『スネグーラティカを運べ入東風』(GM:缶詰)


PC1:ヨーナ( キャラシート )PL:冥王星
PC2:アーシア・エルシャドール( キャラシート )PL:深見
PC3:春日雪(かすが・ゆき)( キャラシート )PL:しんごろ
PC4:任海悠生(とうみ・ゆうき)( キャラシート )PL:嗣子

メインログ雑談ログ

目次

Preplay

GM:ではお時間です
GM:始めてまいりましょう
ヨーナ:はーい!よろしくおねがいします!
春日雪:ヤー、よろしくお願いします!
任海悠生:よろしくお願いいたします。
GM:まずは自己紹介から!PC順にシートを張るのでお名前と自己紹介と性能などをいうといいでしょう
GMキャラシート
GM:PC1、ヨーナさん!自己紹介をどうぞ!
ヨーナ:はいな!
ヨーナ:古代種に感染した少女の姿のまま生きながらえるオーヴァード、ヨーナです
GM:お若い!
ヨーナ:結構長生きしていて、出身は古代中東の集落だとか。
ヨーナ:明るい性格で、人の笑顔を見るのがとても好き。大道芸を披露しながら各地を旅しています
GM:灰褐色のヘアーに濃い肌色が特徴的ですね~
ヨーナ:「そんな褒めても何も出ないぞ~」
GM:キャ~っ
ヨーナ:能力としては、光熱を集中させた軽量の剣を作り、軽やかに操ります。故郷の戦士のバトルスタイルを真似たもの!
GM:古代カラテ!
GM:光る回る!
ヨーナ:というわけで光の剣を扱う白兵戦闘ウーマンです。多少援護もできる!そんな感じです!
ヨーナ:よろしくおねがいします!
GM:よろしくおねがいします!
GM:そんなヨーナさんのハンドアウトはこれ

・PC1:ヨーナ
シナリオロイス:『白雪冬夜』推奨感情:懐旧/隔意
貴方は古くより生きるオーヴァードである。
少女の外見のまま多くの地域で芸を売り歩いて生きた。
貴方が次に訪れた街は、以前に訪れた時より発展している。
そこは10年前、ある貧乏な青年に夢を聞かされた場所だ。
青年の名は白雪冬夜。それから10年の間に知名度を高めた俳優だ。
雪の降る街で、主演である彼が写った舞台のポスターを見つけた。

GM:昔知り合った俳優志望と再開していただきます。
白雪冬夜:今ではすっかり人気ものだ。
ヨーナ:奇遇!
白雪冬夜:奇遇奇遇。仲良くしてね。
GM:ではよろしくおねがいします!
ヨーナ:よろしくおねがいします!
GM:次、PC2!
GMキャラシート
GM:アーシアさんどうぞ!
アーシア・エルシャドール:はい!
アーシア・エルシャドール:アーシア・エルシャドール、UGNイリーガルです。元傭兵の暗殺者で現在は色々なバイトを掛け持ちしながら定時制高校に通ってます。
GM:苦学生!偉いね~
アーシア・エルシャドール:かつて所属していた組織には人身売買で買い取られて悲惨な十代を過ごしたのですが、質の低い組織だったため数年前に同業他社のFHセルに潰されました。しばらくはフリーで活動していましたが日本に来た際に一念発起し、高校生を始めました。
GM:学ぶ意志がある。
アーシア・エルシャドール:目のハイライトは消えてますが、そこそこの緩くまぁまぁしっかりした雰囲気はある女子高生(22)です。
GM:ミステリアスな美人高校生というわけですね
GM:同級生はどうなってしまうんだ
GM:しかも戦闘も出来るようですね
アーシア・エルシャドール:同級生もおばあちゃんとかかも
GM:飴ちゃんをいっぱいもらおう
アーシア・エルシャドール:能力は物質の強化、知覚の補強、身体可動域の拡張といった各々のシンドロームの基礎的な能力に加えて、触れた物質との感覚の接続が可能です。
GM:優等生な器物使いだ!
GM:いろんな事ができそうですね
アーシア・エルシャドール:データ的には遠近両用のモルフェウス/エンジェルハイロウ/エグザイルのトライブリード。Dロイス器物使いでダイスを確保しそこそこの攻撃や情報収集、購入を行います。
アーシア・エルシャドール:よろしくお願いします!
GM:バッファーはパーティの要!頑張っていきましょう!
GM:ハンドアウトはこれ!

・PC2:アーシア・エルシャドール
シナリオロイス:『"スネグーラティカ"』推奨感情:庇護/疑問
貴方は定時制高校に通う傍ら、アルバイトで生活費を捻出する成人女性だ。
今回のアルバイトは舞台設営。
会場の設営や雑用の傍ら、必要であれば宣伝に立ちコンパニオンを務めることもある。
そんな時に貴方は真っ白な着物を着た少女を見つける。
「おぉ、おぬしのその格好、同類であろう?道案内を頼まれてくれないか?」
少女は君のコスプレ姿を見てそう声を掛けてきた。

GM:バイト中にコスプレを目当てにコスプレ女子が話しかけてきます。
アーシア・エルシャドール:えぇ
"スネグーラティカ":和服差分!(表示されているんです)
"スネグーラティカ":私と同類のようだな。
アーシア・エルシャドール:仕事です…
"スネグーラティカ":うむ、いい趣味だ
"スネグーラティカ":知らん街で不安だったがよろしく頼む。
GM:こんなやつです 仲良くしてあげよう
GM:では次
GMキャラシート
GM:雪ちゃん!どうぞ!
春日雪:はーい!
春日雪:「世界がどうあろうとも、私たちのやるべきことは変わりません。……そうでしょう?」
春日雪:UGN某支部副支部長。11歳の小学五年生です。
GM:キャー雪ちゃーん
春日雪:今回は(今回も)最年少!
春日雪:年齢不相応の妖しい美貌の持ち主ですが、一皮むけば年頃の女の子らしい一面もあったりなかったり。
GM:可愛い~
春日雪:普段は同じく11歳の支部長を支えて、幼い身ながら奮闘しております。
春日雪:その一方、プライベートでは幸福感たっぷりだとかなんとか。
GM:まぁっ 何があったんでしょうね
春日雪:あらあらうふふ。
GM:おやおや…
春日雪:戦闘能力は皆無ですが、行動済みの味方を無理矢理動かしたりできます。
GM:ギュバァギュバァ
春日雪:味方を過労死させるのが特徴の支部、その一角。(他は触媒とナーブジャック)
GM:少ない人手を有効活用
春日雪:他には高めの社会を活かして情報収集したり、買い物したり。160点版なのでユニークコード(シーン中の味方のダイス+2個、1シナリオ3回)もあります。
GM:前線の皆さんを支えてあげてね
春日雪:(いろんな意味で)支援は……お任せあれ!
春日雪:ひとまずは以上にて!
GM:頼れる女子だ!よろしくおねがいします!
GM:ハンドアウトはこれ!

・PC3:春日雪
シナリオロイス:『君臣ユウ』推奨感情:任意
貴方は幼いながらもUGNの副支部長の立場を預かる少女だ。
今回、任務としてある物資の運搬を行い、そしてそれを収めた。
実際軽微な任務であり、常日頃から重責に晒されている君への体の良い休暇の手回しだろう。
護衛として着いてきたチルドレン、君臣ユウと共に街を散策する最中、君の鼻先に白い雪が降る。
その雪は僅かにレネゲイドを帯びていた。

GM:君の知り合いの少年と一緒に、仕事終わったら直帰でいいよの休暇だ
GM:観光とかしていくといいでしょう
春日雪:知り合い。なるほど知り合い。ふふふ。(?)
君臣ユウ:知り合いというか、まぁ、うん、もう一歩、こう。
君臣ユウ:うん。
君臣ユウ:パンフレットは読んだ。問題ない。
春日雪:ユウくんは、「■幸福感/憤懣」で初期ロイスとなっておりますので、これをこのままシナリオロイスとしたく。(他PCより開始時のロイスが1つ少ない状態)
君臣ユウ:照れ。
GM:ではそういうことでよろしくおねがいします!
春日雪:ヤー、よろしくお願いします!
GM:次!PC4!
GMキャラシート
GM:任海さん!どうぞ!
任海悠生:はあい~
任海悠生:「ええと、今日はコレでいいかな…急に寒くなったりするから、上に合わせて…」
任海悠生:とうみ・ゆうき。15歳の現高校生、UGNイリーガルです。
GM:おしゃれを気にしてる!
任海悠生:元々はどこかのfhと企業が一緒にやってた、夢からいろんなもの作れたり出せたりしたら凄くね!?っていうセレファイス計画の実験体。
任海悠生:この子はその四番計画、夢の実体化をテーマに作成されましたが、付き合えないぜと資料持ち出して脱走。UGNに保護された過去があります。
GM:脱走女子だぜ
任海悠生:そんな生まれなので結構ほわほわしてて無知気味ですが、それなりに娑婆で暮らして女の子らしさとかそう言う事もわかってきだしてはいるようです。
GM:娑婆!日常を手に入れていってるんですねぇ
任海悠生:知り合いは少なめですが、姉の一人と会ったり男の子と仲良くしたりしている。結構いい感じに過ごせてるなこいつ。
GM:良いことです
任海悠生:能力は先も言った通りの”夢の実体化”。本来戦闘用ではないですが、装備してる砲とか召喚したりしてそれなりに自衛はできます。
GM:ドッカンドッカンしていきましょう
任海悠生:データ的にはモル/オルの、単体射撃+妖精の手+領域の盾+火力支援(Fサラマンダーと力の法則)。
任海悠生:攻撃力は本当によわいですが、まあ他ので何とか役に立てればと思います。皆さまどうかよろしくお願いします。
GM:皆で力を合わせれば大丈夫大丈夫
GM:よろしくおねがいしますね。ハンドアウトはコレ

・PC4:任海悠生
シナリオロイス:『"スノーマン"』推奨感情:疑問/警戒
君はある計画の実験体であり、現在はUGNに協力する高校生だ。
穏やかに気温の下がるある日、友人の御門優一から舞台鑑賞に誘われた。
それは彼が幼い頃に影響を受けた演目の10年ぶりの続編なのだという。
主演俳優は白雪冬夜。その演技力は『夢に実体を与えるほど』と評判だ。
二人で舞台へと向かう途中、天気は雪へと変わり、君たちを雪だるまが襲う。
「君の能力、興味深い」

GM:君が仲良くしてる少年に誘われて出かけたら雪だるまに襲われます
任海悠生:えっなんで まだゆきふるにははやいよ
任海悠生:むむむ がんばりたいとおもいますよう
御門優一:うむ、がんばってこう
GM:ということで最後にトレーラーを貼ってうおお!ってなります
トレーラー 昨日と同じ今日。
今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、少しずつ季節は変わる。

その日、雪が降った。
長い長い夏を超え、冷たい風が季節を塗り替える。
空は青く、陽は高く。
柔らかに世界を包みながら冬の王は凱旋する。

───その日、街には雪が降った。

ダブルクロス The 3rd Edition 『スネグーラティカを運べ入東風』
ダブルクロス―――それは裏切りを意味する言葉。
GM:皆様よろしくおねがいします!
ヨーナ:うおお!よろしくおねがいします!
任海悠生:よろしくお願いいたします!
アーシア・エルシャドール:はい、よろしくお願いいたします。


◆Opening ヨーナ◆

GM: 
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// ◆Opening  ヨーナ◆
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シーンPC:ヨーナ 他、登場不可

GM:登場侵蝕をどうぞ
ヨーナ:ヨーナの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (30 → 36)
GM:このシーンでは10年前の回想で訪れた街で大道芸をしていると、同じように街頭で芸を打っている青年から話しかけられます。
GM:和やかに話しつつお互い頑張ろうね~ってなったら現代に戻ってきてポスターを発見し締めになりますね
ヨーナ:はーい!
GM:ではやっていきましょう



GM:◆市街 駅前広場 10年前
GM:まだ古さを残す駅の正面出口を臨む駅前広場。
GM:待ち合わせなどにも多く使われるその広場には、そこかしこで許可を受けた諸々の活動が行われていた
ヨーナ:「よっ、ほっ、やっ」ボールでジャグリングを行っている。
GM:手品、弾き語り、紙芝居にスケート。あなたもその一人だ。
ヨーナ:他にも道具はあり、その心得もある……が、やはりボールのジャグリングは分かりやすく比較的受けが良い
観客達:「おー」「また増えてる。上手いもんだ」
観客達:道行く人々もその見目の派手さに足を止め、半円状に見物している
ヨーナ:「……」それを目端で認識しながら、器用に投げては受け取りを繰り返している。
観客達:見れば、君と同じぐらいの外見の少女が真似しようとして巾着袋を落としたりもしている。
ヨーナ:しばらくすると、ジャグリングを止め、ポーズを決め、ニコリと微笑む。
観客達:「!」
観客達:傍らの母親に体を預け、はにかんで手を振り返す
観客達:そしてポーズを決めると同時に観客たちから拍手が上がった
ヨーナ:「ありがとうありがとう~!」
観客達:「や、上手いもんだ。がんばりなよ~!」
ヨーナ:爽やかに手を振り、一礼する
観客達:軽い調子で少年が硬貨を用意された入れ物に入れると、釣られて何人かがおひねりを入れる
ヨーナ:「どうもどうもー」
観客達:そして時間が進み出すように、パラパラと観客はバラけていく。
ヨーナ:喜んでもらえたことに確かな満足を得た様子
青年:ぱち、ぱちぱち、と観客が捌けた後で一人の青年が拍手を続けている
青年:「すごいもんだ。その若さでどれだけ練習したんだ?」
青年:小脇に紙芝居の道具を抱えて、同業者らしい青年が君を見ている
ヨーナ:「ありがとう、ただ好き出続けてただけさ~」
青年:「続けられるってだけで才能だよ。受け売りだがね」
ヨーナ:「そうかな~。でも嬉しいな」
ヨーナ:「……それはそうと、君は、続けることに迷ってたりするのかな?」
青年:「おっと」
青年:小脇に抱えた帽子に入った僅かな硬貨の一つを取り出し、おひねりとして投げ入れる。
青年:「そう見えるかな?手応えが暗中模索でね」
青年:「成果は見てのとおりだ。どうにも向いてない気がしてね」
ヨーナ:「ふむ」
ヨーナ:「向いてない……か」
青年:キャップを振って片手で掴める程度の硬貨を財布に収めていく。
青年:「自慢じゃないが客入りは良いんだがねぇ。財布の紐を緩める所までいかない」
青年:「いっそマッチでも売ってみるか」
青年:ははは、と歯をむき出して笑う
ヨーナ:「人を引きつける魅力はあるみたいじゃないか~」
ヨーナ:「じゃああとは、商売としての技術を磨くだけじゃないかな」
青年:その声は不思議と君に耳を傾けさせるような、安心させる響きがある。
青年:「なるほど、君みたいにか」
ヨーナ:「褒め倒すね~、私は」
青年:「とくに最後の礼、アレは良かったな!思わず手が動いてしまったよ」
ヨーナ:「あぁ、そうだね。そういう些細な愛想とか、そういうの」
ヨーナ:「研究しつくしたら、きっと君もできるよ、なんて」
ヨーナ:「少し無責任かもしれないけどね」
青年:「いい、いい。他人へのアドバイスはそれぐらいで良いだろう」
青年:「他人に責任を負わせたらプレッシャーがすごい」
ヨーナ:「ふふっ、好青年とよばれないかい? やはり素の魅力がある」
ヨーナ:「そこで変に謙遜しないのが、君のいいところだ」
ヨーナ:「まぁなにはともあれ」
ヨーナ:「人生はそこまで長いわけじゃないだろう」
ヨーナ:「たとえば」
ヨーナ:ボールを高く一個上に投げる。
青年:「お?」見上げる
ヨーナ:「これが落ちてくるまでに、君はいくつやりたいことをやれる?」
ヨーナ:「無責任でいいなら、無責任ついでにいおう」
青年:「む、待て。いきなり言われてもな!」
青年:ううん、と何かを応えようとして自然と耳を傾ける。
ヨーナ:「君がやりたいことなら、とことんやってみるといいんだ」
ヨーナ:落ちてきたボールを手で掴む。
青年:「…………君は」
青年:「見た目幼いのに妙に含蓄が有るなあ」
ヨーナ:「よく言われる」
ヨーナ:「けど、ただの根無し草だよ」
青年:「あぁ、やはり。見ない顔だと思ったんだ」
青年:「っと、愛想というなら自己紹介だな!こういうところがだめだな俺は!」
白雪冬夜:「白雪冬夜だ、そっちは?お嬢さん」
ヨーナ:「ヨーナ。」
白雪冬夜:「ヨーナ。ヨーナか。いいな、玄妙な響きがある」
白雪冬夜:「数日か、長い付き合いになるか知らんが、同じ場所で芸を売る者同士だ。よろしく頼む」
ヨーナ:「うん、よろしく~」手をひらひらと振る。
白雪冬夜:「うん、うん」
白雪冬夜:「といっても、こちらこそ根無し草なんだがな?」
ヨーナ:「ふーん?」
白雪冬夜:「コレでも貧乏俳優でね。大事なオーディションが来週に控えてるんだ」
ヨーナ:「おぉ、それはそれは」
白雪冬夜:「それに受かれば将来の大俳優、白雪冬夜の第一歩を踏み出すわけだよ」
白雪冬夜:「ヨーナがいつまで居るかは知らんが、どちらの根無し草が先に飛ばされるか勝負といこう」
白雪冬夜:見れば小脇には台本らしき紙の束がある。紙芝居の朗読は演技力を試すためだろう。
ヨーナ:「そうだね、まぁ私が勝手にふらっと飛んでいく可能性もあるが」
白雪冬夜:「なに、問題ない、問題ない」
白雪冬夜:「きっと飛んでいった先にも、俺の名声は届くだろうさ」
白雪冬夜:根拠なく笑う
ヨーナ:「言うじゃないか」くつくつと笑う
白雪冬夜:「そりゃあな!主役を目指さなければ、主役になる努力は出来ないからな」
白雪冬夜:「……っと、いかん。下宿の当番の時間だ」
白雪冬夜:「縁があったらまた会おう、じゃあなヨーナ」
ヨーナ:「あぁ、君の成功を祈っているよ、白雪」
白雪冬夜:「おう、いつか同じステージで」
白雪冬夜:ピ、と指を揃えて振り、立ち去っていく。
GM:そして君は日常に戻る。
GM:折しも翌日から気温は下がり、駅前の広場には雪の気配とともに人の気配も少なくなっていく。
GM:それから君は同じように芸を行うか、あるいは雪のまだこない場所を探すように河岸を変えて。
GM:数カ月後に駅前に張られたポスターを見ないまま、この街を後にした。
GM:それが10年前の話だ。



GM:◆市街 駅前広場
GM:近年の開発で諸々のビルや駅の建物が刷新された広場。
GM:真新しいそこにはランドマークとして時計が置かれ、その前で待ち合わせをしている人々の姿がある
GM:かつて訪れ、芸を披露した面影を感じながら、君はその街にやってきた。
ヨーナ:「随分と街並みは変わってるようだ」
ヨーナ:「そこに寂しさを覚えないわけでもないけど……」
ヨーナ:「街が変わり、活気づくのは嬉しいことだよねー」
GM:例えば、古ぼけたベンチは新しくペンキが塗られながらもそこにある。
GM:そして君がかつて会話をしたポジションの近くには大きな街頭モニタが設置され、幾人かが足を止めている。
GM:それは10年前に公演され話題になった舞台の続編を伝える広告であり、その主演俳優の顔が大写しにされている。
白雪冬夜:白雪冬夜。
ヨーナ:「……!」
白雪冬夜:君の記憶の中の顔から順当に年齢を重ねた男の顔が、大写しにされていた
ヨーナ:「なるほど。順当な成功、と受け取って良いのかな、これは」
白雪冬夜:真面目なようにも、しかめ面にも見える印象の男の顔。
ヨーナ:「大舞台に出る分、苦労もあるだろうが……おめでとう白雪」
GM:モニタに同じように表示される地図は、この駅前広場からそう遠くはない場所を示している。
GM:変わった街を観光がてら、向かってみるのも一興だろう
ヨーナ:静かにつぶやきながら、しかし目を輝かせているのが見て取れる表情でその情報を確認する。
ヨーナ:「ふむ。これも縁だねぇ」
ヨーナ:「ちょっと見てみたいな。あの好青年が、時を経てどんな演技をするのか」
ヨーナ:「……根無し草にも届いたぞー。君の素晴らしい栄光は」
ヨーナ:つぶやき、移動するべく歩み始めた。
GM:そうして君は歩き始める。
GM:新しく敷かれたコンクリートの上。
GM:白く降り出した雪がふわりと溶けた。



GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
ヨーナ:白雪冬夜/○好奇心/不安でロイス取得!
GM:よし!ではシーンは以上!


◆Opening アーシア・エルシャドール◆

GM: 
//=====================
// ◆Opening◆アーシア・エルシャドール
//=====================
シーンPC:アーシア・エルシャドール 他、登場不可

GM:登場侵蝕をどうぞ
アーシア・エルシャドール:1d10+31
DoubleCross : (1D10+31) → 4[4]+31 → 35

GM:このシーンではバイトとして着物姿で公演の宣伝に出る最中に同じく着物姿の女子に絡まれて
GM:なんだこいつ…ってなって〆のシーンになります
アーシア・エルシャドール:はーい



GM:◆市街 ホール前
GM:駅前から少し離れた閑静な一角。
GM:コンサートや舞台公演などのホールが集まった一角には、近々の公演に先駆けて資材を搬入するトラックや様々な設営が行われていた。
GM:君もその中のひとりとして雇われ、諸々の雑用をこなしている。
GM:今日の仕事内容は用意された衣装に着替え、各地を移動して宣伝を行うのが君の役目である。
GM:説明を受けた後、君は休憩を与えられていた。
スタッフ:「じゃあ、時間になったら連絡が行くから。あまり遠くにはいかないでね!」
アーシア・エルシャドール:「はい、かしこまりました」
アーシア・エルシャドール:スタッフから頂いたお茶で冷えた両手を暖めながら、今回の仕事について考える。
アーシア・エルシャドール:「(宣伝…上手くできるでしょうか)」
アーシア・エルシャドール:接客業の経験は多少あるが正直なところ得意ではない。
アーシア・エルシャドール:「(んー、人当たり悪いんですかね私)」
スタッフ:周りではスタッフが入れ代わり立ち代わり、パタパタと忙しそうに入れ替わっている。
スタッフ:「ん? ……おい、アレ、誰か外に出てないか?」
GM:という声に気を引かれて窓の外に目を向けてみると、君と同じように着物姿の少女がフラフラとどこかに向かっていくのがわかる。
スタッフ:「時間はあるけど……参ったな、この近く結構迷うぞ?」
アーシア・エルシャドール:今日の宣伝は自分だけのはずだったが
アーシア・エルシャドール:「(演者さんでしょうか?)」
スタッフ:「一応、誰か呼びに行くか?」「俺これから確認だから無理」
GM:会話に耳を傾けてみれば、ちょうど動けそうなスタッフは居ないらしい。
GM:君以外。
アーシア・エルシャドール:「あの、いかがなされましたか?」
スタッフ:「わっ、と!」
スタッフ:「あっ、バイトの子…方?アーシアさんだっけ?」
スタッフ:資料を確認しつつ。「ほら、さっき見たかな?外に出る子」
スタッフ:「休憩中だし行動は制限してないけど、一応確認しといたほうが良いかと思ってね…」
アーシア・エルシャドール:「はい、スタッフさん………いや、演者の方でしょうか?」
スタッフ:「うーん、多分そうだよ。このシーズンで和服を使う演目はうちらだけだから」
スタッフ:ペラペラとめくる資料には横文字の演目やアイドルのコンサートなどが書き込まれてる。
アーシア・エルシャドール:「ええと、少し見てきましょうか?」
スタッフ:「あ、お願いできる?」
アーシア・エルシャドール:この状況だ。手の空いている自分が動くのが一番だろう。
アーシア・エルシャドール:「はい」
スタッフ:言ってる間も時間を気にしている様子がある
スタッフ:「助かるよ、ありがとう。……休憩中だってのに悪いね。きちんと計算しておくから!」
GM:言って、パタパタと駆けていく。
アーシア・エルシャドール:「いえいえ、では」一礼して、着物の少女の方に歩き出す。
GM:今から外に出れば、先程の少女に追いつくには充分だ。
GM:暖房の効いた部屋から出てみれば少し肌寒くもある外に出て見れば、目的の少女はすぐに見つけられる。
着物の少女:「~♪ ~♪」
着物の少女:着物も白、頭髪も真っ白な少女が風景に空白を作るようにフラフラと歩いている。
着物の少女:呼びかければ届く距離だ。
アーシア・エルシャドール:「あのっ、少しよろしいですか?」声をかける。
着物の少女:「?」
着物の少女:「私か。私に声を掛けたのだな?」
着物の少女:「うむ、うむ。よろしいぞ。何用かな!」
着物の少女:仰々しい口調とは別に、細く可愛らしい声音で応答する
アーシア・エルシャドール:「え、ええと。はい」溌剌とした対応に少し圧倒される。
着物の少女:「ふむ?ふむ?」
着物の少女:白の袖で口元を隠し、好奇心の瞳がキラキラと君を見る。
着物の少女:じろじろ。
アーシア・エルシャドール:「スタッフさんの方からあまり動かないでいてくれとのことでして………ええと演者の方ですか?」
着物の少女:「えんじゃ」
着物の少女:きょとん。
アーシア・エルシャドール:声の通り具合と容姿からの判断だ。
着物の少女:「あぁ、芝居の演者か?ふむ、そう見るか」
着物の少女:「それらしい姿をしてみたのだがな」
着物の少女:くる、くると回る。
アーシア・エルシャドール:「あっ、申し訳ありません、スタッフの方でしたか?」「大変お綺麗でしたので………」
着物の少女:「ほほほほ!」
アーシア・エルシャドール:少し焦る。自分もアルバイトなので現場全体を把握できていない。
着物の少女:「よい、よいぞ!おぬし心から言っているだろう。褒められるのは嫌いじゃない」
着物の少女:ぽんぽんと君の肩を叩く。その部分がひやりと冷える。
着物の少女:「というか、あれだな」じい。
着物の少女:「その肌、その髪、そのいでだち」
着物の少女:「なるほど。おぬし、私と同類だな?」
着物の少女:ドヤ。
アーシア・エルシャドール:「え、えぇ?」
アーシア・エルシャドール:冷たさに驚くよりも早く、困惑がやって来た。どういうことであろうか、検討がつかない。
アーシア・エルシャドール:「それはどういう───」
"スネグーラティカ":「私の名は"スネグーラティカ"。おぬしの名前も教えておくれ」
"スネグーラティカ":はい、と袖で示す。
"スネグーラティカ":話を聞いていない、というよりは自信家のような振る舞い。
アーシア・エルシャドール:質問には答えて貰えなかったが、名乗られてしまったならしかたがない。
アーシア・エルシャドール:「アーシア。アーシア・エルシャドールと申します」
"スネグーラティカ":「おお、良い名だ。特に響きが良い」
"スネグーラティカ":「舌に乗せた音が滑らかだ。名は体を現しているな」
"スネグーラティカ":うんうん。
アーシア・エルシャドール:「ありがとうございます」
アーシア・エルシャドール:「(んー、関係者じゃないんですかね………?)」
"スネグーラティカ":少なくとも、なにかこの後仕事があるような人間には見えない
"スネグーラティカ":「では、アーシア!同胞のよしみでちょっと手伝ってほしいのだが」
"スネグーラティカ":ぱし、と君の手を掴む。ひんやりとした体温が伝わる。
アーシア・エルシャドール:なら、まぁ自分がどうにかできる事でも無いだろう。
アーシア・エルシャドール:「へ?」「ひゃっ!」
アーシア・エルシャドール:「ええと、どういったご用件でしょうか?」
"スネグーラティカ":「パパを探しているのだ。多分この近くにいると思うのだが」
"スネグーラティカ":「この辺の土地は不慣れでな。それに、手も目も多いほうが良い」
アーシア・エルシャドール:「お父様ですか……」ひとつわかったことがある。
"スネグーラティカ":くい、かつんかつんと話しながら手を引いて歩き始めている。
アーシア・エルシャドール:この少女はオーヴァードなのだろう。そしてもうひとつ
アーシア・エルシャドール:「つまり、スネグーラティカさんは迷子になってしまったのですか?」すこし、面倒なことに巻き込まれてしまったと言うことだ。
"スネグーラティカ":「うむ?うむ。うむー」
"スネグーラティカ":「そうなる」
"スネグーラティカ":からから、と笑いながら告げて
"スネグーラティカ":「アーシア。おぬしは顔だけじゃなく手も美しいな」
"スネグーラティカ":「私は美しいものは好きだ」
"スネグーラティカ":楽しそうに君の隣で笑った
アーシア・エルシャドール:「ええと、お褒め頂きありがとうございます?」
アーシア・エルシャドール:様々な思考が巡る。
アーシア・エルシャドール:UGNに連絡をいれたほうがいいか
アーシア・エルシャドール:そもそも、このロシアの伝承にある雪姫を名乗る少女は何者なのか
アーシア・エルシャドール:そして、なにより
アーシア・エルシャドール:「(お仕事、抜けされてもらわないとですかね………)」



GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
アーシア・エルシャドール:スネグーラティカ 迷子?/興味/不安○
アーシア・エルシャドール:これで!
GM:ではシーンは以上!


◆Opening 春日雪◆

GM: 
//=====================
// ◆Opening 春日雪◆
//=====================
シーンPC:春日雪 他、登場不可

GM:登場侵蝕をどうぞ
春日雪:春日雪の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (40 → 47)
GM:このシーンでは軽い任務として配達を行って、その手続を終えたり確認に時間がかかるので町中を散策してもらいます。
GM:良きところでレネゲイド反応を感じて〆になります
春日雪:イエッサー!そ
春日雪:そして最後に…雪!了解です



GM:◆街中
GM:ある商業ビルの一角をカヴァーとした受け渡し場所。そこで受け取りのエージェント諸々の手続きは恙無く完了した。
GM:改めての確認や手続きはまた時間を置くこととなり、君にはポッカリと自由時間が与えられていた。
君臣ユウ:「なんだか、暇になってしまったな」
君臣ユウ:「珍しく」
君臣ユウ:厚手のコートにマフラーを巻きながら、君の護衛として着いてきた少年。
君臣ユウ:「手続きに時間かかるらしいし、どこかで待ってようか。雪ちゃん」
春日雪:「そうですね……本当は、その場で手続きが終わるまで待つのが筋、なのですけど」
春日雪:軽い足取りで、少年と共にゆっくりと歩く。纏うのはゆったりとした、コートのような外套。
君臣ユウ:「ですけど?」
春日雪:「なぜだか、みなさんわたしたちを追い出すような勢いでしたし。……ひょっとしたらこれも、速水支部長……やどりちゃんの差配でしょうか」
君臣ユウ:「……………」
君臣ユウ:脳裏に、なんとなくそういうことを画策しそうなエージェントの顔を思い浮かべる
君臣ユウ:「雪ちゃん、いつも忙しいものな」
君臣ユウ:「一時期に比べたらだいぶ楽にはなったけど、ありうる」
君臣ユウ:通年装着している白い手袋を顎に添えながら思案顔。
春日雪:「やどりちゃんに入れ知恵する誰かさん、というのも大いにありえそうですね。というより、十中八九そうでしょう、きっと」
春日雪:思い浮かべるのは、少年と同じく。ひとりの青年のにやけ顔。
君臣ユウ:「うん。子供扱いされているなあ」
君臣ユウ:子供だけど、とひとりごちる。
君臣ユウ:「とはいえやることはないのは事実だし…どこか、お店でも探そうか?」
春日雪:「はい。……それか、どこかユウくんが行きたいところがあるなら」
春日雪:「連れて行ってもらえると、嬉しいです。……そうですね、子供扱いされるならいっそ、子供らしく遊んでみるのも」
春日雪:いいかもしれませんよ、と。少年が先ほどそうしたように、今度は自分が、己の頬に細い指を添えて。
君臣ユウ:「ん。そうだな、確か来る途中、向こうの方に商業施設があったはずだ」
君臣ユウ:「それこそ、ゲームセンターとか、喫茶店とかあるかも」
君臣ユウ:と言いつつ、無意識のように手を差し伸べる。
春日雪:その手を、当たり前のように。けれど大切なものに手を伸ばすように、そっと握る。
春日雪:「ええ、では……エスコート、お願いしますね?」
君臣ユウ:「ん」少し自分の行動を面映ゆく感じるように口元を緩めて。
君臣ユウ:柔らかく握り返す。
君臣ユウ:「努力する。……行こうか」
君臣ユウ:それが合図だったように静かに歩き出す。
GM:商業施設に向かって歩きだしていくと、徐々に人通りが緩やかな活気に満ちていく。
GM:滅多にこない場所であるため、目新しい店もいくつかあるだろう。
春日雪:自分は、普段より僅かに早足に。手を繋いだ少年は、普段より僅かにゆっくりとした歩み。
春日雪:お互いに、少しずつ相手に合わせた歩き方で。ふたり、並んで歩いてゆく。
君臣ユウ:それをことさら意識しないように、お互いを隣に起きながら。
春日雪:「……なんだか、お店を探しながら歩いている、という感じではないですね。ひょっとしてユウくん……」
君臣ユウ:目線はお店の看板の方へ。
君臣ユウ:「何かな」
春日雪:「……デートの準備とか、してました?」
君臣ユウ:「……………」
君臣ユウ:自分は護衛でありつつ、唯一の同伴者であるわけで。
君臣ユウ:自分でも融通が利かないことがわかってる相手に、話を通さない事があるだろうか?
君臣ユウ:「…………実は」
君臣ユウ:「少しだけ……」
君臣ユウ:いくつかある通りのうち、お茶やお菓子の店が集まった通りだ。
君臣ユウ:一つ小道をとなりに行けば、そこはまた別の専門店街となっている
君臣ユウ:「……そろそろ、お茶会のお菓子のストックを補充したりするのもいいかな、と」
君臣ユウ:ちょっとだけ早口で弁明する。
春日雪:「……ふふ」
春日雪:繋いだ手に、少しだけ力を込めて。手袋の布地越しに、僅かに高まった熱を感じながら。
春日雪:「ええ、では……ユウくんの頑張りに応えるためにも」
春日雪:「少しの間ですが、楽しみましょう?……それじゃあ、まず──」
春日雪:歩みを進めながら、これから先のプランを口にしてゆく。──何のことはない。彼がそうしていたのと同じように。
君臣ユウ:「……お手柔らかに頼む」観念するように。
春日雪:自分も、この「仕事」の後のひと時を楽しみにしていたのだ。
君臣ユウ:目をつけていたいくつかのお店。お土産として後で買いに来よう、とルートを明かしながら。
君臣ユウ:いつもと違う紅茶を扱う専門店。
君臣ユウ:独特の意匠のチョコレートを扱う洋菓子店。
君臣ユウ:そして、下調べでは見落としていた店内を冷やかしたりした後に。
君臣ユウ:「……」
君臣ユウ:「ん」
GM:ひやり、と鼻先に白い粒が触れた。
君臣ユウ:「雪だ。今年はもう降り始めたのか」
春日雪:「──あら。……おかしいですね、今日は──」
君臣ユウ:手袋越しには熱が伝わらず、いくつかの粒が引っかかる。
春日雪:雪どころか、にわか雨の予報すらなかったはずだ。夕べ、何度も念入りに確認したのだから間違いはない。
GM:そして、君がきちんと行動前にチェックし、服装を検めたニュース通りに。
GM:寒さはありつつも雪の気温ではない。
GM:そして
春日雪:──そんな違和感よりも、強く、鮮やかな。そして、慣れてしまった感覚がある。
GM:──────《ワーディング》
GM:わずかに触れる雪の感触のように儚く。
GM:レネゲイドの気配がある。
君臣ユウ:「……雪ちゃん」
君臣ユウ:「悪い、残業だ」
春日雪:「──はい、ユウくん」
春日雪:繋いでいた手を、名残惜しそうに──最後に少しだけ、握る手に力を込めてから──離す。
君臣ユウ:「あぁ」
春日雪:「……UGNに連絡を取りつつ、発生源を探ります。準備のない遭遇です。可能な限り戦闘は避けて、無理はしないように」
君臣ユウ:僅かに残った雪を払い落とすように手袋をはめ直して
君臣ユウ:「雪ちゃんも、俺から離れるな」
春日雪:物言いは、名前と──空から降るものと同じように冷たく、染みるように。
春日雪:もう一度、はい、と頷いて。
春日雪:「では──お仕事、再開です」
GM:そうして君たちはレネゲイドの反応した方角へと向かっていく。
GM:二人のエージェントとして。



GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
春日雪:ロイスは初期ロイスとして取得済みゆえ、操作なしで!
GM:了解!ではシーンは以上!


◆Opening 任海悠生◆

GM: 
//=====================
// ◆Opening 任海悠生◆
//=====================
シーンPC:任海悠生 他、登場不可

GM:登場侵蝕をどうぞ
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (39 → 47)
任海悠生:ム、高め。
GM:むむっ
GM:ではこのOPでは、休日とかに今度開催される舞台に誘われたあと、雪だるまに襲われて〆のシーンです。
任海悠生:了解です!なんてことだ
GM:なんてことだぜ



GM:◆市街地
GM:学校も休みの肌寒い日。
GM:君は買い出しも兼ねて、御門優一から外出に誘われていた。
御門優一:パーカーの上に紺色のジャンパーを引っ掛けるようにして。
御門優一:「だんだん寒くなってきたなあ」
任海悠生:そう誘われること自体は、ちょくちょくある。前と違うのは、段々と服装にも飾り気が出てきたことだろうか。
任海悠生:「そうだねえ。特に、最近は暑かったり寒かったりが行ったり来たり」
御門優一:「長袖だとたまに暑いんだよなー」
御門優一:ちら、と隣を歩く少女を見る。
御門優一:今日は見たことのないタイプの私服だった。
御門優一:「上着とかも困るけど……そういやそういう上着持ってたんだな」
任海悠生:さら、と白に近い灰色髪が、カチューシャのように縛る黒リボンと共に揺れる。
御門優一:(アクセサリーを付けている……)
任海悠生:「御門くんは、風邪とか大丈夫?」こちらは、クリーム色の毛織生地の上着。下はドレスブラウスだ。
任海悠生:「……?何か変かな」
御門優一:キャンバスに筆を置くように、そのリボンが目を奪う
御門優一:「え、いえ。変ではないと思います」
御門優一:なぜか敬語。
任海悠生:「そう?ならよかった」ふわっとなびく髪のそのままな柔らかさで笑う。
御門優一:「俺も風邪はひかないなー。普段から防寒しなきゃだから。個人的な理由で」能力とか。
御門優一:「上着も裏起毛だし」
御門優一:話してる相手の目を見ましょう。そういう標語を胸に、笑顔に目を引かれる。
任海悠生:「ああ、そういう耐性持ってる人はいるよね。でも、きっちりしてて偉いと思います」
任海悠生:おじさんやおばさんも心配しちゃうもんね、と少し明るいトーンで。
御門優一:「うむ、ありがとうございます」ふかぶか。
御門優一:「父さん母さんは逆に自覚ないタイプなんだよな。厨房とか火炊いてるから」
任海悠生:「うん。わたしも、前服屋さんを見た時に、店員さんにお勧めされて買ったんだよね。こういうの、昔はそんないらない気がしてたけど」
御門優一:「あぁ」
御門優一:「最近、よくつけてるよな髪。リボンとか」
御門優一:とてもさりげない言及。
任海悠生:「へええ……でも、結構ドア開けるから風は入るから気を付けないと、と、うん」
御門優一:「昔は、ってことは今は変わったのか、意識」
任海悠生:「少し伸びたから。それで、纏めた方がいいって」
任海悠生:少しはにかむように。
任海悠生:「ん~~」
御門優一:「なんですかその唸り。どうしたんですか」
任海悠生:「なんだろうね。わたし、まあ着られればそれでいいかな、と思ってたし、もしかの時ならそれでいいんだけど」
任海悠生:「こういうの、きちんとした方がいいってみんな言うし、実際、褒めてもらえてうれしかったから」
任海悠生:何とか纏めて引き出したような言葉だった。
御門優一:「ふんふん……………」
御門優一:「そうか、嬉しいのか……」
御門優一:「それなら良いんじゃないか。実際そのリボンもかわ、」
御門優一:「………」
御門優一:「……いいとおもいますので」
任海悠生:髪色と同じ、でもどこか濡れた石のようなひかりを宿した瞳が君を見て。
御門優一:なんでもありませんよ、と取り繕おうとしながら言い切る。
任海悠生:「……うん、ありがとう」にこりと少し頬を染めて笑う。
御門優一:「………おう」
御門優一:その瞳の光を見つつ、ちょっと照れたようにぶっきらに言った後。
任海悠生:指で髪とリボンを一緒に弄り弄り。
御門優一:「…………」
御門優一:同じように少し伸びた髪を指でいじる。
御門優一:「あー」
御門優一:「突然だけど来週とか、暇か?」
任海悠生:「んん。えっと、来週は……」少し咳払いをするようにしてから、携帯端末を開いて確認。
御門優一:その確認を妙にソワソワした心持ちで待つ
任海悠生:検査や訓練などのUGN関係のそれに、学校での委員会などを抜いて、あと個人的に行こうとしていた予定とお菓子作りは後に回して…
任海悠生:「……休日は空いてるし、火曜と木曜以外は大丈夫だよ」
御門優一:「……おう」
御門優一:んぐ、と小さく喉が何かを飲み込んで。
御門優一:ジャンパーから二つのチケットを取り出す
任海悠生:「あ、もしかして火曜とかにあった?日馬さんに言えばずらせるか、も……」
御門優一:「実は舞台とか見るのが趣味でして」
御門優一:「よかったらどうかなー、と」
御門優一:「……思っております」
任海悠生:目を丸くしてきみとチケットを見る。
御門優一:そのチケットに描かれた演目は、町中でもなんどか広告を見るかもしれない。
御門優一:その主演は白雪冬夜。会話の中で、その名前が出たことが何度かある。
任海悠生:「……そんな趣味あったの?色々大変なのに、一杯付き合ってもらっちゃってたけれど……」
御門優一:「あー、うん。それは良いんだ。全部が全部ってわけじゃないし」
任海悠生:「それに、わたしそう知らないけれど、主演さんの名前は見たことあるよ。高いんじゃない?」
御門優一:「本でいうと作者買い?みたいなもんだから」
御門優一:「そこは……まぁ」
御門優一:「普段から報酬に手を付けてるわけでもないからなあ」
任海悠生:「………お金、大事にしないとダメだよ?」ちょっと口元をむにむにしている。
御門優一:「うん、まぁ、それは知ってる。……小さい頃から実家の計理計算とか見てきたし」
御門優一:「なので、まぁ、そちらのイエスかノーかのお話です」
御門優一:前髪をいじる。君と会話してる中で何度か見たことあるクセだ。
御門優一:「………どう?」
任海悠生:「……うん、まあ。そのね。わたし、全然舞台とか見たことないし知らないけど、分からないことばっかりです」
任海悠生:「なので、上手く楽しめるか分からないし、きちんと分かってあげられるか不安なところあるの」
任海悠生:「……あ、嬉しくないとかじゃないよ!そう言うのじゃないから……、えっと」
任海悠生:少し口ごもって。
任海悠生:「……わたしでいいなら、喜んでお付き合いします。……分からない事は、調べては行くけど……聞いたら、教えてくれる?」
御門優一:「お、おう!」食い気味に。
御門優一:「作法、教える。難しいこと、ない。ベリベリバッチリ」片言。
任海悠生:後半は恥ずかしいのか、どこか小さいこえで。
任海悠生:「そっか。うん。なら大丈夫だね」にへ、と少し笑み崩れた表情で。
御門優一:「うむ、というわけで…当日はよろしく」
任海悠生:「……うん!よろしくね!」
御門優一:と言って、チケットを一枚渡そうとする。
御門優一:その紙面にふわり、と儚げな白い粒が降りて
"雪だるま":ポコンっ
"雪だるま":同時に。
任海悠生:どこかぎこちなく手を伸ばして、受け取ろうとしたところで。
"雪だるま":どこからか、雪玉を二つ膝丈ほどに重ねた雪だるまが落ちてくる
任海悠生:「……わ」
御門優一:「雪だるまだ」
任海悠生:ぽかんとした顔で雪だるまを見る。
"雪だるま":そこから感じるのは、僅かなレネゲイドの感覚。
"雪だるま":ズレた頭の方向をくるりと正して。
"雪だるま":『驚いたな』
"雪だるま":飾り物の口を無視して音が響く。
"雪だるま":低音のバリトンボイスだ
任海悠生:「……!御門くん」すぐに身体を向けて構えている。
御門優一:「、あぁ!」
"雪だるま":『その姿』ポコン
"雪だるま":『『”セレファイス”シリーズ』ポコンッ
"雪だるま":『その四番目だったか?』ポポポコンッ
"雪だるま":同じような雪だるまが3つ。
任海悠生:「……あなた、どこでその名前を」
"雪だるま":『同業だ。噂ぐらいは耳にするよ』
"雪だるま":『夢に、実体を与える能力。そのコンセプトに興味を持ってね』
"雪だるま":尖った鼻を細い腕がつけ直す。
任海悠生:「………」実際、夢とは限らずともそうした異界由来の--もしくはそう解釈する--能力、というのはありふれている。
"雪だるま":例えば目の間に。
"雪だるま":まるでその姿は童話のように、コミカルに自立する雪だるま。
任海悠生:宗教を見るまでもなく、世にあふれる怪談や都市伝説、映画や小説となるファンタジー。それに想いを馳せるは、人の性だ。
"雪だるま":木の実で出来たつぶらな瞳が、静かにキミを見る。
任海悠生:「……あなたの由来は、レイモンド・ブリッグスの”スノーマン”かしら?」
"雪だるま":『博識な相手には説明の手間が省けて助かる』
"スノウマンズ":『我々は"スノウマンズ"』
"スノウマンズ":枯れ木の指がばきりと鳴る
"スノウマンズ":『本命とは異なるが、まあ良い』
"スノウマンズ":『せっかくの縁だ。君の能力は興味深い』
"スノウマンズ":『我々に協力していただこう』
"スノウマンズ":───《ワーディング》
"スノウマンズ":ひやりと降り出す雪の勢いが増す。
任海悠生:「一緒に遊んだ男の子ともう一度ってこと?……残念だけど、強制するのもされるのも、わたしの趣味じゃない」
GM:君の目の前の雪だるまが発するレネゲイドの高まりとともに。
GM:いくつかの気配と足音が、この場所に近づいていた。
任海悠生:ワーディングと雪が広がる中で、傍らの彼に視線を向ける。
任海悠生:一つ息を吸って、言葉を掛ける。
任海悠生:--UGNに連絡して、だったり、逃げて、という言葉じゃなくて。
任海悠生:「来るよ、一緒にやろう!」
御門優一:その言葉を受けて、妙に楽しそうに。
御門優一:歯を見せて破顔する。
御門優一:パキパキ、と気温に由来しない霜が髪に降りて
御門優一:「あぁ」
御門優一:「一緒に、やるぞ」



GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
任海悠生:御門君には初期なので、シナリオロイスとるどー
GM:バッチコーイ
任海悠生:"スノウマンズ" 疑問/警戒〇 で。
GM:はい!ではこのシーンは以上!


◆Middle01◆

GM: 
//=====================
// Middle01
//=====================
シーンPC:全員登場

GM:登場侵蝕をどうぞ
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (47 → 55)
ヨーナ:ヨーナの侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (36 → 46)
春日雪:春日雪の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (47 → 57)
ヨーナ:10出たけど、まだ周りと比較すると低い方
アーシア・エルシャドール:35+1d10
DoubleCross : (35+1D10) → 35+6[6] → 41

GM:合流シーンになります。
GM:流れとしてはアーシアさんOPから続いてヨーナさんと鉢合わせし、自立する雪だるまに興味をもってついていくと任海さんOpの場所。
GM:ワーディングを察知した雪ちゃんも同時に駆けつける流れになります。
GM:やっていきましょう。



GM:◆市街
GM:真っ白な少女に手を引かれて歩いてみれば、街にはチラチラと白い雪が降り始めていた。
GM:そして歩くうちに気づくことがある。
"スネグーラティカ":「しかし、人の気配というものが全然無いな?」
"スネグーラティカ":ぐるりと回りを見渡す。
"スネグーラティカ":雪の降り始めた街中には人手が殆どなく、ほとんど全員が屋内に籠もっているように見える。
アーシア・エルシャドール:「そういえば、そうですね」
GM:知覚、またはRCで判定を行ってください。難易度は5です。
アーシア・エルシャドール:知覚で!
GM:どうぞ!
アーシア・エルシャドール:6dx10>=5
DoubleCross : (6DX10>=5) → 10[1,4,7,9,10,10]+5[1,5] → 15 → 成功

GM:では貴方は感覚で理解できます。
GM:僅かに降り始めた白い雪にはレネゲイドが含まれており、それが微弱なワーディングのような効果を発揮していること。
GM:それ故に街中には人の気配が無いことを理解できます。
GM:そして、その中でも一人例外を見つけました。
"スネグーラティカ":「お」
"スネグーラティカ":「アーシア、見よ」
"スネグーラティカ":「人おる」
"スネグーラティカ":袖で指し示す先には、褐色の肌の少女のような人物が存在している。
GM:ヨーナさんだ。
アーシア・エルシャドール:「ほんとうですか?」警戒しながら
"スネグーラティカ":「うむ。子供は風の子というやつかの」
"スネグーラティカ":「私のパパを知らんか聞いてみよう」
"スネグーラティカ":ぐいぐい。
"スネグーラティカ":「そこの童ー、ちょっとよいかの?」
ヨーナ:指し示されたことに気づいて、そちらに歩いていく。
アーシア・エルシャドール:「わかりました。なので、引っ張らないでください」
"スネグーラティカ":「ごめんの」引っ張らない。
アーシア・エルシャドール:着物はレンタル品だ
ヨーナ:「どうされました~?」
アーシア・エルシャドール:「いえいえ…あ、少しお聞きしたいことが」
"スネグーラティカ":「うむ。私の名前はスネグーラティカ。こっちはアーシア。おぬしの名前は?」
"スネグーラティカ":身振り手振り。
ヨーナ:「ヨーナだよー」
ヨーナ:「それで、質問とは?」
アーシア・エルシャドール:「すみません、お嬢さん。こちらのスネグーラティカさんがお父様とはぐれたとのことで」
アーシア・エルシャドール:そこまで言って気づく
"スネグーラティカ":「うむ、パパを探しているのだ」
ヨーナ:「迷子かぁ」
アーシア・エルシャドール:「あの、スネグーラティカさん」
"スネグーラティカ":「む、なんだ?」
アーシア・エルシャドール:「お聞きしていませんでした。貴女のお父様はどのような方なのでしょうか?」
"スネグーラティカ":「おー」
ヨーナ:「そうだね、それがわからなければ私も答えようがないかな」
"スネグーラティカ":ばふ、と袖と袖を合わせる。
"スネグーラティカ":「そうか伝えておらんかったか。ええとな」
"スネグーラティカ":「ハンサムじゃ」
"スネグーラティカ":「目がこう……こうなっておって」
"スネグーラティカ":「髪がこう」
"スネグーラティカ":ひらひら
"スネグーラティカ":「伝わったか?」
ヨーナ:「いえ、まったくー」
アーシア・エルシャドール:「…申し訳ありません」
"スネグーラティカ":「あ、そうだの。それなら…」
"スネグーラティカ":ごそごそ、と袖口に手を入れて。
"スネグーラティカ":カツン、と。ブローチがこぼれ落ちる。
"スネグーラティカ":「あっ」
"スノウマンズ":サクッ
"スノウマンズ":道を行く雪だるまにこぼれ落ちたブローチが突き刺さる
"スノウマンズ":ばふ ばふ ばふ
"スノウマンズ":雪玉の体がどこかへ向かう
アーシア・エルシャドール:「へ?」
"スネグーラティカ":「あ、あ、あ~~」
"スネグーラティカ":パタパタと追いかけていく
ヨーナ:「おや」
GM:そして二人ならばわかる
GM:その雪だるまはレネゲイドを帯びていることを。
ヨーナ:「ふむ……」
GM:そして後を追わないとどうなることかわからないでしょう。
ヨーナ:「とりあえず」
アーシア・エルシャドール:「はい」
ヨーナ:「追いかけてみようか。迷子は放っておけないしね」
ヨーナ:「その様子だと、君も気づいてるんだろう?あの雪だるま」
ヨーナ:「何が起こるかわからないもの……ってこと」
アーシア・エルシャドール:「そうですね」驚いている様子はない、この少女も”そう”なのだろう
ヨーナ:「ん。では行こう」
ヨーナ:アーシアさんの意志を確認したので、スネグーラティカさんを追いかけます
アーシア・エルシャドール:こちらも急ぎます!
GM:そうして二人は追いかける。
"スノウマンズ":コロコロコロコロ
"スネグーラティカ":カツカツカツカツ
GM:雪玉に導かれて、駅前の大通り。大きな、そして人気のない道路へとたどり着く
君臣ユウ:そこには、別の道を通ってきたらしい金髪の少年と黒髪の少女も同時に居て
御門優一:「なんかいっぱい来た!」
GM:黒髪の少年と少女が雪だるまに囲まれている場面に遭遇する
任海悠生:「……む。数が多いと大変なんだけどどうだろ」
御門優一:「どうなるかね……えーと、そっちはUGNかな!そうだと嬉しい!」
御門優一:新しくやってきた少女たちに呼びかける。
君臣ユウ:「…ってことだけど、雪ちゃん」
君臣ユウ:どうする?と目で問う
春日雪:「……ええ、見覚えがありますとも。”セレファイス‐IV”と、そのお友達ですね?」
春日雪:雪ダルマに囲まれる少女と少年、そして。
任海悠生:「……む。今日は名前知られてるのが多い日だね……」
御門優一:「人気者だな、お前」
任海悠生:「普段はそんなじゃないの知ってるのに」すこし頬を膨らませる。
御門優一:「普段の商店街だと俺の役目だもんな。ってのんびりしてる場合でもないけど…」
春日雪:「──そちらの皆様も。少なくとも、そのうちお二人は、何度かUGNに協力いただいた方とお見受けします。相違ありませんか?」
春日雪:駆け付けた少女たちに、警戒の色が濃い、しかし友好的な意志を込めた赤い瞳を向ける。
ヨーナ:「そうだねー」
アーシア・エルシャドール:「はい。イリーガルです。登録コードネームは《ストレイド》」
"スネグーラティカ":「紛れてしまった…どれじゃろ」キョロキョロ。
ヨーナ:「UGNとは懇意にさせてもらっているし、そちらに危害を加えるつもりとかはないよ~」
アーシア・エルシャドール:「協力に関しては了解いたしますが…」
君臣ユウ:「ってことは味方みたいだな」
春日雪:「ええ。そのお二人と同行されているとなれば、もうお一方も、ひとまず害意は無いと判断しましょう。では──」
アーシア・エルシャドール:ブローチをなんとか見つけなければ………数的に面倒そうだと息をつく。
"スネグーラティカ":「どの雪だるまかわからんくなってしまった」
"スネグーラティカ":「壊すか」
"スノウマンズ":『それは困るなあ』
"スノウマンズ":雪だるまのどれかから低い声が響く。
"スノウマンズ":『UGNはどこにでも居るね。さすがは正義の味方だ。素晴らしい』
春日雪:「……なるほど、源はそちらですか。では、伺います」
春日雪:雪ダルマの一団に、困ったような微笑を向けて。
"スノウマンズ":『聞こうじゃないか。問いたまえ』
春日雪:「……その物言い、そしてこの異常を──レネゲイドを帯びた雪。あなた方の仕業であるならば」
春日雪:「──あなた方は、世界(わたしたち)の敵ですか」
"スノウマンズ":『ふふ。あぁ。いや、いや、いいや』
"スノウマンズ":『みんなの隣人だよ』
"スノウマンズ":『ただ、その中に』
"スノウマンズ":『世界の敵が居るだけさ』
"スノウマンズ":雪だるまの一体がマフラーを靡かせる。
"スノウマンズ":『FH、"スノウマンズ"』
"スノウマンズ":『参ろうか』
春日雪:「……隣人(ネイバー)であるなら、このようなことをするものではないでしょう」
春日雪:「──仕掛けてくるなら応じる他ありません。……申し遅れました。"リトル・ミストレス"春日雪。お預かりしている副支部長の権限を以って」
春日雪:「皆さんに、協力を要請します。……もちろん、報酬は規定通りに」
春日雪:スカートの代わりに、外套の裾をつまんで一礼。
ヨーナ:「これもまた縁か。UGN周りの人々はともかく、雪だるまとの奇縁ができるとは思わなかったよ」
ヨーナ:「”ヴィス・テクム”ヨーナ、協力要請を承った」
アーシア・エルシャドール:問答に耳を傾けつつ、索敵《ソナー》を起動。地面と感覚を接続し大量の雪だるまの中からブローチ分重いものを探すが───
アーシア・エルシャドール:「(雪の影響でしょうか、辿りづらい。)これは、元凶を何とかするしかありませんか……」戦闘は苦手だが、この人数ならなんとかなるだろう。
アーシア・エルシャドール:「こちらも、承りました」袖からナイフを数本取り出し、相手を見据える。
任海悠生:「……こっちが助けてもらう側だし、寧ろ感謝しないとなんだけど。……”セレファイス‐IV",任海悠生!よろしくおねがいしますっ!」
GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:エネミーは"スノウマンズ"の雪だるまユニットが3体が10mの位置。行動値は5。

▼エンゲージ
"スノウマンズ1,2,3"
 (10m)
ヨーナ、アーシア、春日、任海

GM:こうなります。
GM:なお、君臣・御門は戦闘の合間に雪だるまを確かめようとする少女を保護に回っています。
GM:ではラウンド始めていきましょう
春日雪:頼んだぜ男子ズ!
任海悠生:了解です! よろしくね
ヨーナ:頼むぞ~
GM:セットアップから!
任海悠生:なしです。
アーシア・エルシャドール:なしです。
ヨーナ:《光の剣》武器作成!攻撃力+5ガード値3の白兵武器を作成
ヨーナ:ヨーナの侵蝕率を2増加 (46 → 48)
"スノウマンズ":《先陣の火》《氷の城塞》 ラウンド中HPダメージを9点軽減、行動値を+15。スノウマンズ1-3の行動値が20に。
春日雪:使っておきましょう、ユニークコード。シーン中、PC全員の判定ダイス+2個です。
任海悠生:ありがたや
ヨーナ:たすかり!
GM:演出あればどうぞ!
ヨーナ:こちらの演出は攻撃演出で行うので大丈夫です!
春日雪:こちらは省略で!(ミドル前の協力要請がそれという感じでひとつ)
GM:了解!ではイニシアチブ20!
GM:スノウマンズは共通なので1-3一気に判定します。
"スノウマンズ":《炎の加護》《フレイムリング》 射撃武器作製、サラマンダーの判定D増加
"スノウマンズ":メジャー【雪合戦】《C:サラマンダー》《炎の刃》《結合粉砕》
"スノウマンズ":対象は…
"スノウマンズ":choice[ヨーナ, アーシア, 春日, 任海] 1
DoubleCross : (choice[ヨーナ,アーシア,春日,任海]) → アーシア

"スノウマンズ":choice[ヨーナ, 春日, 任海] 2
DoubleCross : (choice[ヨーナ,春日,任海]) → 春日

アーシア・エルシャドール:うぎゃー
"スノウマンズ":choice[ヨーナ, 任海] 3
DoubleCross : (choice[ヨーナ,任海]) → ヨーナ

春日雪:来るが……いいさ!
"スノウマンズ":任海さん以外の3人に!
ヨーナ:なるほどね
任海悠生:みんなーっ
"スノウマンズ":11DX7 アーシアさん
DoubleCross : (11DX7) → 10[2,2,2,4,5,5,6,6,7,9,10]+10[6,7,9]+10[1,9]+10[10]+1[1] → 41

"スノウマンズ":11DX7 雪ちゃん
DoubleCross : (11DX7) → 10[1,1,2,3,4,4,5,5,7,10,10]+10[3,6,10]+3[3] → 23

"スノウマンズ":11DX7 ヨーナさん
DoubleCross : (11DX7) → 10[1,1,2,2,2,2,4,8,8,9,10]+10[5,6,8,9]+10[9,10]+10[3,8]+4[4] → 44

"スノウマンズ":リアクションどうぞ
春日雪:小さな女の子に甘い奴がひとりおるな?
"スノウマンズ":子供の隣人だよ
アーシア・エルシャドール:オートでナイフを取り出しがーどします
春日雪:ガード値のある武器は持ってないので、ワンチャンドッジ!
春日雪:1dx>=23
DoubleCross : (1DX10>=23) → 5[5] → 5 → 失敗

春日雪:めちゃ・貧弱だった。
ヨーナ:光の剣でガードかなぁ
"スノウマンズ":ではダメージ
"スノウマンズ":5d10+20 装甲無視。アーシアさん
DoubleCross : (5D10+20) → 18[4,8,2,1,3]+20 → 38

"スノウマンズ":3d10+20 装甲無視。 雪ちゃん
DoubleCross : (3D10+20) → 12[2,7,3]+20 → 32

"スノウマンズ":5d10+20 装甲無視。ヨーナさん
DoubleCross : (5D10+20) → 36[7,8,7,4,10]+20 → 56

ヨーナ:うわー
アーシア・エルシャドール:器物使いは武器のガード値+5!! だめだこりゃ
春日雪:ヨーナさんへの殺意!!
春日雪:こちらはHP24なので戦闘不能、リザレクト!
春日雪:春日雪の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (57 → 65)
ヨーナ:戦闘不能~ リザレクト!
ヨーナ:ヨーナの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (48 → 53)
アーシア・エルシャドール:戦闘不能、リザレクトです。
アーシア・エルシャドール:41+1d10
DoubleCross : (41+1D10) → 41+5[5] → 46

GM:では演出!

"スノウマンズ":『では、童心に戻るとしよう』
"スノウマンズ":『UGNの皆さんは、こういう遊びはご存知かな?」
"スノウマンズ":雪だるまが密集する。
"スノウマンズ":枯れ木で作られた腕が隣の雪だるまをそれぞれ持ち上げ、投げつける!
"スノウマンズ":ここに集まってくる間に体に埋まった固形物などが弾け、君たちに叩きつけられた
"スノウマンズ":『雪合戦だ』
ヨーナ:「これは、手厳しいな」
春日雪:「ッ……見た目はその、こんなのですが……威力は本物です!そちらはお任せします……!」
春日雪:相手を見るや少女のカバーに回った男子たちに、改めて声を飛ばしながら。レネゲイドの再生力に任せて、なんとか立っている。
ヨーナ:硬い破片が鋭く刺さり、致命傷を負う。レネゲイドを活性化させて復活!
アーシア・エルシャドール:「………う、弁償ですかね。」
アーシア・エルシャドール:探知に使用している足をかばった結果、上半身はボロボロだ。
任海悠生:「みなさん……!」たまたま狙われない位置にいた。「……、今なら弾が薄いです!行きましょう!」
君臣ユウ:「任務による装備の損壊は、支部に回せば補填があります」
御門優一:「っしゃ、反撃だな」

GM:イニシアチブ16、アーシアさん
GM:どうぞ
アーシア・エルシャドール:はい!
アーシア・エルシャドール:コンボ:索敵《ソナー》コンセントレイト+カスタマイズ+レインフォース+器物使い
アーシア・エルシャドール:ナイフで1に射撃攻撃
"スノウマンズ":こーい
アーシア・エルシャドール:侵蝕値+6
アーシア・エルシャドール:判定します
GM:どうぞ!
アーシア・エルシャドール:8dx7+2
DoubleCross : (8DX7+2) → 10[1,4,4,5,6,7,8,8]+5[3,3,5]+2 → 17

アーシア・エルシャドール:んんん
任海悠生:ユニークコード分載せました?あと妖精必要なら言ってね
アーシア・エルシャドール:忘れてました!
アーシア・エルシャドール:2dx7+2
DoubleCross : (2DX7+2) → 10[9,10]+4[2,4]+2 → 16

GM:感覚6、器物3、カスタマイズ2、ユニークコードだから13個かな?
アーシア・エルシャドール:17
GM:あと3個分降っていいよ
アーシア・エルシャドール:自分のデータがボロボロ
GM:そんな日もある
アーシア・エルシャドール:ありがとうございます
GM:どうぞ!
アーシア・エルシャドール:3dx7+2
DoubleCross : (3DX7+2) → 10[5,6,7]+1[1]+2 → 13

GM:後乗せ無いなら17かな
アーシア・エルシャドール:17で
任海悠生:GMから許可を頂いたので、ここでコンボ:遥けきカダスを求めて≪妖精の手≫を使用します。判定を1dx7+22 で振ってくださーいっ
アーシア・エルシャドール:ありがたい!
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を4(→ 4)増加 (55 → 59)
GM:じゃあ+22から1dx7をどうぞ!
アーシア・エルシャドール:1dx7+22
DoubleCross : (1DX7+22) → 10[7]+2[2]+22 → 34

"スノウマンズ":ガード。ガード時に《蒼き悪魔》LV3 相手に9ダメージ。
"スノウマンズ":ダメージをどうぞ
アーシア・エルシャドール:4d10+10
DoubleCross : (4D10+10) → 20[5,4,3,8]+10 → 30

アーシア・エルシャドール:《蒼き悪魔》で死亡、リザレクトします。
"スノウマンズ":9点軽減して21点!ぎりぎり生きています。
GM:リザレクトもどうぞ
アーシア・エルシャドール:52+1d10
DoubleCross : (52+1D10) → 52+5[5] → 57

GM:そして演出もどうぞ!
アーシア・エルシャドール:はーい

アーシア・エルシャドール:「………様子見ですかね」相手の防御性能は未知数、脚の速さで自分が試金石になるべきだろう。
"スノウマンズ":雪合戦を受けて君にわかることがある。
"スノウマンズ":群体として動いている雪だるまの中に、何体か司令塔の役割をこなしている個体がいる。
"スノウマンズ":君の感覚は、その動きを的確に捉えていた
アーシア・エルシャドール:ナイフの切れ味を強化、手首、肘の関節を軟化させ投擲。
アーシア・エルシャドール:「………索敵《ソナー》」
アーシア・エルシャドール:全体の把握のためか動きの少ない個体、ソレを射つ。
"スノウマンズ":『おや』ぐるん、と雪玉の顔が振り向く
"スノウマンズ":『優秀な索敵が居るね。猪武者相手ならコレで充分なのだが』
"スノウマンズ":ナイフが着弾────体が弾ける。
"スノウマンズ":その一瞬前に雪玉の頭を弾いて、別の雪だるまの体に映る。
"スノウマンズ":そして弾けた体は弾け、君への反撃となる
アーシア・エルシャドール:「───っ!!」
アーシア・エルシャドール:非常に不味い………見た目に反してかなりの性能。
アーシア・エルシャドール:「というか、私より強いじゃないですか………」冷や汗が流れる、どう動くべきか………あるいは
アーシア・エルシャドール:「指令個体が何体かいます、それを!」
アーシア・エルシャドール:味方を信じる。

GM:イニシアチブ13、ヨーナさん!
GM:どうぞ!
ヨーナ:はーい
ヨーナ:マイナーで戦闘移動
ヨーナ:雪だるまたちのエンゲージに入ります
"スノウマンズ":いらっしゃい

▼エンゲージ
ヨーナ、"スノウマンズ1,2,3"
 (10m)
アーシア、春日、任海

ヨーナ:メジャーで《光の舞踏》《フォース》《ブルータルウェポン》《コンセントレイト:モルフェウス》 対象はスノウマンズ2!
"スノウマンズ":こいっ!
ヨーナ:オートで《砂の加護》のせちゃう!
GM:判定をどうぞ!
ヨーナ:13dx7+7
DoubleCross : (13DX7+7) → 10[1,2,3,3,4,4,4,6,6,7,7,8,8]+10[3,5,9,10]+5[2,5]+7 → 32

"スノウマンズ":ほぉ~。2はガード+蒼き悪魔!9点反撃!
"スノウマンズ":支援とかダメージもどうぞ
任海悠生:ダメージロール前にフォールンサラマンダーを起動。ダメージロールに+2d10してね!
ヨーナ:ありがとうございます!
GM:ダメージもどうぞぜ~
ヨーナ:6d10+14
DoubleCross : (6D10+14) → 42[9,6,6,8,6,7]+14 → 56

"スノウマンズ":9点軽減して47点!2が爆散!
"スノウマンズ":だが反撃ダメージも受けてもらう!
ヨーナ:ヨーナの侵蝕率を12増加 (53 → 65)
ヨーナ:9点もらうので、死!
ヨーナ:リザレクト!
ヨーナ:ヨーナの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (65 → 70)
GM:演出もどうぞ~
ヨーナ:はいな!

ヨーナ:光熱を集中させた、刀身が光り輝く剣を生成。
ヨーナ:「さて、ありがたくアドバイス通り」
ヨーナ:「指揮官を狙おうかなー」
ヨーナ:ザザザザッ
ヨーナ:砂を舞わせる。狙いは視覚の撹乱……ではなく
ヨーナ:足音の偽装のためだ。
ヨーナ:たとえ視界に収めていたとしても、音が異なれば違和感を生み出す
"スノウマンズ":先程体を変えたのとは別。意識の裏側になりそうなバランスに配置された雪だるまがいる。
"スノウマンズ":『む。砂……実体を媒介する能力か?』
"スノウマンズ":群体に与えられた自動的なガード機構。飛来する砂粒からも本体をかばうように。
"スノウマンズ":君の目には、砂汚れの少ない個体が一つ、真っ先に警戒するのが見える
"スノウマンズ":『撹乱にしては見えているが…さて、狙いや如何』
ヨーナ:「なるほど、そこだね」
ヨーナ:手首で光剣を回転させ、身もひねり、その勢いで切る。
"スノウマンズ":赤白のファンシーなステッキを剣のように構え、
"スノウマンズ":その剣閃を見たのは胴体が半円となった後だ。
"スノウマンズ":『ほ、お』
"スノウマンズ":『見事だ』
"スノウマンズ":すれ違いざま、君の体に刃傷が走る。
ヨーナ:軽量の剣は、次の切断行動にも移る勢いだったが、
ヨーナ:「む」
"スノウマンズ":刃もなにもないステッキの、速度による斬撃だ。
"スノウマンズ":『一手を遅らせてもらう。それぐらいはしなくては』
"スノウマンズ":パキッ
"スノウマンズ":飛んだ首が割れて、統率されていた群団の一角が水となって溶け落ちる。
ヨーナ:「やるねぇ……ぐっ」
ヨーナ:傷を受けて蘇生復活し、「まぁ、雪だるまくんと私、お互い目的は達した。という感じかな……」

GM:イニシアチブ9、任海さん。
任海悠生:はい。マイナーなし、メジャーコンボ:オオス=ナルガイの谷《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》にて1を攻撃。
任海悠生:6dx7+7
DoubleCross : (6DX7+7) → 10[4,5,6,8,10,10]+6[3,3,6]+7 → 23

任海悠生:回んないなあ!
"スノウマンズ":1はガード。悪魔使ったので反撃はなし。
"スノウマンズ":ダメージください!
任海悠生:はーい。FサラマンダーはR一回なのでなし。
任海悠生:3d10+8+1d10 
DoubleCross : (3D10+8+1D10) → 17[3,4,10]+8+8[8] → 33

任海悠生:装甲等有効。出目が良い感じ。
"スノウマンズ":9点軽減で24点!累積45点で1も爆散!
GM:演出どうぞ!
任海悠生:よし。演出へ。

任海悠生:二人の攻撃を見つめていた。元から攻撃も受けていないから余裕は潤沢。
任海悠生:「Function Open.開け、焔の洞窟。七拾の段を降りよ」己の内にきざまれたゆめをよびおこす。
任海悠生:見つめた彼女らの攻撃と行動が、わずかばかりに鋭く、より理想とする動きに近づいていたことと、
任海悠生:今虚空から湧き上がる白大理石の砲。これの原理はどちらも同じ。
"スノウマンズ":『────来たな』
任海悠生:観察はしていたし、示唆の言葉も貰っていた。だから、撃つのは既に傷が着いている1体。
"スノウマンズ":先程爆散した司令個体。
"スノウマンズ":黒いボタンで作られた瞳が表情を変えずにそれを見る。
任海悠生:「雪を変えても無駄だよ。わたしがなにかを知っているなら、分かっているでしょうけれど」
任海悠生:ゆめをこのうつしよに降ろすことが出来るということは、そのゆめをとらえることが出来るという事。
任海悠生:どん、と重低音が鳴る。砲は確かに逃すことなく打ち抜いた。
"スノウマンズ":『──────』
"スノウマンズ":何かを対抗しようとして、それでも。
"スノウマンズ":朝に目が覚めるように、夢の住民として溶け落ちる。
"スノウマンズ":『……参ったな。流石につま先に触れるぐらいは出来ると思ったのだが』
"スノウマンズ":別の雪だるまが口にする。
"スノウマンズ":最初の数から既に2/3に数が減っていた。
任海悠生:「一回使ったでしょ。特別な仕掛けが無いなら、すぐにもう一度なんてさせないよ」
"スノウマンズ":『手厳しい。こちらの仕込みはどこまでも現実だからね』
"スノウマンズ":『だが、夢を見せるのも我らの仕事だ』

GM:イニシアチブ4、雪ちゃんどうぞ!

▼エンゲージ
ヨーナ、"スノウマンズ3"
 (10m)
アーシア、春日、任海

春日雪:ヤー!マイナーなし、メジャーでアーシアさんに《導きの華》!次の判定の達成値+10となります。
春日雪:(正確に言えば「次のメジャーアクションの判定」となります)
春日雪:春日雪の侵蝕率を4増加 (65 → 69)
GM:演出も有ればどうぞ!

春日雪:「……この場はあと一押し、といったところでしょうか。この後を考えると、あまり時間はかけていられません」
春日雪:「アーシアさん。……あなたの力を、少しお借りしますね?」
春日雪:"領域"を広げる。胎内のレネゲイドが精製した、微かな香りを放つ何かが空間に満ちる。
春日雪:それは、僅かに感覚を増幅させる程度の手助け。けれど、同時──。
春日雪:──香気に交じった何かが。じくり、と。アーシア・エルシャドールの柔肌に染みていく。
春日雪:「あまり派手なことはできませんが……お手伝いは、させていただきますから」
春日雪:──他者のレネゲイドを貪り、それを対価として残ったレネゲイドを活性化させる。
春日雪:触れずとも、その程度の芸当は出来るのだ。
アーシア・エルシャドール:「───ッ、ん……」
アーシア・エルシャドール:むず痒いような、或いは肌を刺すような不思議な感覚を覚える。
アーシア・エルシャドール:慣れない刺激ゆえ、吐息と共に声がもれる。だが、それだけではなく
アーシア・エルシャドール:「(体が軽い………これは)」支援をくれた少女に一礼し、残った指令個体に目標を定める。
アーシア・エルシャドール:「ありがとうございます。対価は、相応の働きで」
GM:クリンナップ。スノウマンズの行動値が5に戻ります。
GM:そして手番で侵蝕を挙げ忘れた人も上げておいてね!
任海悠生:上げ忘れていた侵蝕処理します。
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を4(→ 4)増加 (59 → 63)
春日雪:ヤー、クリンナップは特になし!
任海悠生:これで終わり!
ヨーナ:クリンナップ特になし!



GM:では第2ラウンド
GM:セットアップ!
"スノウマンズ":《氷の城塞》 ラウンド中HPダメージを9点軽減
ヨーナ:なし!
アーシア・エルシャドール:なし!
任海悠生:なし。
春日雪:こちらも無しで!
春日雪:(ユニークコードはこのラウンドも効いています)

▼エンゲージ
ヨーナ、"スノウマンズ3"
 (10m)
アーシア、春日、任海

GM:イニシアチブ16、アーシアさん!
アーシア・エルシャドール:はい!
アーシア・エルシャドール:コンボ:索敵《ソナー》コンセントレイト+カスタマイズ+レインフォース+器物使い 侵蝕値+6
アーシア・エルシャドール:3に射撃攻撃!
"スノウマンズ":こい!判定をどうぞ!
アーシア・エルシャドール:13dx7+12
DoubleCross : (13DX7+12) → 10[1,1,1,1,2,3,3,5,7,7,8,9,9]+10[1,1,5,7,8]+10[6,10]+1[1]+12 → 43

"スノウマンズ":ガード!《蒼き悪魔》で9ダメージ反撃!
"スノウマンズ":ダメージください!
アーシア・エルシャドール:5d10+10
DoubleCross : (5D10+10) → 27[2,8,6,8,3]+10 → 37

"スノウマンズ":9点軽減して28点。
"スノウマンズ":そのダメージで3も爆散します。
"スノウマンズ":9点反撃も食らってください。
"スノウマンズ":戦闘終了なので立ち上がらなくても大丈夫です。
アーシア・エルシャドール:死亡、リザレクト
GM:シーンが変更するとHP1で復活できるため温存もありです。
アーシア・エルシャドール:アーシア・エルシャドールのHPを1D10(→ 1)増加 (0 → 1)
GM:リザレクトが上手い
GM:では演出もどうぞ!
アーシア・エルシャドール:はい!

アーシア・エルシャドール:再びナイフを投擲、速度は先程の倍以上だ。
アーシア・エルシャドール:残ったスノウマンに真っ直ぐ突き刺さる。しかし、決定打には届かない。
"スノウマンズ":『ほう…!』
アーシア・エルシャドール:「火力不足は否めませんか」
"スノウマンズ":マフラーを付けた雪だるまが反応する。
アーシア・エルシャドール:「つまらない攻撃で申し訳ありませんが………」
アーシア・エルシャドール:「遊びなく倒させて頂きます」
アーシア・エルシャドール:感覚を接続。
"スノウマンズ":球形の身を削り取るようにそのナイフを振るい落とそうとし────
アーシア・エルシャドール:対象は最初に投げたナイフ、そして"スノウマン"だ
アーシア・エルシャドール:崩れた雪や固形物に押し潰され、深く埋まったナイフの感が無理矢理接続される。
"スノウマンズ":操ると言えどこの体は無機物。能力の対象にするには、レネゲイドを帯びている分最適が過ぎた。
アーシア・エルシャドール:そしてゆっくりと歩き、スノウマンへと近付いた。
"スノウマンズ":『ふむ、コレは参った』
"スノウマンズ":雪だるまの顔が近づく君を見る。
"スノウマンズ":『夢は見るものだからね』
アーシア・エルシャドール:「貴方、固そうですね………」
アーシア・エルシャドール:骨が折れそうです。そう呟き、2本目のナイフでスノウマンを解体した。
"スノウマンズ":『どうやら相性が良すぎたか』
"スノウマンズ":『君のように、多感な少女が相手ではね』
"スノウマンズ":やれやれ、と雰囲気を滲ませて
"スノウマンズ":雪だるまの体が溶けた
アーシア・エルシャドール:「ですね、それに………」
アーシア・エルシャドール:「夢はそこそこ叶っているので、貴方がおっしゃるほど夢見がちではありませんよ?」
GM:戦闘終了です。

GM:統率を失った雪だるまたちは体を失い、地面が少し濡れた以外は存在感すら消えている。
GM:そこには新たにしんしんと雪が柔らかく降り注ぎ。
GM:そして君たちは気付くだろう。
GM:乱戦の中で紛れたのか、"スネグーラティカ"と名乗る少女の姿も同時に消えていた。
任海悠生:「……ふう。何とかなりましたね。ありがとうございました、皆さん」ぺこりと頭を下げて。
御門優一:「いきなりなんだったんだ……。そっちの人たちも助かったよ」
ヨーナ:「どういたしまして」
アーシア・エルシャドール:「いえいえ、こちらこそ」
ヨーナ:「もっとも、単体では厳しかったかな。お互いさまというやつだ」
御門優一:「そう言ってもらえると助かる。数相手するのは苦手でね」
春日雪:「そうですね。こちらも遭遇戦でしたから、皆さんのご協力を頂けて助かりました」
春日雪:「ユウくんはともかく、わたしに戦う力はありませんからね」
君臣ユウ:「うん。持久戦は苦手じゃないけど、大変だ」
君臣ユウ:「御門優一さん、任海悠生さんに、ヨーナさん、アーシア・エルシャドールさん、だったな。ありがとう」
君臣ユウ:「消耗したし、どこかで落ち着いて話をまとめようと思うけど、良いかな?」
任海悠生:「わたしは構いません。色々お伝えしたいこともあるし…」
ヨーナ:「雪も降ってるし、風邪を引くリスクを追う必要はないしね」
アーシア・エルシャドール:「はい、こちらも尋ねたいことが………」
春日雪:「──ええ、お礼代わりにお茶とお菓子でも──」
春日雪:この状況の中では営業しているか分かりませんが──。そう、言いかけて。
春日雪:「……あら?」
君臣ユウ:「ん、どうした雪ちゃん」
ヨーナ:「ん?」
春日雪:いち、にぃ、と。一人ずつ人数を数える仕草。
春日雪:「……ひとり、足りませんね?」



GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
春日雪:ロイスは…保留で!購入については、まず自前用のローラーブーツを。
任海悠生:ロイスはまだみんな分かってないから保留で。購入は……うーん。応急もだけど、ナイフとかの弾数もあった方がいいよねこれ
春日雪:7dx+4>=11
DoubleCross : (7DX10+4>=11) → 9[2,4,4,5,5,6,9]+4 → 13 → 成功

春日雪:成功、取得して装備。行動値が1落ちて、セットアップで使うと戦闘移動距離+5となります。
アーシア・エルシャドール:銃買うか
ヨーナ:ロイスは保留かなぁ
ヨーナ:購入は応急にしよう
任海悠生:まず応急買いますか。
任海悠生:4dx+1>=8
DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 8[1,2,3,8]+1 → 9 → 成功

ヨーナ:2dx+1>=8
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 8[3,8]+1 → 9 → 成功

任海悠生:アーシアさんかヨーナさんか雪ちゃんに使ってもらおう
ヨーナ:やった!使います!
ヨーナ:あ、自分の分です
ヨーナ:5+2d10
DoubleCross : (5+2D10) → 5+14[8,6] → 19

ヨーナ:HP19点になりました
アーシア・エルシャドール:ボルトアクションライフルを
アーシア・エルシャドール:能力訓練+器物使い+砂の加護
アーシア・エルシャドール:アーシア・エルシャドールの侵蝕率を3(→ undefined)増加 (64 → NaN)
任海悠生:ヨーナさんあと4点か 大分回復してる なら雪ちゃんとかアーシアさんのがいいかな
春日雪:うす、ではアーシアさんに使っていただければと!<応急
アーシア・エルシャドール:あ、ミス
アーシア・エルシャドール:3あげまーす
任海悠生:じゃあアーシアさんに渡して。 多分プラスマイナスの記入漏れかな
アーシア・エルシャドール:とりあえず判定を
アーシア・エルシャドール:後で数えます
アーシア・エルシャドール:大丈夫ですかね?
GM:いいよー
GM:購入判定しておきな!
アーシア・エルシャドール:はーい
アーシア・エルシャドール:8dx10+5>=15
DoubleCross : (8DX10+5>=15) → 7[1,1,4,5,5,6,6,7]+5 → 12 → 失敗

アーシア・エルシャドール:財産点使用してゲット
アーシア・エルシャドール:ポンケのナイフとボルトアクションライフルを交換します
GM:はーい
GM:では全員判定してシーンは以上だ


◆Masterscene◆

GM: 
//=====================
// Masterscene
//=====================

GM:◆街中 小道
GM:戦闘の行われた路地から入った小道の先。
"スノウマンズ":雪だるまが転がる
"スネグーラティカ":白い着物の少女が追いかける。
"スネグーラティカ":「おい、待たんか雪ん子」
"スネグーラティカ":徐々に詰まった距離のままに、雪だるまに飛びつく。
"スネグーラティカ":「よし、捕まえたぞ。すまんがこれは大切なものでな。やるわけにはいかん」
"スネグーラティカ":雪玉に刺さったブローチを取り出し、付着した雪を払い落とす。
"スノウマンズ":『そんなに大切なものかね?』低い声
"スネグーラティカ":「うお」雪だるまを取り落とす
"スネグーラティカ":「……おぬし話すんだったな。違和感が凄いな」
"スネグーラティカ":「パパから貰ったものだからな。無くすわけにもいかん」
"スノウマンズ":『そうかい、お父さんから』
"スノウマンズ":『ところでここからは説得を始めるんだがね?』
"スノウマンズ":『一緒に来るつもりはないかな?』
"スネグーラティカ":「………」
"スノウマンズ":『キャンディをあげよう』
"スネグーラティカ":「私が言うことではないが、それで着いていくように見えるのか?」
"スノウマンズ":『お気に召さないか。ならそうだなあ』
"スノウマンズ":『ならコレでどうだ。君が父親と再会する手助けをしてあげようか?』
"スネグーラティカ":「何。………胡散臭いのだが?」
"スネグーラティカ":「それに、もう協力者は間に合っている。あっちのほうが見目も良い」
"スネグーラティカ":あっち。とやってきたほうを袖で指す
"スノウマンズ":『安心すると良い』
"スノウマンズ":『嘘は嫌いなんだ』
"スノウマンズ":『それに、こちらと一緒に来る利点を一つ聞かせてあげよう』
"スノウマンズ":そして雪だるまは何かを言って
GM:風が一つ吹く。
GM:路地には誰も居なくなった。


◆Middle02◆

GM: 
//=====================
// Middle02
//=====================
シーンPC:全員登場

GM:登場侵蝕をどうぞ
ヨーナ:ヨーナの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (70 → 78)
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (63 → 69)
アーシア・エルシャドール:67+1d10
DoubleCross : (67+1D10) → 67+9[9] → 76

春日雪:春日雪の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (69 → 74)



GM:では、情報収集シーンになります
GM:そして情報項目を出す前に一つ。
GM:エネミーエフェクト:《苛烈なる熱気》
GM:現在この街には上記のエネミーエフェクトの影響下にあり、このシーンでは達成値が9以下の場合、全て達成値0として扱われます。
GM:つまり10以上を出さないと行けないわけですね。
GM:それを踏まえてまずは以下の判定を行っていただきます。

■【『防寒対策』 <意志>、<調達>】
<意志>または<調達>技能で判定を行い、合計値が『防寒値』となる。
累積した防寒値は財産点のように判定後の達成値の増加として扱える。
※この判定は《苛烈なる熱気》の対象にならない

GM:防寒用の衣類の調達と、寒さに対する耐性を判定します!
GM:現在街中に出て活動するにはドンドン気温が低く感じられ、その中で活動するためのポイントになります。
GM:マフラーとかコートとか冬用インナーなどの防寒冬ファッションになることで達成値が増えるというわけ。
GM:ということで、皆さん<意志>、<調達>のどちらかで判定してください
春日雪:では、自分は調達……の前に。
春日雪:使っておきましょうユニークコード。シーン中、PCの判定ダイス+2個です。
任海悠生:たすかります 残り1回かな
春日雪:ですです。
ヨーナ:ありがたい!
GM:ですぜ。じゃあそれぞれ得意な技能で判定!ユニークコードと侵蝕ボーナスを忘れないでね!
任海悠生:調達にて判定します。
アーシア・エルシャドール:調達かな
春日雪:では…調達で!
ヨーナ:調達で判定!
任海悠生:6dx+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 9[2,2,5,8,9,9]+1 → 10

ヨーナ:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[2,2,10,10]+8[6,8]+1 → 19

春日雪:9dx+4
DoubleCross : (9DX10+4) → 10[3,5,6,7,7,8,9,10,10]+4[1,4]+4 → 18

アーシア・エルシャドール:2dx10+4
DoubleCross : (2DX10+4) → 4[3,4]+4 → 8

アーシア・エルシャドール:増やすの忘れ!
任海悠生:ヨーナさんと雪ちゃんがめっちゃ高い
GM:おっと。アーシアさんはもう2Dふりな!
アーシア・エルシャドール:失礼
アーシア・エルシャドール:2dx10+4
DoubleCross : (2DX10+4) → 7[4,7]+4 → 11

GM:C(10+19+18+11)
DoubleCross : c(10+19+18+11) → 58

GM:では防寒値58。これが共通の財産点のように使用できます
GM:いや……
GM:多いが…?
GM:皆さんもこもこになりました。体を冷やさないように着込んでね
GM:ともあれ情報項目を出します。

■【『降雪情報』 難易度8 <情報:UGN>、<情報:噂話>】
■【『"スノウマンズ"について』 難易度8 <情報:UGN>、<情報:FH>】

GM:まずは以上2点。情報を開けた後に追加項目があります。
GM:また、《苛烈なる熱気》によって達成値9以下の場合は自動失敗。
GM:技能を宣言して判定をどうぞ!
任海悠生:■【『"スノウマンズ"について』を情報UGNで。コネUGN幹部を起動。
任海悠生:5dx>=8
DoubleCross : (5DX10>=8) → 8[3,3,3,8,8] → 8 → 成功

ヨーナ:降雪情報いきます!技能噂話で、コネ:噂好きの友人を使います
ヨーナ:6dx+4>=8
DoubleCross : (6DX10+4>=8) → 5[1,2,2,3,5,5]+4 → 9 → 成功

GM:10以上で成功になりますので、防寒値を使用するか財産点を使ってね~
任海悠生:せやんな 防寒値2点頂きたく。
ヨーナ:防寒値1点使います!
任海悠生:これで合計3点使って残り55点かな
GM:その通り。
GM:では情報開示!

■【『降雪情報』 難易度8 <情報:UGN>、<情報:噂話>】
 実際の気温とは関係なく降り始めた雪。
 レネゲイドを帯びており、この雪を媒介にして特殊な《ワーディング》の効果を発揮している。
 降雪情報が確認されたのは数時間前であり、徐々に移動してこの街に移動した。
 
 →■【『"ワーディング"の特性』 難易度9 <情報:UGN>、<情報:裏社会>】が開放されました。

■【『"スノウマンズ"について』 難易度8 <情報:UGN>、<情報:FH>】
 FHセル『グランパ』に所属するFHエージェント。
 雪だるまを媒介にしての広域探索の活動報告が確認されている。
 
 所属する『グランパ』セルはレネゲイドが及ぼす影響について研究している。
 特にレネゲイドから生まれる存在、レネゲイドビーイングについての研究がメイン。
 その特性から物語、特に妖精・妖怪等に関する逸話の情報を厚く取り扱っている。

GM:というわけで追加された情報項目は『■【『"ワーディング"の特性』 難易度9 <情報:UGN>、<情報:裏社会>】』一つ!
GM:こちらも技能を宣言して判定をどうぞ!
春日雪:それではこちらが!
春日雪:情報:UGNにコネもユニークコードも足しまして。
アーシア・エルシャドール:頼みます!
GM:どうぞ!
春日雪:11dx+2>=9
DoubleCross : (11DX10+2>=9) → 10[1,1,2,2,4,5,5,6,8,9,10]+2[2]+2 → 14 → 成功

春日雪:めっちゃわかった。
GM:素で…
GM:では開示!

■【『"ワーディング"の特性』 難易度9 <情報:UGN>、<情報:裏社会>】
 現在、街を覆っているワーディング。
 人払いに特化しており、非OVに対し『雪が降ってきたので拠点に帰る』という認識をさせる。
 この影響下では意識を失うのではなく、それぞれが安全と認識する拠点(家や部屋)に戻るように考え、行動しなくなる。
 街中では人の気配はあるものの、店は概ね開店休業となり、従業員もバックヤードなどに籠もっているだろう。
 
 その特殊な効果によりOVに対しても僅かの効果がある。
 ※データ的にはエネミーエフェクト《苛烈なる熱気》の効果が併用されています。

春日雪:何と恐ろしいことを……!
GM:以上の情報を踏まえ、情報共有しつつお互いに会話するシーンです。
GM:数少ない飲食店(住居と店舗が併設しているタイプ)に集まり、お互い会話しましょう。
GM:良きところでイベント入って〆になります
任海悠生:了解です~
アーシア・エルシャドール:はーい
春日雪:あいさー!
ヨーナ:はーい



GM:◆喫茶店『夢追人』
GM:戦闘を終えたあなた達。
GM:ワーディングの効果で閉店となる店舗もある中で、それでも開店している店舗を見つけ、腰を落ち着けることにした。
GM:ここに至るまでにも感じる気温は下がり続けており、同じく開店していたブティックなどから防寒着を調達したあとのことだ。
GM:店内は暗めに調整された電灯と穏やかな音楽が響いており、あなた達の他に客も居ない。
GM:店内の席にめいめいに陣取って、お互いに情報を交換していた
御門優一:「いや、めっちゃ寒いな、外」
任海悠生:「だね……手袋とかが無いと、くっついちゃいそう」
御門優一:ワーディングの影響下か、籠ろうとする店主に諸々の許可を取り付けている。
君臣ユウ:「まずは、情報の整理からしていったほうが良いかもしれない」
春日雪:「はい。幸い、こうして防寒着は調達できましたし……開いているお店もありました。……かと言って、これが続くのを放置することはできません」
君臣ユウ:許可を得て、温かい紅茶を淹れる準備をしている
春日雪:その様子を、ちらりと横目で見て。薄く微笑など浮かべて。
ヨーナ:「そうだね。ただの雪ならまだしも」
ヨーナ:「これは《ワーディング》を含んでいるようだからね」
ヨーナ:「もっとも、ただの雪だったら、それこそどうしようもないけどねー」
任海悠生:「…天候まで変える、なんていうのは普通…ってわたしたちが言うのもおかしいけど、できないものね」
春日雪:「ええ……それに、今日は雪はおろか、雨の予報すらありませんでした。念入りに調べましたから、間違いありません」
春日雪:ね?と。紅茶をサーブする少年に、確認するように。
君臣ユウ:「うん。そうだな。お陰で折りたたみ傘もない」
君臣ユウ:全員に湯気を立てるお茶をサーブする。
アーシア・エルシャドール:「そうですね、正直な話。何が何やら」かじかんだ手をほぐしながら
君臣ユウ:「皆さんもどうぞ、温まります」
アーシア・エルシャドール:「ありがとうございます…」
ヨーナ:「ありがとう……うん、ほっとするなぁ」受け取り、一口いただく。
任海悠生:「……やっぱり、人為的か何かの作為があった、って見た方がよさそうだね」手袋から出した手をふうふうと息を吹きかけてから受け取る。
任海悠生:「じゃあ、次はわたし。あの”スノウマンズ”について」
任海悠生:「≪グランパ≫っていうFHセルのエージェントみたい。雪だるまを媒介にしての広域探索を確認されたりしてるみたいだね」
任海悠生:オルクスの因子を用いた動物操作とかに近いのかな、と言ってから。
任海悠生:「セルとしては、レネゲイドの及ぼす影響についての研究セルで、今はレネゲイドビーイングを対象にしてるみたい」
御門優一:「遠隔操作する人ってのも結構いるしな」
御門優一:「レネゲイドの調査の一環で、そういう能力を身につけるのは自然っぽい」
任海悠生:「それだから、特に……オリジンで言うとレジェンド系統になるのかな?物語、特に妖精・妖怪等に関する逸話の情報を厚く取り扱ってるみたい」
御門優一:カップに砂糖を投入。
御門優一:「通りでファンシーな…」
任海悠生:「そうだね。わたしが当てずっぽうで言った、レイモンド・ブリッグスのスノーマンをモチーフにしてるって言うの当たってそう」
任海悠生:「あと、そうだ」
春日雪:「なるほど。……彼……仮に彼、と呼びますが。"スノウマンズ"が「隣人」と名乗ったのも、欺瞞ではないということですね」
任海悠生:「襲い掛かってきたときに、わたしの能力目当てみたいなことを言っていたのだけど…」
任海悠生:「本命は別にいる、みたいなことを言っていたの。だから、何かを探してる…とは思う」最後だけ少し曖昧で申し訳ないけど、と。
アーシア・エルシャドール:実はオーヴァードやレネゲイドについてはあまり詳しくない。紅茶を少しずつ飲みながら興味深そうに聞いている。
御門優一:「『夢に実体を与える』…とかだっけ」
御門優一:「もっと調べようにも、どんどん降ってくるしな、この雪」
任海悠生:「うん。わたしはそう言う類だから、彼らの興味のあるレジェンド方面と相性がいいのは分かるんだ」
任海悠生:「……だから、探してるのもそう言うやつなのかな…?とは思わなくもないけど」
ヨーナ:「そうだね。調べるにはこの降雪は厳しい。余計な邪魔をさせないための雪かもしれない」
春日雪:「……そうですね。邪魔をさせない、ということであれば。この降雪は最適でしょう」
君臣ユウ:「ただでさえどの店も閉店になってきていますからね」
任海悠生:「とはいっても、広域すぎるし派手過ぎるから…本命、に関わりそうな気はするなあ」
君臣ユウ:「なにかわかったかい、雪ちゃん?」
春日雪:「……実のところ。こういった「広範囲の気温を低下させる」という能力は、そう珍しいものではありません」
春日雪:「わたしたちの街でも、確認できるだけでもここ数年の間に2度。類似した現象が発生しています」
御門優一:「あー……めっちゃ雪降ったこと有ったな」
春日雪:一瞬、視線は少年──自身の連れ合いではなく、任海悠生のそれ──へと向いて、すぐに逸らされる。
任海悠生:「特筆性で言うと、サラマンダーの”変異種”とかもあるような……」その視線に気づきつつ、少し話をそらすように。
御門優一:記憶を遡ろうと右上辺りに視線を外していた
春日雪:「はい。ですが今回は、気温の低下で都市機能を麻痺させる、あるいは人命を脅かす、という効果以上に」
春日雪:「心理的な……そうですね。弱い脅迫観念、乱暴に言ってしまえば──」
御門優一:「しまえば?」くせっ毛が揺れる
春日雪:「家に帰ろう、雪が止むまで大人しくしていよう、という気持ちを喚起する。そういうもの、のようです」
春日雪:端末の画面。連絡の取れた支部から送られた、現状の分析結果に落としていた視線を。
任海悠生:「……人通りもお店も全然やってないのはそれが」
春日雪:「はい。……そしてこの効果。人なら、寒さを感じれば大なり小なり抱く想いです。ゆえに──」
春日雪:「わたしたちオーヴァードにも、僅かですが効果を発揮します。こうして──」
春日雪:道中で調達した、明らかにサイズの合っていないぶかぶかのコート。閉じたその襟に、顔の下半分を埋めるような姿勢で。
春日雪:「しっかりとぬくもりを確保しないと、十全に能力が発揮できない、であるとか」
任海悠生:「……厄介だなあ」
御門優一:「寒い中働くより、こたつや布団に埋もれたい、ってわけね」
御門優一:アウトドア用のネックウォーマーをいじる。
ヨーナ:「ふむ。大なり小なり抱きやすい思いだからこそ、そうした気持を生み出させ、行動に移させるのも比較的容易いってことだろうね」
アーシア・エルシャドール:経費で購入してもらったので、ちょっと嬉しい。
御門優一:「そっちの、ヨーナさんとアーシアさんだっけ。二人もちゃんと温まってる?」
ヨーナ:「あぁ、心配ありがとう」
アーシア・エルシャドール:「はい、ありがたいです。衣類もUGNの方で買って頂いて………流石にあの格好は厳しかったので」
ヨーナ:「私は大丈夫」一枚温かいものを、というよりは重ね着をして暖かくしている。
春日雪:「この際ですから、もう少し買い込んでも良かったんですよ?……さて、となると──」
君臣ユウ:「アーシアさんの元の衣装の方は借り物と聞いたので、雇元の方に弁済の手続きを取り付けてますので」
御門優一:なにか温かいものでも出したほうが良いか、と冷蔵庫を見ている
君臣ユウ:(す、好き勝手してるなぁ…)
春日雪:「……気になるのは、"スネグーラティカ"さんです。暖かそうとは言えない服装をしておられましたし、それに──」
春日雪:男子ふたりの無言のやりとりを、微笑ましいものを見るような視線で一瞥してから。視線の温度を落とす。
アーシア・エルシャドール:「何から何までお世話になってしまい……ありがとうございます」礼をしながら、スネグーラティカの話題に耳を傾ける。
任海悠生:少しいいのかなあと困惑したような表情だったが、彼女の声に耳を傾ける。
春日雪:「……この状況で、自身もオーヴァードであることを明かし、人探しをしていると語る。何もかもを結びつけるわけではありませんが……」
春日雪:「気にしないわけには、いきません。……彼女の行方と、探し人。調べるべきことは増えるばかりですが」
アーシア・エルシャドール:「そうですね」
ヨーナ:「調べないわけにはいかないだろうね。降雪との関連性だけでなく、」
アーシア・エルシャドール:開示された情報を自分なりに噛み砕く。FHの特性、物語、妖精………自分に協力を頼んできた少女
ヨーナ:「単純に彼女や探し人の安否も気になるところだ。この寒さだと、人命に関わりかねない」
アーシア・エルシャドール:"スネグーラティカ" この状況に関係ないということは考えずらい。
任海悠生:「確かに、そうですね。……”スネーグラティカ”………」冬、雪。その状況を用意していたものと名前の整合性。気にしすぎかもしれないが。
GM:そうして君たちが意見をまとめた頃合いで。
GM:店内の奥。古めかしい木の扉の奥から足音が聞こえてくる。
GM:ガチャリ
男性:「いかん、もうこんな時間か。マスター、やっぱ寒いぞあの部屋」
男性:「コーヒーかなにか…」
男性:言いかけて。店内にいるのが見知らぬ少年少女だと気付く
男性:「………おい」やや剣呑な声
春日雪:「……住み込みの店員の方、というわけではなさそうですね?」
ヨーナ:(……おや?)
春日雪:穏やかに応じる声には、僅かに疑念。はて、どこかで見た顔だ、という程度の。
男性:「事情がある相手を頭ごなしに否定しようとは思わん」
男性:「だが、どんな時でも礼儀っつうもんが……」
男性:そうして君たち全員の顔を見回して。
男性:ヨーナさんに対して目線が釘付けになる。
GM:君たちはこの男の顔を知っている
GM:街頭ポスターで。あるいはモニターで。あるいはチケットで。
ヨーナ:「やあ」
男性:「………………」
男性:あんぐり。
男性:まるで10年前に出会った知り合いがそのままの姿で現れたときのように。
男性:信じられないものを見た、という顔をして。
御門優一:「し、」
御門優一:「白雪冬夜………!」
御門優一:「……」
御門優一:「さん!」
白雪冬夜:俳優、白雪冬夜は困惑した。



GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
任海悠生:ここはそうだなあ 雪ちゃんに取っておこう 後は応急かなにかかなあ
任海悠生:春日雪 〇信用/すこし警戒 で。
任海悠生:一応アーシアさんに一つ応急は渡してるので、それ使ってもらうとして……
春日雪:こちらはアーシアさんに「■連帯感/不安」でロイスを!
アーシア・エルシャドール:私はヨーナさんへ 親切な方/誠意○/不信感
ヨーナ:任海悠生/○信頼/不安 でロイス取得! 冷静に状況を整理する姿に感心した形
春日雪:あ、そうだGM、ユニークコードなんですが。ここでの調達判定も「シーン中の判定」に含まれるでしょうか。
GM:あ、そうですね シーン中なので適用していいですよ
ヨーナ:やったー
GM:+2Dせよ!
春日雪:わーい!ではそれを踏まえて、何か欲しいものがある方、おられますか!
アーシア・エルシャドール:いってみるかアンチマテリアルライフル
アーシア・エルシャドール:応急使います!
アーシア・エルシャドール:1+2d10
DoubleCross : (1+2D10) → 1+10[4,6] → 11

GM:まあまあ
アーシア・エルシャドール:まあまあ!
春日雪:ではこちらの調達、手配師を使用!目標はアンチマテリアルライフルの35!
任海悠生:ヨーナさん用の両手剣を狙います。
任海悠生:6dx+1>=13
DoubleCross : (6DX10+1>=13) → 9[1,5,5,6,7,9]+1 → 10 → 失敗

春日雪:12dx+4>=35
DoubleCross : (12DX10+4>=35) → 10[1,1,3,5,6,7,7,7,8,8,9,10]+10[10]+7[7]+4 → 31 → 失敗

GM:やってんねぇ!
春日雪:財産点4点を入れて成功。アーシアさん、どうぞ!
任海悠生:財産3点使い購入。余ってるウェポンケースに両手剣入れてヨーナさんに。
アーシア・エルシャドール:ありがとうございます!
GM:社会性女子
ヨーナ:ありがとうございますー
アーシア・エルシャドール:ポンケ足りないし買おうかな
任海悠生:装備は二個まで出来ますよ ペナルティも重なりますが…
GM:特に狙いなければ振っちゃっていいですぜ
アーシア・エルシャドール:うーん、取り出しとかも考えて購入いきます!
GM:どうぞ!
ヨーナ:じゃあ、私は一応アーシアさんように応急いってみようかな、そんなにダイスも技能もないし
ヨーナ:4dx+1>=8
DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 5[2,4,4,5]+1 → 6 → 失敗

アーシア・エルシャドール:手配師+能力訓練+器物使い
アーシア・エルシャドール:8dx10+5>=18
DoubleCross : (8DX10+5>=18) → 10[1,5,5,6,7,8,8,10]+10[10]+3[3]+5 → 28 → 成功

アーシア・エルシャドール:うおお
ヨーナ:財産点2つかっちゃお 購入してアーシアさんに渡します
GM:社会パワー高まってきたな
ヨーナ:すごい
任海悠生:つよ
アーシア・エルシャドール:アンチマテリアルライフルをいれます!
GM:貰った応急も使うなら振っちゃってね。
アーシア・エルシャドール:応急いきます!
アーシア・エルシャドール:11+2d10
DoubleCross : (11+2D10) → 11+16[8,8] → 27

GM:大回復!
アーシア・エルシャドール:全快!
GM:では諸々の処理を終えてこのシーンは以上!


◆Middle03◆

GM: 
//=====================
// Middle03
//=====================
シーンPC:全員登場

GM:登場侵蝕をどうぞ
GM:あ、
GM:このシーンでは上昇は1に固定です。
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を1増加 (69 → 70)
春日雪:春日雪の侵蝕率を1増加 (74 → 75)
ヨーナ:ヨーナの侵蝕率を1増加 (78 → 79)
アーシア・エルシャドール:77+1→78
GM:2-2でのタイマン会話を想定し、ヨーナ・アーシア組。雪悠生組でそれぞれ会話していただいて。
GM:最後にヨーナさんと白雪さんがちょっと話して締めのシーンになります。



GM:◆喫茶店『夢追人』
GM:混乱する白雪に対して、店主を交えて事情の説明が行われている。
GM:その間、そのやり取りが終わるまで女子たちはそれぞれ店内で待つことになっていた。
GM:アーシアさんとヨーナさんの前には、改めて淹れた紅茶のカップが湯気を立てて置かれていた。
ヨーナ:「アーシアと言ったね。君は、かの俳優をご存知かい?」白雪をさしていう。
アーシア・エルシャドール:白雪さんのことをチラリと見た後、向かいのヨーナさんに視線を移す。
アーシア・エルシャドール:「はい、芸能関係には疎いのですが流石に有名な方なので存じ上げています」
ヨーナ:「おぉ、それだけ有名なんだね。なるほどなるほど」
ヨーナ:「彼とは10年前に会ったことがあるんだ、私」
アーシア・エルシャドール:「10年前ですが………ん?」
ヨーナ:「ん、どうしたんだい」
ヨーナ:「あぁ、年齢のことかな?」
アーシア・エルシャドール:「ええと、はい。失礼な質問なのですが、ヨーナさんは今おいくつなのですか?」
ヨーナ:「今の年齢か……うーむ。正直言って、覚えてないんだ」
ヨーナ:「いや、記憶喪失とかではなく」
アーシア・エルシャドール:正直、見た目から10年を逆算すると物心ついた頃といっていい姿が想像される。
アーシア・エルシャドール:「と、いいますと」
ヨーナ:「そうだね。んーと」
ヨーナ:「君は、生まれてから幾日経ったか正確に覚えているかい?」
アーシア・エルシャドール:「いえ、そう言われると覚えているとは言いがたいですね」
ヨーナ:「その日数が年数になったようなものだよ」
ヨーナ:「歳を重ねすぎたんだ」
ヨーナ:「長命者……古代種ともいわれているが」
ヨーナ:「ただ私がそういう存在だったというだけ」
ヨーナ:「まぁ、だからこそそこの俳優くんが困惑しているわけだが」
アーシア・エルシャドール:「なるほど」
ヨーナ:「うん、ご理解いただけたようでなによりだ」
アーシア・エルシャドール:先程の白雪の困惑した様子が紐解けた、10年前と同じ姿で知り合いが現れれば驚くだろう。
アーシア・エルシャドール:「ヨーナさんは年長の方だったんですね。すみません出会ったときお嬢さん等失礼を………」
ヨーナ:「構わない……というか、これだけ歳を重ねても、若く見られるというのはうれしいことだからねー」
ヨーナ:「子供扱いとかでなければ、問題ないよ」
アーシア・エルシャドール:「んー、確かに」
アーシア・エルシャドール:「若く見られる助かるときはありますよね!」
ヨーナ:「うんうん」共感を得られたことに微笑んで。
アーシア・エルシャドール:知り合いとあったとき、コスプレのセーラー服でもなんとか誤魔化せる時がある。
アーシア・エルシャドール:逆に夜の仕事帰りだと職質が多いのが難点だ。
アーシア・エルシャドール:「白雪さんとはどんなご縁で?」
ヨーナ:「私は大道芸人としてそこらをあっちこっち移り住んでいてね」
ヨーナ:「そのとき、同じ広場で彼も同業者としていたんだ」
アーシア・エルシャドール:ふむふむと聞き入っている
ヨーナ:「彼は夢もあり、人を引きつける魅力もあるが、商売人としての力がまだ足りてなかった」
ヨーナ:「そんなときに出会ってちょっと話して」
ヨーナ:「……という感じだね」
アーシア・エルシャドール:「でしたら、白雪さんにとってヨーナさんとの出会いはとても良いものだったのでしょうね」
ヨーナ:「だといいねー」
アーシア・エルシャドール:ふふふ、と微笑みながら
ヨーナ:「そして、願わくば」
ヨーナ:「君に関しても、私との出会いが少しでも良い効果を生んでいたらな、と思うよ」
アーシア・エルシャドール:「ふふ、そうですね。」
ヨーナ:「たとえば、古代種の人間と会って、世界の広さを知れた。みたいな感じでねー」
ヨーナ:「まぁ、今のは少し大げさだったかな」
ヨーナ:「しかし、君はなかなかに聞き上手だね」
ヨーナ:「つい、気分良く話せてしまう。そういう魅力を持っている」
アーシア・エルシャドール:「いえいえ、私の方こそヨーナさんとお話しできてとても良かったと感じてますよ」
アーシア・エルシャドール:人の話を聞くのは嫌いじゃない、どのような話も色鮮やかで………魅せられてしまう。
アーシア・エルシャドール:「欲を言えば、もう少し落ち着いた状況でお話ししたいですけどね」苦笑しながら
ヨーナ:「たしかにねぇ」
アーシア・エルシャドール:「まずは、この雪を何とかしないとですね………それに、スネグーラティカさんも心配です」
ヨーナ:「そうだね。なんとか解決して」
ヨーナ:「また数年後、ふと君に出会って」
ヨーナ:「落ち着いた状況で話す、なんてのも面白いかもしれないね」
アーシア・エルシャドール:「その時は、またお茶でもご一緒に」
ヨーナ:「そうだね、ぜひお願いしたいところだ」



GM:◆喫茶店『夢追人』
GM:そのテーブルと別の席では、任海さんと雪ちゃんが席を囲んでいた。
GM:目の前にはこちらも新たに淹れなおした紅茶がある。
任海悠生:ことりとそっと持ち上げたカップの熱で、まだ冷えている手を温めつつふうふうと。
春日雪:同じように、室内であってもかじかむ手を。熱いと感じる程のカップの温もりで温めながら。
春日雪:「……人の縁というのは、どう繋がっているのか。予想もできないもの、ですね」
任海悠生:「…?どうしたの…いや、どうしたんですか、かな?」
任海悠生:副支部長さんだもんね、と少し苦笑気味に。
春日雪:「いいですよ、わたし相手には硬い言葉でなくても。……ヨーナさんと白雪さんのこと、です」
任海悠生:ちびちびと舌に載せるように。まだ熱そうだ。
春日雪:やはり同じように、薄く(そして楽しそうに)苦笑いを浮かべる。
任海悠生:「そう?……なら遠慮なく。日馬さんの同僚となると、少しね。……ああ」
任海悠生:「いい雰囲気で仲良さそうだけど、逢ってから全然経ってないんだよね。すごいなあ。真似できない」
任海悠生:少し楽し気に、そしてまた同時にちょっとうらやましそうに。
春日雪:「……ええ、ええ。きっと、ヨーナさんの主観では……いえ、これはわたしが口にすべきことではない、ですね」
春日雪:──急場の依頼を正式なものにするため、取り寄せた各人のプロフィール。そこに記されていた彼女の推定年齢は、思考から消すよう努めて。
任海悠生:「…まあ、訳ありなのはOVの常だから、そう聞くつもりもないけれど…あまり気にし過ぎるものでもないと思うよ」
任海悠生:「あの人は、傍目からしてそういう不安定さとは大分縁遠い感じがするし」あつ、としながらまた一口。
春日雪:「アーシアさんも……ええ、落ち着いた素敵な方ですしね」
春日雪:目の前の少女が気を遣ってくれたことに、ありがとう、と直接は言わないけれど。
春日雪:「……わたしから見ると。悠生さんと優一さんも、随分親し気なご様子ですが」
任海悠生:「聞き上手ってああいう人の事なのかなあって思います」ふやりと笑う。無邪気さが成分としては多めだ。
春日雪:その代わり。くすりと笑みを浮かべながら、そんな風に尋ねる。
任海悠生:「………んん。友達だし、一杯色々一緒にやったりしたからね?」少し困惑したような。
春日雪:「──友達。友達、ですか」
任海悠生:「そういうあなただって、あの金髪の…君臣くんとすごく気やすい感じっぽいけど。そう言う事じゃないのかな?」
任海悠生:眉根を下げてそういうことをいう。一応、ひとを見やる程度のことはできる。
春日雪:「はい。わたし、ユウくんとお付き合いしてますから」
任海悠生:「お付き合い」
春日雪:「ああ、そういう意味では……一番親しいお友達、と言っても間違いではありませんね?」
任海悠生:「……えっ」びっくりした顔。
任海悠生:「……あれっ、前聞いた時大体とおかそこらだったよな……」
任海悠生:第九の支部のことを聞いたときのことで、支部長と副支部長は年少なのだと聞いた覚えがある。
春日雪:「はい。今年で11歳になりました。……ですが、ええ」
春日雪:「再来年には、ユウくんと同じ中学生です。それに──」
春日雪:僅かに熱の下がったカップに口をつけて。静かに、琥珀色の液体を一口。
春日雪:「──人が人を好きになるのに、大人も子供も関係ありません。この人とずっと一緒にいたい、というのは──」
春日雪:「……悠生さんにも、覚えがあることではありませんか?」
任海悠生:ぽかんと口を開けて、まるく目を開いて見つめながら聞いていた。
任海悠生:「ん、んん。いや、まあ、うん……」すごく唇をもにゅもにゅさせている。
任海悠生:「まあ、その。一緒にいられたらな、って言うのは……うん。分かるけど」
任海悠生:「……それがすぐ、お付き合いとかそう言う事になるのかなあ?」
任海悠生:ものすごく困って困って困り倒したような声だった。
春日雪:「……人との寄り添い方は人それぞれ、です。それこそ……ヨーナさんのような視点や、アーシアさんの優しさは、今のわたしにはありません」
任海悠生:ちょっと瞳もうるうるしている。肩も縮んで小さいこどものような。
春日雪:「もちろん、悠生さんがこれまで生きてきた中で。何を得て、何を失い、これから何を求めるのか。わたしには、分かりません」
春日雪:──副支部長という立場上。知り得ることは、あるのだけれど。
任海悠生:彼女自身が持ち込んだ実験計画書やその付随資料、そして彼女自身が話したこと。そもそもイリーガルとして活動を認められるということは、そう言う事だ。
春日雪:「……ですが、少なくとも。優一さんは、あなたの「これから」を一緒に見て、考えてくれる人でしょう?」
任海悠生:「…………ううー」
任海悠生:「春日さんがね、言いたいことは分かるつもりだよ」
任海悠生:「でも、なんて言うのかな………わたしのこれからまで背負わせたくは、ないかなあ」
任海悠生:「負担を掛けたい訳じゃないし……邪魔もしたくない。そりゃ、一緒にいられたら楽しいし、嬉しいけど……」
任海悠生:「……最後は、わたしがどうにかしないといけないことだもの」
春日雪:「……そうですね。人は、他の誰かが背負うものを背負うことは、できません。ましてや、人が背負うものを無理やり奪うことなど」
春日雪:冷たいほどに、ぴしゃりと言い切る。
任海悠生:「……うん」
春日雪:「──けれど。背負うものに潰されそうな誰かを放っておけるほど、人は冷たい生き物ではありません」
春日雪:「それが、自分にとって大切な誰かであれば尚更……です」
任海悠生:「……そうかなあ」
任海悠生:どこか哀愁のこもった声だった。
春日雪:「そうですよ。……放っておかれなかったわたしが言うんですから」
任海悠生:「わたしは、そう言うときに、そうやって一緒に居てあげなかった人間だからさ」
春日雪:「……だから、誰かに一緒にいてもらうことはできない、と?」
任海悠生:「そう言う風にしてくれるのかな、って期待してるのと、そういうひとのそうしたものを貰っちゃうのはどうなんだろな、とも思うわけです」
任海悠生:「できない、じゃないよ。一杯してもらったの」
任海悠生:「だから、今度もって期待しちゃうと、寄りかかりすぎじゃない?それは情けないのでは?とね。感じちゃうのです」
任海悠生:「……貰ってばっかりなの、ずるいでしょ?」
春日雪:「……ああ、なんだ。もう悠生さんは、答えをご存じなんですね」
春日雪:紅い目を、スゥ、と閉じて。
任海悠生:「………むむ。そうなのかなあ」
春日雪:「そうですよ。……いいじゃないですか、ずるくて」
任海悠生:こっちは変わらず困り顔。瞳は潤んだままの灰玉のよう。
任海悠生:「……ええ~~?いいのかなあ?」
春日雪:「ずるくて、我が儘で、きっとこれからも迷惑をかけて。それでも──」
春日雪:「──そんなわたしを好きになってくれた、素敵な男の子に出会えたんですから」
任海悠生:「…………」
任海悠生:「これってさ、わたしの相談に乗ってもらってる体で、惚気られたってコトでいい?」その言葉に、くすりと笑って
任海悠生:「こういう時、こういうんだよね。ごちそうさまでしたっ」くすくすと笑っている。さっきの困り顔はもうない。
春日雪:「はい。……これでも、ずっと我慢してるんですよ?やどりちゃん相手に惚気るわけにはいきませんし」
春日雪:「……ですから、悠生さんも」
春日雪:「どうか、忘れないでくださいね。……いえ、悠生さんだけでなく。ヨーナさんもアーシアさんも、そしてわたしも──」
春日雪:──違う卓。穏やかに言葉を交わす女性たちを、ちらりと見てから。
春日雪:「オーヴァードであり、そして。ひとりの女の子だということを」
任海悠生:「忘れないよ。……うん、ぜったいねっ」



GM:お互いの会話が一段落した頃。
GM:御門から事情の説明を受けた白雪が店内に顔を出す。
GM:UGNやレネゲイドの説明を省いて、予め用意されたカヴァーストーリーの説明を受けた形だ。
GM:この異常気象の雪に困り、この街を訪れた大道芸の最中に観客と一緒にこの店に避難したことになっている。
白雪冬夜:「気づいたらこんなに降るもんなんだな、雪って」
白雪冬夜:そうして少し探るようにヨーナさんに話しかけてくる。
白雪冬夜:半信半疑、という目だ。
ヨーナ:「そうだねぇ」
白雪冬夜:「ん~」
白雪冬夜:「ヨーナ、でいいんだよな?」
白雪冬夜:「娘さんとかではなく」
ヨーナ:「娘、と言ったら信じるのかな?」
白雪冬夜:「いや……」
白雪冬夜:「あの直後に産まれたことを考えるのは、ちょっと」
白雪冬夜:眉間にシワが寄る。
ヨーナ:「はは、それもそうだ」
ヨーナ:「んー、そうだねぇ……」
ヨーナ:「雪と共に現れた妖精」
ヨーナ:「そんなふうに思えばいいんじゃないか」
白雪冬夜:ずず、と珈琲をすする。
白雪冬夜:「なるほど、夢がある」
白雪冬夜:「と言っても、そっちのほうが納得だな」
白雪冬夜:「あの時もふてぶてしい子供だと思っていたからな」
白雪冬夜:はは、と歯を出して笑う。
白雪冬夜:「で、その妖精らしく子守をしているわけだ」
ヨーナ:「子守といえるかはわからないけど」
ヨーナ:「まぁ、縁があってここにいる人々と出会った」
白雪冬夜:「いいねぇ!」
白雪冬夜:「根無し草にとって、最も大事なものだよな」
白雪冬夜:「出会いと縁、ってやつ」
ヨーナ:「そうだねー」
ヨーナ:「でも、今の君は根を地に張った大輪の花といった感じじゃないか」
白雪冬夜:「はっはっは、お陰さんでね」
白雪冬夜:「根は無くとも蔦は絡むらしい」
白雪冬夜:「ま───重くなった荷物が愛おしいのが、また厄介でね?」
ヨーナ:「ふうん」
白雪冬夜:「そっちはどうだった?この10年」
白雪冬夜:「楽しんでるかい?」
ヨーナ:「楽しんでいるよ」
ヨーナ:「君みたいな、若者の成長を時折見れたりしてね」
白雪冬夜:「くく、昔より子供に見られているなこれは!」
白雪冬夜:「なに、役者として楽しませられるなら何よりだ」
白雪冬夜:「ついでにコレも渡しておこう」
ヨーナ:「ん?」
白雪冬夜:と言って取り出すのは舞台のチケットだ。
ヨーナ:「おぉ」
白雪冬夜:「ヨーナの芸は見たが、俺のは見せていなかったからな」
ヨーナ:「そういえばそうだ」
白雪冬夜:「公演まで留まるなら見ていってくれ」
白雪冬夜:「根無し草でも、風のないときは休むだろう?」
ヨーナ:「うん」
ヨーナ:「妖精といえど、羽休めは必要だからね」
白雪冬夜:「そうだった、そうだった」
白雪冬夜:「妖精相手なら特に気合を入れんといかんなあ」
白雪冬夜:かか、と笑い飛ばしてカップを空にする。
白雪冬夜:片手には小さなカバンと分厚いコートを抱えている。
ヨーナ:「はは、妖精がいようがいなかろうが、君は本気を出すタイプだろう」
白雪冬夜:「それはそうだ!一期一会に手を抜いた自分など見せられないからな!」
白雪冬夜:「だが、手ずから女性を招待したのは初めてだ」
ヨーナ:「へぇ」
ヨーナ:「引く手あまただろうに」
白雪冬夜:「……と、その外見に言うと微妙な気分になるなぁ、これ」
ヨーナ:「そうだろうなぁ。そういうのはもっと別の相手にとっておきたまえよ」
白雪冬夜:「あいにくね。プロフェッショナルはプライベートの手は伸ばさないらしい」
白雪冬夜:「おや残念。根の代わりにはなれなかったか」
白雪冬夜:と、軽口のように言って席を立つ。
ヨーナ:「そろそろ行くのかい?」
白雪冬夜:「あぁ。根無し草だからこそ居心地のいい場所を探さなきゃね」
白雪冬夜:「今はそれが舞台という話さ」
白雪冬夜:しっかりした生地のコートを羽織り、扉に手をかける。
ヨーナ:「そっか」
白雪冬夜:「数日後、予定が良かったら見に来てくれ。見せたいというのは本当でね」
白雪冬夜:「なにせ、演じる役割は妖精の王」
白雪冬夜:「本職の妖精にこそ、見てもらわないとな」
白雪冬夜:ビ、といつか見たように指を揃える挨拶をして
白雪冬夜:カランカランと退店のベルが鳴った
ヨーナ:「……さて」
ヨーナ:「白雪が風邪を引かないよう、外の雪を消してやらねばなぁ」
ヨーナ:「じゃないと、王への謁見もかなわなくなってしまう」
ヨーナ:くつくつと笑って、こちらもカップを空にした。



GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
任海悠生:雪ちゃんのを信用じゃなくて信頼に変えておきますー。お二人も取っちゃおうかなあ
春日雪:任海さんに「■好意/憤懣」、ヨーナさんに「■尊敬/疎外感」で!
任海悠生:ヨーナさんに、〇尊敬/不安、アーシアさんに 〇感服/劣等感で。
アーシア・エルシャドール:雪さんに しっかりした方/感服○/不安で
ヨーナ:アーシア・エルシャドール/○好感/劣等感と春日雪/○感服/疎外感で
ヨーナ:あと
ヨーナ:白雪冬夜/○好奇心/不安を、○信頼/疎外感に変更で、以上です!
GM:はい!ではこのシーンは以上!


◆Middle04◆

GM: 
//=====================
// Middle04
//=====================
シーンPC:任海悠生

GM:情報収集シーンになります
GM:登場侵蝕をどうぞ
春日雪:春日雪の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (75 → 83)
ヨーナ:ヨーナの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (79 → 82)
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (70 → 76)
アーシア・エルシャドール:77+1d10
DoubleCross : (77+1D10) → 77+9[9] → 86




GM:情報収集シーンです。
GM:情報項目は以下。

■【『白雪冬夜について』 難易度9 <情報:UGN>、<情報:FH>】

GM:以上1点。情報を開けた後に追加項目があります。
GM:また、《苛烈なる熱気》の効果で9以下は失敗。防寒値の使用も可能です。
GM:技能を宣言してどうぞ。
ヨーナ:では技能UGNでいきます
GM:どうぞどうお
ヨーナ:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[8,10,10]+9[3,9] → 19 → 成功

ヨーナ:めっちゃわかった!
GM:知ってる!
GM:ファンかな?
GM:では情報を開示します。

■【『白雪冬夜について』 難易度9 <情報:UGN>、<情報:FH>】
 10年前から活動する俳優。一般人。
 演技力に類稀なる才能があり、「夢に実体を与える」と称されるほど。
 ひとたび舞台に立てば観客すべてを虜にし、物語の人物として引き込むと言われている。
 
 特に演技力によって10年前に演じた初演舞台は真に迫っており、あらゆる観客を魅了した。
 そしてその舞台をオリジンとして生まれたレネゲイドビーイングこそが"スネグーラティカ"。
 主人公である妖精たちの王に力を貸す冬を擬人化した妖精、という同名のキャラが実体を持ったもの。
 
 そのレネゲイドビーイングを生み出す程の演技力がFHセル『グランパ』に目をつけられていた。
 
 →■【『"スネグーラティカ"について』 難易度10 <情報:UGN>、<情報:噂話>】の情報が追加されます

GM:追加の情報は『■【『"スネグーラティカ"について』 難易度10 <情報:UGN>、<情報:噂話>】』
GM:こちらも判定できます。技能を宣言してどうぞ~
春日雪:では、自分が参りましょう。情報:UGN、コネも使いまして。
春日雪:10dx+2>=10
DoubleCross : (10DX10+2>=10) → 9[1,2,3,4,4,6,7,7,9,9]+2 → 11 → 成功

春日雪:OK、届いた。
GM:うーむ優秀!では開示

■【『"スネグーラティカ"について』 難易度10 <情報:UGN>、<情報:噂話>】
 気温に関係なく降り始めた雪。現在はその勢いを増している。
 そのレネゲイドの反応は"スノウマンズ"ではなく"スネグーラティカ"によるものと観測されている。
 
 10年前に演じられた舞台をオリジンとして生まれたレネゲイドビーイングであり、各地の雪女伝承の属性を持つ。
 特にロシアの同名の妖精の属性が色濃くでており、『白雪冬夜の娘』であることを存在意義にしている。
 同時に原作の脚本で描かれた『冬の擬人化』としての側面を持っている。
 そのため自らの"ワーディング"の特性と合わせて、『冬』である自分から一般人は遠ざかっていく。
 
 唯一の繋がりである『父』とのつながりが立たれた時ジャームになることを本能的に理解している。
 現在は白雪冬夜を追って、演劇ホールへと向かっている

GM:以上です。
GM:トリガー情報を抜いたため、次回がクライマックスになります。
GM:このシーンは前シーンに続いて喫茶店のシーンでNPCと会話してもらった後、クライマックスの場所に突入していただきます。
GM:そんな感じでやっていきましょう
ヨーナ:はいなー
春日雪:イエッサー!
任海悠生:了解ですー



GM:◆喫茶店『夢追人』
GM:白雪冬夜の退店のあと、窓の外は少しずつ降雪量を増やしている。
GM:"ワーディング"でなくとも外出する人間は珍しいぐらいだろう。
GM:そんな中、あなた達は新たに入手した情報を囲んで共有を行っていた。
御門優一:「白雪冬夜さん、まさか本物に出会えるとはなぁ」
御門優一:ずず、と紅茶を飲んでいる。
御門優一:「ヨーナさんだっけ。知り合いだったのか?」
ヨーナ:「うん。私からすると、成功して”本物”になるとはねぇって感じだ」
ヨーナ:「そうそう。本物っていえばさー」
ヨーナ:「白雪もまた、夢に”本物”としての力を与えるような演技力があるらしい」
ヨーナ:「君のようにね」任海さんに視線を向けます
任海悠生:「わたしのは、完全に能力由来だからそう大したものでもないけど……」少し苦笑気味。
任海悠生:「実際、多くの伝説や神話がオペラや歌になって、そうしてまた別の形を得ることはよくあるよ」
春日雪:「お芝居というのは、人に夢を見せるものだと聞いたことはありますが……」
ヨーナ:「ふむ。そうらしいね」
ヨーナ:「そして、まさにだ」
春日雪:「……この場合、文字通り「夢」が現実に現れる。そういう意味だと捉えるべき、なのでしょうね」
ヨーナ:「うん。”スネグーラティカ”は彼の舞台から生まれたレネゲイドビーイングらしい」
任海悠生:「……すごいね。わたしだと形が曖昧な子に仮の実体を与えるのだって結構大変なんだけどな」驚きの顔。
御門優一:「舞台から…?」
御門優一:「確かに、10年前の舞台にはそんな名前のキャラがいたな」
アーシア・エルシャドール:「スネグーラティカさんの仰っていたお父様というのが、まさか白雪さんだとは………」
任海悠生:「そうなの?スネーグラティカ……っていうと”雪娘”の舞台かな……」
ヨーナ:「はは。あやつは私に娘でも生まれたのかと聞いてきたが」
春日雪:「ロシアの……日本で言う、雪女のようなもの、ですね?」
春日雪:紅茶に添えられたイチゴジャムを、スプーンですくい取って口に運びながら。
ヨーナ:「娘をつくったのはあちらだったとはね」
御門優一:「一応、公表されてる情報だけど独身らしいけどね…」
御門優一:「舞台の本筋はその父親、妖精の王様が矢面に立って様々な困難を乗り越えてく話だ」
御門優一:「"スネグーラティカ"はその父親に力を貸すために、冬の季節が娘となった…ってあらすじ。」
御門優一:何度も見たのでスラスラ答え、話し過ぎそうになって黙る。
任海悠生:「妖精が主人公なのは珍しいね……そう詳しくないからかもだけど」
任海悠生:「舞台に引き込まれて、そこに登場したキャラクターが幕が下りてもみたひとの心に焼き付いて…ってことなのかな。すごいね。御門君が好きなのもそう言う事なんだ」
御門優一:「うむ。かっこよかったのだ」頷き。
ヨーナ:「そうかー。それだけ良かったのならぜひとも今度の公演を観たいものだが……」
御門優一:「それが良いと思う。チケット大変だけど」
ヨーナ:「チケットなら貰ったよ」
御門優一:「えっ、いいなー」素。
御門優一:「……ごほん」
春日雪:「……それは重畳。残念ながら、白雪冬夜さんに目を付けているのはわたしたちだけではないということ、ですね」
ヨーナ:「そうだね、それだけの演技力があるということが、今回は事件になりそうにある、といったところかな」
君臣ユウ:「うん。条件が重なったとはいえレネゲイドビーイングを作り出すほどの演技力だ」
君臣ユウ:「その発生を研究する『グランパ』は目をつけていたんだろう」
任海悠生:「…演じる側だけでそういう風に成立させるなんて言うのは出来ない…けど、求めた通りに脚本や舞台を用意すれば、できなくはない…のかな」
アーシア・エルシャドール:「なるほど」
君臣ユウ:「その演技力に、引き込まれた観客たち……」
君臣ユウ:「それに、公演地になにか、レネゲイドビーイングを発生させるほどのレネゲイドの出力があれば」
君臣ユウ:「1度起こったことだ。再現することは難しくない」
君臣ユウ:「……と思う」
任海悠生:「うむむ………実際できているからには、そう言う事もある…のかな。感染源たるウィルスと、媒体になる”逸話”がそこにあるのなら」
ヨーナ:「一度起こったことはまた起こりうる……そうだね。私も白雪と二度会うとは思わなかったからね。用心して損はないだろう」
春日雪:「ええ。……あるいは、悠生さんと併せることで、思い通りの物語を具現化させる。そんなことまで視野に入れているのかも、しれません」
ヨーナ:「あぁ、合せ技か。そうなると、なかなかに厄介だね」
任海悠生:「……わたしの能力規模は本当にそんな広くないんだけど……レネゲイドビーイングの成立補助、なら出来るのかな……?」やったことはない。
任海悠生:一応既にある程度かたちを持っていて、でも実体化しきれない、というレネゲイドビーイングの少女を”降ろした”ことはあるけど。
アーシア・エルシャドール:「実際に出来るか出来ないかは余り問題ではないのかも知れませんよ、手段はあればあるほどいいのですから」
春日雪:「……そうですね。彼ら……"スノウマンズ"の言うところの「隣人」は、世にある御伽噺の数だけ存在する"可能性"がある、ということですから」
任海悠生:「うむむ……そういうこと、あまりしたくないんだけどなあ」
任海悠生:「実態を持ったものと、そのゆめそのものはもう違うものなのに……」
春日雪:「夢は夢のままでこそ美しい、それも否定しきれませんね。……さて」
ヨーナ:「関連する力を持ったものがいうと、重みがあるね」
アーシア・エルシャドール:「解釈違いが出てしまうということでしょうか?」
春日雪:「──「隣人」のことを語るならば、"スネグラーティカ"についても触れねばなりません」
任海悠生:ん、と姿勢を正して座り直す。
アーシア・エルシャドール:サクサク、モグモグとクッキーを食べていた手を止める。
ヨーナ:「そうだねえ」
春日雪:「まずは結論から。この異常気象、原因は"スノウマン"あるいは『グランパ』セルではなく。あの女の子、"スネグラーティカ"です」
ヨーナ:「……へえ」
アーシア・エルシャドール:「そう、でしたか」
任海悠生:「……ええと、オリジンの性質が”冬の擬人化”だっけ。だから……?」
春日雪:「……"スノウマンズ"の出現と気温の低下、天候の悪化に関連性は見られません。一方、"スネグラーティカ"の存在が確認されて以降……そのレネゲイドの活性化と共に」
春日雪:卓上に置いたタブレットの画面上、相関を示すグラフがぐっと伸びていく。
春日雪:「……そして、現在はご覧の通りです」
春日雪:窓の外、吹雪と呼んで差し支えない降雪に視線をやりながら。
ヨーナ:「なるほど。”スノウマンズ”はいかにも雪を降らせそうな外見だから、勘違いしていたよ」
任海悠生:「また随分だなあ……」探し物、の方がやっているのかなと思っていたから。
アーシア・エルシャドール:「無自覚で起きているものなのでしょうか?」
春日雪:「名は体を表す、と言うべきでしょうか。先ほど優一さんが語った通り──」
春日雪:アーシアさんの問いかけに、小さく頷きながら。
春日雪:「……それが「冬」というモノの概念をヒトの形にしたものならば。存在自体が、人と相容れるものではありません」
春日雪:「現にこうして、わたしたちも凍えかけているわけですからね」
GM:窓の外には未だに雪が降り続け、暖房の合間にひやりと冷たさを運んでくる。
任海悠生:「名前の大本がロシアだから……まあ、日本の気候からすると、うん」
任海悠生:氷点下20度30度も普通にある地域である。
春日雪:「……ですが。"スネグーラティカ"は……人を積極的に害そうという存在には見えませんでした」
春日雪:「それは、彼女のカバーに回ってもらったユウくんと優一さんが……そして、彼女と最初に接したアーシアさんが、よくお分かりかと思います」
アーシア・エルシャドール:「はい、少しお話ししただけですが彼女は優しいお方です。」
アーシア・エルシャドール:奔放ではあったが此方への気遣いもしっかりとある。そんなあたたかな心根の持ち主であった。
御門優一:「……ま、そーだな。あいにくそんな会話はしてねーけど」
御門優一:「あの舞台がモチーフなんだろ?じゃあきっと悪い人じゃねーよ」
御門優一:ははは、と笑う
君臣ユウ:「うん。同意見だ。…となると雪ちゃん」
君臣ユウ:「"スネグーラティカ"がこの元凶として、俺達はどうする?」
春日雪:「はい。……彼女は『パパ』を、白雪冬夜さんの存在を求めていた。それはおそらく、彼の傍であれば、自分の存在が最も安定すると理解しているからでしょう」
春日雪:「『グランパ』セル、そして"スノウマンズ"も遠からず、あるいは既にこの推論を得ているものと考えます。……となれば」
春日雪:「……一番確実なのは。"スネグーラティカ"を人のカタチから解き放つ……ジャームにすべく、人との繋がりを断ち切ることです」
春日雪:「……ホールへ向かいましょう。白雪冬夜さんに再度接触、可能であれば保護。ことによっては、『グランパ』セルとの交戦となるでしょう」
GM:カラン、カラン。
GM:その静かな声に重ねるように、来客を知らせるドアベルが揺れる。
GM:暖かな店内に冷たく風が入り込む。
"スノウマンズ":現れるのは一体の雪だるまだ。
"スノウマンズ":シルクハットにステッキを持ち、マフラーを巻いている
"スノウマンズ":『お邪魔するよ、UGN諸君』
"スノウマンズ":ごろり、と体を動かして黒ボタンの瞳が君たちを見る。
春日雪:「……そちらの正体を知らなければ、可愛らしい来客として歓迎するのですが」
"スノウマンズ":『話は聞かせてもらった。今回の件は概ね把握しているようだね』
"スノウマンズ":『まずは流石だ、と感服させていただこう』
"スノウマンズ":『その上で訂正を一つだ。幼きレディ』
春日雪:「ええ、どうぞ。伺いましょう」
"スノウマンズ":ハットの位置を調整しながら。
"スノウマンズ":『我々は、彼女がジャームとなることを望んでいない』
"スノウマンズ":『目的は認めよう。白雪冬夜氏の演技力と、レネゲイドビーイングの発生だ』
"スノウマンズ":『そのための研究はする。その方向性で君たちと相容れないこともあるだろう』
"スノウマンズ":『更には、そちらの”セレファイス”のお嬢さんの能力を見るために仕掛けたのもまた、我々だ』
任海悠生:目は鋭くしたまま警戒している。
"スノウマンズ":『だが』
"スノウマンズ":『その上で我々は、ジャームを是としない』
"スノウマンズ":『理性を失った"スネグーラティカ"は、親を手元に置くために白雪冬夜を殺害するだろう』
"スノウマンズ":『それを防ぐという点で、我々と君たちの目的は恐らく一致している』
"スノウマンズ":カツン、とステッキで軽く床を鳴らす。
"スノウマンズ":『つまり』
"スノウマンズ":『協力を申し出ている。あるいは、助けを求めよう』
"スノウマンズ":『"スネグーラティカ"を止めるのに力を貸してほしい、UGN諸君』
"スノウマンズ":表情の読めない雪だるまが、それでも声だけははっきりと君たちに伝える。
アーシア・エルシャドール:どうします?と他メンバーにアイコンタクト。
アーシア・エルシャドール:話を聞きながらコートの袖口に仕込んでおいたナイフを準備、同時にドア以外の出入り可能な場所への警戒は続けたままだ。
春日雪:「……あなたたちは人の夢に根差すモノ。ゆえに、「隣人」足り得るモノが人を害することは是としない」
春日雪:「ええ、筋は通っています。……こちらの目的とも合致している。ですが──」
"スノウマンズ":『疑問があるかな?問いたまえ』
春日雪:では、と一呼吸。
春日雪:「白雪冬夜、”セレファイス‐IV”、そして"スネグーラティカ"。……こちらとしては、あなた方が求める者を引き渡すわけにはいきません」
春日雪:「それでも尚、あなた方はわたしたちに共闘を呼び掛けた。……つまるところ、疑問はひとつ」
春日雪:「『グランパ』セル。あなた方は──世界を、どうしたいのですか」
"スノウマンズ":『答えよう』
"スノウマンズ":『我々の目的は、世界を』
"スノウマンズ":『───少しだけ、優しくすることだ』
"スノウマンズ":落ち着き払った声で
"スノウマンズ":『レネゲイドに罹患したものは孤独を嫌う。誰かと繋がりを保たなければ、用意に言葉を介さぬジャームとなる』
"スノウマンズ":『そしてそれは、レネゲイドそのものと言えるレネゲイドビーイングにこそ顕著に現れる』
"スノウマンズ":『故に、一人にしないものが必要だ。隣に居る誰かが必要だ』
"スノウマンズ":『だからこそ、我々の名は"おじいさん"(グランパ)
"スノウマンズ":『一人ぼっちの子供に寄り添い、寝物語を読み聞かせる者だよ』
"スノウマンズ":『そして、だからこそ白状しよう』
"スノウマンズ":ふ、と自嘲気味の声を漏らして。
"スノウマンズ":『私は失敗した』
"スノウマンズ":『この雪の体は、冬そのものである彼女と相対するには相性が悪すぎた』
"スノウマンズ":『無機物に形を与えているこの体は、より上位である彼女に支配され、他の端末は奪われた』
"スノウマンズ":『ちょうど、そこの…アーシアといったね。君が行ったようにね』
"スノウマンズ":シルクハットを脱ぐ。
"スノウマンズ":『だから、お願いする』
"スノウマンズ":『私は失敗した。だから成果は要らない。誰を差し出せという権利もない』
"スノウマンズ":『ただ、"スネグーラティカ"をジャームにするわけにはいかない、と』
"スノウマンズ":『どうしたいというなら、君たちに助けを求めに来たのさ』
春日雪:「……ええ、ええ。理解はしました。……全面的にではありませんが、共感すらできましょう。……ひと時、手を取り合おうと言うのならばよいでしょう。けれど──」
春日雪:「"隣人"は一方的に語り聞かせるのではなく、"隣人同士"で言葉を交わし、語り合うものです。……わたしたちとあなた方が相容れないとすれば、その一点でしょう、""お爺様""(グランパ)
アーシア・エルシャドール:警戒を多少緩め、スノウマンズに向き直る。
アーシア・エルシャドール:「此方も問題ありません。正直、私のやるべきことは変わりませんし」
アーシア・エルシャドール:そもそも、自分は迷子に請われただけだ。彼女の願いを聞き届けて、仕事に戻る────それでいい。
アーシア・エルシャドール:「(それに、お父様に会いたいと言っていたのは彼女自身ですからね………)」ジャーム化によって変わってしまった『誰か』ではない
アーシア・エルシャドール:「夢はそのまま叶えなければ、と言ったところでしょうか」薄く微笑んで、意思を固めた。
任海悠生:「……今のあなた個人にこちらに不都合なことをするつもりも、力もさほどないのは理解しました」どこかふわついたような声でなく。
任海悠生:「それでも、わたしはあなたたちの手を取るべきとは思いません」
任海悠生:「”スネーグラティカ”たる彼女の件は、今回だけ上手くいっても。OVとそうじゃないものは、違うものです。確たる事実として」
任海悠生:「それは、片方だけが理解していれば上手くいくようなことじゃない。………それに」
任海悠生:「最初の始まりが優しさで、誰かが怪物に堕ちるのだとしても……そう言う理由で、他の誰かを玩んでいいことにはならない」
任海悠生:「ゆめは、心の中に抱くもの。叶えたとしたって」
任海悠生:「それは、現実にあるもの。全く別のものではないけど、同じでもない」
ヨーナ:「……先程」
ヨーナ:「本人への信頼、舞台への信頼と、それぞれの側面から”スネグーラティカ”が今は優しき存在であると結論づけた」
ヨーナ:「ならばこちらからもその説を補強しよう。”親”への信頼という側面からね」
ヨーナ:「そちらが目的のために協力をしたいというのなら、こちらも、目的のために動かせてもらう」
ヨーナ:「こちら、というよりは、私個人というべきかな」
ヨーナ:「根無し草なもんでね」
ヨーナ:「”スネグーラティカ”をジャームにはしないさ。公演を台無しにさせては困るからね」
ヨーナ:「それをもって」
ヨーナ:「白雪冬夜という男への、10年ぶりに飛ばす激励としよう」
"スノウマンズ":『………』
"スノウマンズ":脱いだシルクハットを丸い頭に載せ直して、首の角度を調整する。
"スノウマンズ":『やれやれ』
"スノウマンズ":『近頃の若者は、どうしてこう』
"スノウマンズ":落ち着いた低い声で
"スノウマンズ":『眩しいほどに、しっかりしているものか』
GM:ばたん、と扉が開く。
GM:室内に冷たい風が吹く。
"スノウマンズ":『では、この話は無かったことに』
"スノウマンズ":『誇り高きUGNの諸君の善戦を期待する』
"スノウマンズ":風に運ばれるように雪だるまの体が転がって。
"スノウマンズ":『そして、一人の人間として』
"スノウマンズ":『君たちのことを応援しているよ』
GM:そして、舞台への道は開かれた



GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
GM:ここがラスト!
任海悠生:ロイス満タン!なしです
ヨーナ:こちらも満タンよー
春日雪:『グランパ』セルに「誠意/■不快感」にて!これで満タン!
アーシア・エルシャドール:悠生さんへ 眩しい方 憧憬○/不安
アーシア・エルシャドール:満タンです
GM:ではシーンは以上!


◆Climax◆

GM: 
//=====================
// Climax
//=====================
シーンPC:全員登場

GM:なのですが
GM:このシーンに登場するにはある判定に挑戦していただきます。
GM:■【『シーン登場』 難易度80(合計) <RC>、<意志>】
GM:現在、"スネグーラティカ"の《ワーディング》に含まれる《苛烈なる熱気》は出力を増しており、《Eロイス:悪意の伝染》に匹敵しております。
GM:こちらはそれを突破してシーンに登場するための判定になります。
GM:近づくほどに増える冷気を耐えてホールにたどり着く判定ですね。
GM:また、この判定ではミドルの情報判定と同じように『防寒値』を後乗せの達成値として使用でき、PC4人の合計が80を超えた場合にシーン登場が可能になります。
GM:更に、任海悠生さんはその能力の性質上"スネグーラティカ"の能力に耐性があり、判定に+10の補正がかかります。
GM:スネグーラティカの作る環境への適応能力、と言った形ですね。
GM:では、説明は以上です。PCの皆さんは技能を宣言して判定をどうぞ
春日雪:ではこちら、意志にて……!
任海悠生:了解です~~! 意思もRCもない 意思で生きましょう
春日雪:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[3,3,6,10]+3[3]+1 → 14

春日雪:あっ、なんか頑張った。
ヨーナ:意志で~
任海悠生:2dx+10
DoubleCross : (2DX10+10) → 10[6,10]+7[7]+10 → 27

ヨーナ:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 10[7,9,10]+8[8] → 18

GM:回すね…?
任海悠生:急に回したな君……固定値抜いても17とはな
アーシア・エルシャドール:意志で
アーシア・エルシャドール:3dx10
DoubleCross : (3DX10) → 5[5,5,5] → 5

GM:C(14+27+18+5)
DoubleCross : c(14+27+18+5) → 64

GM:16ほど足りないようですわねぇ~~~
春日雪:残り…16!
GM:多いな
GM:後乗せはどうしますか!
任海悠生:防寒値を使ってもらおう 55あるぞ
ヨーナ:使おう使おう
GM:では防寒値を16消費!
アーシア・エルシャドール:おねがいー
GM:防寒値の財産点を16減少 (55 → 39)
GM:残り…39!
GM:では皆さん、改めて登場侵蝕をどうぞ!
ヨーナ:ヨーナの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (82 → 87)
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (76 → 83)
アーシア・エルシャドール:86+1d10
DoubleCross : (86+1D10) → 86+5[5] → 91

春日雪:春日雪の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (83 → 91)



GM:◆演劇ホール
GM:アーシアさんがアルバイトに入っていた演劇ホールは、既に室内に点々と雪と寒気が入り込んでいる。
GM:先程までそこに人が居た痕跡を残しながら、自然と誰もが冬が近づくのを恐れるように避難をしていた。
GM:その雪の痕跡を辿れば、建物の中央。すり鉢状になった観客席から見下ろせる中央に、白い着物の少女が居る。
"スネグーラティカ":「─────あぁ」
"スネグーラティカ":「お父様、お父さん、パパ、父親」
"スネグーラティカ":ほう、と白い息をたなびかせながら、周りに物言わぬ雪だるまを引き連れている
"スネグーラティカ":「どこに居るのだろうなあ」
"スネグーラティカ":パキパキ、と氷が形つくるのは、舞台衣装の鎧を着込んだ成人男性ほどの形をした、空洞の氷人形。
"スネグーラティカ":その顔の造形にはどこか、白雪冬夜を思わせる造形がある。
"スネグーラティカ":そして、それは組み上がる前に氷として砕け散る
"スネグーラティカ":「………会いたいな」
"スネグーラティカ":「会いたいな、会いたいな、会いたいな、会いたいな」
"スネグーラティカ":独り言のように呟いて。
"スネグーラティカ":出入り口にたどり着いたあなた達を見る
"スネグーラティカ":「ねぇ」
"スネグーラティカ":「パパを探しているの。多分この近くにいると思うのだけど」
"スネグーラティカ":「あなた達は、何か知らない?」
"スネグーラティカ":怜悧な美貌を解くように、薄い笑みを浮かべて問いかける。
春日雪:「……ええ、知っていますとも。知っているからこそ──」
春日雪:「あなたを、このまま行かせるわけにはいきません。……夢から生まれ、カタチを得たあなたを──」
春日雪:「悪夢に墜としては、ならない」
任海悠生:「……こんな寒い中で、普通の人は立ってられないよ」白いーーというか、中にきらきらと氷の粒が混ざる吐息。
任海悠生:「分かってるでしょう、冬の逸話をいくつもあなただって知っているはず。……逢いたいなら、その冬風を止めること」
任海悠生:「…出来ないなんてことはないでしょ?あなたのオリジンは、”スネーグラティカ”……冬の精たるジェド・マロースと春の精、ヴェスナ・クラスナの娘だもの」
ヨーナ:「熱心なファンを抱えてしまったなぁ、あの男」
ヨーナ:「……君を落ち着かせるためにきたんだ」
ヨーナ:「過激で厄介なファンと化してしまわぬように」
ヨーナ:「父と娘が会うならば、もっと暖かい舞台のほうがふさわしいからね」
アーシア・エルシャドール:「お父様を探している…そのお願い、現在も進行中ですよ。忘れてしまったんですか?」
アーシア・エルシャドール:ふふふ、と微笑みを向けながらスネグーラティカへと言葉をかける。
アーシア・エルシャドール:「もう、お仕事の休憩中だったんですからね。名前が良いとか美しいとか褒めてくださって、乗せられてしまいましたが……」
アーシア・エルシャドール:顔も忘れてしまうとは、お世辞だったんですか。と悪戯げに言って
アーシア・エルシャドール:「ですが」
アーシア・エルシャドール:「褒めてくださったのは嬉しかったですし、なにより……これでも大人なので困ってる子供は放っておきません」
アーシア・エルシャドール:「悪夢から覚まして、お父様のもとに連れていきます。ですから」
アーシア・エルシャドール:ちゃんと思い出してくださいね。そう呟いて、ナイフを構えた。
"スネグーラティカ":「………あはっ」
"スネグーラティカ":白く、この雪の中でも汚れ一つ無い袖で口元を隠して小さく笑う。
"スネグーラティカ":「綺麗だわ」
"スネグーラティカ":「あなた達、とても綺麗」
"スネグーラティカ":夕焼け色の赤い瞳を。
"スネグーラティカ":黄昏を秘めた黄金の瞳を。
"スネグーラティカ":海を秘めた空色の瞳を。
"スネグーラティカ":そして───冬の先にある、自然の緑を秘めたエメラルドの瞳を。
"スネグーラティカ":深く深く、澄んだような冬の瞳が見る。
"スネグーラティカ":「パパを探しているの。お友達も大事だけど」
"スネグーラティカ":「ここには居ないみたいだから、探しに行かないと」
"スネグーラティカ":「だから」
"スネグーラティカ":「ちょっとだけ、通してね?」
"スネグーラティカ":《天候操作》
"スネグーラティカ":室内に雪が降る。
"スネグーラティカ":この場所にレネゲイドを帯びた冬が開演する。
GM:衝動判定。難易度は9です。
春日雪:意志で…素振り!
春日雪:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 10[4,5,8,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

任海悠生:2dx>=9 
DoubleCross : (2DX10>=9) → 9[1,9] → 9 → 成功

春日雪:なんかえらい回るな?
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を2d10(→ 18)増加 (83 → 101)
ヨーナ:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[1,9,10]+7[7] → 17 → 成功

GM:皆さっきからだいぶ回すね!?
アーシア・エルシャドール:3dx10>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 9[2,3,9] → 9 → 成功

任海悠生:成功したけどぎゃああ ち、力の法則は解禁しました………
GM:侵蝕率2d10上昇もどうぞ!
アーシア・エルシャドール:91+2d10
DoubleCross : (91+2D10) → 91+7[2,5] → 98

春日雪:春日雪の侵蝕率を2d10(→ 13)増加 (91 → 104)
ヨーナ:ヨーナの侵蝕率を2d10(→ 14)増加 (87 → 101)
春日雪:全力全開…!
GM:パワー!昂ぶってきましたね。
GM:では、エネミーは"スネグーラティカ"1体と、操作を奪われたスノウマンズの端末がユニット2体分

▼エンゲージ
"スネグーラティカ"、"スノウマンズ1,2"
 (10m)
ヨーナ、アーシア、春日、任海

GM:この戦闘では以下のNPCカードが使えます。

【NPCカード:君臣ユウ】
《デモンズウェブ》
オートアクション。対象一人が受けるHPダメージを-5D10する。
ラウンド1回。

【NPCカード:御門優一】
《凍てつく刃》
オートアクション。対象のダメージロールに+1d10+15点。
ラウンド1回。

GM:この二枚。上手く使ってあげてね。
任海悠生:わあつよい
ヨーナ:やった~
春日雪:心強い…!
アーシア・エルシャドール:いえい!
GM:更に、《苛烈なる熱気》。このシーンの達成値9以下のあらゆる判定を失敗にします!
GM:なお、この効果はラウンドを経るごとにLVが上がるため、達成値が+3されていきます。2ラウンド目は12以下ですね。
ヨーナ:どんどん寒くなる!
GM:その上でこの戦闘でも『防寒値』の後乗せ達成値上昇が出来ます。
GM:残り39。上手く使おう。
GM:ルール説明は以上。ラウンドに入ります!
GM:セットアップ!
"スノウマンズ":《氷の城塞》 ラウンド中HPダメージを9点軽減
アーシア・エルシャドール:なしです。
任海悠生:無し。
春日雪:ユニークコードを使用!PC4人のシーン中の判定ダイス+2個です。
"スネグーラティカ":《不死身の炎》。最大HPとHPを上昇。
ヨーナ:《光の剣》!攻撃力+6ガード値3の武器作成、装備!
ヨーナ:ヨーナの侵蝕率を2増加 (101 → 103)
GM:では演出良ければイニシアチブ!
ヨーナ:大丈夫です!
春日雪:うす、こちらOKで!
GM:イニシアチブ16、アーシアさんから!
アーシア・エルシャドール:はーい
アーシア・エルシャドール:コンボ:同調化《fire》 コンセントモルフェウス+カスタマイズ+レンフォース+器物使い+ストライクモード 侵蝕+12
GM:対象宣言して判定もどうぞ!
アーシア・エルシャドール:さらにコンボ::知覚域拡張《エクステンド》 砂の加護を使用します
アーシア・エルシャドール:あ!ウエポンケースからアンチマテリアルライフルだします!
GM:いいぜ!
アーシア・エルシャドール:スネグーラティカさんに!
GM:よーし判定どうぞ!
アーシア・エルシャドール:18dx8+3
DoubleCross : (18DX8+3) → 10[1,1,2,3,3,4,4,4,4,5,5,7,7,8,9,9,9,9]+10[1,6,7,7,9]+4[4]+3 → 27

GM:あっ、コンセ3だから18dx7ですぜ!
アーシア・エルシャドール:あー!すみません!
アーシア・エルシャドール:18dx7+3
DoubleCross : (18DX7+3) → 10[1,2,2,3,4,4,5,5,8,8,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[2,2,2,3,4,6,8,8,8,10]+10[4,6,6,7]+2[2]+3 → 35

"スネグーラティカ":一応回避
"スネグーラティカ":7dx>=37
DoubleCross : (7DX10>=37) → 9[3,3,4,4,5,7,9] → 9 → 失敗

"スネグーラティカ":数字間違えた。どの道命中なので…
"スノウマンズ":1がカバーします。《炎陣》《蒼き悪魔》。9点反撃。
アーシア・エルシャドール:防寒値を5つかいます!
GM:防寒値の財産点を5減少 (39 → 34)
GM:では達成値は40!5d10+3d10+10+20でダメージどうぞ!
アーシア・エルシャドール:使用前100超えてないから2d10かも
GM:あ、砂の加護はオートなので+3されて101のはずです
GM:判定前に上がったので100%超え計算で!
アーシア・エルシャドール:了解しました!
GM:ではどうぞ!
アーシア・エルシャドール:5d10+3d10+20+10
DoubleCross : (5D10+3D10+20+10) → 27[10,2,4,8,3]+25[10,5,10]+20+10 → 82

"スノウマンズ":9点軽減の73点。文句なく消し飛びます。
"スノウマンズ":1は戦闘不能!そちらにも9点反撃!
GM:演出もどうぞ!
アーシア・エルシャドール:27-9=18
アーシア・エルシャドール:はーい

アーシア・エルシャドール:視界を阻む雪のなか、ホール全体と感覚を接続する。しかし、以前の戦闘をはるかに上回る勢いで吹き荒れる吹雪がレネゲイドを乱し、間合いを狂わせる。
アーシア・エルシャドール:「知覚域拡張《エクステンド》」
アーシア・エルシャドール:呟いて、与えられた大型ライフルを構える。
"スネグーラティカ":室内で吹雪く白色が、その視界を遮るように吹きすさぶ。
"スネグーラティカ":生半可な視覚では捉えれきれない拒絶の雪の向こうに、冬の擬人化たる娘が居た。
アーシア・エルシャドール:「くっ………そう簡単にはいきませんか」
アーシア・エルシャドール:何とか引き金を引くが………弾丸は反れる。
"スネグーラティカ":「邪魔をしないで、ね」
"スネグーラティカ":「通してくれるだけでいいの」
"スネグーラティカ":雪の向こうから流麗な声が響き、着弾音。
"スノウマンズ":この雪の一角を生み出す雪だるまの頭が吹き飛ぶ。
アーシア・エルシャドール:「守りは削りました………頼みます!」
"スノウマンズ":がくん、と枯れ木の手を下げながら少し吹雪の威力が弱まった。

GM:イニシアチブ13、ヨーナさん!
ヨーナ:マイナーで戦闘移動 ”スネグーラティカ”たちのエンゲージに入ります。
GM:こいっ

▼エンゲージ
ヨーナ、"スネグーラティカ"、"スノウマンズ2"
 (10m)
アーシア、春日、任海

ヨーナ:メジャーで《光の舞踏》《フォース》《ブルータルウェポン》《ストライクモード》《コンセントレイト:モルフェウス》
ヨーナ:対象は"スネグーラティカ"
"スネグーラティカ":判定どうぞ!
ヨーナ:オートで《砂の加護》、もいれます!
"スネグーラティカ":割り込みなしです、どうぞ!
ヨーナ:17dx7+7 
DoubleCross : (17DX7+7) → 10[1,1,2,5,5,5,6,6,6,7,7,8,8,8,8,10,10]+10[1,4,4,6,6,7,7,8]+10[6,10,10]+5[2,5]+7 → 42

任海悠生:コンボ:遥けきカダスを求めて≪妖精の手≫。1dx7+47で振り足しを!
GM:どうぞ!
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を4(→ 4)増加 (101 → 105)
ヨーナ:1dx7+47
DoubleCross : (1DX7+47) → 10[10]+4[4]+47 → 61

ヨーナ:おー
"スネグーラティカ":回ってんねぇ!
"スネグーラティカ":回避をしてみましょう。
"スネグーラティカ":7dx>=61
DoubleCross : (7DX10>=61) → 10[4,5,6,6,7,7,10]+1[1] → 11 → 失敗

"スネグーラティカ":惜しい~
"スノウマンズ":2がカバーします。《炎陣》《蒼き悪魔》。9点反撃。
"スノウマンズ":ダメージください!
ヨーナ:7d+6+12+4d
DoubleCross : (7D6+6+12+4D6) → 18[5,3,1,2,2,1,4]+6+12+5[1,1,2,1] → 41

ヨーナ:すみません、間違えました!
GM:オーライ!
GM:10面ダイスで振りな!
ヨーナ:7d10+18+4d10
DoubleCross : (7D10+18+4D10) → 38[5,9,8,4,7,3,2]+18+31[10,6,10,5] → 87

GM:こわっ
"スノウマンズ":9点軽減しますが78で消し飛びます。
ヨーナ:光の剣が壊れます
"スノウマンズ":戦闘不能。2も落ちます。9点反撃。
ヨーナ:ヨーナの侵蝕率を18増加 (103 → 121)
ヨーナ:HP19から10に!
GM:演出もどうぞ!

ヨーナ:ヨーナは長年の経験から、身体の感覚こそ重要だと考えている。
ヨーナ:戦闘だけでなく大道芸にも大切なもの、それこそがいわゆる五感と呼ばれるものなのだと。
ヨーナ:光熱と砂を操る能力で、相手の感覚を崩して乱すことを第一に動き出す。
ヨーナ:例えば、触覚。砂粒が身体にまとわりつき、違和と不快を敵手の意識に生み出させる。
ヨーナ:例えば、聴覚と嗅覚。剣を振るう軌道の中に砂を紛れ込ませ、光熱の剣で焼く。
ヨーナ:焼ける音と焦げた匂いが刺激として追加される。
ヨーナ:そしてダメ押しとばかりに、視覚。剣から迸る光が眩く、そして断続的に明滅し、迫る攻撃の予測を困難にさせる。
"スネグーラティカ":乱すというのならばこちらは視覚を乱す。
"スネグーラティカ":その光を覆い尽くす白色の静寂が吹き荒れ、しかし
"スネグーラティカ":光を振るうほどに雪は溶け、蒸発していく。
"スネグーラティカ":荒れ狂った雪景色は赤熱する光と砂によって解かれていった。
"スネグーラティカ":「…………あら」
ヨーナ:「わるいね」
"スネグーラティカ":雪の向こうに白色の娘の姿がある
"スネグーラティカ":「面白いことをするのね。それも芸なのかしら」
ヨーナ:「そう思ってくれて構わないさ」
ヨーナ:舞うように、ヨーナの手で振るわれた光熱の剣が、”スネグーラティカ”を斬りつける──!
"スノウマンズ":ジュ ウウウウウ
"スノウマンズ":感情を持たない虚ろな瞳がその光を遮る。
ヨーナ:「……手駒はまだあるんだったね。でも、これで」
"スノウマンズ":蒸発する雪が水蒸気となってスネグーラティカとの間に距離をとらせる。
ヨーナ:「その雪だるまもなくなったんじゃないかい?」
ヨーナ:"ヴィス・テクム"──ヨーナが持つ二つ名の意味は「力と共にあらんことを」。
ヨーナ:己を律し、十全に能力を活かすことを目指すその言葉こそ、今は遠き故郷の戦士たちが掲げた誓いであった。
"スネグーラティカ":「そうね。優しいおじいさまから頂いたものだったのだけど」
"スネグーラティカ":溶け落ちた雪だるまのマフラーを拾い上げ、首に巻く
"スネグーラティカ":「一人になっちゃった」

GM:イニシアチブ9、任海さん!
任海悠生:はい!。マイナーなし。オートでフォールンピストル装備。
任海悠生:メジャー。コンボ:オオス=ナルガイの谷《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》でスネーグラティカへ攻撃。
任海悠生:妨害等はあります?
"スネグーラティカ":割り込みなし!どうぞ!
任海悠生:はい!
任海悠生:10dx7+7
DoubleCross : (10DX7+7) → 10[1,1,2,4,5,5,6,6,6,10]+4[4]+7 → 21

任海悠生:ひっどい……w
"スネグーラティカ":ワンチャンありそう。後乗せありますか?
任海悠生:コンボ:遥けきカダスを求めて≪妖精の手≫を使います。
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を4(→ 4)増加 (105 → 109)
"スネグーラティカ":グワーッ
任海悠生:1dx7+27
DoubleCross : (1DX7+27) → 2[2]+27 → 29

GM:判定どうぞ!
任海悠生:嘘でしょ
任海悠生:防寒値1点貰っていいかな……
GM:出目が極端!
GM:バンバン使うといいです
ヨーナ:どうぞー
春日雪:ゴーゴー!
アーシア・エルシャドール:いれよう!
任海悠生:ありがとうございます これで30で…
GM:防寒値の財産点を1減少 (34 → 33)
"スネグーラティカ":では回避
"スネグーラティカ":7dx>=30
DoubleCross : (7DX10>=30) → 8[1,3,4,4,6,8,8] → 8 → 失敗

"スネグーラティカ":だめだー。ダメージもどうぞ

【NPCカード:御門優一】
《凍てつく刃》
オートアクション。対象のダメージロールに+1d10+15点。
ラウンド1回。

任海悠生:こちら頂きたくー!
GM:オッケー!NPCカード適用してダメージをどうぞ!
任海悠生:ありがたく
任海悠生:4d10+8+1d10+1d10+15 

DoubleCross : (4D10+8+1D10+1D10+15) → 13[8,2,1,2]+8+7[7]+9[9]+15 → 52

任海悠生:固定値って偉大ね!52点装甲有効です。
"スネグーラティカ":《氷雪の守護》。ダメージを軽減します。
"スネグーラティカ":52-2d10
DoubleCross : (52-2D10) → 52-5[4,1] → 47

"スネグーラティカ":出目がゴミ!47点くらいまだ立っています!
任海悠生:よかった では侵蝕上げて。
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を4(→ 4)増加 (109 → 113)
GM:演出もどうぞ!

"スネグーラティカ":「通して頂けないのなら」
"スネグーラティカ":「ちょっとだけ、いたずらをしてしまいましょう」
"スネグーラティカ":すらり、と袖口から雪のように白い腕が覗く
"スネグーラティカ":形の整ったつま先が宙をなぞれば雪が生み出され───
御門優一:───それが、氷柱となって氷落ちる。
御門優一:空間にばらまかれる雪を、そのまま凍りつかせる絶対零度。
御門優一:ただ一瞬の隙を作り
御門優一:「よし、やれ!悠生!」
任海悠生:その言葉を聞くときには、既に目を閉じ深く深くの領域へ降りている。
任海悠生:どうにかしてと頼んだわけでもないのに、ただ何かしてくれるとは信じていたから。
任海悠生:ーー「Function Open。機能解放ーー夢をみせるここで、わたしは糸がごとくに紡ぎあげる」
任海悠生:セレファイス、というシリーズは夢の領域……すなわち人の想像、人が語る伝承、神話ーーそうしたものを扱うためにある。
任海悠生:第四号。その計画の目的は、夢の実体化。形而の上にあるものを、我々が座す形而の下へ齎すための。
任海悠生:……つまり、彼女は紡ぎ手であり写し手であって。オリジナリティを持たない。
任海悠生:求めるものを変質などさせないように、そう言う風になっていて。だから、彼女が今から紡ぐものも、かつて誰かが謳ったものだ。
任海悠生:「ちとせももとせ、救世主のひかりによりて隠れし神々。それでもなお、神話を廃する赤い津波の中でさえひとびとにかたられしもの」
任海悠生:「小神格(ディイ・ミノーレス)、小さき神々たるあなたのうちの一柱。麗しき春へ希う」
任海悠生:それは、凍り付いた木々の中を通して来たる陽気。
任海悠生:「ヴェスナ・クラスナ。あなたの娘の流れを継ぐものに、あなたのやさしさを教えてあげて」
任海悠生:春の風と陽気が、冬の領域へひととき顕現する。
任海悠生:ーーあくまでほんの一時的。ましてや、相手のオリジンの親、という事でようやく引き出せた程度に過ぎない。
任海悠生:過ぎないが。
"スネグーラティカ":「あぁ……!?」
"スネグーラティカ":春の訪れ。雪は溶けて清水となる。
任海悠生:”冬の後には、春が来る”。それは、この国のだれもが無意識のうちに信じ切っていることだ。
"スネグーラティカ":力の根源たる雪が、形を失って自然への循環へと変わる。
"スネグーラティカ":「だ、だめ」
"スネグーラティカ":冬が終わってしまう。自分が終わってしまう。
"スネグーラティカ":心を刺す冷たさではなく、心地よい陽気に包まれてしまう。
"スネグーラティカ":「私が、終わったら」
"スネグーラティカ":「見つけてもらえない…!」
"スネグーラティカ":怜悧な微笑みは溶けて、その顔に焦りが浮かんだ。

GM:イニシアチブ8、スネグーラティカ
"スネグーラティカ":ダメージを受けたため《バーニングハート》。暴走し、攻撃力をアップ
"スネグーラティカ":BS暴走を受けたため、《紅蓮の憎悪》。BS時に攻撃力を増加。
"スネグーラティカ":マイナーで【コンボ:冬源郷】《炎の加護》《氷の加護》プロセス中、サラマンダーの攻撃力と判定D増加。
"スネグーラティカ":メジャー、【コンボ:スノウマンズ・パレエド】《C:サラマンダー》《氷の塔》
"スネグーラティカ":至近以外への範囲攻撃。対象は自分と別エンゲージのアーシアさん、任海さん、春日さん
"スネグーラティカ":判定。
"スネグーラティカ":11DX7
DoubleCross : (11DX7) → 10[1,2,2,2,2,3,4,5,5,7,10]+5[3,5] → 15

"スネグーラティカ":ウケますね。
"スネグーラティカ":リアクションどうぞ!
任海悠生:ここは狙ってみましょう。ドッジ。
任海悠生:4dx>=15 
DoubleCross : (4DX10>=15) → 10[1,4,8,10]+9[9] → 19 → 成功

任海悠生:マジかお前
春日雪:では……ドッジ!
"スネグーラティカ":つよ
春日雪:4dx-1
DoubleCross : (4DX10-1) → 8[4,7,7,8]-1 → 7

春日雪:達成値9以下なので失敗!
アーシア・エルシャドール:4dx10>=15
DoubleCross : (4DX10>=15) → 4[1,2,4,4] → 4 → 失敗

アーシア・エルシャドール:失敗!
"スネグーラティカ":では後載せなければダメージ!
任海悠生:妖精は後一個あるよ!
春日雪:攻撃に取っておいてもらって…よいかと!
任海悠生:了解!
アーシア・エルシャドール:うんうん
"スネグーラティカ":ではダメージ出しちゃう
"スネグーラティカ":カバーはあるかい
任海悠生:コンボ:”インクアノクの石切り場”≪領域の盾≫。雪ちゃんにアーシアさんをカバーしてもらう…でいいよね?
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を4(→ 4)増加 (113 → 117)
"スネグーラティカ":ではダメージ
"スネグーラティカ":2d10+38
DoubleCross : (2D10+38) → 6[3,3]+38 → 44

春日雪:あ、さすがに2倍は軽減もらっても耐えられない気がする。
"スネグーラティカ":出目!!
春日雪:いけるかな……ユウくんのNPCカードを使わせてもらいます。
春日雪:5d10
DoubleCross : (5D10) → 27[8,1,10,2,6] → 27

春日雪:装甲で7、軽減で27、合計で34削って10の、カバーリングで2倍して20、戦闘不能!
GM:ロイス昇華するなりで復活もどうぞ!
春日雪:『グランパ』セルのロイスをタイタス化、昇華。戦闘不能からHP11で復活。
春日雪:リアクション演出はこちらの行動と併せてやれればと…思います!
GM:あ、では先に判定してしまいましょう。
GM:イニシアチブ3、雪ちゃんどうぞ。
春日雪:ヤー。マイナーなし、メジャーで《流血の胞子/中和剤/さらなる力/狂戦士/導きの華》による射撃攻撃をアーシアさんに。
GM:味方への攻撃…だと!
春日雪:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 8[5,6,7,7,8]+1 → 9

春日雪:防寒値を1入れて達成値10に。
GM:《苛烈なる熱気》の効果で達成値9以下は失敗になりますからね!
GM:防寒値の財産点を1減少 (33 → 32)
春日雪:これをドッジすれば効果なし、ガードしたら「邪毒を与え、BSを治療し、未行動にし、次の判定のCR-1、ダイス+8、達成値+12」をアーシアさんに付与します。
春日雪:リアクションどうぞ!
GM:アーシアさんはリアクションをどうぞ。ガードすることでバフを受けられます
アーシア・エルシャドール:ガードで!
春日雪:では上記の効果を…付与!
春日雪:春日雪の侵蝕率を18増加 (104 → 122)
GM:ではスネグーラティカの攻撃から演出。

"スネグーラティカ":「う、あ」
"スネグーラティカ":「あああああ……!」
"スネグーラティカ":暖かな空気を恐れるように体を抱く。
"スネグーラティカ":「駄目、駄目だよ」
"スネグーラティカ":「まだ、終わっちゃ駄目…!」
"スネグーラティカ":キィン、と冷たく空気が震える
"スネグーラティカ":ぽたり、と天井から水滴が落ちた。
"スネグーラティカ":ホールの天井に連なる夥しい氷柱。冬の気温で作り上げられた自然の凶器
"スネグーラティカ":バキ、バキバキバキ
"スネグーラティカ":それが一斉に折れ、鋭い円錐が質量を伴って君たちを床へと刺し貫く!
君臣ユウ:「!」
君臣ユウ:その中空に虹がひかれる。白い手袋が空間を掴み歪ませ、その軌道を無理矢理に変える
君臣ユウ:「…済まない!全部は無理だ!」
君臣ユウ:なんとか避けてくれ、と君たちに呼びかける
春日雪:──視界が白、次いで虹色に歪む。警告の通り、自身に向けて飛来する氷柱を視認する。
春日雪:自分の傍ら、夢語りの少女への被害は見事に「歪められた」ことに満足しながら──
春日雪:「──ええ、ええ。冬は、いつか終わるもの。雪は融け、流れて、消えてゆく」
春日雪:──胸を貫く氷柱。そして、数舜遅れて。
春日雪:血の華が、アーシア・エルシャドールの肌を濡らす。
春日雪:「けれど──四季は巡るもの。春が来て、夏が訪れ、秋は深まり、そして──また、冬が来る」
春日雪:ごぼり、と。紅いものを口から零し。口調は弱弱しくなりながらも。
春日雪:「──それを、わたしたちは知ってます。誰一人として……そう、あなたのお父様も」
春日雪:「冬を忘れることなど、あるものですか」
春日雪:艶然と、微笑んで見せる。──同時。
"スネグーラティカ":「………」
春日雪:銀髪と柔肌を濡らす血が、熱く、蕩けるように。
"スネグーラティカ":白色の雪の中に開いた、赤の花に一瞬。目を奪われる。
春日雪:アーシア・エルシャドールを侵し、染みてゆく。
春日雪:「……では、ここから先は」
春日雪:「あなたのお友達に、お任せすることとしましょう。……お願いしますね、アーシアさん?」

GM:では未行動になったアーシアさん。行動どうぞ!
アーシア・エルシャドール:オートでボルトアクションライフルを装備します。
アーシア・エルシャドール:マイナーで効果を発動し射撃判定の達成値+5
アーシア・エルシャドール:コンボ:同調化《fire》 コンセントモルフェウス+カスタマイズ+レンフォース+器物使い+ストライクモード 侵蝕+12。メインプロセス後に武器破壊
GM:判定どうぞ!
アーシア・エルシャドール:25dx7+8
DoubleCross : (25DX7+8) → 10[2,2,2,3,3,4,4,4,5,5,6,6,6,6,7,7,7,8,8,8,9,9,9,9,10]+10[1,1,2,2,3,4,5,6,6,6,8]+4[4]+8 → 32

春日雪:あっ、クリティカルも6に下がっておりますわよ!
GM:達成値も+12だ!25dx6+20かな
アーシア・エルシャドール:失念!
アーシア・エルシャドール:何度もすみません
GM:バフが…多いからね!
GM:卓の最中はよくあることです!振っちゃって~
アーシア・エルシャドール:25dx6+20
DoubleCross : (25DX6+20) → 10[1,1,2,2,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,6,6,6,7,8,8,8,10]+10[2,3,3,5,8,8,10,10]+10[1,1,6,8]+10[5,7]+4[4]+20 → 64

GM:やっば
"スネグーラティカ":暴走!リアクション不可!
任海悠生:妖精か防寒値載せますか?
GM:乗せるなら載せちゃって~
アーシア・エルシャドール:妖精お願いしようかしら
春日雪:どっちも乗せちゃって…いいと思う!
春日雪:(妖精後、10の位を上げるのに端数分の防寒値とか)
アーシア・エルシャドール:それで!
任海悠生:はあい じゃあまずコンボ:遥けきカダスを求めて≪妖精の手≫。ラストだぜ。1dx6+70 かな。
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を4(→ 4)増加 (117 → 121)
GM:ですね。1dx6+70で追加どうぞ
アーシア・エルシャドール:1dx6+70
DoubleCross : (1DX6+70) → 10[8]+1[1]+70 → 81

GM:回してきおる。
GM:防寒値は32ありますが追加するかな?
アーシア・エルシャドール:9もらいます!
GM:防寒値の財産点を9減少 (32 → 23)
GM:では達成値90!
"スネグーラティカ":改めて暴走でリアクション不可。
"スネグーラティカ":ダメージください~
任海悠生:ダメージロールに載せますよ~
アーシア・エルシャドール:10d10+3d10+10+8
DoubleCross : (10D10+3D10+10+8) → 52[1,5,2,4,8,4,8,8,7,5]+20[7,6,7]+10+8 → 90

任海悠生:あっと
GM:任海さんの分も入れていいよ
任海悠生:GMありがとう フォールンサラマンダーと、コンボ:”凍てつく荒野の高楼”:≪力の法則≫。合計7d10追加してください。
任海悠生:任海悠生の侵蝕率を4(→ 4)増加 (121 → 125)
アーシア・エルシャドール:あ、よろしければ!
アーシア・エルシャドール:90+7d10
DoubleCross : (90+7D10) → 90+42[2,6,1,10,10,6,7] → 132

アーシア・エルシャドール:アッハッハ
GM:えげつないな!
アーシア・エルシャドール:バフの暴力
"スネグーラティカ":軽減札は先程使ったのでなし。累計179ダメージ。
"スネグーラティカ":《不死身の炎》で増えた分を合わせてHPは100でした。まずは一回死んで
"スネグーラティカ":『父 白雪冬夜』に対するロイスをタイタスに昇華
"スネグーラティカ":しません。
"スネグーラティカ":そのまま倒れます。
GM:戦闘終了!
アーシア・エルシャドール:よかった
GM:あなた達の勝利です!
ヨーナ:やったー!
GM:では演出もどうぞ!
アーシア・エルシャドール:はーい

アーシア・エルシャドール:こぼれた吐息が白く染まる
アーシア・エルシャドール:───体が熱い、血が火照る。気を抜いてしまえば意識すら溶け落ちてしまいそうな感覚が注がれる。
アーシア・エルシャドール:しかし、それは瞬きの間に消え去り体が楽になったことに気づく。
アーシア・エルシャドール:そして、この力を施してくれた少女をちらりと見た。
アーシア・エルシャドール:短い間だったが、立ち振舞いや会話の印象。それらを通じて解ることはある。
アーシア・エルシャドール:───この少女は立派な方だ。この身体を預けることに不安はない。
アーシア・エルシャドール:「行ってきます」
アーシア・エルシャドール
アーシア・エルシャドール
アーシア・エルシャドール:暗殺者であるエルシャドールは戦闘者としては二流以下だ。正面からの一騎討ちなど愚策にもほどがある。
アーシア・エルシャドール:だか、あろうことか彼女はスネグーラティカの目の前で相対することを選択した。
"スネグーラティカ":「………あ」
"スネグーラティカ":不安定に揺れる瞳が君を見る。
アーシア・エルシャドール:紡がれた春の日差しにより、道は開かれた。
"スネグーラティカ":どこからでもわかるように。いつだって存在が伝わるように。
"スネグーラティカ":そう思って伸ばした手/冬が溶けた後に、春の日差しに包まれて
"スネグーラティカ":とてもきれいな人がいた
"スネグーラティカ":「………アーシア」
アーシア・エルシャドール:「ふふっ、思い出してくれましたか?」
"スネグーラティカ":「うん……」少女のように呟いて、言い直す「うむ」
"スネグーラティカ":「おぬしの瞳は、とても綺麗だからの」
アーシア・エルシャドール:「では、この厳しく、苛烈な冬から………貴女を取り戻させて頂きます」
アーシア・エルシャドール:ふふ、相変わらずお上手ですね。そう呟いて
"スネグーラティカ":「…………」きゅ、と少しだけ唇を噛んだ後。
"スネグーラティカ":「任せる」
"スネグーラティカ":ふ、と雪の勢いが弱まる。
アーシア・エルシャドール:「貴女も吹雪より、柔らかな綿雪が似合いますよ」
アーシア・エルシャドール:手を差し伸べる
"スネグーラティカ":「むう」
"スネグーラティカ":目つきをじっとりと平行にする
"スネグーラティカ":その手に、冷たい手のひらを重ねて。
"スネグーラティカ":「おぬし、なかなか口もうまいの」
アーシア・エルシャドール:優しく引き寄せる
"スネグーラティカ":ぽふっ。
アーシア・エルシャドール:「お褒め頂き、光栄です」
"スネグーラティカ":冷たい体温が伝わるほど、腕にすっぽりと収まる。
"スネグーラティカ":………雪が弱まるのは一時的なものだ。このまま放置すれば、本人の意識がある限り冬は勢いを取り戻す。
"スネグーラティカ":なので。
アーシア・エルシャドール:「…拒絶《リジェクト》」
アーシア・エルシャドール:スネグーラティカと同一の存在である冬の概念。
アーシア・エルシャドール:その同調に介入し、引き剥がす。
"スネグーラティカ":パキン、と。
"スネグーラティカ":氷が割れるような音がする。
"スネグーラティカ":季節と同一視されていた少女が、その存在を確立する。
"スネグーラティカ":まるで重い重いマントを脱ぎ捨てたように。
"スネグーラティカ":「うむ。おぬし、なかなかのものだ」
"スネグーラティカ":身を預ける少女から力が抜けていく。
"スネグーラティカ":肩肘の力を抜くように身を預けて。
"スネグーラティカ":「……すう」
"スネグーラティカ":小さく寝息を立て始めた。
アーシア・エルシャドール:「これでもギリギリなんですが」
アーシア・エルシャドール:まぁ、いいかと。反動の痛みに襲われながら眠りについた少女を見つめる。
アーシア・エルシャドール:「おかえりなさい」
GM:吹雪いた雪は溶け、暖かに日差しが差し込む。
GM:少しだけ早い冬は終わりを告げて、埋め合わせのように柔らかく、温かい風が吹く。
GM:それは白い少女を照らして、温め。
GM:心地よい春眠を与えていた。



GM:バックトラック!
GM:Eロイスは1つ!《Eロイス:悪意の伝染》!
GM:これはジャームとなっていたら苛烈なる熱気が変貌したものです。
任海悠生:こわあ ふるます
GM:Eロイス分の侵蝕低下を選んだ後、それぞれのロイス分を振りな!
任海悠生:125-1d10
DoubleCross : (125-1D10) → 125-6[6] → 119

ヨーナ:ふりまーす
任海悠生:一倍で。
任海悠生:119-6d10
DoubleCross : (119-6D10) → 119-36[3,6,4,7,10,6] → 83

任海悠生:5点帰還!
ヨーナ:121-1d10
DoubleCross : (121-1D10) → 121-4[4] → 117

アーシア・エルシャドール:126-1d10
DoubleCross : (126-1D10) → 126-1[1] → 125

春日雪:まずEロイス分!
春日雪:122-1d10
DoubleCross : (122-1D10) → 122-3[3] → 119

ヨーナ:いち倍で!
ヨーナ:117-6d10
DoubleCross : (117-6D10) → 117-23[10,3,4,2,3,1] → 94

アーシア・エルシャドール:等倍で!
GM:ヨーナさんハラハラするな
春日雪:ロイス5本……まずは等倍振り!
アーシア・エルシャドール:125-6d10
DoubleCross : (125-6D10) → 125-30[9,1,8,5,1,6] → 95

春日雪:119-5d10
DoubleCross : (119-5D10) → 119-26[7,5,2,4,8] → 93

春日雪:OK!5点で帰還!
ヨーナ:5点で帰還~
GM:いつもの5点、シナリオ10点、Eロイス1点。合計16。
GM:ここに皆の侵蝕点5点を加えて一律21点配布!
GM:受け取りな!
GM:C((21+21+21+21)/3+1)
DoubleCross : c((21+21+21+21)/3+1) → 29

GM:これはGMのへそくり
ヨーナ:やったー、いただきます!
任海悠生:ありがたく頂きます~~
アーシア・エルシャドール:いえーい
春日雪:いただき…ます!


◆Ending 任海悠生◆

GM: 
//=====================
// Ending 任海悠生
//=====================

GM:◆演劇ホール
GM:カーテンコールが終わり、演者達が並んで挨拶。
GM:アドリブなどを加えて並んでお辞儀をして、特に主演である白雪冬夜が最後に中央。
GM:そして幕が降りると同時に、会場は拍手に包まれる。
GM:それが貴方達が事件を解決して数日後。無事行われた初演の様子だった。
任海悠生:こちらも一拍遅れてから拍手。すこし浸っていたから。
御門優一:ほー、と呆けた後、貴方が拍手してるのに気づいて拍手。
御門優一:「いやあ、すごかったな……」
御門優一:と、数年ぶりの衝撃を新鮮に受け入れるようにつぶやく
任海悠生:「うん………」色々と見終わった後の、どこか心地よい疲労を感じながら。
任海悠生:「すごかったねえ」繰り返すように。
御門優一:「へへ」
御門優一:ちらりと横目で顔を見た後
御門優一:「気に入ってくれて良かったよ」
任海悠生:「……ん。そう見えた?」ちょっとぽやっとした顔。
御門優一:いつものような笑い飛ばす笑顔ではなく、少し照れた微笑み。
御門優一:「そうだったら良いなー、とは思った」
任海悠生:「まあ、凄かったなーって…思ってるかな?」
任海悠生:少しそこでふるふると頭を振って。
任海悠生:「……うん、気に入ったのかも」
任海悠生:少し口元を緩めながら、そう言う。
御門優一:「ん、よかった」
任海悠生:「誘ってくれて、ありがとね」
御門優一:「いえいえ、どういたしまして」
御門優一:「………俺が子供の頃に見た時も、のめり込むほど気に入っちゃってさ」
任海悠生:「うん」
御門優一:「なんとなく、お前にも一緒に見てほしかった」
御門優一:「だから、こちらこそありがと」
任海悠生:その言葉に、少し目を丸くして。
任海悠生:「ん。御門くんが好きなのも、なんとなく分かったから。……それに、こういうのに実際触れるの、初めてだったから」
任海悠生:「良いものを見れたなって思うよ。だから、御門くんが好きなのも、なんとなく分かったかも」目を細めて笑う。
御門優一:「…………おぉ」その目を細めた笑顔にしばし見惚れる。
任海悠生:灰色の髪と、今は髪と同じ色の白みの強い瞳を真っ直ぐに向けて。
任海悠生:「……?なにか付いてた?」
御門優一:「ん、あ、いや。何もついてない。大丈夫」
御門優一:「ただその、アレだ」
御門優一:「今までお前がこういうのを見たこと無くて、気に入ってくれたんならさ」
御門優一:「………」
御門優一:「また誘ってもいいか?」
任海悠生:少し間が空いて。
御門優一:さり気なく言おうとした言葉に力が籠もる。
任海悠生:「……うんっ。そうしてくれたら、嬉しいな」仄かに頬を染めて。
任海悠生:こちらも、少し言葉に力が籠ったな、と言ってから思った。
御門優一:「おうっ」
御門優一:ふわふわと胸のうちに湧いてくる温かいものに落ち着かなくなる。
御門優一:「じゃあその、また誘う」
任海悠生:「ん。じゃあ、待ってるね」
任海悠生:そう言って、段々捌け始めた人の流れを見て。
任海悠生:「じゃ、今日は帰ろ?」そっとちいさな手を差し出す。
御門優一:「あ、あー」
御門優一:「うん。帰るか」
御門優一:その小さな手を包み込むように握り返す。
御門優一:人の流れに沿って、はぐれないように。
御門優一:内心で言い訳しつつ外に向かう。
任海悠生:「……ん、うん。そうしよ」少し触れるくらいでなくて、包まれるのにちょっと驚いた顔のような、恥じらうような。
任海悠生:そうしながら、きみに引かれるままに付いて歩く。
御門優一:見ると、平常心を保とうとしている少年の顔は少し赤い。
御門優一:嘘がつけない性格を表すように。
任海悠生:自分だけじゃないのかな、と思った。
任海悠生:なんでか、自分もうれしくて。
任海悠生:込み合う人に押されたときの勢いのまま、より一歩近くへ。
任海悠生:腕を絡める、というほどでないけれど、手だけじゃなくて腕も触れ合うくらい。
御門優一:「っと」
御門優一:繋いだ腕がピタリとくっつく。
任海悠生:「へへ……混んでるから」
御門優一:「混んでるから、仕方ないな」
御門優一:お互いに共犯のように調子を合わせる。
任海悠生:あなたが見れば、ちょっと悪戯っぽい表情に、朱を刷いたような顔。
任海悠生:「ん。そうだよ」
御門優一:その表情は、いたずらを成功させた妖精のようにも見える。
御門優一:「ん。そうなら仕方ない」
御門優一:ごまかすように反対の手で髪を弄りながら
御門優一:「悠生……はさ」
任海悠生:「……うん」髪と、少し頬があなたの肩に触れる。
御門優一:まだちょっと慣れてない名前呼び。
任海悠生:「なあに?」
御門優一:肩に触れた頬が返事と共に暖かく動く。存在を意識する。
任海悠生:吐息の湿り気まで分かる様な距離。
御門優一:「なんか好きなこと……趣味とかって、ある?」
任海悠生:「……んん~」
御門優一:目で見なくとも肩が触れているだけで、声を出すたびに唇が動くのを意識する。
任海悠生:「本を読んだりするのは好きだし、料理を作ってみるのも好きだし……」
任海悠生:「ああ」普段なら、手をぽんと打っていたような声。
御門優一:「ん?」
任海悠生:「世羅姉さんと話したり、美悠と話したり、……御門くんとこうしてるのも好きかな?」最後だけ、妙に恥ずかしそうな。
御門優一:「うぐ…………」
御門優一:「そういうことをストレートにいう…」
御門優一:独り言のようなつぶやきは、それでも聞こえるほどの距離
任海悠生:「……だって、すきなことは好きだもの」すこし拗ねたような声。
御門優一:「悪いとは言ってない……」「です」
御門優一:照れからの敬語。
任海悠生:「じゃあなんでいけないの」むすりとしたような声を作って見せる。
任海悠生:吐息の熱や、声にある甘えたような調子は隠せていない。
御門優一:「いや……うん……」咄嗟にごまかす言葉を言ってしまったあと、目を泳がせて。
御門優一:「意地を張りました。嬉しいです」早口。
任海悠生:「………ん。ならいいよ」何がいいともいわないまま。
任海悠生:「……わたしさ」
御門優一:「うん?」
任海悠生:「今回はまあそうならなかったけど……狙われたりとか、そういうことあるし」
御門優一:「うん」
任海悠生:こんなことを言いながら。思い出すのは、あの美しい烏羽の髪と、鬼灯のような紅い瞳の少女の言葉。
任海悠生:「元からあるものをなぞるのはそれなりだけど、それ以上とかアレンジしてね、って言うのすごい苦手だし」
任海悠生:「……それに、人の言う事全然聞かない頑固で不器用なやつだし」
任海悠生:ーーあなたはもう、知っているんですね、というあの言葉。
任海悠生:なんというか。
御門優一:「………そうだね」俺も言ったような気がする。
任海悠生:素直にうなずくのは、ちょっと癪だけど。
任海悠生:「--それでも、一緒にいたいって。そう思ってもいい?」
任海悠生:夕暮れ、黄昏の赤い紅い眩しい光の中で。
任海悠生:頬の赤さも何も隠しながら、そう囁くように問う。
御門優一:白く、ふわふわとした雲のような、夢のような少女に赤みが差す。
御門優一:「俺は、この舞台を好きだったように、好きだと思うものが多くて、そのために色々やってるんだけど」
御門優一:「お前も、色んなものを好きになってくれたら良いな、って思ってる」
御門優一:今日、この舞台を気に入ってくれたように。
御門優一:新しい本や、料理や、その他の色んなものを見て。
御門優一:「それで、お前が新しく何かを好きになった時に」
御門優一:今日、こうして好きなものを伝えたように。
御門優一:「俺も、お前が好きになったものを知って、話したり、喜べたら良いなと思う」
御門優一:「………その」
御門優一:「だから、そのために」
御門優一:「一緒に居てくれたら、助かる」
任海悠生:白く白く綺麗に燃え尽きた灰色に、再度火が熾るような赤色。その逆光はとても眩くて。
任海悠生:「--そっか。うん」
御門優一:赤と黄色の増す光の中に、青い瞳だけが青く、それ以外が赤い。
任海悠生:「じゃあ、お互いさまだね」ほわりといつものようで、でもずっとやわらかい声。
任海悠生:赤と青が混ざり合った、紫色の空の下で。
御門優一:「あぁ、お互い様だ」その声を聞くといつしか、安らぎのようなものを覚えている。
任海悠生:「いっしょにいよ」
御門優一:「うん」
御門優一:人の流れは捌けて、でもまだ寄り添ったまま
御門優一:「これからもよろしくおねがいします」
任海悠生:笑うような、喜ぶような。なにかとてもだいじなものを、ひとつ。決めたときのおと。
任海悠生:「うん。これまでみたいに、そしてもっとうまくいくように」瞳を細くして、花が咲くように。
任海悠生:「--ずっと。ずっとね」
任海悠生:そう上手くいくのかな、と。こう言いながら思っている。
任海悠生:本当に嬉しくて、本当にこうなってよかったと思って、それでも。
任海悠生:………でも、いいかな、と思った。
任海悠生:彼の腕をぎゅ、と抱き締める。
任海悠生:その熱と感触がここにあって。それだけで、ほんとうにいまのわたしはばかみたいに満たされていたしーー
任海悠生:(………お付き合いがどうこうとかまで、言ってないもん。もしそこまで来るのなら)
任海悠生:白い白い灰がふわりと風に揺れる。
任海悠生:瞳を閉じて、ただ触覚に身を任せて。
任海悠生:「……………わたしをとりにきてよね」
任海悠生:なんせわたしは、夢の娘。かの眠りの大神の秘宝とやらなのだから。
GM:一筋の風が吹く。
GM:まだ暖かな気温の中で、冬の訪れを先駆けるように少しだけ冷たく。
御門優一:だから、それを理由にするように身を寄せて、離すことはない。
御門優一:隣を歩く少女の呟きが聞こえたのか聞こえていないのか。
御門優一:寄せた頬の暖かさだけを感じながら。
御門優一:「ん」
御門優一:一言だけそう漏らして
御門優一:今を惜しむようにゆっくりと。
御門優一:それでも、少しずつ進んでいく。
任海悠生:伴うように傍らで、瞳を閉じながら歩みを合わせて、こちらも少しずつ。
任海悠生:「……ん………」
任海悠生:「……ふふ。いまは、これで。ね、優一くん」
御門優一:「……………ん」
御門優一:君に触れる肩が一瞬、面白いほどこわばって。
御門優一:「………よろしくな、悠生」





◆Ending アーシア・エルシャドール◆

GM: 
//=====================
// Ending アーシア・エルシャドール
//=====================

GM:◆UGN支部 訓練室
GM:事件が収束して数日。
GM:無事に舞台も開演が確認され、広報のアルバイトからも開放された頃。
GM:貴方は今回関わった事件の報告のために支部に訪れ、規定の報酬を受け取る手続きを円満に終えた。
GM:そしてその帰り。貴方が関わったレネゲイドビーイング、"スネグーラティカ"がこの施設で能力訓練を受けていることを耳にし、ここにやってきた。
GM:広々とした待合室には長椅子やテーブルが置かれ、関係者は無料で使える自販機がいくつか設置されている。
"スネグーラティカ":そしてその自販機の前で、何を買うか迷っている少女の姿がある。
"スネグーラティカ":雪の色の髪はそのまま。白色の着物ではなく、どこかの制服を着用している。
アーシア・エルシャドール:そっと近づきます。
"スネグーラティカ":「缶の味噌汁て。どうなのだろう、コレ」
"スネグーラティカ":むむむ、とにらみつつ、貴方の存在に気づいていない
アーシア・エルシャドール:「お悩みですか」
"スネグーラティカ":「ひょわっ!」
"スネグーラティカ":ビクッ ポチ ガタン
"スネグーラティカ":味噌汁缶が排出された。
アーシア・エルシャドール:「わっ、すみません。驚かせてしまいましたか?」
"スネグーラティカ":「まったくだ、いったいなにもの…」くるっ
"スネグーラティカ":恨みがましげな瞳が貴方に向けられた途端、楽しそうに見開かれる
"スネグーラティカ":「アーシア!」
アーシア・エルシャドール:「お久しぶりです。スネグーラティカさん」
"スネグーラティカ":「うむ、うむ」
"スネグーラティカ":「久しいの。おぬしも元気にしておったか?」
"スネグーラティカ":取り出そうとした味噌汁が熱いため、ブレザーの袖越しになんとか掴む。
アーシア・エルシャドール:「はい、お仕事も終わってようやく落ち着いてきました」ココアを購入。
"スネグーラティカ":「おぉ、それはなにより」味噌汁のキャップを開ける。
"スネグーラティカ":「ということは、もうあの格好はせんのか?」
"スネグーラティカ":初対面時の着物を思い浮かべている
アーシア・エルシャドール:「まぁ、貸し出し衣装ですからね………別の仕事で着ることはありそうですが」
"スネグーラティカ":「そうかー。それももったいないな」
"スネグーラティカ":「似合っておったのに。初対面の時は正直、雪女の同胞だと思っておったぞ」
アーシア・エルシャドール:「なるほど………」同胞といっていたのはそれが理由か
"スネグーラティカ":「うむ。『そうあれかし』とイメージされた私より雪女らしいと思った」
"スネグーラティカ":「姉なのかと思ったが、違っていたなあ」
"スネグーラティカ":味噌汁のキャップを開けて、ふうふうと息をかける。
アーシア・エルシャドール:「私がお姉さんですか………」
"スネグーラティカ":「実際にそうだったら良かったがな~」
"スネグーラティカ":「楽しそうだ」
アーシア・エルシャドール:「こんなに可愛らしい妹が私に………夢のある話ですね」
"スネグーラティカ":「おぉ、アーシアもそう思うか!」
アーシア・エルシャドール:きょうだい、居たような、居なかったような………それくらいに曖昧な家族のことを思い出そうとしてすぐにやめる。
アーシア・エルシャドール:「はい、思いますよ」
アーシア・エルシャドール:終わったこと、もうどうにもならないことよりも目の前の少女との会話の方が価値がある。
アーシア・エルシャドール:「そういえば」
"スネグーラティカ":「ほほほほ」着物の袖で口元を隠そうとしつつ、服装が違うことを思い出す。
アーシア・エルシャドール:「スネグーラティカさんも、今日は装いが違いますね。お似合いですよ」
"スネグーラティカ":「おぉ!」
"スネグーラティカ":目を輝かせて一歩下がり、見やすいようにくるりと回る
"スネグーラティカ":「そう思うか。うむ、そうだろうそうだろう!」
アーシア・エルシャドール:ばちばちと手をたたく。
"スネグーラティカ":やんややんや。
アーシア・エルシャドール:「制服ですか?」
"スネグーラティカ":「そうとも、制服だ。レネゲイドビーイングと言えど教育は必要であろうとの方針でな」
"スネグーラティカ":「希望すれば学校にも通えるらしい。能力を抑えられるようになればだが」
アーシア・エルシャドール:「それは良いことですね。楽しいですよ、学校」
"スネグーラティカ":「ほほー、やはりそうなのか」
アーシア・エルシャドール:「勉強はなかなか難しいですけどね」
"スネグーラティカ":「アーシアも今通っていると聞いたな。やはり楽しいか」
アーシア・エルシャドール:「えぇ、自分以外の他者と学びを共にすること……なんというか得難いものだと思っています」
"スネグーラティカ":「なるほどなあ」
"スネグーラティカ":「これは、慣れるために潜入用の制服を借りたが」
"スネグーラティカ":「もしかしたらアーシアとも同級生になるかもしれんな~」
"スネグーラティカ":学年とかのシステムはまだ理解してない。
アーシア・エルシャドール:「んんんっ!………そうですね~」
アーシア・エルシャドール:「ですが、スネグーラティカさんが学校ですか………」少し真面目ななにかを思案する表情
"スネグーラティカ":「知っておるぞー。登下校の待ち合わせに、買い食いとか」参考に学園モノ漫画も読みました。
"スネグーラティカ":「それに……おや、なにか考え事かの?」
アーシア・エルシャドール:「男子生徒にとてもおモテになりそうです………心配ですね」真面目な顔で言い放つ。
"スネグーラティカ":「ほうほう」
アーシア・エルシャドール:「今からだと転校生ですか………むむむ」職場で借りた少女漫画とかの知識が回転中。
"スネグーラティカ":「雪女といえば嫁取りや番の逸話が多いからな。私が魅了してしまうか……」
"スネグーラティカ":「あ、いや、アーシア。まずいことに気づいたぞ」
アーシア・エルシャドール:「気を付けてくださいね、簡単についていったらだめですよ」人差し指をたてて忠告のように言う。自分はガードが緩いのを棚にあげた発言だ。
アーシア・エルシャドール:「へ?」
"スネグーラティカ":「私がモテるということは、当然アーシアもモテるではないか。姉なのだから」
"スネグーラティカ":「それで、在校生と転校生の立場になったら」
"スネグーラティカ":「争ってしまう」少女漫画知識。
アーシア・エルシャドール:「なるほど」実際はそんな感じのクラスではないが(誘われはする)………乗ろう。
"スネグーラティカ":真剣。
アーシア・エルシャドール:「争いが起こってしまいますね………」
"スネグーラティカ":「やはり……!」
アーシア・エルシャドール:「クラスが割れてしまいます」
"スネグーラティカ":「そんな………!」
"スネグーラティカ":「しかし、そうなってしまうか…人を魅了する雪女が二人もいれば、必然」アーシアさんは雪女ではない。
アーシア・エルシャドール:「悲しい運命ですね」楽しくなってきた。
"スネグーラティカ":「うむ……なんと悲しい。せっかく会えた姉妹の二人が…」思い込みが激しい。
"スネグーラティカ":「となるとここはやはり」
"スネグーラティカ":「私は後輩になるか」
アーシア・エルシャドール:「妹で後輩………すごい攻撃力ですね」
"スネグーラティカ":「そう思うか?魅了、してしまう?」
アーシア・エルシャドール:「争いも止むほどです」
"スネグーラティカ":「そこまでとは…!」
アーシア・エルシャドール:「魅了もされてしまうでしょうね」
"スネグーラティカ":「アーシアも?」
アーシア・エルシャドール:「もちろん」にこにこと笑いながら。
"スネグーラティカ":ぱぁ、と子供のように笑顔を浮かべる。
"スネグーラティカ":「ではそうしよう。後輩で妹を目指すとするかな!」
アーシア・エルシャドール:「ふふっ、私も応援させていただきます」再び小さく拍手。
"スネグーラティカ":役者のように拍手を受ける。
"スネグーラティカ":「……実際の所、今すぐに学校に通うというわけにもいかぬしな」
"スネグーラティカ":先程まで熱がっていた味噌汁の缶を触れさせるように差し出す。
アーシア・エルシャドール:その、堂々とした姿を「絵になるなぁ」と思いながら眺める。
"スネグーラティカ":触ってみれば、その温度は既にひどく冷たい。
アーシア・エルシャドール:「ん、やっぱりダメでした?」予想して買っておいたココアを出そうとする。
アーシア・エルシャドール:「あっ」
"スネグーラティカ":「雪、とまではいかぬが。まだちょっと漏れ出しておる」
アーシア・エルシャドール:ヒヤリとした感覚が手袋越しの指先を襲う。
"スネグーラティカ":冷えた味噌汁を口に運ぶ。なんともいえぬ顔。
アーシア・エルシャドール:すっと、ココアと交換する。
"スネグーラティカ":「流石に抑えきるまで学校に行くわけにもいかん。パパにもまだ会ってないし」
"スネグーラティカ":「おぉ」交換される。口をつける。温い「おぉー」
アーシア・エルシャドール:「では、まだまだ訓練が必要そうですね。」
"スネグーラティカ":「良かったのか?飲んだあとに聞くのもあれだが。」
アーシア・エルシャドール:「それなら、冷めても飲めるとおもいますよ」
"スネグーラティカ":「フフ、助かる」
"スネグーラティカ":暖かなココアを口にして子供のように柔らかく笑う。
アーシア・エルシャドール:「いえいえ、お姉さんですから」
"スネグーラティカ":「なるほど。では、もっと甘えさせてもらいたいのだが」
"スネグーラティカ":「見ての通り、私はまだ一般人の前に出れぬ。訓練とか、常識とかまだ学ばねばならんし」
アーシア・エルシャドール:「では、スネグーラティカさんはまだまだ目標。いえ、夢がたくさんあると言うことですね」柔らかな声色でそう投げ掛ける。
"スネグーラティカ":「うん。パパを探し出せば良かった頃から思うと、たいそう遠い目的と、夢だ」
"スネグーラティカ":「だから……」
"スネグーラティカ":ちら、と様子をうかがうようにキミを見て。
"スネグーラティカ":「一緒に、応援してくれる?」
"スネグーラティカ":甘えるように聞く
アーシア・エルシャドール:一瞬、きょとんとした表情を浮かべた後。優しく微笑む。
アーシア・エルシャドール:「ええ、もちろん」
"スネグーラティカ":「……ありがとう!」
"スネグーラティカ":ふわりと、安心したように笑う。
アーシア・エルシャドール:夢を描けることは素晴らしい。雪のような真っ白なキャンパスに、これから鮮やかな色が加えられて行く。
アーシア・エルシャドール:それを思うと、胸のうちにあたたかい思いが広がってゆく。
アーシア・エルシャドール:安堵や歓喜、それと少しの羨ましさ。
アーシア・エルシャドール:これから冬が訪れ、去る。そして、春がやって来るだろう。
アーシア・エルシャドール:しかし、雪解けとともにこの少女が消えることは無い。
アーシア・エルシャドール:それだけで、良かったと思えた。この笑顔がまた見れるのだから。
"スネグーラティカ":「……それで。言った通り訓練の効果が出て、外出できるのは少し先になる」
"スネグーラティカ":「その頃には公演も終わって、パパ……白雪冬夜も別の土地へ行ってるだろう」
"スネグーラティカ":「学校とか生活資金はそれなりに補助があるとはいえ、交通費やチケット代もあるし…」
"スネグーラティカ":「その……」
"スネグーラティカ":「…………」
"スネグーラティカ":「この先必要になったら、いいバイト先を教えてほしい」
"スネグーラティカ":笑顔で押し切るように
"スネグーラティカ":「お願いね、お姉ちゃん」
"スネグーラティカ":夢の住人を思わせる声で、妖精のようにふわりと。
"スネグーラティカ":夢を叶えるための、現実的な話をした。
アーシア・エルシャドール:「ふふっ、良いですよ。バイト先でも後輩ができてしまいますね」嬉しそうに話ながら………
アーシア・エルシャドール:「(うーん、ちゃんと考えて紹介しないと行けませんね………)」
アーシア・エルシャドール:手当たり次第に仕事をしている自分と一緒にしては駄目だと………少し焦りながら、これから先の彼女の未来に思いを馳せた。


◆Ending 春日雪◆

GM: 
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// Ending 春日雪
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GM:◆UGN支部 個室
GM:事件が収束して数日。
GM:その後の傾向も見守り、舞台が無事に開演したことで事件も区切りがついたと判断された。
GM:こうしてあちこちに奔走する必要性が一旦落ち着き……
GM:その事後処理のために必要な書類は、君に新たな戦いを予感させていた。
春日雪:──大部分が電子化されたとはいえ、書面で報告を提出することが馴染んでいるメンバーも多い。
春日雪:将来的には全てデータで……という予定にはなっているが、それはまだまだ先の話で。となれば。
春日雪:「……ふぅ」
春日雪:張り付く(あるいは執務机にしがみつく)ような姿勢でチェックしていた書類の束を「決裁済」の箱に移して。目を閉じ、椅子に背中を預ける。
春日雪:「──少し、休憩にしましょうか。そちらはどれくらい進みましたか?」
春日雪:そして、書類の山の向こう。悪戦苦闘しているであろう少年へと、声を投げかける。
君臣ユウ:「………ん」
君臣ユウ:比べればそう多くない書類と、電子タブレットから目を上げる。
君臣ユウ:端末に付属しているタッチペンを収納しながら時計に目をやる。
君臣ユウ:「あぁ、こんな時間か。休憩しないと怒られてしまうな」
君臣ユウ:言いつつ、こちらも仕分けした書類をまとめていく。
春日雪:「はい。UGNも働き方改革の時代、です」
春日雪:にこりと笑みを浮かべて、少年が処理を終えた書類の束を見やる。
君臣ユウ:処理済みのものを休憩の後に運べば、この山もだいぶ減って見えるだろう。
君臣ユウ:1枚の書式に四苦八苦していた頃に比べれば、それなりにスムーズに量をこなせている
春日雪:「……ユウくんも、事務処理のコツを掴めてきたみたいですね。依然と比べて、量も精度も段違いです」
春日雪:「……ええ。食堂で端末と悪戦苦闘していたのが、随分前のことのように思えるくらいには」
君臣ユウ:「最初は、報告書を書くにも雪ちゃんとやどりちゃんに教えて貰っていたからな」
君臣ユウ:「いつまでも拘束しているわけにはいかない」
君臣ユウ:作業量的には電子データのほうが効率よく終えている。慣れの問題だろう。
君臣ユウ:少年の顔は生真面目に眉根を寄せているものの、見慣れた相手には少し得意げに見える。
春日雪:「ふふ、ではこれからもどんどん頼っていきますね。……ぁ」
春日雪:手元の端末に転送されてきた処理済みデータ。休憩前の最後に、と目を通していたそれに。
君臣ユウ:「どうした?」
春日雪:「いえ。……そういえば今日が千秋楽でしたね、白雪さんのお芝居は」
春日雪:見知った名を見つけて、その表示を少年の端末と共有する。
君臣ユウ:「あぁ、そうだったか」覗き込む。
君臣ユウ:今回の事件の中心人物だった俳優の名と、日程などをまとめた特集記事を見る。
君臣ユウ:「正直、また新しいレネゲイドビーイングが生まれないか少しハラハラしていたが」
君臣ユウ:「コレで安心だな」
春日雪:「……本来であれば、UGNとして正式に接触。行動を制限し監視下に置く……とするべきなのですが」
春日雪:「有名人となると、突然その行動が変容すれば疑惑も招きます。……なので、白雪さんへの対応は、UGNとしては最低限に留めて──」
春日雪:「──彼と向き合うのに相応しい人に、お任せしましょう。幸い、ユウくんの言う通り……今のところ、大きな問題はないわけですし」
春日雪:それに、と一言挟んで。
春日雪:「10年ぶり、でしたか。再会は、穏やかなものであってほしいですから」
君臣ユウ:「………そうだな」
君臣ユウ:「誰だって邪魔されたくない会話とか、あるしね」
君臣ユウ:「うん。俺もそれでいいと思う」
春日雪:「ええ。……父娘水入らず、というのもいずれは実現するかもしれませんしね」
春日雪:小さく頷きながら、もう一冊、決裁済のボックスへと書類を移す。
君臣ユウ:「彼女も真面目に訓練してるらしいしね。特に最近はなにか、目標が出来たのかガンガンシフトが入っている」
君臣ユウ:決済済みのボックスをまとめて持ち上げる。
春日雪:──とあるレネゲイドビーイングの、能力制御のための訓練計画。事件関係者として意見を求められたそれには、既に承認の印がある。
春日雪:「……ふふ。去年より落ち着いたとはいえ、まだまだ忙しい毎日は続きそうです。ですが、ええ」
春日雪:「改めて、少し休みましょう。今日は……そうですね、ハーブティーにしましょうか」
GM:対象のレネゲイドビーイングによる直筆の意気込みと、有志によって独特な書体を解読された翻訳文が掲載されている。
君臣ユウ:その書類を検めて。
君臣ユウ:「うん、そうしよう。10分待っててくれ、準備してくる」
君臣ユウ:そう言って少年が部屋を出ていって、数秒。
君臣ユウ:手ぶらで戻ってくる。
春日雪:「……ユウくん?」
春日雪:どうしました、と小さく首をかしげて見せる。
君臣ユウ:「………今そこで、待ち構えてたように書類を回収されて」
君臣ユウ:「『こんな日は天気がいいんだから外で歩いてきなさい』」
君臣ユウ:「……と言われた」
春日雪:「……本当に、もう。毎日これくらいやる気を出してくれると、わたしもやどりちゃんも大助かりなんですけど」
春日雪:その言葉の主の、締まらないニヤニヤ笑いを思い浮かべて。こちらは、困ったように微笑む。
君臣ユウ:「えーっと……そうだな」
君臣ユウ:こほん、と仕切り直すように咳払いをして。
君臣ユウ:「この間の、一緒に見て回った店」
君臣ユウ:「今日も開いてると思うから……行ってみよう、か?」
春日雪:「はい、お茶会はまたの機会にして。……この前のお出かけ、楽しみにしてたんですよ、わたし」
春日雪:「だから……改めて、ユウくん」
春日雪:大きすぎる椅子から小さく飛び降りるように降りて。軽やかな──少し急いているような足取りで、少年の傍らへと歩み寄って。
春日雪:「デートに行きましょう。……今日いっぱいは、仕事のことは忘れて」
春日雪:白い手袋越しに、その手を握る。
君臣ユウ:「ん」
君臣ユウ:デート、という言葉に少し反応しつつ。それはおかしなことではない。
君臣ユウ:自分と目の前の少女はそういうことをしてもおかしくはないのだ、と。
君臣ユウ:仕事に切り替えていた意識のスイッチをオフにする。
君臣ユウ:「うん、行こう」
君臣ユウ:きゅ、と優しくその手を握り返して。
君臣ユウ:「雪ちゃんが、楽しんでくれると良いのだけど」
君臣ユウ:と、部屋の外へと連れ出していく。
春日雪:「──楽しいに決まってるじゃないですか。ええ、だって──」
春日雪:──雨の日も、雪の日も。これから先、まだ見ぬ嵐が待ち受ける日々だろうとも。
春日雪:「あなたが、いるんだから」
春日雪:告げる声は、温もりに満ちて。浮かべる笑顔は、春の日のように。
春日雪:──これからも、共に在ろうと。先導する少年に並ぶように、僅かに足を速めながら。
春日雪:──ふたり。冬の街へと、歩み出してゆく。


◆Ending ヨーナ◆

GM: 
//=====================
// Ending ヨーナ
//=====================

GM:◆市街 駅前広場
GM:ランドマークとして時計台の置かれた、駅前に広がる広場。
GM:まだ気温の下がりきらないこの季節には人でも多くあり、街頭モニタの盛り上がりも相まって活気がある。
GM:その中で許可を得て芸を見せる人々の中のひとりに、あなたはいた
ヨーナ:「よっ、と。ほい、っと」今日はボールジャグリングを披露している。それは目につきやすくわかりやすいという理由の他に。
ヨーナ:そんな気分なのだ。思えばかつてのいつかもボールを扱っていた。
観客:「よっ! ……おぉー!」
観客:熟練した技術に歓声を上げる。
観客:アシスタントとして選ばれた観客が追加するボールを、貴方は容易く受け止めていく
ヨーナ:今では扱える数も1個増えた。ジャグリングにおいて、道具の数が一つ増えるのは
ヨーナ:難易度が桁違いに跳ね上がるものだが、
観客:ノリの良い観客が声を上げれば、親子連れや他の人達まで声を上げ、その盛り上がりが新たな客を呼んでいた
ヨーナ:そこは、そう、十年もの月日が経てば上達するものだ。
観客:循環。噴水。逆再生。
観客:ジャグリングの動きが変わるごとに観客からは拍手が飛ぶ
観客:外見珍しさから見ていた人も、すっかりとその幻想的な絶技に目を奪われた。
ヨーナ:「……ふふっ」観客から喝采を浴びるごとにわずかに微笑む。
ヨーナ:褒められたこと、というよりは観客が笑顔になっていることに喜びを感じて。
ヨーナ:「ひとまず、こんなものかな。どーも!」
観客:パチパチパチパチ!
観客:そのキメに一番の喝采を向けながら、用意された器におひねりが投入されていく。
ヨーナ:「ありがとねー」
観客:「すごかったよ」「頑張ってー!」「なにか食べてね」
観客:口々に言いながらバラけ、解散の空気になった後。
白雪冬夜:スーツ姿に色の濃いサングラスを掛けた男が、最後まで拍手を続けていた。
白雪冬夜:一見、サラリーマンといった風情である。
白雪冬夜:「すごいもんだ。その若さでどれだけ練習したんだ?……ってか」
白雪冬夜:以前も聴いたセリフを言いつつ。最後におひねりを載せた。
ヨーナ:「ありがとう」
白雪冬夜:「よっ、盛況で何より」
ヨーナ:「うん、君ほどではないけどね」
ヨーナ:「それで、それは変装かなにかかい?」
ヨーナ:身なりをさして言う
白雪冬夜:「ふふん」得意げ。
白雪冬夜:「どうだ。コレなら勤務時間不規則な俳優とは思わないだろう?」
白雪冬夜:サングラスのブリッジを押す。
ヨーナ:「思わないが」
白雪冬夜:鍛えられた体格は普通のスーツにアンダーグラウンドな風格をプラスしていた。
白雪冬夜:「お墨付きだな。どこからどう見てもサラリーマンだ」
ヨーナ:「サラリーマンが公園で油を売っているのも」
ヨーナ:「どうなんだい?」
白雪冬夜:「………………」
白雪冬夜:周りを見渡す。
白雪冬夜:子供に親子連れ、大学生風。あるいは老夫婦など。
白雪冬夜:「盲点だわ」
白雪冬夜:「繁華街はともかく駄目だなTPOが死んでいるな、コレは」
ヨーナ:「そうだねえ」
白雪冬夜:「まぁ、次回の反省点にしよう」
ヨーナ:「そうしてくれ」
白雪冬夜:「そうする。アドバイスありがとう」
ヨーナ:「それで」
ヨーナ:「変装までして、私に会いに来るとはどうしたんだい?」
ヨーナ:「あぁ、妖精の王なら見届けさせてもらったが、なかなかだったよ」
白雪冬夜:「そうだなぁ。ここが舞台上であればキザなセリフの一つも言うんだが」
白雪冬夜:「おっ、見てくれたか。ありがたい」
ヨーナ:「でも劇の評価を聴きにきたわけじゃあないんだろう?」
白雪冬夜:「いやあ?」
白雪冬夜:「あ、いや、それもある。劇の評価を聞きに来たのも一つだ」
白雪冬夜:「ほら。10年前は、聞く機会がなかったからな」
ヨーナ:「たしかに」
白雪冬夜:「うむ」
白雪冬夜:「で、それを踏まえて何をしに来たのかと言うと……」
白雪冬夜:「そうだな、10年来の友人と話をしに来た」
白雪冬夜:「というのは迷惑かな?」
ヨーナ:「構わないよ」
白雪冬夜:「それは良かった」
ヨーナ:「少なくともサラリーマンよりは暇で通るからね、私は」
白雪冬夜:「ははは、学校はどうした?と聞かれそうではあるな!」
ヨーナ:「そうかもしれない」
白雪冬夜:「やはりそうか。実際、外見が変わっていないしなぁ」
白雪冬夜:喫茶店で見たときは座高だったか、立ち上がると10年間の身長の差が顕著だ。
ヨーナ:「君は変わったねえ」
白雪冬夜:「そうだろう。遅れてきた成長期だ」
白雪冬夜:「押し出しが強くてなんぼだからな。向いていたということだろう」
ヨーナ:「いいじゃないか、人の成長を見るのは好きだよ」
ヨーナ:「……でも、そうだねえ」
白雪冬夜:「おぉ、妖精らしいな」
白雪冬夜:「うん、なんだ?」
ヨーナ:「君から」
ヨーナ:「『向いていた』という言葉がでるのは」
ヨーナ:「それこそ成長ということだろう」
ヨーナ:「向いてないみたいだ~なんて、嘆いていたからねえ」
白雪冬夜:「ぐぅ」
白雪冬夜:「言っ……たな、たしかに言った。いや、よく覚えているな!」
白雪冬夜:「やはり、10年前から時間でも飛んだんじゃないのか?と疑いたいが……」
白雪冬夜:「技はきちんと冴えているのだよなあ」
ヨーナ:「好きなように思うと良い」
白雪冬夜:「うむ、そうしよう」
白雪冬夜:言って差し出すのは、珈琲とミルクティーの缶。
白雪冬夜:「そっちの味覚がわからんのでな。好きな方を差し入れだ」
ヨーナ:「へぇ」
ヨーナ:「では珈琲で」
ヨーナ:「気が利くねえ」
白雪冬夜:「ふふふ。伊達にイケメン俳優と共演していないさ」
白雪冬夜:自分はミルクティーのプルタブを開けて、缶を当てて乾杯する
ヨーナ:「かんぱい~」
白雪冬夜:「乾杯~」
白雪冬夜:ぐび、と少しぬるくなった中身を飲む。
ヨーナ:「ますます君の姿が滑稽になる乾杯ではあるがなぁ」
白雪冬夜:「サラリーマンが子供とミルクティーの乾杯となるとな」
白雪冬夜:「喜劇の参考にはなりそうだ」
白雪冬夜:「それでな。実は、用件はもう一つあった」
ヨーナ:「んー、なんだい」
白雪冬夜:「うん」
白雪冬夜:「礼を言おうと思って」
ヨーナ:「礼?」
白雪冬夜:「礼だ」
白雪冬夜:「俺は今でこそ成功し、この稼業が向いてると胸を張っているが」
白雪冬夜:「実は10年前にヨーナに励まされたことに、だいぶ背中を押された」
ヨーナ:「へえ」
白雪冬夜:「……あと」
白雪冬夜:「10年前に言ったな。大事なオーディションがあると」
ヨーナ:「聞いたよ」
白雪冬夜:「そのオーディションは、今回見てもらった舞台の前作……俺のデビュー作だ」
ヨーナ:「……そうか」
ヨーナ:「私は」
ヨーナ:「どちらかというと、好みではない生き方……考え方をしていた者がいたから」
ヨーナ:「自分の考えを押し付けるように、話したような感覚だったのだけどねえ」
白雪冬夜:「くっくっく!」
白雪冬夜:歯をむき出して笑う。
ヨーナ:「無責任なことをいった、とも思ったさ」
白雪冬夜:「たしか、責任なんて負われたほうが困るとも言ったな、俺は」
白雪冬夜:「良いのさ、それで良い!」
ヨーナ:「言われたなぁ」
白雪冬夜:「ヨーナの言ったことから俺が、俺の演技から観客が、何に影響されるかは受け取る側の意志なんだから」
白雪冬夜:「俺が、勝手に憧れただけだ」
ヨーナ:「そうだねぇ……受け取る側の意志、か」
ヨーナ:「なら、まぁ」
ヨーナ:「その礼とやらも、受け取る側の意志が重要だなぁ」
白雪冬夜:「おっと。じゃあ受け取って貰うために内容を明かしておこう」
白雪冬夜:「10年前の配役は妖精王。若い外見に長命をもつ、老獪な青年だ」
白雪冬夜:「それを大成功に演じきった俺は、『夢に実体を与える演技力』と評されたが」
白雪冬夜:「何のことはない」
白雪冬夜:「そういう、『見た目に違わず落ち着いた妖精』を見て、参考に出来たというオチでね」
ヨーナ:「……」
ヨーナ:「あのときは妖精とは名乗らなかったが」
ヨーナ:「初見で妖精と思われていたとはなー」
白雪冬夜:「ははは、すまんすまん。見る目がありすぎた」
白雪冬夜:「かくして、10年前の彼女は本当に存在したの妖精だったのか、あるいか気まぐれな根無し草なのか……」
白雪冬夜:「などと考えいてたら、まさかの再会で、しかも妖精なのだという」
白雪冬夜:ごく、と喉を湿らして。
白雪冬夜:「なので、お礼を言おうと居ても立っても居られない無かったわけだ」
白雪冬夜:「『俺と、出会ってくれてありがとう』」
白雪冬夜:「……ってな」
ヨーナ:「ん」
ヨーナ:「では、素直に受け取っておこう」
ヨーナ:「照れたり、遠慮したりするのも柄ではないからねー」
ヨーナ:「……あぁ、そうだ」
白雪冬夜:「ん、なんだ?」
ヨーナ:「妖精の実体を、確かめておくのもいい体験になるんじゃないかと思うので」
ヨーナ:「ん」
ヨーナ:手を差し出す。握手を求めるように。
白雪冬夜:「なるほどね」
白雪冬夜:その手を、見た目からは意外に優しく。慈しむように柔らかに握る。
ヨーナ:「なるほど、握手の仕方も学んでいるようだ」うんうん、と頷く。
白雪冬夜:「意外と勉強家な男でして」
ヨーナ:「いやあ、君は元から結構勤勉だろう」
ヨーナ:「オーディション前に練習として広場で声出しをするなんて」
ヨーナ:「結構気合の入った勤勉家じゃないか」
ヨーナ:「そこは変わらず、といったところだね」
白雪冬夜:「わはは、的確に言われるとむずかゆいな!」
ヨーナ:「ん。まぁそこは妖精の特殊能力だとでも思ってくれ」
ヨーナ:手を離す。
白雪冬夜:「なるほどな。参考にしとくよ」
白雪冬夜:こちらもパッと離す
ヨーナ:そこに名残惜しそうな様子はない。
白雪冬夜:こちらもだ。少なくとも、表面上は。
白雪冬夜:根無し草にとって、一期一会とはいつものことだ。
白雪冬夜:快活に別れて。
白雪冬夜:いつか、また。
白雪冬夜:「さて、そろそろお互い、風も吹く頃かな?」
ヨーナ:「そうだねえ、とはいえ」
ヨーナ:「まだもうしばらくはこの街にいるんじゃないかな」
ヨーナ:「会いたかったら来ても構わないよ」
ヨーナ:「スーツは勘弁願いたいけどね」
白雪冬夜:「んん、まったく」
白雪冬夜:「流石、人を誘うのが上手いな!」
白雪冬夜:はは、と笑って。
白雪冬夜:「では、また会いに来よう」
白雪冬夜:「10年は長い年月だが、変わらぬものや店もあってね」
白雪冬夜:「美味いケーキを出す店を、次は紹介させてもらうとするよ」
ヨーナ:「そっか。それは」
ヨーナ:「楽しみにしておこう」柔らかく微笑んで。
白雪冬夜:「おう」
白雪冬夜:「それじゃあまた、近いうちにな」
白雪冬夜:ピ、と指を揃えて振り、立ち去っていく。
ヨーナ:「そうだね」
ヨーナ:道具を片付け、こちらも広場をあとにする。
ヨーナ:ひゅう、と風が吹き。
ヨーナ:根無し草を宿へと向かわせる。
ヨーナ:それでも、そこに寂しさはかけらもない。
ヨーナ:いつかまた、あるいはすぐにまた。縁は人を結び、ときに再び引き寄せるのだから。




『スネグーラティカを運べ入東風』 終