『ムーンカーフは耽る』


PC1:志木倫堂(しき・りんどう)(キャラシート)PL:そごう
PC2:川島公治(かわしま・きみはる)(キャラシート)PL:ハーゴンニンジャ
PC3:空木一姫(うつろぎ・いちひめ)(キャラシート)PL:缶詰
PC4:東雲 銀(しののめ・ぎん)(キャラシート)PL:メガ大仏

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

昨日と同じ今日。今日と同じ明日。
世界は今日も君の敵だった。

クラスの全てが共同して一人を拒絶する、今更珍しくもないいじめの構図。
    ———だがそこには想像を絶する悪夢が忍び込んでいた。

α:接続された精神
β:独立された理想
γ:受肉された虚像
Ω:排斥された因子

怪物を飼う生徒達が、街を病ませようとしている。
争いは避けられないだろう

 12:3-18
そは赤き竜。無花果の戴冠は始まった。

Double Cross The 3rd Edition
『ムーンカーフは耽る』
──ダブルクロス。それは裏切りを意味する言葉。

OP1…志木倫堂

GM:PC1、自己紹介お願いします!その後ハンドアウトを公開します
志木倫堂:はーい!
志木倫堂http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYq6zu5AIM
志木倫堂:志木倫堂。イリーガルにして高校生!
志木倫堂:何年か前までFHの実験体として酷いことをされていた人です。その関係で怒りの沸点が低め。
志木倫堂:もとい、能力の出力を上げるため、大抵の情動が単一の感情、すなわち怒りとして発露するように精神を弄られていました。
GM:非人道的実験
志木倫堂:ある程度落ち着いた今でも、本人は自分のそういった部分をあまり好ましく思っておらず、なにかと文化人を主張したり
志木倫堂:FHから救い出してくれた恩人の教えに従って、努めて上機嫌に、あと笑顔でいようとします。
志木倫堂:極めて悪人面であり、笑った顔もこわいぞ!
GM:すらい、実験体が人から受け継いだものが人間性の軸を形作るの、大好き!
志木倫堂:能力はピュアサラマンダー、本来の制御限界を遥かに超えた超出力をだましだまし攻撃収束させるぞ!
志木倫堂:といっても最近はサラマンダー能力の師匠的な存在が見つかり、少しずつ火の扱いが上手くなっているようです
志木倫堂:性能的には永遠の炎でこの世の終わりを迎える行動値から単体打点を出すぞ。それしかできない。ダブルクロスは火力だ。
志木倫堂:以上です! よろしくお願いします。
GM:押忍、宜しくおねがいします!ボスが吹っ飛んぢまうよ!
GM:そんな君ですが、沢山懇意にしてる人がいるようですね。美少年、美少年、人外姉ちゃん
志木倫堂:ウッ……そうですね……!
GM:なのでもうひとり加えてみようと思いました(無慈悲)
GM:こちらのハンドアウトになります
志木倫堂:何ィーッ
PC1:志木倫堂 シナリオロイス:三枝夕子 推奨感情:庇護
土砂降りのある日、君は傘も差さずに濡れる女子高生を見かける。
不憫に思って話しかけるも「君には関係ない、近寄らないで」とにべもない様子。
そうこうしているうちに、彼女と同じ学校らしき生徒達が現れ、彼女を連れ戻そうとするが……
GM:はい。ボーイ・ミーツ・ガールでございますよ
GM:ボーイ!ガールにミーツしたまえ!
志木倫堂:いじめの気配!
GM:志木君は雨に濡れた子を放っておいたりしますか?
GM:放っておくとシナリオが終わっちゃいます
志木倫堂:そういうことをするのは文化人じゃないですね。
志木倫堂:やってやろうじゃねえか!
GM:よかった!
GM:その意気や良し
GM:では早速やっていきましょう

GM:PC1のOP 登場侵蝕をどうぞ
志木倫堂:志木倫堂の侵蝕を+4(1d10->4)した(侵蝕:34->38)
GM:----------------------------
GM:某日 雨
GM:----------------------------
GM:特に理由が無ければ、大概の物語というものは天気は荒れていない。
GM:今日が雨なのは、これが単純に現実だからか
GM:それとも単に、普通ではない物語だから、かもしれない。
GM: 
長髪の少女:雨だというのに、傘も差さずに瞑目したままベンチに腰掛けている。
志木倫堂:その姿が、目に留まった。
GM:ここは、公園。どこにだろうとあるであろう。
GM:異質な少女の有様が君の目に留まるのも時間の問題だった
長髪の少女:鞄が脇に置かれている。どうやら学校の制服であるらしいことも分かるだろう
志木倫堂:軽快に水たまりを避け、少女の前へ。
志木倫堂:「おーい」
長髪の少女:「——」
長髪の少女:目を開けて君の姿をみとめるだろう
志木倫堂:自前の傘(骨が12本ある。デザインが気に入っている)で雨を遮って声をかける。
志木倫堂:「風邪ひくぞ。どこの誰だか知らんが」
長髪の少女:近づいて分かる点もある、袖等でうまく隠しているが、多少の痣や包帯痕が見えるだろう
長髪の少女:「……ふむ……」
長髪の少女:顎に手を当てて暫し黙考
志木倫堂:「浮浪者って訳でも…………ん」
長髪の少女:「あーーー………ええと」
長髪の少女:「知っているか?」
志木倫堂:「なんだ、だしぬけに」
志木倫堂:この言葉から喋り始めるタイプの人間に会話のペースを握られるのはあまり好きではない。
志木倫堂:だが、状況が状況だけに、続きが気になったのも事実だ。
長髪の少女:「国語の宿題で、慣用句を分かりやすい形で表現するというものがあって」
長髪の少女:「私は『水も滴る良い女』で一丁動画でも拵えてやろうじゃないかと思い立ったのだ。」
長髪の少女:「ええと、そういう感じだ。納得したな。それじゃあ」
長髪の少女:手を乱暴に振る
GM:明らかに嘘だと分かるだろう
志木倫堂:「…………えぇ」
長髪の少女:「どうした?」
長髪の少女:「いい女であることに不満が?」
志木倫堂:「雑過ぎるだろ。思わせぶりな語り出ししといて」
長髪の少女:「…あのな。」
志木倫堂:「どこで撮ってるっつんだよ」
志木倫堂:周囲を見回しながら。
長髪の少女:「……ぶっちゃけな、成程出任せで喋ってはいた。」
長髪の少女:「だがな、話しの中身とかはこの際関係ないだろう。」
志木倫堂:「おう。正直だな。正直なのは良い事だと思うぞ」
長髪の少女:「“私が何でこんな話しを君に振ったか”考えて欲しい。国語の問題だ」
志木倫堂:「…………」考えている。
長髪の少女:「……律儀なヤツだな」
志木倫堂:「ウザがってるのを遠回しに伝えようとしてる」ぽん、と掌を叩く。
長髪の少女:「ご明察だ。ただの阿呆じゃなくてよかったよ。」
志木倫堂:「殺すぞ」
志木倫堂:「……はっ、いかんいかん」
志木倫堂:一瞬悪鬼の如き形相になったが、ぐにぐにと表情筋を揉む。
長髪の少女:「うん、私に対する正しい評価。それじゃあな。君のその優しさはもっと良い子に使ってあげて欲しい」
長髪の少女:手を再び乱暴に振る
長髪の少女:「そういうのを受け取れる程…私は上等じゃないと思うから」
志木倫堂:「いや、まあ別に俺と話したくないっつーのは自由だと思うぜ」
志木倫堂:「そこで服をベッッッッタベタにしてんのもそういう趣味か?」
志木倫堂:自由は良い事だ。自由は尊重したいと思う。それが自分に取って一番大切なことではある……
志木倫堂:が、そう納得も出来てはいないらしい。
志木倫堂:「と、口調に出ちまったか」
志木倫堂:ポケットからメモ帳とボールペンを取り出し、さらさらと何事かを書いていく。
志木倫堂:「っし」
長髪の少女:「?」
長髪の少女:想定出来ない行動を取られているため怪訝な表情をするしか出来ない
志木倫堂:傘の持ち手をベンチの板の隙間に差し込んで。
志木倫堂:「気が向いたら返しに来い。これ俺の学校の住所」
長髪の少女:「…待ちなよ。君が濡れる。」
長髪の少女:「被害比率で考えたほうが良い。私はいわば大破全損で、君は無傷だろう」
志木倫堂:「雨に当たる時間で考えてみたらどうだ? 俺今すぐ帰るんだけど」
長髪の少女:「このベッッッタベタな服が趣味で、実はドマゾの可能性だってあるんだぞ」
志木倫堂:「お前も今すぐ帰んない? そうするなら傘は持って帰ってやってもいいけど」
志木倫堂:少しニヤニヤしている。
長髪の少女:「……」濡れた髪をかいて
長髪の少女:「名前を教えて」
志木倫堂:「案外普通な奴だな。安心したぜ」
志木倫堂:「ん、言おうと思ってた。傘返しに来たとこで誰から借りたか分かんなきゃ先生も困るしな」
志木倫堂:「志木倫堂。そっちは?」
三枝夕子:ベンチから立ち上がって、外した傘の取っ手を君に突き出す
三枝夕子:「三枝、夕子」
三枝夕子:「志木倫堂。私はあんたが嫌い。」
志木倫堂:「あっそう。夕子な。覚えた覚えた」
志木倫堂:傘を受け取て踵を返し、左手を肩越しにひらひらする。
三枝夕子:「……」ため息
三枝夕子:「無敵?」
志木倫堂:立ち止まって振り返る。
志木倫堂:「逆にお前、俺を嫌った程度でショックを受けて貰える立場だと思ったのか?」
三枝夕子:「…そう。」
志木倫堂:「何も知らないからなぁ。いや、今名前は分かったから何もってこたぁない」
三枝夕子:「私、まだ期待してたのかもね」
志木倫堂:「期待ぃ?」
GM:と、そんなところで
2年C組のみなさん:「あ、あれユーコじゃね?」「めっちゃびしょびしょじゃん!雨の日に傘忘れるとか小学生かな?青春してんね~」
2年C組のみなさん:傘を指した、恐らく同じ学校であろうと推測出来る制服の男女二人がやってくる
志木倫堂:「…………ん」
志木倫堂:そちらに目をやる。
2年C組のみなさん:「あら…お兄さん、ユーコの連れ?」「イケメンじゃん」
志木倫堂:「おっそう? 初めて言われたわ」
2年C組のみなさん:「へぇ~意外!危険な香りってやつ?そういう感じが…」
2年C組のみなさん:「そういう話してる場合じゃないでしょ!ユーコ風邪引いちゃうし!」
志木倫堂:「ああ、今その話が終わったとこ」
2年C組のみなさん:「お兄さん御免なさいね…こいつ普段からこんなだから…」
2年C組のみなさん:そういって二人は君から“ユーコ”のほうに視線を向ける
三枝夕子:鞄を取り、拳を堅く握っている
志木倫堂:「別に謝るこたねーよ。クラスの知り合い程度が責任持つことじゃねーし」
志木倫堂:ちら、と三枝さんを見る。
志木倫堂:「友達って訳でもないだろ。別に」
2年C組のみなさん:「?」
2年C組のみなさん:「友達だよ。うちのクラスはみんな友達さ」
2年C組のみなさん:「やぁ~…ユーコさあ、ユキオがちょっと乱暴だったのマ・ジ・で・反省してっからさぁ!」
2年C組のみなさん:「許してあげな~?今もあいつ、クラスでガチ凹みしてんだよね~」
志木倫堂:「(みんな……か)」少し表情が険しくなる
志木倫堂:あまり詳しくはないが。
志木倫堂:高校生にもなって、それを素のテンションで言える人間、結構珍しいのではないだろうか。
三枝夕子:「…私は、いい。」
三枝夕子:「皆が仲良いなら、それでいいでしょ。私がどうこうは、必要なの?」
2年C組のみなさん:「いや、いるって!私達オナクラじゃん!」
志木倫堂:察することもある。彼女が語りたがらないなら、どうしようもないかとも思ったが。
2年C組のみなさん:「七扇でウチらが最強のBFFクラスってことを証明するなら、ユーコが必須なんよ!」
三枝夕子:「…そうね。私は他所に行く。」
志木倫堂:「BFF……? はまあ、わかんねーけど。まぁそこら辺にしといてやれよ、これから帰るとこらしいから」
志木倫堂:間に入る。
三枝夕子:「…あんたは、速く帰ったほうが良い。」
志木倫堂:「おうよ。帰ろうぜ。ただでさえ雨だ」
2年C組のみなさん:二人揃って見合って苦笑い
2年C組のみなさん:「や、お兄さんさ、ユーコが可愛いのは分かったから、さ」
志木倫堂:「うん?」
2年C組のみなさん:「こっちはガッコのことだから。終わったら好きにしていいよ!でも今は…ウチを優先させてくんない?この通り!」手を合わせる
三枝夕子:流石に眉をひそめる
志木倫堂:「うーん……」
志木倫堂:少し考える仕草。
志木倫堂:「よし。」
志木倫堂:ばきぃーっ! 目の前の男をぶん殴る!
三枝夕子:「は?」
2年C組のみなさん:「あ痛ッッてぇ!!」
2年C組のみなさん:すっ転ぶ
志木倫堂:「男女平等!」女も殴り飛ばす!
2年C組のみなさん:「きゃぁっ!!」
三枝夕子:「ちょっと!」
三枝夕子:「何やってるの!?最悪だよ、ホントに!!!」
志木倫堂:「はぁ? 勝手に困れ!」
2年C組のみなさん:「痛つつ……はぁ…お兄さん、マジそういうのやっちゃう人か…」
志木倫堂:「つーか誰がかわいいかこんな女! 抑えてたけどまあまあ腹に据えかねてるわ!!」
三枝夕子:「まっ……」
三枝夕子:じぶんで仕向けたこととはいえちょっとムッとしている
志木倫堂:「この……ムカつく雨……かっこいい傘……ムカつく女……ムカつく男……ムカつく女…………!!」
志木倫堂:「差し引きマイナス3」
志木倫堂:「いや、本当に俺だってこんな事したくない……」
志木倫堂:「この発言はちょっとサイコパスっぽいな」
三枝夕子:「……いや、よくわかんない」
GM:ではその時
GM:君は感じるだろう。君が持っている、“裏”の日常で味わう感覚
2年C組のみなさん:「いや、そーゆーのしてくるんなら…手加減できないよね」
2年C組のみなさん:ぎゅる
謎のジャーム:高校生の足元で肉塊が渦巻くと、肥大化した怪物が出現する
2年C組のみなさん:続いて、後方の女子高生も似たような肉塊の人型を生み出す
志木倫堂:「──へぇ。あ──────はいはいはいはいはい。そういうのな」額を押さえて、俯く。その表情は見えない。
志木倫堂:「良いとこ探しだ。良いとこ探しをしよう。」
志木倫堂:ガリガリと乱雑に頭を掻く、亜麻色の髪が乱れる。
志木倫堂:「お前らにそういうのを渡した奴がいる……てなぁ」
三枝夕子:「だから…ああ!最悪。」
三枝夕子:「逃げましょ!マジで」
2年C組のみなさん:「『ジョン・スタインベック』!」「『ティム・ラヘイ』」
2年C組のみなさん:どうやら生み出したジャームの名前のようだ。
志木倫堂:「真相は分からねーが、もしかしたら救いがあるかもな。単純にお前らの人間性が腐ってて」
志木倫堂:「夕子がこんな風になってるよりも、さ!」
志木倫堂:破裂音が響く。
志木倫堂:迸る熱風に、周囲の雨が一瞬で蒸発した音だ。
2年C組のみなさん:「「!?」」
三枝夕子:「……!?」
志木倫堂:「……なぁ」
志木倫堂:振り向く。
志木倫堂:「せっかくだし確かめてみようぜ。色々解決して、元に戻った時に」
志木倫堂:「お前の手首やらなにやらの生傷がなくなるなら、それは多分良い事だし」
志木倫堂:「そうじゃないなら、改めてこいつらをぶん殴る理由にもなるしな」
志木倫堂:捩じれた火柱の中心に立って。
志木倫堂:三枝裕子に笑いかけた。

GM:シーンカット。ロイスのみ可能です!
志木倫堂:ロイス 三枝夕子さんに!
志木倫堂:同情/ムカつく〇 で取得して終了。

OP2…川島 公治

GM:続いてPC2の自己紹介!
川島 公治:はい!
川島 公治https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY8bCf2AIM
川島 公治:川島公治。所属支部が宙に浮いている、流しのUGNエージェントです。
川島 公治:それほど強くはないけど古参のエージェントで、なんか最近は昔馴染みと沢山再会して驚いています。
GM:渋い男。
GM:渋い男は何人いてもいい。GMはそう思います
川島 公治:組織人として通すべき筋はきちっと通すけど、その本質はヴィジランテ! UGNにいるのも自分の理念との折り合いがいいからですね。
川島 公治:そんな不良中年ですがオーヴァード青少年の生育環境には一家言あり、なんか今回の事態には思うところありまくりだと思います。
川島 公治:性能的にはとりあえず火力は低いけど殴れて、情報収集もそこそこできて、カバーもできて
川島 公治:あとは流れでエヴリシングエディとか異世界の因子します! 激流に身を任せどうかする!
川島 公治:以上です。よろしくお願いします!
GM:ポジションと同じくチームのかゆい所に手が届く男だ
GM:押忍、宜しくおねがいします!チームの大人!
GM:大人らしく、前に出るだけが戦いじゃないというところを見せてもらいたいハンドアウトはこちら
PC2:川島 公治  シナリオロイス:七扇高校生徒
この街では珍しくもないジャームの討伐任務。だがしかし、追い詰めたジャームを守るように出てきた多くの学生たちと、
それと共に増援のように現れる追加のジャーム達。君は戦略上の不利を察して一時撤退する。どうやらジャームは学生たち
が操っているようだ。学生服からして、彼らは七扇高校の生徒のようだが……
川島 公治:ウワーッもうこれは明らかにただごとじゃない!
GM:学生にキャハハ—されながら撤退するのはただごとではない不快現象かと思いますが
GM:ちゃんと…ちゃんと埋め合わせはするから…!
川島 公治:ジャーム討伐なんか知るか! 笑われとかも知らん! 俺は逃げて上に洗いざらいチクるぜ!
GM:“大人”
川島 公治:次に俺が出てくるときは怖い青少年が一緒かもだけどな…!
GM:タダでは済ませないのもまた大人
GM:では始めます

GM:--------------------------------
GM:第5地区周辺 廃工場 
GM:--------------------------------
川島 公治:川島 公治の侵蝕を+1(1d10->1)した(侵蝕:32->33)
謎のジャーム:君から一目散に逃げるジャーム。見た目は首の無い人型だ。
川島 公治:スーツネクタイ姿で静かに追います。 姿を現さずに物陰から遠隔攻撃で削る段階は、もう『済んだ』。
GM:野良ジャームの討伐。N市では最早平穏のうちに入るかもしれない。
GM:君はそれに従事している。大したことのないジャームならば、出力にいくら差があろうと練度の高いエージェントに手も足も出ないのだ
GM:事実として、ジャームはきみの消耗戦術で十分その戦闘能力を減らしている。
川島 公治:攻撃能力はともかく、継戦能力なら大抵の相手に負ける事はない。 知性の無い相手ならこうして完封にかかるのも、いつもの手のひとつだ。
謎のジャーム:スタミナに底は無さそうだが、運動量の強弱はあるのだろう。全力での移動とは思えない。純粋な消耗の結果だ
謎のジャーム:そして…“詰み”。袋小路に達した。力で破壊することも出来なくはないが、その間に捕まるだろう
川島 公治:「…一応聞くぜ。 投降するなら受け付けてやる」通路に差し込む日差し、逆光を背負う大きな人影。
川島 公治:「能力の暴走でそういう格好に変わっちまったってのもまぁ、なくはないだろ。 最終確認だ」
謎のジャーム:追い詰められた対象がする格好と言えば想像はつくだろうか。壁に背を押し当てるような格好
謎のジャーム:声を発するべき頭部が無い以上、返答は期待出来ないだろう。
謎のジャーム:単純に君から逃げようとしかしていない。自分の意志というものを感じさせない
川島 公治:「…時間の無駄か。 いいさ、支部に収容してじっくり聞いてやる」
川島 公治:ジャームを取り囲むように、鼠の群れが現れる。 肉体を分離させて形作った、『端末』だ。
川島 公治:そのまま前後左右から飛び掛かる!
2年C組のみなさん:「や……」
2年C組のみなさん:「やめて~~~!!!」
2年C組のみなさん:君の包囲攻撃の前に、無防備な学生が飛び出る!
川島 公治:「なッ…」あまりのことに仰天!!
川島 公治:鼠の群れは急に止まれないのでそのまま学生たちの顔やら髪やら体やらにへばりつく! 噛んだり引っかいたりはしない。
2年C組のみなさん:「うぎゃああ~ッッ!!!キモッ!キッモ!!!」
川島 公治:「待て待て待て待て!! 何だお前らは!」
2年C組のみなさん:ドタバタしながらネズミを跳ね除ける
川島 公治:ネズミは跳ね除けられます。
2年C組のみなさん:「……ふう。おじさん…やめてくれよ、僕の『ジェリー・ジェンキンズ』に手を出すのはさ…」
川島 公治:「それが何だか判ってんのか!? …いや、『僕の』!?」
謎のジャーム:ぎゅるりと渦を巻くように少年の足元に消えていく
川島 公治:(…!)
2年C組のみなさん:「いや、イクオさ。やっぱこいつがセンセの言ってた『異能者』ってやつだよ」
川島 公治:(…!!)
2年C組のみなさん:「マジかよ…いやそりゃそうだよな。普通拳銃とかだし。ネズミけしかけるのは妙だ」
川島 公治:「あのな、街中でピストルをバカスカ撃つわけがねぇだろうが。バカボンのおまわりさんじゃねぇんだぞ!!」世代!
2年C組のみなさん:「いや古ッ」「中学校の図書館にあったよなバカボン。」
川島 公治:「なっ…うるせえよ! 赤塚不二夫はなんか最近リメイクされてただろうが!」
2年C組のみなさん:「…まあいいや。おじさんさ…さっきの言葉、そっくりそのまんま返そうか」
2年C組のみなさん:「『投降するなら受け付けてやる』…一人でやられても、俺たちはチームだぜ?」
川島 公治:「…チームだとォ?」 視線はジャームをしまいこんだ学生から離さぬまま、前後左右の気配を探ります。
2年C組のみなさん:「『ジェリー・ジェンキンズ』はしばらく休ませな、イクオ。やっぱやられたらなんかフィードバックが来るよ、多分」
2年C組のみなさん:そう言いながら、集まった学生たちが先程のようなジャームを次々に出現させる…!
川島 公治:「なん…だと?」
2年C組のみなさん:5,6体程だ。デザインに細かい差異はあるようだが、基本的な様式は同じ、首の無い怪物だ
川島 公治:「…テメェら。 どこでこんな碌でもねぇオモチャを買い集めやがった」
川島 公治:「いや、『誰から貰った』? お前らのセンセイとやらか?」
2年C組のみなさん:「オモチャ?ふっっる。令和にいんのねこんな昭和なオッサン」
2年C組のみなさん:「センセはセンセだよ。ま…そういうのは」
2年C組のみなさん:「『収容してじっくり聞いてやる』だ!」
川島 公治:「質問に答えろ!! アラフォーのオッサンはみんな昭和生まれだよ!!」
謎のジャーム:君の質問を無視して四方八方から襲いかかる!
謎のジャーム:武装のようなものを掲げるもの、飛び道具を放つもの、後方で何やら準備をしているもの、乗り物に乗っているものなど
謎のジャーム:非常に多様な機能を発揮しつつ君に危害を加えんとする
川島 公治:エンブレム、エヴリシングレディを使用。 任意の閃光煙玉を取得。
川島 公治:地面に思いきり叩き付ける! 目のくらむ光、続いて広がる煙幕!!
2年C組のみなさん:「ハァ!?うわっ、忍者かよふっっっr………」半笑いも半ば、ゴホゴホという声で辺りが埋まる
川島 公治:既に肉体操作でビルを這い登り、建物の屋上へ退避している。 身のこなしは戦闘エージェントの必修項目だ。
GM:撤退はその技術もさることながら、“決断のタイミングと徹底性”というものが非常に大事である。
GM:自分の実力と状況を把握した上で、戦術の切り替えを行うタイミングを見計らうのもまた一朝一夕では身につかない技術だ。
GM:どうやら、高校生たちはそういった戦術眼に関してはまだまだ未熟といったところである
川島 公治:「聞き分けのねぇガキ共だな…いいぜ、その悪知恵に免じて今日はこのくらいにしておいてやる」
川島 公治:「だが、後で見てな。 悪い大人を本気で怒らせるとどういうことになるか…わからされるのも若さだってんだよ!」
2年C組のみなさん:「ゴホッ……クッソ、消えたぞあいつ!」
2年C組のみなさん:「マジで忍者じゃんウケるwwww」「くっそーイクオの分ボコれなかったな…わりー」「いいよ、助かったし」
川島 公治:捨て台詞を残して高速撤収! 『上』を包囲されていない点、小手調べの煙幕が普通に効いた点はかなり重要な情報だ。
2年C組のみなさん:…ここで、一様に子どもたちは空の一方向を向く
2年C組のみなさん:「…ユーコの彼氏?」「『異能者』…」「パイロマンサーじゃん…!!あのオッサンよりカッケーよ」
川島 公治:どさくさで盗聴器と携帯カメラを残してあるので現場の状況は拾える。 スマホ(操作にまだ慣れない)で状況確認。
川島 公治:「なに…? パイロマンサーだぁ…?」先日の、町を襲った"γ"が脳裏に浮かぶ。
2年C組のみなさん:「いや、フツーに強そうだ…手伝いに行こうぜ!」
2年C組のみなさん:ジャームを仕舞い、高校生達は蜘蛛の子を散らすように移動していく
2年C組のみなさん:制服は皆同じだ。調べれば”七扇高校”のものであることが分かるだろう
川島 公治:その場で立ち止まり、メジャーで隠密。 スマホで通話を開始。
川島 公治:「"ピュートリッド"より9番へ。さっき出したレッドアラートはもう届いているな?」
川島 公治:「駆除任務は失敗だ。めいめいジャームを従えた学生の集団と、与えた誰かが背後にいる…全員、七扇高校の制服だ」
川島 公治:「接敵して何とか逃げたところだが、このまま逆に尾行を仕掛ける。現場のカメラと盗聴器の回収を頼んだ。交信終了」
川島 公治:ネクタイと背広を路地裏のゴミ箱に捨て、ネズミを足元から這い出させ体の体積を減らして転進。学生たちの後を追う。
川島 公治:(とても一人で手に負える案件じゃねぇな…あいつら、あとどれだけ居やがる?)

GM:シーンカット!ロイスのみ可能です
川島 公治:七扇高校の生徒たち 尽力/〇脅威 で!
川島 公治:いまのところ元締めの悪い大人をとっちめて更生させるのが一番いいと見た感じです!
川島 公治:以上で!
GM:押忍!

OP3…空木一姫&東雲銀

GM:PC3・4の順に自己紹介!
GM:まずはPC3、空木ちゃん!
空木一姫:はーい!
空木一姫https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYraOU4gIM
空木一姫:「空木一姫(うつろぎ・いちひめ)と申します。呼称は……"イチヒメ"、とでもお呼び頂ければ」
空木一姫:空木一姫。黒髪黒セーラー大太刀使い、異能を振るう没落お嬢様女子高生です。チャームポイントはピンクのリボン。
空木一姫:怪異を討伐する家系に生まれ、物心付く頃から代々伝わる退魔の刃を誰よりも上手く扱うため、神童と評されていました。
空木一姫:……が、大人達が次々と討死、幼いながら当主として家を預かる立場に就任。
空木一姫:以後、残された財産や横の繋がりなどの維持するために東奔西走の忙しい毎日。一日ずっと刀の修練とか以ての外。
GM:やった~現代異能もの若くして死別跡継ぎ系退魔家系だ~!!(ドチャクソ不謹慎)
空木一姫:神童は20歳を超える前に普通の女の子になりました。
空木一姫:過去匂わせ退魔師女子だよ~
空木一姫:とはいえ、主だった収入の家業を行える大人は全滅したのでUGNの庇護下に入り、今はチルドレンとして協力しています。
空木一姫:刀を振るった報酬で固定資産や諸々の維持費を捻出しています。
空木一姫:怖いものですね、貧乏って。
空木一姫:能力は元はノイマン・ブラックドッグでしたが、刀を扱う内にウロボロスに変質。
空木一姫:セットアップで加速し、シャドーテンタクルスと要の陣形によって10m以内の敵を3体まで刻む白兵型です。
空木一姫:また、刻んだ相手のEロイスを食い破る特殊な刀を使っています。UGN様の言う所の遺産だとか。
空木一姫:演出的には電気で身体を活性化させ、刀身を影で塗り固めた刃渡り自在の大太刀を振るったり、影を伝って斬撃を伝播させたりします。
空木一姫:今回はなんだか紅一点のご様子。頑張らせていただきますね。
GM:格好いい演出に期待がかかるわね
空木一姫:女子高生は夜空をバックに身の丈大太刀をふるいます。やったね。
GM:ハンドアウトはPC3・4共通なのでPC4の自己紹介もお願いしてしまいます。最後、東雲君!
東雲銀:はい!
東雲銀https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYhMD13AIM
東雲銀:東雲銀(しののめぎん)。第9支部所属のUGNチルドレンです。
東雲銀:普段は猫かぶりの八方美人ですが、チルドレンらしい冷めた性格だというのが自己評価。
東雲銀:ですが実際のところ、すぐに慌ててボロが出るし人の世話焼きがちだったりする善人気質。
東雲銀:本人もその辺りを自覚しており、自分のことを半端だと思っています。
東雲銀:シンドロームはウロボロス/サラマンダー。
東雲銀:吸血衝動による暴走を起こすことでウロボロス因子の模倣能力を強化するコピー能力者です。
東雲銀:性能としては無形の影と異世界因子を搭載した白兵射撃RC交渉何でもござれの万能アタッカー。
東雲銀:更にデビストとクリメイトも搭載した器用さ全振りのビルドとなってます。
東雲銀:こんな感じで頑張りたいと思います! よろしくお願いします!
GM:最近聖剣とねんごろになったり知り合いが多重交際したりと話題の渦中にいがちな東雲君、宜しくおねがいします(謎の前置き)
東雲銀:冷静になると謎すぎる
GM:というわけでPC3・4のOPハンドアウトは、なんかよく見るパターンのやつ!
PC3:空木一姫&PC4:東雲銀 シナリオロイス:“エフェソス”
インリークォエージェント“エフェソス”が目撃されるようになった。彼は以前から致命的な異常生体を生み出す
オーヴァード重犯罪者であるが、今回は肝心の生体を伴っていない。周囲にある異変と言えば、レネゲイドに由来する
と目される不審な通信障害が起きているくらいだが…
空木一姫:大変ですわ
GM:いつもの
東雲銀:大変だな
GM:逆瀬川が指揮するので文句を垂れたりロイスを適当に取ったり水着がダサかったですねとなじったりしよう
空木一姫:まぁ……水着を見せ合う仲なのですね…
空木一姫:頑張りましょう
東雲銀:先輩何か誤解抱かれてますよ
逆瀬川 苗:まあそういうこともありますよね…へへへ…(目逸らし)
空木一姫:そうですか、そうですか…
空木一姫:いいところを見せられるように頑張りましょうね。
東雲銀:その反応マジで誤解大きくなるからやめましょう!?
GM:じゃあやっていくわね

GM:登場侵蝕を頼むわよ
東雲銀:45+1d10
DoubleCross : (45+1D10) → 45+2[2] → 47

空木一姫:空木一姫の侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:42->52)
GM:-------------------------
GM:第九支部
GM:-------------------------
逆瀬川 苗:「へへへ…これ美味しいですよね……安いし……」
逆瀬川 苗:チープなプラスチックのメロン容器に入ったシャーベットを食べている。君らにも配られているぞ
東雲銀:「あ、これ美味しいですよねー。メロン容器のデザインも良くてポイント高い……」
空木一姫:「……」しげしげと容器を眺めた後、見様見真似で蓋を開けている。
空木一姫:黒いセーラー服に身を包んだ黒髪の少女。大きな竹刀袋を背負って、部活帰りのような風体。
GM:任務ブリーフィングである。
GM:君たちは任務ということで呼ばれた人員。何かしらの反社会存在に対して作戦を講じる。よくあることだ
東雲銀:「じゃないでしょ、先輩、おい」
空木一姫:「この氷菓は任務に関係が?」
東雲銀:「あったら任務の方が心配になりません?」
空木一姫:「?」小首をかしげる。糸のような黒髪と桃色のリボンが僅かに揺れる
空木一姫:「強制的に覚醒を促す薬品などがあると聞きましたが…その類でしょうか」真面目な顔で匂いなどをかいでいる。
東雲銀:「……まあ、そういう類いならいそうなのがアレですけど」
東雲銀:相変わらずの学生服。文句を言いつつもスプーンは止めない。何だかんだこの手のものは好きである
逆瀬川 苗:「いや、だったら皆さんには配らないでしょう…へへへ」
空木一姫:「なるほど、一理あります」ぺりぺり、と木のスプーンの包装を縦に破っている。
逆瀬川 苗:(変な子だな……)
逆瀬川 苗:「まあ…じゃあ、ブリーフィングしましょうね……」
空木一姫:「では陣中見舞いとして頂きますね」ぺこり、と頭を下げた後に一口。冷たさと口に広がる味に少し眉が弧を描く。
空木一姫:「あぁ、はい。よろしくお願いいたします」
逆瀬川 苗:資料を指し示しながら
逆瀬川 苗:「ええーと、インリークォエージェント“エフェソス”が目撃されるようになったというのが今回の主題であります。」
GM:写真資料も添付されており、その姿は君たちも確認できる。髭の生えた壮年の男性。白い結晶のはまったベルトが特徴的だ
空木一姫:「インリークォ。FHの方々ですね。確か、生物に関係する名前だと記憶しております」資料に目を落とす
逆瀬川 苗:「はい…こないだも、ビルの中でレウコクロリディウム宜しく人をゾンビ化する蜂なんかも出してきたりしてましたね…」
空木一姫:「それは厄介ですね」一般人を巻き込まれると手順が増える。
東雲銀:「起こってる事件も生物系中心でしたか。中々面倒そうな」
逆瀬川 苗:「この“エフェソス”もまた、そういった迷惑な異常生体を生み出す輩なわけですね…こないだ伴っていた“GGクアッド”なる生体兵器は誠に厄介でした……」
逆瀬川 苗:「……ですが、今回は彼自身の周囲に生体を帯同しておりません。」
空木一姫:「それは妙ですね」さくり、と格子状に切り分けたアイスの一片を口に運ぶ。
逆瀬川 苗:表情を崩さない。もっともこのエージェントが余裕のない笑みを浮かべるのはいつものことなのだが
空木一姫:「本人が連れてらっしゃらないのなら、これから動く……あるいは、別の場所で動いてると見るべきでしょうか」
逆瀬川 苗:「その可能性は高いですね…。」
逆瀬川 苗:「インリークォの怖いところは、生体もそうですが『拠点が非常に広大な位置に散らばっていて、尚且つ不明瞭であること』だと思います」
逆瀬川 苗:「いわゆる“異界”と呼ばれる位置に前線基地まで作れる程に隠蔽技術も持ち合わせており……目的を不透明にするのが上手いですね…」
空木一姫:「研究者相手の辛いところですね」一口。「突き詰めて言えば、考える頭さえあれば研究を進められる、というのは」
東雲銀:「なるほどな……」スプーンですくいながら
東雲銀:「だが、生体を一つも帯同していないってことは護衛すらも無いってことでしょう?」
東雲銀:「大型のものを仕込むにしても、小回りの効く手駒は用意してそうなものですが」
空木一姫:「そうですね。小型化を主目的にしている可能性もありますし」
逆瀬川 苗:「まあ…そこに関して調査するのが、今回のメイン任務となります」
空木一姫:「えぇ、結局は探し当ててみないと詮無き事でしたね」
逆瀬川 苗:「今の所、N市全般で起きている妙な事象としては…そうですね、周辺ですと恐らくレネゲイド由来の妙な通信障害が報告されており…」
逆瀬川 苗:「後は…まあ、よくある野良ジャームの発生くらいですかね…これについてはフリーのエージェントにお願いしてますので報告が入るのを待つくらいですかね」
空木一姫:「ジャーム、」一瞬目を細めて「の発生も明確な脅威ですが、通信障害も人探しの際には不便ですね」
逆瀬川 苗:「軽微なノイズが走るぐらいなのですが…まあ、気をつけて欲しいといったところですかね。はい……」
東雲銀:「通信障害ね……」
空木一姫:「ひとまずは足で探すということになりましょうか?」
逆瀬川 苗:「へへへ…私は諸々の手続きとかしてますよ…はい。」
逆瀬川 苗:「頼みますよ…若い力ってやつ…」
東雲銀:「先輩まだ二十代でしょうが」
逆瀬川 苗:「オーヴァードとしては第2世代くらいですから…皆さんが最新世代ですよ」
空木一姫:「? オーヴァードに加齢による劣化などは報告されていたでしょうか……」疑問の顔
東雲銀:「空木さんこの人の言うこと真に受けちゃダメだよ。この人まだ全然やれるのに私は一線引きましたムーブをやたら押してくるから」
空木一姫:「あら、そうなのですか」
空木一姫:「東雲様はよく理解されてらっしゃるのですね。指揮官の意図を汲める人が居てくださるのは心強いです」
逆瀬川 苗:「東雲君……」
逆瀬川 苗:「貴方、最近押し強くなりました…?」
東雲銀:「先輩がそんなんだから押しが強くなるんですよ」
逆瀬川 苗:「へへぇ、面目ない…」頭をかいて
東雲銀:「僕がいる間は絶対引退とかさせないんで覚悟してて下さいよ」
東雲銀:「まあ、この人の場合意図というか習性というか……」
逆瀬川 苗:「空木さん…この子はこういう感じで追い詰めてくるんですよ…最近とみに…」
逆瀬川 苗:「助けて下さい…同年代の貴方が一言行ってもらえば…」
空木一姫:「お互い、よくご存知なのですね」食べ終えたメロンの容器に蓋をして、木のスプーンを机を汚さないように包装に戻している。
空木一姫:「仲の良いことは大変結構と思います」くすりと笑う
空木一姫:「私もそうなれるように参考にさせていただきます」
逆瀬川 苗:「ええ……」
東雲銀:「空木さん、少なくともこの人は絶対参考にしない方が良い。市民プールに全身水着で遊びに行ったような人にはぜっったい」
逆瀬川 苗:「その点を突っ込んでくるのは駄目じゃないですか……」
空木一姫:「……………」
逆瀬川 苗:「東雲君…貴方、女性の水着に突っ込める程のポジションにあると…」
逆瀬川 苗:「……彼女でも出来ましたか…?」
東雲銀:「………………」
東雲銀:「その話は、またに、しません?」
逆瀬川 苗:「……」面白そうな案件
空木一姫:「お二人は」
空木一姫:「水着をお見せ合いになるような仲なのですね」
逆瀬川 苗:「えええ…」
逆瀬川 苗:「いや…違うんですよ。ハワイ休暇取ろうと思って、偶然水練のために持ってきた水着をえらく酷評されて…」
逆瀬川 苗:「それで市民プールに着ていっただけなんですよ…全部若い子たちが酷評したせいなんです…」
逆瀬川 苗:しどろもどろ
東雲銀:「鏑木先輩にもボロッカスに言われてたじゃないですか。何で事前に相談しなかったんですか」
東雲銀:「あと空木さんステイ!! 集団で行っただけだ!!」
東雲銀:「決して先輩とそういう関係には無い!!」
空木一姫:「あぁ、集団で。何かしらのレクリエーションでしたか」
空木一姫:「そうですね、先程彼女さんがどうとか仰っておりましたし。これは早とちりを」
空木一姫:ぺこり、と軽く頭を下げる。
東雲銀:「そう、だからここで休戦協定を結びましょう先輩」
逆瀬川 苗:「はあ…」
逆瀬川 苗:「やっぱり彼女さんがいるんですね……」
逆瀬川 苗:察し
東雲銀:「先輩!!!!! アンタ色々暴露されたいのか!!!!!」
東雲銀:「ハワイの遠征に蹴られた理由の話とか!!」
空木一姫:「色々………」頬に手。
逆瀬川 苗:「………はい、もうね。もう良いでしょう。」
逆瀬川 苗:「戦争は虚しい……」
空木一姫:「そうですね。諸々の話は道中にでも」
空木一姫:「まずは行動を始めたほうがよろしいでしょう」
東雲銀:「そうですね……」
GM:と、ここで携帯電話が鳴る。どうやら逆瀬川のもののようだ
逆瀬川 苗:「はい…もう出ていただいても…ああ、御免なさい。…はい、こちら厚生労働省第九管轄の電話ですが……」
逆瀬川 苗:「……“ピュートリッド”。はい……成程?」
逆瀬川 苗:「わかりました。丁度動き出すところです…“イチヒメ”、“コピーキャット・クライマー”を送ります」
逆瀬川 苗:「回収は私が行きましょう…それでは」
逆瀬川 苗:電話を切る
逆瀬川 苗:「はい、調査の前に…戦ってもらうかと思います」
空木一姫:「かしこまりました」口元をハンカチで拭う
逆瀬川 苗:(決断が早いなあ…この子、空気に慣れている)
空木一姫:「それで、何処へ向かえばよろしいですか?」無自覚に眉を平坦にする
東雲銀:「仕事ですね。了解です」一瞬で仕事モードに切り替わる
逆瀬川 苗:「場所は…公園です。そんなに遠くはないでしょう…逆立ちしたロブスターの像があるところ…」
東雲銀:「……よりにもよってそれですか」
逆瀬川 苗:「いや、あの像には別にレネゲイド的なものは感知されてないんですが…」
逆瀬川 苗:「まあ妙ですよね…なんだろうな……」
東雲銀:「なんでしょうね……」
空木一姫:「…………逆立ちしたロブスター?」
空木一姫:「なにかの符丁じゃないなら妙というか、変ですね」
空木一姫:「ですが、目印になるなら好都合ですか」
東雲銀:「一発で見つけられるからな」
東雲銀:「それじゃあ、任務開始といこうか」
空木一姫:「そうですね」竹刀袋を逆しまに持つ
空木一姫:「───行きましょうか、東雲様」
東雲銀:「よろしく頼むよ、空木さん」

GM:シーンカット!ロイスのみ可能です!
東雲銀:ロイスは一旦保留で
空木一姫:じゃあこちらももっと話してからにしましょう。保留で以上。
GM:押忍!

ミドル1

GM:合流!全員登場です
空木一姫:空木一姫の侵蝕を+6(1d10->6)した(侵蝕:52->58)
東雲銀:47+1d10
DoubleCross : (47+1D10) → 47+8[8] → 55

川島 公治:川島 公治の侵蝕を+8(1d10->8)した(侵蝕:33->41)
志木倫堂:志木倫堂の侵蝕を+9(1d10->9)した(侵蝕:38->47)

志木倫堂:「さぁーて」
志木倫堂:こきこき、と手首を鳴らす。
2年C組のみなさん:「油断していた…まさか『異能者』だなんて」
2年C組のみなさん:「ユーコ、もしかして…裏切ったの!?」
三枝夕子:「………」
三枝夕子:何を言っても間違いになりそうなので喋らない。とりあえず、状況を飲み込もうとしている
志木倫堂:「あ? よく分からねー用語使いやがるな。まあいいや」
志木倫堂:だ、と火を纏ったまま、接敵。
志木倫堂:怯んでいる間に狩る!
2年C組のみなさん:「ッッ……!」「『ティム・ラヘイ』」
志木倫堂:右腕を構え、ジャームの一体へと向かって振りぬいた。その一拍のうちに。
志木倫堂:紅蓮の螺旋が膨れ上がり、拳へと収束し、ジャームに大穴を開ける。
謎のジャーム:女子高生ジャームが肉体を膨らまし、障壁を展開して熱波から味方全員を守る
謎のジャーム:ボ グウ
謎のジャーム:肉の組成はそこまで通常の生物と変わらないようだ。即ち、水分が殆ど
謎のジャーム:膨らませた肉体ごと、多大な熱量が貫通し、然るのち膨張で大穴を空ける…!
志木倫堂:「お、と。思ったより中身は普通だな」
志木倫堂:「んじゃもういっちょ!」
2年C組のみなさん:「!?!?!?」「嘘…!?『ティム・ラヘイ』の防御を貫通した!?」
志木倫堂:ジョン・スタインベックと呼ばれたジャームの方へと飛び掛かる。否。
謎のジャーム:大穴から黒煙を吹き上げる。ギリギリ死んではいないようだが、戦闘は最早望めないだろう
2年C組のみなさん:「駄目よ、これ以上は…!引っ込めるわ。」
志木倫堂:掛け声も動作もフェイントだ。既に足元を伝うマグマの如き赤線から、灼熱の槍が飛び出している。
2年C組のみなさん:『ティム・ラヘイ』は虚空に消える
謎のジャーム:身を引いたジャームに火線が走り、右足が吹き飛ぶ。先程の連携は見事だったが、君の練度には及ぶべくもない
2年C組のみなさん:「うわあああっっ!!」ダメージフィードバックのようなものは不明瞭だが、君の熱波に怯えている。
2年C組のみなさん:ワーディングの影響を受けている様子も無いが、オーヴァードというには余りにも無防備な印象を受けるだろう
志木倫堂:「さて、降参するかどうか聞いてやろう。もう一発ずつは殴ったしな」
志木倫堂:しなくても殺す気はない。大した練度の相手ではないし、背後にいる存在に気付かれる前に戦闘を終わらせたいと言うのが本音だ。
2年C組のみなさん:「ぐ……」食いしばった歯が、不意にニヤリとした笑みに切り替わる
2年C組のみなさん:「イクオ!今だ!」
志木倫堂:「──!」
2年C組のみなさん:「行けっ!俺の…『ジェリー・ジェンキンズ』ッ!!」
謎のジャーム:横合いから、カッターのような刃を伸ばしつつ襲い来る新手のジャーム!
志木倫堂:「うおお!!」
志木倫堂:ずざ、と転がるようにしてその刃を回避!
志木倫堂:「チッ……新手か! 早い」
2年C組のみなさん:「あそこでかわすのかよ…!」「マジで手強いな…『異能者』!センセのいってた“組織”のヤツかもしれないな」
志木倫堂:バックステップ。三枝さんを庇うように立つ。
志木倫堂:「その手ごわさに免じて、だ。聞いてもいいか。センセってのは?」
2年C組のみなさん:ぞろぞろと、新手の高校生がやってくる。その数は合わせて8人程になった
2年C組のみなさん:君が先程撃退したものを除き、めいめいがジャームを繰り出してくる
2年C組のみなさん:「あ?教えっかよバーカ!」「『異能者』に親切にするこたねーよ」
三枝夕子:「……皆…」
志木倫堂:じわじわと、危機感が募る。
志木倫堂:それを表に出さないように口角を吊り上げる。獰猛な笑み。
三枝夕子:「ヤバいって、…志木。いくらあんたでもこの人数は……」
三枝夕子:「…逃げようよ。邪険にしたのはマジで悪かったからさ!ねえ!逃げてもバカにしないよ!」
川島 公治:「チュー」 「チュン、チュン」 「カァー」
川島 公治:…8人を囲むように現れる、街中の害獣たちの影。
三枝夕子:「……え?」
志木倫堂:「……ん。いや。俺だってタイミングを見てそうしようと思ってたんだが……」
志木倫堂:もちろん、三枝さんも連れて逃げる前提だ。
2年C組のみなさん:「は?」「ンだよこれ!」「新手か?」
2年C組のみなさん:めいめいのジャームたちが対応して害獣を追い払おうとする。明確に連携が乱れるだろう
志木倫堂:「(《ワーディング》だ。この街のUGNなら拾って当然、か)」あるいは、別の理由によるものかもしれないが
空木一姫:──《ワーディング》。薄い闇が、既に張られた領域の中を侵蝕する。
空木一姫:はらり、はらり。
空木一姫:1枚、2枚。黄金色の花びらが場違いに舞い、
空木一姫:それが不定形の、稲妻で形作られるものと気付く頃には
空木一姫: バ ヂィ
空木一姫:空気の焦げ付く匂い、電気の爆ぜる音。瞬きの間に、志木くんと他の者達の前に、黒髪を靡かせた女子高生が存在している。
空木一姫:「『夜に、月輪』」キン、と短く。刃が鞘に収められる音。既に斬撃は終了し。
2年C組のみなさん:「……!!!」
2年C組のみなさん:その姿を認識した時点で、手遅れ
志木倫堂:「うし。もう勝てるやつだ。安心していいぞ」多分だけど、と内心で呟く。
空木一姫:薄闇の中、影の斬撃が走る。
空木一姫:弧を描く黒が三閃、密集したそれらを切り裂いている。
謎のジャーム:異形が膾に分かたれる。
謎のジャーム:その刃は異形を斬るためのもの。純粋熱量の攻撃力とは違う方向で、正しく天敵たりうる
謎のジャーム:今度こそ、3体のジャームは虚空に逃げる隙もなく倒れ伏す
2年C組のみなさん:「お…俺の……」「なんでこんなに……うっ……」
2年C組のみなさん:その…使い手と思われる高校生達が、気絶する
2年C組のみなさん:「お…おい!?イクオ、マサキ!……クソ、クソがァ!」
2年C組のみなさん:高校生達が一斉に狼狽する!
志木倫堂:動物を操ったのと、目にも止まらぬ雷の斬撃。どちらもが彼女の能力という訳ではないだろう。
志木倫堂:「一応聞く、UGNだな?」
志木倫堂:複数の味方がいることになる。この返答次第では、味方かどうかが怪しくなるが──ともあれ。
空木一姫:「えぇ、UGN、空木一姫。登録名は"イチヒメ"と」静電気で髪の跳ねるままに、後ろの志木くんと女性へ目線を送る。
志木倫堂:これで、三枝夕子を庇った状態で8人の相手をする必要はなくなった。
空木一姫:後ろへ。つまりは相手への目線を切っている。一人ならば致命的な、油断のような仕草。
東雲銀:だが、問題はない
東雲銀:周囲に風切り音が響く
東雲銀:『遺産』の疑似再現。影によって形作られた果実を
東雲銀:捉え、放ち、異形を穿つ
東雲銀:機関銃の如く腐食の鏃、東雲銀は『ヴォル・ディアナ』を模倣する
東雲銀:「同じく、UGN,東雲銀。登録名"コピーキャットクライマー"」
志木倫堂:「助かったぜ。こっちはイリーガルの志木。たまたま巻き込まれた」
謎のジャーム:溶け崩れるような音を発して、無数の鏃に穿たれ更に倒れるジャーム!
2年C組のみなさん:「畜生!めちゃくちゃ多い……!」「引きましょ…!センセに相談しないと」
川島 公治:雨の中から人影がゆっくりと進み出る。
川島 公治:「今日の所はこれくらいにしてやると言ったが…何だお前ら、SNS映えする破滅の仕方の短時間記録でも狙ってるのか?」
2年C組のみなさん:「オッサン…!クソッ、逃げたんじゃないのかよ!!!」
2年C組のみなさん:「ゼッテーお前ボコす」「見てろよ『異能者』共が…!」
志木倫堂:そう答えながら、足元の小石を蹴り飛ばす。それはみるみるうちに火球となって、残るジャームを穿ちぬこうと──
空木一姫:"仕込んでいた"一閃が、時間差を付けて襲いかかり──
2年C組のみなさん:「………『オディロン・ルドン』」
謎のジャーム:《瞬間退場》
謎のジャーム:『オディロン・ルドン』と呼ばれたジャームが、真っ黒いカーテンのようなものを円状に展開し、高校生達を囲むと
謎のジャーム:中央に吸い込まれるように消滅した…どうやら、逃げたようだ
GM:そのいずれも空を切る
志木倫堂:「────っと。めんどくせーもん持ってやがるな」
空木一姫:「逃手を確保しない方は、ここまで生きてこられませんからね」宙を切った斬撃は解けて消える
川島 公治:(逃げたか…妙な所だけ手際がいい)第9支部と必要事項を通信している。
三枝夕子:「……あんた達…『異能者』って、やつなの」
志木倫堂:「言っとくけどその呼び名、使ってんのお前らだけだから」
志木倫堂:「センセとやらが浸透させてやがるな、これは」
東雲銀:「ああ、呼び名こそ色々あるが『異能者』とは」
空木一姫:「異能であることは相違ありませんけれどね」鞘に納めた大太刀を上下逆さまに持ち、構えを解く。
三枝夕子:「………」
三枝夕子:君たちは気づいていると思うが、この子もまた《ワーディング》下で倒れていない
三枝夕子:即ち、何かある人物ではあるのだ
志木倫堂:「ああ、失敬、こいつは夕子、三枝夕子」
志木倫堂:「さっきの奴らのクラスメイトみたいだぜ」
空木一姫:「志木様に、三枝様ですね」
川島 公治:「クラスメイトだと…? なるほど、道理で」制服と"センセ"の呼び名を思い出し得心する。
志木倫堂:「割に、面白半分にジャームを振り回す様子はないけどな」
空木一姫:「ジャームを……えぇ、それは重畳ですね」緩く頷く
三枝夕子:「…ジャーム?あいつらの使ってる…良く分からないオモチャのこと?」
三枝夕子:「…あれは、私は使えない。選ばれてないから。」
川島 公治:「…だいたい合っているが、ひとつだけ訂正させてくれ。ジャームは玩具じゃない」
川島 公治:「いつ制御を離れてもおかしくないし、一度野に放たれれば何十何百という命を奪う、怪物だ」
川島 公治:「三枝と言ったか。こちらに害意はないが、少し話を聞かせて欲しい。早晩人死にが出ると判ってて、あれを野放しにはできねぇんだ」
三枝夕子:「…」目線を志木君に向ける
三枝夕子:「本当?」
志木倫堂:「どう信じさせたもんかは分かんねーが……」
志木倫堂:「本当だよ。あんな危ないもん、ポケモンみたいに連れまわすもんじゃない」
三枝夕子:「…良いよ。何となく分かるし」
志木倫堂:「ん。」
志木倫堂:少し安心した様子で。
志木倫堂:「悪いことは言わんからついてこい。2度絡まれても面倒だろうし」
三枝夕子:ため息
三枝夕子:「壮大なフラッシュモブ食らった気分」
志木倫堂:「詳しい事は支部……あー、こっちの拠点で話そう」
三枝夕子:「分かった…」
三枝夕子:「ぶっちゃけ寒くなってきたし」
三枝夕子:「志木倫堂。」
志木倫堂:「なんだ夕子」
志木倫堂:フラッシュモブ、の意味を携帯で調べていた手を止める。
三枝夕子:「冷たくして悪かった。」
三枝夕子:「埋め合わせはするから…何でも言って。」
志木倫堂:「……」殊勝じゃん、と言った調子で眉を上げる。
GM:薄暗い空に光芒が指し始める
三枝夕子:色素の薄い髪とまつ毛に日光が辺り、伏し目を彩る
志木倫堂:「何でもってんなら、そうだな。色々やって欲しい事はある。とりあえずあいつらについて知ってることを教えて欲しいし──」
志木倫堂:「いじけた感じはちょっと直ったか? ベンチに座りっぱなしもやめてくれたな」
三枝夕子:「…私だって、このままは嫌だっただけ。」
三枝夕子:「今もどうすればいいかはよくわからないけど」
志木倫堂:嫌だった、という声に、頷く。
志木倫堂:「それでいい。目下、してほしい事は一つだ。理不尽には声を上げていいし、不条理なら助けを求めていい」
志木倫堂:「自由にしててくれ」
三枝夕子:「“自由”……」
三枝夕子:伏し目を一旦閉じて、薄く開く
三枝夕子:「…分かった。……それが、望みなら」
志木倫堂:「ありふれた言葉だが、何。それがありふれてないとこの出身でな」
志木倫堂:「好きなんだ。そういうのが」
志木倫堂:そう言いながら、雲間からの光に目を細める。

GM:シーンカット!
GM:ロイスが可能です
川島 公治:"バルカノーツ" 〇信頼/脅威
川島 公治:ひとまずこのシーンでは以上!
志木倫堂:"センセ" 興味/敵意〇
志木倫堂:以上。
空木一姫:「関係者 三枝夕子 ○P有意/N庇護」で取得して以上。
志木倫堂:あっやっぱ夕子さんのロイスも変えておこう。
志木倫堂:庇護〇/同情で
東雲銀:うーむ、保留で

ミドル2

GM:情報収集シーン
GM:項目はこちら。大した難易度ではない

・七扇高校2年C組 情報:噂話 9
・“エフェソス”について 情報:UGN 情報:FH 8
・三枝夕子について 知識:レネゲイド 情報:UGN 6

GM:シーンプレイヤーは川島さん、ほか自由!
川島 公治:川島 公治の侵蝕を+3(1d10->3)した(侵蝕:41->44)
空木一姫:空木一姫の侵蝕を+8(1d10->8)した(侵蝕:58->66)
志木倫堂:志木倫堂の侵蝕を+1(1d10->1)した(侵蝕:47->48)
東雲銀:55+1d10
DoubleCross : (55+1D10) → 55+2[2] → 57

志木倫堂:落ち着きの男
東雲銀:空木さん……!!
GM:平常心
空木一姫:やる気満々女子(死)
GM:早速振ってもらおう!
川島 公治:だいじょぶ、リザレクトは極力させません
志木倫堂:情報よわめなので三枝さんやります
空木一姫:最強エフェクト紡ぎの魔眼を持つ社会1女子なのでエフェソスでも狙いますか
志木倫堂:4dx+2 コネ使用 情報UGN
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 9[3,5,5,9]+2 → 11

志木倫堂:成功
川島 公治:おお
東雲銀:おお~
川島 公治:侵蝕が一応かかりますし
空木一姫:……あ、普通に侵蝕高いから他の人がやった後にしよう
東雲銀:じゃあこっちがエフェソスでも
空木一姫:頑張ってー(旗振り)
空木一姫:バディムーヴもあります
川島 公治:私は2-Cの皆さんに行きます!
東雲銀:無形は要らないか、コネUGN幹部のみ使用
東雲銀:3dx+2>=8
DoubleCross : (3R10+2[10]>=8) → 8[3,4,8]+2 → 10 → 成功

東雲銀:無事成功
川島 公治:エヴリシングレディを使用。AI補助スーツを獲得、アイテムを獲得するタイプの効果により即装備。マイナーでこれを起動!
川島 公治:《生き字引》川島 公治の侵蝕を+1した(侵蝕:44->45)
川島 公治:11dx+2>=9
DoubleCross : (11R10+2[10]>=9) → 10[1,2,3,4,4,6,9,9,9,10,10]+6[1,6]+2 → 18 → 成功

空木一姫:社会性男子達が多くて一姫は安心です
志木倫堂:11dx+2,あまりにもすごい
東雲銀:つよい
志木倫堂:コンセも噛ませられる
GM:情報強度が高すぎる
川島 公治:このコンセがノイマンでさえあれば…
GM:そこら辺の本引っ掴んだら乗ってるレベルで解決していきおって…
GM:では情報開示!
GM:1つずついこう
志木倫堂:あっそうか コンセはエグザイルでした

・七扇高校2年C組 情報:噂話 9
 N市内に存在する高校の1クラス。星辰館高校よりも生徒数は少ない(というか星辰館が多すぎる。)
こともあってか、校風として結束が強いと言われている。特に2年C組は最近とみに結束が強く見えるらしい。
一緒につるんで放課後も過ごしている様子が多数目撃されており、陰で何やら怪しい活動をしているようだ。

・“エフェソス” 情報:UGN 情報:FH 8
 FHセル“インリークォ”のエージェント。かつて目撃された際には“葉”(下っ端研究員程度)だったが、研究が認められ
“根”(セル計画を進める研究員)まで出世しているようだ。人間の精神や肉体に干渉する異常生体が研究分野だったらしい。
彼の研究施設らしき場所がここに来て判明している。上手く侵入して資料でも確保できれば、現在起きている現象についても手がかりが得られるだろう

・三枝夕子 知識:レネゲイド 情報:UGN 6
 体調検査の結果、彼女はオーヴァードであることは確定した。しかし肝心のシンドロームや能力については完全に不明。《ワーディング》
や侵蝕率のフィードバックが確認されていることから単なるAWF持ちというわけでもないらしい。自分がこうなった日は明瞭には覚えていないが、
自分やクラス全体の様子がおかしくなった境目の日程度なら把握している。
後は、単純に彼女自身がクラスに馴染めていなかったようだ。言ってしまえば蓮っ葉な性格が浮いていたらしい。

GM:以上です。更に三枝について聞きたければ直接質問などをされたりするとよいでしょう。

GM:--------------------
GM:第九支部
GM:--------------------
GM:君達一行は公園から引き上げ、情報収集に勤しんでいた。現在は暫定で手に入れた情報の共有中である
三枝夕子:色素の薄い肌がほのかに紅潮している。長いこと雨に当たっていたため、シャワーを借りたのだ。
三枝夕子:タオルを当てながら、君たちが話し合っている席の隣に座る
空木一姫:こちらも黒髪がしっとりと艶を放っている。外様である三枝さんに案内をしていた。
空木一姫:筆入れより使い古した鉛筆を取り出し、紙束に議事録を残す速記をの用意をしている。
逆瀬川 苗:「いやあ…へへへ。皆さんご苦労さまでしたね…状況は聞きました。」
逆瀬川 苗:メロンの容器のアイス(2個め)を食べている。
東雲銀:(また食ってるのかこの人……)
志木倫堂:「お疲れ。マシな顔色んなったな」
三枝夕子:「お風呂上がりだからね…」
川島 公治:「ひとまず、これで全員揃ったか」
空木一姫:「そうですね。三枝様のお話も含めて、ひとまず情報の整理を行いましょうか」
東雲銀:「ですね。一度現状を把握したい」
空木一姫:「気になるのはやはり、あの生徒の皆様の状況を掴んでおきたい所ですが」つい、と川島さんに目線。
川島 公治:「そうだな。第五支部からレポートが来ている」
川島 公治:「もともと結束の強い校風ということらしいが、どうもあの連中…2年C組は他のクラスとも違って"結束"が強かったようだ」
三枝夕子:「そうね。」
志木倫堂:「いやに統制が取れてたな」
空木一姫:「複数人で連携を取る動きをされていましたね」
川島 公治:「放課後に怪しい儀式をやっているという噂まで立っているが…」三枝さんに向き直るぞ
川島 公治:「本当のことなのか?」
三枝夕子:「儀式…はは、そんな感じで言われてるんだ」
志木倫堂:「あー……」
志木倫堂:「そっちの用語だとなんかあんのか?」
三枝夕子:「そんな妙なものじゃないよ…“センセ”って呼ばれてる人から色々言われて、それに従ってるの」
川島 公治:「…担任の教員ってわけじゃなかったのか」
東雲銀:「"センセ"か、連中も度々口走っていたが」
志木倫堂:「ちょくちょく口にしてやがったな」"センセ"という言葉だ。
三枝夕子:「“危害を加えてくる『異能者』は炙り出して、君たちの力で倒せ”とかなんとか?」
空木一姫:「まぁ……」
志木倫堂:(はー……)口をぽかんと開けている。
三枝夕子:「正直、“センセ”ってのは直接見てないから詳しいことはどうこう言えない。」
東雲銀:「直接見てない……?」
志木倫堂:「『選ばれてない』からか?」
三枝夕子:「『選ばれてない』、良いねそれ。ぴったり。そういう感じ」
空木一姫:「仰っておりましたね。三枝様はジャームを携えておられないようですし」
三枝夕子:「他の人達はそれが気に食わないみたい。躍起になって追いかけたりしてくるのもそれが原因」
三枝夕子:自嘲気味に笑う
志木倫堂:「まあ大なり小なり、違う奴はやっかまれるか」
志木倫堂:「つっても、そうだ」
志木倫堂:「さっきやったバイタルチェックの結果が出てたぞ。」
志木倫堂:「夕子もオーヴァード……俺達や奴らと同じ、能力者には違いない筈だ」
三枝夕子:「へえ…『異能者』じゃなくて、そういう呼び方なんだ」
三枝夕子:「じゃあ、私も志木みたいにメラメラ火を出したり、動物をけしかけたり出来るってわけ?」
志木倫堂:「ああ。"センセ"とやらがわざわざぼかしまくった用語を使ってんのは、正直話の感じだと」
志木倫堂:「単純に俺達と敵対させるためだろうな。こちらの目からの隠蔽の意図じゃなく」
志木倫堂:「なんかできる気しないか? 気合入れたら空を飛べるとか」
川島 公治:「判り易いのは、怪我の直りが早くなることだが…」包帯をちらと見ます。
空木一姫:「使えるものは個人の器量によりますからね」
GM:再生能力…《リザレクト》が強くなる様子も無い。細胞の再生能力やテロメアーゼの構造もチェックされたが、通常通りのヘイフリック限界を備えた細胞だった
志木倫堂:「"リザレクト"が使えるかは、ある程度の力を持ったオーヴァード以外はまちまちだってのも聞くが、まぁ……」
三枝夕子:眉を顰めて、念を込めるような表情を取る
三枝夕子:「…なんか…そういう感じ、全然無いよ。」
三枝夕子:「からかわれてるみたい。」
志木倫堂:「うーん、そうか」
空木一姫:「からかってなどおりませんよ、三枝様」
空木一姫:「単純に見た目にはわからない変化・能力の可能性もございますね。第九支部にもよくおられるとも聞きます」ノイマンとかソラリスとか
東雲銀:「オーヴァードでなくAWF持ちの可能性はないか?」
逆瀬川 苗:「ああ…データ、私も見たんですが…」
逆瀬川 苗:「レネゲイド因子の散布能…《ワーディング》は機械的刺激で発生したので…可能ですね。」
東雲銀:「なるほど……。それならオーヴァードであることは確定ですか」
志木倫堂:「侵蝕率の変動も認められたらしい。オーヴァードなのはこの際間違いないんだ…が」
川島 公治:「そうだったな。 …説明はもう受けているかもしれないが、超能力なんてもんは当然タダじゃない」
空木一姫:「そうですね。一時的な様々な効能を得ますが、もちろん副作用もある。とお心掛けください」
東雲銀:「だから、体に変調があったらすぐに教えてくれ」
三枝夕子:「分かった」
川島 公治:(あの"玩具"が力を使い過ぎたオーヴァードの成れの果てかもしれないことは、いつどうやって説明したものやらだな…)
川島 公治:(今知らせるのは精神がもたんかもしれん)
志木倫堂:「──シンドローム構成が不明、なんだそうだ……ああ」三枝さんを見る
志木倫堂:「俺の炎とかあと……」シンドロームの説明をしようとして、ウロボロスが混じっている例外じみた人間が多すぎることに気付く。
空木一姫:「電気や、獣じみた力などは分かりやすいですね」志木さんの言葉を引き継ぎつつ
志木倫堂:助かる。と礼を言う。
三枝夕子:「…変なの。」一言だけ
空木一姫:「どうかいたしました?」
三枝夕子:「気にしないで。」
三枝夕子:特殊能力とか、男子が好きそうなのについていく気持ちはあんまりないな…と思っている
空木一姫:「そうですか……」ちらりと周りを伺う。私、変なこといいました?みたいな顔。
志木倫堂:「そういう能力の分類分けみたいなのがあるんだが、夕子のは正体不明、ってことらしい。クラスの奴らと一緒に変な覚醒の仕方したのかもな」
三枝夕子:「そう…。」
川島 公治:「ハハッ、実際変なものは変なものだ。 その感性は大事だぜ」
三枝夕子:川島さんの言葉に頷いて
三枝夕子:「志木は」
三枝夕子:「自分の能力は好きなの?」
志木倫堂:「ん? ああ。今は割とな」
志木倫堂:「昔はかなり嫌いだったし、ごく最近まであるもんは使うかって感じだったけど」
志木倫堂:それがどうかしたか、という目で三枝さんを見る。
三枝夕子:「…なら、良かったね。」
三枝夕子:「自分の中に、信じれるものがあるなら…」
志木倫堂:「別に。能力を信じてるわけじゃねーよ。めちゃくちゃ使いづらいし」
志木倫堂:「たまたま信用できる相手に会えただけっつーか……」
志木倫堂:言葉を選んでいる。
三枝夕子:「…気を遣ってる?」
志木倫堂:「どう言ったら伝わるもんかなと思ってる」
三枝夕子:「…ゆっくりでいいよ。この後でいい。」
三枝夕子:「伝えたいって気持ちは伝わったから。」
空木一姫:「では、次のお話ですか。あとは東雲様の担当でしたっけ」
逆瀬川 苗:「ああ…丁度、依頼した任務の部分ですね…」
空木一姫:「コチラとしては本題ですわね」大事、とか丸印を付けながらメモ。
東雲銀:「ですね、"エフェソス"についての調査がある程度一段落した」
川島 公治:「"インリークォ"か」昨年の暮れに遭遇したエージェントを思い出す。
東雲銀:「その通りです、川島さん。ここ最近、"エフェソス"が市内で活動してることが確認されていました」
東雲銀:「人間の精神や肉体に干渉する異常生体がエフェソスの研究分野。今回の件に関わっている可能性は高いです」
逆瀬川 苗:「主題が出てきましたね…」
志木倫堂:「精神干渉か」生徒たちの様子を思い出す。
志木倫堂:「影響してそうなしてなさそうな、微妙なラインだよな、あれ」
逆瀬川 苗:「川島さんの見立てではどうですか…?何かおかしな様子は…ありましたか?」
川島 公治:「ああ、ドンピシャで怪しい。練度が低いし指揮を取ってるヤツもいない癖に、連携や能力の使い分けだけは巧みだった」
川島 公治:「…ありゃあもう、"やられてる"のかもしれんな」
空木一姫:「そうですね。撤退を決めてからの行動も早かったです」
志木倫堂:「おお、成程」
志木倫堂:力を持った者の悪意が持たざる者へ向くことも、力を与えた相手に盲従することも、さほど珍しい事ではないと思っていたが。
志木倫堂:自分とは違う角度の思考に少し感心。
逆瀬川 苗:「そうですね…近接能力同士は特に、連携は非常に困難です…」
逆瀬川 苗:「我々ですら、攻撃は出来るだけ独立して行うことが多いですし…」
東雲銀:「奴らがあれだけのジャームを使役してるあたりも、インリークォとの関わりを見て良いでしょうね」
志木倫堂:「その"エフェソス"が関わってるってんなら、あれが異常生体ってやつかもな」
東雲銀:「幸い、今回は早々に研究施設の特定が出来ています」
志木倫堂:「有能!」
川島 公治:「施設か!」
空木一姫:「まぁ、それはそれは」
逆瀬川 苗:「ふへぇ…?」
逆瀬川 苗:(妙だ………)
逆瀬川 苗:(インリークォは隠匿が非常に得意なセル。だというのに研究施設を特定される事例が最近増えている……)
東雲銀:「先輩……? 何か気になるんです?」
逆瀬川 苗:「……いいえ。…出たのなら、調査しないわけには行きませんね…」
空木一姫:「そうですね。……現状、それ以外の手がかりもございませんし」
GM:と、ここで
GM:次のトリガーシーンに向けて、チーム分けをする必要が発生します
川島 公治:高校もフリーにはできませんよね…
GM:4人のメンバーを2分割し
GM:①七扇高校に対する調査②研究施設に対する調査 の②チームに分けてもらいます
志木倫堂:東雲くんと一緒に②行きます
空木一姫:川島さんと一緒に①で
川島 公治:①でお願いします! 俺の後ろに攻撃は通さん!
東雲銀:ということで②で!
GM:OK!
GM:じゃあ高校調査:川島・空木ペア 研究施設調査:志木・東雲ペア で行います!
GM: 

逆瀬川 苗:「…という組み合わせで分けて、行動してもらおうと思います」
逆瀬川 苗:「三枝さんは…支部で引き続き詳しいバイタルチェックと…護衛を行いましょう。私は残ります」
志木倫堂:「異論なーし。真面目に戦うと色々ぶっ壊すからな、高校はそっちで行ってくれ」
川島 公治:「拝命したぜ。 偽装身分証やら、変装用品やらの手配をさっと済ませておく」
東雲銀:「了解。僕もそっちの方が性に合う」
志木倫堂:「よろしく、銀でいいか?」そう言って手を差し出す。
東雲銀:「ああ。こちらこそよろしく頼む、倫堂」
東雲銀:手を握って握手する
空木一姫:「変装、ですか……えぇ。かしこまりました」
川島 公治:「難しく考える事はないさ。髪を束ねたり、シークレットブーツを履いたりするだけでけっこう違って見えるもんだ」
空木一姫:「えぇ、よろしくおねがいしますね。川島様。私もあまり得手とは言えませんので」
空木一姫:「頼らせていただきます」
空木一姫:腰を折るように綺麗なお辞儀をする。
川島 公治:「こちらこそ、頼りにしてるぜ」こちらも頭を下げる。
川島 公治:「よろしく頼む。 逆瀬川も少し空木の変装を見てやってくれるか?」
逆瀬川 苗:「ええ…変装、ですか……」
東雲銀:「ええ……先輩が見るんです?」
逆瀬川 苗:「まあ……サングラスつけましょうか…」
川島 公治:「サン…」
東雲銀:「おいこら先輩」
空木一姫:「………………」
空木一姫:「夜目が効かないのは、困りますね」
志木倫堂:「そこかよ」
逆瀬川 苗:「確かに…」
逆瀬川 苗:神妙な表情
逆瀬川 苗:「伊達メガネなら……」
東雲銀:「そういう意味じゃねえだろ!!!!」
川島 公治:「…すまなかった逆瀬川。この件に関しては、支部長か副支部長に人材を融通してもらおうと思う」
川島 公治:「三枝のことを頼んだぜ」
逆瀬川 苗:「へへ…はい、それなら出来ます。はい」くたびれた笑み
三枝夕子:「………」
志木倫堂:「ヤケ起こすなよ~」
志木倫堂:ひらひらと手を振って、部屋を出ていく。
三枝夕子:「…誰が」むっ
三枝夕子:「……調子が狂うな…」
東雲銀:「じゃあ、僕も。先輩頼みますよ」
川島 公治:「よし、それじゃあこちらも行くか?」
空木一姫:「えぇ」と川島さんに続いて準備に取り掛かろうとして「……あぁ、失礼」
空木一姫:「三枝様」つかつかと歩み寄る。
三枝夕子:「?」
三枝夕子:「ああ…そう言えば、お礼言えてなかったね…さっきは、助かった。ありがとう。」
空木一姫:「いえ、志木様の尽力合ってのことですから。ですが、どういたしまして」
三枝夕子:「それで…?」
空木一姫:「えぇ、一言お伝えしておこうと……ええと」
空木一姫:「そうですね。三枝様は、ご自分の事はお嫌いですか?」
三枝夕子:「…どうして?」
空木一姫:「志木様に、自分の事がお好きかと聞かれていたので。少々気になりまして」
空木一姫:「自分の、自信というものに。思うところがあるのかと」
三枝夕子:「……はっきりした言葉で表現するのも怖いと思うけど」
空木一姫:「はい」
三枝夕子:「自分のことは、好きじゃない。自信もない。」
三枝夕子:「私は、私の思う生き方しかしていないけど。それは他人には受け入れられないことらしい。」
三枝夕子:「正解を知らない。だから、自信が無いの。」
空木一姫:「…………そうですか」
空木一姫:「不躾なことを聞いてしまいました……が、そうですね」
空木一姫:「他人とは、七扇高校の皆様のことでしょうか」
三枝夕子:「だいたいそうね」
三枝夕子:学生にとっての世界は、同年代が多寡を占める。
空木一姫:「あぁ、」ほ、と息を吐いて「でしたら、安心しました」
空木一姫:「私には三枝様のその感性、とても好ましく映っていたもので」
三枝夕子:「嫌じゃない?」
三枝夕子:「私は、女の子らしさなんて知らないままここまで来てるんだけど」
三枝夕子:「丁寧に喋ることも出来ない。」
空木一姫:「嫌? なぜ嫌うことがありましょう?」首を傾げて。
三枝夕子:「……」
三枝夕子:「恵まれてる感じがするね。あなた」
三枝夕子:「何でも出来てきた人でしょう。」
空木一姫:「……………………恵まれてる?」きょとん。と目をぱちくりさせて。
空木一姫:「ふふ、そう見えます?でしたら、よかった」
空木一姫:「いえ、失礼。なんでもはできませんよ。えぇ。できるのは一つぐらいですが」
空木一姫:「私でもようやく、刀を振るう以外に特技ができそうです」口元を薄く弧に。
三枝夕子:「……」
三枝夕子:「…あなたも、志木みたい。」
三枝夕子:「私には見えない根拠で勝手に寄ってきてる感じ。」
空木一姫:「あら、それは失礼。根拠が必要なら、後でゆっくりお話させていただきますが………そうですね」
空木一姫:「じゃあ今は、一つだけ」
空木一姫:す、と至近の間合いで三枝さんの手をとる。
空木一姫:両手で包むようにして。
空木一姫:「所作も言葉も、所変われば、事情変われば変わるものです。ですが」真正面から視線を受けて
空木一姫:「周りからの評価も、正解を知らずとも、思うままに振る舞いを心がける貴方の感性を、私は好ましく思います」
空木一姫:「…………さて、お手間を取らせてしまいましたね」す、と手を離して。近づくと同じ間合いで一歩離れる。
三枝夕子:「………」
三枝夕子:(わからん)
空木一姫:「では、また後ほど。今度はゆっくり話せるといいですね」太刀を片手に、空いた片手でスカートを摘んでお辞儀。
空木一姫:そのまま、先に退出した川島さんを追う。

GM:シーンカット!ロイスと購入が可能です
GM:購入が可能なフェイズは今回数が限られるので後悔なきよう!
志木倫堂:夕子ちゃんのPを親近感にしましょう。
東雲銀:"エフェソス" 疑惑/敵対○ でロイスを取ります
志木倫堂:2dx+1>=12 購入はボディアーマー
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 8[1,8]+1 → 9 → 失敗

空木一姫:三枝様のロイスを○P尽力/N憧憬に修正。
志木倫堂:財産使用なしで終了
川島 公治:空木一姫 〇連帯感/庇護
東雲銀:そして両手剣チャレンジ。コネ手配師を使用
東雲銀:4dx+2>=13
DoubleCross : (4R10+2[10]>=13) → 8[1,3,5,8]+2 → 10 → 失敗

川島 公治:応急を買いましょうか。マイナーでさっき着たマルチサポートスーツを使用
川島 公治:4dx+2>=8
DoubleCross : (4R10+2[10]>=8) → 8[2,4,5,8]+2 → 10 → 成功

空木一姫:あ、使えるならバディムーヴしたい。東雲さんに
GM:いいわよ
空木一姫:では東雲さんに《バディムーヴ》 達成値+3
東雲銀:ありがとう……!!
GM:他人のカネで買う聖剣はどんな味だ
東雲銀:ふえええん
空木一姫:自分はボディアーマー狙い。判定前に《原初の紫:紡ぎの魔眼》 判定ダイス+3個
空木一姫:空木一姫の侵蝕を+2した(侵蝕:66->68)
空木一姫:5dx>=12
DoubleCross : (5R10[10]>=12) → 9[2,3,3,3,9] → 9 → 失敗

空木一姫:危なげなく失敗。以上です。
東雲銀:装備して異常です……
東雲銀:以上です……
GM:ついなぶってしまった…俺は最低
GM:とはいえ続いていくわよ!

ミドル3

GM:分割トリガーシーンA
GM:川島さんと空木ちゃん登場です
川島 公治:川島 公治の侵蝕を+4(1d10->4)した(侵蝕:45->49)
空木一姫:空木一姫の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:68->70)
空木一姫:ようやく登場が落ち着いた

GM:------------------
GM:第五地区 七扇高校
GM:------------------
七扇高校の先生:「どうもどうもこんにちは。私、こういう者です!」
七扇高校の先生:名刺を差し出す
川島 公治:「これはご丁寧にどうも。わたくしはこの通りのものです」受け取って自分も差し出す。初老の、やや長身な以外普通の体格の白髪の男。
川島 公治:エグザイル能力で皮膚や関節を操作、余分な肉を「外」に遠隔操作で逃がして相貌を変えている。髪染めは量販品だ。
七扇高校の先生:「ご時勢もご時勢で、今生徒は昼までで帰宅してるんですよ。なんで普段の様子とかはみせづらいんですが…」
川島 公治:「こちらこそ恐縮で…突然の話ですから、こうしてご差配頂けただけでも、ええ」ハンカチで特に汗をかいていない額を拭う。
七扇高校の先生:「ああ、この子が例の子ですか?どうもこんにちは!」
空木一姫:「えぇ、本日はよろしくお願いいたします」こちらも身分証明となる制服を脱いで、簡素なブラウスに落ち着いた色のスカートを併せている
空木一姫:「このように対応いただけるだけで望外の喜びというものです」両手を前に揃えたお辞儀。良家のお嬢さん、と言った仕草を心がけている。
七扇高校の先生:「ははあ、そんなに緊張しないでいいよ。うちの高校、よくも悪くも普通だからちょっと面食らうかも知れないけどね…」
七扇高校の先生:「あちこち見て回るのは先生方に伝えてますので…ああ、でも、2年C組はちょっと遠慮してもらえると…!」
川島 公治:「2年の、C組ですか?」きょとんとした様子で鸚鵡返し。
空木一姫:「あら、そうなのですか?なにかあるのでしょうか」
空木一姫:「2年というと、私と同じ学年になるのですね」
七扇高校の先生:「ちょっと課外活動らしくて…。どうしても今コマ数的に入れないとキツいってことらしいんですよね。総合の時間とかも厳しく決めてるのが大変で…」
川島 公治:「ほう、課外活動! それは熱心なお話ですね」
七扇高校の先生:「いやあ、C組も運が悪いですよね…。この時勢になる前から課外でやるってのを決めてたらしくて。今更変えるのも大変みたいで…」
空木一姫:「そうですね。私もこんな時期にお邪魔するのは心苦しく思っていたところです」多少眉を寄せた苦笑を浮かべる。
川島 公治:「かしこまりました。そういうことであれば」
空木一姫:「授業の様子と言うなら気になりますが……えぇ、お邪魔してはいけませんね」
空木一姫:「ひとまず、教室などから見せていただくのが良いでしょうか」
空木一姫:少し興味が抑えられない、と言ったふうな仕草で川島さんを見る
川島 公治:こちらも頷きつつ、内心興味深いけど残念だなー、とでもいいたげな仕草を作ります。
七扇高校の先生:「はい!じゃあ、こちらを首にかけてもらえれば、はい」
七扇高校の先生:「外来の人」ということが分かるネームタグだ。
空木一姫:「では」そのネックストラップを首から掛けて、巻き込まれた黒髪をふぁさりと整える。「行きましょうか」
川島 公治:「そうですね。では、失礼して」それに倣います。
GM
GM:学校自体に不思議な点は見当たらない。
GM:無論、生徒がいないと言われても君たちが行くべき場所は変わりないだろう。…2年C組だ
川島 公治:2-A,2-Bと順に見ていくふりをして教室の様子を伺います。
空木一姫:カヴァーとしては、転校先の学校を決めかねている高校生。無論、同じ学年の教室もチェックしたい…という素振り。
GM:言われたとおり、クラスはガラガラである。電気も消えている……が
GM:オーヴァードである君たちの眼を欺けるようなものではない。《不可視の領域》だ
川島 公治:(何だァ…?)
GM:教室の扉をくぐれば、中の様子が分かるだろう
空木一姫:「へぇ、教室と言ってもやっぱり違いは出るんですねぇ」無遠慮に踏み込んでいく。『誰も居ない』教室に遠慮するつもりはない。
GM:では、踏み入れた空木さんは、違う光景を見出す
川島 公治:すぐ後ろに随伴。敵が見えずとも陣形を崩すつもりはない。
2年C組のみなさん:「……はあ!?おい、バレてる、バレてるぞ!」
2年C組のみなさん:「ウッソだろ…『D.H.ロレンス』の能力が通用していない…!?」
川島 公治:「な、なんと…これはどうしたことです!?」声帯を変形させた声のまま大げさに驚く!
謎のジャーム:ジャームが指と腕を交差させる姿勢で硬直している。どうやらこいつがエフェクトの発生源のようだ
川島 公治:「ば、化け物…! お嬢様!お逃げください!」
2年C組のみなさん:「何やるにしてもここじゃマズい…逃げるぞ!」
2年C組のみなさん:一斉に教室から飛び出る!向かう先は…足取りからして、体育館のようだ
空木一姫:「まぁ………!」口元を手で隠して驚いている。
川島 公治:(どうする。モノを抑えにかかるか、ヒトを追うか)小声で。
空木一姫:「…………」腰を抜かすように見せつつ、その小声を拾う「(ヒト優先がよろしいでしょう、この場合)」こちらも小声
川島 公治:(了解だ、追うぜ!)
空木一姫:「(えぇ)」カヴァーを続ける必要はなさそうだと判断し、表情を戻す
GM: 
GM:体育館。管理室の先生は会議でいないようだ。
GM:君たちは生徒たちを追い詰めた構図になるだろう。
川島 公治:「…さて」分離していた端末と合流し、本来の体格に戻っている。
2年C組のみなさん:「誰だ、こいつら…!?」「ヨーコの呼んでた『異能者』の仲間だ……!!」
2年C組のみなさん:君たちの正体を掴むやいなや、一斉に身構える
空木一姫:「まぁ。まぁ、まぁ、まぁ」
空木一姫:「嫌われてしまいましたわね」
2年C組のみなさん:人数は対していない。というか、3人だ。
2年C組のみなさん:「『嫌われた』だァ…!?」
2年C組のみなさん:「お前に“次者”を切られたイクオやマサキは気絶しっぱなしなんだぞ…!ふざけやがって!!」
2年C組のみなさん:「まだ“アイツ”が生み出し直すらしいからそれまでの辛抱らしいが…仲間に対して乱暴するようなやつは許さねえ!」
空木一姫:「そうですね、手荒な真似はいたしません。よろしければ、穏当に話し合ってみませんか?」
空木一姫:「イクオ様やマサキ様ですか。そちらの手当もお役に立てるかもしれませんし」
2年C組のみなさん:「そう言って、お前たち『異能者』の手先にするつもりだろ…!」
2年C組のみなさん:3人が各々のジャームを生み出す。
2年C組のみなさん:「3人だからって、舐めんじゃねえぞ…!俺たちはクラスでもトップの戦闘員だからな…!」
川島 公治:「…参ったな。話にならないし、無力化させても情報源になるかだいぶ怪しいぞ」
空木一姫:「そうですね。すみません、この手の交渉は不得手で」
空木一姫:「ですが、一つ朗報もあるようです」竹刀袋から、黒拵えの大太刀を取り出す
川島 公治:「お?」
空木一姫:「彼らがトップというのなら、彼らを挫いてしまえば他の方とのお話は容易そうです」上下を逆さまにした構え
空木一姫:「………まぁ、トップというのが正しければ、ですが」
2年C組のみなさん:「行くぞ…!『D.H.ロレンス』!」「『スティーヴン・キング』!」「『フランク・ダラボン』」
謎のジャーム:3体のジャームが君たちの前に躍り出る
GM:というわけで
GM:ミドル戦闘!
GM:初期配置はPC一行-(10m)-3体のジャーム です!
GM:セットアップ!
謎のジャーム:謎のジャーム達はなし!
川島 公治:エヴリシングレディを起動。取得して装備するのは…パワーアシストアーマー。
川島 公治:行動値が3になり、装甲25。肉体ダイス+2、白兵攻撃力+5。
空木一姫:《加速装置》 +《螺旋の悪魔》 ラウンド中自身の行動値+8、攻撃力+6。BS暴走
空木一姫:行動値は15に。
空木一姫:空木一姫の侵蝕を+5した(侵蝕:70->75)
川島 公治:以上で!
GM:OK!
GM:では最速の空木ちゃんから
空木一姫:はーい
空木一姫:マイナーで暴走解除。
空木一姫:メジャーでコンボ:【"そして、夜が来る"】《C:ウロ》+《シャドーテンタクルス》+《原初の赤:要の陣形》、判定前に《原初の紫:紡ぎの魔眼》
空木一姫:対象は10m先のジャーム3体!
謎のジャーム:こい!
空木一姫:まずオート分侵蝕追加。
空木一姫:空木一姫の侵蝕を+2した(侵蝕:75->77)
空木一姫:8dx8+4
DoubleCross : (8R10+4[8]) → 10[1,3,3,4,5,5,8,9]+10[2,10]+3[3]+4 → 27

空木一姫:リアクションどうぞ
D.H.ロレンス:ドッジ!
D.H.ロレンス:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 7[3,3,6,6,7,7] → 7

D.H.ロレンス:全然駄目!
スティーヴン・キング:ドッジ!
スティーヴン・キング:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[1,3,5,6,8,9,9] → 9

スティーヴン・キング:全然駄目!
フランク・ダラボン:《崩れずの群れ》でカバーリング
フランク・ダラボン:対象はスティーヴン・キング!
GM:というわけでダメージどうぞ
空木一姫:3d10+16 装甲有効
DoubleCross : (3D10+16) → 13[10,2,1]+16 → 29

空木一姫:微妙ですわね
GM:D.H.ロレンスはミリ残る!
GM:フランク.ダラボンは撃破!無論スティーヴン・キングは健在です
空木一姫:惜しい!では演出!
空木一姫:──《ワーディング》。体育館の中を限定的に、薄い闇が侵蝕する。
空木一姫:その闇の出処は刀。数寸、鯉口を切った刀身が身にまとう薄闇が、その空間を埋める。
空木一姫: ぞる り
空木一姫:身の丈を超える大太刀の鞘から静かに
空木一姫:光を零さない黒の刃が漏れ出づる
空木一姫:その刀身は鞘に似合わない小太刀。墨を固めた黒の狐月の先端がたゆたい、太刀、大太刀へと変化する。
空木一姫:「警告はいたしました」
空木一姫:ばちり、ばちり。 空気が爆ぜる。
空木一姫:黒の空間に黄金の花びらが走る。一枚、二枚。
2年C組のみなさん:(ぐ…!正直、かっこいい…!)
空木一姫:不定形に形を変える稲妻の桜、それが分かれ、増えて、ジャームを取り囲む時
空木一姫:バ  ヂッ!
空木一姫:ふわりと黒髪が揺蕩い、空木の周りに稲妻が走った一瞬。
空木一姫:「まず、こちらから」
空木一姫:先行した稲光に追いつくように、その体を電磁へと変えた少女の大刀がスティーヴンキングと呼ばれたジャームに襲いかかる!
空木一姫:宙を舞うように、上から見下ろす大刀が、肩口からの袈裟斬りを狙い、
空木一姫:────同時に地面、影を伝う弧を描く一閃が、ロレンスと呼ばれたジャームを狙う
フランク・ダラボン:ダラボンと呼ばれたジャームが、すんでのところで割って入りスティーヴン・キングを身を挺して守る!
空木一姫:「あら」ダラボンと呼ばれるそれを両断。「よく見ましたね」
2年C組のみなさん:「な…カズキ…!」「お前の『スティーヴン・キング』ならよォ……あいつらに一撃かませるはずだ…!!」
2年C組のみなさん:「こんなに速ェとは思わなかったが……頼むぜ…!」
2年C組のみなさん:カズキと呼ばれた少年は気絶!
空木一姫:視界の端で影の刃が残りの一体を刻むのを見て。
空木一姫:バヂッ。 焦げる匂いのみ残して、元の場所に改めて戻る。
2年C組のみなさん:「ふざけやがって…!だがなぁ!永遠に攻撃できるわけじゃあねえ!!」
D.H.ロレンス:どす黒い体液を撒き散らす!だが死滅をしている様子はない…。瀕死に近いだろう
2年C組のみなさん:「もうお前は…『D.H.ロレンス』を引っ込めておけ!後は俺が吹き飛ばす!」「ああ…頼むぜ!」
D.H.ロレンス:《瞬間退場》。
D.H.ロレンス:少年の陰に消えていく
空木一姫:「いけませんね。使役されるタイプには視覚は別の所にあるのを失念しておりました」
空木一姫:「申し訳ありません川島様───反撃が来るようです」
空木一姫:空木一姫の侵蝕を+7した(侵蝕:77->84)
川島 公治:「上出来も上出来だろ。もうこれで数の差は覆った」
スティーヴン・キング:マイターン!
スティーヴン・キング:マイナーなし、メジャーで《コンセ:ブラックドッグ》+《雷の槍》+《雷の槌》!
スティーヴン・キング:7dx8+4 オラーッ 範囲攻撃なので対象は君たち全員!
DoubleCross : (7R10+4[8]) → 10[1,2,3,4,6,6,9]+1[1]+4 → 15

スティーヴン・キング:ひっっく
空木一姫:回避しましょ
川島 公治:ドッジ。
川島 公治:1dx-10
DoubleCross : (1R10-10[10]) → 9[9]-10 → -1

川島 公治:結構頑張ったんだけどなぁ!
空木一姫:6dx+1>=15
DoubleCross : (6R10+1[10]>=15) → 10[1,3,3,6,7,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

空木一姫:当たらんな
GM:ヒェ…
スティーヴン・キング:だ、ダメージ!
スティーヴン・キング:2d10+16
DoubleCross : (2D10+16) → 12[7,5]+16 → 28

スティーヴン・キング:諸々有効
川島 公治:3点喰らいます!
川島 公治:HP25
空木一姫:3点。
スティーヴン・キング:3点
スティーヴン・キング: 
スティーヴン・キング:“スティーヴン・キング”の能力は雷…。電気を自在に操る能力だ。これを使うことでセキュリティをハックすることも出来れば
スティーヴン・キング:出力を最大にすることで、人間程度なら即昏倒させうる危険な電撃攻撃が可能なのだ!
2年C組のみなさん:「行けッッ……『スティーヴン・キング』!」
スティーヴン・キング:紫電が空間を舐め、君たちに襲い来る!
空木一姫:「あぁ」その発露を見て「川島様、こちらはお気にせずに」
川島 公治:「なら任せた!」電弧がスーツを焼く!
空木一姫:大太刀を納めた鞘。その柄頭で床をこん、と叩く。
空木一姫:宙に発生した稲妻桜、その花びら同士が細く繋がり、紫電に触れる
空木一姫:勢いそのまま、宙に散らすように枝分かれした桜に導かれ、うぶな稲光を霧散させた。
2年C組のみなさん:「そんな…!?『異能者』に通用することは実証済みなのに…!!」
2年C組のみなさん:「なんだよこいつら…!強すぎる!なんだってんだよォ!」
川島 公治:「…なるほど、そのレベルの集団ならお前さんが戦闘でトップってのも納得だな」
空木一姫:「えぇ、キチンと当たりさえすればなかなかの脅威だと思います」
川島 公治:「スーツの下に戦車装甲をもぐアーマーを着込んでいなかったら少し危なかったぜ」ワイシャツの隙間から謎の蒸気!
川島 公治:戦車装甲をも凌ぐこのアーマー
川島 公治:ではメインプロセス!
川島 公治:マイナーなし。
川島 公治:《コンセ:エグザイル》《無機なる四肢》川島 公治の侵蝕を+3した(侵蝕:49->52)
川島 公治:対象は当然スティーヴン・キング。判定します!
川島 公治:6dx7+5
DoubleCross : (6R10+5[7]) → 10[2,4,4,6,8,10]+6[5,6]+5 → 21

スティーヴン・キング:ドッジじゃ~~~
川島 公治:リアクションダイス-1個です。
スティーヴン・キング:ヌウ~
スティーヴン・キング:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 8[3,4,5,6,6,8] → 8

スティーヴン・キング:駄目!
GM:ダメージどうぞ
川島 公治:3d10+5
DoubleCross : (3D10+5) → 21[4,8,9]+5 → 26

川島 公治:装甲ガード共に有効です!
スティーヴン・キング:キング、打たれ弱いので
スティーヴン・キング:死にます!戦闘不能!
川島 公治:嘘でしょ!?
川島 公治:演出行きます!
川島 公治:「さて、生物の課外授業だ。課題はバードウォッチング」ジャームに向けた両手から害鳥の群れが飛び出す!
川島 公治:「一つ。鳥は本来夜目が利かないのでこういう空間では何もできないが、これはオーヴァードの戦闘なのであまり関係がない」カラスが引っかく!
川島 公治:「一つ。光りモノを盗んで巣に集めたりするのとかもいるが、そもそも鳥に襲われた時点で結構危ない。自分の心配をしろ」カササギがつつく!
川島 公治:「そして一つ。鳥に限った話じゃないが、野生の恒温動物なんて大体怖い。その意味じゃどれも大した違いなんてねぇし、どうでもいいよ」
スティーヴン・キング:数が多すぎる…!電撃でいくらか落とすが、到底撃退しきれるものではない
川島 公治:瞬間、ジャームの胴体が突如として上下にずるりと寸断される。
川島 公治:1つがいだけ、カッター状になった極細の筋繊維を互いの足に引かせた鳥を仕込んでいたのだ。
川島 公治:「授業終わり。 …オイ嘘だろ、これでほんとに真っ二つになるヤツ初めて見たぞ」
スティーヴン・キング:ドチャッ……
スティーヴン・キング:あっけなく倒れ込む…明らかに、練度が足りなさすぎる。オーヴァードは鍛えれば鍛えるほど強くなるが、覚醒したてに近い練度といえるだろう
2年C組のみなさん:「駄目だ…強すぎる…逃げ……」
2年C組のみなさん:バタッ
2年C組のみなさん:「あ、うわ」
2年C組のみなさん:「うわあああああ!!!」
2年C組のみなさん:残った男子高校生も、一目散に逃げ出す!
川島 公治:「…よし、救急に偽装した部隊が待機してる。あとはうまいこと収容して引き渡すぞ」
GM:体育館には気絶した男子高校生が2人残った…
GM:戦闘終了
空木一姫:「そうですね」逃げ出す子たちを見ながら「素直にお話してくれると良いんですが」
空木一姫:「それと」古風な櫛を取り出し、静電気で跳ねた髪を一撫で。
空木一姫:「東雲様と志木様の方でも、進展があるとよいですねぇ」
川島 公治:「案外早く済んだし救援に行きたくもあるが、万一この2人が意識を取り戻して暴れ出したらことだ。 ここはあいつらを信じるしかねぇな…」

GM:分割トリガーシーンB
GM:--------------
GM:第9地区 研究施設
GM:--------------
GM:それは、よくある構造の建物で、言われなければそうとは気づかないような佇まいでそこにあった。
GM:インリークォの研究施設分派。このセルは、大N市に非常に多様に隠匿された研究施設を確保している。技術力の高さが伺えるセルだ
GM:この建物も元々は登記には無い。今になって発見出来た理由は謎である。
GM:君たちは、この実験施設に侵入を成功させた。警備は殆ど無く、資料室に当たる場所へ難なく侵入出来ている。
志木倫堂:志木倫堂の侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:48->58)
東雲銀:57+1d10
DoubleCross : (57+1D10) → 57+10[10] → 67

志木倫堂:「……随分あっさりだったな。逆にというかなんというか、不気味だ」
東雲銀:「……ああ。あまりにも警備が薄すぎる」
東雲銀:「とりあえず早急に動こう。何か嫌な予感がする」
東雲銀:「っとその前に」と言って、志木くんの方を向く
志木倫堂:「そうだな、心構えはしとこう……ん」
東雲銀:「一応確認だ。互いの戦力を把握しておきたい」
東雲銀:「サラマンダーとは聞いているが、君は何が出来る?」
志木倫堂:「あぁ……」
志木倫堂:監視の類が無い事は既に確認している。共有しておいた方が良いだろう。
志木倫堂:「──先に謝っとくけど、荒っぽい事態になったら地形がめちゃくちゃになるかもしれない」
東雲銀:「なるほど、サラマンダーらしい」
志木倫堂:「ここにある色々もまあ──気を付けるが焼けかねないし」
志木倫堂:「これは何もイキってるわけじゃ無くてな。本当に強いやつは出力を絞れるってのも分かってる」
志木倫堂:「単にちゃんと制御できる量より過積載なんだ。そういう古巣で身体を弄られた」
志木倫堂:「そっちは? 話には聞いたしあの植物も実際大したもんだったが」
志木倫堂:めぼしいものがないか、部屋を漁りながら聞く。
志木倫堂:「そもそもコピー元がわからんからな」
志木倫堂:「どれくらいの精度でやってて、どうアテにすればいいのかの塩梅も、正直」
東雲銀:「コピー先は先輩だ。”ヴォル・ディアナ”逆瀬川苗」
志木倫堂:「へぇ、あの頼りなさそうな……」
志木倫堂:それから、声を潜めるジェスチャ。
志木倫堂:「正直夕子の前だと言い出しづらかったが、大丈夫なのか、あの人」
志木倫堂:「護衛ってことだが」
東雲銀:「そうだな、僕の主観で言うならば」
志木倫堂:誰もその実力について疑う様子を見せる様子はなかったが、気にはなっている。
東雲銀:少し笑って
東雲銀:「強いよ。”ヴォル・ディアナ”は」
東雲銀:「崩落戦を勝ち抜いた歴戦のエージェントだ。あの人より強いエージェントなんて数えるほどだろうさ」
東雲銀:「あくまで主観だけどね」
志木倫堂:「ほーん。そいつは」
志木倫堂:「ご機嫌な話だ」
東雲銀:「直接見せられないのが残念だ」
志木倫堂:「(……主観を強調するのは、単にそういう性分なのか)」
志木倫堂:「(主観で強いと思った相手の能力ほど強い力としてコピーできたりすんのかな)」
志木倫堂:「まぁ何にせよ、銀が結構やるのは分かってるからそれは信じるし」
志木倫堂:「役に立ちそうなら、いざという時はこっちも上手く使ってくれ。いざという時、来て欲しくないけど」
東雲銀:「……こんな状況下だと冗談にならないからな」
東雲銀:「何か気付いたらすぐ言ってくれ。警戒は強めておこう」
志木倫堂:「そうだ。パッと見意味の分からない動きをする敵ってのァ厄介だ」
志木倫堂:「……釈迦に説法だな」
志木倫堂:「意味が分からんと言えば、表出してる事件がそもそもそうだ」
東雲銀:「ああ……。七扇高校の話といい、エフェソスといい」
東雲銀:「目的が読めない。……ここで何か分かればと思ったが」
東雲銀:「解析は戻ってからするか。早急に離脱しよう、倫堂」
東雲銀:資料の束を手に、声を掛ける
志木倫堂:「オッケー」
志木倫堂:持ち帰れる分を荷物に詰め込み、他もある程度パラパラとページを捲りつつ、連続シャッターで端末にデータを収めた。
志木倫堂:もっともな話だ。部屋を出る。
???:「貪るように、と言った所だな、少年達よ。」
???:「本を読む人間は聡明に育つ、というが。今の君たちはそうには見えないな」
???:部屋を出た君たちの前に出てきた男。見覚えがあるだろう
志木倫堂:「……あっちゃぁ~」
志木倫堂:こめかみを揉む。
東雲銀:「噂をすれば影、か?」
東雲銀:「ここにいたとはな、"エフェソス"」
“エフェソス”:髭面に、白く光る宝石のはまったベルト。“エフェソス”の写真での容姿と合致する。
“エフェソス”:「UGN。ここまで来たということは…七扇高校2年C組の皆を見てくれたのかな?」
東雲銀:「ということはアンタが”センセ”ってことで良いのかな」
志木倫堂:「うーん、あんまり良くねえな」
志木倫堂:「自白があったって事ぁ生きて返す気が無いってこと」
志木倫堂:ドッ。
志木倫堂:「先手必勝!」
志木倫堂:熱放射。無論これが先手だなどとは思っていない。
“エフェソス”:「やめろ!!!」
“エフェソス”:「君たちが持っていこうとする資料すら燃えるぞ!!!!ちゃんと、床に置いて…あとちょっとお話をしないか」
“エフェソス”:スプリンクラーをモロに浴びる。
東雲銀:「倫堂、資料はちゃんと端末に収めたよな?」
志木倫堂:「まぁまぁ焼けるかも、ごめん」
“エフェソス”:「ぼぶっ、……なあ。聞いてくれ!!!大事な話なのだ」
“エフェソス”:既に水浸しである
志木倫堂:「誰がテメェのホームなんぞで! という気持ちでいっぱいだが……」
東雲銀:「微妙に格好がつかないな……」
“エフェソス”:「どれくらい大事かと言うと…」
“エフェソス”:「そう、三枝夕子君のお話だぞ!」
“エフェソス”:指を立てて、教師のように『ここがポイントですよ』とアピールする
“エフェソス”:「いかにも、私が彼らの言う“センセ”だ。折角開発者本人に直接内容を聞けるのだから聞いていったほうが良い。うん」
志木倫堂:「……」どうする、と東雲くんに視線で問う。
東雲銀:「殴ってから話を聞こう」
東雲銀:「”エフェソス”をここで捕縛する」
“エフェソス”:「だからァ~~!!!」
“エフェソス”:「落ち着いて話を聞くという選択肢は無いのね!?分かったよ!!!」
志木倫堂:「話は支部で聞く。そういう事になった」
“エフェソス”:「その資料を持って帰ればいい。わざわざ研究施設1つをまるまるコストカットして晒したのも、UGNに最後の交渉をするための材料として供与するためのものなんだからね」
“エフェソス”:「それは、僕らからのプレゼントであり担保だ。ちゃんと盛って帰りたまえ」
“エフェソス”:「そして、三枝夕子!彼女は……実は、僕とっても心配をしている!!!!」
“エフェソス”:「あの子、普通じゃないだろ?」
志木倫堂:「……あん? 予想を微妙に外れた方向の話ばかり出てくるな」
志木倫堂:「勝手に心配してていいぜ。あいつはまぁ、何とかなる感じだ」
“エフェソス”:「ちゃんと彼女には、クラスメイトと同じものを“投与”した。“冠”を…にもかかわらず、使役する実体が産まれていない。」
志木倫堂:「…………」
“エフェソス”:「つまり、彼女は……空っぽなんだよ!!」
“エフェソス”:「ああ…なんて寂しいことなんだろうねえ!人として産まれれば、多少の嗜好や趣味を持つものさ。そこから発展してやりたいことや目指したいものにたどり着くはずなんだ」
東雲銀:「…………」
“エフェソス”:「なのに、彼女はその到達点を持てていない!!!」
志木倫堂:「耳より情報が多いな」
“エフェソス”:「その到達点を懐胎するのが我が最高傑作だというのに…ああ、ああ。なんとかわいそうな子だ。」
“エフェソス”:「2年C組の皆は、大切なライカ犬だ!!!出来れば、全員を載せたい…」
“エフェソス”:「……人類の、尖兵としてね。」
志木倫堂:「だが、そうだ──あいつは、お前の枠に嵌らなかった。あいつだけが。話を信じるなら」
志木倫堂:「そういう事でいいらしい。どうにも」
志木倫堂:にやりと、口の端が吊り上がる。
志木倫堂:「肩入れしてやりたくなるわけだ」
東雲銀:「同感だ」
“エフェソス”:喚き散らす男性が、不意にスッ、と感情を止める
“エフェソス”:「ふむ。」
“エフェソス”:「後は資料見ればだいたい分かるでしょう。」
“エフェソス”:「頼むよ。うちのセル全体が、もう退っ引きならないラインに乗ることにしたんだ。いくら対立したくないからって、前に出てきた猪を放っておけるほど僕たちは聖人じゃない」
“エフェソス”:背後でガラスの割れる音
志木倫堂:「!」
“エフェソス”:「第九で起きた事件、聞いておきなよ。その上で決めるんだね。」
“エフェソス”:「ヒトとして存続するため、戦うか」
“エフェソス”:「蟻のように“神”に踏み潰されるか」
東雲銀:「”エフェソス”!!」
“エフェソス”:「じゃ!僕は逃げる。君たちの相手は抗体君がやってくれる!僕の最高傑作、楽しんでってちょーだい!!」
“エフェソス”:「さいなら!!!」
“エフェソス”:《瞬間退場》
志木倫堂:「待っ……」
東雲銀:「逃げたか……!!」
志木倫堂:「勝手な奴だ。他に共通の敵がいるような事をほざいてたが……」
志木倫堂:背後の気配に、振り返る。
東雲銀:「……”エフェソス”は交渉するつもりがあるらしい。また接触のタイミングはあるだろう」
“怪物”:「?、??」
東雲銀:「今はこいつを処理しなくちゃだな」
志木倫堂:「思ったより分かりやすい」
“怪物”:背後から出たるは、異形。パーツのまとまり方は人間と同じだ。手元にピッケルのような武装を装備している。
“怪物”:「!」
志木倫堂:荷物を、思い切り後方へと放り捨てる。戦闘に巻き込まないためだ。
“怪物”:ピッケルを激しく振るう。戦意!
東雲銀:「存分にやってくれ、"バルカノーツ"」
東雲銀:「フォローはこっちでしよう」
東雲銀:手首を鳴らし、敵を見据える
志木倫堂:「りょーかい。こいつをぶっ飛ばす。他は後から考えよう」
GM:では
GM:ミドル戦闘!
GM:初期配置はPC一行-(10m)-“怪物”です
GM:セットアップ!
“怪物”:なし
志木倫堂:《エターナルブレイズ》
志木倫堂:志木倫堂の侵蝕を+4した(侵蝕:58->62)
東雲銀:《螺旋の悪魔》
東雲銀:暴走して攻撃力+15。浸食律率70
志木倫堂:暴走ともとられかねない出力の火炎の渦を纏う。内実もそうは変わらない。
志木倫堂:攻撃収束の予備動作。扱えない量の熱が、体外へ漏出し、みるみる気温を上げていく。
東雲銀:掌をナイフで切り裂く。吸血衝動を意識的に引き出し、暴走。それを以てウロボロス因子の真価を引き出す
GM:スプリンクラーの水分はすぐに蒸発し、室内はサウナのような様相。雲が発生し、視界が白く霞む。いずれもオーヴァードにとっては支障の無いレベル
GM:ではイニシアチブ
“怪物”:《加速する刻》
志木倫堂:何ィ!
東雲銀:やりやがった!!
“怪物”:マイナー、《ポルターガイスト》。ブレイドバレットを破壊(エピック適用なので無視)。攻撃力加算
“怪物”:メジャー、《コンセ:モルフェウス》+《カスタマイズ》。ブレイドバレット射撃で攻撃。対象は志木倫堂
“怪物”:12dx7-1
DoubleCross : (12R10-1[7]) → 10[1,3,4,4,4,4,6,6,8,8,9,9]+10[2,3,4,9]+2[2]-1 → 21

“怪物”:対応せよ
志木倫堂:5dx+1 ドッジ!
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 7[1,3,3,5,7]+1 → 8

志木倫堂:受けます! ダメージを!
“怪物”:ではダメージ。なおブレイドバレットの攻撃命中により放心を付与します。またブレイドバレットには《水晶の剣》を適用済み。ポルターにも反映されています
“怪物”:3D10+40
DoubleCross : (3D10+40) → 24[8,7,9]+40 → 64

志木倫堂:消し飛ぶ! リザレクト!
志木倫堂:志木倫堂の侵蝕を+6(1d10->6)した(侵蝕:62->68)
“怪物”:触手状の手が伸び、ピッケルのような装備を飲み込んで禍々しい造形へと変貌させる。
“怪物”:元々そういう機能があるのだろう。ピッケルの先端が外れ、伸びるワイヤーによって鎖分銅の如く振り回されると…一直線に志木倫堂の胴体へと打擲の一撃が伸びる!
志木倫堂:「ぐおっ!」速い。対応する前に胴を撃ち抜かれる。
“怪物”:正確な一撃をかわされた。君達への危機評価を修正している。
志木倫堂:「肉体や精神に干渉……か。自分の肉体も思いのままってワケか?」
志木倫堂:脇腹を焼き飛ばして鎖から抜けつつリザレクト。
志木倫堂:生半可な熱では融かせない。既にただの鉄ではないようだ。
“怪物”:「   !  !」
“怪物”:何かを喋っているような様子だが、そもそも唇と呼べる器官なのかも怪しい。無理やり人間のプログラムで別の生物を動かしているかのようだ
GM:ではイニシアチブ
GM:東雲君のターンです
東雲銀:はい
東雲銀:マイナーで戦闘移動。怪物にエンゲージ
東雲銀:メジャーでコンセントレイト+無形の影
東雲銀:9dx7-1
DoubleCross : (9R10-1[7]) → 10[1,2,3,5,5,6,7,9,10]+5[4,5,5]-1 → 14

東雲銀:うげげ
“怪物”:ガード
東雲銀:ではダメージ
東雲銀:2d10+15+10
DoubleCross : (2D10+15+10) → 7[1,6]+15+10 → 32

東雲銀:装甲ガード有効
“怪物”:そこまで体力が多いわけではない!結構飛んだ!
東雲銀:では、演出参ります
東雲銀:「そういえば、さっき僕の能力の話が中途半端だったな」
東雲銀:鞘から剣を抜き放つ。白光の遺産、聖剣ラスーニア
志木倫堂:「は、そうかも!」
東雲銀:疾走。跳躍。一息に”怪物”へ接近し
東雲銀:全身に”バルカノーツ”の如き火炎の渦を纏う。純白に輝く剣身は紅蓮に染まり
東雲銀:——一閃
東雲銀:「こんなことぐらいなら出来る」
志木倫堂:「──悪くない」
東雲銀:怪物を袈裟斬りにする
東雲銀:「それじゃあ、後はよろしく」
“怪物”:裂傷から吹き出る体液が一瞬で蒸発し、異臭を漂わせる。室内に収まる程度とはいえ、そこそこの巨躯がたたらを踏んでいる…確実に効いている!
GM:ではイニシアチブ
GM:再び怪物のターン
志木倫堂:こちらの能力に関しても、話は途中で終わっている。制御限界を超えた熱量をどう扱うか。たいていの場合は、そこいらの物質に込めて敵にぶつけることになる。
志木倫堂:先の赤熱する剣は、それを理解したということだ。
志木倫堂:強い。ただ表層を撫でるだけではない。
志木倫堂:「"模倣犯(コピーキャットクライマー)"、ね」
“怪物”:マイナーなし
“怪物”:メジャーで《コンセ:モルフェウス》+《カスタマイズ》!今度は白兵
“怪物”:東雲君が対象
“怪物”:13dx7+4
DoubleCross : (13R10+4[7]) → 10[1,1,1,1,2,4,4,4,5,7,9,10,10]+10[3,8,8,9]+6[3,3,6]+4 → 30

東雲銀:暴走リア不じゃい!!
“怪物”:ならば喰らえィ!ダメージ!
“怪物”:4d10+40
DoubleCross : (4D10+40) → 19[3,2,10,4]+40 → 59

“怪物”:諸々有効
東雲銀:余裕で即死してリザレクト
東雲銀:さっきの分の浸食も合わせて
東雲銀:76+1d10
DoubleCross : (76+1D10) → 76+2[2] → 78

“怪物”:戻してきた先端をロッドにつけ直し、目の前の東雲銀目掛け、唐竹に振り下ろす!ドラム缶だろうと叩き潰す勢いだ
東雲銀:暴走したオーヴァード共通の特徴がある。理由はそれぞれだが、起きる事象は一つ
東雲銀:一切の回避行動を取らないのだ
東雲銀:上半身が抉られる勢いで壊される。だが、東雲銀はオーヴァード。意にも介さずリザレクトを開始する
GM:ではイニシアチブ
GM:行動値0、志木倫堂君のターン
志木倫堂:──そして、怪物が腕を振り切ったのを認め。
志木倫堂:マイナーなし。
志木倫堂:メジャー《コンセントレイト》《結合粉砕》《焦熱の弾丸》
志木倫堂:8dx7+2
DoubleCross : (8R10+2[7]) → 10[1,3,4,5,5,6,8,8]+10[1,10]+2[2]+2 → 24

志木倫堂:対象は怪物です。
“怪物”:ガード
“怪物”:ダメージどうぞ
志木倫堂:3d10+23 装甲無視
DoubleCross : (3D10+23) → 14[2,10,2]+23 → 37

“怪物”:それだと…なんと
“怪物”:死にます!戦闘不能
志木倫堂:よかった~~
志木倫堂:志木倫堂の侵蝕を+7した(侵蝕:68->75)
志木倫堂:トン、と天井を踵が叩く。
志木倫堂: ド ゴガガガガガガッ!!!!
志木倫堂:赤く裂けた鋼材が見る見るうちに溶鉄の手となって、怪物の直上へと迫る!
志木倫堂:「捉えろ、焼き尽くせ」
志木倫堂:着地。
“怪物”:上を見上げれば、崩壊する建材が
志木倫堂:赤熱し、ハンマーの如く激突。怪物を飲み込む。
“怪物”:灼熱の本流となって、怪物へ流れ込む。肉の焼ける異臭と断末魔が最後にこの空間を満たして…それで、終わりだ。
GM:戦闘終了
志木倫堂:「よし、まあまあ」
東雲銀:「なるほど、本家はそうやって使う訳だ」
志木倫堂:「普通はそんなもんに込めると溶けてぐしゃぐしゃになっちまうんだよ」
志木倫堂:剣を指さす。
志木倫堂:「どうなってんだ? それ」
志木倫堂:軽口を叩きながら、荷物を回収する。
東雲銀:「並大抵の剣ではないさ」
志木倫堂:「持ちもんにも曰くがあるタイプか、いいね」
志木倫堂:今見せたものが全てではない、ということだろう
志木倫堂:「頼りになりそうだ」
東雲銀:「ありがとう。彼女も喜んでくれている」
東雲銀:「それじゃあ、帰還するとしようか」

GM:双方シーンカット!
GM:4人ともロイスと購入が可能です
東雲銀:志木倫堂 信頼○/不安 で取得
東雲銀:”エフェソス”のN感情を侮蔑に変更します
空木一姫:ロイス保留で(庇ってもらったり関わって取ろうとしたら避けたので思いつかない)
志木倫堂:東雲銀 信頼〇/脅威 "エフェソス" 好奇心/敵対〇 で取得
空木一姫:ボディアーマー狙いましょ
空木一姫:3dx>=12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 9[6,8,9] → 9 → 失敗

志木倫堂:と思ったけどセンセにほぼ同じで取ってたな
空木一姫:失敗。以上。
志木倫堂:名前だけ"センセ"から"エフェソス"に変える感じで行こう
東雲銀:応急キット狙い
志木倫堂:3dx+1 応急
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[3,5,9]+1 → 10

志木倫堂:確保。以上。
東雲銀:2dx+2>=8
DoubleCross : (2R10+2[10]>=8) → 8[7,8]+2 → 10 → 成功

東雲銀:同じく確保で以上
川島 公治:ロイスは合流してからにします
川島 公治:素振りで応急!
川島 公治:1dx+2>=8
DoubleCross : (1R10+2[10]>=8) → 6[6]+2 → 8 → 成功

川島 公治:購入成功。以上で!

ミドル4

GM:ネクストミドルシーン
GM:情報収集セカンドになります
志木倫堂:志木倫堂の侵蝕を+9(1d10->9)した(侵蝕:75->84)
川島 公治:川島 公治の侵蝕を+9(1d10->9)した(侵蝕:52->61)
空木一姫:空木一姫の侵蝕を+9(1d10->9)した(侵蝕:84->93)
東雲銀:78+1d10
DoubleCross : (78+1D10) → 78+8[8] → 86


GM:各々の調査によって、資料と呼ぶべきものが得られた。
GM:高校を調査したチームは、気絶した被験者…高校生達。
GM:研究施設を調査したチームは、直接の研究資料と、謎のジャームの検体
GM:…資料の、関連がある項目には、ただ一言タイトルが書いてある
GM:“イェソド”
GM:情報項目を開示します

・子供の操るジャームについて 知識:レネゲイド 情報:UGN 7
・“イェソド”について 情報:UGN 情報:FH 9

GM:まずはこの2つ
空木一姫:では子供の操るジャームについて。UGNで素振り
空木一姫:3dx+1>=7
DoubleCross : (3R10+1[10]>=7) → 7[3,6,7]+1 → 8 → 成功

志木倫堂:6dx+2 "イェソド"について 情報UGNコネ使用
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 7[1,2,2,4,6,7]+2 → 9

空木一姫:よ、よし。
志木倫堂:あぶな
川島 公治:うおー!
東雲銀:うおお
GM:では
GM:1つずついきましょう

・子供の操るジャームについて 知識:レネゲイド 情報:UGN 7
 子供の指示を盲目的に聞き活動するようだ。皮膚の質感から人間に近い構成材料に見えるが、指示する子供達には別のものに見えているらしい。
一人ひとり能力が違い、戦闘練度が低いのにも関わらず異様に連携が上手い。何故か?
簡単だ。子供達は思考を共有している。彼らは群体戦闘兵なのだ。
現在はジャーム達も大した戦闘能力を保有していないが、通常のオーヴァードと同様、成長の余地はある。放っておけば手がつけられなくなるだろう。
個体を完全に撃破した場合、元となる子供は気絶する。

・“イェソド”について 情報:UGN 情報:FH 9
“エフェソス”の研究記録、及び謎の肉片と気絶した高校生を調べることで見えてきた。
“イェソド”は、“エフェソス”の最新にして最終作品である異常生体。なにやら“戴冠計画”というプロジェクトに関する産物らしい。
自らの肉の欠片を取り込んだものを契約者とし、その精神から“夢や理想”を汲み上げて懐胎、出産する。産まれた対象は契約者に付き従うように
見えるが、その実次の契約者を生み出すための呼び水であり、契約者の意識は徐々にその環を広げることに対する幸福感を覚えるようになる。
また、契約者同士は思考共有の能力も持ち、そのことに対する嫌悪感も麻痺させられ、理想的なコミューンを作ったという認識になる。
なお悪いことに、その機能は更に強化されているという。

GM:そして、情報が1つ追加されます

・“イェソド”について2 情報:UGN 知識:レネゲイド 13

川島 公治:うおー! では調べます! エヴリシングレディのAI補助スーツの生き字引!
川島 公治:さらにコネ:UGN幹部!
川島 公治:13dx+2>=13
DoubleCross : (13R10+2[10]>=13) → 10[1,2,3,5,6,7,8,8,9,10,10,10,10]+8[3,6,7,8]+2 → 20 → 成功

川島 公治:《生き字引》川島 公治の侵蝕を+1した(侵蝕:61->62)
空木一姫:さすがー
川島 公治:やれなくはなかった!
東雲銀:ヒュー!!
志木倫堂:有能!
GM:やるわね
GM:じゃあ、開示

・“イェソド”について2 情報:UGN 知識:レネゲイド 13
この契約には例外が存在する。
夢や理想を受肉させるのが“イェソド”の能力であるが、その夢や理想を曖昧にしか持てていない存在に対しては形を作り出せない中途半端な対象になる。
それどころかやろうと思えば思考共有機能のネットワークに侵入出来る、セキュリティホールたりうる。
だが、言うなればネットワークに対するサーバーである“イェソド”本体を探り当てるには正式な契約者ではないと届かない。
即ち夢や理想を持つ必要があり、尚且つそれを持てば“イェソド”は懐胎、出産することになる。
つまり
三枝夕子は切り札であると同時に、その心が定まった直後にその具現は怪物となり、ともすれば君たちの手で撃破されてしまうことになる。


GM:研究資料。得られたサンプル。気絶した高校生たちの精神状態。全てから得られる情報を統合することで
GM:上記の情報を君たちは得た。確度が最も高い内容として、認識したことだろう
志木倫堂:「ふ~ん……」
東雲銀:「…………」微妙に浮かない顔
空木一姫:「………」面目を崩さず資料に目を落としている
川島 公治:重苦しい空気の中、口を開く。
川島 公治:「連中は、"UGNへの最後の交渉"としてこの資料を残した」
川島 公治:「東雲、志木。間違いないか」
東雲銀:「ええ、間違っていません」
東雲銀:「奴の口からも直接聞いています」
志木倫堂:「……ああ、そうなる」
川島 公治:「…学会発表か、プレゼンか何かのつもりらしいな」
志木倫堂:「見逃せ、って意味なんだろうな」
志木倫堂:「UGNとインリークォには共通の敵がいる。それを自分たちなら倒すことができる」
志木倫堂:「俺ァUGNのやり方っつーのには別に詳しかないが。よくこれで説得が通ると思ったもんだ」
空木一姫:「大きな目的を果たすための行いなのだから、多少の犠牲は見逃せ……と」
空木一姫:「あるいは必要経費、有効活用とでも言いたげですね。その口ぶりを聞く限りだと。」
志木倫堂:「まあ、見当外れにこんなもんを寄越してくれたお陰で、こっちも動きやすくはあるよな」
志木倫堂:「無いのか、なんかいい考え」
志木倫堂:言外に「俺はないけど」と言っている。このメンバーなら、というか大抵の場合、自分はそういう担当ではない。
東雲銀:「どうです、川島さん」そう言って視線を向ける
川島 公治:「…向こうに時間をくれてやれば、あの学級の件は詰みだ。 練度の向上の問題もあるが、単純に帰ってこられなくなる」
川島 公治:「セキュリティホールは決して存在しないわけじゃねぇが…」そこで口を噤んでしまう。
志木倫堂:「おい、そこで黙んのはナシだろ」
空木一姫:「えぇ、どの道時間は掛けられないでしょうね。なにせ常人より経験を身につける速度は速いのでしょうし」コツコツと細い指で鉛筆を叩く
空木一姫:「なにか手段に心当たりがあるなら、教えて下さい」
東雲銀:「……お願いします、川島さん」
東雲銀:「このくらいで怯むほど、僕らは弱くありません」
川島 公治:「…わかった」
川島 公治:“イェソド”について2 の情報をこの場の全員に共有します。
志木倫堂:「……」
志木倫堂:中空の一点を見つめた状態で、考え込んでいる。
東雲銀:「……そう、来たか」
東雲銀:小さな舌打ち。そして拳を握る
空木一姫:「……………」
空木一姫:「あぁ」「ふぅん」
空木一姫:「つまりは三枝様の存在が鍵、と」
川島 公治:「交渉材料としての担保、という言葉の意味は…おそらくそういうことだろう」
川島 公治:「脆弱性を晒すことで立場が対等であると強調する、ような意図があったんだろうな。そいつの頭の中では」
空木一姫:「こちら側の取れる行動を示して、損得をきっちり引けというわけですか」
志木倫堂:「マジで交渉をやるつもりだったんだな」
志木倫堂:「あの実験体をぶつけてきたのも含めて、奴の中では釣り合いが取れてやがんだ」
志木倫堂:それからまた黙考。
空木一姫:「となると」細い指を立てる「こちらの選択肢としても、方向は限られてきますね」
空木一姫:「三枝様という存在を以て、彼らの脆弱性を突く」「……あるいは、取れる手段が無いとして、彼らの行動を見逃す」
空木一姫:「………しかし」2本立てた指の一つを指し示し「本当に可能かどうか、という問題はありますが」
川島 公治:「七扇高校2-Cの全員の身柄を確保するという方法もあるにはあるが…」
東雲銀:「まあ、現実的ではないでしょうね」
川島 公治:「ああ。 時間、人員、実現性の全部が足らん。逃げるのに長けた奴がいるのと、こちらを気取られたのは痛い」
志木倫堂:「エフェソスは、あいつのことを『空っぽ』って言ってたな。空っぽだから、イェソドが発現しない」
空木一姫:「夢や理想……まぁ、明確なイメージですか。それがないから、三枝様は現状、イェソドを発現していないとの事ですが」
空木一姫:「川島様も仰るとおり、彼ら全員を捉えるのが非現実的な案として」
空木一姫:「………三枝様に、今から夢や理想を持てと仰るのも、同じぐらい非現実的なのでは?」
東雲銀:「……いや、大丈夫だ」
東雲銀:そう言って志木くんへ向き合う
空木一姫:「……ほう?」
志木倫堂:「何が?」
志木倫堂:「というより、どっちが。だな」
空木一姫:「大丈夫というのは、これから人手を集めるアテがあるということでしょうか」東雲さんを見て。
空木一姫:「あるいは、」「三枝様に夢や理想を持っていただくことが、ですか?」
空木一姫:ス、と目線を細める。
東雲銀:「三枝夕子に夢や理想を持たせる。それが作戦の前提条件と来た」
東雲銀:本来ならば非現実的。だが、この場において一人いる。
東雲銀:三枝夕子と繋がり(ロイス)を深めた者が一人
東雲銀:「倫堂、やれるだろう?」
志木倫堂:「…………そうだな。そっちを考えてるとこだ」
川島 公治:「…」
空木一姫:「…………」
空木一姫:「志木様には、勝算………いえ、そうではありませんね」
空木一姫:「勝算とは呼べませんか。仮に、えぇ仮に。三枝様に夢や理想を持っていただき、それを持って脆弱性を突き」
空木一姫:「…………しかるのち、破壊されることが前提の」
空木一姫:「そんな夢や理想を持っていただくことが、可能だと?」
志木倫堂:ふ、と笑う。
志木倫堂:「勝てなかったときの心配をしてる奴はいないな?」
空木一姫:真正面からその目を捉える。
志木倫堂:「俺達が負けた場合。思ったより精神汚染が早くて本体を見つけられなかった場合」
志木倫堂:「逃げられた場合もそうだ。奴らの仲間が1人増えるか、さもなきゃ夕子に眠り続けて貰うことになる」
志木倫堂:「そこの不安を飲み込んでくれるなら」
志木倫堂:「──夕子に聞いてみるよ。協力して貰えるかどうかは、五分五分だけど」
志木倫堂:「俺が行くのが、多分一番いいと思う」
空木一姫:「………………」じ、と志木くんを見る。
空木一姫:「………東雲様、は振る側でしたし」目線を東雲くんへ「川島様も、意見としてはいかがです?志木様に賛成か反対か」目線を川島さんへ
川島 公治:「…それでいいんだな。志木」
志木倫堂:「むしろUGNが、これでいいのか。だな。俺はイリーガルだし」
志木倫堂:「2人だけで話したいんだ」
川島 公治:「…もとより、他に策はない」
川島 公治:「だが、被害者側であるお前に…一番辛い役どころを押し付ける形にもなる」
志木倫堂:それを聞いて、少し申し訳なさそうに笑う。
志木倫堂:「川島のおっさん、真面目だな」
志木倫堂:「まあ、策が無いなりになんかしといてくれよ。言っとくけど、本当に五分だと思ってるんだ」
川島 公治:「…ハハ、言いやがる」
川島 公治:「東雲。空木」
空木一姫:「……なんでしょう」
東雲銀:「はい」
川島 公治:「データを基に、今から反攻作戦の草案を練る」
川島 公治:「スピードが勝負になるはずだ。コンディションを整えておくぞ」
東雲銀:それに対して強く頷く
東雲銀:そして振り返り、
東雲銀:「倫堂」
志木倫堂:「ああ」
東雲銀:「勝算を作れるなら、それは必ず拾ってやる」
東雲銀:「だから、頼んだ」そのまま拳を突き出す
志木倫堂:「……く。はは」
志木倫堂:「それ、一番太鼓判が欲しかったとこだぜ」
志木倫堂:拳を合わせる。
空木一姫:「………」そのやり取りを見ながら、珍しくその眉根をちょっと寄せて。
空木一姫:「……………賛成票が3、ですか」ふぅと息を吐く。
空木一姫:「そうですか、わかりました」ガラリ、と書紀のために座っていた椅子を引いて、志木くんの側に。
空木一姫:「志木様」
志木倫堂:「ん、どした」
空木一姫:「正直、五分の根拠はわかりませんし、納得はしておりません」少し下の位置から、まっすぐ目線を見つめる
志木倫堂:「それは……」正直、安心する話だ。
志木倫堂:これからする話を、あまり彼ら彼女らには聞かせたくない。
志木倫堂:彼女の言葉が、自分の立ち位置を明確にしてくれる。
空木一姫:「……実は私は、三枝様を気に入っております。自信がなくとも、まっすぐ、自分の思う通りに振る舞えるあの方を」
空木一姫:「UGNに居ると、何かしら自分の中で明確な何かが定まっている方も多いですから」言外に、自分を含めず
志木倫堂:少し目を細めて。
志木倫堂:「そうだな。俺もだよ」
志木倫堂:「あいつを気に入ってる。悪いようにはしない」
空木一姫:「そうですか」目線を少し和らげて「安心しました」
空木一姫:「えぇ」目線は伏せず、まっすぐに「三枝様を説得されるようですが」
空木一姫:「虚偽を以て陥れるなら問答無用で。あるいは、協力を取り付けたとして」
空木一姫:「それで三枝様を傷付けて、それで良しとするつもりでしたら……」
空木一姫:少し言葉を探すように。
志木倫堂:「説得はしないさ」
志木倫堂:「選択肢を渡すだけだ。でも、あいつは選ぶんじゃないかと、俺は思ってる」
志木倫堂:「お前たちは、そうは思ってない」
志木倫堂:これが五分の根拠、と言い添えて。
空木一姫:「……………………はぁ」その根拠を聞いて
空木一姫:「戦わなくて良い人は、戦わないままで居てほしいのですけどね」ぽつりと漏らす。
空木一姫:「そうでなくては、戦うだけしか能のない私のやることがなくなってしまいますから………えぇ、ですので」
空木一姫:「経緯はどうあれ。志木様が三枝様を傷付けてしまったのなら」
空木一姫:「戦えないあの方の代わりに、私が貴方を斬りますので」竹刀袋を示す
空木一姫:「────どうか、全力で臨んでくださいね?」
志木倫堂:「まあ、そうだな。それくらいのリスクは負って然るべきだ」
志木倫堂:これからは、一つも間違えられない。
志木倫堂:間違えれば俺自身が、掌で弱者を玩ぶエフェソスの奴の縮小再生産になる。
志木倫堂:「頼んだぜ」
志木倫堂:部屋に残るものそれぞれに、それぞれの意味で。
志木倫堂:そう告げ、この場を後にする。
川島 公治:「…任せたぜ」
空木一姫:「…………えぇ、そちらこそ」
空木一姫:「女の子に夢を見せるのは、王子様と相場は決まっておりますので」
空木一姫:「…………」その背中を見送りつつ。
空木一姫:しばらく見送った後、ふぅと息を吐いて室内の二人に向き直る。
空木一姫: 
空木一姫:「…………なんだか」
空木一姫:「ワルモノになった気分ですわ、私」

GM:三枝夕子は別室で窓から風景を眺めていた。
三枝夕子:既に空けた、メロンの容器のアイス(2個目)を手持ち無沙汰そうに握りながら、何ということもなく外を見ている
志木倫堂:ノックをして、ドアを開ける。
志木倫堂:「おーす。今いいか?」
三枝夕子:「志木。…いいよ。」
志木倫堂:「よし」部屋に入り、手ごろな椅子にどっかと腰掛ける。
三枝夕子:「急だね」
志木倫堂:「今から面倒くさい話をする」
志木倫堂:そう言ってから、なんだか少し前に会った迷惑なやつの口ぶりと似ているな、と思う。
三枝夕子:「そう。」
三枝夕子:「良いよ。先に私が面倒くさい話をしたし」
志木倫堂:「……」そんなものはチャラになってお釣りがくるほどの面倒さなのだが
志木倫堂:まあいい。
志木倫堂:これまでの情報を共有します。三枝夕子がイェソドに選ばれていない理由。条件。彼女が反攻のキーになるかもしれない事。そのために発生するリスク。
三枝夕子:「………」
三枝夕子:ふー、と、聞こえるくらいのため息
志木倫堂:実行した上で失敗すれば二度と目を覚まさなくなるかもしれない。
志木倫堂:あるいは、成功しても。理想の具現が砕けることがあればどうなるかはわからない。
志木倫堂:「どう思う?」
志木倫堂:結論を聞いているわけではない。
志木倫堂:話を整理する糸口に、とりあえず反応が欲しい、という軽い語調だった。
三枝夕子:「…そんな話をするってことは。他に手段が無いってことだろうね」
三枝夕子:また窓から外を見る
志木倫堂:「手段はある。難しくなるだけだ」
三枝夕子:「そう」
三枝夕子:その難しさを差し置いて言うということの理由くらいは分かる
志木倫堂:一拍を置いて。
志木倫堂:「UGNは」
志木倫堂:「これを道義と、あれを放置した先に発生するであろう沢山の犠牲者との天秤だと思ってるみたいだった」
三枝夕子:「人の集まりって、そういうことでしょう」
志木倫堂:「俺は正義とか世界の為に戦ってるわけじゃない」
志木倫堂:「だから、違う事を考えてる」
三枝夕子:「……」
三枝夕子:クラスは、小さい世界だ
三枝夕子:人の集まりは、小さい世界。だから一人よりも全員のことを考えるのが常だ
三枝夕子:それを、目の前の人は、違うという。
志木倫堂:ポケットからメモ帳を取り出した。
志木倫堂:物思いに耽る彼女を視界の端に捉えながら。しばらく、さらさらとボールペンの走る音が響く。
志木倫堂:「問題は、いくつかあるよな。問題だらけだ、こんな話」
志木倫堂:「一つ。俺達の信用──出会ったばっかの訳の分からん秘密組織に、身を任せられるのか」
三枝夕子:自分は、独立した個人だという。色んな先生や、アドバイザーから聞いてきた言葉だ
三枝夕子:それとなにが違うのか…
三枝夕子:…期待している自分が少なからずある
志木倫堂:そう言って、一つ目のメモを切り離し、テーブルに置く。
志木倫堂:「二つ。実行するとして、だ。夢やら理想──持ってない、ということに奴らの基準でなってるもんをどうこさえるのか」
志木倫堂:自分でも、言語化出来ているとはいいがたかった。だから、こうして書き出す。二つ目のメモを置く。
志木倫堂:「三つ。これが一番でかい」
志木倫堂:「エフェソスを倒す──これは、夕子にとってリスクを負うに値することなのか、だ」
志木倫堂:息を吐く。
志木倫堂:彼女を、いつかの自分に重ねている所がある。
志木倫堂:だから。正解か誤りかはわからない。だが、解答への道筋は立った。
志木倫堂:「ややこしくはあるけど」
三枝夕子:「3つ目は、私も分からない」
志木倫堂:「だろうな」
志木倫堂:「整理していこう」
志木倫堂:「三、賭けに勝った時に守れるのは今まで別に夕子を助けてくれなかった見知らぬ他人と、ひょっとしたら未来の自分だ」
志木倫堂:「でも、自分の意識が自分のまま残る事に、今のお前は大した価値を感じていないし」
志木倫堂:「つまるところこれの答えは二と連動する」
志木倫堂:「二」続ける。
三枝夕子:「……」
志木倫堂:「シンプルだ。理不尽とそれを押し付けるクソ野郎どもへの不満を、既にお前は見せている」
志木倫堂:「不満の矛先に対して、諾々従わない事をお前は知っている以上」
志木倫堂:「もう一歩。奴に立ち向かい、結果勝利を得られるとしたら。その先の自分をイメージできるなら」
志木倫堂:「それはお前の望むお前の姿の一つなんじゃないかと、俺は睨んでる」
三枝夕子:「それは」
三枝夕子:「……」それきり言って、目をしばたく。
志木倫堂:「肯定も否定も、今はいい」
志木倫堂:彼女の反応に、少しほっとした様子で
三枝夕子:「……何か嫌だな」
三枝夕子:「上手く乗せられているみたい」
志木倫堂:「ん」
志木倫堂:「それでいいぜ。素直に飲み込まれるのは、違う」
志木倫堂:「先に言っておく。俺はお前を説得に来たんじゃない」
志木倫堂:「ただ、そうだな」
志木倫堂:「興味があるんだ」
三枝夕子:「——」
志木倫堂:「UGNに協力するのも、しないのも」
志木倫堂:「好きにすればいい。言ったよな」
三枝夕子:「聞いている」
志木倫堂:「……まあ。今俺が言ったような結論になるとしたら、それは一に戻ってくる。俺達が信用に値するか、って話だ」
志木倫堂:「この考えが正しいかどうかは分からない」
志木倫堂:「複雑なものを単純に見せようとするのは、悪いやつがやることだからな」
志木倫堂:にい、と笑う。
志木倫堂:「二つの選択肢がある。でも、望むなら」
志木倫堂:「本当はもっと多くの意味を乗せることも、逆に放り出すこともできる」
志木倫堂:「何のために選ぶかを決めるのは、"センセ"──"エフェソス"でも無ければUGNでもない。勿論、俺でもない」
志木倫堂:それから、ふと、思い出したように。
志木倫堂:「……こうなったら、実際に力が『ある』って言われたら」
志木倫堂:「自分の力が信用に値するかどうかなんてのは、当座の問題じゃなくなるだろ?」
志木倫堂:「そこにある。信じようが信じまいが、いけ好かないヤツに押し付けられた代物だろうが──」
志木倫堂:「いつか来る。使うかどうかを決めるのに必ずしも、んなもんへの自負の程を考えてられない時が」
志木倫堂:──その場所で、全てを奪い返した。過去は思い出のものへと変わった。未来をその目に映せるようになった。
志木倫堂:「もっと重たい天秤が現れる時が────来る」
志木倫堂:もちろん、自分が巡り合った、そんなものは只の幸運だ。
志木倫堂:何の保証にもならない。
志木倫堂:彼女の答えは、彼女のものだ。
三枝夕子:「志木には、あったんだね。」
三枝夕子:「後悔してる?…天秤の掲げたほうを、諦めて。」
志木倫堂:「後悔は、してない。でも」
志木倫堂:「夕子がどうなるかは、分からない」
志木倫堂:「だから、答えが出るまで待つよ」
志木倫堂:「出なかったら、それでもいいと思う」
志木倫堂:「夕子の協力は俺たちに取っても重要で、見逃せない手段だ。でも、手段のひとつだ。それ以上には、俺はしたくない」
三枝夕子:「………本当に、面倒くさいね。」
志木倫堂:「そうなんだよ」
志木倫堂:うんざりするように、窓の外を見る。
三枝夕子:「思えば最初から面倒臭かった。」
志木倫堂:「でも、よく考えてくれ」
志木倫堂:「考えて選んだなら、進むも退くも、勇気ある選択だと思う」
志木倫堂:「逆はない。お前を軽蔑するし、その前に俺が空木に殺される」
志木倫堂:首を切るジェスチャ。
志木倫堂:「──対決は、契機をくれる。それがいいものだとは、保障できない」
志木倫堂:「だから。お前が見出した、価値あるものが道標だ」
志木倫堂:「それが『無い』なんて、俺は信じない。その上で聞く」
志木倫堂:目を閉じてひとつ、深呼吸。
志木倫堂:「────俺達を信じて、一緒に戦ってくれないか」
三枝夕子:君の目を見る
志木倫堂:視線を真っ向から受け止める。
三枝夕子:君は今まで三枝の目を見ていただろうか。
三枝夕子:物理的な話だ。目の見え方は角度と光の入り方でしか決まらない。普通はそうだ
三枝夕子:でも、今だけは
三枝夕子:「本当を言うと、話を聞いてどうするかは決めてる。」
志木倫堂:「……」
三枝夕子:「…でも、“考えて選んだこと”に私はしたい。」
三枝夕子:「あなたの本気に、今の段階だと足りない。だから、」
三枝夕子:「今から面倒くさい話をする」
志木倫堂:「…………ふ」
志木倫堂:「望むところ」
三枝夕子:「あなたのそれとは比にならない。身の上話だから。」
志木倫堂:そう。
志木倫堂:何に感動し、どのように生きてきたのか。彼女のことをほとんど知らない。
三枝夕子:「…別にね。クラスでの私は、そのイェソドとかなんとかがある前から…まあ、調べてるでしょうから。」
三枝夕子:「こんなもんよ」
三枝夕子:袖が揺れて、痣がちらりと見える
志木倫堂:「……そうか」
志木倫堂:『浮いていた』というのがそういう意味だと、思っていなかったわけではない。
三枝夕子:「小さい頃から両親がいなくて叔父に育てられてきた。」
三枝夕子:「叔父は…悪い人じゃない。暴力を振るうような真似もしないし、無視なんかもない。ただ…子供との接し方だけよくわからなかったと思う」
三枝夕子:「それだけが原因じゃないでしょうけど。私は、“らしさ”というものを知らないのだと思う」
三枝夕子:「“らしさ”って、要するに、『相手の望んでいることに答えること』でしょう?」
三枝夕子:女の子“らしい”こと。子供“らしい”こと。
三枝夕子:夢や理想を持つのは人間“らしい”こと
志木倫堂:「成程、な。ああ」
志木倫堂:「そうかもな。俺も随分と」
志木倫堂:「"らしく"させられた覚えがある」
三枝夕子:「言ってもらえば、出来るだけそうした。」
三枝夕子:「気に食わないから殴られたこともある。」
三枝夕子:「…でも、多分。そういう私に関わるのが皆嫌になったんでしょうね」
三枝夕子:「“らしさ”を真似ても、その人の“らしさ”でしか無い。人間に見えないから」
三枝夕子:誰も、三枝の中から自分を見出だせなかった
志木倫堂:「……」それにも、覚えがあった。
志木倫堂:他人に見出した曖昧な道標で人らしくあろうとするのは、不安定で難しい。
志木倫堂:全く違う人生を歩んでいるのは間違いないけれど、そこには確かに僅かな共感がある。
三枝夕子:「あなたは」
三枝夕子:「出会った人の中で史上最高に、面倒臭くて、でも全部を開示して話してきた。」
志木倫堂:「そうしないと意味が無いからな。俺は」
志木倫堂:「夕子の選択が見たいんだ」
三枝夕子:「……」
志木倫堂:「……誰のようにもなれなかったから」
志木倫堂:「混ざらなかった。それが既に奇跡だと思う」
志木倫堂:「なんていうか……そう」
志木倫堂:「誰が何と言おうと、夕子があのクラスの最後の『個』なんだ」
三枝夕子:「…奇跡に、別に価値は感じてない」
三枝夕子:「私はそういうのを信じてない。でも…」
三枝夕子:『シンプルだ。理不尽とそれを押し付けるクソ野郎どもへの不満を、既にお前は見せている』
三枝夕子:「…“私が誰か”を言ったのは、貴方が初めてだから」
三枝夕子:「賭ける価値がある」
三枝夕子:「…ねえ。」
三枝夕子:「一発だけ、殴っていい?」
志木倫堂:「は?」
志木倫堂:結論が出掛けたかというところで、フリーズ。
志木倫堂:「何で? 好きにしろとは言ったけどさ……」
三枝夕子:「…別に、嫌なら良い」
三枝夕子:「私を殴ったやつが、自分を見たかったとしたら。そういう方法もあるかって思っただけだよ。」
志木倫堂:「……別に、普段なら断ってるとこだが」
志木倫堂:「長話に付き合わせたからな。好きにしろよ」
三枝夕子:「…いいの?」
志木倫堂:「見たいもんは見れねーと思うぜ。痛てーのは慣れてるからな」
三枝夕子:「分かった」
三枝夕子:立ち上がって、志木君をぶん殴る
志木倫堂:「おぶっ」
三枝夕子:オーヴァードとは判定されたが、女子の筋力だ。痛いは痛いが、それだけだ
三枝夕子:「…はは」
三枝夕子:「はははははははははははは!」
三枝夕子:「………」
志木倫堂:「こわっ……」
三枝夕子:「…なんにも楽しくないね」
三枝夕子:「無理に笑ってみたけど…」
志木倫堂:「…………そっか」
三枝夕子:「…ごめんね。」
三枝夕子:君の殴られた頬に手を添える
志木倫堂:「謝んなよ。良いっつっただろ」
三枝夕子:「殴っても、なじっても、多分いやな思いをするだけ。」
三枝夕子:「私がやれることは、そう多くない。多分志木みたいに考えて、全部を言うのも限界がある」
三枝夕子:「だから」
三枝夕子:「貴方が見せてくれた私が、一番いい。」
三枝夕子:「貴方を、信じてる。貴方の中に、私が見えたから」
志木倫堂:「────わかった」
三枝夕子:「………っ」頭を抑える
三枝夕子:力が入らない。膝からへたり込んで、地面に座る
志木倫堂:彼女の瞳に映る、自分の顔を見た。同じように、あるいは彼女も。
志木倫堂:それを見て、己の姿を定めたのか。
志木倫堂:「……繋がった、か」
三枝夕子:「馬鹿みたいだね…本当……」
三枝夕子:「夢や理想なんて…私でも持てるんだ。」
志木倫堂:「ありがとよ。信じてくれて」
志木倫堂:仲間たちに短く連絡を入れる。
三枝夕子:「こちらこそ」
三枝夕子:「ありがとう……私を、信じてくれて」
三枝夕子:思考共有とはいうが、要するに一人で何十人もの思考リソースを浴びるのだ。違和感で最初は苦しいものである
三枝夕子:だが、彼女はたしかに笑ったように君には見えた。多分
志木倫堂:「……どういたしまして、だ」
志木倫堂:期待には応える。そういう手筈になっている。
GM:太陽が沈み、夕焼けの赤が消えた。

GM:シーンカット。ロイスと…最後の購入!
志木倫堂:ロイス 三枝夕子のPを誠意に。
川島 公治:志木倫堂 〇信頼/負い目
東雲銀:川島 公治 信頼○/不安 で取得
空木一姫:ロイス
「協力者 志木倫堂 P憧憬/○Nむぅ」
「同業者 東雲銀 P憧憬/○Nなんか通じ合ってる」

志木倫堂:空木一姫に有為〇/隔意で取ります。これで7枠。
川島 公治:東雲銀 〇連帯感/私生活が充実している匂いがする
空木一姫:購入はボディアーマー狙いましょう。
東雲銀:空木一姫 信頼○/脅威 で取得します
川島 公治:マイナーでAI補助スーツ起動。対BCスーツを狙います。
三枝夕子:志木倫堂をSロイスに指定します
志木倫堂:ウワァーーーーッ!!
空木一姫:三枝様!
川島 公治:NPCからの…Sロイス!
志木倫堂:4dx+1>=12 UGNボディアーマー!
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 9[4,5,7,9]+1 → 10 → 失敗

空木一姫:皆、私のいないところで仲良くなりあそばす…
空木一姫:3dx>=12 UGNボディアーマー
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 6[3,4,6] → 6 → 失敗

志木倫堂:もう財産使いどころないし2点払って買う!
空木一姫:失敗して以上。
川島 公治:5dx+2>=9
DoubleCross : (5R10+2[10]>=9) → 10[4,6,6,9,10]+5[5]+2 → 17 → 成功

志木倫堂:自分はカバーした瞬間にどうせすべて焼けるので東雲くんにパスしよう 応急も渡す。
東雲銀:ボディアーマー狙いましょう
東雲銀:あっ有難い!!
空木一姫:今のうちにHP減ってる人は回復したほうが良さげね…
川島 公治:着込んでしまいます。装甲7。
東雲銀:では先に回復します。応急キット二つ使って
東雲銀:2+4d10
DoubleCross : (2+4D10) → 2+21[3,4,7,7] → 23

東雲銀:買うものないな……。購入はパスで
川島 公治:こっちも2つ手持ちにありますね
川島 公治:2つとも志木くんに使うぜ
川島 公治:6+4d10
DoubleCross : (6+4D10) → 6+27[6,8,9,4] → 33

川島 公治:全快しちゃいなさい!
志木倫堂:わーい!
志木倫堂:全快しました。終了!
空木一姫:つよーい
東雲銀:つよい!
GM:回復したな!
GM:では

クライマックス

GM:トリガーシーン
GM:全員登場
川島 公治:川島 公治の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:62->64)
空木一姫:空木一姫の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:93->95)
志木倫堂:志木倫堂の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:84->86)
空木一姫:なかよし侵蝕
東雲銀:86+1d10
DoubleCross : (86+1D10) → 86+8[8] → 94

東雲銀:ここでハジケおって

GM:--------------------
GM:第九地区 研究施設 隠し領域
GM:--------------------
GM:三枝の感知した領域は、研究施設の隠された場所だった。
GM:“そう”と認識しなければ開けない機能。認識で認証するシステムでロックされていた。学生たちを確保していけば突破そのものは出来ていたかも知れないが…あまりにも時間がかかり過ぎただろう
志木倫堂:「成功したから言うけど」
志木倫堂:先頭で、通路を進みながら。
志木倫堂:「協力が取り付けられなかったら普通に散った生徒どもをローラーする気でいたし、そこのフォローも何も考えてなかった」
志木倫堂:「UGNのことは嫌いじゃないけど、UGNの都合を優先する気が無かった、ってあの場で口にする勇気が無くてな」
空木一姫:「それについては」その後方で警戒しながら続く
空木一姫:「そもそも失敗した側の対応を前提にしてた私が、とやかく言うことじゃなさそうですね」
東雲銀:「まあ、成功したんだからそれは良しとしよう」
川島 公治:「他に手がないならないで、手の届くことをするだけさ」
川島 公治:「うまくやってくれて何よりだぜ。とにかく一人でも多く救助したいからな」
空木一姫:「色々と口を出してしまいましたが、それも私の独り相撲で済むなら越したことはありません」
空木一姫:「……ただ。志木様がUGNの都合を優先する気がなかったように。私も志木様への信頼がなかったということですから」
空木一姫:「それはすみませんでした」
志木倫堂:「助かったよ。釘を刺してくれたのも、それで任せてくれたのも、だ」
東雲銀:「せっかく倫堂が掴んだチャンスだ。後は僕らがキッチリ始末を付けよう」
川島 公治:(そうでなくちゃな、とこの場で口にする奔放さは俺にはねぇな。 クク、いい新世代が育ってくれてるじゃねぇか…)
空木一姫:「……いえ。結局、私は東雲様と川島様も含めた多数決で言を納めただけですから。お礼でしたら、そちらに」
空木一姫:「……あるいは、働きで返すと言ったほうが"らしい"のかもしれませんね」
GM:周囲は薄暗く、研究施設とは打って変わって人の動きやすい空間になっている。
GM:そんな中で、不意に白い光が空間に走る
空木一姫:「!」刀を構える
“エフェソス”:「……来ィたァなァ!!!!」
“エフェソス”:“エフェソス”。凄絶な笑顔を浮かべている
川島 公治:「よう。待たせたか?」
志木倫堂:「来たぜ。ぶん殴りにな」
志木倫堂:呼応するように、口の端を吊り上げる。
“エフェソス”:「志木倫堂…君だな?君だろう。君しかやれないはずだ」
志木倫堂:「やったのはあいつだ。俺じゃない」
“エフェソス”:「そうか、そうか!良いねえ…夢!理想!目指すものがあるというのは…本当に良いなあ!!!!」
“エフェソス”:手を広げる
空木一姫:「"エフェソス"ですね。抵抗せず、降伏を受け入れるつもりはありますか」
“エフェソス”:「あるかも。」
空木一姫:「そうですか。情報提供を含め、貴方の行動如何によっては処置が軽くなる可能性もあります」
“エフェソス”:「君たちが“イェソド”を放っておいてくれるならねぇ!」
“エフェソス”:「大概のことはしてあげてもいいかな。ただ“イェソド”だけは本当に駄目だぞ。」
“エフェソス”:「あれは…僕の夢なんだからさぁ」
空木一姫:「そうですか」薄暗い通路、その闇の中に既に放たれた影の一閃が、視覚の外から襲いかかる「その条件は飲めませんね」
“エフェソス”:「ぐああ…!」ブシュウ!手応えあり。酷い出血だ
空木一姫:「………」話を聞きつつ、もう一撃を叩けるように構えている
東雲銀:「……随分と”イェソド”に執着する」
“エフェソス”:「…そうだよ。」
“エフェソス”:「あれは、セルの夢と、僕の夢。2つが重なっているからね」
東雲銀:「……“戴冠計画”か」
“エフェソス”:「“戴冠計画”。インリークォの…本当に、本当に全力の最終計画さ」
“エフェソス”:腹部を抑えつつ、どこか恍惚と喋り続ける
川島 公治:(セルの夢…UGNに戴冠計画とやらの協力を取り付けようとしたのは、つまりセルの総意か)
東雲銀:「インリークォはどこを目指すつもりだ。何を企んでいる」
“エフェソス”:「この地区で、何が起きたか…“神”と呼ばれる存在が現れれば、人間社会はおろか、この世界なんてバースデーケーキの灯みたいに吹っ飛んじまう」
“エフェソス”:「そうはならないように…というか。そもそも、うちのセルリーダー様は“神”って存在が大ッッッッッッ嫌いなのもあって」
“エフェソス”:「“神”をブッ殺しちゃいましょう!!!ってわけよ!」
志木倫堂:(神、な。その手の妄言を口にするジャームの噂は聞いたことがある、が──)
“エフェソス”:「なので“冠”を用意する。」
“エフェソス”:「ヨハネの黙示録に謳われる、黙示録の獣。」
“エフェソス”:「そいつらの7つの冠にかけて、生物種から“冠生物”を7体創り、神に対抗しうる種族として生態系をそいつらに刷新する。」
“エフェソス”:「ちなみに“イェソド”は哺乳類さ…後で見りゃいい」
“エフェソス”:「…だが、余裕が無いのも確かだ。いろんな生物を作ってきたが、UGNに撃退されたり、そもそも弱すぎて“神”どころか異界でふっとばされちゃったり…」
空木一姫:「素敵なお話ですね」
空木一姫:「そのために、新しい生き物を作り出して神様のマネごとですか」
“エフェソス”:「一緒にするなッッッ!!!!」
空木一姫:「あら、無自覚でしたか。これは失礼」
志木倫堂:「一緒にはしてない」
志木倫堂:「目に見えるとこで好き勝手してやがる、テメーの方が優先排除対象だ」
川島 公治:「そんなにも神様がお嫌いな割には聖書にずいぶんとご執心のようだが…」
“エフェソス”:「ああ、聖書は大好きさ…きちんと滅びる話だからね」
川島 公治:「いちおう交渉を持ち掛けられた側として、これだけは聞いておくぜ」
川島 公治:「"神"を倒した後。お前たちは何をする気だ」
“エフェソス”:「……あああ~、良い質問ですねえ!!」
“エフェソス”:「そこのところ、結局7人の開発者は意見が別れている。大きく分けると生態系を刷新した後に人類が残っても良いやつと、どうでもいいやつの2種類」
“エフェソス”:「僕は、前者だよ…!ああ、そうさ!!僕こそが、一番この人類社会に対して夢と希望を持っている研究者だと自負をしている!!!」
川島 公治:「…なるほど?」七扇高校の2年C組の生徒たちの様相を思う。
“エフェソス”:「だから、“イェソド”だ!!“イェソド”の原動力は見ただろう。人の夢と理想だよ!!!人の、光と陰を余すこと無く汲み上げて、いけ好かない“神”を打倒する!!!なんて素晴らしい物語なのだ…」
“エフェソス”:「志木倫堂! 君は望んだ筈だ! 大切な人の命を! そして目の前の少女の夢を!」
“エフェソス”:「人の夢は…終わらねえ!!!!!」
“エフェソス”:「共に来い、UGN!!!共に行こう人類種よ! 破滅の先、銀河の彼方の星海へ!!!!」
志木倫堂:「…………」
志木倫堂:「いいや」
志木倫堂:「夢は、終わるよ。お前たちが終わらせる」
志木倫堂:「攪拌された無数の意識の中で、終わった夢が弾ける様を見たことがある」
志木倫堂:「だから、ここで止めるんだ」
“エフェソス”:「っっっっ何故だァ!!」
“エフェソス”:「それで良いのか!!!」
“エフェソス”:「人類が滅び、その生み出したものが何もかも消えても!!!多少歪もうと…私は、愛する人間の世界を残したい、ただそれだけなのに!!!!」
志木倫堂:風が渦巻いた。
志木倫堂:戦闘態勢、気温の急激な上昇が室内の空気に対流を起こす。
志木倫堂:「────余計なお世話だ! 馬鹿野郎ッッッ!!!!」
東雲銀:「よく言った、倫堂」並んで一歩踏み出す
東雲銀:「”エフェソス”、一つ面白いことを教えよう。お前の大好きなヨハネの黙示録の話だ」
東雲銀:「一説によれば、あれは著者であるヨハネが死の苦痛を和らげるために天然麻薬を摂取して執筆されたものだとされている」
東雲銀:「つまり、ただの幻覚だ」
東雲銀:「これに乗せられているお前達も変わらない。自分本意な夢に酔いしれているだけだ。僕たちはそれを認めない
東雲銀:「”戴冠計画”はUGNが阻止する。絶対に」
東雲銀:「覚悟しろ、”エフェソス”」
志木倫堂:「いいね。ご機嫌な啖呵だぜ」
東雲銀:「お前ほどじゃないさ」
空木一姫:「ふぅ」静かなため息。渦巻く風に髪が流れて。一歩前、志木くんの隣に出る。
空木一姫:「貴方達のような人は、いつもそうですね」
空木一姫:「『問題が起こるから』『それを止めるためだから』『私は正しいから』」
空木一姫:「正しい私の正しい一つの選択は、常に正しいと塗り固めて」
空木一姫:「……崩れた時を考えようともしない」
空木一姫:「そうやって、人の価値観を認めず、話を聞かない人を」
空木一姫:「ジャームだとか、」
空木一姫:「───あるいはただ単純に、性格が悪いというのです」
空木一姫:「独りよがりの夢は、寝台の上で見るといいでしょう」
空木一姫:「"エフェソス"」チキ、と刀の鯉口を切る。その隙間から、薄暗い空間を更に塗るように薄暮の闇が這い出でる。
“エフェソス”:「…………」
空木一姫:「夢物語は一人でどうぞ。じきに、貴方の夜がくる」
川島 公治:「済まんな。そういうことみたいなんでな」携帯灰皿を手に煙草をふかしている。
川島 公治:「30を超える青少年を実験動物にした件について、まだ何か弁解はあるか? ないなら、ここの研究成果は破棄ないし接収させてもらうぜ」
“エフェソス”:「…いいさ。」
“エフェソス”:「研究者が失敗や挫折で躓くのなんて、いつものことだよ」
“エフェソス”:「大事なのは、諦めないこと!!!!!」
“エフェソス”:「っさー!そういうわけでご対面だぞ、諸君!お待ちかねの“イェソド”君だ!」
“エフェソス”:指を鳴らす
GM:床がせり上がる。環境調整用に展開していたのだろうか、饐えた匂いの蒸気が零れ出てくる
“イェソド”:せり上がりきった中から出てきたのは…形容するならば、手足の生えた目の無い蛇。
“イェソド”:皮膚が薄いのだろうか。強い脈動で全身が揺れている。歯茎がむき出しでよだれを垂らし、体毛もまばらだが強度が高そうだ。
“イェソド”:「………」
“イェソド”:「!  !  !  !  !」
“イェソド”:哄笑
“イェソド”:目の前の君たちだろうと。生みの親だろうと。子だろうと。
“イェソド”:世界中の何もかもを見下すかのように、笑う
ジャーム:その傍らで、君たちを見ているジャームが1体
ジャーム:誰のものかは、分かるだろう
川島 公治:「…"産まれたて"か」
“エフェソス”:「彼女には、どんな風に見えるんだろうねえ…」
“エフェソス”:「…ああ。そう言えば」
“エフェソス”:「資料には書いていなかったが。“イェソド”にはもう一つの機能がある」
“イェソド”:そのむき出しの皮膚に、切れ込みが走る
“イェソド”:数えれば、4つ
“エフェソス”:「敵対者が目の前に来れば、防衛をする。生物としては当然の機能だ。」
“エフェソス”:「志木倫堂。東雲銀。君たちも戦っただろう。“怪物”と…。」
“エフェソス”:「…そう。“イェソド”は“怪物”も産む…眼の前の相手の鏡写しを」
“イェソド”:ずるり
“イェソド”:4つの切れ込みから“破水”し、見る間に4体の肉が、へその緒に繋がれて産まれてくる
“志木倫堂の怪物”:その身は見る間に渇き
“川島公治の怪物”:己の力で立ち上がり、へその緒を引きちぎり
“空木一姫の怪物”:めいめいの武器、あるいは構えを取って
“東雲銀の怪物”:君たちに、相対する
志木倫堂:「……夕子のジャームも、いざとなったら倒す。それ込みで話をつけてきた」
志木倫堂:「でも、頼めるなら他を優先で行こう。あれに関しちゃ本体を倒せば、止まる気がするし」
東雲銀:「ああ、心得た」
川島 公治:「オーケーだ。 逆に、本体を叩かん限り何度でも湧き出しかねないな」
空木一姫:「えぇ」イェソドと怪物のその異様を見つめ
空木一姫:「親に似て、耳障りな声も止めたいですからね」

"バルカノーツ" "ピュートリッド" "イチヒメ" "コピーキャットクライマー"
VS
哺乳類の冠(スィラスティコス・ダイアデム) イェソド

【決戦】
“イェソド”:けたたましい笑い声と共に、邪悪なる《ワーディング》!衝動判定!
“イェソド”:難易度は9です
志木倫堂:4dx+2 思い出の一品使用
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 9[2,2,7,9]+2 → 11

志木倫堂:成功!
東雲銀:10dx+1>=9
DoubleCross : (10R10+1[10]>=9) → 10[1,1,2,4,5,6,8,9,9,10]+3[3]+1 → 14 → 成功

空木一姫:5dx>=9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 10[1,2,4,6,10]+8[8] → 18 → 成功

川島 公治:6dx+2>=9
DoubleCross : (6R10+2[10]>=9) → 8[1,1,3,6,7,8]+2 → 10 → 成功

志木倫堂:志木倫堂の侵蝕を+12(2d10->2,10)した(侵蝕:86->98)
空木一姫:空木一姫の侵蝕を+15(2d10->10,5)した(侵蝕:95->110)
川島 公治:64+2d10
DoubleCross : (64+2D10) → 64+17[7,10] → 81

東雲銀:94+2d10
DoubleCross : (94+2D10) → 94+16[7,9] → 110

川島 公治:侵蝕81。2セッション連続で衝動判定で17上がってる
空木一姫:やべぇなの。
東雲銀:たすけてくれ
志木倫堂:カバーリングはする
GM:というわけで
GM:死ぬほど多いセットアップ処理から!
GM:行動値順です
東雲銀:《螺旋の悪魔》攻撃力+18。暴走。浸食+3
東雲銀:浸食113
“東雲銀の怪物”:《螺旋の悪魔》攻撃力+18。暴走。浸食+3
“東雲銀の怪物”:おっと!もう侵蝕はあがらないんだった
空木一姫:《加速装置》 +《螺旋の悪魔》 ラウンド中行動値+12、攻撃力+9。BS暴走。行動値は19に。
空木一姫:空木一姫の侵蝕を+5した(侵蝕:110->115)
“空木一姫の怪物”:加速装置》 +《螺旋の悪魔》 ラウンド中行動値+12、攻撃力+9。BS暴走。行動値は19に。
川島 公治:エヴリシングレディを使用。防具※の覚悟のさらしを獲得、装備。
“川島公治の怪物”:エヴリシングレディを使用。防具※の覚悟のさらしを獲得、装備。
ジャーム:なし
志木倫堂:《エターナルブレイズ》攻撃力+20 行動値0 侵蝕102になってエフェクトレベル上昇 攻撃力上昇値が24に
“志木倫堂の怪物”:《エターナルブレイズ》攻撃力+24 行動値0 
“イェソド”:《サポートボディ》。自分以外の味方判定ダイスをラウンド間+3。自分の判定ダイスー5。
GM:では、イニシアチブ。
ジャーム:《時間凍結》。
空木一姫:ほほう
志木倫堂:やめろ! お前のHPはお前だけのものじゃないんだぞ!
ジャーム:マイナーなし。メジャーで《声援》+《エンジェルヴォイス》。指定は“志木倫堂の怪物”。次のメジャーアクションのダイス+8、C値−1
ジャーム:処理後HP−20
ジャーム:おぼつかない手付きで、空間振動を使い“怪物”の出力制御を最適化する。
志木倫堂:「……そうかよ」笑う。
GM:では今度こそイニシアチブ
GM:“PC”優先!空木さんの手番!
空木一姫:はい!
空木一姫:マイナーで暴走解除。
空木一姫:メジャーでコンボ:【"三光:夜に月輪"】《C:ウロ》+《シャドーテンタクルス》+《原初の赤:要の陣形》、判定前に《原初の紫:紡ぎの魔眼》
空木一姫:空木一姫の侵蝕を+2した(侵蝕:115->117)
空木一姫:対象は空木ジャーム、志木ジャーム、イェソドの3体。
空木一姫:妨害なければ判定!
GM:ゴーだ
空木一姫:11dx7+4
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[1,1,3,4,4,5,6,7,7,9,10]+10[2,3,4,10]+10[7]+10[8]+6[6]+4 → 50

空木一姫:リアクションどうぞ
GM:ギェ—!
志木倫堂:つよい!
“空木一姫の怪物”:暴走リア不
“志木倫堂の怪物”:ドッジ
“志木倫堂の怪物”:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 9[2,2,3,4,7,7,9,9] → 9

“志木倫堂の怪物”:回避固定値1あるけど無理
“イェソド”:素手ガード
空木一姫:ではダメージ
空木一姫:6d10+19
DoubleCross : (6D10+19) → 30[2,9,2,2,9,6]+19 → 49

GM:おっと
空木一姫:あ。
空木一姫:なんかありましたか
“川島公治の怪物”:《崩れずの群れ》カバーリングします。
“川島公治の怪物”:ガードが出来ないだけで…カバーそのものは可能!
空木一姫:せやろね…
ジャーム:それと
志木倫堂:!?
ジャーム:《カバーディフェンス》。“志木倫堂の怪物”をカバー
GM:で、上記のダメージですね
ジャーム:結構キツい…!
ジャーム:自分で消耗したから…!
ジャーム:というか瀕死です
志木倫堂:こ、こいつ…………!
空木一姫:川島さんのカバーは誰に対してでしょう
GM:あ、川島さんは
GM:“イェソド”ですね
空木一姫:はーい。
“川島公治の怪物”:本体よりちょっとHP盛ってる!でも結構飛んだ!
空木一姫:ちなみに1でもダメージ入った相手にはEロイスが解除出来たりしますが、持ってるかな。
“空木一姫の怪物”:同じく結構飛んだ!
GM:持続効果のあるEロイスは…強いて言うなら《悪夢の鏡像》を君等の怪物は持ってます
GM:なので“空木一姫の怪物”と“川島公治の怪物”のを解除できますが、余り意味はないですね
GM:君等の似姿でなく、ただの怪物になります。
空木一姫:見た目変わるだけか。なるほどね。
空木一姫:じゃあいいか…ともかく演出行きまーす
GM:ゴー!
空木一姫:「では」
空木一姫:キン。柄を指で押し、鞘の内より夜が這い出る。
空木一姫:ぞるり、と引き出される刀身は光を返さぬ純黒。墨を塗り固めた長尺の三日月。
空木一姫:薄暮の中で尚暗く、怪物殺しの刃が静かに目覚める。
空木一姫:───ばちり。 はらり、はらり。
空木一姫:塗り固めた黒の空間の中に黄金色の花びらが一枚、二枚。仄かな灯りを灯して舞う。
空木一姫:稲妻によって形作られるそれは、ジャーム達の周りを儚げに揺蕩い、増えて。
空木一姫:バチリ。仄かに焦げる空気の匂い。
空木一姫:それこそは────破壊を告げる、先触れの雷華(ライカ
空木一姫:バ
空木一姫:  ジィ!!
空木一姫:瞬きを許さぬ一瞬、身体を稲妻と変えた空木の姿が宙へと走り、黄金色をまとった黒が不定形に三叉に分かれ振り抜かれる。
空木一姫:自らの似姿と、絶大なる火力を持つ一人と、イェソドを狙い───しかし
GM:異なる手応え。斬り伏せはしたが、目的の対象にわずか届かなかったことを君は知覚する
空木一姫:「────厄介ですね」
ジャーム:乳白色の体液を吹き出して、膝をつく。
ジャーム:魔を断つ刀の一撃を受け、既に息も絶え絶えといった様子
志木倫堂:「ゆうッ…………────────!」
志木倫堂:(────動揺するな。思う壺だ)
空木一姫:「……………」そのジャームが誰のものか、知ってはいる、意識している。しかしそれを表に出さない
空木一姫:「既に一度、見せた手です。しかし、対応なさいますか」
“川島公治の怪物”:行動は似ていても、それはまるで別個の意志。己の親を守るのが仕事だ。
“イェソド”:「グフッ グフッ」
“イェソド”:笑う。
空木一姫:振り抜いた姿勢のまま、その体が紫電に解け、
“空木一姫の怪物”:対象的に、どす黒い体液。膝をつく様子はない。
空木一姫:「────」その、自らの体のまま、あまりにも不愉快に変貌したものを一瞥だけして。
空木一姫:意識の間隙に稲妻は元の位置。刀を一度鞘に収め、
空木一姫:「………」志木くんを見て、しかし何も言わず「……仕留めきれませんでした」
空木一姫:「後詰めをお願いいたしますね」
空木一姫:ただそれだけを言う。
空木一姫:空木一姫の侵蝕を+7した(侵蝕:117->124)
志木倫堂:「任せろ」
志木倫堂:表面を見るな。
志木倫堂:夕子の決断がこの局面にもたらしたものは、彼女自身の身を削る献身だけか? そうじゃない。
志木倫堂:そうじゃないことに、これからなる。
GM:では、イニシアチブ
“空木一姫の怪物”:わたしの、手番
“空木一姫の怪物”:マイナーで暴走解除。メジャーでコンボ:【偽・"三光:夜に月輪"】《C:ウロ》+《シャドーテンタクルス》+《原初の赤:要の陣形》、判定前に《原初の紫:紡ぎの魔眼》
空木一姫:パクリじゃぁー
“空木一姫の怪物”:対象は、空木一姫と
“空木一姫の怪物”:1d3
DoubleCross : (1D3) → 3

“空木一姫の怪物”:東雲くん以外の2人
“空木一姫の怪物”:14dx7+2 オラーッ
DoubleCross : (14R10+2[7]) → 10[2,2,4,4,5,5,5,6,6,6,7,8,8,10]+10[2,6,9,9]+10[2,10]+6[6]+2 → 38

川島 公治:一応ドッジします。
川島 公治:1dx-4
DoubleCross : (1R10-4[10]) → 6[6]-4 → 2

空木一姫:ドッジー!
空木一姫:7dx+1>=38
DoubleCross : (7R10+1[10]>=38) → 8[1,1,2,2,5,5,8]+1 → 9 → 失敗

空木一姫:ダメです!タスケテ川島さん!
志木倫堂:8dx+1 ドッジ!
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 9[2,3,3,4,4,6,7,9]+1 → 10

志木倫堂:失敗!
川島 公治:《崩れずの群れ》川島 公治の侵蝕を+2した(侵蝕:81->83)
川島 公治:カバーリング。対象は空木さんだ!
“空木一姫の怪物”:ダメージ!
“空木一姫の怪物”:鬼切りはジャームが持てるわけねえ!なので武装は滅びの刃です
志木倫堂:強くない?
“空木一姫の怪物”:4d10+29
DoubleCross : (4D10+32) → 26[9,9,6,2]+29 → 55

空木一姫:出力がたかぁい
志木倫堂:死にます。"エフェソス"のロイスをタイタス昇華して復活。
志木倫堂:志木倫堂のHPを15にした
川島 公治:リザレクトします!
川島 公治:川島 公治の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:83->85)
川島 公治:来い!全部受け止めてやる!
“空木一姫の怪物”:録画したビデオを見るかの如く。同じ動作。同じ見栄えを醜悪なる怪物が行っている。
“空木一姫の怪物”:雷電の花びらが饐えた匂いに混じりオゾン臭を撒き、爆ぜると同時に斬撃が君達一行を襲う…!
志木倫堂:空木一姫のものと寸分たがわぬ太刀。回避は不可能。故に。
志木倫堂:抵抗はしない。肉体を刃が潜り抜け、電熱と共に両断する。
空木一姫:「っ!」同じ手法、しかしジャームの出力に寄って行われるソレを、以前の高校生達の相手のようには逸らせず。
川島 公治:「空木、上に飛べ!」右肩が踏み台状に変形!
空木一姫:「はい!」長尺の鞘で槍の如く地面を突く。反動で跳躍。そのまま踏み台を踏切、紫電を纏う身体が円を描いて上へ。
空木一姫:黒髪が追従しながら眼下、己と同じ斬撃が他者を斬る様を、冷たく見やる。
川島 公治:(…こっちには1回分の長があるんだよ。お前が俺ならわかるだろ?この差がどれだけ歴然たるものか)
川島 公治:自分はそのまま斬られる。恐ろしい威力ではあるが、この十数年で受けてきた一撃の数々と比べればいかほどか!
“空木一姫の怪物”:手応えに対する感想などない。免疫細胞の1つ1つに感情などないように
志木倫堂:「がっ…………く、はは」副次的に齎されるその熱は、しかしピュアサラマンダーの肉体を焼き滅ぼしはしない。
志木倫堂:流麗なる剣筋。完璧な切断面。だからこそ、再生限界の峠を越した志木倫堂の肉体でも──動ける程度には継ぎ合わせられる。
志木倫堂:「ははははははーッ!!」
志木倫堂:最悪な時にこそ、笑えと師は言った。心だけはいつでも、勝利をイメージできるはずだから。
GM:ではイニシアチブ
GM:東雲くんのターン
東雲銀:はい
東雲銀:マイナーで戦闘移動。イェソド達へエンゲージ
東雲銀:コンセントレイト+無形の影+虚ろなる軍団
東雲銀:川島さんを除いた全てのエネミーを対象
東雲銀:11dx7-1
DoubleCross : (11R10-1[7]) → 10[3,3,3,4,5,5,5,7,7,7,8]+6[1,3,3,6]-1 → 15

東雲銀:低っ!!!!!
空木一姫:い、一応《バディムーヴ》 達成値+3
“東雲銀の怪物”:暴走リア不
“空木一姫の怪物”:ドッジ
“空木一姫の怪物”:10dx
DoubleCross : (10R10[10]) → 10[1,2,3,4,5,5,5,6,7,10]+10[10]+2[2] → 22

“空木一姫の怪物”:回避しちゃった
空木一姫:この女……
東雲銀:うそだろ
“志木倫堂の怪物”:ドッジ
“志木倫堂の怪物”:11dx+1
DoubleCross : (11R10+1[10]) → 10[2,3,4,5,6,7,7,8,10,10,10]+5[1,4,5]+1 → 16

“志木倫堂の怪物”:これは18なので命中
“イェソド”:素手ガード
ジャーム:志木君に《カバーディフェンス》
志木倫堂:そいつは違う! 俺が分からないのか!
ジャーム:分からん…なんか巻き上がってるし…
ジャーム:“志木倫堂の怪物”をカバーですね
ジャーム:カバーディフェンスを使い切りました
“川島公治の怪物”:《崩れずの群れ》で“イェソド”をカバー
GM:ではダメージどうぞ!
東雲銀:2d10+18+10+2d10
DoubleCross : (2D10+18+10+2D10) → 19[9,10]+18+10+12[8,4] → 59

東雲銀:装甲ガード有効!!
GM:えっ火力高…火力高!?
“東雲銀の怪物”:しんじゃう
“川島公治の怪物”:しんじゃう
ジャーム:しんじゃう
川島 公治:やーいパチ島! HP盛るなんてズルするからだぜ!
“イェソド”:まあ待ちなよ
空木一姫:ジッとしていなさい
“イェソド”:まだ働いてもらうぜ。《アクアウィターエ》。
川島 公治:なっ
志木倫堂:マジで言ってる?
東雲銀:てんめえ……
“イェソド”:“東雲銀の怪物”をHP20で復活させる
GM:《クリメイト》しますか? ニアはい いいえ
東雲銀:流石に殺せない……!! いいえで!!
GM:OK
東雲銀:では演出参ります
東雲銀:───ばちり。 はらり、はらり。
東雲銀:塗り固めた黒の空間の中に黄金色の花びらが一枚、二枚。仄かな灯りを灯して舞う。
東雲銀:"コピーキャットクライマー"のシンドロームはウロボロス/サラマンダー。
東雲銀:故に、"バルカノーツ"の纏う炎は良く馴染む。
東雲銀:故に、"イチヒメ"の紡ぐ夜は良く馴染む。
東雲銀:「空木さん、少しだけ借りるよ」
空木一姫:「えぇ、」空中。その様を見て、少し目を丸くし、しかし微笑んで。「──ご随意に。東雲様」
東雲銀:聖剣を大上段に担ぎ、深く姿勢を下げ、影を疾走する。
東雲銀:何者にも穢されぬ白光が、黒の空間に筆を引いて、
東雲銀:紫電一閃。
東雲銀:敵対者をその一刀にて斬り穿つ。
東雲銀:東雲銀は稲妻の如き"イチヒメ"の姿を模倣する。
“イェソド”:“イェソド”は敵対に対して動かない
“イェソド”:動くのは己の免疫共だ。真に動くのは、その免疫が倒れた時
“イェソド”:再び体から破水。急造ではあるが、“代わり”が出てくる。
“東雲銀の怪物”:消耗していること以外は、前の個体と変わらない。
東雲銀:「ッ!!」
“イェソド”:「ゲッ  ゲッ」
ジャーム:通常の再生能力が限界を迎え、崩れ落ちる
ジャーム:僅かな肉体反応のみを残し、沈黙した…
“川島公治の怪物”:活動を止めたが、放って置かれている。無尽蔵というわけではないようだ
GM:では、イニシアチブ
“東雲銀の怪物”:わたしの、ターン
東雲銀:ここで割り込みます
志木倫堂:いけーッ!
空木一姫:やれー!
川島 公治:うおー
東雲銀:異世界の因子を起動。時間凍結をコピーして使用します
東雲銀:浸食135
“東雲銀の怪物”:ぐっ、制限エフェクトはストリング出来ない!
東雲銀:へっへっへっ
GM:では
GM:“東雲銀”のターン!
東雲銀:マイナーはなし
東雲銀:メジャーで先ほどと同じコンボで攻撃します
東雲銀:エネミー全てを対象
GM:こい
東雲銀:11dx7-1
DoubleCross : (11R10-1[7]) → 10[2,4,5,5,5,5,7,7,8,9,10]+10[4,5,7,9,10]+10[5,9,10]+10[4,9]+1[1]-1 → 40

“イェソド”:素手ガード
東雲銀:よっしゃ!!!
“東雲銀の怪物”:暴走リア不
“空木一姫の怪物”:ドッジ
“空木一姫の怪物”:10dx
DoubleCross : (10R10[10]) → 8[1,2,5,5,6,6,6,8,8,8] → 8

“志木倫堂の怪物”:《炎陣》“イェソド”をカバーリング
GM:ダメージどうぞ
東雲銀:5d10+18+10+2d10
DoubleCross : (5D10+18+10+2D10) → 22[2,6,6,2,6]+18+10+9[7,2] → 59

“空木一姫の怪物”:死…死ぬ
“志木倫堂の怪物”:死…死ぬ
“東雲銀の怪物”:死…死ぬ
“イェソド”:寝るな~ッッ
“イェソド”:《奇跡の雫》!“志木倫道の怪物”を復活!HP10!
東雲銀:今度こそクリメイトじゃあ!!!!
“イェソド”:ぎぇー~!!
東雲銀:1d10+4
DoubleCross : (1D10+4) → 9[9]+4 → 13

東雲銀:死ね!!!
空木一姫:えらい
志木倫堂:強すぎる
東雲銀:浸食149
“志木倫堂の怪物”:2度死ぬ
東雲銀:「……まだだ!! イェソド!!」
東雲銀:咄嗟に模倣したのは三枝夕子のジャーム、バロールによる時間加速が更なる一撃を生み出す
東雲銀:聖剣を地面に突き刺し、影を浸透させる
東雲銀:無数に現れる影の触手。そして、黒い果実
東雲銀:己が最も得意とする"ヴォル・ディアナ"の模倣。捉え、放ち、異形を穿つ
東雲銀:機関銃の如く腐食の鏃。今度こそ、再生の余裕すら与えない
“イェソド”:“イェソド”以外の個体が…今度こそ、全て地に伏した
“イェソド”:「……?」
“イェソド”:よく分かっていない
“イェソド”:産まれたばかりの個体が、“危機”というものを正しく認知出来るのか。
“イェソド”:その笑いが止まったことが、一つの契機である
GM:というわけで
GM:川島さんの手番です
川島 公治:迷いますが…
川島 公治:待機します。
GM:OK
GM:では
“イェソド”:“イェソド”のターン
“イェソド”:マイナーなし、メジャー
“イェソド”:《ヨモツヘグリ》+《癒やしの水》。対象、三枝夕子のジャーム
“イェソド”:対象をHP1で復活し、3D10+1回復させます
“イェソド”:3D10+2
DoubleCross : (3D10+2) → 13[2,5,6]+2 → 15

ジャーム:現在HP15
“イェソド”:転がるジャームの死体を掴んで、ガムのように咀嚼し、口から吐き出す
“イェソド”:それだけで損傷箇所は全て接合され、不活性化した細胞は息を吹き返す
“イェソド”:ニヤニヤ笑いが戻る。この生命は、これだけで生きていく設計をされている。
GM:ではイニシアチブ
ジャーム:三枝夕子のジャームのターンですが
ジャーム:対象が存在しないため、行動を放棄します
“イェソド”:「………」ニヤニヤ笑いが、再び消える。
GM:イニシアチブ
GM:志木倫堂のターン
志木倫堂:「────さて」
志木倫堂:マイナーなし
志木倫堂:「試金石にしようぜ、"エフェソス"」
志木倫堂:メジャーアクション
志木倫堂:《コンセントレイト》《結合粉砕》《焦熱の弾丸》《プラズマカノン》
志木倫堂:11dx7+2 対象は"イェソド"
DoubleCross : (11R10+2[7]) → 10[1,2,3,4,4,6,7,8,9,9,10]+10[1,4,5,7,8]+10[2,8]+5[5]+2 → 37

“イェソド”:ドッジ…!!
“イェソド”:1dx サポートボディで殆ど振れねえじゃねえか!!!
DoubleCross : (1R10[10]) → 5[5] → 5

志木倫堂:うぉぉダメージ!
志木倫堂:4d10+58
DoubleCross : (4D10+58) → 12[2,3,5,2]+58 → 70

志木倫堂:装甲無視です
“イェソド”:あ、死にます
“イェソド”:復活エフェクト無し!戦闘不能!
志木倫堂:志木倫堂の侵蝕を+11した(侵蝕:102->113)
志木倫堂:鏡写しの怪物は死に絶え、いま、火はひとつだ。
志木倫堂:やおら劫火が強まる。炎の色が周囲を染める。
志木倫堂:「俺はかなり怒っている」
志木倫堂:「だから、今からお前の作った悪趣味な茶番をぶち壊しにしようと思う」
志木倫堂:"イェソド"を見る。
志木倫堂:その脇で所在なさげに立つ、1体のジャームを見る。
志木倫堂:これは、彼女の選択の結果の一つだ。
志木倫堂:もう一つは、ここに居る俺達だ。
志木倫堂:彼女のジャームの脇をすり抜けて、進む。
志木倫堂:「────」
志木倫堂:保証は出来ないと言った。
志木倫堂:真実だが嘘だ。後悔など絶対にさせない。
志木倫堂:「──」
志木倫堂:興味があると言った。
志木倫堂:真実だが嘘だ。本当はそれ以上の期待があった。
志木倫堂:判断を曇らせたくはなかった。
志木倫堂:正解だったと思う。三枝夕子は答えを出した。
志木倫堂:あいつだけの、たった一つの。
“イェソド”:じたばたと、ここに来て慌てて動き出す。
“イェソド”:産まれたばかりの手足はか細く、まるで未熟なまま産まれてきた胎児(ムーンカーフのようだった
志木倫堂:暴れる不格好な巨体の前に、辿り着く。
志木倫堂:「でもな。正直悪い気分ばかりでもない」
志木倫堂:「こんなにも前向きな理由で戦うのは、もしかしたら初めてだ。あいつの──」
志木倫堂:「三枝夕子の、あいつだけの。あいつだけが選んだ────」
志木倫堂:「──これは試金石だ」
志木倫堂:拳を振り上げる。
志木倫堂:「"イェソド"の取りこぼしたたった一つが、お前を穿つのなら!」
志木倫堂:殴る。爆発。
“イェソド”:炎上
志木倫堂:もう片方の拳で、殴る。爆発、爆発、爆発。一発のストロークに、連続して劫火が起こる!
志木倫堂:「俺達は負けないよな」
志木倫堂:殴る。炎が爆発的に広がり、拳に収束し、イェソドの肉体へと撃ち込まれ、赤熱、のちに破裂。
志木倫堂:「冠生物だろうが、マスターエージェントだろうが」
志木倫堂:殴る。
志木倫堂:「テメーのほざく!」
志木倫堂:殴る。
志木倫堂:「神、だろうが!!!!」
“イェソド”:醜悪で滑稽なソーセージのネガティブキャンペーンのように、内部で水分が弾け、皮が剥け、瑞々しさが全て飛び、炭化していく。
志木倫堂:「俺達を要約しようとするな」
志木倫堂:「世界を複雑なまま受け入れろ」
志木倫堂:部屋が赤く染まり、直後に黒煙が上がる。それが繰り返された。
志木倫堂:「こんなもので束ねるよりも、ばらばらな俺達のほうが。ずっと、ずっと生き汚くて、強靭で──そうだ」
志木倫堂:「面倒くさいってことを、思い知らされて敗北しろ」
志木倫堂:言い終えると同時、ひときわ大きな爆発が起こり。
志木倫堂:自身の右腕がはじけ飛ぶと同時、"イェソド"が四散し、跡形もなく消えた。
“エフェソス”:「アッ………グアッ……………」
“エフェソス”:「ッッッアーーーーーーーッッ!!!!!!」
“エフェソス”:最早言葉になっていない。とにかく“憤慨”としかいいようがない様子
GM:では、イニシアチブ
GM:敵は、まだジャームが立っています。
GM:川島さんのターン。
川島 公治:対BCスーツを脱ぎ捨てて行動値8。
川島 公治:マイナーで戦闘移動、ジャームのエンゲージへ。
川島 公治:《コンセ:エグザイル》《無機なる四肢》川島 公治の侵蝕を+3した(侵蝕:85->88)
川島 公治:攻撃対象は…もう跡形もないけど、イェソド。「止めを刺す」を宣言。
GM:OK
川島 公治:8dx+5 RC射撃攻撃
DoubleCross : (8R10+5[10]) → 10[3,3,4,6,6,7,7,10]+4[4]+5 → 19

“イェソド”:死亡。
川島 公治:あっC値を入れ忘れたけどまぁいいや
川島 公治:以上!
ジャーム:本体死亡に伴い、活動を停止します
ジャーム:ほかジャームについても同様です
川島 公治:演出行きます。
GM:どうぞ!
川島 公治:コートを脱ぎ捨て、ツカツカと"イェソド"の立っていた場所…三枝夕子から生み出されたものが立ち尽くすそこへ歩みを進める。
川島 公治:"イェソド"はもう跡形もない。室内のあちこちに、千切れ飛んだ肉片がこびり付いているだけだ。
川島 公治:…それを、細胞と影から生み出されたカミツキガメやキツツキが部屋じゅうに散開して「掃除」している。
川島 公治:佇む、まだ名前のない"三枝夕子の怪物"を眺める。 言葉は通じないが、たしかに彼女は自分の運命を選んだ。
川島 公治:「…頑張れよ」
川島 公治:背を向け、言葉もなく"エフェソス"に視線を向ける。
ジャーム:立ったまま、全ての細胞がゆっくりと機能停止する
ジャーム:そもそもが免疫の一環なのだ。
ジャーム:守るべき命が消えた時、それは無為に落ちる。
“エフェソス”:「ウッッ………ウグッ………」
GM:戦闘終了
“エフェソス”:「ウウッ………あんまりだ……」
“エフェソス”:身も世もない泣きっぷりである
“エフェソス”:「馬鹿共が……人類の夢を乗せる僕の最高傑作を……!」
空木一姫:「貴方には聞きたいことがたっぷりあります」
志木倫堂:頭を蹴ります。
“エフェソス”:「ゴガァッ!!」
“エフェソス”:鳴ってはいけない音が首から響きつつ倒れる
空木一姫:「あっ」
志木倫堂:「あ、すまん。話す事あるよな」
空木一姫:「いえ、まぁ、そうなんですが」こちらも刀を居合に構えつつ、ちょっと困惑
空木一姫:「……問題ありません。口は動くでしょう」
“エフェソス”:「お前らは…放棄したのだ……人類の夢を残すという選択肢を……!!」
“エフェソス”:「残り5体は…僕の“イェソド”より優しくはないぞ……!!」
“エフェソス”:「インリークォというセルが、心血を注いだ“冠”だ……神だろうと…お前たちだろうと!誰が来ようと!!蟻みたいに踏み潰すんだァ!!!」
川島 公治:「…あのなぁ。たった5人に負けるモノに、夢なんか賭けてられっかよ」
川島 公治:(…すでに先に1体死んでいたか)
志木倫堂:「……おう。そうだそうだ」夕子を数に入れてくれたことに気を良くしつつ。
空木一姫:「では、その優しくない方々の情報も吐いていただきましょうか」
東雲銀:「存分に協力して貰うぞ、"エフェソス"」
“エフェソス”:「いやだ」
空木一姫:「なぜです?人の夢を守るお仕事ですよ」
“エフェソス”:ベルトをひっつかみ、引き抜く
志木倫堂:「あん? 」
東雲銀:「……止めろ!!」
“エフェソス”:「うるさい!お前らムカつくから、死ね!!!」
“エフェソス”:ベルトが白く発光し、爆発!
志木倫堂:「おわっ……!」咄嗟に地面を殴りつけ、溶解隆起させた地面で爆風を逸らす!
空木一姫:「!」行動に合わせて刀を振るう。黒の一閃が走り──
空木一姫:こちらに向かう爆発を切り裂いて巻き込みながら、既になにもない虚空を通る。
“エフェソス”:…何の変哲もない。血溜まりを1つ作って、“エフェソス”は死んだ。
東雲銀:「……やられた。初めからこうするつもりだったのか」
東雲銀:回避行動を取らないが故に、負傷を受けている。だが、再生はすぐに開始している。致命傷には至らない
東雲銀:「捕縛しきれなかったのは痛いな」
空木一姫:「………そうですね」
空木一姫:「首か身柄か、どちらかは差し出して頂くつもりでしたが」パチン、と黒の大刀を鞘に収める。
空木一姫:「最後までよくわからない人でした」琥珀色の古風な櫛を取り出し、跳ねた髪を櫛る
空木一姫:濡羽色に光る黒髪が、艶を残して闇に浮かぶ。
志木倫堂:「最後まで無駄に気合の入ったイカレ野郎だ」
川島 公治:「仕方ねぇ、せめてこの秘匿区画に隠されていた資料だけでもさっさと持ち帰っちまおう」
川島 公治:「最初につかまされたぶんは意図的に中抜きしていたと言っていやがったからな。治療法のヒントがあるなら、ここの可能性が高い」
空木一姫:「そうですね。本人の口から聞くより、そちらのほうが速いかもしれません」
東雲銀:「どちらにせよ、一通り探ってはみよう」折れ曲がった指を嵌め戻しながら答える
志木倫堂:「案外もう治ってたりするかもな」
志木倫堂:そう言いながら、周辺を調べ始める。
空木一姫:「そうだと嬉しいのですけど」志木くんの言葉に柔らかに微笑んで。
空木一姫:「ともかく、頑張りましょう皆様」
空木一姫:「UGNとしては、ここからが本番……のようですから」
GM:夜が更ける
GM:もう、みんな起きる時間だ

GM:バックトラック
GM:ハハハハハ!Eロイスアホみたいにある!
GM:《愚者の契約》とても歪んだ形で夢や理想を抽出・具現化した
《さらなる絶望》×4 免疫能力
《悪夢の鏡像》×4 敵対者の姿を写す

志木倫堂:ああー愚者の契約
川島 公治:すでに生還者の効果で既に9d振るのが確定しているので
川島 公治:せっかくだからEロイス分も振ります。
川島 公治:88-9d10
DoubleCross : (88-9D10) → 88-65[7,9,8,10,7,9,4,2,9] → 23

川島 公治:ここから倍振り。
川島 公治:23-12d10
DoubleCross : (23-12D10) → 23-48[6,6,3,1,2,5,1,7,10,3,1,3] → -25

川島 公治:あっ結構腐った!
川島 公治:3点です。
空木一姫:ダイスを信じてないのでEロイス分を振ります
空木一姫:124-9d10
DoubleCross : (124-9D10) → 124-57[8,8,2,4,8,7,6,8,6] → 67

空木一姫:等倍。
空木一姫:あぁ、倍ぶりがいいな。
空木一姫:67-10d10
DoubleCross : (67-10D10) → 67-60[5,4,5,9,6,6,9,3,3,10] → 7

空木一姫:ギリギリ生還ですね。
空木一姫:3点!
東雲銀:当然の如くEロイス分を振ります
東雲銀:149-9d10
DoubleCross : (149-9D10) → 149-43[2,5,4,8,4,5,8,3,4] → 106

東雲銀:ここからメモリーなしで等倍
東雲銀:106-6d10
DoubleCross : (106-6D10) → 106-30[5,3,7,8,6,1] → 76

東雲銀:5点生還です
志木倫堂:Eロイス使って倍振り
志木倫堂:113-18d10
DoubleCross : (113-18D10) → 113-91[3,10,7,7,10,8,1,5,2,10,2,7,2,3,7,1,3,3] → 22

志木倫堂:3点
GM:ええーっと
GM:実は数えてないんですが、Dロイスが…5つか。5つ!?
GM:シナリオ点6点+いつもの5点+D・Eロイス14点
GM:しめて25点+侵蝕点が皆さんの経験点になります。おしえてね
東雲銀:30点になります!!
志木倫堂:28!
川島 公治:28点ご馳走になります!
空木一姫:28!
GM:得点まみれ
GM:じゃあGMは39点!今回のレギュレーションで組んでお釣りが発生しちゃうわね
GM:いただきます+いただいてください
志木倫堂:わーい! ごちそうさまです。
空木一姫:もらいまーす
東雲銀:ごちそうさまです!

ED:東雲 銀

GM:-------------------
GM:ED
GM:東雲銀
GM:-------------------
GM:2年C組の生徒たちは無事全てのジャームが排出され死亡していることが確認された
GM:生徒たちは気絶から立ち直っている。記憶処理も上手く出来ており、オーヴァード化までいった生徒は1名だけしか確認されていない。…三枝夕子のみである。
GM:“エフェソス”の施設調査は現在進行中である。彼の語った計画が真実ならば、今後インリークォセルからの攻勢が過激化される恐れがあり、緊急度が高く設定されている。
逆瀬川 苗:「そういうわけですね…へへへ」
逆瀬川 苗:今日はそのデブリーフィングである。
東雲銀:「なるほど……」
東雲銀:側には飲み物が置かれ、リラックスしたように。無論真剣ではあるが
逆瀬川 苗:メロンアイス(3個目。支部最後のやつ)を食べつつ
東雲銀:「2年C組の生徒が無事戻れたのは幸いですね。何かあったら気分が悪かった」
東雲銀:少しだけ安心した表情を見せる
逆瀬川 苗:「はい……まあ、リソースとして使用する以上、無為な消耗をさせるつもりは無かったということでしょうね…」
東雲銀:「……先輩」
逆瀬川 苗:「どうしましたか」
東雲銀:「『自らの肉の欠片を取り込んだものを契約者とし、その精神から“夢や理想”を汲み上げて懐胎、出産する。』」
東雲銀:「それがイェソドですよね」
東雲銀:「三枝さんの”夢や理想”がどんなものだったのかは、あの戦いで何となく分かりました」
東雲銀:「2年C組の生徒の”夢や理想”っていうのは何だったんでしょうね」
東雲銀:それも、UGNに牙を向け、他者を害するような
逆瀬川 苗:「ああ……」
逆瀬川 苗:「“解釈”なんですよ…要するに」
東雲銀:「”解釈”……?」
逆瀬川 苗:「報告では偶然…三枝さんのものが人を助ける形になっていただけで。夢や理想が必ずしも悪いものを抱いていたとは思えないですよね。統計的な話でもあるんですが」
逆瀬川 苗:「類推するに…おそらくは、“イェソド”がその形を利用して、反社会的な行動を取らせてたんじゃないでしょうか?」
逆瀬川 苗:「思考を共有する機能を持っているということは、そこに介入する能力があると考えるのも自明です…」
逆瀬川 苗:「能力に善悪はありません…意志する思考に反社会的な方向性をもたせれば…後は、見てのとおりです」
東雲銀:「……なるほど」
東雲銀:「”イェソド”がそういう風にデザインされた”冠生物”だとしたら尚更ってことですか」
東雲銀:そうだよな、と呟きながら飲み物を手に取る
逆瀬川 苗:「はい……自分たちのコミュニティのみを拠り所にするような仕組みを作れば、後はそれを勝手に増大させていく方向に行くのは時間の問題ですからね…」
逆瀬川 苗:「そういう歪んだ“解釈”をするのが、あの生物だったのでしょう…いやはや」
逆瀬川 苗:木製のスプーンが割れる音が響く
逆瀬川 苗:「……ありゃあ…替えを持ってこないと」
東雲銀:「…………」少し驚いたように目を丸くして、
東雲銀:そして口元に笑みを浮かべる
逆瀬川 苗:「ともかく…」
逆瀬川 苗:「あのような生物が、今後、5体…ですか」
逆瀬川 苗:「……休めそうにないですね…」
東雲銀:「本当ですね。全く大変なことで」そう言いつつも顔は笑ってる
東雲銀:かつての”ヴォル・ディアナ”の姿が垣間見えた。それが嬉しかったのだ
東雲銀:無論、言葉には出さないが
逆瀬川 苗:「……何笑ってるんですか?」
東雲銀:「いーや、何でもないですよ」
東雲銀:「それより、早くアイス食べて下さいって。この後行く所ありますし」
逆瀬川 苗:「何かありましたっけ…?」
東雲銀:「研究所の現場調査。先輩をキッチリ引っ張ってくるよう言われてるんで」
逆瀬川 苗:「ええ………」
逆瀬川 苗:「調査向きの人はたくさんいるじゃないですか…何で……」
東雲銀:「さあ? そういうことは上の人に聞いて下さいよ」
東雲銀:「さっさと行きましょう。やることはいくらでもありますから」
逆瀬川 苗:「嫌だ………」
逆瀬川 苗:「…お昼時ですよね?お昼に行きましょう…」
逆瀬川 苗:げっそり
東雲銀:「あーもうそんな時間か……」
東雲銀:「それじゃあ、適当にどっかのカフェで糖分詰め込んでそのまま直行でいきましょうか」
逆瀬川 苗:「結局行くんですね……」
逆瀬川 苗:「はあ…私の夢は……取り敢えず仕事しないでいい世界になって欲しいなあ…」
東雲銀:「……」
東雲銀:それで、この人が心の底から笑えるようになるのなら
東雲銀:あくまで戯れ言。だけど、
東雲銀:「……そんな世界になったら良いですね」
東雲銀:少しだけ、願ってしまうのだ

ED:志木倫堂

GM:----------------------
GM:ED
GM:志木倫堂
GM:----------------------
GM:N市科学博物館
GM:大学が近くにあることもあり、様々な資料が展示されているN市科学博物館は思いの外充実した場所になっている。
GM:収益を意識していることもあり、おなじみのモチーフや食事が美味しかったりユーティリティも高く、デートスポットとしては定番になっている。
GM:逆立ちしたロブスター、なまめかしいダイオウイカ、巨大タコなどの像も展示されている。
志木倫堂:「へぇー。向こうの棟まるまる常設展か」
志木倫堂:「思ってたよりだいぶ広いな」
志木倫堂:どんなアホでも見ればわかる事を呟きつつ、連れの少年に視線をやる。
志木倫堂:「実は日頃文化文化言っちゃあいるが、初めて来る。妙算はどうだ?」
陶妙算:妙算と呼ばれた、絵巻物から飛び出してきたようなどこか現実感の薄さのある美童がその視線を受け微笑む
陶妙算:「うん、僕も初めて」
陶妙算:唇と頬に、うっすらと紅をさし、君の目の高さならば青い脈が透き通ったうなじがちらりと目に映るだろう
志木倫堂:「そっか」にっこりと微笑む。ここまでのログで一番の自然な笑み。
陶妙算:「初めて、だから。」
陶妙算:「倫堂くんに、しっかり案内してほしいな。」
陶妙算:バラ色の頬に、悪戯っぽい微笑みを浮かべる。
志木倫堂:「お、う……」一瞬、うなじに吸い寄せられた視線を引きはがしながら。
陶妙算:「僕、あんまりこういう科学っぽい部分、詳しくなくて」
陶妙算:「倫堂くんから、そういうの教えてもらえるのすごく楽しいんだ。」
志木倫堂:パンフを覗き込む。「未来の生物展、か」
陶妙算:「理系の成績も少し上がったんだよ」
陶妙算:と言いながら、志木くんの肩に頭を寄せてパンフレットを覗き込む
陶妙算:上質な絹のような質感の黒髪がさらりと志木君の首筋に触れる。
志木倫堂:「お、マジ? やっぱこの前家庭教師やってたのが活きてんな~」
志木倫堂:数億年後の地球環境に適応進化した生物を予測した模型などが展示されているようだ。
陶妙算:「ふふ」
陶妙算:「あのときはいきなり難しい話をしすぎちゃったりしたみたいだけどね。」
志木倫堂:「お、おう。まあな……ほら、最初だったからさ…………」
志木倫堂:信じられないかもしれないが、この男はUGNから依頼された仕事で
志木倫堂:8歳の女の子の家庭教師をしたことがあるのだ! なぜ……?
陶妙算:亜麻色の髪の少年を困ったような顔を嬉しそうに見上げている
陶妙算:この人と一緒にいて、この人の色んな表情を見るのが好きなのだ。
志木倫堂:「表の変な像もこの展示のやつかな。ロブスターのとか」誤魔化すように。
志木倫堂:「つーかよりによって変な生き物の回かよ……嫌なもん思い出すな……」ぶつくさ
陶妙算:「ダイオウイカとか見たことないから楽しみだな」
陶妙算:と、言って、その表情に少し影が差したことに気づく
陶妙算:「…何か、あったの?」
陶妙算:と、聞いてから一拍置いて
志木倫堂:「ん? ああいや、ごめん。変な気を持たせたか」
陶妙算:「あ、ごめん。言いづらいことなら、いいんだ。」
陶妙算:「一緒にいなかった時のことは、言いづらいこともあるだろうし。」
志木倫堂:「ああぁやめろやめろ」
志木倫堂:「ないよそんなもん、妙算に隠したい事とかさ」
志木倫堂:そう言って、奇妙な極彩色の昆虫が跋扈するジオラマの脇のベンチに座り込む。
陶妙算:つられるようにして、志木くんのとなりにちょこんと座る
志木倫堂:(くっ……かわいいなこいつ)
陶妙算:「隠したいことはなくても、守秘義務はあるでしょ?」
陶妙算:ほんの少し身をかがめながら、志木くんの顔を覗き込む。柔らかな茶色の瞳に、君の姿だけが映っている
志木倫堂:「まぁそれはな……でも別に」
陶妙算:「別に…?」
志木倫堂:「妙な生き物を使う悪いやつとやり合った、くらいは言っても良いだろ」
志木倫堂:あの手の化物があと5体。気が滅入りそうになる。
陶妙算:「この、ロブスターみたいな?」
陶妙算:逆立ちした変なロブスターのページを開きながら言う
志木倫堂:「見た目の冗談度合いで言えば似たようなもんだな」
陶妙算:自分がこんな変な生き物と立ち会う姿を想像する。
陶妙算:甲殻類の甲羅はただでさえ頑丈で、さらにこのサイズとなれば刃を通すことは困難になるだろう。
陶妙算:さらにその硬さは防御だけでなく攻撃にも有効であり一撃をもらうだけで、致命傷になりかねない。
陶妙算:「それは、大変だったね…」
志木倫堂:「? まあな」大体は味方がなんとかしてくれたような気もするが
志木倫堂:「そのナマモノが、なかなかクソ悪辣な真似をしてくるやつで……そうだ」
陶妙算:「どうしたの?」
陶妙算:白い肌に映える赤い唇が、君の言葉を促すように言葉を紡ぐ
志木倫堂:「最近、ちょっと色々あってな。心境の変化的な……」
志木倫堂:「人助けしたんだよ」
志木倫堂:少し嬉しそうに。
陶妙算:「うん」
陶妙算:その嬉しそうな顔を見て、こっちも少し嬉しくなってしまう。
志木倫堂:例えば自由を害する存在であったり、苦痛を強要する存在であったり。
志木倫堂:そういうものを破壊するために戦う事はあっても、何かを得るために戦う事はあまり多くないと、君は知っていてもいい。
志木倫堂:「俺を助けた時のセンセイは」
志木倫堂:"エフェソス"ではない。自身をFHから救い出した恩人、由解瑛のことだ。
志木倫堂:「やっぱりこんな感じだったんだろうか。違うのかな」
志木倫堂:状況は似ている気がするが、あの人はそういうタマでもないかもしれない。
志木倫堂:「どっちにせよ、ちょっといい気分だ」
陶妙算:「こうやって、誰かを助けられて、嬉しかったのかってことかな?」
志木倫堂:「そういう事」
陶妙算:「どうかなあ。あの人はちょっと不思議なところがあるし。僕にはなんとも言えないかな。」
陶妙算:少し困ったように笑いながら、そう応える。
陶妙算:「でも、別のことならわかるよ。」
志木倫堂:「んー?」まあそうだよな、と言う表情をしていたが。
陶妙算:「由解さんがその話を聞いたら、きっと君が人を助けられたことが嬉しくて、誇らしく感じると思うな」
志木倫堂:「……!」
陶妙算:そっと、自分より頭一つ高いところにある、志木くんの亜麻色髪へと手をのばす
志木倫堂:「だといいな……わっ」
陶妙算:「こうやって、『えらいえらい』って」
志木倫堂:「た、妙算……うー…………」
陶妙算:陶の細く、少し冷たい手が志木くんの手に触れる。薄く脈の走った白い手首がちらりと覗く
陶妙算:「ダーメ。恥ずかしがらないで褒められなさい」
陶妙算:「倫堂くんは、ちゃんといいことをしたんだから」
志木倫堂:「ああ……」少し俯いて、大人しく撫でられる。
志木倫堂:「うん」
志木倫堂:人助けなど妙算はいつもしてることだろう、と思わないでもないが。
志木倫堂:褒めてくれると言うのなら貰っておいても良いだろう。自分も、もっと彼を労うべきかもしれないな──などと思っていると。
三枝夕子:「……………」
三枝夕子:猫が犬の就寝スペースを確保して所在なさげにしているところを見るような目で見ていた
志木倫堂:「…………っ…………わっ」
志木倫堂:ガタンッ
志木倫堂:思わず立つ。
陶妙算:「わっ」
陶妙算:撫でてるところを急に立ち上がられてバランスが崩れる
志木倫堂:「妙算っ!」
志木倫堂:体勢を崩した陶くんを抱き留める。
志木倫堂:「す、すまん…………」
三枝夕子:「志木倫堂……」
三枝夕子:「その子は一体」
志木倫堂:ぐぐ、と三枝さんの方を向く。
陶妙算:「あ、わ…大丈夫…だけど…!」
陶妙算:ほんの少し顔を赤くしながらそう応えるけど
陶妙算:何やら不穏な空気を感じる
三枝夕子:通学カバンではなく小物入れを肩掛けしている。様子から普通に見学に来たといったところか
三枝夕子:眉間にシワが寄っている
志木倫堂:「妙算は……」どう応えるかを考える。遅滞。
陶妙算:志木くんの腕に抱きかかえられながら、
陶妙算:二人の顔を交互に見ている。
志木倫堂:そもそも三枝夕子にとっての自分は、自分に取っての由解瑛みたいなポジションだ。先達であり、よき助言者でもある。
志木倫堂:中学生に頭を撫でられて喜んでいる場面を見られていい相手ではない。
志木倫堂:「────おっと!」
志木倫堂:陶くんの肩を掴んで普通に立ってもらい、体を離す。
志木倫堂:然る後、博物館で声を上げた事に気付き自分の口を塞ぐ。
三枝夕子:「その子は」「一体」
志木倫堂:「友達、だが……?」
三枝夕子:「友達………………………………………………」
陶妙算:「ん…」
陶妙算:この少女が来て、志木くんがいきなり自分のことを遠ざけようとした。
陶妙算:そのことに、僅かな疎外感を感じる。
志木倫堂:「何か疑問が」口に出してからやめた方が良かったな、と思いつつ「あるのか?」口に出してしまったので最後まで言う。
三枝夕子:じろりと陶君の方を見る
三枝夕子:「お名前を教えて」
陶妙算:その疎外感を隠すように笑みを作り、三枝さんと相対する。
陶妙算:「はじめまして。倫堂くんの友人の、陶妙算です。」
陶妙算:鈴の鳴るような軽やかな声で三枝さんに自分の名前を告げます。
三枝夕子:「はじめまして。私は、三枝夕子。」
三枝夕子:志木君のほうに向き直り
志木倫堂:「あ、ああ」三枝さんの渋面の理由が理解できていない
志木倫堂:「妙算、こっちは夕子、さっき言ってた──」
陶妙算:「『夕子』さんですね。宜しくおねがいします。」
陶妙算:志木くんが下の名前で呼んでいたのを意識するように、自分のその名前をつぶやく
三枝夕子:頷いて
三枝夕子:「志木。陶が寂しそうにしている。」
三枝夕子:「貴方が“友達”と紹介してからだ。どういうこと?」
志木倫堂:「…………(よくわからんがまずい流れな気がする!)」
志木倫堂:「正確な表現じゃなかったかもしれない」
三枝夕子:「ふむ」
志木倫堂:(落ち着け──何が どこで失敗した? 頭撫でを見られたとこ以外で)
志木倫堂:(ええい!)
志木倫堂:「すごく仲のいい友達だ。一番仲いい」
三枝夕子:陶君の方を見る
志木倫堂:これで大丈夫かな、という面持ちで2人の様子をうかがう。
陶妙算:「夕子さんが何を気にしてるのかはわかりませんけど。」
陶妙算:すっ、と志木くんの側に歩み寄り
陶妙算:そっ、と志木くんの左手と自分の右手を絡める。
陶妙算:「倫堂くんと僕は『友達』ですよ?」
陶妙算:「互いに『大好き』で」
陶妙算:「『一緒にいたい』って思い合える」
陶妙算:「大事な『友達』です。」
志木倫堂:「そうです」
志木倫堂:(~~~~~~~っ怖ぇ~~~~~)
志木倫堂:(なんか敬語になっちゃったよ!!!)
三枝夕子:「——————」
三枝夕子:「——なるほど」
三枝夕子:眉間がもとに戻る
志木倫堂:(これどういうこと? なんでこんな温度冷えてんの?)
三枝夕子:「志木倫堂」
志木倫堂:「う……うん」
三枝夕子:「私は、さっき志木を見た時にもやもやした。」
志木倫堂:「いや。そうだよな」
三枝夕子:「そうなの?」
陶妙算:少し言いよどむ志木くんを叱咤するように
陶妙算:左の手のひらをぎゅっと握りしめます
志木倫堂:「あれだけ偉そうに色々言ってきた奴が、年下によしよしされてる光景……」
志木倫堂:「思う所があるのはちょっと想像に難くない」
三枝夕子:「そこはどうでもいい」
志木倫堂:「あれぇ──!」
三枝夕子:「志木は、私に隠すことなく全部を喋ってくれたから」
三枝夕子:「そこはいい」
志木倫堂:「じゃあ……」
三枝夕子:「多分、私もそうしたいんじゃないかな」
三枝夕子:至極真面目な調子で言う
三枝夕子:「………」言ってから、少し考えつつ聞く姿勢
志木倫堂:「な……に………………?」さらなる動揺!
陶妙算:「………」
陶妙算:手を握ったまま、じっと志木くんの横顔を見つめる。
陶妙算:普段は、春のせせらぎにも似た柔らかく潤んだ優しげな瞳から
陶妙算:今は冬の砂漠のようなどこか荒涼した趣すら感じさせる
志木倫堂:「……よくわからんがそれはダメだ」じっとりと手汗が滲んでいる。
三枝夕子:「駄目なの?」
志木倫堂:陶くんとつないでいる手を離し、ハンカチで拭いてからまた繋ぐ。
志木倫堂:「俺は夕子の先達でありよき助言者だから……そういう威厳の無い動きはできない」
三枝夕子:目ざとく手をつなぎ直す所を見つつ
三枝夕子:「?」
三枝夕子:「志木に威厳がなくても、話を聞くよ?」
志木倫堂:「オーケー、夕子。お前はいいやつだ。でもそういうことじゃないんだ。俺にもプライドがある」
志木倫堂:(でもこいつ本当にいいやつだな……)
三枝夕子:「プライド」
三枝夕子:「志木は、陶にプライドを見せなくていいの?」
志木倫堂:「それは場面に……」
陶妙算:「いいんです。」
陶妙算:「倫堂くんは、僕のこと『お母さん』って呼んでくれてるぐらい。」
陶妙算:「甘えてくれるんですから」
志木倫堂:「おっおい妙算、それは………………」
陶妙算:「ね?」
陶妙算:桃の香りを漂わせながら志木くんを見上げる
志木倫堂:「…………ソウデスネ」
三枝夕子:「なるほど」
三枝夕子:「………」再び少し考える
三枝夕子:「志木倫道」
志木倫堂:「はい」
三枝夕子:「結論から言うけど」
三枝夕子:「よく考えてみたけど、私は貴方が好きみたい」
志木倫堂:「はい。う…………ん………………?」
志木倫堂:「それは……ええ?」
三枝夕子:「『先達』とか『よき助言者』とか、『友達』とか…関係の話をよくしてくれたけど」
三枝夕子:「私と貴方の関係の話はしていなかったと思って」
三枝夕子:「私は貴方が好きだから、いい関係になりたい。」
三枝夕子:「それが『友達』なら、友達でもいいけど。」
三枝夕子:「貴方の言う『友達』は」
三枝夕子:「「互いに『大好き』で」「『一緒にいたい』って思い合える」「そして甘えられる」立場なんでしょう?」
志木倫堂:「待ってくれ」
三枝夕子:「?」
志木倫堂:「そういう……はぁ──…………」
志木倫堂:「ごめん!」ぱしん、と手を合わせる。
志木倫堂:「ここまでのやりとりには多分にややこしい語弊があってな」
陶妙算:唐突に突き放された左手をじっと見つめながら志木くんの言葉を待っている
志木倫堂:「俺は……確かに妙算との、友達という関係に甘えて……なんか。こう、ズルズルとここまで来てしまったが…………」
志木倫堂:「そういう会話だったのなら、根元から訂正せざるを得ないんだ」
志木倫堂:「……本当はまだこの期に及んで勘違いかもしれない、ともちょっと思って……いやごめん、さっさと言います」
志木倫堂:「俺は妙算のことがラブの意味で好きなので、その好意は受け取れない……!」
三枝夕子:「………………………………………」
志木倫堂:「…………」
三枝夕子:「ラブ………………………………………」
三枝夕子:「じゃあ、私もラブがいいわ。」
志木倫堂:「…………………………!?」
志木倫堂:(なんか、こんな場で言う事じゃない告白をしてしまった気がするが)
志木倫堂:(もっと想像を絶することが起きたのでどうでもよくなってきたぞ……!)
陶妙算:「………………ダメッ」
陶妙算:思わず大きな声が出る
三枝夕子:「?駄目?」
志木倫堂:「ダメだろ」
陶妙算:「ダメなの」
陶妙算:ぎゅう、と細い体で、志木くんがどこにも行かないように抱きしめる。
志木倫堂:「お、おい妙算」
三枝夕子:「………」三度少し考える
三枝夕子:「陶妙算」
三枝夕子:「別に、貴方から志木倫堂を奪おうとは思ってないのよ。」
三枝夕子:「私は、貴方と志木の関係を見て、『良いな』と思ったから、同じ様になりたいと思ったのよ」
陶妙算:「じゃあ、それは他の人を探してください。」
三枝夕子:「何で?」
志木倫堂:「二股になっちゃうじゃん」
陶妙算:「僕と倫堂くんの関係は、僕と倫堂くんだけのものです。」
三枝夕子:「それはそうでしょうね」
三枝夕子:「私も、私と志木だけの関係を作るわ。」
三枝夕子:「だから」
三枝夕子:「貴方から志木倫堂を奪おうとは思っていないのよ」
陶妙算:「倫堂くんは、一人しかいないんですよ」
三枝夕子:「そうね」
三枝夕子:「だから、それぞれの関係を持てばいいんじゃない?」
志木倫堂:「そうなのか……?」何もわからない。
志木倫堂:「夕子お前こういう感じの人だったの…………?」
志木倫堂:お前が言うな
陶妙算:「やだ。」
三枝夕子:「志木倫堂」
三枝夕子:「貴方が決断することを教えてくれたわ。」
三枝夕子:「選んだことに価値があると」
三枝夕子:「だから、私は選んだ行動に誇りを持っているし」
三枝夕子:「嫌いじゃないわ」
志木倫堂:「う、うん」
志木倫堂:気圧されている。
志木倫堂:まずい。何か、今機能するべき致命的な思考回路が麻痺しているのを感じる。
志木倫堂:誰でもいい。助けてくれ。二股は文化じゃない。俺は────
陶妙算:すっ、と抱きしめていた志木くんの体から離れ
陶妙算:その手を握り、駆け出そうとする。
志木倫堂:「────はっ」
陶妙算:「倫堂くん、今日は『二人』で遊ぶ約束だったよね」
志木倫堂:「そうだ夕子! そういうことだ!」
志木倫堂:陶くんに手を引かれるまま、逃亡します。
三枝夕子:「あっ…………」
三枝夕子:追いすがるように手を伸ばして……
志木倫堂:「またな! 頭冷やしとけ! 俺も冷やすからーーっ(らーーっ)(らーーっ)(エコー)」
三枝夕子:はたと手を下ろす
三枝夕子:「……………」
三枝夕子:何だか凄くムキになっていた気がする。
三枝夕子:言った言葉に偽りはないはずだ。そうでなければ、志木倫堂に向き合えるはずもない
三枝夕子:「……分からないわ。」
三枝夕子:なんでこんなにムキになったんだろう。
三枝夕子:なんでこんなに寂しいのだろう。
三枝夕子:『その好意は受け取れない……!』
三枝夕子:「………」志木倫堂が、考えて言った結論ならば、偽りはないのだろう
三枝夕子:「……じゃあ。駄目ね………」
三枝夕子:すっかり重くなった足取りで、帰路につく。本当は入って10分くらいだったんだけど
三枝夕子:「何で、かしらね………」
三枝夕子:カンカン照りの空を睨みながら
三枝夕子:なんであの人と会うと、いつも土砂降りなんだろう

陶妙算:濡羽烏の黒髪の少年が、亜麻色髪の少年の横で激しく息を切らしている。
陶妙算:一つ呼吸をする度に、そのまろみを帯びた優しい肩が雨に打たれる白百合の花のように上下する
志木倫堂:陶くんの傍で、背中をさすっています。
陶妙算:普段なら、この程度の距離を走ってもなんでもないはずが。
陶妙算:今回は、事前に受けた精神的な負担が肉体にも影響を与えてしまったようだ
志木倫堂:「こんなになるまで走んなくても……いや」
志木倫堂:「正直わけわかんなくなってた、すまん」
陶妙算:「う…うん…」
陶妙算:「すごい人だったね。夕子さん。」
陶妙算:頬を淡紅色を滲ませながら、
陶妙算:はあ、はあ、と跡切れ跡切れに言葉を紡ぐ
志木倫堂:「………………ああ」
志木倫堂:「凄い奴だよ」と走ってきた方を振り返って。
志木倫堂:「座ろうぜ」
志木倫堂:鞄からピクニックシートを取り出して、花壇のレンガに敷く。
陶妙算:「うん。」
陶妙算:形のよい顎先に、玉のような汗が浮かんでいる。その雫が、ぽたりと白い肌の乗った鎖骨に落ちていく
陶妙算:「倫堂くんって……」
陶妙算:息を整えるようにしながら、ゆっくりと言葉を紡いでいく
志木倫堂:「…………」
志木倫堂:「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
志木倫堂:「あんな告白あるか? つーか全体的に何やってんだ……! マジで……!!」
陶妙算:「………わっ」
陶妙算:が、その言葉は志木くんの絶叫にかき消される…!
志木倫堂:「……………………すまん」
陶妙算:「あんな告白って」
陶妙算:「どっちのこと?」
志木倫堂:「夕子のことを言ってると思うか?」
志木倫堂:爪を立てて頭を掻く。
陶妙算:「そうだったら、流石に怒ろうかなって思ってた。」
志木倫堂:「…………悪かったよ。どっかでやり直させてくれ」
陶妙算:上目遣いに、志木くんの顔を見つめる。
陶妙算:「その時は、カッコよく決めてくれる?」
陶妙算:「初めて会った時みたいに。」
志木倫堂:「あの時こそ」
志木倫堂:「随分情けない感じだった気がするが」……と当時を回顧し。
志木倫堂:「(今ほどじゃないな)」
志木倫堂:ばつの悪い顔で眉間を揉む。
志木倫堂:「努力はする」
陶妙算:その言葉で、表情が少し明るくなる
陶妙算:「うん、楽しみにしてる。」
陶妙算:「ふふ」
陶妙算:「だってさっきのじゃ、いくら倫堂くんのことが大好きでも全然きゅんって出来ないもん。」
志木倫堂:「っはぁ~~」べたりと両手を突いて。
陶妙算:「いろんなことがあり過ぎて、頭がパンクしちゃうかと思ったよ。」
志木倫堂:「うん…………」
陶妙算:「倫堂くんって、モテるんだねえ。」
志木倫堂:「モテてたらあんなに動揺するかよ」
陶妙算:ベンチの上で、足をぶらぶらとさせながらそう言います。
陶妙算:普段の端正な挙措を好む陶だったら絶対にしない仕草
陶妙算:口では不満を言いつつ、やはり少し浮かれているのかも知れない
志木倫堂:「初めてだよあんなん」そのしぐさをぼんやりと眺めている。
陶妙算:「そうかなー?」
陶妙算:「灰島さんとも」
陶妙算:「本当はそんな関係だったりしない?」
志木倫堂:「別に。なんであっちなんだよ。センセイの方じゃなくて」
志木倫堂:そう言いつつも、いつかの2人の手が離れなくなった事件を思い出す。
陶妙算:「だってこの前、二人で手を握ったりしてたし。」
志木倫堂:「あれはそういうジャームがだな…」
陶妙算:「休みの日に誘っても今日は師匠のとこに行くって言われることもあるし」
志木倫堂:「うっ…………ごめん」
陶妙算:不満げに頬を膨らませながらいう
陶妙算:けど、それでもやっぱりどこか楽しそうだ。
志木倫堂:灰島火撫に、そういう気持ちを抱く心配がないと言えるだろうか。本当に?
志木倫堂:どうにも、少し危ない気がした。デフォルト外見が幼女だという油断を突いてくる。
志木倫堂:あいつは割と危険だ。
陶妙算:志木くんの手の甲をつねります
陶妙算:「ほら、今なんか変なこと考えた」
志木倫堂:「いてっ」
志木倫堂:「いやそんな事はねーよ」
志木倫堂:(なんで分かるんだよ……)
陶妙算:漆地に星が散り嵌められたような瞳を志木くんに向ける
志木倫堂:「うっ」
陶妙算:「やっぱり、不安だなー」
陶妙算:「ホントにやり直してくれるのかなー」
志木倫堂:しばし目を泳がせ。
志木倫堂:「いや、ないない。あんなずぼら女」
陶妙算:「ほら、またちょっと悩んでた。」
志木倫堂:「心配すんなって。確かに師匠は尊敬に値するサラマンダーだが……」
陶妙算:そっ、と自分の体を志木くんの身に寄せていく
陶妙算:どこか妖艶な桃の香りが、志木くんの鼻腔をついていく
志木倫堂:「……!」
陶妙算:「だから。」
志木倫堂:ひんやりした彼の体温が、腕を伝わる。
陶妙算:細腕を志木くんの肩に回す
志木倫堂:蛇に睨まれた蛙のように、動けない。
陶妙算:薄い胸板の感触が、薄衣越しに志木くんの胸元に伝わり
陶妙算:ゆっくりと、志木くんに顔を近づけていく
志木倫堂:(────妙、)
陶妙算:志木くんを、まるで桃源郷に入ったかのような幻想的な甘いに香りに包み
陶妙算:はむ、と志木くんの首筋を甘く噛む
志木倫堂:むせかえるようなその芳香に刹那、気が遠くなる。
志木倫堂:「っっっおわぁああああ!!!!」
陶妙算:「動いちゃ、ダメ」
陶妙算:「ちゃんと、志木くんの………えっと、その……」
陶妙算:「ら、ら…『ラブ』は…」
陶妙算:「僕が予約してるって、証なんだから」
陶妙算:その表情をみられないように志木くんの首筋で顔を隠しながら、そう言います
志木倫堂:「………………………………あ、ああ」
志木倫堂:忘我から立ち直る。心臓は未だ早鐘を打っている。さっきまでの陶妙算のように、呼吸が乱れ、汗が噴き出している。
陶妙算:「それとも」
陶妙算:「志木くんは、僕にこういうことされるの、いや?」
志木倫堂:「…………」
志木倫堂:普段の彼も、こういう問いを投げかけてくることがある。
志木倫堂:自分に自信が無いのだと思う。事ある事に、彼は自分が必要とされないことを怖れ、こうして質問をする。
志木倫堂:だが、今日の、これは。
志木倫堂:「嫌じゃ、ない」
志木倫堂:答えを返すことで、戻れなくなる。そういう問いだ。
志木倫堂:戻れなくなろう、と思った。
陶妙算:その言葉を聞いた途端に
陶妙算:陶の肉体が、弛緩していくのが、志木くんにはわかる。
陶妙算:きっと、恐れていたのだ。君に拒まれることを。
陶妙算:「えへへ。」
陶妙算:けど、今はその恐れは消え、喜びが胸の内側を満たしている。
陶妙算:「続きは」
陶妙算:「倫堂くんがちゃんとやり直してくれてからだからね。」
志木倫堂:「おう」
志木倫堂:ともあれ、これで。
志木倫堂:浮かれたまま、さっきのような醜態を演じることもなくせるだろう。
志木倫堂:「今日はそういう感じでもなくなっちまったからな。また日を改めて、だ」
陶妙算:「うん」
志木倫堂:ごめんな、と彼に告げながら。
志木倫堂:夕子にも謝らないとな、と思った。
GM:雲一つない空。気温は上がり続けている
GM:夏がやってくる

ED:川島 公治

GM:-----------------------
GM:ED
GM:川島公治
GM:-----------------------
GM:第九支部
GM:事件は収束したが、内容としては明らかにUGNが安心出来るものではないことは先程話したとおり
GM:君は引き続き、残されたものを調査している
川島 公治:"エフェソス"らについて調べようとした際にも当たった、インリークォが起こした過去の事件の資料を照会している。
川島 公治:職員が出してくれた、香りがよく美味い茶を啜る。 デスクワークの環境がよく整っているのはありがたい。
逆瀬川 苗:うたた寝している
川島 公治:特に起こすでもない。過労からくるストレスでジャームにでもなってしまうと洒落にならない。
川島 公治:自分のように、長時間活動に適している人間を基準に考えてはいけない。そのうち目を覚ますだろう。
逆瀬川 苗:「ん、ああ……どうですか、博引旁証の程は…」
逆瀬川 苗:目覚めた。一瞬で覚醒状態になることが出来るのが取り柄である
川島 公治:「お疲れ。こっちはどうにも芳しくないな。雲を掴むような話だ」
川島 公治:「今回の事件とは関係がなさそうだから放っていたが、第四支部の焼き討ちの件についてちょっと洗い直していた」
川島 公治:「どうにも違和感があってな…」
逆瀬川 苗:「第四ですか…ああ…あれは、酷いことになっていましたね」
川島 公治:「被害規模もそうなんだが、もう2点。別の研究者が同じマテリアルを引き継いでいたこと、インリークォが使いを寄越したこと」
川島 公治:「あのセルが関わったでかい事件では、出てくる生物が毎回違っていた」
川島 公治:「…セル全体で進めている何か。 "戴冠計画"の最初に斃れた一として、可能性が高いのはここのような気がしてな」
逆瀬川 苗:「…5体というセリフと、計画では7体だったもの…」
逆瀬川 苗:「成程…」
川島 公治:「このときの事件に関わったメンバーにも、イェソドの顛末を共有して意見を聞いた方がいいかもしれないな」
逆瀬川 苗:「ええと…参加メンバーリスト……」
逆瀬川 苗:ぱちぱちとPCに情報を打ち込んでいく
逆瀬川 苗:「蔵馬屋……煤竹……神楽……海東」
川島 公治:「…とにかく、あと5体だ」
川島 公治:「この町がどうこう、賢者の鉱脈がどうこうとかいう話じゃない。地球全体を作り替える気でいる奴が、5つ残ってる」
逆瀬川 苗:「情報確認を出しておきましたので…はい。」
川島 公治:「助かる」
逆瀬川 苗:「世界の危機…ねえ」
逆瀬川 苗:「尺度が大きすぎてピンと来ないですが…まあ、」
逆瀬川 苗:「世界の終わりを相手にしてきた人が沢山いて、安心してますよ…」
川島 公治:「シャレになってないが、まぁ同感だ」
川島 公治:「向こうにしてみても、いっそこの街は隠れ蓑として都合がいいつもりなのかもしれんな。表立って活動する輩が多く、本部の介入は遅れる」
逆瀬川 苗:「本部の介入ねえ」
逆瀬川 苗:「別に……本部が弱いとは間違っても言えるものじゃないんですが…」
川島 公治:「…ああ。 正直、この街のUGNの戦力も普通じゃない」
逆瀬川 苗:「はい…」
川島 公治:「手札が見えてないのはお互い様だ。…やってやろうじゃねぇか」
川島 公治:「刷新など、させん。 戦う力のない市民を、言葉を未だ持たぬ赤子を、俺達が守る」
逆瀬川 苗:「……」
逆瀬川 苗:「ええ。…そういう、仕事ですからね」

ED:空木一姫

GM:------------------
GM:ED
GM:空木一姫
GM:------------------
志木倫堂:あの後夕刻になって、急に任務の呼び出しを受けた陶妙算と別れての帰路である。なんとはなしに目に留まった公園で、暫く休憩することにした。
志木倫堂:適当なペットボトル飲料を自販機で購入し、ベンチに座ろうとしたところで、そこが三枝夕子に遭遇した公園だったことに気付く。
志木倫堂:「………………」
志木倫堂:随分と、色々驚かされたが。
志木倫堂:思い返すと。
志木倫堂:(あれ? だいぶまずい消え方をしてないか俺)
空木一姫:ほう、と考える君の視界に緩やかに映るものがある
空木一姫:雲のない空だと言うのに、そこだけ夜が現出したような黒。
空木一姫:墨を水に溶かすように揺蕩う黒髪を豊かに湛えた、暗色のセーラー服の少女が君の前に居る。
空木一姫:「ごきげんよう、志木様」
志木倫堂:「空木か」
志木倫堂:偶然だな、と言いかけて。
空木一姫:「えぇ、空木一姫です。───今、お時間よろしいですか?」
空木一姫:「いくつか、簡単なお話があるのですが」
空木一姫:ゆったりと、柔らかな微笑みを浮かべる。その背中には、無地の竹刀袋に包まれた大太刀を背負う。
志木倫堂:(あ、これ偶然じゃないな────?)
志木倫堂:「……それは」
志木倫堂:「夕子のこと?」反笑いの口。すごく冷や汗をかいている。
空木一姫:「………………………」静かな笑み。
空木一姫:「そうですね」
志木倫堂:悪いようにはしない、と言った。
志木倫堂:悪いようにしたら斬られる、そういう話だった。
空木一姫:「三枝様のことについて、2・3点、お伝えしておこうと思いまして」
志木倫堂:「おう」
志木倫堂:すっかり血の気の引いた顔で彼女に相対する。
空木一姫:「まず、三枝様のその後ですが」
空木一姫:「オーヴァードとして覚醒なされた以上、力の使い方含めて諸々の教育が必要ということで」静かに語る
空木一姫:「それについては未熟ながら、私が教授することになりました。これが一点」
志木倫堂:「あ、ああ。それは良かった……俺の言う筋合いじゃないが」
志木倫堂:良かった。と思う。夕子を気に入っているという話だったし。
志木倫堂:ぜひ仲良くなってやってほしい。あの事件で形のあるものを得ていてほしかった。
志木倫堂:自分が、そうなれなかったのも。もう気付いている。
空木一姫:「えぇ、それについては特に尽力なさった志木様にもお伝えしておこうと思いまして」
空木一姫:「それと、」
空木一姫:「先ほど三枝様とお会いしました」
志木倫堂:「…………」
志木倫堂:「首か?」
志木倫堂:羽織ったモッズコートの襟を平らにしている。
空木一姫:「以前私がお話したこと、覚えていてくださって嬉しいです」トン、と。背負っていた竹刀袋が右手に握られている。
空木一姫:「首はまだ結構です。先に言葉を頂けますか」
空木一姫:「ええと、そうですね。こういう事はあまり詳しくないのですが」
空木一姫:「先に質問をさせていただきましょう」
志木倫堂:「……何を」
空木一姫:「ええと」言葉を纏めるように指を顎に添えて
空木一姫:「志木様にとって、三枝様はどのようなお方でしたか?」
空木一姫:「はしたないことですが、色々お聞きしました。「先達者」とか「プライド」など」
志木倫堂:「────ああ。まあ言ったとおりの」
志木倫堂:(プライドとか言ったのかあの場面で??????)
志木倫堂:咳き込んで寄声を上げる。
空木一姫:「それらはつまり余分です。そのような立場などを抜いたとして」
空木一姫:「志木様は他の方に慕情…つまりはラブですか。その感情を抱いていたようですが」
空木一姫:「三枝様には、その感情はありませんでしたか?」
志木倫堂:「余分じゃあない。不可分だ。あれは俺にとって、すごく大事なことだった」
空木一姫:「………」答えを聞く。
志木倫堂:「あいつは……俺と似てたんだ。本当は全然違うけど」
空木一姫:「似ている、ですか」
志木倫堂:「一番ひどかった時の自分に似てると思った」
志木倫堂:「だからしてやりたくなったんだ、その時助けてくれた人と同じことを」
空木一姫:「ふむ」
志木倫堂:「……だが、ダメだな。どうにもうまく行かない」
志木倫堂:「自分が同じことをされたらと思うとゾッとするよ。自由にやれと言った。自分の信じる価値に従って行動しろと言った」
志木倫堂:「それをあの突っぱね方だからな」はぁ、と溜め息をつく。
志木倫堂:「んで、質問の答えだ」
志木倫堂:「言った通りの気持ちだったんで、あいつに恋愛感情とかは全くない。」
空木一姫:「全く、ですか」
志木倫堂:「想像もしてなかったな」
志木倫堂:だからあんな事態になる。
志木倫堂:「マジで悪かったよ。本当に、あいつにはよろしくしてやってくれ」
空木一姫:「………………………」その答えを聞いて。
空木一姫:「…………ふぅ」物憂げにため息を一つ。
志木倫堂:「クラスでの感じが変わる材料もまぁ別にねーし、空木以外に頼れるのが居ない」
空木一姫:「んー、そうですね。お断りします」
志木倫堂:「えぇ……!?」
空木一姫:「あ、いえ。誤解なさらないでくださいね。三枝様の事はもちろん請け負いますし、諸々のフォローもしますけれど」
空木一姫:「なんだか、私に預けて、それで解決した気になられては困ります。ということです」
空木一姫:「そういうのって、誰かを間に挟むと余計に拗れるものでしょう?」
志木倫堂:「……それは至極もっともな話だが」
空木一姫:「なので、謝罪はご自分で直接言われるのがよろしいかと」
空木一姫:「ここで私に外注いたしますと恐らく、今後罪悪感というものが付きまとうのではないか、と思いまして」
志木倫堂:「直ちに命に関わらない感じなら」空木さんの竹刀袋を指さす。
空木一姫:「……」ちら、とその竹刀袋を見る。
志木倫堂:「そうしなきゃなとは思ってたとこだ」
空木一姫:「あぁ、それはすみません」
空木一姫:「三枝様をご説得なさる時……いえ、提案でしたか?あの時の私の言葉、覚えております?」
空木一姫:「『経緯はどうあれ。志木様が三枝様を傷付けてしまったのなら』」
空木一姫:「『戦えないあの方の代わりに、私が貴方を斬りますので』……えぇ」
志木倫堂:「どうか全力で、臨んでくださいね。か」
空木一姫:「そうですよ。そして」
空木一姫:「三枝様はもう、『戦えない』お方ではないようですから」
空木一姫:「私の出る幕ではないでしょう」
志木倫堂:「…………それは」
志木倫堂:戦える、というのは単にオーヴァードとしての力だけを指しているわけでもないのだろう。
空木一姫:「だいぶ、参ってるように見受けられますよ、志木様」
空木一姫:「なかなか手強い一撃を頂いたのでは?」
空木一姫:小首をかしげる。黒の闇の中で、濡羽色に艶めく髪がさらりと光を受ける。
志木倫堂:「そうだな。受け止められないくらいのを」
志木倫堂:くく、と弱く笑う。
空木一姫:ふふ、と笑顔を返して
空木一姫:「今回のこれは、まぁ、アフターサービスということで」
空木一姫:「ちょっとしたお節介ですね」
空木一姫:いたずらっぽく、竹刀袋を背に背負う。
志木倫堂:「お前、めちゃくちゃ出来たやつだな」
空木一姫:「…………そうですか?」不意を突かれたように目を丸く。
空木一姫:「三枝様にも言われましたが」
空木一姫:「出来ないことのほうが、多いのですが」
志木倫堂:「そうか? まあ、こういう物言いをするべきじゃないか」
空木一姫:「ふふ、いえ、嬉しいですよ」
志木倫堂:「助かった、感謝してる。ありがとう」
空木一姫:「どういたしまして。刀を振るう以外で役に立てるのは、嬉しいものですね」
志木倫堂:「どうにも、今日の俺はダメダメ続きだが」
志木倫堂:「やらかした分はなんとか、どうにかしないとな」
空木一姫:「えぇ。頑張ってください。相談ぐらいならいつでも受け付けておりますので。……お役に立てるかはわかりませんが」
志木倫堂:「はは、ああ。頼りにさせて貰う」
志木倫堂:「どうにもこの手の相談に向いてる知り合い、多くはないしな」
志木倫堂:立ち上がって伸びをする。
空木一姫:「人間関係ですか。私も得手ではありません」サラサラ、と流麗な筆致で取り出したメモに連絡先を書いて渡す。
空木一姫:「恐らく大変な道のりと思いますが、大丈夫ですよね?」
空木一姫:「面倒くさくて、単純でなくて。一言で言い表せられないのが」
空木一姫:「私達の強さということでしたから」
空木一姫:立ち上がった志木くんの目を見る。
志木倫堂:それを聞いて、少し赤面する。
志木倫堂:偉そうに言ったことが、何もかも自分に跳ね返ってくるような心地だった。
志木倫堂:今の自分に、何もできる気がしない。
志木倫堂:けれど。
志木倫堂:「ああ、そうだな」
志木倫堂:彼女の前では表明しておこうと思った。そうあれかしという祈りと、そうするという約束を込めて。
志木倫堂:「悪いようにはしない」
空木一姫:「えぇ」その表情を見て「安心しました」
空木一姫:「…………えぇ、本当に」そして、ふとため息を漏らすように。
空木一姫:「これは済んだ話ですが。もし、志木様の理由が、気持ちをごまかしたり、他の人の目を気にした上で、だったとしたら」
空木一姫:「峰打ちぐらいは覚悟していただくところでしたから」
空木一姫:心底、ホッとしたように胸をなでおろす。
志木倫堂:返事を聞いて、少し笑う。身を翻して歩き去る。
空木一姫:珍しく、言い慣れない冗談が通じたことに微かに笑って。
空木一姫:「では、志木様」つい、と片手でスカートをつまんで。緩やかに上半身に傾斜をつける
空木一姫:「ごきげんよう」
空木一姫:前へと進むその背中を、見送った。

三枝夕子:……夕方。
三枝夕子:梅雨。変わった事は殆ど無い。
三枝夕子:思えば態度が急変したと言っても、もともと七扇高校は“仲のいいクラス”が特徴になるくらいだ。
三枝夕子:同じくらいの学力。同じような趣味。部活動は沢山あるけど、結局皆に還元されるための色付け。
三枝夕子:決して悪いことではない。ただ、私はそこまで興味を持てないだけ
三枝夕子:コミュニケーションを取れるだけで、砂漠のようなものだ。
三枝夕子:砂漠に善悪なんてない。粛々と歩くこと以外に意識をしなくてもいい
三枝夕子:今は、ちゃんと夜空に星が見えるから
空木一姫:………下校道。薄暮が降りる中で、そこだけ一足先に夜空が降りてきたような黒い少女がいる。
三枝夕子:「…空木。」
三枝夕子:雨の薄暗い空間よりもなお吸い込まれるような黒。見分けはすぐに付く
空木一姫:和風な傘をくるくると回し、しっとりとした黒髪には艶を湛え、桃色の紐の星が2つくくられていた。
空木一姫:「三枝様。ごきげんよう」目を細める笑顔。
空木一姫:偶然。ではなく。最近の放課後には、週に何度か行われる習慣。
空木一姫:力を振るうものの先達として、これから支部に向かうのだ。
空木一姫:それはきっと、明確に。しかし学校帰りに寄り道をするような。
空木一姫:わずかながら、大きな変化。
空木一姫:くるり、と。仄かに花弁の柄が浮かぶ傘を回す。
空木一姫:「では、行きましょうか、三枝様」
空木一姫:改めての説明は無い。
空木一姫:まるで、日常の仕草のように誘う。
三枝夕子:頷くだけで、ついていく
三枝夕子:目立たないように仕舞っておいた、真っ黒いポシェット状のものを腰に帯びて
三枝夕子:こうしているのも、もしかしたら誰かの夢や理想の形なのかもしれない。でも、私にとっては“日常”が増えただけだ
三枝夕子:うんと見苦しい本音は、ちゃんと凍らせて、星にした
三枝夕子:そうやって、真っ暗な空を、銀河にしていこう
空木一姫:弾んでいる、という訳でもなく。沈黙を守るわけでもなく。
空木一姫:ただ、お互い言葉短く。確認のように言葉をかわしながら。
空木一姫:それでも。
空木一姫:二人の少女の言葉は、静かに絶え間なく梅雨の空に溶けて。
空木一姫:世界の一部に、なっていく。

幕間:【拝啓、梅雨晴れの候】

GM:曇天。
三枝夕子:ベンチに座って、所在なげに時間を浪費する。
三枝夕子:家にいても、公園にいても、変わりはない。叔父は仕事が遅いし、何をするにしても外で十分できる
三枝夕子:だから、世界と繋がっているような気分になれる、ここが定位置だった。
三枝夕子:でも、雨が近いこの時間に、別の意味が足されてしまった。
GM:染み出すような水分の匂いが臨界に達した
GM:水滴が落ち始める。梅雨の始まりだ
三枝夕子:偶然にも傘はない
三枝夕子:濡れないように鞄は上手くカバーしてある。服もどうせ替えは十分にある。
三枝夕子:期待をしているわけではない。
三枝夕子:…本当だ。
:空を眺める君の視界を遮るように。
:横合いから傘が差し込まれる。骨が12本ある、見覚えのある傘だ。
志木倫堂:三枝夕子の隣に座る。
三枝夕子:「………」
三枝夕子:「私にかまけてて、いいの?」
三枝夕子:今度は傘を受け取って
三枝夕子:二人の間に差す
志木倫堂:「そう言うなよ」
志木倫堂:「まず──謝りに来たんだ。あんなふうに逃げて悪かった」
三枝夕子:「あんなふうにって?」
志木倫堂:「夕子の言葉でフリーズして、手を引かれたまんま居なくなったこと」
三枝夕子:「なるほど」
三枝夕子:「私も少しムキになっていたわ。」
志木倫堂:「好きにしろって言ったのは俺だ。考えてお前だけの結論を出せとも」
志木倫堂:「それがこちらの自由意志と対立する形になった以上──逃げるべきじゃなかった。きっとな」
三枝夕子:「……そうね。」
三枝夕子:「そうだと貴方が言うのなら、そうなのでしょう。」
三枝夕子:「私は貴方の気持ちを聞いたわけじゃないから、何が正解かなんて分からなかったわ」
三枝夕子:気づいても良いかも知れない。少しだけ、言葉遣いが柔らかい
志木倫堂:「だから、ごめん。謝罪を受け入れろとは、言わないけど」
三枝夕子:「なら、いい機会かもしれない」
志木倫堂:「いい機会?」
三枝夕子:「ちゃんと質問が出来なかったかもしれないから。きちんと聞くわ。」
三枝夕子:「恐らく、志木は空木から聞いたんでしょう。」
三枝夕子:「なら、分かっているはず。」
三枝夕子:「あの場で言ったことは全部本当だけど。でも、自分が一番聞きたかったことを聞いていなかった」
志木倫堂:「……ああ」
三枝夕子:「私は今でも貴方が好き。」
三枝夕子:「なら、貴方は、私のことをどう思っているの?」
三枝夕子:「陶を愛しているのは、分かっている。だから受けられないというのも、分かっている。」
志木倫堂:「……結論から言えば、そうだ」
三枝夕子:「でも、それは状況から言っただけで。直接気持ちを聞いていないわ」
三枝夕子:「私は、直接それを聞きたい。」
志木倫堂:「わかった」
三枝夕子:ベンチに腰掛けて、正面しか見据えてなかった目を志木倫堂に向ける
志木倫堂:目が合う。
志木倫堂:「俺は夕子のことをそういう目では見てないし、見れない。恋人同士になったりはできない」
志木倫堂:「でも、おまえのことが好きだよ」
志木倫堂:「夕子は勇気があるし、いい奴だ」
三枝夕子:「…うん。」
志木倫堂:「できれば楽しく暮らしてほしいし」
志木倫堂:「その材料を一つ、踏みつぶさなきゃいけないことが残念でならない」
三枝夕子:「それは、いい」
三枝夕子:「選択が絶対に良いものとは限らない」
三枝夕子:「でも、選択したなら、必ずいい方になる。」
三枝夕子:「少なくとも、選んだという事実が残るから」
三枝夕子:「……本当だったね。」
志木倫堂:「…………」少し、目を丸くして。
志木倫堂:「そうか」彼女の口元が綻んだのを認め、笑う。
志木倫堂:「空木とはどうだ? UGNではやっていけそうな感じか?」
志木倫堂:あるいは。
志木倫堂:「俺がまだ、お前の友達をやれる余地はあるかな」
志木倫堂:そう言って、視線をまた前に戻す。
三枝夕子:「友達?」
三枝夕子:「あの時の話のせいで、友達がよくわからなくなったわ」
志木倫堂:「あれは忘れていい」頭を抱える。
三枝夕子:そもそも、空木を除けば、三枝に友達はいないからだ。
三枝夕子:だから、友達を形而上のイメージでしか想像できていない
三枝夕子:「貴方の言う、友達って?」
志木倫堂:「オーヴァードが」
志木倫堂:「いや、そうじゃないな。人間(おれたち)が俺達としてやっていくために必要な、命綱の一つだよ」
三枝夕子:「そう」
志木倫堂:「集まって遊んだり、映画の感想を言い合ったりが本質じゃない。まぁ、大事な部分ではあるが」
志木倫堂:「お前、そういうの少なそうだからな。けっこう」
志木倫堂:心配だ、と言いかけて。これも自分が言う筋合いではないかもしれないな、と思う。
三枝夕子:「…やるときはやる」
志木倫堂:「そうか」
志木倫堂:少なそうと言ったの前半の内容に対してではあるが。
志木倫堂:こういう所にムキになるのはこいつらしいなと思う。
志木倫堂:まあ、大丈夫だと言うのなら、そうなのだろう。
三枝夕子:「いいよ」
志木倫堂:「ん。良かった」
三枝夕子:「暫くは空木に戦い方を教えてもらうことになるから、集まって遊んだり、映画の感想を言い合ったりは出来ないけど」
志木倫堂:「それで良いよ。元気そうな様子がわかる感じなら、それで」
三枝夕子:「まだ、殴り方がよく分かっていないの」
三枝夕子:腰につけた真っ黒い妙なポシェットのようなものが目に映るだろう
志木倫堂:「…………それは」
三枝夕子:「私も戦う」くり返し言う
志木倫堂:「はは、分かった時が楽しみっつーか怖いっつーか……」
三枝夕子:「選択は契機だって言ったけど。戦えない人は、選択そのものが出来ないから。」
三枝夕子:「私は、その人の夢や理想を守るわ。」
志木倫堂:表情を引き締める。
志木倫堂:「なんつーか、お前……」
志木倫堂:いつかの、自分が戦う理由と、軸は同じだ。
志木倫堂:それが自分の分け与えた火だからだろう。そして、結論に至る動機は、まるきり別物。
志木倫堂:「やっぱり面白いな」
三枝夕子:「そう」
志木倫堂:「いいんじゃないか? 身体ぶっ壊さない程度に頑張れよ」
三枝夕子:「そうする。」
三枝夕子:選んで良かった。最後に残ったものはきちんとあった
志木倫堂:ポケットからメモ帳とボールペンを取り出し、連絡先を書いて渡す。
三枝夕子:受け取る
志木倫堂:立ち上がる、いつの間にか雨は止んでいた。
志木倫堂:「じゃあな。元気で」
志木倫堂:「話してくれてありがとうな」
志木倫堂:一つも失敗はできないと意気込んでから、いくつも失着を重ねたような気もするが。
志木倫堂:「"イェソド"をブッ倒せたのは、お前のお陰だよ。勿論、夕子だけのってわけじゃない。それでも」
志木倫堂:「偉大なことだ。だからあれがお前の中に何かを残してるなら、こんなに嬉しい事はない」
三枝夕子:「うん」
志木倫堂:それだけ告げ、公園を去ろうとするが。
志木倫堂:「またいつ降り出すかも分からんし、夕子もさっさと帰れよ」
三枝夕子:「わかった」
志木倫堂:ふと思い立って肩越しにそう言う。
志木倫堂:大きなお世話を何回重ねるつもりなのかと、乱雑に頭を掻きながら、今度こそいなくなった。

三枝夕子:……一つのことが終わった。
三枝夕子:完璧な落着ではないとしても。
三枝夕子:お互いに選んだから、ここまで来れたんだと思う
三枝夕子:だから、これでいいのだ
三枝夕子:本当に。誰かに上げられないくらい、痛い気持ちは、
三枝夕子:星じゃなくて、心の中で温めておこう。
三枝夕子:暖かくしないと、旅は長いから、ね
GM:--------------------

GM:『ムーンカーフは耽る』全行程終了