『あるいはひと夏のアヴァンチュール』(GM:缶詰)
PC1:久々宮勇利(
キャラシート
)PL:しんごろ
PC2:藤枝虎路(
キャラシート
)PL:立川
PC3:調月綴美(
キャラシート
)PL:里村
PC4:"シロ"(
キャラシート
)PL:明寝マン
メインログ|雑談ログ
目次
Preplay
トレーラー
昨日と同じ今日。
今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
だが、人々の知らない所で世界は大きく変貌していた。
太陽も高いある日。
今日は昨日から変貌を遂げる。
夏だ! 海だ!
出会いの季節だ!
「囚われているんだよ。一夏の出会いという密室にな…!」
終わらない夏休みを終わらせよう
ダブルクロス The 3rd Edition 『あるいはひと夏のアヴァンチュール』
ダブルクロス―――それは裏切りを意味する言葉。
GM:夏の密室、始まります
GM:よろしくおねがいします~
久々宮勇利:よろしく!お願いしまーす!
藤枝虎路:よろしくお願いします!
"シロ":よろしくおねがいします!
調月 綴美:よろしくおねがいしますー
GM:
GM:というわけで夏を満喫するメンバー紹介だ。
GM:PC1から順番に行きましょう。
GM:キャラシート
GM:久々宮くん、どうぞ
久々宮勇利:はあい!
久々宮勇利:「マンガや小説みたいに……とはいかないよな、やっぱり」
久々宮勇利:久々宮勇利(くぐみや・ゆうり)。金のメッシュ入り茶髪にピアス、着崩した制服という「いかにも」な不良的高校生です。
久々宮勇利:実際素行はよろしくなく、授業にはあまり出ずあちこちをサボり場としています。
久々宮勇利:学校の図書室もその一つ、というより主なサボり場。
久々宮勇利:……が、どうもこうなったのはここ2年ほど、高校入学以降の様子。それ以前は、大人しい文学少年でありました。
GM:文学的な不良少年っ
久々宮勇利:オーヴァードになったのは中学3年の冬、とある遺産を巡る事件でのこと。結果的にその遺産を受け継ぎましたが、使いこなせてはいません。
久々宮勇利:先代は、無数の剣を周囲に浮かべて攻防に用いていたらしいですが、それには遠く及ばない模様。
GM:いきなり大変なものを受け継いでしまった。
久々宮勇利:なお、中学の頃に地方の文学賞で特別賞に輝いており、将来は小説家に……などと考えていました。
久々宮勇利:オーヴァードになってしまった以上、表の世界でその夢を叶えるのは無理だ、と諦め現在に至ります。
GM:挫折少年…
久々宮勇利:小さな名誉からの挫折……。
久々宮勇利:データ的には、武器を作っては壊し作っては壊しの白兵屋。
GM:スクラップアンドビルド。新陳代謝が良いですね
久々宮勇利:火力は固定値40あればどうにか……なるやろ……!
久々宮勇利:自己紹介としては以上、シナリオロイスとかはOP終了後かなと思っております。
GM:はーい。 物憂げ文学不良少年。存分に青春を謳歌してくれ。
GM:では次!PC2!
GM:キャラシート
藤枝虎路:はーい!
GM:藤枝くん。自己紹介をどうぞ!
藤枝虎路:「俺が絶対と言ったら、絶対だ」
藤枝虎路:藤枝 虎路(ふじえだ とらみち)17歳!
藤枝虎路:『男らしく』あろうとする誓いを立てている、男の中の男です。
GM:ますらお!
藤枝虎路:男らしいぜ…!
藤枝虎路:悪ガキがそのまま成長したような、喜怒哀楽の激しい単細胞です。
藤枝虎路:声が大きく、行動力があり、持ち前の根性で何事にも全力だが、大体が空回っています。しばしばバグります。
GM:ジェットモーターを積んだミニ四駆だぜ
藤枝虎路:www
藤枝虎路:少し前なんですけど、R事案に巻き込まれ、命を落とします。が、
GM:しんでる!
藤枝虎路:死ぬ間際に見たのは、天使の姿なんですね。
GM:昇天してる!
藤枝虎路:そう!天にも昇る気持ちとはこのこと!
藤枝虎路:その姿に一目で心を奪われますが、それは、かつての初恋の少女でした。
GM:なんと
藤枝虎路:同じ少女に二度目の初恋をしてしまった男の中の男。明日はどっちだ。
藤枝虎路:……ということにしたいんですが、大丈夫でしょうか?
GM:今!?
GM:い、良いんじゃないかしらっ?
藤枝虎路:あ、ありがとうございますっ!
藤枝虎路:オーヴァードとしてなんとか生きながらえましたが、致命的な不具合を抱えてしまいました。
藤枝虎路:感情が昂ると、自分の心の声が漏れるという、一種のサトラレ状態です。データ的には、《シークレットトーク》が暴発する感じです
GM:たいへんだ
藤枝虎路:自分の心の内は明かさないけど、周囲にはバレッバレ。でも一切気づいてないぜ!そんな感じで行きたいと思います。よろしくお願いします。
藤枝虎路:あ
藤枝虎路:データとしては、素手白兵マン。攻撃力22の素手で、餓狼の爪したりします
藤枝虎路:以上、よろしくお願いします!
GM:シンプル。
GM:よろしくおねがいします!
GM:では次、PC3
GM:キャラシート
GM:調月さん、おねがいしまーす
調月 綴美:はーい
調月 綴美:調月綴美(つかつき・つづみ)です。女子高生16歳!
GM:花も恥じらう女子高生!
調月 綴美:女子高生ですがワークスはドライバーです。どこいった道交法。
GM:荒波をドライブしていきますね
調月 綴美:親が家を空けがちな標準的な高校生でしたが、いろいろあって覚醒しまして。
調月 綴美:初手で暴走して通りすがりのFHをグチャってたらシロくんを巻き込み事故しました。馴れ初めです。
GM:交通事故のような出会いですね
調月 綴美:交通事故のような出会いです。衝撃的な。
GM:青天の霹靂。あるいは青信号の横断歩道。
調月 綴美:危ない! シャバの空気をもっと吸いたかった
調月 綴美:それ以来彼とつるんでるというか、身寄りもなにもない彼をお世話してる…んだろうか。
調月 綴美:服はややこいつの趣味らしいですよ。マジか。
GM:袖なし襟開きノースリーブパンツルックが正装ですか。なんと。
調月 綴美:まあ本人が赤系のレザーパンツ穿いてるから…。なんでこんなの穿いてるの?
調月 綴美:ステとしては単体攻撃専門アタッカー(モルバロ)で、能力は攻撃力10の車相当のブツで轢きます。
調月 綴美:あと砂の加護でちょっと援護したりできる。そういう感じです
GM:気遣いの女子。頑張ってくださいね
調月 綴美:がんばるよー
GM:はーい、よろしくおねがいします!
GM:では次、PC4
GM:キャラシート
GM:お相手のシロくん、自己紹介をどうぞ
"シロ":「はい!シロ、です!じゅっさい!」
"シロ":シロ……というのは後から付けられた名前、本来は名無しの実験体の一人です
"シロ":髪の毛も肌も白いからですね
GM:名は体を現してますね
"シロ":元々FHの実験体でしたが、ブラム交じりなのに血を上手く吸う事が出来ず能力も使えない落ちこぼれ
GM:大変だ…ジュースをあげようね
"シロ":他の実験体が既に完成し廃棄されたかは分かりませんが、セル自体も落ち着いていたころに襲撃に逢い、あえなく壊滅
GM:波乱万丈……
"シロ":その際に大怪我を負いましたが、調月さんの血を無理やり飲まされなんとか蘇生したことで、ブラムとしての能力も扱えるようになりすっかり彼女になついてしまいました
GM:しまったのなら仕方ないね~
"シロ":元々住んでいた場所ももう無く、敵意も無ければ行く先も無いのでUGNに登録後、彼女のお世話になっています
"シロ":なお調月さんの血しか受け付けない状態になり、他人の血は飲むとペッと吐き出してしまいます
GM:グルメさんなのね
"シロ":性能はオルクス/モルフェウス/ブラムのトライで、破壊の血猟銃をおバロしながらぶちあてます
"シロ":オルクスで領域指定、ブラムの血で素材、モルフェウスで立体錬成、3Dプリンターみたいな能力です
"シロ":そんな感じで!よろしくお願いします~
GM:よろしくおねがいします!
GM:では、皆さんの共通のハンドアウトはこちら
君たちはその日、二人で過ごしていた。
初対面、任務、待ち合わせ、あるいはその他の事情。
ともあれ二人で居る君たちの前に、現れたのはレネゲイドを帯びた紙片。
それが淡く発光すると共に、君たちの周りの景色は一変する。
海に水着、祭りに浴衣
ひと夏の予感を覚える異空間へと、君たちは誘われていた。
GM:夏の気配だ。よろしくおねがいします
久々宮勇利:夏!
藤枝虎路:ウオォー!よろしくお願いします!
藤枝虎路:サマー!
調月 綴美:よろしくお願いしますー
◆Opening◆久々宮勇利
GM:
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// ◆Opening◆久々宮勇利
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シーンPC:久々宮勇利 他、登場不可
GM:登場侵蝕をどうぞ
久々宮勇利:久々宮 勇利の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (33 → 42)
久々宮勇利:昂ってらっしゃる。
GM:◆春の頃 図書室
GM:冬の名残を終えて、ポカポカとした日差しの差し込む季節。
GM:中学から高校に。環境が変わり、通う学校も変わってまだ間もない頃の話。
GM:分厚いカーテン越しの日が照らす図書室に、君は来ていました
GM:人気は少なく、まだ動き出していないようなその場所には、多種多様な知識の紙が納められ
GM:君以外には一人だけ。
黒髪の少女:「…………」
黒髪の少女:ふわりとした黒髪を時折耳にかけながら、少女が文庫本を読んでいる。
久々宮勇利:UGNの勧め──という名の強制──で選んだ進学先の高校、そこは決して悪い場所ではなかったけれど、やはり乗り気ではなくて。
久々宮勇利:髪を染めたのも、ピアス穴を開けたのも、そして授業をサボったのも初めてのこと。……ただ、それでも。最初に足が向くのは、「好きなもの」が収められたこの場所。
久々宮勇利:──放課後にはまだ早い。きっと自分以外には誰もいるまい、と思っていたそこに。
久々宮勇利:「……ここ」
黒髪の少女:ぱちり、と。声をかけられた少女が本から君に目を移す
久々宮勇利:「もう使っていいのか。授業時間だろ、まだ」
久々宮勇利:思わず、自分のことは棚に上げて。そう、話しかけた。
黒髪の少女:「そう? 気づかなかったわ」
黒髪の少女:青いフレームの眼鏡の向こうで、紫水晶色の瞳が揺れることなく注目する
黒髪の少女:「休み時間に使うのは、あまり好きじゃないの」
黒髪の少女:「慌ただしいもの」
黒髪の少女:「そういうあなたは授業に出なくていいの?」手元も見ずに文庫本に栞の紐を挟みながら
久々宮勇利:「そういうもんか。……そりゃまあ、学校なんだから生徒が来るのは休み時間だろ」
久々宮勇利:「……いいんだよ。どうせ、勉強したってマトモに世に出られるワケじゃないんだ」
久々宮勇利:注視されることに、半ば気圧されるように。視線を書棚に走らせる。
黒髪の少女:「ふうん」
黒髪の少女:そらした視線に構わず、その横顔をじっとみる
黒髪の少女:「それは悲観? それともただの事実?」
久々宮勇利:「……どっちだろうな。それを考えるために学校に行け、って言われたような気はするけど」
久々宮勇利:初対面の、素性もよくわからない相手に自分は何を言っているのだろうと。自虐の色が濃い、唇を歪めるような笑みが漏れる。
黒髪の少女:「そうなんだ」
黒髪の少女:ふぅーん、と差し当たっての興味を引くように、君の方を見ている。
黒髪の少女:「学校ってそんな事も教えてくれるのね」
久々宮勇利:──まるで学校に通うのが初めて、みたいな言い方をするんだな。
久々宮勇利:そんな、興味を込めた言葉を零しかけたけれど。
久々宮勇利:「そういうもんだろ、学校って」
久々宮勇利:そんな風に、話を打ち切るように応えて。書棚から適当な本を一冊。
久々宮勇利:少女と同じ長机の、しかし遠く離れた対角線上の椅子に腰を落ち着けて。その本──少年世代向けの、いわゆるライトノベル──に視線を落とす。
黒髪の少女:その言葉に何かを返そうとした気配があり、座るまでを見届けて
黒髪の少女:しかし、君が本を読むとわかった途端、糸が切れるように視線は自分の手元に戻っていた
久々宮勇利:──春の、そんな出来事とも呼べないような会話があって。同じようなことが、二度三度と続き。
久々宮勇利:重なる会話の中で、分かったことがいくつかあった。
久々宮勇利:それは、お互いの名前であったり。同じオーヴァードであることだったり。彼女──浅月さつきが、いわゆるUGNチルドレンであり。
久々宮勇利:言葉にしかけた、自分の疑問──学校に通ったことがないようなという感想は、あながち間違いではなかったり。
久々宮勇利:自分が彼女のことを知ったのだから、彼女にも自分のことを知る権利があるだろうと。話せる範囲で、自分がオーヴァードになった経緯を話したりもして。
久々宮勇利:──そうして、春の出会いから時が過ぎて。
GM:◆年度を超えて夏の頃 図書室
GM:窓から見える日差しが色を鮮やかに変えて、青と緑が強く映える様になった頃。
GM:新しい制服はいつの間にかこなれていて、その場所に足がむくのも自然になっている
GM:改修によってエアコンの設置された図書室には、静かな駆動音が響いていた。
浅月さつき:ワイシャツの長袖をぱたぱたと追って、陽の入らない場所で本を読んでいる。
浅月さつき:目線を上下に動かして、一定時間の後、ページを捲る
浅月さつき:そうして呼吸のように活字の合間を泳いでいた。
久々宮勇利:彼女が言うところの「慌ただし」くなるまでの僅かな時間。図書室の、奥まったその場所で。
久々宮勇利:「浅月」
久々宮勇利:「これ、面白かった。……また先を越されて情けない限りだけど」
浅月さつき:ピクリ、と名前を呼ばれて、いつもどおりの動作で栞を挟む
久々宮勇利:書棚に、借りていた本を戻す。裏表紙の貸し出しカード、自分の名前の一つ前には、「浅月さつき」の五文字。
浅月さつき:「あら、久々宮くん」
浅月さつき:「こんにちは。わたしは図書委員だもの。新しく入る本は目を通しているわ」
浅月さつき:そう言って相手を認めると、視界の中央に置くように目線を向ける。
久々宮勇利:「職権乱用だろ、それ。……いいのか、キリがいいところってわけでもないだろ」
久々宮勇利:栞を挟まれるページ、そこが章の切れ目などではないことを見咎めるように。
浅月さつき:「あぁ」トントン、と指で文庫本をつつく。
浅月さつき:「人と話す時は、相手の目を見るのが礼儀でしょ」
浅月さつき:その言葉を証明するように君の方に目を向けている。
久々宮勇利:「それもあれか。チルドレンとして教えられたこと、ってやつか」
久々宮勇利:視線が交わるのは、一瞬のこと。そして、視線を逸らすのは、いつだって自分からで。
浅月さつき:「いえ。『人として大事なこと』」
浅月さつき:「らしいわ」
浅月さつき:教わったものを諳んじるように答える。
浅月さつき:逸らされた視線を追うように、その横顔に目を向けている。
浅月さつき:「別に、チルドレンだけに教えられる礼儀ではないでしょう?」
久々宮勇利:「ああ、それは……それは、そうだ」
久々宮勇利:いつも懐に納めている文庫本。遺産を封じたそれに、上着の上から手を当てて。
久々宮勇利:──"それ"を受け継いだ時、確かに。何か大切なことを教わったような気が、するけれど。
浅月さつき:「そうよね」
浅月さつき:内心を見透かすような。あるいは、単純に教えの実践を誇るような、起伏の薄い声。
久々宮勇利:──その声が、視線が。なぜだかとても眩しいものに思えて。
久々宮勇利:「なあ、浅月。……浅月は、チルドレンなわけだろ」
久々宮勇利:「なら、戦う訓練もしてるはずだ。……その、なんつーか」
久々宮勇利:「……怖く、ないのか」
久々宮勇利:何が、という言葉が抜けた、質問になっていない質問を口にしてしまったのは。気の迷いか何かだろうか。
浅月さつき:「?」
浅月さつき:その顔にかすかに浮かんだ表情は、何を当然のことを、とでもいいたげに見えたかもしれない
浅月さつき:しかし、その言葉が紡がれるより先に。
GM:ひらり、と1枚の紙片が落ちた
GM:それは本の隙間から落ちたページのようにも見えて。
久々宮勇利:「……ぅん?」
GM:それに目を向け、文字を見た。
久々宮勇利:栞が落ちたのかと、いつかそうしたように、それを拾い上げようと手を伸ばして──それを、見た。
GM:瞬間。 視界は淡く染まる。
GM:引き込まれるような、あるいは落ちていくような
GM:浮遊感とともに、君の意識は途切れていく
久々宮勇利:──何が起きたのか。そう思索するよりも、まず探し求めたのは。
久々宮勇利:淡い光の中、微かに感じる視線と、紫色の──
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
久々宮勇利:シナリオロイスとして、浅月さつきに「■好奇心/不安」で!
GM:ではシーンは以上!
◆Opening◆藤枝虎路
GM:
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// ◆Opening◆藤枝虎路
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シーンPC:藤枝虎路 他、登場不可
GM:登場の侵蝕をどうぞ
藤枝虎路:はーい!
藤枝虎路:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 8[8]+39 → 47
藤枝虎路:興奮しています
GM:◆夏 学校
GM:じ、じじじじ
GM:青い空から降り注ぐ日差しは地面を温めて、虫の声がいつもより悲鳴じみて聞こえていた。
GM:そして響くのは虫の声だけではなく、解放されたような、ある種ヤケになった少年少女の声。
GM:放課後を告げる鐘の後。 生徒たちはいつもよりギアを挙げて
GM:ある者は教室で ある者は真っ先に校門へ あるものはいつの間にか姿を消して
GM:終業式を終えて、夏休みを始めていた
平井遊里:「ふぇぁー」
平井遊里:校舎の影、自転車置き場
平井遊里:栗毛に赤いフレームの眼鏡を掛けた少女が、ハンカチで汗を拭っていた。
平井遊里:夏服のブラウスから覗く腕は、日焼け止めを洗い流しになっている。
平井遊里:「………あっつい」
藤枝虎路:「……あぢぃ」(あぢぃ)
藤枝虎路:同じく、夏の暑さに敗北寸前の少年が駐輪場にやって来る
藤枝虎路:「……あれ?」
平井遊里:「おや」
藤枝虎路:「平井……。何やってんの?」
平井遊里:「まるで私が奇行に走ってるみたいな物言いに訂正を求めますよ?」
平井遊里:「自転車がパズルになってるから、私のを取り出してるんですよう」
平井遊里:いいながら、無造作に置かれた自転車のハンドルとカゴの立体パズルを解いている
藤枝虎路:「……しょうがねーな」
藤枝虎路:と、平井ちゃんの自転車のハンドルを握って。ヒョイっと持ち上げます
平井遊里:「おぉ」
藤枝虎路:「ふふん。男らしかろう?」
藤枝虎路:等と言って取り出した自転車は。
藤枝虎路:ガ ツ ン ッ
平井遊里:「おぉー?」
藤枝虎路:隣の自転車に勢いよくぶつかり、ドミノのごとく倒れていく。
平井遊里:「おぉぉぉぉ……」
平井遊里:「藤枝くん」
藤枝虎路:「おぉぉぉぉ……」
藤枝虎路:「ハイ……」
平井遊里:「仕事を増やされては困りますね。」
藤枝虎路:「平井さん」
平井遊里:「なんですかね」
藤枝虎路:「二人で力を合わせて、この惨状を救い出しませんか?」
平井遊里:「はぁ~~……」
平井遊里:「まず、『ごめんなさい』ではないでしょうか?」
藤枝虎路:「平井さん」
平井遊里:「なんですかね」
藤枝虎路:「……本当に、すみませんでした」(すみませんでしたっ!!)
平井遊里:「うむ」頷き
平井遊里:「そして最初の原因が、私を助けようとしたのだと忘れる私ではありません」
平井遊里:「ちゃっちゃか直しましょう」
平井遊里:雪崩てシンプルになったパズルを上から戻していく
藤枝虎路:「はい。姫はそっちの涼しい側をお願いします」
藤枝虎路:日差しの方でとろけながら、自転車を絶たせていく
藤枝虎路:立たせていく
平井遊里:「ん~~~ あえてツッコミ方に迷いますけど」
平井遊里:「姫に働かせんな」
藤枝虎路:「ド正論でございまする」
平井遊里:がしょんがしょん。 雪崩がもとに戻る
藤枝虎路:パンパンっと手を払い。あらかたもとに戻し終える
平井遊里:「ふう、あっつっつ」
平井遊里:かばんから取り出した下敷きで仰ぐ。
平井遊里:「で、今帰りですか?」
平井遊里:自転車の前カゴにカバンを入れてベルを鳴らす。チリンチリン
藤枝虎路:「あぢぃ……。ジュースでも飲みましょうか?……あ、おう。帰るとこ」
藤枝虎路:「平井……も?」
平井遊里:「平井も」頷き。
藤枝虎路:「平井もか~。なら」
藤枝虎路:「一緒に、帰っか?」
平井遊里:「いいですよぉ~」チリンチリン
平井遊里:「こっからなら、外の自販機かコンビニのほうが近いしね」
藤枝虎路:――ほとほと自分が単純だと実感する。
藤枝虎路:君の声1つで、こんなにも嬉しくなっているのが分かる。
藤枝虎路:でも、そんなことは思ってても口に出さない。かっこ悪いから。
藤枝虎路:「お。じゃ、帰ろうぜ」(やった)
平井遊里:「おっけー で、歩きだしてるところゴメンなんですけど」
藤枝虎路:「なんでしょう、平井さん」
平井遊里:「藤枝くん、自転車忘れてますよ」
藤枝虎路:「…………」
平井遊里:ちりんちりーん
藤枝虎路:「お」
藤枝虎路:「お、おう」
藤枝虎路:ガサゴソと自転車を取り出す。
藤枝虎路:今度は、倒さないように慎重に。
平井遊里:「ぷはー」
平井遊里:学校からの帰り道。
平井遊里:自転車を押しながら、道中のコンビニで買った水を飲む。
藤枝虎路:「フーっ!生き返ったー!……ぜ!」
平井遊里:「ぜー」
藤枝虎路:「もうすっかり夏ですね、平井さん」
平井遊里:「夏休みですからねぇ~」
平井遊里:「私らが生まれる前、日本にはハルと呼ばれる季節があったらしいですよ」
藤枝虎路:「な、なんだってぇー!?」
平井遊里:「なんでも冬より暖かく、しかし夏より暑くない、過ごしやすい季節だとか…」
藤枝虎路:「そ、そんな季節が……?博士…!」
平井遊里:「だが奴は……もういない…」
藤枝虎路:「そんな……なんでだ……なんでなんだよぉ~!」
藤枝虎路:「ゆりっぺ博士。僕たちに出来ることは無いんですか…?」
平井遊里:「誰ですかゆりっぺ。 消去法で私ですね」
平井遊里:「ふーんそうですねぇ」
平井遊里:眼鏡をクイクイする。博士仕草
藤枝虎路:「そうですね。僕はトラッペですからね。言い辛いですね」同じく眼鏡くいくい仕草
平井遊里:「ここらでいっぱい、フラッペが欲しいところですね」
平井遊里:飲みきったペットボトルをベコベコする
藤枝虎路:「そうですね。フラッペ。フラッペね。はいはいフラッペ……」
藤枝虎路:「……あの、さ」
平井遊里:「なんです?」
藤枝虎路:「……行こう。……ぜ。フラッペ食べに。その」
藤枝虎路:「海でも、縁日でも。夏休みに、さ」
平井遊里:「そのラインナップより、フラッペよりかき氷なイメージですが……あれ、一緒だっけ」
藤枝虎路:「同じですね」(同じです)
平井遊里:「ですが、夏休みの海と縁日かー、そうだねぇ」
平井遊里:「………じゃあ、」
平井遊里:と言いかけた所で
GM:ひらり、と
GM:それはカゴのカバンから落ちたようにも見えて。
GM:一枚の紙片が目の前に滑り込む
平井遊里:「おん?」と、
GM:君はそれに目を向け、文字を見た。
GM:瞬間。 視界は淡く染まる。
GM:引き込まれるような、あるいは落ちていくような
GM:浮遊感とともに、君の意識は途切れていく
藤枝虎路:すとん、と意識が落ちていく。
藤枝虎路:口を開くことすらもままならず。
藤枝虎路:幕が下りるかのように途切れる意識の中。
藤枝虎路:(遊里っ!!) ――――叫んでもなお。静かに、視界が闇に包まれた。
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
GM:シナリオロイスに取ってる場合、改めて感情を宣言しておいてね~
藤枝虎路:平井ちゃんは固定ロイスなので、以上です~
藤枝虎路:あ、はーい!
藤枝虎路:平井遊里/〇好意/不安
藤枝虎路:これで取得しております。以上です~
GM:ではシーンは以上!
◆Opening◆調月綴美&シロ
GM:
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// ◆Opening◆調月綴美&シロ
//=====================
シーンPC:調月綴美、シロ 他、登場不可
GM:登場侵蝕をお願いします
”シロ”:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 9[9]+36 → 45
調月 綴美:調月綴美の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (32 → 40)
調月 綴美:割合新しいファミリー向けの、ただし駅へのアクセスは悪い、やたら大きいマンション。四階の角部屋があたしの家だ。
調月 綴美:3LDK。しかも持ち部屋。一人暮らしには贅沢すぎるけど、もとはといえば父さんも住んでいたから。
調月 綴美:過去形だ。住人が増えてしばらくになるけど──
調月 綴美:「しーろー! 濡れたまんまあっちゃこっちゃ歩かないの!」
調月 綴美:バスタオルひっつかんで大股で。
”シロ”:「えー、でもアイスたべたい……」
”シロ”:しょんぼり顔で捕まる、白髪白肌の少年
調月 綴美:「あとにする。もー、きみ、濡れたまんまだと髪ばっちばちになるんだから」
”シロ”:「くすぐったい」髪を拭かれながら、そわそわと手を動かす
調月 綴美:「がまん!」
調月 綴美:わしわしと自分よりだいぶ背の小さな男の子の髪をぬぐって。まあ体拭いて。シャツかぶせて。これでよし。
調月 綴美:「はい、できた。あーもう、毎回ひと仕事だよ」
”シロ”:「アイスー!!」シャツを着るために伸ばした手をそのままに、冷凍庫に駆け出す
調月 綴美:「ぅわっと!」
調月 綴美:元気良く引っ張られて体がおよぐ。もう元気過ぎるったら。
”シロ”:「ソーダ、たべるよね?つづも!」
調月 綴美:「ん。もらう」
”シロ”:「~♪」細い手で冷凍庫を弄る
調月 綴美:これで、いわゆるひとつの吸血鬼だっていうんだもんねえ。
調月 綴美:信じらんないところは割とあるけど。まあ身を以て知ってるとはいっても──
”シロ”:「はい!」中央で割るタイプの棒アイスを、フリスビーを持ってくる子犬のような表情で
調月 綴美:「ん」
調月 綴美:ソーダバーは、ちょっと驚くくらい綺麗に割れた。心持ち大きい方を渡す。
”シロ”:「ありがと~」弾むように上機嫌な足取りで、割れた片方を受け取ると
”シロ”:彼女の手を引いてソファの下へと移動する、いつもの定位置だ
調月 綴美:「きみさ、ほんっとーに元気だねえ」
調月 綴美:ソーダバーをざきっとかじり取って。ソファに腰を下ろす。
”シロ”:「ん~?」アイスを小さな口で頬張りながら
”シロ”:「んー……ぷぁっ、つづのおかげ?」
調月 綴美:「そ? ならまあ…」
調月 綴美:嬉しいでいいのかなあ。これは。
調月 綴美:いいのか。
調月 綴美:「んじゃ、あたしもシロから、ちょっと元気を分けてもらってるってことで」
調月 綴美:分けて食べてるアイスをもうひとかじり。
”シロ”:「へへ」にっと笑う、吸血鬼……ブラムストーカーのシンドロームとしては小さい犬歯を覗かせながら
調月 綴美:「ふふん」
調月 綴美:実際、見てると割と元気になる…まあ弟とかいなかったしな。今日は色々と静かだし。
”シロ”:元気なのはそれはそのはず、生まれてから短い人生の中で、間違いなく今この瞬間が絶好調だから
”シロ”:水を得た魚、生まれてから初めて血を飲めた吸血鬼であるのだから
調月 綴美:考えてみたら、変な初対面…いや、変で済ませちゃいけないけど…そういう感じで。
調月 綴美:ソファにあぐらをかいて、咥えたソーダ味のしみた棒をぴこぴこと動かす。
”シロ”:アイスを一通り食べ終わり、上機嫌な様子で
”シロ”:「吸っていい?」臆面も無く、問いかける
調月 綴美:「…口は拭いてよ。まーた砂糖でべたべたになるから」
調月 綴美:ティッシュでシロの口元をふいてやって。
”シロ”:「ん」洗面所に駆ける、しばらくして響くうがいの音
調月 綴美:「ん。よろしい」
”シロ”:ぱたぱたぱた、と言う足音で戻ってくる
調月 綴美:「…………」
”シロ”:「つづ、今日はどこがいい?」
調月 綴美:ちょっと緊張はする。まあするよ。それは。
調月 綴美:「首でいいって」
調月 綴美:他んとこだとうまく歯が立たないでしょうがきみは。
”シロ”:「わかった」ソファに乗り、首筋の近くへと寄って
調月 綴美:息を吸う
”シロ”:細く、小さい手でシャツを退けながら
”シロ”:麻酔前のアルコールのように、首筋に舌を這わせる
調月 綴美:「んっ…」
調月 綴美:少し背筋にちからがはいる。まあ、大丈夫大丈夫…
”シロ”:一通り舐め終わると、ウォーミングアップが終わったかのように
”シロ”:優しく、歯を立て―――
”シロ”:立て
”シロ”:「ぁむ」歯が立たない
調月 綴美:「…あせんないでいいから。ほら」
調月 綴美:頭を抱くようにして、少しまだ湿ったうしろあたまをぽんぽんとたたいてやる。
”シロ”:「む」頷くように、少しだけ強く噛み込む
”シロ”:ちくり、と軽い痛みが奔る
調月 綴美:「……っ」
調月 綴美:ふっと息を吐く。勝手に動きそうになるからだを抑え込む。
”シロ”:ちぅ、と。蚊が血を吸うくらいのゆったりとしたスピードで
調月 綴美:「~~~~~~っ」
調月 綴美:体が動かないように、たぶんそういう感じで、シロの頭をかかえた腕の根本に力を入れる。うごかないように。
”シロ”:そのまま、時間にして約1,2分
”シロ”:「ぷぁ……ごちそうさま」首筋から細い線を引くように、口が離れる
調月 綴美:「………は、あ」
調月 綴美:今度こそ長い息を吐いて、ソファに体を預ける。
”シロ”:「だいじょうぶ?痛くなかった?」心配そうに、彼女を大きな瞳が覗く
調月 綴美:「ん、それは大丈夫…」
調月 綴美:痛いというか、むしろ…いやいや、やめとけやめとけ。
調月 綴美:「きみは? 元気になった?」
”シロ”:「ん、元気!おいしかった」口元の血を舌で舐め取りながら満足そうに
”シロ”:定期的な吸血欲求に対し輸血パックで済ませる者も多いのだが
調月 綴美:「よろし」
”シロ”:生憎彼女の血しか身体が受け付けず、こうやって毎日少しずつ血を貰っている
調月 綴美:ほんとはいろいろめんどくさい話とかあるらしいし、練習もさせていくものだそうだけど。
調月 綴美:あたしのほうにもちょっと事情があって、いまはこういう感じで収まってるわけで。
調月 綴美:「あーほら、また垂れてる」
調月 綴美:あごのあたりをティッシュでぬぐってあげる。薄赤色がしみる。
”シロ”:「んー」少しだけ顔を近づけ、為すがままに口を拭かれる
”シロ”:「キレイになった?」
調月 綴美:「なった。よし」
調月 綴美:さてと。なんか間が空きそうな気がするから、とテレビのリモコンを適当に触れる。
”シロ”:「絆創膏、いる?」
調月 綴美:「大丈夫。これくらいならぜんぜん治るし…」このスピードはまだ違和感あるけどね…。
調月 綴美:テレビにはわざとらしいくらい青い空と緑の海、小太りのコメディアンが半ギレで何か言いながらビーチを歩いている。
”シロ”:「はーい」答えると、再びソファの隣へ
調月 綴美:あぐらのまま軽く跳ねる感じで姿勢をなおして。ソファがぎしぎし揺れる。
調月 綴美:「海か。そーいや、去年は行けなかったなあ」
”シロ”:「海、行ったことない」
”シロ”:青い空より、実験室の灰色の天井の方が見慣れている
調月 綴美:「ああ。そりゃそうだよね…海かあ」
調月 綴美:「…行ってみるか? でもきみ、日焼けには弱いよねえ」
GM:そうして、これからのことに思いを馳せる君たち。
GM:その目の前にひらり、と1枚の紙片が落ちる。
”シロ”:「つづ、何か落ちてる」
調月 綴美:「うえ? なんだこれ。こんなのうちに…」
GM:それは、何処からの棚からでも滑り落ちたようにも見えて。
GM:目を向け、文字を見た
GM:瞬間。 視界は淡く染まる。
GM:引き込まれるような、あるいは落ちていくような
GM:浮遊感とともに、君の意識は途切れていく
調月 綴美:「うぁ、っと……!」
調月 綴美:とっさに、直ぐ側にいた相手……シロの手を強く掴む。たぶんちょっと痛いくらい
”シロ”:「あ、わ……!」急な浮遊感に、こちらも腕に掴みかかりながら
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
GM:初期で相手に持ってる場合は、何で取ってるか教えてね~
調月 綴美:はいはい。シロには庇護/傾倒で取ってます!
GM:オッケイ!
GM:シロくんは大丈夫かい?
”シロ”:調月 綴美 ●憧憬/執着 !
GM:おっけい!ではシーンは以上!
GM:次のシーンは、ペアごとに与えられたお題をこなしていただきます。
GM:お題はROCで選ばれます。
GM:最初のお題は水着系。水辺に関連したお題が提出され、衣装は水着に変更されます。
藤枝虎路:!?
GM:夏だぞ。
久々宮勇利:系。
調月 綴美:なるほど
GM:藤枝くんと久々宮くんは1d10を2回、調月さんとシロさんはそれぞれ1d10を1回振ってください
”シロ”:水着だ~
”シロ”:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2
GM:その後、どちらのお題を採用するか決めてくださいね。
藤枝虎路:ま、まずはふるぜ
調月 綴美:1d10 どれどれ
DoubleCross : (1D10) → 2
調月 綴美:これは2ですね…
藤枝虎路:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8
GM:仲がいい…
藤枝虎路:もっかい
藤枝虎路:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6
久々宮勇利:2回。では……
久々宮勇利:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10
久々宮勇利:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5
久々宮勇利:10or5と出ました。
藤枝虎路:8or6!
水着お題:
1:浜辺で砂のお城を作る
2:浜辺で貝殻探し
3:ビーチでナンパされる
4:泳ぎ休憩中に急な雨。手近な場所で雨宿り
5:海の家のお手伝いをする
6:貸し出しの浮き輪ボートで遊ぶ
7:静かな山奥で川遊びをする
8:市民プールにいく
9:ウォータースライダーを一緒に滑る
10:流れるプールで泳ぐ
◆Middle01-A◆久々宮勇利
GM:
//=====================
// Middle01-A/久々宮勇利
//=====================
シーンPC:久々宮勇利のみ登場可能
GM:お題:海の家のお手伝いをする
GM:登場侵蝕をどうぞ。
久々宮勇利:久々宮 勇利の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (42 → 47)
『夏休みの日記』
○月☓日
■■■と一緒に海の家のお手伝い。
焼きそばや飲み物を運んだり、注文を聞いたり
たまに、お客さんが途切れたら暇になったりして。
新鮮なアルバイトとして、楽しんでみたりする。
GM:意識を失って、どれほど経っただろうか
GM:君は、緩やかに意識を取り戻した。
浅月さつき:「久々宮くん 久々宮くん」
浅月さつき:「そろそろ目は覚めたかしら」
浅月さつき:そんな君の顔を覗き込むようにしている
GM:辺りの様子を見回せば、そこは図書室ではない。
久々宮勇利:「……ああ、おかげ様で目覚めはバッチリだ」
久々宮勇利:どこか、熱いところで空を見上げて寝転んでいる。分かるのは、それだけで。
浅月さつき:「そう、よかったわ」
久々宮勇利:もっとも、今視界の大半を占めているのは、見慣れた紫水晶色の瞳なのだけれど。
GM:君の寝転ぶ背中……そして、足元は砂。近くから潮騒と多くの人の遊ぶ声。
GM:少女の背景には青と白の交じる空
GM:総じて、ビーチであった
GM:そして君は、ビーチに建つ木製の小屋……海の家の側で、休憩するように横たわっていた。
GM:そして、周囲を探ってみれば、その光景は何処までも広がるように見え
GM:何より、薄くレネゲイドの気配が漂っていた
浅月さつき:「痛いところはある?」
浅月さつき:青空を背景に覗き込む。
久々宮勇利:「無いよ。浅月は──」
久々宮勇利:元気そうだな、と言いかけて。レネゲイドの異様な気配が気になった……のは、もちろんだが。
浅月さつき:起き上がるのを邪魔しないように一歩下がる
浅月さつき:そんな君の視界は、少女の服装が制服じゃないことを捉える。
浅月さつき:学校指定の紺色の水着に、薄く白いシャツ。
浅月さつき:その上から、猫の刺繍が入ったクリーム色のエプロンを付けている。
浅月さつき:ビーチスタイルだ
浅月さつき:「戸惑っているように見えるわ」
久々宮勇利:「……なんだその恰好。いや、状況にはこれ以上ないくらい合ってるけどよ……!」
久々宮勇利:がばりと起き上がる。……その時に、ようやく。
浅月さつき:「そうね」
久々宮勇利:「……いや、俺もか……」
浅月さつき:「久々宮くんの服装も、この場にあってるように見えるわ」
久々宮勇利:ハーフパンツスタイルの水着に、薄いパーカー。疑いようもなく、夏の海に相応しい服装。
浅月さつき:「どうやら、異常事態ね」
浅月さつき:言って、ペラリと見せるのは、気を失う前に見つけた1枚の紙片だ
久々宮勇利:「そりゃどうも。……浅月が冷静で助かるよ」
久々宮勇利:「……これって、日記……だよな」
浅月さつき:「冷静に見えるならなによりね」
浅月さつき:「えぇ、日記よ」
久々宮勇利:示された紙片に書かれた、何気ない夏の日々……に思える文章をまじまじと見つめる。
GM:その文章を読めば、君は理解する
GM:君はその日記を再現するためにここに呼ばれたのだ、と。
GM:そして、それを行うことで脱出できる、という確信を不思議と得る
久々宮勇利:「……まあ、よくあるネタって言えばそうだけどな。浅月、そっちも何か感じるか……?」
久々宮勇利:どうにも説明しづらい感覚に、小首を傾げながら。
浅月さつき:「あぁ、久々宮くんにも効果があるようね」
浅月さつき:「海の家でバイト……を、すればいいのよね」
浅月さつき:「……経験ある?」
久々宮勇利:「……父さんも母さんもいる普通の家だぞ、うちは。料理なんてしたことあるもんか。接客だってそうだ」
久々宮勇利:「そっちは……」
久々宮勇利:僅かな期待を込めて、ちらりと紫色の瞳を見る。
浅月さつき:「?」
浅月さつき:自分から提供できることはなにもない、とでも言いたげに、その視線に当然と応えていた
GM:海の家。
GM:海水浴にきた客を相手に、焼きそばや鉄板もの、かき氷やドリンクの販売、各種浮き輪のレンタルなどを行う施設。
GM:そこの店主やお客達はそれぞれ違う人に見えて、じっと見ているとぼやけて印象に残らない
GM:ただ、そういうものとして設定されている中で、はっきり認識出来るのはお互いだけのようだった。
GM:その状況で、君たちは注文を取り、出来上がった料理やドリンクを配膳していた
浅月さつき:「いらっしゃいませー」
浅月さつき:マニュアル通りの抑揚の低迷した挨拶をしながら、よたよたと机の間を行き来している
久々宮勇利:「いらっしゃい!えーと……3人ね、そっちの空いてる席に!……ぇ、注文?はいはい!」
久々宮勇利:そんな浅月をカバーするように……というわけではないけれど。年相応の元気さで、なんとかギリギリ形にはなっているか、という応対。
海水浴客:「ラムネ1つ!」「お好み焼きちょうだーい」「ナマ」「浮き輪借りたいんですけどー」
海水浴客:君たちの手際のギリギリを狙うような、的確な忙しさと注文が舞い込んでくる
浅月さつき:「久々宮くん」
久々宮勇利:「うん、どうした浅月!」
浅月さつき:「もしかしてだけど」
久々宮勇利:応対の延長線上、自然と声は図書室でのそれより大きく。
浅月さつき:「これは、大変なのではないかしら…?」
浅月さつき:普段から文字を追っている関係上、耳で情報を覚えるのに四苦八苦している
浅月さつき:ふやけた注文表をちぎってカウンターにわたし、かわりに瓶とコップをテーブルに運んでいる
久々宮勇利:「あの日記書いた奴、たまに客が途切れるとか書いてたけど、サボってたんじゃないかって思うくらいにはな……!」
浅月さつき:「表記の正確性を問いたいところね…」
久々宮勇利:こちらも慣れない仕事に慌てふためいてはいるものの。体験自体は新鮮で。
久々宮勇利:──なんとなくだけれど。弱音のようなものを吐く彼女も、また新鮮で。
浅月さつき:普段は図書室で静かに座っている姿から想像できないほど、右へ左へ
浅月さつき:君の今まで見た合計より動いているかもしれない
久々宮勇利:──そんな風に思ってしまった後ろめたさもあって。
久々宮勇利:「……浅月」
浅月さつき:「どうしたの、久々宮くん」
浅月さつき:そう問い返す顔は、こんなときでもそちらを見ている。
久々宮勇利:「休むんなら、先に休んどけ。……こうやって人と話すこと自体、あんま慣れてないだろ、浅月は」
久々宮勇利:今もまだ、その瞳を見つめ返すことはできないけれど。せめて、これくらいの気遣いだけはと、そんな気持ちで。
浅月さつき:「…………」
浅月さつき:その瞳が揺れることはないまま、その横顔をじっと見て
浅月さつき:「そう。なら、そうするわ」
浅月さつき:ふらふらと、手にしたタスクだけはゆっくりとこなした後、ささやかにバックヤード……店の裏手の休憩所に吸い込まれていく
海水浴客:「海鮮焼きー」「シャツ無い?」「空気入れ貸してー」「やっぱお好み焼きで」「UFO」
海水浴客:一人の手が減った分、確実に忙しく
海水浴客:しかし、君にさばけるギリギリの注文が飛んでくる。
久々宮勇利:「……ええい、やってやらぁこんチクショウ……!」
久々宮勇利:或いは、中学3年生の冬、オーヴァードに目覚めた日に感じたものに久しいかもしれない悲壮な決意を込めてそう叫んで。
久々宮勇利:「いらっしゃい、ませぇぇぇぇぇ!!」
久々宮勇利:少年は、戦いの最中へと──
GM:To be continued………
GM:
GM:君が休憩できたのは、それから30分後だった
GM:
GM:バックヤード。
GM:と言うよりはそれは、仮説の休憩所といった感じで
GM:砂浜から高さを取った床に、日差しよけのすだれ
GM:臨時の救護場所としても用意されている畳敷きの小さな小屋といった風情で、扇風機の駆動音が小さく響いていた。
浅月さつき:「……………」
浅月さつき:扇風機の当たる場所で、手持ち無沙汰にしている
浅月さつき:読む本がないのだ。
久々宮勇利:そんなスペースに、ふらりふらりと覚束ない足取りで。
久々宮勇利:「うおお…………」
久々宮勇利:「つか、れた……」
浅月さつき:「お疲れ様」
久々宮勇利:なんとか畳敷きの一角にたどり着く様も、がくりと膝から崩れ落ちる様も、まるでゾンビ映画のクリーチャーのようで。
浅月さつき:中空をぼうっと眺めていた紫の瞳がそちらに向けられる
浅月さつき:「大変、だったみたいね?」
久々宮勇利:「そりゃあもう。……そっちはちゃんと」
久々宮勇利:休めたのか、そう問いかけようとして。視線が向けられる直前、彼女が何を、どこを見ていたのか思い出す。
久々宮勇利:「……あのな、浅月。休んどけって言ったのは、何もするなってことじゃなくて──」
久々宮勇利:──更には。自分が知る彼女の姿は、こちらに視線を注ぐか、本に視線を落とすかのどちらかだったということも。
浅月さつき:「それ、飲んでいいらしいわ」
浅月さつき:そんな心中を、知ってか知らずか
浅月さつき:隅に置かれている銀色のたらい。氷水を一杯に張った中に、多種多様な飲み物が沈められている。
浅月さつき:「まかない? なんだって」
浅月さつき:言いながら近づく
浅月さつき:現在はエプロンを外して、透けた白いシャツと紺色の水着姿だ。
久々宮勇利:「……そういうことなら遠慮なく。ええと……」
浅月さつき:声をかけた後、氷水に手を突っ込んでラムネの瓶や、炭酸飲料などを一つずつ取り出している。
浅月さつき:畳に正座した足の前にラインナップを並べる
久々宮勇利:「……こういう場所なら、これかな」
久々宮勇利:並んだ飲み物のひとつ。古めかしいデザインの、瓶入りのラムネに手を伸ばして──
久々宮勇利:──瓶の向こう側。汗で濡れた、白い肌が視界に入る。
浅月さつき:「どうしたの?」
浅月さつき:青と白のパッケージの缶飲料を選んで、他の缶を氷水に戻している
久々宮勇利:「っ……いや、なんでも──」
浅月さつき:「そう?」
浅月さつき:いつもどおり、紫の瞳がまっすぐ見ている。
久々宮勇利:その、腕を伸ばす動作で。ちらりちらりと、腋の下あたり、濡れて張り付いたシャツの下に紺色の布地に囲まれた肌が──
久々宮勇利:「……あのな、浅月」
浅月さつき:正座をしていた影響か、うっすらと畳の後が足に残っている
浅月さつき:「なに?」
久々宮勇利:目の前の少女の体、そのあちこちにさ迷っていた視線を、なんとか彼女の顔へと、焦点を定めないまま引き戻す。
久々宮勇利:「店の方でエプロン着けてた時もそうだけど。もう少しこう、自分の恰好に……自覚をだな……!」
久々宮勇利:「シャツ着てたからまだ大丈夫だったけど、正面から見たらだいぶ危ないぞあれ……!」
浅月さつき:「?」
浅月さつき:自分の格好を省みる。
浅月さつき:学校で決められている水着に、市販のTシャツ。
浅月さつき:髪も染めていない
浅月さつき:「………?」
浅月さつき:「……何か問題?」
浅月さつき:不思議そうに。
浅月さつき:「正面から見ても、特に、おかしな格好ではないでしょう?」
浅月さつき:「水着は……海だし」
浅月さつき:冷静で的確な分析に基づく意見だ。
久々宮勇利:──やんわりと指摘して、なんとなく察してもらう。それが不可能なことは、分かっていたはずだ。
久々宮勇利:「…………から」
浅月さつき:「"から"?」
久々宮勇利:──だから、仕方ない。言わなければ伝わらないのだから、仕方ない。そんな風に、言い訳のように自分に言い聞かせながら。
久々宮勇利:「綺麗だった、から」
久々宮勇利:「浅月の体、綺麗だったから。だから、俺にとっては大問題なんだよ……!」
浅月さつき:「………………」
浅月さつき:その言葉をまっすぐ、瞳を見たまま受け入れて
浅月さつき:「……そうなんだ」
浅月さつき:うん、と頷いた後。
浅月さつき:「ええと、ありがと、う?で、良いのかしら。……褒められてるのよね?」
浅月さつき:わずかに首を傾げるようにして問いを投げる
久々宮勇利:「そのつもりだよ。……ああくそ、そこは普通「いやらしい目で見るな」とか怒るところじゃないのか……!」
浅月さつき:「そうなんだ。………そうなんだ」
浅月さつき:「…………」
浅月さつき:「いやらしい目なの?」
浅月さつき:じーっと見ている
久々宮勇利:そうじゃない、ただの好奇心だ、と。誤魔化すにはもう遅すぎて。
久々宮勇利:「……ちょっと、だけ」
久々宮勇利:怒られるのを待つ子供のように、彼女と向き合って正座しながら。視線を合わせられないまま、肯定する。
浅月さつき:「…………」
浅月さつき:その様子を横で見ながら。
GM:その答えを待つ君の耳に、遠い潮騒の音が聞こえてくる。
GM:それはただの波ではなく、この空間から"次"へ導くように、少しずつ大きくなっていく。
浅月さつき:その波の合間に。
浅月さつき:「そうなのね」と小さくつぶやいて
浅月さつき:「うん」
浅月さつき:「次から、気をつけるわ」
浅月さつき:と、宣言するように応える
浅月さつき:「………どうやら、そろそろ日記の再現が終わりそうね」
浅月さつき:そう伝えて、君から目を外す。
浅月さつき:「………そうなんだ」青い缶のパッケージを見ながら、小さくつぶやき続けている
久々宮勇利:「…………」
久々宮勇利:そうだよ、と。応える言葉は、音にはできず。
久々宮勇利:──ひょっとしたら、あの日記の主も、こんなやりとりがしたかったのだろうか、とか。纏まり切らない考えがぐるぐると回る。
久々宮勇利:けれど、何よりも。
久々宮勇利:彼女の水着姿も、自分の魅力に無自覚なところも。目にしたのが自分ひとりであることに。
久々宮勇利:安堵していることが、自分自身、とても不思議で──
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
GM:また、このセッションでは出会う相手が少なく、ロイス欄が埋まらない懸念が有るので
GM:同じ相手にロイスを取ることができます
久々宮勇利:なるほどね?
GM:そのシーンで感じた感情で取ってね
久々宮勇利:では浅月さつきに「傾倒/■恥辱」にて。
浅月さつき:ちじょく…
久々宮勇利:購入は……ブルゲ狙い!
久々宮勇利:2dx+1>=20
DoubleCross : (2DX10+1>=20) → 10[7,10]+6[6]+1 → 17 → 失敗
久々宮勇利:くっ、財産点を入れても1足りない!以上です。
GM:頑張ってる!
GM:ではシーンは以上
◆Middle01-B◆藤枝虎路
GM:
//=====================
// Middle01-B/藤枝虎路
//=====================
シーンPC:藤枝虎路のみ登場可能
GM:お題:貸し出しの浮き輪ボートで遊ぶ
藤枝虎路:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 7[7]+47 → 54
『夏休みの日記』
○月☓日
■■■と一緒に海に来た
海の家で借りた浮き輪のボートで、少し沖にでた。
それでひっくり返ったり、なんとか戻ってみたりして。
普通に泳ぐよりなかなか、楽しんでみたりする。
GM:目が覚めて、状況を把握した。
GM:青い空と白い雲、広がる海に砂浜
GM:そして、そこから出るために、何をする必要があるかを。
藤枝虎路:「っ!!」すべてを理解した。
GM:バナナやワニ、シャチなど、いろんな形をもした浮き輪と、空気入れが浜辺に並んでいる。
平井遊里:「……なんともまぁ」
平井遊里:栗毛の少女が眼鏡をつけたり外したりしている。
藤枝虎路:「……おっ、平井。平井も理解しちゃったか」ハーフパンツにビーサン。パーカーを羽織った出で立ち。
平井遊里:「理解。うーん、理解……理解~」
平井遊里:「しちゃったねぇ」
藤枝虎路:背後から聞こえる少女の声。振り返り、その姿を目視する。
藤枝虎路:平井ちゃんの出で立ちの描写をお願い出来ますでしょうか。
平井遊里:地の文で言われると思わなかったよ
平井遊里:ライトグリーンのフリルのあるビキニに、同じようにフリルが重なって、スカートのようになった上下。
平井遊里:多少開放的な夏の装い、と言いつつお腹周りでさり気なく腕を組んで隠している。
平井遊里:「………女子をいきなり水着姿にさせるとか、マジで許せない」
藤枝虎路:「……困りましたね、平井さん」(あwくぇsrdftygふじおkl)
平井遊里:「うお」 なんだかノイズが走った。耳鳴りかな?
藤枝虎路:「さて、どうしたものか」(6s5ydvbに@。plkぎゅftdcれ)
平井遊里:「そうだね。……といっても、やることは何故か分かるんだけどね」
平井遊里:ぴらぴらと水に濡れても不思議と破れない紙片を折りたたんだり開いたり。
藤枝虎路:「ノイズ?……レネゲイドってやつ?……まあ、ね。やることは頭に入ってきちゃってる」
平井遊里:「そうだね。レネゲイドってやつ。……不思議な空間に取り込まれた、ってことなんだろうねー」
平井遊里:「海で遊べ!……ってことらしいですわよ?」
藤枝虎路:「ん。……ちょっと待ってな」
平井遊里:黄色と青のシュコシュコを足で踏んで空気をバフバフしてる
藤枝虎路:振り返り深呼吸。冷静に。冷静になれ。好きな子のあまりにも破壊力の高い水着姿を見て脳がバグったけど、平静を取り戻せ
平井遊里:待ってな、と言われて待っている。
平井遊里:うひゃー、と日差しを確認して、日焼け止めが塗れているか指で確認中。
藤枝虎路:「お待たせしました。自分を取り戻せたようです」
平井遊里:「お、おう。いきなり失ってたんだね。……まぁそうか」
平井遊里:「牧歌的だけど、控えめに言って誘拐だしね。冷静になれてよかったよ」
平井遊里:うんうん。
藤枝虎路:「……」(そうですね)
藤枝虎路:相変わらずだなあ、だなんて思いながら。
藤枝虎路:「ひとまず、ボートに空気入れましょう。の、前に」
平井遊里:「前に?」
藤枝虎路:自分のパーカーを脱いで、んっと差し出します。
平井遊里:「お?」
藤枝虎路:「日焼け。したくないでしょ?」
藤枝虎路:(あと、そのままの状態だと、また脳がバグりそう)
平井遊里:「おぉ……」「おぉ?」後半なにか聞こえた気がする
平井遊里:「紳士のやるやつだ」
平井遊里:「ではお言葉に甘えて」へへへ、と笑いながらパーカーを受け取る
藤枝虎路:(今のは男らしかった!はず!)
平井遊里:大きめのパーカーに袖を通し、チャックを閉 「………」 めずに着心地を確かめる
平井遊里:「うむ、ありがとうございます」ぺこり
藤枝虎路:「いえいえ。お気に召していただければ光栄です。光栄ついでに、質問よろしいでしょうか」
平井遊里:「よろしいですが?」
藤枝虎路:「……チャック、締めないの?」
平井遊里:「…………………」
平井遊里:「しばしまたれよ」
平井遊里:くるっ 後ろを向く
藤枝虎路:「干支が変わるまで待ってる」
平井遊里:「風邪引くわ」
平井遊里:「…………ぐっ ぬっ この」
藤枝虎路:待たれよ、と言われて待っている。
平井遊里:ガチッ ぎゅっ ………ジッ
藤枝虎路:「???」
平井遊里:ジィィィィィ 「!」 ィィィ
平井遊里:くるっ
平井遊里:「おまたせしました。いやぁ。パーカーなんて久しぶりだったものですから」
平井遊里:前のチャックがなんとか止まっていた
藤枝虎路:「……良くお似合いです」(;lmbvhxsklhdふ)
平井遊里:「それはどうも」
平井遊里:大きめの袖を折り返して手を出す
平井遊里:「んじゃ、ボート選ぼっか。どれが好き?シャチ?イカ?」
藤枝虎路:「イカまであるんだ」
藤枝虎路:「ぬめぬめしそうじゃん」
藤枝虎路:「別に、どれでも良いけど」(シャチ!)
平井遊里:「タコは逆に安定性ありそうよ。円になってる」
平井遊里:「じゃあシャチにしよっか」
藤枝虎路:「!!」
藤枝虎路:「シャチ、好きなんだ。ふぅーん」(嬉しいな…)
藤枝虎路:じゃあ、そんな感じで空気シュコシュコして沖に出ましょうか
平井遊里:「白黒のシンプルさが良いですね」(あと他のやつ、乗りにくそう)
平井遊里:そういう事になりました
藤枝虎路:シャチに掴まり、ぷかぷかと。
藤枝虎路:波に揺られて、ゆらゆらと。
平井遊里:背中の取っ手と、体幹でシャチの背中に乗り、ぶかっている
平井遊里:「海だねぇ」
藤枝虎路:「広いし大きいですねぇ」
藤枝虎路:チラっと、平井ちゃんの顔を覗き込む。
平井遊里:ちゃぷ、ちゃぷ、と小さく手で漕いだり波任せに進んでいる
平井遊里:覗き込む横顔は特に気づかず、海の中を見ている
藤枝虎路:「平井、さ。楽しんでる?今の状況」
平井遊里:「ん~~………」
平井遊里:「…………」
平井遊里:「それなりに楽しんでしまっている……」
平井遊里:目をそらす。
平井遊里:「事件っぽいのに…」
藤枝虎路:「……そっか」(!!)
藤枝虎路:「なら、まあ……いっか……」
藤枝虎路:「俺、最初はちょっとムカついてたんだけど」
平井遊里:「よいのかな~」
平井遊里:「お、なるほど?」
藤枝虎路:「だって、そうじゃね?なんか、『ハイ二人組作って~』みたく、無理やりやらされてるっていうか」
藤枝虎路:「それに」
平井遊里:「うん」
藤枝虎路:「……」(どうせなら、こういう状況じゃなく、遊びに来たかったと思ってたけど。)
平井遊里:「?」
藤枝虎路:「……なんでもない」(……遊里が楽しいって思ってるなら、小さいことだなって思えたし)
平井遊里:「そうですか」
平井遊里:「しかし、あれだね」
藤枝虎路:「ん?」
平井遊里:「そうは言ってもなにか、事件が起こるんじゃないかと身構えてたんだけど」
平井遊里:「結局こうしてプカプカ浮かんでて、水着で……」
平井遊里:「……」
藤枝虎路:「……」
平井遊里:「なんかハズいね?」
平井遊里:ばしゃばしゃ。水面を蹴る
藤枝虎路:「!!」(……ハイ)
藤枝虎路:「ハズいね。っはは」
平井遊里:「いや、なんかそういう話をしてたなーって思ったけど」
平井遊里:「準備ゼロ秒でくるかな!ふつう!」
藤枝虎路:「秒殺でしたね」
平井遊里:「どこでもドアもビックリでした」
藤枝虎路:「もう少し余韻が欲しかったですよね」
平井遊里:「それね」
藤枝虎路:「まさか」
平井遊里:「まさか?」
藤枝虎路:「こんな秒殺で出かける約束?約束したっけ?が叶うとは思ってませんでした」
平井遊里:「たしかに」
平井遊里:「まだ"はい"って応える前だったのにねぇ」
藤枝虎路:「なんと」
平井遊里:「っていうか水着も、私こんなの持ってないし……」襟から覗き込む
平井遊里:「………」
平井遊里:「……欲しかったやつだな」
藤枝虎路:「”はい”って応えるつもりだった……あ4stydふぎひjk@pl」
平井遊里:「うわっ、びっくりした!何!?」
藤枝虎路:「すみません、ちょっと海水が鼻に入ってしまって」
平井遊里:聞いてなかった
平井遊里:「おぉ……海は大変ですね」
藤枝虎路:「海を舐めたら危険ですね」
平井遊里:「しょっからいからね」
藤枝虎路:「文字通りですね」
平井遊里:「ちなみに、藤枝くんは最近、海に来たことある感じ?」
藤枝虎路:「無いなー」
藤枝虎路:「海って、1人で行くものじゃ無いじゃん」
藤枝虎路:「平井は?」
平井遊里:「そうねー、こっちも同じ感じよ。意外と忙しい女ですので」
平井遊里:「だから誘われたなら行こっかな~と思ってたけど」
平井遊里:「まーさかゼロ秒でこんな、プライベートビーチでお忍びデート!みたいな絵面になるとは」
平井遊里:「ビックリですねー」
平井遊里:あははー、と他の人の姿が見えない海岸に目を向けて笑う
藤枝虎路:「ですよねー」(デート……?)
藤枝虎路:「ほんと、ビックリですよー」(デート……なのか?)
藤枝虎路:「……」
平井遊里:「そっちに彼女とか居たら、夏に初めてくる海がこっちになっちゃって申し訳ねーのゆーりです」
藤枝虎路:「彼女なんていらっしゃらないのでお気になさらずのとらみっちです」
藤枝虎路:「……あー」
平井遊里:「あれまぁ、お寂しい」
藤枝虎路:「また、来ない?海」
藤枝虎路:「御多忙の平井さんと重々承知の上ですが」
平井遊里:「おぉ」
平井遊里:「良いですわねぇ」
平井遊里:「ただ、御多忙の遊里さんなので」
平井遊里:「スケジュールを空けるために、お仕事手伝ってもらうかもだよ?」
藤枝虎路:思わず、クスっと吹き出して。
平井遊里:「何笑ってんのだよ?」
藤枝虎路:「すみません、可笑しくて笑ったんじゃないんです」(嬉しかったんです)
藤枝虎路:「手伝いますよ。自転車戻すのも手伝ってもらいましたし」
藤枝虎路:「男ですから。姫に頼まれたら断れませんなあ」
平井遊里:「あら~頼りになりますこと。オッホッホ」姫。雑。
平井遊里:「んじゃ、そうねぇ」
平井遊里:ぐらり
平井遊里:と、乗っているボートへと、平衡を崩す高波に乗っかる
平井遊里:「おわっ」
平井遊里:ばっ
平井遊里: っしゃーん!
藤枝虎路:「おわっ!平井!」(遊里!)
平井遊里:転覆!
平井遊里:「がぼー!」(眼鏡!)
藤枝虎路:「ああっ!眼鏡が流されて……くっ!」
藤枝虎路:バランスを崩し、こちらも海に堕ちる!
GM:そうして波に揉まれる君に、遠い潮騒の音が聞こえてくる。
GM:それはただの波の音ではなく、この空間から"次"へ導くように、少しずつ大きくなっていく。
平井遊里:「けほっ あぁ、藤枝くんまで犠牲に」
藤枝虎路:波に揉まれる中
藤枝虎路:しっかりと、平井遊里の手を握る。大事なものを離さないように、ぎゅっと、力強く。
藤枝虎路:「まだ犠牲になってませんよ!?」
藤枝虎路:波に飲まれながら思うことは。
藤枝虎路:(……言えなかったな。)
藤枝虎路:(水着、似合ってるって。綺麗だって)
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
藤枝虎路:はい
GM:同じ対象に重複する場合も感情を選んでね
藤枝虎路:平井遊里にロイスを取得します
藤枝虎路:平井遊里/〇好意/tsxdycfvぐbh
藤枝虎路:購入は、ブルゲ!
藤枝虎路:1dx>=20
DoubleCross : (1DX10>=20) → 4[4] → 4 → 失敗
藤枝虎路:しゅん。以上です
GM:バグってる…
GM:はい!ではシーンは以上!
◆Middle01-C◆調月綴美&シロ
GM:
//=====================
// Middle01-C/調月綴美&シロ
//=====================
シーンPC:調月綴美、シロのみ登場可能
GM:お題:浜辺で貝殻探し
GM:登場侵蝕をお願いします
”シロ”:1d10+45
DoubleCross : (1D10+45) → 6[6]+45 → 51
調月 綴美:調月綴美の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (40 → 41)
『夏休みの日記』
○月×日
■■■と一緒に海に来た
海岸の波打ち際で、一緒に貝を拾った
青に緑に、ピンク色。色とりどりの小さなかいがら。
ピタリと合う一対を思い出に持ち帰って、楽しんでみたりする。
GM:目が覚めて、状況を把握した。
GM:青い空と白い雲、広がる海に砂浜
GM:そして、そこから出るために、何をする必要があるかを。
調月 綴美:歩いても、歩いても、砂浜。のぼっても、のぼっても、堤防。
調月 綴美:「…なんか理由は全然わからないけど。ほんっとわかんないけど」
”シロ”:「う"~~~~…………」
”シロ”:「あづい」
調月 綴美:「シロ、だいじょぶ? ほら、あんま無理しないの」
調月 綴美:頭に濡れタオルをのっけてやる。海の家(無人だった)から調達したやつだ。まあ泥棒にはならない…よね?
”シロ”:ごそごそと上着を脱ぐ、日に焼けるのもつらいが、それ以上に暑い
調月 綴美:「…きみも水着なんだ」
”シロ”:「ズボンが水着になってた」
調月 綴美:「そんなこと、ま、あるかなあ…」
調月 綴美:あたしも水着になってたし。…なんかものを組み替える? のはよくあるパワーらしいし。
”シロ”:濡れタオルを頭に載せられ、ふにゃふにゃとした顔をしながら
調月 綴美:手の中のページ(たぶん)を見る。
調月 綴美:「あんまり時間もかけてらんないよね。熱射病になっちゃう」
”シロ”:「……さがすんだっけ、貝?」
調月 綴美:「ま、ちょっとの間は大丈夫そうだけど…」ふにゃっとしたのを見てすこし笑顔になる。
調月 綴美:「そ。探すの、貝」
調月 綴美:「"ピタリと合う"って書いてあるし、たぶんこう…貝がらが二枚あるやつで、割れてないやつ」
”シロ”:「う”~~……がんばる……」ふわふわした受け答えのまま、砂浜を弄り始める
調月 綴美:「あーほら。タオル、首んとこにかけな。少しは楽だよ」
調月 綴美:ごそごそといじって、首元のところにもっていってやる。
調月 綴美:「さて、それにしても…広いなあ」
”シロ”:「ありがと……」首のタオルを受け取り、手が触れる。ひやり、とした感触
調月 綴美:「ん」
調月 綴美:指先で、とん、とシロの手の甲をたたく。体温は、やっぱあたしのほうがちょっと高いな。
調月 綴美:「じゃ、頑張って潮干狩りしましょーか」
”シロ”:「おー」気合が入っているのか、抜けているのか分からない声で返す
”シロ”:何故か海の家らしき場所に置いてあった熊手で、砂浜のあたりをがりがりと削っていく
調月 綴美:「豪快だな」男の子だ。
調月 綴美:さて。こっちは。日で焼けてあつい砂をかきわけて、欠けてない貝を拾い集める。
調月 綴美:「…やっぱけっこう数あるなー。これほんとに見つかるかあ?」
”シロ”:「えーと……これは?」掘り出した小さいアサリの貝殻を持ってくる、合いそうには無い
調月 綴美:ビニール袋にひとつ、ふたつとぽいぽい放り込む。ピンクに青。まあ確かにそんな色は混ざってるけど。
調月 綴美:「ちょっとまってね」
調月 綴美:シロの差し出した手に、顔を近づけて嗅ぐようにする。
調月 綴美:「んー。このあたりには合うやつはなさそう…かな?」
調月 綴美:最近、なんとなくわかるようになった。どういう感覚かって聞かれると困るんだけど。(《成分分析》です)
”シロ”:「んー、そっか……きれいだけど」そう言って、ポケットにしまう
調月 綴美:「ま、持ってけるだけもってこ。せっかく海に来たんだもん」
調月 綴美:「…正直いろいろおっかなくて、水につかるのは考えちゃうようなとこだけどさ」
”シロ”:「ん」
調月 綴美:不思議ワールドだしねえ、ここ。
”シロ”:「でも、綺麗。海」
調月 綴美:「そうだねえ。こんな青い海、久しぶりに見た」
”シロ”:そう言って、きらきらと光る青を見やる。輝きが瞳に反射する
調月 綴美:都会から見る海は、だいたい灰色してるし。これくらい綺麗なのは、小さい頃に行った海水浴くらい? もっとか。
調月 綴美:「…楽しそうだね。シロ」
調月 綴美:「なんかまあ、わけわかんないけど、そこはよかったかな」
”シロ”:「ん!はじめてだから、海。なんで居るのかは分かんないけど」
調月 綴美:「あはは」
調月 綴美:「…これ基準だと、あとでいくっても大変そうだなー。沖縄とかかな」
”シロ”:そう言って、また掘り返しに戻る。きらきらとした貝殻をポケットに収めていく
”シロ”:「おきなわ?」
調月 綴美:「そ。沖縄、日本の、いっちゃん南のとこね」
調月 綴美:こちらも小さな貝がらをひとつ、ふたつと拾い集めて。見事に全部ばらばらだ。狙ったみたい。
調月 綴美:「あのへんだと、たぶん貝がらだけじゃなくて、サンゴのかけらとか落ちてるよ」
”シロ”:「……サンゴ!テレビで見た!!」
”シロ”:「……いいなぁ、サンゴ……」
調月 綴美:「あたしも見たことないけど、まあ気になるよね生サンゴ」
”シロ”:「この海の中、あったりしないかな」
調月 綴美:「うーん……」
調月 綴美:「もぐったらなにがあるかわかんないからなあ。ここ」
調月 綴美:うしろの堤防、なぜか登っても登ってもむこうへいけないし。
調月 綴美:「いまはやめときましょ。いまは」
調月 綴美:「でも、帰ったらちょっと、なんとかしてみよう。沖縄とか、どっか南とか」
調月 綴美:そうじゃなかったら茨城県とか…? UGNのバイト代、けっこういいし。
”シロ”:話を聞き終わる前に、吸い込まれるように海の方向へと向かっている
調月 綴美:「あっ」
調月 綴美:「ちょーっと! シロ、きみ、すとーっぷ! ステイ!」
”シロ”:ちゃぷ、と足が漬かり
”シロ”:「ぴゃ」予想以上に冷たくて、一目散に彼女の下へと走る
調月 綴美:「うぉわーっ!?」
調月 綴美:ぶつかって、追いかけた拍子にバランス崩して波打ち際に尻もち。
調月 綴美:シロを抱えるような格好で、海辺に座り込む。お尻が冷たい。
調月 綴美:「うぁたた…」
”シロ”:抱き着く形で倒れ込む、触れた肌はひやりと冷たい
”シロ”:「うぁ、あ、ごめんなさい……」
調月 綴美:「もー……だいじょぶ? どっかおかしくない?」
調月 綴美:体温の差で、けっこう涼しい気分になる…これ豆知識的なやつにならない?
”シロ”:「……だいじょうぶ。つづの方は?ケガしなかった?」
”シロ”:顔を覗き込む。至近距離、いつもと違って上から
調月 綴美:「心配しなさんな。これくらいどってことないない…」
調月 綴美:きゅっと笑顔を作って、砂浜に手をついて立ち上がろうとする。
調月 綴美:指先がなにかに触れる。
調月 綴美:「…ん?」
”シロ”:「何かあった?」手のほうを見やる
調月 綴美:取り上げてみる。貝がらだ。手のひらの真ん中にすっぽり収まるくらいの大きさの二枚貝。
調月 綴美:内側はパールな青色。表はグラデーションの効いたピンク色。
調月 綴美:光の加減で、ちょっと内側には緑がさしても見えるような。
”シロ”:「わ、きれい……」
調月 綴美:「そうだね、見つかったやつで一番好きな色かも」
”シロ”:まるで宝石に目を輝かせるように、貝を夢中で見つめる
調月 綴美:かるく鼻を近づけて、においを嗅ぐようにしてみる。…ん?
調月 綴美:「シロ、ちょっといい?」
”シロ”:「?」
調月 綴美:シロの水着(海水パンツ)のポケットに手を突っ込む。ごそごそ探って…
”シロ”:「ひゃ、わ、あ、くすぐった、つづ……!」
調月 綴美:「…ん、ごめんごめん。これね」
”シロ”:恥ずかしそうに身を捩る、嫌ではなさそう
調月 綴美:シロのポケットから…表に藻がぺったりはりついた貝がらを一つ取り出す。
調月 綴美:慎重に指で、表面の藻を削ぎ落とすと…
調月 綴美:案の定、見覚えがあるような、きれいなピンク色が顔をのぞかせた。
”シロ”:「わ……!」
調月 綴美:「…シロ。二重にお手柄!」
調月 綴美:おなじ"におい"がする貝がらが二枚。色もおんなじ。
”シロ”:「へへへ……」嬉しそうに笑う
調月 綴美:探してたのはたぶん、これだよね。そうじゃないとしても文句は言わせない。
”シロ”:「ぴったり、合いそう?」
調月 綴美:「ん、たぶん……」
調月 綴美:おっと。手を止める。
調月 綴美:「……合わせてみる?」
”シロ”:「……つづ、ぴったり合うって、分かるんだよね?」
調月 綴美:「…お、おう、わかるよもちろんだよ!」
調月 綴美:たぶんだけど。たぶんだけど。
”シロ”:「じゃあ、きっと大丈夫!」
調月 綴美:「おうさ!」
”シロ”:片方を手に持って、彼女の手にある方へ
調月 綴美:体をすこしかがめるようにして、そっとシロの手と合わせる。
”シロ”:貝を合わせる、元々一つだったように、ぴったりと
調月 綴美:「…ふー」
”シロ”:「やっぱり、ぴったり」
調月 綴美:「どうよ。あたしの目は確かなのだ」
”シロ”:「……これ、持って帰れるのかな」
調月 綴美:「…どうかなあ」
調月 綴美:消えちゃいそうな気もする。なにしろこんな場所なんだし。
”シロ”:「……でも、"おもいでにもってかえった"って」
調月 綴美:「ん?」
”シロ”:「……」少し逡巡
”シロ”:「待ってて!」貝殻をもぎ取って、海の家へと走っていく
調月 綴美:「お、おお?」
調月 綴美:なんだろう。まあここでおっかけるのもなんか違うよね。ママじゃないんだママじゃ。
調月 綴美:待つ。
”シロ”:10分程して、手を後ろに駆けながら戻ってくる
調月 綴美:「おう。おかえりー」
”シロ”:「ん」ほんの少しだけ貧血気味に見える、気のせい程度に
調月 綴美:「…大丈夫?」
調月 綴美:おでこに手を当ててみる。…冷たい。いやそりゃいつもだけどさ。
”シロ”:「つづ、ちょっとしゃがんで」
調月 綴美:「…ん」
調月 綴美:少し腰を落とす。目線は、ふだんとは逆にこっちが少し低いくらいかな。
”シロ”:「えいっ」首元に抱き着いて手を回す、肌と肌が密着する
調月 綴美:「わ」
”シロ”:そのままもぞもぞと手を動かす
調月 綴美:肌が触れる。曖昧なあたりが、重なっているような感覚。
調月 綴美:「ちょっと、くすぐったい」
”シロ”:「ん、待ってて」
”シロ”:―――少しして、身体から離れる
調月 綴美:首のあたりに軽い感触。
”シロ”:首元には、先程の大きい貝殻と、手持ちの小さい貝殻を散りばめたネックレス
調月 綴美:「…わ」
調月 綴美:手で触れてみる。何があるかはわかる……すごいな!?
調月 綴美:「…似合う?」
”シロ”:「うん、ばっちり」
”シロ”:「……これ、お揃い」自分の手元には、もう片方の大きい貝殻を使ったネックレス
調月 綴美:「よーし」
調月 綴美:そちらにも手で触れて、ちょっとだけおまじない…効くといいけど。
調月 綴美:「かけたげる。じっとしてて」
”シロ”:「ん」手を横に広げて直立
調月 綴美:貝がらのネックレスをかけてやる。
調月 綴美:…似合うな。顔かわいいし。あたしより似合ってないかもしかして?
調月 綴美:自分の首元にちょっと触る…うん。まあ、いいかな、大丈夫。
”シロ”:「……へへ」とびっきりの笑顔で、ネックレスに触れる
調月 綴美:すーっと息を吸って。
調月 綴美:「おそろいね」
”シロ”:再び、お互いの首元の貝殻を合わせて
”シロ”:「おそろい、二人だけの」
調月 綴美:「うん」
GM:そうする君達の耳に、遠い潮騒の音が聞こえてくる。
GM:それはただの波ではなく、この空間から"次"へ導くように、少しずつ大きくなっていく。
調月 綴美:「……っ」耳鳴りに強くめをつむる。シロの手を握る。
”シロ”:「……ん、大丈夫」繋いだ手と、首元のネックレスを握って
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
調月 綴美:ロイス保留! 購入は…ちょっと自分用から。アームドスーツ!
調月 綴美:調月綴美の侵蝕率を3増加 (41 → 44)
調月 綴美:《砂の加護》使って…
”シロ”:えーと、同じ相手に複数獲れるんですよね
調月 綴美:6dx+4>=12
DoubleCross : (6DX10+4>=12) → 9[2,5,5,7,9,9]+4 → 13 → 成功
調月 綴美:成功…で、あ。そうか、同じ相手にがあったか。
”シロ”:調月 綴美 ●幸福感/- で取得して、購入は……
調月 綴美:調月綴美のイニシアチブを6に変更 (8 → 6)
GM:同じ相手にOKです
”シロ”:ボディアーマーを頑張ります
調月 綴美:…この際取っちゃえ! 「同居人:シロ:幸福感/恐怖」。ネガは喪失への恐怖ね。
”シロ”:3dx>=12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 6[3,5,6] → 6 → 失敗
”シロ”:だめそう、終了!
GM:オーライ。ではシーンは以上です
◆Middle02◆
GM:
//=====================
// Middle02
//=====================
シーンPC:全員登場
GM:合流シーンです。登場侵蝕をどうぞ
藤枝虎路:1d10+54
DoubleCross : (1D10+54) → 7[7]+54 → 61
調月 綴美:調月綴美の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (44 → 51)
久々宮勇利:久々宮 勇利の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (47 → 55)
”シロ”:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 7[7]+51 → 58
GM:◆大図書館
GM:潮騒に包まれ先にあったのは、円の塔の内側に巨大な書架を備えた空間だ
GM:塔の内側に螺旋の階段と無数の本
GM:そして大理石の白い床に備えられたソファに、君たちはそれぞれ横たわっていた
GM:総勢6名。君たちはそこにいた
平井遊里:「んぁっ」
平井遊里:溺れかけた意識から飛び起きる
平井遊里:水着姿ではなく、夏服のブラウスに戻り、眼鏡をかけている
浅月さつき:「…………」
浅月さつき:「あれ…?」
浅月さつき:戸惑うように周りを見回している
調月 綴美:「…えーと」
調月 綴美:夢オチ?
”シロ”:「……?」
藤枝虎路:「んぐっ!?」となりで寝ていた少女が飛び起きたため、反動でこちらも意識を取り戻す。手はしっかり繋がれている。
久々宮勇利:「……状況も面子もよくわからないけど。とりあえずだ」
久々宮勇利:ソファに身を沈めていたい気持ちを振り切って、ゆっくりと上半身を起こす。
”シロ”:「つづ、ネックレスある」上着のポケットから取り出しながら
調月 綴美:「…お。ホントだ」胸元から確認する。
調月 綴美:じゃあ夢じゃない…のか? てゆーか、ここどこだ?
久々宮勇利:「なんとかしないと、帰れるモンも帰れない。そういう場所……ってことで合ってるよな、多分」
調月 綴美:いやほんとにどこだ?
浅月さつき:「図書館……?学校のではないようね」
調月 綴美:手を挙げる。
平井遊里:「夏とおもったら次は室内だ。……涼しいけど」
調月 綴美:「あたしは調月綴美。こっちはシロ」
調月 綴美:「犬じゃないよ」
”シロ”:彼女の後ろに身体を半分隠す、少しだけ人見知りだ
久々宮勇利:「見りゃわかるよ。……俺は勇利、久々宮勇利だ」
平井遊里:「おぉ?」名前に反応する
平井遊里:「あ、失礼。平井です。平井遊里」
浅月さつき:「……浅月さつき」
藤枝虎路:「藤枝虎路」
久々宮勇利:「……字まで被ってるってことはないよな。そっちは女の子なんだし」
久々宮勇利:勇気の勇に勝利の利だ、などと空中に指先で字を書きながら。
平井遊里:「遊ぶ里、です」画数が多いので適当にぐしゃしゃしている
藤枝虎路:(かわいい)
調月 綴美:なんか聞こえたか?
久々宮勇利:聞こえたよな、という顔。
調月 綴美:あたりを見回す。あたしたち以外は誰もいない…ように見えるけど。
”シロ”:同じく見回す、後ろから
浅月さつき:「………」複数人を順番に見ている
藤枝虎路:「ん、と。お前たちも、同じ体験してきたってことで言い?」 ぜんぜん気づいていない
”シロ”:「……かい、拾った」小さな声で答える
平井遊里:「私達は海で遊んでましたね」
藤枝虎路:「言い方ァ!」
久々宮勇利:「同じ、かどうかは分からないけどな。やってきたことと言えば……」
調月 綴美:「そう。こっちも海。なんか変なページの指示に従ってね」
浅月さつき:「わたしと久々宮くんは、海の家に居たわ」
久々宮勇利:「ああ、平たく言やあバイトだ。……変なページっていうと、アレか。日記みたいな」
”シロ”:こくん、と頷く
調月 綴美:「…ああ。あれ日記か!」思い当たった。そうだ、そんなのもあったっけ。
調月 綴美:「そうそう、たぶんそれ」
平井遊里:「あぁ!確かありましたねっ」ぱちんと両手を打つ
藤枝虎路:「内容は違えど、それをこなしたら脱出出来たって事かな」
平井遊里:「みたいですねぇ。んで、今度は図書館ですか。……またなにかやるんですかね?」
藤枝虎路:「図書館でなにかをこなすってこと?……何?」
久々宮勇利:「ここで本でも読んでろ、ってか。……多分、違うと思うぞ」
藤枝虎路:「図書館って、何して過ごすものなの……?」
調月 綴美:「……レポートでも書く?」
”シロ”:「……えほん?」
浅月さつき:「図書室は本を読むところよ」
久々宮勇利:「……そうできりゃいいんだけどな。あのページ、日記を見た時にさ」
久々宮勇利:「──これをすれば出られる、そうしなきゃいけない。……ああいや、正しく言うと」
久々宮勇利:「そう"したい"って思っただろ。俺はそう思った。……それがないんだ、ここは」
久々宮勇利:ふわりと浮かぶ紙片を、さも「そういうもの」だと言わんばかりにぼうっと見つめる。
久々宮勇利:「……つまりさ。次があるんだよ」
GM:その時。
GM:あなた達が持っていた日記のページ。それぞれ3枚が、ふわりと手を離れる
浅月さつき:「あっ」
”シロ”:「わ」
調月 綴美:「あれ」
GM:ひら、ひら、ひらと。
GM:浮かんだ紙片は風もなく舞い上がり、螺旋階段の上方へ。
銀髪の少女:そして、紙片の辿り着く先に
銀髪の少女:アンティークドールのような容姿をした銀髪の少女がいる。
銀髪の少女:手すりのない螺旋階段に座り込んで、中央に向かって足を投げ出している
銀髪の少女:ぱしり、と手にした3枚の紙片を、膝に載せた分厚い辞書のような本に挟み込んだ
銀髪の少女:「ようこそ」
銀髪の少女:「おいでくださいました」
銀髪の少女:抑揚のない声で言って、君たちにペコリと頭を下げる
平井遊里:「……女の子?」
藤枝虎路:「お邪魔してます。”ようこそ”ってことは、俺たちをお招きくださった方ですか?」
久々宮勇利:「……早く元居た場所に帰してくれ、って言ってもダメなんだろうな、この感じだと」
”シロ”:返すように頭を下げる
”シロ”:「……ね、つづ、つづ」小声で問いかける
調月 綴美:「あ…ん、なに?」
調月 綴美:ちょっと胸の中がざわついた。まだわからないから、抑え込むのに時間がかかって。
”シロ”:「ここのみんな、おーばーど?ゆーじーえぬ?」
調月 綴美:「……あ」
調月 綴美:全然動じてないし全員そうだと思ったけど、もし違ったらいろいろマズいんじゃ?
藤枝虎路:「せっかくお招きいただいたのでご挨拶しますね。コード『dice key(ダイス・キー)』の藤枝虎路。UGN所属のオーヴァードってやつです」少女に向かって
平井遊里:「UGN、《シルクスハイド》の平井遊里です!…目的は何でしょうか!」宣言するように言う
浅月さつき:ちら、とそちらの二人を見て
浅月さつき:「《ブックマーカー》……久々宮くんもどうぞ?」
調月 綴美:「ああ。あー、えーと、《サン・シモン》、パン屋じゃないよ」
”シロ”:「……≪クラインヴァイス≫、シロ」先のUGNという発言に、少しほっとしながら
久々宮勇利:「……"アイネアース”。あんまり好きじゃないんだ、このコードネーム。名前か、せめて名字で呼んでもらえると助かる」
藤枝虎路:「なるほど。よろしくな、久々宮くん」絶対に名前では呼ばない。
”シロ”:安心からか調月綴美の後ろから前へと一歩出る
調月 綴美:「ん」
銀髪の少女:そう名乗る君たちを順繰りに見て
銀髪の少女:「"ライブラリー・ダウト"」
"ライブラリー・ダウト":「この図書館の司書をつとめています」
調月 綴美:変な名前…。
”シロ”:「ら……だう……?」
久々宮勇利:「……本当に図書館なんだな、ここ。でも──」
久々宮勇利:「日記は、図書館に置かないだろ。普通は」
"ライブラリー・ダウト":「ここに納められている本はすべて、人の記録です」
久々宮勇利:ここは普通の図書館ではないんだな、と。確認するようにあたりを見回しながら。
"ライブラリー・ダウト":指をスゥと動かすと、螺旋の本棚から数冊の本が浮かび、少女の周りに浮かぶ
藤枝虎路:「なるほど。俺たちが見たやつも、誰かの記録ってコトか」
"ライブラリー・ダウト":「ですが、記録は、完全ではありません」
"ライブラリー・ダウト":「その欠落に、あなた達は呼ばれました」
”シロ”:「わっ」興味津々に浮いている姿を見ている
調月 綴美:「楽しそうだね」余裕だなあ。ちょっと警戒してるのあたしだけ?
藤枝虎路:「光栄ですこと」
浅月さつき:「……抜けたベージの代わりになれ、ってことかな」
久々宮勇利:「……そういうこと、だろうな。俺たちがやったことが、そのまま日記になる、か」
藤枝虎路:「それを埋めるまで、ここからは出られないって感じかな」
調月 綴美:「げ。それ困るやつ…」
”シロ”:「ん~……日記のとおりにすればいい……ってこと?」
"ライブラリー・ダウト":「はい」
"ライブラリー・ダウト":「記録は、完結を望んでいます」
"ライブラリー・ダウト":「あなた達ならば出来ると、"記録"が選んでいます」
平井遊里:「どうしよ。……日記の通りに遊べば外に出れるって言うなら、一応協力しても大丈夫かなーって思うけど…」
調月 綴美:「…わかったよ。わかった、あとどれくらいやればいいの?」
平井遊里:チラ、とみんなの反応を伺う
藤枝虎路:「……ま、今のところ、危険は無さそうかな」
”シロ”:「ん。たのしかったから、いいよ」
久々宮勇利:「……少なくとも……あー……ライブラリーからは、悪意みたいなのは感じない」
久々宮勇利:どう呼べばいいのか、一瞬迷うように視線をさ迷わせてから。
調月 綴美:「…なんかシロは余裕だなあもう」頭を撫でる。
"ライブラリー・ダウト":「記録さえ埋まれば、あなた達は解放されるでしょう」
"ライブラリー・ダウト":「欠損のページは、わかりません」
"ライブラリー・ダウト":「わたしはただ、保存するだけですので」
藤枝虎路:「日記の通り。本気で、全力で、全身全霊で、心が燃え尽きる程に遊びつくせばいいんだろ?……ん、分かった」
”シロ”:「んへへ……」気分がよさそうな笑顔
藤枝虎路:「記録を埋めるのは分かったけど。えーと、あんた。ラブちゃんは」
藤枝虎路:「やりたい事とか無いの?」
"ライブラリー・ダウト":「わたしは司書ですので」
"ライブラリー・ダウト":「本を管理するのがお役目です」
藤枝虎路:「それは、あんたが言うように”役目”だろ」
"ライブラリー・ダウト":「はい」
久々宮勇利:「……いいんだよ。図書室の「役目」っていうのは、そういうものだ。大事なのは──」
久々宮勇利:「そこにある本を。……今回で言えば日記に書いてあることを。読み手がどう楽しむか、だ」
久々宮勇利:「……多分、俺たちに望まれてるのは。再現じゃなくて、そういうことなんだと思う」
調月 綴美:「…まあ、楽しくはあったかな」
”シロ”:「ん、つづと考えてる事いっしょ!」腕を掴みながら笑顔で
藤枝虎路:「……まあ、悪くはなかったけど」(超楽しかったです)
平井遊里:「……」(人の日記だと思うとちょっと罪悪感あるなーっ)
調月 綴美:まったくこの子は。…というかやっぱ何か聞こえてない?
浅月さつき:「その日記の内容を楽しめば、外に出れる。そういうことね」
久々宮勇利:「そういうこと、なんだけどな」
藤枝虎路:「……なら、話は簡単だ。みんな、本気で楽しめよ。手、抜いたりしたらダメだからな」
久々宮勇利:──少なくとも、自分は……まあ、楽しかった。では彼女はどうだったのだろうかと。そんな不安は、ぬぐい切れないけれど。
浅月さつき:そう考える君をじっと見る紫色が、ふいと外れて
浅月さつき:迫りくるものに向けられた
浅月さつき:「来た」
"ライブラリー・ダウト":周りに浮かぶ本から、はらりと1枚の紙がそれぞれ落ちる
"ライブラリー・ダウト":それはひらひらと揺れて、君たちの前に
"ライブラリー・ダウト":今度は潮騒ではなく、細く空気を裂くような
"ライブラリー・ダウト":
"ライブラリー・ダウト":「では」
"ライブラリー・ダウト":「次のページを集めましょう」
"ライブラリー・ダウト":かさり、と古びた紙が擦れる音だけが、静かに響いた
"ライブラリー・ダウト":
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
調月 綴美:えーと。ひとまず「事件:ライブラリー・ダウト:好奇心/○不信感」で。
GM:既に取得してる相手にも可能。
藤枝虎路:とりあえず、"ライブラリー・ダウト"/〇憤懣/不信感 で取得
久々宮勇利:ライブラリー・ダウトに「■親近感/猜疑心」にて!
調月 綴美:シロへのロイスはまだ保留。で、購入は…どーしよ。どうしてもっていうのはないんだよね。
”シロ”:"ライブラリー・ダウト" ●好奇心/わかんない
調月 綴美:わかんないかー。
久々宮勇利:こっちも特にこれ!というのはないんですよねえ……ブルゲ狙っておきますか。
”シロ”:購入はもっかいボディアーマー!
久々宮勇利:というわけでブルーゲイルに挑戦。
久々宮勇利:2dx+1>=20
DoubleCross : (2DX10+1>=20) → 5[1,5]+1 → 6 → 失敗
”シロ”:3dx>=12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 9[1,2,9] → 9 → 失敗
久々宮勇利:失敗して以上!
”シロ”:買える範囲かぁ~、どうしようかな
調月 綴美:じゃ、こっちもボディアーマ買いにいくー。こっちミてからにしなね。
調月 綴美:2dx+4>=12
DoubleCross : (2DX10+4>=12) → 10[3,10]+6[6]+4 → 20 → 成功
藤枝虎路:わお
調月 綴美:お。出たんでこれ着なさい。
”シロ”:つづすごい!
”シロ”:わ~
藤枝虎路:新しいお洋服だ!
藤枝虎路:じゃあ、ブルゲチャレンジ
藤枝虎路:2dx>=20
DoubleCross : (2DX10>=20) → 10[1,10]+3[3] → 13 → 失敗
藤枝虎路:がんばった。以上です
GM:オッケー、ではシーンは以上です
GM:次のお題を決定します。
GM:また、次のシーンお題は浴衣のシチュエーションに変更されます。
GM:もちろん衣装は浴衣に変更されます
GM:藤枝くんと久々宮くんは1d10を2回、調月さんとシロさんはそれぞれ1d10を1回振ってください
GM:その後、どちらのお題を採用するか決めてくださいね。
久々宮勇利:2d10
DoubleCross : (2D10) → 12[8,4] → 12
藤枝虎路:2d10
DoubleCross : (2D10) → 10[3,7] → 10
久々宮勇利:8or4、ひとまずお題待ちで。
藤枝虎路:3or7!
調月 綴美:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5
”シロ”:1d10
花火大会:
1:お祭りの人混み。はぐれないように手を繋ぐ
2:民家の縁側。打ち上げ花火を見る。
3:公園。二人で線香花火。
4:穴場。夜空の下での花火鑑賞
5:屋台で食べ物を回る
6:射的に挑戦する
7:金魚すくいに挑戦する
8:河川敷。お祭り屋台の喧騒を見ながら休憩。
9:運動公園。ライトアップされた敷地で休憩。
10:任意のシチュエーション
◆Middle03-A◆藤枝虎路
GM:
//=====================
// Middle03-A/藤枝虎路
//=====================
シーンPC:藤枝虎路のみ登場可能
GM:お題:金魚すくいに挑戦する
GM:登場侵蝕をどうぞ
藤枝虎路:1d10+61
DoubleCross : (1D10+61) → 7[7]+61 → 68
藤枝虎路:変わらず興奮しています
『夏休みの日記』
○月×日
■■■と一緒に夏祭りへ。
屋台を回りながら、金魚すくいをした
浴衣を濡らさないように気をつけながら、赤と黒の金魚を掬う
紙の破れた輪っかを見ながら、楽しんでみたりする。
GM:君は目覚める。
GM:今度は焼けるような日差しの下ではなく、青と黒に墨を流したような夜空の下
GM:空に輝くのは星ではなく、それより近く 赤と黄色のお祭りの電灯の光だった。
平井遊里:「……お目覚めです?」
藤枝虎路:「……おはようございます」(一気に目が覚めました)
平井遊里:目の前に、デフォルメされた少女アニメのお面を被った少女。
平井遊里:明るい桃色に、カラフルな花火柄の浴衣に姿が変わっている
平井遊里:「今度はお祭り…みたいですねぇ」
平井遊里:帯を確認したり、袂に手を入れてパタパタと振っている
藤枝虎路:「……そうですね。夏を満喫していますね」紺の甚平とサンダル。
藤枝虎路:「……なんか」
藤枝虎路:「……その」
平井遊里:「なんです」
藤枝虎路:「……良くお似合いです」(超似合ってる!)
平井遊里:「ありがとうございます」ぺこり
平井遊里:「浴衣とか何年ぶりですかね。……ちょっと絵柄が可愛すぎません?」
藤枝虎路:「……そうですか?平井さんにピッタリですよ。なんだか」
藤枝虎路:「小学生の頃、みんなで行った時も、そういう浴衣着てませんでしたっけ」
平井遊里:「あー?」
平井遊里:思い出すように首を傾げて
平井遊里:「あー。あーあー」
平井遊里:「ありましたねぇ、そんなこと」
平井遊里:「あの頃は若かったですね…」
藤枝虎路:「か、枯れてる……」
藤枝虎路:「数年前の事なのに……」
平井遊里:「そうですけどもっ」
平井遊里:「というかつまり、この浴衣は小学校の頃のセンスじゃねーですか」
藤枝虎路:「小学校のころから変わっていない……?」
藤枝虎路:「身体は大人、頭脳は子供……?」
平井遊里:「バカの人じゃん!」
平井遊里:「というかだーれの身長が小学生相当だと言う話ですか?」
藤枝虎路:「いえいえ、誰も平井さんのことを小学生扱いなんてしていませんよ?安心してください」
平井遊里:「ほんとですかー?」
藤枝虎路:「ところで、遊里ちゃんはお腹空いていませんか?アイス買ってあげましょうか?迷子にならないように手を繋ぎますか?」
平井遊里:「あれ?現在進行系で小さくなってませんか?あれ?」
藤枝虎路:「ソンナコトハアリマセンヨ」
平井遊里:「そっかー。騙されないぞ」
藤枝虎路:「騙されなかった。かしこい。かしこゆうりですね」
平井遊里:「薄々気づいてましたけど、藤枝くん基本私のことナメてますよね??」
平井遊里:「ほらっ!やることあるんだから行きますよ!」
藤枝虎路:「はーい。お供します」舐めてるんじゃなくて。照れてるんだけどなあ
平井遊里:丸っこい草履でペタペタ進んでいく
藤枝虎路:その隣に並ぶように歩いていく。歩幅は小さめで。
平井遊里:お祭りの雰囲気や、出店はあってもぼうっと印象の薄い、輪郭のぼやけた景色を進みながら
平井遊里:その中で唯一、はっきりと認識できる金魚すくいの屋台が現れる
平井遊里:「おっ」「発見ですね」
藤枝虎路:「ですね!……圧が凄い」
藤枝虎路:「周りがボヤってしてるのに、この屋台だけ、やたらとハッキリしてる…」
平井遊里:「ボートもそうでしたけど、記録されてないところは最低限なんですね」
藤枝虎路:「あまり重要じゃないところはボンヤリしてるのも、記録だからですかね」
平井遊里:「本に書かれた記録ですからねぇ」
藤枝虎路:「とにかく、さっそくやってみましょうか。……平井さん」
平井遊里:「やっちゃいましょ。えーと、お金お金」
藤枝虎路:ス、と。
藤枝虎路:いつの間にか財布を出して、ボンヤリしている店主に支払う。
藤枝虎路:「どうぞ」そう言って、金魚を掬うアレを渡します
平井遊里:「おぉー」
平井遊里:青色のアレを受け取ります
藤枝虎路:「ちなみに、平井さん。金魚掬いに自信は?」
平井遊里:「いやあ」あっはっは
平井遊里:「掬っても飼い方わかんないので、あんまやったことないですね」
平井遊里:水槽に浮いている銀色のボウルを適当にひっつかむ
藤枝虎路:「……そう言えば、平井さん。小学生の頃にチャレンジしてましたけど」
藤枝虎路:「言葉を選ばずに言うと、ド下手くそでしたもんね…」
平井遊里:「選べ」
平井遊里:「言葉を」
藤枝虎路:「失礼しました」
平井遊里:「許しました」
藤枝虎路:(優しい)
平井遊里:「まぁ、なんとなく思い出して来ましたよ」
平井遊里:「要するに、この紙で金魚をポイってすれば良いんですからね」
平井遊里:「高校の授業をうけた私なら、二の舞にはならないでしょう」
藤枝虎路:「とても高校生が話す説明とは思えませんが、そんな感じです」
平井遊里:「大学レベルだからついてこれないかもしれませんね」
平井遊里:ボウルに少し水を汲んで、水槽に向かい合う
平井遊里:「まぁ見てなさい」
平井遊里:そう君に言った瞬間
平井遊里:パシャッ ズブッ ぽちゃっ
平井遊里:水面から撥ねた金魚が紙を破る
平井遊里:「……………」
平井遊里:「え~~~~~???」
藤枝虎路:「……………」
藤枝虎路:「…………ブフォッ!」思わず笑い吹き出す。
藤枝虎路:「マジですか?」
藤枝虎路:「水に着けてすらいないじゃないですかっ!」
平井遊里:「笑うんじゃね~~!」
平井遊里:「いまのは私悪くないでしょ!」
平井遊里:「確実にアサシンがいたよ!」
藤枝虎路:「夜店のアサシンなんかいないよ!」
藤枝虎路:「平井は悪くないけど、しいて言えば死ぬほど運が悪かった」
平井遊里:「くそぉ……」
藤枝虎路:「気を取り直して、もう一回どうぞ」
平井遊里:「再チャレンジありなんだ。 ありならやろう」
平井遊里:紙のアレを受け取る
平井遊里:下からの奇襲を受けないように、水面直前まで手を添えて。
藤枝虎路:「がんばれー」
平井遊里:5dx 【肉体】
DoubleCross : (5DX10) → 5[2,3,4,4,5] → 5
藤枝虎路:び、微妙…
平井遊里:「そーっと……そーっと……」
平井遊里:両手で持ち、赤い体の下に忍ばせて
平井遊里:ゆっくり持ち上げ、水面から出す
平井遊里:バシャシャシャシャシャッ
平井遊里:「ひゃっ!?」尻もち
平井遊里: ビリッ じゃぽん
平井遊里:「……………」穴の空いたポイを見る
平井遊里:「このシステム壊れてるよ」
藤枝虎路:「クソゲー認定した……」
藤枝虎路:子供みたいに、金魚すくいに夢中になるその姿に。
平井遊里:「金魚とか掬って何になるんですかね…?」
藤枝虎路:無邪気に、真剣な横顔に瞳が奪われていたのは黙っておこう。
藤枝虎路:「根本から否定し始めた……」
平井遊里:半分だけ残った紙を裏返して、なんとか再チャレンジを狙っている。
藤枝虎路:「チャレンジ精神は旺盛だな……」
藤枝虎路:「次、僕がやってもいいですか?」
平井遊里:「どうぞ」
平井遊里:ちょうど黒い金魚に紙を破られたところだ。
平井遊里:「ファイトですよ」
藤枝虎路:「惨敗じゃないですか……。仇は取って見せますよ」
藤枝虎路:腰を屈め、視線を水槽と平行となるように。
藤枝虎路:アレの取っ手……ではなく、円の淵を掴む。重心を安定させるためだ
平井遊里:「めっちゃ本格的なコトしてる…!」
平井遊里:「まぁ本格の金魚すくいしらないけど」
藤枝虎路:アレも水面と平行に。水の触れる面積を極力少なく
平井遊里:「あっ、金魚が上に。……あれ?上げないんだ。別の狙いかな」
藤枝虎路:「見せてやりますよ。本当の金魚すくいってやつを」
藤枝虎路:そう。金魚が上に乗っただけでは上げない。狙いは、……一匹ではないからだ!
藤枝虎路:「ここだ!」3匹がアレの上に!
藤枝虎路:【肉体】7dx
藤枝虎路:7dx
DoubleCross : (7DX10) → 10[2,4,4,4,5,6,10]+2[2] → 12
平井遊里:「欲張り!」
藤枝虎路:ビチッ!ビチビチっ!
藤枝虎路:見事、1匹をすくいあげた!
平井遊里:「わー」ぱちぱち
藤枝虎路:「ふふん。ざっとこんなもんですよ」
平井遊里:「やるじゃないですか」
藤枝虎路:「でしょ?」
藤枝虎路:「……なんか、小学生の頃も、同じようなこと言われた気がする」
平井遊里:「でしたっけ?でしたかも?」
平井遊里:「小学校時代はそんなに話す子ではなかったですからねぇ」
藤枝虎路:「大人しいお嬢さんでしたもんね」
平井遊里:「髪の毛ももうちょい長かったですからね」
藤枝虎路:「……随分変わりましたね」
藤枝虎路:「さっき、小学生から変わってないって言ったけど」
藤枝虎路:「大人っぽくなった……と、思いますよ」
平井遊里:「そう見えます?」ふふん、と得意げ
藤枝虎路:「前言を撤回したい気分になりました」
平井遊里:「撤回のチャンスですよ」
藤枝虎路:「しませんよ。されたいんですか?」
平井遊里:「いえ、反応しただけです」
平井遊里:「オーヴァードになるときに色々ありましたからねぇ」
平井遊里:「それなりに先輩方に憧れたり、参考にして大人っぽくやっていきたいゆーりさんですのでね」
平井遊里:「ま、周りからもそう見えてるなら良かったなーと思いました」
藤枝虎路:「先輩に憧れて、ですか」
藤枝虎路:「気持ちは分かります」(俺も、あの時に貴女に憧れました)
平井遊里:「あら、わかって頂けます?」
藤枝虎路:「それはもう。存分に。痛い程に」
平井遊里:「憧れがあると、大変ですが身は引き締まりますからねぇ」
平井遊里:「藤枝くんはどんな感じの自分になりたいですか?」
藤枝虎路:「……」
藤枝虎路:「俺は」(俺の夢は)
藤枝虎路:「強くて」(憧れた人を守れる程に)
藤枝虎路:「男らしくて」(大事な人の力になれるような)
藤枝虎路:「不安を取り除けるような」(その人が笑っていてくれるような)
藤枝虎路:「そんな人になりたいです」
藤枝虎路:「つまり、男の中の男ですね」
平井遊里:「ふぅーん……そっか」
平井遊里:そう語る顔を見つつ。
平井遊里:「うん。なれると、良いね」
平井遊里:ふふふと笑う
藤枝虎路:「なりますよ」
藤枝虎路:「俺が絶対と言ったら、絶対」
GM:そういう君の耳に遠く、笛を鳴らす細い音が聞こえてくる
平井遊里:「あ、」
平井遊里:「花火だ」
GM:ぱぁ ん、と
GM:夜空に大輪の花が咲いて、眼下の人々を彩っている
GM:その光と音が、この空間から"次"へ導くように、少しずつ大きくなっていく。
藤枝虎路:花火が夜空に綺麗に咲いて。
藤枝虎路:>平井遊里:「うん。なれると、良いね」
藤枝虎路:先ほどの少女の笑顔のように。浮かんでは、消えていく。
藤枝虎路:……もう少しだけ、このままで。そう思ってしまうことは、悪いことでしょうか。
藤枝虎路:――――段々と意識が薄れていった。
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
GM:購入は最後の機会です
藤枝虎路:購入はブルゲにチャレンジします
藤枝虎路:2dx>-20
藤枝虎路:2dx>=20
DoubleCross : (2DX10>=20) → 4[2,4] → 4 → 失敗
藤枝虎路:ダメ
藤枝虎路:ロイスは平井ちゃんに取得します
藤枝虎路:平井遊里/〇慕情/懐旧
藤枝虎路:これで~
GM:はい!ではシーンは以上!
◆Middle03-B◆調月綴美&シロ
GM:
//=====================
// Middle03-B/調月綴美&シロ
//=====================
シーンPC:調月綴美、シロのみ登場可能
GM:お題:河川敷。お祭り屋台の喧騒を見ながら休憩。
GM:登場侵蝕をどうぞ
”シロ”:1d10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 10[10]+58 → 68
”シロ”:ウワッ
調月 綴美:調月綴美の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (51 → 61)
”シロ”:ウワッ
調月 綴美:おそろい。ね?
GM:ハワワッ
『夏休みの日記』
○月×日
■■■と一緒に夏祭りへ。
花火大会の屋台を周り、少し休憩
土手の屋台の光を見ながら、シンとした河川敷の休憩所を訪れる
ゆったりと流れる時間を噛み締めて、楽しんでみたりする。
GM:河川敷。
GM:川沿いで行われる花火大会の会場で、細長く出店された屋台の合間。
GM:休憩所として用意された白いテントと長机、いくつかのパイプ椅子。
GM:そのうちの一つに腰掛けて、あなた達はそこに居た
調月 綴美:「はー。いや買っちゃったね」
”シロ”:「みずふうせん、たこやき、やきそば、ぴーってなるやつ」
調月 綴美:「ぴーって鳴ってぴろぴろ伸びるやつね」
”シロ”:ぴー!
調月 綴美:ぴーと鳴らして伸ばす。なんて言うんだろうね、これ?
”シロ”:鳴らす、3つに分かれて伸びる
調月 綴美:伸ばしたやつをちょいちょい指でつついてみる。まあ変な感触だな。
調月 綴美:「シロ。どう、楽しい?」
”シロ”:「ん!」わたあめを頬張りながら
”シロ”:「くじ引きも、ハズレだったけどぴーっていうの貰えてよかった」
調月 綴美:「気に入ったもんだねえ」
調月 綴美:探してみますか、こんど。どっかの駄菓子屋で…そういうもんでもないか。
調月 綴美:お祭りだもんね。
調月 綴美:「…まあ、なんか、よくわかんないことになってるけど」
調月 綴美:「楽しいならよかったわ。ほんと」
”シロ”:「夜、くらいから苦手だけど、お祭りはたのしいから好き!」
調月 綴美:ほんっと、吸血鬼っぽくないよなあこの子。いや違うんだろうけどさ。
調月 綴美:ホラーの怪物とかじゃなくて、ちょっと変わってるだけの人間。そういう意味じゃあたしのほうがよっぽど。
”シロ”:「……?」
調月 綴美:「あたしも楽しいから好きかな。シロもいるしね」
調月 綴美:「だいじょーぶ。きみはちょっとかわいいなーって思ってただけ」
”シロ”:「ん!つづが楽しいと嬉しい」
調月 綴美:「ん」ぽんぽん、と左手でやわらかい髪をたたく。
”シロ”:「……つづもかわいいよ?」
調月 綴美:「ばかいうんでないよもう」
”シロ”:わたあめをひとしきり食べきり、たこ焼きに手を付ける
調月 綴美:ちょっと冷め加減のたこ焼きを横から一ついただく。すっごい紅生姜の味がする。
調月 綴美:「こういうの、なんかすごい美味しいんだけど、お祭り以外だとそうでもないんだよね」
”シロ”:「ふぉひひい」小さい口に一個丸ごと入れながら
”シロ”:「ふぉうふぁほ(そうなの)?」
調月 綴美:「そう。特別な夜だからね、特別だから美味しいの。これは」
調月 綴美:食べ過ぎちゃうんだよなー。ゼロカロリーだったりしないか?
”シロ”:「んっ……そっか、特別だからおいしいんだ」
調月 綴美:「そ。…うあっ」
調月 綴美:白い花…桔梗? か何か? の染め抜きされた青い浴衣にソースが一滴。シミになっちゃうなこれ。
”シロ”:「ん」浴衣のソースを舐め取りに向かう
調月 綴美:「わ。こらこら」
調月 綴美:言うだけいうけどべつに止めない。シロだし。
調月 綴美:「他の人にやっちゃだめだかんね?」
”シロ”:「ん、ん~……とれない」唾液で薄まってはいるが、取れてはいない
調月 綴美:「無理しない、無理しない。ありがとね? シロ」
調月 綴美:「こうなっちゃうから、こういうの食べるときは気をつけることーって」
”シロ”:「ん!」そう言って椅子に戻る
調月 綴美:「ん」
”シロ”:口元はソースと砂糖でベトベトしている、裾にもソースの痕
調月 綴美:よろしい。いやよろしくない。
調月 綴美:「んじゃないが。気をつけろーって言ってるでしょ、ほら見せてみ」
調月 綴美:口元を懐紙…しっかり入ってたけど誰が用意したんだ?…で拭いてやる。
”シロ”:「ふひゃ」目を瞑って為すがまま
”シロ”:「あっ」目を開け、顔が近づいた状態で
調月 綴美:「ん?」
”シロ”:「つづ、顔顔」
調月 綴美:間近で目を覗き込む。お互いまあソースのにおいがすること
調月 綴美:「…? あ、ついてる?」
”シロ”:「ん」口元、青のりを舐め取ろうと顔を一気に近づけ―――
調月 綴美:息がかかった。あれ、これちょっとまたいつもより──
”シロ”:唇の少し下、舌が触れる
調月 綴美:くすぐったい。ちょっと体をひねると、シロがみえた。
調月 綴美:近い。血を吸われるときみたいに近いけど角度が近い。
調月 綴美:「あ」
”シロ”:「ん~……取れた!」笑顔で離れ、青のりがついた舌を出しながら
調月 綴美:小さく声がもれた。くちびるが動いて、つめたい舌先がちらっと唇をかすめていく。
調月 綴美:一瞬だけ。
調月 綴美:「ん。ありがと…ね?」
”シロ”:「ん」頭を差し出す、撫でられ待ちの姿勢
調月 綴美:あーもう。こいつは。
調月 綴美:「はいはい。…とくに、今のやつは他の人にやっちゃだめだかんね。覚えとけ?」
調月 綴美:やわらかい白い髪の毛を指にからめるようにして頭をなでる。割とやってるほうも気持ちいいんだなこれ。
”シロ”:「つづにしかしないよ?」撫でられて得意げな表情
調月 綴美:あーもう。こいつは…こいつは。ほんとになあ。
”シロ”:「だってつづが、いちばんだもん」
調月 綴美:長くながく息を吐く。
調月 綴美:「それももちろん、他の人に言っちゃだめだからね。きみ」
”シロ”:「つづ、とってもおいしいから、誰にもあげない」
調月 綴美:つめたいほっぺたをつまんでむにーと伸ばす。
調月 綴美:「い・い・か・た!」
”シロ”:「うにゃ」
”シロ”:「えー……ほかのいいかた知らない……」
調月 綴美:「一番まででいいの!」
”シロ”:「じゃあ、つづがいちばん」
調月 綴美:「よろしい」
調月 綴美:「あたしも、きみが一番っていったげる」
”シロ”:「やった」にへら、と笑顔を向ける
調月 綴美:「ん」
調月 綴美:もう一回、やわらかい白い髪を撫でてやる。
”シロ”:「……あ、じゃあ、つづにおねがい」
調月 綴美:「ん。どした」
”シロ”:「……ち、すいたい」
調月 綴美:「…………」
”シロ”:「だめ?」
調月 綴美:息を吸う。なんかいつもよりちょっと緊張してるが。気のせいだ気のせい。
調月 綴美:「よいよ」
調月 綴美:浴衣のたもとをすこしゆるめて…くつろげる? まあどっちでもいいや。
”シロ”:「やった」
調月 綴美:隣りに座っているきみに体を寄せる。
”シロ”:パイプ椅子に膝で乗り上げる、首に片腕を回し込む
調月 綴美:いつもより気持ち大きく開いた首筋、ぬのごし、ひゃっこい体が触れる。息がかかる。
”シロ”:首筋を小さな舌で舐める。紅い瞳が屋台の明かりで少しだけ妖しく光りこむ
調月 綴美:ん、と、ちょっとだけ声が出た。
”シロ”:かぷり、と。歯が柔肌へと沈み込む
調月 綴美:痛みはほとんどなかった、というか、ない。うまくやってくれちゃって。
調月 綴美:特別な夜だからかな。…あたしの味も、変わったりするんだろうか。
調月 綴美:後で聞いてやろ。きめた。
”シロ”:否応にも、夜という場は自らを活性化させるのだろうか。スムーズに、痛みなく、優しく
調月 綴美:「ん……」
調月 綴美:ゆっくり息を吐きだして。シロの頭を抱きかかえるように支えてやる、支えてるつもり。
”シロ”:30秒、いつもよりは早い時間で
調月 綴美:遠く、お祭りの音が聞こえている。
”シロ”:歯が離れる、白い線を引きながら
”シロ”:「ごちそうさま」
調月 綴美:「…………」
調月 綴美:ちょっとぽうっとしていた。いかんいかん。
調月 綴美:「はい。おそまつさま!」
”シロ”:患部に残った血を舐め取りながら、大切な食事が終わる
調月 綴美:「…海に、お祭りかあ」
調月 綴美:人がどっちも、たくさんいる場所だ。
調月 綴美:「いこうね。本物のほうにもさ」
調月 綴美:あたしは…まああたしはともかく。シロは、もしかして大変かもしれないけど。
”シロ”:「ん!つづといっしょに行くよ」
”シロ”:何の疑いも無く、いつものように笑顔を向ける
調月 綴美:ほんとに。この子ときた日には。
調月 綴美:「訂正。つれてったげるから感謝しなさい」
”シロ”:「やった」
”シロ”:「あ、つづの血、おまつりの味がした」
調月 綴美:「ソース味はきみの口!」
”シロ”:「え~、それだけじゃなかったもん!ソースとわたあめの味もしたけど!」
調月 綴美:「したんじゃないかもう!」
”シロ”:「にへへ、でもおいしかった」
調月 綴美:ふー。と鼻から息をはく。もちょっといろいろ教育したろかい。
調月 綴美:「まあ、なら、いいか。…にしても」
調月 綴美:夜空を見る。なんか変化は…ないな。
調月 綴美:「この日記の人はぜいたくだねえ。まだ満足しないのか」
調月 綴美:贅沢なんだか食いしん坊なんだか知らないけどさ。
”シロ”:「わたあめもたこ焼きもおいしかったけど……えーと」
”シロ”:「つづがいちばん!」
”シロ”:得意げ
調月 綴美:「はいはい」
調月 綴美:まあ、いろいろなんだけど、悪い気はしないな。
調月 綴美:別に吸うでも撫でるでもなく、そういえばなんだか距離が近い。
”シロ”:すぐ隣で、水風船ヨーヨーをぱちんばちんと鳴らしている
調月 綴美:なんとなく、ぴろぴろするやつを取り上げて、吹いてみる。
調月 綴美:ぴー。と音がして、三叉の紙のアレが飛び出した。
”シロ”:「たのしいの、ずっと続けばいいのに」
”シロ”:さっきと同じ、もうすぐ終わるかもしれない時間の中、足を揺らしながら
調月 綴美:「……ずっとは続かないから特別なんだって」
調月 綴美:むかし、聞かされた。まだ、家にひとりぼっちじゃなかったころ。
調月 綴美:「だから…」
”シロ”:「だから?」
調月 綴美:「だから、次の特別をまた探しに行きましょって話!」
調月 綴美:「まずは、気軽に出かけられるようになんないとね」
”シロ”:「……ん!分かった。いっしょに行こ!」
GM:そんな約束をする君たちの耳に、笛を鳴らすような細い音が聞こえる
GM:そして、ぱぁ ん、と
GM:夜空に大輪の花が咲いて、眼下の人々を彩っている
GM:その光と音が、この空間から"次"へ導くように、少しずつ大きくなっていく。
”シロ”:「……きれい」
”シロ”:「また、見られる?」
調月 綴美:「次も、見られるよ」
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
GM:購入はここが最後!
調月 綴美:はーい! ロイスは……シロに3本目いっちゃえ。「シロ:シロ:○純愛/不安」。デフォ感情って便利だねー
調月 綴美:で、調達は……どうしようかな、誰か使うだろってことで、ダメ元ブルゲ。
”シロ”:ロイス 調月 綴美 ●とくべつ/-
調月 綴美:3dx+4>=20
DoubleCross : (3DX10+4>=20) → 9[4,5,9]+4 → 13 → 失敗
調月 綴美:このこの。
”シロ”:何買おう……
”シロ”:ブルゲにしちゃお
調月 綴美:財産7使って成功しちゃおうかな。ブルゲひとつ確保しとくね。
”シロ”:4dx>=20
DoubleCross : (4DX10>=20) → 8[1,3,8,8] → 8 → 失敗
”シロ”:うにゃ
”シロ”:いじょうです
調月 綴美:ま、仕方ない。こっちも以上!
GM:ではシーンは以上!
◆Middle03-C◆久々宮勇利
GM:
//=====================
// Middle03-C/久々宮勇利
//=====================
シーンPC:久々宮勇利のみ登場可能
GM:お題:穴場。夜空の下での花火鑑賞
GM:登場侵蝕をどうぞ
久々宮勇利:久々宮 勇利の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (55 → 61)
『夏休みの日記』
○月×日
■■■と一緒に夏祭りの日。
花火大会が開かれる夏休み。
遠くに屋台の活気を見ながら、少しだけダラダラ。
喧騒も人の波も少し遠い夏の夜、楽しんでみたりする。
GM:そこは学校の図書室。
GM:既に放課後、あたりもとっぷりとくれた中で、密かに一室だけ電気がついている
GM:こっそり忍び込んだ……というよりは、どうやらこの学校も縁日の場所に近いため、校庭などを貸し出しているようだ。
GM:と言っても、校舎の中まで踏み入ってる人間は、そうはいないようだ
浅月さつき:「つまり」
浅月さつき:「この図書室で過ごせ、ということのようね」
浅月さつき:朝顔の柄の、薄い水色の浴衣。
浅月さつき:髪の毛はふわりとまとめられている
久々宮勇利:「海の家にも増して問答無用だな…。それに、なんというか」
久々宮勇利:「図書室で嗅いだことのないにおいのオンパレードだ」
久々宮勇利:卓上、普段並ぶものと言えば本くらいしかないそこに、今あるのは。焼きそば、お好み焼き、イカ焼きに焼きトウモロコシ、その他もろもろ。
浅月さつき:「図書室には、本とインクの匂いだものね」
浅月さつき:「この量、食べ切れるのかしら」
久々宮勇利:そんな品々に目を泳がせながら、ちらり、ちらりと。浴衣からすらりと伸びる首筋に視線をやって──
久々宮勇利:「食べきれない量をあれやこれやとねだって、母さんに怒られる……っていうのも祭りの醍醐味だった気もするけど」
浅月さつき:品々を検める際は口を噤む。相手の目を見れないからだ
浅月さつき:それが一通り終わって。
浅月さつき:「そうなのね。食べきれない量を買うのは礼儀なのかしら」
浅月さつき:「わたしなら、コレ一つでお腹いっぱいになりそう」
浅月さつき:「久々宮くんはどう?」
久々宮勇利:「俺だって、そんなに食べる方じゃないよ。ゆったりしてるようで、意外とお腹周りが苦しいし、これ」
久々宮勇利:紺色の地味な浴衣、その腹に巻かれた帯を、苦笑いしながらさする。
久々宮勇利:「……だから多分。これは、日記を書いた奴がやりたかったことなんだと、思う」
浅月さつき:「そうね。緩い巻き方をしては意味がないもの」
浅月さつき:「ふむ」
浅月さつき:「学校に忍び込むか、涼しいところでお祭りを堪能するか…」
浅月さつき:「あるいは、その全部かしらね」
久々宮勇利:「他の連中がどうしてるか次第、だけどな。……夏を楽しみたい、っていう気持ちは伝わってくるよ」
久々宮勇利:「俺だって、そうだし」
浅月さつき:「そうなの?」
久々宮勇利:窓の外、断続的にパン、パンと花火が爆ぜる音がする。頻度からして、大物前の前哨戦、といったところ。
浅月さつき:「あまり、騒がしいのは好まないと思っていたわ」
久々宮勇利:「……騒がしいのは、嫌いだ。さっきの海の家だって、正直、ちゃんとやれるかどうか分からなかった」
久々宮勇利:だからいっつもここに来るんだ、と。小さく笑いながら付け加えて。
久々宮勇利:「……でもさ」
浅月さつき:「うん」その笑みも見ている
久々宮勇利:「浅月が楽しそうなら、騒がしいのも悪くない」
浅月さつき:「…………」
浅月さつき:「わたし?」
浅月さつき:「楽しそうにしていた……の、かしら」
浅月さつき:目を合わせ、くるりと小首をかしげる
浅月さつき:「気づかなかったわ。久々宮くんにはそう見えた?」
久々宮勇利:「俺の勘違いだったらどうしよう、って思ってるけどな。……見えたよ、俺には。少なくとも……」
久々宮勇利:「──普段の、こっちをじっと見てる浅月よりは、随分楽しそうに見えた」
浅月さつき:「そう」
浅月さつき:まとめた髪に指を付ける
浅月さつき:「伝わっていたなら良かったわ」
久々宮勇利:そう思ってるならちゃんと口に出してくれ、と。そう言いかけて、それについては自分も大概だと。楽しそうな苦笑いを浮かべて、言葉を飲み込む。
久々宮勇利:「……最初はさ、変な奴だと思ったよ。話してる間は、ちょっとくらい睨んだところで目を離さないし」
久々宮勇利:「あれでも、精一杯凄んでたつもりだったんだけどな。俺としては」
浅月さつき:「そうだったの、それは悪いことをしたわ」
浅月さつき:「いちおう、後学のために伝えておくけれど」
浅月さつき:「眼鏡をした人間に凄んでも、目が悪いのかな?と思ってしまうのよ」
浅月さつき:「ごめんなさいね」
浅月さつき:「鏡でよく見るものだから、そういう顔」
久々宮勇利:「つまり、俺が一生懸命に怖がらせようとしてもその程度、ってことか。……向いてないんだな、やっぱり」
久々宮勇利:残念そうに吐くため息も、決して暗いものではない。
浅月さつき:「向いてないって、何が?」
久々宮勇利:「俺のアウトロー気取りだよ。……こんなもんを押し付けられて、どうすりゃいいんだって荒れたフリをしても」
久々宮勇利:浴衣の懐、服装が変わってもこればかりは確かに「そこにある」と確信できるモノ。遺産を封じた、白紙の文庫本を卓上に置く。
浅月さつき:じっと注がれる視線が、その文庫本に映る
久々宮勇利:「……結局、逃げてくるのはいつもここだった。ウチ、貧乏でさ。ガキの頃から、タダで本が読める図書館が好きだった」
浅月さつき:「……へぇ、そうなんだ」
浅月さつき:「だからいつも、図書室に来ていたの?」
久々宮勇利:「ひとりになれるなら、どこでもよかった。……まあ、実際は先客がいたわけだけど」
久々宮勇利:──いちどめは、それでよかった。次からは近寄らないか、もし一人でなかったら、別の場所に行けばよかった。
久々宮勇利:「でも……なんでだろうな。嫌じゃなかったんだよ、忍び込んだら先に浅月がいた、っていうのが」
浅月さつき:「ふぅん? なぜかしらね」
浅月さつき:「お世辞にも、一緒に居て心安らぐ人間ではないと、自負しているけれど」
浅月さつき:「何か、知らぬ間に久々宮くんの琴線に触れたのかしら」
久々宮勇利:「そうだな。……だんだん、不安になったよ」
久々宮勇利:「俺はいい。浅月と話をするのは嫌いじゃないし、借りようとした本が先に借りられてたのも……悔しかったけど、ちょっと嬉しかった」
久々宮勇利:「でもさ、浅月」
久々宮勇利:卓上、窓の外、書棚。あちらこちらにさ迷っていた視線を。
浅月さつき:「なにかしら、久々宮くん」
久々宮勇利:ようやく──ひょっとしたら、初めて──紫色の瞳に、真っすぐぶつける。
久々宮勇利:「……浅月は、何をするのが楽しい?何をすれば嬉しくなる?」
久々宮勇利:「俺は……お前に、何をしてやれる?」
久々宮勇利:心安らぐことがないと言われれば、確かにその通り。──穏やかな時間の中に、僅かに芽生えた不安が、それだった。
浅月さつき:じ、とその目を見返しながら
浅月さつき:「顔を、ね」
浅月さつき:「覚えるのが苦手なの、わたし」
浅月さつき:ぽつりと言葉をこぼす。
浅月さつき:「文字はね、早めに覚えたのよ。そういう教育だったし」
浅月さつき:「だからかしら。文章はともかく、人の顔とか、色々覚えるのがほんとうに苦手で、困っていたの」
浅月さつき:「そしたら、教えてくれた人が居たわ」
浅月さつき:「顔を覚えなくても、目や鼻。そういう特徴だけでも覚えていけばいい、って」
浅月さつき:「『目を見て話せばいい』、なんてね」
久々宮勇利:「……ああ、だから、じっと目を……」
浅月さつき:「えぇ」
浅月さつき:そういう今も、ジッと目を見ている
浅月さつき:「だから、そうね」
久々宮勇利:内心、なんてことを教えてくれやがったんだ、という罵倒と。大切なことを彼女に教えてくれた感謝が、半々で。
浅月さつき:「この場所で出会うときはいつも、二人だけだったから」
浅月さつき:「久々宮くんと一緒にいるのは楽しかったのよ?」
浅月さつき:「だから『何をすれば良いか』と言われたら、そうね」
浅月さつき:「……これからは、ちゃんとわたしの目を見てくれる?」
浅月さつき:と尋ねる。
浅月さつき:「そしたらわたし」
浅月さつき:「貴方のことを知れて、嬉しくなると思うわ」
浅月さつき:少しだけ目を細めて、楽しそうに言う
久々宮勇利:「……分かった、努力する。その代わり──」
久々宮勇利:まずは、卓上の文庫本を懐へ。同じく卓上、並んだ食べかけの食べ物、飲み物の中から、ラムネの瓶をふたつ手に。
久々宮勇利:「浅月。悪いけど、ちょっと付き合ってくれ。……この感じなら、多分行けるだろ」
久々宮勇利:空いた方の手を、少女に向けて遠慮がちに差し出す。
浅月さつき:「これは、本で読んだことがあるわね」
浅月さつき:す、と手を取る
浅月さつき:「合っているかしら?」
久々宮勇利:「……正解だ」
浅月さつき:「よかった」
久々宮勇利:ある種の不意打ちを食らったような気持ちで、どうか動機が手にまでは伝わりませんように、と願いながら。
久々宮勇利:じゃあこっち、と。繋いだ手を引きながら、夜の校舎へと──
久々宮勇利:──キィ、と。出入りの少ない場所の扉特有の、軋んだような音がする。
久々宮勇利:「……ああ、よかった。やっぱり誰もいない」
久々宮勇利:瓶を二つ持ったままの手で、四苦八苦して開いた扉の向こう。街の──祭りの灯りを見下ろすそこは、校舎の屋上。
浅月さつき:「屋上には来たことなかったわね」
浅月さつき:「それで、屋上で何をするのかしら?」
久々宮勇利:「ここまで来たら、することはひとつだろ」
久々宮勇利:ほら、と。ラムネの瓶を一つ渡して、ゆっくりとフェンス際まで手を引いてゆく。
浅月さつき:ゆったりと手を引かれている。
浅月さつき:結露したラムネ瓶がひんやりと、まとわりつく熱気を払っている
久々宮勇利:「……ギリギリだけど、間に合ったかな。浅月、上」
浅月さつき:「ん」
久々宮勇利:ほら、と視線の先。ひゅるりひゅるりと、小さな光と遠い音が天に昇って──
GM:ぱぁ ん、と
GM:夜空に大輪の花が咲いて、眼下の人々を彩っている
GM:その光と音が、この空間から"次"へ導くように、少しずつ大きくなっていく。
久々宮勇利:「……いつもの図書室で、窓越しに見る花火もいいけど。暑い中で見上げる花火も、悪くないと思う」
久々宮勇利:夏だしな、と笑って。──花火ではなく、隣に立つ少女へと視線を。
浅月さつき:「…………そうね」
浅月さつき:と、横にいる君に一度だけ目線を送って、また上がる花火に目を向けている。
久々宮勇利:──普段、彼女が自分にそうするように。その横顔、僅かに見える紫色の瞳を。次の花火が上がるまでの数秒間、見つめて。
久々宮勇利:「──図書室だけじゃなくて、いろんなところに行こう。いろんな話をしよう」
久々宮勇利:「俺のことを、浅月に知ってもらうために。俺が、浅月のことを知るために」
浅月さつき:「えぇ」
久々宮勇利:──仮初の夏、その終わりを告げるような。花火に交じる、「次」への光を見つめながら。
久々宮勇利:「……うん。約束だ」
久々宮勇利:──最後は、もう一度。彩の交じる紫色の瞳を──
浅月さつき:そう答え、きみを見る目は花火色に照らされている
浅月さつき:「楽しみに、しているわ」
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
久々宮勇利:ロイス!浅月さんに3つ目……3つ目!?
久々宮勇利:取りましょう、取らいでか。「■慈愛/憤懣」にて。
久々宮勇利:購入は……狙うぜブルゲ!
久々宮勇利:3dx+1>=20
DoubleCross : (3DX10+1>=20) → 7[1,1,7]+1 → 8 → 失敗
久々宮勇利:失敗して以上!
GM:ではシーンは以上!
◆Climax◆
GM:
//=====================
// Climax
//=====================
シーンPC:全員登場
GM:登場侵蝕をどうぞ
藤枝虎路:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 4[4]+68 → 72
”シロ”:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 10[10]+68 → 78
久々宮勇利:久々宮 勇利の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (61 → 65)
調月 綴美:調月綴美の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (61 → 71)
GM:◆大図書館
GM:花火の音に包まれ先、君たちはまた先程見た図書館へと訪れていた
GM:大理石の白い床に備えられたソファにそれぞれ、6名。
GM:しかし銀髪の少女の姿は消えていて
GM:なにより、君たちの服装は浴衣のままだった
平井遊里:「………あら?」
”シロ”:「……あれ」
平井遊里:花柄の浴衣をパタパタと振っている
藤枝虎路:「おわっ!なんでだ?」
平井遊里:「さっきは戻ったけど…そのままですね」
久々宮勇利:「……なんだ。今度はみんな似たような場面だった、ってことか……?」
調月 綴美:「さっきもみんな海だったって…なに、でも終わってないの? 今度は」
藤枝虎路:「終わってないなら、ここに戻って来るのは変じゃね?ひとまず」
藤枝虎路:「あの、司書サンに聞いてみようぜ」
久々宮勇利:「……それが一番だろうけど……いないな?」
”シロ”:「……あのひと、見当たらないよ?」
浅月さつき:「………」ラムネを持っていた手が空なのを開きつつ
調月 綴美:「どう見ても広そうだし、ちょっと探してみる?」
浅月さつき:「そうね。先程は、あの辺りに居たはずだけど…」
浅月さつき:と、上を見上げて
”シロ”:「ん、一緒にさがそ」
GM:全員の注目が緩やかに集まった時、白亜の塔から何かが落ちてくる
久々宮勇利:「……ん?」
久々宮勇利:"それ"に視線をやり、反射的に手を伸ばす。
浅月さつき:その手を制したのは、先に前に出た少女と
平井遊里:しゅるりと白い蜘蛛糸をネットのように編み込んだ少女だ
久々宮勇利:「……お、おう……?」
"ライブラリー・ダウト":落ちてきたそれは人の形をしていた
"ライブラリー・ダウト":ぐったりと手足を投げ出して、受け身も取らず地面へと、
平井遊里:落下するところをギリギリ、ネットが受け止めた
"ライブラリー・ダウト":「……………」
藤枝虎路:「ナイス!平井!……あっぶねえところだった」
"ライブラリー・ダウト":ガクン!と衝撃で体が折れそうな体勢
”シロ”:「ど、どうしたんだろ……」不安そうに袖を掴む
"ライブラリー・ダウト":ギギギギ、と首を君たちに向ける
調月 綴美:「……シロ、気をつけて」
"ライブラリー・ダウト":「お見苦しいところをお見せしました」
藤枝虎路:「お見苦しいで片付けられない事だと思うけど。いったいなにが?」
調月 綴美:体の中から、ぴりぴりと音がする。気がする。
"ライブラリー・ダウト":「司書の仕事です」
久々宮勇利:「……事故だろ、どう見ても。それも故意じゃない感じの」
"ライブラリー・ダウト":「現在、取り込み中でして」
"ライブラリー・ダウト":その目線が、上に向く
”シロ”:「うえ……?」つられてその方向へ
白いクジラ:そこに居るのは、白く、巨大なクジラの形
白いクジラ:図書館の空中を悠々と泳ぎ、壁に納められた本をざぶり、と攫っていく
久々宮勇利:「……食ってるな、あれ」
白いクジラ:数々の記録が、その魚に捕食されている
"ライブラリー・ダウト":「はい」
調月 綴美:軽くちくちくしている右手で、浴衣の袖を掴む。つかめなかった。ざ、と音がする。
”シロ”:「あれ、こわい……」
調月 綴美:「そうだね。あれはだめだ、って言ってる」
”シロ”:研ぎ澄まされた感覚が、直感的に"いやな気配"を察知する
藤枝虎路:「司書サンの仕事は、ここを守ることだっけ。……あのクジラと戦って堕とされたってことかな」
"ライブラリー・ダウト":「あれなるは、記憶の図書館に住み着き、人の記憶を鯨飲する紙魚」
調月 綴美:浴衣が消えて、元の服。やぱりなんか力で作ったやつだったか。もったいない気もするけど…胸元の感触はあるから、大丈夫。
"ライブラリー・ダウト":「大鯨、と、呼称しております」
調月 綴美:袖を掴んでいたシロの手を、指先で掴む。
調月 綴美:「大丈夫。ああいうのの相手のが慣れてるでしょ?」
"ライブラリー・ダウト":「此度は、不覚を取りました」
調月 綴美:あんまり、楽しくはないかもしれないけどさ。
"ライブラリー・ダウト":糸に絡まりながらなんとか立ち上がろうとしている
"ライブラリー・ダウト":しかしダメージによってか落下の衝撃か、腕すらまともに動いていない
久々宮勇利:「……なるほど。つまり──」
”シロ”:「……ん、大丈夫、いける」いつの間にか、服装は元に戻っていて
久々宮勇利:「俺たちの出番、ってわけだ」
久々宮勇利:いつもの学生服。手には、タイトルも内容も白紙の文庫本。
"ライブラリー・ダウト":「………………皆様」
"ライブラリー・ダウト":「不躾なお願いとなりますが」
"ライブラリー・ダウト":「お力をお貸し願えますか?」
調月 綴美:「もちろん、こう見えてもはじめてじゃないし…」
調月 綴美:「見せてもらったもの、楽しかったしね。ね、シロ?
久々宮勇利:「もちろん。……この先、やりたいこともできたしな。……まあ、妙な夏に飛ばされた恨みもないわけじゃないけど──」
久々宮勇利:「お礼代わり、だ。……それでいいよな、浅月」
”シロ”:「……おなじきもち。たのしかった思い出、食べられたくないよ」
浅月さつき:「えぇ。……正直」
浅月さつき:「こちらのほうが、自信はあるわ」
藤枝虎路:「言われるまでもなく。なので、黙って助けられててください」
平井遊里:「よしっ」
平井遊里:糸で受け止めたライブラリー・ダウトの壁になるように立って
平井遊里:「それじゃ」
平井遊里:「やろうか、みんな!」
"大鯨":空を泳ぐ魚が、その敵対に気付く
藤枝虎路:「平井はその子を守ってください。……って、言うまでもなかった!」
"大鯨":眼下の存在を認識した。
GM:その瞬間、空間を埋め尽くすほどのレネゲイドの奔流があなた達を襲う!
GM:衝動判定、難易度9。
GM:さらに
GM:《Eロイス:衝動侵蝕》
GM:判定は1回ですが、上昇する侵蝕値が+4D10で2回分になります
”シロ”:ウワーッ
久々宮勇利:ぬーッ!!
藤枝虎路:ナニィ¥!?
”シロ”:2dx+2>=9
DoubleCross : (2DX10+2>=9) → 9[3,9]+2 → 11 → 成功
調月 綴美:ぬぬっ
藤枝虎路:2dx+4>=9
DoubleCross : (2DX10+4>=9) → 8[4,8]+4 → 12 → 成功
久々宮勇利:3dx+1>=9
DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 9[1,9,9]+1 → 10 → 成功
”シロ”:4d10+78
DoubleCross : (4D10+78) → 14[4,3,2,5]+78 → 92
藤枝虎路:4d10+72
DoubleCross : (4D10+72) → 29[2,9,10,8]+72 → 101
”シロ”:ぬぬっ あんまり上がらなかった
調月 綴美:3dx+1>=9
DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 10[1,3,10]+5[5]+1 → 16 → 成功
藤枝虎路:めっちゃ上がった
調月 綴美:お。成功して…
久々宮勇利:4d10+65
DoubleCross : (4D10+65) → 22[3,6,9,4]+65 → 87
久々宮勇利:成功しての、侵蝕は87へ!
調月 綴美:調月綴美の侵蝕率を4d10(→ 16)増加 (71 → 87)
調月 綴美:あ。でもこっちは低めだ、87
GM:では、エンゲージはPC一塊。10m先に大鯨です
▼エンゲージ
"大鯨"
(10m)
久々宮、藤枝、調月、シロ
GM:こう。
調月 綴美:なるほど
藤枝虎路:理解せし者
GM:また、大鯨の行動値は10。浅月と平井はライブラリー・ダウトへの攻撃を防ぐため、戦闘には参加しません
GM:勝利条件はエネミーの全滅です
GM:ではセットアップから!
調月 綴美:怨念の呪石起動。暴走状態にー
藤枝虎路:はいはーい!
調月 綴美:調月綴美の侵蝕率を4増加 (87 → 91)
”シロ”:ありません!
"大鯨":《加速装置》 行動値+6 16に
久々宮勇利:オートアクションでウェポンケースから祈りの造花を装備。
藤枝虎路:アーマメントベルトの効果を起動します! 『変身!』
藤枝虎路:素手攻撃力+8、装甲+12になります!
GM:演出も有ればどうぞ
久々宮勇利:「……さて」
久々宮勇利:はらり、はらりと。白紙のページをめくる。隙間から幾枚もの栞が零れ落ちて、少年の周囲に漂って。
久々宮勇利:──溶けて、解けて。淡い光でできた、曖昧な剣のような形状となって。そのまま落ちることなく、周囲をゆっくりと旋回する。
久々宮勇利:──曖昧だから未完成、なのではなくて。定まったカタチがないことこそが、自分の剣なのだと。
久々宮勇利:カタチのない、不確定な約束を交わしたことで。ようやく、理解できた。戦いに臨むにあたって浮かべた笑みは、それを確信してのものだ。
藤枝虎路:チラ、と。背後に控える少女を見て。
藤枝虎路:変わった自分を見てほしくて。文字通り、変わるために。呟く。
藤枝虎路:『変』 『身』 『!!』
藤枝虎路:光に包まれる
GM:ではイニシアチブ17、シロくんですが
"大鯨":《加速する刻》
"大鯨":行動を行います
久々宮勇利:ウワーッ!!
”シロ”:なにーっ!
藤枝虎路:ギャー!
"大鯨":では手番
"大鯨":マイナーで《ポルターガイスト》。手持ちのインプラントミサイル破壊して攻撃力+12
GM:メジャーで【鯨飲】《コンセントレイト:オルクス》《空間歪曲射撃》《未知なる陣形》《要の陣形》《アームズリンク》《雷光撃》《MAXボルテージ》《スタンボルト》
"大鯨":メジャーで【鯨飲】《コンセントレイト:オルクス》《空間歪曲射撃》《未知なる陣形》《要の陣形》《アームズリンク》《雷光撃》《MAXボルテージ》《スタンボルト》
"大鯨":悪魔の銃相当による射撃攻撃
"大鯨":命中時に対象の侵蝕率+5と、BS放心を付与します(ラウンド中の判定ダイス-2)
"大鯨":対象はPC全員
久々宮勇利:来いやァ!
"大鯨":10DX7
DoubleCross : (10DX7) → 10[2,3,4,5,5,5,6,9,9,10]+10[4,8,9]+10[4,7]+2[2] → 32
"大鯨":リアクションをどうぞァ!
”シロ”:ドッジ……!
藤枝虎路:ガードァ!
久々宮勇利:ドッジァ!
久々宮勇利:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 10[3,8,10]+1[1] → 11
久々宮勇利:無理ァ!
”シロ”:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 9[3,7,9]+1 → 10
調月 綴美:暴走ガー不!
"大鯨":命中した人は即座に侵蝕率を+5してください
調月 綴美:調月綴美の侵蝕率を5増加 (91 → 96)
”シロ”:97へ
藤枝虎路:101→106
久々宮勇利:はあい、侵蝕92へ!
"大鯨":ではダメージ
"大鯨":4d10+22
DoubleCross : (4D10+22) → 26[5,3,8,10]+22 → 48
"大鯨":装甲など有効の48点です
”シロ”:リザレクト
”シロ”:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8
”シロ”:よし!
久々宮勇利:死、リザ!
藤枝虎路:えーと、ガードと装甲で20点弾くので……5点残して生存です!
久々宮勇利:久々宮 勇利の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (92 → 101)
”シロ”:HP8で復活します
久々宮勇利:グっと伸びた。
"大鯨":硬いのがおる
調月 綴美:耐えられない。リザ!
調月 綴美:調月綴美の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (96 → 101)
調月 綴美:調月綴美のHPを5に変更 (26 → 5)
"大鯨":では皆に放心。このラウンドはあらゆる判定ダイスが-2個されます
"大鯨":演出
"大鯨":空を泳ぐクジラが一度、旋回する
"大鯨":そして尾びれが天高くそびえ立ち、頭が下に
"大鯨":「────!」
"大鯨":それはごぽ、という音が近く
"大鯨":開いた口から、土砂崩れのように紙束が吐き出された
"大鯨":それはあらゆる人の記憶の記録
調月 綴美:「うあっ…!」
"大鯨":触れれば懐古に囚われ、それが視界に埋まるほど同時に
"大鯨":他者の記憶の追体験をオーバーフローさせながら、自己の境界すら曖昧になる記憶の奔流が体を押しつぶす!
調月 綴美:視界がよくわからない色に埋め尽くされる。力が抜けて…
”シロ”:「っ あ”ぐ ぃあ……!」
藤枝虎路:「ぐぬぬぬぬっ……!!!!」 記憶の奔流に押しつぶされながらも、決して退かない!
久々宮勇利:「ッ……こん、の……!」
久々宮勇利:紙片の──記憶の本流をかき分けるように光を、手を伸ばす。
”シロ”:ショートする思考と、その重さで折れる細い柔腕を、半ば強制的にレネゲイドが修復していく
久々宮勇利:──求めるものは、誰かの中にはない。自分の中にも、まだない。あるとすれば、進んだ先だ。
藤枝虎路:「……寝てんな、お前ら! 他人の記憶なんかに、押し流されてんなっ!」一人立ち、発破をかける。
久々宮勇利:その一念を以って、自我を奮い立たせ、踏みとどまる。
久々宮勇利:「……当たり前だ。なんせ──」
久々宮勇利:「現実じゃ、夏はまだ始まったばっかりなんだからな……!」
”シロ”:「つ、づ……」隣の少女を見る、自分よりそちらを心配するように
調月 綴美:「…だいじょうぶ。ちょっと危ないから」
調月 綴美:「おもっきり、やっちゃえ」
GM:イニシアチブ17、シロくん
”シロ”:は~い
”シロ”:マイナーで赫き猟銃、破壊の血
”シロ”:攻撃力14+15の武器を作成し、装備します HP2消費
”シロ”:侵蝕110へ
”シロ”:メジャーアクション!
”シロ”:ペネトレイト、コンセントレイトで大鯨に攻撃 判定前にオーバーロードします
"大鯨":カモン
”シロ”:ダイスは放心で2個減ってて……
”シロ”:8dx7+9
DoubleCross : (8DX7+9) → 10[1,4,7,8,9,10,10,10]+10[1,2,4,5,10,10]+6[6,6]+9 → 35
”シロ”:せっかくだし妖精の手
"大鯨":なんじゃと
”シロ”:39から再回転!
”シロ”:1dx+39
DoubleCross : (1DX10+39) → 5[5]+39 → 44
”シロ”:じゃあこれでダメージ出します
"大鯨":回避します
"大鯨":6dx>=44
DoubleCross : (6DX10>=44) → 10[2,2,5,7,9,10]+2[2] → 12 → 失敗
"大鯨":頑張ったんだけどね
"大鯨":ダメージどうぞ
”シロ”:5d10+1d10+29+29
DoubleCross : (5D10+1D10+29+29) → 35[7,1,8,9,10]+5[5]+29+29 → 98
”シロ”:まわった! 装甲無視です
"大鯨":えげつなくない?
”シロ”:武器は壊れます
"大鯨":だいぶ削られましたがまだ生きてます
”シロ”:HP5失って残り1
”シロ”:メジャー後、侵蝕12増えて117へ
GM:演出もどうぞ!
”シロ”:少女から撥ねた血を舐め取る その表情は、何処か怒っているように
”シロ”:指先を嚙み切り、周囲へと血を飛し―――黒と赤、血の色の外套が構成される
”シロ”:「……おまえ、つづを、傷づけたな」
"大鯨":空を泳ぐ巨体は、今なお眼下の存在を睥睨し続けている
”シロ”:指先から滴る血が浮き上がり、一つの武器を材質から構成する
”シロ”:骨組み、機構、外装、瞬時に組み上げられたそれが、少年の手元へと
”シロ”:「うう、う”う”う”ぅ”……」一つの拳銃と、一発だけの銃弾。唸るような声で装填し、巨大な的へと向け
”シロ”:―――発砲音 傍から見ればただの銃弾が放たれ、さして複雑な軌道を追うことなく鯨の胴体へと撃ち込まれる
"大鯨":巨体に対してあまりにも小粒な銃弾は、その的を過たず着弾する
"大鯨":本来ならそれは虫の一刺しにも満たないサイズ差だが、しかし
"大鯨":ゴパァ、と傷口から溢れるように、血ではなくしかし文字の綴られた紙片が花のように飛び散る
”シロ”:炸裂弾、摂取した対抗種の血が鯨の中央で破裂した証拠
”シロ”:「ううぁぁ”あ”あ”ぁぁぁ―――!」叫ぶ、その血に、紙片に命じるように
"大鯨":そのクジラが唸り声のように低く悲鳴をあげる
”シロ”:飛び散る鯨の血=体液=紙片が、血色の杭へと変換、構築、再構成―――
”シロ”:―――鯨の身体を、串刺しに貫く
”シロ”:「……ばれっと、どらきゅりあ」極度の疲労で、膝をつきながら
"大鯨":最初は小さな弾丸。そしてその傷を素に血杭が打ち込まれ
"大鯨":漁の銛のように全身を串刺しにされる
"大鯨":「 、 、 ────!」
"大鯨":巨大な音としか認識できない悲鳴が塔内に反響していく
GM:イニシアチブ16、大鯨
"大鯨":マイナーなし
"大鯨":メジャーで《コンセントレイト:オルクス》《空間歪曲射撃》《未知なる陣形》《要の陣形》《アームズリンク》《雷光撃》《MAXボルテージ》。バステ分は抜き
"大鯨":命中時に侵蝕率+5
"大鯨":10DX7
DoubleCross : (10DX7) → 10[1,3,3,4,5,5,7,8,9,10]+10[8,8,10,10]+10[1,2,5,9]+10[8]+10[8]+4[4] → 54
"大鯨":リアクションをどうぞ
"大鯨":あ、対象は全員!
久々宮勇利:一応ドッジ!
久々宮勇利:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 6[2,6] → 6
調月 綴美:暴走リア不!
久々宮勇利:失敗!
”シロ”:ドッジしてみます
藤枝虎路:ワンチャンドッジ
”シロ”:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 6[2,6]+1 → 7
藤枝虎路:7dx>=54
DoubleCross : (7DX10>=54) → 10[1,3,4,5,6,9,10]+5[5] → 15 → 失敗
”シロ”:むり~
藤枝虎路:がんばったけどむり
"大鯨":では、命中時に侵蝕率を+5してね
"大鯨":カバーもあるならどうぞ
藤枝虎路:どうせ死ぬからカバーしよう
久々宮勇利:してもらうならシロくんですかねえ。こっちはカバー不要であります。
藤枝虎路:ですね。シロくんをカバーします
藤枝虎路:《軍神の守り》
”シロ”:もらえるならありがたい……!
調月 綴美:ありがと!
藤枝虎路:106→108
藤枝虎路:で、命中するからさらに浸食+5します。108→113
"大鯨":他の命中した人も侵蝕を上げてね
調月 綴美:調月綴美の侵蝕率を5増加 (101 → 106)
久々宮勇利:侵蝕は106へ!
"大鯨":ダメージ。
"大鯨":6d10+22
DoubleCross : (6D10+22) → 31[10,3,1,9,1,7]+22 → 53
"大鯨":諸々有効の53点!
調月 綴美:倒れるので親行きのロイスをタイタス化昇華。ふふふ
藤枝虎路:木っ端みじんになります。大鯨に好奇心/〇憤懣でロイス取って昇華!
久々宮勇利:装甲で8点引いて45!死!先代遺産継承者遺産継承者のロイスをタイタス化、昇華!
久々宮勇利:ダメージを受ける時に《鏡の盾》を使用。実ダメージ40点を大鯨に反射。
"大鯨":ミィー! 受けます。まだ生きてる
GM:では演出
"大鯨":空を泳ぐクジラが体をくねらせる
"大鯨":杭によって行動は阻害され、動く度にふわりふわりと紙吹雪が舞う
"大鯨":旋回するような動きは徐々に勢いを増して、
"大鯨":ガ
"大鯨":シャァァァァン
"大鯨":尾びれが、螺旋の塔の本棚を叩く
"大鯨":衝撃で落下する無数の記録の本が降り注ぎ、消化されたものではない、雑多な記憶が物理的な重量で君たちに降り注ぐ!
久々宮勇利:質量と概念、ふたつの重さに圧し潰されそうになりながらも。膨大な記憶の中、"それ"を探す。
調月 綴美:崩れ落ちた書架と本の山が床をたたく。もうもうと煙が舞い上がったはず、たぶん。
”シロ”:「う~……」攻撃による極度の疲労、足を動かすことができない
久々宮勇利:──あるはずだ。記憶は、思い出は。悪いことばかりではない。──言い換えれば。
調月 綴美:「好き放題……っ!」
久々宮勇利:「……あった」
久々宮勇利:掴んだ"それ"に、筆の代わりに指先を走らせる。あの鯨の好みは分からないが、しかし──。
久々宮勇利:「──特別加筆版だ!たっぷり飲み込みやがれ、大食い野郎……!」
久々宮勇利:どこかの誰かの絵日記。生まれて初めてのお化け屋敷。純粋で、拙い文章で書かれた原初の恐怖。
久々宮勇利:──加筆し、おどろおどろしい怪奇を想起させるそれを。宙を舞う鯨へと、全力で投擲する。
"大鯨":白く古びた記録の群れを、最新の記憶が逆流する
"大鯨":それは先程のように物理的な破壊はうまない、しかし
"大鯨":「 。 、 ───!!」
"大鯨":主食とする記録に意思を持って反逆され、その体はデタラメに激突した
藤枝虎路:一方。
藤枝虎路:膝を着く少年を守ろうと、視界に飛び込んでくる影がある。
藤枝虎路:圧倒する程の物量、本の激流。岩が河川の流れを分断するかのように、少年の前で立ち忍ぶ。
藤枝虎路:「ぐぐぐぐっ……!さ、さっさと立て!少年!」
”シロ”:「ぁ……くっ……!」庇う影に目を向けながら、被害の外へ移動する
”シロ”:「あり、がと……!」
藤枝虎路:――――無意識に身体が動いた。それは。好きな人を傷つけられて怒ることのできるその姿に、憧れを抱いたからだろうか。
”シロ”:その姿に、きらきらとした憧れの目線を向けながら
藤枝虎路:ニヤっと笑い。(こちらこそ)と、お礼の言葉を心に想う。
GM:イニシアチブ10、久々宮くん
久々宮勇利:ヤー。マイナーで《主の恩恵/インフィニティ・ウェポン/シャインブレード/光芒の疾走》。
久々宮勇利:侵蝕+8、エンハイエフェクトにダイスボーナス、武器作成、武器強化、戦闘移動。
久々宮勇利:メジャー、大鯨を対象として《C:エンジェルハイロゥ/光の舞踏》、判定前に《オーバーロード》。
久々宮勇利:侵蝕+4+3、白兵攻撃、攻撃力+武器ひとつの攻撃力、判定後武器破壊
久々宮勇利:割り込みなければ判定!
"大鯨":どうぞ!
久々宮勇利:放心のマイナス2個込みで……
久々宮勇利:9dx7+4
DoubleCross : (9DX7+4) → 10[2,3,5,6,7,7,9,10,10]+10[3,8,9,10,10]+10[4,4,7,7]+10[1,9]+10[8]+6[6]+4 → 60
久々宮勇利:いい出目。これにて!
"大鯨":かいひー
"大鯨":6dx>=60
DoubleCross : (6DX10>=60) → 10[3,5,7,8,9,10]+10[10]+4[4] → 24 → 失敗
"大鯨":頑張ってんじゃん
"大鯨":ダメージください!
久々宮勇利:では、ダメージが……
久々宮勇利:7d10+40
DoubleCross : (7D10+40) → 43[2,6,8,4,9,10,4]+40 → 83
久々宮勇利:装甲有効、83点。
"大鯨":ンヒィ~ めちゃくちゃ削られますがまだ生きてます
久々宮勇利:では演出!
GM:どうぞ!
久々宮勇利:──断続的に降り注ぐ紙片の嵐。その向こう側、記憶を食らう鯨へと視線を定める。
久々宮勇利:「……記憶は糧に、力になる。なら──」
久々宮勇利:「ここなら、こういうことも出来るはずだ……!」
久々宮勇利:己の周囲を旋回する、朧げな光剣。その回転軸を、自分を中心とした垂直から、大鯨へと向けて仰角を取るように変更。
久々宮勇利:回転速度を増し、光の環と化したそこへ躊躇なく飛び込む。──そして、主を失った光環が収束した直後。
久々宮勇利:「──ひとつ」
久々宮勇利:大鯨の頭上。カタチの定まらないままの光剣を手に落下し、それを大鯨の頭部へと突き刺す。
久々宮勇利:──跳躍。初めにそうした時と同じように、光環へと飛び込んで。
久々宮勇利:「──ふたつ」
久々宮勇利:今度は、顎の下。みっつ、よっつ、いつつと。数える数が増える度、鯨に突き立つ光剣も増えてゆく。
久々宮勇利:「──むっつ!」
久々宮勇利:そして、6本目。最後の光剣を頭部の先端へと叩き込んだ後、転移することなく自身は落下。
久々宮勇利:「──はッ。マンガや小説みたいにやるのも」
久々宮勇利:「悪くない」
久々宮勇利:なんとか受け身を取り、不敵に笑った直後。
久々宮勇利:大鯨の体内で、光剣の刀身が爆裂する。
"大鯨":「 ────────ッ!!」
"大鯨":光の爆発によって紙の花が舞う
浅月さつき:そして
浅月さつき:「───」
浅月さつき:花火を見るように、その光景をしっかりとみていた
"大鯨":荒れ狂う魚は、傍目にもぐったりと、その泳ぐスピードを遅くさせている
GM:イニシアチブ6、調月さん!
調月 綴美:はーい。
調月 綴美:マイナー、《斥力跳躍》《ヴィークルモーフィング》、モーフィングカー作成してエンゲージ。
調月 綴美:調月綴美の侵蝕率を3増加 (106 → 109)
調月 綴美:メジャー。《コンセントレイト》《巨匠の記憶》。判定スタック《砂の加護》《砂塵霊》。DB放心込みで12個残り
"大鯨":どうぞ!
調月 綴美:12dx7+4 えいや
DoubleCross : (12DX7+4) → 10[2,3,3,6,6,7,7,7,8,9,10,10]+10[1,1,3,4,5,6,10]+1[1]+4 → 25
"大鯨":ワンチャン回避
”シロ”:調月さんへの妖精の手、最後を10にして再回転!
”シロ”:侵蝕4追加して121
"大鯨":コラッ!
調月 綴美:ありがと、シロ!
調月 綴美:てことでもう一回転…
調月 綴美:1dx7+34
DoubleCross : (1DX7+34) → 1[1]+34 → 0 (ファンブル)
調月 綴美:うーん。10は伸びたのでよし。達成値35。
"大鯨":では回避
"大鯨":6dx>=35
DoubleCross : (6DX10>=35) → 10[3,5,7,8,10,10]+7[5,7] → 17 → 失敗
"大鯨":おしいね
"大鯨":ダメージください!
調月 綴美:はい。ダメージ行きますー
調月 綴美:4d10+2d10+2d10+10+16+3
DoubleCross : (4D10+2D10+2D10+10+16+3) → 26[9,9,2,6]+7[3,4]+6[2,4]+10+16+3 → 68
調月 綴美:装甲有効の68点
調月 綴美:調月綴美のHPを2に変更 (5 → 2)
調月 綴美:調月綴美の侵蝕率を10増加 (109 → 119)
"大鯨":ギャー
"大鯨":そのダメージは一旦落ちます!
"大鯨":ので、蘇生復活。HP1で復活!
GM:演出もどうぞ!
調月 綴美:「いったあ……」
調月 綴美:立ち上がる。
調月 綴美:のしかかっていた本の山はない。かわりに、黒いほこりが舞い上がった。
調月 綴美:ゴーグルをひきあげる。シロは…まだ無事そう。感謝しなきゃだ。感謝して…
調月 綴美:できるだけ早く始末してやる。
調月 綴美:視界に、黒いほこりがもくもくと舞い上がる。
────:埃どころのはなしではなかった。黒い粉塵が舞い上がり、彼女の姿を覆い隠す。
調月 綴美:ぎゅんぎゅん、ごうごうと、耳元で風だか、歯車だかがこすれる音。前は見えない、視界がない。
調月 綴美:でも、相手がどこにいるかはわかる。においと、それ以外の感覚で。
────:駆動音は、無数の微細な粒子……《魔眼》を軸に高速回転する《砂》の、不定形の歯車が"噛み合う"音だ。
《サン・シモン》:黒い塊の中に、ふたつ。ぼんやりとした光が灯る。それは重力でネジ曲がった火花の光だが
《サン・シモン》:巨大な光る眼が、大鯨を睨みつけているようにも見えた。
《サン・シモン》:歯車の駆動音を撒き散らして、引きちぎられたページを食いながら、黒い塊が突進する。
”シロ”:「―――つづ!」最初の一撃で飛び散った、因子を含んだ自らの血をその駆動音の中へと突っ込ませる
”シロ”:みなくてもわかる、きかなくてもわかる、黒の中で血が別の何かへと再構築される
《サン・シモン》:黒い影が、慎重に、丁寧に、流れ込む血を迎え入れた。
調月 綴美:「…ありがと、シロ!」
調月 綴美:聞こえないかも知れないけど、まあ通じるだろうって、そう言って。
”シロ”:「―――やっちゃえ!」
調月 綴美:とにかく痛そうな形…よく見ている赤い色の、ソレに似せたものに組み上げたきみの力を、相手にたたきつけてやる。
《サン・シモン》:影の大男の腹に、大口が開いた。
《サン・シモン》:螺旋回転する無数の赤い乱杭歯が、鯨の紙の臓腑を食い破る。
"大鯨":傷ついた獲物がそうするように、空を泳ぐクジラは高度を取ろうとした
"大鯨":しかし、それを上回る突進と質量が、その体に食いつきえぐる
"大鯨":「──────!
"大鯨": 悲鳴のように上げた声とともに紙吹雪が散る
調月 綴美:まだ動くのはわかった。
《サン・シモン》:だから引きずり降ろす。
"大鯨":バツン!と
"大鯨":かろうじて繋がるような体が引きずり降ろされる
"大鯨":その断面から破れたページを撒き散らし、螺旋の底へ
"大鯨":2分された巨体が叩きつけられ、紙が舞い上がり
"大鯨":それが落ち着く頃には
"大鯨":白いクジラの体がある。そこには傷一つなく……しかし
"大鯨":半分に分かたれた体を、無理やり一個のサイズに再構成し、スケールダウンしたクジラの姿
"大鯨":「………!」
"大鯨":息も絶え絶え、しかし、威嚇するように、声を上げた
GM:イニシアチブ3、藤枝くん
藤枝虎路:はーい!
藤枝虎路:マイナーで戦闘移動して
藤枝虎路:《コンセントレイト(ブラックドッグ)》+《アームズリンク》
藤枝虎路:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,1,2,3,3,4,5,5,6,6,9]+5[5]+4 → 19
藤枝虎路:バカ!
藤枝虎路:リアクションをどうぞ…
"大鯨":ほぉ~~ん?さけちゃうぞ~~?
藤枝虎路:ヤメロ~!やめてくれ~!
"シロ":妖精の手! 再回転お願いします
"シロ":侵蝕125へ
"大鯨":ヒィ~~
藤枝虎路:ありがとうシロきゅん!
藤枝虎路:1dx7+24
DoubleCross : (1DX7+24) → 10[8]+2[2]+24 → 36
藤枝虎路:回った!今度こそリアクションどうぞ!
"大鯨":妖精を、回し続けるじゃん
"大鯨":回避します
"大鯨":6dx>=36
DoubleCross : (6DX10>=36) → 4[1,2,3,3,3,4] → 4 → 失敗
"大鯨":雑魚(クジラだけに)
"大鯨":ダメージどうぞ
藤枝虎路:4d10+22
DoubleCross : (4D10+22) → 27[9,6,7,5]+22 → 49
"大鯨":そのダメージは……もちろん……
"大鯨":死にますが!
"大鯨":最大HPは256。復活後はHP1でした。
GM:エネミーの撃破。戦闘終了
GM:貴方の勝利です
藤枝虎路:ヤッター!
GM:侵蝕をあげて演出もどうぞ
藤枝虎路:113→117
"シロ":―――巨大な影の大男が、その歯を以って鯨を抉り取った瞬間
"シロ":確かにその身に付着した自身の血が、遅効性を持たせながら幾重もの杭へと構成される
"シロ":「まだ、あいつ、いきてる……!」
"シロ":体力の消費が激しく、そのダメージは薄い だが、間違いなく一瞬 "動きを止めた"
"大鯨":その体の大部分を削られながら、しかし地表付近に確実に存在している
藤枝虎路:(助かる、少年)君の脳裏に言葉が響くことだろう。
"大鯨":その敵意、破裂するはずの巨体が、それでも一瞬、確かに阻害される
藤枝虎路:そのまま、鯨に向けて駆け寄る。
藤枝虎路:――――少しだけ羨ましいと思った。
藤枝虎路:>”シロ”:みなくてもわかる、きかなくてもわかる、黒の中で血が別の何かへと再構築される
藤枝虎路:>調月 綴美:聞こえないかも知れないけど、まあ通じるだろうって、そう言って。
藤枝虎路:声に出さなくても通じ合う二人が。自分は、まだ。言葉に出さないと理解しあえないから。
藤枝虎路:――――走りながら。横目で、好きな子を一目見る。そして、その背後に携わる少女に向けて。
藤枝虎路:「役目、だからじゃなくて!お前のやりたいことを、声に出して言ってみろ!」
藤枝虎路:その言葉は、司書の少女に、そして自分へ向けて。
藤枝虎路:そのまま、鯨の正中めがけて拳を穿つ!
"大鯨":─────その体は積み重ねた紙束のように柔らかく、しかし、分厚い
"大鯨":表皮によって受け止められた筈の拳は、しかし
"大鯨":そこに込められた"思い"が伝播していく
"大鯨":記憶を喰らう紙魚、大鯨。故に、その体を構成するのはあらゆる記録であり。
"ライブラリー・ダウト":「………最初から、お伝えしていましたが」
"ライブラリー・ダウト":「わたしは」
"ライブラリー・ダウト":誰かが日記に残す、その日の思い、感情、行動
"ライブラリー・ダウト":いつもと同じではなく、少しだけ。紙面を割いて、残しておきたいような
"ライブラリー・ダウト":「誰かの"大切"を、守っています」
"大鯨":はらり、と
"大鯨":十把一絡げにまとめられた紙片が分解する
"大鯨":一枚一枚に込められたページがばらけ、花のようにぶわりと広がって
"ライブラリー・ダウト":ひゅう、と風が吹いた
"ライブラリー・ダウト":あるべきものを、あるべき場所に
"ライブラリー・ダウト":ばらまかれた紙片が元の場所に戻るように、螺旋の本棚に納められた、日記帳に戻っていく
平井遊里:いつの間にか地面を埋めていた紙片は巻き戻すように本に戻っていって
平井遊里:大理石の床をコツコツと歩く。
平井遊里:「藤枝くん藤枝くん」
平井遊里:ぐ、と拳を突き出して
平井遊里:「いえーい」
藤枝虎路:ぐ、と。同じく拳を突き出して
藤枝虎路:「いえーい!」満面の笑顔で。
藤枝虎路:「なあ平井」
藤枝虎路:「男らしかったろ?」
平井遊里:「うん、そうだね」
平井遊里:「……そこで、聞かなかったらねー」
平井遊里:あはは、と笑った
GM:バックトラック!
GM:Eロイスは《衝動侵蝕》1つ分です。
GM:振りたい人はどうぞ
GM:ロイス枠が空いてる人はこのタイミングで取得してもいいよ
調月 綴美:19だから……振りますね。
調月 綴美:119-1d10
DoubleCross : (119-1D10) → 119-4[4] → 115
"シロ":いちおうふる!
藤枝虎路:いちおうふっておこう
久々宮勇利:振りましょう。ロイスの空きはないので追加取得なしで。
久々宮勇利:129-1d10
DoubleCross : (129-1D10) → 129-7[7] → 122
藤枝虎路:119-1d10
DoubleCross : (119-1D10) → 119-3[3] → 116
藤枝虎路:ごめんなさい、117だったので、114になります
"シロ":125-1d10
DoubleCross : (125-1D10) → 125-10[10] → 115
久々宮勇利:これならいけるかな……ひとまず等倍振り。
久々宮勇利:122-5d10
DoubleCross : (122-5D10) → 122-20[6,4,2,6,2] → 102
"シロ":とうばい~
調月 綴美:残りロイス4本の、等倍。
GM:久々宮ー!
藤枝虎路:あっ
調月 綴美:115-4d10
DoubleCross : (115-4D10) → 115-17[9,6,1,1] → 98
久々宮勇利:駄目だったので追加振り。
久々宮勇利:102-5d10
DoubleCross : (102-5D10) → 102-20[3,5,2,8,2] → 82
"シロ":よかった
藤枝虎路:よかった
久々宮勇利:侵蝕分経験点0で帰還です。
藤枝虎路:こちらは等倍で
"シロ":115-5d10
DoubleCross : (115-5D10) → 115-35[10,4,7,9,5] → 80
藤枝虎路:114-5d10
DoubleCross : (114-5D10) → 114-34[6,10,7,10,1] → 80
藤枝虎路:仲良し!
"シロ":いえーい!
調月 綴美:帰還です
藤枝虎路:帰還です!
GM:いつもの5点、シナリオ10点、Eロイス1点。合計16点。
GM:侵蝕点+して計算してどーぞ
久々宮勇利:16点頂きますー。
藤枝虎路:21点でーす!
"シロ":21!
GM:(C(16+21+21+21)/3)+1
GM:C((16+21+21+21)/3)+1
GM:もう何も信じねぇ
藤枝虎路:ww
調月 綴美:マジお疲れです
調月 綴美:21点です…
GM:C((21+21+21+16)/3+1)
DoubleCross : 計算結果 → 27
GM:じゃあ27点もらう!
◆Ending◆調月綴美&シロ
GM:
//=====================
// Ending 調月綴美&シロ
//=====================
調月 綴美:あのあと──
調月 綴美:気がついたら部屋のソファで目が覚めて。
調月 綴美:消えちゃった浴衣はもちろん、持って帰ったはずのものもいろいろなくなってて。
調月 綴美:頭にしっかり残った本の角の痛みがなかったら、夢だと思ってたかもしれない。
調月 綴美:あとは、起きてきたシロが、そっくりおなじことを覚えてなかったら。
調月 綴美:それから……
調月 綴美:「シロー、ただいまー! 起きてる?」
調月 綴美:この暑い中でかけてきて、もう汗だらけだ。学校も休みだっていうのにさ。
"シロ":「ん~……ねてた……」
"シロ":欠伸をしながら、部屋の主を出迎える
調月 綴美:「ん、おはよ。…まーた寝癖つけちゃって」
"シロ":「……つづ、あせだく。飲み物いる?」
調月 綴美:これで夜もしっかり寝てるんだから、よっぽど眠いんだか育ち盛りなんだか。具合が悪いことはない…はずなんだけど。
調月 綴美:「あ。もらうもらうー」
調月 綴美:答えて、汗を拭ったタオルを洗濯かごに放り込む。クーラーの効いた空気がちょっと肌寒いくらい。
"シロ":「かるぴすかるぴす~」 根癖を気にせず冷蔵庫へ走る
"シロ":「はい、つづ」しばらくして、グラスに2人分注いで
調月 綴美:「ありがと……んー」
調月 綴美:暑い日に戻ってきてすぐに氷入れたカルピス。たまんないよねこれ。
調月 綴美:「おいし。ありがとね、シロ」
"シロ":「ん! つづ、どこ行ってたの?」
調月 綴美:「ん。UGN、ほんとにさ。機密だからって直接報告だけって今どきねえ…」
調月 綴美:「まあそれはそれとして! いいニュースがあります」
"シロ":「!」
"シロ":目をキラキラと輝かせて
調月 綴美:「じゃじゃーん。外出許可が出たぞー!」
"シロ":「ほんと!?」
調月 綴美:外出許可、って言っていいのかわからんけど。シロには一応監視がついてる…んだよね。立場がややこしいから。
調月 綴美:そのうち解除したいとは言ってたけど、すくなくとも当座は。ってこと。
調月 綴美:「そう。ばっちりよ。あたしと一緒ならって条件つきだけど……」
"シロ":「へへへ、じゃあもんだいないね」
調月 綴美:「ん。よろしい。というわけで、さ」
調月 綴美:まあ、予算の関係でいろいろ限界はあるけど……
調月 綴美:「海、いこう!」
"シロ":「うみ!!」
"シロ":「貝、さがせる?」
調月 綴美:「当然!」
"シロ":「やった~!!!」
調月 綴美:「ま、沖縄とは行かないけど、貝くらいは余裕よ余裕!」
調月 綴美:沖縄は……今年の冬とか来年に向けてお金貯めよっかな。
"シロ":「ぜったい前よりきれいなの、見つけるから!」
"シロ":どたどたどた、と足踏む
調月 綴美:「…ん。じゃあ、どっちがきれいなやつ持ってこれるか、競争だ」
"シロ":「ん! 勝負がおわったらまた作るね、アクセサリー」
調月 綴美:「おうよ」
調月 綴美:ぐりぐりと、なでつけるように頭を撫でる。やっぱり、やわらかいな。気持ちいい。
調月 綴美:「ということで、買い物行くよ。買い物」
"シロ":胴のあたり、ぎゅっと抱き着いて頭を擦る
"シロ":「……かい物?」擦り付けた頭を顔に向ける、見上げる形
調月 綴美:「水着! シロのやつ。持ってないでしょ?」
"シロ":ぺたぺたとズボンを触る
"シロ":「そっか、もってない」
調月 綴美:「ということで、探しに行くのだ」
調月 綴美:あたしのやつはまあ、あるし。サイズも変わって…変わってないはずだよな…?
"シロ":「じゃあいく!」
"シロ":「かっこいいのさがさなきゃ」
調月 綴美:「うむうむ。一緒にいてうれしいカンジのやつを探してくれたまえよ」
"シロ":「つづはどんなの着るの?」
"シロ":「まえと同じの?」
調月 綴美:「あたしはまあ……」
調月 綴美:緑のセパレートだから、似たようなもんか。いやでもちょっと違う。大事。
"シロ":「へへへ、じゃあいちばんかわいいの、選んであげる」
調月 綴美:「…言ったな? じゃあきみのセンス見せてもらおうか!」
"シロ":「ん、まかせて! とくべつなのにする!」
調月 綴美:特別、か。
"シロ":「とくべつなつづにいちばん似合うやつ!」
調月 綴美:あたしにとってのきみも、たぶんそうなんだよな。わかってる? よね?
調月 綴美:「信じちゃうよ、王子様」
"シロ":「じゃあつづはお姫様!」
調月 綴美:「お、おうよ!」
"シロ":「おひめさま、どうぞこちらへ」 アニメの見様見真似でかしこまり、お辞儀
調月 綴美:あー……うん。
調月 綴美:「それじゃあ、エスコートしてね
調月 綴美:ちょっと気取って手をのばす…これでいいか、まあいいよね。お互いそんなの知らないし。
"シロ":その手を取って、ひざまずいて
"シロ":手の甲に、唇をつける
調月 綴美:つめたい唇の感触は、慣れたもののはずだけど、ちょっとくすぐったいやら、なんだか──
調月 綴美:とくべつみたいなのやら。
調月 綴美:「……もう。きみってやつはさ」
調月 綴美:不意打ちだって。狙ってないよね?
調月 綴美:「えーと。じゃあ……」
"シロ":にへら、と いつものように笑顔で、少し変わっているとしたら―――頬がいつもより紅く
調月 綴美:目は泳いでないか? 大丈夫。声は震えてないか? 大丈夫。
調月 綴美:こっちもまあ…赤くなってる気がするのは暑かったから!
調月 綴美:「目指すは駅前で。帰りになんか、美味しいもの食べてこよっか?」
"シロ":「!!! たこ焼き! わたあめ!!」
調月 綴美:「…夏祭りは来月だよ!」
調月 綴美:「そっちも行こう。約束ね?」
調月 綴美:あと、できること全部。…ね?
"シロ":「……ん! 約束!」
"シロ":小指を差し出して、絡めて
調月 綴美:絡め返す。指切りをして──
"シロ":「それじゃ、行こ!」
"シロ":手を引いて、玄関へと走る
調月 綴美:「はいはい。あんまりはしゃがないの、っと!」
調月 綴美:いきおいよく手を引かれて、ちょっとつんのめったりしつつ、でも楽しいよ。
調月 綴美:シロ、きみはあたしを、どこにつれてってくれるんだろうね?
◆Ending◆藤枝虎路
GM:
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// Ending 藤枝虎路
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GM:◆ショッピングモール
GM:夏休み。
GM:炎天下の外に対抗するようにひやりと冷房の効いたショッピングモールは、涼を求める人で溢れている
GM:エスカレーターが登る吹き抜けは天窓から光を取り入れて、店内は新鮮な白に商品の色がそこかしこに混ざっている
GM:入り口に集まった浮き輪や水着、夏に向けた商品群に出迎えられながら、君はそこに居た
藤枝虎路:「生き返った……」猛暑の中をさまよい歩くゾンビが、今、生命を取り戻しました
藤枝虎路:「天国とはこのことか……。しっかし、人多いな」
藤枝虎路:等と言いながら、あてもなくぶーらぶら
GM:子供に手を引かれる家族や、ベンチでゲームをする集団、あるいは店頭からのバターの芳しい香りを嗅ぎながら
平井遊里:その中の一人に、見覚えのある少女がいた。
藤枝虎路:……ありえないと分かっていても。雑踏の中でつい姿を探してしまう。
藤枝虎路:「フゥ……」なにやってんだろうね、と視線を戻し、
藤枝虎路:「……」
平井遊里:日よけの帽子は手に持って、小さいカバンと袖のあるワンピースを着ている。
藤枝虎路:「!?」二度見。
藤枝虎路:(遊里じゃんっ!!)
藤枝虎路:雑踏の中でも、確かに響く声。声?声。
平井遊里:シュークリーム屋の前に少し留まりながら、ふらふらと隣の雑貨屋で謎のキャラクターの小物を見る
平井遊里:「?」
平井遊里:そんな声なき声が届いたのか、あたりをキョロキョロ。
藤枝虎路:「……平井さんじゃないですか。奇遇ですね」つとめて平常心。
平井遊里:「あら」
平井遊里:「藤枝くん。奇遇ですねー」
藤枝虎路:「偶然ですね。運命ですね。奇跡ですね」
藤枝虎路:「お買い物ですか?」
平井遊里:「安いなー、奇跡」
平井遊里:「ん、買い物。文房具とか。ついでにぶらぶら見て回る感じ」
平井遊里:本屋のロゴが入った、チェック柄の小さな袋をカバンから見せる。
平井遊里:「そっちもなんか買うの?」
藤枝虎路:「……ん。特に用事は無かったんだけど。せっかく来たんだから何か買って帰ろうかなって」
藤枝虎路:「水着、とか?」
平井遊里:「何にもしないと後ろ髪引かれるからねぇ」
平井遊里:「おっ、水着」
平井遊里:「夏に備えてますね」
藤枝虎路:「今年の夏は一度しかありませんからね」
藤枝虎路:「そうだ、平井さん。時間ありますか?」
平井遊里:「ま、そりゃそうですの」
平井遊里:「んー?ありますよ?」
藤枝虎路:「良かったら、水着買うの付き合ってもらえませんか?」
平井遊里:「おぉ?」
平井遊里:「私がですか」
藤枝虎路:「exactly(その通りです)」
藤枝虎路:「付き合っていただいたら、お礼にお昼をご馳走します」
平井遊里:「その条件でオッケーしたら私がご飯に釣られたみたいじゃない…?」
藤枝虎路:「なんなら、そこのスタバも付けましょう」
平井遊里:「まぁ、付き合うぐらいなら良いけど」
平井遊里:「ご飯にスタバまで付けたら乙女じゃいられなくなるんですよ」
平井遊里:「新作は気になるっちゃ気になる」
藤枝虎路:「47都道府県のご当地メニューがあるそうですよ」
平井遊里:「ほぉー」
藤枝虎路:「しかも」
藤枝虎路:「今なら、なんと。僕のおごりです」
平井遊里:「心が惹かれますね。うちのだと何かな」
平井遊里:「でも、流石に飲み物抱えて水着を見にはいけないけど、どうします?」
藤枝虎路:「濡らす気満々に見えますしね」
平井遊里:「クリームとチョコまであるでよ」
藤枝虎路:「ベッタベタになるじゃん」
藤枝虎路:「……なんか、これ」
藤枝虎路:「この間の事件を思い出しますね」
藤枝虎路:「こういうのも。あの図書館に記録として保持されるのかな」
平井遊里:「こ、この下りでか」
平井遊里:「そうだねー。水着と夏祭りと、だったけど」
平井遊里:「こういうのを日記に残してたり、特別だって思ってたら」
平井遊里:「増えてるかもね。図書館にさ」
藤枝虎路:「……そうですね。ただ、思うんですが」
平井遊里:「聞きましょ」
藤枝虎路:「”なに”をするか、じゃなくて。”だれ”とするか、が重要かなって」
藤枝虎路:「日記に残したり、特別だって思えるのは。そういうモンでしょ」
平井遊里:「ふんふん。……そーねぇ」
平井遊里:「誰かと会ったときのほうが、印象強いもんね」
平井遊里:「私も、今日は買い物したな~ってだけだったけど……」
平井遊里:「藤枝くんの日記の方ではどうです?」
藤枝虎路:「そうですね」
藤枝虎路:と。
藤枝虎路:茶化すかのように。
藤枝虎路:「天使と出会った夏の昼下がり……かな」
平井遊里:「ほー」
平井遊里:「………」
平井遊里:「……………………?」
平井遊里:「熱中症?」
藤枝虎路:「ちょっと朦朧としてきたみたいで」
平井遊里:「そいつァ大変だ」
平井遊里:「あと、一応言っておきますけど」
藤枝虎路:「はい」
平井遊里:「今の流れで仮に天使扱いされた場合、うかつに突っ込んで反撃される罠を警戒しますので、ツッコミませんからね」
平井遊里:「『え?誰が天使とは言ってませんけど??いや……ちょっ………と自意識過剰では?』」
平井遊里:「とか言われたら死ぬので。」
平井遊里:「アンダスダン?(わかりましたか?)」
藤枝虎路:「さすが、賢い。賢いゆーりさん」(言いませんよ)
藤枝虎路:「I know。I Know」(オーヴァードに覚醒した日に、確かにそう見えましたから)
平井遊里:「ならばよし」
藤枝虎路:「……そうですね、僕にとって平井さんは」
平井遊里:「うん」
藤枝虎路:「気の置ける友人で」(気の置ける友人で)
藤枝虎路:「オーヴァードとしての先輩で」(オーヴァードとしての先輩で)
藤枝虎路:「ふざけあってられる日常の象徴で」(ふざけあってられる日常の象徴で)
藤枝虎路:「僕の」(……)
藤枝虎路:「大事な」(僕の)
藤枝虎路:「仲間です」(……)
藤枝虎路:(好きな人です)
平井遊里:「………ふむ」
平井遊里:「ふむ、ふむ、ふむ」
平井遊里:一度振り返り、低い目線から赤い瞳でじーっと見る
藤枝虎路:「………」(近い)
藤枝虎路:「な、なんでしょうか?」
平井遊里:「いえ」
平井遊里:「そうですね、そうですね。そのゆーりさんとしてはなんですけど」
平井遊里:「こういう人通りの多いモールでスッと言われてしまうと、照れてしまいます」
平井遊里:ちらり、と見る周りは、それぞれ忙しそうに。特にこっちの会話を気にしていない
平井遊里:「ですが、まぁ」
平井遊里:「そう言ってもらえるのは、嬉しいわけで」
平井遊里:ジト、とした目から緩やかに口元が緩む
平井遊里:「へへへ」
平井遊里:「じゃ、その先輩で、日常で、大事なゆーりさんが、藤枝くんにご褒美をあげましょう」
藤枝虎路:「……??」ご褒美に思い当たる節が無い
平井遊里:ぴ、と人差し指を立てて先輩ぶる
平井遊里:「スタバ、私が奢ったげる」
平井遊里:「日常っぽかろ?」
平井遊里:得意げ。
藤枝虎路:「……クスッ」
藤枝虎路:「その通りでございます」
藤枝虎路:そう言って、笑って。少女の隣を歩く。
平井遊里:「よろしい」
平井遊里:得意げに胸を張って闊歩する歩幅は、君より少し小さい。
藤枝虎路:その歩幅に合わせるように。隣で歩いていてくれることが嬉しくて。
藤枝虎路:「……そう言えば平井さん」
藤枝虎路:「一つ、言い忘れていたことがあるんですが」
平井遊里:「聞きましょう」
藤枝虎路:通行人に聞かれないように。そっと、少女の耳に口元を寄せて。
藤枝虎路:「僕、平井さんの事が好きです」 そう言って、ニヤリと笑った。
平井遊里:「はいはい」
平井遊里:ばふ、と君の視界を遮るものがある
平井遊里:それは手に持っていた帽子を押し付ける音で。
平井遊里:「そういうことはですね」
平井遊里:「きちんとデートして、お互い特別になって、特別な雰囲気を感じてから、大事に言うものです」
平井遊里:押し付けた帽子を回収して、崩れた型を治すように被り直す
平井遊里:身長差から、幅の広い帽子に邪魔されて表情は伺い知れず
平井遊里:だから
平井遊里:「…………まったく、もう」
平井遊里:呟いた少女の顔を、君は知らない
◆Ending◆久々宮勇利
GM:
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// Ending 久々宮勇利
//=====================
GM:◆図書室
GM:本の香りが静かに漂い、窓の外には青い空が広がっている。
GM:エアコンの僅かな音と、窓越しの蝉の声が鈍く響くのみ。
GM:その空間は、例えば、祭りの喧騒などは露とも感じさせないまま
GM:いつもの空気が漂っていた
浅月さつき:新刊の棚から選んだ文庫本を手に、いつもと同じ席で本を読んでいる。
久々宮勇利:からりからりと、扉がスライドして開き、そして閉まる音。静かな、と言うほどではないけれど場所に相応しい落ち着いた足音。
久々宮勇利:つまりは、いつものように入室し、いつものように本を一冊手に取り、いつものようにテーブルへと近づいて。
久々宮勇利:「浅月」
久々宮勇利:──けれど。
久々宮勇利:「ここ、いいか」
久々宮勇利:いつもの、テーブルを挟んではす向かいではなく。彼女の、ひとつ隣の椅子に手をかける。
浅月さつき:「?」
浅月さつき:文庫本から目を上げて、いつもの場所ではなく、見上げる近くに目を向ける
浅月さつき:「こんにちは、久々宮くん」
浅月さつき:「座るならお好きにどうぞ?」
浅月さつき:目を見て、隣の席を手で指し示す。
久々宮勇利:ああ、と頷いて。椅子を引いて、そこに腰を落ち着ける。
久々宮勇利:視線が合ったのは、頷く一瞬だけで。先ほどまで彼女がそうしていたように、視線は開いたページへと落ちる。
浅月さつき:その様を見届けてから、声をかける前に栞を挟んでいた文庫本を開いて目を落とす。
浅月さつき:「…………」
浅月さつき:普段は空間を伝うページを捲る音が、少しタイミングをずらして2つ。
浅月さつき:隣同士聞こえてくる
久々宮勇利:彼女が無言ならば、こちらも無言。時折、本の感想を言い合ったり、さらに時には(やや噛み合わない)雑談をしたり。
久々宮勇利:それが、いつものこと。──それはそれで、心地の良いものだけれど。
久々宮勇利:「……結局さ。あの図書館は、何だったんだろうな」
久々宮勇利:ふと口をついて出たのは、やはりあのかりそめの夏のこと。
浅月さつき:「そうね」
浅月さつき:パタリと閉じた文庫本と、目線を向けるために首を向ける
浅月さつき:「記憶の図書館、だったかしら」
久々宮勇利:「集合記憶……っていうのか?そういうのを真面目に研究してる人も、UGNにはいるって話だけど」
久々宮勇利:こちらも本を閉じて、紫色の瞳を見つめる。──また視線を逸らしそうになるのを、なんとか堪えながら。
浅月さつき:「そうね。記憶……つまり、思い出っていうのは、わたし達にとっても重要なものだから」
浅月さつき:落ち着いた紫色が、その視線に答える
浅月さつき:「わたしたちの能力は、何より"こころ"に影響する」
浅月さつき:「だから、神話を起源とする存在が形をなすことも有るし、逆に言えば」
浅月さつき:「ああして、『お話』自体が形を持つことも、ある」
浅月さつき:「………の、かもしれないわ」
浅月さつき:推測だけどね。と付け加える。
久々宮勇利:「想像力だって、思い出と同じくらい大事だよ。……うん、そういう意味じゃあ」
久々宮勇利:──役目と、やりたいこと。図書館の少女に問いかけていた少年を、ふと思い出しながら。
久々宮勇利:「……あの子に、楽しんでもらえたかな。俺たちの「楽しかった」は」
浅月さつき:「そうね………」
浅月さつき:言葉を切った合間に、目線を一度、手元の文庫本に落とし。戻す。
浅月さつき:「久々宮くんは、どう?」
浅月さつき:「楽しんでもらえたと思う?」
久々宮勇利:──どうだろう。楽しい、なんていうのは所詮は主観で。他人が推し量れるものではないけれど。
浅月さつき:レンズ越しの瞳を少しかしげて、問うように覗く
久々宮勇利:それでも。
久々宮勇利:「俺は、楽しかった」
久々宮勇利:事実が、ひとつ。
久々宮勇利:「──浅月は、楽しかったか?」
久々宮勇利:確認すべきことが、ひとつ。
浅月さつき:「楽しかったわ」
浅月さつき:「海も、浴衣もそうだけど」
浅月さつき:「……」
浅月さつき:言うべきかちょっと迷って
浅月さつき:「誰かと遊ぶって、あまりしてこなかったから」
浅月さつき:「楽しかった」
浅月さつき:「人混み、苦手だしね」
久々宮勇利:「……そうだな。俺の「楽しかった」も、きっと。浅月と一緒だったからだ」
久々宮勇利:──これで、事実がふたつ。
浅月さつき:「そう。……それは良かったわ」
浅月さつき:小さくうなずく。
久々宮勇利:「なら、あの子にも「楽しかった」は伝わってる。……悩みながら、苦しみながら書いた話もいいもんだけど……」
久々宮勇利:手にしていた本──お世辞にも高尚とは言い難い、日々の暮らしを面白おかしく書き抜いたエッセイ集を卓上に置いて。
久々宮勇利:「楽しみながら書いたものは、誰かを幸せにできるんだよ。……きっと、な」
浅月さつき:手元にあるのは、コンスタントに作品を発表する作家の、少しお祭りじみたクロスオーバー短編集。
浅月さつき:「そう」
浅月さつき:「それならきっと、楽しんでるでしょうね。あの子も」
久々宮勇利:だといいな、という希望を述べる言葉の代わりに。
久々宮勇利:「そうだよ。そうに決まってる」
久々宮勇利:何かを確信した、力強い言葉と、そして。
久々宮勇利:「……だからさ、その。浅月さえ良ければ」
浅月さつき:「?」
久々宮勇利:──いったん伏せた視線を、もう一度。真っすぐこちらに向く、紫色の視線と交わらせながら。
久々宮勇利:「……夏も、秋も、冬も、春も。ここで本を読んだり、たまには出かけたり」
久々宮勇利:「色んな「楽しい」を、浅月と一緒に見つけられた、って思う」
浅月さつき:その仕草も、隣に座りながら目に焼き付けて
浅月さつき:「………そうね」
浅月さつき:「今回のは、結局『再現』だったけど」
浅月さつき:「海に行くのも、浴衣を着るのも、楽しそう」
浅月さつき:「夏にできないことも、いっぱいあるし」
浅月さつき:「……………」
浅月さつき:「でも、多分」
浅月さつき:「それはわたし一人ではきっと、やらないことだから」
浅月さつき:『知らない人』の中に行くより、文字を読んで、本で見て、満足するだけだから
浅月さつき:「そのときは一緒に、楽しんでくれる?」
久々宮勇利:「もちろん。……浅月じゃなきゃ、こんなことを言うもんか」
久々宮勇利:──騒がしいのは、嫌いだ。高校に入って不良めいた格好をしだしたのも、人除けのためだった。
久々宮勇利:彼女と過ごすのが苦にならなかったのは、騒がしさとは無縁の静かな間柄だったから。──そう、思っていたけれど。
久々宮勇利:「一緒に、楽しいことを沢山しよう。……図書館のあの子が、腹を抱えて笑うくらいに。自分もやってみたいって、羨ましく思うくらいに」
浅月さつき:「なるほど、ね」
浅月さつき:「わかったわ」
浅月さつき:「本を読んでドキドキしたり、ハラハラしたり、自分も体験したいと思うことは何度も有るけれど」
浅月さつき:「それを与える側になるとは、思わなかった」
浅月さつき:形の整った桜色の爪が、文庫の表紙とツンツンと叩いて
浅月さつき:「そういうことなら。えぇ、わかったわ」
久々宮勇利:「……あ、ああ……よろしく……?」
久々宮勇利:──なんだか。これまでに見たことのない顔が一瞬、見えた気がして。
浅月さつき:「うん」
浅月さつき:紫の瞳を揺るがさず、目を見ながら。
浅月さつき:「とはいっても、そういった作法には疎いから、わたし」
浅月さつき:「エスコートはおまかせするわ」
浅月さつき:「これから一緒に楽しめるように」
浅月さつき:「頑張りましょうね、お互いに」
久々宮勇利:「……責任重大だ、これは」
久々宮勇利:──改めて向き合って知った、深く綺麗な紫水晶の瞳。あの夏でなければ見ることのなかったであろう、水着姿や浴衣姿。
久々宮勇利:自分の知らない彼女を、これからもたくさん知っていくのだろう。それは、穏やかさとは真逆の日々なのだろうけれど。
久々宮勇利:それこそが「楽しい」のだと。自分も、彼女も、もう知っている。
久々宮勇利:──だからいつか。あの記憶の図書館に、自分たちの──そして、あと二組の少年少女たちの記憶が、思い出が並ぶのだとしたら。
久々宮勇利:それを、読んでいて恥ずかしくなるくらいの、楽しく幸せな物語にして。お礼代わりに、あの子に送り付けてやろう。
久々宮勇利:──タイトルは、そうだな。こんなのはどうだろう。
『あるいはひと夏のアヴァンチュール』
GM:全行程終了です!
GM:お疲れさまでした~!
藤枝虎路:お疲れ様でしたー!
久々宮勇利:お疲れ様でしたー!
"シロ":おつかれさまでした~!
調月 綴美:お疲れさまでしたー