『FUTON BURSTは燃え尽きない』


PC1:姫都幹久(ひめみや・みきひさ)(キャラシート)PL:里村
PC2:ミミーシャ・アイゼンベルグ・エルン・オルターレ()(キャラシート)PL:森田
PC3:氷室錬(ひむろ・れん)(キャラシート)PL:嗣子
PC4:君臣ユウ(きみおみ・ゆう)(キャラシート)PL:缶詰

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

GM:はーい、ではコープなみかぜ勢セッション第何回目か。
GM:おふとんクロス②を緩やかに開始しまーす。
ミミーシャ:いやっほー!
氷室錬:よろしくお願いしますー!
姫都・幹久:よろしくおねがいします!
君臣ユウ:よろしくおねがいしまーす!
GM:お願いします!で、PC番号ですが、1:姫都、2:ミミーシャ、3:氷室、4:君臣 とします。
氷室錬:はいっ
姫都・幹久:はい
君臣ユウ:はい!
GM:というわけで自己紹介から! 
GM:PC1。我らがエロゲアパートの主、姫都さんからどうぞ
姫都・幹久:なんかすごい紹介された気がするんですけど!? はい。
姫都・幹久http://pulpfunction.ohugi.com/dx3_tw/dc3_001.html
姫都・幹久:姫都・幹久。コードネームは"グリーンフィンガー"。コープなみかぜに住んでいる高校生、イリーガルです。
姫都・幹久:いろいろあったんですが……あー、みんな幸せだといいな、そのためになにか出来たらいいなと……
姫都・幹久:柄じゃないですね。ミミーシャや錬さんと、一緒の部屋で住んでます。
GM:一緒の部屋
姫都・幹久:もう平凡だとは口が裂けてもいえませんが、能動的に状況変える能力はやっぱりない十五歳。
姫都・幹久:はい。
姫都・幹久:管理人の羽鳥さんにはたいへんお世話になってまして、ここのとこ大丈夫かなと思ったり言ったりしてたんですが……
姫都・幹久:大変なことに……
姫都・幹久:ともかく。Dロイス[触媒]持ちのキュマイラ/ソラリス。データ的には装甲値カバーと、ちょっとした支援ができます。
姫都・幹久:そんな感じです。今回は、皆さんよろしくおねがいします!
GM:よろしくお願いします!
GM:たいへんじゃないよ。たぶん。
姫都・幹久:本当ですかぁ…
GM:装甲値こわい。龍鱗こわい。
GM:ありがとうございます! ではPC2、ミミーシャさんどうぞ
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY_ZSRtAIM
ミミーシャ:す、すいません
ミミーシャ:今更気づいたんですけど
ミミーシャ:提出したの160点版になってますね!
ミミーシャhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYmuC-zwIM
ミミーシャ:130はこっち!ごめん!
GM:ほんとだ! 気付かなかったぜ
ミミーシャ:でもって改めまして正妻でございます
GM:正妻だ
ミミーシャ:正妻なのに出番が少ない!巨乳なのに!青髪赤目なのに!ナンデ!?
ミミーシャ:1巻ヒロインとは得てしてそういうものである
GM:1巻とは・・・2巻とは・・・
ミミーシャ:めげることなくピーチクパーチクやかましくしていきたいと思います
ミミーシャ:元々はFHの出身、マスターエージェントの弟子で本部直轄遊撃部隊の元リーダーという暗黒エリート経歴の持ち主。
ミミーシャ:南の無人島で色々あって姫都くんに絆されエロゲアパートの第一号住民に。
GM:つよい
ミミーシャ:現在は学校に行くでも働くでもなく、絶賛半引きこもりの家事手伝い生活。
GM:貴重なワークス、主婦
ミミーシャ:それでも自称貴族のスタンスを崩さない辺り、こいつも大概メンタル強いな……。
GM:能力は!
ミミーシャ:性能はRCアタッカー、高い行動値で突っ込んで、範囲攻撃をぶちかますわかりやすいやつ。
ミミーシャ:隠密とかしないので姫都くんとの相性も抜群!これが正妻コンビネーションですわーっ!
ミミーシャ:ようやく勝ち取った出番……!なんとか存在感を示していきたいと思います
ミミーシャ:以上!
GM:隠密なんてする人そうそういないでしょ
GM:ありがとうございます正妻! では引き続き、PC3、氷室さん!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY-PjkygIM
氷室錬:戻りました…!
氷室錬:今回で稼働はワイバーン込で4回目!氷室・錬(ひむろ・れん)です!
氷室錬:外見15歳ほどの薄い蒼髪に此方もどこか仄かに赤い目をした女の子。
氷室錬:正体としては、どこかのじゃあくFHセルが量産したクローン体のひとり。
氷室錬:遺産ブッ込まれたりお姉ちゃんと一緒に暮らしてたと思ったら殺されたりなんやらして、なみかぜの一員になりましたよー!
GM:波乱万丈だ
氷室錬:今はこんな感じに明るく幼い感じの居候。姫都くんたちの家事とかだけじゃなく、羽鳥さんのお仕事を手伝うこともよくしてるとか。
氷室錬:データ面としては、夜の小鳥+熱光学迷彩による隠密型です。
氷室錬:今回はデスストを落としてサイドリールにして、安さをマシマシにしてみました。
氷室錬:そのせいで姫都君からの支援が貰えないのが辛い…
氷室錬:こんな感じですが、どうか皆さまよろしくお願いいたしますっ!
GM:隠密アタッカーは孤独なものなのだよ
氷室錬:羽鳥さん…!
GM:心が温かければいいから・・・
GM:というわけでPC1~3の皆さんは共有ハンドアウトとなります
GM
PC1-3:姫都&ミミーシャ&氷室 あなたは魔境・N市の中でもひときわ特異なアパート、なみかぜの住人だ。
 ある朝。いつも朝の早い大家にしてUGNからの監視役である羽鳥七海が、アパートの庭で寝落ちしているのを発見する。
 慌てて助け起こすと、彼女は朦朧とした意識で、寝落ちる寸前に言い残した。
 「布団が……落ちてくる……!」
 彼女が調べていた案件を引き継ぎ、事件を解決に導かなければならない。

ミミーシャ:寝落ち!
ミミーシャ:あなた疲れてるのよ…
氷室錬:羽鳥さん……
GM:アパートの管理人が寝落ちしてしまうだけのありふれた導入になります
君臣ユウ:羽鳥さん……
姫都・幹久:はい…
GM:というか別に解決しなくても寝かせておけばいいのでは?
姫都・幹久:羽鳥さん……
氷室錬:ゆっくり休ませてあげたいね…
姫都・幹久:いや寝かせておいてあげたいですが、起きられないのはまずいですよ!
GM:そういうわけにもいかないのだ! 詳しくはOPで!
GM:アパートの管理が出来なければ、誰が電球とか変えるのか
GM:そういう危機だ。それはそれとして三人でお出かけとかするといいよ
GM:と、いうわけで最後!
氷室錬:わあい。羽鳥さんの代わりに買って来ますね!
君臣ユウ:右の足で器用に電球を変える管理人さん!
君臣ユウ:はい!
GM:セッション唯一のアパート外部勢! PC4、君臣さん!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY6sPsyAIM
君臣ユウ:「コードは《雪崩れる虹:アヴァランシェル》。本名は君臣ユウ………ええと。気軽に、ユウくん、と呼んでくれ。」
君臣ユウ:「あー……いや、すまない。慣れないことをした。呼び名は好きにしてくれ」
君臣ユウ:君臣ユウ(きみおみ・─)、チルドレンとして第9支部に所属する13歳の中学1年生です!
GM:13歳のチルドレン!
君臣ユウ:絶対可憐!
君臣ユウ:実家は古い魔術師(オールド)の家系……でしたが、数世代前に当主が発狂(ジャーム化)し、討伐。
君臣ユウ:その際に情報が失伝・散逸し今では普通の一般家庭です。
君臣ユウ:実家の蔵の中に残る家系図や虫食いの資料からオーヴァードの存在を知り、自身も事件に巻き込まれて覚醒しました。
君臣ユウ:第9支部では年下ながら組織を円満に回せる支部長や副支部長の社交性には憧れています。
君臣ユウ:ひとまず、2人を倣って相手を「○○ちゃん」「○○くん」と呼べるように頑張ろうと思う。うん。
GM:チルドレンよりも年下の上司しかいない支部
GM:あそこもある種の魔境よな・・・
君臣ユウ:最近はあの子達も大変らしいので、力になれるといいんだけど。
君臣ユウ:また副支部長さんのことは個人的にも密かに意識している……との噂。
君臣ユウ:シンドロームはエグザイルとブラックドック……ですが自分の体を変形させるのは苦手。
君臣ユウ:代わりに、触れたものを変形させるのが得意です。
君臣ユウ:触れた空間を捻じ曲げて自分に攻撃を集めたり、距離を捻じ曲げて遠くの敵に拳を当てる徒手空拳スタイルで戦います。
君臣ユウ:また、触れた相手の肉や骨を捻ることでダメージを与えます。
GM:鋼の錬金術士めいたアレ
君臣ユウ:データ的には骨の銃を作成し、固定値15でエフェクト無しの単体射撃を行います。
GM:可愛い顔してやることがエグい
君臣ユウ:ダイスは回らないので固定値を盛りました。イベイジョンぐらいは抜いていきたい。
君臣ユウ:また節約した侵蝕でカバーリングを行ったり、財産ポイントでミドルを乗り切っていこうと思います。
君臣ユウ:副支部長……もとい、雪ちゃんに良い報告が出来るよう、頑張ろうと思います。
君臣ユウ:……………お布団ってどういうことだ?
GM:めちゃくちゃ良い報告できると思うよ
GM:さておき、よろしくお願いします!そんなユウさんへのハンドアウトはこちら
GM
PC4:君臣ユウ  あなたはN市UGN、第九支部に所属するチルドレンの一人だ。
 今のあなたが調査しているのは、地より浮かび上がるように現れ、人を寝かせ連れ去ってしまうという『謎のフトン』についてである。
 だが、あなたよりも先に調査していたチルドレン、羽鳥七海と連絡が取れなくなってしまった。最後のメッセージによると、彼女もまた謎のフトンに囚われてしまったらしい。
 あなたは彼女の本拠地——コープなみかぜを尋ねることにした。

君臣ユウ:ふむ。謎の布団。
君臣ユウ:…………休ませてあげたほうが良いのでは?
GM:そういうわけにもいかな・・・いかな・・・いかないのだ。たぶん
君臣ユウ:そっか。すまない。変なことを聞いたな。
君臣ユウ:それをやるというなら俺も手伝うよ。
GM:素直さが眩しい!
GM:というわけで、全員が揃ったところで、本ハンドアウトを出します
GM
トレーラー 昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界は同じ時を刻み、変わらないようにたぶん見えていた。

だが、世界は既に変貌していた。

 虚空より現れる、無数の布団。
 幸せな夢に包まれる人々。機能停止する都市。
 それは、この世で最も静かな終わりの形。

 滅びゆく商店街の端。
 彼の者は常に独り。布団の丘で、羽毛を詰める。
 ゆえに、その身にスプリングは不要。
 その体は、無限のお布団で出来ていた————

ダブルクロスThe 3rd Edition『FUTON BURSTは燃え尽きない』

ダブルクロス。
それは、掛け布団と毛布の組み合わせを差す言葉。

GM:※珪素さんかロケットさんに訴えられたらタイトルは不定期に変わる可能性があります
ミミーシャ:布団燃やしちゃダメだよ!
君臣ユウ:火事になってないか?
姫都・幹久:布団燃えると消火が大変らしいですよ
氷室錬:大変だ!
GM:ちぇいやー! ふんわりいかせてもらおうと思います。
GM:よろしくお願いします
君臣ユウ:よろしくおねがいしまーす!
氷室錬:宜しくお願い致しますっ!
姫都・幹久:よろしくおねがいします!
ミミーシャ:よろしくおねがいします!
GM:ぱちぱちぱちー

OP1…君臣ユウ

GM:では早速OPとゆきましょう
GM:最初のOPは、PC④、君臣くんからです。
GM:第九地区内にある学校の
GM:シーンからという予定になりますが、構いませんか?
君臣ユウ:大丈夫です!
GM:では。
GM:−−−−−−−−−−−−−−−−−−
GM:キーン、コーン、カーン、コーン。
GM:耳馴染んだ鐘の音。空は夕焼け。
GM:UGNチルドレンといえど、戦闘や任務ばかりではいられない。
GM:君は今日も、つづがなく学業を終えたところである。
GM:というわけで浸蝕率上昇をお願いします。
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+3(1d10->3)した(侵蝕:42->45)
教師:「はいはい、お前ら。寄り道せずに帰れよー」
教師:「最近は遅刻する奴も多いからな。夜更かしはしないように」
君臣ユウ:「はーい」
クラスメイト:「はいはーい」と、先生が出ていくのを見送って。「なあ、ユウ」 
君臣ユウ:「ん?」
君臣ユウ:クセのある金髪に青い瞳、黒の学ラン。
君臣ユウ:茶地にオレンジのラインが入ったエナメルバッグ(スポーツメーカーのロゴと跳躍する豹のシルエット)に荷物を収めつつ、答える。
クラスメイト:「帰りどうする? 駅前に上手いタピオカジュース屋が来てるんだってよ」
君臣ユウ:「タピオカか。俺、飲んだこと無いな、アレ」
クラスメイト:「それだけじゃねえ。タピオカパン、タピオカピザ、焼きタピオカから活きタピオカまであるらしい」
君臣ユウ:「ふーん…………活きタピオカ?」
君臣ユウ:「なんだ、その、まるで生物みたいな呼び方は」
クラスメイト:「さあ? 生八つ橋みたいなもんじゃねえ?」
君臣ユウ:「あぁ、そういう」
君臣ユウ:「………というか、今日はパスだな。この後予定があるんだ」
君臣ユウ:「人に会うから、遅れるとまずい」
クラスメイト:「ええ、マジかよー。今日誘えるのお前くらいだったのにな」
君臣ユウ:「………新しく、いつも行かないメンツを誘ってみたらどうだ?」
GM:クラスには多少の空席がある。遅刻のみならず、早退や保健室行きを、心なしよく見る。
クラスメイト:「いやー、大ハズレだったら心苦しいじゃん」
君臣ユウ:「まぁ、そうだが」
君臣ユウ:「いや待て。俺は大外れでもいい枠と言ってないか、それ」
君臣ユウ:「……まぁ、皆調子が悪いみたいだしな。お前も今日くらい早く帰ったらいいんじゃないか?」
クラスメイト:「だってお前、多少の大外れでも動じねーからな」 軽く笑う。
君臣ユウ:「………………いや、動じないってことは、無いんだが」
クラスメイト:「ま、今日の所はそーしとくよ。つーか、お前こそ予定って何よ」
君臣ユウ:「ん。言わなかったか。待ち合わせだよ」
クラスメイト:「待ち合わせ……ま、まさかかか、デート!? ユウが!?」
君臣ユウ:「…………いや、違う。確かに相手は女性だがデートというわけではなく」
君臣ユウ:ん。
君臣ユウ:「(これは言わないほうが良かったか?)」
君臣ユウ:「………………………まぁ、デートではない」
クラスメイト:「ギャーッ! やめろ! 聞きたくない!」
君臣ユウ:「聞いてきたのはキミだろう」
クラスメイト:「ちょっと手袋してるからってお前……! 許されねえ……!」
クラスメイト:「ちぇーっ、お前なんか活きタピオカに食われちまえーっ」
君臣ユウ:「手袋ぐらい誰でもすると思うが………あっ」
クラスメイト:涙を拭うジェスチャーをしながら教室から出ていってしまう。
君臣ユウ:「…………………」
君臣ユウ:その背中を見送りつつ。
君臣ユウ:止めていた手を動かして、教科書などをしまい。
クラスメイト:扉を出たところで「じゃーな! また明日!」 と
クラスメイト:手だけ振って去っていく。
君臣ユウ:と思ったら振り返られ。
君臣ユウ:「………………えーと」
君臣ユウ:「うん、また明日」
君臣ユウ:エナメルバッグを肩に背負った。
君臣ユウ:「さて、行くか」
君臣ユウ:ちらりと時計を確認して、教室を後にする。
GM:待ち合わせの場所は、学校から少し離れた住宅街だ。……が、それより前に。
GM:校門を出て、少し歩いている途中で、横から声を掛けられる。
君臣ユウ:てくてく。
:「《アヴァランシェル》、君臣さんですね?」
君臣ユウ:「? ッ、はい」
君臣ユウ:姿勢を正す。名前ならともかく、前者の名前は仕事に関連することだ。
:「ああ。いえ、驚かせてすみません」 ほど近い場所の高校生の制服を着た少女。
君臣ユウ:「《アヴァランシェル》、君臣ユウです。ええと…」
君臣ユウ:相手を確認する。
羽鳥七海:「《エスメラルダ》、羽鳥七海です。本日の任務でご一緒する」
君臣ユウ:「あぁ」ふ、と表情を緩めて「貴方が」
君臣ユウ:栗色の髪に、黒色のセーラー服。自分より少し高い身長……高校生ぐらい、つまりは年上かと判断し。
羽鳥七海:「普段は第二支部所属ですが、今回は協働させて頂きます」
君臣ユウ:「よろしくおねがいします。今日は胸を借りるつもりで尽力させていただきます」
君臣ユウ:軽く頭を下げる。
羽鳥七海:丁寧な口調に、ふわりと微笑む。「あまり固くならないで下さい。もともと、こちらが第九に助力をお願いしたので」
羽鳥七海:「任務の場所ですが、少し調査対象の動きが変わったので、こうして迎えに」
君臣ユウ:「そうですか……ええと、そう、か」頑張って『固くない』口調を心がけつつ。
君臣ユウ:「それは、ありがとう…………ええと」
君臣ユウ:脳裏に、副支部長の顔。
君臣ユウ:「七海…………ちゃん」
羽鳥七海:「…………」 きょとん、と目を丸くして。
君臣ユウ:「………………………」沈黙。
君臣ユウ:呼び方から親しくなっていきましょー、というアドバイスが頭をぐるぐるしつつ。
羽鳥七海:「そうですね。それくらいでいいですよ」 にっこり笑う。
君臣ユウ:「いや、あの、すまない。……慣れないことをした」
羽鳥七海:「七海ちゃんです。どうぞよろしく」
君臣ユウ:「うぐっ」
君臣ユウ:少し、頬のあたりが赤くなりつつ。
君臣ユウ:「………はい、よろしくおねがいします。七海……ちゃん」
羽鳥七海:「ふふっ。いえ、どうぞ、呼びやすいように」
君臣ユウ:「ええと、俺のことは君臣でも、ユウでも、コードでも好きに呼んでくれ」
羽鳥七海:「では。ユウさん、と」
君臣ユウ:「あぁ、うん。ありがとう。ええと……それで、調査の内容が変わった、ということだったか」
GM:ともあれ、彼女の案内で、帰り道を少し変える。
GM:過度に賑わってはいないが、それなりに人通りも絶えない大通りを進み、
君臣ユウ:その案内についていく。
羽鳥七海:「はい。」 特に不自然なく歩いているが、少し声のトーンが下がる。
羽鳥七海:「そうですね。……一つ見つけました。見た方が、早いと思います」
君臣ユウ:その隣を歩きつつ耳を傾ける。
君臣ユウ:「見つけた?」
君臣ユウ:促されるように目を向けて。
羽鳥七海:大通りから一歩、路地に入り、奥に進む。
羽鳥七海:あるのは、近所の人々が使っていると思しき、月極駐車場。その中心に……
謎の布団:真新しい布団が一式、鎮座している。
君臣ユウ:「うん」
君臣ユウ:真新しい布団が一式、鎮座していた。
君臣ユウ:「…………うん?」
君臣ユウ:ちょっとよくわからない。
君臣ユウ:「あの、羽鳥さ……七海、ちゃん。これは一体」
謎の布団:では、問いに羽鳥が応えるより先に。
謎の布団:意志判定を行ってください。目標値は5。
君臣ユウ:1dx+4>=5 意志
DoubleCross : (1R10+4[10]>=5) → 9[9]+4 → 13 → 成功

GM:すごい! っていうか固定値高い!
羽鳥七海:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[6,9,9]+1 → 10

君臣ユウ:カバー型だからね!
GM:ああ成程……
君臣ユウ:そして固定値ビルドだから…
羽鳥七海:こちらも問題なく成功。
GM:では、固定値ビルドな貴方は気付くでしょう。
GM:猛烈に「ここに入ってきて眠り込んでしまえ」という、何者かの邪悪な意志を感じる。
君臣ユウ:布団だもんな…
駐車場利用者:「う、うう……」 おもむろに、近くに停められていた車から降りてきた男が
駐車場利用者:ふらふらとその布団に近寄ってゆく。
君臣ユウ:「もしかしてここで寝ろとでも……!?」
羽鳥七海:「っ! いけない……!」
謎の布団:途端!
謎の布団:ぎゅぱっ、と掛け布団と敷き布団と枕が、食虫植物めいて開き、男を引きずりこもうとする!
君臣ユウ:「七海ちゃん……!」何だあれ、と問うより早く、その行動を阻害しようと動く
GM:布団の方に行きますか、男の方を止めますか
君臣ユウ:じゃあ布団の方で。男性との間に体を入れてかばう感じに動こう。
君臣ユウ:───手袋をした右手で、空間を『掴む』
君臣ユウ:瞬間、なにもない空中が五指に引っ張られるようにくしゃりと『歪み』、空間をひねるように捻じ曲げる。
君臣ユウ:君臣ユウと布団、彼我の間の距離を捻じ曲げ、折りたたみ、『眼の前』に。
君臣ユウ:捻じ曲げた空間を通る光が乱反射し、傍目には虹のベールが引かれたように映る。
君臣ユウ:「………このっ!」
謎の布団:では、謎のフトンはそのままユウさん目掛けて覆いかぶさってこようとする。
君臣ユウ:そのまま、食虫植物めいて覆いかぶさる布団に拳を叩きつけ、その構造を捻じ曲げようと試みる。
謎の布団:大きな抵抗はない。構造を捩じり切る前に、脆く霧散する。
謎の布団:中身の羽毛めいたものが散り、光となって消えていく。
君臣ユウ:「………………………………」
君臣ユウ:なぜか布団が煌めいて消えていくのをなんだコレ、と眺めつつ。
謎の布団:だが、羽毛の一部に触れたユウさんは、それだけで、
謎の布団:眠気、というか、気力のようなものが削られる感覚を得ただろう。
君臣ユウ:「……………!?」
君臣ユウ:一瞬、前触れもなく削られた精神力のようなものを感じて。ふらりと揺れる。
羽鳥七海:「ありがとうございます、ユウさん」
君臣ユウ:「………っと。」
君臣ユウ:「あ、あぁうん。あれで良かったのかわからないけど」
羽鳥七海:同時に、残った枕と、眠っている男が、透明な枝めいたものに中空で抱えられている。
羽鳥七海:「対応としては間違いありません」 ざくざく、と枕が空中で透明な何かに齧られ、同じように消えていく。
君臣ユウ:「……!」一瞬、その不可視の枝を新手かと構え。
羽鳥七海:男の方は、ゆっくりと羽鳥の足元に降ろされる。
君臣ユウ:その後に続く動きで、目の前の女性の技と理解する。
君臣ユウ:「そう、ですか」ほっと胸をなでおろし「良かった」
君臣ユウ:ようやく、目の前の女性と一緒になってから張り詰めていた表情が少し綻ぶ。
羽鳥七海:羽毛の残光を纏った不可視の枝が、プリーツスカートの奥へと消えていく。
羽鳥七海:「と、いうわけなんです」
君臣ユウ:「っ、」枝が揺らしたスカートに反射的に目をやった後、慌てて逸らした
羽鳥七海:ふう、と困った顔で指を組む。
君臣ユウ:「ええと、というわけ…というのは」
君臣ユウ:「…………あの布団、が目的のものだった、と?」
羽鳥七海:「はい。……見た目はあんなですが、人を誘い込み、眠らせ、場合によってはそのまま連れ去ってしまう」
君臣ユウ:「…………!」
羽鳥七海:「連続催眠拉致犯罪オーヴァード……なのかRBなのか」
君臣ユウ:「確かに、そう聞くと厄介ですね。なるほど」
君臣ユウ:見た目で無意識に侮っていた自分を恥じる。
羽鳥七海:「見た目はあんなですが」
羽鳥七海:二回言う。
君臣ユウ:「見た目はあんなだけど…」復唱
羽鳥七海:「神出鬼没で、あれが本体なのか端末なのか群体なのかも調査中で」
君臣ユウ:「それを調査するのが俺たち、というわけか」
羽鳥七海:「そういうことです。……人員はこれから増やします。増やせたら……」
羽鳥七海:「増やせると良いんですけど、出来なかったらごめんなさい」
羽鳥七海:どこか苦労の滲む表情で肩を落とす。
君臣ユウ:「あ、いや。そんな気にしないでくれ。謝られると、俺もその、困ってしまう」
君臣ユウ:「……誰かをうまく慰めるのは苦手で、その」
君臣ユウ:「うん、コツコツ頑張っていこう。羽鳥さ……七海ちゃん」
羽鳥七海:「いえそんな、大丈夫です。いつものことですから」
君臣ユウ:「いつもなのか……?」
羽鳥七海:「布団がいつもってわけじゃないですよ?」
君臣ユウ:「あぁ、そうか。うん、そうだよな」
羽鳥七海:「まあ、見た目通りではいかないのはオーヴァードの常ですが」
君臣ユウ:脳裏に浮かんだ布団相手に切った張ったする年上の女子の姿をかき消して。
君臣ユウ:「そうだな。俺より年下で優秀な子達もいるし。見た目じゃないというのは今のでよくわかった」
羽鳥七海:「ああ、第九支部ならそうですよね。あの二人は本当に尊敬します」
羽鳥七海:「……というわけで、何日かは脚で探し回りつつ、発生傾向を探っていくことになります」
君臣ユウ:「なるほど。地道な調査というやつだな」
羽鳥七海:「地道な調査になりますが、ご協力お願いしますね、アヴァランシェル」
君臣ユウ:「地道にコツコツ、は得意だ。任せてくれ、羽鳥さん」
君臣ユウ:一瞬、考えて。
君臣ユウ:「……ではなく、ええと。七海ちゃん」
羽鳥七海:「……どちらでも大丈夫ですよ、本当に」くすくすと。
君臣ユウ:「…………こちらも要努力だな、俺は」
羽鳥七海:「そういう方であることが頼もしいです。よろしくお願いしますね、ユウさん」
君臣ユウ:「っ」不意に名前を呼ばれて、妙に熱くなりつつ「………あぁ、うん」
君臣ユウ:「よろしく」
君臣ユウ:気の利かない返しをした。
GM:では、その後も、地道型の二人で街を回り、時折見つかる、布団と枕を退治して回った。
GM:さほど動きは活発ではなく、結果も出ないまま、翌日に持ち越しとなり……
GM:翌日。土曜日の昼間に、再びあなたは、街の一角で羽鳥と待ち合わせの予定となった。
GM:だが−−−−
GM:予定の時間を過ぎても、羽鳥が現れない。あなたは待ちぼうけを喰らっている。
君臣ユウ:「…………………」
君臣ユウ:手近なベンチに座って、手持ち無沙汰で買ったドライフルーツのパイナップルを口に放り込みながら
君臣ユウ:「遅いな……」
君臣ユウ:羽鳥さんのあの足?は、こういうフルーツとかも食べるんだろうか、とか益体もないことを考えてる。
GM:休日の街中。一人でいる君にときどき通行人が目を向けるも、さほど珍しいものではないため、去っていく。
GM:そして、しばらく経過したのち、あなたのUGN用の端末に、羽鳥の端末から連絡が入る。
君臣ユウ:「(真面目そうな……というか、真面目な人だと思っていたが……寝坊かな)」
君臣ユウ:「おっ」
君臣ユウ:確認します。
羽鳥七海:『これは、現時点で《エスメラルダ》と協働任務にあたっているUGNないしオーヴァードに、自動で送られるメッセージです』
君臣ユウ:「ふむ」読み進める。
羽鳥七海:『これが送られているということは、《エスメラルダ》に何らかの行動不可能な事態が起きたことを意味します』
君臣ユウ:「…………!」
君臣ユウ:若干眉が険しくなる
羽鳥七海:『死亡、または行方不明、電波の届かない場所に居る。想定は無数に出来ますが、それを伝える術を持ちません』
羽鳥七海:『二点、取って頂きたい行動があります。第一に、貴方の所属する支部、または羽鳥の所属する第二支部に連絡を取ること』
君臣ユウ:「…………第九と、第二か」
羽鳥七海:『そしてもう一つ、《エスメラルダ》が通常任務とは別に、恒常的についている任務』
羽鳥七海:『第二地区のアパート「コープなみかぜ」の現状の確認をお願いしたく思います』
君臣ユウ:「『コープなみかぜ』……第二地区か」
羽鳥七海:『《エスメラルダ》は、普段の任務とは別に、このアパートの管理人として働いています』
君臣ユウ:メッセージを確認しながら、既に歩き始める。
羽鳥七海:『コープなみかぜは、関係者ほぼ全てがオーヴァードである特異立地です。《エスメラルダ》に何かあった場合、』
羽鳥七海:『まずはこちらに確認をお願いします。UGN管理下ですので、事情を話せばどなたでも恐らく対応してくれるはずです』
羽鳥七海:『もちろん、貴方に独自の推測があれば、このメッセージを無視して動いて下さっても構いません』
羽鳥七海:『どうぞよろしくお願いします。どうか、UGNとこの社会が適切に存続することを願って』
羽鳥七海:メッセージはそこで一旦終わり、 『……………… 追伸』
君臣ユウ:「………ん?」追伸に気づく。
羽鳥七海:『もし、貴方が女性の場合、一人では「コープなみかぜ」には近づかないように』
羽鳥七海:『仮に接触する場合は、女性の住人を見つけて、先に声を掛けてください』
君臣ユウ:「………………………………………?」
GM:それで、メッセージは途切れます。
君臣ユウ:追加の追伸が無いかを一応確認し、もう一度頭から読み直して。
君臣ユウ:「ええと」追伸の内容はよくわからないが、俺は男なので問題ないとして
君臣ユウ:「男子寮…ってわけじゃないよな……?」
君臣ユウ:女性の住人って書いてあるし
君臣ユウ:「まぁ、ともかく。ともかく、だ」
君臣ユウ:足を動かす。方向は第二地区に向けて。脳内で支部への連絡の手順を反芻しつつ。
君臣ユウ:「しかし、アパートの管理までやっていたのか、あの人は」
君臣ユウ:少し年上の女子高生で、UGNの任務をやりつつ。アパートの管理まで。
君臣ユウ:そして不測の事態のためにこんなメッセージまで用意して。
君臣ユウ:「凄い人だな、羽鳥さん……じゃない、七海ちゃん……は」
君臣ユウ:自分の前にはすごい女の子が一杯で、自信が無くなってしまいそうだ。
君臣ユウ:ただ、それでも。
君臣ユウ:仮に自動送信のメッセージだとしても、そんな凄い人に頼られたのだから。
君臣ユウ:「期待には応えないとな。うん」
君臣ユウ:端末を一度仕舞い、気合を入れるために両手で頬を張ろうとし、
君臣ユウ:ばふんっ。
君臣ユウ:手袋のせいでそんな低い音が響く。
君臣ユウ:「…………………」
君臣ユウ:「うん」
君臣ユウ:「締まらないな、俺は……」
君臣ユウ:「まぁ、丁度いいか」
君臣ユウ:足を動かす。コツコツと。
君臣ユウ:目指すのは、『コープなみかぜ』。
GM:ベテランの先達チルドレン、羽鳥七海。彼女の追っていた布団と枕の正体とは?
GM:そしてチルドレンが専属で管理しなければならないコープなみかぜとは一体……?
GM:無数の謎を抱えながら、あなたは一歩を踏み出した。

GM:というわけで、シーン終了。
GM:ロイスを取得できます。
君臣ユウ:『七海、ちゃん 羽鳥七海 ○Pきれいな人/N休んで欲しい』で取得!
君臣ユウ:以上です!
GM:本質を見抜くのが早すぎる・・・頼りになる・・・・・・
君臣ユウ:わらじが多すぎる先輩。
GM:そうだよね・・・
君臣ユウ:足が多いせいで…
GM:では、OP1終了!

OP2…姫都&ミミーシャ&氷室

GM:ではOP2! PC1~3の合同になります。
姫都・幹久:はーい!
氷室錬:わあい!
GM:時系列としては、OP1ラストの直前……土曜日の午前中~昼前になります。
ミミーシャ:いくぜ~
GM:三人同時にアパートの外に居て貰えると良いのですが、朝は皆さんどんな感じに過ごされていますか
姫都・幹久:だいたい休日朝イチは家事してると思いますから……ミミさん、やりたい状況あるんでしたっけ?
氷室錬:わたしはお手伝いかなあ…?バレンタインみたいに一応ある程度は出来ると思うし…
GM:では、ひとまず三人分の侵蝕上昇を先にお願いします
姫都・幹久:はい
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+6(1d10->6)した(4}
氷室錬:氷室錬の侵蝕を+8(1d10->8)した(侵蝕:33->41)
ミミーシャ:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 3[3]+34 → 37

GM:−−−−−−−−−−−−−−−−−
GM:空は、雲ひとつない青空。されど真冬の休日は肌寒い。
GM:このコープなみかぜ、見た目以上に頑丈ではあるが、冬はやっぱり寒いものは寒い。
GM:土曜日、休日午前。姫都さん・ミミーシャさん、氷室さんは、思い思いに過ごしていた・・・
ミミーシャ:「ふあー……」
ミミーシャ:「ミキヒサ」
ミミーシャ:「みかんを寄越しなさいな」
姫都・幹久:ごうん、ごうん、と背後でドラム式洗濯機が回っている音。
姫都・幹久:「はい。どうぞ」
姫都・幹久:筋をとった房を差し出す。
ミミーシャ:すっかりコタツでぐでっている
ミミーシャ:「……」
ミミーシャ:あーと口を開くが
ミミーシャ:「遠いですわね」
ミミーシャ:「……結構、でしたら」
姫都・幹久:「はい?」
ミミーシャ:もそもそコタツの中に潜って
ミミーシャ:向かいの姫都くんの方から顔を出す
ミミーシャ:「海を渡ってやってきましたわ」
姫都・幹久:「あ、ちょ、ミミさん……あー……」
ミミーシャ:「なーんですのー」
姫都・幹久:「遠路はるばる、ご苦労さまです」
姫都・幹久:「……はい、あーんと」
ミミーシャ:「わたくしが近くて嬉しくないですの~」
ミミーシャ:「んくんく」
姫都・幹久:「嬉しいですよ」と、みかんを食べさせてあげながら。
ミミーシャ:ほとんど一挙手一投足で触れ合う距離でじゃれている
ミミーシャ:「ミキヒサはこのところ」
姫都・幹久:いやもうこれほとんど密着してませんか…?
ミミーシャ:「やれUGNに連れて行かれたりだとか」
ミミーシャ:「ミチルの仕事に引っ張られていったりだとか」
ミミーシャ:「……もっとわたくしを構いなさいな」
ミミーシャ:「わかっていますの?」
ミミーシャ:みかんを頬張りながら不満顔で見つめる
姫都・幹久:「わかってます」困ったように笑って。
姫都・幹久:長いからだを窮屈そうに、少し、こたつのなかに潜り込んで。
ミミーシャ:「わかっているなら」
ミミーシャ:「態度で示す」
ミミーシャ:きゅーっと目を細めて
ミミーシャ:だらんと脱力
ミミーシャ:撫でられ待ちの猫そのものだ。
姫都・幹久:「はい、はい」
姫都・幹久:錬さんもしばらく帰ってこないはずだし。
姫都・幹久:ぽん、ぽんと。背中を軽く、拍子をとるようにしててのひらでふれて。
姫都・幹久:「ミミーシャ。おれ、ちゃんとここにいるから」
姫都・幹久:よく手入れされた髪を乱さないように気をつけて、あたまを撫でる。
ミミーシャ:「ふふ」
ミミーシャ:うにゃうにゃと気持ちよさそうに身を捩って
ミミーシャ:「いちばん大事なことは、ちゃーんと分かっていますわね」
姫都・幹久:「ええ。……一緒にいてくれると。嬉しい」ミミーシャにだけ聞こえるように、声をひそめるようにして。
ミミーシャ:「……わたくしもですわ」
ミミーシャ:「ミキヒサともっと一緒に、嬉しいこと」
ミミーシャ:「今日は離さないですわよ……わたくしの甘い人……」
ミミーシャ:ハートマークを散らして全霊のハグ
姫都・幹久:「わっ……と」
姫都・幹久:「大丈夫。覚えてますよ。……一緒に世界を見ていこう、って」
姫都・幹久:抱き寄せて、ぽん、ぽん、と背中をたたく。彼女よりずっと幼い子供にするように。
ミミーシャ:「ミーキーヒーサ~~ぁ」
姫都・幹久:「はいはい、ミミーシャ」
氷室錬:と、そこに。ビニールが擦れる音と、足音が外から聞こえてくるかもしれない。
氷室錬:かんかん、とノックしてから。「姫都君、ミミーシャ様~、戻りましたよ~」
ミミーシャ:「はひゃっ……!」
ミミーシャ:ごそごそごそごそっ!!
氷室錬:「開けて大丈夫ですか~?」
姫都・幹久:「うわっと!」
ミミーシャ:高速でこたつに潜って元の位置に。
姫都・幹久:「あ。あー、大丈夫ですよ錬さん、いつもの……あだっ!?」何かしらのツッコミが
ミミーシャ:「……こほん、ええ。いつでもお入りなさいな」
氷室錬:「はい、じゃあお邪魔……」とそこで頭を振って。「ただいま、二人とも」
ミミーシャ:「お邪魔も何も」
ミミーシャ:「ここは貴女の家でもありますのよ、錬」
ミミーシャ:すっかりいつもの真面目な調子
姫都・幹久:「おかえりなさい。ありがとうございます。洗剤、わかりました?」
氷室錬:手には足りないということで買ってきた醤油他の調味料や、洗剤などが入ったエコバック。
氷室錬:「はい…!えへへ」
氷室錬:「あ、ちゃんと切れそうなやつの詰め替え用と、柔軟剤でしょ?メモ取ったもの」
ミミーシャ:「寒くはありませんでしたの?ほら」
ミミーシャ:「錬もこっちに来なさいな」
ミミーシャ:ちょいちょいとコタツの傍らを開けて
氷室錬:にぱ、と嬉しそうな顔になって。しまうペースが上がる。
氷室錬:そそーっと音をたてないようにしながら、開けてくれた場所に滑り込む。
姫都・幹久:「お茶と、みかんもありますよ。ちょっと淹れなおしましょうか」
氷室錬:「ん、ならわたし淹れようか?ちょっとずつでも練習しないと!」
ミミーシャ:「いいえ」
ミミーシャ:ぎゅっと立ち上がろうとする氷室さんを抑え込む
姫都・幹久:「お使い帰りなんですから、休んでていいんですって。お疲れ様です」弱めに笑って。
氷室錬:「ふにゅっ」
ミミーシャ:「こうした方が、温まる速度も上がります」
ミミーシャ:抱きしめて拘束。
ミミーシャ:「ほら、もうこんなに手が冷たい」
氷室錬:「あ、あわわわわ…。わたし冷えちゃってるから冷たいですよぅ」
氷室錬:顔を赤くして。でも離れようとする様子はない。
姫都・幹久:「ということで、ミミさんをよろしく」
姫都・幹久:ハーブティーの入ったプレッサーにお湯を足す。かなり香りが強いので、何回か使ってちょうどいいくらいだ。
ミミーシャ:「わたくしは十分温まりましたもの。熱を分けて差し上げますわ」
ミミーシャ:「ほらほら」
ミミーシャ:楽しそうにくっついている
氷室錬:「ひゃわ…。あ、ありがとうございます……」ふええ、と動揺しながら。
氷室錬:なんだか柔らかくて暖かくてうれしいけど、良いのかなあって思いながら。それでもやっぱり離れられない。
ミミーシャ:「ふふふ。よろしくてよ。錬」
氷室錬:「あ、あうう…」何か言うべきなのだろうけど全然言えない!
姫都・幹久:ミント系と甘い匂いが混ざったお茶を、3つ目の茶碗に注いでサーヴ。
姫都・幹久:「そういうとこ、錬さんて感じですよね」目を細めて。「妹っぽいっていうか…」
ミミーシャ:「言っておきますけど」
ミミーシャ:「錬はミキヒサには渡しませんわよ?」
氷室錬:「ううう…」たすけて、とも何とも言い難いがこっちに来て、というだけははっきりした視線を姫都くんに。
ミミーシャ:ぎゅっと抱き寄せて
GM:では、三人が仲睦まじいやり取りを始めていると、
ミミーシャ:「錬はわたくしのものなのですもの……ふふふふ」
氷室錬:「にゅーっ…!や、な、えっとミミーシャ様…!ええとちょっと近いと言うか…!あうう」
姫都・幹久:「はいはい。ミミさんの従者で騎士で、ですもんね」弱めに笑って。「お茶、入りましたよ。ミミさんも……」
姫都・幹久:「……ん?」
GM:外から、どたん、ばたんと間抜けな物音がした。
ミミーシャ:「?」
ミミーシャ:「何の音ですの?」
GM:さほど大きくも、切羽詰まった音でもない。だが、近い。少なくとも、アパートの敷地内だ。
氷室錬:「……?何か倒れちゃったんでしょうか?倉庫とかかなあ」
ミミーシャ:ハーブティーを啜りつつ庭に視線を。
姫都・幹久:「……前庭の方だなあ。デュカもアリサもいないはずだけど」
氷室錬:こちらもふうふう息で冷ましつつひとくちひとくち飲みながら。
姫都・幹久:「あー……うん。ちょっと、様子見てきます」
ミミーシャ:「ナナミが戻ってきて、手間を増やすのも可哀想です」
姫都・幹久:よいしょ、と立ち上がって。
ミミーシャ:「ええ。わたくしも行きますわ」
ミミーシャ:こっちも立ち上がり
氷室錬:「ん。ならわたしも行きます。倉庫とかあのあたりの整理、わたしよくお手伝いしてますし」
ミミーシャ:「そんなことまでしていましたの?」
ミミーシャ:「また余計な気を遣って……」
氷室錬:「羽鳥さんが本当疲れた顔してたので…」
姫都・幹久:「ここのとこ、ほんと忙しそうですからね。このあいだ、料理しながら船こいでましたし…」
ミミーシャ:「……いよいよ心配になってきますわね」
姫都・幹久:「……掃除、かなにか、しておきましょうか。やっぱり」
氷室錬:「ちょっとお休み貰った方がいいと思うんですけどね…」羽鳥さんだから…。
GM:では、貴方がたは三人揃って、庭先に出てみる。
氷室錬:「ん。ワックス掛けもやっちゃって、帰ってきた羽鳥さんをびっくりさせちゃおう」と、外に出てみますが。
ミミーシャ:「ナナミもナナミで、きちんと自分のことは自分でする人です」
GM:では、外に出てきたあなたがたは、大きめのゴミ袋を抱えて歩く、見知った影を見ます。
ミミーシャ:「とはいえそういう思いやりが出来るのも、錬の素敵なところですわ」
ミミーシャ:「?」
氷室錬:「えへへ…ん?」照れ照れ。
姫都・幹久:「ほんとに。おれも見習いたい……あれ?」首を傾げて。「羽鳥さん?」
GM:ふわりとした茶髪の後ろ姿。共用部分で出たゴミ袋を抱え、ゴミ置き場に持っていこうとする、羽鳥七海の姿。
氷室錬:「あ、羽鳥さん!お帰りなさい!」
羽鳥七海:「え……っと。うん……」
ミミーシャ:「戻っていましたのね……いつの間に」
ミミーシャ:「帰ってきていたならこっちにもひと声かけなさいな」
ミミーシャ:「見るからにフラフラですわよ」
氷室錬:「…?」何か様子がおかしいような。「大丈夫ですか?熱とかあります?」
羽鳥七海:どう見ても部屋着。寒そうな格好で、危なげな足取り。
ミミーシャ:歩いていって、ゴミ袋を片方持とうとする
ミミーシャ:「しっかりなさい、ほら」
姫都・幹久:「……聞こえてなさそうですね。大丈夫ですか?」大股に近づいていって、こちらもゴミ袋をひとつ受け取ろうとして。
氷室錬:こちらも傍に寄って支えられるように。
羽鳥七海:ちなみに、今日は土曜日。
羽鳥七海:ゴミ収集車は来ない。
姫都・幹久:ははあ。
ミミーシャ:「どこに持っていく気ですの」
羽鳥七海:「あ、れ。……おはよう。ございます」
姫都・幹久:「おはようございます。……大丈夫ですか?」
羽鳥七海:「ひめ、みやさん。きょうは、がっこう、では」
氷室錬:「今日土曜日ですよ…?大丈夫です?」
羽鳥七海:「ちこく、しま…………くぁ…………」
姫都・幹久:「……貫徹してます? あの……あー」少し考えて、「ちょっと休んだほうが…」
ミミーシャ:「……ナナミ?」
羽鳥七海:袋を引っ張られるまま、ミミーシャさんと姫都さんの方に倒れかかる。
氷室錬:「…ちょっと寝かせな…っと!」落ちるゴミ袋をキャッチ。
姫都・幹久:「っと!」咄嗟に抱えるようにして支える(上背があるから)
羽鳥七海:振れてみて分かるが、部屋着というか、寝巻である。
ミミーシャ:「!?どうしましたの!」
姫都・幹久:「羽鳥さん! 大丈夫ですか……って……なんか熱ありませんか?」
ミミーシャ:こっちも半身を支える
羽鳥七海:「ん…………」パチ、パチ、と何度か瞬き。
姫都・幹久:「気持ち悪くないですか? 頭痛とか……」
羽鳥七海:「……あれ? 皆さん、なんで、私の部屋」
氷室錬:「…………ちょっとこれ本当にまずいのでは」
ミミーシャ:「さっきから全然話が出来てませんわ」
ミミーシャ:「過労も大概になさい、部屋まで運びますわよ。ミキヒサ」
羽鳥七海:「…………」自分の格好を見る。「……」至近距離の姫都さんの顔を見る。
氷室錬:「ゴミ袋とかはこっちでやりますね」
姫都・幹久:「ええ。ちょっと肩を……」? と目をパチクリ。「羽鳥さん?」
ミミーシャ:「ええ、とはいえどこに持っていくつもりだったのかも……」
羽鳥七海:「−−−−!」 ずぱん、と両手で姫都さんの顎をかちあげる。
姫都・幹久:「おぶっ」
氷室錬:「ちょ、ちょっとぉ羽鳥さぁん!?」
羽鳥七海:「なんっ、あっ、あのっ−−ごめんなさいっ、今日って何曜日ですか!」
ミミーシャ:「なっ!?」
氷室錬:「土曜日です!」ぴしっと即答。
ミミーシャ:「なんの狼藉!」
姫都・幹久:「え、え゛えと、土曜日ですね、朝の……あ」つー、と鼻血。「えーと、ティッシュティッシュ……」
羽鳥七海:「なら、よかった。……えっと、そう、いけない、君臣さ……!」
氷室錬:「い、意識がはっきりしてなかったんですから…!あ、姫都くんティッシュコレ!」
羽鳥七海:「あっ、きゃっ、ごめんなさいっ、姫都さ−−」 かくん、と身体がくず折れる。
ミミーシャ:「きみ……誰ですのそれは!ナナミ、一旦落ち着きなさいな!」
姫都・幹久:「ちょ、わっ」手を伸ばして、フリーになっていた羽鳥さんの身体を支えて
羽鳥七海:「……しま、っ、…………ぅ、……」
氷室錬:「あわわわわ」
羽鳥七海:その足元に、妙なものが現れる。
姫都・幹久:「へ?」……支えようとして、妙な感触に手を弾かれる。
羽鳥七海:草の生えない。庭の地面が。白く、ふわふわとした、羽毛の、……布団。
羽鳥七海:ばふんっ。地面からトラバサミめいた布団が現れて、羽鳥の身体を包みこむ!
氷室錬:「………………お布団?」眼をぱちくり。
ミミーシャ:「っ!!」
ミミーシャ:感覚ならば一番高い!2人を引き寄せて、バックステップ!
羽鳥七海:「離れ、て、きけん、ですっ……」布団の隙間から手を伸ばし、
羽鳥七海:「ねむ…………ああ、そんな、なんて…………」
姫都・幹久:「っと、わっ」大してバランス感覚など良いわけではないので、突き飛ばされと引き倒しが噛み合って突き放される
ミミーシャ:「ナナミ!」
氷室錬:驚いて引かれるまま、それでも懐からナイフに指を掛けて。
羽鳥七海:そのまま、簀巻きめいた状態で地面に倒れ込む。
氷室錬:ナイフを半ば抜きながら、周囲を見渡し追撃を警戒。
姫都・幹久:「羽鳥さん!?」尻もちついたまま
ミミーシャ:「ミキヒサッ!不用意に近づかない!」
謎の布団:「………………」 羽鳥を呑みこんだ状態のまま、沈黙している。
ミミーシャ:前に出ようとする姫都くんを引き戻す
姫都・幹久:「はは、ミミさん、ありがとうございます……でもなんだこれ」
姫都・幹久:「……ええと……布団?」
ミミーシャ:「そうとしか見えませんわね……」
氷室錬:「…動きは…ないですね。ミミーシャ様」ナイフを抜き放っている。
氷室錬:「裂いてみます?」
ミミーシャ:「……ええ、ひとまずは試すだけ」
ミミーシャ:フォローに回れる位置に動きながら
ミミーシャ:氷室さんと布団の様子を観察
氷室錬:「了解。では」光を帯びたナイフを、布団に入れつつ羽鳥さんは傷つけないようにして。
氷室錬:しゃ、と刃を走らせる。
姫都・幹久:「……お願いします」数テンポ遅れて、錬さんを今度は引き戻せる位置に。
謎の布団:では、ナイフは一瞬、布団に食い込んだ・・…かと思いきや
謎の布団:それが「切断」に移行した瞬間、実体を失くしたかのように、ナイフは空を切る。
氷室錬:「む…。手ごたえが」
謎の布団:羽鳥を包む状態は変わっていない。攻撃に対してのみ、透過する。
ミミーシャ:「すりぬけた……?」
謎の布団:錬ちゃんは意志判定をお願いします。
謎の布団:達成値5。
氷室錬:はい!
氷室錬:2dx=>5 頼む…
DoubleCross : (2R10[10]>=5) → 6[4,6] → 6 → 成功

氷室錬:アブねーっ
謎の布団:では一瞬、一緒に入って眠っちゃいたいな・・・
謎の布団:という考えが過るが、すぐに持ち直すだろう。
ミミーシャ:「……錬?」
ミミーシャ:「どうかしましたの?」
氷室錬:「ッ……」くら、と頭を揺らす眠気。
姫都・幹久:「大丈夫ですか?」
氷室錬:「今ちょっと、一緒に眠っちゃいたい…って眠気と考えが過ぎって…」ふるふると頭を振って。
羽鳥七海:「・・・だめ、です・・・。すみ、ません・・・」
ミミーシャ:「眠気……?」
羽鳥七海:「へやに、はこんで・・・」
ミミーシャ:「ナナミ!だ、大丈夫ですの!?」
羽鳥七海:頭がぐるんぐるんしている。
姫都・幹久:「羽鳥さん! しっかり……」なんともいえない顔になって「ええと……言いたいことは!」
ミミーシャ:「ぐるんぐるんしてますわ!」
氷室錬:「…今すぐ解決は難しそうですね…羽鳥さんも大分辛そうですし…」
羽鳥七海:「・・・・・・ねむけに、逆らうほど、強制力が。つよ・・・」
羽鳥七海:「ピンクの・・・しょうゆが・・・しろくまに・・・こねて・・・」
ミミーシャ:「ええ、錬はもう手は出さない。ナナミと同じようになっても困ります」
羽鳥七海:後半寝言!
ミミーシャ:「何を言ってますのナナミ!しっかりなさいな!」
羽鳥七海:「−−おねがい、します・・・・このままじゃ・・・このままじゃ・・・」
氷室錬:「は、はい。あわわ…羽鳥さんが」あんなに普段きっちりしてるのに。
羽鳥七海:「布団が・・・・・・『布団が、落ちてくる』・・・・・・!」
姫都・幹久:「……落ちてくる?」
羽鳥七海:その言葉を最後に。
羽鳥七海:かくりと枕に頭を埋めて、すうすうと寝息を立て始める。
姫都・幹久:「…………」
氷室錬:「…寝ちゃいましたね。ええとまず、」一度頭を整理して。「お部屋に運んであげますか?」
ミミーシャ:「ええ。それしかなさそうですわ……」
姫都・幹久:「あ。おれ、やります」少し考えて「寝ちゃったら、いろいろよろしく」
ミミーシャ:「あまり接触するのも危険がありますが」
氷室錬:「姫都くん、寝て落しちゃったりしちゃダメだよ?」冗談っぽく言いつつ心配しながら。
ミミーシャ:「ナナミをこのままにするわけにもいきませんわね……」
姫都・幹久:「努力します。きのうは早めに寝てましたし……」
姫都・幹久:ということで、よいせ、と布団ごと……ええと、しがみつけないんだから無理やり姫抱っこになりますねこれ……
謎の布団:明確な妨害意志を持たない限りは、攻撃的な眠気を誘発することはない。
謎の布団:ただすごい柔らかく、本当に質の良い布団であることが分かるだろう
羽鳥七海:あとちょっとふわっとした香りがする。
姫都・幹久:「(あ…)」軽く頭を振って。「(いや、考えてる場合じゃない場合じゃない)」
姫都・幹久:「……うん、触るだけなら大丈夫っぽいので、戸、開けてもらっていいですか?」
氷室錬:「あ、うん!今開けるね」
ミミーシャ:「……」
ミミーシャ:「余計なことを考えていたら」
ミミーシャ:耳をぎゅーっと
姫都・幹久:「あだ、あだだっ!?」
ミミーシャ:「わたくしから終の眠りをプレゼントですわ」
ミミーシャ:ジト目。
GM:というわけで、羽鳥の管理人部屋の寝室へと向かうあなたたちでした。
姫都・幹久:「ばっちり目がさめました」

GM:OP終わり。ロイスとか取れます
ミミーシャ:はーい!
氷室錬:羽鳥さんに取ろう。
ミミーシャ:2人は初期ロイス!羽鳥さんに!
ミミーシャ:感服/寝なさいな○/
氷室錬:管理人さん 羽鳥七海 〇好意/心配 で。
ミミーシャ:以上!
氷室錬:以上!
姫都・幹久:ミミさんには初期ロイスがありますから「同居人:氷室錬:○幸福感/恐怖」。今回なら感情は……「恩人:羽鳥七海:○庇護/不安」。
姫都・幹久:以上です!

ミドル1

GM:(ここまでのあらすじ)
GM:怪奇! 人を捉えて眠らせて連れ去る謎の布団!
GM:それを追うチルドレン・君臣ユウと、哀れ毒牙に掛かったチルドレン・羽鳥七海!
GM:一方その頃、羽鳥七海が管理するアパート、コープなみかぜでは
GM:庭で寝落ちしていた羽鳥をとりあえず部屋に連れ込むのだった。
GM:というわけで、おふとんセッション二日目、はーじまーるよー
ミミーシャ:イヤッフゥウ!
氷室錬:わーい!
君臣ユウ:わーい
姫都・幹久:よろしくおねがいしますー
GM:では、合流シーンとなります。シーンプレイヤーはミミーシャさん、他全員登場!
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+5(1d10->5)した(侵蝕:45->50)
GM:浸蝕率をあげてほしい
ミミーシャ:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 4[4]+37 → 41

氷室錬:氷室錬の侵蝕を+5(1d10->5)した(侵蝕:41->46)
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:44->46)
GM:−−−−−−−−−−−−−−−−−
GM:コープなみかぜ 管理人室
GM:謎の布団ごと羽鳥が寝かされ、姫都さん・ミミーシャさん・錬さんが、それを囲んでいる。
ミミーシャ:「この布団がなんなのか」
ミミーシャ:「問いただそうにも、当のナナミがこれではそうもいきませんわね」
羽鳥七海:「…………」 すうすうと寝息を立てている。
ミミーシャ:「致し方ありませんわ。ミキヒサ」
氷室錬:「UGNに問い合わせてみます?」寝苦しくないように色々と整えたりタオルで汗を拭いたりしていた。
姫都・幹久:「はい」
ミミーシャ:「ええ。そうする他はなさそうです」
姫都・幹久:「ですね、ちょっと新垣さんのところに連絡してみます」頷いて。
姫都・幹久:ごそごそと携帯電話など取り出して、実はあまり使わない第二支部へのあれこれを……
君臣ユウ:ではそのタイミングでノックの音が響く。
君臣ユウ:コンコン。
君臣ユウ:「ごめんください」
ミミーシャ:「?」
氷室錬:「…来客のご予定があったんでしょうか?出ます?」
ミミーシャ:「……UGNの者が相手でしたら」
君臣ユウ:「羽鳥七海さんはご在宅でしょうか。君臣ユウと申します」
君臣ユウ:と続けて声。
ミミーシャ:「わたくしや錬が出るよりも……ミキヒサ!」
姫都・幹久:「ええ。おれですね、ここは」出にくいし。と。
ミミーシャ:「……」
氷室錬:「なんかゴメンね…」
ミミーシャ:気持ち、氷室さんを庇う位置に立ちつつ
ミミーシャ:やや緊張の面持ち。
姫都・幹久:「大丈夫ですよ。それこそ羽鳥さんもいますし」弱めに笑ってみせて。
姫都・幹久:「はい、今出ます!」
姫都・幹久:「ええと、すいません、羽鳥さんは今ちょっと……って、ええと……あー」言葉を選んで
姫都・幹久:「……羽鳥さんの勤め先の方ですよね?」
君臣ユウ:「………」男性の声に驚いて「あ、はい。そうです。羽鳥さんと"同僚"の」
君臣ユウ:「本日は羽鳥さんとお会いする予定だったのですが、メッセージを頂いて、こちらに伺うようにと」
姫都・幹久:「ですよね。どうぞ、羽鳥さんは……」戸口で、迎え入れる。「ええと、寝込んでる、で事情、わかりますか?」
君臣ユウ:寝込む。遠回しと言うにはいささかストレート過ぎる案件だなぁと思いつつ。
君臣ユウ:「えぇ、わかります」「その件の予定でしたから」
君臣ユウ:「俺の分かる範囲でしたらお話できると思いますが……お邪魔しても?」
君臣ユウ:多少、緊張で顔が強張りながら。
姫都・幹久:「ええ、もちろん。ご苦労さまです……」奥に案内しつつ。「君臣くんでしたよね。おれは姫都・幹久です、あー……」
姫都・幹久:「支部の方に問い合わせてもらえればわかるかと」
姫都・幹久:などとやりとりしつつ寝室に。
ミミーシャ:「……」
君臣ユウ:「ありがとうございます、えぇ。支部の方の確認も後ほど」
君臣ユウ:姫都さんについて行く。
ミミーシャ:部屋の隅から警戒した面持ちで君臣くんを見ている。
氷室錬:羽鳥さんをすぐ抱えられる程度の距離で、開いた扉へぺこりと一礼。
姫都・幹久:「やっぱりそういう話でした。大丈夫ですよ……あー、たぶんですけど……」
姫都・幹久:ぽりぽりと頭をかいて。
君臣ユウ:「(……………………………睨まれている、ような)」ちょっと困惑。
羽鳥七海:「…………」 むず、と寝返りを打つ。
ミミーシャ:「所属を名乗りなさいな。ナナミの同輩」
ミミーシャ:「わたくしはアイゼンベルグ・エルン・ミミーシャ・オルターレ」
ミミーシャ:「このアパートの入居者ですわ」
君臣ユウ:「あ、ああ。UGN、第九支部所属の《雪崩れる虹:アヴァランシェル》、君臣ユウだ」
君臣ユウ:「…………ユウくんとでも呼んでくれ。ええと」名前を確認しつつ「アイゼンベルグ、ちゃん」
姫都・幹久:「ユウくん、見た目より大胆ですね君!?」
氷室錬:「ええと、わたしも名乗るけど。氷室・錬。UGN登録だと…”春の訪れ”になるのかな」二人を見比べつつそう自己紹介。
君臣ユウ:「錬…ちゃんに、幹久…くんだな。うん、よろしく」
君臣ユウ:ここ数日、羽鳥さんとのやり取りで下手に照れると更に辛いということを知った。
君臣ユウ:ので平然と(本人的には)言う。
氷室錬:「いきなりファーストネームにちゃんづけしてる」目を丸くしている。
ミミーシャ:「ミミーシャで結構です。それで」
君臣ユウ:「………ま、まずかったかな」
ミミーシャ:「呼び名など、どうとでも気にしませんわ」
ミミーシャ:「楽になさいな」
姫都・幹久:「まあそのへんはおいおい。気安い……気安い人で助かりました」肩を落として息を吐く。「いやほんとに」
ミミーシャ:「それよりも、ナナミと管轄が違いますわね」
氷室錬:「ええと、急に呼ばれたからびっくりしただけ。…あっと話を勧めましょう」
ミミーシャ:「つまりは……この布団」
ミミーシャ:「何かしら、広域の事件に関わるものということですの?」
謎の布団:君臣くんは分かるでしょう。君たちが退治していたものと同じ型の布団だ。
姫都・幹久:「ああ。そうか、そういえばそうですね……第九っていうのは、ええと、川向うでしたっけ」
謎の布団:羽鳥をすっぽり覆っている。
君臣ユウ:「あー……うん、すまない。こういうのは慣れていなくてな」やっぱ俺には向いてないんじゃないかな、この方法。と思いつつ。
氷室錬:「あっち?また随分離れてる区画だね」
君臣ユウ:「うん、色々会って羽鳥さ…七海、ちゃん。とはここ数日、この布団について調査をしていた。」
君臣ユウ:「複数存在するらしい。そのうちの何体かを撃退していたんだが」
姫都・幹久:「ユウくん。あの、えーと、気を使ってもらってあれなんですが……」困ったように笑って「呼びやすい呼び方でいいですよ」
氷室錬:「その内一体…一体?に、羽鳥さんがつかまっちゃった、って訳かな」
君臣ユウ:「そのようだ」>捕まった
君臣ユウ:「どうやらこの布団、強制的に眠りに誘う効果があるらしい」ちらりと七海さんを見つつ。
ミミーシャ:「またトンチキなものが出てきましたわね……」
姫都・幹久:「落ちてくるって言ってましたよね。これ……こいつは、いきなり地面から生えてきたように見えましたけど」
君臣ユウ:「そしてうん。呼び名についてはおいおい慣れていこうと思う。気を使ってくれてありがとう、姫都…幹久くん」
君臣ユウ:始めたことを変えるのもちょっと不器用。
氷室錬:「トンチキでも解放出来ない以上、実際放っておけないですよ。……うーん。大量発生するようになるとかそう言うのなのかな」
姫都・幹久:「ええ。おいおいで、あとは流れで」ユウくんの年齢よくわからないので敬語のまま。
君臣ユウ:「それで、今日も調査の予定だったんだが。七海ちゃんが場所に現れず……代わりに、こういうメッセージが」
君臣ユウ:と言って羽鳥さんから受け取ったメッセージを見せます。追伸以外。
姫都・幹久:「ああ。……羽鳥さんらしいなあ」
氷室錬:「………むう」こういう風に真面目なひとなのは知ってるけど…。
ミミーシャ:「自分が倒れたときの仕込みを済ませていたと」
姫都・幹久:「ほんとに。倒れたのがウチの敷地内でよかったですよ」ふう、と息を吐いて。「いきなり路上で、とかもありえたわけですから」
君臣ユウ:「失踪か、それに準ずる被害が出たのかと思ったけど……」その寝てる姿を見て「うん。無事……無事?一応無事でよかった」
君臣ユウ:緊張していた表情が、眠る羽鳥さんを見て少し緩む。
君臣ユウ:「…む、そうか。確かに最初は駐車場だったからな。車とかが来ていたら大変だ」
氷室錬:「もっと自分のこと大切にしていいと思いますよー、羽鳥さーん」ちょんちょんと羽鳥さんの額に掛かった髪を払いつつ。
ミミーシャ:「全く、事前に相談くらい出来ませんの。この子ときたら」
ミミーシャ:こっちもほほをつついたりしている
羽鳥七海:「…………ん。む……」
姫都・幹久:「まあ、割とみんな、自分の仕事とか用事抱えるとそういう感じですしね……」羽鳥さんがうめいたのに気付いて。「あ」
君臣ユウ:「おや」
羽鳥七海:静に呻き、やがて、うっすらと目を空ける。
氷室錬:「おお。おはようございます、羽鳥さん」横で正座しながら。
君臣ユウ:「おはようございます」身内の人たちが弄ってる一歩外から。
ミミーシャ:「……目が覚めましたので」
ミミーシャ:ちょっぴりほっとする
羽鳥七海:「ん。……」ぐ、と身を起こす。目を擦る。
姫都・幹久:「羽鳥さん、大丈夫ですか?」

羽鳥七海:「……」寝起きのままの恰好で
羽鳥七海:部屋を見回す。「…………」
羽鳥七海:7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 9[1,2,6,7,7,9,9]+2 → 11

羽鳥七海:白兵判定に成功。ぱっちーんと、自分の額を張った。
姫都・幹久:「うわっ」
ミミーシャ:「!?」
君臣ユウ:「七海さん!?」
羽鳥七海:「あいたっ」
君臣ユウ:驚いて素。
羽鳥七海:布団の上に転がる。「……お早う、ござい、ます」
氷室錬:「無理はしないでくださいね。おはよう、です」ぺこり。
羽鳥七海:「君臣、さん。……ああ、そうですね、メッセージがちゃんと届いて……」
君臣ユウ:「あ、あぁ、うん。おかげで迷わずに済んだ。ありがとう」
羽鳥七海:「ただ、すみません……少し、手伝いが……」
羽鳥七海:ぐいぐいと身を動かすが、布団より上の範囲から動けない。
羽鳥七海:掛け布団もまとわりついている。
君臣ユウ:「無理はしないでくれ。ただでさえ大変そうなのだし。1人でも調査は進めておくから」
姫都・幹久:「あー……」ほんの一瞬考えて。「羽鳥さん」
姫都・幹久:「おれたちで、引き継ぎ、できますか?」
羽鳥七海:「……ひめ、みやさん……」
羽鳥七海:申し訳なさそうな顔をする。だが、そうしている間にも、ぐらんぐらん頭が揺れる。
姫都・幹久:「大丈夫です。もともとバイト先ですし。ヘルプくらいは」弱めに笑って。「お世話になりっぱなしですし」
姫都・幹久:「良いって言ってもらったら、なんとかします」
姫都・幹久:「あー……ええと、なんとかできると思います。おれ一人じゃないんで」
羽鳥七海:「……おね、がい、できますか……」
姫都・幹久:「はい」即座に頷いて。
羽鳥七海:即答を、どこか噛み締めるように、目を閉じる。
ミミーシャ:「……こうでもならないと」
ミミーシャ:「弱音のひとつも言えませんの?」
ミミーシャ:ふっと笑って
ミミーシャ:「丁度いい機会です。少しばかり寝溜めさせてあげましょう」
羽鳥七海:「……うー」 ユウさんの方を見る。昨日とは比べ物にならない、弱弱しい表情。
羽鳥七海:「せめて、後輩のチルドレンの前では、格好つけたかったん、ですけど……」
君臣ユウ:「ええと……」その弱々しい表情を見ながら。
君臣ユウ:「大丈夫だよ、七海ちゃん」
君臣ユウ:目線を合わせるようにしゃがんで。
君臣ユウ:「短い付き合いだが、貴方はとても良くやっていると思う。学校に、放課後に、このアパートの人達にも愛されているようだし」
君臣ユウ:「俺の目から見ても今の貴方はとても格好良く、素敵な人だ」
君臣ユウ:「だから、安心して眠っていて欲しい……と、思う」
羽鳥七海:「……気を、使われて、しまいました」 観念したように、口元を緩める。
君臣ユウ:「気を遣うのは苦手なんだが。うん」
羽鳥七海:「……姫都さんたち、は、少し事情はありますが、有力なイリーガルです」
羽鳥七海:「第二支部も、今は空き人員がいないので・・・力に、なってくれると、おもいます」
羽鳥七海:「あと。過去の、調査履歴が、部屋のあちこちにありますか、ら」
羽鳥七海:こちらは姫都さん達にも「なんとか、探してください・・・」
姫都・幹久:「はい。なんとかしてみます」
君臣ユウ:「うん、すごく助かる」
姫都・幹久:「ええ。まあ、おれはともかく……」ユウくんに頷いて。「ミミさんも錬さんもすごい人ですから。大丈夫」
氷室錬:こくこく頷いて、任せてほしいと意思表示。
ミミーシャ:「そういうわけです」
ミミーシャ:「この麗しき吸血貴族の末と、わたくしが第一に信を置く早駆けの従者」
ミミーシャ:「そして朴念仁のミキヒサが、ひとときの間、貴方の力となりますわ」
君臣ユウ:「幹久くん、錬ちゃん、ミミーシャ…さん」
君臣ユウ:「俺も、足を引っ張らないように頑張らせてもらうから、その」ペコリ、と頭を下げて
君臣ユウ:「よろしくおねがいします」
ミミーシャ:「ええ、よろしくてよ。ユウ」
ミミーシャ:豊かな髪をかきあげつつ、微笑んで迎える
羽鳥七海:「あと、ユウさん。先に、言っておくと……」
君臣ユウ:「あ、はい。なんだろうか七海ちゃん」
羽鳥七海:「いきなり、女性を、下の名前で、ちゃん付けで呼ぶと」
羽鳥七海:「びっくりされる、ことが、ありますので・・・・気をつけて・・・」
羽鳥七海:もう遅い? という顔をミミーシャさんと錬ちゃんに向ける。
君臣ユウ:「………………………」
君臣ユウ:同じようにミミーシャさんと錬ちゃんの反応を伺う。
姫都・幹久:「いや、大胆だなあと」
氷室錬:「まあ、そう言う人もいる…んじゃないかな?」こてりと首を傾げつつ人差し指を唇に当てて。
ミミーシャ:「このくらいの不躾は慣れました」
ミミーシャ:「どこぞの誰かのせいですわ」
姫都・幹久:「なんでそこでおれを……いやごめんなさい」
君臣ユウ:「……………………………なるほど」不躾であったことは事実らしい。
君臣ユウ:ペコリ、と先程より深く頭を下げて。
君臣ユウ:「失礼いたしました……」
ミミーシャ:「何お互い謝りあってますの、全く」
羽鳥七海:「・・・ユウさんも、真面目な子なので」
羽鳥七海:「悪いようにしたら、あとで、わたしが怒ります・・・」
ミミーシャ:「なんというか……」
ミミーシャ:「石頭だらけの会合ですわね」
ミミーシャ:3人を順番に見て、ため息。
氷室錬:「真面目過ぎますね」
君臣ユウ:「うっ」気にしていた。
姫都・幹久:「いつもより石頭のほうが数多いですかね」弱めに笑って。
羽鳥七海:「そう・・・ようかんのハイハットが・・・ふきんを・・・額に・・・」
君臣ユウ:「ようかん……?」
氷室錬:「もっと気楽にして…あっこれは寝言な奴」
姫都・幹久:「……っと!」羽鳥さんが倒れそうになったところをすっと、辛うじて柔らかめに支えて。布団が受け止めるかもしれないがほっておけないですよ。
羽鳥七海:では、ぐらんぐらんしながら姫都さんの腕のなかにこてんと倒れ込み。
羽鳥七海:「・・・きゃっさば・・・」再び眠り込む。
君臣ユウ:「あぁ、寝言か………(きゃっさば……?)」
氷室錬:「おやすみなさい、羽鳥さん」今のうちに敷布団を整えて。
姫都・幹久:「この状況で寝かしつけるっていうのも妙な感じですけど……と」そっといろいろ整えて。
ミミーシャ:「さて……」
君臣ユウ:「おやすみなさい……と」
ミミーシャ:座ったまま君臣くんに向かい合って
君臣ユウ:向かい合うミミーシャさんに顔を向けて。
ミミーシャ:「わたくしたちはあくまで同行者」
ミミーシャ:「作戦の指揮権はそちらにあります」
ミミーシャ:「この布団の出処と対処」
ミミーシャ:「石頭を捻って懸命に追いなさいな」
ミミーシャ:「よろしくて?ユウ」
君臣ユウ:「あぁ」
君臣ユウ:その瞳にまっすぐ応えて。
君臣ユウ:「改めて自己紹介しておく。俺はUGN第九支部所属の《雪崩れる虹:アヴァランシェル》、君臣ユウ。年齢は13」
君臣ユウ:「幹久さん、ミミーシャさん、錬さん。貴方達の協力に感謝する。未熟な身だが、貴方達の指揮を取らせてもらう」
君臣ユウ:「ひとまずは、」
君臣ユウ:ガサゴソ、とカバンを漁り、四角い箱を取り出す。
君臣ユウ:実家の近くの和菓子屋で購入した黒糖まんじゅう(12個入り)
君臣ユウ:「お近づきの印に、どうぞ」
君臣ユウ:「………ようかんではないが、うん」さっきの寝言を思い出し。羊羹のほうが好きだったのかもしれない。
ミミーシャ:「……献上の品を用意する心得があるのは」
ミミーシャ:「まあ、ええ」
ミミーシャ:「結構なことですわね」
ミミーシャ:ちょっと困惑しつつも受け取る
姫都・幹久:「ああ。これはどうも、ご丁寧に」妙に整った礼をして受け取る。
君臣ユウ:真面目な顔。
氷室錬:「わあ、結構いいところだって前雨品さんが話してたとこだ!ありがとね!」
君臣ユウ:「俺も好きな店だ。喜んでくれて嬉しいよ、錬さん」
姫都・幹久:「……ひとまず、部屋の資料探しと整理から始めますか? ユウくん」
君臣ユウ:「そうだな。七海ちゃんも言ってたし、まずは資料を集めたい。そこからいこう、幹久さん」
ミミーシャ:「ナナミがまとめていたものがどこかしらにあるはずですわね」
ミミーシャ:「まずはそこから、悪くないですわ。ミキヒサ」
氷室錬:「よし、じゃあやっていきましょう!」
君臣ユウ:「……この部屋については貴方達が詳しいと思う。早速頼ることになるが」
君臣ユウ:「よろしく頼む」
君臣ユウ:今度は頭を下げず、皆の目を見て言った

GM:では、チームなみかぜと合流したところでシーン終了!
GM:ロイスと購入が可能です。
ミミーシャ:君臣くんにロイス!
氷室錬:ロイスは…君臣君に一応取っておこう。
氷室錬:”羽鳥さんの同僚”君臣ユウ 〇好感/大胆 びっくりしました。
姫都・幹久:「ビジネス:君臣ユウ:○誠意/劣等感」でロイス生成を。
ミミーシャ:○見どころはありますわ/ミキヒサに近いすっぽぬけを感じますわ/ロイス
氷室錬:姫都くんと同類認定ww
姫都・幹久:大変ですね……
君臣ユウ:「大きい 姫都・幹久 ○P連帯感/N大変そう」ロイス!
ミミーシャ:購入はボデマ!
君臣ユウ:大変そうですね…
氷室錬:スラッグかフラググレネードか悩むなー
ミミーシャ:いや応急手当にしとこう…
ミミーシャ:こいつ購入クソザコすぎる
君臣ユウ:戦闘用きぐるみ狙おう。
ミミーシャ:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 7[7] → 7

ミミーシャ:1入れて買っとこうかな…!
姫都・幹久:購入は、すいません最初はこれ優先で。ローラーブーツ。
ミミーシャ:入手成功!財産残り1!
君臣ユウ:1dx+4>=14 戦闘用きぐるみ
DoubleCross : (1R10+4[10]>=14) → 5[5]+4 → 9 → 失敗

氷室錬:いいや、スラッグショットガン狙おう。
姫都・幹久:4dx>=11
DoubleCross : (4R10[10]>=11) → 7[2,3,6,7] → 7 → 失敗

氷室錬:マイナーで完全熱光学迷彩起動。隠密してダイス+3d。
君臣ユウ:財産あるけど保留かな!失敗して以上で!
GM:きみら、社会弱いな!
姫都・幹久:ん、手番回しましょ。
氷室錬:4dx+1=>11
DoubleCross : (4R10+1[10]>=11) → 10[1,2,3,10]+3[3]+1 → 14 → 成功

姫都・幹久:待った。ユウくんに《夢の雫》。判定を通します。
姫都・幹久:で、自分の判定には財産4入れて成功。
氷室錬:よし、成功。ウェポンケース内の手裏剣と入れ替えておきます。
君臣ユウ:幹久さん…!
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+3した(侵蝕:46->49)
氷室錬:以上!
姫都・幹久:はは。これが仕事ですから
氷室錬:姫都くんつよい
君臣ユウ:では戦闘用きぐるみ ドッジ-1、行動-1、装甲12 を装備して以上!
GM:つよいわ
GM:あいあい!
姫都・幹久:以上です!
GM:では次のシーン!

ミドル2

GM:次のシーンからは、シナリオクラフトで使うプライズ判定が始まります。
GM:プライズ判定について、説明させてください(ラインアーク)。
ミミーシャ:プライズ判定ってどんな判定なの?
君臣ユウ:知りたーい。
ミミーシャ:羽鳥お姉さんとお勉強しよう!
君臣ユウ:(3,2,1)わーい
氷室錬:なぜなになみかぜ、始まるよ~
羽鳥七海:『それでは、プライズ判定についておさらいしますね』
羽鳥七海:『登場しているPC全員で、指定された判定を行います』
羽鳥七海:『成功した場合、達成値の10の位+1を『進行度』とします。これをシーンごとに積み上げて、目標値達成を狙います』
羽鳥七海:『気をつけたいのは、進行度で採用されるのは「そのシーンで最も達成値の大きかったPC」一人のもの、という点です』
君臣ユウ:『なるほど、全員でやればすぐに終わる…というわけじゃないんだな』
羽鳥七海:「たとえば、達成値が8として、PC1が7、PC2が8、PC3が11、PC4がファンブルしたとします」
羽鳥七海:「この場合、進行度はPC3さんが出した『11』の十の位+1、つまり2となるわけですね。」
ミミーシャ:『ダメージダイスの算出と同じ計算ですわね』
君臣ユウ:『そう考えると、普段からやっているからわかりやすいな』
羽鳥七海:『でも、だったら、その判定が得意な人だけがやればいーじゃん、ぷー』
羽鳥七海:『なんて、思ってしまうこともあると思います』
君臣ユウ:『? それで何か問題があるのか?』
羽鳥七海:『そんな貴方は、「支援判定」の方に挑戦すると良いでしょう』
羽鳥七海:『支援判定は、進行度判定とは別の技能によって行われ、』
羽鳥七海:『成功することで、他の誰かのPCの達成値に固定値を+することが出来ます』
ミミーシャ:『これで、パーティ全体の力を合わせて判定に挑むことが出来る』
羽鳥七海:『各々、得意な技能を生かして、頑張って挑戦していきましょうね』
君臣ユウ:『全員で力を合わせて頑張ろう、となるわけだな』
君臣ユウ:『あぁ、説明ありがとう。わかりやすかったよ。うん、俺にも出来ることがありそうだ』
ミミーシャ:『せいぜいわたくしに遅れを取らないことですわね、オーッホッホッホ!』
ミミーシャ:(フェード)
姫都・幹久:『ありがとうございました。えーと、じゃあ、本編の続きをどうぞ』
羽鳥七海:(腰を屈めて手を振る羽鳥がゆっくりフェードアウトする)
氷室錬:『じゃあ、実際に判定してみよう!』

GM:というわけで、判定内容を公開します。
GM

◆プライズポイント開始
【羽鳥七海の調査記録を引き継ぎ、謎の布団の正体を探れ】
《情報:噂話》《情報:UGN》《知識:寝具》 達成値8  財産点使用可能

 支援判定は《知覚》《芸術:目覚》《情報:ウェブ》。
 達成値は7。他のPCの進行度判定の前に宣言して成功することで、対象の判定値+3。
 羽鳥の調査ログを探したり、ぼんやり羽鳥からなんとか話を聞き出しましょう。

最大達成値は30。
プライズポイント9でトリガーイベントへ。
リミットは6シーン。

GM:となります。
GM:1シーン目は特に何もイベントは起こりません。1シーン目だからね。
GM:シーンプレイヤーはミミーシャさん。他は登場自由です。
姫都・幹久:出ます。
氷室錬:出ます—!
君臣ユウ:出ましょう
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+9(1d10->9)した(侵蝕:49->58)
氷室錬:氷室錬の侵蝕を+7(1d10->7)した(侵蝕:46->53)
ミミーシャ:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 9[9]+41 → 50

君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+3(1d10->3)した(侵蝕:50->53)
ミミーシャ:ずあっ
ミミーシャ:よぉーし
ミミーシャ:早速支援判定を姫都くんに!
ミミーシャ:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 7[1,4,5,5,7] → 7

ミミーシャ:www
ミミーシャ:お前!!
GM:ちゃんと技能を宣言して!
ミミーシャ:あ、知覚です
GM:7だから達成ですけども!
姫都・幹久:ジャストジャスト。大丈夫です支援なら通ってる!
ミミーシャ:ギリ届いていた…!
氷室錬:うーん載せるべきか振るべきか。
君臣ユウ:こちらも社会1なので支援判定を…固定値がないので芸術目覚にしよう
GM:進行は8、支援は7。
君臣ユウ:3dx>=7
DoubleCross : (3R10[10]>=7) → 10[5,9,10]+1[1] → 11 → 成功

君臣ユウ:なんと。
ミミーシャ:支援って重複するんでしたっけ
君臣ユウ:あ、しないのか。
姫都・幹久:ありがたい。UGNコネでぶっ放しに行きます。
君臣ユウ:先走っちゃった。
GM:加算されますね(いまICみた)
君臣ユウ:良かった。
氷室錬:するなら芸術目覚ましで振っておきます。
氷室錬:マイナーで完全熱光学迷彩起動、隠密。
氷室錬:7dx=>7
DoubleCross : (7R10[10]>=7) → 10[2,4,6,7,8,9,10]+5[5] → 15 → 成功

氷室錬:成功。+3をどうぞ、姫都くん。
姫都・幹久:ありがたい。では、情報UGNにコネ使って、達成値+2+9ですから11スタート……かな。届くと良いんだけど
姫都・幹久:4dx+11
DoubleCross : (4R10+11[10]) → 8[3,3,5,8]+11 → 19

姫都・幹久:う。《夢の雫》に財産1点。達成値30です。
GM:ちょっと何言ってるか分からないですね
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+3した(侵蝕:58->61)
ミミーシャ:あれ
GM:進行度4/9
ミミーシャ:社会4にコネだから
ミミーシャ:もう2つ振れるのでは
GM:・・・もう二つ振りなさい!
君臣ユウ:社会性が凄い
GM:亜、いや違う
姫都・幹久:カスタマイズ入れてるんですよ。ストーン二枚刺して、-2dの達成値+2。
GM:カスタマイズか?
ミミーシャ:へー!
君臣ユウ:勉強になるなー!
氷室錬:パトロン以外はあまり見ないから新鮮だ
ミミーシャ:失礼しました!
姫都・幹久:羽鳥さんありがとうございます
君臣ユウ:ちょうど道成寺さんに羽鳥さんがコネになってる
GM:経験点使わないカスタマイズ、あるんだね
GM:ちゃんとルルブ読みこんでない男
GM:4/9
GM:では、進行度に応じて情報項目を公開します
GM:1/9
GM

1/9
1/謎の布団は、一か月ほど前から目撃されている。道のど真ん中に唐突に敷かれていたり、いつの間にか部屋の寝具と入れ替わっていたりする。
 目撃した人間は誘惑に負けるとその中で眠り、やがて影の中に溶け込むように連れ去られてしまう。

2/9
2/布団は極めて寝心地が良く、一度中に入ってしまえば逃れるのも、外部から引き剥がすのも難しい。今のところオーヴァードには効果は薄いが、例外が睡眠不足の者。
 羽鳥七海はつい先日、マスターエージェントと一戦交えており、その後処理で普段より更に働き詰めになっていたようだ。

3/9
3/謎の布団にはいくつか種類があるようだ。人を直接襲う攻撃型布団や、周囲を温めたり人を引き寄せる誘眠効果を持つ支援型布団が、現在確認されている。その数は徐々に増えてきており、UGNの隠蔽が始まっている。

4/9
4/……人を飲み込む前に破壊した布団は、羽毛になって消えてしまう。だが、討伐を進めるうちに、あなたたちはあることに気付くだろう。
 謎の布団には、固有のロゴが存在する。体を丸めて眠る乙女を象ったロゴだ。そのロゴを探れば、作成元に辿りつくだろう。

GM:・・・・ここまで!
GM:いきなり半分抜かれるとは思わなかったなこれ
GM:では、シーンの描写をしましょう。

GM:まずは、羽鳥の指示通りに、ここまで彼女が積み重ねたデータの掘り出しから始める事にした貴方たち。
GM:羽鳥の部屋は整理整頓されているが、だからこそ調査情報などは容易く見つかる場所にはない。
GM:PC、壁掛けの裏、瓶入りの古代生物模型の台座の中、
羽鳥七海:「えーと……めがね、めがね……」
羽鳥七海:眼鏡のケースから伊達眼鏡を取り出す。
羽鳥七海:何らかの塗料が確認できるやつのようだ。「……こっち、ですね」 机が割れて、中から資料を取り出す。
羽鳥七海:「こっちは、ひなん、させて……」  ボトル入りの緑色のナナフシの模型を大事そうにどける。
姫都・幹久:「なんというか、割とファンタジックな趣味してますね……はい」避難用の箱を用意したりしている
ミミーシャ:「ファンタジックというか、アカデミックですわね」
ミミーシャ:「博物趣味があるとは知りませんでしたわ。けれどナナミらしい」
ミミーシャ:興味深そうに模型や標本を見ている
氷室錬:「ふわー……」化石などは見たことが殆どない。眼を丸くして見ている。
姫都・幹久:「いやあ、なんかこう、ほんとにこういうスパイグッズ作る人が……」いや、と頭振って「いましたね普通に」
君臣ユウ:「趣味なのか………」勉強用の資料だと思っていた。
羽鳥七海:「これ、どうやって、くみたてたと、おもいます?」 瓶詰め模型を自慢げに。
姫都・幹久:「想像するだけで腕の筋が攣りそうです」
氷室錬:「未知留さんの部屋、すごいのよ。…えっと、ピンセットとかで…?」
君臣ユウ:「完成品を入れるには口が小さいものな」
羽鳥七海:「ボトルシップと、ようりょうは、おなじ、なんですけど、も」
羽鳥七海:指で、瓶の側面を撫でる。
羽鳥七海:……側面が、虫の足状に変形して内側に伸び、内部の模型を少し組み替えた。
姫都・幹久:「……なるほど」
君臣ユウ:「うおっ」初見なのでビックリ
氷室錬:「あ。”器物使い”!」量産体の中でも少ないものの、見たことがあるタイプだ。
ミミーシャ:「ふぅん」
姫都・幹久:「こうやってトレーニングしてるんですね、普段……すごいなあ……」
氷室錬:「へええ…凄いなあ…未知留さんのドローン作りくらいすごい…」
ミミーシャ:「そういう茶目っ気は嫌いでは無いですわ」
羽鳥七海:「しゅみと、じつえきです」
羽鳥七海:「わたしのいえは、こういう、訓練や」
羽鳥七海:「ここの、レネゲイドの、ちからに、あった武器の選択とか」
羽鳥七海:「そういうのを、やっているんですよー」
氷室錬:「すごいです~」わあ、と顔が綻ぶ。
姫都・幹久:「……きちんとやってる人には、きちんとした結果が来てほしいですよね」うん。と、頷いて。
君臣ユウ:「普段の日常からそういう訓練をしているのか。凄いな……」ほほ~、と感心している。
ミミーシャ:「考えてみれば、付き合いもそれなりに長いのに」
ミミーシャ:「ナナミのことについては、わたくしたちも知らないことの方が多いですわね」
ミミーシャ:「……寝ぼけているのか、今日は饒舌になっているようですけれど」
姫都・幹久:「羽鳥さん、こういうとこ見せたがらないですからね……」
羽鳥七海:「ふふ……」 ぽやーっとしてる。
姫都・幹久:「……まあ、その、ちょっと……」痛そうな顔して。「わかる気がしますけど」
氷室錬:「寝ぼけてても、見せたいって思ってくれて嬉しいですねー」
君臣ユウ:「自慢に思ってることなんだな、これが」
ミミーシャ:「寝て起きて、そちらが覚えているのかはわかりませんけれど」
ミミーシャ:「よく覚えておきますわ、ここで見たこと」
ミミーシャ:「貴女のこと……ナナミ」
羽鳥七海:「ありがとうございます……」
ミミーシャ:「手の内を覚えておかれるのは不本意でしょうに」
姫都・幹久:「うん。……あ。出すファイルは、これで大丈夫ですか?」
君臣ユウ:「……………?」
君臣ユウ:含んだやり取りにちょっと疑問気な顔。事情を把握してないので
GM:資料が出てくる。君臣さんと調査した分だけでなく、第二支部の非オーヴァード等による調査結果も更新されている。
ミミーシャ:「……全く、今日のナナミは調子が狂います」
羽鳥七海:「あ、これです、これ~」姫都さんの頭を撫でる。「えらいえらい」
氷室錬:「うわあ、びっくりしちゃいますねこれ」
姫都・幹久:「あ、ありがとう、ございます……?」されるがままに撫でられて。
ミミーシャ:「……」
ミミーシャ:「いつもはシャンとしてますのよ」
ミミーシャ:君臣くんに耳打ち
ミミーシャ:最低限後輩への面子を保ってあげようというきもち。
君臣ユウ:「…あ、はい」耳打ちされて
君臣ユウ:「一瞬、家ではこれが普通なのかなと思ったけど、なるほど……寝ぼけか」
君臣ユウ:真面目な顔で頷いてる。
姫都・幹久:「こういうのも地……いや」小さく首振って。「タチ悪い酔払いみたいなこと言っちゃダメだな」
姫都・幹久:「そうそう、いつもはほんとに……迷惑かけっぱなしというか……迷惑のタネが飛び込んでくるというか……」
氷室錬:「いつもいつもお世話掛けっぱなしで、それなのに他のお仕事もこうして頑張っちゃうんですよねえ…」
GM:一方で、数週間前に交戦した『マスターアカーシャ』との戦闘記録など、剣呑な情報も出てくる。
ミミーシャ:「マスターエージェント……」
ミミーシャ:「またとんでもない相手と戦わされていますわね」
君臣ユウ:「一応、数日だけど真面目な人ってのは………ふむ」
ミミーシャ:「激務にしても、程を超えていますわ」
君臣ユウ:「想像してたより凄いことをしてるんだな、七海ちゃんは……」
君臣ユウ:出会ったことはないけど、マスターエージェントと呼ばれる人たちの知識はある程度修めた。
氷室錬:「バレンタインの時も辛そうでしたもんねえ…」
姫都・幹久:「……ほんとに、よく無事で」ぽんぽんと、背中を叩く。「お疲れさまです、羽鳥さん」
ミミーシャ:「で」
ミミーシャ:「布団の出自に関わる手掛かりはありませんの?ナナミ」
氷室錬:「…ん。今回のに関係なさそうなのは、仕舞っておきましょうか!」
氷室錬:見ちゃうとマズイものもありそうだし。
君臣ユウ:「と、そうだな。まずは今の事件の解決を優先したい」
羽鳥七海:「ぐう」  枕を頭の下に、その場で眠る。
君臣ユウ:「寝てしまった」
氷室錬:「あ、敷布団のとこに寝かせてあげてきますね」
ミミーシャ:「やれやれですわね」
姫都・幹久:「ええと……ああ。これですかね、布団の写真と……スケッチ? ロゴかな」
君臣ユウ:「……あぁ、俺が一緒に調べてたのとはまた別の情報だな。他の人達の調査報告だろうか」
ミミーシャ:「ロゴ?」
ミミーシャ:姫都くんの手元を覗き込む
氷室錬:そうして持ちあげたところに、写真に写っているロゴらしきものが。
姫都・幹久:「ええ。これ……天使? ですかね。薬品会社っぽい感じの」
君臣ユウ:「そんな、製造タグみたいなものを付けてるのか?」
氷室錬:「あれかな、芸術家のサイン代わりみたいなものなのかな?」
ミミーシャ:「足取りを掴まれないことによほど自信があるのか」
ミミーシャ:「掴まれても問題ないのか」
ミミーシャ:「或いはただの阿呆か」
ミミーシャ:「この街だと、どれでもあり得るのが面倒ですわね」
氷室錬:「もしくは必要性があるか、ですかね」
姫都・幹久:「そもそも、なんでこんな布団ばらまいてるのかってとこから、よくわかんないですからね…」
ミミーシャ:「なるほど……魔術的な印」
ミミーシャ:「そういうセンもありますわね」
君臣ユウ:「必要性、というと。そのロゴが布団を動かす源…とかかもしれないな」
ミミーシャ:「錬は賢いですわ~」
ミミーシャ:ナデナデ。
氷室錬:「えへへ…」照れ照れ。
君臣ユウ:「……………」楽しそうな様子を見ている。
ミミーシャ:「ひとまずはこの印を手掛かりとするのが良さそうですわね」
GM:また、PCの方には、非オーヴァードや、監視カメラから発見された布団の発見情報が随時更新されている。
氷室錬:「…はっ。はい!そうですねっ」
姫都・幹久:「……いい人達なんですよ。ほんとに」ユウくんにだけ聞こえる程度の声で。
GM:昨日、君臣さんと調べていた時より、明らかに発生ペースが上がっていることも分かる。
ミミーシャ:「ほら、ユウもミキヒサも、それでよろしくて?」
君臣ユウ:「……うん、なんとなくわかるよ、幹久さん」
君臣ユウ:人と仲良くなりたいと思う程度に。
君臣ユウ:仲のいい人たちを見るのは好きだ。
姫都・幹久:少し目元で笑って、うなずいて。
姫都・幹久:「ええ。いきなり生えてくるとなると、運んでるところを探すとかも難しそうですし……」
君臣ユウ:「ミミーシャさんも了解だ。まずはロゴを探ることにしよう」
君臣ユウ:「……どうやら件数も増えてきているらしい。もしかしたら本腰かもしれない」PC画面を見つつ。
君臣ユウ:「こちらも遅れを取らないように、頑張ろう」
君臣ユウ:気を引き締めるように、無意識に手袋をはめ直す。

GM:では、調査の目途も立った。
GM:ここからは本格的な調査が始まる、というところでシーン終了。
GM:ロイスと購入が可能です。
氷室錬:わあい。ロイスは…今は無しかな。購入はフラグレあたりを狙おう。ではマイナーで隠密-。
ミミーシャ:ロイス保留!応急手当!
ミミーシャ:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 6[6] → 6

ミミーシャ:ダメ!以上!
君臣ユウ:ロイスはまだ保留しとこう。購入は……応急手当狙っておこう。ボーナスないし。
氷室錬:4dx+1=>12
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 4[3,4,4,4]+1 → 5 → 失敗

氷室錬:ウギャーッ。以上!
君臣ユウ:1dx+4>=8
DoubleCross : (1R10+4[10]>=8) → 10[10]+3[3]+4 → 17 → 成功

君臣ユウ:回りおった。成功。以上!
姫都・幹久:よし。ではフラググレネードをこちらも。
姫都・幹久:4dx>=12
DoubleCross : (4R10[10]>=12) → 9[1,4,9,9] → 9 → 失敗

姫都・幹久:よし。再度《夢の雫》入れて成功させます……使っていいですか、GM?
GM:どうぞどうぞ
GM:そんなに侵蝕を上げて大丈夫かな
氷室錬:ひっ姫都くん…!ありがとう…
姫都・幹久:まあ、なんとかなると思いましょう。
GM:アイテムとか武装を揃えてしまって大丈夫かな
姫都・幹久:www
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+3した(侵蝕:61->64)
氷室錬:じゃあウェポンケースにしまっておきます!ありがとう姫都くん…!
姫都・幹久:まあ……何が待ってようと動くしかないですし。できることするだけです。
姫都・幹久:ということで、以上!
GM:了解!

ミドル3

GM:−−−−−−−−−−−−−−−−−
GM:プライズ判定 進行度  4/9
GM:2シーン目  シーンプレイヤーは再びミミーシャさん 他自由
氷室錬:でるぞーっ
氷室錬:氷室錬の侵蝕を+7(1d10->7)した(侵蝕:53->60)
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+6(1d10->6)した(侵蝕:53->59)
ミミーシャ:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 6[6]+50 → 56

姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+6(1d10->6)した(侵蝕:64->70)
GM:では、ここで軽いイベントを
GM:プライズ判定、ガチでやる場合はハプニングチャートを振るんですが
GM:あれはかなり大雑把なうえに効果が派手なので、もう少し大人しいイベントが起きます
姫都・幹久:はい
氷室錬:ほっ
君臣ユウ:はーい
ミミーシャ:ほほう
GM

イベント:【ノンハプニングチャート】
ハプニングチャートが「何か起きるチャート」なら、
ノンハプニングチャートは……すなわち「起きられないチャート」となる。そうったらそう。

 1d5を振り、出た目によってPC1~4(5が出た場合は任意)のPCは、布団に襲われ『睡眠状態(軽)』になり、このシーンの判定に参加できなくなります。

 これを解くには、他のPCが《白兵》《射撃》《RC》《芸術:目覚》、その他(提案による)で、達成値10を出す必要があります。これにはプライズの手番は使用しないものとします。
 各々のやり方で、寝ぼけPCを叩き起こしましょう。

氷室錬:成程…
ミミーシャ:そうはならんやろ
姫都・幹久:大変だ
君臣ユウ:なるほど。
GM:なるんだよ!
GM:1d5ダイス,誰か振りたい?
GM:まあ、さくっと振ってしまおう。
氷室錬:どきどき。
君臣ユウ:そわそわ
ミミーシャ:誰だ!
GM:1d5
DoubleCross : (1D5) → 2

GM:PC2! お休みなさい、ミミーシャさん
ミミーシャ:www
氷室錬:www
ミミーシャ:スヤァ…
姫都・幹久:たいへんだ
君臣ユウ:ミミーシャ殿ー!
GM:ミミーシャさんを叩き起こしても良いし、
GM:このまま寝かせたままシーンを進めて幹久さんが普通に振っても良い
氷室錬:休んでもらう事も出来る…
GM:浸蝕率は上がったままなので、体感的にはかなり損をする
姫都・幹久:うーん。悩ましいところですが……
君臣ユウ:悩ましいですね…
姫都・幹久:起こしましょう。
GM:起こしに掛かる
姫都・幹久:つまり、目が覚めるようなことを耳元でささやく(<交渉>トライ)のはどうでしょう。
GM:おいおい~~~~こちとら天下の布団様だぜ~~~~~
GM:耳元で囁いた所で起きるわけがねーだろーーーがよーーーー
GM:これだから辺境の低ランク冒険者は困るぜぇ~
GM:どうぞ
姫都・幹久:5dx+1 ささやき
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[1,4,6,9,9]+1 → 10

君臣ユウ:愛の力だ
氷室錬:ワオ…
GM:夢の雫!
姫都・幹久:ヒラで通しましたよ。ミミさんのことは知ってますから……
姫都・幹久:なんで使わせたがるんですか!w
ミミーシャ:ミキヒサーッ(なきごえ)
GM:正夫の余裕!!!
GM:正夫・・・?
GM:では、その辺のシーンを

GM:本格的な調査を始めたあなたたちは、ひとまず何手かに別れて、街を調査することにした。
GM:調査画像のロゴは荒い。布団の本物を抑えれば、もっと調査も進むだろう。
GM:N市 某路地
GM:では、ミミーシャさんは布団を探して歩いている。
ミミーシャ:「ひとつ生け捕りにするだけでも」
ミミーシャ:「調査の進捗は違うはず……」
ミミーシャ:「布団の生け捕り……?」
ミミーシャ:「考えてみれば、アホみたいなことをしてますわね……」
ミミーシャ:呟きつつも布団を探している
GM:では、貴方の行く先に、ちょうど一つ
GM:影から、地から滲みでるように、布団が現れる。
ミミーシャ:「!」
ミミーシャ:「見つけましたわ……まずは逃げ場の無いよう包囲して」
ミミーシャ:血液で形作られた無数のコウモリで包囲しようとする
GM:当然、警戒しているだろう。
GM:意志判定を擦る必要もない。だが、その時だ!
急いでいる通りすがりの女子:「あーっ、模試に遅れちゃう! 今日は急いでるし、ちょっと近道しちゃおうかな~」
急いでいる通りすがりの女子:急いでいるからと普段は通らない道を使った中学生女子が反対側から現れる。
ミミーシャ:「なっ」
急いでいる通りすがりの女子:「えっ……あっ……」当然、耐えられない! 瞬く間に眠気眼になり、
急いでいる通りすがりの女子:受験生は睡眠時間も短い! 花に導かれる虫のように布団に女子まっしぐらである!
ミミーシャ:「くっ……どうしてこんなタイミングで」
ミミーシャ:考える暇もない!
ミミーシャ:飛び込んで女子をかばい
ミミーシャ:代わりに布団に巻き込まれる!
急いでいる通りすがりの女子:「きゃっ……!」 突き飛ばされた勢いのまま、ふらついて倒れ込む。
謎の布団:同時に、ミミーシャさんを取り込んだ布団は適切な温かみとぬくもりを発し
謎の布団:あなたの意識を刈り取ろうとする!
ミミーシャ:「!?」
ミミーシャ:「なんという……ふかふかさ……ですの……」
謎の布団:まるで冬の早朝の布団だ……!
ミミーシャ:「ああ……こんなの」
ミミーシャ:「ずるい……ですわぁ……」
ミミーシャ:「ふにゃあ」
謎の布団:布団は一つではない。
謎の布団:貴方たちの調査を・・・妨害するものの気配を感じていたのだろう。
ミミーシャ:あっという間に意識がとろけ、おやすみしてしまう。
謎の布団:何重にも何重にも、影から滲み現れた布団がミミーシャさまを包みこんでいく。
姫都・幹久:「……さん! ミミさん!」
ミミーシャ:「すーすー……」
急いでいる通りすがりの女子:溢れる温かみだけで非オーヴァードは眠っている。
姫都・幹久:もそもそと布団そのものがゆさぶられる感触。
ミミーシャ:「ひな……そこはひっぱるのは……ひな……」
ミミーシャ:「おやめなさいな……すう」
謎の布団:布団は破壊しようとしなければ掴める。
姫都・幹久:何度か、呼ばれたような気がするけれども、夢心地のままの姿を見て。
姫都・幹久:「ミミーシャ」
姫都・幹久:耳元で声。
ミミーシャ:「……!」
姫都・幹久:「ミミーシャ。起きよう。行くところがあるよ」
ミミーシャ:かっと目を見開いて
ミミーシャ:赤い翼で布団を吹き飛ばす!
ミミーシャ:ばっさー!
謎の布団:集まっていた布団が、一斉に吹っ飛ばされる!
姫都・幹久:「わ、どあっ!?」もろともに吹っ飛んだ人がひとりいましたがコラテラル・ダメージですね!
謎の布団:数十の枕が建物の壁にぶつかり霧散!まるで修学旅行の旅館だ!
ミミーシャ:「……ミキヒサ」
謎の布団:舞い散る羽毛が、ミミーシャの赤い翼に切り裂かれ、消えていく
ミミーシャ:立ち上がって辺りを見回し、姫都くんに気付く
姫都・幹久:「あ、あだだ……はは」しりもちついて、あたまを痛そうにさすって。「目、覚めました? 間に合ってよかった」
ミミーシャ:「お、表に出ているときに」
ミミーシャ:「呼び捨てはよしなさいな……はしたないです」
ミミーシャ:姫都くんを引き起こしつつテレテレと髪をいじっている
姫都・幹久:「はい。了解です」よいしょ、と立ち上がって。弱めに笑って。「行きましょうか……っと」
GM:では、二人が路地を去ろうとした、そのときだった
謎の布団:「…………ぜ」
謎の布団:路地に、声が響く。布の残骸が震え、声を出しているのだ。
姫都・幹久:「へ?」
謎の布団:「なぜ。ねむらない。なぜ。おきようとする。なぜ。あらがう」
ミミーシャ:「……しゃべった!?」
謎の布団:布団を頭部と、掛け布団をマントとすれば
謎の布団:さながらそれは、着る毛布を身につけた透明人間のようにも見える。
謎の布団:「なぜ。ねむらない。なぜ。なぜ。なぜ。なぜ。なぜ」
ミミーシャ:「これもレネゲイドビーイングの一種ですの……?」
ミミーシャ:「本当になんでもありですわね」
ミミーシャ:呆れ顔
謎の布団:眠る乙女のロゴが翻り、『なぜ−−−−』 
姫都・幹久:「いや、そう言われても割と困るんですが……夜は普通に寝ますし」
謎の布団:ばさりと、羽毛になって消え散るだろう。
謎の布団:「違う。違う。違う」
謎の布団:「ひとは」 「おきていては」 「ならない−−」
ミミーシャ:「いえ……起きていないと話になりませんわ」
ミミーシャ:「ご飯とかどうしますの」
ミミーシャ:素のツッコミが溢れる
謎の布団:「違う。違う。違う。違う−−−−」
姫都・幹久:「あー……ええと、どうしてそう思うんです。布団の、ええと、なんか布団の人は……」
謎の布団:素のツッコミを、聞いているのかいないのか。
謎の布団:やがて羽毛は完全に消えて、路地からもなくなった。
急いでいた通りすがりの女子:残ったのは、眠っている通りすがりの女子が一人。
GM:布団の声は途絶え、姫都さんの疑問に応えるものはない。
GM:再び貴方たちは調査に戻る。

GM:では、プライズ判定の続きです。
GM:内容は変わらず。

◆プライズポイント開始
【羽鳥七海の調査記録を引き継ぎ、謎の布団の正体を探れ】
《情報:噂話》《情報:UGN》《知識:寝具》 達成値8  財産点使用可能

 支援判定は《知覚》《芸術:目覚》《情報:ウェブ》。
 達成値は7。他のPCの進行度判定の前に宣言して成功することで、対象の判定値+3。

ミミーシャ:支援を姫都くんに!知覚!
ミミーシャ:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[2,6,8,8,9] → 9

ミミーシャ:通った!
氷室錬:支援を姫都くんに。芸術:目覚ましで。マイナーで完全熱光学迷彩起動、隠密。
君臣ユウ:支援判定!芸術!
君臣ユウ:3dx>=7
DoubleCross : (3R10[10]>=7) → 5[2,4,5] → 5 → 失敗

氷室錬:8dx=>7
DoubleCross : (8R10[10]>=7) → 10[5,5,6,6,6,7,9,10]+7[7] → 17 → 成功

君臣ユウ:わぁん。
氷室錬:無駄に回りやがる
姫都・幹久:+6で……いや、大丈夫。4/9からなら十分値、のはず!
ミミーシャ:ハーレムパワーを姫都くんに!
ミミーシャ:いけーxtい
GM:回すなーっ
姫都・幹久:支援パワー受け取って判定行きます! コネ使ってUGNで……
君臣ユウ:がんばれー
姫都・幹久:5dx+2+6>=9
DoubleCross : (5R10+2+6[10]>=9) → 10[1,1,3,6,10]+1[1]+8 → 19 → 成功

姫都・幹久:……おやあ? 《夢の雫》に財産1点。30。
氷室錬:前回と同じ値!
君臣ユウ:さっき見た。
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+3した(侵蝕:70->73)
GM:悪魔や! プライズ判定の悪魔がおる!
ミミーシャ:つよすぎる
君臣ユウ:ソラリスってほんと怖いですね
氷室錬:やったね姫都くん!
姫都・幹久:これが仕事ですから。今回は特に他のカバーマンもいますし!
君臣ユウ:カバーマンです
GM:とりあえず情報を出せる分だけ
GM

5/ロゴは、意外なほどあっさり特定出来た。レネゲイドなど何も関係無い、かつて存在した個人の商店のものである。
 『寝具店ブーシュヤンスタ』。店主の名前は布団職人、苗場苅生。
 当人は現在、行方不明の届出が出ている。だが、店主として働いていた時点ではオーヴァードであるなどという情報はなかった。

6/N市、第九地区の端、とっくの昔に寂れた一区画。
 かつて寝具店ブーシュヤンスタがあった商店街。布団の発生スポットは、その一角にあるデパートを中心に、円形に展開していることが分かった。
 かつてブーシュヤンスタのあった周辺の商店街を蹂躙し、そして町全体の活気が途絶えたことで共倒れになった、そのデパート。間違いなく、調査の必要があるだろう。

GM:・・・ひとまず、ここまで!
ミミーシャ:おいっす!!
GM:あと二つは、商店街の調査パートの後に公開する感じです。
君臣ユウ:おいっす!
氷室錬:はい!
姫都・幹久:廃商店街の調査……SIRENって感じですね……
GM:廃商店街・・・謎の喋る布団・・・
GM:人はなぜ起きていてはならないのか? その答えが果たしてあるのか。
GM:というわけで、本日はここまで!

GM:では、シーン内場面転換。君臣さんと氷室さんのシーンだ。
GM:あなた達は襲撃を受けたミミーシャさんたちと連絡を取り、調査をまとめた結果、N市の端の廃商店街に入っていた。
GM:2-2に別れ,目的地である中心のデパートで合流する算段である。
GM:錆びた看板。灯りのつかない街灯。枯れた街路樹。時折、建物の中に老人の影が見える程度。
GM:かつては栄光もあったのだろう。賑わいもあったのだろう。だが、その全ては今や失われている。
GM:どこか不気味な、ただ滅びを待つだけの街を、あなたたちは進んでいる・・・
氷室錬:視線を物陰や二階、窓口など。此方へ攻撃しやすい位置を警戒しつつ歩く。
君臣ユウ:カツコツ、と規則正しい足音で進んでいる。目線を周囲に配りつつ。
氷室錬:このような廃れた場所は、セルから去った後では慣れたものだ。落ちている硝子片を踏まないように、音を立てない歩き方。
君臣ユウ:「商店街と聞いていたが」ポツリ、とじゃまにならない程度の声で「随分と寂れているな…」
君臣ユウ:隠密の訓練は受けていない。ただ、最初に狙われるならこちらのほうが都合がいいだろう、という思いがある。
氷室錬:「…………」ちらり、とユウくんの方を見てから。「まあ、元々4年前の大さわぎから、人が居なくなりやすい土地なんだよね」
氷室錬:「一つ理由があれば、さらにそう」
君臣ユウ:「4年前か」
君臣ユウ:「……そうでなくとも、物騒な事件も多いと聞くしな」
氷室錬:声も立ち姿も、あのふたりと居た時よりどこか堅い。
君臣ユウ:UGNに関わり、R案件として処理される数を聞いた時は耳を疑った。
氷室錬:「前々からか、最近からかは知らないけど。おかしいとこなんだよね」
氷室錬:「わたしは碌に市外に出たことないから、又聞きでしかないけど…」
君臣ユウ:「そうらしいな。俺も、市外にはあまり、出たことはないが」
氷室錬:ツーマンセル、というには離れている距離。
君臣ユウ:「俺も、親戚の兄……に聞きかじった程度だが。そんなに頻繁に出くわすものでもないらしい」
君臣ユウ:チラリ、とその横目で距離を見ながら
君臣ユウ:「(…………警戒されてる、よな)」眉根を寄せる
氷室錬:「へえ…そういうものなんだね。まあ、外様のわたしからすると、稼ぎの種がある分有り難いのかな…」
君臣ユウ:「(やっぱり、最初から慣れない踏み込みをしたのが悪かっただろうか)」
君臣ユウ:「? ………外様ということは、そんなに長く住んでるわけじゃないのか?」
氷室錬:「…………」ちらり、とどこか人馴れない猫のような眼で。
氷室錬:「あれ。聞いてないの?」
君臣ユウ:「(市外のことは又聞き、と言っていたが)」
君臣ユウ:「何をだ?」
氷室錬:羽鳥さんが呼んだのだから、そこらへんは事前説明があったと思っていた。
氷室錬:「わたしの出身とか」
君臣ユウ:顔を向ける。会話のために距離を近づける…として、歩きながら一歩分、近づいてみる。
君臣ユウ:「出身?」
氷室錬:ぴく、と反応しつつそのまま。
君臣ユウ:その反応を見ながら、しまったかな…と思いつつ。
君臣ユウ:「いや、七海ちゃんからあのアパートについて聞いたのは、あのメッセージの内容が全部だ」
氷室錬:「ん。FHセルのオーヴァード量産体」
君臣ユウ:「管理人をしていることと、オーヴァードの住人であることと、」女性一人で近づくな、というのは追伸だったので飲み込んで。
君臣ユウ:「…………量産体?」
氷室錬:「そっかあ…言わない方がよかった?のかな」まあでも後から暴露されてどうこうされるよりはいいか。
氷室錬:「知らない?クローンとか、レネゲイドの因子を埋め込んで。オーヴァードを大量に造ろう、っていうやつ」
君臣ユウ:「…………そっ」
氷室錬:UGNだとやってないのかなあ、なんて呟きながら。
君臣ユウ:「………れは、知らなかったな」
君臣ユウ:クローン人間、という言葉が脳裏をよぎる。その手のオカルトじみた話をしていた親戚の兄の顔を思い出しつつ。
氷室錬:「ん—…そんなにショック受けなくていいよ?今はあそこでのんびり暮らしてるし…」FHセルからも離脱というか切れてるし、と。
君臣ユウ:「……………む、そう、か」
氷室錬:「そうそう。精々因子埋め込んだり促成の為に見た目こうだけど10歳だったりするってだけだし」
君臣ユウ:「君が、気にするなと言うなら。気にしない……ように、がんばる」
君臣ユウ:ちょっと眉根を戻しつつ。
君臣ユウ:「10歳?」
氷室錬:「うん」
氷室錬:こくりと頷く表情は、ひどくあどけなくも見えるかもしれない。
君臣ユウ:身長は、そちらのほうが高い。無意識に年上だと思っていたけれど。
氷室錬:歳を経ることで与えられるものに、酷く乏しいようにも。
君臣ユウ:その顔はひどくあどけなく。
君臣ユウ:「(……そういえば、あの2人と絡んでいる時も。同年代と言うよりは……)」
君臣ユウ:「なるほど。人は見かけによらないんだな」
氷室錬:「まあそうだね 」苦笑しながら。
氷室錬:「姫都くんはあの見た目で危ないこと一杯するし、見た目細くて折れそうなくらい華奢な未知留さんはすっごいかっこいいし」
君臣ユウ:「みちるさん」その人は知らないな、と思いつつ。
氷室錬:「うーん。見た目とばっちりあってるの、わたしの中だとミミーシャ様だけな気がしてきたな…」
氷室錬:「あ、なみかぜに住んでる人なんだよ」
君臣ユウ:「あぁ……」なんというか、プライドが高いというか、気が強いと言うか。
君臣ユウ:「そうか、他にも住んでいるよな。仲がいいのか?」
氷室錬:「そうしたいなあって思ってるの」ふわりと微笑む。
君臣ユウ:楽しそうな顔だな、と思って。「君にとって、素敵だと思える人なんだな、その人は」
氷室錬:「だって、同じ屋根の下なのだもの。そう出来た方が素敵だし…」と、そこでユウ君の言葉を聞いて。
氷室錬:「…そうだね。わたしもあんな風に出来たらなあって思ってる」
GM:歩く君たちの視界の端に、ばたばたとはためくものが映る。
氷室錬:「周辺警戒」暖かい口調が、冷たく冷えたそれに切り替わる。
GM:布団……では、ない。デパートで使われていたと思しき、ただの旗の残骸だ。
君臣ユウ:「あぁ」その言葉に頷いて手袋を確かめる。
GM:『閉店セール。大特価……』と書かれたそれは、風に吹かれて、ゆらゆらと飛ばされていく。
氷室錬:「………」ぐるりと周囲を確認。抜き放っていたショットガンを下げて。
君臣ユウ:「……………旗、か」だらり、と右腕を下げて、左手を構える徒手空拳。
氷室錬:「…クリア。ごめん、驚かせたね」
君臣ユウ:「いや、頼りになる」
君臣ユウ:ふっ、と警戒した顔を緩ませて
氷室錬:「こういうのだけは、慣れてるから」
君臣ユウ:「…………………」慣れてる。
君臣ユウ:量産体と言っていたが、どういう経験を経たのだろう、と思いが行きかけて。
氷室錬:「…って、わたしばっかり話しちゃってるね。君臣く…さん?は、どうなのかな」
君臣ユウ:「(………流石に、踏み込み過ぎか)」
君臣ユウ:「くん、でいいぞ。……俺か?」
氷室錬:ショットガンをホルスターに仕舞いつつ。
氷室錬:「うん。UGNなんでしょ?」
君臣ユウ:手袋をはめた空の手を握ったり開いたり。
君臣ユウ:「そうだな。そういうことになっている……というか、そうしたというか」
氷室錬:「しかも、わたしの経歴に驚いてたってことは同類じゃないし、そういうのにも遠いタイプなわけで」
氷室錬:「…なっている?」こてりと首を傾げて。
君臣ユウ:「そんな特異なことじゃない。俺の家系は元々魔術師……」
君臣ユウ:「あぁ、オーヴァード、とかいう区分を知らなかったからだと思うが。そういう家系だったらしくてな」
氷室錬:「ふむふむ。オールド、なんて呼ばれたりもしてるやつだね。その言い方からすると、そういう教育を受けてたわけじゃない?」
君臣ユウ:「全員がオーヴァードというわけじゃないが、レネゲイドというものや、それに関する物品を扱って、魔術の称していた………らしい」
氷室錬:「ああ、EXレネゲイドがあれば普通の人でも特異な現象は起こせるもんねえ」
君臣ユウ:「あぁ、魔術師、というのも数世代前の話だ。俺の両親もそういう界隈じゃない」
氷室錬:「断絶しちゃってたんだ」
君臣ユウ:「どうやらその数世代前に、当主が発狂……UGNでいう、ジャーム、だったか?になったらしくてな」
君臣ユウ:「その討滅の段階で資料とか技術とか、そういうものも途切れたらしい」
君臣ユウ:「…………で、途切れたと言っても。家系図とか資料とか、ある程度は残っていて」
氷室錬:「まあ、怪物になっちゃうようなモノなら封印、臭いものに蓋、ってするのも無理ないよね」
君臣ユウ:「うん。そんで、そういう蓋を偶然開けちゃうような人が、親戚に居てな」
氷室錬:「君臣くんが開けたんじゃないんだ」
君臣ユウ:「…………まぁ、俺も、多少は」
君臣ユウ:イタズラを告白するように、ちょっと目線をそらす感じで。
氷室錬:「ああいや、その手のアイテムって自分の元に辿り着いた者じゃないと認めないのが多いから」手袋を見つつ。
君臣ユウ:「ともかく、それでレネゲイドと言ったものを知って、俺自身も事件に巻き込まれた」
君臣ユウ:ひらひら、と手袋に包まれた手をふる。
君臣ユウ:嵌めたまま何かしらの作業をしても、汚れすら残らない埒外の一品だ。
君臣ユウ:「遺産、というのだったか?それに適合して。それでその時UGNに関わって、所属させてもらってる」
氷室錬:「へええ…」
氷室錬:「うん、ありがとう。…んー、でもそうすると」
君臣ユウ:「だから、まぁ。錬さんみたいに経験があるのは助かってるが……どうした?」
氷室錬:「いや、それでUGNにいる理由は分かったんだけど」
君臣ユウ:「うん」
氷室錬:「どうして、UGNとして自分も戦おうっていうか、働こう、というか。そうしようとして、今も続けてるのかな、って」
氷室錬:純粋に、ただ興味を惹かれた。
君臣ユウ:「戦う理由、か……」
君臣ユウ:真正面から聞かれて、少し考える。
氷室錬:氷室錬には、なぜ力を振るうのかという問いに、ただ己がそう望むから、という答えしか持たない。
氷室錬:「わたしは、羽鳥さんが巻き込まれてて大変そうだったから今ここにいるけど」
君臣ユウ:「うん」
氷室錬:「君臣くんは、別に親しい人が巻き込まれてるとか、そう言う訳でもないでしょ?」
氷室錬:「だったら、どうしてなのかなって」
君臣ユウ:「……………そうだな」
君臣ユウ:「七海ちゃんは優しくていい人で、親しくしたいと思っているし。手助けになればな、とは思っているが」
君臣ユウ:「それは今回の事件のことであって……俺が、UGNとして動く理由か」
君臣ユウ:「…………………」
君臣ユウ:少し瞑目して。
君臣ユウ:「あまり、立派な理由でもない。胸を張って言えることでもないし、聞いても面白くないかもしれないが」
氷室錬:「ううん。わたしだと、全然分からないことだから。聞かせてほしい」
君臣ユウ:「うん、なら」
君臣ユウ:「最初に。錬さんは、死ぬのが怖い、と思ったことはあるか?」
氷室錬:「……まあ、何度かあるかなあ」
氷室錬:セルから逃げ出したあの日や、姉と暮らす中で盗みが見つかった時を思い出す。
君臣ユウ:「俺もある」
君臣ユウ:左手。利き腕じゃない方の手袋を取る。
君臣ユウ:生身の腕が外気に触れて。
君臣ユウ:「人間の体は、皮膚があって、その下に筋肉とか、骨があるよな」
君臣ユウ:ぐ、ぱ、と握ったりしている。
氷室錬:「ええ。脂肪の黄色とかもあったりするけど…」
君臣ユウ:「俺が、俺の体だと思っているこの手も、全部剥いていけば皆骸骨になる……と、ある日ふと考えたことがあって」
君臣ユウ:「そうすると、例えば。骨という物体と、俺という人間にどれほどの違いがあるのか」
君臣ユウ:「何処まで怪我をしたら、こんなことを考えてる「俺」が居なくなってしまうのか考えてしまって」
君臣ユウ:「………怖くなったことがある」
氷室錬:じ、と君と眼を合わせたまま聞いている。
君臣ユウ:「それで、まだ幼かった俺は布団の中でメソメソと泣いてしまってな。」
君臣ユウ:ふ、と笑いながら。
君臣ユウ:「それに気付いて宥めてくれたのが。さっき話した親戚の兄だった」
君臣ユウ:「教師をしている人で、話が上手くてな。こちらの伝えたいことをうんうんと聞きながら会話をしてくれて」
君臣ユウ:「気づくと眠っていたことがある」
氷室錬:くす、と少し笑って。「寝ちゃったの」
君臣ユウ:「あぁ、寝てしまった。なにせ深夜のことでな。兄にも悪いことをした」
君臣ユウ:くすりと笑って。
君臣ユウ:「次の日、なにか良いことを言っていたらしい兄が気づくと寝ていた俺のことを、まぁ、それはもう大げさに嘆いていたんだが」
君臣ユウ:「不思議とそれで、心が軽くなってな」
君臣ユウ:「で、そのときの俺は思ったわけだ。少なくとも、どんなに骨と筋肉だけで動いていても。」
君臣ユウ:「こうして会話が出来て、誰かと関われるなら『君臣ユウは死なないんだなぁ』と」
君臣ユウ:「…………だけど俺は未だに、自分が死ぬのが怖いし。誰かが死ぬのが怖い。」
君臣ユウ:「『ジャーム』という。誰とも関われず、関わりを持てない。生きているのか死んでいるのか。そんな存在が怖いし」
君臣ユウ:「なるのが、怖い」
君臣ユウ:「あぁ、そうだ。なぜ死ぬのが怖いと思ったのか。俺が蔵の中で、数世代前にジャームとやらになった先祖の記述を読んで」
君臣ユウ:「『俺もこうなるのか』と恐ろしかったし、」
君臣ユウ:「………それは、きっちり防げることだと。誰かとのつながりが死を防いでくれるのだと思って、俺は安堵した」
君臣ユウ:「だから、なぜUGNに協力するのだと言えば」
君臣ユウ:「俺は死にたくないから、誰かと関わっていたいし」
君臣ユウ:「誰にも死んでほしくないから、誰かを守りたい」
君臣ユウ:3人の前でどこか緊張していた表情が、どこか年相応に幼く。
君臣ユウ:夢を語る子供のように微笑んで。
氷室錬:「……………君臣くんは、すごいね」
君臣ユウ:「……………………すまない、俺ばかり話して」
君臣ユウ:「?」
氷室錬:「ううん、わたしが聞いたんだもの」
氷室錬:被りを振って。「自分がそうなるのが怖くて、誰かがそうなるのも怖くても、」
氷室錬:「目の前に蓋をして見なかったことにするんじゃなくて。あなたは自分で向き合って、どうにかしようと動いてる」
氷室錬:「それは、すごいことだよ」
君臣ユウ:「…………そう、だろうか」
君臣ユウ:照れたように頬を掻く。
氷室錬:「少なくとも、君臣くんのご先祖様には出来なかったことだよ」
氷室錬:ひとを狂わせるものだとしても、封をする選択をした、過去の先祖が選ばなかったものだ。
君臣ユウ:「………死ぬのが怖い、というのは。あまりカッコつかない気がしてるけどな」
君臣ユウ:思春期なのだ。そろそろ。
氷室錬:「怖いものがあったとしても」
氷室錬:「それでも、踏み込めることが…勇気がある、ってことだよ」
氷室錬:そうでしょ、銘ねえさま。
君臣ユウ:「怖いものが、あったとしても……」
君臣ユウ:「………あぁ。そうか」
君臣ユウ:怖いものがあるのは、弱さだと思っていた。
君臣ユウ:ソレを平気にするために、必死で考えたり、色んなものを集めたり、誰かと仲良くしようとしたり。
君臣ユウ:自分は臆病なのだと、そう思っていたけれど。
君臣ユウ:「なぁ、錬さん」
氷室錬:「なに?」
氷室錬:数歩先を歩いたまま、振り返る。
君臣ユウ:「……………………あー」言おうとしたことをグルグルと頭の中で回して、文を考えて。
君臣ユウ:勇気、勇気と心でつぶやき。
君臣ユウ:「初対面で、色々と失礼なことをしてしまった……と、指摘されて気づくような俺だが、良かったら」
君臣ユウ:「俺と、友だちになってくれないか?」
君臣ユウ:手袋を外した生身の左手を差し出す。
氷室錬:「……ええ、と」
氷室錬:「わたしも、結構。色々と不躾なことを言ったり、したりしてると思うのだけど…」
氷室錬:「それでも、いいなら」
君臣ユウ:「……………そうか?」
君臣ユウ:気付いてない。普段の友達の踏み込みが踏み込みなので。
君臣ユウ:「あぁ、それでもいい」
氷室錬:「…そうじゃなかった?」こっちもよく分かっていない。元から経験なんて碌にない。
君臣ユウ:「…………どうだろう。実のところ、俺もよくわからない」
氷室錬:「……ん。なら、うん。おねがいしますっ」そっと此方も手を伸ばして。
君臣ユウ:「あぁ、よろしく。錬さん」
君臣ユウ:伸ばされた手をきゅ、と掴んで。握手。
君臣ユウ:「………………ところで」
氷室錬:ん、と眼を細めながらそっと握る。
氷室錬:「うん」
君臣ユウ:小首をかしげながら
君臣ユウ:「初対面だと失礼なのはわかったが……なら、いつから友達を「ちゃん」「くん」で呼べばいいのだろうな?」
氷室錬:「……どうなんだろう…?わたしも友達とかいたことないからわかんない…」
君臣ユウ:「…………難しいな。ええと」
君臣ユウ:目線をウロウロさせながら
君臣ユウ:「錬、ちゃん」
君臣ユウ:恐る恐る言う。
氷室錬:ふにゃりと笑って。
氷室錬:「なあに、君臣くん」
GM:では、二人が、不器用ながらも近づいた距離感を感じていると。
GM:再び、視界の端に、ぼろ布が流れてくるのに気付くだろう。
氷室錬:「!警戒っ」
君臣ユウ:「あぁっ」
GM:やはり、「ご愛顧ありがとうございます。大特価……」と流れた旗が、建物の横から流れてくる。
君臣ユウ:「………戻ってきたのか?」
氷室錬:「周囲確認してから」
GM:破れた端が、ほつれ、細く長く伸び、
君臣ユウ:言いつつ、浅く左手にはめ直した手袋を歯で引っ張る。右手はフリー。
GM:……それに連なるように。
GM:無数の布団と枕が、風に乗って現れる。
謎の布団:一目でそれと分かる。悪辣な眠気と、邪な安堵を強制させる気配。
氷室錬:「…数が多い!遮蔽取って分断、合流しよう!」
君臣ユウ:「布団が……!」警戒の顔を引き締める
君臣ユウ:「了解だ!」
謎の布団:では簡易ミドル判定です。判定は二つ。布団の攻撃と、布団への攻撃だ。
氷室錬:なるほど
謎の布団:まずは布団の攻撃を受けた後、達成値累積20以上の攻撃判定を行うことで、襲撃を撃退することが出来ます。
君臣ユウ:布団たたきだ。
氷室錬:なるほどね…
君臣ユウ:20かー。
謎の布団:布団の攻撃。《コンセントレイト:オルクス》《破砕の顎》
謎の布団:10dx7+2
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[1,1,2,4,7,7,9,9,10,10]+10[6,6,7,10,10,10]+10[1,7,8,9]+10[9,10,10]+6[3,4,6]+2 → 48

氷室錬:回してきやがった!!
君臣ユウ:コイツ!
氷室錬:ドッジしてみよう。
君臣ユウ:ドッジで。
氷室錬:3dx=>48
DoubleCross : (3R10[10]>=48) → 5[2,5,5] → 5 → 失敗

氷室錬:まあせやな…
君臣ユウ:4dx>=48
DoubleCross : (4R10[10]>=48) → 10[1,5,10,10]+4[3,4] → 14 → 失敗

ミミーシャ:回避!
君臣ユウ:くっ。
姫都・幹久:あ。こっちにはまた別で攻撃飛んできます?
ミミーシャ:まとめてでは?
GM:待ってねー
姫都・幹久:はーい
氷室錬:はーい
GM:改めてルールを再掲します。疑似的なミドル戦闘判定です。
GM:今の布団の攻撃は、『錬・ユウ』のエンゲージと『ミミーシャ・姫都』の仮エンゲージに飛んできています。
GM:リアクションはミミーシャさんと姫都さんもしてね。
ミミーシャ:やったろうじゃねえか!!
ミミーシャ:回避!
ミミーシャ:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 8[8] → 8

ミミーシャ:できるわけがない
GM:カバーリングはそれぞれ通常のエンゲージルールに従います。
GM:どうします?
姫都・幹久:なら、こうですね。《龍鱗》《軍神の守り》セット宣言。
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+5した(侵蝕:73->78)
姫都・幹久:ミミさんをカバーします。ということで……通したくないですよ! さすがに!
氷室錬:姫都君の竜鱗だーっ
君臣ユウ:だー!
GM:ユウくんはどうします?
ミミーシャ:うわーーん!
君臣ユウ:こっち防御アップエフェクトないからカバーだけになっちゃうけど、錬ちゃんはどうだろ…侵食抑えたいとかあるかな
氷室錬:一応侵蝕は余裕あるから大丈夫ですね。100エフェクトとかないから挙げてもあまり意味ない感じではあるけど
GM:じゃあ、そのまま受けるということでOK?
氷室錬:わたしはおけー!
GM:ではダメージを出します
GM:5d10+10
DoubleCross : (5D10+10) → 31[6,4,10,8,3]+10 → 41

GM:装甲ガード有効。
君臣ユウ:装甲12減らして29!ちょうど死ぬ!リザレクト!
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+7(1d10->7)した(侵蝕:59->66)
君臣ユウ:君臣ユウに-22のダメージ!(HP:29->7)
君臣ユウ:HP7で復活。
姫都・幹久:止まりました。
君臣ユウ:止まる。
GM:ちょっと何言ってるかわかりませんね。
君臣ユウ:これがなみかぜのパワーか…
姫都・幹久:ん、あ、訂正。さすがに抜けます
ミミーシャ:うちのメイン盾よ
姫都・幹久:装甲で30削って22抜けての15削って7抜けて残り20。防具先に買っとくんでしたねえ…
氷室錬:堅い。でも錬はりざります。
氷室錬:氷室錬の侵蝕を+6(1d10->6)した(侵蝕:60->66)
君臣ユウ:あぁ、倍にした後のダメージを止めるのか龍鱗…
GM:あ、衝撃相殺か
君臣ユウ:違ったわ(正座)
GM:装甲で30削る→11ダメ×ミミーシャさん分で2→衝撃相殺で15 ね
GM:あいさー
謎の布団:では、攻撃型布団が、明確な敵意を持って姿を変える。
《アタックフトン》:クリオネめいて内部がぐぱりと開き、鋭い刃のような羽毛を嵐のように撒き散らす!
氷室錬:「うわっ深海生物みたいっ」からん、と布団の津波の前に投げておいた手榴弾が炸裂。合わせて散弾をまき散らしていくが。
君臣ユウ:「布団に水は大敵だろうにっ」
君臣ユウ:だらんと垂らした左腕と、弓のように引き絞った右手。
君臣ユウ:盾を成す左腕からの連打で羽毛を叩き、撃ち落としていくが。
氷室錬:「…量が多い!馬鹿みたいに…!」愚痴りながら、下がる為に攻撃の手を止められない。止めれば飲み込まれるだろう。
《アタックフトン》:羽毛の数は多く、容赦なく肉体を抉っていく。……いや、命中した量の割に、傷が妙に浅い。
《アタックフトン》:代わりに、命中した場所が徐々に動きずらくなってくる。まるで起床意志を、物理で削られるような攻撃!
君臣ユウ:「羽毛一つは大したことない、がっ!」こちらも同じように叩き落としつつ。
氷室錬:「…む、ぬ…!」眉をしかめて。兎に角銃を持つ腕と脚は護ってはいるが…
君臣ユウ:「…………まずいな!」半身の姿勢。当たる面積を減らして片腕での防御。残る腕は攻撃のための備え。そういう戦闘スタイルだが
姫都・幹久:「錬さん! 君臣くん! いますよね……っと、あだ、おわっ!?」
姫都・幹久:白く埋められた視界の向こうから、ばたばたと走る足音……のあとに、かなり派手に転倒する音が
氷室錬:「ひっ」
氷室錬:「姫都くーん!?」
君臣ユウ:「幹久さん!?」
《アタックフトン》:姫都さんには既に、繊維状に細くのびたワイヤー布団が
《アタックフトン》:硬く絡みついて引き倒そうとしている。……だが、効きが浅い。
君臣ユウ:颯爽と登場した、あの羽鳥さんが頼ったであろうアパートの住人が。
君臣ユウ:登場と同時に拘束されているように見える。
君臣ユウ:「(大丈夫かアレ?)」
氷室錬:「姫都くんならまあ大丈夫かもだけど…!」あのままだと流石に。
君臣ユウ:「大丈夫なのか!?アレで!?」内心がそのままでた
君臣ユウ:眠ってしまうんじゃなかろうか。
《アタックフトン》:もちろん羽も突き刺さっている。傷と局所誘眠、どちらの効果も効いている、はずなのだが……
姫都・幹久:「ミミさんが行きますから!」なんとか地面から顔を起こして。額が割れているがまあお陰で眠気はないようで。「避けてください!」
ミミーシャ:「行きますから!ではありません!」
君臣ユウ:「まず自分の心配をしてくれ!」
氷室錬:「了解!…聞いてたよね!下がるよ!」
ミミーシャ:「またそうやって不用意に前に出る!阿呆!」
君臣ユウ:「え!?あ、あぁ!」
ミミーシャ:と、駆け込んでくる足音!
君臣ユウ:助けに行くかどうか迷って、付き合いの長い錬ちゃんの行動に従う
GM:というわけで、布団への攻撃判定です。
《アタックフトン》:4人ですので、達成値累計を30としましょう。
ミミーシャ:やってやるべえ!
氷室錬:わお
君臣ユウ:べぇ!
《アタックフトン》:みんなで頑張って、30以上の攻撃達成値で薙ぎ払えます。行動順はラウンド準拠!
ミミーシャ:侵食に余裕あるこちらからいきましょう!
GM:ミミーシャさんか氷室さんか、どっち
君臣ユウ:15は稼げる…女性陣行動値たっか。
GM:OK!
氷室錬:どうぞー!
ミミーシャ:マイナーでジェネシフ!コンセ+ブラッドスパイク!
ミミーシャ:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 1[1]+56 → 57

ミミーシャ:www
ミミーシャ:んもー!
君臣ユウ:wwww
氷室錬:イチャついて落ち着いてたようですね
君臣ユウ:そのようですね。
GM:なるほどね
姫都・幹久:ま、まあなんとか……?
ミミーシャ:あ、コンセ+ブラッドスパイク+光の手!
ミミーシャ:いきます!
GM:きませい!
ミミーシャ:5dx7+1
DoubleCross : (5R10+1[7]) → 10[2,2,6,8,8]+10[6,9]+10[10]+10[7]+1[1]+1 → 42

君臣ユウ:強いが。
姫都・幹久:一発!
氷室錬:つよい
ミミーシャ:なぞのまわり
GM:つよっ
君臣ユウ:流石盾と矛
GM:ではフトン撃破! 演出をせよ!
ミミーシャ:ぢゅいんぢゅいんぢゅいん!
ミミーシャ:展開された紅いコウモリたちからレーザー光が放たれ
ミミーシャ:あっという間に3人を絡め取る布団を裁断!
ミミーシャ:…そして空中で姫都くんをキャッチし
ミミーシャ:羽毛舞う中、紅い光の翼でふわりと着地。
ミミーシャ:「……ミキヒサのくせに、何をムキになっていますの」
《アタックフトン》:その背景で散り散りになっていく布団たち。
姫都・幹久:「あだだ……いや」弱めに笑う。「ありがとうございます。前もありましたっけ、これ」
ミミーシャ:「おっとり刀で飛び込むからです」
ミミーシャ:抱えた姫都くんにむすっとした顔を向ける
姫都・幹久:「どうしてもちょっと。……苦手で、やっぱり」顔をくしゃりとさせて。「遠いのは」
《アタックフトン》:地面に落ちた羽毛や繊維は、影に溶けるように消えていく。
ミミーシャ:「遠い?」
姫都・幹久:「そこにいるのはわかるのに、手が届かない感じ……というか」指先で、額をかくように血を拭って
姫都・幹久:「……ダメですね。君臣くんだっていてくれたのに」
ミミーシャ:ため息一つ
ミミーシャ:「いい加減に慣れました。それに」
ミミーシャ:「巻き込まれる時、わたくしを呼んだのはよろしくてよ」
ミミーシャ:ぴっと払う動きで翼を消して、姫都くんを降ろす
姫都・幹久:血で汚れていない左手で、ミミさんの左肩から背に触れるようにして、身体を立てる。
姫都・幹久:「……ミミーシャだから、で。そういうことで、お願いします」
姫都・幹久:「うん。大丈夫、いつもどおり……より軽いくらいですかね」手を振り返す。
ミミーシャ:「錬、ユウも、無事ですわね」
ミミーシャ:くるりと2人に振り返って
氷室錬:降りてくる二人に、笑顔を浮かべて手を振る。
氷室錬:「はい、問題ありません」
君臣ユウ:「……………」その偉容、というか主に放たれたビームに何だあれ、という驚きを得ていた表情から。
君臣ユウ:「あ、あぁ。うん。こちらも問題ない」
ミミーシャ:「本当ですわね?」
ミミーシャ:じろじろと氷室さんを観察
ミミーシャ:「外傷の心配はしていませんけれど、あの布団の効力がどのように個人差があるかわかりませんもの」
氷室錬:「本当ですよぉ」困ったように眉根を下げながら。
ミミーシャ:「きちんとお見せなさいな、ほら!」
ミミーシャ:引き寄せて、腕をあげさせたり脚をあげさせたり。
氷室錬:「ちょっと当たったところが動きづらくなる感じなだけ、で…ひゃああっ」
氷室錬:あわあわしながらされるがまま。
君臣ユウ:「ん」なんとなく、女子の肌を直接確かめているその様子から目をそらす。
君臣ユウ:いや、健全な状態確認なんだろうけど。なんとなく。
君臣ユウ:「ええと、ありがとうございました。ミミーシャさん」軽く頭を下げて。
君臣ユウ:「幹久さんは大丈夫なんでしょうか……」包まれてたけど。という目線をつい送ってしまう。
君臣ユウ:「怪我とか」
ミミーシャ:「見てもらっての通りですわ」
姫都・幹久:「ああ。見えてるとこだけ。大丈夫ですよ」弱めに笑う。額割れて血がまた垂れてる。
君臣ユウ:「(…………………………………)」
君臣ユウ:「(頭割れてるが………?)」
君臣ユウ:ツッコミ待ちだろうか。どうだろう。友人ならドンと言うのだろうけどこれ失礼じゃないか?
姫都・幹久:「君臣くんも巻き込まれてましたけど、大丈夫ですか。腕動きます? なんかあれ、変な感じでしたけど……」
氷室錬:「だからと言って垂れ流しは良くないよ」ハンカチを当てたりガーゼを出して当座の手当。
君臣ユウ:「あ」と思ってる内に錬ちゃんが動いていた。
姫都・幹久:「あだっ……っと、ありがとうございます、錬さん」顔をくしゃりとさせて。「慣れさせちゃいましたね、手当…」
君臣ユウ:「いや、うん。俺は大丈夫だ。確かに多少だるかったぐらいで……」
ミミーシャ:それを受け取ってテキパキと包帯を巻いている
氷室錬:「これくらいはね。庇って貰ったし」ガーゼを抑えたりしながら。
君臣ユウ:「あの、幹久さん」恐る恐る。
君臣ユウ:「頭の怪我は、慣れちゃダメだと思うんだ」
ミミーシャ:「気にしなくても結構ですわよ、ユウ」
ミミーシャ:ぴしゃり
君臣ユウ:「えっ」
ミミーシャ:「こうやって人に心配をかけて」
ミミーシャ:「ずるずると手篭めにしていくのがこの男の手口ですの」
君臣ユウ:「手篭、め?」
君臣ユウ:なんだろう。その。どこかの王様の逸話とかでしか聞かない語彙は。
姫都・幹久:「いやいや!? ちょっと人聞き悪くあだっ」
ミミーシャ:「動かない!」
ミミーシャ:ぎゅいぎゅいとあら目に手当て。
氷室錬:「???君臣くんと姫都くんは同性同士では…???」疑問に思いつつ手当を勧める。
氷室錬:こちらは丁寧にガーゼもきちんと包帯に隠れるように、見た目も悪く無いように。
姫都・幹久:「はい」がっくりした感じで座っております
君臣ユウ:「………………」
君臣ユウ:「(というか)」
君臣ユウ:「(ミミーシャさんと幹久さん。それに錬ちゃんに羽鳥ちゃん。)」指折り数える。
君臣ユウ:「(随分仲がいい……のは、あのアパートの共同性とか思っていたが)」手篭めとか不穏な単語が出てくると
君臣ユウ:「………………どういう関係なんだ?」ポツリと口の中だけで呟く
君臣ユウ:そしてあの追伸。女性一人で近づかないように。
君臣ユウ:「(……………………うーん)」
君臣ユウ:人知れず、首をひねった。
GM:では、ユウさんが知ってはいけない真実に近づいたところで、このシーンは終了。
GM:つきましては、次のシーンに向けて、残り二つの情報を開示します。
GM:7/8
GM

7/布団の発生地帯……フトンスポットの範囲と量はますます広がっている。
 各地で起こる突如の睡眠・誘拐現象は、インフラや交通機関にダメージを与え始めており、このままN市全体に広がればいずれ甚大な被害を起こすだろう。
 ……だが、デパート内部には眠らされて攫われた人々の『痕跡』だけがあった。攫われた人々本人はもちろんのこと、枕や布団の一つも存在しなかった。

ミミーシャ:フトンスポットwww
ミミーシャ:これ言いたかっただけだろ!!
姫都・幹久:加工されてないですかこれ…?
君臣ユウ:だいぶフォトんだよこれ!
GM:きのせいきのせい
君臣ユウ:なんだきのせいか
GM:布団が地面から現れる場所なのだから・・・フトンスポットなのは当然
GM:あと間違えた。7/9ね
GM:次。
GM:8/9
GM

8/ブーシュヤンスタの店主、苗場苅生について。
 かつて天才と謳われた布団職人だったが、生産性の低さと、深夜営業のデパート・コンビニ等が台頭したことで商店街が潰れ、連鎖的に職を失う。
 その後、町が廃れたのに伴い当のデパートも潰れた。両者が共倒れになったのには、争いの中で深夜まで働き続けた住人や従業員たちが次々と倒れたのが大きな理由であった。
 その後、苗場は個別での通販業をしていたようだが−−UGNで言う『崩落戦』の際に行方不明となり、現在では死亡扱いになっている。

GM:この辺りの情報は次のシーンで描写しつつ、最後の情報に挑戦して貰うことになります。

GM:というわけで、シーン終了。
GM:ロイスと調達が可能です。生きている店はあったのかな・・・
ミミーシャ:ロイス保留!調達!
ミミーシャ:応急手当!
ミミーシャ:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 4[4,4] → 4

氷室錬:ロイスは…ユウ君の感情を 〇尊敬/劣等感 へ変更します。
ミミーシャ:不吉!失敗で以上!
姫都・幹久:さて……あ。ロイス保留で、こっちは……ボディアーマ調達しますね。
氷室錬:購入は…うーん姫都くんのボデマとか着ぐるみかなあ?
姫都・幹久:5dx>=12
DoubleCross : (5R10[10]>=12) → 10[1,2,3,10,10]+4[3,4] → 14 → 成功

君臣ユウ:ロイス取得「友人 氷室錬 P友情/N劣等感」で。
姫都・幹久:あ。出ましたので大丈夫。不足なやつを、クスリなりなんなり!
君臣ユウ:あ、P表。
氷室錬:あ、替えてるなら応急狙います。マイナーで隠密。
君臣ユウ:あ、姫都さんさっき買った応急使います?そっちが耐える可能性あるし。
氷室錬:5dx+1=>8
DoubleCross : (5R10+1[10]>=8) → 9[1,4,6,9,9]+1 → 10 → 成功

氷室錬:よし買えた。
君臣ユウ:買い物上手。
GM:応急手当はこの場で使っても良いよ
GM:処理が楽なので
君臣ユウ:やったね。
氷室錬:姫都くんが全快したらユウ君に渡しますね
姫都・幹久:あ。そしたら使わせてもらいます……!
姫都・幹久:2d10 応急手当をしてみる
DoubleCross : (2D10) → 4[2,2] → 4

姫都・幹久:ぶっふ
姫都・幹久:24ですね。3点残ったけど……
氷室錬:傷残ってるならわたしのをつかいなせえ
GM:下手・・・っ! カイジくん、応急手当のやりかたが下手っ・・・!
君臣ユウ:じゃあ私何買おうかな…ワンチャンリアクティブアーマーでも、と思ったけど無難に応急手当買うか。
姫都・幹久:ありがたい。お言葉に甘えて、ピンゾロ以外で……
姫都・幹久:2d10
DoubleCross : (2D10) → 12[6,6] → 12

ミミーシャ:こっちもひとつあるぜ~
氷室錬:六ゾロww
君臣ユウ:まだあるならリアクティブアーマー狙おう
ミミーシャ:じゃあこっちはユウくんに!
ミミーシャ:使いな!
姫都・幹久:6面体使ってんじゃないんですからw
姫都・幹久:君臣くんも回復しておくといいかと!
君臣ユウ:ありがたく!
君臣ユウ:7+2d10
DoubleCross : (7+2D10) → 7+11[4,7] → 18

君臣ユウ:応急狙っておこう。
君臣ユウ:2dx+4>=8
DoubleCross : (2R10+4[10]>=8) → 6[2,6]+4 → 10 → 成功

君臣ユウ:18+2d10 使用
DoubleCross : (18+2D10) → 18+6[5,1] → 24

君臣ユウ:3点残りだ。以上!

マスターシーン

GM:——————————————————————
GM:それは。
GM:今の時代、いつでも、どこでも起こりうるような、ありふれた滅びの一つ。
GM:地元密着の古い商店街にやってきた、大企業の尖兵、最新のデパート。
GM:手を取り合うという選択肢は、最初からなかった。デパートは最初から商店街のシェアの全てを狙っていたし、住民たちは、それを指を咥えて見ているほど大人しくもなかった。
商店街の住民:「見ろよ……あの不細工なデパート。ふざけやがって」
商店街の住民:「くそっ、何が大企業だ! ポッと出の都会のひょろ長どもに負けてたまるか!」
デパート経営者:「ちっ、旧い商店街が、無意味に粘ったところで……」
デパート経営者:「経営時間をもっと伸ばせ! コストを切り詰めて安くしろ! 時代が違うんだ!」
GM:泥沼化していく争い。止めようとしても、止まるはずもない。彼/俺は商店街ではまだ若造だったし、デパートに働きかけられるほど有名でもなかった。
商店街の住民:「ゲホッ、ゲホッ。まだだ、この新商品さえ、完成すれば……ぐっ、ごほっ!」
商店街の住民:「ここは私達の街よ、私達で守り……あなた!? あなたーっ!」
商店街の住民:「働くのをやめろ? 馬鹿言え! アイツらに屈しろってことか! てめえは大人しく布団作ってろ!」
GM:商店街の老人達は、故郷への誇りを全て賭けて戦って、体調を崩して、寿命を切り崩して、消えていく。
GM:そうして、商店街から火が消え……しかし
デパート従業員:「畜生、やってらんねえよ。ふざけんな、こんな所で深夜まで……!」
デパート従業員:「残業代を払えー! 労働者の権利を保証しろー!」
デパート経営者:「そんな……客が……客足が、まるで足りない……」
GM:そうして勝利したかに見えたデパートも、無茶な経営のツケを回収しきれず、衰退した町で得られるはずの利益も得られず、あっさりと撤退させられていった。
GM:そして、何もなくなった。
???:「……? なんだ……俺は、あの地震で、崩落した瓦礫に巻き込まれて死んだはずじゃ……」
???:「……なにも、なにもなくなった! ハハハ! どうして……どうしてこんな……」
???:「……そうだ。ちゃんと眠っていれば。俺の言うことを、皆、聞いていれば」
???:「俺の布団を。俺の枕を。……ああ、なんだ、あの光は? ……俺の布団を。俺の枕を。俺のクロスを…」
???:「ベッドでは駄目だ。無限の掛け布団を。敷き布団を。……この石さえあれば……」
???:「あんな、馬鹿な悲劇は、もう二度と−−」
GM:——————————————————————

ミドル4

GM:と、いうわけでラストプライズシーン!
GM:シーンプレイヤーはミミーシャさんで、他は自由です
氷室錬:出ますぞ
氷室錬:氷室錬の侵蝕を+8(1d10->8)した(侵蝕:66->74)
ミミーシャ:1d10+64
DoubleCross : (1D10+64) → 8[8]+64 → 72

君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+8(1d10->8)した(侵蝕:66->74)
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+1(1d10->1)した(侵蝕:78->79)
GM:ではプライズ!
氷室錬:残り1だし普通に振っちゃいましょうか。
姫都・幹久:ですね。出ればいいとなれば普通にいけるかと。
GM:まってねー
姫都・幹久:あ。はーい

【廃商店街を調査せよ】
《情報:裏社会》《情報:UGN》《知識:寝具》 達成値8  財産点使用可能

 支援判定は《知覚》《情報:ウェブ》。
 達成値は7。他のPCの進行度判定の前に宣言して成功することで、対象の判定値+3。

GM:ちょっと代わりました
GM:変わりました
ミミーシャ:ふんふむ
氷室錬:おお。
君臣ユウ:なるほどなー
ミミーシャ:だが関係ねえぜ!
ミミーシャ:ぶち抜いちまいな!姫都くん!
氷室錬:まあ裏社会固定値あるし裏社会で振ろう。マイナーで完全熱光学迷彩起動、隠密。
姫都・幹久:はーい。情報UGNにコネ入れて、いきます!
姫都・幹久:5dx+2>=9
DoubleCross : (5R10+2[10]>=9) → 10[1,2,2,9,10]+4[4]+2 → 16 → 成功

氷室錬:5dx+1=>8
DoubleCross : (5R10+1[10]>=8) → 10[3,5,7,9,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

ミミーシャ:完璧!
氷室錬:どやぁ…(同じ出目
姫都・幹久:完璧ですね!
君臣ユウ:仲良しの出目だ
ミミーシャ:氷室ちゃんも偉い偉い
氷室錬:わーい
GM:問題なし!
GM:一応、前回の最後で出した情報もまとめて情報を出しますね。
GM:デパート内での探索シーンになります

7/布団の発生地帯……フトンスポットの範囲と量はますます広がっている。
 各地で起こる突如の睡眠・誘拐現象は、インフラや交通機関にダメージを与え始めており、このままN市全体に広がればいずれ甚大な被害を起こすだろう。
 ……だが、デパート内部には眠らされて攫われた人々の『痕跡』だけがあった。攫われた人々本人はもちろんのこと、枕や布団の一つも存在しなかった。

8/ブーシュヤンスタの店主、苗場苅生について。
 かつて天才と謳われた布団職人だったが、生産性の低さと、深夜営業のデパート・コンビニ等が台頭したことで商店街が潰れ、連鎖的に職を失う。
 その後、町が廃れたのに伴い当のデパートも潰れた。両者が共倒れになったのには、争いの中で深夜まで働き続けた住人や従業員たちが次々と倒れたのが大きな理由であった。
 その後、苗場は個別での通販業をしていたようだが−−UGNで言う『崩落戦』の際に行方不明となり、現在では死亡扱いになっている。

9/ ——空を見ろ。
(シーン内で解放)

GM:というわけで、あなたたちは布団の迎撃を退け、古くなったデパートに辿りついた。
GM:しかし、デパート内部の探索をするも、目ぼしい証拠や黒幕の姿はない。
ミミーシャ:「……寝具店の店主は、既に亡くなっているようですわね」
ミミーシャ:「そして眠らされた人々はどこに連れて行かれるのか……」
氷室錬:「あまり生活の痕跡も残ってないですね…」
君臣ユウ:「あんなに布団が量産されているのに、ここには一つもないな」
姫都・幹久:「布団屋のあと、完全に廃屋でしたしね……」
氷室錬:「逆に規模は広がってるのにな…」
姫都・幹久:「連れて行ってる先も、布団を用意してる先も、かなり場所取るはずですよね。確かに」
GM:いくつか資料や、従業員の日記も見つかる。
GM:デパート撤退時点で、相当に追い詰められていたようだ。労働のブラック化や、街自体からの訴訟案件もいくつかあった。
GM:では、そうですね
氷室錬:「なんというか。そこまでやりあうならもうちょっとやり様があったんじゃないかなあ…」無論、元々碌なものも持ってない身からの感想でしかないけれど。
ミミーシャ:「組織というのはそういうものです」
氷室錬:「不自由ですねえ」嘆息。
君臣ユウ:「自分ひとりだけならともかく、周りとの意地もあったんだろう」
姫都・幹久:「なんというか……ちょっと田舎思い出して笑い事じゃないですね……」
氷室錬:「それで共倒れじゃあ、意地どころかマイナスじゃないかなあ…」よくわかっていない。
君臣ユウ:「まぁ、そうなんだが」苦笑して
君臣ユウ:「………周りに宣言してしまうと。間違いを認めること、撤回することのほうが難しいというのは、よくある」
氷室錬:「……?間違ってるって分かってるのに?」
ミミーシャ:「潰しあいの熱狂の中では、尚の事です」
ミミーシャ:「個人個人が持っていた正しさや判断基準もすり潰されてしまう……」
姫都・幹久:「ああ。ありますね、そういうの……何もかかってなくても、裏切った、って思われるほうが怖くって」
氷室錬:「だからこそ、損切りのラインは逃しちゃいけないって思うんだけどなあ」
ミミーシャ:「あるいは」
氷室錬:「死んだら、そこまでなのにね」
姫都・幹久:「錬さんは、そういうとこがっちりしてますよね…」
ミミーシャ:「UGNやFHの関係も、実態はこうしたものなのかも知れませんわね」
ミミーシャ:ぼそりと呟く
氷室錬:「…戦うことは楽だけど、損もその分大きいのにね」まあそれで稼ごうしてるんだからわたしが言えたことじゃないんだけど。
姫都・幹久:「ミミさん?」
ミミーシャ:「……ですから、自分を自分に引き戻させてくれる相手が必要なのですわ」
ミミーシャ:姫都くんを見て
姫都・幹久:「はは。ええとその……そういうとこは、自信を持っていきたいと思います」弱めに笑って。
ミミーシャ:「どんな時にも、傍で手を取ってくれる相手が……」
氷室錬:その様子をへにゃりと笑って見詰めている。
ミミーシャ:「ええ、胸を張っていなさいな」
ミミーシャ:穏やかに笑い返す。
君臣ユウ:「………………」
ミミーシャ:「どうかしまして?ユウ」
君臣ユウ:「(手篭め……………)」ちょっと目をそらす。さっきのことを気にしていた。
ミミーシャ:「?」
君臣ユウ:「あ、うん、なんでもない。気にしないでくれ」
姫都・幹久:「あの、君臣くん? なんで目を……」
氷室錬:「ミミーシャ様、美人だからかな?」
氷室錬:綺麗だよねー、ってほわほわ笑っている。
ミミーシャ:「それは致し方ありませんわね」
君臣ユウ:「うん、まぁ、そんな感じだ」錬ちゃんに同意する。深く考えてない。
ミミーシャ:「よろしくてよ。この美貌、しかと目に刻んでおくことを許します」
君臣ユウ:「あ、はい」妙なことになった。「ありがとうございます…?」
ミミーシャ:ふふーんという顔で髪をかきあげている
君臣ユウ:見ろと言われたので視ておく。
氷室錬:わー、と軽く手を叩いたりしてる。
君臣ユウ:ぼふぼふ。手袋着用。
姫都・幹久:「はは。その……いつもこういう感じなので、落ち着いてると思ってもらえれば……」
君臣ユウ:「そうなのか………」ちょっと困った顔で。
君臣ユウ:「まぁ、慣れるように。がんばる」
GM:では、一段落したところで
GM:全員、《知覚》 で判定をお願いします。達成値は8。ただし《光と闇の眼》を持つ錬ちゃんだけは3。
姫都・幹久:暗視だ!
ミミーシャ:ひゅーっ
君臣ユウ:暗視~!
ミミーシャ:素振り!
ミミーシャ:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,7,8,8,9,10]+1[1] → 11

ミミーシャ:ざっとこんなもんよ
氷室錬:わお。
君臣ユウ:4dx>=8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 10[2,6,7,10]+8[8] → 18 → 成功

君臣ユウ:見える。
氷室錬:5dx=>3
DoubleCross : (5R10[10]>=3) → 7[1,2,3,7,7] → 7 → 成功

姫都・幹久:2dx>=8 ひらめー
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 9[1,9] → 9 → 成功

氷室錬:あぶね。
姫都・幹久:あ。通りました!
GM:全員見えてるし
姫都・幹久:よかった全員気づいた
GM:まあいっか……。では、貴方たちはみんな、割れた窓から見える空に、違和感を覚える。
GM:変わらぬ晴天。青い空と、それを埋めるような白い雲。だが……何かがおかしい。
GM:ようく確認してみよう。
ミミーシャ:「?何か…」
ミミーシャ:目を凝らしてみる
氷室錬:「……?」
君臣ユウ:「?」目を逸らしていた先の窓を見る
姫都・幹久:「……ええと。見間違いかもしれないんですけど」
GM:では、空は空のままだ。だが、雲は、雲ではない。
氷室錬:「…………雲の量が多い…?いや待って」
GM:それは、晴天を埋め尽くすような、雲に擬態した
君臣ユウ:「あれは雲というより…」
GM:大量の布団である。
ミミーシャ:「ふ」
君臣ユウ:「布団が」
ミミーシャ:「布団ですわ……!」
氷室錬:「………?」眼を丸くしている。
姫都・幹久:「落ちてくる……いや飛んでますよね!?」
君臣ユウ:「飛んでいるな……?」
氷室錬:「布団って飛ぶんだ……凄いな—…」
ミミーシャ:「飛びません!」
GM:Eロイス作動。《衝動侵蝕》
GM:SANチェック。意志で判定して下さい。達成値8。
氷室錬:ギャーッ
氷室錬:3dx=>8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 10[1,2,10]+2[2] → 12 → 成功

氷室錬:あっ成功した!!
ミミーシャ:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[2,4,10]+7[7] → 17

姫都・幹久:げえーっ
君臣ユウ:思い出の一品で意志判定の+1
ミミーシャ:めっちゃ成功した
君臣ユウ:2dx+5>=8
DoubleCross : (2R10+5[10]>=8) → 2[1,2]+5 → 7 → 失敗

君臣ユウ:ダメだ
姫都・幹久:2dx+1>=8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 8[2,8]+1 → 9 → 成功

氷室錬:ゆっユウくーん!
君臣ユウ:やっぱ固定値で8必要なんだ…
姫都・幹久:君臣くんに《夢の雫》っておきますよ! 持っていかれないで!
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+3した(侵蝕:79->82)
君臣ユウ:幹久さーん!
GM:失敗した人は侵蝕1d10……するはずなのに
君臣ユウ:成功しました。
GM:君ら正気度高いな!
GM:あと布団が到来することに違和感を持てなくなる予定だったのに
氷室錬:(なみかぜ真実に比べれば)この程度軽いようですね…
GM:同時に、宣言しておきます。
君臣ユウ:なみかぜしんじつに染まってしまう。
GM:空を飛ぶ布団の効果は、Eロイス《砕け散る蒼穹》。
ミミーシャ:www
ミミーシャ:蒼穹ではあるが!
氷室錬:字面通りではあるけどさあ!!w
姫都・幹久:きょ、凶悪!
君臣ユウ:そのとおりなんだけどさぁw
GM

9/9
9/−−空を見ろ。
 青い空。それを埋め尽くす、白い雲。
 いや、それらは雲ではない。この街を、N市すら覆うほどの——無数の布団である。
 Eロイス:砕け散る蒼穹。クライマックスボスの攻撃力+1d10。
 このシナリオ中に布団の大元を倒さない限り、N市内の全ての非オーヴァードが布団に包まれて眠りにつきます。

GM:蒼穹が・・・・砕け散った!!!
姫都・幹久:凶悪ですね!?
ミミーシャ:えらいこっちゃ
氷室錬:こ、この…!(絵面に対しての凶悪さになんて言ったらいいか迷う図
君臣ユウ:見た目を子供向けの悪役みたいなえげつないことしやがって…
ミミーシャ:また世界の危機!
GM:字面に任せて採用したが、このEロイス『ステージが消滅する』なんですよね
GM:大N市を頑張って護ってくれ
姫都・幹久:ぎゃーっ
君臣ユウ:規模!
氷室錬:なんだこの。……この……!
ミミーシャ:もうすぐ1周年だというに!
GM:すまんな・・・本当にすまん。だがルルブに書いてあるのだ。仕方ない・
GM:というわけで、同時に
GM:君臣さんの端末に、連絡が掛かってきます。
GM:電話先は羽鳥七海。
君臣ユウ:「!」
君臣ユウ:連絡を取ります。
君臣ユウ:「君臣です」
羽鳥七海:「……ああ、はい。もしもし、こちら、羽鳥で……」
羽鳥七海:パチン!
君臣ユウ:「………大丈夫か」
羽鳥七海:何やら頬をたたく音の後。「………羽鳥です。そちら、件の、商店街、ですね」
羽鳥七海:「布団の、大本は、いました、か……?」
君臣ユウ:「あぁ、商店街にいる。幹久さんたちも一緒だ」
君臣ユウ:「大本……かはわからないが。布団の大群を視認している」
姫都・幹久:「(羽鳥さん)」
羽鳥七海:「やは、り・・《フトンバースト》、が・・・!」
君臣ユウ:「……………………!」
君臣ユウ:端末を離し、通話相手が羽鳥さんだとちゃんと確認し。
君臣ユウ:「《フトンバースト》。」
君臣ユウ:「………知っているのか、七海ちゃん」
羽鳥七海:当然ながら、布団の支配下にある彼女はここまで出た布団関連のあらゆる判定に失敗している。
羽鳥七海:「お布団から、伝わって、くるんです……彼の、狙いが、呪いが・・・ネーミングが・・・」
羽鳥七海:『布団が落ちてくる』。最初に彼女が発した寝言もまた、この状況を指し示している。
羽鳥七海:「……一度、こちらへ、もどって、くれますか」
君臣ユウ:「そうか……お布団から、熱だけじゃなくそんなものまで……寝付きが悪くなりそうだな……」真面目な声。
君臣ユウ:「貴方も、眠りながらも戦っていたのだな。うん」
君臣ユウ:「わかった。一度戻れば良いんだな。眠いだろうが済まない、耐えてくれ」
羽鳥七海:「お待ち、して、おりま………み゛ぃ」 ぎゅーっと、頬をつねるような音が聞こえてくる。
君臣ユウ:「………」女子があまり聞かれたくないタイプの声を聞いてしまった気がする。
GM:電話が切れる。
君臣ユウ:ツー、ツーと通話が切れる端末を見て。
君臣ユウ:「幹久さん、ミミーシャさん、錬ちゃん」
姫都・幹久:「はい。羽鳥さん……ですよね」
君臣ユウ:「ああ」頷いて。
氷室錬:「……はっ。なんて言ってたの?」布団ショックから立ち直る。
君臣ユウ:「七海ちゃんが、布団と繋がって、何か情報を掴んだらしい。一度、コープなみかぜに戻ろう」
君臣ユウ:「《フトンバースト》……そう言っていた」
君臣ユウ:真面目な顔で宣言した。
ミミーシャ:「フトン……バースト?」
ミミーシャ:「あの現象のことですの?」
氷室錬:「………器物使いで繋がったせいで精神汚染でも受けたのかな」真顔で心配しつつ。
ミミーシャ:窓の外を指して
姫都・幹久:「まだ膨らんでる感じですから……バーストというと、こう」ばん、と
姫都・幹久:「落ちてくるって、そういう」
氷室錬:「雲と見間違えるレベルだから…少なくとも、市全域は巻き込まれそうだね」
君臣ユウ:「………多分」おそらく、きっと
君臣ユウ:「その辺りも、七海ちゃんが説明してくれるだろう」
君臣ユウ:「…………………」
君臣ユウ:「多分」二回言った。

GM:コープなみかぜ 管理人室
GM:商店街からとって返したあなたたちは、待っていた羽鳥七海と、情報結果の共有を行った。
羽鳥七海:「……そう、ですか。苗場……」ほっぺたに洗濯鋏をつけた状態で、報告に頷く。
氷室錬:痛そう…って思いながら見ている。
君臣ユウ:顔にあとが残らないだろうか、と思ってみている。
羽鳥七海:「……苗場、さん。崩落戦による行方不明……で、理解が及びました」
姫都・幹久:「ええ。……大丈夫ですか。いやきついのはわかりますけど……」とても濃い抹茶をサーブしたりしつつ
ミミーシャ:「それで、ナナミ」
ミミーシャ:「フトンバーストとはどういう現象なのです?」
ミミーシャ:「布団たちの狙いというのも、話してくださいまし」
羽鳥七海:「彼は……俗に、裏N市とも呼ばれる、異空間に落ちたと、思われます」
君臣ユウ:「裏……N市?」
羽鳥七海:「ユウ、さんも、いずれ出会うことでしょうから、説明しておきますと」
君臣ユウ:「あぁ、頼む」
羽鳥七海:「このN市は、とかく、「異空間」が生まれやすい場所で……」
羽鳥七海:「通常、高出力のジャームや、専用の能力者を連れてきて、限定的に発生させられる隔絶異空間が……」
羽鳥七海:「この街では、それに絡んだ場所は、事件が極めて多い。乱立している、とも言える」
姫都・幹久:「ああ。話だけは何度か……いや、前部屋ごと流されたのもそこだったんでしたっけ?」
羽鳥七海:「それに、対する、仮説として、『このN市には、恒常的に隣り合っている巨大な異空間が存在し』、」
君臣ユウ:「異空間、か」右手を見る「空間に関する能力と言うなら、俺の知識でも馴染みやすい」
君臣ユウ:「ふむ」
羽鳥七海:「『あまりに気安く訪れる異界現象は全て、一から生成されているのではなく、その『裏N市』と繋がっているだけなのだ』」
羽鳥七海:「という、もの、なのです。…………はっ」
羽鳥七海:「今、ちゃんと、説明できてましたか」
氷室錬:「出来てたと思いますから、安心してくださいっ」
君臣ユウ:「あぁ、大丈夫だ」
ミミーシャ:「ええ、十分ですわ」
姫都・幹久:「大丈夫です。しっかりしてます」
羽鳥七海:「よかった……」胸を撫で下ろす。
君臣ユウ:「何かを1から作るよりは、隣の部屋から持ってきたほうが楽だ、ということだろう」
姫都・幹久:抹茶の入ったカップをもたせながら。
羽鳥七海:「そう、です。逆に言えば」
羽鳥七海:「本来の発生には、大量の予兆と、何十年も掛かるはずの脅威が、」
羽鳥七海:「『隣の部屋』でその条件を満たし、何の前触れもなくこのN市に攻めてくる……」
羽鳥七海:「そういう可能性も、孕んでいます」
ミミーシャ:「!」
君臣ユウ:「……!」
羽鳥七海:抹茶をごくごくと飲む。
ミミーシャ:「つまり、今回の布団たちも」
ミミーシャ:「その場所で増え続けたと?」
羽鳥七海:勢いよく飲むので、口の端から零れて首元を濡らす。
羽鳥七海:「そう、です。攫われた人も……恐らくはそこにいる」
氷室錬:「まあ、知覚できない”歩いていけない隣”があるならそういうこともあるかぁ…」
姫都・幹久:「あっと……」ハンカチでぬぐう。
姫都・幹久:「つまり、あれはいきなり空の上に出てきたは出てきたけど……」考え考え「裏のほうに、倉庫がある?」
羽鳥七海:大人しく首を傾け、拭われる。喋るだけで精一杯なのだ。
羽鳥七海:「そう、です。吐き出された表ではなく、裏に潜って、元を討つ必要がある……」
氷室錬:「……とはいえ、困りましたね…そっちにどうやって行って、帰ってくればいいのかな」
君臣ユウ:「布団が来るのなら、向こうに渡る手段もある…と思いたいが」
羽鳥七海:「行く、手段、ですが」
羽鳥七海:「連れ去られる人に、相乗りするのが、最も単純かと、思います」
羽鳥七海:「第二支部で調べたところ……極めて単純な、ゲート系の疑似能力です」
GM:メタ的に言うと《イージーフェイカー:ディメンジョンゲート》となります
姫都・幹久:「え」
ミミーシャ:「それは……」
ミミーシャ:「言うまでもなく、リスクのある選択ですわね」
羽鳥七海:「…………はい。」
氷室錬:「囮作戦…でも、実際それか異空間の専門家を引っ張ってくるかしかないですもんね…」
姫都・幹久:「……わかりました。羽鳥さん。ひとりで四人、いけますかね?」
羽鳥七海:「基本的に、出力は、大きくありません。オーヴァードを眠らせられても、連れ去る程度の出力は無い」
羽鳥七海:「開いた瞬間に、飛び込んでくれれば、問題はないかと」 幹久さんに頷く。
羽鳥七海:「ただ、意図的に、完全に身を任せれば」
羽鳥七海:「……この布団は、私を、裏側に引っ張り込んでくれるでしょう」
君臣ユウ:「それに乗じて、相手の寝床に押し入るわけか」
氷室錬:「……………むう」無理はしないでほしいけれど。他の手も浮かばない。
羽鳥七海:「そうなります」 君臣さんににっこり笑う。
君臣ユウ:「……」笑顔にちょっと照れる。
ミミーシャ:「大丈夫ですわ、錬」
ミミーシャ:「みんなで勝って帰ってくればいいだけのこと」
ミミーシャ:「ミキヒサ、きちんとわたくしたちとナナミをエスコートなさい」
羽鳥七海:「不躾にはなりますが、そもそも、自分の寝室に勝手に招待する方が悪いので」
羽鳥七海:「……帰り道と、戦闘に関しては、ぶっつけ本番になります」
羽鳥七海:「皆さんを、危険にさらしますが……」
姫都・幹久:「責任重大だなあ。……でも、はい。了解です」弱めに笑って。「なんとかなりますよ」
姫都・幹久:「行きはミミさんに錬さんに君臣くん。帰りは羽鳥さんまでいるんですから」
氷室錬:「………む。そこまで言われたら」嘆息。「どうにか、しなくちゃだね」
君臣ユウ:「うん、そうだな、幹久さん、錬ちゃん」
君臣ユウ:「行きは忙しないが、時間制限が解除された帰りなら、ゆっくり手段も探せるだろう」
羽鳥七海:「フトンバースト・・・・すなわち、布団の総面積が」
羽鳥七海:「大N市の表面積に匹敵した瞬間の、布団の大落下」
羽鳥七海:「伝わってくる限り、もう、時間は間もないです。どうか、皆さんを頼らせて下さい」
姫都・幹久:「はい。頼ってください」
君臣ユウ:「あぁ、貴方のような人に頼られるのは嬉しいことだ」
氷室錬:「いつも頼っちゃってるんですから、こういう時くらいお返しさせてもらいます!」むん、と腕を上げつつ。
ミミーシャ:「ナナミがきちんとわたくし達を頼りにしてくれるのも、珍しいことです」
ミミーシャ:「応えなくては、女が廃ります」
羽鳥七海:「頼りにしています。では、皆さん。準備が出来たら、声を掛けて下さい」
羽鳥七海:いそいそと、布団の上に移動。ぺたんと座り込んだままで敷き布団を被り。
羽鳥七海:両手を広げるように伸ばす。
羽鳥七海:「輪っかでも、なんでもいいですけど。……全員、手をつながないと、危ないですよ」
姫都・幹久:すすと前に出て、振り向いて。みなをみて。頷いて。
姫都・幹久:「行きましょう。大丈夫ですか?」
氷室錬:「うん、何時でも」
ミミーシャ:「よろしくてよ」
君臣ユウ:「うん」言葉に頷いて。
君臣ユウ:「《フトンバースト》………字面と絵面がとても牧歌的だが。」
君臣ユウ:「雑魚寝は衛生的にも、健康的にも、良くない」
君臣ユウ:「個室でゆっくり眠れるように頑張ろう、皆」
姫都・幹久:「じゃあ……」手を差し出します。
羽鳥七海:ぱしりと、姫都さんの手を取ります。
羽鳥七海:眠たいせいか、それとも別の理由か。体温はやや高く感じる。
姫都・幹久:しっかり離さないように、指をからめて手のひらを合わせて。少し冷えた手のひらの感触が羽鳥さん側に。
GM:数珠のように手を繋ぎ終わったのを確認すると。
GM:羽鳥七海は、その場に居る全員を順に見遣った後、全てを託すように、静かに目を閉じた。

GM:シーン終了です。ロイスと購入が可能。
氷室錬:羽鳥さん……くぁいいい……。ロイスは、此処まで見たら布団に取ります。
氷室錬:布団 〇なにこれ/布団って飛ぶんだ…。 で。
ミミーシャ:こっちも布団にロイス取りましょう
姫都・幹久:ロイス、最後の枠に。「脅威:布団バースト:好奇心/○憤懣」で。
ミミーシャ:ふかふか/○不躾
姫都・幹久:で、購入は……ブルーゲイル狙いましょう。
君臣ユウ:ロイスは…保留しておこう。
氷室錬:購入はどうしよっかな。
ミミーシャ:購入は一応応急!
ミミーシャ:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 6[4,6] → 6

氷室錬:へヴィマシンガンとか狙うか…?
ミミーシャ:ダメ!以上!
姫都・幹久:あ。マシンガン狙うなら手伝いましょうか?
氷室錬:あっいいんですか!もう装備事態は整ってるので
氷室錬:リアクティブとか欲しいならそっち優先で大丈夫です
君臣ユウ:ワンチャンリアクティブアーマーでも狙うか。重ね着出来るし。
君臣ユウ:2dx+4>=24
DoubleCross : (2R10+4[10]>=24) → 6[2,6]+4 → 10 → 失敗

姫都・幹久:ユウくんのほうだと、こっちでも届かないですね……じゃあこっちはと。
姫都・幹久:訂正、ヘヴィマシンガン狙いで。
君臣ユウ:ダメ!以上ですね!
氷室錬:うわあありがとうございます…
君臣ユウ:一応財産は8あるけども。
姫都・幹久:8dx+1>=24 手配師も使って。
DoubleCross : (8R10+1[10]>=24) → 10[1,2,3,4,8,9,9,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗

君臣ユウ:とどかなーい。
姫都・幹久:あー、1足りない。財産も切れちゃってる
姫都・幹久:ごめんなさい! 以上で。
氷室錬:じゃあ一応へヴィマシ挑戦してみよう。隠密して。
氷室錬:4dx+1=>24
DoubleCross : (4R10+1[10]>=24) → 8[2,4,6,8]+1 → 9 → 失敗

氷室錬:まあそうなるな。以上
君臣ユウ:あ、こっち貰ったら財産で届くっけ…夢の雫の仕様を覚えてない。
君臣ユウ:まぁいいか!
ミミーシャ:ぶっこんでいいのでは!
姫都・幹久:あ。財産8あるのか!
君臣ユウ:あるのです、固定値。
姫都・幹久:じゃあユウくんに《夢の雫》です。これで届きますね!
君臣ユウ:頂けたら買おうかなと!
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+3した(侵蝕:82->85)
君臣ユウ:はーい。えっと。夢のしずく+何でしたっけ。
君臣ユウ:+10か。20に財産4使って購入!
どどんとふ:カウンター値に「財産点」は存在しません
君臣ユウ:君臣ユウの財産を-4した(財産:8->4)
君臣ユウ:姫都くん持っておきます?
君臣ユウ:大丈夫そうなら自分で装備して以上です。
GM:あいさー
GM:ではシーン終了!

クライマックス

GM:クライマックスだ! 全員登場!
GM:登場ダイス走れ!!!
氷室錬:氷室錬の侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:74->84)
ミミーシャ:1d10+72
DoubleCross : (1D10+72) → 7[7]+72 → 79

君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+1(1d10->1)した(侵蝕:74->75)
ミミーシャ:www
氷室錬:ホントに走ったんですけど!!
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:85->87)
ミミーシャ:効いてんじゃねーか!
君臣ユウ:おちつき。
GM:半々!!!
GM:———————————————————
GM:では、羽鳥が寝入った瞬間、貴方たちは現れた布団の影に飛び込み……目を空ける。
GM:空には星。プラネタリウムめいた音楽。
GM:周囲には、さながら蜂の巣かなにかのように、竪穴状の壁が並び立ち、
GM:そこの穴の中で、これまでに攫われた人々が、ゆっくりと眠りについている。
ミミーシャ:「ここが……」
GM:さながら巨大な高級カプセルホテルか。
???:その中心に、一人の男が座っている。背もたれのない椅子。クマの浮いた顔。手には作りかけの布団が一つ。
姫都・幹久:「なんか、ものすごい空間ですね……」
氷室錬:「あれ、かな?」
君臣ユウ:「…………」その男を睨む
???:「……かつて、神の子が、試練の中で悪魔に問われた」
???:「お前が神の子ならば この石をパンに変えて見せよ」
???:「だが、神の子は言った。人はパンのみに生きるにあらず」
???:「お布団の中でゆっくり眠ることで、人は初めて人として生きられるのだ」
???:「そう言って神の子は石を地熱布団に変え、悪魔を眠りにつかせた……」
姫都・幹久:「何かものすごく間違ってませんか」
氷室錬:「……?????」習った聖書の内容と後半違くない??
君臣ユウ:「……………………………」
ミミーシャ:「ならばそのまま返しますけれど」
ミミーシャ:「人は眠るために生きるものでもありません」
ミミーシャ:「……苗場苅生ですわね?」
???:「……誰だ。この無限の寝室に、目を覚ましながら訪れた不届き者」
???:「お前たちだな。俺の布団を踏み躙って回っているのは」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「不調法者め」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「眠るために生きる程度で、丁度いいのだ。……全く」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:ゆらりと立ち上がる。「見ただろう。俺の町を」
氷室錬:あの廃墟と化した街並みを思い返す。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「眠りを忘れ、自らの限界も忘れ、人の身で出来る限界を、弁えず……」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「どちらかの勝利なら、まだいい。生存競争だ。だが、人間だけが、ああして暴走し」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「共倒れという、愚か極まりない結果を作り出す」
ミミーシャ:「……貴方が人の生に何を見て、どう思おうと勝手ですけれど」
ミミーシャ:「眠りが憩いの時間だというのなら」
ミミーシャ:「それを他人から押し付けられた時点で、憩いは憩い足りえませんわ」
ミミーシャ:「ただの不躾というのです!」
ミミーシャ:びしりと指を指し、一括
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「否。眠りは平等だ。薬の力でも、異能の力でも、安らぎにはなる」
ミミーシャ:「分からずやな……!」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「それはこちらの台詞だ。肌色と髪色が悪いぞ、きちんと寝ているのか」
ミミーシャ:「これは生来です!不躾倍点!」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「ああ……まあ、そうだろうな。俺の布団で寝ないとは、そういうことだ」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「正常な判断力があって、なお俺のお布団に抗うか……」
姫都・幹久:「そりゃ、疲れてたら眠りたいですよ、ええと苗場さん。でも」
姫都・幹久:「起きたあとは? 寝たらいつか目が覚めるでしょう普通は。そしたら……」
姫都・幹久:「行くところも行きたいところも、やることも、やりたいこともあって……」
姫都・幹久:「誰かと会って。一緒に頑張ろうって。そういうの、うっかりなにもできなかったら」
姫都・幹久:「嫌じゃないですか。すごく」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「諦めればいいだけだ。敗北すればいいだけだ」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「どちらも眠りを疎かにして勝利しようとするから、無限に睡眠時間が削られる」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「……こいつのように」
GM:姫都さんと、君臣さんは気付くだろう。手を繋いでいた片方……羽鳥七海が存在しない。
姫都・幹久:てのひらのさきにあった温度をたしかめるように、手を握る。
君臣ユウ:「………!」
君臣ユウ:そこに確かにあったはずの体温が失われている。
羽鳥七海:布団に簀巻きにされたような状態で、男の隣に浮いている。表情すら見えない。
姫都・幹久:「おれが言えた義理じゃないですけどね」
姫都・幹久:どうにかつよめの表情を作って、苗場を見る。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「お前らも。俺と同じなのだろう。この場所に落ち、人を越えた力を持つ者……」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「それでもなお満足せず。眠りを削り、判断力を失い、いつかは無様に死ぬ」
姫都・幹久:「死なせません」つよく、はっきりと吐き出す。「余計なお世話だって言うはなしですよ」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「周囲の全てを巻き込んでな。……そういう奴らが、世界を少しずつ悪くしていく!」
姫都・幹久:「怒られるのも、謝られるのも、心配するのも、良くするのも悪くするのも、おれたちのぶんはおれたちでやりますよ」
姫都・幹久:「羽鳥さんは返してもらいます」
氷室錬:「うん。世界とか、周囲とか。そういうの、わたしはよくわからないけど」
氷室錬:「貴方がいま、ぐるぐる巻きにしてるそのひとは。わたしたちにとって、だいじなひとだ」
氷室錬:「だから、寝言なら。別の誰かに言ってくれ」
氷室錬:じゃきり。ショットガンを抜き放つ。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「物騒だな。……寝言は寝て言え。よく聞く話だが……」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「起きている連中の方が、俺にとってはよほど狂気だ」
君臣ユウ:「苗場苅生」
君臣ユウ:体温が失われる手を確かめるように握って、言う。
君臣ユウ:「俺はいつも、22時に寝ている」
君臣ユウ:「健康な睡眠は健全な成長を促し、健全なメンタルを養う………と、俺の尊敬する兄が言っていたからだ」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「起床時間は?」
君臣ユウ:「6~7時。起床しての日課はランニングだ」
君臣ユウ:「だからアンタの言うことを、人には休みが必要だということを、俺は一概に間違いとは思わない」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「素晴らしい。理想的だ。そう、その判断能力ならば、分かるはずだ……」
君臣ユウ:「あぁ、たまに夜ふかしをするととてもつらい」
君臣ユウ:「だけど、」
君臣ユウ:周りを見渡す。
君臣ユウ:「………ここの人たちが休む布団は、アンタが作ったんだろう」
君臣ユウ:そしてその手元、作りかけの布団を見る。
君臣ユウ:「アンタがその手を止めたら、新しい布団を作るものが居なくなる」
君臣ユウ:「使い回される布団は劣化し、睡眠の質も悪くなる」
君臣ユウ:「全員が休んでは、新しいものは生まれなくなる」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「…………」
君臣ユウ:「……『誰かがやらなきゃいけない事』は、この世界にいっぱいある」
君臣ユウ:羽鳥七海という女性との関わりを思い出す。
君臣ユウ:少し年上の女性で、学校に通い、UGNの仕事をし、なみかぜの管理人をもこなす。
君臣ユウ:俺には同じ仕事量をこなすことは出来ないと思う。とても凄い人だ。だけど。
君臣ユウ:「人が休むのは、前に進む力を養うためだ」
君臣ユウ:「『誰かがやらないといけないこと』を一人じゃなく、2人で。3人で」
君臣ユウ:「最大のパフォーマンスで回すために休憩が必要だ。」
君臣ユウ:凄い人が、凄い人であり続ける必要は、ない
君臣ユウ:「休憩はとても大事だよ、苗場苅生」
君臣ユウ:「そして、休憩と同じくらい大事なものが、俺には、俺達にはある」
君臣ユウ:指を指して。
君臣ユウ:「その人を返してもらうぞ、苗場苅生」
君臣ユウ:「起床の時間だ」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「見所はある。だが……」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「悪い見本が、近くに居たようだな。……ゆっくりと眠って、考え直してもらう」
GM:気付けば周囲には、貴方たちを囲うように
GM:無数の、複数種の布団トループが浮かび上がっている。
アタックフトン:貴方たちが幾度となく目にした襲撃フトン。
羽鳥inスキルフトン:羽鳥を捕え操る拘束フトン。
チャージフトン:そして、正体のわからぬ、奇怪な種類も……。
GM:何より。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「誰にも、誰にも俺のフトンバーストは邪魔させん! 俺は辿りついたのだ、この布団に!」
GM:苗場の背後から、巨大なフトンが現れる。その上部には……光り輝く石が埋まっている!
賢者の石布団:「………………」 強大な圧力を放っている!
賢者の石布団:そのまま、苗場を包みこみ、融合する!
ミミーシャ:「っ!これは…!」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:周囲が、まるで冬場の布団のごとき強大な温かさに包まれる!
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:衝動判定。達成値は9。
氷室錬:クソッ!w振るか…!
氷室錬:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[4,4,8,10]+4[4] → 14 → 成功

姫都・幹久:がんばりますよ
氷室錬:成功したぞ。
君臣ユウ:思い出の一品で+1
氷室錬:氷室錬の侵蝕を+9(2d10->3,6)した(侵蝕:84->93)
君臣ユウ:2dx+5>=9
DoubleCross : (2R10+5[10]>=9) → 9[7,9]+5 → 14 → 成功

姫都・幹久:3dx+1>=9
DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 9[4,5,9]+1 → 10 → 成功

姫都・幹久:よし!
君臣ユウ:成功だ!
ミミーシャ:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[1,7,10]+3[3]+1 → 14

君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+13(2d10->4,9)した(侵蝕:75->88)
ミミーシャ:成功!
ミミーシャ:2d10+79
DoubleCross : (2D10+79) → 16[6,10]+79 → 95

ミミーシャ:悪くはない
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+5(2d10->4,1)した(侵蝕:87->92)
姫都・幹久:よしよし。
君臣ユウ:落ち着き。
氷室錬:めっちゃ落ち着いてる…
姫都・幹久:いい値ですよ。
GM:くそっ、良い塩梅だな
GM:ではエンゲージを先に説明します
GM

《ブーシュヤンスター》」《羽鳥inスキルフトン》

10m

PC達

10m

《アタックフトン》《チャージフトンA》《チャージフトンB》

ミミーシャ:フトンが偏ってるな
ミミーシャ:ゼパルにいてほしい盤面
姫都・幹久:数が多いですねえ…
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:もはや名状しがたき布団の怪物となった男が告げる。
氷室錬:ハルファス—!来てくれーっ
君臣ユウ:いっぱいですねぇ…
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「寝かせた者を遣うのは主義に反するが……俺の布団は内部に居るものに対してあらゆる防護を示す」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「人の域を超えた力だけ、使わせてもらおう」
羽鳥inスキルフトン:「……っ! ……っ」 ややもがくが、抵抗もすぐになくなる。
ミミーシャ:「ナナミっ!」
姫都・幹久:「羽鳥さん!」
ミミーシャ:「あえて言いますわ……」
ミミーシャ:「恥を知りなさい!下賤!!」
ミミーシャ:キッと苗場をにらみつける
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「眠ることは生きる事。それを知らない者に、多少の教育は必要だ」
氷室錬:「……」がちゃり。コッキングで、薬室へ銃弾を叩き込む。
君臣ユウ:その抵抗をジッと睨みつつ
君臣ユウ:「内部に居るものへの防護……つまりは」
君臣ユウ:「多少手荒に布団を引っ剥がしてでも、寝た子を起こせということだな」
君臣ユウ:静かに手袋を嵌め直す。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「出来るものならな。させんが」 賢者の石布団アーマーが禍々しい光を放つ。
GM:というわけで、クライマックス戦闘です。
GM:セットアップ!
姫都・幹久:ローラーブーツを起動します。シーン中の移動距離+5m
氷室錬:なしです。
君臣ユウ:なしです。
ミミーシャ:nasi
ミミーシャ:なし!
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:《システムダウン》
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:意志判定で対決して頂きます。こちらの数値は……
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:10dx+5
DoubleCross : (10R10+5[10]) → 10[1,2,3,3,3,6,6,9,10,10]+6[4,6]+5 → 21

GM:対象はシーン内の全員。
氷室錬:うぐええ。オートないけどキッツい
氷室錬:4dx=>21
DoubleCross : (4R10[10]>=21) → 9[3,4,8,9] → 9 → 失敗

氷室錬:せやな。
君臣ユウ:オート命しかねぇな…思い出の一品。
君臣ユウ:3dx+5>=21
DoubleCross : (3R10+5[10]>=21) → 8[4,6,8]+5 → 13 → 失敗

姫都・幹久:ラウンド中なんですよね……悩ましいな。
ミミーシャ:指定するエフェクトの種類は!
GM:タイミングを指定してない!
GM:やります。
GM:1:オート 2:マイナー  
GM:1d2
DoubleCross : (1D2) → 1

GM:オートアクションです
ミミーシャ:これなら
氷室錬:ウワーっ
ミミーシャ:姫都くんを守る形かな
ミミーシャ:こっちは受けても問題ないので素振り!
ミミーシャ:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[6,7,8,10]+6[6]+1 → 17

姫都・幹久:いやあ。どっちにしろオートがつぶれるといろいろアレなので……
ミミーシャ:無駄に回っていくう~
姫都・幹久:3dx+1>=21
DoubleCross : (3R10+1[10]>=21) → 8[4,7,8]+1 → 9 → 失敗

氷室錬:めっちゃ回ってる
GM:では全員、このラウンド中、オートアクションのエフェクトの使用不可。
GM:ちなみにタイタス昇華で解除可能。
姫都・幹久:うん。抵抗できないのでいただきます。
君臣ユウ:なんてこった。いただきます
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:強大な眠気の波動が、感覚の一部を鈍くしていく……。
姫都・幹久:「う…」
君臣ユウ:「……くっ」
氷室錬:眉を顰める。「大丈夫、二人とも!?」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「三大欲求。食欲は肉体を。性欲は魂を。睡眠は……精神を司る」
姫都・幹久:「あー……大丈夫、です」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「眠いか。だがそれが運命だ。運命を受け入れろ」
君臣ユウ:「………………だいじょうぶ、だ」
ミミーシャ:「なんの……これ、しきっ」
ミミーシャ:「ナナミも耐えていたのです……!」
ミミーシャ:「わたくし達が折れて、どうしますの!」
GM:ではイニシアチブ。なし!
氷室錬:「……はいっ!」こちらも、酷い眠気がある——それでも。その声に、応えたいと思うから。
GM:行動値、ミミーシャさんor錬さんですが、どちらが先ですか
氷室錬:どうしましょ。一応グレネードあるんで、こっちも範囲いけます
ミミーシャ:シーンあるので
ミミーシャ:先にぶっ放す!
姫都・幹久:お願いします!
氷室錬:おねがいしまっ
姫都・幹久:ということなのでー
君臣ユウ:お願いします!
ミミーシャ:マイナーでジェネシフト!
GM:ウワーッ
ミミーシャ:95+2d10
DoubleCross : (95+2D10) → 95+5[1,4] → 100

ミミーシャ:あっぶな!
姫都・幹久:ジャスト!
GM:このやろう!
氷室錬:完璧な調整
ミミーシャ:賭けに…勝った!
君臣ユウ:強いぜ
ミミーシャ:メジャーでコンセ+ブラッドスパイク+光の手+マスヴィジョン+空を断つ光
ミミーシャ:更に想い人起動!
GM:やめろーっ
ミミーシャ:装甲ガード及びカバーリング不能!
ミミーシャ:ダイスロール!
ミミーシャ:11dx7+1
DoubleCross : (11R10+1[7]) → 10[1,2,3,5,5,6,6,8,8,9,10]+10[5,6,6,7]+10[10]+2[2]+1 → 33

ミミーシャ:ミキヒサ!
姫都・幹久:はい!
姫都・幹久:……姉のロイスをタイタスに。いまは郷里のことより、考えなきゃいけないことがあるだろ!
姫都・幹久:タイタス昇華。システムダウン解除からの《夢の雫》! 達成値+10持っていってください!
ミミーシャ:43!
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+3した(侵蝕:92->95)
GM:ウシャーッ
GM:全員回避!
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[1,1,3,4,6,7,10]+1[1]+1 → 12

羽鳥inスキルフトン:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[3,3,5,6,8,10]+9[9] → 19

アタックフトン:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[1,1,1,2,3,5,10]+10[10]+4[4] → 24

チャージフトンA:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 7[1,5,6,6,6,7,7] → 7

チャージフトンB:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[1,3,4,7,9,9,10]+2[2] → 12

GM:全員命中!
GM:ダメージください!
ミミーシャ:5d10+38
DoubleCross : (5D10+38) → 26[3,6,7,4,6]+38 → 64

ミミーシャ:出目も上場!
GM:ウオーッ ちょっと待ってね
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:《隆起する大地》
羽鳥inスキルフトン:《隆起する大地》
GM:合わせて
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:64-18-2d20
DoubleCross : (64-18-2D20) → 64-18-21[11,10] → 25

GM:うわっ違う
GM:びっくりした
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:64-18-2d10
DoubleCross : (64-18-2D10) → 64-18-10[1,9] → 36

ミミーシャ:固いな~!
氷室錬:つよい
GM:36ダメージ! 二人ともまだ落ちない!
姫都・幹久:硬いなあ
君臣ユウ:凄いなぁ布団
アタックフトン:こちらは無力! 素直に撃破されます。
チャージフトンA、B:同じく撃破! だが

《ブーシュヤンスター》」《羽鳥inスキルフトン》

10m

PC達

チャージフトンA:《原初の黒:ラストアクション》 
チャージフトンA:メジャーアクション。
チャージフトンA:《解放の雷》《紫電の刃》  苗場に。
チャージフトンB:《原初の黒:ラストアクション》
チャージフトンB:メジャーアクション
チャージフトンB:《原初の赤:エンジェルヴォイス》 を苗場に。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:次回攻撃時、攻撃力+9、C値-2、装甲値無視。
GM:では演出どうぞ!
ミミーシャ:バ サッ
ミミーシャ:紅い翼とともに、無数のコウモリが渦巻くように舞う!
ミミーシャ:「この身に廻る紅き誇り、今幾千の槍となり」
ミミーシャ:「想いを乗せて……仇為す敵を穿ちなさいっ!」
ミミーシャ:ぎゅるっ!!
ミミーシャ:空中で輝くコウモリたちが変容するのは、無数のエネルギー杭!
ミミーシャ:「誅・滅!」
ミミーシャ:ズガガガガガガガガッ!!!
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「ぐっ……! これ、は……!」 布団の内から目を見開く。
ミミーシャ:紅い光が降り注ぎ、問答無用に敵を貫く!
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:周囲の布団が縁り合わさり、壁となるが
羽鳥inスキルフトン:まるで関係なく、布団を削り取っていく!
GM:杭の群れが布団を食い破り、容赦なく誅滅されていく・・・だが
チャージフトン:舞い散った羽毛が、舞い散ったまま周囲に留まる。
チャージフトン:どこか温かい……電熱毛布めいた温度を放ちながら、奇妙に滞空している。
ミミーシャ:「これは……」
ミミーシャ:「何か仕込みがあるようです!錬!畳み掛けなさいな!」
チャージフトン:だが、今のところはそれだけだ。他に何かあるわけでもない。
GM:というわけで次! 錬ちゃん!
氷室錬:はいっ
氷室錬:マイナー、完全熱光学迷彩を起動。隠密。
氷室錬:メジャー。コンボ:サーカムゼニタルアーク:≪コンセントレイト:エンジェルハイロゥ≫≪見えざる死神≫。
氷室錬:武器はフラググレネードをウェポンケースから抜いて使用します。
氷室錬:10dx7+4
DoubleCross : (10R10+4[7]) → 10[1,1,3,4,5,5,6,8,10,10]+10[1,5,8]+1[1]+4 → 25

氷室錬:グエーッ
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:回避!
氷室錬:ロイス切ればよかったな…!
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[2,3,7,9,9,10,10]+7[1,7]+1 → 18

《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:ちょくちょく回すなお前
氷室錬:こわっ
羽鳥inスキルフトン:こちらはガード
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:《領域の盾》
氷室錬:む。ではダメージ。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:スキルフトンを盾に。ダメージきませい
氷室錬:テメエ—っ
姫都・幹久:おまえーっ
氷室錬:3d10+3d10+5 装甲等有効。
DoubleCross : (3D10+3D10+5) → 20[6,10,4]+20[9,2,9]+5 → 45

氷室錬:出目はいい感じ!
羽鳥inスキルフトン:謎のガード値4+5に……くそっ。こんなときに
羽鳥inスキルフトン:謎の装甲値8が……ない!
氷室錬:寝間着だから仕方ないね
羽鳥inスキルフトン:だって寝巻だから……!
羽鳥inスキルフトン:落ちます。
氷室錬:36×2で72点かな…?
氷室錬:よし。
氷室錬:では演出。
氷室錬:「はい、ミミーシャ様」その、応える声は、崩れる音で聴こえたかどうか。
氷室錬:紅い光が去った後。そこに、氷室錬の姿はない。
氷室錬:直後、苗場の背後に、銃を突きつける姿が浮かびーー
羽鳥inスキルフトン:キャ   リン
羽鳥inスキルフトン:布団の下部が弾け、底から伸びる奇妙な透明の足に引っ張られ、
氷室錬:消える。
氷室錬:そこに有ったものは、ただの蜃気楼だ。
羽鳥inスキルフトン:「…………!」
氷室錬:代わりとでもいうように、光によって増幅された、破片手榴弾がそこにある。
氷室錬:「−−種も仕掛けも単純だけど。ド素人に見抜かれるほど、温くはないの」
氷室錬:炸裂。音よりも、突き刺すような白光こそが眩い。
氷室錬:「ーー羽鳥さん自身ならともかく。勝手に操ってるだけの奴に、見抜かれるほどね」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「っ…………!」 ブラフにすら、まるで反応できていない。
羽鳥inスキルフトン:羽鳥の力を僅かに操る個体のみがそれに気付き、布団を伸ばすも
羽鳥inスキルフトン:弾ける白光と爆風に吹き飛ばされる。
羽鳥inスキルフトン:「…………!」 羽が舞い散り、支え、拘束しようとし、途切れ、
羽鳥七海:「……ぅ、……」 解放された羽鳥七海が、床に倒れ込む。
姫都・幹久:「……っと、お!」
姫都・幹久:辛うじて眠気は振り切っていて、だから間に合った。飛び込むようにして
姫都・幹久:受け止める。下敷きになるというほうが正しいが
羽鳥七海:「…………ぁ、……」 薄らぼんやりと、目を空ける。
姫都・幹久:「ててて……大丈夫ですか」すぐまえに、弱気な笑顔。
羽鳥七海:「ひめ、みや、さ……」
羽鳥七海:「ふふっ……」
羽鳥七海:何故か、仄かに笑う。「いい、夢……」
姫都・幹久:「こっちは大丈夫。みんな間に合いましたから」
羽鳥七海:……そのまま、ずしりと重くなる。寝入ったのだろう。
羽鳥七海:胸に頬を寄せて、鼓動を聞く子供のように眠る。
姫都・幹久:「……帰るときまでは、せっかくだから。休んでてください。ね」そっと囁いて。抱きかかえたまま、慎重に身体を起こす。
姫都・幹久:「大丈夫です。いけます!」ぐっと頷いて。

《ブーシュヤンスター》

10m

PC達

氷室錬:氷室錬の侵蝕を+4した(侵蝕:93->97)
GM:これで侵蝕4?
君臣ユウ:ワォ…
氷室錬:コンセと死神だけだから…
GM:ドロップアウト無法地帯め
GM:ではイニシアチブ!次!
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:マイナーなし。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:メジャー。《マインドエンハンス》《アニマルテイマー》《雨粒の矢》《シングインザレイン》
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:更に《賢者の石》を使用。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:コンボ名−−−−『寝具 in the rain』 GO!
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:21dx5+7
DoubleCross : (21R10+7[5]) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,4,5,5,6,7,7,8,8,8,8,10,10,10]+10[1,2,2,4,4,5,5,6,6,7,9,9]+10[3,3,4,5,7,8,9]+10[4,5,9,10]+10[8,9,9]+10[7,10,10]+10[5,5,9]+10[1,7,10]+10[1,10]+10[8]+3[3]+7 → 110

ミミーシャ:www
ミミーシャ:言いたかっただけだろ!!
君臣ユウ:このシナリオ、言いたかっただけだろ!で構成されてない?
氷室錬:www
君臣ユウ:ドッジ。
GM:シーン内全員で素
ミミーシャ:回避ー
氷室錬:ドッジはするけど無理だろコレ!!w
ミミーシャ:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 8[1,2,8,8] → 8

ミミーシャ:無理!
君臣ユウ:6dx>=110
DoubleCross : (6R10[10]>=110) → 7[1,1,1,1,2,7] → 7 → 失敗

氷室錬:3dx=>110
DoubleCross : (3R10[10]>=110) → 9[1,8,9] → 9 → 失敗

君臣ユウ:うーん無理!
氷室錬:せやな。
姫都・幹久:侵蝕95か……ガード宣言! でミミさんに《軍神の守り》!
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+2した(侵蝕:95->97)
ミミーシャ:ミキヒサーッ!
GM:君臣くんはどうする?
姫都・幹久:大丈夫。無理はしてません!
氷室錬:リザはあるよ!
君臣ユウ:せっかくだからカバー演出がしたい!
GM:やれ!
GM:そしてタイタスを減らせ!
君臣ユウ:「協力者 ミミーシャさん ○P尽力/Nビーム」のロイスを取得して昇華!オート使用不能を解除!
君臣ユウ:《崩れずの群れ》カバーリング!錬ちゃんを!
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+2した(侵蝕:88->90)
氷室錬:わあ。ありがとうね
君臣ユウ:友達だからな。
GM:12d10+32+1d10
DoubleCross : (12D10+32+1D10) → 60[2,1,5,10,7,5,6,5,8,4,6,1]+32+3[3] → 95

姫都・幹久:無理ですね。《リザレクト》!
姫都・幹久:姫都・幹久の侵蝕を+8(1d10->8)した(侵蝕:97->105)
君臣ユウ:リザレクト!
GM:装甲無視です
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+4(1d10->4)した(侵蝕:90->94)
君臣ユウ:君臣ユウに-20のダメージ!(HP:24->4)
GM:全然余裕だなこいつ
GM:二人しか当たらない……。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「……やはりここ一週間の睡眠時間平均3時間の奴は駄目だな」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:倒れた羽鳥を見下ろして吐き捨てる
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「−−真の眠りを見せてやる」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:鳴動する。周囲のカプセルベッドが一斉に防護フトンに囲まれ、
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:チャージフトンの残滓が光を放ち−−周囲の気温を一斉に低下させる。
ミミーシャ:「うっ……!?」
君臣ユウ:「…………!?」
氷室錬:「——っ」寒気に身体を震わせる。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:さながら冬の木枯し。一歩も外に出たくない。どうしてこんな場所に居るのか。
ミミーシャ:空中の紅いコウモリも動きを鈍らせる。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:その上で−−淡き、温かい光を纏った羽毛布団が、あなたたちに殺到する。
姫都・幹久:「……っ!」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:羽毛が、繊維が、締め上げ、突き刺し、縛り上げる。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:その全てが、寒気に震える貴方たちにとって救いになりうる熱を湛えた。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:冬場の炬燵にも似た、——精神への物理攻撃にも等しい嵐が、無限の寝室に吹き荒れる。
君臣ユウ:「錬ちゃん、悪い」
君臣ユウ:「独り占めする」
君臣ユウ:手袋を嵌めた左手、それでなにもない虚空を『掴む』
氷室錬:「君臣くん!?なにをっ…!」
君臣ユウ:掴み、捻った動きを中心にした空間の渦が、ねじ曲がった光で虹を纏う。
君臣ユウ:さながら掴んだ左手から溢れる虹は帯となり、錬の周囲を取り囲む。
君臣ユウ:それは空間を物理的に遮断し、木枯らしの気温も、襲いかかる羽毛も錬に届かせない。
君臣ユウ:虹の帯を通るものは全て『渦』の特性として、その中心。君臣ユウへと殺到する
君臣ユウ:左を掴み、右の腕で2人分の羽毛を撃ち落とし、打ち漏らしが体に刺さる。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:眠れ。動くな。楽になれ。辛いことなんていい。眠れ。心地いい夢に落ちろ。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:刃のような羽毛も、繊維の一つ一つが、物理的な傷をもたらすことはない。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:ただ、精神を直接に削ってくる。ともすれば心臓すら止めてしまいかねない、意識削り。
姫都・幹久:「こんの……っ」羽鳥さんを抱きかかえたまま、どたどたと走って……ミミさんごと布団の雪崩に巻き込まれる。
ミミーシャ:「きゃあっ!!」
ミミーシャ:姫都くんとともに布団の下敷きに!
君臣ユウ:「……………ッ!」
君臣ユウ:眠い。だるい。つらい。このまま倒れてしまっても良いのではないか。
君臣ユウ:ガリッ
君臣ユウ:そんな思いごと噛み潰すように、舌に歯を立てて
君臣ユウ:「………怪我はないか、錬ちゃん」
君臣ユウ:外傷はなく、ただ口の端から一筋の赤を垂らして問う
氷室錬:「……見ての通り!何無茶してるの…!」
君臣ユウ:「そうか」錬ちゃんの様子を見て「良かった」
君臣ユウ:少しだけ笑う。
氷室錬:眉尻を更に跳ね上げて、一瞬睨み。もう一度敵へ向け直す!
君臣ユウ:「…………?」
君臣ユウ:守ったつもりの相手が、なんだか怒ってるように見えたことにちょっと困惑して
君臣ユウ:「(………女の子には優しくしてやれ、だったか。)」
君臣ユウ:「(難しいな、兄さん)」
姫都・幹久:巻き込まれて……埋まったあたりがもぞもぞと動いて……
姫都・幹久:「……ぷはあっ!」ばさっと布団の山の一部がめくれ上がる。ぜーぜー息をしている。物理的には、ただの布団を跳ね上げただけなのに。
ミミーシャ:「ミキヒサ……」
姫都・幹久:「ち、窒息するかと思った……ミミさん。動けます?」
姫都・幹久:「錬さんは……」弱めに笑って。「大丈夫みたいですから」
姫都・幹久:羽鳥さんは、直接巻き込まれない位置の地面=布団に横たえてある。もう一面布団だから。
ミミーシャ:「この機会にナナミだけでなく、貴方も一眠りしていて構いませんでしたのに」
ミミーシャ:冗談っぽく言って
ミミーシャ:「そうは言っても、聞かないのがミキヒサですもの」
姫都・幹久:「あれくらいの寒さ、北関東の農家にはどってことないですよ。そもそも朝早いですし」
ミミーシャ:「ええ、眠るなら家でゆっくりと」
姫都・幹久:「みんなで帰って。ご飯食べてから……と」頷いて。
ミミーシャ:「わたくしの傍になさい」
ミミーシャ:頬に口づけて、布団の中から立ち上がる
姫都・幹久:「へ」一瞬ぽかんとした顔をして。
姫都・幹久:「……はい。ほんと、かなわないな」のそのそと立ち上がる。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「……誰も眠らない、だと? 全く、度し難い」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「まあいい。この場所は俺の寝室だ。何度でも繰り返してやる」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:再び、寒気と暖気が巡り始める。無論、高性能布団に包まれた彼自身には無効!
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:イニシアチブ。《レネゲイドアクセル》 行動値は0に。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:未行動になります
GM:そしてイニシアチブ。君臣さん
君臣ユウ:オス!
君臣ユウ:マイナーで《骨の銃》+《死招きの爪》 攻撃力20、射程20mの武器を作成。
君臣ユウ:君臣ユウの侵蝕を+6した(侵蝕:94->100)
君臣ユウ:メインでエフェクト無し。素射撃で苗場さんに。
君臣ユウ:ダイス6個、C値10、攻撃力26+2d、固定値15
君臣ユウ:6dx+15
DoubleCross : (6R10+15[10]) → 10[2,4,5,9,9,10]+5[5]+15 → 30

君臣ユウ:リアクションどうぞ。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:さっきまでの回りを見せろーっ
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:回避!
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[5,6,6,7,7,8,10]+5[5]+1 → 16

《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:ダメ! ダメージを!
君臣ユウ:4d10+26+2d10
DoubleCross : (4D10+26+2D10) → 24[2,5,9,8]+26+7[4,3] → 57

君臣ユウ:装甲有効!
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:むーん。落ちます
君臣ユウ:おっ。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:《原初の灰;魂の錬成》で復活
GM:演出どうぞ!
君臣ユウ:はい!
君臣ユウ:グイ、と手袋をした親指で口の端の血を拭う。
君臣ユウ:遺産と分類されるその手袋は血の穢れを許さず、弾き、白を保ったままだ
君臣ユウ:「行くぞ」
君臣ユウ:左を前に、右を後ろに。
君臣ユウ:格闘家のような半身の構えで、10m先の苗場を見る。
君臣ユウ:「……………いいチーム、だよな」
君臣ユウ:3人を見て、思う。
君臣ユウ:辺りを薙ぎ払うミミーシャさん、その撃ち漏らしを追撃する錬ちゃん、そして彼女たちを守り支える幹久さん。
君臣ユウ:俺にはあの人達のように突出した何かはない。精々強化された中学生の男子だ。
君臣ユウ:ビームは出せない。姿は消せない。埒外の硬度も持たない。
君臣ユウ:君臣ユウに宿るレネゲイドウィルスは、自身の変質を行わない。
君臣ユウ:ただ、
君臣ユウ:自分の理屈を押し付ける。
君臣ユウ:「────『捻じ曲がれ』」
君臣ユウ:言葉とともに空間を「握る」
君臣ユウ:言葉の内容に意味はなく、これはマインドセットが大事なのだと聞いた。
君臣ユウ:錬ちゃんとの会話で、一度宣言したことは撤回が難しくなると言った。
君臣ユウ:言霊と呼ばれるそれは、俺の先祖も得意とした人が居るらしい。
君臣ユウ:「【世界湾曲-ミリ秒《グラッブユアハンズ:ミリセコンド》】」
君臣ユウ:握った拳から虹があふれる。
君臣ユウ:世界を捻じ曲げるその能力の発動。
君臣ユウ:幾何学的な虹が、10m先へと雪崩落ちる
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「な、っつ」
君臣ユウ:「今日は寒いぞ」
君臣ユウ:「重ね着をすると良い」
君臣ユウ:その虹の怒涛が相手に届く、それが『捻じれ』が届いた証拠。
君臣ユウ:拳を振るう。10m先に届くはずもない、中学生男子の拳。
君臣ユウ:それが捻じ曲げた空間ごと、10m先の相手を内へ、内へ
君臣ユウ:空間ごと圧縮する───!
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「………ぐ、あぁあ……!」 纏った布団が、空間ごと削られて握りつぶされる。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「俺が……俺が、俺を導く布団が……!」 圧縮され、瞬く間にふわふわ感を失っていく賢者の石布団に絶句する。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:変質させられるそれを感じとる。「貴様−−布団職人でもないものが! 布団を弄るな……っ!」
君臣ユウ:「布団の圧縮は、収納の基本だ」
君臣ユウ:口元をなんとか緩めて
君臣ユウ:「降参したほうが良いぞ、せんべい布団」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:既に半身ほどが布団に包まれていない。「まだだ・・・・まだ、俺は・・・!」
GM:イニシアチブ! まだ俺の行動値は残っているぜーっ!
姫都・幹久:イニシア追加の類がなければ行動値2でおれですかね?
GM:姫都さんですね!
GM:男なら拳一つでかかってこんかい!
姫都・幹久:マイナーなし。メジャーで《戦乙女の導き》。錬さんに。次のメジャー判定+4d、ダメージ+5を付与。
氷室錬:ありがとう!
姫都・幹久:「すごいな……」君臣くんが打ち込んだ一撃を見て。あれは、自分が望んでも手に入らないものだ。
姫都・幹久:羨ましい? もちろん。そうなりたい? 今は、実はそうでもない。だって。小さく頭を振って。
姫都・幹久:「錬さん。まだいけますよね」
氷室錬:「勿論!」
氷室錬:貴方がそうと求めるならば。
ミミーシャ:「錬、しっかりと決めていきなさいな!」
ミミーシャ:「わたくしたちが見届けます!」
姫都・幹久:「お願い……します!」頷く。次のイニシアに[触媒]を起動宣言。錬さんに追加行動権をトスします!
GM:ウワーッ
GM:どうぞ!
氷室錬:「ええーーやってやります!」氷室錬が。
氷室錬:彼から貰った、”春の訪れ/ヘパティカ”の名前をもつわたしが。
氷室錬:為せぬ道理が、どこにある?
氷室錬:マイナー、完全熱光学迷彩起動。隠密!
氷室錬:コンボ:サーカムゼニタルアーク:≪コンセントレイト:エンジェルハイロゥ≫≪見えざる死神≫!ウェポンケースからショットガン装備…!
氷室錬:あ、あともう使い切ったフラグレは捨てておきました。
氷室錬:ダイスは戦乙女で+4入ってるので、
氷室錬:苗場苅生へロイス、〇敵意/無関心で取得。昇華して、C値-1!
氷室錬:14dx6+7
DoubleCross : (14R10+7[6]) → 10[1,2,2,2,3,4,4,5,6,6,9,9,10,10]+10[4,6,9,9,10,10]+10[3,5,8,9,10]+10[2,5,8]+10[9]+10[10]+4[4]+7 → 71

氷室錬:おっと…回ってしまったな…
GM:かわせっ!
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[2,4,6,6,6,10,10]+9[7,9]+1 → 20

《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:紙一重だったが……!
氷室錬:毎回回すなあ!?
氷室錬:ではダメージ!戦乙女で+5入って。
氷室錬:8d10+3d10+5+9+5
DoubleCross : (8D10+3D10+5+9+5) → 45[7,7,7,2,3,9,2,8]+15[7,2,6]+5+9+5 → 79

《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:装甲で0減らして、ガード値で0減らして、ダメージ軽減で0減らして、常時効果で0減らして
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:79ダメージ! 落ちます。復活エフェクト等なし。
氷室錬:いよしっ。以下演出!
氷室錬:「さっきのマジックは、受けが良くなかったから」ジャケットの内ポケットからナイフを抜き。
氷室錬:「トリックなしの、本物を見せてあげる」ぴ、と投擲し。
氷室錬:光を帯びた刃。それが回転しながら苗場へと飛んでいく。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「……俺には分かる。貴様、見た目より幼いな……」
氷室錬:それが、くるくると周り、刃に光が乗り、
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「幼ければそれだけ、長い睡眠時間が必要なのだ! それがどうして分からな……」
氷室錬:空気を裂いていく様子が。異様なまでに”詳しく分かる”。
氷室錬:「オーヴァードの基本技能にね」
氷室錬:「”集中”する、ってことがあるの」
氷室錬:その声さえ、耳には行っても。脳内で音として処理できただろうか。
氷室錬:「それは、」がちゃり。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「(なんだ。……なんだ、これは一体……?!)」
氷室錬:「他のことを切り捨ててまで、エフェクトの制御だとかに集中して」
氷室錬:「異常な成果を叩きだせる」
氷室錬:なら。
氷室錬:「全然関係ないことに集中してるなら」
氷室錬:「他の事、出来る?」
氷室錬:きゅいん、と光が弾丸を包み。銃身を覆い。
氷室錬:「さよなら」
氷室錬:レーザーめいた閃光が、ナイフを砕いて直撃する。
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「−−−−」 ナイフを砕き迫ってきた閃光に、撃ち抜かれる
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:「ガッ……!」
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:穴のあいた布団から、ざりざりと浸蝕されるように
《ブーシュヤンスタ》苗場苅生:炎が広がっていく。やがて重厚な纏う布団が、周囲の地面がゆっくりと炎に包まれて……
賢者の石布団:《原初の黒:子羊の歌》  苗場が受けたダメージを引き受ける。
苗場苅生:「馬鹿な……俺は……俺、は……」
苗場苅生:周囲の景色が解けるように消える。無限の寝室が燃え尽きる、その向こうには
苗場苅生:あの廃棄されたデパートの布団店が現れる。同じ位相にあったのだろう。
苗場苅生:「…………」 そのまま気絶する。カプセルベッドに囚われていた人たちも、周囲に転がっている。
苗場苅生:先ほどまでの強大な気配はない。あの賢者の石布団の方が、力の本体だったのだろう。
布団:苗場と賢者の石布団によって端末にされていただけで、布団自体は
布団:彼が作り出した純正の本物だ。攫われた人々も、羽鳥も包み込んで
布団:ふかふかしている。
姫都・幹久:「……戻って、来ましたかね?」気温が普通だ。春先程度。
氷室錬:「……帰って…きたみたいだね」
君臣ユウ:「そうみたいだな」
氷室錬:「……他の人たちも、皆いるのかな」
ミミーシャ:「ナナミも他の者達も、無事のようです」
ミミーシャ:「そして……苗場苅生」
ミミーシャ:「検査と回収は、UGNに任せますわ」
ミミーシャ:「それでよろしくて?ユウ」
姫都・幹久:「そうですね。全員揃ってるかどうかも、チェックしてもらわないとわからないですし…」
君臣ユウ:「あぁ」
君臣ユウ:「行方不明者との照らし合わせも出来るだろう。こちらで手配しておく」
姫都・幹久:「羽鳥さんは……」残された寝具に埋まっている羽鳥さんを見て。
姫都・幹久:「もうちょっとだけ。休ませてあげてもいいと思うんです」
氷室錬:「………うん、そうだね」
君臣ユウ:「そう、だな」
君臣ユウ:「(………………ええと、支部への連絡と。手続きと……)」
君臣ユウ:真面目な顔の奥で、羽鳥さんの代わりに行う手続きを確認して指を折っている。
ミミーシャ:「……わたくしも、疲れました」
ミミーシャ:「UGNの者が来るまでは」
ミミーシャ:ぼふっと仰向けに寝転がって
ミミーシャ:「少しくらい休んでも、バチは当たりません。きっと」
氷室錬:ぽふ、と転がっている布団に触る。
君臣ユウ:「布団の寝心地は、本物だったみたいだな」布団をボフボフと触りながら。
姫都・幹久:「わかりました。様子見ておきます」弱めに笑って。「錬さんもどうです?」
氷室錬:「………もう。わたしだけでどうかするわけにもいかないよ」苦笑。
ミミーシャ:「……」ぐいっと引っ張って
ミミーシャ:「ミキヒサもです!ほら!」
君臣ユウ:「幹久さんも休んでくれていいぞ。見張りはこちらがやっておくし、連絡もあるし」
君臣ユウ:ポケットからメモの紙片を取り出してブツブツ言ってる。
ミミーシャ:「ユウも、錬も」
氷室錬:「ふえっ」
ミミーシャ:「そうやって譲り合ってばかりだから、上手くまとまりませんの!」
ミミーシャ:「わたくしが寛げと言ったら、寛ぎなさいな」
君臣ユウ:「……………むぅ」
姫都・幹久:「おわっ!?」コケて、ぼふんと
姫都・幹久:君臣くんも巻き込みますね。ええ。
君臣ユウ:「おわっ」巻き込まれ。
ミミーシャ:「いいですこと?」
姫都・幹久:「ほんと、かなわないなあ……」弱めに笑って。
ミミーシャ:ぎゅっと姫都くんの頭を抱きしめて。2人を見る。
氷室錬:おずおずとこちらも座るようにいこうとしたので巻き込まれ。
氷室錬:「ふぎゅっ…!…………あはは」
姫都・幹久:「わかりました」長めに息をついて、ミミさんの背中をぽふ、とふれる。「ちょっと休憩ってことで」
君臣ユウ:ぼふん、と寝心地の良い布団に横たわって。
君臣ユウ:「…………………うーん、良いのかな」とちょっと眉根を寄せる。
氷室錬:ごろりと転がって。「いいんじゃないかな」
氷室錬:「がんばったんだもん。これくらい、きっと。ね?」
姫都・幹久:「怒られるなら一緒で。ってことで、いやよくなさそうですけど……」
君臣ユウ:「…………」錬ちゃんの顔を見ながら。
君臣ユウ:「じゃあ、休んでおくか」ふっ、と力を抜いた笑みを見せる。
氷室錬:ふわりと横向きに寝転がりながら。その答えに、淡い微笑みを浮かべる。
姫都・幹久:「……おつかれさまでした」
君臣ユウ:肩肘に入っていた力が抜けて、体の下にはふかふかのお布団。
君臣ユウ:前髪がサラリと視界に入りながらまどろんで。
君臣ユウ:「…………かっこよかったな、皆」
君臣ユウ:誰に言うでもなく、つぶやいた。
GM:窓越しに見える空は、雲一つない青空で。
GM:自ら襲って来なければ、ふかふかのおふとんは
GM:やはり、気持ちのいいものなのだった。

GM:ではセッション終了! バックトラックを行います
氷室錬:わー
GM:今回のEロイスは四つ
GM
E:歪んだ囁き
E:砕け散る蒼穹
E:衝動侵蝕
E:システムダウン

GM:「歪んだ囁き」 は賢者の石布団が苗場に使用していました(実際には共鳴に近いけど)
姫都・幹久:いっぱいある! あ。今回は使わないです!
君臣ユウ:使いません!
姫都・幹久:で、布団のロイスをタイタスにしておきますね!(印象が大きく変わったので)
氷室錬:使わないですーっ
GM:皆余裕がある
氷室錬:わたしも布団タイタスかなあこれw>飛ばないよねやっぱりとわかったので
ミミーシャ:使わぬ!
GM:では振るとよい
君臣ユウ:そして素振りだ!
君臣ユウ:100-5d10
DoubleCross : (100-5D10) → 100-15[1,8,2,1,3] → 85

ミミーシャ:素振り!
氷室錬:101-4d10 一倍!
DoubleCross : (101-4D10) → 101-13[4,3,1,5] → 88

姫都・幹久:107-4d10 等倍!
DoubleCross : (107-4D10) → 107-19[6,8,4,1] → 88

姫都・幹久:おそろいおそろい
氷室錬:きゃー
君臣ユウ:出目の腐りが怖い、5点帰還
ミミーシャ:119-5d10
DoubleCross : (119-5D10) → 119-48[10,10,10,10,8] → 71

君臣ユウ:!?
ミミーシャ:何この出目!?
氷室錬:凄い出目がいい
君臣ユウ:出目がすごい
ミミーシャ:5点!
君臣ユウ:きっちり5点確保してくるし。
氷室錬:5点!皆五点かな
君臣ユウ:ですね!
姫都・幹久:5点!
GM:では、シナリオは大N市ステージの崩壊を止めたので5点、プラスいつもの5点に、石布団のDロイス賢者の石で1点
GM:11点+侵蝕分を受け取るとよいでしょう
氷室錬:みんな16点ですね!
姫都・幹久:いただきます!
君臣ユウ:です!おそろい!
氷室錬:頂きます—っ
ミミーシャ:いただきまー!
君臣ユウ:いただきー!
氷室錬:64÷3+1がGM分かな
GM:GMは16×4÷3で
GM:21点か。ギャハハハ~ 経験点はうめえなあ~

ED:君臣ユウ

GM:【ED1   君臣ユウ】
GM:フトンバースト事件は解決を迎えた。
GM:幸い、直接的な人的被害はなく、被害者も眠らされていただけなので記憶処理も最低限で済んだ。
GM:《ブーシュヤンスタ》苗場苅生に関しては、オーヴァード化しているものの、ジャームではなく、
GM:賢者の石布団の消滅に伴い、当人の状態も能力も落ち付いたため、事情聴取の後、保護・経過観察となっている。
GM:……そういった後処理について経験するのも、君には新鮮な経験だった。
GM:何より、事件に主導的に関わるのが初めてだった君は、これまた最初の体験−−
GM:事件の報告書作りに挑戦するのだった。
GM:【N市UGN  第九支部  一般エージェント用執務室】
君臣ユウ:「……………」
君臣ユウ:いくつかの筆記用具、書類、記入例のサンプル。
君臣ユウ:それらを前にしてうんうんと唸りを上げている。
君臣ユウ:つまるところ難しいものではない。例もあるし、あるがままを記載すれば良い。
君臣ユウ:それはわかるとして。
君臣ユウ:「(…………ふざけてると、思われないよな?)」
速水 やどり:「お困りですか、"アヴァランシェル"……君臣さん」背後からかかる声。
君臣ユウ:「ん、」その声に唸っていた目を向けて。
君臣ユウ:「っと、支部、」支部長、と言いかけて「……やどりちゃん」
君臣ユウ:「そうだな、うん。少し困っている」
速水 やどり:「……雪ちゃん流、続けているんですね」感心と呆れが半分半分みたいな声音で。
君臣ユウ:「あー、うん」ちょっと目をそらす。羽鳥さんからも指摘されていたな、とかそんな。
君臣ユウ:「公の場だとやはり、丁寧に接したほうがいいんだろうか」
君臣ユウ:部活に入ってないので上下関係のある関係に不慣れ
速水 やどり:「まぁ、今の私は休憩中ですので、何と呼ばれても構いません」そう前置きして。
速水 やどり:「お困りでしたら、相談に乗りますよ? 乗れることでしたら。えぇ」
君臣ユウ:「やどりちゃんも忙しいと思うが……」
君臣ユウ:「うん、正直、助かる」
君臣ユウ:机の上の書類を指し示す。パソコン入力もあるけどブラインドタッチが苦手。
君臣ユウ:「報告書の書き方がよくわからない」
君臣ユウ:真面目な顔で眉根を寄せている。
速水 やどり:「報告書ですか? サンプルなど足りなかったでしょうか……」用意してある隣の資料などにも目を通しながら。
君臣ユウ:「いや、サンプルに問題はない……と思う」書類に目を落として、「ただ、」
君臣ユウ:「布団に襲われた、ということを大真面目に描いた場合、怒られたりはしないだろうか?」
君臣ユウ:自分でも何言ってるんだ?という顔。
速水 やどり:「……」目を閉じて、眉間のあたりをちょっと揉んでから。
速水 やどり:「事実ですので。誰も怒りませんよ。この街で起こった事件は、大真面目な世界の危機からふざけた世界の危機まで、等しく世界の危機ですから」
君臣ユウ:「…………やはりよくあることなのか、コレは」こちらも眉間をもんで。
君臣ユウ:「俺が言うことじゃないが……これが恒常なのは大変だな、やどりちゃん」
君臣ユウ:支部長という立場がどれほどの仕事があるかしらないが、少なくとも報告書1枚で済む立場でも無かろうし。
速水 やどり:「それでも、日常を護る楯たるのが我らUGNです」
君臣ユウ:「………うん、そうだな。見た目で判断するなと言うことを今回、俺も学んだ」
君臣ユウ:「よし、頑張ってみるよ。……ただ、なにか間違っていたら教えてくれると嬉しい」
速水 やどり:「勿論。これでも上司ですからね。しっかり指摘させていただきます」
君臣ユウ:「頼らせてもらおう。俺も、皆を支えられるようになりたいから、今は頑張らないとな」
速水 やどり:「……えぇ、頑張ってください。応援していますよ」
君臣ユウ:よし、とペンを握った後。
君臣ユウ:「……………ところで、早速質問だが、やどりちゃん」
速水 やどり:「なんでしょう?」
君臣ユウ:ちょっと考えて。
君臣ユウ:「今回、一緒になった七海ちゃ……羽鳥七海という人に教えてもらったんだが」
君臣ユウ:「『女性をいきなり下の名前でちゃん付けするのはびっくりされる』、と」
君臣ユウ:「……………」瞑目して
君臣ユウ:「もしや、」
君臣ユウ:「俺はとても失礼なことをしていたのでは……?」
速水 やどり:「……それは、まぁ。雪ちゃん流のスキンシップは、踏み込み方が独特といいますか……」
春日雪:ふたりが、そんな話題を出したから……というわけでも、ないだろうけれど。
春日雪:「─ああ。ここにいたんですね、やどりちゃん、ユウくん」

春日雪:鈴を転がすような声。手には3人分のカップと、ポットと、ちょっとしたお菓子。
春日雪:それらを乗せたトレーを手にして。
速水 やどり:「雪ちゃん」噂をすれば、という顔で。
君臣ユウ:「あぁ、雪ちゃん」
春日雪:「探しましたよ。……報告書の作成も、もちろん大事ですけれど」
春日雪:ふたりのところへと、静かに歩み寄って。持っていたトレーを卓上に。
春日雪:「少し、ご休憩はいかがです?甘いお茶と、お菓子と」
春日雪:「ユウくんの、愉快なお話をセットで。……そうしたら、報告書に書くことも、頭の中で纏まるかもしれませんよ」
君臣ユウ:「あぁ、ありがとう」
速水 やどり:「さりげなくハードルを上げますね……ありがとうございます」愉快な、という振りに。
君臣ユウ:「………実は、休憩するほど作業が進んでるわけではないが、うん」
君臣ユウ:「あと、俺に愉快な話を期待するのはおすすめしない」
君臣ユウ:一度試したことはあるが、あの奔放な友人の表情が真顔になったのを初めて見た。
春日雪:「はい。楽しいお話を作ることは、求めていません。ただ、ありのままに、見たこと、感じたこと」
春日雪:「そして、「そうしたい」と思ったことがあったなら、それを。ユウくん自身の言葉で、話してくれればいいんです」
春日雪:ね?と。やどりちゃんに、確認するように笑みを。
速水 やどり:そうですね、とこちらも微笑む。
君臣ユウ:「む。」
君臣ユウ:支部長と副支部長。年下でありつつも組織をまとめる2人の笑顔を見てしまうと、断る選択肢も無く。
君臣ユウ:緊張で口の中で乾き、お茶を口に含む。
君臣ユウ:リラックスするような香りと甘い風味。
君臣ユウ:「…………美味しいな、これ」
春日雪:「はい。やどりちゃんから分けてもらったハーブに、わたしの方で香り付けを少々」
春日雪:「……少しは、落ち着きましたか?」
君臣ユウ:「あぁ」味を確かめるようにもう一口。
春日雪:何もかもがはじめてだったであろうユウくんを。激務に挑むやどりちゃんを。気遣うような、柔らかな表情。
君臣ユウ:「ふふ。二人分の気遣いとは贅沢なものを貰ってしまったな……うん」
君臣ユウ:「そうだ。気遣いと言うなら、俺に話せるのは今回出会った人ぐらいか」
君臣ユウ:「羽鳥七海さん。姫都幹久さん。ミミーシャさん。氷室錬ちゃん」
君臣ユウ:「皆……色々と事情を抱えて居たみたいだけど。お互いを気遣って、信頼してるように見えて」
君臣ユウ:「素敵な、いい人たちだったと、思う」
春日雪:甘いハーブティーに口を付けながら。並んだ名前に、ほう、と小さく息を吐く。
君臣ユウ:言いつつ、ぽつりぽつりと。
君臣ユウ:道端に生えた布団から始まる、今回の話を思い出しつつ、慣れない事をしているなぁと思いつつ。
君臣ユウ:「…………うん、そんな感じで。なんとか犯人と戦って……皆、かっこよかったよ」
君臣ユウ:お茶菓子を摘みながら話した後。
君臣ユウ:喋って乾いた口を湿らせるためにハーブティーを一口。
君臣ユウ:「…………っと」
君臣ユウ:その甘い雫が、舌にしみる。
君臣ユウ:錬ちゃんをかばう際に行った自傷行為だ。いかなオーヴァードといえど…あるいは、自分の特性か。
君臣ユウ:命に関わるほどでない怪我は通常の代謝に頼るらしい。
君臣ユウ:無意識に舌を横に避けるようにしつつ、お茶を飲む。
春日雪:「…………」
春日雪:その、ユウくんの様子を見て。赤い目が、少し細まる。
春日雪:「……ユウくん」
春日雪:声は、冷たい。
君臣ユウ:「今回の顛末としてはこんな………なんだ?」
君臣ユウ:「(なにかしてしまっただろうか)」いきなり、ちょっと声が冷たい気がする。
春日雪:「口を開けてください」
君臣ユウ:「…………口?」
春日雪:「はい、口。それと、舌も」
春日雪:こうです、と。まず自分が口を開き、そして鮮やかな舌をぺろりと突き出すように。
君臣ユウ:「うん……まぁ、開けろと言うなら」
君臣ユウ:口の中のものを飲み込んで、「あ」と。
君臣ユウ:「(………なんだろう)」相手の舌にちょっと目を奪われつつ。
春日雪:「…………」
春日雪:はあ、と小さくため息をついて。自分の、細い指をそうっと咥えて。
君臣ユウ:「………?」
春日雪:「……ん……」
春日雪:たっぷりと唾液を絡めた、その指を。
春日雪:ユウくんの舌に絡ませる。
君臣ユウ:「っ?」
君臣ユウ:「!!!????」
速水 やどり:「……」ちょっと驚いたような、呆れたような、そんな顔で見ている。
君臣ユウ:ぬるり、と舌に、熱いような、柔らかいような感触
君臣ユウ:反射的に身を引こうにも、舌をつままれ適わない
君臣ユウ:「ひゅ、ひゅきひゃん!?」何を、と驚きつつ。
春日雪:「鎮痛剤と、抗生物質と……はい、要は、少し怪我の治りが早くなる、おまじないのようなものです」
速水 やどり:「直じゃなくて安心したような、そうでもないような。……医療行為なのは分かりますけど、刺激が強いですよ、雪ちゃん」窘めるような声色で。
春日雪:ほんの僅かな間、もがく舌を弄ぶように指を動かしてから、あっさりと離す。
春日雪:「はい、ごめんなさいやどりちゃん。……もちろん、誰にでもこうする、というわけではありませんよ?」
君臣ユウ:離された事でようやく、口が自由になり
君臣ユウ:「鎮痛剤に、抗生物質…」
春日雪:「ちゃんと、相手は選びますとも。……ええ、お姉さまほどではありませんけれど」
春日雪:「わたしも、レディですから」
君臣ユウ:「……………ち、治療行為と、いうことか……?」
君臣ユウ:バクバク、と妙に心音が高鳴っている。
君臣ユウ:絡められた舌に残るぬるりとした感触と、感じてしまった味が口の中に残っている。
春日雪:「はい。ユウくんに必要な、治療行為です」
速水 やどり:(……その発言が余計に刺激的だと思うのですが。よしておきましょう)
君臣ユウ:「ええと………うん、そうか、必要な、うん……??」
君臣ユウ:目をそらした先で、未だてらてらと唾液に濡れる指を視界に入れてしまい。
君臣ユウ:「ッ」
君臣ユウ:お茶菓子をつまんで食べる。甘味。口の中の感触を上書きするように。
春日雪:その指先を。先ほどよりも赤く光るように見える舌先が、ちろりと。
君臣ユウ:「ッ!!?」
君臣ユウ:「ゲホッ!?」
君臣ユウ:噛み砕いたお茶菓子が詰まる。むせる。
君臣ユウ:顔が熱くなっているのは多分、呼吸とかそういうのが苦しいのであって。
君臣ユウ:いたずらじみた彼女の表情を見てると止まらないのは多分関係ない。
君臣ユウ:多分。
君臣ユウ:「…………ゆ、雪ちゃん」
春日雪:「あら、大丈夫ですか?さあ、もう一杯どうぞ。そして、話の続きを─」
春日雪:そう言って、ポットを手にして─。
君臣ユウ:「あ、あぁ、うん………まぁ、続きと言っても、うん」
君臣ユウ:何を言うべきか考えて。
君臣ユウ:「とりあえず、あとで手を洗ったほうが、」
GM:では、そのときちょうど、二人の端末に、支部員からの連絡が来る。
GM:連絡が鳴ったのは、雪さんとやどりさん。何か別件の報告案件だろう。
君臣ユウ:「むっ…?」
春日雪:「……あら」
速水 やどり:「……休憩の時間は、おしまいみたいですね」
春日雪:「はい。残念ながら、お茶会はここまで、です」
君臣ユウ:「あ、あぁ。大変だな2人とも」こちらの端末には特に無い。
速水 やどり:「報告書は後で確認させていただきます。わからないことがあったら、周りの方に尋ねてみてください」
春日雪:あっさりと。けれど、声には名残惜しさを隠そうともせず。
君臣ユウ:「あぁ、ありがとう。やどりちゃん。……雪、ちゃん」ちょっと顔が見れない。
君臣ユウ:「その、俺のために休憩時間を使わせて悪かった」
春日雪:「ポットとお菓子は置いておきますね。……では、ユウくん」
君臣ユウ:「……なんだ?」
春日雪:「また、今度」
君臣ユウ:「こんっ……!?」
君臣ユウ:なにが、と一瞬聞きそうになって
春日雪:囁くような声でそう告げて。トレーに、自分とやどりちゃんの分のカップを乗せ。
春日雪:小さく手を振って、退出する。
君臣ユウ:「あ、あぁ、うん。また。うん、また、今度」再会の挨拶。そういう意味だ、多分。
速水 やどり:「いえ。支部を把握するのも大切な事ですから……雪ちゃんは、もう……」呆れ半分の声。
君臣ユウ:同じ支部だし。別れ際の挨拶としておかしくはない。
君臣ユウ:「うん、やどりちゃんもありがとう。……とにかく、頑張ってみる」
君臣ユウ:「………仕事、頑張って」
速水 やどり:「えぇ。期待しています……お気遣い、どうも。では、私も失礼します」
君臣ユウ:「うん、行ってらっしゃい」
君臣ユウ:退出する小さな背中を見送る。
君臣ユウ:ふぅ、と一息。残してもらったお茶を飲んで、机に向かう。
君臣ユウ:「…………うーん」
君臣ユウ:「先程までこの書類が最大の敵に見えてたのにな……」なぜだか今ならもっと手強いのがあるな、と思ってしまうのはなんだろう。
GM:では、うんうん悩んでいるところに
GM:君臣さんの端末に電話が掛かってくる。
君臣ユウ:「ん」相手を確認する。
羽鳥七海:表示されている名前は、羽鳥七海
君臣ユウ:相手を確認して通話ボタンをピッ
君臣ユウ:「もしもし。…君臣です」
羽鳥七海:「あ、君臣さん。すみません、羽鳥です」
羽鳥七海:「今、お時間……大丈夫ですか?」
君臣ユウ:「あぁ、七海ちゃん」一瞬、手元に目をやって「……うん、大丈夫だ」
君臣ユウ:嘘ではない。一度話したことで書く内容ははっきりしたし。
羽鳥七海:「こんな形で申し訳ありません。後処理も、任せてしまって」
羽鳥七海:「第九の様式は分かりませんが、大変でしょう?」
君臣ユウ:「大丈夫だ。コレも経験だし……やどりちゃんと雪ちゃんも助けてくれたから。うん」
君臣ユウ:「それに、七海ちゃんはもっと休むべきだと思う」
君臣ユウ:「睡眠時間3時間はまずい」
羽鳥七海:「う。……い、いつもじゃないんですよ」 
羽鳥七海:「マスターエージェント討伐の影響が本当に大きくて、他にも、その……」しどろもどろ
羽鳥七海:「……えっと、はい、反省してます。ユウさんにも、こうして負担を掛けてしまったわけですし……」
君臣ユウ:「うん、それもきっと、大変だと思うから」
君臣ユウ:「マスターエージェントとやらが関係ない今回ぐらい、頼ってもいいと思う」
羽鳥七海:「お陰さまで、今は強制休暇といいますか」
羽鳥七海:「お休みを取らされているところなので……」
君臣ユウ:「そうか、それはよかった」電話口でちょっと笑う
羽鳥七海:それにつられるように、少し笑い声。「……ユウさんは、良いエージェントになりますね」
君臣ユウ:「……………そうだろうか?」
君臣ユウ:「今は報告書一枚でいっぱいいっぱいなんだが……」
君臣ユウ:首をひねっている
羽鳥七海:「はい。……書類作りだとか、戦闘技術よりも」
羽鳥七海:「どんな相手とも協力して、柔軟に任務を達成出来るのは」
羽鳥七海:「良いエージェントの条件です。なみかぜの皆さんが協力してくれたのは、」
羽鳥七海:「ユウさんが、きちんと誠意を見せて接したからだと思います」
君臣ユウ:「……………………」
君臣ユウ:「誠意、か」
君臣ユウ:「俺は、あの人達が優しいからだと思っていたが」
君臣ユウ:「…………いや、うん。そうだとしたら」
君臣ユウ:「……………嬉しいな」
君臣ユウ:最後の言葉はちょっと照れてるように、小さな声。
羽鳥七海:「自信を持って下さい。私が保証します。……寝ていた身で、大きなことは言えないですけど」
羽鳥七海:ちょっと冗談交じりに。
君臣ユウ:「はは。それでいうなら、羽鳥さんは誠意の塊だな。俺なんかまだまだだ」
君臣ユウ:「俺が良いエージェントになれる理由が誠意だとしたら、」
君臣ユウ:「貴方は、とてもいいエージェントで」
君臣ユウ:「素敵な人だと思うよ」
羽鳥七海:「…………。」
羽鳥七海:「……そうで、あれるように。努力しています」
羽鳥七海:ほんの。ほんの少しだけ。
羽鳥七海:声の調子が、ほんのわずかに、暗くなったような。
君臣ユウ:「……………?」
君臣ユウ:この声の感じ方は気のせいか、あるいは。
君臣ユウ:「もしかして、俺はまた不躾なことを行ってしまったか?」
羽鳥七海:「いっ、いいえ!」
羽鳥七海:すぐに持ち直す。「ありがとうございます」
羽鳥七海:「《アヴァランシェル》君臣ユウさん。また、一緒にお仕事できるときを楽しみにしていますね」
羽鳥七海:「今度こそは、ちゃんと最後までご一緒させて頂きますから」
君臣ユウ:「……あぁ、《エスメラルダ》羽鳥七海さん。また貴方と会えるのを楽しみにしている」
君臣ユウ:「それに、」
君臣ユウ:「俺が、あの人達に誠意を示せたのは七海さん。貴方がエージェントである前にいい人で」
君臣ユウ:「その貴方が頼っているならと、俺も信頼できたからだと思う」
君臣ユウ:「…………うまく言えないが、なんというか。そういう事を言いたかった」
羽鳥七海:「……過分な評価、痛み入ります」
羽鳥七海:「ええっと。ううん……」
羽鳥七海:「ありがとう、ユウさん。実は、はい、少し凹んでいたんです」
君臣ユウ:「凹んでいた?」
羽鳥七海:「今回の失敗もそうですし、他にも、色々と」
羽鳥七海:「けど。ユウさんにその言葉を貰えて、ちょっと、元気出ました」
君臣ユウ:「………ふむ」
君臣ユウ:「うん、俺なんかで役に立てたなら何より……だけど」
君臣ユウ:「ええと……うん。俺は慰めるのとは苦手なんだが、なんだ」
君臣ユウ:「悩みを聞くことぐらいは出来るので、うん、辛かったら話ぐらいは聞くので………」
君臣ユウ:「…………むぅ。兄さんならこういう時、上手いことを言えるんだが。すまない」
羽鳥七海:「そういう時に上手いことを言えないのも、ユウさんの長所ですよ」
羽鳥七海:くすくすと笑い声。
君臣ユウ:短所では?と思っていたけれど。
君臣ユウ:「(……楽しそうだし、笑ってるから、いいか)」
羽鳥七海:「お兄さんに憧れるのも結構ですけど」
羽鳥七海:「今の貴方のままでも、ユウさんはとても魅力的ですから」
君臣ユウ:「…………………」
羽鳥七海:「無理はせず、適度に頑張っていって下さい」
君臣ユウ:「……………」魅力的とか、面と向かって言われると。いや電話口だけど。
君臣ユウ:「照れるな……」
君臣ユウ:「………うん、わかったよ羽鳥さん。俺も適度に頑張る」
君臣ユウ:「そちらも今は、全力で休んでくれ」
羽鳥七海:「はい。全身全霊で」笑い声。「第九の支部長がたにも、よろしくお伝えください」
羽鳥七海:電話を切る流れになる。
君臣ユウ:「あぁ、わかった。今は休憩終わったところだから、また伝えておく」
君臣ユウ:そして、別れの挨拶を済まそうとして。
君臣ユウ:「………あ」
君臣ユウ:「すまない。最期に一つ良いだろうか」引っかかっていたことを思い出す
羽鳥七海:「はい?」
君臣ユウ:「メッセージの追伸で来ていたアレ、どういう意味だったんだ?」
君臣ユウ:「女子が一人では来ないように……というのは。男子寮というわけではなかったし」
君臣ユウ:「むしろ女性の方が多かったように思うが」
羽鳥七海:「追伸? ……………ぁ」
羽鳥七海:「………………………」
羽鳥七海:「……………それは、その」
君臣ユウ:「幹久さんたちがそんな危険というわけでも無さそうだったので、ちょっと後回しにしていたが」
君臣ユウ:「うん」
羽鳥七海:「今回は……気にしなくていいので……またの機会が……あったら……」
羽鳥七海:「ないのが……その……一番なので……」
君臣ユウ:「そういえば、ミミーシャさんもなにか言っていたな。確か手捏ね……ではなく」手篭め。
君臣ユウ:「…………………」
羽鳥七海:「ごふっ!」
君臣ユウ:「羽鳥さん!?」
君臣ユウ:「す、すまない!長話しすぎたか!?」
羽鳥七海:咳き込む音。「ご、ごめんなさい。今は……本当に……」
君臣ユウ:「わ、わかった」本当につらそうだ
君臣ユウ:「じゃあ、またの機会に」
君臣ユウ:「──────楽しみにしている」
羽鳥七海:「気遣い有難うございます、ユウくん」
君臣ユウ:友人と、遊ぶ約束をするような日常的な声音で。
羽鳥七海:「……ユウさん。はい、それでは、また」
君臣ユウ:「あぁ、また」
羽鳥七海:言い直して。そして、電話は切れた。
君臣ユウ:軽く挨拶をして、端末のボタンを押す。
君臣ユウ:通話時間が表示される端末をポケットに仕舞い。
君臣ユウ:「……………(悪い事したかな)」
君臣ユウ:なんやかんやで無理をする人だ。気遣ってくれて話に付き合ってくれたに違いない。
君臣ユウ:やはり、いい人だ。
君臣ユウ:そんないい人の手助けを出来るように。
君臣ユウ:真面目な人が抱え込む負担を分散出来るように。
君臣ユウ:まずはこの一枚から始めてみよう。
君臣ユウ:「よし」
君臣ユウ:あんなに困難だと思っていた報告書も、たかだか紙だ。
君臣ユウ:対人の相手よりはよっぽど簡単だ。
君臣ユウ:誰とは言わないが。
君臣ユウ:……誰とは言わないが。
君臣ユウ:気合を入れるために両頬を張る。
君臣ユウ:ボフ、と布の音がして
君臣ユウ:「…………」
君臣ユウ:「頑張るか」
君臣ユウ:ペンを取った。

ED:姫都&ミミーシャ&氷室

GM:−−−−−−−−−−−−−−−−
GM:【ED2  姫都幹久 氷室錬  ミミーシャ・アイゼンベルク・エルン・オルターレ】
GM:フトンバースト事件から数日後。
GM:なみかぜ荘は瞬く間に平穏を取り戻していた。
姫都・幹久:「なんか……落差がまたすごいです、ねっ、とっ」
ミミーシャ:「右!左!」
ミミーシャ:「打っては次の一打を考える!」
氷室錬:「わっとと…!」バックハンドでレシーブ。
ミミーシャ:と、バドミントンの羽を左右に飛ばしている。
ミミーシャ:天気もいいので中庭で運動の時間だ。
氷室錬:「はいっ」たん、と普段は静かな静粛さを重視したステップを、運動性重視の其れに換えつつ。
羽鳥七海:「落差・・・といいますか」
羽鳥七海:「どうしてバドミントンを……?」
ミミーシャ:「決まっています」
羽鳥七海:縁側で、幹久さんに用意して貰ったお茶を呑んでいる
ミミーシャ:ぱし、氷室さんから飛ばされた羽をキャッチして
ミミーシャ:「休息の次は、体を動かす」
ミミーシャ:「心身の健全なサイクルのためですわ」
氷室錬:「…とまあ、ミミーシャ様がそういわれるなら、ということで」
ミミーシャ:「ナナミもそうしてのんびりしているのに飽きたら」
ミミーシャ:「いつでも挑戦を承りますわよ」
氷室錬:「皆にこう、集まってやろうという流れに」
ミミーシャ:「……たまには義務でなく、理知でなく」
羽鳥七海:「学校で、体育の時間にやったくらいでよければ……」
ミミーシャ:「気持ちの赴くままに体を動かすというのも、悪くなくてよ」
デュカ:「そうそう。まずは身体が大事だって、昔の偉い人も言ってるゾ」
ミミーシャ:ウィンクして、微笑みかけて
デュカ:「ミキヒサ落としすぎだから、病み上がりのナナミ相手だとちょうどいいかもダナ。かわるか?」
羽鳥七海:「…………」はあ、と溜息。「ミミーシャさんは、気を遣いすぎですよ」
ミミーシャ:「気を遣っている?心外ですわ」
氷室錬:「デュカちゃん相手だと姫都くんはまあうん…」運動能力型じゃないし…。
氷室錬:「とまあ、デュカちゃんもこう言ってるし。何時でも歓迎ですよー!」
姫都・幹久:「ひどくないですか!? あーいや……どうです、羽鳥さん? 相手、おれでよかったらですけど」
ミミーシャ:ぴっとラケットの先を向けて
ミミーシャ:「貴女の役目はわたくしの監視者」
ミミーシャ:「健やかに、公正に……曇った眼でいられては困ります」
ミミーシャ:「つまり……まあ、いつものナナミでいなさいな」
ミミーシャ:「それで十分です」
姫都・幹久:「……」隣の簡易コートのミミさんの横顔を見て、弱めに笑う。
姫都・幹久:頷く。
羽鳥七海:「……分かりました。少し待って下さい」 家に引っ込む。
氷室錬:にぱりと羽鳥さんへ向けて笑顔を向けて、手を振っている。
羽鳥七海:「……お待たせしました」 と、上着にショートパンツ姿に戻ってくる。
デュカ:にこにこしながら、羽鳥さんにラケットをパス。縁側にぺたん座り。(誰かが買ってきた共用品)
姫都・幹久:「さり気なく気合入ってますね……」
羽鳥七海:上はパーカーなので、ちょっと寝巻の時を思い出させるかもしれない。
ミミーシャ:「ふふん」
羽鳥七海:「私の場合は、スカートの方が戦闘用ですから」さらりと言って、ラケットを貰う。
ミミーシャ:「意気は上々と見ました」
氷室錬:ぱあ、と満面の笑顔で楽しそうにしつつ、こちらも縁側に。
ミミーシャ:「小手調べはミキヒサに任せます」
ミミーシャ:縁側にどく。
羽鳥七海:「いきますね、幹久さん」にこりと笑って。「えい、やっ」  シャトルを高く打ち上げる。
姫都・幹久:「っと、わっ……いきなり厳しくない、ですかっ?」どたどた走ってなんとかフォロー。高く跳ね返る。
羽鳥七海:「はいはーい」 幹久さんが走っていったのとは逆のコーナーに打ち返す。
姫都・幹久:「のわっ、っと、っとと」だだんと踏み込んでなんとか跳ね返す。かろうじてネットは超えるがまあいい感じの高さに。
羽鳥七海:「きゃっ、とっ」  前に落ちてくるシャトルを、大きく足を広げて踏み込んで撃ち返す。
姫都・幹久:「なん、とおっ!?」結構な勢いで飛んできたのをラケットで受けて、おもいっきり高く跳ね上がってゆっくりと羽鳥さんコートの方へ
羽鳥七海:「動きが、大きいですよ、幹久さん!」
羽鳥七海:そう言って、ぱし、と上に手を伸ばして、スマッシュというよりは軽く当てて跳ね返した程度の威力で
羽鳥七海:幹久さんの方のネット際に落とす
姫都・幹久:「おわあっ」ほとんどコケる勢いで前のめりに入って……たまたま角度が良かったのか
姫都・幹久:本人は地べたにすっ転んだが、ハネた頂点がちょうどネットをかすめて、反対側に落ちる。
羽鳥七海:「なっ」 越えてくるとは思わなかった。ネットに引っ掛かるようにインしたシャトルを
羽鳥七海:ラケットを前に伸ばして、飛びこむように−−「あっ」
姫都・幹久:「あっ」
羽鳥七海:足を地面に引っ掛けて、ネットの下を潜るように転んでしまう。
羽鳥七海:ラケットは空を切った。
姫都・幹久:簡易ネットなので下の幅は大きく開いている。反射的に、羽鳥さんを支えようとしてさらに体を動かして
姫都・幹久:……ほとんど横抱きにするような姿勢で受け止める。軽い相手とはいえ、みしっ、と身体の中から音がした気が少し。
姫都・幹久:「ごっ……だ」深呼吸「大丈夫ですか」
羽鳥七海:「あうっ」 目を閉じて衝撃に備えていたところで、下敷きにした相手に気付く。
羽鳥七海:「ご……ごめんなさい、幹久さんっ」
羽鳥七海:「大丈夫ですか?!」
姫都・幹久:「はは……いやその、すいません」弱めに笑う。「思わず」
姫都・幹久:「あ。おれのほうは全然大丈夫ですが」ヘッスラまがいしたときの土汚れが「羽鳥さんのほうがこれ…」
羽鳥七海:「だ、大丈夫です」 腰に回っていた姫都さんの腕から逃れる。
羽鳥七海:「……わ、私の負けですね」
羽鳥七海:「ミミーシャさんの下には辿りつけませんでしたか……」
姫都・幹久:「あー……そうなりますかねこれ……」はは、と弱めに笑って、のそのそ起き上がる。「やっぱ動きにくいですか、身体?」
羽鳥七海:「もともと、あんまり得意じゃないので……」
羽鳥七海:「運動のセンス、あんまりないんですよね」
姫都・幹久:「……努力家なんですねえ。ほんと」嘆息。「見習いたいです」
羽鳥七海:「姫都さんこそ。得意かと思ってましたけど」
姫都・幹久:「得意な運動とか、山歩きくらいですよおれ」それが運動なのかっていうのは置いといて。
羽鳥七海:「いつも周りを庇う時の素早さはどうしたんです?」 悪戯っぽく笑って。
姫都・幹久:「あー……毎回コケてますから、お察しというか」気弱な笑い。「考えるより先に動いてるというか」
羽鳥七海:「確かに、そういう感じですね」
六条 恋音:いつの間にか縁側に持ち出されたホワイトボードに星取表を書き込んでいる。
六条 恋音:「はいはい。そしたら、幹久くんは勝ち上がりで、羽鳥さんは一敗ブロックやね」
氷室錬:「意外な結果でしたねー」
六条 恋音:「あとが待ってるから、さ、入れ替わり入れ替わり」
姫都・幹久:「……あの。ところでですね」
氷室錬:「まあ、そのままでいたいと言うのも分からなくもありませんが」
姫都・幹久:「なんでいつのまにか大集合してるので……?」
氷室錬:「…?さっき言ったじゃない」
羽鳥七海:「そうですね。……」 態勢に気付く。
氷室錬:「みんな呼んだって」
デュカ:「だゾ」
羽鳥七海:「そうですね!」幹久さんを押し退けつつ。「敗者は、すぐに、立ち去ります」
姫都・幹久:「うわっ、と、あー……すいません!」押しのけられて、ばたばた立ち上がって
氷室錬:「羽鳥さん、どうしたんだろ」
六条 恋音:「ま、女のコやからね。錬くんにはまだちょう難しいかもなあ」
羽鳥七海:ぱたぱたぱたと歩き去る。
氷室錬:「なるほどー。たいへんなんですねえ」
姫都・幹久:「ええと……じゃ、じゃあ、次の人どうぞ! はい!」
GM:喧噪とともに、いつも通りのなみかぜの光景。
GM:楽しむ皆の声が、冬の残る寒さに負けないほどに響いていた。

ED:姫都幹久&???

GM:【ED3   姫都幹久   ???】
羽鳥七海:「……………………ん」
羽鳥七海:目を覚ます。時計は、真昼の少し前。こんな時間まで眠っていることは、普段はまずない。
羽鳥七海:だが、今回の事件の、半ばペナルティとして、強制的に休息の憂き目にあっている。
姫都・幹久:管理人室のキッチンのほうで、何か、かすかな物音が聞こえます。
羽鳥七海:『昼までゆっくり寝たりしてればいいよ』と言われたことを、馬鹿正直に護っている。
羽鳥七海:「…………?」
羽鳥七海:寝巻きのまま、ゆるゆると起き出す。
羽鳥七海:こんな時間に、台所に誰かいるはずもないのに。
羽鳥七海:蛇口でも止め忘れただろうか、と顔を出す。
姫都・幹久:「あ。おはようございます、羽鳥さん」
羽鳥七海:「……みきひさ、さん?」
羽鳥七海:「え。あれ。……学校は?」
羽鳥七海:日付を見る。間違いなく平日だ。
姫都・幹久:制服の上着を脱いだところにエプロン。何か甘い香りをさせながら作業中。
姫都・幹久:「あー……実はですね」困ったような笑い。「また夜、学校でなんかあったらしくて」
姫都・幹久:「高等部は一日休校です。会議があったとかで、講堂で一時間くらい全員待機でしたけど…」
羽鳥七海:「そうなんですか。……いや、そうじゃなくて……え?」
羽鳥七海:「なんでいらっしゃるんですかっ?」
姫都・幹久:「はい。なので……え?」
姫都・幹久:「いやあれ、聞いてないですか? 新垣さんに、羽鳥さんの様子見といてねーって……」
羽鳥七海:ばたばたばた、と柱の横に隠れる。
姫都・幹久:当然だが聞いていない。というか事件が終わった後もばたばたしているやらで大変だったのだたぶん。
姫都・幹久:「は、羽鳥さん? あの、まだだいぶぼんやりしてます? 大丈夫ですか?」
羽鳥七海:「支部長に? え、あ、もしかして……」
羽鳥七海:「素面です!」
羽鳥七海:「寝巻で寝ているところに、部屋に男性が入ってきていたらこうもなります!」
羽鳥七海:「いえその、部屋っていうか、管理人室ですけれども!」
姫都・幹久:「あー……いやあの」ばつが悪そうな顔になって。「すいません。あの、でも、仕上げまででも」
羽鳥七海:「……もう寝室も含めて全部見られているとは……いえ……」
姫都・幹久:「姉貴とかから慣れちゃって、どうも、そのへんの感覚が、その……あー……」
羽鳥七海:ずるずると柱に縋りつくようにへたり込む。
姫都・幹久:「……やっぱまだキツくないですか?」
羽鳥七海:「きついです。つらい」
姫都・幹久:「ですよね……あの布団、触らないと眠くならなかったですし」
羽鳥七海:「………………………」眠っている間のことを連鎖的に思い出していく。
羽鳥七海:「しにたい……………………」
姫都・幹久:「じゃああのとき、ふらっふらだったのは素だったんじゃないですか羽鳥さん」
姫都・幹久:「……あー……」
姫都・幹久:「あの。とりあえずですね、自然に目が覚めたなら……起こしちゃったんじゃないなら、ですね」
姫都・幹久:「お茶でもどうですか。だいぶすっきりしますよ」
姫都・幹久:【甘い香りのハーブティー】
姫都・幹久:乗っかったお盆を、流しから取って。
羽鳥七海:「……いただき、ます」
羽鳥七海:もう一枚、近くのタンスから上着をとって羽織った。
姫都・幹久:「じゃ、ちょっとこっちで待っててくださいな」座卓に温かいお茶をサーブして、羽鳥さんの手を引いて誘導。
姫都・幹久:「もうすぐ、こっちもできますから」
姫都・幹久:温かいお茶は甘い香りではあるが、ペパーミントやレモングラスなども入って、寝起きの口の中がさっぱりする。
羽鳥七海:「……」落ち込んだ表情のまま、それを口にする。
羽鳥七海:「……あったかいです」
姫都・幹久:「口にあったならよかった。いつもと違う葉っぱなんで、ちょっとびくびくしてたんですけど」
羽鳥七海:「姫都さんは、こういうこと、本当に上手ですよね……」
姫都・幹久:「こっち出てきてから、食い気のすごいひとの出入りが激しくなって……ハーブの方は、家でやってましたからね。ちょっと」
羽鳥七海:「…………あの日の朝、というか、前日の夜なんでしょうけど」
姫都・幹久:「はい……何かありましたっけ?」じゅうじゅういう音が聞こえる
羽鳥七海:「寝具が、いつの間にか苗場さん製作の布団の方に入れ替わっていて」
姫都・幹久:「ああ……なるほど。それで」
羽鳥七海:「気がついた時にはもう遅くて。必死に眠気を堪えて抜け出して、……で、何やってるかよくわからなくなって、姫都さんたちに拾われてたんですけど」
姫都・幹久:「はい」
羽鳥七海:「……わたし、記憶力は良い方で。何をしていたか、だいたい、覚えています」
姫都・幹久:「寝落ちしそうになりながら、必死で働いてましたよね……」かちゃかちゃという音。「正直……」
姫都・幹久:「すごいな、というか……真似できないなと思って……」
羽鳥七海:「でも、失敗しました」
羽鳥七海:「……私、ここの管理人では、もう、居られません」
姫都・幹久:「失敗って」
姫都・幹久:「まあその……羽鳥さん」
姫都・幹久:弱めに笑って。白い平皿を目の前に。部屋の冷蔵庫にはなかったはずの容器からたらたらと仕上げをして
姫都・幹久:【シロップ多めのフレンチトースト】
姫都・幹久:「……最後、昨日の夜ごはんですよね。お腹空いてません?」
羽鳥七海:「…………」
羽鳥七海:「いえ。……いいです」
羽鳥七海:す、と皿を少しだけ遠ざける。
姫都・幹久:「……冷める前に食べてもらえると、おれとしては嬉しいんですけど」困ったような表情。
姫都・幹久:「食欲、ありませんか」
羽鳥七海:「私は抑止力なんです。ミミーシャさんが言った通りに」
羽鳥七海:「ここのオーヴァードは、反体制ではないです。けど、親UGNでもない」
羽鳥七海:「中心にいるのは、姫都さん。貴方です」
姫都・幹久:「まあ……改めて言われると……」考え込んで。「そうですね」
羽鳥七海:親・姫都派閥とでもいうべきもの。
羽鳥七海:「私は、有事の際に、貴方やミミーシャさん、その関係者を抑え込む……無理でも、防波堤になれるように」
羽鳥七海:「そう期待されて、きっと送り込まれたんだと思います」
姫都・幹久:ちょっと変な顔になるが、まあ、そうなのかもしれない。新垣さんもプロなんだろうし……
姫都・幹久:「そう……なんですか」
羽鳥七海:「でも。全部、ばれちゃったじゃないですか」
羽鳥七海:「部屋の資料の隠し場所とか。私の手口とか、そういうの……」
羽鳥七海:−−何が、誠意だろう。
羽鳥七海:ユウさんに言われたことを思い出す。誠意なんて、何一つ見せたことはなかった。
姫都・幹久:「……あー。そうか、そうなりますよね」
羽鳥七海:「私が抑止力になるからこそ。姫都さん達に、それ以上の追求がいくこともない」
羽鳥七海:「意味、ないんです。……そもそも、現在の戦力を前に、私が出来ること、どんどん減ってましたし」
羽鳥七海:隠密能力として上位の錬さんが入ってきたのが大きかった。
姫都・幹久:純粋に、自分のやるべきこと、を考えている。そういう羽鳥さんに対して……何を、と考えたわけではなかったけれど。
姫都・幹久:「……居られない、って」
姫都・幹久:「そう言いましたよね」
羽鳥七海:「はい」 俯いている。
姫都・幹久:「あー……」少し考える。いつもより、ずっと短い間。
姫都・幹久:「まだ、居てくれてもいいって、そう思ってくれてますか」
姫都・幹久:「ああ。ええと、言い方がまずいな、そうじゃなくて……ええと……」
姫都・幹久:「ごめんなさい。変な聞き方になっちゃいますけど」軽く息を吸って「心残り、ありませんか」
羽鳥七海:「…………っ」 ぐっ、と顔を上げる。
羽鳥七海:目の端には涙が溜まっている。

羽鳥七海:「居たいですっ」
姫都・幹久:顔を上げると、目が合う。くちびるをぎゅっと結んで。たぶん、真剣に見える顔、をつくろうとしている。
羽鳥七海:「ここに、居たい……! 皆さんと、一緒に……っ!」
姫都・幹久:「おれも」
姫都・幹久:「いてほしいです。羽鳥さんに。いや、おれだけじゃなくて」考え考え
姫都・幹久:「ミミさんも錬さんも、いや、住んでるみんな……あー、いや」頭を振って。そうじゃない。
姫都・幹久:「おれは、羽鳥さんにいかないでほしいですよ」
姫都・幹久:「そんな顔を、してほしくない」
羽鳥七海:「−−−−」姫都さんの袖を掴む。
羽鳥七海:そのまま引き寄せて、抱きつく。
姫都・幹久:「へ」と、一瞬間抜けな声をもらすが
姫都・幹久:ほとんど間をおかず、そのまま、羽鳥さんを強く抱き返します。
羽鳥七海:「ん、ぅ……!」 肩で涙を拭うように。「−−ぁ」 抱き返されたことに気付く。
羽鳥七海:「ぁ、いや。ちがう、んです」
姫都・幹久:回した手で、細い肩をぽんぽんと叩いて。
姫都・幹久:「大丈夫」
羽鳥七海:「違くて。わたし、わたし……」
姫都・幹久:「……ありがとうございます。おれの我儘、すこしでもいい。聞いてくれて」
姫都・幹久:そういうことなんだ、と。残っていてくれ、と言い出したのは自分だと。
羽鳥七海:「安心、するから」
姫都・幹久:「はは。なら、ちょっとは役に立ちましたかね。嬉しいです。……もう少しだけ、いいですか」
羽鳥七海:「姫都さんの、声を聞くと。料理を食べると。姫都さんに、……触れると、安心して」
羽鳥七海:「すごく。温かくなって。……居場所、だって、真っ先に、思う、だけで」
羽鳥七海:「でも……姫都さんは、応えてくれなくて、いいの」
姫都・幹久:「……どうしてですか?」ささやくような声だ。驚かせないように、とでもいうように。
羽鳥七海:「だって。ミミーシャさん、や……」 目を背ける。声から逃れるように。
羽鳥七海:「他の人も、たくさん、あなたが、必要な人が、いて」
羽鳥七海:「これまでどおりで、いいんです。挨拶とか。笑顔とか、気遣いとか……」
羽鳥七海:「そういうものを、私は、大切にして……」
姫都・幹久:だきしめる手に、少しだけ力を込める。
姫都・幹久:「だって。もう、いま、そこにいるんですよ」
羽鳥七海:「最初は。貴方たちと、戦う時のこと、考えてて」
羽鳥七海:「ひあっ」 力を込めた手から、逃れようと。けれど、震えるばかりで、言うことを聞かない。
羽鳥七海:「それが仕事だから。もしもミミーシャさんたちが、UGNと敵対したら……あなたは彼女につくでしょう」
姫都・幹久:「そうですね。それで……」少し考えて。「すごく困ると思います」
羽鳥七海:「でしょう。だから、それも考えるのが……」
姫都・幹久:「そのときに」
姫都・幹久:「引き止めてくれる誰かがいないと、困ります」
羽鳥七海:あらゆる状況を想定して、その対策を残しておく。自分が、いなくなった後すらも。
羽鳥七海:「それも、もう。考えるのも、つらくて。……こわれそうになる、から」
羽鳥七海:「……わたしがいたら」
羽鳥七海:「ひめみやさんは、まよって、くれますか?」
姫都・幹久:「あなたがいたら」
姫都・幹久:「なんとかしようと、すると思います。おれは」
姫都・幹久:「あなたが辛そうにしているのも、だって、我慢できないから」
姫都・幹久:耳元で、一言一言、はっきりと区切るように。
羽鳥七海:「……ばかです」
羽鳥七海:ぎゅう、と姫都さんを抱き返す腕を強める。
姫都・幹久:「馬鹿ですよ。馬鹿で我儘です」鼻をすう音。「わかってます」
羽鳥七海:「あなたがいたら、わたし、どんどん、駄目になります」
羽鳥七海:「うまくできなことが、たくさん……」
姫都・幹久:目元をやわらかくして、軽く、息を吐く。笑っているようにも聞こえる。
姫都・幹久:「……たくさんありますよね。実は。もともと。けっこう」
羽鳥七海:「な、なんですか、それ」
姫都・幹久:「運動苦手だったりとか……根を詰めすぎると止まらなかったりとか」
羽鳥七海:「それは、…………っ」
姫都・幹久:「手伝われるのがすごく苦手だとか。それで、我慢強すぎるくらいなのに……」
姫都・幹久:「……甘いの食べるときだけは、ご飯の前でもけっこう容赦なく行っちゃうとか」
羽鳥七海:「それはひめみやさんのお菓子が美味しいからわるいんですっ」
羽鳥七海:「もう、もう、もう……」 抱きつく腕が緩む。
姫都・幹久:少し笑って。「ありがとうございます」頭あたりをだきすくめる腕に、ほんの少し力を込める。
羽鳥七海:顔を少しだけ離して、涙を滲む顔で、正面から姫都さんを見る。
姫都・幹久:困ったように笑っている。鼻の頭とまなじりが赤い。
羽鳥七海:「わたし、わたし、ひめみやさんのこと……」
姫都・幹久:「…………」じっと、言葉の続きを待っている。
羽鳥七海:「朴念仁で、ぼんやりしてて、強さもよくわからなくて、気遣いできるくせにとぼけてて・・・」
羽鳥七海:「いろんな女の子にいい顔して、引きつけて、トラブルばっかり巻き起こして、自分で解決しちゃう・・・」
姫都・幹久:「なんか割とひどいこと言われてません!?」
羽鳥七海:「そんな、姫都さんのこと・・・」
羽鳥七海:「−−好きになんて、なりたく、なかったのに」
姫都・幹久:息を吸う。身長差があるけれども、少し身をひかれたぶん、羽鳥さんの目をまっすぐに見て。
羽鳥七海:泣き笑いのような、諦めのような、すがすがしいような、そんな顔。

姫都・幹久:「おれは」
姫都・幹久:「好きですよ。だいぶ前から」
姫都・幹久:「あーいやその……」ちょっと痛そうな、というか、恥しそうな、というか、顔を歪めて。「ひどいやつだとは、我ながら」
姫都・幹久:「でも、その……すごく」もう一度抱き寄せて。「嬉しいです。ほんとです」
姫都・幹久:使い込まれたエプロンからは、染み付いた台所と、いろいろな調味料や香草などの匂いがする。
羽鳥七海:「……………」
羽鳥七海:「うわきもの」
姫都・幹久:「はい」
羽鳥七海:身を寄せる。
姫都・幹久:手指で、羽鳥さんの頬から目尻をぬぐって。
羽鳥七海:顔を傾けて、唇を重ねる。
姫都・幹久:背筋をすこし丸めて、抱き寄せるようにして。しばらく沈黙。
羽鳥七海:重ねて、そのまま。羽鳥の吐く息が、幹久さんのそれと混じり合って。……含むように、ゆっくりと離す。
姫都・幹久:目前に、いつものように。困ったような、弱気なような笑顔がある。
姫都・幹久:「あー……」しばらく言葉に迷うようにして。
姫都・幹久:「おなか、空きました? 七海さん」
羽鳥七海:「……はい」
羽鳥七海:そして、少しだけ口を尖らせて。「……姫都さんからも、頂きたいんですけど」
姫都・幹久:くしゃ、と目を細めて。
姫都・幹久:少しつま先立ちさせるようなかたちで抱き寄せて、唇を重ねる。
羽鳥七海:「ん…………」目を閉じる。感覚を、そこだけに集中するように。
姫都・幹久:たぶん七海さんにとっては、先程よりずいぶん、長く感じられる間があって。
姫都・幹久:名残惜しそうに、身体を離す。
羽鳥七海:「ぁ……あ」
姫都・幹久:「……さ。冷めないうちにどうぞ」
羽鳥七海:「……やっぱり。おかしくなっちゃったな。わたし」
姫都・幹久:小さく声を漏らすのと少しタイミングを遅れて
姫都・幹久:涙で濡れた目尻にキスをする。
姫都・幹久:「……お茶。淹れなおしてきますね」
羽鳥七海:「……はい」
羽鳥七海:とろんとした目で、その場に座る。
羽鳥七海:「……しあわせだって。思っちゃうんだから」
羽鳥七海:呟いて。「お願いします。幹久くん」
羽鳥七海:そう、背中に声を掛けた
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