『火樹銀花のローダーゲイン』
GM:缶詰
PC1:花町日織(
キャラシート
)PL:いちま
PC2:左道かなた(
キャラシート
)PL:嗣子
PC3:木虎ツグミ(
キャラシート
)PL:今日日
PC4:逢河雷魚(
キャラシート
)PL:scatter
メインログ|雑談ログ
目次
Preplay
GM:ではセッションを始めていきます
GM:自己紹介!PC順にやっていきましょう。
GM:キャラシを貼った後に簡単な自己紹介をお願いしますね
GM:PC1、花町ちゃん!どうぞ!
花町日織:はーいっ
花町日織:キャラシート
花町日織:花町日織です。花の17歳!わけあって中学1年生!
GM:青春真っ只中!
花町日織:というのも一般人だった頃にFHのテロ事件に巻き込まれ、4年ほど昏睡してずっと目が覚めずにいたのですが
花町日織:大N市の2020年末にあった覚醒ラッシュの中でオーヴァードに覚醒し、月で発生した神性圏界現象の解決に貢献し
花町日織:そこでまあ 色々あって月面支部アリアンロッド所属のイリーガルとなりました。
GM:経歴が大渋滞なんよ!
花町日織:この辺りの経緯は「月吼のアルケイデス」に詳しいです。
花町日織:性格は真っ直ぐで、13歳相応に幼いです。
花町日織:色々と出遅れた分も青春したい!友達作りたい!という感じのやつ。
GM:若い感性の中学生だ
花町日織:能力は「視界内の相手と手を繋ぐ」というもので、これを武装解除や瞬間移動に応用します。
花町日織:あとは 接触している相手と自身のレネゲイドを溶け合わせて、一時的に融合状態になって能力を貸し借りしたりできます。
GM:人とつながる能力ですね。距離も近い。
花町日織:ぐいぐい近づいていきたい~
GM:近づいていって~!
花町日織:データ的には縮地バックスタブ。間隙の魔術師もあるよ
花町日織:コンセ無形の影で侵蝕を厭わなければ大体の判定はできるやつです。あとは秘密兵器でマスコネもあります
GM:大冒険で結んだコネ!
花町日織:マスコネじゃないコネも色々とできた 1セッションしか出てないのだが……
GM:濃度が高い実績をお持ちだぜ。
花町日織:全開はクソデカ宇宙決戦をやっていたのですが、今回は学園イベントものということで
花町日織:また全然違う体験ができそうだな~って楽しみにしてます。よろしくお願いします!
GM:はーいよろしくおねがいします!学園と宇宙、交わるはずもないですからね!
GM:そんな花町ちゃんのハンドアウトはこちら。
・PC1:花町日織
シナリオロイス:『水無瀬夕真(みなせ・ゆうま)』
君はUGNに協力する傍ら、失われた青春を取り戻さんとする女子中学生だ。
君の入学した中学校では近く、文化祭が行われることになっている。
それは周辺の住人も巻き込んだ大規模なものであり、学生にとっては良い思い出になる一幕だ。
心躍らせる君に、一つの任務が下る。
曰く、文化祭までの間。活性化するであろうレネゲイドの反応を監視しろ、というものだ。
GM:文化祭です。
花町日織:やった~!
花町日織:誰と一緒に回ろう……
GM:ちょっとレネゲイドの反応があるから意識しててね~、ってかんじ
花町日織:はーい!気をつけます!
水無瀬夕真:シナリオロイスの水無瀬くんは君の同級生にしてチルドレン。
花町日織:ふんふむ
水無瀬夕真:赤毛にツリ目がち、接触型のサラマンダー能力を有するので、不用意な人との接触を避けています。
花町日織:なるほどね。
水無瀬夕真:多少ツンツンしている影響で間合いの近い相手との会話は不慣れなようです。気をつけてね
GM:そんな感じで学園生活を送っていただきます。よろしくね!
花町日織:わーい!仲良くしようね!
水無瀬夕真:必要なぶんの会話はするけど……オレには近づかないほうがいいぞ。
GM:よろしくおねがいします!
GM:では次、PC2!
左道かなた:キャラシート
左道かなた:「…”カンビオン”。左道、かなた。よろしくお願いします」
左道かなた:無表情気味の14歳女子中学生チルドレン、左道かなた(さみち・ー)です。
左道かなた:黒コートに全身をぴっちり覆う服装をしている子で、西洋剣と中華剣の合いの子のような剣を使ったりする。
GM:黒髪ロング無表情気味チルドレン剣士女子!
GM:雰囲気が素敵ですね。
左道かなた:性格はあまり人に近づかないタイプ。言葉もそんな多くないかも。
左道かなた:ジャーム化した母親から生まれたり、それから助けてもらったUGNに恩義を感じてチルドレン業をしているとかいうウワサ。
GM:過酷な出生…!
左道かなた:影の粒子を運用して戦いますが、本来白兵に向く能力ではないようで。色々な相手のレネゲイド因子を取り込んで、分解パターンを増やした方が強くなれるようですが…
GM:皆と関わったほうが強くなるタイプなんですね。
左道かなた:本人がかたくなにいやがる&希望があるので白兵戦方面、それも間合いを開けた戦法で戦っています。
左道かなた:データ的にはカバーと一応最低限の殴りも出来なくはない程度のサブアタッカー。命のカーテンあるから10mカバーできます。
左道かなた:鏡の盾とか精髄吸収がありますが、まあおまけですおまけ。
GM:そんなおまけがあるか。
左道かなた:今回初の新キャラですが、皆様よろしくお願いしますね!
GM:色んなことが器用な左道ちゃん!設定にもれず色々やってくれ!
GM:ハンドアウトはこちら
・PC2:左道かなた
シナリオロイス:『神倉暁人(かむくら・あきと)』
君はUGNに所属し、任務に邁進するチルドレンだ。
そして、カヴァーである女子中学生としての責務も当然ある。
近く、君の通う中学校では大規模な文化祭が開催予定だ。
折よくUGNからの司令も重なり、君はその文化祭に参加する必要がある。
守るべき日常に馴染むのも、君の任務だ
GM:真面目に任務をこなしている最中、日常の行事もちゃんとね。って感じで文化祭に注力してもらいます。
左道かなた:むむ。ぼくは訓練や任務に出ている方がいいのだけど…
神倉暁人:シナリオロイスはこんな感じの白髪アルビノ男子の中学生。
神倉暁人:視力が弱く手の届く範囲ぐらいしかわからないので、他の感覚で周りを捉えたりします。
左道かなた:顏が良いですね。アルビノは色々苦労もありそうです。
神倉暁人:ありがとう。嬉しいよ。
左道かなた:大変だ。助けになれる時があれば言ってください。
神倉暁人:君とは同僚の予定。一緒に訓練とかしちゃってください。
左道かなた:がんばりますよ!
神倉暁人:頼らせてもらう。ありがとう、左道。
GM:ではよろしくおねがいします~!
左道かなた:よろしくお願いしますっ
GM:次!PC3!ツグミちゃん!
木虎ツグミ:はーい!
木虎ツグミ:キャラシート
木虎ツグミ:推定雷獣(パグマ・ラーヴァタ)こと木虎ツグミ、大N市11支部所属のUGNチルドレンです!
GM:ツグさーん!
木虎ツグミ:異世界に行ったり侵蝕する未来と戦ったりクリスマスを守ったり毛玉になったり色々してきました!
木虎ツグミ:この間は桜に攫われかけました!腕力のお陰で平気でしたけど!
GM:パワー…
GM:色んな経歴がありますね。歴戦のようだ。
木虎ツグミ:真面目に自己紹介すると、元々記憶と身寄りがない状態で支部に拾われチルドレンになった身元不明少女。
木虎ツグミ:現在は引き取ってくれた両親や恋人のミアちゃんと一緒に暮らしています。幸せ家族!
GM:過酷な出生と幸せな今!
GM:幸せな女の子は良いですね。元気に満ち溢れてます。
木虎ツグミ:性格的にも明るく快活、元気が一番取り柄です!
木虎ツグミ:性能はブラックドッグ/キュマイラ。謎の因子を持つ獣化が下手なキュマイラです。
GM:ブラックボックスだ。
木虎ツグミ:なので獣化はせず、謎の音波と雷を武器に戦っています。バフ持ちサブアタッカーってとこですね!
木虎ツグミ:これくらいですかね?よろしくお願いします!
GM:色々器用だ。
GM:はーい!そんな輝くキュマイラ、ツグミちゃんのハンドアウトはこちら!
・PC3:木虎ツグミ
シナリオロイス:『日高ぼたん』
君はUGNで活動するチルドレンだ。
経歴は浅いながらも持ち前の性格とその能力で数々の任務をこなしている。
日常を守る盾として、日常を送る一人としての生活の中、一つの任務がくだされる。
『ある中学校内で発生するレネゲイドの反応を調査せよ』
君の日常を守るための奔走が始まる
日高ぼたん:シナリオロイスの日高ぼたんです!潜入の手引とか、そういう感じです!
木虎ツグミ:ぼたんちゃんだ!
GM:君の経歴と人柄、情報に関する経験を買われて潜入任務です。
木虎ツグミ:潜入は得意ですからね、任せてください!
日高ぼたん:頼らせていただきます!なんだか通う生徒の関係者として中学校を見て回るらしいですよ!
日高ぼたん:よろしくおねがいしまーす!
木虎ツグミ:ふんふん……中学生ではなく高校生ですけど、お仕事ですし頑張ります!
木虎ツグミ:よろしくお願いします!
GM:ではでは!
GM:次はPC4、逢河くん!
GM:自己紹介をどうぞ!
逢河雷魚:はい!
逢河雷魚:キャラシート
逢河雷魚:逢河雷魚(あいかわ らいぎょ)です。18歳のUGNエージェント。
逢河雷魚:いつも不愛想かつ目つきが悪く、周囲を威嚇しています 口も悪いぞ
GM:はわわ……アンタッチャブル…
逢河雷魚:素の性格はお人好しで心配性ですが、それで沢山損をしたり、同じ性格の父が人に騙されて蒸発したりしたため
逢河雷魚:人を寄せないようにそういう感じの振る舞いを身に着けています
GM:社会を渡るための鎧なんですね。私、誤解してました。
逢河雷魚:誤解じゃねーし 素だし
逢河雷魚:性能的にはピュアウロボロスで神獣撃を撃つと……強い!!
GM:神の獣!
逢河雷魚:火力を出すことしか出来ません 自分不器用なんで……
GM:女の子たちを守るために敵をぶっ飛ばしてあげてくださいね
逢河雷魚:今回は年長かつエージェントなので頑張って引率していきたいです(出来るのか??)
逢河雷魚:そんな感じです。よろしくお願いします!
GM:はーい!誤解されがちお兄さん!でもその素の顔が皆を虜と話題!
GM:そんな逢河くんのハンドアウトはこちら
・PC4:逢河雷魚
シナリオロイス:『平井遊里』
君はUGNで活動するエージェントであり、普段は高校生として過ごしている。
エージェントとしての任務の中、FHに遺棄された施設から資料を発見する。
それはとある中学校に潜入していたチルドレンに関わる情報であり
ある中学校内での活動の報告だ。
折しもその場所ではレネゲイドの反応が感知されており
君に引き続きその調査が任務として下された
GM:FHの施設を漁ってたらとある中学校に関する記述が見つかったので、更に調査しましょう。という任務です。
逢河雷魚:平井さんじゃん
平井遊里:平井さんです。ブイブイ。今回は一緒に調査になりました。
平井遊里:栗毛にメガネの地味女子です。よろしくですよ。
逢河雷魚:これ私も潜入するんですよね?
平井遊里:もちろんです!潜入でございます!
平井遊里:文化祭の展示準備中なのを活かして、ちょっと身分をOBなどにして潜入してもらいます。
逢河雷魚:なるほどね!
平井遊里:力仕事とか頼まれるかも知れません。頑張りましょう。
平井遊里:むんっ。
逢河雷魚:頑張ります!むん!
GM:気合十分!よろしくおねがいしますね!
GM:では、トレーラーを貼って
GM:皆に頑張るぞ!ってなってもらってセッションを開始します。
トレーラー
■トレーラー
昨日と同じ今日。
今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
だが、人々の知らない所で世界は大きく変貌していた。
人の成長は荒波の中で
その地盤は安らぎの中で育まれる
その建物は閉塞の檻
若芽を育む学びの園
今、その扉は開かれる
「つまり────文化祭、ですよ!」
現在とは、積み重なる過去の一番前。
ダブルクロス The 3rd Edition 『火樹銀花のローダーゲイン』
ダブルクロス―――それは裏切りを意味する言葉。
GM:よろしくおねがいしまーす!
逢河雷魚:頑張るぞ!よろしくお願いします!
花町日織:よろしくお願いしまーす!
左道かなた:よろしくお願いします!
木虎ツグミ:よろしくお願いします!
◆Prologue◆
GM:
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// ◆Prologue◆
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シーンPC:花町日織 他、登場不可
GM:花町ちゃんの過去回想シーン。オーヴァードではないので登場侵蝕は不要です。
花町日織:了解!
GM:このシーンではおよそ4年ほどまえ。貴方がまだオーヴァードではなく、普通の小学6年生だった頃のお話!
花町日織:なるほどね。
GM:お正月の親戚の集まりで従兄弟とかと会話して貰って
GM:中学校楽しみだな~!って将来の展望を語ると〆になります。
花町日織:従兄弟!
花町日織:しました 了解を
花島抱月:従兄弟くんはこんな感じ。「かしま・ほうげつ」くんです。
花町日織:うわっ顔がいい
花島抱月:君と同い年。回想では同じく小学6年生だ。よろしくね。
GM:ではそんな感じで!
GM:◆4年前 親戚宅
GM:お正月。年に何度かの親族の集まりのために、君は親戚の家に来ていた。
GM:と言っても挨拶をして寿司やお刺身、各種オードブルなどを食べた後は大人たちはすっかりアルコール片手に出来上がり。
GM:満腹になった君はあてがわれた部屋でコタツに身を埋めていた。
GM:そして、その対面には君と同じく、暇を持て余した従兄弟の男子もいる。
花町日織:親戚同士の集まりの空気に少し疲れたのか。ぐったりと背を丸めて、こたつに脚を入れている。
花町日織:もそもそとみかんを剥いて食べている。向かいに置かれたテレビでは正月特番をやっているが、特に頭に入っている訳ではない。
花島抱月:「なぁ、日織ー」同じくコタツに入り、ネックピローに顎を乗せている。
花町日織:「んー?なにー」
花島抱月:「甘酒って結局酒なのかね?」
花島抱月:正月特番に目を向けながら、今映った甘酒に反射的に反応してる。
花町日織:そちらを見るでもなく、重ねた両手の上に顎を置きながら応えする。
花町日織:「知らないけど……逆に酒じゃない事あるの?」
花町日織:「思いっきり酒!って自己主張してるじゃん。名前の50%を使って」
花島抱月:「さぁ……あ、でも豆腐も腐ってない。」
花島抱月:「ジュースとかも、果汁ゼロ%でも主張してるじゃん」
花町日織:「豆腐は……まあ……そうだけど……」
花町日織:「いや、でもさ……豆腐の件を基準にしたら、もう何も信じれなくない?」
花町日織:「あらゆる名前という名前を疑って行きていかなきゃいけないよ」
花島抱月:「そうかも。牛乳もウシのチチじゃないかもしらん」
花島抱月:「すべてがふたしかなのかもしれん…」
花町日織:「牛の乳じゃないとしたら、じゃあ何なのさ」
花島抱月:わずかに顔を起こす音。お茶を飲もうとして、空になったグラスに気づく。
花島抱月:「………」
花島抱月:「日織ー」
花島抱月:「じゃんけん。」
花島抱月:「負けたほうが冷蔵庫に行く。」
花町日織:「ええー?」
花町日織:「喉乾いたのはそっちでしょ?」
花町日織:めんどくささを隠さない表情。なお、こっちも手前のグラスはほとんど空。
花島抱月:「そっちが扉に近いんだから、チャンスやってる分公平じゃん」
花町日織:「そんなルールないですしー」
花島抱月:「おれは男女差別をしねぇ。道徳の授業を受けたからな」
花島抱月:「ほれいくぞ、じゃんけんぽん」グー。
花町日織:「差別とかって問題じゃ……!」反射的に手を出す。パー。
花島抱月:「…………………」
花島抱月:「チッ」
花島抱月:露骨に舌打ち。
花町日織:「へへーん。悪は敗れるのだ」
花島抱月:「うるせー、革命されろ」
花町日織:こたつの中で足を伸ばし、急かすように君のつま先を小突く。
花島抱月:それを蹴り返そうとして空振りし、コタツから出る
花島抱月:「さっみ……」パタパタと早足ででながら廊下に出て、足音が往復。
花島抱月:ガラ、と空けた扉から背中に冷気が掛かる。
花島抱月:「雪降りそうだわ。」お茶のパックが入ったボトルを手に戻り、コタツに入る。
花町日織:「うへぇ、ほんと?今年初雪まだだよね」
花町日織:しれっとお茶のパックに手を伸ばし、自分のグラスにも注いでいく。
花島抱月:「今年始まったの、今日だけどな」コイツ…という目
花町日織:「違っ……この冬という事が言いたくて……」
花島抱月:「つか、あと3ヶ月?でおれ達中学生なんだって。知ってた?」
花町日織:「ん。そうだねー」
花島抱月:「そっち、中学は王才だろ?制服届いた?」
花町日織:「え、まだ買ってないよ。もうちょっと後にした方が、サイズも合うだろうってお父さんが」
花町日織:「日々育ってるからねー」
花島抱月:「へぇ~」ジーッと顔を見る
花島抱月:「日々育ってるんですかぁ」かっこわらい。
花町日織:「なにさ抱月」
花島抱月:「なにもないですよ日織ちゃん。育つと良いよね」
花島抱月:「中学生って成長期らしいから。」にこやか。
花町日織:「は、はあー??」
花町日織:「身長だって、春の測定の時にはもう150cm越えてたし……」
花町日織:「い、今なら更にもっと伸びてるはずだと思うし……!」
花町日織:「それに、抱月の知らない部分とかも……こう……!」
花町日織:両手でよくわからないジェスチャー。
花島抱月:「小学校で伸びるとそこで止まるとも聞くよな~。独り言だけど。」
花町日織:「な、何さー!男子が女子より背ぇ高いのは普通でしょー!」
花町日織:「そんなことで得意げにならないでくれますー!?」
花島抱月:「ほら、おれ、男女平等主義なんで~」
花島抱月:「や~、楽しみだな中学校。部活とかあるんだよな」
花島抱月:「日織はどんなヤツやる?」
花町日織:「え、喧嘩売ってるのかと思ったら急に普通の話振るじゃん。いや、んー……まだ決めてないけど。そっちは?」
花島抱月:「んー。なんか、特別なことしたい………弓道とか?かっこいいよな」
花町日織:「えー、そっち弓道部あるんだ?」
花町日織:「確かにあの……袴の道着とか、かっこいいよね。和装って感じ」
花島抱月:「おいおい、そんな褒めんなよ。照れるって。いやぁ、ははは」
花町日織:「別に衣装を褒めただけで抱月のことは褒めてないけど……」
花町日織:「まあ……私は特別なことっていうより、周りの人次第かなぁ。部活の雰囲気とかあるし」
花町日織:「あと、ほら、誰が入るかとかも……」
花町日織:濁すような、あるいはこの場にいない誰かを想うような言い方。
花島抱月:「もうフラれたんだっけ?」みかんをもしゃつく。
花町日織:「なっ」
花島抱月:「そら一緒に居たら気まずいわな」
花町日織:「そ、そういう無神経なこと言う……!?あっさりと!」
花町日織:「っていうか、まだだし! まだ勝負してないから!」
花島抱月:「えー、まだ勝負してなかったんですか。これは失礼しました」
花町日織:「そ、卒業式までには……するから……!勝負……!」
花町日織:「……って、なんでこんな話抱月にしなきゃいけないのよ!もう!」
花町日織:手近なクッションを手繰り寄せ、ふて寝でもするように顔を埋める。
花町日織:白い頬に微かに朱色が差している。
花島抱月:「おー、頑張れ。超応援してる」
花島抱月:「じゃあ、まあ、あれな」
花島抱月:「中学校は、彼氏と過ごせると良いな、日織」
花島抱月:ふて寝するのを見て、CMに入ったチャンネルを変え始める。
花島抱月:地上波ではなく、配信サービスに切り替えることに熱中し始めた。
花町日織:ふてくされて返答はしない。そのまま、二人の会話は途切れて、部屋を支配するのはテレビの雑音ばかりになる。
GM:しんしんと灰色と白の雲が空を彩った冬。
GM:君たちはそんななんでもない会話をしていた。
GM:それはまだ、君がこの世界の裏側を知る前のことだった。
◆Opening◆花町日織
GM:
//=====================
// ◆Opening◆花町日織
//=====================
シーンPC:花町日織 他、登場不可
GM:OP!現在の時間軸の話になります。
GM:花町ちゃんが途中から中学校に入学するということで、そのため参加してなかった補習を受けてる、みたいなシチュエーション。
花町日織:進級のために必要なんだぜ
GM:だぜ。ちょっとうたた寝してプロローグの夢を見ていたら同級生に起こされて、そこで文化祭の話を聞いたら締めのシーンです。
GM:また、このセッションでは登場侵蝕を1d10または1d3+3で選択して振ることが出来ます。
花町日織:了解者!
GM:どちらかを選択して登場侵蝕をどうぞ!
花町日織:あっ便利・システム
花町日織:1d3+3で振ります リモコン作ってないからちょい待ってね
GM:はーい。
花町日織:花町日織の侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (31 → 36)
GM:◆王才学園中等部 教室
GM:放課後。少し傾きかけた日差しが差し込む教室に君は居た。
GM:特殊な事情で途中から学校に参加した君は、それまでの学力を示すために補習としてプリント課題を受けているところだ。
GM:その一人の状態に、ついうたた寝をしたりしている。
GM:そのまどろみは、教室に誰かが入ってくる物音でかき消された。
花町日織:「ん、ぅ……」こっくりと船を漕いでいる。
花町日織:「……はっ」
花町日織:扉の開く音にハッとして、閉じていた瞼を重たげに持ち上げる。金色の瞳がのぞく。
水無瀬夕真:「…………」ガラリと扉を開けた、淡い赤毛の少年。
水無瀬夕真:「……先生に言われて、様子を見に来たんだけど。」
水無瀬夕真:「寝てたろ」
水無瀬夕真:水色の瞳で君を見ながら、前の席に横座る。
花町日織:「う……はい。寝ていました……」しゅんとする。
花町日織:目元を擦りながら、目の前のプリントに向き直る。
水無瀬夕真:「ま、別にいいけど。オレには関係ないし。」
水無瀬夕真:「終わったら鍵閉めるから、なるべく早くしてくれ」鞄を漁り始める
花町日織:「うん……ごめんね?私のためにわざわざ」
花町日織:「なるべく早く、って……え。私のこと、そこで待ってるの?」
花町日織:「悪いよ、それは……。鍵なら私が預かるし、戸締まりもちゃんとするから」
水無瀬夕真:「………」ウェー、という顔
花町日織:「な、何さ?その顔」
水無瀬夕真:「花町さんのためじゃなくて、仕事だからだよ」
水無瀬夕真:「なんか、わざわざ親切にしてやってるとか、そういう勘違いをされると困る。」
水無瀬夕真:ツーンと線を引こうとする言い方。
水無瀬夕真:「アレだ。オレはオレのためにやってるだけだから。」
花町日織:「……む。別に、君がそう思うのはいいけどさ」
花町日織:「結局、私のせいで君の仕事が大変になってるんでしょ?こんな部屋で二人で居残る事になって」
花町日織:「だから、鍵は私が預かるし、君はもう帰っていいよ」
花町日織:少しムッとした様子で、ぐいと右手を差し出す。
水無瀬夕真:「!」ガタッ、と差し出された手を咄嗟に避ける。
花町日織:「え」
水無瀬夕真:「あ、」直後にしまった、という顔。
花町日織:「そ……そんなにびっくりすること?」
水無瀬夕真:「………いや、その、違う」
水無瀬夕真:「いまのはビックリとか、嫌とかではなく」
水無瀬夕真:「あんまりオレに近づかないほうがいい、花町さんも知ってるだろ」
花町日織:「……?ほんとに大丈夫?」じっと君の眼を見る。
水無瀬夕真:「オレのは触れるタイプの能力だから、あまり近づくな」じーと見られてちょっと目をそらす。
花町日織:「ああ、能力のこと?でも、制御はできてるんでしょ?」
花町日織:「プリントとか触っても、焦げ目とか付くわけじゃないし」
水無瀬夕真:「そうだけど。」
水無瀬夕真:「触らないに越したことないだろ、危ないし」
花町日織:「それに、能力って言うならさ。私のだって知ってるでしょ」
水無瀬夕真:「接触型だろ。でも、攻撃じゃないとは聞いた」
花町日織:「そう。手を繋いだ相手から、一時的に能力を借りて、それで戦ったりするの」
花町日織:「だから、君と同じ任務になったら……そういう連携もすることになると思うよ。多分」
花町日織:「や、君がどうしても嫌っていうなら無理にはしないけどさ」
水無瀬夕真:「……………それはそう、だが」
花町日織:「だが?」
花町日織:首を傾げる。
水無瀬夕真:「別に花町さんが嫌とかではなく、アレじゃん」
水無瀬夕真:「まだ、花町さんは覚醒して日が浅いって聞いた。」
水無瀬夕真:「それなら怪我とか慣れてないだろうし、そもそもしないほうが、良いだろ、と。」
花町日織:「……それは」
花町日織:少し意地の悪い笑みを浮かべて。
水無瀬夕真:「………何?」その笑みを見る。
花町日織:「『仕事だから』、じゃないよね?」
花町日織:「心配してくれてるんだ。私のこと」
水無瀬夕真:「ぐっ……!」口を滑らせた、と渋い表情。
水無瀬夕真:「ひ、一言も言ってないだろ!そんなことは!」
水無瀬夕真:「心配とかじゃなく、わざわざ相手を怪我させないってだけだ!……普通だ!」
花町日織:「そんなに悪ぶらなくても……」
水無瀬夕真:「ぶってない!」
花町日織:「まあ、いいや。それで、どうする?鍵」
水無瀬夕真:「………図書館から借りた本がもうすぐ読み終わる。」
水無瀬夕真:「それが終わるまでここで読んで帰る。……別に待ってるわけじゃないからな」
花町日織:「……そう?ふーん」
花町日織:「ありがとね」聞こえるか分からないくらいの声でそう言って、シャープペンを持ち直す。
水無瀬夕真:「………」ふん、と鼻を鳴らして鞄から単行本を取り出す。栞はまだ中盤ほど。
水無瀬夕真:それを開きかけた所で、端末が振動し、連絡を告げる。
水無瀬夕真:「ん」それを確認。「…………」内容を見て、チラリと君の方を見る。
水無瀬夕真:「"ネイバーハンド"。」と、UGNの名前で君を呼ぶ。
花町日織:「……どうかした?」残り数問になったプリントから顔を上げて。
花町日織:「おっと。なんでしょうか」わざとらしくかしこまった口調で応じる。
水無瀬夕真:「………」バカにされてないか?とちょっと眉がピクリと動く。ポーカーフェイス。ジト目。
水無瀬夕真:「オレと、キミに。あと他にも連絡が行ってるらしいけど…」
水無瀬夕真:「UGNからの任務が来た。」
水無瀬夕真:「読み上げるから手を進めながら聞け」
花町日織:「ふむ、任務」
水無瀬夕真:「この学校で、レネゲイドの反応があるらしい。微弱であまり緊急性があるわけではないみたいだけど。」
水無瀬夕真:「明日から文化祭の準備になる。オレとキミと、後何人かで、準備の合間にそれの捜索をする。」
花町日織:「へえ。どこかで新しく覚醒した人がいるとかかな」
水無瀬夕真:「それを含めて調べる」
水無瀬夕真:「ので………………」
水無瀬夕真:ちょっと言葉に迷い。
水無瀬夕真:「………ヨロシクオネガイシマス」
花町日織:「……ふふ、もうー」
花町日織:「そんな無理に固くなることないじゃん」
花町日織:砕けたように笑って、立ち上がる。
花町日織:「ほら」右手を差し出す。
水無瀬夕真:「……………」さっきまでの話を聞いてた?と内心を隠しきれず、表情ににじみ出る。
花町日織:「慣れてなきゃ困るでしょ。これから」
水無瀬夕真:「……オレは、」
水無瀬夕真:「忠告したからな、ちゃんと。」右手を差し出す。
花町日織:「ん」応えて、握り返す。「よろしくね。水無瀬くん」
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
花町日織:水無瀬夕真:◯好奇心/隔意 で取得。
花町日織:以上です
GM:わ~。ではシーンは以上!
◆Opening◆左道かなた
GM:
//=====================
// ◆Opening◆左道かなた
//=====================
シーンPC:左道かなた 他、登場不可
GM:左道ちゃんのOP!
左道かなた:はいっ
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (39 → 44)
GM:同僚の神倉くんと一緒に訓練して練習相手をボコってもらって
左道かなた:ボコって。
GM:一息ついた後にそういえば文化祭らしいから楽しもうね~。ってなったら締めのシーンです。
左道かなた:了解です~~
GM:はーい、ではよろしくおねがいします。
GM:◆UGN支部 訓練室
GM:本来は味気のない室内に、ホログラムとレネゲイド由来の技術で仮想の町並みが再現されている。
GM:映像の青空とビルが乱立する中。そこには訓練用エネミーとして、無数の機械の姿がある。
ミニ鋼人:それは腰ほどの高さの全長で、寸胴と鉄板を張り合わせたような人型の自立機械だ。
ミニ鋼人:動きと装甲はそれなりにあるが致命的な攻撃方法は主に体当たりだぞ。
神倉暁人:「確認しておくと、“カンビオン”。今回の訓練はタッグに置ける戦闘の確認だ」
神倉暁人:君の隣で、白髪の少年が白い杖をつきながら話す。
左道かなた:「はい。合わせられない防御役は意味がないですから」白い制服に、黒いコートを羽織って。
左道かなた:「コースの希望はありますか?合わせます」
神倉暁人:「うん。理解が早くて助かる」
神倉暁人:「と言っても、俺は知っての通り視力が低いから、緻密より単純な方が良いだろう、と思う」
神倉暁人:ボ、とその右目に青白い炎が宿る。
左道かなた:「それくらいには訓練はしていますから。…了解です。ルート選択は、真っ直ぐ行きましょうか?それでも構いませんよ」
神倉暁人:「うん。俺が炎で周りから追い込んで、直線にするから。突っ込んできたやつを叩いてくれ」
神倉暁人:「準備は良いか?」
左道かなた:「はい、追い込み漁ですね……いつでも」西洋剣と中華剣の合いの子のような、白い剣を抜く。
神倉暁人:その声に応えるように炎が燃え上がる。
神倉暁人:青と白の炎の蛇が燃え上がり、両手を広げるように周りを囲い込んでいく。
ミニ鋼人:その炎に巻かれながら、攻撃を感知した軍勢がターゲットを視認する。
ミニ鋼人:「ブシュー!」(電子音)
ミニ鋼人:雄叫びのような駆動音を上げながら、プロペラ起動の鉄の人形がキミに殺到する!
左道かなた:微かな吐息、駆け込むと同時に長剣を握る左手指を意識する。顔に寄せた刀身の奥から、ヘイゼルの瞳が機械を見据え。
左道かなた:基本の基本。そう大したことを、左道かなたは熟せるような力を持たない。
左道かなた:踏み込む脚、腰、背骨、腕ーーそれらをどう動かせば、どのように剣が動くのか。
左道かなた:それをただ必死に何度も繰り返して、染み付かせただけだ。
ミニ鋼人:軍勢の出力には個体差があり、同じように見えて速度が違う。
ミニ鋼人:バシュゥ!塊であった軍勢がジグザグした紐の起動を描いて殺到し、威力を載せた鉄の塊として、キミに突撃を敢行し───
左道かなた:腕を振り切る。袈裟の軌道。刃圏には遥か遠い。延長線上にさえ捉えきれぬものがいくつもある。
左道かなた:指を意識する。それをするのは、剣を振る内に意識する指を変えて、軌道を変えることができるからだ。ほんの拳半分ほどーーそして、それで十分。
左道かなた:刀身から吹き出す影の粒子が、帯を象り伸び行きて。
左道かなた:「し、ぃ……っ!」払う。
ミニ鋼人:鈍色の集団は、黒の帯に塗りつぶされる。
左道かなた:なぞるように脚部、関節、それらの部位を通る。ただの直線でなく、揺らぎ揺らめくことで捉える。
左道かなた:一手でいくつかを切り、いくつかを止めた。再度位置を取り直すーー
ミニ鋼人:「ビガッ「ガッ「ガッガッガガガガ」
ミニ鋼人:ランダムの回避起動の先に置かれた刃に、自ら身体を切断する。
左道かなた:斬ったもののそばに。そうすることで後衛へ行かせないまま、己の射点を確保する。
ミニ鋼人:突撃しているはずが後退している。そんな不条理が起こる。
左道かなた:袈裟への切り払い、踏み込みの身体の流れ。そうした遅れも、何度も繰り返した。どう動くべきなのかは、身体が既に知っている。
ミニ鋼人:剣閃の壁を超えられず、迂回できず、まるで集団自殺のようにその死地へと向かい、
ミニ鋼人:「ビッ」
ミニ鋼人:行軍の枝を選定するように切り払われる
左道かなた:上方切り上げーー別方向へ移動を狙う、もしくは動かれると不味い位置のそれを狙い撃ち。
左道かなた:頭上にて剣先を回す。右手を柄に。
左道かなた:剣道ならば胴撃ちの軌道。縦に伸びていた敵隊列を、横に。一か所へまとめる。
神倉暁人:「うん」
神倉暁人:「流石だ」
神倉暁人:バクンッ。
神倉暁人:炎の蛇が、その隊列を喰らう。
神倉暁人:正面、蛇と目が合った。
神倉暁人:視力はごく至近しか見えないが、キュマイラとしての感覚器官がその先を補っている。
神倉暁人:「………コレでラストかな。お疲れ様、“カンビオン”」
左道かなた:サイドステップを踏んでいる。火の圏内からは離れつつ、もし生き残った者がいるなら遮り、追撃できる位置。
左道かなた:「……戦果確認、全体撃破」ふう、とひといきついて。
左道かなた:「ええ……お疲れ様です」
左道かなた:固い表情が少し柔らかいそれになって。
GM:そのやり取りに一拍をおいた後。
GM:訓練終了のアナウンスが流れる。
左道かなた:「…あ、終わりですね。大分楽をさせてもらいました」
左道かなた:鞘に血払いをした剣を収めつつ、彼へ歩み寄る。
神倉暁人:「謙遜しなくていい。目を見張るような剣技だった」
神倉暁人:「まぁ、俺には見えないんだが。」
左道かなた:「ふふ、ありがとうございます。でも、ぼくだと火力がどうしても足りないので」
左道かなた:「ええと、通常の視覚とは別のものでしたっけ」真面目に読んだ調書を思い出そうとして。
神倉暁人:「俺の場合は、正確には捉えきれないからな。コントロールより出力に頼るところはある」
神倉暁人:「視覚の代わりに聴覚と、嗅覚かな。蛇の感覚はそれが鋭いらしい」
左道かなた:「そういうのなんですね。でも、最初の誘導といいとても楽でしたよ…ああ」
左道かなた:「舌をちろちろ、ってする。あれがそういう感覚器のやつなのでしたっけ…?」
神倉暁人:「らしい。なんとか器官。」ピット器官。
神倉暁人:スンスン、と鼻を示すように動かす。
左道かなた:頬に指をあてて。
左道かなた:彼女からは、どこか風に揺れる花のような。そんな匂いがする。
左道かなた:淡く微かで、でも緊張を取り去るような。
左道かなた:「そうなんですね。ぼくはそういう超感覚はないので…」
神倉暁人:「機械からはオイル、人によっては様々だが、」
神倉暁人:「君は花の香だな。」
左道かなた:「………ええと、こほん。世間一般では、女性の体臭について触れるのはデリカシーに欠けるそうですよ」
左道かなた:眼を少し眇めて。
神倉暁人:「…………そうなのか?」表情を変えないまま少し首を傾げる。
左道かなた:「……それに、あまり嗅ぐと、よいものでもないので。抑えるようにはしていますが、そういう敏感な嗅覚があるとどうなるかまでは…」
左道かなた:「尋問ですとか、そういうのに使う能力ですから」
神倉暁人:「ん。確かに、気持ちが和らぐ感じはするが。」
神倉暁人:「不思議な香りとは思ったが、能力由来というわけか。なるほど」
左道かなた:「…だから、やめてくださいってば……!」
左道かなた:むすっとした声。
左道かなた:「それに、終わったのにいつまでもここにいるわけにもいかないでしょう。早く、」
神倉暁人:「………話を振られたから。」しゅんとしている。
左道かなた:「……………う」
左道かなた:痛いところを突かれた、というような顔。
左道かなた:「………こちらこそ失礼でした」すこししょぼんと。
神倉暁人:「ふぅ。……まぁ、そうだな。次の使用者も居るだろうし」
神倉暁人:「出ようか」手を差し出す。
左道かなた:「………?」
左道かなた:「もしかして、補助が必要とかそういうのですか?」
神倉暁人:「そうしてくれると助かる」
神倉暁人:「仮想空間用のレネゲイドは少し捉えにくいんだ」
神倉暁人:じー、と後方を見ている。扉のある場所とはちょっとずれる。
左道かなた:手が届くところから、一歩離れたところにいた。元から離れた地点に届かせる戦技があるから、と彼女は言っていたけれど。
左道かなた:「………む、むむ」
左道かなた:どちらかといえば、あまり近くへ立つこと自体を避けていたようにも、あなたには感じられる。
左道かなた:「…わかりました。ぼくが今、あなたのパートナーですから」
神倉暁人:「…………?」その様子に少し首を傾げた後。
神倉暁人:「あ、」
神倉暁人:「もしかしてこちらが汚れているか?」袖をスンスンと嗅ぐ。
左道かなた:「大丈夫ですよ。汚れ一つついてません」苦笑気味の声。
左道かなた:手袋に覆われた手を伸ばし、君の手を取る。
神倉暁人:「そうか、良かった」
神倉暁人:黒い手袋に包まれた手を預ける。
左道かなた:「……ぼくの問題です。あまり、触れるのは……どうも」そう言いながら、手を引いて歩く。
神倉暁人:「そうか。」
神倉暁人:「頼らせてもらおう、パートナー。」
左道かなた:「…ええ、頼ってください。少なくとも、外に出るまで」
GM:そうして訓練室を出れば、無料のカップ式自販機と長ベンチ。広めの休憩室がある。
神倉暁人:「俺はそのへんは疎いから、今みたいに言ってもらえると、助かる。」
左道かなた:「ええ、」出た時点でゆっくりと手を離していく。
左道かなた:「そこはお互い様ですね。ぼくも、あまり詳しいわけではないので」
左道かなた:カップにお茶を淹れて、彼の元へ。
神倉暁人:「そうなのか。意外だな」
神倉暁人:ありがとう、とお茶を受け取る。席の確保。
神倉暁人:「“カンビオン”……左道さんは確か、ちゃんと学校に通っているだろう?」
神倉暁人:「そういうのは身につくものじゃないのか?ずっと保健室にいるとよくわからなくてな。」
左道かなた:「ええと、なんというか。きちんと人と話すこと自体、あまりしないというか」人ひとり分開けて座る。
左道かなた:「普通の家庭では、あまりなかったので」
左道かなた:ふうふうと自分の分のお茶に息を吹きかけつつちまちまと啜る。
神倉暁人:「そうなのか、それはどういう、」途中で発言を止める。
神倉暁人:お茶を飲もうとしてホットだと気づき、少し冷まし始める。そして逡巡の気配。
神倉暁人:「この場合は聞いて良い話題だろうか?」
左道かなた:「……んん……調書とか、読みました?」
神倉暁人:「…………………」
神倉暁人:「経歴などは、一応。」
左道かなた:「そっちにそれなりに書いてあったかなって思うのですが…口で言ってもいいか」
左道かなた:「まあ、そういうことです。母様は、まあ大分……良い親、ではなかったので」
神倉暁人:「ふむ。」
神倉暁人:「長めの文章は得意ではなく……」
左道かなた:「……んん、きちんと読めるようになった方がいいですよ。弱視だとつらいかもですけど、そこら辺の補助具合ったとは思うので」
神倉暁人:「新しいものに馴染めない体質でなぁ。ともあれ、次からそうする。」
左道かなた:「まあぼくは、友達もそういませんでした。すぐ家に帰って、学校でも全然人と話さないで」なので、結構世間とズレているところもあると思うのです、と。
神倉暁人:「なるほど」温くしたお茶を啜る。
左道かなた:「まあ、それだけだから。あまり深刻に捉えないでください」苦笑気味。
神倉暁人:「了解した。」うなずき。
神倉暁人:「お互い、普通の家庭環境ではなかった、というやつだな」
左道かなた:「ぼくのことより、実際に障害がある神倉くんの方が大変でしょう」
左道かなた:「まあ、チルドレンなんてしている時点で、世間一般とは違うのでしょうね」
神倉暁人:「大変は大変……だと思うが、障害がない状態がわからないからなぁ」
左道かなた:「ちょうど今さっき、長文が苦手だと言っていたじゃないですか」
左道かなた:ずず、とひとくちお茶を啜りつつ。
神倉暁人:「だが、普通の人間でも文章問題を読解しにくいのは居るだろう?」
神倉暁人:「そこも、あまり深刻に捉えないでいい、という感じじゃないだろうか」
左道かなた:「そりゃあいますけれど、文章自体を読みづらいとかそういうのはないと思うのです………ふふ」苦笑して。
左道かなた:「お互い様、ということでしょうか」くすりと笑う。
神倉暁人:「そういうことになるか。うん、そういうことだと思う」
神倉暁人:その表情の動きを何となく感じる。
左道かなた:「……どうかしましたか?」
神倉暁人:「いや、大したことじゃない。やっぱり、笑ってるほうが良いな、と思っただけだ」
神倉暁人:「笑ってる人間のほうが、匂いが鼻に……」先程体臭について言われたこと思い出して。
神倉暁人:「なんでもない。」
神倉暁人:ごまかす。
左道かなた:「、む……今回は、途中でやめたので減点はしません」今後は気を付けてくださいね、と白い手袋にくるまれた指を立てて。
神倉暁人:「評価式だったか……」
神倉暁人:神妙にうなずく。
左道かなた:「他のひとだと、そのままなんなんだと反感を持たれるかもしれないですからね」
神倉暁人:「ん。気をつける。」
神倉暁人:「ともあれ、お互い様だということで」ちょっと話を逸らし始める
左道かなた:「はい、そうしてください。………まあ、口煩くて申し訳ないです」
神倉暁人:「いや、大丈夫だ。明日からも頼らせてもらう」
左道かなた:「はい。……明日から?」
左道かなた:頷いた後から。あれ、と何かあっただろうかと思い返すように。
神倉暁人:「あぁ。……なるほど、まだ連絡が行ってなかったか?訓練の間に届いてるかもしれないな」
神倉暁人:ゴソゴソ、と端末を取り出す。少し目を近づける姿勢でメッセージの要項を確認しながら。
神倉暁人:「俺は直接口頭で聞いたんだが」
神倉暁人:「明日から文化祭の準備に入るだろう、学校の方。」
左道かなた:「ええ、はい……そうですけれど」
神倉暁人:「それに関して、レネゲイド絡みの調査が必要らしい」
神倉暁人:「だから今日のはまぁ、その試運転って感じなんだろうな」
左道かなた:「……?あそこの学校、なにかそういう器物とか謂れがあったかしら……?」
神倉暁人:「微弱な反応と、エージェントからの報告らしい」
神倉暁人:「俺と君も、その調査に加わることになっている」
神倉暁人:「何か謂れがあるかどうか調べるのも俺達の仕事、だな」
左道かなた:「あ、ええと、はい。そういうことだったんですね」
左道かなた:「んん……それで、ちょうど文化祭だから、動かないといけないと」
神倉暁人:「頼らせてもらうよ、パートナー」
左道かなた:「……少しそれ、照れくさいですね……?」白い頬をわずかに染めて。
左道かなた:んん、と咳払い。
神倉暁人:「そうか?」体温感知は、その誤差に気付かずに。
左道かなた:「はい。UGNチルドレン、”カンビオン”左道かなた……任務、了解です。よろしくお願いいたしますね」気を取り直して、かれへと。
左道かなた:その時見せた微笑みは、少し前よりも柔らかくできていただろうか。
左道かなた:……”ちから”でどうにかした方が簡単なのだろうけれど、
左道かなた:それは、したくなかったから。 その理由が、嫌悪なのか、それともこの仕事を共にする相手への誠意なのかは、自分でもよくわからないまま。
左道かなた:ぎこちないけれど、それでも。やるべきことを、少しずつ。
左道かなた:そうやってこなしていこうと、手袋に包まれた手をぎゅ、と握った。
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
左道かなた:神倉暁人 〇信用/恥辱 で。もっと制御がんばらなきゃ~~~っという恥辱です
神倉暁人:俺にも手伝えることがあったら言ってくれ。手を貸すよ。
GM:ではシーンは以上!
◆Opening◆木虎ツグミ
GM:
//=====================
// ◆Opening◆木虎ツグミ
//=====================
シーンPC:木虎ツグミ 他、登場不可
GM:ツグミちゃんのOPです。これはハンドアウトの通り、中学校への潜入任務をお願いするよ!ってシーン。
木虎ツグミ:はーい
GM:連絡役の中学生と一緒にご飯を食べて、一緒に頑張りましょうね~!ってなったら締めになります。
木虎ツグミ:わーいご飯!
木虎ツグミ:木虎ツグミの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (35 → 36)
GM:オッケイ、迅速な登場!
GM:◆街中 ハンバーガーショップ(個人経営)
GM:落ち着いた色合いの木製カウンターといくつかのテーブル席に、落ち着いたBGM
GM:それほど広くはない。洒落た喫茶店のような内装にどこか異国情緒を感じさせる、個人経営のハンバーガーショップだ。
GM:君に伝えられた待ち合わせ場所はそういった店だった。
日高ぼたん:「まずは自己紹介しますねっ」
日高ぼたん:「トリガー・ハッピー・エンドの日高ぼたんです。よろしくおねがいしますっ」
日高ぼたん:チーズバーガーセットの向こうでペコリと頭を下げる。明るい髪色を2つにまとめた少女。
日高ぼたん:傍らには本人の身体が入りそうな巨大なガンケースが鎮座している。
木虎ツグミ:「ぼたんちゃん、ですね!こっちこそよろしくお願いします!」
木虎ツグミ:「あ、ええと。十一支部所属のチルドレン、木虎ツグミです!」
木虎ツグミ:名乗り忘れたことに気付いて名乗って、こっちもぺこんと頭を下げる。
木虎ツグミ:目の前にはダブルチーズバーガーとワンサイズ大きめのポテトのセットが置いてある。
日高ぼたん:「木虎さん!存じ上げてますっ」セットのオレンジジュースをズーッと飲む
日高ぼたん:「ビルとか繁華街がいっぱいのところの支部の方ですよね」
日高ぼたん:ほわほわとオトナのイメージを膨らませている。
木虎ツグミ:「ですです。夜になるとネオンとかでキラキラの!」
木虎ツグミ:どっちかというとギラギラだが、当人の語彙とイメージでちょっと美化されている。
日高ぼたん:「オトナの感じのところですねっ。そんな所で働いてるのは凄いです」
日高ぼたん:美化されたイメージが更にオーバーレイされる。
木虎ツグミ:「えへへ……拾ってもらったのがそこでしたから。でも、うん」
木虎ツグミ:「一応情報支部の一員なので!電波とかで情報共有するのは得意です!」
日高ぼたん:「機械扱いが得意なんですね…!さすがっ」
日高ぼたん:想像の中でメガネスーツの木虎さんがパソコンをカタカタしてる想像。レディ。
日高ぼたん:「私はそのへん、単純なことしか出来ないもので、えへへ。」
日高ぼたん:「色々出来る方は憧れです。」
日高ぼたん:はもっ、とパティをダブルにしたチーズバーガーをもぐもぐ。
木虎ツグミ:「そ、それほどでも。私も色々まだまだですし」
木虎ツグミ:脳裏に万能の天才な先輩や潜入のプロな先輩を思い浮かべて。
木虎ツグミ:「一番得意なのは戦闘ですし、もっと色々出来るようになりたいなーって感じなので」
木虎ツグミ:「まだまだこれからです!」 獣化の実用化も目下訓練中である。
日高ぼたん:「謙虚だ…!」
木虎ツグミ:そう言って照れ隠しのように大きくバーガーをがぶり。
日高ぼたん:「あっ、どうです?美味しいですか?」バーガーの味をインタビュー。
日高ぼたん:「私のお気に入りなんです、このお店。」
木虎ツグミ:「あ、すっごく美味しいです!」
木虎ツグミ:「なんかこう、お肉がじゅわーって!」
日高ぼたん:「ですよねっ。食べてるーって感じしますよね!」
木虎ツグミ:「そう、本格的な感じがします!お店もこう……エキゾチック?って感じでオシャレですし!」
日高ぼたん:ニコニコしている。お気に入りの場所が褒められ嬉しい。
日高ぼたん:「私がハワイでよく食べてたお店に似てて、ついつい通っちゃってるんです」
木虎ツグミ:「ハワイ!あの南国の?」
木虎ツグミ:脳内で花輪をかけ黒く肌を焼いた女性がアロハオエ~と踊っている。
日高ぼたん:「そう、南国のです」手をグネグネ。
日高ぼたん:「お姉ちゃん……ええと、身内の仕事とかでよく海外に行くので、それで!」
木虎ツグミ:「すっごいですね……。私、海外はまだ行ったことないんです」
木虎ツグミ:「ということはひょっとして、英語もお話しできたりするんですか?」
日高ぼたん:「ほわ、そうなんですね」
日高ぼたん:「あ、はい!というか、実は日本語がちょっと苦手で……英語のほうが得意かもです」えへ、とはにかむ。
木虎ツグミ:「す、すごい……」
木虎ツグミ:英語はいつも赤点すれすれを低空飛行している。思わず尊敬のまなざし。
日高ぼたん:「つ、使わないと忘れちゃうんですけどね。スラングとかは、英語の授業だと使わないですし」
日高ぼたん:「いつか、木虎さんが海外に行くなら見どころとかご紹介しますねっ」
木虎ツグミ:「それでもやっぱりすごいですよ!二つの国の言葉が両方使えるんですもん!」
木虎ツグミ:「わー!その時はぜひお願いします!」
日高ぼたん:「へへへ」ゆらゆらと身体を揺らす。
日高ぼたん:「その際はぜひぜひ、良かったら連絡先交換しましょう。」
日高ぼたん:「お仕事用のやつだと、個人的なヤツ大変でしょうし」連絡端末のメッセージアプリのQRを起動する。
木虎ツグミ:「あ、確かに!ええと」
木虎ツグミ:こちらも個人用の端末を出してQRを読み込む。
木虎ツグミ:ほどなくしてピロンと友達追加の音。
日高ぼたん:「へへへ」登録された友達に対してピンクのうさぎのスタンプを送る。
日高ぼたん:シュポッ、と通知。「よろしく」の文字だ。
木虎ツグミ:「ふふー、これでOKですね!今度遊びにも行きませんか?」
木虎ツグミ:こちらもスタンプを返す。手を振っている犬のスタンプ。
日高ぼたん:「えっ、良いんですか!行きたいです!」
木虎ツグミ:「行きましょう!今度は私が、十一地区の美味しい喫茶店を案内しちゃいます!」
日高ぼたん:「はわっ……大人の街…」
日高ぼたん:「わ、私、サイフォンってやつでコーヒー入れるの見てみたいです」
木虎ツグミ:「サイフォンなら、確かマスターのお店に置いてありましたよ!」
木虎ツグミ:「甘ーいチョコケーキもあるので、きっとコーヒーも美味しく飲めちゃいます!」
日高ぼたん:「ひゃー………!」
日高ぼたん:「私、すでに楽しみになっちゃいましたっ」
日高ぼたん:「任務を終わらせて、絶対絶対行きましょうねっ」
木虎ツグミ:「はい!そのためにも頑張りましょう!」
日高ぼたん:「はい!………あっ」
木虎ツグミ:「……と、いうより。全然任務の話してませんでした!」
日高ぼたん:「そ、そうです。まだ何も説明してなかったです!」
日高ぼたん:肩から掛けたメッセンジャーバッグを開く。
日高ぼたん:トレーをのけて、クリアファイルに綴じたいくつかの書類を広げる。
日高ぼたん:「オホン。……今回、木虎さんにはうちの学校で観測された、レネゲイドの調査を手伝っていただきます」用意していたセリフを真面目に読み上げる。
木虎ツグミ:「学校でレネゲイドが!なるほど、早めに調査しないとですね」
日高ぼたん:「です。方法としては、これから文化祭の準備が行われるので、その関係者として身分を用意して、ですね。」
日高ぼたん:「一応、潜入用として制服の用意もあるらしいですけど、木虎さんは高校生ですしね。」
日高ぼたん:案として用意されている制服の写真資料などもペラペラ。
木虎ツグミ:「そうです!高校生です!」
木虎ツグミ:一瞬先輩とかからの言葉を思い出し、なんとなく主張。
日高ぼたん:「?」妙に主張されたな。気のせいかな?と首を傾げて。
木虎ツグミ:「あ、いえ、えと。お気になさらずです……」
日高ぼたん:「ええと、今回は情報支部から来ていただくということで、そのへんの機材関連の身分か……」
日高ぼたん:「後は、OGや在校生の身内。……つまりは私の親戚とかって身分の偽造、も想定されてるみたいですね。」
日高ぼたん:「つまりは従姉ってところでしょうか」じー、と木虎さんを見る。
木虎ツグミ:「ふむふむ。確かに従姉妹なら違和感とかもそんなに無いでしょうし」
木虎ツグミ:「そっちの方が機材のあれこれより良いかもしれません!私はそんなに詳しくないですし……」
木虎ツグミ:壬生先輩とかなら全然こなせるんだろうなあ、とちょっと思いつつ。
日高ぼたん:「好感触だ…!」
日高ぼたん:「では、任務の間は木虎お姉さんですね」
木虎ツグミ:「おお、お姉さん……」
木虎ツグミ:「へへ、なんだかちょっと照れますねえ」
日高ぼたん:「えへへへ。しっかり者のお姉さんだ」
日高ぼたん:「では、そういうことでよろしくおねがいします。木虎……あ、ツグミお姉さん」ペコリ、と頭を下げる。
日高ぼたん:親類なら名字呼びよりこっちかな、と呼び方を改める。
木虎ツグミ:「こっちこそ改めてよろしくお願いしますね、ぼたんちゃん!」
木虎ツグミ:こちらももう一度ぺこんと頭を下げた。
日高ぼたん:「はいっ。詳しいことはまた連絡が行くと思いますっ」
日高ぼたん:「それと、これは個人的なやつですが」
日高ぼたん:ゴソゴソと鞄を漁る。
日高ぼたん:取り出すのはマカダミアナッツチョコ(お土産用)
日高ぼたん:「お近づきの印です。支部の皆さんで食べてくださいな。」
日高ぼたん:かしこまる。
木虎ツグミ:「わ、ありがとうございます!」
木虎ツグミ:丁重に受け取って。
木虎ツグミ:「ど、どうしましょう。私、今日お返しになるもの持ってなくて」
木虎ツグミ:「ぼたんちゃん、お好きなお菓子とかありますか?」
日高ぼたん:「わ、わ、勝手にやってることなので」
日高ぼたん:「あ、でもお菓子はあんこ入りのおまんじゅうとか、ケーキならクリーム系が好きですっ」
木虎ツグミ:「なるほど……。参考にします!」
木虎ツグミ:こくこくと頷いて脳内にメモしておく。
日高ぼたん:「こちらも、11地区の方に遊びに行くの、楽しみにしてますのでっ」
日高ぼたん:「任務を成功させて、楽しい文化祭にしましょう!」
日高ぼたん:「よろしくおねがいします、ツグミさん!」
木虎ツグミ:「楽しい文化祭を邪魔されちゃうわけには行きませんもんね」
木虎ツグミ:「クリスマスを守った実績だってありますから!しっかりお願いされます!」
木虎ツグミ:「一緒に頑張りましょう!」
木虎ツグミ:にっこり笑って、オーとこぶしを突き上げた。
日高ぼたん:「えいえい、おー!」呼応するように拳を突き上げる。
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
木虎ツグミ:ぼたんちゃんに〇連帯感/責任感で取得します
木虎ツグミ:お姉さんって呼ばれちゃいましたし頑張らないと!って感じで
日高ぼたん:お姉さん…!
GM:オーケイ!ありがとうございます!シーンは以上!
◆Opening◆逢河雷魚
GM:
//=====================
// ◆Opening◆逢河雷魚
//=====================
シーンPC:逢河雷魚 他、登場不可
GM:逢河くんのOPです。
GM:このシーンでは遺棄されたFHの施設の調査に他のチルドレンと赴いて
GM:残された日記とかを発見して何かあるみたいだぞ。と情報を仕入れたら締めのシーンです。
GM:よろしければ登場侵蝕をどうぞ!
逢河雷魚:理解!
逢河雷魚:逢河雷魚の侵蝕率を1D3+3(→ 5)増加 (44 → 49)
GM:◆廃教会
GM:それは不思議と人目がつかない路地奥に存在する廃教会だ。
GM:古いながらも最近までは手入れされていた痕跡が見られ、人の気配が消えるとともに急激に朽ちる雰囲気をまとわせている。
GM:あるFHセルが利用し、そして現在は使われてない廃教会。
GM:その施設の調査が、君に任務として与えられた。
平井遊里:「てなわけで、これからレッツ不法侵入!って感じですけど」
平井遊里:「えーと、大丈夫でしょうか。逢河…さん?」
平井遊里:栗毛にメガネを掛けた身長の低い少女。
平井遊里:貴方に同行するUGNチルドレンが、扉の前で様子をうかがうように尋ねる。
逢河雷魚:「ああ」低い声で頷く。コートを着込んだ一人の青年。
逢河雷魚:大柄な体格と、眉根を寄せた不機嫌そうな仏頂面──凶相と言っていい──が、無遠慮な威圧感を振り撒いている。あるいはわざとそうしているのか。
逢河雷魚:「問題ねーよ」それだけ言う。それ以上は余計な会話はいらないとでも言いたげな空気。
平井遊里:「そ、そうでございますかっ」そしてその雰囲気に萎縮している。
平井遊里:「では、僭越ながら先陣を切りますので、何か有れば対応の準備をお願いしますっ」言って、扉に手をかける。
逢河雷魚:「分かった」周囲に視線を巡らせ、背後からバックアップの構えを取る。
GM:ギィ、と押し開けると、ホコリが舞う気配。
GM:列になった長椅子に、説教用の壇。いかにもな教会設備が出迎え、奥の扉が別の部屋に通じている。
平井遊里:「ん。……人の気配は無いみたいです、逢河さん」
逢河雷魚:「……みたいだな」
平井遊里:しゅるしゅる、と能力による蜘蛛糸を室内に漂わせながら、逢河さんを手招き。
平井遊里:ステンドグラスから差し込む光が、埃に反射している。
逢河雷魚:「……表向き、いつから使われてないんだ?ここ」
平井遊里:「えーっと」糸で固定したタブレットを操作。「……表向きは、4年ほどですね。」
逢河雷魚:椅子の背をなぞり、指の腹に付いた埃を見る。
逢河雷魚:「後ろ暗い連中が使うには打って付けだな」
平井遊里:「はい。細々とした人の目撃例もあるみたいで。その人たちがどうやらFHの人員と見て間違いないようですね」
平井遊里:「ガッツリ拠点にするよりは、セーフハウスみたいな扱いだったと思われます」
平井遊里:しゃがみこんで長椅子の下を覗いたり、床板を叩いたりしている。
逢河雷魚:「じゃ、無駄骨ってセンもありそうだな……。つっても、表側見ててもしょうがねェな」
逢河雷魚:「奥か?」
平井遊里:「ですね。ここは一般の人でも入れるでしょうし」
平井遊里:パッパと膝についた埃を払う。
平井遊里:「奥行ってみましょう。先行しますね」
逢河雷魚:「その糸、索敵にも使えるのか?」
平井遊里:「こうやって漂わせたら、なにか動く気配とかぐらいは。」
平井遊里:「指の延長みたいな感じですね」
逢河雷魚:「そうか」
逢河雷魚:便利だな、と思っているが、口に出さない。出したほうが良いのだが。
平井遊里:「………………」
平井遊里:き、汚いと思われてないだろうか!絵面的に!とちょっと考えてる。
平井遊里:「あー、あっあー…」
平井遊里:「えーっと、逢河さんの能力は、戦闘向きなんですよね?」
平井遊里:言う間にも扉を開けて、ゆらゆらと軽い糸が進んでいく。
逢河雷魚:「ああ」
逢河雷魚:「……」だけで済ませようかと思ったが、流石に悪い気がしてくる。
平井遊里:「……ぶ、武器とか?ですか?」
平井遊里:怒られそう~、と思いながら沈黙に耐えられなかった。
逢河雷魚:「いや……」
逢河雷魚:「ああ……」何と言っていいか少し悩んで
逢河雷魚:「……影……だな」
平井遊里:「影。」逢河くんの足元に目をやる。
平井遊里:薄暗い中、廊下に差し込む光でわずかに影ができている。
逢河雷魚:「影で……こう……」
平井遊里:「はい」
逢河雷魚:古びた床に落ちる影が僅かにざわめき、小さな呻き声のようなものが聞こえる。
逢河雷魚:「食べる……?」
平井遊里:「食べる……」ぐおー、と影の口が開く所を想像して
平井遊里:「肉食系なんです、ね?」
逢河雷魚:「いや……雑食……っつーか……」
平井遊里:「へえー好き嫌いしない感じなんですね…」
逢河雷魚:「……」
逢河雷魚:「……俺のことはいンだよ」逆に居た堪れなくなった。
逢河雷魚:「何か居たか?」
平井遊里:「あっ、はい」
平井遊里:「特に動く気配とかはないんですが……」ヒュンヒュン、と指を手繰る。
平井遊里:「ちょっと、風の感じが」
GM:ここで逢河くんは判定です
GM:技能は《知覚》、難易度5でどうぞ。
逢河雷魚:何っ
逢河雷魚:2DX+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 10[7,10]+6[6]+1 → 17
GM:お強い!
逢河雷魚:めちゃ分かる
GM:では貴方はめっちゃわかります。
GM:進む先の道、その床から少し風が漏れており、地下へと続く階段が隠されていること。
GM:隣を歩く女子は全くそれに気付かず、1秒後に転ぶことがわかります。
逢河雷魚:「……」
平井遊里:「なんか、おかしいかなーって」
逢河雷魚:「おい」
平井遊里:指に集中していたため、床をあまり見ておらず。
平井遊里:「はい?」ガッ。
平井遊里:少しズレた床板につま先を引っ掛ける
逢河雷魚:「止ま……あっ」
平井遊里:「あっ」
平井遊里:ズルッ デーン!
平井遊里:顔から床に突っ込む。
逢河雷魚:掴もうとした手が空を切る。
平井遊里:「痛ッ………ぁー…!!」
逢河雷魚:「大丈夫か!?」
平井遊里:「だ、だいじょうぶです……だいじょうぶです……!」か細い声。主に羞恥。
平井遊里:転んだ際に外れた眼鏡が君の足元に転がっている。
平井遊里:「鼻が低くなる…!」
逢河雷魚:屈み込んで眼鏡を拾い、差し出す。「顔面から行ったぞ今……」
平井遊里:「あ、ありがとござます……」若干涙目になりながら、メガネを受け取る。
平井遊里:鼻と額が少し赤い。
逢河雷魚:「傷になってないか?」
平井遊里:「いや、糸で身体を支えようと思ったんですけど……咄嗟だったんでブチブチって。」
平井遊里:「どうでしょう……大丈夫です?」前髪をあげて額を見せる。
平井遊里:赤くはなっているが出血はしてない。
逢河雷魚:まじまじと見て。「赤くはなってるけど……床にささくれは無かったみたいだな」
平井遊里:「ですね……そんな荒れてなくてよかったです」
平井遊里:コンコン、と床板を叩く。
GM:そして、その足元では先程の衝撃で蓋の床板が外れ、地下への階段が口を開けている。
逢河雷魚:「絆創膏なら……」言い掛けて、素が出掛けているのに気付く。
逢河雷魚:「……。……大丈夫なんだよな?」
平井遊里:「……………逢河さんって。」チラリと見えた絆創膏を見つつ。
平井遊里:「実は、すごく優しい方だったりします?」
逢河雷魚:死ぬ程嫌そうな顔になる。
逢河雷魚:「あ…………?」
平井遊里:「死ぬほど嫌そうな顔だ……」
平井遊里:「あ、すみませんすみません。調子に乗りました。これがホントの怪我の功名、とか思ってません!」
平井遊里:おもねる。
逢河雷魚:「チッ……」これ見よがしに舌打ちして
逢河雷魚:「……地下か」何とか本題に戻そうとする。
平井遊里:(こわー)ひゃー。
平井遊里:「ち、地下ですね!なにかあるかもしれません。隠されてますから!」
逢河雷魚:「行くぞ。こっちが先行する」言うなり階段を降りていく。
GM:地下への階段は、降りてみればそれほど長くない。
GM:降りた先に一部屋程度の空間があり、そこには机と本棚。そして残された本や紙束が煩雑に収められていた。
GM:個人的な書斎、と言った趣である。
GM:その中で、特に頻繁に手に取られている様子のあるいくつかの本を、貴方は見つけることが出来る。
GM:それは、FHに所属していたチルドレンの日記のようだった。
平井遊里:「何かありましたー?」道が狭いので入り口付近を見ている。
逢河雷魚:「……日記だな。ここを使ってた奴のか?」
逢河雷魚:(わざわざこんな場所で……)手に取って開く。
GM:その中身は特に変哲もなく。間を空けつつも日々のことを綴っている。
GM:日付は4年ほど前。どうやら記入者はカヴァーとしてある中学校に通っていたらしい。
GM:そしてその合間に、時々ではあるが暗号らしき記述が頻出するようになる。
GM:流し読みするだけでも、記入者が中学校の文化祭に対して何かしらを行おうとしており
GM:該当の日付の前日の記載で日記は終わっている。
逢河雷魚:「こいつ……」平井さんに日記を見せながら。
平井遊里:「ふむ?……中学生の日記ですね。」見せられた日記を覗き込む。
逢河雷魚:「その文化祭で、一体何をやらかした?」
逢河雷魚:「4年前の時点で中学生ってことは、今は高校か大学あたりか……」
平井遊里:「ん。いやー、どうでしょう?確かになにかしようとしてますが…」
平井遊里:「多分、実行は出来なかったんじゃないでしょうか?」首を傾げている。
逢河雷魚:「どうしてそう思う?」
平井遊里:「あ、そうですね」
平井遊里:「この中学校、私の母校なんです。」
平井遊里:記載の中に出てくる校名を指す
逢河雷魚:「は?マジか」
平井遊里:「はい。中1のときかな?……なので、文化祭にはそんな事件はなかった…筈です」
逢河雷魚:「確かに、FHが計画して事件を引き起こしたなら、記憶処理でもされない限りは覚えてるだろうな……」
平井遊里:「失敗したか、諦めたか。……通ってる場合じゃなくなったとかもありますね」
平井遊里:「……あ、でも」
逢河雷魚:「事故か、あるいは妨害でもあったか…… ……ん?」
平井遊里:「今年はなんか、その学校でレネゲイドの反応が出てるみたいなんです」
平井遊里:「微弱なんで、軽い調査が入るぐらいなんですけど……」
平井遊里:「関係、あると思います?」日記から逢河くんの目に視線。
逢河雷魚:「あんたの母校でってことか……」逆に日記に視線を落として。
逢河雷魚:「つまり、この計画から3年間は音沙汰が無かったのに、今になってってことだよな」
逢河雷魚:「……偶然なんじゃねェの……?」訝し気な顔。
平井遊里:「ですかねぇ。」眉をひそめる
逢河雷魚:「まあ、つっても放置は出来ねーか……」
逢河雷魚:本棚から日記を抜き出していく。
平井遊里:「はい。調査の必要があるのは事実なんで。」
平井遊里:「これを報告したら、逢河さんにも任務が行くんじゃないかと。多分」
逢河雷魚:「とりあえず暗号解読の方に回しといて…… ……俺?」
逢河雷魚:「中学校の調査……」明らかに乗り気でない顔。
平井遊里:「えぇ、まぁ……私が予定入ってて、関係があるかどうかはわかりませんが、こちらの任務で中学校関連の資料を見つけたのでー……」
平井遊里:ツンツンと人差し指を合わせて。
平井遊里:「関係のない誰かに白羽の矢が立つより、可能性が高いのでは、ないかと」
平井遊里:「思われます……」ちょっと目をそらす。
平井遊里:「……………ごめんなさーい」小声。
逢河雷魚:「別にあんたのせいじゃねーけど……」
逢河雷魚:「どうやって中学なんて入りゃいいんだよ、このナリで……?」
平井遊里:「そこはほら!」パッ、と声を明るくして、フォローしようとして。
平井遊里:「………!」
平井遊里:「なんとかなりますよ!」
逢河雷魚:「今諦めたろ、フォロー」
平井遊里:「いえっ、そんなことはありませんよ?ほんとにっ。はいっ」
平井遊里:「教育実習生とか……身内とか……」
平井遊里:「はい」
平井遊里:「頑張りましょうね、逢河さんっ」
平井遊里:早口。
逢河雷魚:深々と溜息を吐く。「まあ、何とかするわ……こっちで……」
平井遊里:「はい………」
平井遊里:「よろしくおねがいします」
平井遊里:深々と頭を下げた。
GM:そうして、あらかたの資料をまとめ上げ、調査を報告し。
GM:貴方に次の任務が下ったのは、それからすぐのことだった。
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
逢河雷魚:ロイスは……とりあえず保留かな……?
GM:はーい!
GM:ではシーンは以上!
◆Middle01◆
GM:
//=====================
// Middle01
//=====================
シーンPC:花町日織、左道かなたのみ登場可能
GM:花町ちゃんと左道ちゃんの合流シーンです。
GM:学外から人が来るから、在校生としてまずは顔合わせておこうね~って会話して
GM:二人が仲良くなったら締めとなります。
花町日織:おっけー まかせて
左道かなた:なるほど~了解です!
GM:良ければ登場侵蝕をどうぞ!
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (44 → 49)
花町日織:花町日織の侵蝕率を1d3+3(→ 6)増加 (36 → 42)
GM:◆中等部 中庭
GM:コの字型の校舎に囲まれた中は、ビオトープを備えた噴水を囲むように自然が配置されている。
GM:その中に設置されたベンチや屋根付きの東屋は、開放されていながら周りから目線も通らない。
GM:そのため、人が集まって話をするには最適なシチュエーションになっていた。
GM:花町さんと左道さんは、任務前の顔合わせということで、そこに集まっていた。
花町日織:「やー、待たせちゃってごめんねっ」鞄を手に小走りでやってくる。
左道かなた:「いえ、そう待ってもいないですから」ふわと微笑んで、髪を抑えながら。
左道かなた:椅子を引いて、さっとティッシュで拭いておく。
花町日織:「ちょっと掃除当番でごたついちゃって……」ふと、足を止める。きょろきょろと周囲に人の気配がないかを確認。
花町日織:秘匿を守るようにUGNから言い聞かされている、ぎこちないなりにその実践。
左道かなた:少し苦笑して。「大丈夫ですよ。一応、近くに人は来ていないと思います」
花町日織:「ん、ありがとね」微笑んで、隣に腰掛ける。
左道かなた:「花町さんこそ、プリントとかは大丈夫ですか?何か手伝えることがあるなら、いつでも構いませんので」
花町日織:「あ、大丈夫大丈夫。これでも成績はいい方だし」
花町日織:「まあ年を考えると、そうでなくちゃ困るんだけど。出席してない分の単位を取り戻すとかで、色々あってねー」
左道かなた:「そうですか…大変ですよね。あまり年上の方のことは分からないですけど……」
左道かなた:備え付けのロッカーにあった雑巾などで、テーブルなどをざっと拭いたりはしてある。
花町日織:「年上って言っても、ずっと病院で寝てただけなんだけどね」
左道かなた:「それは大変なことだと思うので、こう……」苦笑して。「と、およびしたことの、ある程度の説明とかは…大丈夫ですか?」
花町日織:頬をかく。ほのかに甘い、バニラのような香。香水を付けているのだろう。
左道かなた:気を付けているのだなあ、と思う。香水などの化粧品などは、中学生でつけているのはそういないと思う。…ぼくが気付けてないだけかもだけど。
花町日織:「説明。えーっと、この学校内でレネゲイド反応があったって」
花町日織:「それも、そんなに強くないやつ。だから気をつけて監視してねー、って。私が聞いたのはそんな感じかな」
左道かなた:「ええ、まあ。その調査ということでこちらお仕事をしますので、気を付けて頂きたくて」
左道かなた:柔らかく、ゆっくりした話し方と、声のトーン。聞き取りやすくなるように、練習でもしたような声だった。
花町日織:「うん。一緒に頑張ろうね」
花町日織:「かなたちゃんとこういうお仕事するの、初めてだ。へへ」
左道かなた:「はい。……ええと、そういえばそうなりますか」
左道かなた:「こちらも、アリアンロッドの、なんて聞いたときにはどきどきしたので、まあお手柔らかに」
左道かなた:ぺこりと頭を下げる。
花町日織:「ん、ふふ」その支部名で呼ばれると、少し照れくさくなる。「よろしくね」
左道かなた:「はい、よろしくお願いいたします」
花町日織:微笑みかけて、すっと右手を差し出す。
左道かなた:「あ、ええと」少し困った声。
花町日織:「あ、ダメだった?」
花町日織:つい先日も、似たようなシチュエーションがあったよなと思い出しながら。
左道かなた:「……いえ、大丈夫です。なんですけど、ちょっとぼくは、接触すると抑えきれないというか、なんというか、その」困った顔で。
左道かなた:「……変な香りとかがするかもですが、あまり気にしないで、というか。意識しないようにしてもらえれば……はい」
左道かなた:そう言って、恐る恐る手袋をしたままの手を差し出す。
花町日織:「ふふ。ありがと」ぎゅっと握って応じる。
左道かなた:「……ぁ、は、はい」眉根が下がった顔で。 握ると、どこか淡い花のような香りが一瞬だけ、あなたの鼻をくすぐる。
左道かなた:鍛えているからか、少女の柔らかさの中に堅さがある掌。
花町日織:「……むしろ、いい匂いだと思うけどなぁ」吹き寄せた風に乗って、その香を感じ取る。そう呟いて、
花町日織:「……って、うわ。ごめん、なんか今すごいヘンタイっぽいこと言っちゃったかも」
花町日織:赤面して片手をぶんぶんと振る。
左道かなた:「あ、いえ、その。そういう力なので」
左道かなた:「大丈夫です。寧ろ、あまり握ったままだとよくないですから」苦笑しつつ、離された手をもう片方でそっと抑えつつ。
花町日織:「匂いの出る能力……フェリどんさんとかがそういう感じだったなぁ」
花町日織:月で出会った、君の知らないエージェントの名を口にして。
花町日織:「よくないって……握り続けると、どうなるの?」興味本位。
左道かなた:「正確には、ちょっと違うんですけど…匂いは副産物、というか。……ええと、どこかの大きな事件で見たような名前…?」
左道かなた:「あ、はい」こほん、と咳払いして。
左道かなた:「ぼくは一種の”対抗種”で……レネゲイドとかに対して、分解するような作用があるんですけど」
左道かなた:「そのためにか、”受け入れさせる”ように作用するんです。だから、あまり触れ続けると……」
左道かなた:「ぼくが言う事ややることに、全然抵抗できなくなっちゃう可能性があるので、はい。気を付けてくださいね」
花町日織:「……わ。それは大変だ」
左道かなた:「そうなんです。だから、注意してください」もちろん、そんなことはしないですよ、と。
花町日織:「まあでも、かなたちゃんなら人の嫌がることはしなさそうだけどなぁ」
花町日織:「私なんかのことも、すごく気を使ってくれてるし……」
左道かなた:「……そういってくださるのは嬉しいですけど、オーヴァードだっていうことは、そういう自制を振り切ってしまうものがありますし」
花町日織:「ああー、暴走ってやつ。それもそうか」
左道かなた:「はい。それに、戻れないときもありますし、人を操るものにぼくが対象になる可能性もあります」
花町日織:「あはは……それは、できれば考えたくないなぁ」
左道かなた:「だから、変にぼくがべたべたしてきたら通報してくださいね。……それと。」
左道かなた:「自分のこと、なんか、なんて言っちゃだめですよ」
花町日織:「え。やー、そこは言葉の綾っていうか……卑下とかじゃなくて。まだ出会って日も浅いのに、みたいな……」
左道かなた:「花町さん、結構人気ある方ですし。ちゃんと大事にしないと」すこしふすふすしつつ。
左道かなた:「………こほんっ」
花町日織:「そ、そうなの……?誰が言ってたの、それ?」
花町日織:「あ、いや!無理に言わなくてもいいけどっ」
花町日織:嬉しさ・照れ・困惑やらで表情が忙しくなっている。
左道かなた:「いえ、ちょこちょこ漏れ聞くのと、女子の間でそういう話が……」
左道かなた:「はい、じゃあこれ以上はなしということで……」目を逸らし、わずかに頬を染める。
花町日織:「あ、うん……分かったよ、なしね」
左道かなた:「はい」きりっとした表情で。
左道かなた:「で、話を戻しまして」横に置くジェスチャー。
花町日織:少し胸に手をおいて、すーっと息を吸う。呼吸を整えて。
花町日織:「よしきた」
花町日織:当社比きりっとした表情を作って君に向き直る。
左道かなた:「文化祭の時、人が多いですし学校中調べに回るので、色々互いに助け合いましょう、ということで」
左道かなた:「ええとですね、……」
左道かなた:「……もしもの時の為に連絡先を交換してもよいでしょうか」最後はどこか弱弱しい声。
花町日織:「あっ、そうそう。私も、それ言おうと思ってたの」
花町日織:気が合うねー、なんて冗談っぽく言いながら端末を取り出す。
左道かなた:「そうですか」すこしほっとした表情になって、こちらも制服の胸ポケットから端末を。
花町日織:「いっそグループとか作っちゃおうか。文化祭対策会議チーム!みたいなやつ」
花町日織:「ちょっとかっこいいじゃん。いや、名前はもう少し検討の余地があるかもだけど……」
左道かなた:「えっ……電話番号を交換するんじゃ」ちょっとぽかんと。
左道かなた:「電話でそんなことできるんです…?」
花町日織:そんな事を言いながらQRコードを表示する。
花町日織:「えっ」
左道かなた:「……えっ」
花町日織:「だって、文化祭とか周り結構騒がしくなるし、通話とか難しいことも……」
花町日織:「……あっ、なるほど」
左道かなた:「携帯電話って、電話をするものじゃ……」一応スマホだ。
花町日織:チルドレンの中には、そのあたりの常識が偏っている子がいるという話を思い出しつつ。
花町日織:「よしよし、それじゃあ今日は」
花町日織:「かなたちゃんに、そのスマートフォンの秘密機能をレクチャーしてあげよう」
左道かなた:「えっ……あ、みんながたまに出して弄ってるのって……」
花町日織:ふっふっふ、と笑いながら君の端末を借りて目の前で操作していき。
左道かなた:「は、はい。よろしくお願いします」
左道かなた:おそるおそる差し出したそれを覗き込んでいる。
花町日織:「……よぉし、これでオッケー!」メッセージアプリがインストールされたものを、君へと手渡した。
左道かなた:「……おお……」目を丸くしてそのアイコンや画面を見ている。
左道かなた:「ありがとうございます、花町さん」
花町日織:「あ、使い方も教えたほうがいいかな。まず、相手を選ぶ時はここをタッチしてね……」
左道かなた:「ぁ、はい、ここで……」
花町日織:そんな風に、その後もしばらくスマートフォンの使い方講座に終始して、ふたりの第一回作戦会議は終わったのだった。
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
左道かなた:日織ちゃんに取る!
左道かなた:”年上の同級生”花町日織 〇尊敬/心配 で。すごいなあ、というのと心配だな~~っていうやつです
左道かなた:以上!
花町日織:左道かなた:◯友情/不安 で取ります~
花町日織:以上で!
GM:はーい。ではシーンは以上!
◆Middle02◆
GM:
//=====================
// Middle02
//=====================
シーンPC:木虎ツグミ、逢河雷魚のみ登場可能
GM:ツグミちゃんと逢河くんの合流シーンです。
GM:潜入チームなので顔を合わせまして、自己紹介したりして頑張りましょうね~、ってなったら締めのシーン。
木虎ツグミ:頑張ります!
逢河雷魚:頑張ります
GM:侵蝕をどうぞ!
木虎ツグミ:木虎ツグミの侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (36 → 46)
逢河雷魚:逢河雷魚の侵蝕率を1D3+3(→ 5)増加 (49 → 54)
GM:◆UGN支部 会議室
GM:四角に並べられた長机にホワイトボード。映写用のプロジェクター。
GM:あてがわれた会議室に案内され、木虎さんと逢河くんは、任務に関連する人員として顔を合わせていました。
平井遊里:「今回、場所は中学校ということで。外からは私、平井遊里と逢河さん、それに木虎さんで赴くことになります」
平井遊里:「お二人は面識とか、あります?」
平井遊里:パラパラと資料を配ったりお茶を出したりしている。
木虎ツグミ:「初めましてです!」
逢河雷魚:「無ェな」
木虎ツグミ:「あ、ありがとうございます!」 言いながらお茶と資料を受け取って。
木虎ツグミ:「ええと、改めまして!十一支部所属の木虎ツグミです!」
木虎ツグミ:「戦闘と、電波供給と、通信が得意です!よろしくお願いします!」
木虎ツグミ:所属、名前、特技。支部で教わった通りに自己紹介をしてぺこっとお辞儀。
逢河雷魚:「お、おぉ……」テンションに圧倒される。
平井遊里:「はじめまして!平井遊里です。」ぺこり。
平井遊里:「蜘蛛の能力に特化していて、糸を操ったりが得意です」自己紹介を返す。
平井遊里:チラ、と逢河くんに目線をパス。
逢河雷魚:「“チケット・トゥ・ヒンノム”。逢河だ」
逢河雷魚:「基本は白兵戦専門だと思ってくれ」
逢河雷魚:「以上だ」
逢河雷魚:(まだ小さいのにバリバリメッシュ入ってんな……)木虎さんの髪を眺めている。
木虎ツグミ:「平井さんと、逢河さんですね!」
木虎ツグミ:眺めている視線には気づいていない。あと髪は地毛である。
木虎ツグミ:「蜘蛛の能力ってことは、平井さんもキュマイラなんですか?」
平井遊里:「あ、はいっ。キュマイラがメインですっ」
平井遊里:「あとはハヌマーンとオルクス、で糸を操ったり、正確性をあげたりですね」
木虎ツグミ:「なるほど……トライブリードなんですね」
木虎ツグミ:「私もキュマイラなんですよ!因子が何かはちょっと、分からないんですけど」
平井遊里:「へー!」
逢河雷魚:甘ったるい缶コーヒーを啜っている。
平井遊里:「あ、でも、種族とかまでキッチリ決まるのも珍しいと聞きますからね。そういうこともあるんですね」
木虎ツグミ:「みたいですね。私の場合だと本当に何の動物か全然わかってないので、それもちょっと珍しいみたいですけど」
木虎ツグミ:「逢河さんはどういう能力なんですか?」
逢河雷魚:「あっ?ああ……」振られると思っていなかったのでぎくりとして。
逢河雷魚:「俺は……アレだ」
逢河雷魚:「影を……」
逢河雷魚:「こう……」
平井遊里:「食べるんでしたっけ。雑食で。」
平井遊里:両手を組み合わせて口の影絵。
逢河雷魚:「そういうのだ」
平井遊里:「らしいです木虎さん」
木虎ツグミ:「なるほど……。私の先輩にもウロボロスの人が居るんですけど、そっちの人はあんまり戦闘は得意じゃなくて」
木虎ツグミ:「でも逢河さんは白兵戦専門なんですよね?じゃあ影を使ってバリバリ戦う感じです?」
逢河雷魚:「ああ。キュマイラの獣化に近いって言われたこともあンな、そういや」
木虎ツグミ:「獣化にですか!」 きらっと目を輝かせて。
平井遊里:「おぉ。キュマイラトリオなのでは。じつは。」
木虎ツグミ:「あの、私今獣化の練習をしてるところで」
木虎ツグミ:「良かったら影使ってるところ見せてもらえませんか!?」
木虎ツグミ:思わずずいっと前のめりに。
逢河雷魚:「おぉ……」少し引いて「そうなのか」
逢河雷魚:実家の妹の幼少期がこんな風だったな……と思い出している。
木虎ツグミ:「はい!でも、因子が分かってないせいかあんまり上手くいってないんです」
木虎ツグミ:「変身と戻るのは出来るようになったんですけど、戦える感じの姿じゃなくて」
逢河雷魚:「戦える感じじゃない?」
木虎ツグミ:「ええと、その」
木虎ツグミ:「こう、ちっちゃくて、丸くて……なんというか」
木虎ツグミ:「マスコットとか、みたいな?」 上手くいってないことなので詳細に話すのがちょっと恥ずかしい。
平井遊里:「ちっちゃくて丸い……」ポワポワと想像している。
逢河雷魚:「そんな風になることもあんだな……」奇しくもほぼ正解の毛玉を想像している。
木虎ツグミ:「ええと、ともかく!そういう感じなので戦える人の獣化を見てみたかったんです!」
木虎ツグミ:「うちの支部だとキュマイラの人が少なくて、あんまり見る機会もなくて……」
平井遊里:「あ、私もちょっと気になります。前は戦闘無かったですしね」
逢河雷魚:「んー……」頭を掻いて。
逢河雷魚:「見せンのはいいんだけどな、俺のは逆に危なっかしいんだよな」
逢河雷魚:「だから、まあ、実戦でな。それでいいか?」
木虎ツグミ:「はい、もちろん!」
木虎ツグミ:「あ、でも実戦になるようなことは無い方が良いですよね……?」
木虎ツグミ:ううん、と悩まし気に唸る。
逢河雷魚:「そりゃそうだ」
逢河雷魚:心なしか態度が軟化している。
木虎ツグミ:「じゃあ、もし実戦の機会が無かったらですけど」
木虎ツグミ:「今度模擬戦してもらえませんか?そうでなかったら、訓練してるところを見せてもらうとか!」
逢河雷魚:「あー……」少し悩むが、結局「いいぜ。終わった後にな」
木虎ツグミ:「やった!ありがとうございます!」
木虎ツグミ:ニコニコと嬉しそうである。誤解されてるのには全然気づいていない。
逢河雷魚:「おう」表情を緩める。中学生どころか小学生くらいだと思っている。
平井遊里:「訓練室の申請、必要になったら手伝いますね~」
逢河雷魚:「で……本題に戻るか」
木虎ツグミ:「あ、そうでした!」
平井遊里:「あっ、はい」
木虎ツグミ:「すみません、脱線しちゃって……」
平井遊里:「あはは。でも、一緒に任務するんですから、仲良くなるのも必要ですよね」
逢河雷魚:「まあ、そうだな」
逢河雷魚:「中学校だよな?カバーはどうする?外部からはこの三人っつったが、他の人員はいるのか?」
平井遊里:「ですです。在校生…通ってる中学生の子たちもいます」
平井遊里:各メンバーの資料を開示していく。
木虎ツグミ:「私が会ったぼたんちゃんも確か通ってるって話してました!」
木虎ツグミ:「なので、私はぼたんちゃんの従妹っていうカバーで潜入しようかと」
平井遊里:「日高さんとは、木虎さんはもう顔合わせてるみたいですね」
平井遊里:日高、神倉、水無瀬。そして花町、左道。各人員の情報を渡す。
逢河雷魚:「俺も在校生の身内ってとこが手っ取り早そうだな」資料を捲って
木虎ツグミ:「逢河さんならお兄さんとかがそれっぽいですかね?」
平井遊里:「ですね。逢河さんもどなたかの身内で。行動の自由も効きそうですし」
平井遊里:「意外と面倒見良さそうですしね」
逢河雷魚:「誰がだ?良くねーよ……」
逢河雷魚:「この左道さ……左道あたりが良さそうだな」
逢河雷魚:「髪色とか」
逢河雷魚:「本人にも連絡頼む」
平井遊里:「あ、たしかに。容姿が似てると説得力増しますね。目も暖色ですし」
平井遊里:「了解しました。そのように連絡しておきます」
木虎ツグミ:「平井さんはどういうカバーにするんです?」
逢河雷魚:「カバーってか……」平井さんに視線をやって
逢河雷魚:「マジなんだよな?」
平井遊里:「………はい?」
平井遊里:「なにがです?」
逢河雷魚:「ここの卒業生っての」
平井遊里:「あ、はい。マジですね。なのでそのまま卒業生として手伝いに行こうかと。」
木虎ツグミ:「あ、そうなんですね!」
木虎ツグミ:「カバーじゃなく本当なの、ちょうど良い感じしますね。嘘をつくときには本当のことを混ぜろって支部でも教わりましたし」
平井遊里:「おぉ、さすがは情報支部。お墨付きですか」
逢河雷魚:「11はチルドレンにもしっかり教育してンだな……」
逢河雷魚:中学生の従姉妹がカバーなら本人も中学生だろうと思っている。
木虎ツグミ:「えへへ……。私も十一支部の一員ですからね!」 支部が褒められて嬉しい。
逢河雷魚:「しかし、まだ弱い反応らしいのに、職員がこれで……」数えて「8人か」
逢河雷魚:「かなり警戒されてんだな、この学校」
平井遊里:「あるいは、逆かもしれませんね。ソレ」
逢河雷魚:「逆?」
平井遊里:「ほら、オーヴァードって、結構緊急の任務入っちゃうじゃないですか。それで学校も早引けしたり。」
平井遊里:「だから、学校のイベントに係る任務を入れることで、そういうのに関われるように……みたいな。」
逢河雷魚:「UGNの配慮だって?」
木虎ツグミ:「なるほど……」
平井遊里:「だったりしませんかねぇ」へへへ、と中学生5人の資料に目を落とす。
逢河雷魚:「だとしたらお優しいもんだな……」
逢河雷魚:皮肉半分、感心が半分。
平井遊里:「優しいほうが良いじゃないですかー」ちょっと冗談めかして照れる。
木虎ツグミ:「でも、確かにUGNの任務があると部活とか出来なかったりしづらかったりしますし」
木虎ツグミ:実際ツグミ本人も帰宅部である。
木虎ツグミ:「そういう、学生っぽい楽しいことをちょっとでも多く出来るのって良いですよね!」
平井遊里:「はいっ!後輩達の青春を守るために、」
平井遊里:「私達も頑張りましょうね、木虎さん、逢河さん!」
木虎ツグミ:「はい!頑張ります!」
逢河雷魚:「木虎と模擬戦することになるのを祈ってるよ」
逢河雷魚:溜息を吐いて肩を竦めた。
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
逢河雷魚:ロイス取得 木虎ツグミ ○庇護/子供
逢河雷魚:以上です
木虎ツグミ:子供じゃないです!
逢河雷魚:13歳くらいかな……
GM:child…
木虎ツグミ:逢河さんに〇連帯感/心配で取ります
木虎ツグミ:ずっと眉間に皺寄せてるけどお腹とか痛かったりするのかな……の心配
逢河雷魚:心配されてる……
木虎ツグミ:以上!
GM:優しいね…
GM:ではシーンは以上!
◆Middle03◆
GM:
//=====================
// Middle03
//=====================
シーンPC:全員登場
GM:合流シーンです。ミドル会話を踏まえてPC顔合わせなので、これからよろしくねーと自己紹介して
GM:調査も頑張るかーってなったら締めのシーンです。
GM:よろしければ登場侵蝕をどうぞ
花町日織:花町日織の侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (42 → 47)
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (49 → 54)
木虎ツグミ:木虎ツグミの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (46 → 48)
逢河雷魚:逢河雷魚の侵蝕率を1D3+3(→ 4)増加 (54 → 58)
GM:◆中学校近辺 公園
GM:カヴァーとしての手続きを行い、中学校に潜入するための手続きが現在行われている。
GM:その前に、貴方達四人はカヴァーのすり合わせと事前の交流として、学校近くの公園にやってきていた。
GM:歩けば数分程度の距離であり、少なからず遊具も設置されている。
平井遊里:『では、先にこちらで申請をしてきますね。終わったら連絡します』
GM:と、手続きに向かったチルドレンからの連絡を待っている状態である。
花町日織:「えーと……じゃあ、とりあえず自己紹介からかな?」皆の顔を一通り見渡して。
左道かなた:「面識のない方もいますし、それがよいでしょうか」
木虎ツグミ:「ですね!じゃあ私達外部組から行きましょうか!」
花町日織:「あっ」言ってから口元を抑える。「なんかいきなり勝手に仕切るみたいなこと言っちゃった」
花町日織:「失礼失礼。正規人員の人の指示とかあったら、ちゃんとそっちに従うので~」すっと一歩退く。
逢河雷魚:「……“チケット・トゥ・ヒンノム”。逢河雷魚、エージェントだ」
木虎ツグミ:「私は十一支部チルドレンの木虎ツグミです!」
木虎ツグミ:「あと私達は一応正規人員ですけど、別に上司とかそういうわけでもないですし」
木虎ツグミ:「何よりここはお二人の通う学校ですから!私達が教えてもらうことも多いと思うので」
木虎ツグミ:「仕切るとかそういうの気にせず話してもらえると嬉しいです!」
逢河雷魚:「そうだな……まあ、面倒なことを引き受ける役とでも思ってくれ」
花町日織:「そっ、そうかな?私もそんなに長く通ってる訳じゃないんだけどねぇ。色々事情があって……」
花町日織:「へへ、頼もしいなぁ。……っと、じゃあ次は学内組か」どうする?かなたちゃんの方に目配せ。
左道かなた:「逢河さんに、木虎さんですね。心強いですし、どうかよろしくお願いします」ぺこり。
左道かなた:「え、ええと……?お、お先に…?」
左道かなた:そんな視線を受けてちょっと困りつつどうぞと促す。
花町日織:その言葉に小さく頷いて、二人の方に向き直り。
花町日織:「"ネイバーハンド"、花町日織! 月面支部アリアンロッド所属のイリーガルですっ」
花町日織:「……と言っても、籍がそっちにあるくらいで。普通に市内で活動するイリーガルと変わりないんですけどね」
花町日織:「一応、直通電話とかは貸し出してもらってるんですけど……じゃなかった」
逢河雷魚:「月面……」資料では見ていたが、やはり面食らうものがある。
左道かなた:月に届く電話、ちょっと見てみたいなあと思ったりする。
木虎ツグミ:「月、ってあの月ですよね?」 空を指さして。
花町日織:「ですです。空に浮かんでる、まんまるなあいつです」
木虎ツグミ:「あんな遠くにも支部があるんですね……」
花町日織:「まあ、ほとんど一人で運営してる感じだけどねー」
花町日織:「ちょっと長いこと入院してた時期があって、今は17歳で中学一年生をやってます~」
逢河雷魚:(大変そうだな……)4年越しの中学校生活を想像している。
木虎ツグミ:ほへーと一頻り感心の顔をした後に。
木虎ツグミ:「……あ、え、年上だったんですね!?」
木虎ツグミ:ようやく17歳のところまで情報処理が追いつく。
花町日織:「あ、いやいや。まあそういう感じの変な事情なので、年齢のことはあんまり気にしないでほしいっていうか」
花町日織:「中学生と普通にタメな感じで話してるからね。毎日」
木虎ツグミ:「な、なるほど……。じゃあ日織ちゃんって呼んでも良いですか?」
花町日織:「え、もちろんだよー。私もツグミちゃんって呼んでいい?」
木虎ツグミ:「はい、もちろん!何でも好きに呼んでください!」
逢河雷魚:(コミュ力ヤバいなこいつら……)驚愕と共に戦慄が走る。
左道かなた:ちょっと目を丸くしている。こんなにすぐ下の名前で呼び合ったりするんだ……
花町日織:「あ。ちなみに、ツグミちゃんっておいくつ?」年上、と言われたので。ついでに気になって訊ねてみる。
木虎ツグミ:日織ちゃんに頷きつつ、かなたちゃんの方にも軽く目線を送る。
木虎ツグミ:「あ、今高校一年生です!そろそろ進級ですけど」
花町日織:「はええ、そっか。じゃあ学生経験は私より3年も上……っと」つい話し込んでしまった、と思いながらかなたちゃんの方に向き直ろうとして。
逢河雷魚:「……あ!?」
逢河雷魚:信じられないという表情で木虎さんを見ている
左道かなた:「あ、そうなんですね……色々高校からテストとか大変だって……、どうしました、逢河さん」
花町日織:「え、どうしたの……?」
逢河雷魚:「高1……!?」
逢河雷魚:「……歳いくつだ?木虎」
木虎ツグミ:「……はい!高校一年生です!」 先輩達から向けられてる感じのアレと同じものを察知。
木虎ツグミ:「背はまだちょっと低いですけど!高校一年生です!!」
逢河雷魚:「マジかよ……」
逢河雷魚:(あいつとタメか一個下でこれか……)16歳の恋人の顔を思い出している。
左道かなた:「わ、若く見られることはいいことですし……?」
木虎ツグミ:「私のこれだと、若くっていうより子供に見られてる感じですし……」
木虎ツグミ:器用にむうとしつつしょぼくれる。
左道かなた:わたわたしている。慰め方があまりわからない。
花町日織:「高1って言っても、まだまだ伸びるんじゃない?背」
花町日織:「栄養もだけど、睡眠いっぱい取ると良いらしいよー」
木虎ツグミ:「はい!最近ちょっと伸びだしたんです!」
左道かなた:「よ、よかったですね!」よしこれだと少し力を入れて。
逢河雷魚:「ああ……悪いな、木虎」ちょっとバツが悪そうにしている。
木虎ツグミ:「ええと、私もムキになっちゃったのでお気になさらず」
左道かなた:「こほん、えと、その。ぼくのやつ行っても大丈夫…です?」
木虎ツグミ:「あ、そうです!そうでした!」
花町日織:「あっ、もちろんだよー。ごめんね、勝手に置いて盛り上がっちゃって」小さく手を合わせて言う。
左道かなた:「ああいや、大丈夫です。すごい速度で仲良くなってましたし……」苦笑気味。
左道かなた:「ええと、気を取り直して。”カンビオン”。左道かなた、14歳の花町さんと同級の中学1年生です。よろしくお願いしますね」ぺこりと綺麗なお辞儀。
木虎ツグミ:「はい、よろしくお願いします!」
逢河雷魚:(こっちは本当に14か……混乱してきたな……)
左道かなた:「花町さんはこうして特殊な事情がありますし、正規人員なのはぼくなので、ぼくの親類となる方がいる、とは聞いたのですけど…」
逢河雷魚:「ああ、俺だ。よろしく頼む」
逢河雷魚:「カバー上は一応、兄妹ってことになるが……」
逢河雷魚:「まあ、特に気にしないでくれ」
左道かなた:「あ、はい。よろしくお願いしますね。事情のすり合わせも、……ええ、まあこういう任務上必要だ、というのは分かっていますから」
左道かなた:少し苦笑して。
花町日織:「へええ、お兄さんと妹のふりをする……ってことですか」
左道かなた:「まあ、あまり繋がりがないのに文化祭に来るのは不審者とかそういうので通報されたりするから…」
花町日織:「ええー。なんか楽しそうだなぁ、そういうの」勝手にワクワクしている。
左道かなた:「…楽しい、のかなあ?兄弟とかはいたことないから、分からないのですけど…」
逢河雷魚:「遊びじゃねーぞ、花町……」
花町日織:「わっ、分かってるよぉ。むしろプロの潜入っぽいなーっていうか……」
木虎ツグミ:「ですよねぇ。あ、私は日高ぼたんちゃんっていう子の従姉として潜入する予定です!」
木虎ツグミ:「このあたりの設定も多分共有しておいた方が良いので、覚えておいてもらえると助かります!」
左道かなた:「日高さんですね。分かりました…いとこなら姓が違ったりしても問題ないでしょうし、ハワイから来た子なら、金髪とかでも納得してもらえるでしょうし…」
花町日織:「なるほど、ぼたんちゃんの従姉妹ね。了解了解」
花町日織:「そしたら、逢河さんのことは雷魚さんって呼ぶようにした方がいいかな」
花町日織:「苗字、兄妹なら同じになっちゃうし……」
左道かなた:「逢河さんとぼくの姓の違いは、母と父の離婚とかそういう感じで、察してもらう感じで行けばいいと思うので…」
花町日織:「あっ……そ、そういう感じね!なるほどね!」
左道かなた:「あまり違う事をしても、結構ミスが多くなるので。大丈夫ですよ」と花町さんに。
逢河雷魚:「あー……」眉間に皺を寄せて悩んで
逢河雷魚:「まあ……呼びやすい方でいいんじゃねーか……?」
木虎ツグミ:「あ、でも名前で呼ぶのも良いと思います!そっちの方が自然ですし!」
花町日織:「呼びやすい方……」ふむむ、と少し考えて。「ん、じゃあやっぱり雷魚さんで」
逢河雷魚:(下の方が呼びやすいのかよ……)ちょっとびっくりした顔をしている。
左道かなた:「下の方が呼びやすい……」ちょっとびっくりした顔をしている。
花町日織:「私はなんか、一人だけ苗字で呼ぶみたいになると、ちょっとすわりが悪いかなーって。へへ」
木虎ツグミ:「あ、分かります。なんかこう、揃えちゃう方がなんとなく良いですよね」
木虎ツグミ:「じゃあ今後は雷魚さんにしますね!あ、かなたちゃんもかなたちゃんって呼んでもいいですか?」
左道かなた:「ぇ、あ、はい。構いませんけど……」目を白黒させている。
左道かなた:下の名前で呼ぶ流れになってるのに気づいてはっとした顔になる。
左道かなた:「ぃ、いやぼくは……下の名前で呼ぶのが、その」
花町日織:「まあ、人それぞれだよねぇ」
逢河雷魚:「ああ……抵抗あるよな」
逢河雷魚:「じゃあ名字……」
左道かなた:「気恥ずかしぃ、ので………はい、兄さん、とか。そういうので、いいですか……?」
左道かなた:弱弱しい声で逢河さんを見上げて。
逢河雷魚:「……兄さんはいいのか……?」
左道かなた:「い、いやだって。花町さんや木虎さんは下の名前で呼んでるのに、妹ということになってるぼくが親しみを感じない呼び方だとおかしいじゃないですか!」
左道かなた:「文化祭に呼ぶくらい親しいはずなのに!」
逢河雷魚:「いや、まあ……左道が良いならそれで……」
逢河雷魚:「つーかアレか、妹を名字呼びはヤバいか」
左道かなた:「そ、そうなる…んですかね」さっきの言葉ですこし頬が朱に染まっている。
花町日織:「そうだね、普通に名前呼び捨てが自然じゃないかなー」
逢河雷魚:「じゃあ……かなたか……?」
左道かなた:すこし震えて、「は、はい。兄さん……?」
左道かなた:少し瞳が潤んでるようにも見えなくはないが、もう今更退けないのだ……!
逢河雷魚:「……ああ……」
逢河雷魚:(やめた方がよかったんじゃねーかコレ……?)
逢河雷魚:今更後悔する。
木虎ツグミ:「ええと、今回ってこの四人とぼたんちゃんと平井さんと……」
木虎ツグミ:二人の後悔には特に気付かないまま話を進める。
木虎ツグミ:「あとお二人いらっしゃるんでしたっけ?」
左道かなた:「神倉くんっていう杖を突いている男の子と、」
花町日織:「うちのクラスの水無瀬くんって子かな」
逢河雷魚:「多いな、マジで……」
逢河雷魚:「この規模の任務なんてそうそう無いぞ」
左道かなた:「まあ、文化祭という状況で調査を目立たないように、となるとどうしても人手はいりますし…」
木虎ツグミ:「8人ですもんね……。大体は4人とか、多くても5人くらいですし」
木虎ツグミ:「大規模動員ならもうちょっと規模が大きいイメージです」
木虎ツグミ:ふわふわと以前の任務を思い出しつつ。
花町日織:「へええ。言われてみれば、多いですよね」
花町日織:月での事件の時は何人が関わってたかな……という事を数えようとするが、途中でわからなくなりやめる。
左道かなた:「普段みたいに、すぐバックアップの方に来てもらう、というわけにもいかないですから」
逢河雷魚:「基本、俺達だけで何とかする訳だな……まあ、こっちはそう珍しいことでもねーけど」
花町日織:「みんなでの連携が大事になる?ってことかな」
花町日織:この先の展開を予想し、すっとスマホを取り出しながら言う。
左道かなた:「そうですね。上手くカバーし合っていきましょう」
木虎ツグミ:「はい!連携重視で!」
木虎ツグミ:そう言いつつ日織ちゃんがスマホを出したのを見てこちらもスマホを出す。
逢河雷魚:どうしてスマホを取り出したんだろう……と思っている。
左道かなた:こちらも頭をすこし傾げている。「どうしました…?」
花町日織:「?」こちらも少し首を傾げる。「ほら、交換しておくでしょ?連絡先」
木虎ツグミ:「通信も勿論出来ますけど、こっちの方が便利な時もありますもんね!」
逢河雷魚:「あっ?ああ……成程な……」
逢河雷魚:スマホを開く。恐ろしく連絡先が少ない。
左道かなた:「あ、なるほど。確かにそうですね」ぽんと掌を叩いて、ポケットから取り出す。
左道かなた:こちらはそれなりに多いが、色々なサービスの登録や学校、近隣の公共機関への連絡先ばかりだ。
花町日織:連絡先はそれなりに多い。学校に来て日は浅いが、クラスメイトともそれなりに交換を済ませている。学外の人間やスケバンのような名前もちょこちょこ見える。
花町日織:全員と連絡先を交換しつつ、グループ用のチャットへの招待を済ませたりする。
木虎ツグミ:グループに早速参加して、さっきも使った犬のスタンプを送信。
木虎ツグミ:友達の数は結構多い。あと上の方に先輩達との5人でのグループがある。
花町日織:「えへへ」こちらもパンダのスタンプで応じる。
逢河雷魚:「……」コミュ力に翻弄されて完全にされるがままになっている。
左道かなた:「……わ。絵が」こちらも先に教わった通りに入って。
木虎ツグミ:「スタンプって言うんですよ!かわいいの多いですし、見てるだけでも楽しいですよ!」
左道かなた:「へええ……」目を丸くして流れるそれを見ている。
左道かなた:「ええと、まず、"宜しくお願いします”……」これだけ打ち込んで送る。
逢河雷魚:『テスト』とだけ送る。
花町日織:「よく使う定型句とかも、ぱっと打てたりするからねー」
GM:そうして、和気あいあいと交流を深めている皆のもとに。
日高ぼたん:「ツッ」「グッ」「ミッ」タッタッタ
日高ぼたん:「おねえさーんっ」ワーッ
日高ぼたん:と、助走から抱きつく勢いで声をかける。
木虎ツグミ:声にいち早く気付くと、さっと振り返って抱き留める体勢を整える。
日高ぼたん:受け入れ姿勢が整ったのでそのままダイブ。
木虎ツグミ:こう見えて腕力はあるので、一歩も下がらずしっかりと受け止める。
逢河雷魚:(また元気なのが増えたぞ……)テンションにたじろぐ。
花町日織:「あっ、ぼたんちゃんだ。はろはろー」
日高ぼたん:「日織ちゃん!かなたちゃんも!ハロハロですよ」
日高ぼたん:「おっと、はしたないはしたない」コホン、と抱きとめられておすまし。
水無瀬夕真:「きゅ、急に走るな!」
水無瀬夕真:遅れて、赤毛の男子が追いかけてくる。
左道かなた:「日高さんに、水無瀬くん。こんにちは」
木虎ツグミ:「お、そちらの人が水無瀬君ですか!初めまして!」
花町日織:「水無瀬くんもおつかれ~」
水無瀬夕真:「木虎さんに、逢河さんだな。お疲れ様です」ペコリ、と目上に挨拶。
水無瀬夕真:「左道さんと花町さんはこっちにいたのか…」
逢河雷魚:「ああ、よろしく頼む」
逢河雷魚:「これであと……一人か?」
左道かなた:「はい、打ち合わせで……何か?」
水無瀬夕真:「いや、別に……学校に居ないなと思ってただけだ。」
花町日織:「そうそう。みんな自己紹介とか、連絡先の交換とか済ませちゃったよ」
水無瀬夕真:「……仲良くなるのが早いな」
花町日織:「そうかな?顔合わせのために集まってるんだし、そんなもんじゃない?」
左道かなた:うんうん早いよね、ってこちらはうなずいている。
木虎ツグミ:「あとは神倉君ですね!」
水無瀬夕真:「神倉くんは視力の問題で、学校で待機している。」
水無瀬夕真:「多分、向こうで顔合わせだ。」
花町日織:(視力……ああ、杖をついてる子って言ってたなあ)一人で納得しながら。
木虎ツグミ:「あ、水無瀬君とぼたんちゃんもこのグループ入りましょう!」
木虎ツグミ:そう言ってスマホを出して画面を見せる。
水無瀬夕真:木虎さんに花町さんと同じぐらいの距離の詰め方を感じている。
水無瀬夕真:「連絡のグループ?……まぁ、必要か」
水無瀬夕真:そのグループに入って、特にはメッセージを打たない
日高ぼたん:「あ、私も。っと」スタンプ。ネコ。
水無瀬夕真:ニャー。スタンプの音声が再生される「……」
水無瀬夕真:「……手続きが終わったんで、外部のお二人も入れます。おまたせしました」
逢河雷魚:ようやく普通っぽい男が来てくれて内心で安堵している。
左道かなた:「わ」驚いて声が。
花町日織:「ふふ。音の出るやつもあるんだよ~」びっくりしたかなたちゃんを微笑ましそうに見ている。
日高ぼたん:「あ、いつも使うからついつい」てへ。
日高ぼたん:「おどろかせてごめんよかなたちゃん~」
左道かなた:「……いえ、大丈夫です。今後は気を付けますし」すんっとした顔で。
木虎ツグミ:「このスタンプかわいいですねぇ」 言いながらポチポチと購入に移っている。
水無瀬夕真:「……」そのやり取りを見つつ少し頭を押さえる。
水無瀬夕真:年上の日高に場を任せようとして、話が収集つかないぞと察する。
花町日織:「どうしたの水無瀬くん。頭痛い?」
水無瀬夕真:「なんでだろうな……!」
水無瀬夕真:「えーと……」
水無瀬夕真:「……皆さん、学校の方、ご案内します」ザ、と一歩引いて、方角を指し示す
逢河雷魚:「……案内頼む、水無瀬」和やかな空気から逃げるように歩き出す。
左道かなた:「あ、待ってください……!」こちらも置いて行かれないようについていく。
花町日織:「ん、もう他に打ち合わせておくことはないか」
木虎ツグミ:「神倉君との合流もしないとですもんね」
花町日織:「それじゃ、任務開始だ」
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
花町日織:ロイスどうしようかな……
花町日織:木虎ツグミ:◯親近感/隔意 にしとこ
逢河雷魚:左道かなた ○親近感/不安
左道かなた:”兄さん”逢河雷魚 〇共感/恐怖 と、 木虎ツグミ 〇敬意/畏怖 で。
左道かなた:すごい
逢河雷魚:1DX+1 アームドスーツ
DoubleCross : (1DX10+1) → 2[2]+1 → 3
逢河雷魚:以上!
花町日織:うーん 応急かっておこ
花町日織:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 4[3,4] → 4 → 失敗
花町日織:失敗!以上です
左道かなた:ううーん何買おうかしら
左道かなた:応急買っておきます
左道かなた:1dx+4>=8
DoubleCross : (1DX10+4>=8) → 3[3]+4 → 7 → 失敗
左道かなた:一足りない!以上。
木虎ツグミ:どうしようかなぁ
木虎ツグミ:日織ちゃんに〇連帯感/隔意で取っておこうかな
木虎ツグミ:購入はダメ元メイド服チャレンジ!
木虎ツグミ:1dx+2
DoubleCross : (1DX10+2) → 1[1]+2 → 0 (ファンブル)
木虎ツグミ:ダメダメだった……以上!
GM:オッケー。ではシーンは以上
◆Middle04◆
GM:
//=====================
// Middle04
//=====================
シーンPC:花町日織 他登場自由
GM:ミドルシーン。情報収集のシーンです!
GM:登場する方は登場侵蝕をどうぞ
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を1d3+3(→ 6)増加 (54 → 60)
逢河雷魚:逢河雷魚の侵蝕率を1D3+3(→ 6)増加 (58 → 64)
木虎ツグミ:木虎ツグミの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (48 → 56)
花町日織:花町日織の侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (47 → 52)
GM:では情報項目は以下!
■【『発見された日記について』 難易度6 <情報:UGN>】
■【『遺棄された教会について』 難易度8 <情報:UGN>、<情報:噂話>、<情報:FH>】
■【『レネゲイドの反応について』 難易度6 <情報:UGN>、<情報:噂話>】
GM:技能を宣言してどうぞ。開示は判定終わってからしますね
左道かなた:日記についていきます。情報収集チーム起動。残り2回。
左道かなた:2dx+3>=6
DoubleCross : (2DX10+3>=6) → 5[4,5]+3 → 8 → 成功
花町日織:『レネゲイドの反応について』行きます。情報:噂話、コネ使用。
花町日織:4dx>=6
DoubleCross : (4DX10>=6) → 7[2,3,6,7] → 7 → 成功
逢河雷魚:教会について 情報:UGN、コネ使用します
逢河雷魚:3DX+4>=8
DoubleCross : (3DX10+4>=8) → 9[1,8,9]+4 → 13 → 成功
GM:皆様オールオッケーですわ!情報を開示!
■【『発見された日記について』】
遺棄した教会で見つかった日記。
FHに所属するチルドレン、《アルテイア》によって記載されている。
日付は毎日ではなく、気が向いたとき書かれており、その内容は殆どがFHの活動について。
その合間に暗号で記された部分があり、UGNが解読した所、カヴァーとしての中学生活を綴っていた。
無機質な入学当初のものから、だんだんとそちらの生活が楽しくなる様が記載されており
特に部活動など他人と関わることを重視する様が記載されている。
記載の際に暗号を用いたのは、他のFHエージェントなどに見咎められない為の対策のようだ
最新のものになるほど、特に文化祭に対しての期待を高めている記述が増えている。
そしてその中に、校内で何かしらのレネゲイドアイテムを使用していた記述が見られる。
■【『遺棄された教会について』】
FHセルによりセーフハウスとして活用されていた建物。
数名の基幹要員と一時的に利用するエージェントによって運営されていた。
表向きには教会業務も行っており、それほど資料も残っておらず、重要度は低めと見られていた。
FHに関する少ない資料は地下室に所蔵されている。
残された資料によると、主に利用していたのはFHセル《プシュケ》。
主にオーヴァードの『絆』に関する研究を行っていた。
4年前にUGNと他FHセルとのいざこざに巻き込まれ壊滅している。
その後、構成員は散り散りとなっている。
■【『レネゲイドの反応について』】
校内で観測されているレネゲイド反応。
現在は微弱であり、非オーヴァードへの影響も殆どない。
しかし日が立つほどにその頻度が増えている。
発見された日記の記載と合わせると、アイテムによる作用と思われる。
資料などで呼称される名前は『レーテの水面』。
その影響は2箇所で特に強く発生している
→以降のミドルフェイズで【体育館】【多目的ホール】の調査が可能になりました。
文化祭準備の手伝いを行いつつ、該当場所を調査できます。
GM:メモに上記の記載を転機しました。
GM:内容を読み終わったらそれぞれの共有ロールなどを挟んでいただこうと思います
GM:◆中等部 学生食堂
GM:本校者から渡り廊下でつながった食堂棟。
GM:券売機と菓子パンの購買があるカウンター、長机とパイプ椅子が並べられた学生向けの食堂だ。
GM:無事それぞれのカヴァーとして潜入した君たちは、そこに腰を落ち着けてまずは情報の共有などを図っている。
神倉暁人:「どうも、神倉暁人です」ジャムパンをかじっている。
神倉暁人:「一応、調査の目安として、関係ありそうな事柄をそちらで調べていたと聞いています」
神倉暁人:「その辺りの共有からしていただけると、助かる。」
神倉暁人:光を映さない瞳でぼんやりと正面を見ながら、あなた達に話しかけてくる。
逢河雷魚:「かなた、例の日記は?結果出たのか?」
逢河雷魚:山盛りのカツ丼にカレー、うどん。それにプリンアラモードが5つという冒涜的な光景が机上に広がっている。
左道かなた:「あ、はい。ちょうど結果があがりました、あ……」こほんと切って、「兄さん」
左道かなた:サラダに焼き鮭定食を広げて。
左道かなた:「あの日記は、《アルテイア》というFHチルドレンが書いていたもので」
水無瀬夕真:カヴァーを徹底するのも大変そうだな…と見ている。
左道かなた:「基本FHとしての活動を気が向いたときに書いていたものみたいです」
左道かなた:「それで、暗号部分があったと思うのですが、そちらが…」
左道かなた:「カバーとして潜入していた中学生活について、だったみたいですね」
逢河雷魚:「……あん?」眉を顰める。
水無瀬夕真:「中学生活について?……FHの活動の方を隠しそうなもんだが。」怪訝な顔
花町日織:「この学校に、FHのチルドレンが潜入してたってこと?」
花町日織:「活動報告とかそういう感じじゃないよね。じゃあ、普通に日記だったのかな……」
花町日織:言ってから梅干しを齧り、少し口元をすぼめる。
花町日織:刺繍のされた巾着から、プラスチックの弁当箱を取り出して並べている。冷食の惣菜や卵焼きなどが色よく詰められている。
木虎ツグミ:「ううん、平井さんは確かそのころここに通ってらしたんですよね?」
木虎ツグミ:「何か心当たりとかありますか?」
平井遊里:「うぅーん、そうだな……他のクラスの事情までは把握してないんだよね、流石に」
平井遊里:「潜入してたのか、普通に生活して入学した子がFHだった…ってのもあるかも知れない。私とか花町ちゃんみたいに。」
平井遊里:クリームを挟んだフルーツサンドを食べている。
左道かなた:「あの日記があった場所が場所だから、隠したかったのはFHの人相手、ってことだと思う」
木虎ツグミ:「なるほど……。じゃあその生活の楽しかったことを、セルにばれないようこっそり書いてたってことでしょうか」
木虎ツグミ:こちらもお手製のお弁当。ボリュームがちゃんとありつつ、かわいらしくなるよう手が尽くされている。
逢河雷魚:「暗号まで使ってか。苦労するな、FHも」
左道かなた:「続けますね。暗号部の内容も、無機質な報告から、だんだんそちらの学校生活…特に、他人とかかわる部活動とかが楽しくなっていくようなものになっていっているようです」
左道かなた:「まあですから、余計に隠したかったんじゃないでしょうか」
水無瀬夕真:「……ほんとに楽しんでるのを隠したかったか、気恥ずかしかったってあたりか」
水無瀬夕真:カレーを掬いながら片手でメモを取っている。
左道かなた:「そして、新しくなっていくにつれて、文化祭への期待が強くなっている様子があって」
左道かなた:「その中に、この学校内でなんらかのレネゲイドアイテムを使用していた記述が確認されてます」
左道かなた:「日記から分かったことは以上になります」
逢河雷魚:「レネゲイドアイテムか……」既に丼の半分ほどが消失している。
花町日織:「んん。学校での生活を大切にしたい、とは思ってて……」
花町日織:「それはそれとして、学校内でそういうアイテムを使って事件を起こす気はあったんだ」
神倉暁人:「それとは別に、セルの意向で何かをしていた、のかもしれないな」
左道かなた:「彼もまあ生活があるから、いやいやかもしれないし。それとも、学校生活により入り込むために、って個人的に使ったのかは分からないです」
花町日織:「うん。まあ、命令されたらやらなきゃいけない立場なのか」
木虎ツグミ:「でも、事件を起こすためのものとは限らなくないですか?」
水無瀬夕真:「事件を起こすためとは限らない?」
木虎ツグミ:「例えばこう……セルからこっそり抜け出すための準備だったとか!」
逢河雷魚:「レネゲイドアイテムなら、色々使い道はあるだろうしな」
逢河雷魚:「期末テストのカンニングの為に使ったって奴も知ってる」
花町日織:「ああー……なるほど、そういうのもあり得るんだ」
左道かなた:「そこらへんははっきりしてなくて……拠点だったところから、何か追加の情報はありませんでしたか?」
逢河雷魚:「ああ。例の教会は、やっぱりFHのセーフハウスだったらしい」
逢河雷魚:「主に利用してたのは“プシュケ”ってセルだな。オーヴァードの精神的な繋がり……まあ、絆とでも言うのか?」
逢河雷魚:「そういうモンを研究してたらしいが……4年前に既に壊滅してる」
日高ぼたん:「壊滅……神様の見てる前で悪いことは出来ないってことですかね」
花町日織:「4年前……」
逢河雷魚:「日記を書いた“アルテイア”も、その時のゴタゴタで来られなくなったか、あるいは……って事かもな」
木虎ツグミ:「絆っていうと確かにそのアルテイアさんが所属してそうですしね」
水無瀬夕真:「日記によると、絆されていたようだしな」
左道かなた:「だとしても、隠匿していたのがすこし引っかかりますけれど……そこは説明した上でやったわけじゃないのかな」
花町日織:「説明って……セルの上司さんに?」
左道かなた:「ああいや……そうしたものを持つ様子を観察するのに、アルテイア自身は何も説明を受けていなかったのかな、と」
水無瀬夕真:「………左道さんなら」
水無瀬夕真:「例えば、そうだな。『これから仲良くなるさまを記録する』と言われて、自然体に振る舞えるか?」
花町日織:「あー、なるほど。学校側に肩入れしてた事も、隠してるつもりで察されてたかもしれないのか」
左道かなた:「……まあ、意識はしちゃいますね。でも、」
左道かなた:「…誰かに見られてるのは、当たり前なんじゃ……」
神倉暁人:「そうかもしれないな」じ、とどこも見ない視線で。
逢河雷魚:「学校生活に馴染むところまで仕組まれて、利用されてたって?胸糞悪いな……」
花町日織:「ふーむ」すっとスマホを取り出す。カメラをかなたちゃんに向ける。
花町日織:ぱしゃり、とシャッター音。
神倉暁人:「?」シャッター音に振り向いたりする。
左道かなた:逢河さんの反応を見て、まずいことを言った、と表情が固まりかけて。
左道かなた:「、わっ。な、急になにを」
花町日織:「ほら。こうなると、やっぱり気にならない?」
木虎ツグミ:「ぼんやり見られてるなーって感じがするのと、監視して記録されてるのは違う、って感じです?」
左道かなた:「……まあ、はい」すこししゅんとしたような。
花町日織:「見られてるのは同じって言っても、多分そういうことで……そうそう」
花町日織:「ごめんね、びっくりさせちゃって」手を合わせて謝罪し。
左道かなた:「……いえ、いいです。そういう感覚自体は、分かるので」ちょっと沈んだ顔。
神倉暁人:「たしかにな、例えば『お前はこれこれこういうことのために生まれた』と言われて。」
神倉暁人:「言われた側が素直に従うとも限らない。むしろ反発する理由にもなるだろう」
左道かなた:「神倉くん……そうだよね」少し溜息。「疑問にも思わないのはおかしいもんな…」
神倉暁人:「………?」感情の沈む匂いを感知し「………」言わない。学んだ。
水無瀬夕真:「……ともあれ、いま大事なのはレネゲイドの反応の方だ」
左道かなた:「あ、はい。すみません、脱線を」
左道かなた:「続けちゃいましたけど。分かったのがそこまでなら、あとは学校の反応ですか」
木虎ツグミ:「レネゲイドの反応でしたっけ。微弱って話でしたけど」
花町日織:「あっと、そうそう。学校の調査の方だけど」
花町日織:「やっぱり、レネゲイドの反応自体は大したことないんだよね。微弱なままなの」
花町日織:「だけど、反応の出現頻度がどんどん増えてるみたい」
水無瀬夕真:「……活性化してる、ってことか?」
逢河雷魚:「場所は?反応は固まってるのか」
花町日織:「特に多いのが、体育館と……多目的ホール、だね」
花町日織:「人のいっぱい集まる所……?」
花町日織:「その、結局はっきりとした原因は分からないんだよね……」ううん、と唸って。
逢河雷魚:「誰かが定期的に通ってるのでもなければ、レネゲイドを放つ発生源がそこにあるってことになるな」
左道かなた:「うーん……逆に言うなら、入り込むのは出来そうですね。調べてみましょうか」
木虎ツグミ:「ふんふん……。確かに、どっちもイベントの設営で人が沢山出入りしてますね」
木虎ツグミ:「アルテイアさんのアイテムとは関係してそうな感じです?」
逢河雷魚:「今のところありそうなセンは、やっぱりそれだよな」木虎さんに。
花町日織:「そういうこと……なのかな。日記にはどんな特徴が書いてましたっけ、そのアイテムのこと」
水無瀬夕真:「アイテムが出てるってことは、それを示す名前とかは合ったのか?」
左道かなた:「ええと、少し待ってくださいね……」
左道かなた:「日記には載ってなかったのですけれど、同じところにあった別の資料にいくつかありました。『レーテの水面』、だそうです」
神倉暁人:「気取った名前だな。」バケツとか想像している。水面。
花町日織:「水面……」水たまりのようなものを思い浮かべている。どうやって持ち運ぶんだこれ。
木虎ツグミ:「何か由来とかがあるやつですかね?アイテムってそういう感じの多いですし」
左道かなた:「…ええと、宝石や絵の名前かもしれませんし、そもそも暗号名で関係ないものをそう呼んでるだけかもしれないので」苦笑して。
日高ぼたん:「ですね。そのへんの名称にツッコミ入れるとキリがない事もありますけどね。マスターキー(斧)とか」
花町日織:「ふむむ。確かにこういうのの名前、ちょっと捻ったりおしゃれな感じにしたりするよね。この業界」
左道かなた:「一応、その上であえて言うなら…水面、水…に関わるレーテ、ですから。ギリシャ神話の冥府の河、レテ川でしょうか」
花町日織:「え、詳しい。ギリシャ神話なんだ……」
左道かなた:「…ただの雑学みたいなものですよ。神話みたいなことは、色々個人的に調べてて」花町さんにそう笑いかけて。
逢河雷魚:「……仮にそれが“アルテイア”のものだという推論が正しかったとすれば……気掛かりなことはやはり、『何故今になって』だな」
逢河雷魚:「誰かが最近、外部から持ち込んだのか。それとも四年間学内にあったものが、今になって活性化したのか」
逢河雷魚:「どちらにしても、何の理由も無いってことは無いだろうな」
左道かなた:「それもそうですね……そこの詳しいところは、直接調べないと、でしょうか」
花町日織:「そうだねー。どっちも今、文化祭の準備で慌ただしいから人目はあるけど……逆に言えば、人混みに紛れて入ることは簡単だろうし」
木虎ツグミ:「なるほど……うん!」
木虎ツグミ:そこで全員の端末がピロンとなる。
木虎ツグミ:開けばたった今共有した情報全部が簡潔にまとまったテキストデータ。
木虎ツグミ:「一応支部の方にもまとめて送信したので、ある程度調べてもらえると思います!時間はかかっちゃうかもですけど」
左道かなた:なんだろう、と端末を見て。「……わ。すごい」目を丸くして。
日高ぼたん:「おぉ……!」
日高ぼたん:「ツグミお姉ちゃんすごい!」
逢河雷魚:「仕事が早いな、木虎」
花町日織:「わ、すごい。ちゃんとしてる」まじまじとそのレポートを見ている。
木虎ツグミ:「ふふー。通信は得意ですから!」
木虎ツグミ:「レポートはその、正直あんまり得意じゃないんですけど……でも必須だからって支部で叩きこまれました!」
平井遊里:「ほえー……さっすがぁ!」
左道かなた:「すごいです、木虎さん」
花町日織:「ははー、学生でもそういうことできなきゃなんだ。やっぱり正規の人って大変なんだなぁ」
木虎ツグミ:「えへへ……なんだか照れますね。普通くらいのことなんですけど」
木虎ツグミ:「あ!で、ちょうど話がまとまったとこなので」
木虎ツグミ:そう言って白い箱をポンとテーブルの中心に置く。
逢河雷魚:「……何だこれ?」
木虎ツグミ:「シュークリーム買ってきたので、良かったらどうぞ!お近づきの印、です!」
木虎ツグミ:「あとぼたんちゃんにはお返しですね!」
日高ぼたん:「えーっ!えへへ!良いですのに~!」ニコニコしている
逢河雷魚:「マジか……」眉間に皺を寄せる。まだ子供なのにこんなに礼儀が出来ているとは……
花町日織:「ええー、そんなにしてもらわなくても……」
左道かなた:「…いつのまに。お気遣いを…」
平井遊里:「あっ、このお店の名前知ってるっ」
花町日織:「……あっ、よく見るとこないだお母さんが買って帰ってきたお店のやつだ。すっごく美味しかったよ、ここの」
左道かなた:「そんなにいいお店なんですか……」目をまるまるとさせて。
花町日織:「私も何か用意しとけばよかったかなぁ」
木虎ツグミ:「私が皆さんと食べたいなーって思って買ってきただけですから!どうぞ遠慮なく!」
木虎ツグミ:そう言って自分が最初の一個に手を付ける。
水無瀬夕真:「……………」それを見ながらちょっとソワソワ。
木虎ツグミ:「ほら、水無瀬君も!ちゃんと人数分ありますし」
木虎ツグミ:ひょいと一個とって彼の前に置く。
逢河雷魚:「じゃ、遠慮なく貰うわ」甘味への嬉しさを隠しつつ手を付ける。
水無瀬夕真:「ん、う、お……」目の前のそれとツグミさんを見つつ
水無瀬夕真:「……ありがとうございます」
水無瀬夕真:スプーンで掬うように頂く。
花町日織:「んふふ。ちゃんとお礼言えてえらいぞ~」
花町日織:ニコニコと笑いながら、空になった弁当箱をしまいつつ。こちらも一個手に取る。
水無瀬夕真:「なっ…!?は、花町さんはどの立場なんだ!それ!」
水無瀬夕真:気恥ずかしさで少し目を釣り上げる。
左道かなた:仲が良いなあと微笑ましく見ている。
木虎ツグミ:「水無瀬君と日織ちゃん、仲良しですねえ」
木虎ツグミ:こちらも微笑ましそうに。
左道かなた:「ですね。あ、ぼくもひとつ頂きます。ありがとうございます、木虎さん」
水無瀬夕真:「なぁっ……!?」気づけば向けられる視線の暖かさ。
水無瀬夕真:「う、ぐ…!」
花町日織:「ええー?別にそういうのじゃないよ~」
水無瀬夕真:「どういうのだよ…!」
逢河雷魚:(美味い……)箱の店名を確認している。
日高ぼたん:「ではでは、私も遠慮なくしつれーして」
木虎ツグミ:「どうぞどうぞー」
木虎ツグミ:ニコニコと皆に促している。買ってきてよかったなあの顔。
日高ぼたん:「美味しいものを皆で食べて元気が出たら!」
日高ぼたん:「調査の方もがんばりましょっか!」
日高ぼたん:あむ、と幸せそうにかぶりつく。
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
左道かなた:ロイス満タンになっちゃった 購入は…何か必須なものとかほしいものとかあります?
花町日織:ロイスは保留で~
逢河雷魚:ロイス保留でアームドスーツ
逢河雷魚:2DX+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 9[9,9]+1 → 10
逢河雷魚:財産ない!以上です
木虎ツグミ:こっちもロイス保留で
木虎ツグミ:購入はメイド服
木虎ツグミ:1dx+2
DoubleCross : (1DX10+2) → 6[6]+2 → 8
木虎ツグミ:ダメー。以上
左道かなた:アームドチャレンジしてみます。流石にメイド服は無理。
左道かなた:2dx+4>=15
DoubleCross : (2DX10+4>=15) → 5[1,5]+4 → 9 → 失敗
左道かなた:うーん財産でも無理。以上。
花町日織:うーん ブルゲとか狙ってみようかな
花町日織:2dx>=20
DoubleCross : (2DX10>=20) → 9[1,9] → 9 → 失敗
花町日織:だめ。店じまいです
◆Middle05◆
GM:
//=====================
// Middle05
//=====================
シーンPC:全員登場
GM:前回の情報を元に、文化祭の準備をしながら2-2で調査していくシーンになります。
GM:しばらく会話して良さげになったらイベントの流れ。
GM:よろしければ登場侵蝕をどうぞ!
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (60 → 65)
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (65 → 70)
逢河雷魚:逢河雷魚の侵蝕率を1D3+3(→ 4)増加 (64 → 68)
左道かなた:にゃーっ ミスったので5下げます
花町日織:花町日織の侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (52 → 57)
木虎ツグミ:木虎ツグミの侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (56 → 61)
GM:では、説明どおりに体育館か多目的ホール、どちらかに別れての調査になります。
GM:
■【『体育館』の調査】※2名まで
正門に飾るための看板作成。シートや材料を用意したり、支柱や木材の加工を行う。
技能は《肉体》、《芸術:任意》
■【『多目的ホール』の調査】※2名まで
屋上などに飾るための垂れ幕の作成。それぞれが絵を描いたり美術部などが手動
技能は《知覚》、《芸術:任意》
GM:特に難易度はありません。達成値が高いと凄いものが出来ます。
GM:どちらに行くか宣言して判定をお願いします。
逢河雷魚:体育館行きます 肉体で
逢河雷魚:3DX
DoubleCross : (3DX10) → 10[3,9,10]+4[4] → 14
左道かなた:ぼくも体育館で。肉体判定行きまーす。
左道かなた:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 9[7,7,7,7,9] → 9
逢河雷魚:中々じゃない?
左道かなた:クリッてる!
花町日織:多目的ホールいきます~
花町日織:技能は知覚で
花町日織:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 10[1,1,10]+6[6] → 16
木虎ツグミ:強い!
花町日織:+1だから17だった
木虎ツグミ:こちらも知覚で多目的ホール
逢河雷魚:強すぎる
左道かなた:すご
木虎ツグミ:ちなみにこれ、イージーの鋭敏感覚でボーナスもらえたりしませんか?
GM:あっ、良いですよ!達成値+2で。
木虎ツグミ:やったー
木虎ツグミ:2dx+2
DoubleCross : (2DX10+2) → 3[1,3]+2 → 5
木虎ツグミ:へたっぴー
GM:可愛いから良いのよ~
GM:では
GM:◆体育館
GM:コートにブルーシートが敷かれ、その上に看板製作用の木材や支柱、各種ペンキなどが置かれている。
GM:ジャージ姿の生徒に混じって、君たち二人はそこに居た。
平井遊里:「……というわけで、逢河さんと左道ちゃんにはここで大道具担当していただこうかと」
平井遊里:トンカチと釘を手に。
左道かなた:「はい、分かりました。そうしつつ調べるより、ある程度片付けちゃった方が早そうですね」一杯人がいる。
平井遊里:「ですっ。この時間なら運動部とかOBも入り混じってるので、変なことしない限りは目立たないので」
平井遊里:「一応手を進めつつ、レネゲイドの反応も追っていきましょうっ」
逢河雷魚:「OBも準備するんだな、ここ……。とにかく了解だ」
左道かなた:「はいっ…あ、道具です」ごつっと金属の重い音とともに道具箱を置いて。
逢河雷魚:「ああ、助かる」支柱の束を軽々と持ち上げて運搬していく。
逢河雷魚:「……かなたはここ通ってンだよな?カバーで」
逢河雷魚:作業の合間に口を開く。
左道かなた:「あ、はい。そうですね、中学は義務教育ですし、通っておくのがいいっていうことで…」のこぎりや金槌、釘をまとめてベルトに括り付けて。
逢河雷魚:「普通に登校してるのか?よくいるだろ、殆ど籍だけ置いてるみたいなチルドレン」
左道かなた:「はい。ぼくはそこらへんの一般の人の感覚を覚えた方がいい、ということで。支部の人からそう言われたので…」
左道かなた:「実際、人と話したりとか、少しずつ感覚があってるような気はしますし、……っと、これで」簡単に釘でつなぎ留めた柱を置く。
左道かなた:「あ……こほん、兄さんも、高校とかに通ってるんです?」
逢河雷魚:「……俺か?」
逢河雷魚:「まあ、そうだな」
逢河雷魚:大きな木板に脚を乗せて押さえ、のこぎりで切っていく。
左道かなた:「どうですか?高校ってなると、色々変わるのでしょうか」毛羽だった木の断面にやすり掛け。
逢河雷魚:「そう大して変わらねーかな……大学になればまた違うんだろうけどな」
逢河雷魚:ゴトン、と端まで切られた木板が落ちる。
逢河雷魚:軽く息を吐いて。
逢河雷魚:「……ここ、楽しいか?」
左道かなた:「そうなんですね……すごく高校生になったら、って。みんな憧れるみたいに言うから」手袋に包まれた手で、書き込まれた寸法通りに組み合わせて。
左道かなた:「……楽しいか、ですか。そうですね……」すこし喉元を抑えるようにして。
左道かなた:元々人と話すのもよく分からない。話しかけられるのを待つことばかりで、それだけではいられないのだけど。
左道かなた:携帯電話を入れた、胸ポケットを指でなぞった。
左道かなた:「……まだ、よく分からないですけど。そう悪くはないのかなって」
逢河雷魚:「……そうか」
逢河雷魚:視線をかなたから手元に戻して、再びのこぎりを動かし始める。
左道かなた:「……兄さんは、どうですか?楽しいこと、ありますか?」こちらも釘を打ち込み始める。
逢河雷魚:「……ん……」
逢河雷魚:「そうだな……」板を切る手が少し緩む。
左道かなた:かん、かん、かん、と一定のリズムで金槌の音。
逢河雷魚:「最近は、まあ、あるな」
左道かなた:「そうですか」少しくすりと笑って。
左道かなた:「それは良かったです」最後、丸面に切り替えて丁寧に打ち込む。
逢河雷魚:「……」その姿をちらと見て。
逢河雷魚:「かなたが妹で良かったな」
左道かなた:「なっ、急に何ですか」
左道かなた:少し上ずった声。
逢河雷魚:「……ん?いや、木虎とか花町とか、あと日高とか……」
逢河雷魚:「テンションやべーだろ。付いて行けねェよ、あんなん」
逢河雷魚:辟易した様子で首を回す。
左道かなた:「まあ、………」思い返して。
左道かなた:「……楽しそうですけど、大変なのはそうですね……」
左道かなた:「で、でも、皆さんいい人ですよ」慌てて付け加える。
逢河雷魚:「そりゃ分かってるが……」頭を掻いて「あの勢いが三人は多すぎだろ」
左道かなた:「……高校とかって、ああいう人そんなにいないんですか」
逢河雷魚:「場所にもよるだろうけどな……あそこまでのはそうそういねーだろ」
逢河雷魚:「一人いりゃ十分だ、ああいうのは」
左道かなた:針金の仮止めを釘で止めつつ。
左道かなた:「一人はいらっしゃるんですねー……」なるほど……と。
逢河雷魚:「……まあだから、お前が居て助かるわ」
逢河雷魚:「俺だけであの中に放り込まれたら、任務が終わるまで持たねーよ、絶対」
左道かなた:「…ふふ。あまりこう、そう言ってもらえることがないので。ありがとうございます」
左道かなた:「ぼくも一人だと、振り回されるだけになっちゃうので、どうかよろしくお願いしますね」
逢河雷魚:組み立てた支柱を揺さぶって、強度を確認して。
逢河雷魚:(いや、そこをよろしくされても自信無いんだが……)
逢河雷魚:「……ああ。改めてよろしく頼むわ」
左道かなた:「………もうっ。そこはもうちょっと、自信ありそうにしてくださいっ」腰に手を当てて。
逢河雷魚:「いや、悪ぃ……ついな」
逢河雷魚:「一緒に乗り切ろうぜ、何とか」
左道かなた:「はいっ。がんばりましょう」
GM:◆多目的ホール
GM:体育館とはまた違った、室内で授業を行うための広いホールである。
GM:教室数個分の広さを有し、プロジェクターやスピーカー、場合によっては間で仕切るための可動壁などが存在している。
GM:現在はその広さを存分に使って模造紙や布が広げられており、せわしなく動く美術部の生徒や、画材などを運ぶ人たちがせわしなく動いている。
水無瀬夕真:「………こっちの仕事は。」
水無瀬夕真:「当日、屋上から垂らす幕を作ること。」
水無瀬夕真:「……大部分は美術部がやってるから、端の方の賑やかしとかは好きにやれってことらしい」
水無瀬夕真:ん、と割り当てられた画材とかバケツを渡す。
花町日織:「ふふー、任せて任せてっ」
花町日織:やけに乗り気な笑顔を浮かべて受け取る。最も、文化祭の準備ではだいたいこの調子だが。
木虎ツグミ:「なるほど!じゃあ思いっきり賑やかにしましょうね!」
木虎ツグミ:こちらも腕まくりして用意万端である。Tシャツも一応汚していいものを着てきている。
水無瀬夕真:「調査の方も忘れないでくれよ……?」
花町日織:「忘れてないもん。大丈夫大丈夫っ」
水無瀬夕真:「花町さんに、木虎さんも。好きに絵とか描けばいいってさ」
花町日織:「ふんふむ。水無瀬くんは描かないの?」
水無瀬夕真:「オレは」絵を描くことに乗り気じゃなさそう。「……画材を運んだりしてる」
水無瀬夕真:「調査ってんなら手分けしたほうがいいだろ」言い訳っぽい。
花町日織:「なーるほど。適材適所ってやつだね」
木虎ツグミ:「運ぶ役なら自然に広めの範囲を探れますしね」
木虎ツグミ:言い訳っぽさには気づかずにうんうん頷いてる。
水無瀬夕真:「……」密かにホッとしている「じゃあ、頼んだぞ」
花町日織:「ふんふんふん。なに描こうかな~」鼻歌を歌いながら手首の袖をまくり、絵筆を握る。
木虎ツグミ:「ううん、何が良いでしょう?やっぱりお花とかリボンとかですかね?」
木虎ツグミ:何を描くか決める前からペンキの缶をいくつか近くに寄せて蓋を開ける。
木虎ツグミ:「こうぱーって、わーってなる感じの。飾りってことですし!」
花町日織:「あ、リボンいいな!はしっこの方リボンで縁取っていかない?」
花町日織:「後は花びらとか風船とか浮かべたりかなー。美術部さんの雰囲気を壊さないようにも気をつけなきゃだね」
木虎ツグミ:「了解です!じゃあえーっと、とりあえずこの赤使いましょう!」
木虎ツグミ:「あんまり邪魔にならないように端にリボンを描いて、そのあと隙間を埋めてく感じで!」
木虎ツグミ:ペタペタと普段の美術で使うより大きい筆をペンキにつけて、それだけでちょっとテンションが上がる。
花町日織:「了解了解っ! こっちのチューブも同じ色かな~」手近な絵の具を手にして、パレットに絞り出していく。
木虎ツグミ:「じゃあ私、こっちの端から行きます!」
花町日織:「はーい!じゃあ私こっち側ね!」幕の反対側で筆を持って言う。
花町日織:「ね、ツグミちゃんって高1なんだよね」
木虎ツグミ:「んえ、あ、はい!」
木虎ツグミ:ペタと最初の一筆をつけて、思ったより太いのに焦りつつ。
花町日織:「高校どこなの?」
花町日織:視線は幕の方へ向いたまま。ぺたぺたと、割に繊細な線を引きながら言う。
木虎ツグミ:「星辰館高校ってとこです。N市の」
花町日織:「あっ、あの超でっかいとこ!」
木虎ツグミ:「そう、おっきいんですよ!市内だと一番かもで」
木虎ツグミ:「ああでも、歴史だとルツィアとか阿修女の方が古いみたいですけど……」
花町日織:「あっ、あそこもすごいよね!スケバンはかっこいいし、ルツィアはお嬢様!って感じだし」
木虎ツグミ:「そうそう、二つともすっごい個性的って聞いてます!」
花町日織:「私も目覚めてすぐの時、あそこの人達にいっぱいお世話になっちゃってさ」
花町日織:「いや、凍衿ちゃんは星辰館の生徒なんだっけ……?」言ってから首を傾げる。
木虎ツグミ:「日織ちゃんは将来どこ行きたいとか決まってるんですか?」
木虎ツグミ:「N市内で選ぶなら、大体その三つのどれかって感じしますけど」
花町日織:「それがね、めちゃ迷ってる! どうしようかな~」
花町日織:「スケバンの皆はいい人だし、阿修女もいいところだけど。喧嘩とかはちょっと好きじゃないしなー」
木虎ツグミ:「ふむ。私は星辰館生徒として、星辰館をおススメします!」
木虎ツグミ:「購買で売ってるパンがおいしいですし、先生も優しい人が多いですし」
木虎ツグミ:「後ですね、UGNの関係者の人がすっごく多くて」
木虎ツグミ:「生徒会も実はそういう人達がメンバーなんですよ!」
花町日織:「あ、それちょっと聞いたかも。あれだよね、私みたいに年上っていうか」
花町日織:「成人してても高校通ってたり、卒業してまた通い直してたりする人が何人かいるって」
木虎ツグミ:「あ、そういう人もいらっしゃるんですね!?」 そっちは初耳だった。
花町日織:「そうそう。前に、だから大丈夫だよーって感じで励ましてもらった事があって」
花町日織:「……後、私としてはもういっこ。星辰館がいいかなーって思ってる理由があるんだけど」
木虎ツグミ:「お、なんでしょう?」
花町日織:「ほら、共学じゃん?今の3つの中だと……」
木虎ツグミ:「ああ、確かにルツィアと阿修女は女子高ですね」
木虎ツグミ:「女子高より共学の方が良いんです?」
花町日織:「そうそう。高校生ってなると、やっぱりほら……男の子との出会いも欲しいかなーって」
木虎ツグミ:「……ああ!なるほど!」
木虎ツグミ:一瞬ピンとこなそうな顔をしてから、合点がいったように。
花町日織:「や、そうやって遅れて納得されると恥ずかしいなー!」
花町日織:「私だけ意識しまくりみたいじゃん~!」実際そうなんだけど。
木虎ツグミ:「あ、いえ、なんというか」
木虎ツグミ:「遅れたのは私個人のアレというか」
花町日織:「個人のアレ?」
木虎ツグミ:「いえ、その」
木虎ツグミ:自分の恋愛事情的に、殊更男子に出会いたいと思ったことがないので納得が遅れた。
木虎ツグミ:「うぅん、と……」
木虎ツグミ:というのをそのまま言うのもなんだか気恥ずかしく。
花町日織:「……?」察することもできず、首を傾げている。
木虎ツグミ:「……男子との出会いというのを意識したことがなかったので?」
木虎ツグミ:ふんわり濁し気味に返しておく。
花町日織:「ああー」
花町日織:「確かに、チルドレンで忙しいとそういう浮ついたことばっか考えてもいられないよね」
花町日織:ふんわりと誤解。ごめんごめん、と手を合わせて言う。
木虎ツグミ:「……」 自分たちとか先輩たちのことを思い浮かべてなんとなく視線が行ったり来たり。
木虎ツグミ:「いや、でも、あの」
木虎ツグミ:「そういうことを考えてる人が必ずしも浮ついてるとも、その」
木虎ツグミ:「言えなかったりするんじゃないでしょうか……」
花町日織:「え……。そ、それはそうだね」
木虎ツグミ:「そう、そうです!そのためにすっごく悩んだり困ったり」
木虎ツグミ:「そのためだからこそ頑張れたりもしますから!」
木虎ツグミ:「だから、えぇと」
花町日織:「そうだね。いや、批難するとかのつもりはなかったんだけど……うん、言い方が悪かったよ。ごめんね」
木虎ツグミ:「恋だって任務とか戦うためとかの力に出来ますよ!」
木虎ツグミ:「あ、違う、違うんです!私も別に非難されたと思ったわけじゃなくて……」
木虎ツグミ:「んんんんん……」
花町日織:「よく考えたら。私の知ってる頼もしいチルドレンの人も、ものすっごく激しい恋愛してたしな……」
木虎ツグミ:「あ、そうなんですね!」
木虎ツグミ:「良かったぁ、私たちだけじゃなくて」
木虎ツグミ:なんとなく安堵してぽろっと言葉が漏れる。
花町日織:「えっ。やっぱりツグミちゃんも?」
木虎ツグミ:「……あっ」
木虎ツグミ:「……いえ、あのぉ」
花町日織:「ふふ、やっぱりそういうの、ツグミちゃんにもあるんだ?気になるな~、その話」
木虎ツグミ:「あるは、その。ありますけど」
花町日織:「えー。聞いちゃダメなやつ?」
花町日織:両膝を付いてこちらに寄って来ている。
木虎ツグミ:「一応内緒って話してますし、なんというか」
木虎ツグミ:「思ったより恥ずかしいので!一回この話ストップしましょう!」
木虎ツグミ:視線が結構な勢いで泳いでいる。ついでに頬も赤くなってきている。
花町日織:「ええ~。すっごく気になるのに……」
花町日織:残念そうに引き下がっていく。
木虎ツグミ:「いえ、ほら!まだお仕事中ですしね」
木虎ツグミ:ちょこっとのたうってしまったリボンを修正したりしつつ。
花町日織:「ん、それもそうだった。水無瀬くんに怒られないように、ちゃんとやっとかないと」
木虎ツグミ:「また今度ってことにしましょう!うん!」
花町日織:「あっ、また今度聞かせてくれるんだ?」
木虎ツグミ:「あっ」
木虎ツグミ:「……その時次第ということで……」
花町日織:「ふふふ。楽しみにしてよーっと」愉快そうな笑みを浮かべながら作業に戻っていく。
木虎ツグミ:「うぅ……」 頬が赤いままちょっと唸りつつ、同じく作業に戻る。
水無瀬夕真:その様子を遠巻きに見ながら
水無瀬夕真:(……真面目にやってんのかな、アレ)
水無瀬夕真:まぁ、先輩のチルドレンもいるなら大丈夫だろう、と。
水無瀬夕真:任された絵の具の調合を行うために、色を混ぜる作業に戻り、目を離した
GM:────
GM:──
GM:─
GM:そして
GM:体育館/多目的ホールで作業を進めるあなた達。
GM:その側にいつの間にか、一冊の日記帳が落ちている
GM:誰かの私物か、運ぶ際に落とされたのか
GM:不意に、それが風に吹かれるように独りでに
GM:開いて
GM:ぱら ぱら
GM:ぱららららっ
GM:あなた達が記憶したのは、そこまでだ。
???:「───────の、」「あのー」
???:「あの、大丈夫ですか?」
GM:そんな声が聞こえる。いつの間にか眠っていた意識が覚醒する。
GM:あなた達は地面に突っ伏すように寝転がっていた。
GM:目を覚ましてあたりを見回せば、それは中学校の正門前だということがわかる。
GM:まるで文化祭当日のように数々の屋台と様々な人が入り乱れ
GM:そこに倒れている君たちを、メガネを掛けた少女が心配そうに見ている。
???:「あ、良かった、起きました…」
GM:ホッとする少女の向こう。
GM:校舎に掛かっている垂れ幕には、文化祭の文字と
GM:4年前の日付が記載されていた。
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
左道かなた:ロイス全部埋めちゃった!! ひええどういうことなの
左道かなた:欲しいものあるかな
逢河雷魚:ロイス保留でアームドスーツ
逢河雷魚:2DX+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 9[7,9]+1 → 10
逢河雷魚:だめ 以上!
木虎ツグミ:ロイスは感情変更だけ。日織ちゃんのを〇連帯感/羞恥に
木虎ツグミ:購入はメイド服チャレンジ!
木虎ツグミ:2dx+2
DoubleCross : (2DX10+2) → 8[8,8]+2 → 10
木虎ツグミ:だめー。以上!
左道かなた:アームドチャレンジしてみますねー
左道かなた:2dx+4>=15
DoubleCross : (2DX10+4>=15) → 7[6,7]+4 → 11 → 失敗
左道かなた:んん、財産全部は出せないな。以上。
花町日織:ロイスなし。
花町日織:じゃあメイド服リベンジやってみよ
花町日織:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 7[5,7] → 7
花町日織:だめ!以上で~
GM:オッケイ、ではシーンは以上
◆Middle06◆
GM:
//=====================
// Middle06
//=====================
シーンPC:全員登場
GM:4年前の学校にびっくりしてもらったり、少女からお話を聞いて調べてみよう!ってなってもらうシーンです。
GM:一通りリアクション貰ったら締めになります
GM:よろしければ登場をどうぞ
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (65 → 70)
木虎ツグミ:木虎ツグミの侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (61 → 64)
花町日織:花町日織の侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (57 → 62)
逢河雷魚:逢河雷魚の侵蝕率を1D3+3(→ 4)増加 (68 → 72)
GM:◆中等部(4年前) 正門前
GM:現在、その校内では文化祭が行われている。
GM:校舎の中やグラウンドにはそれぞれ模擬店などが出店し、何かのイベントのマイク音声も遠くより聞こえてくる。
GM:……しかし、それを楽しむ人達の顔は霞がかって判然とせず、聞こえてるはずの音声も耳を傾ければ内容を理解できない。
GM:何より、正門の看板と、校舎からの垂れ幕。
GM:それらはあなた方が作成していたものとはデザインが違い、日付も4年前が記載されている。
平井遊里:「それで、ええと……平井遊里と申します。よろしくおねがいします」
平井遊里:前髪が目にかかる程度に伸びた栗毛の少女が、ペコリと頭を下げる。
平井遊里:その体躯は小さく、貴方達が先程まで行動していた"平井遊里"より幼いことがわかる。
平井遊里:「あの、私、気付いたらなんだか学校が変なことになってて……」
平井遊里:「こうやって見つけたのも、みなさんが初めてなんです」4人に目を向ける。
逢河雷魚:「……どうなってんだ、こりゃ」四肢の感触と意識を確かめる。
木虎ツグミ:「へ、変なこと、ですか」
木虎ツグミ:目の前の彼女がさっきまでより幼く見えるのも、自分たちにとっては"変なこと"なのだけど。
左道かなた:すぅ、はあ、呼吸を意識する。一度予断をすべて脇に置いて。
花町日織:「やー、はは。初めましてみたいなこと言うね、遊里ちゃん先輩」
花町日織:作戦時の顔合わせで互いに自己紹介した時の事を思い出しつつ。ぐに、と自分の頬を抓ってみる。痛い。
平井遊里:「せ、先輩?」わわ、と年上の女性から先輩扱いされてビックリ。
花町日織:「髪型も、イメチェン……って感じじゃなさそうだし。何より、まあ……」
花町日織:正門の看板を見遣る。自分の知る「現在の年号」の4年前のものが記されている。……目をゴシゴシと擦ってみる。変わらない。
左道かなた:「…ああ、その。同じ名前でよく似た方と先程お会いしていたので…」
平井遊里:「あ、いえいえ、気にしないでくださいっ」両手をパタパタ振る
左道かなた:「それで、その方と混同してしまったようです。失礼しました」
花町日織:「あっ、そうそう。そういう感じで……!」かなたちゃんのフォローに慌てて追随する。
平井遊里:「あ、そうなんですね。……先輩かあ」ほう、と少し嬉しそうにしてる。
逢河雷魚:「……夢か幻覚、もしくは一種の領域か仮想空間か……?」
逢河雷魚:「単純に4年前に来たってのも、まあ、無くは無いが……」
木虎ツグミ:「ううん、気絶してる間に取り込まれちゃったとかですかね」
逢河雷魚:「誰か何か覚えてるか?」
左道かなた:「自分は、大工仕事をしていて、それから……」
花町日織:「えーと。ツグミちゃんとお話してて、作業に戻ろうってなって……」
花町日織:「あっ」ぽんと両手を叩く。「日記……?」
左道かなた:「…そちらもですか?」
逢河雷魚:「……あれか」
花町日織:「あえっ、かなたちゃん達もなの?」
左道かなた:「誰のものかはわかりませんが、それが風か何かに捲られて、………それからの記憶は無い、ですね。ここにいた感じです」
木虎ツグミ:「かなたちゃんたちの方もあったなら、日記がトリガーな感じですね」
逢河雷魚:(日記……)思い当たるとすれば、やはり廃教会にあった例の日記だが。
平井遊里:「あっ、お兄さんとお姉さんたちは、別のところからやってきたんですね?」
木虎ツグミ:「あ!というかそうです、平井さん!」
平井遊里:「あ、はい!」呼ばれた。
木虎ツグミ:「学校が変な感じってどう変な感じなんです!?」
木虎ツグミ:そこから何かしら推測できないだろうかとちょっと意気込みつつ。
平井遊里:「え、ええとですねっ」クイ、と大きめのメガネを治す。
平井遊里:「あの、人の顔がわかんないんです。声とかも」
平井遊里:「例えば……あのお店とかなんですけど」
平井遊里:指差す先にはたこ焼きなどの露天がある。
平井遊里:「人が居るなー、ってのはわかるんですけど、どういう人かとか、話してることが全然頭に入ってこなくて」
平井遊里:「……こっちから話しかけても、全然気付いてもらえないんです」
平井遊里:しゅん、としている。
花町日織:「たこ焼き屋さんだね。……えぇ?」
花町日織:「ほ、ほんとに……?」
左道かなた:「ふむふむ……」
逢河雷魚:「……どうも、現実の4年前にただ戻ったってわけじゃなさそうだな」
GM:貴方達が同様に試しても、同じような反応……無反応が帰ってくるだろう。
GM:そして、会話は日本語で行われていると認識できるのに、その内容は流し見したテレビの内容のように記憶に残らない。
花町日織:たったかと屋台の方へ小走りで向かう。
花町日織:少しして戻ってくる。
花町日織:「ほんとだった……」
左道かなた:「ありがとうございます、花町さん」
木虎ツグミ:「となると、やっぱり領域とかの空間操作系でしょうか……」
木虎ツグミ:「あの日記を使って四年前に準備をしておいて、今回私達が取り込まれたとか……?」
逢河雷魚:「……可能性としてはそれが一番高い気がするな」
逢河雷魚:「俺は4年前の平井のことなんて知らないから、お前ら全員が俺の記憶から作られた偽物って線も考えづらい」
逢河雷魚:「取り込まれた……としたら、何の為にだ……?」
花町日織:「ふむむ……例のレネゲイドアイテムの影響、なのかな」
左道かなた:「まあ、まだ何もわかっていないですし。まずは、調べてみませんか」
逢河雷魚:「そうだな。ここで考えててもラチが明かねえ」
逢河雷魚:(日記の近くにいた連中が巻き込まれたのだとしても、どうして平井だけが4年前の姿なのかが気になるが……)
逢河雷魚:(元々この学校に居たから?何か条件があるのか……?)
木虎ツグミ:「ですね。出ようとするにしたって、まずはこの場所について知るのが一番大事ですし」
木虎ツグミ:「調査続行……ううん、再開しましょう!」
花町日織:「そうだね。ずっとここに居るわけにもいかないもん」言って、周囲を見渡し。「……水無瀬くん達はこっちに来てないのかな」
平井遊里:「えっと、私が見つけたのは、お姉さんたちだけですね」恐る恐る挙手。
左道かなた:「ありがとうございます、平井さん」
花町日織:「ふむふむ。……でも、もしかしたらどこかで迷子になってるかもしれないしね」
平井遊里:「それで、えっと……」「皆さんは、その、オーヴァードなんですよね?」会話の端々から推測。
木虎ツグミ:「あ、はい!平井さんもですか?」
平井遊里:「UGNさんでしょうか、それともあの……FHさん?」恐る恐るといった様子が伝わる。
木虎ツグミ:「大丈夫、UGNの方です!」
逢河雷魚:「俺がエージェント。そっちの二人がチルドレン、そっちがイリーガルだ」
花町日織:「調査と一緒に、探してあげないと……あっ」
花町日織:「そうだ、まだ名乗ってないんだった。イリーガルの花町日織ですっ」
花町日織:「助けてくれてありがとね。えへへ、よろしく~」
左道かなた:ぺこりと頭を下げて、「チルドレンの左道かなたです。どうかよろしくお願いしますね」
木虎ツグミ:「木虎ツグミです!」
逢河雷魚:「逢河だ」
平井遊里:「ほっ」と胸をなでおろす。
平井遊里:「あ、あの。私もUGNの、平井遊里です」
平井遊里:「花町さん、左道さん、木虎さん、逢河さん、ですね。」
平井遊里:「ちょっとだけ心細かったんですけど……みなさんがいてくれて、安心しました」
平井遊里:「ええと、一緒に調査、がんばりますっ」
平井遊里:「よろしくおねがいします!」
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
左道かなた:ロイス満タン、購入はアームドいきます。
左道かなた:2dx+4>=15
DoubleCross : (2DX10+4>=15) → 8[2,8]+4 → 12 → 失敗
左道かなた:むーん財産残り1になるけど買っておこうかなあ
逢河雷魚:ロイス保留でアームドスーツ
逢河雷魚:2DX+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 9[2,9]+1 → 10
逢河雷魚:だめ以上!
木虎ツグミ:ロイス保留でメイド服チャレンジ!
木虎ツグミ:2dx+2
DoubleCross : (2DX10+2) → 3[1,3]+2 → 5
木虎ツグミ:ダメダメー。以上!
花町日織:ロイスは保留~。
花町日織:メイド服リベンジしよ
花町日織:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 7[2,5,7] → 7
花町日織:だめ!おわりり
左道かなた:買いますか。財産4→1に。
左道かなた:逢河さんかぼくかどっちがいいかな…
逢河雷魚:自分で着な
左道かなた:はーい 自分に装備します
GM:優しさ。
逢河雷魚:お兄ちゃんには完全獣化があるからね
GM:ワイルドだったわ。
GM:ではシーンは以上。
◆Middle07◆
GM:
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// Middle07
//=====================
シーンPC:花町日織、他登場自由
GM:情報収集シーンです。
GM:登場する方は侵蝕をどうぞ
花町日織:花町日織の侵蝕率を1d3+3(→ 6)増加 (62 → 68)
木虎ツグミ:木虎ツグミの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (64 → 65)
逢河雷魚:逢河雷魚の侵蝕率を1D3+3(→ 4)増加 (72 → 76)
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を1d3+3(→ 4)増加 (70 → 74)
GM:では、情報項目は以下。
■【『"レーテの水面"について』 難易度9 <情報:UGN>、<情報:FH>】
■【『《アルテイア》の日記』 難易度8 <情報:UGN>、<情報:噂話>】
■【『外部との通信手段』 難易度8 <情報:UGN>、<情報:噂話>】
GM:以上3点!失敗したときには登場侵蝕を振り直すことでリベンジが可能です。
GM:技能を宣言してどうぞ。
木虎ツグミ:通信手段行きたいな もともとその担当だし
逢河雷魚:日記かな~
左道かなた:水面に行ってみますー。ここはコネ幹部で行ってみます。
左道かなた:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 10[4,7,7,10]+4[4]+1 → 15 → 成功
左道かなた:クリった
逢河雷魚:情報UGN コネ使用
逢河雷魚:4DX+4>=8
DoubleCross : (4DX10+4>=8) → 9[1,6,6,9]+4 → 13 → 成功
木虎ツグミ:こっちもコネ:UGN使って通信手段にチャレンジ
木虎ツグミ:4dx+1>=8
DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 8[1,4,4,8]+1 → 9 → 成功
GM:皆さん大変優秀ね!
GM:では情報を開示していきます。
■【『"レーテの水面"について』】
記憶に関するレネゲイドアイテム。本体の形は鏡。
使用者の記憶を映像として記録する、外部記録装置。
体育館と多目的ホールに隠匿された2冊の日記帳を元に効果を発揮している。
《アルテイア》によって使用され、中学校の校内へと隠匿された。
本来の使用用途は、特定の相手にメッセージを残すために使用されたと思われる。
体育館、多目的ホールはどちらも文化祭当日にイベントが開催され、外部からの客も多く集まる。
その中の誰かに対して向けたものだと推察される。
しかし、その狙いは不発。
本来の対象に対して効果を発揮できず、4年の間に"レーテの水面"内で蓄積された人格の記憶は、ジャームに似た状態になっている。
この『文化祭』はそのジャームの記憶から再現されている。
■【『《アルテイア》の日記』】
"レーテの水面"を起動させる為の核となった記憶が記載されている。
所属していた弓道部について記載されている。
部活動の大会で他校生と意気投合した様が綴られている。
友人の名は「花島抱月」
親類である花町日織が同じ学校に進学した縁で接点を持ったらしい。
その後、所属セル《プシュケ》の状況が悪化。学校を離れることになる。
友人に別れを言伝るため、親類のツテで文化祭に訪れることを想定して、"レーテの水面"を残したようだ。
発動の対象は『花島抱月、またはその関係者』。
花町日織の入学に伴って、"レーテの水面"は活性化したと思われる。
■【『外部との通信手段』】
この空間は記憶から作られた閉鎖空間である。
通常の連絡機器は効果を発揮しない。
しかし、現在外部からオーヴァードによる干渉を受けている。
木虎ツグミの持つ端末に、定期的なノイズのような通信が向けられている。
内部よりブラックドッグの能力で応えることができれば連絡が可能となる。
→シーン最期に【『外部との通信』 難易度11 <知覚>、<RC> ※木虎ツグミのみ判定可能】の判定を行えます
成功した場合、クライマックスに突入。
GM:情報は以上になります。
GM:2点の情報を共有しつつ、良いところでツグミちゃんにノイズの連絡が来たら判定に移っていただこうと思います。
木虎ツグミ:はーい!
GM:はーい、では。
GM:◆中等部(4年前) 空き教室
GM:文化祭の最中でも、使われてない教室はいくつか存在する。
GM:静かな室内と、どこかから聞こえてくるマイクの音声、騒がしい、ということだけはわかる遠くの喧騒。
GM:そのうちの一つに集まりながら、貴方達は情報の共有を行っていた。
平井遊里:「ええと、それで…」
平井遊里:「私にはわからないんですけど、皆さんはこの状況に心当たりがある…ん、ですよね?」
平井遊里:「何か、おわかりになりました…?」
花町日織:「ううん、私の方は特に……水無瀬くん達はこっちに来てないのかなぁ」
木虎ツグミ:「私はとりあえず、外との通信を試してみました」
逢河雷魚:「通じたか?」
木虎ツグミ:フルフルと首を横に振って。
木虎ツグミ:「やっぱり閉鎖されてるみたいで、こっちから外へのは通じない感じです」
花町日織:「こっちから外へのは、っていうと……逆はいけそうなの?」
木虎ツグミ:「ただ、外からこっちに呼びかけようとしてる人が居るっぽくて」
木虎ツグミ:「定期的にノイズが入ってたのが履歴に残ってました」
逢河雷魚:「外から?……水無瀬達か……?」
木虎ツグミ:「なので、次来たときはこっちからも繋げるよう試してみます!」
逢河雷魚:「ああ、頼む」
左道かなた:「外からのものがノイズとはいえ干渉できてるなら…お願いしますね」
木虎ツグミ:「通信担当ですからね!お任せください!」
左道かなた:「こちらは”レーテの水面”について色々と」多目的ホールと体育館から回収した日記帳を見つめて。
左道かなた:「このアイテムの用途は、使用者の記憶を映像として記録する媒体で、形状は鏡のものであるようです」
左道かなた:「あの二か所にある日記帳をもとに効果を発揮していたようで、《アルテイア》が隠していたようですね」
左道かなた:「日記帳をざっと読んだところ、メッセージを残すために使ったと思われます。とはいえ、今こうなっているように」
左道かなた:「本来の対象に対して発動できず、侵蝕率の上昇などでこの記憶はジャームに近い状態にあるようで。この”文化祭”も、その記億から再現されている…と推測されます」
平井遊里:「記憶で再現された文化祭…ですか。」
花町日織:「あぁー。細かい部分がぼんやりしてるのは、記憶の中にあるものしか再現できないせいか」
左道かなた:「出店などがあっても、その並ぶ品や並ぶ人間の会話を覚えていなかったり、曖昧だからああいう形になる、というようですね」
平井遊里:「そう、ですね。掲示物もなんだかぼんやりしてます」後ろの習字とかに目を向けつつ。
木虎ツグミ:「ううん、メッセージを残すためのものなんだったら」
木虎ツグミ:「いったい誰に向けてのものだったんですかね?」
木虎ツグミ:「それに、なんで今私たちに向けて発動したんでしょうか」
逢河雷魚:「その答えは、この中身にあった」
逢河雷魚:二冊の日記を取り出し、軽く表紙を叩く。
逢河雷魚:「中身の方を読んでみたんだけどな。今の状況について、大まかに把握できた」
逢河雷魚:「ここに書かれてるのは、“レーテの水面”を起動させる為の、核になった記憶だ」
平井遊里:「記憶ですか。…どんなことをお伝えしようとしたんでしょう?」首を傾げて、目にかかる前髪が揺れる。
花町日織:「起動するための核、って……この文化祭の記憶とは、また別の?」
逢河雷魚:「ここには、“アルテイア”が部活で他校生と打ち解けて、友人になったことが書かれてる」
逢河雷魚:「その後“アルテイア”は例の“プシュケ”のゴタゴタで、ここを離れることになったが……」
逢河雷魚:「その際に、友人に向けて言付けを残そうとしたらしい」
逢河雷魚:「それで使われたのが、この日記と“レーテの水面”ってわけだな」
木虎ツグミ:「そっか、他校の子でも文化祭なら来てくれるかもですもんね!」
左道かなた:「実際色々手広くしてて、外部の人も入りやすいから……。それで、この中にその友人さんがいるとかですか?」
花町日織:「普通に連絡を取る……って訳にもいかない状況だったんだね」
逢河雷魚:「……それがな、どうもその友人は文化祭には必ず来ると思ってたらしいぜ、“アルテイア”は」
花町日織:「約束とかしてたの?」
逢河雷魚:「いや」
逢河雷魚:「その友人の親戚が、この学校の生徒だから……」
逢河雷魚:「……少なくとも、“アルテイア”と友人はそう思ってた、らしい」
逢河雷魚:「……友人の名前は、花島抱月」
花町日織:「……へっ?」
花町日織:素っ頓狂な音を漏らす。ここで耳にするとは全く思っていなかった名前だ。
木虎ツグミ:「? 日織ちゃん、お知合いですか?」
左道かなた:「苗字が似てますね…?」
逢河雷魚:「……」その反応を見て、朧げな推測が確信へと変わる。
花町日織:「や、えっと……まあ、そうだね」
花町日織:「親戚で、昔はちょくちょく会ってたっていうか……王才じゃない中学に行ったのは知ってたけど」
花町日織:「目覚めてからはずっと会ってないよ。あいつ、今何してんだろ……」
逢河雷魚:「“アルテイア”が花島と仲良くなったのは、そもそも花町の昏睡を知らず、王才に通ってると思っていたのが切っ掛けだったみたいだな」
逢河雷魚:「だから、花島は花町に会いに文化祭に来る……と、“アルテイア”は思ってたんだろう」
逢河雷魚:「それで、“レーテの水面”の起動条件を『花島抱月、またはその関係者』に設定し、この学校を去った」
花町日織:「ああ……」自分がああいう風になった事を知らなかったのか。仕方ないだろうと思う。両親だって進んで言いふらしたい事じゃないだろうし。
花町日織:「抱月の関係者……つまり、私だね」
木虎ツグミ:「じゃあ、今回発動したのは日織ちゃんが居たから……」
左道かなた:「なるほど…」
逢河雷魚:「そういうことだな」
逢河雷魚:「実際には花島はその後、文化祭には来ず……起動準備状態のままだった遺産が、花町の存在をトリガーとして4年越しに起動したってわけだろうな」
左道かなた:「なんというか、擦れ違いですね……」
左道かなた:すこし心配そうに花町さんを見る。
花町日織:「……」
木虎ツグミ:「……でも、それなら」
木虎ツグミ:「アルテイアさんのメッセージが、ようやく届けられるってことですよね!」
木虎ツグミ:「日織ちゃんが、ここに通ってくれたお陰で!」
逢河雷魚:「……底抜けにポジティブだな、木虎」呆れ混じりに感心して。
逢河雷魚:「まあ、そういうことになるな。後で伝えてやったらどうだ、花町」
花町日織:私がああいう風にならなければ、記憶保存された彼がジャーム化することもなかったんだろうか。なんて、言っても仕方のないことだ。
花町日織:「……うん、そうだね」
花町日織:「だって。届けるしかないでしょ、それは」
花町日織:「全く、顔も知らない私になに託してくれてんの、って思っちゃうけどさ」
花町日織:「その子はその子で必死だったんだろうし。ここまで来て見なかった振りとかは、なしでしょ」
左道かなた:「………」大丈夫そうな様子に少し息を零す。
平井遊里:「………」その様子と会話を見守って、少しだけ安堵するように目を細める。
GM:そしてそのタイミングで。
GM:木虎さんの端末が僅かに震え、外部からのノイズを受け取ったことを通知する。
GM:ここで判定です
GM:【『外部との通信』 難易度11 <知覚>、<RC> 】※木虎ツグミのみ判定可能
GM:こちらに成功することで、外部との連絡が可能になります。
GM:また、
GM:【『通信援助』 難易度7 <知覚>、<RC> 】※木虎ツグミ以外が判定可能。木虎ツグミの判定の達成値に+2。累積する。
GM:3人はこちらを判定可能です。
GM:判定に失敗した場合、登場侵蝕を振り直して再判定が可能です。
花町日織:ふんふむ
木虎ツグミ:あ、支援もらえるのうれしい!
逢河雷魚:援助するぜ!
左道かなた:支援やってみますかー
GM:よろしければ技能を宣言してどうぞ!
逢河雷魚:5DX+1>=7 RC
DoubleCross : (5DX10+1>=7) → 10[3,8,9,10,10]+7[6,7]+1 → 18 → 成功
花町日織:RCで援助!
花町日織:6dx+2>=7
DoubleCross : (6DX10+2>=7) → 10[1,1,2,6,10,10]+8[4,8]+2 → 20 → 成功
左道かなた:技能があるRCで。
左道かなた:3dx+1>=7
DoubleCross : (3DX10+1>=7) → 9[2,8,9]+1 → 10 → 成功
GM:強ない?
左道かなた:みんなすごくない?
木虎ツグミ:みんなめちゃくちゃ支援上手
GM:じゃあ支援判定で+6!木虎さんは判定をどうぞ!
木虎ツグミ:固定値7だから魔獣の本能いらないな、これ……
木虎ツグミ:いやでも事故が怖いし一応使おう
木虎ツグミ:木虎ツグミの侵蝕率を2増加 (65 → 67)
木虎ツグミ:9dx+7>=11
DoubleCross : (9DX10+7>=11) → 9[1,3,4,6,6,6,7,8,9]+7 → 16 → 成功
GM:お見事!
逢河雷魚:やったね
左道かなた:さすが!
木虎ツグミ:えへん!
GM:では情報開示ののち、演出。
■【『外部との通信』】
"レーテの水面"が活性化したことで、外の世界では本体の場所が探知可能になっている。
反応が強くあるのは校舎の屋上。
内部の世界でもそこが核になっていると考えられる。
外の世界に脱出するには屋上に向かう必要があるだろう。
また、巻き込まれたのは花町・左道・木虎・逢河の4名。
外の世界では水無瀬、神倉、日高、平井が対処に当たっている。
……《アルテイア》と交流のなかった平井遊里が4年前の空間で意識を保っている理由は
日記の再現された記憶とは別の理由で存在していると思われる。
→クライマックスに突入します。
GM:ザッ ザザザッ
水無瀬夕真:「………!……っ、おい、聞こえるか!」
水無瀬夕真:レネゲイドの能力による強引な干渉。
水無瀬夕真:ノイズ混じりの後に、微かに認識できる声
木虎ツグミ:「……はい、聞こえます!」
木虎ツグミ:切れ切れの電波とレネゲイド。その波長を追い、通るための道を自身の能力で安定させる。
水無瀬夕真:「! ……その声、木虎さんか!無事か!?」
水無瀬夕真:木虎さんのチューニングでだんだん声がクリアになる。
木虎ツグミ:「はい!雷魚さん、日織ちゃん、かなたちゃんも一緒です!」
木虎ツグミ:「後なんかちっちゃくなっちゃってますけど、平井さんも!」
花町日織:「あっ、水無瀬くん!こっちは無事だよ~!」
花町日織:見えるはずもないのに手を振りながら応じる。
逢河雷魚:「そっちからはどうなってる?」
水無瀬夕真:「花町さんもか。……全員一緒か、良かった」通話の向こうで。
水無瀬夕真:「こっちは、いきなり活性化したレネゲイドの反応を追ってました」
水無瀬夕真:「人が多いんで、消えたことは気づかれてないですが……作業してた人が居なくなったんで、一旦集まってます」
左道かなた:「ん……お手数をおかけしてます」
水無瀬夕真:「ん。……ともかく、そっちの4人が消えたんで、レネゲイドが活発な場所を探知して……」
水無瀬夕真:「……」
水無瀬夕真:「待て、平井さん?平井さんもそっちに居るのか?」木虎さんの言葉に反応。
木虎ツグミ:「? はい!さっきも言ったとおり、なんだか中学生くらいの姿になっちゃってますけど」
木虎ツグミ:「ちゃんとここに居ますよ!」
左道かなた:「ええ。そのように名乗っている、よく似ている方が…」
逢河雷魚:「……。……何か問題でも?」
水無瀬夕真:「……ん。いや、平井さんはこちらにも居る。ちゃんと高校生の姿だ。」
水無瀬夕真:「逢河さんと左道さんが消えた、って報告しに居たから、てっきりそっちにはいないと思ってたが…」
花町日織:「んん……?」首を傾げながら、そばにいる平井さんを見る。
平井遊里:「…………」穏やかに微笑みを浮かべている。
平井遊里:お話の続きをどうぞ?と言外に手で示す。
逢河雷魚:「ああ?……チッ……」訝し気な表情で。「何かあるとは思ったが……」
左道かなた:「記憶再現、というのは………」日記帳の内容を思い出す。「……名前が出てこられませんでしたね」
水無瀬夕真:「……ともかく、そちらの状況が知りたい。」
水無瀬夕真:「学校のどこかに居るのか?こう……」
水無瀬夕真:「飛ばされたとか」
木虎ツグミ:「……んん、そうですね」
木虎ツグミ:「状況把握を優先で!」
逢河雷魚:「4年前の文化祭を疑似的に再現した空間にいる。“レーテの水面”の影響で────」状況を端的に説明する。
水無瀬夕真:「………」その状況説明を聞き。
水無瀬夕真:「……わかりました」
水無瀬夕真:「こっちも今、神倉くん達がレネゲイドの痕跡を見つけました。」
水無瀬夕真:「どうやら、体育館や多目的ホールにあった反応の大本は、屋上みたいです」
水無瀬夕真:「……そちらも学校なら、同じ場所になにかあるかも知れません。探してもらえますか?」
花町日織:「屋上……そこに、鏡が──“レーテの水面”の本体があるのかな」
逢河雷魚:「ああ。他に手掛かりも無いしな」
左道かなた:「了解しました。屋上へ向かいます」
水無瀬夕真:「その可能性は、高い」ザッ「と思う」ザザッ
水無瀬夕真:また通信にノイズがまじり始める
木虎ツグミ:「……電波が、また不安定になってきてます」
木虎ツグミ:「やっぱり長期間の通信は難しいみたいですね」
水無瀬夕真:「……みたいだな。」 ザッ 「こちらも屋上に向かう」
水無瀬夕真:「…………」そして、ノイズの感覚がドンドン短くなり。
水無瀬夕真:ザザッ 「そちらも」 ザッ
水無瀬夕真:「…………」少しのためらいのあと「気をつけ」ブツッ
水無瀬夕真:そして端末が沈黙する。
木虎ツグミ:「……完全に途切れました。もう一度つなぐには、一回時間を置かないと無理そうです」
逢河雷魚:「ひとまず今必要な情報共有は出来たな」
逢河雷魚:「よく持たせてくれたな、木虎」
左道かなた:「…分かりました。木虎さん、ありがとうございます」
木虎ツグミ:「いえいえ!これがお仕事ですから!」
木虎ツグミ:「するべきことも分かりましたし、早速次に移りましょう!」
花町日織:「じゃあ、屋上に行ってみようか。もう一度通信するにしても、そっちの方が繋がりやすいかもだし」
平井遊里:「えぇ、そうですね」
平井遊里:「では、向かうとしましょうか」
逢河雷魚:「……ちょっと待て」
平井遊里:「はい?」
平井遊里:首をかしげる。
逢河雷魚:「平井。今のお前は何者だ?」
逢河雷魚:「本当に平井遊里……“銀糸編”なのか?」
逢河雷魚:射竦めるような目で平井さんを見る。
平井遊里:「…………」
平井遊里:その目を、いつか萎縮していた少女とは思えないような落ち着いた瞳で受け止める。
平井遊里:「あはっ」
平井遊里:君たちの知る少女とは、少しだけ違った声音で。
花町日織:「……ゆ、遊里ちゃん?」
花町日織:不安そうにその顔色を見つめる。
平井遊里:「うーん……」
平井遊里:「…………いやあ、その、まいったなぁ」
平井遊里:落ち着いた顔ながら、やれやれ、とため息をつく。
平■遊■:「まず、誤解無いように言っておくと、騙そうとか、そういう意思はなかったんですよ」
平■遊■:「偶然、学校に通ってて、偶然、使いやすかっただけで。」
■■■■:「ほんと、貴方達の仲間に"本人"がいるとは、思ってなくて」
逢河雷魚:「……」
逢河雷魚:「……誰だ、テメェ」
■■■■:「自己紹介いたしますね」
《レーテの水面》:「貴方達の呼ぶところの、《レーテの水面》。」
《レーテの水面》:「この世界の案内役を務める、意思のようなものだとお思いください」
《レーテの水面》:つい、とスカートをつまんでお辞儀をする。ぎこちなく、練習し始めたばかりのような動作。
《レーテの水面》:「花町さん、左道さん、木虎さん、逢河さん」
《レーテの水面》:「あなた方を、この世界の主のもとにご案内いたしますね。」
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
左道かなた:ロイス満タン、欲しいものあるひとー
木虎ツグミ:ロイス保留!
木虎ツグミ:変わらずメイド服チャレンジします
木虎ツグミ:2dx+2
DoubleCross : (2DX10+2) → 3[3,3]+2 → 5
木虎ツグミ:今回本当回らないなあ 以上!
逢河雷魚:ロイスは保留かな……メイド服で
逢河雷魚:2DX+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 8[4,8]+1 → 9
逢河雷魚:だめ 以上!
左道かなた:んんー 届かないけどメイド服がいいのかな?
花町日織:最後だし無形コンセとかしちゃうか
花町日織:欲しい物ある人いる?
花町日織:メイド服買います。《コンセントレイト》《無形の影》
花町日織:花町日織の侵蝕率を6増加 (68 → 74)
花町日織:6dx7
DoubleCross : (6DX7) → 10[1,2,2,4,8,10]+5[4,5] → 15
花町日織:あっ普通に届かん おしまいです
左道かなた:じゃあメイド服チャレンジしてみるか
左道かなた:2dx+4>=20
DoubleCross : (2DX10+4>=20) → 7[1,7]+4 → 11 → 失敗
左道かなた:まあせやな。以上。
GM:ではシーンは以上!
◆Masterscene◆
//=====================
// Masterscene
//=====================
--:まず最初に自覚したのは、自分の環境は特異だということだ。
--:教会の中と庭、そして訓練施設。
--:能力を磨きながら、ただ大人たちの役に立つために他の子供達といつも一緒に居た。
--:それが変わったのは、『学校』に行くことになった日だ。
--:驚いた。
--:こんなに人が居るのか、と。
--:知識としてはあった。あったのだが。
--:なんというのだろう、あの驚きは。
--:自分と同年代でありつつ、『大人』の指示がなくとも、それぞれが行動している。
--:それを『自由』というのか、『勝手』というのか、『当然』というのか。
--:話が合わない。前提が合わない。自分の常識が合わない。
--:次の訓練のために必要最低限の会話をこなす『子供達』とは、全然違った
--:それを楽しいと思った。
--:解りあえないことを、楽しいと思った。
--:自分で選べることを、楽しいと思った。
--:世界が広がることを、楽しいと思った。
--:────部活動に入った。
--:普通の『子供』として過ごすために、そうする指示があった。
--:…指示がなくても、そうしたかも知れない。
--:オーヴァードの能力がバレないために、身体能力が目立たない弓を選んだ。
--:『訓練』とも似た、しかし全く違う、ひたすら地道な作業。
--:反復練習は得意で、1年の中でも早めに弓をもたせてもらう事になった。
--:………初めての大会メンバーに選ばれた時に感じたのは、喜びだったと思う。
--:バスに揺られて初めて街を出た。
--:少し遠い弓道場にいくつもの学校が集まって、知らない人たちがいっぱい居た。
--:自分は団体戦のメンバーじゃないから、少しだけ暇で、練習場はこれから試合の人で一杯で。
--:少しだけ。
--:こっそり覚えた緊張を紛らわせるために、一人で居た。
少年:『やぁ』
--:銀髪の少年が話しかけてきたのは、そんな時だ。
--:自分と同じく道着に身を包んで、真新しいカーボン弓を担ぎながら。
少年:『きみ、王才の弓道部だろ?同じ一年だよね。』
少年:『これ、お近づきの印にどーぞ』
--:「……?」
--:渡してくるのは赤いパッケージのいちごオレ。
--:「………ええと、君、何?」
少年:『何とは失礼じゃないか。』
花島抱月:『おれの名前は花島抱月。』
花島抱月:『話をしようぜ。どうせ暇だろ?』
--:その妙な馴れ馴れしさは新鮮で。
--:不思議と、初対面だというのに話が続いた。
--:学校のこと。部活動のこと。
--:従姉妹が居るとも聞いた。別に質問はしてなかったが。
--:そして、それが同じ学校だということも。
--:まるで普通の学生のような会話をした。
花島抱月:『……っと、もうこんな時間?』
花島抱月:『んじゃ、お互いがんばろーぜ』
花島抱月:『初めたばっかのおれ達じゃボロボロだろーけどさ。』
花島抱月:『続けてりゃ上手くなるでしょ』
--:そう言って唐突に、来たときと同じように練習場へと戻っていく。
--:そして思い出したかのように振り返って。
花島抱月:『また話そうぜ』
--:……………別に、明確な約束をしたわけじゃない。
--:次の大会、あるいは、話に出た従姉妹。
--:どこかですれ違うこともあるだろう。ただ、それだけの。
--:その後すぐに、セルの状況が変わり、カヴァーを維持している場合じゃなくなった。
--:ただ、まぁ。
--:別れの挨拶一つも残さずに消えてしまうのは
《アルテイア》:礼儀を欠く、と。思っただけだ。
◆Climax◆
GM:
//=====================
// Climax
//=====================
シーンPC:全員登場
GM:クライマックスです。登場をどうぞ!
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を1d3+3(→ 6)増加 (74 → 80)
花町日織:花町日織の侵蝕率を1d3+3(→ 4)増加 (74 → 78)
逢河雷魚:逢河雷魚の侵蝕率を1D3+3(→ 6)増加 (76 → 82)
木虎ツグミ:木虎ツグミの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (67 → 76)
GM:◆中等部 屋上
GM:屋上に広がっているのは星空だった。
GM:レーテの水面に連れられ、屋上へ足を踏み入れると、その空の色がまず目に入る。
GM:そして、屋上の中央。
GM:星空を眺めながら、弓道着の少年が立っていた。
《アルテイア》:「…………あぁ」
《アルテイア》:「久しぶりだな。人の姿が見えるのは。」
《アルテイア》:「初めまして。ぼくの名前は《アルテイア》」
《アルテイア》:藤色の髪をサラリと揺らす。
花町日織:「久しぶりって、4年ぶりくらい?」
《アルテイア》:「それぐらいかな。それぐらいかもね。今は4年経ったのかい?」
花町日織:「そんなところ。……退屈じゃなかった?ずっと、代わり映えのしない場所にいて」
《アルテイア》:「どうだろうね」
《アルテイア》:「退屈だとしても、退屈じゃなかった頃が思い出せない。」
《アルテイア》:「記憶だけで作られた世界は、代わり映えも……あぁ、いや」
《アルテイア》:「失われていくだけだったからね。」
《アルテイア》:「君から見ると、ぼくは退屈そうに見えるかい?」
花町日織:「……だろうね」ため息を吐く。
花町日織:「少なくともこれを作った時の君は、退屈だなんて思っちゃいなかったはずだ」
花町日織:少しずつ擦り切れて、溢れてしまったんだろう。同じ思い出、停滞の中を泳ぎ続ける内に。
花町日織:「うん、退屈そうに見えるね。とっても」
花町日織:「だから、迎えに来たよ」左手を差し出しながら。
花町日織:「気の利かない身内……抱月に代わってさ」
《アルテイア》:「………ふむ。」
《アルテイア》:「懐かしい名前に、懐かしい仕草だ。……うん」
《アルテイア》:「そうだった。懐かしい、というのはこんな感じだったな」
《アルテイア》:「ただ、手を差し出す必要はないよ」
《アルテイア》:「耳を貸してくれるだけで良い」
《アルテイア》:「"ぼく"の役目は、伝えることだからね」
《アルテイア》:「──────ただ、」
《アルテイア》:「ごめんね。本当に悪いと思っているんだ」
花町日織:「……何のこと?」
《アルテイア》:「ぼくは、伝えるためにここに居る。なのに」
《アルテイア》:「その伝えるべき言葉がもう、わからないんだ」
花町日織:「……」
《アルテイア》:「ぼくの役目は、レーテの水面は。伝えるべき情報を与えたとき、役割を終了する」
花町日織:ずか、ずか、ずか、と。大股で彼の前に歩いていく。
《アルテイア》:「しかし、今のぼくはその条件を破損している。」
《アルテイア》:そのズカズカ歩くさまを見る。
花町日織:君の前に立つ。その手を取り、握ろうとする。
《アルテイア》:握られる。
花町日織:「私、花町日織っていうの」
花町日織:ぎゅっと、体温を伝えるように握りしめて。
花町日織:「君の名前を教えて」
花町日織:「《アルテイア》だなんて、抱月や学校の皆に向かって名乗った訳じゃないんでしょ?」
《アルテイア》:「そんな潜入員は居ないよ。……あぁ、そうだね」
《アルテイア》:「学校に行く時に、有ったはずなんだけどね」
《アルテイア》:「忘れた。いまのぼくに、そのデータはない。」
《アルテイア》:「………ごめんね、花町日織」
花町日織:「……だったら。思い出せばいいよ」
花町日織:君の手を握ったまま離そうとしない。
花町日織:「さっき、言ったでしょ。懐かしいという感覚は、こんな風だったのかって」
《アルテイア》:「言ったね」
花町日織:「それって、思い出したって事だよ」
花町日織:「君には、その力がある」
花町日織:「ただ忘れていくだけじゃない。そうでしょ?」
《アルテイア》:「………そうか」
《アルテイア》:「破損を修復できると、君はそう言ってくれるんだな」
花町日織:「そうだよ。きっと、そうだ」
花町日織:まっすぐにきみを見て言う。
《アルテイア》:その目をなんの気無しに見返して。
《アルテイア》:「そうかも知れない。」
《アルテイア》:「………時間さえ、あればね」
花町日織:「……時間?」
《アルテイア》:その時、触れている君の手から。
《アルテイア》:"記憶"が一瞬、流れ込む。
《アルテイア》:中学校の校舎を見た記憶。飾り気のない、建物と時計の文字盤。
《アルテイア》:「これ以上は危ないな」
《アルテイア》:手を振りほどく。記憶の奔流が止まる
花町日織:「……! 何、危ないって……」
花町日織:今の景色にどんな意味があるのかも分からない、ありふれた後者の風景、だったように見えた。
《アルテイア》:「ぼくの役目は伝えること。伝えるべきことを。」
《アルテイア》:「そして、その能力は今、破損している。」
《アルテイア》:「ぼくがいて、望んだ誰かがそこに来た」
《アルテイア》:「………故に、レーテの水面はすべてを伝える。すべての記憶を。」
《アルテイア》:「4年。だったか?そのすべての記憶が、君たちに流れ込む。同じ時間を掛けて。」
《アルテイア》:『そして、それが終わるまで。」
《アルテイア》:「君たちはけして目覚めない。」
《アルテイア》:ジワリ、とその場の4人に、薄く記憶が流れ込む。
《アルテイア》:中学校に入学する記憶。周りの人の顔。踏み出した足。
《アルテイア》:《アルテイア》の記憶が、君たちを侵食しようとする。
花町日織:「4年……」青褪める。それはいやだ、と反射的に手脚が強張る。
左道かなた:「これは、」腰元に手を置き、いつでもカバーに入れる姿勢だった。ーーそのはずだ。頭を振る。入り込む記憶と現状を切り離すように努める。
逢河雷魚:「……チッ……」二人の話を見届ける気だったが、一歩踏み出す。
逢河雷魚:「離れろ、花町」
花町日織:「……っ、うん」躊躇し、アルテイアの眼を見ながら。頷き、後ずさる。
《アルテイア》:ふ、とその反応に柔らかく笑みを浮かべる。
《アルテイア》:「そうだ、それで良い。」
花町日織:「それで良い、って。君は……」
《アルテイア》:「これからぼくは、君たちに記憶を打ち込むべく、抵抗力を削ぐ」
《アルテイア》:「レーテの水面、こちらへ。」
《レーテの水面》:「はい。」かつかつ、と小柄な少女が、アルテイアに近づく。
《レーテの水面》:「対象を確認。権限を使用なさいますか?」
《レーテの水面》:小柄な眼鏡の少女が、本来と違う口調で声を紡ぐ。
《アルテイア》:「あぁ。そうするためにここに居る。そうするときを待っていた」
《アルテイア》:「ぼくはFH、《プシュケ》所属。《アルテイア》」
《アルテイア》:「花町日織。そして、そちらの方々も。」
《アルテイア》:矢をつがえていない弓を構えて。
《アルテイア》:「名乗ると良い。」
《アルテイア》:「それが合図だ。」
逢河雷魚:「……UGN、“チケット・トゥ・ヒンノム”。逢河雷魚」
逢河雷魚:周囲に影が渦巻き、沸き立つ泥濘のように不吉に蠢く。
木虎ツグミ:「同じくUGN所属。十一支部のチルドレンで、"推定雷獣"の木虎ツグミです!」
木虎ツグミ:バチリと鳴る雷鳴に負けず、真っ直ぐな声が響く。
左道かなた:「続けてUGN,”カンビオン”。左道かなた」白い剣が刃を晒す。
左道かなた:絡まるように影の粒子が刃に纏わりつく。
左道かなた:「……花町さん、苦しかったり、嫌なら大丈夫です。下がっていてくれても構いません」
左道かなた:「でも。……それでも、どうにかしたいなら。ぼくは貴方の助けになりますから」
花町日織:「かなたちゃん……うん。大丈夫、下がらないよ」かなたちゃんの方へと振り返り、ふにゃりと笑う。
花町日織:「抱月に、ちゃんと伝えるって言ったでしょ」
左道かなた:「……わかりました。失礼なことを言いましたね」少し苦笑したような声音。
花町日織:「これから、ここで、見つかるかもしれないじゃん」
花町日織:「あの子がずっと大切にしてて、途中で忘れちゃったものが」
花町日織:「ずっと伝えたかった言葉が。……だから、下がらない」視線を切り、前を向く。
花町日織:「……UGN、"アリアンロッド"支部イリーガル」
花町日織:懐から、スマートフォンを取り出して見せる。その手を開く。
花町日織:手元を離れた白い機体が自身の影の中に落ちて、沈む。そうして、影が波立ち始める。
花町日織:「"ネイバーハンド"の、花町日織!」
《アルテイア》:「良い、名乗りだ」
《アルテイア》:「できれば、覚えておきたいな」
《アルテイア》:弓を掲げ、そして。
GM:ザッ ザザザッ。
GM:空間にノイズが走る。
GM:映像が乱れたように一瞬、屋上の景色が重なる。
GM:それは、夜の景色とは違ってわずかに光を指し。
GM:ノイズ混じりの声が。
平井遊里:『……UGN!銀……編の平井遊里!』
日高ぼたん:『……トリガー・ハッピー・エンド! …日高ぼたん!』
神倉暁人:『神倉暁人。 ……コードは業火……』
GM:屋上。光を放つ鏡を前に、名乗りを上げる。
GM:ザッ、ザザザッ
水無瀬夕真: 『………水無瀬、夕真』
水無瀬夕真:バチ、バチチ、と、ショートするような音が弾ける。
水無瀬夕真:『……まずは返してもらうぞ』
水無瀬夕真:『全員だ』
GM:バチッ
GM:混線が解かれ、世界に夜が戻る。
《アルテイア》:「………あぁ」
《レーテの水面》:「警告をしておきますね。レーテの水面の本体が攻撃を受けています。」
《アルテイア》:「うん。……仲間が、居るんだね。」
《アルテイア》:「良いことだ。」
《アルテイア》:その姿が、ブレる。
《アルテイア》:表の世界。弓を持つ防衛の影と、4種の人の形。
《アルテイア》:一瞬だけ重なる世界で言葉を放つ。
《アルテイア》:「『さて』」
《アルテイア》:「『わかり合おう。お友達』」
GM:世界のレネゲイドが活性し、煩雑な記憶が流れ込むように、うねりをあげる!
GM:衝動侵蝕、難易度は9。
GM:更に《Eロイス:堕落の誘い》。衝動判定失敗時、即座に侵蝕率100。
GM:判定をどうぞ
左道かなた:うわわわ 思い出の一品起動。判定行きます。
左道かなた:4dx+5>=9
DoubleCross : (4DX10+5>=9) → 8[1,3,6,8]+5 → 13 → 成功
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を2d10(→ 5)増加 (80 → 85)
花町日織:6dx+1>=9 意志!
DoubleCross : (6DX10+1>=9) → 10[1,1,3,4,7,10]+6[6]+1 → 17 → 成功
花町日織:花町日織の侵蝕率を2d10(→ 12)増加 (78 → 90)
逢河雷魚:6DX>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 7[4,5,5,5,6,7] → 7 → 失敗
逢河雷魚:ギャーッ
木虎ツグミ:2dx>=9
DoubleCross : (2DX10>=9) → 8[6,8] → 8 → 失敗
木虎ツグミ:1足りないー!
左道かなた:逢河さんにツグミちゃーん!
GM:さあ100にして2d10上昇です!
木虎ツグミ:あ、でも待って!雷魚さんにはバディムーブ!
逢河雷魚:ツグミちゃん……!
逢河雷魚:ありがたすぎる
GM:絆…!
GM:では2d10の上昇もどうぞ~
木虎ツグミ:で、自分は100にしてから上昇!
逢河雷魚:82+2D10
DoubleCross : (82+2D10) → 82+10[6,4] → 92
木虎ツグミ:木虎ツグミの侵蝕率を2d10(→ 13)増加 (100 → 113)
"アルテイア"、"レーテの水面"
(5m)
花町、左道、木虎、逢河
GM:戦闘終了条件はエネミーの全滅。
GM:そして《レーテの水面》は《Eロイス:不滅の妄執》《Eロイス:究極存在》の効果により、戦闘不能になっても即座に復活し、あらゆる攻撃を通しません。
逢河雷魚:何ですって~!?
木虎ツグミ:なんてことだ
左道かなた:どうしようもないやつ~~!
花町日織:ズルじゃん
GM:《不滅の妄執》の解除条件は、「Dロイス:対抗種を持つPCの攻撃でHPダメージを与えること」
左道かなた:なるほど……
花町日織:かなたちゃんいなかったら詰んでたとはね
GM:そして《究極存在》の解除条件は、「シーン内に存在しないレーテの水面の本体にダメージを与えること」で解除されます。
GM:現在、表の世界で戦闘が発生し、この条件がクリア。解除されます。
逢河雷魚:ありがとう皆
左道かなた:ぼたんちゃん平井ちゃん神倉くん水無瀬くんありがとー!
木虎ツグミ:ありがとう……
GM:残るは《不滅の妄執》のみ。
GM:ではルール説明は以上!戦闘に入ります!
花町日織:理解したぜ
GM:セットアップ!
左道かなた:なしですー
《レーテの水面》:なし。
花町日織:なしです
《アルテイア》:《ショウタイム》このキャラを対象に含まない攻撃を行う場合、対象の判定ダイスを-6個。
逢河雷魚:≪螺旋の悪魔≫攻撃力+21して暴走
逢河雷魚:逢河雷魚の侵蝕率を3増加 (92 → 95)
木虎ツグミ:狩猟開始:ターゲットロックLv4+攻勢変色Lv5+狩りの統率者Lv3
木虎ツグミ:攻撃力+37、暴走、同エンゲージ内の対象にも付与、侵蝕値+11
木虎ツグミ:木虎ツグミの侵蝕率を11増加 (113 → 124)
木虎ツグミ:すみません言い忘れてました、対象はアルテイア君!
左道かなた:ツグミちゃんの受けて暴走、吸血の変異暴走により効果をhp回復不能に変更、うけますー
逢河雷魚:受けます!
花町日織:受けます~。暴走!
《アルテイア》:オーライ。
GM:演出も有ればどうぞ。
木虎ツグミ:―――、―――。
木虎ツグミ:空へ吹き抜けるように、音が響く。
木虎ツグミ:あるものはこれを聞いて畏怖を覚えるだろう。
木虎ツグミ:あるものは高揚を。あるものは哀惜を。あるものは郷愁を。あるものは未知の感情を。
木虎ツグミ:あるいは、誰もがその全てを抱き、そして次の瞬間には忘れるかもしれない。
木虎ツグミ:この音は如何様にも例えられない。如何なる語もこの音には似つかわしくない。
木虎ツグミ:そうあることこそが、この音の本質だからだ。唯一、確かと呼べるのは。
木虎ツグミ:この音は戦意を伝播する。
木虎ツグミ:「……行きましょう、皆さん」
木虎ツグミ:「アルテイアさんの待ちぼうけを終わらせるために!」
木虎ツグミ:ツグミの宣言と共に、音は更にそのボリュームを上げていく!
GM:イニシアチブ14。アルテイア。
《アルテイア》:マイナー、《主の恩恵》
《アルテイア》:メジャー【コンボ:星的皆中】《C:エンジェルハイロゥ》《光の弓》《マスヴィジョン》《レーザーファン》《ファイナルフラッシュ》
《アルテイア》:対象はPC4人。
《アルテイア》:判定。
《アルテイア》:10DX7
DoubleCross : (10DX7) → 10[1,2,2,3,4,5,5,9,10,10]+10[1,4,9]+4[4] → 24
《アルテイア》:リアクションどうぞ。
《アルテイア》:あ、リアクションC値+1です。
逢河雷魚:暴走中につきリアクション不可!
花町日織:暴走なのでなし!
左道かなた:吸血暴走だから一応回避は出来なくはないけど…ガードします。
木虎ツグミ:こっちもリア不!
左道かなた:ツグミちゃんをコンボ:anemones:≪崩れずの群れ≫でカバーします。
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を2(→ 2)増加 (85 → 87)
《アルテイア》:ではダメージ
《アルテイア》:3d10+32
DoubleCross : (3D10+32) → 21[6,7,8]+32 → 53
《アルテイア》:装甲有効の53点。
逢河雷魚:死!
逢河雷魚:1D10+95 リザレクト
DoubleCross : (1D10+95) → 10[10]+95 → 105
逢河雷魚:オェッ
GM:でかいのが来た
花町日織:戦闘不能!リザレクト!
花町日織:花町日織の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (90 → 97)
花町日織:花町日織のHPを7に変更 (27 → 7)
左道かなた:装甲ガード合わせて13点、無理ですねこれは。戦闘不能のため吸血暴走解除、リザレクト。
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (87 → 91)
《アルテイア》:では演出。
《アルテイア》:弓を構える。弦を引く。
《アルテイア》:そこに、矢は番えられていない
《アルテイア》:「ぼくは、星を見るのが好きだった」
《アルテイア》:それは記録を語るように。
《アルテイア》:夜空を背景に弓を引く。
《アルテイア》:「あの狭い世界でも、外を見ることが出来たから」
《アルテイア》:引き絞り。
《アルテイア》:放つ。
《アルテイア》:────キラリ、と星がきらめいた
《アルテイア》:弓から放たれるのではなく、星の光が貴方達に届くように。
《アルテイア》:星の光が柱矢となって、明るく貴方達を貫いた!
左道かなた:顔を顰める。正体不明な音にでなく、迫る星の脅威でもなく。戦意を導く音で引きずり出された、己の醜い本質に。
左道かなた:啜れと声がする。貪れと唾が溢れる。その相手を知るために。かくのごとくせよと。
左道かなた:(うるさい)知ったことかーー衝動との付き合いだけは、ずっとずっと誰よりも数をこなした自信がある。
左道かなた:身体はすでに動いていた。最も侵蝕状況が酷い人員へ、影の帳が覆うように剣を振った。
花町日織:「かふっ」奏でられる音色に酩酊していた。避けるべくもなく射抜かれる。カーディガンが血に濡れる。
花町日織:「好きだった、って」
花町日織:「今もそうじゃないの?」
花町日織:「この世界の夜空は、こんなに綺麗なのに」
《アルテイア》:「あぁ、綺麗だろ。」
《アルテイア》:「一番根底の記録だからね」
《アルテイア》:「さすがに、まだ無くなっていないようだ」
逢河雷魚:「……!」影に覆われつつある身体、胸元を光の矢が貫く。よろめきそうになり、足を踏み締める。肺を損傷して喀血しそうになるが、無理やり口内に押し留める。
逢河雷魚:今この場に、正規エージェントは自分だけだ。立ち続ける姿を誇示しなければならない。敵に、何より彼女達に。
木虎ツグミ:「助かります!」 普段からカバーの連携には慣れている。掲げられた影の帳へと身を潜めた。
花町日織:再生する傷口を押さえながら、君を見上げる。膝を付くことはない。
左道かなた:こふ、と痛みを共にその声が遠ざかった。「……やれますか!」
《アルテイア》:その目線をまっすぐ受ける。
《アルテイア》:「さて」
《アルテイア》:「ぼくの記録は、どこまで話せるだろう」
GM:イニシアチブ11、花町さん。
花町日織:はい
花町日織:マイナー、戦闘移動。《縮地》でエネミー達の5m後方に移動します。バックスタブの効果起動。
花町
(5m)
"アルテイア"、"レーテの水面"
(5m)
左道、木虎、逢河
花町日織:花町日織の侵蝕率を2増加 (97 → 99)
花町日織:メジャー、《コンセントレイト》《無形の影》《シャドーテンタクルス》対象アルテイア。
花町日織:命中いきます
《アルテイア》:どうぞー
花町日織:9dx+2@7
DoubleCross : (9DX7+2) → 10[1,1,2,5,5,5,6,9,10]+6[5,6]+2 → 18
《アルテイア》:4dx>=18 ドッジ
DoubleCross : (4DX10>=18) → 7[4,4,6,7] → 7 → 失敗
《アルテイア》:ダメージをどうぞ。
花町日織:2d10+35+37
DoubleCross : (2D10+35+29) → 11[9,2]+35+37 → 83
花町日織:花町日織の侵蝕率を7増加 (99 → 106)
《アルテイア》:固定値がえげつない数値だね!
《アルテイア》:だいぶ受けますがまだ立っています。
花町日織:なんかすごいいっぱい支援もらったから……
GM:演出もどうぞ!
花町日織:演出いきます
花町日織:「言っておくけど……私、まだ諦めてないから」
花町日織:「君が、伝えなきゃいけない言葉を思い出すこと」
花町日織:「だって、そうでしょ」
花町日織:「こんな風に、誰も望んでない戦いをするために──」
花町日織:音もなく移動している。《アルテイア》の手に、つい先程感じた少女の体温と掌の感触が蘇る。否、花町日織がそこにいる。
花町日織:「──生まれたわけじゃないはずでしょっ、君は!」
《アルテイア》:「っ、」発射体勢の後。その移動に瞠目する
花町日織:掴み取る。肌と肌の触れ合う場所が熱く煮えて、互いのレネゲイドが混じり合って。
《アルテイア》:「きみは、なんというかっ」
《アルテイア》:「……諦めないね」
《アルテイア》:触れた箇所から記憶が流れ込んでいく。登校、階段、教室。
花町日織:記憶も能力も。この一瞬、二人の間の境界は溶解する──そうして、夜空が閃いた。
花町日織:柱矢、と呼ぶにはあまりにも太い白色の光線が《アルテイア》を灼く。
花町日織:輝いたのは、月そのものだ。そうもなるだろう。かれの力の本質が、焦がれたそらの輝きを手元に引き寄せることにあるのなら
《アルテイア》:「ぐっ、う、う……!!」皮膚が焼け、再生を繰り返す。
《アルテイア》:貫くのではなくすべてを焼き尽くす光条。
《アルテイア》:子の地上に最も近い、星の輝を受ける。
《アルテイア》:「…………かはっ」
《アルテイア》:焼けた皮膚が再生する。
《アルテイア》:「望んでない割には……」「容赦がないね」
《アルテイア》:恨み言と言うよりは、軽口のようにいう。
花町日織:少女が今も再会を焦がれ続ける思い出は、あの場所にこそある。
花町日織:「じゃあ、降参する?」
花町日織:こちらも軽口のように、微笑んで応じる。
《アルテイア》:「ははは」握手に応じる形から、手を離す。
《アルテイア》:「やめてくれよ」
《アルテイア》:「4年分、話したくなっちゃうだろ」
GM:イニシアチブ8、逢河くん!
逢河雷魚:はい!
逢河雷魚:マイナー、コンボ【悪食】
逢河雷魚:≪原初の青:完全獣化≫+≪白熱≫+≪原初の黒:ライトスピード≫
逢河雷魚:肉体ダイスを増やし、素手データを変更し、2回メジャーアクションを行います
逢河雷魚:逢河雷魚の侵蝕率を17増加 (105 → 122)
GM:ひぇ。
逢河雷魚:1回目のメジャー、コンボ【荒覇吐】
逢河雷魚:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪シャドーテンタクルス≫+≪原初の白:神獣撃≫+≪原初の赤:要の陣形≫
逢河雷魚:対象はアルテイアくんとレーテちゃん両方です
《アルテイア》:こぉい。
逢河雷魚:11DX7+6
DoubleCross : (11DX7+6) → 10[2,4,5,6,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,5,5,5,7,8,9]+10[4,9,10]+10[7,10]+10[2,8]+10[8]+1[1]+6 → 67
《アルテイア》:4dx>=67
DoubleCross : (4DX10>=67) → 8[2,4,7,8] → 8 → 失敗
《レーテの水面》:9dx>=67
DoubleCross : (9DX10>=67) → 10[2,5,5,7,8,8,9,9,10]+9[9] → 19 → 失敗
《レーテの水面》:ダメージくーださい。
逢河雷魚:ダメージ!
逢河雷魚:7D10+13+24+9D10
DoubleCross : (7D10+13+24+9D10) → 45[10,9,7,7,5,2,5]+13+24+66[7,9,7,10,10,1,8,6,8] → 148
逢河雷魚:逢河雷魚の侵蝕率を11増加 (122 → 133)
《アルテイア》:何いってんだ君。
《レーテの水面》:えーと、《雲散霧消》HPダメージ-25。
《アルテイア》:そしてこちらは倒れて、《アクアウィターエ》戦闘不能から復活。
《レーテの水面》:こちらはまだ残ってます。
逢河雷魚:2回目のメジャー ≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪シャドーテンタクルス≫+≪原初の白:神獣撃≫
逢河雷魚:アルテイアくんだけ殴ります
《アルテイア》:ヒェッ
《アルテイア》:どうぞ
逢河雷魚:12DX7+6
DoubleCross : (12DX7+6) → 10[1,1,4,5,6,6,7,7,8,9,9,10]+10[1,4,4,6,7,8]+10[5,8]+1[1]+6 → 37
《アルテイア》:4dx>=37
DoubleCross : (4DX10>=37) → 8[5,5,7,8] → 8 → 失敗
《アルテイア》:ダメージもどうぞ
逢河雷魚:ダメージ!
逢河雷魚:タゲロが乗って……
逢河雷魚:4D10+13+24+9D10+37
DoubleCross : (4D10+13+24+9D10+37) → 15[8,2,1,4]+13+24+60[9,9,6,7,6,2,4,10,7]+37 → 149
逢河雷魚:逢河雷魚の侵蝕率を7増加 (133 → 140)
《アルテイア》:アクアウィターエっていったでしょ!!
《アルテイア》:もちろん落ちます。で、
《アルテイア》:《原初の黒:ラストアクション》
《アルテイア》:メインプロセスを行います。
逢河雷魚:やめなさい
《アルテイア》:もう遅い
《アルテイア》:マイナー、《主の恩恵》
《アルテイア》:メジャー【コンボ:斉射皆中】《C:エンジェルハイロゥ》《光の弓》《マスヴィジョン》《スターダストレイン》《破滅の天使》
《アルテイア》:対象はシーン攻撃でPC4人。
《アルテイア》:達成値減少・失敗無効、カバーリング不可
《アルテイア》:判定。
《アルテイア》:なにかあるかな?
左道かなた:あ、ここで
左道かなた:Anemone coronaria:≪守護者の巨壁≫。対象をぼくひとりに。
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を6(→ 6)増加 (91 → 97)
《アルテイア》:時の棺でも止められないコイツに何をしようっていうんだ~!?
《アルテイア》:はい。
《アルテイア》:ではかなたさんに。
逢河雷魚:最高~~
木虎ツグミ:ありがとう~
花町日織:かなたちゃん~♡
《アルテイア》:10DX7
DoubleCross : (10DX7) → 10[1,4,4,5,6,6,7,7,9,10]+10[2,4,8,9]+6[4,6] → 26
《アルテイア》:リアクションどうぞ
左道かなた:ドッジチャレンジしてみるか
左道かなた:6dx+1>=26
DoubleCross : (6DX10+1>=26) → 10[1,1,6,8,10,10]+9[2,9]+1 → 20 → 失敗
《アルテイア》:えっ、こわ
左道かなた:くそーあと6足りないぜ
《アルテイア》:ではダメージです。
《アルテイア》:3d10+32
DoubleCross : (3D10+32) → 11[2,7,2]+32 → 43
《アルテイア》:装甲有効の43点。
左道かなた:戦闘不能になるので、リザレクト。
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (97 → 102)
左道かなた:yosi
《アルテイア》:まだリザレクト圏内とはね。
《アルテイア》:こちらは復活なし。そのまま戦闘不能です。
GM:逢河くんから演出どうぞ。
逢河雷魚:逢河の全身を侵食するように、黒い影が這い上がり、覆い尽くしていく。
逢河雷魚:逢河自身のレネゲイドを『撒き餌』として集まった、その身に宿す無形の“遺産”。
逢河雷魚:ごぼごぼと沸騰するように蠢き、人体や獣のパーツを形成しては消えていくそれは、レネゲイドビーイングとしての自我を得られなかった、夥しい数の『なり損ない』達。
逢河雷魚:獣化と呼ぶには余りに悍ましい姿で、敵を見遣る。
逢河雷魚:「……もう、分かってるみてェだな」
逢河雷魚:「自分がどういうモンになっちまったのか」
《アルテイア》:「あぁ」
《アルテイア》:「UGNよりはずっと、身近な存在だったからね」
逢河雷魚:影の群れが掠れた呻きと甲高い悲鳴、獲物を求める唸りを漏らす。
逢河雷魚:「……そうかよ」
《アルテイア》:「オーヴァードを繋ぎ止めるのは、人の絆。だから、」
《アルテイア》:「ぼくは、きみたちに。ぼくを知ってもらいたくて仕方がない」
《アルテイア》:「きみたちの人生を犠牲にしてでも、だ」
《アルテイア》:弓を引く構えを取る。次の星射の照準を合わせ始めている。
逢河雷魚:「……」目を細める。
逢河雷魚:「一度そうなっちまったら、もう戻る手段は無い」
逢河雷魚:「4年経った今も、それは変わっちゃいない」
逢河雷魚:「お前はここで終点だ」
《アルテイア》:「そうか。」微かに笑う。「それは……まぁ、残念だな」
《アルテイア》:「ぼくの世話になった大人たちは、それを治すために躍起になっていたんだが」
《アルテイア》:「あの状況では、続けるのも無理だろうしね」
逢河雷魚:「……」
逢河雷魚:「でもな」
《アルテイア》:「ん?」
逢河雷魚:影の群れが、一斉に姿を変える。逢河から離れ、“アルテイア”と“レーテの水面”へと殺到する。
《アルテイア》:「う、お……!」弦を引く。
《アルテイア》:その影の群れに光の矢が突き刺さり……
《アルテイア》:しかし、川の流れのように留まらない。
逢河雷魚:そのまま、喰い破られる。
逢河雷魚:貪欲さが形を成したような、牙持つ大顎の群れ。血肉を、そしてレネゲイドを喰らわんと、我先にと喰らい付く。
《レーテの水面》:「きゃ……!」
《レーテの水面》:小柄な少女の形の肉が抉られる……と同時に。
《レーテの水面》:水面の映像のように、それは元の形に戻り、更に抉られていく。
《レーテの水面》:「う、わ、わぁ…!?」
《レーテの水面》:困惑の声だけは少女のものだ。
《アルテイア》:「……!」肉を貪られ、抉られる。
《アルテイア》:記憶と同じように穴が空き、再生が追いつかない。
逢河雷魚:「……」その様を見据え。
逢河雷魚:「お前はここでお終いだ」
逢河雷魚:「それでも、別の誰かに、何かを託すことは出来る」
逢河雷魚:「分かったら、さっさと思い出せ」
逢河雷魚:「手加減なんて、俺は出来ないからな」
《アルテイア》:「この状況で、よくいう…!」
《アルテイア》:片端から食いちぎられる身体。
《アルテイア》:再生は腕を優先する。
《アルテイア》:戦闘の中で、傷一つつかない……否、付けないようにかばった、弓を掲げて。
《アルテイア》:「じゃあ、しゃにむに行こう、チケット・トゥ・ヒンノム」
《アルテイア》:「悪いが、調整している余裕がない────!」
《アルテイア》:ぐい、と弦が引かれた
《アルテイア》:そして、キラリと。
《アルテイア》:昼のように辺りをまばゆく照らす。
《アルテイア》:頭上すべてを覆うような、光の帯。
《アルテイア》:無数の光条が空を埋め尽くして、貴方達に降り注ぐ…!
逢河雷魚:「……」影は全て攻撃に回してしまった。防ぐ手段が無い。受け入れんと僅かに眉根を寄せる。
左道かなた:夜の暗さがその光で払われる。それに、あえて手を伸ばす。
左道かなた:「みんな、伏せてください……!」
左道かなた:手袋の白から、吹き出すように黒が溢れる。
左道かなた:降り注ぐ光から、この地を守るように。もしくは、まるで花が咲くように。
《アルテイア》:塗りつぶす白が、空から花に落ちる。
左道かなた:「ぅ、ぎ……!」分解する影の帯。それは己のレネゲイドで、つまり全部その負担が己に掛かるという事。
左道かなた:「……だか、らって……!あなたが、願われたのはーー」折れそうな掌を再度突き出して。
《アルテイア》:「……無茶をしているね、カンビオン」
左道かなた:「いつでもそうしますよ!ぼくは、助けになるって言ったんですから!」
《アルテイア》:カフッ、と血の塊を吐き出す。
左道かなた:「あなたは、あなたが願われたのは……!傷つけることじゃないでしょう!別れの言葉か、それとももう一度逢いたいという言葉なのかは知らないけれど‐‐」
左道かなた:「こうやって思い出を塗りつぶすんじゃあなくて、言葉を伝えること、だって…!」握りしめる。花が渦巻く。
左道かなた:花が咲くところを逆回しにするように。花は蕾に、そして消える。
《アルテイア》:その渦に、光が巻き込まれていく。
逢河雷魚:「……!」ほんの一瞬、目を見張り。その無茶に喉から出掛かった苦言を呑み込む。既に彼女は一人の戦士として戦っているのだ。
逢河雷魚:「……良い腕だ、かなた」
《アルテイア》:昼を告げる光は、夜の闇に沈黙した。
左道かなた:「けほ、……そうでしょう?」笑って答える。ぶすぶすと煙を上げる腕を握りしめる。
《アルテイア》:「…………」ゲフッ。食いちぎられた身体は半分以上形を留めていない。
《アルテイア》:「………なんと、まぁ」
《アルテイア》:「末恐ろしい兄妹だ」血を吐きながらこぼす。
《レーテの水面》:その傍らに立つ姿がある。
《レーテの水面》:「……まだ、続けますか?」
《アルテイア》:「もちろんだよ、レーテの水面」
《アルテイア》:「……まだぼくは、伝える言葉を見つけていない」
《レーテの水面》:「そうですか」
《レーテの水面》:ふう、と誰にも見られないため息を付いて。
《レーテの水面》:「では、そのように」
GM:イニシアチブ6。レーテの水面。
GM:行動値調整はあるかな?
左道かなた:しますー。アームドスーツを脱いで、イニシアティブを4から6へ。
GM:ではPC優先でかなたちゃん!
左道かなた:はいっ。マイナー、何もないから移動します。
花町日織:その移動に《間隙の魔術師》
花町日織:任意地点に移動できます。また、メインプロセスで白兵攻撃力+25。
左道かなた:ありがとうございます!みんな色々侵蝕高いので、水面さんのエンゲージへ。
花町日織:花町日織の侵蝕率を5増加 (106 → 111)
花町
(5m)
"レーテの水面"、逢河、左道
(5m)
木虎
左道かなた:オートで決闘者の剣を装備。メジャーでChina aster:≪コンセントレイト:ウロボロス≫≪シャドーテンタクルス≫。レーテの水面へ攻撃。
左道かなた:何かあります?
《レーテの水面》:とくには!そのまま判定どうぞ!
左道かなた:はーい!
左道かなた:9dx7+6
DoubleCross : (9DX7+6) → 10[1,1,1,2,2,5,6,7,10]+10[2,9]+4[4]+6 → 30
左道かなた:ヨシギリギリ
《レーテの水面》:9dx>=90
DoubleCross : (9DX10>=90) → 10[1,1,2,3,3,7,7,9,10]+5[5] → 15 → 失敗
《レーテの水面》:達成値間違えた。ダメージどうぞ
左道かなた:90はないかな…w はい!
左道かなた:4d10+11+2d10+25 装甲等有効
DoubleCross : (4D10+11+2D10+25) → 18[1,1,8,8]+11+6[5,1]+25 → 60
左道かなた:出目がひどい
左道かなた:60点装甲等有効ダメージです!
《レーテの水面》:ワーオ。
《レーテの水面》:累計183、一旦倒れますが
《レーテの水面》:《魔獣の証》。復活します。
左道かなた:なんと。ではここで対抗種コスト払って。
左道かなた:左道かなたのHPを3(→ 3)減少 (5 → 2)
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を3(→ 3)増加 (102 → 105)
《レーテの水面》:更に、ダメージを食らったので《不滅の妄執》を解除。
左道かなた:やった!
《レーテの水面》:演出もどうぞ!
左道かなた:ぶすぶすと煙を上げる両腕に、再度剣を手に取る。リザレクトはまだぎりぎり機能していた。腕は動く。
花町日織:そっと、その手を握る。いつの間にか傍に来ている。
花町日織:「……かなたちゃん」
左道かなた:ばちんという音と共に、コートの内側に仕込んでおいた特殊装甲が外れて。
左道かなた:「あ、花町さ、」
花町日織:同時、体温が溶け合う。互いのレネゲイドが混ざる。
花町日織:左道かなたの身体を蝕む損傷・衝動、その負荷が潮のように引いていく感覚がある。
花町日織:決壊した水が溢れ出すようにして、花町日織の中へと流れ込んでいる。
左道かなた:他者を認識し、それを解き明かして解体せんと望むもの。左道かなたのレネゲイドと衝動とはそれである。
花町日織:自分のもとへ降るはずだったひかりが遮られた。ただ防いだのではなく、彼女が負ったのだと。その姿を見ていれば分かった。だから、
左道かなた:「、ぁ、何を……!」
花町日織:「これで、おあいこ」痛みを噛み殺し、深く息を吐く。笑顔を作ってみせる。
花町日織:「──行って!」
左道かなた:「……」むすりと表情を固めて。
左道かなた:「ぼくは、そうしてもらいたくてしたわけじゃないです!--後で注意させてもらいますから!」
左道かなた:たん、と一歩踏み込んだか否か。その時には、既に左道かなたは”レーテの水面”、そのそばにある。
左道かなた:白い刃は影の粒子を纏い、構えは下段。
《レーテの水面》:「仲がいいんですね」赤い瞳だけがその動きについていく
《レーテの水面》:小柄な少女の肉体が無理矢理に稼働し、その刀を防ごうとして。
左道かなた:「よくなりました。思った以上に踏み込んでくるので」
左道かなた:「--あなたは己の造られた通りに在り、そのままにこなしただけで。そこに罪も何もないのでしょうが」
左道かなた:その刃は、黒いコートに遮られ、いつの間にか見えなくなる。
《レーテの水面》:声と、刃と、コート。その行く末に対処を分散させられる。
《レーテの水面》:あまりに不慣れな、戦闘経験。
左道かなた:錯覚のようなものだ。ほんの一秒にも満たない欺瞞。もし別方向からの視点や、別の知覚があればさほど問題にもならない。
《レーテの水面》:そして少女に、そんな感覚はなかった。
左道かなた:ステップ。左肩を押し付けるように。
左道かなた:ぐるりとそのまま旋回ーー
《レーテの水面》:「っ、!?」
左道かなた:「ぼくは花町さんの助けになると言いました」
左道かなた:「彼女は、言葉を聞きたいのだと言いました。だから、刃では触れません。壊すことは彼女の意に沿わないからです」囁き声。
左道かなた:翻ったコートが、視野を潰す。
左道かなた:ご、と衝撃。
《レーテの水面》:「えっ、」その言葉が、妙に耳に届く。
《レーテの水面》:「う、ぐっ!」
左道かなた:コートごと撃ちぬく後方回転回し蹴り。
《レーテの水面》:衝撃に身体をおる。
《レーテの水面》:視界を封じられ、上下の感覚がシャッフル。受け身すら取れず打ちのめされる
左道かなた:衝撃と、触れた影の粒子が再生を分解し始める。その機能を停止させる。
左道かなた:「これで厄介な機能は潰した、はず…!」
《レーテの水面》:同年代でも小柄な身体が吹き飛んで、フェンスにガシャンと激突する。
《レーテの水面》:「う、ぐ、あ…!?」
《レーテの水面》:鏡写しに補充されていく傷跡が、治らない。
《レーテの水面》:影が傷痕を蚕食していく。まるで、離れた位置に倒れているアルテイアの鏡写しのように
《レーテの水面》:「い、」
《レーテの水面》:「痛ァ…!」
GM:ではイニシアチブ6。レーテの水面。
《レーテの水面》:マイナー、《原初の青:完全獣化》《無形の爪牙》。素手データを変更。
《レーテの水面》:メジャー、コンボ【偽・銀糸編】《C:ウロボロス》《原初の赤:音速攻撃》《銘なき刃》《混色の氾濫》《世界を喰らうもの》
《レーテの水面》:対象はシーン。PC4人。
《レーテの水面》:HP20を消費します。
《レーテの水面》:そして判定。
《レーテの水面》:14DX7
DoubleCross : (14DX7) → 10[1,1,3,4,5,5,5,6,7,7,10,10,10,10]+10[2,4,5,6,6,7]+10[8]+10[8]+10[10]+1[1] → 51
《レーテの水面》:《原初の紫:妖精の手》
《レーテの水面》:1dx7+60
DoubleCross : (1DX7+60) → 10[7]+4[4]+60 → 74
《レーテの水面》:リアクションどうぞ
花町日織:暴走なのでなし。
左道かなた:ひどいことする ドッジ狙います
木虎ツグミ:リア不!
逢河雷魚:暴走!
左道かなた:7dx+1>=74
DoubleCross : (7DX10+1>=74) → 10[1,2,3,5,7,7,10]+9[9]+1 → 20 → 失敗
左道かなた:回るんだけどなぁ~~!
《レーテの水面》:頑張ってる!
《レーテの水面》:ではダメージ。カバーはあるかな?
左道かなた:Windflower:≪崩れずの群れ≫≪命のカーテン≫。逢河さんカバーします!
左道かなた:左道かなたの侵蝕率を6(→ 6)増加 (105 → 111)
《レーテの水面》:オーライ。ではダメージを。
《レーテの水面》:8d10+31
DoubleCross : (8D10+31) → 44[6,5,8,4,4,8,7,2]+31 → 75
《レーテの水面》:75点装甲有効!
逢河雷魚:ありがとな……かなた……
左道かなた:一杯仕事してくれましたからね! そして普通に倒れるので
左道かなた:ここは逢河さんのロイスを昇華して復活します。hp14。
花町日織:戦闘不能。かなたちゃんのロイスで復活します
花町日織:花町日織のHPを11に変更 (7 → 11)
木虎ツグミ:こっちも倒れるのでかなたちゃんに〇連帯感/疑問で取って昇華!
木虎ツグミ:木虎ツグミのHPを17に変更 (31 → 17)
GM:では演出
《レーテの水面》:「はぁー……はぁー……」
《レーテの水面》:レネゲイドを蚕食する影によって、その優位性は失われる。
《レーテの水面》:アドミニストレータ権限を失った、ただのユニットとして。
《レーテの水面》:幼い容姿を血に濡らしたまま、再生することはない。
《レーテの水面》:「…………でも」
《レーテの水面》:「それが普通なんでしたっけね……」
《レーテの水面》:ずちゃ、と水音を立てて立ち上がる。
《レーテの水面》:血の染み込んだローファーとソックスを脱ぎ捨てる。
《レーテの水面》:ぺたり、と赤い足跡を残して。
《レーテの水面》:「………………」
《レーテの水面》:うぞ
《レーテの水面》:ぞぞぞぞ
《レーテの水面》:影がうごめく。
《レーテの水面》:その瞳が赤く、赤く、染まる。
《レーテの水面》:それはもととなった少女の、身体の記憶。
《レーテの水面》:使うまいと抑えるレネゲイドの奔流。
《レーテの水面》:キュマイラとして発現したその姿は、蜘蛛。
《レーテの水面》:素足になった白い肌が、黒く覆われていく。
《レーテの水面》:それは体積を超えて、スカートの中から蠢くように
《レーテの水面》:おぞましい毛むくじゃらの足が1,2,3
《レーテの水面》:総じて8足。
《レーテの水面》:下半身を蜘蛛へと変じ、幼い少女が埋め込まれたように上半身をぐったりと。
《レーテの水面》:その赤い瞳だけが爛々と光る。
《レーテの水面》:「『全部、全部、全部ぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶ』」
《レーテの水面》:記憶が再現されて。
《レーテの水面》:「『もう、いいや』」
《レーテの水面》:ズ、ア!
《レーテの水面》:一本一本が柱ほどの太さのある蜘蛛の足が振るわれる。
《レーテの水面》:そこにいる4人、その致命の位置を刺し貫かんと、伸縮自在の黒の足が飛ぶ!
左道かなた:剣から吹き出す影の帯が伸びる。まずは己を覆い、後方へ突き出す手に纏うそれが、逢河さんへの足を遮る。
左道かなた:「こふ、」肉体への傷を防いでも、影が傷つけば己の身体も応じて傷が着く。
逢河雷魚:「ッ……」攻撃よりむしろ、それを庇ったものに瞠目する。「かなた!」
左道かなた:「、平気です。まだ持ちますので……!」
花町日織:「ぁ……!」反射的に腕が動いた・それに伴って影が伸び上がる。首を抉らんとする致命をかろうじて回避した。したたかに打ち上げられた片腕が大きく拉げる。
花町日織:痛みとともに左道かなたから流れ込んだもの。自分では及ぶはずもない白兵戦闘経験の記憶集積。その名残が反射めいて少女の体を動かした。
木虎ツグミ:「っく!」 僅かに致命を逸らしたものの、脇腹をそのまま抉られる。後は再生に任せ、ただ前を向く。
《レーテの水面》:赤い両眼がそれを見る。
《レーテの水面》:戦闘経験に乏しい、防御ユニットとして。それを侵すバグを見て。
《レーテの水面》:記憶の再現が続けられる。
逢河雷魚:「…………」顔を顰める。すぐに決着を付けねば左道が危ない。だが自分が影を呼び集めるには時間が掛かる。
逢河雷魚:「……木虎!行けるか!」
木虎ツグミ:「はい!」
木虎ツグミ:即答。傷はふさがり切らなくても、その眼は戦意を失っていない。
《レーテの水面》:「………あはっ」声というよりは、人体の構造として音が出て。
《レーテの水面》:光を宿さない瞳が獲物を見定める。
GM:イニシアチブ3、木虎ちゃん!
木虎ツグミ:はい!マイナーは一応の暴走解除!
木虎ツグミ:そしてメジャーはコンボ:轟雷爪牙!コンセントレイト:キュマイラLv3+魔獣の本能Lv1+降魔の雷Lv3!
木虎ツグミ:10dx7、攻撃力+16、ドッジ判定D-2、侵蝕値+8
木虎ツグミ:10dx7+3
DoubleCross : (10DX7+3) → 10[1,1,1,2,3,3,3,6,9,10]+2[1,2]+3 → 15
木虎ツグミ:うっそぉ
木虎ツグミ:あ、いや待って!ダイスボーナス分忘れてました!
GM:危ない!
木虎ツグミ:その分も振ってみていいです……?
GM:振りな!
木虎ツグミ:3dx7+3
DoubleCross : (3DX7+3) → 5[3,4,5]+3 → 8
木虎ツグミ:だめだこりゃ
GM:ウケますね。
GM:では
???:《妖精の手》。判定を10に。
木虎ツグミ:えっ
???:23からどうぞ。
木虎ツグミ:ありがとうございます!
木虎ツグミ:1dx7+23
DoubleCross : (1DX7+23) → 6[6]+23 → 29
木虎ツグミ:結局何となく惜しいな……
《レーテの水面》:15dx>=29
DoubleCross : (15DX10>=29) → 10[1,1,2,3,3,4,4,5,5,6,7,7,7,8,10]+8[8] → 18 → 失敗
《レーテの水面》:惜しいな……
木虎ツグミ:危なかった……
《レーテの水面》:ダメージどうぞ。
木虎ツグミ:3d10+16
DoubleCross : (3D10+16) → 15[8,4,3]+16 → 31
《レーテの水面》:はい。
《レーテの水面》:魔獣の証復活でHPは50。
《レーテの水面》:自分出番で-20されたので
《レーテの水面》:累計51。落ちます!
《レーテの水面》:復活なし。
GM:戦闘終了。
木虎ツグミ:危なかった!
木虎ツグミ:木虎ツグミの侵蝕率を8増加 (124 → 132)
GM:演出をどうぞ。
木虎ツグミ:「……」 じっと、蜘蛛の足を振るう彼女を見つめる。
木虎ツグミ:自分には出来ない、あるいは出来ても制御しきれない獣化。
《レーテの水面》:その質量を振るうだけで致死となる八足を、大蜘蛛が振るい続ける。
《レーテの水面》:その赤い瞳は、制御ではなく。初めからそれをするつもりがない狂行。
木虎ツグミ:その力を存分に振るう彼女を見て、だけど。
木虎ツグミ:一つ、首を横に振る。自分が得たい力はこうではないと。
木虎ツグミ:「きっと、あなたも限界なんだと思います」
《レーテの水面》:「………木虎ツグミ、さん」声に反応するように。
木虎ツグミ:「4年間の待ちぼうけなんて普通想定されてないと思いますし。事実ジャームに近いほどに侵蝕が上がってるとも聞きました」
木虎ツグミ:「だからもう止められなくて、そうするしかなくて、そうしてるんだと思うんです」
《レーテの水面》:そのなけなしの発言のために、冷たい表情に脂汗が浮く。
《レーテの水面》:少女の身体を抑えようとすればするほど、大蜘蛛は狂乱を増していく。
木虎ツグミ:だって、少なくとも。自分達が見てきた平井さんは、こんな風に戦う人じゃないと思うから。
木虎ツグミ:周りの全てを薙ぎ払って傷つけるような、そんな暴力を望む人じゃないと思うから。
《レーテの水面》:君はその瞳をはっきりと見る。
《レーテの水面》:君の知る少女と同じで、しかし不確かに揺れている。
《レーテの水面》:その光は、あるいは君と同じように。
木虎ツグミ:彼女をコピーしたのなら、きっと今こうして暴れてる彼女だって。これを望む人じゃないと思うのだ。
木虎ツグミ:「だから」
木虎ツグミ:一瞬の瞑目。そして。
木虎ツグミ:「私達が、ここで止めます!」
木虎ツグミ:鋭く尖った獣の瞳ではなく、普段通りのツグミの目で。真っ直ぐと見つめ返した。
《レーテの水面》:昂ぶるレネゲイドを抑え、そして破壊を抑え込む姿と。
《レーテの水面》:獲物をキチリと狙い定める理性を宿すそれと、重なる。
《レーテの水面》:「う、う」
《レーテの水面》:くしゃ、と顔が歪んで
《レーテの水面》:「うわあぁぁぁぁぁ!!」
《レーテの水面》:叫ぶような、あるいは悲鳴のように。声を上げる。
《レーテの水面》:そして、振り回される足が君へと向かい
《レーテの水面》:────君と彼女の目の前に、邪魔するもののない一直線のルートが開く。
木虎ツグミ:「……ありがとうございます」
木虎ツグミ:見つめた瞳の色。見つめ返した瞳の色。そして。
木虎ツグミ:刹那に駆け抜けた雷の色。
木虎ツグミ:その全てが。目を奪うような黄金色をしていた。
《レーテの水面》:「…………あっ」
《レーテの水面》:暗く、赤く、沈んだ瞳に。
《レーテの水面》:金の輝きが、光を灯した。
《レーテの水面》:影で編まれた大蜘蛛は、稲妻に照らされて。
《レーテの水面》:少女の身体だけがそこに残る。
《レーテの水面》:硬い屋上を背中に、満点の星空を見上げて。
《レーテの水面》:「………………あーあ。」
《レーテの水面》:表の世界。身体を借りた少女と一瞬、"繋がった"。
《レーテの水面》:視界には夜空の星に負けないぐらい、鮮烈な稲妻が焼き付いて。
《レーテの水面》:「ごめんね、《アルテイア》さん」
《レーテの水面》:「見惚れちゃった」
GM:バックトラック!
GM:Eロイスが……しばし待て。
GM:《Eロイス:究極存在》《Eロイス:不滅の妄執》《Eロイス:堕落の誘い》3つ。堕落の誘いカウントで4つ分振れるぞ。
花町日織:振っとこ。
花町日織:111-4d10
DoubleCross : (111-4D10) → 111-28[5,9,8,6] → 83
木虎ツグミ:振ります!
木虎ツグミ:132-4d10
DoubleCross : (132-4D10) → 132-25[5,6,10,4] → 107
逢河雷魚:振ります!
逢河雷魚:140-4D10
DoubleCross : (140-4D10) → 140-15[2,1,5,7] → 125
左道かなた:うーん 5個残ってるんだよな まあ振ります
左道かなた:111-4d10
DoubleCross : (111-4D10) → 111-35[8,10,9,8] → 76
左道かなた:戻りすぎだろ!!!
花町日織:1倍で~
花町日織:83-4d10
DoubleCross : (83-4D10) → 83-32[10,9,4,9] → 51
花町日織:戻り過ぎつつも帰還
花町日織:4点でニャンス
逢河雷魚:125-10D10 2倍振り
DoubleCross : (125-10D10) → 125-63[9,6,8,7,9,4,5,6,5,4] → 62
逢河雷魚:帰還~
木虎ツグミ:残り5なので素振り
木虎ツグミ:107-5d10
DoubleCross : (107-5D10) → 107-35[5,10,8,6,6] → 72
木虎ツグミ:良い感じ!
左道かなた:1倍します…
左道かなた:76-5d10
DoubleCross : (76-5D10) → 76-36[3,10,10,9,4] → 40
左道かなた:3点で帰還ですっ
GM:はーい!
GM:経験点はいつもの5点、シナリオ10点、Eロイス4点、Dロイスはなし。合計19点。
GM:ここに侵蝕点を足して~。いくらかな?
木虎ツグミ:24!
左道かなた:22点ですー
花町日織:23~
逢河雷魚:22!
GM:C((24+22+23+22)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 30
GM:あってんのかな。あってるといいな。じゃあ30もらいます。
GM:皆も経験点をもしゃもしゃしてね!
木虎ツグミ:もぐもぐ
花町日織:ぱくぱく
左道かなた:おそらく30+1で31点だとおもいまー
逢河雷魚:ムシャムシャ
左道かなた:もぐもぐ
◆Ending◆合同
GM:
//=====================
// Ending 合同
//=====================
GM:◆屋上
GM:戦闘を終えて、急激に世界が色あせていく。
GM:学校の敷地外から徐々に白く塗りつぶされ、屋上から見下ろす文化祭の景色も霞んでいく。
GM:もうじき、この世界が形を保てなくなるのだろう。
GM:このまま待っていれば、外の世界に戻れる。そう確信出来る光景だった。
GM:それを待つ間、少し話して待つのもいいだろう。
花町日織:「……」暫し、ぼんやりと。霞んでいく夜空を見上げている。
逢河雷魚:周囲を眺め、軽く息を吐く。「……終わったか」
左道かなた:「……ん。みたいですね」ゆっくりと鞘に剣を収め、着いた埃を払う。
木虎ツグミ:「はい!これなら、しばらく待ってるうちに帰れそうです!」
木虎ツグミ:「電波とかの遮断も緩んできてるみたいですし!」
逢河雷魚:「全員無事か?侵蝕率は安定して…… ……」
逢河雷魚:「……花町。大丈夫か?」
逢河雷魚:ぼんやりしている様子の花町さんに声を掛ける。
花町日織:「……ん、えっ?」少し慌てた様子で振り返る。
花町日織:「大丈夫だよ!大丈夫っ」
花町日織:「ちょっとだけ、疲れてぼーっとしちゃってたけど。うん、平気平気」ぐっと胸の前で拳を握りしめる。
逢河雷魚:「本当だろうな……」やや不安の滲む声色。ジャームとの戦闘で自らもジャーム化してしまう事例は、枚挙に暇がない。
花町日織:ふにゃりと笑っているが、顔色はあまり良くはない。
左道かなた:「ん……ならいいですけれど。さっきのぼくの負担を受け持ったりしたんですから、きちんと後で診断は受けてくださいね」
左道かなた:少し気遣うように見てから。息を吸って。
花町日織:「受ける、受けるよ。後でちゃんと」
左道かなた:「きちんとですよ。そして医者の言う事はきちんと聞いてくださいね」念押し。
逢河雷魚:「まあ、それは全員だな。かなた、お前もだぞ」
左道かなた:「……ぼくはきちんと受けますよ!チルドレンですし……」
左道かなた:「兄さんもですよ…、って。そこは置いておいて」
花町日織:「わ、分かってるよ。私だって、もうお父さんやお母さんに心配かけたくないし……」
花町日織:「でも、今はほら……」一瞬、倒れ込んだアルテイア達の方を一瞥して。
左道かなた:そうしてください、と頷いてから。
左道かなた:「……戻ったら、今回の後始末もされます。この”レーテの水面”も、回収されるでしょう」
花町日織:「時間、ないらしいから」
左道かなた:「…はい。普通に話せるのは、おそらく今だけです。だから」
花町日織:今この時、自分が倒れるわけにはいかない、と。そういう意地だ。
花町日織:「うん」頷き、応じて。
花町日織:振り返り、アルテイアの傍へと歩いていく。
左道かなた:その歩いていく手を、後ろから握る。手袋は外して。
花町日織:「ひゃっ」予想しない感触に驚き、足を止める。
左道かなた:「さっきは、ぼくの為にしてもらったので」あなたの身体が軽くなるのが分かる。受け持った負担が薄らぐ。
花町日織:「かなたちゃ……あっ」
左道かなた:「これからすることの為に、きちんとお返ししますね」すべらかな手の柔らかさ。花の匂い。
花町日織:接触による擬似的な能力貸与。あの時に分かたれたものが、まだ彼女の中に残っていたのだろうと理解して。
左道かなた:「いってらっしゃい」送り出す風の感触。
花町日織:「う……」すう、と疲労が溶けていく感覚。一瞬、何か言いたげな眼を君に向けるけれど。
花町日織:「……ありがと。行ってくるね」する、と握られた手を解いて。また歩き出す。
《アルテイア》:その体はところどころ破損している。
《アルテイア》:傷口は修復されず、ひび割れのように広がっていた。
花町日織:「……ごめんよ。痛くしちゃって」
《アルテイア》:「……やあ、花町日織。」
花町日織:そう零しながら、その隣に腰を下ろす。屋上の冷たい床が素足に触れた。
《アルテイア》:ぼう、と見上げていた視線をそちらに。
《アルテイア》:座り直すように姿勢を正す。
《アルテイア》:「痛みというのも、忘れては困るが」
《アルテイア》:「あったところで、感謝する気にはなれないね」
花町日織:「ふふ、そっちだって痛いことして来たくせに。同感だけどさ」
《アルテイア》:「じゃあその点についてはお互い様、かな」
《アルテイア》:「コレが意見の相違による喧嘩、というものかな。」
花町日織:「……やっぱり」感心したように、君をじっと見つめて。「ずいぶん話の通じるやつだよね、君」
《アルテイア》:「きみには、そう見えるかい?」
《アルテイア》:言葉通り、ただの疑問のような顔。
花町日織:「だって。私達に被害がでないように、何度も忠告してくれたし」
花町日織:「お互い様だ、なんて言って納得するのも。あんまりジャームっぽくないよ」
《アルテイア》:「……その辺りは、個体差だろうね」
《アルテイア》:「誰も皆が理性を失って暴れるわけじゃないから。」
《アルテイア》:「ぼくは、伝え、分かり合う。そのストッパーが壊れているが故……」
《アルテイア》:「……だと思う」自信なさげ。
花町日織:「うん」
花町日織:「……思い出を伝える、って目的があって」
花町日織:「君は、そのために作られたのかもしれないけどさ」
《アルテイア》:「うん。」
花町日織:「"それだけ"じゃなかった。君の中にはきっと、君が思うよりももっと複雑な……」
花町日織:「いや……なんだかうまく言えないけど、つまり、そのさ」
花町日織:「君は、ちゃんと人間だったよ」
《アルテイア》:「…………」
《アルテイア》:「そっか」
《アルテイア》:「きみには、そう見えていたか。」
花町日織:「……なにさ、その言い方」
花町日織:「私だけが、一人でそう思ってるみたいじゃん」
花町日織:「君自身は、どう感じてるのよ」
《アルテイア》:「いや、気分を害したならごめん。」
《アルテイア》:「そうか、そうだな。ぼく自身の思うところだと」
《アルテイア》:「うん」
《アルテイア》:「きっと、この学校に通うようになったからは、とくに」
《アルテイア》:「ぼくが人間だということを。そういう記憶を持って、そして」
《アルテイア》:「再現されたのだとしても。ただのシステムじゃなかった。そう思うよ」
花町日織:「……へへ。そっか」
花町日織:その答えに満足したように、にこりと微笑む。
《アルテイア》:ふぅ、と長くため息のような呼吸。張り詰めていたものが抜けていく。
《アルテイア》:「花町日織。………もうそろそろ、時間だ」
花町日織:「……うん」
GM:じわりじわりと、屋上以外の景色は白んでいく。
花町日織:「思い出せそう?大事なこと」
《アルテイア》:「…………そう、だな。」
《アルテイア》:「心残りと言うなら、それが、」
GM:ピシリ
GM:パキパキ、 パキン
GM:崩壊する空間に亀裂が入る音。
GM:塗りつぶした夜に、外の明かりが走る。
《アルテイア》:「…………」
《アルテイア》:その空を、見上げる。
《アルテイア》:黒色の空に、光が灯る。
GM:空を染めるように
GM:流れ星のような光のひび割れが、無数に走る。
《アルテイア》:「……………」
《アルテイア》:それを見て。
《アルテイア》:「あぁ、………そっか」
《アルテイア》:「花町日織。………伝えたいことがある」
《アルテイア》:そっけないほどの声音でいう。
花町日織:「……!」にわかに目を見開いて。
花町日織:「うん、聞かせて」
《アルテイア》:「先にいうと、思い出せたわけじゃない。」
《アルテイア》:「ただ、」
《アルテイア》:「"マコト"と名付けられたそいつなら、友達への挨拶にそう言う。それだけだ。」
《アルテイア》:ふっ、と君に微笑んで。
マコト:友人に別れの挨拶を。
花町日織:「……マコト」オウム返しに呟いて。
花町日織:「それが、君のほんとの名前」
マコト:「あぁ」
マコト:「"ぼく"の名前だ」
マコト:軽く、破損した手を振って。
マコト:「───────『また、話そう』」
GM:ピシィッ
GM:その言葉を伝えるのを合図にするように。
GM:貴方達の意識は、空白に包まれた。
花町日織:「……あぁ」手を伸ばそうとして、足元が崩れかかって。
花町日織:「うん! また、いつか──」思いっきり右手を振る。白めいていく世界の中で、見えるかどうかも分からないけれど。
花町日織:「お話ししよう!約束──っ!」
GM:──────
GM:────
GM:──
GM:
GM:◆屋上
GM:青空が見える。
GM:ついで、音が蘇る。
GM:生徒たちの喧騒と、硬いコンクリートの地面に寝そべっている。
日高ぼたん:「あっ!!」大声
日高ぼたん:「皆起きました!」
日高ぼたん:列になって寝かされている貴方達を覗き込んで叫んだ。
神倉暁人:「ん。……侵蝕も安定してそうだ。平井さん」
平井遊里:「うんっ。それで報告しておくー!」端末をポチポチ。
左道かなた:「ぅ、」光を眩しく感じる。何とか目を開いて起き上がる。「……戻りましたか」
逢河雷魚:「……はー……」のそりと身を起こし、周囲を見渡す。
逢河雷魚:「居るな、全員」
花町日織:「……う、ぇ」目覚まし頭に視線が合う。瞼をぱちくりとして。
花町日織:「あ……そっか」少し遅れて、状況を理解する。「戻ってきたんだ……」
木虎ツグミ:「ん、んぅーー……はい!」
木虎ツグミ:大きく伸びをしつつぴしっと返事。
木虎ツグミ:「ちゃんと、終わりに出来たみたいです」
日高ぼたん:「よ、よかった~!」ひしっ!ツグミさんに抱きつく。
花町日織:「あっ。ねえ、今って……2021年、だよね?」
水無瀬夕真:「……そうだよ。2021年。」
水無瀬夕真:「花町さんが鏡から引きずり出されて、10分ぐらい。」
花町日織:「そうだよね、そうだよね。よかったぁ……」
水無瀬夕真:「…………」
水無瀬夕真:「あー…」
水無瀬夕真:「怪我、とかは。……してるな、うん」ちょっと目をそらしつつ。
水無瀬夕真:「ただ、なんだ。その。……」
水無瀬夕真:「……お、」
水無瀬夕真:恐る恐る手を差し出す。握手するように。
水無瀬夕真:「おかえり……」
花町日織:「……?」目をそらしたことに一瞬、首を傾げ。
花町日織:差し出された手を見て、にんまりと微笑む。
花町日織:「うん、ただいまっ」
花町日織:ぎゅっとその手を握りしめる。
水無瀬夕真:「う、お……」
水無瀬夕真:「……ぉう。」
水無瀬夕真:戦闘の余波か。握ったその手は。
水無瀬夕真:ほんのりと温かい。
◆Ending◆逢河雷魚
GM:
//=====================
// Ending 逢河雷魚
//=====================
GM:◆文化祭
GM:激動の準備期間を終え、無事に開催された文化祭。
GM:任務を終え、そのアフターケアのためか、あるいは身内として誘われたのか。
GM:当日。貴方達はその只中に居た。
逢河雷魚:「しかし多いな、人……」
左道かなた:「そうですね……ちょっと、びっくりしちゃいました」
逢河雷魚:中庭に設けられた仮設の休憩スペースに腰を下ろしている。
左道かなた:人ひとり分の距離を開けて隣に座っている。
逢河雷魚:机上や空いた椅子には、出店で買い込んだ大量の食べ物が並んでいる。
左道かなた:「結構買いましたし、ゆっくり休みつつ食べたりしましょっか」
逢河雷魚:「そうだな」カラフルなスプレーが掛かったチョコバナナを齧る。
左道かなた:ひとつ、たこ焼きの安いプラトレーを開いて置く。
左道かなた:「はむ……、」一個のそれを小さく齧りつつ食べる。
逢河雷魚:その様を暫し無言で眺めて。
逢河雷魚:「……今回はよくやってくれたな、かなた」
左道かなた:「…ん、」こくんと飲み込んでから。「仕事ですから。花町さんがあんなに頑張ってたのに、ぼくが情けないところ見せられないですからね」
左道かなた:「兄さんこそ、すごかったですよ。流石です」エージェントです、とは聞かれるかもなので直接言わない。
逢河雷魚:「ん……」
逢河雷魚:大きな口を開いて、クレープを食べる。一口で半分ほどが消える。
逢河雷魚:「別に、大したことはしてねーよ。それこそ、仕事だ」
左道かなた:やっぱり男の人だから一口が大きいなー、と見やって。
左道かなた:「じゃあ、一緒ですね」くすりと笑う。
逢河雷魚:「……調査や戦闘もそうだが……。悪かったな、妙なカバーに付き合わせちまって」
逢河雷魚:「疲れただろ、色々」
左道かなた:「あはは……大丈夫ですよ。そういうことはあり得るって、聞いたことありましたし…」
左道かなた:「それに、兄さんはぼくにも、みんなにも気を遣ってくれたし……あと、距離の取り方とかも、楽でしたから」
逢河雷魚:「いいんだぞ、もう兄さんなんて呼ばなくて」
逢河雷魚:「……と、俺も戻すべきだな。あー……左道」
左道かなた:「まだ学校ですよ、なんて。そうですね……」
左道かなた:「……ふふ。でも、今思うと。少しなんだか、嬉しかったんだなって思います」逢河さんのことを、兄さんって呼ぶのが。
逢河雷魚:「……嬉しかった?」意外そうに。
左道かなた:「あ、そう大したことじゃないんです。ぼく、兄弟姉妹っていたことがなかったから。だから、なんですかね」
左道かなた:「話すのもそんな気を付けなくてよくて、頼りになる逢河さんみたいなひとがいたらな、って。そう思ってたみたいで」
逢河雷魚:「……。……そうか」
逢河雷魚:カップケーキを口に放り込む。
左道かなた:「……あ、変な風に聞こえたならごめんなさい。変な意味はなくて……」少し頬を染めて。
逢河雷魚:「いや、別に」
逢河雷魚:「まァ……何だ。俺も何か、思い出したわ。弟妹のこと」
左道かなた:「あ、弟さんと妹さんがいるんですか」
逢河雷魚:「あー……」口が緩んでいたことに気付く。普段はそうそう家族の話などしないのだが。「ああ。まあな」
逢河雷魚:「兄っつーか……父親代わりな感じだったからな。特に妹は手が掛かる奴でな……」
逢河雷魚:「かなたみたいな奴なら助かったんだけどな」
逢河雷魚:「……と、悪い、左道だったな」
左道かなた:「逢河さんがお兄さんなら、いい子そうですけど。ふふ」淡く笑いながら聞いている。
左道かなた:「大丈夫ですよ?そうやって話しを聞くの、楽しいですから」
左道かなた:「……でも、少し羨ましいです。そうやって頼りにしたりして、家族ができるのって」
左道かなた:ついぽろりと零れるように。そういう家族としての形への憧れが口に出る。
逢河雷魚:「……人によっちゃ、煩わしいと思うのかもしれねェけどな」
逢河雷魚:「うちは親父が居ない……っつーか、居なくなったからな」
左道かなた:「…それもそうですね。一杯話しかけてくれるのに、それについていけなかったり……あ」
左道かなた:「……」聞いていいのかな、と思ったけれど。話してくれたからには、きちんと聞くべきだと思って口を閉ざす。
逢河雷魚:「俺が妹達の面倒見てたんだよ。エージェントになったのも、早く自分で稼ぎたかったからだ」
左道かなた:「……すごい、ですね」大変だったんですね、とか。そういう凡庸な言葉より、そう思ったことが素直に零れた。
逢河雷魚:「別に、大したことじゃねーよ」甘めの豆乳ドリンクを啜って。
逢河雷魚:「後悔はしてねーし……それを嫌だと思ったこともねェけどな。ただ……」
逢河雷魚:「多分、それを枷だと思う奴もいるだろうし、家族がいなけりゃもっと自由だと思う奴もいるんだろう」
逢河雷魚:「いいことばっかじゃ無いってことだ」
左道かなた:静かな眼で見上げて。「……いいことばかりじゃ、ないんですよね。今回のも…ある意味、友情というかそういうことが起こした事件で」
左道かなた:「……だったら、悪いことだって、みんなが思うことでも……良いことだって、あるのかな」
左道かなた:合わせていた目線を外して、中庭から見える狭い空を見上げる。
逢河雷魚:「……俺はそう思うけどな」息を吐く。
逢河雷魚:「友達だの、恋人だってそうだろ。それを持ってない奴からすれば、羨ましいものかもしれねーが……」
逢河雷魚:「居る奴は居る奴で、また別の、同じくらい重い悩みがあるんだろうよ」
逢河雷魚:頬杖をついて、少し眉間に皺を寄せる。
左道かなた:「……そうなんですねえ。一杯、そういうのを書いた本があるのを見て……びっくりしたの、思い出しました」
左道かなた:「……ぼくの家、母さんがいるだけで。ほかに家族はいなくて」
左道かなた:「…って言っても、二人だけってわけじゃなかったんです。一杯、男の人とかが居たり居なくなったりしました」
左道かなた:「母さんも……ぼくのこと、どう思ってたんでしょう。よくわからなくて……」
左道かなた:「…よく分からないけど、あんな風に…人を道具みたいに漁って、使い捨てたり拾い上げたりして…ああいうのは、すごい嫌で」
左道かなた:「でも、何かをしようとも出来なかったんです。そうしたら、今いるとこに助けてもらえて」
左道かなた:「…すごく、普通の人とかからしたら、なんてひどい話なんだって言われるんですけど。ぼくは、そう思えない…ううん。どう位置付けたらいいかも、まだわかんないんです」
左道かなた:「…ねえ、聞いていいですか?」
逢河雷魚:「……」考え込むように険しい顔をしていたが。「……何だ?」
左道かなた:「いきなりこんな変なこと言ったりしましたけど、ぼく。ぼくは……」
左道かなた:「今回、上手く。妹とか、チルドレンとか……できていましたか?」
逢河雷魚:「……」
左道かなた:「……同情とか、してほしいんじゃなくて。そういうの、抜きで。知りたくて」
逢河雷魚:大きな掌が左道さんの小さな頭に置かれて、わしわしと力強く撫でられる。
左道かなた:「ひゃ、」
逢河雷魚:「出来てたよ」
左道かなた:「…………ほんとですか」
逢河雷魚:「ああ」
逢河雷魚:「かなたのお陰で助かった」
左道かなた:「………えへ」
左道かなた:「……嬉しいです」
左道かなた:撫でる手に、自分の手を添えて。
左道かなた:無邪気な、幼い少女のように頬を綻ばせる。
逢河雷魚:「……色々、気にすんなっつっても……まあ、無理な話だよな」
逢河雷魚:「俺も親父みたいになりたくなくて、必死にやってきたけどな……」
左道かなた:こくん、と頷きながら、あなたの瞳を見上げる。
逢河雷魚:「でも、それも結局……縛られてるってことなんだと思う」
左道かなた:「……でも、逢河さんは……自分から、いっぱい動いて、誰かを助けられてます」
左道かなた:「ぼくも、助けてもらいました。だから、ええと、なんて言えばいいのかな……」
逢河雷魚:「……ははっ」
逢河雷魚:珍しく、小さな笑みを見せて。
逢河雷魚:「そりゃ、お前もだろ。かなた」
左道かなた:「………そうです?そうなのかな…?」きょとんとした顔で。
左道かなた:「ま、まあとにかくですね」
左道かなた:「……兄さんは、すごいんですよ。自信、持ってください。自分のこと、信じてあげてください。……そういうこと、出来てて」
左道かなた:「似てるぼくみたいなのにも、こうできるひとなんです」
左道かなた:身を乗り出して、あなたの髪を漉くように手を動かす。
逢河雷魚:「……」年下に頭を撫でられて、どうしていいものか固まる。
左道かなた:かすかに、追い風のような。そんな不確かに支えるような香りがした。
左道かなた:「………励ますときって、こういう風にすればいいのかなって……思ったんですが」
左道かなた:「……ダメでした?」
逢河雷魚:「……あー……」むず痒そうに、どう返そうか迷って。「……そうか。いや、まァ……。……ありがとうな」
左道かなた:「……!こちらこそ、です」嬉しそうに笑う。
逢河雷魚:手を振り払うことはせず、ゆっくりと立ち上がる。がさり、と食べ終えた容器をごみ箱に入れて。
逢河雷魚:「まあ、ともかくな」
逢河雷魚:「親だの家族だのがどうだろうと、俺は俺だし……お前はお前だろ」
左道かなた:「………」彼を見上げて。こくんと大きくうなずいて。
左道かなた:「はいっ」
逢河雷魚:「俺で何か力になれることがあったら、呼んでくれ」
逢河雷魚:「妹になって貰った借りがあるしな」
左道かなた:「……わ、嬉しいです。じゃあ、兄さんもぼくが助けになれそうなら、いつでもどうぞ!」
左道かなた:「……あ。また兄さんって呼んじゃった……」
逢河雷魚:「……はっ」
逢河雷魚:笑って。
逢河雷魚:「いいさ、別に」
逢河雷魚:「行くか」
左道かなた:「……」むむ、と笑われたことにすこし表情を顰めて。
左道かなた:「…はい!ほかのお店もありますし、行きましょう!」
◆Ending◆木虎ツグミ
GM:
//=====================
// Ending 木虎ツグミ
//=====================
GM:◆文化祭
GM:文化祭、当日。
GM:各々が準備した活気に包まれながら、開放されたその空気の中、貴方は居た。
日高ぼたん:「ツーグーミー、さーんっ」
日高ぼたん:「おまたせしました!」
日高ぼたん:無地に写真がプリントされたオリジナルTシャツを着ている。
日高ぼたん:クラスの企画で作った揃いのシャツだ。
木虎ツグミ:「いえいえ、待ってませんよ!」
木虎ツグミ:ちょうど食べ終えたフランクフルトの串を近くのごみ箱に捨てて。
木虎ツグミ:「というより、一足お先に普通に楽しんじゃってました!」
日高ぼたん:「おぉ、それは良いですね!」
日高ぼたん:「パンフ見てルートも考えてたんですけど、やっぱ色々楽しみたいですからね~」
日高ぼたん:「フランクフルトと、何食べました?」
木虎ツグミ:「はい!どこもにぎやかですし美味しそうな匂いでいっぱいで、待ちきれなくなっちゃって」
木虎ツグミ:「ええと、後はあそこにあったアイスと、チュロスを食べました!」
木虎ツグミ:「お小遣いもお腹も余裕たっぷりですから、まだまだ行けますよ!」
日高ぼたん:「ほうほう!それは頼もしい!」
日高ぼたん:「ここだけの話、家庭科室の方では製菓部とかが気合い入れてるんで狙い目ですね!」
日高ぼたん:「あ、それとあっち!向こうで射的とかやってるらしいんですよ!」
日高ぼたん:てこてこ、と指差すその背中には、クラスメイトの渾名らしき文字と名言っぽい言葉が並んでいる。
木虎ツグミ:「なるほど……。どこから行きましょう?」
木虎ツグミ:「在校生のぼたんちゃん的にイチ押しの場所とかありますか?」
日高ぼたん:「これは私の好みなんですけど……」んー、と顎に指を当て。
日高ぼたん:「先に自由時間してた子の話だと、3年のオムレツ屋が意外とイケる、とのことで」
日高ぼたん:「私としては気になっているのです。」ふんす。
日高ぼたん:「なので如何でしょう。チーズ入りとかあって結構本格的らしいですよ」
木虎ツグミ:「了解です。ならさっそくそこから行きましょう!」
日高ぼたん:「オーライ!そうこなくては!」
日高ぼたん:「ささ、こちらですです」
日高ぼたん:そういってツグミさんの手を引く。
日高ぼたん:その道中で見かけた、カップ入りのベビーカステラを購入し、校舎を曲がる。
日高ぼたん:「………おや?」
日高ぼたん:その先で、見覚えのある影を見つけ。
日高ぼたん:「逢河さんがソロですね」
木虎ツグミ:「あ、ホントですね」
木虎ツグミ:もぐもぐとカップ入りのじゃがバターをほおばりつつ。
木虎ツグミ:「かなたちゃんが一緒だったと思ったんですが、はぐれちゃったんですかね?」
日高ぼたん:そのカップにベビーカステラをパスし、じゃがいもをねだる。
日高ぼたん:「かなたちゃんの方も予定あるでしょうしね。交代時間なのかもです」
木虎ツグミ:一口分上手いこときり取ってあーん。
日高ぼたん:はむっ。バターとホクホクのじゃがいもをハフハフと食べる。
日高ぼたん:「せっかくですし、(ハフハフ) 誘ってみましょう」
木虎ツグミ:「そうしましょうか。一人より二人より、三人の方が楽しいですし!」
日高ぼたん:「です。違う味も交換出来ますし」
日高ぼたん:「あーいかーわさーん」ぶんぶん。
木虎ツグミ:「らーいぎょさーん」
逢河雷魚:「……げっ」げっ、という顔。
逢河雷魚:左道さんと別れたので、目立たないように隅の方で休憩していた。
木虎ツグミ:ぱたぱたと駆けよって来て。
日高ぼたん:「げっ、という顔をされましたね」とてとて。
逢河雷魚:「何だよ……何か用か?」
木虎ツグミ:「私たち、三年の回のオムレツを食べに行くとこなんです」
日高ぼたん:「一緒に食べに行きませんか?」
木虎ツグミ:「美味しいって評判だそうですよ!」
日高ぼたん:「あとベビーカステラどうぞ!」差し出す。
木虎ツグミ:「あ、じゃがバターもどうぞ!」 こちらも差し出す。
逢河雷魚:「ああ……?」怪訝な顔。
逢河雷魚:「わざわざ俺なんて誘わなくても、二人で行きゃいいだろうが」
日高ぼたん:「あ、忙しかったですか?」
逢河雷魚:カステラとじゃがバターは貰う。
日高ぼたん:いい形のを渡す。
逢河雷魚:「ああ、忙しい」大量のビニール袋を両手に、滅茶滅茶暇そうにしていた。
木虎ツグミ:「二人より三人の方が楽しいじゃないですか。それに、人が居た方が沢山シェア出来ますし!」
日高ぼたん:「ですね~」ビニールに目を落とす。
木虎ツグミ:「あれ、何かご用事です?」
木虎ツグミ:こてんと首を傾げる。
逢河雷魚:「二人より三人のほうが……」根本的に自分と異なった陽の気にあてられて呻く。
日高ぼたん:「あ、逢河さん、製菓部はまだ行ってない感じです?フィナンシェ美味しかったですよ」先行隊のお土産でもらった。
日高ぼたん:「オムレツの隣らしいですけど。」
逢河雷魚:「……フィナンシェか……」
日高ぼたん:「はい。パンフには乗ってないらしいです。当日までメニュー決まらなくて。」
逢河雷魚:「……そこまでだからな」
日高ぼたん:「ヨーガス!それがいいです!」
木虎ツグミ:「やったー!じゃあ早速行きましょう!」
逢河雷魚:これ以上断る方が大変そうだと悟って、腰を上げる。
日高ぼたん:わー。喜び。
木虎ツグミ:ひょいと袋の邪魔にならない程度に手を引く。
日高ぼたん:袋を持つのを手伝いながら反対側の手。
逢河雷魚:「……マジでテンション高いな……」散歩を嫌がる老犬のように引かれていく。
日高ぼたん:「では行きましょー。急がないと……売り切れではないでしょうが時間が足りなくなります。」
木虎ツグミ:「回るところはまだまだ沢山ありますもんね!」
日高ぼたん:ぽてぽて、と歩幅の問題で若干足を早めつつ。
日高ぼたん:「ですっ。この時間はお家がケーキ屋さんの所の子が店番してるクラスもありますのでっ」
逢河雷魚:「詳しいな……」
木虎ツグミ:「在校生ならではの情報……。流石ですねぼたんちゃん!」
日高ぼたん:「ふふふ。お二人には楽しんでいただかなければ。」
日高ぼたん:ふふん、と連れて行く先は校舎内。
日高ぼたん:段々と卵の焼ける匂い、そしてバターの香ばしい香りが近づいてくる。
木虎ツグミ:「……すっごい良い匂いが……」 元々嗅覚が良い方なので余計に破壊力が大きい。
木虎ツグミ:まあまあ食べているはずなのにキュウとお腹も鳴りだしている。
日高ぼたん:「いい匂いですよね~、っと。」
逢河雷魚:「…………」完全に匂いに気を取られている。
日高ぼたん:周辺で待つ数人を見て、店番の子と会話をする。
日高ぼたん:「今、新しいのを焼いてる最中みたいで。数分お待ち下さいな」
日高ぼたん:「ラッキーですね、焼き立てです!」
木虎ツグミ:「焼きたては格別ですもんね!前で待たせてもらいましょうか」
逢河雷魚:「焼き立てか……」
逢河雷魚:頭を展示物にぶつけないように身を屈めた時、懐に入れていた端末が振動する。
逢河雷魚:「……ん」
逢河雷魚:確認すると、メッセージアプリの通知が入っている。
皆方アイリ:『お仕事お疲れ様です。状況どんな感じです?』
皆方アイリ:普段からすれば簡潔めな短文。任務が入ったこと自体は聞いているので、その確認だろう。
逢河雷魚:「……」
日高ぼたん:「あら。お仕事の連絡です?」自分の端末も確認している。
逢河雷魚:「……まあ、そんなところだ」
逢河雷魚:二人に覗かれないように、やや高めに端末を保持して、片手で返信を打ち込む。
木虎ツグミ:「んん。こっちには入ってないですし、別件ですかね?」
日高ぼたん:「ほえー。エージェントさんだとやっぱ大変なんですね。色々報告あって。」
木虎ツグミ:自分の端末を一通り確認して。
日高ぼたん:「あ、そうなんですか。こっちも無いので正規人員向けかなー、と思ってました」
逢河雷魚:『もう終わったところ 今は後始末がてらそのまま文化祭回ってる』
日高ぼたん:フルーツ入りのカットパウンドケーキを咥えて確認してる。
逢河雷魚:簡潔な文面。こちらは普段通りだが。
逢河雷魚:「……まあ……別件だな」
逢河雷魚:仕事関係の知り合いでもあるので、嘘は言っていない。はずだ。
皆方アイリ:『えー、お仕事もう終わってるじゃないですか!』
皆方アイリ:『文化祭とか最近行ってないしフツーに羨ましいんですが。ズルでは~?』
皆方アイリ:ぴこんぴこんと続けて通知が来る。任務が終わったのを確認したからか遠慮が消えた。
日高ぼたん:「めちゃくちゃ来てますね」
日高ぼたん:「あ、じゃあ逢河さんの端末で写真でも取ります?」
日高ぼたん:「こっち終わったよー、みたいな……普通のエージェントだとしないんでしたっけ」身内(ハワイ在住)基準。
逢河雷魚:「……何でだ……?そんなことするか…………?」
木虎ツグミ:「写真撮ることはそんなに……?終了の報告自体はよくしますけど」
日高ぼたん:「文面だけだと、信用できないから……と言ってましたが」
木虎ツグミ:支部だけでなくプライベートでもよくやっている。主にミアちゃん相手に。
日高ぼたん:多分あれ仲良くしてるだけだろうなー、と想定してる。
日高ぼたん:「まぁ、家族とか恋人でも無ければしませんか。」
逢河雷魚:「……」恋人、という言葉に、見透かされたのではと思わずぴくりと反応して。
逢河雷魚:「そう……だろ。しないだろ、普通」
逢河雷魚:目線を逸らして誤魔化す。
木虎ツグミ:「そうです?ああでも、うん」
木虎ツグミ:自分も恋人相手だしなぁと納得して。
日高ぼたん:「ですかー。まぁ、私は恋人とかいないんですけどね」あはは。
木虎ツグミ:「確かにそうかもですね」
日高ぼたん:「お二人は居るんですか?恋人とかって。」
日高ぼたん:ハムハム、とナッツ入りクッキーを食べながら好奇心に目を光らせる。
逢河雷魚:「…………」
木虎ツグミ:「んん、えぇーっと……」
逢河雷魚:まずい方向に話が進んでいるのを察知する。
皆方アイリ:微妙な沈黙を察したようにぴこんと追加で通知。
皆方アイリ:『まあせっかくのお祭りですし任務完了お祝いで楽しんできてください』
皆方アイリ:『ついでにお土産とか買ってもらえたらアタシが喜びます』
逢河雷魚:「…………」
日高ぼたん:「あら、微妙な反応。やっぱお忙しいですからねぇ。」たはは。
日高ぼたん:「そういう特別な相手がいるなら、ここのフィナンシェをお土産にどうかな~と思ったんですけどね」
木虎ツグミ:「あ、なるほど。確かに元々お土産は買っていこうかなって思ってましたし」
木虎ツグミ:「フィナンシェならお持ち帰りしやすそうですし!良いかもですね!」
日高ぼたん:「ですです!」
逢河雷魚:「……そうかもな……」
日高ぼたん:「知ってます?外国でたまにあるんですけど、お菓子の中に当たりを入れておくことで、それを引いた人に幸せが~。ってやつ。」
日高ぼたん:「それをやってるみたいで、クラスの女子が当てるぞ~って意気込んでました」
逢河雷魚:「フォーチュンクッキーみたいなやつか」
木虎ツグミ:「後ケーキとかパイとかでもありますよね!」
日高ぼたん:「お詳しい。そんな感じです!」
木虎ツグミ:「当たりの場合、何が入ってるんです?」
日高ぼたん:「えーっとですね」
日高ぼたん:「例えば指輪を入れてプロポーズに……なーんてのにも使われるんですけど……」がさごそ。メモを見ている。
日高ぼたん:「流石にそれは入らないので、メッセージを入れ込んでるみたいです。」
日高ぼたん:「当たり!とかおめでとう!とかですかね。そこは当たってのみぞ知る。みたいな」
日高ぼたん:「手紙を入れてプレゼントに……とかもありますね」
日高ぼたん:くるくる、とメモを畳んで
日高ぼたん:「じー」と二人を見る。
木虎ツグミ:「……どうしました?」
逢河雷魚:「……ぁんだよ……」
日高ぼたん:「いえ」
日高ぼたん:「これは単純な興味で、決して先程待機時間に告白だの云々聞いたからではないんですが」前置き。
日高ぼたん:「やっぱり、高校生になったら彼氏彼女とか……好きな人とかって、出来るんでしょうか?」
木虎ツグミ:「んぇ」
逢河雷魚:「……ああ……!?」やや焦った様子で。
逢河雷魚:「し、知らねーよ……人によるだろ、そんなん……」
日高ぼたん:「逢河さんの場合はどうなんです?」
逢河雷魚:「……何で俺に聞くんだよ……!」
逢河雷魚:「別に……あの、アレだ」
逢河雷魚:「普通だ、普通」答えになっていない。
日高ぼたん:「いえほら、私って結構ただでさえ学校を休みがちなんですが」
日高ぼたん:「例えば、任務の中で芽生える絆とか。親しい先輩後輩関係とか。無いんでしょうか。」
日高ぼたん:「気に」ズイ
日高ぼたん:「なり」ズズイ
日高ぼたん:「ます」ズズズイ
逢河雷魚:「ぐ…………」壁際まで追い詰められる。
逢河雷魚:適当に嘘を吐いて否定すればいいのだが、『ただでさえ学校を休みがちなんですが』の部分に気を取られる。
逢河雷魚:「だから……」
逢河雷魚:「……アレだ……」
逢河雷魚:「一応、そういう……」
日高ぼたん:「そういう?」
逢河雷魚:「相手が……その……」
逢河雷魚:「いない……わけじゃ……ねーけど……」
木虎ツグミ:「え、いらっしゃるんですか!?」
日高ぼたん:「いらっしゃるんだ!」
木虎ツグミ:自分に矛先が来ないようちょっと静かにしていたものの、普通に驚いて大声が出る。
逢河雷魚:「……ッ……な……何だよ!悪いかよ!?」
日高ぼたん:「え~、いえ。え~~。………そっか~」
日高ぼたん:「年下ですか?」
木虎ツグミ:「それとも年上の方です?」
逢河雷魚:「グイグイ来んじゃねー……!何でそこまで話さなきゃなんねェんだよ……!」
日高ぼたん:「え~~~~。良いじゃないですか雷魚さん」名前呼び。
日高ぼたん:「なんかこう、自慢したい!とかありませんか」
日高ぼたん:「聞きます。」
木虎ツグミ:「いえそのこう、話せないとか秘密とかだったら無理にとは言えないんですけど」
木虎ツグミ:「やっぱり気になりますし、参考とかにもしたいですし」
木虎ツグミ:「聞けるならぜひ聞きたいです!是非!」
逢河雷魚:「勢いが凄ェんだよお前ら……!下がれ!三歩……!」
逢河雷魚:「そんな面白い話なんて無いっての……普通だって言ってんだろ……」
日高ぼたん:「この場合の普通って、こう、下駄箱の手紙で呼び出されて、満開の樹の下で……」
日高ぼたん:「みたいな感じであってますかね」
逢河雷魚:「どこの世界の普通だよ……!」
木虎ツグミ:「ううん、普通よりロマンチックな気もしますけど」
木虎ツグミ:「でもどうなんですかね?そういう人も居るのかも……?」
木虎ツグミ:自分とか先輩がやや特異例なのであんまり一般例が分かってない。
日高ぼたん:「えぇ……!?普通では…!?」漫画知識。
日高ぼたん:「えーとあとは……世界と相手のどっちを取るかとか、囚われの女性を颯爽と助けに行く、とかです?」
日高ぼたん:「雷魚さん的な普通だと、どんな感じだったんでしょう」
木虎ツグミ:「それもちょっと特殊かもですけど……ああでも」
逢河雷魚:「……」後者に割と覚えがあるので何とも言えない。
木虎ツグミ:「それで言うなら、どういうのが普通かも含めて話してもらえばいいのでは!」
木虎ツグミ:「普通なんですもんね、雷魚さんと恋人さん!」
日高ぼたん:「わっ、気になります!」
逢河雷魚:「うっ……」掘った墓穴を的確に突かれた気がする。
逢河雷魚:「だ……だから……」
逢河雷魚:「……二歳下で……」
木虎ツグミ:「ふんふん」
逢河雷魚:「……」好意を自覚した相手がそれを振り払うために姿を消し、それから偶然再会し……という付き合うまでの紆余曲折を思い出し、全然普通では無かったことに気付き。
逢河雷魚:「……ええとだな……」
逢河雷魚:「俺から告白して……」
逢河雷魚:「……付き合ってる」
日高ぼたん:「………………」ゆらゆら、そわそわそわ
日高ぼたん:「………きゃぁ~~~~~」小声
日高ぼたん:「えーっ、えー……えーっ」
逢河雷魚:「…………」周囲の誰にも言っていないのに、何故こんなところで……と後悔している。
日高ぼたん:「雷魚さんから。……素敵じゃないですかぁ」
木虎ツグミ:「雷魚さんからだったんですねぇ」
木虎ツグミ:うんうんとなぜか頷いている。
逢河雷魚:「やめろその……その反応……!」
日高ぼたん:「すみません。」
日高ぼたん:「あの、なんかその、あります。憧れが」
日高ぼたん:「してもらうことの……」
日高ぼたん:「ほほほほ」ぺしぺし。
日高ぼたん:「えっ……ツグミさんどう思います?」
日高ぼたん:「告白。する派とされる派なら。」
木虎ツグミ:「んん、私は……」
木虎ツグミ:実際のとこした派なのだけども。
木虎ツグミ:「……する派ですかね?」
日高ぼたん:「わぁ~~~~~。積極的」
木虎ツグミ:「いえその、積極的っていうかなんというか」
木虎ツグミ:「好きだな~って思ったら自然に出ちゃう、出ちゃいそうというか」
木虎ツグミ:「伝える方が自分にも相手にも良いんじゃないかなっていう」
木虎ツグミ:「そういう……感じで……?」
木虎ツグミ:ぱぱーっと早口喋りつつ、視線がおよおよ。
日高ぼたん:「はぁ~~~。なるほど。はい、感服いたしました。」
日高ぼたん:「ちなみに、するならどういう相手がいいですか?」
逢河雷魚:「高みの見物だな……日高……」
木虎ツグミ:「え、え」
木虎ツグミ:「どういう……」
日高ぼたん:「いえいえいえ。私など。いえいえ。高みを見物といったところでして。」ぱたぱた
木虎ツグミ:「……こう、えぇと」
木虎ツグミ:「私のことを待っててくれて」
木虎ツグミ:「したいことを尊重してくれるというか、許してくれて」
木虎ツグミ:「そういう、強くて優しい子……ですかね?」
木虎ツグミ:頑張って言葉を濁しつつ、でもあんまり濁しきれてない。
日高ぼたん:「なるほどー…………」
日高ぼたん:「いえ、はい。ありがとうございます。」
日高ぼたん:「すごく具体例がいそうで気になりますね」
日高ぼたん:頷いて。
日高ぼたん:「………あっ。フィナンシェ、焼き上がったみたいですね!」
日高ぼたん:「続きは、買ったあとで聞かせてくださいっ!」
木虎ツグミ:「え、買った後も続くんですか!?」
逢河雷魚:「……嘘だろ……?」
日高ぼたん:「もちろんです!」
日高ぼたん:「まだまだ回ってないお店もいっぱいありますし」
日高ぼたん:「文化祭はこれからですよ!」
木虎ツグミ:「……えぇと、その、雷魚さん」
木虎ツグミ:「話す時間、半々でどうでしょうか」
逢河雷魚:「……。……そうだな……」
逢河雷魚:「……フィナンシェ、土産の分も買わないとな……」
逢河雷魚:顔を見合わせて、溜息を吐いた。
◆Ending◆左道かなた
GM:
//=====================
// Ending 左道かなた
//=====================
GM:◆文化祭 展示教室
GM:文化祭当日。在校生である貴方にも、出展側としての時間がやってくる。
GM:飲食物を提供する教室の活気に挟まれ、休止を挟むように穏やかな空気を保つ教室がある。
GM:そこには日々の授業の展示、部活動の成果などが飾られ、学外からの人間が数人、覗いていたりする。
GM:つまりは比較的他人との接触が少ない役目。それが貴方に与えられた役割だった。
神倉暁人:「お疲れ様。左道さん」
左道かなた:綺麗な姿勢で両手を揃え、静かに立っている。質問などがあれば応対して、来た人の数のカウントもしたりする。
左道かなた:「あ、いらっしゃーー、って、神倉くん?」
神倉暁人:白髪赤目、淡い色合いの少年が差し入れのお好み焼きなどを持ってきた。
左道かなた:「時間だったっけ…?でも、ぼくは大丈夫だよ」まだ楽しんんで来てくれていい、というように小さく笑って。
左道かなた:「もし食べるなら、仕切りがあるから。その裏なら静かで邪魔もないと思う」
神倉暁人:「そう? でもまぁ、俺は人混み出歩くのに向いてないから。」
神倉暁人:「ここなら食べてても怒られないしね。隣、借りるよ」
左道かなた:「ああ……、誰か一緒に行く人がいたりは…」いないから今こうしてるのだろう、と気づいて声が途切れて。
神倉暁人:言って、受付の隣の席に座る。
左道かなた:「ん……、まあ、大丈夫かな?一応ぼくの後ろでね」
神倉暁人:「助かる。なに、見咎められたら他の組の宣伝ということにするよ」
神倉暁人:「左道さんは文化祭、回った?」
左道かなた:「…もう。多分大丈夫だとは思うけど……」少し苦笑して。
神倉暁人:賄賂代わりに唐揚げ串の入った紙コップを渡す。
左道かなた:「ん…少しね。食べ物メインだったけど、見て回るだけですごいなってなって」
左道かなた:少し溜息をついて、それを受け取る。
神倉暁人:「なるほど。じゃあ食べ物の差し入れは間が悪かったかな」
神倉暁人:ビニールをがさごそ探っている。
神倉暁人:「景品のスーパーボールぐらいしかない。」
左道かなた:「大丈夫だよ。これでも動くから、他の子みたいに体重とかはそんな気にしないし……あ。これ食べたいなら食べていいからね?」苦笑して。
神倉暁人:「そうかい。ならよかった。それは食べちゃって大丈夫だよ」
神倉暁人:「2つ貰って、1つはもう食べたから」
左道かなた:「了解。人がはけた時に、タイミングを見て食べるね。ありがとう」
左道かなた:うっすらと白い肌に微笑みを浮かべる。
神倉暁人:「…………ん。そうしてくれ」
神倉暁人:光を宿してない瞳が少しだけ動いてそちらを見る。
左道かなた:「…どうかした?」普段と違うところといえば、放課後などにずっと着ているコートがないこと、一応の係担当ということの腕章がついているくらいだろうか。
神倉暁人:手の届く範囲であれば、その姿はそれなりに捉えられる。
神倉暁人:「いや、そういえば学校でこうして落ち着いて話すのは初めてかな、と。」
左道かなた:「そう…?そういえば、そうなるのかな」口元に指をあてて。
神倉暁人:「うん。俺があまり自由に動かないのもあるけど」
神倉暁人:「いつも、話すのは訓練室だった覚えがある」
左道かなた:「ぼくも、そんなに話して回るとかそういう方じゃないし……どうせなら、色々隠さなくていいあちらの方が気やすいかな、って。そういう感じ…?」
神倉暁人:「確かに。学校ではしづらい話ばかりだな」ふむ、と顎に手を当てて。
左道かなた:頸を傾げながら。なんとなく、としか言いようがない。元々人とそう話す方でもないし、人から話しかけられる方でもあまりない。
神倉暁人:「だから、というわけでもないが」
神倉暁人:「今日はなんだか、雰囲気が変わってるようにも思った。」
左道かなた:「……そう?」すこしきょとんとしたような表情。
神倉暁人:「うん。なんとなく。」
神倉暁人:「多少柔らかい気がする。何か、良いことでもあったのかな、と。」
左道かなた:見ている人が見たなら、表情にあどけなさがより多くなっているようにも見えただろう。
左道かなた:「うーん……」
左道かなた:「……そうだね。頼れるお兄さんがいる子の、体験をした……みたいな。そんな感じかも」淡く笑う。
神倉暁人:「お兄さん、か」その笑いに合わせてか、表情が和らぐ
神倉暁人:「それはいいな。どんな感じだった?」
左道かなた:「んー………、自然と荷物を、持ってもらったみたいな。そんな気持ち」
神倉暁人:「なるほど。……そんな感じなのか」
神倉暁人:「うん、その例えだと、俺も覚えがあるよ。何度かね。」片手で白杖をいじる。
神倉暁人:「それは確かに嬉しいな。」うん、とうなずく。
左道かなた:持っていたり、背に負っていたり。ずっとそうしていて、もはや当然のようにも思っていたそれを。少しでも肩から浮かせてもらったような。
左道かなた:「うん。……神倉くんもあるんだねえ」
神倉暁人:「うん、あるよ。他人に助けられる経験は、多分普通の人よりいっぱいある」
神倉暁人:「左道さんだって、俺の手を引いてくれただろう?」
左道かなた:「……そうしたけれど、そんな大げさなことじゃないよ?」
左道かなた:「そんな助けたとか、そういうわざわざいうような事じゃないかな…って。思うけど…」
神倉暁人:「それでも、こっちは嬉しかったんだ。ってこと。」
神倉暁人:「左道さんがそう思うなら、左道さんの荷物を持ってくれた人も、そう言うかもね」
左道かなた:「……ん。そうかな」少し照れくさい。そして、彼の言葉を思い出して。
左道かなた:「……そうかも」くすりと笑う。
神倉暁人:「ふふ。それはよかった」
神倉暁人:笑った気配に微笑みを返す。
神倉暁人:「……しかし、そうか。そうなると、どうするかな」うーん、と悩む。
左道かなた:「んん…?何かあったの?言ってみてもらえたら、ぼくが何かできることあるかも」
神倉暁人:「ん。いや。何かあったと言うか、無くなったと言うか」
左道かなた:出来なくても、支部の人とか他のひとに手伝ってもらえるかもだし、と。
神倉暁人:「正直に言ってしまうと、左道さんになにか、恩返しをしようと考えていたんだが。」
左道かなた:「………?」首を傾げる。よく分からないな、というような。
左道かなた:「……それなら、さっき」
左道かなた:「くれたでしょ?これで十分」カップに入った唐揚げ串を少し持ち上げて。
神倉暁人:「むーう」少し眉根を寄せる。
左道かなた:「もっと言うなら、お仕事で十分もう一杯貰ってます」
神倉暁人:「良いんだろうか……本人が言っているからな…?」少しつぶやく。
神倉暁人:「そうか?」
左道かなた:内部に閉じ込められた際、外部からの戦闘、連絡。それがなければ、どうしようもなかったから。
左道かなた:「ですよ。きちんと調書にも書きました」
神倉暁人:「あれは大本として、そちらの4人が頑張ったから……んん」
神倉暁人:「先手を打たれたか。」
左道かなた:「ん。だから、そういう返さなきゃ、とか。そういうのはしなくて大丈夫」
神倉暁人:「…………なるほど。」
神倉暁人:「では、代わりに当初考えていたプランを発表していいか?」
左道かなた:「持ってきたのも食べきってきたでしょ?楽しんできなよ……、ん?なに?」
神倉暁人:「今回の調査をしてる時、たしか、学食だったか?」
神倉暁人:「誰かに見られているのは当然じゃないか…みたいな話題だったと思うが」
神倉暁人:「あの時、落ち込んでいるようだったから。なにか話でも聞ければ……と思ったんだが」
神倉暁人:「その様子だと、もしかしてそちらも解決したんだろうか」
左道かなた:「……んー。そう大した話でもないんだよね」
左道かなた:「解決した、というか。なんていうのかな……」手を唇に当てて。
左道かなた:「答えなんて、まだまだ出せないけど。それでも、ぼくはなんとかうまくやれてるんだって教えてもらった感じで」
左道かなた:「あそこで落ち込んでたのは、そういうズレとかが一杯あるんだなあ、って。ぼく自身が至らないところがあるんだって凹んでたってだけ…なんだけど」
神倉暁人:「なんだけど?……何か、変わったのか?」
左道かなた:「そういう違いがあるとしても、悪いことだけじゃないんだ、って。そう思えるようになったから」
神倉暁人:「………なるほど。」
神倉暁人:「それは多分、良いことだな。…うん。きっと、良いことだ」
左道かなた:「…なんかごめんね?急に語っちゃって……」
神倉暁人:「いいよ。こっちが聞いたし。」
神倉暁人:「……それなら、俺もちょっとだけ話そうかな」
左道かなた:「ん。…ぼくで良ければ聞くよ」
神倉暁人:「俺の家は詳細を省くと、神様に拘ってた家系で。」
神倉暁人:「俺自身も本来はそういう『神様のために』、と役割を求められてたところがあってな。」
左道かなた:静かに聞いている。視線は貴方へ向いていて、言葉はなくても意識を割いていることが分かる。
神倉暁人:その視線を肌で感じながら。
神倉暁人:「まぁ色々あって俺以外は家ごと滅んだので……そこはいいんだが。」置いといて、の仕草。
左道かなた:大分飛んだね、と少し苦笑。
神倉暁人:飛ばした、とうなずく。
神倉暁人:「そういう出自の反動か、誰かに言われた相手ではなく、自分自身が『助けたい』と思う相手を優先する節がある」
神倉暁人:「多少、おせっかいかも知れないが。今回はそう思った相手が左道さん。君だった。」
左道かなた:「……ぼく?光栄だっていうべきなのかな……」目をすこし瞬かせて。
神倉暁人:「そう思ってくれると、こちらとしては嬉しくもある。」うん、とうなずく。
神倉暁人:「こんな身体だからね。出来るチャンスを逃さないぞ、と思っていたんだが……」
神倉暁人:「どうやらすでに解決しちゃったみたいだからね」
左道かなた:「……くす」
神倉暁人:「正直、やる気だけが空回りしてどうしたものか、と持て余している」
神倉暁人:うーん、と今までで一番悩むような顔をしている。
左道かなた:「色々言いたいことは思いつくけど、まずはね」
神倉暁人:「なにかな」
左道かなた:「助けたいって思ってくれて、ありがとうね」
左道かなた:感謝を告げる。一番大事なことは、まずそこだと思ったから。
神倉暁人:「む……」そこからだったか、とちょっと面食らって。
神倉暁人:「いえ、どういたしまして……も変か?」
左道かなた:「いいと思うよ。だって」
左道かなた:「助けたい、って思ってもらえるのは。本当に得難いことで、すごいことだって思うもの」
神倉暁人:「ふ、」
神倉暁人:「なら左道さんは、得難くて凄いことを成したということだな」
左道かなた:「…そう?ふふ、なら嬉しいな」
左道かなた:実際にどれが助けになったとかどうとか、なんて。そんなのその時々で。さいころがどの出目を出すのかと一緒で、どうなるかなんて分からない。
左道かなた:自分が、何もできず、何も答えも出せないままでいて。助けも求められずにいたのに、あの日助けてもらえたように。
左道かなた:「そう思ってくれるひとがいる、っていうのは。実際どうとかじゃなく、その人の力になるんだって、そう思う」
神倉暁人:「………うん、君はすごい子だ。」
左道かなた:仕事としてこの学校に通って、楽しさを覚えて。そうしてもう一度話したいと、そう思える友人を得た≪アルテイア≫のように。
左道かなた:その思いが上手く伝わらなかったけれど、4年過ぎて、花町さんにつながったみたいに。
左道かなた:「そう?……なら、ぼくは」笑う。
左道かなた:「幸せな人間なんだ」
神倉暁人:「あぁ。」その笑顔をちゃんと見て、眩しそうに目を細める。
神倉暁人:「だから君を見習って俺も、得難くて、凄いことに挑戦してみようと思うよ」
左道かなた:「ん。応援するよ」
神倉暁人:「そうか、助かる。」
神倉暁人:「では」
神倉暁人:「左道かなたさん。俺と君は、今回の任務でパートナーだと言ったけど」
神倉暁人:「よかったらこれが終わっても」
神倉暁人:「お互いに助けを求めたり、求められたり」
神倉暁人:「仲良くしてくれると、嬉しい」
神倉暁人:それは得難く、尊く、成し遂げることは凄いこと。
神倉暁人:「俺と、友達になってくれないか?」
神倉暁人:少しの緊張をにじませて、握手を求めるように手を差し出す。
左道かなた:「うん。ぼくで良ければ、どうかお願いします。神倉暁人くん」こちらも、その手をそっと両手で包むように。
神倉暁人:「あぁ」ほ、と頬を緩ませて。
神倉暁人:「これからも、楽しくやろう」
左道かなた:「ん。まずは、今日の文化祭だね」
GM:そう言って、静かな教室に染み込むように。
GM:小さく一歩。進む音がした。
◆Ending◆花町日織
GM:
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// Ending 花町日織
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GM:◆文化祭 喫茶教室
GM:文化祭当日。貴方に割り当てられた仕事は、喫茶の給仕だ。
GM:事前の準備の甲斐あってか、学習机をテーブル席とした喫茶店はそれなりの繁盛を迎えており。
GM:君が一息つく頃には、それなりに時間が掛かっていた。
GM:そして客足が落ち着いた、そんな時。
花島抱月:「やぁ」
花島抱月:ふらりと立ち寄るように、君と似た髪色の少年が片手を振りながら現れた。
花町日織:「いらっしゃい──って」くるり、と振り返る。エプロンドレスの長いスカートが揺れて。
花町日織:「……抱月じゃんっ!」
花島抱月:「やっほう。久しぶり。抱月くんだよ」
花島抱月:胡散臭いほどの柔らかな微笑みを浮かべて、手近な空いたテーブルに案内されている。
花町日織:「うん、ほんとに久しぶり……大きくなったねえ」
花町日織:「じゃなくて!」
花島抱月:「ふふ、そっちも4年経つと見違えたね」貼り付けた笑み。紅茶をオーダーしている。
花町日織:「えっ、ほんとにどうしたの急に?偶然?」
花町日織:断りもなくその向かいの席に座る。シフトとしては既に休憩時間だ。着替えに向かう前に捕まっただけで。
花島抱月:「偶然、ではないかな。従姉妹の顔を見に来ただけだよ」
花島抱月:懐かしむように目を細めて。
花島抱月:「大変だったって聞いたからね。それで、様子を見に来た」
花町日織:「ん、そっか」
花町日織:「まあ、ご心配なく。この通り」
花島抱月:「うん。まぁ、思ったより元気で良かったよ。安心した。」
花島抱月:紅茶をストレートで一口飲んだ後、砂糖をいれる。
花島抱月:「営業スマイルも完璧で………」
花島抱月:「……フッ」笑いをこらえる。
花町日織:「な、何それ!」
花町日織:「も……もうちょっと褒め方ってもんがあるでしょ!」
花島抱月:「いや悪い、だってお前……ふふっ」
花島抱月:「なんか成長したんだなー、と思ったら昔のまんまだったから、つい」
花町日織:「大体、女子がこういう可愛い服着てたら褒めるのがマナーなんだからね」
花町日織:袖口をふりふりと揺らしてアピールしつつ。
花島抱月:「マナーっすか。」
花島抱月:「悪い悪い。似合ってるよ、マジで。超見惚れました」
花町日織:「そうなの! ほんとに、そういう生意気なとこ……抱月こそ相変わらずじゃんっ」
花町日織:「そのニヤニヤ顔をやめろぉ~!」
花島抱月:「そうかそうか、変わらない品質をお届けできて何よりだ。安心したか?」
花町日織:「はいはい、安心しましたよーだ」
花町日織:肘を付きながらストローでレモンティーをすする。
花島抱月:「それは重畳」猫をかぶったようなスマイル。
花島抱月:「ところで自然に飲んでるそれ、会計をこっちにつけるつもりじゃなかろうな」
花町日織:「はー?そんなわけないし」
花町日織:「抱月にたかるほど落ちぶれてないもん」
花島抱月:「落ちぶれるときたよ。」
花島抱月:「そんな口が悪くて友達いんの?」
花島抱月:「お兄ちゃんが一緒に探してあげようか?」
花町日織:「誰がお兄ちゃんだ!誰がっ」
花島抱月:「高校生から中学生に対する評価としてはまっとうだと思われる」
花町日織:「それは……そうかもしれないけど」
花町日織:「抱月は抱月なのでダメです。年上ぶるのは認められません」
花島抱月:「この4年の間に砕月になったかもしれんのに…」
花町日織:「大体、そっちこそあれでしょ」
花島抱月:「どれだい」
花町日織:「どうせ、いないんでしょ。恋人。私より4年も長く学生やってるくせに」
花島抱月:「いるよ?」
花島抱月:「嘘だけど。」
花町日織:「えー!嘘!」
花町日織:「ほらー!」
花町日織:「だって、いたら女の子の扱いもっとマシになってるはずだもん」
花島抱月:「うるっせぇ~」
花島抱月:「でも、彼女が居るのに他の女の扱いもまともになっちゃまずくないか?そこんとこどうなん?」
花町日織:「身近な女子に紳士的にすることがモテの秘訣だぞ、抱月くんよ。差し当たっては私に」
花町日織:「それは程度によります」
花島抱月:「マジっすかししょ~~」
花島抱月:「んー、じゃあ早速だし親切にしてみるか。」
花町日織:「えっ、ほんとに?」
花島抱月:「うん。」
花島抱月:「おれ、この後文化祭見て回るつもりだけどさ」
花島抱月:「見ておいたほうが良い出店を教えさせてあげよう。親切。」
花島抱月:「うわっ、自分が紳士すぎて怖い……」
花町日織:「なっ……」
花町日織:「ちょっとでも抱月に期待したのが間違いだったよ!ばーかばーか!」
花島抱月:「えぇ~~女心って難しいですねシショー」
花町日織:「もう……!もうあれだからね!」
花島抱月:「どれだい」
花町日織:「私だって……もう抱月に優しくしてあげないもん」
花町日織:「夕飯のトマトも分けてあげないし」
花島抱月:「それはお前が苦手なやつでは?」
花島抱月:ズズー、とティーカップの中身を空にする。
花町日織:「でも抱月は美味しそうに食べてたでしょ」
花島抱月:「おう。食べれるものだいたい好き」
花島抱月:「んー、しかしそうか。おれはすでに優しくされてたのか。悪化するとなると怖いな……よし。」
花町日織:「求める人の所に行った方がトマトも嬉しいはずだし……」
花島抱月:「おい、リコピン。間違えた、日織」
花町日織:「その呼び間違い何!?」
花町日織:「君の頭の中で私とトマトは同じフォルダに入ってるの??」
花島抱月:「韻を踏んでたもので…」
花島抱月:「で、さっきの友達ははぐらかされたけど、お前」
花島抱月:「学校、楽しい?」
花町日織:「……ん」急に真面目な声音になったなと思いながら、グラスを置いて。
花町日織:「楽しいよ。ほんとのほんと」
花町日織:「色々大変なことはあったけど、優しい人達に出会えたから」
花町日織:「今はちゃんと、楽しくやれてる」
花島抱月:「ん」それを聞いて微笑むでも、特に表情を変えるでもなく。お茶請けのクッキーを口に放り込んで。
花島抱月:「そっか」
花島抱月:「じゃあ、いいや」
花町日織:「……何。心配してくれてんだ?」にんまりと笑う。
花島抱月:「おう」にや、と似たような笑顔になって
花島抱月:「紳士的だろ?ときめいたか?」
花島抱月:言って、椅子から立ち上がる。
花町日織:「ふふ、自分でそれ言わなきゃちょっとはときめいたかもね」
花町日織:言いながら、一緒に立ち上がって。
花町日織:「ほら、抱月」スマートフォンの画面を開いて見せる。連絡先交換用のQRコード。
花島抱月:「そりゃざんねーんっと。」
花島抱月:取り出していた端末で、そのコードを読み取る。
花島抱月:「んじゃ、日織」二人分の会計を済ませて出口へ向かう。
花島抱月:「おれも一通り、楽しんでくるとするわ」
花町日織:「ちょっ、そういうとこ」
花町日織:片腕をがし、と掴む。指を開かせ、小銭を握らせる。
花島抱月:「チッ。恩ぐらい着とけよ」
花島抱月:ギギギギ、と小銭を受け取り拒否しようとして押し付けられる。
花島抱月:「次会う時にめちゃくちゃ利子つけてやるのに」
花町日織:「君に貸しを作りたくないし~」
花町日織:「ほらそういうとこ!」
花島抱月:「なははは」
花島抱月:チャリチャリと小銭を弄りながら
花島抱月:「ま、いいや。元気そうで何より」
花島抱月:同時にスタンプを送って。
花島抱月:「また今度。話そうぜ」
花町日織:「はいはい。そっちこそ」
花島抱月:言って、教室の外に去っていく。
花町日織:「いいよ。デートじゃなきゃ付き合ってあげる」
花町日織:手を振るでもなく見送る。
GM:────────
GM:────
GM:──
GM:◆屋上
GM:日が傾いた。
GM:夕焼けが淡く色を落として、眼科に見える光景では来客の車が徐々に去っていくのが見える。
GM:もうすぐ文化祭が終わる時間
GM:君は、屋上に居た。
花町日織:屋上に掛けていた装飾を外して回収するために来たおり。
花町日織:ふと足を止めて、手すりに肘をつく。
花町日織:グラウンドの賑わいも潮が引き、設置されていた屋台は少しずつ撤収に向かっている。
花町日織:何週間もかけて準備したけれど、始まりから終わりまではたったの半日だ。
花町日織:十分に楽しんだ自信はあるし。それが物寂しい、という訳ではないけれど。
花町日織:「……終わったなぁ」
花町日織:ただ、その感慨だけが身を包んで。誰に向けるともなく呟く。
水無瀬夕真:その時カチャリ、と屋上の扉が開く。
水無瀬夕真:「あ。」
花町日織:「……あれ?」
水無瀬夕真:淡い赤毛を夕日に染めた少年が、少し驚いた顔。
水無瀬夕真:「……花町さんもここに来てたのか」
花町日織:「ん、装飾の片付けにね」
花町日織:まあ、ちょっとサボってたんだけど。と笑いながら。
花町日織:「水無瀬くんはどうしたの?」
水無瀬夕真:「前半だけなら関心出来たんだけど…」
水無瀬夕真:「ん、いや……」
水無瀬夕真:「オレも片付け、と。…先に見ておこうと思って」
水無瀬夕真:「屋上は今回、一番影響を受けてたから。……なにか残った影響があると困るな、と」
花町日織:「……ああ」それは思い至らなかった、という様子で。
水無瀬夕真:レネゲイドアイテムの本体が設置されていた場所だから、と。
花町日織:「流石、しっかりしてるなぁ」
水無瀬夕真:「別に。……花町さんが居るとは思わなかった。」
水無瀬夕真:少し離れた距離で柵に近づき、そちら側の片付けを始める。
水無瀬夕真:「なあ。」
花町日織:「ん、何?」
水無瀬夕真:「いや、その」
水無瀬夕真:「……もし、考え事とかしてたなら、邪魔したかな。と」
水無瀬夕真:ちょっと目をそらす。
花町日織:「ふふっ」
花町日織:「そこまで気を遣わなくていいのに」
花町日織:「水無瀬くんって、結構あれだよね」
水無瀬夕真:「気を遣ってるつもりは……」ごにょごにょ。
水無瀬夕真:「……なに。どれ」
花町日織:「真面目すぎるって言うよりは、優しすぎるって感じ」
水無瀬夕真:「………オレが?」眉をひそめる。警戒、というよりは意図を測りかねる
花町日織:「いや。だって」
花町日織:「接触を避けようとするのだって、万一にも人を傷つけることを避けるためだったし」
水無瀬夕真:「ぐ…」
花町日織:「今のだって、私が嫌な気分になってないか、って事をすぐに考えたんでしょ」
水無瀬夕真:「それは、」パクパク、と2回ほど口を開いた後
花町日織:「もちろん、それが悪いことだとは言わないけどさ」
花町日織:とん、と小さくジャンプするように手すりから離れて。君のそばに寄って来て。
水無瀬夕真:「うぉ」その距離感に少しだけ上半身がのけぞる。
花町日織:「窮屈だったりしない?」
花町日織:「文化祭、ちゃんと楽しめてた?」
花町日織:勝手に手を伸ばして、片付けの手伝いを始める。
水無瀬夕真:作業を放り出せず、そこから離れることもせず。
水無瀬夕真:「た、楽しんでたよ。言われなくても」少し拗ねるような早口で。
水無瀬夕真:「それに……誰だって、痛いのや嫌な気分には、なりたくないだろ」
花町日織:「そう?私、水無瀬くんほどプロじゃないからさ」
花町日織:「鏡を割った後は、全部終わったんだな~、って。事件のことなんて忘れて遊んじゃってたから」
水無瀬夕真:「………それでいいと思う」
水無瀬夕真:「花町さんは、最近覚醒したばかりで、戦いなんて急に言われたことだし。」
水無瀬夕真:「それなのに、こっちのことや……ジャームになった相手まで気にしてる花町さんのほうが」
水無瀬夕真:「優しいと評価されるべきだ。……と、オレは思う」
花町日織:「え~」
花町日織:「そういうとこが優しいって言ってるんだけどなぁ」
水無瀬夕真:「いや、だからオレにわざわざそういう事を言うのが、」
水無瀬夕真:「………」
水無瀬夕真:「いや」
水無瀬夕真:「なんで評価を押し付けあってるんだ…?」
花町日織:「君が素直じゃないからじゃない?」
水無瀬夕真:「なっ!?」
水無瀬夕真:「オレのせいなのか…!?そ、そっちの警戒心がなさすぎるんじゃないのか…?」
花町日織:「んふふ。大人しくお姉さんに褒められておきなさいって」
水無瀬夕真:「お姉さんって、同級生だろ」
花町日織:「年上だもーん」
水無瀬夕真:「そうだけどさ……」
水無瀬夕真:「…………」
水無瀬夕真:「一つだけ、言っておきたいことがあって」
花町日織:「お。何かな」
水無瀬夕真:「今回の事件。……花町さん、鏡の中に吸い込まれただろ」
花町日織:「うん。そうだけど……」
水無瀬夕真:「その時、作業内容を指示したのはオレで、それで巻き込まれたから」
水無瀬夕真:「その」
花町日織:「あー」
花町日織:「はいはいはい」
水無瀬夕真:「危険な目に合わせて、悪かった」
水無瀬夕真:「みたいな……」
水無瀬夕真:「何……?」
花町日織:「そんなこと気にしなくていいから……って、言われちゃった」
花町日織:「いや、だってそれは水無瀬くん何も悪くないでしょ?」
水無瀬夕真:「そうだとしても、判断をしたのはオレだから」
花町日織:「なんか……やっぱり」
水無瀬夕真:「花町さんからしたら、恨んでも仕方ないな、と…思うんだが」
花町日織:「君のそういうところ、もやもやするな……!」
水無瀬夕真:「えっ」
花町日織:「優しすぎ、気にしすぎ!」
水無瀬夕真:「えぇ?」
花町日織:「もっと適当に生きてていいと思う!」
花町日織:「だって……じゃあ、逆にさ!」
水無瀬夕真:「うん」
花町日織:「もし君が私の立場だったら、水無瀬くんに『君のせいだ!謝れ!』って言うの?」
水無瀬夕真:「………」考える。
水無瀬夕真:普通の学生をしてて、ある日突然巻き込まれて、それで、目の前にいる相手に悪態を。
水無瀬夕真:「いや」
水無瀬夕真:「それは理不尽だと思うけど」
花町日織:「ほらーっ」
水無瀬夕真:「いや、でも」
水無瀬夕真:「それとこれとは、」
水無瀬夕真:「いや……」
花町日織:「私、そんな理不尽なことしないよっ」
水無瀬夕真:「……うー」
水無瀬夕真:「……うん。はい。なんか、その」
水無瀬夕真:「ごめん」
花町日織:「ん。よろしい」
水無瀬夕真:「ただ、その。適当に生きろと言われても。」
水無瀬夕真:「今までがこうだから、なんというか」
水無瀬夕真:「……どうすればいいのか、よくわからん」
花町日織:「どうっていうと……ううん、そうだな」
水無瀬夕真:「だから、だな。一つ提案なんだけど、花町さん」
花町日織:「ん」
水無瀬夕真:「……挽回のチャンスが欲しい。」
花町日織:「なるほどね」ふんふんと頷いて。
水無瀬夕真:「次、は全部は無理かもしれないが、とりあえず」
水無瀬夕真:「なんとか、今より改善出来るように」
水無瀬夕真:「君を見て、勉強させてくれ」
水無瀬夕真:少し控えめに、なんとか目を見ていう。
花町日織:「……ふふ。ちょっと恥ずかしいな、それ」
花町日織:「でも期待されちゃしょうがないや。お手本、見せていきますよっと」
花町日織:「ときに水無瀬くん」
水無瀬夕真:「ん?」
花町日織:「今日このあと、どうする?放課後」
水無瀬夕真:「…………」
水無瀬夕真:「どうする、とは?」支部で訓練のつもりだった
水無瀬夕真:「なにか予定があったっけ…?」
花町日織:「もー、そんな事だろうと思った」
水無瀬夕真:「えっ、何?」
花町日織:スマートフォンを開く。クラスのグループ連絡網。画面に映っているメッセージは、今日の文化祭後の打ち上げの話。
花町日織:「水無瀬くんにさっそく挽回のチャンスです」
水無瀬夕真:「あぁ………」大勢の打ち上げ。オレは良いです、と反射的に言おうとして。
水無瀬夕真:「…………~~っ」
水無瀬夕真:「い、」
水無瀬夕真:「行かせていただきます……」
花町日織:「硬いよ~!」
水無瀬夕真:「いや、だって」
花町日織:「友達相手にそんな言葉遣いしないでしょ~」
水無瀬夕真:「…………」ぐぐぐ、と眉間を絞って
水無瀬夕真:「行きます……行く、です?」
水無瀬夕真:「参加します……?」
花町日織:「んふふっ」つい噴き出してしまって。
水無瀬夕真:「な、なんで笑うんだ!」
水無瀬夕真:髪だけではなく、その頬に朱が混ざる
花町日織:「だってぇ……」口元を隠しつつ。「もうわざとやってない?それ」
水無瀬夕真:「な、なにが!」
水無瀬夕真:「行くよ!行けば良いんだろ!……これでいいか!?」ヤケクソ。
花町日織:「40点」両手で△を作る。
水無瀬夕真:「……………何点中?」
花町日織:「100に決まってるでしょ」
花町日織:「しょうがない、手本を見せてあげますか。ほら」
水無瀬夕真:「………」悔しそうな顔。
花町日織:そう言って、君の前に右手を差し出して。
花町日織:「一緒に行こ」
水無瀬夕真:夕焼けの中。そうやって笑う君を見て。
水無瀬夕真:一度手を差し出そうとして、ちょっと戸惑い。
水無瀬夕真:「………オレは」
水無瀬夕真:「ちゃんと、忠告はしたから」
水無瀬夕真:「…………」
水無瀬夕真:夕焼けに染まりながら。
水無瀬夕真:「……これから、よろしく」
水無瀬夕真:影が一つにつながった。
GM:◆弓道場
花島抱月:「おっ」
花島抱月:校舎を一通り見て回って、グラウンドを経由して。
花島抱月:年季の入った弓道場を見つけた。
花島抱月:「射的じゃん。弓で射的って……素人に出来るのかね?」
花島抱月:言いつつ、玉砂利の上を歩いていく。
GM:弓道着の部員がそれに応対し、ルールを説明する。
花島抱月:「あー、経験者と未経験で距離違うんだ。おれ?経験者です」
花島抱月:「これ、当たったらなにか貰えるの?……文化祭の金券?へー、先に来りゃ良かった」
花島抱月:そして、貸し出される弓の具合を確かめる。
花島抱月:「これ、今までどれぐらい当たってる?まぁ、慣れない弓だと無理そうだよね」
GM:その言葉に、待ってましたと「一人だけ皆中がいましたよ!」と答えが来て。
花島抱月:「えーっ、そりゃすげぇじゃん。どんな人なの?」
花島抱月:受付の名前欄に名前を記載している。
花島抱月:部員が、すでに記入済みの下の用紙をめくって。
GM:そこに、懐かしい名前があった。
花島抱月:「………………」
花島抱月:「へぇー」
花島抱月:す、と目を細めて。
花島抱月:「じゃ、宣言しとく。おれも4本全部当てるからさ」
花島抱月:「商品、用意しておいて」
花島抱月:貸し出される矢を受け取って。
花島抱月:「………あ、そうそう」
花島抱月:「金券じゃなくて、いちごオレがいいな」
花島抱月:射的場に立って。構え、矢を番える。
花島抱月:そして的を見て。
花島抱月:「さて、」
花島抱月:「負けてらんないね」
花島抱月:矢を放った。
GM:『火樹銀花のローダーゲイン』
GM:全行程終了です!
GM:お疲れさまでしたー!
花町日織:お疲れさまでした~!
左道かなた:お疲れさまでした~~~~!
木虎ツグミ:お疲れ様でした!
逢河雷魚:お疲れさまでしたー!
『火樹銀花のローダーゲイン』 終