『アオハマ杯開幕! 輝け! ビーチの絆!』(GM:アスハル)
PC1:君臣アイ(
キャラシート
)PL:缶詰
PC2:乾はやて(
キャラシート
)PL:かあねりあん
PC3:佐薙浄音(
キャラシート
)PL:里村
PC4:丸藤透子(
キャラシート
)PL:米ット
メインログ|雑談ログ
目次
Preplay
トレーラー
――ねえ。アオハマ様って話、知ってる?
怖い話かって? ううん、違うわ。
アオハマ様はね、死神の名前。……ああ、逃げないで。違うって。
彼は、死神だけど、世界で一番優しい死神なの。
どんな人にも、幸せの絶頂ってあるでしょ?
この瞬間が最高だ。今が一番幸せだ。今が自分の全盛期だ。
そうなる瞬間って、誰にだってあると思うの。
彼は、そんな時に訪れる。
その人が一番、素敵な時にやってきて、その刻を永遠にしてくれるの。
え? 一番素敵な時を迎えた人を、どうやって見つけてるのって?
ふふ。そんな、決まってるじゃない――
この海で一番、HOTでGREATでCUTEでEXCELLENTな人よ!!!!!
ほら!!!! ねえ!!!! すごい!!!!
アオハマ様は、この夏で、最もイケイケでアゲアゲなヤングを攫っていく死神なのよ!!!!!
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界は同じ時を刻み、変わらないように見えた。
だが、人々の知らないPlaceで、世界は既にChangeしていた。
ダブルクロス The 3rd Edition 『アオハマ杯開幕! 輝け! ビーチの絆!』
ダブルクロス―――それはbetrayerを意味するRhyme。
GM:それでは季節ギリギリの(例年なら余裕だったのに!)海セッション、初めて行きましょう
GM:まずはPC自己紹介から。まずはPC1、君臣さんからどうぞ
GM:キャラシート
君臣アイ:はいっ
君臣アイ:「コードは《アルカ・バレーノ》、君臣アイです。………見ての通り新人ですので。ご指導ご鞭撻、よろしくおねがいします。」
君臣アイ:君臣アイ(きみおみ・─)、高校3年生のUGNエージェントです。
君臣アイ:実家はレネゲイドの呼称が定着する前からの古い魔術師の家系でしたが、数世代前に当主が発狂(ジャーム化)し、討伐。
君臣アイ:その際に情報が失伝・散逸し、今ではレネゲイドと関わりの薄い一般家庭で育ちました。
君臣アイ:学校では陸上部。選手として活動する傍ら、他人の観察に適性を感じており、マネージャーも兼任しております。
君臣アイ:高校2年の時に、親から受け継いだ遺品を狙った事件に巻き込まれ、覚醒。
君臣アイ:その際に後輩として潜入していた羽鳥さんに助けられつつ、オーヴァードとして覚醒しました。
君臣アイ:その縁でUGNに所属し、現在は新米エージェントとして活動しております
GM:覚醒枠からの新米エージェント
GM:優秀な子ですね
君臣アイ:優秀な人に囲まれてますので。
君臣アイ:金色の髪と碧眼、そして1年でだいぶ伸びた身長で学校では悪目立ちをしておりますが、地毛なのでお見逃しを。
君臣アイ:性能はノイマンとオルクス。遺産の指輪から「加速」の加護を受けて、速度を生かした蹴撃を行います。
君臣アイ:シーンに雨粒の矢をばらまいたり、後は領域の盾でカバーリング。妖精の手もあります。
君臣アイ:そんな感じで新米エージェント。年下の先輩の背中を目指して頑張らせてもらいます。
君臣アイ:よろしくおねがいします!
GM:年下の先輩っておかしくないですか?
GM:足が長すぎて視界シーン! 存分にテンアゲしていってください!
君臣アイ:そうかもしれません。よっぽど優秀なんでしょうね
君臣アイ:はあい!運動部のテンションで行きます!
GM:では次の方。ハンドアウトは共通なので、行動値順にいきましょうか
GM:乾はやてさんお願いします
GM:キャラシート
乾はやて:僕?わかった。
乾はやて:「乾(いぬい)はやて、コードネームは“ライラプス”。スナイパー。あるじに先立って敵を追い詰める『猟犬』役が僕の仕事」
乾はやて:「よろしく」
乾はやて:といった具合で淡々とした口調と白髪碧眼が特徴の無表情系ガール。
乾はやて:ブラックドッグ能力者専用の大型ライフル『シリウス』を用いた射撃戦全般、
乾はやて:その中でも特に狙撃を得意とするチルドレンです。
GM:模範的なチルドレン仕草だ。かわいいね
乾はやて:かわいい?(こてん)
乾はやて:自身を「猟犬」と定義し、正式な命令ならばおおよそどんな指示にも従順です。
乾はやて:過去、とある組織の実験体となっていた時期があり、その頃の出来事が影響しているとか何とか。
乾はやて:以前そのあたりいろいろありまして、命令くれくれ体質は少し改善している模様……です。
GM:成長・・・。
乾はやて:大事な思い出。
乾はやて:性能は射撃。シリウス(レッドテンペスト)で高火力単体攻撃を叩き込みます。
乾はやて:侵蝕率100%以上からは《ポルターガイスト》でリミッター解除。攻撃力を倍プッシュします。
乾はやて:今回の30点分は《バディムーヴ》と《バリアクラッカー》。
GM:ヒエーッレッテンエピックポルター
乾はやて:バディに達成値+3をポイポイ投げながら装甲ガード無視でぶち抜きます。
GM:やめてほしい
乾はやて:仕事だから。
乾はやて:初期侵蝕がやたら高い(45)ので登場侵蝕が跳ねると死にます。生き残りたい。
乾はやて:以上、よろしくお願いします!
GM:はあーい! おねがいします「
GM:それでは次、初実装の佐薙さんどうぞ
佐薙 浄音:はーい
GM:キャラシート
佐薙 浄音:はい。佐薙清音(さなぎ・きよね)と申します。22歳、エージェント生活4年目です。
佐薙 浄音:といっても、実家の事情でUGNのお世話になることは決まっていまして……
佐薙 浄音:世にいうオールドオーヴァードというやつですね。私自身は、特別な株をもっているわけではないですが。
佐薙 浄音:エグザイル/モルフェウスの「器物使い」。ミドルには小器用に色々こなせるタイプです。
GM:レネゲイド拡散以前から、別の形で認識していた等で昔からオーヴァードの力を持っていた家系をオールドと言ったりします
GM:私が考えました
佐薙 浄音:はい。便利な区分だとおもいます、説明しやすくて。
佐薙 浄音:で、まあ、務め始めたのは四年前からなのですが、実はそれ以前からUGNとはお付き合いがありました。
佐薙 浄音:といっても、チルドレンじゃないですよ。
佐薙 浄音:何を隠そう私、かのオーヴァードアカデミアのOGなのです!
佐薙 浄音:まあ、めちゃくちゃな事態に慣れてるくらいしか利点はない気もしますが……そこはそれ!
GM:あのアカデミア!
GM:山にダイオウイカが済み、火山があり、ジュースを飲むだけで侵蝕が下がるという
GM:伝承上の楽園だ
佐薙 浄音:そう。図書館で調べ物するだけで一苦労な、あのアカデミアです!
佐薙 浄音:学生時代のあだ名は、第三オカルト研究会の特攻隊長とか…まあちょっとヤンチャでした。
佐薙 浄音:今回はビーチでの任務とか比較的得意分野ということで呼ばれたのかもしれません。
佐薙 浄音:みなさん、よろしくお願いしますね!
GM:アカデミアでちょっとヤンチャ、危険人物
GM:はあい、よろしくお願いします! 頑張って水着鯖から昇進してこ
GM:では最後、丸藤さんお願いします~
GM:キャラシート
丸藤透子:はいはい。どうもどうもー。
丸藤透子:丸藤透子、UGNエージェントをやってる女子高生です。
丸藤透子:丸藤家も400年ちょい前くらい?から代々女傑を輩出してきたレネゲイドの家系ですね。
GM:オールドの見本市だ
丸藤透子:今は実家から少し離れて、丸藤家を継ぐための修行も兼ねてUGNエージェントとして活動中。
丸藤透子:丸藤家は田舎の大地主って感じのところなので、一応はお嬢様なんだけど本人にはあんまりその自覚はないです。
GM:元気印のお嬢様だ
丸藤透子:シンドロームはキュマイラ/ノイマンのクロスブリードで、
丸藤透子:能力としては先祖代々、丸藤の血を引く女性にのみ伝わるEXレネゲイド「丸藤の鎧」に適合できます。
丸藤透子:データ的には中々見かけないDロイス、「秘密兵器:レジェンドアーマー」ですね。
GM:ガード型怖い
丸藤透子:丸藤の鎧は周囲の環境に合わせて成長・進化する性質を持っており、一度記憶した防具には自在に変化させられたりします。
丸藤透子:普段はブレスレットにしたり、キーホルダーにしたり。
GM:鎧の魔鎧だ
丸藤透子:あとは籠手だけ装備したり、服の下に鎖帷子として仕込んだり……
GM:鎧の魔装
丸藤透子:もちろん水着にも変化できるというわけですね。
丸藤透子:そんな感じ!任務も大事だけどみんなで夏の海を満喫してこうね!
丸藤透子:以上、よろしくお願いします。
GM:はあい、お願いします!
GM:ではこの四人で初めて行きます。ハンドアウトは全員共通なので載せるね
共通ハンドアウト
シナリオロイス:碧浜海岸
GM: 夏。あなたは今、碧浜海岸というビーチにいる。
碧浜海岸は、国内屈指の人気リゾートビーチだ。
全国からアイドル、カリスマ、サーファー、ラッパー、バンド等が集まり、期間中は無数のイベントが並行で開催され続ける。
だが、貴方は遊びに来たわけではない。
この浜辺で、少しずつ人が消えている。そして、オーヴァード以外の誰も、その人が消えたことに気付かない。
原因と思われるワーディングは何度か観測されているものの……
それは常に人々の盛り上がりの中心で発生し、
少しでもアガっていないエージェントが調査をかけようとすると、跡形もなく消えてしまう。
貴方は仲間と協力し、イケイケなヤングマン達に混ざり、一緒になって騒ぎ、遊び、交遊し、夏を満喫し……消失の原因をつきとめなければならない。
そう、貴方は遊びに来たわけではないのだ。
きっと。
GM:そんなわけです
君臣アイ:なるほどですね
GM:真夏のビーチで真面目な任務……そんな感じで始めてゆきましょう。
GM:よろしくお願いします
乾はやて:了解(イケイケなヤングマン達に混ざる準備)
佐薙 浄音:よろしくおねがいしますね
君臣アイ:よろしくおねがいします!
乾はやて:よろしく。
GM:それではOP!
◆Opening1◆
GM:OP1。全員登場です。侵食率上昇をお願いします
乾はやて:乾はやての侵蝕値を1d10(→ 1)増加 (45 → 46)
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を1D10(→ 10)増加 (40 → 50)
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を1d10(→ 9)増加 (40 → 49)
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を1d10(→ 1)増加 (37 → 38)
GM:夏の日差しが窓から差し込んでいる。
GM:昨今は温暖化の影響で、夏の期間自体も長引いているという。
GM:窓からはそよ風と、仄かに潮の匂い。とある支部のビルの一室で、貴方たちは任務のため待機していた。
リカルド・マクダウェル:「すまない。少々遅れた」
リカルド・マクダウェル:扉を開けて、大柄の男が資料を手に入ってくる。
君臣アイ:「お疲れさまです」起立して礼
乾はやて:倣って起立、礼。
佐薙 浄音:「お疲れさまです」姿勢良く一礼
リカルド・マクダウェル:長机を見渡す。「アルカ・バレーノ。ライラプス。シスター・シニスター。バンカー」
リカルド・マクダウェル:「以上、四人で間違いないな」
丸藤透子:「よろしくお願いします。」
佐薙 浄音:「はい。相違なく」
君臣アイ:「はい。アルカ・バレーノの君臣アイです。よろしくおねがいします」
リカルド・マクダウェル:「……そう畏まられなくていい。俺も平だ。指揮官ではない」
乾はやて:「そうなの?」こてんと首を傾げる。
佐薙 浄音:「では、そのように。お世話になります、マクダウェルさん」
リカルド・マクダウェル:「ああ。強いて言うなら、引き継ぎに近い」
君臣アイ:「引き継ぎ、ですか?」
佐薙 浄音:「慥か、海水浴場の事件ということでしたけれど──」
丸藤透子:「?」 先に君臣さんが聞いてくれたのでそのまま回答を待つ。
リカルド・マクダウェル:「そうだ。回りくどくしても仕方が無い。任務について説明しよう」
君臣アイ:「よろしくおねがいします」
リカルド・マクダウェル:「この近くにあるビーチ……碧浜海岸で、大規模なイベントが開かれている」
リカルド・マクダウェル:「といっても、それ自体は毎年のことだ。観光地として、非常に有名な場所らしい」
丸藤透子:「それは知ってる!宣伝もやってたよね~。」
君臣アイ:「そうですね。渋滞情報とかよく聞きます」
君臣アイ:「そのイベントがどうかしたんですか?」
リカルド・マクダウェル:「知っているか。そうだ。若人向けの場所でな、恐ろしく人が集まる。問題も起きやすいが、それだけなら我々の出番ではない」
リカルド・マクダウェル:「だが、今年に限り……この海で、行方不明者が相次いでいる」
佐薙 浄音:「しかも、オーヴァードが関与していることの疑われる事件が、と」
君臣アイ:「我々が集められたということは、そういう関連ですよね」佐薙さんに追従して、漂流の可能性を頭から追い出す。
リカルド・マクダウェル:「ここで騒いでいる当人達は、ほぼ気付いていない。というより、忘れている」
丸藤透子:「うげっ、忘れてるってことは……そういう系かあ。」
乾はやて:「認識阻害。レネゲイド犯罪の可能性が考えられる」
佐薙 浄音:「手段はいろいろ考えられますが、如何にも在りそうな話ですね」
リカルド・マクダウェル:「周期はおおよそ週に一回。一度に一人から数人。海開きから続いているとして……恐らく既に、20人弱の人間が消えている」
君臣アイ:「我々の使うのワーディングも、認識に作用するものですからね」
リカルド・マクダウェル:「俺が配置されたのは半月ほど前だが、《ワーディング》も既に幾度となく観測されている」
佐薙 浄音:「にも関わらず、容疑者は見つかっていないと」
リカルド・マクダウェル:「ああ。原因は明確でな。ワーディングの観測がごく一瞬であることと」
リカルド・マクダウェル:「それが全て、非オーヴァードの若者の……こう、熱狂というのか?」
リカルド・マクダウェル:「盛り上がりの中心で、観測されていることだ」
佐薙 浄音:「ファナティックな興奮状態。音楽イベントとなると、軽いトランスくらいはありそうですね」
リカルド・マクダウェル:「たとえば夜間の調査や、ワーディング発生が起きてから急行しても間に合わない」
乾はやて:「調査担当者が現場に居合わせたケースは?」
乾はやて:「昼間ならビーチを巡回している人員がいるはず」
リカルド・マクダウェル:「直は、まだない。文字通り、発生直後に飛んでいったとしても」
佐薙 浄音:「ワーディングはすでに途絶え、事件があったことすら忘れられている…と」
丸藤透子:(飛ぶ能力なんだな……)
丸藤透子:「……って。そうか。だから私たちが集められたんだ。」
君臣アイ:「というと?」丸藤さんを見る
リカルド・マクダウェル:「数分のラグでさえ、辿り着いた頃には既に消えている。行方不明者の数だけ増やしてな」
丸藤透子:「えー、君臣さん。だってさ。」
丸藤透子:「盛り上がりの中心でワーディングが発生してさ、すぐに駆けつけても間に合わないんでしょ?」
丸藤透子:「盛り上がりの中心にいろってことじゃない?」
リカルド・マクダウェル:「慧眼だ、バンカー」
丸藤透子:「やった。」 Vサイン。
君臣アイ:「流石です」ぱちぱち。
リカルド・マクダウェル:「一種の潜入任務ということになるか」
佐薙 浄音:「若手中心に集めたのは然ういうことですか」
君臣アイ:「なるほど。実地調査と言っても、警戒しているときに盛り上がる集団に混ざることはなさそうですからね」
君臣アイ:「その前提で我々が行動するわけですか」
乾はやて:「つまり」
乾はやて:「僕たちもビーチでファナティックな感じになる……」
乾はやて:「ということ?」こてん。
リカルド・マクダウェル:「テンアゲなヤングに混じり、一緒になってロックしチルアウトし、盛り上がりの中心に”なる”」
佐薙 浄音:「乾さんは不慣れですか?」
リカルド・マクダウェル:「その理解で間違いないはずだ、ライラプス」
リカルド・マクダウェル:「だが何故か、俺もこの発言をしたら上のモノに担当を外された」
乾はやて:「問題ない……と思う」
乾はやて:「慣れてるし」潜入任務には。
佐薙 浄音:「マクダウェルさんは、申し訳ないですけれど、少しジャンルを選びそうに見えますからね」
佐薙 浄音:「グラインドロックとか?」
リカルド・マクダウェル:「既に現地入りしている者もいるが、俺たちはサポートに回る」
君臣アイ:(ヤングっていう人居るんだな…)
リカルド・マクダウェル:「既に犯人に認識されている可能性も高いのでな」
リカルド・マクダウェル:「グラウンドより俺は空の方が専門だ」
リカルド・マクダウェル:大真面目に答える。
佐薙 浄音:「スカですか?」
佐薙 浄音:「まあ冗談は措いておいて、新顔でパーティに紛れ込むのが第一歩、ということですね」
リカルド・マクダウェル:「スカ……攻撃を外すことか?」 チルドレン上がりな雰囲気だ。
乾はやて:「?」二人の間を視線が行き来する。
佐薙 浄音:「そこは、スカイでかぶせてもらえるとうれしいところです」
丸藤透子:「ま、とりあえずさ、」 パン、と手を叩く。
丸藤透子:「水着は用意しなきゃってことだよね。はやては持ってきてる?」
リカルド・マクダウェル:「???」 乾さんと佐薙さんを順に見て首を傾げる
君臣アイ:「我々が誘き出し、空から全体の監視はおまかせする。……僕たちが考えるべきは、憂いなく一番盛り上がるということですね」
乾はやて:「うん。この間買ったのがある」
リカルド・マクダウェル:「そうなる。任務開始は本日からだ。階下で着替えを終えたもらい、ビーチ浜辺に集合してほしい」
佐薙 浄音:「はい。お任せください。こう見えて馬鹿騒ぎは得意なんですよ」
丸藤透子:「なら大丈夫だ。」 はやてに。
乾はやて:「……あ」思い出したような声。
佐薙 浄音:「それでは、男女に分かれて集合ですね。…ところで、聞いていた人員は、あと一人いたような気がしますけど?」
丸藤透子:「ん?」 腕に付けていたブレスレットに手を当てている。
乾はやて:「テンアゲなヤングに混じり、一緒になってロックしチルアウトし、盛り上がりの中心に“なる”」
乾はやて:イントネーションまで完全に再現。
乾はやて:「と、言うことは」
乾はやて:「……コードネームでは、呼ばない方がいい?」
乾はやて:こてん。今日何度目か、首を傾げる。
リカルド・マクダウェル:「先行人員の者か? 《エスメラルダ》は先行し、ベースキャンプを抑えて貰っている」
丸藤透子:「はは。そりゃ潜入捜査だもんね……。」
リカルド・マクダウェル:佐薙さんに答えた後、はやてさんの疑問に。「それもそうだ。善処してくれ」
丸藤透子:「お。」 羽鳥さんの名前に反応。
君臣アイ:「…! 羽鳥さんもいらっしゃるんですね」
佐薙 浄音:「なるほど。テント地区は抑えるの、大変ですものね」
リカルド・マクダウェル:「小さな海の家を一つ貸し切っている」
佐薙 浄音:「まあ!」
佐薙 浄音:「羽鳥さんですか? 私以外知り合いなら、話が早くて助かります。紹介してくださいね?」
乾はやて:「集まるのに人目を気にしなくていいのは、ありがたい」
丸藤透子:「海の家かあ。羽鳥さんっぽいや。」
乾はやて:「僕も知らない。透子ちゃんは?」
君臣アイ:「っぽいんでしょうか…?」
リカルド・マクダウェル:「面識がある者もいるようだが、自己紹介は必要か?」
丸藤透子:「知ってるけど紹介は君臣さんに任せるべきだと思うな。」
佐薙 浄音:「ああ。なるほど。君臣さんが選ばれたのは、そういう」
リカルド・マクダウェル:「人員の選定には関わっていない。向かいがてら、話しておくといい」
丸藤透子:「そうそう。そういう。」
佐薙 浄音:「…あら。それだとすこし攻めすぎたかな?」
君臣アイ:「そうですか?じゃあ…羽鳥さんは僕と丸藤さんは以前より縁があるエージェントの方です」
君臣アイ:「非常に優秀で頼りになる方なので、安心してくださって大丈夫だと思いますよ」
丸藤透子:「……」 その続きが来るかな、という顔。
丸藤透子:「……あっ、以上か。」
君臣アイ:「えっ あ、はい」
君臣アイ:「……なにかありました?」
佐薙 浄音:「大変そうだなと思いました」
佐薙 浄音:「あ。お仕事のことではないですからね? そこは大丈夫ですよ」
丸藤透子:「まあ伝わってるみたいだしいいかー。」
丸藤透子:にひひと笑う。
乾はやて:「?」
君臣アイ:「? ともあれ、今回は僕たちで盛り上がることが目的ですね」
君臣アイ:「丸藤さん、乾さん、佐薙さん。今日はよろしくおねがいします!」
乾はやて:「了解。“アルカ”……」ぶんぶん。頭を振り。
乾はやて:「き、君臣、さん」
佐薙 浄音:「はい。よろしくお願いします、君臣さん」
丸藤透子:「よろしくねえ。」
リカルド・マクダウェル:「では、任務開始だ」
GM:シーン終了! ロイスのみ可能です
乾はやて:透子ちゃんに ●信頼/不安 で取得。かな
君臣アイ:「丸藤透子 ○P信頼/N疑問」でとっておきましょう。また会いましたね
丸藤透子:疑問ってなんだろうな~
佐薙 浄音:では、「チルドレン:乾はやて:○庇護/隔意」で取っておきましょう。以上かな。
君臣アイ:不思議なことをいわれたな~な疑問
丸藤透子:君臣さんに取ろう。「連帯感:○/呆れ」
君臣アイ:呆れされている!
GM:では次のシーンへ向かいまーす
◆Opening2◆
GM:OP2! 引き続き全員登場です 侵食率上昇をお願いします
乾はやて:乾はやての侵蝕値を1d10(→ 5)増加 (46 → 51)
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を1d10(→ 7)増加 (49 → 56)
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を1D10(→ 9)増加 (50 → 59)
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を1d10(→ 5)増加 (38 → 43)
GM:碧浜海岸と書かれた看板は、スプレーで前衛的にデザイン全体が描き直されている。
GM:「イーーーーヤァッ!」「パネーーーー!ヒャホーーー!」
GM:「さっき見た? カナサナいたじゃん!!」「うっそ、ほんと!」
GM:「さっきイケメンに声かけられちゃった~マジあげみ!」「あげみざわあげみすぎない!」「ライブあるって!」「しってっし!いつ何時何分?」
GM:空から降り注ぐ日差しよりも熱いような。途方もない熱量が、浜辺から沸き立っている。
GM:そこに、貴方たち四人は降り立っていた。
乾はやて:「おお……」
乾はやて:「あれが本場のテンアゲ」
丸藤透子:「うおう……これは……」
丸藤透子:ミント色のビキニタイプの水着を身に着けている。
丸藤透子:「夏の海のテンション、すごいね……!?」
佐薙 浄音:「賑やかですねえ! 高校時代を思い出します」
佐薙 浄音:胸元に少し布が多い、黒いビキニスタイルの水着姿。
乾はやて:ラムネ色のレースアップビキニでふっくらとした肢体を包み、
乾はやて:その上に申し訳程度にパーカーを羽織っている。頭には麦わら帽子。
丸藤透子:「いやあ……佐薙さん、頼りにしてます。」
乾はやて:完全なる夏の装いであった。
丸藤透子:「いや私もがんばるけど!さ!!」
君臣アイ:「わあ、流石に盛り上がってますねーっ。僕達も負けていられません」
佐薙 浄音:「大丈夫。案外慣れますよ!」
君臣アイ:ラインの入った銀色のウィンドブレーカーと膝丈の海水パンツ。
君臣アイ:日差しに手をかざしながらビーチの盛り上がりを眺めている
丸藤透子:「お、おお……!」
乾はやて:「おお……」
佐薙 浄音:「君臣さん、キマってますね。俳優さんみたい」
丸藤透子:「なんかこう、手の角度とか完璧じゃない……?」 はやてに同意を求める。
リカルド・マクダウェル:「気後れすると更に目立つぞ」バンの運転席から顔を出している。
丸藤透子:「画になるよねー。」
乾はやて:「うん。海みたいにキラキラしてる」
佐薙 浄音:「これは、羽鳥さんの反応が気になりますね」
君臣アイ:「はは、ありがとうございます。佐薙さん。3人ともとても良くお似合いですよ。僕のクラスメイト達なら放って置かなかったでしょう」
リカルド・マクダウェル:「スポーツをやっているのか、君臣」
リカルド・マクダウェル:「そういう鍛え方だが」
君臣アイ:「えぇ、陸上を少々。汗と土にまみれた青春です」
佐薙 浄音:「まあ。煽ててもお愛想くらいしか出ませんよ?」
乾はやて:彼の言葉に、そうかな……と脇腹をつまんでいる。
リカルド・マクダウェル:「成程。それは役に立つな」
君臣アイ:「おぉ、女性のお愛想を引き出せるなら、僕も捨てたものではないですね」
丸藤透子:「捨て……?」
君臣アイ:「はい、駆けつける時は任せてください。砂浜で走るのは良い鍛錬になりますしね」
丸藤透子:何かを言おうとして呑みこむ。
リカルド・マクダウェル:「女性陣も様になっている。俺の用意は必要なかったようだ」
佐薙 浄音:「これは、羽鳥さんに差し入れでも買っていったほうが良いかしら?」
リカルド・マクダウェル:と、ラメ入りのパーカーとか星形のサングラスとかを助手席の鞄にしまっている
君臣アイ:「どうでしょう、海の家なら備蓄があるかもしれませんが…」
乾はやて:「飲み物くらいは差し入れたい、かな」
リカルド・マクダウェル:「道中に何かあったら買っていくと良い」
君臣アイ:「ですね。有って困るものでもありません」
リカルド・マクダウェル:「その方が自然だろうしな」
佐薙 浄音:「ケータリングも来ているようですしね。季節のものでも買っていくといいんじゃないかしら」
丸藤透子:「海の家をやってる知り合いのところにバイトに来た流れだもんね。」
丸藤透子:「ま、とりあえず行こ行こ!じっとしてたらちょっとウズウズしてきちゃった。」
君臣アイ:「えぇ、荷物運びはこちらにおまかせを!女性に重いものを持たせるわけにはいきませんからね」
佐薙 浄音:「まあ。有難うございます」
乾はやて:「あ、これは僕が持つ」
乾はやて:ビーチパラソルのケース。
丸藤透子:「はやてのはそういう荷物だもんねえ。」
リカルド・マクダウェル:「幸運を祈る。おおよそベタなものは用意したはずだが、他に必要な物資があれば届けるから言ってくれ」
乾はやて:「うん」中身ははやての得物、大型ライフル『シリウス』だ。
丸藤透子:「んじゃ、私も手ぶらはやめとくか。バランスバランス。」
君臣アイ:「では、お願いします。長物は手が足りませんからね」クーラーボックスとかを肩に掛ける
乾はやて:「この間、海に来た時はサメ退治だったから」
佐薙 浄音:「では、このへんは私が」デッキチェアなど取り上げて
乾はやて:「僕もちゃんとビーチに出るのは楽しみ」
乾はやて:透子ちゃんにはヒップでフリフリする尻尾が見えるかもしれない。
佐薙 浄音:「サメ退治! 高校時代を思い出しますね」
乾はやて:「やっぱり、夏の風物詩なのかな」
君臣アイ:「どんな高校時だ……あ、いや へー!それは頼もしい」
丸藤透子:「いや、そんな夏の風物詩ないから。」
君臣アイ:「ビーチの安全は保証されますね」
君臣アイ:テンアゲ。
佐薙 浄音:「羽鳥さん、苦労されてそうですね」
リカルド・マクダウェル:バンが走り去っていく。「クッ、俺も立ち絵を作ったピクルーが行方不明になっていなければ……」
丸藤透子:なんか言ってる!
乾はやて:なにかが聞こえた
佐薙 浄音:メタいですねえ
GM:気のせいだろう
君臣アイ:UGNには知らない用語がまだまだいっぱいあるなあ
GM:では、貴方たちは移動を開始します。
ビーチ者達:「うおっ、おい見たか?」
ビーチ者達:「今の四人か?」「随分とちっこいな、あれもまさかアオハマ杯か?」「いや最後尾! 黒髪のねーちゃんが……」
GM:貴方たちを見て、何やら呟く声も聞こえてくる。
丸藤透子:「……?」
ビーチ者達:「うわっなんだアイツ、ハーフか?」「チョーかっこいい~!」
乾はやて:「目立つね」眩しいからだろうか。
君臣アイ:「流石皆さん、ビーチの視線を集めてますね」
丸藤透子:「うーん。さすが君臣さん。」
佐薙 浄音:「君臣さんもですよ?」
GM:直接声をかけてくる者はいないようだが、新参者を見定めるような視線だ。
丸藤透子:君臣さんの言葉にそう返す
乾はやて:「………」
君臣アイ:「ふふ、ありがとうございます。褒めていただくのは嬉しいですが、今は愛想ぐらいしか返せません」
君臣アイ:「ですが、注目されてるのはやはりそちらのようですよ?これでも視線には敏感なのです」
佐薙 浄音:「なら、もう少し射るような視線を浴びてみます?」
ビーチ者達:「うおっ でっか」「でっか」
佐薙 浄音:軽く横に動いて君臣さんに接近
乾はやて:「こうかな」彼を挟んで反対側に。
君臣アイ:「わっ?」両手はふさがってる
乾はやて:すすっと距離を詰める。
佐薙 浄音:「それにしても、見上げるような人って新鮮」
丸藤透子:「おおー。いいね。やったれやったれ。」
君臣アイ:「去年からだいぶ伸びたので…って」
君臣アイ:「……乾さんに佐薙さん、軽率にそういう事すると勘違いされますよ?」
ビーチ者達:「ヒューッ、やるねえあのオニイチャン」「あの陣形は……!」「知ってんのかよォ」
君臣アイ:「二人共美人なんですから」
乾はやて:「僕が?」こてん。
君臣アイ:「あなたが。」頷く。
佐薙 浄音:「勘違いされてみます?」くすくすと笑って。
乾はやて:「そうかな。ちょっと太ってるし……」ボトムスの食い込みを直す。
佐薙 浄音:「それくらいのスキがあったほうがいい…と、知り合いから言われたことがありますよ乾さん」
君臣アイ:「光栄ですが、身に余りますね…」視線が痛いなあ
乾はやて:「そうなの? “シス”……」ぶんぶんぶん。頭を振り。
乾はやて:「さ、なぎ……さん」
君臣アイ:「ちょっと、このままだと高校生男子に対するからかいの許容を超えちゃいますよ?」
佐薙 浄音:「はい、はやてちゃん。よくできました」
乾はやて:(おかしいな。男の人はこういうの喜ぶって双羽ちゃんが言ってたのに)
佐薙 浄音:「夏の熱狂に身を任せに来た訳ですから、許容を超えたほうが善いのでは?」
佐薙 浄音:くすっと笑って。
佐薙 浄音:「まあ、冗談はこれくらいにしておかないと、私のほうが危なそうですけど」
君臣アイ:「流石に後を引いちゃうでしょう、それは…」
君臣アイ:「丸藤さんもお友達が間違った道に進む前に止めるべきなのでは?」
乾はやて:(やっぱり間違いなのか。今度また聞いてみよう……)
丸藤透子:「ええー?そう?君臣さんなら安心だと思うんだけど。」
丸藤透子:「なら私が変わろっかなー?どうするはやて?」
乾はやて:「交代する? じゃあ、透子ちゃんとチェンジで」
君臣アイ:「それは誤解です。抑圧された男子高校生の前に餌を投げると、おしなべてひどいことになります」ふるふる
乾はやて:「僕は後ろから」
君臣アイ:「はい、チェンジ了解。よろしくおねがいしますね」
乾はやて:すすっと立ち位置を変更する。
丸藤透子:「よろしくねー。」 すすっと君臣さんの横に付く。
君臣アイ:「アレ?まさか僕暫定の流れなんですか?」
佐薙 浄音:「あら。三人掛かりで宜しくと? 大胆ですね」
丸藤透子:「ま、盛り上がってるように見えた方が任務的にもオッケだしね。」
乾はやて:「違った?」こてん。
君臣アイ:「一介の男子高校生にマハラジャを期待しないでください!」大きめの声。
GM:では、あなた方がそんな風にはしゃいでいると
GM:前方……目標の海の家の方から、何やらやりとりが聞こえてくる。
羽鳥七海:「あの……その。大丈夫ですから。人を待っているだけですから」
青年:「こぉーんな辺鄙な家で誰が来るってのさぁ! 一緒に来てみって! おねーさんなら大歓迎!」
丸藤透子:「お。羽鳥さんと……あっ。」
丸藤透子:あっ、という顔。横目で君臣さんを見上げる。
佐薙 浄音:「あら。大変そうですね?
君臣アイ:「羽鳥さん、と……エージェントではなさそうですね」ちら、とその目線を受ける。
君臣アイ:リアクションを取っていた眉間にシワが寄る。
乾はやて:(……テンサゲ?)
大城大碁:「俺、大城大碁! ダチにはダイダイって呼ばれてんの! オーシロダイゴなんだからさあ、」
佐薙 浄音:「流石に此処で引っ張るのも可哀想かしら」
大城大碁:「オーダイ突破でオーダイの方が良いっつってんのにさーねー!」
羽鳥七海:「え、ええ……はあ……」
羽鳥七海:「それならお友達と楽しんできて頂ければ……」
乾はやて:「ともかく、あれが“エス”……」
丸藤透子:「……」 君臣さんの持っている荷物に手を出す。無言で持つのを代わるよ。
乾はやて:「はとり、さん」
佐薙 浄音:「君臣さん。待ち合わせを疑われてますよ? 彼女」
君臣アイ:「えぇ、羽鳥さんです。……すみません、少し先行しますね」
佐薙 浄音:ひょいと、丸藤さんの反対側の荷物を手に取る(案外軽々と)
佐薙 浄音:「いってらっしゃい」
大城大碁:「大丈夫だって! あいつらどーせ時間通りに来ないからさ! アオハマ杯優勝間違いなしって言われテンのおれら!」
君臣アイ:「どうも」3人に告げて、やり取りをしている男に近寄る
羽鳥七海:「いえ、その……」 身が引けている。
大城大碁:「だからさ、お互いすっぽかされ組ってことで、友好でも……」と手を伸ばそうとする。
君臣アイ:その男の後ろから近寄る。日に反射するはちみつ色の髪が羽鳥さんに見える角度
君臣アイ:「あぁ、申し訳ない」
君臣アイ:その伸ばした手に握手。
君臣アイ:「すっぽかしたつもりはなかったんです。お仲間ではなかったようで」
羽鳥七海:「!」
大城大碁:「んあ……?」
君臣アイ:わかりやすく人懐っこい笑みを浮かべて男性に話しかける。
君臣アイ:「こんにちは羽鳥さん。おまたせしちゃいましたね」
大城大碁:一瞬、反応が遅れる。人なつっこい笑み。
大城大碁:だが、すぐに邪魔されたと気付く。「あ? ちょっとオニイサン?」
羽鳥七海:「え……え、君臣さん?」
大城大碁:「そのおねーさんに先に声かけてんのこっちだったんだけどさぁ?」
君臣アイ:「あぁ、それなら安心してください。声をかけたのも僕のほうが先です」
君臣アイ:「彼女は僕の連れで。申し訳ありません、フリーじゃないんですよ」
大城大碁:「ふうん?」
羽鳥七海:視線を向けられ、慌てて君臣さんの背中側に回る。
羽鳥七海:「はい、そうです。待っていました、君臣さん!」
君臣アイ:「…………」背中側に暖かな人の気配を感じ、すこし面映い。
大城大碁:「お二人だけで海の家やってンの? そりゃちょい無理ない?」
君臣アイ:「おまたせしました。荷物を運ぶのに手間取っていて…」
君臣アイ:「なので、誤解させて申し訳ない。お友達を探すなら、あちらの方に持ち上がっている集団がいましたよ?」
大城大碁:「俺、《DAD》の大城ってんだけど分かってる?」
大城大碁:「ちょ~~~~っとばかし、通りすがりのひょろ……」
君臣アイ:「いえ、世俗には疎いもので。初耳です」
大城大碁:そこまで言って気付く。金髪碧眼。日に焼けている様子はないが、鍛えている長身。
君臣アイ:背中の羽鳥さんをかばうように背筋を伸ばす
ビーチ者達:周囲の者達の視線も、この小さな諍いに向いているのが分かる。
君臣アイ:半分ほど空いたウィンドブレーカーのファスナーから陸上で鍛えられた体が覗く。
ビーチ者達:だがそれは、「大城に絡まれて可哀想……」というものではない。
大城大碁:パッ、と手を放し、両手を挙げる。
大城大碁:「ごーめんごめん! ツレかあ! そりゃあ悪かった!」
大城大碁:「イカしたねーちゃんが暇そうにしてたら、ついつい声を駆けるのが癖になっててなあ!」
大城大碁:「じゃあ何、アオハマ杯とか、目指しちゃったりしてるワケ?」
君臣アイ:「えぇ!こちらこそ誤解させて申し訳ない。お互い誤解が解けて一件落着ですね?」
君臣アイ:「羽鳥さんを放っておけない気持ちはわかりますよ、僕もそうですから」はは、と流すように軽く。
君臣アイ:「アオハマ杯?へ~、初耳ですね。出ちゃうのも良いかもしれませんね」
君臣アイ:「そちらは目指してるんですか?」
大城大碁:「……そっちの子らも、君のツレかい?」
大城大碁:そこで、目線を横にやる。乾さん達に目をとめる。
君臣アイ:「っと、あぁ、もう来てもらって大丈夫ですよ皆さん」
丸藤透子:「……という縁が以前からあるのが羽鳥さんってわけね。」 わざとらしく大きな声ではやてと佐薙さんに話しかけながら
佐薙 浄音:「成程。お似合いですね」
乾はやて:「そうとは……」
佐薙 浄音:「それはそれとして、はい! いかにも連れですよ!」
丸藤透子:わざとらしく大きな声ではやてと佐薙さんに話しかけながら
乾はやて:パラソルケースのロックに掛けた手はそのままでとことこと続く。
君臣アイ:「……………」笑顔を絶やさない。注目浴びてるけど周りからどう見えてるんだコレ?とは考えない。
丸藤透子:「お疲れさま、君臣さん。羽鳥さんも災難……災難?だったねー。」
大城大碁:「はーん。色男ってえわけだ。人数も足りてる。この次期に殴り込みか」
羽鳥七海:「あ、いえ……」
君臣アイ:「そんなに褒められると照れますね」ははは。
佐薙 浄音:「参加申込はまだ間に合うんでしたっけ、ダイダイさん?」
大城大碁:「ああ間に合うさ。海が空いてる限りな。だが、……アオハマ杯は俺のもんだ」
君臣アイ:「へぇ、大きく出ましたね」
大城大碁:軽薄そのものの青年が、その単語にだけ敏感に反応している。
乾はやて:「そう。じゃあ、続きは本番だね」にこり。初めて目に見える笑みを見せる。
君臣アイ:「こちらもやる気が出てきました。何事でも称賛を集めるのが好きなので」
青年:「おい、何してる。ダイダイボッチ」
青年:ふっと、周囲の人ごみから出てきた若者が声をかける。
佐薙 浄音:「法師(ぼっち)?」
君臣アイ:「おや、そちらのお連れですか?」
大城大碁:「ボッチはいらねえって! ……あーそうだよ、時間切れか!」
青年:「フラフラしてんな。次のがある」
大城大碁:「あー、わかってんよ!」
丸藤透子:「んん??時間切れ?次の?」
大城大碁:振り返る。じゃら、と腰のベルトから、メダルのようなものが多くぶら下がっている。
君臣アイ:「それもなにかのイベントなので?」
丸藤透子:「2人でナンパ勝負でもしてたとか?」
大城大碁:「おいおい、冗談かあ?」 首を傾げる。
佐薙 浄音:「アオハマ、アオハマ」相手にも聞こえる程度の小声
大城大碁:「アオハマ杯。この海で……この夏で、最もHOTでEXSITINGな男を決めるのさ」
青年:「ダイダイ。男とは限らない。まだ金井にどやされるぞ」
大城大碁:「細けえなあ風神! 流せよ、水に!」
丸藤透子:「……ほうほう。この海で一番盛り上がってる場所ってわけだ。」
青年:「水は流しても俺は流さない。風がそう言っている」
大城大碁:青年の元に戻りながら、最後に君臣さんを振り返る。
君臣アイ:(独特の言語センスの人だな…)
大城大碁:「あァおめえ、名前は?」
君臣アイ:「あぁ、名乗ってませんでしたっけ」
君臣アイ:「アイ。君臣アイです。縁があったらまたお会いしましょう」
君臣アイ:対外の笑みを貼り付ける。
大城大碁:「君臣ね! あいよ、覚えてたらな!」 後ろ向きに、片手を挙げて去ってゆく。
大城大碁:「行こうぜ風神!」
青年:「その呼び方をやめろ。俺は風を支配したことは一度もない……」
乾はやて:(ポエミィな人だな)
青年:「邪魔したな」 こちらは振り返らずにそれだけ言って去って行った。
君臣アイ:「いえ、お疲れさまです」ひらひらと手をふる(あー緊張した)
GM:真夏のような男達が消え、周囲の雑踏もひとまずは散っていく。
羽鳥七海:「す、すみません。えっと……皆さんが増援ですね」
丸藤透子:「そうそう。羽鳥さんよろしくねー。」
乾はやて:「遅くなってごめんなさい。僕は乾はやて」
佐薙 浄音:「はい。佐薙浄音と申します。こちらご挨拶にどうぞ!」
佐薙 浄音:よく冷えたガラナジュースの入ったビニル袋を掲げて
君臣アイ:「っと、はい。増援の君臣です、羽鳥さん」
羽鳥七海:安心したように、小さく息をつく。
羽鳥七海:「……羽鳥七海です。お久しぶりの方も、初めましての方も。お待ちしていました」
羽鳥七海:ワンピーススタイルの水着の裾を摘まんで、小さく礼をする。
羽鳥七海:「ひとまず中へどうぞ。お茶はお出しします」
君臣アイ:「…………」しばし(主観)硬直しながらその姿を目に焼き付け
君臣アイ:「はい……」
君臣アイ:「よろしくおねがいします……えっと」
君臣アイ:「よくお似合いですね、水着」
羽鳥七海:「ぁ…………ありがとうございます……」
GM:碧浜海の家「りばいあさん」
GM:そんな看板が立てられた開店前の海の家で、向かい合って話し合っている。
羽鳥七海:全員分のジュースやらお茶を出しつつ。「まず、事件の概要はリカルドさんから聞いていますか?」
佐薙 浄音:「はい。お祭り騒ぎの中から人が消える、消えたことも誰も覚えていない、補足も難しいようだ…とまでは」
君臣アイ:「ええと……」渡されたジュースをメンバーに回しつつ「概ねは。ビーチで一番盛り上がることが目的の潜入捜査だと」
丸藤透子:「若者の熱狂の中心が行方不明事件の発生場所だって話だったね。」
羽鳥七海:「はい。とはいえ、どうすれば盛り上がっているかなんて、分かるものではありません」
乾はやて:「うん。現場を直接押さえに来た」首肯。
丸藤透子:「ま、アオハマ杯ってのが怪しいよねー。この海で最もホットでエキサイティングな……」 と言いかけて、
丸藤透子:「この海で最もHOTでEXSITINGな男を決める、って言ってたし。」
羽鳥七海:「ただし、この碧浜海岸においては、明確な基準があります」
君臣アイ:「基準?盛り上がり方にですか?」
乾はやて:「もしかして、それがさっきの?」
羽鳥七海:「はい。それが彼……《ダイダイ》大城大碁の言っていた『アオハマ杯』です」
佐薙 浄音:「なるほど。現地の、イベント間を跨いだ催し物ですか?」
羽鳥七海:「この海岸では、隆盛期、無数のイベントやコンテストが開かれています。それはライブのような受動的なものではなく、参加型が多い」
羽鳥七海:「それらのイベントで結果を残し、渡される『アオハマメダル』を集め、その数を競い合う」
羽鳥七海:「その総数を競い合うのが、『アオハマ杯』です」
君臣アイ:「メダルなら先程の男も持っていましたね。アレがそうでしたか」
乾はやて:「ああ。ダイダラボッチ?が下げていた……」
羽鳥七海:「一人ができる競技は限られているため、自然とチーム戦になっています。」
君臣アイ:明確に結果の基準のある競い合いと知り、少し高揚する気持ちを落ち着ける。
羽鳥七海:「だいたい四~五人ですね。それ以上いると若者は統制がとれなくなって四五分裂するので」
佐薙 浄音:「迸る青春の過ちですねえ」
丸藤透子:「まあ、UGNでもチームは4~5人までが基本ってされてるしねえ。」
乾はやて:「そうか」
乾はやて:「ボッチは『次』の競技ために仲間集めをしていて、間に合わなかった」
羽鳥七海:「あはは……」
乾はやて:「そんな所かな」
羽鳥七海:「そうですね。彼らは既にある程度の人数はいるはずですが……」
羽鳥七海:「追加人員が欲しかったんでしょう。私がたまたま暇そうに見えたんですね」
君臣アイ:「なるほど…ただのナンパじゃなかったんですね」
丸藤透子:「良かったねえ。」
佐薙 浄音:「ナンパ目的だったとは思いますけどね」くすくす笑う。
羽鳥七海:「あはは、ただのナンパで私には声を掛けないでしょう」
乾はやて:「そうなの?」羽鳥さんに。
佐薙 浄音:「あら。私だったら放っておきませんけど。ねえ君臣さん?」
羽鳥七海:「そうですそうです」
君臣アイ:「えっ、と、そうですね。羽鳥さんはたまに謙遜が行き過ぎる」
羽鳥七海:「それは君臣さんこそじゃないですか?」
君臣アイ:「僕はそんなイベントに縁はありませんでしたので。そういう無防備なところ心配になりますから、もうちょっと危機感を持ってくださいね?」
君臣アイ:「少なくとも僕も放ってはおきませんから、覚えておいてください」
羽鳥七海:「放って……」 と言いかけて、小さく咳払い。
羽鳥七海:「こほん。……と、とにかく。それで、これも本題ですが」
君臣アイ:「……は、はい、お願いします」
羽鳥七海:「これまでの行方不明者は全て、有名どころの人気ある若者……大量のアオハマメダルを集めていた個人、あるいはチームでした」
丸藤透子:「お、もうそこまでは調べがついてるんだ。」
羽鳥七海:「私もリカルドさんに少し遅れて潜入していたので」
羽鳥七海:「駆けつけようとして間に合わなかったこともあります。だから直接の参加は出来ません」
君臣アイ:「リカルドさんと同じく顔が割れてるかもしれない、ということですね」
羽鳥七海:「そうなります。そういうわけで、皆さんにはまず、メダルを集めてほしいんです」
丸藤透子:「4人チームってわけだ。登録とかはあるの?チーム名とか決める?」
羽鳥七海:「他はセミプロ、プロ級の方が混じっていますが、ほぼ非オーヴァードです。皆さんなら……チーム名」
丸藤透子:「リーダーは君臣さんでいいよね。さっきのビーチの視線的にもさ。」
羽鳥七海:きょとんとする。「それは考えてませんでした」
乾はやて:「うん。キラキラしてて目立つし」
丸藤透子:君臣さんの右側にぴたっと寄る。
佐薙 浄音:「ええ。そのセンのほうが、絶対盛り上がりますよ!」
君臣アイ:「目立っちゃいましたしね…」
君臣アイ:「?」寄ってきた丸藤さんを見る
佐薙 浄音:いたずらっぽく笑う
佐薙 浄音:「私も、態々こんな水着を選んできた甲斐があったというものです」
佐薙 浄音:君臣さんの隣に腰掛ける…ええ、真面目な羽鳥さんは対面ですよね?
丸藤透子:「あ、いや……その。さっき君臣さんがどう目立ってたのか、羽鳥さんにも情報共有しておくべきでしょ?」
丸藤透子:じっと見られてちょっとたじろぐ。
君臣アイ:「あぁ、なるほど……え、いやっ、あのっ」
君臣アイ:先程の目立ち方はまずい気がする。何がどうとは言わないがなんだかそんな気がする。
乾はやて:ハッとする。これは知っている。先程のフォーメーションだ。
乾はやて:君臣さんの背に触れるか触れないかの位置に座り直す。
羽鳥七海:「…………――」
君臣アイ:左右を丸藤さんと佐薙さん、そして先程のように背中側に体温を感じる距離に乾さん
乾はやて:ひょこりと、彼の肩越しに顔を覗かせる。
佐薙 浄音:「…………」
君臣アイ:「…………」
君臣アイ:「……ええと」
羽鳥七海:「リカルドさんはご同行なされなかったんですね」
君臣アイ:「羽鳥さん……?」恐る恐る対面の先輩を見る
君臣アイ:「そうですね……車を片付けに…空からの監視を行うとのことで…」
羽鳥七海:「ええ、ええ」首を傾け、にっこりと人懐っこい笑みを浮かべた。「仲良くしておられるようで、何よりです」
羽鳥七海:座っている椅子をちょっと後ろに下げる。
君臣アイ:その笑顔はとても魅力的で、魅力的すぎてそれをマイナスで打ち消すようなこともなく、
羽鳥七海:「その調子で」がたん「皆さんチームで仲良く」がたん「アオハマメダルを集めてくださいね」
君臣アイ:今年の夏は涼しいと言うか寒いですね。背筋が
君臣アイ:「ちょっ、待、」
君臣アイ:「誤解です……!」
君臣アイ:「下がらないでください…!みなさんも悪ノリが過ぎませんか!?」
羽鳥七海:「私はこのメダル交換所で素材を持って待機していますから……」
佐薙 浄音:「素材?」
羽鳥七海:ちょっとよく分からないことを口走っていますね
乾はやて:「そういうの、流行ってるみたい」
君臣アイ:「ゲームキャラみたいなことを…!」
乾はやて:「周回?とか……」
丸藤透子:「あはは。悪ノリというか、誤解させるように動いてるんだけどね……潜入任務だしさ。」
佐薙 浄音:「フォローはよろしくおねがいしますね、君臣さん?」
佐薙 浄音:「何しろ、実際こういうシフトになる筈ですから。言いふらしそうなダイダイさんには、そう思われてしまっていますし」
君臣アイ:「そ、そうですが!そうなんですが!今やる必要は…くう…!!」
乾はやて:「この海で……この夏で、最もHOTでEXCITINGな男」イントネーションまで完全に再現。
君臣アイ:理論はわかるが、しかしこの状況はあまりにも。
乾はやて:「……目指すんでしょ?」君臣さんのうなじにほうと息を吹きかける。
羽鳥七海:「ちょっ」
君臣アイ:「、っ」ガタ、と驚きかけた体を気合で服従させる「乾さん…!首筋はやめてください!」
丸藤透子:「おおう、魔性。」
佐薙 浄音:「何か?」君臣さんのウインドブレイカー越しに肌が触れる位置に身を乗り出して、卓上の地図を引き寄せる。
羽鳥七海:「あーっ」
君臣アイ:「佐薙さんもちょっと、距離が近いような…」ススス、と引こうとした身は反対側に逃げようとする
丸藤透子:「佐薙さんもノリノリだし……いや私も人のこと言える立場じゃないんだけどさ。」
羽鳥七海:「あわ……その……」
丸藤透子:反対側に逃げた君臣さんとは普通に肌が接している。
君臣アイ:「…………!!!」
羽鳥七海:「君臣さんそこは危険ですこちらへ!!!」
丸藤透子:「……ま、いっか。君臣さんイケメンだもんねえ。役得役得。」
羽鳥七海:一息に吐き出すように。
君臣アイ:「えっ、あっ、はいっ! ……はい?」
丸藤透子:接している肌を特に離そうとはしていない。
君臣アイ:(えっ、行って良いの?)
君臣アイ:ぐるぐる
丸藤透子:「ほうほう、羽鳥さんは君臣さんに寄ってきて欲しいと。」
乾はやて:「………」
乾はやて:「羽鳥さんが寄るという手も?」
佐薙 浄音:「青春ですねえ」
君臣アイ:「えっ!?」
君臣アイ:羽鳥さんの顔を見る
羽鳥七海:「はい!?」
羽鳥七海:「ちが、その。それは……」
羽鳥七海:「リカルドさん! エマージェンシー!!」
君臣アイ:「ご、ごほん!」この密着に羽鳥さんも?という思いを打ち消す
君臣アイ:「……ええい!そうですね、そうです、僕がそういう役回りなのはわかりました!注目を集めれば良いんですね!」
佐薙 浄音:「そうです!」
君臣アイ:「とっととそのメダルを集めて目的を達成する、ということですよね!羽鳥さん!皆さん!」
羽鳥七海:「メダルが集まってきたら行方不明現象にも気をつけてくださいね!」
羽鳥七海:なぜか自棄気味に。
乾はやて:くすりと笑って、
乾はやて:「了解。参加するなら、競技の内容くらいは下調べした方がいいね」
丸藤透子:「さっきの2人のこともね。」
佐薙 浄音:「それと、できれば胴元のことも、ですね」
君臣アイ:「そうですね!やることが一杯で忙しくなります!……なのでその、もうくっついておかなくても、良いのでは無いでしょうかっ」
佐薙 浄音:「あらごめんなさい。腕の感触が良くて」
君臣アイ:「いえ……お気に召して頂けて何よりです…」厚手の上着で良かった。
君臣アイ:年齢はともかく、レネゲイドやUGNに関わる経歴でいえば自分が新参なのは間違いなく。
君臣アイ:つまり、一番後輩なのでからかわれていると、そういうことだろう 多分
君臣アイ:(………良いところを、見せねば)
GM:シーン終了です。ロイスと購入が可能。
佐薙 浄音:はい。では、さきに購入でアームドスーツを…
君臣アイ:「佐薙浄音 ○P連帯感/Nもしかして楽しんでいるのでは」で取得
佐薙 浄音:能力訓練:社会融合状態からの…と
佐薙 浄音:4dx+6>=15
DoubleCross : (4DX10+6>=15) → 10[1,2,9,10]+6[6]+6 → 22 → 成功
佐薙 浄音:よし。成功したので着込みます。
君臣アイ:じゃあ戦闘用きぐるみを
佐薙 浄音:(着込むと言うか皮下装甲融合)
佐薙 浄音:佐薙 浄音のイニシアチブを0に変更 (7 → 5)
君臣アイ:3dx+1>=14
DoubleCross : (3DX10+1>=14) → 8[2,6,8]+1 → 9 → 失敗
君臣アイ:だめでした
乾はやて:バディムーヴ。君臣さんの達成値を+3。
佐薙 浄音:乾さんできる人
乾はやて:これで射程圏内かな?
君臣アイ:わぁい では12に財産2点いれます
君臣アイ:君臣アイの財産を2減少 (5 → 3)
君臣アイ:そして着込みます これがウィンドブレーカーです
GM:着込むな 肌を見せろ
君臣アイ:じゃあ筋肉
GM:RC技能の数に割れた腹筋を晒せ
君臣アイ:6ですね
佐薙 浄音:では、「同僚:羽鳥七海:○誠意/敵愾心」でロイスを。今のうちは以上かな
乾はやて:アイ様の腹筋サンドがアオハマ杯会場で販売されてしまう
乾はやて:君臣さんに ●キラキラ/疑問 でロイスを取得して、お買い物はシューターズジャケット
君臣アイ:ワッフルなのでは?
佐薙 浄音:横に割れ過ぎですよ?
丸藤透子:強化素材狙いかなあ。
君臣アイ:割れてたら。
丸藤透子:2dx+4>=15
DoubleCross : (2DX10+4>=15) → 10[3,10]+9[9]+4 → 23 → 成功
丸藤透子:いけたわ。
君臣アイ:さっきから購入の出目でか
乾はやて:さすが透子ちゃん
乾はやて:(2+2)dx+2+1>=13 手配師も使おう
DoubleCross : (4DX10+3>=13) → 10[3,6,6,10]+3[3]+3 → 16 → 成功
丸藤透子:クリスタルシールドのガード値を+1。
乾はやて:OK。装備しておきます。
君臣アイ:女子の買い物上手っぷり
GM:碧浜海岸には何でもあるな……
佐薙 浄音:さすがパーリーピーポー
GM:ではこんな感じかな
◆Middle01◆
GM:ミドル1。シーンプレイヤーは丸藤さん、他は登場自由でーす
GM:侵食率上昇をどうぞ
佐薙 浄音:でまーす
乾はやて:乾はやての侵蝕値を1d10(→ 2)増加 (51 → 53)
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を1d10(→ 3)増加 (56 → 59)
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を1D10(→ 4)増加 (59 → 63)
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を1d10(→ 5)増加 (43 → 48)
GM:『海の家 りばいあさん』
GM:このシーンから、プライズ判定を使用して進んでいきます。
GM:プライズ判定はじめての人います?
丸藤透子:ワカルー
乾はやて:ワカル!
君臣アイ:大丈夫! 達成値の分だけ盛られていく!
佐薙 浄音:なんとか
GM:では説明は省略! まずは大枠から
◆プライズポイント開始
【アオハマ杯でトップを取れ!】
難易度:8
最大達成値:30
プライズポイント3ごとにイベント発生。9でトリガーイベントへ
リミット:6シーン
第一段階 碧浜ビーチバレーに挑戦!
判定:《肉体》《RC》
支援判定:《情報:噂話》《情報:UGN》
支援判定公開情報:【《ダイダイ》について】【《風神》について】
GM:※ 支援判定について
GM:今回のプライズポイントでは、支援判定がほぼ情報技能になっています。
GM:支援判定を誰か一人が成功すれば、公開情報が明かされるということになります。
GM:全員が余裕だとしても 支援判定に一人は回った方が良いですね
GM:おっと忘れてた
佐薙 浄音:では、僭越ながら支援判定を情報:UGNで。
GM:現在、NPCカードが二枚使えます
丸藤透子:やったー!
《NPCカード:羽鳥の応援》
判定の達成値+3。シーン1回。
《NPCカード:リカルドの差し入れ》
判定のダイス+2。シーン1回。
君臣アイ:たよれる!
乾はやて:わぁい!
丸藤透子:羽鳥さんのNPCカードの使用可能タイミングは判定後ですか?
GM:羽鳥は判定後、リカルドは判定前ですね
丸藤透子:やはりバディム
丸藤透子:了解です!
佐薙 浄音:では、ひとまずあらためて、情報UGNで支援判定に、融合メモ帳(能力訓練)とコネを入れて
佐薙 浄音:8dx+3>=8
DoubleCross : (8DX10+3>=8) → 8[2,2,2,2,3,5,6,8]+3 → 11 → 成功
佐薙 浄音:支援の方は問題なく届きました。君臣さん、本番はよろしくお願いしますね?
君臣アイ:ではでは、RCで判定をば。
君臣アイ:4dx+6>=8
DoubleCross : (4DX10+6>=8) → 8[1,7,8,8]+6 → 14 → 成功
GM:支援判定に成功しているので、君臣さんの達成値さらに+3ですね
丸藤透子:と、いうことは……ここに+3が更に乗れば
丸藤透子:達成値20まで行けるということ!
君臣アイ:あ、わぁい。17ですね!
乾はやて:いるさ ここにひとりなっ
丸藤透子:何とかして+3する方法ないかなー。後乗せで達成値を+3する、そんな……
君臣アイ:お願いします!
丸藤透子:いた
乾はやて:バディムーヴ。達成値+3をプレゼント。
乾はやて:ほう(うなじ)
君臣アイ:ひゃあ
君臣アイ:では達成値20です
GM:他の二人は振りますか?
丸藤透子:あ、そっかFS判定とごっちゃになってた。
丸藤透子:振り得なので振っておきますね。
丸藤透子:肉体で判定。
丸藤透子:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 6[1,5,6] → 6
丸藤透子:へろへろ
乾はやて:RCで振っちゃお
乾はやて:7dx+1>=8
DoubleCross : (7DX10+1>=8) → 9[1,1,3,4,8,8,9]+1 → 10 → 成功
乾はやて:ふにゃふにゃ
GM:ではまず、情報項目からね
《ダイダイ》大城大碁】
現状、もっともアオハマ杯のトップに近いチーム【D・A・D】のリーダー。
アオハマ杯の常連であり、ここ数年間ずっと入賞し続けている。
ただし、今年は特に執着している様子があり、一線級のメンバーをなりふり構わず集めている。
その手段には暗い噂も見られるようだ。
【《風神(シュトルムフューラー)》向影飛陽】
ビーチバレー界に旋風のように現れた新進気鋭のプレイヤー。
風に愛されており、あらゆるプレイにおいて風は彼に味方する。
生誕と同時に締め切った病室に爽風が駆け抜けたという伝説すらある。
非オーヴァード。
GM:『海の家 りばいあさん』
GM:そこで貴方たちは、アオハマメダルを集めるための作戦会議を始めていた
羽鳥七海:「目下、狙い目はビーチバレーですね」
羽鳥七海:「参加人数も回転率も高いので、待ち時間も無く効率的に稼ぐことが出来ます」
君臣アイ:「ビーチバレーですか。定番といえば定番ですね」
乾はやて:「透子ちゃん、やったことある?」
佐薙 浄音:「でしたら、開催予定の一覧がこちらに」
丸藤透子:「バレーボールなら学校の授業で習ったけどなあ。」
佐薙 浄音:ビーチの地図にポイントが打たれて、横にタイムテーブルの並んだ付箋を貼り付けたものがすっと出てくる
羽鳥七海:「ここの性質上、アマチュア以前の方も多く参加されていますから」
羽鳥七海:「おおよそのルールを把握していれば大丈夫です」
羽鳥七海:「有り難うございます、佐薙さん。お早いですね……」
佐薙 浄音:「いちおうお姉さんですしね?」
乾はやて:「これを見るに」
君臣アイ:その準備の良さを今後の参考にしよう、と脳内にメモする。
乾はやて:「飛び入り参加しようと思えばすぐ出来るね。本当に待ち時間がない」
丸藤透子:「理論上は一回も負けなければあっという間にメダル取れる感じ?いいねいいね。」
君臣アイ:「ですね。玉石混交で母数が多い分、白星も稼げそうです」
羽鳥七海:「そう簡単にはいきません」
君臣アイ:「と、いいますと?」
羽鳥七海:「各々の競技には、そこのボス、あるいはヌシとも言える達人が控えています」
羽鳥七海:「先ほど大城大碁を連れていった方もその一人」
羽鳥七海:「ええっと……」奥の棚から資料を探している。
丸藤透子:「風を操ったことはないとか言ってた方かー。」
君臣アイ:「風神と呼ばれていましたね。……手伝いましょうか?」棚に寄る
佐薙 浄音:「向影飛陽さんですね」
羽鳥七海:「あ、はい。その方です」
羽鳥七海:くるりと振り返り、寄ってきた君臣さんと鉢合わせる。
佐薙 浄音:「あら」ふたりを見て、口元を抑えて少し微笑。「もう少し遅らせたほうがよかったかな」
乾はやて:「溜め?」
乾はやて:こてん。
君臣アイ:「あっ」上の方かな、と向けていた目線がパチリと合う
羽鳥七海:「い、良いですので……!」
君臣アイ:「そ、そうですね。佐薙さんが既にまとめていたようですし」
羽鳥七海:「彼も大城大碁のチーム……DADの一人です」
佐薙 浄音:「そうそう」水着姿のはずなのに、いつの間にかメモ帳を持っている。「大事なんですよ。溜めと間」
君臣アイ:「何の溜めですか、なんの」照れ隠しのようにちょっと早口。
佐薙 浄音:「もうすこしくっついてたほうが気が晴れました?」くすっと笑って
君臣アイ:「くっつ…!そ、そういうことは考えてません。真面目な場ですので」
佐薙 浄音:「はいはい。で、彼ですけど、とにかく風の流れを利用したプレイがうまいと。ただしエフェクト使用の形跡はなし」
佐薙 浄音:「以前現場を押さえに行った駐在エージェントも、ワーディングで無力化するのを確認してるそうですね」
乾はやて:「天性か……」
乾はやて:「ビーチボールと風。相性はよさそうだね」
君臣アイ:「オーヴァードではなく、単純に技巧やプレイの上手さということですね」
丸藤透子:「じゃあ普通にビーチバレーが上手い人相手に真っ向勝負で勝つしかないのかー。うーん。」
佐薙 浄音:「はい。しかも、何でもありの戦闘ならともかく、技術的な話になると、私達の優位性は大きく薄れますから…」
君臣アイ:「陸上でもたまに居ますね、自然現象を味方につけるのが上手い人」投擲競技とか。
佐薙 浄音:「長距離で追い風を受けられる人とか、お正月あたりによく聞きますね」
羽鳥七海:「回転率の都合上、普通の試合よりゲーム数は短くなっています」
羽鳥七海:「オーヴァードの身体能力でしたら、素人でも短時間ならごまかしは聞きますよ」
君臣アイ:「確かに…。試行回数を増やすと技術がある方が勝ちが増えるのは道理ですからね」
佐薙 浄音:「ついでに、何か不自然なことが起こっても、そうと感づかれる可能性も低くなりますね」
丸藤透子:「メンバーは……君臣さんが出るのは確定かな。運動部だし、一発目は目立っておくべきでしょ。」
乾はやて:「背も高いし、ゲームと相性がいい」
君臣アイ:「ありがとうございます。そうですね、運動ならお役に立てるかと」
丸藤透子:「あとは……お。メンバーの途中交代ありなんだってさ。じゃあ交代交代でバレないうちに終わらせちゃおう。」
乾はやて:「了解。……あ」
丸藤透子:「頼りにしてるからね、リーダー!」
佐薙 浄音:「ええ。ふふ、楽しみですねえ。ビーチバレーなんていつ以来かしら」
丸藤透子:「……ん?どうしたの?はやて。」
君臣アイ:「僕がリーダーですか。えぇ、頼られたからには全力でお応えいたしましょう」
乾はやて:「ボッチのチームには名前があったけど。そういうの、僕たちもいる?」
丸藤透子:「そうだ、忘れてた。調べてみたらチーム名も登録するっぽいんだよね。」
佐薙 浄音:「こういう場ですから、MCに連呼してもらいやすいやつがいいですね。ついでに君臣くんの名前も入れたりして」
君臣アイ:「な、名前をですか?」
丸藤透子:「いいねいいねー。君臣アイと愉快な仲間たち……だと長いか。」
羽鳥七海:「海の家りばいあさん……」
羽鳥七海:「なんか宣伝みたいになっちゃいますね」
君臣アイ:「いえ、バイトとしては宣伝になるのは自然だと思います。……ただ、りばいあさんを背負うのは少々緊張しますね」
丸藤透子:「あはは、それは確かにそうだ。」
佐薙 浄音:「アイ・ラブとか?」
乾はやて:「シャイニング・アイ」ぼそり。
丸藤透子:「プリンス・アイとか、ニュースター・アイとかかねえ。」
君臣アイ:「確かに僕はアイですが、みなさんも名乗るんですよね…!?」
乾はやて:「略してプリアイだね」
羽鳥七海:「あはは……」
羽鳥七海:聞き覚えがある気がするが気にしない
君臣アイ:「あぁ、略称だと少し響きが柔らかくなりますね」
乾はやて:「リーダーをアピールするのは、戦略的に見ても有効」
丸藤透子:「羽鳥さんはどれがいいと思うー?」
羽鳥七海:「そ、その中からですか!?」
丸藤透子:紙に書きだした候補名を見せる。
丸藤透子:(当然のように「海の家りばいあさん」は書かれていない)
佐薙 浄音:「もちろん!」
君臣アイ:(僕のあだ名集みたいになってるな…)
君臣アイ:どれが選ばれるんだろう、とドキドキしながら見る
羽鳥七海:「……s、シャイニングアイ……かなあ……」
乾はやて:「おお……」
丸藤透子:「ほうほう、羽鳥さんの好みはシャイニングアイ。なるほど~。」
丸藤透子:「んじゃ、私もそれに一票!」
羽鳥七海:「……いえその、響き的な! 音としていいなって……!」 そっぽを向いて
羽鳥七海:「別に輝いてますよね~とかそういうわけでは……!」
佐薙 浄音:「遠慮しないでいいのに」
君臣アイ:「あ、あぁ、なるほど、そういう基準ですか」ラブとか王子様扱いが出てきたらどうなるんだろう、と思ってた。
君臣アイ:「ええと、乾さんと佐薙さんはどうですか?チーム名、シャイニングで…?」
乾はやて:「僕は構わない」言い出したのは自分だし。
佐薙 浄音:「ええ。よろしいかと思います!」
丸藤透子:「ここだけの話、アイ・ラブだと流石に照れるなあとは思ってたんだよね。」
丸藤透子:「ね?羽鳥さん。」
羽鳥七海:「丸藤さん、なんだか楽しそうですね……?」
羽鳥七海:少しだけ口を尖らせている。
丸藤透子:「いやあ……まあ正直楽しいんだけど。」 バツが悪そうに頭を掻く。
羽鳥七海:「もう。吹っ飛ばされても知りませんからね」
佐薙 浄音:「うふふ。それで…」さらさらと何かかいている
羽鳥七海:妙に不穏なことを言う
丸藤透子:「あはは、流石にビーチバレーで吹っ飛ばされるわけないじゃん。マンガじゃあるまいし。」
君臣アイ:「妙に前フリに聞こえますね……」
羽鳥七海:「丸藤さん。いいですか。オーヴァードはすべて例外なく超人です」
羽鳥七海:「ですが……超人が全てオーヴァードというわけではないのですよ……」
乾はやて:「?」こてん。意味を掴みかねる。
佐薙 浄音:「なんとなくわかりますね。そういう人も案外多い…できました」
羽鳥七海:「これ以上は参加した方が早いでしょう」
佐薙 浄音:「で、こんな感じでどうでしょう? プリントもしやすいかと」メモ帳に描きつけたものを見せて
君臣アイ:「とんでもない公式記録が残っている競技とかありますからね」
君臣アイ:佐薙さんの書いたものを見る
丸藤透子:「え、何……?マジでそういうタイプの達人なの?」
羽鳥七海:すっくと立ち上がる。「それでは申請してきますね。皆さんは準備運動は忘れないように」
佐薙 浄音:「はい。よろしくお願いします、羽鳥さん」
羽鳥七海:「ていうかデザイン上手いですね!? 本職ですか……?」
君臣アイ:「今書いたんですかこれ…?」
乾はやて:「プリンスとラブとニュースターも入ってるね」
丸藤透子:「確かに王冠だけどハートマークに見えなくも……」
佐薙 浄音:「学生時代は研究会の代表をやってましたからね。必修技能です」
羽鳥七海:「どういうことなんですか……」
君臣アイ:「そんな研究会あるんですか…」
君臣アイ:「結局皆さんの意見を取り入れたロゴになってますね…?すごいな」
君臣アイ:「と、ともあれ。ウォームアップの音頭は僕が。申請の手続きをお願いします、羽鳥さん」
丸藤透子:「ほいほい。最初は私が君臣さんとペアで行くかな。」
丸藤透子:「君臣さん、安心して。」 君臣さんに向けてグッとサムズアップ。
丸藤透子:「もし吹っ飛ぶようなボールが来たとしても……私が守るからさ。」
君臣アイ:「ふふ」
君臣アイ:「えぇ、頼もしさは存じ上げてます。丸藤さんの盾を頼りにさせていただきますね」
GM:そして『シャイニングアイ』はビーチバレー大会に出場することになった。
ビーチ者達:『さあ始まりました本日のアオハマ杯!』
ビーチ者達:『既に上位陣は固定されていましたが……ここにきてダークホース!』
ビーチ者達:『強い! 強いぞシャイニングアイ! たった四人で次々とベテランチームをなぎ倒していきます!』
ビーチ者達(選手):「どおりゃー! 」「ウェェイァー!」「ずおりゃー!」
ビーチ者達(選手):「やらせはしねえッショ! テメーらみたいな新参にメダルは早いッショ!」
ビーチ者達(選手):使っているのはビーチボールのはずだが……謎の熱気が籠もっているのか割と勢いは激しい!
丸藤透子:「ふう……これが夏の熱気……」 連戦による疲れで足元がふらつく
ビーチ者達(選手):生半可な覚悟で受け止めれば吹き飛ばされ必至!
君臣アイ:「この威力……丸藤さん!気をつけて!」
丸藤透子:「ってあっ、やば……ぐっ……!」
丸藤透子:「あああーっ!」 吹き飛ぶ丸藤透子!
ビーチ者達:「丸藤選手ふっとばされたーっ」
君臣アイ:「丸藤さーーーーん!!??」
乾はやて:「と、透子ちゃんっ」
GM:ボールは中空に漂う!
丸藤透子:「ボ、ボールはまだ生きてる……君臣さん!」
羽鳥七海:「君臣さん! そのまま叩いて下さーい!」
君臣アイ:「くっ…!わかりました!」
佐薙 浄音:「上から! 上から!」
ビーチ者達(選手):「そうはいくまいッショーー!」
ビーチ者達(選手):ネットを越えかけてているボールに飛びつく。
君臣アイ:丸藤さんにより威力を殺されたチャンスボール。タンと砂を蹴り伸ばした腕を振りかぶるように上から叩きつける
君臣アイ:「らーーー!!」
ビーチ者達(選手):「ショーーーーッ!?」 ボールごと弾き飛ばされる。重量差!
丸藤透子:「ナ、ナイス君臣さん……!」 砂浜に倒れ伏したままサムズアップ。
ビーチ者達(解説):『やっ やったっ! シャイニング・アイ、更に勝ち抜き!』
丸藤透子:「……がくっ。」
丸藤透子:「うげー、限界。はやて交代してー……。」
乾はやて:「透子ちゃん。よく戦い、傷つき倒れた」合掌し。
ビーチ者達(解説):『次なる相手は……ああーっ! ここで、ここで来たぞ!』
乾はやて:「了解。まかせて」
佐薙 浄音:「よく頑張りました」丸藤さんをタンカでひっぱりこんで
君臣アイ:「丸藤さん、無理はしないでくださいね。乾さんも」ビシ、と親指を立てつつ
乾はやて:ぐっとサムズアップして応える。
《風神》:「……なんだ。見た顔だと思えば」
君臣アイ:「《風神》さん。……そうか、次は貴方が相手ですか」
《風神》向影飛陽:「ダイダイボッチが迷惑かけたな」
《風神》向影飛陽:スポーツ用グラスをつけた若い男。
女性:「ちょっと……もう……終わりだって……言ってなかった……」
女性:隣にはペア相手らしき女性がうんざりした顔で立っている。
《風神》向影飛陽:「変わらん。お前は上げるだけで良い」
乾はやて:「……いいの、そっちは選手交代しなくて」
君臣アイ:「いえ、結局大事には至らなかったので問題ありません。…僕が言うことじゃないですけどね」
《風神》向影飛陽:「俺の相棒は風だけだからな.」
君臣アイ:「お連れの方が誰でも問題ない、と?すごい自信ですね」
《風神》向影飛陽:「片方が置物で、丁度良いハンデだ」
女性:「本業……じゃないのよ……」
GM:そして『対決判定』の説明をさせて頂きます。
GM:これは、プライズが3進むごとに現れる『各競技のボス』との疑似戦闘になります。
GM:《風神:向影飛陽》については、判定内容は以下の通り。
対決判定/選手PC:2名
PC①:エネミーの攻撃/達成値1d10+25 威力5の攻撃を受け生存すること。(レシーブ)
PC②:ダメージ15以上の攻撃を行うこと。(アタック)
GM:ちなみにミドル戦闘はないからガンガン消費していってな
君臣アイ:すごいパワーだ
GM:選手PCは誰が出ますか?
GM:また、失敗してもプライズの数値自体に影響はありません
GM:代わりにクライマックスボスの能力が強化されたりします
君臣アイ:怖
君臣アイ:じゃあまず僕かな
乾はやて:レシーブ判定はこちらで受けましょうか
GM:ならばレシーブからやってもらいましょうか
《風神》向影飛陽:「風が言っている。お前達の命運もここまでだと」
《風神》向影飛陽:1d10+25
DoubleCross : (1D10+25) → 8[8]+25 → 33
《風神》向影飛陽:達成値33。ダメージ行きます
《風神》向影飛陽:4d10+5
DoubleCross : (4D10+5) → 25[3,8,7,7]+5 → 30
乾はやて:水着(シューターズジャケット)で3点弾いて27点貰います。
乾はやて:HP4で生存!
GM:生存!
《風神》向影飛陽:ボールが投げ上げられる。
《風神》向影飛陽:偶然巻き付いた海風が、そのボールに複雑な回転を掛け――――
《風神》向影飛陽:「疾ッ!!」
《風神》向影飛陽:叩く! 錐揉み回転が掛かったビーチボールが、鉄砲水めいて乾さんめがけて迫る!
乾はやて:「ん」腰を低く落として両手で支えるように受ける。
乾はやて:が。
乾はやて:(……これは)
乾はやて:重い。とてもビーチボールとは思えない衝撃と回転。
乾はやて:「君臣、さん」ツーアタックのサインを出す。
乾はやて:全身のバネを使ってトスを上げ、同時に、コート外へと弾き飛ばされた
君臣アイ:「良いトスだ、乾さん!」
女性:「アーア……カワイソ。あれじゃ……しばらく足腰効かないでしょ……」
君臣アイ:先程までの丸藤さんをみて、既にビーチボールを甘く見る気分は消失している。
《風神》向影飛陽:「……上げた……だと? 下がれ金井」
GM:では君臣さん判定どうぞ!
君臣アイ:はい。では《砂の刃》《虚構のナイフ》で攻撃。
君臣アイ:4dx+6
DoubleCross : (4DX10+6) → 10[2,3,5,10]+8[8]+6 → 24
君臣アイ:回った。達成値24でダメージ
君臣アイ:3d10+12
DoubleCross : (3D10+12) → 9[2,2,5]+12 → 21
君臣アイ:21点です。
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を6増加 (59 → 65)
乾はやて:ナイスアタック(倒れたままサムズアップ)
君臣アイ:いえい(サムズ)
GM:見事! では演出どうぞ!
《風神》向影飛陽:相方の女性を下がらせ、自らはビーチの中心に位置どる。
《風神》向影飛陽:自分一人で全てカバーできると分かっているのだ。
君臣アイ:それを見て巻き込む心配は無いと理解する
君臣アイ:故に乾さんの上げたトスは中空、最高高度に達する一瞬。
君臣アイ:真ん中のネットをハードルに見立てた高跳びのように踏み込み、太陽を背にする
君臣アイ:足腰からの勢いを上半身へ、そして腕に
《風神》向影飛陽:(風が教えてくれる)
君臣アイ:パァン、と空気を鞭打する高い音
君臣アイ:急角度で降下する猛禽類のように、ビーチボールが《風神》のコートめがけて叩きつけられる!
《風神》向影飛陽:(ビーチは自然と協力する競技だ。人がどれだけ頑張ろうと、打てる軌道は限界が――――)
《風神》向影飛陽:(高) 差し込む日光。 (い) 高度によって変わる風向き
《風神》向影飛陽:飛びつく。だが、コンマ数秒の遅れが、致命的だった。
乾はやて:(──取った)砂上に横たわりながら、確信する。
《風神》向影飛陽:指先を僅かに掠め、ビーチボールが砂に突き刺さる。
《風神》向影飛陽:「――――」
君臣アイ:「………っし!」
君臣アイ:その結果を目にし、思わずガッツポーズ
《風神》向影飛陽:目を見開いている。
女性:「……ちょっと? うわ……風神……何やってんの……」
《風神》向影飛陽:「いや。……成程」
《風神》向影飛陽:立ち上がる。「良いスパイクだ。掛け値なしに」
ビーチ者達(解説):「や……やったっ!」
君臣アイ:「ありがとうございます。そちらも……」乾さんが吹き飛ばされたあとを見て「凄まじかったです」
ビーチ者達(解説):「シャイニングアイが無敵の牙城を崩したーっ!」
乾はやて:むくりと上体を起こす。あちらの女性が言った通り、本当に足腰が立たない。
乾はやて:「これが、僕たちの……」
乾はやて:「えーっと。そう」
乾はやて:「絆☆パワー」ぴし、と向影飛陽を指さす。
君臣アイ:「です」ぴし。追従
《風神》向影飛陽:「そちらの小さい奴も、良い足腰をしていた」
《風神》向影飛陽:「絆パワー……そうか。俺は常に風に選ばれているが」
君臣アイ:立てます?と乾さんに手を差し伸べてる
《風神》向影飛陽:「この海が……夏は。お前達を選んでいるのか……」
乾はやて:手を取って立ち上がる。が、まだ足元がおぼつかず、
乾はやて:「あ」
君臣アイ:「えぇ、今回は場所に恵まれたようです」
乾はやて:よろけて君臣さんに体を預ける形になる。
君臣アイ:「夏に選ばれに来たので」
君臣アイ:「っと、大丈夫ですか?」
君臣アイ:よろける乾さんを支える。
乾はやて:「うん、へい……」
乾はやて: 視線が交差する。夏の太陽にも負けない輝きに満ちた顔が近付いて。
乾はやて:「き……」
乾はやて:トゥンク。なぜだか、心拍数が上がった気がした。
乾はやて:その鼓動が、ビキニ越しに彼にも伝わったかもしれない。
女性:「あーもう、……仕方ないなあ。十分、稼いだし……」
君臣アイ:「……? 調子が悪そうですね。無理しないでください、運びますね」
君臣アイ:あの威力を防いだのだ、体に影響が残ってはいけない。
丸藤透子:「おお。これはギャラリーも盛り上がりそう。」 パタパタとうちわで仰ぎながら座って眺めている。
女性:「……シャイニングアイ、か……」
女性:「次は……そう、うまくは……いかない……」
丸藤透子:「それはともかくとして。なんとか勝てましたね……」 冷えたスポーツドリンクを飲みつつ、佐薙さんに話しかける。
君臣アイ:現に乾さんの体が熱を持ったように熱い。緊急避難である
羽鳥七海:「あっ。…………いいな……」ぽそりと
君臣アイ:体を抱えるようにコートから撤退した。
羽鳥七海:はっ。「いいえ、大丈夫でしょうか、乾さん! やっぱりしっかり言っておくべきでした……!」
佐薙 浄音:「ええ。青春は負けないのですよ丸藤さん」
羽鳥七海:必要以上にあわあわしている。
丸藤透子:「ふふっ。なるほどねえ。」
佐薙 浄音:「ええ。たいへんにいいですね」
丸藤透子:「あっ、そうだ。みんなー!」 立ち上がってギャラリーに叫ぶ。
丸藤透子:「応援ありがとー!これからどんどんメダル獲ってくから、チーム・シャイニングアイをよろしくねー!」
ビーチ者達:「ヒューッ!」「すげえやー!」「シャイニングアイ、忘れないぜ!」
ビーチ者達:「見ろよあの男! まるで騎士甲冑みたいな体だ!」
丸藤透子:「ささっ、戻ろアイさんっ!」 わざとらしく大きな声で話しかけつつ、
ビーチ者達:「女子たちのガッツもすごいぜ!」「風神のサーブを受け止めた……とんでもない足腰だ」
丸藤透子:君臣さんの腕に抱き着く……フリをしてはやてをかかえる君臣さんの腕を支えます。
ビーチ者達:「ああ、いい腰だな……」「腰。そういうことか」「今の発言アウトでは?」
君臣アイ:「ちょ…」と止めようとして本来の目的と、丸藤さんのフォローを感じる。
君臣アイ:そしてビーチから向けられる称賛?に向かって笑顔を作り
君臣アイ:「応援、よろしくおねがいします」
乾はやて:「?? よろしく?」
乾はやて:者たちのなんらかの視線を感じ取り、自然と君臣さんの背に回す手に力が入る。
君臣アイ:「……………!」
君臣アイ:コレは仕事に必要なことなので私的に何かを感じたりはせず
君臣アイ:爽やかに笑顔を振りました
佐薙 浄音:「チームTは海の家りばいあさんで販売中です、応援してくださいねー!」両手でシャツを広げて掲げて
羽鳥七海:「なんでもう作られてるんですか!?」
GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です。
丸藤透子:ここは応急手当
佐薙 浄音:ロイス操作はいったん保留。あとはPCでうまる勢いなので内容を考えていきたいです。
乾はやて:君臣さんへのロイスを ●キラキラ&トゥンク/疑問 に変更。
丸藤透子:2dx+4>=8
DoubleCross : (2DX10+4>=8) → 8[3,8]+4 → 12 → 成功
佐薙 浄音:青春してますね!
丸藤透子:はやてにパス!
乾はやて:ありがとう透子ちゃん
君臣アイ:「乾はやて ○P感服/N警戒(したほうがいいよ)」で取得。
乾はやて:ははは
佐薙 浄音:もひとつ買いましょうか。応急手当
乾はやて:さっそく応急使います。
乾はやて:4+2d10
DoubleCross : (4+2D10) → 4+18[8,10] → 22
佐薙 浄音:2dx+5>=8
DoubleCross : (2DX10+5>=8) → 6[4,6]+5 → 11 → 成功
佐薙 浄音:こっちも使いますか?
乾はやて:お願いします!
佐薙 浄音:ではどうぞ!
君臣アイ:念の為に僕も買っておこ。次も大変かもしれないし。
乾はやて:22+2d10
DoubleCross : (22+2D10) → 22+16[6,10] → 38
君臣アイ:5dx+1>=8
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 10[2,6,6,9,10]+7[7]+1 → 18 → 成功
乾はやて:全快!たすかる~
君臣アイ:応急手当を1個ストック!
乾はやて:こちらも応急を買っておきましょう
乾はやて:2dx+2>=8
DoubleCross : (2DX10+2>=8) → 1[1,1]+2 → 0 (ファンブル) → 失敗
乾はやて:腰の痛みが……
君臣アイ:大変
乾はやて:しばらく抱っこですね
GM:だめよはやてちゃん! それ以上はあなたの腰がーっ!
君臣アイ:打ち身にならないようにマッサージでクールダウンしないと
GM:コラ!絵面!!
乾はやて:あっ……そこ……っ
乾はやて:ん……っ
君臣アイ:N警戒!!!
丸藤透子:良かったねえ
佐薙 浄音:ではこちらはジェル状の鎮痛剤などを
GM:※このシーンはfanboxの会員のみが閲覧できます
GM:※マッサージ差分はこちらのリンクから!
GM:ハイハイやめやめ!
GM:では次のシーン!
◆Middle02◆
GM:シーンプレイヤーは引き続き丸藤さん!
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を1d10(→ 4)増加 (48 → 52)
GM:ミドル2。プライズ判定ですが、ビーチバレーをクリアしたことで判定が変わります
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を1D10(→ 5)増加 (63 → 68)
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を1d10(→ 10)増加 (65 → 75)
佐薙 浄音:第二競技…
乾はやて:乾はやての侵蝕値を1d10(→ 4)増加 (53 → 57)
丸藤透子:透子こいつめっちゃ落ち着いてるな
君臣アイ:ドキドキしてる。
乾はやて:お互いの心音を交換しちゃったかしら
佐薙 浄音:あらあらまあまあ
君臣アイ:ご、誤解です
羽鳥七海:仲良くなられて……
君臣アイ:違うんです
GM:プライズ判定の説明に行きます
碧浜サーフィンに挑戦!
判定:《運転:サーフィン》《感覚》
支援判定:《情報:噂話》《情報:UGN》
支援判定公開情報:【《ブルー・ドライブ・モンスター》について】
GM:現時点プライズ 3/9
君臣アイ:じゃあ支援判定をUGNで。幹部起動。
君臣アイ:6dx+1>=8
DoubleCross : (6DX10+1>=8) → 10[2,5,6,7,8,10]+4[4]+1 → 15 → 成功
君臣アイ:オーライ。
乾はやて:甘いマスクが幹部をメロメロにした
丸藤透子:なるほどね
佐薙 浄音:では支援を頂いたうえで進行判定を。運転でいきましょう。
佐薙 浄音:能力訓練:肉体融合からの…
佐薙 浄音:8dx+1+3
DoubleCross : (8DX10+4) → 9[1,1,2,2,7,9,9,9]+4 → 13
佐薙 浄音:む。13は、財産入れられます?(進行判定ではありますけど)
GM:進行判定の方はダメかなー
君臣アイ:NPCリカルドさんカードの+2個分も追加で振っちゃってください!
佐薙 浄音:ありがとうございます。出目がいいといいんだけど
GM:どうぞ
佐薙 浄音:2dx+4
DoubleCross : (2DX10+4) → 10[8,10]+7[7]+4 → 21
佐薙 浄音:あ。綺麗に跳ねました、21。
GM:どういうこと?
君臣アイ:つよ。
丸藤透子:リカルドの差し入れスッゲ
君臣アイ:ヤッベ。
乾はやて:絆☆パワーだね
佐薙 浄音:ありがとうリカルドさん!(ボードの差し入れを)
丸藤透子:あ、私もサーフィン判定挑戦だけしてみたい!
君臣アイ:コレが本来の相棒機体に乗ったサーフィンの力だ
GM:すごいボードが届いた
GM:どうぞどうぞ
君臣アイ:二人もGOGO
丸藤透子:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 2[1,2,2] → 2
丸藤透子:こいつ
GM:wwww
君臣アイ:ビーチバレーのダメージが。
君臣アイ:あわやファンブル
佐薙 浄音:腰大丈夫?
乾はやて:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 8[3,8] → 8
君臣アイ:こっちはちょっと回復してる
乾はやて:ジェルが効いたかな
丸藤透子:真っ先に挑戦して八つ墓村みたいになってます。
GM:腰にビーチボールを受けてしまってな……
GM:はいはーい
君臣アイ:リンパの流れが整った。
GM:じゃあ情報項目だけ出しますね
佐薙 浄音:はーい
《ブルー・ドライブ・モンスター》金井鮫奈(カナイ・サナ)
自らを「海に呪われた」と諧謔的に語る美人サーファー。通称カナサナ。
元々は射撃の選手であり、海外遠征の際に海上転落事故に逢ってからサーフィンに転向した異例の経歴を持つ。
サーフィン状態から流鏑馬めいて正確な射撃を行う超絶技巧の持ち主。
だが非オーヴァードだ。
佐薙 浄音:達人ですね。
金井鮫奈:先ほど風神の相方をしていた女性です
君臣アイ:そうとは
金井鮫奈:風神のヘルプに入っていたから分かるが《DAD》の一員でもある
佐薙 浄音:ダディ…
GM:アオハマ杯。チームシャイニングアイが次に狙ったのは、サーフィン競技。
丸藤透子:「うーん……てんでだめだった。」 サーフボードを抱えながらちゃぷちゃぷと浮かんでいる。
GM:これもまたビーチスポーツの花形だ。その分、メダル獲得倍率も高い。
乾はやて:「難しいね」ボードに掴まるようにして一緒に浮かんでいる。
丸藤透子:「足腰がとかそういう問題じゃなくてさ……これは経験ないと無理!だと思う……」
羽鳥七海:「リカルドさんが用意してくださった、オーヴァード向けのボードだそうなんですけど」
羽鳥七海:「私もどうにも……上手くいかなくて」
君臣アイ:「バランスを取るときについ足が動いてしまいますね」
君臣アイ:何度か挑戦したのか、ポタポタと髪から雫が垂れている
君臣アイ:「なまじ陸上にも似た感覚があるせいか難しいですね、これ」
丸藤透子:「それでもみんなちょっとは波に乗れてたんだよね……私が一番ダメだった。」
丸藤透子:波に揺られながら達成値2相当のサーフィンを思い出している。
GM:すっかり観戦モードとなっている一同だが、一人だけ外れている者も居る。
君臣アイ:「しかし、羽鳥さんでもだめなら全滅かと思いましたが……」
君臣アイ:「あの短い時間できちんと乗りこなせるのは、流石ですね」
ビーチ者達(実況):『さあさあさあ大詰めになってきたぞアオハマサーフィン!』
佐薙 浄音:何度目かだかのテイク・オフ。
ビーチ者達(実況):『幾人かの常連に交じり、沖で大波に乗り続けるカノジョ!』
ビーチ者達(実況):『やはり台風の目なのか! シャイニングアイ、佐薙選手だーっ!』
佐薙 浄音:「…一人だけ残ってると、一寸寂しいですね?」
《BDM》金井鮫奈:「クハハハハハ! 振り返ってる余裕かい、おねえちゃん!」
《BDM》金井鮫奈:ざばん、とすぐ隣を駆け抜ける女性。
佐薙 浄音:「そちらはさすがですね?」
《BDM》金井鮫奈:蛇行めいた軌道で水飛沫を散らしている。
佐薙 浄音:リッピング。バランスを崩さないかというほど体を倒してカットバック。ボトムターン。
《BDM》金井鮫奈:「ああ! 波は良い! 生きてるって感じがするのさあ!」
佐薙 浄音:「生き物みたいといえばそうですが、詩人ですね。荒っぽいのに!」
ビーチ者達(実況):「ここで金井選手が並んだ! さらなる波を待っているのか!」
佐薙 浄音:笑顔をみせて──競技だからここは大事──距離を取る。
佐薙 浄音:勝負ごとだからというのはわかるけど、えらく荒っぽいことをしてくれる。
ビーチ者達:「ウオオーッ!」「すげえや、あのBDMについていってやがる!」
佐薙 浄音:「一緒に波に乗る相手は仲間だ、とか言われた記憶があるんですけど。そっちはいいんですか?」
佐薙 浄音:波から力を受けられる箇所、パワースポットは限られる。波の数はさらに限られる。
佐薙 浄音:じゃあ、勝負となって、より強くアピールするためには? 答えは単純だ。相手を弾き出してしまえばいい。
《BDM》金井鮫奈:「ついてくる間は仲間さあ! ついてこられなきゃアそれまで……」
《BDM》金井鮫奈:「だが、そうさなあ。動きで分かるぜ、本職じゃあないだろアンタ」
佐薙 浄音:「ご明察。生兵法ですが手加減なしですよね」
《BDM》金井鮫奈:「大したセンスだ。ボードも良いのを選んでる……」
《BDM》金井鮫奈:「手加減はしない。だが、忠告はしておく」
《BDM》金井鮫奈:「次に来る波はやめときな。この浜でも、アタシ以外が乗ることはないやつだ」
佐薙 浄音:「わあ。大絶壁」
ビーチ者達:「来たぞ! やべえ、アレだ!」
ビーチ者達(解説):「来た……碧浜海岸名物、あれこそは『罪の壁』!」
佐薙 浄音:遠浅の地形ではねあがる、角度の切り立った大波。急角度ほど大きなパワーがあるけど、乗れるかどうかは別問題。
佐薙 浄音:パドリングで位置調節。波間波待ちは認められているけど、乗れなければ競技中断。どんなルールだよ。
《BDM》金井鮫奈:急な波だ。ただ、それだけではない。
GM:オーヴァード視力を持つ佐薙さんならば分かるだろう。
GM:波の中に、無数の異物が見える。
GM:ペットボトル。古びたブイ。それだけではない。数多のゴミや、ステージの残骸めいたものまで。
《BDM》金井鮫奈:「何年も続くアオハマ杯の、マナーの悪いバカどもが捨てて流れ出したゴミ溜めやら何やらが、あの辺の溜まってんのさ」
佐薙 浄音:「なるほど。親切にありがとうございます、先輩」
佐薙 浄音:「参考にしますね」
《BDM》金井鮫奈:「どんなサーファーだって素直に乗るのは御免被る、異形の波。アタシでもなきゃあ、な」
《BDM》金井鮫奈:腰元にくくりつけた小型銃を抜く。
佐薙 浄音:「ゴミと道具で汚れきった、他のどんなところにもない、冗談みたいな大波…」
《BDM》金井鮫奈:中にあるのはゴム弾だが、目立つ異物をこれで弾きながら駆け抜けるのだ。
佐薙 浄音:スタン拳銃の持ち込み自体は別に驚かない。改正銃刀法で、あの程度なら護身用の範囲内だ。
GM:そう! こちらの日本では銃器の携帯が現実よりハードルが低いのである。
佐薙 浄音:こちらは──手には何も持っていない。
佐薙 浄音:海がゆるりと持ち上がる。罪の壁が迫ってくる。
GM:対決判定の説明をします。
佐薙 浄音:はーい
対決判定/選手PC:1名
PC①:大波による20+4d10のダメージを受ける。
:ただし、《運転:サーフィン》or《射撃》or《白兵》で攻撃判定を行う。
出たダメージの分だけ、受けるダメージを減らすことが出来る。
佐薙 浄音:OK。マイナーアクションまで差し込んじゃっていいですか?
GM:差し込んで良いです!
佐薙 浄音:ありがとうございます! では…
GM:大波のダメージから先に振りましょうか
大波:20+4d10
DoubleCross : (20+4D10) → 20+22[9,6,5,2] → 42
佐薙 浄音:うーん、出目が上振れしてる。私の基礎点がこれだけあるから…コンセも要るかな。
佐薙 浄音:マイナーで《インフィニティウェポン》。メジャーで《コンセントレイト》《咎人の剣》!
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を3増加 (68 → 71)
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を6増加 (71 → 77)
佐薙 浄音:8dx7+7
DoubleCross : (8DX7+7) → 10[1,1,1,3,3,4,6,10]+10[9]+6[6]+7 → 33
佐薙 浄音:いい感じ。ダメージが
君臣アイ:妖精します?
佐薙 浄音:お願いします!
君臣アイ:コンボ:【wind assistance】《妖精の手》。ダイス目を10に。
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を4(→ 4)増加 (75 → 79)
佐薙 浄音:では、37から再回転。
佐薙 浄音:1dx7+37
DoubleCross : (1DX7+37) → 1[1]+37 → 0 (ファンブル)
佐薙 浄音:あら。38
佐薙 浄音:バディムーブか羽鳥さん援護もらっちゃっていいですか?
君臣アイ:いっちゃいましょう
乾はやて:どっちにします?
佐薙 浄音:バディムを。(羽鳥さんならはやてさんにも回りますし)
GM:はやてさんどうぞ 演出的に羽鳥が届く位置じゃなさそうだし
君臣アイ:ということだぜ
乾はやて:ではバディムーヴ。達成値+3をどうぞ。
佐薙 浄音:はい。では41の、ダメージいきまーす
佐薙 浄音:5d10+10+15+3
DoubleCross : (5D10+10+15+3) → 23[10,1,2,8,2]+10+15+3 → 51
佐薙 浄音:ありがとうの51点。相殺しきりましたっ
君臣アイ:強い力!
丸藤透子:ひゅーっ
GM:ヒューッ なんて数値だ! ではノーダメージ!
乾はやて:やったー!
《BDM》金井鮫奈:「おいおい、正気かァ!」
《BDM》金井鮫奈:そう言いながらこちらは先んじて波に飛び込む! チューブライディング!
《BDM》金井鮫奈:波の壁から振ってくるモノを巧みによけながら前へ!
佐薙 浄音:「ええ。正気ですとも!」
ビーチ者達(解説):『ああーっ! 飛び込んだ! 佐薙選手、罪の壁に挑むーっ!』
佐薙 浄音:テイク・オフ。チューブランディングでまっすぐ駆け抜けるのが、確かにもっとも合理的だ。
佐薙 浄音:なにしろ罪の残骸をかぶる心配がない。だけど──
佐薙 浄音:「私はむしろ、こっちが専門なんですよ!」
佐薙 浄音:立ち上がった姿勢そのままに、波に乗る。波頭(リップ)へ駆け上がる。リッピング。
佐薙 浄音:当然のように突っ込んでくる残骸は、
佐薙 浄音:「……ふっ!」
佐薙 浄音:"手で払った"。
GM:海に揉まれた廃棄残骸。錆びつき裂けて、通常では素手で触れただけで傷は避けられない。
佐薙 浄音:…殴りつける一瞬だけ、手を、黒い甲殻が覆っている。
佐薙 浄音:ところで手で打撃された残骸は、"慣性を与えられて飛んでいく"という目的の道具として解釈できる。
佐薙 浄音:礫。波の中、うずまく海水を突っ切って、不規則な形のボールによる撞球が始まった。
佐薙 浄音:ブレイクショット。
佐薙 浄音:こじ開けた安全地帯を波頭まで──そのさらに上空まで。
佐薙 浄音:飛び技(エアリアル)。
佐薙 浄音:「……よ、っし!」
ビーチ者達(解説):『……………………』
佐薙 浄音:切り返しのときには、会心の笑顔を浮かべていた。金井さんは、と視線を向ければ──
《BDM》金井鮫奈:「……はーっ」 危なげなく、こちらは直線を行った分、先に抜けている。
《BDM》金井鮫奈:だからこそ、落ちてきた佐薙さんを見て目を丸くしている。「コリャすげえ」
ビーチ者達(解説):『…………無傷! 佐薙選手、罪の壁を抜けたーっ!』
ビーチ者達(解説):『救助が必要かと腰を浮かしていたライフセーバーもこれには唖然!』
佐薙 浄音:「……どんなもんですか!」ふふん、と胸を張る。波が引いて、内外にいた選手ふたりの視線が並ぶ。
《BDM》金井鮫奈:波が静まっていく。「おっどろいたな。どんなトリックをつかった? オネーチャン夏の化身か? 」
ビーチ者達(解説):歓声と拍手が戻ってくる貴方たちを待っている。
佐薙 浄音:「企業秘密です。でも、罪の壁なんて言われたら引けないんですよね」
佐薙 浄音:なにしろ、こちとら禁忌収穫者(シスター・シニスター)。その分野だけは専門家なのだ。
佐薙 浄音:いや、彼女は知らないだろうけど。
佐薙 浄音:「まだいきますか? 正直、お互い振り落とされる気がしないんですけど」
《BDM》金井鮫奈:「いいや。……ここまで……さあ……」
ビーチ者達(解説):『得点出ました! 最後のトリックが決定的だ! 優勝は佐薙浄音選手!』
丸藤透子:「やったー!佐薙さんナイス!」 両手を挙げて叫ぶ。
《BDM》金井鮫奈:「って、わけ…………ま、そういうことも……あるかあ……」
丸藤透子:「っと、うわわっ。」 それだけでサーフボードが180度回転して海に落ちている。
佐薙 浄音:「…お見事でした」パドリングしながら手を差し出す。
佐薙 浄音:丸藤さん大丈夫かな…
《BDM》金井鮫奈:「ああ…………」
《BDM》金井鮫奈:銃を腰に戻し、その手を掴む。「良い……波だったわね……」
佐薙 浄音:「本当に」
佐薙 浄音:「…素敵な時間でした」
GM:そうして、貴方たち二人は浜へと戻る。
《BDM》金井鮫奈:「はーっ……しくったな……これ……残り、あのクソ女か……」
《BDM》金井鮫奈:サーフボードを抱えて、ざぱざぱと浅瀬を戻っていく。
佐薙 浄音:「……大物っぽいですね」
佐薙 浄音:ひときわ癖のある性格なのにチームに残ってる、となったら、これはもう。
《BDM》金井鮫奈:「ダイダイ丸には悪いけど……やることは……やったもの……」
《BDM》金井鮫奈:「佐薙も、まあ、気ーつけな~……」ひらひらと手を振り、ローテンションで去っていく。
佐薙 浄音:「金井さんに文句言うようなら、乗り込んでいって胸毛全部…おっと」
佐薙 浄音:「ありがとうございます!」手を降って。
佐薙 浄音:「みなさん、勝ちましたよー!」とったどー
君臣アイ:ピュー、と指笛を鳴らしながら沈んだ丸藤さんを救助している
丸藤透子:「うええ。びしょびしょ。」 サーフボードにつかまった。
佐薙 浄音:ボードにねそべって、するする君臣さんたちの側へ。「大丈夫ですか?」
乾はやて:「お疲れ様。すごい勝負だった」ぱちぱちと手を叩いている。
丸藤透子:「あっ佐薙さん!お疲れ様です!超かっこよかったですよ!」
君臣アイ:「まぁ、この辺は足もつくので…すごかったですね!サーフィンの達人みたいでした」
佐薙 浄音:「いえ。みなさんのお陰です」元気よく小声で。
丸藤透子:「あっ、気付いてた。」
佐薙 浄音:「…こっそり手助けしてもらえなかったら、記憶操作しなきゃいけないところでしたから」
佐薙 浄音:「そりゃ気づきますよ。お姉さんはいちおープロなんです」
乾はやて:「………」君臣さんを見る。
丸藤透子:「はやてもお疲れさまー。……はやて?」
君臣アイ:「おみそれしました。……バレてましたね。」乾さんと目を合わせる
乾はやて:「結果オーライということで」
乾はやて:ざばり。海中から水鉄砲を取り出してサーフボードに乗せる。
乾はやて:──水鉄砲型の高圧ウォーターガンだ。人に向ければ殺傷能力すらある。
佐薙 浄音:「大丈夫。他の誰も気づいてません、金井さんも含めて」
佐薙 浄音:「もちろんもちろん。バレないのはテクニックというのです」
君臣アイ:罪の壁に含まれる大型のゴミなどを遠距離から排除していた。
君臣アイ:ウォーターガンの乾さんの水はともかく、どうしても反応は出るのは自分のほうだろう。未熟。
佐薙 浄音:「ありがとうございました」
君臣アイ:「いえいえ、次はばれないように精進させていただきます」はは、と冗談を言うように眉尻を下げる
佐薙 浄音:すっと、ボードにねそべったまま、乾さんと君臣さんの傍らに浮かんで。
佐薙 浄音:「かっこよかったですよ」
君臣アイ:海に転がっている貝殻などを加速して弾き飛ばしていた。くせっ毛がぺたりと寝ている。
乾はやて:「かっこよかったね」すすっと犬かきでポジションを変える。
丸藤透子:「む。むむむ……私こそ精進せねば。」 サーフボードにしがみついてぷかぷかと浮かんでいる。
乾はやて:君臣さんと佐薙さんの間に入らぬよう。
丸藤透子:眉間にしわを寄せて3人を見ている。
君臣アイ:「…………いや、乾さんまでそっち側に行くんですか」
君臣アイ:内心、そこまで近づかれると運動後の熱や、質量に圧されそうになるが。
佐薙 浄音:「どっち側です? ねえ?」
乾はやて:「さあ」肩を竦め、透子ちゃんはバレーで頑張ったよ、などと慰めている。
君臣アイ:「分かってて言ってますよねっ? ……全くもう」
君臣アイ:「でもまぁ、ありがとうございます。お二人もかっこよかったですよ」
君臣アイ:「コレでバレーとサーフィンでメダルも順調に集まりましたし、この調子でやっていきましょうっ」
乾はやて:「………」トゥンク。まただ。心臓が跳ねた。
佐薙 浄音:「それほどでもありますとも」わらう。「ほら。丸藤さんも、戻って飲み物いただきましょ」
君臣アイ:からかわれる流れだと察して、話題を変えようとする
丸藤透子:「そうだねえ。次こそ私も活躍したいところだけど。」 浮かぶのをやめて、とぼとぼと歩いて戻り始める。
羽鳥七海:「皆さんお疲れ様でした」
丸藤透子:「あっ、でも観客アピールはしとこっ! いえーい!」
羽鳥七海:「海の家にジュースや軽食は用意してありますから」
乾はやて:「い、いえーい」
丸藤透子:「……って羽鳥さん。ありがとうー!」
羽鳥七海:「それに……次の競技なら、デザートも貰えますしね」
君臣アイ:「いえーい」笑顔で手を振っている
佐薙 浄音:「……デザートで済みますか?」
丸藤透子:「……ん?次の競技でデザート……?」
乾はやて:「デザート」こてん。
羽鳥七海:「そんな難しいじゃないですよ。ビーチといえば……」
羽鳥七海:「スイカ割り対決です」
丸藤透子:「おおー。」
君臣アイ:「なるほど、定番ですね」
君臣アイ:「ちなみに皆さん、実際にスイカ割りをやったことは?」
佐薙 浄音:「たしなむ程度に」
乾はやて:「そうなんだ。僕は……ない」
丸藤透子:「えっ、あるある。」
丸藤透子:「うちの地元の砂浜でも夏祭りでやってたよ。」
佐薙 浄音:「最近はうるさいですからね、食べ物無駄にしないようにって」
羽鳥七海:「そこは、都度都度スイカを用意するのは大変なので、」
佐薙 浄音:「日本刀使うと砕けなくていいんですよ」
羽鳥七海:「スイカの人形を使って、当てたら景品として本物が貰えるみたいな形になっています」
君臣アイ:「なるほど、衛生的ですね」
羽鳥七海:「砕けたスイカ、食べづらいですから」
乾はやて:「合理的」
丸藤透子:「うちの実家も最近はそうしてるって言ってたねえ。」
君臣アイ:「……いつかの部活の合宿の際、一部の部員がスイカ割りを強行して連帯責任になった思い出が蘇るところでしたが」
君臣アイ:「それなら、憂いなく参加できそうです」
佐薙 浄音:「男子校ですねえ」
君臣アイ:「一応、共学のはずなんですけどね…」苦笑。
君臣アイ:合宿は男女別だったから仕方ないのだ。
羽鳥七海:「懐かしいですね。良い学校でした」
羽鳥七海:「君臣さんのときに入って以来ですけど、ちょっとだけ、また通いたくもあります」
君臣アイ:「ふふ、良いですね。お待ちしておりますよ」
君臣アイ:「あ、学校で出会ったときに後輩として扱っても許してくださいね?」
羽鳥七海:「ええー。ふふ」
羽鳥七海:「いいですね、それも新鮮で」
丸藤透子:「普通は年下を後輩として扱うのは何も変じゃないんだけど……まあいっか。」
佐薙 浄音:「青春ですねえ」
乾はやて:「なるほど」
君臣アイ:「生意気な後輩と思われたら落ち込んじゃいますよ?……って」ハッ。
君臣アイ:「コホン!……すみません、プライベートな話をしてしまいました」
佐薙 浄音:「いえいえ、続けていただいても」
乾はやて:「? 何か問題が?」
羽鳥七海:「こ、個人的な話ですから……!」
君臣アイ:「ぐっ…いえ、問題はないです。ないですが…」
羽鳥七海:「そうですね、思い出話は二人だけの時で」
君臣アイ:「はい、そう、もっと優先すべきことがありますからね!思い出話は後にしましょう!」
丸藤透子:(初見の時の関係がどうこうって以前言ってたけどなあ……) という目で見てます。
羽鳥七海:「い、行きましょう! とにかく! 早く!」
羽鳥七海:すたすたと早足で
君臣アイ:(……………しれっと言ってたけど二人だけ、って言われると、なんか)
君臣アイ:(緊張するな…)
君臣アイ:「そ、そうですね。休憩時間は有効に活用しましょう」
君臣アイ:「さあ、行きましょう!皆さんっ」
君臣アイ:羽鳥さんの後を追う
丸藤透子:「はいはーい。思い出話も今度聞かせてね。」
乾はやて:「透子ちゃんに同意する。興味がある」
乾はやて:二人の後をとことこと追う。
丸藤透子:「お?はやてもやっぱり興味ある?そうだよねー」 とか言いながら追う。
羽鳥七海:(ふたり……きりで話す機会とか……)
羽鳥七海:(あったら) 思いかけて、ぶんぶんと一人首を振った。
GM:シーン終了です。購入とロイスが出来ますよ~
佐薙 浄音:では、「同行者:君臣アイ:○誠意/偏愛」でロイスを。
佐薙 浄音:あとは、購入はどうしましょうか……夏だからブルーゲイルトライしてみようかな。
乾はやて:佐薙さんに ●何でも出来る/劣等感 で取得しましょう。
君臣アイ:ロイス保留。 ガード用にジュラルミンシールドでも狙ってみましょう
君臣アイ:4dx+1>=12
DoubleCross : (4DX10+1>=12) → 9[1,5,6,9]+1 → 10 → 失敗
丸藤透子:特にないかな~
佐薙 浄音:能力訓練融合からの……
丸藤透子:佐薙さんにロイスは取ります。
君臣アイ:財産入れとこ。2点払います。
佐薙 浄音:6dx+5+1>=20 えい
DoubleCross : (6DX10+6>=20) → 9[2,3,4,4,5,9]+6 → 15 → 失敗
君臣アイ:君臣アイの財産を2減少 (3 → 1)
佐薙 浄音:うーん、お金は足りるんですよね……使っちゃお。財産5入れて確保しておきます。
乾はやて:おっ。バディムーヴ
乾はやて:佐薙さんの達成値を+3して財産を節約よ~
丸藤透子:佐薙浄音/感服:○/不安/ロイス
丸藤透子:こうかな
佐薙 浄音:乾さん、ありがとうございます! では2点に変更。
乾はやて:お買い物は照準器かな。手配師も入れてチャレンジ
乾はやて:(2+2)dx+2+1>=15
DoubleCross : (4DX10+3>=15) → 10[1,4,6,10]+6[6]+3 → 19 → 成功
乾はやて:買えちゃった。シリウス(レッテン)に適用して命中+1。
君臣アイ:あとは丸藤ちゃんの購入かな
丸藤透子:じゃあ私も君臣さん用のジェラルミンチャレンジかなあ
丸藤透子:2dx+4>=12
DoubleCross : (2DX10+4>=12) → 10[10,10]+8[8,8]+4 → 22 → 成功
丸藤透子:やった……さっきのサーフィンとの差がひどくない!?
乾はやて:あっ、ジュラルミンはお金入れて買ってたよ透子ちゃん
丸藤透子:あ、見落としてた……!ごめんなさい。
君臣アイ:すまない!
丸藤透子:じゃあ何も買わなかったということで…!
GM:持つだけ持っておきなさい
君臣アイ:ダブルシールドだぜ
GM:水着卓だぞ いつ何が壊れるか分からないぞ
君臣アイ:武器破壊が来るかもしれないからね
丸藤透子:それはそう。だれかあげます。
君臣アイ:壊れるのは倫理観かもしれないが
丸藤透子:なっそれは大変。じゃあ君臣さんに第二の盾をあげよう。
丸藤透子:(じゃあとは?)
君臣アイ:ダブルシールド君臣になりました
佐薙 浄音:青春ですね!
乾はやて:そうなの?(こてん)
君臣アイ:青春とこてん、便利だなぁ!
GM:アイさんの倫理観壊せるんですか
君臣アイ:こ、壊せますよ 僕だってやれば…
羽鳥七海:えっ……
君臣アイ:違うんです羽鳥さん。今のは売り言葉に買い言葉で…
GM:じゃねーんだよ! 了解です! では次のシーンね!
君臣アイ:はーい
◆Middle03◆
GM:では次のシーン。例によって丸藤さんです
GM:他は登場自由!
乾はやて:乾はやての侵蝕値を1d10(→ 2)増加 (57 → 59)
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を1d10(→ 7)増加 (79 → 86)
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を1D10(→ 8)増加 (77 → 85)
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を1d10(→ 6)増加 (52 → 58)
GM:ではまず項目から
GM:プライズポイント 6/9
第三段階:碧浜スイカ割りに挑戦!
判定:《白兵》《意志》
支援判定:《情報:UGN》《情報:ウェブ》
支援判定公開情報:【《火産偶像》について】
丸藤透子:意志判定やりたいねえ
君臣アイ:僕も意志の方に行きますか
乾はやて:ここは情報を振りに行こうかな
佐薙 浄音:白兵振りたい気分はあるんですが、これ振っちゃっていいかなあ…
乾はやて:三人とも振りな!支援は引き受けよう
佐薙 浄音:では行っちゃいます
乾はやて:というわけで、情報:UGNにコネを添えて支援判定
乾はやて:(2+2)dx+2>=8
DoubleCross : (4DX10+2>=8) → 9[2,3,8,9]+2 → 11 → 成功
乾はやて:OK。
丸藤透子:《戦術》……使う?使っちゃう?
佐薙 浄音:いいのでは?
丸藤透子:私は割と侵蝕余裕ですが……そもそも使えるのかな。
GM:うーん、普段なら微妙な裁定なんだけど
GM:今回は良いよ、使って
GM:カバーキャラの侵蝕が上がって欲しいから
丸藤透子:あ、やったあ優しい。
丸藤透子:(なんか聞こえたが!)
GM:WINWIN
丸藤透子:じゃあ使います。佐薙さんと君臣さんのこのラウンド間のダイスを+4個。
佐薙 浄音:すごい増えた
GM:リカルドと羽鳥のNPCカードも忘れずにね
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を6(→ 6)増加 (58 → 64)
君臣アイ:では、リカルドさんのNPCカードで+2と丸藤さんの援護で+4して意志に行きます
丸藤透子:私もリカルドの支援なしでとりあえず振っちゃおっかな。
丸藤透子:4dx+4 意志
DoubleCross : (4DX10+4) → 9[1,4,8,9]+4 → 13
丸藤透子:ふつう
君臣アイ:(6+2+4)dx+5>=8 思い出の一品込
DoubleCross : (12DX10+5>=8) → 9[1,1,2,3,6,7,7,7,8,8,8,9]+5 → 14 → 成功
佐薙 浄音:能力訓練:肉体融合して白兵判定…
佐薙 浄音:12dx+7+1
DoubleCross : (12DX10+8) → 8[1,1,1,2,2,2,2,3,3,4,5,8]+8 → 16
君臣アイ:支援判定分の+3忘れてたのでこちらに貰って17の、乾さんお願い!
乾はやて:はーい。バディムーヴ!
乾はやて:もってけ+3
君臣アイ:20です!
GM:はーい、ではプライズ判定9/9でクリア!
GM:まずは情報項目から明かすわね
《火産偶像(カグツチ・アイドル)》宙夢ゆーふぉ
デビューと同時に企画が炎上したのを初め、あらゆる現場で不運と不幸に遭遇しながら、
その取れ高の高さで芸能界に残り続ける重度のトラブルメーカーアイドル。
本人は「不死鳥」と呼ばれることを望んでいるが、
ファンからは「人体発火現象」「歩くフリース」「CCO」などと呼ばれる。
UGNの調査が入ったがだから非オーヴァードだって言ってんだろ。
丸藤透子:かわいそう
佐薙 浄音:かわいい
乾はやて:あいどる
GM:また、対抗判定の内容もこの時点で判明します。
君臣アイ:めっちゃ燃えてる
対決判定/選手PC:1名
PC①:スイカ割り対決の際、さまざまなアクシデントが襲ってくる。
:達成値1d10+8 威力10 の攻撃判定が三回行われる。三度受けて生き残ればクリア。
丸藤透子:トラブルメーカーこわ……
佐薙 浄音:横の人から殴られたりとか…横の人から殴られたりとか…
乾はやて:“煉獄”だ
宙夢ゆーふぉ:こんなやつです
丸藤透子:しかし、これなら私の出番!
乾はやて:かわいい!
宙夢ゆーふぉ:スイカ割り部門の主です
丸藤透子:「君臣さん。佐薙さん。」 小声で話しかける。
ビーチ者達(解説):『さあーって始まりました、アオハマスイカ割り対決! まずは予選です!』
佐薙 浄音:「はい。なんですか? 丸藤さん」ひそひそ
丸藤透子:「はやてが下調べしてきてくれました。少しズルしちゃおう。」 宙夢ゆーふぉの情報を共有しつつ、右腕を差し出す。
ビーチ者達(解説):『フィールドに配置されたスイカをより早く一定数割ったものが予選突破! 勝ち進むことが出来ます!』
乾はやて:「調べた」ぶい。偵察もお手の物である。
君臣アイ:「スイカ割り、そんな乱打系のスコアアタックなんですね……っと、了解です」
君臣アイ:「流石乾さんに丸藤さん。抜かりないですね」
ビーチ者達:「右だ右!」「前に三歩ー!大股でー!」「左からぐっと回り込む感じで!」「バカ、そっちはあの人災派遣女がいるだろが!」
丸藤透子:差し出された右腕にはめられたブレスレットの色が銀色から碧色に変わり、
丸藤透子:そのままバラけて、3本の碧色の鎖に変わる。
佐薙 浄音:「……なるほど。さすがですね!」
ビーチ者達:バコッ!「割れた! これ大玉何点!」
丸藤透子:君臣さんには見覚えのある色かもしれない。とある国の宝石と同じ、深い深い碧色だ。
丸藤透子:「お守りです。」
丸藤透子:2人に差し出す。
君臣アイ:「これは頼もしい」一度見たことある現象だ。その色合いについ頬が緩む。
佐薙 浄音:「お世話になります」笑顔で受け取って
丸藤透子:「よっし!作戦会議終わり!」
君臣アイ:「ありがとうございます。これで情けないところは見せられませんね」
丸藤透子:「チーム・シャイニングアイ!ここでもメダル獲ったるぞー!」
佐薙 浄音:「おー!」
乾はやて:「おー」
君臣アイ:「おぉー!」
GM:では、貴方たちはお守りを手に、予選を通過!
GM:なんやかんやありながら、1対1の決勝にまでたどり着いた!
ビーチ者達:『さあ……やはり! やはり最後に立つのはこの女!』
丸藤透子:「ふっ……今度こそ私の出番ね。」 決勝の相手を見据える。
ビーチ者達(実況):『チームD・A・Dの鬼札……宙夢・近寄らないでこの化け物・ゆーふぉだーっ!』
《風神》向影飛陽:ナビ役の通信機を手に場外に立っている。「はあ……」
宙夢ゆーふぉ:「え、えへへ……ごめんね……ゆーふぉのせいで……」
丸藤透子:「うおう……先に謝られた……。」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「ごめんね……ゆーふぉのせいで……みんな不幸に……」
ビーチ者達:「くそーっ アイツさえいなければ……スイカを……」
乾はやて:「まさか、予選が前情報以上の惨状になるとは……」
丸藤透子:「……。」 目を細めて宙夢ゆーふぉを見つめる。
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「でも……ゆーふぉに耐えられるくらいの不幸なんだから……」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「それなら……耐えられない方が……悪いよね……?」
《風神》向影飛陽:「マジで近寄らないで欲しいからさっさと終わらせるぞ」
佐薙 浄音:「プロパンガスが爆発するのは予想外でしたね。お見事です」
丸藤透子:「うーん……こりゃ難儀な……。」 ぼそりと呟く。が、
丸藤透子:「ま。とりあえず勝負の前にさ、」 握手を差し出す。
君臣アイ:「なるほど……根本的に自己評価が低いように見せて、他人のへの期待が高いタイプですね…」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「え? えへへ……?」
丸藤透子:「よろしく。いい勝負にしましょ?フェニックス。」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「もしかして、ゆーふぉのファン……?」
丸藤透子:「いやー、ぶっちゃけると今まで知らなかったんだけど。」 握手を差し出したまま気まずそうに
君臣アイ:「まさしくフェニックス…炎上が物理的なものだとは…」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:驚いた後、卑屈な笑みのままふらふらと手を差し出す。
君臣アイ:消火用バケツ運搬を手伝ってるよ
丸藤透子:「でも、この勝負を通して仲良くなりたいなって思ってるからさ。」 差し出し返された手を握る。
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「……! み、見て風神! 手……手、握って貰っちゃった!」
《風神》向影飛陽:「なんでアイドルの方がファンみたいな反応してるんだ」
GM:では、そのときだ
丸藤透子:「言われてみればそれはそうじゃんね……。」
GM:突如としてその場に突風が吹く!
ビーチ者達:「大変だー! 厳重に挿してたはずのビーチパラソルがー!」
ビーチ者達:広がったまま、大きなビーチパラソルが二人めがけてすっ飛んでくる!
丸藤透子:「っ!」 握手で握ったままの手を引き、
乾はやて:「──透子ちゃんなら、あのくらい」
丸藤透子:ガツン!頭突きでビーチパラソルを叩き落とす!
佐薙 浄音:「目立たない程度でいけますか?」
佐薙 浄音:「まあまあ」
乾はやて:「ほら、平気」ちょっと痛そうな音がしたけど
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「ひぁえ!」
君臣アイ:「女性が顔でああいうことをするのは、見ててハラハラしますけどね…!」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:普段通りにぶつかるのを待っていたが、叩き落とされたことに驚く。
丸藤透子:「いったあ……ふう。」
《風神》向影飛陽:「ああ……やはり違うな。シャイニングアイのメンバーは……」
丸藤透子:「安心しなさい。私はあなたの期待に応えてみせるから。」
《風神》向影飛陽:「おいゆーふぉ。お前も年貢の納め時かもしれんぞ」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「えへへ……それ味方に掛ける言葉かなあ?」
丸藤透子:「んじゃよろしくねっ。いてて……。」 位置につく。
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「う……うん! よろしく……ね……」
ビーチ者達(実況):『では、泣いても笑っても――決勝戦、開始だあ!』
丸藤透子:判定いくぜ~
GM:ルールはこれまでの予選と同じ。フィールド上に配置された無数のスイカ・オブジェクトを、目隠しした上で、通信機器を介した仲間の指示で割っていく。
GM:そんな中、無数のハードラックがダンスしてくるだろう……対決判定を開始します。
対決判定/選手PC:1名
PC①:スイカ割り対決の際、さまざまなアクシデントが襲ってくる。
:達成値1d10+8 威力10 の攻撃判定が三回行われる。三度受けて生き残ればクリア。
GM:一回目。
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:1d10+8
DoubleCross : (1D10+8) → 7[7]+8 → 15
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:達成値15。ダメージ。
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 5[3,2]+10 → 15
丸藤透子:これドッジしてもガードしてもいいんよね
GM:どっちでもいいです!
GM:演出は最後にまとめてやろうかな
丸藤透子:ドッジする~
丸藤透子:4dx>=15
DoubleCross : (4DX10>=15) → 9[1,3,4,9] → 9 → 失敗
丸藤透子:くっ当たった。装甲15で受けます。
GM:弾かれやがった……。
GM:では二回目!
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:1d10+8
DoubleCross : (1D10+8) → 5[5]+8 → 13
GM:リアクションは?
丸藤透子:よく考えたら達成値の後に選んだ方がいいのかな。これもドッジ。
丸藤透子:4dx>=13
DoubleCross : (4DX10>=13) → 8[3,3,7,8] → 8 → 失敗
丸藤透子:これも装甲15で受ける!
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 9[7,2]+10 → 19
丸藤透子:HP29→25
GM:やった!これが我が真古流の力!
GM:三度目!
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:1d10+8
DoubleCross : (1D10+8) → 1[1]+8 → 9
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:クソーッ
丸藤透子:ドッジ!
丸藤透子:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 8[1,2,7,8] → 8 → 失敗
丸藤透子:くっ惜しい
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:1d10+10
DoubleCross : (1D10+10) → 5[5]+10 → 15
丸藤透子:装甲15で弾いた!HP25→25
GM:ば……化け物…………
GM:では演出から入りましょう
丸藤透子:「よーし!じゃんじゃん叩いてくよ!まずは……」 開幕早々、通信の指示を受け取ろうとしたところで、
《風神》向影飛陽:「左を向け。そのまま真っ直ぐ十五歩。10時の方向に振れ――――」
ビーチ者達(実況):「大変だぁーっ! 予備のブイを積んできたトラックが倒れて積み荷がこっちにまでーっ!」
丸藤透子:「!」
GM:巨大なブイが、西部劇のあの……芝のやつみたいに無数に流れ込んでくる!
GM:これを踏んだら転倒必至!
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「ふげーっ!」 足首にぶつかる! 転倒!
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:頭から転んだように見えるが、その実最小限の動作で反射的に受け身を取っている!
丸藤透子:「君臣さん!方向!」
君臣アイ:「左斜前方からタンブルウィードじみてブイが流れてきます。4歩前進。3秒止まってから駆け抜けてください」
君臣アイ:「その方向なら小型のものばかりです。当たっても害はないでしょう」
丸藤透子:「タンブル……あっあれか!オッケー!」
丸藤透子:初動は君臣の言った通りに動いてかわす。
君臣アイ:「そして、ブイに混じって目標も。12時方向に3カウント!3,2,1……今です!」
丸藤透子:残りは砂浜に膝をついて受け止め、ブイが通過するのを耐える。
佐薙 浄音:「丸藤さん、真面目ですね。しっかり聞いてる」
丸藤透子:「いよっしゃ!」
丸藤透子:カウントが終わってすぐに立ち上がり、棒を振るう!
君臣アイ:「はい、丸藤さんは以前の任務でもそうでしたから。堅実にやるべきことをやる…頼りになりますよね」
《風神》向影飛陽:「起きろ。カメラは回ってない」
丸藤透子:「おおう。君臣さん聞こえてる聞こえてる。」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「えへ、うぇへへ……そうなの?」砂も払わずに立ち上がり、足下をでたらめに叩く。
丸藤透子:「いや、これ別に聞こえないようにしようとしてないのか!」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:そのうちの一つが小さなスイカオブジェクトを叩く。ピコーン!
君臣アイ:「おっと、すみません。隠すつもりはなかったので」
丸藤透子:「次は?次!」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:得点が入るぞー。
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「え、えへへ……次、次いかないと……」
君臣アイ:「次、連続で来ますよ。宙夢さんに向かっていってるのを横取りしましょう」
GM:更に、その時だ!
ビーチ者達:「うわーーっ! みんな離れろーーっ!」
ビーチ者達:「危ない! 夜間イベント用に設営してた照明がーっ!」
GM:隣接エリアで設営されていた高い位置の照明が倒れ込んでくる!
丸藤透子:「上!?上だよね!?」 足元に転がっていたブイを持ち上げ、上に掲げる!
君臣アイ:「!」照明はまずい。特にガラスがまずい。傷をつけては大変だ
丸藤透子:「上じゃなかったら言って!上で合ってたらスイカの方向!」
君臣アイ:「やや右斜から頭部大の落下物が来ます!守るか避けて!」
君臣アイ:「スイカは11時の方向からきます!」
丸藤透子:「うおりゃあああっ!」
GM:ガドーン!
丸藤透子:倒れてきた照明をブイで受け止める!破損したガラスで皮膚が裂ける!
GM:設営していた柱ごと倒れ込んでくる!
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「どへーっ!」直撃はしていない! だが衝撃で吹っ飛ばされる。
丸藤透子:砂埃が舞う!
丸藤透子:砂埃が晴れた時には照明の下から消えて、スイカを既に叩いている。
《風神》向影飛陽:「こいついい加減出禁にしろよ……」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「えへ、えへへ……風神、次は……?」
ビーチ者達(解説):『た……戦いは続いている! 続いています!』
丸藤透子:「うっしゃ!どうよフェニックス!私はまだ立ってるからね!」
ビーチ者達(解説):『なんたる執念! なんてガッツだ、シャイニングアイの丸藤選手!』
丸藤透子:びしっ!と棒を宙夢ゆーふぉのいそうな方向(実際は明後日の方向)に向けている。
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「……!」
君臣アイ:「丸藤さん!……無事ですね!あと相手は3時の方向です!」
乾はやて:「透子ちゃん、逆、逆」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「すごいなあ……! 嫌に、なってないんだ……」
丸藤透子:「……私が嫌になったら、あなたも嫌でしょ?」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「…………すごいねえ」
丸藤透子:「敵にも寄り添うことにしてんの。」
丸藤透子:「そういう約束でお守りも前借りさせてもらったしね。」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「……そっか」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「えへへ。あのね、足下とかも、気をつけてね……」
《風神》向影飛陽:(……)
《風神》向影飛陽:(敵と言われたことにはスルーなのか……)
丸藤透子:「そりゃどうも!君臣さん!次は!?」
君臣アイ:「……」ふふ、と通信に小さな笑いが乗る。以前の任務でもそういうところに助けられた。
君臣アイ:「ちょうど、今会話してる方向、お互いの中間に3つ。まとめていただきましょう」
丸藤透子:「了解!」
《風神》向影飛陽:「あいつらのリタイアは無理だ。取って返せ」
《風神》向影飛陽:同じ位置を指示!
GM:そして、そのとき!
GM:二人が、最後のスイカ群を打てる範囲にたどり着いた瞬間――地面が大きく凹む!
ビーチ者達(解説):『あ、ああーっ!これはーっ!』
ビーチ者達(解説):『落とし穴! 落とし穴です!』
乾はやて:「……なんで?」こてん。
君臣アイ:「会場設営の不備では!?」
ビーチ者達(解説):『恐らくは以前にこのビーチで遊んだ者が冗談で作り、そしてそのまま忘れていったであろうもの!』
ビーチ者達(解説):『その上に、スイカ割り会場が設営されていたんだーっ!!』
佐薙 浄音:「差し渡し5mはありますね。むしろ誰も踏まなかったほうが驚異ですよ」
丸藤透子:「っ!」 そのまま落とし穴に落ちる!
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「のぶふぁああーーーっ!」
君臣アイ:「あぁ、先程のブイでみんなが避けて…言ってる場合じゃないですね!丸藤さんー!」
丸藤透子:「う……」
丸藤透子:「うおおーっ!このまままっすぐの方向!でいいよね!?」
丸藤透子:落とし穴の中から叫ぶ!
君臣アイ:「えぇ、まぁ!そうです!落とし穴にスイカも引きずられてます!」
丸藤透子:「でえええぇ……りゃあっ!」 そのまま怯まず真正面に棒を振り下ろす!
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:落とし穴の途中の斜面に突っ伏している。「んな、えーっと、メガネメガネ……!」
《風神》向影飛陽:「おいバカ、リアクションしてる場合か! スイカを……!」
GM:バコーン!
GM:一際大きなスイカが叩かれ、得点が入る!
丸藤透子:「ぶへ」 叩いた勢いのまま、顔から砂に突っ込む。
ビーチ者達(解説):『……!』
ビーチ者達(解説):『全てのスイカが……割られました!』
ビーチ者達(解説):『得点は……僅かな差で、シャイニングアイ!』
丸藤透子:「いてて……お?おお?」
君臣アイ:「………お疲れさまです、丸藤さん」
君臣アイ:「勝ちましたよ」
ビーチ者達(解説):『丸藤選手が、あの歩く人災を上回ったぞおー!』
乾はやて:「さすが透子ちゃん」ほっとしている。
ビーチ者達:「丸藤! 丸藤!」「シャイニング! シャイニング!」
乾はやて:「手当ての準備をする。君臣さん、引き上げてきてあげて」
君臣アイ:「えぇ、足を捻ったら大変ですからね」
君臣アイ:たん、と荒れた砂場を走り、倒れる丸藤さんの体を起こす。
君臣アイ:「大丈夫ですか?痛いところはあります?」
丸藤透子:「あっ、やったよ君臣さん!いえーい!」
丸藤透子:目隠しでよく見えないまま両手を挙げて、君臣さんの声がした方に突進!
君臣アイ:「イエーイ。いい動きでした」
丸藤透子:テンションも上がってるのでそのまま抱き着く!
君臣アイ:「うおっ?」両手を構えてハイタッチに応じようとして不意打ちされる
君臣アイ:体幹は鍛えてるので受け止める
君臣アイ:「ちょ、……丸藤さん?大丈夫です?」
丸藤透子:「どうよ!見た見た?私の活躍……あ。」
君臣アイ:「えぇ、代わりの目として充分に……かっこよかったですね」
丸藤透子:ちょっと体を離して、目隠しを外そうとして、
丸藤透子:「んぎぎ……あれ、固くなってる。」外れない。
丸藤透子:「あ、あー……その、あれね。あれ。」
丸藤透子:「その、勝利の高揚感というか、何というか……」
羽鳥七海:「皆さーん! 優勝景品のスイカがこんなに……」
君臣アイ:「えぇ、はい…貸してください。砂が噛んでるかも」
羽鳥七海:籠に入ったスイカを抱えて戻ってくる。
君臣アイ:前から後頭部を覗き込むように、結び目に手をやり…
丸藤透子:「あ、ども……」 そのまま君臣さんの胸にまた頭をつけて、
君臣アイ:「あっ、羽鳥さん」
丸藤透子:結び目を上に向ける感じで……
丸藤透子:「げっ、羽鳥さん?」
君臣アイ:しゅるり。目隠しを取る。
羽鳥七海:「…………」
乾はやて:その後ろから救急箱を手にとっとこやって来た……が。
乾はやて:「………」
丸藤透子:「……」 顔が真っ赤になる。
羽鳥七海:「早く登ってこないと」
羽鳥七海:「スイカ食べちゃいますからね」
丸藤透子:「あ、はい。」
佐薙 浄音:「青春ですね」
君臣アイ:「…………………」おかしい、誤解されるような抱きつきはすぐ解除したし、今は頭に手を回して少々抱きしめてるように見えてるだけのはずだが
乾はやて:「キラキラしてるもんね」納得したように頷いている。
羽鳥七海:「全部食べます。私一人で」
君臣アイ:「あっ、はい、ええと」
君臣アイ:「羽鳥さん、なんだか、怒ってます…?」
君臣アイ:おそるおそる見上げる。逆光。
羽鳥七海:「怒る? どうしてですか」
羽鳥七海:「お腹が空いているだけです!」
丸藤透子:「い、いえーい。君臣さん。いえーい。」
君臣アイ:「い、いえーい。丸藤さんー」
丸藤透子:「ほ、ほらハイタッチしてただけだよー。羽鳥さん。」
君臣アイ:「そ、そうです。勝利の喜びでいえーい、と…」
羽鳥七海:「別に、お好きになさっていていいかと思いますけど」
羽鳥七海:「ハイタッチでも……ハグでも……」
佐薙 浄音:「もっと情熱的でも?」
羽鳥七海:「…………」
羽鳥七海:スイカの入った籠を佐薙さんに押しつける
佐薙 浄音:「程々にどうぞ」
佐薙 浄音:受け取って。
君臣アイ:「そ、それは大変ですね。でましょう。すぐに出ましょう!」
君臣アイ:ぐい、と丸藤さんを抱きかかえるように縦穴から登る。
乾はやて:「あっ、抱っこ」
丸藤透子:「わわ。」
丸藤透子:「おおう……なるほど。これは中々……ときめくじゃんね。」
君臣アイ:「えっ、過分な評価ありがとうございます…?ではなく!」
羽鳥七海:「別になんでもありませんから!」
丸藤透子:「いやー……あはは、まあ心配しないでってば羽鳥さん。」
丸藤透子:抱っこされてニヤけたまま羽鳥さんに謝る。
羽鳥七海:「だから何でもないですもん!」
羽鳥七海:「嬉しそうにしているのはいいことです!」
羽鳥七海:「もんってなんですか!」
羽鳥七海:よくわからなくなっている。
君臣アイ:「可愛い語尾になってるじゃないですか!」
君臣アイ:「ええと、その」なんとかしなければまずいと思う。どうしたらいいだろうね?
丸藤透子:「あはは……。」
丸藤透子:落とし穴から出してもらったので、抱っこからは降りる。
君臣アイ:「……い」
君臣アイ:「いえーい…?」
君臣アイ:羽鳥さんに向けて控えめに両手を構えてみる。
丸藤透子:君臣さんの背中を羽鳥さんの方向に向けてバンと叩くよ。
GM:では、そんな風に膠着状態になっていた時だった。
羽鳥七海:「…………」
佐薙 浄音:「……!」
大城大碁:「ちょ…………オイオイオイ!」
乾はやて:「ボッチを確認」
大城大碁:「何やっちゃってんだよ、風神! 炎上!」
君臣アイ:(すごい悪口に聞こえる)
丸藤透子:「……って何!?良い感じの……あいやそこまで良くはなかったかもだけど、ここから良い感じになるとこだったのに!」
丸藤透子:声のした方を見る。
《風神》向影飛陽:「ダイダイ。悪いな。少しばかり稼がれた」
大城大碁:「少しばかりってなんだよ! ブルーも休んじまってるしよお!」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「え、えへへ……でも、すごいんだよ、ダイダイのダンナぁ……」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「そこの子ね……全然嫌じゃないんだって……」
大城大碁:「はあ?! 嘘こけ、他に居るわけねーだろそんなやつら!」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「アワワ……」
大城大碁:「クソッ、クソッ! 忘れたのかよ! この夏で、俺らが一番輝くんだって!」
大城大碁:「そう約束しただろうが! 俺たち全員! 五人で!」
大城大碁:「それをこんな、ポッと出の、どこの誰かもしれねーやつらに……!」
佐薙 浄音:やや沈痛な表情
《風神》向影飛陽:「……ああ。分かってるよ。そうだな、俺たち全員で……」
丸藤透子:「む。」 口を尖らせる。
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「ゆーふぉたちは、えへへ、余裕だと思うんだけどなあ……」
乾はやて:「………」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「思ってたんだけど……」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「ゆーふぉたち五人……五人……?」
君臣アイ:「(あと一人…?)」
《風神》向影飛陽:「落ち着けよダイダイ。俺たちが揃えば問題ないだろ」
《風神》向影飛陽:「まだ『コンテスト』がある。それで勝てば問題ない。他に追いつける奴らはいない」
《風神》向影飛陽:「俺たち四人なら問題ない」
大城大碁:「ああ……ああ! そうだったな!」
大城大碁:「確かにそうだ、それなら問題ねえ……!」
大城大碁:「おい、シャイニングアイ!」
君臣アイ:「……なんでしょう?」
大城大碁:「お前らは優勝できねえ! この夏で一番輝くのは……俺たちD・A・Dだ」
大城大碁:「どうしても勝ちたかったら……チームの雑用になら雇ってやってもいいぜ?」
大城大碁:じゃらりと、一瞬。
大城大碁:下げたメダル群が、ぎらりと不自然に輝いた。
君臣アイ:「………?」一瞬だけメダルに視界に捉えながら、心で負けないように相手の目を見る。
君臣アイ:「雑用は嫌いではありませんが、聞けない提案ですね」
君臣アイ:「僕自身ならともかく、僕の仲間たちは負けるようなこではありませんから」
君臣アイ:「実力で、優勝をもぎ取るつもりですよ」
大城大碁:「ハッ。色男ってか。謙虚野郎は流行らねえぜ、この海じゃあな!」
大城大碁:「いいぜ。やってみろよ……オラ行くぞ!」
大城大碁:そうして、向影とゆーふぉを連れ、背を向けて去っていく。
丸藤透子:「あっ、またねーフェニックス!」 手を振る。
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「……!」 一瞬、おどろいたように目を丸くして。
乾はやて:「またねー」一緒に手を振っている。
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「……」小さく、脇から手を振って、そして去っていった。
佐薙 浄音:「…お疲れさまでした。スイカ、食べましょうか?」
羽鳥七海:「……そうですね。それと……」
GM:では皆さん、《知覚》 あるいは 《知識:レネゲイド》で判定して下さい。目標値は7。
君臣アイ:知識で行きます
君臣アイ:6dx>=7
DoubleCross : (6DX10>=7) → 10[3,3,4,5,5,10]+3[3] → 13 → 成功
乾はやて:知識かな。どちらも技能はないのだ
佐薙 浄音:知識で行きましょう。融合して
丸藤透子:私も知識かな。
乾はやて:7dx>=7
DoubleCross : (7DX10>=7) → 8[1,2,5,5,6,7,8] → 8 → 成功
佐薙 浄音:5dx+2+1>=7
DoubleCross : (5DX10+3>=7) → 10[3,5,9,10,10]+4[3,4]+3 → 17 → 成功
丸藤透子:4dx+0>=7
DoubleCross : (4DX10>=7) → 9[6,6,8,9] → 9 → 成功
佐薙 浄音:みんな詳しいですね。
GM:では、シンプルに気付くでしょう。
乾はやて:ナントカ気付いた
GM:この無数のメダルが僅かに見せた奇妙な輝き……
GM:《ワーディング》です。共鳴するように、それが発動しかけた。
GM:そして、DADの連中が離れると共に、薄れて消えていった。
乾はやて:「……今、少し」
乾はやて:「気のせいじゃない、と思うけど」皆を見回す。
羽鳥七海:「気付かれましたか」
佐薙 浄音:「あたってみたセンは本命だったみたいですね」
羽鳥七海:頷く
君臣アイ:「えぇ、レネゲイドの反応、それもワーディングですね。おそらくはあのメダルから……」
丸藤透子:「うーん……でもさ、何か事情はありそうな気はするんだよね。」
丸藤透子:「あいつらにこれ以上メダルを渡しちゃいけないのだけは確か、かな。」
佐薙 浄音:「そもそも気づいているのかどうか…ですね」
羽鳥七海:「少し調べてみましょうか。それに……コンテストについても」
乾はやて:「うん。そこでボッチたちとの決着がつく」
君臣アイ:「そうですね。どのみち勝つためには相手を知ることも必要です」
君臣アイ:「僕達で、正体を掴みましょう」
丸藤透子:「だねえ。個人的にも気になってるし。」
丸藤透子:「あ、そうだ君臣さん。お守りの鎖は返してね。」
君臣アイ:「っと、そうでした。結局丸藤さんに頼ってしまいましたね。ありがとうございます」じゃらじゃら。
丸藤透子:「へへ。役に立ったでしょ? 前借りした甲斐あった。」
丸藤透子:「でさ、後からの報告で申し訳ないんだけど、この鎖出すために約束しちゃったんだ。敵にもちゃんと寄り添うからって。」
君臣アイ:「お陰で良いところまで行けました。流石に大元の丸藤さんには敵いませんでしたね」
君臣アイ:「ふむ?」
丸藤透子:「これ出すための条件みたいでさ。だから君臣さんもよろしく。」
君臣アイ:「そういうことなら、喜んで」
丸藤透子:返してもらった鎖をジャラジャラと手首に巻き付けると、銀色のブレスレットに戻る。
君臣アイ:「任せてください。相手に踏み込んでいいというのも、こないだ教えてもらったばかりですからね」
丸藤透子:「ふふ。ちゃんと学んでてよろしい。」
君臣アイ:「えぇ、もちろん」
君臣アイ:「素敵な先輩方をいつも見ていますので」
君臣アイ:冗談めかして片目を瞑った
GM:シーン終了! 購入とロイスいけます~
佐薙 浄音:ロイス保留、購入は……どうしましょうか。
君臣アイ:ロイス保留~ ブルゲでも狙っておきましょう
君臣アイ:6dx+1>=20
DoubleCross : (6DX10+1>=20) → 9[1,2,4,7,8,9]+1 → 10 → 失敗
君臣アイ:惜しい後2倍。
佐薙 浄音:使える人が複数いますし、こちらもブルーゲイル。能力訓練融合して…
丸藤透子:あと2枠。ダイダイへのロイス枠は私は残さずに、
佐薙 浄音:7dx+5+1
DoubleCross : (7DX10+6) → 10[1,1,2,4,7,8,10]+9[9]+6 → 25
丸藤透子:フェニックスに取っちゃいますね。
君臣アイ:買い物が上手
佐薙 浄音:通りました。アイさん、持っておきます?
君臣アイ:盛っておきます!
乾はやて:透子ちゃんのHPがじゃっかん減ってますが、応急どうします?
乾はやて:君臣さんが一個持っているはず
君臣アイ:あ、そうだそうだ。 ストックあるから丸藤さん使っておきな
丸藤透子:あ、使う!
丸藤透子:25+2d10
DoubleCross : (25+2D10) → 25+14[5,9] → 39
丸藤透子:HP29で全快!
乾はやて:ロイホ(ロイスは保留)
乾はやて:こちらもブルゲを狙ってみようかな
乾はやて:2dx+2>=20
DoubleCross : (2DX10+2>=20) → 9[8,9]+2 → 11 → 失敗
乾はやて:財産9点放り込んで成功に。残り1点。
佐薙 浄音:羽鳥さんで軽減する?
丸藤透子:-宙夢ゆーふぉ/感服:○/憐憫/ロイス
君臣アイ:それもありやも
乾はやて:あっ、そう言えば羽鳥さんが残ってた!
乾はやて:おねがいします!
君臣アイ:経費です経費!
乾はやて:お小遣いが4点まで回復しました
丸藤透子:あと羽鳥さんにも取るね
丸藤透子:-羽鳥七海/ガンバ:○/ごめん/ロイス
羽鳥七海:謝られる覚えなんてありませんけどー!
丸藤透子:そうかなあ
乾はやて:「? ガンバ」追従する。
GM:じゃあ羽鳥バディ使って下さい! +3
君臣アイ:仲がいいなあ
GM:じゃあこんな感じかな
君臣アイ:丸藤ちゃんは買うものなさそうならHPダメージ2d軽減のリアクティブコート24とかワンちゃんあるかな
丸藤透子:これでロイス枠私は埋まっちゃった。
丸藤透子:あ、確かに。
丸藤透子:じゃあ振るだけ振る。
君臣アイ:コートは高いやつだ。アーマー。
丸藤透子:3dx+4>=24
DoubleCross : (3DX10+4>=24) → 10[1,3,10]+1[1]+4 → 15 → 失敗
君臣アイ:頑張った!
君臣アイ:皆以上のようです!
丸藤透子:はい!
佐薙 浄音:わんわん(以上)
乾はやて:わおん(以上)
◆Masterscene◆
GM:…………数ヶ月前。遊ぶ人は誰も居ない、夕暮れの海で。
《ダイダイ》大城大碁:「はあ? ジョーダンきちぃぜ、風神!」
GM:五人の影が、まだ開いてもない海を前に、言い争っている。
《風神》向影飛陽:「ジョーダンでもマイケルでもない。確かな筋の話だ」
《BDM》金井鮫奈:「いや……アンタが……そのたとえするのは……どうなの……?」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「う、うひひ。ご、ごめんね皆……これも……」
《ダイダイ》大城大碁:「っぜー。なんでもお前のせいになるかっつの!」
???:「まあまあダイダイ。言うてンな深刻な話じゃないッしょ!」
???:五人目の女性が笑う。彼らチームの中心のようで、底抜けに割れたような楽しげな声。
《BDM》金井鮫奈:「ポップ。……まあ、確かに……」
《BDM》金井鮫奈:「死ぬわけでも、なし……」
《風神》向影飛陽:「そうだな。少々、集まり辛くなるだけだ」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「え、えへへへ。多忙ですんまそん……」
《ダイダイ》大城大碁:「あーあーあーあーこれだから頭お花畑はよーォ」
《ローリン・ポップ》藤ヶ浜ミヤ:「んナはっははは! ダイダイは器が小さいなあ! ダイダイなのに!」
《風神》向影飛陽:「それは前からそうだろう。ダイダイボッチ」
《BDM》金井鮫奈:「前からだ…………針小棒ダイダだし」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「え、えへっへ……皆、ひどいなあ……本当のこと言ってやるなよ……」
《ダイダイ》大城大碁:「ッオォオーーーシてめえら次合コン来ても誘わねーかんな覚悟しろよォオン?」
GM:ぎゃあぎゃあと騒ぐ。見かけの共通点はまるでない、気の置けない仲間。
GM:これから、夏が始まる。もしかしたら最後かもしれない、彼らの揃う夏が。
《ローリン・ポップ》藤ヶ浜ミヤ:「まーまー、バラバラになってもさ、なんてーの? 心はオンリーワン? お! 綺麗な貝がら発見!」
《ダイダイ》大城大碁:「お? マジで? 俺も俺もーって言うわきゃねーだろ!」
《BDM》金井鮫奈:「出た……謎のチェンジオブペース……」
《風神》向影飛陽:「イモガイには気をつけろよ」
《風神》向影飛陽:「……ま。アイツの言う通りだ」
《風神》向影飛陽:「別に、きっかけがここだったってだけだ。ここでしか会えないわけじゃない」
《ダイダイ》大城大碁:「軽く言ってくれるぜ。……しゃーねえ」
《ダイダイ》大城大碁:「つーか、伝説にするしかねえな……俺たちのサイコーの夏をよ」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「伝説かあ……えへ、いいな……」
GM:ほんとうに、些細なきっかけ。ちょっとした引っかかりでしかなかった。
《BDM》金井鮫奈:「ゆーふぉが言うと……むやみに不穏だな……」
GM:前向きに日々を過ごせば、なんでもないような。
《ダイダイ》大城大碁:「つーかアイツしゃがんだまま立ち上がらねえぞ。おーい、どした! クラゲにでも刺されたかァ?」
《ローリン・ポップ》藤ヶ浜ミヤ:サンダルのまま、海辺に屈みこんでいる。
《ローリン・ポップ》藤ヶ浜ミヤ:すっ、と立ち上がって戻ってくる。
《ローリン・ポップ》藤ヶ浜ミヤ:その手には、宝石のようにも、フルーツのようにも見える、奇妙な首飾りがある。
《BDM》金井鮫奈:「うわ、綺麗……」
《風神》向影飛陽:「へえ。なんだ、そんなの落ちてたのか?」
《ダイダイ》大城大碁:「うおっ、値打ちもんかあ? いいもん拾ったなミヤ」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「うわ、…………うぇ……?」
《ローリン・ポップ》藤ヶ浜ミヤ:「――本当に、それでいいの?」
GM:女が、問いかける。
《ダイダイ》大城大碁:「は?」
《風神》向影飛陽:「なんだ、急に、……」
《ローリン・ポップ》藤ヶ浜ミヤ:「私たちの、最高の夏。きっと、私たちが、人生の中でいっちばん幸せなこの瞬間」
《ローリン・ポップ》藤ヶ浜ミヤ:「仕方ないって終わらせちゃって、本当に良いの?」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「…………、……?」
《ローリン・ポップ》藤ヶ浜ミヤ:「ねえ。私たちのサイコーのDay After Day(続く日々)を、永遠に」
《ローリン・ポップ》藤ヶ浜ミヤ:「――ねえ、アオハマ様って話、知ってる?」
首飾り:宝石が、歪んだ輝きを放った。
◆Middle04◆
GM:ではミドルの続きです。
GM:シーンプレイヤーは乾はやてさん。
GM:ちょっと予定を動かして、情報収集シーンです。また、情報収集を振らないPC(共有のみ参加)は、侵食率上昇を1にして構いません。
乾はやて:乾はやての侵蝕値を1d10(→ 9)増加 (59 → 68)
GM:情報収集は以下!
【アオハマメダルについて】 《情報:UGN》《知識:レネゲイド》 難易度8
【チームDADについて】《情報:噂話》《情報:ウェブ》 難易度7
GM:この2点です。追加情報も無い。
丸藤透子:じゃあ私が情報収集振る役で出ますか
GM:NPCカードもそのまま使えるので頑張ってね
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を1d10(→ 8)増加 (64 → 72)
丸藤透子:2人ともコネはUGN幹部か~
乾はやて:こちらお金あるし、DAD狙いましょうかね
丸藤透子:じゃあリカルド支援もはやてが使って!
乾はやて:了解。
乾はやて:判定前にジェネシフト。えーっと、3個かな
乾はやて:3d10
DoubleCross : (3D10) → 19[6,5,8] → 19
乾はやて:乾はやての侵蝕値を19増加 (68 → 87)
GM:ヒュウ~
乾はやて:でもって、リカルドさんの支援を要請してチームDADについて。情報:噂話で素振ります。
乾はやて:そりゃっ
乾はやて:(4+2)dx>=7
DoubleCross : (6DX10>=7) → 9[2,4,5,5,5,9] → 9 → 成功
乾はやて:無事に。
丸藤透子:ナイス!
丸藤透子:私はUGN幹部のコネを使って情報:UGNでアオハマメダルについて!
丸藤透子:5dx+2>=8
DoubleCross : (5DX10+2>=8) → 6[1,2,3,3,6]+2 → 8 → 成功
乾はやて:さすが透子ちゃん
丸藤透子:ふう(出目低っ……)
GM:じゃあ二人とも成功! 情報明かすね
【アオハマメダルについて】 《情報:UGN》《知識:レネゲイド》
メダル自体は、例年使われているものと変わらない。
ただ、その素材に宝石の粉末のようなものが付着しており、それがワーディングを発していた。
UGNの分析に掛けたところ、行方不明の遺産『エスフアンドの防人』の一部であると判明。
UGNコード:欲望の姫君。強大な結晶化能力と引き換えに『幸福』の収集を強制されるという。
【チームDADについて】《情報:噂話》《情報:ウェブ》
大城大碁、向影飛陽、金井鮫奈、宙夢ゆーふぉ。
一見バラバラに見える彼らだが、数年前にこの海岸で知り合い、凸凹メンバーながら親しい付き合いをしていたらしい。
そして、表だって発表になっていないが、アオハマ杯は諸々の都合で今後の運営が難しくなっており、
確実に開催できるのは今年が最後だという。
彼ら『五人』は、最後のアオハマ杯でトップを取ろうと誓い合った。
最後の一人、《ローリンポップ》藤ヶ浜ミヤは、今回の事件における最初の行方不明者である。
GM:では以降の情報を共有してもらいます。
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を1増加 (86 → 87)
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を1増加 (85 → 86)
GM:海の家『りばいあさん』 貸し切り店内にて。
GM:あなたたちはスイカ割り競技の景品のスイカを食べながら、調査した情報を共有していた。
丸藤透子:「メダルの分析の結果聞いてきたよー。」 みんながスイカを取り分けてるところに戻ってきて、UGNから返ってきたレポートの話題を出す。
君臣アイ:「おぉ。それで、先程の反応についてなにかわかりました?」
君臣アイ:スプーンで種を取り分けて半分ほど一息にかじり取る。
丸藤透子:「メダルにワーディングの反応のある粉末が付着してたんだってさ。」
乾はやて:「粉末?」真似をしてスプーンで種を取っている。
丸藤透子:「遺産と一致したらしいね。UGNのコードは欲望の姫君……だってさ。」
リカルド・マクダウェル:「付着というか、融合というか」 店の奥から顔を出す。
君臣アイ:「む…」首から下げている指輪を思い、同じ分類を受けている"遺産"の名に反応する
丸藤透子:「遺産っていうのは力を適合者に与える代償があるもんなんだけど、」 スイカを受け取っている。
乾はやて:「確か……何かの『収集』を要求されるっていう」シャク。スイカを口に含む。
佐薙 浄音:「問題の粉末については、同定できました?」器用にスイカ用スプーンでスイカを食べている。
丸藤透子:「そ。何かを集め続ける代償があるタイプらしいね。」
丸藤透子:「私は見たことないけど。」
君臣アイ:「いえ、丸藤さんは見てますよ」
君臣アイ:ウィンドブレーカーからキラリと指輪を取り出す
君臣アイ:「説明してませんでしたね。コレも同じカテゴリです」
丸藤透子:「……」 シャクシャクとスイカをかじり、
佐薙 浄音:「まあ」
丸藤透子:「……えっ、そうなの。」
君臣アイ:「そうなんです。幸い、法に触れなくても集めやすいものですが……」
君臣アイ:「その話は今はいいですかね。その、問題の粉末についての大元はどうでした?名前なり、代償なりは」
乾はやて:「?」こてん。シャクリ。
丸藤透子:「……っと、そうそう。行方不明の遺産『エスフアンドの防人』。」
丸藤透子:メダルについての話を振られ、自然と君臣さんの話題から離れる。
丸藤透子:「収集を強要されるのは……『幸福』らしいけど、曖昧な要求だよねえ。」
君臣アイ:「『幸福』ですか?…それはまた、定義のあやふやな概念ですね」
佐薙 浄音:「なるほど。…事件について、理屈は通りますね」
乾はやて:「テンアゲなヤングは……」
乾はやて:「ロックしチルアウトし、盛り上がったら……『幸せ』?」
丸藤透子:「うーん……通るような、まだ何かピースが足りないような……。」
リカルド・マクダウェル:「その遺産の、外部端末のようになっている」
丸藤透子:「ん?外部端末?」
リカルド・マクダウェル:「数を揃えることで何らかの変化があるだろうというのが、分析班の話だ」
羽鳥七海:「今までの挙動と一致はしますね」
佐薙 浄音:「これ以上、数を集めようと思えば…あと一度か二度、直接、DADの皆さんとやりあう必要があるでしょうね」
乾はやて:「アオハマ杯のルールに沿って競えば、自然と数も集まる」
君臣アイ:「粉末の付いたメダルを集め続けることで、一定の数を集めたチームに何かが起こる、と。」
丸藤透子:「メダルをあのチームに渡さないようにしつつ、こっちがメダルを集めなきゃってことだから……やることは変わんないか。」
乾はやて:「……とすると。次の勝負、コンテストは絶対に落とせない」
君臣アイ:「そうですね。そういう話なら、DADの面々を拐わせるわけには行きません」
乾はやて:「そうじゃない」首を横に振る。
君臣アイ:「? そうじゃない、とは?」
丸藤透子:「?」
乾はやて:「今年の大会を逃すと、この事件は解決出来なくなるかも知れない」
乾はやて:「DADについてリカルドさんと調べている時、運営スタッフから聞いた」
君臣アイ:「どの様なお話ですか?」
乾はやて:「アオハマ杯は……運営が厳しいって。確実に開催出来るのは今年が最後だって」
丸藤透子:「……そっか。」
乾はやて:「……彼らは」
乾はやて:「数年前にこのビーチで結成された。その時のメンバーは五人」
丸藤透子:先ほどの4人の会話を思い出し、静かにため息をつく。
乾はやて:タブレットを皆の前に置く。そして。
君臣アイ:「大城大碁、向影飛陽、金井鮫奈、宙夢ゆーふぉ。僕達があったのは4名でしたね……あと一名が?」
乾はやて:彼の言葉に沿ってスワイプ。それぞれの顔写真が流れていき。
乾はやて:「五人目、藤ヶ浜ミヤ」
乾はやて:アッシュブロンドの髪に小麦色の肌。太陽のような女性、と言って差し支えない。
乾はやて:「彼女が、最初の行方不明者」
佐薙 浄音:「事件に関わったことが、一番最初に確認された人物…ですね」
君臣アイ:「最後のアオハマ杯でトップを取ることを約束……では、彼らはそのために動いているのですね」
羽鳥七海:「同情は禁物です。……彼らは不安定に見えました」
丸藤透子:「特にリーダーのアイツだよね。」
佐薙 浄音:西瓜の種をスプーンでえぐって、匙の凹面でくるくると踊らせる。
君臣アイ:「羽鳥さん。……はい、気をつけます」下がっていた眉尻を上げる。
羽鳥七海:「はい。今回の事件の行方不明者の場合、常人はそのことを忘れているはずです」
君臣アイ:「優勝するためにメンバー勧誘も多少強引な手を使っているようでしたからね」
丸藤透子:「あー、そうだよね。じゃあ、チームDADが自分たちのことを4人って言ったり5人って言ったりしてたのは、」
丸藤透子:「この人の行方不明の認識があやふやになってる影響かな。」
丸藤透子:「まあ、オーヴァードとそうじゃない人が混ざってるって可能性もあるか。」
羽鳥七海:「そうです。彼らは何らかの特例下にあると考えるべきかと」
佐薙 浄音:「単純に、プロファイルの確認が取れていない彼がオーヴァードだった…という可能性も、ある程度ありますけどね」
乾はやて:「『エスフアンドの防人』の影響下、あるいは支配下にある……とも見られる」
乾はやて:「……もし」
乾はやて:「彼らの気持ちが、遺産に蝕まれているのなら」
乾はやて:「………」上手く言葉にならない、といった顔で。
佐薙 浄音:「真意を自覚させてあげたい、ですか?」
乾はやて:こくり、と頷く。
羽鳥七海:「乾さんは真摯ですね」
乾はやて:「誰かの支配の中にいる不自由が幸せだって感じたこともある」
乾はやて:今もそれはあまり変わっていないかも知れない。
乾はやて:「だけど、」
乾はやて:「彼らの願いは、そういう類の幸せではないでしょう」
丸藤透子:「はやて……」
丸藤透子:はやての表情のわずかな変化を、じっと見つめて話を聞いていた。
君臣アイ:「幸せとは、画一的に言えるものではありませんからね。人それぞれに違った形もあります」
丸藤透子:「……。」 何か考え込む。
君臣アイ:「それが余人には理解できないとしても。……たとえ、足が壊れたとしても大会を走りたいとか、それを成すのが最上の幸せだとしても」
君臣アイ:「『考え直せ』と冷水を浴びせるのもまた優しさだと、僕は思います」
君臣アイ:「乾さんが彼らの幸せは『そうではない』と思うなら、そう言ってあげるのが一番良いと思います」
君臣アイ:「僕も、同じ気持ちですしね」
君臣アイ:ふ、と口元を緩める。
乾はやて:「………」ぽややんとしたまま君臣さんを見つめている。
君臣アイ:「それに、誰かに強制された疑いがあるならなおさらですから。」
リカルド・マクダウェル:「基本的に、遺産の代償は『代償』だ」
丸藤透子:考え込んでいたが、リカルドさんの声で顔をあげる。
リカルド・マクダウェル:「記録によれば、以前の適合者は文字通り『人助けがライフワーク』になっていたらしい」
佐薙 浄音:「助かった、という安堵は、確かに誰に咎められることもなく幸福ですね」
リカルド・マクダウェル:「傍目には間違いなく善行だったろう。だが過ぎた戦場に身を呈し命を落とした。行方不明の遺産で、情報が残っているのはそういう意味だ」
君臣アイ:「えぇ。困っているところに誰かが助けにくれるのは……」いつかの夕焼けを思い出しつつ「幸せなことですね」
リカルド・マクダウェル:「遺産に操られているのか、適合したのかは分からんが、行動は早いほうが良いだろうな」
羽鳥七海:「…………。」
丸藤透子:「……ま、適合してたとしてもUGN的にはまずは保護しないとだもんね。」
丸藤透子:「……。」
羽鳥七海:「……とはいえ。目下は、次のイベントですね」
丸藤透子:「……あ、そうだそうだ。コンテストだっけ。」
羽鳥七海:ぐっと拳を握って立ち上がる。「『アオハマコンテスト』とのことですが、情報を集めてきます」
丸藤透子:「あ、羽鳥さんスイカはもう食べた?さっきお腹空いてたって……」 呼び留めようとして
丸藤透子:「……あっ。」
佐薙 浄音:「では、分担しましょうか。こちらも、外回りは得意なので」
丸藤透子:「……その、空いてるって、言ってません……でしたっけ……?」
羽鳥七海:「えっ、……あっ」
丸藤透子:思わず口から出てしまった話題にやっべ、という顔をする
乾はやて:二人の間で視線を行ったり来たりさせている。
羽鳥七海:「ああ、えーっと、それはですね……」
君臣アイ:「あぁー…」さっきの。スイカ割りの後の。と思い返し、なんとなく口をつぐむ。なんでだろうね。
羽鳥七海:ぐるんぐるんぐるんと、三人と君臣さんを順に視線を遣る。
丸藤透子:「あはは……いや、そのですね。誤解というかなんというか。」
君臣アイ:「ええと……少しだけでも食べておきますか?忙しいかもしれませんが…」
リカルド・マクダウェル:「そうか。成程。水場の運動は見かけ以上に体力を使うからな」
君臣アイ:種を取り出した三角のスイカを羽鳥さんに差し出す。
佐薙 浄音:「まあまあ。…それでは、こちらはお先に。ゆっくりなさってくださいね?」
リカルド・マクダウェル:「この日のために訓練しておいたデラックス海の家焼きそばを作っておいてやろう」 と厨房に戻っていく
佐薙 浄音:くすりと笑って浜へ出ていく。
丸藤透子:「……」 リカルドさんと佐薙さんがいなくなったのを見てから。
羽鳥七海:「あっ、待っ……」
丸藤透子:「……その、スイカのことはともかくさ。」
羽鳥七海:残されたのは、乾、丸藤、君臣、羽鳥。
丸藤透子:「羽鳥さんを呼び止めたのは……ちょっと、話したかったからなんだけど。」 椅子に座ったまま、君臣さんの方に顔を向ける。
羽鳥七海:「…………いえ、別に」
羽鳥七海:「何を話されるんですか? 競技が楽しかったことですか?」
羽鳥七海:諦めたように椅子に座り、膝の上に両手を置いて
羽鳥七海:にっこり笑う。
君臣アイ:「…………………」
丸藤透子:「あっやば。なんかスイッチ入っとる。わ、私は羽鳥さんを応援する側だからね~?」 手をひらひらと振る。
君臣アイ:笑顔なのに僕はリカルドさんと一緒に厨房なりに立っておいた方が良かった気がする。不思議だね。
丸藤透子:「……じゃなくて!君臣さんと羽鳥さんの将来のことは置いといてね、」 横に置く仕草。
君臣アイ:「しょっ、」うらい。置いていかれた話題についつい声が漏れる
丸藤透子:「……君臣さんもさ、その……遺産の代償で、気持ちを支配とか、されてるのかなって。」
丸藤透子:「気になっちゃったんだよね。」
羽鳥七海:「……。」横に置かれた空白を見ていたが、君臣さんを見やる。
丸藤透子:「まさか羽鳥さんがいないところで聞くわけにもいかないしねえ。」
君臣アイ:「あ」横に置かれた空白から目を離して「あぁ、そっちでしたか」
君臣アイ:「さっきは流しちゃいましたからね。重要ではないと思ってましたが…」
君臣アイ:首から下げた指輪が光を反射する
丸藤透子:「今回の事件とは関係ないかもしれないけどさ、君臣さん前に言ってたじゃん。」
丸藤透子:「理由とか……気持ちとか。そういうのが何であっても、行動と結果で評価するんだって。」
君臣アイ:「えぇ。……受け売りですけどね」
君臣アイ:以前の任務で一緒に戦った、小柄な女刑事さんを思い出して苦笑する。
君臣アイ:「特に隠すほどではないのですが、僕の遺産……欲望の姫君が欲するのは『称賛』です」
君臣アイ:「誰かからすごいと褒められる。そのために、褒められるような振る舞いをする………コレは別に、遺産の効果だけではなく、元々そういうところがありましたけど」
君臣アイ:苦笑。
丸藤透子:「おお。称賛。称賛か……!」 納得がいったような顔をしている。
君臣アイ:「えぇ。そのために僕は慣れないなりに格好をつけているわけです。……内緒にしてくださいね?」
羽鳥七海:「慣れないなりに……」
羽鳥七海:「でも、それだともっと俺様みたいになってもおかしくないですよね」
君臣アイ:「そうですか?」
羽鳥七海:「代償のお話は、前に聞きましたが」
羽鳥七海:「本当にそれによっているなら、もっとこう……求めるような感じになると思います」
羽鳥七海:「そういう意味で、君臣さんは安心できると思いますよ」
君臣アイ:「……………」
羽鳥七海:「乾さんも、確か君臣さんとは今回が初対面だったかと思いますが」
君臣アイ:少し、照れ隠しのように金の髪に指を通す。
羽鳥七海:「そういう心当たりを感じたりしましたか?」
乾はやて:「……そうだね」
乾はやて:そっと君臣さんの傍に立つと。
君臣アイ:「……?」
乾はやて:おもむろになでなでする。サラサラの金髪が指の間をくぐる。
君臣アイ:「わっ」
羽鳥七海:「!」
君臣アイ:慣れない感触に身を引こうとして、なんとかとどまる
羽鳥七海:口を開けて背筋を伸ばす。
君臣アイ:「乾さん…?あの、これは…?」
乾はやて:「あなたは羽鳥さんをボッチから助けた」
丸藤透子:「……?」 ポカンとしていたが、
乾はやて:「彼のようにはならずに。僕たちにも同じように接している」
丸藤透子:「……あ、称賛してる。」
乾はやて:「ビーチバレーでも、サーフィンでも、スイカ叩きでも」
乾はやて:「あなたは常に求められる以上の結果を出し続けて来た」
君臣アイ:「………あり、がとうございます」
乾はやて:「とても立派。だけど」なでなで。
君臣アイ:むずかゆいような表情で、その称賛を受ける。
乾はやて:「無理は、してない?」
君臣アイ:「……………」
君臣アイ:その言葉を聞いて、少し考えて。考えて。
君臣アイ:「………えぇ。いえ、どうでしょうね」
君臣アイ:「無理はしてません。結果を求められるのも、乾さんたちに接するのも」
君臣アイ:「僕にとってはそうしたいことで、そうすることが自然ですから……ただ、」
君臣アイ:「羽鳥さんが言うように、もっと貪欲に俺が俺がとならないのは、僕が称賛を求める以上に嫌われたくないから、だと思います」
君臣アイ:「誰かに嫌われるのは、誰かに褒められないということで。……だから、そのために格好をつけてしまうのでしょう」
君臣アイ:ふふ、と含み笑いを漏らす。
君臣アイ:「でも」
君臣アイ:「さっきから羽鳥さんや乾さんがあまりにも褒めてくれるから、もっと欲しくなってしまうかもしれません」
君臣アイ:「これから僕が強引な男になってしまったら、ちゃんと嫌だと言ってくださいね?」
丸藤透子:「おお、殺し文句……。」
君臣アイ:最後は少し冗談めかして皆にいう
乾はやて:「だって」羽鳥さんを見る。
丸藤透子:「だそうですよ羽鳥さん。」
君臣アイ:(な、名指しはしてませんがっ……!?)
君臣アイ:スマイル。
羽鳥七海:「は、え。」ちらちらと乾さんの横顔を見ていた。
羽鳥七海:「あの、そ、そんな、別に無理はさせませんから!」
丸藤透子:「羽鳥さんに好かれたいって話ですってよ。」 うろたえる羽鳥さんを見てにまにまする。
君臣アイ:二人が振るのを見て、自然と羽鳥さんの方に目を向けていた
君臣アイ:「ちょっ、」
羽鳥七海:「称賛が足りなくなったら、もういくらでも提供しますので、そうなる前に言って下さいね」
君臣アイ:「あ、ありがとうございます!……お、お手数おかけします……?」
羽鳥七海:「いつでもいくらでもお渡しいたしますので!」
乾はやて:「じゃあ、僕はここまで」パッと手を離す。
丸藤透子:「あはは。」 2人の様子を見守りつつ、はやての頭を撫でる。
君臣アイ:言ってから気恥ずかしくなり、なんとなく頬が緩む。戻らぬ。
羽鳥七海:「……!? 乾さん、まさか……」
君臣アイ:「は、羽鳥さんに褒めていただけるなら百人力ですね」
君臣アイ:「僕のあこがれの方ですから」
羽鳥七海:「丸藤さんも……!」
君臣アイ:微笑む。ちょっとごまかし。
乾はやて:「?」撫でられている。
君臣アイ:「お二人も、ありがとうございました」頭にぬくもりが残っている。
羽鳥七海:「憧れるようなことは何もありませんってばあ」
羽鳥七海:感情の振り幅が激しい。
丸藤透子:「……ま、それでUGNエージェントとしての真面目な話に戻すとさ、」
羽鳥七海:くらくらする。君臣さんの真正面の視線やら照れたような笑顔やらが脳裏に焼き付いてしまっている。
君臣アイ:「いやいやいや、僕が増長しないと言うなら、それは既に上がいると知っているからで…」
君臣アイ:「っと、はい」
丸藤透子:「……あいつら、チームDADの『幸福』の収集と何から何まで同じってわけじゃないだろうけど、」
丸藤透子:まだやってるなーという目で見つつ、話を戻していく。
丸藤透子:「ヒントになると思うんだ。あいつらのことを私たちが知ってあげるためのさ。」
丸藤透子:君臣さんに向けて、柔らかく微笑む。
君臣アイ:その微笑みは知っている。いつかの船上で見た、それだ。
君臣アイ:「彼らが一番に求める『幸せ』の形を知ることで、理解も深まるかもしれませんね」
君臣アイ:「そうしないと、鎧に怒られるのでしたっけ。……怒られるのはいけない」
羽鳥七海:「……そうですね。私も、初見の印象を引きずっているところはありますから」
君臣アイ:「褒められることを、しませんとね」
丸藤透子:「えへへ。そういうこと。」 それに応えるように水着にぶら下げていた鎧の形のアクセサリーが、黄色く明滅する。
GM:シーン終了。購入とロイス可能。これが最後です
佐薙 浄音:あと1枠ですか。ロイスは保留のまま。購入は、何か必要な方おられます?
君臣アイ:ロイスは保留。こちらも必須はないのでリアクティブコートの重ね着を狙います
丸藤透子:リアクティブアーマー着てみようかなあ
君臣アイ:アーマーだった
君臣アイ:5dx+1>=24
DoubleCross : (5DX10+1>=24) → 8[1,5,6,8,8]+1 → 9 → 失敗
君臣アイ:だめー。以上です
佐薙 浄音:じゃあ、アーマー調達試みましょうか。能力訓練融合から…
佐薙 浄音:7dx+5+1>=24
DoubleCross : (7DX10+6>=24) → 10[1,3,6,6,7,8,10]+5[5]+6 → 21 → 失敗
乾はやて:バディムーヴ。これで成功に!
君臣アイ:すごい!
佐薙 浄音:ありがとうございます。では、君臣さんに渡しておきますね。
GM:各々、所有防具と所有盾はまとめておいてくださいね
乾はやて:ここは羽鳥さんに取ろうかな。●信頼/疑問 でひとつ。
乾はやて:それと君臣さんへのロイスを ●キラキラ&トゥンク&ナデナデ/疑問 に変更しておきます。
君臣アイ:わぁい。では着込みます。ジュラルミン盾とキグルミとコート。
君臣アイ:キラキラしている
丸藤透子:じゃあ私もリアクティブ。
佐薙 浄音:こちらは以上ですー
丸藤透子:3dx+4>=24
DoubleCross : (3DX10+4>=24) → 5[1,4,5]+4 → 9 → 失敗
丸藤透子:まあ無理よね
乾はやて:お買い物は……ホローポイント弾にしておこうかな
乾はやて:あっ、やっぱりブルゲ。
乾はやて:4dx+2>=20
DoubleCross : (4DX10+2>=20) → 7[4,4,6,7]+2 → 9 → 失敗
乾はやて:クゥーン……
GM:よしよし
君臣アイ:わんこ…
君臣アイ:全員終了の舞
◆Middle05◆
GM:では次のシーン! 全員登場です!
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を1d10(→ 1)増加 (87 → 88)
乾はやて:乾はやての侵蝕値を1d10(→ 7)増加 (87 → 94)
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を1D10(→ 10)増加 (86 → 96)
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を1d10(→ 5)増加 (72 → 77)
GM:水上に設営された、浮島のような特殊ステージ。
GM:それが、アオハマ杯クライマックスである『アオハマコンテスト』の舞台である。
GM:ステージ上の観戦席から、浅瀬から、あるいは遠間でのカメラから、その内容は全て放映されているのだ。
ビーチ者達(実況):「さーーーーーアアア始まるぜ! これがなけりゃアオハマ杯は青息吐息、これがあってこそ――アオハマコンテストォ!」
ビーチ者達(実況):「内容はごくごく単純だ! ステージに昇って、自らのコーディネートをアピールしてくれ!」
ビーチ者達(実況):「水着! 肉体美! 汗と涙! この海上の会場を最ッ高にエキサイティングにしたチームが優勝だ!」
ビーチ者達(実況):「もちろんそいつ自身の魅力が第一だが、コーディネートも揃ってる!」
ビーチ者達(実況):「最高の自分をプロデュ~~~~スしてくれ! ここから芸能界に取り上げられちゃっても俺は一向に構わない、」
ビーチ者達(実況):「そんな気持ちで挑んで欲しい!」
GM:ビーチボール、サーフィン、スポドリ、洗車、パフェ、日焼け止めクリーム、浮き輪、麦わら帽子とワンピースなど、
GM:夏の海を彩るのに必要なあらゆるものが、出演者控え室に与えられている。
ビーチ者達(実況):「まずは、エントリーナンバー1番……おおっとこりゃあ早くもラスボスだ! チーム《D・A・D》~~~!」
《ダイダイ》大城大碁:「ッッッッFUUUUUーーーーーーーーーー!」
《ダイダイ》大城大碁:「よぉテメェら今日もシケった面してんな時化みてぇな俺らDADしかと楽しんでけよッハァ!」
ビーチ者達:「ウオオオオオーーーー!」「風神!風神!」「カナサナ~~~!」「引っ込めゆーふぉ~~!!」
《風神》向影飛陽:「ったく。スポンサーついてなきゃ参加してないぞ」
《BDM》金井鮫奈:「そう言うなって……あたしはここだとテンション半々で大変なんだってさあ!」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「出るなりひっこめって言うのひどくない? う、歌います、「オマエたち帰りの車全部信号赤」!」
GM:知名度もあり常連であることもあり、DADのパフォーマンスは圧倒的だった。
GM:他の出演者も多々いたものの……それぞれの点で勘所を押えた彼らの後では、多くが霞んでしまう。
ビーチ者達:「ヘーイ、乗ってるかーい!」「私の体、魅力的でしょ?」「ククク……愚民どもめ……今日が最後の日とも知らずに……」「デラックス焼きそば安くしておくぞ! 作りすぎたからな!」
GM:そして数々の上がり下がりの中……あなたたちの手番がやってくる!
GM:判定を説明します。
【アオハマ水着コンテストに挑戦!】
判定技能:《運転:夏》《芸術:水着コンテスト》《知識:水着コンテスト》
勝利条件:PC合計で45以上
丸藤透子:すごい判定技能
特殊ルール:《夏の魔物への供物》
・装備しているアイテムの装甲値を3消費することで、判定技能を《任意》に変更できる。
また、更に装甲値を消費することで、消費した値分だけ、判定のダイス数を増やすことが出来る。
・この判定に勝利した場合、減らした装甲値は元に戻る。
ビーチ者達(実況):「さあて次は……期待のダークホース、シャイニングアイの」
ビーチ者達(実況):「乾はやて選手だーっ」
GM:では雑談で相談した順番にしたがい乾さんから。判定をお願いします!
乾はやて:では。
乾はやて:装甲3を代償に技能を〈射撃〉に変更。《コンセントレイト》《コントロールソート:射撃》で判定にチャレンジ。
GM:コンセ乗せてくる
乾はやて:この猟犬、容赦せぬ
乾はやて:9dx7+4
DoubleCross : (9DX7+4) → 10[4,4,4,5,5,9,9,10,10]+10[4,4,6,7]+6[6]+4 → 30
乾はやて:乾はやての侵蝕値を4(→ 4)増加 (94 → 98)
GM:???
君臣アイ:夏の視線独り占め。
GM:では演出どうぞ
乾はやて:(一番手か。透子ちゃんの前でこれをやるのは気が進まないけど……)
乾はやて:(勝つためだ。加減はしない)
乾はやて:はやての纏った雰囲気が『切り替わる』。
乾はやて:パーカーを羽織り、ゆったりとした足取りでステージの中央へと歩いていく。
乾はやて:その最中。
乾はやて:客席に流すような視線を送ると、パーカーを脱ぎ捨て、
乾はやて:ラムネ色の布地に包んだ肉感的なスタイルを露わにする。
乾はやて:「ハローアオハマ! 皆、楽しんでる?」
ビーチ者達:ワアアーーー! と歓声が返る。
ビーチ者達:「楽しんでるぜ~!」「あいつは確か風神のサーブを返したやつだ1」
乾はやて:体を芯から震わす声援を浴びながら、モデルのようにS字ポーズを決めると、
乾はやて:どこからともなく水がなみなみと入ったペットボトルを取り出す。
乾はやて:それを、無造作に胸元へと注いだ。
乾はやて:谷間から臍、はち切れそうなボトムスを伝って内腿まで、
乾はやて:陽光を照り返す白い肌が、しっとりと濡れて一際眩しく輝く。
乾はやて:「ここからが僕たちシャイニングアイのステージ。最後まで目を離さないでね!」
乾はやて:濡れた肌を手で舐めるようにすくい上げ、手のひらに艶めかしく吐息を飛ばす。
乾はやて:すると。
乾はやて:吐息に乗ってシャボン玉が溢れ出し、ふわりと客席に舞った。
ビーチ者達:背後のスクリーンが、なまめかしく素肌を流れる水流を、シャボン玉を吹く唇をアップで映す。
ビーチ者達:「ウオオオオオッーーー!」 一瞬、雰囲気に飲まれた後、歓声。
ビーチ者達:「な、なんて艶だ……プロの演出!」「あんな一見ドライな顔をして!」「ワ……ワ……」「ヒュウーーーーッ 見ろよやつの体 まるで瑞々しいフルーツだ
ビーチ者達(実況):「な……なんたる鮮烈な! 乾はやて選手、とんでもない爆弾を初っぱなから撃ちこんできたーっ!」
ビーチ者達(解説):「いやあ、良い演出でしたね……! あれはなかなか、当人が自分の売り方を分かっていなければ出来ないことですよ!」
ビーチ者達(実況):「ステージは興奮さめやらぬ様子! この勢いを維持できるかシャイニングアイーッ!」
ビーチ者達(実況):「それでは次は……丸藤選手だ! お前の信じる俺を信じる夏を見せてくれー!」
GM:では先に判定をどうぞ
丸藤透子:えーっと、判定項目を装甲3使って意志に変更で。残りの装甲値でダイス+12。
GM:こわ……。
丸藤透子:ダイス16個で……エフェクトは併用なし!いきます!
丸藤透子:16dx10+4
DoubleCross : (16DX10+4) → 10[2,2,3,4,5,5,6,6,7,7,7,8,8,9,9,10]+1[1]+4 → 15
丸藤透子:そこそこがんばった
君臣アイ:二人でクリアしてる
GM:―――ステージ脇の控えスペース。戻ってきた乾さんを出迎える。
丸藤透子:「お、おおお……はやてやるじゃん。」 驚いた顔でぷるぷる震えている。
乾はやて:「う、うん……」
乾はやて:当のはやては、ステージ脇の控えスペースに戻って来るなり、
丸藤透子:ぴしっと着付けされた浴衣に身を包んでいる。
乾はやて:こっそり回収したパーカーで顔を覆ってしまった。糸が切れたらしい。
乾はやて:「あの。ああいうのはその。潜入用のロールプレイで……」しどろもどろ。
丸藤透子:「ううーむ。私は浴衣で丸藤流に歩いてアピール……くらいで行こうと思ってたけど。」
丸藤透子:「こりゃ負けてらんないね。ちょい予定変更!」 控えスペースの机に置いてあった、別の浴衣を手に取る。
乾はやて:「おお……燃えている」
乾はやて:「……透子ちゃん。がんばって」ちらりと目を覗かせて見送る。
丸藤透子:「うん!やったるやったる!」 そう言って舞台へ。
丸藤透子:舞台の横から、一歩一歩。ゆったりとした足取りで中央へ。
丸藤透子:熱気が向けられる水上ステージの上を、重心に一切のブレなく綺麗に歩いていく。
ビーチ者達(実況):「これは……丸藤選手、着物か……!」
ビーチ者達(解説):「かなり珍しい選択です! トラディッショナルな……しかし、いや、これは……?」
丸藤透子:浴衣からは足が一切出ず、着崩れもしていない。完璧な動作。
丸藤透子:舞台のちょうど中央まで辿り着くと、客席の方を向き、正座する。
丸藤透子:「シャイニング・アイの丸藤透子です。みなさん、よろしくお願いします。」
丸藤透子:正座した横に、畳んだ別の浴衣を置く。
丸藤透子:「……さて、これだけでは先ほどのはやてと比べてアピールに欠けますよね。そこで……」 スッと立ち上がる。
ビーチ者達:流麗な挙動を、固唾を呑んで見つめている。
丸藤透子:「浴衣の早着替えをしましょう!うまくできたらみなさん拍手を!」
丸藤透子:両手を挙げて、ニッと笑う。
丸藤透子:「はい!まずは!」 言うが早いか、シュルシュルと帯を瞬く間に外す。
ビーチ者達(実況):「なんと! 丸藤選手、浴衣の早着替えをするとのこと!」
丸藤透子:「早脱ぎ!」 ストンと浴衣が床に落ちる!
ビーチ者達(実況):「着物の早着替えって何ウワーッ!」
丸藤透子:浴衣の下に纏っていた水着……ミント色のビキニと健康的な肢体が露になる!
ビーチ者達:どよめきと、すぐさま対応した観客が囃し立てに回る!
丸藤透子:「えへへ……びっくりさせちゃった?ここからだよー。」
丸藤透子:横に畳んであった浴衣を広げ、テキパキと羽織る。後ろを振り返って客席に背中を見せたかと思うと、
丸藤透子:再び前を向いた時には完璧な形に着付けている。残るは帯。
丸藤透子:「よっ!ほっと!」 帯もくるくると巻いて、
ビーチ者達(実況):「早い早い! 鮮やかだ!」
丸藤透子:「さっ、はい!」 手早く結ぶ!その間実に数十秒の早業!
丸藤透子:「できました~!」
丸藤透子:新しく身にまとった浴衣にはシワひとつ入っていない。
ビーチ者達:「ヒューッ!」「わはは、すげえぞ姉ちゃん~!」
ビーチ者達:「炎上女との対決見てたよ~!」
丸藤透子:「へへ……以上、あっという間のアピールタイムでしたが丸藤透子でしたっ。」 再び綺麗なおじぎ。
ビーチ者達(解説):「これは……お分かりいただけただろうか。ただの一発芸に見えますが、その実、恐ろしいほどの技術です!」
ビーチ者達(解説):「なんて恐ろしい子だ……日常が作法だったはず……」
丸藤透子:「シャイニング・アイをよろしくねえ。」 りんご飴を取り出してほおばり、そのまま退場。
ビーチ者達(解説):「めっちゃ美味しそうに食べながら退場! 丸藤選手ありがとうございました! 」
ビーチ者達(解説):「観客を飽きさせないシャイニングアイ! お次は……佐薙選手!」
GM:判定をお願いします!
佐薙 浄音:はーい。ええと、こうなったらやるだけやっちゃいましょうか。せっかくですし。
佐薙 浄音:装甲3点削って、技能を<情報:アオハマ杯>に変更。ついでに7点削ってダイスを増やします。
佐薙 浄音:能力訓練:社会融合状態からの《コンセントレイト》《サイコメトリー》入れてー…
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を3増加 (96 → 99)
佐薙 浄音:17dx7+1
DoubleCross : (17DX7+1) → 10[3,3,3,4,5,5,6,6,7,7,9,9,9,9,9,10,10]+10[4,4,6,7,7,9,9,10,10]+10[2,2,8,9,10,10]+10[4,4,5,10]+5[5]+1 → 46
君臣アイ:女子陣強い
GM:単身で持っていくじゃん
丸藤透子:先鋒2人の合計値を越えられた!
佐薙 浄音:夏ですし。こういう場では少しくらいね?
GM:では演出……どうぞ!
佐薙 浄音:「だいぶ盛り上がってますし…はい、そういう感じで。では、お願いしますね」
ビーチ者達:「うおおーーーーっ!」「出てきたぞあの姉ちゃん!」「さっきすれ違って二度見した」「わかるわ~-」 こころなしか歓声の熱量が高い。
佐薙 浄音:DJブースから出てきて、小走りで舞台袖へ向かう。天幕が日差しを遮る舞台のうえ、一度落ちた照明がついて
佐薙 浄音:https://dova-s.jp/bgm/play13218.html
佐薙 浄音:白いワンピース──水着ではなくて普通の意味での。落ち着いた衣装のスカートが、前だけ大胆に切れ込みが入っている。
佐薙 浄音:落ち着いたデザインの日傘でスポットライトを遮って、静かな足取りで舞台中央へ。
佐薙 浄音:「お楽しみいただけていますか? 佐薙浄音です。よろしくお願いいたしますね」
ビーチ者達(実況):「この音楽は……!」
佐薙 浄音:音が盛り上がるのに合わせて、被った帽子を押さえてくるりと日傘を回す。
ビーチ者達:「フゥゥゥーーーー!」「ヒュウーーーッ!」
佐薙 浄音:座り込んで、体を傘で一度隠してから
佐薙 浄音:傘が閉じる。薄手のワンピースに体のラインが浮き上がる姿勢の座り姿。
佐薙 浄音:一度すっと姿勢を崩して、足を伸ばしてみせてから、
ビーチ者達:ごくりと、誰かがつばを飲む音。
佐薙 浄音:もう一度姿勢を戻して、日傘で体の大半を隠す。スポットライトが僅かな時間消えて、
佐薙 浄音:音の二度目の盛り上がりに合わせて、再度あかりがつく。するりと立ち上がったあとは…
佐薙 浄音:白いワンピースと対象的な、布地を大胆にカットした黒いビキニウェア。
佐薙 浄音:日傘もどこかに消えている。
ビーチ者達:「ワオオ―――ッ!!」 盛り上がりは最高潮!
佐薙 浄音:笑顔で観客席に手を振って、長い手足を折り曲げて優雅に一礼。
ビーチ者達:「ヒューッ見ろよやつの体 まるでマシュマロ……」「いや俺には理解(わかる)! 鍛え上げられた彼女の肉体美が……!」
佐薙 浄音:「では、シャイニング・アイをよろしくおねがいいたしますね」
佐薙 浄音:もう一度手を振りながら、役者かなにかのように下手に消える。
ビーチ者達(解説):「ワアアアアーーーッ! 佐薙お姉ちゃん~~~っ!」
ビーチ者達(実況):「圧巻! 圧巻の演出でした……解説さん今のは?」
ビーチ者達(解説):「思い出した……田舎で暮らしていた頃、近くに住んでいた優しいお姉ちゃんのことを……うう、グスツ……」
ビーチ者達(実況):「いやアンタ根っからのこの町育ちだろ嘘つくな」
ビーチ者達(実況):「佐薙選手ありがとうございました! それでは次の選手は……」
ビーチ者達(実況):「おっとこれは? 確かにチーム上の選手登録はありましたが……これまで競技には出ていませんね」
ビーチ者達(実況):「――羽鳥選手! どうぞ!」
GM:――――――――(舞台袖)
羽鳥七海:(ちょっと、これもう私いらなくないですか?)
リカルド・マクダウェル:(いや確実ではない、たたみかけていくべきだ。それにここで穴を開ける方が問題だろう。)
リカルド・マクダウェル:(大丈夫だ。俺はお前が積んだ訓練をずっと見てきた……)
羽鳥七海:(いや合流したの海の家ですよね?)
佐薙 浄音:(それに羽鳥さん。最後は君臣さんですよ?)下手からすっと駆け戻って笑顔。
羽鳥七海:(佐薙さん! うぐぐ……!)
佐薙 浄音:(いいんですか、私と一緒な印象になっちゃっても? いえ、作戦上は問題ありませんけれど…)
ビーチ者達(実況):「羽鳥選手! どうぞー!」 二度目の
羽鳥七海:「わっ、は、はーい!!」
佐薙 浄音:(いってらっしゃい)
羽鳥七海:わたわたわたと、袖から飛び出すように出てくる。
羽鳥七海:ステージの中心、やや奥めに立ち……。
羽鳥七海:「え、えええーと、シャイニングアイの羽鳥七海です! どうか楽しんでいただければ」
羽鳥七海:「…………歌います!」 そして、DJブースのスイッチが入る。
CD:ぱーぱっぱ、ぱぱらぱー
CD:盛り上げるようなファンファーレから。
CD:「いちについてーーー! よーっい! ドン!」
羽鳥七海:「うーーーーーーーーーー! きばだっち!」
羽鳥七海:「きばぴょい! きばぴょい!」 勢い任せに両手を挙げて、耳のようなジェスチャーと共にダンスと歌を始める!
CD:ポップで、ハイテンション。同時にどこか意味の分からないヤケ気味の歌詞とダンス。
羽鳥七海:技能は《運転:夏》。 謎の装甲8点を消費してダイス+8。
羽鳥七海:13dx
DoubleCross : (13DX10) → 10[2,3,4,4,5,6,7,8,9,9,9,10,10]+4[3,4] → 14
羽鳥七海:「おひさまぱっぱか快晴でーす♪ ちょこちょこなにげに~」
ビーチ者達(解説):「ああっとこれは……きばぴょい伝承だー!」
ビーチ者達(実況):「はい? きばぴょい?」
ビーチ者達(解説):「ご存じないのですか? 『キバ娘 プリティーダーネー』。今大はやりしているソーシャルゲームです」
ビーチ者達(解説):「お気に入りの『キバ娘』……つまり獣人の女の子を育て、コンサートに出したりアスリートにしたりするゲームですね」
羽鳥七海:「がち追い込み~ 糖質カット~!」
羽鳥七海:ヤケ気味ではあるが、振り付けも抑えている。
羽鳥七海:ジャンプしてスカートが跳ね上がり、大きく体を揺らす。
羽鳥七海:「今日の勝利の女神は~あたしだけに、~をする~」
ビーチ者達(解説):「少し照れはあるが、よく練習されていますね」
ビーチ者達(実況):「はあ……まあ盛り上がる良い音楽ですね」
羽鳥七海:「君の八重歯がーーーーーーーーーー!」
羽鳥七海:ステージを走り、飛び、叫ぶように歌い……そして2分弱で音楽は終わった(ショート版)。
羽鳥七海:「はあ……はあ……はあ……」
羽鳥七海:「あ、ありがとう…………ございました…………」
ビーチ者達:「ウィーピピー!」「あははは!あはははは!」「面白かったぜ~!」
羽鳥七海:憔悴した姿をギリギリ見せないように、舞台袖へと消える
リカルド・マクダウェル:「羽鳥……お前は、俺の誇りのキバ娘だ……! どぐふっ!」 適当に感じ入ったことを言いながら見えない異脚で吹っ飛ばされる。
丸藤透子:「リカルドさん、ちょっと邪魔だからどいてようね。」 吹っ飛ばされたリカルドさんを舞台袖のさらに奥へ引っ張って消える。
君臣アイ:「お疲れさまです、羽鳥さん。可愛らしい歌でしたね」タオルを渡す。
丸藤透子:羽鳥さんにグッとサムズアップ
乾はやて:「キラキラしたパフォーマンスだった」ぱちぱち。
佐薙 浄音:「素敵でしたよ」
佐薙 浄音:「さ、あとは大トリですね?」
羽鳥七海:「忘れて……」
羽鳥七海:端っこの方で膝を抱えています
丸藤透子:「って、ずる!ここは羽鳥さんと君臣さんを2人で会話させてーって思って引いたのに!」 リカルドさんを奥に押し込んで戻ってくる。
君臣アイ:「い、いい歌だったと思います、振り付けも」フォロー
君臣アイ:「っと、僕の出番ですね…!」
丸藤透子:はやてと佐薙さんに向けて口を尖らせつつ、君臣さんに手を振って見送ろう。
羽鳥七海:「アイさん」
君臣アイ:「はい?」
羽鳥七海:膝を抱えながら、涙目で見る。「が、がんばってください。……み、見てますので」
君臣アイ:「…………」………。
君臣アイ:上目遣いのその涙目を見ながら(……可愛い)
君臣アイ:ハッ。
君臣アイ:「……わかりました、見ていてください。皆さんがつないでくれましたから」
君臣アイ:ふわり、と手にしたタオルを羽鳥さんの膝にかける。
羽鳥七海:こくりと頷く。
君臣アイ:「さ、よければ立ち上がって…もしくはあちらの椅子に」
君臣アイ:「今の格好でその姿勢はなんというか…」
君臣アイ:「危ういですので」
君臣アイ:濁す。
君臣アイ:膝を抱える姿勢で強調される部位に目線を向けないように律する。
羽鳥七海:「……? そうですか?」
羽鳥七海:おずおずと立ち上がる。ダンスで浮いた首元の汗を、襟元を引いて拭う。
丸藤透子:にまにましながら見ている。はやての脇を(見た?今の見た?)と言わんばかりにつついている。
乾はやて:「?」白い頬をほんのり薄く染め、二人の間で視線を彷徨わせながらつつかれている。
君臣アイ:「いえ、そうでもないかもしれませんが。ええと……なんと言いますか。体の落ち込みが精神に影響する、みたいな…」
羽鳥七海:タオルを受け取り、椅子へと向かう。
君臣アイ:努めて顔だけを見ていた。
君臣アイ:膝と体の間とか、ワンピース型の裾とか見てない。
君臣アイ:「では、頑張ってきますね」
羽鳥七海:「はい。いってらっしゃい」
君臣アイ:「行ってきます」
君臣アイ:判定に行きます
ビーチ者達(実況):「それではオオトリだ! シャイニングアイのリーダー、君臣選手の登場だーっ!」
GM:どうぞ
君臣アイ:装甲値-3して技能を《RC》に。残りの9点をダイスに注ぎ込みます。
君臣アイ:エフェクトはなしで判定
君臣アイ:15dx+6
DoubleCross : (15DX10+6) → 10[1,2,3,4,4,7,8,8,8,9,9,9,9,10,10]+8[4,8]+6 → 24
君臣アイ:よし
君臣アイ:では演出行きます
GM:お願いします!
君臣アイ:ブゥン、と電子音とともに、ステージのスポットライトが一度、じわりと光量を落とす。
君臣アイ:それは光に慣れた観客の視界を奪い
君臣アイ:バッ
君臣アイ:パパパパッ
君臣アイ:再点灯!
君臣アイ:ステージが光に包まれて、
君臣アイ:───薔薇の花弁が舞った。
君臣アイ:青色の空と海。白い砂。黄金に煌めく夏の日差し。
君臣アイ:スポットライトで照らされる中で燃えるほど鮮やかな赤色が舞う。
君臣アイ:スポットライトが動き舞台袖を照らす
君臣アイ:カツン
君臣アイ:カツン、カツン、タタン
君臣アイ:その中を静かに歩く金青色の青年。
君臣アイ:蜂蜜色の髪の毛は柔らかくうねる。
君臣アイ:青い瞳は海と空が深く入り交じる。
君臣アイ:エメラルドグリーンの薄いシャツ。
君臣アイ:海の色を表す波柄のハーフパンツ。
君臣アイ:薔薇の花弁が降りしきる中を歩く。
君臣アイ:手足の動作、顔の動きに瞳の視線。
君臣アイ:一瞬一瞬の全てを彫刻家に削り出された彫像の如く完璧に。
君臣アイ:物語の一幕に引き込むように歩く。
君臣アイ:伝える事は唯一つ、『僕を見ろ』。
君臣アイ:「皆さん」
君臣アイ:ステージの中央、光に包まれながら語りかける
君臣アイ:鍛えられ、よく通る発声とともに観客一人ひとりの顔を捉える
君臣アイ:『僕も貴方を見ていますよ』と訴えかけるように。
君臣アイ:「こんにちは、『シャイニング・アイ』のリーダー、君臣アイです」
君臣アイ:「見ての通り、僕にはもったいないメンバー達の魅力はいかがだったでしょうか」
君臣アイ:「こうして貴方と出会ったのも、何かのご縁」
君臣アイ:「この機会に僕達のこと、好きになってくださいね」
君臣アイ:嫌味に感じさせないほど、自信に満ちて、見るものを溶かすように。
君臣アイ:かつて出会った『何でも出来る快盗』の仕草を模倣するように笑う。
君臣アイ:そして、
君臣アイ:「さあ!盛り上がっていきましょう!」
君臣アイ:ニカッ、と高校生としての年相応な笑みを見せて、DJブースに合図。
君臣アイ:着飾った雰囲気から素を出すようにアップテンポのアイドル曲が流れ始める。
君臣アイ:それに合わせてステップをふむ。前、後ろ、左右、ターン
君臣アイ:陸上で鍛えられた足を見せながら、ステージを狭しと縦横無尽に走り、回る
君臣アイ:2分ほどの一曲の振り付けをアグレッシブに踊りきった後
君臣アイ:「それでは、またお会いしましょう!」
君臣アイ:3連の回転を決めて、舞台袖へと退場する
ビーチ者達:「……………………」
ビーチ者達:「ウ、オォ」『キャアア~~~~~~~~~~ッ!』
ビーチ者達:消して少なくはない黄色い歓声が響き渡る!
ビーチ者達(実況):「こ、これは……女性の歓声が止まりません! 耳を抑えてもきつい!」
ビーチ者達(解説):「アイ様……ッ……/君臣せんぱぁーーーーーーーーい!!!」
ビーチ者達(解説):「私……私、応援、行きますからァ…………っ!」
ビーチ者達(実況):「なんか解説がヤバげな幻覚見ておりますが、とにかくこれでシャイニングアイのアピールは終了です!」
ビーチ者達(実況):「コンテストはもうしばらく続きます! 全員のアピールが終わりましたら、観衆票と審査員票による結果発表がありますので、それまでお待ちくださいね!」
ビーチ者達(実況):「え? 何ですって? これ以降の出場者が辞退? いや、ええー……」
ビーチ者達(解説):「アイ様~~~~! 第二ボタンください~~~っ」
GM:(控え室)
GM:開票が終わるまでの時間、しばしの休息が与えられた。
羽鳥七海:「皆さん、お疲れ様でした」
丸藤透子:「ううー! 君臣さん、超良かったよー。」 なぜか少し涙ぐんでいる。
乾はやて:「ええと。その」
佐薙 浄音:「はい。眼福でしたね。君臣さんももちろんですけど」
乾はやて:「うん。目を奪われた」
乾はやて:どこかもじもじとしている。
丸藤透子:「いやあ。私は君臣さんの以前西洋のダンスしたときを知ってるからさあ。」 目元を拭ってる。
羽鳥七海:「……あ、え、は、はい」
羽鳥七海:「あの、ダンスも……懐かしいですね」
君臣アイ:「ありがとうございます。こういった目立つ仕草は少し苦手なので…前にお手本を見ておけてよかったです」
佐薙 浄音:腕組みして頷いている。
君臣アイ:「はい。以前は羽鳥さんにエスコート頂きましたから。…一人で踊れるぐらいには、なんとか」
君臣アイ:はは、と照れたように笑う。
羽鳥七海:「乾さんも丸藤さんも佐薙さんも、おきれいでした」
君臣アイ:「皆さんもすごかったですね。乾さんは仕草が洗練されてましたし、丸藤さんと佐薙さんは衣装の扱い方がさすがの一言です」
乾はやて:「!」またパーカーで顔を隠してしまった。
佐薙 浄音:「ふふ。ありがとうございます。羽鳥さんも、可愛かったですよ」
丸藤透子:「いえい。どうもどうも。」 Vサイン。
佐薙 浄音:「もっとも、私よりずっと語れる方がおられそうですけれど」
羽鳥七海:「あ、あれはそのですね……」
君臣アイ:「あはは、誰のことやら、ととぼけたくなりますが、そうですね」
君臣アイ:「たいへん可愛らしかったです。なんと言いますか、年下の女の子というか、羽鳥さんも女の子なんだなあ。と感じて」
君臣アイ:「……あ、この言い方はまずいかな?普段がしっかりしてるので、という意味です」
羽鳥七海:「ずっと女の子ですよ、もう」
羽鳥七海:「ああ、いけないいけない、なんというか」
羽鳥七海:「疲労感から、やりきった気がしてしまいます……」
羽鳥七海:「ここからが問題なのに」
君臣アイ:「悪気はありませんでした。許してくださいね?」
君臣アイ:「あぁ、そうですね。コンテストはあくまで通過点ですから…結果も気になりますね」
乾はやて:「手応えは……だいぶよかったと思うけど」おずおず。
丸藤透子:「おっ。はやて言うねえ。」
乾はやて:「えっ。いや……」
乾はやて:「客席の反応とか、見ながらやってたから……」
丸藤透子:「でも私も同じ評価かな。結果は大丈夫でしょ。」
佐薙 浄音:「はい。冷静な判断だと思いますよ」
君臣アイ:「でも、言って良いと思いますよ?皆さん、観客もだいぶ沸いてましたし…」
君臣アイ:「称賛を求める僕が保証します」
羽鳥七海:「それは確かですね」
羽鳥七海:同時に、連絡が来る。「……結果発表です。皆さん、行きましょうか」
GM:既に、日は傾きかけている時間。
GM:同じ海上ステージで、コンテストの……アオハマ杯の結果発表が行われていた。
ビーチ者達(実況):「結果!!発表~~~~~~ォゥオゥオォウォウ!!」
ビーチ者達(実況):「今日のアオハマコンテストの優勝者は! ダカダカダカダカダカダカダカダカダカ、ダンッ!」
ビーチ者達(実況):「『シャイニング・アイ』だーーーーーーっ!!」
ビーチ者達(実況):「チームメンバーの方は壇上に上がって下さい!」
君臣アイ:「よしっ。……行きましょう、皆さん」一歩先導し、皆に促す
ビーチ者達:「おめでとうーーー!」「はやてちゃーん!」「丸藤ーっ!」
ビーチ者達:「佐薙さーーーん!」「アイさま~~~~~~~っ」
乾はやて:「うん」パーカーを羽織って続く。
乾はやて:パフォーマンスの時と同じように、にこやかに手を振りながら。
佐薙 浄音:愛想を振りまきながら最後に続く。
君臣アイ:壇上で手をふる。
GM:壇上の途上には、次点のメンバーが並んでいた。
丸藤透子:浴衣ではやてと一緒に手を振りながら歩く。
《風神》向影飛陽:「やられたよ」
《BDM》金井鮫奈:「はーはー。ありゃ……完敗だ……」
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:「えへ……グッズほしい……」
《ダイダイ》大城大碁:そして、一番上には、憮然とした表情の男。
《ダイダイ》大城大碁:「………………チッ」
《ダイダイ》大城大碁:先頭の君臣さんを睨み付けている。
丸藤透子:「……」 後ろから何か言いかけるが、思い直して君臣さんの反応を待つ。
佐薙 浄音:(……さて)
君臣アイ:「………」観客に手を振った後、その目線を受ける
君臣アイ:(この状態で声をかけることは、煽りになるかな)正々堂々戦えてよかった!といったタイプではなさそうだ。
君臣アイ:柳のように柔らかく微笑んで、軽く会釈することで挨拶とした。
乾はやて:「………」その様子を見守っている。
《ダイダイ》大城大碁:「あーあー! ……クソッ! 負けたよ、負けましたァー!」
《ダイダイ》大城大碁:髪をガシガシと掻きむしって、空に叫ぶように言う。
《ダイダイ》大城大碁:「ったくよー、まーた勘違いしたヒョロ優男が来たと思ったんだがなあ」
君臣アイ:「はい、いい勝負でした」
君臣アイ:「こちらが勝てたのは、メンバーが目新しかったからというのも多分に有ったでしょうから、助けられました」
《ダイダイ》大城大碁:「ったく。その態度だよ」
君臣アイ:「不愉快でしたか?」
《ダイダイ》大城大碁:「謙虚? 美徳? 知ったこっちゃねえ。自分で引っ込む奴は、どうせ大して押す力がねえってのがオレサマの経験論だ」
《ダイダイ》大城大碁:「それをテメエは、とんだ狸だぜ。すっかり騙された」
《ダイダイ》大城大碁:大量に下げていたメダルは、既に一つも残っていない。
君臣アイ:「ふふ、騙すつもりはなかったんですけどね」
君臣アイ:「なにせ、メンバーが豪勢ですので。リーダーを任されたからには引いてる余裕がありませんでした」
君臣アイ:「踏み出すので精一杯です」
《ダイダイ》大城大碁:「へん……つくづく、先に取っときゃよかったぜ、あのカノジョ」
君臣アイ:ひとまずは安全だろうか。そのメダルの数を確認して脳裏で思う。
君臣アイ:「それは駄目です」
君臣アイ:「………」
君臣アイ:思いの他声が固くなった。
丸藤透子:「おお。即答……。」 ぼそり
乾はやて:何やら思う所ありそうな視線で君臣さんを見ている。
羽鳥七海:「……!」
《ダイダイ》大城大碁:「はん。……その顔が見れただけでよしとするか」
羽鳥七海:そわそわと君臣さんを見上げる。
ビーチ者達(実況):「それでは全てのアオハマメダルが、チーム《シャイニングアイ》に献上されます!」
君臣アイ:何を言ってもドツボに嵌りそうだなあ…。つぶやきと視線を感じました。
ビーチ者達(実況):「凱旋写真と記録が残されます! 間違いなく、彼ら彼女らは今年、間違いなく最も夏な男たちでした! 大きな拍手を――――」
君臣アイ:「………」羽鳥さんに聞こえてしまったのを見て、口を開こうとして。「……さ、さあ。メダルを受け取りましょうか…」
《ダイダイ》大城大碁:山積みのメダルを見送り、雑に手を叩く。
《風神》向影飛陽:「ダイダイ」
丸藤透子:「うんうん!私たちの勝利!だよねー。」 やや大げさに喜びを表現する。
《ダイダイ》大城大碁:「分かってるっての、風神。お前らと会ったときもこうだった」
佐薙 浄音:「ええ。……気をつけてくださいね」笑顔。後半は小声で。
《ダイダイ》大城大碁:「こうして、強ヤバなライバルと鎬を削り合ってるときが」
佐薙 浄音:「来ます」
《ダイダイ》大城大碁:しみじみと呟く。
《ダイダイ》大城大碁:「俺たちにとっての、『最高の夏』なんだ……」
乾はやて:「今、幸せ?」僅かに首を傾げて。
丸藤透子:「……」 横目で大城大碁を見る。返答を待つ。
《ダイダイ》大城大碁:「あぁ? 嫌みなこと聞く嬢ちゃんだな」
《ダイダイ》大城大碁:苦笑するように。「そりゃあ、もちろん――」
《ローリン・ポップ》:「そう。……この瞬間が、最高。人が最も輝く瞬間なんだ」
GM:気がつけば。
GM:男の背後。メダルの山の横に、女性が一人立っている。
《ローリン・ポップ》:首飾り……というより、もはや鞭のように伸びた、宝石のちりばめられた鎖を、全身に巻いている。
君臣アイ:「! 貴方は…!」
《ローリン・ポップ》:《ワーディング》
丸藤透子:「……五人目。」 周囲の観客の様子を確認する。
《ローリン・ポップ》:キィン、と音が響き。
《ローリン・ポップ》:君臣さんたちと、女性。それ以外の全ての物体、人員が、時を停めたように固まる。
乾はやて:「……リカルドさん。お願い」『シリウス』の搬送を呼びかける。
羽鳥七海:「藤ヶ浜、ミヤ……!」
佐薙 浄音:「間主観的時間に干渉するタイプのワーディング。なるほど、一瞬で消える絡繰りはこれですか」
リカルド・マクダウェル:「承知した!」
君臣アイ:「……僕の加速と、少し似ていますね」ザ、と動き出せるように足位置を確かめる
《ローリン・ポップ》:「ああ。……そうか、君たちはそうなんだ」
丸藤透子:「……ここが勝負所ってわけだ。」 浴衣に合わせて付けていた祭りの面を頭から外す。
《ローリン・ポップ》:「オーヴァード、だね?」
丸藤透子:お面のゴムを持ってくるくると回すとお面が銀色の籠手に変わり、右手に装着される。
《ローリン・ポップ》:「流石に気付くよねー。けどダメ。ここは、この浜辺は、最高の畑なんだ」
君臣アイ:「えぇ。貴方と同じく。そしてその言いぶり、主犯は貴方ですね」
君臣アイ:「どうして、このようなことをするのですか?」
《ローリン・ポップ》:「最高の瞬間。刹那に全てを賭ける人種達が、その最高の輝きを放つ」
《ローリン・ポップ》:「テンアゲだよ! 僕はここに流れ着くために生まれてきたのかもしれないって、そう思うほどさ!」
《ローリン・ポップ》:ギャリギャリギャリギャリギャリ
《ローリン・ポップ》:会場ステージが、沈下していく。周囲が、奇妙な結晶体に覆われていく。
《ローリン・ポップ》:《キングダム》
リカルド・マクダウェル:『乾!』 上方。空を行く猛禽じみた鋼の機体から、長方形の物体が落とされる。
乾はやて:「感謝する」空中で拘束から解き放たれ、身を晒した“それ”を受け取る。
乾はやて:ブラックドッグ能力者専用の大型ライフル。その名は『シリウス』。全天に最も明るく輝く星。
乾はやて:がしゃり、と音を上げて起動。臨戦態勢に入る。
リカルド・マクダウェル:だがその天も、結晶体に覆われて塞がれる。『気をつけろ! この出力、間違いない――』
《ローリン・ポップ》:「どうしてこんなことをするのかと聞いたね? 招待しよう。僕の献身の観覧場へ」
丸藤透子:「『エスフアンドの防人』……!」 シュルシュルと帯と共に浴衣を脱いでいる。水着の他は、右手にだけ籠手を装着した状態に。
《ローリン・ポップ》:『ワーディング:ブラックダイヤモンド』『キングダム』『Eロイス:暴食の胃袋』
羽鳥七海:「皆さん! 足下ーーーーっ!」
君臣アイ:「なっ……!?」見上げていた視線を下に移す
GM:足下の海が消える。そこだけをくり抜かれたように、全く別の空間が口を開けている。
乾はやて:「これは……」
佐薙 浄音:「献身とはよく言いました。この底なしの大伽藍が、貴方の機能ということですか」
GM:皆さんは、崩れ始めたステージと共に、そのまま落下していく。
《エスフアンドの防人》:「僕は善神を守る七曜の一。《護光七曜(アムシャ・スプンタ):エスフアンドの防人(サタデーアルマイティ)》」
《エスフアンドの防人》:「きみたちを、あらゆるテンサゲから守る者さ」
丸藤透子:「げっ、やっば。」 ジャラララ!鎖を出しながら落下!
GM:君たちを、底なしの穴が飲み込んでいく――
GM:シーン終了。ロイスのみ獲得可能です
佐薙 浄音:ロイス保留で以上ー
君臣アイ:ロイス~ 保留します。以上で。
丸藤透子:ロイスは一杯なのだ
乾はやて:ロイホ(ロイスは保留)
GM:はーい
◆Climax◆
GM:ではクライマックス! 全員登場!
乾はやて:乾はやての侵蝕値を1d10(→ 7)増加 (98 → 105)
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を1d10(→ 7)増加 (88 → 95)
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を1d10(→ 9)増加 (77 → 86)
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を1D10(→ 6)増加 (99 → 105)
GM:そこは、海底のような不可思議な空間だった。
GM:海上から、いきなり水が抜けたかのような距離の落下。光と衝撃が一瞬あなたたちの目をくらませる。
GM:そして貴方たちは思い思いの状態で、その場所に落ちてきた。
GM:プラネタリウムほどの大きさ。水晶質のドームのような異空間。
君臣アイ:銀に輝く指輪が光とともに脛まで覆う銀の靴に変わる。
丸藤透子:ジャラジャラジャラジャラ!はるか上から垂れる鎖を掴み、スピードを殺しながら落下中。
乾はやて:『シリウス』を庇う姿勢で落下している。いつものことだ。
君臣アイ:まるで空中に床があるように、虹を放ちながら緩やかに空中から着地した
丸藤透子:「みんな!大丈夫!?」 腰に出現したベルトからもう一本鎖を射出。はやての方へ。
乾はやて:飛来する鎖を掴む。
佐薙 浄音:体を捻って、崩れ落ちるような動きで地面に激突した。転がるように、そのまま立ち上がる。
君臣アイ:乾さんの着地地点でクッションになろうと割り込みかけて、その鎖の飛来に任せる。
丸藤透子:「っぐ!」 掴んだのを確認して鎖を引っ張り上げる!が、勢いは殺しきれない。
丸藤透子:仕方ないので君臣さんが立っている方向へ誘導する。
丸藤透子:自分はそのまま着地。
君臣アイ:「っと、ナイス誘導です」
佐薙 浄音:適切な姿勢でなら、人体は十米の落下に耐える。オーヴァードならその上限は更に上だ。
佐薙 浄音:「皆さん、ご無事なようで。さすがです」
君臣アイ:膝をバネにして衝撃を殺し、銃ごと乾さんを受け止める
乾はやて:「………」キャッチされる。
乾はやて:「……あ。ありが……とう?」こてん。
丸藤透子:「ふう。ナイスキャッチ。」 シュルシュルと鎖が巻き戻り消える。
君臣アイ:「いえ、怪我がなくて何より」ふ、と微笑んで地面に優しく下ろす。
君臣アイ:「丸藤さんと佐薙さんも無事ですね。流石です」
乾はやて:彼の傍に降り立つ。なんだか頬が熱いような。
君臣アイ:丸藤さんのヘリからの降下は以前見ていたが、佐薙さんの方はすごい着地をしていた気がする。
佐薙 浄音:「正規人員ですので、これくらいは」
GM:水晶質のドーム。壁と天井に加え、周囲のあちこちには巨大なクリスタルが刺さっている。
君臣アイ:「長物があると着地は難ですからね…さて」無事を確認して周囲に向き直る
君臣アイ:「水晶で出来たドームですか。コレは一体…」
GM:そして、あなたたちは気付けます。その壁と天井、柱の中に、無数の人間が埋まっている。
乾はやて:「……人がいる」
佐薙 浄音:「海の底というより、地の底。埋蔵された鉱脈の形ですね」
丸藤透子:「……無事、だと嬉しいね。」
佐薙 浄音:「無事でしょう。そうでなければ、彼女の求める宝にはなりえないはずですし」
佐薙 浄音:「アルマイティ。日本でよく知られた呼び方では、アールマティ」
君臣アイ:「……有名なんですか?」
佐薙 浄音:「その筋では。大物ですしね」
佐薙 浄音:「ザラスシュトラの二元論、善の陣営において、七元徳のうち“信仰”の原型となった美徳を司る女神」
佐薙 浄音:「あるいは地の守護を司るとも。いびつではありますけれど、この空間はその投影と言ったところでしょうか」
丸藤透子:「ぐえー……苦手分野の話だ。」
《エスフアンドの防人》:「詳しいね。ここは東端の島国だろうに」
佐薙 浄音:「大丈夫。細かいことは置いておいて、叩けば壊れます」
君臣アイ:「神話ですか。僕もあまり通ってない分野ですね」
君臣アイ:「なるほど、わかりやすい」
《エスフアンドの防人》:「その通り。死なせるわけがないだろう。ただ停まっているだけだ」
《エスフアンドの防人》:「彼らの想う絶頂の、その瞬間で」
君臣アイ:「そして、その瞬間をずっと保存し続ける、と。そういうわけですか」
GM:埋まっているのは、ここまで行方不明になった人員だ。全員が例外なくそうだ。
丸藤透子:「なるほどねえ。引き返せるようなら何より、かな。」
GM:加え、真新しいものもある。
《ダイダイ》大城大碁:DADのメンバーが、最高だと言って笑ったその瞬間のまま、柱になって固まっている。
《エスフアンドの防人》:「おっと。惜しいが、彼らはまた戻さなきゃな……君たちを始末したら」
《風神》向影飛陽:壁に、柱になって
《BDM》金井鮫奈:全員が。
《火産偶像》宙夢ゆーふぉ:一部になっている。
《エスフアンドの防人》:「人の幸福は、僕の力だから」
《エスフアンドの防人》:「人間は放置するといずれ落ちるだろう? だから僕が保存してあげている。WINWINさ」
《エスフアンドの防人》:「君たちもどうだい? 幸せな瞬間を切り取って、永遠に夢にしておけるよ」
乾はやて:「力?」
乾はやて:「燃料の間違いじゃないの」
《エスフアンドの防人》:「それに何の違いがあるんだい?」
乾はやて:「……そう。彼らから奪っているという自覚はあるんだね」
《エスフアンドの防人》:「不幸になる可能性を奪っているといえば、そうだね」
乾はやて:「それは違う」きっぱりと。
《エスフアンドの防人》:「何がだい」
乾はやて:「あなたは未来を奪っている。この先、その時以上でなくとも」
乾はやて:「幸せになる。悲しくなる。何かを得て、何かを失う」
《エスフアンドの防人》:「未来、それ自体に価値はない」
乾はやて:「それが人の一生」
乾はやて:「……幸せしかなかったら、それが当たり前だったら」
乾はやて:「その幸せに意味はあるの?」
《エスフアンドの防人》:「幸福に価値がある。そう願われて僕はデザインされた」
《エスフアンドの防人》:「幸せしかないのはいいことだろう?」
丸藤透子:「はあー。なるほどね。」 はやての前に出て、会話を引き継ぐ。
《エスフアンドの防人》:「君たちの奮闘は感じていたよ。鬼パーリィでウェイウェイテンぽよアゲな姿」
《エスフアンドの防人》:「楽しかっただろう? それがずっと続けばって、想わなかった?」
丸藤透子:「いやあ。本当にWINWINNの関係なら私たちが保存されて、あなたが力を得る。それでいいんだろうけどさ、」
丸藤透子:ガシャン!ガシャン!籠手が胸まで覆う鎧に、
丸藤透子:「残念だけど私、別に今を保存してもらいたいとは思ってないんだよね。」
丸藤透子:胸まで覆う鎧が全身を覆うフルプレートアーマーに変わる。
丸藤透子:「確かに楽しかったけど、明日はもっと強い自分になれるかもしんないわけじゃん?」
《エスフアンドの防人》:「それならそれで、邪魔されるとぴえんしちゃうな」
丸藤透子:「邪魔はするでしょ。気持ちはともかく、あなたのやり方、強引なんだもん。」
《エスフアンドの防人》:「永遠に強くなり続けるなんて無理みが高ピだと想うなあ」
《エスフアンドの防人》:「理解してくれないか。ぴえんをこえてぱおんだよ」
丸藤透子:「できるできる。世界に放り出されても自由に慣れた新しい自分になったり、」
丸藤透子:「ダンスができなくたって練習して喝采浴びられるようになったりさ、」
丸藤透子:「できるもんなんだって。」
丸藤透子:「私の尊敬してる人なんて、80超えてもまだまだ全盛期だしね。」
丸藤透子:「ま、理解しろとは言わないけど、やっぱWINWINじゃないよね。」
君臣アイ:「僕としては、少し共感するところもあるのですがね」
君臣アイ:カツン、と一歩だけ前に出て見上げる
《エスフアンドの防人》:「キラキラやばみくんじゃないか」
君臣アイ:「やばみです。どうも」ニコリ、と柔和に微笑む。
《エスフアンドの防人》:「よろしく。フフッ、なんだか仲良くなれそうだ。うれしみが高いね」
君臣アイ:「えぇ、仲違いするよりずっと良いですね。人に嫌われるのは苦手なんです」
君臣アイ:「僕も大会の表彰や、初めてハードルを超えた時。文字通り今までで絶頂の位置にいる時が続いてほしい、と思ったことはあります」
君臣アイ:「メダルやトロフィーなんて、それを形にした物ですしね」
《エスフアンドの防人》:「その通り! マジ卍話がわかりみだね」
《エスフアンドの防人》:「優れた人間ほど、その絶頂も一夜のパーリィナイトなんだ」
君臣アイ:「えぇ。記録係でもあるので。最高の瞬間っていいですよね」
君臣アイ:「でも、ごめんなさい」
君臣アイ:「『その瞬間』を保存されるだけじゃ、駄目なんですよ」
《エスフアンドの防人》:「?」
君臣アイ:「大会で最高の成績を出して、讃えられて、1位の表彰台に乗って……それはきっと最高なんですけど」
君臣アイ:「僕にとって『最高』って、それだけじゃないんです」
君臣アイ:「例えば誰かを助けた時の笑顔とか、例えば一つずつこなしていって、憧れの人に追いつけたときとか…」
君臣アイ:気になる女子と水着でビーチとか。趣旨が違う。割愛。
君臣アイ:「スポーツでも日常でも、僕にとって最高に幸せな、優劣をつけれない瞬間がいくつもあるんです」
君臣アイ:「だから、その中の一つだけを切り取って、保存されて」
君臣アイ:「それ以外の可能性を奪われるのは、困るんです」
《エスフアンドの防人》:「はーー。あーね。じわるわ」
君臣アイ:「えぇ、はい、すみません」
君臣アイ:「輝かしい大会の成績も、憧れの人から褒められる嬉しさも、」
君臣アイ:「……いつか、好きな女の子と一緒に過ごす瞬間とかもですか」
君臣アイ:「僕は欲張りだから、全部欲しくて、手に入れたい」
君臣アイ:「だから、一瞬だけを保存する貴方の方法じゃ足りないんです」
君臣アイ:「すみません、わがままで。」
《エスフアンドの防人》:「はー。ないわー。イケっかと思ったらマジなさげのかまたり」
君臣アイ:眉を寄せるように困った笑顔になる。
《エスフアンドの防人》:「火曜日とかと気ィ合うんじゃん? 」
《エスフアンドの防人》:「アイツマジで人生ぜんぶ楽しかないし……いや、それはとりおきで」
君臣アイ:「えぇ、知り合いなら紹介してください。機会があれば。」軽口に応じつつ。
《エスフアンドの防人》:「アンタはどお?」 と、佐薙さんを見る。
佐薙 浄音:「謹んで、遠慮しておきます」
《エスフアンドの防人》:「それマ? いいと思うけどなあ……」
佐薙 浄音:「あいにくと、人生でいちばん楽しい時期は過ぎてしまった身の上ですので」
佐薙 浄音:「でも、それでいいと思っています。幸せだったと知っていれば、だいたい、なんだってできますから」
佐薙 浄音:「ほんとに繋ぎ止められるひとには、通じにくいとは思いますけどね?」
《エスフアンドの防人》:「……? 一番イミフだよ」
佐薙 浄音:「ですよね」
《エスフアンドの防人》:「過去の幸せに、意味なんてキョムりでしかない」
《エスフアンドの防人》:「結局、誰も応じてくれないのか。いくら僕でもメンブレしてしまう」
丸藤透子:「ふふっ。結局さ、」 嬉しそう。
丸藤透子:「貪欲なんだろうね。私たちみんな。」
乾はやて:「……そう、かもね」
羽鳥七海:「――どちらにせよ」
羽鳥七海:「このような海の底で幸福を謳う誘いなんて、悪魔以外にはいませんよ」
GM:羽鳥の声は、防人のすぐ背後から。
羽鳥七海:姿を隠し、手を伸ばす。蛇のように女性に巻き付くネックレスに手を伸ばし……
羽鳥七海:バチッ! 「…………っぐ!」 大きく吹き飛ばされる。
《エスフアンドの防人》:「……そう上手く行くと思っていたなら、やばみざわやばみだな」
《エスフアンドの防人》:宝石が光を放つ。女性の周囲を高速で旋回し始める。
君臣アイ:吹き飛ばされた羽鳥さんの体を受け止める。
君臣アイ:加速の権能で回り込んだまま、自分の体をクッションとして勢いを殺した
君臣アイ:「大丈夫ですか、羽鳥さん!」
羽鳥七海:「うっ、く……すみません……」
羽鳥七海:一瞬、抱かれていることに焦りそうになるが「っ……!」 片腕を押える。そちらが異様に重い。
君臣アイ:グッ、と腕の中の体に振動を伝えないようにバックステップ
羽鳥七海:結晶体が、その腕を覆い始めている。
君臣アイ:「これは……あのネックレスの影響ですか」
《エスフアンドの防人》:「よりによって、僕を取り込もうとするなんてね」
《エスフアンドの防人》:「善神に仕えし七曜の一柱に手を出して、無事で済むとでも?」
羽鳥七海:「……っ」結晶が侵蝕し、顔を歪める。「……君臣さん、丸藤さん!」
君臣アイ:「はいっ」
丸藤透子:「……うん。」
羽鳥七海:「今確かめました、『王女と同じ』です! 《ローリンポップ》も、《ダイダイ》も、オーヴァードでは一切ありません!」
君臣アイ:「…!なるほど」
羽鳥七海:「遺産のみを破壊してください! 佐、薙、さんの……力を……」
君臣アイ:以前の事件。同じくネックレスを媒介にして操られた人が居た。
丸藤透子:「最後の憂いもなくなったね。」
丸藤透子:「みんな、助けよう。」
佐薙 浄音:「心得ました。あとは此方が」
君臣アイ:「えぇ、丸藤さん。」
羽鳥七海:結晶が口元までを覆い、地面に座り込む。
乾はやて:「了解。“ライラプス”、交戦開始」
君臣アイ:「大仰なアクセサリーに関わるのはコレで二度目、ですね。ありがとうございます、羽鳥さん」
君臣アイ:傷つかないように丁重にその体を扱って。
君臣アイ:「上手く出来たら、褒めてくださいね」
君臣アイ:冗談めかして小さくつぶやいた後
君臣アイ:引き締めた表情を前に向けた。
《エスフアンドの防人》:「ああ、全く。それじゃあ、仕方ない。籠絡は終わりだ」
《エスフアンドの防人》:「僕の大いなる献身を邪魔するKYども」
《エスフアンドの防人》:「もっとも神の信任厚き、『防人』の力を知るが良い――!」
GM:それではクライマックス戦闘を開始します。
《エスフアンドの防人》:衝動判定。達成値は9!
佐薙 浄音:では、融合しつつ
君臣アイ:6dx+5>=9 思い出の一品
DoubleCross : (6DX10+5>=9) → 9[1,2,4,7,8,9]+5 → 14 → 成功
乾はやて:10dx>=9
DoubleCross : (10DX10>=9) → 10[4,7,7,7,7,7,8,9,10,10]+8[7,8] → 18 → 成功
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を2d10(→ 5)増加 (95 → 100)
佐薙 浄音:7dx+1>=9
DoubleCross : (7DX10+1>=9) → 9[1,2,3,4,5,9,9]+1 → 10 → 成功
乾はやて:乾はやての侵蝕値を2d10(→ 6)増加 (105 → 111)
佐薙 浄音:成功です。
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を2d10(→ 4)増加 (105 → 109)
丸藤透子:5dx+4>=9
DoubleCross : (5DX10+4>=9) → 10[4,6,7,8,10]+5[5]+4 → 19 → 成功
丸藤透子:圧倒的意志力
乾はやて:JKの意志が強い
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を2d10(→ 10)増加 (86 → 96)
《エスフアンドの防人》《肖像①》《肖像②》
↑
10m
↓
PC達
↑
10m
↓
《肖像③》《肖像④》
GM:初期エンゲージは以下の通り! それではセットアップ前に簡単なものを。
GM:まずNPCカード
NPCカード《羽鳥七海の末脚》
効果:『タイミング:オートアクション 制限:-』のエフェクトを無効化する。シナリオ2回まで
GM:また、君臣アイ、丸藤透子どちらか一名の衝動判定成功に伴い、以下の情報が解禁されます。
【エスフアンドの防人について】
対象は強力な出力を持つジャーム化遺産だが、操作対象は非オーヴァードであり、その同調率はけして高くない。
本体に直接干渉することで、解除は無理でも出力を乱すことが可能だ。
《超人的弱点》器物使いによる攻撃ダメージ+10。
また、攻撃が成功した場合、Eロイス《暴食の胃袋》によるマイナス効果が解除される。
GM:以上!
GM:それではセットアップから初めてゆきましょう。
丸藤透子:あの時に羽鳥さんがやったことと同じで、器物使いで融合することで無理矢理既存の融合をひっぺがすわけだ。
君臣アイ:なのだね
佐薙 浄音:なのだ
乾はやて:なるほどなぁ
GM:励起状態の遺産相手なので即死技までは出来ないが邪魔はできる
佐薙 浄音:なんとかいたしましょう
君臣アイ:セットアップ、ブルーゲイル使用します。行動値、侵蝕+5
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を5増加 (100 → 105)
丸藤透子:おっとセットアップ!《戦術》を使います!このラウンドのみんなのダイス+5!
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を6(→ 6)増加 (96 → 102)
乾はやて:たすかる~
乾はやて:セットアップありません。
佐薙 浄音:相手の数と行動値のかたまりかたを考えると、使い所ですね。ブルーゲイルを。
佐薙 浄音:佐薙 浄音のイニシアチブを10に変更 (5 → 10)
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を5増加 (109 → 114)
《エスフアンドの防人》:まずはオートアクションで発動中の:【暴食の胃袋】
《エスフアンドの防人》:《エスフアンドの防人》に対する攻撃判定のダイスを-2。
《エスフアンドの防人》:また、全てのキャラクターは、クリンナッププロセスに1d10のダメージが入る。
《エスフアンドの防人》:セットアップ。《集団練成》。《肖像》①~④のの攻撃達成値を+10、ダメージを+10。
《エスフアンドの防人》:Eロイス《唯我独尊》。再度セットアップ。
《エスフアンドの防人》:《加速世界》。このラウンド間、移動を行う度に2d10のダメージが入る。
《エスフアンドの防人》:「おいで。幸福(テンアゲ)の肖像たち」
肖像:ゴンッゴンッゴンッゴンッ
肖像:巨大な鏡のようなものが立ち上がり、あなたたちを包囲する。
肖像:そのうちの一つに映像が浮かぶ。
肖像:『え、えへへ……ごめんね……ゆーふぉのせいで……』
肖像:『足下、気をつけてね……』
GM:何か、移動したらすごくアクシデントが起きそうな雰囲気に辺りが包まれる……!
丸藤透子:「げっ……!? 厄介な……!」 腰を落とし、足元を確認している。
君臣アイ:「ですね。こちらの行動に対し、なにか起こると見ていいでしょう。……わざわざあのビジュアルですからね」
乾はやて:「……了解」足を踏み締めて足元の強度を確認している。
佐薙 浄音:「少し覚悟が要りそうですね。報せていただけるのはありがたいですけど」
丸藤透子:「他の3人の分もあるって見た方が良いよね……ううーむ。」
丸藤透子:そう言いつつ、足元の地面に手をつくと、
乾はやて:「風と、波と。ボッチの分が分からない」
乾はやて:「注意しよう」
丸藤透子:海底の様な黒褐色の盾が現れる。
丸藤透子:ガツン!その盾を地面に設置すると、他の3人の体に力がみなぎります。
丸藤透子:地形の力を与える、丸藤の鎧の盾の効果だ。
GM:それではイニシアチブ!
GM:防人からです
佐薙 浄音:おっと。
佐薙 浄音:イニシアチブに《スピードクリエイト》《インフィニティウェポン》。装備を用意します。
佐薙 浄音:佐薙 浄音の侵蝕値を5増加 (114 → 119)
GM:おっとこれは失礼。珍しいエフェクトだ
佐薙 浄音:一回くらいは使ってみたくないですか?
GM:わかる
GM:それではイニシアチブ、行動値16の防人から
《エスフアンドの防人》:マイナー。《アーマークリエイト》
《エスフアンドの防人》:装甲を増やします。
《エスフアンドの防人》:メジャー。《コンセントレイト:モルフェウス》《砂の刃》《レインフォース》《クリスタライズ》オートで《砂の加護》
《エスフアンドの防人》:1d4
DoubleCross : (1D4) → 4
《エスフアンドの防人》:ゲッ 丸藤さんに攻撃します
丸藤透子:ははは 来いやー!
《エスフアンドの防人》:15dx8+5
DoubleCross : (15DX8+5) → 10[1,1,2,2,2,3,6,6,8,9,9,9,10,10,10]+10[2,2,3,8,8,8,10]+10[2,5,8,9]+2[1,2]+5 → 37
丸藤透子:げっ、高っ
丸藤透子:どうしようかな……単体攻撃だしワンチャン耐えたいので、
丸藤透子:《イージスの盾》+プロテクトアーマーの効果も起動してガード。
《エスフアンドの防人》:ガード値-5扱い、装甲値無視です。
《エスフアンドの防人》:ダメージ。
《エスフアンドの防人》:4d10+22
DoubleCross : (4D10+22) → 25[4,9,4,8]+22 → 47
丸藤透子:やや殺意が高い
丸藤透子:ガード値出します
丸藤透子:17+3-5+1d10+4d10
DoubleCross : (17+3-5+1D10+4D10) → 17+3-5+2[2]+22[7,2,4,9] → 39
丸藤透子:8ダメージ……!
君臣アイ:"ワン"チャン……?
乾はやて:さすが透子ちゃん
《エスフアンドの防人》:ほーん なるほど そのくらいね
丸藤透子:丸藤透子のHPを8減少 (29 → 21)
《エスフアンドの防人》:「幸福は、全身の末端にまで行き渡る」
《エスフアンドの防人》:手を振るう。その周囲に形成されるのは砂の刃……色とりどりの巨大なネイルだ。
《エスフアンドの防人》:「もっと爪にネイル巻くとかSA」
《エスフアンドの防人》:それは次々に射出され、最前面にいた丸藤さんを襲う!
丸藤透子:地面に設置していた黒褐色の盾を手に取り、
丸藤透子:「うおりゃあああー!!」 ガリガリガリガリ!
丸藤透子:射出された巨大ネイルに向かって突進!
丸藤透子:勢いを大幅に殺し、一部の抜けてきたネイルは鎧で受け止めようとする!
《エスフアンドの防人》:鋭いネイルは、鎧の構成素材を自らのデコに変換し、そのまま切り裂く。
丸藤透子:「っぐ!」 血が噴き出るが、力を込めてすぐに止血。
丸藤透子:虫食いになった鎧の下のミント色の水着が露になっている。
《エスフアンドの防人》:「へえ……驚いた。バリカタだね」
丸藤透子:「いたた……変な色付いた……やるじゃん。」
《エスフアンドの防人》:「だけど、次はどうかな?」
《エスフアンドの防人》:他の肖像にも、同じようなネイルが映り始める。
丸藤透子:「何度でも来いっての!」
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を3(→ 3)増加 (102 → 105)
GM:ではイニシアチブ! 動きのある人!
君臣アイ:はい!
君臣アイ:きぐるみとアーマーを脱いで行動値を11にします!
君臣アイ:そして手番になるかと!
GM:ではどうぞ!
君臣アイ:はーい
君臣アイ:マイナーはなし
君臣アイ:メジャーでコンボ:【僕を導け、アンツーカー】《砂の刃》《雨粒の矢》《虚構のナイフ》《クリスタライズ》《確定予測》
君臣アイ:シーン攻撃で肖像と防人、全員に攻撃します。
《エスフアンドの防人》:判定ダイス-2だぜ
君臣アイ:では戦術分と差し引きして
君臣アイ:10dx+6
DoubleCross : (10DX10+6) → 10[1,3,6,6,6,7,8,8,10,10]+10[3,10]+7[7]+6 → 33
《エスフアンドの防人》:回すなあ……!
君臣アイ:だいぶ頑張った。リアクションのC値+2です。
君臣アイ:反応どうぞ。
《エスフアンドの防人》:回避。《守りの砂》
《エスフアンドの防人》:10dx12+4
DoubleCross : (10DX12+4) → 10[2,2,2,4,4,7,7,8,10,10]+4 → 14
丸藤透子:ダメージの前に丸藤の鎧の鎖(フォールンサラマンダー相当)の効果使用!
丸藤透子:ダメージ+2d10です
肖像①:肖像たちはイベイジョンにつき固定値12。全員命中。
君臣アイ:命中時に《フェイタルヒット》ダメージ+4D。
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を4(→ 4)増加 (105 → 109)
君臣アイ:丸藤さんの分も合わせてダメージ
君臣アイ:4d10+28+4+4d10+2d10 ガード値-5、装甲無視
DoubleCross : (4D10+28+4+4D10+2D10) → 18[8,4,3,3]+28+4+20[10,1,3,6]+11[5,6] → 81
君臣アイ:装甲無視の81点。ガード-5点です
肖像①:《砂の結界》。防人をカバー
肖像②:カバー対象なし。そのまま受ける。
肖像③:砂の結界。肖像④をカバー
肖像③:どうしようもない! 肖像①、②、③が消滅!
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を16(→ 16)増加 (109 → 125)
丸藤透子:君臣さんが攻撃体勢に入ったことを確認して、先に動いている。
丸藤透子:「おりゃっ!」 虫食いになった鎧の隙間から、
丸藤透子:エスフアンドの防人が先程放ったネイルと同じ色をした、色とりどりの鎖が周囲に放たれる。肖像に激突!
丸藤透子:その色自体に意味はないが、相手の反応を一手遅らせている。
肖像:ぶつかられ、僅かに挙動が揺れる。
君臣アイ:「さすが丸藤さん。良いガイドです」
君臣アイ:カツン、とか銀の踵を鳴らす音。
君臣アイ:次の瞬間、その姿がぶれて、虹色の風になる
君臣アイ:色とりどりの鎖が捉えた肖像に向かうように、君臣アイの姿が一人ではなく、5人。
君臣アイ:1秒を分割した時間ですら追いつかない加速によってもたらされる、擬似的な分身移動
君臣アイ:地面に体重すら残さないその疾駆によって七色の鎖を踏み進んで、瞬きの間に相手の目の前に────そして。
君臣アイ:5人の姿がそれぞれ、銀色の爪先に加速を付けて突撃する。
肖像:ひとたまりもない。鏡の肖像が、真っ向から割れ散っていく。
《エスフアンドの防人》:「ぐっ……!」 吹き飛ばされる。だが、割れ散った破片を再構成し、
《エスフアンドの防人》:防人本人の宝石体と、一つ分の肖像が修復、再出現する。
君臣アイ:分身の加速が相手を襲ったあと、既に5人の姿は消えて、一人が元の場所に立っている。
丸藤透子:「っし!君臣さんナイス!」 シュルシュルと鎖が鎧に向かって巻き戻っていき、
君臣アイ:「いえ。いまので捉えたつもりでしたが…対応されましたね。そう甘くはないようです」
丸藤透子:虫食いになっていた鎧の隙間がカラフルな金属に変化した鎖で埋まる。
《エスフアンドの防人》:「その宝石……!」
君臣アイ:加速の中でも5回分の短距離スプリント。わずかに額に汗を浮かべる。
《エスフアンドの防人》:「お仲間(マイフレ)か。奇遇なものだな!」
君臣アイ:「えぇ。お揃いです。話が合う友だちになること、諦めていませんよ」
君臣アイ:親指で額の汗を弾き飛ばし、アドレナリンを感じるように口元が弧を結ぶ
君臣アイ:「そのために、まずは落ち着いて話をしませんとね。……追撃を頼みます」
君臣アイ:話しながら、目線だけを味方に向けた。
《エスフアンドの防人》:「これじゃテンサゲだ」
GM:イニシアチブ! 動きのある人!
GM:なければ佐薙さんだ
佐薙 浄音:いきます!
佐薙 浄音:マイナーで戦闘移動、防人にエンゲージ。まずは加速のダメージからですね。
佐薙 浄音:2d10
DoubleCross : (2D10) → 15[5,10] → 15
GM:結構行ったな
佐薙 浄音:佐薙 浄音のHPを12に変更 (27 → 12)
佐薙 浄音:うーん。思い切り削れちゃいましたがここは必要経費。メジャーで白兵攻撃です。
佐薙 浄音:《コンセントレイト》《咎人の剣》。
佐薙 浄音:戦術の補正込みで…
佐薙 浄音:13dx7+7
DoubleCross : (13DX7+7) → 10[1,1,2,2,2,3,5,6,7,8,8,8,10]+10[2,4,6,7,9]+10[2,7]+10[7]+4[4]+7 → 51
佐薙 浄音:よし。出目が跳ねました、達成値51。
《エスフアンドの防人》:ドッジ。《守りの砂》
《エスフアンドの防人》:10dx4
DoubleCross : (10DX4) → 10[2,2,3,7,7,8,8,9,9,10]+10[1,2,5,5,8,10,10]+10[7,7,8,9,10]+10[1,2,5,6,6]+10[2,2,10]+3[3] → 53
GM:違う!
《エスフアンドの防人》:10dx+4
DoubleCross : (10DX10+4) → 9[2,2,2,4,5,5,6,8,8,9]+4 → 13
佐薙 浄音:こわかった
君臣アイ:びっくりした
《エスフアンドの防人》:《ありえざる存在:雲散霧消》!
《エスフアンドの防人》:ダメージを減らします
君臣アイ:ここは羽鳥さん!お願いします!
君臣アイ:NPCカードを使用して雲散霧消を無効化に!
羽鳥七海:NPCカード発動。その効果を打ち消します。
《エスフアンドの防人》:おのれーっ
《エスフアンドの防人》:肖像にさっきのステージ映像流すぞ!
君臣アイ:録画してるんですか?
《エスフアンドの防人》:ダメージください!
佐薙 浄音:いきます
佐薙 浄音:6d10+13+20+3 装甲有効の…
DoubleCross : (6D10+13+20+3) → 32[3,10,1,9,5,4]+13+20+3 → 68
佐薙 浄音:ほぼ期待値。68点です。
《エスフアンドの防人》:装甲で減らし、超人的弱点で増やし、
《エスフアンドの防人》:まだ立っています!
《エスフアンドの防人》:そして《暴食の胃袋》の効果が解除されます。
佐薙 浄音:OK。上等です!
GM:演出どうぞ!
君臣アイ:「佐薙さん、手短にお伝えします。……ネックレスを狙ってください」
君臣アイ:呼吸の乱れを最小限の動きで均しながら。
佐薙 浄音:「承知しました」
君臣アイ:「おそらく本体はあのネックレスの方です。破壊とまでは行かなくとも、その物品に干渉できれば、相手の動きを鈍らせる」
君臣アイ:「……貴方の能力ならきっと出来ると思います。」
君臣アイ:「頑張って」ふ、と背中を押すように笑う。
佐薙 浄音:「あら。じゃあ、頑張っちゃいますね」
君臣アイ:「はい。応援ならいくらでも。得意ですから」
君臣アイ:大会であろうと任務であろうと、緊張を解しパフォーマンスを上げることが出来るのは笑顔である。
君臣アイ:その信念のもと顔を作り、仲間を見送る。
佐薙 浄音:格闘術としてはおおよそ不適切なほど大きなストライドで、まっすぐに走る。
肖像:一歩踏み込んだ、その瞬間。
肖像:長い足が、偶然、砂の中に埋まっていた巨大なボートの端を踏み抜く。
佐薙 浄音:バランスが崩れる。
肖像:オーヴァード脚力と梃子の原理。跳ね上がった船体が、長身を横から打ち据える。
丸藤透子:「あっ!? 佐薙さん!!」 一瞬の出来事に思わず叫ぶ。
佐薙 浄音:足場の変調と横からの打撃で姿勢が崩れる。
佐薙 浄音:いつのまにか両手を覆っていた黒い金属の籠手は、当然、藤ヶ浜ミヤの体に届かない──
佐薙 浄音:「──しッ」
佐薙 浄音:崩れた姿勢が、そのまま"前方へ伸びた"。
《エスフアンドの防人》:浮かびかけた笑み。だが、目を見開く。
佐薙 浄音:《防人》を、黒い高速の打撃が下からかち上げる。
佐薙 浄音:拳でも掌でもなく、蹴りだ。
佐薙 浄音:崩れた姿勢そのままに、踏み出す次の足が異様な角度で跳ねて、届いた。
《エスフアンドの防人》:「ぐッ、――――っ!」
佐薙 浄音:姿勢の崩れた蹴りなどは、本来威力の乗りようがない。だが反則がいくつか。
佐薙 浄音:まず、めりこんだ足を覆う脚甲から逆棘が伸びて、砕けたボートを"高速で円運動する足場"に変えていたこと。
佐薙 浄音:そして、佐薙浄音の全身の筋と腱が、その運動ベクトルを叩き込める方向に──ありえないものも含めて──連動して動いたこと。
佐薙 浄音:「…飛ばしそこねましたね。羽鳥さんの手助けまでいただいたのに」
佐薙 浄音:当然、無理な動きをした体にはがたが来る。だが、問題なく動く。五体はまだ、道具として機能する。
佐薙 浄音:構えを、コンパクトに取り直す。
肖像:肖像が、長大な波を発生させて
肖像:佐薙を妨害しようとしていた。だが、それも見えない異脚に傾けられて、あらぬ方向に。
羽鳥七海:「いえ、お見事です。」
《エスフアンドの防人》:高く吹き飛ばされる。周囲に纏われた結晶の欠片。藤ヶ浜を鎧う長大なネックレス。
《エスフアンドの防人》:その一角に、びき、と罅が入る。
《エスフアンドの防人》:「~~~~~~ッ!」
《エスフアンドの防人》:周囲のドームが揺れる。
佐薙 浄音:「…なるほど。面目は立ちました」
丸藤透子:「おおっ! 干渉できた!?」
《エスフアンドの防人》:彼の胃袋たるこの場の優位が、明確に傾いでいる。
君臣アイ:「似たような特性と聞きましたから…!うまくいきましたね!」
乾はやて:「……あっちは押し込めそうかな」
《エスフアンドの防人》:「貴様ら……!」目を見開き、怒りのままに表情を歪める。
《エスフアンドの防人》:「もはや、やばみ、やばたんやばみざわ!」
《エスフアンドの防人》:「真の幸福を理解しないあたおか共め……!」
君臣アイ:「三段に活用するほど激昂させたようですね」
君臣アイ:「これからが本番かもしれません、気を引き締めましょう」
佐薙 浄音:「ええ」
《エスフアンドの防人》:「テンサゲするがいい!」
丸藤透子:「……うん。いや、あの口調について今更突っ込んでる場合じゃないのは私も分かってるよ。分かってるけどね。うん。」
丸藤透子:盾を構えなおす。
GM:イニシアチブ。
肖像4:《時間凍結》。行動します。
乾はやて:お前かい!
丸藤透子:お前だったんかい
肖像4:俺だぜ
肖像4:マイナーなし。メジャー
肖像4:《砂の刃》《レインフォース》《虚空の陥穽》 。オートで《オリジナルツール:RC》
肖像4:1d3
DoubleCross : (1D3) → 1
丸藤透子:ぐええ陥穽
肖像4:君臣さんに攻撃します。
君臣アイ:はわわ
肖像4:ガード値-5扱い。命中時、こっちのエンゲージに移動。
肖像4:まずはダイスを振りますね。集団錬成こみで
肖像4:7dx+20
DoubleCross : (7DX10+20) → 10[2,5,7,9,10,10,10]+10[3,6,10]+3[3]+20 → 43
君臣アイ:ぎゃあ。
肖像4:気合い入ってるなお前……
君臣アイ:一応回避を試みます。
丸藤透子:10多くない?
君臣アイ:4dx+1>=43
DoubleCross : (4DX10+1>=43) → 10[6,8,10,10]+10[10,10]+9[6,9]+1 → 30 → 失敗
GM:いや怖いよ
君臣アイ:グェーッ!
GM:どんだけ嫌なの?
乾はやて:すごくがんばった
丸藤透子:カバーリングします!
君臣アイ:ありがとう…!
丸藤透子:《軍神の守り》!あと一応《イージスの盾》!
肖像4:ではダメージいくわね
丸藤透子:来い!
肖像4:5d10+26
DoubleCross : (5D10+26) → 32[8,4,9,1,10]+26 → 58
丸藤透子:高いって
丸藤透子:装甲とガードの合計出します
君臣アイ:殺意を感じ丸。
丸藤透子:15+17+1d10+4d10-5
DoubleCross : (15+17+1D10+4D10-5) → 15+17+3[3]+32[10,10,3,9]-5 → 62
GM:弾くなよ!
君臣アイ:?
乾はやて:さすが透子ちゃん
丸藤透子:全力ガードだ!
君臣アイ:ガードが硬い
GM:ともあれエンゲージ移動。加速世界の効果を受けよ!
丸藤透子:あ、強制移動でも減るのか……!
丸藤透子:21-2d10
DoubleCross : (21-2D10) → 21-5[3,2] → 16
丸藤透子:HP16に!
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を5増加 (105 → 110)
GM:硬ェ…………!
肖像4:肖像に、かつての男の姿が浮かぶ。
丸藤透子:「藤ヶ浜ミヤ! 今ので目覚めたりしてない? 起きろー!」 エスフアンドの防人に向かって叫んでいる。
丸藤透子:「起き……」
肖像4:酒でも入っているのか、爆笑しながら膝を叩いている。「ハァッハハハ! ちょ、おま、そーーーーんな隅っこで何してんだよ」
肖像4:「こっち来いってェ! ほら飲め、食え!」
丸藤透子:「……んん?」 振り返る。
乾はやて:「何だろう、あれ」こてん。
丸藤透子:「……!」
肖像4:映像の中の男が手を伸ばす。……それに合わせ、水晶の破片が、長大な腕を作り
丸藤透子:「はやて!君臣さん!」
肖像4:恐るべき速度で、近くにいる者を引き寄せようとする。
丸藤透子:エスフアンドの防人の方に向かって構えていたが、後ろにバックステップ!
肖像4:チャラ男特有の飲み会時の余計なお世話だ!
丸藤透子:腕に飛びつく!
肖像4:硬質な腕! 遺産再現により過剰化された速度で引き寄せ、そのまま肖像に叩きつける!
乾はやて:「透子ちゃん!」
君臣アイ:「丸藤さん!」
丸藤透子:「ぐ、ぐおお……!力が……つよ……!」 ジャリジャリジャリ!海底の岩を削りながら引き寄せられ、
丸藤透子:そのまま激突!
佐薙 浄音:「厄介な真似を…!」
君臣アイ:「こんな形の干渉もしてくるのか…!」
肖像4:違和の合間にはウニ、オコゼ、ハリセンボンなど危険生物がおり肌を傷つける。
丸藤透子:……が、全身を鎧に包んでいるためほとんど傷ついていない。
君臣アイ:丸藤さんの防御力への信頼と、肖像からの干渉の多寡を頭に入れる
丸藤透子:「……ってて。びびった……。」 激突の直前に頭部を覆った西洋兜の位置を直しながら立ち上がる。
《エスフアンドの防人》:「これが幸福の力だ……! そのまま押えていろ、ダイダイ!」
丸藤透子:「いや、幸福……まあ、幸福に関しては否定すべきじゃないけどさ……」
佐薙 浄音:「物申しておいたほうがいいですよ。お互い、意識があるうちに」
丸藤透子:「……うん。この時のこいつが幸福だってのは事実なんだろうね。あなたが言うんなら。」
丸藤透子:「そこは否定しないよ。」
《エスフアンドの防人》:「何が言いたい……!」
丸藤透子:「私が……私たちが否定すべきなのはさ、」 兜が消え、不敵に笑う顔が現れる。
丸藤透子:「あなたのやり方、行動だけだって話よ。」
君臣アイ:「誰かと一緒に騒ぐことは、絆にも繋がりますが」
君臣アイ:「無理矢理はいただけませんね。……乾さん、お願いできますか」
乾はやて:「了解」
乾はやて:少女の姿をした猟犬が、砲身を展開・伸長した彼女だけの武器──『シリウス』を構えている。
乾はやて:「あれは僕が処理する。君臣さんと佐薙さんは向こうに集中を」
GM:ではイニシアチブ。乾さんどうぞ
乾はやて:イエス。
乾はやて:オートでシリウス(レッテン)を装備して、マイナーで『リミッター解除』《ポルターガイスト》
乾はやて:シリウス(レッテン)を指定してシーン中の攻撃力+26、エピックで破壊キャンセル。
乾はやて:乾はやての侵蝕値を4(→ 4)増加 (111 → 115)
乾はやて:メジャーで『砲撃』《コンセントレイト》《コントロールソート:射撃》《バリアクラッカー》
乾はやて:対象はボッチな感じの肖像④。
乾はやて:命中判定。
乾はやて:(10+1)dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,1,4,4,4,5,6,8,9,10,10]+5[2,3,4,5]+4 → 19
乾はやて:ここに来て!
君臣アイ:コンボ:【wind assistance】《妖精の手》。ダイス目を10に。
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を4(→ 4)増加 (125 → 129)
乾はやて:ぽっ……
乾はやて:24から再回転。
乾はやて:1dx7+24
DoubleCross : (1DX7+24) → 10[7]+4[4]+24 → 38
乾はやて:OK。これで確定にしましょう。
肖像4:ドッジ。
肖像4:イベイジョン固定値。命中!
乾はやて:ではダメージロール。
乾はやて:4d10+26+26
DoubleCross : (4D10+26+26) → 15[1,3,7,4]+26+26 → 67
乾はやて:ちょっと低めの装甲ガード無視。
乾はやて:乾はやての侵蝕値を8(→ 8)増加 (115 → 123)
乾はやて:乾はやてのHPを1d10(→ 8)減少 (31 → 23)
肖像4:固定値がおかしいんだよなあ。パリーン。割れます。
肖像4:演出どうぞ。
君臣アイ:向き直り、カンカン、と踵が地面を打つ
君臣アイ:対処は乾さんに任せる。それに嘘はない。
君臣アイ:ただ少し手を────場を貸すだけだ
君臣アイ:わずかに虹色を帯びた文様が地面に現れる。領域内の人間に加護を与える加速領域。
君臣アイ:「では、頼みます」
乾はやて:「うん」
君臣アイ:それは行動だけではなく、銃を扱い、一連の動作を行う思考。それすらも通常以上にクリアに変えて。
君臣アイ:"いつもどおり"の実力を発揮できるように整えられて行く感覚があるだろう。
乾はやて:──了解、と返さなかったのは何故だろう。
乾はやて:今の僕は、猟犬か。『乾はやて』か。
乾はやて:自明だ。戦いの場において“ライラプス”は猟犬である。
乾はやて:……たったの一瞬、彼の気配を感じ取って、そうあろうとしなかった自分に『待て』をして。
乾はやて:「アームズリンク開始。『シリウス』、ガンハウザー・モード起動完了」
乾はやて:見据える。その先にいるのは肖像の一つ姿。透子ちゃんを連れて行った、最後の一体。
肖像4:肖像の姿が入れ替わる。
肖像4:かつて貴方を吹き飛ばした男の姿が、レシーブを構えている。
乾はやて:知った顔だ。はやてはとうとう、彼にスパイクを打ち込むことはなかったが。
乾はやて:「オプション・コード入力。ターゲット、インサイト」
乾はやて:そのつもりなら。相手になろう。
乾はやて:砲口が灼熱を灯し、陽炎のようにゆらめく。
乾はやて:──シャイニング・アイ。口をついて出た言葉だったが、今にしてみれば存外、しっくりとするものだ。
乾はやて:何故ならば。
乾はやて:今、猟犬が構える砲の名は。
乾はやて:「攻撃開始」
乾はやて:『シリウス』が咆哮する。
乾はやて:雷の撃槍が走り、鏡に映った肖像を過たずに貫く。
肖像4:およそ人界において限界に至った反応速度。
肖像4:だが、それでも、星を受けるにはあまりに足りない。
肖像4:なすすべもなく撃ち抜かれ、その映像ごと霧散する。
肖像4:《ありえざる存在:歪みの領域》 を持っていましたが
肖像4:バリアクラッカーのガード不可効果のため発動できず。
肖像4:最後の肖像が消滅!
GM:ではイニシアチブ。丸藤さん
丸藤透子:マイナーで移動しましょう。君臣さんとはやてのいるエンゲージへ。
GM:帰って来んなー!
乾はやて:おかえり透子ちゃん
丸藤透子:2d10ダメージですね……!
丸藤透子:丸藤透子のHPを2d10(→ 11)減少 (16 → 5)
丸藤透子:ぐはあ
GM:あ、いや
丸藤透子:む
GM:《肖像》を全て破壊したことで、以下のエフェクトの使用が不能、効果が消失します。
丸藤透子:!
肖像4:《加速世界》
肖像4:《ありえざる存在:雲散霧消》
肖像4:《ありえざる存在:歪みの領域》
肖像4:これらはミドル戦闘シリーズで敗北していた場合、エフェクトレベルが上がっていました
GM:なのでダメージは受けなくて良いよ
佐薙 浄音:ナイスでしたね!
君臣アイ:コワ~
丸藤透子:はあーい。
乾はやて:コワ~
丸藤透子:では移動して、メジャーアクションは放棄。
丸藤透子:「……ふう。」 深呼吸をして、
丸藤透子:しっかりとした足取りで君臣さんたちの元へゆっくりと戻る。
丸藤透子:一歩一歩、踏みしめるように。足元に不幸は起こらない。
丸藤透子:他の仲間には見えないが、少し残念そうに笑って、
丸藤透子:「うっし!あとはあいつだけ!」 喝を入れ直す。
丸藤透子:足元にどんな不幸が起ころうと、笑顔で渡り切ってやるつもりだった。
GM:ではクリンナップ。《暴食の胃袋》は解除済みなので、何もありません。
GM:第二ラウンド、セットアップ。
君臣アイ:セットアップなし。行動値も6に戻ります。
丸藤透子:セットアップ!戦術!自分以外の3人のダイス+5!
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を6(→ 6)増加 (110 → 116)
佐薙 浄音:佐薙 浄音のイニシアチブを5に変更 (10 → 5)
《エスフアンドの防人》:何もなし。
乾はやて:なし。
佐薙 浄音:行動値リセットかかった状態で、セットアップは何もなし。
GM:ではイニシアチブ。
GM:防人の行動です
《エスフアンドの防人》:「……風神。ダイダイ。BDM。火産偶像……まさかこれだけ揃えて届かないとはな。マジおつおつ」
《エスフアンドの防人》:マイナーなし。
《エスフアンドの防人》:「だが、それでも。」
《エスフアンドの防人》:「僕はサゲない。アガり続ける。やっぱりアタシらが最高の仲間達って感じだ……!」
《エスフアンドの防人》:《コンセントレイト:モルフェウス》《砂の刃》《レインフォース》《クリスタライズ》《砂の加護》《インビジブルハンド》《ギガノトランス》《オリジナルツール:RC》
《エスフアンドの防人》:全員にシーン攻撃。装甲無視。ガード値-5。飛行状態の場合それを解除。
《エスフアンドの防人》:命中判定!
《エスフアンドの防人》:15dx8+20
DoubleCross : (15DX8+20) → 10[3,4,4,5,5,6,6,7,8,9,9,9,10,10,10]+10[2,3,5,8,9,9,10]+5[2,3,5,5]+20 → 45
佐薙 浄音:高いですねえ。
君臣アイ:ケェッ 回避をします
君臣アイ:4dx+1>=45
DoubleCross : (4DX10+1>=45) → 9[7,7,8,9]+1 → 10 → 失敗
君臣アイ:ダメでしたね
丸藤透子:君臣さんをカバー!
佐薙 浄音:うーん。ガードですね。
乾はやて:ドッジ。
乾はやて:5dx+1-2>=45
DoubleCross : (5DX10-1>=45) → 10[1,2,5,10,10]+10[8,10]+2[2]-1 → 21 → 失敗
丸藤透子:《軍神の守り》、その後に《イージスの盾》とプロテクトアーマーの効果を使用。
乾はやて:クゥーン……
《エスフアンドの防人》:ではダメージ。
《エスフアンドの防人》:5d10+24
DoubleCross : (5D10+24) → 29[2,8,4,10,5]+24 → 53
丸藤透子:ぐへえ
佐薙 浄音:倒れます…ので、《エスフアンドの防人》に「有為/■敵愾心」ロイスを取得してタイタス化、即昇華して復活。
《エスフアンドの防人》:死ねーーっ!
丸藤透子:ガード値は一応出します
丸藤透子:17+3+1d10+4d10-5
DoubleCross : (17+3+1D10+4D10-5) → 17+3+10[10]+27[4,10,4,9]-5 → 52
丸藤透子:52点減衰して……カバー分の2倍!
丸藤透子:丸藤透子のHPを2減少 (16 → 14)
乾はやて:さすが透子ちゃん
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を5(→ 5)増加 (116 → 121)
《エスフアンドの防人》:装甲無視してるんやぞ!
乾はやて:僕は2.3倍ほど吹っ飛ぶので、佐薙さんのロイスをタイタス昇華して復活。HP12に。
君臣アイ:ガード強い
《エスフアンドの防人》:背後の結晶壁に、映像が浮かぶ。
《エスフアンドの防人》:『ヤッホーーー! あたしら大勝利じゃぁーーーん!』
《エスフアンドの防人》:喜びはしゃぎ回る女性の姿。チームの仲間達と、高く手を掲げて合わせていく。
《エスフアンドの防人》:『ヘイ! ヘイ! ヘイ! ヘイ!』 ハイタッチの音が鳴り響く。何度も、何度も。そして最後は全員で合わせて、
《エスフアンドの防人》:水晶で出来た、巨大な手のひらが、その場に居る全員の背後に無数に出現する。
《エスフアンドの防人》:『ッウェエーーーーーーーーーイ!』 最後のハイタッチと共に、水晶の手のひらが加速!挟み込み、叩きつける!
佐薙 浄音:「ぐっ……!」
丸藤透子:「……」 こういう時の行動では迷わない。既に君臣さんの横にぴったり付いている。
乾はやて:咄嗟に全身を盾にして『シリウス』をかばう。
乾はやて:透子ちゃんなら、きっと彼を守る。この後、切り返すことだけ考えていればいい。
君臣アイ:「っ……!」
君臣アイ:回避するための加速より早くその手は迫る。
丸藤透子:「君臣さん!伏せる!」
君臣アイ:「はい!」
君臣アイ:しかしそれより早く。行動が始まる前から、既に守りの盾は敷かれている
君臣アイ:体を折り曲げるように地面へと伏せた
丸藤透子:2人を取り囲むように、海底の岩がそのまま壁になったような盾が3枚。
《エスフアンドの防人》:水晶の手のひらが、岩肌の盾を砕く! 砕く! 砕……ききる!
丸藤透子:「どおりゃあああああっっ!!!!」 地面についた手を離し、周囲に出現したそれらの盾を支える!
《エスフアンドの防人》:……だが、盾の三枚目と同時に、手のひらも弾け飛ぶ。
《エスフアンドの防人》:僅かな破片が丸藤さんの頬を掠めたが、それだけだ。
《エスフアンドの防人》:「……忌々しい。」 同時に、乾さんと佐薙さんを襲っていた掌も、砂へと帰る。
丸藤透子:「はあっ、はあっ……!」 息はあがっているが、膝はついていない。
佐薙 浄音:「さすが」
乾はやて:「透子ちゃん」さすが、の部分が重なった。
君臣アイ:「ありがとうございます、丸藤さん……!」
丸藤透子:地面に再び左手をつけると、右手に同じ色の盾が再出現する。
君臣アイ:女性の顔に傷を、と言葉を発しかけるが、飲み込む。
君臣アイ:自分の未熟の結果は後で反省すればいいと、感謝だけ述べて前を向いた。
丸藤透子:「どういたしまして! でも気にしすぎんなよ後輩くん!」
GM:イニシアチブ。乾さんです
乾はやて:イエス。
乾はやて:マイナーなし。メジャー『砲撃』《コンセントレイト》《コントロールソート:射撃》《バリアクラッカー》
乾はやて:対象は“エスフアンドの防人”。妨害なければ命中判定に。
《エスフアンドの防人》:ありません!
乾はやて:ちょいさ。
乾はやて:(10+1+5)dx7+4
DoubleCross : (16DX7+4) → 10[1,1,3,3,5,5,5,6,6,7,7,8,10,10,10,10]+10[1,2,4,5,5,5,7]+4[4]+4 → 28
乾はやて:大丈夫かな。これで確定しましょうか
丸藤透子:あ、サラマンダーします?
《エスフアンドの防人》:ドッジ。《守りの砂》
君臣アイ:妖精もあるよっ
《エスフアンドの防人》:サラマンダーと妖精どうする?
佐薙 浄音:やむやむやみー
乾はやて:妖精は大丈夫かなと。サラマンダーだけいただきます。
丸藤透子:丸藤の鎧の鎖(フォールンサラマンダー相当)の効果 ダメージ+2d10
《エスフアンドの防人》:ではドッジ。守りの砂
《エスフアンドの防人》:10dx+2
DoubleCross : (10DX10+2) → 10[2,2,3,4,4,5,6,8,9,10]+7[7]+2 → 19
《エスフアンドの防人》:あと一回転すれば……! ください!
君臣アイ:怖いなあ!
佐薙 浄音:あげません!
乾はやて:ほっ。それでは。
乾はやて:3d10+26+26+2d10
DoubleCross : (3D10+26+26+2D10) → 10[1,5,4]+26+26+12[5,7] → 74
乾はやて:装甲ガード無視で74点と出ました。
《エスフアンドの防人》:装甲ー! 無理み! 吹っ飛びます
《エスフアンドの防人》:《魂の錬成》で復活。
《エスフアンドの防人》:演出どうぞ。
乾はやて:乾はやての侵蝕値を8(→ 8)増加 (123 → 131)
乾はやて:乾はやてのHPを1d10(→ 6)減少 (12 → 6)
丸藤透子:「はやて!」 黒褐色の盾を掲げると、
丸藤透子:盾の材質が変化。『シリウス』と似た、金属質に変わる。
丸藤透子:決め打ちのコンビネーション用の盾だ。
丸藤透子:地面に突き刺す!
乾はやて:「うん」
乾はやて:呼び声に、ひしゃげた体を作り直して身を起こす。
乾はやて:見事に押し潰されはしたが、『シリウス』は守り抜いた。
乾はやて:透子ちゃんの盾に半ば叩きつけるように『シリウス』の砲身を載せる。
乾はやて:再生直後で覚束ない足元を踏み締め、残った力を腕に注いで砲身を固定する。
乾はやて:「射線軸固定。チャージ完了」
乾はやて:「攻撃開始」
乾はやて:間髪入れずに指が引かれ、砲口より雷の光条が解き放たれる。
乾はやて:どれほど傷つこうとも。痛めつけられようとも。
乾はやて:猟犬は、狙った獲物を決して逃さない。
《エスフアンドの防人》:「-----ッ!」 雷光に、女性が飲まれ……
《エスフアンドの防人》:「うぇへへ……」ばたり、とその場に倒れ込む。「ダイダイ、風神、カナサナ、ぐっちゃん……次はどこの浜に行く……?」
《エスフアンドの防人》:そして、砕け散った首飾りが、宙に浮いている。
乾はやて:「離れた……?」
丸藤透子:「……っし!藤ヶ浜ミヤから離れた!」
《エスフアンドの防人》:「――存在危機。存在危機。七曜に翳りは許されない」
GM:イニシアチブ。
《エスフアンドの防人》:《時間凍結》。HPを消費して行動権を獲得。
君臣アイ:ヒェーッ
《エスフアンドの防人》:マイナーなし。
《エスフアンドの防人》:《砂の刃》《レインフォース》《クリスタライズ》《スプリットアタック》 二名に攻撃。
《エスフアンドの防人》:1d4
DoubleCross : (1D4) → 4
《エスフアンドの防人》:佐薙さん。
《エスフアンドの防人》:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1
《エスフアンドの防人》:乾さん。
乾はやて:ヒェーッ
佐薙 浄音:こっちに来ましたか。
《エスフアンドの防人》:ただしこいつが持っているのはラウンド限定技ばかりだ……
《エスフアンドの防人》:10dx+10
DoubleCross : (10DX10+10) → 9[1,2,6,6,6,6,7,8,9,9]+10 → 19
乾はやて:へろへろだけどドッジ。
乾はやて:5dx+1-2>=19
DoubleCross : (5DX10-1>=19) → 8[2,7,7,8,8]-1 → 7 → 失敗
乾はやて:クゥーン……
佐薙 浄音:19…
佐薙 浄音:せっかくなんでドッジするだけしてみましょう。能力訓練肉体入れて…
佐薙 浄音:10dx+1
DoubleCross : (10DX10+1) → 8[1,2,2,3,3,4,6,6,7,8]+1 → 9
佐薙 浄音:ダメですね。命中しました
丸藤透子:じゃあカバーします!
丸藤透子:《軍神の守り》、そして《イージスの盾》。
《エスフアンドの防人》:2d10+22
DoubleCross : (2D10+22) → 13[7,6]+22 → 35
丸藤透子:ガード値!
丸藤透子:17+1d10+4d10-5
DoubleCross : (17+1D10+4D10-5) → 17+9[9]+18[8,2,6,2]-5 → 39
丸藤透子:かきーんだ!
乾はやて:ありがとう透子ちゃん
丸藤透子:丸藤透子のHPを0減少 (14 → 14)
丸藤透子:丸藤透子の侵蝕値を5(→ 5)増加 (121 → 126)
《エスフアンドの防人》:「新規護神媒介を検索。新規護神媒介を徴発--」
佐薙 浄音:倒れますので、庇護で取っていた乾さんのロイスをタイタス化して昇華。
佐薙 浄音:復活します。
《エスフアンドの防人》:ザリザリザリザリ。宝石の破片に沿って生み出された長い水晶の鎖が四方に走り、佐薙さんと乾さんめがけて走る!
乾はやて:(この軌道は……当たる……)『シリウス』を透子ちゃんの盾から降ろし、抱え込む。
乾はやて:が。
佐薙 浄音:距離もない。真正面から貫かれる。
丸藤透子:浮いた首飾りと、はやての間。鎖の軌道上。
丸藤透子:攻撃の前から位置取りは終えている。
丸藤透子:鎧で鎖を受け、鎧はそのまま砕ける……が!
丸藤透子:「ぐっ……こんの……!」
丸藤透子:鎧が砕けて露になった水着姿のまま、鎖を両手で抑え込んでいる。
佐薙 浄音:「…考えることは同じですね」
《エスフアンドの防人》:「妨害発生。妨害発生。妨害発生……つらたん……」佐薙さんを貫いた鎖が、丸藤さんに抑え込まれた鎖が、結晶化で彼女を取り込もうとしている。
GM:イニシアチブ。君臣さんどうぞ。
丸藤透子:このまま鎖を掴んだままなら、遺産の効果で同化が始まるだろう。
佐薙 浄音:籠手が鎖を掴んでいる。"用途の解釈"。これは、相手を繋ぎ止めるための鎖。
丸藤透子:だが離さない。
乾はやて:「……君臣さん」
佐薙 浄音:「花道は用意しましたよ」
丸藤透子:「んぎぎ……!」 鎖を抱えている全身の力を、さらに込めている。
丸藤透子:「やっ……ちゃえっ……!」
《エスフアンドの防人》:鎖は放ったもの以外にも四方に伸び、半ば檻のようになっている。
《エスフアンドの防人》:完全な暴走状態だ。
君臣アイ:「ありがとう、ございます」ふ、と息を吐く
君臣アイ:その正面。まっすぐお互いをつなぐ延長線に立つ。
君臣アイ:マイナーなし。
君臣アイ:メジャーでコンボ:【僕を導け、アンツーカー】《砂の刃》《虚構のナイフ》《クリスタライズ》《確定予測》
君臣アイ:暴食は解除されてるので戦術分だけ載せまして…
君臣アイ:12dx+6
DoubleCross : (12DX10+6) → 10[3,4,5,6,6,6,7,8,9,9,9,10]+1[1]+6 → 17
《エスフアンドの防人》:《守りの砂》
君臣アイ:リアクションC+2です
《エスフアンドの防人》:10dx12+2
DoubleCross : (10DX12+2) → 9[1,1,2,4,5,5,8,8,9,9]+2 → 11
《エスフアンドの防人》:おのれ確定予測……!!
《エスフアンドの防人》:命中!
君臣アイ:ではダメージ!
君臣アイ:命中時に《フェイタルヒット》ダメージ+4D
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を4(→ 4)増加 (129 → 133)
君臣アイ:2d10+28+4+4d10 ガード値-5、装甲無視
DoubleCross : (2D10+28+4+4D10) → 13[7,6]+28+4+28[9,7,5,7] → 73
君臣アイ:73点装甲無視。ガードは-5です
《エスフアンドの防人》:《超越活性:魂の錬成》 レベルは6。
君臣アイ:君臣アイの侵蝕値を13増加 (133 → 146)
《エスフアンドの防人》:くっ、時間凍結のHP減少が……特に関係ない!
《エスフアンドの防人》:砕け散ります。復活もなし。演出どうぞ!
君臣アイ:加速の領域が展開する。
君臣アイ:周り全てが鈍化する中で、自分だけがいつもどおりに動く。
君臣アイ:暴走する鎖のレーン。抑え込まれたそれが、花道のようにまっすぐ二筋自分の前に伸びている
君臣アイ:ざ、と片足を後ろに引いてのスタート姿勢。間髪を入れず、地面を蹴る
君臣アイ:一歩踏み出し加速して
君臣アイ:二歩踏み出して勢いを生む
君臣アイ:三歩進めばトップスピード
君臣アイ:余人には認識されない速度の中で、自分と目標だけの時間が訪れる。
君臣アイ:《ドクタードリトル》
君臣アイ:加速の中で、しかし言葉だけは相手に伝わる
君臣アイ:「共感はあります」
君臣アイ:「何かを集めるというその性質。無形の称賛と幸せ、その類似に思いを馳せずにいられない」
君臣アイ:「一歩間違えば、僕もそうなっているかもしれない。そう考えると、足が震える」
君臣アイ:「……だけど、どれだけ似ていても行動で評価をしてくれる。……行動で評価されてしまう環境だと、言われましたから」
君臣アイ:苦笑する。
《エスフアンドの防人》:鈍化した視界の中で、鎖が緩やかに貴方へと伸びる。
《エスフアンドの防人》:髪を掠める。腕を、足を、疾風が揺れる。
君臣アイ:「なら、僕は迷惑を掛ける行動を止めることを是とします」
君臣アイ:障害物の間を、大きな的になる体を極限に捻り、交わし、近づく。
《エスフアンドの防人》:あるいはそれは、伸ばされた手のように。
君臣アイ:手を伸ばせば届くほどの距離。
《エスフアンドの防人》:(僕は)
《エスフアンドの防人》:引き延ばされた鎖の音に混じって、声が聞こえた気がした。
《エスフアンドの防人》:(もう二度と)
《エスフアンドの防人》:(主を失いたくなかった)
君臣アイ:耳を傾ける。
君臣アイ:「わかるよ」
君臣アイ:その顔は穏やかに。緩やかな風が吹くように。
君臣アイ:「一度感じた幸福は手放したくないし、執着しちゃうよな」
君臣アイ:「だけど僕は、先に行くことにするから」
君臣アイ:「いつか、君もこっちにこい」
君臣アイ:きっと出来るさ、と頷いて
君臣アイ:「僕と君は、とても良く似ているからね」
君臣アイ:「待ってるよ。……なに」
君臣アイ:伸ばされた鎖を掴む。手を取るように。
君臣アイ:そしてネックレスに触れる。その指には、靴から変じた銀の指輪。
君臣アイ:《欲望の姫君》と呼ばれる遺産がその暴走に干渉し、全ての動きを止めさせる
君臣アイ:「夏が終わっても、秋も楽しいものさ」
君臣アイ:─────そして、加速が終わり。通常の時間が戻ってくる。
君臣アイ:一瞬の加速がもたらす衝撃が、鎖ごと吹き飛ばした。
君臣アイ:「《エスフアンドの防人》 ○P隔意/N共感」でロイスを取得します
《エスフアンドの防人》:音すら越えた衝撃。
《エスフアンドの防人》:鎖が一斉に弾け飛び、崩壊し、砂へと還る。
《エスフアンドの防人》:伝播する崩壊の中心。君臣アイの手の中に、ただ一つ残った
《エスフアンドの防人》:果実のような宝石を残して、遺産《エスフアンドの防人》は、その活動を完全に停止した。
GM:戦闘終了。
GM:それでは先にバックトラックを行いましょう。
GM:今回のEロイスはこちら!
GM:歪んだ囁き(DADに使用)
囚人の鳥籠(藤ヶ浜に使用)
暴食の胃袋
ありえざる存在:歪みの領域
ありえざる存在:雲散霧消
唯我独尊
超越活性:魂の錬成
GM:7つです。振るが良い
君臣アイ:ふるふる!
佐薙 浄音:うーん。ごめんね、使います
佐薙 浄音:119-7d10
DoubleCross : (119-7D10) → 119-36[5,4,4,8,10,4,1] → 83
君臣アイ:146-7d10
DoubleCross : (146-7D10) → 146-46[2,9,10,5,1,10,9] → 100
丸藤透子:126-7d10
DoubleCross : (126-7D10) → 126-42[6,2,3,6,6,9,10] → 84
乾はやて:振るんちゅ。
乾はやて:131-7d10
DoubleCross : (131-7D10) → 131-38[2,3,1,8,10,7,7] → 93
君臣アイ:きっかり。100から残りロイス6で等倍します。
君臣アイ:100-6d10
DoubleCross : (100-6D10) → 100-35[4,9,6,3,4,9] → 65
君臣アイ:出目がいい。4点。
佐薙 浄音:で、83からロイス4で……等倍かなあ
佐薙 浄音:83-4d10
DoubleCross : (83-4D10) → 83-25[9,6,6,4] → 58
佐薙 浄音:う、下がりすぎた
乾はやて:残りロイス5本。等倍かな
乾はやて:93-5d10
DoubleCross : (93-5D10) → 93-36[10,6,5,10,5] → 57
丸藤透子:透子も等倍振り……かな?2点になる30%より低くなるってことはないでしょ~
丸藤透子:84-6d10
DoubleCross : (84-6D10) → 84-43[5,8,6,6,9,9] → 41
丸藤透子:3点!
乾はやて:佐薙さんとはやては4点ですね。
GM:Dロイスは《遺産継承者:エスフアンドの防人(欲望の姫君)》のみ。
佐薙 浄音:はい
GM:Dロイス1点、いつもの5点に、シナリオ点は海を満喫したので10点にしましょう
GM:16点+侵蝕点をお受け取り下さい
佐薙 浄音:ジャスト20ですね。
君臣アイ:20!
乾はやて:20点いただきます。もしゃもしゃ。
丸藤透子:やったー!ウェーーイ!
丸藤透子:19点!
君臣アイ:C((20+20+20+19)/3+1)
DoubleCross : c((20+20+20+19)/3+1) → 27
GM:27点もらいまーす
GM:計算が速い!
乾はやて:文明の利器だね
君臣アイ:ノイマンですから!
GM:ご、と海底空間が震える。
GM:周辺を埋め尽くしていた水晶が、その中に囚われた人間ごと、その解像度を薄れさせ、消えていく。
《エスフアンドの防人》:《ブラックダイヤモンド》《暴食の胃袋》《キングダム》。
《エスフアンドの防人》:その力に囚われた人間達は、そのワーディングの解除と共に、元いた場所へと返っていく。
丸藤透子:「おお……みんな消えてくねえ。これはうまくいった感じかな。」
GM:だが同時に、ほつれ始めた水晶壁の穴から、……海水が流れ込んでくる。
丸藤透子:壁面を観察している。砕けた鎧は元に戻さず、水着姿のまま。
乾はやて:「もしかして」
乾はやて:「ここ、水没する?」こてん。
佐薙 浄音:「まあ大変」
羽鳥七海:「……まあ大変、じゃなくて!」
丸藤透子:「ん?まあ、でも私たちもああいう感じに……」 水晶が消えた壁面を指さす
丸藤透子:「……あれ?ならないね……?」
GM:元に戻るのは、ワーディングで囚われていた人間達だ。
佐薙 浄音:「私達は、時間を止めたまま引き込まれたわけではないですからね」
君臣アイ:「……ワーディングを含め、オーヴァードには耐久性があるのかもしれませんね」
GM:オーヴァードであり、侵入者に近かった貴方たちに作用する恩恵ではない。
君臣アイ:「つまり、影響外であるがゆえにアフターフォローもなし……なのかも」
羽鳥七海:「君臣さん! 遺産は!?」
《エスフアンドの防人》:しーん。掌の中に残された宝石は何も言わない。
君臣アイ:「あ、はい!確保しております!」
君臣アイ:「………綺麗なだけですね!」
佐薙 浄音:「みなさん、泳ぎは得意ですか? このまま海が戻ったとすると…」
佐薙 浄音:「目算、水深20メートルくらいからかしらん」
GM:バキン。バキン!バキン!
GM:水が雪崩れ込んでくる。
丸藤透子:「オ、オーヴァードの再生力に頼れば浮くくらいまでは何とか……」
乾はやて:「少しなら」犬かきなど。
乾はやて:「でも、海面まで上がれるかな」折り畳んだ『シリウス』を背に担いでいる。
君臣アイ:「水流を考えると、泳ぎと言うか潜水ですか。息を止め…て、解決するのかは知りませんが……」
君臣アイ:「水泳訓練は受けました。なんとか引っ張ってみます…!」
乾はやて:ある程度コンパクトになろうとも質量は変わらない。ダイビングの装備などもない。
乾はやて:有り体に言って、沈みそう。
GM:既に水深は膝まで。
丸藤透子:「はやてのそれはヤバいよね……」 腕を振ると、右手首にブレスレットが出現する。
乾はやて:「うん。ヤバい」
GM:やがて天井も崩れ、滝のように水が落ちてくる。
丸藤透子:さらに手首を振ると、ブレスレットがほどけて大量の鎖に。ジャラジャラジャラ。
羽鳥七海:「君臣さんって空歩けましたよね? 同じ要領でこう、水中を走るみたいなこととか……」
丸藤透子:「……おお!?」
君臣アイ:「出来る…かもしれませんが、やったことはないですね。ぶっつけ本番になります」解除した銀の靴を表す。
君臣アイ:「丸藤さん、鎖で皆を固定出来ますか。僕が出来るだけ皆さんを先導します」
君臣アイ:ぐ、と気を引き締めて緊張した顔。
羽鳥七海:「佐薙さん!」
佐薙 浄音:「両手に抱えるほど花ですね!」
丸藤透子:「おうよ!みんな集まって!」 君臣さんを中心に、
乾はやて:「了解。いつぞやのフォーメーションで」
羽鳥七海:「さっきぶつかったボートありますよね?」
君臣アイ:「花が海水で萎れないと良いのですが!」
君臣アイ:鎖を使って全員を抱きとめるように引き寄せる。
丸藤透子:鎖をみんなに手渡していく。
佐薙 浄音:「はい。体をくくりつける程度の目的なら使えるかと思いますが」
佐薙 浄音:「問題は君臣さんの耐荷重──まあ」
羽鳥七海:「今カッコイイこと言ってる場合ですかきゃあ!」
佐薙 浄音:「野暮でしたね。ではお邪魔します」
羽鳥七海:ボートをひっくり返して、空気を下側に。
乾はやて:「ん」背中にぴったり。
羽鳥七海:「足場に使って下さい」
佐薙 浄音:君臣さんの腕をだいて体を寄せる。
君臣アイ:「ありがとうございます」ふ、と顔が見える内に微笑む。
丸藤透子:反対側、君臣さんが鎖を持つ方の手を支える。
羽鳥七海:空いてる場所がそこしかないため、君臣さんの前面、肩に手を掛ける。
羽鳥七海:ひっくり返したボートが、溜まった水で浮いてくる。
羽鳥七海:「て、天井が割れた瞬間に、真上に飛んで下さい」
羽鳥七海:「ボートを真下に蹴っ飛ばして」
君臣アイ:体が別々の体温に包まれていく。流れ込む海水で冷めた体温が補われる
君臣アイ:「はい」そのボートの足場を確かめながら、ぎゅ、と顎下から届く羽鳥さんの声を聞く。
羽鳥七海:ボートの上に君臣さんと四人。鎖で縛り合って、しがみつく。
君臣アイ:「では皆さん、合図をしたら出来るだけ息を吸い込んでくださいね」
君臣アイ:ぎゅう、と腕の中と左右、後ろから伝わる存在を確かめて天井を睨む
丸藤透子:「私はいつでもオッケー!」
乾はやて:「こちらも」
羽鳥七海:「はい……!」
佐薙 浄音:「はい」
羽鳥七海:同じく天井を注視する。
羽鳥七海:君臣さんが凜々しく上を見上げる横顔を見ているわけではない。
GM:……やがて、天井全体に大きくヒビが入る。
君臣アイ:つ、とその頬を薄く汗が伝う。
君臣アイ:その瞬間。全員を包むように加速の加護をもたらす領域が展開する。
君臣アイ:崩壊の音が鈍化し、ひび割れる一瞬を引き伸ばして
君臣アイ:お互いの鼓動が聞こえるほどにしっかりと引き寄せて、ひとかたまりになる
君臣アイ:「………3、2」
君臣アイ:その兆候を見て、全員が思い切り息を吸うように───地底とは思えない、僅かな花のような香りの空気を吸い込んで
君臣アイ:「────い、」ち。
君臣アイ:足裏で加速が、
GM:壁と天井が同時に全崩落し。
GM:海水が雪崩れ込む
GM:激しい蹴足の衝撃と共に、貴方たちの体は上へと跳ねた。
GM:空は既に夕暮れ。青かった水面を、沈む陽が赤く染め上げている。
GM:水上ステージは、何の破損もなく、静かに浮かび続けている。
GM:その上に十数人ほど、どこからともなく現れた、気を失った人間が倒れているものの、まもなく救助が駆けつけるだろう。
GM:その位置から少しばかり海流で流された、沖との境目のあたり。
GM:そこに、古びたボートがばんっと海面に顔を出す。
GM:それを追うように、あなたたちは海面にたどり着いた。
君臣アイ:「────ぶはっ!」
君臣アイ:ざば、と勢いよく水柱をあげながら海面に顔を出す
丸藤透子:シュルシュルと鎖が巻き取られる音がして、全員の体から鎖が外れる。
君臣アイ:太陽に熱せられた空気が肺に心地よい
羽鳥七海:「げほっ、げほっ……!」
羽鳥七海:その腕にしがみつくように、少し遅れて上がる。
羽鳥七海:激しく息をつき、水を吐き出す。「な、なんとか、無事に……」
乾はやて:「は……っ」白糸のような髪を濡らして、君臣さんの後ろから顔を覗かせる。
乾はやて:その逞しい背にしがみついたまま。『シリウス』もちゃんと背負っている。
佐薙 浄音:「ふぅ」少し遅れて、海面に浮き上がってくる。
佐薙 浄音:「まあ。危なかったですね。あのままだったら、上をステージに塞がれていたかも」
丸藤透子:君臣さんのすぐそば、水中から右手だけが現れる
丸藤透子:ゴポゴポと泡が遅れて上がってくると、右手に文字通り、手のひら大の小さな盾が出現。
丸藤透子:盾が光ると、ガチャガチャと音を立ててサーフボードに変形する。
丸藤透子:「………ぷっ……はぁーっ!」
丸藤透子:「あ……焦った……もう一回沈むところだった。」
丸藤透子:サーフボードにしがみついている。
羽鳥七海:「盾……?」
乾はやて:「よかった」ホッとしている。
羽鳥七海:「丸藤さんはともかく……乾さん、銃をこちらに……」
君臣アイ:「全員無事のようですね…良かった」
羽鳥七海:一緒に上がってきたボートをこちらに引き寄せようと、離れる。
羽鳥七海:……離れようとするが、「いっ」 体力が足りず、沈みかける。
君臣アイ:「あぶっ」反射的に空いた手で水中の腰を支える「ないっ」
羽鳥七海:「こほっ、ふっ」
佐薙 浄音:「乾さん、こちらでお手伝いしますね。実は泳ぎも得意なんです」
乾はやて:「了解。背負っていると泳げないから、助かる」
君臣アイ:「お願いします、佐薙さん。……羽鳥さんも無茶しないでください。さっきまで体が大変だったんですから」
羽鳥七海:焦った様子で、そのまま引き寄せられ、しがみつく。
羽鳥七海:「す、ケホッ、すみません……」
君臣アイ:腕と自分の体で支えるようにぎゅう、と挟み込んで浮力の助けとする
羽鳥七海:やや疲れた目。密着度を意識できていない。
君臣アイ:「まったく……」やれやれ、という声音
君臣アイ:「すみません、誰か先にボートに上がって、引き上げてください。羽鳥さんがこのままだと沈みそうで…」
乾はやて:「………」
乾はやて:佐薙さんに手伝ってもらって『シリウス』を運びながら、そのようすをじっと見ている。
羽鳥七海:浮力もあるが、完全に体重を預けている。
佐薙 浄音:「むずむずします?」
君臣アイ:水中に椅子の座面を作るように腕を差し込んで羽鳥さんの体を支える。
乾はやて:「……えっ? ええと……」むずむずと言うか、きゅっとすると言うか。
丸藤透子:「ありゃ。じゃあ私がボートあがるね。ちょい待って。」
君臣アイ:(小柄な体だな……)普段の振る舞いから少しだけギャップを感じつつ、姿勢を安定させる。
丸藤透子:サーフボードをボートの横に付け、ボートが転覆しないように乗り込む。
丸藤透子:サーフボードを消して、鎖を再び出して羽鳥さんの方向へ投げると、鎖の先が浮き輪に変わる。
佐薙 浄音:「アドバイスですが、乾さん。何かやりたくなったら、そのこと自体では迷わないほうがいいですよ」
乾はやて:「………」
乾はやて:「覚えて……おく」
君臣アイ:「ありがとうございます、丸藤さん」
君臣アイ:浮き輪を海中に引き込むようにして、ぐったりとした羽鳥さんを載せ、浮かせる。
羽鳥七海:「……、ありがとうございます」
羽鳥七海:一瞬、君臣さんを掴む手に力を込めた気がしたが
羽鳥七海:そのまま浮き輪に移り、すいーと牽かれていく。
君臣アイ:掴んでいる羽鳥さんの手を両手で包んで、お腹の上に載せさせる。
君臣アイ:「さて、皆さんもボートに上がってください。僕は最後で良いので」
丸藤透子:「あっ、君臣さんごと引っ張れるのに……」
丸藤透子:と言いつつ、離れてしまったのを確認して羽鳥さんだけをボートへ引っ張り上げている。
羽鳥七海:「はー……水泳の訓練もした方が良いかもしれませんね……」
君臣アイ:「二度、海中に生き埋めになる機会があるとは思いたくありませんが…」
乾はやて:「僕もちゃんと泳げるようになった方がいいかな」ようやくボートに辿り着く。
羽鳥七海:「とにかく、これで、任務は達成ですね」
丸藤透子:「いやあ。意外と海底で戦うこと、あったんだよな……。」 ぼやいている。
君臣アイ:「あるんですね………」海水が耳に入ったので聞こえないことにしよう
佐薙 浄音:「せっかくですから、遠泳でもして帰りますか?」
羽鳥七海:「大丈夫でしょう。リカルドさんが見えます」 視線を浜辺のほうに遣る。そちらから、夕暮れに紛れて巨大な鳥型飛行機械が近づいてくる。
君臣アイ:「鳥…いえ、飛行機ですね。コレで安心ですか」
君臣アイ:「ならコレで一区切り。無事に帰ってこれてよかった……って感じですね」
君臣アイ:バシャ、と塗れて張り付く髪を片手で後ろに流しながら
君臣アイ:「皆さん、お疲れさまでした」
◆Ending:合同◆
GM:【合同ED】
GM:碧浜海岸にかかわる連続行方不明事件は解決した。
GM:あなた方は、事件の最低限の後処理をこなした後、
GM:副産物である『アオハマ杯優勝』の景品である、海沿い高級ホテルの無料宿泊権を公使していた。
リカルド・マクダウェル:「では。事件解決とアオハマ杯優勝、おめでとう」
佐薙 浄音:「おめでとうございます」
リカルド・マクダウェル:特別ディナー。屋上で行われているバーベキューだ。
乾はやて:「おめでとう」
丸藤透子:「優勝はあくまで手段だったけど、めでたいものはめでたいもんねっ。」
リカルド・マクダウェル:本来ならホテルスタッフが居る位置で、焼きそばやら肉やら貝やら焼いている。
君臣アイ:「ですね。おめでたいことです」
君臣アイ:「リカルドさん、手慣れてますね」
リカルド・マクダウェル:「乾杯はどうする。酒がいけるのは佐薙嬢のみか」
リカルド・マクダウェル:「任務上、あちこち転々としているが、拠点支部も海沿いでな」
リカルド・マクダウェル:「多少は慣れている」
佐薙 浄音:「偽装でよくやると、覚えますよね。私もお酒を作るのは得意なんですけど」
佐薙 浄音:「一人でいただくのも寂しいので、今日は止めておきましょうか」
君臣アイ:「なるほど、任務と言えども経験者だと重なるんですね」
丸藤透子:「へえー。そういうもんなんだ。」
リカルド・マクダウェル:「了解した」 ソフトドリンクを並べていく
君臣アイ:「では、こちらは烏龍茶を。皆さんは何にしますか?オレンジ、りんご、サイダー…ジンジャーエールもありますね」
佐薙 浄音:「ペリエもらえます?」
丸藤透子:「あっ、ラムネがある!私これにしよっと。」
乾はやて:「僕はジンジャーエールで」
君臣アイ:「ペリエ?……あ、これか」緑色のパッケージの炭酸水を見つける。
君臣アイ:用意された紙コップに注いでペリエとジンジャーエールを渡す。ラムネは瓶。
乾はやて:「ありがとう」ぎこちないが、笑っている。
佐薙 浄音:「ありがとうございます」
丸藤透子:「ありがとうございまーす。」
君臣アイ:「いえいえ、どういたしまして」
乾はやて:すすっ。さり気なく君臣さんの傍に移動して。
乾はやて:「炭酸は、あまり飲まない?」
君臣アイ:「え?えぇ、そうですね。あまり習慣がありません」
君臣アイ:「水とお茶と…あとはスポーツドリンク系ですね」
君臣アイ:「普段は部活で多く飲むので、飲み慣れてるんですよ」
乾はやて:「なるほど、アスリート」手の中のコップをちらと見下ろす。
乾はやて:「じゃあ、あっちの好みは?」バーベキューの方を指す。
丸藤透子:「おお、はやてが積極的に話しかけてる……」
佐薙 浄音:「青春ですねえ」
丸藤透子:「……佐薙さん、何かはやてに言った?」
君臣アイ:「お肉なら何でも食べます。野菜は……とうもろこしとか?」自分の髪の毛をつまみ上げる。
君臣アイ:「きのこ類は食感が独特なので、進んでは食べてませんねえ」
乾はやて:「お肉、とうもろこし。きのこは食べない」反芻するように口にする。
乾はやて:ノイマンずのうにインプットした。これで忘れない。
君臣アイ:「乾さんは何が好きですか?」
佐薙 浄音:「ゴンドラの唄って言ってわかります?」くすりと笑う。
丸藤透子:「ええー、分かんない。後で検索してみようかなあ。」
乾はやて:「僕は……あまりよく分からない」
乾はやて:「あまりこういう食事はしなくて。カロリーバーとかばかり食べてる」
乾はやて:食事をすぐに済ませるように習慣がついてしまっている。
乾はやて:「……でも」
乾はやて:「そうだね。お肉とかとうもろこしとか。好きになったら」
乾はやて:「食べるのがもっと楽しくなるのかな」
乾はやて:「今日はそれが目標」
君臣アイ:「えぇ。きっとそうなりますよ」
君臣アイ:「栄養だけならそういうバーでも良いですし、味ならプロがきちんとした調理施設で作るのが美味しいんでしょうけど」
君臣アイ:「こうやって皆でバーベキューして、過程を楽しむことはまた別の『美味しさ』です」
君臣アイ:ひょいひょい、と紙皿に焼けたお肉数切れととうもろこしを乗せて、乾さんに差し出す
乾はやて:それをきょとんと見つめて。
君臣アイ:「急がなくて良いときは、ゆっくりしてても良いと思いますよ」
君臣アイ:どうぞ、と割り箸と一緒に。
乾はやて:「うん」どうやら嬉しそうな声で受け取る。
丸藤透子:「ふふ。良かったねえ、はやて。」 微笑ましそうに見ている。
佐薙 浄音:「ええ、実にですね」
丸藤透子:「あっ、ところでさ。さっきから気になってたんだよね。これ。」 BBQ会場に設置されているモニターを示す。
佐薙 浄音:笑顔で、結構なペースで肉など食べている。
丸藤透子:「つけてみる?確か、さっき何かセットしてなかった?」
丸藤透子:と言いつつモニターをつける。
丸藤透子:アオハマ杯のハイライトが流れ始めますね。
羽鳥七海:「皆さーん、すいません遅くなりまして……」
丸藤透子:モニターが消えている間もハイライト集が進行していたのか、コンテストの終盤がちょうど映し出されている。
モニターの羽鳥七海:『うーーーーーーーーっ きばぴょい! きばぴょい!』
羽鳥七海:「ってキャーーーーーーーーーッ!!」
羽鳥七海:絹を裂くような悲鳴!
羽鳥七海:「なになに!? なんですかこれいきなり!」
佐薙 浄音:「羽鳥さん、すごかったですよねえ」
君臣アイ:「ゲホッ……」動揺。
リカルド・マクダウェル:「ああ、スタッフがそういえば言っていたな」
君臣アイ:「……コンテストの映像みたいですね」
丸藤透子:「お、羽鳥さん。おつかれさまー。」
リカルド・マクダウェル:「優勝チームの活躍場面集があると」
佐薙 浄音:「優勝者はもちろん、記録映像も、消したほうが不自然ですからね」
リカルド・マクダウェル:リモコンで操作すると、チャプターごとに切り替えられる
乾はやて:「潜入先ではこのようなパフォーマンスが求められることもある」
リカルド・マクダウェル:コンテストのみならず、事前のビーチバレーやサーフィン大会などの映像もあるらしい
乾はやて:「このビデオは後進の育成にも有用と進言する」お肉を齧りながら。
君臣アイ:「なるほど……参加者全員の記憶に干渉するわけにもいきませんしね」じい、とモニターを見ている
リカルド・マクダウェル:「とりあえずランダム再生にしておくか」
羽鳥七海:「しておかないでください!?」
丸藤透子:「ええー?いいじゃんいいじゃん。夏の思い出見ながら食べようよ。」
君臣アイ:「そうです。自信を持ってください羽鳥さん。素敵だと思いますよ、ちゃんと動けていますし!」うんうん。
羽鳥七海:「お世辞はいいですぅ~」
羽鳥七海:「アイさんもキバぴょいすればいいんです」
佐薙 浄音:「絶妙に羞恥心が残ってる感じが、美人の素人さんがやっている舞台芸としてとても評価が高いと思いますね」
乾はやて:ちらり。傍らに立つその人を見上げる。
GM:事件の関連人数が膨大かつ、最終的な被害者数の少なさにより、記録・記憶処理は最低限にしか行われる予定はない。
君臣アイ:「お世辞のつもりは…羽鳥さんがダンスが得意なのは知ってますしね」
丸藤透子:「ねえ。途中で歌詞もゴニョゴニョしてたりしたし……」 佐薙さんに同意している。
丸藤透子:「なんだっけ、ほら、勝利の女神は……」
君臣アイ:「でも、こういうアイドル曲(?)の振り付けも出来るんですね」
佐薙 浄音:「なんでしたっけ?」首をかしげる
君臣アイ:ははは、と控室であまり見えなかった分、モニタに釘付けになっている。
乾はやて:「そう言えば、途中に聞き取りづらいポイントがあったね」
羽鳥七海:「………………分かってて聞いてませんか???」
丸藤透子:目を逸らす。
乾はやて:「?」こてん。
君臣アイ:「……あ、うろ覚えなら検索しますか?」
君臣アイ:端末を取り出す。
羽鳥七海:ぱしと止める
君臣アイ:「僕知らない曲なんですけど……うお」
君臣アイ:手が触れてる。
君臣アイ:「ええと、羽鳥さん…?」
羽鳥七海:「勝利の女神は私だけにチュウをする」
羽鳥七海:早口。「……ですが何か」
君臣アイ:その歌詞がランダム再生でモニタに映る羽鳥さんとシンクロした。
君臣アイ:「なる………ほど……」
リカルド・マクダウェル:「本来ならば投げキィッスの振り付けが挟まれるな」
リカルド・マクダウェル:「ここは歌詞を忘れたのか羽とゴォッ」 投げられたトングが額に命中する
君臣アイ:「投げキッスですか」羽鳥さんの。
羽鳥七海:「黙ってて下さい!」
丸藤透子:後ろで「知ってた?」という顔を向けてきたはやてに対し、うなずいたりしている。
佐薙 浄音:ぎゅっとして見ている
羽鳥七海:「もうっ もうっ」
君臣アイ:「あー、へぇー………なるほど、そうだったんですかー」
羽鳥七海:焦げる寸前の肉やら魚やらを取っていく
君臣アイ:「ええっと、なんか変なこと聴いちゃいましたね」割り箸を渡す。
GM:そうこうしているうちにランダム再生で映像が変わっていく。
GM:コンテスト、ビーチバレーやサーフィン、スイカ割り大会など。
君臣アイ:「まぁ……それなら濁しちゃってよかったかもしれませんね」あはは、となんとか笑う。
君臣アイ:目線はモニターに。
佐薙 浄音:『罪人の壁』だかいう大波の上で、跳び技を披露する瞬間が妙にスローで大写しになる。
佐薙 浄音:サーフィン競技のクライマックスシーンだ。たぶん記録のためだろう。たぶん。
佐薙 浄音:「ああ。よかった、ちょっと気になってたんですけど、写り込んでませんね」
君臣アイ:「なにか心配事でも有ったんですか?」
佐薙 浄音:「ええ。障害物を避けるのに、ちょっと無理をしたので。でもこれなら、映像に手を入れる必要もなさそう」
佐薙 浄音:あとは海の清掃運動を頑張ってもらうくらいですねえ、などと言いながら、皿の肉を食べる。
佐薙 浄音:横アングルのカメラも、限界まで望遠入れてやけに長回しされているが、記録映像のためだろう。たぶん。
君臣アイ:「あぁ、なるほど。僕らはゴミを弾いたくらいですけど、参加者は常にカメラに追われてますからね」
君臣アイ:焼けたピーマンと肉を一息に食べる。言ってる間にサーフィンの映像も変わっていく
佐薙 浄音:「ええ、直接触っていた場面があったもので……」
丸藤透子:「それにしてもじっくり撮られてるもんだね……」
丸藤透子:そうこう言っている内に、今度はスイカ割り大会に映像が切り替わる。
丸藤透子:ビーチ者達:「うわーーっ! みんな離れろーーっ!」
丸藤透子:ビーチ者達:「危ない! 夜間イベント用に設営してた照明がーっ!」
佐薙 浄音:「むしろ、此方が無修正で大丈夫な方が驚きですけどね」
丸藤透子:「……逆にいいんじゃない?目くらましとしては。」
丸藤透子:「レネゲイド能力関係なく起こったハプニングも入ってるくらいが……」
丸藤透子:腰を落とし、足元に落ちていたブイを掲げて倒れてきた照明を受け止めている自分の映像を見る。
丸藤透子:「……おお、我ながらかっこいいのでは?」 焼きそばをもぐもぐと食べる。
乾はやて:「さすが透子ちゃん」とうもろこしを齧りながら。
羽鳥七海:「頼りになりました」
君臣アイ:「えぇ、流石は丸藤さん」
丸藤透子:「えへへ。」
羽鳥七海:「戦いの時もですが、以前より更に洗練されましたね」
丸藤透子:君臣さんの言葉にニヤける。
丸藤透子:丸藤透子:「うっしゃ!どうよフェニックス!私はまだ立ってるからね!」
丸藤透子:モニターの方では、宙夢ゆーふぉに話しかける透子の姿が映る。
丸藤透子:丸藤透子:「……私が嫌になったら、あなたも嫌でしょ? 敵にも寄り添うことにしてんの。」
君臣アイ:「みんなを守ってくれるので、安心して臨めます」
丸藤透子:「いやあ。君臣さんたちとの任務の後も色々あったからね。」 照れている。
佐薙 浄音:満足気に頷いている
丸藤透子:「……君臣さんこそ、ありがとね。私の約束につき合わせちゃって。」
君臣アイ:「いえ、こちらこそ。それに丸藤さんだけの問題でもないでしょう?」
君臣アイ:「僕も先輩の背中は追うことにしてますから。出来る限りね」
丸藤透子:「ふふ。がんばりたまえよ、後輩くん。」 嬉しそうに笑い返す。
君臣アイ:「えぇ、頼れる背中を目に焼き付けさせていただきます」ははー、とかしこまる
丸藤透子:モニター映像はスイカ割のラストまで進んでいる。
丸藤透子:ビーチ者達(解説):『得点は……僅かな差で、シャイニングアイ!』
丸藤透子:画面の中の透子が、目隠しをしたまま君臣さんに嬉しそうにハグしたところで映像が終わる。
丸藤透子:「うんうん、これからも……」 言いかけて、モニターの映像を目にする。
乾はやて:とくん。心音が一際大きくなった。ような。
丸藤透子:「……。」 頬が赤い。
丸藤透子:「……そ、その。よろ……しく……。」
羽鳥七海:「丸藤さん?」
丸藤透子:「あはは、目隠ししてたから分からなかったけどこの映像、めっちゃ照れ……ひっ羽鳥さん!」
君臣アイ:「あ、はい、どうも…」傍から見ると妙に居心地が悪いなあ、となんとなくモニタを見つつ。
佐薙 浄音:どこかしら満足そうに頷いている。
丸藤透子:「あ、そうだ!私も焼くの手伝わなきゃ!リカルドさん今行くね!」
丸藤透子:「それじゃ!」 羽鳥さんになぜかぎこちなく敬礼をして、離脱しようとする。
君臣アイ:「あ、はい、行ってらっしゃい…?」
君臣アイ:この後、羽鳥さんがちょっと不機嫌だった気がする。と横目で様子を伺ってる
丸藤透子:リカルドさんのいる鉄板の方へ逃亡。
羽鳥七海:「あ。……うう」
羽鳥七海:その背を目線で追いかける。
君臣アイ:「ええと…丸藤さんになにか言いたいこと、とかありました?」
羽鳥七海:「あ、いえ、そういうわけではなくて」
羽鳥七海:「気にしなくてもいいんです、けど……」
羽鳥七海:申し訳なさそうに髪先を弄っている
羽鳥七海:君臣さんを横目でじっと見つめる
佐薙 浄音:「あ。ほら、ビーチバレー始まりましたよ。クライマックスです」
君臣アイ:「…………」じー、と見られてる。
君臣アイ:「あ、はい」反応を迷っている内に時が過ぎた。未熟。
乾はやて:《風神》……向影飛陽の強烈なスパイクが、腰を落としたはやての両手に突き刺さり、
羽鳥七海:髪で隠した頬は、仄かに赤かったかも知れない。そちらを振り向く。
乾はやて:コート外へと弾き出す様子が映っている。
乾はやて:「これで腰をやられた。透子ちゃんだったらコートに残れたかな」
乾はやて:当の彼女はリカルドさんの方へ行ってしまったが。
乾はやて:引き換えに、ネット近くに上がったトスを、
乾はやて:美しいフォームで跳び上がった君臣さんがスパイク。ボールがDADのコートに突き刺さる。
丸藤透子:「いやあ、私でもあれはきついよ。」 味見用のあれこれを持たされて追い返されてきていたので、返事をかえす。
君臣アイ:「えぇ、僕でもなかなか。…ここで決まってなかったら危なかったですね」
羽鳥七海:「乾さんはガッツがありますよね」
乾はやて:「そうかな」こてん。辛抱強い方ではあるけど。
乾はやて:モニターには勝利のガッツポーズを決める君臣さんの姿。
佐薙 浄音:「そうですよ。まっすぐに食いついていくあたり、若さだなあって」
君臣アイ:「うわ、取られてる。……まぁそうか」思わずポツリと呟く。
乾はやて:満面の笑みと飛び散った汗が、太陽の光にキラキラと輝いている。
君臣アイ:陸上の部活ではここまで大画面で見ることもないので、なんとなく所在ない
乾はやて:「? えーと。とても」かっこいい? 絵になる?
乾はやて:「……いいと思うけど」ひっくるめたらこうなった。
君臣アイ:「はは、ありがとうございます。うれしいですね」
君臣アイ:「美味しいところを持っていっちゃいましたが、乾さんがレシーブを受けたからこその結果でもありますから」
羽鳥七海:はやてさんの表情を、横目でそっと伺っていた。
君臣アイ:「こちらこそ、助かりましたよ。乾さん。」
羽鳥七海:だが、すぐに表情を取り繕って。「君臣さんは、陸上以外も得意なんですね」
君臣アイ:「えぇ。と言いたいところですが。競技に助けられたところはありますね」はは、と苦笑
君臣アイ:「砂場の走り込みと、ハードル飛び。バレーに必要な要素が偶然練習にも組み込まれていたので助かりましたよ」
君臣アイ:「何でも出来る!って言えればかっこいいんですけどね」
君臣アイ:照れ隠しのように烏龍茶に口をつける。
乾はやて:ちょうどその時。
乾はやて:場面は変わって、君臣さんが場外に飛ばされたはやてを助け起こしている。
乾はやて:この時はそう、無理矢理にトスを上げたために腰が抜けてしまっていて。
乾はやて:そして。
乾はやて:画面の中の君臣さんが、よろけたはやてを抱き留め、ひょいと抱え上げた。
乾はやて:まるで物語のお姫様のように。
乾はやて:「………」
乾はやて:なんだろう。顔が熱くなる。ような。
羽鳥七海:「……乾さ、」
乾はやて:ちらり。羽鳥さんを見る。
羽鳥七海:「……あ、いえ。その」
羽鳥七海:「もう、腰は大丈夫ですか?」
羽鳥七海:オーヴァードに、当たり前のことを聞く。
乾はやて:「う、うん」なんだろう。気圧される。ような。
乾はやて:「あの後、佐薙さんが応急処置してくれたから」
羽鳥七海:「そうですか。よかった」
羽鳥七海:「………………」
羽鳥七海:目を泳がせる。
乾はやて:ちょっとおろおろした様子で君臣さんを見る。
丸藤透子:「……?」 もぐもぐと焼きトウモロコシを食べながらその様子を見守っている。
羽鳥七海:「あっあの 私 ちょっと残りの食材もってきます!」
君臣アイ:「あ、はい……?重いようなら手伝いますか?」
羽鳥七海:「大丈夫です! いや、全然!」
君臣アイ:「そ、そうですか」
羽鳥七海:「乾さんとお話ししていてくださいませ!」
羽鳥七海:そういってぱたぱたと走り去る。
丸藤透子:「おお。羽鳥さん、ついに照れ過ぎて離脱しちゃった……んですよね、これ?」 佐薙さんに。
丸藤透子:はやての反応にはあまり気付いていない。
佐薙 浄音:「いえいえ。これはちょっと、勝負どころかもしれませんよ」
丸藤透子:「んん……?」 はやてのように首をかしげている。
佐薙 浄音:「こういう些細なところが案外、尾を引いたりするんです」
佐薙 浄音:「横から言ってしまうのもいろいろいただけませんし…」
君臣アイ:「無理はしないでくださいねー…?」
君臣アイ:疑問を感じつつ羽鳥さんの背中を見送る。食材はそれなりに残ってるので、そこまで重くないだろう。
君臣アイ:「乾さんも、調子が悪くなったら行ってくださいね。体の不調って終わった頃に来ますから」
乾はやて:「うん……そうする。ありがとう」
乾はやて:「あ。この“ありがとう”は」
乾はやて:「バレーの時の。言ってなかったから」
君臣アイ:「あぁ、そうでしたっけ。僕も忘れてたのにしっかりしてますね、乾さんは」
丸藤透子:「……?」 はやての態度がおかしいことに、気付き始めた。
君臣アイ:「いえ、どういたしまして。僕がお役に立てたのならなによりです」
丸藤透子:「……あの、佐薙さん。はやてにやっぱり何か言ってましたよね……?」
丸藤透子:横の佐薙さんに小声でたずねる……なぜか小声の方が良い気がした。
佐薙 浄音:「あたり前のことですよ。でも、チルドレンの子たちは案外驚くこと」
佐薙 浄音:こちらも小声。
佐薙 浄音:「やりたいことは、できるだけやったほうがいいですよ、って」
丸藤透子:「む。むむむ……。」
丸藤透子:「……頭から可能性が抜け落ちてたんだけど、もしかしてはやて……」 答え合わせをするように、佐薙さんの顔を見る。
佐薙 浄音:「だって、それくらいは思うでしょう?」
丸藤透子:「う。」 顔を赤くする。
佐薙 浄音:「乾さんの場合は、ちょっと急激に効きすぎた感じもしますけど──」
丸藤透子:「ええと。ちょっと待って……じゃあ、ええと……羽鳥さんが何か言おうとした……のは……。」
丸藤透子:考え込む。が、ここまで前提条件が出揃っていれば自然と答えは導き出せる。
丸藤透子:「ぐええ……ね、ねえ佐薙さん。」
丸藤透子:「これ、今教えてあげた方が良いよね……って、人のせいにしちゃだめか。」
丸藤透子:「私は、はやてに教えてあげたいなー……って。」
佐薙 浄音:「それは、友達の仕事ですね」
佐薙 浄音:「がんばって。応援してます」
丸藤透子:「心の準備が欲しかった……。」 ぼやきながら、
丸藤透子:当たり障りのない会話で膠着している君臣さんとはやてに近づきましょうかね。
丸藤透子:「羽鳥さん戻ってこないねえ。」
丸藤透子:2人に話しかける。
乾はやて:「透子ちゃん」
乾はやて:「うん……」
丸藤透子:「ねー……」
丸藤透子:(あっ、やば。私もどう切り出すか考えてなかったな……)
丸藤透子:「うーん……どう切り出すか。」
君臣アイ:「悩み事ですか?」
丸藤透子:「うんうん。聞いてよ君臣さーん……って君臣さんにぼやいてもダメなんだった。」
丸藤透子:「あー……あのさ。羽鳥さんがはやてに何を伝えようとしてたか分かった……と思う、から。」
君臣アイ:「えっ」「あ、そうですか…?」
君臣アイ:「お役に立てずすみません……??」
丸藤透子:「それ話したら羽鳥さんに恨まれるんだろうなー……っていう葛藤があったりとか、」
君臣アイ:女子の悩みだしなぁ。と内心冷や汗。
丸藤透子:「はやてには友達としてこう……なんか……」 ろくろを回す
乾はやて:「?」真似してろくろを回す。
丸藤透子:「ううーーーん。いいや。言っちゃえ。」
君臣アイ:「あー。聞かないほうが良いなら、僕もちょっと手伝ってこようかな…?」
丸藤透子:ぐい、と君臣さんの手首をつかむ。
君臣アイ:「わ、と」
丸藤透子:「はやては、君臣さんのこと、好きなんだ。」
丸藤透子:はやての目を見て、そう伝える。
乾はやて:「………」
君臣アイ:「…………………」
丸藤透子:「……って、羽鳥さんは考えたんだと、思う。」 ごにょごにょ。声がだんだん小さくなる。
君臣アイ:「……………………………………ほ、ほぉ」
君臣アイ:丸藤さんと乾さんの顔を交互に見る。
丸藤透子:それだけ伝えると、もう限界だとばかりに続く言葉は出なくなる。
乾はやて:「……そう」
丸藤透子:君臣さんの手首を握る手の力が強まる。
乾はやて:「……なの?」
乾はやて:透子ちゃんと君臣さんを交互に見る。自然と視線が交差する。
君臣アイ:「………そうなん、でしょうか…?」
君臣アイ:どちらにだろう。羽鳥さんがそう考えたことか。それとも。
丸藤透子:「わ、私に聞かれましても……」 そう、逃げるようなセリフを言いかけて、思いとどまり、
丸藤透子:「……はやては、私の知らない間にも、」
丸藤透子:「世界を知って、自由を知って、どんどん変わっていってるから、」
丸藤透子:「怖がらなくても……大丈夫、だと思う。」 要領を得ない説明だが、自信に満ちた声をかける。
丸藤透子:「私もついてるしね。」
乾はやて:「うん…………?」
乾はやて:透子ちゃんは『好き』。
乾はやて:同じ『好き』な人が何人もいる。いつの間にこんなに増えたんだろうと、心の中でこてんする。
乾はやて:でも、透子ちゃんには、顔が熱くなるような感覚はない。
乾はやて:これも『好き』? 透子ちゃんのとは違う『好き』?
丸藤透子:海底でエスフアンドの防人と交わした言葉がなぜか脳裏をよぎる。
丸藤透子:『楽しかっただろう? それがずっと続けばって、想わなかった?』『明日はもっと強い自分になれるかもしんないわけじゃん?』
丸藤透子:今の状況と照らし合わせて、苦笑して、
丸藤透子:改めて、はやての顔をしっかりと見て微笑む。
乾はやて:つられて顔が綻ぶ。そのまま君臣さんを見上げる。
君臣アイ:「…………」
君臣アイ:び、と緊張したような顔で目線を合わせる。
君臣アイ:「ええと……乾さん?」
君臣アイ:どういう結論が出たのだろう、と見る。
乾はやて:「僕は」
丸藤透子:後は見守るのみ。君臣さんの手首は掴んだまま、はやての言葉を待つ。
乾はやて:「君臣さんが、『好き』?」
乾はやて:「そうなのかな。君臣さんは、分かる?」
君臣アイ:「……………どうでしょうね」
君臣アイ:「微かな自慢ですが、僕は他人の動きや、正解のあることを指摘したり、見つけるのは得意ですが」
君臣アイ:「それでも、人の心までは読めません」
君臣アイ:「それに……その気持ちは僕が口を出して良いものではなく、乾さんが自分で気付くべきものだと、僕は考えます」
君臣アイ:「そして、その上で、もし。」
君臣アイ:まっすぐと目を見る。
乾はやて:じっと見る。
丸藤透子:「……」 君臣さんの手首を掴んでいた手を離す
君臣アイ:「コレは仮定の話ですが、もし乾さんの気持ちが僕のことを『好き』なのだとしたら。」
君臣アイ:「きっとそれは一人の男として喜ばしく、大変ありがたい話です。」
君臣アイ:「そして同時に……とても、申し訳ないことでもあります」
乾はやて:ちくり。心臓の中に何かが突き立った。ような。
君臣アイ:乾さんの手を取り、両手で包む。
君臣アイ:「この件で、乾さんに否はまったくありません。」
君臣アイ:「貴方は素敵な方だし、今回の任務でも一緒に居て楽しかった。他の男子が僕の立ち位置を知ればきっと、歯ぎしりをして羨むことは間違いありません。」
君臣アイ:ふ、と微笑んで。
君臣アイ:「ただ」
君臣アイ:「ただ、それより先に、僕の心には特別な人が居るのです」
君臣アイ:「だから────重ねて、例え話ですが───乾さんが僕を『好き』なのだとしたら、僕は申し訳なく思い、しかし、ありがたく思います。」
君臣アイ:「こんな僕を、好きになってくれてありがとう、と」
君臣アイ:きゅう、と最後に両手を握って、手を離す。
乾はやて:温かかった手の感触が、離れると同時に急激に冷えて。
乾はやて:それの意味する所を、少女のかたちをした猟犬は、本能的に察知する。
君臣アイ:「僕が言えるのはここまでです。……参考に、なったでしょうか?」
乾はやて:「……うん。多分」昔に比べれば随分と表情筋が柔らかくなった。
乾はやて:「だとしたら、僕は」
乾はやて:「あなたにこう伝えるべきだね」
君臣アイ:「…………聞きましょう」
乾はやて:「──“ありがとう”、君臣さん」
君臣アイ:その答えを聞いて。無自覚に強張った奥歯を緩めて。
君臣アイ:(……すごいな)
君臣アイ:「いえ、────"どういたしまして"、乾さん」
◆Ending:乾はやて・佐薙浄音・丸藤透子◆
GM:アオハマホテルの名物の一つ、海の見える露天風呂。
GM:あのあと、羽鳥は何やら事後処理のなにやらに捕まったとかで戻ってこず、
GM:先にスタッフのすすめもあり、先に君たち三人で温泉に入ることになった。
丸藤透子:「うああああ」 ごぼごぼと泡を吐きながら温泉に顔を半分沈めている。
丸藤透子:「ごぼぼぼ……ぼぼぼ……」 死んだような顔をしている。
佐薙 浄音:「どうしたんです、台所のアサリみたいな顔になって」
乾はやて:その隣でタオルを頭に乗せている。普段通りのぽややん顔だ。
丸藤透子:「ごぼぼ……これは、」 顔を水面から出す。
丸藤透子:「やり切ったな……って疲れと、これで良かったのかな……って想いと、」
丸藤透子:「あと、羽鳥さんに会ったらソッコーで謝ろうと思ってたのに謝り損ねたな……って気持ちを吐き出していたのです。」
丸藤透子:ふうー、と息を大きく吐いて湯船の壁によりかかる。
佐薙 浄音:少し笑う。
佐薙 浄音:「謝る必要、あります?」
丸藤透子:「うーーん……理屈の上ではないかなって思ってるので、」
丸藤透子:「だから勢いつけて早々に謝っちゃっときたかったな~、的な?」
佐薙 浄音:「だったら、全部吐き出しちゃったほうがいいですよ」
佐薙 浄音:「ね、乾さん」
丸藤透子:はやてを見る。
乾はやて:「うん」その時には一緒にごめんなさいしようかなどと考え。
乾はやて:「それに、これで良かったんじゃないかな」
丸藤透子:「うう~……はやてー」 感極まって涙声になりながらはやての肩を掴みにざぶざぶ湯船の中を移動する。
乾はやて:「だってそうでしょう」肩を掴まれ。
丸藤透子:そのまま、はやての頭をよしよしと撫でている。
乾はやて:よしよしされながら。
佐薙 浄音:「慰めるほうが逆じゃありません?」
丸藤透子:「え?そう?逆かな?」
乾はやて:「僕は大事なことがちゃんと分かっていなかった」
乾はやて:「佐薙さんと透子ちゃんと、羽鳥さんと君臣さんが、それを教えてくれたんだよ」
乾はやて:「だから、僕には多分、まだ早かったんだと思う」
乾はやて:「……最初が彼で、かえって良かったかもしれない」
丸藤透子:「早かったかどうかはともかく、はやてがそう思ってくれるなら、」
丸藤透子:「私も気合入れた甲斐があったな……」 しみじみと
佐薙 浄音:「ね。撫でてもらうのは、ふつう、整理が出来てなくて困ってる方です」
乾はやて:「ふふ。ありがとう、佐薙さん。そして」
乾はやて:「ありがとう、透子ちゃん」
乾はやて:しみじみする彼女の頭をなでなでする。
佐薙 浄音:「乾さんの割り切り方も、ちょっと凄すぎる気がしますけども」
丸藤透子:「へへ。どういたしまして。」 照れて頬が赤くなる。
乾はやて:「割り……?」こてん。
丸藤透子:「でも、整理が出来ててもさ、」 はやての頭を撫で返す。
丸藤透子:「頑張った人には、称賛を与えないとだよね。」
佐薙 浄音:「そうですね。私が乾さんの頃ならぴーぴー泣いてましたよ」
乾はやて:「そうなの?」
丸藤透子:2人は、先程も結局羽鳥さんが帰ってこなかったので君臣さんの頭をしつこく撫でていた透子のことを思い出すだろう。
乾はやて:「僕の分まで撫でてくれてたね」
乾はやて:自分が彼にするのも違うかと、透子ちゃんにお任せにしていた。
丸藤透子:「……うん。君臣さんも頑張らせちゃったから。」 はやての分まで撫でておいた、という言葉は呑みこむ。
佐薙 浄音:「うんうん。友情ですね、青春ですね」うんうんと頷いて
丸藤透子:「佐薙さんも、ありがとうございました。土壇場で色々と。」
佐薙 浄音:「いえいえ。私は面白がってただけですから」
丸藤透子:はやての頭から手を離して佐薙さんの方に顔を向ける。
佐薙 浄音:「あとで羽鳥さんに呼び出されないか、実は戦々恐々としています」
丸藤透子:「はは……私も羽鳥さんの方からお話がありますって言われたら……体育館裏に呼び出される新入生の気分と言いますか……」
乾はやて:そういうものか……とぽやぽやしている。
佐薙 浄音:「あら。気が合いますね」くすくす笑う。
佐薙 浄音:「他人事じゃないですよ?」このー、とはやてさんの首筋を揉む。
乾はやて:「?」揉まれる。
佐薙 浄音:「恋と食べ物と睡眠時間の恨みは深いのです」
丸藤透子:「……ま、羽鳥さん的には、」
丸藤透子:「はやての気持ちが何なのか、教えてあげたいけど、自分からは言えなかった、ってとこでしょ。」
丸藤透子:「たぶん。きっと。願わくば……」 ごぼごぼ。水面に顔が浸かり始めている。
佐薙 浄音:「そうじゃなかったら、あのとき戻ってきますよ」
佐薙 浄音:「現場の担当者全員こっちに来てるのに、リカルドさんじゃなく羽鳥さんにだけお呼びがかかるとか、ちょっと不思議すぎますし?」
丸藤透子:「やっぱり? 合ってそうで良かった……」
佐薙 浄音:「自分で言っちゃったら卑怯すぎる、とか、火薬庫に火を突っ込むのが怖すぎる、とか」
佐薙 浄音:「まあ複雑だったんじゃないかなーと思いますが。大方そういうことじゃないかなあと」
丸藤透子:「だよね。いや、理屈の上では私が謝る必要ないのは分かっちゃいるんだけど、ううむ……。」
佐薙 浄音:お湯の中で足を伸ばす。
佐薙 浄音:「まあ、謝るならこのあとの君臣さんじゃないですか?」
丸藤透子:「ええー? 君臣さんが?」
乾はやて:「……? なぜ彼が?」落ち度はないと思うのだが。
佐薙 浄音:「私たちの運命は、今夜の君臣さんのがんばりにかかってると言っても過言じゃないですからね」
丸藤透子:「……あー、確かに。」
佐薙 浄音:「大変ですよ。もしかすると、大天使さまを相手にするより大事かも」
佐薙 浄音:「なんとかなるんじゃないかなあ、とは思ってますけどね?」
丸藤透子:「……『エスフアンドの防人』と、話したことだけどさ、」 ちゃぷ、と温泉の水を掬う。
丸藤透子:「幸せな瞬間を切り取るだけじゃ、楽しい今がずっと続くだけじゃ、やっぱり意味はないって思ったから、」
丸藤透子:「先に進めて、良かった……よね?」
佐薙 浄音:「そう思って、丸藤さんが思い切ったのは──」
佐薙 浄音:「間違ってなかったとおもいますよ。がんばりました」
乾はやて:「透子ちゃんはがんばりました」
丸藤透子:「……ふふっ。」
丸藤透子:自分が前に踏み出したことを、変わっていくことを褒めてくれる。称賛をくれる。
丸藤透子:そんな仲間と一緒にいられる幸福を噛みしめて、この言葉を返す。
丸藤透子:「"ありがとう"。」
◆Ending:君臣アイ◆
GM:その日の夜遅く。
GM:チームの得た宿泊券には露天風呂もついており、かなり遅い時間まで空いている。
GM:利用者はこの日はあなたたちだけであり……と、なれば。
GM:少し遅い時間の利用で、他には誰もいない状況で
GM:うっかり出入り口で出くわすということもある。
羽鳥七海:「ふーーーーーーーー」 海沿いの屋外通路で、大きく息をつく。
君臣アイ:流石は目玉になるホテルということで、ジム施設も充実していた。
君臣アイ:普段使わない器具トレーニングに夢中になったあとのことであった。
君臣アイ:「はあ」
君臣アイ:海沿いの屋外通路で、真新しい湯気を上げながら通り掛かる。
君臣アイ:「…………あっ」そしてその姿に気づく。
羽鳥七海:「えっ?」
羽鳥七海:ホテル備え付けの浴衣。括っていた髪を解いていた。
君臣アイ:普段とは違うメーカーのトリートメントを使用し、備え付けの整髪料などでいつもよりまっすぐなでつけた髪。
君臣アイ:フリーサイズの浴衣は少しくるぶしに掛かっていた
君臣アイ:「あ……お疲れさまです、羽鳥さん。戻ってらしたんですね」
羽鳥七海:「……こ、こんばんわ」
羽鳥七海:「お揃いですね。今日は」
羽鳥七海:小さく笑う。
君臣アイ:「え? ……あぁ」
君臣アイ:「はい、おそろいですね、浴衣」
君臣アイ:ふふ、と声を漏らす。
羽鳥七海:「随分と遅いですけど。夜更かしさんですか」
君臣アイ:「思いの外施設が充実してたので…」はは、と指を頬に添える「普段は健康児なんですよ?」
羽鳥七海:「知ってます」
君臣アイ:「良かったです、不良と思われてなくて」
君臣アイ:「羽鳥さんの方こそ、夜ふかしなのでは?」
羽鳥七海:「ああ、ええと、事後の……」言いかけて。「そうですね。不良の、夜更かしです」
羽鳥七海:相当に長く入っていたのか、未だ首元や頬は赤く、汗の水滴が浮く。
羽鳥七海:「湯あたりしてしまったので、少し涼んでから帰ろうかと」
君臣アイ:「わあ」
君臣アイ:「今日は悪い先輩でしたか」
君臣アイ:浴衣の帯に刺したうちわを取り出して仰ぐ。ホテルの名前入り。備品だ。
君臣アイ:そよ風の強さで髪を揺らす。
君臣アイ:「お加減はいかがですか?」
羽鳥七海:「あ、もう、ふふっ」
羽鳥七海:「結構ですって。……」 庭に延びた通路の先に、小さな休憩所がある
君臣アイ:「何か、飲みますか?」目線を追う。
羽鳥七海:「そうですね……マネージャーのおすすめを」
羽鳥七海:「少し話しませんか。……星がよく見えますよ」
君臣アイ:「えぇ、喜んで」
君臣アイ:縫い付けられたポケットから取り出した小銭を投入し、2本の飲み物を買う。
君臣アイ:ゴトン。青いパッケージの清涼飲料。
君臣アイ:「どうぞ。お話の前に喉を潤してください」
羽鳥七海:「ありがとうございます」
君臣アイ:自分の分をカシュッと開けて、喉を潤す。
君臣アイ:ゴクリ、と喉が嚥下する動き。
羽鳥七海:小さく傾けて水を飲む。
羽鳥七海:君臣さんが飲む姿をそっと見て、飲み終わるのを見計らって。
羽鳥七海:「あのあと、結局戻れなくて、すみませんでした」
君臣アイ:「……ふうっ」長風呂で失った水分が染み込む。
君臣アイ:「あのあと? ……あー、バーベキューの」
君臣アイ:「しょうがないですよ、仕事だったんですよね?」
君臣アイ:「まだ残ってた事後処理とかをなさってたんじゃないかって。リカルドさんがそう仰ってました」
羽鳥七海:「ええ、はい。……一応、DADの方々の記憶処理の進捗などと」
羽鳥七海:「藤ヶ浜ミヤさんの不在の理由だけをでっち上げて、他は全体的にぼかすだけで終わったそうです」
羽鳥七海:「私たちとの競争の記憶も残っているそうなので、明日以降もし声をかけられたら、適当に対応してください」
君臣アイ:「はい、心得ました。チェックアウト前に資料に目を通しておきますね」
君臣アイ:ゴクリ、ともう一口。
羽鳥七海:「今は元の五人に戻って楽しそうにしているそうですから。よっぽど、こちらに絡んでくることはないかとは思いますが」
羽鳥七海:「……けど、戻れなかったのは、それが理由じゃないんです」
君臣アイ:「……? 仕事以外の理由ってことですか?」
君臣アイ:「どんな理由か、聴いてもいいですか?」
羽鳥七海:「はい」少しだけ、飲み物を握る手に力が入る。
羽鳥七海:「乾さんとは、お話はされましたか?」
君臣アイ:「………………」
君臣アイ:間。半分ほどになった飲み物をもう一口飲んで。
君臣アイ:「はい、話しました」
君臣アイ:「………もしかして、なにか気づいてました?」
羽鳥七海:「ということは、何か話されたんですね」
君臣アイ:「あ、カマかけですか。ひどい」
羽鳥七海:「ええ。ひどい女なんです」
君臣アイ:「えぇ、まあ。だいたいは任務が大変だったね、とかダイジェストをまた見たりとか」
君臣アイ:「ちょっと大事な…真面目な?お話を少々」
君臣アイ:「………ふふっ、今日の羽鳥さんはほんとに悪い人だなあ!」
君臣アイ:困ったように眉を曲げる。
羽鳥七海:「仕方ないんですよ。乾さんが君臣さんを見る目が、私と…………」
君臣アイ:「………」
羽鳥七海:小さく首を振る。「でも、直接は言えませんでした。上手く言える自信がなかったし、……怖かったから」
君臣アイ:「怖い、ですか」
君臣アイ:「なんだか不思議ですね。僕、羽鳥さんには怖いものとかないんじゃないかと思ってました」
羽鳥七海:「私を何だと思ってるんですか! もう……」
羽鳥七海:「羽鳥家のエージェントにそんなこと言うの、君臣さんだけですよ!」
羽鳥七海:からころと笑う。
君臣アイ:「それはそれは!皆さん奥ゆかしいんですね!」
君臣アイ:あはは、と笑い飛ばす
羽鳥七海:こほん、と咳払い「ではなくて、ですね。ただ、乾さん自身にとっては祝うべきことでしょうけど……お一人では言語かするのは難しそうだったので」
羽鳥七海:「もしかしたら丸藤さんか佐薙さんが、協力してくださったんでしょうか。……だとしたら、お礼を言わないといけないですね」
君臣アイ:「見たところ、手助けしたのは丸藤さんで、おそらく密かに背中を押したのは佐薙さんですね」
君臣アイ:「それで、伝えられましたよ」
君臣アイ:「僕のことが"好き"……なのかもしれない、と」
君臣アイ:「疑問符付きですけどね」
君臣アイ:肩をすくめる。
君臣アイ:細部は違うが、説明が難しい。
羽鳥七海:「ああ、彼女らしい言い方ですね」
君臣アイ:「はい。いつかはたどり着くかもしれませんが、今はまだ。といった風で」
羽鳥七海:「………………それで」
君臣アイ:「………………」
羽鳥七海:指先がこわばる。「お答え、は」
君臣アイ:「…………えぇ」
君臣アイ:「乾さん、いい子ですよね」
君臣アイ:「物怖じせずに接するし、やることもきちんと出来て、協調性もあって……あと、可愛いですし」
君臣アイ:「断る理由なんてありませんでした」
羽鳥七海:「……………………」
君臣アイ:ゴクリ、と乾いた喉を潤す。残りが少ない。
羽鳥七海:ぎゅう、と心臓が絞られるような感覚がある。
羽鳥七海:言わないで。言われたい。言わないで。言われたい。言われて楽に、
君臣アイ:「だから、幸せになれるでしょうね」
君臣アイ:「……あの子の、恋人になれる人って。」
羽鳥七海:「…………ぇ」
君臣アイ:「そして」
君臣アイ:「今日の僕は、不良で悪い男でした」
君臣アイ:「おそらく、地球上でランキングをワースト総なめです」
君臣アイ:容器を指で弾く。中身のある鈍い音。
君臣アイ:「あんないい子を振るなんてね。」
君臣アイ:困ったような、自嘲の笑顔を浮かべる。
羽鳥七海:「…………お断り、されたんですか」
羽鳥七海:ぎゅ、と胸元の襟を握りこむ。
羽鳥七海:「そ、」表情が歪む。安堵の顔になるのを隠そうとして逆に。
君臣アイ:「されました。もう完膚なきまでに」
羽鳥七海:「そういう言い方されなくても……よくないですか……!?」
君臣アイ:「そうかもしれません。ただ、男子高校生の分際でそんなことを言い出すやつが許せなかったのです」
君臣アイ:「相手は全然悪くない、むしろとってもいい子の告白を蹴るなんて何様でしょう、とね」
羽鳥七海:「び、っくりした……」
羽鳥七海:「……やはり、部活に集中したいから、などですか」
君臣アイ:「惜しい。でも、文脈で考えると半分は正解です。」
君臣アイ:「ただ、より大事にしたいものがあったのです」
君臣アイ:「……より、大事にしたい人が居たのです」
羽鳥七海:「…………、あ」
羽鳥七海:すっと思考が冷える。「そ、うですか」
君臣アイ:「はい」
君臣アイ:「僕は、その人の特別になりたくて、振りました」
君臣アイ:「そういう相手と見られてるかすらわからないのに、そんな不確かな理由でフッたのです」
君臣アイ:「ひどい男でしょう?」
羽鳥七海:「それは……でも、仕方のないことでしょう」
羽鳥七海:「そういうのって、どうしようもないものですし」
羽鳥七海:両手を合わせる。
君臣アイ:「はい、えぇ。本当にどうしようもない」
君臣アイ:「ただの後先です。その人に合う前に、なんて。意味のない過程ですが」
君臣アイ:「だから、まあ、思ったんですよ。コレは僕にも言えることだと」
君臣アイ:「ただ特別になりたいと思って、思ってるだけのうちに、相手の『特別』が出来てしまう。なんて」
羽鳥七海:「……」
君臣アイ:「…………勇気を出さなきゃいけないなあ、って。」
羽鳥七海:「勇気を」
羽鳥七海:君臣さんの目を見る。
君臣アイ:「はい。ちょっとだけ、一歩踏み出す勇気です」
君臣アイ:月夜に照らされる海のように、青の瞳が見る。
君臣アイ:「コレは相談なんですけど」
君臣アイ:「そうなったら羽鳥さん、応援してくれます?」
君臣アイ:「相手、羽鳥さんも知ってる人なんです」
羽鳥七海:「え。…………あ」
羽鳥七海:知ってる人。知ってる人、か。
羽鳥七海:大丈夫だ。自分にはできる。きっと。
羽鳥七海:そのほうがいい。彼のためになれるなら。
羽鳥七海:「……はい、わたしでよけ、」
君臣アイ:「羽鳥さん」
君臣アイ:言葉を遮るように。
羽鳥七海:声が止まる。言葉が止まる。
羽鳥七海:これ以上言えない。目の奥が熱い。だめだ、だめだ、だめだ。
君臣アイ:「貴方です」
君臣アイ:目を見てまっすぐにいう。
羽鳥七海:「…………は、」
羽鳥七海:「…………?」こてん、と首を傾げる。
羽鳥七海:言われた言葉が、脳にまで行かない。
羽鳥七海:言葉の意味が、どういうことなのか分からない。
君臣アイ:羽鳥さんが傾げた首に手を添える。
君臣アイ:緩やかに角度を戻して、まっすぐにして
羽鳥七海:「え。……え」
君臣アイ:「僕が、他の誰よりも優先したい人は、貴方です」
君臣アイ:「僕が、他の誰よりも特別に思われたい人は、貴方です」
君臣アイ:「羽鳥七海さん。」
羽鳥七海:「…………、……」
羽鳥七海:何か、言葉を返そうとして、声が出せなくて(きっとろくでもない内容だったろうから、これはそれでよかった)。
羽鳥七海:代わりに、堪えようとした涙が、目から溢れる。
羽鳥七海:「……う、あ」
羽鳥七海:触れられた頬から、熱が爆ぜる。
君臣アイ:添えた手の親指で柔らかな頬に触れて、涙を一滴拭う。
羽鳥七海:「え、あ、…………わた、し?」
君臣アイ:「はい、貴方です。」
君臣アイ:「きっと出会った頃から惹かれていて」
君臣アイ:「大したことない、というたびに、いつか言ってやろうと思ってました」
羽鳥七海:「は、…………」
羽鳥七海:「そんな、……え、だって、……」
君臣アイ:「貴方は素敵な人です。だから、もし突然こんなことを言われて、そんな対象だと思っていないのだとしたら……」
君臣アイ:「絶対に謝りません」
君臣アイ:「いっぱい困って、僕を意識してください」
君臣アイ:「……コチラだけ想うのは、悔しいですから」
羽鳥七海:「そん、、、 ……、――――」
羽鳥七海:最初から。君臣さんが。アイさんが。私を。大切に。最初から。最初から?
羽鳥七海:そんな馬鹿な、という想いが先に出てきて、……けれどそれよりも先に、彼の続けた言葉の方が、深刻で
羽鳥七海:「君臣、さん」 掠れるような声で……
君臣アイ:「はい、羽鳥さん」
羽鳥七海:す、と腰を浮かして、体重を移動させる。
君臣アイ:息遣いを感じる間合い。何をするにも彼女の距離だ。
羽鳥七海:そのまま、流れるように、隣に座る彼の体に抱きつく。
君臣アイ:「………………っ」
君臣アイ:事故ではなく、海の中ではなく、お互いに認識できる距離で体が収まるのを感じる。
君臣アイ:「……羽鳥さん?」
羽鳥七海:熱い。熱い。自分の心音がおかしい。
羽鳥七海:それでもいい。いっそ伝わってしまった方が、言葉にせずに済む。
君臣アイ:くっついてしまえば彼女の頭は顎下に。表情はわからない。
羽鳥七海:肩に顎を乗せて答える。「何も思ってないわけ、ないじゃないですか」
君臣アイ:ただ、自分の鼓動だけがうるさい。
羽鳥七海:「思って、ないわけ、ないじゃ、ないですか…………!!!!」
君臣アイ:「………そう、ですか」
羽鳥七海:「君臣さんは。優しくて、格好良くて、真面目で、少し悪いところもあって、笑いかけてきてくれて、騎士様みたいで、私を見てくれていて、」
羽鳥七海:「いつだって、気になっていて、すごいな、格好良いなって、」
羽鳥七海:「貴方の遺産の容量パンクさせたって、足りないくらい」
羽鳥七海:「……でも、だから、いつだって格好良いから」
羽鳥七海:「私だからじゃなくて、みんな、そうなのかもな、って……!」
君臣アイ:「あは、」
君臣アイ:ははははははっ、と。高笑いをしようとしたけどうまく声が出なかった。
君臣アイ:言いたいことに口が追いついていないな。
羽鳥七海:「わらわないでくだはいっ」
羽鳥七海:グーで胸を殴る。
羽鳥七海:「て、ていうか。あんな、言い方っ」
君臣アイ:「笑ってませんよ。あははは」
君臣アイ:痛くない。内側からの衝撃のほうが痛いので。
羽鳥七海:「応援してくれるかって、あんな、言い方っしなくてもっ」
羽鳥七海:肩に顔を埋めて、みっともなく泣きじゃくる。
君臣アイ:「仕方ないじゃないですか」
君臣アイ:ようやく、控えめに腕を羽鳥さんに回す。
君臣アイ:ポンポンとリズムを取るように
君臣アイ:「だって、ああいう言い方して即答で『はい!応援します!』なんて言われたら立ち上がれない……とは言わないものの」
君臣アイ:「どれぐらい距離があるか、知りたかったんです」
羽鳥七海:「私、普段から君臣さんのこと、……だって」
羽鳥七海:「気付かれてないか、怖々だったんですけど……!?」
羽鳥七海:「そこはお得意の観察能力で察してくださいよ……!」
君臣アイ:「あぁー……なるほど。もしかしたら羽鳥さんは気が利くせいで気付かなかったかもしれませんね」
君臣アイ:「男子高校生にとって、もしかして可愛い美少女が自分に気があるのでは?なんて思うのは」
君臣アイ:「察しが良いか、妄想っていうんです」
君臣アイ:「臆病ですみません。気づけませんでした」
羽鳥七海:「…………う。………」
羽鳥七海:全く同じ思考であったため、強く言えない。
羽鳥七海:「……全く同じことを考えていたので責められません。許します」
君臣アイ:「よかった。和解ですね」
羽鳥七海:「同罪相殺ですね」
羽鳥七海:ぐすぐす言いながら、今更のように身を離す。
羽鳥七海:顔は耳まで真っ赤で、視線を合わせられない。
羽鳥七海:合わせては逸らす、を繰り返す。
君臣アイ:そっと離す。目を細めて。頬の緩みが抑えきれていない。
君臣アイ:「ねえ、羽鳥さん。提案が一つあります。」
羽鳥七海:「……はい?」
君臣アイ:「よければ今度、デートをいたしませんか。」
君臣アイ:「任務が終わったら、プライベートで。」
羽鳥七海:「……それは」
羽鳥七海:「非常に素敵な提案だと、思いますが」
羽鳥七海:「喜んで、とお答えします、が」
君臣アイ:「が?」
羽鳥七海:ぐすん、と涙目を拭いながら。
羽鳥七海:「今から、しませんか」
君臣アイ:「…………………」「おぉ…」
君臣アイ:「今からですか」
羽鳥七海:空を見る。月は高く、遠くから波の音が聞こえる。
羽鳥七海:「だって、湯あたりを冷ましたかったのに」
羽鳥七海:「全然だめです。あついです」
君臣アイ:月の光は足元を照らすほどに明るい。
君臣アイ:「それは大変だ。魅力的な提案、ぜひともお受けします」
君臣アイ:「この僕が、まさか速さで負けるとは」
君臣アイ:す、と右手を差し出して
君臣アイ:少しだけ言葉を探して「……行きましょう、羽鳥さん」
羽鳥七海:「私……私、ちょっと、今は普通の状態じゃないですから」
羽鳥七海:「変なこと言っても、許して下さいね」
羽鳥七海:「一緒に、来て下さいアイさん。」
羽鳥七海:手を取る。
君臣アイ:「…………」
君臣アイ:きゅ、と。何度か感じた手のひらの小ささ。
君臣アイ:女の子なんだなあ、と何度か感じた実感を得て。
君臣アイ:「普段見せない顔が見れるのなら、喜んで」
君臣アイ:「一緒に行きましょう、七海さん」
君臣アイ:くい、と手を取り立ち上がる。
羽鳥七海:足下が、ふわふわしている。飛んでいる時のよう
羽鳥七海:異脚なんて使っていないのに、足が軽くて落ち着かない。
羽鳥七海:「ああ、うん。これは、ダメですね」
羽鳥七海:頬を緩めて、微笑んで。一歩を踏み出す前に。
君臣アイ:すわ、ダメ出しかと顔に出さずとも、手が少しだけ強張っている。
羽鳥七海:「……大好きすぎて、だめになっちゃう」
羽鳥七海:そう呟いて、踏み出した。
君臣アイ:(あぁ)
君臣アイ:まいったな、と独りごちる
君臣アイ:(やはり、先手を取られてしまった)
君臣アイ:すごい人だ、と思って踏み出す。
君臣アイ:パタパタと歩く先輩に追いつくように。
君臣アイ:空を見上げる。黄金色の円が見下ろしている。
君臣アイ:──────『もちろん外見も、輝く髪を揺らし歩くだけで空から光が降り注ぐような女神のようなものになったとして』
君臣アイ:(ほら、やっぱり)
君臣アイ:光が降り注ぐ空を見ながら。
君臣アイ:手を届かせるために背伸びをしようと思った。
『アオハマ杯開幕! 輝け! ビーチの絆!』 終