『一夜二人転_逢河雷魚と皆方アイリの場合』(GM:缶詰)


PC1:逢河雷魚(あいかわ・らいぎょ)( キャラシート )PL:すきゃっと
PC2:皆方アイリ(みなかた・あいり)( キャラシート )PL:今日日

メインログ雑談ログ

目次

Preplay

GM:では、一夜二人転は始めます
GM:本日のテーマは【本音しか離せなくなる】です
GM:解決してください
GM:PC1の逢河くんから軽く自己紹介して貰いましょうか
逢河雷魚:はい…………
GMキャラシート
GM:どうぞ
逢河雷魚:逢河雷魚(あいかわ らいぎょ)です。18歳のUGNエージェント。
逢河雷魚:高校生のカバーとして生活しつつエージェントをしています。
GM:雷魚~っ
逢河雷魚:お人好しな性格ですが、そのせいで損ばかりしてきた経験と、同じように人に裏切られ失踪した父の姿から
逢河雷魚:他人を遠ざけるような刺々しい態度で生活しています。
逢河雷魚:人に近寄られたくないです 不器用だし
GM:孤高なのね
逢河雷魚:無形遺産の保有者でもあり、沢山のレネゲイドを与えて養わないといけません。
逢河雷魚:本人もめっちゃ食べます。
逢河雷魚:性能的にはピュアウロ神獣撃をうちます
GM:健啖家だわ
逢河雷魚:後なんか……皆方アイリさんとはお付き合いしてるらしいです 本当かな……わからん……
逢河雷魚:そんな感じです よろしくお願いします…………
GM:シャンとして!よろしくおねがいします!
GM:ではその皆方アイリさん。
GMキャラシート
GM:どうぞ!
皆方アイリ:はーい
皆方アイリ:皆方アイリ、15歳(今年16歳)のUGNチルドレンです。
皆方アイリ:カヴァーとして高校に通いつつチルドレンしてます。仕事も高校生活もそつなく充実させてるタイプ。
GM:かわいい~
皆方アイリ:人懐っこくて基本いつもへらへら笑っています。仲良くなると距離感がバグりがち。
皆方アイリ:実は家庭の事情で恋愛事に忌避感があり、それが人格形成に大分影響を及ぼしたりしてました。
GM:大変
皆方アイリ:が、なんか色々あった結果今はある程度解決して逢河先輩とお付き合いをしてるみたいです。
皆方アイリ:多分。夢じゃなければ。
GM:夢じゃないわ
皆方アイリ:夢じゃなかった……?
皆方アイリ:性能としてはピュアバロール。セットアップで行動値にデバフかけてからそのまま押しつぶします。
皆方アイリ:それくらいかな……?よろしくお願いします!
GM:はーいっ、よろしくおねがいします
GM:二人転なので特にハンドアウトやトレーラーはありません。やる気だけはあります
GM:OPに入っていきましょう。


◆Opening◆

GM:ではまずオープニングから。
GM:登場侵蝕はなし。特殊裁定によりクライマックスまでの侵蝕率は80%で固定。
GM:エフェクトによる増加もなしで駆け抜けていきましょう。
GM:OPのシチュエーションですが
GM:レネゲイド関連のアイテム回収任務を言い渡されるので、街中をブラブラしてくださいね
逢河雷魚:はい……
GM:良きところでイベントが起きます
逢河雷魚:はい……
皆方アイリ:了解です



GM:某市内。街中。
GM:あなた達に下された任務は、レネゲイド関連のアイテムの回収
諸星シエル:「もともとは、FHのセルで研究されていたものらしいのね」
諸星シエル:「設置型で、本体を中心に何かしらの力場を形成。オーヴァードに反応するみたい」
諸星シエル:「だから、人海戦術ってことで。私達が街中をぶらぶらして、探しましょ……ってことみたい」
諸星シエル:「じゃ、二手に分かれましょっか。雷魚もアイリも、頑張ってね~」
諸星シエル:ひらひら。
GM:という説明を受けて
GM:あなた達は二人で街中を移動していました。
逢河雷魚:「すっかりUGNって感じだな、あいつも……」
皆方アイリ:「ですねぇ。馴染んでるようで何よりです」
逢河雷魚:「しかしこの作戦、適当ってか大雑把っつーか……」
逢河雷魚:じりじりと照り付ける夏の太陽に目を細める。
逢河雷魚:「見つかるより前に熱中症で倒れなきゃいいが」
皆方アイリ:「まあ、この時期に外回りってだけで大分外れくじ感すごいですよね」
皆方アイリ:ぱたぱたと手で自身を軽く仰いで見せて。
逢河雷魚:「水分しっかり摂っとけよ」
皆方アイリ:「はーい。先輩も気を付けてくださいね」
皆方アイリ:「髪黒だし身長高いし、体感アタシより暑いでしょう」
逢河雷魚:「俺は体力あるからいンだよ」
逢河雷魚:ぶっきらぼうに言うが、シャツにジーンズのラフな服装から、確かに鍛えた体躯がよく分かる。
逢河雷魚:「小さくて細いお前の方が心配だ」
皆方アイリ:こちらはひらひらとした薄手の半袖シャツにショートパンツ。任務のため動きやすさ重視の格好だ。
皆方アイリ:「確かに背は低いですけど……。別に言うほど体弱くないですよ、アタシ」
皆方アイリ:「これでもオーヴァードなので。先輩より自己管理しっかりしてますし~?」
皆方アイリ:後半は先輩を見上げながら揶揄うように。
逢河雷魚:「ああ?俺だって別に……」一瞬言い淀んで「してるわ、自己管理くらい……」
皆方アイリ:「あの食生活でです?睡眠時間とかも無理してません?」
皆方アイリ:「基本根詰めがちなの自覚なかったりします?」
逢河雷魚:「……」僅かに顔を顰める。一見気分を害したように見えるが、付き合いの長い相手にはそれが痛いところを突かれた時の表情だと分かる。
逢河雷魚:「……確かに俺が微妙に偏食なのは認めるけどな」
逢河雷魚:「でもその分量を食ってるからな。一日に必要な栄養は補えてる」
逢河雷魚:「つまり……何の問題も無いってことだ」
皆方アイリ:「あれを微妙レベルで済んでると思ってる時点でちょっと……」
皆方アイリ:蕎麦にコーラとか言う冒涜的な組み合わせを思い浮かべながらちょっと遠い目。
逢河雷魚:「いいだろうがよ……好きなんだから……!」
逢河雷魚:「お前だって……アレだ」
逢河雷魚:「………………」何か言い返そうとして、特に何も出てこず黙り込む。
逢河雷魚:「アレじゃねーか!」
皆方アイリ:「好きなものと好きなもの合わせたら最強って、それ小学生がやるやつですからね」
皆方アイリ:「どれですか」
逢河雷魚:「………………」
皆方アイリ:「ほら~。何も出てこないじゃないですか」
皆方アイリ:「アタシってばその辺意外と優等生なので。先輩に言われるようなこと無いんですよね~」
皆方アイリ:にやにやと完全に楽しんでる笑顔。
逢河雷魚:「ぐ……」言い返す材料がない。
GM:そうして、言葉に詰まった一瞬の沈黙に割り込むように
レプレス:がさっ、と揺れた生け垣から、陰気な顔をした女が這い出る
レプレス:「………あっ」
レプレス:「あの、そのう。
レプレス:「怪しいものではないんですけどぉ…」
レプレス:あなた達は気付く
レプレス:その女が持っている丸い鏡から、わずかにレネゲイドの反応があることを。
皆方アイリ:(……バリバリに怪しいな……)
逢河雷魚:「……」無言で、皆方さんを背に隠すようにして。
逢河雷魚:「……何スか」
レプレス:「えーと、えーと。違うんですぅ」
レプレス:「あたし、探しものしてただけで……もう見つかったので、退散しますのでぇ…」
レプレス:あたふたとズレた眼鏡を直す
レプレス:「後は若いお二人でぇ…」
レプレス:頑張ってさり気なく鏡を隠そうとしている
レプレス:が、
GM:その鏡から発するレネゲイドの気配が、どんどん強まっていく
逢河雷魚:「……おい」
逢河雷魚:「捨てろ、その鏡」
レプレス:「えぇ……?い、いやです。せっかく見つからずに見つけられたのにぃ……」
GM:そして、強まった気配は鏡を元に拡散─────《ワーディング》に類似した、レネゲイド由来の力場が発生する!
レプレス:「えっ、えっ、どうしてっ」
レプレス:「オーヴァード一人分ならまだ大丈夫のはずなのにぃ!……あれ?」
逢河雷魚:「……クソッ! 皆方、押さえろ!」
レプレス:ばっ、と口元を抑える。
レプレス:「も~~!あなたたち、オーヴァードなんですかぁ…!?余計なことしないでくださいよぉ…!どうせUGNでしょぉ…!?」
皆方アイリ:「はい!」
レプレス:そうして取り押さえようとする姿を見て、手を掲げる
レプレス:「い、いやだ!捕まったら酷いことされるぅ!」
皆方アイリ:咄嗟に魔眼を女性の上空に展開。重力場を形成し――。
レプレス:パチンっ
レプレス:指を鳴らす音ともに女と鏡の姿が消え
レプレス:コツン、と。代わりに石ころがその場に残される
GM:あなた達が周りを捜索しても、近場には存在しないことがわかるだろう
逢河雷魚:「……あ……?」眉を顰める
GM:ただ、わずかにレネゲイドを帯びた石ころだけが、痕跡として残されている。
皆方アイリ:「……位置の入れ替えとかですかね」
逢河雷魚:「チッ……絶対例の奴だろ。どこ行った……?」
皆方アイリ:警戒は解かないまま重力場を一度解き、周囲を警戒する。
GM:そして、何かを発言しようとすれば、違和感に気付くだろう。
GM:その身に浴びたレネゲイドからの強制力で、嘘や誤魔化しが言えず、『本音』のみが口から飛び出すことに。
逢河雷魚:「何でわざわざ目の前に出てくんだよ……折角皆方と二人で任務だってのに……」
逢河雷魚:「……」
逢河雷魚:「…………?」
皆方アイリ:「……急にどうしたんですか?先輩」
逢河雷魚:「……何言ってんだ俺……?」
皆方アイリ:「そりゃまあ、アタシだって二人きり邪魔されんのは嫌は嫌ですけど」
皆方アイリ:「そういうことさらっと言うタイプじゃ……」
皆方アイリ:「……」
皆方アイリ:自分で言ったはずの言葉に目を丸くして、一度フリーズする。
逢河雷魚:「……」
逢河雷魚:「……ヤバいな」
逢河雷魚:「これ……」
逢河雷魚:「……ヤバいぞ」



GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
逢河雷魚:レプレス 尽力/○疑念 で取得 以上です
皆方アイリ:レプレスに尽力/〇羞恥で取って以上!
GM:ではシーンは以上


◆Middle01◆

GM:では次のシーン。ミドルです
GM:登場侵蝕は不要
GM:また、進行は以下のFS判定になります。

使用技能:≪情報:UGN≫ ≪情報:噂話≫(財産点使用可能)
難易度:6
最大達成値:9点
目標進行値:4

GM:また、支援判定が行なえます。
GM:片方が≪意志≫で支援判定を行い、成功した場合、もう片方の達成値を+3し、最大達成値を10とします。10を超えれば進行度が一気に2貯めれますね
GM:FS判定が未クリアで3Rが終了した場合、強制的にクライマックスに移行します。ペナルティとしてクライマックスシーン開始時に暴走・放心が付与されます。
GM:では、セットアップのハプニングチャートを振ります
GM:事態の最大化と範囲はすでにマックスなので、他の4つからチョイス。
GM:choice[1,4,5,6]
DoubleCross : (CHOICE[1,4,5,6]) → 5

5:ちょっとした荒事・戦闘が必要な局面。
ラウンド中の使用技能を≪白兵≫≪射撃≫≪RC≫に変更する。

GM:というわけで、メインの判定技能を≪白兵≫≪射撃≫≪RC≫に変更
GM:技能を宣言して判定からどうぞ!
逢河雷魚:《原初の青:完全獣化》使って白兵で判定します
皆方アイリ:こっちは素でRC判定します
逢河雷魚:侵蝕固定だし≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪シャドーテンタクルス≫も使おう
逢河雷魚:9DX7+2
DoubleCross : (9DX7+2) → 10[2,2,4,4,5,5,6,6,10]+4[4]+2 → 16

逢河雷魚:ひっっく
GM:おぉ…
皆方アイリ:6dx+1>=6
DoubleCross : (6DX10+1>=6) → 9[1,1,6,6,6,9]+1 → 10 → 成功

皆方アイリ:今のうちに出しといてよかったと思いましょ
GM:OKOK
GM:では現在の進行値は2/4!



GM:◆街中
GM:レネゲイドアイテムの影響により、本音しか話せなくなったあなた達
GM:本体と思われる鏡に近づくほどその影響を強く感じるため、事態を解決するためにレネゲイドの痕跡を追っていました
GM:影響を解除するためには、本体を押さえる必要があるでしょう。
GM:頑張って探してくださいね
逢河雷魚:「ええ、そうです」通信端末を片手に、支部に報告をしている。
逢河雷魚:「見るからに挙動不審で、それらしいレネゲイドアイテムも持ってました」
逢河雷魚:「……ええ。間違い無いです」
逢河雷魚:気温とも陽射しとも無関係な汗をかきながら。
逢河雷魚:「被害ってそりゃ……」
逢河雷魚:「俺の皆か…………」
逢河雷魚:「ッ……!!」咄嗟に口を覆う。反射で端末を放り投げそうになって、止まる。
支部員:『俺の皆…?どうしました?』と復唱。
皆方アイリ:べしっと先輩の背中を叩く。
逢河雷魚:「…………“ニュートロン・スター”と、俺が!精神汚染を受けてるんスよ!!」
逢河雷魚:「とにかく追うので増援頼みます!それじゃ!」
逢河雷魚:余計なことを言う前に通話を切り、深々と息を吐く。
支部員:『あっ……』 ガチャッ ツーツーツー
逢河雷魚:「………………」
皆方アイリ:「……」
皆方アイリ:先輩を恨みがましいような目で見上げている。
逢河雷魚:「……悪かったって……」その素直な謝罪も普段ならば中々出てこないものだ。
逢河雷魚:「とにかく」一語ずつ慎重に言葉を発する「探すぞ」「いいな」
皆方アイリ:「……」 はあ、とこれ見よがしに大きなため息をついた後に頷く。
逢河雷魚:なるべく無言で歩きつつ、周囲を捜すが。
逢河雷魚:「何でこんなことになンだよ……」珍しく、というより普段は胸にしまっている類の弱音のようなものが漏れる。
逢河雷魚:「俺のイメージが……」
逢河雷魚:「支部の皆に聞かれたりでもしたら……」
逢河雷魚:「………………」路地の壁に自ら頭を打ち付ける。
皆方アイリ:口を開くか少しだけ迷った後。
皆方アイリ:「……別に、今更イメージなんて良いんじゃないです?」
皆方アイリ:「普段から言ってるじゃないですか。お人好しなの丸わかりだって」
逢河雷魚:「いいわけねーだろ……!」
逢河雷魚:「別にそんなの、他人に分かってほしくもない」
逢河雷魚:「お前にだけ伝わってりゃ十分なんだよ」
皆方アイリ:「……」
皆方アイリ:せっかく引きつつあった頬の赤みがまた戻ってくる。
皆方アイリ:「……いや、だから」
皆方アイリ:「別に、普段から……そんなに悪ぶれてるわけでもないんですし」
皆方アイリ:「それが表に出たとこで大差なくないですかって話をしたかっただけなんですよ、アタシは」
皆方アイリ:ややつっかえながらも早口で捲し立てて。
皆方アイリ:「……それがなんでそんな話になるんですか」
逢河雷魚:「違う……こんなつもりじゃ……」頭を抱える。
逢河雷魚:「俺だって出来るなら誰にでも優しくしたいんだ」
逢河雷魚:「結局のところ……弱いんだよ」
逢河雷魚:「俺が──」意思と反して回る口を、無理やりに押さえつける。
逢河雷魚:「……クソッ……!」
逢河雷魚:「……ふざけやがって……」
皆方アイリ:「……」 少しだけ何かを考えた後。
皆方アイリ:「……先輩、ちょっとしゃがんでください」
逢河雷魚:「……? ……何だよ……」
逢河雷魚:訝し気にしながらも、言われた通りにしゃがむ。
皆方アイリ:「……」 一つだけ深呼吸をして。
皆方アイリ:先輩の頭を抱え込む形で引き寄せる。
逢河雷魚:「…………!?」
逢河雷魚:瞠目し、硬直する。
皆方アイリ:「……アタシは、先輩が何でそうまで思ってるのに無理して悪ぶり続けるのか」
皆方アイリ:「その意味を本当には理解できないですけど。先輩が優しいのも、それが隠し切れないくらいなのもちゃんと知ってます」
皆方アイリ:「それでまあ、そういうお人好しなとこが好きですので。そういうとこを隠さなくなるのも良いと思います」
皆方アイリ:「だから、もし先輩がそれを隠さないことで傷つくとか損をするとか、そう言うのを気にしてるのなら」
皆方アイリ:「アタシが守りますから。先輩の良いところのせいで先輩が傷つくとか、そんなのイヤですもん」
皆方アイリ:優しく頭を撫でながら、言い聞かせるような声音でそう語る。
逢河雷魚:「……」
逢河雷魚:「……皆方」
逢河雷魚:「お前……」
逢河雷魚:本音は隠せないはずなのに、言葉は少ない。それだけ胸の内が詰まって、言葉にならない。
逢河雷魚:「……」
逢河雷魚:ただ、今口を開けば、堰を切ったように全てが流れ出てしまうのは分かって。
逢河雷魚:ただ口を噤んだまま、しばらくの間、そうしていた。



GM:ではラウンド2!
GM:セットアップ!ハプニングチャート!
GM:choice[1,4,5,6]
DoubleCross : (CHOICE[1,4,5,6]) → 4

4:二人で協力して作業に当たる。
進行判定の前に二人とも難易度5の≪意志≫判定を行い、成功した場合ラウンド中の判定ダイスを+5個する。

GM:おお。
GM:では、二人共意志で判定を行ってください
皆方アイリ:6dx>=5
DoubleCross : (6DX10>=5) → 10[3,8,9,9,10,10]+7[1,7] → 17 → 成功

逢河雷魚:6DX>=5
DoubleCross : (6DX10>=5) → 8[2,3,3,4,7,8] → 8 → 成功

皆方アイリ:めちゃ意志堅かった
GM:硬い!
逢河雷魚:弱ってる

使用技能:≪情報:UGN≫ ≪情報:噂話≫(財産点使用可能)
難易度:6
最大達成値:9点
目標進行値:4

GM:判定はコレ。支援なら《意志》!
GM:技能を宣言して判定をどうぞ。+5個忘れずにね
皆方アイリ:ダイス増えてるし素直にUGNで振ります。コネも使用で
皆方アイリ:11dx+1>=6
DoubleCross : (11DX10+1>=6) → 9[1,2,2,3,3,3,4,4,4,7,9]+1 → 10 → 成功

逢河雷魚:情報UGN、コネ使用
逢河雷魚:10DX+2>=6
DoubleCross : (10DX10+2>=6) → 10[2,2,3,4,8,8,9,9,9,10]+9[9]+2 → 21 → 成功

GM:優秀~
GM:進行度も完遂!ミドル達成です!
逢河雷魚:やったー
皆方アイリ:いぇーい
GM:では、引き続いてお二人で協力してレネゲイドの痕跡を追ったりしていきましょう~



GM:◆街中
GM:あなた達に残ったレネゲイドの残滓や、点々と残る石ころ
GM:それを追いながら影響の強まりを感じるごとに、着実に相手に近づいているのがわかります。
GM:そして、その道中。
GM:痕跡を追って、人目につかない狭い路地に入ったとき。
不良達:ズラズラと横に広がりながら、けだるげな雰囲気の少年たちが歩いてくる
不良達:そして、あなた達……特に逢河くんを見て
不良達:「あん?」
不良達:「おい、今テメェガンつけたべ?」「お?」「ケンちゃんに喧嘩売ってんの?」
不良達:弱者を見抜くその眼力が、不思議と気が沈んでるような空気をハイエナのように嗅ぎつけます
逢河雷魚:「あ゛?」険のある顔とその体格から、絡まれることは少なくない。
不良達:猫背のサングラス。ダボダボのジーンズ。筋骨隆々のタンクトップの男を背後に、4人ほどのグループだ
不良達:「おっ、威勢いーじゃんいーじゃん」
不良達:「彼女の前でカッコつけてんスかぁ~?」
逢河雷魚:どちらが不良なのか分からない調子で、ぐい、と顔を寄せる。
逢河雷魚:「何か用か?」
不良達:「いーやいやいや!ちょーっとね、ちょっと!」
皆方アイリ:(……先輩に絡むとか随分無謀な人たちだな……)
不良達:「オレらさぁ、さっき陰気な女にガン無視されて、ちょ~ヘコんでるわけ!」
皆方アイリ:ひとまず邪魔にならないよう引っ込んで置く構え。
不良達:「で、そこにいるじゃん?君が?カワイイ女の子連れて?」
不良達:「傷心のオレたちといっしょに遊ばない?っつ~お誘いなわけよ!」
不良達:その引っ込んでいこうとする皆方さんの腕を乱暴に取ろうとする
逢河雷魚:「おい」
不良達:他の人の暴虐をやれやれと思いながら、背後の鍛えている男が肩をすくめている
不良達:「おぉん?」
逢河雷魚:その腕を掴み、万力のような力で締め上げる。
不良達:「お? お、おお、おおお??!」
不良達:「てめっ、この……やっべ!やっべぇ~~!」
不良達:手を捻り上げられて鶏のように叫ぶ
不良達:「関節増える!」
逢河雷魚:「マジでこういうのばっかりかよ……勘弁してくれ……」本音が漏れつつ
逢河雷魚:「用があンのは俺だろうが。違うか?」
不良達:「うっせ!別にテメェに用はねぇよ!」
不良達:「男はいらねぇ~~!」
逢河雷魚:「おい、そっちの」タンクトップの男に目を向ける
不良達:「ユッキー!出動!出動!」
不良達:「……オレか?」一歩引いたタンクトップの男が答える
不良達:その間にも他の3人のジャラジャラした鎖の音が悲鳴とともに鳴っている
逢河雷魚:「お前がリーダーだろ」
逢河雷魚:「お互い、止めといた方が得だと思うが。どうするよ」
不良達:「まぁそうだよ。こんなのでもかわいい子分でなぁ~」
不良達:「落とし前つけなきゃメンツが……と言いたいところだけど」
不良達:「やめとくわ、死にたくねぇし」
不良達:「えぇ~~!」「マジで!?」「お前等うっせぇぞ~」
不良達:「つーわけで、そいつも痛い目見たし、離してやってくんねぇか?」
逢河雷魚:「……」掴んでいた腕をぱっと放す。
不良達:「うーわ、痣だわ、痣……」「ウケる」
逢河雷魚:「さっさと行ってくれ」追い払うように「あんまりこういうところ見せて荒っぽい奴だと思われたくな……」口を塞ぐ。
逢河雷魚:「オラ!行け!」
不良達:「ひぃ~!」「勝手に怒った!」「やべぇ~~」
不良達:「んじゃ、悪かったな。目つきの悪い兄ちゃん。デート邪魔しちまってよ」
不良達:「彼女さんと仲良くな~」
不良達:ドタタタタッ 逃げ去っていく
逢河雷魚:「余計な事言ってんじゃねえ!死ね!」
逢河雷魚:深々と息を吐く。
逢河雷魚:「……出てきて大丈夫だぞ」
皆方アイリ:「……穏便に済みましたね」
皆方アイリ:ひょいっと路地の角の方から顔を出し、とことこと寄ってくる。
逢河雷魚:「……何ともないよな?」
皆方アイリ:「お陰様で。絡まれる暇もなく守ってもらいましたし」
逢河雷魚:「お前……マジで気を付けろよああいうの。可愛いんだからよ……」
逢河雷魚:「…………」
皆方アイリ:「……」
皆方アイリ:「そろそろ慣れてきたって言いたいけどこれぜんっぜん慣れませんね」
逢河雷魚:「……いや……」
逢河雷魚:「悪い……可愛いと思ってるのは本当だけど今言いたかったわけじゃなくてだな……」
逢河雷魚:「…………」
逢河雷魚:「違う…………」
逢河雷魚:「違わないが…………」
皆方アイリ:「いえあの、それはもう分かりましたから」
皆方アイリ:「無理に、というか無暗に話そうとするのやめましょう。心臓が持たないです」
皆方アイリ:「割と死ねそうなので。羞恥とか幸せとかそういうのがキャパオーバーして」
皆方アイリ:「なのでこう、なるべく口を開かない方向で……」
逢河雷魚:「あ、ああ……悪い……そうだな……」
逢河雷魚:「……幸せって嬉しいと思ってくれてんのか……?」
逢河雷魚:「……いや違う……そうじゃなくて……」
皆方アイリ:「…………」
皆方アイリ:「……」 黙ったままその場にしゃがみ込む。
逢河雷魚:「おい……皆方……?」
逢河雷魚:「……大丈夫か……?」
皆方アイリ:「……プレミした……気を付けてた気だったのに、マジもう……一生の不覚……」
皆方アイリ:口の中で何かをもごもご呟いてるのが漏れ聞こえてくる。
逢河雷魚:「……皆方…………?」
皆方アイリ:「……っあー!もう!」
皆方アイリ:「嬉しいに決まってますけど!何か悪いですか!」
皆方アイリ:「いやもう悪くても悪くなくてもいいので喋んないでください!絶対追撃になるので!」
皆方アイリ:「先に任務終わらせましょう!ハイこの話終わり!」
逢河雷魚:「うおっ……!?えっ……?」
皆方アイリ:自棄の勢いで捲し立てた後、ズンズンと路地裏の奥へ進んでいこうとする。
逢河雷魚:不良に絡まれた時の十倍以上は挙動不審になりつつ
逢河雷魚:「いや……待てって……!」慌ててその手を掴む。
逢河雷魚:「一人で行ってどうすんだよ……!」
皆方アイリ:「別に一人じゃないでしょ!先輩が居るんですから!」
皆方アイリ:ついてくることを疑ってない口調。手を掴まれたまま進もうとする。
逢河雷魚:「はぁ……!?」
逢河雷魚:「お前手小さいし可愛いんだよ!」
逢河雷魚:「違う!!」
皆方アイリ:「ほらまたすぐそういうこと言う!」
皆方アイリ:「懲りてくださいよそろそろ!恥ずかしいのアタシも何ですよ!?」
逢河雷魚:「言いたくて言ってるわけじゃねーよ!仕方ないだろこんなの!」
逢河雷魚:「お前の手握って何とも思わないわけな……」
逢河雷魚:「ああもう……!!」
皆方アイリ:「こうなるからさっさと任務終わらせましょうって言ってるんです!」
皆方アイリ:「話すのは後からでも出来るでしょう!っていうか!」
皆方アイリ:「こんな弾みで言われてもマジで恥ずかしいのが強すぎるしもうちょい心の準備出来てから」
皆方アイリ:バチン!と強めの音を立てて自分の口を塞ぐ。
逢河雷魚:「だからそういうところが可愛いって……」
逢河雷魚:「…………分かった…………行くぞ!もう!さっさと!」
逢河雷魚:結局手を握ったまま、こちらが先になって進んでいく。



GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
逢河雷魚:ロイス保留で……ブルゲでも狙おう
逢河雷魚:3DX+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 5[3,3,5]+1 → 6

逢河雷魚:だめ!以上
皆方アイリ:ロイスは先輩へのロイスの感情の裏を憤懣に変更で
皆方アイリ:購入はワンチャンメイド服
GM:憤懣!
皆方アイリ:4dx>=20
DoubleCross : (4DX10>=20) → 10[1,2,9,10]+3[3] → 13 → 失敗

皆方アイリ:回ったけど無理!以上!
GM:ではシーンは以上


◆Climax◆

GM:クライマックス。 登場侵蝕はなし。
GM
GM:路地裏を進んだ先にある、人気のない廃ビル
GM:注意してみると、レネゲイドの痕跡の他、新しい足跡が残り、それは最上階へ。
GM:後を追うと、そこには鏡を愛でる陰気な女がいました
レプレス:「ふぅ……ふぅ……最悪…」
レプレス:「不良に絡まれるし……埃っぽいし……疲れたし…」
レプレス:「でもまぁ、後はコレを持って帰るだけですから……良いですけど……」
レプレス:「……?足音?」
レプレス:「ひ、ひぃ…!誰ですか…!?」
逢河雷魚:「ったく……」明らかに不機嫌そうな顔で、ずかずかと歩いてくる。
逢河雷魚:「手こずらせやがって……」
皆方アイリ:「ホントに。お陰でどれだけ恥をかいたか……」
レプレス:「うわっ、追ってきたんですか…!?しつこい…!」
皆方アイリ:こちらもやや苛立たし気な顔でそれに続く。
レプレス:「知りませんよぉ!普段から本音で話せないのがダメなんじゃないですかぁ…!」
レプレス:「あたしのせいにしないでくださいよぉ…」
逢河雷魚:「ああ!?開き直りやがって……!」
皆方アイリ:「急に正論突かないで下さいよ!」
レプレス:「逆ギレ…!最近の若いの怖いぃ…やだぁ…!」
レプレス:「も、もう。あたしは被害とかどうでもいいのに…!悪いFHじゃないのに…!」
レプレス:「とっとと、どっかいってくださぁい!」
GM:climax先頭を開始します
GM:難易度9の衝動判定と共に《ワンナイトフィーバー》。
GM:通常の上昇の代わりに、侵蝕率を100%へ上昇させることが出来ます。
GM:この効果を受けた場合、バックトラックで50%低下可能。
GM:効果を適用させるかを選んで、意志判定をどうぞ
逢河雷魚:効果受けて意志判定!
逢河雷魚:7DX>=9
DoubleCross : (7DX10>=9) → 9[1,2,3,4,4,6,9] → 9 → 成功

GM:えらい
皆方アイリ:こちらも効果受けてから判定
皆方アイリ:7dx>=9
DoubleCross : (7DX10>=9) → 9[3,4,4,5,8,8,9] → 9 → 成功

皆方アイリ:こいつらめったに暴走しないんだよな
GM:まぁ意思が強くなかったらどこかで爆発しそうですよね
GM:エネミーはレプレス一人。行動値は8。
GM:PC一塊と、5m先にレプレスです
GM:では戦闘に入ります
GM:セットアップから!
レプレス:≪加速装置≫ 、行動+6して14に。
逢河雷魚:セットアップなし!
皆方アイリ:灰色の庭Lv4:ラウンド中対象の行動値-12、レプレスに
レプレス:こわっ……
レプレス:2になります。
皆方アイリ:皆方アイリの侵蝕率を2増加 (100 → 102)
GM:演出はしますか!
皆方アイリ:後でまとめてやります!
GM:はーい
GM:ではイニシアチブ8。逢河くんか皆方さんのどちらか。
GM:先に動く方を決めちゃってね
皆方アイリ:じゃあアタシから良いです?
逢河雷魚:お願いします!
GM:じゃあ皆方さん!どうぞ!
皆方アイリ:はーい!マイナー無しのメジャーでコンボ!
皆方アイリ:対象:範囲(選択)、対象が灰色の庭の効果を受けているので攻撃力計27
皆方アイリ:3C58:インビジブルハンドLv2+暴君の槌Lv5+コンセントレイト:バロールLv3+アンプリフィケイションLv2
皆方アイリ:対象は勿論レプレスで!
レプレス:ど、どうぞ
皆方アイリ:10dx7+1
DoubleCross : (10DX7+1) → 10[1,4,6,6,7,7,7,8,9,10]+10[1,4,8,9,10,10]+10[1,1,6,10]+3[3]+1 → 34

皆方アイリ:そこそこ回った
レプレス:ガ、ガードします。≪磁力結界≫でガード値+2D
レプレス:ダメージどうぞ
皆方アイリ:4d10+27
DoubleCross : (4D10+27) → 29[9,8,10,2]+27 → 56

皆方アイリ:出目良いな
レプレス:ガード値分軽減
レプレス:56-2d10
DoubleCross : (56-2D10) → 56-2[1,1] → 54

レプレス:ゴミカス
レプレス:54点受けて虫の息です
GM:演出どうぞ
皆方アイリ:ビルの最上階。その更に天井近くで時間外れの星が瞬く。
皆方アイリ:「……まあ、普段なら聞けないだろう本音を聞けたので正直ちょっとばかり感謝してなくもないですが」
皆方アイリ:円を描くように並んだそれらは、先ほども展開された皆方の魔眼。
皆方アイリ:「その百倍くらいは恥ずかしい思いをしたので。貴女は悪くないかもしれませんがアタシは貴女をかなり恨んでます」
レプレス:「もぉお…!」白衣の袖口から、ザラリザラリと小石が出てくる。
レプレス:それは能力の媒介であり、投げつけようとしながら
レプレス:「し、しりませんよ」
レプレス:「普段から慣れておいてくださいよ!そんな訓練も出来ないんですか…!」
レプレス:涙目になりながら心情を吐露する
皆方アイリ:先ほどと違うのは、展開される重力場。その出力。
レプレス:「若いカップルのノロケとか聞きたくない…!」
皆方アイリ:「わざわざ恥ずかしさに慣れる訓練とかあるわけないでしょ!というか」
レプレス:石ころを置換し、剣に、ナイフに、銃に、槍に。あらゆる武器に変換しようとする
皆方アイリ:「こっちだってノロケたくてノロケてないんですよバカーーーー!!」
皆方アイリ:置換される諸々の武器全てさえ地面にたたきつける勢いで、その場の重力が圧縮される!
レプレス:「みぃ~~~~~!!!」
レプレス:潰れる悲鳴を上げながら、コンクリートの地面に顔面を叩きつける
皆方アイリ:「マジで、ホント……。何が嬉しくて人前であんな……」
皆方アイリ:「全部夢だったことになんないかな……」
レプレス:「痛ぁ~~~………!!」
レプレス:「部屋でやれよぉ……」
皆方アイリ:思いだしたら普通にハズくなってきてダメージを受けている。
GM:イニシアチブ8。逢河くんです
皆方アイリ:「貴女を追っかけないといけないから出歩いてんですよ!」
逢河雷魚:マイナーで≪原初の青:完全獣化≫+≪白熱≫+≪原初の黒:ライトスピード≫
逢河雷魚:素手を変更して2回行動します
GM:怖いですね。どうぞ
逢河雷魚:一回目 ≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪シャドーテンタクルス≫+≪原初の白:神獣撃≫
逢河雷魚:対象レプレス!
逢河雷魚:11DX7+2
DoubleCross : (11DX7+2) → 10[1,2,2,2,5,6,6,7,8,8,8]+10[3,6,8,10]+10[8,9]+10[2,10]+10[7]+2[2]+2 → 54

レプレス:回避してみます
レプレス:6dx>=54
DoubleCross : (6DX10>=54) → 10[4,6,6,8,10,10]+9[8,9] → 19 → 失敗

レプレス:頑張ってるんですよ
レプレス:ダメージどうぞ
逢河雷魚:6D10+13+9D10
DoubleCross : (6D10+13+9D10) → 32[2,3,3,10,8,6]+13+48[5,6,6,8,8,3,4,1,7] → 93

レプレス:死にます。ので
レプレス:《蘇生復活》で復活
逢河雷魚:何だと~
レプレス:して、《瞬間退場》でシーンから退場
逢河雷魚:逃げた!
GM:エネミー消滅により、戦闘終了です
GM:勝利!
皆方アイリ:勝った!
GM:演出をどうぞ!
逢河雷魚:「勝手なことばっかり抜かしやがって……」
逢河雷魚:逢河の全身から、泥めいて重たい大量の影が噴出し、牙を持つ無数の顎を形作っていく。
レプレス:「ひぃ、ひぃぃぃぃぃ!!?」
逢河雷魚:「レネゲイドを自分の都合で好き放題する時点で、お前は俺たちUGNの敵なんだよ」
逢河雷魚:「大体……」
逢河雷魚:「必死に築いてきた俺のイメージが台無しじゃねーかよ!!」
レプレス:「やだぁ……!おっかない……!あたし悪いことしてないのにぃ…!」
レプレス:「不良のイメージなんて、雨の日に子犬を拾う前フリじゃないですかぁ~~!!」悲鳴!
逢河雷魚:「こいつにだけは弱いとこなんて見せたくなかったのによ……!」
レプレス:重力に囚われながら、その涙を浮かべてじたばたする
逢河雷魚:「反省しろ!!」
レプレス:「や、やだ…!絶対に謝りたくないぃ……!!」
逢河雷魚:「なら死ね!!」
逢河雷魚:蛇のような大量の顎が女に殺到し、その牙で喰らい付き、巻き付いて締め上げる。
レプレス:「ぎゃ、ぎゃああああ!!!!ぎゃあああ!!!!死ぬぅぅぅぅぅ!!」
レプレス:口の端から泡を飛ばしながら、鶏のように悲鳴を上げる!
レプレス:バキ、ボキ、と骨の折れる声とともに、がくりと力が抜ける
逢河雷魚:「……チッ……」
逢河雷魚:霧散するように影が消える。
レプレス:べちょ、と地面に叩きつけられる
逢河雷魚:「ふざけやがって……」
レプレス:その衝撃で、ドカン!!と電気が流れる音。そして魚のように跳ねる身体。
レプレス:「カヒュッ! かひゅー!……死ぬかと、死ぬかと思った…!」
逢河雷魚:「……皆方、押さえとけ」
皆方アイリ:「はい」 魔眼が輝きを増し、重力場が安定する。
レプレス:「も、もうやだぁ……!べつにあたし、戦闘は本職じゃないもん…!」
レプレス:べちょ、と重力に支配されながら
レプレス:バキボキと骨の音を鳴らして、小石を窓の外に投げつける
レプレス:ばちん、と指を鳴らす音とともに
レプレス:潰れた姿勢のまま、窓の外に
レプレス:そして、君たちを涙を浮かべて見ながら
レプレス:「か、勝手にいちゃついてろ~…!」
レプレス:「バカップル共め……!」
レプレス:め~  め~  め~……
レプレス:フェードアウトしていく。
逢河雷魚:「あっ……おい、待て……!」
逢河雷魚:「誰がバカップルだ!おい!誰が!」
GM:そして、窓の外で
GM:バキン、と鏡の割れる音がした
レプレス:「あぁーーー……!!!」
逢河雷魚:「クソッ……逃げやがった」
皆方アイリ:「……あの」
皆方アイリ:「これ、アイテムの影響無くなったってことで良い、ですかね」
逢河雷魚:「……あー……」
逢河雷魚:「……どう……なんだ?そうなのか……?」
逢河雷魚:「……何か聞いてみてくれ」
皆方アイリ:「……えー」
皆方アイリ:「じゃあ……先輩ってお人好しですよね」
逢河雷魚:「……違うって言ってんだろ」
皆方アイリ:「……う~ん?多分なくなった、んですかね?」
逢河雷魚:「おい……本音でもこうだしいつもそう言ってんだろ……」
皆方アイリ:「え、じゃあ先輩が何か聞いてくださいよ」
逢河雷魚:「……ああ……?俺かよ…………」
逢河雷魚:「…………」考え込む。
GM:その間に、カンカンカン、と軽快に階段をのぼる足音が近づいてくる
諸星シエル:「やっほー二人共。応援に来たわよ」
諸星シエル:「って、もう片付いてるわね。さっすが雷魚にアイリ」
逢河雷魚:「ああ……もう終わった。つーか……逃げられたけどな」
皆方アイリ:「ただ、持ってた鏡が割れたらしい音がして」
皆方アイリ:「だから今、アイテムの影響も無くなったかを確認しようとしてたとこ」
諸星シエル:「あら、そうなの?じゃあ私もっと」
諸星シエル:「えーと、そうねぇ」
諸星シエル:「二人は、相手のことどれぐらい好き?」
皆方アイリ:「ここぞとばかりに全力でからかおうとするのやめない!?」
逢河雷魚:「…………。……切れたみたいだな、効果……」胸を撫で下ろす。
諸星シエル:「え?からかうなんてそんな。酷いわ?……私は二人のためを思って」よよよ
諸星シエル:「レンリはノリノリで答えてくれたのに…」
諸星シエル:「あら、切れてるのね。残念」
諸星シエル:「お疲れ様、バカップ…」
諸星シエル:「雷魚、アイリ」
諸星シエル:「じゃ、とっとと戻りましょうか」
逢河雷魚:「おい……なんか言いかけただろ……!」
皆方アイリ:「やめましょうよ先輩。アタシ達がやけどするだけですよ……」
諸星シエル:「おほほほ」
諸星シエル:「善哉、善哉~」



GM:バックトラック!
GM:《ワンナイトフィーバー》の効果で確定帰還。省略します。
GM:二人共帰還。おめでとう~
逢河雷魚:わ~い


◆Ending◆

GM:エンディング
GM:ひとまずの報告を終え、君たちは一息つくために、あるいは落ち着いて話すために喫茶店を訪れた
GM:穏やかなBGMとゆったりとした照明。
GM:入り口からは見えない程度の店の奥の席では、窓の外から明かりをとりながらも、秘密の話に聞き耳を立てる相手も居ない
GM:注文したものを運ばれながら、君たちはそこに居た
皆方アイリ:「……いやぁ、にしても」
皆方アイリ:「お互い災難でしたね。って、毎回言ってるような気がしてきました」
逢河雷魚:「本当にな……」
逢河雷魚:クリームソーダとストロベリーパフェを前にして
逢河雷魚:「こんなのばっかりか?この仕事」
皆方アイリ:「いくらレネゲイドが何でもありだからって偏ってますよね」
皆方アイリ:アイスティーをお供に3つで一セットになってるサンドイッチを食べている。
逢河雷魚:「まあ……何だ」
逢河雷魚:最後に注文したエビフライプレートの大皿が運ばれてくる。
逢河雷魚:「何つーか……」
逢河雷魚:「悪いことばかりでも……いや……まあ……」言葉を濁す。
皆方アイリ:「……まあ」
皆方アイリ:「アタシもさっき言ったとおり、ああいう時じゃないと聞けない話を聞けたので」
皆方アイリ:「そこに関しては良かったと思ってます。十万歩くらい譲って」
逢河雷魚:「…………」
逢河雷魚:「言う気じゃなかったが…………」
逢河雷魚:だいぶ気まずそうに目を逸らす。
皆方アイリ:「それでも、ですよ」
皆方アイリ:「先輩だってアタシが隠し事してたら知りたくなるでしょ」
皆方アイリ:「なんならこうなる前からそうだったの覚えてますからね」
皆方アイリ:今となってはもうずいぶん前の、密室事件の後の話だ。
逢河雷魚:「……それは……。……そうかもしれねーけど……」
逢河雷魚:「……皆方が放っとけないのが悪いんだろ」
皆方アイリ:「ならこっちだって先輩がほっとけないのが悪いんですー」
皆方アイリ:「無理してまで悪ぶってるお人好しなんて、見てて心配じゃないですか」
逢河雷魚:「……。……つーかお前……」
逢河雷魚:「結局今回ほぼずっと黙ってただろ」
逢河雷魚:「俺だけ恥かいて損してるような気がするんだが」
皆方アイリ:「……そうですかね?結構喋ったつもりでいましたけど」
皆方アイリ:本人的には全力で黙秘を貫く気で居たので、あれでも大分漏れた方である。
逢河雷魚:「……俺は別に……」
逢河雷魚:「こんな状態にならなくても、素直に……思ったことは……」
逢河雷魚:「口に……してるぞ」
皆方アイリ:「……それは、まあ」
皆方アイリ:以前の事件のいくつかを思い返して。
皆方アイリ:「あながち嘘とは思いますけど。でも悪ぶってるのはホントでしょ」
皆方アイリ:「アレを素直と呼ぶのは通らないんじゃないですか~?」
逢河雷魚:「ああ……!?素直だろうが……!」
逢河雷魚:「お前のことだって普段からか……」
逢河雷魚:「……」
逢河雷魚:「かわ……」
逢河雷魚:「…………」
皆方アイリ:「……いーですよ、先輩。無理しないで」
皆方アイリ:「というか、その」
皆方アイリ:「……言ったじゃないですか、さっき」
皆方アイリ:かなりのプレミなので、本当を言えば掘り起こしたくはないけど。今後思うとこっちの方が傷が浅そうだし。
皆方アイリ:「心の準備が出来てからの方がアタシ的に良いので」
皆方アイリ:「ゆっくりで行きましょう」
逢河雷魚:「……」
逢河雷魚:逸らしていた目を皆方さんに向けて、息を吐く。
逢河雷魚:「……いいのか、それで?」
皆方アイリ:「そう言ってるじゃないですか。アタシ的にはそっちのが助かります」
皆方アイリ:「焦る理由も無いんですし」
逢河雷魚:「俺は……こういうの、分かんねえけど……」難しい顔をして
逢河雷魚:「言葉に示したり……行動したりしないと」
逢河雷魚:「……不安にならないか?」
皆方アイリ:「んん……逆に、ですけど」
皆方アイリ:「今まで色々あったわけじゃないですか、アタシ達」
皆方アイリ:「あの諸々全部超えた上で不安になるの、難しくないです?」
逢河雷魚:「……」その顔をじっと見て「……そういうもんかな」
皆方アイリ:「そういうものですよ。少なくとも、アタシにとっては」
皆方アイリ:先輩がアタシを好きなのも、アタシが先輩を好きなのも。
皆方アイリ:しっかり伝わっているし伝わっていると知っている。
皆方アイリ:「……というか、こないだそういう話したじゃないですか」
皆方アイリ:「あの後今更不安になるほどメンタル不安定じゃないですよ」
逢河雷魚:「んん……」薄く頷く「……皆方がそう言うなら……。……いや……」
逢河雷魚:「……悪い」
逢河雷魚:「不安になってたのは、俺の方だったのかもな……」
皆方アイリ:「……アタシの方こそ、もっと口に出すべきだったりします?」
逢河雷魚:「……それは……」
逢河雷魚:「……」少し可笑しそうに
逢河雷魚:「……言っても無理だろ、お前……」
皆方アイリ:「ぅ……」 ぴしりといつものヘラヘラした笑みが一瞬固まって。
皆方アイリ:「……いや、でも」
皆方アイリ:「先輩がそれで不安になるなら、アタシだってそれは本意じゃないですし」
皆方アイリ:「多少頑張るくらいは、します、けど……?」
逢河雷魚:「本当かよ……?」全く信じていない目。
皆方アイリ:「ホントですよ……」
皆方アイリ:「……だって、ほら」
皆方アイリ:「さっきだって」
皆方アイリ:「ちゃんと黙らずに言ったじゃないですか」
皆方アイリ:「……守ります、っていうの」
皆方アイリ:正直恥ずかしかったし、顔見られないよう予防線張ったとこもあるし、あの後も大分死にたくなったけど。
皆方アイリ:お人好しなとこが好きなのも、守りたいと思うのも、抱きしめたいと思ったのも。
皆方アイリ:「全部本音なので」
皆方アイリ:「……次はアイテムの影響無しでやれるように努力します」
逢河雷魚:「……そうだな」
逢河雷魚:本当に大事な時、彼女はいつでも逃げずに、真っ直ぐに自分に向き合ってくれる。
逢河雷魚:それが、自分には何より救いで。美しいと思った。本当に大切なものだと思った。
逢河雷魚:だから自分も、守りたいと思った。
逢河雷魚:信じられると思ったのだ。
逢河雷魚:「……伝わってるよ」
逢河雷魚:僅かに表情を緩め、微笑する。
皆方アイリ:「……」 まあ、ホントのホントに全部伝わってるかと言ったらそうではないんだろうけど。
皆方アイリ:それはお互い様だろうから。分かってない分はこれからでもきっと良い。
皆方アイリ:一番大事な部分は、お互いもう知れているだろうから。
皆方アイリ:「……なら、はい。今後の成長に期待ということで」
逢河雷魚:「……お互いにな」



GM:では、全行程終了です
GM:お疲れさまでした~
逢河雷魚:お疲れさまでした ありがとうございました……!
皆方アイリ:お疲れさまでしたー ありがとうございました!




『一夜二人転 逢河雷魚と皆方アイリの場合』 終