『躍る境界、跳び越えて』


PC1:君臣ユウ((きみおみ・─))(キャラシート)PL:缶詰
PC2:緒環 伸((おだまき・しん))(キャラシート)PL:さささ
PC3:速水 やどり((はやみ・─))(キャラシート)PL:紅井寿甘
PC4:木虎 ツグミ((きとら・─))(キャラシート)PL:今日日

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

GM:はい、というわけで
GM:泣いても笑ってもあと半年!!
GM:ラストスパートに入りました当企画大N市!!
GM:その先陣を切るメイン8話第9地区編!!
GM:やってまいりましょうと思います!
GM:野郎ども用意はいいか!!
君臣ユウ:はぁい!
速水 やどり:うおーうおー!
緒環 伸:うおー
木虎 ツグミ:やってやるぜ!!
GM:ではまずPC自己紹介からじゃ!
GM:栄えあるPC1!君臣くん、どうぞ!!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY5t2L4gIM
君臣ユウ:はいさい!
君臣ユウ:「コードは《雪崩れる虹:アヴァランシェル》。君臣ユウ………ええと。気軽に、ユウくん、と呼んでくれ。」
君臣ユウ:「うん、いや、すまない。慣れないことをした。呼び名は好きにしてくれ」
君臣ユウ:「それで、君のことはなんと呼べばいい?」
君臣ユウ:君臣ユウ(きみおみ・─)、チルドレンとして第9支部に所属する13歳の中学1年生です。
君臣ユウ:実家は古い魔術師、いわゆるオールドの家系……でしたが、数世代前に当主が発狂(ジャーム化)し、討伐。
君臣ユウ:その際に情報が失伝・散逸し、今ではそういった知識の薄い普通の一般家庭で育ちました。
君臣ユウ:実家の蔵の中に残る家系図や虫食いの資料からオーヴァードの存在を知り、自身も事件に巻き込まれて覚醒。
GM:マジカル中学生
君臣ユウ:魔法の手袋を装着しています。
君臣ユウ:その後チルドレンとして第9支部に所属し、今では年下ながら組織を円満に回せる支部長や副支部長の社交性には憧れつつ、新米として頑張ってます
君臣ユウ:ひとまず、2人を倣って相手を「○○ちゃん」「○○くん」と呼べるように頑張ろうと思う。
君臣ユウ:………まぁ、先日親切なお姉さんに「結構びっくりされますよ」と指摘を貰ったので、今では初対面の時にきちんと確認するようになりました。成長。
君臣ユウ:人付き合いを円満にする話術が苦手なのと未熟さから、女性に対してちょっとドギマギしちゃうお年頃。副支部長のイタズラとか心臓に悪いです。
GM:カワイイ!
君臣ユウ:シンドロームはエグザイルとブラックドック……ですが自分の体を変形させるのは苦手。
君臣ユウ:代わりに、触れたものを変形させるのが得意です。
君臣ユウ:主に空間湾曲。捻じ曲げて自分に攻撃を集めてカバーしたり、距離を捻じ曲げて遠くの敵に拳を当てる徒手空拳スタイルです。
君臣ユウ:また空間を捻る際、乱反射した光が幾何学の虹を発生させます。
君臣ユウ:データ的には骨の銃を作成し、固定値15でエフェクト無し、攻撃力30+2dの単体射撃を行います。
GM:大分暴力なんだよな
君臣ユウ:さらにインプラントミサイルを装備。シナリオ2回だけ範囲攻撃が出来ます。
GM:ここまで暴力なメインPC1は道成寺さん以来かもしれん
君臣ユウ:また、バディムーヴを取得して他人の固定値も後押しで支援できます。
君臣ユウ:そんなサポーターサブアタッカー。
君臣ユウ:今日は支援型が多いメンツのなかでメインアタッカーのようなポジションになるらしい
君臣ユウ:頑張っていこうと…思う!
GM:オッケイ!がんばれ!!
君臣ユウ:はい!
GM:忘れるとこだった!
君臣ユウ:なにかな!
GM:トレーラー&ハンドアウトのコーナー!
君臣ユウ:バッチコイ!
GM:まずはトレーラー!
GM: 
GM
《トレーラー》 N市第9地区に突如として出現する天を衝く巨大な廟。
街は閉鎖空間によって飲み込まれ、君たちの知る日常の姿は作り替えられていく。
そこに蠢くのは未知の軍勢『オーガン』。そして奪還の鍵を握る異邦の子供たち。
新たなる絆が物語の次なる局面を拓く。

GM:オーガンとかいう新たな新勢力が出てくるので
君臣ユウ:オーガン…一体何者なんだ。
GM:NPCたちと合わせてそれと戦おう!という話なわけだす
GM:でもって、君臣くん個人のハンドアウトはこちら!
PC1:君臣ユウ PC1:君臣ユウ
シナリオロイス:”セイカ”
ある夕刻。突如として君の慣れ親しんだ街並みは変貌を遂げる。
人々の姿は影法師となって夕闇に溶け、触れることも、声を聞くことさえも敵わない。
混乱と思案の中で、君は1人の少年と出会う。
「『オーガン』の侵略が始まった。急がないと、全てが手遅れになる前に」
GM: 
GM:第9地区の住民たちが失踪!
君臣ユウ:なっ
君臣ユウ:コレがメインシナリオのプレッシャーか。
GM:単なる失踪ではなく、その場で霞のように消えてしまいます。
GM:そこに現れる意味深少年。
君臣ユウ:謎のミステリアス少年だ。石田彰さんの声が聞こえる
GM:いい感じに槍でやりなおしたりガフの扉を開いたりしましょう
君臣ユウ:わかりました、全てを取り戻します。
君臣ユウ:前歯全部折ってやる!
GM:では続いてPC2!緒環さん!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYsu-73gIM
緒環 伸:はーい
GM:自己紹介どうぞ!
緒環 伸:"パペッティアー"緒環 伸(おだまき・しん)。第9支部所属のエージェントです。
緒環 伸:古代種であり不老なので、42歳という年齢のわりに見た目は若い、にやけ顔スーツ青年。
緒環 伸:オーヴァード歴はそこそこ長い方ですが、昔はふらふらとイカサマ師などをしていたのでエージェント歴はそんなでもないです。
GM:ショタジジイというほどでもないショタジジイ
緒環 伸:ショタでもジジイでもない
GM:ヘビトンボみたいだ
緒環 伸:中身はだいぶ適当な性格のサボり好きおっさんですが、なんだかんだ仕事が来るとちゃんと真面目にやる傾向にあるので安心してほしい。
緒環 伸:過去の卓では、古代種レネビの神様してたりする女性にめっちゃ惚れていたり、副支部長の雪ちゃんに保護者目線していたりします。
GM:今回は周りみんな子供ばっかりだ!
緒環 伸:引率をしないと!
GM:引率役としてがんばってほしい
緒環 伸:ちゃんと帰してあげないとね……
緒環 伸:能力は運命(本人談)を糸の形で知覚し、僅かに操ることができるというもの。
緒環 伸:ピュアオルで、基本的には味方3人までの達成値を上げたり、4回妖精の手したりできます。
緒環 伸:そして侵蝕120になるとなんか《ナーブジャック》が侵蝕0で撃て敵や味方が動かせる。ででーん。
GM:めちゃくちゃパワー支援
緒環 伸:オラ働け!
GM:ソシャゲの周回システムに組み込まれるタイプ
緒環 伸:あと200点に際しては《隠された世界》と《闘争の渦》を取ったので、敵の攻撃の単体化とエフェクト回数制限回復ができるようになりました。
GM:ひええ
GM:完全にシステム化している
緒環 伸:オートが多いので侵蝕と相談して柔軟に対応していきたいです。
緒環 伸:あと社会4で財産点も結構あるので、ミドルとお買い物もがんばります。
GM:めちゃくちゃ強いなこの人…
GM:色々粉砕されそうな予感
緒環 伸:がんばる!
緒環 伸:子供たちを守るぞー。以上、よろしくお願いします!
GM:オッケイ!ではそんな頼れるあんちゃん緒環さんのハンドアウトはこちら!
GM: 
PC2:緒環 伸 PC2:緒環伸
シナリオロイス:”繋がらない男”
地区全体で前触れ無く発生した無人化現象。
その原因を探るべく、人を繋ぐ『糸』を視認する能力を持つ君は街を駆ける。
無人の路地を文字通りの糸口を探す君の前に現れるのは、歪な白い仮面の男。
その男は糸を持たない。世界から切り離されたかのように。
どこにも繋がらない、誰とも繋がっていない。
「よぉ、俺がどう見えるかね」
GM: 
GM:仮面のライバル登場!
緒環 伸:なんだとー!
GM:一体どこの何者なのか
緒環 伸:いかにも大変そうな人だ
緒環 伸:謎……
GM:そして42歳の緒環さんはこの少年漫画的展開についてこられるのか
緒環 伸:だ、だいじょうぶだよ!
GM:がんばっていただきましょう!
緒環 伸:足腰はまだ元気だし!
緒環 伸:やるぞー!
GM:では次!
GM:PC3は今回の支部長枠!
GM:速水やどり支部長!お願いします!
速水 やどり:はい!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYqeqYvQIM
速水 やどり:「当然です。……外見こそ子供でも、支部長ですから」
速水 やどり:N市第九支部・支部長、速水やどり(はやみ・やどり)、11歳。
速水 やどり:コードネーム"リトル・ライト・ブルー"。常にタブレット端末を抱えている小学生支部長です。
GM:最年少支部長!
GM:現代っ子だぜ
速水 やどり:性格はカタいくらいに真面目。色々な巡り合わせによって支部長をしているのだから、それらしくならねばならないと背伸びしている部分も。
速水 やどり:性能としては支援特化。《弱点看破》と《アドヴァイス》を《戦場の魔術師》でバラ撒きます。
速水 やどり:他にも支部長なのでお金持ちだったり、一発芸的な支援をちょこちょこ仕込んであったりもするぞ。
速水 やどり:200点化に伴って《常勝の天才》を取り戻したので、存分にアルファストライクやどりしていきたいとおもいます。
GM:保証の手厚い第九支部
GM:暴力タイム!!
速水 やどり:過去の卓ではおともだちができたり、あこがれのひとと色々……本当にいろいろあったりしました。いまはとっても元気です。
GM:よかったねえ
速水 やどり:以上、皆様よろしくお願いいたします。
GM:オッケイ!いたいけに頑張る健気な支部長…
GM:しかしそんな支部長に送るハンドアウトはこちらだ!
GM: 
PC3:速水 やどり PC3:速水やどり
シナリオロイス:”鉄馬の女”
地区全体で前触れ無く発生した無人化現象。
君の率いるN市第9支部でも部下たちの姿は霞のように消え、君は孤立を余儀なくされる。
状況も不明なまま、鳴り響く敵襲のサイレン。
万事休すかと思われたその時、目の前に現れたのは、眩いほどに白いドレスを纏った美女。
「怖がらないで。あなたには私がついています」
GM: 
GM:ダイレクトに命の危機!
速水 やどり:ひとりではただのこども……万事が休してしまう……
GM:知らない敵もいきなり出てくるし知らない味方もいきなり出てくる
GM:てんやわんやの状況ですが、支部長らしくがんばりましょう。
速水 やどり:知らない味方。謎のお姉さんだぜ
速水 やどり:がんばります!!
GM:では最後!
GM:今回の地区外ゲスト枠!木虎ツグミちゃんだ!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYkYXUtgIM
木虎 ツグミ:はい!
GM:張り切ってどぞ!
木虎 ツグミ:推定雷獣(パグマ・ラーヴァタ)こと木虎ツグミ!十一支部所属のチルドレンです!
GM:ツグちゃ~~
木虎 ツグミ:普段は星辰館に高校生として通い、その裏でUGNの任務をこなす一般的なチルドレンです!
木虎 ツグミ:今までの経歴としてはパーティーに潜入したり異世界に行ったりクリスマスを守ったりホテルを調べたりして来ました!
木虎 ツグミ:今回は街が異世界と化したとのことで派遣されました。頑張ります!
GM:経歴としては中々の猛者
木虎 ツグミ:性格は良い子でアホの子!難しいことは分からない分とにかく真っ直ぐ!
GM:完全制御特異点というとんでもない友達もいるぞ
木虎 ツグミ:両親・先輩・友達・後ミアちゃんとか周りの人にも恵まれて良い子になれたという感じの子です。
GM:パッションあふれるよいこなのだなあ
木虎 ツグミ:今回もみんなのもとに無事に帰るために頑張ります。
木虎 ツグミ:性能はブラックドッグ/キュマイラのRC型。タゲロの効果を周囲にもバラまいてひたすら殴る!
木虎 ツグミ:でも起点が回数制限なので白兵素殴りも併用予定です。今回は支援も手厚いしね!
木虎 ツグミ:あと今回はバディムーブとマグネットムーブを入れてきたので、よりサポート寄りの動きも出来たら良いなあ。
木虎 ツグミ:そんなところです。よろしくお願いします!
GM:支援飛び交いすぎ
GM:オッケイ!ではそんなツグちゃんのハンドアウトはこちら!
PC4:木虎 ツグミ PC4:木虎ツグミ
シナリオロイス:”カリン”
ある夕刻。突如として第9地区はドーム状の帳によって閉鎖され、あらゆる通信が遮断された。
緊急編成された解析班はその原因を『可視化されるほどの事象次元の歪み』と推測。
かつて異なる世界線からの生還を遂げた君へと内部調査の白羽の矢が立つ。
帳の中、無人の街並みで君は仮面の兵士たちに追われる1人の少女と出会う。
「その身のこなし……さては貴様ニンジャだな?」
GM: 
GM:またもヤバい所に潜入させられます
GM:しかもニンジャ疑惑までかけられる
木虎 ツグミ:ミアちゃんにちゃんと許可とらなきゃ……また怒られちゃう……
GM:ちゃんと帰ってくれば怒られない!
木虎 ツグミ:もっと忍者っぽい人幾らでもいるだろうに、こんなうるさいのを忍者とみなすなんて
GM:生きて帰ってきましょう
木虎 ツグミ:はーい!
GM:ではそんな元気いっぱいのメンバーでやってまいりましょう
GM:---
GM:ダブルクロス3rd Edition-大N市-
GM:メインシナリオ 第8話
GM:『躍る境界、跳び越えて』
GM:---

マスターシーン

GM:マスターシーン
GM:---
GM:第9地区・ビル街
GM:---
GM:駅からほど近い、夕刻のビル街。
GM:傾いた陽が幾何学的なオレンジのコントラストを、人の行き交う路地に浮かべている。
GM:ーーばちり。
GM:ばちん!!
GM:張り詰めた何かがはち切れるような音が響いて、白い光が雑居ビルの屋上を照らす。
GM:瞬いた光はすぐに消え、残るのは二つの影。
GM:1人は少年。アルビノめいて色素の薄い肌に、赤い瞳。
GM:気弱な風情で、キョロキョロと辺りを見回している。
GM:もうひとりは少女。硬質なジャケットで上体を包んで
GM:裾口から覗いているのは鞘の先端。刀を上着の下に佩いている。
■■ ■■:「うわ、うわうわうわうわ」
■■ ■■:少年が屋上の柵に身を乗り出し、目を細めて遠方を注視している
■■ ■■:視線の先には、街の上空にぽっかりと浮かんだ黒い痣のような影。
■■ ■■:その影は少しずつ深く、実体感を増していく。
■■ ■■:先端を平にした台形の円錐が、黒く鈍い輝きを浮かべながら
■■ ■■:眼下の街へと広がっていく。
■■ ■■:「もう"廟"が出てる……!」
■■ ■■:「うわああ、まずいまずいまずいまずい」
■■ ■■:「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!起きろ!思った以上に時間がねえ!」
■■ ■■:「急がないと、急がないと全部手遅れになる」
■■ ■■:「この世界も」
■■ ■■:「”オーガン”に呑み込まれる」

OP1…君臣ユウ

GM:---
GM:OP、まずは君臣くんからです
GM:侵蝕どうぞ!
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+5(1d10->5)した(侵蝕:42->47)
GM:---
GM:第9地区・商店街
GM:---
GM:第9地区、潮風を微かに感じる海側の商店街。
GM:君はいつもの下校路を、学校の友人達と歩いていく。
前田くん:「君臣くん、さ」
前田くん:「前からちょっと聞きたかったんだけど……ええっと」
君臣ユウ:「あぁ、うん。なんだろう」
君臣ユウ:軽く首を傾げて言葉を待つ。柔らかな金色の前髪がサラリと揺れる。
前田くん:引っ込み思案なクラスの少年、丸メガネがトレードマークの前田くんだ。
君臣ユウ:こちらも口上手な方ではない。のんびりとした会話に落ち着いてもいる。
前田くん:「その手袋って、ずっとつけてるよね」
前田くん:「なにかのお守りとかなのかなーって……それだけなんだけど」
君臣ユウ:「あぁ」白の手袋に包まれた両手のうち、右手をつい、と上げて。
君臣ユウ:「これか」
前田くん:「あ!答えにくいようなことだったら、大丈夫だからね!」
君臣ユウ:「いや、そんな大したことじゃないんだ」
君臣ユウ:「家の……事情?というか。まぁ言う通りお守りみたいなもんだよ」ぐ、ぱと指を動かす
君臣ユウ:「つけてると勇気をもらえるおまじないみたいなものだよ」
前田くん:「そうなんだ……へぇー」
前田くん:「かっこいいデザインだよね!」
君臣ユウ:「かっこいいだろう?」ちょっと得意げ
君臣ユウ:右手側の手袋をキュ、とはめ直す。
前田くん:「うん!それでずっと気になってたんだ」
前田くん:「そういうことならもっと早く聞けばよかったなあ」
君臣ユウ:「あぁ、わざわざ自分から言うことでもないからな。気にしてたならすまない」
前田くん:「謝ることなんてないよ、教えてくれてありがとう君臣くん」
君臣ユウ:「ん、それならよかった」
君臣ユウ:「前田くんもあるだろう?そういう、ジンクスみたいなもの」
前田くん:「ぼく?ぼくは……そうだなあ」
前田くん:「あ、この間ね、数学のテストで酷い点とっちゃったんだけど」
君臣ユウ:「うん」
前田くん:「その帰りに棒アイスが当たったんだぁ」
前田くん:「これもなんというか、揺り戻し?みたいなことかなって」
君臣ユウ:「おぉ」
君臣ユウ:「俺、当たったことないんだよな、あれ」
君臣ユウ:「バランスが取れてるんだな前田くんは」
前田くん:「全然収支が釣り合ってないけどね……お母さんには叱られたけど……」
前田くん:悲しい顔
君臣ユウ:「じゃあアレだ」
君臣ユウ:「その釣り合ってない分、まだ幸運が残ってるんだろう」
前田くん:「……なるほど!」
君臣ユウ:「プラス1とマイナス5なら、あとはプラス4分の幸運が残ってるはずだ」
前田くん:「そうだねえ、うん。悪いこともあれば良いこともあるはずって」
前田くん:「思ってたほうが、きっと幸せだよね」
前田くん:「励ましてくれてありがとう、君臣くん」
君臣ユウ:「うん、そうだ。それがいい」
前田くん:ニコニコとしている
君臣ユウ:「悪いことが有っても良いことがある。そういうもんだ」
君臣ユウ:あまり表情は変わらないが、口元が柔らかく緩んでいる。
GM:そんな他愛ない会話とともに
GM:日常の一場面の中を、君は歩いていく。
君臣ユウ:「跳び箱とかも、飛ぶ前に沈むから高く飛べるのであって……」などちょっと得意げに例え話をしている。
GM:その時。
GM:君は視界に違和感を覚える。
君臣ユウ:「…………?」知らず口元を引き結ぶ。
GM:建物たちを見下ろす茜空の向こう。
GM:黒く巨大な蓋のようなものが、空に浮かんでいる。
君臣ユウ:「………UFOか?」ぽつりと独り言。
前田くん:「?」
前田くん:「どうかしたの、君臣くん」
君臣ユウ:「ん、あぁ、いや」
君臣ユウ:「前田くん、あのあたりになにか黒いものが見えないか?」蓋のようなものを指差す
前田くん:「黒いもの?」
前田くん:手でひさしを作って目を細めるが
前田くん:「ええっと、どれだろ……ごめん、よくわかんないや」
君臣ユウ:「(…………見えてない、か?ならこちら側の案件か)」ふむ、と顎に指を当てて。
前田くん:どうやら彼には黒い影が見えていないようだ
GM:道行く人々も
GM:遠方の巨大な影に気付いてもいないように歩いている。
君臣ユウ:周りの人々の反応をちらりと見やる。
GM:ごく当たり前の日常の風景。
GM:しかしその異物の影は少しずつ濃くなって
君臣ユウ:そして見えていないことを確認して、「(さて、となると……支部に連絡したほうが良いか)」
GM:その輪郭は徐々にはっきりとしていく。
君臣ユウ:「そっか、ならいいや。俺の見間違いかもしれない。すまない」と前田くんに一応言って。
GM:それは巨大な黒い丘。
GM:滑らかな曲線のシルエットが、街全体に天から広がるように
GM:薄く光を放ちながら伸びていく。
GM:……同時に。
GM:じじ じ
君臣ユウ:「(広がっている。ともすれば今、なんらかの自体が進行中か)」
GM:ノイズのような音が周囲から聞こえだす。
前田くん:「ねぇ、ど■うし■の?君臣く■」
君臣ユウ:「…………前田くん。済まないが用事を思い出した。どこかに誘うつもりだったが、このまままっすぐ家に帰るということでどうだろう?」
君臣ユウ:「………む」
君臣ユウ:ノイズに顔をしかめて、トントン、と耳を叩く
前田くん:「え?■臣■■?ね■」
君臣ユウ:「……すまない前田くん」背筋に嫌な汗「ちょっと声が聞き取りにくくて」
???:「■■■■」
君臣ユウ:彼の身体に触れようとする。
GM:声だけではなく
GM:その姿自体も砂嵐のノイズのようになって
GM:君の手をすり抜ける。
君臣ユウ:「────前田くん!」
君臣ユウ:「どうした、無事か!」
GM:周囲の人々もまた
GM:動き回るノイズの塊のようになって、君の周囲をさまよっている。
GM:最早友人とそれ以外の人々も判別できない。
君臣ユウ:それでも掴もうと虚空に手を伸ばし、周囲の状況に気付く
GM:そして路上のゴミ箱や、建物さえも
GM:茫洋とした砂嵐のノイズに変わっていく。
君臣ユウ:「………………」そのノイズを識別しようとして、五を超えた段階で諦める。
GM:何もかもが溶け合った灰色の世界の中で
GM:黒い丘だけが浮かび上がるようにはっきりと、徐々にその存在感を増している。
君臣ユウ:「(これは)」握りこぶしで左胸を叩く。
君臣ユウ:自身には影響を及ぼさない手袋型の遺産。しかしお守りを握りしめるように。
君臣ユウ:「(レネゲイドが、関連している可能性が、ある)」粘つく汗と、染み出すような恐怖を噛み殺して。
君臣ユウ:「…………まずは、黒い蓋、だな」
君臣ユウ:段々と存在感を増すそれにようやく目を向ける。
君臣ユウ:「(まずは、アレを知る必要がある。支部に頼るか現地に行けば、他のオーヴァードの存在もあるはずだ)」
君臣ユウ:手袋をはめた両手で頬を叩く。ばふ、という布のくぐもった音。
君臣ユウ:「ふぅ」
君臣ユウ:「行くか」
君臣ユウ:大きく息を吐いて、気負いのない、しかし張り詰めた足取りでその丘を目指す方向に足を動かす。
君臣ユウ:「(俺に何か有ったのか、それとも周りに何か有ったのか)」
君臣ユウ:逸る足を動かしながら、それでも目線はぶらさずに。
君臣ユウ:「(どのみち、やることは決まっている)」
君臣ユウ:自分を変えるのは苦手だ。だから。
君臣ユウ:やることはいつもどおり。
君臣ユウ:「何をされたか、何をする気か知らないけど、」
君臣ユウ:「捻じ曲がってもらうぞ、世界」

GM:シーン終了、ロイスのみ可能です!
君臣ユウ:ロイスは「友人 前田くん ○P友情/N焦燥」で取得。
君臣ユウ:以上です!
GM:ま、前田くん!

OP2…緒環 伸

GM:では次のシーン!
GM:OP2、緒環さん!侵蝕どうぞ!
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+5(1d10->5)した(侵蝕:36->41)
GM:---
GM:第9地区・裏路地
GM:---
GM:メインストリートから少し外れた住宅街の路地。
GM:やはり行き交う人々の姿は揺れるノイズとなって判別がつかない。
GM:君は外回り中にこの現象に遭遇し
GM:その正体を探るべく、人々を観察しているのだった。
緒環 伸:路地に革靴の足音が小さく響く。
緒環 伸:いつもの小綺麗なスーツ姿のまま、変わり果てた街を歩いている。
緒環 伸:……表情は、さすがににやけた顔とはいかないが。
GM:君の嘯く『運命の糸』も
GM:ノイズとなった人影からははっきりと確認出来ない。
GM:しかしそこに『ある』ことは感じられる。
GM:つまり、この状況は
GM:周囲の人々が見たままの変質を遂げたわけではない。そのことだけは分かる。
緒環 伸:(……さすがに、この事態は初めてだな)目を細めて糸を観察する。
緒環 伸:(とはいえ、『ある』ものは『ある』。糸は繋がっている)
緒環 伸:(なら、どうにか糸口も掴める、と思うしかないな)
GM:茜空に浮かび上がるのは、黒い巨大な丘
GM:その輪郭は少しずつ濃くなっていくように感じられる。
緒環 伸:「はあーあ……」ため息をつく。
緒環 伸:「いかにも諸悪の根源ですよって面してやがる」
緒環 伸:あえて独り言を言う。少し疲労があったためだ。
緒環 伸:「あれに独りで対抗、ってのはごめんこうむるね」睨みつけながら。
緒環 伸:何せ、自分には攻撃の手段がほとんどない。そういう能力だ。
緒環 伸:(誰かが要る。状況をどうにかするための誰かが。居てくれりゃ協力でもなんでもするんだが……)
GM:では、君はこの状況で味方となる者を探すべく歩き出した。
緒環 伸:(歯がゆいね、どうも。こういう時は……)
緒環 伸:またノイズ混じりの道を歩き出す。
GM:その時。
GM:ば ちっ
緒環 伸:「!」
GM:足元のノイズが突然止み、何の前触れ無く元通りの景色が戻ってくる。
緒環 伸:「な……?」
通行人:「……?アンタどうした、ぼーっとして」
通行人:君の様子に、犬を連れた老人が話しかけてくる。
緒環 伸:周囲を見回す。安堵していいものかどうか、まだわからない。
通行人:「具合でも悪いんかね?」
緒環 伸:「……あ、いえ。大丈夫です。大丈夫」
飼い犬:「オンオンオン!」
緒環 伸:(戻った、のか……?)
通行人:「そうかい、そんなら」
通行人:バヂッ!
緒環 伸:「ちょっとどこに行こうか迷っ……」
GM:また爆ぜるような音とともに
GM:景色が切り替わる。
GM:今度は砂嵐のノイズだった人々や建物さえも消えて
GM:広がるのは瓦礫の荒野。
緒環 伸:軽く愛想の良い笑顔を浮かべかけた顔が、みるみるうちに表情を失っていく。
GM:ごぼり、ごぼり。
GM:黒いタールのようなものが、地面の隙間から染み出している。
緒環 伸:「これ、は……」
緒環 伸:靴を汚さないよう、一歩引く。
GM:動物の内臓と古い機械油を混ぜ合わせたような悪臭が
GM:君の鼻をつく。
緒環 伸:(……何が起こったか。ここがどこだか知らんが)鼻と口を押さえる。
緒環 伸:(僕向きの場所じゃないな……)
緒環 伸:軽口を実際に飛ばしては、空気を吸い込んで吐き気がしそうだ。
■■ ■:「なあ」
■■ ■:「道にでも迷ったか?」
■■ ■:背後から声。
緒環 伸:「……!」声に振り返る。
■■ ■:立っているのは、明らかに異様な風体の人物。
■■ ■:黒いボロ布のようなフードを身に纏い
■■ ■:顔だけが切り抜かれたように白い仮面で覆い隠されている。
緒環 伸:「…………」ここらの流行りはそういう服なのか、などと言おうとして止める。
緒環 伸:周囲の匂いがひどかったからだ。
■■ ■:「そう身構えなくてもいい」
■■ ■:「俺は確認をしにきただけなんだから」
緒環 伸:「……まあ、迷子と言えばそうかな」手短に。
緒環 伸:「とはいえ、僕が自分で来たんじゃないんだけどな、この辺」
■■ ■:「そうか、ああいや」
■■ ■:「わかる、わかるよ」
■■ ■:「自分がどこを歩いているのか、ちゃんとわかっている人間なんて」
■■ ■:「世の中にどれだけいるのかねえ」
■■ ■:「へっ、へへへへっ、へ」
緒環 伸:「抽象的な方面だな……。哲学科の人?」
■■ ■:天を仰いで笑う。
■■ ■:「学校には……通ったかな?」
■■ ■:「その辺りもよくわからなくてね」
緒環 伸:「あなたもわりと迷子って感じだな」
■■ ■:「そうなんだ、俺も全くそうさ」
■■ ■:「だが俺はお前のことはよく知っているんだな、”パペティアー”」
緒環 伸:「…………え?」
■■ ■:「会いたかったんだよ」
■■ ■:「大事な確認がある」
■■ ■:男は腕を広げて、ゆっくりと君の方へ歩いてくる
■■ ■:「アンタには」
■■ ■:「俺がどう見えてるかね」
GM:そこで君は気付く
緒環 伸:一歩下がると靴が汚れる。そのまま男を見つめている。
GM:一つの違和感。
GM:あらゆる人物に感じられる、君の持つオルクス能力の兆し。
GM:繋がりの『糸』が、この男には全く見えない。
緒環 伸:目をこする。
緒環 伸:「……なんで、普通にしていられるんだ、あなたは……?」
緒環 伸:ぞっとするような感覚が背中を走る。
■■ ■:「質問に質問で返すなよ」
■■ ■:冷たい声。
■■ ■:「俺が」
■■ ■:「どう」
■■ ■:「見えている?」
緒環 伸:そういう状況になることは、ある。だが、一時的なもののはずだ。
緒環 伸:「……僕には」
緒環 伸:「あなたが……」
緒環 伸:全てを繋ぐ、運命の糸を持たない男が。
緒環 伸:「……とても、自由で、孤独に見える」
■■ ■:「孤独」
緒環 伸:きっと、顔は青ざめていただろう。
■■ ■:「そうか、そうか」
■■ ■:男の声は震えている。
■■ ■:喜びか、哀しみか、その表情は伺えない。
■■ ■:「俺はやっと、本当に」
■■ ■:「自由になれたんだな……!」
■■ ■:「へへっ、へはははははは!」
GM:ざ、ざ、ざざ。
緒環 伸:(なあ、でもそれは、あまり……良い自由とは言えないよ)そう言おうとして逡巡する。
GM:男の哄笑とともに
GM:再び視界はノイズに包まれる
GM:君が口にしようとした言葉も届かず
GM:再び、景色は砂嵐の世界へと戻る。
GM:黒い丘だけが、君の感じた幾重もの変化をただ見下ろしていた。
緒環 伸:「……また、か」それでも、先の景色よりは少しはマシだろうか。
緒環 伸:目を細める。糸を確かめる。
緒環 伸:はっきりと見えてはおらずとも……そこに『ある』のなら。
緒環 伸:"パペッティアー"はそれを手繰りよせるだけだ。
緒環 伸:運命とは、元よりそのようなものであると、緒環伸は認識している。
緒環 伸:「さて」
緒環 伸:「行くか」
緒環 伸:独り言を呟く。
緒環 伸:「ここも僕向きとは言いがたいけど……まあ。臭いが酷くないところは悪くない」
緒環 伸:「あとは、この独り言に誰か返してくれればな……と」
緒環 伸:そう言いながら、また革靴の音を響かせ、歩き去って行く。

GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
緒環 伸:ロイス、”繋がらない男”に同情/○驚愕
緒環 伸:以上です。

OP3…速水 やどり

GM:では次のシーン!
GM:PC3、速水支部長のOPだ!
GM:侵蝕どうぞ!
速水 やどり:速水 やどりの侵蝕を+5(1D10->5)した(侵蝕:33->38)
GM:---
GM:UGN第9支部・支部長室
GM:---
GM:足元に走るのは、灰色の砂嵐。
GM:窓の外では、ノイズとなった街並みの中に黒い丘が浮かび上がっている。
GM:君のよく知る支部員やエージェントたちに声は届かず
GM:触れることさえ出来ない。
GM:ただ1人、君はこの部屋に取り残されているのだった。
速水 やどり:(……困りましたね)何者かの攻撃か。何を対象にしているのか。何も分からないが、とにもかくにも。
速水 やどり:ただ一人支部に残されても、自分はただの子供だ。……どうしようもない。
GM:その時
GM:ーーーー!!
GM:ひときわに激しいノイズが、耳をつんざくばかりに鳴る。
GM:出処は部屋の隅のスピーカー。
速水 やどり:「……っ!! これ、は……」耳を押さえてうずくまる。
GM:机の上のランプが赤い光を点滅させている。
GM:緊急事態のサイン。支部施設内への敵性存在侵入の警報だ。
速水 やどり:(まずい……!!)自分を守るものは、なにもない。これを狙っての攻撃か? それにしては広範囲に過ぎるが。
速水 やどり:そんなことすら逃避的思考だ。目の前に迫る脅威に対抗する手段が何もない事への。
GM:手元のタブレットを操作し
GM:無線接続された支部内のカメラを確認する。
GM:そこに映っているのは、白い仮面の集団。
GM:ノイズと化し彷徨う支部員たちを突っ切り
GM:真っ直ぐに、この支部長室へと向かってくる。
速水 やどり:(敵は複数。となると、虚を突いて逃げるというのも非現実的。……そもそも、体格差ですぐに捕まる……)
GM:支部の自動警備システムは起動していない。対応の手段があるとすればひとつ。
GM:部屋を出て支部のシステム管制室に向かい
GM:マニュアルで防衛設備を起動することだ。
速水 やどり:(……行くしかない)選択肢が絞られているのなら、迷わない。迷ってなど、いられない。
GM:部屋の外へと出る。
GM:砂嵐の影は判別がつかず、その言葉も聞き取れないが
GM:突然の警報に混乱しているようにも見える。
GM:廊下の先、向かってくる白い仮面の影が見える。
速水 やどり:(……速い……!!)向こうにも迷いがない。
GM:隠密判定、知覚で11です。
速水 やどり:うぇー 振るだけ振る!
速水 やどり:1dx+1 知覚
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 9[9]+1 → 10

速水 やどり:いちたりない!
GM:がんばるが……失敗!
GM:君が身を隠そうとするよりも早く
GM:が どん!!
仮面兵士:肥大化した異形の腕が
仮面兵士:大蛇のように伸びて、君を壁に押さえつけている。
速水 やどり:「けほっ……くっ……」タブレットを取り落とす。
仮面兵士:「我々は器官」
仮面兵士:「我々はひとつに」
仮面兵士:「我々は束なりあるべき場所へ」
仮面兵士:仮面の下で言葉を繰り返しながら
仮面兵士:みしりみしりとその腕の力は強まり
速水 やどり:(なんらかの思想犯……? 目的は私の情報か、命か……)押さえつけられたまま、薄く荒い呼吸をする。
仮面兵士:肉と骨を軋ませ、苛んでいく。
速水 やどり:「ぐっ……あぁ……」
GM:意識が途切れようとする
GM:砂嵐の視界が闇に消えていく。
GM:……灰色の風景の中で
GM:仮面兵士たちの背後、白い何かが立っている。
■■ ■■■:輝くような純白の衣を纏って
■■ ■■■:緑青の瞳が君を見つめている。
■■ ■■■:君へと伸ばすように、その手をかざす。
速水 やどり:もがく事すらできずに、掠れる目でそれを見ている。
■■ ■■■:「”ヴィデ・ヴェスティア”」
■■ ■■■:女が何かを呟くと。
GM: ぎ ん!!
GM:重い金属がぶつかる音。
仮面兵士:「が」
仮面兵士:君を押さえつけていた力が消える。
速水 やどり:「かふっ、はぁっ、はぁっ……」肺に空気が戻ってくる。少しむせ返りながら、息をする。
■■ ■■■:白い長大な槍の先端が床から現れ
■■ ■■■:仮面兵士を刺し貫いている。
速水 やどり:呼吸と同時に思考も回り出す。
■■ ■■■:「転送」
仮面兵士:球状の力場が槍で貫かれたその体を包み
仮面兵士:ばしゅ!
仮面兵士:その姿が消える。
速水 やどり:(新手、じゃない……味方? そう判断するには早計……でも少なくとも、敵の敵……?)
仮面兵士:「我々は器官」
仮面兵士:「我々は」
仮面兵士:身を翻し、白い女へと向かっていく。
仮面兵士:その腕に炎をまとって放出し
仮面兵士:もう一方は風のように駆けて爪で切り裂こうとする
速水 やどり:「っ……『負けないで!』」とっさに女性に向けて、言葉を紡ぐ。凛とした、耳にするだけで意識が澄む、一言を。
■■ ■■■:「!」
■■ ■■■:ふ、とその言葉に微笑んで
■■ ■■■:壁を作るように手を払う
■■ ■■■: が ん !!
■■ ■■■:巨大な白い掌が虚空から出現し、壁に仮面兵士たちを叩きつける。
■■ ■■■:「転送」
仮面兵士:ばしゅっ!!
仮面兵士:押さえつけられたまま跡形もなく消滅する。
■■ ■■■:「……大丈夫ですか?」
速水 やどり:(物体の錬成? 転送? シンドロームはモルフェウスかバロールか、さもなくばオルクス……いいや、それより先に)
速水 やどり:「……はい、おかげさまで」
■■ ■■■:白い豊かな髪をかきあげながら、君へと近づいてくる。
■■ ■■■:「いいえ、応援してくれてありがとう」
速水 やどり:「あの人たちは、そしてあなたは、一体……?」
■■ ■■■:君の側へとしゃがみ込み、優しくほほえみ
■■ ■■■:「とても力になりました」
■■ ■■■:「私は……」
GM:そこで君は気付く
GM:差し伸べられた女性の指先が透き通って
GM:他の者達のようにノイズと化していくのではなく、消えていく。
速水 やどり:「……えっ!?」想定外の事象に困惑する。
■■ ■■■:「過剰干渉のペナルティ……」
■■ ■■■:「けれどこうするしかなかった……仕方ないですね」
■■ ■■■:「速水やどりさん、よく聞いてください」
速水 やどり:「……はい」自分の名前を知られている事には、驚かない、驚いている暇もない。
■■ ■■■:「どんなに辛いことがあっても、あなたは一人じゃない」
■■ ■■■:「……泣いてはいけないですよ」
■■ ■■■:消えかけた指先でそっとその頬に触れる。暖かな感触。
速水 やどり:「……は、はい……」その感触を、戸惑いながら受け入れる。
GM:バヂッ!!
GM:激しい光が瞬き
GM:既に女の姿は消えている。
速水 やどり:(あの人は、一体……)
GM:適性存在の襲撃はこれで終わったとは限らない
GM:システム管制室に向かうとすれば今のうちだ。
速水 やどり:「行かなくちゃ」
速水 やどり:タブレット端末を拾い上げ、管制室へ向かう。
速水 やどり:考えるべきことは、山ほどできた。
速水 やどり:ノイズの世界。仮面の襲撃者。純白の衣の女性。……沸き起こる「なぜ」を押さえて。
速水 やどり:正義の砦を守るため、ひとまずは。やれることをやらなくては。

GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
速水 やどり:味方?/純白の衣の女性/〇感謝/不信感 で取得します。
速水 やどり:以上で!
GM:オッケイ!

OP4…木虎 ツグミ

GM:では次のシーン!最後のOP!
GM:ツグミちゃんだ!侵蝕をふれい!
木虎 ツグミ:はーい!
木虎 ツグミ:1d10+35 登場!
DoubleCross : (1D10+35) → 9[9]+35 → 44

GM:---
GM:N市第6地区
GM:山林地帯
GM:---
GM:君の目前には、斑模様に光を歪める巨大な壁。
木虎 ツグミ:「わー……」
GM:約10時間前に発生したこのドーム状障壁は第9地区全体を包み込み。
GM:今も尚その領域を広げつつある。
木虎 ツグミ:ぽかんと口を開けながら壁を見上げている。
GM:第4支部の解析班はその原因を『可視化されるほどの事象次元の歪み』と推測。
GM:内部の潜入調査、その先駆けとして
GM:かつて並行世界から生還した君に、白羽の矢が立ったのだった。
ミアセラ:「……本当に、行くんだね」
ミアセラ:どこか浮世離れした、色素の薄い小柄な少女が声を発する。
ミアセラ:木虎ツグミがかつて任務中に助け、そして今は家族となった少女、ミアセラ・ヴェステライネン。
ミアセラ:ここに来るまでにもう何度も繰り返した問答を、再び口にする。
木虎 ツグミ:「はい!」
ミアセラ:「…………」
ミアセラ:自分の感情ではツグミの意志も、UGNの決定も曲げられないと、当人も半ば理解している。その表情は暗く、迷子のように不安に染まっている。
木虎 ツグミ:彼女へ向き直り、はっきりと答える。これももう何度も繰り返した答えだ。
ミアセラ:「……一人でなんて……私の時だって、チームだったのに……」
ミアセラ:「…………」
ミアセラ:俯き、少し黙り込んで。
ミアセラ:「……私も……」
ミアセラ:ツグミを困らせるだけだと分かっていて、ずっと口にしなかったその言葉が、とうとう溢れる。
ミアセラ:「……私も、一緒に行きたいよ」
木虎 ツグミ:「ダメです!」
木虎 ツグミ:咄嗟に否定が飛び出して、しまったというように眉が下がる。
木虎 ツグミ:「ええと、その」
木虎 ツグミ:「一緒に行きたいって言ってくれるのは、とっても嬉しいです」
木虎 ツグミ:「でも、やっぱり危ないですし」
木虎 ツグミ:「ミアちゃんにはお家で待っててほしいんです」
ミアセラ:「…………」
ミアセラ:「……本当は……」
ミアセラ:「この声が届かない場所に、またツグミを行かせるなんて……絶対に嫌」
ミアセラ:掌中に握るのは、鎖付きの懐中時計。
ミアセラ:ツグミから贈られたお揃いのそれは、互いに通話機能を有している。
ミアセラ:「……だから、せめて」
ミアセラ:その手を握って。
ミアセラ:「忘れないで」
ミアセラ:「私は、ずっと待ってるよ」
ミアセラ:「ツグミと同じこの時計を持って」
ミアセラ:「あなたの帰りを待ってるから」
ミアセラ:「だから、絶対に帰ってきて」
木虎 ツグミ:「……はい、勿論」
木虎 ツグミ:「ミアちゃんのこと忘れるなんて絶対あり得ませんし」
木虎 ツグミ:「帰ってきたら一番最初に連絡します」
木虎 ツグミ:「だから、信じて待っててください」
木虎 ツグミ:「きっと、それが一番私の力になりますから!」
ミアセラ:「絶対、絶対だよ」
ミアセラ:「帰ってこなかったら、私」
ミアセラ:「一人で、いつまでも待ってるからね」
ミアセラ:「おばあちゃんになっても、ずっと一人で」
ミアセラ:「……そんなの、私、嫌だよ」
ミアセラ:ツグミの目をじっと見つめる。その声は震えている。
木虎 ツグミ:「大丈夫、一人ぼっちになんてさせませんから」
木虎 ツグミ:「何日までっていうのはあんまりはっきり約束できませんけど」
木虎 ツグミ:「ううん、よし!じゃあ、一週間経つまでには帰ってきます!」
木虎 ツグミ:「もし破っちゃったら、なんでも一個、お願い聞きましょう!」
ミアセラ:「…………」
ミアセラ:「一週間」
木虎 ツグミ:「はい、一週間です!」
ミアセラ:「一週間だね。本当に?」
木虎 ツグミ:「本当に!」
ミアセラ:「……分かった。それじゃあ」
ミアセラ:「一週間経っても帰ってこなかったら」
ミアセラ:「私、探しに行くから」
木虎 ツグミ:「え!?」
木虎 ツグミ:「ええっと、それはちょっと」
ミアセラ:「ツグミ、言ったよね。何でもするって」
木虎 ツグミ:「危ないですし、独断になっちゃいますし」
ミアセラ:「私だって、ツグミと会う為なら、何だってする」
ミアセラ:「どんなことだってするよ。それが嫌なら」
ミアセラ:「……ちゃんと、無事で」
ミアセラ:「……早く帰ってきて」
木虎 ツグミ:「うう……」
木虎 ツグミ:「分かりました、絶対間に合わせます!」
木虎 ツグミ:「だから、それまではどうか待っててください!」
ミアセラ:「絶対だよ」念を押すようにして。それから、何とか、笑顔を作る。
ミアセラ:「……行ってらっしゃい、ツグミ」
ミアセラ:「約束……忘れないでね」
木虎 ツグミ:「はい!いってきます!」
職員:「位相干渉システム、制御よし」
職員:「各レベルオールグリーン、エントリー、いけます」
木虎 ツグミ:最後に一度、ミアちゃんを思いっきり抱きしめて。
職員:「カウント入ります」
木虎 ツグミ:にっこり笑ったのち、世界を区切る壁へと向き直り。
職員:「3」
職員:「2」
職員:「1」
ミアセラ:別れ際、ツグミの視界の隅で。
ミアセラ:堪えていた涙を溢れさせ、頽れるミアセラの姿が、一瞬だけ目に入る。
GM:ジジジジジジッ
GM: バ キン !!
木虎 ツグミ:異世界へと飛び込んだ。
GM:障壁にヒビが入り、それを無理矢理にこじ開けるように
GM:入り口が開く。
GM:……君の背後で、裂け目は煙のようにかき消えて
GM:もはや退路はない。
GM:目の前に広がるのは、ノイズに呑み込まれた灰色の世界。
GM:闇の色に微かに輝く黒い丘が
GM:夕闇めいた赤黒い空の下
GM:そのシルエットを浮かび上がらせている。
木虎 ツグミ:「ここ、が」
木虎 ツグミ:周囲を見渡しながら、真っ先に通信を確認する。
木虎 ツグミ:外との連絡は勿論、内部で誰かが信号を出していないかなど。自身の電波を使って状況を探る。
GM:ではとぎれとぎれにではありますが
GM:内部の電波状況を把握することが出来ます
GM:しかし外部との通信状態は途絶されていることもわかります。
木虎 ツグミ:「ううん、やっぱり外とはつながりませんね……。でも、中で何か発信してる人が居るみたいですし」
木虎 ツグミ:「UGNの人ならきっと協力出来るはず。とりあえず、そっちに行ってみましょう!」
木虎 ツグミ:方針を定め、電波の発信源へと歩き出す。勿論、周囲を警戒しながら。
GM:君は歩き出す、その行く先に
GM:激しい金属の衝突音。
GM:戦いの音だ。
木虎 ツグミ:「!」
木虎 ツグミ:獣のように発達した聴覚でその音を捉え、走り出す。
GM:見上げると、ノイズに覆われた歩道橋の上
GM:仮面の兵士に追われる1人の少女の姿が目に飛び込んでくる。
■■■・■■■■■■■:「bullshit」
■■■・■■■■■■■:「しつこい連中だ」
■■■・■■■■■■■:忌々しげに吐き捨てながら、大剣を振り回す仮面兵士に刀で応戦している。
仮面兵士:「我々は器官」
仮面兵士:「我々はひとつとなって」
仮面兵士:機械的な動きで少女に追随している。
木虎 ツグミ:走りながら状況を把握、そして数瞬だけ考えたのち。
木虎 ツグミ:仮面兵士の先頭へ向けて雷を放つ!
■■■・■■■■■■■:「ッ!?」
仮面兵士:「!!」
仮面兵士:バヂィッ!
仮面兵士:稲光に体をのけぞらせて、動きを止めるが
仮面兵士:ぐん!
仮面兵士:即座に体勢を切り返し
仮面兵士:今度は君の方へと突進する!
木虎 ツグミ:「ええと、状況はあんまりわかりませんが」
木虎 ツグミ:「こちらはUGN第十一支部です!そちらの所属は、っと」
仮面兵士:「我々は器官」
仮面兵士:大剣を振り上げ、叩きつける!
■■■・■■■■■■■:その瞬間
■■■・■■■■■■■:ガスッ!!
■■■・■■■■■■■:その首筋に背中から刃が突き立てられる。
■■■・■■■■■■■:「転送!!」
仮面兵士:バシュッ!1
仮面兵士:兵士の姿がかき消える。
■■■・■■■■■■■:「……」
■■■・■■■■■■■:音もなく、猫のように着地
木虎 ツグミ:「ありがとうございます」
木虎 ツグミ:状況はまだよく分からないが、助けて貰ったことは分かる。
■■■・■■■■■■■:刀を納め
■■■・■■■■■■■:「助太刀、かたじけない」
■■■・■■■■■■■:「オレはカリンという、貴様は?」
木虎 ツグミ:「木虎ツグミです!さっき言った通り、UGN十一支部所属のチルドレンです」
カリン:「UGN……?」
カリン:「!」
カリン:「ということは、つまり」
カリン:「ツグミ!お前はニンジャなのか!」
カリン:君の手を握る。興奮した様子。
木虎 ツグミ:「……はい?」
カリン:「Amazing!早速UGNのニンジャに会えるとは」
カリン:「これは幸先がいいぞ!アッパレ!」
木虎 ツグミ:「忍者って……あの手裏剣とかクナイとか投げる……?」
カリン:「YESYES!かつてこの国は秘密のニンジャたちが守っていたと聞いている」
カリン:「何を隠そうオレのセンセイもその1人だったのだ」
木虎 ツグミ:「ううんと、確かに」
カリン:「なのでこうして会える日をオレは待ちわびていたというわけだ!」
木虎 ツグミ:「昔は忍者も居たそうですけど……え、今も忍者っているんですか?」
カリン:「……?」
カリン:「What happen?どうしたそのリアクションは」
カリン:「ツグミは……ニンジャではないのか?」
木虎 ツグミ:「ええと、私は忍者ではない、ですね」
カリン:「……」
木虎 ツグミ:「UGN所属ですし、チルドレンではありますけど……」
カリン:「UGNだけど……ニンジャでは、ない?」
カリン:「まさか、そんなことが」
カリン:「そんなことが……!?」
カリン:愕然としている
木虎 ツグミ:(UGNに忍者って居るんでしたっけ……?)
木虎 ツグミ:必死に記憶を掘り返し、忍者の知り合いがいなかったか探している。
カリン:「まあ、いい。気を取り直す」
カリン:「人生山あり谷ありと、オレもセンセイに教わったからな」
木虎 ツグミ:「そう、ですね。とりあえず忍者のことは置いときましょう」
木虎 ツグミ:「それより、さっきの仮面の人たちとか、ここが今どういう状況かとか」
木虎 ツグミ:「他に居るはずの人たちとの合流とか、その辺のことから話しましょう!」
カリン:「I see!かしこまった!」
カリン:「だが、オレはまずはぐれた仲間を探さなくてはいけない」
カリン:「その後でこの地区のUGN支部に向かう手筈になっている」
木虎 ツグミ:「ふむふむ、なるほど」
カリン:「恐らくそこなら安全が確保できるだろう。オレたちのリーダーが向かっているからな」
カリン:「ツグミもまずは支部にいるといい」
木虎 ツグミ:「確かに私もこの状況で動ける人とは合流したいですし、支部にはぜひ行きたいんですけど」
カリン:「どうした?」
木虎 ツグミ:「カリンさんはお一人で大丈夫ですか?」
カリン:「心配無用、オレは強い」
カリン:「何せニンジャマスターであるセンセイの技の全てを受け継いでいるのだ」
カリン:「……だが、ツグミ」
木虎 ツグミ:「はい!」
カリン:「お前は”マニューバー”とは戦おうとするな」
カリン:「あのブキミ仮面のことだ」
木虎 ツグミ:「マニューバー?」
木虎 ツグミ:「そういう名前なんですね、あの人たち」
カリン:「さっきは運良く隙が出来たが」
カリン:「本来奴らは”倒せない”」
カリン:「今の奴も倒してはいない、時空隙に送っただけだ」
カリン:「いずれオルクス能力で戻ってくる」
カリン:「必ず、逃げるんだ。いいな」
カリン:「Are you OK?」
木虎 ツグミ:「なるほど……分かりました」
木虎 ツグミ:「確かに、その状態だと私も足手まといになっちゃいそうですし」
木虎 ツグミ:「真っ直ぐUGN支部に向かうことにします!」
仮面兵士:がきん がきん がきん
仮面兵士:道の向こうからやってくるのは、新たな仮面兵士。
カリン:「ちッ、次から次に」
カリン:刀を抜き放つ
カリン:「オレが引きつけておく、ツグミ、早く行け」
木虎 ツグミ:「ありがとうございます。カリンさんもお気をつけて!」
カリン:「See you soon!また会おう!」
木虎 ツグミ:「はい!またUGN支部で!」
GM:君たちは二手に分かれる。
GM:灰色のノイズの中を、君は一路駆け出すのだった。

GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
木虎 ツグミ:ではカリンさんに〇感謝/不安で取得!
木虎 ツグミ:以上!

ミドル1

GM:では次のシーン!
GM:いよいよ合流していきます!
GM:まずは緒環さんと君臣くん!
GM:侵蝕どうぞ!
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+3(1d10->3)した(侵蝕:41->44)
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+3(1d10->3)した(侵蝕:47->50)
GM:---
GM:第9地区・駅周辺アーケード
GM:---
GM:灰色の景色の中、君たちは街並みの面影をたどって
GM:どうにか駅近くの広場までやってくる事ができた。
GM:そこで見つけたのは、見知った顔。
GM:というわけでばったり出くわす2人!
緒環 伸:スーツ姿の青年がふらりと姿を見せる。足取りにはあまり力はない。
緒環 伸:が、その場にいた少年を見つけ、憔悴した顔をはっと安堵に緩ませる。
君臣ユウ:緩やかな金髪に青い目、黒の学生服を着た少年がカツカツと足音を立てている
君臣ユウ:そして、見覚えのある顔を見つけた。
緒環 伸:「……ユウくんか!」
君臣ユウ:「ッ! 緒環さん!」
君臣ユウ:周りを気にしながら進めていた足を、見覚えのある男性の方に向ける
緒環 伸:早足で近づいて、顔を確かめる。間違いない。
緒環 伸:「はあーっ」大きく息を吐き。
君臣ユウ:「無事でしたか。……いえその前に、俺以外に誰か会いました?その、無事な人」
緒環 伸:「ちょっと、一瞬だけ待ってくれよ。すぐいつもの頼りになるおじさんに戻るからね」言ってから。
君臣ユウ:「あ、はい」前のめりになっていた姿勢を正す
君臣ユウ:「(……まずは落ち着け、ということか)」多少浮かれかけた気持ちを引き締める
緒環 伸:「……会ったと言えば会った。一瞬だけ街が元に戻ったんだ」
緒環 伸:「その後、妙な場所に飛ばされて、妙な人間に会った」
君臣ユウ:「一瞬だけ? ……それは俺の方にはありませんでしたね。ずっとこんな感じです」
君臣ユウ:「妙な人間、というと?」
緒環 伸:「白い仮面をつけてたな」
君臣ユウ:「それは」
君臣ユウ:「妙ですね」言葉を探した。
緒環 伸:「何か知ってそうでもあるし、はぐらかしてるようでもあるし、という感じの奴」
君臣ユウ:「………うーん、この状況でわざわざそんな態度なら、なにか知ってそうではありますね」
緒環 伸:「もっと色々聞けりゃ良かったんだが、また飛ばされちゃってね」
緒環 伸:「で、今に至る」
君臣ユウ:「なるほど」
君臣ユウ:「なんというか、このノイズみたいな世界だけでもなさそう、というのは頭の痛い話に聞こえますね」
君臣ユウ:「……いえ、知らないままよりは良かった、というべきなのかな?」独り言のように呟いてる。
緒環 伸:「そうなんだよな……あまり戻りたいとこでもなかった。ほら、僕都会派だろ?」
緒環 伸:冗談めかして肩を竦める。
君臣ユウ:「はい」大真面目に頷く。頼りになる大人だ。
緒環 伸:そして、目を細めてユウくんに繋がる糸を見る。
緒環 伸:普通に見えますか?
GM:普通に見えてます
GM:繋がる先はボヤけているように感じるかもしれませんが
緒環 伸:「……やっぱり、普通にいれば見えるんだな、糸」
GM:少なくとも彼の元に集まってる縁の糸自体ははっきりしている
緒環 伸:呟く。
君臣ユウ:「糸?」目線の辺りを適当に撫でている「あぁ、緒環さんの能力の」
君臣ユウ:「そう言うってことは、見えない時があったんですか?」
君臣ユウ:「先程の仮面の人でしょうか」
緒環 伸:「勘がいいね。その通り」
緒環 伸:「この街の中ではよく見えないけど、それでもあること自体はわかる」
緒環 伸:「でも、そいつには何もなかった……ように見えたんだな」
君臣ユウ:「何も、なかった」言葉を反芻。
緒環 伸:「普通の状態の人間じゃない、のは確かだね」
君臣ユウ:「……なるほど、態度と良いそれは怪しい」
緒環 伸:「まあ、優先して考えるべきことかどうかはわかんないよ」
君臣ユウ:「……む、あぁ、そうですね」
君臣ユウ:「怪しくはありますが、この状況の関係者かはわかりませんし……」
GM:と、君たちがそんな会話をしていると
緒環 伸:「そうそう。一旦棚に上げときましょうね」軽くジェスチャーを。
君臣ユウ:「俺の方はなしのつぶてですね。友人と下校中にこの自体に巻き込まれて、特に別の世界にも、仮面にも…」ジェスチャーを真似しながら。
GM:「ぎにああーーーーーーーー!!」
GM:叫び声が響く!
緒環 伸:「……ん?」棚に上げた手つきのまま、そちらを振り向く。
GM:すぐ近くの路地からだ。
君臣ユウ:「! 緒環さん。行きましょう。前務めます」
緒環 伸:「頼んだ」
君臣ユウ:キュ、と手袋をはめ直しながら声に向かって先行する。直接戦うのはこちらの役目だ。
緒環 伸:その後ろにすぐについて行く。
GM:路地をのぞき込む、すると
GM:何かがものすごい勢いで吹っ飛んでくる!
■■ ■■:「おごぎごがべご!!」
君臣ユウ:「えっ」反射的に受け止めようとする!
緒環 伸:「わ」反射的に避けようとする。
■■ ■■:ではコースが悪かった!
■■ ■■:君たちの動きはぶつかりあって
■■ ■■:その脇を白いジャケットの少年が転がっていき
■■ ■■:ずしゃーーー……
■■ ■■:かなり後方、広場に投げ出されてストップした。
■■ ■■:その片腕と片脚は吹っ飛び
■■ ■■:脇腹は抉れて腸がはみ出し
君臣ユウ:「…………………………」緒環さんとお互いにバッティングした横を吹っ飛んでいったのを見る。
■■ ■■:頭が砕けて脳みそが見えている。
君臣ユウ:「う、」その惨状をバッチリくっきり目に焼き付けて
緒環 伸:「……ああ、悪い……」ユウくんに謝り。
君臣ユウ:「わーーーーーーーーー!!!!????」大惨事。
仮面兵士:「我々は器官」
緒環 伸:「……っ」さすがに顔をしかめる。
仮面兵士:「我々はひとつとなって」
君臣ユウ:一瞬、そのズタボロの肉塊に駆け寄りそうになり、声に意識を切り替える。
仮面兵士:路地の奥から向かってくるのは仮面の兵士。
緒環 伸:「何? 機関?」声の方を見。
君臣ユウ:「、誰だ!」
仮面兵士:君たちへと狙いを定めている。
緒環 伸:「……仮面?」
君臣ユウ:反射的に飛んでいった物と相手の軌道上に身体を割り込ませつつ構える。
緒環 伸:軽く後退。ユウくんの援護に回る。
君臣ユウ:右腕を前に、左腕を引き絞るように構える臨戦態勢。
仮面兵士:君たちの言葉を意に介さずに
仮面兵士:攻撃の姿勢に入る。
緒環 伸:指を微かに見える糸に掛け、いつでもその動きを左右できるよう。
仮面兵士:マイナーなし、メジャーでコンセントレイト:キュマイラ+魔獣の衝撃+プラズマカノン+増加の触媒+アースシェイカー+細胞侵蝕+インビジブルハンド
仮面兵士:対象は
仮面兵士:1d2
DoubleCross : (1D2) → 1

仮面兵士:君臣くんです
仮面兵士:命中でこのシーンのダイスペナルティ-4と重圧、邪毒のランク3、飛行状態を解除
君臣ユウ:そんなにダイス減らされたら俺何も出来ないよ
仮面兵士:11dx7+5
DoubleCross : (11R10+5[7]) → 10[1,1,1,3,4,5,5,6,6,7,9]+4[1,4]+5 → 19

仮面兵士:出目悪!
君臣ユウ:うぉぉー回避ー
君臣ユウ:4dx+1>=19
DoubleCross : (4R10+1[10]>=19) → 10[1,5,7,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

君臣ユウ:見晒せ!!!!
緒環 伸:すごい!!
仮面兵士:マジで!?
君臣ユウ:マジで
木虎 ツグミ:ナイス回避1
緒環 伸:やったねー
君臣ユウ:コレが固定値の力だ!!
君臣ユウ:(1)
仮面兵士:ずずず
仮面兵士:ど ぶあっ!!
仮面兵士:兵士の腕の形状が裂けるように変化し
仮面兵士:その枝分かれした一つ一つが、炎を、風を、重力を、毒を纏って
仮面兵士:君へとうち振るわれる!
君臣ユウ:「悪いが」膝を折り姿勢を低くする
君臣ユウ:伸ばした右手が地面に触れ、その構造を歪ませて、目の前に尖った円錐が密集するような壁を作る
君臣ユウ:「無茶はするな、と言われている」
君臣ユウ:枝分かれした炎の腕を突き刺し、風の腕を止め、重力に対抗し、毒をそらす
緒環 伸:「おお、やる」感心した顔で。「手助けの必要もないか。強いな、少年」
君臣ユウ:「いえ、この場所が曲げやすくて助かりました。さっきまで感触を確かめてましたから」
仮面兵士:「我々は器官」
仮面兵士:「我々はひとつとなって」
仮面兵士:防がれたことを意にも介さないように
仮面兵士:腕を戻し、次弾の姿勢に入る
緒環 伸:「……またそれか」顔をしかめる。
GM:君臣くんと緒環さんも
GM:それぞれメインプロセス行動が出来ます
緒環 伸:ほう!
君臣ユウ:ほうほう。
君臣ユウ:と言っても私は殴るだけなんですが。先行きます?
緒環 伸:ではこちらが先に、ユウくんに支援をしましょうか。
君臣ユウ:お願いしまーす
緒環 伸:ユウくんに《導きの華》《光射す場所》達成値+19、侵蝕6増加。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+6した(侵蝕:44->50)
緒環 伸:「機関だか基幹だか知らんけど。僕らはさっさと帰還をしたいとこなんだよ」
緒環 伸:するり、と指を動かせば、糸が動く。糸が動けば、その場の何もかもが知らずに動いていく。
GM:では続いて君臣くん!
GM:どうぞ!
緒環 伸:「さて、あとは動けばいい。場は整えておいたから」
君臣ユウ:「ありがとうございます」
君臣ユウ:マイナーで《骨の銃》+《死招きの爪》 攻撃力25、射程20mの武器を作成。
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+6した(侵蝕:50->56)
君臣ユウ:メジャーで射撃攻撃。
君臣ユウ:3dx+15+19
DoubleCross : (3R10+15+19[10]) → 7[3,4,7]+34 → 41

君臣ユウ:回らないな~
仮面兵士:回避!
仮面兵士:10dx
DoubleCross : (10R10[10]) → 10[2,2,4,5,7,7,7,9,9,10]+5[5] → 15

仮面兵士:ダメージどうぞ!
君臣ユウ:5d10+25+2d10
DoubleCross : (5D10+25+2D10) → 26[3,4,8,6,5]+25+4[3,1] → 55

君臣ユウ:む。装甲有効!
仮面兵士:なるほど
仮面兵士:戦闘不能となります
仮面兵士:しかし《???》を起動
仮面兵士:HP全快で蘇生します
君臣ユウ:殴り合いのようだな!
緒環 伸:ぐえー
君臣ユウ:では演出行きます
GM:カモンどうぞ
君臣ユウ:引き絞った左手の人差し指をなにもない空間に引っ掛ける。
君臣ユウ:弓の弦を引くような動作に合わせるように、細い七色の弦が引き絞られる様が可視化する。
君臣ユウ:空間をねじった証のそれを一歩踏み越えて、人差し指から弦が放たれる。
君臣ユウ:つがえた矢は君臣自身。彼我の空間をゼロにして、一瞬に相手の後ろに移動する。
君臣ユウ:「まずは」
君臣ユウ:「足をもらう」
君臣ユウ:気負いのない、撫でるような拳が足、そして肩に振れる。
仮面兵士:「……!」
君臣ユウ:威力のない拳。しかし、触れた箇所を中心に渦ができるように、肉体自身がねじれ曲がる。
君臣ユウ:「おとなしくすれば命までは取らない。降伏しろ」
君臣ユウ:「次は首を捻る」
仮面兵士:べきべきべきべきっ!!
仮面兵士:内部に折りたたまれた肉体が崩壊し、崩れ落ちる
仮面兵士:……が
君臣ユウ:一歩の距離で、人差し指と中指を伸ばした構えで様子を見守る。
緒環 伸:「……ふむ。よし。普段通りいけるな。ここでも……」糸を引き終えたところで。
仮面兵士:ずりゅり。
君臣ユウ:不安はいつもより少ない。緒環さんの能力により最適な行動を取ることが出来る確信が───
仮面兵士:抉られた箇所が巻き戻りのフィルムのように再生し
君臣ユウ:「むっ」
仮面兵士:ザァッ
仮面兵士:更にその手には、鋼の刃が生成されている。モルフェウス能力。
緒環 伸:「……マジかよ」
仮面兵士:リザレクトの反応でも
仮面兵士:ジャームの異常な生命力でもない。
君臣ユウ:「緒環さん」その超常の現状を間近に見ながら
緒環 伸:「ああ」
仮面兵士:異様と表現する他無い速度の高速再生を目の当たりにした君の喉元へと刃が迫る。
君臣ユウ:「こういっては何だが、」
君臣ユウ:その刃が届く一瞬、薄い虹のヴェールが引かれて
君臣ユウ:「だいぶ困ったことになってないか、これは」
君臣ユウ:まばたきのあと、君臣の体は元の場所、緒環の前に戻っている。
緒環 伸:「そのようだねえ。なんだこの仮面野郎は」
仮面兵士:「我々は器官」
仮面兵士:「我々はひとつとなって」
君臣ユウ:口調は平坦だが、学生服の背中側にぬめりのある汗が浮かんでいる。
緒環 伸:余裕を見せた笑顔だが、目は笑っていない。
仮面兵士:ずずずず
仮面兵士:片腕に込められたレネゲイドとともに
仮面兵士:空間さえ歪む感覚。
緒環 伸:「あれがもし無限なら……そこまでではなくとも。十回二十回復活されれば侵蝕がまずい。保たない」
仮面兵士:先ほどとは比べ物にならない強力な一撃が、来る。
君臣ユウ:「……そうですね。一方的に殴れるならまだしも」
君臣ユウ:「これは、まずい」
君臣ユウ:いざという時、こちらに攻撃を集めるために握った拳から虹が漏れている
GM:離脱は間に合わない。君たちが防御の姿勢を取ろうとした
GM:その時。
緒環 伸:「今日は適当に切り上げて、公園のベンチでお昼寝の予定だったんだぜ……」力なく笑う。
君臣ユウ:「………良いですね、それ。雪ちゃんにも怒られなさそうで」真面目すぎる、という方面で。
仮面兵士:バキン!!
君臣ユウ:動きを見せる一瞬、緒環さんを庇おうとして──
仮面兵士:その仮面に金色の弾丸が食い込む。
仮面兵士:どぐあっ!!
緒環 伸:庇われながらも、場の観測は続けていた。だから、はっきりと見ていた。
仮面兵士:制御を失った膂力が君たちの傍の地面をえぐりながら
仮面兵士:じじじじじっ
仮面兵士:青白い力場に包まれ
仮面兵士:バシュッ!!
仮面兵士:その姿は光とともに消える。
緒環 伸:「今のは……?」再度の復活を警戒しながら、弾丸の発射元を探す。
■■ ■■:「げほっ、ごほっ……がひゅ……」
君臣ユウ:「…………………む」
君臣ユウ:握った拳を解かないまま、銃弾の出処を探る
■■ ■■:地べたを這いずるように、君たちへと近づく
■■ ■■:「虎の子……一発……」
緒環 伸:「……さっきの……」ズタボロくんじゃないか、と言いかけてやめる。
■■ ■■:「なんとか……当てられたッスよ……」
君臣ユウ:「…………今のは君の」
君臣ユウ:「………いや、それより」
君臣ユウ:「助けてくれてありがとう!しかし大丈夫か君!」近寄る
■■ ■■:「追っ払っただけなんで……あんま……安心しないほうがいいかも……」
■■ ■■:「いやあ、ハハ……俺頑丈なんで……」
■■ ■■:「これくらいはなんとか……おぼげろ!!」
緒環 伸:「やっぱりまた来るのかよ、あいつ……!」
■■ ■■:おびただしい血を吐く。
君臣ユウ:「無茶をするな!」
緒環 伸:「ああ、無理して喋るから……!」
■■ ■■:足元はもはや血の海だ。
君臣ユウ:柔い幹久さんのようだな、と以前出会った人を思いつつ
君臣ユウ:「ええと、追っ払ったなら離れたほうが良いか?君、運んだほうが良いか?」
■■ ■■:「……すんません……ハイ……そ、そうしてもらえると……」
緒環 伸:「応急手当キットでもありゃよかったんだけどな……」
緒環 伸:「僕が担ぐか。ユウくんは警戒してた方がいいだろ」
■■ ■■:「ああ、はは……大丈夫ッス……そのうち治りますんで」
君臣ユウ:「………あぁ、そうですね。手は開けておきたい」
■■ ■■:何故か卑屈な雰囲気で笑っている。
君臣ユウ:「お願いできますか」
■■ ■■:三白眼なので笑顔が怖い
緒環 伸:「了解。力仕事は専門外だけど、これくらいはね」
君臣ユウ:「………すぐに傷を塞ぐぐらいなら、荒療治で出来るが」触れた肉体を歪めることで塞ぐ。かなり痛い。
君臣ユウ:こちらも自分の目がツリ目でよく誤解されるので特になんとも思わない。
緒環 伸:相手の腕を肩にかけてどうにか持ち上げる。
■■ ■■:「あだだだだ!すんません……」
緒環 伸:「なあに、なんせ命の恩人だ。安くしとくよ」
■■ ■■:「あ、えっと」
君臣ユウ:「そうだ。助かったよ……ええと、なんと呼べばいい?」
■■ ■■:「向こうの方に俺の足と手、落ちてると思うので」
■■ ■■:「拾っていただけますと……ハイ、多分歩けるんで……」
緒環 伸:「ああ……落ちてたな……」
■■ ■■:「あ?俺ですか、ええっと……セイカっていいますね。ハイ」
君臣ユウ:「ん」その手から、落ちている手と足に向かって虹が伸びる。
君臣ユウ:距離を省略した後、その手に肉塊が乗っている。
セイカ:「すいません……ハイ……」
君臣ユウ:取りに行くより早かろうという判断。
セイカ:手足をくっつけたとたん
緒環 伸:「おお、便利便利」
セイカ:すっくと立ち上がって伸脚運動
君臣ユウ:「無茶したらモゲないか……?ええと、セイカくん」
セイカ:気がつけば全身の傷もふさがっている
セイカ:「ああ、多分大丈夫です」
セイカ:「よく取れますから」
緒環 伸:「よく取れんの……?」
セイカ:「頑丈だけが取り柄で……へへ」
セイカ:何だかよくわからない照れ笑い
セイカ:「……」
セイカ:「あ!ああ!そうだ!!」
セイカ:突然何かに気付いたような顔
セイカ:「もしかしてお二人共、UGNの人ッスか!」
セイカ:「この……えっと、この街の!」
緒環 伸:「ん、ああ」
君臣ユウ:「ん、あぁ。UGNの第九支部所属、コードは《雪崩れる虹:アヴァランシェル》。君臣ユウだ」
緒環 伸:「僕はエージェント。こっちはチルドレン」
緒環 伸:「"パペッティアー"緒環伸だ」
セイカ:「や」
セイカ:「やったぁ……」
君臣ユウ:「この街の、ということは君は別のところから来た人か?」
セイカ:君臣くんの肩に手を乗せて
セイカ:ヘロヘロと膝をつく。
君臣ユウ:「………大丈夫か?」先程、腕単体で持った時の生々しい重さを思い出しつつ。
セイカ:「……そうッスね。俺はちょっと遠くから」
セイカ:よっこら起き上がりつつ
緒環 伸:「あれだけ血を出してたんだし、あとでちゃんとレバーでも食べとけよ」
セイカ:「あ、はは……血腥い食べもんって苦手で、ハイ」
セイカ:「あの侵蝕廟のこと」
セイカ:「皆さんに伝えに来た者ッス」
緒環 伸:「侵蝕……?」
君臣ユウ:「廟…?」
セイカ:頷く。
緒環 伸:「つまり、君は現状についちゃこっちよりはよほど詳しいと」
緒環 伸:「そう考えていいのかな」
君臣ユウ:「の、ようですね。あの弾丸のこともありますし」
セイカ:「はい」
緒環 伸:「ついでに、味方と考えても」
セイカ:さっきまでの気弱な口調が嘘のように
セイカ:はっきりと断言する
セイカ:「味方です」
セイカ:「アーカイヴスっていいます。俺たちは」
セイカ:「あの”侵蝕廟”……侵略兵器を持ち込んだ」
セイカ:「”オーガン”の敵です」
緒環 伸:「オーガン……ああ、器官、か」
緒環 伸:「やっと漢字がわかった」
君臣ユウ:「…………」英語の知識外なので真面目な顔。
セイカ:「えっと、それで」
セイカ:「注文ばっかりで、どうかなって思うんですけど……ハイ」
君臣ユウ:「アーカイヴスといったか、セイカくん」
君臣ユウ:「細かいことはおいておいて、まず」
セイカ:「あの廟には近づかない方がいいです。うようよいますから、さっきの」
君臣ユウ:「君にはこの状況を打開する方法…あるいは知識がある。と考えていいんだな?」
セイカ:「俺って、いうより」
緒環 伸:「うようよはそりゃ困るな……」
セイカ:「俺の仲間は、もってます」
セイカ:「俺、1人だとなんにも出来ないタイプなので」
セイカ:「頼れる人を、紹介させてもらえれば」
緒環 伸:「僕よりはよほどマシだよ。さっきの一発、なかなかだったぜ」
君臣ユウ:「うん。少なくとも君は俺たちを助けてくれた」
緒環 伸:「でも、紹介はありがたいね。こっちは何も打つ手がない」
君臣ユウ:「何にも出来ないことはないし」
君臣ユウ:「頼れる人を知っている、というのは力だよ」
セイカ:「……ほ、褒めても何も出ないッスよ」
セイカ:照れくさそうに頬をかく
緒環 伸:キン、と小さなコインを弾く。ただの五円玉だ。
緒環 伸:「コイントスで道を決めたら、ユウくんがいて、君がいた」
緒環 伸:「わりと悪くない運命だと思うんだよな」
セイカ:「運命、ッスか」
緒環 伸:「そ。できればもう少し上向かせたい」
セイカ:呆気に取られたような顔。
緒環 伸:「その仲間とかに会わせてほしい」
セイカ:「はい!」
セイカ:「この地区の、えっと」
緒環 伸:「……ああ、別に変な宗教とかじゃないから……」ごにょごにょ言いながら。
セイカ:「皆さんのUGN支部に一先ず向かってもらえると」
セイカ:「そこでリーダーと落ち合う予定になってるッス」
セイカ:「……後はもうひとり、ツレがいるんすけど」
君臣ユウ:「つまり、緒環さん流の言い回しでそろそろ反撃したいって感じですか」一人頷いて。
君臣ユウ:「それなら、なおさら支部に行くべきかな。足で探すには広すぎる」
緒環 伸:「君は本当に真面目だよな……」ユウくんに少し笑って。
セイカ:「はい、今時点だと合流する手がかりが無いので」
セイカ:「あいつも無茶はしないと思います。俺よりもずっと強いし」
君臣ユウ:「そのツレとやらも、支部で落ち合うことは知ってるんだろ?」
セイカ:「そうですね、いずれ支部に向かうと思います」
緒環 伸:「とにかくじゃあ、支部だな。こっち側の誰かが残ってる可能性もあるし」
君臣ユウ:「さっきの敵にだいぶ手こずったから、もう他の人は到着してる可能性もあるしな」
君臣ユウ:「その途中で、同じく戦闘の気配があれば拾っていく方針でどうでしょう」
君臣ユウ:二人、緒環さんも含めて意思確認。年下なので。
緒環 伸:「了解。そのお連れさんとも会えるかもしれないしね」
緒環 伸:「さっきよりはよほど状況は良くなった。さっさと片付けちまおうか」二人に。
セイカ:「が、がんばります」
セイカ:「俺、肉盾くらいにはなると思うんで……ハイ」
セイカ:おっかなびっくりついていく
君臣ユウ:「はい」口元を引き締めて
緒環 伸:(……と)笑顔の裏で。(僕は言ってやらなきゃなんないよな、これは)
君臣ユウ:ちょっと考えて「早く片付けて、アイスを食べる用事がありますから。当たり付きの」
緒環 伸:「いいね。僕あれ当てるの結構得意なんだぜ。ズルすれば」強いて笑顔を作って。
セイカ:「当たったこと、ないなあ……」
君臣ユウ:「その点は大丈夫ですよ」ふ、と口を緩めて「俺も当たったことないけど」
君臣ユウ:「当たる秘訣を教えてもらいました」不運に巻き込まれながら、笑う
GM:新たな仲間?を引き連れて
GM:君たちは第9支部を目指す。

GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です
緒環 伸:ロイス、ユウくんに○信頼/不安で取得します。
君臣ユウ:ロイス。「大人 緒環さん ○信頼/劣等感」 で。落ち着いた大人!
緒環 伸:果たして本当に落ち着いているかな……?
君臣ユウ:この状況でも焦らないとかさすがだなー
君臣ユウ:購入はきぐるみ狙うか
君臣ユウ:戦闘があったけど何故かHPが減ってないので…
緒環 伸:やったね
GM:オノレーッ
君臣ユウ:1dx+4>=14
DoubleCross : (1R10+4[10]>=14) → 4[4]+4 → 8 → 失敗

君臣ユウ:ここで吐き出すのは怖いので失敗!
緒環 伸:多分自分の防具よりユウくんにあげた方がよさそう
緒環 伸:着ぐるみチャレンジ!
君臣ユウ:ですかね。にくたてー
緒環 伸:4dx+6=>14
DoubleCross : (4R10+6[10]>=14) → 10[1,4,7,10]+6[6]+6 → 22 → 成功

緒環 伸:ほい
君臣ユウ:すごっ。
緒環 伸:ユウくんに差し上げます!
君臣ユウ:さすが大人だな…その調子でリアクティブアーマーもゲットしていきたい!
君臣ユウ:装備して以上!ありがとうございます!

ミドル2

GM:舞台は整った!全員合流だ!
GM:登場どうぞ!
速水 やどり:速水 やどりの侵蝕を+4(1D10->4)した(侵蝕:38->42)
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+8(1d10->8)した(侵蝕:56->64)
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+3(1d10->3)した(侵蝕:50->53)
木虎 ツグミ:1d10+44
DoubleCross : (1D10+44) → 10[10]+44 → 54

GM:---
GM:UGN・第9支部
GM:システム管制室
GM:---
GM:支部の防衛システムを司る、無數のモニターに囲まれた管制室
GM:その景色もノイズ混じりとなって、輪をかけて落ち着かない雰囲気の中
GM:君……速水やどりは地区の外からやってきた援軍
GM:木虎ツグミと向かい合っていた。
速水 やどり:「救援にいらしていただいて、ありがとうございます。……お茶の一つも用意できないのは心苦しいですが」
木虎 ツグミ:「いえいえ、お構いなく!」
木虎 ツグミ:「大変な状況なのは、私もここに来るまででよく分かりましたし」
速水 やどり:「そう言っていただけると。……にしても、外の地区からやってくるにも大事だとは……中にいる人員での解決をするしかないのに、誰がいるかも……」
木虎 ツグミ:「確かにその辺は何も分かってませんでしたけど、むしろだからこそ人手が必要かなって」
木虎 ツグミ:「もし私が入ったことで通信が通じたらラッキーですし」
速水 やどり:「外部からの助けが最悪来ることは、私たちにとっても大きな情報です。ありがとうございます。……そして」
速水 やどり:「第三勢力、といいますか、味方と言いますか。とにかく、なんらかの人員が動いていることも」
木虎 ツグミ:「はい!カリンさんはこの支部にリーダーが居るって仰ってましたけど」
木虎 ツグミ:「支部長さんはそういう人見かけましたか?」
速水 やどり:「それ、は」自分を助けて消えていった、純白の衣の女性を思う。……確かに、一人ではなくなったが。
速水 やどり:「……いらっしゃった、と過去形でお話しなければならないかもしれません」もしも、あの人が『リーダー』だったのなら。とりかえしのつかないことを、してしまったのではないか。
木虎 ツグミ:「ううんと、つまり前は居たけど今は居ないってことですか?」
速水 やどり:「忽然と消えてしまって。……過干渉のペナルティと、確か最後に。私を助けたせいで、消えてしまったのかもしれません」
木虎 ツグミ:「なるほど……」 やどりちゃんの表情を見て、こちらも少し眉が下がる。
木虎 ツグミ:「ええと、でも!ペナルティってことは、ペナルティの時間が終わったらまた出てきてもらえるかもですね!」
速水 やどり:「そんな、スポーツみたいな」苦笑。しかし、確かに笑みが戻る。
木虎 ツグミ:笑みが戻ったのを見てこちらも顔が綻ぶ。
木虎 ツグミ:「それに、リーダーの人以外にお仲間さんがいるみたいでしたし、この地区に残ってるのも支部長さんだけと限りませんし」
速水 やどり:「……えぇ。やれることを、やらなきゃですね」
GM:ではそこに
GM:部屋の扉を開けて、入ってくるのは君臣さんと緒環さん。
GM:ちなみにセイカくんは近くの部屋で手当をしてから来ます。
緒環 伸:扉を開け、少し汚れたスーツ姿の青年が姿を現す。
君臣ユウ:その後ろで周りを警戒しつつ入室する。
緒環 伸:部屋の中に見知った顔と、知らない顔がいるのを見てほっと安堵した表情を浮かべ。
速水 やどり:「……お二人とも! 無事でしたか!?」
緒環 伸:「ああ、もう無事無事。元気そのものですとも」普段のにやけた顔に戻る。
君臣ユウ:「あぁ、やどりちゃんに……もう一人は味方、かな。こちらも無事だ」
緒環 伸:「多分いい報せになりそうな子も連れてきたよ」
緒環 伸:「今は手当してるから、後でね」
君臣ユウ:「その間に、こっちが見聞きしてきた外のことも話せると思う」
速水 やどり:「……先程のお仲間、ですかね」顎に指を当てながら考える。
速水 やどり:「えぇ。今一番欲しいのは、外の情報です。是非、お聞かせください」
緒環 伸:「やどりちゃんがいるならこっちは安心だ」椅子を引っ張ってきて座る。
君臣ユウ:「その前に……ええと、自己紹介からしたほうがいいかな?」見覚えのない方に目を向けて
木虎 ツグミ:「あ、えっと、まず私から自己紹介します!」
君臣ユウ:扉に近い位置で立ったまま外にも警戒を向けてる。
木虎 ツグミ:「この件の救援として十一支部から来ました!木虎ツグミと言います!」
木虎 ツグミ:「雷撃とか、通信とか、後火力支援とかが出来ます!宜しくお願いします!」
木虎 ツグミ:バッと立ち上がって自己紹介し、一礼。
緒環 伸:「外から! 他所でも大事になってるんだな、これは」腕を組む。
木虎 ツグミ:「はい!第九地区全体が壁に覆われて」
木虎 ツグミ:「隔離されたみたいになってます!」
木虎 ツグミ:「確か、目に見えるレベルの時空のゆがみに囲まれてるって話でした」
速水 やどり:「中に居る分には、突然周辺がノイズ化したようにしか見えていませんでしたからね……」
君臣ユウ:「時空の歪みか……オオゴトだな」目に見えるレベルの、という辺りで自分の手に目をやったりしてる
緒環 伸:「時空のゆがみか……僕が遭ったのもそれなのかな」
緒環 伸:「ああ、僕は"パペッティアー"緒環伸。ここのエージェントで頼れるおじさんだよ」
君臣ユウ:「っと、自己紹介だったな。コードは《雪崩れる虹:アヴァランシェル》。君臣ユウ。君臣でもユウでも好きに呼んでくれ」
緒環 伸:まだ若い顔で笑う。
君臣ユウ:「ええと……木虎さん?ツグミさん?」
君臣ユウ:ちょっと呼び名に困ったような顔で付け足す。
木虎 ツグミ:「どちらでも呼びやすい方で!ツグとかでも良いですよ!」
君臣ユウ:「ん、じゃあツグさんで」相手の意思を尊重。
緒環 伸:「ツグミちゃんね。よろしく」
君臣ユウ:「(おぉ……)」距離感に感心した目を向ける。初対面なのでちゃん呼びを控えていた
木虎 ツグミ:「はい、よろしくお願いします!緒環さんにユウ君!」
君臣ユウ:「ん、よろしく。ツグさん」
君臣ユウ:「それでええと、こっちの報告だったか」
緒環 伸:「僕は主に支援だから、前線はよろしく」
緒環 伸:「ユウくんも報告よろしく」
緒環 伸:面倒なところは人に任せるつもりだ。
君臣ユウ:「ん、そうですね。まず全体から報告すべきですか」任されたので背筋を伸ばす
君臣ユウ:「と言っても、この中の状態が外にも続いてるといった有様ですね」
君臣ユウ:「人も物体もノイズだらけ。唯一存在感があるのは黒い丘……のようなものです」
君臣ユウ:「セイカ……あぁ、俺達が拾ってきた人は、それを侵蝕廟と呼んでいました」
君臣ユウ:「仮面をつけた相手と一度交戦しましたが……異様な再生と攻撃。セイカのお陰で撃退は出来ましたが、一時しのぎだそうです」
速水 やどり:「侵蝕廟……耳慣れない単語ですね」
緒環 伸:「侵蝕廟とやらに近づくと、そいつがわらわら出てくるんだってさ」
緒環 伸:「おっかないね」
君臣ユウ:「ですね」
君臣ユウ:「ええと……そうだ。彼はその侵蝕廟を持ち込んだ相手を、"オーガン"と呼んでいました」
君臣ユウ:「更に自らはアーカイヴス、と。恐らくは組織か何かのコードと思いますが」
速水 やどり:「器官……オーガン。アーカイヴス。……後程整理が必要ですね」
君臣ユウ:「うん。一応、話をまとめるのには役に立つと思う」
緒環 伸:「その仲間とここで落ち合えるかもっていうんで来たんだ。二人がいたのは良かったけど、それらしい人はいた?」
速水 やどり:「……実は、仮面をつけた相手との交戦は、私もありました。……善意の第三者に助けられましたが、協力者はそのあと行方不明に」
速水 やどり:「その人が、『仲間』……それも、リーダー格であった可能性が高く。頭を抱えている所です。後は……」木虎さんに目をやって。
木虎 ツグミ:「私もカリンさんって人に助けて貰いました!その人も支部にリーダーが居るって仰っていて」
木虎 ツグミ:「あと仮面のことをマニューバーって呼んでました!そこはちょっと違うところですね」
君臣ユウ:「ふむ。マニューバー、か。呼称の違いは気になるな」
君臣ユウ:「ただ、セイカは敵全体を指していたようにも思う。そのへんの違いかな。支部とチルドレン、みたいな」
木虎 ツグミ:「何か違うところがあるんですかね?ええと」
木虎 ツグミ:「こういう、形の仮面の人だったんですけど」
君臣ユウ:無意識に前髪を弄っている。
木虎 ツグミ:言いながら、そこらにあった要らなそうな書類の裏に絵を描く。
木虎 ツグミ:ちょっと歪み気味だが、特徴はなんとなく分かるだろう。
緒環 伸:「…………」少し考える。
GM:君たちが戦ったもの
GM:そして荒廃した景色で出会った仮面の男と
GM:同じデザインの仮面だ
緒環 伸:「なあ、ユウくん。さっき別の場所で会った奴の話をしただろ」
緒環 伸:「多分時空のゆがみとやらに巻き込まれて、変な場所に飛ばされたんだ」残り二人に。
君臣ユウ:「あ、そうでしたね」その後の衝撃で失念していた
緒環 伸:「そこにいた奴も、この仮面だったな。さっきはバタバタしてたんで、後にしたけど」
速水 やどり:「同じ……『オーガン』の一員という事でしょうかね?」
緒環 伸:「……ただなあ」
緒環 伸:「ほら、あいつら、同じことばっかり喋るだろ」
緒環 伸:「我々は器官ーとか」
緒環 伸:「そいつは、普通に……人みたいに喋ってたな」
速水 やどり:「えぇ、こちらでも同じことを喋っていました……その人が何か、特別なんでしょうかね……?」
緒環 伸:「糸がなかった」
木虎 ツグミ:「糸?」
緒環 伸:「ええと、僕の能力ね。運命的なものが、物の繋がりが見える。糸の形だ」
緒環 伸:「そいつはどこにも糸が繋がっていなかった。なかなかあるケースじゃない」
緒環 伸:「特別といえば、そこかな」
木虎 ツグミ:「ううん、仮面の人たちって大体複数人で行動してるのに一人きりってのも不自然ですし」
木虎 ツグミ:「何か特別な理由で一人になってるんですかね?」
緒環 伸:「自由になれた、って言ってたな……」
緒環 伸:「オーガンから離脱に成功した、とかそういう……?」
君臣ユウ:「自由に、ですか」
緒環 伸:「いや、わからん。早とちりかも」
君臣ユウ:「言葉通りに受け取ると、そういう束縛から解放された感じではありますね」
君臣ユウ:「少なくとも俺たちが戦った相手が自由とは思えませんでしたし」
緒環 伸:「まあ、これはほんと最優先事項ではないと思うね」
緒環 伸:「そいつが接触でもしてくるならともかく。一材料としておいてよ」
木虎 ツグミ:「分かりました!」
木虎 ツグミ:「確かに、今はそれ以上にこの状況の解決とか、私達がオーガンを倒す方法とか」
木虎 ツグミ:「色々調べなきゃいけないことが多いですもんね!」
君臣ユウ:「ん、そうだな。確かにツグさんの言うとおりだ」
速水 やどり:「オーガンにしろ、……おそらく、アーカイヴスにしろ。私たちの事を知っているとしか思えないのも気にかかるところではありますね。深く考えても仕方ない部分かもですが」
速水 やどり:真っ直ぐ迷わずに支部長室に殺到したオーガン。私の名前を知っていた、あの人。……一体、どこからその知識を得たのか。
君臣ユウ:「そうだなやどりちゃん。明らかに今の俺達は情報のアドバンテージを取られていると思える」
緒環 伸:「ああ、さっきの奴も僕のコードネームを知ってた」
速水 やどり:「……それも含めて、セイカさん、でしたか。色々、尋ねてみる必要がありそうですね」
木虎 ツグミ:「なるほど……あれ、でもそしたら」
君臣ユウ:「? どうした、ツグさん」
木虎 ツグミ:「いえその。さっき話したカリンさんと会った時の話なんですけど」
君臣ユウ:「うん」
木虎 ツグミ:「私がUGNだって名乗ったら、じゃあ君は忍者なんだなって言われまして」
君臣ユウ:「うん」頷いて
君臣ユウ:「忍者?」首をひねる
木虎 ツグミ:「違いますよって訂正したんですけど、そしたら忍者じゃないUGNが居るのか!?ってすっごく驚いてたんです」
速水 やどり:「ニンジャ……? な、なんで……?」
君臣ユウ:「………ええと、忍者の支部ってあるのかな、やどりちゃん」
木虎 ツグミ:「……なんででしょう?」
緒環 伸:「まあ、オーヴァードの能力、たまに忍者っぽくはあるけど……」
君臣ユウ:「………伊賀支部とか?」市外のUGN事情はあまり知らない
速水 やどり:「聞いた事はないですね、私は……」
緒環 伸:「僕もやってみようかな。糸引きの術ーとかって」適当に指を立てている。
木虎 ツグミ:「私も知ってる人の中には忍者の人居なかったので」
木虎 ツグミ:「なんでかなあってすごい不思議だったんです」
木虎 ツグミ:「それにセイカさんとかリーダーさんはそういう勘違いしてなかったみたいですし」
緒環 伸:「聞いてみたら案外してるかもよ」
君臣ユウ:「確かに、忍者と思い込んでいたらわざわざ確認しない可能性もある……かな?」自信なさげ
緒環 伸:「じゃ、そこも含めてインタビューしてみる?」
緒環 伸:忍者風に指を立てたまま、くつくつと笑う。
君臣ユウ:「そうですね。今の情報は大体話しましたし」
速水 やどり:「……えぇ、してみましょうか」すこしだけ、肩の力が抜けたかのように微笑む。

GM:シーン終了、ロイスと購入が可能!
君臣ユウ:ロイスは…もうちょっと話してからにしようかな。
緒環 伸:ロイス、やどりちゃんに○信頼/隔意で取得します。
木虎 ツグミ:同じくロイスはもうちょっと話してからで
君臣ユウ:購入はガード用のジュラルミンシールド狙います
君臣ユウ:1dx+4>=12
DoubleCross : (1R10+4[10]>=12) → 6[6]+4 → 10 → 失敗

君臣ユウ:ワォワォ…2点入れて購入だ。
木虎 ツグミ:購入は今のうちに白兵武器買います
君臣ユウ:君臣ユウの財産を-2した(財産:7->5)
君臣ユウ:こちらは以上!
木虎 ツグミ:どうしよっかな、支援あるし大槌にしよっかな
木虎 ツグミ:よし、ダメもとで大槌チャレンジ!
君臣ユウ:それが良いと思う思う
GM:ちなみにアイテムを用意出来るのは
GM:緒環さんが体験したみたいに時々ノイズが晴れるので
木虎 ツグミ:1dx+3=>14
DoubleCross : (1R10+3[10]>=14) → 6[6]+3 → 9 → 失敗

緒環 伸:おお
GM:その間にちょちょっと持ってきています
木虎 ツグミ:なるほど
緒環 伸:じゃあユウくん用のリアクティブアーマーやってみましょうか。手配師(ストーン)使います。
木虎 ツグミ:あ、そうだ!
速水 やどり:バデム使えばよかったのでは?(そういえば)
木虎 ツグミ:購入ってバディムーブ使えます?
君臣ユウ:あ、ほんとだ。
木虎 ツグミ:使えるならユウ君のに飛ばしたいし、自分のにも飛ばしてほしい……
GM:使えるよ~!
GM:使いな!
君臣ユウ:やった~!
緒環 伸:べんり!
木虎 ツグミ:やった!
君臣ユウ:《バディムーヴ》達成値+3、ツグちゃんに!
木虎 ツグミ:そこに財産点二点で購入!
木虎 ツグミ:そしてこっちもユウ君のにバディムーブ!
君臣ユウ:やったー!
GM:つえーっ
君臣ユウ:お金を使わずに購入!
君臣ユウ:ツグちゃんいえーい
緒環 伸:じゃあこちらも判定
緒環 伸:6dx+7=>24
DoubleCross : (6R10+7[10]>=24) → 9[1,2,3,5,7,9]+7 → 16 → 失敗

木虎 ツグミ:ユウ君いえーい
緒環 伸:ぬ、8点か……
緒環 伸:せっかくだ、出しましょうか
GM:なにィ
緒環 伸:財産点残り10点になりました。手配師は残り1回分
速水 やどり:お金持ち~
君臣ユウ:お金持ち~!
速水 やどり:ロイスは一旦保留で、調達はじゃあブルーゲイル狙いで。
GM:つえー
緒環 伸:以上!
速水 やどり:2dx+1>=20
DoubleCross : (2R10+1[10]>=20) → 9[6,9]+1 → 10 → 失敗

速水 やどり:失敗しておきます、以上で。
君臣ユウ:あ、こちらも改めて以上!
君臣ユウ:フルアーマーユウくんになりました。

ミドル3

GM:では続いてのシーン。イベントになります。
GM:プレイヤーは君臣くん。ほか全員登場可能。
速水 やどり:出ます。
木虎 ツグミ:こちらも出ます!
速水 やどり:速水 やどりの侵蝕を+5(1D10->5)した(侵蝕:42->47)
緒環 伸:出ます!
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+8(1d10->8)した(侵蝕:53->61)
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+9(1d10->9)した(侵蝕:64->73)
木虎 ツグミ:1d10+54
DoubleCross : (1D10+54) → 4[4]+54 → 58

GM:ユウくーん!
GM:---
GM:第9支部・医務室
GM:---
GM:白いベッドの上、君たちの前に座っているのは
GM:色素の薄い三白眼の少年。上背はあるが気弱そうな風情でキョロキョロと視線を行ったり来たりさせている。
GM:頭には包帯を巻いて、傷はとりあえず塞がっているようだ。
セイカ:「すいません……なんか」
セイカ:「勝手に色々借りちゃって……」
速水 やどり:「いえ……こちらこそ、支部員二人を助けてくださったことのお礼がまだでした。第九支部長速水やどり、支部を代表して感謝を。……ありがとうございます」
セイカ:「速水やどりさん……」
セイカ:「ああ、いや、そんな。やめてくださいよ」
セイカ:「助けたっていうか、あのままだと俺がまっさきに死んでましたし」
セイカ:「お世話になったのはこっちで……ほんと……ハイ」
セイカ:ペコペコしている
君臣ユウ:「気分はどうだろう、セイカくん」
君臣ユウ:「問題なければ、色々聞かせてもらいたいんだが」
セイカ:「あ!そうですね。俺のことより」
セイカ:「皆さんに話さなきゃいけないことが山程……なんですけど」
セイカ:「何から話せばいいかな……えっと」
セイカ:「……あの……」
セイカ:「ううーーーん」
君臣ユウ:「まず、君は何者で。襲撃をかけてくるアレはなんなんだ?」
君臣ユウ:「アーカイヴスとオーガン、といったか」
セイカ:「そうですよね、そこからですよね。ハイ」
君臣ユウ:「うん。その辺りから聞かせて欲しい」
セイカ:「えっとですね」
セイカ:「ターミネーター」
セイカ:「って観たことあります?」
セイカ:「すっごい古い映画なんですけど……」
速水 やどり:「映画作品の……ですか?」
君臣ユウ:「俺は……無いな」他の人の反応を見る
緒環 伸:「ああ、見たことある。リアルタイムで」
緒環 伸:「さすがにガキの頃だったから、やたら怖かったな」
木虎 ツグミ:「えっと、宇宙人のやつでしたっけ?」
セイカ:「そうですそうです。」
セイカ:「ええっと……例えて言うと俺たちが『ターミネーター』じゃない方です」
セイカ:「いやこれわかりにくいか……?要するにですね、えっと」
緒環 伸:「……未来から来たってことか」
君臣ユウ:「未来?」
セイカ:「……」
セイカ:「そうです、ね」
セイカ:「そういうことが言いたいんですけど」
セイカ:「いきなりそんな事言われて」
セイカ:「はぁ?って感じですよね……ハイ」
速水 やどり:「にわかには信じがたい……ですが、街がこの状況ですものね。信じましょう」
セイカ:「ほんとですか!?」
セイカ:「み、みなさんは!」
緒環 伸:「まあ、他に材料がないんだもんなあ」
木虎 ツグミ:「信じますよ!異世界だってあったんですし、未来から人が来るのも不思議じゃないです!」
君臣ユウ:「そうだな。布団に襲われるよりは現実的だし」
セイカ:「布団???」
君臣ユウ:「あ、うん。それはまぁ……置いといて」
速水 やどり:「あなた方がターミネーターじゃないほう、なら、ターミネーターのほう、に対処する手段を知ってると期待して、ですが」
緒環 伸:「僕は2が好きだから、そっちの方が嬉しいけども」
君臣ユウ:「うん、そんな感じで」
君臣ユウ:「現実に襲ってきているからな。未来からでも遠方からでも、今の状況では変わらないさ」
セイカ:「よ、よかったぁ……」
セイカ:がっくりと首を落として
セイカ:「俺、あの。ほんと」
セイカ:「信じてもらえるかどうかが、一番心配で……」
セイカ:「俺、説明とかすげー下手だし……顔も怖いじゃないですか……」
セイカ:「敵だと思われたらどうしようって……うう……」
君臣ユウ:「それになんだ、親しみやすい顔をしてると思うぞ、俺は」態度を含めて。
セイカ:「君臣さん……」
君臣ユウ:「で、未来から来たターミネーターじゃない方が君達として……ターミネーター。そっちの目的とかも知りたい」
君臣ユウ:「何か、あるんだろう。目的というか、行動をした理由とか……その対処法もか」
セイカ:「あ!そ、そうですね!」
セイカ:ぱちんと手を打って
セイカ:「対処法、その話!します!」
セイカ:「まずはあいつらが何かってことなんですけど」
セイカ:「オーヴァードの組織、ですね。元々はこのN市のFHセルが統一されて出来たものだって聞いてます。名前は”オーガン”」
セイカ:「2021年頃に発生した、っていうことは教わってるんですけど」
セイカ:「……正確な経緯については、俺の産まれる前のことで」
セイカ:「詳しく説明するのは出来ないんですけど」
君臣ユウ:「統一されたFHセル、か」
木虎 ツグミ:「2021年ってことは……来年には出来てるってことです!?」
緒環 伸:「だいぶ近いな……できるもんなのか?」首を捻っている。
君臣ユウ:「そう…なるみたいだなツグさん」
セイカ:「え、っと……そうですね。この時間軸だと」
セイカ:「そうなります……すいません」
君臣ユウ:「報告に聞くだけでFHセルは片手に収まらないはずだが……何が有ったか、の詮索は後回しかな」
速水 やどり:「……本当にそんなことができるのか、謎ですが……現に目の前に脅威として迫られている以上は、ですね」詮索は後回し、に頷く。
君臣ユウ:「うん、大丈夫だ。続けて欲しい」
セイカ:「この街を拠点として発足した”オーガン”は、UGNや防衛隊との制圧戦に勝利して」
セイカ:「強固な根を張りました」
君臣ユウ:「根?」
セイカ:「……」
セイカ:「この地球上でも有数のレネゲイドの澱み……N市のあらゆる力を人為的に束ね、吸い上げて」
セイカ:「産まれたんです」
セイカ:「ひとつの『生命』が」
セイカ:「……俺は、記録写真でしか、それを見たことがないですけど」
セイカ:額を汗が伝う、がたがたと震えている
セイカ:「すいません……」
緒環 伸:「……いや。ゆっくり、どうぞ」
君臣ユウ:「うん、落ち着いてくれ」
緒環 伸:ただならぬ様子に、少し緊張が伝わってくる。
セイカ:「……俺たち”アーカイヴス”は”オーガン”に対抗するために作られた組織です」
木虎 ツグミ:「UGNでは対処できないから、新しくって感じです?」
セイカ:首をふる
セイカ:「UGNや、FH、そういった組織の違いは」
セイカ:「もう無くなってたんです。国家とか、イデオロギーも」
木虎 ツグミ:「え」
君臣ユウ:「ん」
緒環 伸:「……何?」
速水 やどり:「それって……」
セイカ:「人類自体が、”オーガン”に滅ぼされるかどうか」
セイカ:「俺たちはそこまでのところに来ました」
君臣ユウ:「…………さっき言った、『生命』というのが」
君臣ユウ:「そこまでの存在だったと?」
セイカ:「……2つ」
セイカ:「理由があります。”オーガン”はオーヴァードから産まれた、あるいはその集合体だった、はずなんですが」
セイカ:「明らかにそれを超えてた点が」
セイカ:「”オーガン”が人間たちの組織だった頃に。解き明かしたんです。『リザレクトの仕組み』を」
セイカ:「それは大脳の一部、意識を司る場所でコントロールされていて」
セイカ:「……脳手術でそのリミッターを取り除くことが出来る」
君臣ユウ:「……………リミッターを?」
セイカ:「侵蝕限界を超えると、オーヴァードにリザレクトは起きなくなります、けど」
セイカ:「”オーガン”にはそれがない」
君臣ユウ:「確かに、異様にタフだったな」
速水 やどり:「無限にリザレクトできる……不死身、ってことじゃないですか」
セイカ:「……そうです。殺せないんです。どうやっても」
緒環 伸:「そういう仕組みで……面倒だな……!」
セイカ:「もう一つ、その過程の副産物だったと言われていますけど」
君臣ユウ:「あぁ、2つと言っていたな。リザレクトと、もう一つ」
セイカ:「シンドロームが”オーガン”には無いんです」
セイカ:「あらゆる能力を”オーヴァードのちから”として使える」
緒環 伸:「……妙だと思ってたよ」先の多彩な攻撃を思い出す。
君臣ユウ:「……炎と風と、重力と毒。でしたか」
君臣ユウ:「まだ一端でしか無いわけだ。アレが」
木虎 ツグミ:「どれだけ倒されてもリザレクトで立ち上がれて、どんな能力も全部使える……」
木虎 ツグミ:「……それ、倒せなくないですか!?」
セイカ:「……無理ですね」
セイカ:「でもやるしかなかったんです」
緒環 伸:「追い払うことはできてた……よな。あれは?」
セイカ:「あれは『転送弾』です」
セイカ:「限られたオルクス能力者とモルフェウス能力者によって精製される、『抵抗手段』」
君臣ユウ:「オルクス……倒すんじゃなく、何処かに遠ざけるための方法というわけか?」
セイカ:「一時的に時空隙に転送は出来ます。でもあいつらはすぐに戻ってくる……」
セイカ:「大勢、人が死にました」
セイカ:「みんな、ひょっとしたら死にたかったのかもしれないです」
緒環 伸:「…………」
緒環 伸:少しだけ余裕のなくなった顔で話を聞いている。
セイカ:「……だけど、それでも」
セイカ:「声を上げ続けました。俺たちのリーダーとか、大人のひとたちは」
セイカ:「諦めるな」
セイカ:「そう、言ってました」
君臣ユウ:「……………」
セイカ:膝の上で拳を握りしめる
セイカ:「そして」
セイカ:「手に入れました。俺たちは」
セイカ:「ひとつの、勝利を」
セイカ:「……”オーガン”の重要なエネルギー源である、”鉱床”の破壊に、成功しました」
セイカ:「数十年ぶりに、”人類”が勝ったんです」
君臣ユウ:「おぉ」
緒環 伸:「いいニュースじゃない。そういうのを聞きたい」
君臣ユウ:「そうですね。エネルギー源を断ったというのなら、それなりに弱体化もしているんだろうか?」
セイカ:「その筈でした」
セイカ:「俺たちにもほとんど戦力なんて残ってなかった、けど」
セイカ:「このまま”オーガン”を倒せる可能性が産まれた。」
君臣ユウ:「それで、どうしたんだ?」
セイカ:「……」
セイカ:「消えました。”オーガン”は」
セイカ:「自分から時空隙に入り込んで、逃げたんです」
セイカ:「恐らく、新しいエネルギー源を求めて」
速水 やどり:「鉱床……この時代の、この街に来たのは、代替を求めて……?」
君臣ユウ:「………時空隙というのはわからないが、つまり」
君臣ユウ:「………壊されたのなら、壊されない時まで戻ってやり直し、と」
セイカ:「……はい」
セイカ:「冗談じゃないです……冗談じゃないですよ」
セイカ:「そんなのがアリなんだったら」
セイカ:「一体何のために、みんな」
緒環 伸:「……いいニュース、大抵が悪いニュースとセットだよな、知ってた」目を閉じる。
セイカ:「……すいません」
セイカ:「それで、だから」
セイカ:「俺たちは”オーガン”を追いました。”船”を作って」
セイカ:「別の世界線、別の時間軸で」
セイカ:「戦いを続けたんです、何度も、何度も」
緒環 伸:「……戦績は?」
速水 やどり:「それは……」想像を絶する旅だったろう。現に、想像が追い付いていない。
セイカ:「……」
セイカ:首を振る
緒環 伸:「そうだろうね。話の感じだと」
セイカ:「鉱床を失っても、”オーガン”には余力がありました」
セイカ:「俺たちの方は、時空を渡ること自体がリスクの塊みたいな話で」
セイカ:「でも逃がすわけには、いかなかったんです」
セイカ:「それで、俺たちと”オーガン”が辿り着いたのが」
セイカ:「2020年、第0世界軸のN市」
セイカ:「俺たちは『基準世界』と呼んでます」
君臣ユウ:「今この世界、というわけか」
木虎 ツグミ:「なんでこの世界が基準なんですか?」
セイカ:「……俺たちの産まれた世界だからです」
君臣ユウ:「………君達の生まれた世界。つまり」
君臣ユウ:「2021年にオーガンの生まれる世界、か?」
緒環 伸:「あちこち渡り歩いた結果、最初に戻ってきたってことか」
セイカ:「はい」
セイカ:「どれだけ世界線を越えようと、直接つながる過去にしか”鉱床”はなかった」
セイカ:「『ここ』が特別なんです」
セイカ:「土地自体が”特異点”の力を秘めている」
セイカ:「そう解釈する人もいました」
木虎 ツグミ:「特別……」 異世界で聞いたあの言葉を思い出す。
君臣ユウ:「確かに、他の地域に比べて事件が多いとは聞いたことがあるな」顎に手を当てて。
君臣ユウ:「他の世界にも鉱床とやらがあるなら、他の世界にもオーガンが発生してもおかしくないものな」
セイカ:「あの”侵蝕廟”は”オーガン”の一部です」
君臣ユウ:「侵蝕廟というのは、外にあるあの黒い丘のようなやつだったな」
セイカ:「”オーガン”はあらゆる形状に変化・分裂するんですが、あの形状は”侵略兵器”としての機能を持ちます」
速水 やどり:「今まさに侵略を受けている真っ最中、ということですね。ノイズ化も"オーガン"の機能なのでしょうか」
セイカ:「別々の時空を繋ぎ合わせ、統合する」
セイカ:「この街は今、別の宇宙、別の時間軸と重なり合った状態にあります」
緒環 伸:今のこのノイズの世界と、元通りの世界と、そして、瓦礫の荒野の世界を思い出す。
緒環 伸:「なるほど、やっと理解した。時空のゆがみってやつがそれか」
セイカ:「はい。時間には強制能力があるので、正常な時間軸と別の時間軸を重なり合わせることで」
セイカ:「そのペナルティを曖昧にしている」
セイカ:「その影響がこのノイズです」
速水 やどり:ペナルティ、の語にびくりと反応する。
君臣ユウ:「ペナルティというのは、具体的には?」やどりちゃんの反応を一瞬、横目で見て
君臣ユウ:「過去の時間に行くと、元の時間に戻される…みたいな話だろうか」少ない創作物の知識から絞り出す。
セイカ:「介入が跳ね除けられて、時空隙に放り出されますね……」
君臣ユウ:「船からの上陸が認められず、再び海へ、というわけか」
セイカ:「一応、俺たちの服にはセーフティ・ロックの機能があるので」
セイカ:「よっぽどのことがない限り転送先は”船”になるんですけど」
速水 やどり:「あの人は、生きてはいる可能性が高いのですね……」僅かに安堵。
セイカ:「あの人?」
セイカ:「あ、えっと」
セイカ:「そういえば、うちのリーダー知りませんか?」
セイカ:「ここで落ち合う予定で……もう着いてると思うんですけど」
君臣ユウ:「………リーダー、というのはどういう人だ?特徴は?」
速水 やどり:「リーダーというのは。もしかして、純白のお召し物をしていて、白い髪の豊かな……緑青の瞳の?」
セイカ:「ええっと、真っ白な髪の」
セイカ:「すっごい美人さんですね」
セイカ:「あ!そうですそうです!」
セイカ:「やっぱ来てたんですね!よかった……」
速水 やどり:「……」沈痛な面持ちになる。
セイカ:「あれ」
セイカ:「……お、俺、なんか言っちゃいましたか、ね」
速水 やどり:「それが……大変申し訳ないお知らせになるのですが……」
セイカ:「はい」
速水 やどり:「私、"オーガン"に襲われて。そのリーダーの方に助けられて。……『過剰干渉のペナルティ』によって、姿を消してしまわれて」
速水 やどり:「私が不甲斐なかったばっかりに……ごめんなさい……」頭を下げる。
セイカ:「……」
セイカ:「う、うそぉ」
セイカ:へなへな声でがっくりと頭を抱える
木虎 ツグミ:「あ、でも!船に戻ったってことは、もう一度こっちに来ることも出来るんじゃないですか?」
君臣ユウ:「あ、あぁ、そうだな。今ここに居ないということは、なにか条件があるのかもしれないけど……」
セイカ:「そうなんです。そうなんですけど」
セイカ:「……俺だけになっちゃった」
セイカ:「それが1番不安でしょうがないんです……ハイ」
セイカ:「あ!えっと、ええっと」
セイカ:「速水やどり……さんは」
セイカ:「気にしなくて大丈夫です!」
セイカ:「むしろそうするのが当然というかそうしないと何も始まらないというか」
木虎 ツグミ:「あ、いえ!」
木虎 ツグミ:「セイカさん以外にも、多分残ってますよ!アーカイブスの人!」
君臣ユウ:「あ、そうだな。ツグさんが出会ったと言っていた」
セイカ:「ああ、そうだ!」
セイカ:「もうひとりいるんですよ!もしかして、会いました?」
木虎 ツグミ:「はい!ここに来る前に会って、助けて貰いました!」
木虎 ツグミ:「はぐれた仲間を探してから合流するって仰ってたので、今どこにいるかは分かりませんが……」
セイカ:「髪が緑っぽい金髪の」
セイカ:「刀持ってて元気な感じの!」
セイカ:ぱあっと表情が明るくなる
木虎 ツグミ:「そう!大剣使いで英語が得意な!」
セイカ:「……」
セイカ:「い」
セイカ:「入れ違い……」
セイカ:またがっくり
木虎 ツグミ:「お名前、カリンさんであってますよね?」
セイカ:「そうですそうです!よかった……」
セイカ:「あの、えっと」
セイカ:「すいません、皆さん色々こっちではじめる前に」
セイカ:「仲間探すの、手伝ってもらって大丈夫ですか……?ハイ」
木虎 ツグミ:「勿論!」
君臣ユウ:「うん、もちろん」
君臣ユウ:「一人で戦ってるのを放ってはおけないしな」
緒環 伸:「今の話じゃ、詳しい人は多い方がありがたいしな」
速水 やどり:「少しでも戦力と情報は欲しいですからね」
セイカ:「あ、ありがとうございます……」
セイカ:「ほんと俺1人だとどうしようもないんですよね……」
緒環 伸:「言うほどかね……?」
セイカ:「死ににくいだけで全然役に立たないし」
セイカ:「戦ったりとかも全然出来ないんです」
セイカ:「さっきの弾も当たったのが奇跡みたいなもんで」
君臣ユウ:「でも、一番重要だと思うぞ、それ」
君臣ユウ:「君が死んでいたら」
君臣ユウ:「俺達は何もわからなかった」
緒環 伸:「……僕も大概だけど、そういうのを『当てやすく』することはできるよ」
セイカ:「……そう、ですかね」
セイカ:おどおどした調子で
セイカ:緒環さんと君臣くんを見上げている
木虎 ツグミ:「そうですよ!セイカさんのお陰で、私達は今の状況が把握できたんですから!」
君臣ユウ:「敵を倒せても、死んだら駄目だよ」
緒環 伸:「連携してやってこうじゃない」
セイカ:「……」
セイカ:「俺だけが」
セイカ:「残っちゃってるんですよね、ずっと」
セイカ:ぼそりと呟く
セイカ:誰かに懺悔するように。
セイカ:「……誰かの」
セイカ:「代わりになれなかったのかなって」
セイカ:「考えちゃいけないのはわかってるんですけど、時々」
セイカ:「思っちゃって……」
緒環 伸:「……生き残り、みたいなやつ?」
緒環 伸:「……僕は見習いたいくらいだけどね。長生きするつもりなんで」
セイカ:「あ、ああ、えっと」
セイカ:「すいません、こんなの、いきなりする話じゃないですよね」
速水 やどり:「……大丈夫。貴方の生に意味はあります。ありました。……そしてこれからもっと、役立ててみせます」凛とした声で。
セイカ:「!」
セイカ:その声に顔を上げる
速水 やどり:「私たちの世界。あなたたちの未来。一緒に守りましょう」
セイカ:「……」
セイカ:「その、声」
セイカ:「素敵ですね。なんか」
セイカ:「元気づけられますよ」
速水 やどり:「ありがとうございます」にっこりと微笑んで。
セイカ:こちらもくしゃりと笑って
セイカ:ベッドから立ち上がる
セイカ:「えっと、改めて、ですね」
セイカ:「”アーカイヴス”のエージェント、コードは”スカーレット・ブルーム”」
セイカ:「姫都星花です」
姫都星花:「みなさんの力、貸してください」
君臣ユウ:「あぁ、よろし、」
君臣ユウ:「…………………………………」
姫都星花:「?」
緒環 伸:「どうした? ユウくん」
速水 やどり:「なにかひっかかることが?」
木虎 ツグミ:「どうしましたー?」
君臣ユウ:「姫、都、さん、か。」
君臣ユウ:絞り出すような声。口元が引きつって
姫都星花:「は、はい」
君臣ユウ:「………いえ、大したことでは、えぇ、その名字の人を知っているというだけでして、えぇ」
君臣ユウ:謎の頑丈さ。自分が生き残るという特性。そんな朴訥とした、最近であった年上の高校生の顔を思い出して。
君臣ユウ:「………………」
君臣ユウ:貼り付けた笑みを崩さないまま、セイカくんに近づく。
姫都星花:赤い瞳がキョトンとしたふうに
姫都星花:覗き返す。
君臣ユウ:その仕草と瞳に、言葉にできない既視感を覚えつつ。
君臣ユウ:「なぁ、姫都セイカくん」
君臣ユウ:心持ち声を潜めて。絞り出すように。
姫都星花:「はい?」
君臣ユウ:「………………………」
君臣ユウ:「…………………………………………」
君臣ユウ:「だ、」
君臣ユウ:「………"誰"との子孫だ?」
君臣ユウ:最も重要なことを聞いた。

GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です。
緒環 伸:ロイスは保留。
君臣ユウ:どうしようかなロイス。セイカくん……
速水 やどり:ロイスは一旦保留で、調達……ブルーゲイルで
速水 やどり:2dx+1>=20
DoubleCross : (2R10+1[10]>=20) → 3[1,3]+1 → 4 → 失敗

速水 やどり:以上で。
君臣ユウ:シナリオロイスだしな!「姫都さん 姫都セイカ ○P尽力/N畏怖」で取得!
木虎 ツグミ:こっちもロイス保留!購入はメイド服チャレンジ!
君臣ユウ:購入は、ジュラルミン買っちゃったけど便利なものが有ったのでリアクティブシールド狙います!
君臣ユウ:2dx+4>=18
DoubleCross : (2R10+4[10]>=18) → 9[5,9]+4 → 13 → 失敗

君臣ユウ:だめだー。
木虎 ツグミ:1dx+3=>20
DoubleCross : (1R10+3[10]>=20) → 2[2]+3 → 5 → 失敗

木虎 ツグミ:こっちは無理ー
木虎 ツグミ:お、バディムします?
緒環 伸:ではリアクティブシールドを試してみます
緒環 伸:あ、そっか
君臣ユウ:あ、そうだバデム
君臣ユウ:ほしいです欲しいです
木虎 ツグミ:バディムすればあと2で足りる
木虎 ツグミ:ではバディム!
君臣ユウ:そして2点ペイ!購入して以上だ!
君臣ユウ:君臣ユウの財産を-2した(財産:7->5)
緒環 伸:じゃあツグミちゃんのアルティメイド服を!
緒環 伸:5dx+6=>20
DoubleCross : (5R10+6[10]>=20) → 10[5,7,8,10,10]+8[5,8]+6 → 24 → 成功

緒環 伸:成功! あげます!
君臣ユウ:すっご
木虎 ツグミ:うわ凄い!
君臣ユウ:特異点かな?
緒環 伸:ふふふ
木虎 ツグミ:貰います!ありがたや!
緒環 伸:以上です

ミドル4

GM:ミドルの判定になります。シーンプレイヤーは速水さん。
GM:ほか全員登場可能
速水 やどり:速水 やどりの侵蝕を+9(1D10->9)した(侵蝕:47->56)
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:73->83)
木虎 ツグミ:1d10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 10[10]+58 → 68

緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:61->63)
GM:君臣くん!?
GM:---
GM:第9地区
GM:市街地
GM:---
GM:君たちは木虎とカリンが分かれた場所へと戻り
GM:彼女の足取りを追う。
GM:捜索には判定が必要になります。
GM:周辺は7つのブロックに分けられており、そのどこかにはぐれているNPCを探しましょう。
GM:NPC・カリンがどこにいるのかは、シークレットダイスで決定し
GM:カードとしてマップに伏せておきます。
GM:3R以内にたどり着けない場合、救助は失敗となりシーンは終了します。
GM:ダイスロール!
GM:1d7
DoubleCross : (1D7) → 6

GM:あ、間違い!
GM:……秘話でダイスって振れないんだ!?
GM:くっ、まあいい!GMの一存で決めます!開けるまで伏せられてさえいればいいので!
GM:シークレットダイス
GM:見学からの知見により危うく難を逃れました
GM:各エリアを捜索するには知覚/RCで9の判定が必要です
GM:どのエリアにどのPCが挑戦するかは、セットアップのタイミングで宣言していただきます
GM:挑戦した全てのPCが失敗だったエリアがあった場合
GM:周辺のオーガン・マニューバとの戦闘回避判定にはいります。
GM:難易度は4dx+5で変動
GM:失敗すると1~3体のエネミーがそのエリアに挑戦したPCたちから10m位置に出現します
GM:40m距離を開ける、あるいは50以上のダメージを全員に与えることで離脱が可能です。
GM:オーガン・マニューバの行動値は戦闘前に1~10のダイスで決定されます。
GM:【NPCカード】
GM:”スカーレット・ブルーム”姫都星花を毎ラウンドごと、判定に挑戦するエリアどれかひとつに動向させる事ができます。
GM:全ての判定に固定値+3の補正。戦闘に入った場合、シナリオ1度だけオートでオーガン・マニューバ1体を排除出来ます。
GM:そしてここでお楽しみシークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:綺麗にばらけたな…
GM:応急手当キット2つとブルーゲイル1つをどこかのエリアに配置しました。
GM:これもカードとしてマップに伏せておきます。
どどんとふ:GMが「GM」へカードを渡しました。
どどんとふ:GMが「GM」へカードを渡しました。
どどんとふ:GMが「GM」へカードを渡しました。
どどんとふ:GMが「GM」へカードを渡しました。
どどんとふ:GMが「GM」へカードを渡しました。
どどんとふ:GMが「GM」へカードを渡しました。
どどんとふ:GMが「GM」へカードを渡しました。
GM:配置完了!
GM:各位質問は!
緒環 伸:はい! オートでの支援はどの範囲まで届きますか?
GM:いい質問!
GM:セットアップ支援は全員に可能ですが
GM:メジャー判定へのオート支援、メジャーアクションを使った支援は、同じエリアに挑戦しているPCに対してのみです!
緒環 伸:了解しました!
木虎 ツグミ:はい!イージーエフェクトによって判定にプラス補正を付けることは出来ますか?
GM:ほほう!
GM:具体的には!
木虎 ツグミ:カリンさんが通信機器を持っていればアンテナモジュール+タッピング&オンエア
木虎 ツグミ:持ってない場合でも鋭敏感覚が使えます!
GM:そうですね
GM:では姫都くんも確認しましたが
GM:カリンの所持している通信機器の反応は途絶えています。
GM:恐らく戦闘中に破壊されたものと考えられるでしょう。
木虎 ツグミ:ふむふむ
GM:故に頼れるものは己の感覚のみ。
GM:鋭敏感覚には捜索、戦闘回避
GM:両方に固定値+2の補正とします
木虎 ツグミ:了解しました、ありがとうございます!
緒環 伸:こちらもイージーエフェクトがあるので同じ質問を!
緒環 伸:仕組まれた幸運とテレキネシスを持っていて、捜索には使えるかな?と思うのですが、どうでしょうか?
GM:ほほう!
緒環 伸:主に後者で邪魔なものを動かして探したりですね。
GM:仕組まれた幸運に捜索判定+1dxの補正をさしあげます
緒環 伸:ありがとうございます!
GM:他には!
君臣ユウ:私は大丈夫!
速水 やどり:財産って……使いどころないですよね?
GM:お金は…使えない!
GM:買収する相手がいないのだ
速水 やどり:仕方ないぜ……!
君臣ユウ:紙切れじゃねぇか!
GM:では運命の1R目セットアップから!
GM:どのエリアに誰が向かうか
GM:宣言をどうぞ!
木虎 ツグミ:ツグミが単独で2に行きます!
君臣ユウ:君臣、緒環、速水の第九組が1に行きます!
速水 やどり:1番に!
緒環 伸:同じく1に
GM:ツグちゃんソロクエ!
GM:NPCの姫都くんはどうしましょう
君臣ユウ:こちらの1に同行していただければ!
GM:では

姫都星花:「……ダメだ、やっぱり通信が途絶えてる」
姫都星花:「バイタルサインは近いですから、この付近ではあるはずなんですけど」
姫都星花:「すいません、俺にはこれ以上わからないです……」
速水 やどり:「いえ、十分です。ここまできたら、足で探しましょう」
姫都星花:「そう、ですね。けど」
姫都星花:「この辺りにも奴らがウロウロしてますから、くれぐれも気をつけて」
姫都星花:「……オーガン・マニューバって」
姫都星花:「呼ばれてます。あの兵士タイプは」
姫都星花:「オーガンの中にあった『記録』を核にして、本体から生成されます」
姫都星花:「つまり、この街にいた人たちの……」
緒環 伸:「……そういう奴だったのか……」
姫都星花:「あれも”オーガン”の一部ですから」
姫都星花:「破壊は出来ません、ただ」
姫都星花:「稀に自壊する事があります……その条件は、えっと」
姫都星花:「コピー元になった人と、強い繋がりのあるものや人物と接触すると」
姫都星花:「自壊するっていう例があるって、聞いたことがあります」
姫都星花:「何千何万分の一のことですから、期待は出来ないですけど……俺も見たことないです」
君臣ユウ:「コピー元になった人との繋がり、か」
緒環 伸:「……そりゃ助かるけど、知り合いとはそういう形じゃあんまり会いたくないなあ……」
君臣ユウ:「……うん、偶然俺達の中にいる可能性のほうが低いだろうしな。自壊前提で期待するのは危険そうだ」
姫都星花:「そうですね……」
姫都星花:「……あいつ、大丈夫かな」
姫都星花:ソワソワとしてきている。こめかみには焦りの冷や汗。
木虎 ツグミ:「カリンさんならきっと大丈夫ですよ!すっごく強かったですし」
木虎 ツグミ:「剣を使って転送!って……あ、そうです!」
姫都星花:「は、はい」
木虎 ツグミ:「あの剣とか星花さんの弾とか、転送させるための武器って私達も使えませんか?」
木虎 ツグミ:「もし使えたら対処できるオーガンの数も増えると思うんですけど……」
姫都星花:「……あ」
姫都星花:「そ、そうですね!そうですよ!」
姫都星花:「今手元にあるのは俺の一発だけですけど」
姫都星花:「俺が使うよりも、皆さんが持っててくれたほうが役に立つはずですから」
姫都星花:転送弾はPCが持つことも出来ます。
姫都星花:姫都星花から受け取りますか?
君臣ユウ:「………いや、どうだろうな」
君臣ユウ:「一発だけと言うなら、やっぱり使い慣れてる君が持っていたほうが良いと思う」辞退の構え
姫都星花:「そ、そうです、かね……」
君臣ユウ:「いざという時に慣れない道具をアテにすると、なんだ。怖い」
君臣ユウ:「ツグさんもそれで構わないか?」
緒環 伸:「数があるならともかくね。一発ってのなら、元の持ち主の方がいいでしょ」
木虎 ツグミ:「はい!私も予備の分とかあったら貸してもらえないかなあってつもりでしたし」
姫都星花:「予備は……無いんですよね」
姫都星花:「これ、ひとつひとつ作るのがすごく難しくて」
姫都星花:「あいつが持ってる刀も、無限に使えるわけじゃなくて」
姫都星花:「弾丸と同じ仕組みで回数に限りがありますから……」
速水 やどり:「……でしたら、尚更早く合流しなくては、ですね」
木虎 ツグミ:「なるほど……なら大丈夫です!星花さんも自分用の武器を持っておいた方が良いと思います!」
姫都星花:「……すいません」
木虎 ツグミ:「それに、うん。提案しておいてアレなんですけど、私は剣とか銃とかあんまり得意じゃないですし!」
姫都星花:「当てられるかな……俺」
姫都星花:「肝心な時に……」
速水 やどり:「星花さんの事も、頼りにさせていただきます。……大丈夫ですよ」
速水 やどり:「先程、大事な時にお二人を助けてくれたと聞きました。だから次も、大丈夫」
姫都星花:「……無理ですっていうのは」
姫都星花:「言えそうもないですね、これだと」
姫都星花:「がんばりますよ」
姫都星花:頭の後ろに手を回して力なく笑う
君臣ユウ:「うん、アテにしてるぞ、セイカくん」
君臣ユウ:「なにせ、支部長直々の応援だ」
君臣ユウ:「俺だって滅多に貰えない」
君臣ユウ:こちらも冗談っぽく。
姫都星花:「あ、あんまりアテにされると……うう」
緒環 伸:「次はこっちも手伝うしね。言ったろ。『当てやすく』させるのは上手いんだよ、僕は」
姫都星花:「どうなんですかね、どうなんでしょうか」
姫都星花:わたわたしている
緒環 伸:「アイスも、銃弾も」
姫都星花:「それは……ハイ」
姫都星花:「すっごく頼りにさせてもらいます。ホントに」
姫都星花:胃の辺りを抑えている
GM:では
GM:まずはエリア1の捜索
GM:行動値順に参りましょう、速水支部長から
GM:知覚もしくはRCで難易度9です
GM:姫都くんがいるので達成値+3
速水 やどり:バデムを貰って実質3なら、素振りしちゃいましょう。RC平目で。
速水 やどり:6dx+3>=9
DoubleCross : (6R10+3[10]>=9) → 10[3,5,5,7,10,10]+5[1,5]+3 → 18 → 成功

緒環 伸:たか
君臣ユウ:めっちゃわかってる
GM:つよっ!
GM:一発上がり!
君臣ユウ:第九地区とか庭なんだが?
GM:あけまーす
木虎 ツグミ:流石支部長
どどんとふ:GMがカードを公開しました。「応急手当キット」
緒環 伸:アイテムだー
君臣ユウ:アイテム~
GM:アイテム!
木虎 ツグミ:腐らないし助かる
GM:ではエリア1が終わり、エリア2!
GM:木虎ちゃんも判定どうぞ!
木虎 ツグミ:はーい、それでは諸々の修正含めてRCで素振り!
木虎 ツグミ:2dx+8
DoubleCross : (2R10+8[10]) → 4[1,4]+8 → 12

GM:つえー!
君臣ユウ:固定値の暴力!
緒環 伸:つよい!
GM:一段目の難易度もっと高くしときゃよかったな…!
どどんとふ:GMがカードを公開しました。「何も見つからなかった…」
君臣ユウ:しょんぼり
GM:エリア2はハズレ!
木虎 ツグミ:しょぼん……
GM:---
GM:市街地
GM:エリア1
GM:---
GM:通信は途絶え、周囲には敵の数も多い。
GM:時間の余裕がないと考えた君たちは、二手に分かれて捜索を続ける。
姫都星花:「木虎さん……大丈夫かな、1人で」
姫都星花:「こういうの自信があるって、言ってましたけど」
緒環 伸:「単独でここまで来た実力を頼むしかないよな……」
緒環 伸:「ま、大丈夫でしょ。元気だし」
速水 やどり:「ですね。後で組み方を変えるにしても、まず今はなんとかしてくださることを祈るばかりです」
姫都星花:「そ、そういうもんですかね……?」
君臣ユウ:「いざとなったら、一人のほうが逃走はしやすいだろうからな……でも、うん」
緒環 伸:「この状況で元気ってことは、強いってことだよ。気持ちが」
緒環 伸:「そこをアテにするしかない。気をつけてはやらないとだけどね」
姫都星花:「なるほど……やっぱり」
姫都星花:「落ち着いてますね。慣れてるっていうか」
姫都星花:「すごいや」
緒環 伸:「慣れてるよー。いざと言う時に人を頼りにすることはね」笑う。
速水 やどり:「……まぁ、確かにいろいろと慣れてはいますが」閉鎖空間に閉じ込められるの、これで何度目だろうか?
GM:周囲の気配を探りながら進む君たちの前に
君臣ユウ:「俺は……まぁ、慣れてはいないけど」
君臣ユウ:「頭脳派が二人もいるから、そこは頼る」
姫都星花:「頼れるところは、頼る」
姫都星花:「そうですね。俺も、そのところは分かる気がします」
姫都星花:「周りに頼りっぱなしで……いつまで経っても自信はつかないんですけどね」
姫都星花:「助けられては、来ましたから」
君臣ユウ:「それでいいと思うよ、俺は」
姫都星花:「……ありがとうございます。君臣さん」
GM:周囲の気配を探りながら進む君たちの前に
GM:ひとつの影が現れる。
■■ ■:ざー ざざっ
■■ ■:ノイズに紛れて、道の真ん中に突如として現れる
■■ ■:ボロボロのマントを羽織った仮面の男だ。
姫都星花:「マニューバ!?……まずい!!」
君臣ユウ:「!」皆の前に出る。
緒環 伸:「……!」
姫都星花:身を隠そうとするが
■■ ■:「……」
■■ ■:ただ立ち尽くし、仕掛けてくる気配はない
■■ ■:「や、や、や、やあ」
緒環 伸:糸を見たいと思いますが、見えますか?
GM:見えません。
君臣ユウ:「………何者だ?」
GM:あの時の男と同じものであることが
GM:緒環さんにだけは判別できます
緒環 伸:「……こいつ、前に言ったあの妙な奴だ……」簡潔に周りに。
■■ ■:「君たち、何してるの。こんな所にいて」
緒環 伸:「……そりゃこっちが聞きたい」一歩前に出る。
■■ ■:「あれ」
■■ ■:「俺はなんでこんなところにいるんだ?」
■■ ■:「こんなところ?そんなところ?」
■■ ■:「まあいいや」
■■ ■:「これ、みんなで食べてよ」
■■ ■:ばしゅっ
■■ ■:テレポートで姿を消す。
GM:男がいたはずの場所に落ちているのは
GM:UGNの医療用アンプルだ。
緒環 伸:「……食べてよ、ってものか? これ」慎重に拾い上げる。
速水 やどり:「言動は支離滅裂でしたね……」
君臣ユウ:「………確かに妙な人でしたね、緒環さん」
姫都星花:「……『はぐれ』だ」
姫都星花:ぼそりと呟く
速水 やどり:「『はぐれ』?」
君臣ユウ:「『はぐれ』?」
姫都星花:「ええ、ハイ」
姫都星花:「稀になんですけど、ああいうふうに」
姫都星花:「言葉を話したり、攻撃してこなかったりするマニューバがいるんです。意志の疎通は出来ないんですけど」
緒環 伸:「疎通、前に会った時はもうちょっとマシだった気がするけどな」
緒環 伸:「一応会話もしたよ。自分がどういう風に見えるかとか、自由になったーとか」
姫都星花:「……段階的に、他のマニューバと同じになっていくみたいです」
緒環 伸:「……ああ、そりゃなんか……ちょっと悲しいな」
緒環 伸:「オーガンの本体から自由になった、ってことかね。それも束の間のやつなのかな」
姫都星花:「自由……」
姫都星花:「わからないです。わかってることの方が少ないですから、”オーガン”のことは」
姫都星花:「でも、今のはラッキーだったと思ったほうがいいはずです」
姫都星花:「次に合う時、どうなってるかは……」
君臣ユウ:「………そう、だな。ともあれ戦闘にならなかったのはありがたい」
緒環 伸:「まあ、楽観はしない方がいいよな。わかった」
緒環 伸:「……これ、一応持ってく?」アンプルを皆に見せる。
君臣ユウ:「………まぁ、使うにせよ使わないにせよ、手がかりになるのでは?」やどりちゃんの判断を伺う
GM:見た目としては、各支部に配備されている
GM:標準的な医療用アンプルです
GM:使用にも問題ない状態であることが、ノイマンの速水支部長には把握できる。
君臣ユウ:ノイマンすごい
速水 やどり:「ノイズ化していない拾えるものは、拾っておきましょう。未使用品のようですし」
緒環 伸:「了解。せっかくの差し入れだしね」

GM:では次のラウンドに入ります
GM:残るエリアは3,4,5,6,7
GM:セットアップ!誰がどこに行くかな!
君臣ユウ:私は4に!
緒環 伸:同じく4で
木虎 ツグミ:こっちは3!
速水 やどり:私は3!
君臣ユウ:で、セイカくんには4に来ていただけると!
緒環 伸:おいでー
GM:ではそのような布陣!
GM:まずはエリア3組から参りましょう
木虎 ツグミ:はーい
速水 やどり:はい!
GM:やどりちゃん手番から!
速水 やどり:では、メジャーアクションで。
速水 やどり:《アドヴァイス》Lv7
速水 やどり:次のメジャーアクションのC値-1、ダイス+7個。
速水 やどり:対象は木虎さん。
速水 やどり:侵蝕+4して60。
GM:ゲェーッ
木虎 ツグミ:滅茶苦茶助かる~
GM:ではツグミちゃん!
木虎 ツグミ:では支援も込みでまたRC!
木虎 ツグミ:9dx9+8
DoubleCross : (9R10+8[9]) → 10[2,3,5,5,5,8,9,9,10]+6[1,4,6]+8 → 24

木虎 ツグミ:何もかも分かった
君臣ユウ:つよい!
GM:何もかも理解できました。
どどんとふ:GMがカードを公開しました。「救出成功」
GM:ここで成功だよ!
木虎 ツグミ:やったー!
緒環 伸:やったー!
GM:クソーッ!シークレットダイスの目も良くなかった!
GM:せっかく凝ったのに!ぶち抜かれ!
速水 やどり:うれしい
君臣ユウ:ツグミちゃんは偉いねぇ
木虎 ツグミ:えへへー
GM:緒環さんと君臣くんは振りますか?
GM:一応アイテムが手に入る可能性はありますが
君臣ユウ:一応振っておきますか。固定値高めですし。
君臣ユウ:緒環さんが。
緒環 伸:いきましょうか
君臣ユウ:お願いします!
緒環 伸:RCで振ります
緒環 伸:5dx+7=>9
DoubleCross : (5R10+7[10]>=9) → 10[3,5,6,7,10]+1[1]+7 → 18 → 成功

緒環 伸:はい
君臣ユウ:普通に回す。
GM:止められる気がしない
どどんとふ:GMがカードを公開しました。「何も見つからなかった」
緒環 伸:あー残念
君臣ユウ:なにもなかった
GM:ただし4はハズレだ!
君臣ユウ:がーん!
緒環 伸:そういうこともある!
君臣ユウ:そんなこともある!
君臣ユウ:じゃあツグやどを見守りましょうか
緒環 伸:しましょう!

GM:---
GM:市街地・エリア4
GM:---
オーガン・マニューバ:「我々は器官」
オーガン・マニューバ:「我々はひとつとなって」
オーガン・マニューバ:ザッザッザッ
オーガン・マニューバ:何かを探すように首を振りながら
オーガン・マニューバ:仮面の一群が離れていく。
姫都星花:「行き……ましたね」
姫都星花:「あいつら、感知はそう得意じゃないんですけど」
姫都星花:「さっきのはぐれの話と一緒で、それにも個体差があって」
姫都星花:「すごく鋭いやつもいるから、それに当たったらヤバいです」
君臣ユウ:「そういうのが得意な記憶を元にしたタイプというわけか…」
緒環 伸:「こっちからは見分けがつきにくいのが厄介だな……」
君臣ユウ:「ですね。見た目からアタリがつけにくい」
緒環 伸:「ただ、ちょっとは安心するな。はぐれといい」
緒環 伸:「本当に均質でわけのわからん生物とも違うんだな」
君臣ユウ:「………ですね。一応、個性はあるわけだ」
姫都星花:「そうですね……ただ、時間が経つにつれて」
姫都星花:「その辺りの違いが無くなっていくみたいです」
君臣ユウ:「摩耗というか、均されていくわけだな」
緒環 伸:「やっぱりどうもなあー」頭を掻く。「さっきのはぐれと会った時のことだけど」
君臣ユウ:「なにか気になることが?」
緒環 伸:「あいつに、それ本当にいい自由?みたいなことを言ってしまった」
緒環 伸:「聞いてる限りじゃ、そんなのからは離れた方がいいような気がして」
姫都星花:「……ひょっとしたら」
緒環 伸:「でも、糸がなあ……あれは大丈夫なのか?」ぶつぶつと言っている。
姫都星花:「呑まれる前のことを、言ってるのかも」
姫都星花:「”オーガン”に吸い上げられる前の……その」
姫都星花:「元になった人が、生きてたときの」
君臣ユウ:「生前の記憶…というわけか」
姫都星花:「わ、わからないですけど……すいません」
緒環 伸:「……いや、こっちも全然わかんないからね」
君臣ユウ:「うん。わからないから仮説は大事だ」
緒環 伸:「こんな時にこだわってていいことなのかどうかも……けど、気になっちゃってさ」
姫都星花:「えっと」
姫都星花:「緒環さんは、人の繋がりが……こう」
姫都星花:「なんとなく、わかるんですよね」
緒環 伸:「うん。見える。糸みたいになって」
姫都星花:「あの、はぐれマニューバの元になった人は」
姫都星花:「……1人に、なりたかったのかな」
緒環 伸:「……ああ」
君臣ユウ:「1人に、なりたかった…?」
緒環 伸:「なるほど、そういう……」
君臣ユウ:「緒環さんはわかるんですか?」
姫都星花:「ただの、想像でしかないですけど」
姫都星花:「俺たちの世界では」
緒環 伸:「なんとなくね。繋がりが嫌だから切っちまった、それでせいせいした、みたいな感じだろ?」
姫都星花:「人が、死にすぎたから」
君臣ユウ:「………………」
緒環 伸:「結果的に、切れちゃった、か」
姫都星花:「……みんな、失くすことに傷つけられ続けてて」
姫都星花:「俺も、ちょっとはわかります」
君臣ユウ:「それは………」
君臣ユウ:「親しい人が傷ついたり、居なくなるのが辛いから」
君臣ユウ:「自分から捨ててしまったと、そういうことだろうか」
姫都星花:「……すいません」
緒環 伸:「いや」
姫都星花:「嫌な、想像ですよね」
君臣ユウ:「…………いや、俺には想像もつかなかったことだから」
君臣ユウ:「責めてるように聞こえたら、すまない」
緒環 伸:「……そういう世界から君は来たんだよな」
緒環 伸:「きっとあいつも」
緒環 伸:「……22年後だっけ」
姫都星花:「……はい」
緒環 伸:「酷いよなあ。僕は長生きするつもりだったんだぜ」
緒環 伸:「多少のことはあっても、人と世界はそれなりに続いてると思ってたよ」
緒環 伸:「考えが足りなかったよな、実際」笑う。
君臣ユウ:「………ですね。一年後か」
緒環 伸:「……多分、僕の大事にしてる人や物も、聞いてもいちいち覚えてられないくらいにめちゃくちゃになってる」
緒環 伸:「僕本人が生きてるのかどうかもわからん」
緒環 伸:「なあ、ユウくん」
君臣ユウ:「なんでしょう、緒環さん」
緒環 伸:「どうにかしなきゃなんないよな」
君臣ユウ:「えぇ」
君臣ユウ:「なんとかしなきゃいけません」
緒環 伸:「別に人類の未来のためとかじゃなくてさ。僕は……」
緒環 伸:「老後はのんびり日なたぼっこでもして過ごしたい」
緒環 伸:「老いないけど」
君臣ユウ:「ふふっ」
緒環 伸:「はは」
君臣ユウ:「俺もですね。未来とかはわかんないですけど」
君臣ユウ:「……22年後は想像できないけど、少なくとも2年後までは平和で居てもらわないと困ります」
緒環 伸:「2年? 結構近いな。なんか予定でも?」
君臣ユウ:「あー……」口が滑った、というふうにちょっと目をそらして
君臣ユウ:「2年経つとですね、俺が中学3年生になって」
君臣ユウ:「………雪ちゃんが、中学1年生になるので」
君臣ユウ:「少なくとも、それまでは、と」
緒環 伸:「ほう」目を細める。
緒環 伸:「ほうほう」
君臣ユウ:「………いえ、だからどーというわけではないんですけどね」
君臣ユウ:「まぁ、その、約束ではありますので」口調が速い
緒環 伸:「いや、いいね。いいことだ。若い! 素晴らしい!」背中を叩く。
君臣ユウ:「うぐっ」叩かれた衝撃でつまる
緒環 伸:「……雪ちゃんを頼むよ、先輩として」
君臣ユウ:「む、むぅ……はい、頼まれました」
緒環 伸:「しかしいいなあ、君の約束は。具体的で近い」
緒環 伸:羨ましそうに、穏やかに笑う。
君臣ユウ:「緒環さんは」
君臣ユウ:「なにかありますか、未来の約束」
緒環 伸:「僕のは、長いやつは2つあるけど……両方いつになるのかわかんなくてね」
緒環 伸:「だから、22年ぽっちで滅びられては困るんだよ」
君臣ユウ:「ふふっ」
君臣ユウ:「ぽっち、ですか。そりゃ気が長い」
緒環 伸:「片方は下手したら、百年越しの告白だ」
君臣ユウ:「告白。ほう」
君臣ユウ:「そりゃ困りますね」
緒環 伸:「成功させるつもりでいるからね。僕は。これでも」
君臣ユウ:「いいですね、それ。前向きで」
緒環 伸:「僕も応援してやるから、君も頼むよ」
君臣ユウ:「はい、俺も百年も待たせるわけには行きませんが」
君臣ユウ:「雪ちゃんになんとかして返さなきゃいけない借りみたいなものがあるので」
君臣ユウ:「頑張りましょう、お互い」
緒環 伸:「うん」深くは聞かない。
緒環 伸:「ああ、お互いにね」
君臣ユウ:「というわけで緒環さん」
緒環 伸:「うん?」
君臣ユウ:「お互い頑張ろうという意思を固めたところで、ですね」
緒環 伸:「うん」
君臣ユウ:「抜け駆けしても、先行しても、良いですけど」ス、と右手を差し出して。
君臣ユウ:「途中で投げ出して、居なくなるのはなしですよ?」
君臣ユウ:「俺だって頑張るんだから」
緒環 伸:「……ああ、そういうこと」
緒環 伸:こちらも右手を差し出す。
君臣ユウ:その手を握る。
緒環 伸:「……そうだな。そう考えなくもないけども」
緒環 伸:「この局面でそういうこと言うのはちょっとな!」
緒環 伸:握り返す。
緒環 伸:手袋越しに、少年の手をしっかりと。
君臣ユウ:「えぇ」
君臣ユウ:「ここは、大人が自分を曲げてくださいよ」
君臣ユウ:はは、と歯を見せるように笑って、握り返した。
緒環 伸:「……仕方ないな」
緒環 伸:「ほんとに仕方ない子たちだよ、君らは」

GM:---
GM:市街地・第3エリア
GM:---
GM:君たちはノイズの街並みを進んでいく。
木虎 ツグミ:定期的に立ち止まり、目を閉じる。
木虎 ツグミ:それは聴覚に集中し周囲の音を確かめるだけでなく、自分を中心に広範囲のレネゲイド反応を探るためだ。
GM:では君は
GM:オーガンのものではない微かな残滓を、周辺に感じるだろう。
速水 やどり:「……」耳とレネゲイドを研ぎ澄ませている間、呼吸を止めて傍らに立っている。
木虎 ツグミ:レネゲイドのコントロールというのは、何も自分のものだけに限らない。他者のものを読み取ることもその範囲内だと。
木虎 ツグミ:そして反応の数・個体差・残滓。そういった"情報"を制することが、自分たちオーヴァードの戦いに録っていかに重要か。
木虎 ツグミ:先輩に、それから上司に。しっかりと叩きこまれている。
木虎 ツグミ:「……うん!この痕跡、多分カリンさんのです!」
速水 やどり:「……ぷはっ。良かったです……急いで追いましょう、どっちかが"オーガン"に見つかってしまう前に」呼吸を再開して。
木虎 ツグミ:「はい!今のところ、戦闘音は聞こえないので多分まだ遠いですけど」
木虎 ツグミ:「こっちの方に行った筈です!」 ピッと痕跡の濃く残る方向を指さす。
速水 やどり:「……ありがとうございます、とっても……助かります」改めて、木虎さんに向けて。
木虎 ツグミ:「いえいえ!『こういうのも一人でこなせてこそ一流ってやつだぜ』って」
木虎 ツグミ:「壬生先輩に教わったので!」
速水 やどり:「頼りになる先輩をお持ちですね」にっこり微笑んで。
木虎 ツグミ:「えへへ—。そうなんです!」 にこにこと自慢げに笑う。
木虎 ツグミ:「支部長さんは、先輩さんはいらっしゃるんですか?」
速水 やどり:「……強いて言うなら、支部の皆さんは殆ど先輩になってしまいますね」
速水 やどり:「レネゲイドを見出されてから、支部長職に就くまで……少々特殊なカリキュラムを踏んでいたので、先輩らしい先輩という方は居ませんが」
速水 やどり:「実働していらっしゃる皆さんは、殆ど先輩です」
木虎 ツグミ:「なるほど……」 ここに派遣される前に、第九支部の主だったメンバーの資料は渡されている。
木虎 ツグミ:もちろん、速水支部長の分も。だから彼女が自分より年下なことは知っていたけど。
木虎 ツグミ:「やっぱりすごいですね!そんなに早く支部長になるなんて!」
速水 やどり:なんというか、真っ正直になんの嫌味もなくそう言われたのは久しぶりで、ちょっと目を丸くして。
速水 やどり:「……いろいろな巡り合わせの結果ですよ。この市は特殊ですから」微笑みながら返す。真っ直ぐな彼女の前だと、こちらもなんとなく柔らかくなる。
木虎 ツグミ:「んん、でも。支部長になったってことは、支部長さんになら支部長がやれるって判断されたってことでしょう?」
木虎 ツグミ:「それってやっぱりすごいことですよ!」
速水 やどり:「私は……やっぱり、現場に出ている皆さんのほうがすごいなって、思いますけどね」苦笑と謙遜。……いや、偽らざる本心だ。
速水 やどり:「星花さんではないですけど。……私も、いつも助けられてばかりで。今回も。ひとりじゃ、なにもできなかったから」
木虎 ツグミ:「そうですか……。私は逆に、現場に出るしか出来ないので」
木虎 ツグミ:「支部長さんみたいに書類仕事したり、たくさんの人のこと考えて指示を出したりってすごいと思うんですけど」
木虎 ツグミ:「それに、助けて貰ってばっかりだなあっていうのはおんなじですし!」
速水 やどり:「……木虎さんは、とっても眩しいですね……」
木虎 ツグミ:「? 眩しい、ですか?今は電気使ってないはずですけど……」
速水 やどり:「ふふ、そういう意味ではないですが……えぇ。支部長としてやれることを。皆さんにはしていただけることを……そうですよね」ひとつひとつ、確認するように。
木虎 ツグミ:「はい!やれることをやっていきましょう!」
木虎 ツグミ:「何事も適材適所だって嬬恋先輩も言ってましたし!」
GM:その時、君たちの行く先
GM:ビルの影にうずくまる姿が見える。
カリン:「もはやこれまで、か」
カリン:折れた刀を地面に置いて
カリン:「……辞世の句」
カリン:「朝ぼらけ」
カリン:「鳴くまで待とう」
カリン:「wake up……」
速水 やどり:「……あの方が、もしかして……」
木虎 ツグミ:「はい!カリンさんです!おーーい!」
木虎 ツグミ:周囲にオーガンの気配がないのを確認し、カリンへと呼びかける。
カリン:「What!?その声……」
カリン:「ツグミ!戻ってきたのか!」
カリン:「危険だと言っただろ!」
木虎 ツグミ:「危険なのはカリンさんもでしょう!それに」
木虎 ツグミ:「見つかったんですよ!カリンさんが探してた、もう一人のお仲間さん!」
カリン:「何……だと……!?」
速水 やどり:「今回は、あなたを迎えに来ました。アーカイヴス……カリンさん。星花さんとも、既に合流済みです」
カリン:「つまり、オレを助けるために」
カリン:「ツグミたちは危険を顧みず探しに来てくれたのか」
カリン:「なんというナサケ……かたじけない」
カリン:「そちらのgirl、お前も名も聞かせてくれ」
速水 やどり:「なんというか、聞いた通り……独特な方ですね……」
カリン:体を起こして立ち上がる。
速水 やどり:「あっはい、N市第九支部長、"リトル・ライト・ブルー"。速水やどりです」
カリン:「……Jesus」
カリン:小さくつぶやいて。
カリン:「ともかく助かった。この命、お前達に拾われたも同然」
カリン:「この世界を救うために、未熟ながら助太刀させてもらう」
カリン:「人はオレをこう呼ぶ、”アンデッド・キルズ”」
カリン:「カリン・ヴァレンタインだ。以後よろしく頼む」

GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です。
木虎 ツグミ:ロイスはやどりちゃんに〇尊敬/心配で取ろうかな
君臣ユウ:緒環さんにはもう信頼で取ってるので新規は保留。
木虎 ツグミ:小さいのにすごいなあと小さいのに大丈夫かなあの気持ち
緒環 伸:うーん、ロイスは1枠なので保留
速水 やどり:仲間/木虎ツグミ/〇尊敬/嫉妬 で取得。まぶしい……
緒環 伸:あ、ユウくんを○信頼/脅威に変更します
君臣ユウ:わーい脅威だ
緒環 伸:購入は自分のアルティメイド服にしようかなあ
緒環 伸:5dx+6=>20
DoubleCross : (5R10+6[10]>=20) → 8[4,5,7,7,8]+6 → 14 → 失敗

緒環 伸:nu,
君臣ユウ:バディいけるよー
緒環 伸:ぬ、あと6かあ
緒環 伸:もらってもいいでしょうか!
君臣ユウ:《バディムーヴ》達成値+3!
緒環 伸:ありがとう! 17になって、財産点3使用で購入します。
緒環 伸:あとユウくんから盾をいただけるとうれしいです
君臣ユウ:あ、そうだ。ジュラルミンシールドが余ったので緒環さんにパスです!
緒環 伸:いただいて両方装備。以上です!
木虎 ツグミ:こっちはウェポンケース狙います!
君臣ユウ:こっちもウェポンケースを
木虎 ツグミ:2dx+4=>18
DoubleCross : (2R10+4[10]>=18) → 6[3,6]+4 → 10 → 失敗

君臣ユウ:3dx+4>=18
DoubleCross : (3R10+4[10]>=18) → 10[1,4,10]+1[1]+4 → 15 → 失敗

君臣ユウ:あ、ツグちゃん助けて!
木虎 ツグミ:おっと、バディム!
木虎 ツグミ:ちょうど3点だ!
君臣ユウ:ちょうどお買い物できました!
速水 やどり:皆優秀~
君臣ユウ:ツグさんにパスです!
木虎 ツグミ:あ、ありがとう!
君臣ユウ:ツグさんのほうが急務だしね。いえーい
速水 やどり:ブルゲ狙いで。
速水 やどり:3dx+1>=20
DoubleCross : (3R10+1[10]>=20) → 10[4,6,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗

速水 やどり:……無理して買うほどではないな、失敗で以上で!
木虎 ツグミ:大槌をケースにしまい、自分の分は普通に失敗で以上!
君臣ユウ:こちらも諸々終えて以上!
GM:OK!では本日はここまで!
GM:優良進行すぎてワイバーンまで挟めちゃう!
GM:お疲れ様でしたー!
木虎 ツグミ:お疲れさまでした!
緒環 伸:お疲れ様でした!
速水 やどり:お疲れさまでしたー!
君臣ユウ:おつかれさまでしたー!

ミドル5

GM:ではミドルの続き。判定を終えて小休止、というようなシーンです。
GM:シーンプレイヤーは速水支部長、ほか全員登場可能。
速水 やどり:速水 やどりの侵蝕を+7(1D10->7)した(侵蝕:60->67)
木虎 ツグミ:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 9[9]+68 → 77

緒環 伸:出ます
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:83->93)
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:63->73)
君臣ユウ:ふふ
緒環 伸:!?
君臣ユウ:死ぬのかな
GM:君臣くん!?
緒環 伸:みんな高いよ!?
木虎 ツグミ:ユウくーん!!
緒環 伸:ユウくん……!
GM:---
GM:UGN・第9支部
GM:システム管制室
GM:---
カリン・ヴァレンタイン:かちり
カリン・ヴァレンタイン:ばふっ
カリン・ヴァレンタイン:手元の円筒状の容器をひねると
カリン・ヴァレンタイン:中からパンケーキめいた薄黄色のスポンジが現れる。
カリン・ヴァレンタイン:「モルフェウス能力を内部機構に応用したものだ」
カリン・ヴァレンタイン:「窒素を変換して携帯食を生成する」
カリン・ヴァレンタイン:「栄養は満点だ。あまり美味しくないが……」
GM:ノイズ混じりの机の上に
GM:ケーキ?が並んでいく
木虎 ツグミ:「すごい……未来の技術の賜物ですね!」
カリン・ヴァレンタイン:「ふっふっふ、違うな」
カリン・ヴァレンタイン:「これぞニンジャのひみつアイテムだ!」
姫都星花:「いや、標準装備ですからねそれ……」
姫都星花:「ともかく無事でよかった……皆さんもどうぞ、今のうちに栄養つけときましょう」
速水 やどり:(漫画みたいですね……)不謹慎にもちょっとわくわくしながら、スポンジ状の物体を眺めている。
木虎 ツグミ:「ありがとうございます!いただきます!」
緒環 伸:「ありがたいなー。この状況じゃ、食えればなんでもいいでござるよ」少しふざけて。
速水 やどり:「ノイズ化していなかったら、お茶の一つでも淹れたのですけど。……ありがとうございます、いただきます」
君臣ユウ:「食べるのに困らないのは助かるな。うん、いただきます」
GM:味はほんのり甘みがあるが
GM:あとはひたすらにもそもそしている。
GM:不思議と飲み込むのに苦労はない。
木虎 ツグミ:「……ちょっとぱさぱさしてますけど、飲み込みやすいですね!」
緒環 伸:ごくん、と飲み込んで。
速水 やどり:(まずい、というほどではないですが。たしかに、見た目から期待したほどおいしくは)未来の技術に思いを馳せながら、もそもそ。
木虎 ツグミ:「不思議な感じです!」
緒環 伸:「いやー、ごちそうさま。すごいな、ニンジャ」
君臣ユウ:「うん、ほんとだ」
君臣ユウ:「まずくはない不思議な感じ」
カリン・ヴァレンタイン:「ふふふ、そうだろうそうだろう」
カリン・ヴァレンタイン:「は!」
カリン・ヴァレンタイン:「そうだ!大事なことを聞き忘れていた!」
カリン・ヴァレンタイン:「あなた方の中に、ニンジャはいるか!」
緒環 伸:「…………」
緒環 伸:「ニンジャの方ー」一応呼んでみる。
カリン・ヴァレンタイン:「恥ずかしがらずに名乗り出て欲しい!あなたがそうか!」
カリン・ヴァレンタイン:ずいと君臣くんの前に乗り出す
カリン・ヴァレンタイン:「その手袋」
カリン・ヴァレンタイン:「何やらニンジャっぽさを感じる」
君臣ユウ:「え?俺?」
君臣ユウ:「いや、心当たりはない。です。すまない」
カリン・ヴァレンタイン:「……ニンジャは秘密だから」
カリン・ヴァレンタイン:「隠しているのではなく?」
カリン・ヴァレンタイン:粘る。
君臣ユウ:「……………仮に、俺の家がニンジャの家系だったとして」
君臣ユウ:「俺までの代で失伝してると思う。すまない」
速水 やどり:「……残念ながら、この中にはいないですね。ニンジャは」ちっちゃくため息をついて。
木虎 ツグミ:「そうですね……知り合いにも心当たりとかは居ないです」
緒環 伸:「僕も修行した覚えはないな……」
カリン・ヴァレンタイン:「……」
カリン・ヴァレンタイン:「いや、いいんだ」
カリン・ヴァレンタイン:「22年前とはいえ、ニンジャはかなり少なくなっていたと聞いている。No Problem」
カリン・ヴァレンタイン:「そんなに落ち込んだりはしていないぞ……」
カリン・ヴァレンタイン:落ち込んでいる。
速水 やどり:「ニンジャをレッドリストに載ってる動物みたいな……」
君臣ユウ:「…………ええと、今はほとんどの人と連絡取れないからわかんないけど」
君臣ユウ:「その、全部落ち着いたら一人ぐらいは居るかもしれないから、元気だしてくれ…」
姫都星花:「一事が万事この調子なんですよ。この人」
姫都星花:「だからまあ、なんていうか」
姫都星花:「励まされることもあるというか……ハイ、そういう感じで」
姫都星花:苦笑している
君臣ユウ:「まぁ、ムードメーカーというのはわかる」
緒環 伸:「……そういうのは大事なことだよな」
姫都星花:「それで、ええと」
姫都星花:「これからのことなんですけど、いいですか」
君臣ユウ:「あ、うん。そうだな。そうしよう」
速水 やどり:「……はい」これから。どうやって、"オーガン"に対抗するのか。
姫都星花:「正直に言って」
姫都星花:「俺たちだけだと、侵蝕廟の権限を止めるのは難しいです。というか、無理、で」
姫都星花:「乗り込むためには、やっぱりリーダーたちと合流しないといけないです」
姫都星花:「だから、その『船』まで戻ります」
姫都星花:「皆さんと一緒に」
君臣ユウ:「こっちから迎えに行くわけだ」
姫都星花:「そうですね……何度もこっち側に降りるのはリスクもありますし」
姫都星花:「ペナルティで強制的に戻るのもリスクです。皆さんも連れていけないですし」
カリン・ヴァレンタイン:「故に」
カリン・ヴァレンタイン:「”船”の停泊している時空隙との事象座標が近いポイントを探し」
カリン・ヴァレンタイン:「そこに直接出入り口を開く、というわけだな」
姫都星花:「そうなります」
君臣ユウ:「ここから直接行けるわけじゃないんだな………ルールが有るわけだ」
緒環 伸:「バス停まで歩いて行こう、的な」
木虎 ツグミ:「なるほど!」
木虎 ツグミ:「そのポイントっていうのはどう探せばいいんですか?」
姫都星花:「なのでまた”マニューバ”のうろついてる外に出ないといけないわけなんですけど」
姫都星花:「ポイントはこっちで完治出来ます。時空間との繋がりは場所によってまちまちですから」
姫都星花:「予め、戻れそうな場所は調べておきました」
速水 やどり:「助かります。では、計測はそちらにおまかせして。……私たちは護衛と言うか、警戒担当ですね」
姫都星花:「そう、ですね……すいません何度も危険なことを」
カリン・ヴァレンタイン:「何、今度はオレもいる」
カリン・ヴァレンタイン:「奴らとの戦いとなれば任せておけ」
君臣ユウ:「……どのみち、ずっと引きこもってるわけにもいかない。ジリ貧になるよりは冒す価値のある危険というわけだ」
速水 やどり:「いえ。あなた方が来てくださらなかったら、指針すら見えませんでした。それに……私ももう一度、会いたい人が居ますから」
姫都星花:「会いたい人……」
速水 やどり:「助けてもらったお礼も、まだちゃんと言えてませんからね」
姫都星花:「……そうですね」
姫都星花:「きっと、あの人も。そう思ってるはずですから」
姫都星花:「会いに行きましょう」
木虎 ツグミ:「……そういえば、聞いてなかったですけど」
木虎 ツグミ:「リーダーさんはなんてお名前の方なんです?」
緒環 伸:「僕もやどりちゃんの件でお礼を言いたいし、あと美人だって話。ちょっと見てみたいよな」
姫都星花:「名前ですか、ああ、えーっと」
姫都星花:「……」
姫都星花:しばらくツグミちゃんの言葉に頭を捻り
君臣ユウ:「どうした?」
姫都星花:「本人から、順序立てて……ってことで、ハイ」
姫都星花:「驚かせても、アレですし……」
君臣ユウ:「その発言が既に不穏じゃないかなぁ………ツグさんも大丈夫か?それで」
木虎 ツグミ:「はい!星花さんがそうおっしゃるなら、多分その方が良いんでしょう!」
速水 やどり:「えぇ。直接会ってお話することにしましょう」
君臣ユウ:「というわけらしいが、セイカくん」
君臣ユウ:「モチベーションも高まった所で、準備などは必要か?」
姫都星花:「あー、すいません……じゃあ、準備が出来たら出ましょうか」
姫都星花:「こちらはいつでも大丈夫です」
緒環 伸:「そうだなあ、特に持っていけるような物があるでもなし……」
速水 やどり:「善は急げ。……早速、参りましょうか」

GM:ではここで判定です
GM:回避、もしくは知覚で全員合わせて40の達成値でクリア!
GM:支部周辺の包囲網を抜けることが出来ます。
GM:ツグちゃんと緒環さんにはさっきのシーンと同じボーナスを差し上げましょう
木虎 ツグミ:なるほど、そういう形
木虎 ツグミ:やったぜ
君臣ユウ:なるほどなるほど。
緒環 伸:いただきます!
GM:失敗のペナルティは
GM:登場侵蝕を払い直すことでダイス振り直しとします
緒環 伸:再度1d10ということでしょうか?
GM:出目が高い人はそのままでいいよーってことですね
GM:YES!
緒環 伸:理解!
君臣ユウ:なるほどね!
木虎 ツグミ:今回はメジャー支援ってありですか?
GM:アリです!
GM:全員一緒だからね今回は
速水 やどり:星花くんボーナスってどうなります?
GM:今回はNPCたちのボーナスはなし!
GM:最初から入ってこの数値という感じです
木虎 ツグミ:ふむふむ
君臣ユウ:理解。
速水 やどり:完全な理解
木虎 ツグミ:バディム二つで6点稼げるとして、素で34稼ぐのか
木虎 ツグミ:一応ツグミは回避ならダイス7の固定値3で振れます
木虎 ツグミ:いやボーナスは言ってダイス8か
速水 やどり:アドヴァイス投げつけマシンと化すことはまだ侵蝕的にできる……
緒環 伸:ボーナス込み回避で3dx+1かな 高くはない!
君臣ユウ:ツグミちゃんあたりに支援入れて稼いで貰って、後の端数をなんとかこっちで出すとかかなぁ
君臣ユウ:ボーナス込で6dx+1だ!
緒環 伸:あと、こっちがメジャー支援すると+19できるんですが
緒環 伸:いっそそれも手?
速水 やどり:手ですね あまりにもデカい固定値
君臣ユウ:かもですね。一回回せば妖精とかも含めて手が届く
緒環 伸:侵蝕6で+19、侵蝕4で+15
緒環 伸:+14だ
木虎 ツグミ:侵蝕4で+14は滅茶苦茶でかいですね
君臣ユウ:支援二人分をツグちゃんに入れてもらって、私は素で振ってみるかな?
君臣ユウ:改めて見るとすごい燃費。
速水 やどり:その路線で行ってみますか。
木虎 ツグミ:それが一番安く上がるかな……
君臣ユウ:そんな感じで行きましょうか
緒環 伸:いきましょう!
木虎 ツグミ:GO!
GM:順番は自由だ!
GM:レッツトライ!
速水 やどり:《アドヴァイス》Lv7を木虎さんに。
速水 やどり:次のメジャーアクションのC値-1、ダイス+7個。
速水 やどり:侵蝕+4して71。
緒環 伸:では《導きの華》をツグミちゃんに。達成値+14で侵蝕は4上昇。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+4した(侵蝕:73->77)
木虎 ツグミ:そして私が回避で判定!
GM:おかしいて
君臣ユウ:おかしいよね。
木虎 ツグミ:ダイスが8+7の15、固定値が3+14で17、C値は9!
君臣ユウ:ツグちゃんの後に私も回避。
木虎 ツグミ:15dx9+17
DoubleCross : (15R10+17[9]) → 10[1,3,3,3,4,5,5,5,5,6,6,7,9,9,10]+6[2,6,6]+17 → 33

GM:ギエーッ!
木虎 ツグミ:ううん、一回で止まるか
速水 やどり:十二分の戦果!
緒環 伸:あとちょっと!
君臣ユウ:では私も!
君臣ユウ:6dx+1 回避
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 8[3,5,5,6,8,8]+1 → 9

GM:こ、こやつら
君臣ユウ:よし。上等。
緒環 伸:やったー!
GM:危なげなく突破してんじゃねーよ!
君臣ユウ:不思議なこともあるものですね
木虎 ツグミ:というかよく考えたらバディムも使ってないな
君臣ユウ:ほんとだ。
君臣ユウ:舐めプか?
木虎 ツグミ:滅茶苦茶余裕あるじゃん
緒環 伸:有能!
GM:オアアン!?
GM:では
GM:---
GM:第9地区・支部周辺市街
GM:---
GM:姫都星花と、カリン・ヴァレンタイン。
GM:アーカイヴスの2人曰く、その世界に元々存在しながら侵蝕廟の影響を受けないオーヴァードの例はこれまでにも存在しており
GM:「世界がその危機に対処するための人物を選定するのではないか」と
GM:仮説付けられているらしい。
GM:その言葉の意味を知るように、君たちは無駄なく”オーガン”の包囲を抜けていく。
カリン・ヴァレンタイン:「流石だな、ツグミ」
カリン・ヴァレンタイン:「UGNという組織の練度は聞いていたが」
カリン・ヴァレンタイン:「こうも容易く包囲を抜けられるとは思わなかったぞ」
木虎 ツグミ:「緒環さんと支部長さんの支援のお陰ですよ!」
木虎 ツグミ:「こんなに無駄なく動けたの、初めてです!」
カリン・ヴァレンタイン:「そう謙遜するな、ツグミ自身の力もすごいぞ」
カリン・ヴァレンタイン:「やはりニンジャなのでは……?」
カリン・ヴァレンタイン:訝しげな視線。
木虎 ツグミ:「え、ええと……」 どう反応したものか困って、傍の緒環さんに目線を送る。
カリン・ヴァレンタイン:「……」
緒環 伸:「……もしそうだとしても、ニンジャは正体を明かさないだろ?」
緒環 伸:「有能な奴ならなおさらだ」
緒環 伸:くい、と見えない糸をたぐるように手を動かしながら。
カリン・ヴァレンタイン:「……確かに!」
カリン・ヴァレンタイン:「シンは中々の知恵者だな」
緒環 伸:「お、ほめられた。嬉しいね」
カリン・ヴァレンタイン:「ともかく」
カリン・ヴァレンタイン:「ツグミは小さいのによくぞ頑張っている」
カリン・ヴァレンタイン:「ニンジャではないのかもしれないが、天晴だ」
カリン・ヴァレンタイン:「それが言いたかった」
木虎 ツグミ:「えへへ、ありがとうございます!」
緒環 伸:「本当に、助かってるよ」
緒環 伸:「外から救援が来たってだけでもこっちとしてはありがたいし……」
緒環 伸:「何より、あれだ。君、元気だろ」
カリン・ヴァレンタイン:「ん?ああ」
カリン・ヴァレンタイン:「なんだか、そういうことを改めて言われると」
カリン・ヴァレンタイン:「少し、恥ずかしいな」
カリン・ヴァレンタイン:うつむきつつ
緒環 伸:「いや、本当に。カリンちゃんもツグミちゃんもだけど」
緒環 伸:「……わざわざ皆を元気づけてくれてさ」
緒環 伸:「いろいろきついだろうにね」
カリン・ヴァレンタイン:「元気づける……」
カリン・ヴァレンタイン:「違う違う、そういうつもりは無い」
木虎 ツグミ:「元気づける……?」
緒環 伸:そういう自分は、顔に少し疲労が滲んでいる。
緒環 伸:「えっ?」
カリン・ヴァレンタイン:「ツグミもだろう?」
カリン・ヴァレンタイン:「でも、あえてそう振る舞っているというのは」
カリン・ヴァレンタイン:「オレにとっては、当たってるのかもしれない」
カリン・ヴァレンタイン:「……日本のコミックが好きなんだ」
カリン・ヴァレンタイン:「その中に出てくるヒーローの真似をしてれば」
カリン・ヴァレンタイン:「辛いときでも、相手に向かっていける気がする」
カリン・ヴァレンタイン:「だから励ましてるとすれば、周りよりまず自分だ。オレの場合は」
木虎 ツグミ:「……なるほど」
緒環 伸:「……マジかよ。ツグミちゃんは?」
緒環 伸:「僕はなんか、無理してないか少し心配だったんだけどな。二人とも」
木虎 ツグミ:「私は、はい。カリンさんの言う通り、こう、誰かを元気づけようとか」
木虎 ツグミ:「いえ、そうしたいなって思うこともありますけど、基本的には自分の思ったままに喋ってるというか」
木虎 ツグミ:「あんまり色々考えながら喋るのが得意でないので……大体自然体です!」
カリン・ヴァレンタイン:「あはは!やっぱりすごいやつだなツグミは」
緒環 伸:「……じゃあ」
カリン・ヴァレンタイン:「……うん、それが一番凄いんだ」
カリン・ヴァレンタイン:しみじみと頷いている
緒環 伸:「僕は、ヒーローと天然のお日様に元気づけられてたわけか」
緒環 伸:はっと息を吐く。
緒環 伸:「無理してたのは、僕だけだったんだな」
緒環 伸:「安心した」
木虎 ツグミ:「……お日様?」
緒環 伸:「お日様って感じだろ、ツグミちゃんは」
緒環 伸:「別にそのまんまでいるだけで、周りはちょっと明るくなるっつうかね」
カリン・ヴァレンタイン:「I see、わかるわかる」
カリン・ヴァレンタイン:「きっと、色んな人がお前に助けられてるよ。ツグミ」
木虎 ツグミ:「そう、でしょうか……そうだったら嬉しいです!」
カリン・ヴァレンタイン:「そうさ……さて」
カリン・ヴァレンタイン:「オレは引き続き辺りを見張ってるから」
カリン・ヴァレンタイン:「何かあったら声をかけてくれ」
緒環 伸:「ああ、気をつけて」
木虎 ツグミ:「何かあったら呼んでくださいね!」
緒環 伸:「……本当にな。子供にばっかり色々と……情けないんだけども」ツグミちゃんに。
緒環 伸:「あのさ。さっきの僕の話は、他の子たちには内緒な」指を立てる。
木虎 ツグミ:「? 分かりましたけど、どうしてです?」
緒環 伸:「……いや、こう……」
緒環 伸:「なんか変に気を回してるとかそういうのは、あんまり知られたくない」
緒環 伸:少し目を逸らして。
木虎 ツグミ:「そうですか?そんなに恥ずかしいこととかじゃないと思いますけど」
緒環 伸:「余裕があるふりをしてたいんだよ、大人としては」
緒環 伸:「君もそのうちわかる……かもしれない」
緒環 伸:「わかるように、ちゃんと未来を守りに行くから、それまでは内緒だ」
緒環 伸:少し苦笑気味に微笑む。
木虎 ツグミ:「んん……なるほど」 余裕がある風に見られたい、かっこいいところを見てほしい。
木虎 ツグミ:ふと、ミアちゃんの顔が浮かんで。
木虎 ツグミ:(ミアちゃんには、あんまりかっこよくないとこも見られちゃってるけど)
木虎 ツグミ:「ちょっとだけ、分かった気がします!」
木虎 ツグミ:へにゃりと、こちらも苦笑気味に笑った。

GM:その反対側、最後尾に続くのは
GM:幼いながらも指揮官である速水やどり
GM:そしてそのもっとも重要な守りを買って出た、君臣ユウの2人。
速水 やどり:「……」遅れないように、小走りで皆を追いかける。
君臣ユウ:「うん」後方で、先に行く人達より視野を広く取りながら。
君臣ユウ:「ツグさんが居てくれて助かったな。さすが一人で送り込まれるだけあるって感じだ」
君臣ユウ:警戒しつつ、やどりちゃんに足取りを合わせる。
速水 やどり:「えぇ。とても助かっています。外の皆さんの判断の的確さに感謝ですね」
君臣ユウ:「うん。優秀な人が居てくれると大いに助かる。解決したらお礼を言わなきゃ行けない人がいっぱいだ」
速水 やどり:「無事に解決まで導きましょう。どうやら、大変な役目を担ってしまっているみたいですしね」
君臣ユウ:「解決出来ると期待されてるわけだからな、責任重大だ」
君臣ユウ:「……………そうだ、聞きたいことがあったんだが、大丈夫だろうか」
速水 やどり:「えぇ、大丈夫ですよ」
君臣ユウ:「さっき、『会いたい人がいる』って言ってたけど……それって、やどりちゃんを助けてくれたっていう、リーダーさんのことで良かったか?」
速水 やどり:「そうですね。まだ、満足にお礼も言えてないんです」
速水 やどり:言いながら、考える。あの人は、私を知っていた。私を名指して速水やどりと呼んだ。
速水 やどり:だから、仮説を立てた。”アーカイヴス”は、私を知っていると。……しかし、カリンさんの反応は違った。私から名乗り出るまで、誰とは判別がついていないようだった。
速水 やどり:……単純に、階級からくる情報量の違いだろうか? ……分からない。分からないけど、あの人にはもう一度会わなくてはならない。
君臣ユウ:「……セイカくんの反応だと、リーダーさんもなにかありそうだしな」
速水 やどり:「えぇ。……未来からの使者がもったいぶるくらいですからね。心の備えをしておかなければ」
君臣ユウ:「そうだな。未来からの使者。向こうも考えがあってのことだから、無理に聞き出す訳にもいかないところだし」
君臣ユウ:「何かある、ということだけを考えて、心の準備はしておきたい」
君臣ユウ:「………ので、ちょっと変なことを聞いていいかな?」
速水 やどり:「はい、どうぞ?」
君臣ユウ:「うん」少し目をそらす。口元をむにむにと動かしてためらいつつ
君臣ユウ:「やどりちゃんは、さ」
君臣ユウ:「……………今、好きな人とか、居るのか?」
君臣ユウ:こういう話題にちょっと慣れてないような口調。
速水 やどり:「……そうですね」意図を考える。……まさか、この局面でライクの事を聞いているわけもないだろう。こんな私によくしてくれる、皆の事は好きだが、当然。ここで聞かれているのはそうではない。
君臣ユウ:「………………ん、ん。なんかこの聞き方だと俺が今から告白するみたいだな。そういう意図じゃなくて、えーと」
速水 やどり:「いますよ?」その上で、平然と。
君臣ユウ:「……………おぉ」平然と答える姿に、ちょっと目を丸く。
君臣ユウ:「居るのか」
君臣ユウ:「その、恋愛的な意味で」
速水 やどり:「えぇ。絶賛、アタック中です」
君臣ユウ:「アタック中………すごいな……」
速水 やどり:「勿論、その意味でです。……ふふ、広義の好きで言えば、君臣さんも好ましいとは思っていますけどね。でも、それは別の話です」
君臣ユウ:「うん、俺もやどりちゃんのことは好きだよ。でも、そうか。別の意味でも好きな相手がいるんだな、やどりちゃん」
速水 やどり:「オーヴァードはこういうの、早いらしいですからね。……えぇ、そうですとも」
君臣ユウ:「ちなみに、相手の名前は聞いても大丈夫な感じ?」
速水 やどり:「そうですね……そこは、乙女の秘密、ということで。いずれ分かる日はくるでしょうけど、それまで」年相応の少女のように笑って見せる。
君臣ユウ:「………ん、そうだな。そう言われれば、秘密を暴くほど野暮じゃない」
君臣ユウ:「まぁ、なにか………ええと、相談とかあれば乗るよ。いや何が出来るってわけでもないけど………」
君臣ユウ:その年頃の少女の微笑みに、ついつい口元を緩めつつ
君臣ユウ:「………って、そうだ。脱線する所だった」
君臣ユウ:「ええと、なんでこんな話を振ったかと言うと」
君臣ユウ:「姫都セイカくん、って言っただろ。未来から来た彼」
君臣ユウ:「先日の件とかで、俺はたぶん、彼の父親を知ってる……と思う」
君臣ユウ:「第二地区の件で報告書は上げたから、多分読んでるかな。姫都さんのこと」
速水 やどり:「えぇ、名前程度ですが」
君臣ユウ:「うん………実を言うと、あんな話をしておいて」
君臣ユウ:「俺は好きとか恋とか、まだ自分には早いものだと思ってたし、想像もしてなかった所がある」
君臣ユウ:「…………ただ、それで。その姫都さんところで、10歳とか、自分より歳下だったり小さい子が、好きな人のために頑張ってる所を見ちゃってな」
君臣ユウ:「今小さくとも、数年後や、それこそ20年後には大人になってたりするんだよな。って当たり前のことをちょっと実感して」
君臣ユウ:「……姫都さんは将来愛しい人と子供を作るのだろうし、カリン・ヴァレンタインさんも今は恋人じゃない人達の子供かもしれないし」
君臣ユウ:「…………リーダーさんも、今を生きてる誰かの子供だとしたら」
君臣ユウ:「そこにやどりちゃんが関わってたりするのかな、と………」
君臣ユウ:「まぁ、思ったわけです」言ってる間にちょっと恥ずかしくなって目を背ける
速水 やどり:「ふふ、そうですね……そういうことも、あるかもしれません。今の私にとっては、頑張って勝ち取らなきゃいけない未来ですが」
君臣ユウ:「勝ち取る、か。そうだな。なんとかしないとその未来も来ないわけだ」
君臣ユウ:「………んん。なんか、いきなり「貴方の娘です」と言われても心の準備をしておこう。とか言うつもりが」
君臣ユウ:「やどりちゃんには余計なお世話だった気がするな、これ」
君臣ユウ:指で頬をかいてバツの悪そうな顔
速水 やどり:「ふふ。お気遣い、ありがとうございます」幾分か力の抜けた、リラックスした表情で微笑む。
速水 やどり:「何があっても、受け入れて。……その上で、現状を覆しましょう。一緒に、頑張って」
君臣ユウ:「うん。俺も色々経験したし、多少のことでは驚かない……つもりだ」
君臣ユウ:「……ふふ、はやく解決しないと、仲間はずれにされた雪ちゃんが拗ねてしまうかもしれないしな」無いだろうなーと思いつつ軽口
GM:君たちはノイズの街を進んでいく。
GM:しかしその足取りに、もう迷いはない。

GM:……しばらく進んだ先。
GM:ノイズ化した建物の下で、先頭を行く星花とカリンの2人が立ち止まる。
姫都星花:「ここだ……よし」
姫都星花:かきん。ばしっ!
姫都星花:足元にくさび状の金属片を設置する。
カリン・ヴァレンタイン:「少し下がってくれ」
カリン・ヴァレンタイン:刀を手に、君たちをかばう位置。
GM:じじじじじ
GM:バキンッ!!
GM:白い亀裂が、砂嵐で覆われた壁に走る。
GM:ずず、ずずずずず。ぐあっ!
GM:亀裂から溢れた光が君たちを包み……。
GM:---
GM:第8808時空隙
GM:仮想空間
GM:---
GM:   ■         ■ ■
GM:■        ■    
GM:光の中で
GM:君たちの中でただひとり
GM:木虎ツグミだけがその声を聞く。
GM:「……ツグミ……」
GM:「ツグミ…………」
GM:彼方から、君の名前を呼ぶ声を。
木虎 ツグミ:慌ててその声に耳を澄ます。
GM: ■   ■
GM:■ ■           ■    
GM:どさり。
GM:手を伸ばそうとして
GM:君は白い砂の上に着地する。
木虎 ツグミ:「ほえ」 砂の感覚に目を丸くしながら、周囲を見渡す。
GM:君たちが立っているのは、茫漠とした白い砂漠の上。
GM:ただなにもない砂だけの丘陵がどこまでも続いていて
GM:空の色は明け方のような藍色。
GM:しかしそこに星はなく
GM:ただ薄く光る無数の筋状の亀裂だけが走っている。
GM:君たちの目を引くただ一つの存在。
GM:それは空に浮かぶ白く巨大な鯨のような姿の「何か」。
GM:横倒しにした高層ビルよりも遥かに大きなひとつの機械が
GM:スケールを無視したジオラマのように、空中にその巨体を横たえている。
姫都星花:「よかった……上手くいった」
姫都星花:立ち上がって砂を払いながら、ほっと安堵のためいきひとつ
速水 やどり:「じゃああれが、"船"……?」空中のそれを見上げながら。
君臣ユウ:「………船というか、生物みたいだな」
カリン・ヴァレンタイン:「全員、異常はないか?」
速水 やどり:「はい、問題ないです」
緒環 伸:「ああ、多分平気……」風景に圧倒されながら。
君臣ユウ:「こちらも問題ない」
木虎 ツグミ:「ええと、異常はない、と思うんですけど……」
木虎 ツグミ:「さっき、誰かに呼ばれたような……」
カリン・ヴァレンタイン:「呼ばれた?」
君臣ユウ:「………呼ばれた?ここで?」
君臣ユウ:「俺は聞こえなかったけど…」他の人の反応を見る
緒環 伸:「こっちも、何もわかんなかったな……」
木虎 ツグミ:「ここというか……さっきの真っ白な光の中で」
姫都星花:「俺も、ですね」
速水 やどり:「私も、とくには……何も……」
カリン・ヴァレンタイン:「そんな現象に聞き覚えはないな」
カリン・ヴァレンタイン:「時空隙に干渉してくる存在というのは、”オーガン”の他には……」
君臣ユウ:「……となると、ツグさん固有の現象かな。心当たりとかはあるかな?」
君臣ユウ:「それこそ、時間や空間に関する能力とか………」
木虎 ツグミ:「心当たり……ううん……」
姫都星花:「えっと、一応、後で調べてもらったほうがいいかもしれないですね」
姫都星花:「船には俺たちよりもずっと詳しい人達もいるので……ハイ」
木虎 ツグミ:「あ、そうですね!まずは先にリーダーさんとか、他の人と合流しないと」
君臣ユウ:「そうだな、話は移動しながらでも出来るか」
GM:歩き出そうとして
GM:君たちは気付く。
GM:比較対象がなさすぎてわかりにくいが
GM:浮かんでいるあの「船」まで、どう見積もっても数キロの距離がある
GM:10Kmを超えてるかもしれない
緒環 伸:「……遠くないか? あれ」見上げる。
君臣ユウ:「………………飛んでますしね」見上げる。
木虎 ツグミ:「えっと、どうやってあそこまで行くんです?」 見上げる。
君臣ユウ:「流石に俺の能力も射程外です」
GM:ひゅる
GM:微かに風を切るような音とともに
GM:気がつくと君たちの間に、白い小さな球状の物体が浮かんでいる。
速水 やどり:「これも……未来の道具ですか?」おそるおそる。
GM:ぴぃっ
GM:その表面をレーザー光が走り
GM:君たちの全身を走査する。次の瞬間。
GM:ぱしゅッ。
GM:---
GM:どたん!
GM:君たちは蒼黒い床の上に着地する。
木虎 ツグミ:「いてて……。えっと、ここは」
君臣ユウ:「う、お、っと………なんだ?」
緒環 伸:「っわ、何、テレポート?」
■■ ■■■:「ようこそお越しくださいました、2020年のUGNのみなさん」
■■ ■■■:「私達の船、”オルロイ”へ」
■■ ■■■:目の前に座っているのは、静謐な印象を与える
■■ ■■■:白い髪の美しい女。
君臣ユウ:「……ええと、お招きいただきありがとう……で、いいのかな」
速水 やどり:「……あなたは……」純白の衣の女性に、視線を送る。
緒環 伸:「リーダーさん、ですかね」なるほど美人だな、と思う。
■■ ■■■:「星花さん、カリンさん」
■■ ■■■:「おふたりもご苦労さまでした。彼女たちと繋がりを持たなくては」
■■ ■■■:「対抗の術はありません」
姫都星花:「そんな……ええと」
カリン・ヴァレンタイン:「こちらこそ」
カリン・ヴァレンタイン:「我々を信じてくれた気持ちに報いただけのことだ」
姫都星花:「……そうですね。ハイ。そうですよ。リーダー」
■■ ■■■:「……」
■■ ■■■:2人に微笑みかけてから
■■ ■■■:君たちへと向き直る。
■■ ■■■:「またお会いできましたね」
■■ ■■■:「小さな支部長、速水やどりさん」
速水 やどり:「えぇ。あらためて、あの時はありがとうございました」
■■ ■■■:「こちらこそ」
■■ ■■■:「あなたがいればこそ、希望は繋がりました」
速水 やどり:「私が居ればこそ……?」
■■ ■■■:「……あの時は名乗ることも出来ませんでしたが」
■■ ■■■:「改めまして、挨拶を」
■■ ■■■:「私はこの組織……団体としての正式名称は”克肖機関マゴイ”、通称アーカイヴス、あるいはクレオ」
■■ ■■■:「あなた達の街で戦った者たちの愛称は『14番』」
■■ ■■■:「その長を務めさせていただいています」
■■ ■■■:「コードは”リトル・ライト・ブルー”」
速水やどり:「速水やどりです」
速水やどり:その言葉とともに
速水やどり:目元に涙が浮かぶ。
速水やどり:「ユウさん、緒環さん、ツグミさん」
速水やどり:「……『はじめまして』」
速水やどり:「そして」
速水やどり:「お久しぶりです」
速水やどり:涙が溢れる。

GM:シーンは終了。ロイスと購入が可能です。
緒環 伸:ロイスは保留
君臣ユウ:ロイス保留。
木虎 ツグミ:ロイス保留
速水 やどり:ロイス保留で。
君臣ユウ:購入はウェポンケース狙いで。
君臣ユウ:3dx+4>=18
DoubleCross : (3R10+4[10]>=18) → 7[2,6,7]+4 → 11 → 失敗

君臣ユウ:微妙ね!まあ以上!
速水 やどり:購入はウェポンケース狙いましょう。
速水 やどり:3dx+1>=18
DoubleCross : (3R10+1[10]>=18) → 9[1,4,9]+1 → 10 → 失敗

木虎 ツグミ:バディムします?
速水 やどり:バディム貰って5点突っ込んでユウ君にトスかな?
木虎 ツグミ:ではそれで!
君臣ユウ:あ、ありがたい。武器をがっしょんがっしょん換装するぞ。
速水 やどり:そのようになった! 財産残り20!
君臣ユウ:多いな?
GM:めちゃくちゃやなこいつら!
緒環 伸:たっか
GM:無限に装備が強まる
君臣ユウ:FAユウくんの武装が増えました。カトキverです
GM:プレバンでお高いやつじゃん
緒環 伸:ツグミちゃん先にどうぞ!
木虎 ツグミ:ユウ君にガード値上げてもらう用の強化素材狙います!
君臣ユウ:そっか、ガード値も上がる!
木虎 ツグミ:2dx+3=>15
DoubleCross : (2R10+3[10]>=15) → 3[2,3]+3 → 6 → 失敗

木虎 ツグミ:ううん、流石に無理!
緒環 伸:じゃあ自分も強化素材いきます
緒環 伸:5dx+6=>15
DoubleCross : (5R10+6[10]>=15) → 7[2,3,5,5,7]+6 → 13 → 失敗

緒環 伸:あっ
君臣ユウ:《バディムーヴ》達成値+3
緒環 伸:ありがとうー!
緒環 伸:15で無事ゲット。ユウくんに差し上げます。
緒環 伸:以上で!
GM:強化素材は常備化武器だけ!
GM:なので他のやつにしてもよいですよ!
木虎 ツグミ:素手は常備化とは別でしたっけ?
GM:バディムもおさめてよし!
GM:素手も常備化ではありますね
GM:使うならそのままでいいよ!
木虎 ツグミ:ああいやそうか、ユウ君は骨の銃か
緒環 伸:他にする場合は振り直しですよね
君臣ユウ:そうなんです。
君臣ユウ:拳演出ですけど銃なんです。
緒環 伸:許して頂けるならじゃあ、クリスタルシールドにして振り直しをしたい!
GM:ええで!
緒環 伸:寛大!
君臣ユウ:偉大!
緒環 伸:ではクリスタルシールドで、手配師(ストーン)最後のひとつを使用します。
緒環 伸:7dx+7=>25
DoubleCross : (7R10+7[10]>=25) → 9[1,1,1,2,2,3,9]+7 → 16 → 失敗

緒環 伸:んんー
君臣ユウ:ムーヴします?
緒環 伸:バディムもらって6つぎ込めば買える。残り1点
君臣ユウ:まだ機会はあるなら見送りでもいいかもですね
緒環 伸:ちょっとこころもとないですね、1だと
緒環 伸:じゃあ手配師はもったいなかったけど今回は見送ります。
緒環 伸:以上!
GM:オッケイ!

ミドル6

GM:では次のシーン。
GM:とても重要なシーンなので、購入処理が不可能な代わりに
GM:全員侵蝕1で登場できます。
GM:シーンプレイヤーは木虎さん、ほか全員登場可能。
木虎 ツグミ:ありがてえ!!
速水 やどり:出ます! 侵蝕+1して72に。
君臣ユウ:ありがたい!
君臣ユウ:93+1で94に
緒環 伸:出ます!やったー
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+1した(侵蝕:77->78)
木虎 ツグミ:出ます!77+1=78!
GM:---
GM:異相巡航艦オルロイ
GM:司令室
GM:---
GM:君たちの目の前の女性は涙を拭う。
GM:その表情は毅然として、僅かに見えた幼い面影はない。
速水 やどり(アーカイヴス):「申し訳ありません。突然にこんな事を言われて」
速水 やどり(アーカイヴス):「あなた達のほうが混乱しているはずなのに」
速水 やどり:「……いえ。確率は低いだろうな、とは思っていましたが。いちおう、予測の範囲内でした。『私』」
緒環 伸:「マジで……?」
速水 やどり:「……その姿と、戦闘能力は? 後天的なシンドローム覚醒か、はたまた寄生・共生型RBとでも出会ったか……」
君臣ユウ:「そ、そうなのか…?」
緒環 伸:女性と傍らの少女を見比べて、目を丸くしたり、年齢計算をしようとしてやめたりしている。
速水 やどり(アーカイヴス):「ふふふ」
木虎 ツグミ:「え、ええ……」 リーダーさんが未来の支部長さんというところでまだ思考が止まっている。
速水 やどり(アーカイヴス):「何もかもを一度に飲み込もうとすると、喉がつっかえます」
木虎 ツグミ:現実が飲み込み切れずにショート気味だ。
君臣ユウ:目を丸くしている
速水 やどり(アーカイヴス):「肩の力を抜いてください」
速水 やどり(アーカイヴス):「あなたがいつも頑張っていること」
速水 やどり(アーカイヴス):「よく知っていますから……ね?」
速水 やどり(アーカイヴス):おかしそうに、穏やかに君に微笑みかける。同じ瞳の色。
速水 やどり:「……あなたに言われたら、敵いませんね」すとんと、肩を落とす。息を吐く。
速水 やどり(アーカイヴス):「……あの時に見せた私の能力は」
速水 やどり(アーカイヴス):「この船の管制システムと接続することによって拡充されたものです」
速水 やどり(アーカイヴス):「あなたを助けるために呼び出した兵装は”幻獣”(ヴィデ・ヴェスティア)」
速水 やどり(アーカイヴス):「そうですね……この後で皆さんにもお見せします」
速水 やどり(アーカイヴス):「こちらの持つ戦力も、把握していただいた方がいいでしょう」
君臣ユウ:「ん、ん。それはありがたい……のかな?確かに、出来ることは把握しておきたい」
緒環 伸:「たまげてばっかりになりそうだけどね。でも、現状は知りたいな」
木虎 ツグミ:「そうですね……あ、あとそう!私達も転送使える武器使いたいですもんね!」
木虎 ツグミ:「もし使える装備が余ってたら貸してもらえると嬉しいです!」
速水 やどり(アーカイヴス):「それも手配してあります。急拵えにはなりますが」
速水 やどり(アーカイヴス):「転送機構を皆さんのレネゲイド自体にダウンロードさせましょう」
君臣ユウ:「それは助かる………ダウンロード?」
速水 やどり(アーカイヴス):「これで”オーガン”から身を守ることが出来るはずです」
速水 やどり(アーカイヴス):「ええ。詳しいことは担当のものに」
君臣ユウ:「武器というか、特殊能力みたいな感じなのか……うん、わかった」
速水 やどり(アーカイヴス):「ああ、ちなみに」
速水 やどり(アーカイヴス):「33歳ですよ」
速水 やどり(アーカイヴス):「緒環さん」
速水 やどり(アーカイヴス):にこりと笑う
緒環 伸:「ぐ」見透かされたような言い方に虚を突かれる。
速水 やどり(アーカイヴス):令嬢といった風情で、とても30代には見えない。
緒環 伸:「……あー、それは、そう。なんていうか……」
緒環 伸:「……綺麗になったね」
速水 やどり(アーカイヴス):「ふふふ……ありがとうございます」
緒環 伸:「ちょっと前だったら口説いてたよ、危なかった」軽口を叩きながら。
緒環 伸:少しだけ優しい目をして、相手を見つめる。
緒環 伸:それから、11歳の支部長も。
速水 やどり(アーカイヴス):「この姿については」
速水 やどり(アーカイヴス):「そうですね……とても、色々なことがあって」
速水 やどり(アーカイヴス):目を細める、どこか遠くを見る目
速水 やどり(アーカイヴス):「代償、というようなものでしょうか……ほんの些細なことにすぎませんが」
速水 やどり(アーカイヴス):「それに結構、気に入っているんですよ?」
速水 やどり(アーカイヴス):くすりと笑って、銀色の髪を指で梳く
速水 やどり:「そう、ですか」こちらもくすりと笑って、黒い髪を指で梳く。
君臣ユウ:「うん、その色も綺麗だと思う」
速水 やどり(アーカイヴス):「他には何か……ツグミさん?」
速水 やどり(アーカイヴス):「何か、気になっていることがお有りですか?」
木虎 ツグミ:「ふえ、あ、えっと!」
木虎 ツグミ:ショート気味だった思考がようやくまた動き出す。
木虎 ツグミ:「あの、私達がここに来たときの、あの白い光の中に居たときに」
木虎 ツグミ:「誰かに名前を呼ばれたような気がしたんです」
速水 やどり(アーカイヴス):「……名前を……」
GM:思考の整理がだんだんとついて
GM:君は気付く。
GM:この船の中に感じる、懐かしいような感覚。
GM:知っているはずのない景色、というよりも艦内の気配自体に覚えを感じている。デジャヴだ。
木虎 ツグミ:「……」 何か、形容しがたい感覚。なんとなく安心するような、不思議と居心地がいいような。
木虎 ツグミ:知ってるはずのない船内に満ちるその気配に気づいて、きょろきょろと見渡しては首を傾げる。
速水 やどり(アーカイヴス):「……」
速水 やどり(アーカイヴス):その様子を見て、静かに立ち上がる
速水 やどり(アーカイヴス):「皆さんを案内します」
速水 やどり(アーカイヴス):「この船の基幹部へ」
速水 やどり(アーカイヴス):「これは知っておいてもらわなくてはいけない事……そう判断しました」
速水 やどり(アーカイヴス):「どうぞ、こちらへ」
君臣ユウ:「……?」ツグさんの様子を気にしつつ。
君臣ユウ:「あぁ、うん。君が判断したなら異論は無いよ。やどりちゃん………」で、呼び方良いのかなー、と思いつつ頷く
GM:長い廊下を抜けて
緒環 伸:その言い方に、微かに気になる物を感じながらも従う。
GM:エレベーター状の足場の上に君たちは立つ。
速水 やどり:「……」この感じは、『支部長』の感じだ。そんなことを思いながら、続いて。
GM:何度か体験した光の明滅と、空間が移り変わる感覚、そして。
GM:青い光に満たされた部屋へと、君たちは移動する。
GM:透明な液体で満たされた巨大な槽の中、浮かんでいるのは
GM:ひとりの少女の姿。
木虎 ツグミ:「え」
君臣ユウ:「………女、の子?」
緒環 伸:「これは……」
ミアセラ・ヴェステライネン:君……木虎ツグミの知る姿のまま
ミアセラ・ヴェステライネン:帰還の約束を交わした少女が、そこにいる。
木虎 ツグミ:「ミアちゃん!!」 思わず槽へと駆け寄り、呼びかける。
ミアセラ・ヴェステライネン:反応はない。
ミアセラ・ヴェステライネン:静かに眠るように目を閉じて、ただそこに浮かんでいる。
速水 やどり(アーカイヴス):「……」
速水 やどり(アーカイヴス):君の傍らに歩み出る。
速水 やどり(アーカイヴス):「彼女は、20年前」
速水 やどり(アーカイヴス):「この船の建造が計画されたその時に」
速水 やどり(アーカイヴス):「……この場所で眠りにつきました」
木虎 ツグミ:「……それって、ミアちゃんの能力が必要だったって、ことですか?」
速水 やどり(アーカイヴス):「”完全制御特異点”の力がなければ、自在に次元を超える技術は私たちには産み出せませんでした」
速水 やどり(アーカイヴス):「……そして彼女は、それを望んだ」
速水 やどり(アーカイヴス):「それは、きっと」
速水 やどり(アーカイヴス):「誰かに、もう一度会うためだった」
速水 やどり(アーカイヴス):「……私たちにそれを叶えてあげられるだけの力はありませんでした」
速水 やどり(アーカイヴス):「ツグミさん……ごめんなさい」
木虎 ツグミ:「……いいえ。それは、多分」
木虎 ツグミ:「私が、約束を守れなかったせいですから」
木虎 ツグミ:「リーダーさんが謝ることなんて、ないですよ」
木虎 ツグミ:もう一度、ミアちゃんへと向き直る。
木虎 ツグミ:20年間。まだ四年分の記憶しかないツグミには、計り知れないような時間。
木虎 ツグミ:そんな長い間を、眠り続けている彼女を見て。
木虎 ツグミ:「……リーダーさん」
速水 やどり(アーカイヴス):「……はい」
速水 やどり(アーカイヴス):20年間の月日。
速水 やどり(アーカイヴス):変わることなく見つめ続けたその姿を
速水 やどり(アーカイヴス):傍らの少女と見つめている。
木虎 ツグミ:「この未来を変えるために、何をすればいいですか」
木虎 ツグミ:「私に出来ること、何でもします。ううん、出来ないことだってしてみせます」
木虎 ツグミ:「こんな未来、絶対に嫌ですから」
木虎 ツグミ:「そのためになら。わたしは、きっと何だって出来ます!」
速水 やどり(アーカイヴス):「……」
速水 やどり(アーカイヴス):静かに、頷いて。
速水 やどり(アーカイヴス):「”オーガン”の存在を全ての時間軸、全ての世界線から絶ちます」
速水 やどり(アーカイヴス):「この時間へとあれが辿り着いたのは、決して偶然じゃない」
速水 やどり(アーカイヴス):「私たちが出会ったことも」
速水 やどり(アーカイヴス):「全ては”オーガン”の根源を断つために……この世界に選ばれたはず」
速水 やどり(アーカイヴス):「その方法はあります」
速水 やどり(アーカイヴス):「ただし、まずはあの”廟”を消し去らなければ」
速水 やどり(アーカイヴス):「……皆さんの力が必要です」
速水 やどり:「……えぇ。元よりできる協力はするつもりです。私たちの街を守るために。世界を守るために」
緒環 伸:「世界に選ばれた、ってのはなんかむず痒いけど。やるしかないってのはわかるよ」
君臣ユウ:「あぁ、助けが必要なら全力を尽くすよ」
速水 やどり(アーカイヴス):「ありがとう……皆さん」
速水 やどり(アーカイヴス):「この船内のカウントで15時間後」
速水 やどり(アーカイヴス):「私たちは現界した侵蝕廟に攻撃を仕掛けます」
速水 やどり(アーカイヴス):「”ヴィデ・ヴェステイア”の力で周囲の障壁をこじ開け……恐らくそこで干渉は限界となるでしょう」
速水 やどり(アーカイヴス):「あとは廟の内部へと侵入した皆さんの手で、これを」
速水 やどり(アーカイヴス):しゅぅん
速水 やどり(アーカイヴス):手元に細かな溝が刻まれた白い立方体が現れる。
君臣ユウ:「……これは?」
速水 やどり(アーカイヴス):「”逆進機構”です」
君臣ユウ:「逆進機構。………何かの装置だろうか」
速水 やどり(アーカイヴス):「廟の構造内部で起動することで、あれをこの時間軸に出現する前の状態へと戻します」
速水 やどり(アーカイヴス):「そして時間軸自体をこの船の時空制御機能でロックします」
速水 やどり(アーカイヴス):「……あまり長くは持ちません。恐らくは基底世界の時間で6ヶ月あるかどうか」
速水 やどり(アーカイヴス):「けれど、元を断つチャンスが産まれます」
速水 やどり(アーカイヴス):「……結局のところ、皆さん頼りになってしまいますね」
木虎 ツグミ:「大丈夫ですよ、リーダーさん」
木虎 ツグミ:「私達、絶対にやり遂げます」 確信を持って頷く。
速水 やどり:「えぇ。このままにはしておけませんもの、色々と。現在も。未来も」
緒環 伸:キン。小さな金属音が鳴る。金色の硬貨が舞う。
緒環 伸:「はい、表」受け止めて、呟く。
緒環 伸:《仕組まれた幸運》
緒環 伸:手のひらをずらすと、そこには表を向いた五円玉があって。
緒環 伸:「うん、調子はいい。大丈夫。出来ないはずのことを引き寄せるのは、僕の得意だ」
速水 やどり(アーカイヴス):「!」
速水 やどり(アーカイヴス):目を丸くして
緒環 伸:「君なら知ってるだろ、やどりちゃん」
速水 やどり(アーカイヴス):「……そうでしたね。ええ」
緒環 伸:「そう、僕は最高に頼りになるエージェントなんだから」
速水 やどり(アーカイヴス):「そうでした」
緒環 伸:「任せておきなさいよ」
緒環 伸:目を細めて、大人の支部長と、子供の支部長を両方見る。
速水 やどり(アーカイヴス):おかしそうに微笑んで
速水 やどり(アーカイヴス):「ええ、もう一度」
速水 やどり(アーカイヴス):「その力を頼りにさせてくださいね」
速水 やどり:「頼りにしてますよ、緒環さん」
緒環 伸:「了解」
君臣ユウ:「あぁ、そうだよなツグさん。緒環さん。それに、"やどりちゃん"」目線を一人一人に向けて。
君臣ユウ:「いつも頑張ってる支部長に頼られる。こんな機会は新米の俺には貴重だからね、逃す手は無い」
君臣ユウ:こちらもポケットから5円玉を取り出す。
君臣ユウ:「………表、かな」左手は手の甲を上に、右手の指でコイントス。
君臣ユウ:ピン、と硬貨がくるくると回る。
君臣ユウ:「だから、」その行方を見ながら
君臣ユウ:「存分に頼ってくれ、"やどりちゃん"」
君臣ユウ:高く舞い上がり、落ちてくる硬貨を、
君臣ユウ:───途中で右手で掴む。
君臣ユウ:「世界も曲げて、未来も曲げて」
君臣ユウ:パチリ、と左の手の甲に。表を上にして置いて。
君臣ユウ:口元を笑みの形に曲げる
君臣ユウ:「幸せな未来を、掴みに行こう」

GM:シーン終了!ロイスのみ可能です
緒環 伸:やどりちゃんへのロイスを○尽力/不安に変更します。
君臣ユウ:う~~~んあと1枠だけどここだ!「"やどりちゃん" 速水やどり ○P信頼/N不安」で取得します
速水 やどり:うおおお……ロイス一旦保留で!
木虎 ツグミ:悩むけどこっちも保留!

ミドル7

GM:では次のシーン
GM:侵蝕1固定で出られます
GM:会話のみのシーン!
GM:シーンプレイヤーはツグミちゃん
GM:ほか全員登場可能です
木虎 ツグミ:78+1で79!
君臣ユウ:94+1=95!
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+1した(侵蝕:77->78)
速水 やどり:侵蝕+1して73で。
GM:---
GM:異相巡航艦オルロイ・居住スペース
GM:---
GM:君たちが案内されるのは、寝台の並んだ居住スペース。
GM:しかし広い部屋に君たち以外の姿はなく、がらんとしている。
GM:”ダウンロード”の準備が整うまでに、君たちはここで待機するように告げられている。
君臣ユウ:寝台の感触とかを手持ち無沙汰に確認している
君臣ユウ:「なぁ、ツグさん」
君臣ユウ:腰掛けたり立ち上がったりしてちょっと落ち着きがない。
木虎 ツグミ:「はい!どうしました?ユウ君」
木虎 ツグミ:珍しく真剣な表情で黙り込んでいたが、パッといつも通りの明るい顔に変わる。
君臣ユウ:「うん、さっきの女の子……ミアちゃん?だったか」
君臣ユウ:「あの子は、ツグさんの知り合いなのか?」
木虎 ツグミ:「はい!知り合いって言うと、ちょっと遠いなって感じですけど」
木虎 ツグミ:「ええと、こう……」 ミアちゃんとの関係に当てはまる言葉を探そうとして。
木虎 ツグミ:「うーん……」 ぱたぱたと手を動かすけれど、上手く見つからない。
君臣ユウ:「ん」遠いと聞いて「ええと、友達とか……親友とか?」
君臣ユウ:こちらも手探りで言葉を探す
木虎 ツグミ:「友達とも親友ともちょっと違うんですけど……なんて言うんでしょう」
木虎 ツグミ:「すっごく大切で、すっごく大好きな子なんです」
君臣ユウ:「すっごく大切で、すっごく大好き、か」
君臣ユウ:「んー」一瞬、脳裏にとあるアパートの人達が思い浮かび「家族とか、姉妹とかなのかな」
木虎 ツグミ:「家族、姉妹……うーん、家族が一番近い気がするんですけど」
木虎 ツグミ:「もうちょっと、なんか」 むう、と首をひねる。
君臣ユウ:「ふむ」
君臣ユウ:「その距離感でも違うとなれば………うーん後は恋人とかしか思い浮かばないな、俺には……」
君臣ユウ:「(……あ、でも女の人同士か)」
木虎 ツグミ:「ふえ」
君臣ユウ:「?」
君臣ユウ:「どうかしたかツグさん」
木虎 ツグミ:なんとなく、何かがハマりそうな。
君臣ユウ:無自覚に、何かに触れてしまったような。
木虎 ツグミ:しっくりくるような、気がして。
君臣ユウ:能力も使ってないのについ手を気にする。
君臣ユウ:また余計なこと言ったかな、みたいな顔。
木虎 ツグミ:思考に沈みかけて、ユウ君の様子に気が付く。
木虎 ツグミ:「あ、いえ!」
木虎 ツグミ:「ええと、それより。ミアちゃんのことで何か?」
君臣ユウ:「あ、うん。ええと、そうだな。ミアさんはツグさんにとって大事な人、なんだよな?」
木虎 ツグミ:「はい!とっても大事な子です!」
君臣ユウ:「そっか」明るい様子の受け答えにちょっとホッとして
君臣ユウ:「ここに来る前、ミアさんと……あぁ、今の時間軸のミアさんと、話したりとかはしたのか?」
木虎 ツグミ:「はい!ミアちゃんが心配して、第九地区の前までついてきてくれて」
木虎 ツグミ:「すっごく不安そうだったから、約束をしたんです」
君臣ユウ:「ほう。約束」
君臣ユウ:「どんな?って聞いても良いか?」
木虎 ツグミ:「大丈夫ですよ。ええと」
木虎 ツグミ:「一週間以内に必ず帰ります。もし破ったらミアちゃんのお願い、何でも一個聞きますよ」
木虎 ツグミ:「って約束しました」
君臣ユウ:「なんでも、か。豪勢な約束だな」クスリ、と笑って。
君臣ユウ:「破ると後が怖そうだ」
木虎 ツグミ:「いえ。ミアちゃんのお願いなら何でも叶えたくなっちゃうので」
木虎 ツグミ:「あんまり怖かったりはしなかったんですけど……」
君臣ユウ:「ん、そうなのか。そういうことなら早とちりだな」
木虎 ツグミ:「いえ、その。そしたら、一週間以内に帰って来なかったら迎えに行くからって言われちゃって」
木虎 ツグミ:「危ないからダメですって言ったんですけど、多分譲ってくれなそうで……」
君臣ユウ:「………なんか、おとなしそうに見えたけど意外と凄い子なんだな」
君臣ユウ:「でもそっか、なるほど」
君臣ユウ:「……実は最初は話を聞いていて、『任務とは言え、一人で突入するのは怖くないか?』って聞こうと思ってたんだ」
木虎 ツグミ:「怖くないか、ですか」
君臣ユウ:「うん」
君臣ユウ:「………俺だったらきっと、怖いから」
木虎 ツグミ:「……んん、そう、ですね」
木虎 ツグミ:「私がUGNに居るのって、元々は私が記憶喪失で身元も分からなかったからなんです」
君臣ユウ:「………記憶喪失」
木虎 ツグミ:「はい。名前とかも、UGNに来てからつけてもらったもので」
木虎 ツグミ:「今一緒に暮らしてるお父さんとお母さんも、UGNの人ですし」
君臣ユウ:「そ、うなのか」
木虎 ツグミ:「私が私になれたのは、UGNに来て、色んなものを貰ったからなんです」
君臣ユウ:「私が、私に。ツグさんが、『木虎ツグミ』になれたのは、か」
木虎 ツグミ:「はい」
木虎 ツグミ:「だから、一番最初は私も何か手伝えることないかなってとこから始まって」
木虎 ツグミ:「そのうち、先輩や皆の役に立てたり、一緒に戦えることが嬉しくなって」
君臣ユウ:その言葉をゆっくり聞いている
木虎 ツグミ:「私が戦うことで、助けられる人が居るっていうのも嬉しくて」
木虎 ツグミ:「だから、うん。戦ったりとかが怖いなって気持ちより、多分そっちの嬉しいの方が強いんです」
君臣ユウ:「…………なるほど」
君臣ユウ:「怖さより、助けたり、自分ができることが上回る、か」
木虎 ツグミ:「はい!自分に出来ることがあるのが嬉しいし、何か出来るならやりたいなって」
木虎 ツグミ:「そう思うから、止まってられないんだと思います」
木虎 ツグミ:「……ミアちゃんには心配かけちゃうから、そこは本当にごめんなさいって思うんですけど」
木虎 ツグミ:それでも止まれないのだと。少しだけ困ったように笑う。
君臣ユウ:「………元気だものな、ツグさん」
木虎 ツグミ:「元気は一番の取り柄ですからね!」
君臣ユウ:「うん、元気なのは良いことだ。俺はちょっと、元気出すのがほら、苦手だから」
君臣ユウ:「そういうのは、うん。良いと思う」
君臣ユウ:「………でも、そっか。ミアさんとかだけじゃなく。関わってきた皆のために頑張ってるんだな、ツグさんは」
君臣ユウ:感心したように頷いている。
木虎 ツグミ:「そう、ですかね」 ちょっぴり照れたように笑う。
君臣ユウ:「うん」頷く「凄いよ」真正面から目を見て褒める。
木虎 ツグミ:「……えへへ、ありがとうございます」
君臣ユウ:「その、実はだな」ちょっと、失敗を告白するような、バツの悪いように目をそらして。
木虎 ツグミ:「……ただ、その」
君臣ユウ:「……あ、うん、なんだろう」
木虎 ツグミ:「あ、いえ。お先にどうぞ」
君臣ユウ:「そうか?……そうか、うん。じゃあちょっとお先に言わせてもらうと」
君臣ユウ:「俺と歳も変わらないツグさんがこの中に一人で………」一旦言葉を切って
君臣ユウ:「………ええと、歳、そんな離れてないよな?俺、13だけど」
君臣ユウ:最近、自分より身長が高いが歳下の女子と出会ったため確認。
木虎 ツグミ:「なら2つ……ううん、3つ違いですかね?私は高1なので!」
君臣ユウ:「そっか、良かった。じゃあ先輩なんだな。うん」
君臣ユウ:「……で、そのツグさんが、一人でこの中に助けに来て、それでちゃんと活躍してて、」
君臣ユウ:「俺は、凄いなって思ったんだ」
君臣ユウ:「同じ環境だと多分、俺は怖がってしまうからな」
君臣ユウ:「だから、」再びバツの悪そうに目をそらして
君臣ユウ:「もし、それが出来る勇気とか、なにかコツが有るのかと思って、聞いた」
君臣ユウ:「…………やどりちゃんも、ツグさんも。そしてきっと緒環さんもそういう大事な人が居て」
君臣ユウ:「…………俺にはちょっとまだ、そういうの」少し間を開けて「……わからないなって思ってるから」
木虎 ツグミ:「んん……コツは、私もあんまり」
木虎 ツグミ:「意識してないので分からないですけど……」
木虎 ツグミ:「でも、私もそんなに、すっごい人って訳じゃないですよ」
君臣ユウ:「そうか?」
君臣ユウ:「俺からしたら、ツグさんは凄い人だと思っているけど」
木虎 ツグミ:「そう思ってもらえるのは、すっごく嬉しいですけど……少なくとも、この未来の私は」
木虎 ツグミ:「その、大事な人との約束を守れなかったと思うので」
君臣ユウ:「……………」
君臣ユウ:「『誰かに、もう一度会うため』……だったか」
木虎 ツグミ:「はい。……その、私の勘違いとかだったら恥ずかしいですけど」
木虎 ツグミ:「でも、ミアちゃんがそれを選んで、この船に未来の私が乗ってないってことは」
木虎 ツグミ:「多分、私なんじゃないかなって」
君臣ユウ:「いや」
君臣ユウ:「きっと勘違いじゃない」
君臣ユウ:「……と言おうとすると、ツグさんが死んだことも肯定しちゃって難しいな?」
木虎 ツグミ:「あはは、大丈夫ですよ」
木虎 ツグミ:「私がミアちゃんのところに帰らなかったってことは、そういうことですから」
君臣ユウ:「うむむ、ありがとう」
木虎 ツグミ:「そうじゃなかったら、きっと何がなんでも帰ってるはずですし」
君臣ユウ:「そっか」
君臣ユウ:「ミアさんがあんなことをしてまで、ツグさんに会いたいと思ってるように」
君臣ユウ:「ツグさんもミアさんのことがそれぐらい大好き、ってことなんだな」
木虎 ツグミ:「はい!」
木虎 ツグミ:満面の笑みで、答える。
君臣ユウ:「うん」その笑顔を見て
君臣ユウ:「なんだか、強くなるコツとか。そのために誰かを大事に思う必要が、とか」
君臣ユウ:「考えてたのが馬鹿らしくなってきた」
木虎 ツグミ:「そう、そのことなんですけど」
君臣ユウ:「うん?」
木虎 ツグミ:「未来の私が死んじゃったように、ううん、未来の沢山の人がそうだったように」
君臣ユウ:「うん」
木虎 ツグミ:「大事な人が居たり、怖がらなかったりするだけじゃきっとダメだと思うんです」
君臣ユウ:「それだけじゃ、駄目?」
木虎 ツグミ:「大事な人が居るから絶対帰らなきゃって思うのは、もちろん大事ですけど」
木虎 ツグミ:「でも、そう思ってるだけで無茶し過ぎたら、結局帰れないかもしれないですから」
君臣ユウ:「む」
木虎 ツグミ:「ちゃんと傍にいる人と協力したり、無茶だと思ったら他の方法を考えたり」
木虎 ツグミ:「そういう、なんというか……ちゃんとすることが一番大事だなって思うんです」
木虎 ツグミ:「大事な人と一緒に居るために、出来ることを全部考えて全部するっていうか」
君臣ユウ:「…………そっか、そうだな」
君臣ユウ:「実は、ちょっと前にもエージェントの人に、似たようなことを言われた」
君臣ユウ:「『頑張ることは大前提。結果を出すことが大事だ』と、そんなようなことを」
君臣ユウ:「そうだよな。俺達は敵を倒しても。その後ちゃんと平和に帰らなきゃいけないもんな」
木虎 ツグミ:「はい!だから、そう」
木虎 ツグミ:「その人っぽく言うと、『誰かを大事に思うのは大前提。ちゃんとその人のところに帰るのが大事だ』って感じでしょうか?」
木虎 ツグミ:「それにですね、ユウ君」
君臣ユウ:「ん?」
木虎 ツグミ:「ユウ君にも、大事に思う人は居るでしょう?」
君臣ユウ:「……………」一瞬、ここに居ない誰かを思い出して
君臣ユウ:「そう、だな」
君臣ユウ:「うん、居る」
木虎 ツグミ:「でしょう!」
木虎 ツグミ:「私だって、ミアちゃんだけじゃなくて。お父さんもお母さんも、先輩達も」
木虎 ツグミ:「十一支部の皆も、学校の友達も大事です」
木虎 ツグミ:「特別な誰か一人が居なきゃダメ、なんてそんなことないですよ」
木虎 ツグミ:「どんな絆でも、私達の力になるんです!」
君臣ユウ:「………なるほど」
君臣ユウ:「………うん、そうか」「大切な人は、大切だから大切、でいいんだよな」
君臣ユウ:「うん、教えられた。さすが先輩だな、木虎ツグミ先輩」
木虎 ツグミ:「えへへ。先輩呼びってなかなかされないので、なんかくすぐったいですね」
君臣ユウ:「……実は俺も、あんまりしたことがない。中学では部活にも入ってないから」
君臣ユウ:「先輩と呼ぶのは初めてかもしれないな」言い慣れない響きを口の中で転がす
木虎 ツグミ:「おお……初めてを貰っちゃいました」
君臣ユウ:「うん、受け取ってくれ」
君臣ユウ:「ツグさんが初めての先輩で良かったと思う。貴方はすごく良い人だ」
君臣ユウ:「きっと、ミアさんも、ツグさんのご両親や、ツグさんの先輩方も良い人なんだろうな」
木虎 ツグミ:「はい、勿論!」 自分への以上に、周りの人への誉め言葉に喜んで。
木虎 ツグミ:「私こそ、ありがとうございます。ユウ君と話したおかげで、もっと色々分かった気がします」
君臣ユウ:「そうか?ずっとこっちが質問してただけだったけど」
君臣ユウ:「役に立てたのなら、良かった」
君臣ユウ:その喜びを見守って。
君臣ユウ:「…………………あー、その」少し歯切れ悪く
君臣ユウ:「これを言うのはちょっと順番が前後するんだけど、な」
木虎 ツグミ:「? はい」
君臣ユウ:「ミアさんとか、ツグさんの先輩とかはきっとすごく良い人で。ツグさん先輩もとてもいい人だ………ので」
君臣ユウ:「きっと、そういう人と、一緒に過ごせたら楽しい。と、思う。………から」
君臣ユウ:「………………………」
君臣ユウ:「その、よかったら、俺と友達になってくれないだろうか……?」絞り出すような弱い声
君臣ユウ:「あ、その。いまそんな場合じゃないとかなら、ここから出た後でも。うん」
木虎 ツグミ:「……」 一瞬きょとんとして、またいつものように笑う。
木虎 ツグミ:「もちろん、喜んで!」
君臣ユウ:「──────」その返事に、ほ、と息を吐いて
君臣ユウ:「ん。じゃあ、その」
君臣ユウ:「先輩兼、友達ということでよろしく。ツグさん」白い手袋に包まれた右手を、握手を求めるように差し出す
木虎 ツグミ:「はい!よろしくお願いします、ユウ君!」 その手をしっかりと握り返す。
君臣ユウ:「うん、よろしく」
君臣ユウ:「………まいったな」苦笑を浮かべて
君臣ユウ:「こんなときじゃなければ、遊びに行ったり、ミアさんと話したり、先輩さんの話を聞いたり」
君臣ユウ:「そういうことを友達とするために、頑張る理由がすごく増えた」
木虎 ツグミ:「そうですね、私ももっとユウ君と話したくなっちゃったので」
木虎 ツグミ:「ここから帰って、沢山お話しするためにも」
木虎 ツグミ:「未来を変えに行きましょう!」

GM:その反対側、少し離れて
GM:君たち2人……速水やどりと緒環伸も
GM:寝台の上に腰掛けている。
緒環 伸:「あー!」どかりと座って、大きく伸びをする。
緒環 伸:「もうあれこれありすぎて疲れたよ。歳なんだよ、僕は」
速水 やどり:「……ふぅ」一息つく。ようやくたどり着いた、しばらくは安全そうな場所だ。気も緩む。
速水 やどり:「お疲れさまです、緒環さんも」
緒環 伸:「お互いにね。やどりちゃんは特に大変だったろ」
緒環 伸:「まあ、目の方は保養したから、しばらくは目薬は要らないなー」ふざけた調子で。
速水 やどり:「未来の私ですよ?」こちらも冗談めかして笑う。
緒環 伸:「美人は美人だろ。ちょっと前なら危なかった」
緒環 伸:「声をかけたせいでタイムパラドックスが生まれたかもしれない」
緒環 伸:わざと難しい顔をする。
緒環 伸:「今はね、そういう気は全然ないから、オーガンとやらをどうにかすれば、時空は安心」
速水 やどり:「ふふふ、ありがとうございます。……それにしても33歳か……あの人よりも、年上だなんて」何かを思い出して、薄く笑んでいる。
緒環 伸:「……でも」
緒環 伸:「生きてて良かったよ。やどりちゃんが、あれくらいの歳になるまで」
緒環 伸:「いろいろあったみたいだけど、それでも良かった」
緒環 伸:黒髪を眺めながら。
速水 やどり:「……そうですね。本当に、色々とあったみたいですけど」視られているのを意識して、くるくると髪を指で弄ぶ。
緒環 伸:「……僕は」
緒環 伸:「多分だけど、今の君の傍には居ないみたいだからね」
緒環 伸:「『お久しぶりです』って言われたんだよな」
速水 やどり:あの人……『私』の反応。おそらく、第九支部の面々でも、今まで残っているのは数少ないか、それともゼロか。
速水 やどり:「そうですね」ちょっと悲しい顔をする。
緒環 伸:「まあ、死んでるのは……一番あり得るし、何も嬉しくはないけど」
緒環 伸:古代種だからと言って生き残りやすい、ということは何もない。普通のオーヴァードと同じだ。
緒環 伸:「最悪なのは、尻尾巻いてどっかに逃げ出してる場合だな」
緒環 伸:「よく心配されるからね、フラフラどこかに居なくなりそうって」
緒環 伸:「自分でも、やらかしてないとは言い切れない」
速水 やどり:「緒環さんのこと、これでも一応信用してるんですけどね? ……普段のパトロールの最中にフラフラするのは、程々にしておいてほしいですけど」
緒環 伸:「はい、そこは帰ったら考えます」
緒環 伸:「でも、今回はそういうことはやんないよ。ユウくんと約束をしたからね」
緒環 伸:「やどりちゃんから信用されてるってのならなおさらだ」
速水 やどり:「後進とも良い関係を築けているようで、安心です」
緒環 伸:「安心だろ? 大船に乗った気持ちでいてくれよ」
緒環 伸:「今乗ってるけど」
緒環 伸:「…………」
速水 やどり:「……ふふっ」その冗談に笑う。
緒環 伸:「だからね。僕もどうにか逃げずにやるから……そうだな」
緒環 伸:「君は、ちゃんと黒髪の美人になれる」
緒環 伸:「そういう未来を目指していこうと思うんだよな」
速水 やどり:さらりと、髪を撫でて。
緒環 伸:三十以上離れた小さな少女を、まっすぐにじっと見つめる。
速水 やどり:「えぇ。変えましょう、未来」その視線に、まっすぐ答えて。
緒環 伸:「そうそう」
緒環 伸:「そのためだったら、おじさんはちょっとの間くらいは……頼れる最高のエージェントになれると」
緒環 伸:「そんなことを思うね」
速水 やどり:「とっても、助かります。……私も、日常の楯として、もうひとふんばりですね」
緒環 伸:「……今はちょっと、気を抜いてもいいんだぜ?」
緒環 伸:この小さな支部長がずっと気を張っているだろうとは思っていた。
緒環 伸:自分が少しだけ無理をして、いつものように振る舞っているのと同じように。
速水 やどり:「お言葉には甘えさせてもらってます。これでも、だいぶラクにしているほうです、さっきまでと比べたら」
緒環 伸:「ならいいんだけどさ。まあ、そういうとこも君らしいというか」
緒環 伸:「そういう君だから第9の皆はね。支部長をしっかりと支えたいと思ってるんだろうな」
緒環 伸:「『やどりちゃん』としてそうしてくれそうな人は居る?」
速水 やどり:「……えぇ。喜ぶべきことに、いらっしゃいます」
緒環 伸:「そりゃ良かった」
速水 やどり:「そっちはそっちで、ある意味気が抜けない状態ですが……まぁ、気を張ってはいないので。えぇ、大丈夫です」
緒環 伸:「複雑そうだな……」
緒環 伸:先ほどの、髪をいじる仕草を少し思い出して。大人びた印象以上の何かを感じながら。
速水 やどり:「本当は単純な話だったんですけどね。ややこしくしてくれた人がいたんですよ」ちょっとだけ大人びた微笑みと一緒に。
緒環 伸:「……ま、多少の火傷は覚悟してそうだな。その顔だと」
速水 やどり:「えぇ。火遊びというには、色々と本気ですけどもね」
緒環 伸:「……君のことは心配をしてたんだけど」
緒環 伸:「どっちかというと今、ちょっと恐ろしくなったよ」くつくつ笑う。
緒環 伸:「じゃあ、黒髪の君が将来、幸せを掴むことを願って」
緒環 伸:軽く手を持ち上げて、乾杯でもしそうなポーズをする。
緒環 伸:「僕も、それをどうにか見届けられることを祈って」
速水 やどり:「えぇ。最高のエージェントさんと、黒髪の美人に乾杯です」こちらも応じるように手を差し出して。
緒環 伸:見えないグラスを軽く合わせるように。
緒環 伸:音は聞こえなかったが、確かに、硬質な響きが心の中でした。
緒環 伸:「あー、ビール。ビール飲みたいな。この船にはさすがにないかなあ?」
緒環 伸:照れ隠しのように声を上げる。
速水 やどり:「……ふふっ」そのさまをみて、また微笑む。年相応の、少女のように。
緒環 伸:その笑顔を横目で薄く見て。
緒環 伸:今度は無理をせずに、心から笑った。

GM:ロイスのみ可能!
GM:処理カモン!
速水 やどり:仲間/緒環 伸/〇信頼/不信感 でロイス取得!
緒環 伸:やどりちゃんへの感情を○尽力/恐怖に変更します。
緒環 伸:女の子こわいな……
木虎 ツグミ:まずはユウ君に取得!〇友情/不安で!
君臣ユウ:ロイス枠は満杯なのですが、仮に取るとしたら「"先輩・友達" 木虎ツグミ ○P友情/N不安」になりますという報告です。
君臣ユウ:以上です。
木虎 ツグミ:そしてミアちゃんへのロイス感情を〇尽力/罪悪感にして、Sロイス指定!
木虎 ツグミ:こんな未来にはさせないからな!
君臣ユウ:頑張ろう!ツグさん先輩!
緒環 伸:やってやるぜ!
木虎 ツグミ:頑張る!

クライマックス

GM:では次のシーン
GM:なんと
GM:クライマックスに入ります!
GM:全員登場だ!
速水 やどり:速水 やどりの侵蝕を+7(1D10->7)した(侵蝕:73->80)
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+4(1d10->4)した(侵蝕:78->82)
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+6(1d10->6)した(侵蝕:95->101)
君臣ユウ:メェー!
木虎 ツグミ:1d10+79
DoubleCross : (1D10+79) → 4[4]+79 → 83

GM:---
GM:異相巡航艦オルロイ・メインデッキ
GM:---
GM:半日ほどの時間が過ぎ、鋭気を養った君たちは
GM:再び”アーカイヴス”のリーダー、速水やどりの前に立っている。
速水 やどり(アーカイヴス):「寝心地はいかがでしたか」
速水 やどり(アーカイヴス):「生活品の状態には気を使っているのですが、そちらの時代のものと少し具合が違ったかもしれませんから」
速水 やどり:「……えぇ、問題なく。じゅうぶん充電できましたとも」未来の寝具、と思ってちょっと期待したが。特段普通のおふとんだった。
君臣ユウ:「うん。襲ってきたりしないしな。良い布団だった」
緒環 伸:「ユウくんは布団に何か……まあいいや。よく寝られたよ」
木虎 ツグミ:「おかげで体調もばっちりです!」
速水 やどり(アーカイヴス):「何よりです……それでは」
速水 やどり(アーカイヴス):「本船はこれより、仮想空間を離脱し2020年の基底世界へと戻ります」
速水 やどり(アーカイヴス):「私たちが侵蝕廟周辺の断層障壁を排除し、内部へと皆さんが突入する道を切り開く」
速水 やどり(アーカイヴス):「突入以降は一切の干渉が不可能です。全てを、皆さんに委ねます」
速水 やどり(アーカイヴス):ひゅん。
速水 やどり(アーカイヴス):君たちの目の前に、幾何学様の溝が入った立方体……”逆進機構”が浮かぶ。
速水 やどり(アーカイヴス):「廟の基幹部に接触する形で置けば、直ちに機構と廟の融合が始まります」
速水 やどり(アーカイヴス):「空間の正常化もすぐに始まるので、着地の準備をお忘れなく」
GM:”逆進機構”を誰が所持するかは
GM:自由に選べます
速水 やどり:「任されました。……世界を元に、戻して見せます……いえ。現在と未来を、変えてきます」
速水 やどり:"逆進機構"を手に取る。
速水 やどり(アーカイヴス):「……ええ。どうか」
速水 やどり(アーカイヴス):「あなたとみんなの未来を」
速水 やどり(アーカイヴス):「その手で取り戻せるように」
速水 やどり(アーカイヴス):「私は託し、祈ります。近くて遠い世界のあなた……速水やどりに」
速水 やどり(アーカイヴス):「大丈夫」
速水 やどり(アーカイヴス):「あなたなら、出来ます」
速水 やどり(アーカイヴス):自分の耳では聞いたことのない
速水 やどり(アーカイヴス):その頭の奥を澄み渡らせる声が、君に届く。
速水 やどり:「……自分が言われる側になるとは、思ってませんでした」それはきっと、あの時の『私』も。
速水 やどり:「……えぇ。確かに。力も、祈りも。託されました」
君臣ユウ:「あの、いいだろうか」軽く挙手して口を挟む。
君臣ユウ:「前に言っていたダウンロード……というのは、もう終わってるのか?こう、寝てる間とかに」
君臣ユウ:両手をふわふわとさせている。
速水 やどり(アーカイヴス):「ええ。既に完了しています」
君臣ユウ:「ん、そうなのか。あまり実感はないが」手袋をしている両手を見て
速水 やどり(アーカイヴス):「君臣さん、そしてツグミさんはある程度のダメージを与えることで、”マニューバ”を時空隙へと転送出来るはずです」
速水 やどり(アーカイヴス):「緒環さんと支部長さんはそのフォローを」
木虎 ツグミ:「なるほど。ならいつも通り戦えばそれで良い感じです?」
君臣ユウ:「となると、俺は普通に能力を使えばいいだけか。……うん、いつもどおりで良いのは気楽だな」
緒環 伸:「フォローね。いつものお得意だ。知ってるだろ?」
速水 やどり(アーカイヴス):「はい、それはもう」
緒環 伸:「だよな」目を細める。
速水 やどり:「心得ました。……私も、いつも通りに」
GM:オートエフェクト《転送》が使用可能になりました。
GM:エネミーの戦闘不能時、蘇生エフェクト《???》に対して使用可能。
GM:エネミー1体を戦闘マップから離脱させます。
君臣ユウ:エリミネイト!
木虎 ツグミ:割り込み系は強い
GM:シナリオ3回まで使用可能。侵蝕上昇はありません。
緒環 伸:全員で三回ですか?
GM:いえ!各PC3回ずつ。
緒環 伸:おおー
GM:一応緒環さんや速水さんも使えるぞ。
君臣ユウ:なるほどなー!
木虎 ツグミ:なら全部で12回行けますね
GM:あ、ただし
GM:そのPCのメジャーアクションの手番中にしか使えません。
緒環 伸:なるほど……!
GM:つまり自分でトドメを刺した相手しか転送出来ないってことですね。
君臣ユウ:あぁなるほど
君臣ユウ:そういう説明だったもんね。
木虎 ツグミ:なるほど、流石に
速水 やどり:遠くからしんでるやつを転送! はできなかった……
木虎 ツグミ:なら支援込みでの素パンチも考えないとかもですねえ
君臣ユウ:現場の状況で臨機応変に対応しよう
速水 やどり(アーカイヴス):「ただし、この力を1人で持てる数には限りがあります」
君臣ユウ:「なるほど、セイカくんとかカリンさんのもそうだったものな」
速水 やどり(アーカイヴス):「対して”オーガン”の戦力は無尽蔵です。極力戦闘を避けて、まっすぐ中心部へと向かってください」
緒環 伸:「了解。面倒は避けたいもんな」
君臣ユウ:「うん。大事なのは抜本的な対応ですからね」
木虎 ツグミ:「じゃあ敵に会わないように、でもなるべく最短で!ですね!」
君臣ユウ:「そうだなツグさん。それが俺達の『最短ルート』だ」
君臣ユウ:「準備も万端、訓練もいらないと言うなら、うん」
君臣ユウ:「後は行くだけかな」
速水 やどり:「作戦方針は理解しました。……いけます」
GM:ピィーン。
GM:メインデッキのブザーが鳴り
GM:窓の外、夜も昼もないひび割れた蒼い空に
GM:船から白いシルエットが飛び出していく。
GM:それは片手に白い大槍を携えた騎士を思わせる鉄の巨人。
GM:ロボットだ。
速水 やどり(アーカイヴス):「ご紹介します。あれが本作戦の先駆け」
速水 やどり(アーカイヴス):「《幻獣》”ヴィデ・ヴェスティア”」
速水 やどり(アーカイヴス):「……この船を守る騎士です」
GM:両腕を下ろしたまま、滑るように
GM:滑らかな骨格めいたシルエットは、船へと随伴する。
君臣ユウ:「………………ロボットだ」窓の外をポカーンと見ている
君臣ユウ:「あんなのまで作れるのか。……すごいな、未来」
速水 やどり:「……あの時、私を助けてくれた力。……こんな姿をしていたんですね」感慨を込めて。
緒環 伸:「おおー、アニメで観たやつみたい」
緒環 伸:「すごいな、写真撮っとけばよかった……まずいのかな、そういうのは」
木虎 ツグミ:「すっごいかっこいいです!すごい!」
木虎 ツグミ:目をキラキラさせながら見つめている。
君臣ユウ:「うん、かっこいい」
君臣ユウ:「………かっこいいな……!」静かに言葉に熱がこもる
君臣ユウ:ツグミちゃんの横でソワソワしている。
速水 やどり(アーカイヴス):「ふふ……」
速水 やどり(アーカイヴス):その様子を横目に見ながら、微笑み
速水 やどり(アーカイヴス):きっ、と表情が変わる。
速水 やどり(アーカイヴス):「時空隙を抜けます。衝撃に備えてください」
GM:船は白い騎士を伴って進んでいき
GM:その行く先、空の罅が大きくなる。
GM:が ががががが
GM: が ぎ 
GM:ばぎぃん!!
GM:空を砕いて船は光の中を泳いでいく。
GM:そして……。
GM:---
GM:第9地区・市街上空
GM:---
GM:眼下に広がるのは、灰色のノイズの街。
GM:その一部ずつがくり抜かれたように廃墟の街並みと化しており
GM:斑模様になっている。
速水 やどり(アーカイヴス):「……侵蝕が進んでいますね」
速水 やどり(アーカイヴス):「このままいけば、街が元に戻らなくなる……」
速水 やどり:「その前に。なんとかしなくてはいけないわけですね」"逆進機構"を確かめるように握る。
君臣ユウ:「………」その街の様子に、通学路を見つけ、強く手を握る。
君臣ユウ:「………あぁ、なんとかするんだ。俺達が」
GM:空を走る君たちの向かう先に
GM:漆黒に塗りつぶされたように浮かび上がる、巨大な構造物
GM:”侵蝕廟”が聳え立っている
速水 やどり(アーカイヴス):「船は微速巡航」
速水 やどり(アーカイヴス):立ち上がって
速水 やどり(アーカイヴス):「それでは、外に出ましょうか」
GM:ぱしゅっ
GM:その言葉の意味を考える間もなく
GM:次の瞬間、君たちはビル街の遥か上
GM:夕焼けの茜空の中、空中に立ち尽くしている。
GM:足場はない。しかし浮遊感もない。
GM:確かにそこに地面があるように、二本の足は重力を感じている。
緒環 伸:「う……わ!?」その光景に目を見張る。
君臣ユウ:「う、おっ……!?」落下に備えかけ、足元の地面の感触に気付く
速水 やどり(アーカイヴス):「船を通して重力と力場を制御しているだけです」
速水 やどり:「未来の技術、ですね……」突然のことに、ちょっとおっかなびっくりな風に。
木虎 ツグミ:「だけ、って感じじゃないですよこれ!すごい……」
木虎 ツグミ:不思議そうに自分の足元を見降ろしている。
緒環 伸:「なんか……展望台みたいだな。ガラス張りの」
GM:君たちの真横
GM:激しい風が吹き、その髪を揺らす。
GM:白い巨人が槍を振り上げ
GM:”侵蝕廟”へと迫る。
速水 やどり(アーカイヴス):「”ヴィデ・ヴェスティア”、その槍で」
速水 やどり(アーカイヴス):「絶望を穿ち、希望の先陣を」
速水 やどり(アーカイヴス):「——駆けなさい」
GM: ガッ 
GM:         ギィ ン!! 
GM:白と黒の稲光が衝突点から迸り
GM:大気を震わせ、天を裂く
GM:とめどなくぶつかり合い、放出されていくエネルギー。
GM:その激突の果てに
GM:ぎゅおん
GM:黒い塔の外壁へ、真円の穴が開く。
GM:その内部、中心に輝いているのは
GM:生物の瞳のように禍々しく輝く、小さな惑星のような球体。
GM:足を踏み出す。そのまま駆け出すことが出来そうだ。
速水 やどり(アーカイヴス):「……私たちに出来るのはここまで」
速水 やどり(アーカイヴス):「緒環さん、君臣さん、ツグミさん」
速水 やどり(アーカイヴス):「そして……速水やどりさん」
速水 やどり(アーカイヴス):「信じています。あなた達を」
速水 やどり(アーカイヴス):「そして、どうか無事で」
緒環 伸:「信じられたんじゃ仕方ないよな。行って……帰ってくるよ」
緒環 伸:いつものように軽く笑って。
緒環 伸:「大丈夫。運命はいつもの通り、僕が動かしてみせる」
木虎 ツグミ:「はい、信じていてください!私たちが勝って、帰ってくるって」
木虎 ツグミ:「必ず、未来を取り戻しますから!」
木虎 ツグミ:にっこり笑って、オーガンへと向き直る。
君臣ユウ:「あぁ」手袋をキュ、とはめ直して。
君臣ユウ:「やどりちゃん達がここまで繋げてくれたもの、運んできたものを」
君臣ユウ:「未来を取り戻して、未来へつなげる」
君臣ユウ:「………楽しみにしていてくれ」
君臣ユウ:「掴んでくるよ。勝利とか希望とか、そういうのをさ」
速水 やどり:「……えぇ」いつも、自分はただ信じる側だったけれど。今日は、信じられる番だ。
速水 やどり:いつも通り。……できることは、少ないけれど。やれることをやる。頭は澄み切っている。
速水 やどり:「行ってきます……速水やどりさん……『私』!!」
GM:君たちは進んでいく。
GM:何もない空中を、しかし確かな足取りで駆けていく。
GM:破滅を齎す”廟”の中心部。禍々しく赤い光を放つ、”オーガン”そのものへと向かい身を投じていく。

GM:---
GM:侵蝕廟・内部
GM:---
GM:構造体の内部に漂っているのは、赤く輝く滑らかな何かの断片。
GM:絨毯のような大きさのものから、それじたいが建物ほどのものまで
GM:浮かび、千切れながら漂うさまは
GM:生物の細胞内部を思わせる。
GM:そして君たちはそのひとつひとつから発せられる強いレネゲイドの力に
GM:衝動を喚起されるのだった。
GM:衝動判定、難易度9。
速水 やどり:8dx>=9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 10[1,2,7,7,7,9,9,10]+9[9] → 19 → 成功

君臣ユウ:思い出の一品。意志判定に+1。
木虎 ツグミ:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 9[5,6,9] → 9 → 成功

君臣ユウ:4dx+5>=9
DoubleCross : (4R10+5[10]>=9) → 9[1,3,8,9]+5 → 14 → 成功

木虎 ツグミ:足りた!
君臣ユウ:偉いぞ!
緒環 伸:5dx+3=>9 思い出の一品使用
DoubleCross : (5R10+3[10]>=9) → 8[1,1,2,7,8]+3 → 11 → 成功

緒環 伸:よし!
速水 やどり:速水 やどりの侵蝕を+5(2D10->3,2)した(侵蝕:80->85)
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+9(2d10->7,2)した(侵蝕:101->110)
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+11(2d10->7,4)した(侵蝕:82->93)
木虎 ツグミ:83+2d10
DoubleCross : (83+2D10) → 83+14[7,7] → 97

GM:……全身の細胞とレネゲイドがざわめく感覚を覚えながら
GM:君たちは、構造体中心の『星』へと繋がる螺旋状の足場に着地する。
GM:足元の浮力の感覚はもうない。此処から先は自らの足で進んでいく他は無いようだ。
GM:ぼご ごぼッ
GM:君たちの背後、足場から泡立つように浮かび上がるのは……
オーガン・マニューバ:「我々は器官」
オーガン・マニューバ:「我々はあるべきすがたであるべきばしょへ」
オーガン・マニューバ:背中から君たちを追う!
GM:進むのは一本道。逃げるか、応戦するか。
君臣ユウ:瞬間、振り返る前に薄い虹のヴェールが引かれる。
君臣ユウ:空間のねじれる証左。手元の空間へ『触れた』拳が広範囲にねじれを発生し
君臣ユウ:高密度に実体を伴った空気の散弾がオーガン・マニューバに殺到する
君臣ユウ:「………相手にしている暇はなさそうだな、皆!」
速水 やどり:「えぇ。極力交戦は避けて、はやく基幹部へ!」
木虎 ツグミ:「了解です!」 答えながら、こちらも牽制代わりの雷を放つ。
緒環 伸:軽く糸を引く。目には見えないが、ほんの微かにあちらの動きが鈍る。その隙に走る。
GM:君たちは足場を駆け、基幹部の『星』を目指す。
GM:しかし進む先に……
GM:ぼご ごぼッ
GM:さらなる”マニューバ”が現れる。
GM:無抵抗で包囲を抜け出すのは難しそうだ。
GM:しかし中心部は目前。
GM:強行突破の他に道はない。
君臣ユウ:「………戦闘は極力回避、と言われたけど」
君臣ユウ:「難しそうだな!」
緒環 伸:「やるしかない、と。しょうがないなあー」
GM:クライマックス戦闘に入ります。
GM:マップは以下
GM

”オーガン・マニューバ”1.2.3
10m
PC

GM:オーガン・マニューバの行動値はそれぞれ24です
君臣ユウ:たっか。
緒環 伸:はやいはやい
速水 やどり:めっさ速い
GM:セットアップから!
オーガン・マニューバ:サポートデバイス
オーガン・マニューバ:RCダイスを+10
木虎 ツグミ:今回はセットアップ無し!
君臣ユウ:セットアップなし!
速水 やどり:今回はセットアップなし!
緒環 伸:なしです
GM:ではエネミーの手番へ
GM:オーガン・マニューバ1の行動
GM:マイナーで螺旋撃
GM:千変万化の影:RC
GM:メジャーでコンセントレイト:サラマンダー+プラズマカノン+マスヴィジョン+クリスタライズ+マシラのごとく+スキルフォーカス:RC
GM:対象は速水支部長
GM:賢者の石+特異点で判定
GM:32dx5+51
DoubleCross : (32R10+51[5]) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,3,3,3,4,4,4,4,5,5,6,7,7,8,8,8,9,9,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,3,4,4,4,5,5,6,6,6,6,6,9,9,9,9,10]+10[1,2,2,3,5,7,8,8,8,8,9,10]+10[1,1,5,5,7,7,9,10]+10[1,2,6,7,7,10]+10[2,5,7,8]+10[1,1,5]+10[5]+10[9]+3[3]+51 → 144

速水 やどり:螺旋撃なんか使われなくても避けられるかこんなもの!
GM:リアクションのC値+1です
速水 やどり:無意味なるドッジ!
速水 やどり:3dx11
DoubleCross : (3R10[11]) → 5[2,4,5] → 5

速水 やどり:だめです
オーガン・マニューバ:15d10+115
DoubleCross : (15D10+115) → 78[1,2,4,8,5,7,5,9,2,3,4,10,8,6,4]+115 → 193

オーガン・マニューバ:装甲貫通ダメージです
速水 やどり:6,7回死ねる リザレクトします
速水 やどり:速水 やどりの侵蝕を+4(1D10->4)した(侵蝕:85->89)
GM:2の攻撃、先程と同じコンボを速水さんに
速水 やどり:かかってきんしゃい!
オーガン・マニューバ:32dx5+51
DoubleCross : (32R10+51[5]) → 10[1,2,2,2,2,2,2,3,3,4,4,4,5,5,5,6,6,6,6,6,6,7,7,8,8,8,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,2,4,4,4,4,4,5,5,6,6,6,7,8,9,9,9,10,10]+10[1,1,3,4,4,5,6,6,7,7,8,9]+10[3,3,4,6,6,6,6]+10[2,6,9,10]+10[4,9,9]+10[3,8]+10[7]+1[1]+51 → 132

速水 やどり:3dx11 ドッジ
DoubleCross : (3R10[11]) → 9[1,5,9] → 9

オーガン・マニューバ:14d10+115
DoubleCross : (14D10+115) → 78[4,9,4,5,2,7,8,6,5,2,9,5,4,8]+115 → 193

速水 やどり:わぁさっきと同じ数字
速水 やどり:死ぬわ! リザレクト!
速水 やどり:速水 やどりの侵蝕を+6(1D10->6)した(侵蝕:89->95)
オーガン・マニューバ:では3は緒環さんへ
オーガン・マニューバ:さっきと同じコンボ!
緒環 伸:ぐぬー
オーガン・マニューバ:32dx5+51
DoubleCross : (32R10+51[5]) → 10[1,1,1,1,2,3,3,3,3,4,4,4,5,5,5,6,6,6,7,7,7,7,7,7,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,1,2,3,4,5,6,6,7,7,7,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,4,4,4,4,4,5,5,5,8,8,9,10,10]+10[1,3,3,4,6,7,9,10]+10[2,4,4,9]+3[3]+51 → 104

緒環 伸:わあいさっきより低い
緒環 伸:ガードしても意味ないのでドッジします
緒環 伸:3dx+1=>104
DoubleCross : (3R10+1[10]>=104) → 5[2,3,5]+1 → 6 → 失敗

緒環 伸:失敗!
オーガン・マニューバ:11d10+115
DoubleCross : (11D10+115) → 70[10,2,5,6,8,8,4,7,8,2,10]+115 → 185

オーガン・マニューバ:装甲無効です
緒環 伸:死ぬのでリザレクト!
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+6(1d10->6)した(侵蝕:93->99)
緒環 伸:HP6で復活
GM: 
オーガン・マニューバ:「我々は器官」
オーガン・マニューバ:「「「「「我々は我々は我々は我々は我々は」」」」」
オーガン・マニューバ:ばきん
オーガン・マニューバ:その仮面に亀裂が走り
オーガン・マニューバ:粘土細工めいて変形する。花のように、十字架のように開いた黒い孔。
オーガン・マニューバ:君たちにとって視認できたのはそこまでで
オーガン・マニューバ:ばしゃっ!!
オーガン・マニューバ:速水と緒環、後衛の2人の肉体が、次の瞬間には抉れ、引きちぎれている。
速水 やどり:「……っ……」瞬きを一つしてから、己の体を見やる。痛みが、遅れてやってくる。
速水 やどり:達人級のオーヴァードの動きが見えないのはいつものことだ。努めてそう言い聞かせて、《リザレクト》に集中する。
速水 やどり:……それにしたって、あまりに異常だ。あんなのに勝てるのか? その疑問を、押し殺すように。
緒環 伸:「……え」防御をする間もなく、崩れ落ちかけ、千切れかけた左腕を慌てて右手で掴む。
緒環 伸:「……な、んだこの威力……前よりも酷い……」
緒環 伸:どうにか再生は上手くいったようだ。ダメージは甚大だが。
GM:続いて行動値8
GM:速水支部長の手番へ!
速水 やどり:はい!
速水 やどり:マイナーは……エンゲージを切る必要もなさそうかな。無しで。
速水 やどり:メジャー。
速水 やどり:《弱点看破》Lv5+《アドヴァイス》Lv7+《戦場の魔術師》Lv2
速水 やどり:対象のラウンド中の攻撃力+15、次のメジャーアクションのC値-1、ダイス+7個。対象は自分以外のPC三人。
速水 やどり:侵蝕+10して105まで。
速水 やどり:侵蝕100超えたので、攻撃力は+18、ダイス増加は+8個に。
速水 やどり:「……標的は目前です。目前なればこそ、冷静に行きましょう。私たちには、あの人たちから託された力がついています」
速水 やどり:凛とした声。耳にしたものの意識を澄み渡らせるその声を、頼もしい味方三人に向けて発する。
速水 やどり:そうだ。信じるのだ。私たちは、あんなのに負けない!
GM:続いて行動値4
GM:緒環さんor君臣くんの手番です
緒環 伸:先に動いていいでしょうか
君臣ユウ:どうぞどうぞ
緒環 伸:では、動く前に少し演出を入れたいです。
GM:どぞ!
緒環 伸:かき混ぜられるような痛みを感じながら、目を細める。
緒環 伸:敵を知っておきたい。
緒環 伸:特に……以前遭ったあのはぐれのような、妙な個体がいるのかどうか。
緒環 伸:その場の糸の様子を確かめる。
GM:君は目を凝らし、そして見る。
GM:無数の糸が線虫のように震え蠢き、繋がっては分裂を繰り返す。
GM:オーガン・マニューバたちの周囲は、絶命の瞬間に狂って苦しむように
GM:のたうつ糸たちで埋め尽くされている。
緒環 伸:「……これはこれで、よく生きていられる……」呟く。
緒環 伸:「とにかく、不確定要素は今のところなさそう、なら」
緒環 伸:「いつも通りだね」
緒環 伸:では動きます。
緒環 伸:マイナーはなし。
緒環 伸:メジャー、コンボ『ラケシス、糸を計れ』。《導きの華》《光射す場所》《要の陣形》。侵蝕9上昇。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+9した(侵蝕:99->108)
緒環 伸:対象は自分、ユウくん、ツグミちゃん。100到達したので、次のメジャーアクションの達成値が+21されます。
緒環 伸:「……とにかく、地道にやれることをやるしかないってやつだね。僕は苦手だけど……」
緒環 伸:しゅるり。見えなくとも、感じるかもしれない。
緒環 伸:糸が確かに、味方の意志を引っ張り、前を向かせたのを。
緒環 伸:「君らは得意分野だろ?」
緒環 伸:「こっちはやれることをやるから、思い切り」
緒環 伸:「行ってきなさい」
緒環 伸:"パペッティアー"はその糸を、『運命』と呼ぶ。
緒環 伸:運命は、確かにあなたたちの傍らで、進めと囁いている。
GM:ではそのまま行動値4
GM:君臣くんの手番です
君臣ユウ:はーい
君臣ユウ:イニシアチブにオートでインプラントミサイルを装備
君臣ユウ:マイナーで《骨の銃》+《死招きの爪》 攻撃力31、射程20mの武器を作成。
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+6した(侵蝕:110->116)
君臣ユウ:メジャーでインプラントミサイルを使用した範囲攻撃。対象はオーガン・マニューバ3体!
オーガン・マニューバ:その判定に対して
オーガン・マニューバ:オートエフェクト
君臣ユウ:ひっ
オーガン・マニューバ:1が《時の棺》を使用します
オーガン・マニューバ:判定は自動失敗
君臣ユウ:まぁ積むよな!!
木虎 ツグミ:嘘だろお前!?
君臣ユウ:やるだろうとは思ってたよ!!!
緒環 伸:なんだと……!
君臣ユウ:やどりちゃんの声援。緒環さんの支援。
君臣ユウ:常ならぬ集中力を持って、虹の渦を発生させようとして。
オーガン・マニューバ:「   」
オーガン・マニューバ:マニューバの一体が手を翳す
オーガン・マニューバ:その瞬間に、君臣ユウは理解する。
オーガン・マニューバ:”これから何も起こらない”事を。
君臣ユウ:「───────!」その手はただただ、宙を掴む
君臣ユウ:楔を打ち込まれたように、空間が、距離が、ビクともしない。
オーガン・マニューバ:「我々は器官」
オーガン・マニューバ:「我々はひとつとなって」
オーガン・マニューバ:「あるべきすがた」
君臣ユウ:「………なる、ほど!」
君臣ユウ:君臣ユウのレネゲイドは自身への変化を促さない。
君臣ユウ:故に他への影響を利用する、が。
君臣ユウ:「……要するに、主導権の握りあい、というわけか」ギリ、と奥歯を噛み締めて。
オーガン・マニューバ:白い仮面がじっと君を見つめている。
君臣ユウ:「───苦手だな!それ!」仮面を睨み返した
GM:行動値0、木虎さんのイニシアチブに
GM:エネミーがそれぞれ《触媒》を起動
GM:1が2を、2が3を、3が1を再行動
君臣ユウ:スパロボじゃないんですよ!
木虎 ツグミ:馬鹿野郎!
緒環 伸:なにそれ……
オーガン・マニューバ:マイナーで螺旋撃
オーガン・マニューバ:メジャーでコンセントレイト:サラマンダー+プラズマカノン+マスヴィジョン+クリスタライズ+マシラのごとく+スキルフォーカス:RC
オーガン・マニューバ:違う!
君臣ユウ:そうだ!動くな!
オーガン・マニューバ:マシラのごとくは抜きですね
オーガン・マニューバ:くそー、これで火力が下がっちまうぜ
君臣ユウ:戯言を!
速水 やどり:過剰火力!
オーガン・マニューバ:対象は木虎さん
オーガン・マニューバ:賢者の石+特異点で判定
オーガン・マニューバ:37dx5+51
DoubleCross : (37R10+51[5]) → 10[1,1,1,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,6,6,7,7,7,8,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,2,2,3,3,3,3,4,6,6,7,7,7,9,10,10,10]+10[2,2,3,4,5,7,8,8,9]+10[1,5,7,8,9]+10[2,4,7,10]+10[1,5]+4[4]+51 → 115

木虎 ツグミ:馬鹿!
木虎 ツグミ:一応ドッジ!
木虎 ツグミ:9dx11+1=>115
DoubleCross : (9R10+1[11]>=115) → 10[1,1,2,5,5,5,7,9,10]+1 → 11 → 失敗

君臣ユウ:ツグさんは頑張ったよ
木虎 ツグミ:一回は回ってたはずだったんぞ!
オーガン・マニューバ:12d10+65
DoubleCross : (12D10+65) → 65[8,5,3,2,3,4,3,10,10,8,1,8]+65 → 130

オーガン・マニューバ:装甲貫通ダメージです
木虎 ツグミ:消し飛ぶのでリザレクト!
木虎 ツグミ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

木虎 ツグミ:侵蝕は101!これで全員リザ出来なくなった!
オーガン・マニューバ:では2の手番
オーガン・マニューバ:ターゲットはダイスで決定します
オーガン・マニューバ:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

オーガン・マニューバ:緒環さん!
緒環 伸:こ、こい!
オーガン・マニューバ:先ほどと同じコンボ
オーガン・マニューバ:37dx5+51
DoubleCross : (37R10+51[5]) → 10[1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,4,4,5,5,5,5,5,6,6,6,6,7,7,7,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,6,6,6,6,6,7,8,8,10,10]+10[1,2,3,3,5,5,6,6,6,6,9,9]+10[3,4,5,6,6,8,9,10]+4[2,2,2,3,4,4]+51 → 95

緒環 伸:2ケタだー ドッジー
緒環 伸:4dx+1=>95
DoubleCross : (4R10+1[10]>=95) → 9[1,3,8,9]+1 → 10 → 失敗

緒環 伸:だめ!
オーガン・マニューバ:10d10+65
DoubleCross : (10D10+65) → 68[5,1,10,6,10,8,10,8,9,1]+65 → 133

オーガン・マニューバ:装甲貫通!
緒環 伸:だめです。オーガンへのロイスを興味/○脅威で取得してタイタス昇華。HP1で復活。
緒環 伸:HP11
オーガン・マニューバ:3の攻撃
オーガン・マニューバ:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

オーガン・マニューバ:君臣くんです
オーガン・マニューバ:37dx5+51
DoubleCross : (37R10+51[5]) → 10[1,1,1,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,5,5,6,6,6,7,7,7,8,8,8,8,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,2,3,3,3,5,7,7,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,1,2,2,3,4,8,9]+10[2,8]+1[1]+51 → 92

君臣ユウ:が、ガードします
オーガン・マニューバ:10d10+65
DoubleCross : (10D10+65) → 68[10,6,7,8,9,3,5,5,9,6]+65 → 133

君臣ユウ:死にました。やどりちゃんのロイスを昇華で復活。Hp14
君臣ユウ:君臣ユウに-14のダメージ!(HP:28->14)
GM: 
GM:ぱ ぱ ぱぱっ
GM:オーガン・マニューバがかざした掌から
GM:光の胞子を振りまく。
GM:それに触れた君たちの肉体は
GM:型取りされたように丸く刳り貫かれ、穴が空いてちぎれる。
緒環 伸:……スーツのポケットが、その中にある小さなコインがまだ無事であることを倒れながら確かめ。
緒環 伸:血だまりの中で震えながら起き上がる。
木虎 ツグミ:「っつ、う」 大きく身体に空いた穴を、咄嗟に抑える。
木虎 ツグミ:すぐさま再生が始まるが、これで侵蝕に残っていた余裕は消えた。もう、リザレクトは使えない。
君臣ユウ:「がっ、……!、?」肩、脇腹、足。くり抜くようにえぐられた身体を支えるため、咄嗟に宙を掴む。
君臣ユウ:壁があるように体を支え、片方の手で負傷部位の周りを掴み、ねじれた空間が中身の露出を抑え、身体の再生を待つ。
GM:ただ君たちが消滅するまで繰り返される、機械的な攻撃。
GM:巨大な生物の内臓器官にすり潰されていくような感覚が、君たちを襲う。
GM: 
GM:改めて行動値0、木虎さんの手番へ。
木虎 ツグミ:マイナー放棄、メジャーで全力移動してオーガンたちにエンゲージ!
GM:!?
GM:ではマップは以下!
GM: 

オーガン・マニューバ1.2.3、木虎
10m
速水、緒環、君臣

GM:移動の演出あればどうぞ!
木虎 ツグミ:激痛の中、必死に考える。今自分に何ができるか、何をするべきか。
木虎 ツグミ:自分の雷撃は撃てる回数に限りがある。そして、この後何回必要になるか分からない。
木虎 ツグミ:しかもついさっきユウ君の攻撃が妨害された。もし撃った雷撃を逸らされたら、こっちへのダメージだけが残る。
木虎 ツグミ:なら、今は。雷撃に頼らず攻撃できる体勢を整えた方が良いかもしれない。……それに。
木虎 ツグミ:一瞬だけ、星花君から聞いた言葉が脳裏をよぎる。
木虎 ツグミ:『コピー元になった人と、強い繋がりのあるものや人物と接触すると』『自壊するっていう例があるって、聞いたことがあります』
木虎 ツグミ:賭けなんてレベルじゃない。自分と繋がりの強い人があの三人の中に居る確率なんて、何万分の一でも足りない。
木虎 ツグミ:それでも、三人の中へと駆けるその最中。その言葉がずっと耳の奥で響いていた。
GM:その致死の領域へと踏み込み
GM:君が感じるのは、ひとつの事実。
GM:市街で星花やカリンと戦っていた仮面兵士たち、
GM:あれは”なりかけ”でしかなかったことに。
GM:ここに並んでいる”マニューバ”たち、もはやその仮面の下からは
GM:何も感じない。ただどこまでも深い断絶があるだけだ。
木虎 ツグミ:「……あはは」 少しだけ、笑う。
木虎 ツグミ:「やっぱり、そう上手くはいきませんよね。うん」
木虎 ツグミ:現実が厳しいことくらい、分かってる。
木虎 ツグミ:それに、奇跡を起こすのが誰より上手なあの子は、今ここに居ない。
木虎 ツグミ:この第九地区の外で、あるいはあの船の中で。私達の帰りを待っている。
木虎 ツグミ:だから。
木虎 ツグミ:「それなら、正面突破です!」
木虎 ツグミ:木虎ツグミは、諦めない。
GM:続いてクリンナップ
GM:処理が無いので2R目セットアッププロセスに
オーガン・マニューバ:サポートデバイス×3
君臣ユウ:セットアップなし。以降もだいたいなし!
速水 やどり:……セットアップ今回もナシで!
緒環 伸:なし!
木虎 ツグミ:こちらも無し!
オーガン・マニューバ:エネミーの手番
オーガン・マニューバ:マイナーで螺旋撃
オーガン・マニューバ:コンセントレイト:サラマンダー+プラズマカノン+マスヴィジョン+クリスタライズ+スキルフォーカス:RC
オーガン・マニューバ:対象は
オーガン・マニューバ:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

オーガン・マニューバ:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

オーガン・マニューバ:そんなに!?
オーガン・マニューバ:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

オーガン・マニューバ:1d4
DoubleCross : (1D4) → 4

オーガン・マニューバ:木虎さん!
木虎 ツグミ:はい!
君臣ユウ:あれ、4体?
オーガン・マニューバ:37dx7+51
DoubleCross : (37R10+51[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,3,4,4,5,5,5,5,5,5,6,6,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,9,10,10,10,10]+10[2,2,2,3,3,3,4,5,5,6,7,7,8,8,8,9,10,10]+10[2,2,3,4,4,8,10,10]+10[1,1,8]+1[1]+51 → 92

GM:あ、これは単体攻撃ですね
GM:まずは1の行動のみ
木虎 ツグミ:どうせ避けられないし、オートで大槌装備してガード!
オーガン・マニューバ:10d10+65
DoubleCross : (10D10+65) → 41[2,9,3,1,3,1,3,5,10,4]+65 → 106

木虎 ツグミ:普通に死!
木虎 ツグミ:……そうだな、カリンさんのロイスを昇華!
GM:続いて2の手番
GM:対象は速水支部長へ
GM:あっ
GM:ダイス間違ってる
GM:!
GM:このラウンドから22dx7+31でした
GM:22dx7+31
DoubleCross : (22R10+31[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,2,3,3,4,4,5,6,7,7,8,9,9,9,10,10,10]+10[1,2,2,3,6,6,7,7,7]+10[7,8,10]+10[7,8,9]+10[1,7,10]+4[4,4]+31 → 85

君臣ユウ:ご、誤差…!
GM:9d10+65
DoubleCross : (9D10+65) → 33[1,2,9,1,2,5,2,5,6]+65 → 98

GM:改めて速水支部長に攻撃!
GM:22dx7+31
DoubleCross : (22R10+31[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,3,4,4,4,5,5,6,6,6,6,7,9,9,9,10,10]+10[2,3,5,7,7,8]+10[1,4,9]+1[1]+31 → 62

GM:対処せよ!
速水 やどり:無意味なるドッジ!
速水 やどり:4dx11>=62
DoubleCross : (4R10[11]>=62) → 5[1,4,5,5] → 5 → 失敗

オーガン・マニューバ:7d10+65
DoubleCross : (7D10+65) → 27[1,8,2,2,10,3,1]+65 → 92

オーガン・マニューバ:装甲無視!
速水 やどり:死! 敵/"オーガン"/執着/〇脅威 でロイス取得して即タイタス化、昇華して復活! HP11!
オーガン・マニューバ:ラスト!3!
オーガン・マニューバ:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

オーガン・マニューバ:緒環さん大好き!
緒環 伸:ぐえー
オーガン・マニューバ:21dx7+31
DoubleCross : (21R10+31[7]) → 10[2,2,2,2,3,3,4,4,5,6,6,6,6,7,7,7,8,8,10,10,10]+10[1,3,3,4,4,5,8,9]+5[1,5]+31 → 56

緒環 伸:あっひくい ドッジ……
緒環 伸:4dx+1=>56
DoubleCross : (4R10+1[10]>=56) → 9[3,7,8,9]+1 → 10 → 失敗

緒環 伸:だめ
オーガン・マニューバ:6d10+65
DoubleCross : (6D10+65) → 38[9,10,4,3,8,4]+65 → 103

緒環 伸:死。ユウくんのロイスをタイタス昇華して復活します。
GM: 
GM:刳り、切り裂き、磨り潰す。
GM:見えない、感じることさえ出来ない力によって繰り返される、破壊、破壊、破壊。
GM:それは煉獄のように、君たちが跡形も残らなくなるまで
GM:繰り返され続ける。
オーガン・マニューバ:「我々」「我々」「我々は」
オーガン・マニューバ:白い仮面だけが微動もせず、千切れ飛ぶ君たちを見ている。
緒環 伸:(……ああ)手を伸ばす。中空にある糸を掴もうとして、治りかけの腕ではまだ掴めない。
緒環 伸:(掴めない、が……)逃げるな、と約束をした。そのことだけを思い出しながら。
緒環 伸:(……それが、なんだ)ゆっくりと、立ち上がる。血まみれの身体で。
速水 やどり:(ダメだ。ダメだ。ダメだ。折れるな、折れるな、私が一番最初に折れてどうする! 支部長なんですよっ!)
速水 やどり:再生も未だ遅く、孔だらけの体を引きずって立ち上がる。
木虎 ツグミ:取り出した大槌で、崩れた姿勢を立て直す。ちぎれかけの手足に鞭を打って。
木虎 ツグミ:「大丈夫、大丈夫です!まだまだ倒れません!」
木虎 ツグミ:託された未来が、この先にあるのだから。倒れてる暇なんてない!
GM: 
GM:行動値8、速水さんの手番です
速水 やどり:はい。
速水 やどり:マイナーはなしで、メジャー。
速水 やどり:《弱点看破》Lv6+《アドヴァイス》Lv8
速水 やどり:対象は君臣さん。
速水 やどり:対象のラウンド中の攻撃力+18、次のメジャーアクションのC値-1、ダイス+8個。
速水 やどり:侵蝕+7して112まで。
速水 やどり:「……大丈夫です。あれはいくら"オーガン"とて、何度でも起こせるものではないはず。……こちらは何度でも、ぶつけるまでです」ユウ君に語り掛ける。
GM: 
GM:続いて行動値4組!
GM:君臣くんか緒環さん!
緒環 伸:その前に
緒環 伸:アルティメイド服を脱いで行動値を7に変更します。
GM:むっ
緒環 伸:これで移動距離が伸びるはず
GM:では先んじるのは行動値7の緒環さん!
GM:改めてどうぞ!
緒環 伸:はい!
緒環 伸:マイナーでオーガン・マニューバたちのエンゲージに戦闘移動。

オーガン・マニューバ1.2.3、木虎、緒環
10m
速水、君臣

緒環 伸:そしてジュラルミンシールドを使用した白兵攻撃を行います。対象はどうしようかな
GM:今の所
GM:棺を使ったのが1
GM:それ以外のPLから目に見える違いはありません
君臣ユウ:回数残ってそうなやつから殴っていきましょうか
緒環 伸:了解です
緒環 伸:じゃあ真ん中の2! さっき殴ってきたし!
緒環 伸:侵蝕は上昇しません。
オーガン・マニューバ:ではそこに
オーガン・マニューバ:2が《時の棺》を起動
緒環 伸:ですよねー
オーガン・マニューバ:判定を自動失敗とします
緒環 伸:傷ついた身体で、駆け出す。
オーガン・マニューバ:その目前に
オーガン・マニューバ:仮面兵士の黒い掌が差し出される。
オーガン・マニューバ:全ての動きは静止する。
緒環 伸:いろいろと、考えていた気がする。子供たちばかりに任せてはいられない、だとか。
緒環 伸:自分にもできることが、だとか。
緒環 伸:だが、全ては止まった。
オーガン・マニューバ:「我々は」
オーガン・マニューバ:「ひとつとなって」
緒環 伸:「…………」
緒環 伸:「我々は」
緒環 伸:「ひとつとはならなくても」
緒環 伸:「こうしている」手は届かなくとも。せめて。
緒環 伸:「こうして戦ってるんだ、バラバラの皆が、集まって」
オーガン・マニューバ:「……」
緒環 伸:「だから、クソッ、せめて」
緒環 伸:「こいつらの力には限りがあるかもしれない。一度使わせた!」ユウくんとツグミちゃんに。
緒環 伸:「あとは、やれ!」
GM: 
GM:続いて行動値4
GM:君臣くんの手番です
君臣ユウ:待機します!
GM:では行動値0!
GM:木虎ちゃんの手番!
木虎 ツグミ:よし!
木虎 ツグミ:では3に大槌使って白兵で攻撃!
オーガン・マニューバ:その攻撃に対し
オーガン・マニューバ:3が時の棺
オーガン・マニューバ:判定を自動失敗させます
木虎 ツグミ:でしょうね!
君臣ユウ:知ってた!
GM: 
GM:木虎ツグミの突貫もまた
GM:防ぐも、躱すもなく、不可視の力によって封殺される
オーガン・マニューバ:「我々は器官」
オーガン・マニューバ:目に映るのは無機質な仮面の表面、ただそれだけだ。
木虎 ツグミ:「やっぱり、届きませんか」
木虎 ツグミ:でも。これで三体分。
木虎 ツグミ:「ユウ君!」
GM: 
GM:では待機手番
GM:君臣くん!
君臣ユウ:では
君臣ユウ:イニシアチブでインプラントミサイルを装備
君臣ユウ:マイナーなし、メジャーでインプラントミサイルを使用して射撃。範囲攻撃。
君臣ユウ:対象はマニューバ3体!
君臣ユウ:判定よろしいか!
オーガン・マニューバ:では
オーガン・マニューバ:その判定に
オーガン・マニューバ:……のせるものは、ない!!
君臣ユウ:動くな!思い出の中でじっとしていてくれ!
君臣ユウ:よし!
オーガン・マニューバ:ダイスを振りな!!
君臣ユウ:14dx9+13+18+21
DoubleCross : (14R10+13+18+21[9]) → 10[2,3,3,4,4,4,4,4,4,5,5,7,7,10]+6[6]+52 → 68

君臣ユウ:リアクションどうぞ
オーガン・マニューバ:それぞれがガード、イージスの盾
オーガン・マニューバ:5d10
DoubleCross : (5D10) → 28[3,1,5,9,10] → 28

GM:ダメージを!
君臣ユウ:7d10+31+2d10+18
DoubleCross : (7D10+31+2D10+18) → 43[5,10,8,5,6,8,1]+31+2[1,1]+18 → 94

君臣ユウ:装甲有効!
オーガン・マニューバ:中々に効くな…!
オーガン・マニューバ:まだ立っているぞ!
君臣ユウ:では。
GM: 
君臣ユウ:───立っている。
君臣ユウ:───ただ、立っている。
君臣ユウ:抉れた肉体を修復し、肉体を埋めて、ただ立っている。
君臣ユウ:ちぎれかけた腕を歯で支えて前を見る。
君臣ユウ:神経だけを繋げて指先がかろうじて動くようになるまで耐えて、耐えて。
君臣ユウ:やどりちゃんの声を聞いた。この状況で心が折れない。勇気をもらえる。
君臣ユウ:緒環さんの声を聞いた。その身で敵の前に立とうとしている。勇気をもらえる。
君臣ユウ:ツグさんの声を聞いた。あの存在に真っ先に突っ込んでいった。勇気をもらえる。
オーガン・マニューバ:「我々は」
オーガン・マニューバ:「我々は」
オーガン・マニューバ:「我々は」
オーガン・マニューバ:無機質な声とともに、破砕は繰り返される
君臣ユウ:静かな破壊を受ける。大事なのは腕だ。
君臣ユウ:(足はなくとも)
君臣ユウ:空間に指をかける。虹の弦を引いて、自身を放つ。
君臣ユウ:ちぎれかけた身体が宙に放たれる。引き絞る。放つ。
君臣ユウ:空間をねじり放つ小規模な瞬間移動で身体を回し、マニューバ達に近づき、その頭上まで。
君臣ユウ:近づく度に恐怖を覚える。塗りつぶせない新たな恐怖が眼下にいる。
君臣ユウ:「それでも」
君臣ユウ:「…………それでも!」
君臣ユウ:両の腕が宙を捻る。
君臣ユウ:空を馳せる虹の翼のように、君臣ユウの身体から虹が広がる。
君臣ユウ:「俺達は、負けるわけには」
君臣ユウ:「────いかない!」
君臣ユウ:3体の頭上を覆うような虹の翼。
君臣ユウ:触れれば捩れる極光が。
君臣ユウ:拳を振るう動作と共に、虹の翼が雪崩れ落ちる!
オーガン・マニューバ:「……」
オーガン・マニューバ:ずずずず
オーガン・マニューバ:べぎん!!
オーガン・マニューバ:圧に耐えきれずその黒い肉体が捻じれ、ちぎれる
オーガン・マニューバ:君たちの目の前ではじめて
オーガン・マニューバ:”オーガン”がその姿勢を崩した。
君臣ユウ:「は、ははは……!」空中で姿勢を崩しながら、虹のヴェールが元の位置まで伸びて
君臣ユウ:「どうだ……!」
君臣ユウ:笑いながら、移動した先で墜落する。
GM: 
GM:ラウンド2クリンナップ、続いてラウンド3セットアップ
君臣ユウ:セットアップありません。
速水 やどり:今回もセットアップ無し!
緒環 伸:なし!
オーガン・マニューバ:最後のサポートデバイス
木虎 ツグミ:コンボ使います!
木虎 ツグミ:狩猟開始:ターゲットロックLv4+攻性変色Lv5+狩りの統率者Lv3
木虎 ツグミ:シーン中対象への攻撃力+37、暴走、侵蝕値+11!対象はオーガン1!
GM:演出どうぞ!
緒環 伸:あ、効果いただきます。
木虎 ツグミ:ユウ君の一撃が、オーガンの体勢を崩したのを見届けた。ようやく一撃が通った。
木虎 ツグミ:なら、ここからは。反撃の、そして狩りの時間だ。
木虎 ツグミ:ずっと普段通りだった瞳が、鋭く尖る。獣のそれへと変貌する。
木虎 ツグミ:そして近くに居る緒環だけが、その音を聞く。
木虎 ツグミ:獣の遠吠え、鳥の囀り。風の唸り、雷鳴の響き。少女の囁き、あるいは——。
木虎 ツグミ:定まらぬ、とらえがたい音を上げながら。同じく頷き返す。
木虎 ツグミ:「さあ、行きましょう!」
緒環 伸:その音を聞き、少女の様子を見つめながら。もはや軽口は叩かない。
緒環 伸:小さく頷く。
緒環 伸:「……ああ」
緒環 伸:音に、戦意を。闘争の衝動を掻き立てられながら。
GM:イニシアチブは24
GM:オーガン・マニューバ3体の手番
オーガン・マニューバ:マイナーで螺旋撃、メジャーでコンセントレイト:サラマンダー+プラズマカノン+スキルフォーカス:RC
オーガン・マニューバ:対象は
オーガン・マニューバ:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

オーガン・マニューバ:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

オーガン・マニューバ:緒環さん好きすぎ
オーガン・マニューバ:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

オーガン・マニューバ:そんなに!?
オーガン・マニューバ:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

緒環 伸:まって
オーガン・マニューバ:君臣くん!
君臣ユウ:はい!
オーガン・マニューバ:21dx7+31
DoubleCross : (21R10+31[7]) → 10[1,1,1,2,4,5,5,5,5,6,6,6,7,7,8,8,8,8,9,9,9]+10[2,4,4,6,6,7,7,9,10]+10[1,4,7,10]+5[1,5]+31 → 66

GM:リアクションどぞ!
君臣ユウ:こちらはガードします。ガード時に《自動触手》攻撃してきた相手に6点HPダメージ。
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+2した(侵蝕:116->118)
オーガン・マニューバ:7d10+25
DoubleCross : (7D10+25) → 51[10,9,1,8,9,5,9]+25 → 76

オーガン・マニューバ:諸々有効!
君臣ユウ:軽減しても無理だ!死亡!緒環さんのロイスを昇華して復活!
君臣ユウ:HP14!
オーガン・マニューバ:1d4
DoubleCross : (1D4) → 3

オーガン・マニューバ:速水支部長へ2が攻撃!
オーガン・マニューバ:21dx7+31
DoubleCross : (21R10+31[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,3,4,4,4,5,5,6,6,6,6,7,8,9,9,10]+5[2,2,3,3,5]+31 → 46

オーガン・マニューバ:低いね!?
速水 やどり:でも螺旋撃なんでしょう!? ドッジ!
速水 やどり:4dx11>=46
DoubleCross : (4R10[11]>=46) → 7[1,3,4,7] → 7 → 失敗

オーガン・マニューバ:5d10+25
DoubleCross : (5D10+25) → 35[8,4,8,9,6]+25 → 60

オーガン・マニューバ:諸々有効!
速水 やどり:死ぬ! 緒環さんのロイスをタイタス化、昇華して復活! HP11!
オーガン・マニューバ:そしてラスト!ツグミちゃんだ!
オーガン・マニューバ:21dx7+31
DoubleCross : (21R10+31[7]) → 10[1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,4,4,5,5,5,5,7,7,8,9,10]+6[1,1,3,4,6]+31 → 47

オーガン・マニューバ:リアクションを!
木虎 ツグミ:OK!暴走でリア不!
オーガン・マニューバ:5d10+25
DoubleCross : (5D10+25) → 30[6,6,2,8,8]+25 → 55

木虎 ツグミ:普通に死!緒環さんに〇連帯感/不思議あたりで取って昇華!
GM: 
GM:閃く熱戦が君たちを切り裂く。
GM:しかし、君たちは微かなひとつの希望を見出すかもしれない。
GM:この攻撃はサラマンダー能力に属するエフェクトであるということが理解できる。
GM:姫都星花が『オーヴァードとしてのちから』と呼んでいたシンドロームの区別さえつかない理不尽な破壊現象ではなく
GM:君たちも知っている攻撃。
GM:本体に無尽蔵の力があろうとも、切り離されたひとつひとつの力には限度があるのだ。
GM:突破することは、できる。
GM: 
GM:行動値8、速水さんの手番へ
速水 やどり:はい。マイナーを放棄して、メジャーで。
速水 やどり:《弱点看破》Lv6+《アドヴァイス》Lv8+《戦場の魔術師》Lv3
速水 やどり:対象のラウンド中の攻撃力+18、次のメジャーアクションのC値-1、ダイス+8個。対象は自身以外のPC3体。
速水 やどり:侵蝕+10して122。
速水 やどり:「ようやく。……個体としての出力は限界みたいですね。一気に、畳みかけます!!」声を飛ばす。死地に在っても、奮起を促される、そんな声を。
GM: 
GM:行動値7!
GM:緒環さん!
緒環 伸:はい!
緒環 伸:まずマイナーで一応アルティメイド服を装備しておきます。行動値4に。
緒環 伸:メジャーでジュラルミンシールドを使用して、オーガン・マニューバ1に白兵攻撃。
緒環 伸:判定いきます。
オーガン・マニューバ:来なさい!
緒環 伸:12dx9-2
DoubleCross : (12R10-2[9]) → 10[1,3,4,4,6,7,7,7,8,8,9,10]+3[2,3]-2 → 11

緒環 伸:《妖精の手》
緒環 伸:侵蝕4上昇してダイス目をひとつ10に。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+4した(侵蝕:108->112)
緒環 伸:1dx9+18
DoubleCross : (1R10+18[9]) → 7[7]+18 → 25

緒環 伸:まあまあ!
オーガン・マニューバ:ガード!イージスの盾!
オーガン・マニューバ:5d10
DoubleCross : (5D10) → 42[8,6,9,9,10] → 42

オーガン・マニューバ:????
木虎 ツグミ:なんて出目してんだお前!!
君臣ユウ:およしになって!
緒環 伸:たか……
オーガン・マニューバ:ダメージを!
緒環 伸:でもダメージいきます
緒環 伸:3d10+2+37+18
DoubleCross : (3D10+2+37+18) → 13[6,1,6]+2+37+18 → 70

君臣ユウ:緒環さんつよーい
GM:しっ、支援役ーっ!
緒環 伸:ちょっとびっくりした
木虎 ツグミ:強い!
速水 やどり:ひゅーっ
GM:これ
GM:まじかまじかまじか
GM:計算あってる…!
GM:自動触手のダメージを含めて
GM:ジャスト0です!
君臣ユウ:やったーー!!
緒環 伸:うおーーーー
木虎 ツグミ:いったーー!!
速水 やどり:やったーーー!!
オーガン・マニューバ:しかし
オーガン・マニューバ:マニューバ1が《???》を起動
緒環 伸:オートエフェクト《転送》
オーガン・マニューバ:HP、及びエフェクト使用回数全回復状態で復帰します
オーガン・マニューバ:では打ち消しが入り
緒環 伸:マニューバ1を戦闘から離脱させます。
オーガン・マニューバ:……その宣言により
オーガン・マニューバ:1がマップから消滅!
緒環 伸:よし!!!
緒環 伸:演出します。
GM: 

オーガン・マニューバ2,3、木虎、緒環
10m
君臣、速水

GM: 
GM:どうぞ!
緒環 伸:木虎ツグミの様子に突き動かされるように。速水やどりの声に励まされるように。
緒環 伸:普段は決して握ろうともしない拳を握って。振りかぶる。
緒環 伸:(無理は承知……というか)
緒環 伸:(僕はずっと無理をしてたからな。今さらひとつくらい増えたって、なんだって話だよ)
オーガン・マニューバ:虹の雪崩に押しつぶされながら
オーガン・マニューバ:藻掻く頭部が、君を見据え
オーガン・マニューバ:ヂュウッ!!
オーガン・マニューバ:熱戦が放たれる、肉を焼かれる感触が、頬をかすめる。
緒環 伸:(それに)退かない。躊躇わない。
緒環 伸:(ずっと。こうして。見栄を張って、やせ我慢をして)
緒環 伸:(そうやって立って歩いているのが、僕だ)
緒環 伸:拳をその頭部に、叩き込む、その瞬間。
緒環 伸:見えている糸をあえて一本、二本、切り離す。
緒環 伸:少しだけ孤独で自由になった手は、微かに勢いを増す!
オーガン・マニューバ:バキッ!!
オーガン・マニューバ:その拳が白い仮面を捉え
オーガン・マニューバ:砕けた破片が舞う。
オーガン・マニューバ:「われ、わ、れ、は」
オーガン・マニューバ:その損傷さえ、逆回しのように瞬間で再生する……が
緒環 伸:「……転送」
オーガン・マニューバ:     ば  しゅっ
緒環 伸:教えられた力は、自然に湧いて出るようだった。
オーガン・マニューバ:そこにあった影は
オーガン・マニューバ:はじめからどこにもいなかったように
オーガン・マニューバ:気配の痕跡さえ残さず、彼方に消えた。
緒環 伸:「……さて」荒い息を吐き。
緒環 伸:「激レアの場面を見た後は、君らの番だ」他三人に。
緒環 伸:「大丈夫。お手本通りに。やりな」
GM: 
GM:行動値4、君臣くんの手番です。
君臣ユウ:マイナーなし、メジャーでエフェクトなしの素射撃。対象は2へ。
君臣ユウ:判定行きます!
GM:どうぞ!
君臣ユウ:14dx9+15+18
DoubleCross : (14R10+15+18[9]) → 10[2,2,2,3,4,5,7,7,8,9,9,9,10,10]+10[2,3,6,8,9]+3[3]+33 → 56

君臣ユウ:回るとは。
君臣ユウ:リアクションどうぞ
オーガン・マニューバ:ガード、イージスの盾
オーガン・マニューバ:5d10
DoubleCross : (5D10) → 20[4,2,5,7,2] → 20

君臣ユウ:ではダメージ!
君臣ユウ:6d10+31+2d10+18
DoubleCross : (6D10+31+2D10+18) → 27[3,8,3,5,6,2]+31+12[9,3]+18 → 88

君臣ユウ:装甲有効!68点!
GM:こっちもがっつり死亡!
オーガン・マニューバ:《???》を起動
オーガン・マニューバ:HPとエフェクト使用回数全回復で復帰
君臣ユウ:《転送》!死亡時に発動するエフェクトを無効化!
オーガン・マニューバ:では2も戦線を離脱します
GM: 
オーガン・マニューバ:火球と重力波、真空波を滅茶苦茶に放出しながら
オーガン・マニューバ:ただひたすらに暴れ狂う。目の前の存在を破壊し尽くすために。
君臣ユウ:「ははっ」
君臣ユウ:笑みの形で息を吐いて、拳を握る。迫りくる破壊に対して一歩を踏み出す。
君臣ユウ:身体が淡い虹のヴェールに包まれて、静かに歩を進める。
君臣ユウ:一歩の内に二歩。一歩の内に三歩。一歩の内に四歩。
君臣ユウ:その体がブレながら不可思議の歩みが距離を詰めて、マニューバの目の前へと。
君臣ユウ:「じゃあ、お手本通りに」
君臣ユウ:白い手袋をキュ、と嵌めて。拳を握る。
君臣ユウ:肩へ拳を叩きつける。単純な打撃。その箇所が渦となり肉体ごと捩れる。
君臣ユウ:足へ拳を叩きつける。単純な打撃。その箇所が渦となり肉体ごと捩れる。
君臣ユウ:腹へ拳を叩きつける。単純な打撃。その箇所が渦となり肉体ごと捩れる。
君臣ユウ:腕へ拳を叩きつける。単純な打撃。その箇所が渦となり肉体ごと捩れる。
君臣ユウ:殴る、殴る、殴る、殴る、殴殴殴殴殴殴殴殴───────!
オーガン・マニューバ:その破壊が
オーガン・マニューバ:肉体としての許容量を超え、限界を留めなくなったその時
オーガン・マニューバ:時間が逆行するように高速再生ははじまる、
君臣ユウ:埒外の再生を阻害するように。正常に戻った箇所を異常に捻じ曲げ続ける無呼吸連打。
君臣ユウ:逆行する時間すらも、捻じ曲げる
君臣ユウ:「もう、立ち上がらなくていい」
君臣ユウ:「君の行動は、俺が曲げる」
オーガン・マニューバ:歪みきったその体躯がようやく、僅かに動きを止める
オーガン・マニューバ:折りたたまれた姿が戻ろうとして……
君臣ユウ:拳を叩きつける。
君臣ユウ:何もかもを捻じ曲げる埒外の能力は、拳を握れば何もかもを殴打できる単純な打撃として。
君臣ユウ:「これで、」
君臣ユウ:「終わりだ」
君臣ユウ:渦の中心に、身体が吸い込まれるように。
君臣ユウ:その質量が捩くれ消える。
オーガン・マニューバ:ばしゅっ
オーガン・マニューバ:彼方へとその姿は消失する。
君臣ユウ:手応え。新たな反応がないことを確認して
君臣ユウ:「ふぅ」血に塗れた前髪を、右手でかきあげながら
君臣ユウ:「ツグさん」
君臣ユウ:「頼んだ」

オーガン・マニューバ3、木虎、緒環
10m
君臣、速水

GM: 
GM:行動値0、木虎さんの手番です
木虎 ツグミ:はい!マイナーで一応暴走解除!
木虎 ツグミ:そしていろいろ悩みましたが、メジャーはコンセントレイト:キュマイラLv3+魔獣の本能Lv1+降魔の雷Lv4で!
GM:あい!
GM:どぞ!
木虎 ツグミ:21dx6+6
DoubleCross : (21R10+6[6]) → 10[1,2,2,2,2,3,3,5,5,6,6,7,7,7,7,8,8,8,9,10,10]+10[1,2,2,3,4,4,5,6,8,8,10,10]+10[3,3,8,9,9]+10[4,5,8]+4[4]+6 → 50

緒環 伸:妖精しますか?
木虎 ツグミ:6d10+34か……お互いの出目次第かな
木虎 ツグミ:妖精残り何回でしたっけ
緒環 伸:残り3回ですね
木虎 ツグミ:悩みましたがお願いします!
緒環 伸:了解!
緒環 伸:《妖精の手》ダイスを1個10に変更します。残り2回。侵蝕4上昇
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+4した(侵蝕:112->116)
木虎 ツグミ:となると、1dx6+56かな
木虎 ツグミ:1dx6+56
DoubleCross : (1R10+56[6]) → 10[8]+10[9]+1[1]+56 → 77

君臣ユウ:《バディムーヴ》達成値+3
緒環 伸:いった!
木虎 ツグミ:よっし!
木虎 ツグミ:ありがとユウ君!
木虎 ツグミ:最終達成値80!
君臣ユウ:この瞬間を待っていたんだー!
オーガン・マニューバ:ガード、イージス!
オーガン・マニューバ:5d10
DoubleCross : (5D10) → 32[5,4,9,6,8] → 32

オーガン・マニューバ:君たちほんと出目いいね!
君臣ユウ:ほらなんか怖い出目出してる!
オーガン・マニューバ:ダメージを!
木虎 ツグミ:8d10+16+18
DoubleCross : (8D10+16+18) → 35[7,4,2,3,5,2,8,4]+16+18 → 69

君臣ユウ:固定値分を防ぐな!
GM:残りHPは…34!
GM:37のダメージにより落ちます!
君臣ユウ:やったー!!
緒環 伸:やったーーー
木虎 ツグミ:あぶねーーー!!
速水 やどり:うおーうおー!!
君臣ユウ:妖精大成功じゃん…5d10で8d10に拮抗するんじゃないよ!
GM: 
オーガン・マニューバ:全てを放ち尽くした緒環と君臣の背後に
オーガン・マニューバ:ずりゅり
オーガン・マニューバ:ギロチンめいた骨の大剣が迫る!
木虎 ツグミ:「させません」
木虎 ツグミ:その更に背後から、毅然とした声とバチリと雷鳴が響く。
オーガン・マニューバ:声に振り向くことはない
オーガン・マニューバ:ただ目の前のいのちを
オーガン・マニューバ:”オーガン”でないものを刈り取るために這い動く
オーガン・マニューバ:「我々は器官」
オーガン・マニューバ:「我々はあるべきすがたへ」
木虎 ツグミ:右手にギリギリまで雷を収束させ、拳を握る。普段とは違う手の形。
木虎 ツグミ:ついさっき見た、お手本通りに。オーガンの頭蓋へと振りかぶる。
緒環 伸:「……そう」糸をたぐり寄せ。その手を微かに引き。
緒環 伸:「その通り。あとは、そのまま、やればいい!」ぴん、と弾いた勢いは、その拳に伝わるはずだ。
君臣ユウ:その存在に気付いている。こちらを狙う殺意に気付いている。
君臣ユウ:そしてこちらは───何もしない。だって
君臣ユウ:「獲物(おれが動いたら、そっちが狙いを変えたら」
君臣ユウ:「ちゃんと、殴れないもんな」
木虎 ツグミ:緒環さんの糸が、ユウ君の信頼が、そしてやどりちゃんの声が。
木虎 ツグミ:勇気と力をくれる。この拳に、そしてツグミに。
木虎 ツグミ:そして半ば引き寄せられるように頭蓋へと拳を打ち込んで、同時。
木虎 ツグミ:黄金色のスパークが炸裂する。
オーガン・マニューバ:「……」
オーガン・マニューバ:ぐらり、とその姿が統制を失い
オーガン・マニューバ:影となって崩れ落ちようとするが
オーガン・マニューバ:《???》を起動、HPとエフェクト回数を最大まで回復し復帰します。
木虎 ツグミ:「させません!」
木虎 ツグミ:割り込んで、転送を起動!
木虎 ツグミ:次元隙へとマニューバを転送します!
オーガン・マニューバ:では復帰が無効化され
オーガン・マニューバ:オーガン・マニューバ3はマップから消失します。
GM:戦闘終了……君たちの勝利だ。
君臣ユウ:やったー!
緒環 伸:うおーー
木虎 ツグミ:勝った!
速水 やどり:やったぞ!

GM: 
GM:ご ご ごご ご
GM:立ち塞がるマニューバを排除して、安心したのも束の間
GM:背後から押し寄せてくるのは
オーガン・マニューバ:「我々は器官」「々は」「べきすがた我々」「器官我」
オーガン・マニューバ:赤いあぶくのような肉体に白い仮面が張り付いた、マニューバたちの群れ……いや、塊だ。
君臣ユウ:「………まずいな」
速水 やどり:「はぁ、はぁっ‥…状況、終了……基幹部に急がなきゃ……!?」血だらけでフラフラの足取りだったのを、気合いを入れ直す。あれに追いつかれたらと考えただけでゾっとする。
緒環 伸:「なんだありゃ……」唖然とする。
緒環 伸:それから、首を振る。最高のエージェントは、これくらいで動揺してはいけない。
木虎 ツグミ:「早く行きましょう!基幹部に!」
木虎 ツグミ:後ろを気にかけながら、先陣を切る。五感を研ぎ澄ませながら。
君臣ユウ:「………緒環さん、やどりちゃんに手を貸せますか。やばそうだ!」殿を受け持つつもりで促す
緒環 伸:「ああ、やどりちゃん、こっちに!」
速水 やどり:「ありがとう、ございますっ」必死で追いつくべく、追いつかれないようにするべく、走る!
緒環 伸:もう片方の手を引いて走り出す。
GM:君たちは駆け出す。
GM:その手の中に握られたのは、最後の一手『逆進機構』。
GM:手をひこうとした瞬間。
GM:君……緒環伸にはそれが見える。
GM:速水やどりと繋がっているひとつの『糸』が
GM:ぴんと張られている。
GM:それは誰かに引かれているように。
緒環 伸:「これ……は……!」目を細め、その先を見る。
GM:顔をあげようとして……次の瞬間。
GM:君たち2人の足はもつれあい
GM:その場に転倒する。
緒環 伸:「……っ!」負傷が、まだ治りきっていない脚が。言うことを聞かない。
GM:『逆進機構』が足場を転がり
GM:立ち塞がる人物の足元に
■■ ■:それを拾い上げる
■■ ■:「ねえ、これ」
■■ ■:「落としたけど」
■■ ■:「……大丈夫?」

GM:というところで
GM:クライマックス2へと移行します

クライマックス2

GM:君たちの目の前、侵蝕廟の核を背にして立つのは
GM:ボロ布のような外套をまとったオーガン・マニューバー。
GM:市街地に突然現れた、あの個体だ。
■■ ■:「ここ」
■■ ■:「いいところだよねえ、落ち着いてて」
■■ ■:ゆっくりと首を振り、辺りを見回している
■■ ■:その手には拾い上げた『逆進機構』が握られている
緒環 伸:「そ……そいつを渡してくれないか」会話が通じないか、と声をかけてみる。
■■ ■:「これ?ああ、これ」
■■ ■:「ダメなんだよね、これを取ってくるように」
■■ ■:「……誰から?」
■■ ■:「俺、俺、は」
■■ ■:「……やめろ」
■■ ■:「いらない、いらない、もういらない」
■■ ■:「もうたくさんなんだ」
■■ ■:目を凝らせば
■■ ■:君……緒環伸は感じ取ることが出来る
■■ ■:男の足元から、蟲のようにうごめく縁の糸が
■■ ■:這い上がり、その全身を飲み込みつつある
緒環 伸:「……!」
■■ ■:「僕は、今更」
■■ ■:「なんにも、なりたく、ないのに」
■■ ■:頭を抑え、糸に覆われたまま蠢き
■■ ■:やがて顔を上げる
”繋がらない男”:「我々は、器官」
緒環 伸:その様を、じっと、何も言えずに見つめている。
”オーガン・ブロック”:「我々はひとつとなって」
”オーガン・ブロック”:血のあぶくの塊のような
”オーガン・ブロック”:マニューバの集合体がその傍らに付随する。
GM:クライマックス2
GM:戦闘を開始します
GM:マップは以下
GM

”繋がらない男”、”オーガン・ブロック”
10m
PC

GM:繋がらない男は行動値7、ブロックは行動値24です
GM:セットアップから!
”オーガン・ブロック”:サポートデバイス:RC
”繋がらない男”:力場の形成をブロックに
”繋がらない男”:攻撃力を+16
速水 やどり:セットアップ、今回もなし!
緒環 伸:なし
君臣ユウ:セットアップなし!
木虎 ツグミ:二回目の狩猟開始!ターゲットロックLv4+攻性変色Lv5+狩りの統率者Lv3!
木虎 ツグミ:対象は繋がらない男!
緒環 伸:効果をいただきます。
君臣ユウ:こちらは拒否!
速水 やどり:拒否で!
GM:ではまずは行動値24
GM:オーガン・ブロックの手番から
”オーガン・ブロック”:マイナーで千変万化の影+オリジン:レジェンド
”オーガン・ブロック”:メジャーでサイレンの魔女+雨粒の矢+極光螺旋
”オーガン・ブロック”:21dx+22
DoubleCross : (21R10+22[10]) → 10[1,2,2,2,3,3,3,5,5,5,5,6,6,7,8,8,10,10,10,10,10]+7[2,3,4,6,7]+22 → 39

緒環 伸:その攻撃に対して
緒環 伸:《隠された世界》使用します。対象を単体に変更
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:116->118)
”オーガン・ブロック”:では対象選び直し!
”オーガン・ブロック”:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

”オーガン・ブロック”:君臣くんに!
君臣ユウ:ガード!《自動触手》攻撃してきた相手に6点HPダメージ!
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+2した(侵蝕:118->120)
”繋がらない男”:妖精の手
”オーガン・ブロック”:1dx+42
DoubleCross : (1R10+42[10]) → 5[5]+42 → 47

”オーガン・ブロック”:ダメージ!
”オーガン・ブロック”:5d10+51
DoubleCross : (5D10+51) → 31[5,8,2,9,7]+51 → 82

”オーガン・ブロック”:装甲無視です
君臣ユウ:固定値ァ!!!
君臣ユウ:死にます!セイカくんのロイスを昇華!HP14で復活!
GM: 
”オーガン・ブロック”:ぼご ごぼ ぼご
”オーガン・ブロック”:無数の仮面の張り付いた泡の集まりのようなそれが
”オーガン・ブロック”:沸き立つように立ち上がり、君たちを睥睨する
”オーガン・ブロック”:また不可視の破壊が来る。その殺気を感じながらも
”オーガン・ブロック”:君たちはその場に縫い留められたように、動くことが出来ない。
”繋がらない男”:男が、何を掴み止めるように
”繋がらない男”:手を握っている。ただそれだけで、動きを止められている。
君臣ユウ:「────!(足、が!、?)」
緒環 伸:「……!」その手を見つめる。
”繋がらない男”:掴み取られているのは、君だけに感じる『糸』。
緒環 伸:ざわざわと、予感がする。
緒環 伸:(糸を、使うのか。そうか……)
緒環 伸:(なら)
緒環 伸:動かすことが出来るのは。脚は。手は。ダメだ。
緒環 伸:口を、大きくこじ開けて。その場にあった、不可視の一本の糸を。
緒環 伸:犬歯でふつりと切り取る。
緒環 伸:切り取られたおぼつかない糸は、オーガン・ブロックの元に向かう。
緒環 伸:その破壊を、最低限の規模に食い止めるため。
”繋がらない男”:「!」
”繋がらない男”:糸の動きを視線が追う
”繋がらない男”:明らかに、『見えている。』
”オーガン・ブロック”:破壊の気配が収束し
”オーガン・ブロック”:たったひとりへと向かう。
君臣ユウ:「───」なにかをしろ、なにかをしろ、なにかをしろ。
君臣ユウ:動かない手足。それでも頭は回っている。指一つ動かせないが。
君臣ユウ:俺の両手は、空間に『触れている』。ならば。
”オーガン・ブロック”:ずずずずず
”オーガン・ブロック”:速水やどりの足元が歪み
”オーガン・ブロック”:その存在が引き裂かれようとする。
君臣ユウ:掴まずとも、拗じらずとも。淡い極光が広がる。薄い虹の翼が実体を持つ。
君臣ユウ:不可視の力を追う。可視化された不可視がその後を追う。
君臣ユウ:虹の翼が速水やどりを守るようにカーテンとなる。
君臣ユウ:すべての現象を、君臣ユウへと捻じ曲げる
”オーガン・ブロック”:その代償に、引き裂かれるのは
”オーガン・ブロック”:君自身の肉体だ。
君臣ユウ:いや。
君臣ユウ:君の身体もだ。
君臣ユウ:薄い虹が頼りなく。静かにブロックに伸びていた。
君臣ユウ:自分の身体が引き裂かれながら。その圧倒的な破壊に比べたら微細な渦が、小さく相手の身体を穿っていた。
君臣ユウ:「……………………は、はは」守れて、返せる。
君臣ユウ:「よし」なら。なんでも出来る。
”オーガン・ブロック”:「ひとつ」「は我々は」「がたとなっ」「々は」「官我々」
”オーガン・ブロック”:その傷を意に解することもなく、あぶくは蠢き続けている。
GM: 
GM:速水さんの手番!
GM:メインプロセスどうぞ!
速水 やどり:はい!
速水 やどり:マイナーは放棄。メジャーで。
速水 やどり:《弱点看破》Lv6+《アドヴァイス》Lv8+《戦場の魔術師》Lv3
速水 やどり:対象のラウンド中の攻撃力+18、次のメジャーアクションのC値-1、ダイス+8個。対象は自身以外のPC3体。
速水 やどり:侵蝕+10して132。
速水 やどり:すぅ、はぁと。小さく息を整える。声は出せる。なら、自分のできる事はある。
速水 やどり:「ここが、正念場です……! 皆さん、行きましょう!!」ずたぼろの体から、声を絞り出す。落ち着きと高揚。相反する二つを、同時に齎すような、そんな声。
GM: 
GM:では行動値7、エネミー”繋がらない男”の手番へ
木虎 ツグミ:待った!そのイニシアチブにマグネットムーブLv2!
木虎 ツグミ:繋がらない男をこちらのエンゲージに引き寄せる!
GM:何ィ!?
緒環 伸:そして、オートでアルティメイド服を再度脱ぎます。
緒環 伸:行動値7に。
GM:こ、こいつら!
GM:ではエンゲージが変化しつつ、PC優先により
GM:緒環さんの手番となります
緒環 伸:いただきます
緒環 伸:マイナーなし。
緒環 伸:繋がらない男に対して、ジュラルミンシールドで白兵攻撃を行います。
緒環 伸:判定します。
緒環 伸:12dx9-1
DoubleCross : (12R10-1[9]) → 10[1,2,2,3,5,5,6,6,7,8,8,10]+6[6]-1 → 15

緒環 伸:《妖精の手》
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕を+4した(侵蝕:118->122)
GM:どうぞ!
緒環 伸:ダイスを1個10に変更します。残り1回。
緒環 伸:1dx9+19
DoubleCross : (1R10+19[9]) → 2[2]+19 → 21

緒環 伸:ぬーー
”繋がらない男”:回避!
速水 やどり:《勝利の女神》Lv3
速水 やどり:対象の達成値+9。
速水 やどり:侵蝕+4して136。
”繋がらない男”:ぐわー!!
君臣ユウ:やどりちゃん!
木虎 ツグミ:ナイス!
緒環 伸:ありがとう!!!
緒環 伸:達成値30になりました
”繋がらない男”:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[2,5,6,8,9] → 9

”繋がらない男”:妖精の手
緒環 伸:よしよし
緒環 伸:うお
”繋がらない男”:1dx+10
DoubleCross : (1R10+10[10]) → 7[7]+10 → 17

”繋がらない男”:ダメ……だ!
”繋がらない男”:ダメージを受けます!
君臣ユウ:あっぶね
緒環 伸:あぶねええ
緒環 伸:ダメージ出します。ツグミちゃんとやどりちゃんの支援分乗ってます。
緒環 伸:4d10+2+37+18
DoubleCross : (4D10+2+37+18) → 30[6,10,9,5]+2+37+18 → 87

緒環 伸:!?
君臣ユウ:支援役の出目か?
緒環 伸:???
木虎 ツグミ:最強!
”繋がらない男”:嘘でしょ
”繋がらない男”:領域の盾があったんですけど
”オーガン・ブロック”:時の棺もあったんですけど
”繋がらない男”:ノックアウトです…!HPが0に!
”繋がらない男”:同時に蘇生……ではなく
”繋がらない男”:イベントが起きます。
”繋がらない男”:まずは演出から。
GM: 
GM:オーガン・マニューバーの集合体は膨れ上がり
GM:再びの攻撃姿勢に入っている。
”オーガン・ブロック”:「我々」「私」「俺」「ぼく」
”オーガン・ブロック”:悍ましくその形状を変化させながら
”オーガン・ブロック”:表面を滑る仮面が君たちを見ている
”繋がらない男”:しかしその傍らで
”繋がらない男”:がくり、と
”繋がらない男”:糸の切れた人形のように、突然膝をつく。
”繋がらない男”:「やめてくれ」
”繋がらない男”:「それは、やめてくれ」
”繋がらない男”:「その……”声”は……!」
”繋がらない男”:仮面が見つめる先にいるのは
”繋がらない男”:黒髪の少女、速水やどり。
木虎 ツグミ:再び、周囲に音ならぬ音が満ちる。何物でもあるようで、何物でもない音が。
木虎 ツグミ:常であれば。それは味方の戦意を、衝動を、集中を掻き立てるためのものだ。
木虎 ツグミ:一丸となって敵を討つ。狩りの先触れを告げる音。
木虎 ツグミ:しかし、今はそれだけでは収まらない。
木虎 ツグミ:味方だけに留まらず、繋がらない男の耳にも音が伝播する。
木虎 ツグミ:いや、聞こえてはいないかもしれない。だけど確かに影響を及ぼす。
木虎 ツグミ:一歩、二歩。
木虎 ツグミ:操られるように、歩みを進める。それはまるで、追い立てられ誘い込まれる獲物のように。
”繋がらない男”:「もういいんだ」
”繋がらない男”:「もうたくさんだ」
”繋がらない男”:「俺は」
”繋がらない男”:「僕は」
”繋がらない男”:ふらりふらりと
”繋がらない男”:彷徨うように、君たちへと近づいていく
”繋がらない男”:「そっちには、もう」
”繋がらない男”:「行きたくないのに!!」
速水 やどり:すぅっと息を吸い込んで、叫ぶように。
速水 やどり:「『頑張って、緒環さんっ』!!」
速水 やどり:レネゲイドを喚起する声を届かせる。
”繋がらない男”:「!!」
緒環 伸:「……ああ」多少動くようになった手を、男めがけて伸ばす。
緒環 伸:「そう言われちゃあ、最高のエージェントとしては」
緒環 伸:そのまま殴るにはまだ、力は足りない。喧嘩には慣れていない。
緒環 伸:だから、襤褸の襟首を掴み、引き寄せ。
緒環 伸:「応えないわけには、いかないよな!」
緒環 伸:不敵な笑みのまま、奥歯を食い縛り……。
緒環 伸:人体で一番硬い箇所。頭蓋骨を……額を思い切り。
緒環 伸:男の仮面目がけ。泥臭く。何も考えないような一撃を。激突させた。
GM:ガ キン !!
GM:無骨な衝突音が響き
GM:一瞬、何もかもが停止したような静寂。
”繋がらない男”:「……」
”繋がらない男”:た、と
”繋がらない男”:バランスを崩したように後ずさり、その場に膝をつく。
緒環 伸:衝撃で自分の額にも血が滲むが、知ったことではない。
”繋がらない男”:「見るな」
”繋がらない男”:「見るなよ」
”繋がらない男”:欠けた仮面から除く瞳は
”繋がらない男”:鏡写しのように
”繋がらない男”:確かに、君自身のものだ。
緒環 伸:知ったことではない。ただ、相手の言葉に反して、じっと見つめている。
緒環 伸:ざわざわと、予感はしていた。
”繋がらない男”:「何もかも、ダメだったんだ」
”繋がらない男”:「俺は約束を守れなかった」
”繋がらない男”:「あの子達にも、何もしてあげられなかった」
”繋がらない男”:「こんなところに、最初からいちゃいけなかったんだ」
緒環 伸:「それで」
緒環 伸:声は、微かに震えていたかもしれない。
緒環 伸:「それで、あの時」
緒環 伸:「お前の糸は……全部……」
”繋がらない男”:瞳は、君を見つめている
”繋がらない男”:「そんなものがあって、何になるんだ」
”繋がらない男”:「どんなに引き戻そうとしても」
”繋がらない男”:「指の中からすり抜けていく」
”繋がらない男”:「だからもう、いらないんだ」
緒環 伸:「そうだなあ」軽くしゃがむ。
緒環 伸:その言葉を、胸に叩き込まれるように感じながら。
緒環 伸:わかる、と思う。だが、わかってはいけない。
緒環 伸:わからない、と思う。だが、理解を捨ててはいけない。
緒環 伸:「お前の仮面を、割ることができた」
緒環 伸:「お前がいらないと思ったものを持って、ここまで来て」
緒環 伸:「僕は今、お前の言葉を聞いている」
緒環 伸:いつものような笑みは、浮かべられなかった。
”繋がらない男”:「……俺、の」
”繋がらない男”:「……」
緒環 伸:「なあ」
緒環 伸:「聞けて良かったと、僕は思ってるんだ。本当だぜ」
緒環 伸:それが、どのような絶望に満ちた叫びでも。
”繋がらない男”:「なあ」
”繋がらない男”:「それでも」
”繋がらない男”:「行くのか」
緒環 伸:「僕はまだ、捨てられてないんだ」
緒環 伸:「約束とかなんとか、僕を縛るものを全部。それと」
緒環 伸:「希望とか、そういうやつをね」
緒環 伸:ぐい、と額の血を拭き取る。
緒環 伸:もう少しで折れそうな心を、痛みが繋ぎ止める。
緒環 伸:「僕の名前を知ってるだろ」
緒環 伸:同じ色の瞳を見つめながら、そう言う。
緒環 伸:「N市UGN第9支部所属、エージェント"パペッティアー"」
緒環 伸:「緒環伸」
緒環 伸:「お前が失くしても、僕はずっと持ってる」
緒環 伸:「……事故らなければ、かな。そのつもりだよ」
緒環 伸:最後だけ、ようやく少し笑って。
緒環 伸:笑わなければ耐えきれない、その言葉を。
”繋がらない男”:その背中を見ている
”繋がらない男”:そこに纏われる無数の糸、その中から
”繋がらない男”:確かに繋がり合う、4つの糸を。
”繋がらない男”:「……」
緒環 伸:「……ああこれ? 結構いいだろ」自分の背を振り返る。
緒環 伸:「僕の呪いで……宝物だ」
”繋がらない男”:「……ああ」
”繋がらない男”:「僕の、大事な……」
”繋がらない男”:立ち上がり、異形の絶望と対峙する君たちの間を抜けて
”繋がらない男”:するりと、前に出る。
”繋がらない男”:空を掴む。引き寄せる。
”オーガン・ブロック”:「我々」「私」「俺」「僕」
”オーガン・ブロック”:ずる、と、その手の動きに習うように
”オーガン・ブロック”:巨大なあぶくの塊は引き寄せられ、その体を飲み込む。
”繋がらない男”:振り返り、目をきゅっと細める
”繋がらない男”:「上手くやってくれよ」
緒環 伸:「…………」予感は、している。
緒環 伸:「ああ」
緒環 伸:「任せてくれよ、知ってるだろ?」
”繋がらない男”:「知ってるよ」
緒環 伸:「僕は、最高のエージェントなんだぜ」にっ、と笑って。
”繋がらない男”:「……」
”繋がらない男”:その言葉に鏡写しのように笑みを返してうなずいて。
”繋がらない男”:塊の中へと踏み込む。
”オーガン・ブロック”:「我々」「我々」「我々」
”オーガン・ブロック”:「わ」
”オーガン・ブロック”:「れ、われ、は」
”オーガン・ブロック”:ずしゃり
”オーガン・ブロック”:自壊し、その場で消え去る
GM:後に残るのは
GM:薄く輝く白い立方体。
GM:周囲には再び
GM:無数の影が浮かび上がりつつある。
速水 やどり:「……」駆け寄って、"逆進機構"を拾い上げる。
速水 やどり:「……行きましょう、皆さん……!!」
GM:そして君たちを見下ろす、赤い『星』。
GM:壁のように聳える、その表面に君たちの手が触れる。辿り着いた。
速水 やどり:(後は、これをっ……)"逆進機構"を、基幹に触れさせる。
GM: キィ ン
GM:瞬間、微かな発光とともに
GM:幾何学様の溝が、侵蝕廟の核へ、その全体へと瞬時に伝播していく。
GM:……そして。
GM:目の前の全ては解けていく。まるで糸の塊のように。
GM:全てが上空へと立ち上って
GM:やがて、茜色の空へと消える。
GM:眼下には、君たちのよく知る街並みが
GM:いつもの風景のままに、広がっている。
速水 やどり:「!!」ある言葉を思い出す。
君臣ユウ:「…………!」元に戻った町並みを、ホッとしたように見つめて。
GM:そう
GM:『君たち』の『眼下』に
GM:である。
速水 やどり:「君臣さんっ、着地! お任せします!!」ユウ君に手を伸ばす!
君臣ユウ:「え、あっ!」やどりちゃんの声に正気を取り戻し、その手を取る!
GM:風を切り
GM:一斉に落下する君たち!
GM:立ち並ぶビル街の屋上が迫る!
緒環 伸:「うえ」
木虎 ツグミ:「わ、っと!緒環さん!」
木虎 ツグミ:近くに居た彼の手を取り、引き寄せる。
緒環 伸:「おわ……っと!」そのまま引き寄せられる。
木虎 ツグミ:そのまま空中でお姫様抱っこの体勢に変えて、衝撃に備える。
君臣ユウ:頑張る少女の小柄な身体を離さないように抱きしめて
君臣ユウ:(あの時の感覚、あの時の感覚、あの時の感覚!)
君臣ユウ:風を切り、感じる手。それが掴まずとも宙に虹を引く。
君臣ユウ:両手で少女の身体を姫抱くようにして、背中に虹の翼を引く。
君臣ユウ:落下の速度と空間のねじれによる移動の拮抗で静かに滑空を、する前に、なんとかスピードを落として。
君臣ユウ:慣れない能力の使用を頑張って、落下の速度を和らげていく
緒環 伸:抱えられながら、目を細める。中空にはたくさんの事象を繋ぐ糸があって。それは自分にも繋がっている。
緒環 伸:糸を引く。全員が無事に着陸をできるよう、微かに調整を。
緒環 伸:(……ああ)
緒環 伸:(繋がってるな。全く。面倒で……)
緒環 伸:(ありがたいことだよ、本当にさ)
木虎 ツグミ:「緒環さん!口開いちゃダメですよ!」
緒環 伸:「んえ」何か言おうとして口を噤み。
木虎 ツグミ:そう言って、自分も口を閉じる。使える能力があるわけでもないので、そのまま。
木虎 ツグミ:バン!と大きな音を立てながら、両足で着地する。
木虎 ツグミ:「~~~~!!」 そのまま、足に広がる痺れを堪えて。
木虎 ツグミ:「……緒環さん、大丈夫でした?」
緒環 伸:「っ」衝撃が伝わる。
緒環 伸:「だ……大丈夫、かな」
緒環 伸:汗と血に濡れた額を拭いながら。
緒環 伸:「いや、助かったよツグミちゃん」
木虎 ツグミ:「良かったです……こっちも、うん。何とか」
木虎 ツグミ:緒環さんを降ろし、足を軽くストレッチ。
木虎 ツグミ:「あんなに高いとこからだったのに、思ったより大丈夫そうです!」
君臣ユウ:「う、うわ、うわわわわ、うわーーーー!!」それこそ、オーガンたちとの戦闘の間は上げなかった情けない声を上げながら
君臣ユウ:「落ちたらごめーーーん!!!」
君臣ユウ:上手く、とは到底言えないまでも。勢いをなんとか殺して。
君臣ユウ:たたらを踏むように屋上に着地する
速水 やどり:「……ふぅ。助かりました、ありがとうございました……」ユウ君へ。
君臣ユウ:「お、おおお………」着地した後、勢いを殺しきれず何歩か歩いて
君臣ユウ:「ぶ、無事だったかやどりちゃん………」
君臣ユウ:「よかったぁ~~………」腕の中の体温を感じて、ほっと息をつく
GM:夕暮れ空を
GM:カラスの群れが飛んでいく。
GM:何事もなかったような、当たり前の風景。
GM:穏やかな時間だけが、ただ流れていく。
君臣ユウ:「………………はぁ」
君臣ユウ:姫抱きにしていたやどりちゃんをゆっくりと下ろして。
君臣ユウ:遅れてきた恐怖が、ガクガクと膝を砕く。
君臣ユウ:思えばずっと張り詰めていた緊張の糸が、今のでぷっつりと切れて
君臣ユウ:その眼前に街の光景が広がる。
君臣ユウ:穏やかなカラスの声。茜に染まる夕日。人の声、誰かの家のシチューの匂い。
君臣ユウ:五感がその全てを認識して。
君臣ユウ:「あー…………」
君臣ユウ:非日常ではない、見覚えのある日常の感覚を浴びて。
君臣ユウ:「…………お腹、空いたな」
君臣ユウ:くぅ、と小さく。お腹がなった。

GM:バックトラックへ
GM:なんと驚愕のEロイスなし
GM:素振りせよ!!
君臣ユウ:おふざけでなくてよ!!!
緒環 伸:うおおお
木虎 ツグミ:ふざけんなよオーガン!!
速水 やどり:現侵蝕136、残りロイス4本からの二倍振り!
木虎 ツグミ:とりあえず二倍!8個!
緒環 伸:ロイス4個で二倍振りします。
君臣ユウ:侵蝕120の残ロイス3!二倍ぶり!
速水 やどり:136-8d10
DoubleCross : (136-8D10) → 136-29[5,1,3,2,2,5,9,2] → 107

緒環 伸:122-8d10
DoubleCross : (122-8D10) → 122-48[8,7,8,2,8,5,3,7] → 74

木虎 ツグミ:131-8d10
DoubleCross : (131-8D10) → 131-43[6,8,7,2,1,9,1,9] → 88

君臣ユウ:120-6d10
DoubleCross : (120-6D10) → 120-36[8,10,2,2,4,10] → 84

君臣ユウ:やどりちゃーーん!?
緒環 伸:やどりちゃん!
速水 やどり:ヒェッ 追加振り、4個!
速水 やどり:107-4d10
DoubleCross : (107-4D10) → 107-21[4,10,3,4] → 86

GM:や、やどりちゃん!!
君臣ユウ:あぁ~~~
君臣ユウ:よかった…
緒環 伸:よかったーー
速水 やどり:帰還! め、めっちゃドキドキした!!!
GM:では経験点配布!!
緒環 伸:よかったよかった
木虎 ツグミ:良かった……
君臣ユウ:おかえり!!めっちゃおかえり!
木虎 ツグミ:マジ怖かった
緒環 伸:おかえりただいまー!!!
君臣ユウ:抱きしめてた子がジャームになってたらこのあと俺死ぬやつじゃん
GM:いつもの5点にシナリオは文句なしに10点!
GM:Dロイスは賢者の石×6、特異点×6、触媒×3で15点
GM:君臣くん、緒環さん、木虎ちゃんで28点、速水支部長25点!
GM:贈呈!最高にお疲れ様ってヤツだーーーーッ!!
君臣ユウ:お疲れさまでした~~~!!!!!
緒環 伸:お疲れ様でした!!!!!!
速水 やどり:お疲れさまでしたー!!!!!
木虎 ツグミ:お疲れさまでしたーー!!

ED:君臣ユウ&木虎ツグミ

GM:それではED参りましょう
GM:まずは君臣くんと木虎ちゃんの組み合わせから!
GM:アーユーレディ!
君臣ユウ:出来てるよ!
木虎 ツグミ:アイムレディ!
GM:---
GM:第9地区・商店街
GM:---
GM:第9地区、潮風を微かに感じる海側の商店街。
GM:見慣れた街並みを、君は新しい友だちと歩いていく。
GM:戦いが終わり、傷の手当も済んで
GM:木虎ツグミは第11地区の住まいへと、一旦戻ることになった。
GM:その見送りである。
木虎 ツグミ:「やっぱりこっちの方は十一と大分雰囲気が違いますね!」
木虎 ツグミ:きょろきょろと辺りを見回しながら歩いている。
木虎 ツグミ:普段来ない地区なので物珍しいのだ。
GM:”侵蝕廟”の影響は、街並みにはほとんど見られず
GM:人々も何事も無かったように日常を過ごしている。
GM:”アーカイヴス”の母船、”オルロイ”は”オーガン”の介入を防ぐために今もこの街の上空に停泊しているが
GM:君たちにはどの辺りに浮かんでいるのかも、判別することは出来ない。
君臣ユウ:「ん、そうなのか?」
君臣ユウ:「俺は11地区にはあまり近づいたことないからな……確か、賑わってる方だよな」
木虎 ツグミ:「そうですね!お店がいっぱいあって、夜でもずっと明るいんです!」
君臣ユウ:「夜もか。凄いな。俺、夜は眠くなってしまうからなぁ」
木虎 ツグミ:「だからこう……第九の方が穏やかというか、全体的に柔らかい感じというか」
君臣ユウ:「確かに、商店街とかの人も良い人達だな。雰囲気はいいと思う」
木虎 ツグミ:「はい!第九地区もとっても良い地区って感じです!」
君臣ユウ:「そっか」自分の身近な場所が褒められて嬉しい。
木虎 ツグミ:「それと、海の匂いがするなあって」
君臣ユウ:「あぁ、海も近いな……ツグさんは海、好きな方?」
木虎 ツグミ:「大好きですよ!夏になったら絶対一回は行きたいです!」
君臣ユウ:「いいな。泳げるようになるのはもうちょっと後だけど……うん、そのときにも来てくれると嬉しいよ」
木虎 ツグミ:「はい!そのときはお父さんにお母さんに、後ミアちゃんも!」
木虎 ツグミ:「出来れば先輩達も一緒に、皆で遊びに来ますね!」
君臣ユウ:「あぁ、ウワサの先輩達にミアさんだ。会えるのを楽しみにしてる」
君臣ユウ:「それに俺も、ツグさんの話を聞いてその内11地区に行ってみたくなったしな」
木虎 ツグミ:「良いですね!もし来てもらえたら支部を案内しますよ!」
木虎 ツグミ:「もちろん先輩達やミアちゃんも紹介します!」
君臣ユウ:「楽しみだ。他の支部ってあまり見たことないから」
君臣ユウ:「海に遊びに行くのが目的だと、ゆっくり話せないかもだしな」
木虎 ツグミ:「ううん、確かに遊ぶのに夢中になっちゃいそうです」
君臣ユウ:「………あ、なにかお土産とか持っていったほうが良いかな」真面目な顔。
木虎 ツグミ:「ああ、全然気にしなくて大丈夫ですよ!」
君臣ユウ:「ん、そうか?」
木虎 ツグミ:「あ、でもマナーとかそういうの的にはあった方が良いんでしょうか……」
木虎 ツグミ:んん、と首をひねる。
君臣ユウ:「……どうだろう、俺も、あまり友達の家とかに遊びに行く習慣がないからな」
君臣ユウ:こちらも鏡写しに首をひねる
木虎 ツグミ:「んっと、じゃあこうしましょう!」
君臣ユウ:「ん?」
木虎 ツグミ:「私はユウ君に食べて欲しいなーってお菓子を用意しておくので」
木虎 ツグミ:「ユウ君も私に食べて欲しいなって思うお菓子を持ってきて下さい!」
君臣ユウ:「ほう」
君臣ユウ:「いいな、それ」
君臣ユウ:「パーティみたいだ」
木虎 ツグミ:「そうでしょう!お互いのおススメのお菓子でお菓子パーティーしましょう!」
君臣ユウ:「ふふ、ちょっと緊張してたんだが」
君臣ユウ:「すっごく楽しみになってしまった」
木虎 ツグミ:「ふふ、私も楽しみです!」
君臣ユウ:「ワクワクしてしまうな」
君臣ユウ:「なら……そうだな、この先に和菓子屋があるんだが」
君臣ユウ:「そこのお菓子をなにか持っていくことにしよう。今、先にツグさんの反応を見ておこうかな?」
君臣ユウ:「…………ああいや、こういうのはサプライズのほうが良いのか?」目線をそらしてちょっと考えてる。
木虎 ツグミ:「和菓子!良いですね、普段あんまり食べないので新鮮です!」
木虎 ツグミ:「じゃあ、なんの和菓子かは秘密、っていうのでどうです?」
君臣ユウ:「ん、そうなのか。俄然やる気が出てきた」
君臣ユウ:「じゃあ秘密にしておこう。ツグさんのお土産にどうかなと思ってたけど、お預けということで」
君臣ユウ:「その代わり、頑張って選んだものを持っていくよ」
木虎 ツグミ:「はい!楽しみにしてます!」
木虎 ツグミ:「それなら私は……行きつけの喫茶店のケーキがとっても美味しいので」
木虎 ツグミ:「テイクアウトしてもらえるかお願いしてみますね!」
君臣ユウ:「俺もだ。普段は和菓子ばかり食べてるから、洋菓子は楽しみだ」
君臣ユウ:「ケーキか。良いな。ツグさんのオススメのやつを揃えておいて欲しい」
木虎 ツグミ:「はい!何のケーキかは秘密ですけど、沢山準備しておきますね!」
君臣ユウ:「ふふ、11支部は情報方面が厚いと聞いている」
君臣ユウ:「どんなレパートリーで来るのか、今から楽しみだよ」
木虎 ツグミ:「ふふ、こうご期待!です!」
木虎 ツグミ:「とと、もう着いちゃいしたね」
君臣ユウ:「ん」その言葉に、既に商店街を抜けて駅まで来ていたことに気付く
君臣ユウ:「わ、本当だ。いつの間に………話してて気付かなかったな」
木虎 ツグミ:「お話してるとあっという間ですね」
木虎 ツグミ:「お見送り、ありがとうございました」
君臣ユウ:「うん。ビックリだ……いつもはもっとゆっくりに感じるのにな」
君臣ユウ:「あぁ、いや。………そうだな、こちらこそありがとう。だ」
君臣ユウ:「なんというか……ええと」
君臣ユウ:「ツグさんに会えて、」
君臣ユウ:「今回助けに来てくれたのがツグさんで、本当に良かったと思っている」
君臣ユウ:「…………ありがとう。ミアさんやご両親や、先輩方によろしく」
木虎 ツグミ:「こちらこそ!ユウ君とも、支部長さんとも、緒環さんとも」
木虎 ツグミ:「会えてすっごく良かったです!お二人にもよろしくお伝えください!」
君臣ユウ:「うん。伝える」
君臣ユウ:「二人共、きっとすごく喜ぶよ」
君臣ユウ:微笑んで、手袋を嵌めた右手を、駅に向かう君に向けて振る。
君臣ユウ:「………えーっと。ばいばい、また今度……かな?」
君臣ユウ:『友人』の見送りに慣れてないのか、少々ぎこちない。
木虎 ツグミ:「はい!また今度!」
木虎 ツグミ:にっこり笑って手を振り返し、駅へと歩き出す。
木虎 ツグミ:——今回の事件も、大変だった。
木虎 ツグミ:N市どころか世界そのものも危なくて、酷く残酷な未来を垣間見て、ぎりぎりの死地をどうにか勝ち抜いて。
木虎 ツグミ:それでも、みんな揃って帰ってこれた。ミアちゃんとの約束も守って、ユウ君という新しい友達も出来た。
木虎 ツグミ:だから今は。この平和を守れたこと、未来を取り戻したことを喜んでいいだろう。
木虎 ツグミ:だから、今のツグミはご機嫌で。ウキウキと鼻歌を歌って、改札を抜けようとして——。
君臣ユウ:たっ、たっ、たっ。
君臣ユウ:その後ろから、慌てたような靴音が近づいてくる。
君臣ユウ:「ツ、ツグさんっ」同じく、慌ただしい声。
木虎 ツグミ:「あれ?どうしたんです?」
木虎 ツグミ:改札の目の前、パスケースをタッチする寸前で振り向く。
君臣ユウ:急いで引き返してきたのか、ちょっと息が切れて、今回で一番焦ったような顔をしている。
君臣ユウ:「その、」その手には黒色の通信端末。
君臣ユウ:「………………ええと」
君臣ユウ:「連絡先を聞いていなかったから、教えてもらって、いいだろうか……………?」バツの悪いように目をそらして、端末を示してくる。
木虎 ツグミ:「……」 目をぱちぱちとさせて。
木虎 ツグミ:「忘れてました!」 慌てて自分の端末を取り出す。
木虎 ツグミ:「ええと、LINEとかで良いです?」
君臣ユウ:「え、ええと、うん。大丈夫。IDとかで検索すれば良いんだっけ…?」辿々しく友達登録の画面を操作している。
GM:そうして君たちは慣れない手付きで
GM:お互いの連絡先を交換しあい、駅を後にする。
君臣ユウ:「……ええと、『今日はお疲れ様』……あれ、お疲れ様とご苦労さまって違うっけ……」などと、メッセージアプリに文面を打ち込みつつ歩いていた。
前田くん:「……あ!」
前田くん:「君臣くーん」
前田くん:君を見つけて、ぱたぱたと歩いてくる。
君臣ユウ:「ん」声に顔を上げて「あぁ、前田くん」端末をポケットにしまう
前田くん:「よかったー……クラスのみんなも心配してたんだよ」
前田くん:「昨日帰り道でいきなりいなくなっちゃって、今日も休んでたから」
前田くん:「何かあったの?」
君臣ユウ:「あー」指で頬を掻く。
君臣ユウ:「うん」「そうだな、色々有ったんだ」
前田くん:「色々?」
君臣ユウ:「話すと長くなるんだが………まぁ、ちょっと、お世話になってる人が大変だったみたいで」
君臣ユウ:「その手助けをね」
前田くん:「そうなんだ……でも」
前田くん:「偶然だけど、またこうやって会えたから」
前田くん:「一緒に帰れるね!」
前田くん:嬉しそうに笑う
君臣ユウ:「あぁ。でも、ふふ、そこまで喜ばれると照れるな」
君臣ユウ:「別に特別なことじゃないよ。明日でも明後日でも、一緒に帰るぐらい出来るさ」
君臣ユウ:「まぁ、でも、そうだな」
君臣ユウ:「こうやって偶然会えたことは嬉しいな、俺も」
前田くん:「本当?えへへ」
君臣ユウ:言って、前田くんと並んで歩く。
前田くん:「あ、そうだ、今日学校で清水さんがね」
君臣ユウ:「お、聞いておこう。話題に乗り遅れたら大変だ」
GM:君たちは歩いていく。
GM:なんでもない日常を、取り戻した日々を
GM:これから取り戻す、その先へと続く道を。
君臣ユウ:一通り、他愛もない、自分が休んだ学校での一日を聞く。
君臣ユウ:それは授業だったり、共通の友人だったり、出席したくなるような楽しい話だったり、欠席してよかったような貧乏くじの話だったり。
君臣ユウ:そこに居なかった自分があたかも体験したかのように、その一日を聞いて。
君臣ユウ:「…………はは、なるほど。そっちも苦労してたんだな。うん」
君臣ユウ:「ありがとう前田くん。これは、あれだな。やっぱり、」
君臣ユウ:「────持つべきものは友達だ」

GM:ED終了!
GM:お疲れ様でしたーー!!
君臣ユウ:お疲れさまでした!
木虎 ツグミ:お疲れさまでした!

ED:緒環伸&速水やどり

GM:では続いてED2
GM:緒環さんと速水支部長!よろしいですか!
速水 やどり:レディ!
緒環 伸:はい!
GM:---
GM:異相巡航艦オルロイ・メインデッキ
GM:---
GM:侵蝕廟の一件から数日。
GM:事後処理と休養を終え、君たちは再びN市上空に不可視の状態で停泊する”アーカイヴス”の船へと招かれていた。
速水 やどり(アーカイヴス):「お二人共、そしてここにはいませんが君臣さん、ツグミさんも」
速水 やどり(アーカイヴス):「お疲れさまでした。これで当面の間、この世界への”オーガン”の介入を防ぐことが出来ます」
速水 やどり(アーカイヴス):「……私たちの旅も、無駄ではなかったようです」
緒環 伸:「……お疲れ様はお互い様でしょう」普段通りの軽い笑顔で。
速水 やどり:「……えぇ、本当に、お疲れさまでした。あなた達のおかげで、この街は助けられました……」
速水 やどり(アーカイヴス):「いいえ」
速水 やどり(アーカイヴス):「私たちに出来るのは微々たる手助けだけ」
速水 やどり(アーカイヴス):「未来を変えるのは皆さんの力……そして」
速水 やどり(アーカイヴス):「戦いは、まだ途中です」
速水 やどり:「……そうですね。介入を止めている間に、元を断つ。そういう話でした」
緒環 伸:「当面の間、だっけね」
速水 やどり(アーカイヴス):「ええ……今日こうしてお二人をお招きしたのは」
速水 やどり(アーカイヴス):「その具体的な方法について、お話するためです」
速水 やどり(アーカイヴス):空中に浮かぶモニターに、指先をスライドさせる
速水 やどり(アーカイヴス):君たちの目の前に文字列が浮かび上がる
速水 やどり(アーカイヴス):「これは、私たち組織が調査した2021年、オーガン発足に関わるデータです」
速水 やどり(アーカイヴス):「FHセルの統合、そして”オーガン”を生み出す研究には」
速水 やどり(アーカイヴス):「13人のオーヴァードたちが、主要な関係を持っていたと記録されています」
速水 やどり(アーカイヴス):「”荒天龍”」
速水 やどり(アーカイヴス):「”ディセント”」
速水 やどり(アーカイヴス):「”マゲイロス”」
速水 やどり(アーカイヴス):「”ネイムレス”」
速水 やどり(アーカイヴス):「”マスターカルラ”」
速水 やどり(アーカイヴス):「”マスターアビス”」
速水 やどり(アーカイヴス):「”カースマスター”」
速水 やどり(アーカイヴス):「”トイマスター”」
速水 やどり(アーカイヴス):「”スターゲイザー”」
速水 やどり(アーカイヴス):「”ロレム・イプサム”」
速水 やどり(アーカイヴス):「”ナット・ロック”」
速水 やどり(アーカイヴス):「”サンケン”」
速水 やどり(アーカイヴス):「”ソイル”」
速水 やどり(アーカイヴス):「……彼らを倒さなくては」
速水 やどり(アーカイヴス):「”オーガン”による破滅を避けることは出来ません」
速水 やどり(アーカイヴス):「”楽園の十三人”」
速水 やどり(アーカイヴス):「私たちは、そう呼んでいます」
速水 やどり:「……」文字列を目で追う。報告書だけで確認しているビッグネーム。マスターエージェント。恐るべき敵の名が連ねられている。
緒環 伸:「……僕でも知ってる名前が多いな」"マゲイロス"の名に少し顔をしかめながら。
速水 やどり:「彼らを、あと六か月で……ということですか」
緒環 伸:「一月あたり二人じゃ間に合わないよなあ……」
速水 やどり(アーカイヴス):「……重荷を、負わせてしまいますね」
速水 やどり(アーカイヴス):いつもの余裕ある微笑みではなく、どこか悔しさを噛みしめるような顔で
緒環 伸:「…………」
速水 やどり(アーカイヴス):「けれど、あなた達にしか託すことは出来ないのです」
速水 やどり(アーカイヴス):「今を生きる、あなた達にしか」
緒環 伸:「三人なら悠々間に合う計算だね」
速水 やどり(アーカイヴス):「……!」
速水 やどり(アーカイヴス):「緒環さん……」
速水 やどり(アーカイヴス):呆れたように、微笑が戻る
速水 やどり:「……ふふ、最高のエージェントさんにそう言われては、敵も形無しですね」こちらも、微笑んで。
緒環 伸:「そりゃもちろん、僕が全部やるってのは無理筋にも程があるけどさ」
緒環 伸:「あっちが十三人いるなら、こっちだって十三支部あるわけだし、とそういうこと」
緒環 伸:「最高のエージェントってのは」
緒環 伸:「僕だけじゃないんだぜ」
速水 やどり:「えぇ、『我々』は日常の楯、正義の砦。ひとりだけじゃ、ありません」
緒環 伸:「……糸は、まだ繋がってるからね。それまでは、きっと」
速水 やどり(アーカイヴス):「……はい」
速水 やどり(アーカイヴス):静かに頷いて
速水 やどり(アーカイヴス):「私たちも、この船の機能や時間軸に関わる力をこの時代で使うことは出来ませんが」
速水 やどり(アーカイヴス):「ひとりひとりのオーヴァードとしてなら、力を貸すことが出来るはずです」
緒環 伸:「そりゃ助かるな。どこも人手不足だから」
緒環 伸:「おかげで僕も、たまにしか昼寝ができないんだよ」
速水 やどり:「確かに助かりますね……」ちょっと思案顔をしながら。
速水 やどり(アーカイヴス):「ふふ……これからが大変なんですよ?」
速水 やどり(アーカイヴス):「共に戦いましょう」
速水 やどり(アーカイヴス):「……未来を、変えるために」
速水 やどり(アーカイヴス):立ち上がり、前に出て
速水 やどり(アーカイヴス):幼い自分自身、速水やどりの前に
速水 やどり(アーカイヴス):握手を差し出す
速水 やどり:「えぇ、よろしくお願いします。戦いましょう、共に」手を差し出す。握手を受ける。
緒環 伸:その様子を。白い髪と黒い髪の二人をじっと、優しく見ている。
GM:---
GM:UGN第9支部・支部長室
GM:---
GM:ぴ ぃん
GM:会談を終えて、君たちは支部へと転送される。
GM:窓の外はいつもの見慣れた景色。歩き慣れた床の上で向かい合って。
緒環 伸:「…………」その風景を見回し。
緒環 伸:「お疲れ、やどりちゃん」目の前の少女に声をかける。
速水 やどり:「緒環さんこそ、お疲れさまです。……なんだかすごい話になってしまって」
緒環 伸:「スケールがひどいことになってるよな、本当」
緒環 伸:「……けど、やらなきゃならん、ってのは事実だ」
緒環 伸:いつになく真剣な顔になる。
速水 やどり:いつもと違う、その顔を見て。自然と背筋が伸びる。
緒環 伸:「やどりちゃん。僕は多分、あの未来か……あれに近い規模の何かが起こったら」
緒環 伸:「きっとまた、あんな風になる、と思う」
緒環 伸:"繋がらない男"のことを思い出しながら。
緒環 伸:「それは……避けたい」
速水 やどり:「……はい」真剣な声を、聴いている。
緒環 伸:(約束を守れなかったと苦しむのは、きっと約束に縛られていたからだ)
緒環 伸:(きっとあいつは、見た目ほど自由なんかじゃなかった)
緒環 伸:「だから、まあ、その前に頑張るしかないんだよな」
緒環 伸:「せっかくチャンスはあることだし」
速水 やどり:「えぇ。お昼寝できるくらい平和な未来、掴み取りましょう」
緒環 伸:「……うん。もうちょっと、君との約束も期限を延ばして」
緒環 伸:「最高のエージェントを続けてみせて」
緒環 伸:「……そうして、そう、昼寝しながら……一人一人をゆっくり見送るんだ」
緒環 伸:「満足して、笑顔で、安らかに君たちが去って行くところを、僕も生き延びてちゃんと見るから」
緒環 伸:約束は、いくつもある。短いものから、長いものまで。
緒環 伸:一番長いものは、半ば押し付けたようなもので。『神様みたいになって会いに行くから待っていてほしい』。
緒環 伸:「それまでも、それからも。生きてさえいれば、街を見守ることにするから」
緒環 伸:「なあ、これって、神様っぽいだろ?」
緒環 伸:少し大仰に手を広げて。
速水 やどり:「……ですね」にっこり笑って。
緒環 伸:「だから、大船に乗った気持ちで安心してほしい。今は船、乗ってないけどね」
緒環 伸:「最高の支部長さん」
速水 やどり:「そうですね……私が黒髪の美人になって、それから白髪のおばあちゃんになるまで」
速水 やどり:「見守っていてくださいね。……そんな未来の為に、これからも。よろしくお願いします」
GM:---
GM:ううううーーーーーーっ
GM:これにて!
GM:全行程、終了!!
GM:お疲れ様でしたーーーーー!!
君臣ユウ:お疲れ様でしたー!
速水 やどり:お疲れさまでしたー!!!
木虎 ツグミ:お疲れさまでした!
緒環 伸:お疲れ様でしたー!!!