、16歳。
支倉芹香:「おや、前を見ないと転んじゃいますよ」
支倉芹香:海色の瞳が光を返す。
GM:彼は能力コントロールに不安があるため、キミは上官から、メンターとして彼の面倒を見て欲しいと言われているのだ。
月浦青葉:「んー? そう?」 素直に前を向く。
月浦青葉:「てか余裕そうじゃん?」
月浦青葉:「先生さ、こうやって夜の山歩くの怖くないの?」
支倉芹香:「ん~」指の背を自分の顎に添える
支倉芹香:「夜は、結構好きなんです。それに、普段は山なんて歩けないからね」
支倉芹香:「暗さとかは……病院のほうが題材としては怖いでしょ?」
月浦青葉:「怖い」
月浦青葉:「俺、怖いのだめ」つんとした顔立ちが、一気にくしゃっと歪む。
支倉芹香:「あらら。意外……でもないかも?」
支倉芹香:「じゃあこの暗さは大変ですね。耐えられます?」
月浦青葉:「無理だよー、しかもいま想像しちゃったもん、夜の病院をさー」
支倉芹香:「あらー」
支倉芹香:「薄暗い廊下……響く足音……緑の非常灯……」
月浦青葉:「わーっ」
月浦青葉:「なんで!? なんでそういうこと言うの!?」
支倉芹香:「フリ?かなぁと思ったので」
支倉芹香:「違ったみたいですね」
月浦青葉:「えー、やだやだ、超怖くなっちゃったんだけど…」眉が八の字になっている。
月浦青葉:「先生、手つないで。手」
支倉芹香:「私に触れると疲れちゃいますよー」
支倉芹香:はい、と手のひらを上にして差し出してみた
月浦青葉:「大丈夫、大丈夫」
月浦青葉:得意げに笑うと、その華奢な手のひらを、ひとまわり大きな手で包む。
支倉芹香:「男の子ですねえ」しみじみ
月浦青葉:「先生、めちゃ優しいよね。俺、先生のことちょー好きだもん」
支倉芹香:「そうですか?いやー、普通ですよ?普通を目指してるよ?」
支倉芹香:「月浦さんはモテそうですね。ちゃんと素直に好意を示せるのはたいへんえらい」
月浦青葉:「え、これが普通だったらヤバくない?」 背丈も普通の男子高校生くらいです。すらっとした体型。
支倉芹香:「そうなんです?」
支倉芹香:女性の範疇で平均ほど。男子相手はちょっと見上げますね。
支倉芹香:「これ、浮いちゃう?」
月浦青葉:ですので見下ろす形になりますね。「えー」
支倉芹香:ぎゅ、と包まれてる手。
月浦青葉:「そういうこと聞いちゃうのー?」
支倉芹香:「聞いちゃう聞いちゃう」
支倉芹香:「どうなんですか、今どきの高校生としては?」
月浦青葉:つないだ手をぷらぷらと振る。「いやさー、先生と俺はさ、もう何回か手つないでんじゃん」
支倉芹香:「うんうん」
支倉芹香:体格差で髪へと揺れが伝わる
月浦青葉:「だから割と気軽にいけたけどさ、今」
月浦青葉:「これたいして仲良くない男相手だったらヤバいよ。誤解受けるよ」
支倉芹香:「なんと……」
月浦青葉:「つーか俺、今、この一瞬でけっこう考えたもん」首を捻る。
支倉芹香:「どんなこと?」
月浦青葉:「先生、もしかして、俺のこと結構そういう意味で好きなの?みたいな」
月浦青葉:「だから今手つなごってしてくれたの?みたいな」
支倉芹香:「えぇっ!」
月浦青葉:「そしたら俺どーしよー、みたいな…」 キミを見ます。
月浦青葉:「でもそういう事別に考えてなかったっしょ?」
支倉芹香:「……なるほど、そんな風に受け取られてるんですね」
支倉芹香:繋いでない方の手を拳にして口元に持ってくる。
月浦青葉:「ですねー」面白そうに笑っている。
支倉芹香:「うん、確かに。想像してなかったかも……なるほど」
支倉芹香:「教えられました」
支倉芹香:「……あっ。もしかしてこれ、ドキッとさせてます?」
支倉芹香:繋いでいる手を揺する。
月浦青葉:「えー、俺的には、先生はお姉ちゃんって感じだから大丈夫ー」
支倉芹香:「なるほどなー」
月浦青葉:「てかさ、マジ今日ちょー頑張るからね。マジで」
支倉芹香:「コレは不勉強でした。普段、小児科か入院してるおじいちゃん達ぐらいしか接する機会がないもので」
支倉芹香:「ん、やる気が合って大変よろしい」
月浦青葉:「先生、あれやってよ。なんか、俺が強くなるやつ」
月浦青葉:「そしたら俺、一人でマジ敵倒すから」
GM:話しているうちに、トンネルに近付いてきている…敵が待ち受ける気配がある。
支倉芹香:「あらあら。無理は禁物ですけどね。まぁ、よろしいでしょう」
支倉芹香:繋いだ手を目線の高さに掲げる。
月浦青葉:「おー」
支倉芹香:《マーキング》。爪に淡く燐光が灯る。
支倉芹香:体温が月浦くんに移動するように触れた箇所からじんわりと熱が伴い、ふわりと花のような香りが鼻孔をくすぐる。
月浦青葉:「うひゃひゃ」熱が孕むのが面白いのか、けらけらと笑う。
支倉芹香:オーヴァードのレネゲイドコントロールを底上げする潤滑油として、その熱が貴方の身体を駆け巡った。
支倉芹香:「こら、真剣な場面ですよ。油断禁止」
月浦青葉:「だってこれ、なんか気持ちいーんだもん」
支倉芹香:じんわりと、お風呂上がりのように身体を包んで温める感覚。
GM:使われない線路が敷かれた廃トンネルの前。淡い光を纏った猟犬のような獣が、キミ達を唸り声を上げながらキミ達を待ち受けています。
支倉芹香:「お気に召したのなら何よりですけどね。やりすぎると大変なので、お仕事しちゃいましょう」
支倉芹香:僅かに目を細めて、するりと抜いた手を月浦くんの背中に添える
支倉芹香:「よし、頑張りましょ」
月浦青葉:「おっけー。頑張ろ」
月浦青葉:「じゃあいくね」
月浦青葉:手を構えると、レネゲイドで練り上げた真黒い弓矢が出現する。身体の周囲に大量の魔眼が展開。
月浦青葉:右の瞳に変化が起こる。鮮やかな瑠璃が深く暗い黒色に塗り変わり、邪眼による強烈な重力が放たれる。
ジャーム:獣:「ギャウッ!」猟犬のような獣が、巨大な質量に押し潰される。
月浦青葉:「こっち、来んなよー」恐怖を発露し、攻撃へと転嫁させている。すかさず、真黒い矢を連射。
GM:増幅されたレネゲイドをもって、獣に対し、何発も何発も、執拗に攻撃を加え続ける。
GM:レネゲイドが衝突し合い爆発が起こる。獣が悲鳴を上げる。
支倉芹香:「ん、月浦さん。ステイステイ」
月浦青葉:「来んな、来んな、来んな…」
月浦青葉:「……ん!」
GM:獣のジャームは既に動きを止め、執拗な攻撃によって完全に命を絶たれている。
支倉芹香:くいくいとパーカーの裾を引く。
支倉芹香:「んー……オーバーキルですね。今の半分もあれば充分だと思いますよ?」
月浦青葉:「んー……」「…でもやったじゃん!俺、すごかったっしょ?」
月浦青葉:ふてくされたような顔をする。深い黒色だった瞳が、瞬きするうちに元の瑠璃色に戻る。
支倉芹香:「ん、そうですね。ちゃんと出来てましたよ?」ふふ、と微笑みの形にする。
支倉芹香:「でも、ちゃんと『し続ける』のも大事です。一回一回全力だと、疲れちゃうでしょう?」
月浦青葉:「んー、んー」
支倉芹香:ピン、と形の整った人差し指を立てる。
月浦青葉:唇をとがらせ、困ったような子供っぽい表情をする。
支倉芹香:「フフ、そんな顔をしないでください。ここで月浦さんが倒れちゃったら私、運んで帰れないんですよ?」
支倉芹香:「そうなると困るでしょう?」
月浦青葉:「困る…」
支倉芹香:「じゃあ、困らないように……倒れないようにするにはどうしましょう?」
月浦青葉:「えーと…」「だから…ぶっ倒れないように…力を抑える…のを頑張る」
支倉芹香:「その通り。よく出来ました~」
支倉芹香:ぱちぱち、と両手を鳴らす。ちょっと子供っぽかったかしら。
支倉芹香:「今頼れるのは月浦さんだけなのだから、ちゃんと帰るまで元気で居れるよう、頑張りましょ?」
月浦青葉:「へへ。やった」 素直にパッと笑います。
月浦青葉:「ねー、先生。俺、先生のことマジちょー好きだし、ちょー頑張るからさ」
月浦青葉:「帰った後も俺のこと面倒見てよ」
月浦青葉:「俺だけの先生になって。ね!」
支倉芹香:「あら、甘えんぼさん」
支倉芹香:ふふ、と笑みを含んで。
支倉芹香:「そういうことは、そうですね」
支倉芹香:「私だけの生徒にしたいと思わせるぐらい頑張った後の、"とっておき"に言うといいですよ?」
月浦青葉:「えー?」 すっとんきょうな声を上げる。
月浦青葉:「なんだよ、もー。それ絶対、俺以外の相手にも言ってるっしょ」
月浦青葉:「みんな、そうやって俺のこと一位にしてくれないんだよなー、俺は先生のことみんなにちょー自慢もしてるのにさー」
支倉芹香:「あら、どうでしょう~?」
支倉芹香:「ふぅん?その言い方だと、他にも一位にしてほしい子がいるの?」
月浦青葉:「んー? そりゃ、みんなに一位にしてほしいけどさー」
月浦青葉:「いつも組んでるやつがね、怒ると怖いんだもん。俺は先生みたいに優しくしてって言ってんだけどね」
支倉芹香:「私は、怒っても怖がられないだけなんだけど……ちなみに、どんな子?」
支倉芹香:「自慢ってどんなふうに言われてるのも気になりますね。ただの興味ですけどね?」ソワソワ。
月浦青葉:「んー?あー、でも、辰砂、先生のこと言うとなんか怒るからやっぱこの話題やめとく」
月浦青葉:「今度ね。今度の任務終わったら、先生に紹介していいか聞いとくから」
支倉芹香:「ありゃ。そう、辰砂さんっていうのね」
月浦青葉:「あ、ちょ…今のナシ!ナシ!」
支倉芹香:「はーい。ちゃんと紹介してもらうまでナシね。じゃあ、楽しみにしておきます」
支倉芹香:「でもね、月浦さん?」
月浦青葉:「なーに?」
支倉芹香:「世の中の人は、自分の知らない人の話をされるとつまらない………らしいです」伝聞
支倉芹香:「なので、次に辰砂さん……あ、名無しのA子さんと会話する時は、その相手の話題に踏み込んであげれば」
支倉芹香:「怒られる回数も減る……かもです」
支倉芹香:「以上、おせっかいでした」
月浦青葉:「おーー。そう?」瞬きをする。「そーなんだ…」
月浦青葉:「おっけー。怒られるのやだもん」
月浦青葉:「やっとく!」パッと笑います。
支倉芹香:「ん!よろしいよろしい!」
支倉芹香:満足気に目を伏せてうなずきます。
支倉芹香:今回の任務の目的。月浦さんの能力の使い方と、個人的なカウンセリング。
支倉芹香:そして倒したジャームの状態を話しながら記録する。
支倉芹香:あとは筆記の合間に他愛のない会話を続けて(会話中は目を見るのがマナーです)
支倉芹香:ふと。
支倉芹香:(さっきの話、ちょっと偉そうだったかしら?)
支倉芹香:人付き合いの経験値で劣る自分が、他人の会話に口を出して良いものでしょうか?
支倉芹香:まぁ良いですよね 先生ですし。
支倉芹香:(辰砂さん…………あ、いえ。A子さん)
支倉芹香:(聞く所に寄ると、月浦さんが私の話を出すと怒るみたいだから、もしかして嫌われてるのかしら)
支倉芹香:「………うーん」
支倉芹香:「ちょっと心配」
支倉芹香:アドバイス、役に立つと良いなぁ。
支倉芹香:なむなむ。
GM:…しかして。それからしばらくして。
GM:キミの耳に届いたのは、美術館の火災事故のカヴァーニュース。
GM:そして、月浦青葉が消息不明になったという任務失敗の顛末だった。
GM:そんな中、キミはとあるレネゲイドアイテムの捜索任務に任ぜられる。
GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスの月浦青葉にロイスを取ってね!
支倉芹香:「月浦青葉 ○P心配/Nはらはら」で取得します!以上!
GM:はらはら…
GM:ありがとうございます!
◆Opening 三木鴇生◆
GM:では、PC3の鴇生さんのOPです。
GM:鴇生さんは侵蝕率を上げて登場してね。
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (33 → 41)
三木鴇生:たかめ
GM:たかめ
GM:ではこのシーンは、UGNからの依頼を受けたキミが、とある屋敷を訪れて盗難事件の事情徴収を行うシーンになります。
三木鴇生:はあい
GM:すぐに判明する情報なんですけど、その屋敷はどうやら神城グループの勢力が所有する屋敷みたいです。
三木鴇生:なるほど。
GM:ホ~ンってしたりしてください
GM:洲本という女と良い感じに仲良くなったらシーンを〆るね
GM:ではそういう感じで!出迎えられたところからやっていきましょう
GM:春。高級住宅街の一角。
GM:キミはUGNから依頼を受け、とある屋敷を訪れていました。
GM:表札には「藤」とあった。神城グループの企業幹部が所有する屋敷なのだという。
GM:和洋折衷の、平屋建ての邸宅だ。門から玄関までの短い通路を、野放図にされた庭木が覆っていた。
GM:呼び鈴を鳴らしたキミを、妙齢の女が出迎えた。
洲本紫津子:「UGNの方でしょ。泥棒のことで人をよこすって、連絡があったもの」
GM:菫色の瞳の、妙に色香を感じさせる女だ。白いハイネックを着ており、口紅の赤色がやけに目を引く。
三木鴇生:長い黒髪、長身痩躯の男。「話が早くてなにより」
洲本紫津子:「藤から聞いてるの。あなた方が…なんというのかしら。超能力みたいな」
洲本紫津子:「フフ」くすくすと笑う。「すごい人なんでしょう?」
三木鴇生:女を見る。どことなく自分に近い雰囲気がある。太陽の下で歩くのが似合わない、葉の裏の虫のような。
三木鴇生:「ま、ありふれた凄さですが」
洲本紫津子:「ありふれてないわ。あなたみたいな…綺麗な人」
洲本紫津子:首を傾げ、そっと覗き込むようにしてくる。
三木鴇生:そのまま見返す。
三木鴇生:「そういう気で?…違うな」
三木鴇生:「…失礼。三木と言います。あんたは…奥方様、じゃないでしょう」
三木鴇生:薄く笑う。
洲本紫津子:「三木さん」眼だけ細める。口元はずっと微笑を浮かべている。
洲本紫津子:「私は、洲本紫津子です。そう、ふふ。家族ではなくて。でも、藤がね、この屋敷に住めというから、一人で住んでるの」
洲本紫津子:左手の薬指に指輪はない。
三木鴇生:「へぇ」特に驚いた様子もなく、返す。
洲本紫津子:「もっとちゃんとお化粧すればよかった」とつぜん独り言を呟く。
洲本紫津子:「まあいいやって、口紅しか塗ってなくて…」「…ああ、そうだ。そうじゃなくて」
三木鴇生:「そう? 十分だと思いますが。そういう方が好きな男も多いだろ」
三木鴇生:「ん?」
洲本紫津子:「そんなこと言われたら、三木さんはどうなのか気になっちゃうわ…」紅い口紅をひいた唇で笑う。
洲本紫津子:「ええ。どうぞ、入って。盗まれたところを見に来たんでしょう」
三木鴇生:アイラインのない、伏し目がちな目が視界を過ぎる。「オレは、まあ」門を潜る。
三木鴇生:「……ちゃんと化粧してる女のが好きですね」
洲本紫津子:「ほら、やっぱり」 先導しながら笑う。髪も、さほどしっかりと手入れしているわけでもないようだ。
GM:野放図にされた庭木を抜けて、玄関に上がる。
GM:玄関を上がってすぐの客間に通された。
GM:レトロモダンのような整えられたインテリア。
GM:開けっ放しになった窓から野放図にされた庭木が覗く。屋敷の玄関口が見えるようだ。
GM:窓の反対側の壁には、不自然なまでに何も無い。時計を掛けていたらしいフックだけ残されている。
三木鴇生:不気味な家だな、と思った。木々が荒れているのは好ましいとも。
三木鴇生:座ってくれと言われる前に座る。
洲本紫津子:「ここにね、時計があったの」
洲本紫津子:何もない壁に寄りかかり、残されたフックをつっとなぞりながら言う。
三木鴇生:「どんな時計だかご存じで」
洲本紫津子:「藤は、『浮橋』と呼んでいたわ」
洲本紫津子:「からくり時計…って言うんですって。ご存知? 細工がしてあってね、時間がくると勝手に動き出すの」
三木鴇生:「鳩が出て来たり音が鳴ったりするやつですかね」
洲本紫津子:「ああ、そうそう」両手を合わせて、少女のようにケタケタ笑う。
洲本紫津子:「それでね、藤はこうも言ってた」
洲本紫津子:「『浮橋』は、不幸を祓う万能の果実を実らせるんだって」
三木鴇生:「……へぇ」
三木鴇生:「そりゃなんとも、抽象的な言い方だ」
洲本紫津子:「抽象的…?」首を傾げる。
三木鴇生:「樹木なら分かるが、時計から実がなるなんて、オレみてェな凡俗には想像がつかないって話ですよ」
三木鴇生:「不幸を祓うってのは興味があるが。あんたのは祓ってくれたのかな」
洲本紫津子:「私?」首を傾げたまま繰り返す。
三木鴇生:手が紅い組紐に触れようとして、それを提げていないことを思い出す。
洲本紫津子:「私、あなたみたいな超能力は持っていないわ」
三木鴇生:長く骨張った指が、椅子の面を掻く。
洲本紫津子:「ああ、そうそう。その果実はね、食べた人に万能の力をもたらすらしいけれど。でもね……」
三木鴇生:「……あんた、考えるのは好きじゃないタイプか」笑う。
洲本紫津子:「……」言葉が途切れる。
洲本紫津子:「難しいこと、きらいよ」
三木鴇生:「おや。でも、の先を聞けたら、オレは嬉しかったんですが」
洲本紫津子:「ねえ、三木さん」 問いに答える気がないらしい。壁を離れて、反対側の窓の方に行く。
洲本紫津子:「『浮橋』を盗んだ人は、果実が欲しかったのかしら」
三木鴇生:「さぁ。…難しいことをオレに聞かれてもな。オレもそんなに、難しいことは好きじゃない」
洲本紫津子:「楽しいことは?好き?」
三木鴇生:「そりゃァ、好きですよ」
洲本紫津子:「おんなじだわ」ニコニコと笑う。
洲本紫津子:「私はね、この窓から外を見るのが好き…」
三木鴇生:外を見ようとする。
GM:窓の外は荒れた庭木が覗いている。景色はほとんど見えない。
三木鴇生:「閉じ込められてるみてェな景色だな」けらけら笑う。
三木鴇生:時間は昼だというのに、差す光はほんのわずかで、薄暗い。
洲本紫津子:「ひどい事言うのね」 たいして傷ついた様子でもない。
三木鴇生:「悪い」悪びれず返す。「それで、何を見るって?」
洲本紫津子:「藤が来るかどうか、ここで待つの」
洲本紫津子:「あの人はね、決まって週末にやって来るのよ」
洲本紫津子:「土曜…日付が変わる頃。零時までには、来てくれる」
三木鴇生:「この窓からは見えないのに」
洲本紫津子:「見えないのが、いいのよ」
三木鴇生:「……ああ」腑に落ちたように、声が漏れた。
洲本紫津子:「あら…こんな話をしに来てもらったんだっけ」
洲本紫津子:思いついたまま喋っているようで、ただパッと思いついたようにそう言う。
三木鴇生:「いや。…どっちでも」立ち上がる。女の隣に立って、窓を覗き込んでみる。
三木鴇生:見えない。目を細める。
GM:冬の名残を感じさせる枯れた庭木、芽吹き始めた淡い緑。蕾を膨らませた様子。植物ばかり目に入る。
GM:玄関口は見えない。夜ならば尚更だろう。
洲本紫津子:「私と話してるの、楽しい?」少女のように聞いてくる。
三木鴇生:「思ったよりは」手を伸ばしてみる。女の黒髪に無遠慮に触る。
洲本紫津子:「あン」 無遠慮に艶のある声が上がる。さほど整っていない毛先。
三木鴇生:「ハハ」
洲本紫津子:「なあに?」 ぐずるような声を上げる。
三木鴇生:「……面倒になったから、話すのはやめようかと思って」
洲本紫津子:「ふうん。そう」 抵抗もしない。
三木鴇生:「でも、なんか」玩具に飽きた子どものように手を離す。嵌めたいくつもの指輪が白い肌を掠める。
三木鴇生:「思ったより、萎えた」と、楽しそうに言った。
洲本紫津子:「あ…」 紅い口紅をひいた唇の間から、紅い舌が見えたが。
洲本紫津子:「ひどい人ね」 こちらも、やはり気にしている訳でもなさそうに、ただ目を細めた。
洲本紫津子:「『浮橋』を盗まれたときのことなんか、話すこともなかったから」
洲本紫津子:「楽しい話ができて良かった」「また来てね」
三木鴇生:「もっと聞けって命じられてるんで、きっとまた来ますよ」
三木鴇生:女にそれ以上、触れることを止めたのは。
三木鴇生:考えることが嫌いで、籠の中が好きで。…そんなのには、もう飽きていたからだ。
GM:キミは屋敷を後にする。
GM:からくり時計の針が、どこかで廻り続けている。
GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスの洲本紫津子にロイスを取得してね!
三木鴇生:洲本紫津子 〇興味/嫌悪 これで!
GM:はーい!ありがとうございます!
◆Middle01◆ 過日、春に
GM:ミドルフェイズ1!
GM:燕真くんの回想シーンを描写します。
GM:燕真くんは侵蝕率を上げずに登場してね。
三木燕真:0d10
DoubleCross : (0D10) → 0
GM:素晴らしい出目
GM:ではですね~ 最初にちょっと日常描写というか、遺産を受け継ぐ前の燕真くんのオーヴァード素養がどんなものだったか見たいなと思って
GM:戦闘訓練みたいなのをマリとやってるところを描写したいなあと考えてます
三木燕真:はーい
GM:それがひと段落したら冒頭のマスターシーンのところに一気に飛ばすので マジかよ…ってしてもらって
GM:そんな感じの回想シーンの予定でございやす!
GM:ではいってみよう
GM:数年前、UGNの訓練施設。
GM:キミは今、幼馴染で同期のUGNチルドレンである「マリ」という少年と、戦闘訓練に臨んでいます。
GM:設備により再現された人気のない都心の交差点で、やはり再現された大量の敵に囲まれている。
GM:鬼の仮面をつけた武装兵だ。次々にキミ達に襲いかかってくる。
ジャーム:兵士:「攻撃開始!」電流が迸るパワーアーマーで突進し、殴りかかってくる!
三木燕真:「……」剣を構える。淀みない構え。
三木燕真:UGNの制式の剣術の構えだ。幾度となく訓練してきた。訓練どおりにやれば――
三木燕真:相手の攻撃をしっかりと見極めて、手を添えて受け太刀する。
三木燕真:最悪手。そのまま電流が通電。
三木燕真:「がっ……!?」
三木燕真:「クソッ」よろめきながら後退、再び構えようとして。
三木燕真:その動きは緩慢に尽きる。
ジャーム:兵士:「ッハァァ……!」すかさず拳を引き、そのまま連撃の構え。
三木燕真:ハヌマーンの高速起動ならば、本来回り込んで背後からの一撃を狙える局面だが。
三木燕真:それは叶わない。なんとか剣を構えて防ごうとする。
ジャーム:兵士:隙を見せたキミの身体に狙いを定め、稲妻めいた殴打を放とうとし。
GM:そこに、能天気なまでに透き通った声が響き渡る。
マリ:「エリネド──」右手中指を口元に近付けて囁く。
マリ:遺産がもたらす超加速の力。それにより、レネゲイドにより精製した光の刃を一斉掃射する。
マリ:刹那。少年を中心とし、放射状に稲妻が炸裂した。
GM:轟音、爆発。極音速の雷光に穿たれ、キミの眼前にいた武装兵の身体が即座に四散する。
三木燕真:「……!」爆風にもまれながら、その中心を仰ぎ見る。
マリ:「咲こう…、って、言いたかったんだけど」 中心に立つのは、檸檬色の瞳をした少年。
マリ:「言うのが間に合わなかった」薄く微笑む。
三木燕真:「……必要ないだろ」肩を払いながら。
GM:マリの攻撃で、敵が全滅したようだ。都会の風景や敵のテクスチャが解かれ、無機質な部屋の全貌が露わになっていく。
三木燕真:「……」その手を止める。煤を払う必要などどこにもなかったことに気づき、小さく苛立つ。
マリ:「そうかなあ…」首を捻る。それからキミに近付いてくる。
マリ:「お疲れ様、燕真。きみがいて助かった」
三木燕真:「……どこが」
マリ:「ぼくと一緒に戦ってくれただろ」
三木燕真:「……何も出来なかったろ」
マリ:「そんなこと、ないよ。燕真の剣技は、基礎がしっかりしている」
三木燕真:「……」剣を握った手を見る。
三木燕真:「……うん」
三木燕真:「だけど、それだけじゃあダメだ」
マリ:「だめ?」
三木燕真:「足りない。それだけなら、何もシンドロームを持たないやつに剣を練習させただけだ」
三木燕真:「もっと……マリみたいな、疾いやつ」
三木燕真:「ああいうのが、出来ないと」
マリ:「……」自分の右手中指に嵌めた指輪を見つめる。
マリ:「ねえ、燕真」
マリ:「ぼくは、今の燕真だってすっかり好きで、燕真はぼくの一番たいせつな友人だよ」
三木燕真:「俺はそれじゃ足りないんだ」
三木燕真:「マリの隣に立ちたい。立っていいと思いたい」
マリ:「立っていて、いいのに」困ったように笑う。
マリ:「ぼくは、きみのやさしいところが好き」
三木燕真:「……優しいのは、マリだろ」
三木燕真:「俺みたいなやつに……」
三木燕真:「俺みたいなやつを、見捨ててない」
マリ:「友人だもの」
マリ:「なにひとつ、歌も物語を知らないぼくを、きみは馬鹿にしなかったから」
三木燕真:「するほど上等な奴じゃなかっただけ」
マリ:「そんなに、悲しいことを言わないで。ぼくの燕真は、尊敬できる人だ」
マリ:笑って、部屋の出口に向かって行く。「気分を変えようか。休憩しよう」
三木燕真:「……ああ」幽かに笑って。
GM:
GM:そのようにして、レネゲイド適正に恵まれなかったキミと、遺産"倖のエリネド"に選ばれた「マリ」は、
GM:幾度となくバディを組み、実戦任務にもあたっていった。
GM:そして。
GM:
GM:桜並木に囲まれた湖のほとり。雨が降っていた。
GM:二人きりで援軍も呼べないまま、キミ達は凶悪なジャームと抗戦していた。
GM:苦戦の果て、湖のほとりには、女の怪物が倒れている。雨粒に散らされた桜の花びらが水面に浮かぶ。
GM:キミはマリを見ていた。マリもキミを見ていた。
マリ:「燕真」
GM:戦闘が終了したというのに、彼からは強烈な《ワーディング》が放たれ続けていた。
三木燕真:「……マリ。マリ!」
マリ:「うん…だめだな」「どうやら、ぼくは能力を使いすぎた」
三木燕真:「ふざけるな」
マリ:「わかるんだ。もう戻れないって」
三木燕真:「ふざけるな、諦めるな、まだ大丈夫だ」
三木燕真:「帰れる……帰るんだ、帰ろう」
マリ:目を細める。外見自体は、さほど変わっていない…ように見える。
マリ:制御を越えて身体から溢れだしたレネゲイドが、雨に混じって白い光を走らせていた。
マリ:「だめだよ」きみの頬に手を添える。
三木燕真:「……」見れば分かる。限界を超えているだろうと。
三木燕真:分かりたくなかった。添えられた手を取り重ねる。
マリ:「ああ……」息を吐く。「……思考がおかしいんだ」
マリ:「このままじゃぼくは、きみを壊してしまうだろう」
三木燕真:「……そ」
三木燕真:「それでも。それでも、いいだろ」
三木燕真:「だから、一緒に……帰ろう」
三木燕真:「帰ろうよ。みんな待ってる」
マリ:「だめだよ」笑う。「そんな風に、たくさんの人がぼくを求めたら」
三木燕真:「辰砂や、みんな……どうして」
マリ:「きっとぼくは、嬉しくなって、それで多くの人を壊してしまうよ」
マリ:「そんなぼくを、誰が止めてくれる?」
三木燕真:「それは……」
三木燕真:自分が止める、と言えばよかった。だが。
三木燕真:「……」言いよどむ。それが出来るイメージを描けなかった。
マリ:優しく微笑む。「今なら間に合う」
マリ:「ぼくが本当におかしくなる前に、きみの手でぼくを止めてくれ」
マリ:右手をキミの前に差し出す。
三木燕真:「……出来ないよ」
三木燕真:「俺は……」
マリ:「…エリネドの加護をきみに継がせるよ」
マリ:「強情な燕真でも、それなら文句も出ないはずだ」
三木燕真:「……」右手を見る。その中指に嵌められた指輪を。
三木燕真:「ダメだ、それは、マリのだろう」
三木燕真:「ダメだ、それはダメだ……」
マリ:「ぼくのものだから、きみに渡したいんだ」
マリ:「知ってるかい、この指輪には…邪を祓う謂れもあるんだって…」息を吐く。
三木燕真:「知ってるよ。その制約も」
三木燕真:「理性的な振る舞いを要求される、だろう。だったら」
三木燕真:「だったら。それを、手放したら、本当に、マリは」
三木燕真:「なくしちゃうんだろ」
マリ:「ふ…」笑う。 《ワーディング》の威力が、雨に混じる白い閃光の鋭さが、少しずつ強烈になっていた。
マリ:「そうだよ」「そして、たぶん。時間も、残り少ないんだ」
三木燕真:「……」
マリ:「燕真。きみが指輪を抜いて」
三木燕真:何か言おうとしても、思いつかない。
三木燕真:なにか、なにか引き止めるすべはないかと。
三木燕真:とりとめもなく考えては、雨に溶けるように消える。
三木燕真:「……何か」
三木燕真:「……何か。ないの」
三木燕真:「言って、おきたい、こと。誰かに」
三木燕真:「伝えるから」
マリ:「……」
マリ:「……そんなもの」キミの手を、自分の右手に重ねる。
マリ:「ぼくの大切な、一番の友達。燕真が、強くなって、優しいままでいて」
マリ:「そして、幸せがあらんことを」
マリ:「祈るよ」
三木燕真:「……うん」
マリ:笑う。「さあ」
マリ:白い光。少年の身体が溶けるようにして。強烈な春雷が、生まれようとしている。
三木燕真:手を添え、その指から、指輪を抜き取って。
三木燕真:自らの右手の中指に嵌めた。
三木燕真:行動力を高め、邪気を払うとされる指。
三木燕真:“倖のエリネド”は、まったく、その力に応えた。
三木燕真:応えてほしくなかった。
GM:…結果として、その日の任務記録には、キミが単独で凶悪極まりないジャームを果たしたと、その事実だけが記された。
GM:やはり、春の日だった。
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスの感情変更などあればどうぞ!
三木燕真:ありません。マリへのロイスは親愛/悔悟:○のまま。
GM:了解です!
GM:ではこのシーンはこれで以上!
◆Middle02◆ 骨董店、白日
GM:次のシーン。合流になります。
GM:シーンプレイヤーは燕真くん。全員登場をお願いします。
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (43 → 47)
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (47 → 49)
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (41 → 45)
三木鴇生:三木の揃い
GM:名前表示欄が綺麗
GM:では、UGNの支部で合流してもらいましょうか
GM:このシーンでは、燕真くんと支倉さんが、鴇生くんの調査に合流していく様子を描写してもらいますね
GM:某市。
GM:キミ達が任されたのは、この地域で何者かに強奪されたレネゲイドアイテム『浮橋』の捜索だった。
GM:すでにイリーガルが現地での調査にあたっているという。
GM:合流をはかるため、キミ達はこの街の支部を訪れた。
GM:支部は骨董屋の体裁をとっていた。路地の奥にある小さな店で、来客はほとんどない。
GM:薄暗い店内には所せましと古美術品が並んでいる。陶器、油絵、剥製や標本。
支倉芹香:「ジャンルで言えば、私は商品の方が近いかも」と、古代種に分類される自分と古美術品を比べています
支倉芹香:「初めて来る支部だけど、ここで間違いはなさそうですね」
支倉芹香:独りごち、ふと気配を感じて扉に目を向けました
三木燕真:「……」不機嫌そうな少年が立つ。
三木燕真:「……単独任務じゃないのか……」
支倉芹香:「あら?」
支倉芹香:見覚えのある姿に瞳がどんぐりになります
GM:なお、「三条辰砂/月浦青葉が行方不明になった」という情報は、現在のところ、あくまでキミ達の耳に届いたひとつの顛末にすぎません。
支倉芹香:「三木さんじゃないですか。こんにちはです」
支倉芹香:商品と見比べてた手をひらひら。
三木燕真:「……」
三木燕真:「……こんにちは」挨拶は返す。返さないととやかく言われるので。
支倉芹香:「はい、こんにちは」とやかくカウントダウンが2で止まる
支倉芹香:「そちらもお仕事?」
三木燕真:「……そう」周囲をキョロキョロとする。
GM:他に人の気配はない。息をひそめるように商品だけが並んでいる。
三木燕真:結構なものを集めているな、とぼんやりと思う。
三木燕真:「道楽で支部をやってるのか、ここは……」
支倉芹香:「でも、商店のカモフラージュはなかなか便利ですよ?私達、外見は多種多様になりますから」
支倉芹香:「塾を運営してる支部だってあります」
三木燕真:「まあ、一辺倒だと読まれやすいから勝手にしろって感じだが……」
支倉芹香:「普通のお客さんが来ると困っちゃうのは、なんだかコンセプトが面白いですけどね」
支倉芹香:「こういう油絵とか、意外とレネゲイドを秘めていたり、なんてこともありますからね~」
三木燕真:「いや……それはない」
支倉芹香:「あらま」
支倉芹香:「確かに、店頭で値札つけちゃうとか偉い人に報告しなきゃな事件だね」
三木燕真:「そもそも、それは普通に骨董価値のあるやつだろ。マニエリスム時代の……」
支倉芹香:「あ、詳しい」
支倉芹香:「で、私はその値段をつけちゃいけないアイテムの捜索任務ですが、そちらもですか?」
三木燕真:「……」
三木燕真:「同じかよ……」
三木燕真:わざとらしく溜め息を吐く。
支倉芹香:「そのようですね」
支倉芹香:「ま、ほら、私って単独行動向いてないので」
三木燕真:「俺は向いてる」
支倉芹香:「えーん」
三木燕真:「ここで留守番してたら?」
支倉芹香:「えぇ~……」
支倉芹香:年季の入った店頭のチェアに座る。程よく柔らか。
三木燕真:「えぇ~じゃない」
支倉芹香:「あんまり魅力的な提案をしないでください」
支倉芹香:「そんなヤダーって顔しないで、仲良くしましょ?」
支倉芹香:両手を合わせてお願いのポーズ。
三木燕真:「……」まったく無視して。「それも年代物だぞ」
支倉芹香:「へぇ」但し書きされた価値に目を通す「……わお」
支倉芹香:立ち上がって座面を払う
支倉芹香:「内緒ね?」
三木燕真:「……」
三木燕真:「おとなしく待ってたらそうしてやる」
支倉芹香:「そうね、隠し事は駄目ね……後でちゃんと謝ります」
三木燕真:「……どうやっても待たないつもりかよ」
支倉芹香:「それはもちろん」
支倉芹香:「年下の男の子一人に全部丸投げとか、大学の友達に羨ましがられちゃう」
三木燕真:「あのなあ、俺は本気で……」
三木鴇生:がらり、と硝子戸が開く。高い背を少し屈めるようにして、男が入ってくる。
三木鴇生:「おー。来てる」
三木燕真:ちらりとそちらを見て。「……あ?」
三木燕真:「あんたは……」
支倉芹香:「あらら?」
支倉芹香:「三木さんじゃないですか」
三木鴇生:「どっちだよ」笑う。
支倉芹香:「おぉ」そういえば以前お会いした時にはなかったですね、このツッコミ
三木燕真:「“安宅”。現地で調査してるっていうイリーガルがあんたか?」
三木鴇生:「ああ。あんたらが増員だろ」
支倉芹香:「はい。《アモリス》の支倉芹香です」
支倉芹香:続いてどうぞ、と手で三木燕真さんを指す
三木燕真:鬱陶しげに払って。「“シューメーカー・レヴィ9”」
三木燕真:「三木燕真。ここから合流する」
三木鴇生:店内の、支倉さんが座っていた椅子に勝手に座る。「“安宅”、三木鴇生。はいよ」
三木燕真:「売り物……」
支倉芹香:「あーあ、高いですよそれ」
支倉芹香:仲間を見つけた顔
三木鴇生:「依頼受けたときにも座ったが、何も言われなかったぜ」
支倉芹香:「あ、そうなんだ。なら安心」口が滑る。
三木燕真:「なんでだ……」
三木鴇生:「普通の椅子ねェし」
支倉芹香:「確かに」
三木燕真:「……あんたも座ったら」
三木燕真:「突っ立ってるよりは楽だろ」
支倉芹香:「じゃあ遠慮なく」三木さん(鴇生)とは別の椅子。
支倉芹香:「しかし、まぁ……」失礼にならない程度に三木さん(鴇生)を見る
三木鴇生:「ン?」
支倉芹香:「不躾ですが、以前畑でお会いしたときより」
支倉芹香:「妙に似合っていますね。雰囲気」
支倉芹香:以前に出会ったのは畑でお芋掘りの日でした。
三木燕真:「畑が似合うよりはいいだろ」
三木鴇生:「あんたらも畑よりは骨董のが似合ってるよ」
三木燕真:棚にもたれて向かい側に立っている。
支倉芹香:「褒められちゃった」
支倉芹香:「それで、三木鴇生さんは先に探してたみたいですけど」
支倉芹香:「どうです、収穫は?」芋の話ではない
三木鴇生:「盗まれた家の女に話を聞いたくらいだな」
三木鴇生:「……ただ、まあ」
三木鴇生:「まともに答えるような女じゃなかったな」楽しげに、手元の鞘に触れた。
三木燕真:「なんでそれで喜んでんだか」
三木鴇生:「どうせならそういう方がいいだろ」
三木鴇生:「あんたはもっと真面目な方が好きそうだが」支倉さんを横目で見ながら。
支倉芹香:「?」首を傾げます
三木燕真:「好みとかじゃないだろ。任務の話じゃないのか」
支倉芹香:「そうですね。お仕事は真面目に、出来れば順調に行けば嬉しいんですけど……」
支倉芹香:「なかなか一筋縄には行かなそうですねぇ」
三木燕真:また溜息を吐く。「最初から一人でやらせてほしい」
三木鴇生:「それはオレが困る。長期戦には自信が無いんでね」
支倉芹香:「右に同じく」
三木燕真:「……」自分もそうとは言わない。
支倉芹香:「それでも、支え合えば少しぐらい負担は軽くなるでしょうから」
支倉芹香:「皆で協力して頑張りましょ」
支倉芹香:ね?と三木さん達を見る
三木鴇生:「おー、教師だ。だってよ生徒」
三木燕真:「……生徒じゃない」
三木燕真:「今は」
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスのあれこれや購入判定ができるよ~~
三木鴇生:ロイスは保留でいこう
三木鴇生:購入はどうしよかな~
支倉芹香:ミキミキにとっておこ
三木燕真:セリセリにとっておこ
三木鴇生:アームドスーツでいっか
支倉芹香:「三木燕真 ○P信頼/N心配」「三木鴇生 ○P興味/N共感」 でミキミキ取得
三木鴇生:やった♡
三木燕真:腐れ縁/支倉芹香/好奇心/不安:○/ロイス
支倉芹香:きゃ~
支倉芹香:武器がないのでショットガンスラッグを狙います
支倉芹香:1dx+2>=11
DoubleCross : (1DX10+2>=11) → 7[7]+2 → 9 → 失敗
三木鴇生:あーそっか
三木燕真:じゃあそれ
三木鴇生:じゃあそっちにしよかな
三木鴇生:先に燕真やってー
三木燕真:2dx+2>=11
DoubleCross : (2DX10+2>=11) → 6[5,6]+2 → 8 → 失敗
三木鴇生:1DX+2+0@10>=11 調達
DoubleCross : (1DX10+2>=11) → 9[9]+2 → 11 → 成功
三木鴇生:おお
三木燕真:買えてる
三木鴇生:買えた あげる~
支倉芹香:ミッキー達!
支倉芹香:ありがとう~
三木鴇生:イェイイェイ
支倉芹香:次は火力上げるため19のスナイパーライフルに挑戦しとこ
支倉芹香:装備して以上!
GM:燕真も今後チャンスあるって!
三木鴇生:応援のような追い打ち
三木燕真:何のチャンスだよ……
GM:では皆の処理が済んだので、このシーンは以上!
◆Middle03◆ 骨董店、白日2
GM:次のシーン。情報収集シーンです。
GM:シーンプレイヤーは鴇生さん。全員登場推奨です。
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (49 → 58)
支倉芹香:高いよっ
GM:あらあら
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (45 → 48)
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (47 → 50)
三木燕真:三木の3
三木鴇生:ここもそろっててウケる
GM:仲良しだな…
支倉芹香:ミミミ
GM:ではまずは情報収集の判定から! 項目を出しますね。
・からくり時計『浮橋』について 〈情報:裏社会〉〈情報:UGN〉難易度6/8
・三条辰砂と月浦青葉について 〈情報:UGN〉難易度8
・洲本紫津子について 〈情報:裏社会〉〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉難易度7
GM:『浮橋』について…の難易度6/8は、それぞれで別の内容が出ます。
三木鴇生:私は浮橋か紫津子のどっちかかなー。
GM:全員の判定が終わった後、再判定したい場合はその場で1d10の侵蝕率を上昇させれば可能になります。
GM:挑んでみてね
支倉芹香:なるほどね
三木燕真:UGNしか出来ぬと思ったら全部そうだった
支倉芹香:浮橋と月浦さんはどっちも難易度8だからどっちでもいいか。
三木燕真:さすが最強組織だぜ
支倉芹香:じゃあ浮橋いっちゃお
三木鴇生:紫津子やる~
三木燕真:じゃあ行方不明ん人を調べよう
三木鴇生:洲本紫津子について を〈情報:UGN〉で。
三木鴇生:【コネ:要人への貸し】を使いダイス+3。
三木鴇生:4DX+3+0@10>=7 情報:UGN
DoubleCross : (4DX10+3>=7) → 10[1,4,4,10]+9[9]+3 → 22 → 成功
支倉芹香:コネ幹部で浮橋をUGNで
支倉芹香:3dx+2>=6
DoubleCross : (3DX10+2>=6) → 9[3,9,9]+2 → 11 → 成功
三木燕真:コネ:UGN幹部使用して三条辰砂と月浦青葉について
三木燕真:4dx+3>=8
DoubleCross : (4DX10+3>=8) → 8[1,2,4,8]+3 → 11 → 成功
支倉芹香:知った
三木鴇生:知りすぎてるな…
支倉芹香:おそろい
三木鴇生:うっかり寝た数字
GM:すごい達成値出してる人いる
三木燕真:あやしい
支倉芹香:三木さん……
GM:仲良くなったのね……
GM:では順番に項目を開示していきますよ!
・からくり時計『浮橋』について 〈情報:裏社会〉〈情報:UGN〉難易度6/8
難易度6
神城グループ企業幹部・藤という男が所有し、屋敷に保管しているレネゲイドアイテム。
江戸時代に作られたとされるからくり時計。所有者の不幸を祓う万能の力を持つ果実が実るという伝承がある。
ただし、果実を食べた者は、果実の加護を得る代わり、感情を失った鬼のような存在になってしまうのだという。
この伝承が本当の場合、Eロイス《愚者の契約》の力を持つ危険なアイテムである可能性が高いが、
神城グループ幹部の所有物であったため、UGNは詳細な調査を行うことができず、密かに監視を続けていた。
現在、何者かに強奪され、その在り処は不明。
難易度8
『浮橋』が盗まれたのは、某月某日(土曜日)の真夜中12時頃。
その直前、同地域でUGNとFHによる大規模な抗争があり、多くの死傷者や行方不明者が発生している。
抗争の生存者が、『浮橋』の「不幸を祓う」能力を目的とし、屋敷から強奪した可能性が高い。
⇒次シーン以降、・『浮橋』の能力の詳細について 〈情報:UGN〉難易度10 が調査可能になります。
・三条辰砂と月浦青葉について 〈情報:UGN〉難易度8
ともにUGNチルドレンで、三条辰砂は17歳、月浦青葉は16歳。
三条は幼い頃に、月浦は数年前に事故で両親を失い覚醒しており、一年ほど前から同じ戦闘部隊に所属している。
部隊で年少の二人であったこと、覚醒した経緯が似ていることから仲が良く、特に三条が月浦を気にかける姿がよく見られていたようだ。
先日、二人が所属する部隊は、某FHセルを相手とした戦闘任務を展開。閉鎖された美術館を舞台に大規模な抗争を繰り広げ、UGN・FHともに壊滅状態となった。
三条と月浦に関しては死体も確認されず、消息不明となっている。
また、湾岸区域にて、二人らしき男女の目撃情報が確認されたようだ。
⇒次のシーンでイベントが発生します。街の郊外にて、三条辰砂および月浦青葉の捜索を行う。
・洲本紫津子について 〈情報:裏社会〉〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉難易度7
市の高級住宅街にある屋敷で一人で暮らす女性。34歳。オーヴァードやレネゲイドのことは把握している。
神城グループ企業幹部・藤の愛人で、藤が家族に隠れて所有する屋敷に囲われている。
なお、このところ藤が屋敷を訪れることはほとんどなく、洲本は見捨てられた状態になりつつある。
『浮橋』が盗まれた際は、一人で屋敷にいたという。
当時のことは何も覚えておらず、気付いたら時計が盗まれていたと証言している。
GM:情報は以上です。
GM:このシーンでは、これら情報の共有を行っていきましょう!
支倉芹香:はーい!
GM:引き続き支部でいいかな
三木鴇生:いぇす!
GM:シーンプレイヤーの鴇生さんに意見をうかがおう
三木燕真:はーい
三木鴇生:支部でいいと思う。時間軸はこれ
三木鴇生:直後?後日かな
GM:直後で構いませんぜ!
三木鴇生:いぇすいぇす
支倉芹香:イェイ!
三木鴇生:ではそれでいいかな
GM:はい~
GM:キミ達は引き続き骨董屋で、情報の交換を行っていました。
三木燕真:「……で、だ」諦めて調度品の椅子に座り机に向かっている。ノートPCを開いている。
三木燕真:「だから釣果ゼロですってわけではないんだろう、その様子じゃ」
三木燕真:「分かってることを伝達してくれ」
支倉芹香:「よろしくおねがいしますね」ルーズリーフの束。
三木鴇生:「……持ち主は神城の藤って男だが、あいつはほとんどあの家には寄りついてない」
三木鴇生:「家主の洲本って女は愛人だよ」
三木燕真:「……神城。だから情報の周りがここまで遅いのか」
三木鴇生:「だから面倒臭ェんだよなあ」
支倉芹香:「愛人さんですか」
三木鴇生:「そ。で、家族にバレたんだか飽きたんだかは知らないが」
三木鴇生:「今じゃほとんど女ひとりで暮らしてる。事件のときも、そいつしかいなかった」
三木燕真:「レネゲイドアイテムを残してか?考え難いが」
三木燕真:「その洲本が誰かに流した線は?」
三木燕真:「そもそも“それ”目当てに接近した可能性だってあるだろ」
支倉芹香:「たしかに、その可能性もありますね」
三木鴇生:「流すのはありうるかもな。……目当てってほど考えられる女じゃねェが」
三木燕真:「どうしてそう思う」
支倉芹香:「犯罪は起こさないタイプでした?」
三木鴇生:「会って見りゃたぶんわかる」笑う。「まともに考えないし、まともに話さないんだよ」
三木燕真:「洗脳されてるってことか……?」
三木鴇生:「や。そういうふうに生きてきた奴」
支倉芹香:「今を楽しんでるタイプ、と」
支倉芹香:「明るそうな人ですね」
三木鴇生:「良く言やァそうか」なぜか楽しそうにする。
支倉芹香:「じゃあ、洲本さんよりこっちの説のほうが信憑性あるかもしれませんね、と」
三木鴇生:「…いかにも縋るしか生きる道がない、って感じの女だったよ」とだけ言う。
三木鴇生:「おー。なんだ」
三木燕真:「まともに考えて話すやつのほうがよほどいいが……説?」
支倉芹香:「はい。その"浮橋"、それなりに箔のある物品だったみたいで、UGNにも記録が残ってました」
三木燕真:洲本や神城の藤の情報を入力して、DBから関連する項目を捜索している。
支倉芹香:その端末を横から覗いて、該当するファイルと指で示す
支倉芹香:「といっても、神城さん所有だから詳しいことはわかんないんですけどね」
三木燕真:「浮橋」を所持、との結果が出る。「記録ってこれか」
支倉芹香:「それです。曰く、不幸を祓う果実。その代償に感情を失い鬼になる、と」
三木鴇生:だるそうに立って、燕真のPCの画面を覗き込む。
三木鴇生:「代償ね」
三木燕真:内容を開く。神城からの提出書類がベースで、開示不可、との嵐の中にその記述がある。
三木鴇生:「……遺産?」
支倉芹香:「カテゴリとしては近いかもしれません。ただ、伝承に教訓はつきものですからね」
支倉芹香:「案外、何でも不幸が無くなると落ち着いて対処できる、なんてのもあるかもしれません」
三木鴇生:「逆かもな。なにも思わないから不幸じゃない」
三木鴇生:「似たようなモンか」
三木燕真:「……説ってなんだ」
支倉芹香:「えぇ。プラスもマイナスも、突き詰めれば些事に裂く気は足りませんね」
三木鴇生:「…てか、UGNでもそこまでの情報はあったわけだ」ひとりごちる。
三木燕真:「それは「浮橋」の説明だろ」
支倉芹香:あらいけない、と続けそうだった話題を転換する。
三木燕真:「レネゲイドアイテムの漏出事案ともなれば、情報開示要求が出来る……それで」続きを促す。
支倉芹香:「こっちは別件ですが、浮橋を奪うと同時に、近辺でUGNとFHの衝突がありました」
支倉芹香:燕真くんに身振りでファイルを開示してもらう
三木燕真:嫌そうにキーを叩く。
三木鴇生:「美術館の辺りだったか?えらい大規模なヤツだったろ。…それが?」
支倉芹香:「どうやら、大規模なものだったようで。その後の消息を把握できていない人員も何人か発生しています」
三木燕真:美術館の外観写真が飛び出して、一瞬手が止まる。
支倉芹香:「仮に、その争いの中で『不幸』が起きたとして……」
三木鴇生:それを視認しつつ、何も言わず聞いている。
支倉芹香:その目線の下。続けて表示された人員の名前。
支倉芹香:「………」
支倉芹香:「………『浮橋』の効果を求める人が、居たとしても不思議じゃありません」
三木鴇生:ふたつの沈黙に、手元の太刀に触れる。軽く叩く。それだけ。
三木燕真:「……こいつは」
三木燕真:名簿のうちの名前のひとつを指差す。
支倉芹香:「……?」差す名前を確認する
三木燕真:「知ってる」三条辰砂、とある。
支倉芹香:「三条、辰砂……」(A子さん、ですか)
三木燕真:その隣には、MIA(戦闘中行方不明)、の文字。
支倉芹香:「その下の月浦さん。そちらは私の生徒ですね」
支倉芹香:「………三条さんとは、おそらく知り合いです」
三木燕真:「……」その下の月浦の隣にも同じ文字。
三木燕真:「……」個人のメールを開く。
三木燕真:報告書のメールだ。湾岸地区での目撃情報。
三木燕真:「この二人の可能性が強い」
三木燕真:再び美術館の抗争人員の名簿に移る。編集モード。
支倉芹香:メールに記載された特徴。男子の方を検めて頷く。
三木燕真:MIAに取り消し線。ALIVE?の文字列を赤字で。
支倉芹香:「………そのようですね。少なくとも、手がかりになるでしょう」
三木鴇生:「洲本に聞くよりはマシだと思うね」二人の声の、わずかな震えに。
支倉芹香:「直接話した方が言うなら、従ったほうが良さげですね」ふ、と震えを均す声音。
三木燕真:「……辰砂は」
三木燕真:「生き残ってこれ幸いと足抜けするような奴じゃない」
三木燕真:「そんな器用な真似は出来ない」
三木鴇生:「でも二人なんだろ」
三木燕真:「……」首肯して。
三木燕真:「……何もなければな」
支倉芹香:「そうですね。こちらの月浦さんも、器用ではありませんが……少し危なかしくて、寂しがり屋です」
三木鴇生:「年下のガキを足抜けさせてやろうと思うような奴ではあるかもしれねェし」
三木鴇生:「…そういうガキでもあるかもだしな」
三木燕真:「……そういう目的だとしても」
三木燕真:「「浮橋」の力がそれに役立つには抽象的すぎる」
三木燕真:「俺たちの分かっていない事実がある」開示不可まみれのページを見て。
支倉芹香:「えぇ」
支倉芹香:「私達の調べる手順としてはこの二人の捜索。そして、持ち出された『浮橋』についての詳細な情報を神城さん達から引き出すこと」
支倉芹香:「この2つを軸にしたいですが、いかが?」
三木燕真:「後者に軸足を置く気は?」
三木燕真:「こっちで前者は洗う」
三木鴇生:「自分がやりたくないじゃなくて、やりたいのか」目を細める。
三木鴇生:「オレはどっちでも」
三木燕真:「やりたいと言うか……」押し黙る。
三木燕真:「いや。そういうことにしておく」
支倉芹香:「こういう子です」
支倉芹香:「まったく、厄介な大人との交渉を押し付ける気でいらっしゃる?仕方ありませんね」
支倉芹香:「あいにくと私達の軸足は三本ありますので」
支倉芹香:「臨機応変に対応していきましょ」
三木鴇生:煮え切らない言い方をそれ以上追わず。「ハイハイ」
三木燕真:「……」2人の視線から離れるように、PCを持って立ち上がる。
三木燕真:再びメールツールを開いて、新着受信の確認をした。
三木燕真:特に通知はない。三条辰砂に向けて、どうしているのか聞いたメールの返事も。
三木燕真:「……」それを確認して、PCを閉じて。何事もないかのように首肯した。
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスのあれこれ&購入判定ができるよ!
三木鴇生:燕真に取ろうかな
三木鴇生:三木燕真 有為/〇懸念。
三木燕真:鴇生に取るか
支倉芹香:二人共に取ってる!
GM:バッチリ!
三木燕真:同行者/三木鴇生/連帯感:○/隔意/ロイス
支倉芹香:ワンチャンのスナイパーライフルを狙います
三木鴇生:あらPだ 嬉しいわ
支倉芹香:私はNなのに…三木さん…
支倉芹香:1dx+2>=19
DoubleCross : (1DX10+2>=19) → 4[4]+2 → 6 → 失敗
三木燕真:態度のせい
支倉芹香:だめだった
支倉芹香:態度のせいか
三木鴇生:一番態度悪いのこいつなのに
三木燕真:ワンちゃんのスナイパーライフルねらおう
支倉芹香:もうちょっと素直になってくださいね。
三木燕真:2dx+2>=19
DoubleCross : (2DX10+2>=19) → 9[9,9]+2 → 11 → 失敗
三木燕真:いい数字だけどダメだ
三木鴇生:ネコちゃんのスナイパーライフル
三木燕真:おわり
三木鴇生:1DX+2+0@10>=19 調達
DoubleCross : (1DX10+2>=19) → 1[1]+2 → 0 (ファンブル) → 失敗
GM:素直じゃないんだから
三木鴇生:w
GM:www
三木燕真:猫踏んじゃった
GM:綺麗なオチ
三木鴇生:動物から嫌われる男
三木鴇生:以上w
支倉芹香:www
支倉芹香:以上です
GM:(黒くなっていく画面)
GM:ではこのシーンはここで以上!
◆Middle04◆ 車中、黄昏
GM:次のシーン。自由会話シーンです。
GM:侵蝕率上昇は不要です。出る人は0d10を振って登場してね。
GM:シナリオ進行に関わる判定&購入判定ができない代わりに自由に会話をお楽しみいただけるぞ。
三木鴇生:0d10
DoubleCross : (0D10) → 0
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を0d10(→ 0)増加 (50 → 50)
支倉芹香:0d10
DoubleCross : (0D10) → 0
GM:上がりました "無"が
支倉芹香:おそろい
GM:調査のために支部を出発し、郊外にある湾岸区域へ向かうことにしたキミ達は、
GM:支部が所有する車を借りて走らせています。
GM:黒く丸いフォルムのクラシックカーだ。
GM:薄明るい、夕方の春の空。淡く沈んだ街の中を進んでいく。
三木鴇生:やや馬力の弱いエンジン。運転席でハンドルを握っている。
三木燕真:助手席。周囲の景色に目を光らせている。
支倉芹香:「や。運転助かります」
三木燕真:目撃情報から時間が経って、そのあたりを歩いている可能性もある。
支倉芹香:後部座席をやや広めに使わせてもらっている。
三木鴇生:「こんな骨董みてーなのは運転したことねェけど」
三木燕真:「任務に必要なものさえこの始末なのか……」
支倉芹香:「おもちゃみたいで可愛いじゃないですか」
支倉芹香:「免許も取らなきゃとは思うんですけどね…」
三木燕真:「止めといたほうがいい」
支倉芹香:「あら」
三木燕真:「行動半径が広がるとろくなことにならない」
支倉芹香:「うーん。確かに、迎えに来てもらう時困りますか」
支倉芹香:「今回みたいに、迎えに行くのは便利なんですけどね」
支倉芹香:「……月浦さんに、辰砂さん。無事だと良いんですけど」
三木燕真:「……見つけても連れ帰れないけどな」
三木鴇生:「どこまで想定してる」
三木燕真:「……2/2に+α」
支倉芹香:「……………」反射で話しかけた口を、ふうと一拍置く。
三木燕真:「情報自体が偽で、離反者二人と敵対勢力による囲い込み」
三木鴇生:「オレたちは対集団戦にゃ向かねえだろ。困るな」笑う。
三木燕真:「……」向かない、の言葉に押し黙る。
三木燕真:そうではない可能性を、バックミラー越しにちらりと仰ぎ見て。
三木燕真:「……だからこそ想定の必要があるだろ」
三木鴇生:「そう。あと」
三木鴇生:「離反者が中身まで同じ1のままか」
三木鴇生:「大規模戦闘の後の侵蝕でフラフラして」
三木燕真:「……離反しなくてもそっちはあるだろ」
支倉芹香:「立場が変わっても、ちゃんと生きてるなら……とは思うんですけどね」
三木燕真:「0か1かを飛び越えてる可能性。それだって想定してないわけじゃない」
三木鴇生:「オレはあんたらとそこまで長い付き合いじゃないから知らねェし、訊くけど」
三木燕真:「むしろ……」それ以上は言わない。
三木鴇生:「できんの?」
三木燕真:「できる」
三木鴇生:夕陽が刃のように差した。目を細め。ミラー越しの女に視線を移す。
支倉芹香:「…………」その質問の省略された部分を読み取る。
支倉芹香:「…………私の知ってる月浦さんは、ちょっと無鉄砲な人でしてね」
支倉芹香:「少し能力のタガを外しすぎるというか、全力を出しすぎるのを矯正するように、私が付いてたんです」
三木燕真:「できないってことか。だよな」ぼそりと呟く。
支倉芹香:ポツポツと口にする。
三木燕真:即答を避けるということは、そういうことだろうと思った。
支倉芹香:つぶやきを聞いて、少し苦笑する。
支倉芹香:「……もし、0と1のどちらでも無くなるなら、きっと私が間に合わなかったんでしょう」
支倉芹香:「なら」
支倉芹香:「少なくとも、責任は取らなきゃいけませんよね」
支倉芹香:表情を見るには、ミラーからは前髪が邪魔になる角度。
三木燕真:「……月浦青葉は、あんたの何だったの」
支倉芹香:「好かれていた、と思いますよ。自惚れますけど」
三木燕真:「……」表情が幾分険しくなる。後部座席からは見えないだろうが。
三木鴇生:「でも違う女と逃避行してる」おどけたように返す。
支倉芹香:「意外とプレイボーイだったようで」苦笑
支倉芹香:「私から見た月浦さんは、生徒さんです。そして、好意を向けられて嫌な気分ではありませんでした」
三木燕真:「そういう感情があったんだ」
支倉芹香:「あら。好かれれば、誰だって嬉しいと思いますよ?」
支倉芹香:「でもプライベートな意味だと……どうでしょうね」
支倉芹香:「私の経験が足りなくて。恋としての好意があったのかどうか、自分でもわかりません」
支倉芹香:「三木さん……あ。鴇生さんは、そのへんどう思います?」
三木鴇生:「会ったことない男のこたァわかんねえけど? どのへんだどのへん」
支倉芹香:「えーっと」
支倉芹香:「誰かを好きだって気持ちについて、ですかね」
支倉芹香:「彼が私を好きだと言ってくれてたのは、ライクとして受け取っていたんですけど」
支倉芹香:「もし、それとは別の意味だったとしたら……」
支倉芹香:「取りこぼしたのかなぁ、と思ってしまって。つい」
三木燕真:「……」
支倉芹香:「経験、豊富そうですから。ご意見を伺おうかと」
三木鴇生:「ンだそれ」くつくつと。「取りこぼそうが、そんなもん向こうの物だろ」
支倉芹香:その目線は窓の外を見ていて、考え事をしながらの独り言のようにも聞こえた。
支倉芹香:「向こうのものですか」
三木鴇生:「好意だの執着だの……勝手にそう思ってるだけのものに」
三木鴇生:「そんな親身に構う理由がわからない」
三木鴇生:本当に理解できない、という調子で言う。ゆるく道にあわせてハンドルを切る。
支倉芹香:軽い遠心力に振れる身体を、シートに手をついて支える
支倉芹香:「……大人っぽいですね」
三木鴇生:「幼稚なんだよ」
三木鴇生:「オレは先生の役はできねェってこと」
支倉芹香:「なるほど」
支倉芹香:「でも、貰ったものは、ちゃんと返したいと思いません?」
支倉芹香:「それが大事なものならなおさらで、誰かを好きになる気持ちは、とっても大事なのに」
支倉芹香:「……それを、貰ったことにすら気づかないなんて。寂しいと思うんですよね」
三木鴇生:「あんたはいま、寂しい」
支倉芹香:「……そうですね」
支倉芹香:「想像が止まらないんです」
支倉芹香:「私達は、誰かとの絆で他人と繋がってます」
支倉芹香:「そして、私達にとっては組織を裏切るより、その絆が無くなって外れてしまうことのほうが、とても身近で」
支倉芹香:「もし彼が外れてしまったのなら……こちらからも繋げていれば、何かは変えられたのかなぁ、なんて」
支倉芹香:「仮定に仮定を重ねて、ついでに自惚れも載せてる話ですけどね。そんな想像です」
三木鴇生:「だってよ、燕真」
三木燕真:「なんで俺に言う」
三木鴇生:「あんたのが関係あんだろ」
三木鴇生:「少なくとも、件の失踪者の片割れについては。」
三木燕真:「……辰砂は」
支倉芹香:「……月浦さんは、怒ると怖いっていってましたね。どんな人なんです?」
三木燕真:「どうって。まともなやつだよ」
三木燕真:「普通に。普通に人と話せて、普通に任務もやれるよな」
三木燕真:「ちゃんとしたやつだった」
支倉芹香:「おぉ」
支倉芹香:「いい子ですね」
三木燕真:「……それから」
三木燕真:「あんたらしき人に嫉妬してるつってた。だから」
三木鴇生:「ハハ」
三木鴇生:「なるほど」
三木燕真:「傍から見れば。そう見えるような感じだったんじゃないの。そいつも」
三木燕真:「辰砂本人に言うなよ」
支倉芹香:「……私の話をすると怒られる、ってそういう意味だったんですね」
支倉芹香:「もしかして……あ、いや、ううん」
三木燕真:「……何」
三木燕真:「言って」
支倉芹香:「……いえ」
支倉芹香:「これで、二人共通信機器が壊れてFHから逃げてるだけ、だったら」
支倉芹香:「お話する時に嫌われちゃうかな……なんて」
支倉芹香:「…………お気楽ですかね?」
三木燕真:「……お気楽だな」
三木鴇生:「随分とな」
三木燕真:「……だけど。あんたが、そうあってほしいなら」
三木燕真:「あんたはそう願ってればいいんじゃないの」
三木燕真:「違ったときのことは、俺がやる」
支倉芹香:「……………」ぱち、とまばたきを何度か。
支倉芹香:「でも…………いえ、はい、そうします」
支倉芹香:「三木さんも、無理はしないでね」
三木鴇生:「どっちだよ。オレも加えとくか。引いとく?」
三木燕真:「……どっちの」
支倉芹香:「えぇ? どちらの、って、そりゃあ」
支倉芹香:「二人共、無理しちゃ駄目に決まってるじゃないですか」
三木燕真:呆れたように鼻を鳴らして。「戦闘中にやるなよ」
三木燕真:「混乱の元だ」
三木鴇生:「下の名前で呼ばれたいならそう言えよ」
三木鴇生:「…もうすぐだな」海が近づいた。
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスの取得・感情変更のみ可能です
三木鴇生:芹香にとろー
支倉芹香:きゃー
支倉芹香:私は二人にとってるから大丈夫!
三木燕真:もってる!
三木鴇生:支倉芹香 〇好感/苦手
GM:あらあら
GM:ではこのシーンはこれで以上!
◆Middle05◆ 湾岸区、逢魔時
GM:次のシーン!トリガーシーンです。
GM:シーンプレイヤーは支倉さん。他二人も登場推奨です。
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (58 → 60)
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (48 → 57)
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (50 → 54)
GM:ではですね、このシーンは皆で湾岸地帯を最初に歩いてもらいまして
GM:そうすると人の気配があるので、なんだ…?とコッソリ近付いてもらうと そのままイザコザが発展するという
GM:感じのシーンになっております
三木鴇生:はーい!
支倉芹香:はーいっ
三木燕真:理解
GM:じゃあそんな感じで進行していきましょう!
GM:市の外れ。工業地帯に面した湾岸区域。
GM:何本ものクレーンや箱のようなコンテナが並び、潮風に混じって錆臭い匂いが漂っている。
GM:車を停めたキミ達は、行方不明になった三条辰砂と月浦青葉がこの場所にいるとの情報を元に、捜索を始めたところです。
GM:辺りはしんと静まり返っており、一見、人の気配は感じられないように思えるが…
支倉芹香:「……二人組の目撃情報があったのはここなんですよね?」
三木鴇生:組み紐の佩緒が括られた太刀を片手に、鍵をポケットに仕舞う。
三木燕真:「そのはずだけど」遮るように前に立って歩いている。
三木燕真:右手は細剣に柄に添えている。こつ、と。中指に嵌めた指輪が当たる。
支倉芹香:「コンテナ……も初めて見ました。前に見たドラマだと、こういうのの中で生活してる人もいましたね」
支倉芹香:触れたコンテナのざり、とした錆の質感。
三木鴇生:「そっちまで探すとなると面倒だな…」
三木鴇生:適当にそのあたりのを軽く蹴る。
三木燕真:「目撃情報があるなら、ずっと中ってわけでも……」
GM:では、そんな風にしていると。
GM:奥から、複数の人の話し声がすることに気付く。こっそり近付けば様子を伺えそうです。
三木燕真:「……」会話を止め耳を澄ます。
三木燕真:左手を上げて制止して。
支倉芹香:「…………ん」会話を止める
三木燕真:コンテナに張り付いて先を覗きながら進んでいく。
三木鴇生:それを見て、続く。
GM:レンガのように並んだコンテナの先。
GM:三条辰砂と月浦青葉の二人が、仮面をつけ艶やかな格好をした怪しい人影に取り囲まれている。
三条辰砂:「…約束通り、『浮橋』を持ってきた。これを対価に、あなた達のセルで私達を匿ってほしい」
GM:三条辰砂は、古めかしい掛時計を人影に見せている。
月浦青葉:「……」右目に眼帯。迷子の子供のような顔で、三条の服の裾をぎゅっと握っている。
FHエージェント:「UGNを裏切るという言葉に、嘘はないようだな」
GM:怪しい人影は納得したように頷く。何やら交渉が進んでいるらしい。
支倉芹香:「…………!」
三木鴇生:フックの掛かった白い壁を思い出す。
支倉芹香:「男の子の方は、月浦さんです」小声。見覚えのある姿と、聞こえてきた内容に複雑な声音で表す
三木鴇生:「そっちが三条辰砂、だな?」
支倉芹香:リストで顔は確認したが、直接知っている燕真くんに確認を込めて目を向ける
三木燕真:頷いて。「準備してくれ」
三木燕真:「渡る前に手を打つ」
GM:と、その言葉が契機になったように。
FHエージェント:「貴様ら、何者だ。我々の邪魔をしに来たのか」 見張りをしていた人員が、キミ達に気付いて一斉に取り囲む。
三条辰砂:「…!」バッとそちらを見る。
三木鴇生:刀の柄に指を這わせる。「海を見たくなって来ただけ。…とか答えたら通してくれんのか?」
三木燕真:「……くそ」と一瞬毒づいて。
月浦青葉:「何…? …あ」ハッとしたような顔。
三木燕真:「……本当に裏切ると思っていたのか?笑わせる」
三木燕真:「お前たちの命運はここで終わりだ。逮捕させてもらう」
三木燕真:こう言っておけば、きっと。
三木燕真:彼女らは向こうに受け入れられないのではないかと思った。
三条辰砂:「燕真…」苦々しい顔をする。「ちがう」
支倉芹香:人の立ち位置を確認する必然、眼帯の少年のハッとした顔が目にとまる。
支倉芹香:「……月浦さん」
三木鴇生:(…あれは魔眼か。使えねェなら戦闘はできない?女の方は…あっちが実行犯か)
支倉芹香:不思議と、安堵の響きが混じった
三条辰砂:「ちがうんだ。だめなんだ」「……もう」
三条辰砂:「私たちは」時計を持ったまま、隣にいる月浦青葉に寄り添う。
三条辰砂:「ジャームになったんだ」
支倉芹香:「…………っ!」
支倉芹香:ぐ、と緩めた心に、その言葉の冷たさが滑り込む
支倉芹香:「だ、だから……FHに?」
三木燕真:「……違う」
三木燕真:「わからない……そんなことは」
三木燕真:「出来ない。判断できない」
月浦青葉:「先生、先生…?」迷子のような顔で、キミの方に視線を彷徨わせている。
三木鴇生:二人と、FHエージェントの立ち位置を目測している。瓦礫とコンテナの足場を確認。
FHエージェント:「UGNが、小賢しい嘘をついたようだな」舌打ちをする。
三木鴇生:こちらはもう全員を攻撃することだけを考えている。
FHエージェント:「取引の邪魔をするならただではおかん。ここで始末してくれる」
三条辰砂:「…そうだ。もう、あいつらは敵だ」振り絞るような声で言う。
三木燕真:「……くそ。なんで」
三木燕真:「なんで、うまくいかない」
GM:ミドル戦闘に突入します。
GM:敵はFHエージェントのトループが3体。
GM:キミ達から5m離れた位置に、3トループが同じエンゲージで配置されています。
(三木鴇生[14] 三木燕真[9] 支倉芹香[9])
(5m)
(FHエージェント[16]*3)
[]内は行動値
GM:敵である3トループを全滅させたら戦闘終了。
GM:三条辰砂と月浦青葉は、この戦闘には参加しません。
GM:説明は以上!質問がなければ戦闘を開始していくぜ
支倉芹香:オーライ!
三木鴇生:了解
三木燕真:はーい
GM:では張り切ってやっていこう!
GM:1ラウンド目。セットアップ。
三木鴇生:《幻影の騎士団》。ダメージを受けるまで攻撃力+15。
FHエージェント:3トループすべて《蹂躙する蹄》を同レベルで使用。攻撃力を増加します。
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を2増加 (57 → 59)
三木鴇生:まあダメ先に来そうだがねんのため!
支倉芹香:【 愛の管に円環を《ヴェナ・アモーリス》】《鮮血の奏者》。自身のHP3点消費。対象は攻撃力+9。自分の攻撃力を上げます。
三木燕真:なし
支倉芹香:支倉 芹香のHPを3減少 (27 → 24)
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を4(→ 4)増加 (60 → 64)
GM:はい!
GM:ではイニシアチブ。
GM:この時点で何か行動がある人はいらっしゃいますか?
三木燕真:使わないです~
支倉芹香:ないですわ~
三木鴇生:無!
GM:では行動値16のFHエージェントの行動に移ります。
GM:3トループいますが、データすべて共通のため、一斉に動かしますね。
FHエージェント:マイナー。3トループすべて《ハンティングスタイル》《主の恩恵》を使用。
FHエージェント:5m前進してPCたちにエンゲージ。
(三木鴇生[14] 三木燕真[9] 支倉芹香[9])
(FHエージェント[16]*3)
[]内は行動値
GM:ひとかたまり
FHエージェント:メジャー。3トループすべて《血に飢えた跳躍》+《光の舞踏》を使用。
FHエージェント:1は燕真くん、2は芹香さん、3は鴇生さんを狙います。それぞれ命中判定を行います。
三木鴇生:こいっ
FHエージェント_1:12dx+1
DoubleCross : (12DX10+1) → 9[1,2,2,2,2,3,3,5,7,7,9,9]+1 → 10
FHエージェント_2:12dx+1
DoubleCross : (12DX10+1) → 9[1,1,1,1,1,3,4,4,5,6,8,9]+1 → 10
FHエージェント_3:12dx+1
DoubleCross : (12DX10+1) → 10[1,3,4,4,4,5,6,7,7,8,9,10]+7[7]+1 → 18
三木鴇生:おい3!
支倉芹香:仲良しかと思ったら
三木鴇生:頑張るな!
GM:一人だけ殺意高いのいた
GM:リアクションをどうぞ!
三木鴇生:ゆるせねえ。ドッジします
支倉芹香:回避!
支倉芹香:3dx>=10
DoubleCross : (3DX10>=10) → 8[1,5,8] → 8 → 失敗
支倉芹香:えーん
三木鴇生:1DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (1DX10+1) → 10[10]+4[4]+1 → 15
三木鴇生:うわ!
三木鴇生:3でさえなければ!
三木燕真:3dx+1>=10 ドッジ
DoubleCross : (3DX10+1>=10) → 10[4,5,10]+10[10]+9[9]+1 → 30 → 成功
三木燕真:???
三木鴇生:?????
支倉芹香:すげぇのおる
GM:えっすご
支倉芹香:プロ
三木燕真:えーと 合ってます……
GM:すご………
GM:では支倉さんと鴇生さんにそれぞれダメージ出すよ!
三木鴇生:はーい
FHエージェント_2:2d10+18 装甲有効
DoubleCross : (2D10+18) → 10[8,2]+18 → 28
支倉芹香:かもー
FHエージェント_3:2d10+18 装甲有効
DoubleCross : (2D10+18) → 13[7,6]+18 → 31
三木鴇生:耐え切れぬ!リザレクトします。
支倉芹香:装甲さえあれば!リザレクト
支倉芹香:支倉 芹香のHPを1d10(→ 7)に変更 (24 → 7)
三木鴇生:三木 鴇生のHPを1d10(→ 9)に変更 (24 → 9)
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を7増加 (64 → 71)
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を9増加 (59 → 68)
GM:ではそのまま演出!
FHエージェント:「構えよ」「いくぞ!」仮面をつけ艶やかな格好をしたエージェント達は、一斉に細剣を構えると、屈みこむような体勢から爆発めいて一斉に突進してくる!
FHエージェント:突進の勢いを乗せた踊るようなステップによる回転斬りが、キミ達の身体を次々と狙う。
三木燕真:「――エリネド」右手の甲を口元に近づけて囁く。
支倉芹香:「うわ……!」
三木燕真:その突進より疾く、同じような屈み姿勢からの突きがそのうちの一人の機先を制する。
三木鴇生:一度斬られ、気にせずそのまま地を蹴る。腕は守った。
三木燕真:十分な加速を与えないままに、その突撃を抑え込み、打ち払う。
支倉芹香:身を捩って重要な器官を守りつつも、その体に赤い剣筋が形として刻まれる。
FHエージェント:「っ…!こいつ、できる…!」突撃をはらわれ、エージェント達が動揺した声を上げる。
三木燕真:「チッ……」自らは無傷のうちに切り抜けるが、後ろを見て舌打ちする。
三木燕真:「だから、来るなと……」恨めしげに呟く。
支倉芹香:「こっちは気にしないで…!」
支倉芹香:「反撃、お願いします」
GM:続いて行動値14の鴇生さんの手番。
三木鴇生:はーい!
三木鴇生:来てるからマイナーは無し。
三木鴇生:メジャーでコンボ『歌留多遊び』/《コンセントレイト:エンジェルハイロウ》《光の舞踏》。
三木鴇生:対象は単体なので FHエージェント_3にしとこ。大きい数字から。
FHエージェント_3:カマン!
三木鴇生:8dx7+4
DoubleCross : (8DX7+4) → 10[4,4,8,8,10,10,10,10]+10[1,3,6,8,8,9]+10[1,7,10]+5[3,5]+4 → 39
三木鴇生:おお!
支倉芹香:やるぅ!
三木鴇生:なんか殺意ある~!
三木燕真:いい感じ
FHエージェント_3:ギャッ
支倉芹香:殺意で殴り合う
FHエージェント_3:こちらは《イベイジョン》でドッジ。達成値は15で固定されており、失敗します!
GM:ダメージをどうぞ!
三木鴇生:4d10+7+4
DoubleCross : (4D10+7+4) → 16[1,8,3,4]+7+4 → 27
三木鴇生:こっちはあんまり
FHエージェント_3:おお… 若干だけ残って生存しました!
三木鴇生:マスヴィジョンのるまでシケがち
三木鴇生:くそっ
GM:侵蝕率を上げて演出を行ってね
三木鴇生:そうだった。
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を4増加 (68 → 72)
GM:
三木鴇生:守った腕で即座に反撃。(…先に来られると)
三木鴇生:斬った感触が少し鈍い。
三木鴇生:見つかったのが痛手だった。だが。
三木鴇生:「『できる』んだろ」
三木鴇生:「やってくれ」
三木鴇生:向こうに言う。
三木燕真:「……言われるまでもない」
FHエージェント:「…フッ…、この程度で終わりか?!」 勢力の一角が崩れるものの、まだ余裕そうにキミ達に言ってのける。
GM:続いて行動値9の燕真くんか支倉さんの手番です。
三木燕真:ではやります!
支倉芹香:GO!
GM:どうぞ!
三木燕真:マイナーなし、メジャー《疾風迅雷》《吠え猛る爪》。弱りの3に攻撃。
三木燕真:3dx ドッジ不可
DoubleCross : (3DX10) → 10[6,8,10]+4[4] → 14
FHエージェント_3:ドッジ不可なので当たる!ガードします。
三木燕真:2d10+12 装甲無視
DoubleCross : (2D10+12) → 9[1,8]+12 → 21
FHエージェント_3:そのダメージは…死ぬ!戦闘不能!
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を5(→ 5)増加 (54 → 59)
GM:演出をどうぞ!
三木燕真:「……エリネド」再び指輪へと告げる。
三木燕真:瞬間、その姿がかき消える。
FHエージェント:「…! どこに!?」
三木燕真:終わりか、と告げた相手の背後に。「ああ」
三木燕真:「お前がな」胸に細剣を射し入れ穿つ。
三木燕真:そのままそれを蹴り上げて、反動で次に。
三木燕真:それを何度か繰り返してようやく止まる。
三木燕真:「……ふう」息を吐いて。「まだだ」
三木燕真:「こんなものじゃまだだ」
FHエージェント:「がッ……」その速度に追いつきもできず、エージェント達が次々と崩れ落ちていく。
FHエージェント:「あ、あの子供…!ただ者ではない…!」
GM:続いて行動値9の支倉さんの手番。
支倉芹香:はーい
支倉芹香:こちらもマイナーはなし
支倉芹香:メジャーでコンボ:【マインドスケイア】《C:ウロボロス》《無形の影》《フォース》
支倉芹香:数字の大きいエージェント2を攻撃
FHエージェント_2:来やがれ!
支倉芹香:7dx7+1
DoubleCross : (7DX7+1) → 10[1,3,7,7,8,8,10]+10[2,3,3,4,7]+10[9]+10[10]+4[4]+1 → 45
支倉芹香:おりゃっ
三木燕真:おお
FHエージェント_2:ヒッ ヒエ…
三木鴇生:すごい
支倉芹香:よっしゃ
FHエージェント_2:ドッジしますが、《イベイジョン》で達成値は15で固定のため、失敗します
支倉芹香:ではダメージ
GM:ダメージをどうぞ!
支倉芹香:5d10+5+9 装甲有効
DoubleCross : (5D10+5+9) → 34[6,4,6,8,10]+5+9 → 48
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を9(→ 9)増加 (71 → 80)
支倉芹香:どうだ
FHエージェント_2:あっ圧倒的……死!
FHエージェント_2:吹っ飛ばされます!戦闘不能!
GM:演出をどうぞ!
支倉芹香:(三木さん達が切り込んでる、今なら)
支倉芹香:二人の白兵で切り込んだ集団と、それに加勢する集団を見る。
支倉芹香:《マーキング》。ポウ、と薬指に曲線を組み合わせた紋章が浮かび上がる。
支倉芹香:体内に巡るレネゲイドの存在感を意識し、その色を変えるように練り上げる。
支倉芹香:イメージする色は黒。多数に対しての火力を放つ。弓の形。
支倉芹香:右目が海色からわずかに暗い黒を帯びる。
支倉芹香:「重力までは足りないけ、ど!」
月浦青葉:「あっ…」瑠璃色の瞳がキミを見つめている。
支倉芹香:ウロボロスの形質を持ったレネゲイドが変質し、真っ黒な矢が無数に集団へと降り注ぎ、その体を貫いていく。
支倉芹香:「お手本になるかと思って」
支倉芹香:「………練習してたんですよね」
支倉芹香:ちらり、とその視線に応えた
FHエージェント:「ぐああ…!」黒い矢に倒され、次々と剣を取りこぼして地に伏せていく。
月浦青葉:「…先生……」迷子のような顔をしている。
GM:全員の行動が終わったので、クリンナップ!
GM:特になにもないので省略!
GM:2ラウンド目に移ります。
三木鴇生:ウス!
GM:セットアップ!
三木燕真:なし
三木鴇生:《幻影の騎士団》。ダメージを受けるまで攻撃力+15。
支倉芹香:節約します。なし!
FHエージェント_1:《蹂躙する蹄》を使用!
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を2増加 (72 → 74)
GM:セットアップ終了。
GM:イニシアチブ!
GM:行動する人いますか~?
三木鴇生:なしでいいかな…?
支倉芹香:リザレクトより重いからな…
支倉芹香:なしで!
三木鴇生:たしかに。なしで。
三木燕真:しないぜ
GM:はーい
GM:では行動値16のFHエージェントの手番!1トループしかいない!
FHエージェント_1:オートアクションで所持している武器・スネークブレードの効果を使用。射程を15mに変更します。
FHエージェント_1:マイナー。《ハンティングスタイル》《主の恩恵》を使用。
FHエージェント_1:5m後退します。
(三木鴇生[14] 三木燕真[9] 支倉芹香[9])
(5m)
(FHエージェント[16])
[]内は行動値
支倉芹香:逃げた!
三木鴇生:あっズルだー!
FHエージェント_1:ズルじゃないもん!
FHエージェント_1:で、メジャー!《血に飢えた跳躍》+《光の舞踏》を使用。
FHエージェント_1:今度こそ燕真くんに当ててやる!
FHエージェント_1:というわけで対象は燕真くん。命中判定します
FHエージェント_1:11dx+1
DoubleCross : (11DX10+1) → 8[1,3,5,5,5,6,7,7,8,8,8]+1 → 9
FHエージェント_1:良い達成値だ
GM:まさか避けられまい!リアクションどうぞ!
三木燕真:よけるぜ
三木燕真:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 8[1,4,6,8]+1 → 9 → 成功
三木燕真:ギリギリ!
三木鴇生:すごい
FHエージェント_1:エーーーーッッ
FHエージェント_1:クソーーーッッッ
支倉芹香:えらい!
GM:では攻撃は失敗!簡単に演出しましょう
FHエージェント:「クソッ…とにかく、あいつが一番厄介だ。全員でかかれ!」エージェント達が再び屈みこみ、一斉に燕真くんに狙いを定める。
FHエージェント:艶やかな衣装が舞う。四方八方から、次々と細剣を構えて襲い掛かる!
三木燕真:それを見やる。(引きつけられてるな)と思って。
三木燕真:「――エリネド」呟くとともに地を蹴って、真上へ飛び上がる。
FHエージェント:「ぐあっ…!?」陽炎に化かされたように、剣先が空を切る。
三木燕真:そのまま天井を蹴って、反転しながら一人を薙ぎ払って。
FHエージェント:「がっ…」
三木燕真:次の攻撃は剣で受けず、肘を掴んでひねるように折る。
三木燕真:「見真似ではこんなもんか……」合気の技だったか。
三木燕真:「まともに使うには何年かかるか、こいつは」
FHエージェント:「っがぁ…! こ、こいつ…!」キミにねじ伏せられている。
三条辰砂:「……、燕真」驚いたような苦々しい表情で零す。
GM:では行動値14の鴇生さんの手番です。
三木鴇生:はいっ
三木鴇生:マイナーで移動。5m進んでFHエージェントのみなさんのエンゲージ。
三木鴇生:コンボ『歌留多遊び』/《コンセントレイト:エンジェルハイロウ》《光の舞踏》。
三木鴇生:8dx7+4
DoubleCross : (8DX7+4) → 10[1,1,2,4,6,8,9,9]+10[7,8,10]+10[5,7,9]+10[1,8]+10[7]+1[1]+4 → 55
支倉芹香:やば
三木鴇生:おお…
FHエージェント_1:ドッジします…が《イベイション》により達成値15で固定のため失敗!
三木燕真:たか
FHエージェント_1:無理だよこんなの~
三木鴇生:今度は幻影の騎士団ものる!
GM:ダメージをどうぞ!
三木鴇生:6d10+7+4+15
DoubleCross : (6D10+7+4+15) → 31[5,2,4,10,6,4]+7+4+15 → 57
三木鴇生:おお!
支倉芹香:強いぞ
FHエージェント_1:ヤバい
FHエージェント_1:絶望的に死にます!戦闘不能!
三木燕真:つよ~!
三木鴇生:ふふん
GM:侵蝕値を上げてバッチリ演出なさってね
三木鴇生:また忘れてたw
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を4増加 (74 → 78)
GM:大丈夫やぜ!
三木鴇生:全員の視点が燕真に引き付けられている。その裏側を縫うように。
三木鴇生:黒い光線じみた斬撃が通り過ぎ、残された敵を両断する。
三木鴇生:「やっぱ人と組むべきだな」
FHエージェント:「いつの間に…、ガハッ……!」最後の一人まで、残らず昏倒される。
三木鴇生:刀を納める。量子化から再生された足が地を踏む。
FHエージェント:「……ッ、く、UGNの犬どもが…!」倒され、うめき声を上げている。
三木鴇生:そしてそのまま、時計を持った三条を蹴りつけようとして―――
三条辰砂:「…!」びくりと目を見開く。
三木燕真:「!」それを遮るように剣を抜いていた。
三条辰砂:「…あ」
三木鴇生:「投降は?」そのまま三条に話しかける。
三条辰砂:「………だめ」ゆるゆると首を横に振る。手に持つ、古めかしい時計を構える。
支倉芹香:一瞬、その攻防に息を呑みつつ「……まだ、未遂です。今ならなんとか、重い罰にまでは……」
三木燕真:「なる」
三木燕真:「なるけど、そうしろ」
月浦青葉:「……」三条辰砂の服の裾を掴んでいる。
三条辰砂:「私達ジャームの行く末がどうなるか、分かっているくせに」
三木燕真:「辰砂がそうなってるかは分からない。だから……」
三条辰砂:「だから…、『浮橋』。どうにかしてよ…。この場を切り抜けさせて…!」
三木燕真:「おい!」
支倉芹香:「っ、貴方達はジャームと言いましたが、戦闘の一時的な高揚の例もあります!」
支倉芹香:「だから………」
GM:それは箱のような形をした和時計だ。全面に豪奢な装飾が施されている。
三条辰砂:レネゲイドアイテム『浮橋』の効果を使用しようとします。が。
支倉芹香:「……?」
GM:キミ達は分かる。何も起こらない…その時計からは、何のレネゲイドの反応も感知されない。
三木燕真:「おい……なんだ」
三木燕真:「なんなんだ、それは」
三木鴇生:今度は刀を抜こうとした、そのまま。「応えないのか。…いや」
支倉芹香:レネゲイドの動きには過敏な自負がある。しかしこれは「……何も起こっていない?」
GM:そこにあるのは、ただの古い時計のようだ。
支倉芹香:少なくとも、使用者になにかの影響は見受けられない。
支倉芹香:「……ただの、時計?」
三木鴇生:「芹香、あんたの方がこういうの詳しいだろ。…だよなァ」
三条辰砂:「そんな……嘘」驚いたような顔で時計を見つめている。「だって、あの時は確かに……」
三木鴇生:記憶の中、女の赤い唇が笑ったような気がした。
支倉芹香:「はい。少なくとも、危険なものでは……ええと、三条辰砂さん」
支倉芹香:「その時計は……どこで手に入れられたものですか?」
三条辰砂:「……っ」切羽詰まった、泣きそうな顔で支倉さんを見つめます。
三条辰砂:「答えるわけ、ないでしょう…!」
三木燕真:「答えてくれ」肩を揺らす。
支倉芹香:既に鮮やかな海色に戻った瞳は、今度は真正面から視線を返します。
三木燕真:「答えるんだ」
支倉芹香:「神城グループの藤家より強奪された『浮橋』。私達は、何者か……この場合は、あなた方がそれを行ったと推測していました」
支倉芹香:「ですが、その時計には……」
支倉芹香:「力を、感じられません」
FHエージェント:「……成程」その様子を見ながら、FHエージェントの集団が立ち上がる。「使えないガラクタを持ち込んで、取引を持ち掛けるとはな…」
FHエージェント:「取引は反故にさせてもらう。ここは、クソ。撤退だ!」
FHエージェント:《瞬間退場》。仮面をつけ、艶やかな衣装を着たエージェント達が、次々と撤退していく。
月浦青葉:「あ、人、いなくなった…」それを視線で追う。
支倉芹香:その撤退を目だけで送る。今の重要度はそちらじゃない。
三条辰砂:「……、分からない、分からない…!」「知らない!」
三木燕真:「頼む、ちゃんと答えてくれ……」
支倉芹香:「……それに、月浦さんの様子も」
三木燕真:「ちゃんと答えられないと、思わせないでくれ」
支倉芹香:「教えて下さい、辰砂さん。FHとの抗戦のあと、貴方達に一体何が……」
月浦青葉:「…先生」瑠璃色の視線がキミを見る。
支倉芹香:「……はい、月浦さん」話す相手の目を見る
月浦青葉:「怖いの、直らなくなっちゃったんだよ」困ったような顔。
三条辰砂:「……っ」燕真くんの手を振りほどく。月浦青葉の手をパッと掴み、キミ達から逃げる。
支倉芹香:「えっ………?」「それ、は」
三条辰砂:《瞬間退場Ⅱ》。月浦青葉を連れてこのシーンから退場します。
支倉芹香:「あっ……!」
三木燕真:「……クソ」
三木鴇生:瞬時、刀を抜いて地を蹴っていた。何もない空間を裂く。
三木鴇生:「……これで、少なくとも投降の意志はないし、もう戻る気もないと」
三木燕真:「……」
支倉芹香:「…………!」ぎゅ、と唇を結ぶ。
三木鴇生:「そういう理解で動くことになるか」
支倉芹香:まだ、それでも、ですが。口に出そうな言葉を押し止める。
三木燕真:「戻れない、という理解では動く気はない」
支倉芹香:(……それに、月浦さんの、あの様子)恐怖衝動の抑制の不可。それを意味する所の思考をあとに回す。
三木燕真:「やれば戻らない」
三木鴇生:少年へ視線を遣る。
支倉芹香:「……まだ、不可解なこともありますからね」
支倉芹香:「『浮橋』……少なくとも、辰砂さんがそう認識した時計の不発も気になります」
支倉芹香:「まずは、調査を進めましょう」
三木燕真:首肯して。「あるいは、あれが偽物か」
三木燕真:「だとすれば、本物がある」
三木燕真:「……くそ」
三木鴇生:「そっちもだよな…」車の鍵を掌で弄んで。
三木燕真:「なんで。なんでまともなやつから……」低くつぶやいた。
GM:シーンを終了します。
GM:戦闘があったので購入はなし!ロイスの取得や感情変更のみ可能です。
三木鴇生:三木燕真 有為/〇懸念→〇有為/隔意 に変更しよう!
支倉芹香:うーん月浦くんへは心配とはらはらを継続で!以上!
三木燕真:そのままでよきかな 以上で~
GM:ではこのシーンは以上!
◆Middle06◆ 骨董店、宵口
GM:次のシーン!さっきのシーンでいろいろ巻き起こってたので
GM:整理のための情報収集シーンになります。
GM:シーンプレイヤーは戻って来て燕真くん。出る人は侵蝕率を上げて登場してね。
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (59 → 68)
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (78 → 80)
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (80 → 87)
GM:支倉さんが高いねえ
支倉芹香:出目高 笑
GM:ウケとる場合か~
支倉芹香:え~ん!
GM:では項目を出しますね。
支倉芹香:はい
・三条および月浦の動向について 〈情報:裏社会〉〈情報:UGN〉難易度9
・『浮橋』の能力の詳細について 〈情報:UGN〉難易度10
・『浮橋』の盗難事件について 〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉難易度11
三木鴇生:おお
三木鴇生:私はどこでもいいけど下二つのどっちかかな
三木鴇生:盗難事件のがいいか 流れ的に
支倉芹香:じゃあ能力の詳細いこっかな。
三木燕真:じゃあ動向!
三木燕真:UGN幹部使って振ります
三木鴇生:・『浮橋』の盗難事件について 〈情報:UGN〉でいきます
支倉芹香:コネ使ってUGN!
三木燕真:5dx+3>=9
DoubleCross : (5DX10+3>=9) → 7[2,2,4,6,7]+3 → 10 → 成功
三木鴇生:【コネ:要人への貸し】を使いダイス+3。つかいきり
支倉芹香:5dx+2>=10
DoubleCross : (5DX10+2>=10) → 10[1,6,7,9,10]+5[5]+2 → 17 → 成功
GM:すごい
支倉芹香:存じ上げ
三木鴇生:6DX+3+0@10>=11 情報:UGN
DoubleCross : (6DX10+3>=11) → 9[3,4,6,6,9,9]+3 → 12 → 成功
三木鴇生:ふー
GM:全員バッチリ!
GM:では順番に情報を開示していくわよ~!
支倉芹香:いえーい
・三条および月浦の動向について 〈情報:裏社会〉〈情報:UGN〉難易度9
三条と月浦の二人は、FHに対し、からくり時計『浮橋』を手土産にした出奔の交渉をしていたようだ。
PC達が介入したこと、また先の戦闘時に『浮橋』の能力が発揮されなかったことから取引は失敗。
FHは撤退し、この件からは手を引いたようだ。
なお、戦闘の残滓を解析した結果、三条と月浦のうち、ジャーム化しているのはどちらか一人だけであることが判明している。
GM:補足になりますが、この情報に登場しているFHは、先の情報収集で登場した「大規模な抗争を起こしたFH」とは別の勢力ですね
GM:もう撤退したので、このシナリオとは無関係になるぜ
三木鴇生:出演者の皆さんありがとう!
支倉芹香:クランクアップ!
GM:そして次!
・『浮橋』の能力の詳細について 〈情報:UGN〉難易度10
からくり時計『浮橋』は、毎夜12時にEロイス《愚者の契約》の力を持つ果実を実らせるようだ。
この果実は、食べた者の不浄を祓い病気を快復させる万能の力を持つが、代償として、食べた者は周囲と絆を結ぶことができなくなる。
オーヴァードが食べた場合、ロイスを結ぶことができなくなり、ジャームと化してしまうだろう。
・『浮橋』の盗難事件について 〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉難易度11
屋敷から、からくり時計を盗難したのは、三条辰砂と月浦青葉である。
しかし、二人が持ち出したからくり時計からは、レネゲイドは感知されなかった。
時計の内部にあった『浮橋』の本体を、何者かがすでに盗み出していたようだ。
状況から考えて、屋敷の人間である洲本紫津子の仕業だと思われる。
⇒次のシーンで洲本と会話イベントが発生する。
GM:情報は以上!このシーンではこれらの情報を共有する描写をしていきましょう。
GM:場所はどこがいいかな~
三木鴇生:支部?
三木燕真:支部よきかもね
支倉芹香:かな?
三木鴇生:湾岸付近どっかでもいいけど 一回帰ってそう
GM:ほいほい!では支部に戻りましょうか
支倉芹香:ウィ!帰る間に調査も進んだ的な。
GM:キミ達は、一度情報を整理するために、支部に戻ってきました。
GM:照明をつけていても薄暗い骨董屋。
GM:アンティークの品々に囲まれながら、キミ達はひっそりと会話を進める。
三木鴇生:店内に置かれていた大きな振り子時計を開けている。それを覗き込んでいる。
三木燕真:「……」調査データを受け取って、内容を改めて閉じる。「何をしてるんだ」
支倉芹香:「壊しちゃいけませんよ?」
三木鴇生:「これも絡繰だってんで、中身見てんの。許可は取っといた」
三木燕真:「絡繰?」
支倉芹香:「あ、なるほど……なるほど?」
三木燕真:「中になにか仕込んでるってことか」
三木鴇生:「そ。時間が来ると、こう」動かす。
三木燕真:「そうやって動かしていいものなのか……」
三木鴇生:盤の上が開いて、男女を模した小さな人形が躍りはじめる。
三木鴇生:時間はすっかりでたらめになっているが。
支倉芹香:「わ……」
三木鴇生:「『浮橋』は本当に時計だったのかと思って。例えば、絡繰の一部」
三木燕真:それをちらりと見て。「……それが」
支倉芹香:「ふむ。絡繰時計といえば、決まった時間に何かを起こすのが特徴ですよね」少しだけ踊り続ける人形に和む。
三木燕真:「事前に抜かれてた?」
支倉芹香:「うーん、どうなんでしょう」
三木鴇生:「あの時計の贋物を調達した、よりは在り得るだろ」
三木燕真:「あいつらが渡りをつけようとしたのはFHだ」
支倉芹香:「……まぁ、たしかに」
三木燕真:「神城じゃない。『浮橋』の実情はあるいは、俺たち並みにしか知らない可能性もある」
支倉芹香:「では、まずはそれについて話しましょう」
支倉芹香:「先程『浮橋』について、詳しい情報も回ってきました。流石に事件が大きくなると、突く箇所も増えたみたいです」
三木鴇生:「おお」絡繰を止める。蓋が閉まって、人形はすっかり隠れる。
支倉芹香:「毎夜12時に果実を実らせるレネゲイドアイテム。それを食べれば、お題目通りに不浄を祓い、病気を回復させるようですが」
三木鴇生:「まさに絡繰細工だな。…で?」
三木燕真:「不幸を祓う果実を喰らえば鬼になる。不幸を祓うにしては大それてるけど」
支倉芹香:「……その代償は、まさしくオーヴァードとしてのタガ。病気に不浄……そして他者への絆すら禊ぐ、ジャームへの片道切符です」
三木鴇生:「ハハ!碌なもんじゃねェ」
三木燕真:「……それが鬼、か」
三木燕真:「そりゃ俺たちに開示を渋るわけだ」
支倉芹香:コクリと頷く
支倉芹香:「ともすれば、あの場面で能力が発動しなかったのは12時……指定された時間以外だったから、かもしれません」
支倉芹香:「ただ……あの時計自体には、レネゲイドを感じなかったんですよね」
支倉芹香:「平時には擬態されているという可能性も、あるかもしれませんが……」
支倉芹香:うぅん、と少し首を傾げる
三木燕真:「あいつらはあれを使いたかったわけじゃない」
三木鴇生:「あの土壇場で思いついたって感じだったな」
三木燕真:「渡そうとしてた。中身に明るいと考えるよりは、むしろ――」
三木鴇生:「なにも知っちゃあいなかったんだろう」
三木鴇生:「使う使わないの想定をしてる奴がいたとしたら」
三木鴇生:「……家主のあの女しかいねェわな」
支倉芹香:「洲本紫津子さん、ですか」
三木燕真:「ああ。中身に明るい可能性は十分にある」
三木鴇生:「どっちにしろ行く必要は出てきたな。そっちはまずひとつ」
三木鴇生:「で、もうひとつは」燕真を見る。
三木燕真:「……」
三木燕真:「……どっちだと思う」
三木鴇生:「何が」時計をすっかり閉める。すっかり普通の時計に見える。
三木燕真:「さっきの戦場データを解析させた」
三木燕真:「解析対象はジャーム特有の高侵蝕反応。検出結果は”1パターンだけ”」
三木燕真:「……どっちだと思う」
支倉芹香:「………………」僅かに目を伏せる。
支倉芹香:「……私の知っている、あの子は」
支倉芹香:「怖がりでしたけど、詰め寄られた時に背中に隠れたままになるような子じゃ……なかったんですよね」
支倉芹香:「怖いのが抑えられないと、そう言ってました」
支倉芹香:「………そちらの、辰砂さんの様子はどうでした?」
三木燕真:「……辰砂は、いつも通りじゃなかった」
三木燕真:「……だけど。知ってる」
三木燕真:「動転して、何も認められない状態」
三木燕真:「あれは……恐らく」
三木燕真:「……”残ってる”からこそだ」
三木鴇生:「捨てきらない方か」
三木鴇生:「あと。どっちも知らないオレから見た感じじゃ、いかにも」
三木鴇生:「『私たちは』ジャームだ、なんて断言するのは妙に思えた」
三木鴇生:「庇う方が煩くなるもんだよなあ」
三木燕真:「……」
支倉芹香:「……容赦、ないですねぇ」
三木鴇生:「知らねえ奴だからだよ」
三木鴇生:「あんたらにできるか訊いたが」
三木鴇生:「オレは出来ない。あの女もそうなんだろ」
三木燕真:「……出来ない?」意外そうに目を見開く。
三木鴇生:「失礼なヤツ」笑う。
三木燕真:「ああ……いや……」
支倉芹香:同じ表情をしていたが、数秒後に咄嗟に取り繕う。
三木燕真:「……悪かった」
支倉芹香:「すみません……」
三木鴇生:「おまえもかよ」
支倉芹香:「あっ」気づかれてなかった「……はい」
三木鴇生:「そこまでして守り通せる人間じゃねェってだけ」
三木鴇生:「そういう奴のが多いだろ。情の深さとかじゃなく」
三木燕真:「……いや」首を振る。
三木燕真:「出来るか、出来ないかなんて、一度も考えたことがない」
三木燕真:「そういう奴が、一番多いし」
三木燕真:「多いままにしなきゃならない」
三木鴇生:笑ったまま、嫌そうに眉を顰める。
支倉芹香:ふ、と少し表情を緩める。
支倉芹香:「…………そうですね」
三木燕真:「……あんたも」
三木燕真:「そっちで居てほしかったのに」
支倉芹香:「そういうわけには、いきません」
支倉芹香:「他の人だったら違ったかもしれませんが、私は先生で、あの子は生徒なんです」
支倉芹香:「それが出来るとか、出来ないとかではなく」
支倉芹香:「……生徒が間違ったことをするかもしれないなら、叱るのが先生の役目でしょ?」
三木燕真:「……」
三木鴇生:「真面目な女だと思ったけど、どっちかっつうと意固地だな」
支倉芹香:「んぐ……」
三木燕真:「……だったら、せめて」
三木燕真:「生徒に、悪い見本を見せないでくれ」
三木燕真:「向こう側に……勝手に行くとか、そういうの」
三木燕真:「そういうのは、見せるな。先生」
支倉芹香:「……わかりました」
支倉芹香:「ちゃんと、良いお手本になってあげます」
支倉芹香:「なのでしっかり、見ててくださいね?」
三木燕真:「……」その蒼い眼を見た。
三木燕真:引き込まれそうになって、すぐにやめた。
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスのあれこれや購入判定ができるよ
支倉芹香:ロイスは現状のまま!
三木燕真:ロイスはそのままで購入狙おかな
三木燕真:アームドスーツねらってみよ
三木燕真:3dx+2>=15
DoubleCross : (3DX10+2>=15) → 10[6,6,10]+3[3]+2 → 15 → 成功
三木鴇生:三木燕真 〇有為/隔意→〇有為/投影
三木燕真:買えた……
支倉芹香:すご
支倉芹香:さっき命を左右したのでボディアーマー狙っとこ
三木鴇生:おお!
三木鴇生:私もアームドスーツしとこ
三木鴇生:3DX+2+0@10>=15 調達
DoubleCross : (3DX10+2>=15) → 7[1,7,7]+2 → 9 → 失敗
三木鴇生:むりよりのより
支倉芹香:3dx+2>=12
DoubleCross : (3DX10+2>=12) → 7[2,6,7]+2 → 9 → 失敗
支倉芹香:うに。
三木燕真:装備して終わりです
支倉芹香:以上です
三木鴇生:いじょ!
GM:なかよし達成値
GM:はーい では処理が終わったのでシーンを締めよう!
◆Middle07◆ 路地裏、灯点
GM:次のシーン。自由会話シーンです。
GM:ミキミキ二人は登場してね
三木鴇生:0d10
DoubleCross : (0D10) → 0
三木鴇生:侵蝕0の三木
GM:そうですね 0d10で出てください
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を0d10(→ 0)増加 (68 → 68)
GM:シチュエーションはどうしようかね ちょっと外の空気吸います?
三木鴇生:あーいいかも 煙草吸おうかな
三木燕真:なるほどね
GM:おお 良いですね
GM:じゃあそんな感じね!最初にちょっとだけ描写しますね
GM:昼間は温かく街を照らしていた陽が沈み、空気が冷え込んできた。
GM:骨董屋の外に出ると、少し曇った夜空がキミ達を出迎える。
GM:夜が更けていく、その直前。
三木鴇生:外で煙草に火をつけている。そのあたりで買ったような、雑なライター。
三木鴇生:銘柄もそのあたりで買った適当なものだ。
三木燕真:それを見て、わずかに顔をしかめる。
三木燕真:それだけだ。それ以上は何も言わない。
三木鴇生:表情の変化を見たが、そのまま気にせず煙を吸う。
三木鴇生:吐く。冷気を汚す。
三木燕真:柱にもたれるようにして。「……彼女の前では吸うなよ」
三木燕真:「弱いんだ。あれで。身体」
三木鴇生:目を見開いて、けらけら笑う。
三木燕真:「……なんだよ」
三木鴇生:「別に。いいよ。どっちかっていうと」
三木鴇生:「あんたのいるとこで吸おうかなと思っただけ」
三木燕真:「……なんでそうなる」
三木燕真:「吸うようにでも見えたか?」
三木鴇生:「いや?」
三木鴇生:「普段は止めてるし」
三木鴇生:ライターを弄る。火が明滅する。止める。
三木燕真:「普段のことを聞いてるんじゃない」
三木燕真:「なんで、今わざわざそうしたか聞いてるの」
三木燕真:明滅する火から視線を外して、その顔を見る。
三木鴇生:俯きがちに火を見ていた。顔を上げる。
三木鴇生:「多いままにしなきゃならない、の意味がわからない」
三木燕真:「なんでだよ。UGNだろ」
三木鴇生:「UGNの出じゃない。神城だ。……出身がそっちでも、そうじゃねェ奴はごまんといるが」
三木鴇生:「見たこともねェ、今後見ることもないだろう他人のために」
三木鴇生:「……どういう数合わせなんだ」
三木燕真:「見たこともない、今後見ることもないだろう他人に」
三木燕真:「会うことだってあるだろう。そんなこと思いもしなかった奴に」
三木燕真:「例えば……俺と。あんたみたいに」
三木燕真:「……そういうやつが、なるべく」
三木燕真:「考えもしなかったやつで居てほしいし、考えたことがあるなら」
三木燕真:「決めきれないやつでほしい」
三木燕真:「そう思うだけ」
三木鴇生:深く煙を吸う。吐く。薄まる煙の向こうに、仏頂面じみた少年の顔がある。
三木鴇生:「あんたは他人のことを考えるのが好きだな」
三木燕真:「自分のことを考えるのが嫌いなだけ」
三木鴇生:「ハハ!」
三木鴇生:「はじめてあんたの思うことで、理解できることがあった」
三木燕真:「……そうかよ」
三木鴇生:「見ず知らずの他人の存在が無数に意味を持つと思うと」
三木鴇生:「気が狂いそうな気分だけどな」
三木燕真:「見ず知らずでない人間から、意味が失われるよりは」
三木燕真:「だいぶましだよ」
三木燕真:手を下げて組む。左手の掌が右手の指輪に触れた。
三木鴇生:「そりゃあ、そうだな」コンクリートの床に火を潰して消す。赤橙の色が消える。
三木燕真:「あんたのことは、正直」
三木燕真:「よく分からない」それをちらりと見やって。
三木燕真:「それが分かった」
三木鴇生:「オレもあんたのことは分からねェわ」目を細める。「それがいい」
三木燕真:「……そうか」応えながら、建物の方をちらりと見る。
三木燕真:「ちゃんと休んでると思うか?」
三木鴇生:「自分に似てる人間は好きじゃないんでね」
三木鴇生:「さあ。それこそ」
三木鴇生:「オレもあんたも分からない人間の話だろ」
三木燕真:「……そうだな。だけど。どうにも」
三木燕真:「それがいいっていう感じじゃない」そのまま建物の中へ戻っていく。
三木鴇生:その後ろ姿をぼんやりと見た。
三木鴇生:まだ一本しか吸っていない箱が、もう要らないな、と思った。
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスのそれこれだけ可能!
三木鴇生:三木燕真 〇有為/投影→〇隔意/有為 こうしようかな
三木燕真:-同行者/三木鴇生/連帯感:○/隔意/ロイス→-同行者/三木鴇生/隔意:○/警戒/ロイス
三木燕真:こうします~
三木鴇生:苗字はあんなに一緒だったのにね
三木鴇生:だったじゃないな…今も一緒
GM:どっちも隔意とはね
GM:夕暮れはもう違う色……
支倉芹香:仲良しだね
GM:ではこのシーンは以上!
◆Middle08◆ 藤屋敷、暗夜
GM:次のシーン。トリガーシーンになります。
GM:シーンプレイヤーは鴇生さん。全員登場推奨です。
GM:出る人は侵蝕率を上げて登場してね~
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (87 → 90)
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (80 → 81)
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (68 → 71)
支倉芹香:おそろー
GM:階段
GM:では洲本紫津子の屋敷を訪れてもらいますね。
GM:いきなり屋敷に入ってるところからでいいかな…?と思ってるのですが
GM:こうしたい~みたいなのがあればそうするぜ
支倉芹香:お屋敷にinでいいと思う~ 部屋を堪能しましょ
三木燕真:そうしますか
GM:アイヨッ
GM:夜がだいぶ更けた時間であったものの、洲本紫津子は気にする様子もなくキミ達を出迎えた。
GM:野放図にされた庭木を潜り抜け、いつかのように客間に通される。
GM:部屋はそのままになっている。開けっ放しの窓。反対側に、何もない白い壁。
洲本紫津子:「超能力者って、みんな綺麗で若い人なのね」ハイネックに身を包んだ、妙に色香を感じさせる妙齢の女。
洲本紫津子:「いいな。羨ましい」
三木鴇生:「化粧させる時間をやれなくて悪いね」
三木燕真:「……能書きはいい。聞きたいことがある」右手は剣柄に置いている。
支倉芹香:「……不躾ですけど、失礼しますね」
洲本紫津子:「あら。なあに。みんな、怖い顔をして」化粧っけは相変わらずない。唇が三日月のような形を描く。
三木燕真:「とぼけなくていい。あの掛け時計」白い壁、釘と僅かな輪郭を残した空間を見る。
三木燕真:「中身を抜いただろう。今どこにある?」
洲本紫津子:「中身」ぽつりと繰り返す。そしてケタケタと笑う。
三木燕真:「……何が可笑しい」
洲本紫津子:「あら。ごめんなさい。つい…」首を傾げる。「ずいぶん一生懸命に言うから」
洲本紫津子:「その用事で来たの?」
三木燕真:「……そうだけど」
三木鴇生:「そ。そっちが探し物だったらしく」
洲本紫津子:「ふうん」視線が順番にキミ達を見る。支倉さんに止まって、品定めするようにじろじろと動く。
支倉芹香:「それがないと困るんです。……貴方が持ってらっしゃるんですか?」
支倉芹香:その視線に目線を返しながら言う
洲本紫津子:瞳は見ないから、視線はかち合わない。菫色の目が細められる。
洲本紫津子:「『浮橋』はね。細工がしてあったの」
三木鴇生:「へぇ。どんな?」
支倉芹香:「細工?」
洲本紫津子:「うん。あの箱の中に、なんていうのかしら。ぜんまいや接ぎ木でできた、からくりがあって…」
洲本紫津子:「それでね、普通の人は開けられないようになっていたの」
洲本紫津子:「でも、私は、ずぅっとこの屋敷にいたから…、時間はいくらでもあったでしょう」
洲本紫津子:「暇だったのよ」
洲本紫津子:「だから、からくりを解いてしまったの」
三木燕真:「暇、って……」
支倉芹香:「暇、って……それで?」
三木燕真:「それだけ……?」
三木鴇生:細めて彷徨う視線を、見下ろすように。「解いたら、興味がなくなった?」
洲本紫津子:「ふふふ」楽しそうにくつくつ笑う。「ううん。それでね、その中に、何が入ってたと思う?」
三木燕真:「……何」苛立つように。
支倉芹香:「………ええと、一体何が合ったんですか?」少しだけ考える素振り。
洲本紫津子:「種が入ってたわ。これくらいの、小さい種」指で、小さなサイズを指し示す。
三木燕真:「種……」
三木鴇生:「……ああ」果実が実るという。零時に。
支倉芹香:「種、ですか」(果実を実らせると言う話でしたね)
三木鴇生:男が来るという、その時間に。
洲本紫津子:「だからね、私。ああ、藤はこんなものを大切に持ってるんだって思って…」
洲本紫津子:「なんだかばかばかしくなって」目を伏せる。心底面白そうに言う。
洲本紫津子:「その種をね、飲み込んでみたの」
支倉芹香:「へっ…!?」
三木燕真:「は?」
三木鴇生:「……祓われたか? あんたの不幸は」
洲本紫津子:愉快そうに、燕真くんと支倉さんの反応を見た後、視線が鴇生さんに行き着く。
洲本紫津子:答えず、するりと手を伸ばしてハイネックの裾を持ち上げる。
三木鴇生:女を見る。剣呑とした、笑いの似合わない目で。
GM:洲本は着用していたハイネックを脱ぐ。白く、少したるんだ裸体が露わになる。
GM:そして、女のデコルテから、植物が萌え出ていた。
GM:多肉植物のように瑞々しく、どこか肉感的だった。
GM:首回りや腹には根が這い、まるで太い血管のように浮かび上がっている。
GM:それが『浮橋』の本体である植物だと、キミ達は直感的に理解する。そしてそれは、洲本と一体化しているようだ。
三木鴇生:「実るのか。それ」
洲本紫津子:「さあ」「まだ、実っていないわ」
三木燕真:「……」目をそらしたまま。「0時」
三木燕真:「0時だろ」
洲本紫津子:「ふふ。かわいいのね」おかしそうに笑う。
洲本紫津子:「不幸はね」鴇生さんに視線を戻す。
洲本紫津子:「分からないわ。私、自分が不幸なんて、特に思っていないもの」
三木鴇生:「……だろうな」窓を見る。草木に覆われた、暗い窓。
支倉芹香:「それは、何よりですけど……」一歩、燕真くんの視界を遮る位置にズレておく。
三木鴇生:「あの窓で待つのは、好きか」
洲本紫津子:「好きよ」微笑んでいる。
洲本紫津子:「待つだけって、簡単だもの」
三木鴇生:「…手に入れるより、余程」唇だけで笑う。赤い口紅のない色が、おなじ形で。
三木燕真:「……マズいことになったな」
三木燕真:「これを、手に入れようとするなら、それは……」
支倉芹香:「…………そう、です、ね」
支倉芹香:種一つを持ち出すより、人を持ち出す方が労力がいる。
支倉芹香:そのまま協力を取り付けるか………手段を選ばないものなら、あるいは。
洲本紫津子:「…これが欲しいの?」首を傾げる。「そう。でも、だめよ。あげられないわ」
洲本紫津子:「あの子たちに言ったんだもの、欲しいならあげるって……」「だから、そう」
洲本紫津子:「土曜の零時に私を迎えに来たのは、あなた達じゃなかった」
三木鴇生:「……事件の日か」
GM:と、その時。研ぎ澄まされたレネゲイドがキミ達に迫る。
三条辰砂:ここで《ワールウィンド》を使用してキミ達と洲本の間に乱入します。
支倉芹香:「貴方は……っ」
三木燕真:「……辰砂」
三条辰砂:少女が立つ。刃のような風が渦巻き、室内を破壊するとともにキミ達を威嚇する。
三条辰砂:「……ああ、私さ」燕真くんを静かに見つめる。「…『浮橋』をもらうのは、私達だよ。燕真」
三木燕真:「浮橋はお前の望むようなものじゃない」
三木燕真:「お前の一番の不幸は祓えない。むしろその病をもたらすものだ」
三木燕真:「月浦青葉は戻らない」
支倉芹香:「そうです。あの果実にどんな力があろうと……」
支倉芹香:「その代償はジャームに至る、危険なものです」
三条辰砂:「……っ、だからこそ…、だからこそ、でしょう!」
支倉芹香:「え……?」
三木燕真:「……お前、まさか」
三木鴇生:紅い組紐が揺れて、刀を抜く。「同じになりたいか」
三木鴇生:女の紅い目を見る。
三条辰砂:切羽詰まった表情でキミ達を見やる。「…大切な人に、もう戻れないところにいるからさあ眠れと告げることなんて、できなかった」
三条辰砂:「同じになっても、いい。だって、一緒にいれるんだから」
三木燕真:「……ああ」それに答えるように。
支倉芹香:「そ、そのために……」
支倉芹香:「穢れを祓うのではなく……ジャームになるために、『浮橋』を求めているんですか…!?」
三条辰砂:「……あなたは、そっか」支倉さんをじっと見つめ、何か得心したような顔をする。
支倉芹香:「………?」その顔の意味が解せず困惑する。
三条辰砂:「…そう。本当に、優しそうな人ね。みんなに好かれそうな…」
三条辰砂:「だから、分からないかな。…大切な人とそばにいたい、って、それだけ、思う事」
支倉芹香:「そんな……っ」
三条辰砂:首を横に振る。「……悪いけど、これ以上、話してる時間はないの」
三条辰砂:「青葉!」
GM:少女が振り返る。後ろに右目に眼帯をつけた少年がいて、両手を翳す。
月浦青葉:「あ、うん…!」《瞬間退場Ⅱ》を使用し、洲本・三条とともにシーンから退場します。
月浦青葉:空間に無数の魔眼が展開。ゲートが開き、高重力がばら撒かれる。
月浦青葉:「先生、またね」能天気に言う。ゲートに飲み込まれるようにして、三人の姿がかき消える。
支倉芹香:「待って……うぐ…!」
三木燕真:「くっ……!」支倉芹香の肩を引き下がらせる。
支倉芹香:重力に折られるようにへたり込む
支倉芹香:「きゃっ…!」
三木燕真:「離れろ、巻沿いに……」
三木鴇生:重力にぐっと足場を取られる。「……っち」その場にあった刃物を投げて、それは落ちて吸い込まれない。
洲本紫津子:ただ笑っている、流されるまま。三条達に身を預け、姿を消す。
支倉芹香:「月浦、さん……!」
支倉芹香:下がって、へたり込んだ目線に消えていく人たちを見ていた。
三木鴇生:「洲本まで連れてかれた」
三木燕真:「……くそっ」
三木燕真:「目的が分かってりゃ、もっとやりようは……」
支倉芹香:ゲートが閉じて、重力からゆるやかに開放される
三木燕真:「いや、今は……」
三木燕真:「あいつらは……あいつらは」
三木燕真:「何処に行くんだ」
支倉芹香:「わかりません。FHとの繋がりは切れたはず……」
支倉芹香:「………それでも」
支倉芹香:「……このままには、しておけません」
支倉芹香:ポツリと呟いた言葉とともに
支倉芹香:時の止まったような屋敷は、今の騒動を一瞬のうちに静寂に包み込んでいた
GM:トリガーシーンなので購入はなし!ロイスの取得それやこれだけ可能ですよ
支倉芹香:え~ラス1枠だ どっちに取ろ
三木鴇生:洲本紫津子 〇興味/嫌悪→〇理解/嫌悪
GM:あら♡
三木燕真:-排除対象/月浦青葉/尽力/殺意:○/ロイス
三木燕真:最後の1枠これで。
GM:あらあらあら~
三木鴇生:最後の一枠も取ろうかな
三木鴇生:三条辰砂 理解/〇排除
三木鴇生:全うまりのより!
支倉芹香:「洲本紫津子 ○P心配/N驚愕」これで満枠!
支倉芹香:以上です
GM:いいですねいいですね
GM:ではこのシーンはこれで以上!
◆Middle09◆ 藤屋敷、暗夜2
GM:では次のシーン。ミドルフェイズ最後のシーンになります。
GM:シーンプレイヤーは燕真くん。相手の動向を掴み、クライマックスへの体勢を整える様子を描くシーンです。
GM:出る人は侵蝕率を上げて登場してね!
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (81 → 86)
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (90 → 95)
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (71 → 76)
支倉芹香:ファイズ
GM:かっこいい……
GM:では最後の情報収集があるよ!
・三人の動向について 〈情報:UGN〉難易度12
GM:これだけ!
支倉芹香:チャレンジ!
三木鴇生:燕真からやったらどうかい
支倉芹香:どぞどぞ
三木燕真:じゃあやらせてもらお
GM:お願いします~
三木燕真:UGN幹部使って振ります
三木鴇生:がんばれ~
三木燕真:5dx+3>=12
DoubleCross : (5DX10+3>=12) → 10[2,3,3,10,10]+9[8,9]+3 → 22 → 成功
三木鴇生:知りまくり
GM:すげえ
三木燕真:普段から盗聴器付けててよかったな
三木鴇生:怖いよ
支倉芹香:離れていても通じ合う
GM:こわいよ
支倉芹香:電波で
GM:僕らはいつも以心伝心…
・三人の動向について 〈情報:UGN〉難易度12
三条と月浦の二人は、FHに渡りをつける交渉材料として『浮橋』を手に入れようとしている。
現在、『浮橋』の本体である「種子」が洲本と一体化している。
三条と月浦は、「種子」を洲本から引き剥がして時計の中に戻そうとしているようだ。
真夜中の12時を迎えると、『浮橋』はEロイス《愚者の契約》の力を秘めた万能の果実を実らせる。
果実が実った瞬間、洲本の生命力は完全に『浮橋』の「種子」に吸収され、洲本は死亡してしまうだろう。
また、洲本をさらった三条と月浦は、閉鎖された美術館に居ることが分かる。
三木鴇生:事件の起こったとこか
支倉芹香:そのようね
GM:そうですね!以前の情報収集で発覚している、大規模な抗争が発生した場所です。
支倉芹香:了解!
GM:次のシーンでそこに乗り込み、クライマックスに突入します。
GM:なおキミ達は、夜12時を迎える前に、三条&月浦を戦闘不能に追い込むとともに、
GM:洲本の死亡を防ぐために、『からくり時計』の本体である植物を破壊する必要があります。
三木鴇生:理解!
支倉芹香:了解!
GM:不幸にも現在、12時が迫っているみたいです。頑張っていこう!
三木燕真:わかったぜ
支倉芹香:はーい
GM:ではこの内容を共有する描写を進めていきましょうか
GM:先のシーンの直後、屋敷のままで良いかな?
GM:場所を変えたい場合はそれでもいいぜ
三木燕真:がよさそう
支倉芹香:良きと思います
三木鴇生:そのままでいいかも
GM:ウィ!
GM:ではそのままで!やっていきます
GM:…屋敷に静寂が戻る。部屋にあったはずのからくり時計は奪われ、秒針を刻む音すらこの部屋には響かない。
GM:真夜中12時が近付くなか、キミ達は対応を迫られていた。
支倉芹香:「…………ともあれ、急を有するのは」
支倉芹香:「あの三人が、どこへ向かったか、ですね」
支倉芹香:手がかりを求めて部屋の中を検めて見るも、人の手が触れた形跡が希薄だ。
三木燕真:「……」
三木燕真:「あいつらに行く場所はない。はずだ」
三木鴇生:「元よりこの街で、知っている場所もそうないだろうが」
三木燕真:「FHとの取引も、一旦反故になってる。またあの倉庫にのこのこ来はしないだろう」
三木燕真:「住まいに帰るわけもない。UGNの手が及ぶ場所って意味だ」
三木鴇生:「……ジャームってのは、まともだったころの願望や欲望を繰り返すのが好きらしいが」
三木鴇生:「そういう心当たりは?」
三木燕真:「月浦青葉の思い出の地?」
三木燕真:「あるのか。そういうところ」
支倉芹香:「ふむ……」つま先を顎に添える
支倉芹香:「………すみません、聞いたことがありませんね」
支倉芹香:「ただ、月浦さんがまともだった頃の願望と言うなら……そうですね」
支倉芹香:「あの子は、誰かの一番になりたがっていたと思います。特別な、誰かの心の一番大事な人」
支倉芹香:「………それを求めるというなら、ある意味で願望は満たされているとも言えますね」
三木鴇生:「……例えば、同行者の心残りを叶えてやるとか?」
支倉芹香:「そうかもしれませんね。ジャームとなった己ですら求めてくれる三条辰砂さんと一緒にいる彼が、どこかに行きたいと考えるよりは」
三木燕真:「辰砂自身の、か」
支倉芹香:「辰砂さんが主導で、見つかりにくい場所に先導するほうがあるかもしれません」
支倉芹香:「少なくとも、零時まではUGNの手が及ばない……あるいは、既に用を終えているような…」
三木燕真:「……ある」
支倉芹香:「え?」
三木鴇生:燕真を見る。「どこだ」
三木燕真:「大量多種のレネゲイド汚染で、閉鎖状態にある環境」
支倉芹香:内心の動揺を表に出さないために増える口数。応えた声に予想外に目を向ける。
三木燕真:「ほかならぬあいつら自身が、それを招いた勝手知ったる場所」
支倉芹香:「────美術館。あの二人が、MIAになった場所、ですね」
支倉芹香:「可能性は、高いですね。UGNも一旦調査を終えて、改めて検分もしないでしょうから……」
三木鴇生:「……それと。これはオレの勝手な推測だが」
支倉芹香:「はい?」
三木鴇生:「時刻に実ったとき、その養分は何か」
三木鴇生:「……生きたがる女でもないだろうが」
三木燕真:「……命か」
三木鴇生:「オーヴァードがジャームと化すほどの力を肉体に植えてりゃな」
支倉芹香:「…………そう、ですね」
支倉芹香:「レネゲイドを帯びた果実なら、なおさら。人の体に作用する範囲は計り知れません」
三木鴇生:「生きたがらない女を、はいそうですかと掬わないでいられる身じゃないんだろ?」
支倉芹香:自らの身体に、血潮と同じく流れるレネゲイドの存在を知覚する。他の人よりずっと、それは自分の命に親しい。
三木燕真:「よくご存知で。それで?」
三木燕真:「あんたはついてこない気なの」
三木鴇生:「まさか。オレも首輪つきなんでね。それに」
三木鴇生:「ああいう女に死なれると、勝ち逃げされた気になる」
三木燕真:「理解に苦しむ」どこか嬉しげに口角を上げる。
支倉芹香:「…………それはまた、複雑な」よくわかってない
三木燕真:「……あんたも」
支倉芹香:「ええと……ともかく、二人を止めて、洲本紫津子さんから浮橋を除去する。私達の仕事は明確ですね」
三木燕真:「来る気なんだろうな」諦めたように言う。
支倉芹香:「はい。それはもちろん」頷く。
支倉芹香:「一人で帰らせるなんて言わないでくださいね」
支倉芹香:「そしたら私、途中で倒れる危険のほうが高いですから」
支倉芹香:「ね。」
三木燕真:「……」
三木燕真:「だとしても。居合わせるとしても」
三木燕真:「手を下すな」
三木燕真:「それが、選択肢によぎるようになるのは……よく、ない」
支倉芹香:「…………」
支倉芹香:「わかりました。その選択肢は、最初からありません。そうします」
三木燕真:「……」驚いた顔で見る。
三木燕真:「わざといつも逆張りしてるのかと……」
三木燕真:「違うのか」
支倉芹香:「ちょっと、私のことなんだと思ってます?」張り詰めていた表情をくしゃと崩す。
三木燕真:「……あ」
三木燕真:「いや……」
三木燕真:「今のはなし」
支倉芹香:「よろしい。間違いを正すのが約目ですからね」
三木鴇生:「帰ってから間違いを犯せよ、青少年」揶揄してから。「…まったく似合いだ」
支倉芹香:「帰れない人たちでも、いつかの快癒を信じて眠らせる。……それが私達、UGNの理想です」
支倉芹香:「理想論で、綺麗事と言われますけど」
支倉芹香:「綺麗なまま、叶えましょうね」
三木燕真:「ああ。そうしてくれ」
三木燕真:(あんたは、そうしろ)
GM:開けっ放しの窓から、春の夜の風が吹き込んで肌を撫でた。
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスのあれこれと購入ができるぜ!これで最後!
三木鴇生:ロイスはそのまま!
支倉芹香:ロイスはオッケー!
三木鴇生:購入はアームドスーツ
支倉芹香:最後にスナイパーライフルチャレンジしとこ
三木鴇生:3DX+2+0@10 調達
DoubleCross : (3DX10+2) → 10[9,9,10]+9[9]+2 → 21
三木鴇生:おお
支倉芹香:やば。
三木鴇生:買えた。着ます。
支倉芹香:3dx+2>=19
DoubleCross : (3DX10+2>=19) → 7[5,6,7]+2 → 9 → 失敗
GM:すごい
支倉芹香:だめだった。
三木鴇生:弟とおそろ
三木燕真:スナイプするか
支倉芹香:イプ!
三木燕真:3dx+2>=19
DoubleCross : (3DX10+2>=19) → 7[4,5,7]+2 → 9 → 失敗
三木燕真:ダメ おわりです
支倉芹香:おそろ出目
支倉芹香:終わりました
GM:おわり…
GM:ではこのシーンは以上!
◆Climax◆ 真夜中零時を迎える前に
GM:クライマックスシーンになります!全員登場です。
GM:侵蝕率を上げて登場してね
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (95 → 97)
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (86 → 90)
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (76 → 84)
GM:支倉さん侵蝕率上昇落ち着いて良かったね…
支倉芹香:よかった…
GM:ではこのシーンでは、3人がいるという閉鎖された美術館に乗り込んでもらいます
GM:敵のアイコンに近付くとイベントムービーが開始するタイプのゲームなので
GM:適宜リアクションを挟んでくださいね~
三木鴇生:はーい
支倉芹香:はーい
GM:街の中心部の外れにある、閉鎖された美術館。
GM:張り巡らされた立入禁止のテープを乗り越えた先。館内は未だ高濃度のレネゲイドで満ちていた。
GM:大きく破壊された壁、奇妙に溶けた像や絵画。不自然に芽生え床を這う植物の根。戦闘の痕跡がまざまざと残されている。
三木燕真:「……長居はできないな。いや」周囲を見渡して。
三木燕真:「タイムリミットのほうが速いか」
三木鴇生:根を靴で踏み千切る。「耐久戦よりはやりやすい」
支倉芹香:「みたいですね。こんなに濃いレネゲイドの中に長時間居たら、酔っちゃいそうですけど」
支倉芹香:「奥に行くほど激しくなってます……戦いに向いている場所が、この先にあるんでしょうね」
三木鴇生:「…もっとも、奴らにはずっと耐久みてェなもんか。ずっと」
三木燕真:「じきに終わる」
三木燕真:「終わらせるさ」
GM:そうしてキミ達が奥へ進んでいくと。館の中央に位置する、円形の大ホールにて3人を見つけることができる。
GM:内部のからくり細工が剥き出しになった『浮橋』を取り囲むように、三条と月浦、そして洲本がいた。
月浦青葉:「…この芽があれば、もう怖がる必要も、どっかに逃げる必要もなくなるんでしょ。辰砂、はやく抜いちゃおう」
三条辰砂:「……うん」「私は、私達は、もう戻らないんだから…」ただならぬ眼差しで、洲本の胸元に手を伸ばす。
支倉芹香:「………見つけましたよ」
三条辰砂:「!」びくりと身体が震える。
支倉芹香:ホールに靴音を響かせて存在を示す
三木鴇生:わざとらしく、散らばった瓦礫を蹴り飛ばす。
支倉芹香:「三条辰砂さん。……そして、月浦青葉さん」
支倉芹香:「貴方達を迎えに来ました」
月浦青葉:「嘘じゃん、先生。なんか、怖い顔してるじゃん」
三木燕真:抜身の剣を佩いて、それに続く。
三条辰砂:「…そう。来たの」視線が順番に3人を見る。
支倉芹香:「……はい、来ました」
支倉芹香:「私は、怒ることにしたんです。誰かが取り返しのつかないことをしようとしてるのなら、特に。」
支倉芹香:「抵抗をやめて、投降してくださいな」
三木鴇生:「あと、そこの根の生えた女を回収にも来てるんで、よろしく」
洲本紫津子:「あら」首を傾げる。胸元から芽が出ている。「だ、そうだけど」
三条辰砂:息を吐く。「…そう。……悪いけど」「もう、取り返しはつかないんだよ」
三木鴇生:「ジャームだから?」
三条辰砂:「そうだよ。私達は、ジャームだ」
三木燕真:「侮るな。もう分かってる」
三木燕真:「お前は違う。俺が気づかないと思うか?」
月浦青葉:「え、違うの? 辰砂、ジャームになったって言ったじゃん…」怯えたような顔で皆を見回している。
三条辰砂:「うるさい!」声を荒げる。「私は…っ、『浮橋』を、…果実を手に入れてやるんだ!」
三条辰砂:「君達に邪魔はさせない…!」そう言うと。
三条辰砂:洲本の胸元に向かって手を伸ばす。
三木燕真:「そのためにそいつを殺めてでもか」剣を構える。
洲本紫津子:「あら」赤い唇で笑う。「そんなの、どうだっていいのに」
GM:三条は、洲本の胸元から生えた多肉植物のような芽を引き抜きます。ずるりと肌から根が抜けていく。
支倉芹香:「っ、駄目……!」
洲本紫津子:「…っあ、あっ…」
GM:引き抜かれた芽は急激に形を収束させると、みるみるうちに小さな種子へ戻っていく。
三条辰砂:「これを、『浮橋』を戻せば、私達は果実を手に入れられる…!」種子を時計に押し込む。
GM:種子を入れた途端、時計のからくりが作動して元の箱の形へ戻ってゆく。同時に、時計から強烈なレネゲイドが励起する。
洲本紫津子:笑ったまま、気を失ったように倒れる。胸元にぽかりと穴が開いている。
GM:キミ達は、時計から真白く淡く光る美しい樹木が生えゆくのを見る。
三木燕真:「……くそ」
GM:大ホールの天井を埋め尽くすように、垂れた枝が広がっていく。枝から蕾が膨らみ、白い花が咲いた。枝垂桜に似ていた。
GM:咲いた花は満開になって、散り、そして果実へと形を変えていく。白い花びらが館内に散る。
支倉芹香:レネゲイドの気配に過敏な身体が、膨れ上がった色と香りの本流を洪水のように感じる。
三木鴇生:「笑ってやがる。……、腹立つ女」花の影が落ちた。
三条辰砂:「……零時までほんの少し」キミ達を見据える。
三木燕真:「お前が、本当におかしくなる前に」
三木燕真:「止めてやる。そうしてきた」それを睨み据える。
三条辰砂:「…おかしくていいのよ。…燕真のくせに」
三条辰砂:「私に勝てると思わないで。ここで終わりにする」
月浦青葉:「……先生」途方に暮れたような顔をしている。
月浦青葉:「俺がジャームになったから、倒しに来たんでしょ」
支倉芹香:「…………そうですね、月浦さん」少しだけ困ったような顔。
支倉芹香:「ジャームというのは、重病です。それを放っておくわけにはいかないのです」
支倉芹香:「だから、貴方に眠ってもらうために来ました」
月浦青葉:「そっか」「んー……」
月浦青葉:「ずっと、怖くて寒いよ。…ずっと寝るのなんて、怖いよ。嫌だよ」
月浦青葉:「だから、先生なんて…」「こっち、来んな。先生なんて、俺のこと、好きじゃないんだから…」
月浦青葉:身に籠る恐怖の衝動が、強烈なレネゲイドとなり、館内に溢れるそれと呼応していく。
支倉芹香:「優しい私を好きだと言っていた貴方には、嫌われるかもしれませんけどね」
支倉芹香:「それでも、厳しいことを言います。怖い思いと嫌なことを、しなさいと言います」
支倉芹香:「………病気を治して生きなさいと」
支倉芹香:「言いに来ました」
支倉芹香:そのレネゲイドの奔流を、肌で感じた
GM:空間に溢れるレネゲイドの奔流が、キミ達のレネゲイドまで揺さぶっていく。
GM:《衝動判定》です。難易度は9。
三木鴇生:4DX+0+0@10>=9 意思
DoubleCross : (4DX10>=9) → 6[2,4,5,6] → 6 → 失敗
支倉芹香:5dx>=9
DoubleCross : (5DX10>=9) → 10[3,5,6,10,10]+6[4,6] → 16 → 成功
三木鴇生:暴走しまーす
三木燕真:4dx+3>=9
DoubleCross : (4DX10+3>=9) → 9[1,8,8,9]+3 → 12 → 成功
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を2d10(→ 8)増加 (84 → 92)
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (90 → 93)
GM:兄者!
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (93 → 103)
三木鴇生:おし100いった
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を2d10(→ 13)増加 (97 → 110)
支倉芹香:きゃーん
支倉芹香:出目の仲が良いな…
GM:こんなところまでとはね。
GM:では、『浮橋』の樹木の下、白い花びらが舞い散る半壊した美術館のホールにて。
GM:これよりクライマックス戦闘に突入していきましょう!
GM:まずは状況説明!
三木鴇生:ほいっ
GM:エネミーは3体!三条辰砂・月浦青葉・そして『浮橋』。
GM:キミ達が同エンゲージ、そこから5m離れたところに三条、さらに5m離れたところに月浦と『浮橋』が配置されています。
(三木鴇生[12] 三木燕真[9] 支倉芹香[7])
(5m)
(三条辰砂[7])
(5m)
(月浦青葉[12] 『浮橋』[0])
[]内は行動値
GM:MAPはこんな感じ。
GM:エネミー3体を倒せば戦闘終了になります。
GM:また、3ラウンドが経過すると真夜中の12時を迎え、『浮橋』のEロイス《愚者の契約》が完全に発動、洲本が死亡します。
三木鴇生:がんばって生きるのよしづこ!
支倉芹香:たいへんよしづこ!
GM:洲本が死亡してもペナルティはありませんが、3ラウンド以内に終了させられるよう頑張ってね。
三木燕真:がんばるぜ
支倉芹香:ファイトする!
三木鴇生:しなせてやらーん
GM:では、さっそく戦闘に入っていきましょう!
GM:1ラウンド目。
GM:セットアップから!
三木鴇生:《幻影の騎士団》。ダメージを受けるまで攻撃力+18。
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を2増加 (103 → 105)
『浮橋』:特になし。
三木燕真:なし
支倉芹香:コンボ:【 愛の管に円環を《ヴェナ・アモーリス》】《血色の花嫁》《紅のベーゼ》《鮮血の奏者》。自身のHP4点消費。対象はHP20失い、攻撃力+12。自身のHP20回復。
支倉芹香:対象は燕真さん。HP20下げて攻撃力12アップです
三木鴇生:吸われてる…
支倉芹香:支倉 芹香のHPを16増加 (7 → 23)
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を9(→ 9)増加 (110 → 119)
三木燕真:吸われてしまう
支倉芹香:吸いました。
月浦青葉:《ヴァイタルアップ》《得意領域》。HPと侵蝕率を増加しつつ、判定ダイスを増加させます。
三木燕真:三木 燕真のHPを20(→ 20)減少 (28 → 8)
三条辰砂:自身に《アクセル》《活性の霧》を使用。行動値と攻撃力を増加、ドッジのダイスは2個減ります。
三条辰砂:行動値17に。
三木鴇生:はやい…
支倉芹香:すばやい
GM:データの処理は以上かな
GM:演出ある人いますか?
三木鴇生:自分は手番ときでいいです
支倉芹香:じゃあちょっとだけ。
GM:はーい
支倉芹香:空間にレネゲイドが満ちる。
支倉芹香:桜に似た、白を帯びた桜色。
支倉芹香:甘い芳香を幻視する空間の中で、自分の体を強く意識する。
支倉芹香:その色に似た、淡い桃色のレネゲイドの光。
支倉芹香:《マーキング》。薬指の爪に、曲線を組み合わせた紋様が浮かび上がる。
支倉芹香:燕真さんの腕に振れるように、その手を差し出して
支倉芹香:「……頼りにしてますね、三木さん」
支倉芹香:その体の中に存在するレネゲイドを意識するように、身体の感覚は希薄に。
三木燕真:「言ったろ。戦闘中は紛らわしいって」
支倉芹香:そして、オーヴァードとしてのレネゲイドコントロールの精度をアシストするように、血潮が熱を持ち始める
三木燕真:微弱な本人のレネゲイドと、伸ばした手。その右手の指輪。
三木燕真:そこからの別のレネゲイドの奔流が、混ざり合い、一つになっている。
支倉芹香:「そうでした」クス、と笑う。
支倉芹香:高揚すら共有するように、燕真さんの指にも淡く、桜色の紋様が浮かび上がった
GM:ではイニシアチブ。
GM:まず……そうですね
GM:行動がある人は挙手をおし!
三木鴇生:手をあげまーす
支倉芹香:元気でよろしい!
三木燕真:まちな
三木燕真:こっちがやるぜ
GM:弟者!
三木鴇生:弟の支援浴びたーい
GM:けれどまちな
月浦青葉:手をあげまーす
三木鴇生:ぬっ!?
支倉芹香:こらー
三木鴇生:お おまえっ
三木燕真:向こうのほうがはやい
GM:では少なくとも鴇生さんの行動がないので
月浦青葉:こちらイニシアチブで割り込み行動します。
月浦青葉:《時間凍結》を使用。HP20点消費。
月浦青葉:マイナーなし。
月浦青葉:メジャーでコンボ『こいはやみ/Love is blind』:《コンセントレイト:バロール》《黒の鉄槌》《覇皇幻魔眼》。
月浦青葉:命中判定の直前に《拡散する世界》を使用して、対象をシーン選択に変更。HP20点消費。
三木鴇生:あっ!こらー!
三木鴇生:HP大事に生きていけ!
支倉芹香:こらー!身体を大事にしなさい!
三木燕真:めちゃくちゃ命削ってる
月浦青葉:と言う訳でPC全員にRC攻撃、「Dロイス:邪眼」の効果で命中すると判定ダイスー1個の効果があるよ。
GM:まずは命中判定するね!
月浦青葉:17dx7+7
DoubleCross : (17DX7+7) → 10[1,2,2,3,3,3,5,5,5,5,5,6,7,7,8,9,10]+10[1,3,4,8,10]+10[4,7]+6[6]+7 → 43
月浦青葉:けっこう回った
GM:改めてリアクションどうぞ!
三木鴇生:リアクションできません!暴走中。
支倉芹香:うおおー 回避してみます
支倉芹香:5dx>=43
DoubleCross : (5DX10>=43) → 10[1,2,4,6,10]+8[8] → 18 → 失敗
三木燕真:ガードします
支倉芹香:だめでした
GM:ではダメージ出しますね
月浦青葉:5d10+24 装甲有効
DoubleCross : (5D10+24) → 33[9,3,2,9,10]+24 → 57
三木燕真:全然ダメだ!リザレクトします
支倉芹香:ぎゃーっ 確保したHPが消し飛びます。しづこさんのロイスを昇華して復活
三木燕真:三木 燕真のHPを1d10(→ 5)に変更 (8 → 5)
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を5(→ 5)増加 (92 → 97)
支倉芹香:支倉 芹香のHPを11減少 (23 → 12)
三木鴇生:しにまーす 三条辰砂 理解/〇排除をタイタスにして復活。
GM:また命中すると判定ダイス-1のバッドステータスを受けるよ。
三木鴇生:HPを11に。
GM:では演出!
月浦青葉:支倉さんと燕真くんの一瞬のやり取りを見やる。「……そっかぁ」
月浦青葉:「やっぱ先生、モテんじゃん。だから俺、先生の一位にはなれないんだな…」
月浦青葉:「さみしーよ……」眼帯を外す。瑠璃色だった右目が、瞳孔まで真っ黒な闇に変化している。
月浦青葉:「こっち、見えなくなっちゃったんだ…」
月浦青葉:その瞬間、白い花びらに混じるようにして、大量の黒い魔眼が展開。キミ達の頭上より、高重力が降り注ぎ──
月浦青葉:少年が黒い弓矢を錬成。雨を降らすように、レネゲイドで精製した矢を次々と連射させる。
三木燕真:「く……そ」2つの指輪をした右手が、制御しきれずに荒れ狂う。
三木燕真:迎撃の刃も振るえずに、それに撃ち抜かれた。
支倉芹香:「月浦さん……!」自らが模した物より質量も、濃度も上の矢に貫かれる。
三木鴇生:その矢を捌ききれない。「……おまえのために、全部捨てた女がいるだろ」抉られる。
三木鴇生:「満足してやれよ。なァ」
支倉芹香:白と黒に彩られる中で、ひたすら光を塗りつぶすような黒の瞳から目を離せなかった
三条辰砂:「……」鴇生さんの言葉に、むしろ傷ついたように眉を寄せる。
GM:イニシアチブに戻ります。
GM:弟者、どうしますか
三木燕真:行動しまーす
GM:はーい!
三木燕真:《スピードフォース》を使用し、即行動します。
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を4(→ 4)増加 (97 → 101)
GM:ギャーッ では燕真くんのメインプロセスになります。
三木燕真:マイナーで《ライトスピード》《影走り》。
三木燕真:三条辰砂のエンゲージへ移動し、メジャーアクションを2回行います。
(三木鴇生[12] 支倉芹香[7])
(5m)
(三条辰砂[7] 三木燕真[9])
(5m)
(月浦青葉[12] 『浮橋』[0])
三木燕真:メジャー1回目『穿く無窮の満つ星(オルバース・パラドックス)』:《疾風迅雷》《吠え猛る爪》《超振動閃》。
三木燕真:三条辰砂を攻撃。
GM:ダイスー1のバッドステータスを忘れずにね
三木燕真:はーい
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を6(→ 6)増加 (101 → 107)
三木燕真:5dx11
DoubleCross : (5DX11) → 9[1,4,6,9,9] → 9
三木燕真:ドッジ不可です
三条辰砂:ギャ~ ガードで受けます。
GM:ダメージどうぞ!
三木燕真:1d10+12+3+12 装甲無視
DoubleCross : (1D10+12+3+12) → 5[5]+12+3+12 → 32
三木燕真:1点でもダメージを与えた場合、ラウンド間受けるダメージを+21します。
三条辰砂:ギャー
三条辰砂:まだ生きてる!
GM:続いて2回目のメジャーアクションどうぞ。
三木燕真:じゃあ2回目!同じコンボでまた辰砂を攻撃します。
三条辰砂:ギヤ~
三木燕真:5dx11
DoubleCross : (5DX11) → 10[1,2,3,10,10] → 10
三木燕真:ドッジ不可です
三条辰砂:ぐぬぬ ガード!
三木燕真:2d10+12+3+12+21 装甲無視
DoubleCross : (2D10+12+3+12+21) → 10[4,6]+12+3+12+21 → 58
三条辰砂:ンギヤ~~~~~~
月浦青葉:ダメージ適用直前に《斥力障壁》を使用してダメージを減らします!
三木燕真:あっそっちも!
月浦青葉:1d10+9
DoubleCross : (1D10+9) → 10[10]+9 → 19
三条辰砂:58から19引いて39ダメージ適用…
三条辰砂:痛かったけどまだ生存 ハアハア
三木燕真:しぶとい……!
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を10(→ 10)増加 (107 → 117)
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を10(→ 10)増加 (117 → 127)
GM:では演出をどうぞ!
三木燕真:彼女がそう反応した瞬間だった。
三木燕真:「――エリネド」右手を口に近づけて、中指の指輪を呼んだ。
三木燕真:瞬間、その姿がかき消えた。
三木燕真:“倖のエリネド”がもたらす超加速が、彼の身体を彼女の眼前へと押し出した。
三条辰砂:いつか聞き慣れたその言葉に、反応する隙を──
三木燕真:極音速の雷光のような。
三木燕真:そのまま、正統の、ただ正しい姿勢の突き。
三条辰砂:───与えさせてやくれない。
三木燕真:それが反応しきれない彼女を穿って。
三木燕真:そのまますれ違うように交錯する。
三木燕真:終わりではない。そのまま反転。
三条辰砂:「ッは……」 突かれた身体が折れる。
三木燕真:「――アモリス」再び右手を口に近づけて、薬指の紋を呼んだ。
三木燕真:再び姿が消えて、背後から斬撃。それだけではない。
支倉芹香:他者に先立つ速度の中、貴方と繋がる紋様だけが熱を返す。
三木燕真:最初の戦闘機動。超音速のその挙動が生み出した衝撃波が、挟み撃ちにするように彼女に殺到し、止めを――
月浦青葉:────視えない右目の闇で視る。
月浦青葉:不可視の障壁が広がるように、三条辰砂の周囲の重力が捻じ曲がる。
月浦青葉:波を阻む。
三条辰砂:「……っ、青葉……」ようやくまともな言葉を紡ぐ。
三木燕真:「俺はやっぱり俺ごときだよ、辰砂」
月浦青葉:「いじめんなよ…、辰砂は俺の仲間で、辰砂がいないと俺は本当に独りぼっちになっちゃうんだから」嫌そうに言う。
三木燕真:「奇遇だな、おれの仲間でもあるんだよ……あのな、だけど」
三木燕真:「俺にはマリがいる」右手を掲げる。その中指には指輪。
三木燕真:その意味は「邪気を祓う」。
三木燕真:「それから」
三木燕真:「そいつもいる」その薬指にも指輪。
三木燕真:その意味は「心の安定」。
三木燕真:「だから、大丈夫なんだよ。こうできる」
月浦青葉:「こう…?」
三木燕真:「ああ」剣を突きつけるようにして。
三木燕真:「できる側だ」
三条辰砂:剣を突き立てるキミを見つめる。「…なによ」
三条辰砂:「大事な人は要らない、みたいなこと言ってたくせに……」「ちゃっかりしちゃって」
三条辰砂:「ああ、本当に。なんだか、ばかばかしいまでに……」
三条辰砂:「腹が立ったよ」
GM:では…イニチアチブ!
三木鴇生:はーい
三木鴇生:《インターセプト》。メインプロセスを行います。
GM:またなんかきたよ!
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を6増加 (105 → 111)
GM:ではどうぞ!
三木鴇生:マイナーで三条三木のエンゲージに。
(支倉芹香[7])
(5m)
(三条辰砂[7] 三木燕真[9] 三木鴇生[12])
(5m)
(月浦青葉[12] 『浮橋』[0])
[]内は行動値
三木鴇生:三のつどい
三木鴇生:メジャーでコンボ『籠目籠目』/《コンセントレイト:エンジェルハイロウ》《光の舞踏》《マスヴィジョン》
三木鴇生:攻撃対象は三条さん。
三条辰砂:嫌だ…
GM:命中判定どうぞ!
三木鴇生:ダイス1へって
三木鴇生:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,3,5,5,6,6,9,10,10,10]+10[1,4,9,10]+10[3,8]+10[9]+10[8]+10[7]+10[8]+10[10]+6[6]+4 → 90
三木燕真:???
三木鴇生:?
GM:wwww
支倉芹香:www
支倉芹香:やっば
三木鴇生:なんか…はい だそうです…
三木燕真:何???
支倉芹香:今回の鴇生さん、殺意で動いてる
三条辰砂:ウーム ドッジするか…
三条辰砂:《アドレナリン》を使用してドッジします。
三条辰砂:10dx+2
DoubleCross : (10DX10+2) → 9[3,4,4,5,6,7,7,7,9,9]+2 → 11
三条辰砂:無理無理
GM:ではダメージどうぞ!
三木鴇生:ダメージはマスヴィ以外に決闘者の剣で+7、単体なので+4、アーマーで+3、燕真の超振動閃で+21
三木鴇生:10d10+30+11+3+21
DoubleCross : (10D10+30+11+3+21) → 68[8,8,2,7,5,10,6,7,7,8]+30+11+3+21 → 133
三木鴇生:こうかな?
支倉芹香:こわ
三木鴇生:なんだこれ
支倉芹香:素で100越えてる
三木燕真:ヤバすぎ
GM:コワ……
三条辰砂:グゥ~~~~~~~~~~~
三木鴇生:どうした辰砂…殴って悪かったって 謝るよ…
三条辰砂:あなたってばいつもそう
支倉芹香:何が始まったんですの?
三条辰砂:ウ~~ン どうしたってダメ
三木鴇生:あのときは苛々しててさ 反省してるよ ケーキ買ってきたからさ…
三条辰砂:一度戦闘不能になります!
三木鴇生:一度!
三条辰砂:即座に《アクアウィターエ》を使用して復活。
三木鴇生:ソラリスの邪悪な力!
GM:では侵蝕率を上げて演出を行ってね
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を8増加 (111 → 119)
三木鴇生:訓練を重ねた、正しく整った形の斬撃が通り過ぎた。
三木鴇生:その速度で花が散った。(…こいつの戦いには、人が要る)
三木鴇生:地を蹴る。すうと溶ける、すぐに現れる。自身の量子化と再構築。その明滅、連続。
三木鴇生:速度ではなく、現象で押し切る。
三木鴇生:侵蝕の昂りが体を軽くする。三木鴇生のそれは、『解放』への衝動を意味する。
三木鴇生:精神的な意味だけでなく、物理的な定義においても。消える。再構築。刃を当てる。
三条辰砂:「…ッな…」
三木鴇生:着地。散った花弁が地に落ちた。
三木鴇生:その手にはいくつもの、意味のない指輪が鈍く光り、紅の組紐が絡みつく。
三条辰砂:「なんなの、あなたは…」
三木鴇生:「なんでもねえよ。でも、そういう男にやられた方が」
三木鴇生:「マシな気分にならないか?」
三条辰砂:「………」「そうだね」
三木鴇生:「尽くすのには飽きないか」笑う。
三条辰砂:「…知った風な口を利かないでよ」
三条辰砂:「やりたいことも、話したいことも、まだ、たくさんある。これからなの」
三木鴇生:「じゃあ、言い直す。自己満足にそいつを付き合わせて楽しいか?」
三条辰砂:「……」苦々しい表情。「…うるさい」
三木鴇生:「……楽しめよ。どうせ終わらせてやるんだからさ」
三条辰砂:「だったら、聞いてあげる」
三条辰砂:「自己満足じゃないと心から言える行為を、あなたはしたことがあるの?」
三木鴇生:笑みが深くなる。「ないよ。そんなもん、ないに決まってる。だから優しくしてやった」
三条辰砂:「…ああ、そう。何よ」
三条辰砂:「私、正義の味方にやられる悪役にも、なれやしないじゃない…」
GM:ではイニシアチブに戻ります。
GM:えーと
『浮橋』:イニチアチブで割り込み行動します。
支倉芹香:お前まで!
三木燕真:みんな持ってる
三木鴇生:おまえもかよ
『浮橋』:「Dロイス:触媒」の効果を発動。シーンに登場してる一人にメインプロセスを行わせる。
三木鴇生:うげ
『浮橋』:対象は三条辰砂!
三木燕真:割り込み行動祭
三条辰砂:はい!
支倉芹香:無理しないで休んでいいよ!
GM:そして!
三条辰砂:メインプロセスを行う前にイニシアチブプロセスでエフェクトを使用します!
三木鴇生:もうみんなイニシアチブでなんかしてくる!
三条辰砂:加虐のアージエフェクト《ポイゾナスパフューム》を使用。バッドステータスの放心と邪毒5ランクを与える。
三木燕真:加虐なんだ
三条辰砂:対象は三木燕真くんと三木鴇生さん!
三木燕真:グオオ
三木鴇生:エーーーン
三条辰砂:そしてこのままメインプロセス!
三条辰砂:マイナーで所持している武器「ガシアスブレード」の効果を発動。装甲値無視効果を付与。
三条辰砂:メジャーでコンボ『恋は劇薬/No herb will cure love』:《コンセントレイト:ハヌマーン》《疾風剣》《アドレナリン》《オーバードーズ》《マシラのごとく》《タブレット》。
三条辰砂:単体攻撃です 対象は~~~
三条辰砂:燕真くん!
三木燕真:来な!
三条辰砂:15dx7+2
DoubleCross : (15DX7+2) → 10[1,2,2,3,4,6,6,7,8,8,9,9,9,9,10]+10[2,3,4,4,5,7,8,9]+10[1,8,9]+10[3,9]+3[3]+2 → 45
三条辰砂:なお「Dロイス:愚者の黄金」の効果が反映されております
GM:リアクションをどうぞ
三木燕真:ドッジダイスが減るような気がしています
三木燕真:何個減るんだろう
三条辰砂:そうでした 失礼
三条辰砂:この攻撃で-2個減るので
三条辰砂:先の月浦青葉と合わせて-3個してね
三木燕真:じゃあ1個だけふれる!
三木燕真:1dx-2>=45
DoubleCross : (1DX10-2>=45) → 9[9]-2 → 7 → 失敗
三木燕真:はい
三条辰砂:よかった
三条辰砂:45出されたら敵わんからな……
三条辰砂:ではダメージ!
三条辰砂:5d10+91 装甲無視
DoubleCross : (5D10+91) → 30[5,5,7,5,8]+91 → 121
三木燕真:行けるわけがない
三木燕真:月浦青葉へのロイスを昇華して復活します。
三木燕真:三木 燕真のHPを13(→ 13)に変更 (5 → 13)
GM:では演出をいってみよう
三条辰砂:風が渦巻き、体内で生成する毒性ガスと結合、凝縮。それは長刀の形を作る。
三条辰砂:「…満足に悪役にもさせてくれないなら。あなたに用は無いわ」
三条辰砂:屈みこむような姿勢から踏み出し、鴇生さんを袈裟斬り。毒を与える。
三条辰砂:そのまま更に踏み込み、二連撃目。狙いを変える。
三木鴇生:「つれない女」痺れる感触が走る。軽く足を引き。
三木鴇生:「来るぞ」
三木鴇生:「受け止めてやれよ。そういうの得意だろ」
三条辰砂:後方から踊り込むようにして。
三条辰砂:「させない」
三木燕真:「そんなもの、好き好んでなるな」
三条辰砂:背中を狙う。
三木燕真:迎撃の刃を振るう。三条辰砂を止める動きではない。
三木燕真:その攻撃を逸して、その場に押し止める動き。
三木燕真:ここを抜けて、後陣へ向かうことをこそ防ぐような。
三条辰砂:刃が打ち合わされて軋んだ羽音が鳴る。
三条辰砂:「…君は」
三条辰砂:「ヒーローを気取るつもり?」
三木燕真:「ユニバーサルガーディアンだよ」
三木燕真:「お前だって、気取ってたろ」
三条辰砂:「…もう、戻らない話だよ…」
GM:えーっと
GM:イニシアチブプロセス。
GM:あっ!いや待ってね
三条辰砂:先の攻撃、「Dロイス:愚者の黄金」の効果により、メインプロセス終了時にHPを失います
三条辰砂:2d10
DoubleCross : (2D10) → 9[1,8] → 9
三条辰砂:9点減りました でもまだ生きてます
GM:処理忘れでした 失礼
GM:というわけで再びイニシアチブプロセスで………
GM:行動値17の三条辰砂の手番になります
支倉芹香:めっちゃ動く!
三条辰砂:本来の手番というわけ
支倉芹香:ようやくのね
三条辰砂:ではマイナーなし。
三条辰砂:メジャーでコンボ『恋は劇薬/No herb will cure love』:《コンセントレイト:ハヌマーン》《疾風剣》《アドレナリン》、さらに《タブレット》を使用してガシアスブレードで射程視界の単体攻撃。
三条辰砂:対象は支倉さん!
支倉芹香:こっち来た!
支倉芹香:ガスソードだから射程が臨機応変というわけ
三条辰砂:そうなのだ
三条辰砂:では判定するね~
三条辰砂:12dx7+2
DoubleCross : (12DX7+2) → 10[1,2,2,2,3,5,5,6,7,7,7,8]+10[3,3,3,9]+4[4]+2 → 26
支倉芹香:ぐあー。邪眼と疾風剣で3減らしてドッジします。
三条辰砂:これで通し!リアクションをどうぞ
支倉芹香:2dx>=26
DoubleCross : (2DX10>=26) → 7[4,7] → 7 → 失敗
支倉芹香:だめだー!ダメージください!
三条辰砂:3d10+21 装甲無視
DoubleCross : (3D10+21) → 16[3,10,3]+21 → 37
支倉芹香:耐えきれない!鴇生さんのロイスを昇華して復活!HP12!
GM:はい~!
GM:では演出!
三条辰砂:「…それにね、新米ヒーローさん」燕真くんを蹴り飛ばすようにして、一足飛びに距離を離れる。
三木燕真:「ぐっ……辰砂!」
三木燕真:「よせ……!」
三条辰砂:「しないよ。悪役は、たいてい卑怯だから…!」 手に持つ剣が、精製する風によってその刀身を大きく伸ばして行く。
三条辰砂:後方にいる少女に向けて、思いきりその巨大な風刃を叩きつける。
支倉芹香:「!」距離をとったことで、剣を交える三木さん達を挟まずにその姿を直視する。────直視できる、妨害のない位置関係。
支倉芹香:左手の指が淡く光って、何かの対応をしようとしたまま
支倉芹香:「きゃっ………!」
支倉芹香:形を取る暴風を叩きつけられて、斬撃と殴打を受けながらその体が吹き飛んだ
三条辰砂:「はっ…、か弱いヒロインじゃない」息を吐く。
GM:更に次の手番!
GM:鴇生さんがインターセプトで行動済みなので
三木鴇生:なのだ
GM:行動値12の月浦青葉の手番になります。
GM:時間凍結しても未行動のままなのだ
支倉芹香:手数が多いぜ
三木鴇生:いいなー
月浦青葉:では動きます!
月浦青葉:マイナーなし。
月浦青葉:メジャーで『こいはやみ/Love is blind』:《コンセントレイト:バロール》《黒の鉄槌》《暴君の槌》。単体攻撃。
月浦青葉:対象は~
月浦青葉:choice[燕,鴇,芹]
DoubleCross : (choice[燕,鴇,芹]) → 芹
月浦青葉:支倉さん!いきます
三木鴇生:先生が!
支倉芹香:私!
月浦青葉:17dx7+7
DoubleCross : (17DX7+7) → 10[1,1,1,4,5,5,6,6,6,6,7,9,9,9,9,10,10]+5[1,1,2,3,4,5,5]+7 → 22
月浦青葉:しょ しょぼい リアクションをどうぞ!
支倉芹香:頑張って避ける!邪眼分だけマイナスして~
支倉芹香:4dx>=22
DoubleCross : (4DX10>=22) → 8[3,6,7,8] → 8 → 失敗
支倉芹香:だめでした
支倉芹香:ダメージくださいな
月浦青葉:はーい
月浦青葉:3d10+23 装甲有効
DoubleCross : (3D10+23) → 13[3,1,9]+23 → 36
月浦青葉:36ダメージだよ!
支倉芹香:やん!耐えられないので落ちます。
支倉芹香:初期ロイスの生徒のロイスを昇華。目の前にいますからね、生徒が。
月浦青葉:先生…
GM:では演出いきますね!
GM:
月浦青葉:暴風で吹き飛ばされた支倉さんの身体に、
支倉芹香:吹き飛ばされた状態から、なんとか立ち上がろうとする。
支倉芹香:「こんな、力を、どうして……!」
月浦青葉:さらに巨大な刃を落とすように。
月浦青葉:「どうしてって…」
月浦青葉:振り落ちた黒い矢の粒が、その身体を地に縫い付ける。
支倉芹香:立ち上がろうと地面につけた手が、そのまま縫い付けられる。
支倉芹香:腕、肘、二の腕。標本のように張り付けられていく
支倉芹香:「う、ぐっ……!」
月浦青葉:「どうにかして、生きるためでしょ。先生」
支倉芹香:「なる、ほど……」
支倉芹香:「……でもね」
支倉芹香:「生きたいなら、病気をそのままにしてたら」
支倉芹香:「駄目じゃない……!」
支倉芹香:額に浮かぶ汗と血とが混じって、ぽとりと床に落ちた。
GM:このまま行動値9の支倉さんの手番になります。
支倉芹香:はーい。
支倉芹香:マイナーなし
支倉芹香:メジャーでコンボ:【マインドスケイア】《C:ウロボロス》《無形の影》《フォース》
支倉芹香:三条さんに射撃攻撃します
三条辰砂:きゃー!どうぞ!
支倉芹香:判定!
支倉芹香:10dx7+1
DoubleCross : (10DX7+1) → 10[3,3,3,4,6,7,8,9,10,10]+10[1,2,4,8,10]+10[4,9]+10[10]+10[7]+10[8]+10[10]+10[10]+10[10]+6[6]+1 → 97
支倉芹香:?
支倉芹香:リアクションどうぞ
三条辰砂:???
三木燕真:何???
三条辰砂:えっあっ はい
支倉芹香:気合入ってます
三木鴇生:さっきから殺意
三条辰砂:《アドレナリン》を使用してドッジします
支倉芹香:大人の義務ですね
三条辰砂:10dx+2>=97
DoubleCross : (10DX10+2>=97) → 10[1,4,4,6,6,7,7,8,9,10]+9[9]+2 → 21 → 失敗
三条辰砂:が がんばった
三木鴇生:がんばったよ…
支倉芹香:危ない
支倉芹香:通常ならだいぶ回ってる
支倉芹香:ダメージ!
GM:どうぞ!
支倉芹香:10d10+5+21
DoubleCross : (10D10+5+21) → 52[4,1,10,3,6,6,4,7,9,2]+5+21 → 78
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を9(→ 9)増加 (119 → 128)
支倉芹香:まぁまぁ。
GM:どこが!?
三条辰砂:えーっと
三条辰砂:容赦なく戦闘不能になります!復活ももうないぞ
三木鴇生:お疲れ様…
三木燕真:えぐい
GM:演出してね…
支倉芹香:はーい 演出。
支倉芹香:どくん、どくんと心臓が脈打つ。
支倉芹香:体の傷から、それに合わせて赤が滴る
支倉芹香:縫い付けられた体を動かして、どうにかその戒めを解く
支倉芹香:「…………ふー」
支倉芹香:体内に渦巻く熱に比して、肌に触れる風が寒い。
支倉芹香:空間に充満するレネゲイドが多様な色を持つ。
支倉芹香:「……だめだよ」
支倉芹香:「生きたいならさ。能力を使いすぎちゃだめ。私達は燃費悪いんだから。………えーと、コレはもう言ってたっけ」
支倉芹香:少し空白の交じる意識のまま、授業をする口調でつぶやく。
支倉芹香:「私相手に、この威力は必要ないから……もう少し、狙いを定めて……」
支倉芹香:ぼんやりと薬指に光が灯る。
支倉芹香:体内に循環するレネゲイドが、気化した汗を介して空間へと干渉する
支倉芹香:それは特に。同じく気体を由来とし、先程肌に触れた、三条辰砂のガスの刀へと。
支倉芹香:その刀身に含まれた血液が沸騰するように泡立つ。それはあたかも、血色の魔眼。
支倉芹香:一つ一つが高密度を持つ物体を模すように、三条の身体すべてに重力の塊となってのしかかり、地面へと叩きつけた
支倉芹香:「………例えばこんな感じ、かな」
三条辰砂:「ッかは……」叩きつけられ、息を吐く。
支倉芹香:「……手荒なことしてごめんなさい。でも、剣士なら足を止めれば動けないよね」
支倉芹香:「貴方も、これ以上はジャームになっちゃうから」
支倉芹香:「おとなしくしてて?」
支倉芹香:同じく倒れ込みながら、同じぐらいの目線で海色の瞳を向けていた
三条辰砂:「……ああ、そう…」
三条辰砂:「正義の味方は、ここにいたってわけ…」
三条辰砂:「嫌だ」「このままじゃ、青葉が、1人になっちゃう…」言いかけたまま、気を失う。
支倉芹香:「………私は、生徒の味方かな」ふ、と息を吐く。まだ気絶できない
支倉芹香:「だから、一人にはさせないよ」
GM:えーーと
GM:行動値0の『浮橋』が未行動なので手番になります。
三木鴇生:お前もかっ
三木鴇生:何をするんだーっ
『浮橋』:マイナーなし。
『浮橋』:メジャー。コンボ:『春の夜の夢の浮橋とだえして』。
『浮橋』:「Eロイス:愚者の契約」の効果により、効果に同意したPCを対象に、ジャーム化と引き換えに万能の力を付与します。
『浮橋』:する人いますか?
支倉芹香:NO!
三木燕真:せぬが……
三木鴇生:しません…
『浮橋』:したくなったら、言ってね!
三木燕真:そっか
三木鴇生:わかったー!
GM:では全てのPCの行動が終わりましたので…………
GM:クリンナップに移りますね
GM:放心はここで解除されます。
三木鴇生:はーい!
三木鴇生:毒も効いてくるんだっけ
GM:そうですね!邪毒を受けてるPCは15点受けてね
三木鴇生:ひそやかに死にます
支倉芹香:受けてないので死なない!
三木鴇生:洲本紫津子 〇理解/嫌悪 をタイタスに。復活。
三木燕真:ロイスを切って毒を解除しよう
支倉芹香:なるほどね かしこい
三木鴇生:あ、なるほど…
GM:鴇生さんもそうしてもいいよ
支倉芹香:そーよそーよ
三木燕真:三木さんのロイスを切ってデバフ解除します
三木鴇生:じゃあただのりのときおします
三木鴇生:洲本紫津子 〇理解/嫌悪 を切って解除。
GM:はーい
GM:ではクリンナップの処理も終了!
GM:2ラウンド目。
GM:まずはセットアップから!
三木鴇生:《幻影の騎士団》。ダメージを受けるまで攻撃力+18。
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を2増加 (119 → 121)
三木燕真:なし
支倉芹香:コンボ:【 愛の管に円環を《ヴェナ・アモーリス》】《鮮血の奏者》。自身のHP4点消費。対象は攻撃力+12。
月浦青葉:《爆裂重力》《得意領域》を使用。
支倉芹香:自分の攻撃力を上げます
支倉芹香:支倉 芹香のHPを4減少 (12 → 8)
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を4(→ 4)増加 (128 → 132)
月浦青葉:ラウンド中の攻撃力+100。1点でもダメージを受けたら解除されます。
支倉芹香:なんかすごいこと言ってる
三木鴇生:ひゃく…
月浦青葉:がんばるぞ!
GM:イニシアチブ!
GM:何かする人はいらっしゃいますか?
三木燕真:行動します
三木鴇生:私はもうない!
GM:来たな
支倉芹香:がんばれー!
GM:じゃあ燕真くんの行動どうぞ!
三木燕真:《スピードフォース》を使用。
三木燕真:メインプロセスを行います
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を4(→ 4)増加 (127 → 131)
三木燕真:マイナーで月浦青葉のエンゲージへ
(支倉芹香[7])
(5m)
(三木鴇生[12])
(5m)
(三木燕真[9] 月浦青葉[12] 『浮橋』[0])
[]内は行動値
三木燕真:メジャー『穿く無窮の満つ星(オルバース・パラドックス)』:《疾風迅雷》《吠え猛る爪》《超振動閃》。
三木燕真:月浦青葉を攻撃。
GM:邪眼の効果は切れてますね 判定どうぞ!
三木燕真:6dx ドッジ不可
DoubleCross : (6DX10) → 10[2,4,5,7,9,10]+1[1] → 11
月浦青葉:《迎撃する魔眼》+《黒の鉄槌》を使用。
三木燕真:同エン不可だぜ
月浦青葉:なんですって!
月浦青葉:じゃあガードするぜ
三木燕真:2d10+12+3 装甲無視 1点でもダメージを受けたらラウンド間受けるダメージを+21
DoubleCross : (2D10+12+3) → 18[9,9]+12+3 → 33
月浦青葉:まだまだ生きてる!
GM:侵蝕率を上げて演出してね
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を10(→ 10)増加 (131 → 141)
三木燕真:自分の眼前に、祈るように剣を捧げ持つ。
三木燕真:「……あんたは」
三木燕真:「どうしたい。何か……」
三木燕真:「ないのか。伝えたい、ことは」
月浦青葉:「え……」きょとんと、キミを見つめ返す。
月浦青葉:「……」「…お兄さんは」
月浦青葉:「俺のこと好きになって、俺のこと一位にしてくれる?」
三木燕真:「しない」
三木燕真:「俺の問題じゃない」
三木燕真:「あんたが、もう。出来ない」
三木燕真:「だから、今ある中で、遺したいやつに遺せ」
月浦青葉:「ある、中で…?」ぱちぱちと瞬きする。片目は塞がれた視界で。
月浦青葉:「お兄さん、難しいこと言うじゃん。わかんねーよ」
三木燕真:「……そうか」
三木燕真:「――エリネド」
三木燕真:姿がかき消えて、それは重力の波よりも遥かに疾く。
三木燕真:超音速の踏み込みからの、精密な刺突。
月浦青葉:「っ、うわ」あっさりと貫かれる。起こったことを遅れて理解する。
三木燕真:そのまま身を翻して、距離を取る。
月浦青葉:「痛い、痛い、痛いよ! やだ!」
三木燕真:重力の乱れには巻き込まれない距離まで。
月浦青葉:「俺のこと嫌いなんじゃん!」怯えたように悲鳴を上げる。悲鳴に伴って、周囲の重力が荒れ狂う。
三木燕真:「お前のことは、嫌いじゃない」
三木燕真:「嫌いになれるほど、知っちゃいないし」
三木燕真:「そうで良かったと思ってるよ」再び剣を構え直す。
三木燕真:「だからこそやれることもある」
月浦青葉:「んな…」
月浦青葉:「こえーよ、どうしよう、誰か…!」 気を失った辰砂に、もう気付かなくなったように。慌てて周囲を見やり始める。
GM:では再びイニシアチブに戻ります。
GM:行動値12の鴇生さんか月浦青葉の手番になりまして
GM:PC優先の法則に基づき、鴇生さんの手番になりますね
三木鴇生:はーい!
三木鴇生:マイナーで5m動いて青葉三木浮橋エンゲージへ。
(支倉芹香[7])
(10m)
(三木燕真[9] 三木鴇生[12] 月浦青葉[12] 『浮橋』[0])
[]内は行動値
三木鴇生:メジャーでコンボ『籠目籠目』/《コンセントレイト:エンジェルハイロウ》《光の舞踏》《マスヴィジョン》
三木鴇生:命中判定。
三木鴇生:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[2,3,5,6,7,7,8,9,9,10,10]+10[1,2,4,6,7,7,10]+10[3,9,10]+10[1,8]+2[2]+4 → 46
GM:あっ今のうちに対象を宣言なさって!
三木鴇生:あ、そうだ 青葉くんです!
GM:はーい
月浦青葉:ではリアクション。ドッジを試みます
月浦青葉:6dx+2>=46
DoubleCross : (6DX10+2>=46) → 9[2,5,5,8,8,9]+2 → 11 → 失敗
月浦青葉:ムンッ ダメ!
三木鴇生:おしおし ダメージ
GM:ダメージをどうぞ~!
三木鴇生:決闘者の剣で+7、単体なので+4、騎士団で+18、アーマーで+3、超振動閃で+21
三木鴇生:なのでこう
三木鴇生:5d10+30+11+3+21+18
DoubleCross : (5D10+30+11+3+21+18) → 22[4,2,10,1,5]+30+11+3+21+18 → 105
支倉芹香:やば
GM:???
三木鴇生:おお…
三木鴇生:暗殺者?
月浦青葉:お 俺には これがある 《斥力障壁》!
月浦青葉:1d10+9
DoubleCross : (1D10+9) → 1[1]+9 → 10
月浦青葉:ほほう
三木鴇生:ど、どうなのっ
月浦青葉:なるほど 95ダメージ適用ね
支倉芹香:どうなんだっ
月浦青葉:戦闘不能になります。復活なし!
三木鴇生:おお…!
三木鴇生:あとは浮橋壊すだけになった…!
三木鴇生:侵蝕あげ
支倉芹香:やったー
三木鴇生:三木 鴇生の侵蝕率を8増加 (121 → 129)
GM:そういうこと!
三木燕真:ひゅう!
GM:イエーイ
GM:では演出をお願いします
三木鴇生:足音はなかった。少年の視界に入った時にはもう踏み込みを終えている。
三木鴇生:刃が、発光するような花の中で薄く輝いた。
月浦青葉:「誰か……」右側が見えないから。余計に、気付くのは遅れる。
三木鴇生:綺麗なまま、叶えたいと女は言った。
三木鴇生:そうしてくれ、と男は言った。
三木鴇生:それは骨董屋で見た、絡繰仕掛けの人形芝居のようだった。とても綺麗で。
三木鴇生:「オレは綺麗にはできないな」誰に、何に、ともなく言う。
三木燕真:その横合いを駆け抜けるように、少年の姿が閃いた。
三木燕真:その過ぎる際の衝撃波が、月浦青葉を打ち据える。
三木燕真:囮であり、援護の一撃。彼に最も適正があるもの。
月浦青葉:「っうあ」ガクン、と膝が崩れる。まだ理解できていない。
三木鴇生:その綺麗な剣筋と、誰かに託す一撃。
三木鴇生:そして白い花と黒い雨を。
三木鴇生:断ち切るように、一閃。肉の感触。
三木鴇生:少年の思考が、その恐怖に触れるより先。
月浦青葉:「あ」
月浦青葉:それだけ言って、穿たれる。
三木鴇生:途絶える。それだけ。
支倉芹香:「っ……」残る左目の視界の隅で、わずかに桜色が息を呑んだ。
月浦青葉:空間に広がっていた魔眼が瞳を閉じて消失。
月浦青葉:カクン、と意識を失って、そのまま倒れた。
三木鴇生:「あとは、終わらせてやれ。芹香先生」時計の針はまだ、ほんのわずか。
(支倉芹香[7])
(10m)
(三木燕真[9] 三木鴇生[12] 『浮橋』[0])
[]内は行動値
GM:『浮橋』を撃破すれば戦闘終了です。
GM:次の手番は行動値9の支倉さん!
支倉芹香:はい!
支倉芹香:マイナーなし。
支倉芹香:メジャーコンボ:【マインドスケイア】《C:ウロボロス》《無形の影》《フォース》
支倉芹香:浮橋へ射撃攻撃
『浮橋』:どうぞ!
支倉芹香:11dx7+1
DoubleCross : (11DX7+1) → 10[2,2,2,3,4,5,6,10,10,10,10]+10[4,7,9,9]+10[3,4,7]+10[8]+2[2]+1 → 43
支倉芹香:おりゃっ
三木鴇生:おお!
『浮橋』:ヌナッ
『浮橋』:リアクション放棄してダメージを受けます。そのままどうぞ!
支倉芹香:ダメージ!
支倉芹香:5d10+5+12 装甲有効
DoubleCross : (5D10+5+12) → 20[5,9,1,2,3]+5+12 → 37
支倉芹香:37点!
支倉芹香:支倉 芹香の侵蝕率を9(→ 9)増加 (132 → 141)
『浮橋』:ヌナーーッ
支倉芹香:どうだー!
『浮橋』:こいつのHPは……40点設定でした
『浮橋』:あと3点!
支倉芹香:あーん!
三木鴇生:ヌナ!!
GM:では演出を一度飛ばして
GM:ちなみに行動値0の『浮橋』の手番になります。
『浮橋』:マイナーなし。メジャー:『春の夜の夢の浮橋とだえして』。
三木鴇生:また…チャンスが!
三木燕真:しないぜ
『浮橋』:「Eロイス:愚者の契約」の効果により、PCが効果に同意すれば、PCのジャーム化と引き換えにエネミーを復活させます。
『浮橋』:しま…しない?
三木鴇生:復活させてたまるかよー!!
支倉芹香:なしかな!
『浮橋』:ちぇ
三木鴇生:しません!!がんばったの!
『浮橋』:はーい。したくなったら、言ってね!
GM:ではクリンナップ。
GM:このラウンドは特になし!
GM:3ラウンド目!
GM:このラウンド内に『浮橋』を破壊しないと、洲本が死亡するぞ。
支倉芹香:危ないぜ
GM:ただし死亡しても特にペナルティは発生しません。
GM:というわけでセットアップから!
三木鴇生:別にいいのにって言うんだよなあいつ…
三木鴇生:ないです
支倉芹香:死はペナルティでしょ!
支倉芹香:なしです
三木燕真:ないぜ
『浮橋』:こちらもないよ
GM:では、イニシアチブに移りまして
GM:行動値12の鴇生さんの手番かな?
三木鴇生:待機します!
GM:ほほう
GM:そうすると、行動値9の支倉さんの手番になりますが…
支倉芹香:私も待機の構えです
GM:まさか……
GM:では行動値7の燕真くんの手番になるよ!
三木燕真:はい。
三木燕真:メジャーアクションで「浮橋」を攻撃します。
『浮橋』:来るか!
三木燕真:7dx
DoubleCross : (7DX10) → 9[1,2,3,6,7,8,9] → 9
『浮橋』:リアクション放棄してダメージを受けます。そのままダメージをどうぞ。
三木燕真:1d10+12+3
DoubleCross : (1D10+12+3) → 7[7]+12+3 → 22
『浮橋』:残りHP3点のため、文句なしに倒れます!
三木鴇生:バキバキ!
三木鴇生:やったー!
三木燕真:やったね
支倉芹香:やったー!
GM:『浮橋』の撃破により、これで戦闘終了。
GM:また、3ラウンド以内に撃破したため、洲本も生存します。
GM:よかったね!
GM:というわけで、演出に移りましょう。
支倉芹香:呼吸を静かに整える。
支倉芹香:身体に混ざる倦怠感は、このまま身体を横たえるように要求してくるけれど
支倉芹香:「……お願いされたのなら、応えませんとね」
支倉芹香:額にペトリと張り付いた髪を手で払って、静かに立ち上がる。
支倉芹香:心拍数と同期して体をめぐる血流。そこに含まれるレネゲイドの励起。
支倉芹香:薬指が淡く発光し、空間に満たされた多種多様なレネゲイドと、感覚が入り交じる。
支倉芹香:「『マインド、スケイア』……貴方のこわいものは、なあに?」
支倉芹香:その身に宿るレネゲイドは、とりわけ人体に作用する。
支倉芹香:身体の緊張を取り除き、精神に安らぎを与え
支倉芹香:『人』の恐れるものに触れ、その形を模倣する。
支倉芹香:空間に満ちたレネゲイドが桜色に反応し、色を変える。
支倉芹香:色は黒。光を塗りつぶすような弓と矢。
支倉芹香:番えたそれをきりりと引く。そして。
支倉芹香:────そのレネゲイドは『人』の恐れ、そして畏れに触れて、形を模倣する。
支倉芹香:誰かの側に居ることを求めたもの。誰かの側を離れることを恐れたもの。
支倉芹香:─そして、誰かが畏れたもの。
支倉芹香:黒色の弓が、淡く光を放つ。
支倉芹香:桜色から変わるそれは、七色。
支倉芹香:虹色の硝子が散りばめられた、古びた洋弓へと形を変える。
支倉芹香:一時ごとに顔を変えて、光を変える。
支倉芹香:そこに映し出されるのは、万華鏡の如き景色。
三木鴇生:「……」その美しい光に視線が奪われた。
支倉芹香:『こうなりたい』『こうしたかった』「こうはなりたくない』
支倉芹香:────────────『こんな景色が、あったかもしれない』
支倉芹香:あらゆる『どこかの世界』を泡のように映す、万華鏡の弓。
支倉芹香:その光が放たれ─────虹色の無数の矢は、白く咲いた桜を、それぞれに染めていく
支倉芹香:巨木を端から端から削り取り……
支倉芹香:「………後は、お願いします」
支倉芹香:根幹に目を向けて、言った。
三木燕真:その傍らに寄る。「じゃあ」
三木燕真:「貸して」手を勝手に取る。
支倉芹香:「あら」
支倉芹香:じんわりと高い体温が、貴方の身体に移っていく。
三木燕真:どこか甘い香りが鼻孔をくすぐる。
支倉芹香:花の香ともまた違う、かすかな人の香。
支倉芹香:それが、貴方の身体に流れるレネゲイドを馴染ませていく。
三木燕真:それに意識を集中させる。
三木燕真:レネゲイドの奔流が流れを作って、一点に集中する。
三木燕真:右手の中指。
三木燕真:「……貰った」
三木燕真:「――エリネド」指輪に囁くように告げる。
三木燕真:その姿は消えて。
三木燕真:桃色と海色の閃光となって、真っ直ぐに進み、その根を祓った。
GM:半壊した美術館のホールに、その白い枝垂桜めいた巨木が広がっていて。その花びらが散って。
GM:果実は実らない。
GM:時計の文字盤に罅が入り、ぱきんと鳴って、あっけなく割れた。
GM:春の日。真夜中零時を迎える、少し前の出来事。
GM:シーンを終了します。
GM:バックトラックに移行します。
GM:今回のEロイスは~ じゃかじゃん
三木鴇生:ドゥン
GM:『浮橋』が所持するEロイス《愚者の契約》*3!
GM:3個振れるよ
支倉芹香:降る!
三木鴇生:三つもってたんだ
三木燕真:振ります~
三木鴇生:ふるふる
支倉芹香:3回行動したら花開くもんね
支倉芹香:141-3d10
DoubleCross : (141-3D10) → 141-13[2,3,8] → 128
三木燕真:われわれ3人共使えたわけね
三木鴇生:129-3d10
DoubleCross : (129-3D10) → 129-10[1,4,5] → 119
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を3d10(→ 18)減少 (141 → 123)
GM:そういうことだぜ
三木鴇生:なるほどね
支倉芹香:残り3つの128。倍ぶりします。
三木燕真:2倍振りします~
支倉芹香:128-6d10
DoubleCross : (128-6D10) → 128-18[2,2,2,3,8,1] → 110
支倉芹香:あっ
GM:えっ
三木燕真:えっ……!?
三木鴇生:ロイスはのこり4 通常振り
三木鴇生:えっ
支倉芹香:つ、追加ふりします
支倉芹香:110-3d10
DoubleCross : (110-3D10) → 110-16[3,3,10] → 94
支倉芹香:わぁ~~~~~
GM:うわわわわ
支倉芹香:こわ
三木燕真:こ……こわすぎる
GM:あ あせった
三木鴇生:ヒーーーー
三木鴇生:怖すぎる
支倉芹香:戦闘ではしゃぎすぎた
三木燕真:世界を拡散させてる場合じゃなかったよマジで
三木燕真:コンダクトしてるばあいでもない
三木鴇生:燕真の心もボロッボロだよ
GM:使わなくて良かったですね
三木燕真:三木 燕真の侵蝕率を8d10(→ 55)減少 (123 → 68)
支倉芹香:HP削ったのはむしろ優しさでしたね
三木鴇生:マジでそう
三木鴇生:119-4d10
DoubleCross : (119-4D10) → 119-24[8,4,10,2] → 95
三木燕真:こっちもギリやんけ
三木鴇生:おしおし
三木鴇生:こいつは一倍だし・・・・・
支倉芹香:6d振って18て
GM:ともあれ……全員帰還!
GM:おかえりなさーい!
三木燕真:ヒヤヒヤさせるぜ
支倉芹香:ただいま~!
三木鴇生:ただいまー!
◆Masterscene2◆
GM:春の夜。半壊した美術館。
GM:高濃度のレネゲイドが噎せ返る中、少年と少女は寄り添うようにしながら外へ向かっていた。
月浦青葉:「ねえ、どこ行くんだよ、辰砂。勝手に出てっていいの?」 半ば引きずられるよう。
三条辰砂:「……いいの。大丈夫」 固い表情で前を見据えている。
月浦青葉:「怒ってる?」
三条辰砂:「怒ってない」
月浦青葉:「あのさ、絶対、離れないでね。一緒にいてね。なんか、俺、すごい怖いの」
三条辰砂:「離れないよ。一緒にいる。大丈夫」
月浦青葉:「ホント?」 縋るような視線を送る。右目は真黒く、空洞のようだ。
月浦青葉:「ねえ、なんで右側見えなくなっちゃったんだろ…」
月浦青葉:「これ、治るのかなあ」
三条辰砂:「………」
月浦青葉:「俺。怖いよ、辰砂」
GM:少年は先ほどから、呑まれたように「怖い」とばかり言い続ける。
GM:失われた本来の視力。代わりに、発動を続ける邪の眼。
三条辰砂:彼に何が起こっているのか。別に、神様が明確な答えを言ってくれた訳じゃないが。
三条辰砂:「……青葉」
三条辰砂:選択肢は二つあった。
三条辰砂:そして私は。
三条辰砂:「大丈夫だよ」
三条辰砂:「私が、どこまでも一緒にいてあげるから」
GM:三条辰砂は、彼女が持っていたロイスを全てタイタス化する。
GM:そして隣の少年に対し、執着:〇/恋心 でロイスを取得する。
GM:怪物になることを決めた少女は、そのまま光が射さない暗い道へと歩みを進めていった。
◆Ending 三木燕真◆
GM:美術館での戦闘が終わり。事後処理を引き継いだキミ達は、支部へと帰投した。
GM:月浦青葉は──ジャームとしてUGNに回収され、凍結処理を施されることになる。
GM:そして、三条辰砂は。
三条辰砂:「………」 はっと目を覚ます。見知らぬ部屋の天井。
三条辰砂:寝かされている体勢であると自覚。身動ぎしようとして、身体が拘束されていることも、把握する。
三条辰砂:「……ああ、そう……」 紅梅色の瞳が、心底疲れたようにゆらゆら揺れる。息を吐く。
三木燕真:ぬ、と見下ろすように人影。
三条辰砂:「!」びく、とそちらを見る。
三木燕真:「……起きたか」
三木燕真:そのまま手枷をかちゃりと解いていく。
三条辰砂:「ちょっと…何してるか、分かってる?」
三木燕真:「俺の知らない間に、勾留施設を一人で全滅させるほどになったのか、お前は?」
三条辰砂:「……燕真ひとりくらいなら、昔は」
三条辰砂:「何もできないままいくらでも寝かせられたのに……」
三木燕真:「……悪いが。俺は見送ったんで」右手の甲を見せるようにして。
三木燕真:「二人分なんだ」
三条辰砂:「……いいな」目を伏せる。汚れた床を見る。
三木燕真:「いいだろ」皮肉げに。
三条辰砂:「……勾留施設を全滅、なんてさ」
三条辰砂:「私が、ジャームになっていたら。できていたと思わない?」
三木燕真:「いや。思わないな」
三木燕真:「お前はそういう衝動形質のクチじゃないだろう」
三木燕真:「万能の力になるわけもない。そう言う連中は元から厄介なやつだよ」
三木燕真:「マリみたいなな」
三条辰砂:「………」視線を動かし、少し笑う。細い指を伸ばす。
三条辰砂:つん、と額を叩く。
三木燕真:「……何だよ」
三条辰砂:「馬鹿だな、君は」紅梅色の瞳で笑う。
三条辰砂:「ヤケになってる女の慰め方くらい、もっときちんとしてよ」
三木燕真:「……」苛立たしげにぐいと同じように押し直す。
三木燕真:「なんで辰砂にそんなことしなきゃならない」
三条辰砂:「おやおや。誰ならできるって?」
三木燕真:「……」
三条辰砂:「ふふ」
三条辰砂:「結局…ここまできて、理性を失うこともできなかった女か」
三条辰砂:独り言のように勝手に続ける。
三条辰砂:「何してるんだか、ね」
三木燕真:「……失える方が偉いわけじゃないだろ。何してるんだかは同感だが」
三木燕真:「あんたの想い人は理性を失った女が好みだったの」
三木燕真:「だったら……まあ。ご愁傷さまだが」
三条辰砂:「はは…。そうだったら、とんだお笑い種だな」
三条辰砂:「……分からないよ」
三条辰砂:「もう、分からない」
三木燕真:「だろうな。向こうに行った連中は応えちゃくれない」
三条辰砂:「燕真」
三木燕真:「……何だよ」
三条辰砂:「マリが"そう"だったって、確信してた?」
三木燕真:「……」
三木燕真:しばらく押し黙って。
三木燕真:「……いや」
三木燕真:「8割、とか。それくらいだと、思う」
三条辰砂:「……そっか」
三条辰砂:「でも、できたんだ。燕真は…」
三条辰砂:「強い子ね」
三木燕真:「……いや」
三木燕真:「……できなくて、“そう”だったら」
三木燕真:「何処かの誰かが、マリを殺すんだろうなって思った」
三木燕真:「俺は、ただ。その方が、嫌だと思った」
三木燕真:「弱かったんだよ。辰砂よりもな」
三条辰砂:「……」息を吐く。「……馬鹿ね」
三条辰砂:そのまま少し押し黙る。「……私も」
三条辰砂:「私も、君を慰めない。君が私をうまく慰めないみたいに…」
三条辰砂:「だから」キミを一瞥だけする。「君が欲しい綺麗な言葉は、別の人からもらいなよ」
三木燕真:「……あのな、だから」
三木燕真:「先生は別にそういうんじゃない」
三条辰砂:「ふ」 笑う。
三条辰砂:「まっさきに思い浮かぶくせに。よく言う、本当」
三木燕真:「……」
三木燕真:言伝てやろうかと思った。
三条辰砂:「はは」
三条辰砂:「人生、何が起こるか分からないものね」 疲れたように笑う。
三条辰砂:「そう思わない?」
三木燕真:「……それがいいって奴も居るらしいな」
三条辰砂:「それは……まったく、共感できないな」
三木燕真:「……お前はそっち側に張ってもいいだろ」
三木燕真:「氷獄(コキュートス)から引き上げる術がそのうち出来るかもしれない」
三木燕真:「どうせ馬鹿な夢を見るなら、そういうのにしたら」
三条辰砂:「……もう」 目を丸くしてから、呆れたようにキミを見る。
三条辰砂:「タイミングが遅いのよ…」
GM:短い夜が明けて。
GM:明け方の空に、雲が流れようとしていた。
◆Ending 三木鴇生◆
GM:骨董店をカヴァーにした支部は、深夜とあってひときわ異様な雰囲気に包まれていた。
GM:事後処理を担当班に任せ、ここにいたもう一人は友人の元に向かっている。
GM:アンティークが眠る静かな店内に、キミ達二人は居る。
三木鴇生:「……なァ」
三木鴇生:背の低い革張りの椅子に、足を投げ出すように座っていた。
支倉芹香:「…………はい?」
支倉芹香:別の椅子に、まどろむように座っている
三木鴇生:「あの弓」
三木鴇生:「あんた、ウロボロスだろ。どういう仕組みだ」
支倉芹香:「ん……」対する返事は少し反応が鈍い。
支倉芹香:戦闘による高レネゲイド状態、緊張状態からの緩和に処理が追われているようだ。
支倉芹香:「………そうですねぇ」
三木鴇生:それを聞きながら、特に何も付け加えない。眼鏡を乱雑に外して電球を見る。
支倉芹香:「私は、月浦さん……あの場所では、彼の戦闘スタイルが向いてると思って模倣したんです」
支倉芹香:黒に塗られた弓と矢。それは極彩色の弓とは異なるものだ。
支倉芹香:「ですが、あれはちょっと、違いましたね」
三木鴇生:「なにを真似てる」
支倉芹香:「たまに、あるんです。私のレネゲイドって、人の心に馴染みやすいみたいで」
支倉芹香:「その人の、強さのイメージとか、あとは恐怖とか……」
支倉芹香:「強い感情に、形が影響されること」
三木鴇生:ハハ、と乾いた笑い声が漏れた。
支倉芹香:ゆるやかに空中を指でなぞる。その形は、以前の任務で君も見た、不定形の怪物の姿だ。
支倉芹香:「……心当り、あります?」
三木鴇生:「あるよ。……オレが知ってる中で」
三木鴇生:「いちばん」
三木鴇生:両目を掌で覆う。光が見えなくなった。黒だけ。
支倉芹香:「…………綺麗、でしたね」
支倉芹香:アンティークな照明を見上げる。ガラスにキラキラと光が反射していた
三木鴇生:指の間から、光が見えた。目を閉じた。
三木鴇生:「嫌いだよ」
支倉芹香:「……お嫌いなんですか?」
支倉芹香:「私、綺麗なものが嫌いな人って、居ないと思ってました」
三木鴇生:「いるよ。そんな奴ばっかりで……」
三木鴇生:息を吐く。「なのに」
三木鴇生:「花なんか咲いてやがる」
支倉芹香:「複雑ですねぇ」
支倉芹香:窓を見る。深夜に黒く塗られる窓はぼんやりと像を反射して、自分の姿を写す。
支倉芹香:検査前の顔に似ているな、と思った。
支倉芹香:「……自分が辛い時に」
支倉芹香:「きれいなものは、勇気を与えてくれると思いますが」
支倉芹香:「花、咲かないほうが良いです?」
三木鴇生:女の髪が桜の色に照らされていた。
三木鴇生:それが汚れてしまえば。「……ハハ」
三木鴇生:「勇気が与えられたことなんて無いから、わかんねェよ」
支倉芹香:侵蝕故か、眠気を覚えたのか、少し目を細めている
三木鴇生:「まだ帰ってこねえだろ」
支倉芹香:「ん?」
三木鴇生:「寝とけば。もうオレも喋るの、飽きたし」
三木鴇生:それだけ言って、黙る。
支倉芹香:「あらま」
支倉芹香:雰囲気に苦笑が交じる。
支倉芹香:「失礼。普段なら、もう少し楽しいお話をストックしておいたんですけどね」
支倉芹香:その言葉の途中で、椅子の背もたれに深く身体を沈ませる気配。
支倉芹香:「では、お言葉に甘えて……あぁ、そうだ」
支倉芹香:そこで、沈みかけた言葉を一度持ち上げて
三木鴇生:「……ン」
支倉芹香:「今度、よかったら聴かせてくださいね」
支倉芹香:「あの、弓のこと」
支倉芹香:言い終える頃、言葉尻は静かに沈んでいった。
GM:2人の吐息すらも、ひそやかに。室内に溶けてゆく。
GM:天井に飾られた小洒落たシャンデリアから光が漏れて。アンティークにぶつかり、数多の彩が灯っていた。
GM:結果として、キミが洲本紫津子に再会するまで、それから数日を要した。
GM:UGNが管轄する病院のベッド。洲本紫津子は当然のような顔をしてそこに眠っていた。
洲本紫津子:入院服の隙間から、包帯を巻かれた首元が覗く。
三木鴇生:百合の香りが強く、部屋に届いた。花粉の黄色が清潔なシーツを汚した。
洲本紫津子:「……まあ」ゆるゆると瞼を開ける。菫色の瞳が覗く。
洲本紫津子:「くさい」
三木鴇生:ベッドリネンの白に、白い花をばらまくように投げた。
三木鴇生:「見舞客は初めてか?」笑う。
洲本紫津子:ほう、と花の散らばったシーツを見つめる。首を傾げる。
洲本紫津子:「事情を聞いてくる怖い大人は、たくさん来たけど…」
洲本紫津子:「あなたもそう?」
三木鴇生:「あんたのがいい大人だよ、洲本」優しく返す。退けられていた椅子に座る。
三木鴇生:「事情は別に」
三木鴇生:「純粋な見舞いだよ。喜んでくれ」
洲本紫津子:「んふふ」白い花をすっと拾い上げて、花びらをついと抜く。
洲本紫津子:「そう。それなら、嬉しいわ。暇していたもの」
三木鴇生:「時計でも持ってくりゃ良かったな」
洲本紫津子:「『浮橋』は、壊れてしまったんでしょう」
洲本紫津子:「怖い大人が言ってた」
三木鴇生:「らしいな」
GM:洲本を囲っていた男・藤の主導のもと、UGNと神城グループの間で交渉が進み、今回の件は不問とされたそうです。
三木鴇生:「……怖い大人。藤は怖い大人でもなかったのか」
GM:そこに取り巻く数多の駆引きは、どうせキミ達には関係ない。
洲本紫津子:「さあ」
三木鴇生:「ダメな男なだけ?」
洲本紫津子:「仕事の話なんて、よく分からないもの…私には優しかったし」
洲本紫津子:「よく喜んでくれたのよ」
洲本紫津子:「だから、可愛い人だった」
三木鴇生:笑う。今日は、刀を持ってきていた。だから手がそこに触れた。
三木鴇生:「あんたも可愛い女だよ」
洲本紫津子:「まあ」 こちらも笑う。
三木鴇生:「だから触らなくてよかった」
洲本紫津子:「するのかと思った」
三木鴇生:「可愛い女は好みじゃない」
洲本紫津子:「ふうん……」
三木鴇生:「花が咲く女は面白そうだったのにな」
洲本紫津子:「最中に花を抜かれたら、面白かったかも」
洲本紫津子:ケタケタ笑う。
三木鴇生:「毟りながらやるか」
洲本紫津子:「本当、どうにかなってしまいそう…」持っている花を代わりに毟る。
三木鴇生:百合の青い香りが噎せるように満ちた。
洲本紫津子:「私、たぶん藤に捨てられるの」
洲本紫津子:「どうしようかな」 そこまで困ってないような顔で窓の外を眺める。
三木鴇生:「もう捨てられてたのかと思った」
洲本紫津子:「まだ、きちんとした言葉を言われてないから…」
洲本紫津子:「それだって、言ってくれないのかもしれないけど…」
三木鴇生:「言うのが面倒なだけだろ」思わず声をあげて笑う。
洲本紫津子:「まあ…」
洲本紫津子:「なんでも分かったように言うのね」
三木鴇生:「よくある話だからじゃねェの?」
洲本紫津子:「私は、よくいる女?」
三木鴇生:「ああ」
洲本紫津子:「あなたは?」
三木鴇生:「同じくらい、吐いて捨てるほど」
洲本紫津子:「ふうん…、綺麗な顔してるのに」毟った花をシーツに放る。
洲本紫津子:「ねえ」パッと思いついたような顔をする。
洲本紫津子:「その持っている刀で、私のこと斬ってやくれないの?」
三木鴇生:「あ?」
三木鴇生:「……まず」
三木鴇生:「楽に死なれるなんて可愛げのねェのは嫌だ」
洲本紫津子:「あらン」緩慢に首を傾げる。
三木鴇生:「そんで、気が向いても、この刀はなァ」
三木鴇生:「勿体無い」
洲本紫津子:「なんだ」
三木鴇生:立ち上がる。毟られた花弁を靴が踏んだ。
洲本紫津子:「帰るの?」 声が追いかける。
三木鴇生:「飽きた」
洲本紫津子:「ふうン」
洲本紫津子:「飽きないところ、あるの?」
三木鴇生:「あるんだよ」困った風に、返して、一度だけ女を見た。
三木鴇生:ブラインドに覆われた、窓を背にした女。
洲本紫津子:逆光。ひどく残念そうな、少女のような顔をしていた。
洲本紫津子:「なんだ。じゃあ、いなくなっちゃうのね」
三木鴇生:「ああ。もう来ない」
洲本紫津子:「あら…」「……んふ」
洲本紫津子:「そう思うのなら、その方がいいわ」
洲本紫津子:「さようなら、お兄さん」
三木鴇生:笑う。「じゃあな」扉を開けた。清潔な蛍光灯の光が差した。
三木鴇生:一度目を細めて、慣れた。
GM:少し曇った空。穏やかな春の日。キミは病室を出て、もうそこには立ち寄らない。
GM:その後、女がどうなったか、キミは知る由もなかった。
◆Ending 支倉芹香◆
GM:…時計の針を戻す。
GM:骨董店、その薄暗い室内。2人いた影が、1人になって。
GM:天井に飾られた小洒落たシャンデリア、重く灯る数多の彩。
GM:椅子に腰かけ眠る少女がいる。
支倉芹香:寝息すらも静か。
支倉芹香:ゆらゆらと揺れるチェアに沈んだまま、厚手のブランケットに包まれている。
支倉芹香:静かなその姿も陶磁で作られた骨董品の一部のようだった
支倉芹香:「……………」
支倉芹香:アンティークな秒針の音だけが、静かに響いている。
三木燕真:そこに足を踏み入れれば、すぐに気づいた。
三木燕真:その姿に。そして、油絵や埃の鈍い香りではなく、その中の。
三木燕真:「……」一瞬、顔をしかめる。
支倉芹香:歴史の積み重ねた香りの中で、そこだけは空白のように空いている。
支倉芹香:「………ん」わずかに空気が通るような音がした。
三木燕真:向かいの椅子に座ろうと、ず、と軽く椅子を引く音がした。
支倉芹香:椅子に座る人が居る時は、検査の時間。
支倉芹香:絡繰のゼンマイが巻かれるように、まぶたに動きが生まれた
支倉芹香:「…………ん」
支倉芹香:海色の瞳に、円形にぼやけた光が入る
支倉芹香:「あら……」
三木燕真:その瞳が光をたたえたのを認めて。
三木燕真:「……起こすつもりじゃなかった」
支倉芹香:見慣れない店内をくるりと見回した後、椅子に座った人に目が向いた。
支倉芹香:「大丈夫ですよ」
支倉芹香:「泊まる場所もなさそうですし……」
支倉芹香:自分に掛けられたブランケットを不思議そうに見て、居住まいを正す
支倉芹香:「今日は、お疲れさまでした」
三木燕真:「そもそも飲食禁止らしいが……ああ」
三木燕真:「思ったよりは、骨のある任務だった」
支倉芹香:「はい。一日であんなに忙しいのは久しぶりでした」
支倉芹香:「……無理、してません?」
三木燕真:「……は?」
支倉芹香:「友人に剣を向けるのって、気分が良いものではないでしょう?」
三木燕真:「それを言うなら……!」
三木燕真:「あんたの、方だろ」
支倉芹香:「…………えぇ、まぁ」
支倉芹香:「そうですね。……そうでした」
三木燕真:「気づいてなかったみたいな物言いだな」
三木燕真:「……分かってるのか、知らないけど」
支倉芹香:ゆるく握った手をブランケットから出す。爪には紋様は浮かんでいない。
三木燕真:「あんたは、今回、本当に」
三木燕真:「本当に、マズいところだったんだぞ」
支倉芹香:「………そうですね」
支倉芹香:目を覚ます前。レネゲイドに酔っているとでも言うような高侵蝕状態は、ぼんやりと霞みかかっている。
支倉芹香:「少し、無茶をしちゃいました」
三木燕真:「……侵蝕所見データを見た。帰還不能域寸前だったと思しいって」
三木燕真:「何がしちゃいましただ」吐き捨てるように。
支倉芹香:精神と肉体に感応するレネゲイドの性質。それが少し、引きずられていた。
支倉芹香:「………もしかして」
支倉芹香:「三木さん、怒ってます?」
三木燕真:「……逆に怒ってないと思うのか?」
支倉芹香:「えぇと……私なら怒りますね」
支倉芹香:「はい。ご心配おかけしました」
支倉芹香:座った姿勢からゆるやかに頭を下げる
三木燕真:「頭なんて下げなくていい」
三木燕真:「だけど。もうしないで」
三木燕真:「普通の精神で居られなかったんだろうことは分かってる。分かってるけど」
三木燕真:「続けてけば、それが”普通”になるだろ」
三木燕真:「同じことが起きて、今度は、都合よくないかも知れない」
支倉芹香:「…………」
三木燕真:「何が起こるかは分からないんだ」
支倉芹香:「そう、ですね」
三木燕真:「……」
支倉芹香:同じ条件、同じ状態、どれだけ近似の条件を揃えても
三木燕真:「……本当に調子が悪いのか」
三木燕真:「普段だったら、なんか、こう」
支倉芹香:次は裏が出るかもしれない。………それを、何度も見て育ってきた。
三木燕真:「屁理屈でごまかすだろ」
支倉芹香:「屁理屈って」苦笑
支倉芹香:「普段、そんなこと思ってたんですか」
三木燕真:「屁理屈だあんなもの」
支倉芹香:「そんな……」
支倉芹香:「ただ、まぁ」
支倉芹香:「調子が悪いわけではないです。ホントですよ」
三木燕真:疑わしい目でじ、と見る。
支倉芹香:逸らさない。
支倉芹香:「ある程度レネゲイドに触れたほうが調子は良いんですって。今は落ち着いてますけど」
支倉芹香:「だから、なんといいますか」
支倉芹香:「今日は普段より動いたので、疲れてるだけです」
支倉芹香:「……なので」
支倉芹香:「ちょっとだけ愚痴を言いますね」
三木燕真:「……愚痴?」
三木燕真:「珍しい」ぼそりと。
支倉芹香:慣れないことをしましたので、と小さく返して。
支倉芹香:「きっと、防げたはずなんですよね」
支倉芹香:「……彼の問題は、燃費の悪さじゃなくて、使い方だったんですから」
支倉芹香:「同じ"能力"を使った時に、こちらに留まるのと、あちらに踏み越えた差」
支倉芹香:「私は、それを直させるために居たんです」
三木燕真:「正しい使い方を教えていれば防げたって?」
三木燕真:「それは……あんたは。あんたの生徒を見くびってるよ」
支倉芹香:「……え?」
三木燕真:「その月浦青葉っていうやつは。支倉芹香の言うことをなんにもなしに破るようなやつだったのか」
支倉芹香:「…………いえ」
支倉芹香:「人の話を聞く、良い子でしたよ」
三木燕真:「じゃあ、そいつが踏み越えるまで能力を使ったのは、そういうことじゃないの」
三木燕真:「そうしないと死んでたから、だ」
三木燕真:「そいつがか、そいつの周りの人がかは知らないけど」
支倉芹香:「………………」
三木燕真:「だから……その」
三木燕真:「教え方がとか、信頼がとか」
三木燕真:「そういうのじゃ、ない」
三木燕真:「……多分」
支倉芹香:紅梅色の輝きを思い出す。
支倉芹香:瑠璃色と並んだ時にとても綺麗に映える、あの瞳。
支倉芹香:「……………………あぁ」
支倉芹香:踏み越えた人が居て、踏み越えずに留まった人が居た。
支倉芹香:同じ条件の中で違いが出たと言うなら、それは。
支倉芹香:その分の負担を"請け負った"のだと、そういうことだ。
支倉芹香:「なるほど」
支倉芹香:「それは確かに、私が未熟でしたね」
支倉芹香:「ほんとに至らない先生です、私は」
支倉芹香:ふ、と頬が緩む。
三木燕真:「……あんたは」
三木燕真:「先生だけやるわけには行かないの」
三木燕真:「戦場に出るには、あんたの能力は、負荷が大きすぎる」
支倉芹香:「それは、三木さんもですよ」
支倉芹香:「動く度に負荷がかかるというなら、そちらの負担も相当でしょう。知ってますよ」
三木燕真:「……俺はこれしか出来ないし、俺しか居ないからいい」
三木燕真:「……あんたは。先生だろ」
支倉芹香:「先生だからです」
支倉芹香:「三木さんも言いましたよね。今回彼は私の教えをちゃんと守ったって」
支倉芹香:「だから、彼を咎める話じゃなくて」
支倉芹香:「ちゃんと守ったものを見て、行ったことを褒めてあげないといけません」
支倉芹香:「先生ですから」
支倉芹香:「ね?」
三木燕真:「……いや」
三木燕真:「違う」
三木燕真:「先生だから、じゃない。ないのか」
三木燕真:「……ない」
三木燕真:「あんたがそうなることが、嫌だ」
支倉芹香:「…………無茶をして、無理をして」
支倉芹香:「取り返しのつかないことが、ですか?」
三木燕真:こく、と頷く。
三木燕真:「あんたにだけは、そうなってほしくない」
支倉芹香:「ん……………」少し、指で自分の顎をなぞる。
支倉芹香:「三木さん」ちょいちょい、と手招き。
三木燕真:「……何」
三木燕真:そのまま寄る。
支倉芹香:体温の高い両手の平が、その顔を両側からぎゅ、と挟む。
支倉芹香:「あのですね」
支倉芹香:「今の話、そのまま自分も言われるとは思わないんですか?」
三木燕真:掴まれたまま正面にあるその顔を見る。
支倉芹香:「一緒に居て危なかったのに、一人におまかせしますー、って言えると思ってるんですか?」
支倉芹香:ぐ、と海色の瞳で真っ直ぐ見る。
三木燕真:「……あんたはもっと真っ当だろ」
三木燕真:「誰にだって、等しく、正しく、そう思える」
支倉芹香:「"真っ当"なんて贅沢品を、無茶をする言い訳にしないでください」
支倉芹香:「私が、誰かに対して等しくて、正しくて………特別な誰かなんて居ないみたいに言って、そんないじけた顔しないでください」
三木燕真:「……いじけてない」
支倉芹香:「うそ」
支倉芹香:「私だって、誰かを思う心に差をつけることぐらい、あります」
三木燕真:「……」
支倉芹香:「月浦さんは、まっすぐ私の特別になりたいって言ってましたけど」
支倉芹香:「三木さんはどうなんですか、そのあたり」
三木燕真:「……離して」
支倉芹香:「やだ」
支倉芹香:膂力は君のほうが上だ。
支倉芹香:「私にどうなってほしい、とばっかりいって。三木さんがどうなりたいか、聞いてませんよ?」
支倉芹香:「教えないと離しません」
三木燕真:「……」諦めてそのままにして。自分の左手を右手に添える。
三木燕真:右手の中指から指輪を外した。そのままポケットに突っ込んで。
支倉芹香:挟む手の力は、殆ど添えるだけになっている。
三木燕真:「あんたをそいつに渡したままにはしたくない」
三木燕真:「俺は、これと契約して」
三木燕真:「もう、乱されないと」
三木燕真:「誰かに入れ込んで、そいつを失うような」
三木燕真:「そういう……そういう振舞いは、もうしないって」
三木燕真:「そう誓って……なのに」
三木燕真:「なのに、真っ当を欲しがってるんだ」
支倉芹香:「ふふ」
支倉芹香:「わがままだなぁ」
支倉芹香:「渡したくないのに、自分はもう誰かに渡してるなんて」
支倉芹香:「でも、安心していいよ」
支倉芹香:「欲しがるなら、欲しがっちゃいなよ。理性的ってのは、無欲のことじゃないんだから」
支倉芹香:照明の下、瞳を楽しそうに細める
支倉芹香:「その理性」
支倉芹香:「乱してあげる」
三木燕真:手を振り払って、その体を抱きしめた。
三木燕真:「……全部、あんたのせいだよ」
三木燕真:「支倉、芹香」
支倉芹香:「そうだよ、忘れたの?」
支倉芹香:「私が何なのか」
支倉芹香:耳元で楽しそうに笑う気配があって
支倉芹香:「一緒に、真っ当を目指そうよ」
支倉芹香:「三木、燕真くん」
三木燕真:それは、自分の欲しい綺麗な言葉では無かった。
三木燕真:もっと、蠱惑的で、頽廃的で。
三木燕真:女の慰め方も、上手くは行かなかった。
三木燕真:慰められたのは、結局、自分の方で。
三木燕真:だけど。
三木燕真:彼女はそこに居た。土曜の零時は、とうに過ぎていた。
ダブルクロス The 3rd Edition 『土曜零時に待ち人は来ない』
恋は闇、あるいは惚れた病に薬なし。
けれども、夜が明ける。