『一夜二人転:皆方アイリ/諸星シエル』(GM:DT)


PC1:皆方アイリ(みなかた・あいり)( キャラシート )PL:今日日
PC2:諸星シエル(もろぼし・しえる)( キャラシート )PL:缶詰
本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.

メインログ雑談ログ

目次

Preplay

GM:それでは、『一夜二人転:皆方アイリ/諸星シエル』始めていきましょう。
諸星シエル:うおお~~
GM:かんたんに自己紹介をお願いします。皆方アイリさんから。
皆方アイリ:はーい
皆方アイリキャラシート
皆方アイリ:ニュートロン・スターこと皆方アイリ。大N市所属のUGNチルドレンです。
皆方アイリ:なんだかんだ稼働数も多くなりまして、前回は結構大きめの事件に関わったりもしました。
皆方アイリ:ちなみに前回についてはこちら(『片羽の百舌鳥』)で分かります。
GM:おつかれさまでした
GM:なるほど 要チェックというわけですね
皆方アイリ:そういうこと。まああたし自身はそんな特別なことないふつーのチルドレンです。
GM:ほんとかな~
皆方アイリ:チルドレンの割には世慣れしてるくらいですかね。距離が近いともよく言われます。
皆方アイリ:能力はピュアバロールで、重力操作一本でやってます。性能的には行動値デバフと範囲攻撃。
GM:重力の申し子!
皆方アイリ:今回は前回の事件とかとある先輩についての話をシエルちゃんに聞いてもらうことになってます。
GM:まあ!一体どんなお話をするんでしょうね
皆方アイリ:なんかすごい色々あったので……。一人で考えるの疲れてきて……。
GM:たくさん相談しましょうね
皆方アイリ:相談します。よろしくお願いします~。
GM:よろしくおねがいします!
GM:ではそんな相談相手の諸星シエルさんおねがいします~
諸星シエル:はいはーい
諸星シエルキャラシート
諸星シエル:"ポータル"の諸星シエル(もろぼし・しえる)、UGNエージェントです。
諸星シエル:身体が弱く病弱で、その正体はFHに所属するエージェント……でした。
諸星シエル:諸々あった結果、素敵な出会いに導かれて悪逆非道のFHから離反。今では正義を胸にUGNに所属していますっ
諸星シエル:アイリとはその際に知り合いました。
諸星シエル:見た目は銀髪ウェイビーフワフワ少女、戦いになると服や靴に仕込んだナイフを取り出し戦ったりします。
GM:フワフワ~♡
諸星シエル:いえいいえい
GM:仕込み武器~♡
諸星シエル:派手に特殊な能力は無いです。目がいいのとちょっと身軽。よろしくね。
GM:ほんとかな~
諸星シエル:嘘つかないわ~
諸星シエル:なんか友達のアイリの彼氏?が指名手配とかされたり解除されたりで大変なことになってたので、のんびりお悩み相談をします。
諸星シエル:よろしくおねがいします
GM:そんなたいへんなことに……
GM:きっとその絡みの相談でしょうね よろしくおねがいします!
GM:それでは早速始めていきましょう 一夜二人転
GM:こたびのお題は『動物化』です。よろしくおねがいします~
諸星シエル:よろしくおねがいします!
皆方アイリ:よろしくお願いしまーす


◆Opening ◆

GM:【オープニング】
GM:※OP~ミドルの侵蝕率は一律80%で固定、変動しないものとします。

GM:【某所 フルーツパーラー】
GM:季節のフルーツを使った菓子が楽しめるだけでなく、紅茶の種類も豊富に取り揃えた、落ち着いた雰囲気のカフェ。
GM:フェミニンな雰囲気の店内は、ほとんどが女性客で溢れかえり、賑やかな、しかしゆったりとした様相を呈している。
GM:そのうちの一席。ゆるく衝立が設けられ、半個室のような雰囲気の二人用ブース。
GM:そこに彼女らの姿はあった。
諸星シエル:細長いフルートグラスに、イチゴや季節のフルーツ、クリームを中心としたパフェが盛られている。
諸星シエル:「じゃ、まずはお疲れ様ということで。乾杯」
諸星シエル:細長いスプーンをクルクルと回す。
皆方アイリ:「かんぱい~」
諸星シエル:「いえー」グラスを持ち上げるわけに行かないのでフチをコツンと叩いて音を鳴らす。
皆方アイリ:こちらもフルーツだけでなくチョコアイスやクリームで彩られたパフェグラスの淵を叩く。
諸星シエル:「しかしまぁ、無事で良かった……で、良いのよね?」ポットで注文した紅茶を二人分注いで湯気を登らせる。
皆方アイリ:「うん。事件自体は無事に解決したよ」
皆方アイリ:「先輩の容疑も晴れたし、あたしの査察部出向も終わったし。やっと一心地着いたって感じ」
諸星シエル:「そ、良かった」
諸星シエル:「あなた達が大変そうな話、こっちにも聞こえてきてたわよ」
皆方アイリ:「まあそりゃね……」
皆方アイリ:ここら一体で連続して起きていたUGN関係者殺害事件。
皆方アイリ:その容疑者として先輩――逢河雷魚が全国で指名手配され、関係者ということで自分が査察部に出向したのももう数週間ほど前の話。
皆方アイリ:先輩の容疑は冤罪だったと証明され撤回されたものの、後始末に追われたりなんだりで結構長いことバタバタしていた。
諸星シエル:「カラオケの練習してたら、知り合いがいきなり指名手配されてるんだもん。びっくりしちゃった」
諸星シエル:「あ、一応なにか力になろうとは思ったのよ?」
諸星シエル:「私がでたら拗れるな~、と思ったから行かなかったけどね。元FHですし」
諸星シエル:んー、と雲のようなクリームを一口掬ってご満悦
皆方アイリ:「まあ、そもそも査察部主体での捜査だったからねぇ。基本は機密扱いだったし」
皆方アイリ:「気持ちだけでも嬉しいよ~」
皆方アイリ:こちらもクリームとフルーツを頬張ってはしみじみと味わっている。
諸星シエル:「そっか、よかった~」
諸星シエル:「いや、正味な話、アレでしょ? 私の周りって組織を裏切る前例って多いわけで」実体験と周りの人間と。
諸星シエル:「私がUGNでそっちがFHになったら喜劇ね…と心配してたわ」
諸星シエル:「杞憂で良かったけど」
諸星シエル:紅茶にストレートで一度口をつけた後、シュガーポットから砂糖を入れる。
皆方アイリ:「……あたしが査察部に出向になったの、その辺の監視もコミだったのかもなぁ」
皆方アイリ:かつてはFH、今は厚生施設に居る姉の顔を思い浮かべてちょっと遠い目。
諸星シエル:「血は争えない、とか思われてたのかしらねぇ」同じ顔を思い浮かべる。
皆方アイリ:「まあでも、先輩だし。マジでそうとは思ってなかったでしょ?」
諸星シエル:「いやぁー」
諸星シエル:「FH行った相手も慮る雷魚がそんなことしてたら、まぁジャームだな~って思っちゃうわね」
諸星シエル:「マジでは思ってなかったわ。マジです」
諸星シエル:「ともあれお疲れさまでした」ペコリと軽く頭を下げる
皆方アイリ:「まあ流石に疲れたかな……。色々あり過ぎて……」
皆方アイリ:珍しく素直に吐き出して、グラスやカップを避けながらぺたんと机に突っ伏す。
諸星シエル:「あら……珍しい。お疲れモードね」勝手に皆方さんの紅茶にミルクと砂糖を足す。甘い物補給
諸星シエル:「アイリがそんなになるってことは、ほんとに大変だったのね。で、どんなことがあったの?」
諸星シエル:イチゴの瑞々しい酸味に楽しそうにキューと顔をしかめる。
皆方アイリ:「んー……。話すと愚痴になっちゃうけど、良い?」
皆方アイリ:事件を通して非常に色々怒ったり疲れたりしたので、愚痴にならずに話せる自信はない。
諸星シエル:「聴きましょう」紺色の落ち着いたワンピースに厚手の上着。学校に通うためにストレートパーマを当てた髪がふわりと揺れる。
諸星シエル:シスターのロールプレイをしながら懺悔を聞くモード。
諸星シエル:「ふふ、一度聞いてみたかったのよね。友達の愚痴って」
諸星シエル:長いスプーンをロザリオ代わりに構えた。
皆方アイリ:「じゃあ甘えちゃお~」 なんだかんだ事件中気を張り続けてはいた。今回はありがたく吐き出させてもらおう。
諸星シエル:「ちゃえちゃえ~」
皆方アイリ:「まず前提なんだけどさ。先輩が指名手配されたじゃん」
皆方アイリ:「でもまあ、あの先輩がそんなことするわけないじゃん」
諸星シエル:「うんうん」頷く
皆方アイリ:「だからあたしとしては、早いとこ真相突き止めて容疑晴らしてやろ!くらいの気持ちで居た訳ね」
諸星シエル:「まぁそうよね。UGNって調査とか得意だしね」
皆方アイリ:「そうそう。なんか捜査する権利ももらえたしね」
諸星シエル:「万全ね。で、その気持ちのアイリさんはどうしたの?」
諸星シエル:エアマイクで取材のポーズ。
皆方アイリ:「その気持ちだったから査察部の捜査にも参加して、とにかく調べたり関わってるっぽい事件解決したりしてたんだよ」
皆方アイリ:「査察部でも、なんか思ったより疑われたり強く当たられたりしなかったし……意外とやりやすかったまであるかも」
諸星シエル:「へぇ~。それは良かった」
諸星シエル:「意外……でもないか。向こうからこっちに来ることも有るし、裏切りとか一件一件吊るし上げるわけにも行かないのかもね」
皆方アイリ:「ね。イメージ先行で怖がってたけど、偏見持ってちゃやってられない仕事でもあるし」
諸星シエル:「じゃ、順調だったんだ?」
皆方アイリ:「そうそう、事件調査としてはまあまあ順調だったんだけど……」
皆方アイリ:「途中で先輩の方からこっちに連絡があって」
諸星シエル:「おぉ」
皆方アイリ:「それの内容がねー……」 言いながら少し椅子の背に凭れる。
皆方アイリ:未だに思いだすとちょっとイラっとくるというか腹立たしいというか。
諸星シエル:「内容が~?」鏡合わせのように背もたれに身体を預ける。フルーツおいしい。
皆方アイリ:「……危ないから関わるな、俺に何かあったら忘れて幸せになれって」
皆方アイリ:「要約するとそういうこと言われた」
諸星シエル:「わぁ~………」
諸星シエル:「忘れられなさそ~」
皆方アイリ:「いや、今ソコじゃないじゃん話すべきこと」
皆方アイリ:「あたしの話じゃなくて先輩の話のターンじゃん」
諸星シエル:「はい」
諸星シエル:「『何かあった』のが今じゃん、ということね」
皆方アイリ:「そう!進行形なんだよね」
皆方アイリ:「全国指名手配が何かに該当しないならもう、何が該当するのって話じゃん」
諸星シエル:「デッド・オア・アライブだもんね」
諸星シエル:「デッドって言っちゃってる」
諸星シエル:「え~、心配~」
諸星シエル:「え? で、どうしたの?何かあったから忘れたの?」
皆方アイリ:「そうなんだよ~。入ってくる情報でも半死半生みたいなこと言われてるし」
皆方アイリ:「……いやまあ、忘れませんって言ったけど……」
皆方アイリ:今までと打って変わった小声で、やや目を逸らしつつ。
諸星シエル:「…………ヒュゥ~」
諸星シエル:「かっこいい」
諸星シエル:口元を緩ませる。
皆方アイリ:「いやほら、だから今あたしのターンじゃないから」
皆方アイリ:「というかうん、実はここまだ本題じゃないから」
諸星シエル:「前フリの火力高~」
諸星シエル:「てかまだ本題有るんだ」
皆方アイリ:「有るんだよこれが……いやまあここまでだけでも大分アレなんだけど……」
諸星シエル:「ほうほう」
諸星シエル:「全国指名手配の冤罪晴らすためにやってきて、本人にそう伝えたアイリの連続ターンだけど……」
諸星シエル:「いったいどんな本題なのかしら」
皆方アイリ:「……」 一瞬迷うように視線を逸らしてから。
諸星シエル:ニコニコと見ている
皆方アイリ:「言い忘れてたんだけど、ここでの話ナイショにしてもらっていい?」
皆方アイリ:「他の友達は勿論、それこそ先輩にも」
諸星シエル:「む。……良いでしょう」
諸星シエル:「今日の私はシスター・シエルですからね。懺悔の内容を他には漏らしません」
皆方アイリ:「助かる~。……で、ええと。本題がね……」
皆方アイリ:「……事件が終わった後、先輩と話して。というかまあ、お説教してね」
諸星シエル:「あ、やっぱりお説教したのね。そうよね……それで?」
皆方アイリ:「忘れろとかそういうの二度といわないでください的な話をしたわけ」
皆方アイリ:「そしたらなんか……」
諸星シエル:うんうんと頷きながら聞く。
諸星シエル:「なんか?」
皆方アイリ:「…………」 話の途中から弄っていたせいで、すっかりヨレてしまったお手拭きから目を逸らして。
皆方アイリ:「なん、か。……プロポーズ、されて」
諸星シエル:「……………?」きょとん。
皆方アイリ:頬が見るからに赤い。が、喜んでいるというにはかなり複雑そうな表情。
諸星シエル:その頬の赤みを見て、どうやら聞き間違いでも、話が飛んだわけでもないと理解。
諸星シエル:「え」
諸星シエル:「プロポーズ……??」
皆方アイリ:「……」 こくんと頷く。
諸星シエル:目はいい方。相手が何を考えてるか、至近距離では大事なことですし。考察とか得意だと思ってます。
諸星シエル:その視力で友人の赤い顔を見て。
諸星シエル:「ど、」
諸星シエル:「どういうこと…!?」
皆方アイリ:「そ、そうなるよね!?おかしいよね!!?」
皆方アイリ:バッと思わず身を乗り出す。なんか一人で考えすぎて、流れがおかしかったかどうか自体分かんなくなってきていた。
GM:話に熱中している中、ふと気づくと。いつの間にか。
GM:バラのような香りが充満してする。仄かに、というレベルではない。
GM:異臭と言っても差し支えないほどに。
諸星シエル:(あ、よかった。今のはおかしい判定でいいのよね。私が世間知らずではなく。うん)ほ、と息を吐きながら、ふとそれに気付く
諸星シエル:「………!」
諸星シエル:「アイリ、これ」真面目な声。
皆方アイリ:「え?」 シエルちゃんの真面目な顔に一瞬きょとんとするが。
皆方アイリ:「……!」 匂いに気付いた瞬間表情を引き締める。
GM:それだけではない。視界にも煙のようなものがもくもくと。
店員:「皆さん避難してください~!」店員が声を掛け、客が続々と退店していく。
諸星シエル:「先導するわ。アイリは頭を下げて、周りに気をつけてね」ハンカチで口元を抑えながら、アイリの手を引いて出口を目指す
皆方アイリ:「りょーかい」 誘導に従いつつ、レネゲイドの気配があるか周囲へと気を配る。
皆方アイリ:煙によって視界は悪く、前を行くシエルちゃんの背も見えない。そのため途中からはレネゲイドの探知もストップで退避に集中し――。
皆方アイリ:「……はあ」 どうにか店の外へは出ることが出来た。
皆方アイリ:「すごい煙だったね……。火事って感じはしなかったけど、何が原因なんだろ」
皆方アイリ:「あたしたちの出番になるようなことじゃないと良いけど」
皆方アイリ:そう言いながら、店からシエルちゃんへの方へと振り返り。
白猫:「薔薇の匂いだったし、焦げ臭さは感じなかったものね」という声は、君の隣……下の方から聞こえた。
白猫:手を握っていたはずの少女の姿はなく、代わりに長い尻尾が手に握られている。
白猫:白猫だ。ふわふわとした白い手触り。伸びをするような体勢は細く、額の毛の色が少しだけ変わって模様になっている
白猫:「まぁ、アロマとかかしら……アイリ?」横を向けば足。
皆方アイリ:「へ?」 空ぶった視線が徐々に下に降り、猫を映したと思うと目が丸くなる。
白猫:君の名前を呼びながら、白猫が君を見上げる。
白猫:「…………貴方」
白猫:「すごい成長期ね」
白猫:君の知る少女のような声と口調で、白猫が話しかけた。
皆方アイリ:「いや……え?」
皆方アイリ:「シエルちゃん?」
白猫:「あら、あの煙に幻覚作用でもあったのかしら。貴方の友達、絶賛お悩み相談受付中の────」
白猫:くる、としっぽを丸めて
諸星シエル:「諸星シエルよ」



GM:オープニング終了。ロイス取得可能です
皆方アイリ:シエルちゃんに〇友情/困惑で取得します
諸星シエル:アイリに○P友情/N同情で取得します
GM:OK!


◆Middle01◆

GM:【ミドルフェイズ】

使用技能:〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉
難易度:6
最大達成値:9
目標進行値:0/4

財産点使用可能。
特殊ルールとして、片方が〈意志〉で支援判定を行い、成功した場合、もう片方の達成値を+3し、最大達成値を10とする。

GM:FS判定になるよ~
GM:ハプニングチャートを振ります
GM:1d6
DoubleCross : (1D6) → 5

GM:5:ちょっとした荒事・戦闘が必要な局面。
ラウンド中の使用技能を≪白兵≫≪射撃≫≪RC≫に変更する。

皆方アイリ:荒事だ
GM:必要らしいです 荒事が
諸星シエル:たいへん
GM:頑張って判定してみてください≪白兵≫≪射撃≫≪RC≫で6です
皆方アイリ:はーいRCで行きます
諸星シエル:じゃあ荒事なので白兵をしましょう。《光の舞踏》を使用
皆方アイリ:4dx+1>=6
DoubleCross : (4DX10+1>=6) → 7[3,5,7,7]+1 → 8 → 成功

GM:さすが!
諸星シエル:7dx+4>=6
DoubleCross : (7DX10+4>=6) → 10[1,3,5,5,5,6,10]+8[8]+4 → 22 → 成功

諸星シエル:ダンス!
GM:すごい!
皆方アイリ:つよつよ
GM:お見事。問題なくこなし、進行値は2/4に。



GM:どうやら、諸星シエルさんは猫になってしまったようです。
GM:そして、それはあなただけではありません。
GM:あなた達と同じように、店から出てきた人たち。
GM:その中に何匹も猫の姿があります。
GM:店内に猫など一匹も居なかったはずなのに。そして。
:「なにこれ!?」「私どうなっちゃったの!?」といった声が、周囲から聞こえてくる。
諸星シエル:「え?……え?」キョロキョロを見回す
諸星シエル:「何?どうなったのこれ?」
皆方アイリ:「あー……。やっと平和に帰ってきたと思ったけど、そうだった。これがこの街の通常運転だった」
皆方アイリ:天を仰いで一言嘆いた後、シエルちゃんの前にしゃがみ込んで。
皆方アイリ:「シエルちゃん。周りを見たら察しが付いたりするかもしれませんが」
諸星シエル:「うん……?」
皆方アイリ:「あなたは今ネコになってます」
諸星シエル:「は……?」
諸星シエル:身体を確かめようとして両手を持ち上げ、べしょりと地面に突っ伏す四足歩行。
諸星シエル:「…………わ、わぁ~?」
諸星シエル:「アイリ!なんか……ネコだわ!」
諸星シエル:ぐわー、と感情を表すようにしっぽがピンと伸びる
皆方アイリ:「いやうん、あたし的にはネコだねとしか言いようが無いんだけど」
皆方アイリ:「喋れは普通にするんだね?体調とかその辺はだいじょぶ?」
諸星シエル:「え…うん。特に痛いところはないわ。……普段より身体はよく動く気がするけど」
皆方アイリ:「そりゃまあ、ネコだし。体は柔らかいだろうけども」
諸星シエル:「そ、そうね………ニャーオ」猫のような声
諸星シエル:「逆に鳴き声も出来るみたい…」
諸星シエル:「あ、その。違うわよ」
諸星シエル:「別に、今まで猫が人に化けてたわけじゃないわよ?」
皆方アイリ:「いやまあ、そこは疑ってないけど……」 目の前でくるくる動く白ネコを見つつ唸って。
皆方アイリ:「これ、R案件だよねぇ」 さっきまでいた店の方に目を向ける。
諸星シエル:「そうね……あ、うん、そうね」
諸星シエル:「あの煙が怪しいわ」人垣の向こうにある店の方を見ようとウロウロ。
GM:そうやって訝しむ君たちの目の前。
GM:同じくネコに変えられたと思しき元客のネコを、一人の少女が抱えあげる。
“セタリア・ヴィリディス”:「おお……おお……!」メガネを掛けた茶髪の少女。
“セタリア・ヴィリディス”:「成功だ!」
“セタリア・ヴィリディス”:「猫ちゃ~んこんにちは~?」
:「だれ!助けて!」
諸星シエル:「…………アイリ。こういうときUGNだと、疑わしい発言をする相手は普通に疑って良いのかしら」
“セタリア・ヴィリディス”:「おお……」
“セタリア・ヴィリディス”:「しゃべってる……」
皆方アイリ:「……状況にもよるけど、疑うのはまあ普通じゃないかな」
皆方アイリ:「いきなり殴りかからず事情を聴くことから始めるなら、UGN的にもセーフだと思う」
“セタリア・ヴィリディス”:「あっそっちの猫ちゃんも!」だだだっと寄ってくる。
諸星シエル:「なるほどね……」
“セタリア・ヴィリディス”:「白猫ちゃんだ~♡かわいい~~~」
“セタリア・ヴィリディス”:「こんにちは~」かがみ込んで挨拶してくる。
諸星シエル:「こんにちは」威嚇するようにしっぽを向ける。ふわふわ。
諸星シエル:「この状況に驚いてなさそうね、貴方」
諸星シエル:「なにか知ってるなら洗いざらい話すと良いわ」
“セタリア・ヴィリディス”:「ええ~!」
“セタリア・ヴィリディス”:「めちゃかしこ猫ちゃんだあ」
“セタリア・ヴィリディス”:「あのね、私、猫ちゃんとおしゃべりしたいなって思って」
“セタリア・ヴィリディス”:「それができるお香を買ったの。本物だったみたい」
“セタリア・ヴィリディス”:「こうやって猫ちゃんとお話できるなんて夢みたい……」
“セタリア・ヴィリディス”:「お姉さんのペットですか?お名前は?」顔を上げて問う。
諸星シエル:「なるほど………?」
皆方アイリ:(お香を買う……。レネゲイドアイテム売ってるセルがあったし、アレかな……?)
皆方アイリ:「ああ、えーと……シエルちゃんです」
“セタリア・ヴィリディス”:「シエルちゃん!かわい~~~ 撫でてもいいですかウェヘヘヘ……」
諸星シエル:「いえ、まず猫ではないし、アイリのペットでもないのだけど……」
皆方アイリ:(まあほら、この子自身がオーヴァードかちょっと判断付かないし)
皆方アイリ:(ここは一回口裏合わせてどこで買ったかとか聞く感じでも良いんじゃない?)
諸星シエル:(あぁ……アイテムだけ使った一般人の可能性も考えなきゃいけないのね……)ヒソ
皆方アイリ:猫の形になった耳にこしょこしょと囁く。
諸星シエル:「ひょわっ」ピクピクと耳が動く。
“セタリア・ヴィリディス”:「ま~~~♡」
諸星シエル:「……こほん。あぁもう、撫でるのは背中なら許してあげるから」
諸星シエル:「そのかわり、さっき言ってたお香とやらについて教えてもらえる?」
“セタリア・ヴィリディス”:「おお……」早速撫でながら。
“セタリア・ヴィリディス”:「ああ、このお香はね、セルの伝手でそういうの売ってる行商の……」
“セタリア・ヴィリディス”:「ああわかんないかえーっと、会社に来たセールスの人から」
“セタリア・ヴィリディス”:「擬似的に適応因子を植え付けるだっけな。とにかくえーっと、不思議な力?」
“セタリア・ヴィリディス”:「そう、魔法のお香なのです」
“セタリア・ヴィリディス”:「はあ美しき毛並み……」
諸星シエル:「セルってことは思いっきり当事者ってことよね、この悪逆FH!」
諸星シエル:背中を撫でる腕を、長い尻尾が容赦なく叩く!整えられた毛並みがふわりと肌をなでて極上の感覚でしょう!
“セタリア・ヴィリディス”:「えっなんで猫ちゃんがFHって……はわ~っ♡」
諸星シエル:「もう、死角………!アイリ!」
諸星シエル:口調だけは真剣に、じゃれる猫のような動きを繰り出している。
皆方アイリ:「はーい、取り押さえさせてもらいますねー。事情聞かせてくださいねー」
皆方アイリ:少女の頭上に魔眼が瞬く。同時に少女の動きを制限するように重力が強まっていく。
“セタリア・ヴィリディス”:「遊びたいのかな~?……ってえっ、ちょ、これ何よ!?」
“セタリア・ヴィリディス”:「お姉さんオーヴァード……!?」
皆方アイリ:「ですね。セルが分かるならUGNも伝わりますか?」
皆方アイリ:「UGNチルドレンのニュートロン・スターです。ちょっとお話ししましょうか」
諸星シエル:「私は"ポータル"よ。神妙にお縄に付きなさい」お澄まし顔の猫
“セタリア・ヴィリディス”:「えっUGNって猫のエージェント居るの」
諸星シエル:「え、一応、話す猫とか狐の話を聞いたこと有るけど……て、そうじゃなくて」
諸星シエル:「貴方が猫にしたのよ。とっとと戻してもらわないと困るわ」
“セタリア・ヴィリディス”:「えっちょっと待って」
“セタリア・ヴィリディス”:「元人間……?」
“セタリア・ヴィリディス”:「喋れるようになった猫ちゃんではなく……?」
諸星シエル:「喋れるようになった人よ」
諸星シエル:くりっとした丸い目をじとー、と細めていく。
“セタリア・ヴィリディス”:「……だ、騙された!」
“セタリア・ヴィリディス”:「猫と喋れるアイテムじゃないじゃん!」
皆方アイリ:「まあ嘘というか方便というか……」
皆方アイリ:「ともかく、それを買ったルートとかそもそもあなたの所属とか」
皆方アイリ:「色々話してもらいましょうか?」
“セタリア・ヴィリディス”:「や……やだ!」
“セタリア・ヴィリディス”:「拘束されてる間は……愛でれないってことじゃん!」パリン、と瓶のようなものを割る。
皆方アイリ:(そこ……?) と思いつつも咄嗟に腕でガード。
“セタリア・ヴィリディス”:香水瓶だ。中からバラのような臭気が漂う――否。薔薇の匂いではない。
“セタリア・ヴィリディス”:諸星シエルにはわかる。もっとフワフワと気持ちよくなるような。
諸星シエル:「結果だけ見ればそうよね……私のとこでも見たこと有るわ。昔、レン…いえ知り合いが行商から買い込んだとかで……」フ、と遠い目になりかけて首を振る。
諸星シエル:「……何?この匂い。嗅いだことが有るような……ん、わからないわね。もうちょっと必要かしら……スンスン…」
諸星シエル:フワフワとした香りが鼻孔をくすぐり、一呼吸ごとに心地よくなる。もっと吸っていたいような、いやでもそんな場合ではないし…
“セタリア・ヴィリディス”:煙が充満していき、力がフッと一瞬抜けたかと思うと、姿がかき消えてしまう。
“セタリア・ヴィリディス”:「捕まってたまるか~!もうこの際元人間でもいい!」
“セタリア・ヴィリディス”:「猫ちゃんとイチャつきパラダイスを止めさせるものかよ!」
“セタリア・ヴィリディス”:捨て台詞のように言いながら煙の中を逃げ去っていく。
諸星シエル:「あ、こら、待ちなさい!もう一瓶よこしなさい……間違えた。とにかく待ちなさい!」
皆方アイリ:「待って待って待って情報量が多い!」
皆方アイリ:「シエルちゃんの呟きが聞き捨てならないしあの子の目的も順当だけどそこなんかい!ってなるし」
皆方アイリ:「シエルちゃん本能に負けかけてるし!」
皆方アイリ:「とりあえず追うよ!?」
諸星シエル:「違うの。これは体が勝手に…」香水瓶の破片を選り分けながら匂いのもとを辿ろうとしている。
皆方アイリ:「それが負けかけてるってことじゃん……。ほら行くよ!」
皆方アイリ:ひょいと抱え上げた後、逃走した少女を追って駆けだす。
諸星シエル:「あぁ~~」アイリに担ぎ上げられ運ばれる
諸星シエル:匂いのもと……マタタビの香りから離れて、なんとか正気に戻りました。



GM:2ラウンド目!

使用技能:〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉
難易度:6
最大達成値:9
進行値:2/4

GM:ハプチャ!
GM:協議の結果ハプはこれになったよ~

3:状態変化がもう片方に反転、あるいは両者になる。既に両方が陥っているシチュエーションの場合は片方が解決、もう片方が深刻化する
ラウンド中達成値-2

GM:判定してもらいましょう
皆方アイリ:ではコネ:UGN幹部使ってUGNで判定します
皆方アイリ:6dx-1
DoubleCross : (6DX10-1) → 9[1,2,4,6,7,9]-1 → 8

皆方アイリ:OK
GM:セーフセーフ
諸星シエル:コネがないや。素振りで
諸星シエル:4dx-1>=6
DoubleCross : (4DX10-1>=6) → 5[1,1,3,5]-1 → 4 → 失敗

諸星シエル:お金ならあります。2点ペイ。
諸星シエル:残り4点。
GM:お大尽!
GM:では進行値が4/4になって突破だよ~
諸星シエル:やった~



GM:君たちは逃げ出した犯人を追走していた。
GM:一人の少女と一匹の猫……としてではない。
皆方アイリ:「……なんで」
皆方アイリ:ビスケット色をした柔らかい毛並み。ネコにしてはやや垂れがちのピンクの瞳。足先と尻尾の先だけ白い洒落た模様。
皆方アイリ:もふもふと長めの毛足は触ればとても心地良いんだろう。短い前足で抱えた頭ももふもふだから。
諸星シエル:「えーと………可愛いと思うわよ?」フォロー。
皆方アイリ:「言葉は嬉しいのに状況的に喜べない……」
GM:近隣支部からの連絡によれば、あの香水はレネゲイドアイテムであり、
GM:おそらくは獣化因子の強制発現の作用があるのだろうと。
諸星シエル:「モフモフしてる……猫の種類は変わるのね」
諸星シエル:こちらは短毛種として身体のラインがスラリとでている。
諸星シエル:慰めるように肉球でアイリを撫でてみると心地よい感触が返ってきた。うわ、柔らか。
諸星シエル:「店中に回ってたから、アイリも少し吸っちゃったのね…」
皆方アイリ:もふもふの長毛種かつ小柄である。小柄なのを差し引いてもシエルちゃんに比べれば足が短く見える。
皆方アイリ:「そりゃまあ、言われてみればそうだけど……。油断してたと言われたら言い返せないけど……」
諸星シエル:「まぁ、私が油断どうこう言うとこちらも言い返せないものね」
皆方アイリ:「これいつ戻るのかな……というか戻るのかな……」
皆方アイリ:「いやまあ、戻るにしろ戻らないにしろとりあえず追っかけないとだけど……」
諸星シエル:「そうよね……」
諸星シエル:「うーん……もし戻らなかった場合、穂積とか雷魚の家ってペット可かしら…」
諸星シエル:スンスン、と鼻を鳴らしながら歩いている
皆方アイリ:「ネコとして生きることを受け入れないで!?」
皆方アイリ:とぼとぼと追いかける。歩幅が違うのでちょっと早足。
諸星シエル:「違うの。念の為よ、念の為」
諸星シエル:膝の上に猫を乗っけるような想像が浮かぶ吹き出しをかき消す。
諸星シエル:動きを試すように道端の塀に登ったり降りたりしている
諸星シエル:「うん。戻らないと困るわよね。それが第一目標よね」
皆方アイリ:「だよ。困るでしょ、このままだと」
皆方アイリ:それを見上げつつ大人しく路上を行く。運動神経が良いわけではないので冒険しない。
諸星シエル:普段も運動に向いてない自分の体をレネゲイドで操作して動かしている。ちょっと慣れてきた。
諸星シエル:「困るわよね。アイリも……まぁほら……プロポーズされたばっかだもん…ね?」なんとなく気を遣う言い方。
皆方アイリ:「え、や!それは、……今は関係無いじゃん」
諸星シエル:「ん、まぁそうね。歩きながらする話でもないか」
諸星シエル:「気になる相手がいきなり居なくなった!みたいな騒ぎになっちゃうかもだし、早く解決しないとね」
皆方アイリ:「ね。かなり被害規模も大きかったし……」
諸星シエル:「一般人もかなり巻き込まれてたものね。……こういうとき、隠蔽しなきゃいけない人たちも大変ねぇ」
諸星シエル:時折スンスン、と鼻を鳴らして地面を嗅ぎながら先導していく。
皆方アイリ:「まあねぇ。そっちはそっちで専門の班が居るから、あたしも詳しい訳じゃないけど」
諸星シエル:「そんなこと言ってると、またなんかの拍子に呼び出されそうね」
皆方アイリ:「やめてやめて。しばらく出張はお腹いっぱいだって」
諸星シエル:「ふふ。優秀な人員は大変だ」
諸星シエル:「たまの休みにも事件に巻き込まれるんだから大変ね、アイリも」
諸星シエル:二手に分かれたT字路。迷わず右に進んでいく。
皆方アイリ:「そこはまあ、この街住まいのUGNなら日常茶飯事でしょ」
皆方アイリ:「シエルちゃんだって巻き込まれてるし」 もふもふと尻尾を揺らしながら続く。
皆方アイリ:「そういや、シエルちゃんは最近どう?任務とか事件とか」
諸星シエル:「んー?たまには有るけど、そこまでじゃないわよ?」
諸星シエル:「ほら、私色々あって市外から来たから。手が空いてる時に、って感じです」
諸星シエル:「だからまぁ…びっくりしたわ。この街の事件数、UGNもFHも元気すぎね」
皆方アイリ:「ホントにそう。あたしも移ってきたときビックリしたもん」
皆方アイリ:「そもそも街中でワイバーン飛んでたりスラム街みたいな地区あったり」
皆方アイリ:「秘匿義務、ほぼほぼどっか行ってるじゃん」
諸星シエル:「うん……」
諸星シエル:「私、最初に出会ったのがここのUGNだったら、多分最初からUGNで頑張ってた気がするわ」
諸星シエル:「真面目に眼鏡なんか掛けたりしてね」
諸星シエル:「というか報告書読んだけど……定期的に湧いてくるワイバーンてなに?なにかの暗喩?」
諸星シエル:尻尾がはてなマークを描く。
皆方アイリ:「いや、マジのワイバーン。ドラゴン的なやつ」
皆方アイリ:残念ながらと首を横に振る。顔に比しておっきめな耳もふるふる。
諸星シエル:「マジなんだ……」
諸星シエル:「正直、アイリや雷魚の能力規模で一般エージェントって何?と思ってたんだけど…」
諸星シエル:「文字通りの登竜門みたいにドラゴンスレイヤーを望まれるの、話に聞いてたより凄まじいわよね」
皆方アイリ:「アレ倒すための基本単位バディだからね」
皆方アイリ:「何なら一人一頭かそれ以上の数宛がわれたりもするし……」
諸星シエル:「へえ……怖……」
諸星シエル:「ま、そんな百戦錬磨なら、こんな事件もササッと解決出来る気がしてきたわ」
諸星シエル:アイリの周りをくるりと回りながら器用に前に進む。
諸星シエル:ふわり、と心を落ち着けるような香りが漂った。
皆方アイリ:「流石にネコになるのは初めてだからね?あんま期待しないでね?」
諸星シエル:「はいはい。まぁ、アイリだけに任せるつもりもないわ。安心して」
諸星シエル:猫の顔で得意げに流し目を送る。
諸星シエル:「………むっ」そのまま真剣な顔。
諸星シエル:「どうやら近いみたいよ、アイリ」スンスン、と鼻を鳴らして足早になる
皆方アイリ:「……いやあの」
皆方アイリ:「臭いで追跡って馴染みすぎでしょ、ネコに!」
諸星シエル:「……………」その言葉にゆるり、と足を止めて。
諸星シエル:「ええとね、アイリ。誤解よ。思い出してほしいのだけど、さっきのアイツは香水瓶をエイって叩きつけたじゃない?」
諸星シエル:「つまり一番近くに居たあの子にもこのいい匂いが、じゃなくてこの匂いが染み付いて体が勝手に。いえそうではなく」
諸星シエル:「…………」
諸星シエル:「うん、近いわね!行くわよアイリ!!」ダッ!!
皆方アイリ:「あ、コラ!完全に誤魔化したでしょ今!」
皆方アイリ:「取り押さえるんだからね!?骨抜きとか止めてよ……ていうか」
皆方アイリ:「歩幅違うんだから走らないでよー!!」
皆方アイリ:やや置いてかれ気味になりつつバタバタ追いかけていく。
GM:君たちは逃げ出した犯人を追走していく。
GM:二匹の猫として。進め!猫ちゃん達!がんばって!



GM:シーン終了です。ロイス取得および購入が可能です
諸星シエル:「“セタリア・ヴィリディス” ○P執着/N人の尊厳」で取得
皆方アイリ:ロイスはセタリア・ヴィリディスに尽力/〇困惑で取得します
皆方アイリ:購入はワンチャンメイド服かな
皆方アイリ:4dx>=20
DoubleCross : (4DX10>=20) → 6[3,4,5,6] → 6 → 失敗

皆方アイリ:無理ー 以上!
諸星シエル:じゃあこっちもワンちゃんネコちゃん。メイド服狙いで
諸星シエル:4dx+1>=20
DoubleCross : (4DX10+1>=20) → 10[1,1,8,10]+7[7]+1 → 18 → 失敗

諸星シエル:2点払って購入。残り2点。
皆方アイリ:すごっ
諸星シエル:ほほほ!
諸星シエル:アイリにパスして以上!
皆方アイリ:わーい 着ておきます
諸星シエル:ネコミミメイドよ!耳以外も猫ですが!
GM:すご!
GM:きゃ~♡
皆方アイリ:にゃー♡
諸星シエル:かわいい~♡
皆方アイリ:別ジャンルのかわいさでしょ
諸星シエル:それはそう


◆Climax◆

GM:【クライマックス】
GM:君たちがにおいのもとを辿ると、たしかにそこにはあの少女の姿があった。
“セタリア・ヴィリディス”:「おお~よしよしよしよし……」猫に顔を埋めている。
:「離して~!もとに戻して!」
諸星シエル:「なんて破廉恥な……破廉恥なのかしら?見た目猫だけど多分そうよね?」シュタッ!
皆方アイリ:「そこまでにしてもらいましょうか」 しゅたっ
“セタリア・ヴィリディス”:「むっ」顔を上げる。
“セタリア・ヴィリディス”:「あっ新しい子だあ~♡」
諸星シエル:「は? …あぁ、アイリのこと」
諸星シエル:「被害が広がると困るのよ。とっとと戻してくれないかしら」
“セタリア・ヴィリディス”:「何が困るんですか……?」
“セタリア・ヴィリディス”:「かわいい猫の輪が広がるのにそれ以上に困ることがこの世にある……?」
皆方アイリ:「色々困りますけど!?数えるのも面倒なくらいには!」
“セタリア・ヴィリディス”:「怒っててかわい~~~♡」
皆方アイリ:「……シエルちゃん、これ交渉とか無理な感じですので」
皆方アイリ:ぼふんと膨らんでいた尻尾を宥めつつ、シエルちゃんへと振り返り。
皆方アイリ:「一回実力行使させてもらいましょう。UGN的にセーフな範囲で」
諸星シエル:「そうね。セルにいた時にたまに見かけた手合だわ。……まぁウチはそういうのとはうまく距離を取れるタイプだったけど」ピクン、と尻尾を振り上げる。
“セタリア・ヴィリディス”:「あっさてはさっきのUGNの……?」
諸星シエル:「オッケー、アイリ。許可が下りるならやっちゃいましょう」
“セタリア・ヴィリディス”:「ここは逃げ……いや」
“セタリア・ヴィリディス”:2匹を見下ろす。
“セタリア・ヴィリディス”:「猫ちゃんから逃げることなどないな」
諸星シエル:「どうやらやる気みたいね」
皆方アイリ:「被害広げつつ逃げられるよりはマシですかね……。パッと済ませちゃいましょう」
皆方アイリ:フーッと唸りつつ、毛玉のような姿を一回り膨らませる。
諸星シエル:「人の体を好き勝手しちゃって……犬のおまわりさんに突き出してあげるわ!」
諸星シエル:フシャーと臨戦態勢に入る
“セタリア・ヴィリディス”:「フッフフフッ!この“セタリア・ヴィリディス”に立ち向かうとは勇敢な猫ちゃんたちよあ~かわいい」
“セタリア・ヴィリディス”:「愛で尽くしてくれるわ」
諸星シエル:ふふん、と得意げに顎を上げて。「愛でられるのは間に合ってるわ!」

GM:ふわり、と再び鼻孔をくすぐる匂いが広がって。
GM:あなた達の本能が励起されるような。
GM:衝動判定です。難易度9。
GM:また、《ワンナイトフィーバー》。衝動判定の侵蝕上昇の代わりに
GM:侵蝕率を100%にすることを任意で選択可能。選択した場合はバックトラックで侵食率-50です。
GM:間違いなくワンナイトです。よろしくおねがいします
皆方アイリ:6dx>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 8[1,1,3,6,6,8] → 8 → 失敗

諸星シエル:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 8[2,3,7,8] → 8 → 失敗

GM:ふたりとも抗えてない 香りに
諸星シエル:ふふん。暴走しながらフィーバーを受けて100に!
皆方アイリ:失敗するとは……こっちもフィーバーして侵蝕は100に!
諸星シエル:誘惑に弱いネコ娘二人

セタリア[8]

5m

皆方[5]諸星[10]

GM:エンゲージはこうです
GM:戦闘開始。セットアップから!
皆方アイリ:セタリアを対象に灰色の庭Lv3!行動値を-9!
諸星シエル:なし!
“セタリア・ヴィリディス”:《増加生産》。自らの判定ダイスを増加。
“セタリア・ヴィリディス”:ぎゃーっ
“セタリア・ヴィリディス”:行動値0になっちゃった……

セタリア[0]

5m

皆方[5]諸星[10]

諸星シエル:ニャ!
諸星シエル:マイナーで移動してセタリアに接敵
諸星シエル:メジャーでコンボ:【月光照らすはレペトワーレ】《C:エンハイ》《光の舞踏》《マスヴィジョン》
諸星シエル:セタリアに白兵攻撃。判定
諸星シエル:9dx7+4
DoubleCross : (9DX7+4) → 10[2,3,3,4,5,6,7,8,10]+4[2,3,4]+4 → 18

諸星シエル:コンボ:【タイトル・ロールはお静かに】《妖精の手》ダイス目を一つ10に。
諸星シエル:諸星シエルの侵蝕率を4(→ 4)増加 (100 → 104)
諸星シエル:1dx7+24
DoubleCross : (1DX7+24) → 6[6]+24 → 30

諸星シエル:よし
諸星シエル:リアクションどうぞ
GM:やってやるぞ~
“セタリア・ヴィリディス”:《命の盾》します
“セタリア・ヴィリディス”:9DX+4>=30
DoubleCross : (9DX10+4>=30) → 10[1,3,4,5,6,6,8,8,10]+3[3]+4 → 17 → 失敗

皆方アイリ:こわ
GM:チッ……ダメージを!
諸星シエル:こわ
諸星シエル:4d10+31
DoubleCross : (4D10+31) → 16[1,8,1,6]+31 → 47

諸星シエル:諸々有効の47点です
GM:めちゃくちゃ痛い!まだ生きてるけどかなりもらいました
諸星シエル:しぶとい!
諸星シエル:諸星シエルの侵蝕率を8(→ 8)増加 (104 → 112)
諸星シエル:演出

諸星シエル:白猫がつつつ、と前に出る。
諸星シエル:モデルを思わせるしゃなりとした足取り。普段の少女なら微笑みを浮かべているように。
諸星シエル:「慣れない身体だし、手加減もしなきゃいけないけど」
諸星シエル:《猫の道》。────その体がブレる。
諸星シエル:まるで空中を歩くように低い姿勢から立体的に壁を蹴り、尻尾を振り立てる。
諸星シエル:そこに握られているのは細い折りたたみナイフ。猫に変わった時、唯一変化を免れた装備。
諸星シエル:「傷が残ったらごめんなさいね、っと!」
諸星シエル:尾をムチのように振り下ろし、手のひらに収まるサイズのナイフをみねうちで叩きつける!
“セタリア・ヴィリディス”:「わっ早っ」
“セタリア・ヴィリディス”:「ぎゃーっ!」
“セタリア・ヴィリディス”:「ナ……ナイフはダメじゃない!?」
諸星シエル:しゅた、と優雅に塀の上に着地。
“セタリア・ヴィリディス”:「猫ちゃんがそんなの持つの危ないよ!」
諸星シエル:「大丈夫よ。このサイズなら刺さっても致命傷にならないわ」
諸星シエル:「爪とかも考えたんだけど…剥がれると痛そうだし、ね?」
“セタリア・ヴィリディス”:「ヒエ……」
“セタリア・ヴィリディス”:「でも危険な猫ちゃんもかわいい~♡」
諸星シエル:「ぶれない………」
諸星シエル:「ある意味、私の知ってる男子達とは対極みたいな女ね……」

GM:アイリちゃん猫の手番へ。
皆方アイリ:みゃお!
皆方アイリ:マイナーで一応暴走解除、メジャーでセタリアにコンボ!
皆方アイリ:3C58:インビジブルハンドLv2+暴君の槌Lv5+コンセントレイト:バロールLv4+アンプリフィケイションLv2
皆方アイリ:→飛行状態解除、攻撃力+27、1シナリオ3回、侵蝕+14
皆方アイリ:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[2,3,4,4,5,6,9,9,9,10]+10[3,3,9,9]+10[4,7]+5[5]+4 → 39

皆方アイリ:良い調子
“セタリア・ヴィリディス”:ギャン
諸星シエル:じゃあおまけだ
諸星シエル:コンボ:【タイトル・ロールはお静かに】《妖精の手》ダイス目を一つ10に。
諸星シエル:猫の手!
“セタリア・ヴィリディス”:こら!
諸星シエル:諸星シエルの侵蝕率を4(→ 4)増加 (112 → 116)
皆方アイリ:振り足しちゃお~
諸星シエル:いえー
皆方アイリ:1dx7+44
DoubleCross : (1DX7+44) → 2[2]+44 → 46

皆方アイリ:まあ良し
“セタリア・ヴィリディス”:《命の盾》でドッジ!
“セタリア・ヴィリディス”:9DX+4>=46
DoubleCross : (9DX10+4>=46) → 9[1,2,5,7,8,8,8,8,9]+4 → 13 → 失敗

GM:スン……
諸星シエル:あぶないところだった
皆方アイリ:ダメージ!
皆方アイリ:27+5d10
DoubleCross : (27+5D10) → 27+25[3,6,8,6,2] → 52

“セタリア・ヴィリディス”:ギャーッ
“セタリア・ヴィリディス”:無理無理!HP0になりますが……
“セタリア・ヴィリディス”:《蘇生復活》HP1で復活します
諸星シエル:しぶとい!
皆方アイリ:皆方アイリの侵蝕率を16増加 (100 → 116)
皆方アイリ:それじゃあ演出~

皆方アイリ:「正直能力使えるかが一番不安でしたけど……そこは問題ないみたいですね」
皆方アイリ:"セタリア・ヴィリディス"の頭上に、いつの間にか八つの魔眼が浮かんでいる。
“セタリア・ヴィリディス”:「あっこれさっきの……」
皆方アイリ:「逃げられるのが一番面倒なので。大人しくしてくださいね?」
皆方アイリ:それらが円を描くと同時、少女の周囲をくり抜くように重力場が展開される。
皆方アイリ:身動きするのも難しいほどの圧力によって体が圧しつけられ、その場へと縛める。
“セタリア・ヴィリディス”:「あぎぎぎぎ」
皆方アイリ:「抵抗しないなら、こっちもダメージ出るほどの出力にしませんので」
皆方アイリ:「大人しくお縄についてもらえませんか」
“セタリア・ヴィリディス”:「せ、せめて直接来るやつがいい……!」
“セタリア・ヴィリディス”:「負けてられるか!」

GM:“セタリア・ヴィリディス”の手番に。
“セタリア・ヴィリディス”:マイナーなし、メジャー《風の渡し手》《狂乱の一声》《さらなる波》《絶対の恐怖》
“セタリア・ヴィリディス”:n体攻撃で2人を攻撃します。
“セタリア・ヴィリディス”:命中で憎悪を付与するよ。私にまっしぐらになって!
“セタリア・ヴィリディス”:12dx7+4
DoubleCross : (12DX7+4) → 10[1,2,4,4,6,6,7,8,9,10,10,10]+10[1,2,7,7,8,9]+6[1,3,3,6]+4 → 30

諸星シエル:くっ、範囲じゃないからミスディれない!
諸星シエル:4dx+1>=30 回避
DoubleCross : (4DX10+1>=30) → 10[6,6,9,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗

皆方アイリ:一応ドッジ
皆方アイリ:4dx+1>=30
DoubleCross : (4DX10+1>=30) → 10[2,2,5,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗

諸星シエル:フフ、おそろい
皆方アイリ:仲良し~
諸星シエル:いえ~
“セタリア・ヴィリディス”:ダメージ!
“セタリア・ヴィリディス”:4d10+20 もろもろ有効
DoubleCross : (4D10+20) → 27[3,6,10,8]+20 → 47

皆方アイリ:メイド服の装甲分引いても足りない……セタリアへのロイス昇華して復活!
諸星シエル:セタリアのロイスを昇華して立ち上がります。HP11。
諸星シエル:諸星シエルのHPを13減少 (24 → 11)
皆方アイリ:皆方アイリのHPを11に変更 (26 → 11)

“セタリア・ヴィリディス”:「ふ……私は戦闘は得意じゃないが!」
“セタリア・ヴィリディス”:「相手が猫ちゃんなら別よ!」
“セタリア・ヴィリディス”:懐から武器を取り出す。それは巨大な緑色の、穂のような禍々しい形状の武器。
“セタリア・ヴィリディス”:それを目の前でゆらゆらと振る。
“セタリア・ヴィリディス”:君たちはそれに抗いがたい魅力を覚えてしまうだろう。
諸星シエル:「! それは…!」
諸星シエル:が、と飛びつこうとする身体をなんとか抑える。呼吸を整える。私は冷静です。
諸星シエル:ナイフを持った尻尾が、穂に合わせて左右に揺れていました
“セタリア・ヴィリディス”:ゆらゆらとゆれ、魅了されたかのように考えがおぼつかなくなっていく。
皆方アイリ:「……なんか、何というか」
皆方アイリ:能力の関係上、敵に近寄ることは原則しない。しないのに、今すぐ飛びつきたくてたまらない。
“セタリア・ヴィリディス”:「くっなかなかつれない猫ちゃんたちだ……だがそれもよし!」
皆方アイリ:「あなたはそれで良いのとか良いんだろうなとか思ったより猫になってるとかめっちゃ色々言いたい、言いたいのに……」
諸星シエル:「だめよアイリ。気をたしかに持って」ピシャ、とクールな声音で言って。
諸星シエル:「私が罠とかないか確かめるから」うずうず。完璧な理論。
皆方アイリ:「シエルちゃんもこの有様だし~……」 ぐっと屈んでしまう体を理性で抑えつつ嘆いている。
皆方アイリ:「この人もこの異常も予想外に厄介すぎる……」
GM:何という恐るべき攻撃だろうか。このままでは全滅の危険もある――

GM:1ラウンド目終了です 2ラウンド目!
“セタリア・ヴィリディス”:なし
諸星シエル:なし!
皆方アイリ:一応打っとこうかな。もっかい灰色の庭Lv4!
皆方アイリ:皆方アイリの侵蝕率を2増加 (116 → 118)
“セタリア・ヴィリディス”:ミ~
“セタリア・ヴィリディス”:せめて抱きついてきて行動値さげてほしい
“セタリア・ヴィリディス”:そうしたら無限に下がるからさ……
皆方アイリ:却下!
諸星シエル:欲望に素直だなぁ
“セタリア・ヴィリディス”:そんなあ

セタリア[0]
諸星[10]

5m

皆方[5]

GM:ではあらためてシエルちゃんの手番へ!
諸星シエル:はーい!
諸星シエル:今更だけど私暴走してたわ。マイナーで暴走解除します。
諸星シエル:メジャーコンボ:【月光照らすはレペトワーレ】《C:エンハイ》《光の舞踏》《マスヴィジョン》
諸星シエル:セタリアに白兵攻撃
諸星シエル:9dx7+4
DoubleCross : (9DX7+4) → 10[1,1,2,3,4,4,5,8,9]+10[10,10]+6[5,6]+4 → 30

諸星シエル:よし。リアクションどうぞ
“セタリア・ヴィリディス”:《命の盾》でドッジ
“セタリア・ヴィリディス”:9DX+4>=30
DoubleCross : (9DX10+4>=30) → 10[2,3,3,4,5,7,8,10,10]+10[3,10]+3[3]+4 → 27 → 失敗

諸星シエル:こ、こわっ!
“セタリア・ヴィリディス”:くそ~~~
GM:ダメージを!
諸星シエル:ダメージ!
諸星シエル:4d10+31
DoubleCross : (4D10+31) → 22[10,1,9,2]+31 → 53

“セタリア・ヴィリディス”:ギャーッ
諸星シエル:53点!諸々!
GM:残りHP1だよ!その攻撃で戦闘不能。
諸星シエル:ひゃくまんかい生きろ!
諸星シエル:わーい
GM:これ以上復活もありません。戦闘終了です。
諸星シエル:諸星シエルの侵蝕率を8(→ 8)増加 (116 → 124)
皆方アイリ:勝利~
諸星シエル:では演出。

諸星シエル:チ、チ、チ、と時計の秒針のように緑の穂が揺れる。
諸星シエル:一振りごとに視線は奪われ、二振りすれば思考が奪われる。
“セタリア・ヴィリディス”:「ほ~れほれほれほれ」
諸星シエル:このままではまずいと考えるも、徐々に徐々に薄れて…
諸星シエル:「くっ…この…!」
諸星シエル:大きく一振りされたタイミング。白猫がしなやかに塀から飛んだ!
“セタリア・ヴィリディス”:「うおっ」
諸星シエル:その身体が弾丸のようにまっすぐ、緑の穂に……そして直線状に並んだセタリアの顔へと飛び込んでいく!
諸星シエル:「おりゃーっ!」
諸星シエル:猫の脚力と体重を載せたぶちかましのスピードが4つの肉球に集中し、圧倒的な破壊力を生んだ!
諸星シエル:「どう!?」
諸星シエル:タッ、と人の顔を足蹴にしたジャンプ。空中で宙返りしながら、その結果を見る
“セタリア・ヴィリディス”:「お……おお……」
“セタリア・ヴィリディス”:「至福……」
諸星シエル:「え」
“セタリア・ヴィリディス”:「あ~~~♡」恍惚としながらゴロゴロとしている。
“セタリア・ヴィリディス”:そのまま転がっていき。
“セタリア・ヴィリディス”:塀に思い切り激突。
諸星シエル:「あ……」
皆方アイリ:「ええ……」
“セタリア・ヴィリディス”:きゅ~
GM:そのまま動きが止まった。
諸星シエル:ナイフを持って警戒しながらその顔を覗き込む。幸せそうだ。
諸星シエル:「…………」アイリを振り向いて。
諸星シエル:「か」
諸星シエル:「勝ったー …?」
皆方アイリ:「……なんか全然勝った気がしないというか」
皆方アイリ:「どっちかというと負けた気がするのはなんでなんだろうね……」
諸星シエル:「うん…………」
諸星シエル:「たまに、居るのよね」
諸星シエル:「勝敗の軸が……違う人」
諸星シエル:「まぁ……UGN的には一件落着……で、良かったわよね?」
皆方アイリ:「まあ……。とりあえず応援というか、回収用の人員呼んどくね……」
諸星シエル:「お願いね…………」
諸星シエル:ため息は、ニャーと猫のように響いた。



GM:バックトラックはワンナイトフィーバーの効果により侵蝕が50引かれて
GM:無事に帰還確定です。おめでとうございます
諸星シエル:やった~
皆方アイリ:いぇ~い
GM:経験点も5点あげるね~
皆方アイリ:貰いまーす
諸星シエル:お茶に溶かそ


◆Ending ◆

GM:【エンディング】
GM:事件は収束した。
GM:“セタリア・ヴィリディス”の身柄は確保された。
GM:彼女の使用していた薬剤の影響は、時間経過で効果が切れるものだったようで
GM:徐々に日常を取り戻しつつある。
GM:だが、彼女のアイテムの入手先は以前曖昧のまま。調査は継続して進められていくことだろう。
GM:だがそれは君たちの仕事ではない。
GM:今は、君たちは支部のカフェテリアで一息ついている。
GM:それは二人の少女としてではなく――
皆方アイリ:「なかなか戻んないね……」
諸星シエル:「私の場合、だいぶ影響を受けたみたいだものね」
諸星シエル:「まったく、せっかくの休日に勘弁してほしいわ」
諸星シエル:はぁ、とため息を付きながらカップの中身に口をつける。
諸星シエル:白猫の姿だ。
諸星シエル:一足先に人の姿に戻ったアイリの対面で、猫がお茶をしている。
皆方アイリ:こちらは一足早く猫の姿から解放された。困り笑いでミルクティーをすする。
皆方アイリ:「まあ、時間経過で戻るのは確からしいし……。長くてもあと数時間の辛抱だよ」
諸星シエル:「そうね~。解毒薬とかが必要なタイプじゃなくてよかったわ」
諸星シエル:「支部の外で戻るわけでも行かないし。時間までお話でもしましょっか」
皆方アイリ:「傍から見たらネコが急に人の姿になる訳だしね……。いいよー、お付き合いします」
諸星シエル:「見られたらまた支部のお世話になっちゃうわね……うむ、よろしくおねがいします」おすまし猫がペコリとお辞儀。
諸星シエル:「ちょうど、パフェ食べてるときの話題も途中だったしね。どこまで聞いたっけ」
皆方アイリ:「あー…………」 自分の話した部分を思い出して目を逸らす。
皆方アイリ:「……あの、アレ。先輩にお説教したら~ってやつ」
諸星シエル:「そうね、事件が終わった後……お説教をしたのよね?」
諸星シエル:「その後なんだったかしら?」にこーっと笑う。
皆方アイリ:「シエルちゃん絶対言わせたいだけでしょ!もう思い出してるでしょ!」
皆方アイリ:「やめようよそういうの!」
諸星シエル:「いえいえ、まさかまさか~」
諸星シエル:「だってプロポーズされた人の話ってめったに聞けないし…あ、言っちゃった」
皆方アイリ:「ほら覚えてるじゃん~……」
皆方アイリ:脱力。テーブルへと突っ伏す。
諸星シエル:「まぁまぁ」てしてしと肉球で撫でる
諸星シエル:「それで、何段飛ばしかでプロポーズ受けたのよね?」
諸星シエル:「1階どころか、地下から最上階って感じだけど…」
皆方アイリ:「まあ、うん」
皆方アイリ:「……正直さぁ。嬉しいは嬉しいんだよ」
諸星シエル:「うん」
皆方アイリ:「そこまで考えてたかって言われるとアレだけど、将来的にずっと一緒にいるならまあ、結婚が出てくるのは分かるし」
皆方アイリ:「それをしようって先輩から言ってもらえたのは嬉しいの」
諸星シエル:「そうね~。なかなか口下手っぽいものね、雷魚」
皆方アイリ:「でも、その日は元々お説教のつもりで呼び出してる訳じゃん」
諸星シエル:「そうね。自分が辛い時に何かあったら忘れろ。なんて言われたりしてね」
皆方アイリ:「先輩の方も完全にそれ分かってただろうし、あたしはもう『今日はなんと言われても譲らないから!』くらいの気持ちで居た訳」
皆方アイリ:「困るでしょ!普通に!」
皆方アイリ:思いだしたらまた腹が立ってきて、ガバっと身を起こしてべしんとテーブルを叩く。
諸星シエル:ぴょんと跳ねる。
諸星シエル:「うんうん。聞かされたこっちからしたらどんな気持ちで~!ってね。しっかり言わなきゃ、と」
諸星シエル:「また同じことあっても困るものね」
諸星シエル:カップを手で持つのを諦め、尻尾で器用に絡め取る。
皆方アイリ:「そう!『今日そういう話する日じゃないでしょ!?』っていうかさ」
皆方アイリ:「しかも途中からちょっと逆ギレしてたし!」
諸星シエル:「あらぁ~」
皆方アイリ:「本音なら忘れてほしくないし一生覚えててほしいに決まってる、とかなら初めからそう言えば良いでしょ!」
諸星シエル:「その流れでキレられちゃったんだ」
皆方アイリ:「なんでわざわざ忘れろとか言うの!あたし無駄ギレじゃん!」
諸星シエル:「最初に言ってもらえたら『全くもうしょうがないんだから!』なんて、ね。モチベーションも上がっちゃうわよね」
諸星シエル:「困ってる時に頼られるんだもの」
皆方アイリ:「そう!なんかあの人、頼ることを悪だと思ってる節あるっていうか」
皆方アイリ:「頼らないで一人でやるのを前提にしてるっていうか。こっちからしたら余計心配になるに決まってるじゃん!」
諸星シエル:「いいわよアイリ。怒っちゃいなさい、正しい怒りよ」
諸星シエル:「義憤よ義憤」
諸星シエル:「そのへん何なのかしら。年下の弟妹とか居るんだっけ?」
諸星シエル:「カッコつけたいのかしらね?」
皆方アイリ:「……かも。その上で、あたし後輩だし」
諸星シエル:「年下を守らなきゃ!ってのが染み付いてそうね~」
諸星シエル:「でも、こっちからしたら対等に支えたいんですけど?みたいなね」
皆方アイリ:「そうなんだよねぇ……」
皆方アイリ:ヒートアップしていたのがゆるゆると落ち着いて、大きくため息を付く。
皆方アイリ:「その辺の話ももっとちゃんとしとけば良かったなぁ……」
諸星シエル:「しちゃおしちゃお」
諸星シエル:「なんか妹扱いされてる気がするんですけど!とか言ってね」
皆方アイリ:「んん……」 それを言われるとやや歯切れ悪そうにもごもご唸り出す。
諸星シエル:「あら……なにか心当たりでもある?」
皆方アイリ:「いやその……なんというか……」
諸星シエル:「うん?」
皆方アイリ:「……その、ね。さっき言った通り、お説教の日ってあたし説教する気満々だった訳で」
諸星シエル:「うん」
皆方アイリ:「でもその途中で先輩がそういうこと言いだしたから、一回それで思考が止まっちゃって」
諸星シエル:「うんうん」
皆方アイリ:「なんというか、そりゃその場で頷きたくはあるけど、でもお説教する気だったから、こう」
皆方アイリ:「モヤるじゃん。で、モヤってるまま頷くのってイヤじゃん」
諸星シエル:「…………………」考え込む仕草
諸星シエル:「そうね」
諸星シエル:「プロポーズって大事なことだし、そういう喧嘩みたいな空気が紐付くと」
諸星シエル:「大変よね。思い出したりとかして」
諸星シエル:「『あぁ、でも私プロポーズされた直前にお説教してたんだなぁ…』なんてね」
皆方アイリ:「そう、そうなの!イヤじゃん、そんな形の思い出になるの!」
皆方アイリ:「だから、その……」
諸星シエル:「うん」
皆方アイリ:「……一回返事保留させてくださいって言っちゃって……」
諸星シエル:「おぉ……………」
皆方アイリ:「いやあの、返事決まってるとも言ったし、理由も言ったし。伝わってるとは思うんだけど」
皆方アイリ:「ただあの」
諸星シエル:「どしたどした」
皆方アイリ:決まり悪そうな顔でそ~っと視線を逸らして。
諸星シエル:じー、と海色の瞳がその横顔を見る
皆方アイリ:「……その後2週間くらい先輩と会ってなくて……」
諸星シエル:「なるほど……………」
諸星シエル:頷いて
諸星シエル:「え、気まずっ」
皆方アイリ:「しょうがないじゃん!」
皆方アイリ:「ちゃんとLINEではやり取りしてるよ!?ふっつーに日常会話してるの!」
諸星シエル:「あ、そう。疎遠ってわけじゃないのね。よかった」
皆方アイリ:「でも会ったら流石にその話しないといけないじゃん!どう切り出せばいいかも分かんないのに!」
諸星シエル:「『あははー、奇遇ですねぇ先輩。あ、プロポーズの返事はまだ保留なんですけど、お昼ごはん何食べました~?』」
諸星シエル:「とか言えないわよね、流石に」
皆方アイリ:「無理無理無理」 両手で顔を抑えた状態でブンブンと首を横に振る。
皆方アイリ:「ていうかそもそも、返事決まってるのに保留とか言った後なのになんて言えば良いの?」
皆方アイリ:「実質返事言ったようなもんじゃない?もう」
諸星シエル:まとめられた髪が左右に揺れるのをちらりと見る。ウズウズとかしてませんけど?
諸星シエル:「言葉にしてないだけでほぼ予告済みよね」
皆方アイリ:「しかもその話掘り返したら絶対お説教の件も掘り返すことになるじゃん」
皆方アイリ:「シエルちゃんと話してたとこらへんのこと、まだちゃんと言えてないし」
諸星シエル:「うん、うん」
皆方アイリ:「いやもう、あのタイミングで切り上げるんじゃなかった……あのまま話続けるのも絶対無理だったけど……」
諸星シエル:「そりゃまぁ、キレてる時に『私は今こんな理由で怒ってますがこのように対応して頂けると機嫌が直ります!』とかね」
諸星シエル:「言えない」
皆方アイリ:「ね。なんか、先輩的には先輩なりのトリガーというか何かがあってそういう流れになったらしいんだけど……」
皆方アイリ:「こっちは分かんない、ていうか予想もしてないじゃん。受け身も取れないじゃん」
諸星シエル:「そうね……」
諸星シエル:「切り上げなかったら説教から喧嘩してプロポーズ確定だし、切り上げたら答えわかってるプロポーズの空気を1から作らなきゃいけないし」
諸星シエル:「持ち込まれた時点で負けみたいなシチュエーションね」
皆方アイリ:「なんであたしだけいきなり詰将棋に閉じ込められてんの……?」
諸星シエル:「気づいたら盤面始まっててびっくりするわね……」
皆方アイリ:疑問と嘆きが3:7くらいの呟きを漏らしてもう一度テーブルに突っ伏す。
諸星シエル:「てか、アレね」
皆方アイリ:「……どれ?」
皆方アイリ:突っ伏したまま上目遣いにシエルちゃんを見上げる。
諸星シエル:「発端としては『自分が疑われる→アイリに迷惑かかる→俺のこと忘れろ』で」
諸星シエル:「お説教されたら『自分が消える→アイリに迷惑かかる→ずっと一緒にいろ』だから」
諸星シエル:「選べない二択を迫る手腕、お説教された内容と一緒よね」
諸星シエル:「俺のこと忘れるか一緒にいるかで違いはあるけど……意外と亭主関白?」
皆方アイリ:「……絶妙に否定しがたいこと言うよね、シエルちゃん」
諸星シエル:「ほほほ」
皆方アイリ:「なんかさぁ、先輩が言ってたのがさ」
諸星シエル:「うんうん」
皆方アイリ:「俺みたいな人間がお前の傍に居ていいのかとか、俺が幸せにできるかとか」
皆方アイリ:「そういうので迷ってて覚悟が足りなかったみたいなこと言っててさぁ」
皆方アイリ:「迷うのやめるから結婚してくれみたいな、そういう流れだったんだよね」
諸星シエル:「はぁ~~~~」
諸星シエル:「極端」
皆方アイリ:「それで、その流れに行く切欠が、あたしが先輩のこと忘れるとか今更無理ですみたいなこと言ってからなの」
諸星シエル:「まぁ………」
諸星シエル:「言うわよね、まぁ。忘れろとか言われたならね」
皆方アイリ:「なんかそれ、アレじゃん。責任取るっていうか、なんというか」
皆方アイリ:「先輩と一緒に居てあたしがこうなったから結婚する、みたいな文脈じゃん」
皆方アイリ:「それはなんか、さぁ……」
諸星シエル:「あ~~~~」
諸星シエル:「つまり、アレね」
諸星シエル:「雷魚からはどう思ってるの?ってなるわね」
皆方アイリ:突っ伏したままだが、力なく頷く。
皆方アイリ:「先輩がしたいからって訳じゃないじゃん。少なくとも先輩の言ってること的には」
皆方アイリ:「その辺考えたら、なんか余計に切り出しづらいっていうか……」
諸星シエル:「そうねぇ。今のままだと、アレね」
諸星シエル:「商品を傷つけちゃったから買取、みたいな」
諸星シエル:「罪悪感に付け込んでるんじゃない?って思っちゃいそう」
皆方アイリ:「そうなの、そういう感じで」
皆方アイリ:「それで一回そう思っちゃうと、そもそも今キレてるとかいう理由で保留にするのもどうなのとか」
皆方アイリ:「そう言ってもらえるのが嬉しいとか言いつつ理由にモヤってんのワガママじゃないかなとか」
皆方アイリ:「そもそも先輩なりに準備はしてきてくれてたのに保留にしたの申し訳ないなとか……」
皆方アイリ:「色々出てきちゃって……」
諸星シエル:「なるほど………」
諸星シエル:「アイリ」
諸星シエル:ぽむぽむと突っ伏したつむじに肉球
皆方アイリ:「……」 かなり潤んでしまいつつある眼で猫になっている友人を見上げる。
諸星シエル:んー、とちょっと言葉を選びつつ。
諸星シエル:「………私、穂積と会うときはちょっとおしゃれして、『さぁどこが変わってるでしょうヒントは髪型~』とかよく言うのよね」
諸星シエル:「それでセットした髪に気づいてもらって穂積も褒めて私も嬉しい。となるのだけど」
諸星シエル:「つまり、アレよ。雷魚に足りないのは……」
諸星シエル:「行動じゃなくて言葉よ。多分」
諸星シエル:小さい手で腕組する。
諸星シエル:「つまり、アイリは自分だけが一緒に居たいんじゃない?プロポーズとか行動で示してるけど急すぎない…?という部分が気になってるわけだから」
諸星シエル:「雷魚にとって自分がどんな存在か、ちゃんと言わせるべきなのよ!」
皆方アイリ:「……でも、なんか」
皆方アイリ:「自分からソレ言ってって言うの、ワガママじゃない?」
皆方アイリ:「ワガママっていうか重いっていうか……」
諸星シエル:「何も言わずにある日突然プロポーズするほうが重いわよ」
諸星シエル:「言わなくても重くなっちゃうんだから、段階踏むしか無いじゃない?」
諸星シエル:「説明はしないけど相手に察して欲しい……分かるよね……とか言ってたら」
諸星シエル:「レンリみたいになるわよ」
皆方アイリ:「んんんんん…………」
皆方アイリ:突っ伏した状態から頭を抱える形に移行して唸り出す。
皆方アイリ:自分から言葉を求める重い女になるか、相手に察して欲しがる悪いときのレン姉みたいになるか。
諸星シエル:「私の妹は賢いのでわかってくれるよね……苦労掛けるけど……アイツはきっと俺が居なくても大丈夫だろう……ダメそうなら責任を取ってプロポーズを…」耳元で囁く
皆方アイリ:皆方にとってはギロチンか絞首刑かみたいな二択である。
諸星シエル:「と、いうわけでアイリ?」
諸星シエル:「スマホ出しなさい」
諸星シエル:てしてしとテーブルを叩く
皆方アイリ:「…………一応聞くけど何するの」
諸星シエル:「これで1週間ぐらい悩んで『いやーでもやっぱり…自分からいうのは…先輩も反省してくれると思いますし……』てなったら時間の無駄だから」
諸星シエル:「雷魚にデートをセッティングさせましょう」
諸星シエル:「大丈夫、文面は私が考えるから。ロック外すだけでいいわ」
皆方アイリ:「やだー!」
皆方アイリ:「それならもうシエルちゃんから先輩にLINEしてよ!あたしが相談したのバラして良いから!」
諸星シエル:「いやじゃないのー!」
諸星シエル:「それでどうするの!私が誘って私が司会してデートを見守れっていうの!?」
諸星シエル:「………穂積も誘うと楽しそうね?」
皆方アイリ:「……」 二人っきりで気まずくなるよりいっそアリかも……?の顔。
諸星シエル:「うん、その案でいきましょうか。ええと、私のスマホ………あ、アイリ。ちょっと鳴らしてみてくれる?」
皆方アイリ:「……や、でもシエルちゃんがデートの場に居るのは……でも穂積君居てくれるならブレーキかかるし……ワンチャン……?」
皆方アイリ:ブツブツ言いつつ、半ば無意識でスマホを取り出す。
諸星シエル:「ゲット!」《猫の道》。最短距離でアイリのスマホを奪取。
諸星シエル:「バック!」距離を取るダッシュ。
皆方アイリ:「あー!?」
皆方アイリ:考え事をしていた状態で猫の素早さに反応できるわけもなく。あっさりと奪われる。
諸星シエル:「あらあら、油断したわね~。任せておいて。ついつい口説きたくなるデートのお誘い文面を……文面を……」カツンカツン
諸星シエル:「爪だと反応しないのね……あ、肉球で行ける」
皆方アイリ:「待って待って!というかなんでしれっとロック開けてるの!?」
諸星シエル:「私の前で何度も操作してたじゃない。指の動きで覚えたわ~。これ誰かの誕生日?」ブニブニ
皆方アイリ:「だ、れでも良いでしょそれは!というか返して!」
諸星シエル:「あはは、フリック入力難しい~。一つメッセージ送ったら返すわよ」
皆方アイリ:「送ってからだと意味無いじゃん!送る前に!」
諸星シエル:「えーと、『で、え、と、に、さ、そ、い、な、さ、い』……あ、敬語のほうが良い?」
諸星シエル:アイリが突っ込んでくるのをひらりと交わしつつ。
諸星シエル:一人と一匹のドタバタは、尻尾を掴まれるまで続きましたとさ。




『一夜二人転:皆方アイリ/諸星シエル』 終